JP2024016443A - 電動駆動装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024016443000001
【課題】共通グランド及びこれを流れる電流値検出のための抵抗体の温度上昇を抑制できる電動駆動装置を提供する。
【解決手段】回路基板100は少なくとも一部に放熱経路が形成されるように配置されており、共通グランド31は、前記回路基板100にて第1駆動回路及び第2駆動回路のそれぞれと抵抗体R1を通して電気的に接続されている。共通グランド配線を介して電源コネクタ流れる抵抗体が回路基板に搭載されていることで、故障時に比較的大きい電流が流れて発熱が生じても、回路基板の放熱経路から放熱させることで、温度の上昇を抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は電動駆動装置の制御装置に関するものである。
特開2020-18087号公報(特許文献1)において、モータには第1巻線組および第2巻線組を有し、第1巻線組に対する通電制御に係る構成の組み合わせを第1系統、第2巻線組に対する通電制御に係る構成の組み合わせを第2系統とし、各系統には、マイコンと、このマイコンからの制御信号に基づいて駆動信号を出力するプリドライバ、及び駆動信号により制御されるスイッチング素子を有するインバータを含んでおり、かつ、個々のバッテリから電力が供給される電源供給経路と共に、グランドについても第1系統と第2系統で分離した冗長構成をなしていることが記載されている
また、第1系統と第2系統の各グランドは、系統間グランドコンデンサを介して接続されることが記載されている。
特開2020-18087号公報
第1系統のグランドと第2系統のグランドが共通グランドによって接続されてため、例えば、第1系統のグランドに断線等の異常が生じたときに、異常となった第1系統の電流が、第2系統を経由して正常側の系統に流れることで正常側の電流値が増大する恐れがあるため、これを検出すべく、電流検出部品を配置することが望まれる。電流検出部品としては、一般的にシャント抵抗などの抵抗体が用いられているが、発熱を伴うことが知られている。
一方、共通グランドで2つの系統を接続する回路構成では、異常時に共通グランド及び抵抗体を流れる電流が1つの系統のみを有する回路構成に比較して大きくなることから、抵抗体の発熱量も大きくなり、正常時と異常時の電流値の差も大きくなるため、発熱による抵抗体の温度上昇を抑制することが課題であった。
本発明の目的は、共通グランド及びこれを流れる電流値検出のための抵抗体の温度上昇を抑制できる電動駆動装置の制御装置を提供するところにある。
本発明は、第1巻き線と第2巻き線を有するモータ部を有する電動駆動装置に適用される制御装置において、
第1巻き線へ供給する電力を制御する第1制御回路部及び第1駆動回路を有する第1駆動系統が少なくとも一部に放熱経路が形成されるように配置された回路基板に形成されており、
第2巻き線へ供給する電力を制御する第2制御回路部及び第2駆動回路を有する第2駆動系統が回路基板に形成されており、
第1制御回路部と第2制御回路部の互いのグランド配線が接続された共通グランドが回路基板に形成されており、
第1駆動系統への電源供給に利用される第1グランド側端子を有する第1電源コネクタと、第2駆動系統への電源供給に利用される第2グランド側端子を有する第2電源コネクタとを少なくも有するコネクタ部を備え、
第1グランド側端子は、第1制御回路部のグランド配線、又は第1駆動回路のグランド配線と回路基板にて接続されており、
第2グランド側端子は、第2制御回路部のグランド配線、又は第21駆動回路のグランド配線と回路基板にて接続されており、
共通グランドは、回路基板にて第1駆動回路及び第2駆動回路の夫々と抵抗体を通して電気的に接続されている、ことを特徴としている。
本発明によれば、共通グランド配線を介して電源コネクタ流れる抵抗体が回路基板に搭載されていることで、故障時に比較的大きい電流が流れて発熱が生じても、回路基板の放熱経路から放熱させることで、温度の上昇を抑制することができる。
本発明が適用される一例としての操舵装置の全体斜視図である。 本発明の第1の実施形態になる電動パワーステアリング装置の配線回路ブロック図である。 本発明の第1の実施形態になる電子制御部の斜視図である 本発明の第1の実施形態になる電源回路基板部の斜視図である。 本発明の第1の実施形態になる回路基板の表層配線を示す平面概略図である。 本発明の第1の実施形態になる回路基板の他の表層配線を示す平面概略図である。 本発明の第2の実施形態になる回路基板の1つの表層配線を示す平面概略図である。 本発明の第2の実施形態になる回路基板の他の表層配線を示す平面概略図である。 本発明の第3の実施形態になる回路基板の1つの表層配線を示す平面概略図である。 本発明の第3の実施形態になる回路基板の他の表層配線を示す平面概略図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものであり、また、第1実施例に限らず後述する他の実施形態への適用を妨げるものでもない。
