JP2024095672A - モバイルネットワークにおける分析の生成及び消費 - Google Patents
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Abstract
【課題】本開示は、モバイルネットワーク、例えば、第5世代モバイル又はセルラ通信(5G)システム(5GS)及びネットワークにおける分析の生成及び消費に関する。本開示は、特に、分析出力のコンシューマ(consumer)が分析出力を生成するために使用されるパラメータのセットに関する知識及び/又はパラメータのセットの制御を有することを可能にすることに関する。
【解決手段】特に、ベースラインパラメータのセットは、分析出力を生成するために提案され、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する。本開示は、分析生成及び分析の消費のため、特にベースラインパラメータのセットに基づいて分析出力を生成するためのネットワークエンティティ及び対応する方法を提案する。
【選択図】図3
【解決手段】特に、ベースラインパラメータのセットは、分析出力を生成するために提案され、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する。本開示は、分析生成及び分析の消費のため、特にベースラインパラメータのセットに基づいて分析出力を生成するためのネットワークエンティティ及び対応する方法を提案する。
【選択図】図3
Description
本開示は、モバイルネットワーク、特に、第5世代モバイル又はセルラ通信(5G)システム(5GS)及びネットワークにおける分析の生成及び消費に関する。本開示は、特に、分析出力のコンシューマ(consumer)が分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットに関する知識及び/又はベースラインパラメータのセットの制御を有することを可能にすることに関する。本開示は、提案されるベースラインパラメータに基づく分析生成及び分析の消費のためのネットワークエンティティ及び対応する方法を提案する。
従来、ネットワークデータ分析機能(NWDAF, Network Data Analytics Function)のような分析機能は、例えば、分析出力の分析コンシューマのタイプにかかわらず、予め定義されたパラメータのセットに基づいて1つ以上の分析出力を生成する。例えば、NWDAFは、データサンプルの同じ選択アルゴリズムを適用し、これらは、異なるタイプのコンシューマ、又は同じタイプであるが異なるニーズ又はコンテキストを有するコンシューマのための分析生成(すなわち、分析出力の生成及び提供)に使用される。言い換えると、NWDAF分析のコンシューマは、データ量の間の関係(例えば、分析生成に使用されるデータボリュームの間の関係)、データの品質(例えば、スパースなデータ、集約されたデータ、平滑化されたデータ等)、及び分析出力を生成するための時間依存性を制御するパラメータの制御又は知識を有さない。
例えば、分析のネットワーク機能(NF, Network Function)コンシューマにとって、データサンプル内の外れ値が分析生成においてNWDAFによりどのように考慮されたかについての情報がなく、外れ値の識別及び処理が最も重要な要因である場合、このNFコンシューマは、消費される分析出力が実際にその最も重要な動作タスクをサポートしていることを確認できない。
他の例は、1つ以上の分析出力のコンシューマが、(例えば、3GPP TS 23.501の6.3.13節に記載のように)NWDAFインスタンスの発見を実行した後に、所望の関心領域(例えば、地理的位置及び/又はTAのリスト、及び/又はセルのリスト、すなわち、空間領域のいずれかの表現)に必要な分析について、(例えば、必要な関心領域が単一のNWDAFのサービス領域よりも大きい場合)所望の分析出力を提供するために複数のNWDAFが必要であることを識別する状況である。この場合、コンシューマは複数のNWDAFインスタンスにサブスクライブせざるを得ない。
この状況は、例えば、アプリケーション機能(AF, Application Function)がネットワーク公開機能(NEF, Network Exposure Function)を介して分析出力をサブスクライブするときに発生する。AFは所望の分析出力の関心領域を示し、NEFは(例えば、複数のNWDAFから)複数の分析出力のニーズを実際に識別するエンティティであり、次いで、複数の分析出力はAFのための単一の分析出力の生成に使用される。
この場合、問題は、複数のNWDAFからの複数の分析出力に基づいて、AFに公開されるべき単一の分析出力の生成及び/又は合成及び/又は統合にある。特に、例えば、複数のサブスクリプションから複数のNWDAFへの複数の分析出力が必要とされる場合でも、これらの複数の分析要求/サブスクリプションが調整され、分析コンシューマ、すなわち、この場合のAFにより必要とされる単一の分析出力のニーズを正確に反映することは保証されない。
上記の問題及び欠点に鑑みて、本発明の実施形態は、分析生成及び消費のための従来の実現方式を改善することを目的とする。目的は、分析生成のためのネットワークエンティティ(例えば、NWDAF)が、分析出力の特定のコンシューマにとってより正確な1つ以上の分析出力を生成できるメカニズムを提供することである。
本発明の実施形態は、以下の検討事項に基づいている。現在、3GPP TS 23.288 V16.1.0は、例えば、NFサブスクライバ(subscriber)が分析生成のためのNWDAFサービスの入力パラメータ、特にこのような分析生成のためのデータの品質と時間依存性との間の関係を規制するパラメータを制御することを保証する適切なメカニズムを提供していない。
NWDAFの現在のRel.16の仕様では、NWDAFのコンシューマが、分析生成のベースライン条件、例えば、「十分なデータ」を定義するためのデータのボリューム、又は収集データにおける急増をキャプチャする重要性のようなデータ品質、又は精度のレベルと時間依存性との間のトレードオフを制御するためのメカニズムは存在しない。
本開示に記載の実施形態によれば、例えば、NWDAFへのサブスクリプションにおいて入力パラメータとして当該データの少なくともいくつかを示すことにより、コンシューマは、データの品質(例えば、好ましい精度のレベル×データのボリューム×アサーション(assertion)の確率)と、分析出力を実際に受信するコンシューマの時間依存性との間の関係を制御できる。
これは、以下の状況を回避することを可能にする。
・NWDAFのコンシューマは、要求されたレベルの精度がNWDAFにより達成されるまで、無期限に待機する必要がある(現在、このような精度のレベルは、NWDAFロジックの内部定義のみに依存している)。
・期限に達し、精度のレベルが達成されない場合、NWDAFのコンシューマは分析出力を受信しない。
・NWDAFのコンシューマは、要求されたレベルの精度がNWDAFにより達成されるまで、無期限に待機する必要がある(現在、このような精度のレベルは、NWDAFロジックの内部定義のみに依存している)。
・期限に達し、精度のレベルが達成されない場合、NWDAFのコンシューマは分析出力を受信しない。
さらに、本開示によれば、コンシューマは、分析出力を生成するために使用されるデータ操作技術又はデータ統計特性(例えば、サンプル内の外れ値が分析計算に関連していた場合、又は平滑化技術が適用された場合等)について特定の認識を有することができる。コンシューマはまた、NWDAFにより使用される特定のアルゴリズムについて認識を有することができ、或いは、データ分析計算に使用されるデータ特性(量×品質)に関してアサーションの確率(現在の出力パラメータ)の重要性に関する認識を有することができる。生成された分析(出力)に関連するデータ特性についての情報の知識によって、コンシューマは、受信した分析(出力)に基づいて適切に解釈して決定を行うその能力を増加させる。
本開示は、特に5GSにおいて、分析出力のコンシューマが、モバイルネットワークにおける分析生成のためのネットワークエンティティ(例えば、NWDAF又は管理データ分析サービス(MDAS, Management Data Analytics Service))により使用される分析生成のためのデータ量、品質及び時間依存性の間の関係を定義するベースラインパラメータに関する知識及び/又はベースラインパラメータの制御を有することを更に可能にする。
したがって、本発明の実施形態は、以下を特に提案する。
・ネットワークエンティティにより、1つ以上の分析出力を生成するための分析生成のために、特にデータ量及び品質×時間依存性の間の制御のために使用されるべき1つ以上のベースラインパラメータのセットの定義
・分析出力を消費するエンティティが分析出力の生成のための1つ以上のベースラインパラメータのセットを制御及び/又は認識するための方法、特に、データ量及び品質×時間依存性の間の関係を確立するための方法。一般的に、以下の3つの動作モードがこれにより提案される。
・動作モード1:分析を消費するエンティティは、1つ以上のベースラインパラメータのセットを認識してもよい。
・動作モード2:分析を消費するエンティティは、1つ以上のベースラインパラメータのセットを制御してもよい。
・動作モード3:分析を消費するエンティティ及び分析生成のためのネットワークエンティティは、1つ以上のベースラインパラメータのセットを交渉してもよい。
・ネットワークエンティティにより、1つ以上の分析出力を生成するための分析生成のために、特にデータ量及び品質×時間依存性の間の制御のために使用されるべき1つ以上のベースラインパラメータのセットの定義
・分析出力を消費するエンティティが分析出力の生成のための1つ以上のベースラインパラメータのセットを制御及び/又は認識するための方法、特に、データ量及び品質×時間依存性の間の関係を確立するための方法。一般的に、以下の3つの動作モードがこれにより提案される。
・動作モード1:分析を消費するエンティティは、1つ以上のベースラインパラメータのセットを認識してもよい。
・動作モード2:分析を消費するエンティティは、1つ以上のベースラインパラメータのセットを制御してもよい。
・動作モード3:分析を消費するエンティティ及び分析生成のためのネットワークエンティティは、1つ以上のベースラインパラメータのセットを交渉してもよい。
目的及び目標は、添付の独立請求項に記載のように、本発明の実施形態により達成される。本発明の実施形態の有利な実現方式は、従属請求項において更に定義される。
本開示の第1の態様は、モバイルネットワークの分析生成のためのネットワークエンティティを提供し、ネットワークエンティティは、ベースラインパラメータのセットを取得するように構成され、ベースラインパラメータのセットは、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係し、関連する分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのための分析出力を提供するように構成され、分析出力はベースラインパラメータのセットに基づく。
分析コンシューマのセットは、1つのタイプの分析コンシューマ(例えば、アクセス及びモビリティ機能(AMF, Access and Mobility Function)のタイプのネットワーク機能)、所与のタイプの1つの特定の分析コンシューマ(例えば、NFはAMFのタイプのAMF_1である)、所与のタイプからの分析コンシューマのサブセット(例えば、AMFのタイプの全てのNFの中の領域1のAMF)のうち1つとすることができる。
分析タイプのセットは、1つのタイプの分析(例えば、サービス体験のタイプの分析)、同じUE及び/又はUEのグループ及び/又は関心領域及び/又は同じネットワークスライス及び/又はアプリケーションを対象とする1つ以上のタイプの分析(例えば、分析対象及び/又は分析フィルタとして関心領域「A」に設定されているいずれかの分析タイプ、又はネットワークスライス「S1」に対して生成されるいずれかの分析タイプ、又は「ビデオストリーミング」のアプリケーションを対象とするいずれかの分析タイプ、又はネットワークスライス「S2」を対象とするUEモビリティの分析タイプ)のうち1つとすることができる。
第1の態様のネットワークエンティティは、複数のベースラインパラメータのセットを取得してもよく、それぞれのベースラインパラメータのセットは、異なる分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連してもよく、及び/又は、少なくとも1つの統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策に関係してもよい。
第1の態様のネットワークエンティティは、分析出力の特定のコンシューマにとってより正確な1つ以上の分析出力を生成できる。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、第2のベースラインパラメータのセットを取得するように構成され、第2のベースラインパラメータのセットは、(a)第2の分析コンシューマのセット及び/又は第2の分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための第2の統計特性及び/又はプロセス及び/又は第2の出力方策のうち少なくとも1つに関係し、関連する第2の分析コンシューマのセット及び/又は第2の分析タイプのセットのための分析出力を提供するように構成され、分析出力は第2のベースラインパラメータのセットに基づく。
第1の態様の実現形式では、ベースラインパラメータのセットは、分析出力を生成するためのデータのボリューム、分析出力を生成するためのデータの1つ以上の統計特性及び/又はプロセス、分析出力を提供するための出力方策であり、分析出力を強制するための指示を含む出力方策、分析出力を提供するための同期期限のうち少なくとも1つを含む。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、ベースラインパラメータのセットを、特に分析出力と共に提供するように更に構成される。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットを提供するための第1の要求を受信し、第1の要求に応じてベースラインパラメータのセットを提供するように更に構成される。
ベースラインパラメータのセットを提供することにより、ネットワークエンティティは、特に5GSにおいて、分析出力のコンシューマがベースラインパラメータに関する制御及び/又は知識を有することを可能にする。特に、分析生成のためにモバイルネットワークにおける分析生成のためのネットワークエンティティ(例えば、NWDAF又はMDAS)により使用される、分析生成のためのデータ量、品質及び時間依存関係の間の関係を定義するベースラインパラメータについて可能にする。例えば、これは動作モード1に関係してもよく、分析出力のコンシューマは1つ以上のベースラインパラメータのセットを認識してもよい。
第1の態様の実現形式では、第1の要求は、1つ以上の分析出力タイプの識別情報、1つ以上の分析出力の識別情報、分析出力のコンシューマの1つ以上のタイプ、及び分析出力のコンシューマの1つ以上の識別情報のうち少なくとも1つを含む。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する要求されたベースラインパラメータのセットを示す第2の要求を受信するように更に構成され、分析出力は、ベースラインパラメータのセットとしての要求されたベースラインパラメータのセットに基づく。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する要求されたベースラインパラメータのセットを示す第2の要求を受信し、要求されたベースラインパラメータのセットからベースラインパラメータのサブセットを選択し、分析出力を生成するためにベースラインパラメータのセットにベースラインパラメータのサブセットを含めるように更に構成される。
