JP2024022278A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024022278A
JP2024022278A JP2022125740A JP2022125740A JP2024022278A JP 2024022278 A JP2024022278 A JP 2024022278A JP 2022125740 A JP2022125740 A JP 2022125740A JP 2022125740 A JP2022125740 A JP 2022125740A JP 2024022278 A JP2024022278 A JP 2024022278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
walking
data
gait
subject
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022125740A
Other languages
English (en)
Inventor
晴規 井上
Haruki Inoue
晋 寺門
Susumu Terakado
威夫 盛合
Takeo Moriai
正和 瀬戸山
Masakazu Setoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2022125740A priority Critical patent/JP2024022278A/ja
Publication of JP2024022278A publication Critical patent/JP2024022278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】歩行テストに供する歩行データの信頼性を判定する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを得る。【解決手段】演算装置10は、歩行者の歩様を示す歩行教師データ、及び所定の歩行テストにおける前記歩行教師データの信頼性で機械学習モデルを学習させ、対象者200に装着したセンサ220、230で検出した対象者200の歩様を示す歩行データを、対象者が200所持する携帯デバイス類210を介して取得し、学習済みの機械学習モデルにより、取得した歩行データの所定の歩行テストにおける信頼性を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、対象者の歩様を示す歩行データが、当該対象者の歩行の健全性を判断する所定の歩行テストに供した際の当該歩行データの信頼性を判定する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
臨床では、対象者の歩行の健全性を判断するために、当該対象者の10mの歩行速度、及び歩数を測定する10m歩行テストが行われる。10m歩行テストは、対象者が10mの直線コースを歩行した際の状態を判断するが、対象者が歩く区間を定める等の準備を要するので、健康管理を目的として個人が継続して日常的に行うのは難しい。
10m歩行テストのように、特定のコースを歩行した場合ではなく、日常生活における歩行から、対象者の歩行の健全性を判断することが試みられている。特許文献1には、スマートフォン等の携帯デバイス類が備える加速度センサ等で検出した情報から対象者が歩行する際の個々の足運びを示す歩行ステップを認識し、さらに段差を上る、段差を下る又は傾斜を上る等の歩行ステップの種別を把握する発明が開示されている。
特許6457346号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、センサで検出したデータを、その良否を判断せずに対象者の歩行ステップの認識及び種別の把握に供しているので、歩行ステップの種別を把握する精度に難があった。日常の歩行では、対象者は人混み等の自身のペースでの歩行が難しい場合があり、かかる場合で対象者は本来の歩行能力に応じた歩行ができない。また、何かの理由で駆け足になる場合もあり、かかる場合も対象者の本来の歩行能力に応じた歩行ができなくなるからである。
本発明は、上記事実を考慮し、歩行テストに供する歩行データの信頼性を判定する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを得ることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の情報処理装置は、対象者に装着したセンサで検出した前記対象者の歩様を示す歩行データを、前記対象者が所持する携帯デバイスを介して取得する取得部と、歩行者の歩様を示す歩行教師データ、及び所定の歩行テストにおける前記歩行教師データの信頼性で学習した機械学習モデルにより、前記取得部で取得した前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する演算部と、を含む。
