JP2024003946A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】適切な順序で説明が記載された特許明細書を作成しやすくする。【解決手段】情報処理装置1は、参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部13と、新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得するデータ取得部141と、クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出する単語抽出部143と、単語抽出部143が抽出した複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定する順序決定部144と、記憶部13に記憶された複数のテキスト文から、複数の選択単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を検索する検索部146と、複数の選択単語に対応する複数の説明文を、順序決定部144が決定した順序で表示部12に表示させる表示処理部147と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
ユーザが入力した文字に対応する例文を検索して表示する情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014-021905号公報
特許明細書の執筆においては、特許請求の範囲に記載されている単語を説明する文章が記載される。特許文献1の情報処理装置により表示される例文を用いて特許明細書を作成したとしても、適切な順序で説明をしないと、特許明細書を読む人が文章の意味を理解しづらいという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、適切な順序で説明が記載された特許明細書を作成できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理装置は、参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部と、新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得するデータ取得部と、前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、前記新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出する単語抽出部と、前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定する順序決定部と、前記記憶部に記憶された前記複数のテキスト文から、前記複数の選択単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を検索する検索部と、前記複数の選択単語に対応する複数の説明文を、前記順序決定部が決定した順序で表示部に表示させる表示処理部と、を備える。
前記表示処理部は、前記複数の単語から前記複数の選択単語を選択するとともに、前記複数の選択単語の順序を設定するための操作を受け付けるための設定画面を前記表示部に表示させ、前記順序決定部は、前記設定画面において行われた操作の内容に基づいて、前記複数の選択単語を説明する順序を決定してもよい。
前記順序決定部は、前記設定画面において前記複数の選択単語を選択するための操作が行われた順序を、前記複数の選択単語を説明する順序に決定してもよい。
前記記憶部は、前記新規特許文書における明細書の形式を示す形式ファイルをさらに記憶し、前記順序決定部は、前記形式ファイルが示す形式に対応する順序に、前記複数の選択単語を説明する順序を決定してもよい。
前記記憶部は複数の前記形式ファイルを記憶し、前記情報処理装置は、前記複数の形式ファイルのうち前記順序決定部が使用する形式ファイルを選択する操作を受け付ける操作受付部をさらに有し、前記順序決定部は、前記操作受付部が受け付けた操作により選択された前記形式ファイルが示す形式に対応する順序に、前記複数の選択単語を説明する順序を決定してもよい。
前記順序決定部は、前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に前記複数の選択単語が記載された順序に、前記複数の選択単語を説明する順序を決定してもよい。
前記記憶部は複数の前記参照特許文書を記憶し、前記検索部は、前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語が前記複数の参照特許文書それぞれに含まれている量に基づいて、前記複数の参照特許文書のうち、前記特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の前記参照特許文書に含まれる前記複数のテキスト文から前記説明文を検索してもよい。
前記記憶部は複数の前記参照特許文書を記憶し、前記検索部は、前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語のうち、前記複数の参照特許文書それぞれに含まれている単語の種類に基づいて、前記複数の参照特許文書のうち、前記特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の前記参照特許文書に含まれる前記複数のテキスト文から前記説明文を検索してもよい。
前記記憶部は複数の前記参照特許文書を記憶し、前記表示処理部は、前記選択単語の説明文が前記複数の参照特許文書に含まれている場合、前記特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の前記参照特許文書に含まれる一以上の前記説明文を前記表示部に表示させてもよい。
