JP2024049979A - 認証システムおよび認証方法 - Google Patents

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Figure 2024049979000001
【課題】高精度に生体情報を取得し、本人確認の認証の誤動作を防止する。
【解決手段】認証システムは、端末装置に表示するガイド映像を出力する出力部と、ガイド映像に基づく被認証者の手指の動きを所定時間撮像した画像情報を取得する取得部と、画像情報から手指の先端または手指の関節の位置を検出する検出部と、検出した手指の先端または手指の関節の位置を用いて、被認証者を認証する認証部と、を備え、出力部は、初期状態として少なくとも1本の指を開いた状態を被認証者に促すガイド映像を出力する。
【選択図】図1

Description

本開示は、認証システムおよび認証方法に関する。
特許文献1には、指の屈伸運動計測を利用した個人認証方法が開示されている。個人認証方法は、被認証者の指の屈伸運動を撮像した連続画像であって、指の側面を撮像した複数のデジタル画像を取得する。個人認証方法は、指の側面の複数のデジタル画像ごとに、指の輪郭線を抽出し、抽出した輪郭線について曲率のプロフィールを求め、曲率のプロフィールを指の曲げ角度と対応付けて記憶する。個人認証方法は、被認証者の曲率のプロフィールを所定の指の曲げ角度ごとに照合することによって認証を行うことを特徴とする。
特開2009-245231号公報
特許文献1に開示された個人認証方法では、1本の指の屈伸運動を指の側面から撮像し、指の側面の撮像画像から曲率のプロフィールを求め、指の曲げ角度ごとに照合し被認証者の認証を実行する。このため、被認証者の手指を1本でなく複数本を対象として広範囲に撮像することで得られる生体情報を用いて、本人確認の認証をすることで高精度な認証が可能になると考えることができる。しかしながら、複数本の手指を撮像デバイスにかざすことで認証装置が生体情報を取得する場合、手指の取り得るポーズの自由度が多いため、手指から得られる生体情報を高精度に検出することが難しく認証処理の誤動作が発生するという課題がある。
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、高精度に生体情報を取得し、本人確認の認証の誤動作を防止することを目的とする。
本開示は、端末装置に表示するガイド映像を出力する出力部と、前記ガイド映像に基づく被認証者の手指の動きを所定時間撮像した画像情報を取得する取得部と、前記画像情報から前記手指の先端または前記手指の関節の位置を検出する検出部と、検出した前記手指の先端または前記手指の関節の位置を用いて、前記被認証者を認証する認証部と、を備え、前記出力部は、初期状態として少なくとも1本の指を開いた状態を前記被認証者に促すガイド映像を出力する、認証システムを提供する。
また、本開示は、端末装置に表示するガイド映像を出力し、前記ガイド映像に基づく被認証者の手指の動きを所定時間撮像した画像情報を取得し、前記画像情報から前記手指の先端または前記手指の関節の位置を検出し、検出した前記手指の先端または前記手指の関節の位置を用いて、前記被認証者を認証し、初期状態として少なくとも1本の指を開いた状態を前記被認証者に促すガイド映像を出力する、認証方法を提供する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、高精度に生体情報を取得し、本人確認の認証の誤動作を防止することができる。
本実施の形態に係る端末装置と認証装置とのそれぞれの内部構成例を示すブロック図 第1の角度の定義を説明する図 第2の角度の定義を説明する図 第3の角度の定義を説明する図 認証に使用するため切り出される期間について説明する図 角度の時系列データを用いて認証を実行する処理を表すフローチャート 特徴画像について説明する図 角度のデータを蓄積し認証を行う処理について説明する図 被認証者が端末装置に手をかざした際の認証装置の状態遷移について説明する図 手を端末装置にかざす前に端末装置に表示させる画面例を説明する図 認証装置がポーズの遷移を取得中に端末装置に表示させる画面例を説明する図 認証結果を示す画面例を説明する図 カメラと手との適切な距離について説明する図 カメラと手との距離が不適切な場合に表示する画面例を説明する図 カメラと手との距離が不適切な場合に表示する画面例を説明する図 変形例に係る端末装置と認証装置とクラウドサーバとのそれぞれの内部構成例を説明するブロック図 クラウドサーバによる認証処理のシーケンス図
以下、図面を適宜参照して、本開示に係る認証装置および認証方法を具体的に開示した実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明および実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
図1を参照して、本実施の形態に係る端末装置と認証装置とのそれぞれの内部構成例を説明する。図1は、本実施の形態に係る端末装置と認証装置とのそれぞれの内部構成例を示すブロック図である。
認証システム100は、例えば、複数の人物が出入りする場所に設置され、入場規制を行う目的で、展示会、スタジアム、遊園地、または観光地等で用いられる。なお、認証システム100が用いられる目的および場所は一例でありこれらに限られず、銀行等のATM(Automatic Teller Machine)、クリーンルーム、食品工場またはコインロッカ等で本人確認の認証のために用いられてもよい。なお、認証システムを区別する場合は、数字の後にアルファベットを付けて説明する。また、認証システムを区別しない場合は、数字のみを付けて説明する。
認証システム100および認証システム100Aは、端末装置20と認証装置30とを少なくとも含む。
端末装置20は、認証装置30において実行される認証処理に使用される被認証者の生体情報を取得する。端末装置20は、手かざし面23、カメラ21および表示デバイス22を含む。端末装置20は、例えば、直方体の形状の筐体、直方体の一部が切り取られた形状の筐体、タブレットまたはパーソナルコンピュータ等である。直方体の一部が切り取られた形状の筐体とは、例えば、直方体から直方体の少なくとも1つの辺を含む三角柱を切り欠かれた形状である。つまり、図1の端末装置20の示す斜面(対向面24)を有する形状の筐体である。なお、端末装置20の例は一例でありこれらに限られない。
カメラ21は、被認証者の手指を撮像するカメラである。カメラ21は、例えば、赤外線カメラである。カメラ21が赤外線カメラである場合、カメラ21は、撮像対象の3次元情報を取得する。カメラ21は、少なくとも光学素子としてのレンズ(不図示)と赤外線センサ(不図示)とを有して構成される。レンズは、カメラ21の撮像領域である画角内からの撮像対象により反射された光を入射して赤外線センサの受光面(言い換えると、撮像面)に撮像対象の光学像を結像する。カメラ21は、撮像対象の光学像に基づく光電変換によって得られる電気信号である画像データ(映像データ)を認証装置30の通信I/F31に出力する。ここで、I/Fとは、インターフェースのことを表す。カメラ21は、ある時間に撮像した画像データを都度認証装置30に送信してもよいし、所定の時間間隔で撮像した画像データを映像データとして認証装置30に送信してもよい。以下、カメラ21で撮像した画像データ(映像データ)のことを撮像データと称する。また、カメラ21は、赤外線カメラに限られず可視光カメラでもよい。カメラ21が可視光カメラの場合、認証装置30の手指関節位置検出部33Aにおいて撮像データをディープラーニング等の公知技術を用いて解析することで、手指関節位置検出部33Aは3次元情報を取得する。
