JP2024040712A - ガス価格管理システム及びガス価格管理方法 - Google Patents

ガス価格管理システム及びガス価格管理方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024040712000001
【課題】製造方法や由来により環境価値が異なるガス成分を含む混合ガスが供給される場合において、混合ガスを構成するそれぞれのガス成分の環境価値を反映したガス価格の設定をする。
【解決手段】環境価値の異なる複数の由来を有するガス成分を含む供給ガスの情報を管理するガス情報管理部と、供給ガスの価格を決定するガス価格決定部と、を備えるガス価格管理システムであって、ガス情報管理部は、供給ガスの濃度情報をガス価格決定部に送信し、ガス価格決定部は、供給ガスの濃度情報から得られた供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率と、ガス成分のそれぞれの環境価値に基づき設定されたガス価格と、を用いて、供給ガスの価格を設定する。
【選択図】図1

Description

本開示は、ガス価格管理システム及びガス価格管理方法に関する。
脱炭素化に向けて、二酸化炭素を排出しない燃料として水素の利用が着目されている。水素は、再生可能エネルギーを用いた水の電気分解以外にも、天然ガスの改質や、製鉄所や化学工場の副産物として得るなどのさまざまな方法で製造される。製造方法によって、製造時の二酸化炭素排出量などの環境負荷、製造コスト、供給量の安定性などが異なる。
今後、水素の利用においては、製造方法・由来の異なる水素を利用することとなるが、需要家(ユーザ)は、使用する水素についての情報入手方法は整備されていない。
特許文献1には、ユーザが水素の製造方法の選択に関与できない課題に対する解決策として、ユーザに供給される水素の製造時の環境負荷を表す負荷情報や、その水素の品質を表す品質情報の出力を行うユーザインターフェイス部を備える水素ガス供給システムを用いて、ユーザが、収容部に収容された水素の供給を受けるか否かを判断することができるようにする技術が開示されている。
特開2020-86503号公報
特許文献1では、収容部により、異なる製造方法で得られた水素を判別している。しかし、水素ステーションのように複数の収容部に充填・保管し都度取り出す以外にも、水素の供給形態は存在する。
環境省において、令和元年に「再エネ電解水素の製造及び水素混合ガスの供給利用実証事業」が開始された。本事業では、風力発電の電力を用いて水の電気分解により水素を製造し、該水素と都市ガス相当の模擬ガスを混合し、ガス配管によって利用場所へ供給する。混合ガスは、ガスこんろ、給湯器等でそのまま利用される。
上記のようなパイプラインを介しての水素供給の場合には、一つのパイプラインに対して製造方法や由来が異なる水素が注入され、混在することが想定される。
特許文献1に記載の水素ガス供給システムにおいては、水素ガス配送車両を用いて水素を配送することを前提している。このため、水素ガスをパイプラインにより輸送する場合において、水素ガスの製造方法や由来等に関する情報をユーザに提供するための手段等は、特許文献1には開示されていない。
製造方法や由来が異なり環境負荷や製造コストが異なる水素が混在する混合水素がパイプライン等のガスグリッドにより供給される場合、当該混合水素を構成する水素の製造方法や由来を管理することは困難である。このため、製造方法や由来を反映した当該混合水素の価格設定の手段が必要である。
本開示の目的は、製造方法や由来により環境価値が異なるガス成分を含む混合ガスが供給される場合において、混合ガスを構成するそれぞれのガス成分の環境価値を反映したガス価格の設定をすることにある。
本開示のガス価格管理システムは、環境価値の異なる複数の由来を有するガス成分を含む供給ガスの情報を管理するガス情報管理部と、供給ガスの価格を決定するガス価格決定部と、を備え、ガス情報管理部は、供給ガスの濃度情報をガス価格決定部に送信し、ガス価格決定部は、供給ガスの濃度情報から得られた供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率と、ガス成分のそれぞれの環境価値に基づき設定されたガス価格と、を用いて、供給ガスの価格を設定する。