本発明の第2の態様のプログラムは、コンピュータを、新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得するデータ取得部と、前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、前記新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出する単語抽出部と、前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定する順序決定部と、参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部に記憶された前記複数のテキスト文から、前記複数の選択単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を検索する検索部と、前記複数の選択単語に対応する複数の説明文を、前記順序決定部が決定した順序で表示部に表示させる表示処理部と、として機能させる。
本発明の第3の態様の情報処理方法は、コンピュータが実行する、新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得するステップと、前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、前記新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出するステップと、抽出した前記複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定するステップと、参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部に記憶された前記複数のテキスト文から、前記複数の選択単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を検索するステップと、前記複数の選択単語に対応する複数の説明文を、決定した順序で表示部に表示させるステップと、を有する。
本発明によれば、適切な順序で説明が記載された特許明細書を作成しやすくなる。
情報処理装置1の概要を示す図である。 情報処理装置1の構成を示す図である。 順序設定画面の一例を示す図である。 明細書選択画面の一例を示す図である。 複数の説明文が表示された画面の例を示す図である。 説明文選択画面の例を示す図である。 形式ファイルの例を示す図である。 特許請求の範囲と特許明細書における説明文の記載例を示す図である。 検索部146の検索処理の一例を示す図である。 情報処理装置1における処理の流れを示すフローチャートである。 情報処理システムSの構成を示す図である。
[情報処理装置1の概要]
図1は、情報処理装置1の概要を示す図である。情報処理装置1は、特許明細書のように、単語の意味を説明する文が含まれる文書の作成を支援するための装置である。情報処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。以下では、情報処理装置1が、ユーザが特許明細書を作成することを目的として操作する端末であることを例として説明する。
情報処理装置1は、予め記載された特許明細書である参照特許文書から、新規に作成する特許明細書において記載される単語を説明する説明文の候補を抽出し、抽出した候補を提示する。参照特許文書は、例えば過去に特許出願をするために作成された特許明細書である。
特許明細書において記載される単語は、例えば特許請求の範囲(すなわちクレーム)に含まれている単語である。情報処理装置1は、提示した説明文の候補からユーザが選択した候補の説明文を、ユーザが作成する新規の特許明細書の文章の中に挿入する。
具体的には、情報処理装置1は、まず、特許出願書類のうち特許請求の範囲に対応するテキストデータであるクレームデータを取得する。続いて、情報処理装置1は、クレームデータに含まれる単語のうちユーザが作成している明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出する。情報処理装置1は、抽出した複数の単語を説明する順序を決定する。
情報処理装置1は、抽出した複数の単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を、過去に記載された特許文書である参照特許文書が記憶された参照特許文書DBから検索し、複数の説明文を選択する。情報処理装置1は、ユーザが編集中の文書に、決定した順序で複数の説明文を挿入する。このように、情報処理装置1は、参照特許文書に記載された単語の説明文を、ユーザが新規に作成する特許明細書において適切な順序で流用できるようにすることで、ユーザが新規の特許明細書を適切に作成することを支援する。
[情報処理装置1の構成例]
図2は、実施形態にかかる情報処理装置1の構成を示す図である。情報処理装置1は、操作部11と、表示部12と、記憶部13と、制御部14と、を備える。制御部14は、データ取得部141と、操作受付部142と、単語抽出部143と、順序決定部144と、文書選択部145と、検索部146と、表示処理部147と、を備える。
操作部11は、情報処理装置1のユーザから操作を受け付け、受け付けた操作に対応する制御信号を操作受付部142に出力する。操作部11は、例えば、マウスやキーボード等である。表示部12は、制御部14からの制御信号に応答し、画像や表示処理部147が生成した表示画面を表示する。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等である。
記憶部13は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive)を含む。記憶部13は、情報処理装置1を機能させるための各種プログラムを記憶する。記憶部13は、予め作成された参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する。参照特許文書は過去に作成された特許明細書、公開された特許公報又は特許公開公報等である。記憶部13は、単語と、単語の類義語と、を関連付けて記憶してもよい。記憶部13は、例えば単語と類義語を関連付けたテーブルを記憶する。また、記憶部13は、新規特許文書における明細書の形式を示す形式ファイルを記憶してもよい。形式ファイルの詳細については後述する。