電動パワーステアリング装置の構成について図1を用いて簡単に説明する。電動パワーステアリング装置1は、図1に示すように構成されている。
図示しないステアリングホイールに連結されたステアリングシャフト2の下端には図示しないピニオンが設けられ、このピニオンは車体左右方向へ長いラック(図示せず)と噛み合っている。このラックの両端には前輪を左右方向へ操舵するためのタイロッド3が連結されており、ラックはラックハウジング4に覆われている。そして、ラックハウジング4とタイロッド3との間にはゴムブーツ5が設けられている。
そして、ステアリングホイールを回動操作する際のトルクを補助するため、電動駆動装置6が設けられている。即ち、ステアリングシャフト2の回動方向と回動トルクとを検出するトルクセンサ7が設けられ、トルクセンサ7の検出値に基づいてラックにギヤ10を介して操舵補助力を付与する電動モータ部8と、電動モータ部8に配置された電動モータを制御する電子制御部(ECU)9とが設けられている。
電動駆動装置6の電動モータ部8は、三相のブラシレスモータが適用されており、出力軸側で外装となるハウジングの外周部の3箇所が図示しないボルトを介してギヤ10に接続され、電動モータ部8の出力軸とは反対側に電子制御部9が設けられている。
電動駆動装置6においては、ステアリングホイールが操作されることによりステアリングシャフト2がいずれかの方向へ回動操作されると、このステアリングシャフト2の回動方向と回動トルクとをトルクセンサ7が検出し、この検出値に基づいて制御回路部30電動モータの駆動操作量を演算する。
この演算された駆動操作量に基づいてインバータ40のパワースイッチング素子により電動モータ各相に電力が供給されることで駆動され、電動モータの出力軸はステアリングシャフト1の操作方向と同じ方向へ駆動するように回動される。出力軸の回動は、図示しないピニオンからギヤ10を介して図示しないラックへ伝達され、操舵補助が行われる。
図2は、電子制御部9の回路構成を示す図である。尚、図2は、図1の電動パワーステアリング装置1における電子制御部(ECU)9に対応するもので、バッテリ20からの電子制御部(ECU)9への電源供給と、電動モータ部8による操舵力のアシスト及び舵角制御に関係する要部を抽出して示している。
電子制御部(ECU)9は、三相の巻線組毎に後述する制御回路部30とインバー40、電源回路部50、電源コネクタ12を含む駆動系統を備えており、本実施形態では2つの巻線組を有する2系統駆動システムとした所謂冗長系システムとしており、1つの駆動系統に故障が生じで駆動を停止しても、正常状態である駆動系統によって電動モータ部9の駆動を可能とすることができる。
第1駆動系統として、第1電源コネクタ部12aと第1制御回路部30aと第1電源回路部50a、第1インバータ40a、第1巻線組80aを少なくとも含んで構成している。
2駆動系統として、第2電源コネクタ部12bと第2制御回路部30bと第2電源回路部50b、第2インバータ40a、第2巻線組80aを少なくとも含んで構成している。
電子制御部(ECU)9は、主に部品実装基板に電子部品を実装されるとともに配線パターンが形成されて各回路が構成され、または、回路機能要素をパッケージ化した電子部品で構成されており、これらの部品実装基板もしくはパッケージ化した電子部品は、モータ部側のハウジング8aと結合したカバー9a内に収容されている。
また、コネクタ部11も電子制御部(ECU)9の構成要素の1つとすることができる。コネクタ部11は、図示しないハーネスなどを介してバッテリ20からの電源供給やトルクセンサ7からの検出値の入力、また、他の制御装置と車両内ネットワーク通信(例えばCAN通信)を行う各端子を含むコネクタ口を有するコネクタ部を有している。
このコネクタ部11は、カバー9とともに外装部材としての機能を有することできる。図2では電源供給に係るコネクタについて図示している。
コネクタ部11は、バッテリ20からハーネスを介して電気接続する第1電源コネクタ12aと第2電源コネクタ12bを備えており、第1電源コネクタ12aは、第1電源正極側端子12a(+)、及び第1グランド側端子12a(-)を備えている。
第2電源コネクタ12bは、第1電源コネクタ12aと同様に第2電源正極側端子12b(+)、及び第2グランド側端子12b(-)を備えている。
尚、本実施形態では、バッテリ20も第1電源コネクタ12aと接続する第1バッテリ20aと第2電源コネクタ12bに接続される第2バッテリが車両に搭載されている。
尚、第1バッテリ20aと第2電源コネクタ12bは同じ電圧バッテリとするが、互い異なる電圧のバッテリ、例えば、低電圧側としての12Vバッテリと高電圧側としての12V以上の例えば48V、またはそれ以上の高電圧バッテリを適用することができる。
