JP2024088808A - Led閃光光源及び滑走路埋込型閃光装置 - Google Patents

Led閃光光源及び滑走路埋込型閃光装置 Download PDF

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Figure 2024088808000001
【課題】本発明は、軽く、長寿命で、実効光度が高く、光度の切替が可能で、消費電力が小さく、かつ、耐衝撃性に優れた、新たな滑走路埋込型閃光装置を提供する。
【解決手段】本発明の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源10は、LEDモジュール11、板状取付板12、レンズ部材13、及び、衝撃吸収シートを含み、枠状取付板12の枠内の中空部分にレンズ部材13が取付けられ、レンズ部材13は、LED11bから照射される閃光の照射面を均一な輝度分布にするレンズ部材13であり、衝撃吸収シートは、下部衝撃吸収シート14a、及び、上部衝撃吸収シート14bを含み、LEDモジュール11の上に、下部衝撃吸収シート14aが配置され、下部衝撃吸収シート14aの上に、レンズ部材13が取付けられた枠状取付板12が配置され、枠状取付板12の上に、上部衝撃吸収シート14bが配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED閃光光源及び滑走路埋込型閃光装置に関する。
従来から、航空用の滑走路の案内標識として、標識光を照射する標識灯が路面下に埋設されている(例えば、特許文献1参照)。この路面下に埋設される埋込型標識灯には、閃光光源として、キセノンを封入した放電ランプが用いられることがある。
特開2000-228103号公報
しかしながら、キセノン閃光光源を用いた閃光装置は、重たく、短寿命で、実効光度が低く、高光度・中光度・低光度等の光度の切替ができず、消費電力が大きいという問題がある。また、滑走路埋込型閃光装置には、航空機着陸時の衝撃により、閃光光源が破損するおそれがある。
そこで、本発明は、軽く、長寿命で、実効光度が高く、光度の切替が可能で、消費電力が小さく、かつ、耐衝撃性に優れた、新たな滑走路埋込型閃光装置用の閃光光源の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源は、
LEDモジュール、枠状取付板、レンズ部材、及び、衝撃吸収シートを含み、
前記枠状取付板の枠内の中空部分に前記レンズ部材が取付けられ、
前記レンズ部材は、LEDから照射される閃光の照射面を均一な輝度分布にするレンズ部材であり、
前記衝撃吸収シートは、下部衝撃吸収シート、及び、上部衝撃吸収シートを含み、
前記LEDモジュールの上に、前記下部衝撃吸収シートが配置され、
前記下部衝撃吸収シートの上に、前記レンズ部材が取付けられた前記枠状取付板が配置され、
前記枠状取付板の上に、前記上部衝撃吸収シートが配置されている
ことを特徴とする。
本発明の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源は、軽く、長寿命で、実効光度が高く、光度の切替が可能で、消費電力が小さく、かつ、耐衝撃性に優れる。
図1(A)は、実施形態1の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源の一例を示す部分拡大斜視図であり、図1(B)は、図1(A)に示すLED閃光光源の模式側面図である。 図2は、実施形態2の滑走路埋込型閃光装置の一例の構成を示す分解斜視図である。 図3は、実施形態2の滑走路埋込型閃光装置における筒状本体及び天井部材の一例を示す上方向からの斜視図である。 図4は、実施形態2の滑走路埋込型閃光装置における筒状本体及び天井部材の一例を示す下方向からの斜視図である。 図5は、実施形態2の滑走路埋込型閃光装置における筒状本体、天井部材及び熱伝導部材の一例を示す下方向からの斜視図である。 図6は、実施形態3の滑走路埋込型閃光装置の一例の構成を示す分解斜視図である。 図7は、図6に示す滑走路埋込型閃光装置の下方向からの斜視図である。 図8は、実施形態3の滑走路埋込型閃光装置における底蓋部材の一例を示す側面図である。 図9は、実施形態4の滑走路の一例の構成を示す模式斜視図である。 図10は、実施形態2の滑走路埋込型閃光装置における閃光照射について説明する模式側面図である。 図11は、図10に示す滑走路埋込型閃光装置の内部における導光部材及びLED閃光光源の一例を示す側面図である。
