JP2024033238A - 耐弾プレート用部材および耐弾プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的身体の形状に沿う3次元形状でかつ、複数の銃弾に抗堪することができる、高性能な耐弾プレート用部材および耐弾プレートを提供する。【解決手段】耐弾プレートに用いられる、耐弾プレート用部材1Aであって、身体の胴部から見て頭側を上、胴部から見て脚側を下、胴部から見て腕側を左右方向とし、上下に延びる基準軸RLで見た場合に、当該耐弾プレート用部材1Aは、基準軸RLを軸とし、基準軸RLから所定距離R1に位置する円筒面の一部を取り出した円筒面状プレート部材10a,10bと、基準軸RL上の1点を中心とし、所定距離R1と同じ半径距離に位置する球面の一部を取り出した球面状プレート部材20a,20bと、を含み、複数の円筒面状プレート部材10a,10bと複数の球面状プレート部材20a,20bとを組み合わせることにより、胴体形状に沿う3次元形状を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、耐弾プレート用部材および耐弾プレートに関する。
耐弾プレートは拳銃の弾よりも速い速度で飛来する脅威レベルの高い銃弾から、主要な臓器がある身体の中央部分を守る防護装備品であり、古くは鋼板が使われていた。しかし、鋼板で十分な防護能力を得るためには厚みが増し、非常に重いという問題があった。
そこで、耐弾プレートを軽くするために、高強度繊維を強化材とした複合材料で作られた耐弾プレートが開発された。この耐弾プレートは、鋼板に比べ非常に軽く、鉛の外側を金属で覆った一般的な銃弾には十分な防護性能を持っていたが、銃弾の内部に硬質物質で作られた貫通子が埋め込まれた貫通力の高い銃弾を停止するためには厚みを増やさざるを得ず、重くなるだけでなく嵩高くなるため行動し難い問題があった。
このような貫通力の高い銃弾を停止させるためには貫通子を粉砕して衝撃を分散する必要があり、複合材料の前面にセラミック板を貼った高性能な耐弾プレートが開発された(特許第3207330号公報(特許文献1))。
しかし、金属板、繊維強化複合材料、セラミック板付き繊維強化複合材料と軽量で高性能な耐弾プレートに進化するにしたがって、形状の自由度はなくなった。鋼板、複合材料はプレス成形の金型があれば身体の形に沿った任意の形状の耐弾プレートを作ることは比較的容易であった。
しかし、セラミックを使う耐弾プレートはセラミックの形状に影響されるため、一般的にはセラミックの焼成と切削加工が容易な平板(一次元)やせいぜい円筒(二次元)のような単純な形状のタイルを使用しているため、身体形状に沿った形にすることは困難であった(特開2010-210201号公報(特許文献2))。
この問題を解決するために、身体形状に近い自由曲面の3次元形状をモノプレートと呼ばれる1枚のセラミック板を焼成して同形状に成形した繊維強化複合材料に貼った耐弾プレートが開発されて着用感は大きく改善された。しかし、1枚のセラミック板を使用するため、複数のタイルを貼り合わせた耐弾プレートとは異なり、銃弾が1発当たるとその衝撃でセラミック全面にひび割れが伝播しやすく、2発目以降の銃弾に対する性能が低下する課題が発生した。
特許第3207330号公報 特開2010-210201号公報
本開示では、比較的身体の形状に沿う3次元形状でかつ、複数の銃弾に抗堪することができる、高性能な耐弾プレート用部材を提供することを目的とする。
[1]:耐弾プレートに用いられる、耐弾プレート用部材であって、身体の胴部から見て頭側を上、胴部から見て脚側を下、胴部から見て腕側を左右方向とし、上下に延びる基準軸で見た場合に、当該耐弾プレート用部材は、上記基準軸を軸とし、上記軸から所定距離に位置する円筒面の一部を取り出した円筒面状プレート部材と、上記基準軸上の1点を中心とし、上記所定距離と同じ半径距離に位置する球面の一部を取り出した球面状プレート部材と、を含み、複数の上記円筒面状プレート部材と複数の球面状プレート部材とを組み合わせることにより、上記胴体形状に沿う3次元形状を有する。
[2]:上記[1]の耐弾プレート用部材において、上記円筒面状プレート部材と、上記球面状プレート部材との左側面および右側面の端面形状は、上記基準軸を含む上下仮想平面により切断された断面形状を有する。