本開示によれば、製造方法や由来により環境価値が異なるガス成分を含む混合ガスが供給される場合において、混合ガスを構成するそれぞれのガス成分の環境価値を反映したガス価格の設定が可能となる。
実施例1のガス価格管理システムを示す概略図である。 実施例1のガス価格管理方法を示すフロー図である。 図1のガス情報管理部5の表示画面の例を示す図である。 実施例3のガス価格管理システムを示す概略図である。 パイプライン内の流体情報を算出する方法を示すフロー図である。 実施例5のガス価格管理システムを示す概略図である。
本開示は、水素を例として、再生可能エネルギーなどを利用する水の電気分解や、天然ガスの改質などにより製造された水素を水素利用者に供給する際の価格設定方法、並びに供給状況の管理及び制御について説明するものである。
以下、本開示の実施例を、図面を用いて説明する。なお、同一の構成には、同一の符号を付し、説明が重複する場合は、その説明を省略する場合がある。また、本開示は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1のガス価格管理システムを示す概略図である。なお、本実施例では、図1に示す機構の全部を使用しているが、必ずしも全部を使用する必要はなく、一部を使用してもよい。
本実施例では、本図に示すように、ガスのパイプライン1に、副生水素101を供給する副生水素供給拠点2と、風力、太陽光発電等の再生可能エネルギーを用いて製造される再エネ水素102を供給する再エネ水素供給拠点3と、需要家のガス利用拠点4と、が接続されているガスグリッドの例について説明する。副生水素供給拠点2及び再エネ水素供給拠点3は、供給点である。ガス利用拠点4は、需要点である。
ここで、「再エネ」は、「再生可能エネルギー」の略称である。また、「再エネ水素」とは、再生可能エネルギーを用いて製造される水素をいう。また、「副生水素」とは、苛性ソーダ(NaOH)、塩素ガス(Cl)等を製造する時に副次的に生産される水素をいう。
なお、本明細書においては、「グリーン水素」とは、水を電気分解し、水素と酸素に還元することで生産される水素をいう。「ブルー水素」とは、天然ガスや石炭等の化石燃料を、蒸気メタン改質や自動熱分解などで水素と二酸化炭素とに分解し、二酸化炭素を大気排出する前に回収する場合に得られる水素をいう。「グレー水素」とは、ブルー水素と同様のプロセスにより生産される水素であって、発生する二酸化炭素を回収せずそのまま大気中に放出する場合に得られるものをいう。
また、パイプライン1は、従来、天然ガス由来のメタンを需要家に供給するために整備されたものであってもよい。この場合、メタンと副生水素101と再エネ水素102との混合ガスがパイプライン1を介して需要家に供給される。
需要家のガス利用拠点4は、ガス情報管理部5を介してパイプライン1からガスの供給を受ける。なお、本実施例では、副生水素101と再エネ水素102とが混合水素として同一のパイプライン1内に存在する場合を想定しているが、製造コスト、二酸化炭素排出量や製造・運搬時のエネルギー消費量などの環境負荷、由来による付加価値等が異なるガスが混在する場合であれば、ガスの種類および種類数は限定しない。本明細書においては、製造コスト、環境負荷、付加価値等を含む概念として「環境価値」という用語を用いる。なお、環境負荷には、製造・輸送時の二酸化炭素排出量、及び製造・運搬時のエネルギー消費量が含まれる。
なお、需要家の利用に供されるガス成分は、水素に限られるものではなく、メタン、プロパン等であってもよい。例えば、供給ガス103は、天然ガス由来のメタンと合成メタンとの混合ガスであってもよい。
ガス情報管理部5は、需要家のガス利用拠点4に供給される供給ガス103の濃度情報201を取得し、ガス価格決定部6に送る。「供給ガスの濃度情報」とは、製造方法や由来が異なるガス毎の濃度を示す情報をいう。例えば、供給ガス103に水素として副生水素101と再エネ水素102とが含まれる場合には、それぞれの濃度を示す。ガス情報管理部5は、副生水素供給拠点2及び再エネ水素供給拠点3の情報をインターネット等の電気通信回線により取得可能であることが望ましい。
