JP2024065760A - ライン光照射装置及び検査システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ラインセンサカメラとともに用いられる光照射装置において、ライン方向に沿った照射範囲を確保しつつ、発光面での放射輝度及びワークの被照射面での放射照度を向上させる。【解決手段】所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するライン光照射装置であって、該ライン光照射装置の光軸を含み且つ前記所定方向と平行な第1面内の配光が、前記光軸を含み且つ前記第1面に直交する第2面内の配光よりも広い配光特性を示す発光面を有する光源装置と、当該光源装置の光出射方向の前方に配置され、前記光源装置の配光角に関する情報を前記ワークの被照射面上における位置情報に変換するように、前記光源装置から出射された光を前記ワークの被照射面に導く光学系とを備えるライン光照射装置。【選択図】図1
Description
本発明は、ライン状の光を照射するライン光照射装置及びこれを用いた検査装置に関するものである。
従来、所定方向に搬送される紙やフィルムなどのワーク(検査対象物)に対して光を照射し、当該ワークの被照射領域をラインセンサカメラと称される撮像装置によって撮影し、得られた画像データを画像処理装置で取り込んで傷等の有無の表面検査を行う検査システムが知られている。このような検査システムに用いられる光照射装置として、特許文献1では、ワークとラインセンサカメラとの間に配置されるものであり、ワークに対向する発光面からワークに向かって光を出射する面照明装置が用いられている。
ところでラインセンサカメラを用いた検査システムでは、ラインセンサの長手方向(ライン方向)に沿った視野を確保しながらも、タクトタイムをより短くするために、面照明装置の発光面での放射輝度及びワークの被照射面での放射照度をより高くすることが求められる。上記したような面照明装置を用いたものは、発光面から出射された光は、ワークの表面におけるラインセンサカメラの撮像領域以外にも照射されるため、視野内に入射するエネルギー効率が低く、ワークの被照射面での放射照度が低いという問題がある。
そこで本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、ラインセンサカメラとともに用いられる光照射装置において、ライン方向に沿った照射範囲を確保しつつ、ワークの被照射面での放射照度を向上させることを、その主たる課題とするものである。
すなわち本発明のライン光照射装置は、所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するものであって、該ライン光照射装置の光軸を含み且つ前記所定方向と平行な第1面内の配光が、前記光軸を含み且つ前記第1面に直交する第2面内の配光よりも広い配光特性を示す発光面を有する光源装置と、当該光源装置の光出射方向の前方に配置され、前記光源装置の配光角に関する情報を前記ワークの被照射面上における位置情報に変換するように、前記光源装置から出射された光を前記ワークの被照射面に導く光学系とを備えるライン光照射装置。
このように構成した本発明によれば、ラインセンサカメラとともに用いられる光照射装置において、ライン方向に沿った照射範囲を確保しつつ、ワークの被照射面での放射照度を向上させることができる。
以下に、本発明の一実施形態に係るライン光照射装置100を用いた検査システム300について各図を参照しながら説明する。
この検査システム300は、検査対象であるフィルム等のワークWを一方向に一定速度で流しながらその表面を撮像するものであって、図1及び図2に示すように、検査対象を上側から撮像する撮像装置であるラインセンサカメラ200と、ラインセンサカメラ200で撮像する検査領域にライン状の光(以下において、ライン光ともいう)を照射するライン光照射装置100とを備えるものである。
ラインセンサカメラ200は、筐体210と、筐体210の内部に収容されたラインセンサ220と、該ラインセンサ220の前段に配置されたライン用撮像光学系(図示しない)とを備え、筐体210の一面に開口する帯状をなす光入射面210aから被写体を撮像できるように構成したものである。このラインセンサカメラ200は、前記光入射面210aがワークWの被照射面に対向(正対)し、かつ、その撮像ライン方向(具体的には、ラインセンサ220の長手方向)がワークWの搬送方向と直交するように配置されている。したがって、このラインセンサカメラ200によって、ワークWの搬送方向と直交する細い線状領域が撮像される。