表示デバイス22は、被認証者に対する指示の内容を含む画像データもしくは映像データを表示する。被認証者に対する指示とは、例えば、手かざし面23に手10をかざすことを促す指示、または手かざし面23にかざす手指のポーズを指定する指示等である。以下、被認証者に対する指示の内容を含む画像データもしくは映像データのことを「ガイド映像」と称する。ガイド映像は、例えば、手を開いた画像またはテキストによる指示等である。表示デバイス22は、例えば、ディスプレイまたはタッチパネルディスプレイ等である。なお、表示デバイス22は、例えば端末装置20の筐体(上述参照)の対向面24の上部側に配置される。これにより、被認証者は、自ら端末装置20の筐体に対面して位置している時に、表示デバイス22の内容を視認し易くなる。
手かざし面23は、被認証者が手のひらを対向させるように手指をかざす領域であり、端末装置20は手かざし面23にかざされた被認証者の手10を撮像対象としてカメラ21で撮像する。手かざし面23は、例えば、ガラス等の透明な材質で構成される。なお、手かざし面23は、端末装置20から省略されてもよく、端末装置20が被認証者の手指をカメラ21で直接撮像できる構成であってもよい。なお、手かざし面23は、例えば端末装置20の筐体(上述参照)の対向面24の表示デバイス22よりも下部側(言い換えると、被認証者の手前側)に配置される。これにより、被認証者は、表示デバイス22の表示内容(例えば上述したガイド映像)の表示を自身の手指で遮ることなく手指を簡易に手かざし面23に近づけることができる。
認証装置30は、通信I/F31、メモリ32、プロセッサ33およびデータベース34を含む。認証装置30は、端末装置20から取得した撮像データを解析するプロセッサ33を備えた筐体等である。認証装置30は、タブレット、PC(Personal Computer)、携帯端末等であってもよい。
通信I/F31は、端末装置20と認証装置30との間で無線または有線で通信を行うネットワークインターフェース回路である。通信I/F31での通信に使用される通信方式は、例えば、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)、5G等の移動体通信、電力線通信、近距離無線通信(例えばBlootooth(登録商標)通信)、携帯電話用の通信等である。
メモリ32は、例えばプロセッサ33が行う各種の処理を規定したプログラムとそのプログラムの実行中に使用するデータとを格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ33が行う各種の処理を実行する際に用いるワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、を少なくとも有する。ROMには、プロセッサ33が行う各種の処理を規定したプログラムとそのプログラムの実行中に使用するデータとが書き込まれている。RAMには、プロセッサ33により生成あるいは取得されたデータもしくは情報(例えば、被認証者の手指の関節の位置情報等)が一時的に保存される。なお、ROMは、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)などの記憶媒体または認証装置30外部のサーバ装置などに置き替えて、装置起動時にデータを読み込むように処理してもよい。
プロセッサ33は、手指関節位置検出部33A、角度算出部33B、時系列データ切り出し部33C、認証部33D、および出力制御部33Eを含む。例えばCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の電子デバイスのうち少なくとも1つが実装された半導体チップを用いられる。プロセッサ33は、認証装置30の全体的な動作を司るコントローラとして機能し、認証装置30の各部の動作を統括するための制御処理、認証装置30の各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理および、データの記憶処理を行う。
プロセッサ33は、メモリ32のROMに記憶されたプログラムおよびデータを用いることで、手指関節位置検出部33A、角度算出部33B、時系列データ切り出し部33C、認証部33D、および出力制御部33Eのそれぞれの機能を実現する。プロセッサ33は、動作中にメモリ32のRAMを使用し、プロセッサ33および各部が生成あるいは取得したデータもしくは情報をメモリ32のRAMに一時的に保存する。
検出部の一例としての手指関節位置検出部33Aは、通信I/F31から取得した3次元情報を含む撮像データを解析し、撮像データに映る被認証者の指の先端の位置、手のひらの中の骨の端点および手指の関節の位置の3次元座標を検出する。
算出部の一例としての角度算出部33Bは、手指関節位置検出部33Aから取得した被認証者の指の先端の位置、手のひらの中の骨の端点の位置および手指の関節の位置の3次元情報を基に、各種角度を算出する。各種角度とは、例えば、指の先端の位置と指の先端の位置とを結ぶ仮想線の交わる角度、関節の位置と関節の位置とを結ぶ仮想線の交わる角度または骨の端点の位置と骨の端点の位置とを結ぶ仮想線の交わる角度である。仮想線は、例えば3次元座標系でのベクトルで表される。角度算出部33Bは、指が伸びる方向に接続された関節の角度(図2参照)、左右隣接する指の先端および関節をつなぐ角度(図3参照)および各指の開く角度(図4参照)の3種類の角度を算出する。角度算出部33Bが算出する3種類の角度については図2、図3および図4の説明で詳述する。
手指関節位置検出部33Aおよび角度算出部33Bは、端末装置20から送られてくる撮像データを都度解析してもよいし、第1の所定時間間隔で撮像データを解析してもよい。角度算出部33Bは、解析により得られた第1の所定時間分の角度のデータを時系列に並べたデータ(以下、時系列データと称する)を時系列データ切り出し部33Cに出力する。
切り出し部の一例としての時系列データ切り出し部33Cは、角度算出部33Bから取得した角度の時系列データから被認証者の本人確認の認証に使用する特定の期間で切り出す。時系列データ切り出し部33Cは、切り出す開始のタイミングとして例えば、被認証者の手指がカメラ21に映り始めてから特定の手指の形(例えば、手指を「パー」の形に開いた状態)を取った後から角度の時系列データを切り出す。以下、特定の手指の形のことを「ポーズ」と称する。時系列データ切り出し部33Cは、切り出す特定の期間として例えば、「パー」、「チョキ」、「グー」の順番で手指の形の変化が完了するまでの期間の角度の時系列データを切り出す。なお、時系列データ切り出し部33Cが角度の時系列データを切り出し始めるタイミングおよび切り出す特定の期間は、これらは一例であり限られない。時系列データ切り出し部33Cが角度の時系列データを切り出す期間は、予め決められたポーズの中から、認証装置30の管理者もしくは被認証者がポーズ、ポーズの順番およびポーズの数を決めてもよい。また、時系列データ切り出し部33Cは、関節の角度情報の組み合わせでポーズを判定する。
