JP2024050105A - 撮像装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェハ工程またはユーザ側での個体調整を削減し、リアルタイム補正値算出による補正精度改善を実現できる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置は、画素ユニットと、合成ゲイン算出部と、合成部とを備える。画素ユニットは、第1の感度を有する第1の画素信号と、第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する。合成ゲイン算出部は、第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する。合成部は、合成ゲインが乗算された第2の画素信号と、第1の画素信号と、を合成する。合成ゲイン算出部は、第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、合成ゲインを算出する。【選択図】図8
Description
本開示は、撮像装置、及び撮像装置を備える電子機器に関する。
光の明暗の差(明度差)が大きい環境下で撮像装置が良好な画質を得るためには、広いダイナミックレンジを有することが要求され、従来より、種々の方式のダイナミックレンジ拡大技術が提案されている。その中で、画素のダイナミックレンジ拡大を図る構造として、感度の異なる大画素、小画素を有し、小画素で発生した電荷を蓄積する容量を備えたサブピクセル構造がある(例えば、特許文献1)。
例えば、時分割方式は、大画素、小画素といった各受光素子が異なる感度で時分割に撮像し、該時分割で出力されるSP1H/L,SP2H/Lといった感度の異なる4種類の画素信号を合成することにより、高いDR(ダイナミックレンジ)を実現する技術である。また、空間分割方式は、感度が異なる受光素子のそれぞれから出力される画素信号を合成することにより、高いDRを実現する技術である。
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、事前に各画素信号間の感度比を測定しておく必要がある。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたもので、ウェハ工程またはユーザ側での個体調整を削減し、リアルタイム補正値算出による補正精度改善を実現できる撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたもので、ウェハ工程またはユーザ側での個体調整を削減し、リアルタイム補正値算出による補正精度改善を実現できる撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、を備え、前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する撮像装置である。
本開示の他の態様は、第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、を備え、前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する撮像装置を備えた、電子機器である。
以下において、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。
なお、本明細書中に記載される効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本明細書中に記載される効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
<第1の実施形態>
(撮像装置の全体構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る撮像装置の概略的構成の一例を示すブロック図である。撮像装置1は、各画素を構成するフォトダイオード等の光電変換素子を用いて、該画素上に結像した光の強弱に応じた電荷量を電気信号に変換し、これを画像データとして出力する半導体装置であり、例えばCMOSイメージセンサとして構成される。撮像装置1は、例えば、CMOS LSIのようなシステム・オン・チップ(SoC)として一体的に構成され得るが、例えば、以下に示すいくつかのコンポーネントが別体のLSIとして構成されても良い。
(撮像装置の全体構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る撮像装置の概略的構成の一例を示すブロック図である。撮像装置1は、各画素を構成するフォトダイオード等の光電変換素子を用いて、該画素上に結像した光の強弱に応じた電荷量を電気信号に変換し、これを画像データとして出力する半導体装置であり、例えばCMOSイメージセンサとして構成される。撮像装置1は、例えば、CMOS LSIのようなシステム・オン・チップ(SoC)として一体的に構成され得るが、例えば、以下に示すいくつかのコンポーネントが別体のLSIとして構成されても良い。
同図に示すように、撮像装置1は、例えば、画素アレイ部11と、垂直駆動部12と、カラム処理部13と、水平駆動部14と、システム制御部15と、信号処理部16と、データ格納部17といったコンポーネントを含み構成される。
画素アレイ部11は、水平方向(行方向)及び垂直方向(列方向)にアレイ配列された画素110を構成するフォトダイオード等の光電変換素子群を含み構成される。画素アレイ部11は、各画素110上に結像した入射光の強さに応じた電荷量を電気信号に変換し、画素信号として出力する。
垂直駆動部12は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等を含み構成される。垂直駆動部12は、複数の画素駆動線18を介して各画素110に駆動信号等を供給することにより、画素アレイ部11の各画素110を例えば同時に又は行単位等で駆動する。
カラム処理部13は、画素アレイ部11の画素列(カラム)ごとに垂直信号線(VSL)19を介して各画素から画素信号を読み出して、ノイズ除去処理、相関二重サンプリング(CDS)処理、及びA/D(Analog-to-Digital)変換処理等を行う。カラム処理部13により処理された画素信号は、信号処理部16に出力される。
水平駆動部14は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等を含み構成される。水平駆動部14は、カラム処理部13の画素列に対応する画素110を順番に選択する。この水平駆動部14による選択走査により、カラム処理部13において画素110ごとに信号処理された画素信号が順番に信号処理部16に出力される。
システム制御部15は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等を含み構成される。システム制御部15は、例えば図示しないタイミングジェネレータにより生成されたタイミング信号に基づいて、垂直駆動部12、カラム処理部13、及び水平駆動部14の駆動制御を行なう。
信号処理部16は、必要に応じてデータ格納部17にデータを一時的に格納しながら、カラム処理部13から供給された画素信号に対して演算処理等の信号処理を行ない、各画素信号に基づく画像信号を出力する。
なお、本技術が適用される撮像装置1は、上述したような構成に限られるものではない。例えば、撮像装置1は、データ格納部17がカラム処理部13の後段に配置され、カラム処理部13から出力される画素信号を、データ格納部17を経由して信号処理部16に供給するように構成されても良い。或いは、撮像装置1は、縦続的に接続されたカラム処理部13とデータ格納部17と信号処理部16とが各画素信号を並列的に処理するように構成されても良い。
(画素の回路構成)
図2は、図1の画素アレイ部11に配置される画素110の構成例を示す回路図である。
画素110は、第1の光電変換部111、第1の転送ゲート部112、第2の光電変換部113、第2の転送ゲート部114、第3の転送ゲート部115、電荷蓄積部116、リセットゲート部117、FD(フローティングディフュージョン)部118、増幅トランジスタ119、及び、選択トランジスタ120を含むように構成される。
図2は、図1の画素アレイ部11に配置される画素110の構成例を示す回路図である。
画素110は、第1の光電変換部111、第1の転送ゲート部112、第2の光電変換部113、第2の転送ゲート部114、第3の転送ゲート部115、電荷蓄積部116、リセットゲート部117、FD(フローティングディフュージョン)部118、増幅トランジスタ119、及び、選択トランジスタ120を含むように構成される。
また、画素110に対して、画素駆動線18として、複数の駆動線が、例えば画素行毎に配線される。そして、垂直駆動部12から複数の駆動線を介して、各種の駆動信号TGL、TGS、FCG、RST、SELが供給される。これらの駆動信号は、画素110の各トランジスタがNMOSトランジスタなので、高レベル(例えば、電源電圧VDD)の状態がアクティブ状態となり、低レベルの状態(例えば、負電位)が非アクティブ状態となるパルス信号である。
第1の光電変換部111は、例えば、PN接合のフォトダイオードからなる。第1の光電変換部111は、受光した光量に応じた電荷を生成し、蓄積する。
第1の転送ゲート部112は、第1の光電変換部111とFD部118との間に接続されている。第1の転送ゲート部112のゲート電極には、駆動信号TGLが印加される。駆動信号TGLがアクティブ状態になると、第1の転送ゲート部112が導通状態になり、第1の光電変換部111に蓄積されている電荷が、第1の転送ゲート部112を介してFD部118に転送される。
第1の転送ゲート部112は、第1の光電変換部111とFD部118との間に接続されている。第1の転送ゲート部112のゲート電極には、駆動信号TGLが印加される。駆動信号TGLがアクティブ状態になると、第1の転送ゲート部112が導通状態になり、第1の光電変換部111に蓄積されている電荷が、第1の転送ゲート部112を介してFD部118に転送される。
第2の光電変換部113は、第1の光電変換部111と同様に、例えば、PN接合のフォトダイオードからなる。第2の光電変換部113は、受光した光量に応じた電荷を生成し、蓄積する。
第1の光電変換部111と第2の光電変換部113を比較すると、第1の光電変換部111の方が受光面の面積が広く、感度が高く、第2の光電変換部113の方が受光面の面積が狭く、感度が低い。
第1の光電変換部111と第2の光電変換部113を比較すると、第1の光電変換部111の方が受光面の面積が広く、感度が高く、第2の光電変換部113の方が受光面の面積が狭く、感度が低い。
第2の転送ゲート部114は、電荷蓄積部116とFD部118との間に接続されている。第2の転送ゲート部114のゲート電極には、駆動信号FCGが印加される。駆動信号FCGがアクティブ状態になると、第2の転送ゲート部114が導通状態になり、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合する。
第3の転送ゲート部115は、第2の光電変換部113と電荷蓄積部116との間に接続されている。第3の転送ゲート部115のゲート電極には、駆動信号TGSが印加される。駆動信号TGSがアクティブ状態になると、第3の転送ゲート部115が導通状態になり、第2の光電変換部113に蓄積されている電荷が、第3の転送ゲート部115を介して、電荷蓄積部116、或いは、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域に転送される。
