JP2024070057A - ニオイ検出システム、ニオイ検出方法、及び、プログラム - Google Patents

ニオイ検出システム、ニオイ検出方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ニオイの来た方向を検出することが可能なニオイ検出システムを提供する。【解決手段】ニオイ成分を検知するニオイセンサーと、観測地点での風向を検出する検出部と、ニオイ成分の来た方向を判定する判定基準を格納する記憶部と、ニオイセンサーが検知したニオイ成分の出力値と、風向と判定基準とからニオイ成分の来た方向を検出する制御部とを備えるニオイ検出システムを構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、ニオイ検出システム、ニオイ検出方法、及び、プログラムに係わる。
工場や事業場等での事業活動に伴って種々のニオイが発生する。また、近隣環境や住宅等においても、生活活動に伴うニオイが発生する。これらの発生したニオイは、大気中に拡散して、ニオイの臭気を感じない程度まで濃度が低下する。しかし、発生するニオイの濃度が高い場合や、ニオイの発生元に近い場合には、臭気を感じない程度まで濃度が低下する前に、ニオイが近隣の人々に到達することがある。このような場合に、大気中のニオイを検知することにより、ニオイの発生元を検知することが求められている。
例えば、発生したニオイを検出するニオイ検出装置として、ニオイに反応する特性が異なる複数のニオイセンサーを備え、各ニオイセンサーから得られた出力を基にニオイ種類や濃度を判定する手法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
さらに、ニオイセンサーを用いた大気中のニオイ検知方法として、ガス管、水道管などの配管、気密性を要するタンクなどの電気機器、自動車、船、及び、航空機などの検知対象物内にニオイ発生元を設け、検知対象物の外部に設けたニオイセンサーからのニオイを検知してガス等の漏れを検知する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
国際公開第2019/102654号 国際公開第2019/102660号 特開平8-233680号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、室内等の閉鎖空間からのニオイの漏れを検知することはできるが、屋外や空気の流れがある環境や、複数箇所からニオイが発生する環境下では、ニオイの来た方向を検出することができず、ニオイ発生元を特定することができない。
上述した問題の解決のため、本発明においては、ニオイの来た方向を検出することが可能なニオイ検出システム、ニオイ検出方法、及び、プログラムを提供する。
本発明のニオイ検出システムは、ニオイ成分を検知するニオイセンサーと、観測地点での風向を検出する検出部と、ニオイ成分の来た方向を判定する判定基準を格納する記憶部と、ニオイセンサーが検知したニオイ成分の出力値と、風向と判定基準とからニオイ成分の来た方向を検出する制御部とを備える。
また、本発明のニオイ検出方法は、ニオイ成分を検知するニオイセンサーからの出力値と、観測地点での風向と、ニオイ成分の来た方向を判定する判定基準とを基に、ニオイ成分の来た方向を検出する。
また、本発明のプログラムは、ニオイ成分を検知するニオイセンサーからの出力値を検出する手順と、観測地点での風向を取得する手順と、ニオイ成分の来た方向を判定する判定基準と、ニオイ成分の来た方向を検出する手順と、をコンピューターに実行させる。
本発明によれば、ニオイの来た方向を検出することが可能なニオイ検出システム、ニオイ検出方法、及び、プログラムを提供することができる。
ニオイ検出方法の概念図である。 ニオイ検出システムの構成を示す図である。 ニオイの来た方向を検出するための判定基準である。 ニオイ検出処理の概要を示す図である。 ニオイの発生元の判定処理を示すフローチャートである。 ニオイ検出システムの変形例の構成を示す図である。 ニオイ検出方法の概念図である。 ニオイの来た方向を検出するための判定基準である。 ニオイ強度を検出するための判定基準である。 ニオイ検出処理の概要を示す図である。 ニオイの発生元の判定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.ニオイ検出システム、及び、ニオイ検出方法の第1実施形態
2.ニオイ検出システム、及び、ニオイ検出方法の第2実施形態
〈1.ニオイ検出システム、及び、ニオイ検出方法の第1実施形態〉
以下、ニオイ検出システム、及び、ニオイ検出方法の具体的な実施の形態について説明する。
本技術のニオイ検出システム、及び、ニオイ検出方法では、ニオイ検出装置がニオイを検知した際に、ニオイが来た方向を検出することによって、ニオイの発生元を特定する。例えば、ニオイ検出システムでは、予めニオイ検出装置にニオイの発生元となる場所の方向、即ちニオイの来る方向を、ニオイ方向情報として保持しておく。ニオイ方向情報としては、例えば、ニオイの発生元が検出地点の風上となる方向を風向情報として登録しておく。
そして、ニオイ検出装置に備えられたニオイセンサーでニオイを検知した際に、風向計で検出された風向等によって検知したニオイが来た方向と、予め登録されたニオイ方向情報(風向情報)とからニオイの発生元を特定する。
