JP2023551165A - Oct撮像のための制御システム、oct撮像システムおよびoct撮像のための方法 - Google Patents

Oct撮像のための制御システム、oct撮像システムおよびoct撮像のための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、対象物を撮像するための、光干渉断層撮影撮像手段を制御するための制御システムであって、該制御システムは、撮像プロセスの以下のステップ、すなわち、1つまたは複数のスペクトル(270)を含んだ、光干渉断層撮影を用いて取得される対象物からの走査データセットを受信するステップ(212)と、走査データセット(122)の前記スペクトルまたは複数の前記スペクトルの各々に対するデータ処理を実行するステップ(214)であって、スペクトルごとに以下のステップ、すなわち、スペクトル(270,370,372,374)についてのスケーリング係数(274)を決定するステップ(216)と、スケーリング係数(274)を用いてベースラインスペクトル(272)をスケーリングするステップ(218)と、スケーリングされたベースラインスペクトル(276)をスペクトル(270)から除去するステップ(220)とを含んでいる、データ処理を実行するステップ(214)と、表示すべき対象物の画像についての対象物のベースライン補正された画像データセットを提供するステップ(224)と、を実行するように構成されている、制御システムに関し、さらに本発明は、光干渉断層撮影撮像システムおよび対応する方法に関している。

Description

本発明は実質的に、対象物を撮像するための光干渉断層撮影(OCT)撮像手段のための制御システム、そのような制御システムを含んだOCT撮像システム、および、OCTを使用して対象物を撮像するための方法に関する。
光干渉断層撮影(以下ではその典型的な略語のOCTとも称する)は、光散乱媒体(例えば生体組織)内から高解像度で2次および3次元画像を捕捉するために低干渉光を使用する撮像技術であり、これはとりわけ医療分野の撮像のために使用されている。光干渉断層撮影は、低コヒーレンス干渉法に基づいており、典型的には近赤外光が使用される。比較的長い波長の光を使用することにより、光は散乱媒体内に浸透し得る。特にOCTに関心のある医療分野として、(特に人間の)眼やその障害および関連する手術に関する医学の一部門である眼科が挙げられる。
本発明によれば、独立請求項の特徴を備えた制御システム、OCT撮像システムおよび対象物を撮像するための方法が提案される。好適なさらなる発展形態は、従属請求項および以下に続く説明の保護対象を形成する。
本発明は、対象物を撮像するための、特に対象物をリアルタイム撮像するための光干渉断層撮影(OCT)撮像手段のための制御システムに関する。この対象物は、好適には、眼を含むか、または眼である。使用されるOCTのタイプは、以降でも説明されるように、好適には、(フーリエ領域OCTとしても公知の)スペクトル領域OCTである。
制御システムは、走査データまたは走査データセットを取得するために、光干渉断層撮影を用いて対象物を走査する光干渉断層撮影撮像手段を制御するように構成されている。
OCTでは、たくさんの光を反射する試料(対象物)または組織の領域は、反射しない領域よりも大きな干渉を引き起こす。短いコヒーレンス長の外側にある何らかの光は干渉しない。この反射率プロファイルはA走査と呼ばれ、試料または組織内の構造部の空間寸法および位置に関する情報が含まれている。B走査と呼ばれる断面断層撮影は、これらの一連の軸線方向深さ走査(A走査)の横方向の組み合わせによって達成することができる。これらのAB走査は、視認すべき2次元OCT画像を作成するのに使用することができる。
特に、フーリエ領域光干渉断層撮影(FD-OCT)は、対象物(試料)の2次元または3次元画像を生成するために、低コヒーレンス干渉法の原理を使用する。光源からの光は、参照アームと試料アームの間で分割される。検出器における信号パターンは、基準光スペクトルから構成され、参照アームと試料アームとの間の光の干渉によって変調されて生成される。
制御システム(またはそれに備わる処理手段)は、光干渉断層撮影を用いて取得される対象物からの走査データセットを受信する。この走査データセットには、1つまたは複数の試料の深さ分解された反射率プロファイルについての強度データ、いわゆるA走査を含めることができる。これらの生データは、例えばOCTシステムの操作者が表示手段上で視認すべき画像を作成するために処理されなければならない。
そのようなOCTデータ処理では、典型的には、試料の深さ分解された反射率プロファイルであるA走査を生成するために、この実数値スペクトルインターフェログラム(走査データセットに含まれるスペクトル)をリサンプリングしてフーリエ変換をかける必要がある。しかしながら、フーリエ変換を行うと、DCアーチファクトとして一般に知られる、光源の強いベース成分に起因する高信号で低周波のアーチファクトが結果として生じる。さらに、一定の周波数ノイズの存在は、画像全体に同様の強い信号アーチファクトを引き起こさせる可能性もある。
