JP2023549122A - パラメータベースの構築 - Google Patents

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Abstract

建物(124)を構築するコンピュータ実行方法(900)であって、建物の入力仕様(104)を受信すること(903)であって、入力仕様は、建物を構築するために必要な調和前モジュール(129',127',141')を指定し、調和前モジュールは、それぞれの幾何学的パラメータ(1001,1102,1201)及びそれぞれの属性(1002,1102,1202)を含むそれぞれの調和前モジュール仕様(103,102,101,147)によって定義されることと、調和前モジュール仕様のうちの電子的にアクセス可能なデータベース(110)に格納されているものを特定すること(905)であって、特定された調和前モジュール仕様は、データベースの別々のセクションに格納された関連する幾何学的パラメータ及び属性を有する第1の調和前モジュール仕様と称されることと、(a)建物(124)を構築するために使用されるときにほとんど衝突せず、かつ、(b)建物(124)を形成するために組み立てられたときに入力仕様(104)で指定された属性基準を満たす調和モジュールを指定する調和モジュール仕様(129,127,141)のセット(120)を形成するために、第1の調和前モジュール仕様のモジュール仕様を調和させる(300,400,500,600)ことと、モジュール仕様(120)を使用して建物(124)を構築すること(911)と、を備える方法。

Description

本発明は、一般に、建物構法の分野に関し、特に、比較的低い複雑度の平屋の建物から超高層ビルまでの建物の構築の効率を改善することに関する。また、本発明は、建物の構築の効率を改善するための方法及び装置並びに建物の構築の効率を改善するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラム製品に関する。
architecture, engineering, and construction(AEC)の専門家が建物及びインフラを計画、設計及び構築するのを支援するために、現在、多数のビルディングインフォメーションモデリング(BIM)ソフトウェアが利用可能である。しかしながら、現在の建物構築方法は、建物モジュールを適合させるとともに要求される仕様を満たすために、現場での大幅な調整を依然として必要とする。
本発明の目的は、既存の配置の一つ以上の欠点を十分に解消する又は少なくとも改善することである。
Harmonised Parameter based Design for Manufacture and Assembly(HPDMI)配置と称する配置が開示されており、それは、クラウドベースのプラットフォームを設けることによって上述した問題に対処することを試み、クラウドベースのプラットフォームによって、建築家から必要な全ての業種の参加者、建築認証機関等までの建設空間全体の参加者は、(A)構築の標準的な要素として使用することができる部品、組立体、マスタ組立体等の階層的なコレクションを格納する電子的にアクセス可能な構築カタログへのアクセス及び挿入(populate)を行い、(B)そのような標準化された要素を作成、分析及び処理するために使用される業界承認の第三者ソフトウェアプラットフォームにアクセスし、かつ、(C)特定の建設プロジェクトのためにカタログから生成及び選択した要素を調和させ、生成及び選択した要素が(i) 建物を構築するために使用するときにほとんど衝突せず、(ii) 建物を構成するために組立を行うときに入力仕様に指定された属性基準を満たすことを保証することができる。換言すれば、開示されたHPDMI配置によって、建物モジュールを適合させるとともに指定された属性を満たすために必要な現場の調整を現在の建物構築方法の場合よりも大幅に少なくしながら所望の建物を形成するために、建物モジュールを現場から離れたところで製造するとともに現場で組み立てることができる。
本開示の第1の態様によれば、 建物を構築するコンピュータ実行方法であって、
建物の入力仕様を受信するステップであって、入力仕様は、建物を構築するために必要な調和前モジュールを指定し、調和前モジュールは、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性を含むそれぞれの調和前モジュール仕様によって定義されるステップと、
調和前モジュール仕様のうちの電子的にアクセス可能なデータベースに格納されているものを特定するステップであって、特定された調和前モジュール仕様は、データベースの別々のセクションに格納された関連する幾何学的パラメータ及び属性を有する第1の調和前モジュール仕様と称されるステップと、
(a)建物を構築するために使用されるときにほとんど衝突せず、かつ、(b)建物を形成するために組み立てられたときに入力仕様で指定された属性基準を満たす調和モジュールを指定する調和モジュール仕様のセットを形成するために、第1の調和前モジュール仕様のモジュール仕様を調和させるステップと、
調和モジュール仕様を使用して建物を構築するステップと、
を備える方法を提供する。
本開示の別の態様によれば、前述の方法のいずれか一つを実施するための装置を提供する。
本開示の別の態様によれば、上述した方法のいずれか一つを実施するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラム製品を提供する。
他の態様も開示する。
次に、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら例としてのみ説明する。
図1は、開示したHPDMI配置の一例の機能ブロック図を示す。
図2Aは、説明したHPDMI配置を実現することができる汎用コンピュータシステムの概略ブロック図を形成する。 図2Bは、説明したHPDMI配置を実現することができる汎用コンピュータシステムの概略ブロック図を形成する。
図3は、部品ベースのHPDMI調和プロセスの例示的なフローチャートである。
図4は、組立体ベースのHPDMI調和プロセスのフローチャートの例である。
図5は、マスタ組立体ベースのHPDMI調和プロセスのための例示的なフローチャートである。
図6は、図3、図4及び図5のプロセスで使用されるHPDMI幾何学的パラメータ及び属性調和プロセスのフローチャートの例を示す。
図7は、図3、図4及び図5のプロセスを使用してHPDMIプロセスを実行するための例示的なプロセスのフローチャートを示す。
図8は、説明を簡単にするために調和プロセスを幾何学的パラメータにのみ適用した簡略化したHPDMIの例を示す。
図9は、HPDMIプロセスを実行するためのプロセスの例のフローチャートである。
図10は、データベース110の部品ベースのセグメントの例1000を示す。
図11は、データベース110の組立体ベースのセグメントの例1100を示す。
図12は、データベース110のマスタ組立体ベースのセグメント例1200を示す。
図13は、部品の配列から形成された建物1300の一般的な表現である。
図14は、別の好適な実施形態による部品ベースのHPDMI調和プロセスのための例示的なフローチャートを示す。
図15Aは、図14の工程の一例を示す図である。 図15Bは、図14の工程の一例を示す図である。 図15Cは、図14の工程の一例を示す図である。 図15Dは、図14の工程の一例を示す図である。 図15Eは、図14の工程の一例を示す図である。
図16は、図14の好適な実施形態による組立体ベースのHPDMI調和プロセスのための例示的なフローチャートを示す。
図17Aは、図16のプロセスで作成された組立体を示す。 図17Bは、図16のプロセスで作成された組立体を示す。
図18は、図14の好適な実施形態によるプロジェクトベースのHPDMI調和プロセスのための例示的なフローチャートを示す。
図19は、図14の好適な実施形態のHPDMI調和プロセスの例示的な例を示す図である。
図20は、図14の好適な実施形態におけるHPDMI調和プロセスを使用したパラメータに関するカタログの構築の例を示す図である。
APPENDIX Aは、建物を構築するために使用するときに開示したHPDMI配置で使用することができるできる第三者ソフトウェアアプリケーションの例を示す。
添付図面のいずれか一つ以上において、同一の参照数字を有するステップ及び/又は形態を参照する場合、そのステップ及び/又は形態は、反対の意図が現れない限り、この説明のために同一の(一つ以上の)機能又は(一つ以上の)動作を有する。
「背景」のセクションに含まれる議論及び先行技術の配置に関する上記のセクションがそれぞれの出版物及び/又は使用を通じて公知を形成しうる文書又は装置の議論に関するものであることに留意されたい。そのような議論を、そのような文書又は装置が何らかの形で当該技術分野における共通の一般的知識の一部を形成しているという(一人以上の)本発明者又は特許出願人による表明として解釈すべきではない。
図1は、開示したHPDMI配置の一例の機能ブロック図100を示す。使用中、一つの例では、建物124の設計を委託された1人以上の建築家(図示せず)は、(A)建物仕様147、(B)部品仕様103、(C)組立体仕様102及び(D)マスタ組立体仕様101の一つ以上を使用して建物を指定する入力仕様104を作成する。
したがって、例えば、建築家は、完全な学校の図面又は可能性の高い3Dモデルを備える建物仕様147の形態の(この例では学校である)建物124の入力仕様104を提供することができる。建物仕様147は、建物の長さ、境界からのオフセット及び建物の高さのような広範な幾何学的仕様を有してもよい。
代替的に、入力仕様104は、マスタ組立体レベルで建築家によって提供されてもよく、したがって、この例では、それぞれの完全な教室の図面を備えてもよく、これらは、マスタ組立体仕様101であってもよい。
したがって、記載したHPDMIの配置によって、建築家による建物の入力仕様104を、説明した配置の四つのレベルのうちの任意の一つ以上で提供することができる。しかしながら、明らかに、建物124の規模に応じて、異なる数の階層的レベルを使用することができる。
記載したHPDMI配置は、パラメータに関する部品を原子レベルで生成するために、建築仕様147、マスタ組立体仕様101、組立体仕様102及び部品仕様の特定の組合せの反復的な組合せ/分解を行う。関連するレベルの仕様のそれぞれのパラメータに関する幾何学的パラメータ及び属性は、後に使用するためにHPDMIデータベース110に格納される。これによって、例えば、後に図1を参照しながら更に詳しく説明するように、データベース内の仕様を建物ブロックとして使用して、同一の学校又は異なる建物を再構築することができる。
後に更に詳しく説明するように、仕様147,103,102及び101はそれぞれ、典型的には建物124の製造、組立及び構築にまだ適していない予備的な精度の程度で部品、組立体及びマスタ組立体を指定する。入力仕様104の部品仕様103、組立体仕様102及びマスタ組立体仕様101は、調和前モジュール仕様と称される。
部品仕様、組立体仕様及びマスタ組立体仕様が建物124の製造、組立及び構築に適した必要な精度を有することを保証するために、1人以上の設計者111は、HPDMIシステム100を使用して部品のプレハーモナイズ仕様103、組立体の調和前仕様102及びマスタ組立体の調和前仕様101を含む入力仕様104を処理し、部品仕様119、組立体仕様118及びマスタ組立体仕様117を指定する出力仕様を建物124の製造、組立及び構築に適した必要な精度で作成する。出力モジュール仕様120の部品仕様119、組立体仕様118及びマスタ組立体仕様117は、調和モジュール仕様と称される。このプロセスを、幾何学的パラメータと属性との調和を設定する後の図6を参照して更に詳しく説明する。
本明細書では、反対の意図が表明されない限り、用語「組み立てる」及び養護「構築する」は互換的に使用される。本明細書では、建物124の構築に関連してHPDMI配置例を説明するが、HPDMI配置を、更に広い範囲の物品を構築するために使用することができる。
上述のように、HPDMI配置は、部品、組立体及びマスタ組立体と称するモジュールの階層的な配置を使用する。部品の例は、穴の開いたプレートである部品129である。組立体の例は、プレート129、二つのファスナー及びチューブの一部から構成される組立体127である。マスタ組立体の例は、建物124に見られるような完全な屋根部分であるマスタ組立体141である。建物124は、129のような調和された部品、127のような調和された組立体及び141のような調和されたマスタ組立体から構築されている。
入力仕様104は、部品仕様103及び/又は組立体仕様102及び/又はマスタ組立体仕様101を有するモジュール仕様で構成される。部品仕様の例は、図1の部品129の仕様である。組立体仕様の一例は、図1の組立体127の仕様である。マスタ組立体仕様の一例は、図1のマスタ組立体141の仕様である。当該建物124を、部品仕様書103、組立体仕様書102及びマスタ組立体仕様書101のうちの一つ以上を使用して構築してもよい。
