JP2024035458A - 二次電池保護集積回路、電源システム及びバッテリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーダウン状態の解除の利便性の向上。【解決手段】第1電源端子及び第2電源端子を備え、前記第1電源端子が二次電池の第1電極に接続され、かつ、前記第2電源端子が前記二次電池の第2電極に接続されているとき、前記第1電極に接続される放電経路に直列に挿入される放電制御トランジスタにより前記放電経路を遮断することで前記二次電池を保護する二次電池保護集積回路であって、入力端子と、出力端子と、前記入力端子のレベルが第1レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオフにし、かつ、前記出力端子と前記第1電源端子との間を接続する放電遮断状態に遷移させる制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記放電遮断状態において、前記入力端子のレベルが前記第1レベルとは異なる第2レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオンにする、二次電池保護集積回路。【選択図】図1

Description

本開示は、二次電池保護集積回路、電源システム及びバッテリ装置に関する。
従来、二次電池の負極と、負荷のグランドに接続されるマイナス端子との間の充放電電流経路に挿入される放電FETをオフすることによって、前記二次電池を保護する回路が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この回路は、制御信号が入力される端子を備え、当該端子に制御信号が入力されると、自身をパワーダウン状態にするとともに前記放電FETをオフすることによって、前記二次電池の電力消費を抑制するものである。
特開2012-267407号公報
しかしながら、従来の技術では、パワーダウン状態を解除するには充電器を接続する必要がある。そのため、充電器が無ければパワーダウン状態を解除できず、使い勝手が良くない場合がある。
本開示は、パワーダウン状態の解除の利便性が向上する技術を提供する。
本開示の第1態様として、
第1電源端子及び第2電源端子を備え、
前記第1電源端子が二次電池の第1電極に接続され、かつ、前記第2電源端子が前記二次電池の第2電極に接続されているとき、前記第1電極に接続される放電経路に直列に挿入される放電制御トランジスタにより前記放電経路を遮断することで前記二次電池を保護する二次電池保護集積回路であって、
入力端子と、
出力端子と、
前記入力端子のレベルが第1レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオフにし、かつ、前記出力端子と前記第1電源端子との間を接続する放電遮断状態に遷移させる制御回路と、を備え、
前記制御回路は、前記放電遮断状態において、前記入力端子のレベルが前記第1レベルとは異なる第2レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオンにする、二次電池保護集積回路が提供される。
本開示の第2態様として、
第1電源端子及び第2電源端子を備え、
前記第1電源端子が二次電池の第1電極に接続され、かつ、前記第2電源端子が前記二次電池の第2電極に接続されているとき、前記第1電極に接続される放電経路に直列に挿入される放電制御トランジスタにより前記放電経路を遮断することで前記二次電池を保護する二次電池保護集積回路であって、
入出力端子と、
前記入出力端子のレベルが第1レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオフにし、かつ、前記入出力端子と前記第1電源端子との間を接続する放電遮断状態に遷移させる制御回路と、を備え、
前記制御回路は、前記放電遮断状態において、前記入出力端子のレベルが前記第1レベルとは異なる第2レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオンにする、二次電池保護集積回路が提供される。
本開示によれば、パワーダウン状態の解除の利便性が向上する。
第1実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。 第1実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。 第2実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。 第2実施形態の二次電池保護集積回路内の制御回路の一構成例を示す図である。 第3実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。 第3実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態の二次電池保護集積回路内の制御回路の一構成例を示す図である。 第4実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。 第4実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。 第5実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。 第5実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。
以下、本開示の実施形態を図面に従って説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。図1に示す電源システム401は、二次電池70を電源とするシステムである。電源システム401は、バッテリ装置101、外部回路340及びUSBポート310を備える。外部回路340及びUSBポート310は、電子機器301に備えられる。
バッテリ装置101は、二次電池70及び電池保護回路80を備える。二次電池70及び電池保護回路80は、バッテリ装置101に内蔵される。バッテリ装置101は、電子機器301に内蔵されてもよいし、外付けされてもよい。バッテリ装置101は、例えば、電池パックである。
二次電池70は、充放電可能な電池の一例である。二次電池70は、端子P+と端子P-に接続される電子機器301(又は、USBポート310の端子VBUSと端子GNDに接続される不図示の負荷)に電力を供給する。二次電池70は、端子P+と端子P-に接続される充電器(又は、USBポート310の端子VBUSと端子GNDに接続される充電器)によって充電されることが可能である。二次電池70の具体例として、リチウムイオン電池やリチウムポリマ電池などが挙げられる。二次電池70は、正極71と負極72を有する。
電子機器301は、バッテリ装置101の二次電池70を電源とする負荷の一例である。電子機器301の具体例として、携帯電話、スマートフォン、タブレット、イヤホンなどのポータブル機器が挙げられる。電子機器301は、これらの機器に限られない。
電池保護回路80は、二次電池70を電源として動作する二次電池保護回路の一例であり、二次電池70の充放電を制御することによって二次電池70を過充電や過放電等から保護する。電池保護回路80は、端子P+、端子P-、端子B+、端子B-、端子S-、端子PSA、抵抗素子Rpu、スイッチ回路3および保護IC201を備える。