図1に、本実施の形態のニオイ検出方法の概念図を示す。図1には、ニオイ検出の一例として、ニオイ検出装置が配置された観測地点Ltと、ニオイ検出装置に予めニオイの発生元となる場所として登録された地点At、地点Bt、地点Ct、及び、地点Dtとが示されている。また、ニオイが来る方向の情報として、ニオイ検出装置とニオイ発生元の各地点とに吹く風の風向tが示されている。
このように、屋外において大気に流れがある場合、ニオイ検出装置は、風上に位置するニオイの発生元の方向から来るニオイのみを検出する。このため、複数箇所からニオイが発生する環境下においても、ニオイ検出装置がニオイを検知した際に、そのときのニオイの来た方向、例えば風向きを検知することにより、ニオイの発生元の方向を検知することができる。
そして、予めニオイ検出装置が配置された観測地点Ltと、ニオイの発生元となる各地点との位置関係が登録されていることにより、ニオイが来た方向と、ニオイの発生元となる各地点の位置関係とから、ニオイの発生元を検出することができる。
[ニオイ検出システムの構成]
次に、上述のニオイの発生元を検出することが可能なニオイ検出システムの構成について説明する。
図2に、ニオイ検出システム100の構成を示す。ニオイ検出システム100は、ニオイ検出装置10と、通信デバイス20とにより構成される。ニオイ検出装置10及び通信デバイス20は、近距離無線通信機能を備えており、Bluetooth(登録商標)による相互通信が可能となっている。
ニオイ検出装置10は、制御部101、4個のニオイセンサー102A,102B,102C,102D、ADC(Analog to Digital Converter:アナログデジタル変換器)103、記憶部104、操作スイッチ110、バッテリー111、通信部112、及び、風向計113等を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、ニオイ検出装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。制御部101は、ニオイ検出装置10の各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。具体的には、制御部101は、記憶部104等に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
ニオイセンサー102A,102B,102C,102Dは、ニオイに反応する特性がそれぞれ異なる半導体ガスセンサーである。ニオイセンサー102A,102B,102C,102Dは、検知対象ガス(主に反応する対象となるガス)の濃度を電気量に変換し、ガス濃度に対応する電気信号を出力する。ニオイセンサー102A,102B,102C,102Dとしては、例えば、VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)検出用ガスセンサー、CO検出用ガスセンサー、水素検出用ガスセンサー、炭化水素検出用ガスセンサー、アルコール検出用ガスセンサー、タバコ検出用ガスセンサー等が用いられる。なお、各ニオイセンサー102A,102B,102C,102Dは、複数のニオイ成分に対して反応する構成とすることができ、一つのニオイ成分のみに対して反応する構成にしなくてもよい。ニオイ成分とは、ニオイを構成する化学物質である。また、ニオイセンサー102A,102B,102C,102Dは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプのセンサーであってもよい。
ADC103は、ニオイセンサー102A,102B,102C,102Dから出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、制御部101に出力する。
記憶部104は、不揮発性の半導体メモリー等により構成される記憶媒体の一例であり、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。これらのプログラムは、コンピュータが読取り可能なプログラムコードの形態で格納され、制御部101は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、記憶部104には、識別部105、及び、判定部106が記憶されている。
識別部105は、ニオイ検出装置10の開発段階や製造段階において、外部装置により予め生成された機械学習結果を格納する。機械学習時には、複数のニオイ成分(化学物質)のそれぞれが濃度ごとに用意されている。外部装置では、複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、ニオイセンサー102A,102B,102C,102Dとそれぞれ同種のニオイセンサー(以下、学習用ニオイセンサーという。)の出力値(波形)を取得する。そして、当該濃度の当該ニオイ成分を対象としたときの各学習用ニオイセンサーの出力値の組み合わせを入力とし、当該ニオイ成分とその濃度を出力として機械学習させる。すなわち、外部装置において、複数の学習用ニオイセンサーの出力値の組み合わせを入力、ニオイ成分とその濃度を出力としたデータのセットを教師データとして、機械学習させる。これにより外部機器で機械学習結果を生成し、識別部105として記憶部104に格納する。
