JP2024001977A - 輸送容器検査装置、輸送容器検査方法、および輸送容器搬入出システム - Google Patents

輸送容器検査装置、輸送容器検査方法、および輸送容器搬入出システム Download PDF

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Abstract

【課題】輸送容器の全面に亘る状態を容易に検査すること。【解決手段】輸送容器を所定の格納施設に搬入または所定の格納施設から搬出するため、輸送容器を載置可能なベース部で軸中心に回転させる載置回転機構と、輸送容器を把持して載置回転機構のベース部の上方で昇降させる把持昇降機構と、を有する輸送容器搬入出システムに用いられる検査装置は、輸送容器の外面状態を把握する把握部と、制御部と、を有し、把握部は載置回転機構のベース部に載置された輸送容器の第1外面部位を回転動作と連動してスキャンまたは撮像することにより第1外面情報を取得する第1取得動作と、把持昇降機構によって載置回転機構のベース部の上方に把持されている輸送容器の第2外面部位をスキャンまたは撮像により第2外面情報を取得する第2取得動作と、を行い、制御部は第1外面情報および第2外面情報に基づいて、輸送容器の外面状態情報を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、輸送容器検査装置、輸送容器検査方法、および輸送容器搬入出システムに関する。
従来、コンテナの輸送業務においては、輸送中の温度変化や湿度変化から積み荷を保護するために、コンテナ自体の保守管理が重要である。そこで、コンテナの搬入時や搬出時に、外観や内部の検査を目視で行っている。そこで、省人化や検査品質の向上のための自動化を実現するための技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、出荷用コンテナの下面、背面、前面、側面、および/または屋根の内の1つの少なくとも一部分を含む画像と、この画像の少なくとも1つに現れるコンテナコードを検出して、出荷用コンテナの1つ以上の特性を識別して、識別した物理的特性に基づいて、出荷用コンテナの状態を識別し評価する自動検査方法が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、コンテナに対して所定の光を照射し、コンテナ表面で反射した光を撮像して画像データを取得する第1の画像取得手段と、コンテナの所定の位置を撮像して表面の画像データを取得する第2の画像取得手段と、第1の画像取得手段により得られる画像データからコンテナ表面でのダメージを認識するダメージ認識手段と、第1の画像取得手段により得られる画像データからコンテナのダメージの種別を判別するダメージ判別手段と、第2の画像取得手段により得られた画像データとダメージ判別手段により得られるダメージの判別結果とを重ね合わせて表示する画面を生成する表示画面生成手段とを有する輸送容器に取り付けた温度センサから得られる情報に基づいて、輸送容器の異常の検知や予測を実行する技術が開示されている。
特表2022-514859号公報 特開2007-322173号公報
ところで、立体格納庫などの格納施設に搬入されたり搬出されたりするコンテナなどの輸送容器は、輸送容器の全面の状態を精査するには大きな労力が必要となる。ところが、特許文献1,2に記載の技術においてはいずれも、輸送容器の全面、特に下面の損傷状態を検出する具体的な方法については、検討されていなかった。そのため、輸送容器の全面に亘って損傷などの状態を容易に検出できる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、輸送容器の全面に亘る状態を容易に検査できる輸送容器検査装置、輸送容器検査方法、および輸送容器搬入出システムを提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る輸送容器検査装置は、輸送容器を所定の格納施設に搬入または前記所定の格納施設から搬出するため、輸送容器を載置可能なベース部を有し、軸中心に回転可能に構成した載置回転機構と、輸送容器を把持し、前記輸送容器を前記載置回転機構の前記ベース部の上方で昇降可能に構成した把持昇降機構と、を有する輸送容器搬入出システムに用いられる輸送容器検査装置であって、輸送容器の外面状態を把握する把握部と、制御部と、を有し、前記把握部は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の第1外面部位を回転動作と連動してスキャンまた撮像することにより第1外面情報を取得する第1取得動作と、前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の第2外面部位をスキャンまたは撮像により第2外面情報を取得する第2取得動作と、を行い、前記制御部は、前記第1外面情報および前記第2外面情報に基づいて、前記輸送容器の外面状態情報を生成する。
本発明の一態様に係る輸送容器検査装置は、上記の発明において、前記把握部は、所定位置に配置された光出射部と、前記光出射部から所定範囲に照射される光が輸送容器に照射されることにより、前記輸送容器から得られる光情報を検出する光検出部と、を含み、前記第1取得動作は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器に対して前記光出射部から照射される光で前記輸送容器の前記第1外面部位を回転動作と連動して走査し、前記光検出部から前記輸送容器の前記第1外面情報を取得する動作であり、前記第2取得動作は、前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器に対して前記光出射部から照射される光で前記輸送容器の前記第2外面部位を走査して前記光検出部から前記輸送容器の前記第2外面情報を取得する動作である。
本発明の一態様に係る輸送容器検査装置は、上記の発明において、前記把握部は、所定位置に配置された撮像部を含み、前記第1取得動作は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の前記第1外面部位を前記撮像部で前記輸送容器の回転動作に連動して撮像して得られる前記輸送容器の前記第1外面情報を取得する動作であり、前記第2取得動作は、前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の前記第2外面部位を前記撮像部で撮像して得られる前記輸送容器の前記第2外面情報を取得する動作である。
本発明の一態様に係る輸送容器検査装置は、上記の発明において、前記第1取得動作は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の回転に対して前記光出射部から照射される光が前記輸送容器の前記第1外面部位を一定間隔で走査するように制御される。
本発明の一態様に係る輸送容器検査装置は、上記の発明において、前記把握部の前記光出射部は、前記第1取得動作時と前記第2取得動作時とで光出射位置が変更可能である。
本発明の一態様に係る輸送容器検査装置は、上記の発明において、前記把握部の前記撮像部は、前記第1取得動作時と前記第2取得動作時とで撮像位置が変更可能である。
本発明の一態様に係る輸送容器検査装置は、上記の発明において、前記把握部がスキャンまたは撮像する前記第1外面部位は、前記輸送容器が前記ベース部に載置された載置面以外の外面の部位であり、前記把握部がスキャンまたは撮像する前記第2外面部位は、前記載置面の部位である。
本発明の一態様に係る輸送容器検査方法は、輸送容器を所定の格納施設に搬入または前記所定の格納施設から搬出するため、輸送容器を軸中心に回転可能に載置するベース部を有する載置回転機構と、輸送容器を把持し、前記載置回転機構のベース部の上方で昇降可能に構成された把持昇降機構と、を有する輸送容器搬入出システムにおける輸送容器検査方法であって、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の第1外面部位を回転動作と連動してスキャンまたは撮像することにより第1外面情報を取得する第1取得動作を行うステップと、前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の第2外面部位をスキャンまたは撮像により第2外面情報を取得する第2取得動作を行うステップと、前記第1外面情報および前記第2外面情報に基づいて、前記輸送容器の外面状態情報を生成するステップと、を有する。
