JP2024096724A - 物理的カードとの間でデジタルトークンを転送するための方法及びシステム - Google Patents

物理的カードとの間でデジタルトークンを転送するための方法及びシステム Download PDF

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JP2024096724A
JP2024096724A JP2024051162A JP2024051162A JP2024096724A JP 2024096724 A JP2024096724 A JP 2024096724A JP 2024051162 A JP2024051162 A JP 2024051162A JP 2024051162 A JP2024051162 A JP 2024051162A JP 2024096724 A JP2024096724 A JP 2024096724A
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ヤダフ ラケッシュ
ブラダグンタ サララ
ル キャロネック セバスティアン
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マスターカード インターナシヨナル インコーポレイテツド
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Abstract

【課題】物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】システム100において、処理サーバ102上で、中央銀行109から発行された複数のデジタルトークンを受信することと、処理サーバから、物理的決済手段110に複数のデジタルトークンを転送することと、を含む。物理的決済手段は、販売時点情報管理(POS)114を用いて使用される。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年3月20日に出願された米国仮特許出願第62/992,842号の利益を主張す
る。その仮出願の内容は、あらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するための方法及びシス
テムに関する。より具体的には、デジタルトークンを、中央銀行から物理的決済カードの
1つ以上の保険会社(insurer)に転送するための方法及びシステムに関する。
決済手段は、例えば、クレジットカード、仮想決済カード、小切手などを含む。決済手
段は、取引口座に対応する決済認証情報を用いて符号化される、決済認証情報を含む、又
は決済認証情報に関連付けられることができる。決済認証情報は、関連した取引口座を介
して資金供給される取引のために、取引処理の一部として通信しなければならない任意の
データを含むことができ、例えば、代表口座番号、有効期限、及びセキュリティコードで
ある。
販売時点情報管理(POS)を用いて使用されることができるデジタルトークンを含む
物理的決済カードを決済ネットワークが提供することを可能にする技術システムを有する
ことが望ましい。
本開示は、物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するためのシステム及び
方法の説明を提供する。
物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するための方法が開示される。本方
法は、処理サーバ上で、中央銀行から発行された複数のデジタルトークンを受信すること
と、処理サーバから、複数のデジタルトークンを物理的決済カードに転送することとを含
む。物理的決済カードは、POSを用いて使用されるように構成される。
物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するためのシステムが開示される。
本システムは、処理サーバを含む。本処理サーバは、中央銀行から発行された複数のデジ
タルトークンを受信することと、複数のデジタルトークンを物理的決済カードに転送する
こととを実行するように構成される。物理的決済カードは、販売時点情報管理(POS)
を用いて使用されるように構成される。
例示的な実施形態は、添付の図面と併せて読まれるとき、以下の詳細な説明から最も良
く理解される。これらは例示的な実施形態であり、特許請求される発明はそれらに限定さ
れないことが強調される。図面に含まれるのは、以下の図である。
例示的な実施形態による、物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するための高位レベルのシステムアーキテクチャを示すブロック図である。 物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するための図1の処理サーバを示すブロック図である。 例示的な実施形態による、例示的な方法を示すフローチャートである。 例示的な実施形態による、コンピュータシステムアーキテクチャを示すブロック図である。
本開示のさらなる適用分野は、以下に提供される詳細な説明から明らかになるであろう
。例示的な実施形態の詳細な説明は、例示の目的のみを意図するものであり、したがって
、必ずしも本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
<用語集>
ブロックチェーン-ブロックチェーンに基づく通貨又はネットワークのすべての取引の
公開台帳。1つ以上のコンピューティング装置はブロックチェーンネットワークを含むこ
とができ、これは、ブロックチェーン内のブロックの一部として取引を処理及び記録する
ように構成されることができる。ブロックが完成されると、ブロックは、ブロックチェー
ンに追加され、取引記録がそれにより更新される。多くの事例では、ブロックチェーンは
、時系列順の取引の台帳とすることができる、又はブロックチェーンネットワークによる
使用のために適し得る任意の他の順序で提示されることができる。ある構成では、ブロッ
クチェーン内に記録された取引は、宛先アドレス及び通貨額を含むことができ、ブロック
チェーンは、どのくらいの通貨が特定のアドレスに帰属可能であるかを記録する。ある事
例では、ある取引は金融であり、他の取引は金融ではない、又は取引は、ソースアドレス
、タイムスタンプなどの追加の若しくは異なる情報を含むかもしれない。ある実施形態で
