JP2023546961A - Rfパルス化スキームの同期及びセンサデータ収集の同期 - Google Patents

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    • H01J37/32174Circuits specially adapted for controlling the RF discharge

Abstract

Figure 2023546961000001
【課題】
【解決手段】高周波(RF)パルス化スキームの同期及びセンサデータ収集の同期のためのシステム及び方法が記載される。方法の1つは、RF発生器によって、RF信号の1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの第1のセットを受信することを含む。方法は、RF発生器によって、パルスコントローラから、複数のパルスを有する同期信号を受信することをさらに含む。方法はまた、クロック信号のクロックサイクルの間に、同期信号の複数のパルスと同期してRF信号の第1の複数の状態の複数のインスタンスを生成することを含む。RF信号の第1の複数の状態の各々は、第1のセットの1つ又は複数の変数レベルの対応する1つと、第1のセットの1つ又は複数のデューティサイクルの対応する1つとを有する。
【選択図】図1

Description

本実施形態は、高周波(RF)パルス化スキームの同期及びセンサデータ収集の同期のためのシステム及び方法に関する。
ここで提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を大まかに提示することを目的とする。現時点で名前を挙げられている発明者らによる研究は、この背景技術の欄で説明される範囲内において、出願時に先行技術として別途みなされ得ない説明の態様と同様に、明示又は暗示を問わず、本開示に対抗する先行技術として認められない。
プラズマツールでは、複数の高周波(RF)発生器が使用される。RF発生器は、マッチを介してプラズマチャンバに接続される。RF発生器は、RF信号を生成し、RF信号をマッチに供給する。RF信号が合成されて修正RF信号が出力され、プラズマチャンバに送信される。
基板は、処理のためにプラズマチャンバ内に配置される。修正信号が様々なガスと共に供給されて、基板を処理する。所望の方法で基板を処理するのが望ましい。
本開示に記載される実施形態が生じるのは、この文脈においてである。
本開示の実施形態は、高周波(RF)パルス化スキームの同期及びセンサデータ収集の同期のためのシステム、装置、方法、及びコンピュータプログラムを提供する。本実施形態は、多数の方法、例えば、プロセス、装置、システム、デバイス、又はコンピュータ可読媒体上での方法で実施できることを理解されたい。いくつかの実施形態が以下で説明される。
プラズマエッチングツールのためのいくつかのRFパルス化の実施態様では、電力値などの一連のパラメータ値、及びいくつかのパラメータレベルの持続時間が、RF発生器にダウンロードされる。RFパルスは、電力値及び持続時間に従って、RF発生器によって生成される。トリガパルスを受信するか、又は内部でトリガパルスを生成すると、RF発生器は、複数の変数レベル及び持続時間でRFエネルギーを放つ。RF発生器は、変数レベルの間に送達されるRF電力値が予め記憶された電力値と一致する程度を改善するために、他の多数のパラメータ値を受信してもよい。
複数のRF発生器がプラズマシステム内に存在する場合、RF発生器は同期したスケジュールでRF信号を発することが望ましい。一例として、これは、論理レベル同期パルスを各RF発生器に提供することによって実現できる。論理レベル同期パルスは、周波数、デューティサイクル、位相などの同じタイミングパラメータでRF発生器に送達される。RF発生器のパルス化挙動を変更するために、セットポイントは、RF信号のパルスのタイミング及び出力レベルに関して更新される。モジュールコントローラを使用して、セットポイントの更新を行い、フィールドバスを介してRF発生器に更新を送信できる。モジュールコントローラは、プラズマシステムの非常に多くの他のリアルタイム制御機能を担っているため、モジュールコントローラが約0.5秒未満のタイムスケールで正確な時間にセットポイントを更新することは困難である。
セットポイントが50ミリ秒の時間間隔と同じくらい頻繁に更新される場合、有利なプロセスが存在する。一例として、プロセスを実行するために、埋め込まれたレシピがRF発生器の各々によってダウンロードされ、実行され得る。レシピは、パルスレベル、幅、及び発せられるパルスの数の広範な仕様を含み、RF発生器にダウンロードできる。しかしながら、これらのレシピの段階間の同期は起こらないこともある。すなわち、RF発生器のうちの1つに対するレシピは、RF発生器の別の1つのレシピとは異なる時間に開始する必要があることもあり、又は、RF発生器のうちの1つによって生成されるRF信号のパルスレベルの変化は、RF発生器の別の1つによって生成される別のRF信号のパルスレベルの変化と同期されるべきである。段階間の同期を実現するために、各所望の同期された変化に対応するRF発生器間に同期ケーブルを追加できるが、これは、構成及びプログラムが困難な、むしろ複雑なプラズマシステムをもたらすことになる。さらに、エンドポイント検出又はRF波形分析のための計測のための、計測サブシステムなどのサブシステムと同期させるのは困難である。
一実施形態において、RFパルス化スキーム用の集中型同期デバイスが説明される。集中型同期デバイスの一例は、パルスコントローラである。集中型同期デバイスは、約0.5秒未満の時間スケールでパルス化パラメータ値を繰り返し変更することを可能にする。例えば、集中型同期デバイスは、0.1秒から0.5秒の間の時間スケールで、パルス化パラメータ値を変更することを可能にする。別の例として、集中型同期デバイスは、0.05秒から0.6秒の間の時間スケールで、パルス化パラメータ値を変更することを可能にする。
一実施形態において、パルス化パラメータ値の変更は、フィールドバスなどのプラズマツールの既存の制御ネットワークを使用して、スレーブツースレーブの直接転送によって実現される。一実施形態では、パルス化パラメータ値の更新は、イーサネットケーブル若しくは高速イーサネットケーブルなどの別個の高速ポイントツーポイント通信リンク、又はシステムオンチップからシステムオンチップ(SoC間)の直接リンクを使用して実現される。例えば、メインSoCが、パルスコントローラを実装するために使用される。メインSoCは、ケーブル又は光ファイバなどの別個の高速ポイントツーポイント通信リンクを介して、RF発生器のRFGコントローラに直接接続される。RFGコントローラは、通信コントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、1つ又は複数の電力コントローラ、及び1つ又は複数の周波数コントローラの少なくとも1つを含む。ケーブル又は光ファイバは、パルス化パラメータ値の更新を転送するための転送媒体である。RFGコントローラに更新値を転送するために、プロトコルがパルスコントローラによって適用される。パルス化パラメータ値の通信は、本明細書では、中央処理装置間(CPU間)通信と呼ばれることもある。別の例として、パルスコントローラは、ケーブル又は光ファイバなどの別個の高速ポイントツーポイント通信リンクを介して、マッチのコントローラに、又はセンサシステムのコントローラに直接接続される。マッチのコントローラは、通信コントローラ及びプロセッサの少なくとも1つを含む。また、センサシステムのコントローラは、通信コントローラ及びプロセッサの少なくとも1つを含む。この例では、更新をマッチ又はセンサシステムのコントローラに転送するために、プロトコルがパルスコントローラによって適用される。
一実施形態において、本明細書に記載されるシステム及び方法は、RF信号をパラメータ化し、かつプラズマツールのRF送達システム内のあるポイントで見られるRF信号を予め記憶されたパラメータ値と比較する測定機能を含む。例えば、測定された信号のエンベロープ又はパルスは、予め記憶されたエンベロープと比較される。この例では、比較の結果は、測定された信号と予め記憶されたパラメータ値の間の一致を最適化するように、制御パラメータを更新するために使用され得る。
一実施形態において、モジュールコントローラとは別個の集中型コントローラであるパルスコントローラを使用して、セットポイントの変更をRF発生器に送信し、かつ同期のためにRF発生器に個別の同期パルス列を発する。RF発生器へのセットポイント変更は、2つのクラスに分類される。2つのクラスのうち第1のものは、システムレシピエディタでプログラムされ、各ステップの開始時にフィールドバスを介して送信されるレシピステップ中に変更されない、ステップごとのパラメータ値を含む。2つのクラスのうち第2のものは、より低いレイテンシでデータチャネルを介して送信される、より少ない数の他のパラメータ値などの高速情報を含む。
RF発生器の場合、より低いレイテンシのデータチャネルは、同期信号を受信したときに発せられるRF信号のパルスの変数レベル及び持続時間を含む。RF発生器は、より高いレベルのダウンロードされたレシピを使用することはない。これらのより低いレイテンシのデータチャネルのレイテンシにより、最小パルス繰り返し時間よりも短い時間でセットポイントの変更を送信し、かつ作動させることができるようになっている。例えば、10ミリ秒(ms)のパルス繰り返し率では、10ms未満のレイテンシが実現される。このより低いレイテンシは、一実施形態では、スレーブツースレーブ技術を使用してフィールドバス上でデータを伝送することによって、かつより低いレイテンシを可能にするためにRF発生器内の最適化が行われた場合に、実現される。場合によっては、スレーブツースレーブ技術の代わりに、ポイントツーポイント通信などの完全に別個のデータ伝送が、高速情報のために提供される。例えば、データ接続は、ポイントツーポイント構成で1ギガビット/秒(Gbps)イーサネット物理リンク上でプロトコルを使用する。プロセッサ間で直接ポイントツーポイントリンクを使用する他のよりカスタマイズされた実施態様は、最大25Gbpsの接続で、10マイクロ秒(μs)未満のレイテンシなどの低レイテンシを実現できる。
本明細書ではRF発生器という用語を便宜上使用しているが、埋め込まれたレシピと同期している更新を使用する任意のサブシステムを、同様の方法で更新することも可能であることに留意されたい。一実施形態では、個々のパルスの同期は、サブシステムの同期のために、複数のサブシステムの各々にパルス列を発することによって達成される。例えば、発光分光分析装置サブシステムは、同期パルスが特定の論理レベルにあるときに光学データの収集をトリガする同期パルスを受信する。他のサブシステムは、同期パルスの信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを使用して、一連の動作をトリガする。同期される他のサブシステムとして、インピーダンス整合回路などのRF整合ユニットが挙げられる。セットポイントの変更及びパルス列は、フィールドバスを介してパルスコントローラに送信されるレシピに由来するスケジュールで、パルスコントローラによって発せられる。このレシピは、新しいシステムレシピステップに連動して変更される。
一実施形態において、パルスコントローラは、RFマッチ出力又はウェハ平面近くの位置などの、プラズマツール内の物理的に意味のあるポイントに到達しているRF信号の評価のための計測器を含む。アナログ-デジタル変換器を使用して、そのポイントにおけるRF電圧又はRF電圧のエンベロープのいずれかを測定する。パルスコントローラは、測定された基準と予め記憶された基準の一致が実現したかどうかをリアルタイムで判定できる。これらの基準は、プラズマツールのパラメータを修正するために使用できる。例えば、RFマッチのネットワークコンポーネントの設定又はRF発生器の周波数は、フィードバックループ又は人工知能システムを使用するなどして、一致を達成するように修正できる。一致は、他のEquipment Intelligenceシステムでも適用できる。RF電圧のキャプチャなどの、プラズマツールの人間レベルのデバッグに関連する他の機能も、表示のために含めることができる。
一実施形態において、方法が説明される。方法は、RF発生器によって、RF信号の1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの第1のセットを受信することを含む。方法は、RF発生器によって、パルスコントローラから、複数のパルスを有する同期信号を受信することをさらに含む。方法はまた、クロック信号のクロックサイクルの間に、同期信号の複数のパルスと同期してRF信号の第1の複数の状態の複数のインスタンスを生成することを含む。RF信号の第1の複数の状態の各々は、第1のセットの1つ又は複数の変数レベルの対応する1つと、第1のセットの1つ又は複数のデューティサイクルの対応する1つとを有する。
一実施形態において、パルスコントローラが説明される。パルスコントローラは、RF信号の1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの第1のセットをRF発生器に送信するように構成されたプロセッサを含む。プロセッサは、複数のパルスを有する同期信号をRF発生器に送信するように構成される。同期信号がRF発生器に送信されることで、RF発生器は、クロック信号のクロックサイクルの間に、同期信号の複数のパルスと同期してRF信号の第1の複数の状態の複数のインスタンスを生成することが可能になる。RF信号の第1の複数の状態の各々は、第1のセットの1つ又は複数の変数レベルの対応する1つと、第1のセットの1つ又は複数のデューティサイクルの対応する1つとを有する。パルスコントローラは、プロセッサに接続されたメモリデバイスをさらに含む。