つぎに、本発明の実施形態について、図1から図11を用いて説明する。本発明は、下記の実施形態によって何ら限定及び制限されない。なお、図1から図11において、同一部分には、同一符号を付している。各実施形態の説明は、それぞれ、互いを援用できる。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す部分があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。
[実施形態1]
図1(A)は、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源の一例の構成を示す部分拡大斜視図であり、図1(B)は、図1(A)に示すLED閃光光源の模式側面図である。なお、図1(B)においては、後述する枠状取付板12、衝撃吸収シート、及び、枠状押え板15の枠内の中空部分を、透視的に示している。図1(A)及び(B)に示すように、LED閃光光源10は、LEDモジュール11、枠状取付板12、レンズ部材13、及び、衝撃吸収シートを含む。衝撃吸収シートの詳細については、後述する。
LEDモジュール11は、例えば、図1(B)に示すように、基板11a及びLED11bを含み、基板11a上にLED11bが配置されている。
基板11aにおけるLED11bの搭載条件は、特に制限されず、目的の光学的特性に応じて適宜設定できる。図1(A)及び(B)には、4×9=36個の行列が2つで72個のLED11bが基板11aに搭載された例を示している。
LED11bの形状は、特に制限されず、一般的に、正方形又は長方形である。LED11bの大きさは、特に制限されず、正方形の場合、一辺の長さは、例えば、1.8~2.2mm、3~3.5mm、4~5.3mmであり、長方形の場合、短辺の長さは、例えば、前記正方形の長さと同様であり、短辺と長辺との比は、例えば、1:1~3である。基板11aのLED11bの搭載面において、隣り合うLEDとLEDとの間の幅は、例えば、0.2~0.5mmである。
本実施形態のLED閃光光源10では、枠状取付板12の枠内の中空部分にレンズ部材13が取付けられる。枠状取付板12の材質としては、例えば、ステンレス、アルミニウム、チタン等があげられる。枠状取付板12の厚みは、例えば、0.2~2mm、0.3mmである。
レンズ部材13は、LED11bから照射される閃光の照射面を均一な照度分布とするレンズ部材である。レンズ部材13としては、例えば、フライアイレンズ、インテグレータレンズ等があげられる。例えば、図1(B)に示すように、レンズ部材13が大きくなりすぎないように2個又はそれ以上に分けることで、レンズ部材13への負荷をより軽減し、破損を防止し得る。レンズ部材13は、照射された閃光の取り出しにロスが生じないよう、小さくしすぎないことが好ましい。
前記衝撃吸収シートは、下部衝撃吸収シート14a、及び、上部衝撃吸収シート14bを含み、LEDモジュール11の上に、下部衝撃吸収シート14aが配置され、下部衝撃吸収シート14aの上に、レンズ部材13が取付けられた枠状取付板12が配置され、枠状取付板12の上に、上部衝撃吸収シート14bが配置されている。下部衝撃吸収シート14a、及び、上部衝撃吸収シート14bは、例えば、それぞれ、枠状であり、下部衝撃吸収シート14aの厚みは、例えば、0.2~3mm、上部衝撃吸収シート14bの厚みは、例えば、0.2~3mmmmである。下部衝撃吸収シート14a、及び、上部衝撃吸収シート14bとしては、一般的なものを使用すればよい。本実施形態のLED閃光光源10によれば、レンズ部材13が取付けられた枠状取付板12の上側及び下側に、それぞれ、衝撃吸収シートが配置されていることで、航空機のタイヤで踏まれた衝撃による枠状取付板12の振動を抑制し、その結果、レンズ部材13の飛び出し等による破損を防止できる。このように、本実施形態のLED閃光光源10は、耐衝撃性に優れる。
