JP2024079690A - 呼吸補助システムで使用される装置 - Google Patents

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アンドリュー チー ルプ ラウ
ジェイソン アラン クレナー
マーク トーマス オコナー
ケヴィン ブレイク パウエル
ブレント イアン レイン
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Abstract

Figure 2024079690000001
【課題】本発明は、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタに関する。
【解決手段】コネクタは、内側本体(200)及び外側本体(400)を含む。内側本体(200)と外側本体(400)とは、別個の構成要素である。内側本体(200)は、別のコネクタと係合するように構成された保持機構を有し、及び内側本体(200)を少なくとも部分的に包囲するように構成された外側本体(400)であり、外側本体(400)は、チューブ係合機構を有する。
【選択図】図5

Description

本開示は、概して、導管の末端部に提供されるコネクタに関する。より詳細には、本開示は、医療用呼吸回路の一部を形成する医療用呼吸導管の末端部に提供される、回路の端部と回路の別のデバイス(例えば、加湿器若しくは流れ発生器又は別の導管)とを解除可能であるが、確実に接続するための、解除可能であるが、確実なコネクタに関する。
医療用呼吸導管等の導管の端部における、医療用呼吸回路等の呼吸回路の一部を形成するデバイスと接続する代替的な形態のコネクタが望ましい。
特に、解除可能であるが、確実な接続を提供するこうしたコネクタを提供することにより、特定の利点が促進される。例えば、導管の末端部とデバイス(加湿器又はブロワ等の流れ発生器)との間又は2つの導管間の確実な接続により、操作者又はユーザ(及び患者)に所望の又は意図された呼吸療法の送達の確実性が与えられる。
本明細書に開示するいくつかの実施形態の目的は、上述したことに対する改善を少なくともいくらか促進するか、又は少なくとも公衆若しくは医療専門家に対して有用な選択肢を提供する、医療用呼吸回路又は呼吸補助システムで使用されるコネクタを提供することである。
第1態様では、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタが提供され、コネクタは、別個の構成要素である内側本体及び外側本体を含み、内側本体は、別のコネクタと係合するように構成された保持機構を有し、及び外側本体は、内側本体を少なくとも部分的に包囲するように構成され、外側本体は、チューブ係合機構を有する。
1つの実施形態では、内側本体は、内側本体と他のコネクタとの間にシールを提供するように構成された封止機構をさらに含む。
1つの実施形態では、内側本体の少なくとも一部は、第1材料を含み、及び外側本体の少なくとも一部は、第2材料を含む。
1つの実施形態では、第1材料は、第2材料よりも堅い。
1つの実施形態では、内側本体の保持機構は、第1材料を含む屈曲領域を含む。
1つの実施形態では、保持機構は、屈曲領域を中心に本体に対して移動可能であるレバーを含む。
1つの実施形態では、レバーは、屈曲領域の一方の側における保持部分と、屈曲領域の他方の側における作動部分とを有する。
1つの実施形態では、レバーは、屈曲領域の1つの部分における保持部分と、屈曲領域の別の部分における作動部分とを有する。
1つの実施形態では、その又は各レバーの保持部分は、第1材料を含む。
1つの実施形態では、その又は各レバーの作動部分は、第1材料を含む。
1つの実施形態では、保持機構全体は、第1材料を含む。
1つの実施形態では、保持機構は、2つのレバーを含む。
1つの実施形態では、係合解除形態における2つのレバーの保持部分間の距離は、係合形態におけるその距離と同じであるか又はそれよりも小さい。
1つの実施形態では、係合形態における2つのレバーの保持部分間の距離は、係合解除形態におけるその距離と同じである。
1つの実施形態では、外側本体は、内側本体の一部が外側本体内に位置し、及び内側本体の一部が外側本体の外側に位置することを可能にする切取部を有する。
1つの実施形態では、外側本体の外側に位置する内側本体の一部は、保持機構である。
1つの実施形態では、屈曲領域は、ブリッジによって提供される。
1つの実施形態では、ブリッジは、ブリッジを外側本体と位置合せする特徴部を有する。
1つの実施形態では、特徴部は、位置合せボスである。
1つの実施形態では、ブリッジは、作動部分と保持部分との間に配置される。
1つの実施形態では、ブリッジは、強化特徴部を含む。
1つの実施形態では、強化特徴部は、作動部分とブリッジとの間の交差部に段状部を含む。
1つの実施形態では、強化特徴部は、レバーの両側からブリッジの中心平面に向かって互いに向かって延在する2つの段状部を含む。
1つの実施形態では、強化特徴部は、ブリッジの厚肉部分を含む。
1つの実施形態では、厚肉部分は、作動部分とブリッジとの交差部に提供される。
1つの実施形態では、作動部分は、作動部分の屈曲を制限するリブを含む。
1つの実施形態では、内側本体全体は、第1材料を含む。
1つの実施形態では、第1材料は、第2材料よりも高いヤング率を有する。
1つの実施形態では、第2材料は、ポリオレフィンを含む。
1つの実施形態では、第2材料は、ポリプロピレンを含む。
1つの実施形態では、第1材料は、ポリオキシメチレンを含む。
1つの実施形態では、内側本体の内腔と外側本体の内腔とは、実質的に位置合せされる。
1つの実施形態では、内側本体の内腔と外側本体の内腔とは、同軸状である。
1つの実施形態では、コネクタは、内側本体と外側本体とをともに封止するように構成された内側本体及び外側本体封止機構と、内側本体と外側本体をともに保持するように構成された内側本体及び外側本体保持機構とをさらに含み、内側本体及び外側本体封止機構と内側本体及び外側本体保持機構とは、別個の機構である。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体と外側本体とをともに保持するようにさらに構成される。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、突起を含む。任意選択的に、封止機構は、環状封止突起である。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、相補的な凹部を含む。
1つの実施形態では、内側本体は、突起を含み、及び外側本体は、凹部を含む。1つの実施形態では、環状封止突起は、角度を付けられた断面輪郭を含む。
1つの実施形態では、環状封止突起は、内側本体の外面に提供され、且つ外側本体の内面と締り嵌め状態であるように構成される。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体保持機構は、突起、好ましくはかかりを含む。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体保持機構は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含む。
1つの実施形態では、相補的なくぼみ又はアパーチャは、1つ又は複数の壁によって画定され、及びその又は各かかりは、1つ又は複数の壁と当接することなく、相補的なくぼみ又はアパーチャ内に位置決めされる。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体保持機構突起は、環状突起であり、環状保持突起である。
1つの実施形態では、突起は、角度を付けられた断面輪郭を含む。
1つの実施形態では、環状保持突起は、丸みのある断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、突起は、外側本体の内面と締り嵌めであるように構成される。
1つの実施形態では、相補的なくぼみ又はアパーチャは、環状くぼみ又はアパーチャである。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体保持機構突起は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含み、相補的なくぼみ又はアパーチャは、環状くぼみ、アパーチャ又は凹部である。
1つの実施形態では、環状封止突起及び環状保持突起は、異なる直径を有する。
1つの実施形態では、環状封止突起及び環状保持突起は、異なる断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、環状保持突起は、丸みのある断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、環状保持突起は、角度を付けられた断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体のテーパ状壁と外側本体の相補的なテーパ状壁との締り嵌めを含む。
1つの実施形態では、内側本体の末端部は、外側本体の端部を越えて延在する。
1つの実施形態では、末端部は、内側本体の残りの部分よりも大きい直径を有する。
1つの実施形態では、内側本体は、末端部に向かって外向きにテーパ状である壁を含む。
1つの実施形態では、末端部における内側本体の内壁の直径は、内壁の残りの部分の直径よりも大きい。
1つの実施形態では、末端部の内壁は、内側本体の内壁と平滑な且つ/又は連続した輪郭を形成する。
1つの実施形態では、内側本体は、チューブから独立した又はチューブ接続特徴部のない別個の構成要素として提供される。
1つの実施形態では、外側本体は、チューブ接続特徴部を提供され、及び内側本体は、チューブ接続特徴部がない。
1つの実施形態では、内側本体は、チューブ接続特徴部を含まない。
1つの実施形態では、外側本体は、チューブ接続特徴部を含み、内側本体及び外側本体のアセンブリが作製されると、前記アセンブリは、外側本体のチューブ接続特徴部のみを介してチューブに接続される。
別の態様によれば、上述したようなコネクタと、第2コネクタ及びチューブとの組合せが提供され、第2コネクタは、内部通路を有し、内側本体は、第2コネクタの内部通路内に少なくとも部分的に位置し、及び保持機構は、第2コネクタと係合し、及びチューブ係合機構は、チューブと係合する。
1つの実施形態では、第2コネクタは、1つ又は複数の凹部を有し、及び保持機構は、その1つ又は複数の凹部と係合する。
1つの実施形態では、第2コネクタとの組合せが提供され、第2コネクタは、内部通路を有し、内側本体は、封止機構が内部通路と実質的に封止し、及び保持機構が第2コネクタの外側と係合するように、第2コネクタの内部通路内に少なくとも部分的に位置する。
1つの実施形態では、第2コネクタとの組合せが提供され、第2コネクタは、内部通路を有し、コネクタが第2コネクタ及びチューブと接続されると、内側本体は、封止機構が内部通路と実質的に封止し、及び保持機構が第2コネクタの外側と係合するように、第2コネクタの内部通路内に少なくとも部分的に位置する。
医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタであって、ガス経路を画定する本体であって、手動で操作可能である作動特徴部を備えた保持機構を有する本体と、作動特徴部が手動で操作されることを可能にしながら、作動特徴部の上に延在するように構成された可撓性エラストマーカバーとを含むコネクタである。
医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタであって、ガス経路を画定する本体であって、手動で操作可能である作動特徴部を備えた保持機構を有する本体と、作動特徴部の上に延在するように構成され、且つ作動特徴部が手動で操作されることを可能にする、少なくとも1つの厚肉部分及びと少なくとも1つの薄肉部分を含む可撓性エラストマーカバーとを含むコネクタである。
1つの実施形態では、保持機構は、屈曲部分又はピボットを中心に本体に対して移動可能であるレバーである。
1つの実施形態では、レバーは、屈曲部分又はピボットの一方の側における保持部分と、屈曲部分又はピボットの他方の側における作動部分とを有する。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、作動部分に対応する厚肉部分を有する。
1つの実施形態では、厚肉部分は、作動部分の外側形状に沿うような形状である。
1つの実施形態では、厚肉部分は、外面特徴部を有する。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、厚肉部分をエラストマーカバーの残りの部分に接続する薄肉部分を有する。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、厚肉肩部を備えた基部を有する。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、保持部分に近接する厚肉肩部を有する。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、本体と摩擦嵌合されるか又は締り嵌めで嵌合される。
1つの実施形態では、本体は、硬質プラスチックで形成される。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、本体の外側形状に実質的に沿う形状を含む。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、本体とキー接続する。
1つの実施形態では、エラストマーカバーは、本体の相補的なフランジと係合する凹部を有する。
1つの実施形態では、本体は、カバーを支持する1つ又は複数のリブを有する。
1つの実施形態では、コネクタは、少なくとも1つの電気接点をさらに含む。
1つの実施形態では、本体は、電気接続部の周囲を気密封止する材料を有する。
1つの実施形態では、材料は、カバーを支持するリブを有する。
別の態様によれば、上述したようなコネクタと、第2コネクタとの組合せが提供され、保持機構は、第2コネクタと係合する。
別の態様によれば、上述したようなコネクタと、第2コネクタとの組合せが提供され、コネクタが第2コネクタ及びチューブと接続されると、保持機構は、第2コネクタと係合する。
1つの実施形態では、第2コネクタは、1つ又は複数の凹部を有し、及び保持機構は、その1つ又は複数の凹部と係合する。
1つの実施形態では、組合せは、チューブをさらに含み、コネクタは、チューブ係合機構を含み、及びチューブ係合機構は、チューブと係合する。
別の態様によれば、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタが提供され、コネクタは、ガス経路を画定し、且つ外向きに延在する突起を有する本体と、外向きに延在する突起と本体の末端部との間に位置する封止部材とを含む。
1つの実施形態では、封止部材は、末端部からある距離に配置される。
1つの実施形態では、ガス経路は、末端部に向かって外向きにテーパ状である内壁によって画定される。
1つの実施形態では、本体は、末端部に向かって外向きにテーパ状である外壁を有する。
1つの実施形態では、末端部の内壁及び/又は外壁の直径は、本体の残りの部分の直径よりも大きい。
1つの実施形態では、本体は、末端部から封止部材に向かって延在する組立ガイドを有する。
