JP2024039891A - 水力機械用の軸受装置及び水力機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストの増大を抑制しつつ、河川水に含まれる異物による主軸受の摩耗を抑制する。【解決手段】水力機械用の軸受装置は、主軸の外周に設けられ、主軸を支持する主軸受と、主軸受と主軸受を浸す潤滑水とを収容する上部水槽と、上部水槽よりもランナに近い位置に設けられ、ランナを回転駆動する河川水の一部が流入する下部水槽と、下部水槽とランナとの間の位置に設けられ、主軸の外周との間に前記河川水が流れる間隙を形成し、下部水槽に流入する河川水の流量を低減する主軸封水部と、を備える。下部水槽は、主軸封水部の間隙を通過して流入した河川水から、主軸の回転に起因して発生する河川水の旋回成分によって異物を分離する。上部水槽は、下部水槽で異物が分離された河川水を潤滑水として収容する。【選択図】図2
Description
本発明の実施の形態は、水力機械用の軸受装置及び水力機械に関する。
ランナとランナに連結された主軸とを有する水力機械に用いられる水力機械用の軸受装置が知られている。軸受装置は、水力機械の主軸の外周に設けられた主軸受と、主軸受を浸す水や油等の液体を潤滑材として収容する軸受液槽と、を有している。主軸受は、軸受液槽内で主軸の径方向に作用する荷重を受けて主軸を支持する。近年、環境への配慮により、漏油による環境汚染を避ける観点から、主軸受の潤滑材として河川水を用いる軸受装置の需要が高まっている。
ところが、河川水は土砂等の異物を含んでいることから、主軸受の潤滑材として河川水を用いた場合、異物によって主軸受が摩耗するおそれがある。このことの対策として、主軸受の材料として、異物に対する耐摩耗性の高いセラミック等を用いる方法があるが、この場合、製造コストの増大を招くおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、製造コストの増大を抑制しつつ、河川水に含まれる異物による主軸受の摩耗を抑制することができる水力機械用の軸受装置及び水力機械を提供することを目的とする。
実施の形態による水力機械用の軸受装置は、流入する河川水により回転駆動されるランナと、ランナの回転に伴い回転する主軸とを有する水力機械に用いられる。水力機械用の軸受装置は、主軸の外周に設けられ、主軸を支持する主軸受と、主軸受と主軸受を浸す潤滑材とを収容する上部水槽と、上部水槽よりもランナに近い位置に設けられ、ランナを回転駆動する河川水の一部が流入する下部水槽と、下部水槽とランナとの間の位置に設けられ、主軸の外周との間に河川水が流れる間隙を形成し、下部水槽に流入する河川水の流量を低減する主軸封水部と、を備える。下部水槽は、主軸封水部の間隙を通過して流入した河川水から、主軸の回転に起因して発生する河川水の旋回成分によって異物を分離する。上部水槽は、下部水槽で異物が分離された河川水を、潤滑材として収容する。
また、実施の形態による水力機械は、流入する河川水により回転駆動されるランナと、ランナの回転に伴い回転する主軸と、上述の軸受装置と、を備える。
本実施の形態によれば、製造コストの増大を抑制しつつ、河川水に含まれる異物による主軸受の摩耗を抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1~図3を用いて、第1の実施の形態による水力機械用の軸受装置及び水力機械について説明する。ここでは、まず、図1を用いて水力機械の一例である立軸フランシス水車について説明する。
図1~図3を用いて、第1の実施の形態による水力機械用の軸受装置及び水力機械について説明する。ここでは、まず、図1を用いて水力機械の一例である立軸フランシス水車について説明する。
図1に示すように、立軸フランシス水車1は、ケーシング2と、複数のステーベーン3と、複数のガイドベーン4と、ランナ5と、を含んでいる。
ケーシング2は、渦巻き状に形成されている。ケーシング2は、水車運転時に、河川水Wが貯留される上池から水圧鉄管(いずれも図示せず)を通って河川水Wが流入し、流入した河川水Wが内部を流れるようになっている。ここで、河川水Wは、土砂等の異物を含んでいる場合がある。
ステーベーン3は、ケーシング2に流入した河川水Wをガイドベーン4及びランナ5に導くための部材である。複数のステーベーン3が、周方向に所定の間隔をあけて配置されている。ステーベーン3の間には、河川水Wが流れる流路が形成されている。
ガイドベーン4は、流入した河川水Wをランナ5に導くための部材である。複数のガイドベーン4が、周方向に所定の間隔をあけて配置されている。ガイドベーン4の間には、河川水Wが流れる流路が形成されている。各ガイドベーン4は回動可能に構成されており、各ガイドベーン4が回動して開度を変えることにより、ランナ5に流入する河川水Wの流量が調整可能になっている。このようにして、後述する発電機7の発電量が調整可能になっている。
