JP2024037711A - タンクに適したシール膜を洗浄するための方法および対応する装置 - Google Patents

タンクに適したシール膜を洗浄するための方法および対応する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液化ガスを収容することが意図されたタンクに適したシール膜を洗浄するための方法を提供する。【解決手段】移動装置と移動装置に装着された洗浄部材とを使用して、液化ガスを収容することが意図されたタンクに適したシール膜を洗浄するための方法であって、シール膜を所定経路に沿って洗浄するステップ500を備え、洗浄ステップは、移動装置および/または移動装置における洗浄部材の設定を変更するサブステップを備え、また、所定経路を被洗浄ゾーンに分解した内訳を記憶する事前ステップ400を備え、洗浄ステップは、被洗浄ゾーンに対して連続的に実施され、設定変更サブステップ502は、被洗浄ゾーンとは別個の被洗浄ゾーンの洗浄に各々対応する2つの洗浄シーケンスの間に実施される、シール膜を洗浄するための方法に関する。【選択図】図6

Description

本発明は、液化天然ガス(LNG)等の液化ガス用、特に海上輸送用または河川輸送用のタンク、または陸上タンクの分野に関する。より具体的には、本発明は、このようなタンクに適したシール膜を洗浄するための方法、および関連する洗浄装置に関する。
液化ガス輸送タンクは、液化ガスの数千立方メートルまたは液化ガスの数万立方メートルの容量を各々有する。液化ガス輸送船は、これらのタンクを収容するように特別に構成されたシムを有し、それらのくさびは、多くの場合複数のタンクに仕切られている。このようなタンクは、液化天然ガスを地上で貯蔵するように船外で製造され得る。ガスは、LNGの場合、例えば大気圧では-163℃(摂氏度)で液体状態に保持される。したがって、ガスはシールされて熱的に遮断される必要がある。このため、このようなタンクの内面は、一般に互いに溶接された金属製(典型的にはステンレス鋼製)のシールプレートのアセンブリから構成されたシール膜で被覆されている。各シールプレートは、タンクのシール膜の一部である。
これらの金属プレートを互いに溶接するために、溶接機械が使用される。オペレータは、ガイドレールを使用して、互いに隣り合って対として配置されたこれらのシールプレートの縁部をフォローする必要がある(重ね溶接)。オペレータは、溶接トーチが装備された機械上でプログラムを開始する。溶接トーチは、機械に装着された位置センサを使用してトーチと被溶接部との間の距離を絶えず調節しつつ、シールプレートの縁部をこれらの縁部に沿って延びるように溶接する。
この作業の後に溶接ビードの洗浄が続く。これは、溶接作業によりシールプレートの縁部に金属酸化物が生じることにより、膜の完全性が最終的に損なわれ得る(腐食)ためである。洗浄作業は、位置センサとレーザ洗浄ヘッドとが装備された機械を使用する。この機械は、同一のガイドレールを使用して、溶接機械によって生じた溶接ビードを前進しながら洗浄する。位置センサにより、機械がレール上を前進しながら、レーザ洗浄ヘッドを位置決めすることができる。
この洗浄作業は、実施に非常に時間がかかる。シール膜の浮き上がりを考慮しなければならないため、機械は被洗浄シールプレートの縁部に沿って静かに移動する。レーザ洗浄ヘッドの正しい位置決めには時間がかかり、洗浄作業が遅くなる。洗浄の質にも影響が及ぶ。
したがって、液化ガス輸送タンクのシール膜を洗浄するための作業の質および実施時間を改善する必要がある。
本発明は、シール膜の洗浄を容易にするシール膜を洗浄するための方法およびシール膜を洗浄するための装置を提供することにより、従来技術の欠点を少なくとも部分的に改善する。
この目的のために、本発明は、移動装置と前記移動装置に装着された少なくとも1つの洗浄部材とを使用して、液化ガスを収容することが意図されたタンクに適したシール膜を洗浄するための方法であって、前記方法は、前記移動装置の所定経路に沿って前記シール膜を前記洗浄部材により洗浄するステップを備え、前記洗浄ステップは、前記移動装置および/または前記移動装置における前記洗浄部材の前記設定を変更する少なくとも1つのサブステップを備え、
前記方法は、前記所定経路を被洗浄ゾーンに分解した内訳を記憶して、前記シール膜に対する前記移動装置の第1通過工程の間における前記シール膜の非連続的な洗浄に対応する順序で前記被洗浄ゾーンを順序付ける事前ステップを備え、複数の通過工程が、前記所定経路において前記シール膜全体を洗浄するために必要であり、前記洗浄のステップは、前記被洗浄ゾーンに対して連続的に実施され、前記設定を変更する少なくとも1つの前記サブステップは、前記被洗浄ゾーンとは別個の被洗浄ゾーンの前記洗浄に各々対応する2つの洗浄シーケンスの間に実施される、
ことを特徴とするシール膜を洗浄するための方法を提案する。
「非連続的な洗浄」とは、この非連続的な洗浄に対応する順序に従って被洗浄ゾーンを連続的に洗浄する間に、この非連続的な洗浄の間に互いに続く被洗浄ゾーンが、必ずしもシール膜の隣り合うゾーン、したがって互いに接触するゾーンに対応しないということを意味すると理解される。
所定経路を被洗浄ゾーンに分解した内訳の事前記憶ステップにより、移動装置および/または洗浄部材の設定をこれらの被洗浄ゾーンに応じて適合させることが可能となる。したがって、本発明による洗浄方法を実施する洗浄装置において、洗浄に必要な設定変更は、前以てプログラミングされ得る。したがって、洗浄装置は、移動装置が所定経路上で前進する毎に、設定変更が必要かどうかを確認する必要がない。これにより、先行技術に比較して実行速度を上昇させることができる。
所定経路の被洗浄ゾーンへの分解を実施するために、所定経路上のシール膜のプロファイルに関する予備知識が必要な場合がある。したがって、所定経路の分解は、洗浄方法の前に、リモートサーバで、シール膜の予め記録されたテンプレート、またはシール膜に対して手動でなされた測定を利用して実施される。あるいは、洗浄装置に例えばシール膜の表面形状測定手段が設けられている場合には、分解は、洗浄装置それ自体により実施される。
所定経路を被洗浄ゾーンに分解することにより、連続的な洗浄処理が可能とされる。各洗浄シーケンスは、好ましくは、移動装置および/または洗浄部材の設定の変更が必要ない被洗浄ゾーンに対応する。設定を変更するこのようなサブステップは、各洗浄シーケンス間でのみ実施される。
したがって、被洗浄ゾーンは、シール膜の洗浄時間を最短にし得る処理順序に従って順序付けられ得る。この順序は、シール膜上における移動装置の第1通過工程の間におけるシール膜の非連続的な洗浄に対応し得る。複数の通過工程が、所定経路に亘ってシール膜全体を洗浄するために必要である。