要求されたベースラインパラメータのセットは、ベースラインパラメータのセットのサブセットでもよい。一般的に、本開示において、(ある要素の)「セット」又は「サブセット」は、その要素の1つ以上を含んでもよい。例えば、ベースラインパラメータのセット又はサブセットは、それぞれ1つ以上のベースラインパラメータを含んでもよい。例えば、これは、コンシューマが(例えば、ここでは要求されたベースラインパラメータのセットを送信することにより)1つ以上のベースラインパラメータのセットを制御し得る動作モード2に関係してもよい。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する要求されたベースラインパラメータのセットを示す第2の要求を受信し、分析出力を提供するように更に構成され、分析出力はベースラインパラメータのサブセットに基づく。ベースラインパラメータのサブセットは、要求されたベースラインパラメータのセットのサブセット(例えば、からの選択)でもよい。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、要求されたベースラインパラメータのセットがネットワークエンティティによりサポートされていない場合及び/又は許可されていない場合、要求されたベースラインパラメータのセットに関するサポートがないこと及び/又は許可がないことの指示を提供するように更に構成される。
第1の態様の実現形式では、第2の要求は分析出力についての要求を含む。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセットを示す第3の要求を受信し、提案されるベースラインパラメータのセットから1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットを選択するように更に構成され、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットはネットワークエンティティによりサポートされ、第3の要求への応答を提供するように更に構成され、応答は1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットを示す。
1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセットは、ベースラインパラメータのセットのサブセットでもよく、或いは、ベースラインパラメータのセットを含んでもよい。
第1の態様の実現形式では、第3の要求への応答は、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を更に含み、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報は、選択された1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットへの第3の要求に関係する。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットからの選択されたベースラインパラメータのセットを示すメッセージを受信し、選択されたベースラインパラメータのセットを、分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットとして使用するように更に構成される。
これは、分析コンシューマ及び分析生成のためのネットワークエンティティが1つ以上のベースラインパラメータのセットを交渉してもよい動作モード3に関係してもよい。
第1の態様の実現形式では、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットからの選択されたベースラインパラメータのセットを示すメッセージは、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を更に含む。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、構成により、関連する分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのための分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットを取得するように更に構成される。
第1の態様の実現形式では、ネットワークエンティティは、特にNWDAFを含む制御プレーンエンティティであるか、或いは、ネットワークエンティティは管理プレーンエンティティである。
本開示の第2の態様は、モバイルネットワークの分析生成のためのネットワークエンティティにより提供される分析を消費するためのエンティティを提供し、エンティティは、分析出力についての要求を提供するように構成され、分析出力は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのためのものであり、分析出力を受信するように構成され、分析出力は、ベースラインパラメータのセットに基づいてネットワークエンティティにより生成され、ベースラインパラメータのセットは、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する。
ベースラインパラメータのセットを要求することにより、分析出力の第2の態様のコンシューマエンティティは、ベースラインパラメータに関する制御及び/又は知識を有することが可能になってもよい。さらに、分析出力は、第2の態様のコンシューマエンティティのために調整できる。
第2の態様の実現形式では、エンティティは、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連するベースラインパラメータのセットを、特に要求された分析出力と共に取得するように更に構成される。
第2の態様の実現形式では、エンティティは、分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットについての第1の要求を提供し、第1の要求に応じてベースラインパラメータのセットを受信するように更に構成される。
第2の態様の実現形式では、エンティティは、分析出力を生成するための要求されたベースラインパラメータのセットを示す第2の要求を提供するように更に構成され、分析出力は、要求されたベースラインパラメータのセットに基づいてネットワークエンティティにより生成される。
第2の態様の実現形式では、エンティティは、分析出力を生成するための分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセットを示す第3の要求を提供し、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット及び/又はサポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を受信するように更に構成され、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットは、提案されるベースラインパラメータのセットに含まれ、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報は、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットへの第3の要求に関係し、選択されたベースラインパラメータのセット及び/又はサポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を示すメッセージを提供するように更に構成され、選択されたベースラインパラメータのセットは1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットから選択され、分析出力は、選択されたベースラインパラメータのセットに基づいてネットワークエンティティにより生成される。
本開示の第3の態様は、モバイルネットワークの分析生成のための方法を提供し、当該方法は、ベースラインパラメータのセットを取得するステップであり、ベースラインパラメータのセットは、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップと、関連する分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのための分析出力を提供するステップであり、分析出力はベースラインパラメータのセットに基づく、ステップとを含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、第2のベースラインパラメータのセットを取得するステップであり、第2のベースラインパラメータのセットは、(a)第2の分析コンシューマのセット及び/又は第2の分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための第2の統計特性及び/又はプロセス及び/又は第2の出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップと、関連する第2の分析コンシューマのセット及び/又は第2の分析タイプのセットのための分析出力を提供するステップであり、分析出力は第2のベースラインパラメータのセットに基づく、ステップとを更に含む。
第3の態様の実現形式では、ベースラインパラメータのセットは、分析出力を生成するためのデータのボリューム、分析出力を生成するためのデータの1つ以上の統計特性及び/又はプロセス、分析出力を提供するための出力方策であり、分析出力を強制するための指示を含む出力方策、分析出力を提供するための同期期限のうち少なくとも1つを含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、ベースラインパラメータのセットを、特に分析出力と共に提供するステップを更に含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットを提供するための第1の要求を受信するステップと、第1の要求に応じてベースラインパラメータのセットを提供するステップとを更に含む。
第3の態様の実現形式では、第1の要求は、1つ以上の分析出力タイプの識別情報、1つ以上の分析出力の識別情報、分析出力のコンシューマの1つ以上のタイプ、及び分析出力のコンシューマの1つ以上の識別情報のうち少なくとも1つを含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する要求されたベースラインパラメータのセットを示す第2の要求を受信するステップを更に含み、分析出力は、ベースラインパラメータのセットとしての要求されたベースラインパラメータのセットに基づく。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する要求されたベースラインパラメータのセットを示す第2の要求を受信するステップと、要求されたベースラインパラメータのセットからベースラインパラメータのサブセットを選択するステップと、分析出力を生成するためにベースラインパラメータのセットにベースラインパラメータのサブセットを含めるステップとを更に含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、要求されたベースラインパラメータのセットがネットワークエンティティによりサポートされていない場合及び/又は許可されていない場合、要求されたベースラインパラメータのセットに関するサポートがないこと及び/又は許可がないことの指示を提供するステップを更に含む。
第3の態様の実現形式では、第2の要求は分析出力についての要求を含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセットを示す第3の要求を受信するステップと、提案されるベースラインパラメータのセットから1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットを選択するステップであり、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットはネットワークエンティティによりサポートされる、ステップと、第3の要求への応答を提供するステップであり、応答は1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットを示す、ステップとを更に含む。
第3の態様の実現形式では、第3の要求への応答は、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を更に含み、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報は、選択された1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットへの第3の要求に関係する。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットからの選択されたベースラインパラメータのセットを示すメッセージを受信するステップと、選択されたベースラインパラメータのセットを、分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットとして使用するステップとを更に含む。
第3の態様の実現形式では、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットからの選択されたベースラインパラメータのセットを示すメッセージは、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を更に含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、構成により、関連する分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのための分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットを取得するステップを更に含む。
第3の態様の実現形式では、当該方法は、特にNWDAFを含む制御プレーンエンティティにより実行されるか、或いは、管理プレーンエンティティにより実行される。
本開示の第4の態様は、モバイルネットワークの分析を消費する分析コンシューマのための方法を提供し、当該方法は、分析出力についての要求を提供するステップであり、分析出力は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのためのものである、ステップと、分析出力を受信するステップであり、分析出力は、ベースラインパラメータのセットに基づいてネットワークエンティティにより生成され、ベースラインパラメータのセットは、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップとを含む。