例えば、図1(A)及び(B)に示すように、本実施形態のLED閃光光源10は、さらに、枠状押え板15を含み、上部衝撃吸収シート14bの上に、枠状押え板15が配置され、枠状押え板15により、枠状取付板12が、LEDモジュール11に固定されていてもよい。枠状押え板15の材質としては、例えば、ステンレス、アルミニウム、チタン等があげられる。枠状押え板15の厚みは、例えば、0.2~3mm、0.8mmである。枠状押え板15は、例えば、ネジを用いて、LEDモジュール11に固定される。
本実施形態のLED閃光光源10は、さらに、放熱部材を含んでもよい。放熱部材の詳細は、実施形態2で後述する。
本実施形態のLED閃光光源10は、滑走路埋込型閃光装置用のキセノン閃光光源よりも軽量である。このように、本実施形態によれば、軽い滑走路埋込型閃光装置用の閃光光源を提供可能である。
滑走路埋込型閃光装置用のキセノン閃光光源の寿命が、500時間程度であるのに対し、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源10は、例えば、無期限に利用可能である。このように、本実施形態によれば、長寿命な滑走路埋込型閃光装置用の閃光光源を提供可能である。
滑走路埋込型閃光装置用のキセノン閃光光源の実効光度が、1000cd以上、具体的には1200cd程度であるのに対し、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源10の実効光度は、例えば、6000cd以上、具体的には7000cd程度である。このように、本実施形態によれば、実効光度の高い滑走路埋込型閃光装置用の閃光光源を提供可能である。
滑走路埋込型閃光装置用のキセノン閃光光源では、高光度・中光度・低光度等の光度の切替ができないのに対し、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源10は、前述のように実効光度が高いため、例えば、高光度(例えば、6000cd以上)、中光度(例えば、1000cd以上)、低光度(例えば、250cd以上)等の光度の切替が可能である。このように、本実施形態によれば、光度の切替が可能な滑走路埋込型閃光装置用の閃光光源を提供可能である。前記高光度は、例えば、霧、雨等で視界不良の昼間に、前記低光度は、例えば、夜間に、前記中光度は、例えば、夕方等に用いられる。
キセノン閃光光源を用いた閃光装置の消費電力が、500W程度であるのに対し、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源10の消費電力は、例えば、80W(高光度時で最大114W、中光度時で31W、低光度時で24W)程度である。このように、本実施形態によれば、消費電力の小さい滑走路埋込型閃光装置用の閃光光源を提供可能である。
[実施形態2]
図2は、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置の一例の構成を示す分解斜視図である。図2に示すように、滑走路埋込型閃光装置20は、筒状本体21、天井部材22、導光部材23、及び、LED閃光光源10を含む。
筒状本体21は、実施形態4において図9を用いて後述するように、滑走路30に埋込可能である。筒状本体21は、例えば、図2に示すように、円筒であってもよいし、楕円筒、角筒等の円筒以外の筒状であってもよい。
天井部材22は、筒状本体21が滑走路30に埋め込まれた場合に、滑走路面に露出可能な状態で筒状本体21の上部開口部に、配置される。
筒状本体21及び天井部材22は、図2に示すように、別個独立の部材であってもよいし、図3に示すように、一体成型品であってもよい。前記一体成型品は、例えば、アルミニウムの鋳物、チタンの鋳物、アルミニウム合金の鋳物、チタン合金の鋳物等があげられ、軽量であることから、アルミニウムの鋳物、チタンの鋳物が好ましく、安価であることから、アルミニウムの鋳物が特に好ましい。筒状本体21及び天井部材22が別部材である場合も、筒状本体21及び天井部材22としては、前記一体成型品である場合と同様に、例えば、アルミニウムの鋳物、チタンの鋳物、アルミニウム合金の鋳物、チタン合金の鋳物等があげられる。
