JP2024020122A - 非地上波ネットワークにおけるセル再選択評価プロセスのトリガリング - Google Patents

非地上波ネットワークにおけるセル再選択評価プロセスのトリガリング Download PDF

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Abstract

【課題】非地上波ネットワークにおけるセル再選択評価プロセスのトリガリングを提供する。【解決手段】非地上波ネットワーク(NTN)を使用している無線端末によって実行される方法であって、隣接セル信号を受信することと、仰角勾配/時間に対する仰角の変化率あるいはサービングセル受信電力測定の勾配値による衛星勾配に対する距離を計算して、セル再選択プロセスのトリガリングを判定することと、含む。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2022年8月1日に出願された「BEST SUITED CELL FOR CELL RESELECTION IN A NON-TERRESTRIAL NETWORK」と題する米国仮特許出願第63/394,239号、及び2022年8月1日に出願された「IDLE MODE CELL MEASUREMENT TRIGGERS FOR NON-TERRESTRIAL NETWORK」と題する米国仮特許出願第63/394,247号に関連し、かつこれらからの優先権を主張するものであり、これらの出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、通信システムに関する。より具体的には、本開示は、非地上波ネットワークにおけるセル再選択評価プロセスのトリガリングに関する。
無線通信装置は、消費者の要求を満たすため並びに携帯性及び利便性を向上させるために、より小型かつより強力になってきている。消費者は、無線通信装置に依存するようになり、信頼性の高いサービス、カバレッジエリアの拡張及び機能の向上を期待するようになっている。無線通信システムは、多数の無線通信装置に対して通信を提供することができ、多数の無線通信装置の各々に、基地局によってサービス提供することができる。基地局は、無線通信装置と通信する装置であり得る。
無線通信装置の進歩に伴い、通信容量、速度、柔軟性及び/又は効率の改善が求められてきた。しかしながら、通信容量、速度、柔軟性、及び/又は効率の改善は、特定の問題を提起する場合がある。
例えば、無線通信装置は、通信構造を使用して1つ以上の装置と通信することができる。しかしながら、使用される通信構造の柔軟性及び/又は効率のみが制限される場合がある。本議論で説明するように、通信の柔軟性及び/又は効率を改善するシステム及び方法は有益なものと考えられ得る。
衛星と通信している無線端末を示す図である。 異なる軌道経路上の衛星を示す図である。 交差しているカバレッジエリアを有する衛星を示す図である。 無線端末の位置に対する衛星仰角の変化を示す図である。 衛星と通信している無線端末のカバレッジを示す図である。 仰角を示すグラフである。 仰角を示すグラフである。 NTNセルにキャンプオンされた無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 新しいNTNセルにキャンプオンされた無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 仰角を示すグラフである。 仰角を示すグラフである。 新しいNTN衛星セルにキャンプオンされた無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 衛星の移動及び対応する受信電力レベルを示す図である。 開始時衛星カバレッジとピーク時カバレッジとの間の変化を示すグラフである。 ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の変化を示すグラフである。 セル再選択を低減するために無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 rxlevel値の傾向を判定するために無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 開始時カバレッジとピーク時カバレッジとの間の変化を示すグラフである。 ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の電力レベルを示すグラフである。 衛星ネットワークに接続されている間のセル再選択を低減するために無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 セル再選択のための最適なNTN隣接セルを判定するために無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 セル再選択のための最適なNTN隣接セルを判定するために無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 無線端末の位置に対する衛星距離の変化を示す図である。 衛星距離と対応するカバレッジ状態との間の関係を示す図である。 開始時衛星カバレッジとピーク時カバレッジとの間の距離の変化を示すグラフである。 ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の距離の変化を示すグラフである。 いったん無線端末がNTNセルにキャンプオンされると無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 距離値を比較して傾向距離値を判定するために無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 開始時カバレッジからピーク時カバレッジまでの衛星距離の変化を示すグラフである。 ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の衛星距離値を示すグラフである。 衛星ネットワークに接続されている間のセル再選択を低減するために無線端末によって実行されるステップを示すフロー図である。 gNBの一実装形態を示すブロック図である。 無線端末の一実装形態を示すブロック図である。 無線端末で利用され得る様々な構成要素を示す図である。 gNBで利用され得る様々な構成要素を示す図である。 本システム及び方法が実装され得る無線端末の一実装形態を示すブロック図である。 本システム及び方法が実装され得るgNBの一実装形態を示すブロック図である。 発明を実施するための形態
無線端末が記載されている。無線端末は、衛星勾配に対する距離を計算して、セル再選択プロセスのトリガリングを判定するように構成された受信回路を含むことができる。
無線端末の衛星勾配に対する距離を計算することは、セル再選択プロセスのトリガリングを判定するために衛星距離の傾向を計算することを含み得る。
無線端末の受信回路は、アイドルモード隣接測定の開始を判定するためにその距離を使用するように更に構成され得る。
無線端末は、非地上波ネットワーク(NTN)を使用することができる。
基地局(gNB)を説明する。gNBは、衛星距離値を送信するように構成された送信回路を含み得る。
gNBの衛星距離値は、衛星距離勾配タイマ値を含み得る。
gNBの衛星距離値は、衛星距離閾値を更に含み得る。
無線端末によって実行される方法を説明する。方法は、隣接セル信号を受信することを含み得る。方法はまた、衛星勾配に対する距離を計算して、セル再選択プロセスのトリガリングを判定することを含み得る。
「3GPP」とも呼ばれる第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)は、第3世代及び第4世代の無線通信システムに関する、世界的に適用可能な技術仕様及び技術報告書を定義することを目的とした協働合意である。3GPPでは、次世代のモバイルネットワーク、システム及び装置の仕様を定義することができる。
3GPPのロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)は、将来の要求に対処するために、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)用移動電話又は装置の規格を改良するためのプロジェクトに与えられた名前である。一態様では、UMTSは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA)及びEvolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)向けのサポート及び仕様を提供するために修正が行われてきた。
本明細書に開示するシステム及び方法の少なくともいくつかの態様は、3GPP LTE、LTE-Advanced (LTE-A)及びその他の規格(例えば、3GPP Releases 8、9、10、11及び/又は12)に関連して説明され得る。しかし、本開示の範囲は、この点に限定されるべきではない。本明細書に開示するシステム及び方法の少なくともいくつかの態様は、他の形式の無線通信システムにおいて利用することができる。
無線通信装置は、音声及び/又はデータを基地局に通信するために使用される電子装置であり得、同様に、装置のネットワーク(例えば、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)、インターネット等)との通信を行うことができる。本明細書で説明されるシステム及び方法では、無線通信装置は、代替的に、移動局、無線端末、アクセス端末、加入者局、移動端末、遠隔局、ユーザ端末、端末、加入者ユニット、モバイル機器などと呼ばれる場合もある。無線通信装置の例としては、携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistants;PDA)、ラップトップコンピュータ、ネットブック、電子書籍リーダ、無線モデムなどが挙げられる。3GPPの仕様において、無線通信装置は、典型的には無線端末と呼ばれる。しかしながら、本開示の範囲は、3GPP標準規格に限定されるべきではないため、用語「無線端末」及び「無線通信装置」は、より一般的な用語「無線通信装置」を意味するように、本明細書では互換的に使用される場合がある。無線端末はまた、より一般的には、端末装置と呼ばれる場合もある。
3GPP仕様書において、基地局は、通常、Node B、evolved Node B(eNB)、home enhanced or evolved Node B(HeNB)、又はその他のいくつかの同様の専門用語で呼ばれている。本開示の範囲は、3GPP標準規格に限定されるべきではないため、用語「基地局」、「Node B」、「eNB」、「gNB」、及び/又は「HeNB」は、より一般的な用語「基地局」を意味するように、本明細書では互換的に使用される場合がある。更には、用語「基地局」は、アクセスポイントを表すために使用される場合がある。アクセスポイントは、無線通信装置がネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、インターネット等)へのアクセスを提供する電子装置であってもよい。用語「通信デバイス」は、無線通信デバイス及び/又は基地局の両方を表すために使用される場合がある。eNBは、より一般的には基地局装置と呼んでもよい。
本明細書で使用される場合、「セル」は、International Mobile Telecommunications-Advanced(IMT-Advanced)用に使用するために標準化又は規制機関により規定される、任意の通信チャネルとすることができ、その全て又はそのサブセットは、eNBと無線端末との間の通信用に使用するためにライセンスバンド(例えば、周波数帯域)として3GPPにより採用されることがあることを留意すべきである。E-UTRA及びE-UTRANの全体の説明では、本明細書で使用される場合、「セル」は、「下りリンク及び任意選択的に上りリンクのリソースの組み合わせ」として定義される場合があることもまた留意すべきである。下りリンクリソースのキャリア周波数と上りリンクリソースのキャリア周波数との間のリンキングを、下りリンクリソース上で送信されるシステム情報内に示すことができる。