第4の態様の実現形式では、当該方法は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連するベースラインパラメータのセットを、特に要求された分析出力と共に取得するステップを更に含む。
第4の態様の実現形式では、当該方法は、分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセットについての第1の要求を提供するステップと、第1の要求に応じてベースラインパラメータのセットを受信するステップとを更に含む。
第4の態様の実現形式では、当該方法は、分析出力を生成するための要求されたベースラインパラメータのセットを示す第2の要求を提供するステップであり、分析出力は、要求されたベースラインパラメータのセットに基づいてネットワークエンティティにより生成される、ステップを更に含む。
第4の態様の実現形式では、当該方法は、分析出力を生成するための分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセットを示す第3の要求を提供するステップと、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット及び/又はサポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を受信するステップであり、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットは、提案されるベースラインパラメータのセットに含まれ、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報は、1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットへの第3の要求に関係する、ステップと、選択されたベースラインパラメータのセット及び/又はサポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報を示すメッセージを提供するステップであり、選択されたベースラインパラメータのセットは1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセットから選択され、分析出力は、選択されたベースラインパラメータのセットに基づいてネットワークエンティティにより生成される、ステップを更に含む。
本開示の第5の態様は、コンピュータ上で実行されたとき、第3の態様若しくは第4の態様又はそのいずれかの実現形式の方法に従って方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを提供する。
本開示の第6の態様は、プロセッサにより実行されたとき、第3の態様若しくは第4の態様又はそのいずれかの実現形式による方法を実行させる実行可能プログラムコードを記憶した非一時的な記憶媒体を提供する。
本出願に記載の全てのデバイス、要素、ユニット及び手段は、ソフトウェア若しくはハードウェアエレメント又はこれらのいずれかの種類の組み合わせで実現されてもよい点に留意する必要がある。本出願に記載の様々なエンティティにより実行される全てのステップ、及び様々なエンティティにより実行されるように記載される機能は、それぞれのエンティティがそれぞれのステップ及び機能を実行するように適合又は構成されることを意味することを意図する。特定の実施形態の以下の説明において、外部エンティティにより実行される特定の機能又はステップが、その特定のステップ又は機能を実行するそのエンティティの特定の詳細な要素の説明に反映されていない場合であっても、これらの方法及び機能は、それぞれのソフトウェア若しくはハードウェアエレメント又はこれらのいずれかの種類の組み合わせで実現できることは、当業者にとって明らかになるべきである。
上記の態様及び実現形式について、添付の図面に関して具体的な実施形態の以下の説明において説明する。
本発明の実施形態が適用できるモバイルネットワークアーキテクチャの例を示す。
互いに相互作用する本発明の実施形態よるエンティティを示す。
動作モード1についての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
動作モード2についての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
動作モード3についての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
ベースラインパラメータを使用した単一のNWDAFへのサブスクリプションに基づく分析出力生成のための動作モード1についての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
ベースラインパラメータを使用した複数のNWDAFへのサブスクリプションに基づく分析出力生成のための動作モード2についての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
H-NWDAFとV-NWDAFとの間のベースラインパラメータの交渉のための動作モード3についての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
NWDAF中心の手法でのAAP、ベースラインパラメータについての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
NF中心の手法でのAAP、ベースラインパラメータについての本発明の実施形態によるエンティティを示す。
本発明の実施形態による方法を示す。
本発明の実施形態による方法を示す。
定義
以下に、この文書で使用されるいくつかの用語が定義される。
以下に、この文書で使用されるいくつかの用語が定義される。
分析機能:コンシューマ(エンティティ)から分析情報についての要求及び/又は分析情報へのサブスクリプションを受信し、分析情報生成を実行できるネットワークエンティティ又はNFであるか、或いはこれらにより実現される。分析機能の例は、TS 23.501で定義された3GPP 5GアーキテクチャのNWDAFである。
分析情報又は分析出力:分析機能の出力であり、例えば、TS 23.288 V16.1.0の6.4~6.9節にリストされている分析IDのような、3GPP TS 23.288で定義されている分析IDである。
分析情報生成:分析機能がデータ収集をトリガーし(データが利用できない場合)及び/又は監視データ(すなわち生データ)の収集をトリガーするか或いは以前に収集された生データ/監視データ(例えば、セルのスループット、UPFにおけるPDUセッションIDのビットレート)を選択し、このようなデータ及び/又は既に収集されたデータを使用して計算を実行し及び/又は統計分析を適用し、及び/又はML/AI技術(回帰モデル、ニューラルネットワーク等)を適用して分析情報を生成するプロセスである。
分析出力値:所与のタイプの分析出力について、分析出力の実際の値である。例えば、分析タイプがサービス体験である場合、出力値は、例えばMOS=5(高いサービス体験値を意味する)である。
ベースラインパラメータ:ベースラインパラメータはデータ量(例えば、分析生成に使用されるデータボリューム)の間の関係、及び/又はデータセットの特性(例えば、スパースなデータ、集約されたデータ、平滑化されたデータ等のように、分析生成に使用されるデータセットに関係する特性を記述する)、及び/又は分析生成のための時間依存性を定義する。ベースラインパラメータは、データサンプルの統計特性及び/又はデータセットの操作の統計的方法及び/又は分析出力生成を強制するためのメカニズムとして更に解釈できる。統計特性としてのベースラインパラメータの例は、一様分布データセット、外れ値のないデータセットである。統計的方法としてのベースラインパラメータの例は、時間依存の重み、共分散である。分析出力を強制するためのメカニズムとしてのベースラインパラメータの例は、例えば、分析出力がいつ生成されるかを定義するポリシーに関係する。例えば、分析出力の期限にかかわらず、精度のレベルに達したときにのみ分析を生成するデフォルトポリシーが存在すると仮定する。ベースラインパラメータで定義された分析出力を強制するためのメカニズムは、このようなデフォルトポリシーを上書きするべきである。例えば、分析出力を強制するためのメカニズムの例は、その時点で達成した信頼度のレベルで分析出力を常に送信するポリシーを作成するためのものである。
ベースラインパラメータのマッピング/構成:分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットへのベースラインパラメータのセットのマッピングを定義する。例えば、「サービス体験」の分析タイプを要求する(例えば、に関連する)いずれかの分析コンシューマは、データボリューム=「推論プロセスのための30分の収集データ」、データセット特性=「外れ値あり」、出力方策=「勾配」のベースラインパラメータにマッピングされる。
関心領域:関心領域は、以下の用語のいずれかで空間及び/又は位置領域を定義する。
・ネットワークセル(例えば、セルIDで識別される)
・アクセスネットワーク追跡領域TAレベル(例えば、TAIのリスト又はTAIの範囲により識別される)
・測地不確定形状(例えば、多角形、円等)
・都市の住所(例えば、通り、地区等)
・データセンタ位置
・ネットワークスライス位置(例えば、ネットワークスライスS-NSSAIの都市A及び都市Bのような地域)
・オペレータネットワーク位置(例えば、X国のオペレータA、Y国のオペレータA)
・ネットワークセル(例えば、セルIDで識別される)
・アクセスネットワーク追跡領域TAレベル(例えば、TAIのリスト又はTAIの範囲により識別される)
・測地不確定形状(例えば、多角形、円等)
・都市の住所(例えば、通り、地区等)
・データセンタ位置
・ネットワークスライス位置(例えば、ネットワークスライスS-NSSAIの都市A及び都市Bのような地域)
・オペレータネットワーク位置(例えば、X国のオペレータA、Y国のオペレータA)
データの監視/データ収集:分析情報を生成するために分析機能により使用される入力情報である。
連携サポート(CS, Coordination Support)の役割:分析整合ポリシー(AAP, Analytics Alignment Policy)で動作する能力を有するエンティティを示す情報。
分析整合ポリシー:同じタイプ及び/又は異なる分析タイプの複数の分析出力のフィールドタイプ及び/又はフィールド値を、分析コンシューマに提供される単一の分析出力にマッピングするメカニズムを定義するデータ構造(例えばポリシー)である。複数の分析出力は、同じ分析機能又は複数の分析機能から生成できる。
実施形態の詳細な説明
図1は、本発明の実施形態が適用できる可能なモバイルネットワークアーキテクチャの例を記載している。特に、図1は、3GPP TS 23.501仕様による5Gアーキテクチャに基づくモバイルネットワークを示している。これは、管理プレーン、制御プレーン、ユーザプレーンの間の分離と、アクセスネットワーク、コアネットワーク、データネットワークの間の分離とを示している。モバイルオペレータは、管理プレーンを介して異なるネットワークスライスを展開及び管理できる。このような管理プレーンは、アクセスネットワーク及びコアネットワークの双方において、ネットワークスライスに関連するリソース及びエンティティを構成及び管理してもよい。各ネットワークスライスは、制御プレーン及びユーザプレーンエンティティに関連してもよく、すなわち、同じネットワークスライスに属してもよい。簡潔にするために、図1は、S-NSSAI#1により識別される1つのネットワークスライスのみを、ネットワークスライスS-NSSAI#1のCP及びUPエンティティに関連付けて示している。モバイルオペレータネットワークの制御プレーン(CP, control plane)エンティティは、アクセスネットワーク(AN, Access Network)からデータネットワークへのUEの接続を管理し、最終的には、外部エンティティからの外部制御プレーンエンティティ(例えば、アプリケーション機能(AF, Application Function))もまたモバイルオペレータCPエンティティと相互作用できることを可能にする。一方で、ユーザプレーンエンティティは、UEに関係するデータトラフィックを実際に送信し、制御プレーンエンティティにより定義された制御アクション/ポリシーを適用するものである。
図1は、本発明の実施形態が適用できる可能なモバイルネットワークアーキテクチャの例を記載している。特に、図1は、3GPP TS 23.501仕様による5Gアーキテクチャに基づくモバイルネットワークを示している。これは、管理プレーン、制御プレーン、ユーザプレーンの間の分離と、アクセスネットワーク、コアネットワーク、データネットワークの間の分離とを示している。モバイルオペレータは、管理プレーンを介して異なるネットワークスライスを展開及び管理できる。このような管理プレーンは、アクセスネットワーク及びコアネットワークの双方において、ネットワークスライスに関連するリソース及びエンティティを構成及び管理してもよい。各ネットワークスライスは、制御プレーン及びユーザプレーンエンティティに関連してもよく、すなわち、同じネットワークスライスに属してもよい。簡潔にするために、図1は、S-NSSAI#1により識別される1つのネットワークスライスのみを、ネットワークスライスS-NSSAI#1のCP及びUPエンティティに関連付けて示している。モバイルオペレータネットワークの制御プレーン(CP, control plane)エンティティは、アクセスネットワーク(AN, Access Network)からデータネットワークへのUEの接続を管理し、最終的には、外部エンティティからの外部制御プレーンエンティティ(例えば、アプリケーション機能(AF, Application Function))もまたモバイルオペレータCPエンティティと相互作用できることを可能にする。一方で、ユーザプレーンエンティティは、UEに関係するデータトラフィックを実際に送信し、制御プレーンエンティティにより定義された制御アクション/ポリシーを適用するものである。
図2は、本発明の実施形態によるエンティティを示しており、これらは互いに相互作用してもよい。特に、図2は、分析生成を消費するためのエンティティ210と相互作用する、分析生成のためのネットワークエンティティ200を示している。ネットワークエンティティ200は、分析を生成するための分析機能でもよく或いはこれを実現してもよい。例えば、ネットワークエンティティ200は、NWDAF又はMDASでもよく或いはこれを実現してもよい。エンティティ210は、分析のいずれかのコンシューマでもよい。例えば、エンティティ210はPCF、NEF、NF又はNWDAFでもよい。ネットワークエンティティ200及びエンティティ210の双方は、図1のネットワークアーキテクチャにおいて、例えば、NWDAF200及びPCF210又はNEF210として実現されてもよい。
ネットワークエンティティ200は、ベースラインパラメータのセット202を取得するように構成される。ベースラインパラメータのセット202は、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力201を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する。ベースラインパラメータのセット202は、分析出力201を生成するためのデータのボリューム、分析出力201を生成するためのデータの1つ以上の統計特性及び/又はプロセス、分析出力201を提供するための出力方策であり、分析出力201を強制するための指示を含む出力方策、分析出力201を提供するための同期期限のうち少なくとも1つを含んでもよい。