ランナ5は、ケーシング2に対して、回転軸線Xを中心に回転可能に構成されている。ランナ5は、水車運転時にケーシング2から流入する河川水Wによって回転駆動される。すなわち、ランナ5は、ランナ5に流入する河川水Wの圧力エネルギを回転エネルギへと変換するための部材である。
ランナ5は、後述する主軸6に連結されたクラウン5aと、クラウン5aの外周側に設けられたバンド5bと、クラウン5aとバンド5bとの間に設けられた複数のランナ羽根5cと、を有している。複数のランナ羽根5cは、周方向に所定の間隔をあけて配置されている。ランナ羽根5cの間には、河川水Wが流れる流路が形成されている。
ランナ5には、主軸6が連結されている。主軸6は、ランナ5の回転に伴い、上下方向に延びる回転軸線Xを中心に回転する。主軸6は、回転軸線Xに沿う方向に沿って延びている。以下の説明において、主軸6の回転軸線Xに沿う方向を軸方向、主軸6の半径方向を径方向、主軸6の回転方向を周方向とも称する。
主軸6には、発電機7が連結されている。発電機7は、水車運転時には、ランナ5の回転エネルギが伝達されて発電を行うように構成されている。
なお、発電機7は、電動機としての機能をも有し、電力が供給されることによりランナ5を回転駆動するように構成されていてもよい。この場合、吸出し管8を介して下池の水を吸い上げて上池に放出させることができ、立軸フランシス水車1を、ポンプ水車としてポンプ運転(揚水運転)することが可能になる。この際、ガイドベーン4の開度は、ポンプ揚程に応じて適切な揚水量になるように変えられる。
ランナ5の水車運転時の下流側には、吸出し管8が設けられている。吸出し管8は、下池9(図3参照)に連結されており、ランナ5を回転駆動させた河川水Wが、圧力を回復して、下池9に放出されるようになっている。
図2に示すように、ランナ5のクラウン5aの上方には、上カバー10が設けられている。クラウン5aと上カバー10との間には、背圧室11が設けられている。背圧室11には、水車運転時にランナ5を回転駆動する河川水Wの一部が流入する。この背圧室11に流入した河川水Wは、後述する軸受装置20の軸受水槽40に供給されるようになっている。
次に、図2及び図3を用いて、本実施の形態による水力機械用の軸受装置20(以下、単に軸受装置20と記す)について説明する。
軸受装置20は、ランナ5に連結された主軸6を支持するための装置である。本実施の形態による軸受装置20は、主軸6の潤滑材として河川水Wを用いる。図2に示すように、軸受装置20は、主軸受30と、軸受水槽40と、主軸封水部50と、を含んでいる。
主軸受30は、主軸6の外周に設けられている。主軸受30は、主軸6の径方向に作用する荷重を受けて主軸6を支持する。主軸受30の内周面は、主軸6の外周面に対向している。主軸受30の内周面と主軸6の外周面との間には、隙間が設けられている。主軸受30は、セグメント状に形成され、複数の主軸受30が、周方向に沿って配列されている。なお、このことに限られることはなく、主軸受30は、円筒状に形成され、主軸6の外周の周方向における全周にわたって設けられていてもよい。
主軸受30の径方向における外側に、軸受支持台32が設けられている。軸受支持台32には、主軸受30の径方向の位置を調整するための調整部33が取り付けられている。調整部33は、調整ボルト33aと調整ナット33bとを有している。調整ボルト33aは、軸受支持台32に螺合され、調整ナット33bにより固定されている。調整ボルト33aの径方向における内側の端部は、主軸受30の外周面に当接し、主軸受30を径方向における内側に押圧している。調整ボルト33aの軸受支持台32へのねじ込み量を調整することにより、主軸受30の径方向の位置が調整可能になっている。軸受支持台32の下部からは、径方向における内側に支持板34が延びており、主軸受30を下方から支持している。また、軸受支持台32は、連結部材35を介して後述する軸受水槽40の槽本体41に連結され、槽本体41に支持されている。
軸受水槽40は、主軸受30の周囲に設けられている。軸受水槽40は、主軸受30を覆っている。軸受水槽40は、主軸受30の潤滑水である河川水Wを収容する。槽本体41は、底板41aと、天板41bと、側板41cと、軸方向仕切板41d(仕切板)と、径方向仕切板41eと、を有している。
