JP2024035683A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システムの異常状態を効果的に検知すること。【解決手段】情報処理装置10は、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを当該区間ごとに取得し、取得した各正常データを合成し、合成データを生成し、合成データを用いた機械学習により、測定データの入力に応じてデバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、デバイスから収集した記録済みの過去データファイルを表示画面(ビューア)で表示し、その全データから「普段の正常なデータ」を1箇所だけ期間選択し、1つのデータ群として機械学習を実行することによって機械学習モデルを作成する技術が知られている。
特開2022-094037号公報
しかしながら、従来技術では、システムの異常状態を検知するための正常状態の学習データを効率的に生成することが難しい。例えば、従来技術では、プラントにおいて、午前の間に正常稼働し、昼休みに一旦稼働を停止し、午後の間に正常稼働する装置について、午前午後のどちらのデータも学習したいところであるが、どちらか一方を選択する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、システムの異常状態を効果的に検知することを目的とする。
本発明は、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得する取得部と、取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成する生成部と、前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する訓練部と、を備える情報処理装置を提供する。
また、本発明は、コンピュータが、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得し、取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成し、前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する、処理を実行する情報処理方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得し、取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成し、前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する、処理を実行する情報処理プログラムを提供する。
本発明によれば、システムの異常状態を効果的に検知することができるという効果がある。
実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る測定データの一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る情報処理装置の指定データ記憶部の一例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置の合成データ記憶部の一例を示す図である。 実施形態に係る測定データの表示画面の一例を示す図である。 実施形態に係る測定データの指定画面の一例を示す図である。 実施形態に係る測定データの指定処理1を示す図である。 実施形態に係る測定データの指定処理2を示す図である。 実施形態に係る測定データの指定処理3を示す図である。 実施形態に係る情報処理全体の流れの一例を示すフローチャートである。 ハードウェア構成例を説明する図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態により限定されるものではない。
〔実施形態〕
以下に、実施形態に係る情報処理システム100の構成、情報処理装置10の構成、処理の流れを順に説明し、最後に実施形態の効果を説明する。
〔1.情報処理システム100の構成〕
図1を用いて、実施形態に係る情報処理システム100の構成を詳細に説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム100の構成例を示す図である。以下に、情報処理システム100全体の構成例、情報処理システム100の処理、参考技術の情報処理システムの問題点を順に説明し、最後に情報処理システム100の効果について説明する。なお、実施形態では、プラントに設置されるデバイスであるプラント機器を使用する生産モニタリングを一例にして説明するが、利用場所や利用分野を限定するものではなく、システムの異常の予兆を検知する環境モニタリングや電力モニタリング等にも適用することができる。
(1-1.情報処理システム100全体の構成例)
情報処理システム100は、情報処理装置である情報処理装置10、および測定機器であるセンサ機器20を有する。ここで、情報処理装置10およびセンサ機器20は、所定の通信網を介して相互に通信可能に接続される。また、情報処理装置10は、センサ機器20等のプラント機器を管理する利用者によって使用される。また、センサ機器20は、プラントに設置される。図1に示した情報処理システム100には、複数台の情報処理装置10が含まれてもよい。
情報処理システム100では、情報処理装置10に入力されるデータとして、センサ機器20から収集したリアルタイムの測定データIPが関与する。また、情報処理システム100では、情報処理装置10が出力するデータとして、システムの正常状態を示すヘルススコアOPが関与する。
(1-2.情報処理システム100全体の処理)
情報処理システム100において、まず、情報処理装置10は、取得した過去の測定データDAから算出モデル14cを訓練する学習処理を実行する(図1(1)参照)。次に、情報処理装置10の利用者は、センサ機器20の測定データIPの入力処理を実行する(図1(2)参照)。最後に、情報処理装置10は、ヘルススコアOPの出力処理を実行する(図1(3)参照)。以下では、情報処理システム100の処理について、学習処理、入力処理、出力処理の順に説明する。
(1-2-1.学習処理)
図1(1)に示すように、情報処理装置10は、学習処理を実行する。以下では、当該学習処理について、データ指定処理、データ合成処理、モデル学習処理の順に説明する。
(1-2-1-1.データ指定処理)
図1(1-1)に示すように、情報処理装置10は、複数の期間のデータを指定する。例えば、情報処理装置10は、センサ機器20から取得した過去の測定データDAのうち、異なる期間に含まれる正常データであるデータ群DA-1およびデータ群DA-2を指定する。
(1-2-1-2.データ合成処理)
図1(1-2)に示すように、情報処理装置10は、複数の期間のデータを合成する。例えば、情報処理装置10は、指定した異なる期間に含まれるデータ群DA-1およびデータ群DA-2を連結することによって、1つの期間に対応する合成データであるデータ群DBを生成する。
(1-2-1-3.モデル学習処理)
図1(1-3)に示すように、情報処理装置10は、合成データを用いて算出モデル14cの学習を実行する。例えば、情報処理装置10は、生成した合成データであるデータ群DBを算出モデル14cに入力することによって、測定データIPから正常状態を示すヘルススコアOPを出力する算出モデル14cを訓練する。