本発明の一態様に係る輸送容器搬入出システムは、輸送容器を所定の格納施設に搬入または前記所定の格納施設から搬出するための輸送容器搬入出システムであって、輸送容器を載置可能なベース部を有し、軸中心に回転可能に構成した載置回転機構と、輸送容器を把持し、前記載置回転機構のベース部の上方で昇降可能に構成された把持昇降機構と、輸送容器の外面状態を把握する把握部と、制御部と、を有し、前記把握部は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の第1外面部位を回転動作と連動してスキャンまたは撮像することにより第1外面情報を取得する第1取得動作と、前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の第2外面部位をスキャンまたは撮像により第2外面情報を取得する第2取得動作と、を行い、前記制御部は、前記第1外面情報および前記第2外面情報に基づいて、前記輸送容器の外面状態情報を生成する。
本発明の一態様に係る輸送容器搬入出システムは、上記の発明において、前記輸送容器の外面状態情報に基づいて、当該輸送容器を識別する識別情報を取得する。
本発明に係る輸送容器検査装置、輸送容器検査方法、および輸送容器搬入出システムは、輸送容器の全面に亘る状態を容易に検査することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態による情報処理装置を適用した立体格納施設制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態による立体格納施設制御システムにおけるコンテナの検査方法を説明するためのフローチャートである。 図3は、本発明の一実施形態による立体格納施設に備えられたターンテーブルの回転位置制御方法を説明するための図である。 図4は、本発明の一実施形態による立体格納施設に備えられたターンテーブルの回転位置制御方法を説明するための図である。 図5Aは、本発明の一実施形態による立体格納施設に備えられたターンテーブルの回転位置制御方法を説明するための図である。 図5Bは、本発明の一実施形態による立体格納施設に備えられたターンテーブルの回転位置制御方法を説明するための図である。 図6は、本発明の一実施形態によるコンテナの損傷状態の検出方法を説明するための図である。 図7は、本発明の一実施形態による格納庫制御システムにおけるデータの流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する一実施形態によって限定されるものではない。また、以下に説明する一実施形態は、例えば、立体格納庫の機能向上に関する技術であり、特にコンテナなどの輸送容器の保守に関するが、必ずしもこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態による輸送容器搬入出システムとしての格納施設制御システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の一実施形態による輸送容器検査装置を備えた格納施設制御システム1は、ネットワーク2を介して互いに通信可能な、学習装置10、制御装置20、および立体格納施設30を有する。なお、制御装置20が学習装置10を備えても良い。また、立体格納施設30が、学習装置10および制御装置20の少なくとも一方を備えていても良い。さらに、立体格納施設30におけるコンテナ38の格納部(図示せず)だけを別に設けても良い。制御装置20は、ネットワーク2を介して立体格納施設30から各種情報を収集可能に構成される。なお、立体格納施設30が制御装置20を備えた場合、制御装置20によって、後述する制御部31およびID認識部32の動作が実行される。
ネットワーク2は、例えば、インターネットなどの公衆通信網であって、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、携帯電話などの電話通信網や公衆回線、VPN(Virtual Private Network)、および専用線などの一または複数の組み合わせからなる。ネットワーク2は、有線通信および無線通信が適宜組み合わされている。
(立体格納施設)
検査設備としての立体格納施設30は例えば、輸送容器としてのコンテナ38が格納される立体格納庫などの格納施設である。立体格納施設30は、制御部31、ID認識部32、センサ部33、撮像部34、ターンテーブル37、クレーン39、および格納部(図示せず)が設けられている。格納部は、コンテナ38が格納可能に構成される。また、撮像部34を設けないことも可能である。センサ部33および撮像部34の少なくとも一方によって、格納施設制御システム1における把握部が構成される。
制御部31は、ネットワーク2を介して通信可能な通信部31aを有する。制御手段としての制御部31は、具体的に、ハードウェアを有するCPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのプロセッサ、およびRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの主記憶部(いずれも図示せず)を備える。通信手段としての通信部31aは、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボードや、無線通信のための無線通信回路などである。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワーク2に接続される。通信部31aは、ネットワーク2に接続して、学習装置10や制御装置20との間で通信を行う。
ID認識部32は、制御部31によって制御されてコンテナ38のコンテナ識別IDを認識可能に構成される。センサ部33は、少なくとも1台の測距センサなどから構成される。センサ部33がレーザ光などの光を対象物の所定範囲に照射することによって測距を行う場合、レーザ光を出射する光出射部と、照射対象となる対象物を透過した透過光や対象物から反射された反射光などを光情報として検出する光検出部とを有して構成される。センサ部33を構成するセンサは具体的に、レーザ光を照射する、LiDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)や、レーザスキャンセンサや、TOF(Time Of Flight)カメラなどの測距センサ、X線を照射するX線センサ、および赤外線を照射する赤外線センサ、またはこれらのセンサを組み合わせたセンサなどを有していても良い。ここで、測距センサは、例えばレーザ光などの所定の光の照射および反射によって、設置位置からコンテナ38の表面までの距離を計測可能である。測距センサは、設置位置からコンテナ38の表面までにおける2次元的な位置情報に関連付けて、コンテナ38の表面までの距離を計測する、いわゆるセンシングを行うことができる。なお、センシングとは、センサ部33によって行われる各種計測を含むが、特に光の照射と反射とを用いた距離の計測(測距)を含む計測が好ましい。2次元的な位置情報としては、xy平面による座標P(x,y)や距離rおよび回転角θにおける座標P(r,θ)などを用いることができる。センサ部33は、センシングによって計測した距離の計測値を、制御部31に出力する。制御部31は、取得した距離の計測値を、通信部31aを介して制御装置20に送信する。
撮像部34は、所定位置に配置され、少なくとも1台の撮像装置から構成される。撮像装置は、静止画を撮像するカメラや動画を撮像するカメラなどを挙げることができる。ここで、撮像装置は、例えばCCDカメラなどを用いて対象物の光の反射に基づく画像や映像を撮像することによって、コンテナ38の表面における外面状態を撮像可能である。なお、センシングとは、撮像部34によって行われる各種撮像を含む。
