JP2024047285A - 情報処理システム、情報処理装置、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにする。【解決手段】情報処理システムを構成する管理サーバ10は、制御部11を備え、制御部11では、属性情報取得部101が、1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報を取得し、分割情報取得部102が、複数の文書が連続して読み取られた後に文書単位で分割された結果を示す分割情報を取得する。また、エラー推定部103が、属性情報から得られる文書ごとの総ページ数と、分割情報から得られる分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、分割後の文書ごとのエラーを推定する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、およびプログラムに関する。
複数の文書を連続して読み取ることで生成された1の電子ファイルを、文書単位で分割する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2017-175238号公報
このような技術では、前後する文書の境の識別に用いられる識別用紙の挿入ミスや、電子ファイルの解析エラー等により、ユーザが意図する分割結果が得られないことがある。
本発明の目的は、複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにすることにある。
請求項1に記載された発明は、1または複数のプロセッサを備え、前記1または複数のプロセッサは、1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書が連続して読み取られた後に文書単位で分割された結果を示す分割情報とを取得し、前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定することを特徴とする、情報処理システムである。
請求項2に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記違いが生じていない文書については、前記エラーが生じていないと推定し、当該違いが生じている文書、および前記属性情報が存在しない文書については、前記エラーが生じていると推定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記エラーが生じていると推定すると、当該エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、当該エラーを解消するための情報とをユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々の前記属性情報の有無と、前記違いの関係性とに基づいて、当該エラーを推定することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々に前記属性情報が存在し、前記違いが補完関係にある場合には、当該エラーの内容として、分割の位置に間違いが生じていると推定することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記エラーを解消するための情報として、前記分割の位置を修正するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項5に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割の位置を修正するための情報として、前記エラーを解消し得る分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項6に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々に前記属性情報が存在し、前記違いが補完関係にない場合には、前記総ページ数と、前記読み取りページ数とのどちらが多いかに基づいて、当該エラーの内容を推定することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記総ページ数よりも、前記読み取りページ数の方が多い場合には、前記エラーの内容として、前記分割の数が不足していることと、前記読み取りページ数が過剰であることとの少なくとも一方であると推定することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を追加し得る場合には、前記分割の数が不足していることを解消するための情報として、当該分割の数を追加するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行い、前記分割の数を追加し得ない場合には、前記読み取りページ数が過剰であることを解消するための情報として、前記読み取りページ数を削減するための情報を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を追加するための情報として、前記エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項10に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記読み取りページ数を削減するための情報として、削除により前記エラーを解消し得るページの候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項10に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記総ページ数よりも前記読み取りページ数の方が少ない場合には、前記エラーの内容として、前記分割の数が過剰であることと、読み取られる前の前記文書のページ数が不足していることとの少なくとも一方であると推定することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を削減し得る場合には、前記分割の数が過剰であることを解消するための情報として、前記分割の数を削減するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行い、前記分割の数を削減し得ない場合には、前記読み取られる前の前記文書のページ数が不足していることを解消するための情報として、前記読み取りページ数を追加するための情報を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項13に記載の情報処理システムである。
請求項15に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を削減するための情報として、削除により前記エラーを解消し得る分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項14に記載の情報処理システムである。
請求項16に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記読み取りページ数を追加するための情報として、追加することで前記エラーを解消し得るページの候補と、当該ページを追加する位置の候補とを前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項14に記載の情報処理システムである。
請求項17に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記追加することで前記エラーを解消し得るページの候補として、新たに読み込まれた文書に含まれるページを前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、請求項16に記載の情報処理システムである。
請求項18に記載された発明は、前記1または複数のプロセッサは、前記違いを有する文書の前記属性情報と、前記新たに読み込まれた文書の前記属性情報とを比較した結果に基づいて、当該新たに読み込まれた文書が、当該違いを有する文書の差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかを判定することを特徴とする、請求項17に記載の情報処理システムである。
請求項19に記載された発明は、前記違いを有する文書の前記属性情報が、当該違いを有する文書に含まれる識別用紙の特徴量であり、前記差し替えのために新たに読み込まれた文書の前記属性情報が、当該差し替えのために新たに読み込まれた文書に含まれる識別用紙の特徴量であることを特徴とする、請求項18に記載の情報処理システムである。
請求項20に記載された発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書を連続して読み取った後に文書単位で分割した結果を示す分割情報とを取得し、前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定し、前記エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、当該エラーを解消するための情報とをユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、情報処理装置である。
請求項21に記載された発明は、コンピュータに、1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書が連続して読み取られた後に文書単位で分割された結果を示す分割情報とを取得する機能と、前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1の本発明によれば、複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにする情報処理システムを提供できる。
請求項2の本発明によれば、1の電子ファイルを複数の文書に分割する処理のエラーが推定されるので、分割後の文書に対する処理が実行される前に、エラーの有無の確認や、修正等の対応が可能となる。
請求項3の本発明によれば、エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、エラーを解消するための情報とがユーザインターフェースに表示されるので、ユーザは、読み取り前の文書がまだ手元にある早い段階で、エラーの有無の確認や、修正等の対応が可能となる。