制御部14は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部14は、記憶部13に記憶されている制御プログラムを実行することにより、データ取得部141、操作受付部142、単語抽出部143、順序決定部144、文書選択部145、検索部146及び表示処理部147として機能する。
データ取得部141は、新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得する。クレームデータは、特許を受けようとする権利範囲を特定するための文を示すテキストデータである。特許請求の範囲が複数の請求項に区分されている場合、クレームデータは、請求項の全部又は一部を示すデータである。データ取得部141は、一例として、特許請求の範囲のテキスト文を入力するための画面に入力されたテキスト文に対応するテキストデータをクレームデータとして取得する。データ取得部141は、クレームデータが含まれる電子ファイルを記憶媒体から読み出したり、通信回線を介して外部装置から取得したりすることにより、クレームデータを取得してもよい。データ取得部141は、クレームデータを取得すると、単語抽出部143及び文書選択部145にクレームデータを出力する。
操作受付部142は、操作部11から入力された信号に基づいて、ユーザの操作内容を特定する。操作受付部142は、複数の単語から選択単語を選択する操作を受け付ける。選択単語は、参照特許文書から説明文を検索する対象となる単語である。操作受付部142は、受け付けた操作内容が、表示処理部147が表示した、後述するキーワード選択画面に含まれる複数の単語から選択単語を選択する操作である場合、選択された単語を検索部146に出力する。
また、操作受付部142は、複数の選択単語に対応する説明を記載する順序を設定するための操作を受け付ける。操作受付部142は、順序を設定するための操作の内容を順序決定部144に通知する。順序を設定するための操作の内容の詳細については後述する。
単語抽出部143は、クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出する。単語抽出部143は、データ取得部141からクレームデータを取得すると、形態素解析を行う。そして、単語抽出部143は、解析結果に基づいてクレームデータに含まれる名詞、形容詞又は副詞の少なくともいずれかの単語を特定し、特定した単語を、新規特許文書の明細書において説明する対象となる単語として抽出する。単語抽出部143は、抽出した単語を検索部146に出力する。
順序決定部144は、単語抽出部143が抽出した複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定する。複数の選択単語を説明する順序とは、ユーザが作成中の特許明細書内に、複数の選択単語それぞれに対応する複数の説明文を挿入する順序である。一例として、順序決定部144は、表示処理部147が表示部12に表示させる順序設定画面において行われた操作の内容に基づいて、複数の選択単語を説明する順序を決定する。順序決定部144は、例えば、順序設定画面において複数の選択単語を選択するための操作が行われた順序を、複数の選択単語を説明する順序に決定する。
図3は、順序設定画面の例を示す図である。順序設定画面には、単語抽出部143が抽出した複数の単語と、それぞれの単語を選択する操作を行うためのチェックボックスと、選択された単語の順序を示す欄と、が含まれている。図3(a)に示すように、ユーザが1つ目の単語「静電容量方式」を選択すると、「静電容量方式」の順序を示す欄に「1」と表示される。続いて、図3(b)に示すように、ユーザが2つ目の単語「電極」を選択すると、「電極」の順序を示す欄に「2」と表示される。ユーザは、このように単語を選択する操作を繰り返すことで、複数の選択単語を説明する順序を設定することができる。
図3に示す順序設定画面には、「検索」ボタンと「説明文挿入」ボタンが表示されている。ユーザが「検索」ボタンを押すと、後述するように、検索部146は、選択された複数の単語の説明文を記憶部13に記憶された複数のテキスト文から検索する。また、ユーザが「説明文挿入」ボタンを押すと、表示処理部147は、ユーザが編集中の特許明細書に、検索された複数の説明文を設定された順序で挿入された状態の画面を表示する。
文書選択部145は、クレームデータに含まれる複数の単語と、複数の参照特許文書それぞれに含まれる複数の単語との一致度が閾値以上の一以上の参照特許文書を選択参照特許文書として選択する。選択参照特許文書は、単語の説明文を抽出する対象とする参照特許文書である。文書選択部145は、例えば、クレームデータに含まれる単語ごとに、参照特許文書における当該単語の出現回数を特定し、出現回数が閾値以上の単語が含まれている参照特許文書を選択参照特許文書として選択する。文書選択部145は、出現回数が閾値以上の単語が複数含まれている参照特許文書を選択参照特許文書として選択してもよい。
また、文書選択部145は、単語抽出部143が抽出した複数の単語のうち、含まれている単語の種類の重要度が相対的に高い参照特許文書を選択参照特許文書として選択してもよい。重要度が相対的に高い種類の単語は、例えば、独立請求項に記載されている単語、又は特許請求の範囲に記載されている数が多い単語である。重要度が相対的に高い種類の単語は、ユーザにより指定された単語であってもよい。
文書選択部145は、クレームデータにおける複数の単語が記載されている順番と同じ順番で当該複数の単語が含まれている参照特許文書を選択参照特許文書として選択してもよい。また、文書選択部145は、クレームデータにおける複数の単語それぞれの間の距離と同等の距離で当該複数の単語が含まれている参照特許文書を選択参照特許文書として選択してもよい。