[3]:上記[1]または[2]の耐弾プレート用部材において、上記円筒面状プレート部材と、上記球面状プレート部材との上側面および下側面の端面形状は、上記基準軸に対して垂直方向に延びる左右仮想平面により切断された断面形状を有する。
[4]:複数枚の耐弾プレート用部材と高強度繊維強化複合材料とを含む耐弾プレートであって、上記プレート部材は、上記[1]から[3]のいずれかに記載の耐弾プレート用部材であり、複数の円筒面状プレート部材と複数の球面状プレート部材とを組み合わせ、上記高強度繊維強化複合材料により結合することで、上記胴体形状に沿う3次元形状を有する。
本開示に従えば、複数の円筒面状プレート部材と複数の球面状プレート部材とを組み合わせることにより、胴体形状に沿う3次元形状を有するとともに、同時に複数の貫通力の高い銃弾に抗堪することが可能な耐弾プレート用部材および耐弾プレートの提供を可能とする。
実施の形態1における耐弾プレートの正面図である。 図1中のII-II線矢視端面図である。 図1中のIII-III線矢視端面図である。 実施の形態1における耐弾プレートの具体的構成を示す模式図である。 図4中のV-V線矢視端面図である。 図4中のVI-VI線矢視端面図である。 円筒面状プレート部材の構成を示す部分拡大模式図である。 円筒面状プレート部材の構成を示す六面図である。 球面状プレート部材の構成を示す部分拡大模式図である。 球面状プレート部材の構成を示す六面図である。 円筒面状プレート部材と円筒面状プレート部材とを組み合わせた状態の部分拡大模式図である。 実施の形態2における耐弾プレートの具体的構成を示す模式図である。 図12中のXIII-XIII線矢視端面図である。 図12中のXIV-XIV線矢視端面図である。 参考技術における耐弾プレートの具体的構成を示す模式図である。 図15中のXVI-XVI線矢視端面図である。 図15中のXVII-XVII線矢視端面図である。 実施の形態3における耐弾プレートの具体的構成を示す模式図である。 図18中のXIX-XIX線矢視端面図である。 図18中のXX-XX線矢視端面図である。 実施の形態4における耐弾プレートの具体的構成を示す模式図である。 図21中のXXII-XXII線矢視端面図である。 図21中のXXIII-XXIII線矢視端面図である。 実施の形態5における耐弾プレートの具体的構成を示す模式図である。 図24中のXXV-XXV線矢視端面図である。 図24中のXXVI-XXVI線矢視端面図である。 防弾ベストに装着された耐弾プレートの状態を示す模式図である。 本実施の形態の耐弾プレートの作用効果を示す模式図である。 参考技術の耐弾プレートの作用効果を示す模式図である。
本開示に基づいた各実施の形態の耐弾プレート用部材および耐弾プレートについて、以下、図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
以下の説明では、耐弾プレートを着用した場合に装着者の身体を基準として、身体の胴部から見て頭側を上、胴部から見て脚側を下、胴部から見て腕側を左右方向とし、上下に延びる線を基準軸RLと呼ぶこととする。また、耐弾とは、遮蔽物を設けて銃弾の貫通を防ぐことを意味する。また、左右方向を行方向、上下方向を列方向として説明する場合もある。
(実施の形態1:耐弾プレート1A)
図1から図3を参照して、実施の形態の耐弾プレート1Aの概略構成について説明する。耐弾プレート1Aは、胸部用の耐弾プレートである。図1は、耐弾プレート1Aの正面図、図2は、図1中のII-II線矢視端面図、図3は、図1中のIII-III線矢視端面図である。
耐弾プレート1Aは、プレート部材を基本的には6行5列として配列している。具体的には、13枚の第1円筒面状プレート部材10a、4枚の第2円筒面状プレート部材10b、6枚の第1球面状プレート部材20a、2枚の第2球面状プレート部材20b、2枚の第3球面状プレート部材20c、2枚の第4球面状プレート部材21a、1枚の第5球面状プレート部材21b、および、1枚の第6球面状プレート部材21cを有している。