載置回転機構としてのターンテーブル37は、例えば、立体格納施設30においてコンテナ38の搬入や搬出を行うための出入口に設けられる。ターンテーブル37は、例えばトラックや貨物船や飛行体などの移動体によって外部から搬入されてきたコンテナ38や、立体格納施設30の保管庫(図示せず)から搬送されてきたコンテナ38を、載置可能なベース部を有し、所定の軸中心の周りに回転可能に構成される。ターンテーブル37における、回転数(rpm)、回転角速度(rad/s)、回転角θ(rad)、回転開始、回転停止、停止位置、および回転角などの制御は、制御部31により実行される。すなわち、立体格納施設30は、制御部31によってターンテーブル37を制御するターンテーブル制御システムを構成する。
把持昇降機構としてのクレーン39は、立体格納施設30においてコンテナ38の搬入や搬出を行うための出入口において、ターンテーブル37の上方に設けられる天井クレーンなどから構成される。クレーン39は、コンテナ38を把持可能かつ吊下可能な例えばスタッカークレーンなどから構成される。クレーン39における、コンテナ38の把持、解放、水平移動、上昇、下降、移動速度、停止位置などの制御は、制御部31により実行される。すなわち、立体格納施設30は、制御部31によってクレーン29を制御するクレーン制御システムを構成する。
(学習装置)
本実施形態において、機械学習装置としての学習装置10は、立体格納施設30において、センサ部33により検知されて得られたコンテナ38の外面38aに関する点群情報などのセンサ情報や、撮像部34により撮像されて得られたコンテナ38の画像情報を、取得可能に構成される。なお、撮像部34が動画を撮像した場合の映像データは、複数の画像データとして扱うことができるので、画像データは撮像データの概念を含む。学習装置10は、通信部(図示せず)を有する少なくとも1つの立体格納施設30から送信される種々の情報を、ネットワーク2を介して収集するデータ収集処理を実行する。
学習装置10は、収集した種々の情報によって機械学習を実行可能である。学習装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13、出力部14、および入力部15を備える。制御部11および通信部13はそれぞれ、機能的および物理的には、制御部31および通信部31aと同様に構成される。通信部13は、ネットワーク2に接続して、制御装置20や立体格納施設30との間で通信を行う。
記憶部12は、物理的には、RAMなどの揮発性メモリ、ROMなどの不揮発性メモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD、Solid State Drive)、およびリムーバブルメディアなどから選ばれた記憶媒体から構成される。なお、リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、または、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、またはBD(Blu-ray(登録商標) Disc)のようなディスク記録媒体である。また、外部から装着可能なメモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて記憶部12を構成しても良い。記憶部12には、学習装置10の動作を実行するための、オペレーティングシステム(Operating System:OS)、各種プログラム、各種テーブル、各種データベースなどが記憶可能である。各種プログラムには、本実施形態による学習モデルやニューラルネットワークも含まれる。これらの各種プログラムは、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD-ROM、DVD-ROM、フレキシブルディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して広く流通させることも可能である。
本実施形態において、制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部などを制御することで、所定の目的に合致した機能を実現できる。具体的に、制御部11は、プログラムの実行によって、学習部111、予測部112、演算部113、および状態入力部114の機能を実現できる。
制御部11によるプログラムの実行によって、学習部111の機能が実行される。学習部111は、学習装置10が受信した入出力データセットに基づいて機械学習を行うことができる。学習部111は、センサ部33などが計測して得られた点群情報などのセンサ情報や、撮像部34などが撮像した得られた画像情報を教師用入力パラメータとし、コンテナ38のコンテナ損傷情報を教師用出力パラメータとした、教師用入出力データセットによって、機械学習を行うことができる。学習部111による機械学習によって制御部11は、点群認識アルゴリズムや画像認識アルゴリズムによって、点群情報や画像情報から、例えばダメージ情報(損傷情報とも言う)などを認識することが可能になる。なお、損傷情報は、コンテナ38などの容器における具体的なダメージのみならず、劣化なども含む。
学習部111は、学習によって生成されたコンテナ38の損傷状態などの状態の判定に関する学習結果を、容器状態学習モデルとしてのコンテナ状態学習モデル123として記憶部12に記憶させる。学習部111は、学習を行っているニューラルネットワークとは別に、所定のタイミングで、当該タイミングにおける最新の学習モデルを、記憶部12に記憶させても良い。記憶部12に記憶させる際には、古いコンテナ状態学習モデル123を削除して最新のコンテナ状態学習モデル123を記憶させる更新でも良いし、古いコンテナ状態学習モデル123の一部または全部を保存したまま最新のコンテナ状態学習モデル123を記憶させる蓄積でも良い。また、コンテナ状態学習モデル123の生成においては、教師あり学習以外にも教師なし学習などを採用しても良い。コンテナ状態学習モデル123は、例えば、深層学習(ディープラーニング)や、例えばLSTM(Long short-term memory)などの再帰型ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network:RNN)などによって生成される種々の学習モデルを採用できる。換言すると、センサ部33によって対象物が計測されて得られたセンサ情報や撮像部34によって対象物を撮像して得られた画像情報から、異常な部分を抽出可能な人工知能(AI)に用いられるモデルであれば、種々のモデルを採用することができる。
記憶部12には、コンテナ情報データベース121およびコンテナ識別IDデータベース122が格納されている。コンテナ情報データベース121は、容器基本情報として、コンテナ38の寸法(縦長、横長、高さ、および奥行き)や諸元などの情報(以下、コンテナ基本情報)が検索可能に格納されている。
コンテナ情報データベース121にはさらに、容器損傷情報としてコンテナ38のダメージに関する情報(コンテナ損傷情報)や、容器経時情報としてコンテナ38の経時変化に関する情報(コンテナ経時情報)などが格納されている。コンテナ情報は、コンテナ基本情報、コンテナ損傷情報、およびコンテナ経時情報を含む。状態入力部114が取得した、コンテナ基本情報、コンテナ損傷情報、およびコンテナ経時情報は、コンテナ38の識別情報としてのコンテナ識別IDに関連付けられて、検索可能な状態でコンテナ情報データベース121に格納される。
輸送容器経時情報としてのコンテナ経時情報を含む容器情報としてのコンテナ情報は、例えば、コンテナ38の配送経路、発注者(発注業者)、配送業者、および修理履歴などの情報を含んでも良い。なお、配送経路の情報は、例えば、配送元の国および配送先の国や具体的な経路などの情報を含む。また、修理履歴の情報は、例えば、修理を行った時期や修理された箇所などの情報を含む。コンテナ情報は、コンテナ38の状態を撮像した画像情報や、コンテナ38をセンシングしたセンサ情報を含んでも良い。センサ情報は、測距センサによる距離情報、X線センサによるX線情報、および赤外線センサによる赤外線情報の内の少なくとも1つの情報を含んでも良い。