そのようなDCアーチファクトを除去するために、走査データ(またはそれに含まれるスペクトル)に対するデータ処理は、走査データセットのスペクトルの各々からベースラインスペクトルを除去することを含み得る。次いで、フーリエ変換をベースライン補正したスペクトルの各々に適用して、表示すべき対象物の画像についてのベースライン補正された対象物の画像データセットを制御システムによって提供することができる。次いで、画像データセットに対応する画像を表示手段上に表示することができる。ベースライン補正は、典型的にはA走査に対応する単一のスペクトルに対して実行されるが、一方、表示すべき画像は、典型的には2次元画像、すなわちB走査であることに留意されたい。したがって、B走査画像についての全ての関連データを決定するために、複数のベースライン補正されたスペクトルを組み合わせる必要がある。
DCアーチファクトを除去するための可能な技術は、ベースラインスペクトルを事前に取得し、その後に取得した各インターフェログラム(スペクトル)からベースラインを減算することである。代替的に、一連のインターフェログラム(スペクトル)が取得され、時間または空間のいずれかにわたる走査全体に十分な不均一性が存在する場合、ベースラインスペクトルについての推定値を得るためにインターフェログラムを一緒に平均化することができる。この推定値は、DCアーチファクトを除去するためにフーリエ変換をかける前に、取得中の全てのA走査から減算することができる。
しかしながら、これらの技術のどちらも、ソーススペクトル自体に1度目の取得と次の取得との間で強度に急激な変動を伴う可能性があるため、不正確なベースライン除去が結果として生じる。これらの変動に対する主な影響は、OCTに使用される光源の出力に起因することが判明した。単一の取得または平均に依存すると、個々の各インターフェログラムから実際のベースラインスペクトルを完全に減算することができなくなる。複数の取得にわたって位相を変調する位相シフターや他の方法の使用が必要なハードウェアベースの方法によってDCアーチファクトを除去することも可能である。しかしながら、これは、より複雑なシステム設計を必要とし、必要なデータを得るために、各試料位置で複数の取得が必要になる場合もある。
本発明では、DCアーチファクトを完全に、または少なくともはるかに良好に除去するための新たな技術が提案される。ここで、走査データセットに対するデータ処理の実行は、ここでは、取得された各スペクトルについて以下のステップ、すなわち、
走査データセットまたはスペクトルについてのスケーリング係数を決定するステップと、スケーリング係数を用いてベースラインスペクトルをスケーリングするステップと、
スケーリングされたベースラインスペクトルをスペクトルから除去するステップと、を含む。
走査データセット内の複数のスペクトルに関しては、特に、複数のスペクトルの各々についての個々のスケーリング係数が決定され、それに応じて、ベースラインスペクトルがスケーリング係数の各々を用いて個別にスケーリングされ、次いで、それぞれのスケーリングされたベースラインスペクトルがそれぞれのスペクトルから除去されることに留意されたい。換言すれば、スケーリング係数は、特に、各走査データセットについて、かつ/または取得された各スペクトルについて、個別に決定される。
A走査に依存するスケーリング係数をベースラインスペクトルに適用して、その大きさを個々の各取得のそれと適切に一致させることにより、DCアーチファクトをより正確に除去することができる。ベースラインスペクトルの取得は、走査取得の前に行うことができ、あるいは従来の方法のように、個々の各A走査の平均をとることによって走査中に取得されたデータから導出されてもよい。ベースラインスペクトルが取得されると、A走査に依存するスケーリング係数によって乗算され、次いで、個々の各A走査(これはスペクトルである)から減算される。
ベースラインスペクトルを取得する好適なやり方は複数存在する。例えば、ベースラインスペクトルは、OCT手段の試料アームに入射する光源からの光を物理的に阻止し、したがって、参照アームから結果として得られるスペクトルだけを記録することによって、各スキャン(走査データセットを取得するため)の前または終わりに取得することができる。ベースラインスペクトルは、取得された走査からの(すなわち、走査データセットからの複数のスペクトルからの)A走査(スペクトル)の全てまたは一部のいずれかを平均化することによって取得されてもよい。以下の式、すなわち、
Figure 2023551165000002
は、そのような平均化を表す。
この式中、IDCはベースラインスペクトル、Nは走査(走査データセット)におけるA走査(スペクトル)の数、Iは走査(走査データセット)におけるn番目に取得されたA走査(スペクトル)である。
ベースラインスペクトルが取得されると、スペクトルを補正するためのスケーリング係数を、異なる好適なやり方で決定することができる。例えば、ベースラインスペクトルのスケーリング係数は、以下の式、すなわち、
Figure 2023551165000003
で表されるように、個々の各A走査(スペクトル)のローパスフィルタ(ガウスを用いた畳み込みなど)を行い、次いで、ローパスフィルタリングされたA走査とベースラインスペクトルとの比を計算することによって決定することができる
この式中、αは、A走査またはスペクトルIに対応するn番目のスケーリング係数である。ローパスフィルタは、Gによって表され、n番目のA走査とベースラインスペクトルIDCの両方に適用される。このスケーリング係数をベースラインスペクトルに適用することにより、以下の式、すなわち、