(1-2-2.入力処理)
図1(2)に示すように、情報処理装置10は、プラント機器であるセンサ機器20のリアルタイムデータである測定データIPの入力を受け付ける。例えば、情報処理装置10は、センサ機器20が送信する測定データIPとして、時刻(タイムスタンプ)が付与された温度データ、加速度データ、速度データの入力を受け付ける。
(1-2-3.出力処理)
図1(3)に示すように、情報処理装置10は、ヘルススコアOPを出力する。例えば、情報処理装置10は、センサ機器20が設置されるプラントの正常状態を示すヘルススコアOPとして、正常状態であれば正のスコア、異常状態であれば負のスコアを出力する。
(1-3.学習処理に使用する測定データ)
ここで、図2を用いて、学習処理に用いる測定データについて説明する。図2は、実施形態に係る測定データDの一例を示す図である。図2に示すように、学習処理に用いる測定データDは、タイムスタンプを付与されたデータ群であって、複数の異なるセンサ値(例:温度データ、加速度データ、速度データ)を含む。
図2(1)は、連続する期間で収集された複数の異なるセンサ値を含むデータ群を示す波形グラフであって、期間前半では正常状態であり、期間後半では異常状態であるデータ群を含む。このとき、学習処理に用いる測定データDとして、「正常データ」と示されたデータ群を使用し、「異常データ」と示されたデータ群は使用しない。
図2(2)は、連続する期間で収集された複数の異なるセンサ値を含むデータ群を示す波形グラフであって、期間全体で正常状態であるデータ群を含む。このとき、学習処理に用いる測定データDとして、「正常データ」と示されたデータ群全体を使用する。
図2(3)は、連続する期間で収集された複数の異なるセンサ値を含むデータ群を示す波形グラフであって、期間前半、期間後半ともに正常状態であるデータ群を含むが、センサ値が収集されていない「飛び石」の期間が存在する。このとき、学習処理に用いる測定データDとして、「正常データ1」および「正常データ2」と示された複数のデータ群を合成して使用する。
(1-4.参考技術の情報処理システム)
参考技術としての情報処理の概要について説明した上で、参考技術の問題点について説明する。
(1-4-1.参考技術の情報処理の概要)
参考技術の情報処理は、以下のように実行される。第1に、参考技術の情報処理装置は、図2に示すようなセンサ値の波形等のグラフを画面上に表示する。第2に、参考技術の情報処理装置の利用者は、表示された画面上で学習処理に使用したい期間のデータ群を1箇所だけ指定する。第3に、参考技術の情報処理装置は、指定されたデータ群を算出モデルに入力し、モデル学習を実行する。第4に、参考技術の情報処理装置は、センサ機器から収集したリアルタイムの測定データを訓練済みの算出モデルに入力することによって、プラントの正常状態を示すヘルススコアを算出する。
(1-4-2.参考技術の情報処理の問題点)
以下では、参考技術の情報処理の問題点について説明する。第1に、参考技術の情報処理装置は、学習期間を1箇所だけ指定し、当該期間のデータ群を取得し、モデル学習に使用する。すなわち、参考技術の情報処理装置は、図2に示した測定データのうち、図2(1)の「正常データ」や図2(2)の「正常データ」を使用することはできるが、図2(3)の「正常データ1」、「正常データ2」のうち、どちらか一方のみしかモデル学習に使用することができない(問題点1)。図2(3)の例は、プラントにおいて、朝~昼前が「午前の部」であって、運転開始し、正常稼働している状態(「正常データ1」)、昼が「昼休み」であって、運転を一旦停止し、昼過ぎ~夕方が「午後の部」であって、運転再開し、正常稼働している状態(「正常データ2」)、夕方~朝が「終業」であって、運転を停止している。したがって、参考技術の情報処理装置は、期間(区間)を1箇所しか選択できずに満足に学習データ数を確保することが難しく、断続的に稼働するモータのようなプラント機器のセンサ値を有効に活用することが難しい。
第2に、参考技術の情報処理装置は、複数のデータ群を合成してモデル学習に使用しないので、まだ結果が出ていない未来の予測値やシミュレーション値を現在までの実績値と合成することが難しい(問題点2)。
第3に、参考技術の情報処理装置は、複数期間のデータ群や予測値等を含むデータ群を合成してモデル学習に使用しないので、ヘルススコアOPの算出処理を高精度で実行することが難しい(問題点3)。すなわち、参考技術の情報処理装置は、正常データ区間が「飛び石」になっている場合には、複数区間のデータ群を学習データとして使用しても算出処理の精度を高めることが困難である。
(1-5.情報処理システム100の効果)
以下では、実施形態に係る情報処理システム100の概要について説明した上で、情報処理システム100の効果について説明する。
(1-5-1.情報処理システム100の概要)
第1に、情報処理装置10は、複数の期間のデータを指定する。第2に、情報処理装置10は、複数の期間のデータを合成する。第3に、情報処理装置10は、合成データを用いて算出モデル14cの学習を実行する。第4に、情報処理装置10は、測定データIPを収集する。第5に、情報処理装置10は、訓練済みの算出モデル14cを用いて、測定データIPからヘルススコアOPを出力する。
(1-5-2.情報処理システム100の効果)
上述した情報処理システム100は、以下の効果がある。第1に、情報処理システム100では、複数の期間をUI(User Interface)で選択できるようにし、複数の「飛び石」となった正常データ区間を任意に選択して学習実行し、満足な学習データ数を確保することが可能となる。したがって、情報処理システム100では、断続的に稼働するデバイスのセンサ値を有効活用が難しいという上記の問題点1の解決に寄与する。
第2に、情報処理システム100では、複数のデータ群は、結果が確定している現在までの実績値のみで構成される必要はなく、未来の値をシミュレーションで出した予測値を含むこともできるので、「未来にこのような値であれば、現在から未来にこのような運用をすればよい」という予測の部分にも応用できる。したがって、情報処理システム100では、未来予測値を含む複数データ群を選択し学習することが難しいという上記の問題点2の解決に寄与する。
第3に、情報処理システム100では、複数のデータ群を内部で連結して1つのデータ群としてまとめて学習することによって、よりよいAI(Artificial Intelligence)学習結果を得ることでAI解析の精度を向上させることができる。したがって、情報処理システム100では、「飛び石」となった正常データ区間の複数データ群では予測精度を高めることが難しいという上記の問題点3の解決に寄与する。
以上より、情報処理システム100は、学習データ数を確保し、未来予測値を含むデータ群の使用を可能とし、AI解析の精度を向上させることによって、システムの異常状態を効果的に検知できる。
〔2.情報処理装置10の構成〕
図3~図10を用いて、図1に示した情報処理システム100が有する情報処理装置10の機能構成について説明する。以下では、実施形態に係る情報処理装置10の構成例、情報処理装置10の表示画面の具体例、情報処理装置10のデータ指定処理の順に詳細に説明する。
(2-1.情報処理装置10の構成例)
