JP2024013677A - 機器接続システム、携帯端末およびコンピュータプログラム - Google Patents

機器接続システム、携帯端末およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】近距離無線通信による接続に使用する非接触デバイスの不正使用を防止する。【解決手段】機器接続システム1は、機器認証情報24を記憶した非接触デバイス2と、機器4と近距離無線通信により接続する携帯端末3を含む。携帯端末3は、ペアリングしていない機器4に近距離無線通信で接続する際、非接触デバイス2から読み取った機器認証情報24を用いて認証処理を行い、認証処理を行った認証日時を含む認証記録情報5aを携帯端末3に記憶し、認証記録情報5bを非接触デバイス2に書き込むペアリング処理を実行し、ペアリングしている機器4に近距離無線通信で再接続する際、認証記録情報5aに含まれる認証日時に基づく認証有効期間をこの時点の日時が超えていれば、非接触デバイス2から読み取った認証記録情報5bと携帯端末が記憶している認証記録情報5aが一致するか確認し、一致した場合のみペアリング処理を実行する接続制御部30を備える。【選択図】図2

Description

本願は、近距離無線通信により携帯端末が機器に接続する技術分野に属する。
従来、家電機器のリモコンは、赤外線式リモコンが主流であったが、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLE)が標準化されたことなどを受けて、近年、BLEなどの近距離無線通信を利用する無線式リモコンが増えている。このため、家電機器のリモコンとして機能させるためのアプリケーションを、BLEなどの近距離無線通信に対応した携帯端末にインストールすれば、近距離無線通信を利用する無線式リモコンとして携帯端末を利用できる。例えば、特許文献1には、空気調和機を操作するためのアプリケーションを実装した携帯端末が記載されている。
近距離無線通信を利用する無線式リモコンとして携帯端末を利用する場合、携帯端末は、近距離無線通信により操作対象となる家電機器に接続する。特許文献2に記載がある通り、携帯端末が近距離無線通信により家電機器に接続する際、携帯端末と家電機器の間で暗号鍵を交換するペアリング処理が行われる。
近距離無線通信により携帯端末が機器に接続する際、非接触デバイス(NFC: Near field communication)を使用することも検討されている。特許文献3では、機器(特許文献3ではアクセスポイント)への接続に必要な情報を非接触デバイスに記憶させ、携帯端末は非接触デバイスから読み取った情報を利用して機器に接続する。
特開2020-143839号公報 特開2014-229362号公報 特許第3748106号
近距離無線通信を利用する無線式リモコンとして携帯端末を利用する場合、近距離無線通信の通信範囲に他の携帯端末があると、意図していない携帯端末までもが、家電機器に接続できる可能性がある。特許文献3のように、近距離無線通信よりも通信範囲が狭い非接触デバイスを家電機器と携帯端末の接続に用いる構成にすると、このことを防ぐことができるが、非接触デバイスが不正使用される可能性が残る。
本願では、近距離無線通信による接続に使用する非接触デバイスの不正使用を防止すること目的とする。
上述した課題を解決する本願発明は、機器の認証に用いる機器認証情報を少なくとも記憶した非接触デバイスと、前記非接触デバイスと近接無線通信により接続し、前記機器と近距離無線通信により接続する携帯端末から少なくとも構成される機器接続システムである。
本願発明において、前記携帯端末は、ペアリングしていない前記機器に近距離無線通信で接続する際、この前記機器に対応する前記非接触デバイスから読み取った前記機器認証情報を用いて認証処理を行った後、前記認証処理を行った認証日時を含む認証記録情報を前記携帯端末に記憶し、更に、前記認証記録情報を前記非接触デバイスに書き込むペアリング処理を実行し、ペアリングしている前記機器に近距離無線通信で再接続する際、前記認証記録情報に含まれる認証日時を起算日とした認証有効期間をこの時点の日時が超えていれば、前記非接触デバイスから読み取った前記認証記録情報と前記携帯端末が記憶している前記認証記録情報が一致するか確認し、一致した場合のみ前記ペアリング処理を実行する接続制御部を備える。
