JP2024039396A - セメント製造設備のco2回収システムおよびセメント製造設備のco2回収方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】セメント原料の仮焼炉の加熱方式に関係なくCO2の排出量を削減することができるセメント製造設備のCO2回収システムおよびセメント製造設備のCO2回収方法を提供する。【解決手段】セメント製造用キルン10と、セメント原料を仮焼する仮焼炉20を有するセメント製造設備のCO2回収システムであって、仮焼成炉20から排出される仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させることによって、前記仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させて、脱CO2化物とCO2とを生成させるCO2回収装置30と、仮焼炉20から取り出した前記仮焼炉排出セメント原料の一部もしくは全部を、CO2回収装置30に搬送する第1搬送路と、CO2回収装置30から取り出した前記脱CO2化物をセメント製造用キルン10に搬送する第2搬送路と、を有するセメント製造設備のCO2回収システム。【選択図】図1
Description
本発明は、セメント製造設備のCO2回収システムおよびセメント製造設備のCO2回収方法に関する。
セメント製造設備では、セメント原料を仮焼炉で仮焼して仮焼物とした後、セメント製造用キルンで焼成することによってセメントを製造する。このセメントの製造時には、CO2が多量に発生する。このため、セメント製造設備のCO2の排出量を削減するためのシステムが検討されている。
セメントの製造時に発生するCO2を回収するシステムとして、CO2をアミン化合物に吸収させるシステムが検討されている(例えば、特許文献1を参照)。また、仮焼温度以上に過熱したセメント原料と、仮焼前のセメント原料とを混合仮焼炉で混合して、仮焼前のセメント原料を加熱して仮焼するシステムが検討されている(例えば、特許文献2を参照)。このシステムによれば、混合仮焼炉内に生成するガスは、仮焼前のセメント原料を仮焼することによって生成するCO2のみとなるため、高純度のCO2を回収することができる。
CO2をアミン化合物に吸収させるシステムは、アミン化合物からCO2を脱離するのに熱エネルギーを多く消費し、大規模な設備が必要となるため既存のセメント製造設備に適用することが難しい。また、混合仮焼炉を用いるシステムは、セメント原料を仮焼温度以上に過熱する過熱炉と混合仮焼炉とが必要となる。このため、セメント原料の仮焼炉として、セメント原料をバーナで加熱する方式の仮焼炉を用いている既存のセメント製造設備に適用することが難しい。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、仮焼炉のセメント原料の加熱方式に関係なくCO2の排出量を削減することができるセメント製造設備のCO2回収システムおよびセメント製造設備のCO2回収方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1のセメント製造設備のCO2回収システムは、セメント製造用キルンと、セメント原料を仮焼する仮焼炉を有するセメント製造設備のCO2回収システムであって、前記仮焼成炉から排出される仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させることによって、前記仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させて、脱CO2化物とCO2とを生成させるCO2回収装置と、前記仮焼炉から取り出した前記仮焼炉排出セメント原料の一部もしくは全部を、前記CO2回収装置に搬送する第1搬送路と、前記CO2回収装置から取り出した前記脱CO2化物を前記セメント製造用キルンに搬送する第2搬送路と、を有する構成とされている。
このような構成とされた本発明の態様1のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉で生成した仮焼炉排出セメント原料をCO2回収装置で減圧反応させて、仮焼炉排出セメント原料からCO2を脱離させることにより、CO2を回収できる。このため、仮焼炉のセメント原料の加熱方式に関係なくCO2の排出量を削減することができる。