「構成されたセル」は、無線端末が認識しており、無線端末が情報を送信又は受信することをeNBによって許可されている、セルである。「構成されたセル(単数又は複数)」は、サービングセル(単数又は複数)とすることができる。無線端末は、システム情報を受信して、全ての構成セルに対して必要な測定を実行することができる。無線接続に関して「構成されたセル(単数又は複数)」は、プライマリセル、及び/又は、0、1つ、若しくは1つよりも多くのセカンダリセル(単数又は複数)を含み得る。「アクティベートセル」は、無線端末が送受信を行っている、構成されたセルである。すなわち、アクティベートセルは、無線端末が物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDCCH)を監視するセルであり、下りリンク送信の場合に、無線端末が物理下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel;PDSCH)を復号するセルである。「非アクティベートセル」は、無線端末が伝送PDCCHを監視していない、構成されたセルである。「セル」は、異なる次元の観点から説明される場合があることを留意すべきである。例えば、「セル」は、時間的な特性、空間的な(例えば、地理的な)特性、及び周波数特性を有することがある。
第5世代(5G)セルラー通信(3GPPによって、「New Radio(新たな無線)」、「New Radio Access Technology(新たな無線アクセス技術)」、又は「NR」とも呼ばれるもの)は、高速大容量(enhanced mobile broadband;eMBB)通信サービス、及び超高信頼低遅延通信(ultra-reliable low-latency communication;URLLC)サービス、並びに超大量端末同時接続(massive machine type communication;MMTC)のようなサービスを可能にするための、時間、周波数、及び/又は空間リソースの使用を想定している。遅延目標及び高信頼性を満たすために、フレキシブル送信機会を伴うミニスロットベースの反復がサポートされ得る。ミニスロットベースの反復を適用するための手法が、本明細書で説明されている。新たな無線(new radio;NR)基地局は、gNBと称される場合がある。gNBは、より一般的には基地局装置と呼ばれ得る。
5Gの1つの重要な目的は、接続された産業を可能にすることである。5G接続性は、産業変換及びデジタル化の次の波のための触媒としての役割を果たすことができ、これにより、柔軟性を改善し、生産性及び効率性を高め、保守コストを低減し、動作上の安全性を改善する。そのような環境におけるデバイスには、例えば、圧力センサ、湿度センサ、温度計、モーションセンサ、加速度計、アクチュエータなどが含まれ得る。これらのセンサ及びアクチュエータを5Gネットワーク及びコアに接続することが望ましい。大規模な産業用無線センサネットワーク(IWSN)のユースケース及び要件には、非常に高い要件を有するURLLCサービスだけでなく、小さいデバイスフォームファクタの要件を有する比較的ローエンドのサービス、及び/又は数年のバッテリ寿命で完全に無線であることも含まれる。これらのサービスの要件は、低電力ワイドエリア(LPWA)(例えば、LTE-MTC及び/又は狭帯域のモノのインターネット(LTE-M/NB-IOT))よりも高いが、URLLC及びeMBBよりも低い。
非地上波ネットワーク(NTN)は、衛星(又はUASプラットフォーム)に搭載された無線周波数(RF)リソースを使用するネットワーク又はネットワークのセグメントを指す。非地上波ネットワークは、典型的には、非地上波ネットワークを公衆データネットワークに接続する1つ又はいくつかのsatゲートウェイである要素を特徴とする。例えば、静止地球軌道(Geostationary Earth Orbiting:GEO)衛星は、衛星ターゲットカバレッジ(例えば、地域カバレッジ又は更には大陸カバレッジ)にわたって展開される1つ又はいくつかのsatゲートウェイによってフィードされる。セル内の無線端末は、1つのsatゲートウェイのみによってサービス提供されると想定することができる。非GEO衛星は、一度に1つ又はいくつかのsatゲートウェイによって連続してサービス提供される。システムは、モビリティアンカリング及びハンドオーバを進めるのに十分な持続時間で、連続するサービングsatゲートウェイ間のサービス及びフィーダリンクの連続性を確実にする。
加えて、非地上波ネットワークは、典型的には、以下の要素を特徴とする:satゲートウェイと衛星(又は無人航空機システム(UAS)プラットフォーム)との間のフィーダリンク又は無線リンク、無線端末と衛星(又はUASプラットフォーム)との間のサービスリンク又は無線リンク。
加えて、非地上波ネットワークは、典型的には、以下の要素を特徴とする:透過的又は再生的(オンボード処理を伴う)ペイロードのいずれかを実装し得る、衛星(又はUASプラットフォーム)。衛星(又は無人航空機システム(UAS)プラットフォーム)は、その視野によって境界付けられる所与のサービスエリアにわたっていくつかのビームを生成することができる。ビームのフットプリントは、典型的には、楕円形である。衛星(又はUASプラットフォーム)の視野は、オンボードアンテナダイアグラム及び最小仰角に依存する。透過ペイロードの場合、無線周波数フィルタリング、周波数変換、及び増幅が適用され得る。したがって、ペイロードによって繰り返される波形信号は変化しない。再生ペイロードの場合、無線周波数フィルタリング、周波数変換、及び増幅、並びに復調/復号、スイッチ及び/又はルーティング、符号化/変調が適用され得る。これは、基地局機能(例えば、gNB)の全部又は一部を衛星(又はUASプラットフォーム)に搭載させることと事実上等価である。
加えて、非地上波ネットワークは、以下の要素、すなわち、衛星の集団の場合、衛星間リンク(ISL)を任意選択的に特徴とし得る。これは、衛星に搭載された再生ペイロードを必要とする。ISLは、RF周波数又は光帯域で動作し得る。
加えて、非地上波ネットワークは、典型的には、以下の要素を特徴とし、すなわち、ユーザ機器は、ターゲットサービスエリア内の衛星(又はUASプラットフォーム)によってサービス提供され得る。
以下の異なるタイプの衛星(又はUASプラットフォーム)が存在してもよい:低地球軌道(LEO)衛星、中地球軌道(MEO)衛星、静止地球軌道(GEO)衛星、UASプラットフォーム(HAPSを含む)、及び高楕円軌道(HEO)衛星。詳細な説明を表1に示している。
典型的には、GEO衛星及びUASは、大陸、地域、又はローカルサービスを提供するために使用される。LEO及びMEOの集団は、北半球及び南半球の両方においてサービスを提供するために使用され得る。場合によっては、集団は、極領域を含むグローバルカバレッジを更に提供することができる。後者の場合、これは、適切な軌道傾斜、生成される十分なビーム、及び衛星間リンクを必要とする。
非地上波ネットワークは、以下を含む6つの参照シナリオにおいて無線端末へのアクセスを提供することができる:円軌道及び概念的局保持プラットフォーム、最高往復遅延(RTD)制約、最高ドップラー制約、透過及び再生ペイロード、1つのISLケース及び1つのISLなしケース(再生ペイロードは衛星間リンクの場合に必須である)、それぞれ地上で移動又は固定ビームフットプリントをもたらす固定又は操縦可能ビーム。
本開示は、少なくとも以下を含む参照シナリオにおいて、NB-IoT/eMTCユーザ機器へのアクセスを提供するIoTサービスのための非地上波ネットワークを考慮する:GEO及びLEO軌道シナリオ、衛星間リンクなし、透過ペイロード、それぞれ地上で移動又は固定ビームフットプリントをもたらす固定又は操縦可能ビーム、対象のサブ6GHz帯域。IoT NTNシナリオA、B、C、及びDは、以下の表2に示されるような検討に含まれ得る。
Figure 2024020122000003
EPCを介したIoT NTN接続性がサポートされ得る。代替的に又は追加的に、5GCを介したIoT NTN接続性がサポートされ得る。
無線端末におけるGNSS能力は、NB-IoTデバイスとeMTCデバイスとの両方に対してサポートされてもよく、又はサポートされなくてもよい。同時のGNSS及びNTN NB-IoT/eMTC動作は、想定されてもされなくてもよい。リリース16までに規定された全てのセルラーIoT機能は、IoT NTNに対してサポートされ得る。NB-IoTマルチキャリア動作とNB-IoTシングルキャリア動作との両方が、IoT NTNのためにサポートされ得る。
本開示では、上記で言及されたユースケースをサービス提供するために、NTNサポートを伴う無線端末機能及びパラメータリストの例を紹介する。
本明細書で説明されるシステム及び方法のいくつかの構成は、上記で言及された制約及び要件を満たすために、NTN送信及び/又は再送信管理のための手法を教示している。
図面を参照して、本明細書に開示するシステム及び方法の様々な例を、ここで説明する。同じ参照番号は、機能的に類似の要素を示す場合がある。本明細書で全般的に記載され、図面に示されるシステム及び方法は、多種多様な異なる実装形態で配列及び設計することができる。したがって、図示するいくつかの実装形態に関する以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に従って本開示の範囲を限定することを意図しておらず、システム及び方法を代表的に示しているに過ぎない。
狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)を含み得る無線端末は、通常、静止しているか又は低速で移動している。アイドルモードにある間のセル再選択は、頻繁には行われない。しかしながら、非地上波ネットワーク(NTN)に接続された無線端末では、以下の問題が発生し得る:
1)過剰な隣接セル測定要求
2)過剰なセル再選択
いくつかの無線端末に対して、複数のセル再選択は、バッテリ寿命を減少させ得る。
低地球軌道(LEO)及び中地球軌道(MEO)などの衛星は、軌道経路内を高速で絶えず移動しており、たとえ無線端末が静止している場合であっても頻繁なハンドオーバ又はセル再選択につながることが多い。その結果、衛星カバレッジフットプリントエリアは、時間と共に変化する。更にはNTNを利用する無線端末は、受信電力(Srxlevel)の変化するレベルに遭遇したり、更にはカバレッジなしの期間(不連続なサービス)に遭遇したりする場合がある。
過剰な隣接セル測定要求は、Srxlevelが指定された閾値を下回ることによってトリガされる。加えて、隣接セル測定の値に基づいて、無線端末は、セル再選択をもたらすセルの切り替えを行う場合がある。
緩和監視は、低減された電力消費から利益を得ることができる無線端末のために使用される1つの解決策である。3GPP文書TS 33.304、項5.2.4.12では、タイマ及びサービングセル受信電力レベル閾値が、ネットワークから無線端末に送信される。無線端末が緩和監視をサポートする場合、この特徴は、セル再選択中の無線リソース管理(RRM)監視を低減することを意図している。ネットワークは、基準信号受信電力(RSRP)デルタ閾値で無線端末にシグナリングする。現在のサービングセルにおける受信電力レベルの変化が所与の閾値を超えない場合、無線端末は、24時間にわたって隣接セルを監視する必要がない。
しかしながら、この解決策は主に、静止しており、固定位置の地上ネットワークに接続されている無線端末に適用される。この解決策は、不連続なカバレッジ、及びNTNを使用して遭遇したサービングセル受信電力の変化に対処していない。
