JP2023550441A - 生成メディアコンテンツの再生 - Google Patents

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Abstract

生成メディアコンテンツ(例えば、生成オーディオ)を複数の再生デバイスにわたって同時に再生することができる。コーディネータデバイスが、生成メディアコンテンツを含む少なくとも幾つかのチャネルで、メディアコンテンツのマルチチャネルストリームを受信することができる。コーディネータデバイスは、各チャネルを複数の再生デバイスに送信する。第1の再生デバイスが、第1の再生責任に従ってチャネルの第1のサブセットを再生し、第2の再生デバイスが、第2の再生責任に従ってチャネルの第2のサブセットを再生する。第1及び/又は第2の再生責任は、例えば1つ以上の入力パラメータに応答して、経時的に動的に変更され得る。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、「生成メディアコンテンツのマルチデバイス再生」と題された2020年11月18日に出願された米国仮出願第63/198,866号、「生成メディアコンテンツの再生」と題された2021年5月10日に出願された米国出願第17/302,690号、及び「生成メディアコンテンツのマルチチャネル再生」と題された2021年9月30日に出願された米国仮出願第63/261,893号の優先権を主張し、これらの出願はそれぞれその全体が参照により本願に組み入れられる。
本開示は、消費者物品に関し、より詳細には、メディア再生又はその幾つかの態様を対象とする方法、システム、製品、特徴、サービス、及び他の要素に関する。
SONOS,Inc.が新しいタイプの再生システムの開発を開始した2002年まで、音量の大きな設定でデジタルオーディオにアクセスして聴取するオプションは制限されていた。その後、Sonosは、2003年に「複数のネットワークデバイス間でオーディオ再生を同期させる方法(Method for Synchronizing Audio Playback between Multiple Networked Devices)」と題する最初の特許出願のうちの1つを出願し、2005年に販売用の最初のメディア再生システムの提供を開始した。Sonosワイヤレスホームサウンドシステムは、人々が1つ以上のネットワーク化された再生デバイスを介して多くのソースからの音楽を体験できるようにする。コントローラ(例えば、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、音声入力デバイス)にインストールされたソフトウェア制御アプリケーションを介して、ネットワーク化された再生デバイスを有する任意の部屋で、自分が望むものを再生することができる。メディアコンテンツ(例えば、曲、ポッドキャスト、ビデオサウンド)は、再生デバイスを伴う各部屋が対応する異なるメディアコンテンツを再生できるように、再生デバイスにストリーミングされ得る。更に、同じメディアコンテンツの同期再生のために部屋を一緒にグループ化することができ、及び/又は同じメディアコンテンツを全ての部屋で同期して聞くことができる。
本開示の技術の特徴、態様、及び利点は、以下で列挙される以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び添付図面に関してより良く理解され得る。当業者であれば分かるように、図面に示された特徴が例示目的のためであり、その異なる及び/又は更なる特徴及び配置を含む変形が可能である。
開示された技術の態様に従って構成されたメディア再生システムを有する環境の部分破断図 図1Aのメディア再生システム及び1つ以上のネットワークの概略図 再生デバイスのブロック図 再生デバイスのブロック図 結合された再生デバイスのブロック図 ネットワークマイクロフォンデバイスのブロック図 再生デバイスのブロック図 制御デバイスの部分概略図 対応するメディア再生システムゾーンの概略図 対応するメディア再生システムゾーンの概略図 対応するメディア再生システムゾーンの概略図 対応するメディア再生システムゾーンの概略図 メディア再生システムエリアの概略図 本技術の例に係る生成メディアコンテンツの再生のためのシステムの機能ブロック図 本技術の態様に係る生成メディアモジュールにおける機能ブロック図 本技術の態様に係る生成メディアコンテンツを記憶及び検索するためのアーキテクチャの一例を示す図 本技術の態様に係る生成メディアコンテンツの再生のためのシステムにおけるデータ交換を示す機能ブロック図 本技術の態様に係る例示的な分散型生成メディア再生システムの概略図 マルチチャネル再生のための生成メディア再生システムの図 マルチチャネル再生のための他の生成メディア再生システムの図 本技術の態様に係る生成メディアコンテンツの再生方法のフロー図 本技術の態様に係る生成メディアコンテンツの再生方法のフロー図 本技術の態様に係る生成メディアコンテンツの再生方法のフロー図 本技術の態様に係る生成メディアコンテンツの再生方法のフロー図 本技術の態様に係る生成メディアコンテンツの再生方法のフロー図
図面は、本技術の例を例示する目的のためのものであるが、当業者であれば分かるように、本明細書に開示される技術が図面に示される配置及び/又は手段に限定されない。
I.概要
生成メディアコンテンツは、ソフトウェアに実装されているか物理モデルに実装されているかにかかわらず、アルゴリズムに基づいて動的に合成、作成、及び/又は変更されるコンテンツである。生成メディアコンテンツは、アルゴリズムのみに基づいて又はコンテキストデータ(例えば、ユーザセンサデータ、環境センサデータ、発生データ)と関連して経時的に変化することができる。様々な例において、そのような生成メディアコンテンツは、生成オーディオ(例えば、音楽、周囲音など)、生成視覚画像(例えば、形状、色などを動的に変化させる抽象的な視覚的設計)、又は任意の他の適切なメディアコンテンツもしくはそれらの組み合わせを含むことができる。本明細書の他の箇所で説明するように、生成オーディオは、少なくとも部分的に、ルールベース計算を利用して新規オーディオコンテンツを生成するアルゴリズム及び/又は非人間システムを介して生成することができる。
生成メディアコンテンツはリアルタイムで動的に変更することができるので、予め記録されたコンテンツの従来のメディア再生を使用しては利用できない独自のユーザ体験を可能にする。例えば、生成オーディオは、アルゴリズムへの入力(例えば、ユーザ入力、センサデータ、メディアソースデータ、又は任意の他の適切な入力データに関連する入力パラメータ)が変化するにつれて変化するエンドレス及び/又は動的オーディオとすることができる。幾つかの例では、生成オーディオを使用して、ユーザの感情状態を反映するリアルタイム測定に応じて変化する生成オーディオの1つ以上の特性を用いて、ユーザの気分を所望の感情状態に向けることができる。本技術の例で使用されるように、システムは、ユーザの現在及び/又は所望の感情状態に基づいて、ユーザの活動レベルに基づいて、環境内に存在するユーザの数に基づいて、又は任意の他の適切な入力パラメータに基づいて、生成オーディオを提供することができる。
別の例として、生成オーディオは、ユーザの位置、又は活動、部屋に存在するユーザの数、時刻、又は任意の他の入力(例えば、1つ以上のセンサ又はユーザ入力によって決定されるように)などの1つ以上の入力に基づいて作成及び/又は変更することができる。例えば、1人のユーザが穏やかな状態で自分の机に座っているとき、メディア再生システムは、集中的な研究又は仕事に適した生成オーディオコンテンツを自動的に生成することができ、一方、複数のユーザが多くの動きで興奮した状態で部屋に存在するとき、同じメディア再生システムは、ソーシャルな集まり又はダンスパーティーに適した生成オーディオを自動的に生成することができる。様々な例において、生成オーディオを生成するために動的に変更することができるオーディオ特性は、オーディオサンプル又はクリップの選択、テンポ、低音/トレブル/中域音量、オーディオ出力の空間フィルタリング、又は任意の他の適切なオーディオ特性を含むことができる。オーディオ特性は、異なるトーン又はサウンド、トーン又はサウンドのタイミング、及び/又は所望の品質を有し得るオーディオサンプルを使用することによって変更され得る。場合によっては、等化、位相、又はリバーブ/遅延など、コンテンツの再生もフィルタリング又は変調することによって特性を変更することができる。視聴体験中、生成音楽のオーディオ特性は、時刻、地理的位置、天気、又は推測される気分、活動の集合レベル、又は心拍数などの生理学的入力などの様々なユーザ入力などの幾つかの入力に基づいて変更することができる。
複数の個別の再生デバイスを含む環境では、様々な再生デバイス間で生成オーディオコンテンツの再生を調整することは困難であり得る。場合によっては、各再生デバイスは、同期して同じ生成オーディオコンテンツを再生することができる。そのために、様々なデバイスは、生成メディアコンテンツモジュールのためのそれらの入力又は他のパラメータの両方を同期させるとともに、結果として生じる生成オーディオの再生を同期させることができる。幾つかの例では、再生デバイスの幾つか又は全ては、互いに異なる再生責任を有することができる(例えば、オーディオ入力の異なるチャネル又は再生責任の他のそのような分割に対応する)が、再生は、環境内の1人以上のユーザによって聞かれるために依然として同時に(例えば、同期的に)発生することができる。幾つかの例では、異なる再生デバイスは、それにもかかわらず同時に及び/又は同期して再生することができる完全に別個の生成オーディオコンテンツを再生することができる。例えば、ジャングル状の視覚的装飾を有する部屋内では、第1の再生デバイスは、流れている水の音に対応する生成オーディオを再生してストリームをシミュレートすることができ、第2の再生デバイスは、鳥の歌又は他の動物のノイズに対応する生成オーディオを再生することができ、第3の再生デバイスは、律動ビートに対応する生成オーディオを再生することができる。各再生デバイスは、独立した生成オーディオコンテンツを出力するが、それにもかかわらず、ユーザ体験は、それらのそれぞれの生成オーディオコンテンツを同時に再生する3つ全てのデバイスによって改善される。
これら及び他の例では、様々な再生デバイス間で再生を調整することが有用であり得る。幾つかの例では、生成メディアグループは、動作中に、生成オーディオコンテンツを互いに同時に再生する複数の個別デバイスを含むことができる。グループ内の1つのデバイスはコーディネータデバイスとして機能することができ、残りのグループデバイスは再生を担当するメンバデバイスとして機能する。動作中、コーディネータデバイスは、メディアコンテンツ、関連データ、及び/又は命令をメンバデバイスにルーティングして、同時再生を容易にすることができる。幾つかの例では、コーディネータデバイスは、1つ以上の入力(例えば、センサデータ、ユーザ入力、選択されたオーディオコンテンツソースなど)に基づいて生成オーディオコンテンツの1つ以上のストリームを生成することができる生成メディアモジュールを含む。その後、生成されたオーディオコンテンツストリームは、再生のためにグループメンバデバイスへ送信され得る。幾つかの例では、コーディネータデバイス自体も、例えばオーディオ再生に参加することによって、メンバデバイスとなり得る。
これに加えて又は代えて、1つ以上のメンバデバイスは、1つ以上の入力パラメータに基づいて生成オーディオコンテンツを動的に生成するために、それ自体の生成メディアモジュールを利用することができる。そのような場合、コーディネータデバイスは、命令、データ(例えば、同期再生を容易にするためのタイミングデータ)、及び/又は入力パラメータをメンバデバイスに送信することができ、次いでメンバデバイスは、グループ内の他のデバイスと同時にリアルタイム又はほぼリアルタイムで再生するための生成オーディオを生成することができる。更なる例は、以下で更に詳細に説明される。
場合によっては、入力パラメータを処理して生成メディアコンテンツを生成することは、計算集約的となり得るのであり、環境内の1つ以上のローカル再生デバイスの計算能力(例えば、処理能力、利用可能なメモリなど)を超えることがある。したがって、生成メディアコンテンツを生成するために必要な特定のタスクがリモートコンピューティングデバイス(例えば、クラウドベースのサーバ)によって処理され、他のタスクが1つ以上のローカル再生デバイスによって処理される、生成メディア再生のための分散アーキテクチャを利用することが有用であり得る。一例として、生成メディアコンテンツの様々な順列を、1つ以上のリモートコンピューティングデバイスによって生成及び記憶することができる。これらの順列は、異なるエネルギーレベル、所望の気分状態などに対応することができ、経時的にリモートコンピューティングデバイスで更新することができる。次いで、ローカル再生デバイスは、再生のための生成メディアコンテンツの特定の順列を受信するためにリモートコンピューティングデバイスに問い合わせてもよい。要求又は配信される特定の置換は、少なくとも部分的に、再生デバイスによって検出及び/又は提供され得る1つ以上の入力パラメータに基づいてもよい。一例では、ローカル再生デバイス(又は複数のそのようなデバイス)は、部屋内の多数の人を示す入力パラメータ(例えば、センサデータ)を受信することができる。これらのパラメータは、高いエネルギーレベルを示すことができ、したがって、ローカル再生デバイスは、生成メディアコンテンツの適切な順列をリモートコンピューティングデバイスから要求することができる。次いで、リモートコンピューティングデバイスは、生成メディアコンテンツの適切な順列を選択し、再生のためにローカル再生デバイスに送信することができる。
リモートコンピューティングデバイス(複数可)では、生成メディアコンテンツの様々な順列を生成して記憶することができ、それぞれが異なる特性及び/又はプロファイルを有する。例えば、リモートコンピューティングデバイスに記憶された生成メディアモジュールは、特定の生成メディアコンテンツモデル(例えば、入力として1つ以上のオーディオセグメント及び/又は入力パラメータを使用して新規の生成メディアコンテンツを生成するアルゴリズム又は規則のセット)を利用して、生成メディアコンテンツの複数の異なる順列を生成することができる。例えば、生成メディアモジュールは、同じ(又は少なくとも幾つかの重複する)オーディオセグメントが様々な順列にわたって使用されるが、セグメントは異なるコンテンツ(例えば、より高い又はより低いテンポ、より多い又はより少ないコード変化など)を生成するために異なるように混合及び/又は変更される、同じ生成メディアコンテンツの高エネルギー、中エネルギー、及び低エネルギーの変動を生成することができる。
これに加えて又は代えて、幾つかの別個のオーディオセグメントは、ローカル環境内の1つ以上の再生デバイスにローカルに記憶されてもよい。これらのオーディオセグメントは、生成メディアコンテンツを生成する態様で、再生のために配置、順序付け、オーバーラップ、混合、及び/又は処理することができる。幾つかの例では、リモートコンピューティングデバイスは、更新された生成メディアコンテンツモデル(例えば、アルゴリズム)の形態でローカル再生デバイスに命令を周期的に提供することができ、次いで、ローカル再生デバイスは、所望の心理音響効果を達成する態様でローカルに記憶された別個のオーディオセグメントを再生するために使用することができる。この例では、生成オーディオを出力するために必要なタスクは、ローカル再生デバイスが構成オーディオセグメントを記憶、配置、及び再生する一方で、リモートコンピューティングデバイスが入力パラメータを処理し、所望の生成メディアコンテンツを生成するために特定のセグメントをどのように配置及び処理すべきかを決定するように分配される。ローカル及びリモートコンピューティングデバイス間のタスクの様々な他の分配が可能である。
生成メディアコンテンツのマルチチャネル再生は、特に環境内の異なる再生デバイスにわたって様々なチャネルの再生を同期させることの重要性を考慮して、特定の課題を提示することがある。例えば、場合によっては、異なる再生デバイス間の生成メディアコンテンツの特定の配信は、特定の入力(例えば、センサデータ、ユーザ入力、又は他のコンテキスト情報)に基づいてリアルタイムで変更されてもよい。クラウドサーバ又は他のリモートコンピューティングデバイスを介して生成メディアコンテンツを生成することは有用であり得るが、そのようなリモートコンピューティングデバイスがローカルコンテキストに基づいてチャネル分布を再計算することを必要とすると、望ましくない待ち時間が生じる可能性がある。
本技術は、マルチチャネル生成メディアコンテンツ(例えば、少なくとも幾つかの生成メディアコンテンツを含むマルチチャネルコンテンツ)の全てのチャネルを環境内の複数の再生デバイスのそれぞれに提供することによって、これら及び他の問題に対処する。場合によっては、これは、コーディネータデバイスにチャネルを送信することを含み、コーディネータデバイスは、環境内の再生デバイスにチャネルを送信する。そして、各再生デバイスは、他の再生デバイスと同期して再生すべきチャネルのサブセット(及び、どのレベル)に関する命令を受信してもよい。例えば、部屋の第1の領域内の再生デバイスは雨音を再生することができ、一方、部屋の別の部分内の再生デバイスは律動ビートに付随して再生することができる。別の例として、各デバイスは、2つ以上のチャネルを異なる相対レベルで再生することができる(例えば、第1の再生デバイスは、雨の音を80%の利得で再生し、それに付随するビートを20%の利得で再生し、第2の再生デバイスは逆を行なう)。チャネルのこれらの再生責任及び分配は、1つ以上の入力に基づいてリアルタイムで変化し得る。例えば、より多くのユーザが部屋に入るにつれて、ビートのテンポを上げることができ、又は様々なチャネルの相対レベルを調整することができる。全てのチャネルを全ての再生デバイスに分配することにより、更新された計算のためにクラウドベースのサーバにルーティング情報を戻す遅延アテンダントを伴うことなく、そのような動的変動を迅速に実施することができる。様々な例において、各デバイスに割り当てられた特定の再生責任は、コーディネータデバイスを介して、制御デバイス(例えば、スマートフォンアプリケーション又は他のコンポーネント)を介して、再生デバイス自体を介して、又はその他の方法で(例えば、リモートコンピューティングデバイスは、再生責任のデフォルト又は推奨される分布を示すマルチチャネルメディアコンテンツに付随するメタデータを含むことができる)決定することができる。
本明細書で説明される幾つかの例は、「ユーザ」、「聴取者」、及び/又は他のエンティティなどの所与の当事者によって実行される機能を指すことができるが、これは説明のみを目的としていることを理解されるべきである。特許請求の範囲は、特許請求の範囲自体の言葉によって明示的に必要とされていない限り、任意のそのような例の作用主体による行為を必要とするように解釈されるべきでない。
図において、同一の参照番号は、概して類似した、及び/又は同一の要素を示す。任意の特定の要素の説明を容易にするために、参照番号の最上位桁は、その要素が最初に導入される図を指す。例えば、要素110aが最初に導入され、図1Aを参照して説明される。図に示されている詳細、寸法、角度及び他の特徴の多くは、開示された技術の特定の例の単なる例示である。したがって、他の例は、本開示の精神又は範囲から逸脱することなく、他の詳細、寸法、角度及び特徴を有することができる。更に、当業者であれば分かるように、様々な開示された技術の更なる例が、以下に記載される詳細の幾つかを伴うことなく実施され得る。
II.適切な動作環境
図1Aは、環境101(例えば、家)内に分散されたメディア再生システム100の部分破断図である。メディア再生システム100は、(個々に再生デバイス110a~110nとして識別される)1つ以上の再生デバイス110と、(個々にNMD120a~120cとして識別される)1つ以上のネットワークマイクロフォンデバイス(「NMD」)120と、(個々に制御デバイス130a及び130bとして識別される)1つ以上の制御デバイス130とを備える。
本明細書で使用される場合、「再生デバイス」という用語は、一般に、メディア再生システムのデータを受信、処理、及び/又は出力するように構成されたネットワークデバイスを指すことができる。例えば、再生デバイスは、オーディオコンテンツを受信して処理するネットワークデバイスとすることができる。幾つかの例では、再生デバイスは、1つ以上の増幅器によって給電される1つ以上のトランスデューサ又はスピーカを含む。しかしながら、他の例では、再生デバイスは、スピーカ及び増幅器のうちの一方(又はいずれも含まない)を含む。例えば、再生デバイスは、対応するワイヤ又はケーブルを介して再生デバイスの外部の1つ以上のスピーカを駆動するように構成された1つ以上の増幅器を備えることができる。
更に、本明細書で使用される場合、NMD(すなわち、「ネットワークマイクロフォンデバイス」)という用語は、一般に、オーディオ検出のために構成されたネットワークデバイスを指すことができる。幾つかの例では、NMDは、主にオーディオ検出用に構成されたスタンドアロンデバイスである。他の例では、NMDは再生デバイスに組み込まれる(又はその逆)。
「制御デバイス」という用語は、一般に、メディア再生システム100のユーザアクセス、制御、及び/又は構成を容易にすることに関連する機能を実行するように構成されたネットワークデバイスを指すことができる。
再生デバイス110のそれぞれは、(例えば、1つ以上のリモートサーバ又は1つ以上のローカルデバイス)1つ以上のメディアソースからオーディオ信号又はデータを受信し、受信したオーディオ信号又はデータを音声として再生するように構成されている。1つ以上のNMD120は、音声ワードコマンドを受信するように構成され、1つ以上の制御デバイス130は、ユーザ入力を受信するように構成される。受信した話し言葉コマンド及び/又はユーザ入力に応答して、メディア再生システム100は、再生デバイス110のうちの1つ以上を介してオーディオを再生することができる。特定の例では、再生デバイス110は、トリガに応答してメディアコンテンツの再生を開始するように構成される。例えば、再生デバイス110のうちの1つ以上は、関連するトリガ条件の検出(例えば、キッチンにおけるユーザの存在、コーヒーマシンの操作の検出)時に朝のプレイリストを再生するように構成されることができる。幾つかの例では、例えば、メディア再生システム100は、第2の再生デバイス(例えば、再生デバイス110b)と同期して第1の再生デバイス(例えば、再生デバイス110a)からオーディオを再生するように構成されている。本開示の様々な例に従って構成されたメディア再生システム100の再生デバイス110、NMD120、及び/又は、制御デバイス130間の相互作用が、図1B~図1Hに関連して以下により詳細に説明される。
図1Aの図示の例では、環境101は、(左上から時計回りに)主浴室101a、主寝室101b、第2の寝室101c、ファミリールーム又は私室101d、オフィス101e、リビングルーム101f、ダイニングルーム101g、キッチン101h、及び屋外パティオ101iを含む、幾つかの部屋、空間、及び/又は再生ゾーンを有する家庭を含む。特定の例及び例は、家庭環境の文脈で以下に説明されるが、本明細書に記載の技術は、他のタイプの環境で実施されてもよい。幾つかの例においては、例えば、メディア再生システム100を、(例えば、レストラン、モール、空港、ホテル、小売店又は他の店舗)1つ以上の商用設定、1つ以上の車両(例えば、スポーツユーティリティビークル、バス、車、船舶、ボート、飛行機)、複数の環境(例えば、家庭環境と車両環境との組み合わせ)、及び/又は、マルチゾーンオーディオが望ましい場合がある他の適切な環境において実装することができる。
メディア再生システム100は、1つ以上の再生ゾーンを備えることができ、その一部は環境101内の部屋に対応し得る。メディア再生システム100は、例えば図1Aに示される構成を形成するために追加のゾーンが追加又は除去されることができる後に、1つ以上の再生ゾーンを用いて確立されることができる。各ゾーンには、オフィス101e、主浴室101a、主寝室101b、第2の寝室101c、キッチン101h、ダイニングルーム101g、リビングルーム101f、及び/又は屋外パティオ101iなどの異なる部屋又は空間に応じた名前を付けることができる。幾つかの態様では、単一の再生ゾーンは、複数の部屋又は空間を含むことができる。特定の態様では、単一の部屋又は空間は、複数の再生ゾーンを含むことができる。
図1Aの図示の例では、主浴室101a、第2の寝室101c、オフィス101e、リビングルーム101f、ダイニングルーム101g、キッチン101h、及び屋外パティオ101iはそれぞれ1つの再生デバイス110を含み、主寝室101b及び私室101dは複数の再生デバイス110を含む。主寝室101bにおいて、再生デバイス110l及び110mは、例えば、再生デバイス110の個々のものとして、結合された再生ゾーンとして、統合された再生デバイスとして、及び/又はそれらの任意の組み合わせとして同期してオーディオコンテンツを再生するように構成されてもよい。同様に、私室101dにおいて、再生デバイス110h~110jは、例えば、再生デバイス110の個々のデバイスとして、1つ以上の結合された再生デバイスとして、及び/又は、1つ以上の統合された再生デバイスとして同期してオーディオコンテンツを再生するように構成されることができる。結合及び統合された再生デバイスに関する更なる詳細は、図1B及び図1Eに関して以下に記載される。
