JP2024070234A - クレードル用インターフェースパッドに関する方法及びシステム - Google Patents

クレードル用インターフェースパッドに関する方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】医用イメージングシステム用の頭部ホルダ及び/又は四肢ホルダに、様々なシステムを提供する。【解決手段】一実施例では、頭部ホルダ及び/又は四肢ホルダは、イメージングシステムと共に使用するクレードル用インターフェースパッドであり、クレードル用インターフェースパッドは、第1の側部に第1の壁部と、前記第1の側部と対向する第2の側部に第2の壁部とを含み、前記第1の壁部及び前記第2の壁部は、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みを形成し、少なくとも1つのスロットが、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部を貫通し、湾曲形状の基部は、前記第1の壁部及び前記第2の壁部を結合し、少なくとも1つのアタッチメント部は、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部に取り付けられ、前記湾曲した基部に向かって延在し、ハンドルが、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部の上面に配置さる。【選択図】図3A

Description

本明細書に開示された対象の実施形態は、患者の身体の頭部又は四肢を支持する方法及びシステムに関する。
患者の頭部又は四肢の支持システムは、様々な環境で使用される。患者の頭部又は四肢を位置決めするときの様々な角度を提供することができる支持システムを使用して、イメージングスキャン中に、患者の頭部及び/又は手足を、ある範囲内の個別の角度で支持し、位置決めすることができる。イメージングスキャンの間、患者の頭部及び/又は手足を傾斜させ、その位置を保持できるかどうは、画質に影響する。一例では、頭部用の支持システムは、医用イメージング検査の間に画像アーチファクトを生じさせる恐れのある歯科インプラント及び他のデバイスを撮影することを回避するために、患者の頭部の位置を選択して保持するように設定する場合に使用することができる。さらに、患者の頭部を傾斜させることにより、放射線に対して高感受性の解剖学的構造(目など)をX線放射ビームの外側に配置することによって、高感受性の解剖学的構造が受ける線量を低減することができる。患者の頭部及び/又は四肢の支持システムがなければ、スキャン中に患者が頭部及び/又は四肢を特定の向きに保持することができないが、患者の頭部及び/又は四肢の支持システムにより、撮影技師又はオペレータは、患者の頭部及び/又は四肢を位置決めすることができる。頭部及び/又は四肢の支持システムを使用することにより恩恵を受ける他の患者としては、不随意運動をしたり、抵抗する患者が挙げられる。さらに、患者が第一の場所から第二の場所に搬送されるような緊急の状況においては、患者の頭部及び/又は四肢を支持システムから取り外すことなく患者を搬送させることが望ましい場合がある。頭部及び/又は手足の位置を選択し維持するための機構を有することにより、上記のような状態にある患者が、支持システムの傾斜角度を自分自身で変えることができないようにすることができる。患者の頭部及び/又は手足が位置決めされる複数の位置のうちの一部の位置が、支持システムからの支持がなければ不快な場合にも、支持システムは有益である。
一実施形態では、支持システムは、イメージングシステムと共に使用するクレードル用インターフェースパッドを含み、クレードル用インターフェースパッドは、平坦な第1の面と、前記第1の面とは反対側の湾曲した第2の面とを有する基部、前記基部の第1の端部に位置決めされた第1の壁部及び前記基部の第2の端部に位置決めされた第2の壁部であって、前記第1の壁部、前記第2の壁部、及び前記基部の平坦な第1の面が、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みを形成する、第1の壁部及び第2の壁部、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部を貫通する少なくとも1つのスロット、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部に取り付けられた少なくとも1つのアタッチメント部であって、前記基部に向かって延在する少なくとも1つのアタッチメント部、及び前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部の上面に配置されたハンドルを含む。
上記の発明の概要は、発明の実施の形態でさらに説明される選ばれた概念を簡略化して導入するために提供されていることを理解されたい。これは、請求される対象の重要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、請求される対象の範囲は、特許請求の範囲によって独自に画定される。さらに、請求される対象は、上記又は本開示のいずれかの箇所で指摘された欠点を解決する実装態様に限定されることはない。
本開示は、添付図面を参照しながら、以下の非限定的な実施形態の説明を読むことにより、更に理解される。
本開示の1つ又は複数の実施形態によるイメージングシステムの絵画的斜視図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なイメージングシステムのブロック概略図である。 クレードル用インターフェースパッドの一実施形態の第1の図を示す。 クレードル用インターフェースパッドの実施形態の第2の図を示す。 クレードル用インターフェースパッドの実施形態の第3の図を示す。 患者用インターフェース頭部パッドの第1実施形態の正面斜視図である。 患者用インターフェース頭部パッドの第1実施形態の背面斜視図である。 患者用インターフェース・四肢パッドの第1実施形態の正面斜視図である。 患者用インターフェース・四肢パッドの第1実施形態の背面斜視図である。 角度付き位置決めパッドの第1実施形態の正面斜視図である。 角度付き位置決めパッドの第1実施形態の断面図である。 テーブルに結合されたクレードル用インターフェースパッドを含む被検体位置決めキットの第1の構成の第1の図である。 テーブルに結合された被検体位置決めキットの第1の構成の第2の図を示す。 テーブルに結合された被検体位置決めキットの第1の構成の第3の図を示す。 クレードル用インターフェースパッドを含む被検体位置決めキットの第2の構成の第1の図を示す。 被検体位置決めキットの第2の構成の第2の図を示す。 クレードル用インターフェースパッドを含む被検体位置決めキットの第3の構成の第1の図を示す。 被検体位置決めキットの第3の構成の第2の図を示す。 クレードル用インターフェースパッドを含む被検体位置決めキットの第4の構成の第1の図を示す。 被検体位置決めキットの第4の構成の第2の図を示す。
以下の説明は、患者の頭部及び/又は四肢の支持システムの実施形態に関する。一例では、患者の頭部及び/又は四肢の支持システムは、イメージングシステム(図1及び図2に示されるCTイメージングシステムなど)用のクレードル用インターフェースパッドである。図3A~図3Cに示されるクレードル用インターフェースパッドの一実施形態は、第1の壁部と、第1の壁部と対向する第2の壁部とを含み、これらの壁部は、壁部の間に凹面状の窪みを形成する。第1の壁部及び第2の壁部の各々は、壁部を貫通する少なくとも1つのスロットと、壁部に取り付けられた少なくとも1つのアタッチメント部と、第1の壁部及び第2の壁部の各々の上面に位置決めされた少なくとも1つのハンドルとを有する。クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みは、患者用インターフェース頭部パッド(患者用インターフェース頭部パッドの第1の実施形態は、図4A及び図4Bに示されている)、及び/又は患者用インターフェース四肢パッド(患者用インターフェース四肢パッドの第1の実施形態は、図5A及び図5Bに示されている)が位置決めされるように構成することができる。クレードル用インターフェースパッドの実施形態、患者用インターフェース頭部パッドの第1の実施形態、及び患者用インターフェース四肢パッドの第1の実施形態の各々は、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドと接続するように構成することができる。角度付き位置決めパッドの第1の実施形態は、図6A及び図6Bに示されている。
被検体位置決めキットは、クレードル用インターフェースパッド、少なくとも1つの角度付き位置決めパッド、患者用インターフェース頭部パッド、及び患者用インターフェース四肢パッドを含むことができる。被検体位置決めキットは、目的の撮像解剖学的構造(例えば、頭部又は四肢)及び解剖学的構造の位置決め角度に応じて、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに位置決めされる角度付き位置決めパッド及び患者用インターフェースパッドの複数の組み合わせを有するように構成することができる。図7A~7Cは、被検体位置決めキットの第1の構成を示し、第1の構成では、クレードル用インターフェースパッドが、少なくとも1つのアタッチメント部によってテーブル(例えば、CTイメージングシステムのテーブル)に結合され、クレードル用インターフェースパッドが、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに、正の角度になるように重ねられた2つの角度付き位置決めパッド及び患者用インターフェース頭部パッドをさらに有している。図8A及び図8Bに示される被検体位置決めキットの第2の構成は、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに、負の角度になるように重ねられた2つの角度付き位置決めパッド及び患者用インターフェース四肢パッドを含む。図9A及び図9Bに示す被検体位置決めキットの第3の構成は、第1の構成のクレードル用インターフェースパッドに実質的に類似しており、第3の構成には、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに重ねられた1つの角度の付いた位置決めパッド及び患者用インターフェース頭部パッドが含まれている。図10A及び図10Bに示す被検体位置決めキットの第4の構成は、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに位置決めされた患者用インターフェース頭部パッドを含み、角度は小さい。図3Aから図10Bは縮尺させて示されているが、必要に応じて他の相対的寸法を用いてもよい。
一実施例では、クレードル用インターフェースパッドは、コンピュータ断層撮影(CT)X線検査中に患者の頭部及び/又は四肢(腕、手、手首、脚、足首、又は足など)が位置決めされるように放射線技師を支援することができる。先の例では、ガントリチルト機構を有するCTイメージングシステムにおいて、X線放射が患者の目に向かって進むのを避けるために、固定ヘッドホルダがアキシャル頭部スキャンに使用される場合がある。他の例では、ヘッドホルダが、選択された角度を維持するためのロックを有する調整機構を含んでいる。本開示のクレードル用インターフェースパッドは、CTイメージングシステムにおいてニューロイメージング用の適切な位置決めができるように支援し、ガントリが固定されており傾けることができない場合に更に有利である。これは、複数のパッドのうちの1つ以上のパッドをクレードル用インターフェースパッドに挿入することによって実現することができる。凹面状の窪みに少なくとも1つの角度付き位置決めパッドが位置決めされたクレードル用インターフェースパッドは、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの位置に応じて、患者の頭部を前方又は後方に傾斜させ、脳の解剖学的構造をスキャナの視野に合わせることができる。これにより、目の放射線被曝が最小限に抑えられ、歯科インプラントによる画像アーチファクトを低減することができる。スキャンされる解剖学的構造が患者の頭部である場合、患者用インターフェース頭部パッドを、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに位置決めされる少なくとも1つの角度付き位置決めパッドに(例えば、面共有接触によって)位置決めすることができる。挿入物(例えば、複数の角度付き位置決めパッド及びある種類の患者用インターフェースパッド)は、撮影される被検体を垂直方向に対して所望の角度で傾斜させることができるように、患者毎に、及び/又は、必要なイメージング検査に従って、交換することができる。
クレードル用インターフェースパッドは、追加のパッドが付属肢(手首、足首、足など)を支持することができるような大きさであり、それらの四肢が空気中で低線量でスキャンすることができる。例えば、スキャンされる解剖学的構造が四肢である場合、患者用インターフェース四肢パッドは、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに位置決めすることができる、及び/又はクレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに位置決めされた少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの上に(例えば、面接触で)配置することができる。患者の四肢を撮影するために、患者の四肢を前方に(例えば、患者の身体に対して正の角度で)又は後方に(例えば、身体に対して負の角度で)傾斜させることによって、元々は他の解剖学的構造によって遮られていた又は撮影が困難であった四肢の関心領域を撮影することができる。従って、被検体位置決めキットに含まれるクレードル用インターフェースパッド及び他の構成要素は、撮影スキャン中に、患者の頭部及び/又は四肢を離散的な角度の範囲で支持する及び調整するために使用することができる。更に、クレードル用インターフェースパッドは、前述の利点を有したままで、幼児又は小動物を支持するためのパッドを追加することができる。
一部の例では、パッド(例えば、角度付き位置決めパッド及び患者用インターフェースパッド)は、ユーザが視覚的に認識してユーザが適切なパッドを素早く選択できるように色分けすることができる。一部の実施例では、位置決め用に角度付きパッドを使用すると、垂直方向に対する傾きの範囲が安定し、挟み込みの恐れが少なくなるので、既存のヘッドホルダのデザインよりも好ましい。一例において、選択可能な角度としては、0°、15°、30°及び45°であるが、本開示の範囲から逸脱することなく、他の角度範囲を利用することもできる。このように、クレードル用インターフェースパッド、角度付き位置決めパッド、及び患者用インターフェースパッドを含む被検体位置決めキットは、撮影スキャン中に、患者の頭部又は四肢を離散的な角度の範囲で支持する及び調整するために使用することができる。