端子P+は、負荷プラス端子の一例であり、電子機器301の電源線311が接続される。端子P-は、負荷マイナス端子の一例であり、電子機器301のグランド線312が接続される。端子B+は、電池プラス端子の一例であり、二次電池70の正極71に接続される。端子B-は、電池マイナス端子の一例であり、二次電池70の負極72に接続される。
端子B+と端子P+とは、プラス側電流経路4によって接続されている。プラス側電流経路4は、端子B+と端子P+との間の電源経路である。プラス側電流経路4は、二次電池70の充電電流が流れる充電経路又は二次電池70の放電電流が流れる放電経路として機能する。プラス側電流経路4は、二次電池70の正極71と端子P+との間の充放電電流経路の一例である。
端子B-と端子P-とは、マイナス側電流経路5によって接続されている。マイナス側電流経路5は、端子B-と端子P-との間の電流経路である。マイナス側電流経路5は、二次電池70の充電電流が流れる充電経路又は二次電池70の放電電流が流れる放電経路として機能する。マイナス側電流経路5は、二次電池70の負極72と端子P-との間の充放電電流経路の一例である。
スイッチ回路3は、端子B-と端子P-との間のマイナス側電流経路5に直列に挿入される。スイッチ回路3は、例えば、充電制御トランジスタ1と放電制御トランジスタ2を備え、充電制御トランジスタ1と放電制御トランジスタ2が直列に接続された直列回路である。充電制御トランジスタ1は、二次電池70の充電経路を遮断する充電経路遮断部の一例である。放電制御トランジスタ2は、二次電池70の放電経路を遮断する放電経路遮断部の一例である。
図示の場合、充電制御トランジスタ1は、二次電池70の充電電流が流れるマイナス側電流経路5を遮断し、放電制御トランジスタ2は、二次電池70の放電電流が流れるマイナス側電流経路5を遮断する。充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2は、マイナス側電流経路5を導通するか遮断するか切り替えるスイッチング素子であり、マイナス側電流経路5に直列に挿入されている。充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2は、例えば、Nチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。
充電制御トランジスタ1は、ドレインとソースとの間に、二次電池70の充電電流の向きとは逆の向きを順方向とする寄生ダイオード1aを有する。充電制御トランジスタ1は、充電制御トランジスタ1の寄生ダイオード1aの順方向が二次電池70の放電電流の流れる方向に一致するようにマイナス側電流経路5に直列に挿入されたスイッチ素子である。
放電制御トランジスタ2は、ドレインとソースとの間に、二次電池70の放電電流の向きとは逆の向きを順方向とする寄生ダイオード2aを有する。放電制御トランジスタ2は、放電制御トランジスタ2の寄生ダイオード2aの順方向が二次電池70の充電電流の流れる方向に一致するようにマイナス側電流経路5に直列に挿入されたスイッチ素子である。
保護IC201は、二次電池保護集積回路の一例である。保護IC201は、二次電池70を電源として動作する。保護IC201は、例えば、二次電池70の正極71と負極72との間の電池電圧("セル電圧"とも称する)で動作する集積回路(IC)である。
保護IC201は、スイッチ回路3を制御することによって、二次電池70を過放電等から保護する。例えば、保護IC201は、充電制御トランジスタ1をオフにすることによって、二次電池70を充電異常(例えば、過充電、充電方向の過電流(充電過電流)など)から保護する。一方、保護IC201は、放電制御トランジスタ2をオフにすることによって、二次電池70を放電異常(例えば、過放電、放電方向の過電流(放電過電流)など)から保護する。
保護IC201は、例えば、充電制御端子(端子COUT)、放電制御端子(端子DOUT)、監視端子(端子V-)、電源端子(端子VDD)、グランド端子(端子VSS)、電流検出端子(端子CS)、入力端子(端子PS)及び出力端子(端子SWL)を備える。これらの端子は、保護IC201の内部回路を保護IC201の外部と接続するための外部接続端子である。
端子COUTは、充電制御トランジスタ1のゲート(制御端子)に接続され、充電制御トランジスタ1をオン及びオフさせる信号を出力する。端子DOUTは、放電制御トランジスタ2のゲート(制御端子)に接続され、放電制御トランジスタ2をオン及びオフさせる信号を出力する。
端子V-は、端子P-の電位の監視に使用され、端子P-に接続されている。端子V-は、例えば、保護IC201内の検出回路が電子機器301又は充電器の接続の有無を監視するのに使用される。端子V-は、スイッチ回路3と端子P-との間においてマイナス側電流経路5に接続されている。
端子VDDは、保護IC201の電源端子であり、二次電池70の正極71及びプラス側電流経路4に接続されている。端子VSSは、保護IC201のグランド端子であり、二次電池70の負極72及びマイナス側電流経路5に接続されている。端子VSSは、スイッチ回路3と端子B-との間においてマイナス側電流経路5に接続されている。換言すれば、端子VSSは、放電制御トランジスタ2と負極72との間においてマイナス側電流経路5に接続されている。この例では、端子VSSは、センス抵抗6と負極72との間においてマイナス側電流経路5に接続されている。
端子CSは、スイッチ回路3の放電制御トランジスタ2とセンス抵抗6との間においてマイナス側電流経路5に接続されている。センス抵抗6は、スイッチ回路3と端子B-との間においてマイナス側電流経路5に直列に挿入される電流検出抵抗である。センス抵抗6は、放電制御トランジスタ2と負極72との間においてマイナス側電流経路5に直列に挿入されている。
端子PSは、端子PSAと抵抗素子Rpuに接続されている。端子PSは、抵抗素子Rpuを介して、スイッチ回路3と端子P-との間においてマイナス側電流経路5に接続されている。端子PSは、保護IC201の消費電力を削減する指令信号(強制シャットダウン信号)が端子PSAを経由して入力される。
端子SWLは、端子S-に接続されている。端子SWLと端子VSSは、保護IC201の内部において、内部スイッチ31及び内部抵抗32を介して接続されている。内部スイッチ31及び内部抵抗32は、保護IC201に内蔵されている。
保護IC201は、二次電池70の保護動作を行う。保護IC201は、異常検出回路20及び制御回路21を備える。異常検出回路20は、二次電池70の電流又は電圧の異常を検出する手段の一例である。制御回路21は、異常検出回路20による異常検出結果に基づいて、スイッチ回路3の充電制御トランジスタ1又は放電制御トランジスタ2のオンオフを制御するスイッチ制御回路を有する。制御回路21及びスイッチ制御回路は、例えば、論理回路によって構成される。
異常検出回路20は、端子VDDと端子VSSとの間の電源電圧Vdを監視する。制御回路21は、所定の過充電検出電圧VDET1よりも高い電源電圧Vdが異常検出回路20により検出されると、充電制御トランジスタ1をオフにする。制御回路21は、所定の過充電復帰電圧VRET1よりも低い電源電圧Vdが異常検出回路20により検出されると、充電制御トランジスタ1をオンにする。制御回路21は、所定の過放電検出電圧VDET2よりも低い電源電圧Vdが異常検出回路20により検出されると、放電制御トランジスタ2をオフにする。制御回路21は、所定の過放電復帰電圧VRET2よりも高い電源電圧Vdが異常検出回路20により検出されると、放電制御トランジスタ2をオンにする。