本開示は、アイドルモード隣接測定を低減し、非地上波ネットワーク(NTN)を使用している無線端末において再選択をトリガするのに最適な時間を判定するための方法を提案する。具体的には以下の通りである:
●アイドルモード隣接測定の開始を判定するための勾配値を計算するために、衛星までの距離を利用する無線端末
●アイドルモード隣接測定の開始を判定するための傾向を計算するために、衛星までの距離を利用する無線端末
本開示は更に、非地上波ネットワーク(NTN)を使用している無線端末において、アイドルモード隣接測定を低減し、再選択に最適なセルを判定するための方法を提案する。具体的には以下の通りである:
●再選択のための最適なNTN隣接セルを判定する無線端末
●セル再選択のためのサービングセル受信電力レベル(Srxlevel)測定のトリガリングを判定するために仰角勾配を計算する無線端末
●セル再選択のためのサービングセル受信電力レベル(Srxlevel)測定のトリガリングを判定するために仰角の傾向を計算する無線端末
●セル再選択評価のトリガリングを判定するために受信電力レベル勾配を計算する無線端末
●セル再選択評価のトリガリングを判定するために受信電力レベル傾向を計算する無線端末
無線端末に関する重要業績評価指標(KPI)の1つは、バッテリ寿命を含み得る。しかしながら、隣接セル情報の取得と共にSrxlevel測定を実行すると、バッテリ寿命を減少させる場合がある。現在の標準(36.133)は、サービングセル測定がDRXサイクルごとに実行されると述べている。サービングセル測定の低減はまた、セル再選択評価手順の数を減少させ、したがって、バッテリ寿命を更に増大させ得る。
図1は、ある期間にわたって衛星104と通信している無線端末106を示す図103である。時間t1における衛星104は、衛星104aとして示されている。時間t1における無線端末106は、無線端末106aとして示されている。後の時間t2における衛星104は、衛星104bとして示されている。時間t2における無線端末106は、無線端末106bとして示されている。更に後の時間t3における衛星104は、衛星104cとして示されている。時間t3における無線端末106は、無線端末106cとして示されている。無線端末(106a、106b、106c)は、セル再選択の評価プロセスを使用して、最適なセルを探索することができる。アイドルモードにある間、無線端末(106a、106b、106c)は、衛星(104a、104b、104c)のサービングセルにキャンプオンされ得る。この状態の間、受信電力レベルSrxlevelが測定され、周波数内セル再選択閾値(SIntraSearchP)及び/又は周波数間セル再選択閾値(SNonIntraSearchP)と比較され得る。サービングセル測定を実行するための期間は、TS36.133において定義されており、デバイスタイプ及びカバレッジ(通常又は拡張)に依存する。無線端末106bが通常のカバレッジ101内にある場合、測定期間は、DRXに設定され得る。低地球軌道(LEO)及び中地球軌道(MEO)などの衛星に接続された無線端末(106a、106b、106c)は、図1に示されるように、「移動している」カバレッジエリア(100、101、102)を経験することになる。衛星が固定位置無線端末106aに接近すると、カバレッジが開始する(100)。衛星は移動するため、たとえ無線端末(106a、106b、106c)が静止していても、カバレッジエリア(100、101、102)はシフトする。カバレッジ102は、衛星が無線端末(106a、106b、106c)から離れて移動するため、最終的に消失する。
図2は、異なる軌道経路上の衛星を示す図200である。図2に示されるように、無線端末110に接近している異なる軌道経路を有する別の衛星108Aが存在し得る。無線端末110は、SAT1 108Aのセルにキャンプオンされ得るが、異なるセルを有するSAT2 108Bは、無線端末110に向かって進み得る。
図3は、交差しているカバレッジエリアを有する衛星を示す図301である。その後、衛星カバレッジエリアは、図3に示されるように、交差し得る。SAT2 112bは、アイドルモードにある間に、SAT1 112aにキャンプオンしている無線端末114に接近する。無線端末114は、セル再選択評価プロセスのためにサービングセル受信電力測定を実行することができる。適切なセルが見つかった場合、無線端末114は、アイドルモードに遷移して戻る前に、適切なセルにキャンプオンすることができる。この例では、適切なセルは、SAT2 112bであり得る。いったんアイドルモードに入ると、無線端末114がキャンプオンするのに適したセルを常に見つけることができるように、測定プロセスが繰り返される。しかしながら、SAT2 112bがSAT1 112aカバレッジエリアに接近する前に、無線端末114は、たとえ追加のセルが利用可能でない場合であっても、受信電力信号を測定し、セル再選択評価を繰り返し実行する場合がある。電力消費の低減を必要とする無線端末114に対して、繰り返される測定及びセル再選択は、バッテリ寿命の減少をもたらし得る。
本開示は、セル測定及びセル再選択を実行するためのアイドル時間を判定するために、衛星仰角及びサービングセル受信電力レベル情報を利用することによって、無線端末のためのセル測定及びセル再選択を低減することを目的とする。
実施形態1
サービングセル測定を低減するための方法は、仰角を含む追加のパラメータの評価を含み得る。無線端末は、以下を行い得る:
1)現在及び前の仰角を使用して、仰角勾配、又は時間に対する仰角の変化率を計算する
2)勾配値を評価することによって測定トリガを判定する
3)仰角の傾向を計算して測定トリガを判定する
図4は、無線端末の位置に対する衛星仰角の変化を示す図400である。仰角(118、120)は、地面レベルと、無線端末から衛星116を指す線との間の角度である。仰角118の最大値は90°であり、これは衛星が真上にあることを示している。最大仰角118はまた、衛星116と無線端末との間の最短距離である。受信電力レベルは、最大仰角118において最も強い。5°~15°の最小仰角120は、無線端末に最も低い受信電力レベルを提供する。仰角(118、120)は、既知の式を使用して計算することができ、無線端末位置情報と共に衛星天体暦データを必要とする。
図5は、ある期間にわたって衛星と通信している無線端末のカバレッジを示す図500である。時間t1において、衛星122a及び無線端末124aは、図示されるような位置にある。時間t2において、衛星122b及び無線端末124bは、図示されるような位置にある。時間t3において、衛星122c及び無線端末124cは、図示されるような位置にある。図5は、仰角と図1からの対応するカバレッジ状態との間の関係を示している。仰角が増加するにつれて、カバレッジは、ピークカバレッジ時間まで改善する。いったんピーク時カバレッジが発生すると、仰角は、衛星(122a、122b、122c)が無線端末(124a、124b、124c)から離れて移動するまで減少する。
この実施形態では、以下の追加のパラメータ又は情報要素がネットワークによって導入され、無線端末にブロードキャストされる:
a.Sangle勾配間隔-Sangle勾配計算間の時間間隔
b.Sangle閾値-セル再選択評価プロセスの開始を判定するための閾値勾配値
図6は、開始時衛星カバレッジとピーク時カバレッジとの間で仰角がどのように変化するかを示すグラフ600である。この例では、t1において、無線端末は、仰角(Sangle(t1))を計算することができる。t2(t1+Sangle勾配間隔)において、仰角(Sangle(t2))を計算することができる。勾配計算のために、現在のSangle(t2)と前のSangle(t1)との間の差分が、Sangle勾配間隔で除算される。t3における次の勾配値は、現在の仰角としてSangle(t3)を、前の仰角としてSangle(t2)を使用して計算される。正の仰角勾配は、受信電力が増加していることを示し得る。衛星カバレッジの開始時において、Srxlevelは、ネットワークによって送信されるセル再選択閾値(SIntraSearchP/SNonIntraSearchP)よりも低い場合がある。結果として、セル再選択評価プロセスは、たとえカバレッジが改善し得る場合であってもトリガされ得る。過剰なセル再選択を防止するために、無線端末は、計算された勾配値の傾向を評価することができる。勾配が正であり続ける場合、無線端末は、セル再選択評価プロセスを実行しないことを選択することができる。
図7は、ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の仰角値を示すグラフ700である。無線端末は、Sangle間隔ごとにSangleを計算することができ、現在のSangleと前のSangleとの差分を計算する。この例では、Sangle間隔がt(y)において満了したときに、t(y)におけるSangleとt(x)におけるSangleとの間の差分が計算される。その差分は、Sangle閾値と比較される。プロセスは、差分の結果がSangle閾値よりも低くなるまで、Sangle間隔ごとに継続することができる。次いで、無線端末は、セル再選択評価プロセスを実行することを選択することができる。
図8は、いったん無線端末がNTNセルにキャンプオンされる(126)と、無線端末によって実行される代表的なステップ又は動作を示すフロー図800である。無線端末は、Sangle勾配間隔(タイマ)を開始することができる(128)。次いで、無線端末は、仰角(Sangle)を計算することができる(130)。現在のSangle勾配値は、図6及び図7に記載される式を使用して計算することができる(132)。次に、無線端末は、Sangle勾配を、ネットワーク(SIB 32)によってブロードキャストされたSangle勾配閾値と比較することができる(134)。Sangle勾配値がSangle勾配閾値よりも小さい場合、無線端末は、サービングセル受信電力レベルを測定し(140)、衛星カバレッジが無線端末から離れて移動し続け得るため、セル再選択評価プロセス142を開始することができる。Sangle勾配値がSangle勾配閾値以上である場合、無線端末は、Sangle勾配間隔が満了したかどうかを判定することができる(136)。次いで、無線端末は、Sangle勾配間隔をリセットし(138)、Sangle勾配間隔(タイマ)の開始に戻ることができる(182)。
あるいは、図9のフロー図900に示されるように、無線端末は、前のSangle勾配値を比較して、Sangle値の傾向を判定することができる。無線端末は、新しいセルにキャンプオンする(144)。無線端末は、0にリセットされる(146)負の勾配カウンタから構成されてもよい。次いで、無線端末は、Sangle勾配間隔(タイマ)を開始することができる(148)。次に、無線端末は、仰角(Sangle)を計算することができる(150)。更に、無線端末は、Sangle勾配を計算することができる(152)。無線端末は、計算されたSangle勾配値が0以上であるかどうかを判定することができる(154)。計算されたSangle勾配値が0以上である場合、負の勾配カウンタがリセットされる(156)。無線端末は、Sangle勾配間隔が満了したかどうかを判定することができる(158)。いったんタイマが満了すると、無線デバイスは、次の勾配計算を開始する(148)ために、Sangle勾配間隔をリセットすることができる(160)。計算されたSangle勾配値が負である場合、負の勾配カウンタがインクリメントされる(162)。負の勾配カウンタは、Sangle傾向カウントと比較される(164)。Sangle傾向カウントは、ネットワークによって定義され得、仰角が下向きに傾斜する連続回数であり、これは、衛星がカバレッジ外に遷移し得ることを示すことができる。次に、無線端末は、Srxlevelを測定することができる(166)。Srxlevelは、セル再選択評価プロセスのために使用され得る(168)。