「同種のニオイセンサー」とは、対象とするニオイセンサー102A,102B,102C,102Dと同じ特性を有するセンサー(同じ出力を得られるもの)であり、例えば、同じ型番同士のセンサーである。
機械学習として、例えば、ニューラルネットワーク、特に、学習ベクトル量子化(LVQ)ニューラルネットワークが用いられる。例えば、学習用ニオイセンサーの出力値であるガス濃度を、測定開始時からの経過時間に沿ってプロットして得られた波形の立ち上がり方、ピーク値等を特徴量として機械学習させる。
なお、ここでは、予め識別部105に格納する機械学習結果を生成する際に、学習用ニオイセンサーを用いることとしたが、ニオイ検出装置10に実際に搭載されるニオイセンサー102A,102B,102C,102Dそのものを用いて機械学習を生成してもよい。
判定部106は、ニオイを検知したときの風向きから、ニオイの来た方向、例えばニオイの発生元を検出するための判定基準となるニオイ方向情報を格納する。例えば、判定部106は、図3に示すように、ニオイ検出装置が配置された観測地点Ltにおける風向tと、ニオイの発生元となる各地点At、地点Bt、地点Ct、及び、地点Dtの位置関係、即ち、観測地点Ltから見た各地点の方向とに基づく風向情報が、ニオイ方向情報として判定基準のデータテーブルに登録されている。
図3に示す判定基準のデータテーブルでは、風向tに対する各地点の風向情報として、地点Atが[南西≦t<北西](南西から北西までの間で北西を含まず)、地点Btが[北西≦t<北東](北西から北東までの間で北東を含まず)、地点Ctが[北東≦t<南東](北東から南東までの間で南東を含まず)、及び、地点Dtが[南東≦t<南西](南東から南西までの間で北西を含まず)と登録されている。
このため、ニオイ検出装置10は、ニオイを検知した際の観測地点Ltにおける風向tから、ニオイが来た方向を検出する。そして、ニオイ検出装置10は、検出したニオイの来た方向と、上記データテーブルとからニオイの発生元として各地点At、地点Bt、地点Ct、又は、地点Dtを特定することができる。例えば、検出した風向t(図1)が西南西の場合、ニオイの来た方向を南西として検出し、さらに上記データテーブルにおて南西の風向tと合致する風向情報[南西≦t<北西]が登録された地点Atをニオイの発生元として特性することができる。
操作スイッチ110は、電源をオン/オフさせる電源スイッチ、測定開始を指示するための測定スイッチ等から構成され、ユーザーによる操作スイッチ110の押下に応じた操作信号を制御部101に出力する。
バッテリー111は、ニオイ検出装置10の各部に電力供給を行う。バッテリー111として、着脱可能な乾電池や充電池等が用いられる。
通信部112は、通信デバイス20との間でデータ通信を行うためのインターフェースを有する。例えば、通信部112は、Bluetooth無線通信によるデータ通信を行うためのインターフェースを有し、BLE(Bluetooth Low Energy)の通信規格に従って通信デバイス20とデータの送受信を行う。
また、通信部112は、ニオイ検出システムの外部に配置された風向検出装置等と通信するインターフェースを有していてもよい。
また、制御部101は、ニオイ成分の検知と、ニオイの発生元の判定結果を、通信デバイス20の表示部122に表示させるために、通信部112を介して通信デバイス20に送信する。制御部101は、検知したニオイの発生元を表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に送信する。或いは、通信デバイス20側で、ニオイ検出装置10から送信された検知したニオイの発生元の情報に基づいて表示させてもよい。
風向計113は、ニオイの来た方向を検知する検出部の一例である。風向計113は、ニオイ検出装置10が配置された観測地点Ltでも風向tを検出する。風向計としては従来公知の構成を適用することができ、例えば、風杯型風向検出装置、風車型風向検出装置、及び、超音波風向検出装置等の風向検出装置を、ニオイ検出装置10に設けることができる。
なお、ニオイの来た方向を検知する検出部は、上記風向計113以外の構成であってもよい。
次に、通信デバイス20の構成について説明する。
通信デバイス20は、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピューター等の情報端末機器によって構成される。図1に示すように、通信デバイス20は、制御部121、表示部122、操作部123、第1通信部124、第2通信部125、記憶部126、スピーカー127、マイク128等を備える。
制御部121は、CPU等から構成され、通信デバイス20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部121は、記憶部126に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
表示部122は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部121から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