時系列データ切り出し部33Cは、手指関節位置検出部33Aが検出した関節の3次元座標を用いて、カメラ21と被認証者の手との距離を測定する。
時系列データ切り出し部33Cは、出力制御部33Eに対し被認証者の手指の状態の通知を行う。時系列データ切り出し部33Cは、被認証者の手指の状態の通知として、「被認証者の手指が検出された」、「データ取得開始時のポーズを検出した」または「データ取得終了の条件を満たした」等の通知を行う。また、時系列データ切り出し部33Cは、「手指を検出してから所定時間経過してもデータ取得開始時のポーズを検出できない」、「データ取得開始時のポーズから所定時間経過してもデータ取得終了の条件を満たさない」、「手指が検出されなくなった」、「手指を所定時間未検出である」、「手指の距離がカメラ21に対し近い」または「手指の距離がカメラ21に対し遠い」等の場合、データ取得にエラーが発生したことを通知する。
認証部の一例としての認証部33Dは、時系列データ切り出し部33Cから取得した切り出された角度の時系列データから、被認証者の認証コードを算出するために用いる特徴画像を生成する。認証コードとは、128個の文字、数字または記号の少数の組で構成される各個人に特有のコードである。被認証者の特徴画像とは、その被認証者に対応して算出された角度と時間との情報を含む画像であり、図7で詳述する。認証部33Dは、例えば、被認証者の特徴画像をディープラーニングを用いて解析することで被認証者の認証コードを算出する。認証部33Dは、算出された被認証者の認証コードをデータベース34に保存されてある複数の認証コードと照合することで被認証者の認証を実行する。認証部33Dは、認証の結果を出力制御部33Eに出力する。
出力部の一例としての出力制御部33Eは、表示デバイス22に表示させるガイド映像を生成し、表示デバイス22に生成したガイド映像を出力する。また、出力制御部33Eは、音による通知を行ってもよい。音による通知とは、アラーム音を鳴らすまたはエラーを通知するメッセージを含む音声を流す等である。なお、これらの音による通知は一例でありこれらに限られない。出力制御部33Eは、時系列データ切り出し部33Cからエラーの通知を取得した場合、エラーの内容に応じた通知を実行し、例えば、ガイド映像の制御または音の制御を行う。
データベース34は、記憶媒体(例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive))を用いて構成される。データベース34は、複数の認証コードを記憶している。
次に、図2、図3および図4を参照して、手指の関節の角度の定義について説明する。図2は、第1の角度の定義を説明する図である。図2では、指が伸びる方向に接続された関節の角度の定義を説明する。図2では、手の皮膚(表皮)の図示が省略されている。
手hnは、右手の骨を表している。指thuは親指の骨、指indは人差し指の骨、指midは中指の骨、指rinは薬指の骨および指litは小指の骨である。以下、各指の骨および関節の定義は指litを代表して説明し、指thu、指ind、指midおよび指rinの骨および関節の定義は指litと同様である。
骨F1は、中手骨である。骨F2は、基節骨である。骨F3は、中節骨である。骨F4は末節骨である。
骨F1の関節C0から関節C1までを結ぶベクトルをベクトルV1とする。以下、ベクトルは3次元ベクトルとして表される。関節C1から関節C2までを結ぶベクトルをベクトルV2とする。関節C2から関節C3までを結ぶベクトルをベクトルV3とする。関節C3から指先K1までを結ぶベクトルをベクトルV4とする。
指が伸びる方向に接続された関節の角度として、関節C1の角度をベクトルV1とベクトルV2とのなす角と定義する。
指が伸びる方向に接続された関節の角度として、関節C2の角度をベクトルV2とベクトルV3とのなす角と定義する。
指が伸びる方向に接続された関節の角度として、関節C3の角度をベクトルV3とベクトルV4とのなす角と定義する。
このように、手指関節位置検出部33Aは、第1の角度として定義された指が伸びる方向に接続された関節の角度(例えば、関節C1、関節C2および関節C3の角度)を、指thu、指ind、指mid、指ridおよび指litの全ての指について算出する。つまり、手指関節位置検出部33Aは、同じ手指の隣り合う関節を結ぶ仮想線(つまり、ベクトル)により形成された角度を算出する。
次に、図3を参照して、第2の角度の定義を説明する。図3は、第2の角度の定義を説明する図である。図3では、左右隣接する手指の関節を繋ぐ角度の定義を説明する。図3では、手の皮膚(表皮)の図示が省略されている。
指litの中手骨である骨F1と、指litの基節骨である骨F2との間の関節を関節C4とする。指rinについても同様に、中手骨である骨F5と基節骨である骨F6との間の関節を関節C5とする。指midについても同様に、中手骨である骨F7と基節骨である骨F8との間の関節を関節C6とする。指indについても同様に、中手骨である骨F9と基節骨である骨F10との間の関節を関節C7とする。指thuに関しては指lit、指rin、指midおよび指indとは関節の定義が異なるため後述する。
関節C4から関節C5までを結ぶベクトルをベクトルV5とする。関節C5から関節C6までを結ぶベクトルをベクトルV6とする。関節C6から関節C7までをも結ぶベクトルをベクトルV7とする。
左右隣接する手指の関節を仮想的に繋ぐ角度として、関節C5の角度をベクトルV5とベクトルV6とのなす角と定義する。
左右隣接する手指の関節を仮想的に繋ぐ角度として、関節C6の角度をベクトルV6とベクトルV7とのなす角と定義する。
なお、左右隣接する中手骨と基節骨との間の関節を結ぶベクトルによる角度(つまり、ベクトルV5とベクトルV6とのなす角度またはベクトルV6とベクトルV7とのなす角度)について代表して説明した。左右隣接する基節骨と中節骨との間の関節(指litの骨F2と骨F3との間の関節、指rinの骨F6と骨F16との間の関節、指midの骨F8と骨F18との間の関節、および指indの骨F10と骨F20との間の関節を結ぶベクトルによる角度についても同様の定義であり説明を省略する。また、左右隣接する中節骨と末節骨との間の関節(指litの骨F3と骨F4との間の関節、指rinの骨F16と骨F17との間の関節、指midの骨F18と骨F19との間の関節、および指indの骨F20と骨F21との間の関節を結ぶベクトルによる角度についても同様の定義であり説明を省略する。
次に指thuの関節と指indの関節とからなる角度の定義を説明する。指thuの指先を指先K2、基節骨である骨F12と末節骨である骨F13との間の関節を関節C9および中手骨である骨F11と基節骨である骨F12との間の関節を関節C10とする。
関節C7から指先K2までを結ぶベクトルをベクトルV8とする。関節C7から関節C9までを結ぶベクトルをベクトルV9とする。関節C7から関節C10までを結ぶベクトルをベクトルV10とする。
左右隣接する手指の関節を仮想的に繋ぐ角度として、関節C7の角度は、ベクトルV7とベクトルV8とのなす角、ベクトルV7とベクトルV9とのなす角、およびベクトルV7とベクトルV10とのなす角の3つの角度で定義される。
このように、手指関節位置検出部33Aは、第2の角度として定義された左右隣接する手指の関節を仮想的につなぐ角度(例えば、ベクトルV5とベクトルV6で計算する関節C5の角度や、ベクトルV6とベクトルV7で計算する関節C6の角度)を算出する。つまり、手指関節位置検出部33Aは、異なる手指の関節を結ぶ仮想線(つまり、ベクトル)により形成された角度を算出する。