一例として、文書選択部145は、クレームデータに含まれる単語それぞれが参照特許文書に出現する回数の総和により一致度を算出してもよい。文書選択部145は、クレームデータに含まれる単語ごとに、該単語が参照特許文書に出現する回数から定まるスコアを算出し、単語ごとのスコアの総和を算出することで一致度を算出してもよい。文書選択部145は、クレームデータに含まれる複数の単語のうち、参照特許文書に共通して含まれる単語の数に基づいて一致度を算出してもよい。文書選択部145は、例えば、クレームデータに含まれる単語が、「電極群」、「静電容量方式」及び「透明タッチパネル」である場合、「静電容量方式」及び「透明タッチパネル」の2種類の単語が含まれる文献の一致度が、「電極群」の1種類のみが含まれる文献の一致度よりも高いと判定する。
また、文書の中で繰り返し使用される単語は重要な単語であると考えられる。そこで、文書選択部145は、クレームデータに含まれる単語のうち、参照特許文書に所定の回数以上出現する単語の数又は抽出した単語に対する重要な単語の割合に基づいて一致度を算出してもよい。
さらに、文書選択部145は、クレームデータにおける重要な単語同士が出現する距離と、参照特許文書において同じ組み合わせの単語同士が出現する距離と、の関係に基づいて一致度を算出してもよい。なお、文書選択部145は、ユーザが指定する単語を重要な単語としてもよい。なお、文書選択部145は、単語と当該単語の同義語とを同じ単語として扱って、上述の処理をしてもよい。
文書選択部145は、ユーザが複数の参照特許文書から一以上の参照特許文書を選択する操作に基づいて、選択参照特許文書を選択してもよい。この場合、文書選択部145は、表示処理部147を介して図4に示す明細書選択画面を表示して、ユーザに選択参照特許文書の選択を促す。明細書選択画面においては、表示処理部147は、文書選択部145から取得した一致度が所定の閾値以上となる参照特許文書を表示してもよい。図4に示す明細書選択画面の例においては、「Copy」ボタンが押された操作を操作受付部142が受け付けると、文書選択部145は、ユーザが選択した参照特許文書を選択参照特許文書として選択する。文書選択部145は、選択された選択参照特許文書を検索部146に出力する。
検索部146は、記憶部13に記憶された複数のテキスト文から、複数の選択単語を説明するテキスト文である説明文を検索する。検索部146は、例えば、記憶部13に記憶された参照特許文書から、順序決定部144が順序を決定した複数の選択単語に対応する複数のテキスト文を、複数の選択単語に対応する複数の説明文として検索する。検索部146は、選択単語を含む1文を説明文としてもよく、選択単語を含む文の前後の文を含む複数の文を説明文としてもよく、選択単語が含まれる段落に含まれる全ての文を説明文としてもよい。
検索部146は、選択単語と所定の助詞とが結合された文を含むテキスト文を説明文として検索してもよい。検索部146は、一例として名詞である選択単語と、所定の助詞と、が結合された主語を含む文を含むテキスト文を検索する。助詞は助詞的に用いられる語を含む。所定の助詞とは、例えば、「は」、「が」、「とは」又は「においては」等のように、説明文において用いられる助詞として予め登録された助詞である。検索部146が、このように動作することで、単語の意味、性質又は動作等を説明する文が抽出される蓋然性を高めることができる。
検索部146は、操作受付部142が操作を受け付けたことに応じて、選択単語を説明するテキスト文である説明文を検索してもよい。一例として、ユーザの操作により、図3に示す順序設定画面に表示された「検索」ボタンが押されると、検索部146は、複数の選択単語それぞれを説明する複数の説明文を、記憶部13に記憶された参照特許文書から検索する。
検索部146が、クレームデータに対応する特許請求の範囲の技術分野との関連性が高い技術分野の参照特許文書から説明文を検索することで、ユーザの意図により近い単語の説明文を探すことができる蓋然性が高まると考えられる。そこで、検索部146は、単語抽出部143が抽出した複数の単語が複数の参照特許文書それぞれに含まれている量に基づいて、複数の標準特許文書のうち、特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の標準特許文書に含まれる複数のテキスト文から説明文を検索してもよい。すなわち、検索部146は、文書選択部145から入力された選択参照特許文書を対象として、選択単語の説明文を検索してもよい。
また、検索部146は、単語抽出部143が抽出した複数の単語のうち、複数の参照特許文書それぞれに含まれている単語の種類に基づいて、複数の参照特許文書のうち、特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の参照特許文書に含まれる複数のテキスト文から説明文を検索してもよい。検索部146は、例えば、重要度が高い種類の単語が含まれている参照特許文書から説明文を検索する。重要度が高い種類の単語は、上述したように、例えば、独立請求項に記載されている単語、特許請求の範囲に記載されている数が多い単語、又はユーザにより指定された単語である。
また、選択単語の類義語を説明する説明文も検索部146が検索することで、選択単語の説明文として使用できる説明文が見つかる可能性が高まる。そこで、検索部146は、1以上の単語、及び記憶部13が1以上の単語の類義語として記憶している1以上の類義語を説明するテキスト文である説明文を検索してもよい。検索部146は、記憶部13に記憶された単語と類義語とを関連付けた情報を参照し、選択単語の類義語を特定する。そして、検索部146は、特定された類義語を説明する説明文を検索する。検索部146がこのように構成されることで、情報処理装置1においては、少ない操作で容易にユーザの意図に沿った説明文を探すことができる。
表示処理部147は、各種のテキスト又は画像を表示部12に表示させる。表示処理部147は、例えば、複数の単語から複数の選択単語を選択するとともに、複数の選択単語の順序を設定するための操作を受け付けるための順序設定画面を表示部12に表示させる。