36.304において定義されるようなセル再選択評価プロセス中に適切なセルが発見されない場合、無線端末は、DRX又はサービングセル測定間隔のために36.133において定義された異なるタイマを使用することに進むことができる。
angle勾配間隔及びSangle勾配閾値の値は、衛星のタイプ(LEO、MEO)、ビーム経路/軌道、及び地球からの高度に依存し得る。大きなビーム経路(>1000km2)を有する衛星は、よりも低いビーム経路(<100km2)を有する衛星よりも長いカバレッジ時間を有し得る。結果として、Sangle勾配タイマ及びSangle勾配閾値は、それに応じてネットワークによって調整され得る。ネットワーク又はgNBは、RRCシグナリングメッセージを使用して、Sangle勾配タイマ及び/又はSangle勾配閾値を無線端末に送信することができる。無線端末は、これらのパラメータを受信し、勾配値を計算するために使用することができる。
Figure 2024020122000004
Figure 2024020122000005
Figure 2024020122000006
Figure 2024020122000007
リスティング1
リスティング1は、システム情報ブロックタイプ32(SIB 32)に含まれる、elevationAngleInterval(Sangle勾配間隔)、elevationAngleSlopeThreshold(Sangle勾配閾値)、及びelevationAngleNegativeCount(Sangle傾向カウント)の例示的な実装形態である。ネットワーク又はgNBは、RRCシグナリングメッセージを使用して、Sangle勾配タイマ、Sangle勾配閾値、及びSangle傾向カウントを無線端末に送信することができる。無線端末は、これらのパラメータを受信し、勾配値を計算するために使用することができる。
図10は、仰角を示すグラフ1000である。ネットワークは、仰角勾配時間間隔が一定のままであり得ることを決定することができる。この場合、ネットワークは、修正されたSangle勾配値を有するrrcConnectionReconfigurationメッセージを送信しなくてもよい。Sangle勾配間隔が衛星ごとに変化しない場合、前述したような勾配計算は必要ではない場合がある。代替案として、以下の新しいパラメータが導入される:Sangle間隔及びSangle閾値。図10は、開始時カバレッジからピーク時カバレッジまでの仰角の変化を示している。無線端末は、時間t(1)において仰角を計算することができる。時間t(2)におけるSangle間隔の満了後、無線端末は、仰角Sangle(t2)を計算することができる。無線端末は、現在の仰角(Sangle(t2))と前の仰角(Sangle(t1))との間の差分を計算することができる。その結果がSangle閾値よりも大きい場合、無線端末は、セル再選択評価を実行しないことを選択することができる。無線端末は、t3におけるSangle間隔の満了後に仰角を計算することができる。現在のSangle(t3)と前のSangle(t2)との間の差分は、Sangle閾値と比較されることになる。Sangle間隔の各満了後に仰角を計算し、その結果を閾値と比較するプロセスは、無線端末が新しいセルにキャンプオンするか、又は衛星カバレッジが終了するまで継続することができる。
図11は、ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の仰角値を同様に示すグラフ1100である。無線端末は、Sangle間隔ごとにSangleを計算することができ、現在のSangleと前のSangleとの間の差分を計算する。この例では、Sangle間隔は、t(x)において満了している。Sangleは無線端末によって計算することができ、その差分はSangle閾値と比較される。プロセスは、差分の結果がSangle閾値よりも低くなるまで、Sangle間隔ごとに継続することができる。無線端末は、差分がSangle閾値よりも小さい場合、セル再選択評価プロセスを実行することを選択することができる。
図12は、衛星ネットワークに接続されている間のセル再選択を低減するために無線端末によって実行される代表的なステップ又は動作を示すフロー図1200である。いったん無線端末が新しいNTN衛星セルにキャンプオンされると(170)、Sangle間隔タイマが開始する(172)。次いで、無線端末は、仰角を計算することができる(174)。無線端末は、現在の仰角と前の仰角との間の差分(現在のSangle-前のSangle)を計算することができる(176)。その差分がSangle閾値よりも小さいと判定された場合(178)、衛星カバレッジは、不連続なサービス又はカバレッジなしの期間に入り得る。その結果、無線端末は、サービングセル受信電力を測定し(184)、セル再選択評価手順を開始することができる(186)。
仰角差分がSangle閾値以上であると判定された場合(178)、無線端末は、セル再選択評価プロセスを実行しないことを選択することができる。無線端末は、Sangle間隔タイマが満了したかどうかを判定することができる(180)。Sangle間隔タイマが満了した場合、Sangle間隔タイマはリセットすることができ(182)、プロセスは再開することになる。
Figure 2024020122000008
Figure 2024020122000009
Figure 2024020122000010
リスティング2
リスティング2は、システム情報ブロックタイプ32(SIB 32)に含まれる、elevationAngleInterval(Sangle間隔)及びelevationAngleThreshold(Sangle閾値)の例示的な実装形態である。
-サービングセルがSrxlev>SIntraSearchPを満たす場合、無線端末は、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。
-あるいは仰角勾配が仰角勾配閾値よりも大きいか、又は仰角の傾向が正である場合、無線端末は、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。
-そうでない場合、無線端末は、周波数内測定を実行するものとする。
-無線端末は、システム情報において示されるNB-IoT周波数間に以下のルールを適用するものとする:
-サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchPを満たす場合、無線端末は、周波数間測定を実行しないことを選択することができる。
-あるいは仰角勾配が仰角勾配閾値よりも大きいか、又は仰角の傾向が正である場合、無線端末は周波数間測定を実行しないことを選択することができる。
-そうでない場合、無線端末は、周波数間測定を実行するものとする。
-無線端末が緩和監視をサポートし、s-SearchDeltaPがSystemInformationBlockType3-NB内に存在する場合、無線端末は、節5.2.4.12に規定されるように、必要な測定を更に制限することができる。
リスティング3
リスティング3は、セル再選択測定ルールの例示的な手順である。
実施形態2
図13は、図1からの衛星の移動1300、及び対応する受信電力レベル(Srxlevel)を示している。衛星が無線端末に向かって移動すると、カバレッジが開始し、Srxlevelは低い。同じ衛星は移動し続け、Srxlevelはまた、軌道経路が無線デバイスに最も近くなるまで増加し得る。これはピーク時カバレッジと呼ばれることもあり、Srxlevelは最も高い。次いで、Srxlevelは、終了時カバレッジまで衛星が無線端末から離れて移動するにつれて減少し得る。
無線端末によって実行される過剰なセル再選択を低減し得る別の方法は、サービングセル受信電力測定の勾配値を計算する無線端末から構成される。無線端末は、計算された勾配値を、ネットワークによってブロードキャストされた閾値と比較することができる。図13に示されるように、Srxlevelの値は、無線端末に対する衛星の位置に依存して変化し得る。勾配は、図6及び図7で説明した仰角勾配値と同じ方法を使用することによって計算することができる。
図14は、開始時衛星カバレッジとピーク時カバレッジとの間のSrxlevel変化を示すグラフ1400である。この例では、t1において、無線端末は、(Srxlevel(t1))を測定することができる。t2(t1+Srxlevel勾配間隔)において、サービングセル受信電力(Srxlevel(t2))が測定され得る。勾配計算のために、現在のSrxlevel(t2)と前のSrxlevel(t1)との間の差分が、Srxlevel勾配間隔によって除算される。t3における次の勾配値は、現在のSrxlevel(t3)、及び前のSrxlevelとしてのSrxlevel(t2)を使用して計算される。正の勾配は、受信電力が増加していることを示し得る。衛星カバレッジの開始時において、Srxlevelは、ネットワークによって送信されるセル再選択閾値(SIntraSearchP/SNonIntraSearchP)よりも低い場合がある。結果として、セル再選択評価プロセスは、たとえカバレッジが改善し得る場合であってもトリガされ得る。過剰なセル再選択を防止するために、無線端末は、計算された勾配値を評価することができる。勾配が正であり続ける場合、無線端末は、セル再選択評価プロセスを実行しないことを選択することができる。
図15は、ピーク時カバレッジと終了時カバレッジ間のSrxlevel変化を示すグラフ1500である。衛星が無線端末から離れて移動し続けると、計算された勾配値は負の値に切り替わり得、Srxlevelの連続的な低下を示す。仰角勾配の傾向が負であるか、又は勾配が仰角勾配閾値未満である場合、無線端末は、Srxlevelを(周波数内/周波数間)Srxlevel閾値と比較することによって、セル再選択評価プロセスを開始することができる。無線端末はまた、DRXサイクルごとに、又は36.133において定義されるように、サービングセル受信電力を測定することに戻ることができる。
図16は、セル再選択を低減するために無線端末によって実行される代表的なステップ又は動作を示すフロー図1600である。無線端末は、新しいセルにキャンプオンする(188)。次いで、Srxlevel勾配間隔タイマが開始し得る(190)。無線端末は、サービングセル受信電力レベル(Srxlevel)を測定することができる(192)。次いで、Srxlevel勾配が計算される(194)。次に、計算された勾配値がSrxlevel勾配閾値よりも大きいかどうかが判定される(196)。計算された勾配値がSrxlevel勾配閾値よりも大きくない場合、無線端末は、測定されたSrxlevelを使用してセル再選択評価プロセスを実行することを選択することができる(204)。Srxlevel勾配がSrxlevel閾値よりも大きい場合、無線端末は、セル再選択評価を実行しないことを選択することができる。次いで、無線端末は、Srxlevel勾配間隔タイマの満了をチェックする(198)。いったんタイマが満了すると、Srxlevel勾配間隔がリセットされ(202)、Srxlevel勾配間隔タイマを開始するためのプロセスを繰り返すことができる(190)。
セル再選択評価が発生した場合(204)、無線端末は、後続の再選択評価のためにDRXサイクルを使用することを選択することができる。