次に、図4を参照して、第3の角度の定義を説明する。図4は、第3の角度の定義を説明する図である。図4では、指の開く角度の定義を説明する。図4では、手の皮膚(表皮)の図示が省略されている。
まず、ケースCAの指lit、指rin、指midおよび指indの開く角度の定義について説明する。
指litの中手骨である骨F1と基節骨である骨F2との間の関節と基節骨である骨F2と中節骨である骨F3との間の関節とを結ぶベクトル(つまり、基節骨の長手方向の端から端を結ぶベクトル)をベクトルV11とする。指rinの中手骨である骨F5と基節骨である骨F6との間の関節と基節骨である骨F6と中節骨である骨F16との間の関節とを結ぶベクトル(つまり、基節骨の長手方向の端から端を結ぶベクトル)をベクトルV12とする。
指の開く角度として、指litと指rinとの開く角度はベクトルV11とベクトルV12とのなす角度の角度Deg1と定義する。なお、指rinと指midとの開く角度および指midと指indとの開く角度の定義は、指litと指rinとの開く角度の定義と同様であり説明は省略する。また、隣り合う手指のそれぞれの基節骨の長手方向の端から端を結ぶベクトルのなす角に限られず、隣り合う手指のそれぞれの中節骨の長手方向の端から端を結ぶベクトルのなす角、または隣り合う手指のそれぞれの末節骨の長手方向の端から端を結ぶベクトルのなす角で指の開く角度を定義してもよい。
このように、手指関節位置検出部33Aは、第3の角度として定義された指を開く角度(例えば、角度Deg1)を指thu、指ind、指mid、指ridおよび指litの全ての指で算出する。つまり、手指関節位置検出部33Aは、同じ手指に含まれる関節のうち隣り合う1組の関節を結ぶ第1の仮想線(つまり、ベクトル)と、隣の手指に含まれる関節のうち隣り合う1組の関節を結ぶ第2の仮想線とを用いて、第1の仮想線と第2の仮想線とにより形成された角度を算出する。
次にケースCBの指indと指thuとの開く角度の定義について説明する。
指indの中手骨である骨F9の長手方向の端から端を結ぶベクトルをベクトルV13とする。指thuの末節骨である骨F13の長手方向の端から端を結ぶベクトルをV14、基節骨である骨F12の長手方向の端から端を結ぶベクトルをV15、また中手骨であるF11の長手方向の端から端を結ぶベクトルをV16とする。
指の開く角度として、指indと指thuとの開く角度は、ベクトルV13とベクトルV14とのなす角度、ベクトルV13とベクトルV15とのなす角度、およびベクトルV13とベクトルV16とのなす角度の3つの角度で定義される。
次に、図5を参照して、認証に使用するため切り出される期間について説明する。図5は、認証に使用するため切り出される期間について説明する図である。
図5の横軸の矢印は時間軸を表し、矢印の方向にいくほど時間が進むことを表している。
手H1は「パー」のポーズ、手H2は「チョキ」のポーズ、また手H3は「グー」のポーズである。なお、手のポーズは「パー」、「チョキ」、「グー」に限られず他のポーズでもよい。また、手のポーズの数は3つに限られず2つ以上の複数でもよい。
時刻t1は、時系列データ切り出し部33Cが切り出しを開始する時刻である。時系列データ切り出し部33Cは、切り出しを開始するのに予め決められた開始のポーズ(以下、開始ポーズと称する)を検出した時に時系列データの切り出しを開始する。開始ポーズは、少なくとも1本の指を開いた状態のポーズとし、例えば図5に示す「パー」のポーズは該当する。また、指を開いた状態には、指を伸ばすことも含まれる。
時刻t2は、ポーズが手H1から手H2へ遷移が完了した時刻である。
時刻t3は、時系列データ切り出し部33Cが切り出しを終了する時刻である。時系列データ切り出し部33Cは、切り出しを終了するのに予め決められた終了のポーズ(以下、終了ポーズと称する)を検出した時に時系列データの切り出しを開始する。例えば図5に示す「グー」のポーズは終了ポーズとして該当する。
時系列データ切り出し部33Cは、被認証者がポーズをとったあと、角度算出部33Bが算出している各種角度の変化の合計値が第1の所定時間より短い第2の所定時間の間予め定められた閾値以下に収まったことを角度算出部33Bから取得することで、被認証者の手指のポーズ(例えば、開始ポーズまたは終了ポーズ)を検出する。角度の変化の合計値とは、ポーズが変化する際、算出されている角度(例えば、第1の角度、第2の角度および第3の角度)が変化するが、単位時間当たりの各算出されている角度の変化の値を合計した値である。
時系列データ切り出し部33Cは、開始ポーズを検出した時刻t1から終了ポーズを検出した時刻t3までの期間を認証に用いる期間として切り出す。以下、時系列データ切り出し部33Cが切り出す時刻t1から時刻t3までの時間を第3の所定時間と称する。第3の所定時間は、第1の所定時間よりも短く、第2の所定時間よりも長い。
次に、図6を参照して、角度の時系列データを用いて認証を実行する処理について説明する。図6は、角度の時系列データを用いて認証を実行する処理を表すフローチャートである。図6の各処理は、認証部33Dによって実行される。
認証部33Dは、時系列データ切り出し部33Cから第3の所定時間で切り出された角度の時系列データを取得する(ステップSt100)。
認証部33Dは、ステップSt100の処理で取得した第3の所定時間で切り出された角度の時系列データを用いて被認証者の特徴画像を生成する(ステップSt101)。
認証部33Dは、ステップSt101の処理で生成した特徴画像をディープラーニングを用いて個人を識別可能な被認証者の認証コードを算出する(ステップSt102)。
認証部33Dは、ステップSt102の処理で算出した被認証者の認証コードをデータベース34に保存されている複数の認証コードと照合する(ステップSt103)。
認証部33Dは、ステップSt103の処理の結果に基づき認証結果(認証成功もしくは認証失敗)を算出する(ステップSt104)。認証成功とは、認証部33DがステップSt102の処理で算出した被認証者の認証コードがデータベース34に保存されている複数の認証コードのうち一致するものがあったことを示す。認証失敗とは、認証部33DがステップSt102の処理で算出した被認証者の認証コードがデータベース34に保存されている複数の認証コードのうち一致するものがなかったことを示す。認証部33Dは、ステップSt104の処理で算出した認証結果を出力制御部33Eに出力する。
次に、図7を参照して、特徴画像について説明する。図7は、特徴画像について説明する図である。
画像IM1は、被認証者の特徴画像である。画像IM1は、画像IMG1を構成する画素の画素値として、算出された角度から生成された特徴を縦方向に並べるように格納している。画像IM1の横方向は時間軸を表す。つまり、画像IMG1は、特徴画像を生成するための開始時間に相当するタイミングに算出された角度から生成された特徴を縦方向に並べるように格納し、かつ、その縦方向の特徴(画素値)を所定期間の間横方向にも並べるように格納することにより構成されている。