コンテナ経時情報は、それぞれのコンテナ38を識別するコンテナ識別IDと関連付けられたコンテナ損傷情報が、時間に関連付けられて構成されて時系列にまとめられた情報を含む。また、コンテナ経時情報は、コンテナ38の損傷の状態を撮像した外面情報の一部としての画像情報(コンテナ損傷情報)や、コンテナ38の損傷の状態がセンシングされた外面情報の一部としてのセンサ情報(ダメージセンサ情報)を含む。ダメージ画像情報としては、コンテナ38のダメージの状態を色分けやハッチングで分けた画像情報とすることができる。これらのコンテナ38に関する各種情報が、時間履歴に沿ったコンテナ経時情報として、それぞれコンテナ識別IDに関連付けされてコンテナ情報データベース221に格納されている。なお、コンテナ基本情報、コンテナ損傷情報、およびコンテナ経時情報をそれぞれ、個別のデータベースとして記憶部22に格納しても良い。この場合においても、コンテナ基本情報、コンテナ損傷情報、およびコンテナ経時情報はそれぞれ、コンテナ識別IDデータベース222に格納されてコンテナ識別IDに関連付けされる。また、コンテナ情報は、上述した情報に限定されない。
コンテナ情報データベース121には、コンテナ識別IDに関連付けされて、コンテナ情報が検索可能に格納されている。コンテナ識別IDは、個々のコンテナ38を互いに識別するためのコンテナ38に固有の各種情報を含み、コンテナ38に関連する情報の通信に際して、制御装置20や立体格納施設30にアクセスするために必要な情報を含む。コンテナ識別IDデータベース122に格納されたコンテナ識別IDはそれぞれ、コンテナ情報データベース121における該当するコンテナ38と関連付けされている。
出力手段としての出力部14は、制御部11による制御に従って、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどのディスプレイの画面上に、文字や図形などを表示したり、スピーカから音声を出力したりして、所定の情報を外部に通知するように構成される。さらに、出力部14は、印刷用紙などに所定の情報を印刷することによって出力するプリンタを含む。記憶部12に格納された各種情報は、例えば所定の事務所などに設置された出力部14のモニタなどで確認することができる。
入力手段としての入力部15は、例えば、キーボードや出力部14の内部に組み込まれて表示パネルのタッチ操作を検出するタッチパネル式キーボード、または外部との間の通話を可能とする音声入力デバイスなどから構成される。なお、入力部15を出力部14と一体化させて、例えばタッチパネルディスプレイやスピーカマイクロホンなどの入出力部としても良い。
(制御装置)
制御装置20は、ネットワーク2を介して学習装置10、および立体格納施設30と通信可能な構成を有する。制御装置20は、制御部21、記憶部22、通信部23、出力部24、および入力部25を備える。制御部21、記憶部22、通信部23、出力部24、および入力部25はそれぞれ、物理的および機能的には、上述した制御部11,31、記憶部12、通信部13,31a、出力部14、および入力部15と同様の構成を有する。
本実施形態において制御部21は、記憶部22に記憶されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部などを制御することで、所定の目的に合致した機能を実現できる。具体的に、制御部21は、プログラムの実行によって、搬入出管理部211およびID認識部212の機能を実現できる。
搬入出管理部211は、コンテナ38における、例えば立体格納施設30への搬入や立体格納施設30からの搬出など、コンテナ38に関する各種の管理を行う。ID認識部212は、個々のコンテナ38から、これらのコンテナ38を相互に識別するための固有のコンテナ識別IDを取得する。コンテナ38に固有のコンテナ識別IDは、コンテナ38の外面に表示されている場合が多いため、立体格納施設30のID認識部32は、画像データやセンサ情報からコンテナ識別IDを抽出することが可能である。すなわち、コンテナ識別IDは、コンテナ38に対して、撮像部34が撮像して得た画像データや、センサ部33によって検知したセンサ情報をID認識部32に送信することによって、識別可能である。なお、コンテナ識別IDがRFID(Radio Frequency IDentification)機器などによって記録されている場合、ID認識部32がRFIDをセンシングしてコンテナ38からコンテナ識別IDを取得するようにしても良い。
立体格納施設30のID認識部32は、取得したコンテナ識別IDの情報を、制御装置20のID認識部212に送信する。ID認識部212は、認識したコンテナ識別IDをコンテナ識別IDデータベース222に格納して、コンテナ情報データベース221における該当するコンテナ38と関連付けする。なお、コンテナ情報データベース221には、コンテナ識別IDに関連付けされて、コンテナ情報が検索可能に格納されている。コンテナ識別IDは、個々のコンテナ38を互いに識別するための各種情報を含み、コンテナ38に関連する情報の通信に際して、学習装置10や制御装置20にアクセスするために必要な情報を含む。
記憶部22には、コンテナ情報データベース221およびコンテナ識別IDデータベース222が格納されている。コンテナ情報データベース221は、容器基本情報として、コンテナ38の寸法(縦長、横長、高さ、および奥行き)や諸元などの情報(以下、コンテナ基本情報)が検索可能に格納されている。コンテナ情報データベース221には、さらに、容器損傷情報としてコンテナ38のダメージに関する情報(コンテナ損傷情報)や、容器経時情報としてコンテナ38の経時変化に関する情報(コンテナ経時情報)などが格納されている。コンテナ情報は、コンテナ基本情報、コンテナ損傷情報、およびコンテナ経時情報を含む。搬入出管理部211が取得した、コンテナ基本情報やコンテナ経時情報は、コンテナ38のコンテナ識別IDに関連付けられて、検索可能な状態でコンテナ情報データベース221に格納されている。また、コンテナ38の形状ごとに設定されたコンテナID(以下、コンテナ形状識別ID)なども、コンテナ識別IDデータベース122に格納することも可能である。コンテナ形状識別IDは、個々のコンテナ38を識別不能、かつコンテナ38の形状を識別可能のIDである。
すなわち、制御装置20の記憶部22には、過去に格納されたコンテナ情報(コンテナ基本情報、コンテナ経時情報、コンテナ損傷情報)がコンテナ識別IDに関連付けされて、検索可能にコンテナ情報データベース221に格納されている。記憶部22に格納された、コンテナ情報データベース221およびコンテナ識別IDデータベース222はそれぞれ、適宜、随時、または必要に応じて、学習装置10の記憶部12に格納されたコンテナ情報データベース121およびコンテナ識別IDデータベース122と同期可能に構成される。
通信部23は、ネットワーク2に接続して、学習装置10、および立体格納施設30との間で通信可能である。通信部23は、制御部21による制御に基づいて出力される指令信号によって、センサ部33により得られたセンサ情報や撮像部34が撮像した画像情報などの各種情報を収集する。なお、通信部23によって送受信される情報は、これらの情報に限定されない。本実施形態において制御装置20は、ネットワーク2を介して通信可能なクラウドサーバとして機能させることもできる。
以上のように、制御装置20および立体格納施設30によって、立体格納施設制御システムを構成することによって、サブシステムを統合して制御することができ、ダメージ検出処理や、コンテナ情報データベース221への格納などを制御できる。
(コンテナの検査方法)