前記非接触デバイスの不正使用防止に係る効果をより高めるため、本願発明において、前記非接触デバイスを、前記非接触デバイスが記憶しているパスワードの照合に成功した場合のみ、情報の読み書きを許可するように構成し、前記携帯端末の前記接続制御部は、前記非接触デバイスから前記機器認証情報を読み取る際、前記非接触デバイスが記憶しているパスワードを照合する処理を行い、前記認証処理を行うと更新後のパスワードを生成し、前記認証記録情報に関連付けて更新後のパスワードを前記携帯端末に記憶すると共に、前記非接触デバイスが記憶しているパスワードを更新後のパスワードに更新することが好適である。
なお、本願発明では、本願発明に係る機器接続システムに加えて、本願発明に係る機器接続システムを構成する携帯端末、および、この携帯端末のプロセッサを動作させるコンピュータプログラムについても特許権を請求する。
本願発明では、非接触デバイスから読み取った機器認証情報を用いた認証処理に認証有効期間を設け、再接続を行うときの日時が認証有効期間外であれば、再接続を行うときに、非接触デバイスが記憶している認証記録を照合することで、認証記録に基づいて非接触デバイスの不正使用を防止できる。
機器接続システムの構成を説明する図。 機器接続システムのブロック図。 機器接続システムの動作を説明する図。 新規接続処理を説明する図。 再接続処理を説明する図。
ここから,本願に係る実施形態について記載する。本願に係る実施形態は,本願発明の理解を容易にするためのものであり,本願発明の形態は,実施形態に限定されるものではない。また,特に断りのない限り,図面は,本願発明の理解を容易にするために描かれた模式的な図である。
本願に係る実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る機器接続システム1の構成を説明する図である。図2は、機器接続システム1のブロック図である。図3は、機器接続システム1の動作を説明する図である。図4は、新規接続処理(S10)を説明する図である。図5は、再接続処理(S20)を説明する図である。
図1で示した機器接続システム1は、スマートフォンまたはタブレットコンピュータなど市販されている携帯端末3を近距離無線通信により機器4に接続できるようにしたシステムである。図1で示した通り、機器接続システム1は、一台または複数台の機器4と、近距離無線通信により機器4と接続する携帯端末3と、機器4ごとに用意される非接触デバイス2を含む。図1では、携帯端末3が接続する機器4を家電機器として図示している。家電機器とは、生活家電(通称、白物家電)、娯楽家電(通称、黒物家電)、冷暖房器具および照明器具などを含む概念である。図1では、携帯端末3が接続する機器4として、生活家電である洗濯機4a、娯楽家電であるテレビ4b、冷暖房器具であるエアコン4cおよび照明器具であるシーリングライト4dを図示している。
図1で示した機器接続システム1において、機器4が使用する無線方式は近距離無線通信である。本願において、近距離無線通信とは、最大通信範囲が数10m程度の無線通信を意味する。近距離無線通信の代表的な規格にはBLEがある。機器4ごとに用意される非接触デバイス2は、近距離無線通信より通信範囲が狭い近接無線通信で通信するデバイスである。NFC(Near field communication)で規定されている近接無線通信の代表的な規格には、ISO14443およびISO15693がある。
非接触デバイス2には、非接触デバイス2に対応した機器4との認証処理で用いる情報が記憶されている。家電機器の無線式リモコンとして携帯端末3を利用するときなど、携帯端末3が機器4に近距離無線通信で接続する際、携帯端末3は、非接触デバイス2からこの情報を読み取って、近距離無線通信の相手となる機器4と認証処理を実行する。非接触デバイス2を利用して機器4と接続するように構成しているのは、意図していない携帯端末3が機器4と接続できなくするためである。