幾つかの態様では、環境101内の再生ゾーンのうちの1つ以上はそれぞれ、異なるオーディオコンテンツを再生していてもよい。例えば、ユーザは、パティオ101iでグリルしており、再生デバイス110cによって再生されているヒップホップ音楽を聴いている一方で、別のユーザは、キッチン101hで食品を準備しており、再生デバイス110bによって再生されているクラシック音楽を聴いている。別の例では、再生ゾーンは、別の再生ゾーンと同期して同じオーディオコンテンツを再生することができる。例えば、ユーザは、再生デバイス110fがパティオ101i上で再生デバイス110cによって再生されている同じヒップホップ音楽を再生しているのを聞いてオフィス101eにいることができる。幾つかの態様では、再生デバイス110c及び110fは、異なる再生ゾーン間を移動しながらオーディオコンテンツがシームレスに(又は少なくとも実質的にシームレスに)再生されていることをユーザが知覚するように同期してヒップホップ音楽を再生する。再生デバイス及び/又はゾーン間のオーディオ再生同期に関する更なる詳細は、例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、「複数の独立してクロック制御されるデジタルデータ処理デバイス間で動作を同期させるためのシステム及び方法」と題する米国特許第8,234,395号明細書に見出すことができる。
a.適切なメディア再生システム
図1Bは、メディア再生システム100及びクラウドネットワーク102の概略図である。図示を容易にするために、メディア再生システム100及びクラウドネットワーク102の特定のデバイスは、図1Bから省略されている。1つ以上の通信リンク103(以下、「リンク103」と呼ぶ)は、メディア再生システム100とクラウドネットワーク102とを通信可能に結合する。
リンク103は、例えば、1つ以上の有線ネットワーク、1つ以上の無線ネットワーク、1つ以上のワイドエリアネットワーク(WAN)、1つ以上のローカルエリアネットワーク(LAN)、1つ以上のパーソナルエリアネットワーク(PAN)、1つ以上の電気通信ネットワーク(例えば、1つ以上のモバイル用グローバルシステム(GSM)ネットワーク、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、5G通信ネットワークネットワーク、及び/又は他の適切なデータ送信プロトコルネットワーク)などを備えることができる。クラウドネットワーク102は、リンク103を介してメディア再生システム100から送信される要求に応答してメディアコンテンツ(例えば、オーディオコンテンツ、ビデオコンテンツ、写真、ソーシャルメディアコンテンツ)をメディア再生システム100に配信するように構成される。幾つかの例では、クラウドネットワーク102は、メディア再生システム100からデータ(例えば、音声入力データ)を受信し、それに対応してコマンド及び/又はメディアコンテンツをメディア再生システム100に送信するように更に構成される。
クラウドネットワーク102は、コンピューティングデバイス106(第1のコンピューティングデバイス106a、第2のコンピューティングデバイス106b、及び第3のコンピューティングデバイス106cとして別々に識別される)を備える。コンピューティングデバイス106は、例えば、オーディオ及び/又は他のメディアコンテンツを記憶するメディアストリーミングサービスサーバ、音声サービスサーバ、ソーシャルメディアサーバ、メディア再生システム制御サーバなどの個々のコンピュータ又はサーバを備えることができる。幾つかの例では、コンピューティングデバイス106のうちの1つ以上は、単一のコンピュータ又はサーバのモジュールを備える。特定の例では、コンピューティングデバイス106のうちの1つ以上は、1つ以上のモジュール、コンピュータ、及び/又はサーバを備える。更に、クラウドネットワーク102は、単一のクラウドネットワークの文脈で前述されているが、幾つかの例では、クラウドネットワーク102は、通信可能に結合されたコンピューティングデバイスを含む複数のクラウドネットワークを備える。更に、クラウドネットワーク102は、コンピューティングデバイス106のうちの3つを有するものとして図1Bに示されているが、幾つかの例では、クラウドネットワーク102は、より少ない(又はより多い)3つのコンピューティングデバイス106を備える。
メディア再生システム100は、リンク103を介してネットワーク102からメディアコンテンツを受信するように構成される。受信されたメディアコンテンツは、例えば、ユニフォーム・リソース・アイデンティファイヤ(URI)及び/又はユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)を備えることができる。例えば、幾つかの例では、メディア再生システム100は、受信したメディアコンテンツに対応するURI又はURLからデータをストリーミング、ダウンロード、又は取得することができる。ネットワーク104は、リンク103とメディア再生システム100のデバイスの少なくとも一部(例えば、再生デバイス110、NMD120、及び/又は、制御デバイス130のうちの1つ以上)とを通信可能に結合する。ネットワーク104は、例えば、無線ネットワーク(例えば、WiFiネットワーク、Bluetooth、Z-Waveネットワーク、ZigBee、及び/又は他の適切な無線通信プロトコルネットワーク)及び/又は有線ネットワーク(例えば、イーサネット、ユニバーサルシリアルバス(USB)、及び/又は別の適切な有線通信を含むネットワーク)を含むことができる。当業者には理解されるように、本明細書で使用される場合、「WiFi」は、例えば、2.4ギガヘルツ(GHz)、5GHz、及び/又は別の適切な周波数で送信される、米国電気電子モジュール(IEEE)802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.11ac、802.11ad、802.11af、802.11ah、802.11ai、802.11aj、802.11aq、802.11ax、802.11ay、802.15などを含む幾つかの異なる通信プロトコルを指すことができる。
幾つかの例では、ネットワーク104は、メディア再生システム100が個々のデバイス間でメッセージを送信するために、及び/又はメディアコンテンツソース(例えば、コンピューティングデバイス106のうちの1つ以上)との間でメディアコンテンツを送信するために使用する専用通信ネットワークを備える。特定の例では、ネットワーク104は、メディア再生システム100内のデバイスのみにアクセス可能であるように構成され、それにより、他の家庭用デバイスとの干渉及び競合を低減する。しかしながら、他の例では、ネットワーク104は、既存の家庭用通信ネットワーク(例えば、家庭用WiFiネットワーク)を備える。幾つかの例では、リンク103及びネットワーク104は、同じネットワークのうちの1つ以上を備える。幾つかの態様では、例えば、リンク103及びネットワーク104は、電気通信ネットワーク(例えば、LTEネットワーク、5Gネットワーク)を備える。更に、幾つかの例では、メディア再生システム100は、ネットワーク104を伴うことなく実装され、メディア再生システム100を備えるデバイスは、例えば、1つ以上の直接接続、PAN、電気通信ネットワーク、及び/又は他の適切な通信リンクを介して、互いに通信することができる。
幾つかの例では、オーディオコンテンツソースは、メディア再生システム100から定期的に追加又は削除されてもよい。幾つかの例では、例えば、メディア再生システム100は、1つ以上のメディアコンテンツソースがメディア再生システム100に更新、追加、及び/又は削除されるときにメディアアイテムのインデックス付けを実行する。メディア再生システム100は、再生デバイス110にアクセス可能な幾つかの又は全てのフォルダ及び/又はディレクトリ内の識別可能なメディアアイテムを走査し、発見された識別可能なメディアアイテム毎にメタデータ(例えば、タイトル、アーティスト、アルバム、トラック長)及び他の関連情報(例えば、URI、URL)を備えるメディアコンテンツデータベースを生成又は更新することができる。幾つかの例では、例えば、メディアコンテンツデータベースは、再生デバイス110、NMD120、及び/又は制御デバイス130のうちの1つ以上に記憶される。
図1Bの図示の例では、再生デバイス110l及び110mは、グループ107aを備える。再生デバイス110l及び110mは、家庭内の異なる部屋に配置され、メディア再生システム100内の制御デバイス130a及び/又は別の制御デバイス130で受信されたユーザ入力に基づいて、一時的又は永続的にグループ107aに一緒にグループ化されることができる。グループ107aに配置されると、再生デバイス110l及び110mは、1つ以上のオーディオコンテンツソースから同期して同じ又は同様のオーディオコンテンツを再生するように構成されることができる。特定の例では、例えば、グループ107aは、再生デバイス110l及び110mがそれぞれマルチチャネルオーディオコンテンツの左オーディオチャネル及び右オーディオチャネルを含む結合ゾーンを含み、それにより、オーディオコンテンツのステレオ効果を生成又は強化する。幾つかの例では、グループ107aは、更なる再生デバイス110を含む。しかしながら、他の例では、メディア再生システム100は、グループ107a及び/又は再生デバイス110の他のグループ化された配置を省略する。
メディア再生システム100は、それぞれがユーザからの音声発話を受信するように構成された1つ以上のマイクロフォンを備えるNMD120a及び120dを含む。図1Bの図示の例では、NMD120aがスタンドアロンデバイスであり、NMD120dが再生デバイス110nに組み込まれる。NMD120aは、例えば、ユーザ123から音声入力121を受信するように構成される。幾つかの例では、NMD120aは、受信した音声入力121に関連するデータを、(i)受信した音声入力データを処理し、(ii)対応するコマンドをメディア再生システム100に送信するように構成された音声アシスタントサービス(VAS)に送信する。幾つかの態様では、例えば、コンピューティングデバイス106cは、VAS(例えば、SONOS(登録商標)、AMAZON(登録商標)、グーグル(登録商標)APPLE(登録商標)、MICROSOFT(登録商標))の1つ以上のモジュール及び/又はサーバを備える。コンピューティングデバイス106cは、ネットワーク104及びリンク103を介してNMD120aから音声入力データを受信することができる。音声入力データの受信に応答して、コンピューティングデバイス106cは、音声入力データ(すなわち、「ビートルズのヘイジュードの曲をかけて」)を処理し、処理された音声入力が曲(例えば、「ヘイジュード」)を再生するコマンドを含むと決定する。したがって、コンピューティングデバイス106cは、再生デバイス110のうちの1つ以上の適切なメディアサービスから(例えば、コンピューティングデバイス106のうちの1つ以上を介して)ビートルズによる「ヘイジュード」を再生するためのコマンドをメディア再生システム100に送信する。
b.適切な再生デバイス
図1Cは、入力/出力111を備える再生デバイス110aのブロック図である。入力/出力111は、アナログI/O111a(例えば、1つ以上のワイヤ、ケーブル、及び/又はアナログ信号を搬送するように構成された他の適切な通信リンク)及び/又はデジタルI/O111b(例えば、デジタル信号を搬送するように構成された1つ以上のワイヤ、ケーブル、又は他の適切な通信リンク)を含むことができる。幾つかの例では、アナログI/O111aは、例えば、自動検出3.5mmオーディオライン入力接続を含むオーディオライン入力接続である。幾つかの例では、デジタルI/O111bは、Sony/Philips Digital Interface Format(S/PDIF)通信インタフェース及び/又はケーブル及び/又はToshiba Link(TOSLINK)ケーブルを備える。幾つかの例では、デジタルI/O111bは、高解像度マルチメディアインタフェース(HDMI(登録商標))インタフェース及び/又はケーブルを備える。幾つかの例では、デジタルI/O111bは、例えば、無線周波数(RF)、赤外線、WiFi、Bluetooth、又は別の適切な通信プロトコルを含む1つ以上の無線通信リンクを含む。特定の例では、アナログI/O111a及びデジタル111bは、必ずしもケーブルを含まずに、それぞれアナログ信号及びデジタル信号を送信するケーブルのコネクタを受け入れるように構成されたインタフェース(例えば、ポート、プラグ、ジャック)を備える。
再生デバイス110aは、例えば、入力/出力111(例えば、ケーブル、ワイヤ、PAN、Bluetooth接続、アドホック有線又は無線通信ネットワーク、及び/又は別の適切な通信リンク)を介してローカルオーディオソース105からメディアコンテンツ(例えば、音楽及び/又は他のサウンドを含むオーディオコンテンツ)を受信することができる。ローカルオーディオソース105は、例えば、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ)又は別の適切なオーディオコンポーネント(例えば、テレビ、デスクトップコンピュータ、増幅器、フォノグラフ、ブルーレイプレーヤ、デジタルメディアファイルを記憶するメモリ)を備えることができる。幾つかの態様では、ローカルオーディオソース105は、スマートフォン、コンピュータ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、及び/又はメディアファイルを記憶するように構成された別の適切なデバイス上のローカル音楽ライブラリを含む。特定の例では、再生デバイス110、NMD120、及び/又は制御デバイス130のうちの1つ以上は、ローカルオーディオソース105を備える。しかしながら、他の例では、メディア再生システムは、ローカルオーディオソース105を完全に省略する。幾つかの例では、再生デバイス110aは、入力/出力111を含まず、ネットワーク104を介して全てのオーディオコンテンツを受信する。
再生デバイス110aは、電子機器112と、ユーザインタフェース113(例えば、1つ以上のボタン、ノブ、ダイヤル、タッチ感知面、ディスプレイ、タッチスクリーン)と、1つ以上のトランスデューサ114(以下、「トランスデューサ114」と呼ぶ)とを更に備える。電子機器112は、入力/出力111を介してオーディオソース(例えば、ローカルオーディオソース105)、ネットワーク104(図1B)を介してコンピューティングデバイス106a~106cのうちの1つ以上からオーディオを受信し、受信したオーディオを増幅し、トランスデューサ114のうちの1つ以上を介して再生するために増幅されたオーディオを出力するように構成される。幾つかの例では、再生デバイス110aは、任意選択的に、1つ以上のマイクロフォン115(例えば、単一のマイクロフォン、複数のマイクロフォン、マイクロフォンアレイ)(以下、「マイクロフォン115」と称する)を含む。特定の例では、例えば、任意選択のマイクロフォン115のうちの1つ以上を有する再生デバイス110aは、ユーザから音声入力を受信し、受信した音声入力に基づいて1つ以上の動作を対応して実行するように構成されたNMDとして動作することができる。
図1Cの図示の例では、電子機器112は、1つ以上のプロセッサ112a(以下、「プロセッサ112a」と呼ぶ)と、メモリ112bと、ソフトウェアコンポーネント112cと、ネットワークインタフェース112dと、1つ以上のオーディオ処理コンポーネント112g(以下、「オーディオコンポーネント112g」と呼ぶ)と、1つ以上のオーディオ増幅器112h(以下、「増幅器112h」と呼ぶ)と、電源112i(例えば、1つ以上の電源、電源ケーブル、電源レセプタクル、バッテリ、誘導コイル、パワーオーバーイーサネット(POE)インタフェース、及び/又は他の適切な電力源)とを備える。幾つかの実施形態では、電子機器112は、任意選択的に、1つ以上の他のコンポーネント112j(例えば、1つ以上のセンサ、ビデオディスプレイ、タッチスクリーン、バッテリ充電ベース)を含む。
プロセッサ112aは、データを処理するように構成されたクロック駆動コンピューティングコンポーネントを備えることができ、メモリ112bは、様々な動作及び/又は機能を実行するための命令を記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体(例えば、ソフトウェアコンポーネント112cのうちの1つ以上がロードされた有形の非一時的コンピュータ可読媒体、データ記憶装置)を備えることができる。プロセッサ112aは、メモリ112bに記憶された命令を実行して、動作のうちの1つ以上を実行するように構成される。この動作は、例えば、再生デバイス110aに、オーディオソース(例えば、コンピューティングデバイス106a~106c(図1B)のうちの1つ以上)及び/又は再生デバイス110のうちの他の1つからオーディオデータを検索させることを含むことができる。幾つかの例では、動作は、再生デバイス110aに、再生デバイス110aのうちの別のデバイス及び/又は別のデバイス(例えば、NMD120のうちの1つ)にオーディオデータを送信させることを更に含む。特定の例は、再生デバイス110aに、マルチチャネルオーディオ環境(例えば、ステレオ対、結合ゾーン)を可能にするために、1つ以上の再生デバイス110のうちの別のものとペアリングさせる動作を含む。
プロセッサ112aは、再生デバイス110aにオーディオコンテンツの再生を1つ以上の再生デバイス110のうちの別のものと同期させる動作を実行するように更に構成されることができる。当業者には理解されるように、複数の再生デバイス上でのオーディオコンテンツの同期再生中、聴取者は、好ましくは、再生デバイス110aによるオーディオコンテンツの再生と他の1つ以上の他の再生デバイス110によるオーディオコンテンツの再生との間の時間遅延差を知覚することができない。再生デバイス間のオーディオ再生同期に関する更なる詳細は、例えば、参照により上記に組み込まれた米国特許第8,234,395号に見出すことができる。
幾つかの例においては、メモリ112bが、再生デバイス110aがそのメンバである1つ以上のゾーン及び/又はゾーングループ、再生デバイス110aにアクセス可能なオーディオソース、及び/又は、再生デバイス110a(及び/又は、1つ以上の再生デバイスのうちの他の再生デバイス)が関連付けられ得る再生キューなどの再生デバイス110aと関連付けられるデータを記憶するように更に構成される。記憶されたデータは、周期的に更新され、再生デバイス110aの状態を記述するために使用される1つ以上の状態変数を含むことができる。メモリ112bはまた、メディア再生システム100の他のデバイス(例えば、再生デバイス110、NMD120、制御デバイス130)のうちの1つ以上の状態と関連付けられたデータを含むことができる。幾つかの態様では、例えば、状態データは、メディア再生システム100のデバイスの少なくとも一部の間で所定の時間間隔(例えば、5秒ごと、10秒ごと、60秒ごと)の間に共有され、その結果、デバイスのうちの1つ以上は、メディア再生システム100に関連付けられた最新データを有する。
ネットワークインタフェース112dは、再生デバイス110aと、例えばリンク103及び/又はネットワーク104(図1B)などのデータネットワーク上の1つ以上の他のデバイスとの間のデータの送信を容易にするように構成される。ネットワークインタフェース112dは、メディアコンテンツ(例えば、オーディオコンテンツ、ビデオコンテンツ、テキスト、写真)、並びにインターネットプロトコル(IP)ベースの送信元アドレス及び/又はIPベースの宛先アドレスを含むデジタルパケットデータを含む他の信号(例えば、非一時的な信号)に対応するデータを送受信するように構成される。ネットワークインタフェース112dは、電子機器112が再生デバイス110a宛てのデータを適切に受信及び処理するように、デジタルパケットデータを解析することができる。
図1Cの図示の例では、ネットワークインタフェース112dは、1つ以上の無線インタフェース112e(以下「無線インタフェース112e」と呼ぶ)を備える。無線インタフェース112e(例えば、1つ以上のアンテナを含む適切なインタフェース)は、適切な無線通信プロトコル(例えば、WiFi、Bluetooth、LTE)に従ってネットワーク104(図1B)に通信可能に結合された1つ以上の他のデバイス(例えば、他の再生デバイス110、NMD120、及び/又は、制御デバイス130のうちの1つ以上)と無線通信するように構成することができる。幾つかの例では、ネットワークインタフェース112dは、任意選択的に、適切な有線通信プロトコルに従って他のデバイスと有線接続を介して通信するように構成された有線インタフェース112f(例えば、イーサネット、USB-A、USB-C、及び/又はThunderboltケーブルなどのネットワークケーブルを受信するように構成されたインタフェース又はレセプタクル)を含む。特定の例では、ネットワークインタフェース112dは、有線インタフェース112fを含み、無線インタフェース112eを除外する。幾つかの例では、電子機器112は、ネットワークインタフェース112dを完全に除外し、別の通信経路(例えば、入力/出力111)を介してメディアコンテンツ及び/又は他のデータを送受信する。
オーディオコンポーネント112gは、(例えば、入力/出力111及び/又はネットワークインタフェース112dを介して)電子機器112によって受信されたメディアコンテンツを含むデータを処理及び/又はフィルタリングして、出力オーディオ信号を生成するように構成される。幾つかの例では、オーディオ処理コンポーネント112gは、例えば、1つ以上のデジタル-アナログ変換器(DAC)、オーディオ前処理コンポーネント、オーディオ拡張コンポーネント、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び/又は他の適切なオーディオ処理コンポーネント、モジュール、回路などを備える。特定の例では、オーディオ処理コンポーネント112gのうちの1つ以上は、プロセッサ112aの1つ以上のサブコンポーネントを備えることができる。幾つかの例では、電子機器112は、オーディオ処理コンポーネント112gを省略する。幾つかの態様では、例えば、プロセッサ112aは、出力オーディオ信号を生成するためにオーディオ処理動作を実行するために、メモリ112bに記憶された命令を実行する。
増幅器112hは、オーディオ処理コンポーネント112g及び/又はプロセッサ112aによって生成されたオーディオ出力信号を受信及び増幅するように構成される。増幅器112hは、トランスデューサ114のうちの1つ以上を駆動するのに十分なレベルまでオーディオ信号を増幅するように構成された電子デバイス及び/又は構成要素を備えることができる。幾つかの例では、例えば、増幅器112hは、1つ以上のスイッチング又はD級電力増幅器を含む。しかしながら、他の例では、増幅器は、1つ以上の他のタイプの電力増幅器(例えば、線形利得電力増幅器、A級増幅器、B級増幅器、AB級増幅器、C級増幅器、D級増幅器、E級増幅器、F級増幅器、G級増幅器及び/もしくはH級増幅器、並びに/又は別の適切なタイプの電力増幅器)を含む。特定の例では、増幅器112hは、前述のタイプの電力増幅器のうちの2つ以上の適切な組み合わせを備える。更に、幾つかの例では、増幅器112hの個々のものは、トランスデューサ114の個々のものに対応する。しかしながら、他の例では、電子機器112は、増幅されたオーディオ信号を複数のトランスデューサ114に出力するように構成された増幅器112hのうちの単一の増幅器を含む。幾つかの他の例では、電子機器112は増幅器112hを省略する。
トランスデューサ114(例えば、1つ以上のスピーカ及び/又はスピーカドライバ)は、増幅器112hから増幅されたオーディオ信号を受信し、増幅されたオーディオ信号を音(例えば、約20ヘルツ(Hz)~20キロヘルツ(kHz)の周波数を有する可聴音波)としてレンダリング又は出力する。幾つかの例では、トランスデューサ114は単一のトランスデューサを備えることができる。しかしながら、他の例では、トランスデューサ114は複数のオーディオトランスデューサを備える。幾つかの例では、トランスデューサ114は、複数のタイプのトランスデューサを備える。例えば、トランスデューサ114は、1つ以上の低周波数トランスデューサ(例えば、サブウーファ、ウーファ)、中域周波数トランスデューサ(例えば、ミッドレンジトランスデューサ、ミッドウーファ)、及び1つ以上の高周波トランスデューサ(例えば、1つ以上のツイータ)を含むことができる。本明細書で使用する場合、「低周波」は一般に約500Hz未満の可聴周波数を指すことができ、「中域周波数」は一般に約500Hz~約2kHzの可聴周波数を指すことができ、「高周波」は一般に2kHzを超える可聴周波数を指すことができる。しかしながら、特定の例では、トランスデューサ114のうちの1つ以上は、前述の周波数範囲に接着しないトランスデューサを備える。例えば、トランスデューサ114の一方は、約200Hz~約5kHzの周波数で音を出力するように構成された中間ウーハートランスデューサを備えてもよい。
例示として、SONOS,Inc.は、現在、例えば、「SONOS ONE」、「PLAY:1」、「PLAY:3」、「PLAY:5」、「PLAYBAR」、「PLAYBASE」、「CONNECT:AMP」、「CONNECT」、及び「SUB」を含む特定の再生デバイスを販売用に提供する(又は提供している)。これに加えて又は代えて、他の適切な再生デバイスを使用して、本明細書に開示される例の再生デバイスを実装してもよい。更に、当業者であれば分かるように、再生デバイスは、本明細書に記載の例又はSONOS製品提供物に限定されない。幾つかの例においては、例えば、1つ以上の再生デバイス110が有線又は無線ヘッドホン(例えば、耳上ヘッドホン、耳上ヘッドホン、耳内イヤホン)を備える。他の例では、再生デバイス110のうちの1つ以上は、パーソナル・モバイル・メディア再生デバイス用のドッキングステーションと対話するように構成されたドッキングステーション及び/又はインタフェースを備える。特定の例では、再生デバイスは、テレビ、照明器具、又は屋内もしくは屋外で使用するための他の何らかのデバイスなどの別のデバイス又はコンポーネントと一体であってもよい。幾つかの例では、再生デバイスは、ユーザインタフェース及び/又は1つ以上のトランスデューサを省略する。例えば、図1Dは、ユーザインタフェース113又はトランスデューサ114を有さない入力/出力111及び電子機器112を備える再生デバイス110pのブロック図である。
