JP2024093335A - 撮像装置、及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】映像配信の素早い再開を可能としながらも、配信者の意図せぬ映像の配信を防ぐことができる技術を提供する。【解決手段】撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する映像配信機能を有する撮像装置が、撮影した映像を表示する表示部と、撮影した映像の映像配信を制御する制御部と、を有する。前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御し、前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、映像配信機能を有する撮像装置、撮像装置の制御方法に関するものである。
近年、動画撮影機能や映像配信機能を有する撮像装置が普及しはじめている。映像配信機能とは、撮像装置をインターネットに直接接続し、撮像装置で撮影中の動画を映像配信サーバー経由でライブ配信する機能である。パーソナルコンピュータ等を用いずに、撮像装置単体で手軽に映像配信を楽しむことができる。他方、近年益々、撮像装置の小型軽量化が求められる傾向にある。それに伴い、バッテリー容量も小さくなり、バッテリー切れによって映像配信が中断するというリスクが増している。
従来、映像配信が意図せぬ要因で中断した場合に、映像配信サーバーとの接続や配信設定入力等の操作を初めからやり直すことなく映像配信を再開させるための技術が知られている。例えば、特許文献1では映像配信システムの通信回線が切断された場合に、所定時間内に再接続されれば、切断以前と同じ状態を継続して映像配信を可能にすることができる技術について開示されている。
特開2000-59760号公報
中断された映像配信を再開するまでに時間がかかると、配信していた映像の視聴者の視聴離れを招いてしまう。また、一定時間以上接続が行われないとタイムアウトとなり、映像配信サーバー側で映像配信イベントの強制終了が行われる等の問題がある。そのため素早く映像配信を再開させることが望まれる。
しかしながら、素早く映像配信を再開するために、従来技術(特許文献1)のようにユーザー操作を省略し自動で映像配信を再開させると、ユーザー(配信者)が意図しない映像を配信してしまう恐れがある。
そこで本発明の目的は、映像配信の素早い再開を可能としながらも、配信者の意図せぬ映像の配信を防ぐことができる技術を提供することにある。
本開示は、撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する映像配信機能を有する撮像装置であって、撮影した映像を表示する表示部と、撮影した映像の映像配信を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御し、前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御する、ことを特徴とする撮像装置を含む。
本発明によれば、中断された映像配信の再開時に、意図せぬ映像の配信をさせることなく、素早く映像配信を再開させることが可能となる。
撮像装置の前面および背面の外観図。 撮像装置の構成を示すブロック図。 ネットワーク構成の一例を示す図。 映像配信処理のフローチャートを示す図。 撮像装置の設定画面の一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
<デジタルカメラ100の外観図>
図1A,図1Bに、本発明を適用可能な装置(電子機器)の一例としてのデジタルカメラ100(撮像装置)の外観図を示す。図1Aはデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1Bはデジタルカメラ100の背面斜視図である。
表示部28は、デジタルカメラ100の背面に設けられた表示部であり、画像や各種情報を表示する。タッチパネル70aは、表示部28の表示面(タッチ操作面;タッチスクリーン)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部43は、デジタルカメラ100の上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするデジタルカメラ100の様々な設定値を表示する。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部材である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材である。端子カバー40は、デジタルカメラ100を外部機器に接続する接続ケーブル等とのコネクタ(不図示)を保護するカバーである。端子カバー40を外した箇所に、外部マイク入力端子、HDMI(登録商標)出力端子、ヘッドフォン端子などのコネクタが設けられている。
メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のONとOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は回転操作部材であり、サブ電子ダイヤル73を回すことで、選択枠(カーソル)の移動や画像送りなどが行える。4方向キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能に構成され、4方向キー74の押した部分に応じた処理が可能である。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始や停止の指示に用いられる物理的な押しボタンである。AEロックボタン77は押しボタンであり、撮影待機状態でAEロックボタン77を押下することにより、露出状態を固定することができる。拡大ボタン78は、撮影モードのライブビュー表示(LV表示)において拡大モードのONとOFFを切り替えるための操作ボタンである。拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、ライブビュー画像(LV画像)の拡大や縮小を行える。再生モードにおいては、拡大ボタン78は、再生画像を拡大したり、その拡大率を増加させるたりするための操作ボタンとして機能する。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替えるための操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200(後述)に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。メニューボタン81はメニュー画面を表示させる指示操作を行うために用いられる押しボタンであり、メニューボタン81が押されると各種の設定が可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向キー74やSETボタン75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