ネットワークエンティティ200は、関連する分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのための分析出力201を提供するように構成され、分析出力201はベースラインパラメータのセット202に基づく。特に、分析出力201は、ベースラインパラメータのセット202に基づいて、ネットワークエンティティ200、例えば、ネットワークエンティティ200の分析機能により生成されてもよい。ネットワークエンティティ200は、例えば、分析出力201と共に或いは要求に応じて、ベースラインパラメータのセット202を提供するように更に構成されてもよい。特に、ネットワークエンティティ200は、ベースラインパラメータのセットをエンティティ210に提供してもよい。
エンティティ210は、分析出力201についての要求211を提供するように構成され、分析出力201は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのためのものである。ネットワークエンティティ200は、エンティティ210から要求211を受信すると、分析出力201を提供してもよい。エンティティ210は、分析出力201を受信するように更に構成され、分析出力201は、ベースラインパラメータのセット202に基づいてネットワークエンティティ200により生成される。
エンティティ210は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連するベースラインパラメータのセット202を、特に要求された分析出力201と共に取得するように更に構成されてもよい。したがって、エンティティ210は、分析出力201を生成するために使用されるベースラインパラメータのセット202に関する知識を取得する。エンティティ210は、例えば、要求されたベースラインパラメータのセット202をネットワークエンティティ200に送信することにより、或いは、ネットワークエンティティ200とベースラインパラメータのセット202を交渉することにより、分析出力を生成するためのベースラインパラメータのセット202を更に制御可能でもよい。
ネットワークエンティティ200及び/又はエンティティ210は、ここに記載のネットワークエンティティ200及び/又はエンティティ210の様々な動作を実行、実施又は開始するように構成されたプロセッサ又は処理回路(図示せず)及び/又はコンピュータプログラムを含んでもよい。処理回路はハードウェアを含んでもよく、及び/又は処理回路はソフトウェアにより制御されてもよい。ハードウェアは、アナログ回路若しくはデジタル回路又はアナログ回路及びデジタル回路の双方を含んでもよい。デジタル回路は、特定用途向け集積回路(ASIC, application-specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルアレイ(FPGA, field-programmable array)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP, digital signal processor)又は多目的プロセッサのようなコンポーネントを含んでもよい。
ネットワークエンティティ200及び/又はエンティティ210は、特にソフトウェアの制御下で、プロセッサ又は処理回路により実行できる一つ以上の命令を記憶するメモリ回路を更に含んでもよい。例えば、メモリ回路は、プロセッサ又は処理回路により実行されたとき、ネットワークエンティティ200及び/又はエンティティ210の様々な動作を実行させる実行可能ソフトウェアコードを記憶する非一時的な記憶媒体を含んでもよい。
一実施形態では、処理回路は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサに接続された非一時的なメモリとを含む。非一時的なメモリは、1つ以上のプロセッサにより実行されたとき、ネットワークエンティティ200及び/又はエンティティ210に、ここに記載の動作又は方法を実行、実施又は開始させる実行可能プログラムコードを搬送してもよい。
一例によれば、ネットワークエンティティ(200)及び/又はエンティティ(210)は、単一のデバイス上のプロセッサで実行するソフトウェアにより実現されてもよく、或いは、分散システムにおけるいくつかのプロセッサで実行してもよい。
ネットワークエンティティ200がベースラインパラメータのセット202を取得するための異なる選択肢が存在してもよい。以下に説明する選択肢のいずれかの組み合わせが、ベースラインパラメータのセット202を取得するために適用できる。
a.ネットワークエンティティ200が使用されるベースラインパラメータのセット202のマッピングを取得する或いは有する、構成を介したもの。このような構成は、以下のベースラインパラメータ値のマッピングの可能性のいずれかの組み合わせとすることができる。
i.いずれかの分析コンシューマ及び/又はコンシューマインスタンス(例えば、デフォルトベースラインパラメータ)についての全ての使用可能な分析タイプ(例えば、分析ID)
ii.分析タイプ毎(例えば、「サービス体験」の分析タイプについての特定のベースラインパラメータ202)
iii.分析のコンシューマタイプ毎(例えばAFのタイプのコンシューマ)
iv.分析コンシューマインスタンス毎(例えば、AF=XXX)
i.いずれかの分析コンシューマ及び/又はコンシューマインスタンス(例えば、デフォルトベースラインパラメータ)についての全ての使用可能な分析タイプ(例えば、分析ID)
ii.分析タイプ毎(例えば、「サービス体験」の分析タイプについての特定のベースラインパラメータ202)
iii.分析のコンシューマタイプ毎(例えばAFのタイプのコンシューマ)
iv.分析コンシューマインスタンス毎(例えば、AF=XXX)
b.分析出力201についての要求211が与えられると、ネットワークエンティティ200がいくつかの内部ロジック(例えば、機械学習(ML, Machine Learning)又はビッグデータ技術の使用)に従って、要求された分析出力201の生成に使用されるベースラインパラメータのセット202及び/又は分析タイプのセット及び/又は分析コンシューマのセットを決定できる、導出を介したもの。
c.エンティティ210が少なくとも1つの分析出力201について、ネットワークエンティティ200によりその分析出力201を生成するために使用される対応するベースラインパラメータのセット202を示す、エンティティ210からの分析生成についての要求を介したもの。
d.双方のエンティティ200、210が使用可能な1つ以上のベースラインパラメータのセット202を提供でき、次いで2つのエンティティ200、210のうち一方が分析生成に使用できるベースラインパラメータのセット202の共通部を計算する、ネットワークエンティティ200とエンティティ210との間の交渉を介したもの。
ベースラインパラメータのセット202は、分析生成のために選択されるデータセット又はデータサンプルの統計特性の記述、及び/又は時間制約に従ってネットワークエンティティ200の出力を強制するためのメカニズムに関係してもよい。ベースラインパラメータのセット202は、例えば以下の情報のいずれかとすることができる。
・データボリューム:特定の分析出力201の分析生成に使用されるデータ(サンプル)、例えば、特定のタイプの分析出力201を計算できるML解決策(例えば、モデルを訓練するためのデータサンプル又は訓練されたモデルにおける推論のためのデータサンプル)に入力するためにデータベースから選択されるデータサンプルの量を定義する。これは様々な方法で表現できる。例えば、データの割合の範囲に関して表現でき、これは、いずれかの分析出力201の分析生成のための全体のデータセットボリュームに対して、特定の分析出力201の生成、すなわち計算に使用されるのに適したデータベースからのデータサンプルに関係する。他の方法は、大量、中量又は少量のデータのようなラベルへのデータの量のマッピングを決定する正規化値を有することである。この場合、データボリュームはラベルに関して表現されてもよく、ネットワークエンティティ200のオペレータ又はベンダは、データベース内のデータサンプルの実際の数値を公開することなく、利用可能なデータの量を表現する正規化された方法を有してもよい。他の選択肢は、分析生成に使用される収集データの時間間隔を指定することである(これは、分析生成の異なる段階、すなわち、訓練及び推論に更に指定できる)。
・データセット特性:データセットの特性、及び/又はデータセットの操作、ソート、選択、フィルタリングのための命令を定義する。データセットの特性が定義されている場合、これは、外れ値を有するデータセット、外れ値のないデータセット、スパースなデータセット、均等に分散されたデータセット等として表されることができる。データ操作のための命令が使用される場合、統計生成からの周知の方法、例えば、外れ値の無視、時間依存の重み等が使用されてもよい。その結果、ネットワークエンティティ200は、スパースなデータセット、均一に分散されたデータセット、高いデータ変動性(外れ値を有する)、低いデータ変動性(外れ値がない)のような特定の特性を有する分析出力201を生成するためのデータサンプルを使用してもよい。このようなパラメータがないことは、特定のデータセット操作がエンティティ210により必要とされない可能性があり、ネットワークエンティティ200が技術を定義することを担ってもよいことを示す。
・通知/出力方策:分析出力201をエンティティ210に提供するようにネットワークエンティティ200を強制するメカニズム又はフラグを定義する。分析精度(データボリューム及びデータセット特性に関係する)と時間依存分析出力201との間の依存関係を制御する。出力方策は以下のように設定できる。
・勾配通知:要求された分析IDの内容と、このようなアサートの確率が精度のレベル×データボリュームに関係する距離/差/割合の記述である確率アサートの値とを有する通知を常に送信する。例えば、割合を定義する場合、10%の値は分析出力201が生成されたことを表し、このような出力201は、精度のレベルに関係するデータボリュームに関係するベースラインパラメータ202の10%のみを表す。
・バイナリ通知:通知を常に送信する。通知の内容は、精度のレベルに依存してもよい。精度のレベルが満たされない場合、通知は0に設定された精度のレベルのみを含み、分析出力201の内容を含まなくてもよい。精度のレベルが満たされた場合、通知は分析IDの内容と到達した精度のレベルとを含んでもよい。
・勾配通知:要求された分析IDの内容と、このようなアサートの確率が精度のレベル×データボリュームに関係する距離/差/割合の記述である確率アサートの値とを有する通知を常に送信する。例えば、割合を定義する場合、10%の値は分析出力201が生成されたことを表し、このような出力201は、精度のレベルに関係するデータボリュームに関係するベースラインパラメータ202の10%のみを表す。
・バイナリ通知:通知を常に送信する。通知の内容は、精度のレベルに依存してもよい。精度のレベルが満たされない場合、通知は0に設定された精度のレベルのみを含み、分析出力201の内容を含まなくてもよい。精度のレベルが満たされた場合、通知は分析IDの内容と到達した精度のレベルとを含んでもよい。
・出力同期期限:このパラメータは、精度のレベルが満たされない場合であっても、ネットワークエンティティ200の分析機能インスタンスが分析出力201をエンティティ210に送信するために使用し得る「分析情報が必要な時間」の前の時間間隔を定義する。
図3は、動作モード1について、本発明の実施形態によるネットワークエンティティ200及びエンティティ210をそれぞれ示しており、エンティティ201はベースラインパラメータのセット202を認識できる。
この動作モード1では、エンティティ210は、要求された分析出力201の生成のためのベースラインパラメータのセット202をネットワークエンティティ200に明示的に要求しなくてもよい。この場合、ネットワークエンティティ200は、分析出力タイプ毎に、或いはこのような分析コンシューマが要求する可能性がある全てのタイプの分析出力201について、1つ以上のベースラインパラメータのセット202への1つ以上の分析コンシューマのセット及び/又は1つ以上の分析タイプのセットのマッピングによって構成されてもよい(これは、ベースラインパラメータのマッピング/構成の例である)。
しかし、エンティティ210は、ネットワークエンティティ210から、分析出力201を生成するためのベースラインパラメータ202に関する情報を受信してもよい。この目的のための方法のステップが図3に示されており、以下に説明する。
1.エンティティ210は、1つ以上の分析出力201を受信するために、ネットワークエンティティ200に要求211及び/又はサブスクライブする。分析出力201についての要求211は、分析出力201を生成するためのベースラインパラメータのセット202に関する特定の情報を含まなくてもよい。
2.ネットワークエンティティ200は、分析出力201のコンシューマに適用されるベースラインパラメータのセット202のマッピングによって構成されてもよい。例えば、ネットワークエンティティ200は、タイプAの全ての分析コンシューマ(例えば、セッション管理機能(SMF, Session Management Function))が要求する全ての分析出力タイプについて、ベースラインパラメータX(例えば、データボリューム=「要求された分析出力タイプ及び分析フィルタ及び/又は分析対象に関係する利用可能なデータの50%」、データセット特性=「外れ値の無視」、出力方策=「勾配」)を使用し得るマッピングによってOAMにより構成できる。
所与の分析コンシューマ及び/又は分析タイプについてのベースラインパラメータのセット202の構成に基づいて、ネットワークエンティティ200は、エンティティ210に適したパラメータのセット202に基づいて、1つ以上の分析出力201を生成できる。
例えば、
・ベースラインパラメータのセット202がタプル(出力方策=「バイナリ」、データボリューム=「要求された分析出力タイプ及び分析フィルタ及び/又は分析対象に関係する利用可能なデータの50%」)で構成され、実際に利用可能な収集データがデータボリュームの50%を満たさない場合、ネットワークエンティティ200は「バイナリ出力方策」に従ってもよく、すなわち、ネットワークエンティティ200は出力を提供してもよいが、出力の内容は、0に設定されたアサートの確率を含み、分析出力201の内容を含まない。
・ベースラインパラメータのセット202がタプル(出力方策=「勾配」、データボリューム=「要求された分析出力タイプ及び分析フィルタ及び/又は分析対象に関係する利用可能なデータの50%」)で構成され、実際に利用可能な収集データがデータボリュームの50%を満たさない場合、ネットワークエンティティ200は「勾配出力方策」に従ってもよい。例えば、ネットワークエンティティ200は、ベースラインパラメータのセット202で定義された精度のレベル×データボリュームに関係するアサートの確率と、実際の分析出力値(例えば、分析タイプが「サービス体験」である場合、実際の分析出力値はMOS=5とすることができる)とを含む内容を有する出力を提供してもよい。
・ベースラインパラメータのセット202がタプル(出力方策=「バイナリ」、データボリューム=「要求された分析出力タイプ及び分析フィルタ及び/又は分析対象に関係する利用可能なデータの50%」)で構成され、実際に利用可能な収集データがデータボリュームの50%を満たさない場合、ネットワークエンティティ200は「バイナリ出力方策」に従ってもよく、すなわち、ネットワークエンティティ200は出力を提供してもよいが、出力の内容は、0に設定されたアサートの確率を含み、分析出力201の内容を含まない。