ガス情報管理部5は、CPU等のプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現することができる。
なお、本明細書においては、主として水素に着目して、「供給ガスの濃度情報」の計算等の処理を行っているが、着目するガスが水素以外の場合には、そのガスに着目して、「供給ガスの濃度情報」の計算等の処理を行う。
ガス価格決定部6は、供給ガス103の価格を決定する。ガス価格決定部6は、ガス情報取得部7と、ガス濃度比率算出部8と、ガス価格算出部9と、ガス価格データベース10と、を備える。
ガス価格決定部6は、CPU等のプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現することができる。ガス価格決定部6は、例えば、メモリ、CPU、記憶装置(SSD,HDD等)、通信装置及びI/Fを備える。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、HDDに格納すること以外に、メモリ、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。また、クラウド上に情報を記憶するようにしたり、クラウド上で演算等の処理を行うようにしたりすることもできる。 ガス情報取得部7は、ガス情報管理部5からガス濃度情報を取得する。なお、ガス情報取得部7は、例えば、上述の通信装置に相当する。ガス濃度比率算出部8は、ガス濃度情報を用いて製造方法や由来毎のガスの比率を算出する。
一例として、供給ガス103に副生水素101、再エネ水素102及びメタンガスが含まれる場合について述べる。
副生水素101、再エネ水素102及びメタンガスのガス全体に対する濃度がそれぞれ、10vol.%、5vol.%、85vol.%であるとすると、供給ガス103中の水素ガス濃度は15vol.%である。ゆえに、水素ガス濃度に対する副生水素101及び再エネ水素102の比率はそれぞれ、2/3、1/3となる。ガス濃度比率算出部8は、製造方法や由来毎のガスの比率をガス価格算出部9に送る。
ガス価格算出部9は、製造方法や由来毎のガスの比率と、製造方法や由来毎のガス価格を保存しているガス価格データベース10の情報と、を基に供給ガス103の価格を決定する。水素ガス濃度に対する副生水素101及び再エネ水素102の比率がそれぞれ、2/3、1/3のとき、比率を重みとした加重平均により供給ガス103中の水素ガスの価格を決定する。さらに、水素やメタンなどのガス種毎の比率を基に、加重平均により供給ガス103の価格を算出してもよい。
ガス価格決定部6で算出した供給ガス103の価格情報202は、ガス情報管理部5に返送される。ガス情報管理部5では、画面上に供給ガス103の価格を提示する。これにより、需要家は、ガス情報管理部5の画面上に提示された供給ガス103の価格や環境負荷情報を得て、ガスを使用するか否かを判断できる。
図2は、本実施例のガス価格管理方法を示すフロー図である。
本図においては、まず、ガス情報取得部7が水素濃度(着目するガスの濃度)を取得する(工程S11)。この場合に、水素濃度は、ガス情報管理部5が取得した供給ガス103の濃度情報201に含まれる値を用いてもよいし、供給ガス103の濃度情報201から算出してもよいし、ガス情報管理部5において計測してもよい。
なお、供給ガス103に含まれるガス成分の濃度は、濃度センサにより計測してもよい。また、ソフトセンサにより推定してもよい。ここで、ソフトセンサとは、実際には測定できない値を、計算により推測することで、直接その値を測定しているかのように振る舞うセンサをいう。この場合においては、カルマンフィルタ、ニューラルネットワーク、ファジー論理等を利用したアルゴリズムを用いてもよい。また、ガス成分の濃度は、パイプラインを対象としたシミュレーションにより推定してもよい。さらに、ガス成分の濃度は、濃度センサ、ソフトセンサ、シミュレーション等の組み合わせにより取得してもよい。
