JP2023551177A - 締結装置、システム、および方法 - Google Patents

Abstract

多軸力および軸外負荷シナリオに抵抗するための改良されたねじを備えた締結具が提供される。締結具は、シャフトと、シャフトの周りに配置された複数の螺旋ねじとを含み得る。複数の螺旋ねじは、第１の螺旋ねじと、第１の螺旋ねじに隣接する第２の螺旋ねじとを含み得る。第１の螺旋ねじは、第１の凹状アンダーカット面と第１の凸状アンダーカット面とを含み得る。第２の螺旋ねじは、第２の凹状アンダーカット面と第２の凸状アンダーカット面とを含み得る。締結具が、シャフトの長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られると、第１の凹状アンダーカット面と第２の凸状アンダーカット面は、シャフトの近位端に向かって配向され得、第１の凸状アンダーカット面と第２の凹状アンダーカット面は、シャフトの遠位端に向かって配向され得る。

Description

本開示は、締結装置、システム、および方法に関する。より具体的には、本開示は、改良されたねじ設計を有する締結装置、改良されたねじ設計を有する締結装置を利用する締結システム、および、改良されたねじ設計を有する締結具を製造する方法に関する。

骨や他の組織内に埋め込まれる締結具を伴う外科的処置は、治癒過程で締結具に適用され得る、多軸力と軸外負荷シナリオにより、時間の経過とともに良さを失い得る。従来の締結具のねじ設計は、これらの多軸力や軸外荷重シナリオを克服するのに十分な締結具固定を提供するとは限らない。

したがって、多軸負荷および除荷状態を経験する、骨／締結具界面間の骨の固定と、負荷分散とを向上させるための、改善されたねじ設計を備えた締結具、ならびに、そのような締結具を製造するための改良された方法が望ましいであろう。

要約
本開示の様々な締結装置、システム、および、方法は、現在の技術水準に応じて、特に、現在利用可能な締結装置、システム、および、方法によって、まだ完全に解決されていない当技術分野の問題および必要性に応じて開発された。いくつかの実施形態では、本開示の締結装置、システム、および、方法は、多軸負荷および除荷条件下での、改善された骨の固定と、骨／締結具界面間の負荷分散とを提供し得る。

いくつかの実施形態では、埋込可能な骨アンカーは、シャフト、第１の螺旋ねじ、および、第２の螺旋ねじを含み得る。シャフトは、近位端、遠位端、および、長手方向軸を含み得る。第１の螺旋ねじは、シャフトの近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿ってシャフトの周りに配置され得る。第１の螺旋ねじは、第１のアンダーカット面、第２のアンダーカット面、第３のアンダーカット面、および、第４の開放面を含み得る。第２の螺旋ねじは、第１の螺旋ねじに隣接してシャフトの周りに配置され得る。第２の螺旋ねじは、第５のアンダーカット面、第６のアンダーカット面、第７のアンダーカット面、および、第８の開放面を含み得る。第１のアンダーカット面、第３のアンダーカット面、第６のアンダーカット面、および第８の開放面は、シャフトの遠位端に向かって角度を付けられ得る。第２のアンダーカット面、第４の開放面、第５のアンダーカット面、および、第７のアンダーカット面は、シャフトの近位端に向かって角度を付けられ得る。

埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、埋め込み可能な骨アンカーがシャフトの長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、第１の螺旋ねじは、シャフトの遠位端に向かって配向された、少なくとも１つのシェブロン形状を含み得、第２の螺旋ねじは、シャフトの近位端に向かって配向された、少なくとも１つのシェブロン形状を含み得る。

埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、第１の螺旋ねじは、シャフトの遠位端に向かって配向された第１の複数のシェブロン形状を含み得、第２の螺旋ねじは、シャフトの近位端に向かって配向された第２の複数のシェブロン形状を含み得る。

埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、第１の複数のシェブロン形状および第２の複数のシェブロン形状は、埋め込み可能な骨アンカーのシャフトに沿って交互に連続して配置され得る。

埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、埋め込み可能な骨アンカーが、シャフトの長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、第１の螺旋ねじは、シャフトの遠位端に向かって配向された少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得、第２の螺旋ねじは、シャフトの近位端に向かって配向された少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得る。

埋め込み型骨アンカーのいくつかの実施形態では、第１の螺旋ねじは、シャフトの遠位端に向かって配向された第１の複数の部分的な三日月形状を含み得、第２の螺旋ねじは、シャフトの近位端に向かって配向された第２の複数の部分的な三日月形状を含み得る。

埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、第１の複数の部分的な三日月形状および第２の複数の部分的な三日月形状は、埋め込み可能な骨アンカーのシャフトに沿って交互に連続して配置され得る。

いくつかの実施形態では、締結具は、シャフトおよび複数の螺旋ねじを含み得る。シャフトは、近位端、遠位端、および、長手方向軸を含み得る。複数の螺旋ねじは、シャフトの近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿ってシャフトの周りに配置され得る。複数の螺旋ねじは、第１の螺旋ねじ、および、第２の螺旋ねじを含み得る。第１の螺旋ねじは、第１の凹状のアンダーカット面と第１の凸状のアンダーカット面とを含み得る。第２の螺旋ねじは、第２の凹状のアンダーカット面および第２の凸状のアンダーカット面を含み得る。第１の凹状のアンダーカット面および第２の凸状のアンダーカット面は、シャフトの近位端に向かって配向され得る。第１の凸状のアンダーカット面および第２の凹状のアンダーカット面は、シャフトの遠位端に向かって配向され得る。

締結具のいくつかの実施形態では、複数の螺旋ねじは、３つの螺旋ねじを含み得る。

締結具のいくつかの実施形態では、複数の螺旋ねじは、４つの螺旋ねじを含み得る。

締結具のいくつかの実施形態では、複数の螺旋ねじは、４つを超える螺旋ねじを含み得る。

締結具のいくつかの実施形態では、第１の凹状のアンダーカット面、第１の凸状のアンダーカット面、第２の凹状のアンダーカット面、および、第２の凸状のアンダーカット面のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの実質的に平坦な面を含み得る。

締結具のいくつかの実施形態では、第１の凹状のアンダーカット面、第１の凸状のアンダーカット面、第２の凹状のアンダーカット面、および、第２の凸状のアンダーカット面のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの曲面を含み得る。

締結具のいくつかの実施形態では、締結具がシャフトの長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、第１の螺旋ねじは、シャフトの遠位端に向かって配向された第１の中間部分を有する、第１の屈曲形状を含み得、第２の螺旋ねじは、シャフトの近位端に向かって配向された第２の中間部分を有する、第２の屈曲形状を含み得る。

締結具のいくつかの実施形態では、締結具が、シャフトの長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、第１の結合空間が、第１の凹状のアンダーカット面と第２の凹状のアンダーカット面の中間に形成され、第２の結合空間が、第１の凸状のアンダーカット面と第２の凸状のアンダーカット面の中間に形成され得る。第１の結合空間および第２の結合空間のそれぞれは、その中に骨組織を受容するように構成され得、第１の結合空間および第２の結合空間のそれぞれは、骨組織と結合して骨組織内での締結具の固定を強化するように成形され得る。

締結具のいくつかの実施形態では、第１の結合空間は、第２の結合空間よりもサイズが大きいものであり得る。

いくつかの実施形態では、埋め込み可能な骨アンカーは、近位端、遠位端、および、長手方向軸を有するシャフトを有し得る。埋め込み可能な骨アンカーは、また、シャフトの近位端と遠位端との間の長手方向軸に沿って、シャフトの周りに配置された第１の螺旋ねじを有し得る。第１の螺旋ねじは、近位端に面する第１の近位に配向された表面と、遠位端に面する第１の遠位に配向された表面とを有し得る。埋め込み可能な骨アンカーは、また、第１の螺旋ねじに隣接してシャフトの周りに配置された第２の螺旋ねじを有し得る。第２の螺旋ねじは、近位端に面する、第２の近位に配向された表面と、遠位端に面する、第２の遠位に配向された表面とを有し得る。第１の近位に配向された表面および第１の遠位に配向された表面は、長手方向軸に垂直な任意の平面と交差して、互いに対して、鏡面対称性を有するとは限らない。第１の近位に配向された表面および第２の遠位に配向された表面は、長手方向軸に垂直な第１の平面と交差して、互いに対して、鏡面対称性を有し得る。

第１の近位に配向された表面は、ほぼ凹状であり得る。第２の遠位に配向された表面は、ほぼ凸状であり得る。

第２の近位に配向された表面は、ほぼ凸状であり得る。第１の遠位に配向された表面は、ほぼ凹状であり得る。

第２の近位に配向された表面および第２の遠位に配向された表面は、長手方向軸に垂直な任意の平面と交差して、互いに対して鏡面対称性を有するとは限らない。第２の近位に配向された表面および第１の遠位に配向された表面は、長手方向軸に垂直な第２の平面と交差して、互いに対して鏡面対称性を有し得る。

いくつかの実施形態では、締結具を形成するためのプロセスは、近位端および遠位端を有する実質的に円筒形状の基材に沿った第１の位置に第１のミル工具の第１の切削頭部を配置する工程と、実質的に円筒形状の基材に沿った第２の位置に第２のミル工具の第２の切削頭部を配置する工程と、第１のミル工具の第１の長手方向軸の周りで第１の切削頭部を回転させる工程と、第２のミル工具の第２の長手方向軸の周りで第２の切削頭部を回転させる工程と、実質的に円筒形状の基材を、実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸の周りで回転させる工程と、実質的に円筒形状の基材の長さの少なくとも一部に沿って第１および第２の切削頭部を並進させて、近位端に向かって配向された第１の凹状のアンダーカット面、遠位端に向って配向された第１の凸状のアンダーカット面、遠位端に向かって配向された第２の凹状のアンダーカット面、および、近位端に向かって配向された第２の凸状のアンダーカット面を形成する工程を含む。