底板41aは、軸受水槽40の底部を構成している。底板41aは、軸受水槽40の軸方向における下方の位置に設けられている。底板41aは、天板41b、側板41c、軸方向仕切板41d及び径方向仕切板41eとは別体として構成されていてもよい。底板41aは、上カバー10から延び出た支持部材10aにより支持されていてもよい。底板41aは、内側を主軸6が通るように、主軸6と同心の円環の薄板状に形成されていてもよい。底板41aの内周部の直径は、主軸6の直径よりも大きくなっている。このため、底板41aの内周部と主軸6の外周面との間には、隙間が設けられている。
天板41bは、軸受水槽40の天井部を構成している。天板41bは、軸受水槽40の軸方向における上方の位置に設けられている。天板41bは、底板41a、側板41c、軸方向仕切板41d及び径方向仕切板41eとは別体として構成されていてもよい。天板41bは、側板41cの上部に取り付けられていてもよい。天板41bは、内側を主軸6が通るように、主軸6と同心の円環の薄板状に形成されていてもよい。天板41bの内周部の直径は、主軸6の直径よりも大きくなっている。このため、天板41bの内周部と主軸6の外周面との間には、隙間が設けられている。
側板41cは、軸受水槽40の側部を構成している。側板41cは、軸受水槽40の径方向における外側の位置に設けられている。側板41cは、内側に主軸6及び主軸受30が位置するように、主軸6と同心の円筒状に形成されていてもよい。側板41cの内周面は、主軸6の外周面に対向している。
軸方向仕切板41dは、側板41cから径方向における内側に延び出るように設けられている。軸方向仕切板41dは、側板41cに取り付けられていてもよい。軸方向仕切板41dは、内側を主軸6が通るように、主軸6と同心の円環の薄板状に形成されていてもよい。軸方向仕切板41dの外周部の直径は、側板41cの内周面の直径と等しくなっている。また、軸方向仕切板41dの内周部の直径は、主軸6の直径よりも大きくなっている。このため、軸方向仕切板41dの内周部と主軸6の外周面との間には、隙間が設けられている。軸方向仕切板41dは、軸受水槽40の内部を軸方向に後述する上部水槽42と後述する下部水槽43とに仕切っている。
径方向仕切板41eは、側板41cよりも径方向における内側の位置に設けられている。径方向仕切板41eは、軸方向仕切板41dよりも軸方向における下方の位置に設けられている。すなわち、径方向仕切板41eは、後述する下部水槽43に設けられている。径方向仕切板41eは、底板41aよりも径方向における外側の位置に設けられていてもよい。径方向仕切板41eは、上カバー10から延び出た支持部材10aにより支持されていてもよい。径方向仕切板41eは、主軸6と同心の中空の円錐台状に形成されていてもよい。径方向仕切板41eは、軸方向において下方から上方に向かうにつれて内径が大きくなるように傾斜していてもよい。径方向仕切板41eは、軸受水槽40の内部を径方向に仕切っている。より具体的には、径方向仕切板41eは、下部水槽43の内部を径方向に仕切っている。これにより、下部水槽43の内部において、径方向仕切板41eと側板41cとの間に、後述する異物回収部44が設けられている。
軸受水槽40は、上部水槽42及び下部水槽43を含んでいる。軸受水槽40は、上述した軸方向仕切板41dによって、内部を軸方向に上部水槽42と下部水槽43とに仕切られている。
上部水槽42は、軸受水槽40の軸方向における上方の位置に設けられている。上部水槽42は、主軸受30と河川水Wとを収容する。上部水槽42は、主軸受30と共に、上述した軸受支持台32、調整部33、支持板34及び連結部材35を収容してもよい。上部水槽42は、主軸受30の潤滑水として河川水Wを収容する。より具体的には、上部水槽42は、後述する下部水槽43で異物が分離された河川水Wを、主軸受30の潤滑水として収容する。上部水槽42は、主軸受30を浸すように河川水Wを収容する。なお、河川水Wは、主軸受30の全体を浸さなくてもよく、主軸受30の少なくとも一部を浸せばよい。河川水Wは、下部水槽43から軸方向仕切板41dと主軸6との間の隙間を通って上部水槽42に流入する。
下部水槽43は、軸受水槽40の軸方向における下方の位置に設けられている。すなわち、下部水槽43は、上部水槽42よりもランナ5に近い位置に設けられている。下部水槽43は、河川水Wを収容する。下部水槽43は、ランナ5を回転駆動する河川水Wの一部が流入する。河川水Wは、背圧室11から後述する主軸封水部50の間隙を通過して下部水槽43に流入する。より具体的には、主軸封水部50の間隙を通過した河川水Wは、底板41aの内周部と主軸6の外周面との間の隙間を通って下部水槽43に流入する。
