JP2024007776A - 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用状況が変化した場合でも眼球に基づく動作制御を精度良く行える画像処理装置を実現する。【解決手段】画像処理装置において、眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理手段と、前記眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶手段と、前記初期状態以降において、前記画像処理手段による分析結果に基づき動作を制御する動作制御手段と、前記動作制御手段により前記動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが前記初期状態と同じになるように前記眼球へ入射する光量を制御する光量制御手段と、を有する。【選択図】 図9

Description

本発明はHMD等の画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム等に関する。
近年、眼鏡型のMR(Mixed Reality)、AR(Augmented Reality)等を用いたHMD(頭部装着型表示装置、Head Mount Display)の自動化・インテリジェント化が進んでいる。例えばHMDの中には視線検出装置を有するものもある。このようなHMDにおいて、視線検出装置がHMDの使用者の注視点位置を検出する際に、使用者の意図した注視点位置と視線検出装置が認識する使用者の注視点位置の間にズレが生じる場合がある。そのような場合には、使用者が実際に注視していた位置に注視点位置ポインタを合わせることができなくなる。
これに対し、特許文献1においては、使用者に対して指定方向を注視するよう指示を出し、使用者の目の特徴や目の動きの特徴、HMDの使用環境等の条件を加味してキャリブレーションを行う構成が記載されている。
又、特許文献2においては、アクティブ偏光フィルタや調光ガラスをHMDの前面に配置することで外景光を任意に遮断し、表示虚像を明瞭に視認させている。
特開2017-138609号公報 特開2019-086556号公報
しかし特許文献1においては、HMDの使用状況が変化し周囲の明るさが変化した場合には、使用者の瞳孔の大きさが変化するためHMDが検出する注視点位置が変化してしまう。そのため、周囲の明るさが変わるたびに頻繁にキャリブレーション作業を行わなければならず、操作が煩雑となる問題がある。
又、特許文献2においては、偏光フィルタや調光ガラスによりHMDに表示する虚像を明瞭に視認させることができる。しかし、注視点位置を検出するのは虚像表示時だけではないため、周囲の明るさが変化するたびにキャリブレーション作業を行わなければならない。又、虚像表示のために偏光フィルタなどにより外景光を遮断することで瞳孔の大きさが時々刻々変化するため、注視点位置の検出が不安定になる問題がある。
本発明の目的の1つは、従来技術の上記のような問題を低減し、使用状況が変化した場合でも眼球に基づく動作制御を精度良く行える画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の1つの側面の画像処理装置は、
眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理手段と、
前記眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶手段と、
前記初期状態以降において、前記画像処理手段による分析結果に基づき動作を制御する動作制御手段と、
前記動作制御手段により前記動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが前記初期状態と同じになるように前記眼球へ入射する光量を制御する光量制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、使用状況が変化した場合でも眼球に基づく動作制御を精度良く行える画像処理装置を実現できる。
(A)、(B)は本発明の実施例1に係るHMD100の外観概略図である。 実施例1に係るHMD100の機能ブロック図である。 実施例1に係る視線検出方法の原理説明図である。 (A)、(B)は眼球用撮像素子17に投影される眼球像について説明するための図である。 実施例1に係る視線検出の概略を示すフローチャートである。 (A)~(C)は実施例1におけるレンズ素子10の視野を示す説明図である。 実施例1に係る視線補正係数の瞳孔半径に対する変化例を示す図である。 レンズ素子と調光素子の位置関係を示す概略図である。 実施例1に係る視線検出中の調光素子19の透過度の制御の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における眼球画像例を示す図である。 