プロセスのいくつかの実施形態では、実質的に円筒形状の基材の長さの少なくとも一部に沿って第１および第２の切削頭部を並進させることは、第１の螺旋ねじおよび第２の螺旋ねじを形成し得る。第１の螺旋ねじは、第１の凹状のアンダーカット面および第１の凸状のアンダーカット面を含み得る。第２の螺旋ねじは、第２の凹状のアンダーカット面および第２の凸状のアンダーカット面を含み得る。

いくつかの実施形態では、プロセスは、また、第１のミル工具の第１の長手方向軸が第２のミル工具の第２の長手方向軸と実質的に平行になるように、実質的に円筒形状の基材の側部に沿って、第１の切削頭部を第２の切削頭部に隣接して配置する工程を含み得る。

プロセスのいくつかの実施形態では、第１の切削頭部は、少なくとも１つの凸状の切削面を含み得、第２の切削頭部は少なくとも１つの凹状の切削面を含み得る。

プロセスのいくつかの実施形態では、少なくとも１つの凸状の切削面は、第１のファセットおよび第２のファセットを含み得、少なくとも１つの凹状の切削面は、第３のファセットおよび第４のファセットを含み得る。第１のファセットおよび第２のファセットは、１８０度より大きいものであり得る第１の角度で、互いに対して角度を付けられて、少なくとも１つの凸状の切削面を形成し得、第３のファセットおよび第４のファセットは、１８０度未満であり得る第２の角度で、互いに対して角度を付けられて、少なくとも１つの凹状の切削面を形成し得る。

いくつかの実施形態では、プロセスは、また、実質的に円筒形状の基材の第１の側部に第１の切削頭部を配置する工程、および、実質的に円筒形状の基材の第２の側部に第２の切削頭部を配置する工程を含み得る。第１の切削頭部と第２の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸の周りに、選択された回転度合いで離隔され得る。

プロセスのいくつかの実施形態では、第１の切削頭部および第２の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸の周りの１８０度の回転によって離隔され得る。

いくつかの実施形態では、締結具は、近位端および遠位端を有する締結具のシャフトに沿った第１の位置に第１のミル工具の第１の切削頭部を配置する工程と、シャフトに沿った第２の位置に第２のミル工具を配置する工程と、第１のミル工具の第１の長手方向軸の周りで第１の切削頭部を回転させる工程と、第２のミル工具の第２の長手方向軸の周りで第２の切削頭部を回転させる工程と、シャフトの第３の長手方向軸の周りでシャフトを回転させる工程と、シャフトの長さの少なくとも一部に沿って、第１および第２の切削頭部を並進させる工程を含む、プロセスによって形成され得、近位端に向かって配向された第１の凹状のアンダーカット面、遠位端に向かって配向された第１の凸状のアンダーカット面、遠位端に向かって配向された第２の凹状のアンダーカット面、および、近位端に向かって配向された第２の凸状のアンダーカット面を形成する。

プロセスによって形成される締結具のいくつかの実施形態では、シャフトの長さの少なくとも一部に沿って第１および第２の切削頭部を並進させる工程は、第１の螺旋ねじ、および、第２の螺旋ねじを形成し得る。第１の螺旋ねじは、第１の凹状のアンダーカット面および第１の凸状のアンダーカット面を含み得る。第２の螺旋ねじは、第２の凹状のアンダーカット面および第２の凸状のアンダーカット面を含み得る。

プロセスによって形成される締結具のいくつかの実施形態は、また、第１のミル工具の第１の長手方向軸が第２のミル工具の第２の長手方向軸と実質的に平行になるように、シャフトの側部に沿って、第１の切削頭部を第２の切削頭部に隣接して配置する工程を含み得る。

プロセスによって形成される締結具のいくつかの実施形態では、第１の切削頭部は、少なくとも１つの凸状の切削面を含み得、第２の切削頭部は、少なくとも１つの凹状の切削面を含み得る。

プロセスによって形成される締結具のいくつかの実施形態では、少なくとも１つの凸状の切削面は、第１のファセットおよび第２のファセットを含み得、少なくとも１つの凹状の切削面は、第３のファセットおよび第４のファセットを含み得る。第１のファセットおよび第２のファセットは、１８０度より大きいものであり得る第１の角度で、互いに対して角度を付けられ得、少なくとも１つの凸状の切削面を形成し、第３のファセットおよび第４のファセットは、１８０度未満であり得る第２の角度で、互いに対して角度を付けられ得、少なくとも１つの凹状の切削面を形成する。

プロセスによって形成される締結具のいくつかの実施形態では、プロセスは、また、シャフトの第１の側部に第１の切削頭部を配置する工程、および、シャフトの第２の側部に第２の切削頭部を配置する工程を含み得る。第１の切削頭部と第２の切削頭部は、シャフトの第３の長手方向軸の周りに、選択された回転度合いによって離隔され得る。

いくつかの実施形態では、埋め込み可能な骨アンカーは、近位端および遠位端を有する埋め込み可能な骨アンカーのシャフトに沿った第１の位置に、第１のミル工具の第１の切削頭部を配置する工程と、シャフトに沿った第２の位置に、第２のミル工具の第２の切削頭部を配置する工程と、第１のミル工具の第１の長手方向軸の周りで第１の切削頭部を回転させる工程と、第２のミル工具の第２の長手方向軸の周りで第２の切削頭部を回転させる工程と、シャフトの第３の長手方向軸の周りでシャフトを回転させる工程と、シャフトの長さの少なくとも一部に沿って第１および第２の切削頭部を並進させる工程を含む、プロセスによって形成され得、シャフトの近位端に面する第１の近位に配向された表面、シャフトの遠位端方向に面する第１の遠位に配向された表面、シャフトの近位端に面する第２の近位に配向された表面、および、シャフトの遠位端に面する第２の遠位に配向された表面を形成する。

プロセスによって形成される埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、シャフトの長さの少なくとも一部に沿って第１および第２の切削頭部を並進させることは、第１の螺旋ねじ、および、第２の螺旋ねじを形成し得る。第１の螺旋ねじは、シャフトの近位端に面する第１の近位に配向された表面と、シャフトの遠位端に面する第１の遠位に配向された表面とを含み得る。第２の螺旋ねじは、シャフトの近位端に面する第２の近位に配向された表面と、シャフトの遠位端に面する第２の遠位に配向された表面とを含み得る。いくつかの実施形態では、第１の近位に配向された表面および第１の遠位に配向された表面は、シャフトの第３の長手方向軸に垂直な任意の平面に交差して、互いに対して鏡面対称性を有するとは限らない。いくつかの実施形態では、第１の近位に配向された表面および第２の遠位に配向された表面は、シャフトの第３の長手方向軸に垂直な第１の平面に交叉して互いに対して鏡面対称性を有し得る。

プロセスによって形成される埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、プロセスは、また、第１のミル工具の第１の長手方向軸は、第２のミル工具の第２の長手方向軸と実質的に平行であるように、シャフトの側部に沿って第２の切削頭部に隣接して第１の切削頭部を配置する工程を含み得る。

プロセスによって形成される埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、第１の切削頭部は、少なくとも１つの凸状の切削面を含み得、第２の切削頭部は、少なくとも１つの凹状の切削面を含み得る。

プロセスによって形成される埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、少なくとも１つの凸状の切削面は、第１のファセットおよび第２のファセットを含み得、少なくとも１つの凹状の切削面は、第３のファセットおよび第４のファセットを含み得る。第１のファセットおよび第２のファセットは、１８０度より大きいものであり得る第１の角度で、互いに対して角度を付けられ得、少なくとも１つの凸状の切削面を形成し、第３のファセットおよび第４のファセットは、１８０度未満であり得る第２の角度で、互いにに対して角度を付けられ得、少なくとも１つの凹状の切削面を形成する。

プロセスによって形成される埋め込み可能な骨アンカーのいくつかの実施形態では、プロセスは、また、シャフトの第１の側部に第１の切削頭部を配置する工程、および、シャフトの第２の側部に第２の切削頭部を配置する工程を含み得る。第１の切削頭部と第２の切削頭部は、シャフトの第３の長手方向軸の周りに、選択された回転度合いによって離隔され得る。

本開示のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるであろうし、また、以下に述べられる機器、システム、および方法の実践によって学習され得る。

本開示の例示的な実施形態は、添付の図面と併せて理解される以下の説明から、より完全に明らかになるであろう。これらの図面は例示的な実施形態のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではないことを理解して、本開示の例示的な実施形態は、添付の図面の使用を通して、追加の具体性および詳細さをもって説明されるであろう。