また、表示処理部147は、複数の選択単語に対応する複数の説明文を、順序決定部144が決定した順序で表示部12に表示させる。表示処理部147は、例えば、図3(b)に示す順序設定画面において「説明文挿入」ボタンが押されると、順序が1番目に決定された「静電容量方式」の説明文を最も上に表示させ、順序が2番目に決定された「電極」の説明文を2番目に表示させる。
図5は、複数の説明文が表示された画面の例を示す図である。図5においては、ユーザが編集中の特許明細書において、「静電容量方式」に続いて「電極」の説明文が表示されている。表示処理部147が、このような順序で複数の説明文を表示させることで、ユーザは、短時間で所望の順序で複数の説明文を特許明細書に記載することができる。
表示処理部147は、ユーザが編集中の特許明細書に複数の説明文を挿入する前に、それぞれの選択単語に対して複数の説明文の候補を含む説明文選択画面を表示部12に表示させてもよい。この場合、表示処理部147は、順序決定部144が決定した選択単語の順序で複数の説明文の候補を表示部12に表示させる。
図6は、説明文選択画面の例を示す図である。図6に示す説明文選択画面においては、1番目の選択単語「静電容量方式」の説明文の3つの候補が表示され、その次に、2番目の選択単語「電極」の説明文の3つの候補が表示されている。ユーザが、表示された複数の候補から1以上の候補を選択すると、選択された候補の説明文が、文書編集ソフトが起動中のウインドウに挿入される。このように構成されることで、1つの選択単語の説明文の候補が複数ある場合に、ユーザが、複数の選択単語に対応する所望の複数の説明文を所望の順序で特許明細書に記載することができる。
表示処理部147は、選択単語の説明文が複数の参照特許文書に含まれている場合、特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の標準特許文書に含まれる一以上の説明文を表示部12に表示させてもよい。表示処理部147は、例えば文書選択部145から、参照特許文書における選択単語の出現回数の通知を受けて、複数の参照特許文書のうち、最も選択単語の出現回数が多い参照特許文書に含まれている説明文を表示部12に表示させる。表示処理部147がこのように動作することで、ユーザが説明文を選択する時間を削減できる。
表示処理部147は、当該関連度を示す情報とともに複数の説明文を表示部12に表示させてもよい。表示処理部147が、特許請求の範囲との関連度の高さを示す情報を表示することで、ユーザが適切な説明文を選択しやすくなる。
[順序の決定方法の他の例]
以上の説明においては、順序決定部144が、図3に示した順序設定画面を用いてユーザが単語を選択した順番に基づいて、複数の選択単語を説明する順序を決定するという方法を例示したが、順序決定部144は、他の方法により、複数の選択単語を説明する順序を決定してもよい。
第2の方法として、順序決定部144は、クレームデータに対応する特許請求の範囲に複数の選択単語が記載された順序に、複数の選択単語を説明する順序を決定してもよい。一例として、単語抽出部143が、図3に示した「電極」、「電極群」、「静電容量方式」、「透明タッチパネル」、「表示装置」、「座標検出回路」の順番に特許請求の範囲から単語を抽出した場合、順序決定部144は、複数の選択単語を説明する順序を「電極」、「電極群」、「静電容量方式」、「透明タッチパネル」、「表示装置」、「座標検出回路」の順番に決定する。
順序決定部144は、単語抽出部143が抽出した複数の単語からユーザが複数の選択単語を選択した場合、選択された複数の選択単語が特許請求の範囲に記載されている順序を、複数の選択単語を説明する順序に決定してもよい。特許請求の範囲に記載された順序で特許明細書において単語を説明すればよいという場合、順序決定部144がこのように処理することで、ユーザが順序を意識しながら単語を選択する必要がないので、ユーザの作業効率が向上する。
第3の方法として、順序決定部144は、記憶部13に記憶された形式ファイルが示す形式に対応する順序に、複数の選択単語を説明する順序を決定してもよい。形式ファイルは、特許明細書に記載するべき複数の項目、及び複数の項目の記載順序を示すデータを含むファイルである。
図7は、形式ファイルの例を示す図である。図7に示す形式ファイルにおいては、選択単語の記載順序に対応する(A)、(B)、(C)、(D)という符号とともに、それぞれの選択単語の説明文に含めるべき項目が記載されている。
図8は、特許請求の範囲と特許明細書における説明文の記載例を示す図である。図8(a)は、特許請求の範囲の例を示しており、図8(b)は、図8(a)の特許請求の範囲に含まれる複数の単語に対応する複数の説明文を含む特許明細書の例を示している。図8(a)に示す特許請求の範囲に記載された(A)、(B)、(C)、(D)という符号は、複数の単語に対応する複数の説明文の順番を定めるためにユーザにより付された符号である。
順序決定部144は、特許請求の範囲において、図7の形式ファイルに含まれている符号に対応する符号を検索し、形式ファイルに記載されている符号の順序に従って、複数の単語に対応する複数の説明文の記載順序を決定する。
図8(a)においては、符号(A)が「(メタ)アクリレートオリゴマー」に対応し、符号(B)が「単官能の(メタ)アクリレートモノマー」に対応し、符号(C)が「カーボネート基を有する化合物」に対応し、符号(D)が「光反応開始剤」に対応する。この場合、順序決定部144は図7の形式ファイルにおいて規定されている(A)、(B)、(C)、(D)の順序に基づいて、「(メタ)アクリレートオリゴマー」、「単官能の(メタ)アクリレートモノマー」、「カーボネート基を有する化合物」、「光反応開始剤」の順序に、説明文を記載する順序を決定する。
表示処理部147は、1つの選択単語に関する複数の説明文に含まれるテキストと、形式ファイルに含まれる単語との関係に基づいて、1つの選択単語に関する複数の説明文を特許明細書に挿入する順序を決定してもよい。図8(b)に示す例の場合、表示処理部147は、選択単語に対応する物質の定義を示すテキスト(例えば、「~である」、「~から選ばれる」、「~選択される」)を含む文を、形式ファイルにおける「定義」の位置に配置する。