また、第3の転送ゲート部115のゲート電極の下部は、ポテンシャルが若干深くなっており、第2の光電変換部113の飽和電荷量を超え、第2の光電変換部113から溢れた電荷を電荷蓄積部116に転送するオーバーフローパスが形成されている。なお、以下、第3の転送ゲート部115のゲート電極の下部に形成されているオーバーフローパスを、単に第3の転送ゲート部115のオーバーフローパスと称する。
電荷蓄積部116は、例えば、キャパシタからなり、第2の転送ゲート部114と第3の転送ゲート部115との間に接続されている。電荷蓄積部116の対向電極は、電源電圧VDDとは異なる電圧VCBを供給する可変電源VCBの間に接続されている。電荷蓄積部116は、第2の光電変換部113から転送される電荷を蓄積する。
リセットゲート部117は、可変電源VCBとFD部118との間に接続されている。リセットゲート部117のゲート電極には、駆動信号RSTが印加される。駆動信号RSTがアクティブ状態になると、リセットゲート部117が導通状態になり、FD部118の電位が、電源電圧VCBのレベルにリセットされる。
FD部118は、電荷を電圧信号に電荷電圧変換して出力する。
増幅トランジスタ119は、ゲート電極がFD部118に接続され、ドレイン電極が電源VDDに接続されており、FD部118に保持されている電荷を読み出す読出し回路、所謂ソースフォロワ回路の入力部となる。すなわち、増幅トランジスタ119は、ソース電極が選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に接続されることにより、当該垂直信号線19の一端に接続される定電流源121とソースフォロワ回路を構成する。
増幅トランジスタ119は、ゲート電極がFD部118に接続され、ドレイン電極が電源VDDに接続されており、FD部118に保持されている電荷を読み出す読出し回路、所謂ソースフォロワ回路の入力部となる。すなわち、増幅トランジスタ119は、ソース電極が選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に接続されることにより、当該垂直信号線19の一端に接続される定電流源121とソースフォロワ回路を構成する。
選択トランジスタ120は、増幅トランジスタ119のソース電極と垂直信号線19との間に接続されている。選択トランジスタ120のゲート電極には、駆動信号SELが印加される。駆動信号SELがアクティブ状態になると、選択トランジスタ120が導通状態になり、画素110が選択状態となる。これにより、増幅トランジスタ119から出力される画素信号が、選択トランジスタ120を介して、垂直信号線19に出力される。
可変電源VCBの電源電圧VCBは、例えば、Highレベルの電圧VH、又は、Lowレベルの電圧VLに設定される。例えば、電圧VHは、電源電圧VDDと同様のレベルに設定され、電圧VLはグラウンド(GND)レベルに設定される。
なお、以下、各駆動信号がアクティブ状態になることを、各駆動信号がオンするともいい、各駆動信号が非アクティブ状態になることを、各駆動信号がオフするともいう。また、以下、各ゲート部又は各トランジスタが導通状態になることを、各ゲート部又は各トランジスタがオンするともいい、各ゲート部又は各トランジスタが非導通状態になることを、各ゲート部又は各トランジスタがオフするともいう。
(画素110の動作)
次に、図3及び図4のタイミングチャートを参照して、画素110の動作について説明する。
次に、図3及び図4のタイミングチャートを参照して、画素110の動作について説明する。
(画素110の露光開始時の動作)
まず、図3のタイミングチャートを参照して、画素110の露光開始時の動作について説明する。この処理は、例えば、画素アレイ部11の画素行毎、又は、複数の画素行毎に、所定の走査順で行われる。なお、図3には、水平同期信号XHS、駆動信号SEL、電源電圧VCB、駆動信号RST、TGS、FCG、TGLのタイミングチャートが示されている。
まず、図3のタイミングチャートを参照して、画素110の露光開始時の動作について説明する。この処理は、例えば、画素アレイ部11の画素行毎、又は、複数の画素行毎に、所定の走査順で行われる。なお、図3には、水平同期信号XHS、駆動信号SEL、電源電圧VCB、駆動信号RST、TGS、FCG、TGLのタイミングチャートが示されている。
まず、時刻t1において、水平同期信号XHSが入力され、画素110の露光処理が開始する。
次に、時刻t2において、電源電圧VCBが、電圧VLから電圧VHに変更される。
その後、時刻t3において、駆動信号RSTがオンし、リセットゲート部117がオンする。これにより、FD部118の電位が、電源電圧VCBのレベルにリセットされる。
次に、時刻t2において、電源電圧VCBが、電圧VLから電圧VHに変更される。
その後、時刻t3において、駆動信号RSTがオンし、リセットゲート部117がオンする。これにより、FD部118の電位が、電源電圧VCBのレベルにリセットされる。
次に、時刻t4において、駆動信号TGL、FCG、TGSがオンし、第1の転送ゲート部112、第2の転送ゲート部114、第3の転送ゲート部115がオンする。これにより、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合する。また、第1の光電変換部111に蓄積されている電荷が、第1の転送ゲート部112を介して、結合した領域に転送され、第2の光電変換部113に蓄積されている電荷が、第3の転送ゲート部115を介して、結合した領域に転送される。そして、結合した領域がリセットされる。
次に、時刻t5において、駆動信号TGL、TGSがオフし、第1の転送ゲート部112、第3の転送ゲート部115がオフする。これにより、第1の光電変換部111及び第2の光電変換部113への電荷の蓄積が開始され、露光期間が開始する。
次に、時刻t6において、駆動信号RSTがオフし、リセットゲート部117がオフする。
次に、時刻t7において、駆動信号FCGがオフし、第2の転送ゲート部114がオフする。これにより、電荷蓄積部116は、第2の光電変換部113から溢れ、第3の転送ゲート部115のオーバーフローパスを介して転送されてくる電荷の蓄積を開始する。
次に、時刻t7において、駆動信号FCGがオフし、第2の転送ゲート部114がオフする。これにより、電荷蓄積部116は、第2の光電変換部113から溢れ、第3の転送ゲート部115のオーバーフローパスを介して転送されてくる電荷の蓄積を開始する。
次に、時刻t8において、電源電圧VCBが、電圧VHから電圧VLに変更される。そして、時刻t9において、水平同期信号XHSが入力される。
(画素110の読み出し時の動作)
次に、図4のタイミングチャートを参照して、画素110の画素信号の読み出し時の動作について説明する。この処理は、例えば、画素アレイ部11の画素行毎、又は、複数の画素行毎に、図3の処理が行われてから所定の時間後に所定の走査順で行われる。なお、図4には、水平同期信号XHS、駆動信号SEL、電源電圧VCB、駆動信号RST、TGS、FCG、TGLのタイミングチャートが示されている。
次に、図4のタイミングチャートを参照して、画素110の画素信号の読み出し時の動作について説明する。この処理は、例えば、画素アレイ部11の画素行毎、又は、複数の画素行毎に、図3の処理が行われてから所定の時間後に所定の走査順で行われる。なお、図4には、水平同期信号XHS、駆動信号SEL、電源電圧VCB、駆動信号RST、TGS、FCG、TGLのタイミングチャートが示されている。
まず、時刻t21において、水平同期信号XHSが入力され、画素110の読み出し期間が開始する。
次に、時刻t22において、駆動信号SELがオンし、選択トランジスタ120がオンする。これにより、画素110が選択状態になる。また、電源電圧VCBが、電圧VLから電圧VHに変更される。
次に、時刻t22において、駆動信号SELがオンし、選択トランジスタ120がオンする。これにより、画素110が選択状態になる。また、電源電圧VCBが、電圧VLから電圧VHに変更される。
次に、時刻t23において、駆動信号RSTがオンし、リセットゲート部117がオンする。これにより、FD部118の電位が、電源電圧VDDのレベルにリセットされる。
次に、時刻t24において、駆動信号RSTがオフし、リセットゲート部117がオフする。
次に、時刻t24において、駆動信号RSTがオフし、リセットゲート部117がオフする。
次に、時刻t25において、駆動信号FCG、TGSがオンし、第2の転送ゲート部114及び第3の転送ゲート部115がオンする。これにより、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合するとともに、第2の光電変換部113に蓄積されている電荷が、結合した領域に転送される。これにより、露光期間中に第2の光電変換部113及び電荷蓄積部116に蓄積された電荷が、結合した領域に蓄積される。
この時刻t25において、画素信号の読み出しが開始され、露光期間が終了する。
次に、時刻t26において、駆動信号TGSがオフし、第3の転送ゲート部115がオフする。これにより、第2の光電変換部113からの電荷の転送が停止する。
次に、時刻t26において、駆動信号TGSがオフし、第3の転送ゲート部115がオフする。これにより、第2の光電変換部113からの電荷の転送が停止する。
次に、時刻t26と時刻t27の間の時刻taにおいて、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域の電位に基づく画素信号SP1Lが、増幅トランジスタ119及び選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に出力される。画素信号SP1Lは、露光期間中に第2の光電変換部113で生成され、第2の光電変換部113及び電荷蓄積部116に蓄積された電荷に基づく信号である。また、画素信号SP1Lは、露光期間中に第2の光電変換部113及び電荷蓄積部116に蓄積された電荷が、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域に蓄積された状態における結合した領域の電位に基づく信号となる。従って、画素信号SP1Lの読み出し時に電荷を電荷電圧変換する容量は、電荷蓄積部116とFD部118を合わせた容量となる。
なお、以下、画素信号SP1Lのことを、低感度データ信号SP1Lとも称する。
なお、以下、画素信号SP1Lのことを、低感度データ信号SP1Lとも称する。
次に、時刻t27において、駆動信号RSTがオンし、リセットゲート部117がオンする。これにより、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域がリセットされる。
次に、時刻t28において、選択信号SELがオフし、選択トランジスタ120がオフする。これにより、画素110が非選択状態になる。
次に、時刻t29において、駆動信号RSTがオフし、リセットゲート部117がオフする。
次に、時刻t29において、駆動信号RSTがオフし、リセットゲート部117がオフする。
次に、時刻t30において、選択信号SELがオンし、選択トランジスタ120がオンする。これにより、画素110が選択状態になる。