ライン光照射装置100は、ワークWの被照射面に照射するライン光の長手方向が、ラインセンサ220の長手方向と平行になるように設置されている。具体的にライン光照射装置100は、検査光を発する発光面1sを有する光源装置1と、光源装置1の光出射方向前方に設けられた光学系2と、光学系2を通った検査光を反射させてその向きを変えるハーフミラー3とを備えている。ここではライン光照射装置100は、ハーフミラー3を使用することにより、光源装置1から出射された検査光を、ラインセンサカメラ200の光軸C2と同軸上からワークWに照射するように構成された、所謂同軸落射構造をなすものである。
しかして本実施形態のライン光照射装置100では、光源装置1の発光面1sにおける、ライン光照射装置100の光軸(すなわち光学系2の光軸である)C1を含み、且つラインセンサ220の長手方向と平行な仮想的な第1面内の配光が、光軸C1を含み、且つ当該第1面に直交する仮想的な第2面内の配光よりも広い配光特性を示すよう構成されている。そして、光源装置1の光射出方向前方に配置される光学系2は、光源装置1の配光角に関する情報をワークWの被照射面上における位置情報に変換するように構成されている。
光源装置1は、平面視矩形状をなす直方体形状のものであり、その一側面に光学系2の光軸C1に直交する発光面1sが形成されている。具体的にこの光源装置1は、図3に示すように、光学系2に面する一側面が開口する正方形状の底面を有する箱状のケーシング11と、ケーシング11内に収容された平面視正方形状をなすプリント配線基板12と、プリント配線基板12に搭載された複数のLED13と、ケーシング11内に収容された平面視正方形状をなす複数のレンズ板14とを備えている。本実施形態では光が出射される開口を形成するケーシング11の一側面が発光面1sとする。この発光面1sは、光学系2の光軸C1に対して略回転対称な形状をなしており、ここでは正方形状をなしているが、その他円形状又は多角形状をなしてもよい。
プリント配線基板12は、絶縁性を有するもので配線が予めプリントされたものである。
LED13は、所謂フリップチップ型のものでも砲弾型のものであってもよい。図4に示すように、このLED13は、プリント配線基板12の表面に、縦方向に等ピッチ、且つ横方向に等ピッチで縦横に複数列ずつマトリクス状(又は面状)に搭載されている。各LED13は、ここでは軸対称な配光特性を有するものであり、その光軸が光学系2の光軸C1と平行となるように搭載されている。
レンズ板14は、LED13の光射出方向の前方に1又は複数枚配置されている。各レンズ板14は、複数のレンズ141が縦横に複数列ずつマトリクス状(または面状)をなして一体成形されたものであり、いわゆるレンズアレイである。このレンズ板14は、ポリカーボネートやアクリル樹脂等の、透明であって高い硬度と光に対する耐久性を有する樹脂からなる。レンズ板14が備える複数のレンズ141は、その光軸が、LED13の光軸及び光学系2の光軸C1と平行となるように形成されている。そして本実施形態のレンズ板14にはLED13と同じの数のレンズ141が形成されている。これにより、図5に示すように、レンズ板14を有しないものに比べてLED13の見かけ上の発光面積を大きくすることができ、発光面1sの放射輝度分布の均一性を向上させることができる。
レンズ板14において、各LED13から出射された光の配光特性を変換するよう各レンズ141が形成されている。具体的には、ラインセンサ220の長手方向に直交する第2面内における配光角度を狭くするように各レンズ141が形成されている。各レンズ141の具体例としては、トロイダルレンズやシリンドリカルレンズ等が挙げられるがこれに限らない。これにより、光源装置1の発光面1sは、ラインセンサ220の長手方向と平行であって、ライン光照射装置100の光軸C1を含む第1面内の配光が、当該第1面に直交し、且つ光軸C1を含む第2面内の配光よりも広い配光特性を示すようになる。また、レンズ板14において、各LED13から出射された光の配光特性を狭くするように各レンズ141を形成することで、光源装置1の発光面1sの放射輝度を高くすることができるため、ワークWの被照射面での放射照度をより高くすることができる。