一実施形態において、方法が説明される。方法は、センサシステムのセンサによって、センサデータを測定することを含む、方法は、センサシステムによって、複数のパルスを有する同期信号を受信することをさらに含む。方法はまた、センサシステムによって、クロック信号のクロックサイクルの間に同期信号の複数のパルスと同期してセンサデータの部分を収集することを含む。方法は、センサデータの部分をパルスコントローラに送信することを含む。
本明細書に記載されたシステム及び方法のいくつかの利点は、パルスの同期、パルスの測定、及びセットポイントの更新のために、集中型の同期デバイスを共同設置することを含む。レシピをRF発生器にダウンロードし、次いでRF発生器を同期させる方法を見つける必要はない。そして、より短く、かつより正確なプロセスステップで、詳細なパルス化挙動をプログラムできる。RF発生器の要件が低減され、コスト面でも有利になる。
他の態様は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本開示は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することにより最もよく理解されるであろう。
図1は、RF信号の同期のためのEthernet for Control Automation Technology(EtherCAT)及び同期信号の使用を例示するためのシステムの一実施形態の図である。
図2Aは、トランス結合プラズマ(TCP)発生器に送信される第1の同期信号を例示するためのグラフを示す。
図2Bは、第1のバイアス発生器に提供される別の同期信号のグラフを示す。
図2Cは、第2のバイアス発生器に提供される、さらに別の同期信号のグラフを示す。
図2Dは、図2Aの同期信号と同期してTCP発生器により生成されるRF信号の変数を例示するためのグラフを示す。
図2Eは、図2Bの同期信号と同期して第1のバイアス発生器により生成されるRF信号の変数を例示するためのグラフを示す。
図2Fは、図2Cの同期信号と同期して第2のバイアス発生器により生成されるRF信号の変数を例示するためのグラフを示す。
図2Gは、図2Bの同期信号と同期して第1のバイアス発生器により生成されるRF信号の変数を例示するためのグラフを示す。
図3は、変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号の複数の状態が生成される、マスタークロック信号のサイクルの一部分に関する情報とを転送するための、イーサネットケーブルの使用を例示するための、システムの一実施形態である。
図4は、TCPマッチ内のセンサ及びバイアスマッチ内のセンサからのデータを感知するためのEtherCATの使用を例示するための、システムの一実施形態の図である。
図5Aは、プラズマの強度対時間のプロットを例示するためのグラフを示す。
図5Bは、同期信号対時間を例示するためのグラフを示す。
図6Aは、電圧対時間のプロットを例示するためのグラフを示す。
図6Bは、同期信号対時間を例示するためのグラフを示す。
図6Cは、電圧対時間のプロットを例示するためのグラフを示す。
図6Dは、同期信号対時間を例示するためのグラフを示す。
図7は、モジュールコントローラからバイアスマッチにパルス化プリセット信号を転送するために、複数のEtherCATトレインの代わりに、1つのEtherCATトレインを使用することを例示するための、システムの一実施形態の図である。
図8は、センサデータが、EtherCATトレイン経由ではなく、イーサネットケーブルを介して、センサからパルスコントローラに送信されることを例示するための、システムの一実施形態の図である。
図9は、RF発生器のコンポーネントを例示するための、RF発生器の一実施形態の図である。
図10は、コントローラの一実施形態の図であり、コントローラは、パルスコントローラ又はモジュールコントローラの一例である。
図11は、マッチの一実施形態の図であり、マッチは、TCPマッチ又はバイアスマッチの一例である。
図12は、センサシステムの一実施形態の図である。
図13は、クロック信号を例示するためのグラフを示す。
以下の実施形態は、高周波(RF)パルス化スキームの同期及びセンサデータ収集の同期のためのシステム及び方法を説明する。本実施形態が、これらの具体的詳細の一部又は全てがなくとも、実施され得ることは明らかであろう。他の例では、周知のプロセス動作は、本実施形態を不必要に曖昧にすることのないように、詳細には説明されない。
図1は、トランス制御プラズマ(TCP)発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2などの複数のRF発生器によって生成されるRF信号102、104、及び106の同期のための、Ethernet for Control Automation Technology(EtherCAT)及び同期信号の使用を例示するためのシステム100の一実施形態の図である。システム100は、モジュールコントローラ、パルスコントローラ、TCP発生器、バイアス発生器1、バイアス発生器2、TCPマッチ、バイアスマッチ、及びプラズマチャンバ108を含む。
本明細書で使用される場合、コントローラの一例は、プロセッサとメモリデバイスとを含む。プロセッサは、メモリデバイスに接続されている。コントローラの他の例は、特定用途向け集積回路(ASIC)とプログラマブルロジックデバイス(PLD)とを含む。コントローラの別の例は、複数のプロセッサと複数のメモリデバイスとを含む。プロセッサは、メモリデバイスに接続されている。本明細書で使用される場合、プロセッサ、マイクロプロセッサ、及び中央処理装置(CPU)という用語は、本明細書では同じ意味で使用される。
また、本明細書で使用される場合、RF発生器は、400キロヘルツ(kHz)、2メガヘルツ(MHz)、13.56MHz、27MHz、又は60MHzの周波数で動作する。例えば、TCP発生器は13.56MHzの周波数で動作し、バイアス発生器1は400kHzの周波数で動作し、バイアス発生器2は60MHzの周波数で動作する。別の例として、TCP発生器は27MHzの周波数で動作し、バイアス発生器1は2MHzの周波数で動作し、バイアス発生器2は27MHzの周波数で動作する。
本明細書で使用されるインピーダンス整合ネットワークの一例として、インダクタ、レジスタ、及びコンデンサなどの回路部品のネットワークを有するインピーダンス整合回路が挙げられる。例示すると、インピーダンス整合ネットワークは、1つ又は複数の直列回路と1つ又は複数の分路とを有する。各直列回路は、1つ又は複数のインダクタと1つ又は複数のコンデンサとを含み、かつ1つ又は複数のインダクタ及び1つ又は複数のコンデンサは、互いに直列に接続される。同様に、各分路は、互いに直列に接続されている1つ又は複数のインダクタと1つ又は複数のコンデンサとを含む。分路の1つ又は複数のインダクタと1つ又は複数のコンデンサのうちの1つは、大地電位に接続される。1つ又は複数の分路の各々は、1つ又は複数の直列回路の対応する1つに接続される。インピーダンス整合ネットワーク、インピーダンス整合回路、インピーダンス整合ハウジング、マッチハウジング、マッチエンクロージャ、及びマッチという用語は、本明細書では同じ意味で使用される。
プラズマチャンバ108は、基板支持体110を含む。基板支持体110の例としては、静電チャック(ESC)などのチャックが挙げられる。例示すると、チャックは、金属ベースと、金属ベースの上にある誘電体層とを含む。半導体ウェハなどの基板Sは、基板支持体110の上面に配置されて、プラズマチャンバ108内で処理される。基板支持体110は、アルミニウム又はアルミニウムの合金などの金属から作製される下部電極を含む。下部電極は、チャックの誘電体層内に埋め込まれている。プラズマチャンバ108は、TCPコイル112と誘電体窓114とをさらに含む。TCPコイル112は、誘電体窓114の上に配置されており、かつ間隙が、誘電体窓114と基板支持体110の間に形成される。
モジュールコントローラは、通信ケーブル116を介してパルスコントローラに接続され、パルスコントローラは、通信ケーブル118を介してTCP発生器に接続される。本明細書で使用される通信ケーブルの例として、イーサネットケーブルが挙げられる。本明細書で使用されるイーサネットケーブルの例として、ツイストペアケーブルが挙げられる。例示すると、イーサネットケーブルは、100メガビット/秒(Mbps)以上の速度でデータを転送できる100BASE-TX(商標)又は100BASE-T4(商標)ケーブルである。別の例として、イーサネットケーブルは、最大40ギガビット/秒(Gbps)の転送速度でデータを転送できるカテゴリ8のケーブルである。
さらに、パルスコントローラは、転送ケーブル122を介してTCP発生器に、転送ケーブル122を介してバイアス発生器1に、かつ転送ケーブル124を介してバイアス発生器2に接続される。本明細書で使用される転送ケーブルの一例として、同軸ケーブルが挙げられる。例示すると、転送ケーブルは、シリアル方式、パラレル方式、又はユニバーサルシリアルバス(USB)プロトコルを介したデータの転送に使用される。TCP発生器は、通信ケーブル126を介してバイアス発生器1に接続され、バイアス発生器1は、通信ケーブル128を介してバイアス発生器2に接続される。
また、TCP発生器の出力O1は、RFケーブル130を介してTCPマッチの入力I1に接続され、かつTCPマッチの出力O2は、RF伝送線132を介してTCPコイル112の第1の端部に接続される。一例として、RF伝送線132は、RFロッドと、絶縁体材料と、RFシースとを含む。絶縁体材料は、RFロッドとRFシースの間に配置される。絶縁体材料はRFロッドを取り囲み、かつRFシースは絶縁体材料を取り囲む。
TCPコイルの第2の反対側の端部は、大地電位又は接地接続に接続される。バイアス発生器1の出力O3は、RFケーブル134を介してバイアスマッチの入力I2に接続される。また、バイアス発生器2の出力O4は、RFケーブル136を介してバイアスマッチの入力I3に接続される。バイアスマッチの出力O5は、RF伝送線139を介して基板支持体110の下部電極に接続される。一例として、RF伝送線139は、RFロッドと、絶縁体材料と、RFシースとを含む。絶縁体材料は、RFロッドとRFシースの間に配置される。RF伝送線139の絶縁体材料は、RF伝送線139のRFロッドを取り囲み、かつRF伝送線139のRFシースは、絶縁体材料を取り囲む。RF伝送線139は、1つ又は複数のRFストラップと、RFシリンダとをさらに含む。RF伝送線139のRFロッドは、バイアスマッチの出力O5に接続される。RF伝送線139の1つ又は複数のRFストラップは、RFロッドをRFシリンダに接続し、RFシリンダは、基板支持体110の下部電極に接続される。
モジュールコントローラは、パルス化プリセット信号138を生成し、通信ケーブル116を介してパルスコントローラにパルス化プリセット信号138を送信する。パルス化プリセット信号138は、EtherCATトレインである。一例として、パルス化プリセット信号138は、RF信号102、104、及び106の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を含む。変数レベルに関する情報は、RF信号102の各状態に関する変数レベル、RF信号104の各状態に関する変数レベル、及びRF信号106の各状態に関する変数レベルを含む。例示すると、変数は、電力又は周波数である。また、この例では、デューティサイクルに関する情報は、RF信号102の変数の各状態に関するデューティサイクル、RF信号104の変数の各状態に関するデューティサイクル、及びRF信号106の変数の各状態に関するデューティサイクルを含む。例示すると、RF信号のデューティサイクルは、RF信号の変数の各状態が生成される時間間隔又は期間を提供する。
パルスコントローラは、モジュールコントローラからパルス化プリセット信号138を受信し、通信ケーブル118を介してTCP発生器にパルス化プリセット信号138を送信する。TCP発生器は、パルス化プリセット信号138を受信し、RF信号102を生成するための変数レベル及びデューティサイクルに関する情報をパルス化プリセット信号138から抽出し、情報を抽出した後、通信ケーブル126を介してバイアス発生器1にパルス化プリセット信号138を送信する。また、TCP発生器は、RF信号102を生成するための変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を、TCP発生器の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶する。
バイアス発生器1は、パルス化プリセット信号138を受信し、パルス化プリセット信号138を解析して、RF信号104を生成するための変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を取得する。また、バイアス発生器1は、RF信号104を生成するための変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を、バイアス発生器1の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶する。情報を取得した後、バイアス発生器1は、通信ケーブル128を介してバイアス発生器2にパルス化プリセット信号138を送信する。