次に、時刻t30と時刻t31の間の時刻tbにおいて、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域の電位に基づく画素信号SP2Lが、増幅トランジスタ119及び選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に出力される。この画素信号SP2Lは、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域がリセットされた状態における結合した領域の電位に基づく信号となる。
なお、以下、画素信号SP2Lのことを、低感度リセット信号SP2Lとも称する。
次に、時刻t30と時刻t31の間の時刻tbにおいて、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域の電位に基づく画素信号SP2Lが、増幅トランジスタ119及び選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に出力される。この画素信号SP2Lは、電荷蓄積部116とFD部118のポテンシャルが結合した領域がリセットされた状態における結合した領域の電位に基づく信号となる。
なお、以下、画素信号SP2Lのことを、低感度リセット信号SP2Lとも称する。
次に、時刻t31において、駆動信号FCGがオフし、第2の転送ゲート部114がオフする。
次に、時刻t31と時刻t32の間の時刻tcにおいて、FD部118の電位に基づく画素信号SP2Hが、増幅トランジスタ119及び選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に出力される。画素信号SP2Hは、リセットされた状態におけるFD部118の電位に基づく信号となる。
なお、以下、画素信号SP2Hのことを、高感度リセット信号SP2Hとも称する。
次に、時刻t31と時刻t32の間の時刻tcにおいて、FD部118の電位に基づく画素信号SP2Hが、増幅トランジスタ119及び選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に出力される。画素信号SP2Hは、リセットされた状態におけるFD部118の電位に基づく信号となる。
なお、以下、画素信号SP2Hのことを、高感度リセット信号SP2Hとも称する。
次に、時刻t32において、駆動信号TGLがオンし、第1の転送ゲート部112がオンする。これにより、露光期間中に第1の光電変換部111で生成され、蓄積された電荷が、第1の転送ゲート部112を介してFD部118に転送される。
次に、時刻t33において、駆動信号TGLがオフし、第1の転送ゲート部112がオフする。これにより、第1の光電変換部111からFD部118への電荷の転送が停止する。
次に、時刻t33と時刻t34の間の時刻tdにおいて、FD部118の電位に基づく画素信号SP1Hが、増幅トランジスタ119及び選択トランジスタ120を介して垂直信号線19に出力される。画素信号SP1Hは、露光期間中に第1の光電変換部111で生成され、蓄積された電荷に基づく信号である。また、画素信号SP1Hは、露光期間中に第1の光電変換部111に蓄積された電荷がFD部118に蓄積された状態におけるFD部118の電位に基づく信号となる。従って、画素信号SP1Hの読み出し時に電荷を電荷電圧変換する容量は、FD部118の容量となり、時刻taにおける低感度データ信号SP1Lの読み出し時より小さくなる。
なお、以下、画素信号SP1Hのことを、高感度データ信号SP1Hとも称する。
なお、以下、画素信号SP1Hのことを、高感度データ信号SP1Hとも称する。
その後、時刻t34において、選択信号SELがオフし、選択トランジスタ120がオフする。これにより、画素110が非選択状態になる。また、電源電圧VCBが、電圧VHから電圧VLに変更される。
次に、時刻t35において、水平同期信号XHSが入力され、画素110の画素信号の読み出し期間が終了する。
次に、時刻t35において、水平同期信号XHSが入力され、画素110の画素信号の読み出し期間が終了する。
画素110では、露光が開始されてから読み出しが開始されるまでの電荷蓄積部116に電荷が蓄積される期間中に電源電圧VCBが電圧VLに設定される。これにより、電荷蓄積部116に電荷が蓄積される期間中に電荷蓄積部116に印加される電界が緩和され、電荷蓄積部116に発生する暗電流が抑制される。
(信号処理部の構成)
図5は、図1の信号処理部16の構成例を示すブロック構成図である。信号処理部16は、HDR合成部21と、補正ゲイン生成回路22とを備える。HDR合成部21は、画素信号SP1H/Lと、画素信号SP2H/Lとを合成することによりHDR信号を生成する。補正ゲイン生成回路22は、HDR合成を行う際に、異なる画素信号SP1H/L、SP2H/L間の感度差を補正するための合成ゲインを算出する。
図5は、図1の信号処理部16の構成例を示すブロック構成図である。信号処理部16は、HDR合成部21と、補正ゲイン生成回路22とを備える。HDR合成部21は、画素信号SP1H/Lと、画素信号SP2H/Lとを合成することによりHDR信号を生成する。補正ゲイン生成回路22は、HDR合成を行う際に、異なる画素信号SP1H/L、SP2H/L間の感度差を補正するための合成ゲインを算出する。
(HDR合成部の回路構成)
図6は、HDR合成部21の回路構成図である。HDR合成部21は、図6(a)に示すように、第1のブレンド部211と、第1の乗算部212と、第2のブレンド部213と、第2の乗算部214と、第3のブレンド部215と、第3の乗算部216とを含み構成される。
図6は、HDR合成部21の回路構成図である。HDR合成部21は、図6(a)に示すように、第1のブレンド部211と、第1の乗算部212と、第2のブレンド部213と、第2の乗算部214と、第3のブレンド部215と、第3の乗算部216とを含み構成される。
第1のブレンド部211には、画素信号SP1Hと、第1の乗算部212にて合成ゲインG1が乗算された画素信号SP1Lとが入力される。そして、第1のブレンド部211は、ブレンド比αが0から1へ変化されることにより、画素信号SP1Hと、画素信号SP1Lとを選択的に出力する。
第2のブレンド部213には、画素信号SP2Hと、第2の乗算部214にて合成ゲインG2が乗算された画素信号SP2Lとが入力される。そして、第2のブレンド部213は、ブレンド比αが0から1へ変化されることにより、画素信号SP2Hと、画素信号SP2Lとを選択的に出力する。
第3のブレンド部215には、第1のブレンド部211から出力される画素信号SP1と、第2のブレンド部213から出力され第3の乗算部216にて合成ゲインG3が乗算された画素信号SP2とが入力される。そして、第3のブレンド部215は、ブレンド比αが0から1へ変化されることにより、画素信号SP2と、画素信号SP1とを選択的に出力する。
つまり、第1のブレンド部211、第2のブレンド部213、及び第3のブレンド部215は、図6(b)に示すように、2つの入力をA、Bとすると、A(1-α)+Bαを出力する。
つまり、第1のブレンド部211、第2のブレンド部213、及び第3のブレンド部215は、図6(b)に示すように、2つの入力をA、Bとすると、A(1-α)+Bαを出力する。
(画素信号の演算処理の処理例)
まず、第1のブレンド部211は、低感度の画素信号SP1Lと合成ゲインG1との積を低感度の画素信号SP1Lの補正値として出力する。ここで、低感度の画素信号SP1Lの補正値(以下、補正低感度画素信号と称する)をSP1L’とすると、合成ゲインG1及び補正低感度画素信号SP1L’は次式に基づいて求めることができる。
SP1L’=G1×SP1L
まず、第1のブレンド部211は、低感度の画素信号SP1Lと合成ゲインG1との積を低感度の画素信号SP1Lの補正値として出力する。ここで、低感度の画素信号SP1Lの補正値(以下、補正低感度画素信号と称する)をSP1L’とすると、合成ゲインG1及び補正低感度画素信号SP1L’は次式に基づいて求めることができる。
SP1L’=G1×SP1L
図7は、入射光量に対する低感度の画素信号SP1L、高感度の画素信号SP1H、補正低感度画素信号SP1L’の関係を示している。
次に、第1のブレンド部211は、予め設定された所定の閾値Vt1,Vt2を用いる。閾値Vt1,Vt2は、光応答特性において、高感度の画素信号SP1Hが飽和前かつ光応答特性がリニアな領域において予め設定される。なお、第2のブレンド部213は、閾値Vt1,Vt2とは異なる閾値Vt11,Vt21を用いる。第3のブレンド部215は、閾値Vt12,Vt22を用いる。
次に、第1のブレンド部211は、予め設定された所定の閾値Vt1,Vt2を用いる。閾値Vt1,Vt2は、光応答特性において、高感度の画素信号SP1Hが飽和前かつ光応答特性がリニアな領域において予め設定される。なお、第2のブレンド部213は、閾値Vt1,Vt2とは異なる閾値Vt11,Vt21を用いる。第3のブレンド部215は、閾値Vt12,Vt22を用いる。
そして、第1のブレンド部211は、高感度の画素信号SP1Hが閾値Vt1を超えない場合、高感度の画素信号SP1Hを処理対象画素の画素信号SP1として第1のブレンド部211から出力させる。すなわち、SP1H<Vt1の場合、画素信号SP1=高感度の画素信号SP1Hとなる。
一方、HDR合成部21は、高感度の画素信号SP1Hが閾値Vt1を超え、閾値Vt2未満の場合、高感度の画素信号SP1Hと補正低感度画素信号SP1L’とのブレンド出力を処理対象画素の画素信号SP1として第1のブレンド部211から出力させる。すなわち、高感度の画素信号SP1Hが閾値Vt1以上かつ閾値Vt2以下の場合、画素信号SP1=高感度の画素信号SP1Hと補正低感度画素信号SP1L’とのブレンド出力となる。
<実施形態の比較例>
現行方式では、事前に測定された合成ゲインをレジスタから読み出している。この場合、感度差を補正する合成ゲインを事前に個体ごとに測定し、値をレジスタに格納しておく必要がある。
また、事前測定時と、実機環境(色温度等)が異なる場合は、合成境界部で補正誤差による信号段差が発生し、色むら等の不具合症状が発生する。
現行方式では、事前に測定された合成ゲインをレジスタから読み出している。この場合、感度差を補正する合成ゲインを事前に個体ごとに測定し、値をレジスタに格納しておく必要がある。
また、事前測定時と、実機環境(色温度等)が異なる場合は、合成境界部で補正誤差による信号段差が発生し、色むら等の不具合症状が発生する。
<第1の実施形態による実現手段>
図8は、本開示の第1の実施形態に係る補正ゲイン生成回路22のブロック構成図である。補正ゲイン生成回路22は、第1のセレクタ221と、第2のセレクタ222と、第1の積算部223と、第2の積算部224と、合成ゲイン算出部225と、IIRフィルタ226と、合成ゲインレジスタ227と、動被写体判定部228と、色判定部229と、画素エリア判定部230と、信号レベル判定部231と、AND回路232と、カウンタ233と、フィルタ強度算出部234と、更新判定カウンタ235と、各種設定レジスタ236とを含み構成されている。
図8は、本開示の第1の実施形態に係る補正ゲイン生成回路22のブロック構成図である。補正ゲイン生成回路22は、第1のセレクタ221と、第2のセレクタ222と、第1の積算部223と、第2の積算部224と、合成ゲイン算出部225と、IIRフィルタ226と、合成ゲインレジスタ227と、動被写体判定部228と、色判定部229と、画素エリア判定部230と、信号レベル判定部231と、AND回路232と、カウンタ233と、フィルタ強度算出部234と、更新判定カウンタ235と、各種設定レジスタ236とを含み構成されている。