一実施例では、クレードル用インターフェースパッドは、ストラップ機構を使用して、1つ以上の選択されたパッド(例えば、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに位置決めされた角度付き位置決めパッド及び/又は患者用インターフェースパッド)を保持し、保持されたパッドをクレードル用インターフェースパッドに固定することができ、支持アセンブリが適切に位置決めされると、構成が固定され、患者は角度を変えることができない。さらに、クレードル用インターフェースパッドは、対向する壁部に一対のスロットを含むことができる。対向するスロットは、患者の頭部又は四肢の位置を固定するために追加のストラップを挿入することができる開口部を提供する。これにより、不随意運動をする患者が抵抗する場合、及び/又は、支持システム(本明細書に記載のクレードル用インターフェースパッドなど)からの支持がなければ心地よくない位置に支持されてしまう場合など、適切なイメージングに使用される所望の位置以外の位置に患者の頭部及び/又は四肢が動いてしまうことを低減することができる。さらに、クレードル用インターフェースパッドの第1の壁部及び第2の壁部の各々の上面に位置決めされたハンドルは、撮影中に患者が手で把持するためのクレードル用インターフェースパッドの構成要素として使用することができ、これは、撮影される領域から患者の手、腕、及び肩が離れるようにすることを支援する一方で、撮影中に患者の姿勢を快適にすることができる。被検体位置決めキットに含まれるクレードル用インターフェースパッド及び他の要素(位置決めストラップ及びサイドハンドルなど)によって、患者の頭部及び/又は四肢の位置を固定することができ、これは、患者の頭部及び/又は四肢が一旦適切に位置決めされると、その角度が所定の位置にロックされ、患者は、頭部及び/又は四肢をクレードル用インターフェースパッドから持ち上げて角度を変更することができないことを意味する。
クレードル用インターフェースパッドは、撮影範囲内に、金属又は鋭利なエッジの構成要素がない。これは、少なくとも1つのアタッチメント部が、クレードル用インターフェースパッドの第1の壁部及び/又は第2の壁部に配置され、CTイメージングシステムによって撮影することができる患者の頭部又は頸部の撮影範囲から外れて、クレードル用インターフェースパッドの湾曲した基部に向かって延在することにより実現される。少なくとも1つのアタッチメント部は、例えば、CTイメージングシステムの撮影中に患者が載置される患者テーブルと接続するように構成されている。少なくとも1つのアタッチメント部は、患者テーブルのトラックにスライドするフックとして構成することができ、クレードル用インターフェースパッドから、他の支持システムでは含まれているロック機構であって、撮影を妨害する恐れのあるピンチポイント又は他の金属源であるロック機構を排除することができる。
頭部及び/又は四肢の位置を選択し維持する機構を有することにより、上記の状態の患者が支持システムの傾斜角度を自分で変更できないようにすることができる。患者の頭部及び/又は四肢を支持する支持システムの他の利点は、支持システムによって患者の頭部及び/又は四肢が位置決めされる一部の位置は、支持システムの支持が無ければ患者にとって不快な位置ということである。さらに、患者を第1の場所から第2の場所に移動させるような緊急時には、患者の頭部及び/又は四肢を支持システムから取り除くことなく患者を移動させることが望ましい場合がある。クレードル用インターフェースパッドの少なくとも1つのアタッチメント部によって、クレードル用インターフェースパッドを、クレードル用インターフェースパッドを受け入れるように構成されたトラックを有するテーブルに結合したり、テーブルから取り外すことができ、これによって、クレードル用インターフェースパッドから患者の頭部及び/又は四肢を取り除かなくても、患者が載置されるテーブルとテーブルとの間で又は患者が載置される他の面と面との間で、クレードル用インターフェースパッドを移動させることができる。
図3Aから図10Bは、様々な要素の相対的な位置関係に関する例示的な構成を示す。要素が、互いに直接的に接触している、又は直接的に結合しているように図示されている場合、これらの要素は、少なくとも1つの実施例では、それぞれ、直接的に接触している要素又は直接的に結合している要素と言うことができる。同様に、互いに連続する又は隣接するように示された要素は、少なくとも一実施例では、それぞれ、互いに連続する要素又は互いに隣接する要素と言うことができる。一例として、互いに面接触している要素は、面接触している要素と言うことができる。別の例として、互いに離れて配置された要素が、要素と要素との間にスペースが存在するが他の要素が存在しない場合、少なくとも一例において、互いに離れている要素と言うことができる。また、別の例として、互いに上下、互いに反対側、又は互いに左右に示される要素は、互いに、上下の要素、反対側の要素、又は左右の要素と言うことができる。更に、図に示すように、少なくとも1つの例では、最上部の要素又は要素の最上点は、要素の「上部」と呼ぶことができ、最下部の要素又は要素の最下点は、要素の「下部」と言うことができる。本明細書では、上部/底部、上側/下側、上/下は、図の垂直軸に対する相対的なものを表しており、図の要素の互いの相対的な位置を説明するために使用される。このように、他の要素の上に示される要素は、一例では、他の要素の上に垂直に配置される。更に別の例として、図に示された要素の形状は、それらの形状(例えば、円形、直線、平面、曲線、丸みのある、面取りされた、角度が付けられた、など)を有するものと言うことができる。更に、互いに交差するように示された要素は、少なくとも一例では、交差する要素又は互いに交差する要素と呼ぶことができる。更に、別の要素内に示された要素、又は別の要素の外側に示された要素は、一例では、別の要素内に示されている又は別の要素の外側に示されている要素と呼ぶことができる。
図1は、CTイメージングを行うように構成された例示的なCTイメージングシステム100を示す。特に、CTイメージングシステム100は、被検体112(患者など)、無生物、製造された1つ以上の部品、及び/又は異物(体内に存在するインプラント、ステント、及び/又は造影剤など)を撮影するように構成されている。一実施形態では、CTイメージングシステム100はガントリ102を含み、このガントリは、テーブル114に横たわる被検体112の撮影に使用されるX線放射ビーム106(図2参照)を放射する少なくとも1つのX線源104を更に含むことができる。具体的には、X線源104は、ガントリ102の反対側に配置された検出器アレイ108に向かってX線放射ビーム106を出力するように構成されている。図1には単一のX線源104のみが示されているが、或る例示的な実施形態では、複数のX線源及び複数の検出器を使用して、複数のX線放射ビーム106を出力し、患者に対応する異なるエネルギーレベルの投影データを取得してもよい。一部の実施形態では、X線源104は、ピークキロボルト(kVp)高速スイッチングよってデュアルエネルギーのジェムストーンスペクトルイメージング(GSI)を実行することができる。一部の実施形態では、採用されるX線検出器は、互いに異なるエネルギーのX線光子を区別することができる光子計数型検出器である。他の実施形態では、X線源及び検出器の2つのセットを使用してデュアルエネルギー投影を生成する。一方のセットは低kVpであり、もう一方のセットは高kVpである。したがって、本明細書に記載された方法は、デュアルエネルギー収集技術だけでなく、シングルエネルギー収集技術でも実施できることが理解されるべきである。
特定の例示的な実施形態では、CTイメージングシステム100は、反復画像再構成法又は解析的画像再構成法を用いて被検体112のターゲットボリュームの画像を再構成する画像プロセッサユニット110を更に含む。例えば、画像プロセッサユニット110は、フィルタ補正逆投影法(FBP)などの解析的画像再構成手法を使用して、患者のターゲットボリュームの画像を再構成することができる。別の例として、画像プロセッサユニット110は、ASIR(advanced statistical iterative reconstruction、CG(conjugate gradient)、MLEM(maximum likelihood expectation maximization)、MBIR(model-based iterative reconstruction)などの反復画像再構成手法を使用して、被検体112のターゲットボリュームの画像を再構成してもよい。本明細書で更に説明するように、一部の例では、画像プロセッサユニット110は、反復画像再構成手法に加えて、解析的画像再構成手法(FBPなど)も使用することができる。
一部のCTイメージングシステムの構成では、X線源は、デカルト座標系のX-Y-Z面内でコリメートされ一般に「撮影面」と呼ばれるコーン状のX線放射ビームを照射する。X線放射ビームは、撮影される物体(患者又は被検体など)を通過する。X線放射ビームは、物体によって減衰した後、検出器素子のアレイに衝突する。検出器アレイで受信された減衰したX線放射ビームの強度は、物体によるX線放射ビームの減衰に依存する。アレイの各検出器素子は、検出器位置におけるX線ビーム減衰の測定値である個別の電気信号を生成する。すべての検出器素子からの減衰測定値を個別に取得して透過プロファイルを作成する。
一部のCTイメージングシステムでは、X線源及び検出器アレイは、放射線ビームが物体と交差する角度が絶えず変化するように、ガントリによって、撮影されるべき物体の周囲を撮影面内で回転する。あるガントリ角度においてX線検出器アレイから得られたX線放射減衰測定値のグループ(例えば投影データ)は「ビュー」と呼ばれる。物体の「スキャン」は、X線源及び検出器が1回転する間に、異なるガントリ角又はビュー角において作成されたビューのセットを含む。本明細書に記載された方法の利点は、CT以外の医用画像モダリティでも得られると考えられるので、本明細書において、用語「ビュー」は、上記のような1つのガントリ角から得られた投影データに対して使用されることに限定されるものではない。用語「ビュー」は、CT、ポジトロン放出断層撮影(PET)、又は単一光子放出CT(SPECT)による取得、及び/又はまだ開発されていないモダリティを含む任意の他のモダリティ、並びに融合実施形態におけるそれらの組み合わせからのデータ取得かどうかに関わらず、異なる角度からの複数のデータ取得があるときはいつでも1つのデータ取得を意味するものとして使用される。
投影データは処理され、物体を横切る2次元スライスに対応する画像、又は投影データが複数のビュー又はスキャンを含む一部の例では、物体の3次元レンダリングに対応する画像を再構成する。投影データのセットから画像を再構成するための1つの方法は、当技術分野ではフィルタ逆投影法と呼ばれている。透過型断層撮影及び放射型断層撮影の再構成技術には、統計的反復法(最尤推定-期待値最大化(MLEM)及び順序サブセット期待値再構成法(ordered-subsets expectation-reconstruction technique)、並びに反復的再構成技術など)も含まれる。この処理では、スキャンによる減衰測定値を、「CT値」又は「ハウンスフィールド値」と呼ばれる整数に変換する。この整数を使用して、表示装置上の対応する画素の輝度が制御される。
総スキャン時間を短縮するために、「ヘリカル」スキャンを実行することができる。「ヘリカル」スキャンを実行するためには、所定のスライス数のデータを取得する間、患者を移動させる。このようなシステムでは、コーンビームヘリカルスキャンから1本の螺旋が生成される。コーンビームによって描かれた螺旋によって投影データが生成され、投影データから、各所定スライスの画像が再構成される。
本明細書において、語句「画像を再構成する」は、画像を表すデータは生成されるが表示可能な画像は生成されない本開示の実施形態を排除することを意図するものではない。したがって、本明細書において、用語「画像」は、表示可能な画像と表示可能な画像を表すデータとの両方を広く表している。しかしながら、多くの実施形態は、少なくとも1つの表示可能な画像を生成する(又は生成するように構成される)。
一実施例では、テーブル114は、解剖学的構造を撮影できるように位置決めする及び/又は傾斜させるために、複数のパッドのうちの1つ以上のパッドと組み合わせることができるクレードル用インターフェースパッド116を含むことができる。図1の例では、クレードル用インターフェースパッド116は頭部を保持している。他の例では、クレードル用インターフェースパッド116は、四肢(腕、手首、脚、及び/又は足首など)を支持してもよい。従前の例のヘッドホルダでは、かさばる、複雑である、又はクレードル用インターフェースパッド116を使って作業する医療従事者及び/若しくは患者が挟まれる可能性がある。さらに、従前の例では、オペレータに多くの労力が要求され、プロセスが面倒で時間がかかる恐れがある。従前の例のヘッドホルダに頭部が位置決めされたときに患者が頭部を動かすと、調整機構が解除されてしまい、ヘッドホルダの位置が変化してしまうことがある。その結果、患者がテーブルから滑ってCTガントリに落ちてしまう恐れがある。さらに、従前の例では、患者の四肢を位置決めする場合、患者の頭部の位置決めに使用される支持システムとは異なる支持システムが使用される場合がある。従って、頭部撮影から四肢撮影に切り替える場合、頭部ホルダがテーブル114から取り除かれ、四肢ホルダがテーブル114に設置されることがあり、面倒で時間がかかる。異なる角度が設定可能な従前の例のヘッドホルダは、かさばる、複雑である、又は自動調節機能がない。さらに、従前の例は、オペレータに多くの労力が要求され、プロセスが面倒で時間がかかる。さらに、従前の例では、オペレータはヘッドホルダを調整するために両手を使用することがある。従前の例の頭部ホルダに頭部が位置決めされたときに患者が頭部を動かすと、調整機構が解除され、患者の頭部及び/又は四肢が位置決めされる角度が変化する恐れがある。その結果、患者が望ましくないレベルのX線放射に晒される(患者の目及び/又は関心領域外の臓器がX線放射に晒されるなど)恐れがある。更に、患者の頭部及び/又は四肢を位置決めするときの角度を異なる角度にするためのヘッドホルダの調整は、複雑であり、例えば、機械的なロック及びピン機構を使用する場合がある。
本開示の一実施例では、図3A及び後続の図に関して以下に更に詳細に記載されるように、クレードル用インターフェースパッド116は、患者の頭部及び/又は四肢を様々な角度で支持するように構成することができる。クレードル用インターフェースパッドは、患者用インターフェースパッド(患者用インターフェース頭部パッド又は患者用インターフェース四肢パッドなど)、及び任意選択でクレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに位置決めされた少なくとも1つの角度付き位置決めパッドと組み合わせて使用することができる。パッドの様々な組合せを使用することにより、イメージング検査に対して様々な傾斜又は角度にすることができる。さらに、クレードル用インターフェースパッドは、クレードル用インターフェースパッドをテーブル(CTイメージングシステム100のテーブル114など)に結合することができるようにする少なくとも1つのアタッチメント部を含むことができる。少なくとも1つのアタッチメント部をフックとして構成することにより、クレードル用インターフェースパッドをテーブルに容易に結合し、テーブルの長さに沿って並ぶ点に位置決めすることができ、これにより、患者を位置決めすることができる(従前の支持システムを用いた場合は、患者の位置決めが困難である、適切にいかない、及び/又は実用的にいかない場合がある)。クレードル用インターフェースパッドは湾曲した基部を含み、クレードル用インターフェースパッドをテーブルと面接触させて配置することができ、これにより患者の頭部及び/又は四肢が望ましくない角度に設定されてしまうことを低減することができる。一部の実施例ではストラップをクレードル用インターフェースパッドと組み合わせて使用して、クレードル用インターフェースパッドに患者の解剖学的構造を固定することもできる。
図2は、図1のCTイメージングシステム100と同様の例示的なイメージングシステム200を示す。本開示の態様では、イメージングシステム200は、被検体204(例えば、図1の被検体112)を撮影するように構成されている。一実施形態では、イメージングシステム200は、検出器アレイ108(図1参照)を含む。検出器アレイ108は、更に、複数の検出器素子202を含んでいる。複数の検出器素子202は、被検体204(患者など)を通過するX線放射ビーム106(図2参照)を感知して、対応する投影データを取得する。従って、一実施形態では、検出器アレイ108は、セル又は検出器素子202の複数の列を含むマルチスライス構成で製造される。このような構成では、検出器素子202の1つ以上の追加の列が、投影データを取得するために並列構成で配置される。