請求項1に記載の情報処理装置によれば、歩行テストに供する歩行データの信頼性を推定し、信頼性の高い歩行データのみを歩行テストに供することにより、歩行テストにおける分析精度を向上させることができる。
請求項2に記載の情報処理装置は、前記携帯デバイスは、加速度及び角速度を検出すると共に、衛星測位による現在位置の推定が可能で、前記センサは、前記対象者の腕の加速度及び角速度を検出する腕部センサと、前記対象者の足の加速度及び角速度、並びに前記足の裏の圧力を検出する足部センサとを含む。
請求項2に記載の情報処理装置によれば、対象者が日常的に違和感なく装着できる腕部センサ、足部センサ、及び携帯デバイスを用いて歩行データを取得できる。
請求項3に記載の情報処理装置は、前記演算部は、前記センサで検出した加速度及び角速度、前記足の裏の圧力、並びに前記衛星測位による現在位置を含む前記歩行データに基づいて算出した前記対象者の歩行速度、歩幅、及びバランスを含む歩行分析データを学習済みの機械学習モデルに適用して前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する。
請求項3に記載の情報処理装置によれば、センサで検出した加速度及び角速度、前記足の裏の圧力、並びに前記衛星測位による現在位置を含む歩行データから算出した対象者200の歩行速度、歩幅、及びバランス等の対象者の歩行を端的に示す歩行分析データに基づいて歩行データの信頼性を推定できる。
上記目的を達成するために請求項4に記載の情報処理方法は、歩行者の歩様を示す歩行教師データ、及び所定の歩行テストにおける前記歩行教師データの信頼性で機械学習モデルを学習させる工程と、対象者に装着したセンサで検出した前記対象者の歩様を示す歩行データを、前記対象者が所持する携帯デバイスを介して取得する工程と、学習済みの機械学習モデルにより、前記取得した前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する工程と、を含む。
請求項4に記載の情報処理方法によれば、歩行テストに供する歩行データの信頼性を推定し、信頼性の高い歩行データのみを歩行テストに供することにより、歩行テストにおける分析精度を向上させることができる。
上記目的を達成するために請求項5に記載の情報処理プログラムは、コンピュータを、歩行者の歩様を示す歩行教師データ、及び所定の歩行テストにおける前記歩行教師データの信頼性で機械学習モデルを学習させる学習部、対象者に装着したセンサで検出した前記対象者の歩様を示す歩行データを、前記対象者が所持する携帯デバイスを介して取得する取得部、並びに学習済みの機械学習モデルにより、前記取得部で取得した前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する演算部として機能させる。
請求項5に記載の情報処理プログラムによれば、歩行テストに供する歩行データの信頼性を推定し、信頼性の高い歩行データのみを歩行テストに供することにより、歩行テストにおける分析精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムによれば、歩行テストに供する歩行データの信頼性を判定することが可能となる。
本実施形態に係る情報処理装置の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る演算装置の具体的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置の携帯デバイス類及び演算装置の機能ブロック図である。 (A)は、携帯デバイス類の歩行データ収集部で収集する歩行データの一例を示した概略図であり、(B)は、携帯デバイス類の動作推定用データ収集部で収集する歩行データの一例を示した概略図であり、(C)は、携帯デバイス類の周辺状況データ収集部で収集する周辺状況データの一例を示した概略図である。 (A)は、歩行状況を示す歩行分析データの一例を示した概略図であり、(B)は、動作推定データの一例を示した概略図であり、(C)は、判定ランクの一例を示した概略図である。 本実施形態に係る情報処理装置の歩行データ判定処理の一例を示したフローチャートである。