ここで、下部水槽43に流入した河川水Wは、旋回成分を有している。すなわち、河川水Wは、主軸封水部50の間隙を流れている間に、主軸6の回転によって、径方向における外側に向かう旋回成分が付与される。このため、下部水槽43に流入した河川水Wに含まれる異物は、この主軸6の回転に起因して発生する河川水Wの旋回成分によって、周方向に旋回しながら下部水槽43の径方向における外側に向かう。このようにして、下部水槽43は、主軸封水部50の間隙を通過して流入した河川水Wから、主軸6の回転に起因して発生する河川水Wの旋回成分によって異物を分離する。
下部水槽43は、河川水Wに含まれる異物を回収する異物回収部44を有していてもよい。異物回収部44は、下部水槽43の径方向における外側の位置に設けられている。異物回収部44は、径方向仕切板41eと側板41cとの間に設けられている。上述したように、径方向仕切板41eは、軸方向における下方から上方に向かうにつれて内径が大きくなるように傾斜している。このことにより、下部水槽43に流入した河川水Wは、径方向仕切板41e上で旋回成分を維持することができる。このため、河川水Wに含まれる異物は、河川水Wの流れに乗って、径方向仕切板41eに沿うように周方向に旋回しながら径方向における外側に向かい、異物回収部44に導かれる。こうして、河川水Wに含まれる異物は、異物回収部44に回収される。
下部水槽43は、異物回収部44に回収された異物を、河川水Wと共に外部に排出する排出部44aを有していてもよい。排出部44aは、異物回収部44の底部に設けられていてもよい。また、排出部44aに、排出装置44bが接続されていてもよい。排出装置44bは、軸受水槽40の外部に設置されていてもよい。排出装置44bは、排出部44aから異物及び河川水Wを所定時間毎に排出するように構成されている。例えば、排出装置44bは、タイマー制御により、異物回収部44から一定量の河川水Wを一定時間毎に排出してもよい。排出装置44bは、例えばストレーナであってもよい。
また、排出部44aから排出された異物を捕捉するフィルタ44cが設けられていてもよい。フィルタ44cは、排出装置44bと後述する流入部44dとの間に設けられていてもよい。フィルタ44cは、後述する流入部44dに近い位置に設けられていてもよい。排出装置44bにより排出部44aから排出された異物は、外部に排出されてもよい。一方、排出装置44bにより排出部44aから排出された河川水Wは、フィルタ44cを通過して再び下部水槽43に供給されてもよい。河川水Wは、フィルタ44cを通過することによりろ過される。すなわち、フィルタ44cにより河川水Wに含まれる異物が補足される。下部水槽43は、排出部44aから排出されフィルタ44cを通過した河川水Wを再び内部に流入させる流入部44dを有していてもよい。流入部44dは、異物回収部44を画定する側板41cに設けられていてもよい。
また、下部水槽43に、主軸6と共に回転するインペラ45が設けられていてもよい。インペラ45は、主軸6の外周面に取り付けられていてもよい。インペラ45は、下部水槽43内を回転する。インペラ45は、下部水槽43内において、主軸封水部50の出口に近い位置に設けられていてもよい。インペラ45は、底板41aに近接するように設けられていてもよい。本実施の形態においては、下部水槽43に、1つのインペラ45が設けられている。
インペラ45は、インペラ胴体部45aと、複数のインペラ羽根部45bと、を有している。インペラ胴体部45aは、主軸6と同心の円筒状に形成されていてもよい。インペラ胴体部45aの内周面は、主軸6の外周面に対向している。インペラ胴体部45aは、インペラ胴体部45aの内周面が主軸6の外周面に接触するように、主軸6の外周面に取り付けられている。インペラ胴体部45aの内周面の直径は、主軸6の直径と等しくなっている。インペラ羽根部45bは、インペラ胴体部45aの外周面に放射状に取り付けられている。インペラ羽根部45bは、周方向に所定の間隔をあけて配置されている。各インペラ羽根部45bの外周部の直径は、径方向仕切板41eの内周面の最小直径よりも小さくなっている。
このインペラ45の回転による遠心力によって、下部水槽43に流入した河川水Wには、径方向における外側に向かう旋回成分が更に付与される。このため、下部水槽43は、インペラ45の回転による遠心力によって、河川水Wから異物をより効果的に分離することができる。
主軸封水部50は、軸受水槽40の下部水槽43よりもランナ5に近い位置に設けられている。すなわち、主軸封水部50は、下部水槽43とランナ5との間の位置に設けられている。主軸封水部50は、主軸6の外周との間に河川水Wが流れる間隙を形成している。主軸封水部50は、下部水槽43に流入する河川水Wの流量を低減するように構成されている。河川水Wは、背圧室11から主軸封水部50の間隙に流入し、主軸封水部50の間隙を通過して、下部水槽43に流入するようになっている。