操作部123は、操作キー、表示部122に積層されたタッチパネルにより構成され、操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部121に出力する。
第1通信部124は、無線により基地局又はアクセスポイントを介して移動体通信網を含む通信ネットワークに接続し、通信ネットワークに接続された外部装置との通信を行う。
第2通信部125は、ニオイ検出装置10等の外部装置との間でBluetooth無線通信によりデータ通信を行うためのインターフェースを有する。第2通信部125は、BLEの通信規格に従って外部装置とデータの送受信を行う。
記憶部126は、不揮発性の半導体メモリー等により構成される記憶媒体の一例であり、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。記憶部126には、ニオイ検出装置10を用いてニオイ検出やニオイの発生元のを検出するためのニオイ検出アプリケーションプログラム(以下、ニオイ検出アプリという。)がインストールされている。
制御部121は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、通信デバイス20の各部の処理動作を統括的に制御する。制御部121は、通信デバイス20各部の動作を制御するコンピューターの一例として用いられる。制御部121は、記憶部126等の記憶媒体に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。例えば、制御部121は、記憶部126等の記憶媒体に記憶されたニオイ検出アプリとの協働により、第2通信部125を介してニオイ検出装置10から受信したニオイの種類とその強度を、表示部122に表示させる。
スピーカー127は、第1通信部124を介して外部装置から受信した電気信号を音声信号に変換し、音声を出力する。
マイク128は、音波を検知して電気信号に変換し、制御部121や第1通信部124に出力する。
(ニオイ成分の検知)
制御部101は、ニオイセンサー102の出力に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分を検知する。そして、制御部101は、風向計113が検出した風向tと、識別部105に記憶された機械学習結果と、判定部106に記憶された判定基準のデータテーブルとを基に、特定されたニオイ成分の発生元を特定する。
図4に、ニオイ検出処理の概要を示す。ニオイ検出装置10は、複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値からニオイ成分を検出する第1段階と、風向きからニオイの発生元を判定する第2段階とによる処理を行う。
<第1段階>
制御部101は、複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値(波形)に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分を検知する。具体的には、制御部101は、測定対象気体に対して複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dで取得された出力値(波形)を、識別部105に入力する。そして、制御部101は、識別部105に記憶された機械学習データを用いてニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値(波形)から、測定対象気体に含まれるニオイ成分を検知する。このとき、ニオイセンサーからの出力値(波形)が機械学習データに一致するニオイ成分がある場合には、[ニオイの検知-有]となり、ニオイ成分が検出される。一方、ニオイセンサーからの出力値(波形)が機械学習データに格納されたニオイ成分のデータと一致しない場合には、[ニオイの検知-無]となり、ニオイ成分が検出されない。
<第2段階>
制御部101は、風向計113が検出した風向tと、判定部106に記憶されたデータテーブルとを基に、特定されたニオイ成分の発生元を判定する。例えば、制御部101は、風向計113が検出した風向tと、登録された条件(風向情報)が合致する地点At、地点Bt、地点Ct、及び、地点Dtのいずれかをニオイの発生元と判定する。
[ニオイ検出方法]
次に、ニオイ検出システム100におけるニオイの発生元を検出する処理について説明する。
図5は、ニオイ検出システム100において実行されるニオイの発生元の判定処理を示すフローチャートである。図5に示すフローチャートの各処理は、制御部101と記憶部104に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。なお、処理の前提として、ユーザーは、通信デバイス20において、操作部123からの操作により、ニオイ検出アプリを起動させておくとともに、ニオイ検出装置10の電源を入れておく。
まず、ユーザーが操作スイッチ110(具体的には、測定スイッチ)を押下し、制御部101が操作スイッチ110の押下を検出することで、ニオイ検出装置10によるニオイの測定を開始する(ステップS10)。