開示したHPDMI配置の重要な要素は、「現存の」電子的にアクセス可能なHPDMIデータベース又はカタログ110であり、これは、将来の使用のために部品仕様、組立体仕様及びマスタ組立体仕様を継続的に蓄積している。 図示しないが、調和された部品103、組立体102及びマスタ組立体101からカタログ110を形成することができ、例えば、カタログのそれぞれの要素をイーサリアムのようなデジタルブロックチェーン台帳に格納できることが理解される。このようにして、それぞれのカタログ化された構成要素は、作成時に検証されるとともに通常の非代替性トークンに従って転送することができるブロックチェーンアドレスに格納される。このようにして、カタログ110のエントリーを、使用、コピー又は転送することができ、そのデータの真正性を透過的に検証可能である。例えば、NFTトークン化されたカタログ110又はその中のエントリーを、ライセンスの下で使用することができる又は所有することもできる。 カタログNFTのデータは検証可能であるので、確実性及び安全性のレベルを提供する要件に適合しないカタログ又はエントリーの変更を防止又は最小化することができる。
検証可能なデジタル台帳の一部としてカタログ又はそのエントリーを実行することによって、例えば、組立体と関連付けることができる部品又は組立体を調達することができるとともにそれらの調達された構成要素に対応するように支払いを割り当てることができることが理解される。図6に関して例示的に説明した窓の例では、複数の窓を有する建物の場合、それぞれの窓が設計から製造、統合まで個別に検証できることが理解される。これによって、例えば、建物のそれぞれの窓の支払いを、それぞれの窓の一部としてではなく個々の受領又は設置時に行うことができる。スマートコントラクトで実行されるとき、支払いが完了した時点で、それぞれの窓の所有権を移転することができる。これによって、カタログの項目が変更されないことを保証することを支援するだけでなく、NFTを譲渡することができるために建築プロジェクトの資金調達することを支援する。
建物124を、129のような部品のみを使用して構築してもよい、又は、127のような組立体のみを使用して構築してもよい、又は、141のようなマスタ組立体のみを使用して構築してもよい。しかしながら、典型的には、建物124は、部品仕様書103によって指定された一部の部品、組立体仕様書102によって指定された一部の組立体及びマスタ組立体仕様書101によって指定された一部のマスタ組立体を使用して構築される。
新しい建物124は、典型的には、新しい方法で組み合わされた部品、組立体及びマスタ組立体の新しい組み合わせであるので、仕様がカタログ110から引き出された部品、組立体及びマスタ組立体が建物124を形成するために組み立てられたときにある程度衝突する可能性がある。これは、それぞれの幾何学的パラメータに依存して、いくつかの部品、組立体及びマスタ組立体が組み立てられたときに他の部品、組立体及びマスタ組立体と同一の空間を部分的に占めることを意味する。また、仕様がデータベース110から引き出されるとともに建物124を構築するために使用される部品、組立体及びマスタ組立体の複合属性によって決定される建物124の属性は、入力仕様104で指定される建物124の属性を満足しない可能性がある。この理由は、仕様がカタログ110にある部品、組立体及びマスタ組立体の属性が入力仕様104の要求するものに近いかもしれないが仕様104の要求と正確には一致しない可能性があるからである。
設計者111は、入力仕様書104を受け取ると、(第1の調和前モジュール仕様と称する)入力仕様書104の入力モジュール仕様101,102,103に一致するモジュール仕様をカタログ110から選択するために、HPDMIを使用する。時間の経過とともにデータベース110へのモジュール仕様の挿入がますます多くなると、設計者は、データベース111内で必要な全てのモジュール仕様を見つける頻繁が高くなる。しかしながら、入力仕様書104の必要な全てのモジュール仕様がデータベース111内で見つかられなかった場合、設計者は、カタログ110に存在しない希望の仕様の新しいモジュール仕様を生成するために、HPDMIシステム110及び適切な第三者ソフトウェアアプリケーション146を使用することができ、これらの希望の仕様の新しいモジュール仕様を、第2の調和前モジュール仕様と称する。
HPDMI システムによって、設計者 111 は、必要に応じて第三者ソフトウェアアプリケーション 146 を使用して、第1の調和前モジュール仕様及び第2の調和前モジュール仕様を含む調和前モジュール仕様の集合を調和させることができる。調和プロセスは、調和された部品119、調和された組立体118及び調和されたマスタ組立体仕様117をそれぞれ生成し、その対応する部品、組立体及びマスタ組立体は、建物124を建設するために使用されるときにほとんど衝突せず、入力仕様104によって設定される属性要件をほとんど満たす。
建物124の構築は、部品129、組立体127及びマスタ組立体141のような主として製造前モジュールを使用して行われ、そのうちのいくつかは、(カタログとも称される)電子的にアクセス可能なHPDMIデータベース110に格納されたそれぞれの調和前部品仕様103、調和前組立体仕様102及び調和前マスタ組立体仕様101を有する。以下、図10~12を参照しながら更に詳しく説明する調和前仕様は、幾何学的パラメータ1001及び属性1002を含む。
(部品129の調和前バージョンである)部品129'の調和前部品仕様に関連する例示的な幾何学的パラメータは、部品に使用される板の厚さ(mm)である。部品129'の調和前部品仕様に関連する例示的な属性は、板のヤング率(N/m)である。
(組立体127の調和前バージョンである)組立体127'の調和前組立体仕様に関連する例示的な幾何学的パラメータは、管壁の厚さである。組立体127'の調和前組立体仕様に関連する例示的な属性は、組立体127'が許容できるせん断応力である。
(マスタ組立体141調和前のバージョンである)マスタ組立体141'の調和前マスタ組立体仕様に関連する例示的な幾何学的パラメータは、屋根の勾配である。マスタ組立体141'の調和前マスタ組立体仕様に関連する例示的な属性は、マスタ組立体141'が耐えることができる風荷重である。
機械的属性を例として既に提供したが、明らかに、電気的属性(例えば、抵抗率)、水力学的属性(例えば、レイノルズ数)、コード属性(例えば、特定の規格への準拠)等を含む開示したHPDMI配置によって、他の属性を包含することができる。
図1の例では、129のような調和された部品、127のような調和された組立体及び141のような調和されたマスタ組立体を、オフサイトで効果的に設計及び製造することができる。開示したHPDMI配置の独創性は、建物124の出力仕様120に関連して部品仕様、組立体仕様及びマスタ組立体仕様を調和させることによって設計及び製造中に部品、組立体及びマスタ組立体を調和させることである。調和の結果、(それぞれが出力仕様120の調和された部品仕様119、調和された組立体仕様118及び調和されたマスタ組立体仕様117に関連する)調和された部品129、調和された組立体127及び調和されたマスタ組立体141が、建物124を構築するために現場で組み立てられ、(a)調和された部品、調和された組立体及び調和されたマスタ組立体は全て幾何学的には非常に高い「適合度」で(すなわち、ほとんど「衝突」なく)一緒に適合し、(b)建物124、構成される調和された部品及び調和された組立体及び調和されたマスタ組立体は、建物124,141のようなマスタ組立体、127のような組立体及び129のような部品に関連する属性によって定義される基準を満たす。
使用中、設計チーム111は、建築家(図示せず)によって作成された入力仕様書104を、通信ネットワーク116を介して受信し、前述の通信は、矢印107で示すようにように、建築家が使用するリモート端末109と設計チーム111が使用するリモート端末106の間で行われる。建築家は、矢印108で示すようにように、ネットワーク116を介して入力仕様104をサーバ113に通信することもできる。設計チーム111は、矢印105で示すように、ネットワーク116を介してサーバ113と通信を行う。サーバ113は、HPDMIソフトウェアアプリケーション130を実行し、これによって、設計チーム111は、矢印114で示すように、入力仕様104の要件に予め一致する事前定義された調和前部品、調和前組立部品、調和前マスタ組立部品についてのHPDMIカタログ110の検索を行うことができる。
HPDMIソフトウェアアプリケーション130を実行するサーバ113によって、設計チーム111は、(a)予め定義されずにHPDMIカタログ110に格納されていない調和前部品、調和前組立体、調和前マスタ組立体(例えば、図8の部品808を参照)を生成し、かつ、(b)これらを、矢印114で示すように、HPDMIカタログ110に記憶させるために、矢印143,145で示すように、一つ以上のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)144を介して、Rhinoceros 3D 146のような第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることもできる。
HPDMIソフトウェアアプリケーション130を実行するサーバ113によって、設計チーム111は、入力仕様104の調和前部品仕様103、調和前組立体仕様102及び調和前マスタ組立体仕様101がHPDMIデータベース110にあるか設計チーム111によって作成されたかに関係なく、図3~9に関連して後に説明するように、建物124を構築するために必要となるように、これらを調和させることもできる。
HPDMIソフトウェアアプリケーション130を実行するサーバ113は、矢印112,121で示すように、調和されたHPDMI出力仕様120を、通信ネットワーク116を経由して、一つ以上のリモート端末122を介して製造、組立及び構築チーム125に送信する。製造、組立及び構築チーム125は、(破線矢印128で示す)129のような調和された部品、(破線矢印126で示す)127のような調和された組立体及び(破線矢印142で示す)141のような調和したマスタ組立体を使用して(破線矢印123で示す)建物124を製造、組立及び構築するために、調和されたHPDMI出力仕様120を使用する。
システム100の構造的詳細に目を向けると、図2A及び図2Bに関連して後に更に詳しく説明するサーバ113は、コンピュータプロセッサ205及びコンピュータ実行可能なHPDMIソフトウェアプログラム130を有する。サーバ113は、矢印114で示すように、HPDMIカタログ110と通信を行う。カタログ(データベース)110は、サーバ113に対してローカルに位置すること又はリモートに位置することができ、リモートに位置する場合、サーバ113は、通信ネットワーク116を介してカタログ110と通信を行う。サーバ113とカタログ110の両方を、図1に示すような集中型形態又は分散型形態で実施することができ、分散型形態では、空間的に分散した多数の異なるサーバコンピュータ(図示せず)がサーバ機能を実行し、空間的に分散した多数の異なるデータベース(図示せず)がカタログ機能を実行する。
サーバ113は、矢印143及び矢印145で示すように、通信ネットワーク116を介して、対応するAPI144を介してリモートサーバ(図示せず)で動作する一つ以上の第三者ソフトウェアアプリケーション146と通信を行う。使用することができる特定の第三者ソフトウェアアプリケーションは、HPDMIシステムが使用される特定の目的によって決まる。建物124を構築する例では、建物取引で使用される一つ以上の第三者ソフトウェアアプリケーションが使用される。建築業で使用されるそのような第三者ソフトウェアアプリケーションの例は、APPENDIX Aに記載されている。これらは、機械工学、電気工学等の分野に関連するソフトウェアアプリケーションを含む。
サーバは、矢印108で示すように、通信ネットワーク116を介して、非一時的な有形のメモリモジュール134に格納されたコンピュータ実行可能ソフトウェアプログラム(図示せず)を実行するコンピュータプロセッサ133を有するリモート端末109と通信を行う。プロセッサ133によって実行されるソフトウェアプログラムは、サーバ113のプロセッサ205によって実行されるソフトウェアプログラム130と、他のリモート端末106及び122で実行されるソフトウェアプログラムと連携することができる。リモート端末109は、入力指定104のサーバ113への通信を容易にする。
建物124を設計する建築家によって作成された入力仕様書104は、開示したHPDMI配置に従って建物124を建設するために使用される。入力仕様104は、図示の例では、建物124を建設する際に使用される調和前部品を指定する調和前部品仕様103、建物124を建設する際に使用される調和前組立体を指定する調和前組立体仕様102及び建物124を建設する際に使用される調和前マスタ組立体を指定する調和前マスタ組立体仕様101を含む複数の入力モジュール仕様を備える。
サーバ113は、矢印105で示すように、ネットワーク116を介してリモート端末106と通信を行う。リモート端末106は、非一時的な有形のメモリデバイス136に格納されたコンピュータ実行可能ソフトウェアプログラム(図示せず)を実行するコンピュータプロセッサ135を有する。矢印105で示すように、リモート端末106によって、開示したHPDMI配置を使用するために設計チーム111がサーバ113と通信することができる。
サーバ113は、矢印112で示すように、調和されたHPDMI出力120を出力する。調和されたHPDMI出力120は、調和された出力モジュール仕様のセット、すなわち、建物124を建設する際に使用される調和された部品を指定する調和された部品仕様119、建物124を建設する際に使用される調和された組立体を指定する調和された組立体仕様118及び建物124を建設する際に使用される調和されたマスタ組立体を指定する調和されたマスタ組立体仕様117を備える。