図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置10の構成例について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。情報処理装置10は、入力部11、出力部12、通信部13、記憶部14および制御部15を有する。
(2-1-1.入力部11)
入力部11は、例えば、キーボードやマウス等で実現される。そして、入力部11は、情報処理装置10の利用者等から各種操作を受け付ける。例えば、入力部11は、情報処理装置10の利用者から学習処理に使用する測定データDを指定する入力を受け付ける。
(2-1-2.出力部12)
出力部12は、例えば、液晶ディスプレイ等で実現される。そして、出力部12は、各種情報を表示する。例えば、出力部12は、情報処理装置10の制御部15によって算出されたヘルススコアOPを表示する。
(2-1-3.通信部13)
通信部13は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部13は、所定の通信網(ネットワーク)と有線または無線で接続され、各種装置との間で情報の送受信を行う。
(2-1-4.記憶部14)
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部14は、図3に示すように、指定データ記憶部14a、合成データ記憶部14bおよび算出モデル14cを有する。そして、記憶部14は、制御部15が動作する際に参照する各種情報や、制御部15が動作した際に取得した各種情報を記憶する。
(2-1-4-1.指定データ記憶部14a)
指定データ記憶部14aは、制御部15の取得部15aによって取得された測定データDAであって、情報処理装置10の利用者によって指定された区間に含まれるデータ群を記憶する。ここで、図4を用いて、指定データ記憶部14aが記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置10の指定データ記憶部14aの一例を示す図である。図4の例において、指定データ記憶部14aは、「時間帯」、「温度データ」、「加速度データ」、「速度データ」といった項目を有する。
「時間帯」は、取得されたデータ群が測定された時間帯を示し、例えば開始時刻および終了時刻である。「温度データ」は、センサ機器20が測定したセンサ値のうち機器の温度を示し、例えばモータの温度を摂氏℃で表わしたものである。「加速度データ」は、センサ機器20が測定したセンサ値のうち機器の振動に関する情報を示し、例えばモータの加速度をm/sで表わしたものである。「加速度データ」は、センサ機器20が測定したセンサ値のうち機器の振動に関する情報を示し、例えばモータの速度をm/sで表わしたものである。
すなわち、図4では、「時間帯#1」で示される時間帯において、温度データ「温度データ#1」、加速度データ「加速度データ#1」、速度データ「速度データ#1」、・・・であって、「時間帯#2」で示される時間帯において、温度データ「温度データ#2」、加速度データ「加速度データ#2」、速度データ「速度データ#2」、・・・であって、「時間帯#3」で示される時間帯において、温度データ「温度データ#3」、加速度データ「加速度データ#3」、速度データ「速度データ#3」、・・・である例を示す。なお、上記の例において、各時間帯に含まれる「温度データ」、「加速度データ」、「速度データ」は、測定時刻ごとのタイムスタンプが付与された複数のデータを含む。
(2-1-4-2.合成データ記憶部14b)
合成データ記憶部14bは、制御部15の生成部15bによって生成された合成データDBを記憶する。ここで、図5を用いて、合成データ記憶部14bが記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置10の合成データ記憶部14bの一例を示す図である。図5の例において、合成データ記憶部14bは、「時間帯」、「温度データ」、「加速度データ」、「速度データ」といった項目を有する。
「時間帯」は、合成されたデータ群が含まれる時間帯を示し、例えば開始時刻および終了時刻である。「温度データ」は、センサ機器20が測定したセンサ値のうち機器の温度を示し、例えばモータの温度を摂氏℃で表わしたものである。「加速度データ」は、センサ機器20が測定したセンサ値のうち機器の振動に関する情報を示し、例えばモータの加速度をm/sで表わしたものである。「加速度データ」は、センサ機器20が測定したセンサ値のうち機器の振動に関する情報を示し、例えばモータの速度をm/sで表わしたものである。
すなわち、図5では、合成された「時間帯#1~#3」で示される時間帯において、温度データ「温度データ#1~#3」、加速度データ「加速度データ#1~#3」、速度データ「速度データ#1~#3」、・・・である例を示す。なお、上記の例において、各時間帯に含まれる「温度データ」、「加速度データ」、「速度データ」は、測定時刻ごとのタイムスタンプに対応するラベルが付与された複数のデータを含む。
(2-1-4-3.算出モデル14c)
算出モデル14cは、制御部15の訓練部15cによって訓練された機械学習モデルである。例えば、算出モデル14cは、センサ機器20が送信する温度データ、加速度データ、速度データ等のリアルタイムデータを説明変数とし、センサ機器20が設置されるプラントの正常状態を示すヘルススコアOP(正常状態:正のスコア、異常状態:負のスコア)を目的変数とする機械学習により訓練された訓練済みモデルである。例えば、算出モデル14cは、ランダムフォレスト(Random Forest)技術のクラス分類(Classification)を用い、クラス分類の手法として、再帰分割法であるブースト決定木(Boost Decision Tree)等の二値分類手法を用いて訓練された機械学習モデルである。
(2-1-5.制御部15)
制御部15は、当該情報処理装置10全体の制御を司る。制御部15は、取得部15a、生成部15b、訓練部15c、収集部15dおよび算出部15eを有する。ここで、制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現され得る。
(2-1-5-1.取得部15a)
取得部15aは、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを区間ごとに取得する。なお、取得部15aは、取得した測定データを指定データ記憶部14aに格納する。
以下では、取得部15aの処理として、取得するデータの種別について説明する。取得部15aは、プラントに設置されたプラント機器が収集する測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを区間ごとに取得する。
具体的な例について説明すると、取得部15aは、センサ機器20が測定するデータとして、{時間帯#1:温度データ#1,加速度データ#1,速度データ#1}、{時間帯#2:温度データ#2,加速度データ#2,速度データ#2}、{時間帯#3:温度データ#3,加速度データ#3,速度データ#3}、・・・のように、時間帯ごとに温度データ、加速度データ、速度データを取得する。
以下では、取得部15aの処理として、データ表示画面を用いて指定されたデータの取得処理について説明する。取得部15aは、測定データを所定のグラフを用いて表示するデータ表示画面を出力し、出力されたデータ表示画面上で利用者によって指定された複数の区間に含まれる各正常データを区間ごとに取得する。