図1Eは、再生デバイス110i(例えば、サブウーファ)(図1A)と超音波接合された再生デバイス110a(図1C)を備える結合された再生デバイス110qのブロック図である。図示の例では、再生デバイス110a及び110iは、別個の筐体に収容された再生デバイス110のうちの別個のものである。しかしながら、幾つかの例では、結合された再生デバイス110qは、再生デバイス110a及び110iの両方を収容する単一の筐体を備える。結合された再生デバイス110qは、結合されていない再生デバイス(例えば、図1Cの再生デバイス110a)及び/又はペアリングされた若しくは結合された再生デバイス(例えば、図1Bの再生デバイス110l及び110m)とは異なる方法で音を処理及び再生するように構成されることができる。幾つかの例では、例えば、再生デバイス110aは、低周波数、中域周波数、及び高周波数のオーディオコンテンツをレンダリングするように構成されたフルレンジ再生デバイスであり、再生デバイス110iは、低周波数オーディオコンテンツをレンダリングするように構成されたサブウーファである。幾つかの態様では、再生デバイス110aは、第1の再生デバイスと結合されると、特定のオーディオコンテンツの中域周波数成分及び高周波成分のみをレンダリングするように構成され、一方、再生デバイス110iは、特定のオーディオコンテンツの低周波成分をレンダリングする。幾つかの例では、結合再生デバイス110qは、追加の再生デバイス及び/又は別の結合再生デバイスを含む。
c.適切なネットワークマイクロフォンデバイス(NMD)
図1Fは、NMD120a(図1A及び図1B)のブロック図である。NMD120aは、1つ以上の音声処理コンポーネント124(以下、「音声コンポーネント124」)と、プロセッサ112a、メモリ112b、及びマイクロフォン115を含む再生デバイス110a(図1C)に関して説明した幾つかのコンポーネントとを含む。NMD120aは、ユーザインタフェース113及び/又はトランスデューサ114などの再生デバイス110a(図1C)にも含まれる他の構成要素を任意選択的に備える。幾つかの例では、NMD120aはメディア再生デバイス(例えば、再生デバイス110のうちの1つ以上)として構成され、例えば、オーディオコンポーネント112g(図1C)、増幅器114、及び/又は他の再生デバイスコンポーネントのうちの1つ以上を更に含む。特定の例では、NMD120aは、例えばサーモスタット、警報パネル、火災及び/又は煙検出器などのモノのインターネット(IoT)デバイスを備える。幾つかの例では、NMD120aは、マイクロフォン115と、音声処理124と、図1Bに関して前述した電子機器112の構成要素の一部のみとを備える。幾つかの態様では、例えば、NMD120aは、電子機器112の1つ以上の他の構成要素を省略しながら、プロセッサ112a及びメモリ112b(図1B)を含む。幾つかの例では、NMD120aは追加の構成要素(例えば、1つ以上のセンサ、カメラ、温度計、気圧計、湿度計)を含む。
幾つかの例では、NMDを再生デバイスに組み込むことができる。図1Gは、NMD120dを備える再生デバイス110rのブロック図である。再生デバイス110rは、再生デバイス110aの構成要素の多く又は全てを備えることができ、マイクロフォン115及び音声処理124(図1F)を更に含むことができる。再生デバイス110rは、統合制御デバイス130cを有していてもよい。制御デバイス130cは、例えば、別個の制御デバイスを伴うことなくユーザ入力(例えば、タッチ入力、音声入力)を受信するように構成されたユーザインタフェース(例えば、図1Bのユーザインタフェース113)を備えることができる。しかしながら、他の例では、再生デバイス110rは、他の制御デバイス(例えば、図1Bの制御デバイス130a)からコマンドを受信する。
再び図1Fを参照すると、マイクロフォン115は、NMD120aが配置されている環境(例えば、図1Aの環境101)及び/又は部屋から音を取得、捕捉、及び/又は受信するように構成される。受信される音声は、例えば、音声発話、NMD120a及び/又は別の再生デバイスによって再生されるオーディオ、背景音声、周囲音などを含むことができる。マイクロフォン115は、受信した音を電気信号に変換してマイクロフォンデータを生成する。音声処理124は、マイクロフォンデータを受信して分析し、マイクロフォンデータに音声入力があるかどうかを決定する。音声入力は、例えば、ユーザ要求を含む発話が続く起動ワードを含むことができる。当業者には理解されるように、起動ワードは、ユーザ音声入力を意味する単語又は他のオーディオキューである。例えば、AMAZON(登録商標)VASに問い合わせる際に、ユーザは起動ワード「Alexa」を発することがある。他の例は、グーグル(登録商標)VASを呼び出すための「オーケー、Google」及びアップル(登録商標)VASを呼び出すための「ヘイ、Siri」を含む。
起動ワードを検出した後、音声処理124は、音声入力において付随するユーザ要求についてマイクロフォンデータを監視する。ユーザ要求は、例えば、サーモスタット(例えば、NEST(登録商標)サーモスタット)、照明デバイス(例えば、PHILIPS HUE(登録商標)照明デバイス)、又はメディア再生デバイス(例えば、Sonos(登録商標)再生デバイス)などの第3者デバイスを制御するためのコマンドを含むことができる。例えば、ユーザは、(例えば、図1Aの環境101)という起動ワード「Alexa」に続いて発話「サーモスタットを68度に設定してください」を発話して、家庭内の温度を設定することができる。ユーザは、同じ起動ワードを発した後に「居間をつけて」という発話を行い、家の居間エリアの照明デバイスをオンにすることができる。ユーザは、特定の曲、アルバム、又は音楽のプレイリストを家庭内の再生デバイス上で再生する要求が続く起動ワードを同様に話すことができる。
d.適切な制御デバイス
図1Hは、制御デバイス130a(図1A及び図1B)の部分概略図である。本明細書で使用される場合、「制御デバイス」という用語は、「コントローラ」又は「制御システム」と互換的に使用することができる。他の特徴の中でも、制御デバイス130aは、メディア再生システム100に関連するユーザ入力を受信し、それに応答して、メディア再生システム100内の1つ以上のデバイスに、ユーザ入力に対応する動作又は動作を実行させるように構成される。図示の例では、制御デバイス130aは、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェアがインストールされたスマートフォン(例えば、iPhone(登録商標)、Android電話)を備える。幾つかの例では、制御デバイス130aは、例えば、タブレット(例えば、iPad(登録商標))、コンピュータ(例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ)、及び/又は別の適切なデバイス(例えば、テレビ、自動車のオーディオ・ヘッド・ユニット、IoTデバイス)を備える。特定の例では、制御デバイス130aは、メディア再生システム100のための専用コントローラを備える。他の例では、図1Gに関して前述したように、制御デバイス130aは、メディア再生システム100内の別のデバイス(例えば、再生デバイス110、NMD120、及び/又は、ネットワークを介して通信するように構成される他の適切なデバイスのうちの1つ以上)に組み込まれる。
制御デバイス130aは、電子機器132と、ユーザインタフェース133と、1つ以上のスピーカ134と、1つ以上のマイクロフォン135とを含む。電子機器132は、1つ以上のプロセッサ132a(以下、「プロセッサ132a」と呼ぶ)と、メモリ132bと、ソフトウェアコンポーネント132cと、ネットワークインタフェース132dとを備える。プロセッサ132aは、メディア再生システム100のユーザアクセス、制御、及び構成を容易にすることに関連する機能を実行するように構成することができる。メモリ132bは、これらの機能を実行するためにプロセッサ112aによって実行可能なソフトウェアコンポーネントのうちの1つ以上をロードすることができるデータ記憶装置を備えることができる。ソフトウェアコンポーネント132cは、メディア再生システム100の制御を容易にするように構成されたアプリケーション及び/又は他の実行可能ソフトウェアを備えることができる。メモリ112bは、例えば、ソフトウェアコンポーネント132c、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェア、及び/又はメディア再生システム100及びユーザに関連する他のデータを記憶するように構成することができる。
ネットワークインタフェース132dは、制御デバイス130aと、メディア再生システム100内の1つ以上の他のデバイス、及び/又は1つ以上のリモートデバイスとの間のネットワーク通信を容易にするように構成される。幾つかの例では、ネットワークインタフェース132dは、1つ以上の適切な通信業界標準(例えば、赤外線、無線、IEEE802.3を含む有線規格、IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.15、4Gを含む無線規格、LTE)に従って動作するように構成される。ネットワークインタフェース132dは、例えば、再生デバイス110、NMD120、他の制御デバイス130、図1Bのコンピューティングデバイス106のうちの1つ、1つ以上の他のメディア再生システムを備えるデバイスなどにデータを送信及び/又はそこからデータを受信するように構成することができる。送信及び/又は受信されたデータは、例えば、再生デバイス制御コマンド、状態変数、再生ゾーン及び/又はゾーングループ構成を含むことができる。例えば、ユーザインタフェース133において受信されるユーザ入力に基づいて、ネットワークインタフェース132dは、再生デバイス制御コマンド(例えば、音量制御、オーディオ再生制御、オーディオコンテンツ選択)を制御デバイス130から再生デバイス110のうちの1つ以上へ送信することができる。ネットワークインタフェース132dはまた、例えば、とりわけ、ゾーンへの/ゾーンからの1つ以上の再生デバイス110の追加/削除、ゾーングループへの/ゾーンからの1つ以上のゾーンの追加/削除、結合された又は統合されたプレーヤの形成、結合された又は統合されたプレーヤからの1つ以上の再生デバイスの分離などの構成変更を送信及び/又は受信することができる。ゾーン及びグループの追加の説明は、図1I~図1Mに関して以下に見出すことができる。
ユーザインタフェース133は、ユーザ入力を受信するように構成され、メディア再生システム100の制御を容易にすることができる。ユーザインタフェース133は、メディアコンテンツ技術133a(例えば、アルバムアート、歌詞、ビデオ)と、再生状態インジケータ133b(例えば、経過時間及び/又は残り時間インジケータ)と、メディアコンテンツ情報領域133cと、再生制御領域133dと、ゾーンインジケータ133eとを含む。メディアコンテンツ情報領域133cは、現在再生しているメディアコンテンツ及び/又はキューもしくはプレイリスト内のメディアコンテンツに関する関連情報(例えば、タイトル、アーティスト、アルバム、ジャンル、発売年)の表示を含むことができる。再生制御領域133dは、選択された再生ゾーン又はゾーングループ内の1つ以上の再生デバイスに、例えば、再生又は一時停止、早送り、巻き戻し、次へスキップ、前へスキップ、シャッフルモードに入る/終了、繰り返しモードに入る/終了、クロスフェードモードに入る/終了などの再生アクションを実行させるための選択可能(例えば、タッチ入力を介して、及び/又はカーソルもしくは別の適切なセレクタを介して)なアイコンを含むことができる。再生制御領域133dはまた、等化設定、再生ボリューム、及び/又は他の適切な再生動作を変更するための選択可能アイコンを含むことができる。図示の例では、ユーザインタフェース133は、スマートフォン(例えば、iPhone(登録商標)、Android電話)のタッチスクリーンインタフェース上に提示されるディスプレイを備える。しかしながら、幾つかの例では、メディア再生システムに同等の制御アクセスを提供するために、様々なフォーマット、スタイル、及びインタラクティブシーケンスのユーザインタフェースを1つ以上のネットワークデバイスに代替的に実装することができる。
1つ以上のスピーカ134(例えば、1つ以上のトランスデューサ)は、制御デバイス130aのユーザに音声を出力するように構成され得る。幾つかの例では、1つ以上のスピーカは、対応して低周波数、中域周波数、及び/又は高周波数を出力するように構成された個々のトランスデューサを備える。幾つかの態様では、例えば、制御デバイス130aは、再生デバイス(例えば、再生デバイス110のうちの1つ)として構成される。同様に、幾つかの例では、制御デバイス130aは、NMD(例えば、NMD120のうちの1つ)として構成され、1つ以上のマイクロフォン135を介して音声コマンド及び他の音声を受信する。
1つ以上のマイクロフォン135は、例えば、1つ以上のコンデンサマイクロフォン、エレクトレットコンデンサマイクロフォン、ダイナミックマイクロフォン、及び/又は他の適切なタイプのマイクロフォン又はトランスデューサを備えることができる。幾つかの例では、マイクロフォン135のうちの2つ以上は、オーディオソース(例えば、音声、可聴音)の位置情報を取り込むように配置され、及び/又は背景ノイズのフィルタリングを容易にするように構成される。更に、特定の例では、制御デバイス130aは、再生デバイス及びNMDとして動作するように構成される。しかしながら、他の例では、制御デバイス130aは、1つ以上のスピーカ134及び/又は1つ以上のマイクロフォン135を省略する。例えば、制御デバイス130aは、スピーカ又はマイクロフォンを伴うことなく、電子機器132の一部及びユーザインタフェース133(例えば、タッチスクリーン)を備えるデバイス(例えば、サーモスタット、IoTデバイス、ネットワークデバイス)を備えることができる。
適切な再生デバイス構成
図1I~図1Mは、ゾーン及びゾーングループにおける再生デバイスの例示的な構成を示す。最初に図1Mを参照すると、一例では、単一の再生デバイスがゾーンに属することができる。例えば、第2の寝室101c(図1A)内の再生デバイス110gは、ゾーンCに属していてもよい。以下に説明する幾つかの実装形態では、複数の再生デバイスを「結合」して「結合対」を形成することができ、これらは一緒になって単一のゾーンを形成する。例えば、再生デバイス110l(例えば、左再生デバイス)は、ゾーンAを形成するように再生デバイス110l(例えば、左再生デバイス)に結合されることができる。結合再生デバイスは、異なる再生責任(例えば、チャネルの責任)を有してもよい。以下に説明する別の実施態様では、複数の再生デバイスをマージして単一のゾーンを形成することができる。例えば、再生デバイス110h(例えば、フロント再生デバイス)は、単一のゾーンDを形成するように再生デバイス110i(例えば、サブウーファ)及び再生デバイス110j及び110k(例えば、それぞれ左右のサラウンドスピーカ)とマージされてもよい。別の例では、再生デバイス110g及び110hをマージして、マージされたグループ又はゾーングループ108bを形成することができる。マージされた再生デバイス110g及び110hは、異なる再生責任を特に割り当てられなくてもよい。すなわち、マージされた再生デバイス110h及び110iは、同期してオーディオコンテンツを再生することとは別に、それぞれがマージされなかった場合と同様にオーディオコンテンツを再生することができる。
メディア再生システム100内の各ゾーンは、単一のユーザインタフェース(UI)エンティティとして制御のために設けられてもよい。例えば、ゾーンAは、主浴室と呼ばれる単一のエンティティとして設けられ得る。ゾーンBは、マスターベッドルームと呼ばれる単一のエンティティとして設けられ得る。ゾーンCは、第2の寝室と呼ばれる単一のエンティティとして設けられ得る。
結合される再生デバイスは、特定のオーディオチャネルに対する責任など、異なる再生責任を有することができる。例えば、図1-Iに示されるように、再生デバイス110l及び110mは、オーディオコンテンツのステレオ効果を生成又は強化するように結合されてもよい。この例では、再生デバイス110lは、左チャネルのオーディオコンポーネントを再生するように構成されてもよく、一方、再生デバイス110kは、右チャネルのオーディオコンポーネントを再生するように構成されてもよい。幾つかの実装形態では、そのようなステレオ結合は「ペアリング」と呼ばれることがある。
更に、結合された再生デバイスは、追加の及び/又は異なるそれぞれのスピーカドライバを有してもよい。図1Jに示されるように、Frontと名付けられた再生デバイス110hは、SUBと名付けられた再生デバイス110iと結合されてもよい。フロントデバイス110hは、中域周波数~高周波数の範囲をレンダリングするように構成することができ、SUBデバイス110iは、低周波数をレンダリングするように構成することができる。しかしながら、結合されていない場合、フロントデバイス110hは、周波数の全範囲をレンダリングするように構成することができる。別の例として、図1Kは、左再生デバイス110j及び右再生デバイス110kとそれぞれ更に結合されたフロントデバイス110h及びSUBデバイス110iを示す。幾つかの実装形態では、右デバイス110j及び左デバイス102kは、ホームシアターシステムのサラウンド又は「衛星」チャネルを形成するように構成することができる。結合された再生デバイス110h、110i、110j、及び110kは、単一のゾーンD(図1M)を形成することができる。
マージされた再生デバイスは、再生責任を割り当てられていなくてもよく、それぞれの再生デバイスが可能なオーディオコンテンツの全範囲をレンダリングすることができる。それにもかかわらず、マージされたデバイスは、単一のUIエンティティ(すなわち、前述したように、ゾーン)として表されてもよい。例えば、主浴室の再生デバイス110a及び110nは、ゾーンAの単一のUIエンティティを有する。一例では、再生デバイス110a及び110nはそれぞれ、それぞれの再生デバイス110a及び110nが同期して可能なオーディオコンテンツの全範囲を出力することができる。
幾つかの例では、NMDは、ゾーンを形成するように別のデバイスと結合又はマージされる。例えば、NMD120bは、ともにリビングルームと呼ばれるゾーンFを形成する再生デバイス110eと結合されてもよい。他の例では、スタンドアロンのネットワークマイクロフォンデバイスは、それ自体がゾーン内にあってもよい。しかしながら、他の例では、スタンドアロンのネットワークマイクロフォンデバイスはゾーンに関連付けられていなくてもよい。ネットワークマイクロフォンデバイスと再生デバイスとを指定デバイス又はデフォルトデバイスとして関連付けることに関する更なる詳細は、例えば、先に参照した米国特許出願第15/438,749号に見出すことができる。
個々のデバイス、結合されたデバイス、及び/又はマージされたデバイスのゾーンは、ゾーングループを形成するためにグループ化され得る。例えば、図1Mを参照すると、ゾーンAをゾーンBとグループ化して、2つのゾーンを含むゾーングループ108aを形成することができる。同様に、ゾーンGをゾーンHとグループ化して、ゾーングループ108bを形成してもよい。別の例として、ゾーンAは、1つ以上の他のゾーンC-Iとグループ化されてもよい。ゾーンA~Iは、多数の方法でグループ化及びグループ解除することができる。例えば、ゾーンA~Iの3つ、4つ、5つ、又はそれ以上(例えば、全て)がグループ化されてもよい。グループ化されると、個々の及び/又は結合された再生デバイスのゾーンは、先に参照された米国特許第8,234,395号明細書に記載されているように、互いに同期してオーディオを再生することができる。再生デバイスは、オーディオコンテンツを同期して再生する新たな又は異なるグループを形成するために、動的にグループ化及びグループ化解除されてもよい。
様々な実施態様では、環境内のゾーンは、グループ内のゾーンのデフォルト名又はゾーングループ内のゾーンの名前の組み合わせであってもよい。例えば、ゾーングループ108bには、図1Mに示すように、「ダイニング+キッチン」などの名前を割り当てることができる。幾つかの例では、ゾーングループは、ユーザによって選択された固有の名前を与えられてもよい。
特定のデータは、再生ゾーン、再生デバイス、及び/又は、再生ゾーンに関連付けられたゾーングループの状態を記述するために定期的に更新されて使用される1つ以上の状態変数として再生デバイス(例えば、図1Cのメモリ112b)のメモリに記憶されてもよい。メモリはまた、メディアシステムの他のデバイスの状態と関連付けられ、デバイスのうちの1つ以上がシステムと関連付けられた最新のデータを有するように、デバイス間で時々共有されるデータを含むことができる。
幾つかの例では、メモリは、状態に関連する様々な変数型のインスタンスを記憶することができる。変数インスタンスは、タイプに対応する識別子(例えば、タグ)と共に記憶され得る。例えば、特定の識別子は、ゾーンの再生デバイスを識別するための第1のタイプ「a1」、ゾーン内で結合されることができる再生デバイスを識別するための第2のタイプ「b1」、及び、ゾーンが属することができるゾーングループを識別するための第3のタイプ「c1」であってもよい。関連する例として、第2の寝室101cに関連付けられた識別子は、再生デバイスがゾーングループ内ではなくゾーンCの唯一の再生デバイスであることを示すことができる。Denに関連付けられた識別子は、Denが他のゾーンとグループ化されていないが、結合された再生デバイス110h~110kを含むことを示すことができる。ダイニングルームに関連付けられた識別子は、ダイニングルームがダイニング+キッチンゾーングループ108bの一部であり、デバイス110b及び110dがグループ化されている(図1L)ことを示すことができる。キッチンに関連付けられた識別子は、キッチンがダイニング+キッチンゾーングループ108bの一部であることによって同じ又は類似の情報を示すことができる。他の例示的なゾーン変数及び識別子を以下に説明する。
更に別の例では、メディア再生システム100は、図1Mに示すように、エリアに関連付けられた識別子など、ゾーン及びゾーングループの他の関連付けを表す変数又は識別子であってもよい。エリアは、ゾーングループのクラスタ及び/又はゾーングループ内にないゾーンを含み得る。例えば、図1Mは、ゾーンA~Dを含む上部エリア109aと、ゾーンE~Iを含む下部エリア109bとを示す。一態様では、エリアは、別のクラスタの1つ以上のゾーン及び/又はゾーングループを共有するゾーングループ及び/又はゾーンのクラスタを呼び出すために使用され得る。別の態様では、これは、別のゾーングループとゾーンを共有しないゾーングループとは異なる。エリアを実装するための技術の更なる例は、例えば、2017年8月21日に出願され、「名前に基づく部屋の関連付け」と題する米国特許出願第15/682,506号明細書、及び2007年9月11日に出願され、「マルチゾーンメディアシステムにおけるグループ化の制御及び操作」と題する米国特許第8,483,853号明細書に見出すことができる。これらの出願のそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。幾つかの例では、メディア再生システム100は、エリアを実装しなくてもよく、その場合、システムは、エリアに関連付けられた変数を記憶しなくてもよい。
III.生成メディアコンテンツの再生
図2は、生成メディアコンテンツの再生のためのシステム200の機能ブロック図である。前述したように、生成メディアコンテンツは、アルゴリズム又はモデルなどの非人間的なルールベースのプロセスによって動的に作成、合成、及び/又は変更される任意のメディアコンテンツ(例えば、オーディオ、ビデオ、オーディオビジュアル出力、触知出力、又は任意の他のメディアコンテンツ)を含むことができる。この作成又は変更は、リアルタイム又はほぼリアルタイムで再生するために行うことができる。これに加えて又は代えて、生成メディアコンテンツは、非同期的に(例えば、再生が要求される前に)生成又は変更されることができ、生成メディアコンテンツの特定のアイテムは、その後、再生のために後で選択されることができる。本明細書で使用される場合、「生成メディアモジュール」は、ソフトウェア、物理モデル、又はそれらの組み合わせで実装されるかどうかにかかわらず、1つ以上の入力に基づいて生成メディアコンテンツを生成することができる任意のシステムを含む。幾つかの例では、そのような生成メディアコンテンツは、完全に新しいものとして作成することができるか、又はメディアコンテンツの1つ以上の既存の部分を混合、結合、操作、又は他の方法で変更することによって作成することができる新規メディアコンテンツを含む。本明細書で使用される場合、「生成メディアコンテンツモデル」は、1つ以上の入力(例えば、センサデータ、アーティストが提供したパラメータ、オーディオクリップやサンプルなどのメディアセグメントなど)を使用して新規生成メディアコンテンツを生成するために使用することができる任意のアルゴリズム、スキーマ、又は規則のセットを含む。例の中で、生成メディアモジュールは、様々な生成メディアコンテンツを生成するために様々な異なる生成メディアコンテンツモデルを使用することができる。場合によっては、アーティスト又は他の共同作業者は、特定の生成メディアコンテンツを生成するために、生成メディアコンテンツモデルと対話し、これを作成し、及び/又はこれを更新することができる。この説明を通して幾つかの例はオーディオコンテンツを参照しているが、本明細書で開示される原理は、幾つかの例では、他のタイプのメディアコンテンツ、例えばビデオ、オーディオビジュアル、触覚、又はその他に適用することができる。