sn=I-αDC
で表されるように、個々のA走査(スペクトル)とより密接に一致させ、ベースラインスペクトルを関心のある信号からより完全に除去させることが可能になる。
この式中、Isnは、ベースラインスペクトルが減算されたn番目のA走査である。スケーリング係数を計算する別のやり方は、ベースラインスペクトルと個々のA走査との間の相関を計算することを含むことができる。他の例は、フーリエ変換に先行するA走査の指定された部分周りの局所的な平均を決定し、ベースラインスペクトルの対応する部分との比をとることを含むことができる。
そのような適合的ベースライン補正またはベースライン除去により、手術中に特に関連性のある、リアルタイムでの視覚化の改善が可能になる。
本発明は、例えば眼などの対象物を(特にリアルタイムで)撮像するための光干渉断層撮影(OCT)撮像システムであって、上述したような本発明による制御システムと、OCT走査を実行するための光干渉断層撮影撮像手段(このようなOCT撮像手段のより詳細な説明については図面および対応する説明を参照されたい)と、を含む、光干渉断層撮影(OCT)撮像システムにも関する。好適には、OCT撮像システムは、表示手段上に対象物の画像を表示するように構成されている。そのような表示手段は、OCT撮像システムの一部であり得る。
本発明は、光干渉断層撮影(OCT)、好適にはスペクトル領域OCTを使用して、眼のような対象物を撮像するための方法にも関する。本方法は、撮像プロセスの以下のステップ、すなわち、 光干渉断層撮影を用いて、1つまたは(好適には)複数のスペクトルを含んだ、対象物からの走査データセットを取得するステップと、走査データセットのスペクトルまたは複数のスペクトルの各々に対するデータ処理を実行するステップであって、スペクトルごとに以下のステップ、すなわち、スペクトルについてのスケーリング係数を決定するステップと、スケーリング係数を用いてベースラインスペクトルをスケーリングするステップと、スケーリングされたベースラインスペクトルをスペクトルから除去するステップと、を含んでいる、データ処理を実行するステップと、表示すべき対象物の画像についての対象物のベースライン補正された画像データセットを提供するステップと、好適には、対象物の画像を例えばOCT撮像システムの表示手段上に表示するステップと、を含む。走査データセットに含まれる複数のスペクトルの場合にも、スケーリング係数は、スペクトルの各々について個別に決定され、それに応じて、個別にスケーリングされたベースラインスペクトルが、それぞれのスペクトルについて決定され、除去される。
本OCT撮像システムおよび本方法のさらなる好適な詳細および利点に関しては、本明細書で相応に適用される上記の制御システムについての注釈も参照されたい。
本発明は、特に前述したように、コンピュータプログラムがプロセッサ、処理システムもしくは制御システム上で実行されるときに、本発明による方法を実行させるためのプログラムコードを伴うコンピュータプログラムにも関する。
本発明のさらなる利点および実施形態は、説明および添付の図面から明らかになるであろう。
前述の特徴および以下にさらに説明される特徴は、本発明の範囲から逸脱することなく、それぞれ示された組み合わせだけでなく、さらなる組み合わせまたは単独でも使用可能であることに留意されたい。
本発明によるOCT撮像システムの好適な実施形態を示した概略図である。 本発明による方法の好適な実施形態を説明する概略的に示されたフローチャートである。 本発明の説明のためにOCTによって取得された異なるスペクトルを示した概略図である。 本発明による方法を使用した場合と使用しない場合のOCT画像を示した図である。
図1には、本発明による光干渉断層撮影(OCT)撮像システム100の好適な実施形態が概略図で示されている。このOCT撮像システム100は、光源102(例えば、低コヒーレンス光源)、ビームスプリッタ104、参照アーム106、試料アーム112、回折格子118、検出器120(例えば、カメラ)、制御システム130および表示手段140(例えば、ディスプレイまたはモニタ)を含んでいる。
光源102から発生する光は、例えば光ファイバケーブル150を介してビームスプリッタ104に案内され、光の第1の部分はビームスプリッタ104を通って伝送され、次いで、(概略的にのみ示され、レンズによって表される)光学系108を介して光ビーム109を作成するために参照ミラー110に案内される。ここで、光学系108および参照ミラー110は、参照アーム106の一部である。
参照ミラー110から反射された光は、ビームスプリッタ104に戻るように案内され、このビームスプリッタ104を通って伝送され、次いで、(概略的にのみ示され、レンズによって表される)光学系116を介して光ビーム117を作成するために回折格子118に案内される。
光源102から発生し、ビームスプリッタ104を通って伝送された光の第2の部分は、(概略的にのみ示され、レンズによって表される)光学系114を介して(走査用の)光ビーム115を作成するために撮像すべき対象物190に案内される。この対象物190は、例として眼である。光学系114は、試料アーム112の一部である。
