JP2024068986A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のレイヤの仮想オブジェクトを重畳して表示する場合に、仮想オブジェクトの重なりを回避する。【解決手段】サーバ装置20は、ARを実現するためのデータをネットワーク2経由でヘッドマウントディスプレイ10に配信する。このデータは、ヘッドマウントディスプレイ10において仮想オブジェクトを表示するためのポリゴンデータを含んでいる。ヘッドマウントディスプレイ10は、サーバ装置20から配信されるデータを用いて仮想オブジェクトを表示する。ヘッドマウントディスプレイ10は、各々のレイヤについて取得されたデータに応じた仮想オブジェクトをレイヤ単位で重畳して表示する場合に、2以上の前記仮想オブジェクトの表示位置が重なるときは、その2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、仮想オブジェクトを表示するための技術に関する。
XR(クロスリアリティ)とは、現実世界と仮想世界を融合することで現実にはないものを知覚できるようにする技術の総称であり、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった技術を含む。XRの実現において、例えばヘッドマウントディスプレイ(HMD)等の表示端末は、様々な仮想オブジェクトを表示するために、仮想的な3次元空間における3次元座標を有するポリゴンデータを取得して描画する。
例えば特許文献1には、プレーヤなどの被写体を撮影し、撮像画像から切り出された被写体画像をゲームのキャラクタの画像と合成して表示するときに、キャラクタと被写体画像とが重なっていると判定された場合は、重ならないように被写体画像またはキャラクタを移動させて再配置処理を行うことが開示されている。XRにおいても、仮想オブジェクトの作成者が異なっており、それらの位置が統括的に管理されていない場合等においては、2つ以上の仮想オブジェクトが重なって表示される場合があり得る。
特許6362634号公報
本発明は、複数のレイヤの仮想オブジェクトを重畳して表示する場合に、仮想オブジェクトの重なりを回避することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、各レイヤに属する1以上の仮想オブジェクトを表示するためのデータを、複数のレイヤについて取得する取得部と、各々の前記レイヤについて取得された前記データに応じた仮想オブジェクトを前記レイヤ単位で重畳して表示面に表示する表示制御部であって、2以上の前記仮想オブジェクトの表示位置が重なる場合には、当該2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する表示制御部とを備えることを特徴とする表示制御装置を提供する。
本発明によれば、複数のレイヤの仮想オブジェクトを重畳して表示する場合に、仮想オブジェクトの重なりを回避することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る仮想オブジェクト表示システム1の構成を例示する図である。 同実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るサーバ装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 ヘッドマウントディスプレイ10の機能構成の一例を示すブロック図である。 ヘッドマウントディスプレイ10のソフトウェア構成の一例を示す図である。 同実施形態に係るレイヤデータの構成を例示する図である。 同実施形態における重なり回避対象となる仮想オブジェクトの属性を例示する図である。 ヘッドマウントディスプレイ10の動作の一例を示すフローチャートである。 同実施形態において現実の3次元空間を例示する図である。 同実施形態において或るレイヤに属する仮想オブジェクトを例示する図である。 同実施形態において別のレイヤに属する仮想オブジェクトを例示する図である。 同実施形態においてさらに別のレイヤに属する仮想オブジェクトを例示する図である。 同実施形態において現実の3次元空間に仮想オブジェクトが重畳されて表示されている様子を例示する図である。 仮想オブジェクトの表示位置の変更を例示する図である。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る仮想オブジェクト表示システム1の一例を示す図である。仮想オブジェクト表示システム1は、複数のユーザがそれぞれ利用する複数のヘッドマウントディスプレイ10と、これらヘッドマウントディスプレイ10に対して、XRを実現するためのデータを提供するサーバ装置20とを備えている。ヘッドマウントディスプレイ10とサーバ装置20はネットワーク2により通信可能に接続される。ネットワーク2は、例えばLAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)、若しくはこれらの組み合わせであり、有線区間又は無線区間を含んでいる。
ヘッドマウントディスプレイ10は、本発明に係る表示制御装置として機能する。本実施形態ではXRの一例として、AR(拡張現実)を実現する場合を説明するが、これに限らず、VRやMR等のXR全般において実現可能である。サーバ装置20は、ARを実現するためのデータをネットワーク2経由でヘッドマウントディスプレイ10に配信する。このデータは、ヘッドマウントディスプレイ10において仮想オブジェクトを表示するためのポリゴンデータを含んでいる。ヘッドマウントディスプレイ10は、サーバ装置20から配信されるデータを用いて、現実の3次元空間に対して仮想オブジェクトを重畳させて表示する。