外部回路340は、抵抗素子Rpd、スイッチ40、システム回路41、PMIC42及び電圧制御スイッチ43を備える。外部回路340は、例えば、電子機器301の電源回路である。
スイッチ40は、保護IC201の外部に設けられ、端子PSと端子SWLとの間を接続するか遮断するか切り替える素子である。この例では、スイッチ40は、バッテリ装置101の外部に設けられている。スイッチ40と抵抗素子Rpdとの直列回路は、端子S-と端子PSAとの間に直列に挿入されている。スイッチ40は、例えば、ユーザの操作によりオン又はオフされる素子である。スイッチ40は、例えば、電子機器301の電源スイッチである。スイッチ40は、電源スイッチ以外のスイッチでもよい。
システム回路41は、所定の条件が成立すると、強制シャットダウン信号を端子GPIOから出力する。システム回路41は、電源線311とグランド線312との間の内部電源電圧で動作する。GPIOは、汎用入出力を意味する。
PMIC42は、電源線311とグランド線312との間の内部電源電圧を所定の目標電圧値に電圧制御スイッチ43により制御するパワーマネージメント集積回路である。PMIC42は、端子VBUSと端子GNDとの間の外部電圧を降圧又は昇圧して電源線311とグランド線312との間の内部電源電圧を生成する。または、PMIC42は、電源線311とグランド線312との間の内部電源電圧を降圧又は昇圧して端子VBUSと端子GNDとの間の外部電圧を生成する。
図2は、第1実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。図2は、保護IC201の動作モードの遷移を表す。次に、図1を参照して、図2について説明する。
図2において、「GPIO」は、端子GPIOの電圧レベルを表す。「Power switch」は、スイッチ40のオン又はオフの状態を表す。「PS」は、端子PSの電圧レベルを表す。「SWL」は、端子SWLの電圧レベルを表す。「Vbattery」は、端子P+と端子P-との間の電圧(バッテリ出力電圧)を表す。通常モードは、通常状態とも称する。パワーセーブモードは、強制シャットダウン状態とも称する。
保護IC201の制御回路21は、通常モードにおいて、充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2をオンにしている。放電制御トランジスタ2のオンにより、バッテリ出力電圧Vbatteryは、二次電池70のセル電圧Vcellに略等しい。制御回路21は、通常モードにおいて、端子SWLを端子VDDにプルアップ接続しているが、端子SWLを開放出力としてもよい。
電子機器301のシステム回路41は、所定の条件が成立すると、ハイレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから出力する。システム回路41は、所定の条件が成立している期間、ハイレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから継続的に出力する。
制御回路21は、通常モードにおいて、端子PSのレベルが第1レベル(この例では、端子VSSと略同一の電位のレベル)から変化すると、保護IC201の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。制御回路21は、例えば、端子PSのレベルが上昇し第1閾値Vps_detよりも高い状態が所定時間(遅延時間d1)以上継続すると、保護IC201の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。
パワーセーブモードは、放電制御トランジスタ2をオフにし、かつ、端子SWLと端子VSSとの間を内部スイッチ31のオンにより接続する放電遮断状態である。放電制御トランジスタ2のオフにより、バッテリ出力電圧Vbatteryは、略零になるので、システム回路41は停止し、強制シャットダウン信号を出力する端子GPIOのレベルはハイインピーダンス(Hi Z)になる。バッテリ出力電圧Vbatteryは、略零になるので、電子機器301の消費電流が低減する。また、制御回路21は、パワーセーブモードでは、異常検出回路20の電源を遮断する。異常検出回路20の電源の遮断により、保護IC201の消費電流が低減する。
端子SWLと端子VSSとの間が内部スイッチ31のオンにより接続されることで、端子SWLは、端子VSS及び負極72と略同一の電位となる。これにより、スイッチ40の第1端は、端子VSS及び負極72と略同一の電位となる。一方、放電制御トランジスタ2がオフすると、端子P-は、外部回路340の存在により、端子P+及び正極71と略同一の電位となる。これにより、端子PS及びスイッチ40の第2端は、端子P+及び正極71と略同一の電位となる。
次に、パワーセーブモードにおいて、スイッチ40がオンすると、端子PSのレベルは、第1レベルとは異なる第2レベルから第3レベルに遷移する。この例では、第2レベルは、端子P+及び正極71と略同一の電位のレベルであり、第3レベルは、第2レベルよりも低いレベルである。第3レベルは、この例では、セル電圧Vcellが抵抗素子Rpu、抵抗素子Rpdおよび内部抵抗32により分圧されることで得られるレベルに相当する。抵抗素子Rpuは、抵抗値が内部抵抗32及び抵抗素子Rpdよりも十分に大きい。なお、抵抗素子Rpuは、抵抗値を有する導通素子であればよいので、MOSFET等のトランジスタでもよい。
制御回路21は、パワーセーブモードにおいて、端子PSのレベルが低下し第2閾値Vps_relよりも低い状態が所定時間(遅延時間d2)以上継続すると、保護IC201の動作モードをパワーセーブモードから通常モードに遷移(復帰)させる。
制御回路21は、通常モードに復帰すると、放電制御トランジスタ2をオンにし、かつ、端子SWLと端子VSSとの間を内部スイッチ31のオフにより遮断する。制御回路21は、通常モードに復帰すると、端子SWLを端子VDDにプルアップ接続するが、端子SWLを開放出力としてもよい。
このように、第1実施形態では、制御回路21は、入力端子PSのレベルが第1レベルから変化すると、放電制御トランジスタ2をオフにし、かつ、出力端子SWLと端子VSSとの間を接続する放電遮断状態に遷移させる。そして、制御回路21は、その放電遮断状態において、端子PSのレベルが第2レベルから変化すると、放電制御トランジスタ2をオンにする。放電遮断状態では、システム回路41の電源は放電制御トランジスタ2のオフにより遮断されているので、システム回路41は、スイッチ40のオンを検知できず、パワーセーブモードを解除する制御信号を出力できない。
しかし、第1実施形態では、放電遮断状態では、出力端子SWLと端子VSSとの間が接続されるので、スイッチ40の第1端を端子VSS及び負極72と略同一の電位に設定できる。したがって、スイッチ40のオンに連動して端子PSのレベルが変化するので、制御回路21は、放電遮断状態において、スイッチ40のオンを検知でき、スイッチ40のオンの検知に伴って放電制御トランジスタ2をオンにできる。よって、充電器を接続しなくても、スイッチ40のオンによってパワーセーブモードが解除されるので、パワーダウン状態の解除の利便性が向上する。