対象物190またはその中の組織材料から反射された光は、ビームスプリッタ104に戻るように案内され、このビームスプリッタ104を通って伝送され、次いで、光学系116介して回折格子118に案内される。したがって、参照アーム106において反射された光および試料アーム112において反射された光は、ビームスプリッタ104を用いて結合され、例えば光ファイバケーブル150を介して、結合された光ビーム117で回折格子118に案内される。
回折格子118に到達した光は回折され、検出器120によって捕捉される。このようにして、分光計として機能する検出器120は、例えば電気ケーブル152を介して制御システム130に伝送される走査データもしくは走査データセット122を作成もしくは取得する。この制御システム130は、処理手段(またはプロセッサ)132を含む。次いで、走査データセット122が、画像データセット142を得るために処理され、この画像データセット142は、例えば電気ケーブル152を介して表示手段140に伝送され、リアルタイム画像144、すなわち、現下で走査されている対象物190をリアルタイムで表す画像として表示される。
強度走査データセット122が、走査される対象物190を表示手段140上に表示できるようにする画像データセット142に処理または変換されるプロセスについては、以下でより詳細に説明する。
図2には、本発明による方法の好適な実施形態を説明するフローチャートが概略的に示されている。リアルタイムOCT画像を提供するために、撮像プロセス200が繰り返し実行され、その中で走査データが取得され、図1に関連して説明したように、表示手段上に画像もしくはOCT画像として表示される画像データが提供される。
撮像プロセス200は、光干渉断層撮影を用いて対象物からの走査データセットを取得するステップ210から開始される。走査データセット(図1における参照番号122参照)は、少なくとも1つのスペクトル270を含む。典型的には、そのようなデータセットは、それぞれ対象物のA走査に対応する複数のスペクトルを含む。しかしながら、本方法は、基本的に、1つのスペクトルだけを含むデータセットでも動作することに留意されたい。ステップ212では、少なくとも1つのスペクトル270を含む走査データセットが、制御システムまたはその処理手段で受信される。
図3には、OCTによって取得された3つの異なる典型的なスペクトル370、372および374(強度Iが周波数fに対して示されている)が示されている。1つの走査データセットに含まれ得るようなこれら3つの異なるスペクトルは、干渉計信号(ノイズのように見える細かい変動)の強い搬送波またはベーススペクトル(スペクトルの全体的なコース)を示している。さらに、スペクトルの平均的な大きさまたは振幅が相互に異なっていることがわかる(3つの図の各々において同じ強度値で水平に引かれた線参照)。
ステップ214では、走査データセットまたは少なくとも1つのスペクトル270に対して、それぞれデータ処理が実行される。このデータ処理ステップは、順次複数のステップ(またはサブステップ)を含む。ステップ216では、走査データセットまたはそのスペクトル270についてスケーリング係数274が決定される。このスケーリング係数は、(スケーリング後に)走査データセットのスペクトルの各々から(または1つしか存在しない場合は当スペクトルのみ)から除去または減算されなければならないベースラインスペクトル272をスケーリングするために使用される。
好適には、走査データセットの各スペクトル270(または370,372,374)について、個々のスケーリング係数が決定されることに留意されたい。しかしながら、1つの走査データセットの全てのスペクトルについて1つだけの(共通の)スケーリング係数274を決定することも可能であろう。
スケーリング係数274は、走査データセットのスペクトルの少なくとも一部を、ベースラインスペクトルの対応する部分と相関させることによって決定することができる。そのようなベースラインスペクトル272(これは基本的に上述の搬送波またはベーススペクトルに対応する)は、図3に示されている。ステップ214で使用されるベースラインスペクトル272は、前述したように異なるやり方で取得することができる。
1つのやり方は、ステップ210で取得した走査データセットに含まれるスペクトル270を使用することである(複数のスペクトルが含まれる場合)。ステップ244では、ベースラインスペクトル272を受信するために、これらのスペクトルの平均が決定される。例えば、図3に示されているベースラインスペクトル272は、3つのスペクトル370,372および374の平均に対応する。スペクトルの一部のみ(図3において例示的に符号371で示されているそのような部分のみ)が、ベースラインスペクトルの決定に使用されてもよいことに留意されたい。次いで、ベースラインスペクトル272は、ステップ214において使用することができる。その後、ベースラインスペクトルの決定は、撮像プロセス200の一部とみなすこともできる。
ベースラインスペクトル272を決定する別のやり方は、ステップ240に示されるように試料アームに入射する光を阻止し、次いで、ステップ242に示されるようにスペクトルを取得することである。したがって、試料からの影響を受けないスペクトルが取得される。また、このやり方で複数のスペクトルを取得し、次いで、これらを、前述のやり方のようにステップ244で平均化することができる。このやり方は、好適には、撮像プロセス200の各サイクルの前に(これは先行するサイクルの終わりでもある)実行することができる。