1つの実施形態では、本体は、封止部材と末端部との間に肩部を有する。
1つの実施形態では、突起は、本体の長手方向軸に対して概して平行である方向に延在する。
1つの実施形態では、本体は、複数の外向きに延在する突起を含む。
1つの実施形態では、複数の外向きに延在する突起の1つ又は複数は、位置合せガイドとして作用する、角度を付けられた又はテーパ状の端部を有する。
別の態様によれば、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタが提供され、コネクタは、内部経路を有する第2コネクタを接続するように構成され、コネクタは、第2コネクタの内部通路内に少なくとも部分的に位置するように構成された本体であって、内部通路と封止する封止機構を有する本体と、第2コネクタの外側と係合する保持機構とを含む。
別の態様によれば、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタが提供され、コネクタは、内部通路を有する第2コネクタを接続するように構成され、コネクタは、ガス流路を含み、且つ第2コネクタの内部通路内に少なくとも部分的に位置するように構成された本体であって、内部通路と封止する封止機構を有する本体と、第2コネクタの外側と係合する保持機構とを含み、保持機構は、屈曲領域を中心に本体に対して移動可能であるレバーを含み、レバーは、屈曲領域の一方の側における保持部分と、屈曲領域の他方の側における作動部分とを有する。
1つの実施形態では、封止機構は、封止部材を含む。
1つの実施形態では、封止部材は、ワイパシールであるか又はワイパシールを含む。
1つの実施形態では、封止部材は、Oリングであるか又はOリングを含む。
1つの実施形態では、本体は、封止部材を受け入れるための凹部を有する。
1つの実施形態では、封止部材は、静止時外径を有し、封止部材の静止時外径は、それが封止する内部通路の内径よりも大きい。
1つの実施形態では、保持機構は、屈曲領域を中心に本体に対して移動可能であるレバーを含む。
1つの実施形態では、レバーは、屈曲領域の一方の側における保持部分と、屈曲領域の他方の側における作動部分とを有する。
1つの実施形態では、保持部分は、コネクタの中心に向かって延在する突起を含む。
1つの実施形態では、突起は、コネクタの中心を通して延在する中心軸に対して角度を付けられる。
1つの実施形態では、突起は、約85°~約115°、より好ましくは約90°~約110°、さらにより好ましくは約93°~約102°、最も好ましくは約95°~約99°において角度を付けられる。
1つの実施形態では、屈曲領域は、ブリッジによって提供される。
1つの実施形態では、保持機構は、2つのレバーを含む。
1つの実施形態では、コネクタの中心に向かう作動部分の移動は、コネクタの中心から離れて移動する保持機構の移動を引き起こす。
1つの実施形態では、係合解除形態における2つのレバーの保持部分間の距離は、係合形態におけるその距離と同じであるか又はそれよりも小さい。
1つの実施形態では、係合解除形態における2つのレバーの保持部分間の距離は、係合形態におけるその距離と同じである。
1つの実施形態では、本体は、内側本体であり、及びコネクタは、外側本体をさらに含み、外側本体は、内側本体の一部が外側本体内に位置し、及び内側本体の一部が外側本体の外側に位置することを可能にする切取部を有する。
1つの実施形態では、本体は、内側本体であり、及びコネクタは、外側本体をさらに含む。
1つの実施形態では、内側本体の一部は、外側本体の内側に位置し、及び保持機構は、外側本体の外側に位置する。
1つの実施形態では、ブリッジは、ブリッジを切取部と位置合せする特徴部を有する。
1つの実施形態では、特徴部は、位置合せボスである。
1つの実施形態では、本体は、内側本体であり、及びコネクタは、外側本体と、内側本体と外側本体とをともに封止するように構成された内側本体及び外側本体封止機構と、内側本体と外側本体とをともに保持するように構成された内側本体及び外側本体保持機構とをさらに含み、内側本体及び外側本体封止機構と保持機構とは、別個の機構である。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体と外側本体とをともに保持するようにさらに構成される。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、突起を含む。任意選択的に、封止機構は、環状封止突起である。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、相補的な凹部を含む。
1つの実施形態では、内側本体は、突起を含み、及び外側本体は、凹部を含む。
1つの実施形態では、環状封止突起は、角度を付けられた断面輪郭を含む。
1つの実施形態では、環状封止突起は、内側本体の外面に提供され、且つ外側本体の内面と締り嵌め状態であるように構成される。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体保持機構は、突起、好ましくはかかりを含む。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体保持機構は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含む。
1つの実施形態では、相補的なくぼみ又はアパーチャは、1つ又は複数の壁によって画定され、及びその又は各かかりは、1つ又は複数の壁と当接することなく、相補的なくぼみ又はアパーチャ内に位置決めされる。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体保持機構突起は、環状突起である。
1つの実施形態では、相補的なくぼみ又はアパーチャは、環状くぼみ又はアパーチャである。
1つの実施形態では、環状封止突起及び環状保持突起は、異なる直径を有する。
1つの実施形態では、環状封止突起及び環状保持突起は、異なる断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、環状保持突起は、丸みのある断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、環状保持突起は、角度を付けられた断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体のテーパ状壁と外側本体の相補的なテーパ状壁との締り嵌めを含む。
1つの実施形態では、内側本体の末端部は、外側本体の端部を越えて延在する。
1つの実施形態では、内側本体は、末端部が内側本体の残りの部分よりも広い直径を有するテーパ状外面を有する。
別の態様では、上述したようなコネクタと、第2コネクタとの組合せが提供され、第2コネクタは、内部通路を有し、内側本体は、封止機構が内部通路と実質的に封止し、及び保持機構が第2コネクタの外側と係合し、及び保持機構が第2コネクタと係合するように、第2コネクタの内部通路内に少なくとも部分的に位置する。
1つの実施形態では、第2コネクタは、1つ又は複数の凹部を有し、及び保持機構は、その1つ又は複数の凹部と係合する。
1つの実施形態では、接続されると、コネクタは、約30N以上の分離力に耐えることができる。
1つの実施形態では、接続されると、コネクタは、約50N以上の分離力に耐えることができる。
別の態様では、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタが提供され、コネクタは、チューブと係合するチューブ接続部分を含み、チューブ接続部分は、ガス経路を画定し、及びチューブ接続部分は、らせん形経路内に入る第1突起及び第2突起を有する。
1つの実施形態では、らせん形経路は、第1縁部と、第2縁部と、第1縁部と第2縁部との間の幅とを有し、及び第1突起は、その経路の第1縁部に位置決めされる。
1つの実施形態では、第2突起は、その経路の第1縁部に位置決めされる。
1つの実施形態では、第2突起は、その経路の第2縁部に位置決めされる。
1つの実施形態では、第2突起は、その経路の第1縁部とその経路の第2縁部との間に位置決めされる。
1つの実施形態では、コネクタは、チューブ内のワイヤと電気接続する電気接点を有する。
1つの実施形態では、電気接点は、デバイスと電気接続するように構成される。
1つの実施形態では、コネクタは、チューブ内のワイヤを電気接点に向かって誘導する位置合せ特徴部を有する。
1つの実施形態では、位置合せ特徴部は、チューブがカラーの上にねじこまれたときにワイヤの電気接点への横向き誘導を可能にする。
1つの実施形態では、コネクタは、ワイヤを位置合せ特徴部まで誘導するガイドを有する。
1つの実施形態では、コネクタは、電気接点を包囲及び封止する中間シェルをさらに含む。任意選択的に、中間シェルは、オーバーモールド部を含む。
1つの実施形態では、外側本体の材料は、中間シェルの材料と同じであるか又は適合性がある。
1つの実施形態では、コネクタは、ピンインサート及びワイヤを封止する中間シェルのための隆起した壁を有する。
1つの実施形態では、コネクタは、電気接点を位置合せ特徴部に対して保持する保持手段を有する。
1つの実施形態では、コネクタは、外向きにテーパ状である内壁を備えた電気接点コンパートメントを有する。
1つの実施形態では、電気接点は、電気接点の上に提供されたオーバーモールド部を含む電気接点アセンブリを含む。
1つの実施形態では、電気接点アセンブリは、コネクタのスロットと係合するように構成された突起を含む位置合せ特徴部を含む。
1つの実施形態では、位置合せ特徴部は、コネクタの凹部と係合する肩部を含む。
別の態様によれば、流れ発生器と、ハウジングであって、ハウジングの上面に配置された画面及び出口を有するハウジングと、チューブであって、チューブを出口に解除可能に接続するコネクタを含み、コネクタは、本体と、チューブと係合するチューブ接続部分とを含み、本体及びチューブ接続部分は、ガス経路を画定する、チューブとを含み、チューブ接続部分は、本体の長手方向軸から、約0°を超え且つ約90°未満である角度で延在する、呼吸補助システムが提供される。
1つの実施形態では、その角度は、約5°を超え且つ約60°未満である。
1つの実施形態では、その角度は、約10°を超え且つ約40°未満である。
1つの実施形態では、その角度は、約15°を超え且つ約20°未満である。
1つの実施形態では、コネクタは、チューブ内のワイヤと電気接続する電気接点を有し、チューブ接続部分は、電気接点の長手方向軸から、約0°を超え且つ約90°未満である角度で延在する。
1つの実施形態では、チューブ接続部分は、チューブの端部と軸方向に位置合せされる。
別の態様によれば、チューブと、上述したコネクタとの組合せが提供される。
1つの実施形態では、外側本体の材料は、チューブの材料と同じであるか又は適合性がある。
別の態様によれば、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタが提供され、コネクタは、内側本体及び外側本体と、内側本体と外側本体とをともに封止するように構成された内側本体及び外側本体封止機構と、内側本体と外側本体とをともに保持するように構成された内側本体及び外側本体保持機構とを含み、封止機構と保持機構とは、別個の機構である。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体と外側本体とをともに保持するようにさらに構成される。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、突起を含む。任意選択的に、封止機構は、環状封止突起である。内側本体及び外側本体封止機構は、相補的な凹部を含むことができる。1つの実施形態では、内側本体は、突起を含み、及び外側本体は、凹部を含む。
1つの実施形態では、環状封止突起は、角度を付けられた断面輪郭を含む。
1つの実施形態では、環状封止突起は、内側本体の外面に提供され、且つ外側本体の内面と締り嵌め状態であるように構成される。
代替実施形態では、内側本体は、凹部を含み、及び外側本体は、突起を含む。
1つの実施形態では、保持機構は、突起、好ましくはかかりを含む。保持機構は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含むことができる。保持機構は、2つ以上のかかりを含むことができる。保持機構は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含むことができる。
1つの実施形態では、相補的なくぼみ又はアパーチャは、1つ又は複数の壁によって画定され、及びその又は各かかりは、1つ又は複数の壁と当接することなく、相補的なくぼみ又はアパーチャ内に位置決めされる。
1つの実施形態では、保持機構突起は、環状突起である。相補的なくぼみ又はアパーチャは、環状くぼみ又はアパーチャである。
1つの実施形態では、環状封止突起及び環状保持突起は、異なる直径を有する。
1つの実施形態では、環状封止突起及び環状保持突起は、異なる断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、環状保持突起は、丸みのある断面輪郭を有する。別の実施形態では、環状保持突起は、角度を付けられた断面輪郭を有する。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体のテーパ状壁と外側本体の相補的なテーパ状壁との締り嵌めを含む。
1つの実施形態では、内側本体の末端部は、外側本体の端部を越えて延在する。
1つの実施形態では、内側本体は、末端部が内側本体の残りの部分よりも幅の広い外径を有するテーパ状外面を有する。
所定の実施形態及びそれらの変更形態は、当業者であれば、以下の図を参照する本明細書における詳細な説明から明らかになるであろう。