実施例2に係る明るい環境で撮影した眼球画像例を示す図である。 実施例2に係る眼球識別中の透過度の変化の概略を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を、実施例を用いて説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、各図において、同一の部材または要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図1(A)、(B)は本発明の実施例1に係るHMD(頭部装着型表示装置、Head Mount Display)100の外観概略図であり、左右独立に視線方向を検出する視線検出手段を有した頭部装着型の視線検出装置の構成例を示している。尚、HMD100は画像処理装置として機能している。以降の説明においては、左右の眼を両眼と呼ぶ場合もある。
図1(A)は本発明の実施例1に係るHMD100の正面斜視図、図1(B)は背面斜視図である。
10はレンズ素子で、HMD100の使用者はこのレンズ素子を通して外界の光景を視認する。11は虚像表示素子で、光学系を介してレンズ素子10に虚像を表示する。これにより使用者は、外界の光景と共に、虚像を見ることができる。
12は照明光源駆動回路、13a、13bは使用者の眼球に対して夫々異なる角度で赤外光を照射する発光ダイオード等の光源である。眼球で反射した赤外光の一部は、受光レンズ16を介して眼球を撮像するための眼球用撮像素子17に結像し撮像される。18は調光素子制御回路、19は調光素子であり、18、19は眼球へ入射する光量を制御する光量調整手段として機能している。
図2は実施例1に係るHMD100の機能ブロック図である。尚、図2に示される機能ブロックの一部は、視線検出装置に含まれるコンピュータとしてのCPU2に、記憶媒体としてのメモリ部3に記憶されたコンピュータプログラムを実行させることによって実現されている。しかし、それらの一部又は全部をハードウェアで実現するようにしても構わない。ハードウェアとしては、専用回路(ASIC)やプロセッサ(リコンフィギュラブルプロセッサ、DSP)などを用いることができる。
又、図2に示される夫々の機能ブロックは、同じ筐体に内蔵されていなくても良く、互いに信号路を介して接続された別々の装置により構成しても良い。
図1及び図2において、対応する機能ブロックは同じ番号で表記されている。HMD100に内蔵されたマイクロコンピュータとしてのCPU2は、虚像表示素子11、照明光源駆動回路12、視線検出回路15、調光素子制御回路18、及び、メモリ部3等を含むHMD100の全体の動作を制御する。
メモリ部3は、CPU2のためのコンピュータプログラムを記憶すると共に、眼球用撮像素子17からの映像信号や、視線の個人差を補正するための視線補正データを記憶する。又、メモリ部3は、眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶手段として機能している。
視線検出回路15は、デジタルシリアルインターフェース回路を含み眼球用撮像素子17からの眼球像信号をCPU2に送信する。CPU2は、受信した眼球像信号に基づき、視線検出に必要な眼球像の複数の特徴点を所定のアルゴリズムに従って抽出し、更に各特徴点の位置に基づき使用者の視線方向(注視点位置)を算出する。
視線検出回路15と眼球用撮像素子17、CPU2によって視線検出装置が構成されており、視線検出装置の動作については後述する。尚、視線検出装置は、眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理ステップを実行する画像処理手段として機能している。
調光素子制御回路18は、調光素子19の透過度を変化させるために調光素子19に加える電圧を制御するための回路である。調光素子19は調光素子制御回路18により印可される電圧に応じて光の透過率が変化する。
HMD100において、上記の視線検出結果(視線方向の情報、注視点情報とも呼ぶ)に応じて、注視している被写体に関係する情報を、虚像表示素子11を介してレンズ素子10に表示させても良い。
図3は実施例1に係る視線検出方法の原理説明図であり、前述の図1の構成における視線検出を行うための光学系による視線検出方法の原理を示している。図3において、13a、13bは前述のように、夫々使用者の眼球に対して異なる角度で赤外光を照射する発光ダイオード等の光源である。又、図3において、14は眼球、141は瞳孔、a、bは瞳孔端、cは瞳孔中心、142は角膜、Oは角膜曲率中心、O‘は眼球中心、θxは眼球回転角度である。
図3で示すように、眼球で反射された赤外光の一部は受光レンズ16により、眼球用撮像素子17の結像面に集光する。即ち、光源13a、13bより照射された赤外光は観察者の眼球14の角膜142の表面で反射される。そして、赤外光の一部により形成される角膜反射像Pd,Peは受光レンズ16により集光され、眼球用撮像素子17上に結像する(図示の点Pd’,Pe’)。同様に瞳孔141の端部a、bからの光束も眼球用撮像素子17上に結像する。