画像IM1に格納された特徴は、図2、図3および図4で定義した第1の角度、第2の角度および第3の角度の情報を含む。また、画像IM1に格納された特徴は、第1の角度、第2の角度および第3の角度のそれぞれが変化する速度および加速度の情報を含む。つまり、画像IM1は、角度の情報、角度が変化する速度、および角度が変化する加速度の3つの情報を含む。画像IM1は、RGBで表現される。例えば、B(Blue)が角度、G(Green)が速度、およびR(Red)が加速度として設定される。R(Red)の値は加速度の値に応じて0から255までの256段階で表現される。G(Green)の値は、速度の値に応じて0から255までの256段階で表現される。B(Blue)の値は、角度の値に応じて0から255までの256段階で表現される。このR、GおよびBの値の比率が色として表現される。なお、RGBの色と角度、速度および加速度との組み合わせはこれらに限られない。
次に、図8を参照して、角度のデータを蓄積し認証を行う処理について説明する。図8は、角度のデータを蓄積し認証を行う処理について説明する図である。図8のフローチャートの各処理は、プロセッサ33によって実行される。
まず、時系列データ切り出し部33Cは、現在蓄積している角度のデータを初期化し、データを蓄積中であることを示すフラグ(以下、蓄積中フラグと称する)を0に設定する(ステップSt200)。
手指関節位置検出部33Aは、通信I/F31から取得した撮像データから手指の関節の位置を検出する(ステップSt201)。なお、手指関節位置検出部33Aは、手指の関節だけでなく、指先の位置および手のひらの中の骨の端点の位置も検出してもよい。手指関節位置検出部33Aは、検出した手指の関節の位置を角度算出部33Bに出力する。
角度算出部33Bは、手指関節位置検出部33Aから取得した関節の位置の情報を用いて、関節間を結ぶ仮想線の作る角度を算出する(ステップSt202)。角度算出部33Bは、被認証者の認証コードの算出とポーズの判定とに用いるために必要な角度を算出する。角度算出部33Bは、算出した角度の情報を時系列データ切り出し部33Cに出力する。
時系列データ切り出し部33Cは、角度算出部33Bから取得した角度の情報から被認証者の手指のポーズを特定する(ステップSt203)。
時系列データ切り出し部33Cは、蓄積中フラグが1であるか否かを判定する(ステップSt204)。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt204の処理で蓄積中フラグが1でないと判定した場合(ステップSt204、NO)、被認証者の手指のポーズが開始ポーズであるか否かを判定する(ステップSt205)。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt205の処理で被認証者の手指のポーズが開始ポーズでないと判定した場合(ステップSt205、NO)、プロセッサ33の処理はステップSt201の処理に戻る。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt205の処理で被認証者の手指のポーズが開始ポーズであると判定した場合(ステップSt205、YES)、蓄積中フラグを1に設定し(ステップSt206)、プロセッサ33の処理はステップSt207の処理に進む。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt204の処理で蓄積中フラグが1であると判定した場合(ステップSt204、YES)、角度のデータを蓄積することを開始あるいは継続する(ステップSt207)。
時系列データ切り出し部33Cは、データの取得の条件を満たすか否かを判定する(ステップSt208)。データの取得の条件とは、例えば、被認証者の手が検出されているか否か、または開始ポーズを被認証者がとってから、第4の所定時間以内か否か等である。第4の所定時間とは、ユーザ(例えば、認証システム100の管理者等)によって任意に決められた認証を実行するのに適切と考えられる時間である。例えば、第4の所定時間は、10分である。なお、第4の所定時間は10分に限られない。第4の所定時間は、第1の所定時間よりも長い。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt208の処理でデータの取得の条件を満たさないと判定すると(ステップSt208、NO)、プロセッサ33の処理はステップSt200の処理に戻り、プロセッサ33は最初から認証の処理を実行する。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt208の処理でデータの取得の条件を満たすと判定すると(ステップSt208、YES)、データの取得の終了の条件を満たすか否かを判定する(ステップSt209)。データの取得の終了の条件とは、例えば、ポーズの変更を規定の回数行う等である。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt209の処理でデータの取得の終了の条件を満たさないと判定した場合(ステップSt209、NO)、プロセッサ33の処理はステップSt201の処理に戻る。
時系列データ切り出し部33Cは、ステップSt209の処理でデータの取得の終了の条件を満たすと判定した場合(ステップSt209、YES)、時系列データ切り出し部33Cは、蓄積した角度のデータを認証部33Dに出力する。認証部33Dは、取得した蓄積した角度のデータから被認証者の認証コードを算出する(ステップSt210)。
認証部33Dは、ステップSt210の処理で算出した被認証者の認証コードをデータベース34に保存されている認証コードと照合する(ステップSt211)。プロセッサ33の処理は、ステップSt211の処理が終了すると再びステップSt200の処理に戻る。
次に、図9を参照して、被認証者が端末装置に手をかざした際の認証装置の状態遷移について説明する。図9は、被認証者が端末装置に手をかざした際の認証装置の状態遷移について説明する図である。
状態A100は、被認証者が端末装置20(つまり、本実施の形態では手かざし面23)に手をかざす前の状態である。時系列データ切り出し部33Cは、被認証者が端末装置20の手かざし面23に手をかざしているか否かを判定する。手かざし面23に手をかざしているか否かは、例えばカメラ21からの撮像データに手の形状が撮像されているか否かにより簡易に判定可能である。時系列データ切り出し部33Cは、被認証者が端末装置20に手をかざしていないと判定すると、出力制御部33Eに被認証者が端末装置20に手をかざしていない旨の信号を送信する。出力制御部33Eは、手をかざすことを通知するガイド映像もしくは音データを端末装置20に出力する。
被認証者が端末装置20に手をかざす(イベントA101)と、手をかざした状態である状態A102に状態が遷移する。
時系列データ切り出し部33Cは、開始ポーズを検出する(状態A103)。状態A103の時、出力制御部33Eは端末装置20に開始ポーズを被認証者に促す通知を行う。出力制御部33Eは、開始ポーズ(つまり、初期状態)として少なくとも1本の指を開いた状態を被認証者に促すガイド映像を端末装置20に出力する。また、出力制御部33Eは、開始ポーズとして被認証者の手のひらが見える状態を促すガイド映像を端末装置20に出力してもよい。
時系列データ切り出し部33Cは、状態A103において、所定時間開始ポーズ(ここでは「パー」とする)が検出できなかった場合、開始ポーズが検出できない旨の通知を出力制御部33Eに送る。出力制御部33Eは、時系列データ切り出し部33Cから開始ポーズが検出できない旨の通知を受け取ると、「パーを出してください」と音声での通知を端末装置20に出力する。また、出力制御部33Eは、「パー」についてのより詳細な説明をしてもよい。例えば、出力制御部33Eは、「画面に手のひらをむけて開き、パーのポーズをとってください」という音声と共に、手のひらを画面にかざすガイド映像を端末装置20に出力してもよい。