本願に係る機器接続システム1は、機器4との接続に用いる非接触デバイス2の不正使用防止を図るために、機器4と行った認証処理の認証記録を携帯端末3と非接触デバイス2で保持するように構成されている。この認証処理に認証有効期間を設け、再接続を行うときの日時が認証有効期間外であれば、再接続を行うときに非接触デバイス2が記憶している認証記録を照合することで、認証記録に基づいて非接触デバイス2の不正使用を防止できる。
ここから、本願に係る機器接続システム1を構成する携帯端末3と非接触デバイス2について、それぞれ詳細に説明する。図2は、本願に係る機器接続システム1のブロック図である。
本願に係る機器接続システム1を構成する機器4は、図2では不図示であるが、近距離無線通信機能を備えている。機器4が備える近距離無線通信機能は、携帯端末3とペアリング処理を行う機能を有する。非接触デバイス2が記憶する機器認証情報24を用いる認証処理は、ペアリング処理で行われる。
本願に係る機器接続システム1を構成する非接触デバイス2について説明する。非接触デバイス2とは,NFCなどで規定された近接無線通信でデータ通信を行えるように構成されたデバイスを意味する。非接触デバイス2の形態には、カード型、シール型およびコイン型などがある。
非接触デバイス2は,図2では不図示のハードウェアとして,プロセッサおよびメモリなど,非接触デバイス2として動作するためのハードウェアを備えるが,図2では、非接触デバイス2が備えるハードウェアとして、非接触インターフェース回路23のみを図示している。非接触インターフェース回路23は、アンテナ、非接触電力伝送に係る回路と、復調回路および変調回路など非接触信号伝送に係る回路を含んでいる。
図2で図示した通り,非接触デバイス2は,プロセッサを動作させるコンピュータプログラムにより実現されるコマンドとして,読出しコマンド20、書込みコマンド21および照合コマンド22を備えている。また,非接触デバイス2のメモリには,情報として,非接触デバイス2に対応する機器4の機器認証情報24とパスワード6が記憶される。機器認証情報24が認証処理に使用された非接触デバイス2のメモリには、これらの情報に加えて認証記録情報5が記憶される。
今後、非接触デバイス2が記憶する認証記録情報5と携帯端末3が記憶する認証記録情報5を区別するとき、非接触デバイス2が記憶する認証記録情報5を認証記録情報5bと記載し、携帯端末3が記憶する認証記録情報5を認証記録情報5aと記載する。同様に、非接触デバイス2が記憶するパスワード6と携帯端末3が記憶するパスワード6を区別するとき、非接触デバイス2が記憶するパスワード6をパスワード6bと記載し、携帯端末3が記憶するパスワード6をパスワード6aと記載する。
機器認証情報24は、非接触デバイス2に対応する機器4の認証処理で用いられる情報である。非接触デバイス2が記憶する機器認証情報24は、非接触デバイス2に予め書込まれる。例えば、非接触デバイス2に対応する機器4に照合させる認証コードを機器認証情報24に利用できる。
非接触デバイス2が記憶する認証記録情報5は、ペアリング処理を行った携帯端末3によって非接触デバイス2に書込まれる情報である。認証記録情報5は、ペアリング処理を実行した携帯端末3の端末情報、機器認証情報24を利用した認証を行った日時である認証日時を含む。更に、認証記録情報5には、認証記録情報5の検証情報を含ませることができる。
非接触デバイス2が記憶するパスワード6は、読出しコマンド20と書込みコマンド21の動作管理に用いられる情報である。非接触デバイス2は、照合コマンド22によるパスワード6の照合に成功した場合のみ、読出しコマンド20と書込みコマンド21の動作を許可するように構成されている。
非接触デバイス2が備える読出しコマンド20は、非接触デバイス2のメモリから情報を読出すコマンドである。実施形態において、読出しコマンド20は、機器認証情報24と認証記録情報5の読出しに利用される。