は、ブロックチェーンは、さらに又は代替的に、操作者によるものでさえ、改竄及び修正
に対して強化されたデータ記録の連続的に成長する一覧を維持する分散データベース内に
配置される、又は配置される必要がある取引の形態として、ほぼ任意の種類のデータを含
むことができる。ブロックチェーンは、プルーフオブワーク(proof of work)及び/又は
それに関連付けられた任意の他の適切な検証技術を通じてブロックチェーンネットワーク
によって確認及び検証されることができる。ある場合では、所与の取引に関するデータは
、取引データに付加された取引の直接的に一部ではない追加のデータをさらに含むことが
できる。ある事例では、ブロックチェーンにそのようなデータを含めることは、取引を構
成することができる。そのような事例では、ブロックチェーンは、特定のデジタル通貨、
仮想通貨、不換通貨、又は他の種類の通貨に直接関連付けられないことがある。
決済ネットワーク-所与の期間中に、数千、数百万、さらには数十億の取引のために、
現金代替物の使用を介して、金銭の移転のために使用されるシステム又はネットワーク。
決済ネットワークは、様々な種類の取引について金銭の移転を処理するために、様々な異
なるプロトコル及び手順を使用することができる。決済ネットワークを介して実行され得
る取引は、製品又はサービスの購入、信用購入、デビット取引、資金振替、口座引き落と
しなどを含むことができる。決済ネットワークは、決済カード、信用状、小切手、取引口
座などを含み得る現金代替物を介して取引を実行するように構成されることができる。決
済ネットワークとして実行するように構成されたネットワーク又はシステムの例は、Ma
stercard(登録商標)、VISA(登録商標)、Discover(登録商標)
、American Express(登録商標)、PayPal(登録商標)などによ
って動作されるものを含む。本明細書における用語「決済ネットワーク」の使用は、エン
ティティとしての決済ネットワークと、決済ネットワークを含む機器、ハードウェア、及
びソフトウェアなどの物理的決済ネットワークとの両方を指すことができる。
ペイメントレール-決済取引の処理と、取引メッセージの通信と、決済ネットワークと
所与の期間中に数千、数百万、さらには数十億の取引を処理する決済ネットワークに相互
接続された他のエンティティとの間の他の同様のデータの通信と、において使用される決
済ネットワークに関連付けられたインフラストラクチャ。ペイメントレールは、決済ネッ
トワークと、決済ネットワークと他の関連付けられたエンティティ(金融機関、ゲートウ
ェイプロセッサなど)との間の相互接続と、を確立するために使用されるハードウェアか
ら構成されることができる。また、ある事例では、ペイメントレールは、通信ハードウェ
アとペイメントレールを含む装置との特別なプログラムを介してなど、ソフトウェアによ
る影響を受け得る。例えば、ペイメントレールは、特別に構成されたコンピューティング
装置を含むことができる。この装置は、取引メッセージの経路指定のために特別に構成さ
れる。この取引メッセージは、以下でより詳細に論じられるように、ペイメントレールを
介して電子的に送信される、特別にフォーマットされたデータメッセージとすることがで
きる。
第三者の供給者又は販売者-消費者又は別の販売者などの別のエンティティによる購入
のために製品(例えば、商品及び/又はサービス)を提供するエンティティ。販売者は、
消費者、小売業者、卸売業者、製造業者、又は当業者には明らかであるような、購入のた
めの製品を提供し得る任意の他の種類のエンティティとすることができる。ある事例では
、販売者は、購入のために提供される商品及び/又はサービスにおいて特別な知識を有す
ることができる。他の事例では、販売者は、提供される製品においていかなる特別な知識
を有さない、又は必要としないとすることができる。ある実施形態では、単一の取引に関
与するエンティティは、販売者と見なされることができる。ある事例では、本明細書にお
いて使用されるように、用語「販売者」は、販売者のエンティティの機器又は装置を指す
ことができる。
発行体-受益者のために信用状又は信用限度額を設定(例えば、開設)し、信用状又は
信用限度額に指定された金額に対して、受益者が振り出した為替手形を受領するエンティ
ティ。多くの事例では、発行体は、銀行、又は信用限度額を開設することを許可された他
の金融機関とすることができる。ある事例では、受益者に信用限度額を拡大することがで
きる任意のエンティティが発行体と見なされることができる。発行体によって開設された
信用限度額は、決済口座の形態で表されてもよく、決済カードの使用を介して受益者によ
って引き出されてもよい。また、発行体は、デビット口座、プリペイド口座、電子財布口
座、貯蓄口座、当座預金口座など、当業者に明らかであるような追加の種類の決済口座を
消費者に提供することができ、デビットカード、プリペイドカード、現金自動支払い機カ
ード、電子財布、小切手などのような、そのような口座にアクセスし、及び/又はそのよ
うな口座を利用するための物理的又は非物理的手段を消費者に提供することができる。
アクワイアラ(acquirer:加盟店契約会社)-販売者に代わって決済カード取引を処理す
ることができるエンティティ。アクワイアラは、銀行、又は販売者に代わって決済カード
取引を処理することを許可される他の金融機関とすることができる。多くの事例では、ア
クワイアラは、販売者を受益者とする信用限度額を開設することができる。アクワイアラ
は、消費者(これは、発行体によって提供される信用限度額に対する受益者であり得る)
が、アクワイアラにより表される販売者と決済カードを介して取引を行う場合に、発行体
と資金を交換することができる。
中央銀行-一般に、ある国家若しくは国家のグループ、又は他の資産及び他のグループ
(例えば、不換通貨、暗号通貨、人々のグループによって使用される他の物理的及びデジ
タル的な資産)のための金銭及び信用の製造及び分配に関する特権的な制御を与えられた
金融機関。この文書の文脈において、この用語は、文脈においては法的エンティティを意
味する場合を除き、中央銀行のコンピュータシステム及びインフラストラクチャを指す。
決済取引-あるエンティティから他方のエンティティに金銭又は他の金銭的利益が交換
される、2つのエンティティ間の取引。決済取引は、商品若しくはサービスの購入のため
の、負債の返済のための、又は当業者に明らかであるような任意の他の金銭的利益の交換
のための資金の移転とすることができる。ある事例では、決済取引は、クレジットカード