なお、第1実施形態では、端子VSSは、第1電源端子の一例であり、端子VDDは、第2電源端子の一例であり、負極72は、第1電極の一例であり、正極71は、第2電極の一例であり、マイナス側電流経路5は、第1電極に接続される放電経路の一例である。また、第1実施形態では、端子PSは、入力端子の一例であり、端子SWLは、出力端子の一例である。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成、作用及び効果についての説明は、上述の説明を援用することで、省略又は簡略する。第2実施形態は、第1実施形態の抵抗素子Rpuが端子PSに外付けされず、抵抗素子Rpuと同様の機能の内部抵抗Ru2が二次電池保護集積回路に内蔵されている点で、第1実施形態と相違する。
図3に示す電源システム402は、バッテリ装置102を備える。バッテリ装置102は、電池保護回路81を備える。電池保護回路81は、端子P+、端子P-、端子S-、端子PSA、スイッチ回路3および保護IC202を備える。
保護IC202は、二次電池保護集積回路の一例である。保護IC202は、異常検出回路20及び制御回路22を備える。制御回路22は、異常検出回路20による異常検出結果に基づいて、スイッチ回路3の充電制御トランジスタ1又は放電制御トランジスタ2のオンオフを制御するスイッチ制御回路を有する。制御回路22は、内部スイッチSW1、内部スイッチSW2及び判定回路33を有する。
内部スイッチSW1は、端子SWLと端子VSSとの間を接続するか遮断するかを切り替える機能と、端子SWLと端子VDDとの間を接続するか遮断するかを切り替える機能と、を有する。この例では、内部スイッチSW1は、内部抵抗Rd1を介して端子SWLを端子VSSにプルダウン接続するか、内部抵抗Ru1を介して端子SWLを端子VDDにプルアップ接続するか、端子SWLを開放出力とするかを切り替える。
内部スイッチSW2は、端子PSと端子VSSとの間を接続するか遮断するかを切り替える機能と、端子PSと端子VDDとの間を接続するか遮断するかを切り替える機能と、を有する。この例では、内部スイッチSW2は、内部抵抗Rd2を介して端子PSを端子VSSにプルダウン接続するか、内部抵抗Ru2を介して端子PSを端子VDDにプルアップ接続するか、端子PSを開放入力とするかを切り替える。
判定回路33は、端子PSのレベルに応じて、内部スイッチSW1及び内部スイッチSW2の切り替え動作を制御する。
図4は、第2実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。図4は、保護IC202の動作モードの遷移を表す。次に、図3を参照して、図4について説明する。
図4において、「SW」は、スイッチ40のオン又はオフの状態を表す。「GPIO」は、端子GPIOの電圧レベルを表す。「PS(入力)」は、端子PSの電圧レベルを表す。「SWL(出力)」は、端子SWLの電圧レベルを表す。「強制シャットダウンフラグ」は、制御回路22が保護IC202の動作モードをパワーセーブモードに設定しているか否かの情報を表す。「DOUT:放電制御出力」は、端子DOUTの電圧レベルを表す。「P-」は、端子P-の電位レベルを表す。
保護IC202の制御回路22は、通常モードにおいて、充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2をオンにしている。放電制御トランジスタ2のオンにより、端子P-のレベルは負極72のレベルに略同一であり、バッテリ出力は通電状態となっている。制御回路22は、通常モードにおいて、端子SWLを端子VDDにプルアップ接続しているが(SW1=Ru1)、端子SWLを開放出力としてもよい。一方、制御回路22は、通常モードにおいて、端子PSを端子VSSにプルダウン接続している(SW2=Rd2)。
電子機器301のシステム回路41は、所定の条件が成立すると、ハイレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから出力する。システム回路41は、所定の条件が成立している期間、ハイレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから継続的に出力する。
制御回路22は、通常モードにおいて、端子PSのレベルが第1レベル(この例では、端子VSSと略同一の電位のレベル)から変化すると、保護IC202の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。制御回路22は、例えば、端子PSのレベルが上昇し第1閾値Vps_detよりも高い状態が所定時間(遅延時間d1)以上継続すると、保護IC202の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。
パワーセーブモードは、放電制御トランジスタ2をオフにし、かつ、端子SWLと端子VSSとの間を内部スイッチSW1のオン(SW1=Rd1)により接続し、端子PSと端子VDDとの間を内部スイッチSW2のオン(SW2=Ru2)により接続する放電遮断状態である。放電制御トランジスタ2のオフにより、バッテリ出力は放電オフ状態となるため、システム回路41は停止し、強制シャットダウン信号を出力する端子GPIOのレベルはハイインピーダンス(Hi Z)になる。バッテリ出力は放電オフ状態となるため、電子機器301の消費電流が低減する。また、制御回路22は、パワーセーブモードでは、異常検出回路20の電源を遮断する。異常検出回路20の電源の遮断により、保護IC202の消費電流が低減する。
端子SWLと端子VSSとの間が内部スイッチSW1のオン(SW1=Rd1)により接続されることで、端子SWLは、端子VSS及び負極72と略同一の電位となる。これにより、スイッチ40の第1端は、端子VSS及び負極72と略同一の電位となる。一方、端子PSと端子VDDとの間が内部スイッチSW2のオン(SW2=Ru2)により接続されることで、端子PSは、端子P+及び正極71と略同一の電位となる。これにより、スイッチ40の第2端は、端子P+及び正極71と略同一の電位となる。
次に、パワーセーブモードにおいて、スイッチ40がオンすると、端子PSのレベルは、第1レベルとは異なる第2レベルから第3レベルに遷移する。この例では、第2レベルは、端子P+及び正極71と略同一の電位のレベルであり、第3レベルは、第2レベルよりも低いレベルである。第3レベルは、この例では、セル電圧Vcellが内部抵抗Ru2、抵抗素子Rpdおよび内部抵抗Ru1により分圧されることで得られるレベルに相当する。内部抵抗Ru2は、抵抗値が内部抵抗Rd1及び抵抗素子Rpdよりも十分に大きい。
制御回路22は、パワーセーブモードにおいて、端子PSのレベルが低下し第2閾値Vps_relよりも低い状態が所定時間(遅延時間d2)以上継続すると、保護IC202の動作モードをパワーセーブモードから通常モードに遷移(復帰)させる。端子PSを端子VSSにプルダウン接続するが(SW2=Rd2)、端子PSを開放入力としてもよい。
このように、第2実施形態では、放電遮断状態では、出力端子SWLと端子VSSとの間が接続されるので、スイッチ40の第1端を端子VSS及び負極72と略同一の電位に設定できる。したがって、スイッチ40のオンに連動して端子PSのレベルが変化するので、制御回路22は、放電遮断状態において、スイッチ40のオンを検知でき、スイッチ40のオンの検知に伴って放電制御トランジスタ2をオンにできる。よって、充電器を接続しなくても、スイッチ40のオンによってパワーセーブモードが解除されるので、パワーダウン状態の解除の利便性が向上する。
なお、第2実施形態では、端子VSSは、第1電源端子の一例であり、端子VDDは、第2電源端子の一例であり、負極72は、第1電極の一例であり、正極71は、第2電極の一例であり、マイナス側電流経路5は、第1電極に接続される放電経路の一例である。また、第2実施形態では、端子PSは、入力端子の一例であり、端子SWLは、出力端子の一例である。