請求項4の本発明によれば、前後の文書との関係でエラーが生じることが多いので、エラーの推定およびエラーの解消が容易になる。
請求項5の本発明によれば、エラーの内容の推定結果として、エラーの補完関係が報知されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項6の本発明によれば、エラーを解消するための情報として、分割の位置を修正するための情報が報知されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項7の本発明によれば、分割の位置を修正するための情報として、エラーを解消し得る分割の位置の候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項8の本発明によれば、属性情報の総ページ数と、読み取りページ数とのどちらが多いかに応じてエラーの内容が推定されるので、エラーの内容の特定が容易化される。
請求項9の本発明によれば、属性情報の総ページ数と、読み取りページ数とのどちらが多いかに応じてエラーの内容が推定されるので、エラーの内容の特定が容易化される。
請求項10の本発明によれば、分割の数を追加し得る場合と、分割の数を追加し得ない場合とに応じてエラーを解消するための手法がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項11の本発明によれば、分割の数を追加するための情報として、エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項12の本発明によれば、読み取りページ数を削減するための情報として、削除によりエラーを解消し得るページの候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項13の本発明によれば、属性情報の総ページ数と、読み取りページ数とのどちらが多いかに応じてエラーの内容が推定されるので、エラーの内容の特定が容易化される。
請求項14の本発明によれば、分割の数を削減し得る場合と、分割の数を削減し得ない場合とに応じてエラーを解消するための手法がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項15の本発明によれば、分割の数を削減するための情報として、削除によりエラーを解消し得る分割の位置の候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項16の本発明によれば、読み取りページ数を追加するための情報として、追加によりエラーを解消し得るページの候補と、ページを追加する位置の候補とがユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項17の本発明によれば、追加することでエラーを解消し得るページの候補として、新たに読み込まれた文書に含まれるページがユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
請求項18の本発明によれば、属性情報により、新たに読み込まれた文書が差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかが判定されるので、ユーザの操作が簡略化される。
請求項19の本発明によれば、属性情報としての識別用紙の特徴量により、新たに読み込まれた文書が差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかが判定される。このため、ユーザは、同一の識別用紙を読み込ませるだけで、エラーを解消させるための差し替えが可能となる。
請求項20の本発明によれば、複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにする情報処理装置を提供できる。
請求項21の本発明によれば、複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにするプログラムを提供できる。
本実施の形態が適用される情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態が適用される情報処理装置としての管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 画像読取装置のハードウェア構成を示す図である。 管理サーバの制御部の機能構成を示す図である。 画像読取装置の制御部の機能構成を示す図である。 管理サーバの処理のうち、エラー情報に関する処理の流れを示すフローチャートである。 管理サーバの処理のうち、エラー解消情報に関する処理の流れを示すフローチャートである。 画像読取装置の処理の流れを示すフローチャートである。 束データを分割する処理が問題なく行われた場合の具体例を示す図である。 ユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例を示す図である。 ユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例を示す図である。 ユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例を示す図である。 ユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(情報処理システムの構成)
図1は、本実施の形態が適用される情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。
情報処理システム1は、管理サーバ10と、画像読取装置30との各々とがネットワーク90を介して接続されることにより構成されている。ネットワーク90は、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット等である。
管理サーバ10は、情報処理システム1の全体の管理をするサーバとしての情報処理装置である。管理サーバ10は、1以上のページからなる紙媒体の文書の属性を示す情報(以下、「属性情報」と呼ぶ。)と、その文書が連続して複数読み取られた結果として生成された、複数の文書の束のデータ(以下、「束データ」と呼ぶ。)を文書単位で分割した結果を示す情報(以下、「分割情報」と呼ぶ。)を取得する。属性情報には、例えば、その文書の実際の総ページ数、その文書の種別、その文書にかかる案件を一意に識別するための識別情報(以下、「案件ID」と呼ぶ。)、その文書の取り扱いを担当する者等を一意に識別するための識別情報(以下、「担当者ID」と呼ぶ。)等が含まれる。分割情報には、束データを文書単位で分割した後の各々の電子文書のデータ、読み取った文書の本文をOCR(Optical Character Recognition)解析した結果から得られる文書のタイトル、画像読取装置30により読み取られたページ数などの情報が含まれる。
次に、管理サーバ10は、取得した属性情報から得られる読み取られた文書ごとの総ページ数と、分割情報から得られる分割後の文書ごとの読み取りページ数を比較した結果に関する情報(以下、「比較情報」と呼ぶ。)に基づいて、分割後の文書ごとのエラーを推定する。ここで、「読み取りページ数」とは、画像読取装置30により読み取られたページ数のことをいう。管理サーバ10は、比較情報から得られる、文書ごとの実際の総ページ数と、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違い(以下、「過不足ページ数」と呼ぶ場合がある。)に基づいて、文書ごとのエラーを推定する。
そして、管理サーバ10は、エラーが生じていると推定した場合には、その旨を示す情報(以下、「エラー情報」と呼ぶ。)と、そのエラーを解消するための情報(以下、「エラー解消情報」と呼ぶ。)とを画像読取装置30に向けて送信する。なお、管理サーバ10の構成および処理の詳細については後述する。
なお、本実施の形態において、文書の単位は、ユーザにより予め定められる。例えば、1枚の「発注書」を1つの文書とすることもできるし、10ページからなる「契約書」を1つの文書とすることもできる。さらに、「見積書」、「発注書」、「納品書」、および「請求書」の組み合わせを1つの文書とすることもできる。
画像読取装置30は、用紙等の記録媒体に形成された文字や図形等の画像を読み取り、その画像データに基づいて文書を生成する情報処理装置である。画像読取装置30としては、例えば、スキャナ装置や複合機等が挙げられる。画像読取装置30は、複数の文書を連続して読み取ることで束データを生成し、その束データを文書単位になるように分割し、分割した結果である分割情報と、束データとを管理サーバ10に向けて送信する。その後、画像読取装置30は、管理サーバ10からエラー情報およびエラー解消情報が送信されてくると、送信されてきた情報を取得して表示することでユーザに報知する。
なお、上述の情報処理システム1の構成は一例であり、情報処理システム1全体として上述の処理を実現させる機能を備えていればよい。このため、上述の処理を実現させる機能のうち、一部または全部を情報処理システム1内で分担してもよいし協働してもよい。すなわち、管理サーバ10の機能の一部または全部を画像読取装置30の機能としてもよいし、また、画像読取装置30の機能の一部または全部を管理サーバ10の機能としてもよい。さらに、情報処理システム1を構成する管理サーバ10、および画像読取装置30の各々の機能の一部または全部を、図示せぬ他のサーバ等に移譲してもよい。これにより、情報処理システム1全体としての処理が促進され、また、処理を補完し合うことも可能となる。
(管理サーバのハードウェア構成)
図2は、本実施の形態が適用される情報処理装置としての管理サーバ10のハードウェア構成を示す図である。
管理サーバ10は、制御部11と、メモリ12と、記憶部13と、通信部14と、操作部15と、表示部16とを有している。これらの各部は、データバス、アドレスバス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス等で接続されている。
制御部11は、OS(基本ソフトウェア)やアプリケーションソフトウェア(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアの実行を通じて管理サーバ10の機能の制御を行うプロセッサである。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成される。メモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、演算に際して作業エリアとして用いられる。メモリ12は、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される。