フローセラピー装置の形態の呼吸補助装置を概略形態で示す。 カバーを含むコネクタの斜視図である。 カバー及び中間シェルが取り除かれている、図1のコネクタの構成要素を示す斜視図である。 図2のコネクタの構成要素の別の斜視図である。 図2のコネクタの構成要素の下からの斜視図である。 図2のコネクタの構成要素の下からの別の斜視図である。 コネクタのカバーの斜視図である。 コネクタのカバーの斜視図である。 コネクタのカバーの斜視図である。 コネクタのカバーの斜視図である。 図2のコネクタの内側本体の斜視図である。 本明細書に記載するような封止部材とともに、図7の内側本体の下からの斜視図である。 図7の内側本体の別の斜視図である。 図7の内側本体の正面図である。 図7の内側本体の側面図である。 図7の内側本体の底面図である。 図7の内側本体の上面図である。 図2のコネクタの外側本体の斜視図である。 図14の外側本体の下からの斜視図である。 図14の外側本体の正面図である。 図14の外側本体の背面図である。 図14の外側本体の側面図である。 図14の外側本体の上面図である。 図14の外側本体の底面図である。 チューブ接続部分及びチューブの部分図である。 本明細書に記載するようなコネクタの内側本体及び第2コネクタの断面図を示す。コネクタの内側本体の封止部材も示す。 本明細書に記載するようなコネクタの内側本体の代替実施形態及び第2コネクタ実施形態の断面図を示す。コネクタの内側本体の封止部材も示す。 代替保持機構を示す。 内側本体と外側本体との間の封止機構及び保持機構の変形形態を示す。 内側本体と外側本体との間の封止機構及び保持機構の変形形態を示す。 内側本体と外側本体との間の封止機構及び保持機構の変形形態を示す。 内側本体と外側本体との間の封止機構及び保持機構の変形形態を示す。 電気サブアセンブリを示す。 カバーが取り除かれている、図1Bのコネクタの構成要素を示す斜視図である。 フローセラピー装置を示す。 代替的な内側本体実施形態の側面図を示す。 代替的な内側本体実施形態の側面図を示す。 代替的な内側本体実施形態の斜視図を示す。 代替的な内側本体実施形態の正面図を示す。 代替的な内側本体実施形態の側面図を示す。 代替的な内側本体実施形態例の側面図を示す。 代替的な内側本体実施形態例の斜視図を示す。 代替的な内側本体実施形態例の側面図を示す。 代替的な内側本体実施形態例の斜視図を示す。 本明細書に記載するようなコネクタの外側本体の代替実施形態の斜視図を示す。 本明細書に記載するようなコネクタの外側本体の代替実施形態の斜視図を示す。 本明細書に記載するようなコネクタの外側本体の代替実施形態の斜視図を示す。 本明細書に記載するようなコネクタの外側本体の代替実施形態の底面図を示す。カバー(図1Bに示すカバー等)と電気サブアセンブリ(図2及び図25に示す電気サブアセンブリ等)も示す。 本明細書に記載するようなコネクタの外側本体の代替実施形態の正面図を示す。導管及び電気サブアセンブリも示す。 本明細書に記載するようなコネクタの外側本体の代替実施形態の側面図を示す。導管及び電気サブアセンブリも示す。 本明細書に記載するようなコネクタの外側本体の代替実施形態の斜視図を示す。導管及び電気サブアセンブリも示す。
図1にフローセラピー装置10を示す。全体的に、装置10は、モータ/インペラ構成の形態である流れ発生器11と、任意選択的な加湿器12と、コントローラ13と、(例えば、ディスプレイと、ボタン、タッチスクリーン等の入力デバイスとを含む)ユーザI/Oインタフェース14とを収容する主ハウジング1000を含む。コントローラ13は、患者に送達するガスの流れ(ガス流)を生成するように流れ発生器11を動作させることと、発生したガス流を加湿及び/又は加熱するように加湿器12(存在する場合)を動作させることと、装置10の再構成及び/又はユーザが定義した動作に対してユーザI/Oインタフェース14からユーザ入力を受け取ることと、ユーザに情報を(例えば、ディスプレイにおいて)出力することと等、装置の構成要素を制御するように構成又はプログラムされる。ユーザは、患者、医療従事者又は本装置を使用することに関心がある他者であり得る。
患者呼吸導管300は、フローセラピー装置10のハウジング1000におけるガス流出口344に結合され、且つマニホールド19及び鼻プロング18を含む鼻カニューレ等の患者インタフェース17に結合される。さらに又は代わりに、患者呼吸導管16は、フェイスマスクに結合することができる。さらに又は代わりに、患者呼吸導管は、鼻ピローマスク、及び/若しくは鼻マスク、及び/若しくは気管切開インタフェース又は他の任意の好適なタイプの患者インタフェースに結合することができる。フローセラピー装置10によって発生する、加湿される場合があるガス流は、患者呼吸導管16を介してカニューレ17を通して患者に送達される。患者呼吸導管16は、患者に向かって通過するガス流を加熱するヒータワイヤ16aを有することができる。ヒータワイヤ16aは、コントローラ13によって制御される。患者呼吸導管16及び/又は患者インタフェース17は、フローセラピー装置10の一部であるか又は代わりにその周辺装置とみなすことができる。フローセラピー装置10、呼吸導管16及び患者インタフェース17は、ともにフローセラピーシステムを形成する。
フローセラピー呼吸装置10の全体的な動作は、当業者に既知となり、本明細書で詳細に説明する必要はない。しかしながら、全体的に、コントローラ13は、所望の流量のガス流を発生させるように流れ発生器11を制御し、空気及び酸素又は他の代替ガスの混合を制御するように1つ又は複数の弁を制御し、存在する場合、ガス流を加湿し、且つ/又はガス流を適切なレベルまで加熱するように加湿器12を制御する。ガス流は、患者呼吸導管16及びカニューレ17を通して患者に向けられる。コントローラ13は、所望の治療レベル及び/又は患者にとっての快適さを達成する所望の温度までガスを加熱するように、加湿器12の加熱素子及び/又は患者呼吸導管16の加熱素子16aも制御することができる。コントローラ13をガス流の好適な目標温度でプログラムすることができるか、又はコントローラ13がガス流の好適な目標温度を決定することができる。
フローセラピー装置10、及び/又は患者呼吸導管16、及び/又はカニューレ17における様々な場所に流量センサ、温度センサ、湿度センサ及び/又は圧力センサ等の動作センサ3a、3b、3c、20、25を配置することができる。センサからの出力は、コントローラ13によって受信されて、コントローラ13が最適な療法を提供するようにフローセラピー装置10を動作させることに役立つことができる。いくつかの構成では、最適な療法を提供することは、患者の吸気要求を満たすことを含む。装置10は、コントローラ13が、センサから信号を受信し(8)、且つ/又は限定されないが、流れ発生器11、加湿器12及びヒータワイヤ16a若しくはフローセラピー装置10に関連する付属装置若しくは周辺装置を含む、フローセラピー装置10の様々な構成要素を制御することを可能にする送信器及び/又は受信器15を有することができる。さらに又は代わりに、送信器及び/又は受信器15は、リモートサーバにデータを送出するか、又は装置10のリモート制御を可能にすることができる。
フローセラピー装置10は、ハイフローセラピー装置を含むことができる。本明細書で用いる場合の「ハイフロー」セラピーは、患者のピーク吸気要求量を満たすか又は超える比較的高流量での患者の気道へのガスの投与を指す。「ハイフロー」を達成するために使用される流量は、後に列挙する流量の任意のものであり得る。フローセラピー装置10は、任意の好適なタイプの装置であり得るが、いくつかの構成では、呼吸を補助し、且つ/又は呼吸障害を治療するために(例えば、空気、酸素、他のガス混合物又はそれらの何らかの組合せの)高ガス流量又はハイフローセラピーを送達することができる。いくつかの構成では、ガスは、酸素であるか又は酸素を含む。いくつかの構成では、ガスは、酸素及び周囲空気の混合物を含む。本開示で用いる場合の「ハイフローセラピー」は、約10リットル/分(10LPM)以上の流量で成人患者への又は約1リットル/分(1LPM)以上の流量で新生児、幼児若しくは小児患者へのガスの送達を指すことができる。いくつかの構成では、成人患者の場合、「ハイフローセラピー」は、約10リットル/分(10LPM)~約100LPM、又は約15LPM~約95LPM、又は約20LPM~約90LPM、又は約25LPM~約85LPM、又は約30LPM~約80LPM、又は約35LPM~約75LPM、又は約40LPM~約70LPM、又は約45LPM~約65LPM、又は約50LPM~約60LPM等、約10LPM以上の流量での患者へのガスの送達を指すことができる。いくつかの構成では、新生児、幼児又は小児患者の場合、「ハイフローセラピー」は、約1LPM~約25LPM、又は約2LPM~約25LPM、又は約2LPM~約5LPM、又は約5LPM~約25LPM、又は約5LPM~約10LPM、又は約10LPM~約25LPM、又は約10LPM~約20LPM、又は約10LPM~15LPM、又は約20LPM~約25LPMの流量での患者へのガスの送達を指すことができる。したがって、成人患者又は新生児、幼児若しくは小児患者のいずれかで使用されるハイフローセラピー装置は、約1LPM~約100LPMの流量又は上に概説した部分範囲の任意の流量で患者にガスを送達することができる。送達されるガスは、あるパーセンテージの酸素を含むことができる。いくつかの構成では、送達されるガスにおける酸素のパーセンテージは、約20%~約100%、又は約30%~約100%、又は約40%~約100%、又は約50%~約100%、又は約60%~約100%、又は約70%~約100%、又は約80%~約100%、又は約90%~約100%、又は約100%、又は100%であり得る。ハイフローセラピーは、患者の酸素化を増大させ、且つ/又は呼吸仕事量を低減させて、患者の吸気要求量を満たすか又は超えるのに有効であることが分かった。さらに、ハイフローセラピーは、上気道の解剖学的死腔が、入ってくる高流量のガス流でフラッシングされるように、鼻咽頭においてフラッシング効果を発生させることができる。これにより、二酸化炭素、窒素等の再吸入を最小限にしながら、毎回の呼吸の利用可能な新鮮なガスの貯蔵部が形成される。
患者インタフェースは、圧損傷(大気に対する圧力の差に起因する肺又は呼吸器系の他の器官に対する組織損傷)を防止する非封止インタフェースであり得る。患者インタフェースは、マニホールド及び鼻プロングを備えた鼻カニューレ、及び/若しくはフェイスマスク、及び/若しくは鼻ピローマスク、及び/若しくは鼻マスク、及び/若しくは気管切開インタフェース又は他の任意の好適なタイプの患者インタフェースであり得る。
図27に示すように、1つの実施形態例では、フローセラピー装置10は、例えば、1000によって示すもの等、主ハウジングを含むことができる。こうした主ハウジング1000は、主ハウジング上部シャシ102及び主ハウジング下部シャシ103を有することができる。
主ハウジング上部シャシ102は、周壁構成を有する。周壁構成は、取外し可能液体チャンバ3000を受け入れる加湿器又は液体チャンバベイを画定する。取外し可能液体チャンバ3000は、患者に送達されるガスを加湿するための水等、好適な液体を収容する。
取外し可能液体チャンバ3000は、液体リザーバを画定する外側ハウジングと、液体リザーバと流体連通する液体チャンバガス入口ポート306と、液体リザーバと流体連通する液体チャンバガス出口ポート308とを含む。液体リザーバの内部において、液体チャンバ3000を通るガスの流路を画定するようにバッフルを提供することができる。液体チャンバ3000の下縁部は、液体チャンバ3000を液体チャンバベイに配置及び保持するために、液体チャンバベイのガイドレールと相互作用する外側に向けられた環状フランジを含む。フランジは、液体チャンバ3000の周壁の基部から外向きに延在する。液体チャンバ3000の底壁は、熱伝導性であり、液体チャンバ3000内の液体を加熱するヒータプレートの上に載るように適合される。
装置10は、液体チャンバ3000を装置10に流体結合する接続マニホールド構成を含む。液体チャンバ3000は、ハウジング1000の背面に向かう方向においてハウジング1000の正面の位置から、液体チャンバベイ内への液体チャンバ3000の後方方向における直線摺動で装置10に流体的に結合することができる。接続マニホールド構成は、固定されたL字型エルボを介してモータ及び/又はセンサモジュールからのガス流通路と流体連通するマニホールドガス出口ポートを含む。固定されたL字型エルボは、モータ及び/又はセンサモジュールのブロワの出口からガスを受け取り、液体チャンバベイ3000の入口ポート306に接続する。エルボの下方部分は、ガス流通路チューブの内部に下向きに延在して、モータ及び/又はセンサモジュールからガスを受け取る。
接続マニホールド構成は、取外し可能エルボ342に組み入れられている加湿ガス戻りポートをさらに含む。取外し可能エルボ342は、L字型であり、患者インタフェースにガスを送達するように患者呼吸導管に結合する患者出口ポート344をさらに含む。出口ポート344は、装置10の正面に向かって且つハウジング1000の上面において画面124の正面に配置される。画面124は、装置10の背面に向かって配置される。マニホールドガス出口ポート、マニホールドガス入口ポート及び患者出口ポート344は、装置10と、液体チャンバ3000と、患者呼吸導管との間の封止ガス通路を提供するように、Oリングシール又はTシール(図示せず)等の軟質シールをそれぞれ含む。
液体チャンバガス入口ポート306は、接続マニホールドガス出口ポートと相補的であり、液体チャンバガス出口ポート308は、接続マニホールドガス入口ポートと相補的である。それらのポートの軸は、好ましくは、液体チャンバ3000が液体チャンバベイ内に直線移動で挿入され得るように平行である。
装置10は、モータが空気、酸素又はそれらの好適な混合物を液体チャンバ3000に、それにより患者に送達することができるように、モータと流体連通する空気及び酸素(又は代替補助ガス)入口を有する。
全体的な説明
図1B~図22を参照すると、医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタ100が示されている。コネクタ100は、導管300の末端部に提供されるように構成される。特に、コネクタ100は、導管300の端部と回路の別のデバイスとの解除可能であるが、確実な接続のために医療用呼吸回路の一部を形成する。他のデバイスは、加湿器、流れ発生器又は別の導管であり得る。他のデバイスが加湿器又は流れ発生器である場合、例えば、他のデバイスは、加湿器又は流れ発生器の出口であり得る。以下の説明では、他のデバイスは、第2コネクタ800と称する。
コネクタ100は、内側本体200及び外側本体400を有する。内側本体200及び外側本体400は、ガス通路を画定する。1つの実施形態では、コネクタ100は、導管又はチューブ300を第2コネクタ800に接続するために使用される。組み立てられると、コネクタのガス通路は、導管300及び第2コネクタの各々と流体連通し、それにより、ガスは、第2コネクタからコネクタを通して導管300まで流れることができる。
内側本体200と外側本体400とは、別個の構成要素である。内側本体200は、第2コネクタと係合するように構成された保持機構を有し、これについては、より詳細に後述する。
外側本体400は、内側本体200を少なくとも部分的に包囲するように構成される。合わせて組み立てられると、外側本体400は、内側本体200の正面及び背面の大部分を覆う。外側本体400は、切取部を有し、それを通して内側本体の一部が延在する。内側本体200は、その末端部で外側本体400からもわずかに延出する。末端部は、内側本体の残りの部分より大きい直径を有する。
外側本体400は、チューブ係合機構を有する。チューブ係合機構は、コネクタ100及びチューブ300を互いに接続する。
内側本体200は、第2コネクタ800と封止するように構成された封止機構を有する。コネクタは、内側本体200及び外側本体400を封止するように構成された封止機構も有する。内側本体200と第2コネクタ800との間の封止機構及び内側本体200と外側本体400との間の封止機構は、導管300から第2コネクタ800への封止された通路を提供し、そこで、ガス流は、周囲環境に漏れることが防止されるか又は少なくとも実質的に阻止される。
コネクタ100は、内側本体200及び外側本体400をともに保持するように構成された別個の保持機構を有する。
図示する実施形態では、内側本体200は、一部品として形成された単体構成要素である。特に、内側本体200は、第1材料を含む。いくつかの実施形態では、内側本体200の一部は、第1材料を含み、及び他の部分は、異なる材料を含むことができる。例えば、内側本体200の保持機構は、屈曲領域を含む。いくつかの実施形態では、屈曲領域は、第1材料を含むことができ、及び内側本体200の他の部分は、異なる材料を含むことができる。