以下、図1を用いて、本実施形態に係る情報処理装置100について説明する。図1に示した情報処理装置100は、ネットワークへの常時接続機能を備えた、スマートフォン等の無線通信が可能な携帯デバイス類210を所持した複数の対象者200からデータを取得する通信装置110と、通信装置110が受信したデータを蓄積するデータストレージ120と、データストレージ120から所得した対象者200の歩様を示す歩行データの所定の歩行テストにおける信頼性を判定する演算装置10と、を含む。携帯デバイス類210は、周囲の音を検出可能であって、気圧の変化等によって高度を検出する高度計を備え、GNSS(全地球航法衛星システム)機能による測位が可能であると共に、X、Y、Zの各々直交する3軸方向の加速度を検出する加速度センサと、X、Y、Zの各々直交する3軸方向の角速度を検出するジャイロセンサとで構成されたIMU(慣性計測装置)を備えている。さらに、携帯デバイス類210は、対象者200が装着した腕部センサ220、及び足部センサ230が各々検出したデータを受信し、受信したデータを、通信装置110を介してデータストレージ120に送信可能に構成されている。携帯デバイス類210のGNSS機能の高度検出精度が良好であれば、高度計に代えてGNSS機能によって高度を検出してもよい。
腕部センサ220は、X、Y、Zの各々直交する3軸方向の加速度及び角速度が検出可能なIMUを備え、足部センサ230は、X、Y、Zの各々直交する3軸方向の加速度及び角速度が検出可能なIMU、及び対象者200の足裏の圧力である足圧を検出する足圧センサを各々備えている。足圧センサは、例えば、対象者200が歩行で着地させた際の足圧を検知する圧電素子等を用いたセンサである。
データストレージ120は、後述するように、データベースを備えたデータサーバであり、演算装置10は、高度な演算処理を高速で実行できるコンピュータである。データストレージ120及び演算装置10の各々は、単体のサーバでもよいが、処理負荷を分散できるクラウドでもよい。データストレージ120及び演算装置10は、同一のサーバでもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る演算装置10の具体的な構成の一例を示すブロック図である。演算装置10は、コンピュータ40を含んで構成されている。コンピュータ40は、CPU(Central Processing Unit)42、ROM(Read Only Memory)44、RAM(Random Access Memory)46、及び入出力ポート48を備える。一例としてコンピュータ40は、高度な演算処理を高速で実行できる機種であることが望ましい。
コンピュータ40では、CPU42、ROM44、RAM46、及び入出力ポート48がアドレスバス、データバス、及び制御バス等の各種バスを介して互いに接続されている。入出力ポート48には、各種の入出力機器として、ディスプレイ50、マウス52、キーボード54、ハードディスク(HDD)56、及び各種ディスク(例えば、CD-ROMやDVD等)58から情報の読み出しを行うディスクドライブ60が各々接続されている。
また、入出力ポート48には、ネットワーク62が接続されており、ネットワーク62に接続された各種機器と情報の授受が可能とされている。本実施形態では、ネットワーク62には、データベース(DB)122が接続されたデータサーバであるデータストレージ120が接続されており、DB122に対して情報の授受が可能とされている。
DB122には、通信装置110を介して取得した複数の対象者200の歩行データが記憶される。DB122へのデータの記憶は、通信装置110を介する以外に、コンピュータ40やネットワーク62に接続された他の機器によって登録するようにしてもよい。
本実施形態では、データストレージ120に接続されたDB122に、複数の対象者200の歩行データ等が記憶されるものとして説明するが、コンピュータ40に内蔵されたHDD56や外付けのハードディスク等の外部記憶装置にDB122の情報を記憶するようにしてもよい。
コンピュータ40のHDD56には、ニューラルネットワークを用いた機械学習に係るプログラムがインストールされている。本実施形態では、CPU42が当該プログラムを実行することにより、機械学習が開始され、機械学習に基づいた学習済みの機械学習モデルが構築される。さらに、構築された学習済みの機械学習モデルを用いて、対象者200から取得した歩行データの信頼性を判定する。また、CPU42は、当該プログラムによる処理結果をディスプレイ50に表示させる。
本実施形態の機械学習に係るプログラムをコンピュータ40にインストールするには、幾つかの方法があるが、例えば、当該プログラムをセットアッププログラムと共にCD-ROMやDVD等に記憶しておき、ディスクドライブ60にディスクをセットし、CPU42に対してセットアッププログラムを実行することによりHDD46に当該プログラムをインストールする。または、公衆電話回線又はネットワーク62を介してコンピュータ40と接続される他の情報処理機器と通信することで、HDD46に当該プログラムをインストールするようにしてもよい。