ステップ216に戻ることにより、スケーリング係数274を走査データセットのスペクトル270(または370,372,374)の少なくとも一部371をベースラインスペクトル272の対応する部分375と相関させることによって決定することができる。もちろん、全スペクトルをベースラインスペクトルと相関させることも可能である。そのような相関は、例えば、走査データセットのスペクトルの一部および/またはベースラインスペクトルの一部に、フィルタ、好適にはローパスフィルタを適用することを含むことができる。さらに、相関させることは、走査データセットのスペクトルの部分の平均値を決定することと、平均値とベースラインスペクトルの(対応する)部分との比を決定することとを含み得る(上記の第2の式参照)。
スケーリング係数274を決定した後(好適には、走査データセットに含まれる各スペクトルについて)、スケーリングされたベースラインスペクトル276を受信するために、各スケーリング係数274が、ステップ218において、走査データセットの対応するスペクトル270に適用される。好適には、走査データセットに含まれる各スペクトル270(または370,372,374)について、個別にスケーリングされたベースラインスペクトル276が決定されることに留意されたい。
ステップ220では、ベースライン補正されたスペクトル278を受信するために、それぞれのスケーリングされたベースラインスペクトル276が、走査データセットのそれぞれのスペクトル270から除去または減算される(上記の第3の式参照)。ステップ222では、フーリエ変換を、ベースライン補正されたスペクトルに適用することができ、したがって、ステップ224では、ベースライン補正された画像データセット(図1の参照番号142参照)を提供することができ、このベースライン補正された画像データセットには、少なくとも1つのベースライン補正されたスペクトル278、好適には、複数のベースライン補正されたスペクトルが含まれる。ステップ226では、ベースライン補正された画像データセットに対応する対象物の画像を、表示手段(図1参照)に表示させることができる。
図4には、本発明による方法を使用した場合と使用しない場合のOCT画像が示されている。各画像は、複数のA走査またはスペクトルから結果として得られるB走査に対応している。上方の画像400には、白矢印で示されている中央の水平線(ゼロ周波数位置における明るい筋模様)が含まれている。この水平線は、平均的なベースラインスペクトルの結果を単に減算した結果である。しかしながら、下方の画像410は、本発明の好適な実施形態に従って、各A走査からの減算の前に、適合的スケーリングをベースラインスペクトルに適用した結果である。明るい筋模様(中央の水平線)が除去されている(白矢印がここでも上記の画像400と同じ位置に存在している)。
本明細書で使用されるように、用語「および/または(かつ/または)」は、関連する記載項目のうちの1つまたは複数の項目のあらゆる全ての組み合わせを含んでおり、「/」として略記されることがある。
いくつかの態様を装置の文脈において説明してきたが、これらの態様が、対応する方法の説明も表していることが明らかであり、ここではブロックまたは装置がステップまたはステップの特徴に対応している。同様に、ステップの文脈において説明された態様は、対応する装置の対応するブロックまたは項目または特徴の説明も表している。
いくつかの実施形態は、図1から図4のうちの1つまたは複数の図に関連して説明されたような制御システムを含んでいるOCT撮像システムに関する。択一的に、OCT撮像システムは、図1から図4のうちの1つまたは複数の図に関連して説明されたようなシステムの一部であってもよいし、または図1から図4のうちの1つまたは複数の図に関連して説明されたようなシステムに接続されていてもよい。図1は、本明細書に記載された方法を実行するように構成されたOCT撮像システム100の概略図を示している。OCT撮像システム100は、OCT撮像手段とコンピュータもしくは制御システム130とを含んでいる。OCT撮像手段は、撮像するように構成されており、かつ制御システム130に接続されている。制御システム130は、本明細書に記載された方法の少なくとも一部を実行するように構成されている。制御システム130は、機械学習アルゴリズムを実行するように構成されていてもよい。制御システム130およびOCT撮像手段(の一部)は、別個の存在物であってもよいが、1つの共通のハウジング内に一体化されていてもよい。制御システム130は、OCT撮像システム100の中央処理システムの一部であってもよく、かつ/または制御システム130は、OCT撮像システム100のセンサ、アクチュエータ、カメラ、または照明ユニット等の、OCT撮像システム100の従属部品の一部であってもよい。