バイアス発生器2は、パルス化プリセット信号138を受信し、パルス化プリセット信号138を分析して、RF信号106を生成するための変数レベル及びデューティサイクルに関する情報をパルス化プリセット信号138から抽出する。バイアス発生器2は、RF信号106を生成するための変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を、バイアス発生器2の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶する。情報を抽出した後、バイアス発生器2は、通信ケーブル128を介してバイアス発生器1にパルス化プリセット信号138を送り返す。
バイアス発生器1は、バイアス発生器2からパルス化プリセット信号138を受信し、通信ケーブル126を介してTCP発生器にパルス化プリセット信号138を送り返す。TCP発生器は、バイアス発生器1からパルス化プリセット信号138を受信し、通信ケーブル118を介してパルスコントローラにパルス化プリセット信号138を送り返す。パルスコントローラは、TCP発生器からパルス化プリセット信号138を受信し、パルス化プリセット信号138をモジュールコントローラに送り返す。
パルスコントローラはまた、マスタークロック信号141を生成し、転送ケーブル120を介してTCP発生器にマスタークロック信号141を送信する。例示すると、パルスコントローラは、クロック源又はデジタルクロックなどのマスタークロック発生器を含み、かつデジタルクロック信号を生成する。デジタルクロック信号は、論理レベル1と0の間で、50%のデューティサイクルでパルス状になる。また、パルスコントローラは、転送ケーブル122を介してバイアス発生器1に、かつ転送ケーブル124を介してバイアス発生器2に、マスタークロック信号141を送信する。
パルスコントローラは、同期信号140を生成し、転送ケーブル120を介してTCP発生器に同期信号140を送信する。本明細書で使用される同期信号の一例は、トランジスタ-トランジスタ論理(TTL)信号である。また、パルスコントローラは、別の同期信号142を生成し、転送ケーブル122を介してバイアス発生器1に同期信号を送信する。パルスコントローラは、さらに別の同期信号144を生成し、転送ケーブル124を介してバイアス発生器2に同期信号144を送信する。同期信号140は、図1ではsync1として標識され、同期信号142は、図1ではsync2として標識され、かつ同期信号144は、図1ではsync3として標識される。
一例として、同期信号144は、同期信号142の1つ又は複数のパルスの周波数とは異なる周波数を有する1つ又は複数のパルスを含む。例示すると、同期信号144は、同期信号142の連続する2つのパルスと比較して、より大きな時間間隔で互いに離間している連続する2つのパルスを有する。同様に、別の例として、同期信号146は、同期信号142の1つ又は複数のパルスの周波数とは異なる周波数を有する1つ又は複数のパルスを含む。また、別の例として、同期信号146は、同期信号144の1つ又は複数のパルスの周波数とは異なる周波数を有する1つ又は複数のパルスを含む。
さらに、一例として、同期信号144は、同期信号142のパルス数と比較して異なる数、例えば、より多い又は少ない数のパルスを含む。例示すると、1つの時間間隔内で、同期信号144は10のパルスを含み、同期信号142は4つのパルスを含む。別の例示として、1つの時間間隔内で、同期信号144は5つのパルスを含み、同期信号142は10のパルスを含む。同様に、一例として、同期信号144は、同期信号140のパルス数と比較して異なる数、例えば、より多い又は少ない数のパルスを含む。また、一例として、同期信号144は、同期信号142のパルス数と比較して異なる数、例えば、より多い又は少ない数のパルスを含む。
一例として、RF信号102の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報がTCP発生器の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶され、RF信号104の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報がバイアス発生器1の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶され、かつRF信号106の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報がバイアス発生器2の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶された後に、同期信号140、142、及び144が生成され、送信される。
一例として、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のクロックサイクルと同期して、同期信号140、142、及び144を送信する。同期信号140、142、及び144の各々は、マスタークロック信号141の各サイクル中に繰り返されるパルスのシリーズを有する。この例では、パルス化プリセット信号138は、RF信号の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報を含む。例示すると、パルス化プリセット信号138は、RF信号102のパルスの第1のシリーズがTCP発生器によって生成される、マスタークロック信号141のサイクル1の間の第1の時間間隔を含む。サイクル1の間、第1のシリーズのパルスの各々は、第1の変数レベルと第2の変数レベルの間を遷移する。第1の変数レベルは、第2の変数レベルとは異なる。また、パルス化プリセット信号138は、RF信号102のパルスの第2のシリーズがTCP発生器によって生成される、マスタークロック信号のサイクル1の間の第2の時間間隔を含む。サイクル1の間、第2のシリーズのパルスの各々は、第3の変数レベルと第2の変数レベルの間を遷移する。第3の変数レベルは、第2の変数レベル及び第1の変数レベルとは異なる。第1の時間間隔は、マスタークロック信号141のサイクル1の第1のサブサイクルの一例であり、第2の時間間隔は、マスタークロック信号141のサイクル1の第2のサブサイクルの一例である。
別の例示として、パルス化プリセット信号138は、同期信号140のパルスのカウントに関する情報を含む。パルスのカウントに関する情報は、RF信号102のパルスの第1のシリーズが第1の変数レベルと第2の変数レベルの間を遷移するマスタークロック信号141のサイクル1の間の、同期信号140のパルスの数の第1のカウントを含む。また、カウントに関する情報は、RF信号102のパルスの第2のシリーズが第3の変数レベルと第2の変数レベルの間を遷移するマスタークロック信号141のサイクル1の間の、同期信号140のパルスの数の第2のカウントを含む。第1のカウントのパルスの数は、第1の時間間隔の間に生成され、第1の時間間隔は、マスタークロック信号141のサイクル1の第1のサブサイクルの一例である。第2のカウントのパルスの数は、第2の時間間隔の間に生成され、第2の時間間隔は、マスタークロック信号141のサイクル1の第2のサブサイクルの一例である。TCP発生器は、第1のカウントを超過したかどうかを判定するカウンタを含み、そう判定すると、第1及び第2の変数レベルを適用する代わりに第2及び第3の変数レベルを適用して、RF信号102を生成する。カウンタは、TCP発生器のデジタル信号プロセッサに接続される。
TCP発生器は、同期信号140を受信し、同期信号140と同期して、RF信号102の各状態の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を有するRF信号102を生成する。例えば、RF信号102の変数の1つ又は複数の状態のセットの第1のインスタンスは、同期信号140の第1のパルスの受信に応答して生成され、RF信号102の変数の1つ又は複数の状態のセットの第2のインスタンスは、同期信号140の第2のパルスに応答して生成される。第1のパルスと第2のパルスの間に他のパルスが存在しないという点で、第2のパルスは第1のパルスに連続している。例示すると、状態のセットは、第1の状態と第2の状態とを含む。第1の状態は、第1の変数レベル及び第1のデューティサイクルを有し、第2の状態は、第2の変数レベル及び第2のデューティサイクルを有する。RF信号102の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報は、第1の変数レベルと、第1のデューティサイクルと、第2の変数レベルと、第2のデューティサイクルとを含む。
同様に、バイアス発生器1は、同期信号142を受信し、同期信号142と同期して、RF信号104の各状態の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を有するRF信号104を生成する。また、バイアス発生器2は、同期信号144を受信し、同期信号144と同期して、RF信号106の各状態の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報を有するRF信号106を生成する。
RF信号102は、出力O1で提供され、RFケーブル130を介してTCPマッチの入力I1に送信される。TCPマッチは、出力O2に接続された負荷のインピーダンスと、入力I1に接続されたソースのインピーダンスを整合させて、RF信号102のインピーダンスを修正する。入力I1に接続されたソースの一例として、RFケーブル130及びTCP発生器が挙げられる。出力O2に接続された負荷の一例として、RF伝送線132及びプラズマチャンバ108が挙げられる。RF信号102のインピーダンスが修正されると、修正RF信号146がTCPマッチの出力O2で提供される。修正RF信号144は、RF伝送線132を介してTCPコイル112に供給される。
また、RF信号104は、バイアス発生器1の出力O3で提供され、RFケーブル134を介してバイアスマッチの入力I2に送信される。さらに、RF信号106は、バイアス発生器2の出力O4で提供され、RFケーブル136を介してバイアスマッチの入力I3に送信される。バイアスマッチは、第1の分岐回路と第2の分岐回路とを含む。第1の分岐回路は、1つ又は複数の直列回路、1つ又は複数の分路、又はそれらの組み合わせを含む。また、第2の分岐回路は、1つ又は複数の直列回路、1つ又は複数の分路、又はそれらの組み合わせを含む。
RF信号104がバイアスマッチの第1の分岐回路を介して転送されるとき、第1の分岐回路は、バイアスマッチの出力O5に接続された負荷のインピーダンスと、バイアスマッチの入力I2に接続されたソースのインピーダンスを整合させて、RF信号104のインピーダンスを修正する。入力I2に接続されたソースの一例は、RFケーブル134及びバイアス発生器1である。出力O5に接続された負荷の一例は、RF伝送線139及びプラズマチャンバ108である。RF信号104のインピーダンスが修正されると、第1の修正RF信号が第1の分岐回路から出力される。
同様に、RF信号106がバイアスマッチの第2の分岐回路を介して転送されるとき、第2の分岐回路は、バイアスマッチの出力O5に接続された負荷のインピーダンスと、バイアスマッチの入力I3に接続されたソースのインピーダンスを整合させて、RF信号106のインピーダンスを修正する。入力I3に接続されたソースの一例は、RFケーブル136及びバイアス発生器2である。RF信号106のインピーダンスが修正されると、第2の修正RF信号が第2の分岐回路から出力される。
第1及び第2の修正RF信号は、バイアスマッチ内で合成されて、例えば加えられるなどして、出力O5で合成RF信号148を提供する。合成RF信号148は、RF伝送線139を介して基板支持体110の下部電極に転送される。
さらに、酸素含有ガス及びフッ素含有ガスなどの1つ又は複数のプロセスガスが、基板支持体110と誘電体窓114の間の間隙に供給される。1つ又は複数のプロセスガス、修正RF信号146、及び合成RF信号148がプラズマチャンバ108内の間隙に供給されると、プラズマがプラズマチャンバ108内でストライクされるか、又は維持される。プラズマは、基板Sを処理するために使用される。基板Sの処理の例としては、基板S上に1つ又は複数の材料を堆積させること、基板Sをエッチングすること、基板Sを洗浄すること、基板Sを研磨すること、基板Sをスパッタリングすること、又はそれらの組み合わせが挙げられる。
同期信号140、142、及び144を提供することで、同期信号に関する情報を記憶する必要がなくなる。例えば、TCP発生器の1つ又は複数のメモリデバイス内に、RF信号102の状態が繰り返される周波数を記憶する必要はない。別の例として、バイアス発生器1の1つ又は複数のメモリデバイス内に、RF信号104の状態が繰り返される周波数を記憶する必要はない。また、一例として、バイアス発生器2の1つ又は複数のメモリデバイス内に、RF信号106の状態が繰り返される周波数を記憶する必要はない。
一実施形態では、バイアス発生器1及び2に加えて、第3のバイアス発生器が、バイアスマッチの第3の入力に接続される。
一実施形態では、TCP発生器に加えて、第2のTCP発生器が、TCPマッチの第2の入力に接続される。
一実施形態では、TCP発生器に加えて、第2のTCP発生器が、TCPマッチの第2の入力に接続され、かつ第3のTCP発生器が、TCPマッチの第3の入力に接続される。