制御部101は、操作スイッチ110が押下されてから一定時間、ニオイ検出装置10が設置された観測地点Ltにおいて、複数のニオイセンサー12A,12B,12C,12Dの出力値を取得し、大気中のニオイを検知したかどうかを判定する(ステップS11)。
大気中のニオイを検知していない場合(ステップS11のNo)、制御部101は、ステップS1のニオイの測定を継続する。
ニオイを検知した場合(ステップS11のYes)、制御部101は、風向計113から風向tを取得する(ステップS12)。
そして、制御部101は、取得した風向tが判定部106に格納された、判定基準のデータテーブルに登録されている風向情報と合致するかどうかを判定する(ステップS13)。
風向tと登録されている風向情報とが合致しない場合(ステップS13のNo)、制御部101は、未知の発生元のニオイを検知したことによるエラーと判定する(ステップS14)。なお、図1に示す観測地点Ltと、各地点At,Bt,Ct,Dtの位置関係と、図3に示す風向情報とでは、観測地点Ltに対して全方向にニオイの発生元が登録されているため、この処理でのエラーの判定は発生しない。但し、例えば、ニオイ方向情報として格納されているデータテーブルにおいて、ニオイの発生元として登録されていない方向がある場合には、ニオイが来た方向がこのニオイの発生元として登録されていない方向である場合に、この処理においてエラーの判定が発生する。
風向tと登録されている風向情報とが合致する場合(ステップS13のYes)、制御部101は、登録された条件(風向情報)が合致する地点、例えば、地点At、地点Bt、地点Ct、又は、地点Dtをニオイの発生元として特定する(ステップS15)。
次に、制御部101は、ニオイ検出処置の結果を、通信デバイス20に出力する(ステップS16)。
ステップS15でニオイの発生元を特定した場合、制御部101は、ニオイ検出装置10でニオイを検知したこと、及び、検知したニオイの発生元の地点を表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に出力する。そして、通信デバイス20は、ニオイの検知、及び、ニオイの発生元の情報を表示部122に表示する
また、ステップS14でエラー判定した場合、制御部101は、例えば通信デバイス20にエラー情報を表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に出力する。そして、通信デバイス20は、ニオイ検出に未知の発生元を検出したことによるニオイ検出処理のエラーを、表示部122に表示する。
通信デバイス20にニオイの検出結果を表示後、本フローチャートによる処理を終了する。
[ニオイ検出システム:変形例]
ニオイ検出システムとしては、ニオイ検出装置と、風向計や位置検出器とを別個の装置として構成し、ニオイの発生元を特定する制御部を通信デバイスの方に設けてもよい。例えば、図6に示すニオイ検出システム100Aのように、ニオイ検出装置10Aから風向検出装置30を独立させる構成とすることができる。さらに、ニオイ検出装置10Aに配置された記憶部の識別部や判定部を、通信デバイス20A側に配置する構成であってもよい。
図6に示すニオイ検出装置10Aは、上述の図2に示すニオイ検出装置10から、記憶部104内の識別部105、及び、判定部106と、風向計113とを除いた構成である。
通信デバイス20Aは、図2に示す通信デバイス20に、ニオイ検出装置10に配置された記憶部104の識別部105、及び、判定部106を加えた構成である。さらに、通信部(第1通信部124、第2通信部125)が、ニオイ検出装置10Aだけでなく、風向検出装置30とも通信可能な構成である。記憶部104、識別部105、及び、判定部106は、上述のニオイ検出装置10に配置される場合と同様の構成とすることができる。
風向検出装置30は、上述の図2に示すニオイ検出装置10に配置された風向計113と同様の構成に、さらに通信デバイス20Aと通信可能な通信部を備える。通信部は、通信デバイス20Aとの間でBluetooth無線通信によりデータ通信を行うためのインターフェースを有し、BLE(Bluetooth Low Energy)の通信規格に従って通信デバイス20とデータの送受信を行う、また、Bluetooth無線通信以外の無線通信、例えば、Wi-Fi等の無線LAN(Local Area Network)、基地局やアクセスポイントを介して移動体通信網を含む通信ネットワークに接続し、通信ネットワークに接続された外部装置との通信を行ってもよい。
上記構成では、風向計113を含む風向検出装置30と、ニオイ検出装置10Aとが同じ位置、又は、隣接した位置に設置されることが好ましい。風向検出装置30による風向観測地点と、ニオイ検出装置10Aによるニオイ観測地点とが近いことにより、検出した風向tとニオイの発生元の方向との誤差を少なくできる。このため、ニオイの発生元の特定精度が向上しやすい。
〈2.ニオイ検出システム、及び、ニオイ検出方法の第2実施形態〉
次に、ニオイ検出システム、及び、ニオイ検出方法の第2実施形態について説明する。