例えば、取得部15aは、データ表示画面に複数の区間の候補を表示し、複数の区間の候補のうち選択された区間に含まれる各正常データを取得する。具体的な例について説明すると、後述する(2-3.指定処理の具体例)(2-3-2.指定処理2)で説明するように、取得部15aは、センサ機器20が測定した温度データ、加速度データ、速度データの波形のグラフを表示したデータ表示画面上で複数の区間の候補から、利用者がクリック操作することによって指定した区間に含まれるデータ群を取得する。
また、取得部15aは、所定の閾値を超過している測定データが含まれる区間を複数の区間の候補として表示し、複数の区間の候補のうち選択された区間に含まれる各正常データを取得する。具体的な例について説明すると、後述する(2-3.指定処理の具体例)(2-3-3.指定処理3)で説明するように、取得部15aは、センサ機器20が測定した温度データ、加速度データ、速度データの波形のグラフを表示したデータ表示画面上で閾値10.0を超過している複数の区間の候補から、利用者がチェックボックスにチェックを入力することによって指定した区間に含まれるデータ群を取得する。
以下では、取得部15aの処理として、データ表示画面を用いて指定されたデータの取得処理について説明する。取得部15aは、測定データのうち各正常データを取得する区間を入力可能または選択可能に表示するデータ指定画面を出力し、出力されたデータ指定画面上で利用者によって入力または選択された複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得する。
具体的な例について説明すると、後述する(2-3.指定処理の具体例)(2-3-1.指定処理1)で説明するように、取得部15aは、センサ機器20が測定した温度データ、加速度データ、速度データの波形のグラフを表示したデータ表示画面上で利用者が開始点と終了点をクリック操作することによって指定され、データ指定画面上で利用者が「OK」のボタンをクリック操作することによって確定される区間に含まれるデータ群を取得する。このとき、取得部15aは、データ表示画面を使用することなく、データ指定画面上で利用者が「指定時刻」を直接入力することによって指定される区間に含まれるデータ群を取得することもできる。
以下では、取得部15aの処理として、正常データまたは異常データを判定されたデータの取得処理について説明する。取得部15aは、デバイスによって測定される相関がある複数の異なる種別の各測定データのうち、各測定データすべてが正常なデータと判定された区間に含まれる各測定データを各正常データとして取得する。
具体的な例について説明すると、取得部15aは、センサ機器20が測定した温度データ、加速度データ、速度データ等の互いに相関関係が知られている、または相関関係が推定される数値について、すべての数値が各データ種別についてそれぞれ設定された上限閾値と下限閾値との範囲内である場合には、当該範囲内である区間に含まれる測定データが正常なデータ群として取得する。
以下では、取得部15aの処理として、デバイスによって測定された測定データだけではなく、予測値を含む予測データの取得処理について説明する。取得部15aは、測定データの予測値を含む予測データのうち正常なデータである予測正常データをさらに取得する。
具体的な例について説明すると、取得部15aは、センサ機器20が測定した温度データ、加速度データ、速度データのグラフの外挿によって予測された数値や、過去のデータを統計処理することによってシミュレーションした数値であって、各データ種別についてそれぞれ設定された上限閾値と下限閾値との範囲内であるデータを正常なデータ群として取得する。
(2-1-5-2.生成部15b)
生成部15bは、取得された各正常データを合成し、合成データを生成する。なお、取得部15aは、取得した測定データを指定データ記憶部14aに格納する。
以下では、生成部15bの処理として、生成するデータの種別について説明する。生成部15bは、複数の区間に含まれるプラント機器が収集する各正常データを合成し、合成データを生成する。
具体的な例について説明すると、生成部15bは、センサ機器20が測定する3つの時間帯ごとのデータ群{時間帯#1:温度データ#1,加速度データ#1,速度データ#1}、{時間帯#2:温度データ#2,加速度データ#2,速度データ#2}、{時間帯#3:温度データ#3,加速度データ#3,速度データ#3}を合成し、合成データ{時間帯#1~#3:温度データ#1~#3,加速度データ#1~#3,速度データ#1~#3}を生成する。
このとき、生成部15bは、データ群のタイムスタンプを付与し直すこともできる。例えば、生成部15bは、データ群1{時刻T005:データ005,時刻T006:データ006,時刻T007:データ007}、データ群2{時刻T009:データ009,時刻T010:データ010,時刻T011:データ011}、データ群3{時刻T015:データ015,時刻T016:データ016,時刻T017:データ017}を合成し、タイムスタンプを付与し直した合成データ{時刻T001:データ005,時刻T002:データ006,時刻T003:データ007,時刻T004:データ009,時刻T005:データ010,時刻T006:データ011,時刻T007:データ015,時刻T008:データ016,時刻T009:データ017}を生成することもできる。
以下では、生成部15bの処理として、予測値を含む予測正常データの生成処理について説明する。生成部15bは、各正常データと予測正常データとを合成し、予測合成データを生成する。
具体的な例について説明すると、生成部15bは、センサ機器20が測定する3つの時間帯ごとのデータ群{時間帯#1:温度データ#1,加速度データ#1,速度データ#1}、{時間帯#2:温度データ#2,加速度データ#2,速度データ#2}、{時間帯#3:温度データ#3,加速度データ#3,速度データ#3}と、センサ機器20が測定すると予測される正常データ(予測正常データ)のみを含む1つのデータ群{時間帯#4:温度データ#4,加速度データ#4,速度データ#4}を合成し、予測合成データ{時間帯#1~#4:温度データ#1~#4,加速度データ#1~#4,速度データ#1~#4}を生成する。このとき、生成部15bは、予測正常データのみを合成し、予測合成データを生成することもできる。
(2-1-5-3.訓練部15c)
訓練部15cは、合成データを用いた機械学習により、測定データの入力に応じてデバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する。なお、訓練部15cは、記憶部14に記憶された算出モデル14cを訓練する。
以下では、訓練部15cの処理として、訓練に使用するデータの種別について説明する。訓練部15cは、合成データを用いた機械学習により、測定データの入力に応じて、プラント機器が設置されるプラントの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する。
具体的な例について説明すると、訓練部15cは、生成部15bによって生成された合成データ{時間帯#1~#3:温度データ#1~#3,加速度データ#1~#3,速度データ#1~#3}を入力することによって、算出モデル14cを訓練する。
以下では、訓練部15cの処理として、予測値を含む予測正常データを使用した訓練処理について説明する。訓練部15cは、予測合成データを用いた機械学習により、機械学習モデルを訓練する。