タッチバー82(マルチファンクションバー:M-Fnバー)は、タッチ操作を受け付けることが可能なライン状のタッチ操作部材(ラインタッチセンサー)である。タッチバー82は、右手の人差し指でシャッターボタン61押下可能なようにグリップ部90を右手で握った状態(右手の小指、薬指、中指で握った状態)で、右手の親指でタッチ操作可能(タッチ可能)な位置に配置されている。すなわち、タッチバー82は接眼部16に接眼してファインダーを覗き、いつでもシャッターボタン61を押下できるように構えた状態(撮影姿勢)で操作可能な位置に配置されている。タッチバー82は、タッチバー82に対するタップ操作(タッチして所定期間以内に移動せずに離す操作)、左右へのスライド操作(タッチした後、タッチしたままタッチ位置を移動する操作)などを受け付け可能な受付部である。タッチバー82は、タッチパネル70aとは異なる操作部材であり、表示機能を備えていない。配信開始ボタン84は、映像配信(ライブ配信)の開始や停止の指示に用いられる物理的な押しボタンである。
通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150(後述;着脱可能)側と通信を行うための通信端子である。接眼部16は、接眼ファインダー17(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザーは、接眼部16を介して内部のEVF29(Electronic View Finder)に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は、接眼部16にユーザー(撮影者)が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。蓋202は、記録媒体200(後述)を格納するスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構える際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラ100を保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61とメイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73とタッチバー82が配置されている。サムレスト部91(親指待機位置)は、デジタルカメラ100の背面側の、どの操作部材も操作しない状態でグリップ部90を握った右手の親指を置きやすい箇所に設けられたグリップ部材である。サムレスト部91は、保持力(グリップ感)を高めるためのラバー部材などで構成される。
<デジタルカメラ100の構成ブロック図>
図2は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、これら通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によってAF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子(イメージセンサー)である。撮像部22は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する撮像面位相差センサーを有していてもよい。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理、等)を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御部50は、画像処理部24により得られた演算結果に基づいて露光制御や測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、等が行われる。画像処理部24は更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
デジタルカメラ100には、内蔵されたマイク93、または外部マイク入力端子を介して接続された外部マイクから、音声信号を取得する音声入力部(不図示)が設けられる。システム制御部50は、入力された音声信号を必要に応じて選択し、アナログデジタル変換を行い、レベルの適正化処理、特定周波数の低減処理等をして音声データを生成する。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。あるいは、A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24を介さずにメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28やEVF29に表示するための画像データや、音声データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28やEVF29に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28やEVF29により表示される。表示部28とEVF29のそれぞれは、LCDや有機EL等のディスプレイであり、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ信号に変換し、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV)が行える。以下、ライブビュー表示で表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサー及び/または少なくとも1つの回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、プロセッサーであり、回路でもある。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28、EVF29等を制御することにより表示制御も行う。また、システム制御部50は、撮像部22から得られた映像データと音声入力部から得られた音声データを基に動画エンコードを行い、所定の形式の動画ファイルを生成する処理も行う。