尚、本実施例に係る頭部装着型の視線検出装置は、図1(B)に示すように、眼球用撮像素子17を2つ有し、左右夫々の眼球像を撮像するように構成されている。
図4(A)、(B)は、眼球用撮像素子17に投影される眼球像について説明するための図である。図4(A)は眼球用撮像素子17により撮像される眼球像の概略図、図4(B)は眼球用撮像素子17の領域αにおける行方向の撮像信号の輝度分布例を示す図である。図4では、水平方向をX軸、垂直方向をY軸とする。
図4(A)、(B)において、光源13a、13bによる角膜反射像が眼球用撮像素子17に結像した像Pd’,Pe’のX軸方向(水平方向)の座標をXd,Xeとする。又、瞳孔14bの端部a、bからの光束が結像した像a’,b’のX軸方向の座標をXa、Xbとする。
図4(B)の輝度情報例において、光源13a、13bの角膜反射像が結像した像Pd’,Pe’に相当する位置Xd,Xeでは、極端に強いレベルの輝度が得られている。瞳孔141の領域に相当する、座標XaからXbの間の領域は、上記Xd、Xeの位置を除き、極端に低いレベルの輝度が得られる。これに対し、瞳孔141の外側の虹彩143の領域に相当する、Xaより低いX座標の値を持つ領域及びXbより高いX座標の値を持つ領域では、前記2種の輝度レベルの中間の値が得られる。
上記X座標位置に対する輝度レベルの変動情報から、光源13a、13bの角膜反射像が結像した像Pd’,Pe’のX座標Xd,Xeと、瞳孔端の像a’,b’のX座標Xa、Xbを得ることができる。
又、受光レンズ16の光軸に対する眼球14の光軸の回転角θxが小さい場合、眼球用撮像素子17上に結像する瞳孔中心cに相当する箇所(c’とする)の座標Xcは、Xc≒(Xa+Xb)/2と表すことができる。以上のようにして、眼球用撮像素子17上に結像する瞳孔中心に相当するc’のX座標、光源13a、13bの角膜反射像Pd’,Pe’の座標を見積もることができる。
図5は実施例1に係る視線検出の概略を示すフローチャートである。尚、コンピュータとしてのCPU2がメモリ部3に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図5のフローチャートの各ステップの動作が行われる。
図6(A)~(C)は実施例1におけるレンズ素子10の視野を示す説明図であり、レンズ素子10を通して使用者に見える画面の例を示している。虚像表示素子11が表示動作を行うことで図6(A)~(C)に示すような表示が行われる。
図6において、300はレンズ素子10の視野(表示範囲)を規定するための視野マスクを示す。視線検出装置が算出した推定注視点位置は図における推定注視点A、Cのように枠として表示される。ここで、CPU2は、初期状態以降において、画像処理手段による分析結果である注視点情報に基づき虚像表示素子11の動作を制御して推定注視点位置を表示させる動作制御ステップを実行しており、動作制御手段として機能している。以下、図3~5を用いて、視線の検出手段を説明する。
図5において、視線検出ルーチンが開始すると、ステップS001において、光源13a、13bは観察者の眼球14に向けて赤外光を照射する。上記赤外光によって照明された使用者の眼球像は、眼球用撮像素子17上に受光レンズ16を通して結像し、眼球用撮像素子17により光電変換がなされ、眼球像は電気信号として処理が可能となる。
ステップS002において上記のように眼球用撮像素子17から得られた眼球画像信号をCPU2に送る。ステップS003では、ステップS002において得られた眼球画像信号の情報から、図3に示す光源13a、13bの角膜反射像Pd,Pe及び瞳孔中心cに対応する点の座標を求める。
更に、ステップS004では、眼球像の結像倍率βを算出する。βは受光レンズ16に対する眼球14の位置により決まる倍率で、実質的には角膜反射像Pd‘、Pe’の間隔(Xd-Xe)の関数として求めることができる。
又、ステップS005では、回転角θx、θyを演算する。即ち、角膜反射像Pd及びPeの中点のX座標と角膜142の曲率中心OのX座標とはほぼ一致する。従って角膜142の曲率中心Oと瞳孔141の中心cまでの標準的な距離をOcとすると、眼球14の光軸のZ-X平面内の回転角θXは、以下の式1で算出できる。
β*Oc*SINθX≒{(Xd+Xe)/2}-Xc・・・(式1)
尚、図5、図6においては、観察者の眼球がY軸に垂直な平面内で回転する場合の回転角θXを算出する例を示しているが、観察者の眼球がX軸に垂直な平面内で回転する場合の回転角θyの算出方法も同様である。
前ステップにおいて観察者の眼球14の光軸の回転角θx、θyが算出されると、次にステップS006において後述の視線補正係数がメモリ部3から読み込まれる。
ステップS007では、θx、θyを用いて、レンズ素子10上で観察者の視線の位置(注視している点の位置、以下、注視点と称する。)を求める。注視点位置をレンズ素子10上での瞳孔141の中心cに対応する座標(Hx,Hy)であるとして、以下の式2、式3により算出することができる