つぎに、ガス濃度比率算出部8が、製造方法や由来によって定まるそれぞれのガス(水素)の比率を算出する(工程S12)。また、ガス価格算出部9が、製造方法や由来に対応するそれぞれのガス(水素)の価格を取得する(工程S13)。
そして、ガス価格算出部9が、製造方法や由来に対応するそれぞれのガス(水素)の比率と、製造方法や由来によって定まるそれぞれのガス(水素)の価格を保存しているガス価格データベース10の情報と、を用いて供給ガス103の価格を決定する(工程S14)。
なお、ガス(水素)の価格は、製造方法や由来によって定まるそれぞれのガス(水素)の環境価値に基いて設定してもよい。
以上の説明においては、「製造方法や由来によって定まるそれぞれのガス」という表現を用いているが、この表現は、「環境価値の異なる複数の由来を有するガス成分」と言い換えることができる。すなわち、「製造方法」も「由来」の1つと考えることができる。よって、供給ガス103は、環境価値の異なる複数の由来を有するガス成分を含む。
図3は、図1のガス情報管理部5の表示画面の例を示す図である。
本図に示す画面1000には、供給ガスの価格1001の他、水素やメタンなどのガス種およびその比率を示すガス組成1002、水素ガスの製造方法や由来毎の比率や価格などを示す製造情報1003が表示されている。また、製造方法や由来毎の製造・輸送時の二酸化炭素排出量、エネルギー消費量などの環境負荷情報をガス価格データベース10に保持し、価格と合わせてガス情報管理部5の画面1000上や製造情報1003に提示してもよい。さらに、過去の供給ガスの価格や環境負荷の実績を過去情報として提示してもよい。このとき、指定時刻前や指定期間の平均値などとして数値のまま表示してもよいし、棒グラフやラインチャートとして変動状況を確認できる形で表示してもよい。
ガス情報管理部5には、需要家が判断した結果を入力できる選択部を設けてもよい。例えば、需要家が現在の供給ガス103の価格や環境負荷情報を基に、現在はガス使用を停止すると判断した場合にガス使用を停止できるようにしてもよい。また、所定の時刻から供給ガス103の使用を開始するための予約ができるようにしてもよい。
本実施例では、実施例1(図1)のガス価格管理システムに関して、ガス情報管理部5で取得する供給ガス103の濃度情報201を、パイプライン1の構造及び需給情報(需要点・供給点の流体情報)からシミュレーションにより算出する方法の一例について説明する。供給ガス103には、グリーン水素、ブルー水素、グレー水素、天然ガス、天然ガス由来のメタン、合成メタン等が含まれる場合があるが、これらのガスの由来等を判別することは通常困難である。
本実施例によれば、直接計測が困難なガスの濃度情報をシミュレーションにより算出できる。また、時間的・空間的要素を考慮したシミュレーションにより、需要点におけるガスの由来を算出することができる。
図4は、実施例3のガス価格管理システムを示す概略図である。
本図において図1と異なる構成は、次のとおりである。
図4に示すガス価格管理システムは、管路形状情報データベース11、ガス供給データベース12、13及びガス使用データベース14を備えている。
ガス濃度比率算出部8は、管路形状情報データベース11に格納してあるあらかじめ取得したパイプライン1の構造に関する情報である管路形状情報203と、需要点でのガス抜出量と、供給点でのガス注入量と、を入力として、ガスの濃度情報の推定値を算出する。需要点でのガス抜出量は、ガス抜出量計測値206を格納したガス使用データベース14からガス使用情報209として利用する。供給点でのガス注入量は注入拠点ごとのガス注入量計測値204、205を格納したガス供給データベース12、13からガス供給情報207、208を収集して利用する。本実施例では、ガス供給データベース12、13は、供給拠点ごとに設置しているが、複数の供給拠点のガス供給情報を1つのガス供給データベースに集約してもよい。
なお、ガス濃度比率算出部8は、管路形状情報203と、需要点でのガス抜出予定または需要予測と、供給点でのガス注入予定と、を入力として、供給ガス中の異なる環境価値を持つガス毎の比率の予測値を算出してもよい。