取引などの決済カード及び/又は決済口座を介して資金提供される取引を指すことができ
る。そのような決済取引は、発行体、決済ネットワーク、及びアクワイアラを介して処理
されることができる。そのような決済取引を処理するための処理は、承認、バッチ処理、
清算、決済、及び資金提供のうちの少なくとも1つを含むことができる。承認は、消費者
による販売者への決済詳細の提供と、販売者からアクワイアラへの取引詳細(例えば、決
済詳細を含む)の提出と、取引に資金を提供するために使用される消費者の決済口座の発
行体との決済詳細の検証とを含むことができる。バッチ処理は、アクワイアラへの分配の
ために、バッチ処理における承認された取引を、他の承認された取引と共に格納すること
を指すことができる。清算は、処理のために、アクワイアラから決済ネットワークへのバ
ッチ処理された取引の送信を含むことができる。決済は、発行体の受益者が関与する取引
のための、決済ネットワークによる発行体の引き落としを含むことができる。ある事例で
は、発行体は、決済ネットワークを介してアクワイアラに支払うことができる。他の事例
では、発行体は、アクワイアラに直接支払うことができる。資金提供は、清算され、決済
された決済取引について、アクワイアラから販売者への決済を含むことができる。決済取
引処理の一部として実行される上述の工程の順序及び/又は分類化は当業者には明らかで
あろう。
販売時点情報管理-商品及び/又はサービスの購入及び/又は決済のために、取引デー
タ、決済データ、及び/又は他の適切な種類のデータを入力するための、ユーザ(例えば
、消費者、従業員など)との対話を受信するように構成されたコンピューティング装置又
はコンピューティングシステム。販売時点情報管理は、「店舗販売を行う」店舗などにお
ける取引の一部として顧客が訪問する物理的位置の物理的な装置(例えば、金銭登録器、
キオスク、デスクトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータなど)
とすることができ、又はインターネットなどのネットワークを介して顧客からの通信を受
信するオンライン小売業者などの電子商取引環境における仮想とすることができる。販売
時点情報管理が仮想であり得る事例において、取引を開始するためにユーザによって操作
されるコンピューティング装置、又は取引の結果としてデータを受信するコンピューティ
ングシステムは、適用可能な場合、販売時点情報管理とみなされることができる。
取引口座-当座預金口座、貯蓄口座、掛売り口座、仮想決済口座など、取引に資金を提
供するために使用されることができる金融口座。取引口座は、消費者に関連付けられるこ
とができ、消費者は、決済口座に関連付けられた任意の適切な種類のエンティティとする
ことができる。このエンティティは、個人、家族、会社、法人、政府のエンティティなど
を含むことができる。ある事例では、取引口座は、PayPal(登録商標)などによっ
て動作される口座などの仮想とすることができる。
決済カード-取引口座に関連付けられたカード又はデータであり、関連付けられた取引
口座を介して金融取引に資金を提供するために販売者に提供され得る。決済カードは、ク
レジットカード、デビットカード、チャージカード、ストアドバリューカード、プリペイ
ドカード、フリートカード、仮想決済番号、仮想カード番号、制御された決済番号(contr
olled payment number)などを含むことができる。決済カードは、販売者に提供され得る
物理的カードとすることができ、又は(例えば、スマートフォン若しくはコンピュータな
どの通信装置に格納されるような)関連付けられた取引口座を表すデータとすることがで
きる。例えば、ある事例では、決済口座番号を含むデータは、関連付けられた取引口座に
よって資金提供される取引の処理のための決済カードと見なされることができる。ある場
合では、小切手は、適用可能な場合には決済カードとみなされることができる。
デジタルトークンを転送するためのシステム
図1は、物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するためのシステム100
を示す。
一実施形態では、システム100は、1つ以上の発行体108を含むことができる。発
行体108は、発行する銀行などの金融機関、又は決済手段(すなわち、物理的決済手段
又は物理的決済カード)110を用いて決済取引に資金提供する際に使用するため、ユー
ザ106に取引口座を発行するように構成された他の適切なエンティティとすることがで
きる。発行体又は発行機関108は、取引口座の発行の一部として、デジタルトークンを
有する決済手段110、例えば、個々のデジタルトークンを有する銀行発行EMV(登録
商標)カード、を発行することができる。デジタルトークンの各々は、例えば、通貨に変
換されることができる不換金銭とすることができる。決済手段110は、取引口座に対応
する決済認証情報を用いて符号化される、決済認証情報を含む、又は決済認証情報に関連
付けられることができる。決済認証情報は、関連した取引口座を介して資金供給される取
引のために、取引処理の一部として通信しなければならない任意のデータを含むことがで
き、例えば、代表口座番号、有効期限、及びセキュリティコードである。一実施形態によ
れば、デジタルトークンの各々は、マイクロ取引に関連付けられた値を有することができ
、マイクロ取引は、デジタルトークンの値が比較的小さく、取引を処理するコストがより
少ない。
また、システム100は、1つ以上の発行体108及び/又は中央銀行109の各々に
関連付けられた処理サーバ102を含むことができる。処理サーバ102は、ブロックチ
ェーンネットワーク104を含む複数のノード又はプロセッサのうちの1つとすることが
できる。ブロックチェーンネットワーク104は、1つ以上のブロックチェーンに関連付
けられることができる。このブロックチェーンは、発行体108(例えば、銀行)、中央
銀行109、及び/又は第三者の供給者(又は販売者)112に関連付けられたデータを
格納して、中央銀行109から1つ以上の発行体108の各々への、及び中央銀行109
から各消費者又はユーザ106の物理的決済手段110への、デジタルトークンの転送を
伴う取引を記録するために使用されることができる。処理サーバ102は、ブロックチェ
ーンに追加される新しいブロックを生成して検証するように構成されることができる。新
しいブロックの検証処理は、ブロックチェーンネットワーク104を含む複数のノードに