図1において、R10で示す領域は、円筒面状プレート部材が配置される領域を示し、R20およびR21で示す領域は、球面状プレート部材が配置される領域を示している。本実施の形態の耐弾プレート1Aは、円筒面状プレート部材が、3行に設けられ、円筒面状プレート部材の上側に2行の球面状プレート部材が配置され、円筒面状プレート部材の下側に1行の球面状プレート部材が配置されている。
円筒面状プレート部材が配置される中央の行には、同じ形状の第1円筒面状プレート部材10aが5枚配置され、その上限の行には、同じ形状の第1円筒面状プレート部材10aが4枚配置され、左右の両端部には、第1円筒面状プレート部材10aの半分の幅の第2円筒面状プレート部材10bが配置されている。
上側の球面状プレート部材が配置される領域R20においては、同じ形状の第1球面状プレート部材20aが3枚配置され、両側に対称となる形状の第2球面状プレート部材20bおよび第3球面状プレート部材20cが配置されている。領域R21においては、同じ形状の第4球面状プレート部材21aが2枚配置され、両側に対称となる形状の第5球面状プレート部材21bおよび第6球面状プレート部材21cが配置されている。下側の球面状プレート部材が配置される領域R20においても、上下対称となるように、同じ形状の第1球面状プレート部材20aが3枚配置され、両側に対称となる形状の第2球面状プレート部材20bおよび第3球面状プレート部材20cが配置されている。
このように、円筒面状プレート部材および球面状プレート部材を配置することで、耐弾プレート1Aは、図2および図3に示すように、中央領域は円筒面状を有し、上下の領域においては、内側に向けて傾斜する形状を有することとなる。さらに、円筒面状プレート部材および球面状プレート部材を千鳥状に配置することで、銃弾がを被弾しても、そのプレート部材のひび割れで済み全体へのひび割れの伝播を避けることができる。さらに、同時に円筒面状プレート部材および球面状プレート部材が被弾した場合でも最大で3枚に収めることができる。なお、円筒面状プレート部材および球面状プレート部材の具体的な形状については、後述する。
本開示の耐弾プレート1Aは、複数枚の耐弾プレート用部材としての円筒面状プレート部材および球面状プレート部材を、繊維強化複合材料に接着して耐弾プレートとして用いる。こうして得られた耐弾プレートは、着弾した時に耐弾プレート用部材が銃弾を粉砕すると同時に破壊により銃弾のエネルギーを分散・吸収し、さらに繊維強化複合材料が破壊されたセラミックと弾丸の破片を受け止めて貫通を食い止める。
耐弾プレート1Aの構造は、着弾面側に耐弾プレート用部材、身体側に繊維強化複合材料を用い、両者を直接接着剤で接合若しくは剛性の高い薄い高剛性板を中間層として用いた3層構造としてそれぞれを接着材で接合する。
耐弾プレート用部材としての円筒面状プレート部材および球面状プレート部材としては、純度が高いファインセラミックスが選択されるとよい。純度が低いセラミックは機械的性能、特に硬度が劣るために本開示には不適である。ファインセラミックの種類は、酸化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化珪素、炭化硼素などが用いられ、対象とする銃弾の脅威に応じて選択されものであり、本開示では限定しない。また、本開示のセラミックタイルの製造方法として、一軸加圧成型あるいは冷間静水圧成型により成型後、焼結する方法や、ホットプレスにより焼結しながら成型する方法、鋳込み成型後、焼結する方法などをあげることができる。
ファインセラミックの一例としては、アルミナ(純度90~99.9)系、窒化ケイ素系、炭化ケイ素系、ジルコニア系等があり、特に限定されない。さらに、かかるセラミックスの1種または2種以上のセラミックスを組合わせても良い。セラミックスの物性としては、ビッカース硬度1000kg/mm以上、曲げ強度30kgf/mm以上、弾性率2.8×10kg/mm以上が好ましい。
なお、部材として、純度が高いファインセラミックスと同等の機能を有する部材であれば、純度が高いファインセラミックスに限定されることはない。
本開示で用いる耐弾プレート用部材は、硬質板または繊維強化複合材料と接着した際に段差や空隙が生じないように耐弾プレート用部材の内表面と、硬質板または繊維強化複合材料とが同じ形であることが必要である。曲率半径の差、中心のいずれかが異なると厚みが均一にならず、耐弾性能にも差が生じるだけでなく接合した境界に段差を生じるため、貼り合わせた耐弾プレート用部材の内表面と、硬質板または繊維強化複合材料との間に隙間ができ、耐弾性能が低下する。