具体的な例について説明すると、生成部15bによって生成された予測合成データ{時間帯#1~#4:温度データ#1~#4,加速度データ#1~#4,速度データ#1~#4}を入力することによって、算出モデル14cを訓練する。
(2-1-5-4.収集部15d)
収集部15dは、デバイスが送信する測定データを収集する。なお、収集部15dは、収集した測定データを記憶部14に格納してもよい。
収集するデータの種別について説明すると、収集部15dは、プラントに設置されるセンサ機器20が送信するモータの温度データ、加速度データ、速度データを収集する。
具体的な例について説明すると、センサ機器20が送信するリアルタイムデータとして、{時刻T101:温度データ101,加速度データ101,速度データ101}のように、タイムスタンプが付与された種別ごとのセンサ値を収集する。
(2-1-5-5.算出部15e)
算出部15eは、収集された測定データを、訓練済みである機械学習モデルに入力して得られる結果に基づき、デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを算出する。なお、算出部15eは、算出したスコアを記憶部14に格納してもよい。
算出されるスコアの種別について説明すると、算出部15eは、センサ機器20が設置されるプラントの正常状態を示すヘルススコアOPとして、正常状態であれば正のスコア、異常状態であれば負のスコアを出力する。このとき、算出部15eは、ヘルススコアOPとして、正のスコアの絶対値が大きければより正常な状態であり、負のスコアの絶対値が大きければより異常な状態であることを示すスコアを出力する。
具体的な例について説明すると、算出部15eは、{時刻T101:ヘルススコア「+1.0」}、{時刻T102:ヘルススコア「-1.0」}、{時刻T103:ヘルススコア「-2.0」}、・・・のように、時刻(タイムスタンプ)ごとにヘルススコアOPが異常値を示すスコアを算出する。
(2-2.表示画面の具体例)
図6および図7を用いて、情報処理装置10が表示する表示画面の具体例について説明する。以下では、データ表示画面、データ指定画面の順に説明する。
(2-2-1.データ表示画面)
図6を用いて、測定データDを所定のグラフを用いて表示するデータ表示画面について説明する。図6は、実施形態に係る測定データDの表示画面の一例を示す図である。図6の例に示すように、情報処理装置10は、複数の測定データDの時間当たりの強度を示す波形のグラフを表示する。例えば、情報処理装置10は、センサ機器20が送信する温度データ(図6(1)参照)を緑色、加速度データ(図6(2)参照)を赤色、速度データ(図6(3)参照)を青色のように、データの種別の判別を容易にするために色をつけて表示することもできる。また、情報処理装置10は、データの種別ごとに波形が重ならないように縦軸の単位(温度データ℃、加速度データm/s、速度データm/s)の縮尺を変更して表示することもできる。
(2-2-2.データ指定画面)
図7を用いて、測定データDのうち各正常データを取得する区間を入力可能または選択可能に表示するデータ指定画面について説明する。図7は、実施形態に係る測定データDの指定画面の一例を示す図である。図7の例に示すように、情報処理装置10は、学習データとして使用する測定データDを指定する「違和感検知 学習期間」として、利用者が「学習期間」を「指定時刻」と選択し、「開始時刻」を「2020/05/22 8:30」、「終了時刻」を「2020/05/22 11:45」と入力する画面を表示する。このとき、利用者は、図6で示したデータ表示画面上で波形のグラフの開始点と終了点を指定することによって、図7に示した「指定時刻」を指定することができる。また、利用者が「期間追加」のボタンをクリック操作することによって、「期間1」に指定された期間が表示される。同様にして、利用者が異なる期間を指定し「期間追加」のボタンをクリック操作することによって、「期間2」、「期間3」に指定された期間が表示される。そして、利用者が「OK」のボタンをクリック操作することによって、「期間1」~「期間3」の期間の指定が確定される。
(2-3.指定処理の具体例)
図8~図10を用いて、情報処理装置10の測定データDの指定処理の具体例について説明する。以下では、データ表示画面およびデータ指定画面を使用する指定処理1、データ表示画面を使用して連続データの期間候補を表示する指定処理2、データ表示画面を使用して「飛び石」データの期間候補を表示する指定処理3の順に説明する。
(2-3-1.指定処理1)
図8を用いて、データ表示画面およびデータ指定画面を使用する測定データDの指定処理1について説明する。図8は、実施形態に係る測定データDの指定処理1を示す図である。図8(1)に示すように、情報処理装置10の利用者は、データ表示画面上で波形のグラフの開始点と終了点を指定することによって、データ群DA-1を指定する。このとき、利用者が「期間追加」のボタンをクリック操作することによって、「期間1」に指定された期間「2020/05/22 8:30~11:45」が表示される。図8(2)に示すように、情報処理装置10の利用者は、データ表示画面上で波形のグラフの開始点と終了点を指定することによって、データ群DA-2を指定する。このとき、利用者が「期間追加」のボタンをクリック操作することによって、「期間2」に指定された期間「2020/05/22 12:30~17:15」が表示される。図8(3)に示すように、利用者は、利用者が「OK」のボタンをクリック操作することによって、「期間1」の期間「2020/05/22 8:30~11:45」、「期間2」の期間「2020/05/22 12:30~17:15」の指定が確定される。
上記の指定処理1の場合、「飛び石」になっている期間のどちらかだけの学習だと十分な学習を行うのにデータ数が不足するケースが考えられ、1箇所のデータ群学習ではその後に行うAI解析結果が満足を得られない可能性がある。ここで、上記の指定処理1では、2カ所の「飛び石」パターンとしたが、実際には不定期の断続運転装置である場合はもっと飛び石の箇所が増える。上記の指定処理1では複数期間選択を最大3期間としたが選択可能な期間数を増やしてもよく、無数の「飛び石」にも対応して柔軟に選択できる。上述してきたように、上記の指定処理1では、正常データ区間が「飛び石」となっているデータからも十分なAI学習を行うことが可能となり、AI解析が導入できる運用パターンを増やすことに貢献できる。
なお、上記の指定処理1では、「レコーダが記録済みの過去実績データ」を対象にしているが、対象となるデータは過去データに限定されず、例えばビューアが「ある決まったフォーマットで書かれたテキストデータなら、レコーダデータファイルと同様にデータ表示できる」という機能があれば、利用者が未来予測値をシミュレートして過去データと結合した連続データ表示することで、「未来予測値を含んで複数データ群を選択し学習実行可能」とできる。したがって、上記の指定処理1では、例えば「現在の運用状態と連続して考えた時に、この先の未来で、このチャネルの値がどのタイミングでどれぐらいの閾値を上回ると異常状態が発生することになるのか?」といった、異常を先回りでシミュレーションし分析対策ができる、というような使用方法も期待できる。
(2-3-2.指定処理2)