表示処理部147は、選択単語に対応する物質役割や効用を示すテキスト(例えば、「~できる」、「~という効果がある」)を含む文は選択単語に対応する物質の役割を示すと判定し、このような文を形式ファイルにおける「役割」の位置に配置する。また、表示処理部147は、選択単語と量を示す単語とを含む文は、選択単語に対応する物質の量を示すと判定し、形式ファイルにおける「量」の位置に配置する。表示処理部147がこのように動作することで、ユーザは、形式ファイルに則った特許明細書を作成する時間を短縮することができる。また、形式ファイルを用いることで、特許明細書の作成に慣れていないユーザであっても、適切な順序で複数の説明文を記載した特許明細書を作成することが可能になる。
ところで、発明の分野が同一である場合、特許明細書に記載すべき内容及び説明文を記載するべき順序が類似することが多い。そこで、記憶部13は、複数の発明の分野に対応する複数の形式ファイルを記憶し、操作受付部142は、複数の形式ファイルのうち順序決定部144が使用する形式ファイルを選択する操作を受け付けてもよい。操作受付部142は、例えば、有機化合物の発明、無機化合物の発明、化合物の製造方法の発明、医薬の発明、農業の発明といった発明の分野の選択をユーザから受け付ける。
順序決定部144は、操作受付部142が受け付けた操作により選択された形式ファイルが示す形式に対応する順序に、複数の選択単語を説明する順序を決定する。順序決定部144は、例えば、選択された発明の分野に関連付けて記憶部13に記憶された形式ファイルを選択し、選択した形式ファイルに基づいて、説明文の記載順序を決定する。順序決定部144がこのように動作することで、発明の分野に適した順序で、特許請求の範囲に含まれる複数の単語に対応する複数の説明文を記載しやすくなる。
[機械学習済みモデルを用いた検索処理]
検索部146は、機械学習を用いて検索処理を実施してもよい。図9は、検索部146の検索処理の一例を示す図である。検索部146は、説明する対象となる単語と、当該単語を含むテキスト文と、当該テキスト文が当該単語を説明する文であるか否かを示すフラグと、を教師データとして学習した学習済みモデルに参照特許文書を入力し、学習済みモデルが説明文として出力するテキスト文を取得することにより、説明文を検索してもよい。
具体的には、検索部146は、説明する対象となる単語と、当該単語を含むテキスト文と、当該テキスト文が当該単語を説明する文であるか否かを示すフラグと、を教師データとして、単語と、単語を説明する説明文と、の関係を学習した学習済みモデルを生成する。検索部146は、生成した学習済みモデルに選択参照特許文書又は選択参照特許文書に含まれる複数のテキスト文と選択単語とを入力することで、選択参照特許文書に含まれる選択単語を説明する説明文を特定する。検索部146は、入力されたテキスト文が、物質の定義を示すか、物質の役割を示すか、物質の量を示すかを出力する学習済みモデルに参照特許文書を入力し、形式ファイルに記載された項目に対応する説明文を検索してもよい。
[単語の置換処理]
検索部146が、選択単語に類似する類義語の説明文を検索した場合、ユーザが作成している明細書の中に類義語の説明文が挿入されてしまうと、類義語を選択単語に置換する作業をユーザが行う必要が生じてしまう。そこで、表示処理部147は、検索部146が、1以上の単語及び1以上の類義語に対応する複数の説明文を検索した場合、複数の説明文に含まれる1以上の類義語を1以上の単語に置換した後の説明文を表示部に表示させてもよい。表示処理部147は、検索部146が選択単語の類義語に対応する説明文を検索した場合において、検索された説明文を編集中の文書に挿入する操作を受け付けたことに応じて、説明文中に含まれる類義語を選択単語に置換したうえで、選択単語に置換された後の説明文を編集中の文書に挿入する。表示処理部147がこのように構成されていることで、ユーザの作業を削減することができるので、明細書の作成に要する時間を短縮することが可能になる。
また、検索部146が検索した説明文において選択単語に付されている符号が、ユーザが作成している明細書で選択単語に付している符号と異なっているという場合がある。この場合にも、説明文が明細書に挿入された後に、符号を置換する作業をユーザが行う必要が生じてしまう。そこで、表示処理部147は、検索部146が、複数の参照特許文書から検索された複数の説明文に含まれる複数の選択単語に異なる符号が付されている場合に、当該異なる符号を1つの符号に置換した後に複数の説明文を表示部に表示させてもよい。
具体的には、操作受付部142が、編集中の文書に説明文を挿入する操作を受け付けた場合、表示処理部147は、説明文中に含まれる選択単語に対応する符号を、ユーザが編集中の文書における選択単語に対応する符号に置換したうえで、置換された説明文を編集中の文書に挿入する。ユーザが編集中の明細書に符号が付されていない場合、表示処理部147は、参照特許文書から検索された説明文から符号を削除してもよい。ユーザが編集中の明細書に符号が付されていない場合、表示処理部147は、選択単語に付する符号を設定するための画面を表示し、入力された符号を選択単語に付してもよい。
[情報処理装置1における処理の流れ]
図10は、情報処理装置1における処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、情報処理装置1が起動し、説明文を検索する準備ができた時点から開始している。
データ取得部141は、クレームデータを取得する(S01)。データ取得部141は、クレームデータを取得すると、単語抽出部143にクレームデータを出力する。単語抽出部143は、入力されたクレームデータに含まれる単語を抽出する(S02)。単語抽出部143は、抽出した単語を文書選択部145及び検索部146に出力する。文書選択部145は、入力された単語に基づいて、参照特許文書からクレームデータと一致する単語を含む文書を選択する(S03)。文書選択部145は、選択された参照特許文書を検索部146に出力する。