外側本体400のチューブ係合機構は、第2材料を含む。いくつかの実施形態では、第1材料は、第2材料よりも堅い。すなわち、第1材料は、第2材料よりも高い弾性率及び/又は曲げ弾性率を有する。第1材料は、さらに又は代わりに、第2材料よりも高い曲げ弾性率を有することができる。
保持機構は、屈曲領域を中心に内側本体200に対して移動可能であるレバーを含む。レバーは、屈曲領域の一方の側における保持部分203Bと、屈曲領域の他方の側における作動部分203Aとを有する。レバーは、内側本体に対して枢動可能であることにより移動可能であり得る。代わりに、レバーは、内側本体に対してヒンジ式に移動することにより移動可能であり得る。
図7~図13に示すように、保持機構は、2つのレバーを含む。保持機構(レバー)は、外側本体400の外側に位置する。
係合解除形態における2つのレバーの保持部分203B間の距離は、係合形態におけるその距離と同じであるか又はそれよりも小さい。係合解除形態における2つのレバーの保持部分203B間の距離は、係合形態におけるその距離と同じである。
外側本体400は、内側本体200の一部が外側本体400内に位置し、及び内側本体200の一部が外側本体の外側に位置することを可能にする切取部を有する。
屈曲領域は、ブリッジ205によって提供される。ブリッジ205は、ブリッジ205を切取部と位置合せする特徴部を有する。図7に示すように、この特徴部は、位置合せボス209である。
いくつかの実施形態では、その又は各レバーの保持部分203Bは、第1材料を含む。いくつかの実施形態では、その又は各レバーの作動部分203Aは、第1材料を含む。いくつかの実施形態では、保持機構全体が第1材料を含む。いくつかの実施形態では、内側本体200全体が第1材料を含む。第1材料は、ポリオキシメチレン(POM)を含むことができ、POMは、アセタール又はアセタールコポリマーとしても知られる。代替実施形態では、第1材料は、ガラス充填ナイロンを含むナイロン又はアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)を含むことができる。
いくつかの実施形態では、第2材料は、ポリオレフィンを含む。いくつかの実施形態では、第2材料は、ポリプロピレン又は高密度ポリエチレンを含む。
内側本体
ここで、内側本体200の詳細について説明する。上述したように、内側本体200は、ガスが第2コネクタ800とチューブ300との間を流れるためのガス経路を有する。ガス経路は、末端部に向かって外向きにテーパ状である内壁によって画定される。
内側本体200は、第2コネクタ800の内部通路内に少なくとも部分的に位置するように構成される。上述したように、内側本体200は、第2コネクタ800の内部通路内に挿入される。第2コネクタ800内に挿入されるコネクタを有することは、種々の理由で有利であり、その理由の1つは、流路が流れの方向において狭くなることである。流路が狭くなることにより、停滞領域においてデッドスペースを発生させる可能性が低減する。停滞領域には、霧状薬剤がたまる領域を提供する等の種々の不都合がある。
内側本体200は、導管201と、ワイパシール202の形態の封止機構と、1つ又は複数のレバー203の形態の保持機構とを有する。
コネクタ100は、内側本体200と第2コネクタ800との間に封止及び保持機構を有する。導管201の外面は、第2コネクタ800の内面と相補的な形状であり、2つの面が気密シールを形成するようにする。気密シールは、一部には、封止要素によって容易にすることができる。封止要素は、経時的に摩滅を受けやすい可能性があり、定期的な交換を必要とする可能性がある。好ましい実施形態は、シールが導管201上のいずれかの場所に位置するというものであり、なぜなら、これは、シールが、導管300が交換されるまで持てばよいことを意味するためである。
いくつかの実施形態では、封止機構は、封止部材を含む。1つの実施形態は、導管201の周囲の周りにシールを有する。図示する実施形態では、封止部材は、ワイパシールであるか又はワイパシールを含む。ワイパシールは、図面に示す形状を有することができる。代替実施形態では、ワイパシールは、T字型又はC字型断面等、異なる断面輪郭を有することができる。他の実施形態では、2つ以上のワイパシールがあり得る。さらに又は代わりに、封止部材は、Oリング又は他の任意の好適なシールであるか又はそれを含み得る。ワイパシールは、2つの構成要素の容易な軸方向移動を提供する。内側本体200は、封止部材を受け入れるための凹部を有する。凹部壁は、内側部材200に対するシールの軸方向の移動を防止するか又は少なくとも実質的に阻止する。この凹部は、凹部の縁部の肩部によってさらに強化することができる。封止部材は、静止時外径を有し、封止部材の静止時外径は、コネクタが接続する部分の内径よりも大きい。すなわち、封止部材の静止時外径は、第2コネクタ800のガス通路の内径よりも大きい。ワイパシールは、第2コネクタ800の内面と接触することによって撓む。これにより、ワイパシールと第2コネクタ800の内壁との間において、漏れの可能性を低下させる力が提供される。さらに、ワイパシールの外径が第2コネクタ800の内壁の直径よりも大きいことにより、2つの構成要素がわずかに位置ずれしている場合、例えば半径方向に位置ずれしている場合でも完全な気密シールが確保される。
代わりに、シールは、1つ又は複数のOリングによって提供することができる。代わりに、上述した封止要素の任意のものを第2コネクタ800の内面で実施することができるが、これは、チューブ及びコネクタが取り替えられるときにシールが交換されないことを意味する。代わりに、シールは、内側本体200と第2コネクタ800との締り嵌めによって提供することができる。締り嵌めは、テーパ嵌合であり得る。いくつかの実施形態では、シールは、Oリング又はワイパシール等、内側本体200及び/又はシール部材の1つの部分における締り嵌めによって提供することができる。例えば、内側本体200の端部を、第2コネクタ800の内壁と封止接触するように外向きにフレア状にすることができる。
シールは、デバイス及びコネクタの電気コネクタが係合する前に第2コネクタ800と封止係合するように内側本体200に位置決めされる。これにより、(酸素で富化されている可能性がある)ガス流は、いかなる電気接続部も作成される前に電気コネクタから気密封止されることになる。さらに、この構成により、ユーザが、電気接続部が形成されるが、ガス流路が封止されないようにコネクタ100をデバイスと組み立てることが防止される。これは、酸素リッチガスが電気接続部内に漏れ得ることが安全性リスクになる可能性があるため、特に望ましい。
内側本体200は、内側本体200の周囲にシールを配置することに役立つ組立ガイド200Bの組を有することができる。組立ガイド200Bは、内側本体200の末端部から封止部材202に向かって延在する。コネクタ100を組み立てるとき、シールは、内側本体200の基部の上を摺動することができるように工具によって引き伸ばされる。シールが凹状部分と位置合せされると、工具により、シールは、収縮して凹状部分に入ることができる。この時点で組立ガイドと位置合せされる工具を引き抜くことができ、シールは、肩部の上に引っ掛かり、それにより所望の位置に残される。
内側本体200は、第2コネクタ800内に内側本体200を正確に配置するためのスペーサを有することができる。スペーサは、1つの又は一連の外向きに延在する突起215の形態で提供することができる。突起215は、内側本体200の外面の周囲の周りに位置する垂直リブの形態であり得る。リブ215は、内側本体200と第2コネクタ800との間に密な及び/又は隙間のない嵌合を提供するように、実質的に第2コネクタ800の内面の直径と相補的であり、直径に対応し、且つ/又は直径に一致するような寸法である。例えば、リブ215と第2コネクタとの間に約0.05mmの空間があり得る。
リブ215は、内側本体200の一部を第2コネクタ800の通路壁から離れるように位置決めし、内側本体200と通路壁との間の空間を画定するように構成される。リブ215は、内側本体200と第2コネクタ800との同心位置合せを確実にする。リブは、第2コネクタ800内での内側本体200の半径方向移動を防止する。これにより、内側本体200が第2コネクタ800の内面から意図された距離に位置決めされることが確実になり、それにより内側本体200と第2コネクタ800との間に気密シールが形成されることが確実になる。リブは、内側本体の長手方向軸に対して概して平行である方向に延在する。いくつかの実施形態では、リブの1つ又は複数は、角度を付けられた、テーパ状の、丸みを帯びた又は他の輪郭が付けられた端部200Cを有する。各リブは、第2コネクタ200の通路内で内側本体200を誘導する位置合せガイドとして作用するように、角度を付けられた又はテーパ状の端部を有する。
内側本体の末端部における角度を付けられた又はテーパ状の面200Aは、第2コネクタ800内で内側本体200を位置決めすることにも役立つ。それらの面は、第2コネクタ800に対する内側本体200の半径方向移動も防止する。これらの角度を付けられた又はテーパ状の面200Aは、コネクタを第2コネクタ800と位置合せすることにも役立つことができる。リブ215及び/又は面200Aは、内側本体200と第2コネクタ800との間の最適な封止を確実にすることに役立つ。他の実施形態では、スペーサは、内側本体200の外面の周囲に配置された単一の環状突出部(図示せず)の形態であり得る。
図29Cに示すような代替実施形態では、リブ215の1つ又は複数は、他のリブと非対称であり得る。すなわち、すべてのリブが同じ形態及び形状ではない可能性がある。リブ215は、好適な位置合せが達成されことに役立つように、引込み型特徴部又は低減したテーパ若しくは他の角度を付けられた半径部若しくは面取り部を含むことができる。
垂直リブの角度を付けられた又はテーパ状の端部200Cは、接続されるとき、リブが第2コネクタ800の末端部に引っ掛かることを防止するか又は少なくとも実質的に阻止する。図7~図13に示す実施形態では、本体の周囲の周りに等しく離間される4つのリブ215があり、それによりリブ215及び内側本体200上の他の特徴部間の対称性が与えられる。代替実施形態では、少なくとも3つのリブ、例えば5つ、6つ又は7つのリブがあり得る。
封止部材は、末端部217からある距離において離間される。封止部材202は、突起215と内側本体200の末端部217との間に位置する。封止部材202は、内側本体200と通路壁との間の空間を通るガス流を少なくとも実質的に阻止するように、第2コネクタ800の通路壁に対して封止するように構成される。内側本体200は、封止部材と末端部217との間に肩部219を有する。このコネクタ実施形態では、末端部217から肩部219まで延在する複数の組立リブ220が組み込まれる。これらの組立リブは、封止部材202の取付に関する組立プロセスに有利に役立つことができる。
内側本体200は、末端部217に向かって外向きにテーパ状である壁を有する。壁は、内面及び外面を有する。末端部217における内壁の直径は、内壁の残りの部分の直径よりも大きい。末端部217における外壁の直径は、外壁の残りの部分の直径よりも大きい。末端部の内壁は、第2コネクタ800端部の内壁とより平滑な/連続した輪郭を形成して、流れに対する抵抗及びデッドスペースを低減させる。
以下でより詳細に説明するように、各ブリッジ205の各側部において、内側本体200を外側本体と位置合せすることに役立つ位置合せ特徴部209が位置する。図7~図13に示す実施形態では、位置合せ特徴部209は、ボスである。代替実施形態では、それより多いか又は少ない位置合せ特徴部があり得る。例えば、1つ、2つ、3つ、5つ、6つ又はそれより多くの位置合せ特徴部があり得る。位置合せ特徴部は、半球形状であり得るか、又は立方体、直方体、角錐等、別の好適な形状を有することができる。それらの形状は、位置合せ特性を強化するためにテーパを有することができる。
図4に示すように、内側本体200の末端部は、コネクタ400の他の構成要素(保持機構、外側本体400及びカバー700等)の末端部を越えて延在する。これにより、末端部217は、第2コネクタ800と係合し、他の構成要素が第2コネクタ800と接触する前にコネクタを正確に位置合せする。コネクタ100は、内側本体の末端部に位置合せ又は引込み特徴部も含むことができる。内側本体200の末端部が第2コネクタ800内により容易に嵌まり込み、その後、2つの構成要素が完全に接続される際に移動して位置合せされるように、位置合せ特徴部は、外壁の内向きテーパ状セクションであり得る。
内側本体200の下方部分200Aは、第2コネクタ800の内面の直径とおよそ一致する直径の内面を有する。これにより、内側本体200の内面と第2コネクタ800との間に実質的に平滑な且つ/又は連続した輪郭がもたらされ、これにより2つの構成要素間のガス流路における乱流が低減する。さらに、それにより、特にガス流が霧状薬剤を含有する場合、霧状薬剤の一部が凝縮し、且つ/又はデッドスペース内にたまる可能性があるために望ましくない、あり得るデッドスペースが低減する。
したがって、内側本体200の内面は、下端部における直径からより狭い直径までテーパ状である。内径が小さくなることにより、より乱流の少ない輪郭が提供される。しかしながら、それにより、内側本体200の外面に様々な表面特徴部に対する空間も可能となり、これについて本明細書に記載する。
本体は、別のコネクタの内部通路内に少なくとも部分的に位置するように構成され、突起は、内側本体200の一部を第2コネクタ800の通路壁から離れるように位置決めし、且つ内側本体200と通路壁との間に空間を画定するように構成され、封止部材は、内側本体と通路壁との間の空間を通るガス流を少なくとも実質的に阻止するように、第2コネクタ800の通路壁に対して封止するように構成される。
1つの実施形態では、内側本体は、チューブから独立しているか又はチューブ接続特徴部がない別個の構成要素として提供される。1つの実施形態では、内側本体は、チューブ接続特徴部を含まない。
保持機構
第2コネクタ800と組み立てられたときにコネクタ100を保持するために、コネクタ100は、保持機構を有する。図7~図13及び図22を参照すると、保持機構は、第2コネクタ800の1つ又は複数の凹部と係合する突起207を有する。これらの突起207は、ブリッジ205を介して内側部材に接続するレバー203の対の端部又はその近くに位置する。突起207は、レバー203の下方部分に位置し、レバー203の上方部分は、ブリッジ205を越えて延在して作動タブの対を形成する。作動タブを内向きに押すことにより、ブリッジが屈曲し、突起207が外向きに移動する。
レバー203、ブリッジ205及び内側部材は、外側本体の材料と比較してより高い降伏強度並びにより高い弾性(ヤング)率及び/又は曲げ弾性率を有する材料(アセタール等)から成形することができ、レバー203は、適切な保持力も提供しながら、塑性変形、降伏及び/又は破壊なしに好適な距離を移動することができる。