図5は、第2実施形態の二次電池保護集積回路内の制御回路の一構成例を示す図である。図5に示す制御回路22は、端子PSのレベルに応じて、内部スイッチSW1及び内部スイッチSW2の切り替え動作を制御する判定回路33を有する。判定回路33は、シュミットトリガ回路34、遅延回路35、シャットダウン設定回路36及び論理回路37を有する。
シュミットトリガ回路34は、端子PSのレベルの変化を検出する。遅延回路35は、シュミットトリガ回路34から出力される端子PSのレベル変化の検出信号を遅延させ、シャットダウン設定回路36に供給する。シャットダウン設定回路36は、論理回路とフリップフロップ(F/F)を有する。シャットダウン設定回路36は、強制シャットダウン信号が端子PSに入力されたと判定すると、ハイレベル(H)のフラグ信号を出力する。一方、シャットダウン設定回路36は、スイッチ40のオンにより発生するパワーセーブモードの解除信号が端子PSに入力されたと判定すると、ローレベル(L)のフラグ信号を出力する。制御回路22は、シャットダウン設定回路36から出力されるフラグ信号に応じて、内部スイッチSW1及び内部スイッチSW2の切り替えを制御する。制御回路22は、シャットダウン設定回路36から出力されるフラグ信号と異常検出回路20から出力される異常検出信号を用いて、端子DOUTのレベルをハイレベル又はロウレベルに設定する論理回路37を有する。制御回路22は、このような構成を有することで、図4に示す動作を実現する。
<第3実施形態>
図6は、第3実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。第3実施形態において、上掲の実施形態と同一の構成、作用及び効果についての説明は、上述の説明を援用することで、省略又は簡略する。第3実施形態は、第2実施形態の端子PSと端子SWLが単一の入出力端子(端子PS)に共通化された点で、第2実施形態と相違する。
図6に示す電源システム403は、バッテリ装置103及び外部回路341を有する。外部回路341は、電子機器301に備えられる。
バッテリ装置103は、電池保護回路82を備える。電池保護回路82は、端子P+、端子P-、端子PSA、スイッチ回路3および保護IC203を備える。
保護IC203は、二次電池保護集積回路の一例である。保護IC203は、異常検出回路20及び制御回路23を備える。制御回路23は、異常検出回路20による異常検出結果に基づいて、スイッチ回路3の充電制御トランジスタ1又は放電制御トランジスタ2のオンオフを制御するスイッチ制御回路を有する。制御回路23は、内部スイッチSW2及び判定回路53を有する。
判定回路53は、端子PSのレベルに応じて、内部スイッチSW2の切り替え動作を制御する。
外部回路341は、抵抗素子Rpd、スイッチ40、システム回路41及びダイオード44を備える。外部回路341は、例えば、電子機器301の電源回路である。
スイッチ40は、保護IC203の外部に設けられ、端子PSと電源線311との間を接続するか遮断するか切り替える素子である。この例では、スイッチ40は、バッテリ装置103の外部に設けられている。スイッチ40と抵抗素子Rpdとの直列回路は、端子P+と端子PSAとの間に直列に挿入されている。
ダイオード44は、端子GPIOと端子PSAとの間に接続される素子である。ダイオード44は、端子PSAに接続されるアノードと、端子GPIOに接続されるカソードと、を有する。ダイオード44のアノードは、端子PSとスイッチ40との間に接続されている。ダイオード44は、保護IC203の外部に存在するダイオードを経由する電流の流れを防止する逆流防止素子の一例である。この例では、ダイオード44は、グランド線312から寄生ダイオード45を経由して端子PSに逆流する電流を防止する。グランド線312と端子GPIOとの間には、寄生ダイオード45が存在する。ダイオード44は、放電制御トランジスタ2のオフ状態において、グランド線312の電位は端子P+及び正極71の電位に上昇するため、寄生ダイオード45及び内部抵抗Rd2を介して電流が逆流することを防止する。なお、保護IC203の外部に存在するダイオードは、寄生ダイオード45に限られず、グランド線312と端子GPIOとの間に接続される保護ダイオードでもよい。
図7は、第3実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。図7は、保護IC203の動作モードの遷移を表す。次に、図6を参照して、図7について説明する。
図7において、「PS(入出力)」は、端子PSの電圧レベルを表す。それ以外のラベルは、図4と同じである。
保護IC203の制御回路23は、通常モードにおいて、充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2をオンにしている。放電制御トランジスタ2のオンにより、端子P-のレベルは負極72のレベルに略同一であり、バッテリ出力は通電状態となっている。制御回路23は、通常モードにおいて、端子PSを端子VDDにプルアップ接続している(SW2=Ru2)。
電子機器301のシステム回路41は、所定の条件が成立すると、ロウレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから出力する。システム回路41は、所定の条件が成立している期間、ロウレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから継続的に出力する。
制御回路23は、通常モードにおいて、端子PSのレベルが第1レベル(この例では、端子VDDと略同一の電位のレベル)から変化すると、保護IC203の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。制御回路23は、例えば、端子PSのレベルが低下し第1閾値Vps_detよりも低い状態が所定時間(遅延時間d1)以上継続すると、保護IC203の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。
パワーセーブモードは、放電制御トランジスタ2をオフにし、かつ、端子PSと端子VSSとの間を内部スイッチSW2のオン(SW2=Rd2)により接続する放電遮断状態である。放電制御トランジスタ2のオフにより、バッテリ出力は放電オフ状態となるため、システム回路41は停止し、強制シャットダウン信号を出力する端子GPIOのレベルはハイインピーダンス(Hi Z)になる。バッテリ出力は放電オフ状態となるため、電子機器301の消費電流が低減する。また、制御回路23は、パワーセーブモードでは、異常検出回路20の電源を遮断する。異常検出回路20の電源の遮断により、保護IC203の消費電流が低減する。
端子PSと端子VSSとの間が内部スイッチSW2のオン(SW2=Rd2)により接続されることで、端子PSは、端子B-及び負極72と略同一の電位となる。これにより、スイッチ40の第2端は、端子B-及び負極72と略同一の電位となる。
次に、パワーセーブモードにおいて、スイッチ40がオンすると、端子PSのレベルは、第1レベルとは異なる第2レベルから第3レベルに遷移する。この例では、第2レベルは、端子B-及び負極72と略同一の電位のレベルであり、第3レベルは、第2レベルよりも高いレベルである。第3レベルは、この例では、セル電圧Vcellが内部抵抗Rd2および抵抗素子Rpdにより分圧されることで得られるレベルに相当する。内部抵抗Rd2は、抵抗値が抵抗素子Rpdよりも十分に大きい。