第1電源正極側端子12a(+)は、第1電源ライン60aを介して第1電源回路部50a及び制御回路部30bに電気的に接続され、これらに電力が供給される。
第1電源回路部50では、第1電源ライン60aが第1電源リレー61aに接続され、第1電源リレー61aは、電源平滑化回路及びノイズ処理回路からなる第1電源処理回路62と接続されている。そして、第1電源処理回路62aは、第1インバータ40aと接続されている。
電源リレー61a、MOS-FET等のスイッチング素子やリレー部品などから構成されており、後述する第1制御回路部30aからの出力信号に基づいて、第1バッテリ20aから第1インバータ40aへの電力の供給と遮断を制御する。
電源平滑化回路はコンデンサ部品を主体とした回路であり、供給電力における電圧変動を抑制して安定した電力供給を行う。
ノイズ処理回路はコンデンサとリレー部品からなるLCフィルタが適用でき、供給電力に含まれるノイズ成分を低減ないしカットする処理を行う。
第1インバータ40aは、スイッチング素子を有する3相ブリッジ回路として機能し、第1制御回路部30aからの駆動信号によって第1巻線組80aの各巻線相への電力供給を制御する。
第1インバータ40aの第1インバータグランドライン(負極側)42aには、電動モータ13における第1巻線組80aの各相を介してグランドに流れる電流を検出する第1シャント抵抗43aが接続され、第1シャント抵抗43aは、グランドライン(負極側)63aと接続され第1グランド側端子12a(-)に通じている。
第1グランド側端子12a(-)は、グランド側ライン(負極側)63aと接続されるとともに、第1駆動系統と第2駆動系統のグランド配線が接続された共通グランド31に接続される。
同様に、第2電源正極側端子12b(+)は、第2電源回路部50b及び制御回路部30bに電気的に接続され電力が供給される。
第2電源回路部50aでは、第2電源ライン60bが第2電源リレー61bに接続され、第2電源リレー61bは、電源平滑化回路及びノイズ処理回路からなる第2電源回路61bと接続されている。そして、第2電源回路61bは、第2インバータ40bと接続されている。
第2電源リレー61bMOS-FET等のスイッチング素子やリレー部品などから構成されており、後述する第2制御回路30bからの出力信号に基づいて、第1バッテリ20bから第2インバータ40bへの電力の供給と遮断を制御する。
電源平滑化回路及びノイズ処理回路は第1電源回路構成及びその機能を同一とすることができる。
第2インバータ40bは、スイッチング素子を有する3相ブリッジ回路として機能し、第2制御回路部30bからの駆動信号によって第2巻線組80bの各巻線相への電力供給を制御する。
第2インバータ40bの第2インバータグランドライン(負極側)42aには、電動モータ13における第2巻線組80bの各相を介してグランドに流れる電流を検出する第2シャント抵抗43bが接続され、第2シャント抵抗43bは、グランドライン(負極側)63bと接続され第2グランド側端子12b(-)に通じている。
第1グランド側端子12a(-)は、グランド側ライン(負極側)63aと接続されるとともに、第1駆動系統と共通する共通グランド31に接続されている。
第1制御回路30aは、第1インバータ40aを制御するもので、第1マイクロコンピュータ(第1マイコン)32a、第1駆動回路(第1プリドライバ)33a、第1制御部側電源回路34a、第1電流検出回路35a及びダイオードDaなどを備えている。
第2制御回路30bは、第2インバータ40bを制御するもので、第2マイクロコンピュータ(第2マイコン)32b、第2駆動回路33b、第2制御部側電源回路34b、第2電流検出回路45b及び第2ダイオードDbなどを備えている。
また、第1制御回路部30aのグランド配線、及び、第2制御回路部30bのグランド配線は共通グランド31に接続されている。
第1マイクロコンピュータ32aおよび第2マイクロコンピュータ32bは、相互に通信を行って自系統だけでなく他系統の故障や異常の情報を共有する。
第1駆動回路33aは、第1マイクロコンピュータ32aからの操作量信号に基づいて第1インバータ40aのPWM(Pulse Width Modulation)駆動信号(ゲート信号)を出力し、第1インバータ40aを駆動させる。
第2駆動回路33bも第1駆動回路と同様であり、第2マイクロコンピュータ32bからの操作量信号に基づいて第2インバータ40bのPWM(Pulse Width Modulation)駆動信号(ゲート信号)を出力し、第1インバータ40を駆動させる。
第1電流検出回路35a及び第2電流検出回路35bは、比較的簡単な構成であり、増幅回路やバッファ回路を介さずに直接的に電流-電圧変換素子36a、36bを用いて電流(電流量または電流の方向)を検出するようになっている。