そのため本開示の耐弾プレート用部材と接着する硬質板または繊維強化複合材料の外表面の形状は、耐弾プレート用部材の内側の形状と同一であることが望ましい。その意味においても本開示による第1円筒面状プレート部材10aおよび第2円筒面状プレート部材10bと、第1球面状プレート部材20a、第2球面状プレート部材20b、第3球面状プレート部材20c、第4球面状プレート部材21a、第5球面状プレート部材21b、および、第6球面状プレート部材21cとの組合せは、硬質板または繊維強化複合材料を金型プレス成形加工で製作する際の金型の設計を容易に行えるため、精度良く密着させることが可能である。
耐弾プレート用部材と接着して用いる繊維強化複合材料の強化繊維には、引張強度20cN/dtex以上、且つ、弾性率500cN/dtex以上の衝撃に強い有機系高強度繊維、例えば超高分子量ポリエチレン繊維、ポリペザゾール繊維、全芳香族ポリアミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維等を用いるが特に限定するものではない。引張強度、弾性率が上記値以下の場合、十分な耐衝撃性を得られない可能性がある。
強化繊維の形態としては繊維を一方向に引き揃え樹脂で固定したシートを0度、90度と直交に重ねたUD積層複合材料、織物に加工して樹脂を含浸した織物積層複合材料など、公知の技術によるものが使用される。
他方、これら高強度繊維に含浸又はコーティングする樹脂としては、熱硬化性樹脂では、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂及びポリイミド樹脂等であり、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルアセテート、ポリエーテルサルファイド、ポリフェニルサルファイド、ポリエーテル、エーテルケトン等、更には熱可塑性ポリウレタン、スチレン、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルニトリルスチレン(AS)樹脂、ネオブレン等の合成ゴム又はエラストマーなどである。
繊維強化複合材料を得るには、熱硬化性樹脂の場合、高強度繊維に熱硬化性樹脂を含浸又は塗布してプリプレグを作製し、このプリプレグを複数枚重ね、加熱加圧する圧縮成形法、あるいはプリプレグを作らないハンドレイアップ法などがある。樹脂含有率は5~80%(重量%、以下同じ)の範囲が使用可能であるが、通常は5~50%、好ましくは8~30%である。一方、熱可塑性樹脂の場合、高強度繊維と熱可塑性樹脂フィルム或いは織布などのシート状物とを交互に複数枚重ね合わせ加熱、加圧する圧縮成形法や、樹脂を予め溶融しておきその樹脂を高強度繊維に付着させる方法もある。熱可塑性樹脂の含有率も上記熱硬化性樹脂と同じである。
中間層に用いる高剛性板としては、剛性の高い金属板、好ましくはアルミ合金、チタン合金等が、また非有機系繊維強化複合材料、好ましくはガラス繊維強化複合材料、炭素繊維複合材料等が用いられる。
本発明の耐弾プレート用部材と、高剛性板、繊維強化複合材料を固定する方法としては、合成ゴムやエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の接着剤で接着することができる。異素材の接着であり熱衝撃等による界面の剥離を防ぐため、弾性のある接着剤を用いることが好ましい。
(耐弾プレート1Aの具体的形状)
次に、図4から図11を参照して、耐弾プレート1Aに用いられる、第1円筒面状プレート部材10a、第2円筒面状プレート部材10b、第1球面状プレート部材20a、第2球面状プレート部材20b、第3球面状プレート部材20c、第4球面状プレート部材21a、第5球面状プレート部材21b、および、第6球面状プレート部材21cの形状について説明する。
図4は、耐弾プレート1Aの具体的構成を示す模式図、図5は、図4中のV-V線矢視端面図、図6は、図4中のVI-VI線矢視端面図、図7は、円筒面状プレート部材の構成を示す部分拡大模式図、図8は、円筒面状プレート部材の構成を示す六面図、図9は、球面状プレート部材の構成を示す部分拡大模式図、図10は、球面状プレート部材の構成を示す六面図、図11は、円筒面状プレート部材と円筒面状プレート部材とを組み合わせた状態の部分拡大模式図である。