制御回路23は、パワーセーブモードにおいて、端子PSのレベルが上昇し第2閾値Vps_relよりも高い状態が所定時間(遅延時間d2)以上継続すると、保護IC203の動作モードをパワーセーブモードから通常モードに遷移(復帰)させる。
制御回路23は、通常モードに復帰すると、放電制御トランジスタ2をオンにし、かつ、端子PSと端子VSSとの間を内部スイッチSW2のオフにより遮断する。制御回路23は、通常モードに復帰すると、端子PSを端子VDDにプルアップ接続するが(SW2=Ru2)、端子PSを開放入力としてもよい。
このように、第3実施形態では、放電遮断状態では、端子PSと端子VSSとの間が接続されるので、スイッチ40の第1端を端子VSS及び負極72と略同一の電位に設定できる。したがって、スイッチ40のオンに連動して端子PSのレベルが変化するので、制御回路23は、放電遮断状態において、スイッチ40のオンを検知でき、スイッチ40のオンの検知に伴って放電制御トランジスタ2をオンにできる。よって、充電器を接続しなくても、スイッチ40のオンによってパワーセーブモードが解除されるので、パワーダウン状態の解除の利便性が向上する。
なお、第3実施形態では、端子VSSは、第1電源端子の一例であり、端子VDDは、第2電源端子の一例であり、負極72は、第1電極の一例であり、正極71は、第2電極の一例であり、マイナス側電流経路5は、第1電極に接続される放電経路の一例である。また、第3実施形態では、端子PSは、入出力端子の一例であり、電源線311は、第2電極に接続される第2放電経路の一例である。
図8は、第3実施形態の二次電池保護集積回路内の制御回路の一構成例を示す図である。図8に示す制御回路23は、端子PSのレベルに応じて、内部スイッチSW2の切り替え動作を制御する判定回路53を有する。判定回路53は、シュミットトリガ回路54、遅延回路55、シャットダウン設定回路56及び論理回路57を有する。シュミットトリガ回路54、遅延回路55、シャットダウン設定回路56及び論理回路57の機能は、シュミットトリガ回路34、遅延回路35、シャットダウン設定回路36及び論理回路37の上記の機能と同様でよい。制御回路23は、このような構成を有することで、図7に示す動作を実現する。
<第4実施形態>
図9は、第4実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。第4実施形態において、上掲の実施形態と同一の構成、作用及び効果についての説明は、上述の説明を援用することで、省略又は簡略する。第4実施形態は、スイッチ回路3がプラス側電流経路4に直列に挿入されている点で、第2実施形態と相違する。
図9に示す電源システム404は、バッテリ装置104を備える。バッテリ装置104は、電池保護回路84を備える。電池保護回路84は、端子P+、端子P-、端子S+、端子PSA、スイッチ回路3および保護IC204を備える。充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2は、例えば、Pチャネル型のMOSFETである。
保護IC204は、二次電池保護集積回路の一例である。保護IC204は、異常検出回路20及び制御回路22を備える。制御回路22は、異常検出回路20による異常検出結果に基づいて、スイッチ回路3の充電制御トランジスタ1又は放電制御トランジスタ2のオンオフを制御するスイッチ制御回路を有する。制御回路22は、内部スイッチSW1、内部スイッチSW2及び判定回路33を有する。
保護IC204は、例えば、充電制御端子(端子COUT)、放電制御端子(端子DOUT)、監視端子(端子V+)、電源端子(端子VDD)、グランド端子(端子VSS)、電流検出端子(端子CS)、入力端子(端子PS)及び出力端子(端子SWH)を備える。これらの端子は、保護IC204の内部回路を保護IC204の外部と接続するための外部接続端子である。
端子V+は、端子P+の電位の監視に使用され、端子P+に接続されている。端子V+は、例えば、保護IC204内の検出回路が電子機器301又は充電器の接続の有無を監視するのに使用される。端子V+は、スイッチ回路3と端子P+との間においてプラス側電流経路4に接続されている。
図10は、第4実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。図10は、保護IC204の動作モードの遷移を表す。次に、図9を参照して、図10について説明する。
図10において、「P+」は、端子P+の電位レベルを表す。それ以外のラベルは、図4と同じである。
保護IC204の制御回路22は、通常モードにおいて、充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2をオンにしている。放電制御トランジスタ2のオンにより、端子P+のレベルは正極71のレベルに略同一であり、バッテリ出力は通電状態となっている。制御回路22は、通常モードにおいて、端子SWHを端子VSSにプルダウン接続しているが(SW1=Rd1)、端子SWHを開放出力としてもよい。一方、制御回路22は、通常モードにおいて、端子PSを端子VDDにプルアップ接続している(SW2=Ru2)。
電子機器301のシステム回路41は、所定の条件が成立すると、ロウレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから出力する。システム回路41は、所定の条件が成立している期間、ロウレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから継続的に出力する。
制御回路22は、通常モードにおいて、端子PSのレベルが第1レベル(この例では、端子VDDと略同一の電位のレベル)から変化すると、保護IC204の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。制御回路22は、例えば、端子PSのレベルが低下し第1閾値Vps_detよりも低い状態が所定時間(遅延時間d1)以上継続すると、保護IC204の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。
パワーセーブモードは、放電制御トランジスタ2をオフにし、かつ、端子SWHと端子VDDとの間を内部スイッチSW1のオン(SW1=Ru1)により接続し、端子PSと端子VSSとの間を内部スイッチSW2のオン(SW2=Rd2)により接続する放電遮断状態である。放電制御トランジスタ2のオフにより、バッテリ出力は放電オフ状態となるため、システム回路41は停止し、強制シャットダウン信号を出力する端子GPIOのレベルはハイインピーダンス(Hi Z)になる。バッテリ出力は放電オフ状態となるため、電子機器301の消費電流が低減する。また、制御回路22は、パワーセーブモードでは、異常検出回路20の電源を遮断する。異常検出回路20の電源の遮断により、保護IC204の消費電流が低減する。
端子SWHと端子VDDとの間が内部スイッチSW1のオン(SW1=Ru1)により接続されることで、端子SWHは、端子VDD及び正極71と略同一の電位となる。これにより、スイッチ40の第1端は、端子VDD及び正極71と略同一の電位となる。一方、端子PSと端子VSSとの間が内部スイッチSW2のオン(SW2=Rd2)により接続されることで、端子PSは、端子P-及び負極72と略同一の電位となる。これにより、スイッチ40の第2端は、端子P-及び負極72と略同一の電位となる。