表示処理部147は、単語抽出部143が抽出した単語が配置されたキーワード選択画面を表示する(S04)。検索部146は、キーワード選択画面において、単語の選択及び順序の設定を受け付けたかどうかを判定する(S05)。操作受付部142が単語の選択及び順序の設定を受け付けていない場合(S05におけるNO)、検索部146はS05に戻り、再度判定を行う。操作受付部142が単語の選択及び順序の設定を受け付けた場合(S05におけるYES)、検索部146はS06に処理を進める。
検索部146は、選択された単語の説明文を記憶部13に記憶された参照特許文書から検索する(S06)。表示処理部147は、設定された順序で複数の説明文を示す画面を表示部12に表示させる(S07)。具体的には、表示処理部147は、複数の選択単語に対応する複数の説明文を、文書編集ソフトが起動しているウインドウに、設定された順序で挿入する。表示処理部147は、例えば、カーソルがある位置の後ろに、複数の説明文を設定された順序で挿入する。
[情報処理装置1による効果]
以上説明したように、情報処理装置1は、過去に作成された参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部を備える。そして、単語抽出部143が、データ取得部141が取得したクレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出し、順序決定部144が、複数の単語を説明する順序を決定する。表示処理部147は、複数の単語に対応する複数の説明文を、順序決定部144が決定した順序で表示部12に表示させる。
情報処理装置1がこのように構成されることで、ユーザが作成した特許請求の範囲に含まれている単語の説明が含まれている例文が、特許明細書に記載するべき順序で配置されるので、ユーザが説明文の順序を入れ替える必要がなく、ユーザが特許明細書を作成するための時間を短縮することができる。また、説明文を記載する順序に関する情報が含まれた形式ファイルに基づく順序で複数の説明文が記載される場合には、ユーザが特許明細書の作成に慣れていない場合であっても、適切な順序で説明文が記載された質が高い明細書を作成することが可能になる。
[変形例]
図11は、変形例にかかる情報処理システムSの構成を示す図である。情報処理システムSは、情報処理装置2及び情報端末3を備える。情報処理装置2は、情報端末3からクレームデータ及びユーザの操作を示す情報を受信し、クレームデータに含まれる単語、参照特許文書の検索結果及び該単語を説明する説明文の検索結果を情報端末3に送信するサーバである。情報処理装置2は、単一のコンピュータによって構成されてもよく、互いに連携する複数のコンピュータによって構成されてもよく、コンピュータ資源の集合であるクラウドコンピューティングによって構成されてもよい。
情報処理装置2は、通信部21、記憶部22及び制御部23を有する。制御部23は、データ取得部231、単語抽出部232、順序決定部233、文書選択部234、検索部235及び表示処理部236を有する。情報処理装置2は、情報処理装置1と対応する機能を有しているが、情報端末3を介して、ユーザに操作画面を表示し、ユーザの操作を受け付ける点において異なる。以下では、情報処理装置1において説明した機能については説明を省略し、情報処理装置2が情報処理装置1と異なる点を中心に説明する。
通信部21は、情報端末3とデータを送受信するためのネットワークインターフェースである。記憶部22及び制御部23はそれぞれ情報処理装置1における記憶部13及び制御部14に対応する機能を有する。データ取得部231は、通信部21を介して情報端末3からクレームデータを取得する。単語抽出部232、順序決定部233、文書選択部234、検索部235及び表示処理部236は、それぞれ情報処理装置1における単語抽出部143、順序決定部144、文書選択部145、検索部146及び表示処理部147に対応する機能を有するが、ユーザの操作を、通信部21を介して端末装置から受け付け、それぞれが処理した結果を、通信部21を介して情報端末3に送信し、情報端末3の表示部に特許明細書の編集画面を表示させる点において異なる。
情報端末3は、操作受付部142に対応する機能を有する。すなわち、情報端末3は、ユーザの操作内容を特定し、ユーザの操作内容を情報処理装置2に送信する。また、情報端末3は、情報処理装置2からデータを受信し、表示部に各種の操作画面を表示させる。また、情報端末3は、クレームデータ送信部を備え、操作受付部142がユーザからクレームデータの入力操作を受け付けると、入力されたクレームデータを情報処理装置2に送信する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 情報処理装置
2 情報処理装置
3 情報端末
11 操作部
12 表示部
13 記憶部
14 制御部
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
141 データ取得部
142 操作受付部
143 単語抽出部
144 順序決定部
145 文書選択部
146 検索部
147 表示処理部
231 データ取得部
232 単語抽出部
233 順序決定部
234 文書選択部
235 検索部
236 表示処理部
S 情報処理システム

Claims (11)

  1. 参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部と、
    新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得するデータ取得部と、
    前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、前記新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出する単語抽出部と、