本発明による洗浄方法の有利な特徴によれば、前記分解の内訳を記憶する前記事前ステップに先行して、前記所定経路を備える前記シール膜の少なくとも一部のプロファイルを生成するステップが実施され、前記分解の内訳は、このようにして生成された前記プロファイルの関数である。シール膜のプロファイル生成を利用して分解を実施することにより、被洗浄ゾーンの正確な位置決めが保証される。
また、プロファイル生成ステップにより、または、シール膜プロファイルをより正確に考慮した分解により、洗浄ステップは、洗浄部材とシール膜との間の距離を決定すること、および膜に対する洗浄部材の位置を決定することを目的とする位置センサを、洗浄ステップが選択的に例えば所定経路に沿った洗浄部材の位置を確認するための他のセンサを使用する場合であっても、使用しない。
本発明による洗浄方法の有利な特徴によれば、前記シール膜の少なくとも前記一部の前記プロファイルを生成する前記ステップに続いて、前記所定経路を決定するステップが実施される。したがって、プロファイル生成ステップにより、被洗浄シール膜の一部を精緻化することができる。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、プロファイルを生成する前記事前ステップに先行して、移動支持体に配置された位置センサを前記シール膜の上方で通過させるステップが実施され、
前記ステップの間に、
‐前記位置センサの基準点と前記シール膜の一部の少なくとも1つの点との間の距離を決定するサブステップと、
‐決定された前記距離を記録するサブステップと、
‐前記移動支持体を移動させるサブステップと、
が繰り返され、
前記プロファイルを生成する前記事前ステップは、前記記録サブステップの間に記録された前記距離を利用して前記プロファイルを生成する。
位置センサが光学センサである場合、距離を決定するサブステップは、
‐初期光学信号をシール膜の表面の点に送信するサブステップと、
‐初期光学信号に対応する戻り光学信号を受信するサブステップと、
‐位置センサの基準点とシール膜の表面の点との間の距離を、初期光学信号および戻り光学信号の関数として決定するサブステップと、
を備える。
移動装置は、好ましくは移動支持体でもあるため、位置センサおよび洗浄部材の両方を備えている。しかしながら、洗浄ステップの間に、位置センサは使用されない。洗浄装置は、選択的に、移動装置が移動するレール、および/またはリモートサーバを備える。
生成されたプロファイルは、例えば、シール膜の一部の主延在平面に直交する平面における、シール膜の一部の少なくとも二次元プロファイルである。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、前記所定経路は、前記シール膜の第1シールプレートの縁部に沿っており、前記シール膜の第2シールプレートの縁部が、第1シールプレートの前記縁部に溶接されており、前記被洗浄ゾーンは、前記第1シールプレートの前記縁部と前記第2シールプレートの前記縁部とを接合する少なくとも1つの溶接ビードを覆う。
シールプレートの縁部において、シールプレートの周縁ゾーンを備える必要がある。より具体的には、シールプレートの縁部は、他方のシールプレートの一部分上に配置される(この部分はプレートの縁部と称され得るが、その後必ずしもプレートの周縁になくてもよい)。特にここでは、第2シールプレートは、第1シールプレートの下方において、この第2プレートの縁部を備えるこの第2プレートの一部分に配置される。
本発明による洗浄方法の本実施形態において、移動支持体は、例えば、シール膜に固定されたレール上に、第1シールプレートの縁部および第2シールプレートの縁部に沿って装着される。シール膜がタンクの変形を補助するための手段を備え、これらの起伏部がシール膜上でグリッドを形成する場合、レールは、例えば、グリッドの少なくとも2つのノードに堅固に接続する。シール膜のシールプレートの縁部とレールとの間の距離は、実質的に一定、すなわち+/-3ミリメートル以内で一定である。
位置センサがスキャンレーザセンサである場合、距離を決定するサブステップは、移動支持体の同一位置に対する複数の距離を決定するサブステップに対応する。そして、生成ステップは、シール膜の一部の三次元プロファイルを作製する。シール膜の一部が互いに接触して配置されたシールプレートの2つの縁部を備える場合、この三次元プロファイルは、したがって、このシール膜の一部の各シールプレート縁部のプロファイルを含む。
本発明による洗浄方法の有利な特徴によれば、前記設定を変更する前記サブステップは、前記移動装置および/または前記洗浄部材の移動を生成し、前記設定を変更する前記サブステップの間、前記洗浄は中断される。換言すれば、設定を変更するサブステップは、移動装置および/または洗浄部材からの「ブランク」移動、すなわち洗浄を伴わない移動に対応する。したがって、移動装置または洗浄部材の移動は、移動装置または洗浄部材が被洗浄ゾーンを洗浄しつつ移動しなければならない場合に比較して、はるかに速い速度で行われる。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、前記設定を変更する前記サブステップは、前記シール膜に対する前記洗浄部材の高さ、および/または前記シール膜の主延在平面に対して直交する軸に対する前記洗浄部材の角度、および/または前記所定経路に沿って前記移動装置の位置を変更するステップを備える。
したがって、設定を変更するサブステップにより、洗浄部材を、それが被洗浄ゾーンを完璧に洗浄できるように位置決めすることが可能となる。特に、洗浄部材がレーザ洗浄ヘッドである場合、レーザ洗浄ヘッドは、設定を変更するサブステップの間に、レーザ洗浄ヘッドが投射するレーザビームの衝突点が、設定を変更するこのサブステップの直後に続く洗浄シーケンスに対応して被洗浄ゾーン全体を清掃できるように位置決めされる。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、前記シール膜は、前記シール膜上でグリッドを形成する起伏部を備え、各起伏部は、前記被洗浄ゾーンからの少なくとも1つの独立した被洗浄ゾーンで各々覆われる2つの傾斜部を備え、前記洗浄のステップは、前記所定経路に沿う第1通過工程に従って、かつ前記第1通過工程に対して前記反対方向における第2通過工程に従って実施され、前記第1通過工程の間に、各起伏部は、前記起伏部の傾斜部を覆う単数または複数の前記被洗浄ゾーンのみにおいて洗浄され、前記第2通過工程の間に、前記起伏部は、その他方の傾斜部を覆う単数または複数の前記被洗浄ゾーンのみにおいて洗浄される。傾斜部の各々を覆う被洗浄ゾーンは、当然ながら、起伏底部または起伏頂点部を備え得る。