・ベースラインパラメータのセット202がタプル(出力方策=「勾配」、データボリューム=「要求された分析出力タイプ及び分析フィルタ及び/又は分析対象に関係する利用可能なデータの50%」)で構成され、実際に利用可能な収集データがデータボリュームの50%を満たさない場合、ネットワークエンティティ200は「勾配出力方策」に従ってもよい。例えば、ネットワークエンティティ200は、ベースラインパラメータのセット202で定義された精度のレベル×データボリュームに関係するアサートの確率と、実際の分析出力値(例えば、分析タイプが「サービス体験」である場合、実際の分析出力値はMOS=5とすることができる)とを含む内容を有する出力を提供してもよい。
この開示では、分析コンシューマ(例えば、エンティティ210)が、分析生成のためのベースラインパラメータのセット202及び/又は分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する分析生成に利用可能なベースラインパラメータのセット202を認識できる、2つの可能な選択肢が存在する。
選択肢Aは、図3のステップ3に記載されており、分析出力201生成のためのベースラインパラメータのセット202が、要求/通知された分析出力201の実際の値を有する同じメッセージに一緒に含まれる場合を示している。すなわち、ネットワークエンティティ200は、分析出力201と共にベースラインパラメータのセット202を提供するように構成されてもよい。
選択肢Bは、図3のステップ4に記載されており、ネットワークエンティティ200により公開された専用サービスが存在する場合を示している。これは、このようなサービスのコンシューマ(例えば、エンティティ210)がベースラインパラメータのセット202を検索、照会又はリストすることを可能にする。例えば、エンティティ210はベースラインパラメータのセット202についての要求301を送信してもよく、ネットワークエンティティ200はベースラインパラメータのセット202を含む応答302を送信する。選択肢Bはまた、更なる動作モード2及び3のいずれでにおいても適用できる。
選択肢Aの場合、実際の分析出力値がネットワークエンティティ200からエンティティ210に提供されると常に、ネットワークエンティティ200は、エンティティ210に返信されるメッセージに、このような分析出力201値を生成するためのベースラインパラメータ202を含めてもよい。
選択肢Bの場合、エンティティ210は、分析出力生成のためのベースラインパラメータのセット202又は利用可能なベースラインパラメータのセット202をネットワークエンティティ200に要求する301。この種類の要求301で使用できるパラメータの可能な組み合わせは以下の通りである。
・1つ以上の分析出力タイプの識別情報、例えば、3GPP TS 23.288で定義されている中でも、サービス体験、モビリティのような分析ID
・例えば、エンティティ210が特定のタイプの分析出力201の通知を受信することにサブスクライブしたときの、例えば1つ以上の分析出力値の識別情報に関係する1つ以上の生成された分析出力201の識別情報。この場合、インスタンス毎に、分析出力値の通知は識別情報、例えば、相関IDを有する
・分析出力201の分析コンシューマの1つ以上のタイプ、例えば、「AMFタイプ」又は「SMFタイプ」のようなNFタイプ
・分析出力201の分析コンシューマ(例えば、エンティティ210)の1つ以上の識別情報、例えば、SMF NF ID、AMF NF ID
・1つ以上の分析出力タイプの識別情報、例えば、3GPP TS 23.288で定義されている中でも、サービス体験、モビリティのような分析ID
・例えば、エンティティ210が特定のタイプの分析出力201の通知を受信することにサブスクライブしたときの、例えば1つ以上の分析出力値の識別情報に関係する1つ以上の生成された分析出力201の識別情報。この場合、インスタンス毎に、分析出力値の通知は識別情報、例えば、相関IDを有する
・分析出力201の分析コンシューマの1つ以上のタイプ、例えば、「AMFタイプ」又は「SMFタイプ」のようなNFタイプ
・分析出力201の分析コンシューマ(例えば、エンティティ210)の1つ以上の識別情報、例えば、SMF NF ID、AMF NF ID
図4は、動作モード2についての本発明の実施形態によるネットワークエンティティ200及びエンティティ210を示しており、エンティティ210はベースラインパラメータのセット202を制御できる。
この動作モード2では、エンティティ210は、このようなエンティティ210が要求/サブスクライブする全てのタイプの分析出力201、又はこのようなエンティティ210が要求/サブスクライブし得る分析出力201のタイプ毎の特定のベースラインパラメータのセット202のいずれかについて、分析出力の生成のためのベースラインパラメータのセット202を指定して、要求401及び/又はサブスクリプションをネットワークエンティティ200に送信できてもよい。
この目的のための方法のステップが図4に示されており、以下に説明する。
1.エンティティ201は、分析生成のために要求されたベースラインパラメータのセット202を有する要求401をネットワークエンティティ200に送信する。エンティティ210がこのような要求されたベースラインパラメータのセット202をネットワークエンティティ200に送信できる異なる方法が存在してもよい。例えば、
1a.エンティティ210は、特定のタイプの分析出力201(例えば、TS 23.288で定義された分析ID)を要求して、ネットワークエンティティ200に要求401及び/又はサブスクライブしてもよい。この要求401では、エンティティ210はまた、要求された分析出力生成に使用されるべきである要求されたベースラインパラメータのセット202を含んでもよい。
このステップ1aに対する1つの可能な選択肢は、エンティティ210が最初にネットワークエンティティ200からサービスを呼び出し、動作モード1において示すように、ベースラインパラメータ202の許可されたセットをリストできることである。受信したベースラインパラメータのセット202に基づいて、エンティティ210はネットワークエンティティ200のサービスを呼び出して、このようなサブスクリプションにおいて適切なベースラインパラメータのセット202を含む分析出力201を要求及び/又はサブスクライブしてもよい。
1b.ネットワークエンティティ200は、エンティティ210についてベースラインパラメータのセット202を構成するために、エンティティ210により呼び出されることができる1つ以上の専用サービスを公開してもよい。ベースラインパラメータ202を構成するためのサービス操作のパラメータは、エンティティ210の識別情報と、1つ以上の分析出力タイプ識別情報(例えば、特定の分析ID若しくは分析IDのリスト、又は構成が全ての分析出力タイプに適用されるべきである場合には「いずれか」)と、1つ以上のベースラインパラメータ202とを含んでもよい。
1a.エンティティ210は、特定のタイプの分析出力201(例えば、TS 23.288で定義された分析ID)を要求して、ネットワークエンティティ200に要求401及び/又はサブスクライブしてもよい。この要求401では、エンティティ210はまた、要求された分析出力生成に使用されるべきである要求されたベースラインパラメータのセット202を含んでもよい。
このステップ1aに対する1つの可能な選択肢は、エンティティ210が最初にネットワークエンティティ200からサービスを呼び出し、動作モード1において示すように、ベースラインパラメータ202の許可されたセットをリストできることである。受信したベースラインパラメータのセット202に基づいて、エンティティ210はネットワークエンティティ200のサービスを呼び出して、このようなサブスクリプションにおいて適切なベースラインパラメータのセット202を含む分析出力201を要求及び/又はサブスクライブしてもよい。
1b.ネットワークエンティティ200は、エンティティ210についてベースラインパラメータのセット202を構成するために、エンティティ210により呼び出されることができる1つ以上の専用サービスを公開してもよい。ベースラインパラメータ202を構成するためのサービス操作のパラメータは、エンティティ210の識別情報と、1つ以上の分析出力タイプ識別情報(例えば、特定の分析ID若しくは分析IDのリスト、又は構成が全ての分析出力タイプに適用されるべきである場合には「いずれか」)と、1つ以上のベースラインパラメータ202とを含んでもよい。
2.ネットワークエンティティ200は、エンティティ210から分析出力201についての要求401及びベースラインパラメータのセット202を受信すると、エンティティ210にマッピングされた1つ以上のベースラインパラメータ202が存在するか否かを確認してもよい。確認、許可中に強制できる異なる状況が存在してもよい。
ネットワークエンティティ200は、エンティティ210について構成された特定のベースラインパラメータのセット202を有さなくてもよく、エンティティ210からの要求401を受け入れる許可だけを有してもよい。この場合、ネットワークエンティティ200は、エンティティ210がベースラインパラメータのセット202を要求する権限を与えられているか否かと、このような要求されたベースラインパラメータ202がネットワークエンティティ200によりサポートされるか否かとを検査してもよい。
ネットワークエンティティ200は、エンティティ210についての1つ以上のベースラインパラメータ202によって構成されてもよい。この場合、ネットワークエンティティ200は、要求されたベースラインパラメータのセット202が許可されているか否かを確認してもよい(例えば、構成されたベースラインパラメータのセット202と一致してもよい)。
3.許可及び/又は確認が否定的な場合、ネットワークエンティティ200は、応答402をエンティティ210に送信してもよく、応答402は分析生成要求401の拒否の理由を示す。ネットワークエンティティ200により返信できる理由の例は、エンティティ210がベースラインパラメータのセット202を要求することを許可されないこと、要求されたベースラインパラメータのセット202がエンティティ210に許可されないことである。
4.許可及び/又は確認が肯定的な場合、ネットワークエンティティ200は、要求されたベースラインパラメータのセット202に基づいて(例えば、使用して)、要求された分析出力201を生成してもよい。
5.任意選択で、ネットワークエンティティ200は、分析出力201の応答及び/又は通知に、生成された分析出力201のためのベースラインパラメータのセット202を含めることができる。
図5は、動作モード3について、本発明の実施形態によるネットワークエンティティ200及びエンティティ210を示しており、エンティティ210及びネットワークエンティティ200は、分析生成のためのベースラインパラメータのセット202を交渉できる。
この動作モード3では、エンティティ210及びネットワークエンティティ200は、エンティティ210についての分析出力201の生成のためのベースラインパラメータのセット202を交渉できてもよい。
エンティティ210及びネットワークエンティティ200は、例えば入札プロセスとしてそれぞれ使用できるベースラインパラメータのセット202を交換するために相互作用してもよい(一方のエンティティは、可能なベースラインパラメータ202を他方のエンティティに送信し、他方のエンティティは、一致するベースラインパラメータ202を選択し、他方のエンティティは、一致するベースラインパラメータ202を送信し、一方のエンティティは、一致するベースラインパラメータ202の受け入れを確認する)。
動作モード3についての方法のステップが図5に示されており、以下のように説明する。
1.動作モード3において、他の動作モードとの違いは、エンティティ210及びネットワークエンティティ200が分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連する分析出力201生成のための1つ以上のベースラインパラメータのセット202を交換してもよいことである。図5は、エンティティ210が、1つ以上の提案されるベースラインパラメータ202のセットを含む要求501をネットワークエンティティ200に送信する場合を示している。
エンティティ210から送信された最初の要求501が分析出力201についての要求501であり、これが1つ以上の提案されるベースラインパラメータ202のセットも含むとき、要求501のフィールドは、エンティティ210により要求された分析出力タイプの識別情報を含んでもよい。
エンティティ210から送信された最初の要求501がベースラインパラメータのセット202の構成についての要求501であるとき、要求501のフィールドは、分析出力タイプ毎に、或いはこのような提案されるベースラインパラメータのセット202が要求501に示された全ての分析出力タイプに適用されてもよいという指示と共に、エンティティ210の識別情報、1つ以上の分析出力タイプの識別情報(例えば、特定の分析ID若しくは分析IDのリスト、又は構成が全ての分析出力タイプに適用されるべきである場合には「いずれか」)、1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセット202を含んでもよい。
2.エンティティ210により提供された1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセット202に基づいて、ネットワークエンティティ200は、提案されるベースラインパラメータのセット202のサブセット、特にサポートできるサブセットを識別してもよい。例えば、ネットワークエンティティ200は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセット(例えば、分析出力)についてサポートされるベースラインパラメータのセット202によって構成されてもよい。ネットワークエンティティ200は、受信した提案されるベースラインパラメータ202のセットを、その内部マッピング、すなわち構成と比較してもよい。
3.ネットワークエンティティ200がサポートできるベースラインパラメータ202のサブセットを識別すると、サポートされるベースラインパラメータのセット202の識別情報(例えば、サポートされる1つ以上のベースラインパラメータのセットの識別情報)と共に、このような情報を有するメッセージ502をエンティティ210に送信してもよい。
サポートされるベースラインパラメータ202のセットの識別情報は、ネットワークエンティティ200により生成される重要な情報であり、これはエンティティ210に送信されてもよい。この情報は、例えば複数のネットワークエンティティ200が存在するとき、送信するベースラインパラメータ構成についての異なる要求のマッピングを保持するためにエンティティ210により使用されてもよい。サポートされるベースラインパラメータ202のセットの識別情報の生成の1つの可能な例は、ネットワークエンティティ200、エンティティ210及びサポートされるベースラインパラメータ202のセットの識別情報を組み合わせた何らかのハッシュ関数を使用することである。