本発明の態様2は、態様1のセメント製造設備のCO2回収システムにおいて、前記第1搬送路から分岐して、前記仮焼炉排出セメント原料の一部を前記仮焼炉に搬送する第1分岐路を有する構成とされている。
本発明の態様2のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉排出セメント原料を仮焼炉に戻し、循環させることで、CO2回収装置に送る原料の量を増やし、CO2回収装置内でセメント原料が脱炭酸するのに必要な熱量を確保することができ、これにより、CO2の回収量を増加させることができる。
本発明の態様2のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉排出セメント原料を仮焼炉に戻し、循環させることで、CO2回収装置に送る原料の量を増やし、CO2回収装置内でセメント原料が脱炭酸するのに必要な熱量を確保することができ、これにより、CO2の回収量を増加させることができる。
本発明の態様3は、態様1または態様2のセメント製造設備のCO2回収システムにおいては、前記第1搬送路から分岐して、前記仮焼炉排出セメント原料の一部を前記セメント製造用キルンに搬送する第2分岐路を有する構成とされている。
本発明の態様3のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、前記仮焼炉排出セメント原料の一部をセメント製造用キルンに供給し、CO2回収装置に供給する前記仮焼炉排出セメント原料の量を調整することにより、CO2回収装置を安定して稼働させることができる。
本発明の態様3のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、前記仮焼炉排出セメント原料の一部をセメント製造用キルンに供給し、CO2回収装置に供給する前記仮焼炉排出セメント原料の量を調整することにより、CO2回収装置を安定して稼働させることができる。
本発明の態様4は、態様1から態様3のいずれか一つのセメント製造設備のCO2回収システムにおいて、前記仮焼炉から排気された排ガスの一部を前記仮焼炉に戻す配管を有する構成とされている。
本発明の態様4のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉内のCO2濃度が高くなるので、仮焼炉内でのセメント原料の熱分解反応が抑えられる。このため、CO2回収装置でのCO2の生成量が増加し、CO2の回収量が増大する。
本発明の態様4のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉内のCO2濃度が高くなるので、仮焼炉内でのセメント原料の熱分解反応が抑えられる。このため、CO2回収装置でのCO2の生成量が増加し、CO2の回収量が増大する。
本発明の態様5は、態様1から態様4のいずれか一つのセメント製造設備のCO2回収システムにおいて、前記仮焼炉に接続された、前記仮焼炉から排気された排ガスとセメント原料とを接触させることによって、前記セメント原料の加熱物を生成させるセメント原料用の第1プレヒータと、前記第1プレヒータから取り出された前記セメント原料の加熱物を前記仮焼炉に搬送する第3搬送路を有し、前記第1プレヒータから取り出された前記排ガスの一部を前記仮焼炉に戻す配管を有する構成とされている。
本発明の態様5のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉内に導入されるセメント原料が加熱されているので、セメント原料を仮焼するときの熱量を少なくできる。このため、セメント製造時に発生するCO2量を低減できる。
そして、仮焼炉内のCO2濃度が高くなるので、仮焼炉内でのセメント原料の熱分解反応が抑えられる。このため、CO2回収装置でのCO2の生成量が増加し、CO2の回収量が増大する。
本発明の態様5のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉内に導入されるセメント原料が加熱されているので、セメント原料を仮焼するときの熱量を少なくできる。このため、セメント製造時に発生するCO2量を低減できる。
そして、仮焼炉内のCO2濃度が高くなるので、仮焼炉内でのセメント原料の熱分解反応が抑えられる。このため、CO2回収装置でのCO2の生成量が増加し、CO2の回収量が増大する。
本発明の態様6は、態様1から態様5のいずれか一つのセメント製造設備のCO2回収システムにおいて、前記CO2回収装置に接続された、前記CO2回収装置から取り出された前記CO2とセメント原料とを接触させることによって、前記セメント原料の加熱物を生成させるセメント原料用の第2プレヒータと、前記第2プレヒータから取り出された前記セメント原料の加熱物を前記仮焼炉に搬送する第4搬送路を有する構成とされている。