ガスの濃度情報の推定値の算出には、物理式により構成された流体解析モデルを使用してもよいし、実績データを用いた最適化により得られた機械学習モデルを使用してもよい。
物理式により構成された流体解析モデルを用いて、シミュレーションでガスの濃度情報の推定値を算出する場合、同種で製造方法や由来が異なるガスは、同一の物性を持つ別のガスとして取り扱う。例えば、副生水素供給拠点2で注入された水素と、再エネ水素供給拠点3とで注入された水素は、水素ガスの物性を持つ別のガスとして個々の濃度を算出する。
本実施例では、実施例3のガス価格管理システムに関して、ガス情報管理部5で取得する供給ガス103の濃度情報201について、現時点での情報に加えて、所定の時間が経過した後の情報を算出する一例について説明する。本実施例によれば、現時点だけでなく、所定の時間が経過した後までのガスの濃度情報を予測できる。これにより、需要家側は、現時点でのガス価格及び環境負荷、並びに将来のガス価格及び環境負荷を用いて、ガスの使用時間をずらすなどの判断が可能となる。例えば、現在のガスに比べて2時間後のガスの方が需要家にとって価格および環境負荷の観点から好ましい場合、使用時間を2時間後にシフトすることで、需要家にとって好ましいガスの利用をすることができる。
本実施例では、実施例3と同様のシステム構成図を用いる。
ガスの濃度情報は、管路形状情報データベース11に格納してあるあらかじめ取得した管路形状情報203、需要点でのガス抜出量、及び供給点でのガス注入量を入力として算出する。
図5は、評価時間t1~tnにおけるパイプライン1内の流体情報を算出する方法を示すフロー図である。
本図においては、はじめに、パイプライン1に接続されているガス供給拠点およびガス需要点の数を取得する(工程S51)。
次に、ガス供給拠点およびガス使用拠点の運転予定を取得する(工程S52)。ここで、運転予定とは、設定した評価時間t1~tnにおける各ガス供給拠点におけるガス注入予定、及び需要点におけるガス抜出予定をいう。ガス注入予定とは、ガス注入拠点の製造方法又は由来、及び時刻に対する水素ガス注入量、注入圧力、注入流量などの情報をいう。ガス抜出予定とは、各時刻におけるガスの抜出量、抜出流量、必要熱量などをいう。
ここで、所定の時間経過後の需要点での運転予定が取得できない場合には、需要予測モデルから予定を算出してもよい。また、現在時刻の運転情報については、オンラインで計測により取得してもよい。なお、上記の内容を組み合わせて使用してもよい。例えば、需要点のガス抜出量は、現在時刻の情報はオンラインで取得した情報、現在時刻から2時間後までは取得した予定、2時間後から6時間後までは需要予測モデルで算出した予定を用い、供給点のガス注入量は取得した予定を用いるとして組み合わせてもよい。
次に、評価時間を設定する(工程S53)。本実施例では、評価時間を現在時刻t1から時刻tnまでとし、評価間隔をΔtと設定した場合について説明する。
次に、評価時間を現在時刻t1とし(工程S54)、あらかじめ取得した管路・ガス注入機構形状情報を入力として、現在のガスグリッド内の対象のパイプライン1の流速や圧力などの流体情報を計算する(工程S55)。言い換えると、現在時刻t1における流体情報を計算する。
次に、時刻t=t1でのパイプライン1内の流体情報から、製造方法または由来毎のガス濃度を計算する(工程S56)。
次に、時刻をt1からt1+Δtまで進める(工程S57)。現在時刻t1のガスグリッド内の流体情報と、評価時間t1~t1+Δtの間のガス注入予定及びガス抜出予定と、あらかじめ取得した管路情報とを入力として、評価時間t1+Δtのパイプライン1内の流体情報を計算し(工程S58)、製造方法または由来毎のガス濃度を計算する(工程S59)。
評価時間tが設定した評価時間の最大値tnを超えるまで計算を繰り返す(工程S60)。
設定した評価時間t1から時刻tnに対して算出した製造方法または由来毎のガス濃度を、ガス濃度情報として使用する。