第1制御部側電源回路34aには、ダイオードDaを介して第1バッテリ20aからの電源電圧(供給電力)が印加され、例えば5Vの第1内部電源電圧(Va)を生成して第1マイクロコンピュータ32a、第1駆動回路33a及び電流検出回路40aにそれぞれに供給する。
電流検出回路40aは、NPNトランジスタTraと抵抗体R2a 、R3aで構成される抵抗分圧回路である。
NPNトランジスタTraのコレクタは、抵抗体R2aを介して第1制御部側電源回路34aに接続され、第1電流検出回路35aは、電源電圧を第1内部電源電圧Vaとする。NPNトランジスタTraのベースがマイクロコンピュータ32aのデジタル出力端子DOに接続される。
抵抗体R3aの一端はマイクロコンピュータ32aのアナログ入力端子ADに接続されるとともに、NPNトランジスタTraのエミッタに接続され、他端は第1電流-電圧変換素子36aの一端に接続される。
この第1電流-電圧変換素子36aの一端から、抵抗体R3aを介してマイクロコンピュータ32aのアナログ入力端子ADに至る電流経路は、第1電流-電圧変換素子36aの電圧をマイクロコンピュータ32aに伝達する第1伝達ラインとして働く。
第1電流検出回路35aは、マイクロコンピュータ32aの制御により、第1伝達ラインの電位を変化させる第1電位設定部としての機能を有する。すなわち、NPNトランジスタTraは、マイクロコンピュータ32aの制御により、通常時にはオフ状態、診断時にはオン状態に設定される。
例えば、車両(EPS制御用ECU14)の起動時にNPNトランジスタTraをオンさせる。NPNトランジスタTraがオン状態になると、内部電源Vaから抵抗体R2a、NPNトランジスタTra、抵抗体R3a及び抵抗体R1aを介して共通グランド31に電流が流れる。
このときの抵抗R3aの一端の電圧がマイクロコンピュータ32aに入力されてデジタルデータに変換される。内部電源Vaの電圧は、抵抗体R2a、R3a、R1aにより分圧した電圧が故障か否かの判断に用いられる。
マイクロコンピュータ32aは、NPNトランジスタTraを制御することにより、電流-電圧変換素子36aからアナログ入力端子ADに入力される電流検出信号のレベルを変化させることができるように構成されている。そして、マイクロコンピュータ32aで電流検出信号のレベルを変化させた時に、所定の範囲(中間電位)であるか否かを確認し、逸脱した時にはインバータ40a、40bへ通電する電流の2系統合算値を低減する。
一方、第2制御部側電源回路34bには、ダイオードDbを介して第2バッテリ20bから電源電圧が印加され、例えば5Vの第2内部電源電圧Vbを生成してマイクロコンピュータ32b、駆動回路33b及び電流検出回路35bにそれぞれ供給する。
電流検出回路35bは、NPNトランジスタTrbと抵抗体R2b、R3bで構成される。NPNトランジスタTrbのコレクタと内部電源Vbとの間に抵抗体R2bが接続され、ベースがマイクロコンピュータ42bのデジタル出力端子DOに接続されている。
抵抗体R3bの一端はマイクロコンピュータ42bのアナログ入力端子ADに接続されるとともに、NPNトランジスタTrbのエミッタに接続され、他端は第2電流-電圧変換素子36bの一端に接続される。
第2電流-電圧変換素子36bの一端から、抵抗体R3bを介してマイクロコンピュータ32bのアナログ入力端子ADに至る電流経路は、第2電流-電圧変換素子36bの電圧をマイクロコンピュータ32bに伝達する第2伝達ラインとして働く。
電流検出回路35bは、マイクロコンピュータ42bの制御により、第2伝達ラインの電位を設定する第2電位設定部としての機能を有する。すなわち、NPNトランジスタTrbは、マイクロコンピュータ32bの制御により、通常時にはオフ状態、診断時にはオン状態に設定される。例えば、車両(EPS制御用ECU9)の起動時にNPNトランジスタTrbをオンさせる。
NPNトランジスタTrbがオン状態になると、内部電源Vbから抵抗体R2b、NPNトランジスタTrb、抵抗体R3b及び抵抗体R1bを介して共通グランド31に電流が流れる。このときの抵抗R3bの一端の電圧がマイクロコンピュータ32bに入力されてデジタルデータに変換される。内部電源Vbの電圧を、抵抗体R2b、R3b、R1bにより分圧した電圧が故障か否かの判断に用いられる。
マイクロコンピュータ32bは、NPNトランジスタTrbを制御することにより、電流-電圧変換素子36bからアナログ入力端子ADに入力される電流検出信号のレベルを変化させることができるように構成されている。
そして、マイクロコンピュータ42bで電流検出信号のレベルを変化させた時に、所定の範囲(中間電位)であるか否かを確認し、逸脱した時にはインバータ40a 、40bへ通電する電流の2系統合算値を低減する。例えば、正常時のインバータ40a 、40bのグランドと制御回路32a 、32bの共通グランド31の電位差は0.3V以下が好ましい。