本実施形態では、ユーザの頭部に装着されるタイプのユーザ端末としてヘッドマウントディスプレイ10を例示している。ただし、ユーザ端末は、本実施形態の例に限らず、例えば眼鏡型やコンタクトレンズ型などのウェアラブルコンピュータであってもよいし、スマートホンやタブレットなどのコンピュータであってもよい。
図2は、ヘッドマウントディスプレイ10のハードウェア構成を例示する図である。ヘッドマウントディスプレイ10は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、表示装置1007、撮像装置1008及びこれらを接続するバスなどを含むコンピュータとして構成されている。なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ヘッドマウントディスプレイ10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ヘッドマウントディスプレイ10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、表示装置1007による表示及び撮像装置1008による撮像を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。また、例えばベースバンド信号処理部や呼処理部などがプロセッサ1001によって実現されてもよい。
プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、後述する動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。ヘッドマウントディスプレイ10の機能ブロックは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。各種の処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、ネットワーク2経由でヘッドマウントディスプレイ10に送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
通信装置1004は、ネットワーク2を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェースなどは、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。なお、ヘッドマウントディスプレイ10が直接ネットワーク2に接続して通信を行うのではなく、例えばスマートホン等の通信機能を有するデバイスを介してネットワーク2に接続して通信を行うものであってもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キー、マイクロホン、スイッチ、ボタン、各種センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えばスピーカ、LEDランプなど)である。表示装置1007は、例えば液晶素子や液晶駆動回路等を含む表示デバイスである。撮像装置1008は、撮像素子を含む撮像デバイスである。
プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバスによって接続される。バスは、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、ヘッドマウントディスプレイ10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
図3は、サーバ装置20のハードウェア構成を示す図である。サーバ装置20は、物理的には、プロセッサ2001、メモリ2002、ストレージ2003、通信装置2004、及びこれらを接続するバスなどを含むコンピュータとして構成されている。これらの各装置は図示せぬ電源から供給される電力によって動作する。サーバ装置20のハードウェア構成は、図3に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。また、それぞれ筐体が異なる複数の装置が通信接続されて、サーバ装置20を構成してもよい。
サーバ装置20における各機能は、プロセッサ2001、メモリ2002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ2001が演算を行い、通信装置2004による通信を制御したり、メモリ2002及びストレージ2003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。プロセッサ2001、メモリ2002、ストレージ2003、通信装置2004、及びこれらを接続するバスは、ヘッドマウントディスプレイ10について説明したプロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、及びこれらを接続するバスと、ハードウェアとしては同様であるため、その説明を省略する。
図4は、ヘッドマウントディスプレイ10の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、ヘッドマウントディスプレイ10においては、取得部11と、記憶部12と、重なり判定部13と、表示制御部14といった機能が実現される。