図9を用いて、データ表示画面を使用して連続データの期間候補を表示する指定処理2について説明する。図9は、実施形態に係る測定データDの指定処理2を示す図である。図9(1)~(3)に示すように、情報処理装置10は、データ表示画面上で複数の区間の候補(網掛け部)を表示する。このとき、利用者が図9(1)~(3)の区間の候補のうち指定したい区間の領域をクリック操作することによって、区間の指定が確定される。また、利用者は、表示された候補の領域をドラッグ操作することによって、開始点(開始時刻)と終了点(終了時刻)を変更することもできる。
すなわち、上記の指定処理2では、選択UIをダイアログボックス(データ指定画面)ではなく、波形表示上の選択操作の時点で複数を同時に選択できるようすることができる。一方、上記の指定処理2では、選択UIをダイアログボックスとして表示した場合にはその複数選択期間がプリセットで選択済みとなっていてもよい。
(2-3-3.指定処理3)
図10を用いて、データ表示画面を使用して「飛び石」データの期間候補を表示する指定処理3について説明する。図10は、実施形態に係る測定データDの指定処理3を示す図である。図10(1)に示すように、情報処理装置10は、データ表示画面上で複数の区間の候補(網掛け部)を表示する。このとき、情報処理装置10は、データ表示画面上で所定の閾値(10.0)を超過している区間を複数の区間の候補(網掛け部)として表示する。そして、図10(2)に示すように、利用者が表示された区間の候補のうち指定したい候補のチェックボックスにチェックを入力することによって、区間の指定が確定される(候補1、候補3、候補4、候補5、候補6、候補8)。
すなわち、上記の指定処理3では、利用者が手動で選択するのは対象箇所が多いと選択操作が煩雑となるので、「飛び石」の部分を自動で検索して、学習期間候補としてリスティングし、ユーザにはそのリストから任意の期間を選ばせることができる。例えば、上記の指定処理3では、「飛び石」期間か否かの判定において、事前に「下限10.0を下回っていたら飛び石のダウン期間とみなしてそれ以外をリスティングする」というような条件設定を利用者から受け付けることができる。
〔3.情報処理システム100の処理の流れ〕
図11を用いて、実施形態に係る情報処理システム100の処理の流れについて説明する。図11は、実施形態に係る情報処理全体の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、下記のステップS101~S106の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS101~S106の処理のうち、省略される処理があってもよい。以下では、情報処理システム100の処理の流れとして、学習処理、入出力処理の順に説明する。
(3-1.学習処理)
第1に、情報処理装置10は、データ取得処理を実行する(ステップS101)。例えば、情報処理装置10は、センサ機器20が測定した過去の測定データDAを取得する。
第2に、情報処理装置10は、データ指定処理を実行する(ステップS102)。例えば、情報処理装置10は、過去の測定データDAのうち、異なる期間に含まれる正常データであるデータ群DA-1およびデータ群DA-2を指定する。
第3に、情報処理装置10は、データ合成処理を実行する(ステップS103)。例えば、情報処理装置10は、指定した異なる期間に含まれるデータ群DA-1およびデータ群DA-2を連結することによって、1つの期間に対応する合成データであるデータ群DBを生成する。
第4に、情報処理装置10は、モデル学習処理を実行する(ステップS104)。例えば、情報処理装置10は、生成した合成データであるデータ群DBを算出モデル14cに入力することによって、測定データIPから正常状態を示すヘルススコアOPを出力する算出モデル14cを訓練する。
(3-2.入出力処理)
第1に、情報処理装置10は、データ収集処理を実行する(ステップS105)。例えば、情報処理装置10は、センサ機器20が送信する測定データIPとして、タイムスタンプが付与された温度データ、加速度データ、速度データの入力を受け付ける。
第2に、情報処理装置10は、スコア算出処理を実行する(ステップS106)。例えば、情報処理装置10は、センサ機器20が設置されるプラントの正常状態を示すヘルススコアOPとして、正常状態であれば正のスコア、異常状態であれば負のスコアを出力する。
〔4.実施形態の効果〕
最後に、実施形態の効果について説明する。以下では、実施形態に係る処理に対応する効果1~9について説明する。
(4-1.効果1)
第1に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを当該区間ごとに取得し、取得した各正常データを合成し、合成データを生成し、当該合成データを用いた機械学習により、測定データの入力に応じてデバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する。このため、本処理では、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-2.効果2)
第2に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、測定データを所定のグラフを用いて表示するデータ表示画面を出力し、出力したデータ表示画面上で利用者によって指定された複数の区間に含まれる各正常データを当該区間ごとに取得する。このため、本処理では、データ表示画面上で指定された測定データを学習処理に使用することによって、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-3.効果3)
第3に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、データ表示画面に複数の区間の候補を表示し、複数の区間の候補のうち選択された区間に含まれる各正常データを取得する。このため、本処理では、データ表示画面上で表示された候補のうち指定された測定データを学習処理に使用することによって、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-4.効果4)
第4に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、所定の閾値を超過している測定データが含まれる区間を複数の区間の候補として表示し、複数の区間の候補のうち選択された区間に含まれる各正常データを取得する。このため、本処理では、データ表示画面上で閾値をもとに表示された候補のうち指定された測定データを学習処理に使用することによって、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-5.効果5)
第5に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、測定データのうち各正常データを取得する区間を入力可能または選択可能に表示するデータ指定画面を出力し、出力したデータ指定画面上で利用者によって入力または選択された複数の区間に含まれる各正常データを区間ごとに取得する。このため、本処理では、データ指定画面上で指定された測定データを学習処理に使用することによって、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-6.効果6)