出力仕様120は、矢印121で示すように、非一時的な有形のメモリ装置140に格納されたコンピュータ実行可能ソフトウェアプログラム(図示せず)を実行するコンピュータプロセッサ139を含む一つ以上のリモート端末122に送信される。(一つ以上の)遠隔端末122によって、製造、組立及び建設チーム125は、建物124を形成するための129のような調和された部品、127のような調和された組立体及び141のような調和マスタ組立体の設計、製造及び組立を行うことができるようにするために、出力仕様書120から必要な情報を取得することができる。
図8は、簡略化されたHPDMI例800を示し、調和プロセスは、説明を容易にするために幾何学的パラメータのみに適用され、部品、組立体及びマスタ組立体の調和が提供されることが理解される。図示した例では、建築家が指定した多数の部品が、建築家が指定した組立体に組み合わされる。実際には、部品仕様、組立体仕様及びマスタ組立体仕様について調和が行われ、製造時に調和された部品、調和された組立体及び調和されたマスタ組立体となる。図8の以下の説明では、説明を簡単にするために、調和を(仕様ではなく)部品及び組立体そのものに対して行うものとして説明する。
カタログ110の第1の例の描写を812で示す。このカタログの例は、三つの調和前部品801,802及び803を含む。カタログの第2の例813に示した、建築家によって指定された点線の楕円814によって描かれた組立体を構築することが所望されている。814から、建築家によって指定された所望の組立体(図1の入力仕様104を参照)が三つのモジュール、すなわち(a)調和前部品801の調和前(適切には、スケールアップ)バージョンである部品801'、(b)データベース812に存在せずにデータベース813で新たに作成される部品808及び(c)データベース812の調和前(適切には、はスケールダウン)バージョンである部品803'からなることがわかる。
同様に、例示の部品801,802及び803は、それぞれが点線で囲まれて示されていることが分かる。これは、指定されたそれらの部品に従った幾何学的な制約を等価に定めている。このように、幾何学及びスケールに関する調和が図られている。814'内の領域は、領域801'内で幾何学的に適合するようにスケーリングされた部品を示す。これは、説明したように部品803,808及び801'が所望の幾何学的公差で協働することを模式的に示す。領域814内の構成要素は、互いに幾何学的に対応するように示され、説明したようにそれぞれの構成要素が幾何学的公差内にあることを示す。説明した好適な実施形態では、部品、組立体、マスタ組立体及び建築仕様を階層的に概略的に示すために図8を使用できることが分かる。
このように、第1の例のカタログ812は、上述したような三つの部品、すなわち、801,802及び803を含む。所望の組立体814は、これらの部品801及び803のうちの二つを使用し、第3の部品808を必要とする。したがって、HPDMIシステムによって、設計者111は、第2の例のカタログ813に存在する新しい部品808を作成することができる。第1の例のカタログ812の部品801は、例示のために、破線の矢印804で示すように、第2の例のカタログ813にも存在する。第1の例のカタログ812の部品802は、例示のために、破線矢印805で示すように、第2の例のカタログ813にも存在する。第1の例のカタログ812の部品803は、破線矢印806で示すように、第2の例のカタログ813にも存在する。
第2の例のカタログ813の調和前部品801は、801'で示す形状を仮定するように、破線矢印807で示すようにサイズを拡大することによって、所望の組立体814によって要求されるように、HPDMIシステムを使用して設計者111によって調和される。第2の例のカタログ813の調和前部品803は、破線の矢印810で示すようにサイズを縮小して803'で示すサイズを仮定することによって、HPDMIシステムを使用して設計者111によって調和される。調和された部品801'は、それぞれの破線矢印808,809及び811によって示すように、新しい部品808及び調和された部品803'と共に組み立てられ、所望の調和された組立体814を形成する。
図2A及び図2Bは、記載された様々な配置を実現することができる汎用コンピュータシステムを示す。。
図2Aに見られるように、コンピュータシステム200は、コンピュータサーバモジュール113、キーボード202、マウスポイン・デバイス203、スキャナ226、カメラ227及びマイク280のような入力デバイスと、プリンタ215、表示デバイス214及びスピーカ217のような出力デバイスと、を有する。外部変調器-復調器(モデム)トランシーバ装置216を、例えば、接続221を介して通信ネットワーク220を経由する遠隔端末106,109,115,122、第三者ソフトウェアアプリケーション146を実行する図示しない(一つ以上の)遠隔サーバ及び遠隔データベース110,290と通信するためにコンピュータモジュール113によって使用されてもよい。 通信ネットワーク220は、インターネット及び携帯電話通信ネットワークのような広域ネットワーク(WAN)又はプライベートWANであってもよい。接続221が電話回線である場合、モデム216は、通常の「ダイヤルアップ」モデムであってもよい。代替的に、接続221が大容量(例えば、ケーブル)接続である場合、モデム216は、ブロードバンドモデムであってもよい。また、通信ネットワーク220への無線接続のために、無線モデムを使用してもよい。
以下の説明は主にサーバモジュール113に向けられているが、リモート端末109,106,115及び122と、(一つ以上の)第三者ソフトウェアアプリケーションを実行する(一つ以上の)リモートサーバ(図示せず)は、同様の方法で動作し、同様の構造及び機能属性を有する。
コンピュータサーバモジュール113は、典型的には、少なくとも一つのプロセッサユニット205と、メモリユニット206と、を有する。例えば、メモリユニット206は、半導体ランダムアクセスメモリ(RAM)及び半導体読み取り専用メモリ(ROM)を有してもよい。コンピュータモジュール113は、複数の入力/出力(I/O)インターフェースを有し、I/Oインターフェースは、ビデオディスプレイ214、スピーカ217及びマイクロフォン280に結合するオーディオビデオインターフェース207と、キーボード202、マウス203、スキャナ226、カメラ227及び任意にジョイスティック又は他のヒューマンインターフェース装置(図示せず)に結合する入出力インターフェース213と、外部モデム216及びプリンタ215用のインターフェース208と、を有する。いくつかの実装では、モデム216を、コンピュータモジュール113内、例えばインターフェース208内に組み込んでもよい。コンピュータモジュール113は、ローカルネットワークインターフェース211を有し、これは、ローカルエリアネットワーク(LAN)として知られるローカルエリア通信ネットワーク222への接続223を介してコンピュータシステム200を結合することを可能にする。図2Aに示すように、ローカル通信ネットワーク222を、接続224を介して広域ネットワーク220に結合してもよく、これは、典型的には、いわゆる「ファイアウォール」デバイス又は同様の機能性を有するデバイスを含む。ローカルネットワークインターフェース211は、イーサネット回路カード、Bluetooth(登録商標)無線配置又はIEEE 802.11無線配置を構成することができるが、インターフェース211のために他の複数のタイプのインターフェースを実現してもよい。
I/Oインターフェース208及び213は、シリアル接続及びパラレル接続のいずれか又は両方を許容することができ、前者は、典型的にはユニバーサルシリアルバス(USB)規格に従って実装され、対応するUSBコネクタ(図示せず)を有する。記憶装置209が設けられ、典型的には、ハードディスクドライブ(HDD)210を有する。フロッピー(登録商標)ディスクドライブ及び磁気テープドライブ(図示せず)のような他の記憶装置を使用することもできる。光ディスクドライブ212は、典型的には、データの不揮発性ソースとして機能するように設けられる。例えば、光ディスク(例えば、CD-ROM、DVD、ブルーレイ(登録商標)ディスク)、USB-RAM、ポータブル機器、外付けハードディスク及びフロッピーディスクのようなポータブル記憶装置を、システム200への適切なデータソースとして使用することができる。
コンピュータモジュール113の構成要素205~213は、典型的には、相互接続されたバス204を介して、当業者に既知のコンピュータシステム200の通常の動作モードをもたらすような方法で通信を行う。例えば、プロセッサ205は、接続218を使用してシステムバス204に結合される。同様に、メモリ206及び光ディスクドライブ212は、接続219によってシステムバス204に結合される。記載した配置を実現することができるコンピュータの例は、IBM-PC及び互換機、Sun Sparcstations、Apple Mac(登録商標)又は同様のコンピュータシステムを含む。
HPDMI方法を、コンピュータシステム200を使用して実現することができ、説明する図3~9のプロセスを、コンピュータシステム200内で実行可能な一つ以上のソフトウェアアプリケーションプログラム130及び一つ以上のAPI146として実現してもよい。特に、HPDMI方法のステップは、コンピュータシステム200内で実行されるソフトウェア130内の命令231(図2B参照)により実現される。ソフトウェア命令231は、それぞれが一つ以上の特定のタスクを実行するための一つ以上のコードモジュールとして形成され、サーバ113とリモート端末109,106,115及び122との間で機能的に分散されてもよい。ソフトウェアは、二つの別個の部分に分割されてもよく、その場合、第1の部分及び対応するコードモジュールは、HPDMI方法を実行し、第2の部分及び対応するコードモジュールは、第1の部分とユーザとの間のユーザインターフェースを管理する。
ソフトウェアを、例えば、後に説明する記憶装置を含むコンピュータ可読媒体に格納してもよい。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体からコンピュータシステム200にロードされ、その後、コンピュータシステム200によって実行される。そのようなソフトウェア又はコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品である。コンピュータシステム200のコンピュータプログラム製品の使用は、好適には、有利なHPDMI装置に影響を及ぼす。
ソフトウェア130及びAPI146は、典型的には、HDD210又はメモリ206に格納される。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体からコンピュータシステム200にロードされ、コンピュータシステム200によって実行される。したがって、例えば、ソフトウェア130及びAPI146を、光ディスクドライブ212によって読み取られる光学的に読取り可能なディスク記憶媒体(例えば、CD-ROM)225に格納してもよい。そのようなソフトウェア又はコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラム製品である。コンピュータシステム200のコンピュータプログラム製品の使用は、好適には、HPDMI装置に影響を及ぼす。
いくつかの実施例では、アプリケーションプログラム130及びAPI146は、一つ以上のCD-ROM225にエンコードされてユーザに供給され、対応するドライブ212を介して読み取られ、又は、代替的に、ネットワーク220又は222からユーザによって読み取られてもよい。さらに、ソフトウェアを、他のコンピュータ可読媒体からコンピュータシステム200にロードすることもできる。コンピュータ可読記憶媒体は、実行及び/又は処理のためにコンピュータシステム200に記録された命令及び/又はデータを提供する任意の非一時的な有形の記憶媒体を意味する。そのような記憶媒体の例は、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、CD-ROM、DVD、ブルーレイ(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、ROM又は集積回路、USBメモリ、光磁気ディスク又はPCMCIAカード等のようなコンピュータ可読カードを含み、そのような装置がコンピュータモジュール113の内部にあるか外部にあるかどうかは問わない。コンピュータモジュール113へのソフトウェアアプリケーション プログラム、命令及び/又はデータの提供にも参加しうる非一時的な又は非有形のコンピュータ可読伝送媒体の例は、無線又は赤外線伝送チャネル、別のコンピュータ又はネットワーク化装置へのネットワーク接続並びに電子メール伝送及びウェブサイト等に記録された情報を含むインターネット又はイントラネットを含む。
アプリケーションプログラム130及びAPI146並びに上述した対応するコードモジュールの第2部分は、ディスプレイ214にレンダリングされる又は表現される一つ以上のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を実装するために実行されてもよい。典型的には、キーボード202及びマウス203の操作を通じて、コンピュータシステム200及びアプリケーションのユーザは、(一つ以上の)GUIに関連するアプリケーションに制御コマンド及び/又は入力を提供するために機能的に適応可能な方法でインターフェースを操作してもよい。ラウドスピーカ217を介して出力されるスピーチプロンプト及びマイクロフォン280を介して入力されるユーザ音声コマンドを利用するオーディオインターフェースのように、機能的に適応可能なユーザインターフェースの他の形態を実現してもよい。