一実施形態では、パルスコントローラがマスタークロック信号141を生成する代わりに、モジュールコントローラがマスタークロック信号141を生成し、転送ケーブルを介してパルスコントローラにマスタークロック信号141を送信する。転送ケーブルは、モジュールコントローラをパルスコントローラに接続する。パルスコントローラは、モジュールコントローラから受信したマスタークロック信号141と同期して、同期信号140、142、及び144を生成する。
一実施形態では、TCP発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2などの各RF発生器は、クロック源を有し、クロック源は、サイクル1及び2を含むクロック信号を生成する。例えば、TCP発生器は、クロックサイクル1及び2を有するクロック信号を生成するクロック源を有し、バイアス発生器1は、クロックサイクル1及び2を有するクロック信号を生成するクロック源を有し、かつバイアス発生器2は、クロックサイクル1及び2を有するクロック信号を生成するクロック源を有する。TCP発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2のクロック源のクロック信号は、マスタークロック信号141に同期している。例えば、TCP発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2のクロック源は、マスタークロック信号141を受信し、クロック信号を生成する。クロック信号は、マスタークロック信号141が論理レベル0から論理レベル1にパルス状になるのと同時に論理レベル0から論理レベル1に遷移し、マスタークロック信号141が論理レベル1から論理レベル0にパルス状になるのと同時に論理レベル1から論理レベル0に遷移する。この実施形態では、RF発生器の各コンポーネントは、マスタークロック信号141と同期して生成されるクロック信号を受信し、かつクロック信号と同期して動作する。例えば、TCP発生器のコントローラは、TCP発生器のクロック源からクロック信号を受信し、TCP発生器の他のコンポーネントを制御して、クロック信号と同期してRF信号102を生成する。
一実施形態では、本明細書に記載される任意の同期信号は、パルスコントローラが転送ケーブルを介してモジュールコントローラからトリガ信号を受信した後に、パルスコントローラによって生成される。転送ケーブルは、パルスコントローラをモジュールコントローラに接続する。トリガ信号は、パルス化プリセット信号138内の変数レベル及びデューティサイクルなどのレシピの実行のための単一のパルスを含む。
一実施形態では、パルス化プリセット信号138は、同期信号140、142、及び144などの複数の同期信号を生成するための複数のスケジュールを含む。例えば、スケジュールは、同期信号を生成するための情報を含む。例示すると、スケジュールは、同期信号のパルスの生成のための1つ又は複数の周波数を含む。パルスコントローラは、スケジュールに従って同期信号を生成する。例えば、同期信号140は、第1のスケジュールに従って生成され、同期信号142は、第2のスケジュールに従って生成される。
一実施形態では、マスタークロック信号141は、転送ケーブル120とは異なる転送ケーブルを介して、パルスコントローラからTCP発生器に送信される。また、マスタークロック信号141は、転送ケーブル122とは異なる転送ケーブルを介して、パルスコントローラからバイアス発生器1に送信され、かつ転送ケーブル124とは異なる転送ケーブルを介して、パルスコントローラからバイアス発生器2に送信される。
図2Aは、同期信号202を例示するためのグラフ200を示し、同期信号202は、TCP発生器に送信される同期信号140(図1)の一例である。グラフ200は、時間tに対して同期信号202の論理レベルをプロットする。同期信号202の論理レベルはy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。
時間tは、複数の時間間隔に分割される。例えば、時間tは、時間t0と時間t1の間の第1の時間間隔、時間t1と時間t2の間の第2の時間間隔、時間t2と時間t3の間の第3の時間間隔などに分割される。第1の時間間隔は第2の時間間隔に等しく、第2の時間間隔は第3の時間間隔に等しいことに留意されたい。追加の時間t4、t5、t6、t7、t8、t9、t10、t11、t12、t13、t14、t15、t16、t17、t18、t19、t20、t21、t22、t23、t24、t25、t26、t27、t28、t29、及びt30が、図2Aに示されている。
同期信号202は、時間t0においてパルス状になり、パルス202-1をもたらす。例えば、同期信号202は、時間t0において論理レベル1であり、時間t0から時間t0.5まで論理レベル1に留まり、時間t0.5は、時間t0と時間t1の間の時間間隔の半分の位置にある。また、同期信号202は、時間t0.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t0.5から時間t2まで論理レベルt0.5に留まって、パルス202-1をもたらす。
同様にして、同期信号202は、時間t2、時間t4、…、時間t16においてパルス状になり、複数のパルス202-2、202-3、202-4、202-5、202-6、202-7、及び202-8をもたらす。一例として、同期信号202の2つの連続するパルスの生成間の時間間隔は、約0.5秒未満である。例示すると、パルス202-1とパルス202-2の生成の時間差は、0.05秒から0.6秒の範囲である。別の例示として、パルス202-1とパルス202-2の生成の時間差は、0.01秒から0.55秒の範囲である。さらに別の例示として、パルス202-1とパルス202-2の生成の時間差は、0.005秒から0.6秒の範囲である。
同期信号202の第8のパルス202-8は、時間t16で終了する。同期信号202は、時間t16からt20までパルス状態を停止する。例えば、同期信号202は、時間t14.5と時間t20の間、論理レベル0である。時間t14.5は、時間t14とt15の間の時間間隔の半分の位置にある。
同期信号202の発生のサイクル1は、時間t0とt20の間に生成される。同期信号202のサイクル1は、同期信号202の8つのパルス202-1から202-8を含み、その後に時間t14.5とt20の間のパルスのない時間間隔が続く。
マスタークロック信号141のサイクル1の間、同期信号202、同期信号142、及び同期信号144(図1)は、複数のサブサイクルに分割される。例えば、同期信号202、同期信号142、及び同期信号144のサブサイクル1は、サイクル1の時間t0と時間t10の間に発生する。同期信号202、同期信号142、及び同期信号144のサブサイクル2は、時間t10と時間t16の間に発生し、同期信号202、同期信号142、及び同期信号144のサブサイクル3は、時間t16と時間t20の間に発生する。サイクル1の場合と同様にして、マスタークロック信号141のサイクル2の間、各同期信号202、142、及び144は、複数のサブサイクルに分割される。一例として、サイクル2の間、同期信号202、同期信号142、及び同期信号144のサブサイクル1は、時間t20と時間t30の間に発生する。サイクル1及び2は、TCP、バイアス1、及びバイアス2のRF発生器によってパルスコントローラ(図1)から受信されるマスタークロック信号141のクロックサイクルである。サイクル2は、時間t20と時間t40の間に発生する。
同期信号202は、時間t20で再びパルス状態を開始し、同期信号202の8つのパルスが時間t0から生成されるのと同様にして、時間t20から8つのパルスを繰り返す。例えば、同期信号202は、時間t20において論理レベル1であり、時間t20から時間t20.5までその論理レベルに留まり、時間t20.5は、時間t20とt21の間の時間間隔の半分の位置にある。このように、同期信号202は、8つのパルス202-1から202-8の第1のシリーズと、8つのパルスの第2のシリーズとを含む。サイクル2の間、同期信号202は、同期信号202の8つのパルスを含み、その後に時間t34.4とt40の間のパルスのない時間間隔が続く。時間t34.5は、時間t34とt35の間の時間間隔の半分の位置にある。マスタークロック信号141のサイクル2は、マスタークロック信号141のサイクル1に連続している。例えば、サイクル1と2の間に他のサイクルは存在しない。
一実施形態では、8つの連続するパルスの代わりに、同期信号202は、2つ又は3つなどの別の数の連続するパルスを含む。
一実施形態では、時間t0とt1などの2つの連続する時間間の期間の半分である第1の時間間隔でパルス状になる代わりに、本明細書に記載される同期信号の各パルスは、第1の時間間隔より大きいか、又は小さい第2の時間間隔でパルス状になる。例えば、同期信号202は、時間t0から時間t0.25までの範囲の第2の時間間隔でパルス状になり、時間t0.25は、時間t0とt1の間の時間間隔の1/4の位置にある。別の例として、同期信号202は、時間t0から時間t0.75までの範囲の第2の時間間隔でパルス状になり、時間t0.75は、時間t0とt1の間の時間間隔の3/4の位置にある。
一実施形態では、同期信号202のパルス化の周波数は、図2Aに例示されたものとは異なる。例えば、2つの時間単位の時間間隔で発生する代わりに、同期信号202のパルスは、4つの時間単位の時間間隔で発生する。例えば、パルス202-2が時間t2で発生する代わりに、パルス202-2が時間t4で発生し、パルス202-3が時間t6で発生し、時間t16まで以下同様である。この例では、サイクル1は、8つのパルスの代わりに4つのパルスを含む。この例では、時間単位は、時間t0とt1、又は時間t1とt2などの、2つの連続する時間間の時間間隔として定義される。同期信号202のパルス発生の周波数は、パルスコントローラ又はモジュールコントローラによって修正される。
一実施形態では、本明細書に記載される各サブサイクルは、約50ミリ秒から約150ミリ秒の間の範囲の時間間隔を有する。例示すると、サブサイクル1は50ミリ秒から75ミリ秒の間の範囲、サブサイクル2は45ミリ秒から160ミリ秒の間の範囲、かつサブサイクル3は55ミリ秒から140ミリ秒の間の範囲である。
一実施形態では、マスタークロック信号141(図1)の各サイクルの間、プラズマチャンバ108(図1)に供給される1つ又は複数のプロセスガスに変化はなく、かつプラズマチャンバ108内の圧力に変化はない。例えば、プラズマチャンバ108内の圧力、及びプラズマチャンバ108内で使用される1つ又は複数のプロセスガスの種類は、サイクル1の間、同じままである。別の例として、プラズマチャンバ108内の圧力、及びプラズマチャンバ108内で使用される1つ又は複数のプロセスガスの種類は、サイクル2の間、同じままである。サイクル1とサイクル2では、圧力及び/又はプロセスガスの種類が変更される可能性がある。
図2Bは、別の同期信号206のグラフ204を示し、同期信号206は、バイアス発生器1に提供される同期信号142(図1)の一例である。グラフ204は、時間tに対して同期信号206の論理レベルをプロットする。同期信号206の論理レベルはy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。
同期信号206は、時間t0から時間t10まで論理レベル0である。同期信号206は、時間t10においてパルス状になって、パルス206-1をもたらす。例えば、同期信号206は、時間t10において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t10から時間t10.5まで論理レベル1に留まり、時間t10.5は、時間t10と時間t11の間の時間間隔の半分の位置にある。また、同期信号206は、時間t10.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t10.5から時間t12まで論理レベル0に留まって、パルス206-1をもたらす。
同様に、同期信号206は、時間t12においてパルス状になって、第2のパルス206-2をもたらし、かつ時間t14においてパルス状になって、第3のパルス206-3をもたらす。一例として、同期信号206の2つの連続するパルスの生成間の時間間隔は、約0.5秒未満である。例示すると、パルス206-1とパルス206-2の生成の時間差は、0.05秒から0.6秒の範囲である。別の例示として、パルス206-1とパルス206-2の生成の時間差は、0.01秒から0.55秒の範囲である。さらに別の例示として、パルス206-1とパルス206-2の生成の時間差は、0.005秒から0.6秒の範囲である。
同期信号206の第3のパルス206-3は、時間t16において終了する。同期信号206は、時間t16から時間t30までパルス状態を停止する。例えば、同期信号206は、時間t16と時間t30の間、論理レベル0である。
同期信号206の発生のサイクル1は、時間t0とt20の間に生成される。同期信号206のサイクル1は、時間t0とt10の間のパルスのない時間間隔の後に続く同期信号206の3つのパルスを含む。
同期信号206は、時間t30で再びパルス状態を開始し、同期信号206の3つのパルスが時間t10から生成されるのと同様にして、時間t30から3つのパルスを繰り返す。例えば、同期信号206は、時間t30において論理レベル1であり、時間t30から時間t30.5までその論理レベルに留まり、時間t30.5は、時間t30と時間t31の間の時間間隔の半分の位置にある。このように、同期信号206は、3つのパルスの第1のシリーズと、3つのパルスの第2のシリーズとを含む。マスタークロック信号141のサイクル2の間、同期信号206は、時間t20とt30の間のパルスのない時間間隔の後に続く同期信号202の3つのパルスを含む。