本発明の態様6のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉内に導入されるセメント原料が加熱されているので、セメント原料を仮焼するときの熱量を少なくできる。このため、セメント製造時に発生するCO2量を低減できる。
本発明の態様6のセメント製造設備のCO2回収システムによれば、仮焼炉内に導入されるセメント原料が加熱されているので、セメント原料を仮焼するときの熱量を少なくできる。このため、セメント製造時に発生するCO2量を低減できる。
本発明の態様7のセメント製造設備のCO2回収方法は、セメント製造用キルンと、セメント原料を仮焼する仮焼炉を有するセメント製造設備のCO2回収方法であって、前記仮焼炉を用いて前記セメント原料を仮焼する工程と、前記仮焼炉から排出される仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させることによって、前記仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させて、前記CO2を回収する工程と、を含む構成とされている。
このような構成とされた本発明の態様7のセメント製造設備のCO2回収方法によれば、仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させて、前記仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させることにより、仮焼炉の方式に関係なくCO2を回収することができる。
本発明によれば、仮焼炉のセメント原料の加熱方式に関係なくCO2の排出量を削減することができるセメント製造設備のCO2回収システムおよびセメント製造設備のCO2回収方法を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るセメント製造設備のCO2回収システムおよびセメント製造設備のCO2回収方法について説明する。なお、以下に示す各実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係るセメント製造設備のCO2回収システムを示す概略構成図である。なお、図1において、実線の矢印は、物質の流れを模式的に表し、破線の矢印は、気体の流れを模式的に表している。
図1に示すように、セメント製造設備のCO2回収システム100は、セメント製造用キルン10と、仮焼炉20とを有する。
図1に示すように、セメント製造設備のCO2回収システム100は、セメント製造用キルン10と、仮焼炉20とを有する。
セメント製造用キルン10は、回転可能な円筒形の炉体11と、この炉体11の内部を加熱する主バーナ12とを備える。炉体11は一方の端部に仮焼炉排出セメント原料導入部を有し、他方の端部にセメントクリンカ取出部を有する。セメントクリンカ取出部はクリンカクーラー13に接続されている。クリンカクーラー13は、冷却ファンなどの冷却装置を有する。セメント製造用キルン10は、仮焼炉20から排出される仮焼炉排出セメント原料仮焼炉排出セメント原料を、主バーナ12を用いて焼成することにより、セメントクリンカとCO2を生成させる。生成したCO2と主バーナ12の排ガスはキルン排ガス管14にて取り出される。クリンカクーラー13は、セメントクリンカを冷却する。クリンカクーラー13からは、セメントクリンカを冷却したときに得られる高温空気CGが取り出される。
仮焼炉20は、セメント原料を仮焼する。仮焼炉20から排出される仮焼炉排出セメント原料には、未仮焼のセメント原料が含まれる。
セメント原料としては、例えば、主成分が石灰石(炭酸カルシウム)で、その他に粘土成分(SiO2、Al2O3、Fe2O3)を含む混合粉末を用いることができる。このセメント原料を加熱、仮焼することによって、セメント原料中の石灰石の一部もしくは全部が熱分解して酸化カルシウムを含む仮焼炉排出セメント原料とCO2とが生成する。
セメント原料としては、例えば、主成分が石灰石(炭酸カルシウム)で、その他に粘土成分(SiO2、Al2O3、Fe2O3)を含む混合粉末を用いることができる。このセメント原料を加熱、仮焼することによって、セメント原料中の石灰石の一部もしくは全部が熱分解して酸化カルシウムを含む仮焼炉排出セメント原料とCO2とが生成する。