非接触デバイス2が備える書込みコマンド21は、非接触デバイス2のメモリに情報を書込むコマンドである。実施形態において、書込みコマンド21は、少なくとも認証記録情報5bの書込みに利用される。機器認証情報24を用いた認証処理を実行するごとに、非接触デバイス2が記憶するパスワード6bを変更する場合、パスワード6bの更新にも書込みコマンド21を利用する。
次に、本願に係る機器接続システム1を構成する携帯端末3について説明する。携帯端末3は、アプリケーションをインストールすることで、様々な用途に使用できる端末を意味する。携帯端末3は、スマートデバイスと称されることもある。携帯端末3の代表的は、スマートフォンおよびタブレットコンピュータである。
市販されているスマートフォンおよびタブレットコンピュータを携帯端末3として利用できる。このため、図2では、本願の説明に必要なハードウェアのみを図示し、それ以外のハードウェアは不図示である。
図2では、携帯端末3が備えるハードウェアとして、近距離無線通信回路31、近接無線通信回路32および移動体通信回路33を図示している。近距離無線通信回路31とは、最大通信範囲が数10m程度の無線通信を行うための回路である。実施形態では、近距離無線通信回路31としてBLEを想定している。近接無線通信回路32は、最大通信範囲が10cm程度の無線通信を行うための回路である。非接触デバイス2が備える非接触インターフェース回路23とは異なり、近接無線通信回路32は、アンテナ、復調回路および変調回路など非接触信号伝送に係る回路を含んでいるが、整流回路など非接触電力伝送に係る回路は含んでいない。移動体通信回路33は、移動体通信網に接続して通信するための回路である。
実施形態に係る携帯端末3には、家電機器の無線式リモコンとして携帯端末3を利用できるように、リモコンとして携帯端末3を機能させるアプリケーションであるリモコンアプリケーション34が実装される。実施形態において、近距離無線通信による機器4への接続を制御する接続制御部30は、リモコンアプリケーション34が備えている。リモコンアプリケーション34は、接続制御部30に加えて、家電機器のリモコンとしての機能を提供するリモコン部35を備える。
リモコンアプリケーション34は、ペアリング処理を行った機器4に係る情報として、ペアリング情報300を記憶する。ペアリング情報300は、ペアリング処理を行った機器4のアドレス情報(例えば、UUID: Universally Unique Identifier)と、ペアリング処理で機器4と交換した暗号鍵を含む。更に、リモコンアプリケーション34は、ペアリング処理に係る情報として、ペアリング情報300に関連付けた状態で認証記録情報5aを記憶する。非接触デバイス2がパスワード照合に対応している場合、リモコンアプリケーション34は、機器認証情報24を読み取った非接触デバイス2に係る情報として、この非接触デバイス2のパスワード6aを記憶する。
リモコンアプリケーション34が記憶する認証記録情報5は、上述した通り、端末情報および認証日時を含む。端末情報は、携帯端末3を識別できる情報である。例えば、携帯端末3の製造番号を端末情報に利用できる。認証日時は、非接触デバイス2から機器認証情報24を読み取って認証処理を行った日時である。また、認証記録情報5には、認証記録情報5の正当性検証に利用する認証記録情報5の検証情報を含ませることができる。
リモコンアプリケーション34のリモコン部35は、リモコンアプリケーション34が対応している家電機器のリモコン情報350を記憶する。リモコン情報350は、携帯端末3のディスプレイに表示するリモコンのオブジェクトおよび機器4に近距離無線通信により送信するデータを含む。移動体通信回路33を利用して、不図示のサーバからリモコン情報350をダウンロードするようにリモコン部35を構成できる。
リモコンアプリケーション34の接続制御部30は、携帯端末3の近距離無線通信回路31を利用して機器4と接続し、近距離無線通信により接続した機器4と暗号化通信する機能を有する。図3では、リモコンアプリケーション34の接続制御部30の動作を説明する図である。
