JP2024050613A - 新無線(nr)における優先2ステップ無線アクセスチャネル(rach)の方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新無線(NR)における優先2ステップ無線アクセス(RACH)の方法、ネットワークノードおよび無線デバイスを提供する。【解決手段】ネットワークノードにおいて、処理回路による方法は、優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を送信する。第1の設定は、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される。方法はまた、第1の設定の電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングを実施する。【選択図】図10

Description

無線通信、詳細には、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリング。
超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)、新無線(New Radio:NR)リリース16(すなわち、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)リリース16)における2ステップランダムアクセス(RA)、およびNRリリース15における電力低減優先度が、以下で説明される。NRは、「5G」とも呼ばれる。
URLLCサービス
超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)は、NRの使用事例のカテゴリーのうちの1つである。URLLCは、ファクトリーオートメーション、電力分配、および遠隔運転などの適用例のためのレイテンシセンシティブデバイスについてのサービスに関する。URLLCは、送信信頼性およびレイテンシに関する厳しい要件を有し得、たとえば、1msの一方向レイテンシ内の99.9999%の信頼性が必要とされ得る。(3GPPリリース15とも呼ばれる)NRリリース(Rel)15では、これらの要件のうちの1つまたは複数をサポートするために、いくつかの新しい特徴および拡張が導入された。NR Rel-16では、規格化作業は、URLLCシステム性能をさらに向上させること、ならびにURLLCおよび他のNR使用事例の信頼できるおよび効率的な共存を保証することに焦点を当てた。
NRモノのインターネット(NR-IoT)デバイスの1つのタイプが、複数のサービスタイプ、たとえば、周期的URLLCタイプロボット制御メッセージ、URLLCタイプの(周期的リソースが設定される必要があり得る)時々のアラーム信号、時々のセンサーデータ送信、時々のビデオ送信またはソフトウェア更新などの他のモバイルブロードバンド(MBB)タイプトラフィックのための通信をハンドリングし得る。これは、UL送信についての無線デバイスによって多重化され得るトラフィック混合につながり、すなわち、設定される必要があり得る異なる優先度をもつMAC多重論理チャネル上の通信トラフィック混合につながり得る。
トラフィックの混合がチャネルにおいて同時に存在するとき、URLLCタイプのトラフィックは、その低レイテンシ要件などにより、より高い優先度で扱われる必要があり得る。たとえば、URLLC無線デバイスの送信がeMBB無線デバイスの送信よりも優先される無線デバイス間優先度付けが、3GPP Rel-16における規定のために研究されている。さらに、無線デバイス内優先度付け/多重化も3GPP Rel-16において規定されており、ここで、URLLC送信は、同じ無線デバイスのeMBB送信をプリエンプトすることができる。
無線リソース制御(RRC)接続の後の制御およびデータチャネルに加えて、高信頼性低レイテンシトラフィックをサポートするためのランダムアクセスプロシージャも優先処理を有する必要があり得る。
NRにおける2ステップRAおよび4ステップRA、すなわち、NRにおける通常/共通RAシグナリング
NRにおける4ステップRAプロシージャ
4ステップ手法が、ランダムアクセスプロシージャのために使用され得、ここで、4ステップ手法は図1に示されている。この手法では、無線デバイスは、同期信号(SS)を検出し、ブロードキャストされたシステム情報を復号し、その後に、アップリンクにおいてPRACHプリアンブル(メッセージ1)を送信する。ネットワークノード(たとえば、gNB)が、RAR(ランダムアクセス応答、メッセージ2)で返答する。無線デバイスは、次いで、PUSCH上で無線デバイス識別情報(メッセージ3)を送信する。
無線デバイスは、RAR中でタイミングアドバンスコマンドを受信した後にPUSCH(メッセージ3)を送信し、これは、PUSCHがサイクリックプレフィックス内にタイミング精度で受信されることを可能にする。このタイミングアドバンスがない場合、システムが無線デバイスとネットワークノードとの間の極めて小さい距離をもつセル中で適用されたのでなければ、PUSCHを復調し、検出することが可能であるために、極めて大きいサイクリックプレフィックス(CP)が必要とされ得る。NRは、無線デバイスにタイミングアドバンスを提供する必要を伴うより大きいセルをサポートし得るので、4ステップ手法は、ランダムアクセスプロシージャのために必要とされ得る。
3GPPリリース16のための2ステップRACHワークアイテム
2ステップRACHワークアイテムが、さらなる研究について承認された。
2つのステップのみにおいて初期アクセスを完了することが、図2に示されており、以下で説明されるようなものである。
- ステップ1:無線デバイスは、場合によってはPUSCH上の何らかの小さいペイロードを伴う、RRC接続要求などの上位レイヤデータとともにランダムアクセスプリアンブルを含むメッセージAを送る。
- ステップ2:ネットワークノードは、無線デバイス識別子割り振り、タイミングアドバンス情報、および競合解消メッセージなどを含む(メッセージBと呼ばれる)RARを送る。
非優先4ステップRACH
情報エレメント(IE)ランダムアクセスチャネル(RACH)-ConfigGenericが、通常のランダムアクセスならびにビーム障害回復の両方についてランダムアクセスパラメータを指定するために使用され得る。
Figure 2024050613000002
4ステップRACHが優先されない場合、電力ランピングステップサイズは、RACH-ConfigGeneric IEにおけるpowerRampingStepに従う。以下の3GPP技術仕様(TS)38.321テキストを参照されたい。
1>PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEPをpowerRampingStepにセットする。
バックオフインジケータのためのスケーリングファクタが1にセットされる。以下の3GPPTS38.321テキストを参照されたい。
1>SCALING_FACTOR_BIを1にセットする。
バックオフパラメータ値が、以下に複写される3GPP TS38.321の表7.2-1において提示される。
Figure 2024050613000003
NR Rel-15(すなわち、3GPP Rel-15)における優先4ステップRACH
3GPP Rel-15では、優先RACHは、4ステップRACHのために設定され得る。優先RACHは、ビーム障害回復のために、または、ハンドオーバのために始動されるランダムアクセスプロシージャに適用可能である。
IE RA-優先度付けは、優先ランダムアクセスを設定するために使用され得る。
Figure 2024050613000004
Figure 2024050613000005
しかしながら、優先2ステップRACHのための規格化がない。
いくつかの実施形態は、有利には、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングのための方法、システム、および装置を提供する。
本開示は、2ステップRACH msgAを優先する異なる方法を提供し、ここで、msgAは、ランダムアクセスプリアンブル部およびPUSCH部から構成される。
本開示の一態様によれば、無線デバイスと通信するように設定されたネットワークノードが提供される。本ネットワークノードは、優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を送信することであって、第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を送信することと、第1の設定の電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングを実施することとを行うように設定された、処理回路を備える。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第2の設定に関連するRAシグナリングは、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRAシグナリングのための第1の設定は、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、競合フリーランダムアクセスが優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスとのうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定はメッセージに適用され、メッセージは、ランダムアクセスプリアンブル部分と、ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分とのうちの1つを含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の送信は、システム情報ブロック(SIB)中で第1の設定をブロードキャストすることに対応する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、SIBは、第2の設定を含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズよりも大きいのうちの1つである。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された電力ステップサイズを再使用する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、第2の設定は、競合ベースランダムアクセスのために設定される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定のスケーリングファクタは、RAシグナリングのための第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する。
本開示の別の態様によれば、ネットワークノードと通信するように設定された無線デバイスが提供される。本無線デバイスは、
優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を受信することであって、第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を受信することと、第1の設定の電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングを実施することとを行うように設定された、処理回路を備える。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第2の設定に関連するRAシグナリングは、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRAシグナリングのための第1の設定は、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、競合フリーランダムアクセスが優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスとのうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、処理回路は、第1の設定をメッセージに適用するようにさらに設定され、メッセージは、ランダムアクセスプリアンブル部分と、ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分とのうちの1つを含む。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、システム情報ブロック(SIB)のブロードキャストにおいて受信される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、SIBは、第2の設定を含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズよりも大きいのうちの1つである。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された電力ステップサイズを再使用する。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、第2の設定は、競合ベースランダムアクセスのために設定される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定のスケーリングファクタは、RAシグナリングのための第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する。