仮焼炉20は、下部にバーナの原料の導入口を、側部にセメント原料の導入口を、上部に仮焼物取出口を備える。
バーナの原料としては、石炭、石油などの化石燃料を用いることができる。本実施形態では、石炭等とクリンカクーラー13から取り出された高温空気CGとを含む混合物を用いる。
バーナの原料としては、石炭、石油などの化石燃料を用いることができる。本実施形態では、石炭等とクリンカクーラー13から取り出された高温空気CGとを含む混合物を用いる。
仮焼物取出口は、仮焼物取出管21に接続されている。仮焼物取出管21は、セメント原料を仮焼することによって生成した仮焼生成物の取出口である。仮焼生成物は、仮焼炉排出セメント原料と、石灰石の熱分解によって生成したCO2および燃焼排ガスを含む。仮焼物取出管21の端部は、固気分離装置22に接続されている。さらに、仮焼物取出管21はキルン排ガス管14が接続されている。固気分離装置22には、仮焼物取出管21から供給される仮焼生成物とキルン排ガス管14から供給されるキルン排ガスとを含む固気混合物が送られる。
固気分離装置22は、固気混合物に含まれる固体(仮焼炉排出セメント原料)と排ガス(石灰石の熱分解によって生成したCO2および燃焼排ガス)を分離する。固気分離装置22としては、例えば、サイクロン、を用いることができる。固気分離装置22の気体取出口は、第1プレヒータ40(配管42a)に接続されている。
第1プレヒータ40は、上下方向に直列的に配置された3つの固気分離装置41a、41b、41cと、固気分離装置41a、41b、41cを接続する配管42a、42b、42cとを有する。最上段の固気分離装置41cは、排ガス管42dが接続されている。排ガス管42dには、送風機43が配置されている。最上段の固気分離装置41cと中段の固気分離装置41bとの間の配管42cに、セメント原料投入口を備える。セメント原料の投入量は、セメント原料量制御装置によって制御されている。最下段の固気分離装置41aの固形物取出口は第3搬送路Dに接続されている。第3搬送路Dは、仮焼炉20のセメント原料の導入口に接続されている。固気分離装置41a、41b、41cとしては、例えば、サイクロンを用いることができる。第1プレヒータ40は、セメント原料投入口から導入されたセメント原料と、仮焼炉20から排気され、固気分離装置22で分離された排ガス(石灰石の熱分解によって生成したCO2および燃焼排ガス)とを接触させて、セメント原料を予熱する。固気分離装置41a、41b、41cのいずれか、特に最上段の固気分離装置41cは、分離した排ガスの一部を仮焼炉20に戻す配管(不図示)に接続されていてもよい。
固気分離装置22の仮焼炉排出セメント原料取出口は搬送路Aに接続されている。また、固気分離装置22の気体取出口は、分離した排ガスの一部を仮焼炉20に戻す配管(不図示)に接続されていてもよい。搬送路Aとしては、パイプラインなどセメント原料の搬送装置として利用されている装置を用いることができる。搬送路Aは、第1振り分け装置25に接続されている。第1振り分け装置25は、搬送路A1と第1分岐路A2とに接続されている。第1振り分け装置25は、搬送路Aから送られた仮焼炉排出セメント原料を搬送路A1と第1分岐路A2と振り分ける。搬送路A1は、第2振り分け装置26に接続されている。第1分岐路A2は仮焼炉20のセメント原料の導入口に接続されている。第2振り分け装置26は、搬送路A11と第2分岐路A12とに接続されている。搬送路A11は、CO2回収装置30に接続されている。第2分岐路A12は、セメント製造用キルン10の仮焼炉排出セメント原料導入部に接続されている。搬送路Aと搬送路A1と搬送路A11とで、仮焼炉20から取り出した仮焼炉排出セメント原料の一部もしくは全部を、CO2回収装置30に搬送する第1搬送路を形成する。
CO2回収装置30は、仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させることによって、仮焼炉排出セメント原料からCO2を脱離させて、脱CO2化物とCO2とを生成させる。CO2回収装置30は、下部に脱CO2化物の取出口を、側部に仮焼炉排出セメント原料の導入口を、上部にCO2取出口を備える。下部に脱CO2化物の取出口は第2搬送路Bに接続されている。第2搬送路Bは、セメント製造用キルン10の仮焼炉排出セメント原料導入部に接続されている。CO2回収装置30の内部温度は、内部に導入される仮焼炉排出セメント原料の熱によって調整されるが、CO2回収装置30は内部温度を調整するための加熱装置を有してもよい。