特定の実施形態では、イメージングシステム200は、所望の投影データを取得するために、被検体204の周囲の異なる角度位置を移動するように構成される。従って、ガントリ102と、ガントリに取り付けられた構成要素は、例えば異なるエネルギーレベルの投影データを取得するために、回転中心206の周りを回転するように構成することができる。あるいは、被検体204に対して投影角度が時間の関数として変化する実施形態では、取り付けられた構成要素は、円弧に沿って移動するのではなく、一般的な曲線に沿って移動するように構成されてもよい。
X線源104及び検出器アレイ108が回転すると、検出器アレイ108は減衰したX線ビームのデータを収集する。検出器アレイ108によって収集されたデータは、前処理及び較正を受けて、スキャンされた被検体204の減弱係数の線積分を表すようにデータが調整される。処理されたデータは、一般に投影(プロジェクション)と呼ばれる。
一部の例では、検出器アレイ108の個々の検出器又は検出器素子202は、個々の光子の相互作用を1つ以上のエネルギービンに記録する光子計数検出器を含むことができる。本明細書に記載された方法は、エネルギー積分型検出器でも実施できることを理解されたい
取得された投影データのセットは、基準物質弁別(BMD)に使用することができる。BMDの間、測定された投影は、物質密度投影のセットに変換される。物質密度投影は再構成され、骨、軟組織などの各基準物質の物質密度マップのペア若しくは物質密度画像のペア又は物質密度マップのセット若しくは物質密度画像のセット、及び/又は造影マップを形成することができる。これらの密度マップ又は密度画像は、順に関連付けられ、撮影ボリュームの基準物質(例えば、骨、軟組織、及び/又は造影剤)のボリュメトリックレンダリングを形成することができる。
再構成されると、イメージングシステム200によって生成された基準物質画像は、2つの基準物質の密度で表される被検体204の内部特徴を明らかにする。密度画像を表示して、これらの特徴を示すことができる。医学的状態(病気の状態など)の診断、より一般的には医療事象の診断に対する従来のアプローチでは、放射線科医又は医師は、密度画像のハードコピー又は表示された密度画像を検討して、関心のある特徴部分を識別すると考えられる。このような特徴部分としては、病変、特定の解剖学的構造又は臓器のサイズ及び形状、並びに個々の専門家の技能及び知識に基づいて画像の中から識別可能であると考えられる他の特徴部分がある。
一実施形態では、イメージングシステム200は、構成要素の動き(ガントリ102の回転及びX線源104の動作など)を制御する制御機構208を含んでいる。特定の実施形態では、制御機構208は、X線源104に電力及びタイミング信号を供給するように構成されたX線コントローラ210を更に含む。更に、制御機構208は、撮影要件に基づいてガントリ102の回転速度及び/又は位置を制御するように構成されるガントリモータコントローラ212を含んでいる。
特定の実施形態では、制御機構208は、検出器素子202から受け取ったアナログデータをサンプリングし、後続の処理のためにアナログデータをデジタル信号に変換するように構成されたデータ収集システム(DAS)214を更に含む。DAS214は、本明細書に更に記載されるように、検出器素子202のサブセットからのアナログデータを選択的に集約して、いわゆるマクロ検出器にするように構成することができる。DAS214によってサンプリングされデジタル化されたデータは、コンピュータ又はコンピューティング装置216に送信される。一実施例では、コンピューティング装置216は、データを記憶装置218に記憶する。記憶装置218は、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、コンパクトディスク読取り/書込み(CD-R/W)ドライブ、デジタルバーサタイルディスク(DVD)ドライブ、フラッシュドライブ、及び/又はソリッドステートストレージドライブとすることができる。
更に、コンピューティング装置216は、DAS214、X線コントローラ210、及びガントリモータコントローラ212のうちの1つ以上に命令及びパラメータを提供して、システム動作(データ取得及び/又はデータ処理など)を制御する。特定の実施形態では、コンピューティング装置216は、オペレータ入力に基づいてシステム動作を制御する。コンピューティング装置216は、例えば、コンピューティング装置216に動作可能に結合されたオペレータコンソール220によって、コマンド及び/又は走査パラメータを含むオペレータ入力を受け付ける。オペレータコンソール220は、オペレータがコマンド及び/又は走査パラメータを指定できるように、キーボード(図示せず)又はタッチスクリーンを含むことができる。
図2ではオペレータコンソール220は1つだけ図示されているが、例えば、システムパラメータを入力する又は出力する、検査をリクエストする、データを示す、及び/又は画像を閲覧するために、2つ以上のオペレータコンソールをイメージングシステム200に結合してもよい。更に、特定の実施形態では、イメージングシステム200は、構成可能な1つ又は複数の有線ネットワーク及び/又は無線ネットワーク(インターネット及び/又は仮想プライベートネットワーク、無線電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、有線ローカルエリアネットワーク、無線広域ネットワーク、有線広域ネットワークなど)を通じて、複数のディスプレイ、プリンタ、ワークステーション、及び/又は施設若しくは病院内に又は全く異なる場所にローカルに若しくは遠隔に配置されている同様の装置に結合することができる
一実施形態では、例えば、イメージングシステム200は、画像保存通信システム(PACS)224を含んでいる又はPACS224に結合されている。例示的な実施形態では、PACS224は、放射線科情報システム、病院情報システム、内部又は外部のネットワーク(図示せず)などの遠隔システムに更に結合されに結合されて、別の場所にいるオペレータが命令及びパラメータを供給する及び/又は画像データにアクセスできるようにする。
コンピューティングデバイス216は、オペレータから供給された及び/又はシステムで定義された命令及びパラメータを使用して、テーブルモータコントローラ226を動作させる。テーブルモータコントローラ226は、テーブル114を制御することができ、患者テーブルは電動テーブルとすることができる。具体的には、テーブルモータコントローラ226は、被検体204のターゲットボリュームに対応する投影データを取得するために、被検体204がガントリ102に適切に位置決めされるようにテーブル114を移動させることができる。
前述したように、DAS214は、検出器素子202によって取得された投影データをサンプリングし、デジタル化する。その後、画像再構成器230が、サンプリングされデジタル化されたX線データを用いて高速再構成を実行する。図2は画像再構成器230を独立した実体として例示しているが、特定の例示的な実施形態では、画像再構成器230はコンピューティング装置216の一部を形成していてもよい。あるいは、画像再構成器230はイメージングシステム200に存在していなくてもよく、代わりに、コンピューティング装置216が画像再構成器230の1つ以上の機能を実行してもよい。更に、画像再構成器230は、ローカルに又は遠隔に配置されていてもよく、有線ネットワーク又は無線ネットワークを用いてイメージングシステム200に動作可能に接続されていてもよい。特に、1つの例示的な実施形態では、「クラウド」ネットワーククラスタ内のコンピューティングリソースを画像再構成器230のために使用してもよい。
一実施形態では、画像再構成器230は、再構成された画像を記憶装置218に記憶する。あるいは、画像再構成器230は、診断及び評価に有用な患者情報を生成するために、再構成された画像をコンピューティング装置216に送信してもよい。或る実施形態では、コンピューティング装置216は、再構成された画像及び/又は患者情報を、コンピューティング装置216及び/又は画像再構成器230に通信可能に結合されたディスプレイ又はディスプレイ装置232に送信してもよい。一部の例示的な実施形態では、再構成された画像は、コンピューティング装置216又は画像再構成器230から、短期保存又は長期保存のために記憶装置218に送信されてもよい。
CTシステムを例として説明したが、本発明の技術は、他のイメージングモダリティ(X線イメージングシステム、磁気共鳴イメージング(MRI)システム、核医学イメージングシステム、陽電子放出断層撮影(PET)イメージングシステム、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)イメージングシステム、超音波イメージングシステム、及びこれらの組合せ(例えば、PET/CTイメージングシステム又はPET/MRイメージングシステムなどのマルチモダリティイメージングシステム)など)にも使用できることを理解されたい。CTイメージングモダリティの本説明は、単に1つの好適なイメージングモダリティの一例として提供される。
クレードル用インターフェースパッドは、図1~図2に示されたように、テーブルを有するイメージングシステムと共に使用することができる。一部の実施例では、クレードル用インターフェースパッドは、交換可能な複数のパッド(例えば、患者用インターフェースパッド(患者用インターフェース頭部パッド及び/又は患者用インターフェース四肢パッドなど)及び任意選択で少なくとも1つの角度付き位置決めパッド)のうちの1つ以上のパッドと組み合わせて使用し、水平軸(例えば、以下の座標系390を参照)に対する被検体の頭部又は四肢の傾斜角度を調整することができる。
図3A~図3Cを参照すると、クレードル用インターフェースパッド300の一例の様々な図が示されている。上記のように、患者(図1の被検体112など)は、頭部が撮影用の所望の傾斜角度に維持されるように、頭部をクレードル用インターフェースパッド300に配置することができる。CTイメージングシステム100は、クレードル用インターフェースパッド300の一つの例示的な使用法を表している。クレードル用インターフェースパッド300は、図1のクレードル用インターフェースパッド116の非限定的な例とすることができる。
図示されている座標系390は、3つの軸、すなわち水平方向に平行なx軸、鉛直方向に平行なy軸、並びにx軸及びy軸の各軸に垂直なz軸を有している。参考のため、座標系390は、図3A~図6B及び図8~図10Bに含まれている。クレードル用インターフェースパッド300は中心軸399を含んでおり、中心軸399はx-z面に存在している。クレードル用インターフェースパッド300は、第1の端部392及び第2の端部396を含む。図7A~図10Bに関してさらに記載されるように、クレードル用インターフェースパッドがCTシステム(図1のCTイメージングシステム100など)に配置される場合、第1の端部392は、ガントリ102に面していてもよいし、ガントリ102から離れた方向を向いていてもよい。
クレードル用インターフェースパッド300は、基部304と、基部304から延在する第1の壁部306及び第2の壁部308とにより形成される。基部304は湾曲した基部とすることができ、この湾曲した基部は、第1の面310では実質的に平坦であるが、第2の面312では湾曲しており、第2の面312の湾曲角度は、クレードル用インターフェースパッド300が載置されるテーブル(図1のテーブル114など)の湾曲角度と相補的である。第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部は、座標系390に関して、y軸に平行とすることができる。第1の壁部306及び第2の壁部308は、基部304の反対側のエッジ部から延在し、第1の壁部306及び第2の壁部308は、患者が頭部及び/又は四肢を横方向に(例えば、座標系390のx軸に沿って)動かしてしまい、クレードル用インターフェースパッド300からずれてしまうことを阻止する境界として機能することができる。例えば、第1の壁部306及び第2の壁部308は、クレードル用インターフェースパッド300の長さ316に沿って、基部304の互いに反対側の端部に配置される。第1の壁部306は第1の端部に配置され、第2の壁部308は第1の端部とは反対側の第2の端部に配置される。基部304の第2の面312は長さ316に沿って湾曲しており、基部304の第2の面312は、中心軸399に沿う平坦な面(例えば、湾曲していないテーブル)で支えられ、第1の壁部306及び第2の壁部308は、平面で支えられないようにすることができる。一部の実施例では、クレードル用インターフェースパッド300の第1の壁部306、第2の壁部308、及び基部304は、柔軟性のない(例えば、剛性の)材料(炭素繊維又はプラスチックなど)で形成される。他の例では、クレードル用インターフェースパッド300の第1の壁部306、第2の壁部308、及び基部304は、発泡材料で形成することができる(ゴム、ポリエチレン、ポリウレタン、又はポリスチレンを使用した発泡体など)。クレードル用インターフェースパッド300を、非多孔性材料で形成してもよいし、非多孔性材料で覆ってもよく、これにより、患者のスキャンとスキャンとの間などに、クレードル用インターフェースパッド300を洗浄する、及び消毒することが可能になる。クレードル用インターフェースパッド300の構成要素は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の材料で形成してもよい。
凹面状の窪み302は、第1の壁部306と第2の壁部308との間に形成されており、凹面状の窪み302は、図4A-図10Bに関してさらに記載されるように、被検体インターフェースパッド及び任意選択で少なくとも1つの角度付き位置決めパッドを受け入れることができる。第1の壁部306の第1の内面318及び第2の壁部308の第2の内面320の各内面は、凹面状の窪み302が形成されるように湾曲することができる。別の言い方をすれば、第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部は、基部304の第1の面310から湾曲した延長部であり、上方に延在するにつれて平坦になる。第1の壁部306の構造は、第2の壁部308の構造と鏡像関係を有することができる。従って、凹面状の窪み302は、中心軸399に沿う部分は実質的に平面であり、横方向に湾曲してU字形を形成することができる。
クレードル用インターフェースパッド300は、外面322をさらに含み、外面322は、第1の壁部306、基部304(例えば、基部304の第2の面312)、及び第2の壁部408の外側に面する表面(例えば、外観面)である。一部の実施例では、外面322はファスニング部を含み、このファスニング部にファスニング材を付着させることができる。例えば、ファスニング材は、第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部の幅324に沿って延在することができる。幅324は、クレードル用インターフェースパッド300の長さ316より短くてもよい。一部の実施例では、結合部材は、結合部材の複数のパネルを含むことができる。図3Aの例に示すように、第1の壁部306は、ファスニング材の第1のパネル314a、第2のパネル314b、第3のパネル314c、及び第4のパネル314dを含む。同様に、第2の壁部308は、図3Bに示されるように、ファスニング材のパネルを有するように構成することができる。ファスニング材は、本明細書及び図9A~図10Bに更に示されるように、位置決めストラップをクレードル用インターフェースパッド300に結合することができる。