本開示の別の態様によれば、無線デバイスと通信するように設定されたネットワークノードによって実装される方法が提供される。優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定が送信され、第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される。第1の設定の電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングが実施される。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第2の設定に関連するRAシグナリングは、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRAシグナリングのための第1の設定は、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、競合フリーランダムアクセスが優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスとのうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定はメッセージに適用され、メッセージは、ランダムアクセスプリアンブル部分と、ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分とのうちの1つを含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の送信は、システム情報ブロック(SIB)中で第1の設定をブロードキャストすることに対応する。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、SIBは、第2の設定を含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズよりも大きいのうちの1つである。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された電力ステップサイズを再使用する。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、第2の設定は、競合ベースランダムアクセスのために設定される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定のスケーリングファクタは、RAシグナリングのための第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する。
本開示の別の態様によれば、ネットワークノードと通信するように設定された無線デバイスによって実装される方法が提供される。
優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定が受信され、第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定され、第1の設定の電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングが実施される。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第2の設定に関連するRAシグナリングは、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRAシグナリングのための第1の設定は、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、競合フリーランダムアクセスが優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスとのうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定はメッセージに適用され、メッセージは、ランダムアクセスプリアンブル部分と、ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分とのうちの1つを含む。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、システム情報ブロック(SIB)のブロードキャストにおいて受信される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、SIBは、第2の設定を含む。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズよりも大きいのうちの1つである。
この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された電力ステップサイズを再使用する。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、第2の設定は、競合ベースランダムアクセスのために設定される。この態様の1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定のスケーリングファクタは、RAシグナリングのための第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する。
添付の図面とともに考慮されるとき、以下の詳細な説明を参照することによって、本実施形態のより完全な理解、ならびにそれらの付随する利点および特徴がより容易に理解されよう。
4ステップランダムアクセスプロシージャのシグナリング図である。 2ステップ初期アクセスプロシージャのシグナリング図である。 本開示における原理による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信システムを示す例示的なネットワークアーキテクチャの概略図である。 本開示のいくつかの実施形態による、少なくとも部分的に無線接続上で、ネットワークノードを介して無線デバイスと通信するホストコンピュータのブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスにおいてクライアントアプリケーションを実行するための、ホストコンピュータとネットワークノードと無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスにおいてユーザデータを受信するための、ホストコンピュータとネットワークノードと無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータにおいて無線デバイスからユーザデータを受信するための、ホストコンピュータとネットワークノードと無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータにおいてユーザデータを受信するための、ホストコンピュータとネットワークノードと無線デバイスとを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノードにおける例示的なプロセスのフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノードにおける別の例示的なプロセスのフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスにおける例示的なプロセスのフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスにおける別の例示的なプロセスのフローチャートである。
例示的な実施形態について詳細に説明する前に、実施形態は、主に、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに関係する、装置構成要素と処理ステップとの組合せ中に存在することに留意されたい。それに応じて、本明細書の説明の利益を有する当業者に容易に明らかになるであろう詳細で本開示を不明瞭にしないように、適切な場合、図面において構成要素が従来のシンボルによって表され、実施形態を理解することに関係するそれらの具体的な詳細のみを示す。同様の番号は、説明全体にわたって同様のエレメントを指す。
本明細書で使用される、「第1」および「第2」、「上部」および「下部」などの関係語は、単に、あるエンティティまたはエレメントを別のエンティティまたはエレメントと区別するために、必ずしも、そのようなエンティティまたはエレメント間の何らかの物理的または論理的関係または順序を必要とすることまたは暗示することなしに、使用され得る。本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、本明細書で説明される概念を限定するものではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示しない限り、複数形をも含むものとする。さらに、本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、完全体、ステップ、動作、エレメント、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、完全体、ステップ、動作、エレメント、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことを理解されよう。
本明細書で説明される実施形態では、結合用語(joining term)「と通信している(in communication with)」などは、たとえば、物理的な接触、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外線シグナリングまたは光シグナリングによって達成され得る、電気またはデータ通信を指示するために使用され得る。複数の構成要素が相互動作し得ること、ならびに修正および変形が、電気およびデータ通信を達成することについて可能であることを、当業者は諒解されよう。
本明細書で説明されるいくつかの実施形態では、「結合された」、「接続された」などという用語は、必ずしも直接とは限らないが、接続を指示するために本明細書で使用され得、有線接続および/または無線接続を含み得る。
本明細書で使用される「ネットワークノード」という用語は、基地局(BS)、無線基地局、基地トランシーバ局(BTS)、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、gノードB(gNB)、エボルブドノードB(eNBまたはeノードB)、ノードB、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR無線ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、無線アクセスバックホール統合伝送(IAB)ノード、リレーノード、ドナーノード制御リレー、無線アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、リモートラジオユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(たとえば、移動管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、協調ノード、測位ノード、MDTノードなど)、外部ノード(たとえば、第三者ノード、現在のネットワークの外部のノード)、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、スペクトルアクセスシステム(SAS)ノード、エレメント管理システム(EMS)などのいずれかをさらに備え得る、無線ネットワーク中に備えられる任意の種類のネットワークノードであり得る。ネットワークノードは、テスト機器をも備え得る。本明細書で使用される「無線ノード」という用語は、無線デバイス(WD)または無線ネットワークノードなどの無線デバイス(WD)を示すためにも使用され得る。
いくつかの実施形態では、無線デバイス(WD)またはユーザ機器(UE)という非限定的な用語が互換的に使用される。本明細書のWDは、無線デバイス(WD)など、無線信号を介してネットワークノードまたは別のWDと通信することが可能な任意のタイプの無線デバイスであり得る。WDはまた、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)WD、マシン型WDまたはマシンツーマシン通信(M2M)が可能なWD、低コストおよび/または低複雑度WD、WDを装備したセンサー、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、顧客構内機器(CPE)、モノのインターネット(IoT)デバイス、または狭帯域IoT(NB-IOT)デバイスなどであり得る。
また、いくつかの実施形態では、「無線ネットワークノード」という一般用語が使用される。無線ネットワークノードは、基地局、無線基地局、基地トランシーバ局、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、RNC、エボルブドノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、IABノード、リレーノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)のいずれかを備え得る、任意の種類の無線ネットワークノードであり得る。
指示は、概して、指示が表しおよび/または指示する情報を、明示的におよび/または暗黙的に指示し得る。暗黙的指示は、たとえば、送信のために使用される位置および/またはリソースに基づき得る。明示的指示は、たとえば、1つまたは複数のパラメータ、および/または1つまたは複数のインデックス、および/または情報を表す1つまたは複数のビットパターンを伴う、パラメータ化に基づき得る。
ダウンリンクにおいて送信することは、ネットワークまたはネットワークノードから端末への送信に関し得る。アップリンクにおいて送信することは、端末からネットワークまたはネットワークノードへの送信に関し得る。サイドリンクにおいて送信することは、ある端末から別の端末への(直接)送信に関し得る。アップリンク、ダウンリンクおよびサイドリンク(たとえば、サイドリンク送信および受信)は、通信方向と見なされ得る。いくつかの変形態では、アップリンクおよびダウンリンクはまた、たとえば、たとえば基地局または同様のネットワークノード間の、無線バックホールおよび/またはリレー通信ならびに/あるいは(無線)ネットワーク通信、特にそのようなものにおいて終端する通信のための、ネットワークノード間の無線通信について説明するために使用され得る。バックホールおよび/またはリレー通信、ならびに/あるいはネットワーク通信は、サイドリンクまたはアップリンク通信あるいはそれらと同様のものの形式として実装されると見なされ得る。