第6に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、デバイスによって測定される相関がある複数の異なる種別の各測定データのうち、各測定データすべてが正常なデータと判定された区間に含まれる各測定データを各正常データとして取得する。このため、本処理では、複数の異なる種別の測定データを効率的に正常データと判定し、かつ学習処理に使用することによって、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-7.効果7)
第7に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、測定データの予測値を含む予測データのうち正常なデータである予測正常データをさらに取得し、各正常データと予測正常データとを合成し、予測合成データを生成し、予測合成データを用いた機械学習により、機械学習モデルを訓練する。このため、本処理では、過去の測定データだけではなく将来の測定データを学習処理に使用することによって、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-8.効果8)
第8に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、デバイスが送信する測定データを収集し、収集した測定データを、訓練済みである機械学習モデルに入力して得られる結果に基づき、デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを算出する。このため、本処理では、リアルタイムデータを使用してシステムの正常状態または異常状態を適切に可視化するによって、システムの異常状態を効果的に検知することができる。
(4-9.効果9)
第9に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、プラントに設置されたプラント機器が収集する測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを区間ごとに取得し、複数の区間に含まれるプラント機器が収集する各正常データを合成し、合成データを生成し、合成データを用いた機械学習により、測定データの入力に応じて、プラント機器が設置されるプラントの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する。このため、本処理では、プラントにおけるプラント機器から収集した測定データを学習処理に使用することによって、プラントの異常状態を効果的に検知することができる。
〔システム〕
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
〔ハードウェア〕
次に、情報処理装置10のハードウェア構成例を説明する。なお、情報処理装置10等の他の装置も同様のハードウェア構成とすることができる。図12は、ハードウェア構成例を説明する図である。図12に示すように、情報処理装置10は、通信装置10a、HDD(Hard Disk Drive)10b、メモリ10c、プロセッサ10dを有する。また、図12に示した各部は、バス等で相互に接続される。
通信装置10aは、ネットワークインタフェースカードなどであり、他のサーバとの通信を行う。HDD10bは、図3に示した機能を動作させるプログラムやDBを記憶する。
プロセッサ10dは、図3に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD10b等から読み出してメモリ10cに展開することで、図3等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。例えば、このプロセスは、情報処理装置10が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、プロセッサ10dは、取得部15a、生成部15b、訓練部15c、収集部15d、算出部15e等と同様の機能を有するプログラムをHDD10b等から読み出す。そして、プロセッサ10dは、取得部15a、生成部15b、訓練部15c、収集部15d、算出部15e等と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
このように、情報処理装置10は、プログラムを読み出して実行することで各種処理方法を実行する装置として動作する。また、情報処理装置10は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施形態と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施形態でいうプログラムは、情報処理装置10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することができる。
〔その他〕
開示される技術特徴の組合せのいくつかの例を以下に記載する。
(1)デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得する取得部と、取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成する生成部と、前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する訓練部と、を備える情報処理装置。
(2)前記取得部は、前記測定データを所定のグラフを用いて表示するデータ表示画面を出力し、出力された前記データ表示画面上で利用者によって指定された前記複数の区間に含まれる前記各正常データを前記区間ごとに取得する、(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記取得部は、前記データ表示画面に複数の区間の候補を表示し、前記複数の区間の候補のうち選択された前記区間に含まれる前記各正常データを取得する、(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記取得部は、所定の閾値を超過している前記測定データが含まれる区間を前記複数の区間の候補として表示し、前記複数の区間の候補のうち選択された前記区間に含まれる前記各正常データを取得する、(3)に記載の情報処理装置。
(5)前記取得部は、前記測定データのうち前記各正常データを取得する前記区間を入力可能または選択可能に表示するデータ指定画面を出力し、出力された前記データ指定画面上で利用者によって入力または選択された前記複数の区間に含まれる前記各正常データを前記区間ごとに取得する、(1)~(4)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(6)前記取得部は、デバイスによって測定される相関がある複数の異なる種別の各測定データのうち、前記各測定データすべてが正常なデータと判定された区間に含まれる前記各測定データを前記各正常データとして取得する、(1)~(5)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(7)前記取得部は、前記測定データの予測値を含む予測データのうち正常なデータである予測正常データをさらに取得し、前記生成部は、前記各正常データと前記予測正常データとを合成し、予測合成データを生成し、前記訓練部は、前記予測合成データを用いた機械学習により、前記機械学習モデルを訓練する、(1)~(6)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(8)前記デバイスが送信する前記測定データを収集する収集部と、収集された前記測定データを、訓練済みである前記機械学習モデルに入力して得られる結果に基づき、前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを算出する算出部と、をさらに備える(1)~(7)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(9)前記取得部は、プラントに設置されたプラント機器が収集する前記測定データのうち、前記複数の区間に含まれる前記各正常データを前記区間ごとに取得し、生成部は、