図2に示すように、システム200は、生成メディアグループメンバ250a及び250b、並びにセンサデータソース218、メディアコンテンツソース220、及び制御デバイス130と通信する生成メディアグループコーディネータ210を含む。そのような通信は、前述したように、任意の適切な有線もしくは無線ネットワーク接続又はそれらの組み合わせ(例えば、WiFiネットワーク、Bluetooth、Z-Waveネットワーク、ZigBee、イーサネット接続、ユニバーサルシリアルバス(USB)接続など)を含むことができるネットワーク102を介して実行することができる。
1つ以上のリモートコンピューティングデバイス106はまた、ネットワーク102を介してグループコーディネータ210及び/又はグループメンバ250a及び250bと通信することができる。様々な例では、リモートコンピューティングデバイス106は、デバイス製造業者、メディアコンテンツプロバイダ、音声アシスタントサービス、又は他の適切なエンティティに関連付けられたクラウドベースのサーバとすることができる。図2に示すように、リモートコンピューティングデバイス106は、生成メディアモジュール214を含むことができる。本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、リモートコンピューティングデバイス106は、ローカルデバイス(例えば、コーディネータ210並びにメンバ250a及び250b)からリモートで生成メディアコンテンツを生成することができる。生成メディアコンテンツは、その後、再生のために1つ以上のローカルデバイスに送信されることができる。これに加えて又は代えて、生成メディアコンテンツは、ローカルデバイス(例えば、グループコーディネータ210及び/又はグループメンバ250a及び250b)を介して全体的又は部分的に生成することができる。幾つかの例では、グループコーディネータ210は、それ自体がリモートコンピューティングデバイスとすることができ、広域ネットワークを介してグループメンバ250a及び250bに通信可能に結合され、デバイスは同じ環境(例えば、家庭、事業所など)内に同じ場所に配置される必要はない。
a.生成メディアグループ動作の例
図示の例では、生成メディアグループは、生成メディアグループコーディネータ210(本明細書では「コーディネータデバイス210」とも呼ばれる)と、第1の及び第2の生成メディアグループメンバ250a及び250b(本明細書では「第1のメンバデバイス250a」、「第2のメンバデバイス250b」、「メンバデバイス250」とも総称する)とを含む。任意選択的に、1つ以上のリモートコンピューティングデバイス106は、生成メディアグループの一部を形成することもできる。動作中、これらのデバイスは、生成メディアコンテンツの生成及び再生を容易にするために、互いに及び/又は他のコンポーネント(例えば、センサデータソース218、制御デバイス130、メディアコンテンツソース220、又は任意の他の適切なデータソースもしくはコンポーネント)と通信することができる。
様々な例では、デバイス210及び/又は250の一部又は全ては、同じ環境(例えば、同じ家庭内、店舗内など)内に同じ場所に配置することができる。幾つかの例では、デバイス210及び/又は250の少なくとも幾つかは、例えば異なる家庭内、異なる都市内など、互いに離れていてもよい。
コーディネータデバイス210及び/又はメンバデバイス250は、図1A~図1Hに関して前述した再生デバイス110又はネットワークマイクロフォンデバイス120の構成要素の一部又は全部を含むことができる。例えば、コーディネータデバイス210及び/又はメンバデバイス250は、任意選択的に再生コンポーネント212(例えば、トランスデューサ、増幅器、オーディオ処理コンポーネントなど)を含むことができ、或いはそのようなコンポーネントは、場合によっては省略することができる。
幾つかの例では、コーディネータデバイス210は再生デバイス自体であり、したがってメンバデバイス250として動作することもできる。他の例では、コーディネータデバイス210は、(例えば、直接有線接続を介して、又はネットワーク102を介して)1つ以上のメンバデバイス250へ接続されることが可能であるが、コーディネータデバイス210は、生成メディアコンテンツを自ら再生しない。様々な例において、コーディネータデバイス210は、ローカルネットワーク上のブリッジ状デバイス、それ自体生成メディアグループの一部ではない再生デバイス(すなわち、再生デバイス自体は、生成メディアコンテンツを再生しない)、及び/又はリモートコンピューティングデバイス(例えば、クラウドサーバ)上に実装することができる。
様々な例において、デバイスのうちの1つ以上は、その上に生成メディアモジュール214を含むことができる。そのような生成メディアモジュール214は、例えば適切な生成メディアコンテンツモデルを使用して、1つ以上の入力に基づいて新規の合成メディアコンテンツを生成することができる。図2に示すように、幾つかの例では、コーディネータデバイス210は、生成メディアコンテンツを生成するための生成メディアモジュール214を含むことができ、生成メディアモジュールは、その後、同時再生及び/又は同期再生のためにメンバデバイス250a及び250bに送信することができる。これに加えて又は代えて、メンバデバイス250(例えば、図2に示すメンバデバイス250b)の一部又は全部は、生成メディアモジュール214を含むことができ、生成メディアモジュールは、メンバデバイス250によって使用されて、1つ以上の入力に基づいて生成メディアコンテンツをローカルに生成することができる。様々な例において、生成メディアコンテンツは、任意選択的にローカルデバイスから受信した1つ以上の入力パラメータを使用して、リモートコンピューティングデバイス106を介して生成することができる。次いで、この生成メディアコンテンツは、調整及び/又は再生のために1つ以上のローカルデバイスに送信することができる。
幾つかの例では、メンバデバイス250の少なくとも幾つかはそこに生成メディアモジュール214を含まない。或いは、場合によっては、各メンバデバイス250は、そこに生成メディアモジュール214を含むことができ、生成メディアコンテンツをローカルに生成するように構成することができる。少なくとも幾つかの例では、メンバデバイス250のいずれも、そこに生成メディアモジュール214を含まない。そのような場合、生成メディアコンテンツは、コーディネータデバイス210によって生成することができる。次いで、そのような生成メディアコンテンツは、同時及び/又は同期再生のためにメンバデバイス250に送信することができる。
図2に示す例では、コーディネータデバイス210は、調整コンポーネント216を更に含む。本明細書でより詳細に説明するように、場合によっては、コーディネータデバイス210は、(コーディネータデバイス210自体を含んでも含まなくてもよい)複数の異なる再生デバイスを介して生成メディアコンテンツの再生を容易にすることができる。動作中、調整コンポーネント216は、生成メディア作成(例えば、様々なデバイス間で分散され得る、1つ以上の生成メディアモジュール214を使用して)及び生成メディア再生の両方の同期を容易にするように構成される。例えば、コーディネータデバイス210は、同期再生を容易にするために、タイミングデータをメンバデバイス250に送信することができる。これに加えて又は代えて、コーディネータデバイス210は、生成メディアモジュール214に関する入力、生成メディアモデルパラメータ、又は他のデータを、メンバデバイス250が生成メディアを局所的に(例えば、ローカルに記憶された生成メディアモジュール214を使用して)生成できるように、及び/又はコーディネータデバイス210から受信した入力に基づいてメンバデバイス250が生成メディアモジュール214を更新又は変更できるように、1つ以上のメンバデバイス250へ送信することができる。
本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、生成メディアモジュール214は、生成メディアコンテンツモデルを使用して、1つ以上の入力に基づいて生成メディアを生成するように構成することができる。入力は、センサデータ(例えば、センサデータソース218によって提供されるように))、ユーザ入力(例えば、制御デバイス130から受信した場合、又はコーディネータデバイス210もしくはメンバデバイス250との直接的なユーザ相互作用を介して)、及び/又はメディアコンテンツソース220を含むことができる。例えば、生成メディアモジュール214は、生成オーディオの様々な特性を、(例えば、デバイス210,250に対する一人以上のユーザに関するセンサデータ)1つ以上の入力パラメータに基づいて調整することによって、生成オーディオを生成しかつ連続的に変更することができる。
b.例示的なメディアコンテンツソース
メディアコンテンツソース220は、様々な例において、1つ以上のローカル及び/又はリモートのメディアコンテンツソースを含むことができる。例えば、メディアコンテンツソース220は、前述したような1つ以上のローカルオーディオソース105(例えば、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ)又は別の適切なオーディオコンポーネント(例えば、テレビ、デスクトップコンピュータ、増幅器、フォノグラフ、ブルーレイプレーヤ、デジタルメディアファイルを記憶するメモリ)などから入力/出力接続を介して受信されるオーディオ)を含むことができる。これに加え、或いはこれに代えて、メディアコンテンツソース220は、ネットワークインタフェースを介して(例えば、ネットワーク102にわたる通信を介して)アクセス可能な1つ以上のリモートコンピューティングデバイスを含むことができる。そのようなリモートコンピューティングデバイスは、例えば、オーディオ及び/又は他のメディアコンテンツなどを記憶するメディアストリーミングサービスサーバなどの個々のコンピュータ又はサーバを含むことができる。
様々な例において、メディアコンテンツソース220を介して利用可能なメディアは、完全なサウンド、曲、曲の一部(例えば、サンプル)、又は任意のオーディオコンポーネント(例えば、特定の楽器の予め記録されたオーディオ、合成ビート又は他のオーディオセグメント、話し言葉又は自然音などの非音楽オーディオなど)の形態の予め記録されたオーディオセグメントを含むことができる。動作中、そのようなメディアは、例えば、検索されたメディアコンテンツを組み合わせ、混合し、重ね合わせ、操作し、又は他の様態で変更して、1つ以上のデバイスを介して再生するための新規の生成メディアコンテンツを生成することによって、生成メディアモジュール214によって生成メディアコンテンツを生成するために利用することができる。幾つかの例では、生成メディアコンテンツは、予め記録されたオーディオセグメント(例えば、事前に録音された曲、話し言葉の録音など)と、予め記録されたオーディオで作成及びオーバーレイされる新規の合成オーディオとの組み合わせの形態をとることができる。本明細書で使用される場合、「生成メディアコンテンツ」又は「生成されたメディアコンテンツ」は、任意のそのような組み合わせを含むことができる。
c.例示的な生成メディアモジュール
前述したように、生成メディアモジュール214は、ソフトウェア、物理モデル、又はそれらの組み合わせでインスタンス化されているかどうかにかかわらず、1つ以上の入力に基づいて生成メディアコンテンツを生成することができる任意のシステムを含むことができる。様々な例において、生成メディアモジュール214は、生成メディアコンテンツモデルを利用することができ、生成メディアコンテンツモデルは、関連する入力パラメータに基づいてメディアコンテンツが生成される方法を決定する1つ以上のアルゴリズム又は数学的モデルを含むことができる。場合によっては、アルゴリズム及び/又は数学的モデル自体は、例えば、1つ以上のリモートコンピューティングデバイス(例えば、音楽サービス又は他のエンティティに関連付けられたクラウドサーバ)から受信した命令に基づいて、又は同じもしくは異なる環境内の他のグループメンバデバイスから受信した入力、又は任意の他の適切な入力に基づいて、経時的に更新することができる。幾つかの例では、グループ内の様々なデバイスは、例えば、第2のメンバデバイスとは異なる生成メディアモジュール214を有する第1のメンバデバイスを用いて、異なる生成メディアモジュール214をその上に有することができる。他の場合には、生成メディアモジュール214を有するグループ内の各デバイスは、実質的に同じモデル又はアルゴリズムを含むことができる。
生成メディアコンテンツを生成するために、任意の適切なアルゴリズム又はアルゴリズムの組み合わせを使用することができる。そのようなアルゴリズムの例としては、機械学習技術(例えば、敵対的生成ネットワーク、ニューラルネットワークなど)、公式文法、マルコフモデル、有限状態オートマタ、及び/又はOpenAIによるJukeBox、AmazonによるAWS DeepComposer、GoogleによるMagenta、Amper MusicによるAmper AIなどの現在利用可能な提供物内に実装された任意のアルゴリズムを使用するものが挙げられる。様々な例において、生成メディアモジュール214は、現在存在するか、又は将来開発される任意の適切な生成アルゴリズムを利用することができる。
上記の説明に沿って、生成メディアコンテンツ(例えば、オーディオコンテンツ)を生成することは、リアルタイムでメディアコンテンツの様々な特性を変更すること、及び/又はリアルタイムもしくはほぼリアルタイムで新しいメディアコンテンツをアルゴリズム的に生成することを含むことができる。オーディオコンテンツのコンテキストでは、これは、ネットワーク102を介してコーディネータデバイス210及び/又はメンバデバイス250によって遠隔に配置され、アクセス可能とすることができるデータベース(例えば、メディアコンテンツソース220内)に幾つかのオーディオサンプルを記憶することによって達成することができ、或いは、オーディオサンプルをデバイス210,250自体でローカルに維持することができる。オーディオサンプルは、サンプルの1つ以上のオーディオ特性に対応する1つ以上のメタデータタグに関連付けることができる。例えば、所与のサンプルは、サンプルが特定の周波数又は周波数範囲(例えば、低音/中音/高音)又は特定の楽器、ジャンル、テンポ、キー、リリース日、地理的領域、音色、リバーブ、歪み、ソニックテクスチャ、又は明らかになる他の任意のオーディオ特性のオーディオを含むことを示すメタデータタグに関連付けることができる。
動作中、(例えば、コーディネータデバイス210及び/又は第2のメンバデバイス250bの)生成メディアモジュール214は、それらの関連タグに基づいて特定のオーディオサンプルを検索し、オーディオサンプルを混ぜ合わせて生成オーディオを作成することができる。生成オーディオは、生成メディアモジュール214が異なるタグを有するオーディオサンプル及び/又は同じもしくは類似のタグを有する異なるオーディオサンプルを検索するときにリアルタイムで発展することができる。生成メディアモジュール(複数可)214が検索するオーディオサンプルは、センサデータ、時刻、地理的位置、天気、又は気分選択などの様々なユーザ入力、又は心拍数などの生理学的入力などの、1つ以上の入力に依存することができる。このようにして、入力が変化すると、生成オーディオも変化する。例えば、ユーザが落ち着かせる又はリラックスする気分の入力を選択した場合、生成メディアモジュール(複数可)214は、オーディオサンプルを検索し、ユーザが落ち着かせる又はリラックスすることができるオーディオコンテンツに対応するタグと混合することができる。そのようなオーディオサンプルの例としては、低テンポ又は低ハーモニックの複雑さとしてタグ付けされたオーディオサンプル、又は穏やかでリラックスするように予め決定され、そのようにタグ付けされたオーディオサンプルを挙げることができる。幾つかの例では、オーディオサンプルは、信号の時間的及びスペクトル的内容を分析する自動化されたプロセスに基づいて、落ち着かせる又はリラックスするものとして識別することができる。他の例も同様に可能である。本明細書の例のいずれにおいても、生成メディアモジュール214は、異なるメタデータタグ又は他の適切な識別子に関連付けられたオーディオサンプルを検索及び混合することによって、生成オーディオの特性を調整することができる。
生成オーディオの特性を変更することは、音量、バランス、特定の楽器又はトーンの除去、オーディオのテンポ、利得、リバーブ、スペクトル等化、音色、又はサウンドテクスチャの変更などのうちの1つ以上を操作することを含むことができる。幾つかの例では、生成オーディオは、例えば、ユーザに最も近い特定の再生デバイスにおける生成オーディオの特定の特性を強調するなど、異なるデバイスで異なるように再生することができる。例えば、最も近い再生デバイスは、特定の楽器、ビート、トーン、又は他の特性を強調することができ、一方、残りの再生デバイスは、バックグラウンドオーディオソースとして機能することができる。
本明細書の他の箇所で説明するように、メディアコンテンツモジュール214は、ユーザの気分及び/又は生理学的状態を所望の方向に導くことを意図したメディアを生成するように構成することができる。幾つかの例では、ユーザの現在の状態(例えば、気分、感情状態、活動レベルなど)は、ユーザの現在の状態が所望の状態に向かって移行している又は少なくとも所望の状態とは反対の方向に移行していないようにするために、常に及び/又は反復的に監視又は測定される(例えば、所定の間隔で)。そのような例では、生成オーディオコンテンツは、ユーザの現在の状態を所望の終了状態に向けるように変化させることができる。
本明細書の例のいずれにおいても、生成メディアモジュールは、ヒステリシスを使用して、聴取体験に悪影響を与える可能性がある生成オーディオへの迅速な調整を回避することができる。例えば、生成メディアモジュールが、再生デバイスに対するユーザ位置の入力に基づいてメディアを変更する場合、ユーザが再生デバイスに近づいたり離れたりすると、再生デバイスは、本明細書に記載の方法のいずれかで生成オーディオを迅速に変更することができる。このような急激な調整は、ユーザにとって不快であり得る。これらの迅速な調整を低減するために、生成メディアモジュール214は、ユーザの動き又は他の活動が調整をトリガするときに、生成オーディオに対する調整を所定の期間遅延させることによってヒステリシスを使用するように構成されることができる。例えば、ユーザが再生デバイスの閾値距離内を移動したことを再生デバイスが検出した場合、前述した調整のうちの1つを直ちに実行する代わりに、再生デバイスは、調整を行う前に所定の時間量(例えば、数秒)待つことができる。ユーザが所定の時間量後に閾値距離内に留まる場合、再生デバイスは、生成オーディオの調整に進むことができる。しかしながら、ユーザが所定の時間量の後に閾値距離内に留まっていない場合、生成メディアモジュール214は、生成オーディオを調整することを控えることができる。生成メディアモジュール214は、本明細書に記載の他の生成メディア調整にヒステリシスを同様に適用することができる。
図3は、様々な入力パラメータを使用して生成オーディオコンテンツを生成するためのプロセス300のフローチャートを示す。様々な例では、これらの入力パラメータの1つ以上は、ユーザ入力に基づいて変更することができる。例えば、アーティストは、図2に示される様々なパラメータ、制約、又は利用可能なオーディオセグメントを選択することができ、これらの選択は、生成オーディオコンテンツの最終出力を少なくとも部分的に決定することができる。前述したように、そのような生成メディアモジュールは、(例えば、同じ再生デバイスを介して、及び/又はローカルエリアネットワークを介して通信可能に結合された他の再生デバイスを介した)ローカル再生のために1つ以上の再生デバイス上に記憶されて操作されてもよい。これに加えて又は代えて、そのような生成メディアモジュールは、1つ以上のリモートコンピューティングデバイス上に記憶及び操作されてもよく、結果として得られる出力は、再生のために広域ネットワークを介して1つ以上のリモートデバイスに送信される。
図示されるように、プロセスは、ブロック302において始まり、ブロック304においてクロック/メトロノームに進み、そこでテンポ306及び時間シグネチャ308の入力が受信される。テンポ306及び時間シグネチャ308は、アーティストによって選択することができ、又はモデルを使用して自動的に決定又は生成することができる。プロセスはブロック310に進み、そこでコード変更をトリガすることができ、入力としてコード変更周波数パラメータ312を受ける。アーティストは、より高いエネルギー体験(例えば、ダンス音楽、雰囲気音楽の高揚など)を意図した音楽において、より高いコード変更頻度を有することを選択することができる。逆に、より低いコード変化周波数は、より低いエネルギー出力(例えば、静かな音楽)に関連付けられてもよい。
ブロック314において、利用可能なコードセグメント316からコードが選択される。複数のコード情報パラメータ318,320,322を、コードセグメント316への入力として提供することもできる。これらの入力を使用して、次に再生されるべき特定のコードを決定し、ブロック324として出力することができる。幾つかの例では、アーティストは、重み付け、その特定のコードが使用されるべき頻度など、各コードの情報を提供することができる。
次に、ブロック326において、入力として機能するハーモニ複雑度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、コード変動が選択される。ハーモニ複雑度パラメータ328は、アーティストによって調整又は選択され得るか、又は自動的に決定され得る。一般に、より高いハーモニ複雑度パラメータは、より高いエネルギーオーディオ出力に関連付けられてもよく、より低いハーモニ複雑度パラメータは、より低いエネルギーオーディオ出力に関連付けられてもよい。場合によっては、ハーモニ複雑度パラメータは、コード反転、発声、及びハーモニ密度などの入力を含むことができる。
ブロック330において、プロセスは、コードのルートを取得し、ブロック332において、利用可能な低音セグメント334の中から再生すべき低音セグメントを選択する。これらの低音セグメントはその後バス処理336を受け、そこで等化、フィルタリング、タイミング、及び他の処理を行うことができる。
ブロック326のコード変動に戻ると、プロセスは、ブロック338に別々に続き、利用可能なハーモニセグメント340の中から選択されたハーモニを再生する。次に、このハーモニセグメントはバス処理342を受ける。ハーモニーセグメントバス処理342は、低音バス処理と同様に、等化、フィルタリング、タイミングなどの処理が可能である。
選択されたコード324に戻ると、プロセスは、ブロック344において、メロディ制約346の入力を利用してメロディノートを個別にフィルタリングし続ける。ブロック348における出力は、再生するために利用可能なメロディノートである。メロディ制約346は、アーティストによって提供されることが可能であり、例えば、どの音を再生するか否かを指定し、メロディ範囲を制限し、又は特定の選択されたコード324に依存し得る他のそのような制約を提供することができる。
ブロック350において、プロセスは、(利用可能なメロディノート348の中から)どのメロディノートを再生するかを決定する。この決定は、モデル値、アーティスト提供の入力、ランダム化効果、又は任意の他の適切な入力に基づいて自動的に行うことができる。図示の例では、一方の入力は、トリガメロディ音符ブロック352からのものであり、これは、メロディ密度パラメータ354に基づく。アーティストは、メロディ密度パラメータ354を提供することができ、これは、オーディオ出力がどれだけ複雑であるか及び/又は高エネルギーであるかを部分的に決定する。そのパラメータに基づいて、ブロック350に入力されるブロック352を使用して、どのメロディノートを再生するかを決定するために、メロディノートが多かれ少なかれ頻繁にかつ特定の時間にトリガされてもよい。様々な例において、ブロック350で選択される次のメロディノートがブロック350で最後に選択されたメロディノートに少なくとも部分的に依存するように、ブロック350の出力は、フィードバックループの形態でブロック350への入力として提供されてもよい。次に、ブロック356において、利用可能なメロディセグメント358の中からメロディセグメントが選択され、その後、メロディセグメントがバス処理360を受ける。
ブロック302の開始に戻って、プロセスは、非音楽コンテンツを再生するためにブロック362に別個に進む。これは、例えば、自然音、話し言葉音声、又は他のそのような非音楽コンテンツであってもよい。様々な非音楽セグメント364を記憶し、再生することができる。これらの非音楽コンテンツセグメントは、ブロック366においてバス処理を受けることもできる。
これらの様々な経路(例えば、選択された低音セグメント(複数可)、ハーモニセグメント(複数可)、メロディセグメント(複数可)、及び/又は非音楽セグメント(複数可))の出力はそれぞれ、混合及びマスタリング処理を介してブロック368において結合される前に、別々のバス処理を受けることができる。ここでは、結合されたレベルが設定されることが可能であり、様々なフィルタが適用されることが可能であり、相対的なタイミングが確立されることが可能であり、ブロック370において生成オーディオコンテンツが出力される前に実行される任意の他の適切な処理ステップが実行される。様々な例において、経路の幾つかは、完全に省略されてもよい。例えば、生成メディアモジュールは、非音楽コンテンツを生成音楽コンテンツと共に再生するオプションを省略してもよい。図3に示されているプロセス300は例示にすぎず、当業者であれば分かるように、ここに示されているプロセス300に適切な変更を加えることができ、更に、生成メディアコンテンツを生成するために使用することができる多数の適切な代替プロセスがある。
図4は、生成メディアコンテンツを記憶及び検索するための例示的なアーキテクチャである。この例では、生成メディアコンテンツは、特定の入力パラメータに応じて様々な順序及びグループ化で選択及び再生することができる様々な個別のトラック(それぞれがエネルギーレベル又は別のパラメータに関連する複数の変動を有する)を含む。