所定経路に沿った2つの通過工程における洗浄により、通過工程の各々において洗浄部材を小さい回転角度で回転させるだけでよいことにより、実行速度が上昇し得る。実際に、洗浄部材は、例えばその通過工程方向において上向きの傾斜部の方向にのみ配向されるため、その回転は、2つの通過工程の各々において90°未満である。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、前記第1通過工程の間に、前記所定経路上の2つの起伏部の間に含まれる前記シール膜の平坦ゾーンの第1半体が洗浄され、前記第2通過工程の間に、前記平坦ゾーンの第2半体が洗浄される。したがって、洗浄部材がレーザ洗浄ヘッドである場合、レーザ洗浄ヘッドは、移動装置におけるその配向を変更することなく、レーザ清掃のみを使用して、平坦ゾーンの半体の各々の汚れを落とすことができる。この平坦ゾーンの長さに応じて、被洗浄ゾーンは、当然ながら、例えば所定経路におけるシール膜の一部の全体の洗浄の実行速度を最適化するように適合される。代替的に、平坦ゾーンは、同一または異なる長さを有する3つまたは4つの部分に分割され、これらの部分のうちの1つ以上が、第1通過工程または第2通過工程の間に洗浄される。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、前記所定経路上の波面は、前記経路上の前記傾斜部の底部を覆う被洗浄ゾーンに、および前記傾斜部の頂点部を覆う被洗浄ゾーンに少なくとも関連付けられる。この分解により、洗浄部材を、これが傾斜部の底部または傾斜部の最上部の曲率半径に対して実質的に直交するように配向することができる。したがって、これらの被洗浄ゾーンに対する洗浄は、より効果的になる。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、前記被洗浄ゾーンは、部分的に重なり合う。これにより、膜が所定経路に沿って非連続的になることなく洗浄されることが保証される。
また、本発明は、移動装置と前記移動装置に装着された洗浄部材とを備える、液化ガスを収容することが意図されたタンクに適したシール膜を洗浄するための装置であって、前記洗浄装置は、前記移動装置および/または前記移動装置における前記洗浄部材の前記設定を変更するための手段を備え、
前記洗浄装置は、前記シール膜に対する前記移動装置の所定経路を被洗浄ゾーンに分解した内訳を記憶して、前記シール膜に対する前記移動装置の第1通過工程の間における前記シール膜の非連続的な洗浄に対応する順序に従って被洗浄ゾーンを順序付ける手段を備え、複数の通過工程が、前記所定経路において前記シール膜全体を洗浄するために必要であり、前記分解した内訳は、各被洗浄ゾーンに対する別個の洗浄シーケンスを規定し、したがって、2つの洗浄シーケンスの間に前記設定変更手段を起動する手段が規定される、ことを特徴とする洗浄装置に関する。
本発明による洗浄方法の一実施形態において、前記設定変更手段は、前記変更手段により起動されたときに、前記移動装置および/または前記洗浄部材を移動させるが、前記移動の間に前記シール膜を洗浄しないように構成される。
本発明による洗浄装置は、本発明による洗浄方法と同様の利点を有する。
本発明の他の特徴および利点は、以下に続く説明および添付の概略図面を参照して例示の目的とした非限定的ないくつかの例示的な実施形態の両者から明らかになるであろう。
図1は、本発明の実施形態において、位置センサをシール膜の上方で通過させるステップの間に使用される、少なくとも1つのシール膜の一部のプロファイルを生成するための装置を示す。 図2は、本発明の一実施形態において使用される、少なくとも1つのシール膜の一部のプロファイルを生成するための方法のステップを示す。 図3は、本発明の一実施形態においてシール膜を洗浄するステップを実施する、本発明によるシール膜の洗浄装置を示す。 図4は、図3の洗浄装置のレーザビームの衝突ゾーンを示す。 図5は、反射モジュールを備える、図4の洗浄装置のレーザビーム洗浄ヘッドを示す。 図6は、本発明の一実施形態における、本発明によるシール膜を洗浄するための方法のステップを示す。 図7は、図5の洗浄方法の洗浄ステップにおいて実施される、シール膜の起伏部の洗浄を示す。 図8は、図5の洗浄方法により実施されるシール膜を洗浄するステップを示す。
本発明による洗浄方法の一実施形態によれば、洗浄方法の洗浄ステップを実施する前に、図1に示すプロファイル生成装置1を使用して、液化ガスを収容することが意図されたタンクに適合するシール膜2の一部のプロファイルを生成する。本発明の本実施形態におけるこのシール膜2は、1.2ミリメートル厚さの金属プレートから構成されている。したがって、シール膜2は、一体に溶接された複数の金属シールプレートからなる。
タンクは、典型的には、輸送船の内部シェルにより区画され、数千立方メートルの液化ガス、または数万立方メートルの液化ガスの容量を有している。シール膜2は、このような輸送船のタンクの内面全体を覆う。特に熱変動や航行状態によるタンクの変形を補償するため、シール膜2は、シール膜2の表面で交差するリブまたは起伏部24を備えている。したがって、長手方向Lおよび長手方向Lに対して直交する横方向Tに対して平行な平面で横から見て、シール膜は、平坦ゾーン22と起伏部24とを備えている。
プロファイル生成装置1は、装置の基準点を膜上の衝突点から隔てる距離を測定する位置センサ12を設けられた移動支持体11を備えている。ここで、位置センサ12は、クラス2のレーザ距離センサであり、300~600Hz(ヘルツ)の測定周波数を有する。代替的に、位置センサ12は、LVDT(線形可変差動変圧器)タイプのセンサであってもよい。
本発明の本実施形態において、移動支持体11は、シール膜2の表面から約10センチメートル上方に配置されたレール3に、シール膜2のシールプレート2‐1の縁部に対して装着されている。実際に、本発明の本実施形態において、シール膜2のシールプレート2‐1の縁部のプロファイルが生成される。
レール3は、長手方向Lにおいて配置されたシールプレート2‐1のこの縁部に沿っている。シールプレート2‐1の縁部とレール3との間の距離は、数センチメートル以内で一定である。レールは、潜在的に数十メートル、例えば30メートルの長さを有し、選択的に複数のピースから構成されている。レール3は、例えばシール膜2の起伏部により形成されたグリッドのノードに取り付けられたクランプ4により保持されている。
シールプレート2‐1の縁部のプロファイルを生成するための方法は、生成装置1によるソフトウェアおよび/またはハードウェアで実施され、図2に示されている。
プロファイルを生成するための方法の第1ステップ100は、位置センサ12をシールプレート2‐1の縁部の上方で通過させるステップである。
位置センサを通過させるステップ100は、位置センサ12の基準点とシールプレート2‐1の表面における点との間の距離dを決定する第1サブステップ102を備えている。シールプレート2‐1の表面における点は、位置センサ12に対して垂直である。実際に、本発明の本実施形態において、位置センサ12は、位置センサ12に対する鉛直方向Vにおいて測定を実施する。鉛直方向Vは、長手方向Lおよび横方向Tに対して直交する。この決定サブステップ102において、生成装置1は、位置センサ12に記録された測定値を読み取る。実際に、生成装置1は、位置センサ12の入力および出力とインターフェース接続するソフトウェアを備えている。したがって、サブステップ102それ自体は、本発明の本実施形態において、位置センサ12が実施するサブステップを備えている。これらは、