取得部11は、各種のデータを取得する。例えば取得部11は、サーバ装置20から、各レイヤに属する1以上の仮想オブジェクトを表示するためのデータを、複数のレイヤについて取得する。記憶部12は、取得部11により取得されたデータを記憶する。表示制御部14は、各々のレイヤについて取得されたデータに応じた仮想オブジェクトを表示装置1007の表示面に表示する。
ここで、図5は、ヘッドマウントディスプレイ10のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。図5において、レイヤデータL1,L2,L3…(以下、レイヤデータLという)は、各レイヤに対応するデータである。各レイヤデータLは、図6に例示するように、レイヤ単位で独立して仮想オブジェクトを表現するポリゴンを描画するためのスクリプトとしての、ポリゴンデータPD1,PD2…を含んでいる。このポリゴンデータPD1,PD2…は、線で構成した多角形の集合によって各仮想オブジェクトの形状を規定するデータである。各々の仮想オブジェクトに対応するポリゴンデータには、3次元空間におけるその仮想オブジェクトの位置を示す3次元座標が記述されている。
各々のレイヤデータLは、それぞれ異なる主体によって作成されたものである。一例を挙げると、レイヤデータL1は、ユーザに対してゲームを提供するために第1の事業者により作成されたプログラムであり、レイヤデータL2は、ユーザに対して各種ニュースを提供するために第2の事業者により作成されたプログラムであり、レイヤデータL3は、ユーザに対してルート案内を提供するために第3の事業者により作成されたプログラムである。ユーザは、これらの主体から購入や譲渡等により、自らが望むレイヤデータを入手することができる。なお、レイヤデータは複数であればよく、その数は図5に例示した3つに限定されない。また、1つのレイヤデータに含まれるオブジェクトデータは1以上であればよく、その数は図6に例示した2つに限定されない。
上記のように、仮想オブジェクトの作成者が異なっているから、各仮想オブジェクトの位置が重なってしまう場合がある。レイヤデーモンLDは、各々のレイヤデータを統合的に管理するプログラムによって実現されるバックグラウンドプロセスである。レイヤデーモンLDは、前述したレイヤデータの作成者とは異なる主体によって管理されている。レイヤデーモンLDは、ソフトウェア階層において各レイヤデータLよりも上位に位置している。各レイヤデータLに基づく表示は、レイヤデーモンLDの機能により制約される。図4で説明した重なり判定部13及び表示制御部14は、主にこのレイヤデーモンLDによって実現される。
図4において、重なり判定部13は、各々のレイヤについて取得されたデータに応じた仮想オブジェクトがレイヤ単位で重畳して表示される場合に、2以上の仮想オブジェクトの表示位置の少なくとも一部が重なるか否かを判定する。具体的には、各々の仮想オブジェクトに対応するポリゴンデータには、3次元空間におけるその仮想オブジェクトの位置を示す3次元座標が記述されているから、重なり判定部13は、各仮想オブジェクトに対応する3次元座標を比較して重なるがあるか否かを判定する。
表示制御部14は、2以上の仮想オブジェクトの表示位置が重なると重なり判定部13により判定された場合には、その2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。つまり、表示制御部14は、2以上の仮想オブジェクトの表示位置が重ならないように表示する。
本実施形態では、仮想オブジェクトの属性ごとに、他の仮想オブジェクトと重なった状態で表示しないことが指定されている。仮想オブジェクトの属性とは、その仮想オブジェクトのよってユーザに提供されるサービスの属性であり、例えば「広告」とか「情報提供」とか「危険通知」とか「(仮想オブジェクトに)動きがある」等である。この属性はオブジェクトデータにおいてメタデータとして記述されている。なお、「(仮想オブジェクトに)動きがある」とは、例えば仮想オブジェクトの表示位置が時間の経過に伴い変化していく仮想オブジェクトや、形状、模様又は色が時間の経過に伴い変化していく仮想オブジェクトである。
図7に示すように、他の仮想オブジェクトと重なった状態で表示しないように指定されている仮想オブジェクトの属性のリストが記憶部12に記憶されている。この例では、「広告」、「危険通知」、「(仮想オブジェクト)動きがある」という属性の仮想オブジェクトは他の仮想オブジェクトと重なった状態で表示しないように指定されている。
このように、表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトについて、他の仮想オブジェクトと重なった状態で表示しないことが指定されている場合には、その少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。具体的には、表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが広告又は危険通知に関する仮想オブジェクトである場合に、その少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。また、表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが動くように表示される仮想オブジェクトである場合に、その少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。
[動作]
図8~12を参照して、本実施形態の動作説明を行う。図8において、AR表示が開始されると、取得部11は、各レイヤに属する仮想オブジェクトを表示するためのデータをサーバ装置20から取得する(ステップS11)。記憶部12は、取得部11により取得されたデータを記憶する。