CO2回収装置30のCO2取出口は、CO2取出管31に接続されている。CO2取出管31の他方の端部は、固気分離装置32に接続されている。固気分離装置32は、CO2とCO2に連行されて取り出された脱CO2化物とを分離する。固気分離装置32としては、例えば、サイクロンを用いることができる。固気分離装置32の気体取出口は、第2プレヒータ50(配管52a)に接続されている。固気分離装置32の脱CO2化物は、搬送路Cに接続されている。搬送路Cは、セメント製造用キルン10の仮焼炉排出セメント原料導入部に接続されている。
第2プレヒータ50は、上下方向に直列的に配置された3つの固気分離装置51a、51b、51cと、固気分離装置51a、51b、51cを接続する配管52a、52b、52cとを有する。最上段の固気分離装置51cは、排CO2管52dが接続されている。排CO2管52dには、送風機53が配置されている。最上段の固気分離装置51cと中段の固気分離装置51bとの間の配管52cに、セメント原料投入口が配置されている。セメント原料の投入量は、セメント原料量制御装置によって制御されている。最下段の固気分離装置51aの固形物取出口は第4搬送路Eと接続されている。第4搬送路Eは、仮焼炉20の原料導入口と接続している。固気分離装置51a、51b、51cとしては、例えば、サイクロンを用いることができる。第2プレヒータ50は、セメント原料投入口から導入されたセメント原料とCO2とを接触させることによって、セメント原料を予熱する。
次に、本実施形態のセメント製造設備のCO2回収システム100を用いたCO2の回収方法とセメントの製造方法について説明する。
CO2の回収方法は、仮焼炉排出セメント原料生成工程と、CO2回収工程とを有している。
CO2の回収方法は、仮焼炉排出セメント原料生成工程と、CO2回収工程とを有している。
仮焼炉排出セメント原料生成工程では、仮焼炉20を用いてセメント原料を仮焼して、仮焼炉排出セメント原料を生成させる。セメント原料としては、第1プレヒータ40、第2プレヒータ50で加熱された加熱物が用いられる。仮焼炉排出セメント原料生成工程は、仮焼炉20で行われる。本実施形態では、仮焼炉20において石炭等を燃料とし、高温空気CGを燃焼用空気としたバーナで、セメント原料を加熱して仮焼する。仮焼炉20内の温度は、例えば、800℃以上900℃以下の範囲内である。
仮焼炉20内にて生成した仮焼生成物(仮焼炉排出セメント原料、石灰石の熱分解によって生成したCO2および燃焼排ガス)は、仮焼物取出管21を介して固気分離装置22に送られる。固気分離装置22にて、仮焼生成物は、固体(仮焼炉排出セメント原料)と排ガス(石灰石の熱分解によって生成したCO2および燃焼排ガス)を分離される。分離された排ガスは、第1プレヒータ40に送られる。仮焼炉排出セメント原料は、搬送路Aに送られる。
第1プレヒータ40に送られた排ガスは、上方に向かって流れている。この排ガスに対して、セメント原料が配管42cから供給される。配管42cに供給されたセメント原料は、配管42cを流れる排ガスに随伴して固気分離装置41cに流入する。固気分離装置41cにて、セメント原料と排ガスとは分離され、分離されたセメント原料は配管42bに送られる。配管42bに送られたセメント原料は、配管42bを流れる排ガスに随伴して固気分離装置41bに流入する。固気分離装置41bにて、セメント原料と排ガスとは分離され、分離されたセメント原料は配管42aに送られる。配管42aに送られたセメント原料は、配管42aを流れる排ガスに随伴して固気分離装置41aに流入する。固気分離装置41aにて、セメント原料と排ガスとは分離され、分離されたセメント原料は、第3搬送路Dにて仮焼炉20の原料導入口に送られる。セメント原料と排ガスとが接触することによって、排ガスの熱がセメント原料に移動して、セメント原料が予熱されるとともに、排ガスの温度は低下する。温度が低下した排ガスは、排ガス管42dを通って外部に放出される。
搬送路Aに送られた仮焼炉排出セメント原料は、第1振り分け装置25に送られる。第1振り分け装置25にて、仮焼炉排出セメント原料は、搬送路A1と第1分岐路A2とに振り分けられる。第1分岐路A2に振り分けられた仮焼炉排出セメント原料は、仮焼炉内を循環させることで、同炉内で加熱されるセメント原料および仮焼炉排出セメント原料を増量し、CO2回収装置30への供給量を増加させ、CO2回収装置30で石灰石を熱分解するための熱源として利用される。なお、仮焼炉排出セメント原料の循環量は、仮焼炉20の処理容量、搬送路A1および第1分岐路A2における搬送能力に応じて、適宜設定される。