本開示の一実施形態による、締結具の正面斜視図である。 図１Ａの締結具の背面斜視図である。 図１Ａの締結具の側面図である。 図１Ｃに示されるＡ－Ａ線に沿って取得される、図１Ａの締結具の側断面図である。 本開示の別の実施形態による、締結具の正面斜視図である。 図２Ａの締結具の背面斜視図である。 図２Ａの締結具の側面図である。 図２Ｃに示されるＢ－Ｂ線に沿って取得される、図２Ａの締結具の側断面図である。 本開示の別の実施形態による、締結具の正面斜視図である。 図３Ａの締結具の背面斜視図である。 図３Ａの締結具の側面図である。 図３Ｃに示された線Ｃ－Ｃに沿って取得される、図３Ａの締結具の側断面図である。 本開示の一実施形態による、ミル工具の正面斜視図である。 図４Ａのミル工具の背面斜視図である。 図４Ａのミル工具の側面図である。 図４Ａのミル工具の正面図である。 本開示の別の実施形態による、ミル工具の正面斜視図である。 図５Ａのミル工具の背面斜視図である。 図５Ａのミル工具の側面図である。 図５Ａのミル工具の正面図である。 図１Ａの締結具にフライス作業を実行する、図５Ａのミル工具の斜視図である。 図１Ａの締結具にフライス作業を実行する、図５Ａのミル工具と図５Ｂのミル工具の側面図である。 図１Ａの締結具にフライス作業を実行する、図５Ａのミル工具と図４Ａのミル工具の断面図である。 本開示の一実施形態による、締結具にねじを形成するためのプロセスのフローダイヤグラムである。 三日月形状のねじを含む、締結具の部分側断面図である。

図面は、本開示の概念を説明することを目的とするものであり、一定の縮尺で描かれるとは限らないことが理解されるべきである。さらに、図面は例示的な実施形態を示し、本開示の範囲に対する限定を表さない。

本開示の例示的な実施形態は、図面を参照することによって最もよく理解され、全体を通して、同様の部分は同様の数字によって示される。本開示の構成要素は、一般的に説明され、図面に示されているように、多種多様な異なる構成で配置および設計され得るであろうことが容易に理解されるであろう。したがって、図面に表されるインプラント、システム、および、方法の実施形態の以下のより詳細な説明は、本開示の範囲を限定することを意図されるものではなく、本開示の例示的な実施形態を単に代表するものである。

「例示的」という言葉は、本明細書では、「例、事例、または実例として提供すること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書に記載される任意の実施形態は、他の実施形態よりも好ましい、または、有利であると、必ずしも解釈されるべきではない。実施形態の様々な態様が図面に示されるが、具体的に示されない限り、図面は必ずしも一定の縮尺で描かれるとは限らない。

以下の開示は、本開示を合理化するために、骨および他の組織内で埋め込み可能な装置（例えば、整形外科用インプラント、脊椎インプラント、スポーツ医学インプラント、歯科インプラント、外傷インプラント、再建インプラント、四肢インプラント、頭蓋顎顔面（ＣＭＦ）インプラント、獣医学インプラントなど）として利用するための様々な締結具を提示する。しかしながら、本明細書に提示される様々な締結具および螺旋ねじの概念は、骨／組織を超えた任意の媒体、および／または、外科的処置を超えた任意の用途に対して利用され得ることが理解されるであろう。

本明細書に記載または検討される締結具のいずれかを、任意の構成で、および、本明細書に記載の構造のいずれかと共に利用し得る、例示的な適用／処置は、外傷処置、脊椎処置（例えば、ＳＩ固定、椎間関節固定）、再建処置、スポーツ関連処置、ＡＣＬ／テノデス処置、四肢処置、歯科処置、ＣＭＦ処置、獣医学処置、骨折固定プレート処置（大腿骨遠位プレート、上腕骨近位プレート、脛骨プレートなど）、ＩＢＤ処置の補足固定、髄内管固定処置、爪固定処置、下肢救済および経大腿処置、肢切断接続処置、肩の完全固定、逆関節窩固定、小骨固定（足病学、手／手首など）、関節固定、単歯インプラント固定、顎／顔面再建、義歯固定、獣医学外傷、種特異的処置（例えば、ウマ、イヌ、ウサギなど）、ＴＰＬＯ、せん断固定、骨切り術、固定、骨粗鬆症または損傷した骨を伴う処置などを含むが、これらに限定されない。

さらに、本明細書に記載のねじの設計、形態、および／または、特徴のいずれかを利用し得る締結具の種類は、皮質締結具、軟組織締結具、細長い締結具、挿管締結具、プレート締結具、固定／非固定締結具、ダイナミックヒップ締結具、寛骨臼カップ締結具、シャンツピン、ハーフピン、ペディクル締結具、頸部締結具、ねじ付きステム、ねじ付き髄内管ステム、関節ステム、修正締結具、圧縮締結具（例：頭部レス／頭部付き圧縮締結具、ヒップ圧縮締結具など）、ＡＣＬ締結具、腱固定締結具、骨－腱－骨移植締結具、縫合糸アンカー、歯科用締結具、下顎テンティング締結具、獣医学用締結具などを含み得るが、これらに限定されない。

図１Ａ－図１Ｄは、本開示の一実施形態による、締結具１００、埋め込み可能な骨アンカー、または、骨ねじの様々な図を示す。具体的には、図１Ａは、締結具１００の正面斜視図であり、図１Ｂは、締結具１００の背面斜視図であり、図１Ｃは、締結具１００の側面図であり、図１Ｄは、図１Ｃの線Ａ－Ａに沿って取得される締結具１００の側断面図である。

一般に、締結具１００は、近位端１０１、遠位端１０２、および、長手方向軸１０３を有するシャフト１０５を含み得る。締結具１００は、また、シャフト１０５の近位端１０１に配置された頭部１０４、頭部１０４内／上に形成されたトルク接続インターフェース１０６（雄型／雌型構成のいずれか）、および、シャフト１０５の遠位端１０２に形成されたセルフタッピング構造１０７を含み得る。

いくつかの実施形態では、締結具１００は、シャフト１０５の周りに配置された第１の螺旋ねじ１１０と、第１の螺旋ねじ１１０に隣接してシャフト１０５の周りに配置された第２の螺旋ねじ１２０とを含み得る。

いくつかの実施形態では、締結具１００は、第１の螺旋ねじ１１０および第２の螺旋ねじ１２０を含む、「デュアルスタート」または「デュアルリード」ねじ構成を含み得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１０５に対する、第１の螺旋ねじ１１０および／または第２の螺旋ねじ１２０の深さは、シャフト１０５だけでの小径に対する、大径を画定し得る。

いくつかの実施形態では、締結具１００の大径および／または小径は、締結具の全長に沿って、または、締結具の長さの大部分に沿って、一定または実質的に一定であり得る。これらの実施形態では、固定具を骨に挿入するとき、一定の小径は、狭い／繊細な骨（例えば椎弓根）の破裂を回避するのに役立ち得る。いくつかの実施形態では、最初に、パイロット穴が、狭い／繊細な骨に穿孔され、次に、パイロット穴の直径と比較して同様の小径を有する締結具が選択され得、締結具を骨に挿入するときの破裂を回避する。

いくつかの実施形態では、シャフト１０５に対する、第１の螺旋ねじ１１０および／または第２の螺旋ねじ１２０の深さは、シャフト１０５の長さに沿って変化し得、締結具１００の１つまたは複数の大径を画定し、および／または、締結具１００に沿った１つまたは複数の領域は、１つまたは複数の連続的に変化する大径を含み得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１０５の厚さは、シャフト１０５の長さに沿って変化し得、締結具１００の１つまたは複数の小径を画定し得、および／または、締結具１００に沿った１つまたは複数の領域は、１つまたは複数の連続的に変化する小径を含み得る。いくつかの実施形態では、第１の螺旋ねじ１１０および／または第２の螺旋ねじ１２０（または任意の追加の螺旋ねじ）の厚さ／高さ／幅／長さ／ピッチ／形状は、シャフト１０５の長さに沿って変化し得る。例えば、第１の螺旋ねじ１１０および／または第２の螺旋ねじ１２０の厚さ／高さ／幅／長さ／ピッチ／形状は、離散的または連続的に変化する方法などで、締結具の先端に向かってより大きくなり得、締結具の頭部に向かってより小さくなり得る（またはその逆）。

いくつかの実施形態では、締結具が骨／組織に最終的に挿入されるときに、骨の圧縮を増加させるために、大径および／または小径は、締結具の近位端または頭部に向かって増大し得る。

いくつかの実施形態では、第１の螺旋ねじ１１０および／または第２の螺旋ねじ１２０のピッチは、締結具１００の長さに沿って変化し得る。

いくつかの実施形態では、締結具１００は、シャフト１０５の周りに配置された、複数の螺旋ねじを含み得る。しかし、また、本明細書で開示または検討される締結具のいずれもが、締結具のシャフトの周りに配置された、一条の螺旋ねじを含み得ることが理解されるであろう。さらに、締結具１００は、異なる長さを有する入れ子になった複数の螺旋ねじ（図示せず）を備え得る。非限定的な一例として、締結具１００は、第２の螺旋ねじ１２０よりも長い第１の螺旋ねじ１１０を含み得、その結果、締結具１００は、シャフト１０５の第１の部分に沿って二条ねじを備え、シャフト１０５の第２の部分に沿って一条ねじを備える。

いくつかの実施形態では、複数の螺旋ねじは、「トリプルスタート」または「トリプルリード」ねじ構成（図示せず）を含む、３つの螺旋ねじ（図示せず）を含み得る。

いくつかの実施形態では、複数の螺旋ねじは、「クアドラプルスタート」または「クアドラプルリード」ねじ構成（図示せず）を含む、４つの螺旋ねじ（図示せず）を含み得る。

いくつかの実施形態では、複数の螺旋ねじは、４つを超える螺旋ねじ（図示せず）を含み得る。

いくつかの実施形態では、締結具１００は、締結具１００の近位端および遠位端のうちの１つに向かって配向された、本明細書に開示される形状のいずれかを有し、締結具１００の遠位端に近接して配置された、第１のねじ、および、締結具１００の近位端および遠位端の他方に向かって配向された、本明細書に開示される形状のいずれかを有し、締結具１００の頭部に近接して配置される、第２のねじを含み得る（図示せず）。