システムメモリ52は例えばRAMである。システム制御部50は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等をシステムメモリ52に展開する。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等である。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記録される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続された外部機器との間で、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、BluetoothやBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である(Bluetoothは登録商標である。)。通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、外部機器から画像データや動画記録開始指示などの各種情報を受信することができる。また動画記録開始指示を外部機器から受け取ったとき、発光部102を光らせたり、スピーカー92から電子音を鳴らしたりすることでユーザーに指示の受信を知らせることができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57は、接眼ファインダー17(以後、単に「ファインダー」と記載する)の接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替設定が自動切替である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。また、接眼中は表示先をEVF29として表示をオンとし、表示部28は非表示とする。接眼検知部57としては、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダー17の接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(図示せず)から投光した赤外線が物体で反射して赤外線近接センサーの受光部(図示せず)で受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる状態を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替
えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出などを行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
操作部70は、ユーザーからの操作(ユーザー操作)を受け付ける入力部であり、システム制御部50に各種の動作指示を入力するために使用される。図2に示すように、操作部70は、シャッターボタン61、モード切替スイッチ60、電源スイッチ72、タッチパネル70a、動画ボタン76、配信開始ボタン84、その他の操作部材70b等を含む。その他の操作部材70bには、メイン電子ダイヤル71、サブ電子ダイヤル73、4方向キー74、SETボタン75、AEロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81、タッチバー82、等が含まれる。
シャッターボタン61は、第1シャッタースイッチ62と第2シャッタースイッチ64を備える。第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから、撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に書き込むまでの、一連の撮影処理の動作を開始する。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示された複数のモードのいずれかに、他の操作部材を用いて選択的に切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
タッチパネル70aは、表示部28の表示面(タッチパネル70aの操作面)への各種タッチ操作を検出するタッチセンサーである。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは、光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。タッチパネル70aを有する表示部28はタッチパネルディスプレイと呼ばれ、タッチパネル
ディスプレイにより提供されるタッチ操作可能な画面はタッチスクリーンと呼ばれる。
システム制御部50は、タッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)