Hx=m×(Ax×θx+Bx)・・・(式2)
Hy=m×(Ay×θy+By)・・・(式3)
この時、係数mは使用者の眼球角度とレンズ素子10上の位置の関係を表す定数で、回転角θx、θyをレンズ素子10上での瞳孔141の中心cに対応する位置座標に変換する変換係数であり、予め決定されてメモリ部3に記憶されている。
又、Ax,Bx,Ay,Byは観察者の視線の個人差を補正する視線補正係数であり、後述するキャリブレーション作業を行うことで取得され、視線検出ルーチンが開始する前にメモリ部3に記憶されている。尚、これらの式の演算で使われる係数mや視線補正係数はステップS006においてメモリ部3から読み込まれたものを用いる。
上記のようにステップS007において、レンズ素子10上での瞳孔141の中心cの座標(Hx,Hy)を算出した後、ステップS008においてメモリ部3に上記座標を記憶して、視線検出ルーチンを終える。
上記は光源13a、13bの角膜反射像を利用したレンズ素子上での注視点座標取得手法を示したが、上記の手法に限られるものではなく、撮像された眼球画像から眼球回転角度を取得する手法であればどのような手法であっても良い。
前述のように、本実施例では、視線検出ルーチンにおいて眼球画像から眼球の回転角θx、θyを取得し、瞳孔中心位置をレンズ素子10上において対応する位置に座標変換する演算を行って注視点位置を推定している。
しかし、人間の眼球の形状の個人差等の要因により、前記視線補正係数Ax,Ay,Bx,Byの値は使用者によって異なる。従ってこれらの補正係数を適切な値に調整しなければ、例えば図6(B)に示すように、使用者が実際に注視している位置Bと演算された推定注視点Cの位置にずれが生じてしまう。
そこで、HMDを使用する際に、キャリブレーション作業を行い、使用者毎の補正係数の値を取得し、視線検出装置に記憶させる必要がある。
従来、キャリブレーション作業は、HMD100の使用前に図6(C)のような互いに位置の異なる複数の指標を強調表示し、観察者にその指標を所定の順番で見てもらうことで行う。即ち、各指標を注視している時に、注視点検出ルーチンを行い、算出された複数の推定注視点座標と各指標座標の位置から適切な前記補正係数データを求める作業を行う。
しかしながら、HMD100の使用環境が変化し装置外部の明るさが変化すると、瞳孔の大きさが変化し、それによって視線検出装置が検出する注視点位置が変化する。従って、使用環境が変わるたびに使用を中止して頻繁にキャリブレーション作業を行わなければ精度を維持できず、煩雑となる問題があった。そのため、使用者のHMD100の使用を妨げることがなく、精度良く注視点を推定することができるシステムが求められる。
上記キャリブレーション作業を行うことで、使用者に対して適切な前記視線補正係数を得ることができる。しかし、HMDの使用環境が変化し装置外部の明るさが変化すると、明るさに応じて使用者の瞳孔の大きさが変化する。瞳孔の大きさが変化すると、それに伴い前記視線補正係数Ax,Ay,Bx,Byが変化する。
図7は、実施例1に係る視線補正係数の瞳孔半径に対する変化例を示す図である。図7においては瞳孔の半径が増加すると単調増加する例を示しているが、この傾向には個人差があることが知られている。そのため、注視点の推定精度を上げるためには装置外部の明るさが変化する度にキャリブレーション作業を行い、その瞳孔の大きさにおける前記視線補正係数Ax,Ay,Bx,Byを取得する必要があった。ここでの瞳孔の大きさとは、図4(B)におけるXa、Xb間の距離を表す。
例えば、HMD100を室内で使用していた使用者が、HMDを装着して使用したままの状態で屋外に出た場合に、継続してHMDを使用することができず、再度キャリブレーション作業が必要になるという問題がある。使用者の場所の変更により周囲の明るさが変わることで、使用者の瞳孔の大きさが変化する度にHMDの使用を中断し、キャリブレーション作業を行う構成では利便性が悪い。
故に、望ましくは、使用者がHMDを装着して使用したまま場所を移動して瞳孔の大きさが変化した場合であっても、追加のキャリブレーション作業を行わずとも高精度な注視点推定結果を得られることが求められる。
使用場所が変化する度にキャリブレーション作業を行うのは、瞳孔の大きさが、使用条件が変わることによって変化し、それに伴い前記視線補正係数Ax,Ay,Bx,Byも変化して注視点位置推定の精度が低下することを防ぐためである。
本実施例では、使用場所が変化する度にキャリブレーション作業を行うのではなく、キャリブレーション作業は例えば初めの1回のみとする。そして、視線検出を行う際の明るさ環境に応じてレンズ素子10の透過度を変化させることで使用者の瞳孔の大きさをキャリブレーション作業時の大きさと同じになるように制御してこの課題を解決する。