いくつかの実施形態では、締結具１００は、締結具１００の近位端および遠位端のうちの１つに近接して配置された、本明細書に開示される形状のいずれかを有する複数のねじ（例えば、二条螺旋ねじなど）、および、締結具１００の近位端および遠位端の他方に近接して配置された第２のねじを備える、本明細書に開示される形状のいずれかを有する一条ねじを含み得る（図示せず）。

いくつかの実施形態では、第１の螺旋ねじ１１０は、複数の第１の凹状のアンダーカット面１３１および複数の第１の凸状のアンダーカット面１４１を含み得る。

いくつかの実施形態では、第２の螺旋ねじ１２０は、複数の第２の凹状のアンダーカット面１３２および複数の第２の凸状のアンダーカット面１４２を含み得る。

いくつかの実施形態では、（図１Ｄに示されるように）シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って、締結具１００が断面で見られるとき、複数の第１の凹状のアンダーカット面１３１および複数の第２の凸状のアンダーカット面１４２は、シャフト１０５の近位端１０１に向かって方向づけられ得る（すなわち、向けられ得る）。

いくつかの実施形態では、複数の第１の凸状のアンダーカット面１４１および複数の第２の凹状のアンダーカット面１３２は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって方向づけられ得る（すなわち、向けられ得る）。

いくつかの実施形態では、複数の第１の凹状のアンダーカット面１３１、複数の第１の凸状のアンダーカット面１４１、複数の第２の凹状のアンダーカット面１３２、および、複数の第２の凸状のアンダーカット面１４２のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの実質的に平坦な表面を含み得る。

いくつかの実施形態では、締結具１００が、シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、第１の螺旋ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、複数の第１の中間部分１５１を有する、（シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度を付けられた少なくとも１つの表面、および／または、少なくとも１つのアンダーカット面を含む）複数の第１の屈曲形状を含み得る。これは、「標準の」方向づけを有する「標準の」ねじと称され得る。

いくつかの実施形態では、締結具１００が、シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、第２の螺旋ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、複数の第２の中間部分１５２を有する、（シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度を付けられた少なくとも１つの表面、および／または、少なくとも１つのアンダーカット面を含む）複数の第２の屈曲形状を含み得る。これは、「逆の」方向づけを有する「逆の」ねじと称され得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の螺旋ねじは、締結具のシャフトに沿って、標準的な方向づけと逆の方向づけとの間で、変化し／移行し得る。

いくつかの実施形態では、複数の第１の凹状のアンダーカット面１３１、複数の第１の凸状のアンダーカット面１４１、複数の第２の凹状のアンダーカット面１３２、および、複数の第２の凸状のアンダーカット面１４２のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの湾曲面を含み得る。

図１Ｄに示されるように、第１の螺旋ねじ１１０の近位に向けられた、および、遠位に向けられた表面（すなわち、図１Ｄの締結具１００における第１の凹状のアンダーカット面１３１および第１の凸状のアンダーカット面１４１）は、締結具１００の長手方向軸１０３に垂直な任意の平面について、互いに対して鏡面対称性を有しなくても良い。むしろ、第１の凹状のアンダーカット面１３１および第１の凸状のアンダーカット面１４１は、互いにほぼ平行であり得る。第２の凹状のアンダーカット面１３２および第２の凸状のアンダーカット面１４２が互いに対して鏡面対称性を有していないが、互いに対して、ほぼ平行であり得るということで、同様のことは、第２の螺旋ねじ１２０についても当てはまる。

逆に、また、図１Ｄに示されるように、第１の螺旋ねじ１１０の近位に向けられた表面は、第２の螺旋ねじ１２０の遠位に向けられた表面に対して、鏡面対称性を有し得る。具体的には、第１の凹状のアンダーカット面１３１は、第２の凸状のアンダーカット面１４２に対して、それらの間の空間を二等分し、長手方向軸１０３に垂直に位置する平面１７０について、鏡面対称性を有し得る。

同様に、第１の螺旋ねじ１１０の遠位に向けられた表面は、第２の螺旋ねじ１２０の近位に向けられた表面に対して鏡面対称性を有し得る。具体的には、第２の凹状のアンダーカット面１３２は、それらの間の空間を二等分し、長手方向軸１０３に垂直に位置する平面１７２について、第１の凸状のアンダーカット面１４１に対して鏡面対称性を有し得る。

この鏡面対称性は、長手方向軸１０３の長さに沿って、第１の螺旋ねじ１１０および第２の螺旋ねじ１２０の隣接する旋回の間に配置された、異なる平面を横切る対称性を有して、第１の螺旋ねじ１１０および第２の螺旋ねじ１２０の長さの大部分に沿って存在し得る。そのような鏡面対称性は、以下でより詳細に説明されるであろうように、第１の螺旋ねじ１１０と第２の螺旋ねじ１２０との間で、骨をより効果的に捕捉するのに役立ち、また締結具１００の製造を容易にし得る。

いくつかの実施形態では、シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って、締結具１００が、断面で見られると、第１の螺旋ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２および／またはシャフト１０５の近位端１０１に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得る。図１０は、そのような実施形態の非限定的な一例としての三日月形状を含む、締結具７００の部分断面図を示す。

いくつかの実施形態（図示せず）では、締結具１００が、シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、第１の螺旋ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得、第２の螺旋ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態（図示せず）では、第１の螺旋ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、第１の複数の部分的な三日月形状を含み得、第２の螺旋ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、第２の複数の部分的な三日月形状を含み得る。

いくつかの実施形態（図示せず）では、第１の複数の部分的な三日月形状および第２の複数の部分的な三日月形状は、締結具１００のシャフト１０５に沿って交互に連続して配置され得る。

いくつかの実施形態では、締結具は、標準のねじのみ、または、逆のねじのみを有し得る。
望ましいねじのタイプは、締結具に加えられる負荷のタイプおよび／または大きさに依存し得る。例えば、それが埋め込まれる骨から離れる方向で軸方向に負荷をかけられるねじは、有利には標準のねじを有し得、一方、それが埋め込まれる骨に向かう方向で軸方向に負荷をかけられるねじは有利には逆のねじを有し得る。多軸負荷および／または除荷を経験し得るねじは、多軸負荷および／または除荷条件の間の、骨固定および骨／締結具界面間の負荷分散を高めるために、少なくとも１つの標準のねじと少なくとも１つの逆のねじを有利には含み得、負荷支持よりはむしろ負荷分散の構成で、高度の骨の歪みを軽減し、骨に印加される多軸力を分散する。せん断荷重および／または曲げモーメントは、また、せん断荷重、曲げモーメント、多軸荷重、除荷条件などに最適に抵抗するために、本明細書で検討される、ねじ、ねじ形態、および／または、ねじ変形の任意の選択された組み合わせで、最適に抵抗され得る。

いくつかの実施形態では、標準のねじを備えた締結具は、異なる負荷パターンに対応するために、逆のねじを備えた締結具と組み合わせて使用され得る。

いくつかの実施形態では、一条の締結具は、締結具１００のように、標準のねじと逆のねじの両方を有し得る。そのようなねじの組み合わせは、締結具１００が、未知のおよび／または変化する負荷パターンで決まった場所に留まるのを支援し得る。

いくつかの実施形態では、（標準の、および／または、逆のねじを有する）締結具のねじの形状は、特定の負荷スキームのための締結具に適合するように変更され得る。例えば、ねじの数、ねじスタートの数、ねじのピッチ、ねじのリード、ねじの形状、ねじに関連する任意の寸法（例えば、ねじに関連する長さ／幅／高さ）、大径、小径、ねじの表面に関連する屈曲角形成／角度、ねじの「巻き方」（例えば、右巻きと左巻き）などは、関与され得る、特定の取り付け媒体、負荷パターン、適用、処置などに合わせて変更され得る。

いくつかの実施形態では、本明細書に記載された締結具の任意の部分の材料は、金属（例えば、チタン、コバルト、ステンレス鋼など）、金属合金、プラスチック、ポリマー、ＰＥＥＫ、ＵＨＭＷＰＥ、複合材料、添加物粒子、織り目加工された表面、生物相、生体材料、骨などを含み得るが、これらに限定されない。

いくつかの実施形態では、本明細書に記載された締結具のいずれも、セルフタッピング構造、ロック構造（例えば、締結具の頭部上またはその近くに配置されるねじなど、締結具の一部に形成されたロックねじ）、カニュレーション、任意のスタイルの締結具頭部（または、全くの締結具頭部なし）、任意のスタイルのトルク接続インターフェース（または、全くのトルク接続インターフェースなし）などのような、追加の構造を含み得る。

いくつかの実施形態では、タップ（図示せず）が、本明細書に開示される任意のねじ形状に従って、骨に、本明細書におけるねじを予備形成するために使用され得る。このように、任意の適切な形状を有するタップが、所与の締結具のねじ形状に一致または実質的に一致させるために、本明細書で説明または検討される任意の締結具と共に使用され得る。

いくつかの実施形態では、締結具の小径は、締結具がパイロット穴に挿入されるときの骨の破裂を回避するために、骨に形成されるパイロット穴の直径と一致するか、または、実質的に一致するように選択され得る。