続いて、演算装置10のCPU42が機械学習に係るプログラムを実行することで実現される各種機能について説明する。機械学習に係るプログラムは、AIの数理モデルを、予め用意した歩行教師データで学習させて学習済みの機械学習モデルを構築する学習機能、学習時とは別の歩行教師データを用いて学習済みの機械学習モデルの性能を評価する評価機能、及び性能が優れた機械学習モデルを選定する選定機能を備えている。CPU42がこの各機能を有する機械学習に係るプログラムを実行することで、CPU42は、学習部、評価部、及び選定部として機能する。本実施形態では、学習済みの機械学習モデルを構築する際のAIの数理モデルには、一例として、RNN(Recurrent Neural Network)等の、入力を線形変換する処理単位がネットワーク状に結合したニューラルネットワークを用いる。学習機能及び選定機能で用いる歩行教師データは、一例として、携帯デバイス類210、腕部センサ220、及び足部センサ230の各々で検出した緯度経度で示された携帯デバイス類210の位置、加速度、角速度、傾斜、及び足圧等を含むデータから算出された対象者200の歩行速度、歩幅、及びバランス等の対象者200の歩行を端的に示すデータと、当該データの所定の歩行テストにおける信頼性の評価である。また、所定の歩行テストは、例えば、10m歩行テストのように、所定の距離内での対象者200の歩行速度、及び歩数等を計測するテストである。
学習済みの機械学習モデルが構築されたCPU42は、対象者200が所持する携帯デバイス類210から送信されてきたデータから対象者200の歩行に係るデータを選別するデータ選別機能、選別したデータから足部センサ230で検出した加速度、角速度、及び足圧の各々のデータと、携帯デバイス類210で検出した加速度、角速度、周囲の音、及び高度の各々のデータと、腕部センサ220で検出した加速度、及び角速度の各々のデータと、携帯デバイス類210のGNSS機能によって検出した携帯デバイス類210の位置情報を抽出し分析する歩行データ分析機能、抽出したデータの各々から対象者200の歩行速度、及び歩幅等を推定する動作推定機能、対象者200の周囲の状況等を推定する周辺状況推定機能、及び学習済みの機械学習モデルを用いて歩行データの信頼性を判定する歩行データ判定機能を備えている。CPU42がかかる各機能を有するプログラムを実行することで、CPU42は、データ選別部、歩行データ分析部、周辺状況推定部、動作推定部、及び判定部として機能する。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置100の携帯デバイス類210及び演算装置10の機能ブロック図である。図3に示したように、携帯デバイス類210は、歩行データ収集部212と、動作推定用データ収集部214と、周辺状況データ収集部216と、を含む。
図4(A)は、携帯デバイス類210の歩行データ収集部212で収集する歩行データの一例を示した概略図である。歩行データ収集部212は、対象者200が装着した足部センサ230のデータを収集する。足部センサ230が検出したデータは、加速度(X、Y、Z)で示した加速度と、ジャイロ(X、Y、Z)で示した角速度と、足圧とである。
前述のように、足部センサ230は、検出したデータを携帯デバイス類210に送信可能で、携帯デバイス類210の歩行データ収集部212は、足部センサ230から受信したデータを通信装置110に送信する。
図4(B)は、携帯デバイス類210の動作推定用データ収集部214で収集する歩行データの一例を示した概略図である。動作推定用データ収集部214は、携帯デバイス類210が検出したデータと、対象者200が装着した腕部センサ220のデータとを収集する。携帯デバイス類210(スマホ)が検出したデータは、加速度(X、Y、Z)で示した加速度と、ジャイロ(X、Y、Z)で示した角速度とである。腕部センサ220が検出したデータは、加速度(X、Y、Z)で示した加速度と、ジャイロ(X、Y、Z)で示した角速度とである。腕部センサ220は、検出したデータを携帯デバイス類210に送信可能で、携帯デバイス類210の動作推定用データ収集部214は、腕部センサ220から受信したデータを通信装置110に送信する。
図4(C)は、携帯デバイス類210の周辺状況データ収集部216で収集する周辺状況データの一例を示した概略図である。周辺状況データ収集部216は、携帯デバイス類210のGNSS機能で検出した緯度経度の情報と、携帯デバイス類210が検出した周囲の音声と、携帯デバイス類210の高度計等で検出した高度の変化と、携帯デバイス類210のIMUが検出した角速度の変化に基づいて得られた、現在位置の緯度経度、路面の傾斜又は段差の程度と、周辺の音声の大きさとが含まれる。路面の傾斜は、例えば、携帯デバイス類210の高度計等で検出した高度、及び携帯デバイス類210のIMUで検出した角速度の各々の時系列での変化に基づいて推定される。高度及び角速度が線形的に変化しているのであれば、対象者200は段差ではなく傾斜した路面を歩行していると推定でき、高度及び角速度が急激かつ非線形的に変化しているのであれば、対象者200は段差を超えていると推定できる。さらに、高度及び角速度の時系列での定量的な変化から、路面の傾斜、又は段差の程度を推定できる。