時系列データ切り出し部33Cは、開始ポーズが検出されない場合エラーが発生したとして出力制御部33Eに通知する(イベントA104)。エラーとみなされるケースとして、時系列データ切り出し部33Cは、カメラと手との距離が適当でない場合、出力制御部33Eにエラーの旨の通知を行う。出力制御部33Eは、時系列データ切り出し部33Cからカメラと手との距離が所定の距離よりも近い旨の通知を取得した場合、端末装置20に、手を端末装置20から離すことを被認証者に促す旨の通知を行う。出力制御部33Eは、時系列データ切り出し部33Cからカメラと手との距離が所定の距離よりも遠い旨の通知を取得した場合、端末装置20に、手を端末装置20に近づけることを被認証者に促す旨の通知を行う。
時系列データ切り出し部33Cは、イベントA104で開始ポーズを検出すると、ポーズの遷移を取得する状態A105に状態が遷移する。時系列データ切り出し部33Cが開始ポーズを検出した旨の信号を出力制御部33Eに出力すると、出力制御部33Eは、開始ポーズを正しく捉えることができ認証の準備状態になったことを表示する。また、出力制御部33Eは、これから認証するために被認証者にポーズを切り替えてもらう旨の通知を行う。
状態A105で、時系列データ切り出し部33Cは、ポーズの遷移を取得する。状態A105の時、出力制御部33Eは、現在ポーズを蓄積中であることがわかるように通知を行ってもよい。また、出力制御部33Eはポーズの切り替えが起こるタイミングを、「ポーズを切り替えるタイミングで次のポーズを表示するガイド映像を出力する」、「メトロノームの動画を出力する」または「音信号を出力する」等の方法で通知してもよい。
状態A105で、時系列データ切り出し部33Cでエラーが発生していると判定した場合(イベントA106)、時系列データ切り出し部33Cの処理は、再び状態A103の処理に戻る。時系列データ切り出し部33Cは、例えば、「開始ポーズを検出後に所定時間経過しても遷移するポーズの取得が完了しない」、「手が検出されなくなった」または「端末装置20と手との距離が適当ではない」と判定した場合エラーの状態とみなす。
時系列データ切り出し部33Cは、全てのポーズの取得を完了すると、取得したデータを認証部33Dに出力する。認証部33Dは、取得したデータを基に認証を行う(状態A107)。状態A107では、出力制御部33Eは、端末装置20に対し認証結果を通知する。出力制御部33Eは、認証が失敗した旨の信号を認証部33Dから取得した場合、被認証者に対し最初(状態A100)から再度入力を促す通知を端末装置20に出力する。
時系列データ切り出し部33Cは、状態A102の際手が所定時間未検出であると判定した場合(イベントA108)、時系列データ切り出し部33Cの状態は再び状態A100の状態に戻る。
次に、図10を参照して、手を端末装置にかざす前に端末装置に表示させる画面例を説明する。図10は、手を端末装置にかざす前に端末装置に表示させる画面例を説明する図である。
画面IM2は、被認証者が端末装置20に手をかざす前に表示デバイス22に表示される画面の一例である。
画面IM2には、開始ポーズとしてポーズH4が表示される。ポーズH4は、「パー」のポーズであるが、画面IM2に描かれる開始ポーズは「パー」に限られず少なくとも1本の指を開いた状態であればよい。
画面IM2には、テキストTE1が表示される。テキストTE1は、例えば、「下のセンサ(ここでは、手かざし面23)上に手を開いてかざしてください」である。テキストTE1は、「下のセンサに、表示されたポーズで手をかざしてください」でもよい。
次に、図11を参照して、認証装置がポーズの遷移を取得中に端末装置に表示させる画面例を説明する。図11は、認証装置がポーズの遷移を取得中に端末装置に表示させる画面例を説明する図である。
画面IM3は、時系列データ切り出し部33Cがポーズの遷移を取得している際に表示される画面の一例である。
画面IM3には、3つポーズとしてポーズH5、ポーズH6およびポーズH7が表示される。現在認証装置30が被認証者に対し取得を促しているポーズがポーズH5であり中央に表示される。ポーズH5の次に被認証者に対して認証装置30が促すポーズがポーズH6である。ポーズH6の次に被認証者に対して認証装置30が促すポーズがポーズH7である。ポーズH6は、ポーズH5よりも小さくポーズH5の右上に表示し、ポーズH7は、ポーズH6よりも小さくポーズH6の右上に表示する。このように、ポーズH5、ポーズH6およびポーズH7は、次にどのポーズがくるか被認証者にわかりやすくするために時系列順に並べられる。ポーズH5、ポーズH6およびポーズH7の並べる方向は斜め右上に限られない。
出力制御部33Eは、被認証者が次に取るポーズが奥から中央へ近寄ってきて、現在中央に表示されているポーズと入れ替わるガイド映像を表示デバイス22に表示し、被認証者にポーズの切り替えのタイミングの際に生じるストレスをできるだけ与えずに認証できるようにしてもよい。つまり、画面IM3の例では、ポーズH6が奥から中央へ近寄ってきて最終的にポーズH5と入れ替わる。ポーズH6が中央に表示された後、ポーズH7が奥から中央へ近寄ってきて最終的にポーズH6と入れ替わる。また、出力制御部33Eは、ポーズが切り替わるタイミングで音を鳴らす制御をおこなってもよい。
画面IM3には、テキストTE2が表示される。テキストTE2は、例えば、「中央に表示しているポーズをしてください」である。
次に、図12を参照して、認証結果を示す画面例を説明する。図12は、認証結果を示す画面例を説明する図である。
画面IM4は、認証部33Dが認証した結果を被認証者に通知する画面である。
テキストTE3は、認証の結果を表示するテキストである。認証が成功した場合は、例えば、テキストTE3は「認証OK」となる。認証が失敗した場合は、例えば、テキストTE3は「認証NG」となる。
なお、画面IM4は、テキストによる表示に限られず、絵文字等でもよい。
図10、図11および図12より、認証したいタイミングやその時の手の形状を指示するためや、時系列データ切り出し部33Cが検出した被認証者の手の状態に応じて、出力制御部33Eは表示する画面(つまり、ガイド映像)を変更する。
次に、図13を参照して、カメラと手との適切な距離について説明する。図13は、カメラと手との適切な距離について説明する図である。
図13は、カメラ21と被認証者の手との距離を模式的に表した図である。
範囲Dis1は、カメラ21と手H8との距離が第1の所定値よりも小さい範囲を表す。範囲Dis1に手H8が存在する場合、カメラ21と手H8との距離が近すぎカメラ21の画角から手H8がはみ出てしまう。そのため、時系列データ切り出し部33Cは、手が範囲Dis1に存在すると判定すると、出力制御部33Eにカメラ21と手H8との距離が近すぎる旨の信号を出力する。出力制御部33Eは、時系列データ切り出し部33Cからカメラ21と手H8との距離が近すぎる旨の信号を取得すると、端末装置20に手をカメラ21から遠ざける旨のガイド映像もしくは音声を出力する。
範囲Dis2は、カメラ21と手H9との距離が第1の所定値以上で第1の所定値よりも大きい第2の所定値以下である範囲を表す。範囲Dis2は、カメラ21と手H9との距離が適切である範囲である。