‐初期光学信号をシールプレート2‐1の縁部の表面における点に送信するサブステップ1022であって、この初期光学信号は例えばレーザであるサブステップ1022、
‐初期光学信号に対応する戻り光学信号を受信するサブステップ1024であって、当該戻り光学信号は、例えばシールプレート2‐1の表面に最初に送信されたレーザパルスの反射であるサブステップ1024、および
‐位置センサ12の基準点とシールプレート2‐1の縁部の表面における点との間の距離dを、初期光学信号および戻り光学信号の関数として測定するサブステップ1026であって、この測定は、典型的にはレーザパルスの送信と反射したレーザパルスの受信との間の時間を利用するサブステップ1026、
である。
代替的に、他のタイプのセンサ、例えば、光学式赤外線センサまたは静電容量式センサを使用することができる。
位置センサ12を通過させる第1ステップ100の後続のサブステップ104は、サブステップ102で決定した距離dを、生成装置1のメモリに記録するステップである。
最後に、位置センサ12を通過させる第1ステップ100の最終サブステップ106は、移動支持体11を移動させるステップである。このために、生成装置1は、移動支持体11のアクチュエータとインターフェース接続するソフトウェアを備えている。移動支持体11の移動速度とレーザビームのパルス周波数との組み合わせにより、移動ステップ、例えば、10分の1ミリメートルの移動ステップがもたらされる。移動支持体の移動速度は、本発明の本実施形態において、100~200mm/s(毎秒ミリメートル)である。
位置センサ12を通過させる第1ステップ100のサブステップ102~106は、移動支持体11がレール3の終点に到達する、または停止命令または指示があるまで繰り返される。
レールの終点に到達したことが、生成装置1により、例えばレール3上のストッパの検出により、または生成装置1において予め定められプログラミングされたレール3上での走行距離の検出により検出されると、生成装置1は、シールプレート2‐1の縁部のプロファイルを、記録サブステップ104の間に記録した距離の関数として生成するステップ200を実施する。生成ステップ200は、リモートサーバを含み得る生成装置1のソフトウェアモジュールで実行される。
この生成ステップ200の間に、本発明の本実施形態において、生成装置1は、シール膜2の主延在平面に対して直交する平面、すなわち鉛直方向Vおよび長手方向Lに対して平行な平面に配置された基準フレームにおける点の形態において、シールプレート2‐1の縁部のプロファイルを生成する。したがって、生成されたプロファイルは、少なくとも2つの寸法、すなわち、レール3上の移動支持体11の位置に対応する一方の寸法と、移動支持体11がレール3上の当該位置にある際に生成装置1がサブステップ102の間に決定した距離dに対応する他方の寸法と、を有するプロファイルである。
生成されたプロファイルの用途に応じて、生成装置1は、サブステップ104の間に記録された距離dをフィルタリングする。そして、生成されたプロファイルは、例えば平坦ゾーン22の境界で記録された距離d、およびシール膜2の起伏部24の頂点部に対応する特定の点のみを備える。
本発明の変形実施形態において、位置センサ12はスキャンレーザセンサである。スキャンレーザセンサは、レール3上の位置センサ12の同一位置について、位置センサ12と、横方向Tに対して平行なセグメントに配置されたシール膜2の表面上のいくつかの異なる点との間の距離の測定を実施する。これらの距離は、位置センサ12を通過する横方向Tおよび鉛直方向Vに対して平行な鉛直平面において測定される。この代替実施形態において、生成装置1は、各サブステップ102において、移動支持体11の同一位置に対する距離ベクトルを決定し、このベクトルをサブステップ104の間に記録する。したがって、この代替実施形態において、ステップ200で生成されるプロファイルは、シールプレート2‐1の縁部の三次元プロファイルである。
第1シールプレート2‐1の縁部が第2シールプレート2‐2の縁部に配置されている(図4に示す)、例えば、この他方の縁部に溶接されている場合、この別の代替実施形態で生成される三次元プロファイルは、例えば、第1シールプレート2‐1の縁部および第2シールプレート2‐2の縁部のプロファイルである。
本発明の別の代替実施形態において、移動支持体11は、レール3上に配置されておらず、移動支持体11がその経路で遭遇する障害物に応じた所定のまたは適応的な経路に従って、シール膜2の表面に対して直接的に移動することにより、シール膜2の少なくとも一部を通過して走行する。
次に、本発明による洗浄方法をハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施する、図3に示す洗浄装置5について説明する。洗浄装置5は、本発明の本実施形態において、第1シールプレート2‐1の縁部と第2シールプレート2‐2の縁部との間の溶接ビード26を洗浄するために使用される。
洗浄装置5は、シールプレート2‐1の縁部に沿うレール3と、生成装置1の移動支持体11からなる移動装置と、を備えている。したがって、移動装置は、位置センサ12(図3で示さず)およびレーザ洗浄ヘッド52の両方を備えている。洗浄装置5は、選択的にリモートサーバも備えている。本発明による本実施形態において、プロファイル生成装置1と洗浄装置5とは、組み合わされている。一変形例において、異なる装置が、プロファイルの生成および洗浄のために使用され得る。
有利には、洗浄装置5は、吸引ノズルをさらに備え得る。これにより、シール膜2の洗浄中に除去された酸化物や不純物の塵を吸引することができる。
代替実施形態において、洗浄装置5は、プロファイル生成装置1の移動支持体11とは別個の移動装置を備える。
レーザ洗浄ヘッド52は、移動支持体11上で傾動可能であるため、レーザビーム6を、シール膜2の表面の法線25に対しておよそ数度の入射角27において投射することができる。これにより、レーザ洗浄ヘッド52が投射したレーザビーム6が反射して入射ビームが戻ってくることによりヘッドがダメージを受けることが防止される。実際に、レーザ洗浄ヘッド52は、好適には出力が20W~200Wに含まれるクラス4(IEC60825-1規格による)のレーザビーム6を投射し、好適には100kHz~200kHzの周波数のパルスを発するとともに、1064nmのレーザビームを生成する。レーザビーム6のこのような特性により、溶接ビード26上に形成された不純物層または酸化層28を洗浄することができる。