レバー203に力が加えられていないとき、レバー203は、2つの突起間が第1距離にある状態で第1静止時位置まで弛緩する。突起207が第2コネクタ800の凹部807と係合した状態で第2コネクタ800に接続されると、レバー203は、突起間が第2距離にある状態で第2位置にある。好ましくは、第1距離は、第2距離と同じであるか又はそれより小さい。これは、突起207が、凹部と、それらを適所に保持するために追加の力を必要とすることなく係合することを意味する。コネクタとの係合中に突起207をともに押し込むことが不要であることにより、使用中のコネクタに対する応力が低下し、材料クリープ速度が低下する。さらに、弛緩位置で突起207が凹部と係合するが、凹部の基部と接触しないようにレバー203を設計することが有利であり得る。これにより、レバー203は、係合したときに弛緩位置にあることができ、材料に対するクリープの影響がさらに低減する。
コネクタ100が第2コネクタ800と係合するとき、レバー203上の突起207は、第2コネクタ800の基部の凹部803と係合する。図示する実施形態では、凹部803及び突起207の係合面は、導管を除去するために必要な移動の方向に対して実質的に垂直であり、突起207が係合すると、コネクタ100及び導管300は、大きい力によっても第2コネクタ800から引き離すことができない。
図23に示す代替実施形態では、突起は、第2コネクタ800の周囲又は凹部803の輪郭と相補的である湾曲輪郭を有することができる。コネクタが出口端部に接続されるか又は出口端部から取り除かれるときに凹部803の一部の損傷及び/又は意図されない係合を防止するように、湾曲輪郭の縁部は丸みがあり得る。
上に概説したように、凹部803及び突起の係合力は、移動の方向に対して実質的に垂直であり得る。図22Aに示すように、角度αは、代替実施形態を示す。角度αは、内側本体200の垂直中心線及び突起207の角度に対して測定される。この角度は、(本明細書に記載するようなレバー203を介して作動タブを内向きに押下する等)ユーザによるレバー203の対応する作動/圧縮なしに、(内側本体200の中心線に沿って示される方向である)移動の方向に沿った又は実質的に平行な力が加えられるとき、第2コネクタ800からのコネクタ100の意図しない分離を防止することに役立つことができる。
角度αは、約85°~約115°、より好ましくは約90°~約110°、又は好ましくは約93°~約102°、又は好ましくは約95°~約99°であり得る。
第2コネクタ800からコネクタ100を分離するために、作動タブは、突起207が外向きに移動して凹部807から係合解除されるのに十分な程度に内向きに移動する。突起207が凹部807から係合解除されると、コネクタを最小の抵抗で取り除くことができる。
第2コネクタ800にコネクタ100を接続するために、突起207を外向きに移動させるように作動タブを内向きに押して、それらが第2コネクタ800の末端部の外縁部を越えることができるようにすることができる。好ましくは、突起207の下面は、テーパの形態の位置合せ又は引込み特徴部を含むことができ、コネクタを第2コネクタ800に押し付けると、突起207の下面と第2コネクタ800の末端部との間の接触により、突起207が外向きに押し出される。これにより、デバイスに導管300を1つの動きで取り付けることができるように、コネクタを接続するときに作動タブを押下する必要をなくすことができる。
突起207が第2コネクタ800の末端部を越えると、その後、突起207が凹部と係合するまで、コネクタをさらに押し下げることができる。凹部807と係合している突起207は、ユーザにコネクタが係合していることを示す可聴又は触覚指標を生成することができる。
図10を参照すると、レバー203は、ブリッジ205から突起まで内向きにわずかな湾曲を有する。わずかな湾曲により、レバー203の基部における突起207は、第2コネクタ800の凹部807と係合する方向に付勢される。図11は、突起端部におけるレバー203の幅がブリッジ205端部におけるレバー203の幅よりも小さいように、レバー203がブリッジ205と突起との間でテーパ状であることを示す。レバーの厚さもその長さに沿って変化し、例えば保持端部と比較してブリッジ近くの方が厚い。このテーパにより、フィンガの末端部は、屈曲部分よりも容易に曲がる。テーパにより、ブリッジの下方の部分は、より均一な応力分布で曲がることができる。
作動タブの内面は、1つ又は複数の支持リブを有することができる。このリブにより、タブ自体が押下されたときに屈曲することが防止されるように、タブの剛性が増大する。タブが屈曲した場合、突起において対応する移動をもたらすことなく、作動タブに対して大きい力がかかる可能性がある。タブに剛性を持たせることにより、タブにおけるいかなる移動もフィンガを通してフィンガ及び突起の下方部分に伝達される。タブは、外側本体400及び/又は中間シェル600と接触することにより、タブ自体の移動を制限するさらなる機能も有する。すなわち、外側本体400の壁は、止め具として作用する。移動の量は、突起を作動させるために必要な移動の量に制限され、それにより構成要素に損傷を与える可能性がある過度な曲げを防止する。
外側本体
図14~図20を参照すると、外側本体400は、内側本体200を部分的に包囲する。図2~図5に内側本体200と外側本体400との相対的な位置及び向きを示す。外側本体400及び内側本体200は、単一部品から形成することができるが、2つの構成要素を別個に製造し、その後、合わせて組み立てることにより、別個の材料(例えば、内側本体200に対してアセタール、外側本体に対してポリプロピレン)を使用することができる。これは、内側部材に望ましい機械的特性を有するいくつかの材料がオーバーモールドプロセスに好適ではない可能性があるために有益であり、これについては、より詳細に後述する。
外側本体400は、種々の目的にかない、そうした目的のいくつかを以下より詳細に記載する。これらとしては、以下を挙げることができる。
・導管300がコネクタ100に取り付けられることを可能にする接続特徴部を提供すること。
・導管300及びデバイスが接続されるとき、コネクタ100の末端部において、デバイス、例えば装置10の上面と当接する面を提供すること。
・デバイスと導管との電気接続を容易にするために電気ピンのためのレセプタクルを提供すること。
・コネクタ100に対してより均一な外面を形成すること。
好ましい実施形態では、内側本体200は、外側本体400内にクリップ式に留まる。図に示すように、内側本体200の外面の上方部分は、環状突起/フランジを有し、それは、好ましくは、内側本体200の外周部全体に沿って延びる。外側本体400は、対応する凹部を含む。コネクタを組み立てるとき、内側本体200の突起が外側本体400の凹部内にクリップ式に留まるように、内側本体200及び本体は、互いに押し付けられる。これにより、突起と凹部との隙間のない締り嵌めによって保持力と気密シールとの両方が提供される。
図24A~図24Bは、内側本体200と外側本体400との間の封止機構及び保持機構の変形形態を示す。図24A~図24Bは、内側本体200と、外側本体400と、内側本体200及び外側本体400をともに封止するように構成された内側本体及び外側本体封止機構と、内側本体200及び外側本体400をともに保持するように構成された内側本体及び外側本体保持機構とを示す。内側本体及び外側本体封止機構と内側本体及び外側本体保持機構とは、別個の機構である。
内側本体及び外側本体保持機構は、実質的に永久的な構成で内側本体200と外側本体400とをともに保持する。内側本体200及び外側本体400は、組み立てられると容易に分離されない(例えば、1回限りの係合)。本明細書に記載する様々な内側本体及び外側本体保持機構は、内側本体200及び外側本体400が分離することを防止するか又は少なくとも実質的に阻止する。係合すると、内側本体200及び外側本体400は、容易に分離することができず、例えば、それらの構成要素は、手動で分離することができない。
1つの実施形態では、内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体200及び外側本体400をともに保持するようにさらに構成される。換言すれば、封止機構は、第2内側本体及び外側本体保持機構を含む。
図24Aは、内側本体200のテーパ状壁と、外側本体400の相補的なテーパ状壁との締り嵌めの形態の内側本体及び外側本体封止機構を示す。内側本体200は、末端部が内側本体の残りの部分よりも狭い外径を有するテーパ状外面を有する。
図24Aは、内側本体の突起と、外側本体の対応する凹部との形態の内側本体及び外側本体保持機構も示す。突起は、丸みのある突起である。内側本体200と外側本体400のテーパ状壁との締り嵌めにより、内側本体200及び外側本体400をともにさらに保持することができる。
図24Bは、2つの突起と相補的凹部とを示す。突起は、ともに丸みがある。一方の突起は、他方の突起よりも大きい。突起のいずれも封止及び/又は保持機構として構成することができる。
図24Cは、内側本体及び外側本体保持機構が、かかり又は鋭利な突起の形態である突起を含むことを示す。内側本体及び外側本体保持機構は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含むことができる。内側本体及び外側本体保持機構は、2つ以上のかかりを含むことができる。内側本体及び外側本体保持機構は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含むことができる。
図24Dは、代替的な構成を示す。この実施形態は、実質的に丸みのある断面輪郭221fを有する環状突起と、角度を付けられた断面輪郭221gを有する別の環状突起とを備えた内側本体200を示す。実質的に丸みのある環状突起221fは、保持機構として構成することができ、対応する外側本体400の相補的な凹部421f内に嵌まることができる。角度を付けられた環状突起221gは、封止機構として構成することができ、且つ/又は例えば干渉点421gにおいて外側本体400の壁と締り嵌めであるように構成することができる。
図24Dにおいて、内側本体200及び外側本体400封止機構は、突起221gを含む。任意選択的に、封止機構は、環状封止突起である。環状封止突起221gは、角度を付けられた断面輪郭を含む。221gとして識別する環状封止突起は、内側本体200の外面に提供され、例えば位置421gにおいて外側本体400の内面と締り嵌め状態であるように構成される。
図示する実施形態では、内側本体200は、突起を含み、及び外側本体400は、くぼみ又はアパーチャを含む。代替実施形態では、内側本体200は、くぼみ又はアパーチャを含むことができ、及び外側本体400は、突起を含むことができる。
いくつかの実施形態では、相補的なくぼみ又はアパーチャは、1つ又は複数の壁によって画定され、及びその又は各かかりは、1つ又は複数の壁と当接することなく、相補的なくぼみ又はアパーチャ内に位置決めされる。
内側本体及び外側本体保持機構突起の変形形態の各々は、環状突起である。相補的なくぼみ又はアパーチャは、環状くぼみ又はアパーチャである。代替実施形態では、くぼみ又はアパーチャは、環状くぼみ又はアパーチャであり、突起は、より短い長さを有することができ、例えば内側本体の外側の一部の周囲にのみ延在することができる。
いくつかの実施形態では、環状封止突起及び環状保持突起は、異なる直径を有する。すなわち、環状保持突起は、環状封止突起よりも内側本体200からさらに外向きに延在する。
図24B及び図24Dは、異なる断面輪郭を有する突起を示す。いくつかの実施形態では、環状保持突起は、丸みのある断面輪郭を有する。他の実施形態では、環状保持突起は、角度を付けられた断面輪郭を有する。
図24A~図24Dの実施形態であり、内側本体200は、突起を含み、及び外側本体400は、凹部を含む。代替実施形態では、内側本体200は、凹部を含むことができ、及び外側本体400は、突起を含むことができる。
図24A~図24Dを参照すると、コネクタ100は、内側本体200及び外側本体400をともに封止するように構成された内側本体及び外側本体封止機構を有する。コネクタ100は、内側本体200及び外側本体400をともに保持するように構成された内側本体及び外側本体保持機構も有する。内側本体及び外側本体封止機構と内側本体及び外側本体保持機構とは、別個の機構である。
内側本体及び外側本体封止機構は、内側本体200の外面の封止突起と、外側本体の相補的な封止凹部とを含む。内側本体及び外側本体保持機構は、内側本体200の外面の保持突起と、外側本体の相補的な保持凹部とを含む。内側本体200の末端部217は、外側本体の端部を越えて延在する。内側本体200の末端部217の外面は、外向きにテーパ状である。
いくつかの実施形態では、内側本体200の外面の上端部は、外側本体400の切取部に対応する1つ又は複数のかかり/突出部(理想的には2つ)も含むことができる。かかりは、かかり及び切取部が、凹部及び突起によってもたらされる気密シールに干渉しないように環状突起の下方に位置する(したがって、切取部は、環状凹部の下方に位置する)。
切取部内のチャネルと本体の内壁との境界は、鋭角を形成する。同様に、かかりの下端部は、内側本体200の外壁に対して実質的に垂直である平坦な基部/面を提供する。内側本体200を外側本体400と組み立てるとき、かかりは、2つの部品が互いに押し付けられることを妨げない。かかりのテーパ状部分は、内側本体200が外側本体400によって受け入れられる際、かかりを切取部内に誘導し、且つ/又は外側本体400の壁を外向きに徐々に押す。かかりが切取部内に位置すると、かかりの基部と切取部の境界との相互作用により、内側本体200及び本体が分解されることが防止される。これにより、製造中、構成要素を容易に組み立てることができるが、使用中に分解が防止される。すなわち、コネクタは、内側本体200及び外側本体400を容易に分解又は分離することができないように、「1回限りの組立」コネクタとして構成される。組み立てられると、内側本体200及び外側本体400は、有効に永久的に互いに接続又は固定される。
理想的には、組み立てられ弛緩状態になると、かかりは、切取部の壁と接触せず、例えば切取部内で浮遊する。この状況では、その保持力は、環状突起/フランジと凹部との相互作用によって提供される。
かかりが切取部の壁と接触した場合、製造公差におけるいかなる小さい誤差も、環状突起及び凹部が適切なシールを形成することを妨げる可能性がある。この構成では、環状突起/フランジが凹部から外れるようにコネクタ100に十分大きい力がかけられた場合、かかりは、切取部の基部とのみ接触する。このシナリオでは、かかりは、切取部の基部と当接する。
構成要素をさらに分解するために必要な力は、凹部から環状突起を取り除くために必要な力よりもはるかに大きい(特に、構成要素は、さらに分解するために破壊する必要がある可能性がある)。突起が凹部からゆるみ、かかりが切取部にひっかかっている状況では、環状突起は、例えば、環状突起及び凹部の相互作用面に対する力を介してそれ自体の上に凹部を再係合させるような形状であり、且つそのように構成される。
いくつかの実施形態では、コネクタは、より径の大きいチューブと関連するように構成することができる。したがって、外側本体のチューブ接続部分は、より径の大きいチューブと適合するように構成しなければならず、これにより外側本体が少なくとも1つの次元に沿って拡大する結果となる可能性があり、例えば外側本体の直径が増大する可能性がある。したがって、内側本体を、より幅の広い(すなわちより径の大きい)外側本体と適合するように構成しなければならない。いくつかの実施形態では、レバー203が外側本体の外側に位置することができるように、ブリッジ205を長くしなければならない。ブリッジ205が長くなることにより、ブリッジ205の堅さ/強度要件が変化することになる可能性がある。