記憶部13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。記憶部13は、例えばプログラムや各種設定データなどの記憶に用いられるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、半導体メモリ等で構成される。記憶部13には、各種情報を記憶するデータベースとして、例えば、属性情報が記憶された属性DB131、分割情報が記憶された分割DB132、束データを分割した後の各々の文書が記憶された文書DB133等が格納されている。
通信部14は、ネットワーク90を介して画像読取装置30および外部との間でデータの送受信を行う。操作部15は、例えばキーボード、マウス、機械式のボタン、スイッチで構成され、入力操作を受け付ける。操作部15には、表示部16と一体的にタッチパネルを構成するタッチセンサも含まれる。表示部16は、例えば情報の表示に用いられる液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイで構成され、画像やテキストのデータなどを表示する。
(画像読取装置のハードウェア構成)
図3は、画像読取装置30のハードウェア構成を示す図である。
画像読取装置30は、図2の管理サーバ10のハードウェア構成のうち、制御部11、メモリ12、記憶部13、通信部14、操作部15、および表示部16の各々に対応するハードウェア構成を有している。
すなわち、画像読取装置30は、CPU等のプロセッサで構成される制御部31と、RAM等の記憶領域で構成されるメモリ32と、HDDやSDD、半導体メモリ等の記憶領域で構成される記憶部33とを有している。また、画像読取装置30は、ネットワーク90を介して、管理サーバ10、および外部との間でデータの送受信を行う通信部34を有している。また、画像読取装置30は、キーボード、マウス、タッチパネル等で構成される操作部35と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等で構成される表示部36を有している。
さらに、画像読取装置30は、これらの構成に加えて、読取部37と、画像形成部38とを有している。読取部37は、記録媒体としての用紙等の媒体(例えば、紙媒体の文書等)に記録された画像を読み取る。読取部37は、例えば光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式のスキャナや、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のスキャナ等で構成される。画像形成部38は、例えば、電子写真方式やインクジェット方式等により、記録媒体としての用紙の印刷面に、画像データに基づいた画像を形成する。そして、これらの各部は、データバス、アドレスバス、PCIバス等で接続されている。
(管理サーバの制御部の機能構成)
図4は、管理サーバ10の制御部11の機能構成を示す図である。
管理サーバ10の制御部11では、属性情報取得部101と、分割情報取得部102と、エラー推定部103と、報知制御部104と、判定部105と、修正部106とが機能する。
属性情報取得部101は、画像読取装置30により連続して読み取られた文書ごとの属性情報を取得する。具体的には、属性情報取得部101は、画像読取装置30から送信されてきた文書ごとの属性情報を、通信部14(図2参照)を介して取得する。属性情報取得部101により取得された文書ごとの属性情報は、記憶部13(図2参照)の属性DB131(図2参照)に記憶されて管理される。
本実施の形態において、文書ごとの属性情報は、画像読取装置30が各文書のフェイスシートを読み取ることで取得される。「フェイスシート」とは、読み取りの対象となる文書のトップページの上に挿入される識別用紙のことをいう。フェイスシートには、その文書の属性情報が対応付けられた識別情報(例えば、QRコード(登録商標))が印刷されている。
分割情報取得部102は、束データと、その束データを文書単位で分割した結果を示す分割情報とを取得する。具体的には、分割情報取得部102は、画像読取装置30から送信されてきた束データおよび分割情報を、通信部14を介して取得する。分割情報取得部102により取得された束データおよび分割情報は、記憶部13の分割DB132(図2参照)に記憶されて管理される。
エラー推定部103は、比較情報に基づいて、分割後の文書ごとのエラーを推定する。具体的には、エラー推定部103は、比較情報から得られる、読み取られた文書ごとの総ページ数と、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、文書ごとのエラーを推定する。エラー推定部103は、分割後の文書のうち、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違いが生じていない文書であって、属性情報が存在する文書については、エラーが生じていないと推定し、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違いが生じている文書や、属性情報が存在しない文書については、エラーが生じていると推定する。
エラー推定部103は、分割後の文書についてエラーを推定する際、分割後の文書、および分割後の文書の前後の文書の各々の属性情報の有無と、実際の総ページ数と読み取りページ数との間の違いの関係性とを考慮して、エラーの有無とエラーの内容とを推定する。例えば、分割後の文書、およびその文書の前後の文書の各々に属性情報が存在し、実際の総ページ数と読み取りページ数との間の違いが補完関係にあったとする。この場合、エラー推定部103は、「分割の位置の間違い」のエラーが生じていると推定する。「分割の位置の間違い」のエラーは、例えば、文書を構成する1以上のページが前後する別の文書に混在している場合に発生し得る。
また、分割後の文書、およびその文書の前後の文書の各々に属性情報が存在するが、実際の総ページ数と読み取りページ数との間の違いが補完関係になかったとする。この場合、エラー推定部103は、実際の総ページ数と読み取りページ数とのどちらが多いかに基づいて、エラーの有無とエラーの内容とを推定する。具体的には、エラー推定部103は、実際の総ページ数よりも読み取りページ数の方が多い場合には、エラーが生じていると推定するとともに、そのエラーの内容が、分割の数が不足していること(以下、「分割不足」と呼ぶ場合がある。)と、読み取りページ数が過剰であること(以下、「文書過剰」と呼ぶ場合がある。)との少なくとも一方であると推定する。
また、エラー推定部103は、実際の総ページ数よりも読み取りページ数の方が少ない場合には、エラーが生じていると推定するとともに、エラーの内容が、「分割過剰」であることと、読み取られる前の文書のページ数が不足していること(以下、「文書不足」と呼ぶ場合がある。)との少なくとも一方であると推定する。
報知制御部104は、エラー推定部103による推定の結果をユーザに報知する制御を行う。具体的には、報知制御部104は、推定の結果をユーザに報知する制御として、エラーが生じていると推定した旨を示す情報であるエラー情報と、そのエラーを解消するための情報であるエラー解消情報とを画像読取装置30に向けて送信する制御を行う。例えば、エラー情報が、「分割の位置の間違い」のエラーが生じているというものである場合、報知制御部104は、エラー解消情報として、例えば、分割の位置を修正するための情報を報知する制御を行う。分割の位置を修正するための情報としては、例えば、エラーを解消し得る分割の位置の候補等が挙げられる。
また、エラー情報から得られるエラーの内容が「分割不足」である場合、報知制御部104は、分割の数を追加し得る場合のエラー解消情報として、分割の数を追加するための情報を報知する制御を行う。ここで、「分割の数を追加するための情報」としては、例えば、エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補等が挙げられる。
また、エラー情報から得られるエラーの内容が「文書過剰」である場合、報知制御部104は、エラー解消情報として、例えば、読み取りページ数を削減するための情報等を報知する制御を行う。ここで、「読み取りページ数を削減するための情報」としては、例えば、削除によりエラーを解消し得るページの候補等が挙げられる。
また、エラー情報が、「分割過剰」であるというものである場合、報知制御部104は、分割の数を削減し得る場合のエラー解消情報として、分割の数を削減するための情報を報知する制御を行う。ここで、「分割の数を削減するための情報」としては、例えば、削除によりエラーを解消し得る分割の位置の候補等が挙げられる。また、報知制御部104は、分割の数を削減し得ない場合のエラー解消情報として、読み取りページ数を追加するための情報を報知する制御を行う。ここで、「読み取りページ数を追加するための情報」としては、例えば、追加することでエラーを解消し得るページの候補と、ページを追加する位置の候補が挙げられる。「追加することでエラーを解消し得るページの候補」には、新たに読み込まれた文書に含まれるページ等が挙げられる。
判定部105は、新たに読み込まれた文書が、実際の総ページ数と読み取りページ数とに違いがある文書の差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかを判定する。エラーが発生すると、画像読取装置30が、文書の読み取りを再度行う場合がある。この場合、ユーザは、置き換える文書のトップページの上にフェイスシートを乗せ、画像読取装置30にセットし、読み取りの開始を指示するための操作を行う。これにより画像読取装置30による読み取りが開始されて電子文書が生成される。すると、判定部105が、その新たに読み込まれた文書が、文書の差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかを判定する。
なお、判定部105がどのような手法を用いてこの判定を行うかは特に限定されない。例えば、判定部105は、実際の総ページ数と読み取りページ数とに違いがある文書の属性情報としてのフェイスシートの特徴量と、差し替えのために新たに読み込まれた文書の属性情報としてのフェイスシートの特徴量とを比較した結果に基づいて、この判定を行ってもよい。