追加的または代替的に、ねじのタイプ、および／または、ねじの形状は、締結具が定着させられる骨のタイプに基づいて変更され得る。たとえば、骨粗鬆症の骨に定着させられる締結具は、標準のねじまたは逆のねじを使用して、または、ピッチ、大径、および／または、小径が増減される場合、または、ねじ面の角度形成が調整される場合などに、よりうまく機能し得る。

いくつかの実施形態では、外科用キットは、本明細書に記載または検討される、異なるねじオプションのいずれかを有する複数の締結具を含み得る。外科医は、適用される特定の負荷、および／または、締結具が定着させられる骨の質に基づいて、キットから適切な締結具を選択し得る。

図１Ｄに関して続けると、いくつかの実施形態では、第１の螺旋ねじ１１０は、複数の第１のアンダーカット面１１１、複数の第２のアンダーカット面１１２、複数の第３のアンダーカット面１１３、および、複数の第４の開放面１１４を含み得る。

いくつかの実施形態では、第２の螺旋ねじ１２０は、複数の第５のアンダーカット面１２５、複数の第６のアンダーカット面１２６、複数の第７のアンダーカット面１２７、および、複数の第８の開放面１２８を含み得る。

いくつかの実施形態では、複数の第１のアンダーカット面１１１、複数の第２のアンダーカット面１１２、複数の第３のアンダーカット面１１３、複数の第４の開放面１１４、複数の第５のアンダーカット面１２５、複数の第５のアンダーカット面１２５、複数の第６のアンダーカット面１２６、複数の第７のアンダーカット面１２７、および、複数の第８の開放面１２８のうちの１つ以上は、少なくとも１つの平坦または実質的に平坦な面を含み得る。

いくつかの実施形態では、複数の第１のアンダーカット面１１１、複数の第３のアンダーカット面１１３、複数の第６のアンダーカット面１２６、および複数の第８の開放面１２８は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、複数の第２のアンダーカット面１１２、複数の第４の開放面１１４、複数の第５のアンダーカット面１２５、および、複数の第７のアンダーカット面１２７は、シャフト１０５の近位端１０１に向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、（図１Ｄに示されるように）シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って、締結具１００が、断面で見られると、第１の螺旋ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、少なくとも１つのシェブロン形状を含み得る。同様に、第２の螺旋ねじ１２０は、また、シャフト１０５の近位端１０１に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、少なくとも１つのシェブロン形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、（図１Ｄに示されるように）シャフト１０５の長手方向軸１０３と交差する平面に沿って、締結具１００が、断面で見られると、第１の螺旋ねじ１１０は、シャフト１０５の遠位端１０２に向かって方向付けられた（すなわち、向けられる）、第１の複数のシェブロン形状を含み得る。同様に、第２の螺旋ねじ１２０は、シャフト１０５の近位端１０１に向かって方向づけられた（すなわち、向けられる）、第２の複数のシェブロン形状を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１の複数のシェブロン形状および第２の複数のシェブロン形状は、締結具１００のシャフト１０５に沿って交互に連続して配置され得る（例えば、図１Ｄを参照）。

いくつかの実施形態では、複数の第１の結合空間１６１および複数の第２の結合空間１６２は、締結具１００のシャフト１０５に沿って、第１の螺旋ねじ１１０と第２の螺旋ねじ１２０との間に形成され得る。

いくつかの実施形態では、複数の第１の結合空間１６１は、第１の凹状のアンダーカット面１３１と第２の凹状のアンダーカット面１３２との中間に形成され得る。

いくつかの実施形態では、複数の第２の結合空間１６２は、第１の凸状のアンダーカット面１４１と第２の凸状のアンダーカット面１４２との中間に形成され得る。

いくつかの実施形態において、複数の第１の結合空間１６１は、複数の第２の結合空間よりもサイズが大きいものであり得る。

いくつかの実施形態では、複数の第１の結合空間１６１および複数の第２の結合空間１６２は、その中に受け入れられる骨／他の組織と結合するように、成形および／または構成され得、骨／他の組織内での締結具１００の固定を強化し、締結具１００および／または骨／他の組織に加えられ得る多軸力に対して追加の抵抗を提供する。

いくつかの実施形態では、複数の第２のアンダーカット面１１２および複数の第６のアンダーカット面１２６は、多軸力に対する固定および抵抗を増加させるため、複数の第１の結合空間１６１内に骨／他の組織を捕捉するために、互いに向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、複数の第３のアンダーカット面１１３および複数の第７のアンダーカット面１２７は、多軸力に対する固定および抵抗を増大させるため、複数の第２の結合空間１６２内に骨／他の組織を捕捉するために、互いに向かって角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、複数の第１のアンダーカット面１１１および複数の第５のアンダーカット面１２５は、それぞれ、図１Ｄに示されるように、シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度αを形成し得る。

いくつかの実施形態では、角度αは、９０度より大きなものであり得る。

いくつかの実施形態では、複数の第２のアンダーカット面１１２および複数の第６のアンダーカット面１２６は、それぞれ、シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度βを形成し得る。

いくつかの実施形態では、角度βは、９０度未満であり得る。

いくつかの実施形態では、複数の第３のアンダーカット面１１３および複数の第７のアンダーカット面１２７は、それぞれ、シャフト１０５の長手方向軸１０３に対して角度θを形成し得る。

いくつかの実施形態では、角度θは、約９０度であり得る。

いくつかの実施形態では、角度θは９０度より大きいものであり得る。

図２Ａ－図２Ｄは、本開示の別の実施形態による、多軸ねじ、または、締結具２００の様々な図を示す。具体的には、図２Ａは、締結具２００の正面斜視図であり、図２Ｂは、締結具２００の背面斜視図であり、図２Ｃは、締結具２００の側面図であり、図２Ｄは、図２Ｃの線Ｂ－Ｂに沿って取得される締結具２００の側断面図である。締結具２００は、近位端２０１、遠位端２０２、および、長手方向軸２０３を有する、シャフト２０５を含み得る。締結具２００は、また、シャフト２０５の近位端２０１に位置づけられた多軸頭部２０４、多軸頭部２０４内／上に形成されるトルク接続インターフェース２０６、および、シャフト２０５の遠位端２０２に形成されるセルフタッピング構造２０７を含み得る。いくつかの実施形態では、締結具２００は、シャフト２０５の周りに配置された第１の螺旋ねじ２１０と、第１の螺旋ねじ２１０に隣接してシャフト２０５の周りに配置された第２の螺旋ねじ２２０とを含み得る。これらの実施形態では、締結具２００は、「デュアルスタート」または「デュアルリード」ねじ構成を含み得る。しかしながら、また、締結具２００は、所与の骨／組織内での最適な固定を達成するために、本明細書に記載または検討される、任意のねじ構成、特徴、または、形態を含み得ることが理解されるであろう。

図３Ａ－図３Ｄは、本開示の別の実施形態による、無頭ねじ、または、締結具３００の様々な図を示す。具体的には、図３Ａは、締結具３００の正面斜視図であり、図３Ｂは、締結具３００の背面斜視図であり、図３Ｃは、締結具３００の側面図であり、図３Ｄは、図３ＣのＣ－Ｃ線に沿って取得された締結具３００の側断面図である。締結具３００は、近位端３０１、遠位端３０２、および、長手方向軸３０３を有するシャフト３０５を含み得る。締結具３００は、また、シャフト３０５の近位端３０１に形成されたトルク接続インターフェース３０６と、シャフト３０５の遠位端３０２に形成されたセルフタッピング構造３０７とを含み得る。いくつかの実施形態では、締結具３００は、シャフト３０５の周りに配置された第１の螺旋ねじ３１０と、第１の螺旋ねじ３１０に隣接してシャフト３０５の周りに配置された第２の螺旋ねじ３２０とを含み得る。これらの実施形態では、締結具３００は、交互の標準のねじと逆のねじを備えた「デュアルスタート」または「デュアルリード」ねじ設計を含み得る。しかしながら、また、締結具３００は、所与の骨／組織内での最適な固定を達成するために、本明細書に記載または検討される、任意のねじ構成、特徴、または、形態を含み得ることが理解されるであろう。
図４Ａ－図４Ｄは、本開示の一実施形態による、第１のミル工具４００の様々な図を示す。

具体的には、図４Ａは、第１のミル工具４００の正面斜視図であり、図４Ｂは、第１のミル工具４００の背面斜視図であり、図４Ｃは、第１のミル工具４００の側面図であり、図４Ｄは、第１のミル工具４００の正面図である。第１のミル工具４００は、近位端４０１、遠位端４０２、および、長手方向軸４０３を有するシャフト４０５を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１のミル工具４００は、シャフト４０５の遠位端４０２に配置された１つまたは複数の第１の切削ブレード４２０を備える、第１の切削頭部４１０を含み得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の第１の切削ブレード４２０は、少なくとも１つの凸状の切削面４３０を含み得る。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの凸状の切削面４３０は、第１のファセット４３１および第２のファセット４３２を含み得る（例えば、非限定的な一例として、図４Ａおよび図４Ｃを参照）。

いくつかの実施形態では、第１のファセット４３１および／または第２のファセット４３２は、１つまたは複数の平坦な表面を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１のファセット４３１および／または第２のファセット４３２は、１つまたは複数の曲面を含み得る。

いくつかの実施形態では、第１のファセット４３１および第２のファセット４３２は、少なくとも１つの凸状の切削面４３０を形成するために、互いに対して角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、第１のファセット４３１および第２のファセット４３２は、少なくとも１つの凸状の切削面４３０を形成するために、１８０度より大きいものであり得る、第１の角度４４１で、互いに対して角度を付けられ得る。