制御システム130は、1つまたは複数のプロセッサおよび1つまたは複数のストレージデバイスを備えるローカルコンピュータデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、タブレットコンピュータまたは携帯電話)であってもよく、または分散コンピュータシステム(例えば、ローカルクライアントおよび/または1つまたは複数のリモートサーバファームおよび/またはデータセンター等の様々な場所に分散されている1つまたは複数のプロセッサおよび1つまたは複数のストレージデバイスを備えるクラウドコンピューティングシステム)であってもよい。制御システム130は、任意の回路または回路の組み合わせを含んでいてもよい。1つの実施形態では、制御システム130は、任意の種類のものとすることができる、1つまたは複数のプロセッサを含んでいてもよい。本明細書で使用されるように、プロセッサは、例えば、顕微鏡または顕微鏡部品(例えばカメラ)のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、複合命令セットコンピューティング(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、グラフィックプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マルチコアプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または任意の他の種類のプロセッサまたは処理回路等のあらゆる種類の計算回路を意図していてもよいが、これらに限定されない。制御システム130に含まれ得る他の種類の回路は、カスタム回路、特定用途向け集積回路(ASIC)等であってもよく、例えばこれは、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、双方向無線機および類似の電子システム等の無線装置において使用される1つまたは複数の回路(通信回路等)等である。制御システム130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)の形態のメインメモリ等の特定の用途に適した1つまたは複数の記憶素子を含み得る1つまたは複数のストレージデバイス、1つまたは複数のハードドライブおよび/またはコンパクトディスク(CD)、フラッシュメモリカード、デジタルビデオディスク(DVD)等のリムーバブルメディアを扱う1つまたは複数のドライブ等を含んでいてもよい。制御システム130は、ディスプレイ装置、1つまたは複数のスピーカーおよびキーボードおよび/またはマウス、トラックボール、タッチスクリーン、音声認識装置を含み得るコントローラ、またはシステムのユーザーが制御システム130に情報を入力すること、および制御システム130から情報を受け取ることを可能にする任意の他の装置を含んでいてもよい。
方法ステップの一部または全部は、例えば、プロセッサ、マイクロプロセッサ、プログラマブルコンピュータまたは電子回路等のハードウェア装置(またはハードウェア装置を使用すること)によって実行されてもよい。いくつかの実施形態では、極めて重要な方法ステップのいずれか1つまたは複数が、そのような装置によって実行されてもよい。
一定の実装要件に応じて、本発明の実施形態は、ハードウェアまたはソフトウェアで実装され得る。この実装は、非一過性の記録媒体によって実行可能であり、非一過性の記録媒体は、各方法を実施するために、プログラマブルコンピュータシステムと協働する(または協働することが可能である)、電子的に読取可能な制御信号が格納されている、デジタル記録媒体等であり、これは例えば、フロッピーディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROMおよびEPROM、EEPROMまたはFLASHメモリである。したがって、デジタル記録媒体は、コンピュータ読取可能であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態は、本明細書に記載のいずれかの方法が実施されるように、プログラマブルコンピュータシステムと協働することができる、電子的に読取可能な制御信号を有するデータ担体を含んでいる。
一般的に、本発明の実施形態は、プログラムコードを備えるコンピュータプログラム製品として実装可能であり、このプログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときにいずれかの方法を実施するように作動する。このプログラムコードは、例えば、機械可読担体に格納されていてもよい。
別の実施形態は、機械可読担体に格納されている、本明細書に記載のいずれかの方法を実施するためのコンピュータプログラムを含んでいる。
したがって、換言すれば、本発明の実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに本明細書に記載のいずれかの方法を実施するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
したがって、本発明の別の実施形態は、プロセッサによって実行されるときに本明細書に記載のいずれかの方法を実施するために、格納されているコンピュータプログラムを含んでいる記録媒体(またはデータ担体またはコンピュータ読取可能な媒体)である。データ担体、デジタル記録媒体または被記録媒体は、典型的に、有形である、かつ/または非一過性である。本発明の別の実施形態は、プロセッサと記録媒体を含んでいる、本明細書に記載されたような装置である。