図2Bは、プロセッサ205及び「メモリ」234の詳細な概略ブロック図である。メモリ234は、図2Aのコンピュータモジュール113によってアクセス可能な(HDD209及び半導体メモリ206を含む)全てのメモリモジュールの論理的集合体を表す。
コンピュータモジュール113が最初に電源を入れられるとき、パワーオンセルフテスト(POST)プログラム250が実行される。POSTプログラム250は、典型的には、図2Aの半導体メモリ206のROM249に格納される。ソフトウェアを記憶するROM249のようなハードウェアデバイスは、ファームウェアと称されることがある。POSTプログラム250は、適切な機能を保証し、典型的には、プロセッサ205、メモリ234(209,206)及び典型的にはROM249に格納されている基本入出力システムソフトウェア(BIOS)モジュール251が正しく動作するかどうかをチェックするために、コンピュータモジュール113内のハードウェアを検査する。POSTプログラム250が正常に実行されると、BIOS251は、図2Aのハードディスクドライブ210を起動させる。ハードディスクドライブ210の起動によって、ハードディスクドライブ210内のブートストラップローダプログラム252が、プロセッサ205を介して実行される。これによって、オペレーティングシステム253がRAMメモリ206にロードされ、オペレーティングシステム253が動作を開始する。オペレーティングシステム253は、プロセッサ管理、メモリ管理、デバイス管理、ストレージ管理、ソフトウェアアプリケーションインターフェース及び一般ユーザインターフェースを含む様々な高レベルの機能を実現するためにプロセッサ205によって実行可能なシステムレベルのアプリケーションである。
オペレーティングシステム253は、コンピュータモジュール113で実行されるそれぞれのプロセス又はアプリケーションが別のプロセスに割り当てられたメモリと衝突することなく実行するのに十分なメモリを有するために、メモリ234(209,206)を管理する。さらに、図2Aのシステム200で利用可能な異なるタイプのメモリは、それぞれのプロセスが効果的に実行できるようにするために適切に使用する必要がある。したがって、集約されたメモリ234は、(特に断らない限り)メモリの特定のセグメントがどのように割り当てられるかを説明することを意図しておらず、コンピュータシステム200によってアクセス可能なメモリ及びそのようなものがどのように使用されるかの概観を提供する。
図2Bに示すように、プロセッサ205は、制御ユニット239、算術論理ユニット(ALU)240及びキャッシュメモリと称されることもあるローカル又は内部メモリ248を含む複数の機能モジュールを有する。キャッシュメモリ248は、典型的には、レジスタ部の複数の記憶レジスタ244~246を有する。一つ以上の内部バス241は、これらの機能モジュールを機能的に相互接続する。プロセッサ205は、典型的には、接続部218を使用してシステムバス204を介して外部デバイスと通信するための一つ以上のインターフェース242も有する。メモリ234は、接続部219を使用してバス204に結合されている。
アプリケーションプログラム130は、条件分岐命令及びループ命令を含むことができる命令列231を有する。プログラム130は、プログラム130の実行において使用されるデータ232を有してもよい。命令231及びデータ232はそれぞれ、記憶場所228,229,230及び記憶場所235,236,237に格納される。命令231及び記憶場所228~230の相対的なサイズに応じて、記憶場所230に示す命令によってしめされるように、特定の命令が単一のメモリロケーションに格納される場合がある。代替的に、命令は、記憶場所228及び229に示される命令セグメントによって示すように、それぞれが別々の記憶場所に記憶されるいくつかの部分にセグメント化されることがある。
一般に、プロセッサ205は、そこで実行される命令のセットが付与される。プロセッサ205は、プロセッサ205が別の命令のセットを実行することによって応答する後続の入力を待機する。それぞれの入力を、入力装置202,203の一つ以上によって生成されたデータ、ネットワーク220,202の一つを介して外部ソースから受信したデータ、記憶装置206,209の一つから取得したデータ又は対応するリーダ212に挿入された記憶媒体225から取得したデータを含む複数のソースから一つ以上提供してもよく、これらのデータの全てを図2Aに示す。命令のセットの実行は、場合によっては、データの出力をもたらすことがある。実行は、メモリ234へのデータ又は変数の格納を含むこともある。
開示したHPDMI配置は、対応する記憶場所255,256,257においてメモリ234に格納された入力変数254を使用する。HPDMI配置は、出力変数261を生成し、これらは、対応する記憶場所262,263,264においてメモリ234に格納される。中間変数258を、記憶場所259,260,266,267に格納してもよい。
図2Bのプロセッサ205を参照すると、レジスタ244,245,246、算術論理ユニット(ALU)240及び制御ユニット239は、プログラム130を構成する命令セット内の全ての命令について「フェッチ」サイクル、「デコード」サイクル及び「実行」サイクルを実行するために必要なマイクロ操作のシーケンスを実行するように協働する。フェッチサイクル、デコードサイクル及び実行サイクルは、
記憶場所228,229,230から命令231をフェッチ又は読み取るフェッチ動作と、
制御ユニット239がどの命令がフェッチされたかを判定するデコード動作と、
制御部239及び/又はALU240が命令を実行する実行動作と、
をそれぞれ備える。
その後、次の命令のための更なるフェッチサイクル、デコードサイクル及び実行サイクルを実行してもよい。同様に、制御ユニット239が記憶場所232に値を格納又は書き込むことによって、格納サイクルを実行してもよい。
図3~9のプロセスにおけるそれぞれのステップ又はサブプロセスは、プログラム130の一つ以上のセグメントに関連付けられ、して、プログラム130の注目されるセグメントに対する命令セットの全ての命令に対するフェッチサイクル、デコードサイクル及び実行サイクルを実行するために、プロセッサ205のレジスタ部244,245,247、ALU240及び制御ユニット239が協働することによって実行される。
図9は、HPDMIプロセスを実行するための例示的なプロセス900のフローチャートである。プロセス900は、開始ステップ901で開始する。その後、プロセスは、矢印902に従ってステップ903に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ903は、破線の矢印914で示すように、入力仕様104(図1を参照)を受け取る。その後、処理は、矢印904に従ってステップ905に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ905によって、図3のステップ301、図4のステップ401及び図5のステップ501をそれぞれ参照して更に詳しく後述するように、設計チーム111は、モジュール仕様101,102及び103(例えば、図8の801,803を参照)のどの部分がデータベース110に格納されているかを特定することができる。ステップ905は、破線の矢印915で示すように、データベース110に格納されている必要なモジュール仕様書101,102及び103の部分を特定する情報916を出力する。情報916は、データベース110に存在するモジュール仕様の部分について、第1の調和前モジュール仕様と称されるものを特定する。
次に、プロセス900は、矢印906に従ってステップ907に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ907によって、設計チームは、図3のステップ301、図4のステップ401及び図5のステップ501をそれぞれ参照して更に詳しく後述するように、データベース110に格納されていない仕様書101,102及び103の部分(例えば図8の808を参照)を生成するために、例えばRhinoceros 3Dのような第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができる。ステップ907は、破線矢印917で示すように、データベースに格納されていない仕様書918のうちの所望の前記箇所を出力する。データベース110に格納されていない仕様918は、データベース110に存在しないモジュール仕様の部分に対する第2の調和前モジュール仕様と称される。図9からわかるように、これらの予めカタログに格納されていない部品は、所定の属性でそこに追加される。
(情報916によって特定される)第1の調和前モジュール仕様及び第2の調和前モジュール仕様918は、調和前モジュール仕様のセット919を形成する。調和前モジュール仕様のセット919は、破線の矢印920で示すように、ステップ909に提供される。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ909は、第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスする設計チームと連携して、図3のステップ305,315,325、図4の405,415,425及び図5のステップ505,515,525を参照して更に詳しく後述するように、必要である調和前モジュール仕様のセット919を調和させる。ステップ909は、破線の矢印921で示すように、(建物124のデジタルツインとも称される)出力モジュール仕様120を構成する調和されたモジュール仕様のセットを出力し、そこから部品を製造するために使用されるのは、調和されたモジュール仕様120である。ステップ909が図6に関連して説明した方法を使用して実行されることがわかる。
次に、プロセス900は、ステップ909からステップ911へ矢印910をたどる。ステップ911において、製造・組立・建設チーム125は、出力モジュール仕様120に従って、調和された部品、調和された組立体及び調和されたマスタ組立体を製造し、必要に応じてそれらを組み立て、破線の矢印922によって描かれるように、建物124を建設する。その後、プロセス900は、矢印912に従って終了ストップ913に向かい、プロセスは終了する。
図7は、図3、図4及び図5のプロセスを使用してHPDMIプロセスを実行するための例示的なプロセス700のフローチャートを示す。プロセス700は、開始ステップ701で開始し、その後、矢印702に従ってステップ703に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ703は、入力仕様書104(図1を参照)を受け取る。その後、処理は、矢印704に従ってステップ703から判定ステップ705に進む。
図1を参照して説明したように、建物124は、典型的には、部品仕様書103によって指定されるいくつかの部品、組立体仕様書102によって指定されるいくつかの組立体及び及びマスタ組立体仕様書101によって指定されるいくつかのマスタ組立体を使用して構築される。
ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ705によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、考察される入力仕様104が少なくとも部分的に部品ベースであるか否か、すなわち、入力仕様104が部品仕様100によって指定された部品を含むか否かを判定することができる。ステップ705が偽値を返す場合、プロセスは、NOの矢印706をたどりながらステップ705から判定ステップ707に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ707によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、考察される入力仕様が少なくとも部分的に組立体ベースであるか否か、すなわち、入力仕様104が組立体仕様102によって指定された組立体を含むか否かを判定することができる。ステップ707が偽値を返す場合、プロセスは、NOの矢印708をたどりながらステップ707からステップ709に進む。
ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ709によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、考察される入力仕様が少なくとも部分的にマスタ組立体ベースであるあるか否か、すなわち、入力仕様104がマスタ組立体仕様101によって指定されたマスタ組立体を含むか否かを判定することができる。ステップ709が真値を返す場合、プロセスは、(後に図5のプロセス500を参照しながら更に詳しく説明するように)矢印710に従ってステップ711に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ711によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、(図5を参照して更に詳しく説明するように)調和されたマスタ組立体仕様、調和された組立体仕様及び調和された部品仕様並びに調和されたマスタ組立体、調和された組立体及び調和された部品の幾何学的パラメータ及び属性を特定及び生成してカタログ110に格納することができる。その後、プロセスは、矢印712に従ってステップ713に進む。ステップ709が偽値を返す場合、エラーメッセージが生成される。
ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ713は、図3のプロセス300、図4のプロセス400及び図5のプロセスのそれぞれ及びカタログ110から、調和したHPDMI出力120を受け取る。その後、プロセスは、矢印714に従ってステップ713からステップ911(図9を参照)に進む。ステップ911において、製造、組立及び建設チーム125は、出力モジュール仕様120に従って調和された部品、調和された組立体及び調和されたマスタ組立体を製造し、必要に応じてそれらを組み立て、建物124を構築する。その後、プロセスは、矢印716に従って終了ステップ717に進み、その時点でプロセスは終了する。
ステップ705に戻り、ステップが真値を返す場合、プロセスは、(後に図3の300を参照しながら更に詳しく説明するように)YESの矢印718をたどりながらステップ705からステップ719に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ719によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、(図3を参照しながら更に詳しく説明するように)調和した部品、調和した組立体及び調和したマスタ組立体仕様並びに調和した部品、調和した組立体及び調和したマスタ組立体の幾何学的パラメータ及び属性を特定及び生成してカタログ110に格納することができる。その後、プロセスは、矢印720に従ってステップ713に進む。
ステップ707に戻り、ステップが真値を返す場合、プロセスは、(後に図4の400を参照しながら更に詳しく説明するように)YESの矢印721をたどりながらステップ707からステップ722に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ722によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、(図4を参照して更に詳しく説明するように)調和した組立体、調和した部品及び調和したマスタ組立体仕様並びに調和した組立体、調和した部品及び調和したマスタ組立体の幾何学的パラメータ及び属性を特定及び生成してカタログ110に格納することができる。その後、プロセスは、矢印723に従ってステップ713に進む。
図3、図4及び図5は、部品ベースのHPDMI調和プロセス300、組立体ベースのHPDMI調和プロセス400及びマスタ組立体ベースのHPDMI調和プロセス500のそれぞれの例示的なフローチャートである。図3、図4及び図5は、説明を簡潔にするために部品、組立体及びマスタ組立体に言及しているが、プロセスは、以下に説明するように、実際には、部品仕様、組立体仕様及びマスタ組立体仕様で動作する。上述のように、本明細書では、(A)建物の仕様147、(B)部品の仕様103、(C)組立体の仕様102及び(D)マスタ組立体の仕様101のうちの一つ以上、すなわち、四つの階層レベルを使用して建物を指定する入力仕様104を考える。図3、図4及び図5では、部品、組立体及びマスタ組立体の三つの階層を示している。しかしながら、上述したように、開示したHPDMIの配置において、他の数の階層レベルを使用することもできる。
図3は、部品ベースのHPDMI調和プロセス300のフローチャートの例である。これは、ユースケースに関し、この場合、入力仕様104は、建物124を構築する際に使用される調和前の部品を指定する少なくともいくつかの部品仕様103を備える。
プロセス300は、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ301を開始し、入力仕様104が与えられると、設計チーム111は、例えば、Rhinoceros 3Dのような第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、(A)入力部品仕様103によって指定された調和前の部品仕様が存在する場合(図1を参照)にそれを特定し、(B)カタログ110に予め格納されている必要な部品仕様のものを特定し、(C)カタログ110に格納されていない必要な部品仕様のものを作成するできる。予め格納されている部品仕様及び作成された部品仕様の合計は、部品仕様n=1,xとして指定され、xは、入力された部品仕様103が必要とする部品の総数である。
次に、プロセス300は、矢印302に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ303に進み、これにより、設計チーム111は、例えば、Rhinoceros 3Dのような第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって上述の部品仕様n=1,xをパラメトリックにすることができる。「パラメトリックにする」という用語は、部品の寸法をパラメータで指定することを意味し、したがって、例えば、図1の部品129は、変数t、l、h、d、s、THETA及びwによって規定される。プレートの仕様をパラメトリックにする一つの方法は、上述の変数を、互いの観点から、例えば、t=0.1l、h=0/3l、d=0.05l、s=0.6l、w=0.2l及びTHETA=1/hラジアンで規定する。次に、プロセスは、矢印304に従って、後の図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ305に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、部品仕様n=1,xを、それぞれの幾何パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができる。ステップ305は、矢印310によって示すように、調和された部品仕様n=1,xを出力し、また、破線矢印306及び308によって示すように、調和された部品の幾何学的パラメータ307及び調和された部品の属性309を出力し、これらをカタログ110に格納する。
次に、プロセス300は、矢印310に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ311に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Teklaソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和された部品仕様n=1,xの少なくとも一部を組立体仕様n=1,yに結合することができ、yは、入力組立体仕様102が必要とする組立体仕様の総数である。次に、プロセス300は、矢印312に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ313に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Rhino3D及びGrasshopperソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の組立体仕様n=1,yをパラメトリックにすることができる。
次に、プロセスは、矢印314に従って、後に図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ315に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、(a)組立体仕様n=1,yを、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができ、かつ、(b)ステップ311において組立体仕様n=1,yに結合されていない部品仕様に関連して調和させることができる。ステップ315は、矢印320によって示すように、調和された組立体仕様n=1,yを出力し、また、破線矢印316及び318によって示すように、上述の組立体に関連する調和された組立体の幾何学的パラメータ317及び調和された組立体の属性319を出力する。また、ステップ315は、ステップ311において組立体仕様n=1,yに結合されなかった部品仕様n=1,xのものについての部品の幾何学的パラメータ及び部品の属性をカタログ110において更新する。
次に、プロセス300は、矢印320に従って、ソフトウェアプログラム130を実行しているプロセッサ205によって実行されるステップ321に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Teklaソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和された組立体仕様n=1,yの少なくともいくつかをマスタ組立体仕様n=1,zに結合することができ、zは、入力マスタ組立体仕様101によって必要とされるマスタ組立の総数である。次に、プロセス300は、矢印322に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ323に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Rhino3Dソフトウェアアプリケーション及びGrasshopperソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述のマスタ組立体仕様n=1,zをパラメトリックにすることができる。
次に、プロセスは、矢印324に従って、後に図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ325に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、(a)それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連したマスタ組立体仕様n=1,z、(b)ステップ321においてマスタ組立体仕様n=1,zに結合されなかった組立体仕様及び(c)ステップ311において組立体仕様n=1,yに結合しなかった部品仕様を調和させることができる。ステップ325は、調和されたマスタ組立体仕様n=1,zを出力し、また、破線矢印326及び破線矢印388で示すように、前記調和されたマスタ組立体仕様についての調和されたマスタ組立体の幾何パラメータ327及び調和されたマスタ組立体の属性329を出力し、これらをカタログ110に格納する。また、ステップ325は、カタログ110において、(a)ステップ311において組立体仕様n=1,yに結合されなかった部品仕様n=1,xのものに対する部品の幾何学的パラメータ及び部品の属性並びに(b)ステップ321においてマスタ組立体仕様n=1,zに結合されなかった組立体の仕様n=1,yのものに対する組立体の幾何学的パラメータ及び組立体の属性を更新する。
図4は、組立体ベースのHPDMI調和プロセス400のフローチャートの例である。これは、ユースケースに関し、この場合、入力仕様104は、建物124を構築する際に使用される調和前組立体を指定する少なくともいくつかの組立体仕様102を備える。
プロセスは、プロセッサ205がソフトウェアプログラム130を実行することによって実行されるステップ401で開始し、入力組立体仕様104が付与されると、設計チーム111は、例えば、Rhioceros 3Dのような第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、(A)入力組立体仕様102によって要求されるプレハーモナイズ組立体仕様が存在する場合にはそれを特定し(図1を参照)、(B)必要な調和前組立体仕様のうちのカタログ110に予め格納されているものを特定し、(C)必要な調和前組立体仕様のうちのカタログ110に格納されていないものを作成する。事前に格納された調和前組立体仕様及び作成された調和前組立体の合計は、調和前組立体仕様n=1,yとして指定され、yは、入力組立体仕様102によって必要とされる組立体の総数である。
次に、プロセス400は、矢印402に従って、プロセッサ205がソフトウェアプログラム130を実行することによって実行されるステップ403に進み、それによって、設計チーム110は、例えば、Rhino3Dソフトウェアアプリケーション及びGrasshopperソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和前組立体仕様n=1,yをパラメトリックにすることができる。次に、プロセスは、矢印404に従って、後に図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ405に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、調和前組立体仕様n=1,yをそれぞれの幾何パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができる。ステップ405は、矢印410で示すように、調和された組立体仕様n=1,yを出力し、また、破線矢印406及び破線矢印408で示すように、調和された部品の幾何学的パラメータ407及び調和された部品の属性409を出力し、これらをカタログ110に格納する。