例えば、図28に示す実施形態では、図7~図13を参照して記載した実施形態の構成に対する代替的な構成としてのコネクタ200を示す。特に、図28の実施形態に関連して、この構成は、図29に関連して記載するように、リブ215を含む。図28は、この場合にも図29に関連して記載する組立リブ220及び肩部219も含む。
図29に示す実施形態では、ブリッジの屈曲領域のサイズを低減させることにより堅さを局所的に増大させるように、段状部230の形態の強化特徴部が提供される。強化特徴部は、レバー203のヒンジ点も変更することができる。これにより、より長いブリッジ205を含むレバー203は、上述したようなより短いブリッジのレバーと実質的に同じ圧縮力を達成することができる。ブリッジ205における強化特徴部は、コネクタ100の異なる実施形態間のレバーの曲げ一貫性を提供することができる。段状部230は、作動部分203Aとブリッジ205との間の交差部に提供される。
いくつかの実施形態では、段状部230は、保持部分203Bとブリッジ205との間の交差部に提供される。いくつかの実施形態では、段状部230は、ブリッジ205に提供される。図示する実施形態では、各レバー203における強化特徴部は、レバーの両側からブリッジの中心平面に向かって互いに向かって延在する2つの段状部を含む。
いくつかの実施形態では、各レバー203は、レバーのいずれかの側から延在する単一段状部230を含むことができる。いくつかの実施形態では、単一段状部230は、レバー203の側部間の実質的に中心位置に提供することができる。
強化特徴部は、コネクタのサイズ又はコネクタが接続するチューブに関わらず、コネクタのブリッジ205に提供することができ、そこでは、強化特徴部を使用して、コネクタ100を第2コネクタ800と係合させるか又は係合解除するために、ブリッジに沿ったヒンジ点の位置及び/又はレバー203を屈曲させるために必要な圧縮力が調整される。
いくつかの実施形態では、強化特徴部は、1つ又は複数の厚肉部分を有するブリッジ205を含むか、又はブリッジ205全体を厚くすることができる。いくつかの実施形態では、強化特徴部は、作動部分203Aとブリッジとの交差部に提供される。いくつかの実施形態では、強化特徴部は、保持部分とブリッジとの交差部に提供される。いくつかの実施形態では、強化特徴部は、ブリッジに提供される。
いくつかの実施形態では、ヒンジ点の位置を変更し、且つ/又はレバー203を屈曲させるために必要な圧縮力を低減させるために、ブリッジに弱化特徴部(図示せず)を提供することができる。弱化特徴部は、ブリッジ205の別個の薄肉部分(例えば、ブリッジ205の段状部)、ブリッジ205の複数の別個の薄肉部分(例えば、ブリッジ205が例えばディンプルによって凹凸化される)の形態であり得るか、又はブリッジ全体が薄くなる。
いくつかの実施形態では、弱化特徴部は、作動部分203Aとブリッジとの交差部に提供される。いくつかの実施形態では、弱化特徴部は、保持部分とブリッジとの交差部に提供される。いくつかの実施形態では、弱化特徴部は、ブリッジに提供される。
強化特徴部及び弱化特徴部を使用して、レバー203を屈曲させ、且つ/又は保持部分203Bをコネクタ100の中心に向かって若しくは中心から離れるように移動させるために必要な力を調整することができる。いくつかの実施形態では、ブリッジは、1つ又は複数の強化特徴部を含む。いくつかの実施形態では、ブリッジは、1つ又は複数の弱化特徴部を含む。いくつかの実施形態では、ブリッジは、1つ又は複数の強化特徴部と1つ又は複数の弱化特徴部とを含む。
コネクタが強化特徴部を含む図29の実施形態では、作動部分203Aのコネクタ100の中心に向かう移動により、保持部分203Bがコネクタ100の中心から離れるように移動することを確実にするために、レバー203の作動部分203Aと保持部分203Bとを接合するリンク部分231が提供される。
リンク部分203がない場合、段状部203は、実質的にレバー203を横切り、且つレバー203の側部間に延在してさらなるヒンジ点をもたらし、それを中心に作動部分203Aが枢動することができる。こうした実施形態では、作動部分203Aは、保持部分203Bをコネクタ100の中心から離れるように移動させる前により大きい作動力及び/又は移動の距離を必要とする可能性がある。いくつかの実施形態では、コネクタは、1つ又は複数のリンク部分231と1つ又は複数の段状部230とを含む。いくつかの実施形態では、コネクタは、複数のリンク部分231と複数の段状部230とを含む。
図29D及び図29Eは、上で概説した段状部230の代わりに、代替的な強化特徴部230’の様々な実施形態例を示す。強化セクション230及び230’は、作動部分203Aに(軸方向内向きに等)加えられる力の移動を容易にして、保持部分203Bの端部の保持機械的突起207が凹部803からその位置が解除される解除に役立つ。こうした強化は、ブリッジ領域205におけるレバーのねじり又は他の撓みに抵抗することにさらに役立つことができる(ユーザがコネクタ100と第2コネクタ800との接続又は分離を行っているとき、レバー203に力が加えられているとき等。
図29D~図29Gでは、強化特徴部230’は、作動部分203Aとブリッジ205との間の交差部分として提供される。
図29D~図29Eでは、厚肉強化特徴部230’は、段状部を含み、レバー203の一方の側部から(同じ)レバー203の他方の側部まで延在し、すなわち、強化特徴部230’は、ブリッジの幅の一方の縁部又は側部から別の縁部又は側部まで又は実質的にレバー203とのブリッジ相互接続部を横切って延在する。代替実施形態では、強化特徴部230’は、レバー203の縁部又は側部間の少なくとも一部分に延在することができる。
図29F~図29Gでは、強化特徴部230’は、傾斜部を含み、レバー203の縁部又は側部間の少なくとも一部分に延在する。(ブリッジとレバーとの厚肉交差部分であり得る)強化特徴部230’は、レバー203の側部間の実質的に中心に位置決めされる。
これらの図から示されているように、ブリッジ205は、作動部分203Aと保持部分203Bとの間に配置される。上述したように、ブリッジ205は、強化特徴部230又は230’を含み得る。強化特徴部は、作動部分203Aとブリッジ205との間の交差部に段状部(又は他の接合部)を含むことができる。
強化特徴部230、230’は、レバーの両側の側部又は縁部からブリッジ205の中心平面に向かって互いに向かって延在する、2つの(又はそれより多い)段状部を含むことができる。
強化特徴部230、230’は、ブリッジ205の厚肉部分を含むことができる。厚肉部分は、作動部分203Aとブリッジ205との交差部に提供することができる。
作動部分203Aは、力が加えられたときの作動部分203Aの屈曲又は撓みを実質的に制限するリブ(又は他の補強若しくは強化部分)を含むことができる。
チューブ接続部
図14~図19及び図21を参照すると、コネクタ100は、導管300と係合するチューブ接続部分403を有する。図示する実施形態では、チューブ接続部分403は、外側本体400の一部である。他の実施形態では、チューブ接続部分403は、内側本体200の一部である。ガス経路を画定するチューブ接続部分チューブ接続部分403である。ガス経路は、内側本体のガス経路と流体連通する。
図14~図19及び図21を参照すると、外側本体は、チューブ接続特徴部を提供され、及び内側本体は、チューブ接続特徴部がない。内側本体と外側本体とのアセンブリが作製されるとき、前記アセンブリが外側本体のチューブ接続特徴部のみを介してチューブに接続されるように、外側本体がチューブ接続特徴部を含む。
チューブ接続部分403は、管状部材である。チューブ接続部分403は、経路内に入る少なくとも突起407の対を有する。経路は、雌ねじ面を有する導管300をチューブ接続部分403の上にねじ込むことができるように、概してらせん形の輪郭を有する。
いくつかの実施形態では、突起407は、チューブ接続部分403の一方の側において軸方向に配置することができる。すなわち、チューブ接続部分403の一方の側において2つ以上の突起407があり得る。軸方向に位置決めされた突起407もらせん状経路内に入る。
代替実施形態では、チューブ接続部分403は、雄ねじを含むことができる。ねじは、管状部材の周囲に延在する完全ねじであり得る。代わりに、ねじは、ねじの短い部分を有し、その短い部分間に間隙又は空間がある不完全ねじであり得る。
導管300は、渦巻状に巻回することができ、チューブ接続部分403の突起407の経路は、渦巻状巻回導管のテーパ/らせん形配置と概して一致するように配置される。いくつかの実施形態では、突起の経路は、渦巻状巻回導管のらせん形配置と厳密に一致しないが、突起の場所がチューブ300のねじと係合するように設計される。突起は、チューブ300の雌ねじ部分の縁部/境界に位置決めされるように配置される。典型的ならせん形ねじの代わりに一続きの突起407を使用することにより、アセンブリは、チューブ径の相違をより許容するものとなる。
好ましくは、突起407は、テーパの1回転と一致するように配置され、最初で最後の突起のみが軸方向に位置合せされる。最初で最後の突起407が軸方向に位置合せされることにより、後述するように、チューブの軸方向移動も防止されるか又は少なくとも実質的に阻止される。
導管300は、長尺状チューブを形成するように渦巻状に巻回している2つ以上の別個の構成要素から作製された複合構造体であり得る。好適な導管は、国際公開第2012/164407号に記載されているチューブであり、この出願は、その全体が参照により本明細書に援用される。突起407は、このチューブと一列に並ぶように配置されて、中空内腔が圧縮されるようにすることにより部材と係合する。
第2渦巻状巻回部材を第1部材と絡み合わせることができ、第2部材は、中実プラスチックから作製される。第2部材は、実質的に非圧縮性であり、したがって突起を通り越すことができないため、第1部材のいずれかの側の第2部材の巻きにより、突起が第1部材と係合すると導管300の軸方向移動が防止される。第1部材は、突起自体よりもわずかに幅が広いため、わずかな軸方向移動は、依然として可能である可能性があり、それにより、突起207は、第2部材の2つの隣接する巻きによってもたらされる境界間で移動することが可能となる。
この軸方向移動は、上述した2つの軸方向に位置合せされた突起407によって防止/制限することができる。突起407の一方が第1渦巻状部材の下側境界と係合し、他方の突起407が第1渦巻状部材の上側境界と係合するように突起407の配置を変更することができる。図21は、2つの軸方向に対向する突起が同様の機能を提供する一実施形態を示す)。
いくつかの実施形態では、突起407の場所は、突起がチューブの隣接/近接するらせん形部分をはさみ付けるように選択又は設計することができる。製造中、導管300と外側本体400とが接続される前、導管のワイヤが露出される。外側本体400は、呼吸導管の露出したワイヤを配置する位置合せ又は引込み特徴部を有することができる。位置合せ又は引込み特徴部は、広い入口から狭い出口までテーパ状であるテーパ状チャネルを含む。これにより、ワイヤを所望の場所に向かって確実に誘導することができ、後述するように、ワイヤの末端部の電気接点を電気ピンにはんだ付けすることができる。
図30及び図31を参照すると、本明細書に開示するような導管300の補強特徴部に対する位置合せ又は引込みとして突出部420を提供することができる。突出部420は、半径方向外向きに延在する突出部として提供することができ、本明細書に記載するように導管チューブ300へのガイドを提供することができる。
実施形態例では、突出部420は、リブ又はフィン形状部分420の形態をとることができる。突出部420は、有利には、コネクタ及び導管の組立に役立つことができ、本明細書に記載するようにオーバーモールドプロセス中の分離を防止することができる。
突出部420は、導管の補強特徴部を分離し、且つ補強特徴部を(補強特徴部が分離されるときに取り除かれる導管の他の任意の部分とともに)ワイヤ分離突起430に向かって誘導するように構成された隆起した突起を含むことができる。
ワイヤ分離突起430は、後述するような電気ピンに取り付けるために、導管の補強特徴部において2つ以上のワイヤを分離するか、又はその分離を維持するか、又はそれらを誘導するように構成することができる。
チューブ接続部分は、導管300の最初のセクションの流路が第2コネクタ800の最後のセクションを通る流路に対して角度をなすように、角度をなして配置することができる。これにより、導管300の最初のセクションがデバイスの表面と垂直な方向からオフセットする。この角度により、導管300をデバイスの正面の方に向けることができ、導管300は、デバイスの画面124を不明瞭にする可能性があるデバイスの背面とは対照的に、デバイスの正面に向かって曲がる可能性が高くなる。
第2コネクタ800とチューブ接続部分との間の角度が大きいほど、導管が画面124から離れる方向に延在するように促進される可能性が高い一方、角度が小さいほど、導管300を通るガスの流れに対するインピーダンスが小さくなる。角度は、0°(すなわち第2コネクタ800に対して平行)~90°(すなわち第2コネクタ800に対して垂直)、若しくは約5°~約45°、若しくは約10°~約30°、若しくは約15°~約20°又は上述した任意の2つの角度間であり得る。
図14を参照すると、チューブ接続部分は、本体の長手方向軸から、約0°を超え且つ約90°未満である角度で延在する。この角度は、約5°を超え且つ約60°未満、約10°を超え且つ約40°未満又は約15°を超え且つ約20°未満である。チューブ接続部分は、電気サブアセンブリ500の1つの長手方向軸から、約0°を超え且つ約90°未満である角度で延在する。
外側本体400は、内側本体200のかなりの部分を包囲する外壁を有する。コネクタ100がデバイスの第2コネクタ800に接続されると、外壁は、第2コネクタ800をさらに包囲する。外壁は、内側本体200及び本体をともに組み立てるとき、内側本体200のブリッジの通過を可能にする切取セクションを有することができる。
切取部の幅は、好ましくは、内側本体200の各ブリッジ205に位置する位置合せ突起209の先端部間の距離と一致する。組み立てられると、突起は、各側部で切取部と接触して、内側本体200と外側本体400との正確な角度位置合せを確実にする。
電気ピン
コネクタ100は、電気サブアセンブリ500を有する。電気サブアセンブリ500は、本体501と、本体501から外向きに延在する電気ピン(接点)503とを有する。電気サブアセンブリ本体501は、非導電性材料で形成される。電気サブアセンブリ500は、外側本体400のレセプタクルによって受け入れられる。電気サブアセンブリ500が外側本体400と組み立てられると、電気ピンの上端部は、導管の露出した電気接点の上にはんだ付けされる。
電気ピン503の下端部は、レセプタクルを通過して、外側本体の基部の露出した凹部内に入る。このセクションは、コネクタ100の電気コネクタ部分を形成する。デバイス出口と組み立てられると、デバイス上の突出する電気コネクタは、コネクタの凹状電気コネクタ内に挿入され、電気ピン503は、突出する電気コネクタの穴内に挿入される。
外側本体400は、デバイスとコネクタ100との電気接続部を位置合せすることに役立つ位置合せ又は引込み特徴部も含むことができる。位置合せ又は引込み特徴部は、ユーザが2つの構成要素を互いに押し付ける際、コネクタ100が第2コネクタ800と正確な角度で位置合せされるように、レセプタクルのテーパ状末端部の形態であり得る。