図8は、レンズ素子と調光素子の位置関係を示す概略図である。本実施例のHMD100においては、図8に示すようにレンズ素子10の前面或いは後面に設置した固定式の調光素子19によって、調光素子19の光透過率を変更できるように構成する。即ち、光量制御手段は眼球の前面に配置された調光素子19の透過度を制御するように構成されている。
図9は、実施例1に係る視線検出中の調光素子19の透過度の制御の概略を示すフローチャートであり、図9を用いて前記視線検出中の調光素子19の透過度の変化の説明を行う。尚、コンピュータとしてのCPU2がメモリ部3に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図9のフローチャートの各ステップの動作が行われる。
先ずステップS101において、使用者は初期状態においてキャリブレーション作業を行う。このとき、視線検出装置は眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理ステップを実行する。又、瞳孔の大きさを測定して測定結果を記憶する。即ち、眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶ステップを実行する。瞳孔の大きさは図4(B)におけるXa、Xb間の距離を用いて算出することができる。
尚、このとき調光素子19の透過度を例えば略中間値に設定しておくことが望ましい。即ち、初期状態(キャリブレーション時)において、眼球へ入射する光量が所定の光量となるように光量制御手段により制御しておく。尚、キャリブレーションを複数回行い、瞳孔の大きさや眼球面の明るさ等が異なる複数の条件における、夫々の視線補正係数等を記憶するようにしても良い。
次にステップS102において、視線検出装置が使用者の注視点位置の抽出を行う。又、視線検出装置はステップS102における瞳孔の大きさを算出してステップS101で測定したキャリブレーション作業時の瞳孔の大きさと比較する。そしてステップS103において、ステップS102のときの瞳孔の大きさがステップS101の時の瞳孔の大きさ以下か否かを判定する。Noの場合はステップS104に進み、Yesの場合にはステップS105に進む。
尚、ステップS103で視線検出時の瞳孔の大きさが初期状態(キャリブレーション作業時)より大きいと判定された場合には、使用者がHMD100をステップS101の時よりも暗い場所で使用している可能性が高い。そのためステップS104において、調光素子19の透過度を高くして瞳孔の大きさを減少させる。
又、ステップS106で、瞳孔の大きさが初期状態(キャリブレーション作業時)と略同じになったかを判定し、Noの場合には再びステップS103に戻る。ステップS104の処理の結果、ステップS106で瞳孔の大きさがステップS101のキャリブレーション作業時と略同じと判定されれば図9のフローを終了する。このとき視線補正係数Ax,Ay,Bx,Byはキャリブレーション作業時と略同じになるため注視点位置の推定精度が低下することはない。
一方、ステップS103において、瞳孔の大きさがステップS101のときの瞳孔の大きさ以下と判定された場合はステップS105に進む。
ステップS105では、視線検出時の瞳孔の大きさがキャリブレーション時の瞳孔の大きさ以下なので、使用者がHMDを明るい場所で使用している可能性が高い。そのため、調光素子19の透過度を低くして瞳孔を大きくさせる。そしてステップS106で瞳孔の大きさがキャリブレーション作業時と略同じになったかを判定し、Noの場合には再びステップS103に戻る。ステップS106で瞳孔の大きさがステップS101の初期状態(キャリブレーション作業時)と略同じと判定されれば図9のフローを終了する。
ここで、ステップS102~ステップS106は、動作制御手段により動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが初期状態と同じになるように眼球へ入射する光量を制御する光量制御ステップ(光量制御手段)として機能している。
本実施例では、ステップS101のキャリブレーション時の明るさ環境に制限を設けていない。しかし、極度に明るい、或いは暗い環境においてキャリブレーション作業を行った場合には、レンズ素子10の透過度の制御のみでは視線検出時の瞳孔の大きさをキャリブレーション時と同じにすることが困難な場合がある。
そのため、ステップS101のキャリブレーション作業は極度に明るい、或いは暗い環境で行わないことを条件としても良い。又は、極度に明るい環境でキャリブレーション作業が実行される場合には、調光素子19の透過度を下げることで瞳孔の大きさが小さくなりすぎないようにしても良い。
又、本実施例ではキャリブレーション時及び視線検出時の明るさ条件の判定に瞳孔の大きさを使用したがこれに限られるものではない。例えばHMDの内部に取り付けた照度センサなどにより眼球面の明るさを計測し、その計測値に応じて視線検出時の調光素子19の透過度を制御しても良い。