光学系2は、例えば球面レンズ等、曲率半径が自身の光軸(すなわち、レンズの中心を通り、かつレンズ面に垂直な軸)に対して回転対称である1又は複数のレンズ21を含んで構成されるものである。図3に示すように、本実施形態の光学系2は、2つのレンズ21を互いの光軸が一致するように並べて構成されたものである。
そしてこのライン光照射装置100では、光学系2が有する前側焦点と後側焦点のうち、光源装置1(入射方向)側の焦点である前側焦点に光源装置1の発光面1sが位置し、光源装置1とは反対側の焦点である後側焦点にワークWの被照射面が位置するように、光源装置1、光学系2及びワークWの各位置が設定されている。
光学系2の各焦点と、光源装置1の発光面1sとワークWの被照射面との位置関係をこのようにすることで、光学系2により、光源装置1の配光角に関する情報をワークWの被照射面上における位置情報に変換するようにして、光源装置1から出射された光をワークWの被照射面に導くことができる。すなわち、平面視において、光源装置1の発光面1sにおける各位置から出射された光のうち、基準軸(光学系2の光軸C1)に対する角度が小さい光ほど、ワークWの被照射面上における光軸C2との交差位置近傍に導かれ、基準軸C1に対する角度が大きい光ほど、ワークWの被照射面上における光軸C2との交差位置から遠い位置に導かれるようになる。そして、光源装置1の発光面1sにおける各位置から出射された光のうち、基準軸に対する角度が互いに同じである光は、ワークWの被照射面上における同じ位置に導かれるようになる。このようにして、ワークWの被照射面には、ワークWの搬送方向に直交する方向に伸びるライン状をなす検査光が照射されることとなる。
なお、「光学系2の後側焦点にワークWの被照射面が位置する」とは、光学系2の後側焦点上にワークWの被照射面が厳密に位置するのみならず、光源装置1の配光角に関する情報をワークWの被照射面上における位置情報に変換できる範囲において、光軸に沿って後側焦点から前後した範囲にワークWの被照射面が位置すること含む。「光学系2の前側焦点に光源装置1の発光面1sが位置する」についても同様である。
このように構成した本実施形態のライン光照射装置100を用いた検査システム300によれば、直交する2方向における配光が異なる配光特性を有する光源装置1から射出された光を、配光角に関する情報をワークWの被照射面上における位置情報に変換するように発光面1sと光学系2とワークWを構成しているので、ワークWの被照射面において、配光が広い方向においては照射範囲を狭める(絞り込む)ことなく確保したまま、配光が狭い方向においてのみ照射範囲を狭める(絞り込む)ことができる。これにより、光源装置1から射出される光を、ラインセンサカメラ200の撮像領域に効率よく(すなわち無駄なく)照射することができ、ラインセンサ220の長手方向(ライン方向ともいう)における視野を確保しながら、ワークWの被照射面での放射照度を向上させることができる。
しかも、光源装置1の発光面1sが光学系2の光軸C1に対して略回転対称な形状(例えば円形状、多角形状等)をなしているので、ワークWの被照射面におけるコリメーション半角(照射立体角)を略回転対称な形状(例えば円錐状、多角錐状等)にでき、ワークW表面に存在する傷等の欠陥を、方向によらず精度よく検出することができる。
しかも、光源装置1の発光面1sが光学系2の光軸C1に対して略回転対称な形状(例えば円形状、多角形状等)をなしているので、ワークWの被照射面におけるコリメーション半角(照射立体角)を略回転対称な形状(例えば円錐状、多角錐状等)にでき、ワークW表面に存在する傷等の欠陥を、方向によらず精度よく検出することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば前記実施形態では各レンズ板14には、LED13と同じ数のレンズ141が形成されていたがこれに限らない。他の実施形態では、各レンズ板14にはLED13より多くの数、またはこれより少ない数のレンズ141が形成されていてもよい。