天井部材22には、閃光照射用窓が設けられ、導光部材23は、前記閃光照射用窓に配置されている。本実施形態の滑走路埋込型閃光装置20において、例えば、前記閃光照射用窓は、2個以上であり、それぞれの前記閃光照射用窓に導光部材23が配置されていてもよい。導光部材23を2個以上とすれば、導光部材23への負荷をより軽減し、破損を防止し得る。前記閃光照射用窓及び導光部材23は、例えば、図2に示すように、後述の補強板部材24によって、2個以上に分割されていてもよい。導光部材23としては、例えば、プリズムレンズ等があげられる。前記プリズムレンズの材質は、特に制限されないが、例えば、ガラス等である。
天井部材22は、例えば、上段天井部22a及び下段天井部22bを含み、上段天井部22aが、前記閃光照射用窓の照射方向より後方側に配置され、下段天井部22bが、前記閃光照射用窓の照射方向側に配置された段差構造となっていてもよい。
本実施形態の滑走路埋込型閃光装置20は、例えば、さらに、補強板部材24を含み、補強板部材24は、下段天井部22b外面において、下段天井部22b外面の垂直方向に起立した状態で配置されていてもよい。天井部材22及び補強板部材24は、例えば、別個独立の部材であってもよいし、一体成型品であってもよい。天井部材22及び補強板部材24が別部材である場合、補強板部材24としては、前記一体成型品である場合と同様に、例えば、アルミニウムの鋳物、チタンの鋳物、アルミニウム合金の鋳物、チタン合金の鋳物等があげられる。
本実施形態の滑走路埋込型閃光装置20は、例えば、さらに、固定部材25を含み、固定部材25は、天井部材22の外周側に配置され、固定部材25には、滑走路30に固定するためのネジを通すネジ穴が設けられていてもよい。固定部材25は、例えば、外周側に向かって厚みが薄くなるように外面が傾斜したテーパ―状であってもよい。天井部材22及び固定部材25は、例えば、別個独立の部材であってもよいし、一体成型品であってもよい。天井部材22及び固定部材25が別部材である場合、固定部材25としては、前記一体成型品である場合と同様に、例えば、アルミニウムの鋳物、チタンの鋳物、アルミニウム合金の鋳物、チタン合金の鋳物等があげられる。天井部材22及び固定部材25の少なくとも一方は、例えば、工具により滑走路埋込型閃光装置20を引き上げるための穴を有してもよい。
LED閃光光源10は、前記閃光照射用窓に配置された導光部材23に向けて閃光照射可能な状態で、筒状本体21内に配置される。図4に、筒状本体21及び天井部材22の一例の下方向からの斜視図を示す。例えば、図4に示すように、天井本体22の内面(筒状本体21側の面)には、前記閃光照射用窓の下部部分に、LED閃光光源10の配置部分が設けられていてもよい。導光部材23により、LED閃光光源10から照射された閃光が、前記閃光照射用窓から外部に向けて照射可能である。
LED閃光光源10は、実施形態1のLED閃光光源10である。
LED閃光光源10は、例えば、さらに、図2に示すように、放熱部材17を含み、放熱部材17が、LEDモジュール11に取付けられていてもよい。
例えば、放熱部材17は、筒状本体21内に配置され、放熱部材17の一部分は、LEDモジュール11と接触し、放熱部材17のその他部分の少なくとも一部が、天井部材22に接触している。これにより、LEDモジュール11が発した熱を、放熱部材17を介して天井部材22へと伝え、装置20外部へと放熱することが可能である。本実施形態の滑走路埋込型閃光装置20によれば、装置20内部で放熱するよりも、放熱性に優れる。
放熱部材17の一部分は、例えば、図2に示すように、基板11aのLED11b搭載側と反対側の面に接触している。放熱部材17のその他部分は、その少なくとも一部が、天井部材22と接触していればよく、天井部材22のどの部分に接触していてもよい。例えば、図2に示すように、放熱部材17のその他部分の少なくとも一部が、天井部材22において、前記閃光照射用窓よりも閃光照射側に接触していてもよい。この態様においては、例えば、放熱部材17のその他部分の少なくとも一部は、下段天井部22bに接触していてもよい。図2に例示する態様であれば、LEDモジュール11が発した熱を、放熱部材17を介して前記閃光照射用窓よりも閃光照射側に伝えることができ、例えば、寒冷地の航空用滑走路において、閃光照射を遮る積もった雪を解かすことができる。例えば、図4に示すように、天井部材22の内面(筒状本体21側の面)には、前述のLED閃光光源10の配置部分の一部として、放熱部材17の配置部分が設けられていてもよい。