図示のように、生成メディアコンテンツ404は、グローバル生成メディアコンテンツメタデータ402に関連付けられた1つ以上のオーディオファイルとして記憶することができる。そのようなメタデータは、例えば、グローバルテンポ(例えば、毎分の拍動数)、グローバルトリガ周波数(例えば、入力パラメータの変化をチェックする頻度)、及び/又はグローバルクロスフェード持続時間(例えば、異なる選択されたエネルギー間でフェードする時間)を含むことができる。
生成メディアコンテンツ404の中には、複数の異なるトラック406、408、及び410がある。動作中、これらのトラックは、様々な配置(例えば、何らかのオーバーレイによるランダム化されたグループ化、又は所定のシーケンスに従って再生など)で選択及び再生することができる。幾つかの例では、トラック406,408,410を含む生成メディアコンテンツ404は、1つ以上の再生デバイスを介してローカルに記憶することができ、一方、1つ以上のリモートコンピューティングデバイスは、トラックの更新バージョン、生成メディアコンテンツ、及び/又はグローバル生成メディアコンテンツメタデータを定期的に送信することができる。幾つかの例では、リモートコンピューティングデバイスは、再生デバイスによって定期的にポーリング又は照会されることができ、クエリ又はポーリングに応答して、リモートコンピューティングデバイスは、ローカル再生デバイスに記憶された生成メディアモジュールに更新を供給することができる。
各トラックについて、異なるエネルギーレベルに対応するそのトラックの対応するサブセットが存在し得る。例えば、412におけるトラック1の第1のエネルギーレベル(EL)、414におけるトラック1の第2のエネルギーレベル、及び416におけるトラック1のnエネルギーレベルである。これらのそれぞれは、特定のエネルギーレベルに対応するメタデータ(例えば、メタデータ418,420,422)及び特定のメディアファイル(例えば、メディアファイル424,426,428)の両方を含むことができる。幾つかの例では、各トラックは、特定の方法で配置された複数のメディアファイル(例えば、メディアファイル424)を含むことができ、その配置及び組み合わせは、対応するメタデータ(例えば、メタデータ418)によって望まれ得る。メディアファイルは、例えば、再生デバイスを介して再生することができ、及び/又は再生のために再生デバイスにストリーミングすることができる任意の適切なフォーマットとすることができる。幾つかの例では、メディアファイル424,426,428のうちの1つ以上は、図3に示す生成モデルの出力とすることができる。メタデータは、例えば、テンポ(グローバルテンポとは異なる場合)、トリガ周波数(グローバルトリガ周波数とは異なる場合)、シーケンス情報(例えば、特定のファイルを順番に、ランダムに、又はパーセント重み付けで再生するかどうか)、クロスフェード持続時間(グローバルクロスフェードとは異なる場合)、空間情報(例えば、複数のトランスデューサを使用して空間内のオーディオコンテンツをレンダリングするために)、ポリニー情報(例えば、複数のオーディオファイルをこのセグメントで一度に再生することを可能にする)、及び/又はレベル(例えば、dB単位のレベル調整、又は所定の範囲内のランダム)を含むことができる。
動作中、1つ以上の入力パラメータ(例えば、部屋に存在する人数、時刻など)を使用して、目標エネルギーレベルを決定することができる。この決定は、再生デバイス及び/又は1つ以上のリモートコンピューティングデバイスを使用して行うことができる。この決定に基づいて、決定されたエネルギーレベルに対応する特定のメディアファイルを選択することができる。次いで、生成メディアモジュールは、生成コンテンツモデルに従ってそれらの選択されたトラックを配置及び再生することができる。これは、選択されたトラックを特定の所定の順序で再生すること、ランダム又は擬似ランダムの順序で再生すること、又は任意の他の適切な手法を含むことができる。トラックは、幾つかの例では少なくとも部分的に重複する方法で再生することができる。カジュアルな聴取者がオーディオコンテンツの繰り返しループを聞かず、代わりに繰り返しのないオーディオの無限のストリームとして生成オーディオを知覚するように、トラック間のオーバーラップの量を変えることが有用であり得る。
図4に示される例は、異なる生成オーディオコンテンツを区別するためのパラメータとしてエネルギーレベルを利用するが、様々な例において、生成オーディオコンテンツの特定の変動又は順列は、他の次元(例えば、ジャンル、時刻、関連するユーザタスクなど)に沿って変化し得る。
d.例示的なセンサデータソース及び他の入力パラメータ
前述したように、生成メディアモジュール214は、センサデータ(例えば、センサデータソース214から受信した場合)及び/又は他の適切な入力パラメータを含むことができる入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて生成メディアを生成することができる。センサ入力パラメータに関して、センサデータソース214は、任意の適切なセンサからのデータを、生成メディアグループに対してどこに配置されていても、それによって測定される値であれ、含むことができる。適切なセンサデータの例として、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサなどから得られたデータなどの生理学的センサデータが挙げられる。そのようなデータは、心拍数、呼吸数、血圧、脳波、活動レベル、動き、体温などの生理学的パラメータを含むことができる。
適切なセンサとしては、ヘッドセット、時計、モバイルデバイス、ブレインマシンインタフェース(例えば、Neuralink)、ヘッドホン、マイクロフォン、又は他の同様のデバイスなど、ユーザによって装着又は携行されるように構成されたウェアラブルセンサが挙げられる。幾つかの例では、センサは、非装着型センサであり得るか、又は固定構造に固定され得る。センサは、例えば、脳の活動、音声、位置、動き、心拍数、脈拍、体温、及び/又は発汗に対応するデータを含むことができるセンサデータを提供することができる。幾つかの例では、センサは複数のセンサに対応することができる。例えば、本明細書の他の箇所で説明するように、センサは、第1のユーザによって装着された第1のセンサ、第2のユーザによって装着された第2のセンサ、及びユーザによって装着されていない第3のセンサ(例えば、静止体又は構造体に固定される)に対応することができる。そのような例では、センサデータは、第1、第2、及び第3のセンサのそれぞれから受信された複数の信号に対応することができる。
センサは、ユーザの気分又は感情状態に一般的に対応する情報を取得又は生成するように構成することができる。一例では、センサは、本明細書に記載のセンサの多くの例のうちの1つであるウェアラブル脳感知ヘッドバンドである。そのようなヘッドバンドは、例えば、その上に複数のセンサを有する脳波記録(EEG)ヘッドバンドを含むことができる。幾つかの例では、ヘッドバンドは、Muse(商標)ヘッドバンド(InteraXon;トロント、カナダ)のいずれかに対応することができる。センサは、例えば、ユーザの異なる脳の解剖学的構造(例えば、前頭骨、頭頂骨、側頭骨、及び蝶形骨)に対応するように、ヘッドバンドの内面の周りの様々な位置に配置することができる。このように、各センサは、ユーザから異なるデータを受信することができる。センサのそれぞれは、ヘッドバンドからシステムデバイス210及び/又は250にストリーミングすることができる個々のチャネルに対応することができる。そのようなセンサデータは、例えば、様々な脳波の周波数及び強度を分類することによって、又は他の分析を実行することによって、ユーザの気分を検出するために使用することができる。生成オーディオコンテンツのために脳感知ヘッドバンドを使用することの更なる詳細は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2020年8月24日に出願された、MOOD DETECTIONAND/OR INFLUENCE VIA AUDIO PLAYBACK DEVICESと題する、共同所有の米国特許出願第62/706,544号に見出すことができる。
幾つかの例では、センサデータソース218は、ネットワークデバイスのセンサデータ(例えば、ネットワーク化されたライト、カメラ、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォンなどのモノのインターネット(IoT)センサ)から取得されたデータを含む。これに加えて又は代えて、センサデータソース218は、環境センサ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月などを測定又は表示する)を含むことができる。
幾つかの例では、生成メディアモジュール214は、再生デバイス能力(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力、他のシステムアーキテクチャ)、デバイス位置(例えば、1人以上のユーザに対する、他の再生デバイスに対するいずれかの位置)の形態の入力を利用することができる。ユーザ及びデバイスの位置の結果として生成オーディオを生成及び変更する更なる例は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2020年1月3日に出願され、発明の名称が「GENERATIVE MUSIC BASED ON USER LOCATION」である、所有者が共通の米国特許出願第62/956,771号により詳細に記載されている。追加の入力は、熱状態(例えば、特定のデバイスが過熱の危険にさらされている場合、生成コンテンツは、温度を下げるように変更することができる)、電池レベル(例えば、低いバッテリレベルを有するポータブル再生デバイスにおいて低音出力を低減することができる)、及び結合状態(例えば、特定の再生デバイスがステレオ対の一部として構成されているか、サブと結合されているか、ホームシアター装置の一部として構成されているかなど)など、グループ内の1つ以上のデバイスのデバイス状態を含むことができる。生成メディアコンテンツの生成のための入力として、任意の他の適切なデバイス特性又は状態を同様に使用することができる。
別の例示的な入力パラメータは、ユーザの存在を含み、例えば、新たなユーザが生成オーディオを再生する空間に入ると、ユーザの存在を検出することができ(例えば、近接センサ、ビーコンなどを介して)、生成オーディオを応答として変更することができる。この変更は、ユーザの数に基づくことができる(例えば、1人のユーザのための周囲のメディティブなオーディオ、2~4人のユーザのためのリラックスする音楽、及び、4人を超えるユーザのためのパーティ又はダンスの音楽が提示される)。変更はまた、存在するユーザの識別情報(例えば、ユーザの特性、聴取履歴、又は他のそのような証印に基づくユーザプロファイル)に基づくことができる。
一例では、ユーザは、ユーザの心拍数又は血圧などの様々なバイオメトリックパラメータを測定し、それらのパラメータをデバイス210及び/又は250に報告することができるバイオメトリックデバイスを装着することができる。これらのデバイス210及び/又は250の生成メディアモジュール214は、これらのパラメータを使用して、(ユーザが高い運動活動に関与していることを示すことができるため)高心拍数の検出に応答して音楽のテンポを上げること、又は(ユーザがストレスを受けており、音楽を落ち着かせることから利益を得ることができることを示すことができるため)高血圧の検出に応答して音楽のテンポを下げることなどによって、生成オーディオを更に適合させることができる。
更に別の例では、再生デバイス(例えば、図1Fのマイクロフォン115)の1つ以上のマイクロフォンは、ユーザの音声を検出することができる。次いで、取り込まれた音声データを処理して、例えば、ユーザの気分、年齢、又は性別を決定し、家庭内の複数のユーザの中から特定のユーザを識別し、又は任意の他のそのような入力パラメータを特定することができる。他の例も同様に可能である。
e.グループメンバ間の調整例
図5は、生成メディアコンテンツの再生のためのシステムにおけるデータ交換を示す機能ブロック図である。説明の目的のために、図5に示すシステム500は、コーディネータデバイス210とメンバデバイス250bとの間の相互作用を含む。しかしながら、本明細書に記載の対話及びプロセスは、複数の追加のコーディネータデバイス210及び/又はメンバデバイス250を含む対話に適用することができる。図5に示されるように、コーディネータデバイス210は、入力パラメータ502(例えば、センサデータ、メディアコンテンツ、生成メディアモジュール214aのモデルパラメータ、又は他のそのような入力)並びにクロック及び/又はタイミングデータ504を含む入力を受信する生成メディアモジュール214aを含む。様々な例において、クロック及び/又はタイミングデータ504は、再生を同期させるため、及び/又はグループ内の様々なデバイスによって生成されている生成メディアを同期させるための同期信号を含むことができる。幾つかの例では、クロック及び/又はタイミングデータ504は、内部クロック、プロセッサ、又はコーディネータデバイス210自体に収容された他のそのような構成要素によって提供することができる。幾つかの例では、クロック及び/又はタイミングデータ504は、リモートコンピューティングデバイスからネットワークインタフェースを介して受信することができる。
これらの入力に基づいて、生成メディアモジュール214aは、生成メディアコンテンツ404aを出力することができる。任意選択的に、出力生成メディアコンテンツ404a自体は、フィードバックループの形態で生成メディアモジュール214aへの入力として機能することができる。例えば、生成メディアモジュール214aは、以前に生成されたコンテンツに少なくとも部分的に依存するモデル又はアルゴリズムを使用して、後続のコンテンツ(例えば、オーディオフレーム)を生成することができる。
図示されている例では、メンバデバイス250bは、コーディネータデバイス210の生成メディアモジュール214aと実質的に同じであってもよい生成メディアモジュール214bを同様に含み、又は、1つ以上の態様において異なっていてもよい。生成メディアモジュール214bも同様に、入力パラメータ502並びにクロック及び/又はタイミングデータ504を受けることができる。これらの入力は、コーディネータデバイス210から、他のメンバデバイスから、ローカルネットワーク上の他のデバイス(例えば、温度データを供給するローカルにネットワーク接続されたスマートサーモスタット)から、及び/又は1つ以上のリモートコンピューティングデバイス(例えば、クロック及び/もしくはタイミングデータ504、又は気象データ、又は任意の他のそのような入力を提供するクラウドサーバ)から受信することができる。これらの入力に基づいて、生成メディアモジュール214bは、生成メディアコンテンツ404bを出力することができる。この生成された生成メディアコンテンツ404bは、任意選択的に、フィードバックループの一部として生成メディアモジュール214bにフィードバックすることができる。幾つかの例では、生成メディアコンテンツ404bは、ネットワークを介してメンバデバイス250bに送信された(コーディネータデバイス210を介して生成された)生成メディアコンテンツ404aを含む又は生成メディアコンテンツ404aから成ることができる。他の場合には、生成メディアコンテンツ404bは、コーディネータデバイス210を介して生成される生成メディアコンテンツ404aとは独立して別個に生成されてもよい。
次いで、生成メディアコンテンツ404a及び404bは、デバイス210及び250b自体を介して、及び/又はグループ内の他のデバイスによって再生されるように再生することができる。様々な例において、生成メディアコンテンツ404a及び404bは、同時に及び/又は同期して再生されるように構成することができる。場合によっては、生成メディアコンテンツ404a及び404bは、互いに実質的に同一又は類似であってもよく、各生成メディアモジュール214は、同じ又は類似のアルゴリズム及び同じ又は類似の入力を利用する。他の例では、生成メディアコンテンツ404a及び404bは、依然として同期再生又は同時再生のために構成されているが、互いに異なっていてもよい。
f.分散アーキテクチャを使用する例示的な生成メディア
前述したように、メディアコンテンツの生成は計算集約的である可能性があり、場合によっては、ローカル再生デバイスのみで全体的に実行するのは非現実的であり得る。幾つかの例では、ローカル再生デバイスの生成メディアモジュールは、1つ以上のリモートコンピューティングデバイス(例えば、クラウドサーバ)に記憶された生成メディアモジュールから生成メディアコンテンツを要求することができる。要求は、特定の入力パラメータ(例えば、センサデータ、ユーザ入力、コンテキスト情報など)を含むか、又はそれに基づくことができる。要求に応答して、リモート生成メディアモジュールは、再生のために特定の生成メディアコンテンツをローカルデバイスにストリーミングすることができる。ローカル再生デバイスに提供される特定の生成メディアコンテンツは、特定の入力パラメータ、生成メディアモジュールの構成、又は他のそのようなパラメータに応じて経時的に変化することができる。これに加えて又は代えて、再生デバイスは、再生のための個別のトラックを記憶することができる(例えば、図4に示すように、トラックの異なる変動は異なるエネルギーレベルに関連する)。次いで、リモートコンピューティングデバイスは、更新されたトラックのための新しいファイルを再生のためにローカル再生デバイスに定期的に提供することができ、或いは、再生デバイスにローカルに記憶されている特定のファイルをいつどのように再生するかを決定する生成メディアモジュールに更新を提供することができる。
このようにして、生成オーディオを生成して再生するために必要なタスクは、1つ以上のリモートコンピューティングデバイス(複数可)と1つ以上のローカル再生デバイスとの間で分散される。リモートコンピューティングデバイスに対する新規メディアコンテンツの生成に関連する計算集約的なタスクの少なくとも幾つかを実行することによって、及び任意選択でリアルタイム計算の必要性を低減することによって、全体的な効率を改善することができる。リモートコンピューティングデバイスを介して、再生前の特定のメディアコンテンツモデルに従って離散数の代替トラック又はトラック変動を生成することにより、ローカル再生デバイスは、リアルタイム又はほぼリアルタイムの入力パラメータ(例えば、センサデータ)に基づいて特定の変動を要求及び受信することができる。例えば、リモートコンピューティングデバイスは、メディアコンテンツの異なるバージョンを生成することができ、再生デバイスは、入力パラメータに基づいてリアルタイムで特定のバージョンを要求することができる。その結果、リアルタイムで実行されるそのようなメディアコンテンツのデノボ生成を必要とせずに、リアルタイム又はほぼリアルタイムの入力パラメータ(例えば、センサデータ)に基づく適切な生成メディアコンテンツの再生が行われる。
図6は、例示的な分散型生成メディア再生システム600の概略図である。図示されるように、アーティスト602は、複数のメディアセグメント604及び1つ以上の生成コンテンツモデル606を、1つ以上のリモートコンピューティングデバイスを介して記憶された生成メディアモジュール214に供給することができる。メディアセグメントは、例えば、特定のオーディオセグメント又はシード(例えば、個々のノート又はコード、n小節の短いトラック、非音楽コンテンツなど)に対応することができる。幾つかの例では、生成コンテンツモデル606は、アーティスト602によって供給されることもできる。これは、モデル全体を提供することを含むことができ、又はアーティスト602は、例えば特定の態様(例えば、テンポ、メロディ制約、ハーモニ複雑度パラメータ、コード変化密度パラメータなど)を変更又は調整することによって、モデル606に入力を提供することができる。
生成メディアモジュール214は、(本明細書の他の箇所で説明されるように)メディアセグメント604及び1つ以上の入力パラメータ502の両方を受けることができる。これらの入力に基づいて、生成メディアモジュール214は、生成メディアを出力することができる。図6に示されるように、アーティスト602は、任意選択的に、例えばアーティスト602によって提供された入力(例えば、メディアセグメント604及び/又は生成コンテンツモデル606)に基づいて例示的な出力を受信することによって、生成メディアモジュール214を試聴することができる。場合によっては、オーディションは、様々な異なる入力パラメータ(例えば、1つのバージョンは、エキサイティング又は隆起効果を生成するように意図された高エネルギーレベルに対応し、別のバージョンは、沈静効果を生成するように意図された低エネルギーレベルに対応するなど)に応じて、生成メディアコンテンツの変動をアーティスト602に再生することができる。このオーディションステップによる出力に基づいて、アーティスト602は、所望の出力が達成されるまで、メディアセグメント604及び/又は生成コンテンツモデル606の設定を動的に更新することができる。
図示の例では、生成メディアモジュール214が生成メディアコンテンツの複数の異なるバージョンを生成することができるn時間(又は分、日など)毎のブロック608における反復が存在することができる。図示の例では、ブロック610のバージョンA、ブロック612のバージョンB、及びブロック614のバージョンCの3つのバージョンがある。これらの出力は、生成メディアコンテンツ616として記憶される(例えば、リモートコンピューティングデバイスを介して)。特定のバージョン(この例ではブロック618としてのバージョンC)を、再生のためにローカル再生デバイス250に送信する(例えば、ストリーミングする)ことができる。幾つかの例では、特定のバージョンは、図4に示すトラック406、408、及び410に対応することができる。
ここでは例として3つのバージョンが示されているが、実際には、リモートコンピューティングデバイスを介して生成された生成メディアコンテンツのより多くのバージョンが存在し得る。バージョンは、異なるエネルギーレベルに適している、異なる意図されたタスク又は活動(例えば、研究対ダンス)に適している、異なる時刻に適している、又は任意の他の適切な変形など、幾つかの異なる次元に沿って変化し得る。
図示の例では、再生デバイス250は、生成メディアコンテンツの特定のバージョンをリモートコンピューティングデバイスから周期的に要求することができる。そのような要求は、例えば、ユーザ入力(例えば、コントローラデバイスを介したユーザ選択)、センサデータ(例えば、部屋に存在する人の数、背景ノイズレベルなど)、又は他の適切な入力パラメータに基づくことができる。図示されるように、入力パラメータ502は、任意選択的に、再生デバイス250に提供(又は検出)されることができる。これに加えて又は代えて、入力パラメータ502は、リモートコンピューティングデバイス106に提供(又は検出)することができる。幾つかの例では、再生デバイス250は、入力パラメータをリモートコンピューティングデバイス106に送信し、リモートコンピューティングデバイスは、再生デバイス250が特定のバージョンを特に要求することなく、適切なバージョンを再生デバイス250に提供する。
g.マルチチャネル生成メディアコンテンツの生成及び再生の例
幾つかの例では、生成メディアコンテンツは、マルチチャネルコンテンツの形態をとることができる。チャネルは、従来のオーディオ配信(例えば、左、右、周囲、高さ)、又は他の配信(例えば、自然音の第1のチャンネル及び律動ビートの第2のチャンネル)に対応することができる。更に、生成メディアコンテンツは、非生成メディアコンテンツも含むマルチチャネルオーディオの中の1つのチャネルとして含めることができる。場合によっては、生成メディアコンテンツのマルチチャネル再生は、特に環境内の異なる再生デバイスにわたる様々なチャネルの再生の同期に関して、特定の課題を提示することがある。例えば、異なる再生デバイス間の生成メディアコンテンツの特定の配信は、特定の入力(例えば、センサデータ、ユーザ入力、又は他のコンテキスト情報)に基づいてリアルタイムで変更されてもよく、再生責任を決定するためにリモートコンピューティングデバイスのみに依存する動的調整を考慮してそのような再生を同期させることは、望ましくないレイテンシをもたらす可能性がある。
本技術の幾つかの例は、マルチチャネル生成メディアコンテンツ(例えば、少なくとも幾つかの生成メディアコンテンツを含むマルチチャネルコンテンツ)の全てのチャネルを環境内の複数の再生デバイスのそれぞれに提供することによって、これら及び他の問題に対処する。図7は、例示的な分散型生成メディア再生システム700を示す。システム700は、図6に関して前述したシステム600と同様とすることができ、図7では省略されている特定の構成要素を様々な実施態様に含めることができる。生成メディアコンテンツ生成の幾つかの態様は省略されており、ここでは、生成メディアモジュール214及び結果として生じる生成メディアコンテンツ616のみが示されている。しかしながら、様々な実施形態において、本明細書の他の箇所に記載されている、又は他の様態で当業者に知られている手法又は技術のいずれも、生成メディアコンテンツ616の生成に組み込むことができる。
様々な例において、生成メディアコンテンツ616は、マルチチャネルメディアコンテンツを含むことができる。次いで、生成メディアコンテンツ616は、前述したように再生デバイス又はローカル環境内の任意の他の適切なデバイスであってもよいグループコーディネータ210に送信されてもよい。グループコーディネータ210は、生成メディアコンテンツ616を、複数のメンバデバイス又は再生デバイス250a、250b、及び250c(まとめて「メンバデバイス」250又は「再生デバイス250」)のそれぞれへ通信することができる。加えて、再生デバイス250はそれぞれ、1つ以上の入力パラメータ502を受信するように構成され得る。前述のように、入力パラメータ502は、ユーザ入力(例えば、コントローラデバイスを介したユーザ選択)、センサデータ(例えば、部屋に存在する人数、背景ノイズレベル、時刻、天候データなど)、又は他の適切な入力パラメータなどの任意の適切な入力を含むことができる。様々な例において、入力パラメータ502は、任意選択的に再生デバイス250に提供されてもよく、及び/又は再生デバイス250自体によって検出又は決定されてもよい。