あるいは、図17のフロー図1700に示されるように、無線端末は、前のSrxlevel勾配値を比較して、Srxlevel値の傾向を判定することができる。無線端末は、新しいセルにキャンプオンする(206)。次いで、無線端末は、負の勾配カウンタを0にリセットすることができる(208)。次に、Srxlevel勾配間隔タイマが開始し得る(210)。無線端末は、サービングセル受信電力レベル(Srxlevel)を測定することができる(212)。次いで、Srxlevel勾配が計算される(214)。次に、計算されたSrxlevel勾配値が0以上であるかどうかが判定される(216)。計算されたSrxlevel勾配値が0以上である場合、負の勾配カウンタがリセットされる(218)。次いで、Srxlevel勾配間隔が満了したかどうかが判定される(220)。いったんタイマが満了すると、無線デバイスは、次の勾配計算を開始する(210)ために、Srxlevel勾配間隔をリセットすることができる(222)。計算されたSrxlevel勾配値が負である場合、負の勾配カウンタがインクリメントされる(224)。負の勾配カウンタは、Srxlevel傾向カウントと比較される(226)。Srxlevel傾向カウントは、ネットワークによって定義され得、仰角が下向きに傾斜する連続回数であり、これは、衛星がカバレッジ外に遷移し得ることを示すことができる。Srxlevelは、セル再選択評価プロセス(228)のために使用され得る。
36.304において定義されるようなセル再選択評価プロセス中に適切なセルが発見されない場合、無線端末は、セル選択プロセスに進み、サービングセル測定間隔のために36.133において定義されるDRX又は異なるタイマを使用することができる。
rxlevel勾配間隔及びSrxlevel勾配閾値の値は、衛星のタイプ(LEO、MEO)、ビーム経路/軌道、及び地球からの高度に依存し得る。大きなビーム経路(>1000km2)を有する衛星は、より低いビーム経路(<100km2)を有する衛星よりも長いカバレッジ時間を有し得る。結果として、Sangle勾配タイマ及びSangle勾配閾値は、それに応じてネットワークによって調整され得る。
Figure 2024020122000011
Figure 2024020122000012
Figure 2024020122000013
リスティング4
リスティング4は、システム情報ブロックタイプ32(SIB 32)に含まれる、rxlevelInterval(Srxlevel間隔)及びrxlevelSlopeThreshold(Srxlevel勾配閾値)の例示的な実装形態である。ネットワーク又はgNBは、RRCシグナリングメッセージを使用して、Srxlevel勾配タイマ、Srxlevel勾配閾値を無線端末に送信することができる。無線端末は、これらのパラメータを受信し、勾配値を計算するために使用することができる。
前の実施形態で述べ、図10、図11、及び図12に示されるように、ネットワークは、勾配値を計算するための時間間隔が一定のままであり得ることを決定することができる。Srxlevel勾配間隔が衛星ごとに変化しない場合、勾配計算は必要ではない場合があり、無線端末は、閾値に対する受信電力レベル測定値間の差分を計算することができる。
図18は、開始時カバレッジとピーク時カバレッジとの間の変化を示すグラフ1800である。ネットワークは、仰角勾配時間間隔が一定のままであり得ることを決定することができる。この場合、ネットワークは、修正されたSrxlevel勾配値を有するrrcConnectionReconfigurationメッセージを送信しなくてもよい。Srxlevel勾配間隔が衛星ごとに変化しない場合、図14及び図15で前述したような勾配計算は必要ではない場合がある。代替案として、以下の新しいパラメータが導入される:Srxlevel間隔及びSrxlevel閾値。図18は、開始時カバレッジからピーク時カバレッジまでの受信電力レベルの変化を示している。無線端末は、時間t(1)においてサービングセル受信電力レベルを測定することができる。時間t(2)におけるSrxlevel間隔の満了後、無線端末は、受信電力レベルSrxlevel(t2)を測定することができる。無線端末は、現在の受信電力レベル(Srxlevel(t2))と前の受信電力レベル(Srxlevel(t1))との間の差分を計算することができる。その結果がSrxlevel閾値よりも大きい場合、無線端末は、セル再選択評価を実行しないことを選択することができる。無線端末は、Srxlevel間隔の満了後、無線端末が新しいセルにキャンプオンするか、又は衛星カバレッジが終了するまで、Srxlevel差分を計算するプロセスを繰り返すことができる。
図19は、ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の受信電力レベルを示すグラフ1900である。無線端末は、Srxlevel間隔ごとに受信電力レベルを測定することができ、現在のSrxlevelと前のSとの間の差分を計算する。この例では、Srxlevel間隔は、t(x)において満了している。その差分は、Srxlevel閾値と比較される。無線端末は、差分がSrxlevel閾値よりも小さい場合、セル再選択評価プロセスを実行することを選択することができる。プロセスは、差分の結果がSrxlevel閾値よりも低くなるまで、又は衛星カバレッジが消失するまで、Srxlevel間隔ごとに継続することができる。
図20は、衛星ネットワークに接続されている間のセル再選択を低減するために無線端末によって実行される代表的なステップ又は動作を示すフロー図2000である。いったん無線端末が新しいNTN衛星セルにキャンプオンされると(230)、Srxlevel間隔タイマが開始する(232)。次いで、無線端末は、受信電力レベルを測定することができる(234)。次に、無線端末は、現在のSrxlevelと前のSrxlevelとの間の差分を計算することができる(236)。その差分がSrxlevel閾値よりも小さいと判定された場合(238)、衛星カバレッジは、不連続なサービス又はカバレッジなしの期間に入り得る。その結果、無線端末は、測定されたSrxlevelを使用してセル再選択評価手順を開始することができる(244)。
rxlevel差分がSrxlevel閾値以上であると判定された場合(238)、無線端末は、セル再選択評価プロセスを実行しないことを選択することができる。次いで、Srxlevel間隔タイマが満了したかどうかが判定され得る(240)。Srxlevel間隔タイマが満了した場合、Sangle間隔タイマは0にリセットすることができ(242)、プロセスは再開することになる(232)。
Figure 2024020122000014
Figure 2024020122000015
Figure 2024020122000016
リスティング5
リスティング5は、システム情報ブロックタイプ32(SIB 32)に含まれる、rxlevelInterval(Srxlevel間隔)及びrxlevelThreshold(Srxlevel閾値)の例示的な実装形態である。
-サービングセルがSrxlev>SIntraSearchPを満たす場合、無線端末は、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。
-あるいはSrxlevel勾配がSrxlevel勾配閾値よりも大きいか、又はSrxlevelの傾向が正である場合、無線端末は、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。
-そうでない場合、無線端末は、周波数内測定を実行するものとする。
-無線端末は、システム情報において示されるNB-IoT周波数間に以下のルールを適用するものとする:
-サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchPを満たす場合、無線端末は、周波数間測定を実行しないことを選択することができる。
-あるいはSrxlevel勾配がSrxlevel勾配閾値よりも大きいか、又はSrxlevelの傾向が正である場合、無線端末は、周波数間測定を実行しないことを選択することができる。
-そうでない場合、無線端末は、周波数間測定を実行するものとする。
-無線端末が緩和監視をサポートし、s-SearchDeltaPがSystemInformationBlockType3-NB内に存在する場合、無線端末は、節5.2.4.12に規定されるように、必要な測定を更に制限することができる。
リスティング6
リスティング6は、セル再選択測定ルールの例示的な手順である。
別の実施形態では、複数のNTN隣接セルが存在する場合、無線端末は、再選択に最適なセルを判定するために、同じ勾配、傾向、又は差分計算を使用することができる。いったん無線端末がセル再選択評価プロセス(図16のステップ204、図17のステップ228、図20のステップ244)に入ると、無線端末は、NTN隣接セルのSrxlevel測定を実行し、セルごとに、勾配、傾向、又は差分を計算することができる。最適なセルは、以下のうちの1つ以上によって判定され得る:
A)正のSrxlevel勾配値
B)連続的な正の傾向
隣接セルに対してカバレッジが改善しているため、正の勾配値を有する隣接セルは、負の値を有する隣接セルよりも高くランク付けされ得る。各測定間隔で連続する正の差分(現在のSrxlevel>前のSrxlevel)を有する隣接セルはまた、セルカバレッジが改善していることを示し得、したがって、セルは、連続する負の差分(現在のSrxlevel<前のSrxlevel)を示す隣接セルよりも高く分類され得る。
図21は、セル再選択のための最適なNTN隣接セルを判定するために無線端末によって実行される代表的なステップ又は動作を示すフロー図2100である。図16の204、図17の228、及び図20の244に示されるように、無線端末は、セル再選択評価プロセス246に入り得る。隣接セル測定タイマが開始し得る(248)。隣接セル測定タイマ間隔は、値が衛星カバレッジ特性に依存するため、ネットワークによって定義され得る。無線端末は、各隣接セルのSrxlevelを測定することができる(250)。隣接セルSrxlevel勾配の計算は、図14及び図15で説明される方法によって実行することができる(252)。次いで、全ての隣接セルの勾配値が計算されたかどうかが判定される(254)。いったん各隣接セルに対して勾配値が計算されると(252)、無線端末は、勾配値をソートすることができる(256)。全ての勾配値が負であると判定された場合(258)、次の勾配値は、隣接セル測定タイマが満了したと判定された場合(260)に計算されることになる。隣接セル測定タイマが満了した場合、隣接セル測定タイマは、次の測定が起こり得るようにリセットされ得る(262)。
ソート(256)の後に正の値の勾配が存在する場合、新しいセルを再選択することができる(264)。複数の正の値の勾配が存在する場合、無線端末は、最も高い値を有する隣接セルを選択することができる。
リスティング7は、rxlevelNeighborInterval、NTNセルのための隣接セル測定タイマ間隔の例示的な実装形態である。
Figure 2024020122000017
Figure 2024020122000018
Figure 2024020122000019
リスティング7
再選択のために最適なNTN隣接セルを判定する別の方法は、現在の隣接セルSrxlevelと前の隣接セルSrxlevelとの間の連続する正の差分の数を計算することであり得る。隣接セル測定間隔の満了後、無線端末は、隣接セル受信電力(Srxlevel)を測定し、その値が前のSrxlevelよりも大きいかどうかを判定することができる。Srxlevelが次の隣接セル測定時間間隔の前のSrxlevelよりも大きい場合、各セルに対して固有の正のカウンタがインクリメントされる。少なくとも2の正のカウンタを有する隣接セルは、再選択に最適なNTN隣接セルである。