範囲Dis3は、カメラ21と手H10との距離が第2の所定値よりも大きい範囲を表す。範囲Dis3に手が存在する場合、カメラ21と手H10との距離が遠すぎ認証装置30は精度よく関節の位置を検出することができない。そのため、時系列データ切り出し部33Cは、手が範囲Dis3に存在すると判定すると、出力制御部33Eにカメラ21と手H10との距離が遠すぎる旨の信号を出力する。出力制御部33Eは、時系列データ切り出し部33Cからカメラ21と手との距離が遠すぎる旨の信号を取得すると、端末装置20に手H10をカメラ21から近づける旨のガイド映像もしくは音声を出力する。
次に、図14を参照して、カメラと手との距離が不適切な場合に表示する画面例を説明する。図14は、カメラと手との距離が不適切な場合に表示する画面例を説明する図である。
画面IM5は、カメラと手との距離が第2の所定値よりも大きく遠すぎる場合に表示デバイス22に表示される画面(つまり、ガイド映像)の一例である。
画面IM5は、現在取得しているポーズの模式図とテキストTE4を含む。なお、画面IM5に含まれる内容としてポーズの模式図とテキストTE4は一例でありこれらに限られない。
テキストTE4は、例えば、「手の位置が遠すぎます。センサに近づけてください」である。なお、テキストTE4の内容は一例であり、これに限られない。
次に、図15を参照して、カメラと手との距離が不適切な場合に表示する画面例を説明する。図15は、カメラと手との距離が不適切な場合に表示する画面例を説明する図である。
画面IM6は、カメラと手との距離が第1の所定値よりも小さく近すぎる場合に表示デバイス22に表示される画面(つまり、ガイド映像)の一例である。
画面IM6は、現在取得しているポーズの模式図とテキストTE5を含む。なお、画面IM6に含まれる内容としてポーズの模式図とテキストTE5は一例でありこれらに限られない。
テキストTE5は、例えば、「手の位置が近すぎます。センサから遠ざけてください」である。なお、テキストTE5の内容は一例であり、これに限られない。
<変形例>
次に、図16を参照して、変形例に係る端末装置と認証装置とクラウドサーバとのそれぞれの内部構成例を説明する。図16は、変形例に係る端末装置と認証装置とクラウドサーバとのそれぞれの内部構成例を説明するブロック図である。図16では、図1で説明した構成と同一のものは同一符合を付記し説明を省略する。
本実施の形態の変形例では、実施の形態1とは異なり、クラウドサーバを新たに配置し、認証装置ではなくクラウトサーバが認証処理を実行する。
認証システム100Bは、端末装置20と認証装置30とクラウドサーバ40とを少なくとも含む。
クラウドサーバ40は、認証装置30と通信可能に接続されている。
プロセッサ35は、認証装置30の全体的な動作を司るコントローラとして機能し、認証装置30の各部の動作を統括するための制御処理、認証装置30の各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理および、データの記憶処理を行う。プロセッサ35は、例えば、CPU、DSP、GPU、FPGA等の電子デバイスのうち少なくとも1つが実装された半導体チップを用いられる。プロセッサ35は、手指関節位置検出部33A、角度算出部33B、時系列データ切り出し部33Cおよび出力制御部33Eを含む。
プロセッサ41は、クラウドサーバ40の全体的な動作を司るコントローラとして機能し、クラウドサーバ40の各部の動作を統括するための制御処理、クラウドサーバ40の各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理および、データの記憶処理を行う。プロセッサ41は、例えば、CPU、DSP、GPU、FPGA等の電子デバイスのうち少なくとも1つが実装された半導体チップを用いられる。プロセッサ41は、認証部41Aを含む。
認証部の一例としての認証部41Aは、認証装置30の時系列データ切り出し部33Cから角度の時系列データを取得する。認証部41Aは、取得した角度の時系列データから、被認証者の認証コードを算出するために用いる被認証者の特徴画像を生成する。認証部41Aは、被認証者の特徴画像からディープラーニングを用いて解析することで被認証者の認証コードを算出する。認証部41Aは、算出された被認証者の認証コードをデータベース42に保存されている複数の認証コードと照合することで被認証者の認証を実行する。認証部41Aは、認証の結果を認証装置30に出力する。
データベース42は、記憶媒体(例えばフラッシュメモリ、HDD、あるいはSSD)を用いて構成される。データベース42は、複数の認証コードを記憶している。
次に、図17を参照して、クラウドサーバによる認証処理を説明する。図17は、クラウドサーバによる認証処理のシーケンス図である。
認証装置30は、時系列データ切り出し部33Cが切り出した角度の時系列データをクラウドサーバに送信する(ステップSt400)。なお、認証装置30とクラウドサーバ40との間の通信は暗号化されているものとする。
クラウドサーバ40は、ステップSt400の処理で取得した角度の時系列データを用いて被認証者の特徴画像の生成処理を実行する(ステップSt401)。
クラウドサーバ40は、ステップSt401の処理で算出した被認証者の特徴画像を用いて被認証者の認証コードの算出処理を実行する(ステップSt402)。
クラウドサーバ40は、ステップSt402の処理で算出した被認証者の認証コードを用いてデータベース42に保存されてある認証コードと照合処理を実行する(ステップSt403)。
クラウドサーバ40は、ステップSt403の処理の照合の結果に基づき認証結果を算出する(ステップSt404)。
クラウドサーバ40は、認証装置30に認証結果を送信する(ステップSt405)。
以上により、本実施の形態の認証システム(例えば、認証システム100、100A、100B)は、端末装置に表示するガイド映像を出力する出力部(例えば、出力制御部33E)と、ガイド映像に基づく被認証者の手指の動きを所定時間撮像した画像情報を取得する取得部(例えば、カメラ21)とを備える。また、認証システムは、画像情報から手指の先端または手指の関節の位置を検出する検出部(例えば、手指関節位置検出部33A)と、検出した手指の先端または手指の関節の位置を用いて、被認証者を認証する認証部(例えば、認証部33D)と、を備える。出力部は、初期状態として少なくとも1本の指を開いた状態を被認証者に促すガイド映像を出力する。
これにより、認証システムは、手指の関節位置を高精度に取得することが可能なポーズを初期状態として取得することができるため、その後の関節位置の変化および関節位置から算出される角度の変化を高精度に取得することができる。つまり、認証システムは、認証に必要な角度の時系列データを高精度に取得することができる。以上により、認証システムは、高精度に生体情報を取得し、本人確認の認証の誤動作を防止することができる。
また、本実施の形態の認証システムの出力部は、初期状態として被認証者の手のひらが見える状態を促すガイド映像を出力する。これにより、認証システムは、初期状態としてより多くの関節位置を取得することができ、その後の関節位置の変化および関節位置から算出される角度の変化を高精度に取得することができる。つまり、認証システムは、認証に必要な角度の時系列データを高精度に取得することができる。以上により、認証システムは、高精度に生体情報を取得し、本人確認の認証の誤動作を防止することができる。