・指やペンがタッチパネル70aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンがタッチパネル70aから離れた(リリースされた)こと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。そして、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。更に、複数箇所(例えば2点)を共にタッチして(マルチタッチして)、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。また、所定時間内に素早く続けてタップを行うタッチ操作をダブルタップ、所定時間以上タッチオンを継続した後にタッチアップするタッチ操作をロングタップ(いわゆる長押し)と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものであってもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
<映像配信機能>
本実施形態のデジタルカメラ100は、映像配信機能(ライブ配信機能とも称する。)を有している。映像配信機能を利用することにより、デジタルカメラ100単体で、撮影中の動画をインターネットを通じてライブ配信することが可能である。
図3は、映像配信に関するネットワーク構成の一例である。図3において、符号300はインターネット304上の映像配信サーバーである。映像配信サーバー300は、CPU(プロセッサー)、メモリ、ストレージ、通信I/Fなどを備えるコンピュータシステムにより構成される。デジタルカメラ100は、インターネット304を介して映像配信サーバー300に直接接続し、撮影した映像データを映像配信サーバー300へ転送可能である。映像配信サーバー300は、デジタルカメラ100から転送される映像データを受信して、ストレージ(記憶装置)に映像データを保存(保管)したり、映像データを視聴者のクライアント端末301に配信することができる。符号302はインターネット304を経由した通信経路であり、デジタルカメラ100と映像配信サーバー300を接続している。符号303はインターネット304を経由した通信経路であり、クライアント端末301と映像配信サーバー300を接続している。クライアント端末301は映像配信サーバー300から転送された映像を表示する表示部305を備える。クライアント端末301は、CPU(プロセッサー)、メモリ、ストレージ、通信I/Fなどを備えるコンピュータシステムにより構成される。例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機器、デジタルサイネージなどがクライアント端末301になり得る。
デジタルカメラ100で映像配信を開始する際の手順の一例を説明する。ユーザーは、予め、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどのユーザー端末から映像配信サーバー300にログインし、ライブ配信イベントを予約登録する。そして、ユーザーは、デジタルカメラ100を起動し、機能メニューから映像配信(ライブ配信)を選択する。続いて、ユーザーは、デジタルカメラ100の表示部28のガイダンス表示に従って、配信設定の入力を行う。配信設定は、映像配信に関する設定である。配信設定は、例えば、利用規約の確認・同意、映像配信イベントの選択、イベントの配信内容(タイトル、配信開始時間など)の確認、ストリーミング設定(解像度、ビットレート)、動画の加工処理などを含んで良い。これらの準備操作が完了すると、撮影中の映像がデジタルカメラ100の表示部28にプレビュー表示される。この状態で、ユーザーが配信開始ボタン84を押下すると、映像配信(映像配信サーバー300への動画データの転送)が始まる。
ところで、バッテリー切れなどの意図せぬ要因により映像配信が中断することがある。そのような場合に、上記のような準備操作を初めからやり直さなければならないと、映像配信を再開するまでにある程度の時間を要してしまい、視聴者の視聴離れや映像配信イベントの強制終了が起こる可能性があり、好ましくない。素早い再開を実現するためにユーザー操作をすべて省略し自動的に映像配信を再開させることは技術的には可能であるが、実用上は好ましくない。ユーザー(配信者)が配信再開のタイミングを予測できないため、ユーザーが意図しない映像が誤って配信されてしまう恐れがあるからである。
そこで、本実施形態のデジタルカメラ100は、映像配信の素早い再開と意図せぬ映像の誤配信の防止の両立を図るため、次のような構成を採用する。
図4は、デジタルカメラ100の映像配信処理(ライブ配信処理)のフローチャートである。各処理は電源スイッチ72を電源オン時にシステム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
ステップS301において、システム制御部50は、不揮発性メモリ56から配信状態を取得し、配信状態が「正常終了」かを判定する。正常終了の場合はステップS303へ進み、正常終了ではない場合はステップS302へ進む。配信状態は、前回の映像配信処理が正常終了したか異常終了したかを示すフラグであり、不揮発性メモリ56に記憶され
ている。前回が「正常終了」の場合は、今回は新規の映像配信を開始するものとみなし、後述する配信再開処理は行わない。他方、前回が「異常終了」の場合は、前回の映像配信が途中で終了したとみなし、必要に応じて前回の映像の配信再開処理を行うのである。
ステップS302において、システム制御部50は、不揮発性メモリ56からライブ配信再開設定を取得し、ライブ配信再開設定が「自動再開する」に設定されているかを判定する。「自動再開する」に設定されている場合はステップS315へ進み、「自動再開する」に設定されていない場合はステップS303へ進む。ライブ配信再開設定は、中断した映像配信の再開処理を行うか否かを示すフラグであり、不揮発性メモリ56に記憶されている。ライブ配信再開設定の値は、ユーザーが変更することができる。図5は、設定値を変更する設定画面の一例である。ボタン501~502はライブ配信再開設定の選択項目を示す。ボタン501~502は所謂ラジオボタンであり、いずれか一つの項目を択一的に選択可能である。ボタン501を選択するとライブ配信を「自動再開する」設定にし、ボタン502を選択するとライブ配信を「自動再開しない」設定にすることができる。「自動再開しない」設定の場合は、ライブ配信再開時も、新規の映像配信の開始時と同じ処理(S403~S408)を行うこととなる。
(通常の動作)