第1のセレクタ221は、高感度の画素信号SP1Hを入力し、制御端に論理値「1」が入力されたとき、高感度の画素信号SP1Hを出力する。第2のセレクタ222は、低感度の画素信号SP1Lを入力し、制御端に論理値「1」が入力されたとき、低感度の画素信号SP1Lを出力する。
第1の積算部223は、第1のセレクタ221から出力される高感度の画素信号SP1Hの画素110ごとの信号レベルを積算して第1の積算値を求め、第1の積算値を合成ゲイン算出部225に出力する。第2の積算部224は、第2のセレクタ222から出力される低感度の画素信号SP1Lの画素110ごとの信号レベルを積算して第2の積算値を求め、第2の積算値を合成ゲイン算出部225に出力する。これら第1の積算部223及び第2の積算部224は、例えば、システム制御部15から垂直リセット信号が入力された時に、リセットされる。また、第1の積算部223及び第2の積算部224は、積算した画素数をカウンタ233に出力する。なお、第1の積算部223および第2の積算部224は、画素110のカラーフィルタごとにそれぞれ設けられる。
合成ゲイン算出部225は、入力された第1の積算値及び第2の積算値から高感度の画素信号SP1Hと低感度の画素信号SP1Lとの感度比を合成ゲインG1として算出し、IIRフィルタ226に出力する。
IIRフィルタ226は、合成ゲインレジスタ227に記憶保持されている過去の合成ゲインG1と、合成ゲイン算出部225により算出された新規の合成ゲインG1とを時間方向に平滑化し、平滑化した合成ゲインG1を合成ゲインレジスタ227に出力する。また、IIRフィルタ226は、フィルタ強度算出部234により平滑化時の強度が可変制御される。ここで、平滑化強度が強い場合、IIRフィルタ226は、新規データの寄与率を下げて収束変化を緩やかに行う。一方、平滑化強度が弱い場合、IIRフィルタ226は、新規データの寄与率を上げて収束変化速度を速める。
合成ゲインレジスタ227は、入力された合成ゲインG1を記憶保持するとともに、HDR合成部21の第1の乗算部212に出力する。また、合成ゲインレジスタ227は、電源オン時に、各種設定レジスタ236から合成ゲインG1の初期値を読み込む。
動被写体判定部228は、入力される動き被写体判定信号に基づいて、被写体の動きを検出し、動被写体と判定した場合に、論理値「0」をAND回路232に出力する。また、動被写体判定部228は、高感度の画素信号SP1H及び低感度の画素信号SP1Lが、露光タイミングが異なり、動被写体でないことを判定した場合に、論理値「1」をAND回路232に出力する。また、動被写体判定部228は、判定を無効とする場合に、論理値「1」を出力する。有効/無効については、各種設定レジスタ236の設定に依存する。
色判定部229は、高感度の画素信号SP1Hの積算値近傍のカラー信号と、低感度の画素信号SP1Lの積算値近傍のカラー信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランス(WB)ゲイン情報に基づいて、第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し、白色の範囲と判定した場合に、論理値「1」をAND回路232に出力する。また、色判定部229は、判定を無効とする場合に、論理値「1」を出力する。有効/無効については、各種設定レジスタ236の設定に依存する。
画素エリア判定部230は、入力される水平方向及び垂直方向のアドレスに基づいて、画面中央エリア信号であるか否かを判定し、画面中央エリア信号であると判定した場合に、論理値「1」をAND回路232に出力する。また、画素エリア判定部230は、判定を無効とする場合に、論理値「1」を出力する。有効/無効については、各種設定レジスタ236の設定に依存する。
信号レベル判定部231は、高感度の画素信号SP1Hを入力し、高感度の画素信号SP1Hの信号レベルが合成境界内レベル、つまり高感度の画素信号SP1Hの信号レベルが閾値Vt1以上かつ閾値Vt2以下であるか否かを判定し、合成境界内レベルと判定した場合に、論理値「1」をAND回路232に出力する。また、信号レベル判定部231は、判定を無効とする場合に、論理値「1」を出力する。有効/無効については、各種設定レジスタ236の設定に依存する。
なお、動被写体判定部228、色判定部229、画素エリア判定部230、及び信号レベル判定部231それぞれの判定基準値は、各種設定レジスタ236に記憶されている。
なお、動被写体判定部228、色判定部229、画素エリア判定部230、及び信号レベル判定部231それぞれの判定基準値は、各種設定レジスタ236に記憶されている。
AND回路232は、動被写体判定部228、色判定部229、画素エリア判定部230、及び信号レベル判定部231の全てが論理値「1」であった場合に、論理値「1」を第1のセレクタ221、第2のセレクタ222、カウンタ233に出力する。
カウンタ233は、1V(1フレーム期間)内の積算有効画素数をカウントし、出力値をフィルタ強度算出部234に出力する。
フィルタ強度算出部234には、温度情報、WBゲイン情報及びカウンタ233の出力値が入力される。フィルタ強度算出部234は、温度情報及びWBゲイン情報に基づいて、色温度変化時にIIRフィルタ226の平滑化強度を弱めて、変化した光源条件に速やかに合わせたゲイン生成が行われるように動作させる。
また、フィルタ強度算出部234は、温度情報及びWBゲイン情報に基づいて、環境温度変化時にIIRフィルタ226の平滑化強度を弱めて、変化した温度条件に速やかに合わせたゲイン生成が行われるように動作させる。
さらに、フィルタ強度算出部234は、カウンタ233の出力値に基づいて、合成ゲイン算出のために積算されたデータ数が一定数以下の場合に、IIRフィルタ226の平滑化処理を停止しデータ更新されないように制御する。
更新判定カウンタ235は、IIRフィルタ226の起動初期値からの平滑化処理の更新回数をカウントする。そして、フィルタ強度算出部234は、更新判定カウンタ235によるIIRフィルタ226の起動初期値からの平滑化処理の更新回数が一定数以下の場合に、IIRフィルタ226の平滑化強度を弱めて、実環境に応じて速やかにゲイン生成が行われるように動作させる。
また、フィルタ強度算出部234は、新規画像から生成された新規合成ゲインと現合成ゲインとの差分を求め、差分が設定値A以上のずれでn(nは整数)フレームを超える場合に、IIRフィルタ226による平滑動作を開始し、差分が設定値Aより小さい設定値B以下になるまでIIRフィルタ226の平滑動作を継続するようにIIRフィルタ226を制御する。その後、差分判断は設定値Aに戻す。なお、設定値A以上のずれがnフレーム以下の場合には、フィルタ強度算出部234は、IIRフィルタ226による平滑動作を開始しない。
本開示の第1の実施形態では、画素信号SP1Lに乗算する合成ゲインG1を算出する例について説明したが、例えば、第2の乗算部214で画素信号SP2Lに乗算する合成ゲインG2を算出する場合や、第3の乗算部216で画素信号SP2に乗算する合成ゲインG3を算出する場合にも、それぞれ補正ゲイン生成回路22により並行して実施できる。
<第1の実施形態による作用効果>
以上のように第1の実施形態によれば、事前に各画素信号SP1H/L,SP2H/L間の感度比を測定しておく必要がなく、さらに感度の異なる画素信号SP1Hと画素信号SP1Lとを合成する際に、感度が高い画素信号SP1Hが閾値Vt1以上且つ閾値Vt2以下である、つまり画素信号SP1Hが飽和前かつ光応答特性がリニアな領域において、自動で合成ゲインG1を算出して感度の低い画素信号SP1Lに付加するようにしているので、ウェハ工程またはユーザ側での個体調整を削減し、合成境界部で補正誤差による信号段差が発生することなく、リアルタイム補正値算出による補正精度改善を実現できる。
以上のように第1の実施形態によれば、事前に各画素信号SP1H/L,SP2H/L間の感度比を測定しておく必要がなく、さらに感度の異なる画素信号SP1Hと画素信号SP1Lとを合成する際に、感度が高い画素信号SP1Hが閾値Vt1以上且つ閾値Vt2以下である、つまり画素信号SP1Hが飽和前かつ光応答特性がリニアな領域において、自動で合成ゲインG1を算出して感度の低い画素信号SP1Lに付加するようにしているので、ウェハ工程またはユーザ側での個体調整を削減し、合成境界部で補正誤差による信号段差が発生することなく、リアルタイム補正値算出による補正精度改善を実現できる。
また、第1の実施形態によれば、画面中央部のときに第1の積算値及び第2の積算値を算出することとしているが、画像エリア判定部230で規定するエリア設定を周辺領域に変える処理により、画面中央部だけでなく画面周辺部においてもそれぞれ異なる合成ゲインを取得し補正することができる。
また、第1の実施形態によれば、画素信号SP1Hと画素信号SP1Lとの間の色むらを補正することができ、これにより合成境界の感度比ずれによる色付きを補正できる。
また、第1の実施形態によれば、動被写体の無い、画素信号SP1H及び画素信号SP1Lが、露光タイミングが異なる時のみ合成ゲインG1の算出処理を有効とすることにより、不要な演算処理を削減できる。
また、第1の実施形態によれば、新規の合成ゲインの寄与率を下げて収束変化を緩やかに行うようにIIRフィルタ226を制御し、また新規の合成ゲインの寄与率を上げて収束変化速度を速めるようにIIRフィルタ226を制御できる。
また、第1の実施形態によれば、色温度変化時はIIRフィルタ226の平滑化強度を弱めて、変化した光源条件に速やかに合わせた合成ゲインG1の算出を行うようにIIRフィルタ226を動作させることができる。また、環境温度変化時はIIRフィルタ226の平滑化強度を弱めて、変化した温度条件に速やかに合わせた合成ゲインG1の算出を行うようにIIRフィルタ226を動作させることができる。さらに、起動初期値からのIIRフィルタ226の平滑化処理の更新回数が一定回数以下の場合は、IIRフィルタ226の平滑化強度を弱めて、実環境に応じて速やかに合成ゲインG1の算出を行うようにIIRフィルタ226を動作させることができる。
また、第1の実施形態によれば、合成ゲイン算出のために積算されたデータ数が一定数以下の場合は、IIRフィルタ226の平滑化処理を停止し、データ更新されないようにIIRフィルタ226を制御できる。
さらに、第1の実施形態によれば、新規の合成ゲインと現の合成ゲインとの差分が設定値A以上のずれがあるフレームが連続してn回を超える場合に、IIRフィルタ226を制御して平滑動作を開始し、差分が設定値Aより小さい設定値B以下になるまでIIRフィルタ226の平滑動作を継続するようにIIRフィルタ226を制御することで、IIRフィルタ226の動作を安定させて時間に応じて誤差の少ない合成ゲインG1を算出できる。
<第2の実施形態>
図9は、本開示の第2の実施形態に係る撮像装置の概略的構成の一例を示すブロック図である。撮像装置1Aは、大別して、センサチップ11Aと、信号処理部16Aとを含み構成されるとともに、電源制御ユニット31と、フラッシュメモリ32とが接続可能である。
図9は、本開示の第2の実施形態に係る撮像装置の概略的構成の一例を示すブロック図である。撮像装置1Aは、大別して、センサチップ11Aと、信号処理部16Aとを含み構成されるとともに、電源制御ユニット31と、フラッシュメモリ32とが接続可能である。