本実施例では、実施例1(図1)のガス価格管理システムに関して、ガス情報管理部5で取得する供給ガス103の濃度情報201を、トレーサー物質を用いて計測する方法の一例について説明する。本実施例によれば、直接計測が困難なガスの濃度情報を取得することができる。なお、ガスの場合、電気と異なり、輸送にある程度の時間を要するため、由来の算出には、輸送状態も含める必要がある。
図6は、実施例5のガス価格管理システムを示す概略図である。
ガス供給拠点(副生水素供給拠点2および再エネ水素供給拠点3)では、トレーサー添加部15、16で、製造方法や由来に応じて設定された種類のトレーサー物質を一定濃度で添加する。副生水素供給拠点と再エネ水素供給拠点とでは、水素の製造方法が異なることから、異なるトレーサー物質を用いる。副生水素供給拠点にトレーサーA、再エネ水素供給拠点にトレーサーBを添加するとした場合、副生水素101はトレーサーA添加済副生水素104とし、再エネ水素102はトレーサーB添加済再エネ水素105として、パイプライン1に供給される。ここで、トレーサー物質は、パイプライン1で輸送するガスとの反応や自然分解が生じにくく、濃度が大きく変動せず、需要点で計測可能な物質であればよい。また、パイプライン1内のガスに付臭剤を添加している場合には、付臭剤をトレーサー物質として流用してもよい。
各供給拠点におけるトレーサーの種類および濃度は、あらかじめ取り決めておく。トレーサー濃度は、全供給拠点で一定としてもよいし、供給拠点毎に指定してもよい。各供給拠点におけるトレーサーの種類および濃度は、トレーサー情報データベース18に集約しておいてもよい。
需要点では、ガス濃度計測部17により、製造方法や由来毎のガス濃度を算出する。ガス濃度計測部17では、製造方法や由来毎のトレーサー物質の濃度を測定する。各供給拠点でのトレーサー物質の種類と添加濃度は、トレーサー情報データベース18からトレーサー情報210としてガス濃度計測部17に与える。トレーサー物質の種類が製造方法や由来に相当する。トレーサー濃度をいずれの供給拠点でも同一としている場合、各トレーサー物質の濃度比率が製造方法や由来毎の濃度比率に相当する。拠点ごとにトレーサー濃度が異なる場合は、拠点ごとのトレーサー濃度の添加濃度に対する比率から、製造方法や由来毎のガス濃度を算出する。各トレーサー物質について算出した製造方法や由来毎のガス濃度から、製造方法や由来毎のガスの比率が算出できる。
なお、上記の実施例においては、パイプラインによるガスの供給を前提として説明しているが、本開示に係るガスの供給は、パイプラインに限定されるものではなく、輸送車両、鉄道等によるガスの輸送によるものであってもよい。また、複数のパイプラインが別個に設置されている場合には、それらのパイプラインの間を輸送車両、鉄道等により輸送するものであってもよい。
以下、本開示に係る望ましい実施形態についてまとめて説明する。
ガス価格管理システムにおいては、環境価値は、製造コスト、製造・輸送時の二酸化炭素排出量、及び製造・運搬時のエネルギー消費量のいずれか1つ以上を含む。
供給ガスは、グリーン水素、ブルー水素、グレー水素、天然ガス、天然ガス由来のメタン、及び合成メタンの少なくとも1つ以上を含む。
供給ガスは、パイプラインを介して供給され、供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率は、濃度センサ、ソフトセンサ、若しくはパイプラインを対象とするシミュレーション、又はこれらの組み合わせにより取得する。
ガス価格決定部は、ガス濃度比率算出部を有し、ガス濃度比率算出部は、パイプラインの構造に関する情報である管路形状情報と、パイプラインに設けられた需要点でのガス抜出量と、パイプラインに設けられた供給点でのガス注入量と、に基づいて、供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率を算出する。
ガス価格決定部は、ガス濃度比率算出部を有し、パイプラインに設けられた供給点には、パイプライン内のガスにトレーサー物質を添加するトレーサー添加部が設けられ、パイプラインに設けられた需要点には、トレーサー物質の濃度を計測するガス濃度計測部が設けられ、ガス濃度比率算出部は、トレーサー物質の種類に関する情報及びトレーサー物質の濃度を用いて、供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率を算出する。