重なり判定部13は、各々の仮想オブジェクトに対応するポリゴンデータに記述されている仮想オブジェクトの3次元座標を参照して、2以上の仮想オブジェクトの表示位置の少なくとも一部が重なるか否かを判定する(ステップS12)。
表示制御部14は、2以上の仮想オブジェクトの表示位置が重なると重なり判定部13により判定された場合には(ステップS13;YES)、その2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更する(ステップS14)。つまり、2以上の仮想オブジェクトの表示位置が重ならないように、少なくともいずれか一方の仮想オブジェクトの表示位置が変更される。ここで、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトのうち、表示位置を変更する仮想オブジェクトはどの仮想オブジェクトであってもよいが、例えば、他の仮想オブジェクトと重なった状態で表示しないように指定されている仮想オブジェクトの表示位置は変更せずに、これ以外の仮想オブジェクトの表示位置を変更するという例が考えられる。
そして、表示制御部14は、各仮想オブジェクトを表示装置1007に表示する(ステップS15)。このとき、仮想オブジェクトの表示位置が変更されている場合は(ステップS13;YES)、その変更後の表示位置で仮想オブジェクトが表示されるし、仮想オブジェクトの表示位置が変更されていない場合は(ステップS13;NO)、ポリゴンデータに記述されている表示位置で仮想オブジェクトが表示される。なお、AR表示においては、ヘッドマウントディスプレイ10が撮像した現実の3次元空間の画像に対して仮想オブジェクトを重畳して表示するという方法もあるし、また、ユーザが透明の表示装置1007を介して現実の3次元空間を観察するような場合にはその透明の表示装置1007に仮想オブジェクトを表示することで、仮想オブジェクトを現実の3次元空間に重畳するという方法もある。本発明をARに適用する場合には、どちらの方法を用いてもよい。
以上の処理が、各レイヤに属する仮想オブジェクトを表示する処理の開始又は終了のタイミングで繰り返し実行される。
ここで、図9は、現実の3次元空間を例示する図である。AR表示が、ヘッドマウントディスプレイ10が撮像した現実の3次元空間の画像に対して仮想オブジェクトを重畳して表示する方法で実現される場合には、図9に例示するような画像がヘッドマウントディスプレイ10の表示装置1007に表示されることになる。
図10は、或るレイヤに属する仮想オブジェクトを例示する図であり、図11は、別のレイヤに属する仮想オブジェクトを例示する図であり、図12は、さらに別のレイヤに属する仮想オブジェクトを例示する図である。ここで、図10において、仮想オブジェクトP1は、「動きがある」という属性の仮想オブジェクトであるとする。また、図11において、仮想オブジェクトP2は「広告」という属性の仮想オブジェクトであるとする。さらに、図12において、仮想オブジェクトP3は「情報提供」という属性の仮想オブジェクトであるとする。
図13は現実の3次元空間と各仮想オブジェクトとが重畳された様子を例示する図である。このとき、「動きがある」という属性の仮想オブジェクトP1は他の仮想オブジェクトと重ならないので、ポリゴンデータに記述された3次元座座標に従って表示される。一方、「広告」という属性の仮想オブジェクトP2は、他の仮想オブジェクトP3と重なっており、且つ、仮想オブジェクトP3は「情報提供」という、重なり回避の属性ではない属性の仮想オブジェクトである。よって、この場合は、仮想オブジェクトP2はポリゴンデータに記述された3次元座座標に従って表示される一方、仮想オブジェクトP3は図14に示すように仮想オブジェクトP2と重ならないような表示位置に変更されて表示されることになる。
以上説明した実施形態によれば、複数のレイヤの仮想オブジェクトを重畳して表示する場合に、仮想オブジェクトの重なりを回避することが可能となる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態に限定されない。上述した実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の2つ以上の変形例を組み合わせて実施してもよい。
[変形例1]
重なり回避の対象となる仮想オブジェクトは上記実施形態の例示に限定されない。例えば重なり回避の対象となる仮想オブジェクトは、例えば表示装置1007の表示面中心部等の所定表示エリア内の仮想オブジェクトであってもよい。この場合、記憶部12には、重なり回避の対象となる仮想オブジェクトが表示される表示エリアが記憶されている。そして、表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトが表示面における所定の表示エリアに表示される仮想オブジェクトである場合に、その2以上の仮想オブジェクトうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。これにより、ユーザによって注目されやすい表示エリアにおいて仮想オブジェクトの重なりを回避することができる。
[変形例2]