端末または無線デバイスまたはノードを設定することは、無線デバイスまたはノードに、その設定、たとえば、少なくとも1つのセッティングおよび/またはレジスタエントリおよび/または動作モードを変更するように命令すること、ならびに/あるいはそれらを変更させることを伴い得る。端末または無線デバイスまたはノードは、たとえば、端末または無線デバイスのメモリ中の情報またはデータに従って、それ自体を設定するように適応され得る。他のデバイスまたはノードまたはネットワークによって、ノードまたは端末または無線デバイスを設定することは、他のデバイスまたはノードまたはネットワークによって、無線デバイスまたはノードに、情報および/またはデータおよび/または命令、たとえば、(また、設定データであり、および/または設定データを含み得る)割り当てデータおよび/またはスケジューリングデータおよび/またはスケジューリンググラントを送信することを指しおよび/または含み得る。端末を設定することは、どの変調および/または符号化を使用すべきかを指示する割り当て/設定データを端末に送ることを含み得る。端末は、スケジューリングデータでおよび/またはスケジューリングデータについて設定され、ならびに/あるいは、たとえば送信のために、スケジュールされたおよび/もしくは割り当てられたアップリンクリソースを使用し、および/または、たとえば受信のために、スケジュールされたおよび/もしくは割り当てられたダウンリンクリソースを使用するように設定され得る。アップリンクリソースおよび/またはダウンリンクリソースは、割り当てまたは設定データでスケジュールされ、および/あるいは割り当てまたは設定データを提供され得る。
本開示では、たとえば、3GPP LTEおよび/または新無線(NR)など、1つの特定の無線システムからの専門用語が使用され得るが、これは、本開示の範囲を上述のシステムのみに限定するものと見なされるべきでないことに留意されたい。限定はしないが、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、および汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)を含む、他の無線システムも、本開示内でカバーされるアイデアを活用することから恩恵を受け得る。
無線デバイスまたはネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される機能が、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノード上で分散され得ることにさらに留意されたい。言い換えれば、本明細書で説明されるネットワークノードおよび無線デバイスの機能は、単一の物理デバイスによる実施に限定されず、実際は、いくつかの物理デバイスの間で分散され得ると考えられる。
別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されていない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことをさらに理解されよう。
本明細書で開示される実施形態は、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングを提供する。再び図面を参照すると、同様のエレメントが同様の参照番号によって参照されており、図3では、一実施形態による、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク12とコアネットワーク14とを備える、LTEおよび/またはNR(5G)などの規格をサポートし得る3GPPタイプセルラネットワークなど、通信システム10の概略図が示されている。アクセスネットワーク12は、各々が、対応する(まとめてカバレッジエリア18と呼ばれる)カバレッジエリア18a、18b、18cを規定する、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、(まとめてネットワークノード16と呼ばれる)複数のネットワークノード16a、16b、16cを備える。各ネットワークノード16a、16b、16cは、有線接続または無線接続20上でコアネットワーク14に接続可能である。カバレッジエリア18a中に位置する第1の無線デバイス(WD)22aが、対応するネットワークノード16cに無線で接続するように設定されるか、または対応するネットワークノード16cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア18b中の第2のWD22bが、対応するネットワークノード16aに無線で接続可能である。この例では(まとめて無線デバイス22と呼ばれる)複数のWD22a、22bが示されているが、開示される実施形態は、唯一のWDがカバレッジエリア中にある状況、または、唯一のWDが、対応するネットワークノード16に接続している状況に、等しく適用可能である。便宜上、2つのWD22および3つのネットワークノード16のみが示されているが、通信システムは、より多くのWD22およびネットワークノード16を含み得ることに留意されたい。
また、WD22が、2つ以上のネットワークノード16および2つ以上のタイプのネットワークノード16と同時通信しており、ならびに/またはそれらと別々に通信するように設定され得ると考えられる。たとえば、WD22は、LTEをサポートするネットワークノード16およびNRをサポートする同じまたは異なるネットワークノード16とのデュアルコネクティビティを有することができる。一例として、WD22は、LTE/E-UTRANのためのeNBおよびNR/NG-RANのためのgNBと通信していることがある。
通信システム10は、それ自体、ホストコンピュータ24に接続され得、ホストコンピュータ24は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得るか、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダの代わりに動作され得る。通信システム10とホストコンピュータ24との間の接続26、28が、コアネットワーク14からホストコンピュータ24まで直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク30を介して延び得る。中間ネットワーク30は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得る。中間ネットワーク30は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得る。いくつかの実施形態では、中間ネットワーク30は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図3の通信システムは、全体として、接続されたWD22a、22bのうちの1つとホストコンピュータ24との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続として説明され得る。ホストコンピュータ24および接続されたWD22a、22bは、アクセスネットワーク12、コアネットワーク14、任意の中間ネットワーク30および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続は、OTT接続が通過する、参加する通信デバイスのうちの少なくともいくつかが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングを認識していないという点で、透過的であり得る。たとえば、ネットワークノード16が、接続されたWD22aにフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ24から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して、通知されないことがあり、または通知される必要がない。同様に、ネットワークノード16は、WD22aから発生してホストコンピュータ24に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
ネットワークノード16は、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに関してなど、本明細書で説明されるように1つまたは複数のネットワークノード16機能を実施するように設定されたランダムアクセスチャネル(RACH)ユニット32を含むように設定される。本明細書で使用される、RACHシグナリングは、RAシグナリングに対応する。無線デバイス22は、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに関してなど、本明細書で説明される1つまたは複数の無線デバイス22機能を実施するように設定されたランダムアクセス(RA)ユニット34を含むように設定される。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたWD22、ネットワークノード16およびホストコンピュータ24の例示的な実装形態が、図4を参照しながら説明される。通信システム10では、ホストコンピュータ24は、通信システム10の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース40を含む、ハードウェア(HW)38を備える。ホストコンピュータ24は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路42をさらに備える。処理回路42は、プロセッサ44とメモリ46とを含み得る。詳細には、中央処理ユニットなどのプロセッサおよびメモリに加えて、またはそれらの代わりに、処理回路42は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備え得る。プロセッサ44は、メモリ46にアクセスする(たとえば、メモリ46に書き込む、および/またはメモリ46から読み取る)ように設定され得、メモリ46は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)を含み得る。
処理回路42は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれをも制御するように、ならびに/あるいはそのような方法および/またはプロセスを、たとえば、ホストコンピュータ24によって実施させるように、設定され得る。プロセッサ44は、本明細書で説明されるホストコンピュータ24機能を実施するための1つまたは複数のプロセッサ44に対応する。ホストコンピュータ24は、データ、プログラマチックソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明される他の情報を記憶するように設定されたメモリ46を含む。いくつかの実施形態では、ソフトウェア48および/またはホストアプリケーション50は、プロセッサ44および/または処理回路42によって実行されたとき、プロセッサ44および/または処理回路42に、ホストコンピュータ24に関して本明細書で説明されるプロセスを実施させる命令を含み得る。命令は、ホストコンピュータ24に関連するソフトウェアであり得る。
ソフトウェア48は、処理回路42によって実行可能であり得る。ソフトウェア48はホストアプリケーション50を含む。ホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24において終端するOTT接続52を介して接続するWD22など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション50は、OTT接続52を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。「ユーザデータ」は、説明される機能を実装するものとして本明細書で説明される、データおよび情報であり得る。一実施形態では、ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダに制御および機能を提供するために設定され得、サービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダの代わりに動作され得る。ホストコンピュータ24の処理回路42は、ホストコンピュータ24が、ネットワークノード16および/または無線デバイス22を観測、監視、制御すること、ネットワークノード16および/または無線デバイス22に送信すること、ならびに/あるいはネットワークノード16および/または無線デバイス22から受信することを可能にし得る。ホストコンピュータ24の処理回路42は、サービスプロバイダが、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに関係するおよび/または関連する情報を、処理、受信、送信、フォワーディング、中継、記憶することなどを可能にするように設定された情報ユニット54を含み得る。
通信システム10は、通信システム10中に提供されるネットワークノード16をさらに含み、ネットワークノード16は、ネットワークノード16がホストコンピュータ24およびWD22と通信することを可能にするハードウェア58を含む。ハードウェア58は、通信システム10の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース60、ならびにネットワークノード16によってサーブされるカバレッジエリア18中に位置するWD22との少なくとも無線接続64をセットアップおよび維持するための無線インターフェース62を含み得る。無線インターフェース62は、たとえば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、および/または1つまたは複数のRFトランシーバとして形成され得るか、あるいはそれらを含み得る。通信インターフェース60は、ホストコンピュータ24への接続66を容易にするように設定され得る。接続66は直接であり得るか、あるいは、接続66は、通信システム10のコアネットワーク14を、および/または通信システム10の外部の1つまたは複数の中間ネットワーク30を通過し得る。