わたって格納されたデータの数学的検証を含むことができる。
一実施形態によれば、中央銀行109は、例えば、デジタルトークンの形態におけるデ
ジタル通貨を、複数の発行体108に発行することができる。次に、複数の発行体108
の各々は、第三者の供給者又は販売者112において販売時点情報管理(POS)114
を用いて使用されることができる個々のデジタルトークンを有するEMVカードの形態で
、決済手段110を発行することができる。一実施形態によれば、物理的決済手段110
上のデジタルトークンは、例えば、セキュリティ目的のためのデジタル署名及び暗号鍵(
すなわち、トークンプロファイル)を含むことができる。
一実施形態によれば、物理的決済手段110に発行されたデジタルトークンは、プリペ
イドカードに関連付けられることができ、このプリペイドカードは、消費者又はユーザ1
06が、発行体108と以前に決済した、又は発行体108とデジタルトークンの支払い
を行ったものである。例えば、デジタルトークン(例えば、1000デジタルトークン)
は、現金自動支払い機(ATM)116を介して物理的決済手段110に読み込まれるこ
とができる。代替的に、デジタルトークンは、決済手段110に搭載されることができる
。さらに、通貨(例えば、特定の国において使用するための米ドル又は他の金銭システム
)について第三者の供給者112と発行体108との間のペイメントレールを介してデジ
タルトークンのグループ又はデジタルトークンの集合を交換する際に、ユーザ106は、
決済手段110に記載されるような条件及び条項に従って発行体と決済することができる
例示的な実施形態によれば、処理サーバ102に関連付けられたブロックチェーンネッ
トワーク104は、中央銀行109によって発行体108及び/又は物理的決済手段11
0に発行された、デジタル化された決済トークンに関連付けられたトークンプロファイル
を格納するように構成されることができる。各トークンプロファイルは、デジタル化され
た決済トークン又はその識別における情報(例えば、デジタルトークン数)、それぞれデ
ジタル化された決済トークンを有する物理的決済カードの形態である関連付けられた決済
手段を含むことができる。ある事例では、処理サーバ102は、トークン分配プラットフ
ォームとすることができ、又はトークン分配プラットフォームとして動作するように構成
されたコンピューティングシステムの一部とすることができる。さらに、処理サーバ10
2は、それに関連して実行される機能の結果として、トークンプロファイルのデータを識
別することができる。
システム100において、例えば、ユーザ106は、第三者の供給者若しくは販売者1
12、又は例えば、決済手段(すなわち、物理的決済カード)110を有する他のエンテ
ィティからの金融取引又はサービス若しくは製品の購入に従事することができる。システ
ム100において、ユーザ(又は消費者)106は、複数のデジタルトークン(例えば、
1000デジタルトークン)を有する決済カード又は決済手段110を販売時点情報管理
(POS)114に提示する。POS114は、例えば、発行体108の処理サーバ10
2及びブロックチェーンネットワーク104を介して、決済手段110上の複数のデジタ
ルトークンのデジタル署名を検証するように構成されることができる。
デジタルトークンが有効であることが検証されると、POS114は、第三者の供給者
においてユーザ又は消費者106によって購入されたサービス又は製品について、物理的
決済手段110上の複数のデジタルトークン(例えば、1000デジタルトークン)から
いくつかのトークン(例えば、50デジタルトークン)を差し引くことができる。差し引
かれたトークン(例えば、50デジタルトークン)は、次に、個別に、又は例えば非金融
通信のようなペイメントレールを介してデジタルトークンのグループ若しくは集合を用い
て、のいずれかで交換されるまで、第三者の供給者112によって格納されることができ
る。
処理サーバ
図2は、システム100内の処理サーバ102の一実施形態を示す。図2に示される処
理サーバ102の実施形態は、例示としてのみ提供され、本明細書で論じられるような機
能を実行するのに適した処理サーバ102のすべての可能な構成を網羅し得るものではな
いことが、当業者には明らかであろう。例えば、図4に示され、以下でより詳細に論じら
れるコンピュータシステム400は、処理サーバ102の適切な構成とすることができる
処理サーバ102は、受信装置202を含むことができる。受信装置202は、1つ以
上のネットワークプロトコルを介して1つ以上のネットワーク上のデータを受信するよう
に構成されることができる。ある事例では、受信装置202は、1つ以上の通信方法を介
して、発行体108と、第三者の供給者又は販売者のシステム112と、他のシステム及
びエンティティとからデータを受信するように構成されることができる。この通信方法は
、例えば、無線周波数、構内通信網、無線エリアネットワーク、セルラー通信ネットワー
ク、Bluetooth、インターネットなどである。ある実施形態では、受信装置20
2は、複数の装置から構成されることができる。これは、例えば、異なるネットワークを
介してデータを受信するための異なる受信装置であり、構内通信網を介してデータを受信
するための第1の受信装置及びインターネットを介してデータを受信するための第2の受
信装置などである。受信装置202は、電子的に送信されたデータ信号を受信することが
できる。このデータは、データ信号に重ねられる、又は符号化される、及び受信装置20
2によるデータ信号の受信を介して、復号される、構文解析される、読み取られる、又は
取得されることができる。ある事例では、受信装置202は、構文解析モジュールを含む
ことができる。構文解析モジュールは、受信されたデータ信号を構文解析して、重ねられ
たデータを取得する。例えば、受信装置202は、パーサプログラムを含むことができる
。パーサプログラムは、受信して、受信されたデータ信号を、処理装置によって実行され
る機能のための使用可能な入力に変換して、本明細書で説明される方法及びシステムを実
行するように構成される。
受信装置202は、発行体108によって電子的に送信されたデータ信号を受信するよ
うに構成されることができる。これには、発行体108(すなわち、発行機関)をデータ
の出所として認証するための認証情報が伴うことができ、ある事例では発行体108(又
は発行機関)に関連付けられた秘密鍵を介して生成されたデジタル署名を含むことができ