ここで、図中において、上下に延びる線を基準軸RLとし、基準軸RLを含む上下仮想平面VVに沿って切り分けたことによって現れる線を縦線LLとし、基準軸RLに対して垂直方向に延びる左右仮想平面VHに沿って切り分けたことによって現れる線を横線LMとする。
図4に、図1に示した耐弾プレート1Aの形状を、基準軸RL、縦線LL、横線LMを用いて表す。R10の領域で示す第1円筒面状プレート部材10a、および、第2円筒面状プレート部材10bの形状について、図7を参照して説明する。図4に示す形態において、プレート部材の基本配置は、6行5列としてプレート部材の配置の一例を示したものである。
全体の形は球を2等分してその間を円筒で繋いだものであり、上部2行および下部1行が球面状プレート部材、中央3行が円筒面状プレート部材を用いている。耐弾プレートの寸法や形状、プレート部材1枚の寸法で行列の数、および、用いるプレート部材の形状は任意に決められる。本開示では行毎にプレート部材を1/2ずつずらして組み合わせているが、かならずしもずらす必要はない。
(筒面状プレート部材の形状)
図7および図8を参照して、第1円筒面状プレート部材10aおよび第2円筒面状プレート部材10bの形状について説明する。図7の部分拡大模式図に示すように、第1円筒面状プレート部材10aの表面は基準軸RLが同じ円筒の外表面12上に、裏面は内表面13上にある。上側面14および下側面15は、それぞれ基準軸RLに対して垂直方向に延びる左右仮想平面VHに沿って切り分けたことによって現れる横線LM上にあり、左側面16および右側面17は、それぞれ、基準軸RLを含む上下仮想平面VVに沿って切り分けたことによって現れる縦線LL上にある。
図8を参照して、第1円筒面状プレート部材10aの形状は、上側面14および下側面15は扇型、左側面16および右側面17は長方形である。外表面12と内表面13は基準軸RLが同じ真円で、半径の差は厚みと同じである。
左側面16および右側面17は、基準軸RLを含む上下仮想平面VVに沿って切り分けられていることから、第1円筒面状プレート部材10aの左側面16および右側面17の端面形状は合同な形状となる。左右仮想平面VHはいずれの平面も平行であるため、第1円筒面状プレート部材10aの上側面14および下側面15は平行で、合同な形状となる。第2円筒面状プレート部材10bの形状は、第1円筒面状プレート部材10aの左右の幅方向が半分の形状である。
よって、図4に示すように、R10の領域においては、第1円筒面状プレート部材10aおよび第2円筒面状プレート部材10bを複数枚並べて配置した場合には、図5および図6に示すように、第1円筒面状プレート部材10aおよび第2円筒面状プレート部材10bを隙間なく並べることができる。すべての円筒面状プレート部材においてその厚みは同一である。
(球面状プレート部材の形状)
次に、図9および図10を参照して、第1球面状プレート部材20a、第2球面状プレート部材20b、第3球面状プレート部材20c、第4球面状プレート部材21a、第5球面状プレート部材21b、および、第6球面状プレート部材21cの形状について説明する。
図9に示すように、第1球面状プレート部材20aおよび第4球面状プレート部材21aは、外球22と内球23の中心は同じで、半径の差は厚みと一致する。面状プレート部材の正面は外球22上に、背面は内球23上に位置する。第1球面状プレート部材20aの最下行の下側面20a1は、球の中心を含む左右仮想平面VHで仕切られている。第1球面状プレート部材20aの上側面20a2と、第4球面状プレート部材21aの下側面21a1は、最下行の左右仮想平面VHと平行な左右仮想平面VHで仕切られている。
図10を参照して、第1球面状プレート部材20aの形状は、上側面20a2および下側面20a1は扇型、左側面27および右側面28は長方形型である。上側面20a2および下側面20a1の扇型の形状は、同じ中心とする円弧からなるために、各行において、下側の行の上側面と、上側の行の下側面との形状は合同となる。たとえば、第1球面状プレート部材20aの上側面20a2と、第4球面状プレート部材21aの下側面21a1との形状は合同となる。左側面27および右側面28の長方形型の形状は、左右の形状は対称の形状となり、下側の行と上側の行とでは、長方形型の形状は異なる。よって、異なる行で、共通の球面状プレート部材を用いるはできない。