示されている実施形態では、ネットワークノード16のハードウェア58は、処理回路68をさらに含む。処理回路68は、プロセッサ70とメモリ72とを含み得る。詳細には、中央処理ユニットなどのプロセッサおよびメモリに加えて、またはそれらの代わりに、処理回路68は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備え得る。プロセッサ70は、メモリ72にアクセスする(たとえば、メモリ72に書き込む、および/またはメモリ72から読み取る)ように設定され得、メモリ72は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)を含み得る。
したがって、ネットワークノード16は、たとえば、メモリ72に内部的に記憶されたか、または外部接続を介してネットワークノード16によってアクセス可能な外部メモリ(たとえば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に記憶されたソフトウェア74をさらに有する。ソフトウェア74は、処理回路68によって実行可能であり得る。処理回路68は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれをも制御するように、ならびに/あるいはそのような方法および/またはプロセスを、たとえば、ネットワークノード16によって実施させるように、設定され得る。プロセッサ70は、本明細書で説明されるネットワークノード16機能を実施するための1つまたは複数のプロセッサ70に対応する。メモリ72は、データ、プログラマチックソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明される他の情報を記憶するように設定される。いくつかの実施形態では、ソフトウェア74は、プロセッサ70および/または処理回路68によって実行されたとき、プロセッサ70および/または処理回路68に、ネットワークノード16に関して本明細書で説明されるプロセスを実施させる命令を含み得る。たとえば、ネットワークノード16の処理回路68は、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに関してなど、本明細書で説明される1つまたは複数のネットワークノード16機能を実施するように設定されたRACHユニット32を含み得る。
通信システム10は、すでに言及されたWD22をさらに含む。WD22は、WD22が現在位置するカバレッジエリア18をサーブするネットワークノード16との無線接続64をセットアップおよび維持するように設定された無線インターフェース82を含み得る、ハードウェア80を有し得る。無線インターフェース82は、たとえば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、および/または1つまたは複数のRFトランシーバとして形成され得るか、あるいはそれらを含み得る。
WD22のハードウェア80は、処理回路84をさらに含む。処理回路84は、プロセッサ86とメモリ88とを含み得る。詳細には、中央処理ユニットなどのプロセッサおよびメモリに加えて、またはそれらの代わりに、処理回路84は、処理および/または制御のための集積回路、たとえば、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備え得る。プロセッサ86は、メモリ88にアクセスする(たとえば、メモリ88に書き込む、および/またはメモリ88から読み取る)ように設定され得、メモリ88は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)を含み得る。
したがって、WD22はソフトウェア90をさらに備え得、ソフトウェア90は、たとえば、WD22におけるメモリ88に記憶されるか、またはWD22によってアクセス可能な外部メモリ(たとえば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に記憶される。ソフトウェア90は、処理回路84によって実行可能であり得る。ソフトウェア90は、クライアントアプリケーション92を含み得る。クライアントアプリケーション92は、ホストコンピュータ24のサポートを伴って、WD22を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ24では、実行しているホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24において終端するOTT接続52を介して、実行しているクライアントアプリケーション92と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション92は、ホストアプリケーション50から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続52は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション92は、クライアントアプリケーション92が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
処理回路84は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれをも制御するように、ならびに/あるいはそのような方法および/またはプロセスを、たとえば、WD22によって実施させるように、設定され得る。プロセッサ86は、本明細書で説明されるWD22機能を実施するための1つまたは複数のプロセッサ86に対応する。WD22は、データ、プログラマチックソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明される他の情報を記憶するように設定されたメモリ88を含む。いくつかの実施形態では、ソフトウェア90および/またはクライアントアプリケーション92は、プロセッサ86および/または処理回路84によって実行されたとき、プロセッサ86および/または処理回路84に、WD22に関して本明細書で説明されるプロセスを実施させる命令を含み得る。たとえば、無線デバイス22の処理回路84は、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに関してなど、本明細書で説明されるように1つまたは複数の無線デバイス22機能を実施するように設定されたRAユニット34を含み得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード16、WD22、およびホストコンピュータ24の内部の働きは、図4に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図3のものであり得る。
図4では、OTT接続52は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、ネットワークノード16を介したホストコンピュータ24と無線デバイス22との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、WD22からまたはホストコンピュータ24を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続52がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが、(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
WD22とネットワークノード16との間の無線接続64は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続64が最後のセグメントを形成し得るOTT接続52を使用して、WD22に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態のうちのいくつかの教示は、データレート、レイテンシ、および/または電力消費を改善し、それにより、低減されたユーザ待ち時間、ファイルサイズに対する緩和された制限、より良い応答性、延長されたバッテリー寿命などの利益を提供し得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ24とWD22との間のOTT接続52を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続52を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ24のソフトウェア48においてまたはWD22のソフトウェア90において、またはその両方において実装され得る。実施形態では、OTT接続52が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、あるいはソフトウェア48、90が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続52の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、ネットワークノード16に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、ネットワークノード16に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。いくつかのそのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ24の測定を容易にするプロプライエタリWDシグナリングを伴い得る。いくつかの実施形態では、測定は、ソフトウェア48、90が、伝搬時間、エラーなどを監視しながら、ソフトウェア48、90が、OTT接続52を使用して、メッセージ、特に、空のまたは「ダミー」メッセージを送信させるという点で実装され得る。
したがって、いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを提供するように設定された処理回路42と、WD22への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェース40とを含む。いくつかの実施形態では、セルラネットワークは、無線インターフェース62をもつネットワークノード16をも含む。いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、WD22への送信を準備/始動/維持/サポート/終了すること、および/またはWD22からの送信の受信において準備/終端/維持/サポート/終了することを行うための本明細書で説明される機能および/または方法を実施するように設定され、ならびに/あるいはネットワークノード16の処理回路68はそれらを実施するように設定される。
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、処理回路42と、通信インターフェース40とを含み、通信インターフェース40は、WD22からネットワークノード16への送信から発信したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース40に設定される。いくつかの実施形態では、WD22は、ネットワークノード16への送信を準備/始動/維持/サポート/終了すること、および/またはネットワークノード16からの送信の受信において準備/終端/維持/サポート/終了することを行うための本明細書で説明される機能および/または方法を実施するように設定され、および/またはそれらを実施するように設定された無線インターフェース82および/または処理回路84を備える。
図3および図4は、それぞれのプロセッサ内にあるものとして、RACHユニット32およびRAユニット34などの様々な「ユニット」を示すが、これらのユニットは、ユニットの一部分が処理回路内の対応するメモリに記憶されるように、実装され得ることが考えられる。言い換えれば、ユニットは、ハードウェアで、またはハードウェアと処理回路内のソフトウェアとの組合せで実装され得る。本開示の実装形態は、OTT機能を使用せずに行われ得ることに留意されたい。言い換えれば、本明細書で説明される実施形態の実装形態は、ホストコンピュータ24と接続28との包含を必要としない。
図5は、一実施形態による、たとえば、図3および図4の通信システムなど、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図4を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含み得る。方法の第1のステップにおいて、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS100)。第1のステップの随意のサブステップにおいて、ホストコンピュータ24は、たとえば、ホストアプリケーション50など、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する(ブロックS102)。第2のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを搬送する送信を始動する(ブロックS104)。随意の第3のステップにおいて、ネットワークノード16は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータ24が始動した送信において搬送されたユーザデータをWD22に送信する(ブロックS106)。随意の第4のステップにおいて、WD22は、ホストコンピュータ24によって実行されるホストアプリケーション50に関連する、たとえば、クライアントアプリケーション92など、クライアントアプリケーションを実行する(ブロックS108)。