図22は、セル再選択のための最適なNTN隣接セルを判定するために無線端末によって実行される代表的なステップ又は動作を示すフロー図2200である。図16の204、図17の228、及び図20の244に示されるように、無線端末は、セル再選択評価プロセスに入り得る(266)。隣接セル測定タイマが開始し得る(268)。隣接セル測定タイマ間隔は、値が衛星カバレッジ特性に依存するため、ネットワークによって定義され得る。次いで、無線端末は、(次の)隣接セルのSrxlevelを測定することができる(270)。次に、無線端末は、Srxlevelが前のSrxlevelよりも大きいかどうかを判定することができる(272)。Srxlevelが前のSrxlevelよりも大きくない場合、無線端末は、正のカウンタを0にリセットすることができる(286)。Srxlevelが前のSrxlevelよりも大きい場合、正のカウンタがインクリメントされる(274)。ステップ270、272、286、及び274は、各NTN隣接セルに対して実行され得る。ステップ286及び274で参照されるカウンタは、各隣接セルに対して固有である。いったん無線端末が各隣接セルに対してSrxlevelの測定及び評価を完了すると(276)、カウンタはソートされて比較される(278)。次いで、カウンタのいずれかが、カバレッジが2つの連続した時間間隔を改善し続けたことを意味する、2以上であるかどうかが判定される(280)。カウンタのいずれかが2以上である場合、最も高いカウンタ値を有するセルが再選択に最も適している(288)。2以上のカウンタがない場合、各隣接セルに対する正のカウンタの更新が繰り返されてもよい。隣接セル測定タイマが満了したことが判定され得る(282)。隣接セル測定タイマが満了した場合、Srxlevel間隔は、隣接セル測定タイマが開始することができ(268)、プロセスが繰り返すことができるように、リセットされ得る(284)。
実施形態3
サービングセル測定を低減するための方法は、衛星距離を含む追加のパラメータの評価を含み得る。無線端末は、以下を行い得る:
1)現在及び前の衛星距離を使用して、衛星距離勾配、又は時間に対する衛星距離の変化率を計算する
2)勾配値を評価することによって測定トリガを判定する
3)衛星距離の傾向を計算して測定トリガを判定する
衛星距離は、衛星と無線端末との間の距離である。図23は、無線端末の位置に対する衛星距離の変化を示す図2300である。最小距離値において、衛星は無線端末の真上にある。受信電力レベルは、最小衛星距離において最も強い。最大衛星距離は、無線端末に最も低い受信電力レベルを提供する。衛星距離は、既知の式を使用して計算することができ、無線端末位置情報と共に衛星天体暦データを必要とする。
図24は、衛星距離と図1からの対応するカバレッジ状態との間の関係を示す図2400である。カバレッジの開始時において、衛星距離は最も離れている。衛星距離が減少するにつれて、カバレッジは、衛星距離が最短であるピークカバレッジ時間まで改善する。いったんピーク時カバレッジが発生すると、衛星距離は、衛星が無線端末から離れて移動するまで再び増加する。
無線端末によって実行される過剰なセル再選択を低減し得る別の方法は、サービングセル受信電力測定の勾配値を計算する無線端末から構成される。無線端末は、計算された勾配値を、ネットワークによってブロードキャストされた閾値と比較することができる。加えて、無線端末は、計算された距離を、ネットワークによってブロードキャストされた閾値距離値と比較することができる。図24に示されているように、衛星距離値(Sdistance)は、無線端末に対する衛星の位置に応じて変化し得る。勾配は、図6及び図7で説明した仰角勾配値と同じ方法を使用することによって計算することができる。
図25は、開始時衛星カバレッジとピーク時カバレッジとの間の衛星距離の変化を示すグラフ2500である。この例では、t1において、無線端末は、衛星距離(Sdistance値(t1))を計算することができる。t2(t1+Sdistance勾配間隔)において、衛星距離(Sdistance(t2))が計算され得る。勾配計算のために、現在のSdistance(t2)と前のSdistance(t1)との間の差分が、Sdistance勾配間隔によって除算される。t3における次の勾配値は、現在の衛星距離としてSdistance(t3)を使用し、前の衛星距離としてSdistance(t2)を使用して計算される。負の衛星距離勾配は、受信電力が増加していることを示し得る。衛星カバレッジの開始時において、Srxlevelは、ネットワークによって送信されるセル再選択閾値(SIntraSearchP/SNonIntraSearchP)よりも低い場合がある。結果として、セル再選択評価プロセスは、たとえカバレッジが改善し得る場合であってもトリガされ得る。過剰なセル再選択を防止するために、無線端末は、計算された勾配値の傾向を評価することができる。勾配が負であり続ける場合、無線端末は、セル再選択評価プロセスを実行しないことを選択することができる。
図26は、ピーク時カバレッジの時間と終了時カバレッジとの間のSdistance変化を示すグラフ2600である。衛星が無線端末から離れて移動し続けると、計算された勾配値は正の値に切り替わり得、Srxlevelの連続的な低下を示す。衛星距離勾配の傾向が正であるか、又は勾配が衛星距離勾配閾値より大きく、かつ衛星距離が距離閾値の値を超える場合、無線端末は、Srxlevelを(周波数内/周波数間)Srxlevel閾値と比較することによって、セル再選択評価プロセスを開始することができる。無線端末はまた、DRXサイクルごとに、サービングセル受信電力を測定することに戻ることができる。
図27は、いったん無線端末がNTNセルにキャンプオンされると(290)、無線端末によって実行されるステップを示すフロー図2700である。無線端末はまた、ブロードキャストされたメッセージを介して以下のパラメータを受信することができる:
a.Sdistance勾配閾値
b.Sdistance閾値
c.Sdistance勾配間隔タイマ
次いで、無線端末は、Sdistance勾配間隔(タイマ)を開始することができる(292)。次に、無線端末は、衛星距離(Sdistance)を計算することができる(294)。更に、現在のSdistance勾配値が、図6及び図7に記載された式を使用して計算され得る(296)。次いで、無線端末は、Sdistance勾配をSdistance勾配閾値と比較することができる(298)。Sdistance勾配値がSangle勾配閾値よりも大きい場合、Sdistanceは、Sdistance閾値と比較される(300)。SdistanceがSdistance閾値よりも大きい場合、無線端末は、サービングセル受信電力レベルを測定し(302)、衛星カバレッジが無線端末から離れて移動し続け得るため、セル再選択評価プロセスを開始することができる(304)。Sdistance勾配値がSdistance勾配閾値以下である場合、無線端末は、Sdistance勾配間隔が満了したかどうかを判定することができる(306)。いったんSdistance勾配間隔が満了すると、無線端末は、Sdistance勾配間隔をリセットし(308)、勾配値の計算に戻ることができる。
図28は、前のSdistance勾配値を比較してSdistance値の傾向を判定するために無線端末によって実行されるステップの別の例を示すフロー図2800である。無線端末は、新しいセルにキャンプオンする(310)。次いで、無線端末は、正の勾配カウンタを0にリセットすることができる(312)。前の例と同様に、無線端末は次いで、Sdistance勾配間隔(タイマ)を開始することができる(314)。次いで、無線端末は、衛星距離(Sdistance)を計算することができる(316)。次に、現在のSdistance勾配値が、図6及び図7に記載された式を使用して計算され得る(318)。更に、無線端末は、Sdistance勾配が0未満であるかどうかをチェックすることができる(320)。計算されたSdistance勾配値が0未満である場合、正の勾配カウンタがリセットされる(322)。次いで、無線端末は、Sdistance勾配間隔が満了したかどうかをチェックすることができる(324)。いったんSdistance勾配間隔が満了すると、無線デバイスは、次の勾配計算を開始するためにSdistance勾配間隔をリセットすることができる(326)。
計算されたSdistance勾配値が正であると判定された場合(320)、正の勾配カウンタがインクリメントされる(328)。次いで、正の勾配カウンタは、Sdistance傾向カウントと比較される(330)。Sdistance傾向カウントは、ネットワークによって定義され得、衛星距離が上向きに傾斜する連続回数であり、これは、衛星がカバレッジ外に遷移し得ることを示すことができる。正の勾配カウンタがSdistance傾向カウントよりも大きい場合、無線端末は、Srxlevelを測定することができる(332)。次いで、Srxlevelは、セル再選択評価プロセス(334)のために使用され得る。
セル再選択評価プロセス中に適切なセルが発見されない場合、無線端末は、DRX又はサービングセル測定間隔のために定義された異なるタイマを使用することに進むことができる。
distance勾配間隔及びSdistance勾配閾値の値は、衛星のタイプ(LEO、MEO)、ビーム経路/軌道、及び地球からの高度に依存し得る。大きなビーム経路(>1000km2)を有する衛星は、よりも低いビーム経路(<100km2)を有する衛星よりも長いカバレッジ時間を有し得る。結果として、Sdistance勾配タイマ及びSdistance勾配閾値は、それに応じてネットワークによって調整され得る。
Figure 2024020122000020
Figure 2024020122000021
Figure 2024020122000022
リスティング8
リスティング8は、システム情報ブロックタイプ32(SIB 32)に含まれる、satelliteDistanceInterval(Sdistance勾配間隔)、satelliteDistanceSlopeThreshold(Sdistance勾配閾値)、satelliteDistancePositiveCount(Sdistance傾向カウント)、及びsatelliteDistanceThreshold(Sdistance)の例示的な実装形態である。
ネットワークは、衛星距離勾配タイマ間隔が一定のままであり得ることを決定することができる。この場合、ネットワークは、修正されたSdistance勾配値を有するrrcConnectionReconfigurationメッセージを送信しなくてもよい。Sdistance勾配間隔が衛星ごとに変化しない場合、前述したような勾配計算は必要ではない場合がある。代替案として、以下の新しいパラメータが導入される:Sdistance間隔及びSdistance閾値。
図29は、開始時カバレッジからピーク時カバレッジまでの衛星距離の変化を示すグラフ2900である。無線端末は、時間t(1)における衛星距離を計算することができる。時間t(2)におけるSdistance間隔の満了後、無線端末は、衛星距離Sdistance(t2)を計算することができる。無線端末は、現在の衛星距離(Sdistance(t2))と前の衛星距離(Sdistance(t1))との間の差分を計算することができる。その結果がSdistance閾値未満である場合、無線端末は、セル再選択評価を実行しないことを選択することができる。無線端末は、t3におけるSdistance間隔の満了後に衛星距離を計算することができる。現在のSdistance(t3)と前のSdistance(t2)との間の差分は、Sdistance閾値と比較されることになる。Sdistance間隔の各満了後に衛星距離を計算し、その結果を閾値と比較するプロセスは、無線端末が新しいセルにキャンプオンするか、又は衛星カバレッジが終了するまで継続することができる。
図30は、ピーク時カバレッジと終了時カバレッジとの間の衛星距離値を同様に示すグラフ3000である。無線端末は、Sdistance間隔ごとにSdistanceを計算することができ、現在と前のSdistanceとの間の差分を計算する。この例では、Sdistance間隔は、t(x)において満了している。Sdistanceは無線端末によって計算することができ、その差分はSdistance差分閾値と比較される。プロセスは、差分の結果がSdistance差分閾値よりも大きくなるまで、Sdistance間隔ごとに継続することができる。無線端末は、差分がSdistance差分閾値よりも大きく、かつ現在のSdistanceがSdistance閾値を超える場合、セル再選択評価プロセスを実行することを選択することができる。