第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部は、例えば、外面322から凹面状の窪み302の第1の内面318まで、及び外面322から凹面状の窪み302の第2の内面320まで、壁部を貫通する少なくとも1つのスロットを含む。図3A~図10Bに示す実施例では、クレードル用インターフェースパッド300は、第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部に、一対のスロットを含んでいる。第1の壁部306は、第2のスロット328の上方に位置する第1のスロット326を含む。また、第2の壁部308は、第2のスロット(ここでは、第4のスロット332)の上方に位置する第1のスロット(ここでは、第3のスロット330)を含む。第3のスロット330及び第4のスロット332は、それぞれ、第1のスロット326及び第2のスロット328から、中心軸399に対して、ちょうど真向かいに位置している。第2のスロット328及び第4のスロット332は、それぞれ、第1の壁部306及び第2の壁部308の上部エッジ335に平行である。第1のスロット326及び第3のスロット330は、それぞれ、図3Bでさらに説明されるように、第1の壁部306及び第2の壁部308の上部エッジ335に対して、ゼロではない角度を有している。図3Bに関してさらに説明するように、第1のスロット326、第2のスロット328、第3のスロット330、及び第4のスロット332の各々は、第1の長さ及び第1の高さを有する。クレードル用インターフェースパッド300の一部の実施例では、第1の壁部306及び第2の壁部308が等しい数のスロットを有するのであれば、第1の壁部306及び第2の壁部308は、3つ以上のスロットを有してもよいし、2つより少ないスロットを有してもよい。
スロットの構成(例えば、第1の長さ、第1の幅、及び角度(例えば、それぞれの壁部の上部エッジ335と平行、又はそれぞれの壁部の上部エッジ335に対してゼロではない角度))は、位置決めストラップ336が一対のスロット(例えば、第1のスロット326と第3のスロット330、又は第2のスロット328と第4のスロット332)を貫通することができるように構成されている。一部の例では、位置決めストラップ336は、患者の頭部又は四肢を第1の角度に位置決めするときに固定できるように、第1のスロット326及び第3のスロット330に挿入することができる。他の例(図3A-図3Cに示される例など)では、位置決めストラップ336は、患者の頭部又は四肢を第2の角度に位置決めするときに固定できるように、第2のスロット328及び第4のスロット332に挿入することができる。位置決めストラップ336は、位置決めストラップ336を、クレードル用インターフェースパッド300の外面322のファスニング部のファスニング材に固定する受け部分338を含むことができる。位置決めストラップ336は、図3Bに示されるように、第1のストラップ端340と、第1のストラップ端の反対側の第2のストラップ端の両方に、受け部分338を含むことができる。例えば、位置決めストラップ336の受け部分338は、クレードル用インターフェースパッド300のファスニング部のファスニング材に対して対照的な部材とすることができ、第1の壁部306及び第2の壁部308のうちの少なくとも一方の壁部のファスニング材の第2のパネル314bに結合することができる。例えば、位置決めストラップ336の受け部分338は、第1の壁部306の第1のパネル314a、第2のパネル314b、第3のパネル314c、及び第4のパネル314dのうちの少なくとも1つのパネルに結合することができ、第2の壁部308の第1のパネル314a、第2のパネル314b、第3のパネル314c、及び第4のパネル314dのうちの少なくとも1つのパネルに結合することができる。一部の実施例では、受け部分338の受け材と、第1のパネル314a、第2のパネル314b、第3のパネル314c、及び第4のパネル314dのファスニング材は、フックアンドループ・ファスナとすることができる。位置決めストラップ336は、ナイロン又は他の折り曲げ可能/折り畳み可能な材料で形成することができ、受け部分の受け材は、位置決めストラップ336の材料に取り付けることができる。
少なくとも1つのアタッチメント部は、第1の壁部306と第2の壁部308の各壁部に取り付けられており、基部304の第2の面312に向かって延在している。図3Aに示す例では、第1の壁部306に第1のアタッチメント部342が取り付けられている。第2の壁部308には、図3B及び図3Cに示されるように、第1のアタッチメント部342と同様の位置に第2のアタッチメント部が取り付けられていることを理解されたい。図3C及び図7A~図7Cでさらに説明されるように、少なくとも1つのアタッチメント部の各々のフック構成によって、少なくとも1つのアタッチメント部は、クレードル用インターフェースパッド300が配置されるテーブル(図1のテーブル114など)のトラックと接続することができる。
クレードル用インターフェースパッド300は、第1の壁部306の上面334に位置する第1のハンドル344と、第2の壁部308の上面334に位置する第2のハンドル346とをさらに含んでいる。第1のハンドル344及び第2のハンドル346の各ハンドルは、患者の頭部がクレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302に配置されたときに、患者が一方又は両方のハンドルを把持することができるように、等価的に構成され配置することができる。第1のハンドル344及び第2のハンドル346のうちの少なくとも一方のハンドルを把持することによって、関心領域の撮影が患者の腕によって妨げられないように、患者の腕を患者の頭上に位置させることができる。
図3Bは、座標系390のx軸から見たクレードル用インターフェースパッド300の側面プロファイル350を示す。側面プロファイル350は、図3Aで説明したように、第3のスロット330、第4のスロット332、及び第2のハンドル346を有する第2の壁部308を示す。図3Aで簡単に説明したように、第2の壁部308は、ファスニング材(第1の壁部306のファスニング材など)で構成される。第2の壁部308は、ファスニング材の第5のパネル354a、第6のパネル354b、第7のパネル354c、及び第8のパネル354dを含む。図3Bに示されるように、位置決めストラップ336は、第2のストラップ端部356に受け部分338を含む。第2のストラップ端部356の受け部分338を使用して、位置決めストラップ336を、ファスニング材の第5のパネル354a、第6のパネル354b、第7のパネル354c、及び第8のパネル354dのうちの少なくとも1つのパネルに結合することができる。図3Bに示す例では、位置決めストラップ336は第6のパネル354bに結合されている。
図3Aで説明したように、第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部は、患者の頭部及び/又は四肢をクレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302に位置決めするのを助けるために位置決めストラップ336を貫通させることができる少なくとも1つのスロットを有するように構成されている。図3A~図3Cに示す例では、第1のスロット326、第2のスロット328、第3のスロット330、及び第4のスロット332の各スロットは、スロット長さ360及びスロット高さ362を有し、スロット長さ360はスロット高さ362よりも長い。他の例では、スロット高さはスロット長さ以下であってもよく、スロット高さ及びスロット長さは、スロットが、位置決めストラップ336を貫通させることができるような大きさである限り、スロットごとに異なる及び/又はスロットのセットごと(例えば、第1の壁部306のスロットの第1のセット、及び第2の壁部308のスロットの第2のセット)に異なるようにしてもよい。図3Aに関して説明したように、第1のスロット326及び第3のスロット330の各スロットは、それぞれ、第1の壁部306及び第2の壁部308の上面に対してゼロでない角度を有している。例えば、第1のスロット326及び第3のスロット330は、角度364を有している。
さらに、第2の壁部308は、壁部308に結合された第2のアタッチメント部352を有し、第2のアタッチメント部352は、第1の壁部306に結合された第1のアタッチメント部342と同じ構成を有することができる。第1のアタッチメント部342及び第2のアタッチメント部352の構成は、図3C及び図7A~図7Cでさらに説明される。
図3Cは、座標系390のz軸から見たクレードル用インターフェースパッド300の背面プロファイル370を示す。背面プロファイル370は、第1の壁部306、第2の壁部308、及び基部304を示す。図示のように、位置決めストラップ336は、第2のスロット328及び第4のスロット332を貫通し、第1の壁部306のファスニング材の第2のパネル314bと、第2の壁部308の第6のパネル354bにおいて、クレードル用インターフェースパッド300に結合される。他の実施例では、位置決めストラップ336は、第1のスロット326及び第3のスロット330を貫通し、及び/又は第1の壁部306の第1のパネル314a、第3のパネル314c、及び第4のパネル314dのうちの少なくとも1つのパネルと、第2の壁部308の第5のパネル354a、第7のパネル354c、及び第8のパネル354dのうちの少なくとも1つのパネルとによって、クレードル用インターフェースパッド300に結合することができる。
背面プロファイル370は、更に、第1の壁部306の第1のアタッチメント部342と、第2の壁部308の第2のアタッチメント部352とを示している。クレードル用インターフェースパッド300の一部の実施例では、第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部は、複数のアタッチメント部を壁部に配置することができる。図3A及び図3Bで簡単に説明したように、第1のアタッチメント部342及び第2のアタッチメント部352は、一部の実施例では同じ構成を有している。例えば、第1のアタッチメント部342及び第2のアタッチメント部352の各アタッチメント部は、テーブル(図1のCTイメージングシステム100のテーブル114など)のトラックと接続するように構成される。簡略のため、本明細書において、第1のアタッチメント部342及び第2のアタッチメント部352の構成は、第1のアタッチメント部342を取り上げて説明されるが、一部の実施例では、第2のアタッチメント部352は同じ構成を有し、同じようにして第2の壁部308に取り付けられることを理解されたい。
第1のアタッチメント部342の構成は、取付部372と、取付部372に結合された湾曲延長部374と、湾曲延長部374に結合されたフック端部376とを含むことができる。一部の実施例では、第1のアタッチメント部342は、単一の連続片として形成される。取付部372は、第1のアタッチメント部342を第1の壁部306の外面322に結合することができる。図3Aに示すように、第1のアタッチメント部342は、第2のパネル314bの下方において、第3のパネル314cと第4のパネル314dとの間に配置することができる。図3A及び図3Cに示すように、第1のアタッチメント部の湾曲延長部374は、第1の壁部306から離れて(例えば、座標系390のx軸に沿って)、クレードル用インターフェースパッド300の基部304に向かうように延在している。フック端部376は、第1の壁部306に向かって角度が付けられており、湾曲延長部374及び取付部372の幅よりも大きい端部直径を有している。図7A~図7Cに関してさらに記載されるように、フック端部376は、クレードル用インターフェースパッド300がテーブルに結合されるように、テーブル(図1のCTイメージングシステム100のテーブル114など)のトラックに位置付けることができる。第1の壁部306の底部エッジ382とフック端部376との間の第1の距離378、及び第1の壁部306の底部エッジ382とフック端部376との間の第2の距離380は、テーブルのエッジ(図1のCTイメージングシステム100のテーブル114のエッジなど)を収容することができる大きさである。
クレードル用インターフェースパッド300は、例えばCTイメージング装置によって実行される撮影ができるように、患者の頭部及び/又は四肢を所望の角度に位置決めして固定するために使用される被検体位置決めキットの構成要素とすることができる。被検体位置決めキットは、少なくとも1つの角度付き位置決めパッド、患者用インターフェース頭部パッド、及び患者用インターフェース四肢パッドをさらに含むことができる。一部の実施形態では、被検体位置決めキットは、角度付き位置決めパッド、患者用インターフェース頭部パッド、及び患者用インターフェース四肢パッドのうちの少なくとも1つのパッドを、クレードル用インターフェースパッド300に結合するための固定ストラップを含んでいる。
一部の例では、クレードル用インターフェースパッド300は、凹面状の窪み302に受け材386を有することができる。受け材386は、本明細書でさらに説明するように、ファスニング材と相補的なフックアンドループ・ファスナ又は同様のファスニング材で作ることができる。一部の実施例では、受け材386は、基部304の第1の面310の(図3Bで説明したような)幅324及び平面幅388を有するように広がることができる。他の例では、クレードル用インターフェースパッド300は、第1の端部392に隣接する第1の受け材部分と、第2の端部396に隣接する第2の受け材部分とを含むことができ、第1の受け材部分と第2の受け材部分は、クレードル用インターフェースパッド300の基部304の長さに沿って連続していない部分である。このようにして、スタッキングパッド(角度付き位置決めパッド及び/又は患者用インターフェースパッドなど)は、受け材386と相補的であるスタッキングパッドのファスニング材によってクレードル用インターフェースパッド300に結合することができる。
図4A乃至図6Bは、被検体位置決めキットに収容することができるスタッキングパッドの第1、第2、及び第3の例をそれぞれ示している。一例において、スタッキングパッドは、単独で又は組み合わせて(例えば、積み重ねて)使用して、患者の頭部又は四肢を支持することができる。図4A及び図4Bは、被検体インターフェースパッドの第1の例、即ち、患者の頭部を位置決めするための患者用インターフェース頭部パッド400、を示す。図5A及び図5Bは、被検体インターフェースパッドの第2の例、即ち、患者の四肢を位置決めするための患者用インターフェース四肢パッド500、を示す。一例では、患者用インターフェース頭部パッド400及び患者用インターフェース四肢パッド500は、患者の身体部分を約0°の角度に位置決めすることができる。図6A及び図6Bは、水平に対して患者の頭部又は四肢の傾斜角度を増加させるための角度付き位置決めパッド600の一例を示す。一例では、角度付き位置決めパッドは、0°より大きい傾斜角度(5°、10°、15°など)であってもよい。別の例では、患者用インターフェース頭部パッド400、患者用インターフェース四肢パッド500、及び角度付き位置決めパッド600は、使いやすいように色分けされていてもよい。例えば、患者用インターフェース頭部パッド400は緑色、患者用インターフェース四肢パッド500は青色、角度付き位置決めパッド600は赤色とすることができる。