図2に示すニオイ検出システム100において、ニオイ検出装置を、ニオイの種類や濃度を検知可能な構成とすることができる。この構成のニオイ検出システム100は、上述の第1実施形態と同様の風向情報を用いた方法に加えて、ニオイの種類を検出することでニオイの来た方向やニオイの発生元を特定できる。これにより、未知のニオイとの切り分けや、同方向に複数のニオイの発生元が存在する場合でも、ニオイの来た方向やニオイの発生地点とニオイの種類とを紐づけて登録しておくことで、ニオイ種類の判別によるニオイの来た方向や発生元の判別が可能となる。また、ニオイ濃度も識別することで、ニオイ濃度からニオイの強さレベルも同時に推定することができる。
図7に、第2実施形態のニオイ検出方法の概念図を示す。図7には、ニオイ検出の一例として、ニオイ検出装置が配置された観測地点Ltと、ニオイ検出装置に予めニオイの発生元となる場所として登録された地点At、地点Bt、地点Ct、地点Dt、及び、地点Etとが示されている。また、各ニオイの発生元の地点において発生するニオイの種類として、ニオイAn、ニオイBn、ニオイCn、ニオイDn、及び、ニオイEnが示されている。さらに、ニオイ検出装置とニオイ発生元の各地点とに吹く風の風向tが示されている。
ここで、図7では、地点Atと地点Etとが、観測地点Ltから見て近似した方向に位置している。このため、ニオイ検出装置でニオイを検知した際の風向tだけでは、ニオイの発生元として地点Atと地点Etとを判別することができない。
このように、近似した方向に複数のニオイの発生元が登録されている場合には、各発生元のニオイの種類を検知することにより、近似した方向のニオイの発生元を判別し、ニオイの発生元を特定することができる。例えば、予め、ニオイ検出装置が配置された観測地点Ltと、ニオイの発生元となる各地点との位置関係だけでなく、各ニオイの発生元で発生するニオイが登録されていることにより、風向tと、ニオイの発生元となる各地点の位置関係(風向情報)と、各地点で発生するニオイの種類とから、ニオイの発生元を特定することができる。
[ニオイ検出システムの構成]
本実施形態において、ニオイ検出システム100の構成は、ニオイ検出装置10の記憶部104の判定部106に格納された判定条件を除き、上述の第1実施形態と同様の構成とすることができる。
識別部105は、機械学習によって、ニオイセンサーから取得した出力値(波形)に対応したニオイ成分だけでなく、出力値(波形)からニオイ成分の濃度も機械学習結果のデータとして有している。このため、制御部101は、識別部105に格納された機械学習データを用いてニオイセンサーから取得した出力値(波形)から、ニオイ成分の種類と濃度を取得することができる。
判定部106は、上述のニオイを検知したときの風向きから、ニオイの来た方向、及び、ニオイの発生元を検出するための風向情報に加え、各地点のニオイの発生元で発生するニオイの種類が判定基準のテーブルとして登録されている。例えば、図8に示すように、判定基準のテーブルとして、観測地点Ltにおける風向tと、ニオイの発生元となる各地点At、地点Bt、地点Ct、及び、地点Dtの位置関係とに基づく風向情報とともに、各地点At、地点Bt、地点Ct、及び、地点Dtにおいて発生するニオイの種類ニオイAn、ニオイBn、ニオイCn、ニオイDn、及び、ニオイEnが登録されている。
さらに、判定部106は、図9に示すように、検知したニオイ成分の濃度から、ニオイ強度を検出するための判定基準となるデータテーブルを格納する。ニオイの判定基準となる情報は、例えば、複数のニオイ成分のそれぞれについて濃度ごとに、ニオイの種類とその強度(レベル)を対応付けたテーブルである。図9に示す例では、検知したニオイ成分の濃度を所定範囲ごとに区分し、ニオイレベル1~5に変換するテーブルである。
また、ニオイ検出装置10のにおいて、制御部101は、判別されたニオイの種類とその強度を、通信デバイス20の表示部122に表示させるために、通信部112を介して通信デバイス20に送信する。制御部101は、判別されたニオイの種類とその強度を表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に送信してもよい。あるいは、通信デバイス20側で、ニオイ検出装置10から送信されたニオイの種類とその強度に基づいて、ニオイの種類とその強度を表示させてもよい。
[ニオイの種類の検出]
図10に、ニオイ検出処理の概要を示す。ニオイ検出装置10は、複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値からニオイ成分を検出する第1段階と、風向tとニオイの種類及び濃度とを判別する第2段階と、風向とニオイの種類とからニオイの発生元を特定する第3段階とに分けて処理する。
<第1段階>
制御部101は、複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値(波形)に基づいて、測定対象気体に含まれるニオイ成分を検知する。具体的には、制御部101は、測定対象気体に対して複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dで取得された出力値(波形)を取得する。そして、制御部101は、識別部105に記憶された機械学習データを用いてニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値(波形)から、測定対象気体に含まれるニオイ成分を検知する。このとき、ニオイセンサーからの出力値(波形)が機械学習データに一致するニオイ成分がある場合には、[ニオイの検知-有]となり、ニオイ成分が検出される。一方、ニオイセンサーからの出力値(波形)が機械学習データに格納されたニオイ成分のデータと一致しない場合には、[ニオイの検知-無]となり、ニオイ成分が検出されない。