放熱部材17は、例えば、熱伝導部材を含んでもよい。前記熱伝導部材としては、例えば、板状ヒートシンク、ヒートパイプ等があげられ、自作してもよいし、市販品を用いてもよい。前記板状ヒートシンクの材質としては、例えば、銅、アルミニウム等があげられる。前記ヒートパイプの材質は、特に制限されず、公知の熱伝導素材があげられ、具体例として、金属等があげられる。前記金属は、例えば、アルミニウム及びその合金、マグネシウム及びその合金、鉄及びその合金、銅及びその合金、チタン及びその合金、モリブデン及びその合金、タングステン及びその合金等があげられる。図5は、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置における筒状本体、天井部材及び熱伝導部材の一例を示す下方向からの斜視図である。放熱部材17は、例えば、板状ヒートシンク17a及びヒートパイプ17bを含み、板状ヒートシンク17aの一面の一部分が、LEDモジュール11と接触し、板状ヒートシンク17aの一面のその他部分の少なくとも一部が、下段天井部22bと接触し、ヒートパイプ17bは、その一端側がLEDモジュール11側に位置し、かつ、その他端側が下段天井部22b側に位置する状態で、板状ヒートシンク17aに取付けられていてもよい。なお、図5には、ヒートパイプ17bが、板状ヒートシンク17aの他面(LEDモジュール11と接触する面(一面)と反対側の面)に取付けられている例を示したが、ヒートパイプ17bは、板状ヒートシンク17aの一面に取付けられていてもよく、板状ヒートシンク17aの他面及び一面の双方に取付けられていてもよい。図5に示す態様において、ヒートパイプ17bは、例えば、板状ヒートシンク17aを厚み方向に切欠いて、埋め込むようにして、ハンダ付け等により配置してもよい。
ヒートパイプ17bは、例えば、図5に示すように、照射方向(矢印X方向)に対し垂直方向に延びる第1の直線部と、照射方向に延びる第2の直線部を有し、前記第1の直線部と前記第2の直線部が結合して全体形状がL字状となっており、前記一端側が前記第1の直線部を含み、前記他端側が前記第2の直線部を含んでもよい。
図5では、放熱部材17が、熱伝導部材である例を示しているが、基板11aのLED11b搭載面と反対側の面に配置された放熱フィンや、基板11aに向けて風を送るファン等を用いて放熱することも可能である。
本実施形態の滑走路埋込型閃光装置20からは、例えば、図10に示すように、滑走路面と平行方向に対する角度αが3°程度の上向きの閃光が照射されることが好ましい。なお、図10に示す滑走路埋込型閃光装置20内部における導光部材23及びLED閃光光源10を例示すると、図11のようになる。なお、図11においては、図1(B)と同様に、下部衝撃吸収シート14a、枠状取付板12、上部衝撃吸収シート14b、及び、枠状押え板15の枠内の中空部分を、透視的に示している。
キセノン閃光光源を用いた閃光装置の重量が、65kg以下、具体的には40kg程度であるのに対し、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置20の重量は、例えば、18kg以下、具体的には11kg程度である。このように、本実施形態によれば、軽い滑走路埋込型閃光装置を提供可能である。
[実施形態3]
図6は、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置の一例の構成を示す分解斜視図であり、図7は、図6に示す滑走路埋込型閃光装置の下方向からの斜視図である。図6及び図7に示すように、本実施形態の滑走路埋込型閃光装置20は、さらに、底蓋部材26を含むこと以外、実施形態2の滑走路埋込型閃光装置と同様である。
底蓋部材26は、筒状本体21の下部開口部を閉塞した状態で配置される。底蓋部材26の材質としては、例えば、アルミニウム、チタン、アルミニウム合金、チタン合金又はそれらの鋳物等があげられる。
図8に、底蓋部材26の一例の側面図を示す。例えば、図8に示すように、底蓋部材26は、ケーブルグランド26a及び外部アース端子26bを含んでもよい。また、底蓋部材26を、例えば、ネジ26c及びOリング(図示省略)で筒状本体21及びLED閃光光源10の少なくとも一方に取り付ければ、滑走路埋込型閃光装置20を防水構造にできる。