図4Aは、患者用インターフェース頭部パッド400の正面斜視図である。一実施例では、患者用インターフェース頭部パッド400は、イメージング装置のヘッドホルダ(図1に示されたCTイメージングシステム100用のクレードル用インターフェースパッド116など)に配置することができる。別の例として、パッドは、図3A~図3Cに示されたクレードル用インターフェースパッド300に配置することができる。更に他の例では、患者用インターフェース頭部パッド400は、患者テーブル(図1-図2のテーブル114など)に直接に配置してもよい。一実施例では、患者用インターフェース頭部パッド400は、患者の頭部を検査中に0°の角度で支えることができる。例えば、患者用インターフェース頭部パッド400がクレードル用インターフェースパッド300又はテーブル114に配置されたとき、患者用インターフェース頭部パッド400に配置された患者の頭部は、患者の身体と一直線上に位置するようにすることができる。患者用インターフェース頭部パッド400は中心軸499を備えており、中心軸499はx-z面に位置する。
患者用インターフェース頭部パッド400は、患者の頭部を受けることができる頭部クレードル又はクレードル402を含んでいる。クレードル402は本体部404を含んでおり、第1の側部406及び第2の側部408は本体部404から延在している。本体部404は、患者の頭部を支える実質的に平坦な面又は平面410を含んでいる。第1の側部406と第2の側部408は、本体部404の反対側のエッジ部から延在することができる。患者用インターフェース頭部パッド400は、第1の端部412及び第2の端部414を含む。患者用インターフェース頭部パッド400が、CTシステムに配置される(例えば、図1のクレードル用インターフェースパッド116の凹面状の窪みに配置される)場合、第2の端部414はガントリ102に面し、第1の端部412はガントリ102から離れる方向に面する。
一実施例では、患者用インターフェース頭部パッド400の寸法は、第2の寸法424よりも大きい第1の寸法422を含む。言い換えると、クレードル402の側部406、408は、本体部404の近くに位置する広い第1の領域428と、側部がY軸に沿って上方に延在するにつれて狭くなる第2の領域430とを含む。広い第1の領域428は、側部406、408の第2の領域430と本体部404とを結合する湾曲部を形成する。クレードル402の第3の寸法426(例えば、クレードルの高さ)は、第1の寸法422(例えば、クレードルの長さ)より小さくてもよい。クレードル402は、材料厚さ432を有する壁部439で形成される。壁部439の材料厚さ432は、患者用インターフェース頭部パッド400の全体にわたって、略同じ厚さとすることができる。患者用インターフェース頭部パッド400には、本体部404の幅435が示されている。一例では、本体部404の幅435は、側部406、408の第2の寸法424と同様の寸法とすることができる。
クレードルの第1の端部412は、第1の開口部434を含む。第1の開口部434は、側部406、408の幅の広い第1の領域428と幅の狭い第2の領域430との間の壁部439を切り取ることによって形成される。一部の使用例では、第1の開口部434は、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302の第1の端部392又は第2の端部396と略面一とすることができる。クレードル402の第2の端部414における第2の開口部436は、本体部404の平面に対して垂直とすることができる。一部の使用例では、第2の開口部436は、図7B、図9A、及び図10Bでさらに説明されるように、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302の第1の端部392又は第2の端部396と略面一とすることができる。患者用インターフェース頭部パッド400は外面420を含む。一実施例では、外面420は、第1の側部406、本体部404、及び第2の側部408の外側を向く面である。患者用インターフェース頭部パッド400がクレードル用インターフェースパッド300に配置されると、外面420は、図10A及び図10Bに関してさらに説明されるように、凹面状の窪み302の内面(例えば、基部304の第1の側面310、第1の壁部306の第1の内面318、及び第2の壁部308の第2の内面320)と面接触する。クレードルの内面は、平面410及び側面418を含む。周縁面438は、内面と外面420とを結合する。一実施例では、周縁面438は鋭角で外面420に接触することができる。
図4Bは、患者用インターフェース頭部パッド400の下面図450を示している。特に、下面図450は、第2の端部414から見た患者用インターフェース頭部パッド400を示している。下面図450は、側面418、外面420、及び側面418と外面420との間の周縁面438の一部を示している。一例では、第2の開口部436はU字型とすることができる。
患者用インターフェース頭部パッド400の本体部下面456に形成された窪み452は、ファスニング材454を配置することができる凹みを提供することができる。一実施例では、窪み452は、クレードル402の第2の端部414に隣接するように配置することができる。一実施例では、ファスニング材454は、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪みに配置された受け材386又は角度付き位置決めパッドのクレードル内部に配置された受け材(例えば、以下の図6A及び図6B参照)と係合するための対応するファスナとすることができる。例えば、ファスニング材454は、受け材386と面接触して、患者用インターフェース頭部パッド400をクレードル用インターフェースパッド300に固定することができる。一実施例では、ファスニング材454は、フックアンドループ・ファスナで作られてもよいし、受け材386と相補的な同様のファスニング材で作られてもよい。
図5Aは、患者用インターフェース四肢パッド500の正面斜視図である。一実施例では、患者用インターフェース四肢パッド500は、イメージング装置のヘッドホルダ(図1に示されたCTイメージングシステム100用のクレードル用インターフェースパッド116など)に配置することができる。別の例として、患者用インターフェース四肢パッド500は、図3A~図3Cに示されたクレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪みに配置することができる。さらに他の例では、患者用インターフェース四肢パッド500は、患者テーブル(図1のテーブル114など)に直接に配置されてもよい。一実施例では、患者用インターフェース四肢パッド500は、検査中に患者の頭部を0°の角度で支えることができる。例えば、患者用インターフェース四肢パッド500がクレードル用インターフェースパッド300又はテーブル114に配置されたとき、患者用インターフェース四肢パッド500に配置された患者の四肢は、患者の身体と一直線上に位置するようにすることができる。患者用インターフェース四肢パッド500は中心軸599を備えており、中心軸599はx-z面に存在する。
患者用インターフェース四肢パッド500は、患者の四肢を支えることができる四肢クレードル又はクレードル502を含んでいる。クレードル502は本体部504を含んでおり、第1の側部506及び第2の側部508は本体部504から延在している。本体部504は、患者の四肢を支える実質的に平坦な面又は平面510を含んでいる。第1の側部506及び第2の側部508は、本体部504の反対側のエッジ部から延在することができる。患者用インターフェース四肢パッド500は、第1の端部512及び第2の端部514を含む。患者用インターフェース四肢パッド500が、図1のクレードル用インターフェースパッド116に固定されるようにCTシステムに配置される場合、患者用インターフェース四肢パッド500は第1の向きに設定してもよいし、第2の向きに設定してもよい。例えば、第1の向きに設定される場合、第1の端部512はガントリ102に面し、第2の向きに設定される場合、第1の端部392はガントリ102から離れる方向に面する。患者用インターフェース四肢パッド500の構成を説明するさらなる詳細は、図8A及び図8Bで説明される。
一例では、z軸から見ると、患者用インターフェース四肢パッドの側部506、508は略台形である。例えば、第2の側部508、及び第1の側部506(例えば、第2の側部508と鏡像関係にある)は、第2の寸法524の第2の辺544と略平行な第1の寸法522の第1の辺542で形成される。第1の寸法522は第2の寸法524の2倍よりも大きい。第2の側部508は、第3の寸法526の第1の辺546を含む。第1の辺546は、第1の辺542及び第2の辺544に対して略垂直に配置されている。患者用インターフェース四肢パッド500の第2の側部508は、第4の寸法550の第2の辺548を含む。第2の辺548は、第1の辺542に対して鋭角に配置され、第2の辺544に対して鈍角に配置される。クレードル502の側部506、508は、本体部504に近い第1の領域528と、本体部504からy軸方向に離れた第2の領域530とを含む。一実施例では、本体部504の幅532は、側部506、508の第2の寸法524より大きく、第1の寸法522より小さくてもよい。
患者用インターフェース四肢パッド500は、本体部504の平面510と、側部506、508の第1の領域528の第2の内面518と、側部506、508の第2の領域530の第3の内面552と、外面520とを含む。一実施例では、外面520は、第1の側部506、本体部504、及び第2の側部508の外向きの面である。患者用インターフェース四肢パッド500の外面520はU字形とすることができる。一実施例では、患者用インターフェース四肢パッド500がクレードル用インターフェースパッド300に配置されると、外面520は、凹面状の窪み302の内面(例えば、基部304の第1の面310、第1の壁部306の第1の内面318、及び第2の壁部308の第2の内面320)と面接触することができる。周縁面538は、内面510、518、552と外面520とを結合する。
クレードルの第1の端部512は、第1の開口部534を含む。第1の開口部534は、隆起部554と、角度が付けられた第1の表面556と、角度が付けられた第2の表面558とを含む周縁面538の一部を形成する。一部の実施例では、第1の開口部534は、図8A~図8Bに関してさらに説明されるように、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302の第1の端部392又は第2の端部396と略面一とすることができる。クレードル502の第2の端部514における第2の開口部536は、本体部504の平面510に対して略垂直とすることができる。一部の例では、第2の開口部536は、クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪み302の第1の端部392又は第2の端部396と略面一とすることができる。
図5Bは、患者用インターフェース四肢パッド500の下側の図560を示す。下側の図560は、第2の端部514から見た患者用インターフェース四肢パッド500の第2の開口部536を示している。下側の図560は、第2の内面518、第3の内面552、外面520、及びこれらの面の間の周縁面538を示す。
患者用インターフェース四肢パッド500は、不規則な材料厚さを有する壁部561で形成される。例えば、壁部561は、パッドの第1の領域528において第1の厚さ562を有するように形成することができる。壁部561は、側部506、508の第2の領域530において第2の厚さ566まで増加する。他の例では、患者用インターフェース四肢パッドは、全体にわたってほぼ同じ材料厚さを有する壁部で形成されてもよい。
第2の開口部536は、U字形の外側エッジ570と、不規則な内側エッジ572とを有する。第2の開口部536の内側エッジ572は、本体部504の近くでは狭く、側部506、508の上部568に向かうにつれて広くなり、側部506、508の第1の領域528と第2の領域530との間の移行部584で最も狭い。例えば、内側エッジ572は、本体部504の近くでは幅532であり、移行部584において第2の幅574に狭まり、側部506、508の上部568に向かうにつれて第3の幅576に増加することができる。
本体部下面580に形成された窪み578は、ファスニング材582を配置することができる凹みを実現することができる。一実施例では、凹部578は、クレードル502の第2の端部514に隣接するように配置することができる。一実施例では、ファスニング材582は、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302に配置された受け材(例えば、図3C参照)又は角度付き位置決めパッドのクレードル内部に配置された受け材(例えば、以下の図6A及び図6B参照)と係合するための対応するファスナとすることができる。例えば、ファスニング材582は、受け材386と面接触して、患者用インターフェース頭部パッドをクレードル用インターフェースパッド300に固定することができる。ファスニング材582は、フックアンドループ・ファスナで作られてもよいし、受け材386と相補的な同様のファスニング材で作られてもよい。
図6Aは、角度付き位置決めパッド600の正面斜視図である。一実施例では、角度付き位置決めパッド600は、イメージング装置のヘッドホルダ(図1に示されたCTイメージングシステム100用のクレードル用インターフェースパッド116など)に配置することができる。別の例として、角度付き位置決めパッド600は、図3A~図3Cに示されたクレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪みに配置してもよい。さらに他の例では、角度付き位置決めパッド600は、患者テーブル(図1のテーブル114など)に直接に配置してもよい。一実施例では、角度付き位置決めパッド600は、検査中に患者の頭部又は四肢を、0°より大きな傾斜角度652(図6B参照)で支えることができる。例えば、角度付き位置決めパッドがクレードル用インターフェースパッド300又はテーブル114に配置されたとき、角度付き位置決めパッドは、患者の身体に対して、患者の頭部又は四肢を正又は負の角度で傾斜させることができる。角度付き位置決めパッド600は中心軸699を備えており、中心軸699はx-z面に存在する。
角度付き位置決めパッド600はクレードル602を含み、このクレードル602は、一部の実施例では、患者の頭部又は四肢を受け入れることができる。さらに又は代替的に、角度付き位置決めパッド600は、図7A~図10Bでさらに詳細に説明されるように、患者用インターフェース頭部パッド、患者用インターフェース四肢パッド、又は第2の角度付き位置決めパッドのうちの1つ以上のパッドを受け入れることができる。クレードル602は、本体部604を含んでおり、第1の側部606及び第2の側部608は本体部604から延在している。第1の側部606及び第2の側部608は、本体部604の反対側のエッジ部から延在することができる。本体部604は、患者又は1つ以上の追加パッドを支えることができる内面610を含んでいる。本体部604はさらに外面620を含んでいる。一実施例では、外面620は、第1の側部606、本体部604、及び第2の側部608の外側を向く面である。周縁面638は、内面610と外面620とを結合する。