修正部106は、分割情報の修正を行う。具体的には、修正部106は、画像読取装置30から送信されてきた、分割情報の修正を指示するために入力された情報(以下、「修正指示情報」と呼ぶ。)の内容に従って分割情報の修正を行う。具体的には、修正部106は、分割の位置の移動、分割された電子文書の結合、分割の追加、読み込まれたページのうち指定されたページの削除等の修正を行う。
(画像読取装置の制御部の機能構成)
図5は、画像読取装置30の制御部31の機能構成を示す図である。
画像読取装置30の制御部では、読取制御部301と、属性情報取得部302と、束データ生成部303と、分割情報生成部304と、送信制御部305と、情報取得部306と、表示制御部307とが機能する。
読取制御部301は、読取部37(図3参照)に、複数の文書を連続して読み取らせる制御を行う。読取制御部301は、読取部37に複数の文書を読み取らせる際、複数の文書の各々に含まれるフェイスシートに印刷された識別情報も読み取らせる。
属性情報取得部302は、読取部37が読み取った識別情報に対応付けられた属性情報を取得する。
束データ生成部303は、読取部37が読み取った複数の文書からなる1の束データを生成する。
分割情報生成部304は、束データ生成部303により生成された1の束データを文書単位で分割した結果を示す分割情報を生成する。
送信制御部305は、管理サーバ10や外部に向けて各種情報を送信する制御を行う。具体的には、例えば、送信制御部305は、属性情報取得部302により取得された属性情報や、分割情報生成部304により生成された分割情報を、通信部34(図3参照)を介して管理サーバ10に向けて送信する制御を行う。
情報取得部306は、管理サーバ10や外部から送信されてきた各種情報を取得する。具体的には、例えば、情報取得部306は、管理サーバ10から送信されてきたエラー情報やエラー解消情報を、通信部34を介して取得する。また、情報取得部306は、操作部35(図3参照)により入力が受け付けられた情報を取得する。操作部35により入力が受け付けられた情報としては、例えば、ユーザインターフェースに入力された修正指示情報等が挙げられる。
表示制御部307は、各種情報を表示部36(図3参照)に表示する制御を行う。具体的には、例えば、表示制御部307は、ユーザインターフェースを表示部36に表示する制御を行う。ユーザインターフェースには、情報取得部により取得されたエラー情報やエラー解消情報が表示される。
(管理サーバの処理の流れ)
図6は、管理サーバ10の処理のうち、エラー情報に関する処理の流れを示すフローチャートである。
画像読取装置30から属性情報が送信されてくると(ステップ601でYES)、管理サーバ10は、その属性情報を取得する(ステップ602)。これに対して、画像読取装置30から属性情報が送信されてきていない場合(ステップ601でNO)、管理サーバ10は、画像読取装置30から属性情報が送信されてくるまでステップ601を繰り返す。
画像読取装置30から分割情報が送信されてくると(ステップ603でYES)、管理サーバ10は、その分割情報を取得する(ステップ604)。これに対して、画像読取装置30から分割情報が送信されてきていない場合(ステップ603でNO)、管理サーバ10は、画像読取装置30から分割情報が送信されてくるまでステップ603を繰り返す。
管理サーバ10は、分割情報から特定される文書に属性情報が存在し(ステップ605でYES)、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違いが生じている場合(ステップ606でYES)、エラーが生じていると推定する(ステップ607)。そして、管理サーバ10は、エラー情報を生成し(ステップ608)、生成したエラー情報を送信して(ステップ609)、処理を終了させる(END)。ここで、管理サーバ10は、エラー情報とともにエラー解消情報を生成する。なお、管理サーバ10がエラー解消情報を生成する処理の流れについては図7を参照して後述する。
管理サーバ10は、属性情報が存在しない文書についても(ステップ605でNO)、エラーが生じていると推定し(ステップ607)、ステップ608に進む。これに対して、属性情報が存在し(ステップ605でYES)、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違いが生じていない文書については(ステップ606でNO)、エラーが生じていないと推定し(ステップ610)、エラーが生じなかった旨を示す情報を生成し(ステップ611)、生成した情報を送信する(ステップ612)。これにより、処理が終了する(END)。
図7は、管理サーバ10の処理のうち、エラー解消情報に関する処理の流れを示すフローチャートである。
管理サーバ10は、実際の総ページ数と読み取りページ数との間の違いが補完関係にある場合には(ステップ701でYES)、エラーの内容が「分割の位置の間違い」であると推定する(ステップ702)。そして、管理サーバ10は、「分割の位置の間違い」のエラーを解消するためのエラー解消情報として、分割の位置を修正するための情報を送信する(ステップ703)。分割の位置を修正するための情報としては、例えば、エラーを解消し得る分割の位置の候補等が挙げられる。
これに対して、実際の総ページ数と読み取りページ数との間の違いが補完関係になく(ステップ701でNO)、実際の総ページ数よりも、読み取りページ数の方が多い場合(ステップ704でYES)、管理サーバ10は、エラーの内容が「分割不足」および「文書過剰」の少なくとも一方であると推定する(ステップ705)。そして、管理サーバ10は、分割の数を追加し得る状態にある場合には(ステップ706でYES)、「分割不足」のエラーを解消させるためのエラー解消情報として、分割の数を追加するための情報を送信する(ステップ707)。分割の数を追加するための情報としては、例えば、エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補等が挙げられる。そして、管理サーバ10の処理はステップ713に進む。
また、管理サーバ10は、分割の数を追加し得ない状態にある場合には(ステップ706でNO)、「文書過剰」のエラーを解消させるためのエラー解消情報として、読み取りページ数を削減するための情報を送信する(ステップ708)。読み取りページ数を削減するための情報としては、例えば、削除によりエラーを解消し得るページの候補等が挙げられる。そして、管理サーバ10の処理はステップ713に進む。
管理サーバ10は、実際の総ページ数と読み取りページ数との間の違いが補完関係になく(ステップ701でNO)、実際の総ページ数よりも、読み取りページ数の方が少ない場合には(ステップ704でNO)、エラーの内容が「分割過剰」および「文書不足」の少なくとも一方であると推定する(ステップ709)。そして、管理サーバ10は、分割の数を削減し得る状態にある場合には(ステップ710でYES)、「分割過剰」のエラーを解消させるためのエラー解消情報として、分割の数を削減するための情報を送信する(ステップ711)。分割の数を削減するための情報としては、例えば、削除によりエラーを解消し得る分割の位置の候補等が挙げられる。そして、管理サーバ10の処理はステップ713に進む。
また、管理サーバ10は、分割の数を削減し得ない状態にある場合には(ステップ710でNO)、「文書不足」のエラーを解消させるためのエラー解消情報として、読み取りページ数を追加するための情報を送信する(ステップ712)。読み取りページ数を追加するための情報としては、例えば、追加することでエラーを解消し得るページの候補、およびページを追加する位置の候補等が挙げられる。その後、そして、管理サーバ10の処理はステップ713に進む。
管理サーバ10は、画像読取装置30から修正指示情報が送信されてくると(ステップ713でYES)、その修正指示情報を取得し(ステップ714)、修正指示情報に従って分割情報の修正を行う(ステップ715)。これにより、エラーが解消される。そして、管理サーバ10は、修正後の分割情報を画像読取装置30に向けて送信して(ステップ716)、処理を終了させる(END)。これに対して、画像読取装置30から修正指示情報が送信されてきていない場合(ステップ713でNO)、管理サーバ10は、画像読取装置30から修正指示情報が送信されてくるまでステップ713を繰り返す。
(画像読取装置の処理の流れ)
図8は、画像読取装置30の処理の流れを示すフローチャートである。
画像読取装置30は、複数の文書を連続して読み取ると(ステップ801でYES)、複数の文書の各々に含まれるフェイスシートに印刷された識別情報も同時に読み込み、その識別情報に対応付けられた属性情報を取得する(ステップ802)。そして、画像読取装置30は、取得した属性情報を管理サーバ10に向けて送信する(ステップ803)。これに対して、複数の文書を連続して読み取っていない場合(ステップ801でNO)、画像読取装置30は、ステップ801を繰り返す。
画像読取装置30は、読み取った複数の文書からなる1の束データを生成し(ステップ804)、その束データを文書単位で分割した結果を示す分割情報を生成する(ステップ805)。そして、画像読取装置30は、生成した分割情報を管理サーバ10に向けて送信する(ステップ806)。
画像読取装置30は、管理サーバ10からエラー情報が送信されてくると(ステップ807でYES)、そのエラー情報を取得し(ステップ808)、表示部36にエラー情報を表示する(ステップ809)。これに対して、管理サーバ10からエラー情報が送信されてきていない場合(ステップ807でNO)、画像読取装置30は、管理サーバ10からエラー情報が送信されてくるまでステップ807を繰り返す。
画像読取装置30は、管理サーバ10からエラー解消情報が送信されてくると(ステップ810でYES)、そのエラー解消情報を取得し(ステップ811)、表示部36にエラー解消情報を表示する(ステップ812)。なお、エラー情報とエラー解消情報は同時に表示されてもよいし、別々に表示されてもよい。これに対して、管理サーバ10からエラー情報が送信されてきていない場合(ステップ810でNO)、画像読取装置30は、管理サーバ10からエラー解消情報が送信されてくるまでステップ810を繰り返す。
画像読取装置30は、ユーザインターフェースに修正指示情報が入力されると(ステップ813でYES)、入力された修正指示情報を取得し(ステップ814)、その修正指示情報を管理サーバ10に向けて送信する(ステップ815)。これに対して、修正指示情報が入力されていない場合(ステップ813でNO)、画像読取装置30は、ユーザインターフェースに修正指示情報が入力されるまでステップ813を繰り返す。