主軸封水部50は、スリーブ51と、シール部材52と、を有していてもよい。スリーブ51は、主軸6と同心の円筒状に形成されていてもよい。スリーブ51の内周面は、主軸6の外周面に対向している。スリーブ51は、スリーブ51の内周面が主軸6の外周面に接触するように、主軸6の外周面に取り付けられている。シール部材52は、スリーブ51に対向するように設けられている。シール部材52は、主軸6と同心の略円筒状に形成されていてもよい。シール部材52は、枠体部53に支持されている。スリーブ51とシール部材52との間に、上述した間隙が形成されている。シール部材52は、ラビリンスシール構造を有していてもよい。すなわち、シール部材52は、スリーブ51との間の隙間が相対的に小さい部分と相対的に大きい部分とが軸方向に交互に並ぶように構成されていてもよい。このような構成により、主軸封水部50の間隙における流体抵抗が増大し、背圧室11から下部水槽43に流入する河川水Wの流量を低減することができる。また、河川水Wは、主軸封水部50の間隙を流れている間に、主軸6の回転によって旋回成分が付与される。
図3に示すように、水車運転時に、下池9の水位H2は、軸受水槽40の水位H1以上であってもよい。図3に示す軸受水槽40の水位H1は、図2に示す上部水槽42の水位H1と同一である。軸受水槽40の水位H1は、主軸受30の上端部の位置と一致していてもよい。下池9の水位H2は、ランナ5に流入した河川水Wが到達する下池9の水位である。水車運転時に、下池9の水位H2が軸受水槽40の水位H1よりも低い場合、軸受水槽40に収容された河川水Wが、圧力差によりランナ5の側に流出するおそれがある。これにより、軸受水槽40の水位H1が低下し、河川水Wが潤滑水として機能しなくなるおそれがある。これに対して、下池9の水位H2を軸受水槽40の水位H1以上にすることにより、軸受水槽40に収容された河川水Wがランナ5の側に流出することを防止することができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
本実施の形態による立軸フランシス水車1において水車運転を行う場合、図示しない上池から水圧鉄管、ケーシング2及びステーベーン3を介して河川水Wがガイドベーン4に流入し、ガイドベーン4からランナ5に河川水Wが流入する。このランナ5に流入した河川水Wにより、ランナ5が回転駆動される。回転駆動されるランナ5は、連結された主軸6を介して発電機7に回転エネルギを伝達し、発電機7による発電が行われる。ランナ5を回転駆動させた河川水Wは、ランナ5から吸出し管8を通って下池9に放出される。
ランナ5を回転駆動する河川水Wの一部は、クラウン5aと上カバー10との間に設けられた背圧室11に流入する。背圧室11内の河川水Wは、主軸封水部50の間隙に流入し、主軸封水部50の間隙を流れる。主軸封水部50の間隙を通過した河川水Wは、底板41aの内周部と主軸6の外周面との間の隙間を通って下部水槽43に流入する。
ここで、河川水Wは、主軸封水部50の間隙を流れている間に、主軸6の回転によって、径方向における外側に向かう旋回成分が付与される。また、下部水槽43内では、主軸6の回転に伴い、インペラ45が回転している。このインペラ45の回転による遠心力によって、河川水Wに旋回成分が更に付与される。このため、下部水槽43に流入した河川水Wに含まれる異物は、これらの主軸6の回転に起因して発生する河川水Wの旋回成分によって、周方向に旋回しながら下部水槽43の径方向における外側に向かう。このようにして、下部水槽43で河川水Wから異物が分離される。また、河川水Wに含まれる異物は、河川水Wの流れに乗って、径方向仕切板41eに沿うように周方向に旋回しながら径方向における外側に向かい、異物回収部44に導かれる。こうして、河川水Wから分離された異物は、異物回収部44に回収される。
異物回収部44に回収された異物は、河川水Wと共に排出部44aから外部に排出される。異物及び河川水Wは、排出装置44bにより、所定時間毎に排出される。排出部44aから排出された異物は、フィルタ44cに補足される。フィルタ44cに補足された異物は、外部に排出される。一方、フィルタ44cを通過し濾過された河川水Wは、流入部44dから再び下部水槽43に流入する。
下部水槽43で異物が分離された河川水Wは、軸方向仕切板41dの内周部と主軸6の外周面との間の隙間を通って上部水槽42に流入する。こうして、上部水槽42には、下部水槽43で異物が分離された河川水Wが、潤滑水として収容される。