[実施形態4]
図9は、本実施形態の滑走路の一例の構成を示す模式斜視図である。図9では、模式的に簡略化して示しているが、滑走路30は、実施形態2又は3の滑走路埋込型閃光装置20が、天井部材22を露出した状態で埋め込まれたものである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
LEDモジュール、枠状取付板、レンズ部材、及び、衝撃吸収シートを含み、
前記枠状取付板の枠内の中空部分に前記レンズ部材が取付けられ、
前記レンズ部材は、LEDから照射される閃光の照射面を均一な輝度分布にするレンズ部材であり、
前記衝撃吸収シートは、下部衝撃吸収シート、及び、上部衝撃吸収シートを含み、
前記LEDモジュールの上に、前記下部衝撃吸収シートが配置され、
前記下部衝撃吸収シートの上に、前記レンズ部材が取付けられた前記枠状取付板が配置され、
前記枠状取付板の上に、前記上部衝撃吸収シートが配置されている
滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源。
(付記2)
さらに、枠状押え板を含み、
前記上部衝撃吸収シートの上に、前記枠状押え板が配置され、
前記枠状押え板により、前記枠状取付板が、前記LEDモジュールに固定されている
付記1記載の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源。
(付記3)
さらに、放熱部材を含み、
前記放熱部材が、前記LEDモジュールに取付けられている
付記1又は2記載の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源。
(付記4)
前記放熱部材が、熱伝導部材を含む
付記3記載の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源。
(付記5)
前記熱伝導部材は、板状ヒートシンク及びヒートパイプの少なくとも一方を含む
付記4記載の滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源。
(付記6)
筒状本体、天井部材、導光部材、及び、LED閃光光源を含み、
前記筒状本体は、滑走路に埋込可能であり、
前記天井部材は、前記筒状本体が滑走路に埋め込まれた場合に、滑走路面に露出可能な状態で前記筒状本体の上部開口部に、配置され、
前記天井部材には、閃光照射用窓が設けられ、
前記導光部材は、前記閃光照射用窓に配置され、
前記LED閃光光源は、前記閃光照射用窓に配置された前記導光部材に向けて閃光照射可能な状態で、前記筒状本体内に配置され、
前記導光部材により、前記LED閃光光源から照射された閃光が、前記閃光照射用窓から外部に向けて照射可能であり、
前記LED閃光光源は、付記1から5のいずれかに記載のLED閃光光源である
滑走路埋込型閃光装置。
(付記7)
前記天井部材は、上段天井部及び下段天井部を含み、
前記上段天井部は、前記閃光照射用窓の照射方向より後方側に配置され、
前記下段天井部は、前記閃光照射用窓の照射方向側に配置されている
付記6記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記8)
さらに、補強板部材を含み、
前記補強板部材は、前記下段天井部外面において、前記下段天井部外面の垂直方向に起立した状態で配置されている
付記7記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記9)
前記閃光照射用窓は、2個以上であり、それぞれの前記閃光照射用窓に前記導光部材が配置されている
付記6から8のいずれかに記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記10)
さらに、固定部材を含み、
前記固定部材は、前記天井部材の外周部に配置され、
前記固定部材に、前記滑走路に固定するためのネジを通すネジ穴が設けられている
付記6から9のいずれかに記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記11)