    前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定する順序決定部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数のテキスト文から、前記複数の選択単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を検索する検索部と、
    前記複数の選択単語に対応する複数の説明文を、前記順序決定部が決定した順序で表示部に表示させる表示処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示処理部は、前記複数の単語から前記複数の選択単語を選択するとともに、前記複数の選択単語の順序を設定するための操作を受け付けるための設定画面を前記表示部に表示させ、
    前記順序決定部は、前記設定画面において行われた操作の内容に基づいて、前記複数の選択単語を説明する順序を決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記順序決定部は、前記設定画面において前記複数の選択単語を選択するための操作が行われた順序を、前記複数の選択単語を説明する順序に決定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記新規特許文書における明細書の形式を示す形式ファイルをさらに記憶し、
    前記順序決定部は、前記形式ファイルが示す形式に対応する順序に、前記複数の選択単語を説明する順序を決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶部は複数の前記形式ファイルを記憶し、
    前記情報処理装置は、前記複数の形式ファイルのうち前記順序決定部が使用する形式ファイルを選択する操作を受け付ける操作受付部をさらに有し、
    前記順序決定部は、前記操作受付部が受け付けた操作により選択された前記形式ファイルが示す形式に対応する順序に、前記複数の選択単語を説明する順序を決定する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記順序決定部は、前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に前記複数の選択単語が記載された順序に、前記複数の選択単語を説明する順序を決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記記憶部は複数の前記参照特許文書を記憶し、
    前記検索部は、前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語が前記複数の参照特許文書それぞれに含まれている量に基づいて、前記複数の参照特許文書のうち、前記特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の前記参照特許文書に含まれる前記複数のテキスト文から前記説明文を検索する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記記憶部は複数の前記参照特許文書を記憶し、
    前記検索部は、前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語のうち、前記複数の参照特許文書それぞれに含まれている単語の種類に基づいて、前記複数の参照特許文書のうち、前記特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の前記参照特許文書に含まれる前記複数のテキスト文から前記説明文を検索する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記記憶部は複数の前記参照特許文書を記憶し、
    前記表示処理部は、前記選択単語の説明文が前記複数の参照特許文書に含まれている場合、前記特許請求の範囲との関連度が相対的に高い所定数の前記参照特許文書に含まれる一以上の前記説明文を前記表示部に表示させる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得するデータ取得部と、
    前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、前記新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出する単語抽出部と、
    前記単語抽出部が抽出した前記複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定する順序決定部と、
    参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部に記憶された前記複数のテキスト文から、前記複数の選択単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を検索する検索部と、
    前記複数の選択単語に対応する複数の説明文を、前記順序決定部が決定した順序で表示部に表示させる表示処理部と、
    として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータが実行する、
    新規に作成する新規特許文書の特許請求の範囲に対応するクレームデータを取得するステップと、
    前記クレームデータに対応する特許請求の範囲に記載された単語のうち、前記新規特許文書の明細書において説明する対象となる複数の単語を抽出するステップと、
    抽出した前記複数の単語のうち、2つ以上の単語である複数の選択単語を説明する順序を決定するステップと、
    参照特許文書に含まれる複数のテキスト文を記憶する記憶部に記憶された前記複数のテキスト文から、前記複数の選択単語それぞれを説明するテキスト文である説明文を検索するステップと、
    前記複数の選択単語に対応する複数の説明文を、決定した順序で表示部に表示させるステップと、
    を有する情報処理方法。

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