重なり回避の対象となる仮想オブジェクトは、ユーザに注視されている仮想オブジェクトであってもよい。この場合、ヘッドマウントディスプレイ10は、ユーザの眼球を含む範囲を撮像するイメージセンサ等のセンシング結果等に基づいて、表示装置1007の表示面を閲覧するユーザがその表示面において注視している位置を特定する注視位置特定部を備える。そして、表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトが表示面においてユーザが注視している位置に表示される仮想オブジェクトである場合に、その2以上の仮想オブジェクトうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。これにより、ユーザによって注視されている表示エリアにおいて仮想オブジェクトの重なりを回避することができる。
[変形例3]
人物や動物等のキャラクタに相当する仮想オブジェクトが表示される際に、その仮想オブジェクトに付随して表示される仮想オブジェクトがある。例えば人物や動物等のキャラクタに相当する仮想オブジェクトの発話内容を意味する文字を線で囲んだ、いわゆる吹き出しと呼ばれるものである。このように或る仮想オブジェクトに付随する仮想オブジェクトが存在する場合、前者の仮想オブジェクトが重なり回避の対象に該当するのであれば、後者の仮想オブジェクトも重なり回避の対象としてもよい。この場合、表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトとは異なる仮想オブジェクトであって、且つ、その1の仮想オブジェクトに付随して表示される仮想オブジェクトについては、その1の仮想オブジェクトとの位置関係を維持したまま表示位置を変更して表示する。これにより、互いに関連する仮想オブジェクト群について、他の仮想オブジェクトとの重なりを回避することができる。
[変形例4]
重なり回避の対象となる仮想オブジェクトがユーザの位置に応じて変化するようにしてもよい。例えばユーザの居る位置が鉄道の駅から所定範囲内であれば、鉄道の乗り換えに関する情報提供という属性の仮想オブジェクトを重なり回避の対象とするという例が考えられる。この場合、記憶部12には、ユーザ(つまりヘッドマウントディスプレイ10)の位置と、その位置において重なり回避の対象となる仮想オブジェクトの属性との関係(つまり位置に関連した条件)が記憶されている。また、ヘッドマウントディスプレイ10は、周知の測位機能を備えている。そして、表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが、位置に関連した条件を満たす場合に、その少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。これにより、ユーザの位置によって注目されやすい仮想オブジェクトの重なりを回避することができる。
[変形例5]
重なり回避の対象となる仮想オブジェクトが日又は時に応じて変化するようにしてもよい。例えばお昼休みに相当する時間帯であれば、ランチに関する情報提供という属性の仮想オブジェクトを重なり回避の対象とするという例が考えられる。この場合、記憶部12には、日又は時の範囲と、その位置において重なり回避の対象となる仮想オブジェクトの属性との関係(つまり日又は時に関連した条件)が記憶されている。表示制御部14は、表示位置が重なる2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが、日又は時に関連した条件を満たす場合に、その少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する。これにより、日又は時に応じてユーザにより注目されやすい仮想オブジェクトの重なりを回避することができる。
[変形例6]
本発明をプログラムとしても提供してもよい。つまり、本発明は、各レイヤに属する1以上の仮想オブジェクトを表示するためのデータを、複数のレイヤについて取得する取得部と、各々の前記レイヤについて取得された前記データに応じた仮想オブジェクトを前記レイヤ単位で重畳して表示面に表示する表示制御部であって、2以上の前記仮想オブジェクトの表示位置が重なる場合には、当該2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する表示制御部として機能させるためのプログラムであってもよい。また、本発明を表示制御方法としても提供してもよい。
[そのほかの変形例]
上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。例えば、ヘッドマウントディスプレイ10の機能の少なくとも一部が、サーバ装置20等の外部のコンピュータに実装されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、その所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
本明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書で説明した情報又はパラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本明細書で使用する「判定(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判定」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining) した事を「判定」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判定」、「決定」は、受信(receiving) (例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判定」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判定」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判定」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判定」「決定」は、何らかの動作を「判定」「決定」したとみなす事を含み得る。