よって、筒面状プレート部材の上方に位置する同じ行に位置する3枚の第1球面状プレート部材20aは、同一の形状である。左右に位置する第2球面状プレート部材20bと第3球面状プレート部材20cは、対称の形状となる。同様に、第1球面状プレート部材20aよりも上行に位置する2枚の第4球面状プレート部材21aは、同一の形状である。左右に位置する第5球面状プレート部材21bと第6球面状プレート部材21cとは、対称の形状となる。さらに、筒面状プレート部材の下方に位置する球面状プレートも同様である。
(筒面状プレート部材と球面状プレート部材との組合せ)
図11は、筒面状プレート部材と球面状プレート部材とを組合せた部分拡大模式図である。筒面状プレート部材が設けられる領域の外表面12と内表面13は基準軸RLが同じ真円で、半径の差は厚みと同じである。球面状プレート部材が設けられる領域の外球22と内球23の中心は同じで、半径の差は厚みと一致する。さらに、基準軸RLからの外表面12までの距離と、外球22の半径は同一で、基準軸RLからの内表面13までの距離と、内球23の半径は同一である。
よって、第1円筒面状プレート部材10aと第1球面状プレート部材20aとは同じ上下仮想平面VVに仕切られていることから、第1円筒面状プレート部材10aの上側面14と第1球面状プレート部材20aの下側面20a1との形状は合同なり、位置ずれ、凹凸を生じさせることなく、重ね合わせることができる。
以上のようにして、本実施の形態における耐弾プレート1Aにおいては、基準軸RLを軸とし、この軸から所定距離R1に位置する円筒面の一部を取り出した円筒面状プレート部材と、基準軸RL上の1点を中心とし、所定距離R1と同じ半径距離に位置する球面の一部を取り出した球面状プレート部材と用い、さらに、円筒面状プレート部材および球面状プレート部材を、基準軸RLを含む上下仮想平面VVに沿って切り分けるとともに、基準軸RLに対して垂直方向に延びる左右仮想平面VHに沿って切り分けている。
その結果、得られた複数の円筒面状プレート部材と複数の球面状プレート部材とを組み合わせることにより、胴体形状に沿う3次元形状を有する耐弾プレートの提供を可能とする。さらに、側面の形状が合同または対称となる多くのプレート部材を採用することを可能とし、その結果、コスト上昇を図ることなく、複数の貫通力の高い銃弾に抗堪することが可能な耐弾プレート用部材および耐弾プレートの提供を可能とする。
(実施の形態2:耐弾プレート2)
図12から図14を参照して、本実施の形態の耐弾プレート2について説明する。耐弾プレート2は、胸部用の耐弾プレートである。図12は、耐弾プレート2の具体的構成を示す模式図、図13は、図12中のXIII-XIII線矢視端面図、図14は、図12中のXIV-XIV線矢視端面図である。
基本的な構成は、上記実施の形態の耐弾プレート1Aと同じである。相違点は、球面状プレート部材において、上記実施の形態の耐弾プレート1Aの場合は、球面状プレート部材を、基準軸RLに対して垂直方向に延びる左右仮想平面VHに沿って切り分けていたが、本実施の形態の耐弾プレート2は、球面状プレート部材を球体の中心BOを含む中心仮想平面VCに沿って切り分けている。
その結果、図12に示すように、筒面状プレート部材が設けられる領域では、耐弾プレート1Aと同じ形状の第1円筒面状プレート部材10aおよび第2円筒面状プレート部材10bを用いることができる。他方、球面状プレート部材を設ける領域では、左右方向に向かって、球面状プレート部材の基準軸RL方向の高さが、異なるために、球面状プレート部材の種類(20x、20y1、20z1、20y2、20z2、21x1、21y1、21x2、21x2)が多く必要となるものである。
しかしながら、本実施の形態の耐弾プレート2においても、複数の円筒面状プレート部材と複数の球面状プレート部材とを組み合わせることにより、胴体形状に沿う3次元形状を有する耐弾プレートの提供を可能とする。さらに、側面の形状が合同または対称となる多くのプレート部材を採用することを可能とし、その結果、コスト上昇を図ることなく、複数の貫通力の高い銃弾に抗堪することが可能な耐弾プレート用部材および耐弾プレートの提供を可能とする。