このように本実施の形態によれば、下部水槽43は、主軸封水部50の間隙を通過して流入した河川水Wから、主軸6の回転に起因して発生する河川水Wの旋回成分によって異物を分離する。上部水槽42は、下部水槽43で異物が分離された河川水Wを、主軸受30の潤滑水として収容する。このことにより、上部水槽42に異物が流入することを抑制することができ、主軸受30の潤滑水に異物が含まれることを抑制することができる。このため、異物によって主軸受30が摩耗することを抑制することができる。また、主軸受30の材料として、異物に対する耐摩耗性の高いセラミック等を用いることを不要にすることができる。このため、製造コストの増大を抑制することができる。このように本実施の形態によれば、製造コストの増大を抑制しつつ、河川水Wに含まれる異物による主軸受30の摩耗を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、主軸6に、主軸受30に対向する主軸スカート(軸受ジャーナル)を設けることを不要にすることができる。すなわち、主軸6に主軸スカートが設けられていなくても、主軸受30の潤滑水に異物が含まれることを抑制することができる。このため、主軸6の重量を低減することができる。また、主軸6の主軸受30に対向する部分の外径を小さくすることができ、主軸受30の内径を小さくすることができる。このため、主軸受30を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、下部水槽43に、主軸6と共に回転するインペラ45が設けられ、下部水槽43は、インペラ45の回転による遠心力によって、河川水Wから異物を分離する。このことにより、河川水Wに含まれる異物をより効果的に分離することができる。このため、上部水槽42に異物が流入することをより一層抑制することができ、異物によって主軸受30が摩耗することをより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、軸受水槽40は、内部を軸方向に上部水槽42と下部水槽43とに仕切る軸方向仕切板41dを有している。このように、1つの軸受水槽40の内部を、軸方向仕切板41dにより上部水槽42と下部水槽43とに区分けすることにより、軸受装置20の大型化及び製造コストの増大を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、下部水槽43は、径方向における外側の位置に設けられた、河川水Wに含まれる異物を回収する異物回収部44を有している。このように、異物回収部44で異物を回収することにより、河川水Wに含まれる異物をより効果的に分離することができる。このため、上部水槽42に異物が流入することをより一層抑制することができ、異物によって主軸受30が摩耗することをより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、下部水槽43は、異物回収部44に回収された異物を、河川水Wと共に外部に排出する排出部44aを有している。このように、排出部44aから異物を外部に排出することにより、異物回収部44内の異物が、径方向における内側に移動することを抑制することができる。このため、上部水槽42に異物が流入することをより一層抑制することができ、異物によって主軸受30が摩耗することをより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、排出部44aから排出された異物を捕捉するフィルタ44cが設けられ、下部水槽43は、排出部44aから排出されフィルタ44cを通過した河川水Wを再び内部に流入させる流入部44dを有している。このように、排出部44aから排出された河川水Wを、フィルタ44cを通過させて濾過した後に、再び流入部44dから下部水槽43内に流入させることにより、河川水Wから異物を除去しつつ、軸受水槽40の水位H1の変動を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、排出部44aから異物及び河川水Wを所定時間毎に排出する排出装置44bが設けられている。このことにより、異物回収部44に回収された異物を、所定時間毎に自動的に外部に排出することができる。
なお、上述した本実施の形態においては、下部水槽43に、1つのインペラ45が設けられている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、下部水槽43に、複数のインペラ45が設けられていてもよい。複数のインペラ45は、軸方向に並ぶように主軸6に取り付けられていてもよい。この場合、下部水槽43に流入した河川水Wに、より大きな旋回成分を付与することができる。このため、下部水槽43は、複数のインペラ45の回転による遠心力によって、河川水Wから異物をより効果的に分離することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図4及び図5を用いて、第2の実施の形態による水力機械用の軸受装置及び水力機械について説明する。