角度付き位置決めパッド600は、第1の端部612及び第2の端部614を含む。角度付き位置決めパッド600は、例えば、図1のクレードル用インターフェースパッド116に固定されるようにCTシステムに配置される場合、角度付き位置決めパッド600は、第1の向きに設定してもよいし、第2の向きに設定してもよい。例えば、第1の向きに設定される場合、第1の端部612はガントリ102に面し、第2の向きに設定される場合、第1の端部612はガントリ102から離れる方向に面する。被検体位置決めキットの角度付き位置決めパッド600のさらなる構成は、図7A~図10Bで説明される。角度付き位置決めパッド600の第1の端部612は、第1の開口部634を含む。一部の例では、第1の開口部634は、図7A、図8B、及び図9Bで説明されるように、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302の第1の端部392又は第2の端部396と略面一とすることができる。角度付き位置決めパッド600の第2の端部614における第2の開口部636は、本体部604の基部641に対して略垂直に配置することができる。一部の例では、第2の開口部636は、図7B、図8A、及び図9Aで説明するように、凹面状の窪み302の第1の端部392又は第2の端部396と略面一とすることができる。
角度付き位置決めパッド600は、全体的に材料厚さが変化する壁部644で形成される。例えば、壁部644の厚さは、第1の端部612から第2の端部614に向かって増加するようにしてもよい。壁部644の厚さは、側部608、608の上側部分646から下側部分648に向かって減少するようにしてもよい。
第1の窪み640は、本体部604に形成されており、受け材642が配置される凹みを形成することができる。一実施例では、第1の窪み640は、クレードル602の第2の端部614に隣接するように位置することができる。一実施例では、受け材642は、患者用インターフェース頭部パッド400及び患者用インターフェース四肢パッド500のファスニング材(例えば、ファスニング材454、582)と係合する対応するファスナとすることができる。例えば、受け材642は、ファスニング材454と面接触して、患者用インターフェース頭部パッド400を、角度付き位置決めパッド600に固定することができる。受け材642は、ファスニング材と相補的なフックアンドループ・ファスナ又は同様の受け材(患者用インターフェース頭部パッド400のファスニング材454及び/又は患者用インターフェース四肢パッド500のファスニング材582など)で作ることができる。
図6Bは、角度付き位置決めパッド600の断面650を示す。特に、断面650は、本体部604及び例示的なファスナの例示的な傾斜角度652を示す。断面650は、壁部644の厚さが、例えば傾斜角度652で第1の端部612から第2の端部614まで増加していることを示している。傾斜角度652は、検査中に患者の頭部又は四肢を0°よりも大きな角度で支えることができる。一例では、傾斜角度は15°とすることができる。
一実施例では、z軸から見ると、角度付き位置決めパッド600は略台形である。例えば、第2の側部608は、第2の寸法664の第2の辺656と略平行な第1の寸法662の第1の辺654で形成される。第1の寸法662は、第2の寸法664の約2倍である。第2の側部608は、第3の寸法666の第1の辺658を含む。第1の辺658は、第1の辺654及び第2の辺656に対して略垂直に配置されている。角度付き位置決めパッド600の第2の側部608は、第4の寸法668の第2の辺660を含む。第2の辺660は、第1の辺654に対して鋭角に配置され、第2の辺656に対して鈍角に配置される。第2の側部608は、第5の寸法672の高さ及び第2の寸法664の長さを有する矩形部分670をさらに含む。矩形部分670は、壁部644の下部674と連続的に繋がっている。
断面650は、第1の窪み640によって形成された凹みと、そこに配置された受け材642とを示している。同様に、第2の窪み676は、ファスニング材643を配置することができる第1の辺654に凹みを形成することができる。一実施例では、第1の窪み640及び第2の窪み676は、パッドの第2の端部614に隣接するように位置することができ、ファスニング材643は、(例えば、図7A~図10Bにさらに説明されるように)クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302に配置された受け材386と係合し、受け材386に固定される。一実施例では、ファスニング材643は、受け材386と相補的なフックアンドループ・ファスナ又は同様のファスニング材から作ることができる。
上述したように、被検体位置決めキットは、クレードル用インターフェースパッド300、患者用インターフェース頭部パッド400、患者用インターフェース四肢パッド500、及び少なくとも1つの角度付き位置決めパッド600を含むことができる。被検体位置決めキットは、所望の撮影解剖学的構造(例えば、頭部又は四肢)及び解剖学的構造を位置決めする角度に応じて、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302に配置される、角度付き位置決めパッド及び患者用インターフェースパッドの複数の組み合わせを有するように構成可能である。
図7A~図7Cは、被検体位置決めキットの第1の構成700を示し、第1の構成700では、クレードル用インターフェースパッド300は、少なくとも1つのアタッチメント部を介してテーブル(例えば、CTイメージングシステム100のテーブル114)に結合され、クレードル用インターフェースパッド300は、正の角度が形成されるように、2つの角度付き位置決めパッド600と患者用インターフェース頭部パッド400が凹面状の窪み302に積層されている。図7Aには第1の図702が示され、図7Bには第2の図704が示され、図7Cには第3の図706が示されている。第1の角度付き位置決めパッド710及び第2の角度付き位置決めパッド712の各位置決めパッドは、角度付き位置決めパッド600に関して説明されたように構成される。
第1の構成700では、第1の角度付き位置決めパッド710の本体部604の基部641は、クレードル用インターフェースパッド300の基部304の第1の面310と面接触するように配置される。図3Cに関して説明したように、クレードル用インターフェースパッド300が受け材を有する一部の実施形態では、第1の角度付き位置決めパッド710のファスニング材643は、クレードル用インターフェースパッド300の受け材と結合して、第1の角度付き位置決めパッド710を凹面状の窪み302に固定することができる。さらに、第1の角度付き位置決めパッド710の第1の側部606及び第2の側部608の外面620は、それぞれ、クレードル用インターフェースパッド300の第2の壁部308の第2の内面320及び第1の壁部306の第1の内面318と面接触することができる。
第2の角度付き位置決めパッド712の本体部604の基部641は、第1の角度付き位置決めパッド710の内面610と面接触するように配置される。第2の角度付き位置決めパッド712の外面620(第2の角度付き位置決めパッド712の第1の側部606及び第2の側部608の外面を含む)は、第1の角度付き位置決めパッド710の内面610と面接触することができる。第2の角度付き位置決めパッド712のファスニング材643は、第1の角度付き位置決めパッド710の受け材642に結合されて、第1の角度付き位置決めパッド710を、第2の角度付き位置決めパッド712に結合することができる。
第1の角度付き位置決めパッド710及び第2の角度付き位置決めパッド712の各位置決めパッドの第1の端部612は、クレードル用インターフェースパッド300の第1の端部392と同じ方向を向くように配置することができる。第1の端部392は、ガントリから離れる方向を向いて、イメージングシステムのテーブルに向くようにする(図1に関して説明したCTイメージングシステム100のガントリ102及びテーブル114など)ことができる。このようにして、第1の角度付き位置決めパッド710及び第2の角度付き位置決めパッド712は、全体として、クレードル用インターフェースパッド300の基部304の第1の面310(実質的に平面である)に対して正の角度714にすることができ、この角度で患者の頭部を位置決めすることができる。例えば、第1の角度付き位置決めパッド710及び第2の角度付き位置決めパッド712の各位置決めパッドの傾斜角度652が15度である場合、第1の角度付き位置決めパッド710及び第2の角度付き位置決めパッド712の組み合わせは、30度に等しい正の角度714を実現することができる。
第一の構成700では、患者用インターフェース頭部パッド400は、第2の角度付き位置決めパッド712の上に配置されていることが示されている。他の構成では、患者用インターフェース頭部パッド400を患者用インターフェース四肢パッド500と置き換えてもよい。図7Aに示すように、患者用インターフェース頭部パッド400の本体部下面456は、第2の角度付き位置決めパッド712の内面610と面接触するように配置されている。患者用インターフェース頭部パッド400の外面420(患者用インターフェース頭部パッド400の第1の側部406及び第2の側部408の外面を含む)は、第2の角度付き位置決めパッド712の内面610と面接触することができる。患者用インターフェース頭部パッド400のファスニング材454は、第2の角度付き位置決めパッド712の受け材642に結合され、患者用インターフェース頭部パッド400を、第2の角度付き位置決めパッド712に結合することができる。患者用インターフェース頭部パッド400の本体部404は角度が付けられていない(例えば、実質的に平坦な面又は平面410を含む)ので、患者用インターフェース頭部パッド400を、第2の角度付き位置決めパッド712に配置しても、患者の頭部の傾斜角度(例えば、正の角度714)を増加させることはできない。
図7Bに示すように、第1の角度付き位置決めパッド710、第2の角度付き位置決めパッド712、及び患者用インターフェース頭部パッド400の各パッドは、クレードル用インターフェースパッド300の第2の端部396と縦方向716に位置合わせされている。第1の構成700では、患者用インターフェース頭部パッド400の第1の側部406及び第2の側部408の高さは、クレードル用インターフェースパッド300の高さ718よりも上に延在することができる。他の構成では、本明細書に記載されるように、患者用インターフェース頭部パッド400の高さは、クレードル用インターフェースパッド300の高さ718を超えて延在することができない。
図3Cで説明したように、第1の壁部306及び第2の壁部308の各壁部に取り付けられた少なくとも1つのアタッチメント部の各々は、テーブルのトラックと接続するように構成されている。テーブルは、図7Cに示されるように、テーブルの第1の側部と、第1の側部とは反対側のテーブルの第2の側部に、トラックを有するように構成することができる。少なくとも1つのアタッチメント部をテーブルのトラックに挿入することによりクレードル用インターフェースパッド300をテーブルに取り付けることは、本明細書ではテーブルの第1の側部のトラックに関して説明されるが、本明細書の説明はテーブルの第2の側部にも適用できることを理解されたい。
図7Cは、テーブルのトラック720を詳細に示している。テーブルの例としては、図1のCTイメージングシステム100のテーブル114とすることができる。トラック720は、C形状を有するように構成されており、トラック720の上部722及び底部724は内径を形成し、その内径には、クレードル用インターフェースパッド300の第1のアタッチメント部342を配置することができる。図7Cでさらに説明されるように、トラック720の上部722と底部724との間のギャップによって、アタッチメント部のフック端部376は、トラック720内でスライドすることができる。
フック端部376は、テーブル114のトラック720内で、矢印726により示される方向にスライドさせることができる。図3Cで説明したように、フック端部376は、湾曲延長部374及び取付部372の幅よりも大きい端部直径を有するように構成される。端部直径(図7Cには示されていない)は、トラック720の直径728よりも小さくすることができる。これにより、フック端部376は、テーブル114のトラック720内で、矢印726で示される方向にスライドすることができ、トラック720内に保持され、したがって、トラック720から横方向に(例えば、座標系390のx軸に)スライドして外れないようにすることができる。したがって、フック端部376は、トラック720の上部722と底部724との間に位置決めされる。より具体的には、フック端部376は部分的にトラック720に囲まれていてもよい。フック端部376の一部は、トラック720のギャップによって露出し、トラック720のギャップを通り、フック端部376がトラック720に沿ってスライドすることができる。
クレードル用インターフェースパッド300の基部304の第2の面312の曲率角度は、テーブル114の曲率角度と相補的である。これにより、クレードル用インターフェースパッド300は、テーブル114と面接触するように配置することができ、クレードル用インターフェースパッド300とテーブル114との間に、追加のパッド又はインターフェースは配置されない。これにより、基部304(したがって、凹面状の窪み302)を変形させる恐れのある望ましくない段差、湾曲、又はその他の形状を低減することができる。したがって、患者用インターフェース頭部パッド400及び/又は患者用インターフェース四肢パッド500に配置された患者の頭部及び/又は四肢は、所望の角度に位置決めされ、患者を撮影することができる。
被検体位置決めキットの第2の構成800が図8A及び図8Bに示されている。第2の構成800は、第1の構成700と同様であり、第1の角度付き位置決めパッド810及び第2の角度付き位置決めパッド812と(各位置決めパッドは、図6A~図6Bの角度付き位置決めパッド600として構成される)、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302内に重ねられた患者用インターフェース四肢パッド500とを含む。第1の角度付き位置決めパッド810、第2の角度付き位置決めパッド812、及び患者用インターフェース四肢パッド500は、患者の四肢を撮影用に位置決めすることができる負の角度を形成するように配置することができる。
図7A~図7Cに関して説明したように、角度付き位置決めパッド600として構成された2つの角度付き位置決めパッドを積み重ねることにより、クレードル用インターフェースパッド300の基部304の第1の面310(例えば、実質的に平面である)に対して30度の角度が形成され、これにより、患者の四肢を30度の角度で位置決めすることができる。図8Aに示すように、第1の角度付き位置決めパッド810及び第2の角度付き位置決めパッド812の各位置決めパッドの第2の端部614は、クレードル用インターフェースパッド300の第1の端部392と同じ方向を向き、クレードル用インターフェースパッド300の第1の端部392に対して縦方向816に並ぶように配置することができる。クレードル用インターフェースパッド300の第2の端部396は、イメージングシステムのガントリ(図1で説明したCTイメージングシステム100のガントリ102など)の方向を向き、イメージングシステムのテーブル(図1で説明したCTイメージングシステム100のテーブル114など)から離れる方向を向くことができる。別の観点から説明すると、第1の角度付き位置決めパッド810、第2の角度付き位置決めパッド812、及び患者用インターフェース四肢パッド500は、第1の構成700における第1の角度付き位置決めパッド710、第2の角度付き位置決めパッド712、及び患者用インターフェース頭部パッド400の配置と比較して180度回転した向きで、凹面状の窪み302に配置することができる。このようにして、第2の構成800(第1の角度付き位置決めパッド810及び第2の角度付き位置決めパッド812を含む)の配置では、全体として、クレードル用インターフェースパッド300の基部304の第1の面310(例えば、実質的に平面である)に対して、負の角度814を実現することができる。例えば、第1の角度付き位置決めパッド810及び第2の角度付き位置決めパッド812の各位置決めパッドの傾斜角度652が15度である場合、第1の角度付き位置決めパッド810及び第2の角度付き位置決めパッド812を組み合わせると、30度の角度を実現することができる。クレードル用インターフェースパッド300は、第2の端部396が、ガントリの方向を向きテーブル114から離れる方向を向くように配置される。