ステップS403において、システム制御部50は、デジタルカメラ100の表示部28にガイダンス表示を出力し、ユーザーに配信設定の入力を促す。前述のように、配信設定は、例えば、利用規約の確認・同意、映像配信イベントの選択、イベントの配信内容(タイトル、配信開始時間など)の確認、ストリーミング設定(解像度、ビットレート)、動画の加工処理などを含んで良い。システム制御部50は、ユーザーからの入力を受け、メモリ制御部15を介してメモリ32にユーザー入力データを記録する。
ステップS404において、システム制御部50は、メモリ制御部15を介してメモリ32からユーザー入力データを取得し、不揮発性メモリ56に配信設定を記録する。
ステップS405において、システム制御部50は、撮像部22からの信号読み出しなどを開始し、動画撮影開始処理を行う。この時システム制御部50は撮像部22から取得した映像データを使用し、表示部28にライブビュー画像の表示を行う。
ステップS406において、システム制御部50は、配信開始ボタン84が押下されたかを判定する。配信開始ボタン84が押下された場合はステップS407へ進む。配信開始ボタン84の押下を検知するまでステップS406の処理が繰り返される。
ステップS407において、システム制御部50は、通信部54をインターネット304を介して映像配信サーバー300と接続する。具体的には、システム制御部50は、映像配信サーバー300との接続の確立、ログイン、映像配信イベントの特定、イベントの状態の確認などの処理を実行する。
ステップS408において、システム制御部50は、映像配信を開始する。以後、配信が終了するまで、撮像部22から取得した映像データが通信部54から映像配信サーバー300へ送信され続ける。
ステップS409において、システム制御部50は、メモリ制御部15を介して不揮発性メモリ56内の配信状態フラグに「異常終了」という値を記録する。予め「異常終了」という値を設定しておく理由は、異常終了の発生タイミングや発生原因は予測できないため、正常終了しない限りは、「異常終了」という記録をデフォルトで残せるようにするためである。
ステップS410において、システム制御部50は、配信が継続出来ない状態かを判定する。配信が継続出来ない状態とは、例えば電源部30の電池残量不足や、デジタルカメラ100の昇温による機器保護機能の発動や、ネットワーク通信の障害等がありうる。配信が継続できない状態と判定された場合はステップS413へ進み、配信が継続できない状態と判定されなかった場合はステップS411へ進む。
ステップS411において、システム制御部50は、配信開始ボタン84が押下されたかを判定する。映像配信中に配信開始ボタン84が押下されたときは、配信停止の操作となる。配信開始ボタン84の押下を検知した場合はステップS412へ進み、配信開始ボタン84の押下が検知されなかった場合はステップS410へ進む。
ステップS412において、システム制御部50は、メモリ制御部15を介して不揮発性メモリ56内の配信状態フラグに「正常終了」という値を記録し、ライブ配信モードを終了する。
なお、本フローの途中で、電源スイッチの誤操作による電源オフや、モードダイヤルなどの誤操作などの異常系操作が行われた場合も、映像配信が中断(異常終了)する。このような場合も、配信状態フラグが「異常終了」という値のままであるため、デジタルカメラ100の電源を再投入したり、モードダイヤルを戻したりして映像配信モードになると、配信再開処理が開始されることとなる。
(映像配信が異常終了した場合の動作)
ステップS410において、配信が継続できない状態と判定された場合はステップS413へ進む。ステップS413において、システム制御部50は、デジタルカメラ100を停止状態にする処理(シャットダウン)を行う。この時、通信部54と映像配信サーバー300との接続は解除される。
ステップS414において、システム制御部50は、デジタルカメラ100を起動状態にする処理(再起動)を行い、起動が完了したかを判定する。起動完了と判定された場合は、ステップS401へ進む。ステップS401において、システム制御部50は、配信状態が「異常終了」であると判定してステップS402へ進む。ユーザーにより「自動再開する」に設定されている場合、ステップS415以降の再開処理が実行される。
ステップS415において、システム制御部50は、不揮発性メモリ56から配信設定を読み出す。この配信設定は、映像配信に関する設定であって、中断した映像の配信を開始する際(ステップS403、S404)にユーザーにより入力され、不揮発性メモリ56に保存されていた情報である。システム制御部50は、不揮発性メモリ56から取得した配信設定を、メモリ制御部15を介してメモリ32にセットする。
ステップS416において、システム制御部50は、通信部54をインターネット304を介して映像配信サーバー300と接続する。具体的には、システム制御部50は、映像配信サーバー300との接続の確立、ログイン、映像配信イベントの特定、イベントの状態の確認などの処理を実行する。ステップS416の処理は、ステップS407の処理に対応する。
ステップS417において、システム制御部50は、不揮発性メモリ56又は記録媒体200からダミー画像を取得し、通信部54から映像配信サーバー300にダミー画像を送信する。
ステップS418において、システム制御部50は、撮像部22からの信号読み出しなどを開始し、動画撮影開始処理を行う。この時システム制御部50は撮像部22から取得した映像データを使用し、表示部28にライブビュー画像の表示を行う。ステップS418の処理は、ステップS405の処理に対応する。
ステップS419において、システム制御部50は、配信開始ボタン84が押下されたかを判定する。配信開始ボタン84が押下された場合はステップS408へ進み、システム制御部50は映像配信を開始(再開)する。配信開始ボタン84の押下を検知するまでステップS419の処理が繰り返される。