幾つかの例では、マルチチャネルメディアコンテンツ616の各チャネルは、グループコーディネータ210及び各再生デバイス250の両方に送信される。送信されたコンテンツは、送信前にコーディネータ210によってフレームに分割することができ、或いは符号化されていない形態で(例えば、PCM信号として)送信することができる。コンテンツ616が符号化される場合、それはそれぞれの再生デバイス250において復号されてもよい。再生デバイス250のそれぞれは、マルチチャネルメディアコンテンツの各チャネルを受信するが、再生デバイス250は、様々な再生責任を有することができる。例えば、第1の再生デバイス250aは、マルチチャネルメディアコンテンツのチャネルの第1のサブセットのみを再生するように割り当てられてもよく、第2の再生デバイス250bは、チャネルの第2のサブセットを再生するように割り当てられ、第3の再生デバイス250cは、チャネルの更に第3のサブセットを再生するように割り当てられる。これらのサブセットは、完全に異なっていてもよく、又は少なくとも部分的に重複していてもよい。更に、チャネルの特定のサブセットの再生に加えて、様々な再生レベルもまた、再生デバイス250間で異なり得る。例えば、部屋の1つの角に集中した暴風雨の効果を生成するために、雨音に対応するオーディオのチャネルは、その角に直接再生デバイスによって第1のレベルで再生されてもよく、その角から離間した第2の再生デバイスは、より低いレベルで雨音チャネルを再生してもよい。少なくとも幾つかの例では、マルチチャネルメディアコンテンツ616の全てのチャネルよりも少ないチャネルが再生デバイスのそれぞれに送信される。
幾つかの例では、特定の再生責任を決定し、様々なデバイス間の同期再生を調整するために、グループコーディネータ210は、タイミング及び/又は再生責任情報を再生デバイス250に送信することができる。これに加えて又は代えて、再生デバイス250自体が、入力パラメータ502と共に受信されたマルチチャネルメディアコンテンツに基づいてそれぞれの再生責任を決定してもよい。
様々な例において、様々な再生デバイス250の再生責任は、入力パラメータ又は他の要因に基づいて経時的に動的に調整されてもよい。再生デバイス250のうちの1つ以上に関する再生責任における変動をもたらし得る入力パラメータ502の例としては、存在検出(例えば、空間内に存在するユーザの数、人の分布、動きの方向など)、ノイズ分類(例えば、環境内で検出されたノイズの種類及びレベル)、時刻(例えば、概日リズム)、又は、他の適切な入力パラメータが挙げられる。前述したように、再生責任の変動は、チャネルがどのデバイスによって再生されるかの変動と、特定のチャネルが再生される相対レベルとの両方を含むことができる。
図8は、分散型生成メディア再生システム800の他の例を示す。システム800は、システム800において、ローカルメディアソース105がグループコーディネータ210に結合されることを除いて、図7に関して前述したシステム700と同様とすることができる。このローカルメディアソース105は、物理ラインイン接続(例えば、楽器、マイクロフォン、レコードプレーヤ、テレビ、記憶されたオーディオファイルを有するローカルデータ記憶装置などに接続される)又は無線ローカル接続とすることができる。図示のように、グループコーディネータ210は、ローカルメディアソース105からの着信メディアを、リモートコンピューティングデバイスからネットワークインタフェースを介して受信される生成メディアコンテンツ616と混合するように構成されたミキサ802を更に含むことができる。そのようなミキシングをローカルで実行することにより、ローカルメディアコンテンツを、遠隔発信の生成メディアコンテンツ616との再生のために同期させることができる。
次いで、混合メディアコンテンツをコーディネータデバイス210から複数の再生デバイス250へと送信することができる。図7に関連して前述したように、再生デバイス250のそれぞれに対する特定の再生責任は、センサデータ、ユーザ入力、(ローカルメディアであるか生成メディアコンテンツであるかにかかわらず)メディアに関連付けられたメタデータ、又は任意の他の適切な入力を含むことができる1つ以上の入力パラメータ502に基づくことができる(及び/又はそれに基づいて経時的に動的に変化することができる)。
h.生成メディアの生成及び再生のための例示的な方法
図9~図13は、複数の別個の再生デバイスを介して生成メディアコンテンツを再生するための例示的な方法のフロー図である。方法900、1000、1100、1200、及び1300は、本明細書に記載されたデバイスのいずれか、又は現在知られているか又は後に開発される任意の他のデバイスによって実施することができる。
方法900、1000、1100、1200、及び1300の様々な例は、ブロックによって示される1つ以上の動作、機能、又は行動を含む。ブロックは連続した順序で示されているが、これらのブロックはまた、並列に、及び/又は本明細書で開示及び説明された順序とは異なる順序で実行されてもよい。また、様々なブロックは、所望の実装形態に基づいて、より少ないブロックに結合され、追加のブロックに分割され、及び/又は除去されてもよい。
更に、方法900、1000、1100、1200、及び1300、並びに本明細書に開示される他のプロセス及び方法について、フローチャートは、幾つかの例の可能な実装形態の機能及び動作を示す。これに関して、各ブロックは、プロセスにおける特定の論理機能又はステップを実施するために1つ以上のプロセッサによって実行可能な1つ以上の命令を含む、モジュール、セグメント、又はプログラムコードの一部に相当し得る。プログラムコードは、例えば、ディスク又はハードドライブを含む記憶デバイスなどの任意のタイプのコンピュータ可読媒体に記憶されてもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、及びランダムアクセスメモリ(RAM)のような短期間データを記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体などの非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。コンピュータ可読媒体はまた、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、光ディスク又は磁気ディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)のような二次又は永続的長期記憶装置などの非一時的媒体を含むことができる。また、コンピュータ可読媒体は、任意の他の揮発性又は不揮発性記憶システムであってもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、コンピュータ可読記憶媒体又は有形記憶デバイスと見なされてもよい。更に、本明細書に開示された方法並びに他のプロセス及び方法について、図9~図13の各ブロックは、プロセス内の特定の論理機能を実行するように配線された回路に相当し得る。
図9を参照すると、方法900は、再生デバイスのグループ又は結合ゾーンを介して生成メディアコンテンツを再生するためのコマンドを受信することを含むブロック902において開始する。そのようなコマンドは、例えば制御デバイス130又は他の適切なユーザ入力を介して受信することができる。
ブロック904において、方法900は、グループコーディネータデバイスが、生成グループメンバデバイスにタイミング情報を提供することを含む。タイミング情報は、コンテキストタイミングデータ(例えば、センサ入力又は他のユーザ入力に関連付けられた時間データ)、生成メディア再生タイミングデータ(例えば、生成メディアの同期再生を容易にするためのタイムスタンプ及び同期データ)、及び/又は共通クロックに基づくメディアコンテンツストリームタイミングデータを含むことができる。
ブロック906において、方法は、任意選択的に、生成メディアを生成するために使用される生成メディアコンテンツモデルを決定することを含む。そのようなモデルは、例えば、図2~図8に関して前述したメディアコンテンツモジュール214において実装することができる。幾つかの例では、メンバデバイスのそれぞれは、同じ又は実質的に同じ生成メディアコンテンツモデルを利用することができ、他の場合には、メンバデバイスの一部又は全ては、互いに異なる生成メディアコンテンツモデルを利用することができる。例えば、第1の生成メディアコンテンツモデルは律動ビートを生成することができ、第2の生成メディアコンテンツモデルは周囲自然音を生成することができる。同時に再生されると、これらの異なる生成メディアコンテンツモデルによって生成された生成オーディオは、ユーザにとって心地よい聴取者体験を生成することができる。幾つかの例では、特定の生成メディアコンテンツモデルの選択自体は、デバイス能力、デバイス位置、存在するユーザの数、ユーザセンサデータなどの1つ以上の入力パラメータに基づくことができる。
ブロック908において、方法900は、コーディネータデバイス及びメンバデバイスが、コンテキスト及び/又は他の入力データを受信することを含む。例えば、入力データは、センサデータ、ユーザ入力、コンテキストデータ、又は生成メディアコンテンツモデルのための入力として利用することができる任意の他の関連データを含むことができる。
方法900は、ブロック910において、コーディネータデバイス及びメンバデバイスが同期して生成メディアコンテンツを生成及び再生することを続ける。
図10は、複数の再生デバイスを介して生成オーディオコンテンツを再生するための別の方法1000を示す。方法1000は、ブロック1002において、グループコーディネータデバイスにおいて、1つ以上の入力パラメータを受信することから始まる。前述したように、入力パラメータは、センサデータ、ユーザ入力、コンテキストデータ、又は再生のための生成オーディオを生成するために生成メディアモジュールによって使用され得る任意の他の入力を含むことができる。
ブロック1004において、コーディネータデバイスは、生成メディアモジュールを有する1つ以上のディスクリート再生デバイスに入力パラメータを送信する。例えば、コーディネータデバイスは、センサデータ及び他の入力パラメータを取得し、これらを環境内の複数の個別の再生デバイスに、又は複数の環境に分散された複数の個別の再生デバイスに送信することができる。幾つかの例では、これらの入力パラメータは、例えば、別個の再生デバイスのうちの1つ以上によってローカルに記憶された生成メディアモジュールを更新するための命令を提供する、生成コンテンツモデル自体の特徴を含むことができる。
ブロック1006において、本方法は、コーディネータデバイスから再生デバイスへタイミングデータを送信することを含む。タイミングデータは、例えば、生成メディアコンテンツの生成の調整、並びに別個の再生デバイスを介したその生成メディアコンテンツの同期再生を容易にするように構成されたクロックデータ又は他の同期信号を含むことができる。
方法1000は、ブロック1008において、入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生デバイスを介して生成メディアコンテンツを同時に再生することを続ける。前述したように、様々な再生デバイスは、同じ生成オーディオを再生してもよく、又は、それぞれが、同期して再生されるときに、存在するユーザにとって所望の心理音響効果を生成する別個の生成オーディオを再生してもよい。
図10の例では、生成メディアコンテンツは、ディスクリート再生デバイスによってローカルに生成することができ、ディスクリート再生デバイスはそれぞれ、互いに並行してそれら自体の生成オーディオコンテンツを生成して再生する。図11に示す別の方法1100では、生成メディアコンテンツがコーディネータデバイスで生成され、次に、コーディネータデバイスが、同期再生のために生成メディアコンテンツをタイミングデータと共に別個の再生デバイスに送信する。
ブロック1102において、方法1100は、グループコーディネータデバイスにおいて、1つ以上の入力パラメータを受信することを含む。入力パラメータの例は、本明細書の他の箇所に記載されており、センサデータ、ユーザ入力、コンテキストデータ、又は再生のための生成オーディオを生成するために生成メディアモジュールによって使用され得る任意の他の入力を含む。
ブロック1104において、コーディネータデバイスは、入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第1の及び第2の生成メディアストリームを生成し、ブロック906において、第1の及び第2のメディアストリームは、それぞれ第1の及び第2の別個の再生デバイスへ送信される。例えば、コーディネータデバイスは、例えば、第1の再生デバイスによって再生される左チャネルと、第2の再生デバイスによって再生される対応する右チャネルとを有する、生成オーディオの異なるチャネルを形成する2つのストリームを生成することができる。これに加えて又は代えて、2つのストリームは、一方のストリームにおける律動ビート及び他方のストリームにおける周囲の自然の音など、それにもかかわらず同期して再生することができる別個のオーディオトラックとすることができる。複数の他の変形が可能である。この例は、2つの再生デバイスのための2つのストリームを記載しているが、様々な他の例では、同期再生のために任意の数の再生デバイスに提供することができる1つのストリーム又は3つ以上のストリームが存在してもよい。少なくとも幾つかの例では、再生デバイスのうちの1つ以上は、互いに遠く離れた異なる環境(例えば、異なる家庭、異なる都市など)に配置することができる。
ブロック1108において、第1の再生デバイスは、第1の生成メディアストリームを再生し、第2の再生デバイスは、第2の生成メディアストリームを再生する。幾つかの例では、この同時再生は、コーディネータデバイスから受信したタイミングデータを使用することによって容易にすることができる。
図12は、生成メディアコンテンツの生成及び再生のための別の例示的な方法1200を示す。前述したように、1つ以上のリモートコンピューティングデバイス(例えば、クラウドベースのサーバ)を使用して生成メディアコンテンツを生成するのに必要な処理の少なくとも一部を実行して、ローカル再生デバイスに課される計算要求を低減し、及び/又はローカル再生デバイスの構成要素を使用して実現不可能な動作を実行することは有益であり得る。方法1200は、ブロック1202において、再生デバイスにおいて、1つ以上の入力パラメータを受信することから始まる。前述したように、入力パラメータは、センサデータ、ユーザ入力、コンテキストデータ、又は再生のための生成オーディオを生成するために生成メディアモジュールによって使用され得る任意の他の入力を含むことができる。
ブロック1204において、方法1200は、複数の既存のメディアセグメントを含むライブラリにアクセスすることを含む。例えば、複数の個別のメディアセグメント(例えば、オーディオトラック)を、再生デバイス上に記憶することができ、生成コンテンツモデルに従って再生のために配置及び/又は混合することができる。これに加えて又は代えて、ライブラリは、1つ以上のリモートコンピューティングデバイスに記憶することができ、個々のメディアセグメントは、再生のためにリモートコンピューティングデバイスから再生デバイスに送信される。
方法1000は、ブロック1206において、生成メディアコンテンツモデルに従って再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの選択を配置することにより、入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて、メディアコンテンツを生成することに続く。本明細書の他の箇所で説明するように、生成メディアコンテンツモデルは、1つ以上の入力パラメータを入力として受けることができる。入力に基づいて、生成メディアコンテンツモデルを使用して、特定の生成メディアコンテンツを出力することができる。例の中で、生成メディアコンテンツは、既存のメディアセグメントの配置を含むことができ、例えば、特定のメディアセグメント間の重複の有無にかかわらず、及び/又は所望の出力を生成するために実行される追加の処理又は混合ステップを伴って、それらを特定の順序で配置することができる。
ブロック1208において、再生デバイスは、生成されたメディアコンテンツを再生する。様々な例において、この再生は、追加の再生デバイスと同時に及び/又は同期して実行することができる。
図13は、マルチチャネル生成メディアコンテンツの再生のための例示的なプロセス1300を示す。図示されるように、方法1300は、ブロック1302において、コーディネータデバイスにおいて、メディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームを受信することから始まる。例えば、マルチチャネルメディアコンテンツのチャネルの一部又は全部を生成メディアとすることができる。
ブロック1304において、方法1300は、複数のチャネルのそれぞれを、少なくとも第1の再生デバイス及び第2の再生デバイスを含む複数の再生デバイスに送信することを含む。コーディネータデバイスは、環境内の複数の追加の再生デバイスに通信可能に結合された再生デバイスとすることができる。或いは、コーディネータデバイスは、それ自体が再生デバイスでなくてもよく、再生のためにマルチチャネル生成メディアコンテンツを複数の再生デバイスに送ることができる。コーディネータデバイスは、任意選択的に、再生デバイスに送信するためにオーディオをフレームに分割することができる。これに加えて、又はこれに代えて、オーディオコンテンツは、オーディオ再生のためにコーディネータデバイスによって符号化され、後に再生デバイスによって復号されることが可能である。
方法1300は、ブロック1306において、第1の再生責任に従って第1の再生デバイスを介してチャネルの第1のサブセットを再生し、ブロック1308において、第2の再生責任に従って第2の再生デバイスを介してチャネルの第2のサブセットを再生することに続く。例えば、マルチチャネルメディアコンテンツは、雨音の第1のチャネル、鳥の音の第2のチャネル、及び律動ビートの第3のチャネルを含むことができる。これらのチャネルは、チャネルのサブセットのみが任意の所与のデバイスによって再生されている間に、各デバイスで受信することができる。例えば、第1の再生デバイスは、雨音及びリズミカルなビートを再生し、第2の再生デバイスは、雨音及び鳥の音を再生することができる。更に、相対レベルは、デバイス間で変えることができる。例えば、第1の再生デバイスは、雨音を50%の利得(すなわち、利得が半分に低減される)で再生し、第2の再生デバイスは、雨音を100%の利得(すなわち、利得低減なし)で再生してもよい。様々なデバイスによって再生されている特定のオーディオチャネル及び特定のレベルの両方を変化させることによって、特に協調して動作する複数の再生デバイスを含む環境において、没入型の音場を達成することができる。
ブロック1310において、第1の再生責任及び/又は第2の再生責任は、経時的に動的に変更される。例えば、再生責任は、どの特定のチャネルが異なるデバイスによって再生されるか、特定のチャネルが再生される相対レベルによって、又は他の点で異なり得る。幾つかの例では、再生責任は、生理学的センサデータ、ネットワークデバイスセンサデータ、環境データ、再生デバイス能力データ、再生デバイス状態、ユーザデータ、直接ユーザ入力、又は任意の他の適切な入力パラメータなどの1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて変更される。一例として、より多くのユーザが部屋に入ると、初期構成よりも多くの再生デバイスによって律動ビートチャネルが再生され得る。
生成メディア再生の様々な例を本明細書で説明する。当業者であれば分かるように、多種多様な生成メディアモジュール、アルゴリズム、入力、センサデータ、及び再生デバイス構成が企図され、本技術に従って使用され得る。
IV.結論
再生デバイス、コントローラデバイス、再生ゾーン構成、及び、メディアコンテンツソースに関する上記の議論は、以下に説明される機能及び方法が実装されることができる動作環境の幾つかの例のみを提供する。本明細書で明示的に説明されていないメディア再生システム、再生デバイス、及びネットワークデバイスの他の動作環境及び構成も適用可能であり、機能及び方法の実装に適している場合がある。
上記の説明は、とりわけ、ハードウェア上で実行されるファームウェア及び/又はソフトウェアを含む、様々な例示的なシステム、方法、装置、及び製品を開示する。そのような例は単なる例示であり、限定と見なされるべきではないことが理解される。例えば、ファームウェア、ハードウェア、及び/又はソフトウェアの態様又は構成要素のいずれか又は全ては、ハードウェアで排他的に、ソフトウェアで排他的に、ファームウェアで排他的に、又はハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの任意の組み合わせで実施することができると考えられる。したがって、提供される例は、そのようなシステム、方法、装置、及び/又は製品を実装するための唯一の方法ではない。
更に、本明細書における「例」への言及は、例に関連して説明される特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの例又は実施形態に含まれ得ることを意味する。本明細書の様々な箇所におけるこの句の出現は、必ずしも全てが同じ例を指しているわけではなく、他の例と相互排他的な別個の例又は代替の例でもない。したがって、当業者によって明示的及び暗黙的に理解される本明細書に記載の例は、他の例と組み合わせることができる。
本明細書は、主に、例示的な環境、システム、手順、ステップ、論理ブロック、処理、及びネットワークに結合されたデータ処理デバイスの動作に直接的又は間接的に類似する他の記号表現に関して提示される。これらのプロセスの説明及び表現は、典型的には、それらの作業の内容を他の当業者に最も効果的に伝えるために当業者によって使用される。本開示の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、本技術の特定の例は、特定の具体的な詳細なしに実施することができることが当業者には理解される。他の例では、例の態様を不必要に不明瞭にすることを避けるために、周知の方法、手順、構成要素、及び回路は詳細に説明されていない。したがって、本開示の範囲は、実施例の前述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって定義される。
添付の特許請求の範囲のいずれかが純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実施態様をカバーするように読まれる場合、少なくとも1つの例における要素の少なくとも1つは、ソフトウェア及び/又はファームウェアを記憶する、メモリ、DVD、CD、Blu-ray(登録商標)などの有形の非一時的媒体を含むように本明細書によって明確に定義される。
開示された技術は、例えば、以下に説明する様々な例に従って例示される。開示の技術の実施例の様々な例は、便宜上番号を付した例(1、2、3など)として説明される。これらは、例として提供されており、開示された技術を限定するものではない。なお、従属例のいずれも、任意の組み合わせで組み合わされてもよく、それぞれの独立した例に入れられてもよい。他の例も同様に提示することができる。
例1:コーディネータデバイスにおいて入力パラメータを受信するステップと、それぞれが生成メディアモジュールを内部に有する複数の再生デバイスにコーディネータデバイスから入力パラメータを送信するステップと、再生デバイスが入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて生成メディアコンテンツを同時に再生するようにコーディネータデバイスから複数の再生デバイスへタイミングデータを送信するステップとを含む、方法。
例2:第1及び第2の再生デバイスが、それぞれが入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて、異なる生成オーディオコンテンツを再生する、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例3:入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例4:タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例5:再生デバイスの生成メディアモジュールを変更させる信号をコーディネータデバイスから複数の再生デバイスのうちの少なくとも1つへ送信するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例6:生成メディアコンテンツは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例7:生成メディアモジュールは、少なくとも入力パラメータを含む入力に基づいて新規メディア出力を自動的に生成するアルゴリズムを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例8:デバイスであって、ネットワークインタフェースと、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるときにデバイスに動作を実行させる命令を記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体とを備え、前記動作は、ネットワークインタフェースを介して入力パラメータを受信するステップと、ネットワークインタフェースを介して、それぞれが生成メディアモジュールを内部に有する複数の再生デバイスに入力パラメータを送信するステップと、再生デバイスが入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて生成メディアコンテンツを同時に再生するようにネットワークインタフェースを介して複数の再生デバイスにタイミングデータを送信するステップとを含む、デバイス。