上記のように、本実施例では、視線検出装置を有するHMDにおいて、視線検出時における使用者の瞳孔の大きさ又は眼球面の明るさ等に応じて調光素子19の透過度を変化させている。それにより、キャリブレーション作業を再度行うことなく精度良い注視点位置の検出ができ、使用者の利便性を向上させることができる。
尚、調光素子19の透過度を増減する代わりに或いは調光素子19の透過度を増減するのと共に、虚像表示素子11の表示輝度を増減しても良い。即ち、光量制御手段は眼球に対して画像を表示する表示素子の明るさを制御しても良く、瞳孔の大きさが略一定になるようにHMD内において眼球へ入射する光強度を初期状態と略同じにすれば良い。
実施例1においては、視線検出時に調光素子19をHMDが置かれた明るさ条件や瞳孔の大きさに応じて制御している。そして、透過度を制御して眼球に入射する光の明るさをキャリブレーション時(初期状態)と略同じ明るさにすることでキャリブレーション作業を再度行うことなく精度良い注視点位置の検出を可能としている。
一方、実施例2においては、眼球識別時にHMDの周囲の明るさ条件に応じて調光素子19を制御することで、眼球情報登録時と同じ明るさ条件を再現して識別精度を向上させる。
眼球識別は、眼球用撮像素子17で撮影したHMDの使用者の眼球の画像を使用して、使用者が既登録者かを判定する機能であり、セキュリティ強化や使用者毎のプリセット機能の呼び出しなどに使用する。
眼球識別機能を使用する流れを説明する。眼球識別機能を使用する際、使用者は初めに自身の眼球情報を登録する。図10は本発明の実施例2における眼球画像例を示す図であり、登録時は眼球用撮像素子17により図10のような使用者の眼球の画像を撮影し、使用者の眼の特徴、例えば、虹彩の模様やまぶたの厚さ、目頭の形状、目尻の形状などを取得する。
次に例えば、セキュリティ強化のためにHMD100の起動には使用者認証が必要である場合、使用者はHMD100を使用しようとする時に先ず使用者認証を行う。この場合、眼球情報登録時と同様に眼球用撮像素子17で使用者の眼球の画像を撮影して、登録した眼の特徴と一致しているかを判定する。ここで、CPU2は、画像処理手段による分析結果としての認証結果に基づきHMD100の起動動作を制御する動作制御手段として機能している。
判定した結果、事前に登録した使用者情報と一致すれば登録使用者としてHMDにログインして利用することができる。事前に登録した使用者情報と不一致であれば、HMDにログインすることはできず使用できない。これにより、登録者以外の人がHMDを使用することを防止することができ、セキュリティを強化することができる。
画像から眼の特徴を取得する方法や眼の特徴の一致度合いの判定には例えば、機械学習が使用できる。ここで、使用者が初めに眼球情報を登録する時とHMDの起動時の使用者認証時で、HMD内の明るさが異なる場合には認識精度が落ちてしまう。
図11は実施例2に係る明るい環境で撮影した眼球画像例を示す図であり、図11のように眼球用撮像素子17が撮影する眼の画像に写る瞳孔の大きさが小さくなると共に、まぶたの形状が、明るさ条件によって変化している。このような場合には、同一人物であると認識できなくなる可能性が高くなる。
この課題に対して実施例2では、HMD100を起動した時に使用者認証を行う際に、瞳孔の大きさが眼球情報登録時と同じとなるように調光素子19を制御し、調光素子19の透過度を変化させることで上記の問題を解消する。
図12は、実施例2に係る眼球識別中の透過度の変化の概略を示すフローチャートであり、図12を用いて使用者認証時のレンズ素子10の透過度の変化について説明する。尚、コンピュータとしてのCPU2がメモリ部3に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって図12のフローチャートの各ステップの動作が行われる。
先ず、ステップS201において、眼球用撮像素子17で使用者の眼球の画像を撮影する。次に、ステップS202において、ステップS201で撮影した眼球画像に基づき瞳孔の大きさを算出する。そして算出した瞳孔の大きさを、眼球情報登録時の瞳孔の大きさと比較する。尚、このとき調光素子19の透過度を例えば略中間値に設定しておくことが望ましい。
ステップS203で、ステップS202で算出された瞳孔の大きさが眼球情報登録時以上だと判定された場合、使用者が暗い環境でHMDを使用している可能性が高いため、ステップS204に進む。Noの場合にはステップS205に進む。
ステップS204では調光素子19の透過度が高くなるように調光素子19に印可する電圧を制御し、瞳孔の大きさが小さくなるようにする。そして、ステップS206において、瞳孔の大きさが眼球情報登録時と同じになったか判定し、NoであればステップS203に戻る。Yesであれば図12のフローを終了する。
一方、ステップS203で、ステップ202で算出された瞳孔の大きさが眼球情報登録時よりも小さかった場合、使用者が眼球情報登録時よりも明るい環境でHMDを使用している可能性が高いため、ステップS205に進む。