一実施形態では、3つの連続するパルスの代わりに、同期信号206は、2つ又は5つなどの別の数の連続するパルスを含む。
一実施形態では、同期信号206のパルス発生の周波数は、図2Bに例示されたものとは異なる。例えば、2つの時間単位の時間間隔で発生する代わりに、同期信号206のパルスは、3つの時間単位の時間間隔で発生する。例えば、パルス206-2が時間t12で発生する代わりに、パルス206-2が時間t13で発生し、パルス206-3が時間t16で発生する。マスタークロック信号141のサイクル1の間、時間t16.5の後にパルスは存在しない。時間t16.5は、時間t16とt17の間の時間間隔の半分の位置にある。この例では、サイクル1は、同期信号206の3つのパルスを含む。この例では、時間単位は、時間t0とt1、又は時間t1とt2などの、2つの連続する時間間の時間間隔として定義される。同期信号206のパルス発生の周波数は、パルスコントローラ又はモジュールコントローラによって修正される。
図2Cは、別の同期信号210のグラフ208を示し、同期信号210は、バイアス発生器2に提供される同期信号144(図1)の一例である。グラフ208は、時間tに対して同期信号210の論理レベルをプロットする。同期信号210の論理レベルはy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。
同期信号210は、同期信号206と同様にしてパルス状になって、サイクル1の間に複数のパルス210-1、210-2、及び210-3をもたらす。例えば、同期信号210は、時間t0から時間t10まで論理レベル0である。同期信号210は、時間t10においてパルス状になって、パルス210-1をもたらす。例示すると、同期信号210は、時間t10において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t10から時間t10.5まで論理レベル1に留まる。また、同期信号210は、時間t10.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t10.5から時間t12まで論理レベルt10.5に留まって、パルス210-1をもたらす。同様に、同期信号210は、時間t12においてパルス状になって、パルス210-2をもたらし、時間t14においてパルス状になって、パルス210-3をもたらす。同期信号210は、時間t16でパルス状態を停止する。同期信号210は、サイクル1の間と同様にして、サイクル2の間、パルス状になる。
一実施形態では、同期信号210は、同期信号206(図2B)とは異なる。例えば、3つの連続するパルスの代わりに、同期信号210は、1つ又は6つなどの別の数の連続するパルスを含む。
一実施形態では、同期信号210のパルス発生の周波数は、図2Cに例示されたものとは異なる。例えば、2つの時間単位の時間間隔で発生する代わりに、同期信号206のパルスは、2.5の時間単位の時間間隔で発生する。例えば、パルス210-2が時間t12で発生する代わりに、パルス210-2が時間t12.5で発生し、パルス212-3が時間t15で発生する。時間t12.5は、時間t12とt13の間の時間間隔の半分の位置にある。マスタークロック信号141のサイクル1の間、時間t15の後にパルスは存在しない。この例では、サイクル1は3つのパルスを含む。この例では、時間単位は、時間t0とt1、又は時間t1とt2などの、2つの連続する時間間の時間間隔として定義される。同期信号210のパルス発生の周波数は、パルスコントローラ又はモジュールコントローラによって修正される。
図2Dは、同期信号202(図2A)と同期してTCP発生器により生成されるRF信号102(図1)の変数216を例示するためのグラフ212を示す。グラフ212は、時間tに対してRF信号102の複数の変数レベルをプロットする。
RF信号の各変数レベルは、RF信号の状態に対応する。例えば、第1の変数レベルは、第1の状態として定義され、第2の変数レベルは、第2の状態として定義される。
一例として、本明細書で使用される変数レベルは、RF信号の変数の少なくとも1つの値にあるRF信号のものを含む。例示すると、第1の変数レベルは複数の値を有し、第2の変数レベルも複数の値を有する。第1の変数レベルの値は、第2の変数レベルの値を含まない。さらに例示すると、第1の変数レベルが第2の変数レベルよりも大きくなるように、第1の変数レベルのすべての値の最小値は、第2の変数レベルのすべての値の最大値よりも大きい。別の例として、RF信号の変数レベルは、RF信号のエンベロープである。例示すると、変数レベルは、RF信号が最大振幅から最小振幅へとパルス状になるので、RF信号の最大振幅である。
RF信号102のパルス化は、同期信号202のパルス化と同期している。例えば、RF信号102の各パルスは、同期信号102のパルスの受信に応答して生成される。例示すると、同期信号202のパルス202-1(図2A)がTCP発生器によって受信されると、変数216のパルス216-1がTCP発生器によって生成される。同期信号202のパルス202-1がTCP発生器によって受信されると、TCP発生器はパルス216-1を生成することが可能になる。例えば、RF信号102の変数216は、時間t0において変数レベルV3を有し、時間t0からt1まで変数レベルV3に留まる。変数216は、時間t1において変数レベルV3から変数レベルV0に遷移する。変数216は、時間t1から時間t2まで変数レベルV0に留まって、パルス216-1をもたらす。別の例として、パルス202-1が論理レベル0から論理レベル1に遷移する時間t0において、パルス216-1は変数レベルV0から変数レベルV3に遷移する。パルス216-1は、RF信号102の変数216の状態S1及びS0の第1のインスタンスを有する。
同様にして、変数216の追加のパルス216-2、216-3、216-4、及び216-5が生成される。変数レベルV3を有する追加のパルス216-3から216-5は、パルス202-2から202-5(図2A)と同期して、TCP発生器によって生成される。例えば、パルス216-2は、パルス202-2と同期して生成され、パルス216-3はパルス202-3と同期して生成され、以下同様に続き、パルス216-5はパルス202-5と同期して生成される。別の例として、パルス202-2(図2A)が論理レベル0から論理レベル1に遷移する時間t2において、パルス216-2は変数レベルV0から変数レベルV3に遷移する。パルス216-2は、RF信号102の変数216の状態S1及びS0の第2のインスタンスを有し、パルス216-3は、RF信号102の変数216の状態S1及びS0の第3のインスタンスを有し、以下同様に続き、パルス216-5は、変数216の状態S1及びS0の第5のインスタンスを有する。
変数レベルV0及びV3は、パルス化プリセット信号138(図1)内で受信された変数レベルに関する情報の例であることに留意されたい。また、各パルス216-1から216-5のデューティサイクルは、パルス化プリセット信号138内で受信されたデューティサイクルに関する情報の一例である。一例として、各パルス216-1から216-5のデューティサイクルは50%である。例示すると、各パルス216-1から216-5のデューティサイクルは、パルスが変数レベルV3を有する時間間隔である。
変数レベルV3は、変数レベルV0より大きく、かつ本明細書において、変数216の状態S1と呼ばれる。また、変数レベルV0は、本明細書において、変数216の状態S0と呼ばれる。
別の例示として、変数216のパルス216-6、216-7、及び216-8は、同期信号202(図2A)のパルス202-6から202-8と同期して生成される。この例示では、同期信号102のパルス202-6(図2A)がTCP発生器によって受信されると、変数216のパルス216-6がTCP発生器によって生成される。例えば、RF信号102の変数216は、時間t10において変数レベルV0から変数レベルV4に遷移し、時間t10から時間t11まで変数レベルV4に留まる。変数216は、時間t11において変数レベルV4から変数レベルV0に遷移する。変数216は、時間t11から時間t12まで変数レベルV0に留まる。別の例として、パルス202-7が論理レベル0から論理レベル1に遷移する時間t12において、変数216のパルス216-7は、変数レベルV0から変数レベルV4に遷移する。さらに別の例として、同期信号202のパルス202-8が論理レベル0から論理レベル1に遷移する時間t14において、変数のパルス216-8は、変数レベルV0から変数レベルV4に遷移する。パルス216-6は、変数216の状態S1及びS0の第1のインスタンスを有し、パルス216-7は、変数216の状態S1及びS0の第2のインスタンスを有し、パルス216-8は、変数216の状態S1及びS0の第3のインスタンスを有する。
変数レベルV0及びV4は、パルス化プリセット信号138(図1)内で受信された変数レベルに関する情報の例であることに留意されたい。また、各パルス216-6から216-8のデューティサイクルは、パルス化プリセット信号138内で受信されたデューティサイクルに関する情報の一例である。一例として、各パルス216-1から216-8のデューティサイクルは、50%である。例示すると、各パルス216-6から216-8のデューティサイクルは、パルスが変数レベルV4を有する時間間隔である。
さらに、RF信号102の状態S1が変数レベルV3の代わりに変数レベルV4を有する時間t10とt16の間の時間間隔は、RF信号102の状態S1及びS0が生成される、マスタークロック信号141のサイクル1の一部分に関する情報の一例である。また、RF信号102の状態S1が変数レベルV3を有する時間t0とt10の間の時間間隔は、RF信号102の状態S1及びS0が生成される、マスタークロック信号141のサイクル1の一部分に関する情報の一例である。変数レベルV4は、変数レベルV3より大きく、かつ本明細書において、変数216の状態S1と呼ばれる。このように、変数216の8つのパルス216-1から216-8は、マスタークロック信号141のサイクル1の間の時間t0から時間t16まで生成される。
時間t16とt20の間の時間間隔において、同期信号202(図2A)は、いかなるパルスも含まず、したがって、RF信号102の変数216は、時間t16とt20の間の時間間隔の間、いかなるパルスも含まない。同期信号202がパルスを持たない時間t16とt20の間の時間間隔の間、TCP発生器は、変数216のいかなるパルスも生成できないようにされる。例えば、RF信号102の変数216は、時間t16とt20の間の時間間隔の間、複数の変数レベル間を遷移しない。RF信号の変数216は、時間t16とt20の間の時間間隔の間、変数レベルV0を有する。変数216は、時間t16とt20の間の時間間隔の間、変数レベルV0以外のいかなる変数レベルも有さない。このように、変数216は、時間t16とt20の間の時間間隔の間、単一の変数レベルV0を有する。単一の変数レベルV0は、単一の状態S0を表わす。単一の状態S0の間、変数レベルV0以外の変数レベルは存在しない。時間t16とt20の間の時間間隔の間、同期信号202の単一の論理レベル0が存在することに留意されたい。時間t16とt20の間の時間間隔の間、他の論理レベルは存在しない。
パルス216-1から216-5は、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1の間に生成される。パルス216-6から216-8は、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル2の間に生成される。また、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル3の間、変数216のパルスは生成されない。変数216のパルス216-1から216-8がマスタークロック信号141のサイクル1の間に生成されるのと同様にして、マスタークロック信号141のサイクル2の間に、変数216の8つのパルスがTCP発生器によって再び生成される。
ある状態のデューティサイクルは、パルスの全状態の合計時間間隔の割合としてその状態が発生する時間間隔であることに留意されたい。例えば、パルス216-1の状態S1のデューティサイクルは、50%である。
一実施形態では、変数216の各パルスは、50%より大きい、又は小さいデューティサイクルを有する。例えば、変数216の各パルスは、25%のデューティサイクルを有する。別の例として、変数216の各パルスは、75%のデューティサイクルを有する。別の例として、パルス216-1から216-5の各々は、25%のデューティサイクルを有し、サイクル2の各パルスは、75%のデューティサイクルを有する。
一実施形態では、サブサイクル(sub cycle/subcycle)という用語は、本明細書では同じ意味で使用される。
一実施形態では、変数レベルV0は、変数の0電力レベルである。
一実施形態では、変数レベルV0は、変数の正の電力レベルである。
一実施形態では、変数レベルV0から変数レベルV4に遷移する代わりに、変数216は、変数レベルV2又は変数レベルV6などの別の変数レベルに遷移する。変数レベルV6は、変数レベルV4より大きい。変数レベルV2は、変数レベルV0より大きく、かつ変数レベルV3より小さい。
一実施形態では、変数レベルV0から変数レベルV3に遷移する代わりに、変数216は、変数レベルV2又は変数レベルV1などの別の変数レベルに遷移する。変数レベルV1は、変数レベルV0より大きく、かつ変数レベルV2より小さい。