図6は、一実施形態による、たとえば、図3の通信システムなど、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図3および図4を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含み得る。方法の第1のステップにおいて、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS110)。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータ24は、たとえば、ホストアプリケーション50など、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第2のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを搬送する送信を始動する(ブロックS112)。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード16を介して進み得る。随意の第3のステップにおいて、WD22は、送信において搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS114)。
図7は、一実施形態による、たとえば、図3の通信システムなど、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図3および図4を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含み得る。方法の随意の第1のステップにおいて、WD22は、ホストコンピュータ24によって提供された入力データを受信する(ブロックS116)。第1のステップの随意のサブステップにおいて、WD22は、ホストコンピュータ24によって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーション92を実行する(ブロックS118)。追加または代替として、随意の第2のステップにおいて、WD22はユーザデータを提供する(ブロックS120)。第2のステップの随意のサブステップにおいて、WDは、たとえば、クライアントアプリケーション92など、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する(ブロックS122)。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーション92は、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、WD22は、随意の第3のサブステップにおいて、ホストコンピュータ24へのユーザデータの送信を始動し得る(ブロックS124)。方法の第4のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、WD22から送信されたユーザデータを受信する(ブロックS126)。
図8は、一実施形態による、たとえば、図3の通信システムなど、通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、図3および図4を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含み得る。方法の随意の第1のステップにおいて、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード16は、WD22からユーザデータを受信する(ブロックS128)。随意の第2のステップにおいて、ネットワークノード16は、ホストコンピュータ24への、受信されたユーザデータの送信を始動する(ブロックS130)。第3のステップにおいて、ホストコンピュータ24は、ネットワークノード16によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS132)。
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノード16における例示的なプロセスのフローチャートである。ネットワークノード16によって実施される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、処理回路68中のRACHユニット32、プロセッサ70、無線インターフェース62などによってなど、ネットワークノード16の1つまたは複数のエレメントによって実施され得る。1つまたは複数の実施形態では、処理回路68、プロセッサ70、RACHユニット32、通信インターフェース60および無線インターフェース62のうちの1つまたは複数を介してなど、ネットワークノード16は、本明細書で説明されるように、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに参加する(ブロックS134)ように設定される。
1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、メッセージAとメッセージBとを含み、メッセージAは、ランダムアクセスプリアンブル部とアップリンク共有チャネル部とを含む。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、4ステップRACHシグナリングとは別個の電力ランピング設定に対応し、優先2ステップRACHシグナリングは、4ステップRACHシグナリングよりも大きい電力ステップサイズを使用する。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、非優先2ステップRACHシグナリングおよび4ステップRACHシグナリングとは異なる電力ステップサイズを使用する。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、4ステップ競合フリー無線アクセスにおいて使用されるバックオフタイミングに少なくとも部分的に基づいてスケーリングされる電力バックオフ時間に関連する。
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノード16における別の例示的なプロセスのフローチャートである。ネットワークノード16によって実施される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、処理回路68中のRACHユニット32、プロセッサ70、無線インターフェース62などによってなど、ネットワークノード16の1つまたは複数のエレメントによって実施され得る。1つまたは複数の実施形態では、処理回路68、プロセッサ70、RACHユニット32、通信インターフェース60および無線インターフェース62のうちの1つまたは複数を介してなど、ネットワークノード16は、本明細書で説明されるように、優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を送信することであって、第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を送信すること(ブロックS136)を行うように設定される。1つまたは複数の実施形態では、処理回路68、プロセッサ70、RACHユニット32、通信インターフェース60および無線インターフェース62のうちの1つまたは複数を介してなど、ネットワークノード16は、本明細書で説明されるように、第1の設定の電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングを実施する(ブロックS138)ように設定される。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する。1つまたは複数の実施形態によれば、第2の設定に関連するRAシグナリングは、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRAシグナリングのための第1の設定は、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、競合フリーランダムアクセスが優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスとのうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定はメッセージに適用され、メッセージは、ランダムアクセスプリアンブル部分と、ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分とのうちの1つを含む。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の送信は、システム情報ブロック(SIB)中で第1の設定をブロードキャストすることに対応する。1つまたは複数の実施形態によれば、SIBは、第2の設定を含む。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズよりも大きいのうちの1つである。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された電力ステップサイズを再使用する。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、第2の設定は、競合ベースランダムアクセスのために設定される。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定のスケーリングファクタは、RAシグナリングのための第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する。
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイス22における例示的なプロセスのフローチャートである。無線デバイス22によって実施される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、処理回路84中のRAユニット34、プロセッサ86、無線インターフェース82などによってなど、無線デバイス22の1つまたは複数のエレメントによって実施され得る。1つまたは複数の実施形態では、処理回路84、RAユニット34、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介してなど、無線デバイスは、本明細書で説明されるように、ランダムアクセスプロシージャを実施するための優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに参加する(ブロックS140)ように設定される。
1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、メッセージAとメッセージBとを含み、メッセージAは、ランダムアクセスプリアンブル部とアップリンク共有チャネル部とを含む。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、4ステップRACHシグナリングとは別個の電力ランピング設定に対応し、優先2ステップRACHシグナリングは、4ステップRACHシグナリングよりも大きい電力ステップサイズを使用する。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、非優先2ステップRACHシグナリングおよび4ステップRACHシグナリングとは異なる電力ステップサイズを使用する。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRACHシグナリングは、4ステップ競合フリー無線アクセスにおいて使用されるバックオフタイミングに少なくとも部分的に基づいてスケーリングされる電力バックオフ時間に関連する。
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイス22における別の例示的なプロセスのフローチャートである。無線デバイス22によって実施される1つまたは複数のブロックおよび/または機能は、処理回路84中のRAユニット34、プロセッサ86、無線インターフェース82などによってなど、無線デバイス22の1つまたは複数のエレメントによって実施され得る。1つまたは複数の実施形態では、処理回路84、RAユニット34、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介してなど、無線デバイスは、本明細書で説明されるように、優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を受信することであって、第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を受信すること(ブロックS142)を行うように設定される。1つまたは複数の実施形態では、処理回路84、RAユニット34、プロセッサ86および無線インターフェース82のうちの1つまたは複数を介してなど、無線デバイス22は、本明細書で説明されるように、第1の設定の電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングを実施する(ブロックS144)ように設定される。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する。1つまたは複数の実施形態によれば、第2の設定に関連するRAシグナリングは、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである。1つまたは複数の実施形態によれば、優先2ステップRAシグナリングのための第1の設定は、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する。
1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定に関連するスケーリングファクタは、競合フリーランダムアクセスが優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の競合ベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスとのうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される。1つまたは複数の実施形態によれば、処理回路84は、第1の設定をメッセージに適用するようにさらに設定され、メッセージは、ランダムアクセスプリアンブル部分と、ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分とのうちの1つを含む。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、システム情報ブロック(SIB)のブロードキャストにおいて受信される。