近距離無線通信により機器4と接続する際、携帯端末3を所持するユーザが実行した操作によりリモコンアプリケーション34は起動する(S1)。リモコンアプリケーション34は、携帯端末3を所持するユーザに、近距離無線通信により接続する機器4を選択させる機器選択処理(S2)を実行する。
機器選択処理(S2)の内容は任意である。実施形態における機器選択処理(S2)は、機器4がブロードキャストしている無線信号を受信することで携帯端末3の近傍にある機器4を接続制御部30が検出し、携帯端末3を所持するユーザに、接続制御部30が検出した機器4の中から近距離無線通信により接続する機器4を選択させる処理である。機器4がブロードキャストする無線信号には、機器4のアドレス情報と機器4の名称が含まれる。
接続制御部30は、機器選択処理(S2)で選択した機器4のペアリング情報300の有無を確認する処理を実行する(S3)。この処理は、接続制御部30が、機器選択処理(S2)で選択した機器4のペアリング情報300が携帯端末3に記憶されているか否かを判定する処理になる。機器選択処理(S2)で選択した機器4のペアリング情報300が携帯端末3に記憶されていない場合、機器選択処理(S2)で選択した機器4は、ペアリングしていない機器4になる。機器選択処理(S2)で選択した機器4のペアリング情報300が携帯端末3に記憶されている場合、機器選択処理(S2)で選択した機器4は、ペアリングしている機器4になる。
接続制御部30は、ペアリング情報300の有無の確認結果に応じて処理を分岐する(S4)。機器選択処理(S2)で選択した機器4のペアリング情報300が携帯端末3に記憶されていない場合、接続制御部30は、新規接続処理(S10)を実行して、図3の手順を終了する。機器選択処理(S2)で選択した機器4のペアリング情報300が携帯端末3に記憶されている場合、接続制御部30は、再接続処理(S20)を実行して、図3の手順を終了する。
図4を参照しながら、新規接続処理(S10)について説明する。接続制御部30は、まず、機器選択処理(S2)で選択された機器4に対応する非接触デバイス2と近接無線通信により接続する処理を実行する(S100)。この処理において、接続制御部30は、機器4に対応する非接触デバイス2を携帯端末3にかざすことを指示する画面を携帯端末3のディスプレイに表示した後、近接無線通信回路32を利用して、携帯端末3にかざされた非接触デバイス2と近傍無線通信により接続する。
次に、接続制御部30は、近接無線通信により接続した非接触デバイス2のパスワード6bを照合するパスワード照合処理(S101)を実行する。なお、非接触デバイス2にパスワード6を設定しない場合、パスワード照合処理(S101)は不要である。
パスワード照合処理(S101)において、接続制御部30は、パスワードの入力画面を携帯端末3のディスプレイに表示し、携帯端末3に入力されたパスワードを含む照合コマンド22のコマンドメッセージを非接触デバイス2へ送信する。非接触デバイス2の照合コマンド22は、非接触デバイス2が記憶しているパスワード6bを参照して、携帯端末3から送信されたパスワードを照合し、パスワード照合結果を携帯端末3へ送信する。
接続制御部30は、パスワード照合結果に応じて処理を分岐する(S102)。パスワード照合結果によって照合失敗が示される場合、接続制御部30は、これ以降の処理を中止して、図4の手順は終了する。パスワード照合結果によって照合成功が示される場合、接続制御部30は、読出しコマンド20を利用して、機器認証情報24を非接触デバイス2から読み取る処理を実行する(S103)。
接続制御部30は、非接触デバイス2から機器認証情報24を読み取ると、近距離無線通信回路31を利用して、機器選択処理(S2)で選択した機器4と近距離無線通信により接続しペアリング処理(S104)を実行する。