次に、パワーセーブモードにおいて、スイッチ40がオンすると、端子PSのレベルは、第1レベルとは異なる第2レベルから第3レベルに遷移する。この例では、第2レベルは、端子P-及び負極72と略同一の電位のレベルであり、第3レベルは、第2レベルよりも高いレベルである。第3レベルは、この例では、セル電圧Vcellが内部抵抗Ru1、抵抗素子Rpdおよび内部抵抗Rd2により分圧されることで得られるレベルに相当する。内部抵抗Rd2は、抵抗値が内部抵抗Ru1及び抵抗素子Rpdよりも十分に大きい。
制御回路22は、パワーセーブモードにおいて、端子PSのレベルが上昇し第2閾値Vps_relよりも高い状態が所定時間(遅延時間d2)以上継続すると、保護IC204の動作モードをパワーセーブモードから通常モードに遷移(復帰)させる。端子PSを端子VDDにプルアップ接続するが(SW2=Ru2)、端子PSを開放入力としてもよい。
このように、第4実施形態では、放電遮断状態では、出力端子SWHと端子VDDとの間が接続されるので、スイッチ40の第1端を端子VDD及び正極71と略同一の電位に設定できる。したがって、スイッチ40のオンに連動して端子PSのレベルが変化するので、制御回路22は、放電遮断状態において、スイッチ40のオンを検知でき、スイッチ40のオンの検知に伴って放電制御トランジスタ2をオンにできる。よって、充電器を接続しなくても、スイッチ40のオンによってパワーセーブモードが解除されるので、パワーダウン状態の解除の利便性が向上する。
なお、第4実施形態では、端子VDDは、第1電源端子の一例であり、端子VSSは、第2電源端子の一例であり、正極71は、第1電極の一例であり、負極72は、第2電極の一例であり、プラス側電流経路4は、第1電極に接続される放電経路の一例である。また、第4実施形態では、端子PSは、入力端子の一例であり、端子SWHは、出力端子の一例である。
<第5実施形態>
図11は、第5実施形態の電源システムの一構成例を示す図である。第5実施形態において、上掲の実施形態と同一の構成、作用及び効果についての説明は、上述の説明を援用することで、省略又は簡略する。第5実施形態は、第4実施形態の端子PSと端子SWHが単一の入出力端子(端子PS)に共通化された点で、第4実施形態と相違する。
図11に示す電源システム405は、バッテリ装置105及び外部回路342を有する。外部回路342は、電子機器301に備えられる。
バッテリ装置105は、電池保護回路85を備える。電池保護回路85は、端子P+、端子P-、端子PSA、スイッチ回路3および保護IC205を備える。
保護IC205は、二次電池保護集積回路の一例である。保護IC205は、異常検出回路20及び制御回路23を備える。制御回路23は、異常検出回路20による異常検出結果に基づいて、スイッチ回路3の充電制御トランジスタ1又は放電制御トランジスタ2のオンオフを制御するスイッチ制御回路を有する。制御回路23は、内部スイッチSW2及び判定回路53を有する。
判定回路53は、端子PSのレベルに応じて、内部スイッチSW2の切り替え動作を制御する。
外部回路342は、抵抗素子Rpd、スイッチ40、システム回路41及びダイオード46を備える。外部回路342は、例えば、電子機器301の電源回路である。
スイッチ40は、保護IC205の外部に設けられ、端子PSとグランド線312との間を接続するか遮断するか切り替える素子である。この例では、スイッチ40は、バッテリ装置105の外部に設けられている。スイッチ40と抵抗素子Rpdとの直列回路は、端子P-と端子PSAとの間に直列に挿入されている。
ダイオード46は、端子GPIOと端子PSAとの間に接続される素子である。ダイオード46は、端子PSAに接続されるカソードと、端子GPIOに接続されるアノードと、を有する。ダイオード46のカソードは、端子PSとスイッチ40との間に接続されている。ダイオード46は、保護IC205の外部に存在するダイオードを経由する電流の流れを防止する逆流防止素子の一例である。ダイオード46は、端子PSから寄生ダイオード47を経由して電源線311に逆流する電流を防止する。電源線311と端子GPIOとの間には、寄生ダイオード47が存在する。ダイオード46は、放電制御トランジスタ2のオフ状態において、電源線311の電位は端子P-及び負極72の電位に低下するため、内部抵抗Ru2及び寄生ダイオード47を介して電流が逆流することを防止する。なお、保護IC205の外部に存在するダイオードは、寄生ダイオード47に限られず、電源線311と端子GPIOとの間に接続される保護ダイオードでもよい。
図12は、第5実施形態の電源システムの一動作例を示すタイミングチャートである。図12は、保護IC205の動作モードの遷移を表す。次に、図11を参照して、図12について説明する。
図12において、「P+」は、端子P+の電位レベルを表す。それ以外のラベルは、図7と同じである。
保護IC205の制御回路23は、通常モードにおいて、充電制御トランジスタ1及び放電制御トランジスタ2をオンにしている。放電制御トランジスタ2のオンにより、端子P+のレベルは正極71のレベルに略同一であり、バッテリ出力は通電状態となっている。制御回路23は、通常モードにおいて、端子PSを端子VSSにプルダウン接続している(SW2=Rd2)。
電子機器301のシステム回路41は、所定の条件が成立すると、ハイレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから出力する。システム回路41は、所定の条件が成立している期間、ハイレベルの強制シャットダウン信号を端子GPIOから継続的に出力する。
制御回路23は、通常モードにおいて、端子PSのレベルが第1レベル(この例では、端子VSSと略同一の電位のレベル)から変化すると、保護IC205の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。制御回路23は、例えば、端子PSのレベルが上昇し第1閾値Vps_detよりも高い状態が所定時間(遅延時間d1)以上継続すると、保護IC205の動作モードを通常モードからパワーセーブモードに遷移させる。
パワーセーブモードは、放電制御トランジスタ2をオフにし、かつ、端子PSと端子VDDとの間を内部スイッチSW2のオン(SW2=Ru2)により接続する放電遮断状態である。放電制御トランジスタ2のオフにより、バッテリ出力は放電オフ状態となるため、システム回路41は停止し、強制シャットダウン信号を出力する端子GPIOのレベルはハイインピーダンス(Hi Z)になる。バッテリ出力は放電オフ状態となるため、電子機器301の消費電流が低減する。また、制御回路23は、パワーセーブモードでは、異常検出回路20の電源を遮断する。異常検出回路20の電源の遮断により、保護IC205の消費電流が低減する。
端子PSと端子VDDとの間が内部スイッチSW2のオン(SW2=Ru2)により接続されることで、端子PSは、端子B+及び正極71と略同一の電位となる。これにより、スイッチ40の第2端は、端子B+及び正極71と略同一の電位となる。
次に、パワーセーブモードにおいて、スイッチ40がオンすると、端子PSのレベルは、第1レベルとは異なる第2レベルから第3レベルに遷移する。この例では、第2レベルは、端子B+及び正極71と略同一の電位のレベルであり、第3レベルは、第2レベルよりも低いレベルである。第3レベルは、この例では、セル電圧Vcellが内部抵抗Ru2および抵抗素子Rpdにより分圧されることで得られるレベルに相当する。内部抵抗Ru2は、抵抗値が抵抗素子Rpdよりも十分に大きい。