次に、以上のように構成された格納施設制御システム1によるコンテナ38の検査方法について説明する。図2は、本実施形態によるコンテナ38の検査方法を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明において、学習装置10と制御装置20と立体格納施設30との間における情報の送受信、供給、または取得は、通信部13,23,31aおよびネットワーク2を介して実行されるが、都度の説明は省略する。
図2に示すように、ステップST1においては、立体格納施設30にコンテナ38が搬入される。コンテナ38は、格納庫などの立体格納施設30の搬入口でターンテーブル37に載置されると、クレーン39によって自動的に立体格納施設30内の所定の保管場所に格納される。すなわち、コンテナ38を搬送してきたトラックや貨物船や飛行体などの移動体(図示せず)が立体格納施設30の搬入エリアに到達する。続いて、所定の搬送手段、ここでは例えばクレーン39を用いて、コンテナ38を把持して上昇させることで移動体から取り出す。続いて、コンテナ38をターンテーブル37の上方まで移動させた後にクレーン39を下降させ、コンテナ38がターンテーブル37上に載置された状態で解放する。これにより、コンテナ38は移動体からターンテーブル37上に移載される。なお、コンテナ38を移動体からターンテーブル37上に移載させる方法としては、種々の方法を採用できる。その後、制御部31はセンサ部33を制御して、コンテナ38をセンシングする。また、制御部31は、必要に応じて、撮像部34を制御してコンテナ38を撮像する。
次に、ステップST2に移行して、コンテナ38の載置後、またはコンテナ38の移載中において、ID認識部32は、例えばRFIDや撮像部34によって取得した画像情報に基づいて、コンテナ38のコンテナ識別IDを取得する。ID認識部32は、取得したコンテナ識別IDを制御装置20に送信する。制御装置20の制御部21のID認識部212は、コンテナ38のコンテナ識別IDを認識する。コンテナ38に固有のコンテナ識別IDは、コンテナ38の外面に表示されていることが多いため、ID認識部212は、画像情報からコンテナ識別IDを抽出して認識できる。なお、コンテナ識別IDがRFIDなどによって記録されている場合には、RFID機器(図示せず)などによってコンテナ識別IDを取得しても良い。ID認識部212は、認識したコンテナ識別IDをコンテナ識別IDデータベース222に格納するとともに、登録キーとしてコンテナ情報データベース221に格納する。すなわち、ID認識部212,32によって構成されるコンテナID認識システムによって、コンテナ38のコンテナ識別IDを認識可能となる。
続いて、ステップST3に移行してID認識部212は、認識したコンテナ識別IDを搬入出管理部211に出力する。搬入出管理部211は、取得したコンテナ識別IDに基づいて、コンテナ情報データベース221からコンテナ識別IDに関連付けされたコンテナ情報を読み出す。これにより、搬入出管理部211は、コンテナ38の寸法などが含まれるコンテナ基本情報を取得する。
その後、ステップST4に移行して、制御部21の搬入出管理部211は、ターンテーブル37の回転位置制御方法を導出する。すなわち、搬入出管理部211は、センサ部33による計測における、ターンテーブル37を回転させる場合の回転動作における、回転速度の制御方法や回転および停止を繰り返すステップ回転を行う場合の、回転角の導出などを行う。以下に、ステップST4における回転位置制御方法について、具体的に説明する。
(回転位置制御方法)
ステップST4において実行されるセンサ部33によるコンテナ38のセンシング方法におけるターンテーブル37の回転位置制御について説明する。図3、図4、図5A、および図5Bはそれぞれ、本実施形態による立体格納施設30に備えられたターンテーブル37の回転位置制御方法を説明するための図である。
従来、ターンテーブル37は一定の角速度で回転されている。この場合、図3に示すように、センサ部33によってコンテナ38をセンシングすると、センシングする計測間隔に粗密(図3中、丸が粗の部分および密の部分)が生じることになる。本発明者の知見によれば、センサ部33によるセンシングにおいて計測間隔に粗密が生じると、分解能が十分に得られない可能性がある。そこで、本発明者は、立体格納施設30にコンテナ38を格納する際に、コンテナ38の形状を計測するために、測距センサなどのセンサ部33やカメラなどの撮像部34によって、コンテナ38の各面をセンシングしたり撮像したりする方法について検討を行った。すなわち、本発明者は、クレーン39に把持されていたり、ターンテーブル37上に載置されていたりするコンテナ38を計測する際に、ターンテーブル37やクレーン39の制御を工夫することによって、センサ情報や画像情報などの得られるデータにおける分解能を向上させる方法について検討を行った。
まず本発明者は、ターンテーブル37上で回転するコンテナ38において、一定の分解能でターンテーブル37上のコンテナ38を検出するために、ターンテーブル37の回転位置を制御することについて検討した。本発明者は、コンテナ38の全体の大まかな寸法、すなわちコンテナ38の形状をあらかじめ取得して、センサ部33と、センサ部33によってセンシングされるコンテナ38の外表面との間の位置関係を考慮して、ターンテーブル37の回転角を制御することが好ましいことを想到した。
コンテナ38の形状は、コンテナ基本情報として、コンテナ情報データベース221に格納されている。コンテナ基本情報は、コンテナ識別IDまたはコンテナ形状識別IDに関連付けされている。すなわち、制御装置20の制御部21における搬入出管理部211は、立体格納施設30から取得したコンテナ識別IDまたはコンテナ形状識別IDに基づいて、コンテナ基本情報を記憶部22から読み出すことによって、コンテナ38の形状を確定できる。搬入出管理部211は、コンテナ38の形状が既知であることから、センサ部33による一定間隔である計測間隔dを設定することにより、ターンテーブルの回転角θを導出できる。
すなわち、図4に示すように、コンテナ38がターンテーブル37上で回転する場合を想定して、コンテナ38の側面や上面などの外面38aにおいて、一定の計測間隔dを設定して、基準位置P0、および計測点P1,P2,P3,P4,…,Pnを設定する。この場合、回転角θ1,θ2,θ3,θ4,…は、幾何学的に異なる角度になる。そこで、センサ部33によって、外面38aを一定間隔で計測するためには、コンテナ38を基準からの回転角である回転角θ1,θ2,θ3,θ4,…,θnで回転させるごとに、センサ部33によるセンシングを行うことが好ましい。また、センサ部33が所定の周期でレーザ光を出射して測距を行う場合、搬入出管理部211は、所定の周期においてコンテナ38の外面38aが一定の計測間隔dになるように、回転角θ1,θ2,θ3,θ4,…に基づいて、回転角速度を導出する。なお、センサ部33の代わりに撮像部34を用いた撮像の場合においても同様である。
具体的に、図5Aおよび図5Bに示すように、一定の計測間隔dで周期的に計測するためのコンテナ38の回転角は、以下のように表すことができる。ここで、コンテナ38の長手方向の長さを2L、長手方向に直交する幅方向の長さを2Wとする。また、図5Aおよび図5Bに示す例では例えば、コンテナ38の前面を第1面381、後面を第2面382、側面を第3面383(左側面)および第4面384(右側面)、上面を第5面385、下面を第6面386とする。この場合、コンテナ38がターンテーブル37に載置された状態においては、第1外面部位としての第1面381~第5面385が露出面になり、第2外面部位としての第6面386が下面の非露出面になる。
このように設定すると、センサ部33に対して第1面381が正対している場合、換言すると、第1面381の面が、センサ部33から照射されるレーザ光の入射光に対して直角である場合を基準とする。この基準において、ターンテーブル37の回転中心Oの周りの回転角θが0radとする。なお、センサ部33に対するコンテナ38の位置関係については、任意の状態でターンテーブル37の回転角θを0radに設定できる。また、センサ部33からコンテナ38の外面38aの所定の計測点Pjまでの距離を距離Djとすると、計測点Pjの座標は、計測間隔dにより計測点Pj(jd,Dj)と表すことができる。