(参考技術)
図15から図17を参照して、参考技術の耐弾プレート3について説明する。図15は、耐弾プレート3の具体的構成を示す模式図、図16は、図15中のXVI-XVI線矢視端面図、図17は、図15中のXVII-XVII線矢視端面図である。
この参考技術における耐弾プレート3は、上記実施の形態1の耐弾プレート1Aと比較した場合、球面状プレート部材は設けられず、円筒面状プレート部材のみで構成されている。耐弾プレート3の上2行については、耐弾プレート1Aの幅を窄めるために、第1円筒面台形状プレート部材10eおよび第2円筒面台形状プレート部材10fが用いられている。第1円筒面台形状プレート部材10eと第2円筒面台形状プレート部材10fとは対称形状である。
この耐弾プレート3に場合には、図16および図17からも明らかなように、胴体形状に沿う2次元形状となる。
(実施の形態3:耐弾プレート1B)
図18から図20を参照して、本実施の形態の耐弾プレート1Bについて説明する。耐弾プレート1Bは、胸部用の耐弾プレートである。図18は、耐弾プレート1Bの具体的構成を示す模式図、図19は、図18中のXIX-XIX線矢視端面図、図20は、図18中のXX-XX線矢視端面図である。
基本的な構成は、上記実施の形態の耐弾プレート1Aと同じ6行5列である。耐弾プレート1Aは、筒面状プレート部材を3行設け、上側に球面状プレート部材を2行、下側に球面状プレート部材を1行設ける構成であった。本実施の形態の耐弾プレート1Bは、プレート部材の配列を6行5列とし、筒面状プレート部材を4行設け、上側に球面状プレート部材を2行設け、下側には球面状プレート部材を設けていない。
この構成を備える耐弾プレート1Bであっても、上記実施の形態の耐弾プレート1Aと同様の作用効果を得ることが可能である。
(実施の形態4:耐弾プレート1C)
図21から図23を参照して、本実施の形態の耐弾プレート1Cについて説明する。耐弾プレート1Cは、背部用の耐弾プレートである。図21は、耐弾プレート1Cの具体的構成を示す模式図、図22は、図21中のXXII-XXII線矢視端面図、図23は、図21中のXXIII-XXIII線矢視端面図である。
基本的な構成は、上記実施の形態の耐弾プレート1Aと同じ6行5列であるが、この耐弾プレート1Cは、背部用であるため、筒面状プレート部材を4行設け、上側に球面状プレート部材を1行、下側に球面状プレート部材を1行設ける構成としている。さらに、下側に球面状プレート部材において左右には、幅が第1球面状プレート部材20aの半分の第7球面状プレート部材20fが用いられている。
この構成を備える耐弾プレート1Cであっても、上記実施の形態の耐弾プレート1Aと同様の作用効果を得ることが可能である。
(実施の形態5:耐弾プレート1D)
図24から図26を参照して、本実施の形態の耐弾プレート1Dについて説明する。耐弾プレート1Dは、背部用の耐弾プレートである。図24は、耐弾プレート1Dの具体的構成を示す模式図、図25は、図24中のXXV-XXV線矢視端面図、図26は、図24中のXXVI-XXVI線矢視端面図である。
基本的な構成は、上記実施の形態の耐弾プレート1Aと同じであるが、耐弾プレート1Dは、プレート部材が7行5列に設けられている。この耐弾プレート1Dは、背部用であるため、筒面状プレート部材を5行設け、上側に球面状プレート部材を2行設ける構成としている。さらに、下1行の筒面状プレート部材において左右には、三角形状の第3円筒面状プレート部材10mおよび第4円筒面状プレート部材10nが設けられている。第3円筒面状プレート部材10mと第4円筒面状プレート部材10nとは対称形状である。
この構成を備える耐弾プレート1Dであっても、上記実施の形態の耐弾プレート1Aと同様の作用効果を得ることが可能である。
上述のように、上記各実施の形態における耐弾プレートは、目的とする形状を筒面状プレート部材と球面状プレート部材とを任意に組み合わせることによって得ることが可能である。組合せ方は、球面状プレート部材/筒面状プレート部材/球面状プレート部材、または、若しくは球面状プレート部材/筒面状プレート部材の2通りとなる。また、球面状プレート部材は、図9に示したように、行毎に適当に幅を調整すれば、組み合わせによっても、平滑な球面を形成することができる。