る。また、受信装置202は、適用可能な場合、第三者の供給者又は販売者のシステム1
12によって電子的に送信されたデータ信号を受信するように構成されることができる。
また、処理サーバ102は、通信モジュール204を含むことができる。通信モジュー
ル204は、本明細書で論じられる機能を実行する際に使用するために、モジュールと、
エンジンと、データベースと、記憶部と、処理サーバ102の他の構成要素との間でデー
タを送信するように構成されることができる。通信モジュール204は、1つ以上の通信
種別から構成されることができ、コンピューティング装置内の、通信のための様々な通信
方法を利用することができる。例えば、通信モジュール204は、バス、コンタクトピン
コネクタ、電線などから構成されることができる。また、ある実施形態では、通信モジュ
ール204は、処理サーバ102の内部構成要素と、外部接続データベース、表示装置、
入力装置などの処理サーバ102の外部構成要素との間で通信するように構成されること
ができる。また、処理サーバ102は、処理装置を含むことができる。処理装置は、本明
細書で論じられる処理サーバ102の機能を実行するように構成されることができる。あ
る実施形態では、処理装置は、複数のエンジン及び/又はモジュールを含む、及び/又は
それらから構成されることができ、これは、クエリモジュール214、生成モジュール2
16、検証モジュール218など、処理装置の1つ以上の機能を実行するように特別に構
成される。本明細書で使用されるように、用語「モジュール」は、ハードウェア上で実行
されるソフトウェア、又は入力を受信し、入力を使用して1つ以上の処理を実行し、出力
を提供するように構成されたハードウェアとすることができる。様々なモジュールによっ
て実行される入力、出力、及び処理は、本開示に基づいて当業者には明らかであろう。
処理サーバ102は、記憶部206を含むことができる。記憶部206は、本明細書で
論じられる機能を実行する際に、処理サーバ102によって使用するためのデータを格納
するように構成されることができ、例えば、公開鍵及び秘密鍵、対称鍵などである。記憶
部206は、適切なデータフォーマット方法及びスキーマを使用してデータを格納するよ
うに構成されることができ、読取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリなどの任意の適
切な種類のメモリとすることができる。記憶部206は、例えば、暗号鍵及びアルゴリズ
ムと、通信プロトコル及び規格と、データフォーマット規格及びプロトコルと、処理装置
のモジュール及びアプリケーションプログラムのためのプログラムコードと、当業者には
明らかであるような、本明細書で開示される機能の実行の際に処理サーバ102による使
用に適し得る他のデータとを含むことができる。ある実施形態では、記憶部206は、関
連データベースから構成されることができる、又はそれを含むことができる。関連データ
ベースは、格納された構造化データ集合の記憶、識別、修正、更新、アクセスなどのため
に構造化クエリ言語を利用する。
記憶部206は、ブロックチェーンを格納するように構成されることができる。上述し
たように、ブロックチェーンは、複数のブロックから構成されることができる。各ブロッ
クは、少なくともブロックヘッダと1つ以上のデータ値とから構成されることができる。
各ブロックヘッダは、タイムスタンプと、ブロックチェーン内の前のブロックを参照する
ブロック参照値と、それぞれのブロック内に含まれる1つ以上のデータ値を参照するデー
タ参照値とを含むことができる。また、記憶部は、本明細書で論じられる機能を実行する
際に処理サーバ102によって使用され得る任意の追加データを格納するように構成され
ることができ、例えば、ブロックチェーンの参照値を生成するためのハッシュアルゴリズ
ム、他のブロックチェーンノード及び他のコンピューティング装置と通信するための通信
データ、ブロックチェーンデータに対する第三者の供給者又は販売者のシステム112へ
のアクセスを提供するためのアクセスデータ、デジタル署名の検証のために発行体108
に対してプロビジョニングされた秘密鍵に対応する公開鍵などである。
処理サーバ102は、クエリモジュール214を含むことができる。クエリモジュール
214は、データベース上でクエリを実行して、情報を識別するように構成されることが
できる。クエリモジュール214は、1つ以上のデータ値又はクエリ文字列を受信するこ
とができ、記憶部206などの示されたデータベース上で、それに基づくクエリ文字列を
実行して、そこに格納された情報を識別することができる。次に、クエリモジュール21
4は、必要に応じて、識別された情報を、処理サーバ102の適切なエンジン又はモジュ
ールに出力することができる。クエリモジュール214は、例えば、記憶部206上でク
エリを実行して、新しいブロックを生成する際の処理の一部として、(例えば、タイムス
タンプに基づいて)ブロックチェーンに追加された最新のブロックを識別することができ
、又は記憶部206上でクエリを実行して、認証のために、発行体108、中央銀行10
9、及び/若しくは第三者の供給者112によって提供されたサービス若しくは機能の種
類に関連付けられたデータに提供されたデジタル署名を検証する際に使用するために、発
行体108に対応する公開鍵を識別することができる。
また、処理サーバ102は、生成モジュール216を含むことができる。生成モジュー
ル216は、本明細書で論じられる機能を実行する際に使用するために、処理サーバ10
2のためのデータを生成するように構成されることができる。生成モジュール216は、
入力として命令を受信することができ、命令に基づいてデータを生成することができ、生
成されたデータを、処理サーバ102の1つ以上のモジュール又はエンジンに出力するこ
とができる。例えば、生成モジュール216は、確認及びブロックチェーンへの追加のた
めに、新しいブロックと新しいブロックヘッダとを生成するように構成されることができ
る。また、生成モジュール216は、新たに生成されたブロックのブロックヘッダに含ま
れる参照値の生成のためなど、データへのハッシュアルゴリズムの適用を介してハッシュ
値を生成するように構成されることができる。ある場合では、ハッシュ値の生成は、処理
サーバ102に含まれる別個のハッシュモジュールを介して実行されることができる。
また、処理サーバ102は、検証モジュール218を含むことができる。検証モジュー