具体的には、内部電源Vaの電圧を5V、電流-電圧変換素子30a、30b(抵抗体R1a、R1b)の抵抗値として0.1Ω、抵抗体R2、R3の抵抗値をそれぞれ10kΩとすると、電流-電圧変換素子36a、36bに流れる回路電流は1Aであり、0.1Vの電圧が発生する。
よって、異常判定の閾値は0Vより大きくなり、電流-電圧変換素子36a、36bの抵抗値が0.1Ωに対し、閾値は1Vとなるので、10Aの電流が制御回路32a、32bの共通グランドに流れることで異常判定が可能になる。
1シャント方式の電流検出構成の場合、電流検出回路35a、35bへの入力電圧は0.3V以下となる。電流検出回路35a、35bの耐圧(ESD保護ダイオードの順方向電圧)や、同相入力電圧は0.3V以下の場合が多いので、入力電圧を0.3V以下とすることで誤作動や破壊を抑制できる。また、抵抗体R1a、R1bを設けることにより、アース電位が浮く分を補償できる。
第1電流-電圧変換素子36aは、第1グランド側端子12a(―)と第1制御回路部30a及び第2制御回路部30bの共通グランド31との間に設けられ、グランド(アース)電流を検出する。第2電流-電圧変換素子36bは、第2グランド側端子12b(―)と共通グランド31との間に設けられ、グランド(アース)電流を検出する。
本実施形態では、第1電流-電圧変換素子36aは、並列接続された抵抗体R1aとコンデンサC1aで構成され、第2電流-電圧変換素子36bは、並列接続された抵抗体R1bとコンデンサC1bで構成される。抵抗体R1a、R1bは、検出したグランド(アース)電流を電圧に変換するものである。
また、コンデンサC1a、C1bは、インバータ40a、40bのグランドと制御回路32a、32bの共通グランドの過渡的な電位差の発生を抑制するために働くもので、必要に応じて設ければよい。
図3は、本実施形態における電動パワーステアリング装置1の電子制御部9の回路基板構成について示している。
回路基板100は、例えば、ガラスエポキシ基板等の樹脂基板からなる多層配線化された1枚のプリント基板であり、制御回路部40が構成される制御回路基板部300及び電源回路部50が構成される電源回路基板部500を有している。
制御回路基板部300と電源回路基板部500の間には、これらの基板部(300、500)よりも配線層が少なく、薄型化されて折り曲げ可能なフレキシブル部200を有している。フレキシブル部200は、1つの表層配線層と内層配線層を有し、制御回路基板部300と電源回路基板部500の間での電源供給や各種信号の伝送を行っている。
また、フレキシブル部200によって、おおよそ180°折り曲げられ、制御回路基板部300を電源回路基板部500に仮想回転軸線Y方向に重なるように配置することが可能であり外形サイズの小型化に寄与している。
尚、回路基板100は、独立した2枚の回路基板とすることができ、1枚の回路基板を制御回路基板部300とし、他のもう1つの回路基板を電源回路基板部500とし、2枚の回路基板をリード端子やコネクタ、フレキシブル基板などで電気接続することも可能である。
制御回路基板部300には、マイクロコンピュータ(マイコン)32a32bや、駆動回路としてのプリドライバ素子33a33bが実装されている。また、コネクタ部11は、ネジ穴310を挿通したネジにより制御回路基板部300と固定されている。
電源回路基板部500は、ハウジング8aのモータ回転軸方向に位置する端面8bに固定されており、第1電源処理回路部62a、第2電源処理回路部62b、電源リレー61a61bが形成される他、コンデンサC1aなどが実装されている。
第1電源処理回路部62aの電源平滑化回路として利用される複数の平滑用コンデンサ510a及び第2電源処理回路部62bの電源平滑化回路として利用される複数の平滑用コンデンサ510bがそれぞれ列をなして実装されている。
平滑用コンデンサ510a、510bよりも制御回路基板部300側にはノイズ処理回路として使用される第1電源処理回路部62a側のコイル520aとフィルタ用コンデンサ530a、及び第2電源処理回路部62b側のコイル520bとフィルタ用コンデンサ530bが実装されている。
また、フレキシブル部200とフィルタ用コンデンサ530a、フィルタ用コンデンサ530bのそれぞれの間の実装面には、第1電源リレー61a、第1電源リレー61aが実装されている。
第1電源ライン60a及び第1グランドライン63aと、第2電源ライン60a及び第2電源ライン63bはそれぞれ平板上のバスバー部材であり、電源回路基板部500の配線ランド部に半田付けされた電源接続端子60P(60P1、60P2)、グランド接続端子63G(63G1、63G2)とそれぞれ対応して溶接または半田で電気接続されている。
第1インバータ40a、第2インバータ40bはパワモジュール化され、電源回路基板部500と電動モータとの間に放熱可能に配置され、電源回路基板部500と電気的に接続される。