図５Ａ－図５Ｄは、本開示の別の実施形態による、第２のミル工具５００の様々な図を示す。具体的には、図５Ａは、第２のミル工具５００の正面斜視図であり、図５Ｂは、第２のミル工具５００の背面斜視図であり、図５Ｃは、第２のミル工具５００の側面図であり、図５Ｄは、第２のミル工具５００の正面図である。

第２のミル工具５００は、近位端５０１、遠位端５０２、および、長手方向軸５０３を有するシャフト５０５を含み得る。

いくつかの実施形態では、第２のミル工具５００は、シャフト５０５の遠位端５０２に配置された１つまたは複数の第２の切削ブレード５２０を備える、第２の切削頭部５１０を含み得る。

いくつかの実施形態では、１つまたは複数の第２の切削ブレード５２０は、少なくとも１つの凹状の切削面５３０を含み得る。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの凹状の切削面５３０は、第３のファセット５３３および第４のファセット５３４を備え得る（例えば、１つの非限定的な例として、図５Ａおよび５Ｃを参照）。

いくつかの実施形態では、第３のファセット５３３および／または第４のファセット５３４は、１つまたは複数の平坦な表面を含み得る。

いくつかの実施形態では、第３のファセット５３３および／または第４のファセット５３４は、１つまたは複数の曲面を含み得る。

いくつかの実施形態では、第３のファセット５３３および第４のファセット５３４は、少なくとも１つの凹状の切削面５３０を形成するために、互いに対して角度を付けられ得る。

いくつかの実施形態では、第３のファセット５３３および第４のファセット５３４は、少なくとも１つの凹状の切削面５３０を形成するために、１８０度未満であり得る、第２の角度５４２で、互いに対して角度を付けられ得る。

図６－図８は、第１の螺旋ねじ１１０および第２の螺旋ねじ１２０を形成するために、図１Ａの締結具１００に対して、フライス作業を実行する、第１のミル工具４００および第２のミル工具５００の様々な図を示す。具体的には、図６は、締結具１００に対してフライス作業を実行する第２のミル工具５００の斜視図であり、図７は、締結具１００に対して同時にフライス作業を実行する、第１のミル工具４００と第２のミル工具５００の両方の側面図であり、図８は、締結具１００に対して同時にフライス作業を実行する、第１のミル工具４００と第２のミル工具５００の両方の側断面図である。図８は、第１のミル工具４００および第２のミル工具５００が、第１の螺旋ねじ１１０と第２の螺旋ねじ１２０との間に、複数の第１の結合空間１６１および複数の第２の結合空間１６２を形成するために、いかに利用され得るかを示す。本明細書に記載される螺旋状のねじを形成するために利用され得る、様々なフライス技術が、ここで、図９を参照してより詳細に説明されるであろう。

図９は、本開示のいくつかの実施形態による、シャフトまたは実質的に円筒形状の基材（図示せず）上に、ねじを形成して、ねじ付き締結具または埋込型骨アンカーを作成するプロセスまたは方法６００のダイヤグラムを示す。

いくつかの実施形態では、方法６００は、第１のミル工具の第１の切削頭部が、実質的に円筒形状の基材に沿った第１の位置に配置され得る、工程６１０で開始し得る。

方法６００のいくつかの実施形態では、第２のミル工具の第２の切削頭部は、代わりに、または、それに加えて、工程６２０で、第１の切削頭部が第１の位置に配置されると同時に（または別の時間に）、実質的に円筒形状の基材に沿った第２の位置に配置され得る。しかし、いくつかの実施形態では、任意の数の切削頭部／ミル工具が、連続的または同時的のいずれかで、（前述のように）実質的に円筒形状の基材の周りに、任意の数の螺旋ねじを形成するために利用され得ることが、また、理解されるであろう。

いくつかの実施形態では、第１の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の側面に沿って、第２の切削頭部に隣接して配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１のミル工具の第１の長手方向軸は、第２のミル工具の第２の長手方向軸と実質的に平行に配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材に沿って第２の切削頭部から離間され得る。

いくつかの実施形態では、実質的に円筒形状の基材の対向側部に沿って、第１の切削頭部は、第２の切削頭部に対向して配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の第１の側部に配置され得、第２の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の第２の側部に配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸の周りの任意の選択された回転角度によって、第２の切削頭部から離隔され得る。

いくつかの実施形態では、第１の切削頭部および第２の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の対向側部に配置され得、および／または、実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸に対して約１８０度の回転によって、互いから離隔され得る。

第１のミル工具および／または第２のミル工具が実質的に円筒形状の基材に沿って、それぞれの位置に配置されると、方法６００は、工程６３０、工程６４０、および／または、工程６５０のうちの１つまたは複数に進み得、第１の切削頭部は、第１のミル工具の第１の長手方向軸の周りに回転させられ得、第２の切削頭部は、第２のミル工具の第２の長手方向軸の周りに回転させられ得、実質的に円筒形状の基材は、実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸の周りに回転させられ得る。

第１のミル工具、第２のミル工具、および実質的に円筒形状の基材の全てが、それらのそれぞれの軸の周りに回転すると、方法６００は、工程６６０に進み、第１および／または第２の切削頭部は、実質的に円筒形状の基材の長さに沿って並進させられ得る。代替的に、または、それに加えて、実質的に円筒形状の基材は、第１および／または第２の切削頭部に対して並進させられ得る。

第１のミル工具、第２のミル工具、および／または、実質的に円筒形状の基材が、回転中に互いに対して並進させられるとき、第１および第２のミル工具の切削頭部によって、工程６７０で、第１の螺旋ねじが、実質的に円筒形状の基材に形成され、および／または、工程６８０で、第２の螺旋ねじが、実質的に円筒形状の基材に形成され得る。

実質的に円筒状の基材に所望の複数の螺旋状のねじが形成されると、方法６００は終了し得る。

本明細書に開示される任意の手順／方法は、説明される方法を実行するための１つまたは複数の工程または作動を含む。方法の工程および／または作動は、互いに入れ替えられ得る。換言すれば、工程または作動の特定の順序が、実施形態の適切な操作に必要とされない限り、特定の工程および／または作動の順序および／または使用は、変更され得る。

本明細書に記載の締結具のいずれも、締結具が存在する骨／組織から単にねじを緩めて締結具を除去することによって、処置変更中に除去および交換されるように構成され得る。さらに、本明細書に記載の締結具は、除去プロセス中に、目に見える量の骨をいくらも除去することなく、有利には、骨から除去され得、骨を保存する。このように、インプラントと骨との間の即時かつ取り外し可能な接続を提供するために、インプラントは、機械的に骨と統合され得、一方で、骨に接着されたり、骨の内部成長を介して一体化されたりしない。したがって、本明細書に記載の締結具を利用する処置変更は、骨へのより少ない外傷と、改善された患者治療結果をもたらし得る。

本明細書を通じて「実施形態」または「その実施形態」への言及は、その実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通して引用された語句またはその変形は、必ずしもすべてが同じ実施形態を参照しているわけではない。

同様に、上記の実施形態の説明では、本開示を合理化する目的で、さまざまな特徴が、単一の実施形態、図、または、その説明において、しばしば、グループ化されることが理解されるべきである。しかしながら、この開示の方法は、任意の実施形態がその実施形態で明示的に列挙されたものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映していると解釈されるべきではない。むしろ、本発明の態様は、前述の開示された単一の実施形態のすべての特徴よりも少ない特徴の組み合わせにある。

構造または要素に関して「第１の」という用語の記述は、必ずしも、第２の、または、追加のそのような構造または要素の存在を意味しない。ミーンズプラスファンクション形式で記述された要素は、米国特許法１１２条（ｆ）に従って解釈されることを意図される。

本明細書に記載の基礎原理から逸脱することなく、上述の実施形態の詳細に変更がなされ得ることは、当業者に明らかであろう。

「接続された」、「結合された」、および「通信している」という語句は、機械的、電気的、磁気的、電磁気的、流体的、および熱的相互作用を含む、２つ以上のエンティティ間の任意の形式の相互作用に言及する。２つの構成要素は、互いに直接接触していなくても、互いに機能的に結合され得る。「結合された」という用語は、一体形成によって互いに結合された構成要素、ならびに、互いに取り外し可能および／または取り外し不能に結合された構成要素を含み得る。「当接する」という用語は、アイテムが、必ずしも一緒に取り付けられるとは限らないが、互いに、直接の物理的な接触にあり得るアイテムに言及する。「流体連通」という用語は、１つの構造内の流体が別の構造に移動し得るように接続された、２つ以上の構造に言及する。さらに、本明細書で定義されるように、「実質的に」という用語は、目標値、測定値、または、所望の特性の±２０％以内を意味する。

本開示の特定の実施形態および用途が、図示され、および、説明されたが、本開示の範囲は、本明細書に開示された正確な構成および構成要素に限定されないことが理解されるべきである。当業者に明らかであろう、様々な修正、変更、および、変形が、本明細書に開示された装置、システム、および、方法の、配置、動作、および詳細においてなされ得る。

Claims (40)