画像読取装置30は、管理サーバ10から修正後の分割情報が送信されてくると(ステップ816でYES)、送信されてきた修正後の分割情報を取得し(ステップ817)、修正後の分割情報をユーザインターフェースに表示する(ステップ818)。これにより、処理が終了する。これに対して、管理サーバ10から修正後の分割情報が送信されてきていない場合(ステップ816でNO)、画像読取装置30は、管理サーバ10から修正後の分割情報が送信されてくるまでステップ816を繰り返す。
(具体例)
図9は、束データを分割する処理が問題なく行われた場合の具体例を示す図である。
図9の例では、画像読取装置30が、紙媒体の文書Dp1乃至Dp3を連続して読み取ることで束データEを生成する(ステップ901)。ここで、読み取りの対象となる紙媒体の文書Dp1乃至Dp3の各々のトップページの上にはフェイスシートT1乃至T3の各々が挿入されている。フェイスシートT1乃至T3の各々には識別情報Q1乃至Q3の各々が印刷されている。
次に、画像読取装置30が、フェイスシートT1乃至T3を検知することで、束データEを文書単位(電子文書Dd1乃至Dd3)に分割する(ステップ902)。そして、画像読取装置30が、電子文書Dd1乃至Dd3を含む分割情報を管理サーバ10に向けて送信する(ステップ903)。次に、管理サーバ10が、送信されてきた電子文書Dd1乃至Dd3の各々を文書DB133(図2参照)に格納されている文書フォルダ(文書フォルダF1乃至F3)に振り分けて保存する(ステップ904)。
このように、図9の例は、紙媒体の文書Dp1乃至Dp3が連続して読み取られることで生成された束データEが問題なく電子文書Dd1乃至Dd3の各々に分割されているが、上述のステップ902の処理(束データEを文書単位で分割する処理)の結果がユーザの意図するものにならなかった場合がある。以下、図10乃至図13を参照して、束データEを文書単位で分割した処理の結果がユーザの意図するものにならなかった場合における修正の手法の具体例について説明する。
図10乃至図13は、ユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例を示す図である。
図10乃至図13に示すユーザインターフェースには、前後関係にある2以上の電子文書の各々のエラー情報の例が表示されている。具体的には、前後関係にある電子文書Dd11およびDd12の各々のエラー情報の例が表示されている。なお、電子文書Dd11およびDd12の前後関係は、画面の上側に配置されている電子文書Dd11が前になり、画面の下側に配置されている電子文書Dd12が後になっている。また、ユーザインターフェースに表示されるエラー情報には、文書のタイトル、読み取りページ数、推定ページ数、および過不足ページ数が含まれる。ここで、「推定ページ数」とは、属性情報から推定される文書ごとの実際の総ページ数のことをいう。
図10には、推定されたエラーの内容が「分割の位置の間違い」である場合に、画像読取装置30のユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例が示されている。
図10の例では、電子文書Dd11(文書のタイトル「XXX発注書」)の読み取りページ数は「5」、推定ページ数は「4」、過不足ページ数は「+(プラス)1」となっている。すなわち、電子文書Dd11の実際の総ページ数は「4」であるが、読み取りページ数は「5」(ページP1乃至P5)であるため、1ページ分超過している。また、電子文書Dd12(文書のタイトル「YYY納品書」)の読み取りページ数は「2」、推定ページ数は「3」、過不足ページ数は「-(マイナス)1」となっている。すなわち、電子文書Dd12の実際の総ページ数は「3」であるが、読み取りページ数は「2」(ページP11およびP12)であるため、1ページ分不足している。
このように、電子文書Dd11および電子文書Dd12は、いずれも属性情報が存在し、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違い(過不足ページ数)が生じている。そして、その「違い(過不足ページ数)」は、「+1」および「-1」であり補完関係にある。この場合、管理サーバ10は、エラーの内容が「分割の位置の間違い」であると推定する。このようなエラーは、例えば、電子文書Dd12の一部(1ページ分)が電子文書Dd11に混在しているような場合に発生する。
管理サーバ10が、エラーの内容が「分割の位置の間違い」であると推定すると、画像読取装置30のユーザインターフェースにエラー解消情報が表示される、具体的には、分割の位置の間違いの修正をユーザが指示するためのダイアログボックスG1が表示される。ダイアログボックスG1には、「(移動)する」と表記されたボタンB11と、「(移動)しない」と表記されたボタンB12とが表示される。また、電子文書Dd11に混入したと推定されるページP5を示すアイコンの外縁が太字で表示されるとともに、そのページP5の移動先を示すシンボルCが表示される。シンボルCの位置は、ユーザの操作(例えば、ドラッグの操作など)により変更できる。
ここで、ユーザが、ダイアログボックスG1のボタンB11を押下すると、シンボルCの位置にページP5を移動させる処理が行われる。その結果、電子文書Dd11は、ページP1乃至P4からなる電子文書に更新される。また、電子文書Dd12は、ページP5、P11、およびP12からなる電子文書に更新される。このようにしてエラーが解消される。これに対して、ユーザが、ダイアログボックスG1のボタンB12を押下すると、シンボルCの位置にページP5を移動させる処理は行われず、ダイアログボックスG1が非表示となる。次に、ユーザは、引き続き別の紙媒体の文書の読み取りを行う場合には、「次原稿読み取り」と表記されたボタンB1を押下し、別の紙媒体の文書の読み取りを行わない場合には、「ジョブを終了」と表記されたボタンB2を押下する。
図11には、推定されたエラーの内容が「分割不足」である場合に、画像読取装置30のユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例が示されている。
図11の例では、電子文書Dd11(文書のタイトル「XXX発注書」)の読み取りページ数は「6」、推定ページ数は「4」、過不足ページ数は「+2」となっている。すなわち、電子文書Dd11の実際の総ページ数は「4」であるが、読み取りページ数は「6」(ページP1乃至P6)であるため、2ページ分超過している。また、電子文書Dd12(文書のタイトル「YYY納品書」)の読み取りページ数は「2」となっているが、推定ページ数および過不足ページ数は表示されていない。これは、電子文書Dd12の属性情報が存在しないことを示している。これにより、電子文書Dd12の実際の総ページ数は不明であるものの、2ページ(ページP11およびP12)からなる文書として分割されたことになる。
このように、電子文書Dd11には属性情報が存在し、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違い(過不足ページ数)があるが、電子文書Dd12には属性情報が存在しない。この場合、管理サーバ10は、電子文書Dd11の過不足ページ数が正の数(+2)であるため、電子文書Dd11に「分割不足」または「文書過剰」のエラーが生じていると推定する。このうち、「分割不足」のエラーは、本来別文書として取り扱うべきページをまとめて1の文書としてしまったような場合に発生する。また、「文書過剰」のエラーは、本来読み取るべきではない余分なページを読み取ってしまったような場合に発生する。
このような場合、分割の数を追加し得る状態にあれば、「分割不足」のエラー解消情報がユーザインターフェースに表示される。これに対して、分割の数を追加し得ない状態にあれば、「文書過剰」のエラー解消情報がユーザインターフェースに表示される。図11には、「分割不足」のエラーを解消するための情報が表示されたユーザインターフェースの具体例が示されている。なお、「文書過剰」のエラーを解消するための情報が表示されたユーザインターフェースの具体例については、図12を参照して後述する。
図11に示すように、ユーザインターフェースには、エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補を示すシンボルC1乃至C3と、分割の数の追加をユーザが指示するためのダイアログボックスG2とが表示される。このうち、シンボルC1は、文書のタイトルの違いに基づく分割位置の候補として表示されている。図11の例では、ページP1乃至P3の各々には、文書のタイトル「A」の文字が表示されている。また、ページP4乃至P6の各々には、文書のタイトル「B」の文字が表示されている。このため、文書のタイトルが「A」から「B」に変化する位置となるページP3とページP4との間にシンボルC1が表示されている。
また、シンボルC2は、推定ページ数に基づく分割位置の候補として表示されている。図11の例では、推定ページ数が「4」である。このため、電子文書Dd11の最終ページとなるページP4と、別文書となるべきページP5との間にシンボルC2が表示されている。また、シンボルC3は、属性情報の違いに基づく分割位置の候補として表示されている。この場合、属性情報としては、例えば、案件IDや担当者ID等が挙げられる。例えば、ページP1乃至P5の各々の案件IDが共通し、その案件IDとページP6の案件IDとが異なっていたとする。この場合、図11に示すように、ページP5とページP6との間にシンボルC3が表示される。なお、図11ではシンボルC2(破線)を視認できないが、これは、ユーザが位置を指定する操作を行うためのシンボルC(実線)が、シンボルC2(破線)に重畳する位置に存在している(すなわち、シンボルC2の位置がユーザにより指定されている)ためである。
ダイアログボックスG2には、「(分割)する」と表記されたボタンB21と、「(分割)しない」と表記されたボタンB22とが表示されている。ここで、ユーザが、ダイアログボックスG2のボタンB21を押下すると、シンボルC2の位置で新たに分割される。その結果、電子文書Dd11は、ページP1乃至P4からなる電子文書に更新される。これにより、電子文書Dd11の「分割不足」のエラーが解消する。これに対して、ユーザが、ダイアログボックスG2のボタンB22を押下すると、分割の数を増やす処理は行われず、ダイアログボックスG2が非表示となる。