4.エンティティ210がネットワークエンティティ200からサポートされるベースラインパラメータのセット202と、サポートされるセットの識別情報とを受信したとき、これらのサポートされるベースラインパラメータのセット202から、分析生成に使用されるべきベースラインパラメータのセット202を更に選択してもよい。
5.次いで、エンティティ210は、最終的に選択されたベースラインパラメータのセット202を含むメッセージ503をネットワークエンティティ200に送信し、サポートされる代替セットの識別情報を含めてもよい。
6.エンティティ210からの受信した情報(すなわち、選択されたベースラインパラメータのセット202、及びサポートされる代替セットの識別情報)に基づいて、ネットワークエンティティ200は、サポートされるものから実際に選択されたベースラインパラメータのセット202へのマッピングを見つけるための指示を使用してもよい。次いで、選択されたベースラインパラメータのセット202がサポートされるものに準拠しているか否かを確認してもよい。準拠している場合、ネットワークエンティティ200は、図5のステップ1bの要求に従って、エンティティ210についての分析出力201の生成のために選択されたベースラインパラメータのセット202と、関連する分析タイプのセットとを構成してもよい。
注:ネットワークエンティティ200における分析機能サービスの強化、及び異なる動作モードで定義された相互作用能力は、組み合わせて使用されることが可能である。例えば、動作モード1の選択肢Bは、他の動作モードのいずれかと使用できる。
以下に、ベースラインパラメータのセット202、及び提案される動作モード1~3に基づく分析生成についてのより具体的な実施形態について説明する。
図6は、動作モード1についての本発明の実施形態を示す。この実施形態では、
・NWDAFはネットワークエンティティ200の実施形態である。
・ポリシー制御機能(PCF, Policy Control Function)はエンティティ210の実施形態である。
・NWDAF200は、構成を介してベースラインパラメータ202を取得してもよい。NWDAF200は、分析タイプ毎及び/又は分析コンシューマ毎に使用されるベースラインパラメータ値のマッピングによって構成されてもよい。
・Nnwdaf_AnalyticsSubscription_notifyの入力パラメータ及びNnwdaf_AnalyticsInfo_Requestサービス操作の出力パラメータは、ベースラインパラメータのセット202を含むように拡張されてもよい。この実施形態では、NWDAF200の出力は、ベースラインパラメータ202のサブセット、すなわち、データボリューム、データセット特性を含んでもよい。
・NWDAFはネットワークエンティティ200の実施形態である。
・ポリシー制御機能(PCF, Policy Control Function)はエンティティ210の実施形態である。
・NWDAF200は、構成を介してベースラインパラメータ202を取得してもよい。NWDAF200は、分析タイプ毎及び/又は分析コンシューマ毎に使用されるベースラインパラメータ値のマッピングによって構成されてもよい。
・Nnwdaf_AnalyticsSubscription_notifyの入力パラメータ及びNnwdaf_AnalyticsInfo_Requestサービス操作の出力パラメータは、ベースラインパラメータのセット202を含むように拡張されてもよい。この実施形態では、NWDAF200の出力は、ベースラインパラメータ202のサブセット、すなわち、データボリューム、データセット特性を含んでもよい。
ネットワークエンティティ200及びエンティティ210のこの特定の実施形態では、PCF210は、必要とする分析出力201の生成のためにベースラインパラメータ202の正確な値を要求するように構成されなくてもよい。それにもかかわらず、PCF210は、NWDAF200からPCF210に送信される出力に含まれる拡張を通じて、その分析の生成のためのベースラインパラメータのセット202を認識してもよい。この拡張は、NWDAF200により公開される応答及び/又は通知サービス操作の定義へのベースラインパラメータのセット202の導入である。
図7は動作モード2の実施形態を示す。この実施形態では、
・NWDAF(NWDAF#1及び/又はNWDAF#2)はネットワークエンティティ200の実施形態である。
・NEFはエンティティ210の実施形態である。
・NWDAF200は、以下の2つの方法でベースラインパラメータ202を取得してもよい。
・NWDAF200は、分析タイプ毎及び/又は分析コンシューマ毎に使用されるベースラインパラメータのセット202のマッピングによって構成されてもよい。
・分析情報のサブスクリプション/要求についてのNWDAF200サービス操作は、ベースラインパラメータのセット202で拡張されてもよい。このように、NEF210は、(要求された分析IDの)分析生成のためのベースラインパラメータ202の特定のセットを要求してもよい401。
・図7のステップ6の間に、NWDAF200は、分析ID及び/又は分析コンシューマ毎に、構成されたベースラインパラメータ202によって、NEF210からの受信した要求されたベースラインパラメータのセット202を検査してもよい。要求されたベースラインパラメータ202が許可及び/又は許容されている場合、NWDAF200は、拡張NWDAFサービスの入力パラメータに含まれる要求されたベースラインパラメータのセット202に基づいて分析を生成してもよく、ベースラインパラメータのセット202に基づいて分析出力201を提供してもよい。
・Nnwdaf_AnalyticsSubscription_subscribeサービス操作の入力パラメータは、ベースラインパラメータのセット202、例えば、データボリューム、データセット特性、出力方策、出力同期期限を含むように拡張されてもよい。
・NWDAF(NWDAF#1及び/又はNWDAF#2)はネットワークエンティティ200の実施形態である。
・NEFはエンティティ210の実施形態である。
・NWDAF200は、以下の2つの方法でベースラインパラメータ202を取得してもよい。
・NWDAF200は、分析タイプ毎及び/又は分析コンシューマ毎に使用されるベースラインパラメータのセット202のマッピングによって構成されてもよい。
・分析情報のサブスクリプション/要求についてのNWDAF200サービス操作は、ベースラインパラメータのセット202で拡張されてもよい。このように、NEF210は、(要求された分析IDの)分析生成のためのベースラインパラメータ202の特定のセットを要求してもよい401。
・図7のステップ6の間に、NWDAF200は、分析ID及び/又は分析コンシューマ毎に、構成されたベースラインパラメータ202によって、NEF210からの受信した要求されたベースラインパラメータのセット202を検査してもよい。要求されたベースラインパラメータ202が許可及び/又は許容されている場合、NWDAF200は、拡張NWDAFサービスの入力パラメータに含まれる要求されたベースラインパラメータのセット202に基づいて分析を生成してもよく、ベースラインパラメータのセット202に基づいて分析出力201を提供してもよい。
・Nnwdaf_AnalyticsSubscription_subscribeサービス操作の入力パラメータは、ベースラインパラメータのセット202、例えば、データボリューム、データセット特性、出力方策、出力同期期限を含むように拡張されてもよい。
図8は動作モード3の実施形態を示す。この実施形態では、異なるネットワークオペレータ(異なる公衆陸上移動ネットワーク(PLMN, Public Land Mobile Network))に属する2つのNWDAFが示されている。このようなNWDAFは、このようなNWDAFの間の分析生成に使用されるべきベースラインパラメータのセット202を構成するために通信してもよい。この実施形態は以下を考慮する。
・NWDAF#1はネットワークエンティティ200の実施形態である。
・NWDAF#2はエンティティ210の実施形態である。
・この実施形態のステップは、図5に示すステップと全く同じ説明に従う。
・ベースラインパラメータのセット202の構成を可能にするために、NWDAF200、210について新たなサービスが定義されてもよい。図8は、NWDAF200、210の間の相互作用に使用される新たなサービス、操作及びパラメータを示している。特に、NWDAF#2は、提案されるベースラインパラメータのセット202を含むメッセージ501をNWDAF#1に送信し、NWDAF#1からサポートされるベースラインパラメータのセット202を含むメッセージ502を受信し、選択されたベースラインパラメータのセット202を含むメッセージ503を返信する。NWDAF#1は、選択されたベースラインパラメータのセット202を使用して、NWDAF#2により要求211された分析出力201を生成する。
・NWDAF#1はネットワークエンティティ200の実施形態である。
・NWDAF#2はエンティティ210の実施形態である。
・この実施形態のステップは、図5に示すステップと全く同じ説明に従う。
・ベースラインパラメータのセット202の構成を可能にするために、NWDAF200、210について新たなサービスが定義されてもよい。図8は、NWDAF200、210の間の相互作用に使用される新たなサービス、操作及びパラメータを示している。特に、NWDAF#2は、提案されるベースラインパラメータのセット202を含むメッセージ501をNWDAF#1に送信し、NWDAF#1からサポートされるベースラインパラメータのセット202を含むメッセージ502を受信し、選択されたベースラインパラメータのセット202を含むメッセージ503を返信する。NWDAF#1は、選択されたベースラインパラメータのセット202を使用して、NWDAF#2により要求211された分析出力201を生成する。
NWDAFの新たなサービスの実施形態についての他の可能な選択肢は、分析コンシューマが分析コンシューマ及び/又は分析タイプのセットに関連する潜在的な代替のベースラインパラメータのセット202を照会、検索することを可能にするサービス操作を含めることに基づく。この場合は、動作モード1で定義された選択肢Bに従う。この場合、ステップ1aはベースラインパラメータのセット202を含まない。
この特定の実施形態では、NWDAF#1 200及びNWDAF#2 210は異なるオペレータ、すなわち、異なるPLMNに属するので、NWDAF#2が分析出力201を生成する自身の能力の情報を共有せず、その能力に関して他のPLMNでの検索を要求することが有益になり得る。このように、双方が異なるオペレータの間で共有される情報量を低減できる。
以下に、複数のNWDAFインスタンスの分析出力からベースラインパラメータのセット202を使用して単一の分析出力201を生成する問題に適用可能な、本発明の更なる実施形態について、図9及び図10に関して説明する。
以下に説明する実現方式及び特徴は、独立して行われてもよく或いはいずれかの組み合わせで行われてもよい。
実現方式によれば、分析整合ポリシー(AAP, Analytics Alignment Policy)ポリシーを取得するように構成された第1のエンティティが提供される。第1のエンティティは、AAPに従って複数の分析出力に基づく単一の分析出力201を第2のエンティティに生成及び/又は出力してもよい。
実現方式では、第1のエンティティは、例えば第2のエンティティから、分析出力201の生成についての要求と、このような要求がAAPに関係するという指示とを取得してもよい。これは、第1のエンティティが、複数の分析出力に基づいて単一の分析出力を生成するための明示的な指示を受信することを意味する。或いは、第1のエンティティは、分析出力生成についての要求がAAPに関連することを識別してもよく、AAPに従って複数の分析出力に基づいて単一の分析出力201を生成する。
更なる実現方式では、第1のエンティティは、第1のエンティティがコーディネータの機能を含むことを示す情報を第3のエンティティに提供するように構成され、コーディネータの機能において、第1のエンティティは、AAPに従って複数の分析出力に基づいて単一の分析出力を生成するように構成される。
更なる実現方式では、AAPポリシーは、他のネットワークエンティティ、例えばOAMからの構成により取得されてもよい。或いは、AAPポリシーは予め定義されてもよい。
複数の分析出力は、以下のいずれかでもよい。
-複数のネットワークエンティティ200(又は分析機能)からの同じ分析出力タイプ
-同じネットワークエンティティ200からの同じ分析タイプ
-複数のネットワークエンティティ200からの異なる分析出力タイプ
-同じネットワークエンティティ200からの異なる分析タイプ
-複数のネットワークエンティティ200(又は分析機能)からの同じ分析出力タイプ
-同じネットワークエンティティ200からの同じ分析タイプ
-複数のネットワークエンティティ200からの異なる分析出力タイプ
-同じネットワークエンティティ200からの異なる分析タイプ
分析整合ポリシー(AAP, analytics alignment policy)は、同じタイプ又は異なる分析タイプの複数の分析出力のフィールドタイプ及び/又はフィールド値を、分析コンシューマ(例えば、エンティティ210)に提供される単一の分析出力201にマッピング、処理、構成するメカニズムを定義する。複数の分析出力は、同じ及び/又は複数の分析機能(1つ以上のネットワークエンティティ200)から生成できる。
AAPは、以下のフィールドのうち1つ以上を含んでもよい。
-複数の分析出力に基づいて生成される単一の分析出力のタイプ
-複数の関係する分析出力に基づいて生成される単一の分析出力タイプの識別情報
-複数の分析出力に基づいて生成される単一の分析出力のタイプ
-複数の関係する分析出力に基づいて生成される単一の分析出力タイプの識別情報
さらに、生成される単一の分析出力タイプについて、AAPは以下のうち少なくとも1つを更に含んでもよい。
-単一の分析出力タイプにマッピング、処理、構成される1つ以上の関係する分析出力タイプのリスト
-単一の分析出力201にマッピングされる分析出力を生成するための(例えば、1つ以上のネットワークエンティティ200の)複数の分析機能の識別情報
-複数の関係する分析出力タイプに基づいて生成される単一の分析出力タイプの構成フィールドタイプのリスト
-単一の分析出力タイプの構成フィールドタイプにマッピング及び/又は処理(可能な処理アクションはまた、集約、組み合わせ、データ操作でもよい)される必要がある、関係する分析出力タイプの1つ以上の関係するフィールドタイプ。例えば、1つの分析出力タイプはサービス体験でもよく、このような分析出力タイプからのフィールドタイプの一例はMOSフィールド(体験品質の値を定義する)でもよい。この分析のサービス体験の例では、単一の分析出力のフィールドはMOSタイプでもあり、このような単一の分析出力タイプにマッピングされる必要がある分析出力からのフィールドタイプは、単一の分析出力に結合/マッピングされる複数の分析出力のうち1つからのMOSフィールドタイプでもある。
-単一の分析出力201のフィールドにマッピング及び/又は処理されるべきAAPにおける関係するフィールドタイプのそれぞれについて、適用されるべき処理のタイプの定義が存在してもよい。例えば、サービス体験分析の出力タイプ(TS23.288で定義される)の場合、集約されるフィールドがMOS値である場合、集約のメカニズムは、「複数から最小値を選択すること」として定義されてもよい。