1. 埋め込み可能な骨アンカーであって、前記埋め込み可能な骨アンカーは、
   シャフトであって、前記シャフトは、
   近位端と、
   遠位端と、
   長手方向軸と、を含む、前記シャフトと、
   前記シャフトの前記近位端と前記遠位端との間の前記長手方向軸に沿って、前記シャフトの周りに配置された、第１の螺旋ねじであって、前記第１の螺旋ねじは、
   第１のアンダーカット面と、
   第２のアンダーカット面と、
   第３のアンダーカット面と、
   第４の開放面と、を含む、前記第１の螺旋ねじと、
   前記第１の螺旋ねじに隣接して、前記シャフトの周りに配置された、第２の螺旋ねじであって、前記第２の螺旋ねじは、
   第５のアンダーカット面と、
   第６のアンダーカット面と、
   第７のアンダーカット面と、
   第８の開放面と、を含む、前記第２の螺旋ねじと、を含み、
   前記第１のアンダーカット面、前記第３のアンダーカット面、前記第６のアンダーカット面、および、前記第８の開放面は、前記シャフトの前記遠位端に向かって角度が付けられており、
   前記第２のアンダーカット面、前記第４の開放面、前記第５のアンダーカット面、および、前記第７のアンダーカット面は、前記シャフトの前記近位端に向かって角度が付けられていることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
2. 請求項１に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
   前記埋め込み可能な骨アンカーが、前記シャフトの前記長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、
   前記第１の螺旋ねじは、前記シャフトの前記遠位端に向かって配向された、少なくとも１つのシェブロン形状を含み、
   前記第２の螺旋ねじは、前記シャフトの前記近位端に向かって配向された、少なくとも１つのシェブロン形状を含むことを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
3. 請求項２に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
   前記第１の螺旋ねじは、前記シャフトの前記遠位端に向かって配向された、第１の複数のシェブロン形状を含み、
   前記第２の螺旋ねじは、前記シャフトの前記近位端に向かって配向された、第２の複数のシェブロン形状を含むことを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
4. 請求項３に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、前記第１の複数のシェブロン形状および前記第２の複数のシェブロン形状は、前記埋め込み可能な骨アンカーの前記シャフトに沿って、交互に連続して配置されることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
5. 請求項１に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
   前記埋め込み可能な骨アンカーが、前記シャフトの前記長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、
   前記第１の螺旋ねじは、前記シャフトの前記遠位端に向かって配向された、少なくとも１つの部分的な三日月形状を含み、
   前記第２の螺旋ねじは、前記シャフトの前記近位端に向かって配向された、少なくとも１つの部分的な三日月形状を含むことを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
6. 請求項５に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
   前記第１の螺旋ねじは、前記シャフトの前記遠位端に向かって配向された、第１の複数の部分的な三日月形状を含み、
   前記第２の螺旋ねじは、前記シャフトの前記近位端に向かって配向された、第２の複数の部分的な三日月形状を含むことを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
7. 請求項６に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、前記第１の複数の部分的な三日月形状および前記第２の複数の部分的な三日月形状は、前記埋め込み可能な骨アンカーの前記シャフトに沿って交互に連続して配置されることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
8. 締結具であって、前記締結具は、
   シャフトであって、前記シャフトは、
   近位端と、
   遠位端と、
   長手方向軸と、を含む前記シャフトと、
   前記シャフトの前記近位端と前記遠位端との間で、前記長手方向軸に沿って、前記シャフトの周りに配置される複数の螺旋ねじであって、前記複数の螺旋ねじは、
   第１の螺旋ねじであって、前記第１の螺旋ねじは、
   第１の凹状のアンダーカット面と、
   第１の凸状のアンダーカット面と、を含む前記第１の螺旋ねじと、
   第２の螺旋ねじであって、前記第２の螺旋ねじは、
   第２の凹状のアンダーカット面と
   第２の凸状のアンダーカット面と、を含む前記第２の螺旋ねじと、を含み、
   前記第１の凹状のアンダーカット面および前記第２の凸状のアンダーカット面は、前記シャフトの前記近位端に向かって配向され、
   前記第１の凸状のアンダーカット面および前記第２の凹状のアンダーカット面は、前記シャフトの前記遠位端に向かって配向される、前記複数の螺旋ねじと、を含むことを特徴とする締結具。
9. 請求項８に記載の締結具であって、前記複数の螺旋ねじは、３つの螺旋ねじを含むことを特徴とする締結具。
10. 請求項８に記載の締結具であって、前記複数の螺旋ねじは、４つの螺旋ねじを含むことを特徴とする締結具。
11. 請求項８に記載の締結具であって、前記複数の螺旋ねじは、４つより多い螺旋ねじを含むことを特徴とする締結具。
12. 請求項８に記載の締結具であって、前記第１の凹状のアンダーカット面、前記第１の凸状のアンダーカット面、前記第２の凹状のアンダーカット面、および、前記第２の凸状のアンダーカット面のうちの少なくとも１つは、少なくとも１つの実質的に平坦な面を含むことを特徴とする締結具。
13. 請求項８に記載の締結具であって、前記第１の凹状のアンダーカット面、前記第１の凸状のアンダーカット面、前記第２の凹状のアンダーカット面、および、前記第２の凸状のアンダーカット面の少なくとも１つは、少なくとも１つの曲面を含むことを特徴とする締結具。
14. 請求項８に記載の締結具であって、
    前記締結具が、前記シャフトの前記長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、
    前記第１の螺旋ねじは、前記シャフトの前記遠位端に向かって配向された、第１の中間部分を有する第１の屈曲形状を含み、
    前記第２の螺旋ねじは、前記シャフトの前記近位端に向かって配向された、第２の中間部分を有する第２の屈曲形状を含むことを特徴とする締結具。
15. 請求項８に記載の締結具であって、
    前記締結具が、前記シャフトの前記長手方向軸と交差する平面に沿って、断面で見られるとき、
    第１の結合空間が、前記第１の凹状のアンダーカット面と前記第２の凹状のアンダーカット面との中間に形成され、
    第２の結合空間が、第１の凸状のアンダーカット面と第２の凸状のアンダーカット面との中間に形成され、
    前記第１の結合空間および前記第２の結合空間の各々は、その中に骨組織を受容するように構成され、
    前記第１の結合空間および前記第２の結合空間の各々は、前記骨組織内での前記締結具の固定を強化するために、前記骨組織と結合するように成形されることを特徴とする締結具。
16. 請求項１５に記載の締結具であって、前記第１の結合空間は、前記第２の結合空間よりもサイズが大きいことを特徴とする締結具。
17. 埋め込み可能な骨アンカーであって、前記埋め込み可能な骨アンカーは、
    シャフトであって、前記シャフトは、
    近位端と、
    遠位端と、
    長手方向軸と、を含む前記シャフトと、
    前記シャフトの前記近位端と前記遠位端との間で、前記長手方向軸に沿って、前記シャフトの周りに配置された第１の螺旋ねじであって、前記第１の螺旋ねじは、
    前記近位端に面する第１の近位に向けられた面と、
    前記遠位端に面する第１の遠位に向けられた面と、を含む前記第１の螺旋ねじと、
    前記第１の螺旋ねじに隣接して、前記シャフトの周りに配置された第２の螺旋ねじであって、前記第２の螺旋ねじは、
    前記近位端に面する第２の近位に向けられた面と、
    前記遠位端に面する第２の遠位に向けられた面と、を含む前記第２の螺旋ねじと、を含み、
    前記第１の近位に向けられた面および前記第１の遠位に向けられた面は、前記長手方向軸に垂直な任意の平面に交差して、互いに対して鏡面対称性を有さず、
    前記第１の近位に向けられた面および前記第２の遠位に向けられた面は、前記長手方向軸に垂直な第１の平面に交差して、互いに対して鏡面対称性を有することを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
18. 請求項１７に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
    前記第１の近位に向けられた面は、概して凹状であり、
    前記第２の遠位に向けられた面は、概して凸状であることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
19. 請求項１８に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
    前記第２の近位に向けられた面は、概して凸状であり、
    前記第１の遠位に向けられた面は、概して凹状であることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
20. 請求項１７に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
    前記第２の近位に向けられた面および前記第２の遠位に向けられた面は、前記長手方向軸に垂直な任意の平面に交差して、互いに対して鏡面対称性を有さず、
    前記第２の近位に向けられた面および前記第１の遠位に向けられた面は、前記長手方向軸に垂直な第２の平面に交差して、互いに対して鏡面対称性を有することを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
21. 締結具を形成するための方法であって、前記方法は、
    近位端および遠位端を有する実質的に円筒形状の基材に沿った第１の位置に、第１のミル工具の第１の切削頭部を配置する工程と、
    前記実質的に円筒形状の基材に沿った第２の位置に、第２のミル工具の第２の切削頭部を配置する工程と、
    前記第１の切削頭部を、前記第１のミル工具の第１の長手方向軸の周りに回転させる工程と、
    前記第２の切削頭部を、前記第２のミル工具の第２の長手方向軸の周りに回転させる工程と、