移動支持体11は、レーザ洗浄ヘッド52と一体の回転シャフト51を回転させ得る電気モータ53を備えている。したがって、レーザ洗浄ヘッド52は、移動支持体11に対して回転移動可能である。これにより、シール膜2の表面の法線25に対するレーザビーム6の入射角27を変更することができる。
したがって、洗浄装置5は、シール膜2の表面の法線25に対するレーザ洗浄ヘッド52の傾きを変更するための手段を備えている。
洗浄装置5は、移動支持体11における回転シャフト51の高さ、したがって、鉛直方向におけるレーザ洗浄ヘッド52の高さを変更するための図示しない手段も備えている。
レーザ洗浄ヘッド52の傾きおよび高さを変更するためのこれらの手段は、移動支持体11におけるレーザ洗浄ヘッド52の設定を変更するための手段である。
代替的に、洗浄装置5は、レール3に対する移動支持体11の高さを変更するための手段を備える。洗浄装置5は、移動支持体11をレール3上で移動させる手段も備えている。これは、プロファイル生成装置1において使用されるもの、すなわち移動支持体11の少なくとも1つのアクチュエータとインターフェース接続するソフトウェアと同一である。
レーザ洗浄ヘッド52は、焦点距離が80mm~360mmに含まれる少なくとも1つの集束レンズ54を備えている。これにより、レーザビーム6をシール膜2の表面における衝突ゾーン61に集束させることができる。レーザビーム6は、この衝突ゾーン61を心拍数の速度でスキャンし、各々は図4に示す衝突点63を形成する。衝突点63が重なり合うことで、溶接ビード26が完全に洗浄されることが補償されている。衝突ゾーン61が約2センチメートルの(横方向Tにおける)幅を有することにより、幅が約1センチメートルの溶接ビード26を完全に洗浄することができる。
このスキャンは、図5に示すレーザ洗浄ヘッド52の構造により可能とされている。洗浄装置5は、レーザビーム発生器56を備えている。レーザビーム発生器56は、レーザビーム6を、レーザ洗浄ヘッド52の自由端部にある反射モジュール57に投射する。レーザ洗浄ヘッド52を、その説明を簡単にすべく非常に単純化して図5に示す。実は、レーザビーム発生器56は、実際にはレーザ洗浄ヘッド52の外部にあり、レーザ洗浄ヘッド52で発生したビームを導くのはファイバ9である。反射モジュール57は、例えばミラーのセットである。ミラーのセットは、ビーム発生器の出力におけるレーザビーム6の軌跡を、長手方向Lおよび鉛直方向Vに対して平行な平面に含まれる方向D1において、または横方向Tおよび鉛直方向Vに対して平行な平面に含まれる方向D2において偏向させる。代替的に、反射モジュールは、レーザ洗浄ヘッド52の外部にある移動支持体11に配置される。したがって、洗浄装置5は、レーザ洗浄ヘッド52の配向とは無関係にレーザビーム6の配向を変更するための手段を備えている。
次に、本発明による洗浄方法を、図6に関して説明する。洗浄方法の第1ステップは、図1および図2に関して既に説明したプロファイルを生成するための方法を実施して、シールプレート2‐1の縁部のプロファイルを生成するステップ200である。上述のように、シールプレート2‐1の縁部のプロファイルを生成するステップ200は、任意である。実際に、このプロファイルは、シール膜の予め記録されたテンプレートを使用することにより、またはシール膜を手動で測定することにより得ることができる。
次のステップ400は、ステップ200の間に生成した(または事前に得た)プロファイルに従って、レール3に沿った洗浄装置5の所定経路(これは、シール膜2の被処理部分に沿った経路に対応する)を、被洗浄ゾーンに分解するステップである。このために、当該被洗浄ゾーンを洗浄する前に、レーザ洗浄ヘッド52または移動支持体11を再設定する必要がある。
実際に、シールプレート2‐1および2‐2の縁部を洗浄する速度をmm/sで上昇させるためには、移動支持体およびレーザ洗浄ヘッド52の移動を可能な限り制限することが好適である。このため、洗浄方法は、ステップ400における分解で得た被洗浄ゾーンを順次洗浄する。これらの被洗浄ゾーンは、これらの被洗浄ゾーンの各々について、移動支持体11またはレーザ洗浄ヘッド52をさらに移動させることなく、反射モジュール57により可能とされるレーザ清掃のみを利用した洗浄を可能とするように構成されている。このため、所定の被洗浄ゾーンのサイズにより、入射角27を非常に小さく維持することが可能となり、被洗浄ゾーンの効果的な洗浄が可能とされる。特に、この入射角により、集束レンズ54の焦点距離を許容可能な許容差で維持することができる。例えば、330mm(ミリメートル)の焦点距離を有する集束レンズ54の場合、この許容差は+/-3mmである。
したがって、このステップ400において、平坦ゾーン22は、独立した被洗浄ゾーンにそれぞれ対応する2つの半体221および222(図8参照)に各々分割され、起伏部24は、図7に示すように、6つの被洗浄ゾーンに各々分割される。より具体的には、移動支持体11が長手方向ラインLの第1方向55において移動する場合には、起伏部24の左側の傾斜部241がまず洗浄される。形容詞「左側の」は、図面における起伏部の傾斜部の状況に関する。左側の傾斜部241を効果的に洗浄するために、反射モジュール57の出力におけるレーザビームは、起伏部24の表面の法線に対しておよそ数度の入射角27を有している。このために、レーザ洗浄ヘッド52は回転シャフト51を使用する。これにより、レーザビーム6は、レーザ洗浄ヘッド52の出口において、鉛直方向に対して反時計回りに70°または50°の角度を有し得る。
したがって、起伏底部243と呼ばれる左側の傾斜部241の底部にある第1被洗浄ゾーン243は、レーザビーム6が鉛直方向Vに対して65°~75°、例えば70°の角度で衝突するように定められる。これにより、起伏部24の底部の曲率半径を数度以内とすることができる。
中央ゾーン245と呼ばれる左側の傾斜部241の中央にある第2被洗浄ゾーン245も同様に、レーザビーム6が鉛直方向Vに対して45°~55°、例えば50°の角度で衝突するように定められる。これにより、左側の傾斜部241の中央ゾーンに対する起伏部の表面の法線の半径を数度以内とすることができる。
最後に、頂点部ゾーン247と呼ばれる左側の傾斜部241の頂点部にある第3被洗浄ゾーン247は、したがって、レーザビーム6が鉛直方向Vに対して45°~55°、例えば50°の角度で衝突するように定められる。これにより、起伏部24の頂点部の曲率半径を数度以内とすることができる。
そして、図8に詳述するように、次の被洗浄ゾーンは、対応する平坦ゾーンである。
図7に示す被洗浄ゾーンは、概略的に示されていることに留意すべきである。第1ゾーンは、特に導波管および起伏部の傾斜部の一部を含み得る。第2ゾーンは、起伏部の頂点部に向かってわずかにオフセットし得る。