一部の例では、結合ストラップ820を使用して、第1の角度付き位置決めパッド810、第2の角度付き位置決めパッド812、及び患者用インターフェース四肢パッド500の各パッドを、互いに結合する、及びクレードル用インターフェースパッド300に結合することができる。結合ストラップ820は、被検体位置決めキットに含まれていてもよく、その他の構成(図7A~図7C、図9A~図9B、及び図10A~図10Bで説明した構成など)で使用されてもよい。結合ストラップは、位置決めストラップ336と同様のもととすることができ、第1のストラップ端部822と、第1のストラップ端部822とは反対側の第2のストラップ端部824との両方において、結合ストラップ820の第1の面826に受け部分を含むことができる。結合ストラップ820は、第1のストラップ端部822及び第2のストラップ端部824の両方において、結合ストラップ820の第1の面826とは反対側の第2の面826にファスニング部をさらに含むことができる。例えば、結合ストラップ820の受け部分は、ファスニング部のファスニング材に対応する部材である受け材とすることができる。受け材はさらに、角度付き位置決めパッド600のファスニング材643、患者用インターフェース頭部パッド400のファスニング材454、及び患者用インターフェース四肢パッド500のファスニング材582に対応する相補的な部材であってもよい。更に、ファスニング材は、クレードル用インターフェースパッド300の受け材386及び角度付き位置決めパッド600の受け材642に対応する相補的な部材であってもよい。図8Aに示すように、この構造によって、結合ストラップ820の第1のストラップ端部822は、患者用インターフェース四肢パッド500と第2の角度付き位置決めパッド812との間に配置され、受け部分を患者用インターフェース四肢パッド500のファスニング材582に結合し、ファスニング部を角度付き位置決めパッド600の受け材642に結合することができる。結合ストラップ820の第2のストラップ端部824は、第1の角度付き位置決めパッド810とクレードル用インターフェースパッド300との間に配置され、受け部分を第1の角度付き位置決めパッド810のファスニング材643に結合し、ファスニング部をクレードル用インターフェースパッド300の受け材386に結合することができる。
患者用インターフェース四肢パッド500に配置された患者の四肢の重量は、それぞれのファスニング材及び受け材を圧縮することができ、第1の角度付き位置決めパッド810及び第2の角度付き位置決めパッド812によって形成された角度を変形させる恐れのある望ましくない段差、湾曲、又は他の形状が存在しないようにすることができる。従って、患者用インターフェース四肢パッド500に配置された患者の四肢は、所望の角度に位置決めされて患者の撮影をすることができ、患者の四肢の角度は、撮影中に、第1の角度付き位置決めパッド810、第2の角度付き位置決めパッド812、及び/又は患者用インターフェース四肢パッド500の動きにより変化することはない。
図9A及び図9Bに示す被検体位置決めキットの第3の構成900は、角度付き位置決めパッド600として構成された1つの角度付き位置決めパッド910と、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302内に重ねられた患者用インターフェース頭部パッド400とを含む。第3の構成900の背面図920が図9Bに示されている。角度付き位置決めパッド910は、図7A~図8Bで説明したように、ファスニング材643及び受け材642によってクレードル用インターフェースパッド300及び患者用インターフェース頭部パッド400に結合される。角度付き位置決めパッド910は、患者用インターフェース頭部パッド400に対して15度の角度を形成する。クレードル用インターフェースパッド300の第2の端部396は、イメージングシステムのガントリ(図1で説明したCTイメージングシステム100のガントリ102など)の方向を向き、イメージングシステムのテーブル(図1で説明したCTイメージングシステム100のテーブル114など)から離れる方向を向くことができる。このようにして、角度付き位置決めパッド910は、クレードル用インターフェースパッド300の基部304の第1の面310に対して、患者の頭部を位置決めする正の角度914を実現することができる。例えば、角度付き位置決めパッド910の傾斜角度652が15度である場合、角度付き位置決めパッド910の上に患者用インターフェース頭部パッド400を配置することにより、患者の頭部を15度の傾斜角度にすることができる。図9A及び図9Bにさらに示すように、位置決めストラップ336は、第1の壁部306の第1のスロット326及び第2の壁部308の第3のスロット330に通すことができる。
図10A及び図10Bに示す被検体位置決めキットの第4の構成1000は、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302内に配置された患者用インターフェース頭部パッド400を含み、形成される角度は無視できる。第4の構成1000の背面図1020が図10Bに示されている。患者用インターフェース頭部パッド400は、患者用インターフェース頭部パッド400のファスニング材454をクレードル用インターフェースパッド300の受け材386に係合させることによって、クレードル用インターフェースパッド300に結合することができる。したがって、患者用インターフェース頭部パッド400の本体部下面456は、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302と面接触する。第4の構成1000は、撮像中に患者の頭部をほぼ水平にすることが望ましい場合に使用することができる。
図7A-図10Bは、被検体位置決めキットの実現可能性のある複数の構成を示し、非限定的に、角度付きパッドとインターフェースパッドの他の組み合わせが可能である。各構成において、図3A~図3Cで説明したような位置決めストラップ336は、患者用インターフェース頭部パッド400又は患者用インターフェース四肢パッド500に患者の頭部及び/又は四肢を位置決めするのを補助するために使用することができる。位置決めストラップ336が貫通するスロット(例えば、第1のスロット326と第3のスロット330、第2のスロット328と第4のスロット332、又は第1の壁部306の1つのスロットと第2の壁部308の別のスロットを有する別の一対のスロット)、及び位置決めストラップ336が第1の壁部306と第2の壁部308の各壁部のどのファスニングパネルに結合されるかは、患者の頭部及び/又は四肢のサイズ、クレードル用インターフェースパッド300の凹面状の窪み302に重ねられた角度付き位置決めパッド600の数、及び患者用インターフェース頭部パッド400及び患者用インターフェース四肢パッド500のうちのどのパッドが使用されるかに依存する。さらに、結合ストラップ820は、本開示の範囲から逸脱することなく、上記の構成又は可能性のある他の構成のいずれにおいても、図8A及び図8Bで説明したように使用することができる。
一態様では、クレードル用インターフェースパッドは、1つ又は複数のパッドと組み合わせて使用されるとき、患者の頭部又は四肢を位置決めして支持し、離散的な角度の範囲を実現することができる。パッド、色分け、及びクレードル用インターフェースパッドの組み合わせにより、患者の頭部又は四肢を迅速、正確、かつ最適に位置決めすることができる。さらに、クレードル用インターフェースパッドの少なくとも1つのアタッチメント部によって、イメージングシステムのテーブルにクレードル用インターフェースパッドを簡単でシームレスに位置決めし、テーブルから取り外しすることができ、クレードル用インターフェースパッドをテーブルに位置決めしている間に、患者の頭部及び/又は四肢をクレードル用インターフェースパッドに固定することができる。クレードル用インターフェースパッド、患者用インターフェースパッド、及び任意選択で角度付き位置決めパッドを使用する技術的効果は、対象領域を繰り返しスキャンすることができ、一方で、操作者は、患者の不快感が最小限にされ挟み込みの発生が低減された状態で、スキャンされる被検体の傾きを容易かつ安定的に調整するできることである。これにより、医用イメージングの質を向上させることができる。
本開示では、ストラップの第1の端部が、結合材によって第1の壁部に結合され、ストラップの第2の端部が、結合材によって第2の壁部に結合されている。さらに、結合ストラップの第1の端部は、クレードル用インターフェースパッドの底部及び角度付き位置決めパッド又は被検体インターフェースパッドのファスニング材に結合される。
本開示は、イメージングシステムと共に使用するクレードル用インターフェースパッドのサポートも提供する。クレードル用インターフェースパッドは、平坦な第1の面と、前記第1の面とは反対側の湾曲した第2の面とを有する基部、前記基部の第1の端部に位置決めされた第1の壁部及び前記基部の第2の端部に位置決めされた第2の壁部であって、前記第1の壁部、前記第2の壁部、及び前記基部の平坦な第1の面が、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みを形成する、第1の壁部及び第2の壁部、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部を貫通する少なくとも1つのスロット、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部に取り付けられた少なくとも1つのアタッチメント部であって、前記基部に向かって延在する少なくとも1つのアタッチメント部、及び前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部の上面に配置されたハンドルを含む。本システムの第1の実施例では、前記少なくとも1つのスロットは、第1のスロット及び第2のスロットを含み、前記第1のスロットは、前記第2のスロットの上に位置している。本システムの第2の実施例では、任意選択で第1の実施例を含み、前記第2のスロットは、前記第1の壁部の上部エッジに平行であり、前記第1のスロットは、前記第1の壁部の上部エッジに対して、ゼロでない角度で傾斜している。本システムの第3の実施例では、任意選択で、第1及び第2の実施例の一方又は両方の実施例を含み、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の前記第1のスロットを貫通す位置決めストラップ、及び/又は、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の前記第2のスロットを貫通する位置決めストラップをさらに含む。本システムの第4の実施例では、任意選択で、第1から第3の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記少なくとも1つのアタッチメント部の各々は、テーブルのトラックと接続するように構成されたフック端部を含む。本システムの第5の実施例では、任意選択で、第1から第4の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記クレードル用インターフェースパッドは、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部の長さに沿って延在するファスニング材を有するように構成されている。本システムの第6の実施例では、任意選択で、第1から第5の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記凹面状の窪みは、被検体用インターフェースパッドが前記凹面状の窪みに配置されるように構成されており、前記被検体用インターフェースパッドの本体部下面が前記凹面状の窪みと面接触する。本システムの第7の実施例では、任意選択で、第1から第6の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記凹面状の窪みは、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドが配置されるように構成され、前記角度付き位置決めパッドの本体部の基部が、前記クレードル用インターフェースパッドの基部の前記平坦な第1の面と面接触する。本システムの第8の実施例では、任意選択で、第1から第7の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記角度付き位置決めパッドの内面が、被検体用インターフェースパッドの本体部下面及び/又は第2の角度付き位置決めパッドの本体部の基部と面接触するように構成され、第2の角度付き位置決めパッドは、角度付き位置決めパッドと同じ構成を有する。本システムの第9の実施例では、任意選択で、第1から第8の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの各々と前記被検体用インターフェースパッドが、結合ストラップ並びに/又はファスナ及びファスナの間の受け材を用いて結合される。
本開示は、被検体用位置決めキットのサポートも提供する。被検体用位置決めキットは、凹面状の窪みを有するクレードル用インターフェースパッド、
前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに配置されるように構成された少なくとも1つの角度付き位置決めパッド、及び
前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに配置されるように構成された被検体用インターフェースパッドであって、前記少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの内面と面接触して配置されるようにさらに構成された被検体用インターフェースパッドを含む。本システムの第1の実施例では、第1の構成において、前記被検体用インターフェースパッドの本体部下面は、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドのうちの第1の角度付き位置決めパッドの内部と面接触するように配置され、第1の角度付き位置決めパッドの本体部の基部が、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドのうちの第2の角度付き位置決めパッドの内部と面接触するように配置される、及び/又は、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みと面接触するように配置される。本システムの第2の実施例では、任意選択で、第1の実施例を含み、前記第1の角度付き位置決めパッドの本体部の基部が前記第2の角度付き位置決めパッドの内部と面接触している場合、前記第2の角度付き位置決めパッドの本体部の基部は、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みと面接触している。本システムの第3の実施例では、任意選択で、第1及び第2の実施例のうちの一方又は両方の実施例を含み、前記被検体用インターフェースパッドは、前記被検体用インターフェースパッドの本体部下面にファスニング材を有するように構成されており、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪み及び少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの内部の各々が、前記被検体用インターフェースパッドのファスニング材と相補的な受け材を有するように構成され、前記被検体用インターフェースパッドは、前記ファスニング材が前記受け材と係合することにより、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪み及び/又は少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの内部に結合される。本システムの第4の実施例では、任意選択で、第1から第3の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記少なくとも1つの角度付き位置決めパッドは、前記角度付き位置決めパッドの本体部の基部にファスニング材を有するようにさらに構成されており、前記角度付き位置決めパッドは、前記角度付き位置決めパッドのファスニング材と前記クレードル用インターフェースパッドの受け材とを係合させることにより、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに結合され、角度付き位置決めパッドは、角度付き位置決めパッドのファスニング材と第2の角度付き位置決めパッドの受け材とを係合させることにより、角度の付いた位置決めパッドと同じ構成を有する第2の角度付き位置決めパッドに結合される。本システムの第5の実施例では、任意選択で、第1から第4の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、第2の構成において、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの第1の端部は、前記クレードル用インターフェースパッドの第1の端部と同じ方向を向くように配置されて、正の角度が形成され、第3の構成において、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの第1の端部は、前記クレードル用インターフェースパッドの前記第1の端部とは反対側の第2の端部と同じ方向を向いて、負の角度が形成される。