次に、図4及び図5を用いて、第2の実施の形態による水力機械用の軸受装置及び水力機械について説明する。
図4及び図5に示す第2の実施の形態においては、異物回収部の上方に、仕切板から突出し、異物を異物回収部に向けて落下させる異物落下部材が設けられている点が主に異なる。他の構成は、図1~図3に示す第1の実施の形態と略同一である。図4及び図5において、図1~図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、図4に示すように、異物回収部44の上方に、異物落下部材60が設けられている。異物落下部材60は、軸方向仕切板41dに設けられている。異物落下部材60は、軸方向仕切板41dに取り付けられていてもよい。異物落下部材60は、軸方向仕切板41dから下方に向けて突出している。異物落下部材60は、周方向に延びていてもよい。図4及び図5に示すように、異物落下部材60は、部分円環の薄板状に形成されていてもよい。また、図5に示すように、複数の異物落下部材60が、周方向に間隔をあけて配置されていてもよい。この場合、各異物落下部材60は、周方向における両側に設けられた端部61を有していてもよい。異物落下部材60は、異物を異物回収部44に向けて落下させる。異物落下部材60は、異物を端部61に衝突させることにより、異物を落下させてもよい。
下部水槽43に流入した河川水Wに含まれる異物は、主軸6の回転に起因して発生する河川水Wの旋回成分によって、周方向に旋回しながら下部水槽43の径方向における外側に向かう。河川水Wに含まれる異物は、河川水Wの流れに乗って、径方向仕切板41eに沿うように周方向に旋回しながら径方向における外側に向かい、異物回収部44の上方に導かれる。異物回収部44の上方に導かれた異物は、異物落下部材60、とりわけ異物落下部材の端部61に衝突して、異物回収部44に向けて落下する。
このように本実施の形態によれば、異物回収部44の上方に、軸方向仕切板41dから突出し、異物を異物回収部44に向けて落下させる異物落下部材60が設けられている。このことにより、河川水Wの旋回成分によって異物回収部44の上方まで導かれた異物を、異物回収部44に落下させることができる。このため、異物を異物回収部44に効率的に回収することができる。
また、本実施の形態によれば、軸方向仕切板41dに異物落下部材60が設けられていることにより、異物が軸方向仕切板41d及び側板41cに衝突することを抑制することができる。このため、異物によって軸方向仕切板41d及び側板41cが摩耗することを抑制することができる。
(第3の実施の形態)
次に、図6及び図7を用いて、第3の実施の形態による水力機械用の軸受装置及び水力機械について説明する。
次に、図6及び図7を用いて、第3の実施の形態による水力機械用の軸受装置及び水力機械について説明する。
図6及び図7に示す第3の実施の形態においては、異物回収部よりも主軸に近い位置に、仕切板から突出し、異物が上部水槽に流入することを抑制する異物流入抑制部材が設けられている点が主に異なる。他の構成は、図1~図3に示す第1の実施の形態と略同一である。図6及び図7において、図1~図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、図6に示すように、異物回収部44よりも主軸6に近い位置に、異物流入抑制部材70が設けられている。すなわち、異物流入抑制部材70は、異物回収部44よりも径方向における内側に設けられている。異物流入抑制部材70は、軸方向仕切板41dに設けられている。異物流入抑制部材70は、軸方向仕切板41dに取り付けられていてもよい。異物流入抑制部材70は、軸方向仕切板41dから下方に向けて突出している。異物流入抑制部材70は、周方向に延びていてもよい。図6および図7に示すように、異物流入抑制部材70は、円筒状に形成されていてもよい。異物流入抑制部材70は、異物が上部水槽42に流入することを抑制する。
下部水槽43に流入した河川水Wに含まれる異物は、主軸6の回転に起因して発生する河川水Wの旋回成分によって、周方向に旋回しながら下部水槽43の径方向における外側に向かう。河川水Wに含まれる異物は、河川水Wの流れに乗って、径方向仕切板41eに沿うように周方向に旋回しながら径方向における外側に向かい、異物回収部44に導かれる。ここで、河川水Wが旋回成分を失うことにより、河川水Wに含まれる異物の一部が、径方向における内側に移動することがある。また、異物回収部44内の異物が、径方向における内側に移動することもあり得る。この場合、径方向における内側に移動した異物が、下部水槽43から軸方向仕切板41dと主軸6との間の隙間を通って上部水槽42に流入するおそれがある。