信号処理部16Aは、CPU33と、ISP部34と、センサインタフェースユニット35と、外部インタフェースユニット36と、割り込みコントロール37と、外部メモリインタフェースユニット38とを備え、バス39介して相互に接続されている。CPU33は、ISP部34と、センサインタフェースユニット35と、外部インタフェースユニット36と、割り込みコントロール37と、外部メモリインタフェースユニット38とを、バス39を介して統括的に制御する。
ISP部34は、本開示の第2の実施形態に係る補正ゲイン生成回路22Aと、画像処理部341と、各種設定レジスタ342とを備える。画像処理部341は、HDR合成部を備える。
外部インタフェースユニット36及び割り込みコントロール37には、電源ユニット(図示せず)が接続されている。外部メモリインタフェースユニット38には、フラッシュメモリ32が着脱自在となるように接続される。センサインタフェースユニット35には、センサチップ11Aが接続される。
(撮像装置1Aの動作)
(起動時制御)
先ず、CPU33は、外部メモリインタフェースユニット38を経由してフラッシュメモリ32に格納されている合成ゲイン初期値を読み込む。
そして、CPU33は、読み込んだ合成ゲイン初期値を、ISP部34の各種設定レジスタ342に書き込みを行う。
(起動時制御)
先ず、CPU33は、外部メモリインタフェースユニット38を経由してフラッシュメモリ32に格納されている合成ゲイン初期値を読み込む。
そして、CPU33は、読み込んだ合成ゲイン初期値を、ISP部34の各種設定レジスタ342に書き込みを行う。
次に、CPU33は、撮像装置1Aの動作を開始する。そして、補正ゲイン生成回路22Aは、各種設定レジスタ342に書き込まれた合成ゲイン初期値に基づき、合成ゲインG1の自動生成処理を実行する。
(終了時制御)
電源制御ユニット31は、電源オフ動作に入った旨を割り込みコントロール37を経由してCPU33に通知する。
CPU33は、センサチップ11Aの動作を停止する。そして、CPU33は、センサチップ11Aの動作停止時に、それまでに生成された合成ゲインを各種設定レジスタ342から読み出し、外部メモリインタフェースユニット38を経由してフラッシュメモリ32に合成ゲインを書き込む。
電源制御ユニット31は、電源オフ動作に入った旨を割り込みコントロール37を経由してCPU33に通知する。
CPU33は、センサチップ11Aの動作を停止する。そして、CPU33は、センサチップ11Aの動作停止時に、それまでに生成された合成ゲインを各種設定レジスタ342から読み出し、外部メモリインタフェースユニット38を経由してフラッシュメモリ32に合成ゲインを書き込む。
書き込み終了後に、CPU33は外部インタフェースユニット36を経由して電源制御ユニット31に撮像装置1Aでの各種終了処理が完了したことを通知する。
以後、電源制御ユニット31から電源ユニットに対して電源オフ処理を実行する。
以後、電源制御ユニット31から電源ユニットに対して電源オフ処理を実行する。
(通常動作時)
センサチップ11Aは、入射した光に応じた画素信号を生成し、画素信号をバス40、センサインタフェースユニット35、バス41を経由して画像処理部341に出力する。画像処理部341は、入力された画素信号に基づいて、画像データを生成し、バス42を経由して映像出力する。
センサチップ11Aは、入射した光に応じた画素信号を生成し、画素信号をバス40、センサインタフェースユニット35、バス41を経由して画像処理部341に出力する。画像処理部341は、入力された画素信号に基づいて、画像データを生成し、バス42を経由して映像出力する。
<第2の実施形態による作用効果>
以上のように第2の実施形態によれば、センサチップ11Aの動作停止時に算出された合成ゲインをフラッシュメモリ32に格納しておき、電源オン時にフラッシュメモリ32に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出すことで、例えば、高感度の画素信号SP1Hと低感度の画素信号SP1Lとを合成する際に、電源オン時から低感度の画素信号SP1Lに対し合成ゲインG1を即座に乗算でき、さらに合成ゲインG1の補正精度を維持することができる。
以上のように第2の実施形態によれば、センサチップ11Aの動作停止時に算出された合成ゲインをフラッシュメモリ32に格納しておき、電源オン時にフラッシュメモリ32に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出すことで、例えば、高感度の画素信号SP1Hと低感度の画素信号SP1Lとを合成する際に、電源オン時から低感度の画素信号SP1Lに対し合成ゲインG1を即座に乗算でき、さらに合成ゲインG1の補正精度を維持することができる。
なお、第2の実施形態において、センサチップ11Aの動作停止時に算出された合成ゲインをフラッシュメモリ32に格納しておくとともに、IIRフィルタ226の更新された平滑化処理の回数をフラッシュメモリ32に格納しておくようにしてもよい。このようにすれば、動作停止時ごとに、フラッシュメモリ32に格納される合成ゲインが更新されるため、学習効果を持たせることができ、さらにフラッシュメモリ32に格納された更新回数に基づいて合成ゲインの学習状況を出力画像上に表示できる。
<第3の実施形態>
本開示の第3の実施形態は、信号処理部16で得られる画面を複数領域に分割し、分割した複数領域それぞれで合成ゲインを算出し、複数領域それぞれで算出した合成ゲインを行方向及び列方向に補間して画面全体の複数の画素それぞれにおけるゲイン補正値を算出し、複数の画素でそれぞれ算出された合成ゲインをゲイン補正値で補正するものである。
本開示の第3の実施形態は、信号処理部16で得られる画面を複数領域に分割し、分割した複数領域それぞれで合成ゲインを算出し、複数領域それぞれで算出した合成ゲインを行方向及び列方向に補間して画面全体の複数の画素それぞれにおけるゲイン補正値を算出し、複数の画素でそれぞれ算出された合成ゲインをゲイン補正値で補正するものである。
画素アレイ部11は、水平方向(行方向)及び垂直方向(列方向)にアレイ配列された画素110により、図10に示す画面402を構成する。補正ゲイン生成回路22では、画面402の全領域を、例えば8×8に64分割し、64個の分割領域が、それぞれ合成ゲインを得るように、分割領域ごとに含まれる画素信号SP1H/L,SP2H/Lを積算して、画素信号SP1Lに乗算する合成ゲインG1(i,j)、画素信号SP2Lに乗算する合成ゲインG2(i,j)及び画素信号SP2に乗算する合成ゲインG3(i,j)を含む積算ブロック502を算出する。i及びjは、画面402における積算ブロックのx座標(行方向)及びy座標(列方向)をそれぞれ示すインデックスで、いずれも0を初期値とする。
そして、補正ゲイン生成回路22は、64個の分割領域それぞれで算出した積算ブロック502内の合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)をx座標(行方向)及びy座標(列方向)に補間して画面402全体の複数の画素110それぞれにおけるゲイン補正値を算出する。
以後、補正ゲイン生成回路22は、複数の画素110でそれぞれ算出された合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)をゲイン補正値で補正する。
<第3の実施形態による作用効果>
以上のように第3の実施形態によれば、画面402を分割した複数領域それぞれで合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)を算出し、複数領域それぞれで算出した合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)をx座標(行方向)及びy座標(列方向)に補間して画面402の全体の複数の画素110それぞれにおけるゲイン補正値を算出し、複数の画素110でそれぞれ算出された合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)をゲイン補正値で補正することにより、画面402全体における合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)のゲイン補正値を短時間のうちに算出でき、しかもより正確なHDR信号を得ることができる。
以上のように第3の実施形態によれば、画面402を分割した複数領域それぞれで合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)を算出し、複数領域それぞれで算出した合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)をx座標(行方向)及びy座標(列方向)に補間して画面402の全体の複数の画素110それぞれにおけるゲイン補正値を算出し、複数の画素110でそれぞれ算出された合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)をゲイン補正値で補正することにより、画面402全体における合成ゲインG1(i,j)、合成ゲインG2(i,j)及び合成ゲインG3(i,j)のゲイン補正値を短時間のうちに算出でき、しかもより正確なHDR信号を得ることができる。
<第4の実施形態>
本開示の第4の実施形態は、動被写体を判定するモード1と、色を判定するモード2と、画素エリアを判定するモード3とを備え、ユーザの選択指示に従いこれらのモード1乃至モード3を選択的に動作させるようにしている。
本開示の第4の実施形態は、動被写体を判定するモード1と、色を判定するモード2と、画素エリアを判定するモード3とを備え、ユーザの選択指示に従いこれらのモード1乃至モード3を選択的に動作させるようにしている。
図11は、本開示の第4の実施形態として、補正ゲイン生成回路22の合成ゲイン算出処理手順を示すフローチャートである。
まず、補正ゲイン生成回路22は、高感度の画素信号SP1Hの信号レベルを判定し(ステップST11a)、高感度の画素信号SP1Hの信号レベルが合成境界内レベル、つまり高感度の画素信号SP1Hの信号レベルが閾値Vt1以上かつ閾値Vt2以下であるか否かを判定する(ステップST11b)。ここで、合成境界でないと判定された場合に(No)、補正ゲイン生成回路22は上記ステップST11a乃至ステップST11bの処理を繰り返し実行する。
まず、補正ゲイン生成回路22は、高感度の画素信号SP1Hの信号レベルを判定し(ステップST11a)、高感度の画素信号SP1Hの信号レベルが合成境界内レベル、つまり高感度の画素信号SP1Hの信号レベルが閾値Vt1以上かつ閾値Vt2以下であるか否かを判定する(ステップST11b)。ここで、合成境界でないと判定された場合に(No)、補正ゲイン生成回路22は上記ステップST11a乃至ステップST11bの処理を繰り返し実行する。
一方、合成境界内レベルと判定した場合に(Yes)、補正ゲイン生成回路22は各種設定レジスタ236の記憶内容を参照してユーザによるモード設定が行われているか否かを判定する(ステップST11c)。ここで、例えば時間帯に応じてモードが設定されており、人や自動車の動きが頻繁にある朝夕の通勤時間帯でモード1が設定されている場合に、補正ゲイン生成回路22は別途提供される動き被写体判定信号に基づいて、被写体の動きを検出し(ステップST11d)、動被写体と判定した場合に(ステップST11g:No)、上記ステップST11aの処理に移行する。