図31は、衛星ネットワークに接続されている間のセル再選択を低減するために無線端末によって実行されるステップ又は動作を示すフロー図3100である。いったん無線端末が新しいNTN衛星セルにキャンプオンされると(336)、Sdistance間隔タイマが開始する(338)。次いで、無線端末は、衛星距離を計算することができる(340)。次に、無線端末は、現在の衛星距離と前の衛星距離との間の差分(現在のSdistance-前のSdistance)を計算することができる(342)。更に、差分がSdistance差分閾値未満であるかどうかが判定される(344)。衛星距離差分がSdistance差分閾値以上である場合、現在のSdistanceがSdistance閾値と比較される(346)。SdistanceがSdistance閾値を超える場合、衛星カバレッジは、不連続なサービス又はカバレッジなしの期間に入り得る。その結果、無線端末は、サービングセル受信電力を測定し(348)、セル再選択評価手順を開始することができる(350)。
衛星距離差分がSdistance差分閾値以下である場合、無線端末は、セル再選択評価プロセスを実行しないことを選択することができる。無線端末は、Sdistance間隔タイマが満了したかどうかをチェックすることができる(352)。いったんSdistance間隔タイマが満了すると、Sdistance間隔タイマは0にリセットすることができ(354)、プロセスは再開することになる(338)。
Figure 2024020122000023
Figure 2024020122000024
Figure 2024020122000025
Figure 2024020122000026
リスティング9
リスティング9は、システム情報ブロックタイプ32(SIB 32)に含まれる、satelliteDistanceInterval(Sdistance間隔)、satelliteDifferenceDistanceThreshold(Sdistance差分閾値)、及びsatelliteDistanceThreshold(Sdistance閾値)の例示的な実装形態である。
-サービングセルがSrxlev>SIntraSearchPを満たす場合、UEは、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。
-あるいは衛星距離勾配が衛星距離勾配閾値未満であり、かつ衛星距離が衛星距離閾値未満であるか、又は衛星距離の傾向が負である場合、UEは、周波数内測定を実行しないことを選択することができる。
-そうでない場合、UEは、周波数内測定を実行するものとする。
-UEは、システム情報において示されるNB-IoT周波数間に以下のルールを適用するものとする:
-サービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchPを満たす場合、UEは、周波数間測定を実行しないことを選択することができる。
-あるいは衛星距離勾配が衛星距離勾配閾値よりも大きく、かつ衛星距離が衛星距離閾値未満であるか、又は衛星距離の傾向が負である場合、UEは、周波数間測定を実行しないことを選択することができる。
-そうでない場合、UEは、周波数間測定を実行するものとする。
-UEが緩和監視をサポートし、s-SearchDeltaPがSystemInformationBlockType3-NB内に存在する場合、UEは、節5.2.4.12に規定されているように、必要な測定を更に制限することができる。
リスティング10
リスティング10は、セル再選択測定ルールの例示的な手順である。
本開示では、(a)セル再選択プロセスに最適なNTN隣接セルを判定するために隣接セル信号電力レベル勾配を計算する無線端末、及び(b)セル再選択プロセスに最適なNTN隣接セルを判定するために隣接セル受信電力レベルの傾向を計算する無線端末を含む、いくつかの特徴が説明されている。
更に、本開示では、(c)衛星仰角を使用してカバレッジ情報を判定する無線端末、(d)セル再選択を実行するための最適な時間を判定するために時間に関する仰角の変化を計算する無線端末、(e)セル再選択を実行するための最適な時間を判定するために仰角の傾向を計算する無線端末、(f)セル再選択を実行するための最適な時間を判定するために時間に関する受信信号電力レベルの変化を計算する無線端末、及び(g)セル再選択を実行するための最適な時間を判定するために受信信号電力レベルの傾向を計算する無線端末、を含む追加の特徴が説明された。
図32は、gNB1160の一実装形態を示すブロック図である。gNB1160は、上位層プロセッサ1123、DL送信部1125、UL受信部1133、及び1つ以上のアンテナ1131を含み得る。DL送信部1125は、PDCCH送信部1127及びPDSCH送信部1129を含み得る。UL受信部1133は、PUCCH受信部1135及びPUSCH受信部1137を含み得る。
上位層プロセッサ1123は、物理層の挙動(DL送信部及びUL受信部の挙動)を管理して、物理層に上位層パラメータを提供することができる。上位層プロセッサ1123は、物理層からトランスポートブロックを取得することができる。上位層プロセッサ1123は、無線端末の上位層との間で、RRCメッセージ及びMACメッセージなどの上位層メッセージを送信及び/又は取得することができる。上位層プロセッサ1123は、PDSCH送信部にトランスポートブロックを提供することができ、PDCCH送信部にそのトランスポートブロックに関連する送信パラメータを提供することができる。
DL送信部1125は、下りリンク物理チャネル及び(予約信号を含む)下りリンク物理信号を多重化して、送信アンテナ1131を介してそれらを送信することができる。UL受信部1133は、受信アンテナ1131を介して、多重化されている上りリンク物理チャネル及び上りリンク物理信号を受信して、それらを逆多重化することができる。PUCCH受信部1135は、上位層プロセッサ1123にUCIを提供することができる。PUSCH受信部1137は、上位層プロセッサ1123に受信したトランスポートブロックを提供することができる。
図33は、無線端末1202の一実装形態を示すブロック図である。無線端末1202は、上位層プロセッサ1223、UL送信部1251、DL受信部1243、及び1つ以上のアンテナ1231を含み得る。UL送信部1251は、PUCCH送信部1253及びPUSCH送信部1255を含み得る。DL受信部1243は、PDCCH受信部1245及びPDSCH受信部1247を含み得る。
上位層プロセッサ1223は、物理層の挙動(UL送信部及びDL受信部の挙動)を管理して、物理層に上位層パラメータを提供することができる。上位層プロセッサ1223は、物理層からトランスポートブロックを取得することができる。上位層プロセッサ1223は、無線端末の上位層との間で、RRCメッセージ及びMACメッセージなどの上位層メッセージを送信及び/又は取得することができる。上位層プロセッサ1223は、PUSCH送信部にトランスポートブロックを提供することができ、PUCCH送信部1253にUCIを提供することができる。
DL受信部1243は、受信アンテナ1231を介して、多重化されている下りリンク物理チャネル及び下りリンク物理信号を受信して、それらを逆多重化することができる。PDCCH受信部1245は、上位層プロセッサ1223にDCIを提供することができる。PDSCH受信部1247は、上位層プロセッサ1223に受信したトランスポートブロックを提供することができる。
本明細書で説明される物理チャネルの名称は、例である点に留意されたい。「NRPDCCH、NRPDSCH、NRPUCCH、及びNRPUSCH」、「新世代-(G)PDCCH、GPDSCH、GPUCCH、及びGPUSCH」などの、他の名称を使用することもできる。
図34は、無線端末1302で利用され得る様々な構成要素を示している。図34に関連して説明される無線端末1302は、本明細書で説明される無線端末に従って実装することができる。無線端末1302は、無線端末1302の動作を制御するプロセッサ1303を含む。プロセッサ1303はまた、中央処理装置(central processing unit、CPU)と呼ばれることもある。読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、これら2つの組み合わせ、又は情報を記憶することができる任意のタイプのデバイスを含み得るメモリ1305は、プロセッサ1303に命令1307a及びデータ1309aを提供する。メモリ1305の一部分はまた、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含み得る。命令1307b及びデータ1309bはまた、プロセッサ1303内に存在していてもよい。プロセッサ1303に読み込まれた命令1307b及び/又はデータ1309bは、プロセッサ1303による実行又は処理用に読み込まれたメモリ1305からの命令1307a及び/又はデータ1309aを含んでいてもよい。命令1307bは、上述の方法を実施するためにプロセッサ1303によって実行することができる。
無線端末1302はまた、データの送受信を可能にするための、1つ以上の送信部1358及び1つ以上の受信部1320を収容する筐体を含むこともできる。送信部(単数又は複数)1358及び受信部(単数又は複数)1320は、1つ以上の送受信部1318に組み合わせることができる。1つ以上のアンテナ1322a~nが筐体に取り付けられ、送受信部1318と電気的に結合される。
無線端末1302の各種構成要素は、バスシステム1311により一体に結合され、データバスに加えて、電源バス、制御信号バス及び状態信号バスを含むことができる。しかしながら、明瞭さのために、各種バスは、バスシステム1311として図34に示されている。無線端末1302はまた、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)1313を含むこともできる。無線端末1302はまた、無線端末1302の機能へのユーザアクセスを提供する通信インターフェース1315を含むこともできる。図34に示される無線端末1302は、具体的な構成要素のリスティングではなく、機能ブロックである。
図35は、gNB1460で利用され得る様々な構成要素を示している。図35に関連して説明されるgNB1460は、本明細書で説明されるgNBに従って実装することができる。gNB1460は、gNB1460の動作を制御するプロセッサ1403を含む。プロセッサ1403はまた、中央処理装置(central processing unit、CPU)と呼ばれることもある。読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、これら2つの組み合わせ、又は情報を記憶することができる任意のタイプのデバイスを含み得るメモリ1405は、プロセッサ1403に命令1407a及びデータ1409aを提供する。メモリ1405の一部分はまた、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含み得る。命令1407b及びデータ1409bはまた、プロセッサ1403内に存在していてもよい。プロセッサ1403に読み込まれた命令1407b及び/又はデータ1409bは、プロセッサ1403による実行又は処理用に読み込まれたメモリ1405からの命令1407a及び/又はデータ1409aを含んでいてもよい。命令1407bは、上述の方法を実施するためにプロセッサ1403によって実行することができる。