搬送路A1に振り分けられた仮焼炉排出セメント原料は、第2振り分け装置26に送られる。第2振り分け装置26にて、仮焼炉排出セメント原料は搬送路A11と第2分岐路A12とに振り分けられる。第2分岐路A12にて振り分けられた仮焼炉排出セメント原料は、セメント製造用キルン10の仮焼炉排出セメント原料導入部に送られ、セメントキルンの原料として利用される。搬送路A11に振り分けられた仮焼炉排出セメント原料は、CO2回収装置30の仮焼炉排出セメント原料導入口に送られる。仮焼炉排出セメント原料の一部を仮焼炉20あるいはセメント製造用キルン10に送って、CO2回収装置30に供給される仮焼炉排出セメント原料の量を調整することにより、CO2回収装置30内の顕熱を確保することができる。搬送中の仮焼炉排出セメント原料の温度は、例えば、800℃以上900℃以下の範囲内である。
CO2回収工程は、CO2回収装置30にて行われる。CO2回収工程では、CO2回収装置30内を減圧して、仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させることによって、仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させる。CO2回収装置30内を減圧する方法としては、例えば、送風機53に減圧タイプの送風機を用いることである。CO2回収装置30内の圧力は、例えば、10.1kPa(0.1気圧)以上91.2kPa(0.9気圧)以下の範囲内である。CO2回収装置30内の温度は、例えば、700℃以上800℃以下の範囲内である。
仮焼炉排出セメント原料からCO2が脱離した脱CO2化物は、脱CO2化物の取出口から取り出されて、第2搬送路Bにより、セメント製造用キルン10の仮焼炉排出セメント原料導入部に送られ、セメントキルンの原料として利用される。また、CO2回収装置30にて回収されたCO2は、CO2取出管31にて取り出され、固気分離装置32にてCO2に連行されて取り出された脱CO2化物と分離された後、第2プレヒータ50に送られる。第2プレヒータ50にて、CO2とセメント原料とが接触することによって、CO2の熱がセメント原料に移動して、セメント原料が予熱されるとともに、CO2の温度は低下する。熱交換されたCO2は、第2プレヒータ50の排CO2管52dから外部に取り出される。外部に取り出されたCO2は、例えば、地中または海底下に貯留する方法などによって固定化される。予熱されたセメント原料は、固気分離装置51aで分離され、第4搬送路Eによって仮焼炉20の原料導入口に搬送される。
CO2回収装置30におけるCO2の回収効率は、導入される仮焼炉排出セメント原料の流量や当該仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料の割合、さらには回収装置内の圧力、当該装置内での仮焼炉排出セメント原料の滞留時間等によって異なる。
セメントの製造は、セメント製造用キルン10で行われる。
第2分岐路A12から搬送された仮焼炉排出セメント原料および第2搬送路Bおよび搬送路Cから搬送された脱CO2化物は、セメント製造用キルン10の炉体11内で主バーナ12によって焼成され、これによりセメントクリンカが生成する。生成したセメントクリンカは、クリンカクーラー13に送られる。クリンカクーラー13にて、セメントクリンカは冷却される。冷却されたセメントクリンカは粉砕、分級されてセメントとして利用される。
第2分岐路A12から搬送された仮焼炉排出セメント原料および第2搬送路Bおよび搬送路Cから搬送された脱CO2化物は、セメント製造用キルン10の炉体11内で主バーナ12によって焼成され、これによりセメントクリンカが生成する。生成したセメントクリンカは、クリンカクーラー13に送られる。クリンカクーラー13にて、セメントクリンカは冷却される。冷却されたセメントクリンカは粉砕、分級されてセメントとして利用される。
以上のような構成とされた本実施形態のセメント製造設備のCO2回収システム100によれば、仮焼炉20で生成した仮焼炉排出セメント原料をCO2回収装置30で減圧反応させて、仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させることにより、CO2を回収できる。このため、仮焼炉20のセメント原料の加熱方式に関係なくCO2の排出量を削減することができる。