前記天井部材及び前記固定部材は、一体成型品である
付記10記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記12)
さらに、底蓋部材を含み、
前記底蓋部材は、前記筒状本体の下部開口部を閉塞した状態で配置される
付記6から11のいずれかに記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記13)
前記底蓋部材は、ケーブルグランド及び外部アース端子を含む
付記12記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記14)
前記筒状本体及び前記天井部材は、一体成型品である
付記6から13のいずれかに記載の滑走路埋込型閃光装置。
(付記15)
付記6から14のいずれかに記載の滑走路埋込型閃光装置が埋め込まれた滑走路。
本発明によれば、軽く、長寿命で、実効光度が高く、光度の切替が可能で、消費電力が小さく、かつ、耐衝撃性に優れた、新たな滑走路埋込型閃光装置用のLED閃光光源を提供可能である。
10 LED閃光光源
11 LEDモジュール
11a 基板
11b LED
12 枠状取付板
13 レンズ部材
14a 下部衝撃吸収シート
14b 上部衝撃吸収シート
15 枠状押え板
17 放熱部材
17a 板状ヒートシンク
17b ヒートパイプ
20 滑走路埋込型閃光装置
21 筒状本体
22 天井部材
22a 上段天井部
22b 下段天井部
23 導光部材
24 補強板部材
25 固定部材
26 底蓋部材
26a ケーブルグランド
26b 外部アース端子
26c ネジ
30 滑走路

Claims (8)

  1. 本体、天井部材、導光部材、及び、LED閃光光源を含み、
    前記天井部材は、前記本体の上部に、配置され、
    前記天井部材には、閃光照射用窓が設けられ、
    前記閃光照射用窓は、2個以上であり、それぞれの前記閃光照射用窓に前記導光部材が配置され、
    前記LED閃光光源は、前記本体内に配置され、
    前記導光部材により、前記LED閃光光源から照射された閃光が、前記閃光照射用窓から外部に向けて照射可能であり、
    前記LED閃光光源は、LEDモジュール、レンズ部材、及び、衝撃吸収シートを含み、
    前記レンズ部材は、前記LEDモジュールから照射される閃光の照射面を均一な輝度分布にするレンズであって、
    前記衝撃吸収シートは、前記LEDモジュールに配置されている
    滑走路埋込型閃光装置。
  2. 前記天井部材は、上段天井部及び下段天井部を含み、
    前記上段天井部は、前記閃光照射用窓の照射方向より後方側に配置され、
    前記下段天井部は、前記閃光照射用窓の照射方向側に配置されている
    請求項1記載の滑走路埋込型閃光装置。
  3. さらに、補強板部材を含み、
    前記補強板部材は、前記下段天井部外面において、前記下段天井部外面の垂直方向に起立した状態で配置されている
    請求項2記載の滑走路埋込型閃光装置。
  4. 前記LED閃光光源の実効光度は6000cd以上であり、
    前記導光部材は、プリズムレンズである、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の滑走路埋込型閃光装置。
  5. さらに、固定部材を含み、
    前記固定部材は、前記天井部材の外周部に配置され、前記天井部材を滑走路に固定する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の滑走路埋込型閃光装置。
  6. さらに、底蓋部材を含み、
    前記底蓋部材は、前記本体の下部開口部を閉塞した状態で配置され、
    ケーブルグランド及び外部アース端子を含む
    請求項1から5のいずれか一項に記載の滑走路埋込型閃光装置。
  7. 前記LED閃光光源は高光度、中光度、低光度を含む光度の切替が可能である
    請求項1から6のいずれか一項に記載の滑走路埋込型閃光装置。
  8. 前記本体は筒状である
    請求項1から7のいずれか一項に記載の滑走路埋込型閃光装置。
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