1つまたは複数の実施形態によれば、SIBは、第2の設定を含む。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズよりも大きいのうちの1つである。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定の電力ランピングステップは、第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された電力ステップサイズを再使用する。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定は、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、第2の設定は、競合ベースランダムアクセスのために設定される。1つまたは複数の実施形態によれば、第1の設定のスケーリングファクタは、RAシグナリングのための第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する。
優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングのための構成を概括的に説明したが、これらの構成、機能およびプロセスについての詳細が以下のように提供され、これらは、ネットワークノード16、無線デバイス22および/またはホストコンピュータ24によって実装され得る。特に、本明細書で説明されるように、2ステップRA設定は、電力/BI設定が2ステップRACH/RAのために優先され得るように、4ステップRAとは別個に提供/設定される。1つまたは複数の実施形態では、優先2ステップRAは、少なくとも、優先4ステップRAと、共通電力ランピングステップおよび共通バックオフ指示を用いた既存の/非優先4ステップRAおよび非優先2ステップRAとのうちの少なくとも1つと比較したとき、専用の高い電力、低いレイテンシなどのうちの1つまたは複数を含む。1つまたは複数の実施形態では、非優先2ステップRACH/RAシグナリングは、本明細書で説明される優先度付けパラメータで設定されない、通常/共通2ステップRACH/RAシグナリングに対応する。
1つまたは複数の実施形態では、RAは、たとえば、4ステップRAおよび4ステップRAシグナリングが4ステップRACHおよび4ステップRACHシグナリングに対応し得るように、RACHと互換的に使用され、その逆も同様である。1つまたは複数の実施形態では、2ステップRAシグナリングが、msgA:プリアンブルおよび/またはmsgA:PUSCHと、msgBとを含み、本明細書で説明される教示は、優先2ステップRAシグナリングの一部または全部に適用される。1つまたは複数の実施形態では、4ステップRAシグナリングは、msg1~msg4を含む。
本明細書で説明される1つまたは複数の方法は、2ステップRACH msgAのための優先RACHを有利に提供し、ここで、msgAは、ランダムアクセスプリアンブル(すなわち、PRACH)部およびPUSCH部から構成される。
RACHにおける2ステップRAにおけるmsgAの電力ランピング
2ステップRAにおけるmsgAと4ステップRAにおけるmsg1とのための別個の電力ランピング
一実施形態では、2ステップRAのための電力ランピングステップサイズの別個の設定が、ネットワークノード16および/または無線デバイス22によって適用され、これは、より大きい電力ランピングステップサイズを可能にし得る。2ステップRACHが、より高速なランダムアクセス(RA)成功(たとえば、成功したランダムアクセスプロシージャ)を望むRAユニット34を介してなど、無線デバイス22によって使用され得るので、2ステップRAのための電力ランピングは、ネットワークノード16によってなど、4ステップRACHのための電力ランピングとは別個に設定され得る。別個の設定は、2ステップRAが、4ステップRACHの電力ランピングステップサイズよりも大きい電力ランピングステップサイズを使用することを可能にし得る。本明細書で使用される、電力ランピングステップサイズ、電力ステップサイズおよびステップサイズは、互換的に使用さ得る。
プリアンブルのターゲット受信電力が(たとえば、3GPP TS38.321においてなどの無線デバイスプロトコルにおいて説明されるように)電力ランピングサイズステップと線形的にスケーリングするので、より大きい電力ランピングステップサイズが、プリアンブル部とPUSCH部の両方について、2ステップRACHのためのより高い送信電力レベルで実装されることを可能にされる。
1>PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWERをpreambleReceivedTargetPower+DELTA_PREAMBLE+(PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER-1)×PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEPにセットする。
「high-prio」、すなわち、高優先度の、2ステップが、すべてのRRC状態において無線デバイス22のターゲットにされるときの、共通IE RACH-ConfigGenericにおける2ステップRACHのRRC設定を規定する一例が、以下に示されている。
太字の部分が既存の規格の変更を指示し得る、RACH-ConfigGeneric情報エレメント。
Figure 2024050613000006
言い換えれば、通常/既存の/共通RAシグナリングは、上記で指示された「powerRampingStep」と「ra-ResponseWindow」とを含み得、優先2ステップRAシグナリングは、「powerRamplingStepHighPriority」および/または「scalingFactorBI」を含む。
ハンドオーバ(HO)のための競合ベースランダムアクセス(CBRA)のための「high-prio」2ステップのときの、専用IE RACH-ConfigDedicatedにおける2ステップRACHのRRC設定を規定する別の例が、以下に示されている。CBRAは、概して、msg1またはmsgA送信のために使用されるリソースが、無線デバイス22によって、リソースのセットからランダムに選択される場合を指し得る。競合フリーランダムアクセス(CFRA)は、概して、無線デバイス22がmsg1またはmsgAを送信することを開始する前に、msg1またはmsgA送信のためのリソースが、ネットワークノード16によって、専用シグナリングにおいて割り振られる場合を指し得る。
太字の部分が既存の規格の変更を指示し得る、RACH-ConfigDedicated情報エレメント。
Figure 2024050613000007
別の実施形態では、高優先度電力ランピングステップサイズのみが、2ステップRAのために別個に設定され得る。1つまたは複数の実施形態では、優先度電力ランピングステップサイズは、msgAプリアンブル部に適用されるか、またはmsgAプリアンブル部とmsgA PUSCH部の両方に適用される。たとえば、いくつかの実施形態では、時々無線デバイス22によって選択されたプリアンブルであるプリアンブル部のみをもつmsgAが使用され、これは、PUSCHリソースが有効でないことにより、PUSCH部上にマッピングされることが可能でないことがある。1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数のRACH設定が、無線インターフェース62を介してなど、ネットワークノード16によって、無線デバイス22にシグナリングされ得る。1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数のRACH設定は、無線デバイス22のメモリ88に記憶される。
2ステップRACHは、4ステップRACHの電力ランピングステップサイズよりも大きい電力ランピングステップサイズで設定され得る。
Figure 2024050613000008
4ステップRAのために規定されたステップサイズを再使用する
1つまたは複数の実施形態では、追加のシグナリングオーバーヘッドを導入することを回避するために、通常(すなわち、優先されない)電力ランピングステップサイズ、および4ステップRAのために使用される優先電力ランピングステップサイズも、ネットワークノード16および/または無線デバイス22による2ステップRAによって使用され得る。
1つまたは複数の実施形態では、高優先度ステップサイズのみが、無線デバイス22および/またはネットワークノード16による2ステップRAによって常に使用され得、2ステップRAは、競合ベースRA、またはサポートされる場合は競合フリーRAのいずれかであり得る(CFRAは2ステップRAによってサポートされることもサポートされないこともある)。
1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22および/またはネットワークノード16は、競合ベース2ステップランダムアクセスによる通常(優先されない)電力ランピングステップサイズを使用し、高優先度ステップサイズは競合ベースランダムアクセスによって使用される。
1つまたは複数の実施形態では、無線デバイス22および/またはネットワークノード16は、競合ベース2ステップRAによる通常電力ランピングステップサイズのみを使用し得、競合フリーランダムアクセスは、2ステップRAによってサポートされないことがある。
1つまたは複数の実施形態では、送信されるべきこの論理チャネル(LCH)またはこの論理チャネルグループ(LCG)に属する論理チャネルについてのデータの論理チャネル優先度が高く、たとえば、URLLCであるとき、高優先度電力ランピングステップサイズのみが、2ステップRAを実施するための処理回路84を介してなど、無線デバイス22において使用され得る。
1つまたは複数の実施形態では、送信されるべき論理チャネル(LCH)またはこの論理チャネルグループ(LCG)に属する論理チャネルについてのデータの論理チャネル優先度が、設定されたセッティングに従うとき、高優先度電力ランピングステップサイズのみが、2ステップRAを実施するための処理回路84を介してなど、無線デバイス22において使用される。
上記の1つまたは複数の実施形態におけるステップサイズは、msgAプリアンブル部のためのステップサイズおよび/またはmsgA PUSCH部のためのステップサイズであり得る。
2ステップRAのための優先バックオフ時間
2ステップ競合ベースRAが、4ステップ競合フリーRAのために使用されるタイミングのスケーリングされたバージョンを使用し得る
1つまたは複数の実施形態では、2ステップRACHは、ランダムバックオフ時間を選択するためのウィンドウがより短いような、バックオフインジケータのスケーリングファクタで、処理回路68および/またはRACHユニット32を介して、ネットワークノード16によって設定され得る。
いくつかの実施形態では、スケーリングファクタは、以下のうちの1つまたは複数に対応し、および/または少なくとも部分的に基づくことができる。
- 4ステップRAのために設定されたスケーリングファクタ
- 別個に設定されたスケーリングファクタ
いくつかの実施形態では、スケーリングファクタは、以下のうちの1つまたは複数に対応し、および/または少なくとも部分的に基づくことができる。
- CFRAが2ステップRAによってサポートされない場合、競合ベースRAのみ。
- 2ステップRAにおける競合フリーRAのみ
- 2ステップRAにおける競合ベースRAと競合フリーRAの両方
これは、前のmsgAがアタッチメント(attachment)を達成することに成功しなかった場合、無線デバイス22が、処理回路84および/またはRAユニット34を介してなど、後続のmsgA試みをより迅速に実施することを可能にする。規格化コードは、以下の通りであり得る。
scalingFactorBI ENUMERATED{0,dot25,dot5,dot75} OPTIONAL, --Need R
別個のタイミングテーブルが、含まれるある短い持続時間で使用される
1つまたは複数の実施形態では、別個のタイミングテーブルが、2ステップRAのためのバックオフタイミング設定のために導入され得る。タイミングテーブルは、ネットワークノード16のメモリ72および/または無線デバイス22のメモリ88に記憶され得る。たとえば、2ステップRAのバックオフを優先するために、(既存のテーブル中の他の値と比較して)いくつかの小さい値がテーブ中に含まれ得る。
Figure 2024050613000009
したがって、本開示は、2ステップRACH msgAのための優先RACHを提供し、ここで、msgAは、ランダムアクセスプリアンブル部およびPUSCH部から構成される。
いくつかの例
例A1. 無線デバイス22(WD22)と通信するように設定されたネットワークノード16であって、ネットワークノード16が、
優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに参加する
ように設定され、および/またはそうするように設定された無線インターフェース62を備え、および/またはそうするように設定された処理回路68を備える、ネットワークノード16。
例A2. 優先2ステップRACHシグナリングが、メッセージAとメッセージBとを含み、メッセージAが、ランダムアクセスプリアンブル部とアップリンク共有チャネル部とを含む、例A1に記載のネットワークノード16。
例A3. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングとは別個の電力ランピング設定に対応し、優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングよりも大きい電力ステップサイズを使用する、例A1に記載のネットワークノード16。
例A4. 優先2ステップRACHシグナリングが、非優先2ステップRACHシグナリングおよび4ステップRACHシグナリングとは異なる電力ステップサイズを使用する、例A1に記載のネットワークノード16。