また、本実施形態のセメント製造設備のCO2回収システム100において、搬送路Aから分岐して、仮焼炉排出セメント原料の一部を仮焼炉20に搬送する第1分岐路A2を有する場合、仮焼炉排出セメント原料を仮焼炉20に戻し、循環させることで、CO2回収装置30に送る原料の量を増やし、CO2回収装置30内でセメント原料が脱炭酸するのに必要な熱量を確保することができ、CO2の回収量を増加させることができる。
また、本実施形態のセメント製造設備のCO2回収システム100において、搬送路A1から分岐して、仮焼炉排出セメント原料の一部をセメント製造用キルン10に搬送する第2分岐路A12を有する場合、仮焼炉排出セメント原料の一部をセメント製造用キルン10に供給し、CO2回収装置30に供給する仮焼炉排出セメント原料の量を調整することにより、CO2回収装置30を安定して稼働させることができる。
また、本実施形態のセメント製造設備のCO2回収システム100において、仮焼炉20から排気された排ガスの一部を仮焼炉20に戻す配管を有する場合、仮焼炉20内のCO2濃度が高くなるので、仮焼炉20内でのセメント原料の熱分解反応が抑えられる。このため、CO2回収装置30でのCO2の生成量が増加し、CO2の回収量が増大する。
また、本実施形態のセメント製造設備のCO2回収システム100において、仮焼炉20に接続された第1プレヒータ40と、第1プレヒータ40から取り出されたセメント原料の加熱物を仮焼炉20に搬送する第3搬送路Dを有し、第1プレヒータ40から取り出された排ガスの一部を仮焼炉20に戻す配管を有する場合、仮焼炉20内に導入されるセメント原料が加熱されているので、セメント原料を仮焼するときの熱量を少なくできる。このため、セメント製造時に発生するCO2量を低減できる。
そして、仮焼炉20内のCO2濃度が高くなるので、仮焼炉20内でのセメント原料の熱分解反応が抑えられる。このため、CO2回収装置30でのCO2の生成量が増加し、CO2の回収量が増大する。
そして、仮焼炉20内のCO2濃度が高くなるので、仮焼炉20内でのセメント原料の熱分解反応が抑えられる。このため、CO2回収装置30でのCO2の生成量が増加し、CO2の回収量が増大する。
また、本実施形態のセメント製造設備のCO2回収システム100において、CO2回収装置30に接続された第2プレヒータ50と、第2プレヒータ50から取り出されたセメント原料の加熱物を仮焼炉20に搬送する第4搬送路Eを有する場合、仮焼炉20内に導入されるセメント原料が加熱されているので、セメント原料を仮焼するときの熱量を少なくできる。このため、セメント製造時に発生するCO2量を低減できる。
以上のような構成とされた本実施形態のセメント製造設備のCO2回収方法によれば、仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させて、仮焼炉排出セメント原料からCO2を脱離させることにより、CO2を回収することができる。このため、仮焼炉のセメント原料の加熱方式に関係なくCO2の排出量を削減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、仮焼炉20として、セメント原料をバーナで加熱する方式の加熱炉を用いた構成とされているが、仮焼炉20の加熱方式はこれに限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、仮焼炉20として、セメント原料をバーナで加熱する方式の加熱炉を用いた構成とされているが、仮焼炉20の加熱方式はこれに限定されるものではない。
10 セメント製造用キルン
11 炉体
12 主バーナ
13 クリンカクーラー
20 仮焼炉
21 仮焼物取出管
22 固気分離装置
25 第1振り分け装置
26 第2振り分け装置
30 CO2回収装置
31 CO2取出管
32 固気分離装置
40 第1プレヒータ
41a、41b、41c 固気分離装置
42a、42b、42c 配管
42d 排ガス管
43 送風機
50 第2プレヒータ
51a、51b、51c 固気分離装置
52a、52b、52c 配管
52d 排CO2管
53 送風機
100 回収システム
11 炉体
12 主バーナ
13 クリンカクーラー
20 仮焼炉
21 仮焼物取出管
22 固気分離装置
25 第1振り分け装置
26 第2振り分け装置
30 CO2回収装置
31 CO2取出管
32 固気分離装置
40 第1プレヒータ
41a、41b、41c 固気分離装置