ル218は、本明細書で論じられる機能を実行する際に使用するために、処理サーバ10
2及び発行体108のためのデータを検証するように構成されることができる。検証モジ
ュール218は、入力として命令を受信することができ、命令されたデータを検証するこ
とができ、検証の結果を、処理サーバ102の別のモジュール又はエンジンに出力するこ
とができる。
また、処理サーバ102は、送信装置220を含むことができる。送信装置220は、
1つ以上のネットワークプロトコルを介して、1つ以上のネットワーク上のデータを送信
するように構成されることができる。ある事例では、送信装置220は、1つ以上の通信
方法を介して、ブロックチェーンネットワーク104内のデータを、発行体108及び他
のエンティティに送信するように構成されることができる。この通信方法は、構内通信網
、無線エリアネットワーク、セルラー通信、Bluetooth、無線周波数、インター
ネットなどである。ある実施形態では、送信装置220は、複数の装置から構成されるこ
とができる。これは、例えば、異なるネットワークを介してデータを送信するための異な
る送信装置であり、構内通信網を介してデータを送信するための第1の送信装置及びイン
ターネットを介してデータを送信するための第2の送信装置などである。送信装置220
は、受信するコンピューティング装置によって構文解析され得る、データが重ねられたデ
ータ信号を電子的に送信することができる。ある事例では、送信装置220は、データを
送信に適したデータ信号に重ねる、符号化する、又はフォーマットするための1つ以上の
モジュールを含むことができる。
処理フロー
図3は、例示的な実施形態による、物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送
するための例示的な方法を示すフローチャートである。方法300は、処理サーバ上で、
中央銀行から発行された複数のデジタルトークンを受信すること(310)と、処理サー
バから、複数のデジタルトークンを物理的決済カードに転送することであって、物理的決
済カードは、POSを用いて使用されるように構成されること(320)とを含む。また
、本方法は、物理的決済カード上の複数のデジタルトークンについて、デジタル署名と暗
号鍵とを含むことを含むことができる。また、本方法は、POSでの物理的決済カードの
提示の際に、デジタル署名と暗号鍵とを検証することを含むことができる。さらに、本方
法は、POSへの物理的決済カードの提示の際に、複数のデジタルトークンからデジタル
トークンを差し引くことを含むことができる。さらに、本方法は、現金自動支払い機(A
TM)を介して、物理的決済カードに、複数のデジタルトークンをアップロードすること
を含むことができる。加えて、本方法は、ブロックチェーンネットワーク104内に、処
理サーバとの間のデジタルトークンの各転送を記録することをさらに含むことができる。
ここで、処理サーバ102は、発行体108に関連付けられることができる。また、物理
的決済手段110は、個々のデジタルトークンを有するEMVカードとすることができる
コンピュータシステムアーキテクチャ
図4は、本開示の実施形態又はその一部がコンピュータ可読コードとして実装され得る
コンピュータシステム400を示す。例えば、図1の処理サーバ102は、ハードウェア
、ハードウェア上で実行されるソフトウェア、ファームウェア、命令が格納された非一時
的コンピュータ可読媒体、又はそれらの組み合わせを使用して、コンピュータシステム4
00内に実装されることができる。図1の処理サーバ102は、1つ以上のコンピュータ
システム又は他の処理システム内に実装されることができる。ハードウェア、ハードウェ
ア上で実行されるソフトウェア、又はそれらの任意の組合せは、本明細書で開示される処
理を実装するために使用されるモジュール及び構成要素を具体化することができる。
プログラマブルロジックが使用される場合、そのようなロジックは、実行可能ソフトウ
ェアコードによって特に構成された市販の処理プラットフォーム上で実行して、特定の目
的のコンピュータ又は特別の目的の装置(例えば、プログラマブルロジックアレイ、特定
用途向け集積回路など)になることができる。当業者は、開示された主題の実施形態が、
様々なコンピュータシステムの構成を用いて実施され得ることを理解することができる。
このコンピュータシステムは、マルチコアマルチプロセッサシステム、ミニコンピュータ
、メインフレームコンピュータ、分散機能を用いてリンク又はクラスタ化されたコンピュ
ータ、ならびに仮想的に任意の装置に埋め込まれ得るパーペイシブ又は小型コンピュータ
を含む。例えば、少なくとも1つのプロセッサ装置及び記憶部が、上述の実施形態を実施
するために使用されることができる。
本明細書で論じられるプロセッサユニット又は装置は、単一のプロセッサ、複数のプロ
セッサ、又はそれらの組み合わせとすることができる。プロセッサ装置は、1つ以上のプ
ロセッサ「コア」を有することができる。本明細書で論じられる用語「コンピュータプロ
グラム媒体」、「非一時的コンピュータ可読媒体」、及び「コンピュータ使用可能媒体」
は、概して、有形媒体を指すために使用され、例えば、取り外し可能記憶ユニット418
、取り外し可能記憶ユニット422、及びハードディスクドライブ412にインストール
されたハードディスクなどである。
本開示の様々な実施形態は、この例示的なコンピュータシステム400に関して説明さ
れる。この説明を読んだ後、他のコンピュータシステム及び/又はコンピュータアーキテ
クチャを使用して、どのように本開示を実施するかが当業者には明らかになるであろう。
動作は連続的な処理として説明され得るが、動作のいくつかは、実際には、並列に、同時
に、及び/又は分散環境において、単一又はマルチプロセッサ機械によるアクセスのため
にローカルに又は遠隔に格納されたプログラムコードを用いて、実行されることができる
。加えて、ある実施形態では、動作の順序は、開示される主題の趣旨から逸脱することな
く、再構成されることができる。
プロセッサ装置404は、本明細書で論じられる機能を実行するように特に構成された
専用又は汎用プロセッサ装置とすることができる。プロセッサ装置404は、通信インフ
ラストラクチャ406に接続されることができ、例えば、バス、メッセージキュー、ネッ
トワーク、マルチコアメッセージパッシング方式などである。ネットワークは、本明細書
で開示されるような機能を実行するのに適した任意のネットワークとすることができ、構