また、後述するように、周辺状況データは、演算装置10の動作推定部24での推定結果の一部である人混みか否か、工事又は事故の有無等の情報が付加される。
図4(A)に示した歩行データは、携帯デバイス類210の歩行データ収集部212から演算装置10に送信され、演算装置10の歩行データ蓄積部12に蓄積される。歩行データ蓄積部12に蓄積された歩行データは、歩行データ分析部14で対象者200の歩行速度等の歩行状況の算出に供される。歩行データ分析部14で算出された歩行状況のデータは歩行分析データ蓄積部16に蓄積される。
図5(A)は、歩行状況を示す歩行分析データの一例を示した概略図である。歩行分析データは、対象者200の歩行速度、歩幅、及び歩行時のバランスを示す数値の時系列での変化である。歩行速度は、例えば、足部センサ230で検出した加速度を時間積分して算出する。歩幅は、例えば、足部センサ230で対象者200の足圧を検出したタイミング間で歩行速度を時間積分して得た距離である。足部センサ230が対象者200の左右の足のいずれかに装着されている場合は、上記の距離の1/2の値が歩幅となる。バランスは、足部センサ230で検出した足圧の大小で推定する。バランスを示す数値は、例えば、足圧が対象者200に応じてあらかじめ定められた基準値よりも小さい場合は小さく推定し、足圧が当該基準値よりも大きい場合は大きく推定する。
図4(B)に示した動作推定用データは、携帯デバイス類210の動作推定用データ収集部214から演算装置10に送信され、演算装置10の動作推定用データ蓄積部18に蓄積される。
図4(C)に示した周辺状況データは、携帯デバイス類210の周辺状況データ収集部216から演算装置10に送信され、演算装置10の周辺状況データ蓄積部20に蓄積される。周辺状況データ蓄積部20に蓄積された周辺状況データは、周辺状況推定部22で路面状況、道の混雑状況等による歩行への影響の推定に供される。
歩行分析データ蓄積部16に蓄積された歩行状況のデータ、動作推定用データ蓄積部18に蓄積された動作推定用データ、及び周辺状況推定部22で推定した歩行への影響を示す情報の各々は、動作推定部24に入力される。
動作推定部24では、動作推定用データ蓄積部18に蓄積したデータ、歩行分析データ蓄積部16に蓄積したデータ、及び周辺状況推定部22で推定した歩行への影響に基づいてユーザの動作を推定した動作推定データを生成する。
図5(B)は、動作推定データの一例を示した概略図である。動作推定データは、緯度経度の時系列での変化、及び対象者(ユーザー)200の推定動作の時系列での変化である。図5(B)には、対象者200の推定動作として、人混み(追従)と、人混み(追い抜き)と、ながらスマホとが記載されている。
動作推定部24は、例えば、携帯デバイス類210で検出した周囲の音声が人混みを示すような音量であり、かつ対象者の歩行速度が対象者200に応じて予め定められた基準歩行速度よりも遅い場合に、人混み(追従)のように、対象者200が人混みに追従して歩行していると判定する。
動作推定部24は、例えば、携帯デバイス類210で検出した周囲の音声が人混みを示すような音量であり、かつ対象者の歩行速度が対象者200に応じて予め定められた基準歩行速度よりも早い場合に、人混み(追い抜き)のように、対象者200が人混みを追い抜いて歩行していると判定する。
動作推定部24は、緯度経度が時系列で変化している際に、対象者200が携帯デバイス類210を操作している場合に、ながらスマホであると判定する。
動作推定部24での推定結果に含まれる、人混みの有無、工事の有無、及び事故の有無等の情報は、周辺状況データ蓄積部20に入力され、入力された情報は、周辺状況データ収集部216から得た情報と共に周辺状況推定部22での歩行への影響の演算に供される。
動作推定部24で算出された動作推定データは、動作推定データ蓄積部26に蓄積される。
歩行データ判定部28では、動作推定データ蓄積部26に蓄積されたデータと、歩行分析データ蓄積部16に蓄積されたデータとに基づいて、歩行データの有効度合を判定し、ランク付けをする。
図5(C)は、判定ランクの一例を示した概略図である。本実施形態では、1のタイムスタンプから次のタイムスタンプまでのタイムステップ毎に歩行データの有効性が判定され、A、B、C等のデータ判定がなされる。そして、判定ランク蓄積部30では、ランク付けされたデータを蓄積する。
以上説明した歩行データ分析部14、周辺状況推定部22、及び動作推定部24での処理は、演算装置10のCPU42で実行される。また、歩行データ蓄積部12、歩行分析データ蓄積部16、動作推定用データ蓄積部18、周辺状況データ蓄積部20、動作推定データ蓄積部26、及び判定ランク蓄積部30の各々は、例えば、HDD56等の記憶装置に相当する。