そしてステップS205において、調光素子19の透過度が低くなるように調光素子19に印可する電圧を制御して、瞳孔の大きさが大きくなるようにする。そして、ステップS206において、瞳孔の大きさが眼球情報登録時と同じになったか判定し、NoであればステップS203に戻る。Yesであれば図12のフローを終了する。
ここで、ステップS202~ステップS206は、動作制御手段により動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが初期状態と同じになるように眼球へ入射する光量を制御する光量制御ステップ(光量制御手段)として機能している。
このように実施例2によれば、使用者認証時に眼球用撮像素子17が眼の画像を撮影する際の明るさ条件が眼球情報登録時と同じになるため、瞳孔の大きさやまぶたの形状も眼球情報登録時と類似したものとなる。そのため、認識時の誤認識率を下げることができる。
本実施例では、眼球情報登録時の明るさ条件に制限を設けていない。しかし、極度に明るい、或いは暗い環境において眼球情報登録を行った場合には、レンズ素子10の透過度の制御のみでは使用者認証時の瞳孔の大きさを眼球情報登録時と同じにすることが困難な可能性がある。
そのため、眼球情報登録は極度に明るい、或いは暗い環境で行わないことを条件としても良い。又は、極度に明るい環境で眼球情報登録が実行される場合には、レンズ素子10の透過度を下げることで瞳孔の大きさが小さくなりすぎないようにしても良い。
尚、実施例2では眼球情報登録時及び使用者認証時の明るさ条件の判定に瞳孔の大きさを使用したがこれに限られるものではない。例えばHMDの内部に取り付けた照度センサなどにより眼球面の明るさを計測し、その計測値に応じて使用者認証時の調光素子19の透過度を制御しても良い。即ち、眼球面の明るさに基づき眼球へ入射する光量を制御しても良い。
上記構成により、視線検出装置を有するHMDにおいて、使用者の瞳孔の大きさ等に応じて調光素子の透過度を変化させることで、眼球識別機能の誤認識率を下げることができ、使用者の利便性や操作性を向上させることができる。
尚、調光素子19の透過度や虚像表示素子11の表示輝度などの光量制御手段による光量をユーザが制御するための操作手段を設けても良い。それによって、例えば被写体が良く見えない場合等にユーザの好みの明るさで被写体を観察することもできる。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。又、実施例1と実施例2を適宜組み合わせても良い。尚、以上の実施例は、例えば以下のような構成を少なくとも含む。
(構成1)眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理手段と、前記眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶手段と、前記初期状態以降において、前記画像処理手段による分析結果に基づき動作を制御する動作制御手段と、前記動作制御手段により前記動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが前記初期状態と同じになるように前記眼球へ入射する光量を制御する光量制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
(構成2)前記分析結果は前記眼球の注視点情報を含み、前記動作制御手段は前記注視点情報に基づき前記動作を制御することを特徴とする構成1に記載の画像処理装置。
(構成3)前記画像処理手段は前記眼球の認証を行い、前記認証の結果に基づき前記動作制御手段は前記動作を制御することを特徴とする構成1又は2に記載の画像処理装置。
(構成4)前記光量制御手段は前記眼球の前面に配置された調光素子の透過度を制御することを特徴とする構成1~3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(構成5)前記光量制御手段は前記眼球に対して画像を表示する表示素子の明るさを制御することを特徴とする構成1~4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(構成6)前記光量制御手段は眼球面の明るさに基づき前記光量を制御することを特徴とする構成1~5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(構成7)前記光量制御手段による前記光量をユーザが制御するための操作手段を有することを特徴とする構成1~6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(構成8)前記初期状態において、前記眼球へ入射する前記光量が所定の光量となるように前記光量制御手段により制御することを特徴とする構成1~7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