したがって、本発明の別の実施形態は、本明細書に記載のいずれかの方法を実施するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは信号シーケンスである。データストリームまたは信号シーケンスは例えば、データ通信接続、例えばインターネットを介して転送されるように構成されていてもよい。
別の実施形態は、処理手段、例えば、本明細書に記載のいずれかの方法を実施するように構成または適合されているコンピュータまたはプログラマブルロジックデバイスを含んでいる。
別の実施形態は、本明細書に記載のいずれかの方法を実施するために、インストールされたコンピュータプログラムを有しているコンピュータを含んでいる。
本発明の別の実施形態は、本明細書に記載のいずれかの方法を実施するためのコンピュータプログラムを(例えば、電子的にまたは光学的に)受信機に転送するように構成されている装置またはシステムを含んでいる。受信機は、例えば、コンピュータ、モバイル機器、記憶装置等であってもよい。装置またはシステムは、例えば、コンピュータプログラムを受信機に転送するために、ファイルサーバを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態では、プログラマブルロジックデバイス(例えばフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)が、本明細書に記載された方法の機能の一部または全部を実行するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイは、本明細書に記載のいずれかの方法を実施するためにマイクロプロセッサと協働してもよい。一般的に、有利には、任意のハードウェア装置によって方法が実施される。
100 OCT撮像システム
102 光源
104 ビームスプリッタ
106 参照アーム
108,114,116 光学系
109,115,117 光ビーム
110 参照ミラー
112 試料アーム
118 回折格子
120 検出器
122 強度走査データ
130 制御システム
132 処理手段
140 表示手段
142 画像データセット
150 光ファイバケーブル
152 電気ケーブル
190 対象物
200 撮像プロセス
210~226,240~244 方法ステップ
270,370,372,374 スペクトル
272 ベースラインスペクトル
274 スケーリング係数
276 スケーリングされたベースラインスペクトル
278 ベースライン補正されたスペクトル
371 スペクトルの一部
375 ベースラインスペクトルの一部
400,410 OCT画像

Claims (16)

  1. 対象物(190)を撮像するための、光干渉断層撮影撮像手段を制御するための制御システム(130)であって、
    前記制御システムは、撮像プロセスの以下のステップ、すなわち、
    1つまたは複数のスペクトル(270,370,372,374)を含んだ、光干渉断層撮影を用いて取得される対象物からの走査データセット(122)を受信するステップ(212)と、
    前記走査データセット(122)の前記スペクトルまたは複数の前記スペクトルの各々に対するデータ処理を実行するステップ(214)であって、前記スペクトルごとに以下のステップ、すなわち、
    前記スペクトル(270,370,372,374)についてのスケーリング係数(274)を決定するステップ(216)と、
    前記スケーリング係数(274)を用いてベースラインスペクトル(272)をスケーリングするステップ(218)と、
    スケーリングされたベースラインスペクトル(276)を前記スペクトル(270)から除去するステップ(220)と、
    を含んでいる、データ処理を実行するステップ(214)と、
    表示すべき前記対象物(190)の画像(144)についての前記対象物(190)のベースライン補正された画像データセット(142)を提供するステップ(224)と、
    を実行するように構成されている制御システム(130)。
  2. 複数の前記スペクトル(270,370,372,374)を含んだ前記走査データセット(122)では、前記複数のスペクトルの各々について個々のスケーリング係数(274)を決定するステップ(216)と、前記スケーリング係数(274)の各々を用いて前記ベースラインスペクトル(272)を別個にスケーリングするステップと、それぞれの前記スケーリングされたベースラインスペクトル(276)をそれぞれの前記スペクトル(270,370,372,374)から除去するステップ(220)と、が含まれる、
    請求項1記載の制御システム(130)。
  3. 前記制御システム(130)は、撮像プロセス(200)を繰り返し実行するように構成され、前記スケーリング係数は、各前記走査データセット(122)について個別に決定される、
    請求項1または2記載の制御システム(130)。
  4. 前記制御システム(130)は、前記走査データセット(122)のスペクトル(270)の少なくとも一部(371)を前記ベースラインスペクトル(272)の対応する一部(375)と相関させることにより、各前記スケーリング係数(274)を決定するように構成されている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の制御システム(130)。