本発明は、ヘッドマウントディスプレイ10において行われる処理のステップを備える情報処理方法として提供されてもよい。また、本発明は、ヘッドマウントディスプレイ10において実行されるプログラムとして提供されてもよい。かかるプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されたりすることが可能である。
ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、又は何らかの形で第1要素が第2要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が、本明細書或いは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書或いは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa、an、及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…仮想オブジェクト表示システム、2…ネットワーク、10…ヘッドマウントディスプレイ、11…取得部、12…記憶部、13…重なり判定部、14…表示制御部、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…表示装置、1008…撮像装置、20…サーバ装置、2001…プロセッサ、2002…メモリ、2003…ストレージ、2004…通信装置、LD…レイヤデーモン、L1,L2,L3…レイヤデータ、PD1,PD2…ポリゴンデータ、P1,P2,P3…仮想オブジェクト。

Claims (10)

  1. 各レイヤに属する1以上の仮想オブジェクトを表示するためのデータを、複数のレイヤについて取得する取得部と、
    各々の前記レイヤについて取得された前記データに応じた仮想オブジェクトを前記レイヤ単位で重畳して表示面に表示する表示制御部であって、2以上の前記仮想オブジェクトの表示位置が重なる場合には、当該2以上の仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する表示制御部と
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトについて、他の仮想オブジェクトと重なった状態で表示しないことが指定されている場合には、当該少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが広告に関する仮想オブジェクトである場合に、当該少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが動くように表示される仮想オブジェクトである場合に、当該少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトが前記表示面における所定の表示エリアに表示される仮想オブジェクトである場合に、当該2以上の前記仮想オブジェクトうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  6. 前記表示面を閲覧するユーザが当該表示面において注視している位置を特定する注視位置特定部を備え、
    前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトが前記表示面において前記ユーザが注視している位置に表示される仮想オブジェクトである場合に、当該2以上の前記仮想オブジェクトうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  7. 前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトとは異なる仮想オブジェクトであって、且つ、当該1の仮想オブジェクトに付随して表示される仮想オブジェクトについては、当該1の仮想オブジェクトとの位置関係を維持したまま表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが、位置に関連した条件を満たす場合に、当該少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  9. 前記表示制御部は、表示位置が重なる2以上の前記仮想オブジェクトのうち少なくともいずれか1の仮想オブジェクトが、日又は時に関連した条件を満たす場合に、当該少なくともいずれか1の仮想オブジェクトの表示位置を変更して表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  10. 前記取得部によって取得される各々の前記レイヤに対応するデータは、それぞれ異なる主体によって作成され、且つ、レイヤ単位で独立して実行されるスクリプトを含むデータであり、
    前記表示制御部は、各々の前記レイヤに対応するデータを管理するプログラムによって実現される
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
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