例A5. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップ競合フリー無線アクセスにおいて使用されるバックオフタイミングに少なくとも部分的に基づいてスケーリングされる電力バックオフ時間に関連する、例A1に記載のネットワークノード16。
例B1. 無線デバイス22と通信するように設定されたネットワークノード16において実装される方法であって、方法が、優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに参加することを含む、方法。
例B2. 優先2ステップRACHシグナリングが、メッセージAとメッセージBとを含み、メッセージAが、ランダムアクセスプリアンブル部とアップリンク共有チャネル部とを含む、例B1に記載の方法。
例B3. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングとは別個の電力ランピング設定に対応し、優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングよりも大きい電力ステップサイズを使用する、例B1に記載の方法。
例B4. 優先2ステップRACHシグナリングが、非優先2ステップRACHシグナリングおよび4ステップRACHシグナリングとは異なる電力ステップサイズを使用する、例B1に記載の方法。
例B5. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップ競合フリー無線アクセスにおいて使用されるバックオフタイミングに少なくとも部分的に基づいてスケーリングされる電力バックオフ時間に関連する、例B1に記載の方法。
例C1. ネットワークノード16と通信するように設定された無線デバイス22(WD22)であって、WD22が、ランダムアクセスプロシージャを実施するための優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに参加するように設定され、および/またはそうするように設定された無線インターフェース82を備え、および/またはそうするように設定された処理回路84を備える、無線デバイス22(WD22)。
例C2. 優先2ステップRACHシグナリングが、メッセージAとメッセージBとを含み、メッセージAが、ランダムアクセスプリアンブル部とアップリンク共有チャネル部とを含む、例C1に記載のWD22。
例C3. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングとは別個の電力ランピング設定に対応し、優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングよりも大きい電力ステップサイズを使用する、例C1に記載のWD22。
例C4. 優先2ステップRACHシグナリングが、非優先2ステップRACHシグナリングおよび4ステップRACHシグナリングとは異なる電力ステップサイズを使用する、例C1に記載のWD22。
例C5. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップ競合フリー無線アクセスにおいて使用されるバックオフタイミングに少なくとも部分的に基づいてスケーリングされる電力バックオフ時間に関連する、例C1に記載のWD22。
例D1. 無線デバイス22(WD22)において実装される方法であって、方法が、ランダムアクセスプロシージャを実施するための優先2ステップランダムアクセスチャネル(RACH)シグナリングに参加することを含む、方法。
例D2. 優先2ステップRACHシグナリングが、メッセージAとメッセージBとを含み、メッセージAが、ランダムアクセスプリアンブル部とアップリンク共有チャネル部とを含む、例D1に記載の方法。
例D3. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングとは別個の電力ランピング設定に対応し、優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップRACHシグナリングよりも大きい電力ステップサイズを使用する、例D1に記載の方法。
例D4. 優先2ステップRACHシグナリングが、非優先2ステップRACHシグナリングおよび4ステップRACHシグナリングとは異なる電力ステップサイズを使用する、例D1に記載の方法。
例D5. 優先2ステップRACHシグナリングが、4ステップ競合フリー無線アクセスにおいて使用されるバックオフタイミングに少なくとも部分的に基づいてスケーリングされる電力バックオフ時間に関連する、例D1に記載の方法。
当業者によって諒解されるように、本明細書で説明される概念は、方法、データ処理システム、コンピュータプログラム製品、および/または実行可能コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ記憶媒体として具現され得る。したがって、本明細書で説明される概念は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェア態様とハードウェア態様とを組み合わせる実施形態の形態をとり得、これらはすべて、本明細書では概して「回路」または「モジュール」と呼ばれることがある。本明細書で説明される任意のプロセス、ステップ、アクションおよび/または機能は、ソフトウェアおよび/またはファームウェアおよび/またはハードウェアにおいて実装され得る、対応するモジュールによって実施され、ならびに/あるいはそのモジュールに関連し得る。さらに、本開示は、コンピュータによって実行され得る媒体において具現されるコンピュータプログラムコードを有する、有形コンピュータ使用可能記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。ハードディスク、CD-ROM、電子ストレージデバイス、光ストレージデバイス、または磁気ストレージデバイスを含む、任意の好適な有形コンピュータ可読媒体が利用され得る。
いくつかの実施形態が、方法、システムおよびコンピュータプログラム製品のフローチャート例示図および/またはブロック図を参照しながら本明細書で説明された。フローチャート例示図および/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャート例示図および/またはブロック図中のブロックの組合せが、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、(それにより専用コンピュータを作成するための)汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または機械を作り出すための他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得、その結果、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行するそれらの命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するための手段を作成する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の様式で機能するように指示することができるコンピュータ可読メモリまたは記憶媒体に記憶され得、したがって、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装する命令手段を含む製造品を作り出す。
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ実装プロセスを作り出すために、一連の動作ステップをコンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実施させるように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置にロードされ得、したがって、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行する命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するためのステップを提供する。
ブロック中で言及される機能/行為は、動作の例示図中で言及される順序から外れて行われ得ることを理解されたい。たとえば、関与する機能/行為に応じて、連続して示されている2つのブロックが、事実上、実質的にコンカレントに実行され得るか、またはブロックが、時々、逆の順序で実行され得る。図のうちのいくつかが、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、通信が、図示された矢印と反対方向に行われ得ることを理解されたい。
本明細書で説明される概念の動作を行うためのコンピュータプログラムコードが、Java(登録商標)またはC++など、オブジェクト指向プログラミング言語で書かれ得る。しかしながら、本開示の動作を行うためのコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語など、従来の手続き型プログラミング言語でも書かれ得る。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上でおよび部分的にリモートコンピュータ上で、または完全にリモートコンピュータ上で実行し得る。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を通してユーザのコンピュータに接続され得るか、あるいは接続は、(たとえば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通して)外部コンピュータに対して行われ得る。
多くの異なる実施形態が、上記の説明および図面に関して本明細書で開示された。これらの実施形態のあらゆる組合せおよび部分組合せを文字通り説明および例示することは、過度に繰返しが多く、不明瞭にすることを理解されよう。したがって、すべての実施形態は、何らかのやり方および/または組合せで組み合わせられ得、図面を含む本明細書は、本明細書で説明される実施形態のすべての組合せおよび部分組合せと、それらを作製および使用する様式およびプロセスのすべての組合せおよび部分組合せとの完全な記載された説明を構成すると解釈されたく、ならびに、任意のそのような組合せまたは部分組合せに対する請求を支持するものとする。
前述の説明で使用され得る略語は、以下を含む。
CBRA 競合ベースランダムアクセス
CFRA 競合フリーランダムアクセス
DFTS-OFDM 離散フーリエ変換-直交周波数デマルチプレクス
MA 多元接続
NR 新無線
NW ネットワーク
OFDM 直交周波数デマルチプレクス
PO PUSCHオケージョン
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RA ランダムアクセス
RACH ランダムアクセスチャネル
RAR ランダムアクセス応答
RO PRACHオケージョン(またはRACHオケージョン)
RU リソースユニット
SCS サブキャリア間隔
SIB1 システム情報ブロックタイプ1
TF タイミングおよび周波数
URLLC 超高信頼低レイテンシ通信
本明細書で説明される実施形態は、上記で本明細書で特に示され、説明されたことに限定されないことが当業者によって諒解されよう。さらに、そうでないことが上記で述べられていない限り、添付の図面のすべてが一定の縮尺であるとは限らないことに留意されたい。上記の教示に照らして、以下の特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な修正および変形が可能である。

Claims (52)

  1. 無線デバイス(22)と通信するように設定されたネットワークノード(16)であって、前記ネットワークノード(16)は、
    優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を送信することであって、前記第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を送信することと、
    前記第1の設定の前記電力ランピングステップに基づいて、前記優先2ステップRAシグナリングを実施することと
    を行うように設定された、処理回路(68)
    を備える、ネットワークノード(16)。
  2. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する、請求項1に記載のネットワークノード(16)。
  3. 前記第2の設定に関連する前記RAシグナリングが、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである、請求項1または2に記載のネットワークノード(16)。
  4. 優先2ステップRAシグナリングのための前記第1の設定が、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  5. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタが、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する、請求項4に記載のネットワークノード(16)。
  6. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタは、
    競合フリーランダムアクセスが前記優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスと
    のうちの少なくとも1つのために実装されるように設定された、請求項4または5に記載のネットワークノード(16)。
  7. 前記第1の設定がメッセージに適用され、前記メッセージが、
    ランダムアクセスプリアンブル部分と、
    前記ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分と