  5. 前記走査データセット(122)のスペクトルの少なくとも一部(371)を前記ベースラインスペクトル(272)の対応する一部(375)と相関させることは、前記走査データセットのスペクトルの一部および/または前記ベースラインスペクトルの一部に、フィルタ、好ましくはローパスフィルタを適用することを含む、
    請求項4記載の制御システム(130)。
  6. 前記走査データセット(122)の前記スペクトル(270)の少なくとも一部を前記ベースラインスペクトル(272)の対応する一部と相関させることは、前記走査データセットの前記スペクトルの一部の平均値を決定すること、および、前記ベースラインスペクトルの一部との平均値の比率を決定することを含む、
    請求項4または5記載の制御システム(130)。
  7. 前記ベースラインスペクトル(272)は、前記走査データセット(122)を受信する前に取得され、少なくとも1つの後続の撮像プロセス(200)のために使用される、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の制御システム(130)。
  8. 前記ベースラインスペクトル(272)は、前記走査データセット(122)の複数の前記スペクトル(270,370,372,374)から取得され、少なくとも現下の撮像プロセス(200)のために使用される、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の制御システム(130)。
  9. 前記対象物(190)からの前記走査データセット(122)は、スペクトル領域光干渉断層撮影を用いて取得される、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の制御システム(130)。
  10. 対象物(190)を撮像するための光干渉断層撮影撮像システム(100)であって、前記光干渉断層撮影撮像システム(100)は、
    請求項1から9までのいずれか1項記載の制御システム(130)と、光源(102)を含んだ光干渉断層撮影撮像手段と、好適には、前記対象物(190)の画像(144)を表示するように構成された表示手段(140)と、
    を含む光干渉断層撮影撮像システム(100)。
  11. 前記光干渉断層撮影撮像システム(100)は、前記対象物(190)に対して実行される外科処置中に使用するために構成されている、
    請求項10記載の光干渉断層撮影撮像システム(100)。
  12. 光干渉断層撮影を使用して対象物(190)を撮像するための方法であって、
    前記方法は、撮像プロセスの以下のステップ、すなわち、
    光干渉断層撮影を用いて、1つまたは複数のスペクトル(270,370,372,374)を含んだ、対象物(190)からの走査データセット(122)を取得するステップ(210)と、
    前記走査データセット(122)の前記スペクトルまたは複数の前記スペクトルの各々に対するデータ処理を実行するステップ(214)であって、前記スペクトルごとに以下のステップ、すなわち、
    前記スペクトル(270,370,372,374)についてのスケーリング係数(274)を決定するステップ(216)と、
    前記スケーリング係数(274)を用いてベースラインスペクトル(272)をスケーリングするステップ(218)と、
    前記スケーリングされたベースラインスペクトル(276)を前記スペクトル(270)から除去するステップ(220)と、
    を含んでいる、データ処理を実行するステップ(214)と、
    表示すべき前記対象物(190)の画像(144)についての前記対象物(190)のベースライン補正された画像データセット(142)を提供するステップ(224)と、
    好適には、前記対象物(190)の前記画像(144)を表示するステップと、
    を含む方法。
  13. 前記方法は、前記撮像プロセス(200)を繰り返し実行するステップを含み、前記スケーリング係数(274)は、各前記走査データセット(122)について個別に決定される、
    請求項12記載の方法。
  14. 前記方法は、前記走査データセット(122)を取得する前に、少なくとも1つの後続の撮像プロセス(200)に使用されるベースラインスペクトル(272)を取得するステップを含む、
    請求項12または13記載の方法。
  15. 前記ベースラインスペクトル(270)は、光源(102)を含んだ光干渉断層撮影撮像手段の試料アーム(112)に入射する光を阻止することによって取得され、少なくとも1つのスペクトルを取得するステップを含む、
    請求項14記載の方法。
  16. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムが処理システム(130)上で実行されるときに、請求項12から15までのいずれか1項記載の方法を実行させるためのプログラムコードを伴う、
    コンピュータプログラム。
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