(耐弾プレート1Aおよび耐弾プレート1Dの装着状態)
図27から図29を参照して、耐弾プレート1Aおよび耐弾プレート1Dの装着状態について説明する。図27は、防弾ベスト100に装着された耐弾プレートの状態を示す模式図、図28は、本実施の形態における耐弾プレートの作用効果を示す模式図、図29は、参考技術の耐弾プレートの作用効果を示す模式図である。
図27に、胸部用の耐弾プレート1Aと背部用の耐弾プレート1Dを、防弾ベスト100の外側に装着した状態を示す。図28において、本実施の形態における耐弾プレートを装着した場合、耐弾プレートは、防弾ベスト100の外側に配置されるため身体との間に空間を設けてあるが、特に装着者200の胸部および背部ともに、少なくとも筒面状プレート部材の上部に球面状プレート部材を用いることで身体形状との馴染みが大幅に改善される。
一方、図29に示すように、参考技術として示した筒面状プレート部材のみで構成した耐弾プレートの場合には、装着者200の胸部および背部において上下に直線に配列されており、特に上端は身体からの距離が遠くなるため(図中、Xで示す空間)、例えば匍匐前進をする場合などに、胸部上端および背部上端ともに障害物に引っかかり易くなり、非着用時と大きく異なる姿勢で行動せざるを得なく、機動性を阻害する恐れがある。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10a 第1円筒面状プレート部材、10b 第2円筒面状プレート部材、10e 第1円筒面台形状プレート部材、10f 第2円筒面台形状プレート部材、10m 第3円筒面状プレート部材、10n 第4円筒面状プレート部材、12 外表面、13 内表面、14,20a2 上側面、15,20a1,21a1 下側面、16,27 左側面、17,28 右側面、20a 第1球面状プレート部材、20b 第2球面状プレート部材、20c 第3球面状プレート部材、20f 第7球面状プレート部材、21a 第4球面状プレート部材、21b 第5球面状プレート部材、21c 第6球面状プレート部材、22 外球、23 内球、100 防弾ベスト、200 装着者、BO 中心、LL 縦線、LM 横線、R1 所定距離、RL 基準軸、VC 中心仮想平面、VH 左右仮想平面、VV 上下仮想平面。

Claims (4)

  1. 耐弾プレートに用いられる、耐弾プレート用部材であって、
    身体の胴部から見て頭側を上、胴部から見て脚側を下、胴部から見て腕側を左右方向とし、上下に延びる基準軸で見た場合に、
    当該耐弾プレート用部材は、
    前記基準軸を軸とし、前記基準軸から所定距離に位置する円筒面の一部を取り出した円筒面状プレート部材と、
    前記基準軸上の1点を中心とし、前記所定距離と同じ半径距離に位置する球面の一部を取り出した球面状プレート部材と、
    を含み、
    複数の前記円筒面状プレート部材と複数の球面状プレート部材とを組み合わせることにより、前記胴体形状に沿う3次元形状を有する、
    耐弾プレート用部材。
  2. 前記円筒面状プレート部材と、前記球面状プレート部材との左側面および右側面の端面形状は、前記基準軸を含む上下仮想平面により切断された断面形状を有する、
    請求項1に記載の耐弾プレート用部材。
  3. 前記円筒面状プレート部材と、前記球面状プレート部材との上側面および下側面の端面形状は、前記基準軸に対して垂直方向に延びる左右仮想平面により切断された断面形状を有する、
    請求項1に記載の耐弾プレート用部材。
  4. 複数枚の耐弾プレート用部材と高強度繊維強化複合材料とを含む耐弾プレートであって、
    前記プレート部材は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の耐弾プレート用部材であり、
    複数の前記円筒面状プレート部材と複数の球面状プレート部材とを組み合わせ、前記高強度繊維強化複合材料により結合することで、前記胴体形状に沿う3次元形状を有する、
    耐弾プレート。
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