制御回路23は、パワーセーブモードにおいて、端子PSのレベルが低下し第2閾値Vps_relよりも低い状態が所定時間(遅延時間d2)以上継続すると、保護IC205の動作モードをパワーセーブモードから通常モードに遷移(復帰)させる。
制御回路23は、通常モードに復帰すると、放電制御トランジスタ2をオンにし、かつ、端子PSと端子VDDとの間を内部スイッチSW2のオフにより遮断する。制御回路23は、通常モードに復帰すると、端子PSを端子VSSにプルダウン接続するが(SW2=Rd2)、端子PSを開放入力としてもよい。
このように、第5実施形態では、放電遮断状態では、端子PSと端子VDDとの間が接続されるので、スイッチ40の第1端を端子VDD及び正極71と略同一の電位に設定できる。したがって、スイッチ40のオンに連動して端子PSのレベルが変化するので、制御回路23は、放電遮断状態において、スイッチ40のオンを検知でき、スイッチ40のオンの検知に伴って放電制御トランジスタ2をオンにできる。よって、充電器を接続しなくても、スイッチ40のオンによってパワーセーブモードが解除されるので、パワーダウン状態の解除の利便性が向上する。
なお、第5実施形態では、端子VDDは、第1電源端子の一例であり、端子VSSは、第2電源端子の一例であり、正極71は、第1電極の一例であり、負極72は、第2電極の一例であり、プラス側電流経路4は、第1電極に接続される放電経路の一例である。また、第5実施形態では、端子PSは、入出力端子の一例であり、グランド線312は、第2電極に接続される第2放電経路の一例である。
以上の通り、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更などを行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、例えば、充電制御トランジスタ1と放電制御トランジスタ2の配置位置は、図示の位置に対して互いに置換されてもよい。また、スイッチ回路3は、二次電池保護集積回路に内蔵されてもよい。
1 充電制御トランジスタ
2 放電制御トランジスタ
3 スイッチ回路
4 プラス側電流経路
5 マイナス側電流経路
20 異常検出回路
21,22,23 制御回路
31 内部スイッチ
32 内部抵抗
33,53 判定回路
34,54 シュミットトリガ回路
35,55 遅延回路
36,56 シャットダウン設定回路
37,57 論理回路
40 スイッチ
41 システム回路
42 PMIC
43 電圧制御スイッチ
44,46 ダイオード
45,47 寄生ダイオード
70 二次電池
71 正極
72 負極
80,81,82,83,84,85 電池保護回路
101,102,103,104,105 バッテリ装置
201,202,203,204,205 保護IC
301 電子機器
310 USBポート
311 電源線
312 グランド線
340,341,342 外部回路
401,402,403,404,405 電源システム

Claims (11)

  1. 第1電源端子及び第2電源端子を備え、
    前記第1電源端子が二次電池の第1電極に接続され、かつ、前記第2電源端子が前記二次電池の第2電極に接続されているとき、前記第1電極に接続される放電経路に直列に挿入される放電制御トランジスタにより前記放電経路を遮断することで前記二次電池を保護する二次電池保護集積回路であって、
    入力端子と、
    出力端子と、
    前記入力端子のレベルが第1レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオフにし、かつ、前記出力端子と前記第1電源端子との間を接続する放電遮断状態に遷移させる制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記放電遮断状態において、前記入力端子のレベルが前記第1レベルとは異なる第2レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオンにする、二次電池保護集積回路。
  2. 前記制御回路は、前記放電遮断状態において前記入力端子のレベルが前記第2レベルから変化し、変化後のレベルが所定時間以上継続すると、前記放電制御トランジスタをオンにする、請求項1に記載の二次電池保護集積回路。
  3. 前記制御回路は、前記放電遮断状態において前記入力端子のレベルが前記第2レベルから変化し、変化後のレベルが所定時間以上継続すると、前記出力端子と前記第1電源端子との間を遮断する、請求項2に記載の二次電池保護集積回路。
  4. 前記制御回路は、前記放電遮断状態において前記入力端子のレベルが前記第2レベルから前記第1レベルに変化し、変化後のレベルが所定時間以上継続すると、前記出力端子と前記第2電源端子との間を接続する、請求項3に記載の二次電池保護集積回路。
  5. 前記制御回路は、前記放電遮断状態において、前記入力端子と前記第2電源端子との間を接続する、請求項1から4のいずれか一項に記載の二次電池保護集積回路。
  6. 第1電源端子及び第2電源端子を備え、
    前記第1電源端子が二次電池の第1電極に接続され、かつ、前記第2電源端子が前記二次電池の第2電極に接続されているとき、前記第1電極に接続される放電経路に直列に挿入される放電制御トランジスタにより前記放電経路を遮断することで前記二次電池を保護する二次電池保護集積回路であって、
    入出力端子と、
    前記入出力端子のレベルが第1レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオフにし、かつ、前記入出力端子と前記第1電源端子との間を接続する放電遮断状態に遷移させる制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記放電遮断状態において、前記入出力端子のレベルが前記第1レベルとは異なる第2レベルから変化すると、前記放電制御トランジスタをオンにする、二次電池保護集積回路。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の二次電池保護集積回路と、
    前記二次電池保護集積回路の外部に設けられ、前記入力端子と前記出力端子との間を接続するか遮断するか切り替えるスイッチと、
    前記入力端子と前記放電経路との間に接続された抵抗素子と、を備える、電源システム。
  8. 請求項5に記載の二次電池保護集積回路と、
    前記二次電池保護集積回路の外部に設けられ、前記入力端子と前記出力端子との間を接続するか遮断するか切り替えるスイッチと、を備える、電源システム。
  9. 請求項6に記載の二次電池保護集積回路と、
    前記第2電極に接続される第2放電経路と、
    前記二次電池保護集積回路の外部に設けられ、前記第2放電経路と前記入出力端子との間を接続するか遮断するか切り替えるスイッチと、を備える、電源システム。
  10. 前記入出力端子と前記スイッチとの間に接続され、前記二次電池保護集積回路の外部に存在するダイオードを経由する電流の流れを防止する逆流防止素子を備える、請求項9に記載の電源システム。
  11. 請求項1から4,6のいずれか一項に記載の二次電池保護集積回路と、
    前記二次電池と、
    前記放電制御トランジスタと、を備える、バッテリ装置。
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