同様に、移動支持体11が長手方向ラインLの第1方向55と反対の第2方向59において移動する場合、起伏部24の左側の傾斜部241とは反対側の右側の傾斜部242が、起伏部24の左側の傾斜部241の洗浄と同様の態様で洗浄される。特に、波長244と呼ばれる右側のヘッド242の底部にある第4ゾーン244から、鉛直方向Vに対して時計回り方向に70°の角度を有するレーザビーム6で洗浄が開始される。次に、中央ゾーン246と呼ばれる右側の傾斜部242の中央にある第5ゾーン246が、鉛直方向Vに対して時計回り方向に50°の角度を有するレーザビーム6で洗浄される。最後に、最上ゾーン248と呼ばれる右側の傾斜部242の最上部にある第6ゾーン248が、鉛直方向Vに対して時計回り方向に50°の角度を有するレーザビーム6で洗浄される。
参照符号243、245、247、244、246、248で示す被洗浄ゾーンは、少なくとも部分的に、それらの横方向縁部のうちの少なくとも1つに亘って2つずつ重なり合っていることにより、洗浄は、所定経路上の溶接ビード26全体に亘って不連続になることなく、すなわち全体的に実施される。
ステップ400の終了時に、洗浄装置5は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)メモリに、所定経路を被洗浄ゾーンに分解した内訳を記憶し、各被洗浄ゾーンは、移動支持体11および/またはレーザ洗浄ヘッド52の単一の設定に関連付けられる。実際に、ステップ400から開始される被洗浄ゾーンの洗浄の間、移動支持体11およびレーザ洗浄ヘッド52は、不動のままである。被洗浄ゾーンは、洗浄装置5により、洗浄装置5によるシール膜の洗浄時間を最短にし得る処理順序に従うリストにおいて順序付けられる。以下に示すように、この構成は、所定経路上における連続的な洗浄に対応するものではない。変形例として、洗浄装置5とは別の装置が分解を実施する場合、洗浄装置5は、この別の装置が洗浄装置5に送信した被洗浄ゾーンを記憶する。
一変形例において、分解ステップ400は、プロファイル生成ステップ200と少なくとも部分的に平行して、すなわち同時に実施されることに留意すべきである。
次のステップは、洗浄装置5が所定経路に沿ってシール膜2を洗浄するステップ500である。この洗浄ステップは、移動装置および/または洗浄部材の設定を変更する少なくとも1つのサブステップ、ここでは、移動支持体11および/またはレーザ洗浄ヘッド52の設定を変更するサブステップ502を備えている。
より正確には、洗浄ステップ500の開始時に、洗浄装置5は、移動支持体11をレール3上に長手方向に配置し、レーザ洗浄ヘッド52を、移動支持体11およびレーザ洗浄ヘッド52をその後移動させることなく、分解ステップ400からの被洗浄ゾーンのリストにおける第1被洗浄ゾーンが洗浄され得るように配向する。この移動支持体11および/またはレーザ洗浄ヘッド52の設定の変更は、ステップ500の開始時に第1被洗浄ゾーンである現在の被洗浄ゾーンの設定を変更する第1サブステップ502に対応する。
洗浄ステップ500の第2サブステップ504は、現在の被洗浄ゾーンを、現在の被洗浄ゾーンのレーザビーム6による清掃を利用して洗浄するステップである。一例として、本例示的実施形態において、洗浄速度は、7cm/s(毎秒平方センチメートル)である。
最後に、洗浄ステップ500の第3サブステップ506は、被洗浄ゾーンのリストが完全にカバーされていない場合には、現在の被洗浄ゾーンを変えるステップ、そうでなければ洗浄ステップ500を終了させるステップである。被洗浄ゾーンのリストが完全にカバーされていない場合、現在の被洗浄ゾーンを、被洗浄ゾーンのリストにおいて現在の被洗浄ゾーンの直後の被洗浄ゾーンに代える。そして、洗浄ステップ500の次のサブステップは、新たな被洗浄ゾーンを考慮して設定を変更する新たなサブステップ502である。
したがって、サブステップ502~506は、溶接ビード26が完全に洗浄されるまで繰り返される。
設定を変更するサブステップ502は、本発明の利用例において、以下に対応する。
‐移動支持体11を長手方向に移動させるステップ、および/または、
‐レーザ洗浄ヘッド52の配向を変えるステップ、および/または、
‐シール膜2に対するレーザ洗浄ヘッド52の高さを変えるステップ。
設定を変更するこれらのサブステップは、例えば、レーザビーム6を噴霧せずに実施されるため、「ブランク」である。洗浄時間が、従来技術に対して短縮される。
本発明の他の利用例において、このような設定変更サブステップ502は、他のタイプの移動ステップ、例えば、移動支持体11および/または洗浄部材を横方向に移動させるステップを備え得る。
次に、洗浄方法の手順を、3つの起伏部24および4つの平坦ゾーン22を備えるシール膜の一部2について、図8に関して詳細に説明する。より具体的には、第2通過方向59において、シール膜2は、第1平坦ゾーン22‐1、第1起伏部24-1、第2平坦ゾーン22‐2、第2起伏部24-2、第3平坦ゾーン22‐3、第3起伏部24-3、および第4平坦ゾーン22‐4を連続的に備えている。
移動支持体11は、ステップ100の間、レール3上の所定経路に沿ってシールプレート2‐1の縁部上を継続的に通過する。この継続的な通過は、エンプティ状態で実施され、点線の矢印100で示される。このステップ100の間に、膜のプロファイルが、プロファイル生成装置1により記録され得る。代替的に、このようなプロファイルは、特にシールプレート2‐1、2‐2の製造中に実施された測定値または読取値により既知であり、洗浄装置5が利用可能となっている。
次いで、分解ステップ400が洗浄装置5により実施され、そして洗浄装置5は、レーザ洗浄ヘッド52を、レーザビーム6がシール膜2の第1起伏部24-1の右側の傾斜部242の底部に、鉛直方向Vに対して時計回り方向に70°の角度で到達し得るように配向する。レーザ洗浄ヘッド52を配向するステップは、第1設定変更サブステップ502に対応する。
洗浄装置5は、次いでこの右側242の起伏底部244から被洗浄ゾーンを洗浄し、移動支持体11を第2方向59において長手方向に移動させ、レーザ洗浄ヘッド52を膜に対して鉛直方向に高さhだけ高く移動させるとともにこれをその前述の配向に対して反時計回り方向に20°だけ回動させる。この新たな設定変更は、洗浄ステップ500の間に第2方向59において実施される移動支持体11の第1通過工程503の第1点線矢印により示されている。
この第1通過工程503の点線矢印が示すすべての移動は、「ブランク」、すなわち洗浄なしでなされ、設定変更サブステップ502に対応する。これについての説明は以下に続く。太い実線は、被洗浄ゾーンの洗浄の種々のサブステップ504におけるレーザビーム6を示す。
この新たな設定変更により、レーザビーム6は、第1起伏部24-1の右側のヘッド241の中央ゾーン246に、鉛直方向Vに対して時計回り方向に50°の角度で到達し得る。次いで、洗浄装置5は、この中央ゾーン246を洗浄し、移動支持体11を第2方向59において長手方向に移動させ、レーザ洗浄ヘッド52を膜に対してわずか鉛直方向上方に移動させることにより、レーザビーム6は、中央ゾーン246の洗浄の場合と同一のレーザ洗浄ヘッド52の配向を保ちつつ、第1起伏部24-1の右側242の頂点部ゾーン248に到達し得る。こうして、第1起伏部24-1の右側の傾斜部242の頂点部ゾーン248が洗浄される。