例9:第1及び第2の再生デバイスが、それぞれが入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて、異なる生成オーディオコンテンツを再生する、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例10:入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例11:タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例12:動作は、ネットワークインタフェースを介して、再生デバイスの生成メディアモジュールを変更させる信号をコーディネータデバイスから複数の再生デバイスのうちの少なくとも1つへ送信するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例13:生成メディアコンテンツは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例14:生成メディアモジュールは、少なくとも入力パラメータを含む入力に基づいて新規メディア出力を自動的に生成するアルゴリズムを含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例15:デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときにデバイスに動作を実行させる命令を記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作は、コーディネータデバイスで入力パラメータを受信するステップと、コーディネータデバイスから、それぞれが生成メディアモジュールを内部に有する複数の再生デバイスに入力パラメータを送信するステップと、再生デバイスが入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて生成メディアコンテンツを同時に再生するようにコーディネータデバイスから複数の再生デバイスにタイミングデータを送信するステップとを含む、有形の非一時的コンピュータ可読媒体。
例16:第1及び第2の再生デバイスが、それぞれが入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて、異なる生成オーディオコンテンツを再生する、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例17:入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例18:タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例19:再生デバイスの生成メディアモジュールを変更させる信号をコーディネータデバイスから複数の再生デバイスのうちの少なくとも1つへ送信するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例20:生成メディアコンテンツは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例21:生成メディアモジュールは、少なくとも入力パラメータを含む入力に基づいて新規メディア出力を自動的に生成するアルゴリズムを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例22:コーディネータデバイスにおいて入力パラメータを受信するステップと、コーディネータデバイスの生成メディアモジュールを介して第1及び第2のメディアコンテンツストリームを生成するステップと、コーディネータデバイスを介して第1のメディアコンテンツストリームを第1の再生デバイスへ送信するステップと、コーディネータデバイスを介して、第1及び第2のメディアコンテンツストリームが第1及び第2の再生デバイスを介して同時に再生されるように第2のメディアコンテンツストリームを第2の再生デバイスへ送信するステップと、を含む方法。
例23:コーディネータデバイスから第1及び第2の再生デバイスのそれぞれにタイミングデータを送信するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例24:タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例25:第1及び第2のメディアコンテンツストリームが異なる、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例26:入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例27:コーディネータデバイスの生成メディアモジュールを変更するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例28:第1及び第2の生成メディアコンテンツストリームのそれぞれは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも一方を含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例29:生成メディアモジュールは、少なくとも入力パラメータを含む入力に基づいて新規メディア出力を自動的に生成するアルゴリズムを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例30:デバイスであって、ネットワークインタフェースと、生成メディアモジュールと、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるときにデバイスに動作を実行させる命令を記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体とを備え、前記動作は、ネットワークインタフェースを介して入力パラメータを受信するステップと、生成メディアモジュールを介して第1及び第2のメディアコンテンツストリームを生成するステップと、ネットワークインタフェースを介して第1のメディアコンテンツストリームを第1の再生デバイスに送信するステップと、ネットワークインタフェースを介して、第1及び第2のメディアコンテンツストリームが第1及び第2の再生デバイスを介して同時に再生されるように第2のメディアコンテンツストリームを第2の再生デバイスへ送信するステップとを含む、デバイス。
例31:動作は、ネットワークインタフェースを介して第1及び第2の再生デバイスのそれぞれにタイミングデータを送信するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例32:タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例33:第1及び第2のメディアコンテンツストリームが異なる、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例34:入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例35:動作は、生成メディアモジュールを変更するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例36:第1及び第2の生成メディアコンテンツストリームのそれぞれは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも一方を含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例37:生成メディアモジュールは、少なくとも入力パラメータを含む入力に基づいて新規メディア出力を自動的に生成するアルゴリズムを含む、本明細書の例のいずれか1つのデバイス。
例38:コーディネータデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときにコーディネータデバイスに動作を実行させる命令を記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作は、コーディネータデバイスにおいて入力パラメータを受信するステップと、コーディネータデバイスの生成メディアモジュールを介して第1及び第2のメディアコンテンツストリームを生成するステップと、コーディネータデバイスを介して第1のメディアコンテンツストリームを第1の再生デバイスへ送信するステップと、コーディネータデバイスを介して、第1及び第2のメディアコンテンツストリームが第1及び第2の再生デバイスを介して同時に再生されるように第2のメディアコンテンツストリームを第2の再生デバイスに送信するステップとを含む、有形の非一時的コンピュータ可読媒体。
例39:コーディネータデバイスから第1及び第2の再生デバイスのそれぞれにタイミングデータを送信するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例40:タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例41:第1及び第2のメディアコンテンツストリームが異なる、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例42:入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例43:動作は、コーディネータデバイスの生成メディアモジュールを変更するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例44:第1及び第2の生成メディアコンテンツストリームのそれぞれは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも一方を含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例45:生成メディアモジュールは、少なくとも入力パラメータを含む入力に基づいて新規メディア出力を自動的に生成するアルゴリズムを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例46:再生デバイスであって、1つ以上のオーディオトランスデューサを駆動するように構成される1つ以上の増幅器と、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに再生デバイスに動作を実行させる命令を有するデータ記憶装置とを備え、前記動作は、再生デバイスにおいて1つ以上の第1の入力パラメータを受信するステップと、再生デバイスを介して1つ以上の第1の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第1のメディアコンテンツを生成するステップであって、複数の既存のメディアセグメントを含む再生デバイスに記憶されたライブラリにアクセスするステップ、及び、生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップを含む、ステップと、1つ以上の増幅器を介して第1の生成されたメディアコンテンツを再生するステップとを含む、再生デバイス。
例47:動作は、再生デバイスにおいて第1の入力パラメータとは異なる1つ以上の第2の入力パラメータを受信するステップと、再生デバイスを介して1つ以上の第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2のメディアコンテンツを生成するステップであって、第2のメディアコンテンツが第1のメディアコンテンツとは異なり、生成するステップが、ライブラリにアクセスするステップ、及び、生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第2の選択を配置するステップを含む、ステップと、1つ以上の増幅器を介して第2の生成されたメディアコンテンツを再生するステップとを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例48:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、既存のメディアセグメントのうちの2つ以上を少なくとも部分的に時間的にオフセットして配置するステップを含む、請求項1の再生デバイス。
例49:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、既存のメディアセグメントのうちの2つ以上を少なくとも部分的に時間的に重なり合うように配置するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例50:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、異なる既存のメディアセグメントに異なる等化調整を適用するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例51:ライブラリ又は再生からの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、異なる既存のメディアセグメントに対して経時的に変化する利得レベルを適用するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例52:ライブラリ又は再生からの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、特定の既存のメディアセグメントの再生のための開始点をランダム化するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例53:第1の生成されたメディアコンテンツ及び第2の生成されたメディアコンテンツがそれぞれ新規メディアコンテンツを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例54:第1の生成されたメディアコンテンツがオーディオコンテンツを含み、複数の既存のメディアセグメントが複数の既存のオーディオセグメントを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例55:第1の生成されたメディアコンテンツがオーディオ-ビジュアルコンテンツを含み、複数の既存のメディアセグメントが複数の既存のオーディオセグメント、既存のビジュアルメディアセグメント、又は既存のオーディオ-ビジュアルメディアセグメントを含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例56:ネットワークインタフェースを介して更なる既存のメディアセグメントを受信するステップと、少なくとも更なる既存のメディアセグメントを含むようにライブラリを更新するステップと、を更に含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例57:第1及び第2の入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動、発話特性)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つの再生デバイス。
例58:再生デバイスにおいて1つ以上の第1の入力パラメータを受信するステップと、再生デバイスを介して1つ以上の第1の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第1のメディアコンテンツを生成するステップであって、複数の既存のメディアセグメントを含む再生デバイスに記憶されたライブラリにアクセスするステップ、及び、生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップを含む、ステップと、再生デバイスを介して第1の生成されたメディアコンテンツを再生するステップとを含む、方法。
例59:再生デバイスにおいて第1の入力パラメータとは異なる1つ以上の第2の入力パラメータを受信するステップと、再生デバイスを介して1つ以上の第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2のメディアコンテンツを生成するステップであって、第2のメディアコンテンツが第1のメディアコンテンツとは異なり、生成するステップが、ライブラリにアクセスするステップ、及び、生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第2の選択を配置するステップを含む、ステップと、再生デバイスを介して第2の生成されたメディアコンテンツを再生するステップとを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例60:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、既存のメディアセグメントのうちの2つ以上を少なくとも部分的に時間的にオフセットするように配置するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例61:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、既存のメディアセグメントのうちの2つ以上を少なくとも部分的に時間的に重なり合うように配置するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例62:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、異なる既存のメディアセグメントに異なる等化調整を適用するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例63:ライブラリ又は再生からの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、異なる既存のメディアセグメントに対して経時的に変化する利得レベルを適用するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例64:ライブラリ又は再生からの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、特定の既存のメディアセグメントの再生のための開始点をランダム化するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例65:第1の生成されたメディアコンテンツ及び第2の生成されたメディアコンテンツがそれぞれ新規メディアコンテンツを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例66:第1の生成されたメディアコンテンツがオーディオコンテンツを含み、複数の既存のメディアセグメントが複数の既存のオーディオセグメントを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例67:第1の生成されたメディアコンテンツがオーディオ-ビジュアルコンテンツを含み、複数の既存のメディアセグメントが複数の既存のオーディオセグメント、既存のビジュアルメディアセグメント、又は既存のオーディオ-ビジュアルメディアセグメントを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例68:ネットワークインタフェースを介して更なる既存のメディアセグメントを受信するステップと、少なくとも更なる既存のメディアセグメントを含むようにライブラリを更新するステップと、を更に含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例69:第1及び第2の入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動、発話特性)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例70:再生デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに再生デバイスに動作を実行させる命令を記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作は、再生デバイスにおいて1つ以上の第1の入力パラメータを受信するステップと、再生デバイスを介して1つ以上の第1の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第1のメディアコンテンツを生成するステップであって、複数の既存のメディアセグメントを含む再生デバイスに記憶されたライブラリにアクセスするステップ、及び、生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップを含む、ステップと、再生デバイスを介して第1の生成されたメディアコンテンツを再生するステップとを含む、有形の非一時的コンピュータ可読媒体。
例71:動作は、再生デバイスにおいて第1の入力パラメータとは異なる1つ以上の第2の入力パラメータを受信するステップと、再生デバイスを介して1つ以上の第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2のメディアコンテンツを生成するステップであって、第2のメディアコンテンツが第1のメディアコンテンツとは異なり、生成するステップが、ライブラリにアクセスするステップ、及び、生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第2の選択を配置するステップを含む、ステップと、1つ以上の増幅器を介して第2の生成されたメディアコンテンツを再生するステップとを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例72:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、既存のメディアセグメントのうちの2つ以上を少なくとも部分的に時間的にオフセットするように配置するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例73:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、既存のメディアセグメントのうちの2つ以上を少なくとも部分的に時間的に重なり合うように配置するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例74:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、異なる既存のメディアセグメントに異なる等化調整を適用するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例75:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、異なる既存のメディアセグメントに対して経時的に変化する利得レベルを適用するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例76:再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップは、特定の既存のメディアセグメントの再生のための開始点をランダム化するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例77:第1の生成されたメディアコンテンツ及び第2の生成されたメディアコンテンツがそれぞれ新規メディアコンテンツを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例78:第1の生成されたメディアコンテンツがオーディオコンテンツを含み、複数の既存のメディアセグメントが複数の既存のオーディオセグメントを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例79:第1の生成されたメディアコンテンツがオーディオ-ビジュアルコンテンツを含み、複数の既存のメディアセグメントが複数の既存のオーディオセグメント、既存のビジュアルメディアセグメント、又は既存のオーディオ-ビジュアルメディアセグメントを含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例80:ネットワークインタフェースを介して更なる既存のメディアセグメントを受信するステップと、少なくとも更なる既存のメディアセグメントを含むようにライブラリを更新するステップと、を更に含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例81:第1及び第2の入力パラメータは、生理学的センサデータ(例えば、バイオメトリックセンサ、ウェアラブルセンサ(心拍数、体温、呼吸数、脳波));ネットワークデバイスセンサデータ(例えば、カメラ、ライト、温度センサ、サーモスタット、存在検出器、マイクロフォン);環境データ(例えば、天気、気温、時間/日/週/月);再生デバイス能力データ(例えば、トランスデューサの数及びタイプ、出力電力);再生デバイス状態(例えば、デバイス温度、バッテリレベル、現在のオーディオ再生、再生デバイス位置、再生デバイスが別の再生デバイスと結合されるかどうか);又はユーザデータ(例えば、ユーザ識別情報、存在するユーザ数、ユーザ位置、ユーザ履歴データ、ユーザ嗜好データ、ユーザ生体認証データ(心拍数、温度、呼吸数、脳活動、発話特性)、ユーザ気分データ)のうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つのコンピュータ可読媒体。