次に、プロセス400は、矢印410に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ411に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Teklaソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和した組立体仕様n=1,yを部品仕様n=1,xに分解することができ、xは、入力部品仕様103が必要とする部品の総数である。次に、プロセス400は、矢印412に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行され、設計チーム111が、例えば、Rhino3D及びGrasshopperソフトウェアアプリケーションにアクセスし、それによって前述の部品仕様n=1,xをパラメトリックにすることを可能にするステップ413に進む。
次に、プロセスは、矢印414に従って、後に図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ415に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、部品仕様n=1,xを、それぞれの幾何パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができる。ステップ415は、矢印420で示すように、調和された部品仕様n=1,xを出力し、また、破線矢印416及び破線矢印418で示すように、上述の部品についての調和された組立体の幾何学的パラメータ417及び調和された組立体の属性419を出力し、これらをカタログ110に格納する。
次に、プロセス400は、矢印420に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ421に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Teklaソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和された組立体仕様n=1,yを、マスタ組立体仕様n=1,zに結合することができ、zは、入力マスタ組立体仕様101が必要とするマスタ組立の総数である。次に、プロセス400は、矢印422に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ423に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Rhino3Dソフトウェアアプリケーション及びGrasshopperソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述のマスタ組立体仕様n=1,zを、パラメトリックにすることができる。
次に、プロセスは、矢印424に従って、図6を参照して以下により詳細に説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ425に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、マスタ組立体仕様n=1,zを、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができる。ステップ425は、調和されたマスタ組立体仕様n=1,zを出力し、また、破線矢印426及び破線矢印428で示すように、上述のマスタ組立体についての調和されたマスタ組立体の幾何学的パラメータ427及び調和されたマスタ組立体の属性429を出力し、これらをカタログ110に格納する。
図5は、マスタ組立体ベースのHPDMI調和プロセス500のフローチャートの例である。これは、ユースケースに関し、この場合、入力仕様104は、建物124を構築する際に使用される調和前マスタ組立体を指定する少なくともいくつかのマスタ組立体仕様101を備える。
プロセスは、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ501で開始し、入力仕様104が付与されると、設計チーム111は、例えば、Rhioceros 3Dのような第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、(A)入力マスタ組立体仕様101によって要求される調和前マスタ組立体仕様が存在する場合(図1を参照)にそれを特定することができ、(B)必要な調和前マスタ組立体仕様のうちのカタログ110に予め格納されているものを特定することができ、かつ、(C)必要な調和前マスタ組立体仕様のうちのカタログ110に格納されていないものを作成することができる。予め格納された調和前マスタ組立体仕様及び作成された調和前マスタ組立体仕様の合計は、調和前マスタ組立体仕様n=1,zとして指定され、zは、入力マスタ組立体仕様101が必要とするマスタ組立体の総数である。
次に、プロセス500は、矢印502に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ503に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Rhinoceros 3Dのような第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和前マスタ組立体仕様n=1,zをパラメトリックにすることができる。その後、プロセスは、矢印504に従って、後に図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ505に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、調和前マスタ組立体仕様n=1,zを、それぞれの幾何パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができる。ステップ505は、矢印510で示すように、調和されたマスタ組立体仕様n=1,zを出力し、また、破線矢印506及び破線矢印508で示すように、調和された部品の幾何学的パラメータ507及び調和された部品の属性509を出力し、これらをカタログ110に格納する。
次に、プロセス500は、矢印510に従って、プロセッサ205がソフトウェアプログラム130を実行して実行するステップ511に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Teklaソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和したマスタ組立体仕様n=1,zを組立体仕様n=1,yに分解することができ、yは、入力組立体仕様102が必要とする組立体の総数である。次に、プロセス500は、矢印512に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ513に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Rhino3Dソフトウェアアプリケーション及びGrasshopperソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の組立体仕様n=1,yをパラメトリックにすることができる。
次に、プロセスは、矢印514に従って、後に図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ515に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、組立体仕様n=1,yを、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができる。ステップ515は、矢印520で示すように、調和された組立体仕様n=1,yを出力し、また、破線矢印516及び破線矢印518で示すように、上述の組立体についての調和された組立体の幾何学的パラメータ517及び調和された組立体の属性519を出力し、これらをカタログ110に格納する。
次に、プロセス500は、矢印520に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ521に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Teklaソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の調和された組立体仕様n=1,yを、」部品仕様n=1,xに分解することができ、xは、入力部品仕様103が必要とする部品の総数である。次に、プロセス500は、矢印522に従って、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ523に進み、それによって、設計チーム111は、例えば、Rhino3Dソフトウェアアプリケーション及びGrasshopperソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、上述の部品仕様n=1,xを、パラメトリックにすることができる。
その後、プロセスは、矢印524に従って、後に図6を参照しながら更に詳しく説明するソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ525に進み、それによって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、部品仕様n=1,xを、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性の両方に関連して調和させることができる。ステップ525は、調和された部品仕様n=1,xを出力し、また、破線矢印526及び破線矢印528で示すように、上述の調和された部品についての調和されたマスタ組立体の幾何学的パラメータ527及び調和されたマスタ組立体の属性529を出力し、これらをカタログ110に格納する。
図6は、図3のステップ305,315及び325、図4のステップ405,415及び425並びに図5のステップ505,515及び525で使用されるHPDMI幾何パラメータ及び属性調和プロセス600のフローチャートの一例を示す。
図3で使用される場合、プロセス600は、開始ステップ601において、入力として、ステップ305で使用されるときの調和前部品仕様n=1,x、ステップ315で使用されるときの調和前組立体仕様n=1,y及びステップ325で使用されるときの調和前マスタ組立体仕様n=1,zを受け取る。図4で使用する場合、プロセス600は、開始ステップ601において、入力として、ステップ405で使用するときの調和前組立体仕様n=1,y、ステップ415で使用するときの調和前部品仕様n=1,x及びステップ425で使用するときの調和前マスタ組立体仕様n=1,zを受け取る。図5で使用する場合、プロセス600は、開始ステップ601において、入力として、ステップ505で使用するときの調和前マスタ組立体仕様n=1,z、ステップ515で使用するときの調和前組立体仕様n=1,y及びステップ525で使用するときの調和前部品仕様n=1,xを受け取る。
プロセス600は、上述したようにスタートステップ601で開始し、矢印602に従って、判定ステップ603に進む。それぞれの調和前部品仕様n=1,xを処理するとき、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ603によって、設計チーム111は、例えば、Navisworksソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それぞれの部品が単一のモジュールであるために衝突はありえないので、ステップ603は、偽値を返し、プロセス600は、NOの矢印604に従って、ステップ603からステップ605に進む。
それぞれの調和前組立体仕様n=1,yを処理するとき、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ603によって、設計チーム111は、例えば、Navisworksソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、調和前部品のいずれかが調和前組立体の衝突を構成するか否かを判定することができる(衝突は、組立体を構成する部品のいずれかが組立体を構成する部品の他のものと同一の空間の一部を占有する場合に生じる)。この場合、プロセスは、YESの矢印601に従って、ステップ603からステップ616に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ616によって、設計チーム111は、衝突を解消するために、衝突する部品のうちの一つ以上の幾何学的パラメータを調整することができ、その後、プロセスは、矢印617に従って、ステップ603に戻る。一方、ステップ603が、衝突が検出されなかったことを示す偽値を返す場合、プロセス600は、NO矢印604に従って、ステップ603からステップ605に進む。
それぞれの調和前組立体仕様n=1,zを処理するとき、ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ603によって、設計チーム111は、例えば、Navisworksソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、調和前組立体又は調和前マスタ組立体を構成する調和前部品のいずれかが衝突するか否かを判定することができる。衝突する場合、プロセスは、YESの矢印601に従って、ステップ603からステップ616に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ616によって、設計チーム111は、衝突を除去するために、衝突する部品及び/又は衝突する組立体の一つ以上の幾何学的パラメータを調整することができ、その後、プロセスは、矢印617に従って、ステップ603に戻る。一方、ステップ603が、衝突が検出されなかったことを示す偽値を返す場合、プロセス600は、NOの矢印604に従って、ステップ603からステップ605に進む。
ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ605によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、考察される部品、組立体又はマスタ組立体の分析が必要である否か及びどの分析が必要かを判定することができる。ステップ605で考察される部品、組立体又はマスタ組立体は、衝突検出のためのステップ603によって既に処理されており、それに応じて、ステップ605で考察される部品、組立体又はマスタ組立体がそれぞれ衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体と称されることに留意されたい。したがって、例えば、入力仕様104は、縦方向にも横方向にも荷重を受けることを意図していない内壁を指定してもよい。この場合の入力仕様は、シート幅のためスチールスタッド間の距離のような一連のルールに基づいて壁を指定することになり、(構造)分析は不要である。しかしながら、設計チームが、壁に内圧差が生じると判定した場合、法規制に準拠するために壁の強度を分析する必要があり、(構造)分析が必要となる。構造分析は一例に過ぎず、電気、水力、法令遵守等を含む他のタイプの分析も開示したHPDMI配置で考察することができることに留意されたい。
ステップ605が、分析が必要であることを示す真値を返す場合、プロセスは、YESの矢印606に従って、ステップ605からステップ607に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ607によって、設計チーム111は、(例えば、OneSteel製品カタログ及び構造的属性に関する他のそのようなカタログのような)適切な属性カタログにアクセスすることができ、それによって、当該モジュール(すなわち、部品、組立体又はマスタ組立体)の属性を割り当てることができる、及び/又は、調整することができる。したがって、例えば、上述した内壁の場合、関連の属性は、鋼の弾性係数及び降伏強度を含むことができる。
次に、プロセス600は、矢印608に従って、ステップ607からステップ609に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ609によって、設計チーム111は、例えば、Teklaソフトウェアアプリケーションにアクセスすることができ、それによって、ステップ605で特定された分析プロセスを実行することができる。重要なことは、開示したHPDMI配置で実行される分析が分析の過程を通じて、すなわち、分析ステップ609に入ってからステップ609から出るまでデータベース110の別々のセクションに形状及び属性を維持する。その後、プロセス600は、矢印610に従って、ステップ609から判定ステップ611に進む。
ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ611によって、設計チーム111は、例えば、Capterraソフトウェアにアクセスすることができ、それによって、分析の結果が許容できるか否かを判定することができる。例えば、機械的構造物が機械的性能について考察されている場合、国家規格適合性チェックが典型的に適用される。ステップ611が偽値を返す場合、プロセス600は、NOの矢印612に従って、ステップ611からステップ613に進む。ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ613によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、問題の衝突検出後部品、問題の衝突検出後組立体又は問題の衝突検出後マスタ組立体の属性又は幾何学的パラメータを調整する必要があるか否かを判定することができる。ステップ613が、属性を調整する必要があると判定した場合、プロセス600は、Attributeの矢印614に従って、ステップ613からステップ607に戻る。したがって、例えば、設計チーム111が、ステップ613において、ケーブルガイドが関連コードに適合していないと判定した場合、設計チーム111は、ステップ607において、材料の降伏強度をグレード250からグレード350材料に調整することができる。一方、ステップ613で、幾何学的パラメータを調整する必要があると判断した場合、プロセス600は、Geometryの矢印615に従って、ステップ613からステップ616に進む。
ソフトウェアプログラム130を実行するプロセッサ205によって実行されるステップ616によって、設計チーム111は、関連する第三者ソフトウェアアプリケーション146にアクセスすることができ、それによって、幾何学的パラメータを必要に応じて調整することができる。したがって、例えば、ケーブルガイドがコードコンプライアンスのために十分な強度を有していないと判定した場合、設計チーム111は、幾何学的厚さパラメータを調整することによりバッキングプレートを更に厚くすることによって幾何学を調整することができる。次に、プロセス600は、矢印617に従って、ステップ616からステップ603に戻る。ステップ605に戻り、ステップが、分析が必要ないと判定した場合、プロセス600は、NOの矢印620に従って、ステップ605から終了ステップ619に進む。ステップ611に戻ると、ステップ611が、分析の結果が許容可能であると判定した場合、プロセス600は、YESの矢印618に従って、ステップ611から終了ステップ619に進む。
図6は、例えば、部品であるか組立体であるかに関係なく(603で)形状に基づく調和要素の一般化された例の説明を示し、その後、(607で)属性に基づく調和要素の説明を示す。図6の場合、例示として、説明したプロセスの下の組立体又は要素は、プロセスによって調和された窓(図示せず)を有することができる。603では、幾何学的な衝突を考察するとき、窓が、予め規定されたフレーム又は開口部内に収まる場合、‘No’の応答が提供される。窓が収まらない場合、ステップ616は、窓の形状を適宜調整する、又は、窓のフレーム若しくは開口部の形状を再び規定するために仕様を変更させることができる。
窓のサイズが正確であり、かつ、形状が適切であると、窓の分析は、窓の材料及び構造/耐荷重要件のような窓に必要な事前定義された属性に対して行われ、616で出力を提供する前に、窓の属性に対して変更が行われるとともに幾何学的な要件に対してテストが行われる。
逆に、特に図6のステップ607を参照すると、場合によっては、実装時に形状が仕様と衝突するように属性が変更されたときに形状を調整してもよい(ステップ613)ことが理解される。ここでは、属性が必要であるので、結果として形状がそれに応じて調整される。
上記の窓の例では、物理的に大きい(又は小さい)窓要素(例えば、フレーム又は取り付け要素)が必要とされる構造的又は耐荷重特性を提供するように、選択した窓がその属性を調整する(ステップ607)必要がある場合がある。そのような場合、属性の変更は、次にステップ617を通して再び調和された形状(ステップ613からステップ616)への対応する変更の必要性をもたらすことがある。
調和中に形状又は属性のいずれかを変更することができる一方で、図6に示すように、形状及び属性の両方の変更の組合せが必要となる場合があることが分かる。これは、図6の調和プロセス中に形状及び属性がそれぞれ複数回変更される複合プロセスとなることができる。最も有利には、これによって、要求される仕様に適合するように変更することができる。図10は、データベース110のデータ構造を描いた部品ベースのセグメントの例1000を示す。特定の部品1003がデータベースにおいて幾何学的パラメータ部1001に格納された幾何学的パラメータ及び属性部1002に別々に格納された属性を有するケーブルガイドに関する仕様記録であることが分かる。
図11は、データベース110の組立体ベースのセグメントの例1100を示す。 特定の組立体1102がデータベースにおいて幾何学的パラメータセクション1101に格納された幾何学的パラメータ及び属性セクション1102に別々に格納された属性を有する長方形のトレイに関することが分かる。
図12は、データベース110のマスタ組立体に基づくセグメントの例1200を示す。特定のマスタ組立体1203がデータベースにおいて幾何学的パラメータセクション1201に格納された幾何学的パラメータ及び属性セクション1202に別々に格納された属性を有するマリオンストリートマスタ組立体に関することが分かる。
図13は、16個の部品(参照数字1301~1316)の規則的な長方形の配列から作られた建物1300の2次元表現を示す。一例では、開示したHPDMIプロセスは、ラスタースキャンパターン1301,1302,1303,1304,1305,1306等の連続したセットの接触部品に適用される。部品1301は、部品1302と部品1305の両方に接触し、それに応じて、部品1301から始まる第1の調和パスが、以下の関係で表すように、部品1301,1302及び1305を含む。

P1=1301/1302/1305

ここで 1301は、以前の調和パスによって制約を受けない部分1301を指し、1302は、以前の調和パスによって制約を受けない部分1302を指し、1305は、以前の調和パスによって制約を受けない部分1305を指す。
部分1302は、部分1301,1303及び1306に接触し、それに応じて、部分1302に進む第2の調和パスは、以下の関係で表すように、部分1302,1303及び1306を含む。

P2=13021301/1303/13061305

ここで 13021301は、部分1301を含む前の調和パスによって制約される部分1302を指し、1303は、前の調和パスによって制約されない部分1303を指し、13061305は、部分1305を含む前の調和パスによって制約される部分1306を指す。
部分1303は、部分1302,1304及び1307に接触し、それに応じて、部分1303に進む第3調和パスが、以下の関係で表すように、部分1303,1304及び1307を含む。

P3=13031302/1304/13071306

ここで 13031302は、部分1302を含む以前の調和パスによって制約される部分1303を指し、1304は、以前の調和パスによって制約されない部分1304を指し、13071306は、部分1306を含む以前の調和パスによって制約される部分1307を指す。
上記の好適な実施形態に関連して説明したように、全体を通して調和プロセスを使用することによって、建物構築の材料と効率の両方を最小化する方法、システム及び装置を提供する。しかしながら、他の好適な実施形態では、調和プロセスを、例えば、多層建築物を作成するために採用できることが理解される。
ここで、プロセスは、先ず、建物の構造フレーム、シャーシ又はバックボーンに適用される。 その後、建物全体を構成する他の全ての部品や組立体に適用される。バックボーンの形状は、上記の実施形態で説明したように正確に生成され、その後、他の全ての部品及び組立体が適合するように製造される3D空間の既知の形状となり、建物の効率を有利に向上させることができる。調和プロセスの重要な部分は、分析(この場合、構造)を実行し、形状又は属性のいずれかを変更することによって、性能及び最適化の適合性を確保することである。
多層階が、一般的に、ファサード、バスルーム、内壁、窓、空調システム、階段、リフト、エレベータのような他の多くの部品及び組立体を含むことがわかる。これらの部品及び組立体のそれぞれは、それ自体、上記の実施形態で説明したプロセスを使用して作成又は分解され、バックボーン(又はフレーム)に対してある所定の公差で嵌め込まれる。
上述した実施形態のプロセスを使用する別の好適な実施形態は、多層階の建物でもよいが、データラックが建物にとって重要な最初の又は包括的な形状であるデータエントレを含む。そのような場合、調和プロセスがデータラックに適用され、この形状は、3D空間における他の全ての部品を固定するために使用され、それらは、それに適合するように描画される。例えば、バックボーンの形状及び適用される調和は、データラックの形状に適合する必要があり、その逆はない。また、他の全ての部品及び組立体に調和を適用すると、データラックに適合するようになる。
更なる実施形態として、主要な形状要件が大型流入パイプのサイズ、位置及び性能である水力発電所の製造が含まれることが理解される。この場合、形状は、流体分析及び構造性能に支配され、調和プロセスは、この重要な形状及びそれに適合する他の全ての部品及び組立体に適用される。同様に、更なる実施形態として、変電所を作成することもできる。この場合、同様の方法で、変圧器のサイズ及び性能が重要な形状を決定し、電気分析及び属性がこのプロセスの最適化を決定する。
調和プロセスの上述した好適な実施形態において全ての調和が発生するのが幾何学的要件及び制約であるということが理解される。幾何学的要件の基本的な重要性は、調和プロセスを示す図14~20を参照しながら以下に簡単に説明する。
図14は、上記実施形態の図3及び図10と同様であり、部品調和サブプロセス及び部品ベースデータベースの図解を示す図である。図14の右側は、調和におけるプロセスステップをフローチャートの形で示す。