ペアリング処理(S104)において、接続制御部30は、まず、ペアリング開始処理(S300)を実行する。ペアリング開始処理(S300)は、携帯端末3から機器4にペアリング要求を送信し、機器4が携帯端末3にペアリング応答を送信する処理になる。
ペアリング開始処理(S300)が終了すると、接続制御部30は、非接触デバイス2から読み取った機器認証情報24を用いた認証処理(S301)を実行する。認証処理(S301)は、例えば、接続制御部30が、非接触デバイス2から読み取った機器認証情報24を機器4へ送信し、機器認証情報24を機器4に認証させる処理になる。認証処理(S301)が正常に終了すると、接続制御部30は、暗号化通信に用いる暗号鍵を交換する暗号鍵交換処理(S302)を実行する。
暗号鍵交換処理(S302)が完了すると、接続制御部30は、ペアリング情報300を携帯端末3のメモリに記憶する(S303)。ペアリング情報300には、機器4がブロードキャストした無線信号に含まれていた機器4のアドレス情報および機器4の名称に加えて、暗号鍵交換処理で得られた暗号鍵が含まれる。
次に、接続制御部30は、認証記録情報5を生成し、認証記録情報5を記憶する処理を実行する(S304)。認証記録情報5には、端末情報および認証日時が含まれる。認証記録情報5を記憶する処理(S304)において、接続制御部30は、非接触デバイス2の書込みコマンド21を利用して認証記録情報5を非接触デバイス2に書込み、認証記録情報5bを非接触デバイス2に記憶させる。更に、接続制御部30は、ペアリング情報300に関連付けて認証記録情報5aを携帯端末3のメモリに記憶する。
次に、接続制御部30は、非接触デバイス2が記憶しているパスワード更新処理(S305)を行う。パスワード更新処理(S305)において、接続制御部30は、新たなパスワード6を生成し、近接無線通信により接続した非接触デバイス2が記憶しているパスワード6bを更新する。非接触デバイス2が記憶しているパスワード6の更新には書込みコマンド21を利用できる。更に、接続制御部30は、新たに生成したパスワード6をペアリング情報300に関連付けて携帯端末3のメモリに記憶する。なお、非接触デバイス2にパスワード6bを設定しない場合、パスワード更新処理(S305)は実行されない。
ペアリング処理(S104)が終了すると、接続制御部30と機器4の間で、暗号化通信によるデータ交換(S105)が開始される。これをもって、図4の手順は終了する。
ここから、図5を参照しながら、再接続処理(S20)について説明する。接続制御部30は、機器選択処理(S2)で選択された機器4のペアリング情報300に関連付けられた認証記録情報5aの認証日時を確認する処理(S200)を実行する。この処理において、接続制御部30は、この認証記録情報5に含まれる認証日時を起算日とした所定の認証有効期間をこの時点の日時が超えているか確認する。
接続制御部30は、認証記録情報5に含まれる認証日時の確認結果に応じて処理を分岐する(S201)。接続制御部30は、この時点の日時が認証有効期間内であれば、機器選択処理(S2)で選択された機器4のペアリング情報300を利用して、暗号化通信によるデータ交換(S210)を開始し、図5の手順は終了する。
接続制御部30は、この時点の日時が認証有効期間外であれば、近接無線通信により非接触デバイス2に接続する処理(S202)とパスワード照合処理(S203)を実行する。なお、非接触デバイス2にパスワード6bを設定しない場合、パスワード照合処理(S203)は不要である。また、近接無線通信により非接触デバイス2に接続する処理(S202)は、図4のS100と同じであるため、ここでは説明を省く。
パスワード照合処理(S203)において、接続制御部30は、機器選択処理(S2)で選択された機器4のペアリング情報300に関連付けられたパスワード6aを含む照合コマンド22のコマンドメッセージを非接触デバイス2へ送信する。非接触デバイス2の照合コマンド22は、非接触デバイス2が記憶しているパスワード6bを参照して、携帯端末3から送信されたパスワード6aを照合し、パスワード照合結果を携帯端末3へ送信する。