図12には、推定されたエラーの内容が「文書過剰」および「文書不足」である場合に、画像読取装置30のユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例が示されている。
図12の例では、電子文書Dd11(文書のタイトル「XXX発注書」)の読み取りページ数は「3」、推定ページ数は「5」、過不足ページ数は「-2」となっている。すなわち、電子文書Dd11の実際の総ページ数は「5」であるが、読み取りページ数は「3」(ページP1乃至P3)であるため、2ページ分不足している。また、電子文書Dd12(文書のタイトル「YYY納品書」)の読み取りページ数は「3」、推定ページ数は「2」、過不足ページ数は「+1」となっている。すなわち、電子文書Dd12の実際の総ページ数は「2」であるが、読み取りページ数は「3」(ページP11乃至P13)であるため、1ページ分超過している。
このように、電子文書Dd11およびDd12には、いずれも属性情報が存在し、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違い(すなわち、過不足ページ)がある。そして、電子文書Dd11の過不足ページ数は「-2」、電子文書Dd12の過不足ページ数は「+1」であり補完関係にない。この場合、管理サーバ10は、電子文書Dd11については、過不足ページ数が負の数(-2)であるため、電子文書Dd11に「文書不足」のエラーが生じていると推定する。「文書不足」のエラーは、ユーザが、読み取りの対象となる文書のページの挿入を忘れてしまったような場合に発生する。また、管理サーバ10は、電子文書Dd12については、過不足ページ数が正の数(+1)であるため、電子文書Dd12に「文書過剰」のエラーが生じていると推定する。
管理サーバ10が、エラーの内容が「文書不足」であると推定すると、画像読取装置30のユーザインターフェースにエラー解消情報が表示される、具体的には、読み取りページ数を追加するためのダイアログボックスG3が表示される。ダイアログボックスG3には、「(追加)する」と表記されたボタンB31と、「(追加)しない」と表記されたボタンB32とが表示される。ここで、ユーザが、ダイアログボックスG3のボタンB31を押下すると、読み取りページ数を追加する処理が行われる。具体的には、新たに2ページ分追加するための読み取りが行われる。その結果、図示はしないが、電子文書Dd11は、5ページからなる電子文書に更新される。
また、管理サーバ10が、エラーの内容が「文書過剰」であると推定すると、画像読取装置30のユーザインターフェースにエラー解消情報が表示される、具体的には、削除によりエラーを解消し得るページの候補と、読み取りページ数を削減するためのダイアログボックスG4とが表示される。図12の例では、「削除によりエラーを解消し得るページの候補」として、推定ページ数「2」の超過分(1ページ)であるページP13が削除対象として太枠で表示されている。
ダイアログボックスG4には、「(削除)する」と表記されたボタンB41と、「(削除)しない」と表記されたボタンB42とが表示される。ここで、ユーザが、ダイアログボックスG4のボタンB41を押下すると、読み取りページ数を削減する処理が行われる。具体的には、ページP13が削除される。その結果、図示はしないが、電子文書Dd12は、ページP11およびP12からなる電子文書に更新される。これによりエラーが解消する。
図13には、推定されたエラーの内容が「分割過剰」または「文書不足」である場合に、画像読取装置30のユーザインターフェースに表示されるエラー情報およびエラー解消情報の具体例が示されている。
図13の例では、電子文書Dd11(文書のタイトル「XXX発注書」)の読み取りページ数は「4」、推定ページ数は「6」、過不足ページ数は「-2」となっている。すなわち、電子文書Dd11の実際の総ページ数は「6」であるが、読み取りページ数は「4」(ページP1乃至P4)であるため、2ページ分不足している。また、電子文書Dd12(文書のタイトル「YYY納品書」)の読み取りページ数は「2」となっているが、推定ページ数および過不足ページ数は表示されていない。これは、電子文書Dd12の属性情報が存在しないことを示している。これにより、電子文書Dd12の実際の総ページ数は不明であるものの、2ページ(ページP11およびP12)からなる文書として分割されたことになる。
このように、電子文書Dd11には属性情報が存在し、実際の総ページ数と読み取りページ数との間に違い(過不足ページ数)があるが、電子文書Dd12には属性情報が存在しない。この場合、管理サーバ10は、電子文書Dd11の過不足ページ数が負の数(-2)であるため、電子文書Dd11に「分割過剰」または「文書不足」のエラーが生じていると推定する。このうち、「分割過剰」のエラーは、不要な分割をしてしまったような場合に発生する。また、「文書不足」のエラーは、必要なページを挿入し忘れてしまったような場合に発生する。
このような場合、管理サーバ10は、電子文書Dd11の読み取りページ数と電子文書Dd12の読み取りページ数との合計ページ数と、電子文書Dd11の推定ページ数との違いに基づいてエラーの内容を推定する。具体的には、電子文書Dd11の読み取りページ数と電子文書Dd12の読み取りページ数との合計ページ数と、電子文書Dd11の推定ページ数とが同じである場合には、「分割過剰」のエラーであると推定される。「分割過剰」のエラーは、例えば、電子文書Dd12が電子文書Dd11の添付文書であるような場合に生じ得る。
管理サーバ10が、エラーの内容が「分割過剰」であると推定した場合、画像読取装置30のユーザインターフェースにエラー解消情報が表示される、具体的には、図13に示すように、前後関係にある文書のうち結合される側の文書を構成するすべてのページの外縁を太字で示したものと、前後する文書が結合する位置を示すシンボルCと、分割の数を削減して前後関係にある文書を結合させるためのダイアログボックスG5とが表示される。ダイアログボックスG5には、「(結合)する」と表記されたボタンB51と、「(結合)しない」と表記されたボタンB52とが表示される。
ここで、ユーザが、ダイアログボックスG5のボタンB51を押下すると、分割の数を削減して前後関係にある文書を結合させる処理が行われる。具体的には、ページP1乃至P4からなる電子文書Dd11と、ページP11およびP12からなる電子文書Dd12とを結合させる処理が行われる。その結果、図示はしないが、電子文書Dd11は、ページP1乃至P4、P11、およびP12からなる全6ページの電子文書に更新される。また、電子文書Dd12は、電子文書Dd11に結合されるため削除される。これにより、電子文書Dd11の読み取りページ数と電子文書Dd12の読み取りページ数との合計ページ数と、電子文書Dd11の推定ページ数とが同じである場合に推定される「分割過剰」のエラーが解消する。
また、図示はしないが、電子文書Dd11の読み取りページ数と電子文書Dd12の読み取りページ数との合計ページ数よりも電子文書Dd11の推定ページ数の方が少ない場合、管理サーバ10は、上述の「文書過剰」のエラーを推定する。また、電子文書Dd11の読み取りページ数と電子文書Dd12の読み取りページ数との合計ページ数よりも電子文書Dd11の推定ページ数の方が多い場合、管理サーバ10は、図示せぬ電子文書Dd12の後に続く電子文書の属性情報および分割情報も考慮して、エラー情報およびエラー解消情報を生成する。
(他の実施の形態)
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上述した本実施の形態に限るものではない。また、本発明による効果も、上述した本実施の形態に記載されたものに限定されない。例えば、図1に示す情報処理システム1の構成、図2に示す管理サーバ10のハードウェア構成、図3に示す画像読取装置30のハードウェア構成は、いずれも本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。また、図4に示す管理サーバ10の機能構成、図5に示す画像読取装置30の機能構成も例示に過ぎず、特に限定されない。上述した処理を全体として実行できる機能が図1の情報処理システム1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能構成を用いるかは図4および図5の例に限定されない。
また、図6および図7に示す管理サーバ10の処理のステップ、および図8に示す画像読取装置30の処理のステップの各々の順序も例示に過ぎず、特に限定されない。図示されたステップの順序に沿って時系列的に行われる処理だけではなく、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別的に行われてもよい。また、図9乃至図13に示す具体例も一例に過ぎず、特に限定されない。
例えば、上述の実施の形態では、管理サーバ10がエラーを推定する処理を行う構成になっているが、これに限定されない。例えば、画像読取装置30が上述の情報処理システム1の処理を単独で行ってもよい。
また、上述の実施の形態では、画像読取装置30が各文書のフェイスシートを読み取ることで得られる文書ごとの属性情報に基づいて推定ページ数を特定しているが、これに限定されない。例えば、読み取った文書の本文をOCR解析した結果から得られるページごとの番号を表す情報に基づいて推定ページ数を特定してもよい。
(付記)
(((1)))
1または複数のプロセッサを備え、
前記1または複数のプロセッサは、
1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書が連続して読み取られた後に文書単位で分割された結果を示す分割情報とを取得し、
前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定することを特徴とする、
情報処理システム。
(((2)))
前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記違いが生じていない文書については、前記エラーが生じていないと推定し、当該違いが生じている文書、および前記属性情報が存在しない文書については、前記エラーが生じていると推定することを特徴とする、
(((1)))に記載の情報処理システム。
(((3)))