図8を参照しながら上述したHPDMIプロセスセットの視覚化を継続することにより、図15A~15Eは、これを段階的に示す。最初のステップでは、指定された部品1がマスタ部品として選択され、図15Aでは、説明のために5点星で示すが、任意の部品を表すことができる。次に、プロセスの2番目の部品が選択され、定義される。図15Bでは三角形で示す。
図14の調和プロセスを採用して、第2の部品は、第1のマスタ部品に調和される。これは、図15Cに示すように、組立体を形成するために部品が調和される。この組立体が独自の形状を規定することがわかる。この形状は、他の組立体、マスタ組立体及び建築物を調和させるために使用されるHPDMIプロセスで使用される。
いくつかの実施形態では、プロセス分析を調和させる際の図14のHPDMIプロセスが第2のもの(三角形部分)に幾何学的な変化をもたらすことが必要であり、例えば、機械的強度を高めることが必要であることが理解される。これを、図15Dに誇張して示す。
同様に、この組立体がそれ自身の形状を規定することがわかる。その形状を、他の組立体、マスタ組立体及び建物を調和させるために使用することができる。しかしながら、調和ルーチンの実行は、部品2がマスタ部品として指定されたときに、部品1(星)に幾何学的な変更をもたらすことがある分析を必要とすることがある(例えば、再び十分な強度を持たなくなることがある。)。
この結果を、図15Eに例示的に示し、この組立体が他の組立体、マスタ組立体及び建物を調和させるために使用することができる独自の形状を規定することが理解される。(指定部品1に依存する)二つの解決策は、別個かつ独特であり、したがって、全く異なる組立体、マスタ組立体及び建物を作り出す。このことは、有利なことに、その後、任意の所望の基準に対して最適化する機会を提供する。これは、部品及び組立体からトレイを作成する場合に当てはまる。
調和のための同一のHPDMIプロセスは、組立体及び部品の組立プロセスに使用される。これを、図14の部品プロセスと同様の方法で図16に示す。作成された組立体の例を、図17Aに概略的に示す。この組立体は、楕円内に収める必要がある独自の調和された形状を有する。
組立体を、その構成部分に分解することができる。一つは、全てが適合する必要がある楕円であり、マスタ部品とラベル付けされ、HPDMI調和プロセスを実行することができる。このプロセスにより、組立体は変更され、マスタ組立体及びプロジェクトを形成するために組み合わせることができる。これを、図17Bに例示するが、構成部品の形状が変更され、最大限の適合が得られるため、建築プロセスの効率が向上する。そして、図17Bの新しい組立体をマスタ組立体及びプロジェクトに結合できることが理解される。
例えば、図4及び図5を参照して説明したのと同様の方法で、プロジェクトが組立体に分解され、組立体が部品に分解される。これを、図18に示し、上記の部品又は組立工程と同様の方法で行う。図19を参照すると、プロジェクトを、不規則な六角形の形状で含まれる上記の同一の部品及び組立体で概略的に図示する。
プロジェクトを、組立体に分解することができる。組立体は、マスタ組立体としてラベル付けされ、HPDMI調和プロセスが実行される。組立体は、マスタラベルを交換し、調和プロセスを再実行することができる。同様に、組立体を部品に分解し、部品にマスタ部品のラベルを貼り、調和プロセスを実行することも可能である。
図20は、部品、組立体及びプロジェクトの形状及び属性のパラメトリックカタログを作成する方法のフローチャートを示す。これは、重要なことであるが、プロセスのどのレベルでも、組み合わせてマスタ組立体及びマスタ部品を規定することから開始する。HPDMIの調和プロセスで作成されるプロセス及び構造は、正確かつ信頼性の高い規定が可能であり、形状及びスケールに基づく建設効率を大幅に向上させることができる。
説明した配置は、コンピュータ及びデータ処理産業に適用され、特に、建設産業に適用できる。
上記は、本発明のいくつかの実施形態のみを説明し、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく変更及び/又は変形を行うことができ、実施形態は、例示であって制限的なものではない。
本明細書の文脈では、単語「備える」は、「主に含むが必ずしも単独ではない」又は「有する」又は「含む」を意味し、「のみからなる」ことを意味しない。 「備え」のような、単語「備える」のバリエーションは、対応して変化する意味を有する。

Claims (8)

  1. 建物を構築するコンピュータ実行方法であって、
    前記建物の入力仕様を受信するステップであって、前記入力仕様は、前記建物を構築するために必要な調和前モジュールを指定し、前記調和前モジュールは、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性を含むそれぞれの調和前モジュール仕様によって定義されるステップと、
    前記調和前モジュール仕様のうちの電子的にアクセス可能なデータベースに格納されているものを特定するステップであって、特定された前記調和前モジュール仕様は、前記データベースの別々のセクションに格納された関連する幾何学的パラメータ及び属性を有する第1の調和前モジュール仕様と称されるステップと、
    (a)前記建物を構築するために使用されるときにほとんど衝突せず、かつ、(b)前記建物を形成するために組み立てられたときに前記入力仕様で指定された属性基準を満たす調和モジュールを指定する調和モジュール仕様のセットを形成するために、前記第1の調和前モジュール仕様のモジュール仕様を調和させるステップと、
    前記調和モジュール仕様を使用して前記建物を構築するステップと、
    を備える方法。
  2. 前記調和させるステップの前に、
    前記データベースに保存されていない前記調和前モジュール仕様を生成するステップであって、生成された前記モジュール仕様は、第2の調和前モジュール仕様と称されるステップを更に備え、
    前記第1の調和前モジュール仕様は、前記第2の調和前モジュール仕様と共に前記調和前モジュール仕様のセットを形成し、
    前記調和させるステップは、第1の調和前仕様モジュールを第2の調和前仕様モジュールと共に備える前記調和前モジュール仕様のセットを調和させることを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記建物を構築するのに必要な前記調和前モジュールは、部品仕様、組立体仕様、マスタ組立体仕様及び建物仕様のうちの一つ以上を含み、前記調和モジュール仕様のセットを形成するために、前記モジュール仕様を調和させるステップは、
    前記部品仕様、前記組立体仕様、前記マスタ組立体仕様及び前記建物仕様のうちの一つ以上についての幾何学的パラメータを決定するステップと、
    前記部品仕様、前記組立体仕様、前記マスタ組立体仕様及び前記建物仕様のうちの一つ以上の少なくとも一部についての属性を決定するステップと、
    前記幾何学的パラメータ及び前記属性を電子的にアクセス可能な前記データベースに格納するステップであって、前記部品仕様、前記組立体仕様、前記マスタ組立体仕様及び前記建物仕様のうちの一つ以上のそれぞれの前記幾何学的パラメータ及び前記属性が、前記データベースの別々のセクションに格納されるステップと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記調和させるステップは、
    問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様の属性が前記入力仕様に指定された前記属性基準を満たすか否かを確立するために、前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様のうちの一つ以上の分析が必要であるか否かを判定するステップと、
    前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様のうちの一つ以上の分析が必要である場合、
    対応する属性を、前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様のうちの一つ以上に割り当て、
    対応する一つ以上の分析処理を実行し、前記分析の過程を通じて、前記データベースの別々のセクションにおいて、前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様のうちの一つ以上の形状及び属性を維持し、
    前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様のうちの一つ以上の属性が前記入力仕様に指定された前記属性基準を満たすか否かを判定し、
    前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様のうちの一つ以上の属性が前記入力仕様に指定された前記属性基準を満たさない場合、前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様の割り当てられた対応する属性又は幾何学的パラメータを調整する必要があるか否かを判定し、
    前記幾何学的パラメータを調整する必要がある場合、前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様の属性が前記入力仕様に指定された前記属性基準を満たすように前記幾何学的パラメータを調整し、
    前記属性を調整する必要がある場合、前記第1の調和前モジュール仕様の属性が前記入力仕様に指定された前記属性基準を満たすように前記問題のある衝突検出後部品、衝突検出後組立体又は衝突検出後マスタ組立体仕様の属性を調整するステップと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の調和前モジュール仕様及び前記第2の調和前モジュール仕様は、ブロックチェーンネットワークにおいて有効化されたトークンとして格納される、請求項2に記載の方法。
  6. 建物の構築を容易にするための装置であって、
    一つ以上のコンピュータプロセッサと、
    前記建物の入力仕様を受信するステップであって、前記入力仕様は、前記建物を構築するために必要な調和前モジュールを指定し、前記調和前モジュールは、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性を含むそれぞれの調和前モジュール仕様によって定義されるステップと、
    前記調和前モジュール仕様のうちの電子的にアクセス可能なデータベースに格納されているものを特定するステップであって、特定された前記調和前モジュール仕様は、前記データベースの別々のセクションに格納された関連する幾何学的パラメータ及び属性を有する第1の調和前モジュール仕様と称されるステップと、
    (a)前記建物を構築するために使用されるときにほとんど衝突せず、かつ、(b)前記建物を形成するために組み立てられたときに前記入力仕様で指定された属性基準を満たす調和モジュールを指定する調和モジュール仕様のセットを形成するために、前記第1の調和前モジュール仕様のモジュール仕様を調和させるステップと、
    前記調和モジュール仕様を使用して前記建物を構築するステップと、
    を備える方法を実行するように複数のプロセッサに指示するためのコンピュータ実行可能ソフトウェアプログラムを記憶する一つ以上の非一時的な有形のコンピュータ可読記憶媒体と、
    を備える装置。
  7. 建物の入力仕様を受信するステップであって、前記入力仕様は、前記建物を構築するために必要な調和前モジュールを指定し、前記調和前モジュールは、それぞれの幾何学的パラメータ及びそれぞれの属性を含むそれぞれの調和前モジュール仕様によって定義されるステップと、
    前記調和前モジュール仕様のうちの電子的にアクセス可能なデータベースに格納されているものを特定するステップであって、特定された前記調和前モジュール仕様は、前記データベースの別々のセクションに格納された関連する幾何学的パラメータ及び属性を有する第1の調和前モジュール仕様と称されるステップと、
    (a)前記建物を構築するために使用されるときにほとんど衝突せず、かつ、(b)前記建物を形成するために組み立てられたときに前記入力仕様で指定された属性基準を満たす調和モジュールを指定する調和モジュール仕様のセットを形成するために、前記第1の調和前モジュール仕様のモジュール仕様を調和させるステップと、
    前記調和モジュール仕様を使用して前記建物を構築するステップと、
    を備える方法を実行するように一つ以上のコンピュータプロセッサに指示するためのコンピュータ実行可能ソフトウェアプログラムを記憶する一つ以上の非一時的な有形のコンピュータ可読記憶媒体。
  8. 建物の構築に使用される調和前モジュールを指定する仕様記録を記憶するデータ構造であって、
    それぞれの記録は、部品仕様、組立体仕様、マスタ組立体仕様及び建築仕様のうちの一つを指定し、
    それぞれの記録は、記憶された仕様のそれぞれの幾何学的パラメータと及びそれぞれの属性を備え、
    それぞれの記録に割り当てられたメモリは、前記記録の幾何学的パラメータを格納するためのセクションと、前記記録の属性を格納するためのセクションと、を備え、
    それぞれの記録の前記幾何学的パラメータ及び属性は、データベースの別々のセクションに格納され、それによって、建物を構築するために前記データ構造の一つ以上の仕様記録を処理するのに必要な計算時間を短縮する、データ構造。
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