以上述べた本実施形態の構成及び処理によれば、映像配信が異常終了した場合に、自動的に配信再開のための処理(ステップS413~S419)が実行される。このとき、配信設定を不揮発性メモリ56に保存しておくことで、デジタルカメラ100を再起動したとしても、前回の配信設定のデータを参照(再利用)できるようにしている。つまり、映像配信が異常終了した場合は、不揮発性メモリ56に記録された配信設定に基づいて映像配信サーバー300との接続が自動的に再開されるように制御される。それゆえ、再開処理では、余計なインタラクション(確認や入力操作)を行うことなく、配信可能な状態(映像配信サーバー300への接続及びログインや映像配信イベントの特定などの準備処理が完了した状態)まで自動かつ速やかに整えることができる。ただし、本実施形態では、配信可能な状態までの準備が整った後、ユーザーから明示的な配信開始の指示がなされるのを待ち(ステップS419)、配信開始が指示されるまでは実際の映像配信を再開しない。このような仕組みにより、映像配信の素早い再開と意図せぬ映像の誤配信の防止の両立を図ることができる。
また、本実施形態では、準備処理が完了し映像配信サーバー300との接続が確立された後、ユーザーから配信開始の指示を受け付けるまでの間、撮影した映像の代わりにダミー画像を送信する(ステップS417)。ダミー画像はどのような画像でもよいが、例えば、視聴者に対し、配信トラブルが生じている旨や、間も無く再開するので待機してほしい旨などを通知する画像であるとよい。配信再開までの間、ダミー画像を視聴者に配信しておくことで、視聴者の不安を解消でき、視聴離れを防ぐことが期待できる。ユーザーは、ダミー画像とする画像データを記録媒体200に格納しておく。そして、ユーザーは、操作部70を操作して、記録媒体内に記録されている所望の画像データをダミー画像としてデジタルカメラ100に設定しておく。設定されたダミー画像は不揮発性メモリ56内にも格納されても良い。画像データは、PCなどで生成した画像データでも良いし、デジタルカメラで撮影した画像でも良い。しかし、視聴者に対し通知を行う場合は、配信トラブルが生じている旨や、間も無く再開するので待機してほしい旨の文字を含む画像データを生成し、ダミー画像として登録しておくとよい。また、上述の実施形態では、映像配信サーバー300との接続を再開(S416)した後に、ダミー画像を映像配信サーバー300に送信する(S417)こととした。しかし、映像配信サーバー300との接続を再開する前、つまり、配信が異常終了する前、例えば、配信開始前に、ダミー画像を予め映像配信サーバー300に登録しておくようにしてもよい。この場合、映像配信サーバー300は、デジタルカメラ100(撮像装置)との接続が異常終了した場合に、予め登録されたダミー画像を、次の配信が開始されるまで視聴者に配信するような制御を実行する。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本明細書の開示は、以下の構成、方法、プログラムを含む。
(構成1)
撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する映像配信機能を有する撮像装置であって、
撮影した映像を表示する表示部と、
撮影した映像の映像配信を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御し、前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御する、
ことを特徴とする撮像装置。
(構成2)
前記制御部は、実行する映像配信に関する設定をメモリに記録しておき、前記メモリに記録されている前記設定を参照して前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御する、
構成1に記載の撮像装置。
(構成3)
前記メモリは、前記設定を非一時的に記憶可能な不揮発性のメモリであり、
前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、前記撮像装置を再起動した後に、前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御する、
構成2に記載の撮像装置。
(構成4)
前記制御部は、前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開した後、前記ユーザーから配信開始の指示を受け付けるまでの間、撮影した映像を前記映像配信サーバーに送信せずに、ダミー画像を前記映像配信サーバーへ送信するように制御する、
構成1に記載の撮像装置。
(構成5)
前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するか否かの設定をユーザーが変更可能である、
構成1に記載の撮像装置。
(構成6)
前記異常終了は、前記撮像装置の電池残量不足、前記撮像装置の昇温、ネットワーク通信の障害、および、ユーザーによる誤操作のうちいずれかの原因による映像配信の中断である、
構成1に記載の撮像装置。
(構成7)
映像配信に関する設定をユーザーに設定させる設定手段と、
ユーザーからの配信開始の指示を受け付ける受付手段と、を有し、
前記映像配信サーバーを介した映像配信を開始する場合に、前記設定手段により映像配信に関する設定をユーザーに設定させ、その後、前記受付手段によりユーザーからの配信開始の指示を受け付け、
前記制御部は、前記映像配信サーバーを介した映像配信を開始する場合に、前記設定された前記映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーに接続し、前記受付手段により前記配信開始の指示を受け付けたことに応じて、前記映像配信サーバーに撮影した映像を送信するように制御する、
構成1に記載の撮像装置。
(構成8)
前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定を前記設定手段によりユーザーに設定させずに、前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するよう
に制御し、前記受付手段によりユーザーから前記配信開始の指示を受け付けたことに応じて、撮影した映像の配信を再開するように制御する、構成7に記載の撮像装置。
(構成9)