一方、高感度の画素信号SP1H及び低感度の画素信号SP1Lが、露光タイミングが異なり、動被写体でないことを判定した場合に(ステップST11g:Yes)、補正ゲイン生成回路22は高感度の画素信号SP1H及び低感度の画素信号SP1Lそれぞれの画素110ごとの信号レベルの積算処理を実行する(ステップST11h)。そして、補正ゲイン生成回路22は、1画面分の積算処理が終了したか否かの判断を行う(ステップST11i)。ここで、1画面分の積算処理が終了した場合(ステップST11i:Yes)、補正ゲイン生成回路22は第1の積算値及び第2の積算値から高感度の画素信号SP1Hと低感度の画素信号SP1Lとの感度比を合成ゲインG1として算出する(ステップST11j)。一方、1画面分の積算処理が終了していない場合(ステップST11i:No)、補正ゲイン生成回路22は1画面分の積算処理が終了するまで上記ステップST11a乃至上記ステップST11hの処理を繰り返し実行する。
また、上記ステップST11cにおいて、人や自動車の動きが少ない昼間の時間帯でモード2が設定されている場合に、補正ゲイン生成回路22は高感度の画素信号SP1Hの積算値近傍のカラー信号と、低感度の画素信号SP1Lの積算値近傍のカラー信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランス(WB)ゲイン情報に基づいて、第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し(ステップST11e)、白色の範囲と判定した場合に(ステップST11g:Yes)、高感度の画素信号SP1H及び低感度の画素信号SP1Lそれぞれの画素110ごとの信号レベルの積算処理を実行する(ステップST11h)。
一方、白色の範囲でない場合、例えば被写体が動いたことにより色が変化した場合に(ステップST11g:No)、補正ゲイン生成回路22は上記ステップST11aの処理に移行する。
さらに、上記ステップST11cにおいて、夜間の時間帯でモード3が設定されている場合に、補正ゲイン生成回路22は入力される水平方向及び垂直方向のアドレスに基づいて、画面中央エリア信号であるか否かを判定し(ステップST11f)、画面中央エリア信号であると判定した場合に(ステップST11g:Yes)、高感度の画素信号SP1H及び低感度の画素信号SP1Lそれぞれの画素110ごとの信号レベルの積算処理を実行する(ステップST11h)。
一方、周辺部のエリア信号であると判定した場合に(ステップST11g:No)、補正ゲイン生成回路22は上記ステップST11aの処理に移行する。なお、上記ステップST11hにおいて、画像中央部に対する画素110ごとの信号レベルの積算処理が終了すると、補正ゲイン生成回路22は画像中央部のそれぞれの領域について第1の積算値及び第2の積算値から高感度の画素信号SP1Hと低感度の画素信号SP1Lとの感度比を合成ゲインG1として算出する(ステップST11j)。そして、補正ゲイン生成回路22は規定するエリア設定を周辺部に変更し、周辺部に対し高感度の画素信号SP1H及び低感度の画素信号SP1Lそれぞれの画素110ごとの信号レベルの積算処理を実行する(ステップST11h)。
なお、上記処理手順では、時間帯に応じてモード1、モード2、モード3を選択する例について説明したが、使用環境に応じてモード1、モード2、モード3を選択するようにしてもよい。さらに、時間帯に応じてモード1とモード3の組み合わせ、モード2とモード3の組み合わせを選択するようにしてもよい。
<その他の実施形態>
上記のように、本技術は第1乃至第4の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本技術を限定するものであると理解すべきではない。上記の一実施形態が開示する技術内容の趣旨を理解すれば、当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が本技術に含まれ得ることが明らかとなろう。また、第1乃至第4の実施形態がそれぞれ開示する構成を、矛盾の生じない範囲で適宜組み合わせることができる。例えば、複数の異なる実施形態がそれぞれ開示する構成を組み合わせてもよく、同一の実施形態の複数の異なる変形例がそれぞれ開示する構成を組み合わせてもよい。
上記のように、本技術は第1乃至第4の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本技術を限定するものであると理解すべきではない。上記の一実施形態が開示する技術内容の趣旨を理解すれば、当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が本技術に含まれ得ることが明らかとなろう。また、第1乃至第4の実施形態がそれぞれ開示する構成を、矛盾の生じない範囲で適宜組み合わせることができる。例えば、複数の異なる実施形態がそれぞれ開示する構成を組み合わせてもよく、同一の実施形態の複数の異なる変形例がそれぞれ開示する構成を組み合わせてもよい。
<電子機器への応用例>
上述した撮像装置は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置、撮像機能を備えた携帯電話機、または、撮像機能を備えた他の機器といった各種の電子機器に適用することができる。
図12は、本技術を適用した電子機器としての撮像システムの構成例を示すブロック図である。
上述した撮像装置は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置、撮像機能を備えた携帯電話機、または、撮像機能を備えた他の機器といった各種の電子機器に適用することができる。
図12は、本技術を適用した電子機器としての撮像システムの構成例を示すブロック図である。
図12に示される撮像システム2201は、光学系2202、シャッタ装置2203、撮像装置としての固体撮像素子2204、制御回路2205、信号処理回路2206、モニタ2207、およびメモリ2208を備えて構成され、静止画像および動画像を撮像可能である。
光学系2202は、1枚または複数枚のレンズを有して構成され、被写体からの光(入射光)を固体撮像素子2204に導き、固体撮像素子2204の受光面に結像させる。
シャッタ装置2203は、光学系2202および固体撮像素子2204の間に配置され、制御回路2205の制御に従って、固体撮像素子2204への光照射期間および遮光期間を制御する。
シャッタ装置2203は、光学系2202および固体撮像素子2204の間に配置され、制御回路2205の制御に従って、固体撮像素子2204への光照射期間および遮光期間を制御する。
固体撮像素子2204は、上述した固体撮像素子を含むパッケージにより構成される。固体撮像素子2204は、光学系2202およびシャッタ装置2203を介して受光面に結像される光に応じて、一定期間、信号電荷を蓄積する。固体撮像素子2204に蓄積された信号電荷は、制御回路2205から供給される駆動信号(タイミング信号)に従って転送される。
制御回路2205は、固体撮像素子2204の転送動作、および、シャッタ装置2203のシャッタ動作を制御する駆動信号を出力して、固体撮像素子2204およびシャッタ装置2203を駆動する。
信号処理回路2206は、固体撮像素子2204から出力された信号電荷に対して各種の信号処理を施す。信号処理回路2206が信号処理を施すことにより得られた画像(画像データ)は、モニタ2207に供給されて表示されたり、メモリ2208に供給されて記憶(記録)されたりする。
このように構成されている撮像システム2201においても、上述した固体撮像素子2204に代えて、撮像装置1,1Aを適用することが可能となる。
このように構成されている撮像システム2201においても、上述した固体撮像素子2204に代えて、撮像装置1,1Aを適用することが可能となる。
<移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図13は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図13に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図13に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図13の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図14は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図14では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
図14では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図14には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、
前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、
前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、
を備え、
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する
撮像装置。
(2)
前記合成ゲイン算出部は、第1の信号レベルから第2の信号レベルの範囲における前記第1の画素信号の信号レベルを積算して第1の積算値を求めるとともに、前記第2の画素信号の信号レベルを積算して第2の積算値を求め、前記第1の積算値及び前記第2の積算値から前記第1の画素信号と前記第2の画素信号との感度比を前記合成ゲインとして算出する、上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号の任意の画像領域に対して前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する、上記(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号の色信号と前記第2の画素信号の色信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランスゲイン情報に基づいて、前記第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し、指定の色範囲と判定された場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する、上記(2)に記載の撮像装置。
(5)
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号が、露光タイミングが異なる場合に、被写体の動きを検出し、動被写体と判定した場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値の積算処理を停止する、上記(2)に記載の撮像装置。
(6)
前記合成ゲイン算出部は、
前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号の任意の画像領域に対して前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する第1のモードと、
前記第1の画素信号の色信号と前記第2の画素信号の色信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランスゲイン情報に基づいて、前記第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し、指定の色範囲と判定された場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する第2のモードと、