図6は、本実施形態に係る情報処理装置100の歩行データ判定処理の一例を示したフローチャートである。ステップS100では、携帯デバイス類210で各種データを収集する。そして、ステップS102では、収集したデータを通信装置110を介して演算装置に送信する。
ステップS104では、歩行データ分析部14において歩行速度等の歩行状況を算出する。
ステップS106では、周辺状況データ蓄積部20で各ユーザからの情報を集約すると共に、動作推定部24での動作推定結果を用いてデータを更新する。
ステップS108では、周辺状況推定部22で路面状況、道の混雑状況等から歩行への影響を推定する。
ステップS110では、動作推定用データ蓄積部18に携帯デバイス類210、及び腕部センサ220で各々検出したデータを格納する。
ステップS112では、動作推定部24において、動作推定用データ蓄積部18のデータ、算出した歩行状況、及び歩行への影響に基づいてユーザの動作を推定する。
ステップS114では、歩行データ判定部28において、動作推定した結果からデータの有効度合を判定し、ランク付けする。
ステップS116では、判定ランク蓄積部30にランク付けされたデータを蓄積して処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態は、10m歩行テストのような所定の歩行テストに供する所定の歩行データの信頼性を推定することができる。所定の歩行テストでは、対象者200の通常の歩行状態を示す歩行データを供することが求められるが、対象者200の日常の行動は、周辺環境に影響される場合があるので、歩行データとして適切でないデータを所定の歩行テストに採用するおそれがあった。例えば、人混みを避けるために早足で歩く場合があるし、人混みの流れに従って、対象者200の本来の歩行速度よりも遅く歩く場合もある。本実施形態では、歩行データの信頼性を推定し、信頼性の高い歩行データのみを所定の歩行テストに供することにより、所定の歩行テストにおける分析精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、対象者200が日常的に違和感なく装着できる腕部センサ220、足部センサ230、及び携帯デバイス類210を用いて歩行データを取得できる。
10 演算装置
14 歩行データ分析部
22 周辺状況推定部
24 動作推定部
28 歩行データ判定部
40 コンピュータ
42 CPU
44 ROM
46 RAM
100 情報処理装置
200 対象者
210 携帯デバイス類
220 腕部センサ
230 足部センサ

Claims (5)

  1. 対象者に装着したセンサで検出した前記対象者の歩様を示す歩行データを、前記対象者が所持する携帯デバイスを介して取得する取得部と、
    歩行者の歩様を示す歩行教師データ、及び所定の歩行テストにおける前記歩行教師データの信頼性で学習した機械学習モデルにより、前記取得部で取得した前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する演算部と、
    を含む情報処理装置。
  2. 前記携帯デバイスは、加速度及び角速度を検出すると共に、衛星測位による現在位置の推定が可能で、
    前記センサは、前記対象者の腕の加速度及び角速度を検出する腕部センサと、前記対象者の足の加速度及び角速度、並びに前記足の裏の圧力を検出する足部センサとを含む請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記演算部は、前記センサで検出した加速度及び角速度、前記足の裏の圧力、並びに前記衛星測位による現在位置を含む前記歩行データに基づいて算出した前記対象者の歩行速度、歩幅、及びバランスを含む歩行分析データを学習済みの機械学習モデルに適用して前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 歩行者の歩様を示す歩行教師データ、及び所定の歩行テストにおける前記歩行教師データの信頼性で機械学習モデルを学習させる工程と、
    対象者に装着したセンサで検出した前記対象者の歩様を示す歩行データを、前記対象者が所持する携帯デバイスを介して取得する工程と、
    学習済みの機械学習モデルにより、前記取得した前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する工程と、
    を含む情報処理方法。
  5. コンピュータを、