コネクタ部11から受給した電源電力は、電源回路基板部500及びフレキシブル部200を介して制御回路基板部300側に供給されるとともに、電源回路基板部500から第1インバータ40a、第2インバータ40bに供給される。
電源回路基板部500の端面8b側の実装面の一部は、ハウジング8aの端面8bと面接触しており、実装面からの端面8Bに放熱可能としている。
また、電源回路基板部500の端面8b側の実装面と端面8bの接触は、直接的に接触するほか、グリス状やシート状、または熱硬化性を有する熱伝達素材を介して接触させることができる。
これにより、電源リレー61a61bや、コンデンサC1a、平滑用コンデンサ510a、510b等の電子部品の発熱した熱を端面側に熱伝達させることを可能としている。
第1駆動系統側の複数の平滑用コンデンサ510aの列の横に抵抗体R1aが実装されており、第2駆動系統側の複数の平滑用コンデンサ510bの列の横に第2抵抗体R1bが実装されている。
これらの抵抗体R1Aa、R1bはシャント抵抗とすることができ、発熱したとしても端面8b熱伝達可能となっており、上昇するシャント抵抗の温度を抑制することができる。
具体的な例として、シャント抵抗の耐熱限界温度への到達を抑制することができ、または、発熱したときのシャント抵抗の温度が耐熱限界温度に近づくのを抑制することができる。
図5aは回路基板100の表層配線を示しており、フレキシブル部200で折り曲げたときの折り曲げ外側面に相当し、表層配線層はレキシブル部200、電源回路基板部500側、制御回路基板部300で面一に形成されている。
フレキシブル部200では、電源回路基板部500と制御回路基板部300間を直線状に複数の各種信号配線211が形成されている。
信号配線211Zは、電動モータの回転軸の回転状態を検出す回転センサの検出信号やコネクタを介して伝達されるステアリングシャフトのトルク検出信号、舵角検出信号などの配線、駆動回路(プリドライバ回路)から出力されてインバータを駆動制御する駆動信号などの信号配線として形成される。
信号配線211と並行するように配線された第1制御回路部に電源を供給する第1正極配線212aと第2制御回路部に電源を供給する第2正極配線212bを有している。
図5bは、図5aに図示した回路基板100Zの内層配線を示している。第1正極配線212aと第2正極配線212bは内層配線にも形成されており、表層の第1正極配線212aと第2正極配線212Zbと配線層の積層方向でそれぞれ重なるように配線され、また、スルーホール216を介して表層及び内層間で電気的に接続されている。
このように配線層を2層化することで、一層当たりの配線幅の拡大を抑制しつつ配線面積を拡大することができ、制御回路部における消費電力の増大に対応することができる。また、フレキシブル200Zの折り曲げ変形時のクラック防止にも貢献することができる。
制御回路基板部300の内層配線において、第1正極配線212aと第2正極配線212bの間に位置するように中央寄りに共通グランド配線31が配線されており、制御回路部のグランド配線217(第1制御回路部30aのグランド配線である第1グランド配線271a、第2制御回路部30bのグランド配線である第2グランド配線271b)と共通グランド31が接続されている。
共通グランド配線31は、フレキシブル部200の共通グランド配線31F及び電源回路基板部500にも連続するように形成され、電源回路基板部500では電動モータの回転軸の回転状態を検出す回転センサのグランド端子と接続されるようにグランド配線パターン214が形成されている。
また、電源回路基板部500では第1インバータ(40a)のグランド配線となる第1インバータグランドパターン215aが配線されている。第1インバータ(40a)の3相であるU相とV相とW相の各相のグランド側配線は結合され、第1インバータグランドパターン215aと接続される。
第1インバータグランドパターン215aは、スルーホール44(44a)を介して抵抗体R1aと接続され、抵抗体R1aからスルーホール219aを通して共通グランド31Fと接続される。
第1インバータグランドパターン215aは、スルーホール220(220a)を利用して電源コネクタ12aのグランド側端子12a(-)と通電される。
また、第2インバータ(40b)のグランド配線となる第2インバータグランドパターン215bが配線されている。
第2インバータ(40b)の3相であるU相とV相とW相の各相のグランド側配線は結合され、第2インバータグランドパターン215bと接続される。
第2ンバータグランドパターン21bは、スルーホール44(44b)を介して抵抗体R1bと接続され、抵抗体R1bからスルーホール219aを通して共通グランド31Fと接続される。