最後に、洗浄装置5は、移動支持体11を第2方向59において長手方向に、この第1通過工程503における第2通過工程方向59において第1起伏部24-1に先行する第1平坦ゾーン22‐1の第1半体221の洗浄が可能となる位置まで移動させ、そしてレーザ洗浄ヘッド52を膜に対して鉛直方向下方に移動させる。この第1半体221は、第1起伏部24-1に直接的に隣り合うものではなく、第1平坦ゾーン22‐1の第2半体222が第1平坦ゾーン22‐1の第1半体221と第1起伏部24-1との間に挿入されている。以下において、シールプレートの境界に位置しない限り、平坦ゾーンの第1半体は左側の起伏傾斜部と平坦ゾーンの第2半体との間に各々挿入されること、および平坦ゾーンの第2半体は右側の起伏傾斜部と平坦ゾーンの第1半体との間に各々挿入されることを理解されたい。
そして、洗浄装置5は、第1平坦ゾーン22‐1のこの第1半体221を洗浄し、次いで移動支持体11を第2方向59において移動させ、レーザ洗浄ヘッド52の鉛直方向における高さを変更して、レーザビーム6がシール膜2の第2起伏部24-2の右側の傾斜部242の底部に鉛直方向Vに対して時計回り方向に70°の角度で到達し得るように、レーザ洗浄ヘッド52を再び配向する。
こうして、第2起伏部24-2の右側の傾斜部241の洗浄が、第1起伏部24-1の場合と同様に実施され、これに続いて、第1通過工程503の第2通過工程方向59において第2起伏部24-2に先行する第2平坦ゾーン22‐2の第1半体221が洗浄される。同様に、第2起伏部24-2の洗浄に続いて、第3起伏部24-3、および第1通過工程503の第2通過工程方向59において第3起伏部24-3に先行する第3平坦ゾーン22‐3の第1半体221が洗浄される。
最後に、被洗浄シール膜の一部2は第4起伏部24を備えないため、洗浄装置5は、移動支持体11を第2方向59において移動させて、第4平坦ゾーン22‐4の第1半体221を洗浄する位置に配置してこれを洗浄する。
移動支持体の第1通過工程503は、第2方向59における長手方向移動で終了する。これにより、移動支持体11は、長手方向ラインLの第1方向55において実施される移動支持体11の第2通過工程505の始点に配置され得る。
この第2通過工程505は、特に第1通過工程503と対称的に実施される。
‐洗浄装置5は、第3起伏部24-3の左側の傾斜部241の起伏底部243を最初に洗浄し、次いでこの左側の傾斜部241の中央ゾーン245を洗浄し、最後に第3起伏部24-3のこの左側の傾斜部241の頂点部ゾーン247を洗浄する。
‐洗浄装置5は、第4平坦ゾーン22‐4の第2半体222を洗浄し、次いで第2起伏部24-2の左側の傾斜部241を洗浄し、第3平坦ゾーン22‐3の第2半体222を洗浄し、最後に第1起伏部24-1の左側の傾斜部241を洗浄する。
‐最後に、洗浄装置5は、第2平坦ゾーン22‐2の第2半体222を洗浄し、第1平坦ゾーン22‐1の第2半体222を洗浄する。
したがって、第2通過工程505の終了時には、溶接ビード26全体が、レール3に沿って配置されたシールプレート2‐1および2‐2の縁部上で洗浄される。
洗浄装置5は、第1通過工程503を最初に実施し、次に第2通過工程505を実施する。第1通過工程503の間に、洗浄装置5は、この第1通過工程503の第2方向59において上向きの傾斜部である起伏部24の左側の起伏部241を洗浄する。第2通過工程505の間に、洗浄装置5は、この第2通過工程505の第1方向55において上向きの傾斜部である起伏部24の右側の起伏部242を洗浄する。この事実により、洗浄方法の実行速度を上昇させることが可能となり、特にレーザ洗浄ヘッド52の回転に費やす時間が節約されるとともに、洗浄装置の「ブランク」往復(すなわち、洗浄せずに移動するのみ)が回避される。実際に、洗浄装置5がレール3に沿って単一の一方向通過工程において各起伏部24を洗浄する場合、レーザ洗浄ヘッド52は、数回の140°の回転およびさらに多くのブランク往復をすることになるが、図8の例ではそのようなことはない。図8の手順に従う洗浄方法は、長手方向移動に関して、かつレーザ洗浄ヘッド52の回転に関して、所定経路の被洗浄ゾーンへの同一の分解のために最適化されている。
当然ながら、本発明による洗浄方法の他の代替実施形態が可能である。特に、変形例として、シール膜2の起伏部24が、4つのみの被洗浄ゾーンに分解され、各左側の傾斜部241および右側の傾斜部242が、2つの被洗浄ゾーン、すなわち、左側の傾斜部241または右側の傾斜部242の底部をカバーする一方の被洗浄ゾーンと、左側の傾斜部241または右側の傾斜部242の頂点部をカバーする他方の被洗浄ゾーンとに分解される。本例において、起伏底部に対応する被洗浄ゾーンは、鉛直方向Vに対して70°のレーザビーム角度で洗浄され、起伏頂点部に対応する被洗浄ゾーンは、鉛直方向Vに対して50°のレーザビーム角度で洗浄される。
当然ながら、本発明は上述の例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、これらの例に多くの変更が加えられ得る。

Claims (13)

  1. 移動装置(11)と前記移動装置(11)に装着された少なくとも1つの洗浄部材(52)とを使用して、液化ガスを収容することが意図されたタンクに適合したシール膜(2)を洗浄するための方法であって、前記方法は、前記移動装置(11)の所定経路に沿って前記シール膜(2)を前記洗浄部材(52)により洗浄するステップ(500)を備え、前記洗浄のステップ(500)は、前記移動装置(11)および/または前記移動装置(11)における前記洗浄部材(52)の前記設定を変更する少なくとも1つのサブステップ(502)を備え、
    前記方法は、前記所定経路を被洗浄ゾーン(241、243、245、244、246、248、221、222)に分解した内訳を記憶して、前記シール膜(2)に対する前記移動装置(11)の第1通過工程の間における前記シール膜(2)の非連続的な洗浄に対応する順序に従って被洗浄ゾーンを順序付ける事前ステップ(400)を備え、複数の通過工程が、前記所定経路において前記シール膜(2)全体を洗浄するために必要であり、前記洗浄ステップ(500)は、前記被洗浄ゾーンに対して連続的に実施され、前記設定を変更する少なくとも1つの前記サブステップ(502)は、前記被洗浄ゾーン(241、243、245、244、246、248、221、222)とは別個の被洗浄ゾーンの前記洗浄に各々対応する2つの洗浄シーケンスの間に実施される、
    ことを特徴とするシール膜(2)を洗浄するための方法。