内通信網(LAN)、広域通信網(WAN)、無線ネットワーク(例えば、WiFi)、
移動体通信網、衛星ネットワーク、インターネット、光ファイバ、同軸ケーブル、赤外線
、無線周波数(RF)、又はそれらの任意の組合せを含むことができる。他の適切なネッ
トワークの種類及び構成は、当業者には明らかであろう。また、コンピュータシステム4
00は、主記憶部408(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリなど)
を含むことができ、補助記憶部410も含むことができる。補助記憶部410は、ハード
ディスクドライブ412と、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディ
スクドライブ、フラッシュメモリなどの取り外し可能記憶ドライブ414とを含むことが
できる。
取り外し可能記憶ドライブ414は、周知の方法で、取り外し可能記憶ユニット418
から読み取り、及び/又はそれに書き込むことができる。取り外し可能記憶ユニット41
8は、取り外し可能記憶ドライブ414によって読み書きされ得る取り外し可能記憶媒体
を含むことができる。例えば、取り外し可能記憶ドライブ414がフロッピーディスクド
ライブ又はユニバーサルシリアルバスポートである場合、取り外し可能記憶ユニット41
8は、それぞれフロッピーディスク又はポータブルフラッシュドライブとすることができ
る。一実施形態では、取り外し可能記憶ユニット418は、非一時的コンピュータ可読記
録媒体とすることができる。
ある実施形態では、補助記憶部410は、コンピュータプログラム又は他の命令をコン
ピュータシステム400に読み込むことを可能にするための代替手段、例えば、取り外し
可能記憶ユニット422及びインタフェース420を含むことができる。そのような手段
の例は、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース(例えば、ビデオゲー
ムシステムに見られるようなもの)と、取り外し可能メモリチップ(例えば、EEPRO
M、PROMなど)及び関連付けられたソケットと、当業者には明らかであるような他の
取り外し可能記憶ユニット422及びインタフェース420とを含むことができる。
コンピュータシステム400(例えば、主記憶部408及び/又は補助記憶部410)
に格納されたデータは、任意の種類の適切なコンピュータ可読媒体に格納されることがで
き、例えば、光学記憶装置(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、ブ
ルーレイディスクなど)又は磁気テープ記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)で
ある。データは、任意の種類の適切なデータベース構成で構成されることができ、例えば
、関係データベース、構造化クエリ言語(SQL)データベース、分散データベース、オ
ブジェクトデータベースなどである。適切な構成及び記憶装置の種類は、当業者には明ら
かであろう。
また、コンピュータシステム400は、通信インタフェース424を含むことができる
。通信インタフェース424は、ソフトウェア及びデータを、コンピュータシステム40
0と外部装置との間で転送することを可能にするように構成されることができる。例示的
な通信インタフェース424は、モデム、ネットワークインタフェース(例えば、イーサ
ネットカード)、通信ポート、PCMCIAスロット及びカードなどを含むことができる
。通信インタフェース424を介して転送されるソフトウェア及びデータは、信号の形態
とすることができ、これは、電子信号、電磁信号、光信号、又は当業者には明らかである
ような他の信号とすることができる。信号は、通信経路426を介して伝わることができ
る。この通信経路426は、信号を伝送するように構成されることができ、電線、ケーブ
ル、光ファイバ、電話回線、携帯電話リンク、無線周波数リンクなどを使用して実装され
ることができる。
コンピュータシステム400は、表示インタフェース402をさらに含むことができる
。表示インタフェース402は、データをコンピュータシステム400と外部表示装置4
30との間で転送することを可能にするように構成されることができる。例示的な表示イ
ンタフェース402は、高解像度マルチメディアインタフェース(HDMI)、デジタル
ビジュアルインタフェース(DVI)、ビデオグラフィックスアレイ(VGA)などを含
むことができる。表示装置430は、コンピュータシステム400の表示インタフェース
402を介して送信されたデータを表示するための任意の適切な種類の表示装置とするこ
とができ、陰極線管(CRT)表示装置、液晶表示装置(LCD)、発光ダイオード(L
ED)表示装置、静電タッチ表示装置、薄膜トランジスタ(TFT)表示装置などを含む
コンピュータプログラム媒体及びコンピュータ使用可能媒体は、主記憶部408及び補
助記憶部410などのメモリを指すことができ、これは、メモリ半導体(例えば、DRA
Mなど)とすることができる。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシ
ステム400にソフトウェアを提供するための手段とすることができる。コンピュータプ
ログラム(例えば、コンピュータ制御ロジック)は、主記憶部408及び/又は補助記憶
部410内に格納されることができる。また、コンピュータプログラムは、通信インタフ
ェース424を介して受信されることができる。そのようなコンピュータプログラムは、
実行されると、コンピュータシステム400が、本明細書で論じられる本方法を実施する
ことを可能にすることができる。特に、コンピュータプログラムは、実行されると、プロ
セッサ装置404が、本明細書で論じられるように、図1によって示されるシステムを実
行することを可能にすることができる。したがって、そのようなコンピュータプログラム
は、コンピュータシステム400の制御装置を表すことができる。本開示がソフトウェア
を使用して実装される場合、ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品内に格納され
、取り外し可能記憶ドライブ414、インタフェース420、及びハードディスクドライ
ブ412、又は通信インタフェース424を使用してコンピュータシステム400内に読
み込まれることができる。
プロセッサ装置404は、コンピュータシステム400の機能を実行するように構成さ