    歩行者の歩様を示す歩行教師データ、及び所定の歩行テストにおける前記歩行教師データの信頼性で機械学習モデルを学習させる学習部、対象者に装着したセンサで検出した前記対象者の歩様を示す歩行データを、前記対象者が所持する携帯デバイスを介して取得する取得部、並びに学習済みの機械学習モデルにより、前記取得部で取得した前記歩行データの前記所定の歩行テストにおける信頼性を推定する演算部として機能させる情報処理プログラム。
JP2022125740A 2022-08-05 2022-08-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Pending JP2024022278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022125740A JP2024022278A (ja) 2022-08-05 2022-08-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022125740A JP2024022278A (ja) 2022-08-05 2022-08-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024022278A true JP2024022278A (ja) 2024-02-16

Family

ID=89854798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022125740A Pending JP2024022278A (ja) 2022-08-05 2022-08-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024022278A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109579853B (zh) 基于bp神经网络的惯性导航室内定位方法
KR101579833B1 (ko) 센서-기반의 운동 활동 측정
EP4197438A1 (en) Method and system for analyzing human gait
CN106667493A (zh) 人体平衡性评估系统及评估方法
KR20160031246A (ko) 보행 환경 인식 방법 및 장치
Majumder et al. A multi-sensor approach for fall risk prediction and prevention in elderly
CN105388495A (zh) 估计体育锻炼中的局部运动
CN103699795A (zh) 一种运动行为识别方法、装置及运动强度监测系统
CN106923839A (zh) 运动辅助装置、运动辅助方法以及记录介质
CN105122006A (zh) 用于使用非线性系统表示来进行可变步长估计的方法和系统
CN106650300B (zh) 一种基于极限学习机的老人监护系统及方法
US20160058373A1 (en) Running Energy Efficiency
JP6785917B2 (ja) 走行又は歩行している個人の実時間の歩長と速度を計算する方法
JP5826120B2 (ja) 歩容計測装置、方法及びプログラム
US9110089B2 (en) System and method for predicting a force applied to a surface by a body during a movement
CN110455284A (zh) 一种基于mems-imu的行人运动模式识别方法及装置
KR20210021536A (ko) 걷는 보행자의 걸음 분석
JP2020120807A (ja) 転倒リスク評価装置、転倒リスク評価方法及び転倒リスク評価プログラム
JP2024022278A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
Zhang et al. Motion velocity, acceleration and energy expenditure estimation using micro flow sensor
JP6638860B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法
US20230124158A1 (en) Assessing walking steadiness of mobile device user
CN111887859A (zh) 跌倒行为识别方法、装置、电子设备以及介质
KR101945613B1 (ko) 웨어러블 센서를 활용한 등산로 위험 구간 탐지 시스템 및 방법
Sumida et al. Smartphone-based heart rate prediction for walking support application