前記1または複数のプロセッサは、前記エラーが生じていると推定すると、当該エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、当該エラーを解消するための情報とをユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((1)))または(((2)))に記載の情報処理システム。
(((4)))
前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々の前記属性情報の有無と、前記違いの関係性とに基づいて、当該エラーを推定することを特徴とする、
(((1)))乃至(((3)))のうちいずれかに記載の情報処理システム。
(((5)))
前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々に前記属性情報が存在し、前記違いが補完関係にある場合には、当該エラーの内容として、分割の位置に間違いが生じていると推定することを特徴とする、
(((1)))乃至(((4)))のうちいずれかに記載の情報処理システム。
(((6)))
前記1または複数のプロセッサは、前記エラーを解消するための情報として、前記分割の位置を修正するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((1)))乃至(((5)))のうちいずれかに記載の情報処理システム。
(((7)))
前記1または複数のプロセッサは、前記分割の位置を修正するための情報として、前記エラーを解消し得る分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((6)))に記載の情報処理システム。
(((8)))
前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々に前記属性情報が存在し、前記違いが補完関係にない場合には、前記総ページ数と、前記読み取りページ数とのどちらが多いかに基づいて、当該エラーの内容を推定することを特徴とする、
(((1)))乃至(((4)))のうちいずれかに記載の情報処理システム。
(((9)))
前記1または複数のプロセッサは、前記総ページ数よりも、前記読み取りページ数の方が多い場合には、前記エラーの内容として、前記分割の数が不足していることと、前記読み取りページ数が過剰であることとの少なくとも一方であると推定することを特徴とする、
(((8)))に記載の情報処理システム。
(((10)))
前記1または複数のプロセッサは、
前記分割の数を追加し得る場合には、前記分割の数が不足していることを解消するための情報として、当該分割の数を追加するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行い、
前記分割の数を追加し得ない場合には、前記読み取りページ数が過剰であることを解消するための情報として、前記読み取りページ数を削減するための情報を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((9)))に記載の情報処理システム。
(((11)))
前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を追加するための情報として、前記エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((10)))に記載の情報処理システム。
(((12)))
前記1または複数のプロセッサは、前記読み取りページ数を削減するための情報として、削除により前記エラーを解消し得るページの候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((10)))に記載の情報処理システム。
(((13)))
前記1または複数のプロセッサは、前記総ページ数よりも前記読み取りページ数の方が少ない場合には、前記エラーの内容として、前記分割の数が過剰であることと、読み取られる前の前記文書のページ数が不足していることとの少なくとも一方であると推定することを特徴とする、
(((8)))に記載の情報処理システム。
(((14)))
前記1または複数のプロセッサは、
前記分割の数を削減し得る場合には、前記分割の数が過剰であることを解消するための情報として、前記分割の数を削減するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行い、
前記分割の数を削減し得ない場合には、前記読み取られる前の前記文書のページ数が不足していることを解消するための情報として、前記読み取りページ数を追加するための情報を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((13)))に記載の情報処理システム。
(((15)))
前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を削減するための情報として、削除により前記エラーを解消し得る分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((14)))に記載の情報処理システム。
(((16)))
前記1または複数のプロセッサは、前記読み取りページ数を追加するための情報として、追加することで前記エラーを解消し得るページの候補と、当該ページを追加する位置の候補とを前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((14)))に記載の情報処理システム。
(((17)))
前記1または複数のプロセッサは、前記追加することで前記エラーを解消し得るページの候補として、新たに読み込まれた文書に含まれるページを前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
(((16)))に記載の情報処理システム。
(((18)))
前記1または複数のプロセッサは、前記違いを有する文書の前記属性情報と、前記新たに読み込まれた文書の前記属性情報とを比較した結果に基づいて、当該新たに読み込まれた文書が、当該違いを有する文書の差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかを判定することを特徴とする、
(((17)))に記載の情報処理システム。
(((19)))
前記違いを有する文書の前記属性情報が、当該違いを有する文書に含まれる識別用紙の特徴量であり、前記差し替えのために新たに読み込まれた文書の前記属性情報が、当該差し替えのために新たに読み込まれた文書に含まれる識別用紙の特徴量であることを特徴とする、
(((18)))に記載の情報処理システム。
(((20)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書を連続して読み取った後に文書単位で分割した結果を示す分割情報とを取得し、
前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定し、
前記エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、当該エラーを解消するための情報とをユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
情報処理装置。
(((21)))
コンピュータに、
1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書が連続して読み取られた後に文書単位で分割された結果を示す分割情報とを取得する機能と、
前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定する機能と、
を実現させるためのプログラム。
(((1)))の発明によれば、複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにする情報処理システムを提供できる。
(((2)))の発明によれば、1の電子ファイルを複数の文書に分割する処理のエラーが推定されるので、分割後の文書に対する処理が実行される前に、エラーの有無の確認や、修正等の対応が可能となる。
(((3)))の発明によれば、エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、エラーを解消するための情報とがユーザインターフェースに表示されるので、ユーザは、読み取り前の文書がまだ手元にある早い段階で、エラーの有無の確認や、修正等の対応が可能となる。
(((4)))の発明によれば、前後の文書との関係でエラーが生じることが多いので、エラーの推定およびエラーの解消が容易になる。
(((5)))の発明によれば、エラーの内容の推定結果として、エラーの補完関係が報知されるので、エラーの修正が容易になる。
(((6)))の発明によれば、エラーを解消するための情報として、分割の位置を修正するための情報が報知されるので、エラーの修正が容易になる。
(((7)))の発明によれば、分割の位置を修正するための情報として、エラーを解消し得る分割の位置の候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((8)))の発明によれば、属性情報の総ページ数と、読み取りページ数とのどちらが多いかに応じてエラーの内容が推定されるので、エラーの内容の特定が容易化される。
(((9)))の発明によれば、属性情報の総ページ数と、読み取りページ数とのどちらが多いかに応じてエラーの内容が推定されるので、エラーの内容の特定が容易化される。
(((10)))の発明によれば、分割の数を追加し得る場合と、分割の数を追加し得ない場合とに応じてエラーを解消するための手法がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((11)))の発明によれば、分割の数を追加するための情報として、エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((12)))の発明によれば、読み取りページ数を削減するための情報として、削除によりエラーを解消し得るページの候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((13)))の発明によれば、属性情報の総ページ数と、読み取りページ数とのどちらが多いかに応じてエラーの内容が推定されるので、エラーの内容の特定が容易化される。