一実施形態では、変数216は、2より多くの状態を有する。例えば、変数216は、3つ、4つ、又は5つの状態を有する。例示すると、変数レベルV0とV3の間を遷移する代わりに、変数216は、3つの変数レベルの間を遷移し、毎回、同期信号202の同期パルスがTCP発生器によって受信される。同期パルス202-1がTCP発生器によって時間t0で受信されると、変数230は、時間t0とt2の間の時間間隔の間、3つの変数レベル間を遷移する。同期パルス202-2がTCP発生器によって時間t2で受信されると、変数216は、時間t2とt4の間の時間間隔の間、3つの変数レベル間を再び遷移する。
図2Eは、同期信号206(図2B)と同期してバイアス発生器1により生成されるRF信号104(図1)の変数220を例示するためのグラフ218を示す。グラフ218は、時間tに対してRF信号104の複数の変数レベルをプロットする。
RF信号104のパルス化は、同期信号206のパルス化と同期している。例えば、同期信号206がパルスを持たない時間t0とt10の間の時間間隔の間、バイアス発生器1は、変数220のいかなるパルスも生成できないようにされる。例示すると、時間t0とt10の間の時間間隔において、同期信号206はいかなるパルスも含まず、したがって、RF信号104の変数220は、同じ時間間隔の間、いかなるパルスも含まない。RF信号104の変数220は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、複数の変数レベル間を遷移しない。RF信号104の変数220は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、変数レベルV0を有する。変数220は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、変数レベルV0以外のいかなる変数レベルも有さない。このように、変数220は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、単一の変数レベルV0を有する。
別の例として、RF信号104の各パルスは、同期信号206のパルスの受信に応答して生成される。例示すると、同期信号206のパルス206-1(図2B)がバイアス発生器1によって受信されると、変数220のパルス220-1がバイアス発生器1によって生成され、パルス220-1はパルス206-1と同期している。同期信号206のパルス206-1がバイアス発生器1によって受信されると、バイアス発生器1は、パルス220-1を生成することが可能になる。例えば、RF信号104の変数220は、時間t10において変数レベルV0から変数レベルV6に遷移し、時間t10から時間t11まで変数レベルV6に留まる。変数220は、時間t11において変数レベルV6から変数レベルV0に遷移する。変数220は、時間t11から時間t12まで変数レベルV0に留まって、パルス220-1をもたらす。パルス220-1は、変数220の状態S1及びS0の第1のインスタンスを有する。
パルス220-1が生成されるのと同様にして、追加のパルス220-2及び220-3が、パルス206-2及び206-3と同期して、バイアス発生器1によって生成される。例えば、パルス220-2はパルス206-2と同期して生成され、パルス220-3はパルス206-3と同期して生成される。別の例として、パルス206-2(図2B)が論理レベル0から論理レベル1に遷移する時間t12において、パルス220-2は変数レベルV0から変数レベルV6に遷移する。パルス220-2は、変数220の状態S1及びS0の第2のインスタンスを有し、パルス220-3は、変数220の状態S1及びS0の第3のインスタンスを有する。このように、変数220の3つのパルス220-1から220-3は、マスタークロック信号141のサイクル1の間の時間t10から時間t16まで生成される。
パルス220-1から220-3の変数レベルV0及びV6は、パルス化プリセット信号138(図1)内で受信された変数レベルに関する情報の例であることに留意されたい。また、各パルス220-1から220-3のデューティサイクルは、パルス化プリセット信号138内で受信されたデューティサイクルに関する情報の一例である。一例として、各パルス220-1から220-3のデューティサイクルは、50%である。例示すると、各パルス220-1から220-3のデューティサイクルは、パルスが変数レベルV6を有する時間間隔である。
変数レベルV6は、本明細書において、変数220の状態S1と呼ばれる。また、変数レベルV0は、本明細書において、変数220の状態S0と呼ばれる。
マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1の間、変数220のパルスは生成されない。パルス220-1から220-3は、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル2の間に生成される。また、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル3の間、変数220のパルスは生成されない。同期信号206がパルスを持たないサブサイクル3の時間間隔の間、バイアス発生器1は、変数220のいかなるパルスも生成できないようにされる。
変数220のパルス220-1から220-3がマスタークロック信号141のサイクル1の間に生成されるのと同様にして、マスタークロック信号141のサイクル2の間に、変数220の3つの追加のパルスがバイアス発生器1によって再び生成される。例えば、パルス220-1から220-3がマスタークロック信号141のサイクル1の間に、同期信号206のパルス206-1から206-3と同期しているのと同様にして、変数220の3つの追加のパルスが、マスタークロック信号141のサイクル2の間に、同期信号206の3つのパルスと同期して生成される。
一実施形態では、変数220の各パルスは、50%より大きい、又は小さいデューティサイクルを有する。例えば、変数220の各パルスは、25%のデューティサイクルを有する。別の例として、変数220の各パルスは、75%のデューティサイクルを有する。別の例として、変数220の各パルスは、25%のデューティサイクルを有する。
一実施形態では、変数レベルV0から変数レベルV6に遷移する代わりに、変数220は、変数レベルV2などの別の変数レベルに遷移する。
図2Fは、同期信号210(図2C)と同期してバイアス発生器2により生成されるRF信号106(図1)の変数224を例示するためのグラフ222を示す。グラフ220は、時間tに対してRF信号106の複数の変数レベルをプロットする。
RF信号106のパルス化は、同期信号210のパルス化と同期している。例えば、時間t0とt10の間の時間間隔において、同期信号210はいかなるパルスも含まず、したがって、RF信号106の変数224は、同じ時間間隔の間、いかなるパルスも含まない。RF信号106の変数224は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、複数の変数レベル間を遷移しない。RF信号106の変数224は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、変数レベルV0を有する。変数224は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、変数レベルV0以外のいかなる変数レベルも有さない。このように、変数224は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、単一の変数レベルV0を有する。
別の例として、RF信号106の各パルスは、同期信号210のパルスの受信に応答して生成される。同期信号210のパルス210-1がバイアス発生器2によって受信されると、バイアス発生器2は、パルス224-1を生成することが可能になる。例示すると、同期信号210のパルス210-1(図2C)がバイアス発生器2によって受信されると、変数224のパルス224-1がバイアス発生器2によって生成され、パルス224-1はパルス210-1と同期している。例えば、RF信号106の変数224は、時間t10から時間t11まで変数レベルV0に留まり、時間t11において変数レベルV0から変数レベルV2に遷移する。変数224は、時間t12において変数レベルV2から変数レベルV0に遷移して、パルス224-1をもたらす。パルス224-1は、変数224の状態S1及びS0の第1のインスタンスを有する。
パルス224-1が生成されるのと同様にして、追加のパルス224-2及び224-3が、同期信号210のパルス210-2及び210-3と同期して、バイアス発生器1によって生成される。例えば、パルス224-2は、パルス210-2と同期して生成され、パルス224-3は、パルス210-3と同期して生成される。別の例として、パルス210-2(図2B)が論理レベル0から論理レベル1に遷移する時間t12の後、パルス224-2は変数レベルV0から変数レベルV2に遷移する。パルス224-2は、時間t12から時間t13まで変数レベルV0に留まり、時間t13において変数レベルV0から変数レベルV2に遷移する。このように、変数220の3つのパルス224-1から224-3は、マスタークロック信号141のサイクル1の間の時間t10から時間t16まで生成される。パルス224-2は、変数224の状態S1及びS0の第2のインスタンスを有し、パルス224-3は、変数224の状態S1及びS0の第3のインスタンスを有する。
変数224の変数レベルV0及びV2は、パルス化プリセット信号138(図1)内で受信された変数レベルに関する情報の例であることに留意されたい。また、各パルス224-1から224-3のデューティサイクルは、パルス化プリセット信号138内で受信されたデューティサイクルに関する情報の一例である。一例として、各パルス224-1から224-3のデューティサイクルは、50%である。例示すると、各パルス224-1から224-3のデューティサイクルは、パルスが変数レベルV2を有する時間間隔である。
変数224のパルス224-1から224-3がマスタークロック信号141のサイクル1の間に生成されるのと同様にして、マスタークロック信号141のサイクル2の間に、変数224の3つの追加のパルスがバイアス発生器2によって再び生成される。例えば、パルス224-1から224-3が同期信号210のパルス210-1から210-3と同期しているのと同様にして、変数224の3つの追加のパルスが、マスタークロック信号141のサイクル2の間に、同期信号210の3つのパルスと同期して生成される。
変数レベルV2は、本明細書において、変数224の状態S1と呼ばれる。また、変数レベルV0は、本明細書において、変数224の状態S0と呼ばれる。
マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1の間、変数224のパルスは生成されない。同期信号210がパルスを持たない時間t0とt10の間の時間間隔の間、バイアス発生器2は、変数224のいかなるパルスも生成できないようにされる。パルス224-1から224-3は、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル2の間に生成される。また、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル3の間、変数224のパルスは生成されない。同期信号210がパルスを持たない時間t16とt20の間の時間間隔の間、バイアス発生器2は、変数224のいかなるパルスも生成できないようにされる。
一実施形態では、変数224の各パルスは、50%より大きい、又は小さいデューティサイクルを有する。例えば、変数224の各パルスは、25%のデューティサイクルを有する。別の例として、変数224の各パルスは、75%のデューティサイクルを有する。別の例として、パルス224-1から224-5の各々は、25%のデューティサイクルを有する。
一実施形態では、変数レベルV0から変数レベルV2に遷移する代わりに、変数224は、変数レベルV6又は変数レベルV3などの別の変数レベルに遷移する。
図2Gは、同期信号206(図2B)と同期してバイアス発生器1により生成されるRF信号104(図1)の変数232を例示するためのグラフ230を示す。グラフ230は、時間tに対して、RF信号104の変数232の複数の変数レベルをプロットする。
変数232のパルス化は、同期信号206のパルス化と同期している。例えば、時間t0とt10の間の時間間隔において、同期信号206は、いかなるパルスも含まず、したがって、RF信号104の変数232は、同じ時間間隔の間、いかなるパルスも含まない。RF信号104の変数232は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、複数の変数レベル間を遷移しない。RF信号104の変数232は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、変数レベルV0を有する。変数232は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、変数レベルV0以外のいかなる変数レベルも有さない。このように、変数232は、時間t0とt10の間の時間間隔の間、単一の変数レベルV0を有する。