前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開しない設定がされており、映像配信が異常終了した場合に、前記制御部は、映像配信に関する設定を前記設定手段によりユーザーに設定させ、その後、前記受付手段によりユーザーから前記配信開始の指示を受け付けたことに応じて、撮影した映像の配信を再開するように制御する、
構成8に記載の撮像装置。
(方法1)
撮像装置の制御方法であって、
撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する制御を行うことと、
映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御することと、
前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御することと、を含む、
撮像装置の制御方法。
(プログラム1)
撮像装置のプロセッサーに、
撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する制御を行うことと、
映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御することと、
前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御することと、を実行させるための、
プログラム。
100:デジタルカメラ
28:表示部
50:システム制御部
300:映像配信サーバー

Claims (11)

  1. 撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する映像配信機能を有する撮像装置であって、
    撮影した映像を表示する表示部と、
    撮影した映像の映像配信を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御し、前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、実行する映像配信に関する設定をメモリに記録しておき、前記メモリに記録されている前記設定を参照して前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記メモリは、前記設定を非一時的に記憶可能な不揮発性のメモリであり、
    前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、前記撮像装置を再起動した後に、前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御する、
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開した後、前記ユーザーから配信開始の指示を受け付けるまでの間、撮影した映像を前記映像配信サーバーに送信せずに、ダミー画像を前記映像配信サーバーへ送信するように制御する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するか否かの設定をユーザーが変更可能である、
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記異常終了は、前記撮像装置の電池残量不足、前記撮像装置の昇温、ネットワーク通信の障害、および、ユーザーによる誤操作のうちいずれかの原因による映像配信の中断である、
    請求項1に記載の撮像装置。
  7. 映像配信に関する設定をユーザーに設定させる設定手段と、
    ユーザーからの配信開始の指示を受け付ける受付手段と、を有し、
    前記映像配信サーバーを介した映像配信を開始する場合に、前記設定手段により映像配信に関する設定をユーザーに設定させ、その後、前記受付手段によりユーザーからの配信開始の指示を受け付け、
    前記制御部は、前記映像配信サーバーを介した映像配信を開始する場合に、前記設定された前記映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーに接続し、前記受付手段により前記配信開始の指示を受け付けたことに応じて、前記映像配信サーバーに撮影した映像を送信するように制御する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定を前記設定手段によりユーザーに設定させずに、前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御し、前記受付手段によりユーザーから前記配信開始の指示を受け付けたことに応じ
    て、撮影した映像の配信を再開するように制御する、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開しない設定がされており、映像配信が異常終了した場合に、前記制御部は、映像配信に関する設定を前記設定手段によりユーザーに設定させ、その後、前記受付手段によりユーザーから前記配信開始の指示を受け付けたことに応じて、撮影した映像の配信を再開するように制御する、
    請求項8に記載の撮像装置。
  10. 撮像装置の制御方法であって、
    撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する制御を行うことと、
    映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御することと、
    前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御することと、を含む、
    撮像装置の制御方法。
  11. 撮像装置のプロセッサーに、
    撮影した映像を映像配信サーバーを介して配信する制御を行うことと、
    映像配信が異常終了した場合に、映像配信に関する設定に基づいて前記映像配信サーバーとの接続を自動的に再開するように制御することと、
    前記映像配信サーバーとの接続を再開しても、撮影した映像の配信は再開せずに、ユーザーからの配信開始の指示に応じて撮影した映像の配信を再開するように制御することと、を実行させるための、
    プログラム。
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