ガス価格決定部は、パイプラインの構造に関する情報である管路形状情報と、パイプラインに設けられた需要点でのガス抜出予定又は需要予測と、パイプラインに設けられた供給点でのガス注入予定と、に基づいて、供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率の予測値を算出する。
複数の由来を有するガス成分は、同一種類の物質である。
複数の由来を有するガス成分は、水素である。
ガス情報管理部は、表示画面を有する。
ガス価格管理方法は、ガス情報管理部が、環境価値の異なる複数の由来を有するガス成分を含む供給ガスの濃度情報を取得し、ガス価格決定部が、供給ガスの濃度情報から得られた供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率と、ガス成分のそれぞれの環境価値に基づき設定されたガス価格と、を用いて、供給ガスの価格を設定する。
ガス価格決定部は、パイプライン内にガスに添加されたトレーサー物質の種類に関する情報と、パイプラインに設けられた需要点におけるトレーサー物質の濃度を用いて、供給ガスにおけるガス成分のそれぞれの比率を算出する。
1:パイプライン、2:副生水素供給拠点、3:再エネ水素供給拠点、4:ガス利用拠点、5:ガス情報管理部、6:ガス価格決定部、7:ガス情報取得部、8:ガス濃度比率算出部、9:ガス価格算出部、10:ガス価格データベース、11:管路形状情報データベース、12、13:ガス供給データベース、14:ガス使用データベース、15、16:トレーサー添加部、17:ガス濃度計測部、101:副生水素、102:再エネ水素、103:供給ガス、104:トレーサーA添加済副生水素、105:トレーサーB添加済再エネ水素、201:濃度情報、202:価格情報、203:管路形状情報、204:ガス注入量計測値、205:ガス注入量計測値、206:ガス抜出量計測値、207、208:ガス供給情報、209:ガス使用情報、210:トレーサー情報。

Claims (18)

  1. 環境価値の異なる複数の由来を有するガス成分を含む供給ガスの情報を管理するガス情報管理部と、
    前記供給ガスの価格を決定するガス価格決定部と、を備え、
    前記ガス情報管理部は、前記供給ガスの濃度情報を前記ガス価格決定部に送信し、
    前記ガス価格決定部は、前記供給ガスの前記濃度情報から得られた前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの比率と、前記ガス成分のそれぞれの前記環境価値に基づき設定されたガス価格と、を用いて、前記供給ガスの価格を設定する、ガス価格管理システム。
  2. 前記環境価値は、製造コスト、製造・輸送時の二酸化炭素排出量、及び製造・運搬時のエネルギー消費量のいずれか1つ以上を含む、請求項1記載のガス価格管理システム。
  3. 前記供給ガスは、グリーン水素、ブルー水素、グレー水素、天然ガス、天然ガス由来のメタン、及び合成メタンの少なくとも1つ以上を含む、請求項1記載のガス価格管理システム。
  4. 前記供給ガスは、パイプラインを介して供給され、
    前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率は、濃度センサ、ソフトセンサ、若しくは前記パイプラインを対象とするシミュレーション、又はこれらの組み合わせにより取得する、請求項1記載のガス価格管理システム。
  5. 前記ガス価格決定部は、ガス濃度比率算出部を有し、
    前記ガス濃度比率算出部は、前記パイプラインの構造に関する情報である管路形状情報と、前記パイプラインに設けられた需要点でのガス抜出量と、前記パイプラインに設けられた供給点でのガス注入量と、に基づいて、前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率を算出する、請求項4記載のガス価格管理システム。
  6. 前記ガス価格決定部は、ガス濃度比率算出部を有し、