<第2段階>
制御部101は、風向計113により風向tを検出する。
さらに、制御部101は、複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値(波形)と、識別部105に記憶された機械学習データとを用いて、測定対象気体に含まれるニオイの種類(An、Bn、Cn、Dn、En)とその濃度を検出する。具体的には、制御部101は、測定対象気体に対して複数のニオイセンサー102A,102B,102C,102Dで取得された出力値(波形)を取得する。そして、制御部101は、識別部105に記憶された機械学習データを用いてニオイセンサー102A,102B,102C,102Dの出力値(波形)から、測定対象気体に含まれるニオイ成分の濃度を検知する。
<第3段階>
制御部101は、風向tと、ニオイ成分の種類及び濃度と、判定部106に記憶されたデータテーブルとを基に、特定されたニオイの来た方向及びニオイ成分の発生元と、ニオイの強度(レベル)を判定する。例えば、制御部101は、風向計113が検出した風向tと、登録された条件(風向情報)と、発生するニオイの種類ニオイAn、ニオイBn、ニオイCn、ニオイDn、及び、ニオイEnの条件とが合致する地点At、地点Bt、地点Ct、地点Dt、及び、地点Etのいずれかをニオイの発生元と判定する。
さらに、制御部101は、検知したニオイの濃度と、判定部106に記憶されたデータテーブルとを基に、特定されたニオイの強度(レベル)を判定する。
ニオイ検出システム100において、風向計113、及び、通信デバイス20の構成、並びに、ニオイ検出システム100の変形例については、上述の第1実施形態と同様の構成とすることができる。
[ニオイ検出方法]
次に、ニオイ検出システム100におけるニオイの発生元を検出する処理について説明する。
図11に、ニオイ検出システム100において実行されるニオイの発生元の判定処理のフローチャートを示す。なお、上述の図5に示す第1実施形態のニオイの発生元の判定処理と同様の処理については、説明を省略する。また、図11に示すフローチャートの各処理は、制御部101と記憶部104に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。なお、処理の前提として、ユーザーは、通信デバイス20において、操作部123からの操作により、ニオイ検出アプリを起動させておくとともに、ニオイ検出装置10の電源を入れておく。
まず、制御部101は、上述の図5に示すフローチャートにおけるステップS10~ステップS13と同様の処理を行い、取得した風向tが判定部106に格納された、判定基準のデータテーブルに登録されている風向情報と合致するかどうかを判定する(ステップS20~ステップS23)。
次に、制御部101は、上述のニオイ検出処理に従ってニオイの種類を識別を行う(ステップS24)。
そして、制御部101は、ニオイの種類を識別可能かどうか判定する(ステップS25)
ここで、ステップS24、及び、ステップS25では、制御部101は、ニオイのステップS22において検出したニオイについて、ニオイの種類を識別し、判定部106において判定基準のテーブルに格納されたニオイの種類と一致するかどうかを判定する。
まず、ステップS24において、ニオイセンサーの出力値を識別部105の機械学習データを用いて、ニオイの種類及び濃度を検出する。
そして、ステップS25において、検出したニオイの種類が、判定部106において判定基準のテーブルに登録された、「ニオイの発生元で発生するニオイの種類」と一致するかどうかを判定する。
検出したニオイの種類が、判定部106の判定基準のテーブルに登録された「ニオイの発生元で発生するニオイの種類」と一致する場合には、ニオイ種類の識別が可能(ステップS25のYes)と判断される。
一方、判定部106の判定基準のテーブルに登録された「ニオイの発生元で発生するニオイの種類」に、検出したニオイの種類と一致するものがない場合には、ニオイ種類の識別が不可(ステップS25のNo)と判断される。
風向tと登録されている風向情報とが合致しない場合(ステップS23のNo)、又は、ニオイの種類を識別できない場合(ステップS25のNo)、制御部101は、未知の発生元のニオイを検知したことによるエラーと判定する(ステップS26)。
次に、ニオイ種類の識別が可能な場合(ステップS25のYes)、制御部101は、判定部106に格納された判定基準のデータテーブルに、検知したニオイの種類と同じニオイの種類が複数登録されているかどうかを判定する(ステップS27)。
判定基準のデータテーブルに同じニオイの種類が複数登録されていない場合(ステップS27のNo)、制御部101は、登録された風向情報とニオイの種類とが合致する地点、例えば、地点At、地点Bt、地点Ct、地点Dt、地点Etのいずれかをニオイの発生元として特定し、さらに、発生したニオイの種類を特定する(ステップS28)。