れた1つ以上のモジュール又はエンジンを含むことができる。モジュール又はエンジンの
各々は、ハードウェアを使用して実装されることができ、ある事例では、主記憶部408
又は補助記憶部410内に格納されたプログラムコード及び/又はプログラムに対応する
ようなソフトウェアを利用することもできる。そのような事例では、プログラムコードは
、コンピュータシステム400のハードウェアによる実行の前に、プロセッサ装置404
によって(例えば、コンパイルするモジュール又はエンジンによって)コンパイルされる
ことができる。例えば、プログラムコードは、プロセッサ装置404及び/又はコンピュ
ータシステム400の任意の追加のハードウェア構成要素による実行のために、アセンブ
リ言語又は機械コードなどの低水準言語に翻訳されるプログラミング言語で書かれたソー
スコードとすることができる。コンパイルする処理は、字句解析と、前処理と、構文解析
と、意味解析と、構文指向翻訳と、コード生成と、コード最適化と、コンピュータシステ
ム400を制御して本明細書で開示される機能を実行するのに適した低水準言語へのプロ
グラムコードの翻訳に適し得る任意の他の技術との使用を含むことができる。そのような
処理の結果、コンピュータシステム400が、上述の機能を実行するように一意にプログ
ラムされた、特別に構成されたコンピュータシステム400となることは、当業者には明
らかであろう。
本開示と一致する技術は、他の特徴の中でも、ブロックチェーンネットワーク内のサー
ビスノードを提供するためのシステム及び方法を提供する。開示されたシステム及び方法
の様々な例示的な実施形態が上述されてきたが、それらは限定ではなく、例示のみを目的
として提示されたことを理解されたい。それは、網羅的ではなく、開示された厳密な形態
に本開示を限定しない。上記の教示に照らして、修正及び変形が可能であり、又は、修正
及び変形は、広さ又は範囲から逸脱することなく、本開示の実施から得られることができ
る。

Claims (16)

  1. 物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するための方法であって、前記方法
    は、
    処理サーバ上で、中央銀行から発行された複数のデジタルトークンを受信することと、
    前記処理サーバから、前記複数のデジタルトークンを前記物理的決済カードに転送する
    ことであって、前記物理的決済カードは、販売時点情報管理(POS)を用いて使用され
    るように構成される、ことと、
    を含む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記物理的決済カード上の前記複数のデジタルトークンについて、デジタル署名と暗号
    鍵とを含むこと、
    を含む、方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、
    前記販売時点情報管理(POS)での前記物理的決済カードの提示の際に、前記デジタ
    ル署名と前記暗号鍵とを検証すること、
    を含む、方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、
    前記販売時点情報管理(POS)への前記物理的決済カードの提示の際に、前記複数の
    デジタルトークンからデジタルトークンを差し引くこと、
    を含む、方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、
    現金自動支払い機(ATM)を介して、前記物理的決済カードに、前記複数のデジタル
    トークンをアップロードすること、
    を含む、方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、
    ブロックチェーンネットワーク内に、前記処理サーバとの間のデジタルトークンの各転
    送を記録すること、
    をさらに含む、方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、前記処理サーバは、発行体に関連付けられる、方法。
  8. 請求項1に記載の方法において、前記物理的決済カードは、個々のデジタルトークンを
    有するEMVカードである、方法。
  9. 物理的決済カードとの間でデジタルトークンを転送するためのシステムであって、前記
    システムは、処理サーバを含み、前記処理サーバは、
    中央銀行から発行された複数のデジタルトークンを受信することと、
    前記物理的決済カードに前記複数のデジタルトークンを転送することであって、前記物
    理的決済カードは、販売時点情報管理(POS)を用いて使用されるように構成される、
    ことと、
    を実行するように構成される、システム。
  10. 請求項9に記載のシステムにおいて、
    前記物理的決済カード上の前記複数のデジタルトークンについて、デジタル署名と暗号
    鍵とを含むこと、
    を含む、システム。
  11. 請求項10に記載のシステムにおいて、前記販売時点情報管理(POS)での前記物理
    的決済カードの提示の際に、前記デジタル署名と前記暗号鍵とが検証される、システム。
  12. 請求項9に記載のシステムにおいて、前記販売時点情報管理(POS)への前記物理的
    決済カードの提示の際に、デジタルトークンが、前記複数のデジタルトークンから差し引
    かれる、システム。
  13. 請求項9に記載のシステムにおいて、前記複数のデジタルトークンは、現金自動支払い
    機(ATM)を介して、前記物理的決済カードにアップロードされる、システム。
  14. 請求項9に記載のシステムにおいて、前記処理サーバとの間のデジタルトークンの各転
    送は、ブロックチェーンネットワーク内に記録される、システム。
  15. 請求項9に記載のシステムにおいて、前記処理サーバは、発行体に関連付けられる、シ
    ステム。
  16. 請求項9に記載の方法において、前記物理的決済カードは、個々のデジタルトークンを
    有するEMVカードである、方法。
JP2024051162A 2020-03-20 2024-03-27 物理的カードとの間でデジタルトークンを転送するための方法及びシステム Pending JP2024096724A (ja)

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