    前記実質的に円筒形状の基材を、前記実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸の周りに回転させる工程と、
    前記実質的に円筒形状の基材の長さの少なくとも一部に沿って、前記第１および第２の切削頭部を並進させる工程を含み、
    近位端に向かって配向された第１の凹状のアンダーカット面と、
    遠位端に向かって配向された第１の凸状のアンダーカット面と、
    前記遠位端に向かって配向された第２の凹状のアンダーカット面と、
    前記近位端に向かって配向された第２の凸状のアンダーカット面と、
    を形成することを特徴とする方法。
22. 請求項２１に記載の方法であって、前記実質的に円筒形状の基材の前記長さの少なくとも一部に沿って、前記第１および第２の切削頭部を並進させる工程は、
    第１の螺旋ねじであって、前記第１の螺旋ねじは、
    第１の凹状のアンダーカット面と、
    第１の凸状のアンダーカット面と、を含む、前記第１の螺旋ねじと、
    第２の螺旋ねじであって、前記第２の螺旋ねじは、
    第２の凹状のアンダーカット面と、
    第２の凸状のアンダーカット面と、を含む、前記第２の螺旋ねじと、を形成することを特徴とする方法。
23. 請求項２１に記載の方法であって、
    前記第１の切削頭部を、前記実質的に円筒形状の基材の側部に沿って、前記第２の切削頭部に隣接して配置する工程を含み、前記第１のミル工具の前記第１の長手方向軸は、前記第２のミル工具の前記第２の長手方向軸と実質的に平行であることを特徴とする方法。
24. 請求項２１に記載の方法であって、
    前記第１の切削頭部は、少なくとも１つの凸状の切削面を含み、
    前記第２の切削頭部は、少なくとも１つの凹状の切削面を含むことを特徴とする方法。
25. 請求項２４に記載の方法であって、
    前記少なくとも１つの凸状の切削面は、
    第１のファセットと、
    第２のファセットと、を含み、
    前記少なくとも１つの凹状の切削面は、
    第３のファセットと、
    第４のファセットと、を含み、
    前記第１のファセットおよび前記第２のファセットは、１８０度よりも大きい第１の角度で互いに対して角度を付けられて、前記少なくとも１つの凸状の切削面を形成し、
    前記第３のファセットおよび前記第４のファセットは、１８０度未満である第２の角度で互いに対して角度を付けられて、前記少なくとも１つの凹状の切削面を形成することを特徴とする方法。
26. 請求項２１に記載の方法であって、
    前記実質的に円筒形状の基材の第１の側部に、前記第１の切削頭部を配置する工程と、
    前記実質的に円筒形状の基材の第２の側部に、前記第２の切削頭部を配置する工程と、を含み、
    前記第１の切削頭部と前記第２の切削頭部は、前記実質的に円筒形状の基材の第３の長手方向軸の周りに、選択された回転度合いで離隔されることを特徴とする方法。
27. 請求項２６に記載の方法であって、前記実質的に円筒形状の基材の対向側部に沿って、前記第２の切削頭部に対向して前記第１の切削頭部を配置する工程を含むことを特徴とする方法。
28. 請求項２７に記載の方法であって、前記第１の切削頭部と前記第２の切削頭部は、前記実質的に円筒形状の基材の前記第３の長手方向軸の周りに１８０度の回転によって離隔されることを特徴とする方法。
29. 近位端および遠位端を有する締結具のシャフトに沿った第１の位置に第１のミル工具の第１の切削頭部を配置する工程と、
    前記シャフトに沿った第２の位置に第２のミル工具の第２の切削頭部を配置する工程と、
    前記第１のミル工具の第１の長手方向軸の周りに、前記第１の切削頭部を回転させる工程と、
    前記第２のミル工具の第２の長手方向軸の周りに、前記第２の切削頭部を回転させる工程と、
    前記シャフトの第３の長手方向軸の周りに、前記シャフトを回転させる工程と、
    前記シャフトの長さの少なくとも一部に沿って、前記第１および第２の切削頭部を並進させる工程と、を含み、
    近位端に向かって配向された第１の凹状のアンダーカット面と、
    遠位端に向かって配向された第１の凸状のアンダーカット面と、
    前記遠位端に向かって配向された第２の凹状のアンダーカット面と、
    前記近位端に向かって配向された第２の凸状のアンダーカット面と、を形成する方法によって形成されることを特徴とする締結具。
30. 請求項２９に記載の締結具であって、前記シャフトの前記長さの少なくとも一部に沿って前記第１および第２の切削頭部を並進させる工程は、
    第１の螺旋ねじであって、前記第１の螺旋ねじは、
    前記第１の凹状のアンダーカット面と、
    前記第１の凸状のアンダーカット面と、を含む前記第１の螺旋ねじと、
    第２の螺旋ねじであって、前記第２の螺旋ねじは、
    前記第２の凹状のアンダーカット面と、
    前記第２の凸状のアンダーカット面と、を含む前記第２の螺旋ねじと、を形成することを特徴とする締結具。
31. 請求項２９に記載の締結具であって、前記方法は、さらに、
    前記第１の切削頭部を、前記シャフトの側部に沿って、前記第２の切削頭部に隣接して配置する工程を含み、前記第１のミル工具の前記第１の長手方向軸は、前記第２のミル工具の前記第２の長手方向軸と実質的に平行であることを特徴とする締結具。
32. 請求項２９に記載の締結具であって、
    前記第１の切削頭部は、少なくとも１つの凸状の切削面を含み、
    前記第２の切削頭部は、少なくとも１つの凹状の切削面を含むことを特徴とする締結具。
33. 請求項３２に記載の締結具であって、
    前記少なくとも１つの凸状の切削面は、
    第１のファセットと、
    第２のファセットと、を含み、
    前記少なくとも１つの凹状の切削面は、
    第３のファセットと、
    第４のファセットと、を含み、
    前記第１のファセットおよび前記第２のファセットは、１８０度よりも大きい第１の角度で互いに対して角度を付けられ、前記少なくとも１つの凸状の切削面を形成し、
    前記第３のファセットおよび前記第４のファセットは、１８０度未満である第２の角度で互いに対して角度を付けられ、前記少なくとも１つの凹状の切削面を形成することを特徴とする締結具。
34. 請求項２９に記載の締結具であって、前記方法は、さらに、
    前記第１の切削頭部を、前記シャフトの第１の側部に配置する工程と、
    前記第２の切削頭部を、前記シャフトの第２の側部に配置する工程と、を含み、
    前記第１の切削頭部と前記第２の切削頭部は、前記シャフトの前記第３の長手方向軸の周りに、選択された回転度合いで離隔させられることを特徴とする締結具。
35. 近位端および遠位端を有する埋め込み可能な骨アンカーのシャフトに沿った第１の位置に、第１のミル工具の第１の切削頭部を配置する工程と、
    前記シャフトに沿った第２の位置に、第２のミル工具の第２の切削頭部を配置する工程と、
    前記第１の切削頭部を、前記第１のミル工具の第１の長手方向軸の周りに回転させる工程と、
    前記第２の切削頭部を、前記第２のミル工具の第２の長手方向軸の周りに回転させる工程と、
    前記シャフトの第３の長手方向軸の周りに前記シャフトを回転させる工程と、
    前記シャフトの長さの少なくとも一部に沿って、前記第１および第２の切削頭部を並進させる工程と、を含み、
    前記シャフトの近位端に面する第１の近位に向けられた面と、
    前記シャフトの遠位端に面する第１の遠位に向けられた面と、
    前記シャフトの近位端に面する第２の近位に向けられた面と、
    前記シャフトの遠位端に面する第２の遠位に向けられた面と、を形成する方法によって形成されることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
36. 請求項３５に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、前記シャフトの長さの少なくとも一部に沿って、前記第１および第２の切削頭部を並進させる工程は、
    第１の螺旋ねじであって、前記第１の螺旋ねじは、
    前記シャフトの近位端に面する第１の近位に配向された面と、
    前記シャフトの遠位端に面する第１の遠位に配向された面と、を含む前記第１の螺旋ねじと、
    第２の螺旋ねじであって、前記第２の螺旋ねじは、
    前記シャフトの前記近位端に面する第２の近位に配向された面と、
    前記シャフトの前記遠位端に面する第２の遠位に配向された面と、を含む前記第２の螺旋ねじと、を形成し、
    前記第１の近位に配向された面および前記第１の遠位に配向された面は、前記シャフトの前記第３の長手方向軸に垂直な任意の平面に交差して、互いに対して鏡面対称性を有さず、
    前記第１の近位に配向された面および前記第２の遠位に配向された面は、前記シャフトの前記第３の長手方向軸に垂直な第１の平面に交差して、互いに対して鏡面対称性を有することを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
37. 請求項３５に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、前記方法は、さらに、
    前記第１の切削頭部を、前記シャフトの側部に沿って、前記第２の切削頭部に隣接して配置する工程を含み、前記第１のミル工具の前記第１の長手方向軸は、前記第２のミル工具の前記第２の長手方向軸と実質的に平行であることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
38. 請求項３５に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
    前記第１の切削頭部は、少なくとも１つの凸状の切削面を含み、
    前記第２の切削頭部は、少なくとも１つの凹状の切削面を含むことを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
39. 請求項３８に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、
    前記少なくとも１つの凸状の切削面は、
    第１のファセットと、
    第２のファセットと、を含み、
    前記少なくとも１つの凹状の切削面は、
    第３のファセットと、
    第４のファセットと、を含み、
    前記第１のファセットおよび前記第２のファセットは、１８０度よりも大きい第１の角度で互いに対して角度を付けられ、前記少なくとも１つの凸状の切削面を形成し、
    前記第３のファセットおよび前記第４のファセットは、１８０度未満である第２の角度で互いに対して角度を付けられ、前記少なくとも１つの凹状の切削面を形成することを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。
40. 請求項３５に記載の埋め込み可能な骨アンカーであって、前記方法は、さらに、
    前記第１の切削頭部を、前記シャフトの第１の側部に配置する工程と、
    前記第２の切削頭部を、前記シャフトの第２の側部に配置する工程と、を含み、
    前記第１の切削頭部と前記第２の切削頭部は、前記シャフトの前記第３の長手方向軸の周りに、選択された回転度合いで離隔されることを特徴とする埋め込み可能な骨アンカー。

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