別の例として、変数232の変数レベルの各シリーズは、同期信号206のパルスの受信に応答して生成される。例示すると、同期信号206のパルス206-1(図2B)がバイアス発生器1によって受信されると、変数232の変数レベルのシリーズ232-1が、バイアス発生器1によって生成され、パルスのシリーズ232-1は、パルス206-1と同期している。例えば、RF信号104の変数232は、時間t10において変数レベルV0から変数レベルV5に遷移し、時間t10から時間t10.5まで変数レベルV5に留まる。変数レベルV5は、変数レベルV4より大きいが、変数レベルV6より小さい。また、変数レベルV5は、変数232の状態S4として定義される。変数232は、時間t10.5において変数レベルV5から変数レベルV4に遷移する。変数232は、時間t10.5から時間t11まで変数レベルV4に留まる。変数レベルV4は、変数232の状態S3として定義される。変数232は、時間t11において変数レベルV4から変数レベルV3に遷移する。変数232は、時間t11から時間t11.5まで変数レベルV3に留まる。時間t11.5は、時間t11とt12の間の時間間隔の半分の位置にある。変数レベルV3は、変数232の状態S2として定義される。変数232は、時間t11.5において変数レベルV3から変数レベルV2に遷移する。変数232は、時間t11.5から時間t12まで変数レベルV2に留まって、シリーズ232-1をもたらす。変数レベルV2は、変数232の状態S1として定義される。
シリーズ232-1は、変数232の状態S4、S3、S2、及びS1の発生、例えば第1のインスタンス等を含む。シリーズ232-1の各状態S1からS4は、RF信号104の異なる変数レベルを表わす。例えば、変数232の状態S4は、RF信号104の第1の変数レベルであり、変数232の状態S3は、RF信号104の第2の変数レベルであり、変数232の状態S2は、RF信号104の第3の変数レベルであり、変数232の状態S1は、RF信号104の第4の変数レベルである。また、各状態S1からS4はデューティサイクルを有する。例えば、シリーズ232-1の各状態S1からS4のデューティサイクルは、25%である。
変数232の変数レベルのシリーズ232-1が生成されるのと同様にして、変数232の変数レベルの追加のシリーズ232-2及び232-3が、パルス206-2及び206-3と同期して、バイアス発生器1によって生成される。例えば、シリーズ232-2は、パルス206-2と同期して生成され、シリーズ232-3は、パルス206-3と同期して生成される。別の例として、パルス206ー2(図2B)が論理レベル0から論理レベル1に遷移する時間t12において、シリーズ232-2は、変数レベルV0から変数レベルV5に遷移し、変数レベルV5から変数レベルV4にさらに遷移し、変数レベルV4から変数レベルV3に遷移し、かつ変数レベルV3から変数レベルV2に遷移する。このように、変数232の複数の変数レベルの3つのシリーズ232-1から232-3は、マスタークロック信号141のサイクル1の間の時間t10から時間t16まで生成される。シリーズ232-2は、変数232の状態S4、S3、S2、及びS1の第2のインスタンスを含み、シリーズ232-3は、変数232の状態S4、S3、S2、及びS1の第3のインスタンスを含む。
変数レベルV5、V4、V3、及びV2は、パルス化プリセット信号138(図1)内で受信された変数レベルに関する情報の例であることに留意されたい。また、各シリーズ232-1から232-3の各変数レベルのデューティサイクルは、パルス化プリセット信号138内で受信されたデューティサイクルに関する情報の一例である。一例として、シリーズ232-1の状態S4のデューティサイクルは25%であり、シリーズ232-1の状態S3のデューティサイクルは25%であり、シリーズ232-1の状態S2のデューティサイクルは25%であり、シリーズ232-1の状態S1のデューティサイクルは25%である。例示すると、各シリーズ232-1から232-3の各変数レベルのデューティサイクルは、変数レベルが発生する時間間隔である。
マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1の間、変数232のパルスは生成されない。パルス230-1から230-3は、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル2の間に生成される。また、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル3の間、変数232のパルスは生成されない。
変数232のシリーズ232-1から232-3がマスタークロック信号141のサイクル1の間に生成されるのと同様にして、マスタークロック信号141のサイクル2の間に、変数232の変数レベルの3つの追加のシリーズがバイアス発生器1によって再び生成される。例えば、シリーズ232-1から232-3が同期信号206のパルス206-1から206-3と同期するのと同様にして、変数232の変数レベルV5、V4、V3、及びV2の3つの追加のシリーズが、マスタークロック信号141のサイクル2の間に、同期信号206の3つのパルスと同期して生成される。
一実施形態では、変数232の1つの変数レベルは、変数232の1つ又は複数の残りの変数レベルの1つ又は複数のデューティサイクルとは異なる、例えばより多い又は少ないデューティサイクルを有する。例えば、シリーズ232-1の変数レベルV4は、40%のデューティサイクルを有し、かつシリーズ232-1の変数レベルV3は、30%のデューティサイクルを有する。この例では、シリーズ232-1の変数レベルV2は、20%のデューティサイクルを有し、かつシリーズ232-1の変数レベルV1は、10%のデューティサイクルを有する。変数232の状態S1からS4のデューティサイクルは、100%に達し、すなわち合計100%である。別の例として、シリーズ232-1の変数レベルV4は、25%のデューティサイクルを有し、かつシリーズ232-1の変数レベルV3は、25%のデューティサイクルを有する。この例では、シリーズ232-1の変数レベルV2は、30%のデューティサイクルを有し、かつシリーズ232-1の変数レベルV1は、20%のデューティサイクルを有する。
一実施形態では、第1の変数レベルから第2の変数レベルに遷移する代わりに、変数232は、第2の変数レベルとは異なる第3の変数レベルに遷移する。例えば、変数レベルV5から変数レベルV4に遷移する代わりに、変数232は、変数レベルV5から変数レベルV3又は変数レベルV6に遷移する。別の例として、変数レベルV4から変数レベルV3に遷移する代わりに、変数232は、変数レベルV4から変数レベルV2又は変数レベルV5に遷移する。
一実施形態では、変数232は、4とは異なる数の状態を含む。例えば、変数232は、3つの状態、5つの状態、又は6つの状態を含む。例示として、時間t10で始まり時間t12で終わる時間間隔の間に、変数232が時間t10において変数レベルV0から変数レベルV5に遷移し、変数レベルV5から変数レベルV3にさらに遷移し、その後、時間t12において変数レベルV3から変数レベルV2に遷移するとき、変数232の3つの変数レベル又は3つの状態の第1のシリーズが形成される。この例では、時間t12で始まり時間t14で終わる時間間隔の間、変数232が時間t12において変数レベルV2から変数レベルV5に遷移し、変数レベルV5から変数レベルV3にさらに遷移し、その後、時間t14において変数レベルV3から変数レベルV2に遷移するとき、変数232の3つの変数レベルの第2のシリーズが形成される。さらに、この例では、時間t14で始まり時間t16で終わる時間間隔の間、変数232が時間t14において変数レベルV2から変数レベルV5に遷移し、変数レベルV5から変数レベルV3にさらに遷移し、その後、時間t16において変数レベルV3から変数レベルV2に遷移するとき、変数232の3つの変数レベルの第3のシリーズが形成される。
一実施形態では、図2Gに例示されるものとは異なる数の変数の変数レベルのシリーズが生成される。例えば、3つのシリーズ232-1から232-3の代わりに、2つのシリーズ232-1及び230-2のみが、バイアス発生器1によって生成される。別の例として、3つのシリーズ232-1から232-3に加えて、第4のシリーズがバイアス発生器1によって生成される。第4のシリーズは、3つのシリーズ232-1から232-3のいずれかと同じである。
一実施形態では、変数232は、バイアス発生器2又はTCP発生器によって生成される。例えば、同期信号206が、TCP発生器に送信された同期信号140の一例である場合、変数232は、TCP発生器によって生成されたRF信号102(図1)のものである。別の例として、同期信号206が、バイアス発生器2に送信された同期信号144の一例である場合、変数232は、バイアス発生器2によって生成されたRF信号106(図1)のものである。
一実施形態では、パルスのシリーズ及びパルスという用語は、本明細書では同じ意味で使用される。例えば、シリーズ232-1は、変数232の第1のパルスであり、シリーズ232-2は、変数232の第2のパルスである。
一実施形態では、単一の同期信号などの同じ同期信号が、パルスコントローラから、TCP発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2のうち2つ以上に送信される。例えば、同期信号140は、TCP発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2に送信される。別の例として、同期信号142は、TCP発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2に送信される。本実施形態では、TCP発生器、バイアス発生器1、及びバイアス発生器2のうち2つ以上が、同じ同期信号と同期して、RF信号102、104、及び106の2つ以上を生成する。本実施形態では、RF信号102、104、及び106のうちの1つの変数レベルは、RF信号102、104、及び106の残りのものの変数レベルとは異なる可能性があることに留意されたい。例示すると、RF信号102の変数は3つの状態を有し、RF信号104の変数は4つの状態を有する。同じ同期信号がRF発生器の2つ以上で受信されるため、RF信号102、104、及び106の変数の状態のインスタンスの周波数は同じである。例えば、同期信号202がTCP発生器及びバイアス発生器1によって受信されると、TCP発生器は、時間t0において変数の3つの状態の第1のインスタンスを有するRF信号102を生成し、バイアス発生器1は、時間t0において変数の4つの状態の第1のインスタンスを有するRF信号104を生成する。この例では、TCP発生器は、時間t2において変数の3つの状態の第2のインスタンスを有するRF信号102を生成し、バイアス発生器1は、時間t2において変数の4つの状態の第2のインスタンスを有するRF信号104を生成する。
図3は、変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを転送するための、イーサネットケーブル302、304、及び306の使用を例示するための、システム300の一実施形態である。システム300では、EtherCATトレインの代わりに、変数レベル及びデューティサイクルに関する情報、及びマスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報が、パルスコントローラからイーサネットケーブル302、304、及び306を介してTCP発生器並びにバイアス発生器1及び2に転送されることを除いて、システム300は図1のシステム100と同じである。パルスコントローラは、イーサネットケーブル302を介してTCP発生器に接続され、イーサネットケーブル304を介してバイアス発生器1に接続され、かつイーサネットケーブル306を介してバイアス発生器2に接続される。
システム300は、モジュールコントローラ、パルスコントローラ、TCP発生器、バイアス発生器1、バイアス発生器2、TCPマッチ、バイアスマッチ、及びプラズマチャンバ108を含む。モジュールコントローラは、パルス化プリセット信号138を、通信ケーブル116を介してパルスコントローラに送信する。パルス化プリセット信号138を受信すると、パルスコントローラは、RF信号102の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号102の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを、パルス化プリセット信号138から識別し、抽出する。例えば、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1の時間間隔に関して、変数216(図2D)のデューティサイクルが50%であり、かつ変数216が変数レベルV3とV0の間を遷移することを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル2の時間間隔に関して、変数216のデューティサイクルが50%であり、かつ変数216が変数レベルV4とV0の間を遷移することを、パルス化プリセット信号138から識別する。さらに、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル3の時間間隔に関して、変数216のデューティサイクルが0%であり、かつ変数216が変数レベルV0に留まることを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、変数216の変数レベル及びデューティサイクルがマスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1、2及び3の間に生成されるのと同様にして、変数216の変数レベル及びデューティサイクルが、マスタークロック信号141のサイクル2のサブサイクル1、2及び3の間に繰り返されることを、パルス化プリセット信号138から識別する。