(方法)眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理ステップと、前記眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶ステップと、前記初期状態以降において、前記画像処理ステップによる分析結果に基づき動作を制御する動作制御ステップと、前記動作制御ステップにより前記動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが前記初期状態と同じになるように前記眼球へ入射する光量を制御する光量制御ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
(プログラム)構成1~8のいずれか1つに記載の画像処理装置の各部をコンピュータにより制御するためのコンピュータプログラム。
尚、本発明は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(制御プログラム)を記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによって実現してもよい。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたコンピュータ読取可能なプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
その場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100:HMD
10:レンズ素子
11:虚像表示素子
12:照明光源駆動回路
13a,b:光源
14:眼球
15:視線検出回路
16:受光レンズ
17:眼球用撮像素子
18:調光素子制御回路
19:調光素子
2:CPU
3:メモリ部

Claims (10)

  1. 眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理手段と、
    前記眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶手段と、
    前記初期状態以降において、前記画像処理手段による分析結果に基づき動作を制御する動作制御手段と、
    前記動作制御手段により前記動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが前記初期状態と同じになるように前記眼球へ入射する光量を制御する光量制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分析結果は前記眼球の注視点情報を含み、前記動作制御手段は前記注視点情報に基づき前記動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理手段は前記眼球の認証を行い、前記認証の結果に基づき前記動作制御手段は前記動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記光量制御手段は前記眼球の前面に配置された調光素子の透過度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記光量制御手段は前記眼球に対して画像を表示する表示素子の明るさを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記光量制御手段は眼球面の明るさに基づき前記光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記光量制御手段による前記光量をユーザが制御するための操作手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記初期状態において、前記眼球へ入射する前記光量が所定の光量となるように前記光量制御手段により制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
    置。
  9. 眼球用撮像素子から得られる眼球画像を分析する画像処理ステップと、
    前記眼球画像の初期状態を予め記憶する記憶ステップと、
    前記初期状態以降において、前記画像処理ステップによる分析結果に基づき動作を制御する動作制御ステップと、
    前記動作制御ステップにより前記動作を制御する際に、眼球の瞳孔の大きさが前記初期状態と同じになるように前記眼球へ入射する光量を制御する光量制御ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項1~8のいずれか1項に記載の画像処理装置の各部をコンピュータにより制御するためのコンピュータプログラム。
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