判定基準のデータテーブルに同じニオイの種類が複数登録されている場合(ステップS27のYes)、制御部101は、判定基準のデータテーブルから、登録された風向情報と、ニオイの種類とが合致する複数のニオイの発生元の地点とニオイの種類とを抽出する(ステップS29)。
次に、制御部101は、ニオイ検出処置の結果を、通信デバイス20に出力する(ステップS30)。
ステップS28でニオイの発生元とニオイの種類を特定した場合、制御部101は、ニオイ検出装置10でニオイを検知したこと、検知したニオイの発生元の地点、及び、検知したニオイの種類を表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に出力する。そして、通信デバイス20は、ニオイの検知、及び、ニオイの発生元の情報を表示部122に表示する。
ステップS29でる複数のニオイの発生元の地点とニオイの種類とを抽出した場合、制御部101は、ニオイ検出装置10でニオイを検知したこと、及び、ニオイの発生元の候補となる複数の地点と、検知したニオイの種類とを表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に出力する。そして、通信デバイス20は、ニオイの検知、及び、ニオイの発生元の候補とニオイの種類の情報を表示部122に表示する。
ステップS26でエラー判定した場合、制御部101は、例えば通信デバイス20にエラー情報を表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に出力する。そして、通信デバイス20は、ニオイ検出に未知の発生元、及び、識別不能のニオイを検知したことによる、ニオイ検出処理のエラーを表示部122に表示する。
通信デバイス20にニオイの検出結果を表示後、本フローチャートによる処理を終了する。
なお、上述のフローチャートにおいて、ステップS28、及び、ステップS29において、制御部101は、検知したニオイの種類とともに、ニオイの強度(レベル)を検出してもよい。そして、ステップS30において、制御部101は、各種の情報とともに、ニオイの強度(レベル)を表示させるための画面表示用データを生成し、通信デバイス20に出力してもよい。
なお、本発明は上述の実施形態例において説明した構成に限定されるものではなく、その他本発明の構成を逸脱しない範囲において種々の変形、変更が可能である。
10,10A ニオイ検出装置、12A ニオイセンサー、20,20A 通信デバイス、30 風向検出装置、100,100A ニオイ検出システム、101,121 制御部、102,102A,102B,102C,102D ニオイセンサー、103 ADC、104,126 記憶部、105 識別部、106 判定部、110 操作スイッチ、111 バッテリー、112 通信部、113 風向計、122 表示部、123 操作部、124 第1通信部、125 第2通信部、127 スピーカー、128 マイク

Claims (8)

  1. ニオイ成分を検知するニオイセンサーと、
    観測地点での風向を検出する検出部と、
    前記ニオイ成分の来た方向を判定する判定基準を格納する記憶部と、
    前記ニオイセンサーが検知した前記ニオイ成分の出力値と、前記風向と、前記判定基準とから、前記ニオイ成分の来た方向を検出する制御部と、を備える
    ニオイ検出システム。
  2. ニオイに反応する特性が互いに異なる複数の前記ニオイセンサーを備え、
    前記制御部は、前記ニオイセンサーからの出力値に基づいて、複数のニオイ種類を判別する
    請求項1に記載のニオイ検出システム。
  3. 前記ニオイセンサーは、検知した前記ニオイ成分の濃度に対応する電気信号を出力する
    請求項1に記載のニオイ検出システム。
  4. 前記記憶部は、検知した前記ニオイ成分の濃度から、ニオイ強度を検出するための判定基準を格納し、
    前記制御部は、前記ニオイセンサーからの出力値と、前記ニオイ強度の判定基準とを基に、前記ニオイ成分の強度を検出する
    請求項3に記載のニオイ検出システム。
  5. 前記記憶部は、前記ニオイ成分の来た方向の判定基準として、前記ニオイの種類を有し、
    前記制御部は、前記検出部が検出した風向と、前記ニオイの種類と、前記ニオイ成分の来た方向の判定基準とから、前記ニオイ成分の来た方向を検出する
    請求項1に記載のニオイ検出システム。
  6. ニオイ成分を検知するニオイセンサーからの出力値と、
    観測地点での風向と、
    前記ニオイ成分の来た方向を判定する判定基準と、を基に、
    前記ニオイ成分の来た方向を検出する
    ニオイ検出方法。
  7. 前記ニオイが来た方向を、風向計で検出された観測地点での風向によって検出する
    請求項6に記載のニオイ検出方法。
  8. ニオイ成分を検知するニオイセンサーからの出力値を検出する手順と、
    観測地点での風向を取得する手順と、
    前記ニオイ成分の来た方向を判定する判定基準と、
    前記ニオイ成分の来た方向を検出する手順と、をコンピューターに実行させるための
    プログラム。
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