-単一の分析出力201の構成フィールドタイプにマッピング及び/又は処理されるべきAAPにおける関係するフィールドタイプのそれぞれについて、単一の分析出力201にこのようなフィールドの優先順位及び/又は重みの定義が存在してもよい。例えば、異なるタイプの分析出力に基づいて生成された単一の分析出力201が存在する場合、異なる分析の異なるフィールドタイプが異なる重みで処理できる。これは、各フィールドタイプが単一の分析出力201の処理にどの程度影響するかを構成できることを意味する。
-(例えば、1つ以上のネットワークエンティティ200の)複数の分析機能からの複数の分析出力から生成される単一の分析出力201の構成フィールドに含めることを許可又は制限すべき分析出力タイプからの関係するフィールドタイプのリスト
-単一の分析出力タイプにマッピング、処理、構成される1つ以上の関係する分析出力タイプのリスト
-単一の分析出力201にマッピングされる分析出力を生成するための(例えば、1つ以上のネットワークエンティティ200の)複数の分析機能の識別情報
-複数の関係する分析出力タイプに基づいて生成される単一の分析出力タイプの構成フィールドタイプのリスト
-単一の分析出力タイプの構成フィールドタイプにマッピング及び/又は処理(可能な処理アクションはまた、集約、組み合わせ、データ操作でもよい)される必要がある、関係する分析出力タイプの1つ以上の関係するフィールドタイプ。例えば、1つの分析出力タイプはサービス体験でもよく、このような分析出力タイプからのフィールドタイプの一例はMOSフィールド(体験品質の値を定義する)でもよい。この分析のサービス体験の例では、単一の分析出力のフィールドはMOSタイプでもあり、このような単一の分析出力タイプにマッピングされる必要がある分析出力からのフィールドタイプは、単一の分析出力に結合/マッピングされる複数の分析出力のうち1つからのMOSフィールドタイプでもある。
-単一の分析出力201のフィールドにマッピング及び/又は処理されるべきAAPにおける関係するフィールドタイプのそれぞれについて、適用されるべき処理のタイプの定義が存在してもよい。例えば、サービス体験分析の出力タイプ(TS23.288で定義される)の場合、集約されるフィールドがMOS値である場合、集約のメカニズムは、「複数から最小値を選択すること」として定義されてもよい。
-単一の分析出力201の構成フィールドタイプにマッピング及び/又は処理されるべきAAPにおける関係するフィールドタイプのそれぞれについて、単一の分析出力201にこのようなフィールドの優先順位及び/又は重みの定義が存在してもよい。例えば、異なるタイプの分析出力に基づいて生成された単一の分析出力201が存在する場合、異なる分析の異なるフィールドタイプが異なる重みで処理できる。これは、各フィールドタイプが単一の分析出力201の処理にどの程度影響するかを構成できることを意味する。
-(例えば、1つ以上のネットワークエンティティ200の)複数の分析機能からの複数の分析出力から生成される単一の分析出力201の構成フィールドに含めることを許可又は制限すべき分析出力タイプからの関係するフィールドタイプのリスト
図9及び図10の実施形態について、以下の2つの可能な方向性が存在する。
NWDAF中心の実施形態。特に、図9は、NWDAF中心の選択肢の実施形態のための5GSのNFにおける実施形態及びサービス拡張を示している。
・NWDAF(NWDAF#1及び/又はNWDAF#2)は複数のNWDAFインスタンスの出力に基づいて単一の分析出力201の生成を連携できるように、連携の役割及び/又はAAPポリシーで動作するような拡張を有する、例えば5GSにおけるネットワークエンティティ200である。この実施形態の方向性は以下を必要とする。
・NWDAF200がコーディネータの役割を果たすことができることの指示によるNWDAF NFプロファイルの拡張
・所与のNWDAFサービス領域において連携の役割を有するNWDAF200の発見。これは、コンシューマがコーディネータの役割のフラグを有するネットワークリポジトリ機能(NRF, Network Repository Function)を検索し、このような役割を有するNWDAFのリストを受信してもよいことを意味する。
・NWDAF(NWDAF#1及び/又はNWDAF#2)は複数のNWDAFインスタンスの出力に基づいて単一の分析出力201の生成を連携できるように、連携の役割及び/又はAAPポリシーで動作するような拡張を有する、例えば5GSにおけるネットワークエンティティ200である。この実施形態の方向性は以下を必要とする。
・NWDAF200がコーディネータの役割を果たすことができることの指示によるNWDAF NFプロファイルの拡張
・所与のNWDAFサービス領域において連携の役割を有するNWDAF200の発見。これは、コンシューマがコーディネータの役割のフラグを有するネットワークリポジトリ機能(NRF, Network Repository Function)を検索し、このような役割を有するNWDAFのリストを受信してもよいことを意味する。
NF中心の実施形態。特に、図10は、NF中心の選択肢の実施形態のための5GSのNFにおける実施形態及びサービス拡張を示している。
・いずれかのNF(例えば、NWDAF若しくはNEF又はSMF等)は、複数の分析機能(例えば、1つ以上のネットワークエンティティ200の、例えばNWDAF200)の出力に基づいて、単一の分析出力201の生成のための連携の役割及び/又はAAPポリシーで動作する能力によって拡張されてもよい。これは、例えば、複数のNWDAF200からの複数の分析出力をAFに配信される単一の分析出力に集約、マッピング、処理するために、AAPポリシーで動作する(エンティティ210としての)NEFの場合である。
・いずれかのNF(例えば、NWDAF若しくはNEF又はSMF等)は、複数の分析機能(例えば、1つ以上のネットワークエンティティ200の、例えばNWDAF200)の出力に基づいて、単一の分析出力201の生成のための連携の役割及び/又はAAPポリシーで動作する能力によって拡張されてもよい。これは、例えば、複数のNWDAF200からの複数の分析出力をAFに配信される単一の分析出力に集約、マッピング、処理するために、AAPポリシーで動作する(エンティティ210としての)NEFの場合である。
図9及び10は、連携の役割、APP及びベースラインパラメータのセット202の使用を考慮した本発明の実施形態を示す。これらの実施形態では、使用されるAAPはQoS持続可能性(Sustainability)分析出力タイプに関係している。図9におけるNWDAF#1 200及び図10におけるNEF210は、要求された分析の関心領域を検査するとき(図8におけるステップ2及び図10にけるステップ4)、複数の分析出力に基づいて単一の分析出力201を生成する必要性を識別する。双方の実施形態においてこの時点で、それぞれNWDAF#1及びNEFのエンティティは、複数のNWDAFインスタンスからの結果を単一の分析出力201に逆にマッピングするために必要な情報を含むエントリをAAPデータ構造に作成する。
AAPデータ構造には、以下の2つのクラスのフィールドが存在する。
・1つのフィールドタイプから他のフィールドタイプへのマッピングに関係するフィールドである静的フィールド、及び単一の分析出力201におけるこのようなフィールドの優先順位。これらの静的フィールドは取得され、すなわち、構成を介してAAPで動作するエンティティにおいて、例えばOAMにより構成される。例えば、図9及び図10のこれらの実施形態では、NWDAF及びNEFは、全てのタイプの原子的な単一の分析出力201(すなわち、同じタイプの複数の分析出力を必要とする単一の分析出力201)について単一の分析出力201を生成できるように予め構成されたAAPでもよい。実施形態の例では、これらは「QoS持続可能性」の分析IDについての単一の分析出力201のAAPで予め構成される。この特定の例では、TS 23.288の定義に従って、重要な分析出力フィールドタイプは「報告閾値の横断(Crossed Reporting Threshold)」である。異なるNWDAFからの異なる分析出力は、同じ分析出力フィールドについて完全に異なる値を有する可能性があるので、複数の分析出力からのこのようなフィールドタイプを単一の値にどのように処理するかの事前構成を有することができる。この場合、「報告閾値の横断」のフィールドタイプについての処理のタイプのAAPフィールドは、「悪い性能の選択」を含む。この実施形態では、単一の分析出力201の例が同じタイプの分析に基づいているので、「フィールド優先順位」のAAPフィールドを予め構成する必要はない。
・動的フィールドは、AAPで動作するエンティティの実際の実行に依存するフィールドである。この場合、この実施形態におけるNWDAF#1又はNEFが必要な複数の分析出力を提供するNWDAFを識別するとき、複数の分析出力を生成する分析機能の識別情報に関係するフィールドは、これらの値を動的にインスタンス化させる。
・1つのフィールドタイプから他のフィールドタイプへのマッピングに関係するフィールドである静的フィールド、及び単一の分析出力201におけるこのようなフィールドの優先順位。これらの静的フィールドは取得され、すなわち、構成を介してAAPで動作するエンティティにおいて、例えばOAMにより構成される。例えば、図9及び図10のこれらの実施形態では、NWDAF及びNEFは、全てのタイプの原子的な単一の分析出力201(すなわち、同じタイプの複数の分析出力を必要とする単一の分析出力201)について単一の分析出力201を生成できるように予め構成されたAAPでもよい。実施形態の例では、これらは「QoS持続可能性」の分析IDについての単一の分析出力201のAAPで予め構成される。この特定の例では、TS 23.288の定義に従って、重要な分析出力フィールドタイプは「報告閾値の横断(Crossed Reporting Threshold)」である。異なるNWDAFからの異なる分析出力は、同じ分析出力フィールドについて完全に異なる値を有する可能性があるので、複数の分析出力からのこのようなフィールドタイプを単一の値にどのように処理するかの事前構成を有することができる。この場合、「報告閾値の横断」のフィールドタイプについての処理のタイプのAAPフィールドは、「悪い性能の選択」を含む。この実施形態では、単一の分析出力201の例が同じタイプの分析に基づいているので、「フィールド優先順位」のAAPフィールドを予め構成する必要はない。
・動的フィールドは、AAPで動作するエンティティの実際の実行に依存するフィールドである。この場合、この実施形態におけるNWDAF#1又はNEFが必要な複数の分析出力を提供するNWDAFを識別するとき、複数の分析出力を生成する分析機能の識別情報に関係するフィールドは、これらの値を動的にインスタンス化させる。
AAPに基づく分析の統合のステップは、それぞれ図9におけるステップ8及び図10におけるステップ7を含み、受信した複数の分析出力の関係するフィールドタイプについてAAPで定義された処理メカニズムを適用し、このような処理の結果を取得して、AAPで定義された単一の分析出力の構成フィールドタイプに関係付ける/割り当てる/マッピングすることを含む。
例えば、図9及び図10の双方で使用されるQoS持続可能性分析出力タイプについて、異なるNWDAFにより生成された同じタイプ(すなわち、QoS持続可能性)の複数の分析出力に基づいて、QoS持続可能性のタイプの単一の分析出力が生成される必要がある。
したがって、図9及び図10のNWDAF及びNEFにおいて、それぞれ「制御AAP」は、これらのNFがQoS持続可能性タイプからの複数の分析出力に基づいて、QoS持続可能性のタイプの単一の分析出力を生成するためのAAPで構成されることを意味する。
(TS 23.288の6.9.3節で定義されているこのような分析IDのフィールドを考慮して)「QoS持続可能性」のタイプの分析IDの単一の生成のための構成されたAAPの1つの可能な例は以下を含む。
・単一の分析タイプの識別情報=「構成されたQoS持続可能性の統計」
・関係する分析出力タイプのリスト=「QoS持続可能性の統計」
・構成フィールドタイプのリスト=
○構成フィールドタイプ:「適用可能領域」
・複数の関係する分析出力タイプからの関係するフィールドタイプのリスト:それぞれ関係する分析出力からの「適用可能領域」
・関係するフィールドタイプ「適用可能領域」について、AAPは以下を定義する。
・関係する分析出力タイプのリスト=「QoS持続可能性の統計」
・構成フィールドタイプのリスト=
○構成フィールドタイプ:「適用可能領域」
・複数の関係する分析出力タイプからの関係するフィールドタイプのリスト:それぞれ関係する分析出力からの「適用可能領域」
・関係するフィールドタイプ「適用可能領域」について、AAPは以下を定義する。
・処理メカニズム:「全ての受信した分析出力からの全ての値を連結する」
○構成フィールドタイプ:「適用可能期間」
・複数の関係する分析出力からの関係するフィールドタイプのリスト:それぞれの分析出力からの「適用可能期間」
・関係するフィールドタイプ「適用可能期間」について、AAPは以下を定義する。
○構成フィールドタイプ:「適用可能期間」
・複数の関係する分析出力からの関係するフィールドタイプのリスト:それぞれの分析出力からの「適用可能期間」
・関係するフィールドタイプ「適用可能期間」について、AAPは以下を定義する。
・処理メカニズム:「全ての受信した分析出力からの全ての値を連結する」
○構成フィールドタイプ:「報告閾値の横断」
・複数の関係する分析出力からの関係するフィールドタイプのリスト:それぞれの分析出力からの「報告閾値の横断」
・関係するフィールドタイプ「適用可能期間」について、AAPは以下を定義する。
○構成フィールドタイプ:「報告閾値の横断」
・複数の関係する分析出力からの関係するフィールドタイプのリスト:それぞれの分析出力からの「報告閾値の横断」
・関係するフィールドタイプ「適用可能期間」について、AAPは以下を定義する。
・処理メカニズム:「最低の超過閾値を含む場合に選択する、又は最高の到達値を含む場合に選択する」
図11は、本発明の実施形態による、モバイルネットワークの分析生成のための方法1100を示す。方法1100は、ネットワークエンティティ200により実行されてもよく、第3の態様の方法に対応する。当該方法は、ベースラインパラメータのセット202を取得するステップ1101であり、ベースラインパラメータのセット202は、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力202を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップ1101と、関連する分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのための分析出力201を提供するステップ1102であり、分析出力201はベースラインパラメータのセット202に基づく、ステップ1102とを含む。
図11は、本発明の実施形態による、モバイルネットワークの分析生成のための方法1100を示す。方法1100は、ネットワークエンティティ200により実行されてもよく、第3の態様の方法に対応する。当該方法は、ベースラインパラメータのセット202を取得するステップ1101であり、ベースラインパラメータのセット202は、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力202を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップ1101と、関連する分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのための分析出力201を提供するステップ1102であり、分析出力201はベースラインパラメータのセット202に基づく、ステップ1102とを含む。