例82:第1の再生デバイス及び第2の再生デバイスを備え、第1の再生デバイスは、第1のネットワークインタフェースと、1つ以上の第1のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに第1の再生デバイスに動作を実行させる命令を有するデータ記憶装置とを備え、前記動作は、1つ以上の入力パラメータを受信するステップと、1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいてメディアコンテンツを生成するステップであって、生成されたメディアコンテンツが第1の部分及び少なくとも第2の部分を含み、生成するステップが、複数の既存のメディアセグメントを含む再生デバイスに記憶されたライブラリにアクセスするステップ、及び、生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のためにライブラリからの既存のメディアセグメントの選択を配置するステップを含む、ステップと、第1のネットワークインタフェースを介して生成されたメディアコンテンツの第2の部分及び対応するタイミング情報を含む信号を送信するステップと、生成されたメディアコンテンツの第1の部分の再生を引き起こすステップとを含み、第2の再生デバイスは、第2のネットワークインタフェースと、1つ以上のオーディオトランスデューサと、1つ以上の第2のプロセッサと、1つ以上の第2のプロセッサによって実行されるときに第2の再生デバイスに動作を実行させる命令を有するデータ記憶装置とを備え、前記動作は、第2のネットワークインタフェースを介して第1の再生デバイスから送信された信号を受信するステップと、1つ以上のトランスデューサを介して、生成されたメディアコンテンツの第1の部分の再生と実質的に同期してタイミング情報に従って生成されたメディアコンテンツの第2の部分を再生するステップとを含む、
システム。
例83:ネットワークデバイスを更に備え、該ネットワークデバイスは、第3のネットワークインタフェースと、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに第3の再生デバイスに動作を実行させる命令を有するデータ記憶装置とを備え、前記動作は、データネットワークにわたって第3のネットワークインタフェースを介して、第1の再生デバイスから要求を受信するステップと、要求の受信に応答して、データネットワークにわたって第3のネットワークインタフェースを介して、既存のメディアセグメントの更新されたライブラリを第1の再生デバイスに送信するステップとを含む、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例84:ネットワークデバイスは、リモートサーバ、他の再生デバイス、モバイルコンピューティングデバイス、ラップトップ、又はタブレットのうちの1つ以上を備える、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例85:ローカルエリアネットワークを介して通信可能に結合された第1の再生デバイス及び第2の再生デバイスを備え、第1の再生デバイスは、1つ以上の第1のプロセッサと、1つ以上の第1のオーディオトランスデューサと、1つ以上の第1のプロセッサによって実行されるときに第1の再生デバイスに動作を実行させる命令を有するデータ記憶装置とを備え、前記動作は、1つ以上の入力パラメータを受信するステップと、1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第1のメディアコンテンツを生成するステップであって、複数の既存のメディアセグメントを含む第1の再生デバイスに記憶された第1のライブラリにアクセスするステップ、及び、第1の生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のために第1のライブラリからの既存のメディアセグメントの選択を配置するステップを含む、ステップと、1つ以上の第1のオーディオトランスデューサを介して第1の生成メディアコンテンツを再生するステップとを含み、第2の再生デバイスは、第2のネットワークインタフェースと、
1つ以上の第2のオーディオトランスデューサと、1つ以上の第2のプロセッサと、1つ以上の第2のプロセッサによって実行されるときに第2の再生デバイスに動作を実行させる命令を有するデータ記憶装置とを備え、前記動作は、1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2のメディアコンテンツを生成するステップであって、第2の生成されたメディアコンテンツが第1の生成されたメディアコンテンツと実質的に同一であり、生成するステップが、複数の既存のメディアセグメントを含む第2の再生デバイスに記憶された第2のライブラリにアクセスするステップ、及び、第2の生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のために第2のライブラリからの既存のメディアセグメントの選択を配置するステップを含む、ステップと、1つ以上の第2のオーディオトランスデューサを介して、第1の再生デバイスを介した第1の生成されたメディアコンテンツの再生と同期して第2の生成されたメディアコンテンツを再生するステップとを含む、
システム。
例86:第1の生成メディアコンテンツモデル及び第2の生成メディアコンテンツモデルが実質的に同一である、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例87:第1のライブラリ及び第2のライブラリが実質的に同一である、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例88:マルチチャネル生成メディアコンテンツの再生のためのメディア再生システムであって、第1のオーディオトランスデューサ及び1つ以上の第1のプロセッサを備える第1の再生デバイスと、第2のオーディオトランスデューサ及び1つ以上の第2のプロセッサを備える第2の再生デバイスと、1つ以上の第3のプロセッサを備えるコーディネータデバイスと、1つ以上の第1のプロセッサ、第2のプロセッサ、及び/又は第3のプロセッサによって実行されるときにメディア再生システムに動作を実行させる命令を記憶する1つ以上のコンピュータ可読媒体とを備え、前記動作は、コーディネータデバイスにおいてメディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームを受信するステップであって、チャネルのうちの少なくとも幾つかが生成メディアコンテンツを含む、ステップと、少なくとも第1の再生デバイス及び第2の再生デバイスを含む複数の再生デバイスに複数のチャンネルのそれぞれを送信するステップと、第1の再生責任に従って第1の再生デバイスを介してチャネルの第1のサブセットを再生するステップと、第2の再生責任に従って第2の再生デバイスを介してチャネルの第2のサブセットを再生するステップと、第1及び/又は第2の再生責任を経時的に動的に変更するステップとを含む、メディア再生システム。
例89:第1の再生デバイスが第1のチャネル及び第2のチャネルを同期して再生し、第1の再生責任を変更するステップは、第2のチャネルの再生の利得を変更することなく第1のチャネルの再生の利得を変更するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例90:動的に変更するステップが1つ以上の入力パラメータに基づき、入力パラメータは、生理学的センサデータ、ネットワークデバイスセンサデータ、環境データ、再生デバイス能力データ、再生デバイス状態、又はユーザデータのうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例91:動的に変更するステップは、制御デバイスを介したユーザ入力に応答する、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例92:動作は、コーディネータデバイスを介して、第3の再生責任に従って複数のチャネルのサブセットを再生することを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例93:生成メディアコンテンツは、生成メディアモジュールを備える1つ以上のリモートコンピューティングデバイスから受信される、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例94:動作は、コーディネータデバイスにおいて物理的接続を介してローカルメディアコンテンツを受信するステップと、コーディネータデバイスを介して、ローカルメディアコンテンツを、メディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームと混合して、混合メディアコンテンツを生成するステップと、混合メディアコンテンツを複数の再生デバイスに送信するステップとを更に含む、本明細書の例のいずれか1つのシステム。
例95:生成メディアコンテンツのマルチチャネル再生のための方法であって、コーディネータデバイスにおいてメディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームを受信するステップであって、チャネルの少なくとも幾つかが生成メディアコンテンツを含む、ステップと、複数のチャネルのそれぞれを、少なくとも第1の再生デバイス及び第2の再生デバイスを含む複数の再生デバイスへ送信するステップと、第1の再生責任に従って第1の再生デバイスを介してチャネルの第1のサブセットを再生するステップと、第2の再生責任に従って第2の再生デバイスを介してチャネルの第2のサブセットを再生するステップと、第1及び/又は第2の再生責任を経時的に動的に変更するステップとを含む方法。
例96:第1の再生デバイスが第1のチャネル及び第2のチャネルを同期して再生し、第1の再生責任を変更するステップは、第2のチャネルの再生の利得を変更することなく第1のチャネルの再生の利得を変更するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例97:動的に変更するステップが1つ以上の入力パラメータに基づき、入力パラメータは、生理学的センサデータ、ネットワークデバイスセンサデータ、環境データ、再生デバイス能力データ、再生デバイス状態、又はユーザデータのうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例98:動的に変更するステップは、制御デバイスを介したユーザ入力に応答する、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例99:コーディネータデバイスを介して、第3の再生責任に従って複数のチャネルのサブセットを再生するステップを更に含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例100:生成メディアコンテンツは、生成メディアモジュールを備える1つ以上のリモートコンピューティングデバイスから受信される、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例101:コーディネータデバイスにおいて物理的接続を介してローカルメディアコンテンツを受信するステップと、コーディネータデバイスを介して、ローカルメディアコンテンツを、メディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームと混合して、混合メディアコンテンツを生成するステップと、混合メディアコンテンツを複数の再生デバイスに送信するステップとを更に含む、本明細書の例のいずれか1つの方法。
例102:メディア再生システムの1つ以上のプロセッサによって実行されるときにメディア再生システムに動作実行させる命令を記憶する1つ以上の有形の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作は、コーディネータデバイスにおいてメディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームを受信するステップであって、チャネルのうちの少なくとも幾つかが生成メディアコンテンツを含む、ステップと、複数のチャネルのそれぞれを、少なくとも第1の再生デバイス及び第2の再生デバイスを含む複数の再生デバイスへ送信するステップと、第1の再生責任に従って前記第1の再生デバイスを介してチャネルの第1のサブセットを再生するステップと、第2の再生責任に従って第2の再生デバイスを介してチャネルの第2のサブセットを再生するステップと、第1及び/又は第2の再生責任を経時的に動的に変更するステップとを含む、1つ以上の有形の非一時的コンピュータ可読媒体。
例103:第1の再生デバイスが第1のチャネル及び第2のチャネルを同期して再生し、第1の再生責任を変更するステップは、第2のチャネルの再生の利得を変更することなく第1のチャネルの再生の利得を変更するステップを含む、本明細書の例のいずれか1つの1つ以上のコンピュータ可読媒体。
例104:動的に変更するステップが1つ以上の入力パラメータに基づき、入力パラメータは、生理学的センサデータ、ネットワークデバイスセンサデータ、環境データ、再生デバイス能力データ、再生デバイス状態、又はユーザデータのうちの1つ以上を含む、本明細書の例のいずれか1つの1つ以上のコンピュータ可読媒体。
例105:動的に変更するステップは、制御デバイスを介したユーザ入力に応答する、本明細書の例のいずれか1つの1つ以上のコンピュータ可読媒体。
例106:動作は、コーディネータデバイスを介して、第3の再生責任に従って複数のチャネルのサブセットを再生することを更に含む、本明細書の例のいずれか1つの1つ以上のコンピュータ可読媒体。
例107:動作は、コーディネータデバイスにおいて物理的接続を介してローカルメディアコンテンツを受信するステップと、コーディネータデバイスを介して、ローカルメディアコンテンツを、メディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームと混合して、混合メディアコンテンツを生成するステップと、混合メディアコンテンツを複数の再生デバイスに送信するステップとを更に含む、本明細書の例のいずれか1つの1つ以上のコンピュータ可読媒体。

Claims (28)

  1. コーディネータデバイスにおいて、入力パラメータを受信するステップと、
    それぞれが生成メディアモジュールを内部に有する複数の再生デバイスに前記コーディネータデバイスから前記入力パラメータを送信するステップと、
    前記再生デバイスが前記入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて生成メディアコンテンツを同時に再生するように前記コーディネータデバイスから前記複数の再生デバイスへタイミングデータを送信するステップと、
    を含む方法。
  2. 第1及び第2の再生デバイスが、それぞれが入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて、異なる生成オーディオコンテンツを再生する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記再生デバイスの前記生成メディアモジュールを変更させる信号を前記コーディネータデバイスから前記複数の再生デバイスのうちの少なくとも1つへ送信するステップを更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載方法。
  5. 前記生成メディアコンテンツは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも1つを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. コーディネータデバイスにおいて、入力パラメータを受信するステップと、
    前記コーディネータデバイスの生成メディアモジュールを介して、第1及び第2のメディアコンテンツストリームを生成するステップと、
    前記コーディネータデバイスを介して、前記第1のメディアコンテンツストリームを第1の再生デバイスへ送信するステップと、
    前記コーディネータデバイスを介して、前記第1及び第2のメディアコンテンツストリームが前記第1及び第2の再生デバイスを介して同時に再生されるように前記第2のメディアコンテンツストリームを第2の再生デバイスへ送信するステップと、
    を含む方法。
  7. 前記コーディネータデバイスから前記第1及び第2の再生デバイスのそれぞれにタイミングデータを送信するステップを更に含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記タイミングデータは、クロックデータ又は1つ以上の同期信号のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1及び第2のメディアコンテンツストリームが異なる、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記コーディネータデバイスの前記生成メディアモジュールを変更するステップを更に含む、請求項6から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1及び第2の生成メディアコンテンツストリームのそれぞれは、生成オーディオコンテンツ又は生成ビジュアルコンテンツのうちの少なくとも一方を含む、請求項6から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記生成メディアモジュールは、少なくとも前記入力パラメータを含む入力に基づいて新規メディア出力を自動的に生成する1つ以上のアルゴリズムを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. コーディネータデバイスにおいてメディアコンテンツの複数のチャネルを含むストリームを受信するステップであって、前記チャネルの少なくとも幾つかが生成メディアコンテンツを含む、ステップと、
    前記複数のチャネルのそれぞれを、少なくとも第1の再生デバイス及び第2の再生デバイスを含む複数の再生デバイスに送信するステップと、
    第1の再生責任に従って前記第1の再生デバイスを介して前記チャネルの第1のサブセットを再生するステップと、
    第2の再生責任に従って前記第2の再生デバイスを介して前記チャネルの第2のサブセットを再生するステップと、
    前記第1及び/又は第2の再生責任を経時的に動的に変更するステップと、
    を含む、生成メディアコンテンツのマルチチャネル再生のための方法。
  14. 前記第1の再生デバイスが第1のチャネル及び第2のチャネルを同期して再生し、前記第1の再生責任を変更するステップは、前記第2のチャネルの再生の利得を変更することなく前記第1のチャネルの再生の利得を変更するステップを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記動的に変更するステップは、制御デバイスを介したユーザ入力に応答する、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記コーディネータデバイスを介して、第3の再生責任に従って前記複数のチャネルのサブセットを再生するステップを更に含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記生成メディアコンテンツは、生成メディアモジュールを備える1つ以上のリモートコンピューティングデバイスから受信される、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記コーディネータデバイスにおいて物理的接続を介してローカルメディアコンテンツを受信するステップと、
    前記コーディネータデバイスを介して、前記ローカルメディアコンテンツを、メディアコンテンツの前記複数のチャネルを含む前記ストリームと混合して、混合メディアコンテンツを生成するステップと、
    前記混合メディアコンテンツを前記複数の再生デバイスに送信するステップと、
    を更に含む、請求項13から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. コーディネータデバイスであって、
    ネットワークインタフェースと、
    1つ以上のプロセッサと、
    1つ以上のプロセッサによって実行されるときに前記デバイスに請求項1から18のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体と、
    を備えるコーディネータデバイス。
  20. 再生デバイスにおいて1つ以上の第1の入力パラメータを受信するステップと、
    前記再生デバイスを介して1つ以上の前記第1の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第1のメディアコンテンツを生成するステップと、
    を含み、前記生成するステップは、
    複数の既存のメディアセグメントを含む前記再生デバイスに記憶されたライブラリにアクセスするステップと、
    生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の前記入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のために前記ライブラリからの既存のメディアセグメントの第1の選択を配置するステップと、
    前記再生デバイスを介して、生成された前記第1のメディアコンテンツを再生するステップと、
    を含む方法。
  21. 前記再生デバイスにおいて、前記第1の入力パラメータとは異なる1つ以上の第2の入力パラメータを受信するステップと、
    前記再生デバイスを介して、1つ以上の前記第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて第2のメディアコンテンツを生成するステップであって、前記第2のメディアコンテンツが前記第1のメディアコンテンツとは異なる、ステップと、
    を更に含み、前記生成するステップは、
    前記ライブラリにアクセスするステップと、
    前記生成メディアコンテンツモデルに従って1つ以上の前記第2の入力パラメータに少なくとも部分的に基づいて再生のために前記ライブラリからの既存のメディアセグメントの第2の選択を配置するステップと、
    前記再生デバイスを介して、生成された前記第2のメディアコンテンツを再生するステップと、
    を含む、請求項20に記載の方法。
  22. 再生のために前記ライブラリからの既存のメディアセグメントの前記第1の選択を配置するステップは、前記既存のメディアセグメントのうちの2つ以上を少なくとも部分的に時間的にオフセットして又は少なくとも部分的に時間的に重なり合うように配置するステップを含む、請求項20又は21に記載の方法。
  23. 生成された前記第1のメディアコンテンツ及び生成された前記第2のメディアコンテンツがそれぞれ新規メディアコンテンツを含む、請求項20から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. ネットワークインタフェースを介して更なる既存のメディアセグメントを受信するステップと、
    少なくとも前記更なる既存のメディアセグメントを含むように前記ライブラリを更新するステップと、
    を更に含む、請求項20から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記入力パラメータは、
    生理学的センサデータ、
    ネットワークデバイスセンサデータ、
    環境データ、
    再生デバイス能力データ、
    再生デバイス状態、又は
    ユーザデータ、
    のうちの1つ以上を含む、請求項1から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるときに前記デバイスに請求項1から25のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶する有形の非一時的コンピュータ可読媒体。
  27. 再生デバイスであって、
    1つ以上のオーディオトランスデューサを駆動するように構成される1つ以上の増幅器と、
    1つ以上のプロセッサと、
    前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに前記再生デバイスに請求項20から25のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を有するデータ記憶装置と、
    を備える、再生デバイス。
  28. マルチチャネル生成メディアコンテンツを再生するためのメディア再生システムであって、
    第1のオーディオトランスデューサ及び1つ以上の第1のプロセッサを備える第1の再生デバイスと、
    第2のオーディオトランスデューサ及び1つ以上の第2のプロセッサを備える第2の再生デバイスと、
    1つ以上の第3のプロセッサを備えるコーディネータデバイスと、
    前記1つ以上の第1、第2、及び/又は第3のプロセッサによって実行されるときに前記メディア再生システムに請求項1から18及び20から25のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶する1つ以上のコンピュータ可読媒体と、
    を備えるメディア再生システム。
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