ここで、ターンテーブル37にコンテナ38を載置する場合の方向およびコンテナ38の寸法については、取得したコンテナ基本情報に基づいて既知である。そのため、制御部21,31は、ターンテーブル37の回転中心Oからコンテナ38の外面38aまでの距離Djを、回転角θjから導出可能である。なお、コンテナ38の寸法の取得方法としては、コンテナ識別IDに関連付けされたコンテナ基本情報から取得する方法以外にも、ターンテーブル37上にコンテナ38が載置された場合に、ターンテーブル37の回転動作を等角速度とした状態で把握部を構成するセンサ部33や撮像部34によって計測する、いわゆる粗い計測によって取得するようにしても良い。
このような計測点Pjがセンサ部33に正対する位置、すなわち、センサ部33から出射されるレーザ光が照射される位置(計測点Pj)になった場合の、ターンテーブル37の回転角θjは、面に応じて以下の(1)式または(2)式で表される。
θj=arctan(jd/L)…(1)
ただし、第1面381および第2面382の計測の場合に限定される。
θj=arctan(jd/W)…(2)
ただし、第3面383および第4面384の計測の場合に限定される。
また、(1)式に示す第1面381のターンテーブル37の回転角θjは、以下の範囲において成立する。
0≦θj≦arctan(W/L),2π-arctan(W/L)≦θj≦2π
また、(1)式に示す第2面382のターンテーブル37の回転角θjは、以下の範囲において成立する。
π-arctan(W/L)≦θj≦π+arctan(W/L)
同様に、(2)式に示す第3面383のターンテーブル37の回転角θjは、以下の範囲において成立する。
arctan(W/L)≦θj≦π-arctan(W/L)
また、(2)式に示す第4面384のターンテーブル37の回転角θjは、以下の範囲において成立する。
π-arctan(W/L)≦θj≦π+arctan(W/L)
以上のように設定した場合、ターンテーブル37を基準位置P0(0rad)から、θj(rad)回転させた第1面381または第2面382の計測においては、(1)式に示すθjに基づいて、ターンテーブル37を回転させ、計測のタイミングで停止させることを、繰り返し行う。なお、制御部31により、ターンテーブル37の角速度を、計測する面に応じて、(1)式または(2)式に基づいて一定の計測間隔になるように制御することも可能である。
以上に基づいて、コンテナ38を載置した状態でターンテーブル37を回転させることにより、所定の計測間隔dでセンサ部33によるコンテナ38の外面38aのうち、水平面に垂直な面である、第1面381~第4面384をセンシングすることが可能となる。すなわち、第1取得動作として、把握部であるセンサ部33や撮像部34がコンテナ38の第1外面部位の一部の第1面381~第4面384を、ターンテーブル37の回転動作と連動してスキャンまたは撮像する。これにより、センサ部33や撮像部34は、撮像情報やセンサ情報などを含む第1外面情報を取得でき、コンテナ38の載置面以外の露出した第1外面部位の第1外面状態を計測によって把握できる。
また、センサ部33を複数設けて、第5面385のセンシングを行うセンサ部33と、コンテナ38の外面のうち、水平面に垂直な面(第1面381~第4面384)、すなわちコンテナ38の側面のセンシングを行うセンサ部33とを別体に設けても良い。この場合、図1に示すように、ターンテーブル37上に載置された状態のコンテナ38の高さより高い位置に少なくとも1台のセンサ部33を設けてセンシングを行っても良い。これによって、コンテナ38の上面であって第1外面部位の一部である、水平面に平行な第5面385の計測については、コンテナ38の高さより高い位置のセンサ部33によるセンシングにより計測可能である。なお、1台のセンサ部33を昇降可能に構成して、センサ部33の光出射部を第5面385のセンシングを行う場合には、センサ部33を上昇させ、第1面381~第4面384のセンシングを行う場合には、センサ部33を下降させるように構成しても良い。以上により、載置面としての底面である第6面386以外の露出面のセンシングが終了する。
図2に戻り、ステップST5に移行すると、制御部21は、計測したコンテナ38の前面、側面、後面、上面におけるセンサ情報や画像情報、すなわちコンテナ38の第1外面部位を計測して得られた第1外面状態を示す第1外面情報を取得する。制御部21は、取得したセンサ情報や画像情報を、ステップST2において取得したコンテナ識別IDと関連付けて、コンテナ情報に追加する。センサ情報や画像情報が追加されたコンテナ情報は、制御部21により記憶部22のコンテナ情報データベース221に格納される。
次に、ステップST6に移行して、搬入出管理部211はクレーン39を制御することによって、コンテナ38を把持して上昇させる。その後、立体格納施設30に格納させるために、所定の方向に移動させる。この際、第2取得動作として、クレーン39を制御することにより、センサ部33や撮像部34によって、コンテナ38の下面である第2外面部位としての第6面386の少なくとも一部、好適には全面をセンシングしたり撮像したりできるように、クレーン39を移動させる。これにより、制御部21の搬入出管理部211は、コンテナ38の底面(第6面386)のセンサ情報や画像情報、すなわち第2外面部位の第2外面状態を示す第2外面情報を取得できる。すなわち、センサ部33や撮像部34によって、コンテナ38の第2外面部位における第2外面状態を計測によって把握することができる。
ステップST5,ST6においては、立体格納施設30におけるコンテナ38のセンシングや撮像による検査においては、立体格納施設30の搬入口にLiDARなどのセンサ部33や画像カメラなどの撮像部34を設置することによって、コンテナ38の下面を含む6面の全面(第1面381~第6面386)をスキャンすることが可能となる。すなわち、センサ部33や撮像部34によって、コンテナ38の搬入時でのターンテーブル37の回転時に、第5面385の上面および第1面381~第4面384の側面を走査(スキャン)することができる。また、センサ部33や撮像部34によって、クレーン39がコンテナ38を吊り下げた吊下された状態で立体格納施設30に格納する際に、第6面386の下面を走査することができる。これにより、コンテナ38を立体格納施設30に格納して収納する際に、コンテナ38の外面38aの全面をセンサ部33や撮像部34によってスキャンすることが可能になる。そのため、制御装置20は、このようにして取得されたコンテナ38に関するコンテナ情報を統合してコンテナ38の全面の点群情報や画像情報を取得できる。また、センサ部33の光出射部や撮像部34は、第1取得動作時と第2取得動作時とにおいて光出射位置や撮像位置を変更可能に構成してもよい。これにより、コンテナ38の外面38aの全面をセンサ部33や撮像部34によってセンシングすることが可能になる。
(コンテナ損傷検出)
次に、ステップST7に移行して、制御装置20の搬入出管理部211は、取得したセンサ情報や画像情報を学習装置10に送信して、損傷判定を実行する。なお、制御装置20がコンテナ状態学習モデル123を読み込んで損傷判定を実行することも可能である。学習装置10においては、コンテナ状態学習モデル123を読み込んで、取得したセンサ情報や画像情報に基づいて、コンテナ38の外面38aである第1面381~第6面386のセンサ情報や画像情報を入力パラメータとして、コンテナ状態学習モデル123に入力する。図6は、本実施形態によるコンテナ38の損傷の検出方法を説明するための図である。
図1および図6に示すように、センサ部33や撮像部34によって、コンテナ38の外面38aを全面に亘って走査することによって、コンテナ38のそれぞれの面、第1面381~第6面386のそれぞれの面について、センサ部33からの本来の距離から大きく異なる値を導出でき、損傷部分の検出を行うことができる。さらに、撮像部34によってコンテナ38の外面を撮像することによって、コンテナ38の外面38aの画像情報も得られる。