また、本実施の形態の認証システムは、所定時間撮像した画像情報の時系列データを所定の期間で切り出す切り出し部(例えば、時系列データ切り出し部33C)を、さらに備える。これにより、認証システムは、算出された角度の時系列データを認証に必要な期間のみ切り出すことで、認証に必要のない期間の情報を排除することができるのでより高精度な認証を行うことができる。
また、本実施の形態の認証システムの切り出し部は、被認証者の手の状態を検出し、出力部は、検出された手の状態に基づきガイド映像を変更する。これにより、認証システムは、被認証者の手の状態つまりデータ取得の進行状況に基づきガイド映像を変更することができる。認証システムは、データ取得の進行状況に応じて被認証者に適切なガイド映像を表示し被認証者の認証動作を補助することができ、本人確認の認証の誤動作を防止することができる。
また、本実施の形態の認証システムの出力部は、切り出し部から被認証者の手指が検出されていない旨の信号を取得した場合、手指を取得部にかざすことを被認証者に指示するガイド映像を出力する。これにより、認証システムは、被認証者の手指が検出されていない場合、取得部に手指をかざすことを指示することができるので、被認証者に対してスムーズな認証を提供することができる。
また、本実施の形態の認証システムの切り出し部は、取得部と被認証者の手指との距離を検出し、出力部は、距離が第1の所定値よりも小さい場合、手指を取得部から遠ざける旨のガイド映像を出力し、距離が第1の所定値よりも大きい第2の所定値よりも大きい場合、手指を取得部に近づける旨のガイド映像を出力する。これにより、認証システムは、取得部と被認証者の手指との距離が適切でない場合、被認証者に対して適切な位置に手指を移動させることを支援することができる。これにより、認証システムは、取得部と被認証者の手指との距離が適切な状態でデータを取得することができるため、本人確認の認証を高精度に行うことができる。
また、本実施の形態の認証システムの切り出し部は、被認証者の手のポーズを検出し、出力部は、被認証者に促す複数の手のポーズを被認証者に促す順に並べたガイド映像を出力する。これにより、認証システムは、予め次に被認証者に取得を促すポーズを被認証者に対して表示できるため、被認証者がスムーズに認証を行うことを支援することができる。
また、本実施の形態の認証システムの出力部は、認証部からの認証の結果の信号に基づき、認証が成功した旨のガイド映像もしくは認証が失敗した旨のガイド映像を出力する。これにより、認証システムは、認証の結果を速やかに被認証者に通知することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示の技術は、高精度に生体情報を取得し、本人確認の認証の誤動作を防止する認証システムおよび認証方法として有用である。
10、hn、H1、H2、H3、H8、H9、H10 手
20 端末装置
21 カメラ
22 表示デバイス
23 手かざし面
24 対向面
30 認証装置
31 通信I/F
32 メモリ
33、35、41 プロセッサ
33A 手指関節位置検出部
33B 角度算出部
33C 時系列データ切り出し部
33D、41A 認証部
33E 出力制御部
34、42 データベース
40 クラウドサーバ
lit、rin、mid、ind、thu 指
F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12、F13、F16、F17、F18、F19、F20、F21 骨
C0、C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C9、C10 関節
K1、K2 指先
V1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8、V9、V10、V11、V12、V13、V14、V15、V16 ベクトル
Deg1 角度
t1、t2、t3 時刻
IM1 画像
A100、A102、A103、A105、A107 状態
A101、A104、A106、A108 イベント
IM2、IM3、IM4、IM5、IM6 画面
H4、H5、H6、H7 ポーズ
TE1、TE2、TE3、TE4、TE5 テキスト
Dis1、Dis2、Dis3 範囲

Claims (9)

  1. 端末装置に表示するガイド映像を出力する出力部と、
    前記ガイド映像に基づく被認証者の手指の動きを所定時間撮像した画像情報を取得する取得部と、
    前記画像情報から前記手指の先端または前記手指の関節の位置を検出する検出部と、
    検出した前記手指の先端または前記手指の関節の位置を用いて、前記被認証者を認証する認証部と、を備え、
    前記出力部は、初期状態として少なくとも1本の指を開いた状態を前記被認証者に促すガイド映像を出力する、
    認証システム。
  2. 前記出力部は、初期状態として前記被認証者の手のひらが見える状態を促すガイド映像を出力する、
    請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記所定時間撮像した前記画像情報の時系列データを所定の期間で切り出す切り出し部を、さらに備える、
    請求項1に記載の認証システム。
  4. 前記切り出し部は、前記被認証者の手の状態を検出し、
    前記出力部は、検出された前記手の状態に基づき前記ガイド映像を変更する、
    請求項3に記載の認証システム。
  5. 前記出力部は、前記切り出し部から前記被認証者の前記手指が検出されていない旨の信号を取得した場合、前記手指を前記取得部にかざすことを前記被認証者に指示するガイド映像を出力する、
    請求項3に記載の認証システム。
  6. 前記切り出し部は、前記取得部と前記被認証者の前記手指との距離を検出し、
    前記出力部は、
    前記距離が第1の所定値よりも小さい場合、前記手指を前記取得部から遠ざける旨のガイド映像を出力し、
    前記距離が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値よりも大きい場合、前記手指を前記取得部に近づける旨のガイド映像を出力する、
    請求項3に記載の認証システム。
  7. 前記切り出し部は、前記被認証者の手のポーズを検出し、
    前記出力部は、前記被認証者に促す複数の前記手のポーズを前記被認証者に促す順に並べたガイド映像を出力する、
    請求項3に記載の認証システム。
  8. 前記出力部は、前記認証部からの認証の結果の信号に基づき、前記認証が成功した旨のガイド映像もしくは前記認証が失敗した旨のガイド映像を出力する、
    請求項1に記載の認証システム。
  9. 端末装置に表示するガイド映像を出力し、
    前記ガイド映像に基づく被認証者の手指の動きを所定時間撮像した画像情報を取得し、
    前記画像情報から前記手指の先端または前記手指の関節の位置を検出し、
    検出した前記手指の先端または前記手指の関節の位置を用いて、前記被認証者を認証し、
    初期状態として少なくとも1本の指を開いた状態を前記被認証者に促すガイド映像を出力する、
    認証方法。
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