例えば前記実施形態では各レンズ板14には、LED13と同じ数のレンズ141が形成されていたがこれに限らない。他の実施形態では、各レンズ板14にはLED13より多くの数、またはこれより少ない数のレンズ141が形成されていてもよい。
さらに他の実施形態のライン光照射装置100は、図6に示すように、光源装置1は、レンズ板14の光射出方向前方に配置された光拡散板等の光拡散部15を備えてもよい。
また前記実施形態のライン光照射装置100は、ハーフミラー3を備える同軸落射構造をなしていたがこれに限らない。他の実施形態のライン光照射装置100は、ワークWの被照射面に直交する方向に対して傾斜した方向からライン状の光を照射するように構成されたものでもよい。さらに他の実施形態では、ライン光照射装置100は、ワークWに対してラインセンサカメラ200の設置位置とは逆側からライン状の光を照射するように構成されたものでもよい。
前記実施形態では各LED13は軸対称な配光特性を有するものであったがこれに限らない。他の実施形態では、各LED13は軸に対して非対称な配光特性を有するものであってもよい。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。例えば本明細書の開示は以下の態様を含み得る。
(態様1)所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するライン光照射装置であって、該ライン光照射装置の光軸を含み且つ前記所定方向と平行な第1面内の配光が、前記光軸を含み且つ前記第1面に直交する第2面内の配光よりも広い配光特性を示す発光面を有する光源装置と、当該光源装置の光出射方向の前方に配置され、前記光源装置の配光角に関する情報を前記ワークの被照射面上における位置情報に変換するように、前記光源装置から出射された光を前記ワークの被照射面に導く光学系とを備えるライン光照射装置。
このような態様であれば、直交する2方向における配光が異なる配光特性を有する光源装置から射出された光を、配光角に関する情報をワークの被照射面上における位置情報に変換するよう構成された光学系を通した後にワークに導くようにしているので、ワークの被照射面において、配光が広い方向においては照射範囲を狭める(絞り込む)ことなく確保したまま、配光が狭い方向においてのみ照射範囲を狭める(絞り込む)ことができる。これにより、光源装置から射出される光を、ラインセンサカメラの撮像領域に効率よく(すなわち無駄なく)照射することができ、ラインセンサの長手方向(ライン方向ともいう)における視野に対応した照射範囲を確保しながら、被照射面での放射照度を向上させることができる。
このような態様であれば、直交する2方向における配光が異なる配光特性を有する光源装置から射出された光を、配光角に関する情報をワークの被照射面上における位置情報に変換するよう構成された光学系を通した後にワークに導くようにしているので、ワークの被照射面において、配光が広い方向においては照射範囲を狭める(絞り込む)ことなく確保したまま、配光が狭い方向においてのみ照射範囲を狭める(絞り込む)ことができる。これにより、光源装置から射出される光を、ラインセンサカメラの撮像領域に効率よく(すなわち無駄なく)照射することができ、ラインセンサの長手方向(ライン方向ともいう)における視野に対応した照射範囲を確保しながら、被照射面での放射照度を向上させることができる。
(態様2)前記光学系は、曲率半径が前記光軸に対して回転対称であるレンズを備える態様1に記載のライン光照射装置。
このような、光軸に対して曲率半径が回転対称なレンズを用いることにより、配光角に関する情報をワークの被照射面上における位置情報に変換する光学系を構成することができる。
このような、光軸に対して曲率半径が回転対称なレンズを用いることにより、配光角に関する情報をワークの被照射面上における位置情報に変換する光学系を構成することができる。
(態様3)前記光源装置の発光面が、前記光軸に対して略回転対称な形状をなす態様1又は2に記載のライン光照射装置。
このような態様であれば、発光面の形状が例えば円形状又は正多角形状等の略回転対称な形状をなすことで、ワークの被照射面におけるコリメーション半角(照射立体角)を、例えば円錐又は多角錐等の略回転対称な形状にできるため、ワーク表面に存在する傷等の欠陥を、方向によらず精度よく検出できるようになる。