第2インバータグランドパターン215bは、スルーホール220(220b)を利用して電源コネクタ12bのグランド側端子12b(-)と通電される。このようにして、制御回路部のグランド配線217のグランド配線は、共通グランド31F、インバータグランド215を介して、電源コネクタと通電される。
以上のように、本実施例では、端面8b側の実装面の一部が、ハウジング8aの端面8bと面接触しており、実装面からの端面8bに放熱可能な、電源回路基板部500に共通グランドを流れる電流を検出可能な抵抗体R1を配置した。このため、発熱したとしても熱は端面8bに達して放熱され、発熱による温度の上昇を抑制することができる。
次に、別の実施形態について説明する。本実施形態の回路基板1000は、おおよそ円形状の1枚の多層配線のプリント基板で構成されている。
図6aは、所定の1つの内層2000を図示しており、第1及び第2の駆動系統のそれぞれの制御回路部のグランドパターン4000a、4000bが形成されている。
制御回路部のグランドパターン4000a、4000bのそれぞれには、駆動系統毎に有するマイクロコンピュータや車両ネットワーク通信機能や制御回路用の電源電圧を生成するIC素子や回路部品のグランドラインが接続される。制御回路部のグランドパターン4000a、4000bは、スルーホールランド7000と接続することで共通グランド6000と導通接続する。
図6bは、第1内層とは異なる内層である第2内層3000を図示しており、第1及び第2の駆動系統のそれぞれの駆動回路グランドを5000a、5000bが形成されている。
駆動回路グランドパターン5000a、5000bのそれぞれには、駆動系統毎に有するインバータやインバータの駆動電流検出するシャント抵抗などの検出部品、インバータの電源を生成する電源回路などのグランドラインが接続される。
駆動回路グランドパターン5000a、5000bは、回路基板1000表層で抵抗体8000と接続され、抵抗体8000を通して共通グランド6000と接続している。また、駆動回路グランドパターン5000a、5000bはスルーホール9000aを通して電源コネクタと電気接続される。
このため、制御回路部のグランドパターン4000a、4000bは共通グランドを介して駆動回路グランドパターン5000a、5000bから電源コネクタに電気接続される。
制御回路部のグランドパターン4000a、4000bはそれぞれの駆動系統の駆動回路グランドパターン5000a、5000bと基板の配線層の積層方向(モータの軸方向)から投影視したときに部分的に重なる領域(図6aの点線の範囲)を有しており、表層における抵抗体8000a、8000bは、その重なる領域に配置される。
尚、第1実施例におけるフレキシブル基板または、2枚の回路基板の場合も同様であり、基板実装面が重なる方向(モータの軸方向)から方に投影視したときに制御回路部のグランドパターン4000a、4000と駆動回路グランドパターン5000a、5000bとがそれぞれ部分的に重なる領域に抵抗体8000a、8000bを配置することができる。
共通グランド及6000及びスルーホールランド70000は駆動系統の駆動回路グランドパターン5000a、5000bないし制御回路部のグランドパターン4000a、4000bよりも基板中央側に位置し、これらの回路部は共通グランド6000ないしスルーホールランド70000に対して線対称または点対称的に位置している。
このため、内層間の接続距離を短くすることができ、配線効率を向上させることができる。また、シャント抵抗と各グランド間距離が系統間の差を小さくすることができるので、配線インピーダンスやシャント抵抗の温度の差を小さくすることができる。
図7a、図7bは、図6a、図6bに示す実施形態とは別の実施形態であり、制御回路部のグランドパターン4000を各駆動系統の共通パターンとして形成し、スルーホールランド7000を第1駆動系統側の駆動回路グランドパターン5000a側に配置したものである。
この実施形態でも、駆動回路グランドパターン5000aと制御回路部のグランドパターン4000はモータの軸方向から投影視したときに互いに部分的に重なる領域に位置していることから内層間の接続距離を短くすることができる。
また、本実施では、運転者のステアリングホィールを操作する操舵力に対して補助操舵力を与える電動パワーステアリング装置を例に説明を行ったが、電動モータを動力源として、運転者のステアリングホィールを操作しない状態で自動的に操舵力を付与して操舵を行う電動ステアリング装置もしくは自動操舵機能を有するステアリング装置に適用することも可能である。
ところで、制御装置における共通グランドを回路基板に形成すると、コネクタから回路基板に形成された各系統のグランド配線を介して、共通グランド配線に接続されるため、共通グランドまでの配線距離が長くなる。