  2. 前記分解の内訳を記憶する前記事前ステップ(400)に先行して、前記所定経路を備える前記シール膜(2)の少なくとも一部のプロファイルを生成するステップ(200)が実施され、
    前記分解の内訳は、このようにして生成された前記プロファイルの関数である、
    請求項1に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  3. 前記シール膜の少なくとも前記一部の前記プロファイルを生成する前記ステップ(200)に続いて、前記所定経路を決定するステップが実施される、
    請求項2に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  4. プロファイルを生成する前記事前ステップ(200)に先行して、移動支持体(11)に配置された位置センサ(12)を前記シール膜(2)の上方で通過させるステップ(100)が実施され、
    前記ステップ(100)の間に、
    ‐前記位置センサ(12)の基準点と前記シール膜(2)の一部の少なくとも1つの点との間の距離(d)を決定するサブステップ(102)と、
    ‐決定された前記距離(d)を記録するサブステップ(104)と、
    ‐前記移動支持体(11)を移動させるサブステップ(106)と、
    が繰り返され、
    前記プロファイルを生成する前記事前ステップ(200)は、前記登録サブステップ(104)の間に記録された前記距離(d)を利用して前記プロファイルを生成する、
    請求項2または3に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  5. 前記設定を変更する前記サブステップ(502)は、前記移動装置(11)および/または前記洗浄部材(52)の移動を生成し、前記設定を変更する前記サブステップ(502)の間、前記洗浄は中断される、
    請求項1~4のいずれか一項に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  6. 前記設定を変更する前記サブステップ(502)は、前記シール膜(2)に対する前記洗浄部材(52)の高さ(h)、および/または前記シール膜(2)の主延在平面に対する直交軸(25)に対する前記洗浄部材(52)の角度(27)、および/または前記所定経路に沿って前記移動装置(11)の位置を変更するステップを備える、
    請求項5に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  7. 前記所定経路は、前記シール膜(2)の第1シールプレート(2‐1)の縁部に沿っており、前記シール膜(2)の第2シールプレート(2‐2)の縁部が、第1シールプレート(2‐1)の前記縁部に溶接されており、前記被洗浄ゾーン(241、243、245、244、246、248、221、222)は、前記第1シールプレート(2‐1)の前記縁部と前記第2シールプレート(2‐2)の前記縁部とを接合する少なくとも1つの溶接ビーム(26)を覆う、
    請求項1~6のいずれか一項に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  8. 前記シール膜(2)は、前記シール膜(2)上でグリッドを形成する起伏部(24)を備え、各起伏部(24)は、前記被洗浄ゾーン(241、243、245、244、246、248)のうちの少なくとも1つの独立した被洗浄ゾーンで各々覆われる2つの傾斜部(241、242)を備え、前記洗浄のステップ(500)は、前記所定経路に沿う第1通過工程(503)に従って、かつ前記第1通過工程(503)に対して前記反対方向(55)における第2通過工程(505)に従って実施され、前記第1通過工程(503)の間に、各起伏部(24)は、前記起伏部(24)の傾斜部(242)を覆う1つ以上の前記被洗浄ゾーン(244、246、248)のみにおいて洗浄され、前記第2通過工程(505)の間に、前記起伏部(24)は、その他方の傾斜部(241)を覆う1つ以上の前記被洗浄ゾーン(243、245、247)のみにおいて洗浄される、
    請求項1~7のいずれか一項に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  9. 前記第1通過工程(503)の間に、前記所定経路上の2つの起伏部(24)の間に含まれる前記シール膜(2)の平坦ゾーン(22)の第1半体(221)が洗浄され、
    前記第2通過工程(505)の間に、前記平坦ゾーン(22)の第2半体(222)が洗浄される、
    請求項8に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  10. 前記所定経路上の前記起伏部の傾斜部(241、242)は、前記経路上の前記傾斜部(241、242)の底部を覆う被洗浄ゾーン(243、244)に、および前記傾斜部(241、242)の頂点部を覆う被洗浄ゾーン(247、248)に少なくとも関連付けられる、
    請求項8または9に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  11. 前記被洗浄ゾーン(243、245、244、246、247、248、221、222)は、部分的に重なり合う、
    請求項1~10のいずれか一項に記載のシール膜(2)を洗浄するための方法。
  12. 移動装置(11)と前記移動装置(11)に装着された洗浄部材(52)とを備える、液化ガスを収容することが意図されたタンクに適合したシール膜(2)を洗浄するための洗浄装置(5)であって、前記洗浄装置(5)は、前記移動装置(11)および/または前記移動装置(11)における前記洗浄部材(52)の前記設定を変更するための手段(53)を備え、前記洗浄装置(5)は、前記シール膜(2)に対する前記移動装置(11)の所定経路を被洗浄ゾーン(243、245、244、246、247、248、221、222)に分解した内訳を記憶して、前記シール膜(2)に対する前記移動装置(11)の第1通過工程における前記シール膜(2)の非連続的な洗浄に対応する順序に従って前記被洗浄ゾーンを順序付ける手段(53)を備え、複数の通過工程が、前記シール膜(2)全体を洗浄するために必要であり、前記分解した内訳は、各被洗浄ゾーンに対する別個の洗浄シーケンスを規定し、したがって、2つの洗浄シーケンスの間に前記設定を変更するための前記手段(53)を起動する手段が規定される、
    ことを特徴とする洗浄装置(5)。
  13. 前記設定変更手段(53)は、前記変更手段(53)により起動されたときに、前記移動装置(11)および/または前記洗浄部材(52)を移動させるが、前記移動の間に前記シール膜(2)を洗浄しないように構成される、
    請求項12に記載の洗浄装置(5)。
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