このような態様であれば、発光面の形状が例えば円形状又は正多角形状等の略回転対称な形状をなすことで、ワークの被照射面におけるコリメーション半角(照射立体角)を、例えば円錐又は多角錐等の略回転対称な形状にできるため、ワーク表面に存在する傷等の欠陥を、方向によらず精度よく検出できるようになる。
(態様4)前記光源装置が、面状に並べられた複数のLEDと、当該複数のLEDの前方に配置された1又は複数のレンズアレイとを備えている態様1~3のいずれかに記載のライン光照射装置。
このような態様であれば、レンズアレイが有する各レンズの形状を調整することで所望の配光特性を得ることができ、複数のLEDから出射されたエネルギーを直交する2方向の配光が異なる配光特性を有する光源へと効率よく変換することができる。さらに、レンズアレイを有しないものにくらべて、LED13の見かけ上の発光面積を大きくすることができ、発光面の放射輝度分布の均一性を向上させることができる。
このような態様であれば、レンズアレイが有する各レンズの形状を調整することで所望の配光特性を得ることができ、複数のLEDから出射されたエネルギーを直交する2方向の配光が異なる配光特性を有する光源へと効率よく変換することができる。さらに、レンズアレイを有しないものにくらべて、LED13の見かけ上の発光面積を大きくすることができ、発光面の放射輝度分布の均一性を向上させることができる。
(態様5)前記光源装置が、前記レンズアレイから出射された光を拡散させる光拡散部を更に備える態様4に記載のライン光照射装置。
このような態様であれば、複数のLEDから出射したエネルギーを直交する2方向の配光が異なる配光特性を有する光源へと効率よく変換しつつ、ワークに入射する角度毎の放射強度をより均一にすることができ、欠陥を方向、角度、位置によらずより検出しやすくできる。
このような態様であれば、複数のLEDから出射したエネルギーを直交する2方向の配光が異なる配光特性を有する光源へと効率よく変換しつつ、ワークに入射する角度毎の放射強度をより均一にすることができ、欠陥を方向、角度、位置によらずより検出しやすくできる。
(態様6)態様1~5のいずれかに記載のライン光照射装置と、前記ワークの被照射面を撮像するものであり、その長手方向が前記所定方向と平行となるように配置されたラインセンサカメラとを備える検査システム。
このような検査システムであれば、前記した各態様のライン光照射装置と同様の作用効果を奏し得る。
このような検査システムであれば、前記した各態様のライン光照射装置と同様の作用効果を奏し得る。
100・・・ライン光照射装置
1 ・・・光源装置
1s ・・・発光面
2 ・・・光学系
W ・・・ワーク
C1 ・・・光軸
1 ・・・光源装置
1s ・・・発光面
2 ・・・光学系
W ・・・ワーク
C1 ・・・光軸
Claims (6)
- 所定方向に沿ったライン状の光をワークに照射するライン光照射装置であって、
該ライン光照射装置の光軸を含み且つ前記所定方向と平行な第1面内の配光が、前記光軸を含み且つ前記第1面に直交する第2面内の配光よりも広い配光特性を示す発光面を有する光源装置と、
当該光源装置の光出射方向の前方に配置され、前記光源装置の配光角に関する情報を前記ワークの被照射面上における位置情報に変換するように、前記光源装置から出射された光を前記ワークの被照射面に導く光学系とを備えるライン光照射装置。 - 前記光学系は、曲率半径が前記光軸に対して回転対称であるレンズを備える請求項1に記載のライン光照射装置。
- 前記光源装置の発光面が、前記光軸に対して略回転対称な形状をなす請求項1に記載のライン光照射装置。
- 前記光源装置が、面状に並べられた複数のLEDと、当該複数のLEDの前方に配置された1又は複数のレンズアレイとを備えている請求項1に記載のライン光照射装置。
- 前記光源装置が、前記レンズアレイから出射された光を拡散させる光拡散部を更に備える請求項4に記載のライン光照射装置。
- 請求項1~5のいずれかに記載のライン光照射装置と、
前記ワークの被照射面を撮像するものであり、その長手方向が前記所定方向と平行となるように配置されたラインセンサカメラとを備える検査システム。
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