接続制御部30は、パスワード照合結果に応じて処理を分岐する(S204)。パスワード照合結果により照合失敗が示される場合、接続制御部30は、これ以降の処理を中止して、図5の手順は終了する。パスワード照合結果により照合成功が示される場合、接続制御部30は、読出しコマンド20を利用して、認証記録情報5bを非接触デバイス2から読み取る処理を実行する(S205)。
次に、接続制御部30は、非接触デバイス2から読み取った認証記録情報5bを確認する処理を実行する(S206)。接続制御部30は、この処理において、非接触デバイス2から読み取った認証記録情報5bと、機器選択処理(S2)で選択された機器4のペアリング情報300に関連付けて記憶している認証記録情報5aが一致するか確認する。
接続制御部30は、認証記録情報5の確認結果に応じて処理を分岐する(S207)。認証記録情報5が一致しない場合、接続制御部30は、これ以降の処理を中止して、図5の手順は終了する。認証記録情報5が一致する場合、接続制御部30は、読出しコマンド20を利用して、機器認証情報24を読み取る処理を実行する(S208)。
次に、接続制御部30は、非接触デバイス2から読み取った機器認証情報24を用いてペアリング処理(S209)を行った後、暗号化通信によるデータ交換(S210)を開始し、図5の手順は終了する。なお、ペアリング処理(S209)の内容は図4のS104と同じであるため、ここでは説明を省く。
1 機器接続システム
2 非接触デバイス
20 読出しコマンド20
21 書込みコマンド21
22 照合コマンド22
23 非接触インターフェース回路
24 機器認証情報24
3 携帯端末
30 接続制御部30
300 ペアリング情報300
31 近距離無線通信回路
32 近接無線通信回路
33 移動体通信回路
34 リモコンアプリケーション34
35 リモコン部35
350 リモコン情報350
4 機器
5 認証記録情報
6 パスワード

Claims (4)

  1. 機器の認証に用いる機器認証情報を少なくとも記憶した非接触デバイスと、前記非接触デバイスと近接無線通信により接続し、前記機器と近距離無線通信により接続する携帯端末から少なくとも構成され、
    前記携帯端末は、
    ペアリングしていない前記機器に近距離無線通信で接続する際、この前記機器に対応する前記非接触デバイスから読み取った前記機器認証情報を用いて認証処理を行った後、前記認証処理を行った認証日時を含む認証記録情報を前記携帯端末に記憶し、更に、前記認証記録情報を前記非接触デバイスに書き込むペアリング処理を実行し、ペアリングしている前記機器に近距離無線通信で再接続する際、前記認証記録情報に含まれる認証日時を起算日とした認証有効期間をこの時点の日時が超えていれば、前記非接触デバイスから読み取った前記認証記録情報と前記携帯端末が記憶している前記認証記録情報が一致するか確認し、一致した場合のみ前記ペアリング処理を実行する接続制御部を備える、
    ことを特徴とする機器接続システム。
  2. 前記非接触デバイスは、前記非接触デバイスが記憶しているパスワードの照合に成功した場合のみ、情報の読み書きを許可するように構成されており、前記携帯端末の前記接続制御部は、前記非接触デバイスから前記機器認証情報を読み取る際、前記非接触デバイスが記憶しているパスワードを照合する処理を行い、前記認証処理を行うとパスワードを新たに生成し、前記認証記録情報に関連付けてパスワードを前記携帯端末に記憶し、更に、前記非接触デバイスが記憶しているパスワードを新たに生成したパスワードに更新することを特徴とする、請求項1に記載した機器接続システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載した機器接続システムを構成する携帯端末。
  4. 請求項1または請求項2に記載した機器接続システムを構成する携帯端末が備える接続制御部として、携帯端末のプロセッサを動作させるためのコンピュータプログラム。
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