本体501は、レセプタクルの周囲で外側本体400の上面と当接するように設計される離隔部分を有することができる。これは、はんだ付け前に電気サブアセンブリ500を正確な高さに配置する役割を果たす。本体の基部は、レセプタクルの内側の凹部に対応する1つ又は複数の突起をさらに有することができる。電気サブアセンブリ500を外側本体400と組み立てるとき、突起は、はんだ付けプロセス及びさらにオーバーモールドプロセスのために電気サブアセンブリ500を適所に保持するために凹部内にクリップ式に留まる。
電気サブアセンブリ500は、オーバーモールド部の上方部分から水平に延在するタブの形態の保持特徴部を有することができる。保持特徴部は、さらにオーバーモールドされる前に、外側本体400の相補的な凹部内に挿入されて、外側本体400と電気サブアセンブリ500とのより確実な嵌合をもたらす。
中間シェル
電気インサート500が外側本体400と組み立てられ、導管の電気接点にはんだ付けされると、外側本体400に中間シェル600が付与される。中間シェル600は、コネクタ100が完全に組み立てられたとき、外側本体400とカバー700との間にある。
中間シェル600は、電気サブアセンブリ500と、導管300の端部分と、はんだ付けされた電気接点とを覆う。これは、電気接続部を保護し、且つ組み立てられた電気サブアセンブリ500及び導管300を外側本体400とともに保持する役割を果たす。中間シェル600は、このデバイス又は他のデバイスから漏れる酸素リッチガス等のガスから電気接続部を気密封止する別の保護層としても作用する。
外側本体400と電気サブアセンブリ500とは、外側本体400を内側本体200と組み立てる前に中間シェル600と組み立てることができる。中間シェル600と外側本体400とが互いに結合するように、中間シェル600に使用される材料は、外側本体400に使用される材料と同様であるか又は適合性のある材料である。したがって、中間シェル600及び外側本体400に使用される材料は、導管300と、中間シェル600と、外側本体400との結合を容易にするために導管300に使用される材料と同様であるか又は適合性がある。
外側本体400及び中間シェル600の材料は、構成要素の一方の成形プロセスが他方の構成要素の成形プロセスに影響を与えることなく、同時成形又はオーバーモールドすることができる。例えば、両方の材料は、他方の構成要素に影響を与えない溶融温度を有する。特に、外側本体400の上に中間シェル600を成形することにより、外側本体400は、溶融又は変形しない。さらに、中間シェル600と外側本体400とは、互いに結合する。
上述したように、このシナリオで別個の内側本体200及び本体を有することは、有益であり、それは、一方の材料が、内側本体200に対して、必要な機械的性能を満たすように使用され得る一方、第2材料が、外側本体400に対して、オーバーモールドによる結合を可能にするように使用されるためである。
外側本体400は、中間シェル600とオーバーモールドされるセクションの縁部の周囲に隆起特徴部を有することができる。これにより、製造工具がオーバーモールドプロセス中に適切なシールをもたらすことがより容易になり、それによりバリ等のオーバーモールド部における欠陥の可能性が低減する。
コネクタ100を第2コネクタ800に接続するとき、好ましくは、コネクタ100の電気ピン503とデバイスの電気コネクタとの電気接続前に、気密シール、すなわちデバイス出口に対して封止する内側本体200のワイパシールが生成される。
図示する実施形態では、中間シェル600は、外側本体400にオーバーモールドされるか、又は外側本体400と同時成形される。
エラストマー外側カバー
上述したように、内側本体200及び外側本体400は、ガスが例えば呼吸デバイスから患者インタフェースまで流れるガス経路を画定する。添付図面は、作動特徴部を含む内側本体200保持機構の詳細を示す。1つの代替実施形態では、外側本体400は、作動特徴部を含む保持機構を有することができる。
別の代替実施形態では、コネクタは、(別個の内側本体及び外側本体なしに)単一本体を有することができる。その単一本体は、作動特徴部を備えた保持機構を有することができる。
作動特徴部は、手動で操作可能である。本明細書に記載する実施形態によれば、作動特徴部は、レバーの作動部分である。代替実施形態では、作動特徴部は、手動で操作されることに応じて移動するボタン、スイッチ又は本体の一部であり得る。
様々な構成要素を包囲するようにコネクタ100を覆うカバー700を提供することができる。カバー700は、第1開口部701及び第2開口部703を有するスリーブ701として形成される。第1開口部は、第2開口部よりも小さい。スリーブの形状は、概して、外側本体400及び中間シェル600を含む、コネクタの他の構成要素の形状に対応する。カバー700は、エラストマー材料から形成される。カバー700は、可撓性及び弾性である。カバー700は、外側本体の摩擦係数と比較して高い摩擦係数も有する。
カバー700は、作動特徴部の上に延在する。可撓性カバー700は、作動特徴部の上に延在するが、作動特徴部がユーザによって手動で操作されることも可能にする。カバー700は、フィンガを最小の力で撓ませることもでき、作動特徴部の作動に影響を与えない。
様々な構成要素が組み立てられた後にコネクタ100の上に摺動させるために、組み立てる前に導管300の上にカバー700を摺動させることができる。カバー700は、外側本体400と摩擦嵌合されるか又は締り嵌めで嵌合される。カバー700は、カバー700の内側の基部の近くに半環状凹部705を含み、それは、外側本体400の外側の基部の半環状突起と相補的である。
代替実施形態では、凹部は、他の形状を有することができる。例えば、凹部は、完全に環状であり得る。凹部705と突起との相互作用は、外側本体400の上にカバー700を保持する役割を果たす。さらに又は代わりに、カバー700及び外側本体400を互いに摩擦嵌合させ、且つ/又は締り嵌めで嵌合させることも可能である。
カバー700は、均一な外面を提供する。カバー700は、コネクタ100の様々な構成要素も保護する。外側本体400及び中間シェル600は、カバー700の内面と相補的であるような形状であり得る。これは、組み立てられたコネクタ100が、中空セクションを有する場合とは対照的にカバー700に対して中実の感触を有するようにカバー700を支持する。中間シェル600及び/又は外側本体400が過度の量の材料を使用することなく所望の形状を達成することができるように、中間シェル600及び/又は外側本体400は、一続きのリブを通してこの形状を達成することができる。
レバー203を作動させるとき、カバー700は、レバー203の上方部分に圧力を加える中間面として作用する。これにより、ユーザが相互作用するためにより軟質且つより丸みのある表面を提供する。カバー700は、ユーザがレバー203を作動させるために圧力を加える必要がある場所の指標を有することができる。
指標は、触覚及び/又は視覚により識別可能である表面特徴部の形態をとることができる。指標は、厚肉断面を有することができ、これは、タブを作動させるユーザにより快適な感覚を提供する。図示する実施形態では、カバー700は、作動部分203Aに対応する厚肉部分707を有する。厚肉部分707は、外面特徴709を有する。カバー700は、厚肉部分をカバー700の残りの部分に接続する薄肉部分711を有する。薄肉部分711により、作動させたとき、カバー700の隣接する部分が移動することができる。特に、薄肉部分711により、厚肉部分は、作動したとき、内向きに又はコネクタ100の中心に向かって移動することができる。カバー700は、指標に隣接するより薄い材料の部分を有することができ、それによりタブを作動させたとき、前記材料セクションがより容易に折り曲がることができる。
カバー700がエラストマー材料から作製されるため、カバー700の材料により、カバー700は、その静止時形状から作動形状に動き、且つその後、静止時形状に戻ることができる。
カバー700は、厚肉肩部715を備えた基部713を有することができる。肩部715は、コネクタを第2コネクタ800に取り付けるときにユーザが押下する面を提供する。厚肉部分は、エラストマー材料から形成されることと組み合わさって、コネクタ100の外周部、特にレバー203の保持部分203Bの周囲に対して、内側に向けられる力をさらに提供することができる。換言すれば、カバー700は、内向きバイアスの方向を提供するように事前成形することができる。代わりに、カバー700をコネクタ100よりもわずかに小さいように形成することができ、カバー700が現場に置かれると、カバーをコネクタ1000の上の適所で保持するようにカバーの「伸張」を達成することができる。上記により、第2コネクタ800の相補的な凹部内に突起を保持する力を増大させることができる。
図31A及び図31Bは、リブ440の形態の位置合せ特徴部を示す。それは、上で概説した厚肉部分における凹部に対応することができる。
カバー700は、外側本体400の特徴部と相補的である複数の特徴部を有する。特に、カバー700及び外側本体400は、それら構成要素を互いにキー接続し、外側本体400に対するカバー700の回転又は枢動を防止する相補的な特徴部(例えば、リブ440及びカバー700の厚肉部分におけるそれらの対応する凹部)を有する。特に、外側本体400は、リブ440を有し、カバー700は、相補的な凹部を有する。
リブ440のいくつかは、あり得る回転の方向に対して横切る方向に延在する。特に、リブのいくつかは、図31A及び図31Bにおけるリブ440によって示すように、垂直に(又はコネクタ100の中心軸に対して実質的に平行に)延在して、垂直方向における回転を防止するか又は少なくとも実質的に阻止する。他のリブは、カバーにおける相補的な凹部内で入れ子になる半円形リブ440Aである。この場合にも、これらのリブは、外側本体400に対するカバー700の回転を防止するか又は少なくとも実質的に阻止し、外側本体の上でのカバーの保持に役立つことができる。
いくつかの実施形態では、カバーと外側本体400とを互いにキー接続し、外側本体400に対するカバー700の回転又は枢動を防止する特徴部は、外側本体400及びカバー700の非円形形状を含む。外側本体400及び/又は中間シェル600は、カバー700を支持する1つ又は複数のリブを有する。外側本体400は、電気接続部のための電気サブアセンブリを有する。本体は、電気接続部の周囲を気密封止するオーバーモールド部を有する。
上述したように、外側本体400の材料は、導管300の材料と同じであるか又は適合性がある。すなわち、外側本体及び導管の材料は、構成要素の一方の成形プロセスが他方の構成要素の成形プロセスに影響を与えることなく、同時成形又はオーバーモールドすることができる。例えば、両方の材料は、他方の構成要素に影響を与えない溶融温度を有する。特に、導管の上に外側本体を成形することにより、導管は、溶融又は変形しない。さらに、外側本体及び導管は、互いに結合する。
いくつかの実施形態では、コネクタ100は、導管300と組み合わせて提供することができる。例えば、外側本体400を導管300の上にオーバーモールドすることができる。中間シェル600も導管300、外側本体400又は導管300及び外側本体400の両方の上にオーバーモールドすることができる。図示する実施形態では、中間シェル600は、電気サブアセンブリ500の上にもオーバーモールドされる。
いくつかの実施形態では、内側本体200、外側本体400及びカバー700は、同じ材料から作製することができる。他の実施形態では、内側本体200、外側本体400及びカバー700は、異なる材料から作製することができる。
別段文脈から明らかに必要でない限り、本明細書及び特許請求の範囲を通して、「含む」、「含んでいる」等の語は、排他的又は網羅的な意味とは対照的に包括的な意味、すなわち「含むが、限定されない」という意味で解釈されるべきである。
本明細書に開示する数の範囲に対する言及(例えば、1~10)は、その範囲内のすべての有理数(例えば、1、1.1、2、3、3.9、4、5、6、6.5、7、8、9及び10)及びその範囲内の有理数の任意の範囲(例えば、2~8、1.5~5.5及び3.1~4.7)に対する言及も組み込むことが意図され、したがって、本明細書に明示的に開示するすべての範囲のすべての部分範囲は、これによって明示的に開示されている。これらは、具体的に意図されるものの単なる例であり、列挙される最低値と最高値との間の数値のすべてのあり得る組合せが本明細書において同様に明示的に言及されているようにみなされるべきである。
本明細書で用いる場合の名詞に続く「(複数)」という用語は、その名詞の複数形及び/又は単数形を意味する。
本明細書で用いる場合の「及び/又は」という用語は、「及び」若しくは「又は」又は文脈から可能である場合には両方を意味する。
本明細書において「~ように構成される」という用語が用いられる場合、その用語は、代わりに、「~ように配置される」又は「~ように適合される」と置き換えることができる。
上述した記載において、既知の均等物を有する完全体又は構成要素について言及している場合、それらの完全体は、個々に示されているかのように本明細書に組み込まれる。
本開示は、本出願の本明細書において言及するか又は示す部分、要素及び特徴を、個々に又はまとめて、前記部分、要素又は特徴の2つ以上の任意の又はすべての組合せを含むと広く言われ得る。
本明細書におけるいかなる先行技術に対する言及も、その先行技術が、世界中のいかなる国においても努力傾注分野において共通の一般知識の一部を形成するという承認又はいかなる形態の示唆でもなく、且つそのように解釈されるべきではない。
本開示のいくつかの構成のいくつかの特徴、態様及び利点について、呼吸療法システムでのガス加湿システムの使用に関して説明した。しかしながら、記載したようなガス加湿システムの使用のいくつかの特徴、態様及び利点は、ガスの加湿を必要とする他の治療若しくは非治療システム又はさらに非加湿システムで有利に使用することができる。本開示の方法及び装置のいくつかの特徴、態様及び利点は、代替的なコネクタを必要とする他のシステムでのコネクタ及び使用に等しく適用することができる。
本開示について、いくつかの実施形態に関して説明しているが、当業者に明らかである他の実施形態が本開示の範囲内にある。したがって、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変形形態及び変更形態を作成することができる。例えば、様々な構成要素を必要に応じて再配置することができる。上述した構成の任意のものからの特徴を互いに組み合わせることができ、且つ/或いは呼吸補助システム又は呼吸療法システム或いは患者にガスを送達するシステムの一部を形成する加湿器又は他の構成要素若しくはデバイスは、上述した構成の1つ又は複数を含むことができる。さらに、本開示を実施するために、特徴、態様及び利点のすべてが必ずしも必要ではない。したがって、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ定義されるように意図される。

Claims (89)

  1. 医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタであって、
    別個の構成要素である内側本体及び外側本体