gNB1460はまた、データの送受信を可能にするために、1つ以上の送信部1417及び1つ以上の受信部1478を収容する筐体を含み得る。送信部(単数又は複数)1417及び受信部(単数又は複数)1478は、1つ以上の送受信部1476に組み合わせることができる。1つ以上のアンテナ1480a~nが筐体に取り付けられ、送受信部1476と電気的に結合される。
gNB1460の各種構成要素は、バスシステム1411により一体に結合され、これには、データバスに加えて、電源バス、制御信号バス、及び状態信号バスを含むことができる。しかしながら、明瞭さのために、図35には、各種バスはバスシステム1411として示されている。gNB1460はまた、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)1413も含み得る。gNB1460はまた、gNB1460の機能へのユーザアクセスを提供する通信インターフェース1415も含み得る。図35に示されるgNB1460は、具体的な構成要素のリスティングではなく、機能ブロック図である。
図36は、拡張されたアップリンク送信のリソース割り当てのためのシステム及び方法が実装され得る、無線端末1502の1つの実装形態を示すブロック図である。無線端末1502は、送信手段1558と、受信手段1520と、制御手段1524とを含む。送信手段1558、受信手段1520、及び制御手段1524は、本明細書で説明される機能のうちの1つ以上を実行するように構成することができる。上述の図34は、図36の具体的な装置の構造の一例を示す。本明細書の機能のうちの1つ以上を実現するために、他の様々な構造を実装することもできる。例えば、DSPは、ソフトウェアによって実現されてもよい。
図37は、拡張されたアップリンク送信のリソース割り当てのためのシステム及び方法が実装され得る、gNB1660の1つの実装形態を示すブロック図である。gNB1660は、送信手段1623と、受信手段1678と、制御手段1682とを含む。送信手段1623、受信手段1678、及び制御手段1682は、本明細書で説明される機能のうちの1つ以上を実行するように構成することができる。上述の図35は、図37の具体的な装置の構造の一例を示す。本明細書で説明される機能のうちの1つ以上を実現するために、他の様々な構造を実装することもできる。例えば、DSPは、ソフトウェアによって実現されてもよい。
用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータ又はプロセッサによりアクセスすることができる任意の利用可能な媒体を指す。本明細書で使用される場合、用語「コンピュータ可読媒体」は、非一時的で有形な、コンピュータ及び/又はプロセッサにより読取可能な媒体を表すことができる。限定でなく例として、コンピュータ可読媒体又はプロセッサ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM若しくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置若しくは他の磁気記憶装置、又は任意の他の媒体、すなわち命令若しくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを保持又は記憶するために使用可能であり、かつコンピュータ又はプロセッサによりアクセス可能な任意の他の媒体を含んでいてもよい。本明細書で使用されるディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(Compact Disc、CD)、レーザーディスク(laser disc)、光学ディスク(optical disc)、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disc、DVD)、フロッピーディスク(floppy disk)及びブルーレイ(登録商標)ディスク(Blu-ray disc)を含み、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザを用いてデータを光学的に再生する。
本明細書に記載の方法のうちの1つまたは複数は、ハードウェアの形式で実装することができる、及び/又はハードウェアを使用して実行することができることに留意されたい。例えば、本明細書に記載の方法のうちの1つまたは複数は、チップセット、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、大規模集積回路(large-scale integrated circuit、LSI)、若しくは集積回路等に実装及び/又は実現することができる。
本明細書に開示の方法のそれぞれは、記載の方法を達成するための1つまたは複数のステップ又は動作を含む。方法のステップ及び/又は動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えてもよく、及び/又は単一のステップに組み込んでもよい。換言すると、特定の順序のステップ又は動作が記載の方法の適切な動作に必要とされない限り、特定のステップ及び/又は動作の順序及び/又は使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更することができる。
特許請求の範囲は、上記に例示した厳密な構成及び構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲を逸脱することなく、本明細書に記載のシステム、方法、及び装置の配置、動作及び詳細において、様々な修正、変更及び変形がなされ得る。
説明されているシステム及び方法によるgNB又は無線端末上で動作するプログラムは、説明されているシステム及び方法による機能を実現するようにCPUなどを制御する、プログラム(コンピュータを動作させるためのプログラム)である。そして、これらの装置で取り扱う情報は、処理中、RAMに一時的に記憶される。その後、情報は様々なROM又はHDDに記憶され、必要に応じてCPUにより読み込まれて変更、書込がなされる。プログラムが記憶される記録媒体として、半導体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記憶媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記憶媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)、及び同様の媒体等のうち、いずれか1つが考えられる。更に、場合によっては、説明したシステム及び方法による機能は、読み込まれたプログラムを実行することによって実現され、更に、説明したシステム及び方法による機能は、プログラムからの命令に基づいて、オペレーティングシステム又は他のアプリケーションプログラムと共に実現される。
また、プログラムが市場で入手可能である場合には、可搬の記録媒体に記憶されたプログラムを頒布することができ、あるいは、インターネット等のネットワークを介して接続されるサーバコンピュータにプログラムを送信することができる。この場合、サーバコンピュータ内の記憶装置も含まれる。更に、上述のシステム及び方法によるgNB及び無線端末の一部又は全ては、典型的な集積回路であるLSIとして実現することができる。gNB及び無線端末の各機能ブロックを、チップ内に個別に組み込むことができ、一部又は全ての機能ブロックを、チップ内に統合することができる。また、集積回路の技術はLSIに限られず、機能ブロックの集積回路を専用回路や汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩に伴って、LSIに代わる集積回路の技術が現れれば、その技術を適用した集積回路を使用することも可能である。
更には、前述の各実装形態において使用されている基地局装置及び端末装置の、各機能ブロック若しくは様々な特徴は、典型的には集積回路又は複数の集積回路である回路によって、実装又は実行することができる。本明細書に記載の機能を実行するように設計された回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け又は汎用アプリケーション集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、若しくは個々のハードウェアコンポーネント、又はそれらの組み合わせを備えていてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、あるいは、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。上述した汎用プロセッサ又は各回路は、デジタル回路で構成されても、又はアナログ回路で構成されてもよい。更に、半導体技術の進歩により現時点での集積回路に置き換わる集積回路化技術が現れれば、この技術による集積回路もまた使用可能となる。
本明細書で使用される場合、用語「及び/又は」は、1つ以上の項目を意味するように解釈されるべきである。例えば、語句「A、B、及び/又はC」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びB(ただし、Cを除く)、B及びC(ただし、Aを除く)、A及びC(ただし、Bを除く)、あるいはA、B、及びCの全てのうちの、いずれかを意味するように解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、語句「~のうちの少なくとも1つ」は、1つ以上の項目を意味するように解釈されるべきである。例えば、語句「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」又は語句「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びB(ただし、Cを除く)、B及びC(ただし、Aを除く)、A及びC(ただし、Bを除く)、あるいはA、B、及びCの全てのうちの、いずれかを意味するように解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、語句「~のうちの1つ以上」は、1つ以上の項目を意味するように解釈されるべきである。例えば、語句「A、B、及びCのうちの1つ以上」又は語句「A、B、又はCのうちの1つ以上」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びB(ただし、Cを除く)、B及びC(ただし、Aを除く)、A及びC(ただし、Bを除く)、あるいはA、B、及びCの全てのうちの、いずれかを意味するように解釈されるべきである。

Claims (8)

  1. 無線端末であって、
    衛星勾配に対する距離を計算して、セル再選択プロセスのトリガリングを判定するように構成された受信回路を備える、無線端末。
  2. 前記衛星勾配に対する前記距離を前記計算することが、前記衛星距離の傾向を計算して、前記セル再選択プロセスのトリガリングを判定することを含む、請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記受信回路が、前記距離を使用してアイドルモード隣接測定の開始を判定するように更に構成されている、請求項1に記載の無線端末。
  4. 前記無線端末が、非地上波ネットワーク(NTN)を使用している、請求項1に記載の無線端末。
  5. 基地局(gNB)であって、
    衛星距離値を送信するように構成された送信回路を備える、基地局(gNB)。
  6. 前記衛星距離値が、衛星距離勾配タイマ値を含む、請求項5に記載のgNB。
  7. 前記衛星距離値が、衛星距離閾値を含む、請求項5に記載のgNB。
  8. 無線端末によって実行される方法であって、
    隣接セル信号を受信することと、
    衛星勾配に対する距離を計算して、セル再選択プロセスのトリガリングを判定することと、を含む、方法。
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