42a、42b、42c 配管
42d 排ガス管
43 送風機
50 第2プレヒータ
51a、51b、51c 固気分離装置
52a、52b、52c 配管
52d 排CO2管
53 送風機
100 回収システム
Claims (7)
- セメント製造用キルンと、セメント原料を仮焼する仮焼炉を有するセメント製造設備のCO2回収システムであって、
前記仮焼成炉から排出される仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させることによって、前記仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させて、脱CO2化物とCO2とを生成させるCO2回収装置と、
前記仮焼炉から取り出した前記仮焼炉排出セメント原料の一部もしくは全部を、前記CO2回収装置に搬送する第1搬送路と、
前記CO2回収装置から取り出した前記脱CO2化物を前記セメント製造用キルンに搬送する第2搬送路と、を有するセメント製造設備のCO2回収システム。 - 前記第1搬送路から分岐して、前記仮焼炉排出セメント原料の一部を前記仮焼炉に搬送する第1分岐路を有する請求項1に記載のセメント製造設備のCO2回収システム。
- 前記第1搬送路から分岐して、前記仮焼炉排出セメント原料の一部を前記セメント製造用キルンに搬送する第2分岐路を有する請求項1または2に記載のセメント製造設備のCO2回収システム。
- 前記仮焼炉から排気された排ガスの一部を前記仮焼炉に戻す配管を有する請求項1または2に記載のセメント製造設備のCO2回収システム。
- 前記仮焼炉に接続された、前記仮焼炉から排気された排ガスとセメント原料とを接触させることによって、前記セメント原料の加熱物を生成させるセメント原料用の第1プレヒータと、前記第1プレヒータから取り出された前記セメント原料の加熱物を前記仮焼炉に搬送する第3搬送路を有し、
前記第1プレヒータから取り出された前記排ガスの一部を前記仮焼炉に戻す配管を有する請求項1または2に記載のセメント製造設備のCO2回収システム。 - 前記CO2回収装置に接続された、前記CO2回収装置から取り出された前記CO2とセメント原料とを接触させることによって、前記セメント原料の加熱物を生成させるセメント原料用の第2プレヒータと、前記第2プレヒータから取り出された前記セメント原料の加熱物を前記仮焼炉に搬送する第4搬送路を有する請求項1または2に記載のセメント製造設備のCO2回収システム。
- セメント製造用キルンと、セメント原料を仮焼する仮焼炉を有するセメント製造設備のCO2回収方法であって、
前記仮焼炉を用いて前記セメント原料を仮焼する工程と、
前記仮焼炉から排出される仮焼炉排出セメント原料を減圧反応させることによって、前記仮焼炉排出セメント原料に含まれる未仮焼のセメント原料からCO2を脱離させて、前記CO2を回収する工程と、を含むセメント製造設備のCO2回収方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022143919A JP2024039396A (ja) | 2022-09-09 | 2022-09-09 | セメント製造設備のco2回収システムおよびセメント製造設備のco2回収方法 |
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JP2024039396A true JP2024039396A (ja) | 2024-03-22 |
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Family Applications (1)
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JP2022143919A Pending JP2024039396A (ja) | 2022-09-09 | 2022-09-09 | セメント製造設備のco2回収システムおよびセメント製造設備のco2回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024039396A (ja) |
-
2022
- 2022-09-09 JP JP2022143919A patent/JP2024039396A/ja active Pending
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