そして、搬入出管理部211は、これらのコンテナ38の第1面381~第6面386の外面38aの情報、すなわち第1外面情報および第2外面情報を、点群情報や画像情報として用いて、コンテナ38の外面状態情報を生成することにより、損傷を検出できる。これにより、図6に示すように、センサ部33により取得される点群によるダメージ情報を教師データとして学習装置10により機械学習を行い、撮像部34によって得られた第1面381~第6面386の画像情報を計測データとして学習装置10に入力することにより、コンテナ38の損傷部分の検出を行うことが可能になる。検出されて得られたコンテナ38のコンテナ損傷情報は制御部21に送信される。
なお、センサ部33による点群情報と撮像部34による画像情報とを統合した入出力データセットを教師データとして、学習装置10により機械学習を行うことも可能である。また、撮像部34により取得される画像によるダメージ情報を教師データとして学習装置10により機械学習を行い、センサ部33によって得られた、第1外面情報および第2外面情報としての、第1面381~第6面386の点群情報などのセンサ情報を計測データとして学習装置10に入力することにより、コンテナ38の外面状態情報を生成し、損傷部分の検出を行うことも可能である。これらの方法によってコンテナ38のダメージ判定を行うことによって、コンテナ38の損傷を高精度に判定できる。
以上のようにして、制御部21は、コンテナ38の第1面381~第6面386をセンサ部33や撮像部34によって走査して得られたセンサ情報や画像情報に基づいた、コンテナ損傷情報を取得する。制御部21は、取得したコンテナ損傷情報を記憶部22のコンテナ情報データベース221に格納する。以上により、本実施形態によるコンテナ38の損傷検出処理が終了する。
以上説明した一実施形態によれば、一般には検査が困難であるコンテナ38の下面を含めたコンテナ状態をセンサ部33や撮像部34によって把握することが可能となる。また、センサ部33や撮像部34による計測データをデータベース(コンテナ情報データベース221)に蓄積することができる。そのため、立体格納施設30と連携させてデータベースを利用したコンテナ38の破損の予測が可能になる。さらに、コンテナ38の破損の状態や状況を詳細に把握することが可能となる。また、立体格納施設30への搬入時にコンテナ38の検査を行っていることにより、コンテナ38の検査および格納を効率化できるシステム構成を実現できる。
また、底面を含むコンテナの6面の全面を高精細に計測することができるので、コンテナ38に対する高精度なダメージの検出が可能になる。さらに、コンテナ38の下面(底面)の検査を自動化させることによって、これまで見逃されがちであった下面の損傷に起因する問題の発生を抑制できる。また、画像情報やセンサ部33により得られるセンサ情報としての点群情報の蓄積によって、高精度なダメージの予測が可能になるので、コンテナ38の破損を予防できる可能性が向上する。また、コンテナ情報データベース221に格納された過去の計測データと合わせて、センサ部33によるセンシングを高精度化することにより、スキャンを高精細化でき、破損の発生の可能性を予測可能になる。
具体的には、コンテナ識別IDに基づいて、コンテナ情報データベース221から過去のダメージ検出結果の情報を含むコンテナ情報を取得して、過去に損傷の発生があったコンテナ38の場合には、損傷の場所について、通常よりもさらに計測間隔dを小さく密にして、損傷が発生した場所の近傍について、センサ部33によるセンシングや撮像部34による撮像を高精細に行い、軽微な損傷などの予兆を検知することが可能である。計測間隔dを小さく密にする方法としては、クレーン39の移動速度を遅くしたり、ターンテーブル37の回転角θjを小さくしてステップ幅を小さくしたりする方法を挙げることができる。さらに、コンテナ情報の蓄積によって破損のさらなる高精度の予測が可能となり、コンテナ38における破損の情報をコンテナについて点群・画像の履歴を蓄積して学習することで、破損の発生確率を導出することができる。また、予兆確率が大きい場合はより高精細にスキャンをしてデータの解像度を上げることでさらに予兆検知がしやすくなる。
また、図7に示すように、ID認識部32,212によってコンテナ38からコンテナ識別IDを認識し、このコンテナ識別IDを制御装置20により制御される格納施設30に供給し、コンテナ識別IDによって、立体格納施設30の制御部31を制御するとともに、コンテナ識別IDに関連付けて、コンテナ情報を記憶部22のコンテナ情報データベース221に格納することにより、コンテナ38を計測した情報をコンテナ識別IDに関連付けて、データベース化できる。そのため、コンテナ38のコンテナ情報を多数蓄積されたデータベースを得ることができ、コンテナ38の損傷を予測して、損傷に起因して発生する問題を抑制できる。
(記録媒体)
上述の一実施形態において、学習装置10や制御装置20が実行する処理方法を実行させるプログラムを、コンピュータその他の機械やウェアラブルデバイスなどの装置(以下、コンピュータなど、という)が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。コンピュータなどに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、当該コンピュータなどが移動体制御装置として機能する。ここで、コンピュータなどが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラムなどの情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータなどから読み取ることができる非一時的な記録媒体をいう。このような記録媒体のうちのコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、BD、DAT、磁気テープ、フラッシュメモリなどのメモリカードなどがある。また、コンピュータなどに固定された記録媒体としてハードディスク、ROMなどがある。さらに、SSDは、コンピュータなどから取り外し可能な記録媒体としても、コンピュータなどに固定された記録媒体としても利用可能である。
また、一実施形態による学習装置10、および制御装置20に実行させるプログラムは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
(その他の実施形態)
一実施形態においては、上述した「部」を、「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御回路に読み替えることができる。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「次に」、「その後」、「続いて」などの表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本実施の形態を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。すなわち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。本開示のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付のクレームおよびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた数値や情報の種類はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値や情報の種類を用いても良く、上述の一実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。