前記複数の区間に含まれる前記プラント機器が収集する前記各正常データを合成し、前記合成データを生成し、前記訓練部は、前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて、前記プラント機器が設置される前記プラントの正常状態を示すスコアを出力する前記機械学習モデルを訓練する、(1)~(8)のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(10)コンピュータが、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得し、取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成し、前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する、処理を実行する情報処理方法。
(11)コンピュータに、デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得し、取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成し、前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する、処理を実行する情報処理プログラム。
10 情報処理装置
11 入力部
12 出力部
13 通信部
14 記憶部
14a 指定データ記憶部
14b 合成データ記憶部
14c 算出モデル
15 制御部
15a 取得部
15b 生成部
15c 訓練部
15d 収集部
15e 算出部
20 センサ機器
100 情報処理システム

Claims (11)

  1. デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得する取得部と、
    取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成する生成部と、
    前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する訓練部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記取得部は、
    前記測定データを所定のグラフを用いて表示するデータ表示画面を出力し、出力された前記データ表示画面上で利用者によって指定された前記複数の区間に含まれる前記各正常データを前記区間ごとに取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、
    前記データ表示画面に複数の区間の候補を表示し、前記複数の区間の候補のうち選択された前記区間に含まれる前記各正常データを取得する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、
    所定の閾値を超過している前記測定データが含まれる区間を前記複数の区間の候補として表示し、前記複数の区間の候補のうち選択された前記区間に含まれる前記各正常データを取得する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、
    前記測定データのうち前記各正常データを取得する前記区間を入力可能または選択可能に表示するデータ指定画面を出力し、出力された前記データ指定画面上で利用者によって入力または選択された前記複数の区間に含まれる前記各正常データを前記区間ごとに取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、
    デバイスによって測定される相関がある複数の異なる種別の各測定データのうち、前記各測定データすべてが正常なデータと判定された区間に含まれる前記各測定データを前記各正常データとして取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得部は、
    前記測定データの予測値を含む予測データのうち正常なデータである予測正常データをさらに取得し、
    前記生成部は、
    前記各正常データと前記予測正常データとを合成し、予測合成データを生成し、
    前記訓練部は、
    前記予測合成データを用いた機械学習により、前記機械学習モデルを訓練する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記デバイスが送信する前記測定データを収集する収集部と、
    収集された前記測定データを、訓練済みである前記機械学習モデルに入力して得られる結果に基づき、前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを算出する算出部と、
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得部は、
    プラントに設置されたプラント機器が収集する前記測定データのうち、前記複数の区間に含まれる前記各正常データを前記区間ごとに取得し、
    生成部は、
    前記複数の区間に含まれる前記プラント機器が収集する前記各正常データを合成し、前記合成データを生成し、
    前記訓練部は、
    前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて、前記プラント機器が設置される前記プラントの正常状態を示すスコアを出力する前記機械学習モデルを訓練する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータが、
    デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得し、
    取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成し、
    前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する、
    処理を実行する情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    デバイスによって測定される測定データのうち、複数の区間に含まれる各正常データを前記区間ごとに取得し、
    取得された前記各正常データを合成し、合成データを生成し、
    前記合成データを用いた機械学習により、前記測定データの入力に応じて前記デバイスが設置されるシステムの正常状態を示すスコアを出力する機械学習モデルを訓練する、
    処理を実行する情報処理プログラム。
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