図12は、モバイルネットワークの分析を消費する分析コンシューマのための方法1200を示す。方法1200は、エンティティ210により実行されてもよく、第4の態様の方法に対応する。当該方法1200は、分析出力201についての要求211を提供するステップ1201であり、分析出力201は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのためのものである、ステップ1201と、分析出力201を受信するステップ1202であり、分析出力201は、ベースラインパラメータのセット202に基づいて生成され、ベースラインパラメータのセット202は、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力201を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップ1202とを含む。
本発明は、例としての様々な実施形態及び実現方式と共に記載されている。しかし、他のバリエーションが、図面、本開示及び独立請求項の研究から、特許請求の範囲の発明を実施する当業者により理解されて実施できる。特許請求の範囲及び明細書において、「含む」という用語は他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットは、特許請求の範囲に記載されているいくつかのエンティティ又は項目の機能を果たしてもよい。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利な実現方式に使用できないことを示すものではない。
Claims (23)
- モバイルネットワークの分析生成のためのネットワークエンティティ(200)であって、当該ネットワークエンティティ(200)は、
ベースラインパラメータのセット(202)を取得するように構成され、前記ベースラインパラメータのセット(202)は、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力(201)を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係し、
前記関連する分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットのための前記分析出力(201)を提供するように構成され、前記分析出力(201)は前記ベースラインパラメータのセット(202)に基づく、ネットワークエンティティ(200)。 - 前記ベースラインパラメータのセット(202)は、
前記分析出力(201)を生成するためのデータのボリューム、
前記分析出力(201)を生成するためのデータの1つ以上の統計特性及び/又はプロセス、
前記分析出力(201)を提供するための前記出力方策であり、前記分析出力(201)を強制するための指示を含む出力方策、
前記分析出力(201)を提供するための同期期限
のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載のネットワークエンティティ(200)。 - 前記ベースラインパラメータのセット(202)を、特に前記分析出力(201)と共に提供するように更に構成される、請求項1に記載のネットワークエンティティ(200)。
- 前記分析出力(201)を生成するための前記ベースラインパラメータのセット(202)を提供するための第1の要求(301)を受信し、
前記第1の要求(301)に応じて(302)前記ベースラインパラメータのセット(202)を提供するように更に構成される、請求項1に記載のネットワークエンティティ(200)。 - 前記第1の要求(301)は、
1つ以上の分析出力タイプの識別情報、
1つ以上の分析出力(201)の識別情報、
分析出力(201)のコンシューマの1つ以上のタイプ、
分析出力(201)の前記コンシューマの1つ以上の識別情報のうち少なくとも1つを含む、請求項4に記載のネットワークエンティティ(200)。 - 前記分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットに関連する要求されたベースラインパラメータのセット(202)を示す第2の要求(401)を受信するように更に構成され、
前記分析出力(201)は、前記ベースラインパラメータのセット(202)としての前記要求されたベースラインパラメータのセット(202)に基づく、請求項1に記載のネットワークエンティティ(200)。 - 前記分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットに関連する要求されたベースラインパラメータのセット(202)を示す第2の要求(401)を受信し、
前記要求されたベースラインパラメータのセット(202)からベースラインパラメータのサブセット(202)を選択し、
前記分析出力(201)を生成するために前記ベースラインパラメータのセット(202)に前記ベースラインパラメータのサブセット(202)を含めるように更に構成される、請求項1に記載のネットワークエンティティ(200)。 - 前記要求されたベースラインパラメータのセット(202)が前記ネットワークエンティティ(200)によりサポートされていない場合及び/又は許可されていない場合、前記要求されたベースラインパラメータのセット(202)に関するサポートがないこと及び/又は許可がないことの指示(402)を提供するように更に構成される、請求項3乃至7のうちいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(200)。
- 前記第2の要求(401)は前記分析出力(201)についての要求を含む、請求項6又は7に記載のネットワークエンティティ(200)。
- 前記分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットに関連する1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセット(202)を示す第3の要求(501)を受信し、
前記提案されるベースラインパラメータのセット(202)から1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)を選択するように更に構成され、前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)は前記ネットワークエンティティ(200)によりサポートされ、
前記第3の要求(501)への応答(502)を提供するように更に構成され、前記応答(502)は前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)を示す、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(200)。 - 前記第3の要求(501)への前記応答(502)は、前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)の識別情報を更に含み、前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)の前記識別情報は、前記選択された1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)への第3の要求(501)に関係する、請求項10に記載のネットワークエンティティ(200)。
- 前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)からの選択されたベースラインパラメータのセット(202)を示すメッセージ(503)を受信し、
前記選択されたベースラインパラメータのセット(202)を、前記分析出力(201)を生成するための前記ベースラインパラメータのセット(202)として使用するように更に構成される、請求項11に記載のネットワークエンティティ(200)。 - 前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)からの選択されたベースラインパラメータのセット(202)を示す前記メッセージ(503)は、前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)の前記識別情報を更に含む、請求項12に記載のネットワークエンティティ(200)。
- 構成により、前記関連する分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットのための前記分析出力(201)を生成するための前記ベースラインパラメータのセット(202)を取得するように更に構成される、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(200)。
- 当該ネットワークエンティティ(200)は、特にネットワークデータ分析機能(NWDAF)を含む制御プレーンエンティティであるか、或いは、
前記ネットワークエンティティ(200)は管理プレーンエンティティである、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(200)。 - モバイルネットワークの分析生成のためのネットワークエンティティ(200)により提供される分析を消費するためのエンティティ(210)であって、当該エンティティ(210)は、
分析出力(201)についての要求(211)を提供するように構成され、前記分析出力(201)は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのためのものであり、
前記分析出力(201)を受信するように構成され、前記分析出力(201)は、ベースラインパラメータのセット(202)に基づいて前記ネットワークエンティティ(200)により生成され、前記ベースラインパラメータのセット(202)は、(a)前記分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットに関連し、(b)前記分析出力(201)を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、エンティティ(210)。 - 前記分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットに関連する前記ベースラインパラメータのセット(202)を、特に要求された分析出力(201)と共に取得するように更に構成される、請求項16に記載のエンティティ(210)。
- 前記分析出力(201)を生成するための前記ベースラインパラメータのセット(202)についての第1の要求(301)を提供し、
前記第1の要求(301)に応じて(302)前記ベースラインパラメータのセット(202)を受信するように更に構成される、請求項16又は17に記載のエンティティ(210)。 - 前記分析出力(201)を生成するための要求されたベースラインパラメータのセット(202)を示す第2の要求(401)を提供するように更に構成され、
前記分析出力(201)は、前記要求されたベースラインパラメータのセット(202)に基づいて前記ネットワークエンティティ(200)により生成される、請求項16又は17に記載のエンティティ(210)。 - 前記分析出力(201)を生成するための前記分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットに関連する1つ以上の提案されるベースラインパラメータのセット(202)を示す第3の要求(501)を提供し、
1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)及び/又は前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)の識別情報を受信するように更に構成され、前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)は、前記提案されるベースラインパラメータのセット(202)に含まれ、前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)の前記識別情報は、前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)への前記第3の要求(501)に関係し、
選択されたベースラインパラメータのセット(202)及び/又は前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)の前記識別情報を示すメッセージ(502)を提供するように更に構成され、前記選択されたベースラインパラメータのセット(202)は前記1つ以上のサポートされるベースラインパラメータのセット(202)から選択され、
前記分析出力(201)は、前記選択されたベースラインパラメータのセット(202)に基づいて前記ネットワークエンティティ(200)により生成される、請求項16又は17に記載のエンティティ(210)。 - モバイルネットワークの分析生成のための方法(1100)であって、当該方法(1100)は、
ベースラインパラメータのセット(202)を取得するステップ(1101)であり、前記ベースラインパラメータのセットは、(a)分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットに関連し、(b)分析出力(201)を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップ(1101)と、
前記関連する分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットのための前記分析出力(201)を提供するステップ(1102)であり、前記分析出力(201)は前記ベースラインパラメータのセット(202)に基づく、ステップ(1102)と
を含む方法(1100)。 - モバイルネットワークの分析を消費する分析コンシューマのための方法(1200)であって、当該方法(1200)は、
分析出力(201)についての要求(211)を提供するステップ(1201)であり、前記分析出力(201)は、分析コンシューマのセット及び/又は分析タイプのセットのためのものである、ステップ(1201)と、
前記分析出力(201)を受信するステップであり、前記分析出力(201)は、ベースラインパラメータのセット(202)に基づいて生成され、前記ベースラインパラメータのセット(202)は、(a)前記分析コンシューマのセット及び/又は前記分析タイプのセットに関連し、(b)前記分析出力(201)を提供するための統計特性及び/又はプロセス及び/又は出力方策のうち少なくとも1つに関係する、ステップと
を含む方法(1200)。 - コンピュータ上で実行されたとき、請求項21又は22に記載の方法(1100、1200)を実行するためのプログラムコードを含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラム。
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JP2022551578A Division JP7457146B2 (ja) | 2020-02-27 | 2020-02-27 | モバイルネットワークにおける分析の生成及び消費 |
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