    のうちの1つを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  8. 前記第1の設定の前記送信が、システム情報ブロック(SIB)中で前記第1の設定をブロードキャストすることに対応する、請求項1から7のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  9. 前記SIBが前記第2の設定を含む、請求項8に記載のネットワークノード(16)。
  10. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための前記電力ステップサイズよりも大きい
    のうちの1つである、請求項1から9のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  11. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された前記電力ステップサイズを再使用する、請求項1から9のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  12. 前記第1の設定が、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、
    前記第2の設定が、競合ベースランダムアクセスのために設定された、請求項1から11のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  13. 前記第1の設定の前記スケーリングファクタが、前記RAシグナリングのための前記第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する、請求項4から12のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
  14. ネットワークノード(16)と通信するように設定された無線デバイス(22)であって、前記無線デバイス(22)は、
    優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を受信することであって、前記第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を受信することと、
    前記第1の設定の前記電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングを実施することと
    を行うように設定された、処理回路(84)
    を備える、無線デバイス(22)。
  15. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する、請求項14に記載の無線デバイス(22)。
  16. 前記第2の設定に関連する前記RAシグナリングが、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである、請求項14または15に記載の無線デバイス(22)。
  17. 優先2ステップRAシグナリングのための前記第1の設定が、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  18. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタが、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する、請求項17に記載の無線デバイス(22)。
  19. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタは、
    競合フリーランダムアクセスが前記優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスと
    のうちの少なくとも1つのために実装されるように設定された、請求項17または18に記載の無線デバイス(22)。
  20. 前記処理回路(84)が、前記第1の設定をメッセージに適用するようにさらに設定され、前記メッセージが、
    ランダムアクセスプリアンブル部分と、
    前記ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分と
    のうちの1つを含む、請求項14から19のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  21. 前記第1の設定が、システム情報ブロック(SIB)のブロードキャストにおいて受信される、請求項14から20のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  22. 前記SIBが前記第2の設定を含む、請求項21に記載の無線デバイス(22)。
  23. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための前記電力ステップサイズよりも大きい
    のうちの1つである、請求項14から22のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  24. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された前記電力ステップサイズを再使用する、請求項14から22のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  25. 前記第1の設定が、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、
    前記第2の設定が、競合ベースランダムアクセスのために設定される、請求項14から24のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  26. 前記第1の設定の前記スケーリングファクタが、前記RAシグナリングのための前記第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する、請求項14から25のいずれか一項に記載の無線デバイス(22)。
  27. 無線デバイス(16)と通信するように設定されたネットワークノード(16)によって実装される方法であって、前記方法は、
    優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を送信すること(S136)であって、前記第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を送信すること(S136)と、
    前記第1の設定の前記電力ランピングステップに基づいて、前記優先2ステップRAシグナリングを実施すること(S138)と
    を含む、方法。
  28. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する、請求項27に記載の方法。
  29. 前記第2の設定に関連する前記RAシグナリングが、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである、請求項27または28に記載の方法。
  30. 優先2ステップRAシグナリングのための前記第1の設定が、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む、請求項27から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタが、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する、請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタは、
    競合フリーランダムアクセスが前記優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスと
    のうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される、請求項30または31に記載の方法。
  33. 前記第1の設定がメッセージに適用され、前記メッセージが、
    ランダムアクセスプリアンブル部分と、
    前記ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分と
    のうちの1つを含む、請求項27から32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記第1の設定の前記送信が、システム情報ブロック(SIB)中で前記第1の設定をブロードキャストすることに対応する、請求項27から33のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記SIBが前記第2の設定を含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための前記電力ステップサイズよりも大きい
    のうちの1つである、請求項27から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された前記電力ステップサイズを再使用する、請求項27から35のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記第1の設定が、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、
    前記第2の設定が、競合ベースランダムアクセスのために設定される、請求項27から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記第1の設定の前記スケーリングファクタが、前記RAシグナリングのための前記第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する、請求項30から38のいずれか一項に記載の方法。
  40. ネットワークノード(16)と通信するように設定された無線デバイス(22)によって実装される方法であって、前記方法は、
    優先2ステップランダムアクセス(RA)シグナリングのための第1の設定を受信すること(S142)であって、前記第1の設定が、少なくとも電力ランピングステップを含み、RAシグナリングのための第2の設定とは別個に設定される、第1の設定を受信すること(S142)と、
    前記第1の設定の前記電力ランピングステップに基づいて、優先2ステップRAシグナリングを実施すること(S144)と
    を含む、方法。
  41. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定の電力ステップサイズよりも大きい電力ステップサイズを有する、請求項40に記載の方法。
  42. 前記第2の設定に関連する前記RAシグナリングが、4ステップRAシグナリングおよび2ステップRAシグナリングのうちの1つである、請求項40または41に記載の方法。
  43. 優先2ステップRAシグナリングのための前記第1の設定が、バックオフインジケータのためのスケーリングファクタを含む、請求項40から42のいずれか一項に記載の方法。
  44. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタが、4ステップRAシグナリングのために設定されたスケーリングファクタに対応する、請求項43に記載の方法。
  45. 前記第1の設定に関連する前記スケーリングファクタは、
    競合フリーランダムアクセスが前記優先2ステップRAシグナリングによってサポートされない場合の、競合ベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合フリーベースランダムアクセスと、
    前記優先2ステップRAシグナリングにおける競合ベースランダムアクセスおよび競合フリーランダムアクセスと
    のうちの少なくとも1つのために実装されるように設定される、請求項42から44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記第1の設定をメッセージに適用することをさらに含み、前記メッセージが、
    ランダムアクセスプリアンブル部分と、
    前記ランダムアクセスプリアンブル部分および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)部分と
    のうちの1つを含む、請求項40から45のいずれか一項に記載の方法。
  47. 前記第1の設定が、システム情報ブロック(SIB)のブロードキャストにおいて受信される、請求項40から46のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記SIBが前記第2の設定を含む、請求項47に記載の方法。
  49. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための電力ステップサイズに対応する、および
    前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのための前記電力ステップサイズよりも大きい
    のうちの1つである、請求項40から48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記第1の設定の前記電力ランピングステップが、前記第2の設定に関連する4ステップRAシグナリングのために設定された前記電力ステップサイズを再使用する、請求項40から48のいずれか一項に記載の方法。
  51. 前記第1の設定が、競合フリーベースランダムアクセスのために設定され、
    前記第2の設定が、競合ベースランダムアクセスのために設定される、請求項40から50のいずれか一項に記載の方法。
  52. 前記第1の設定の前記スケーリングファクタが、前記RAシグナリングのための前記第2の設定におけるバックオフ時間を選択するための時間ウィンドウよりも短い、バックオフ時間を選択するための時間ウィンドウに対応する、請求項40から51のいずれか一項に記載の方法。
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