    前記パイプラインに設けられた供給点には、前記パイプライン内のガスにトレーサー物質を添加するトレーサー添加部が設けられ、
    前記パイプラインに設けられた需要点には、前記トレーサー物質の濃度を計測するガス濃度計測部が設けられ、
    前記ガス濃度比率算出部は、前記トレーサー物質の種類に関する情報及び前記トレーサー物質の前記濃度を用いて、前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率を算出する、請求項4記載のガス価格管理システム。
  7. 前記ガス価格決定部は、ガス濃度比率算出部を有し、
    前記ガス濃度比率算出部は、前記パイプラインの構造に関する情報である管路形状情報と、前記パイプラインに設けられた需要点でのガス抜出予定又は需要予測と、前記パイプラインに設けられた供給点でのガス注入予定と、に基づいて、前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率の予測値を算出する、請求項4記載のガス価格管理システム。
  8. 前記複数の由来を有する前記ガス成分は、同一種類の物質である、請求項1記載のガス価格管理システム。
  9. 前記複数の由来を有する前記ガス成分は、水素である、請求項1記載のガス価格管理システム。
  10. ガス情報管理部が、環境価値の異なる複数の由来を有するガス成分を含む供給ガスの濃度情報を取得し、
    ガス価格決定部が、前記供給ガスの前記濃度情報から得られた前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの比率と、前記ガス成分のそれぞれの前記環境価値に基づき設定されたガス価格と、を用いて、前記供給ガスの価格を設定する、ガス価格管理方法。
  11. 前記環境価値は、製造コスト、製造・輸送時の二酸化炭素排出量、及び製造・運搬時のエネルギー消費量のいずれか1つ以上を含む、請求項10記載のガス価格管理方法。
  12. 前記供給ガスは、グリーン水素、ブルー水素、グレー水素、天然ガス、天然ガス由来のメタン、及び合成メタンの少なくとも1つ以上を含む、請求項10記載のガス価格管理方法。
  13. 前記供給ガスは、パイプラインを介して供給され、
    前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率は、濃度センサ、ソフトセンサ、若しくは前記パイプラインを対象とするシミュレーション、又はこれらの組み合わせにより取得する、請求項10記載のガス価格管理方法。
  14. 前記ガス価格決定部は、前記パイプラインの構造に関する情報である管路形状情報と、前記パイプラインに設けられた需要点でのガス抜出量と、前記パイプラインに設けられた供給点でのガス注入量と、に基づいて、前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率を算出する、請求項13記載のガス価格管理方法。
  15. 前記ガス価格決定部は、前記パイプライン内にガスに添加されたトレーサー物質の種類に関する情報と、前記パイプラインに設けられた需要点における前記トレーサー物質の濃度を用いて、前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率を算出する、請求項13記載のガス価格管理方法。
  16. 前記ガス価格決定部が、前記パイプラインの構造に関する情報である管路形状情報と、前記パイプラインに設けられた需要点でのガス抜出予定又は需要予測と、前記パイプラインに設けられた供給点でのガス注入予定と、に基づいて、前記供給ガスにおける前記ガス成分のそれぞれの前記比率の予測値を算出する、請求項13記載のガス価格管理方法。
  17. 前記複数の由来を有する前記ガス成分は、同一種類の物質である、請求項10記載のガス価格管理方法。
  18. 前記複数の由来を有する前記ガス成分は、水素である、請求項10記載のガス価格管理方法。
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