前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号が、露光タイミングが異なる場合に、被写体の動きを検出し、動被写体と判定した場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値の積算処理を停止する第3のモードと、
モード指定操作に応じて、前記第1乃至第3のモード、または前記第1乃至第3のモードの任意の組み合わせを選択的に実行させるモード選択制御部と、をさらに備える上記(2)に記載の撮像装置。
(7)
前記合成ゲイン算出部は、現時点の第1の合成ゲインと、前記現時点より新規に算出された第2の合成ゲインとを時間方向に平滑化する処理部を、備える上記(1)に記載の撮像装置。
(8)
前記合成ゲイン算出部は、予め設定された条件に応じて、前記処理部による平滑化時の強度を可変制御する制御部を、備える上記(7)に記載の撮像装置。
(9)
前記制御部は、前記条件の判断に、色温度変化時、環境温度変化時、起動初期値からの前記処理部の平滑化処理の更新回数が所定回数以下の場合のいずれか1つを用い、色温度変化時、環境温度変化時、または前記処理部の平滑化処理の更新回数が所定回数以下の場合に、前記処理部の平滑化強度を弱める、上記(8)に記載の撮像装置。
(10)
前記制御部は、合成ゲイン算出のために積算されたデータ数が所定数以下の場合に、前記処理部の平滑化処理を停止する、上記(8)に記載の撮像装置。
(11)
前記制御部は、前記第1の合成ゲインと前記第2の合成ゲインとの差分を求め、差分が第1の設定値以上のずれで前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号のn(nは整数)フレームを超える場合に、前記処理部による平滑動作を開始し、差分が第1の設定値より小さい第2の設定値以下になるまで前記処理部の平滑動作を継続するように前記処理部を制御する、上記(8)に記載の撮像装置。
(12)
前記合成ゲイン算出部は、動作停止時に算出された合成ゲインを格納する記憶部を備え、電源オン時に前記記憶部に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出して前記処理部にセットする、上記(7)に記載の撮像装置。
(13)
前記合成ゲイン算出部は、
現時点の第1の合成ゲインと、前記現時点より新規に算出された第2の合成ゲインとを時間方向に平滑化する処理部と、
前記合成ゲイン算出部は、動作停止時に算出された合成ゲインを格納するとともに、前記処理部によって更新された平滑化処理の回数を記憶部と、を備え、
電源オン時に前記記憶部に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出して前記処理部にセットする、上記(1)に記載の撮像装置。
(14)
前記画素ユニットは、画素アレイ部に行列状に複数配置されて、画面を構成し、
前記合成ゲイン算出部は、前記画面を分割した複数領域それぞれで前記合成ゲインを算出し、前記複数領域それぞれで算出した合成ゲインを行方向及び列方向に補間して前記画面の全体の複数の画素ユニットそれぞれにおけるゲイン補正値を算出し、前記複数の画素ユニットでそれぞれ算出された合成ゲインを前記ゲイン補正値で補正する、上記(1)に記載の撮像装置。
(15)
第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、
前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、
前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、
を備え、
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する、撮像装置を備えた、
電子機器。
(1)
第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、
前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、
前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、
を備え、
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する
撮像装置。
(2)
前記合成ゲイン算出部は、第1の信号レベルから第2の信号レベルの範囲における前記第1の画素信号の信号レベルを積算して第1の積算値を求めるとともに、前記第2の画素信号の信号レベルを積算して第2の積算値を求め、前記第1の積算値及び前記第2の積算値から前記第1の画素信号と前記第2の画素信号との感度比を前記合成ゲインとして算出する、上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号の任意の画像領域に対して前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する、上記(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号の色信号と前記第2の画素信号の色信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランスゲイン情報に基づいて、前記第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し、指定の色範囲と判定された場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する、上記(2)に記載の撮像装置。
(5)
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号が、露光タイミングが異なる場合に、被写体の動きを検出し、動被写体と判定した場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値の積算処理を停止する、上記(2)に記載の撮像装置。
(6)
前記合成ゲイン算出部は、
前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号の任意の画像領域に対して前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する第1のモードと、
前記第1の画素信号の色信号と前記第2の画素信号の色信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランスゲイン情報に基づいて、前記第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し、指定の色範囲と判定された場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する第2のモードと、
前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号が、露光タイミングが異なる場合に、被写体の動きを検出し、動被写体と判定した場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値の積算処理を停止する第3のモードと、
モード指定操作に応じて、前記第1乃至第3のモード、または前記第1乃至第3のモードの任意の組み合わせを選択的に実行させるモード選択制御部と、をさらに備える上記(2)に記載の撮像装置。
(7)
前記合成ゲイン算出部は、現時点の第1の合成ゲインと、前記現時点より新規に算出された第2の合成ゲインとを時間方向に平滑化する処理部を、備える上記(1)に記載の撮像装置。
(8)
前記合成ゲイン算出部は、予め設定された条件に応じて、前記処理部による平滑化時の強度を可変制御する制御部を、備える上記(7)に記載の撮像装置。
(9)
前記制御部は、前記条件の判断に、色温度変化時、環境温度変化時、起動初期値からの前記処理部の平滑化処理の更新回数が所定回数以下の場合のいずれか1つを用い、色温度変化時、環境温度変化時、または前記処理部の平滑化処理の更新回数が所定回数以下の場合に、前記処理部の平滑化強度を弱める、上記(8)に記載の撮像装置。
(10)
前記制御部は、合成ゲイン算出のために積算されたデータ数が所定数以下の場合に、前記処理部の平滑化処理を停止する、上記(8)に記載の撮像装置。
(11)
前記制御部は、前記第1の合成ゲインと前記第2の合成ゲインとの差分を求め、差分が第1の設定値以上のずれで前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号のn(nは整数)フレームを超える場合に、前記処理部による平滑動作を開始し、差分が第1の設定値より小さい第2の設定値以下になるまで前記処理部の平滑動作を継続するように前記処理部を制御する、上記(8)に記載の撮像装置。
(12)
前記合成ゲイン算出部は、動作停止時に算出された合成ゲインを格納する記憶部を備え、電源オン時に前記記憶部に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出して前記処理部にセットする、上記(7)に記載の撮像装置。
(13)
前記合成ゲイン算出部は、
現時点の第1の合成ゲインと、前記現時点より新規に算出された第2の合成ゲインとを時間方向に平滑化する処理部と、
前記合成ゲイン算出部は、動作停止時に算出された合成ゲインを格納するとともに、前記処理部によって更新された平滑化処理の回数を記憶部と、を備え、
電源オン時に前記記憶部に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出して前記処理部にセットする、上記(1)に記載の撮像装置。
(14)
前記画素ユニットは、画素アレイ部に行列状に複数配置されて、画面を構成し、
前記合成ゲイン算出部は、前記画面を分割した複数領域それぞれで前記合成ゲインを算出し、前記複数領域それぞれで算出した合成ゲインを行方向及び列方向に補間して前記画面の全体の複数の画素ユニットそれぞれにおけるゲイン補正値を算出し、前記複数の画素ユニットでそれぞれ算出された合成ゲインを前記ゲイン補正値で補正する、上記(1)に記載の撮像装置。
(15)
第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、
前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、
前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、
を備え、
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する、撮像装置を備えた、
電子機器。
1,1A 撮像装置
11 画素アレイ部
11A センサチップ
12 垂直駆動部
13 カラム処理部
14 水平駆動部
15 システム制御部
16 信号処理部
16A 信号処理部
17 データ格納部
18 画素駆動線
19 垂直信号線(VSL)
21 HDR合成部
22 補正ゲイン生成回路
22A 補正ゲイン生成回路
31 電源制御ユニット
32 フラッシュメモリ
34 ISP部
35 センサインタフェースユニット
36 外部インタフェースユニット
37 割り込みコントロール
38 外部メモリインタフェースユニット
39,40,41,42 バス