    を含み、
    前記内側本体は、別のコネクタと係合するように構成された保持機構を有し、及び
    前記内側本体を少なくとも部分的に包囲するように構成された外側本体であり、前記外側本体は、チューブ係合機構を有する、コネクタ。
  2. 前記内側本体は、前記内側本体と前記他のコネクタとの間にシールを提供するように構成された封止機構をさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記内側本体の少なくとも一部は、第1材料を含み、及び前記外側本体の少なくとも一部は、第2材料を含む、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1材料は、前記第2材料よりも堅い、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記内側本体の前記保持機構は、前記第1材料を含む屈曲領域を含む、請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記保持機構は、前記屈曲領域を中心に前記本体に対して移動可能であるレバーを含む、請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記レバーは、前記屈曲領域の1つの部分における保持部分と、前記屈曲領域の別の部分における作動部分とを有する、請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記又は各レバーの前記保持部分は、前記第1材料を含む、請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記又は各レバーの前記作動部分は、前記第1材料を含む、請求項7又は8に記載のコネクタ。
  10. 前記保持機構全体は、前記第1材料を含む、請求項5~9のいずれか一項に記載のコネクタ。
  11. 前記保持機構は、2つのレバーを含む、請求項6~10のいずれか一項に記載のコネクタ。
  12. 係合解除形態における前記2つのレバーの前記保持部分間の距離は、係合形態における前記距離と同じであるか又はそれよりも小さい、請求項11に記載のコネクタ。
  13. 係合形態における前記2つのレバーの前記保持部分間の距離は、係合解除形態における前記距離と同じである、請求項11に記載のコネクタ。
  14. 前記外側本体は、前記内側本体の一部が前記外側本体内に位置し、及び前記内側本体の一部が前記外側本体の外側に位置することを可能にする切取部を有する、請求項1~13のいずれか一項に記載のコネクタ。
  15. 前記外側本体の外側に位置する前記内側本体の前記一部は、前記保持機構である、請求項14に記載のコネクタ。
  16. 前記屈曲領域は、ブリッジによって提供される、請求項4~15のいずれか一項に記載のコネクタ。
  17. 前記ブリッジは、前記ブリッジを前記外側本体と位置合せする特徴部を有する、請求項16に記載のコネクタ。
  18. 前記特徴部は、位置合せボスである、請求項17に記載のコネクタ。
  19. 前記ブリッジは、前記作動部分と前記保持部分との間に配置される、請求項16~18のいずれか一項に記載のコネクタ。
  20. 前記ブリッジは、強化特徴部を含む、請求項16~19のいずれか一項に記載のコネクタ。
  21. 前記強化特徴部は、前記作動部分と前記ブリッジとの間の交差部に段状部を含む、請求項20に記載のコネクタ。
  22. 前記強化特徴部は、前記レバーの両側から前記ブリッジの中心平面に向かって互いに向かって延在する2つの段状部を含む、請求項20又は21に記載のコネクタ。
  23. 前記強化特徴部は、前記ブリッジの厚肉部分を含む、請求項20~22のいずれか一項に記載のコネクタ。
  24. 前記厚肉部分は、前記作動部分と前記ブリッジとの交差部に提供される、請求項23に記載のコネクタ。
  25. 前記作動部分は、前記作動部分の屈曲を制限するリブを含む、請求項19~24のいずれか一項に記載のコネクタ。
  26. 前記内側本体全体は、前記第1材料を含む、請求項3~25のいずれか一項に記載のコネクタ。
  27. 前記第1材料は、前記第2材料よりも高いヤング率を有する、請求項3~26のいずれか一項に記載のコネクタ。
  28. 前記第2材料は、ポリオレフィンを含む、請求項3~27のいずれか一項に記載のコネクタ。
  29. 前記第2材料は、ポリプロピレンを含む、請求項3~28のいずれか一項に記載のコネクタ。
  30. 前記第1材料は、ポリオキシメチレンを含む、請求項3~29のいずれか一項に記載のコネクタ。
  31. 前記内側本体の内腔と前記外側本体の内腔とは、実質的に位置合せされる、請求項1~30のいずれか一項に記載のコネクタ。
  32. 前記内側本体の前記内腔と前記外側本体の前記内腔とは、同軸状である、請求項1~31のいずれか一項に記載のコネクタ。
  33. 前記内側本体と前記外側本体とをともに封止するように構成された内側本体及び外側本体封止機構と、前記内側本体と前記外側本体をともに保持するように構成された内側本体及び外側本体保持機構とをさらに含み、前記内側本体及び外側本体封止機構と前記内側本体及び外側本体保持機構とは、別個の機構である、請求項1~32のいずれか一項に記載のコネクタ。
  34. 前記内側本体及び外側本体封止機構は、前記内側本体と前記外側本体とをともに保持するようにさらに構成される、請求項33に記載のコネクタ。
  35. 前記内側本体及び外側本体封止機構は、突起を含み、好ましくは環状封止突起である、請求項33又は34に記載のコネクタ。
  36. 前記環状封止突起は、角度を付けられた断面輪郭を含む、請求項35に記載のコネクタ。
  37. 前記環状封止突起は、前記内側本体の外面に提供され、且つ前記外側本体の内面と締り嵌め状態であるように構成される、請求項36に記載のコネクタ。
  38. 前記内側本体及び外側本体保持機構は、突起を含み、任意選択的に、前記突起は、かかりである、請求項33~37のいずれか一項に記載のコネクタ。
  39. 前記内側本体及び外側本体保持機構突起は、環状突起である、請求項38に記載のコネクタ。
  40. 前記環状保持突起は、丸みのある断面輪郭を有する、請求項39に記載のコネクタ。
  41. 前記内側本体及び外側本体保持機構は、相補的なくぼみ又はアパーチャを含み、前記相補的なくぼみ又はアパーチャは、環状くぼみ、アパーチャ又は凹部である、請求項37~40のいずれか一項に記載のコネクタ。
  42. 前記環状封止突起及び環状保持突起は、異なる直径を有する、請求項35~37のいずれか一項に従属する場合の請求項39~41のいずれか一項に記載のコネクタ。
  43. 前記環状封止突起及び環状保持突起は、異なる断面輪郭を有する、請求項35~37のいずれか一項に従属する場合の請求項39~41のいずれか一項に記載のコネクタ。
  44. 前記内側本体の末端部は、前記外側本体の端部を越えて延在する、請求項33~43のいずれか一項に記載のコネクタ。
  45. 前記末端部は、前記内側本体の残りの部分よりも大きい直径を有する、請求項26~44のいずれか一項に記載のコネクタ。
  46. 前記内側本体は、前記末端部に向かって外向きにテーパ状である壁を含む、請求項33~45のいずれか一項に記載のコネクタ。
  47. 前記末端部における前記内側本体の内壁の直径は、前記内壁の残りの部分の直径よりも大きい、請求項46に記載のコネクタ。
  48. 前記末端部の前記内壁は、前記内側本体の前記内壁と平滑な且つ/又は連続した輪郭を形成する、請求項47に記載のコネクタ。
  49. 請求項1~48のいずれか一項に記載のコネクタと、第2コネクタ及びチューブとの組合せであって、前記第2コネクタは、内部通路を有し、前記コネクタが前記第2コネクタ及び前記チューブと接続されると、前記内側本体は、前記第2コネクタの前記内部通路内に少なくとも部分的に位置し、及び前記保持機構は、前記第2コネクタと係合し、及び前記チューブ係合機構は、前記チューブと係合する、組合せ。
  50. 前記第2コネクタは、1つ又は複数の凹部を有し、及び前記保持機構は、前記1つ又は複数の凹部と係合する、請求項49に記載の組合せ。
  51. 請求項1~50のいずれか一項に記載のコネクタと、第2コネクタとの組合せであって、前記第2コネクタは、内部通路を有し、前記コネクタが前記第2コネクタ及び前記チューブと接続されると、前記内側本体は、前記封止機構が前記内部通路と実質的に封止し、及び前記保持機構が前記第2コネクタの外側と係合するように、前記第2コネクタの前記内部通路内に少なくとも部分的に位置する、組合せ。
  52. 医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタであって、
    ガス経路を画定する本体であって、手動で操作可能である作動特徴部を備えた保持機構を有する本体、
    前記作動特徴部の上に延在するように構成され、且つ前記作動特徴部が手動で操作されることを可能にする、少なくとも1つの厚肉部分及び少なくとも1つの薄肉部分を含む可撓性エラストマーカバー
    を含むコネクタ。
  53. 前記保持機構は、屈曲部分又はピボットを中心に前記本体に対して移動可能であるレバーである、請求項52に記載のコネクタ。
  54. 前記レバーは、前記屈曲部分又はピボットの一方の側における保持部分と、前記屈曲部分又はピボットの他方の側における作動部分とを有する、請求項52又は53に記載のコネクタ。
  55. 前記エラストマーカバーは、前記作動部分に対応する厚肉部分を有する、請求項54のいずれか一項に記載のコネクタ。
  56. 前記厚肉部分は、前記作動部分の外側形状に沿うような形状である、請求項55に記載のコネクタ。
  57. 前記厚肉部分は、外面特徴部を有する、請求項56に記載のコネクタ。
  58. 前記エラストマーカバーは、前記厚肉部分を前記エラストマーカバーの残りの部分に接続する薄肉部分を有する、請求項52~57のいずれか一項に記載のコネクタ。
  59. 前記エラストマーカバーは、厚肉肩部を備えた基部を有する、請求項52~58のいずれか一項に記載のコネクタ。
  60. 前記エラストマーカバーは、前記保持部分に近接する厚肉肩部を有する、請求項52~59のいずれか一項に記載のコネクタ。
  61. 前記エラストマーカバーは、前記本体と摩擦嵌合されるか又は締り嵌めで嵌合される、請求項52~60のいずれか一項に記載のコネクタ。
  62. 前記本体は、硬質プラスチックで形成される、請求項52~61のいずれか一項に記載のコネクタ。
  63. 前記エラストマーカバーは、前記本体の外側形状に実質的に沿う形状を含む、請求項52~62のいずれか一項に記載のコネクタ。
  64. 前記エラストマーカバーは、前記本体とキー接続する、請求項63に記載のコネクタ。
  65. 前記エラストマーカバーは、前記本体の相補的なフランジと係合する凹部を有する、請求項52~64のいずれか一項に記載のコネクタ。
  66. 前記本体は、前記カバーを支持する1つ又は複数のリブを有する、請求項52~65のいずれか一項に記載のコネクタ。
  67. 少なくとも1つの電気接点をさらに含む、請求項52~66のいずれか一項に記載のコネクタ。
  68. 前記本体は、電気接続部の周囲を気密封止する材料を有する、請求項52~67のいずれか一項に記載のコネクタ。
  69. 請求項52~68のいずれか一項に記載のコネクタと、第2コネクタとの組合せであって、前記コネクタが前記第2コネクタ及びチューブと接続されると、前記保持機構は、前記第2コネクタと係合する、組合せ。
  70. 前記第2コネクタは、1つ又は複数の凹部を有し、及び前記保持機構は、前記1つ又は複数の凹部と係合する、請求項69に記載の組合せ。
  71. チューブをさらに含み、前記コネクタは、チューブ係合機構を含み、及び前記チューブ係合機構は、前記チューブと係合する、請求項69又は70に記載の組合せ。
  72. 医療用呼吸回路の構成要素のためのコネクタであって、内部通路を有する第2コネクタを接続するように構成され、
    ガス流路を含み、且つ前記第2コネクタの前記内部通路内に少なくとも部分的に位置するように構成された本体であって、前記内部通路と封止する封止機構を有する本体と、
    前記第2コネクタの外側と係合する保持機構と
    を含み、前記保持機構は、屈曲領域を中心に前記本体に対して移動可能であるレバーを含み、前記レバーは、前記屈曲領域の一方の側における保持部分と、前記屈曲領域の他方の側における作動部分とを有する、コネクタ。
  73. 前記封止機構は、封止部材を含む、請求項72に記載のコネクタ。
  74. 前記封止部材は、ワイパシールであるか又はワイパシールを含む、請求項72又は73に記載のコネクタ。
  75. 前記封止部材は、Oリングであるか又はOリングを含む、請求項72~74のいずれか一項に記載のコネクタ。
  76. 前記本体は、前記封止部材を受け入れるための凹部を有する、請求項72~75のいずれか一項に記載のコネクタ。
  77. 前記封止部材は、静止時外径を有し、前記封止部材の前記静止時外径は、それが封止する前記内部通路の内径よりも大きい、請求項72~76のいずれか一項に記載のコネクタ。
  78. 前記保持部分は、前記コネクタの中心に向かって延在する突起を含む、請求項72~77のいずれか一項に記載のコネクタ。
  79. 前記突起は、前記コネクタの前記中心を通して延在する中心軸に対して角度を付けられる、請求項78に記載のコネクタ。
  80. 前記突起は、約85°~約115°、代わりに約90°~約110°、代わりに約93°~約102°、代わりに約95°~約99°において角度を付けられる、請求項79に記載のコネクタ。
  81. 前記屈曲領域は、ブリッジによって提供される、請求項72~80のいずれか一項に記載のコネクタ。
  82. 前記保持機構は、2つのレバーを含む、請求項72~81のいずれか一項に記載のコネクタ。
  83. 前記コネクタの前記中心に向かう前記作動部分の移動は、前記コネクタの前記中心から離れて移動する前記保持機構の移動を引き起こす、請求項72~82のいずれか一項に記載のコネクタ。
  84. 前記本体は、内側本体であり、及び前記コネクタは、外側本体をさらに含む、請求項72~83のいずれか一項に記載のコネクタ。
  85. 前記内側本体の一部は、前記外側本体の内側に位置し、及び前記保持機構は、前記外側本体の外側に位置する、請求項84に記載のコネクタ。
  86. 請求項72~85のいずれか一項に記載のコネクタと、第2コネクタとの組合せであって、前記第2コネクタは、内部通路を有し、前記内側本体は、前記封止機構が前記内部通路と実質的に封止し、及び前記保持機構が前記第2コネクタの外側と係合し、及び前記保持機構が前記第2コネクタと係合するように、前記第2コネクタの前記内部通路内に少なくとも部分的に位置する、組合せ。
  87. 前記第2コネクタは、1つ又は複数の凹部を有し、及び前記保持機構は、前記1つ又は複数の凹部と係合する、請求項86に記載の組合せ。
  88. 接続されると、前記コネクタは、約30N以上の分離力に耐えることができる、請求項87に記載の組合せ。
  89. 接続されると、前記コネクタは、約50N以上の分離力に耐えることができる、請求項88に記載の組合せ。
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