このため、配線インピーダンスの増加により各系統のグランド、及び共通グランドのグランド電位が基準グランド電位(例えば車両グランド電位)、又は車両やステアリング装置に設置されたセンサ類のグランド電位、乃至は他の制御装置のグランド電位等に対して高めにばらつく可能性がある。
このため、グランド電位の影響による電位差により、入力されるセンサ信号や他の制御装置との通信信号の電圧レベルに誤差が生じ、制御性の低下等につながる恐れがあった。
本実施例では共通グランドがコネクタに近接した電源回路基に配置されるので、コネクタ口から共通グランドまでの各系統グランド配線距離が短縮され、グランド配線のインピーダンスの増加を抑制でき、基準グランド電位(例えば車両グランド電位)、又は車両やステアリング装置に設置されたセンサ類のグランド電位、乃至は他の制御装置のグランド電位との電位差を低減させることができる。
尚、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
8…電動モータ部、9…電子制御部、11…コネクタ部、15…コネクタベース部、31…共通グランド、R1(R1a、R1b…抵抗体)、300…制御回路基板部、500…電源回路基板部、60P(60Pa、60Pb)…電源接続端子、60G(60Ga、60Gb)…グランド接続端子。

Claims (5)

  1. 第1巻き線と第2巻き線を有するモータ部を備えた電動駆動装置の制御装置において、
    前記第1巻き線へ供給する電力を制御する第1制御回路部、及び第1電源回路部を有する第1駆動系統が、少なくとも一部に放熱経路が形成されるように配置された回路基板に形成されており、
    前記第2巻き線へ供給する電力を制御する第2制御回路部、及び第2電源回路部を有する第2駆動系統が、前記回路基板に形成されており、
    前記第1制御回路部と前記第2制御回路部の互いのグランド配線が接続された共通グランドが、前記回路基板に形成されており、
    前記第1駆動系統への電源供給に利用される第1グランド側端子を有する第1電源コネクタと、前記第2駆動系統への電源供給に利用される第2グランド側端子を有する第2電源コネクタとを少なくも有するコネクタ部を備え、
    前記第1グランド側端子は、前記第1制御回路部のグランド配線、又は前記第1電源回路部のグランド配線と前記回路基板にて接続されており、
    前記第2グランド側端子は、前記第2制御回路部のグランド配線、又は前記第2電源回路部のグランド配線と前記回路基板にて接続されており、
    前記共通グランドは、前記回路基板にて前記第1電源回路部、及び前記第2電源回路部の夫々と抵抗体を通して電気的に接続されている
    ことを特徴とする電動駆動装置の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動駆動装置の制御装置において、
    前記回路基板には、前記第1電源回路部の前記グランド配線と前記共通グランドとの接続経路に第1抵抗体を備え、
    前記回路基板には、第2電源回路部の前記グランド配線と前記共通グランドとの接続経路に第2抵抗体を備える
    ことを特徴とする電動駆動装置の制御装置。
  3. 請求項2に記載の電動駆動装置の制御装置において、
    前記第1制御回路部の前記グランド配線の少なくとも一部と、前記第1電源回路部の前記グランド配線の少なくとも一部は、前記回路基板の異なる配線層に形成されており、
    前記第1制御回路部の前記グランド配線と前記第1電源回路部の前記グランド配線が、前記配線層の方向で重なる領域に前記抵抗体を有する
    ことを特徴とする電動駆動装置の制御装置。
  4. 請求項3に記載の電動駆動装置の制御装置において、
    前記配線層の方向で重なる領域おいて、前記抵抗体は前記回路基板の表面層に実装されており、
    前記第1制御回路部の前記グランド配線と前記第1電源回路部の前記グランド配線は、互いに異なる内層配線層に形成されている
    ことを特徴とする電動駆動装置の制御装置。
  5. 請求項3に記載の電動駆動装置の制御装置において、
    前記回路基板は、1枚の回路基板に2つの回路形成領域と、前記2つの回路形成領域を電気的に接続しつつ、実装面が対向するように折り曲げ可能なフレキシブル領域を有する回路基板、または、実装面が対向するように配置した2つの独立した回路基板であり、
    前記第1制御回路部の前記グランド配線の少なくとも一部と、前記第1電源回路部の前記グランド配線の少なくとも一部は、前記回路基板の異なる前記回路形成領域、又は異なる前記回路基板に形成されており、
    前記回路基板を重ねた方向に投影視したときに、前記第1制御回路部の前記グランド配線と前記第1電源回路部の前記グランド配線が、前記配線層の方向で重なる領域に前記抵抗体を有する
    ことを特徴とする電動駆動装置の制御装置。
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