これに対して本実施の形態によれば、異物回収部44よりも主軸6に近い位置に、軸方向仕切板41dから突出し、異物が上部水槽42に流入することを抑制する異物流入抑制部材70が設けられている。このことにより、径方向における内側に移動した異物を、この異物流入抑制部材70に衝突させて、軸方向仕切板41dと主軸6との間の隙間に到達することを抑制することができる。このため、上部水槽42に異物が流入することをより一層抑制することができ、異物によって主軸受30が摩耗することをより一層抑制することができる。
以上述べた実施の形態によれば、製造コストの増大を抑制しつつ、河川水に含まれる異物による主軸受の摩耗を抑制することができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:立軸フランシス水車、5:ランナ、6:主軸、20:軸受装置、30:主軸受、40:軸受水槽、41d:軸方向仕切板、42:上部水槽、43:下部水槽、44:異物回収部、44a:排出部、44b:排出装置、44c:フィルタ、44d:流入部、45:インペラ、50:主軸封水部、60:異物落下部材、70:異物流入抑制部材、W:河川水
Claims (11)
- 流入する河川水により回転駆動されるランナと、前記ランナの回転に伴い回転する主軸とを有する水力機械に用いられる水力機械用の軸受装置であって、
前記主軸の外周に設けられ、前記主軸を支持する主軸受と、
前記主軸受と、前記主軸受を浸す潤滑水とを収容する上部水槽と、
前記上部水槽よりも前記ランナに近い位置に設けられ、前記ランナを回転駆動する前記河川水の一部が流入する下部水槽と、
前記下部水槽と前記ランナとの間の位置に設けられ、前記主軸の外周との間に前記河川水が流れる間隙を形成し、前記下部水槽に流入する前記河川水の流量を低減する主軸封水部と、を備え、
前記下部水槽は、前記主軸封水部の前記間隙を通過して流入した前記河川水から、前記主軸の回転に起因して発生する前記河川水の旋回成分によって異物を分離し、
前記上部水槽は、前記下部水槽で前記異物が分離された前記河川水を、前記潤滑水として収容する、水力機械用の軸受装置。 - 前記下部水槽に収容され、前記主軸と共に回転するインペラを備え、
前記下部水槽は、前記インペラの回転による遠心力によって、前記河川水から前記異物を分離する、請求項1に記載の水力機械用の軸受装置。 - 前記上部水槽及び前記下部水槽を含む軸受水槽を備え、
前記軸受水槽は、内部を軸方向に前記上部水槽と前記下部水槽とに仕切る仕切板を有する、請求項1に記載の水力機械用の軸受装置。 - 前記下部水槽は、径方向における外側の位置に設けられた、前記河川水に含まれる前記異物を回収する異物回収部を有する、請求項1に記載の水力機械用の軸受装置。
- 前記下部水槽は、前記異物回収部に回収された前記異物を、前記河川水と共に外部に排出する排出部を有する、請求項4に記載の水力機械用の軸受装置。
- 前記排出部から排出された前記異物を捕捉するフィルタを備え、
前記下部水槽は、前記排出部から排出され前記フィルタを通過した前記河川水を再び内部に流入させる流入部を有する、請求項5に記載の水力機械用の軸受装置。 - 前記排出部から前記異物及び前記河川水を所定時間毎に排出する排出装置を備える、請求項5に記載の水力機械用の軸受装置。
- 前記上部水槽及び前記下部水槽を含む軸受水槽を備え、
前記軸受水槽は、内部を軸方向に前記上部水槽と前記下部水槽とに仕切る仕切板を有し、
前記下部水槽は、径方向における外側の位置に設けられた、前記河川水に含まれる前記異物を回収する異物回収部を有する、請求項1に記載の水力機械用の軸受装置。 - 前記異物回収部の上方に設けられ、前記仕切板から突出し、前記異物を前記異物回収部に向けて落下させる異物落下部材を備える、請求項8に記載の水力機械用の軸受装置。
- 前記異物回収部よりも前記主軸に近い位置に設けられ、前記仕切板から突出し、前記異物が前記上部水槽に流入することを抑制する異物流入抑制部材を備える、請求項8に記載の水力機械用の軸受装置。
- 流入する河川水により回転駆動されるランナと、
前記ランナの回転に伴い回転する主軸と、
請求項1に記載の水力機械用の軸受装置と、を備える、水力機械。
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JP2022144610A Pending JP2024039891A (ja) | 2022-09-12 | 2022-09-12 | 水力機械用の軸受装置及び水力機械 |
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2022
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