110 画素
111 第1の光電変換部
112 第1の転送ゲート部
113 第2の光電変換部
114 第2の転送ゲート部
115 第3の転送ゲート部
116 電荷蓄積部
117 リセットゲート部
118 FD(フローティングディフュージョン)部
119 増幅トランジスタ
120 選択トランジスタ
121 定電流源
211 第1のブレンド部
212 第1の乗算部
213 第2のブレンド部
214 第2の乗算部
215 第3のブレンド部
216 第3の乗算部
221 第1のセレクタ
222 第2のセレクタ
223 第1の積算部
224 第2の積算部
225 合成ゲイン算出部
226 IIRフィルタ
227 合成ゲインレジスタ
228 動被写体判定部
229 色判定部
230 画素エリア判定部
231 信号レベル判定部
232 AND回路
233 カウンタ
234 フィルタ強度算出部
235 更新判定カウンタ
236 各種設定レジスタ
341 画像処理部
342 各種設定レジスタ
402 画面
502 積算ブロック
2201 撮像システム
2202 光学系
2203 シャッタ装置
2204 固体撮像素子
2205 制御回路
2206 信号処理回路
2207 モニタ
2208 メモリ
12000 車両制御システム
12001 通信ネットワーク
12010 駆動系制御ユニット
12020 ボディ系制御ユニット
12030 車外情報検出ユニット
12031 撮像部
12040 車内情報検出ユニット
12041 運転者状態検出部
12050 統合制御ユニット
12051 マイクロコンピュータ
12052 音声画像出力部
12061 オーディオスピーカ
12062 表示部
12063 インストルメントパネル
12100 車両
12101~12105 撮像部
12111~12114 撮像範囲
11 画素アレイ部
11A センサチップ
12 垂直駆動部
13 カラム処理部
14 水平駆動部
15 システム制御部
16 信号処理部
16A 信号処理部
17 データ格納部
18 画素駆動線
19 垂直信号線(VSL)
21 HDR合成部
22 補正ゲイン生成回路
22A 補正ゲイン生成回路
31 電源制御ユニット
32 フラッシュメモリ
34 ISP部
35 センサインタフェースユニット
36 外部インタフェースユニット
37 割り込みコントロール
38 外部メモリインタフェースユニット
39,40,41,42 バス
110 画素
111 第1の光電変換部
112 第1の転送ゲート部
113 第2の光電変換部
114 第2の転送ゲート部
115 第3の転送ゲート部
116 電荷蓄積部
117 リセットゲート部
118 FD(フローティングディフュージョン)部
119 増幅トランジスタ
120 選択トランジスタ
121 定電流源
211 第1のブレンド部
212 第1の乗算部
213 第2のブレンド部
214 第2の乗算部
215 第3のブレンド部
216 第3の乗算部
221 第1のセレクタ
222 第2のセレクタ
223 第1の積算部
224 第2の積算部
225 合成ゲイン算出部
226 IIRフィルタ
227 合成ゲインレジスタ
228 動被写体判定部
229 色判定部
230 画素エリア判定部
231 信号レベル判定部
232 AND回路
233 カウンタ
234 フィルタ強度算出部
235 更新判定カウンタ
236 各種設定レジスタ
341 画像処理部
342 各種設定レジスタ
402 画面
502 積算ブロック
2201 撮像システム
2202 光学系
2203 シャッタ装置
2204 固体撮像素子
2205 制御回路
2206 信号処理回路
2207 モニタ
2208 メモリ
12000 車両制御システム
12001 通信ネットワーク
12010 駆動系制御ユニット
12020 ボディ系制御ユニット
12030 車外情報検出ユニット
12031 撮像部
12040 車内情報検出ユニット
12041 運転者状態検出部
12050 統合制御ユニット
12051 マイクロコンピュータ
12052 音声画像出力部
12061 オーディオスピーカ
12062 表示部
12063 インストルメントパネル
12100 車両
12101~12105 撮像部
12111~12114 撮像範囲
Claims (15)
- 第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、
前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、
前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、
を備え、
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する
撮像装置。 - 前記合成ゲイン算出部は、第1の信号レベルから第2の信号レベルの範囲における前記第1の画素信号の信号レベルを積算して第1の積算値を求めるとともに、前記第2の画素信号の信号レベルを積算して第2の積算値を求め、前記第1の積算値及び前記第2の積算値から前記第1の画素信号と前記第2の画素信号との感度比を前記合成ゲインとして算出する、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号の任意の画像領域に対して前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する、請求項2に記載の撮像装置。
- 前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号の色信号と前記第2の画素信号の色信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランスゲイン情報に基づいて、前記第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し、指定の色範囲と判定された場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する、請求項2に記載の撮像装置。
- 前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号が、露光タイミングが異なる場合に、被写体の動きを検出し、動被写体と判定した場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値の積算処理を停止する、請求項2に記載の撮像装置。
- 前記合成ゲイン算出部は、
前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号の任意の画像領域に対して前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する第1のモードと、
前記第1の画素信号の色信号と前記第2の画素信号の色信号との比率、及び別途提供されるホワイトバランスゲイン情報に基づいて、前記第1の積算値及び前記第2の積算値それぞれの色を判定し、指定の色範囲と判定された場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値を算出する第2のモードと、
前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号が、露光タイミングが異なる場合に、被写体の動きを検出し、動被写体と判定した場合に、前記第1の積算値及び前記第2の積算値の積算処理を停止する第3のモードと、
モード指定操作に応じて、前記第1乃至第3のモード、または前記第1乃至第3のモードの任意の組み合わせを選択的に実行させるモード選択制御部と、をさらに備える請求項2に記載の撮像装置。 - 前記合成ゲイン算出部は、現時点の第1の合成ゲインと、前記現時点より新規に算出された第2の合成ゲインとを時間方向に平滑化する処理部を、備える請求項1に記載の撮像装置。
- 前記合成ゲイン算出部は、予め設定された条件に応じて、前記処理部による平滑化時の強度を可変制御する制御部を、備える請求項7に記載の撮像装置。
- 前記制御部は、前記条件の判断に、色温度変化時、環境温度変化時、起動初期値からの前記処理部の平滑化処理の更新回数が所定回数以下の場合のいずれか1つを用い、色温度変化時、環境温度変化時、または前記処理部の平滑化処理の更新回数が所定回数以下の場合に、前記処理部の平滑化強度を弱める、請求項8に記載の撮像装置。
- 前記制御部は、合成ゲイン算出のために積算されたデータ数が所定数以下の場合に、前記処理部の平滑化処理を停止する、請求項8に記載の撮像装置。
- 前記制御部は、前記第1の合成ゲインと前記第2の合成ゲインとの差分を求め、差分が第1の設定値以上のずれで前記第1の画素信号及び前記第2の画素信号のn(nは整数)フレームを超える場合に、前記処理部による平滑動作を開始し、差分が第1の設定値より小さい第2の設定値以下になるまで前記処理部の平滑動作を継続するように前記処理部を制御する、請求項8に記載の撮像装置。
- 前記合成ゲイン算出部は、動作停止時に算出された合成ゲインを格納する記憶部を備え、電源オン時に前記記憶部に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出して前記処理部にセットする、請求項7に記載の撮像装置。
- 前記合成ゲイン算出部は、
現時点の第1の合成ゲインと、前記現時点より新規に算出された第2の合成ゲインとを時間方向に平滑化する処理部と、
前記合成ゲイン算出部は、動作停止時に算出された合成ゲインを格納するとともに、前記処理部によって更新された平滑化処理の回数を記憶部と、を備え、
電源オン時に前記記憶部に格納された合成ゲインを初期ゲイン値として読み出して前記処理部にセットする、請求項1に記載の撮像装置。 - 前記画素ユニットは、画素アレイ部に行列状に複数配置されて、画面を構成し、
前記合成ゲイン算出部は、前記画面を分割した複数領域それぞれで前記合成ゲインを算出し、前記複数領域それぞれで算出した合成ゲインを行方向及び列方向に補間して前記画面の全体の複数の画素ユニットそれぞれにおけるゲイン補正値を算出し、前記複数の画素ユニットでそれぞれ算出された合成ゲインを前記ゲイン補正値で補正する、請求項1に記載の撮像装置。 - 第1の感度を有する第1の画素信号と、前記第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2の画素信号と、を出力する画素ユニットと、
前記第2の画素信号に対して乗算する合成ゲインを算出する合成ゲイン算出部と、
前記合成ゲインが乗算された前記第2の画素信号と、前記第1の画素信号と、を合成する合成部と、
を備え、
前記合成ゲイン算出部は、前記第1の画素信号が所定の第1の信号レベル以上且つ所定の第2の信号レベル以下であることを判定した場合に、前記合成ゲイン算出用のデータの積算を実行する、撮像装置を備えた、
電子機器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022156735A JP2024050105A (ja) | 2022-09-29 | 2022-09-29 | 撮像装置及び電子機器 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=90621765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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