本開示は、システムのサポートも提供する。本システムは、患者テーブル、及び前記患者テーブルに選択的に結合されたクレードル用インターフェースパッドを含み、前記クレードル用インターフェースパッドは、基部と、第1の壁部と、前記第1の壁部に対向する第2の壁部とによって形成された凹面状の窪み、及び前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部に取り付けられた少なくとも1つのアタッチメント部であって、前記基部に向かって延在する少なくとも1つのアタッチメント部を含む。本システムの第1の実施例では、前記少なくとも1つのアタッチメント部の各アタッチメント部は、前記少なくとも1つのアタッチメント部を前記第1の壁部又は前記第2の壁部に結合する取付部、前記取付部に結合された湾曲延長部、及び前記湾曲延長部に結合されたフック端部であって、端部直径を有するフック端部として形成される。本システムの第2の実施例では、任意選択で第1の実施例を含み、前記患者テーブルは、上部及び底部を有するトラックであって、内径を有するC形状を形成するトラックを有するように構成され、前記内径は前記フック端部の端部直径より大きい。本システムの第3の実施例では、任意選択で、第1及び第2の実施例の一方又は両方の実施例を含み、前記フック端部が前記トラックの上部と底部との間のトラックの内径に配置されるとき、前記クレードル用インターフェースパッドは前記患者テーブルに結合される。
本明細書において、単数形で記載され、単語「1つの(a)」又は「1つの(an)」が先行する要素又はステップは、排除することが明示的に記載されていない限り、複数の要素又はステップを排除しないものとして理解されるべきである。更に、本発明の「一実施形態」に言及することは、記載された特徴も組み込んだ追加の実施形態の存在を排除するものではない。更に、反対のことを明示的に述べない限り、特定の特性を有する1つの要素又は複数の要素を「備える」、「含む」、又は「有する」実施形態は、当該特性を有していない追加の要素を含んでもよい。用語 「including」及び「in which」は、それぞれの用語「comprising」及び「wherein」の平易な文言の均等語として使用されている。更に、用語「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などは、単にラベルとして使用され、物体に対して数値要件又は特定の位置的順位を課すことを意図するものではない。
ここに記載された説明は、実施例を用いて本発明(最良の態様を含む)を開示し、また、当業者が、本発明を実施すること(任意の装置又はシステムを製造すること及び使用すること、並びに組み込まれた任意の方法を実行することを含む)ができるようにするものである。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって画定され、当業者に思い浮かぶ他の実施例を含むことができる。そのような他の実施例は、特許請求の範囲の文言と異なっていない構造要素を含む場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的に異なっていない均等な構造要素を含む場合、特許請求の範囲に含まれることが意図される。
110 画像プロセッサユニット
114 テーブル
210 X線コントローラ
212 ガントリモータコントローラ
216 コンピューティング装置
218 記憶装置
220 オペレータコンソール
226 テーブルモータコントローラ
230 画像再構成器

Claims (20)

  1. イメージングシステムと共に使用するクレードル用インターフェースパッドであって、
    平坦な第1の面と、前記第1の面とは反対側の湾曲した第2の面とを有する基部、
    前記基部の第1の端部に位置決めされた第1の壁部及び前記基部の第2の端部に位置決めされた第2の壁部であって、前記第1の壁部、前記第2の壁部、及び前記基部の平坦な第1の面が、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みを形成する、第1の壁部及び第2の壁部、
    前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部を貫通する少なくとも1つのスロット、
    前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部に取り付けられた少なくとも1つのアタッチメント部であって、前記基部に向かって延在する少なくとも1つのアタッチメント部、及び
    前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部の上面に配置されたハンドル
    を含む、クレードル用インターフェースパッド。
  2. 前記少なくとも1つのスロットは、第1のスロット及び第2のスロットを含み、前記第1のスロットは、前記第2のスロットの上に位置している、請求項1に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  3. 前記第2のスロットは、前記第1の壁部の上部エッジに平行であり、前記第1のスロットは、前記第1の壁部の上部エッジに対して、ゼロでない角度で傾斜している、請求項2に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  4. 前記第1の壁部及び前記第2の壁部の前記第1のスロットを貫通する位置決めストラップ、及び/又は、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の前記第2のスロットを貫通する位置決めストラップをさらに含む、請求項2に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  5. 前記少なくとも1つのアタッチメント部の各々は、テーブルのトラックと接続するように構成されたフック端部を含む、請求項1に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  6. 前記クレードル用インターフェースパッドは、前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部の長さに沿って延在するファスニング材を有するように構成されている、請求項1に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  7. 前記凹面状の窪みは、被検体用インターフェースパッドが前記凹面状の窪みに配置されるように構成されており、前記被検体用インターフェースパッドの本体部下面が前記凹面状の窪みと面接触する、請求項1に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  8. 前記凹面状の窪みは、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドが配置されるように構成され、前記角度付き位置決めパッドの本体部の基部が、前記クレードル用インターフェースパッドの基部の前記平坦な第1の面と面接触する、請求項1に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  9. 前記角度付き位置決めパッドの内面が、被検体用インターフェースパッドの本体部下面及び/又は第2の角度付き位置決めパッドの本体部の基部と面接触するように構成され、第2の角度付き位置決めパッドは、角度付き位置決めパッドと同じ構成を有する、請求項8に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  10. 前記少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの各々と前記被検体用インターフェースパッドが、結合ストラップ並びに/又はファスナ及びファスナの間の受け部を用いて結合される、請求項9に記載のクレードル用インターフェースパッド。
  11. 凹面状の窪みを有するクレードル用インターフェースパッド、
    前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに配置されるように構成された少なくとも1つの角度付き位置決めパッド、及び
    前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに配置されるように構成された被検体用インターフェースパッドであって、前記少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの内面と面接触して配置されるようにさらに構成された被検体用インターフェースパッド
    を含む、被検体用位置決めキット。
  12. 第1の構成において、
    前記被検体用インターフェースパッドの本体部下面は、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドのうちの第1の角度付き位置決めパッドの内部と面接触するように配置され、
    第1の角度付き位置決めパッドの本体部の基部が、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドのうちの第2の角度付き位置決めパッドの内部と面接触するように配置される、及び/又は、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みと面接触するように配置される、請求項11に記載の被検体位置決めキット。
  13. 前記第1の角度付き位置決めパッドの本体部の基部が前記第2の角度付き位置決めパッドの内部と面接触している場合、前記第2の角度付き位置決めパッドの本体部の基部は、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みと面接触している、請求項12に記載の被検体位置決めキット。
  14. 前記被検体用インターフェースパッドは、前記被検体用インターフェースパッドの本体部下面にファスニング材を有するように構成されており、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪み及び少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの内部の各々が、前記被検体用インターフェースパッドのファスニング材と相補的な受け材を有するように構成され、前記被検体用インターフェースパッドは、前記ファスニング材が前記受け材と係合することにより、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪み及び/又は少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの内部に結合される、請求項12に記載の被検体位置決めキット。
  15. 前記少なくとも1つの角度付き位置決めパッドは、前記角度付き位置決めパッドの本体部の基部にファスニング材を有するようにさらに構成されており、
    前記角度付き位置決めパッドは、前記角度付き位置決めパッドのファスニング材と前記クレードル用インターフェースパッドの受け材とを係合させることにより、前記クレードル用インターフェースパッドの凹面状の窪みに結合され、
    角度付き位置決めパッドは、角度付き位置決めパッドのファスニング材と第2の角度付き位置決めパッドの受け材とを係合させることにより、角度の付いた位置決めパッドと同じ構成を有する第2の角度付き位置決めパッドに結合される、請求項14に記載の被検体位置決めキット。
  16. 第2の構成において、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの第1の端部は、前記クレードル用インターフェースパッドの第1の端部と同じ方向を向くように配置されて、正の角度が形成され、
    第3の構成において、少なくとも1つの角度付き位置決めパッドの第1の端部は、前記クレードル用インターフェースパッドの前記第1の端部とは反対側の第2の端部と同じ方向を向いて、負の角度が形成される、請求項11に記載の被検体位置決めキット。
  17. 患者テーブル、及び
    前記患者テーブルに選択的に結合されたクレードル用インターフェースパッド
    を含み、
    前記クレードル用インターフェースパッドは、
    基部と、第1の壁部と、前記第1の壁部に対向する第2の壁部とによって形成された凹面状の窪み、及び
    前記第1の壁部及び前記第2の壁部の各壁部に取り付けられた少なくとも1つのアタッチメント部であって、前記基部に向かって延在する少なくとも1つのアタッチメント部
    を含む、システム。
  18. 前記少なくとも1つのアタッチメント部の各アタッチメント部は、前記少なくとも1つのアタッチメント部を前記第1の壁部又は前記第2の壁部に結合する取付部、前記取付部に結合された湾曲延長部、及び前記湾曲延長部に結合されたフック端部であって、端部直径を有するフック端部として形成される、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記患者テーブルは、上部及び底部を有するトラックであって、内径を有するC形状を形成するトラックを有するように構成され、前記内径は前記フック端部の端部直径より大きい、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記フック端部が前記トラックの上部と底部との間のトラックの内径に位置するとき、前記クレードル用インターフェースパッドは前記患者テーブルに結合される、請求項19に記載のシステム。

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