(((14)))の発明によれば、分割の数を削減し得る場合と、分割の数を削減し得ない場合とに応じてエラーを解消するための手法がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((15)))の発明によれば、分割の数を削減するための情報として、削除によりエラーを解消し得る分割の位置の候補がユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((16)))の発明によれば、読み取りページ数を追加するための情報として、追加によりエラーを解消し得るページの候補と、ページを追加する位置の候補とがユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((17)))の発明によれば、追加することでエラーを解消し得るページの候補として、新たに読み込まれた文書に含まれるページがユーザインターフェースに表示されるので、エラーの修正が容易になる。
(((18)))の発明によれば、属性情報により、新たに読み込まれた文書が差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかが判定されるので、ユーザの操作が簡略化される。
(((19)))の発明によれば、属性情報としての識別用紙の特徴量により、新たに読み込まれた文書が差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかが判定される。このため、ユーザは、同一の識別用紙を読み込ませるだけで、エラーを解消させるための差し替えが可能となる。
(((20)))の発明によれば、複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにする情報処理装置を提供できる。
(((21)))の発明によれば、複数の文書を連続して読み取ることで生成された電子ファイルを、文書単位で分割する際、ユーザが意図する分割結果が得られるようにするプログラムを提供できる。
1…情報処理システム、10…管理サーバ、11…制御部、30…画像読取装置、31…制御部、90…ネットワーク、101…属性情報取得部、102…分割情報取得部、103…エラー推定部、104…報知制御部、105…判定部、106…修正部、301…読取制御部、302…属性情報取得部、303…束データ生成部、304…分割情報生成部、305…送信制御部、306…情報取得部、307…表示制御部

Claims (21)

  1. 1または複数のプロセッサを備え、
    前記1または複数のプロセッサは、
    1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書が連続して読み取られた後に文書単位で分割された結果を示す分割情報とを取得し、
    前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定することを特徴とする、
    情報処理システム。
  2. 前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記違いが生じていない文書については、前記エラーが生じていないと推定し、当該違いが生じている文書、および前記属性情報が存在しない文書については、前記エラーが生じていると推定することを特徴とする、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記1または複数のプロセッサは、前記エラーが生じていると推定すると、当該エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、当該エラーを解消するための情報とをユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々の前記属性情報の有無と、前記違いの関係性とに基づいて、当該エラーを推定することを特徴とする、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々に前記属性情報が存在し、前記違いが補完関係にある場合には、当該エラーの内容として、分割の位置に間違いが生じていると推定することを特徴とする、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記1または複数のプロセッサは、前記エラーを解消するための情報として、前記分割の位置を修正するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記1または複数のプロセッサは、前記分割の位置を修正するための情報として、前記エラーを解消し得る分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記1または複数のプロセッサは、前記分割後の文書のうち前記エラーが生じていると推定した文書について、当該文書、および当該文書の前後の文書の各々に前記属性情報が存在し、前記違いが補完関係にない場合には、前記総ページ数と、前記読み取りページ数とのどちらが多いかに基づいて、当該エラーの内容を推定することを特徴とする、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  9. 前記1または複数のプロセッサは、前記総ページ数よりも、前記読み取りページ数の方が多い場合には、前記エラーの内容として、前記分割の数が不足していることと、前記読み取りページ数が過剰であることとの少なくとも一方であると推定することを特徴とする、
    請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記1または複数のプロセッサは、
    前記分割の数を追加し得る場合には、前記分割の数が不足していることを解消するための情報として、当該分割の数を追加するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行い、
    前記分割の数を追加し得ない場合には、前記読み取りページ数が過剰であることを解消するための情報として、前記読み取りページ数を削減するための情報を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を追加するための情報として、前記エラーを解消し得る新たな分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 前記1または複数のプロセッサは、前記読み取りページ数を削減するための情報として、削除により前記エラーを解消し得るページの候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項10に記載の情報処理システム。
  13. 前記1または複数のプロセッサは、前記総ページ数よりも前記読み取りページ数の方が少ない場合には、前記エラーの内容として、前記分割の数が過剰であることと、読み取られる前の前記文書のページ数が不足していることとの少なくとも一方であると推定することを特徴とする、
    請求項8に記載の情報処理システム。
  14. 前記1または複数のプロセッサは、
    前記分割の数を削減し得る場合には、前記分割の数が過剰であることを解消するための情報として、前記分割の数を削減するための情報をユーザインターフェースに表示する制御を行い、
    前記分割の数を削減し得ない場合には、前記読み取られる前の前記文書のページ数が不足していることを解消するための情報として、前記読み取りページ数を追加するための情報を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項13に記載の情報処理システム。
  15. 前記1または複数のプロセッサは、前記分割の数を削減するための情報として、削除により前記エラーを解消し得る分割の位置の候補を前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項14に記載の情報処理システム。
  16. 前記1または複数のプロセッサは、前記読み取りページ数を追加するための情報として、追加することで前記エラーを解消し得るページの候補と、当該ページを追加する位置の候補とを前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項14に記載の情報処理システム。
  17. 前記1または複数のプロセッサは、前記追加することで前記エラーを解消し得るページの候補として、新たに読み込まれた文書に含まれるページを前記ユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    請求項16に記載の情報処理システム。
  18. 前記1または複数のプロセッサは、前記違いを有する文書の前記属性情報と、前記新たに読み込まれた文書の前記属性情報とを比較した結果に基づいて、当該新たに読み込まれた文書が、当該違いを有する文書の差し替えのために読み込まれた文書であるかどうかを判定することを特徴とする、
    請求項17に記載の情報処理システム。
  19. 前記違いを有する文書の前記属性情報が、当該違いを有する文書に含まれる識別用紙の特徴量であり、前記差し替えのために新たに読み込まれた文書の前記属性情報が、当該差し替えのために新たに読み込まれた文書に含まれる識別用紙の特徴量であることを特徴とする、
    請求項18に記載の情報処理システム。
  20. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書を連続して読み取った後に文書単位で分割した結果を示す分割情報とを取得し、
    前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定し、
    前記エラーが生じていると推定した旨を示す情報と、当該エラーを解消するための情報とをユーザインターフェースに表示する制御を行うことを特徴とする、
    情報処理装置。
  21. コンピュータに、
    1以上のページで構成された文書の属性を示す属性情報と、複数の当該文書が連続して読み取られた後に文書単位で分割された結果を示す分割情報とを取得する機能と、
    前記属性情報から得られる、文書ごとの総ページ数と、前記分割情報から得られる、分割後の文書ごとの読み取りページ数との違いに基づいて、当該分割後の文書ごとのエラーを推定する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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