例えば、上述の一実施形態においては、格納施設制御システム1において、学習装置10、制御装置20、および立体格納施設30をそれぞれ別体として説明しているが、必ずしも別体で構成することに限定されない。具体的に、学習装置10と制御装置20とを一体に構成しても良い。学習装置10および制御装置20を一体に構成した場合、制御装置によってコンテナ状態学習モデル123に、第1面381~第6面386のセンサ情報や画像情報を入力パラメータとして入力させる。
また、立体格納施設30が学習装置10を備えていても良い。さらに、立体格納施設30が設置される格納施設に学習装置10を備えても良い。制御装置20においても、立体格納施設30に備えるように構成しても良く、立体格納施設30を備える格納施設に備えても良い。制御装置20を立体格納施設30に備えた場合、制御部31および通信部31aはそれぞれ、制御装置20の制御部21および通信部23によって実現される。すなわち、制御部21,31を物理的および機能的に同一の制御部によって実現できる。さらに、学習装置10と制御装置20とを一体に構成しても良い。この場合、学習装置10の制御部11と制御装置20の制御部21とを物理的および機能的に同一の制御部によって実現できる。また、立体格納施設30が学習装置10および制御装置20を備えていても良い。この場合。学習装置10の制御部11と制御装置20の制御部21と立体格納施設30の制御部31とを物理的および機能的に同一の制御部によって実現できる。
1 格納施設制御システム
2 ネットワーク
10 学習装置
11,21,31 制御部
12,22 記憶部
13,31a 通信部
14,24 出力部
15,25 入力部
20 制御装置
23 通信部
30 立体格納施設
32,212 ID認識部
33 センサ部
34 撮像部
37 ターンテーブル
38 コンテナ
38a 外面
39 クレーン
111 学習部
112 予測部
113 演算部
114 状態入力部
121,221 コンテナ情報データベース
122,222 コンテナ識別IDデータベース
123 コンテナ状態学習モデル
211 搬入出管理部
381 第1面
382 第2面
383 第3面
384 第4面
385 第5面
386 第6面

Claims (10)

  1. 輸送容器を所定の格納施設に搬入または前記所定の格納施設から搬出するため、輸送容器を載置可能なベース部を有し、軸中心に回転可能に構成した載置回転機構と、輸送容器を把持し、前記輸送容器を前記載置回転機構の前記ベース部の上方で昇降可能に構成した把持昇降機構と、を有する輸送容器搬入出システムに用いられる輸送容器検査装置であって、
    輸送容器の外面状態を把握する把握部と、
    制御部と、を有し、
    前記把握部は、
    前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の第1外面部位を回転動作と連動してスキャンまたは撮像することにより第1外面情報を取得する第1取得動作と、
    前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の第2外面部位をスキャンまたは撮像により第2外面情報を取得する第2取得動作と、を行い、
    前記制御部は、
    前記第1外面情報および前記第2外面情報に基づいて、前記輸送容器の外面状態情報を生成する
    輸送容器検査装置。
  2. 前記把握部は、所定位置に配置された光出射部と、前記光出射部から所定範囲に照射される光が輸送容器に照射されることにより、前記輸送容器から得られる光情報を検出する光検出部と、を含み、
    前記第1取得動作は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器に対して前記光出射部から照射される光で前記輸送容器の前記第1外面部位を回転動作と連動して走査し、前記光検出部から前記輸送容器の前記第1外面情報を取得する動作であり、
    前記第2取得動作は、前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器に対して前記光出射部から照射される光で前記輸送容器の前記第2外面部位を走査して前記光検出部から前記輸送容器の前記第2外面情報を取得する動作である
    請求項1に記載の輸送容器検査装置。
  3. 前記把握部は、所定位置に配置された撮像部を含み、
    前記第1取得動作は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の前記第1外面部位を前記撮像部で前記輸送容器の回転動作に連動して撮像して得られる前記輸送容器の前記第1外面情報を取得する動作であり、
    前記第2取得動作は、前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の前記第2外面部位を前記撮像部で撮像して得られる前記輸送容器の前記第2外面情報を取得する動作である
    請求項1に記載の輸送容器検査装置。
  4. 前記第1取得動作は、前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の回転に対して前記光出射部から照射される光が前記輸送容器の前記第1外面部位を一定間隔で走査するように制御される
    請求項2に記載の輸送容器検査装置。
  5. 前記把握部の前記光出射部は、前記第1取得動作時と前記第2取得動作時とで光出射位置が変更可能である
    請求項2に記載の輸送容器検査装置。
  6. 前記把握部の前記撮像部は、前記第1取得動作時と前記第2取得動作時とで撮像位置が変更可能である
    請求項3に記載の輸送容器検査装置。
  7. 前記把握部がスキャンまたは撮像する前記第1外面部位は、前記輸送容器が前記ベース部に載置された載置面以外の外面の部位であり、前記把握部がスキャンまたは撮像する前記第2外面部位は、前記載置面の部位である
    請求項1に記載の輸送容器検査装置。
  8. 輸送容器を所定の格納施設に搬入または前記所定の格納施設から搬出するため、輸送容器を軸中心に回転可能に載置するベース部を有する載置回転機構と、輸送容器を把持し、前記載置回転機構のベース部の上方で昇降可能に構成された把持昇降機構と、を有する輸送容器搬入出システムにおける輸送容器検査方法であって、
    前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の第1外面部位を回転動作と連動してスキャンまたは撮像することにより第1外面情報を取得する第1取得動作を行うステップと、
    前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の第2外面部位をスキャンまたは撮像により第2外面情報を取得する第2取得動作を行うステップと、
    前記第1外面情報および前記第2外面情報に基づいて、前記輸送容器の外面状態情報を生成するステップと、を有する
    輸送容器検査方法。
  9. 輸送容器を所定の格納施設に搬入または前記所定の格納施設から搬出するための輸送容器搬入出システムであって、
    輸送容器を載置可能なベース部を有し、軸中心に回転可能に構成した載置回転機構と、輸送容器を把持し、前記載置回転機構のベース部の上方で昇降可能に構成された把持昇降機構と、
    輸送容器の外面状態を把握する把握部と、
    制御部と、を有し、
    前記把握部は、
    前記載置回転機構の前記ベース部に載置された輸送容器の第1外面部位を回転動作と連動してスキャンまたは撮像することにより第1外面情報を取得する第1取得動作と、
    前記把持昇降機構によって前記載置回転機構の前記ベース部の上方に把持されている輸送容器の第2外面部位をスキャンまたは撮像により第2外面情報を取得する第2取得動作と、を行い、
    前記制御部は、
    前記第1外面情報および前記第2外面情報に基づいて、前記輸送容器の外面状態情報を生成する
    輸送容器搬入出システム。
  10. 前記輸送容器の外面状態情報に基づいて、当該輸送容器を識別する識別情報を取得する
    請求項9に記載の輸送容器搬入出システム。
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