パルスコントローラは、RF信号102の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号102の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを有するパルス化プリセット信号308を生成し、イーサネットケーブル302を介してTCP発生器にパルス化プリセット信号308を送信する。パルス化プリセット信号308を受信すると、TCP発生器は、RF信号102の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号102の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを、TCP発生器の1つ又は複数のメモリデバイス内に記憶する。転送ケーブル120を介して同期信号140を受信すると、TCP発生器は、同期信号140と同期して、RF信号102の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号102の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを有するRF信号102を生成する。
同様に、パルス化プリセット信号138を受信すると、パルスコントローラは、RF信号104の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号104の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを、パルス化プリセット信号138から識別し、抽出する。例えば、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1の時間間隔に関して、変数220(図2E)のデューティサイクルが0%であり、かつ変数220が変数レベルV0に留まることを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル2の時間間隔に関して、変数220のデューティサイクルが50%であり、かつ変数220が変数レベルV6とV0の間を遷移することを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル3の時間間隔に関して、変数220のデューティサイクルが0%であり、かつ変数220が変数レベルV0に留まることを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、変数220の変数レベル及びデューティサイクルがマスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1、2及び3の間に生成されるのと同様にして、変数220の変数レベル及びデューティサイクルが、マスタークロック信号141のサイクル2のサブサイクル1、2及び3の間に繰り返されることを、パルス化プリセット信号138から識別する。
パルスコントローラは、RF信号104の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号104の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを有するパルス化プリセット信号310を生成し、イーサネットケーブル304を介してバイアス発生器1にパルス化プリセット信号310を送信する。パルス化プリセット信号310を受信すると、バイアス発生器1は、RF信号104の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号104の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを、バイアス発生器1の1つ又は複数のメモリデバイス内に記憶する。転送ケーブル122を介して同期信号142を受信すると、バイアス発生器1は、同期信号142と同期して、RF信号104の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号104の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを有するRF信号104を生成する。
また、パルス化プリセット信号138を受信すると、パルスコントローラは、RF信号106の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号106の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを、パルス化プリセット信号138から識別し、抽出する。例えば、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1の時間間隔に関して、変数224(図2F)のデューティサイクルが0%であり、かつ変数224が変数レベルV0に留まることを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル2の時間間隔に関して、変数224のデューティサイクルが50%であり、かつ変数224が変数レベルV2とV0の間を遷移することを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、マスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル3の時間間隔に関して、変数224のデューティサイクルが0%であり、かつ変数224が変数レベルV0に留まることを、パルス化プリセット信号138から識別する。また、パルスコントローラは、変数220の変数レベル及びデューティサイクルがマスタークロック信号141のサイクル1のサブサイクル1、2及び3の間に生成されるのと同様にして、変数224の変数レベル及びデューティサイクルが、マスタークロック信号141のサイクル2のサブサイクル1、2及び3の間に繰り返されることを、パルス化プリセット信号138から識別する。
パルスコントローラは、RF信号106の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号106の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを有するパルス化プリセット信号312を生成し、イーサネットケーブル306を介してバイアス発生器2にパルス化プリセット信号312を送信する。パルス化プリセット信号312を受信すると、バイアス発生器2は、RF信号106の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号106の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを、バイアス発生器2の1つ又は複数のメモリデバイス内に記憶する。転送ケーブル124を介して同期信号144を受信すると、バイアス発生器2は、同期信号144と同期して、RF信号106の変数レベル及びデューティサイクルに関する情報と、RF信号106の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報とを有するRF信号106を生成する。
一実施形態では、イーサネットケーブル302、304、及び306の各々の代わりに、接続ケーブルが使用される。接続ケーブルの一例は、10Gbpsより速い速度でデータを転送することのできるケーブルである。接続ケーブルは、CPU間の接続を提供する。例えば、接続ケーブルは、10Gbpsから40Gbpsの範囲の速度でデータを転送できる。接続ケーブルの別の例は、転送ケーブルである。
図4は、TCPマッチ内のセンサ402及びバイアスマッチ内のセンサ404からのデータを感知するためのEtherCATの使用を例示するための、システム400の一実施形態の図である。各センサ402及び404の一例は、電圧センサ、電流センサ、複素電圧・電流センサ、又は電力センサである。例示すると、各センサ402及び404は、電圧データ、電流データ、電力値、又は複素電圧・電流値などのデータを感知する。一例として、センサ402は、TCPマッチの入力I1に接続される。別の例として、センサ402は、TCPマッチの出力O2に接続される。一例として、センサ404は、バイアスマッチの入力I2又はI3に接続される。別の例として、センサ404は、バイアスマッチの出力O4に接続される。
システム400は、通信ケーブル406と別の通信ケーブル408とを含むことを除いて、システム100(図1)と同じである。システム400は、電圧センサシステム410と、発光分光分析装置(OES)システム412とをさらに含む。
電圧センサシステム410は、電圧検出器又はセンサと、コントローラと、アナログ-デジタル変換器(ADC)とを含む。電圧センサは、基板支持体110において、電圧などのウェハバイアスを感知する。例えば、電圧センサは、電圧データ又は電圧値などのデータを感知する。電圧センサシステム410のコントローラは、電圧センサシステム410のADCと電圧センサとに接続される。OESシステム412は、OESと、コントローラと、ADCとを含む。OESシステム412のコントローラは、OESシステム412のADCとOESとに接続される。OESは、プラズマチャンバ108内のプラズマから発せられた光の強度を感知する。例えば、OESは、基板Sの上面からOESに向かって反射された光の強度のデータを測定する。
システム400は、モジュールコントローラ、パルスコントローラ、TCP発生器、バイアス発生器1及び2、プラズマチャンバ108、センサ402を有するTCPマッチ、センサ404を有するバイアスマッチ、電圧センサシステム410、並びにOESシステム412を含む。通信ケーブル406は、パルスコントローラをTCPマッチに接続し、通信ケーブル408は、TCPマッチをバイアスマッチに接続する。パルスコントローラは、転送ケーブル414を介してTCPマッチに接続され、かつ転送ケーブル417を介してバイアスマッチに接続される。
電圧センサシステム410は、基板支持体110に接続される。また、OESシステム412は、プラズマチャンバ108の側壁424以外に配置されている。例えば、側壁424に配置された窓が存在し、かつOESシステム412のOESは窓に面している。また、パルスコントローラは、転送ケーブル420を介して電圧センサシステム410に接続され、かつ転送ケーブル422を介してOESシステム412に接続される。
パルスコントローラは、EtherCATトレインである因子制御信号415を生成し、通信ケーブル406を介してTCPマッチに因子制御信号415を送信する。因子制御信号415は、キャパシタンス、インダクタンス、又はそれらの組み合わせなどの、TCPマッチの因子を変更して所定の因子を実現するための、TCPマッチ内のマッチコントローラに対する命令を含む。因子制御信号415は、バイアスマッチの因子を変更して事前設定された因子を実現するための、バイアスマッチ内のマッチコントローラに対する別の命令をさらに含む。
因子制御信号415を受信すると、TCPマッチは、因子制御信号415からTCPマッチに関する所定の因子を取得する。所定の因子に基づいて、TCPマッチのマッチコントローラは、TCPマッチ内のTCPモータを制御して、TCPマッチの回路部品をさらに制御する。TCPマッチの回路部品は、回路部品の因子を変更して所定の因子を実現するように制御される。例えば、TCPマッチのモータは、TCPマッチのコンデンサの第1のプレートを制御して、コンデンサの第2のプレートに対して回転させて、所定のキャパシタンスを実現する。
因子制御信号415から所定の因子を取得した後、TCPマッチは、通信ケーブル408を介してバイアスマッチに因子制御信号415を送信する。因子制御信号415を受信すると、バイアスマッチは、因子制御信号415からバイアスマッチに関する事前設定された因子を取得する。事前設定された因子に基づいて、バイアスマッチ1のマッチコントローラは、バイアスマッチ内のバイアスモータを制御して、バイアスマッチの回路部品をさらに制御する。バイアスマッチの回路部品は、回路部品の因子を変更して事前設定された因子を実現するように制御される。例えば、モータは、バイアスマッチのコンデンサの第1のプレートを制御して、コンデンサの第2のプレートに対して回転させて、事前設定されたキャパシタンスを実現する。
因子制御信号415から事前設定された因子を取得した後、バイアスマッチは、通信ケーブル408を介してTCPマッチに因子制御信号415を送り返す。TCPマッチは、バイアスマッチから受信した因子制御信号415をパルスコントローラに送り返す。
また、所定の因子を実現するための命令が、TCPマッチのマッチコントローラによって適用され、かつRF信号102、104、及び106が生成された後、パルスコントローラは、同期信号416を生成し、転送ケーブル414を介してTCPマッチに同期信号416を送信する。さらに、事前設定された因子を実現するための命令が、バイアスマッチのマッチコントローラによって適用され、かつRF信号102、104、及び106が生成された後、パルスコントローラは、別の同期信号418を生成し、転送ケーブル417を介してバイアスマッチに同期信号418を送信する。同期信号416は、図4ではsync4aとして標識され、かつ同期信号418は、図4ではsync4bとして標識される。
同期信号416の受信に応答して、TCPマッチ内のマッチコントローラは、TCPマッチのADCを制御して、同期信号416と同期して、センサ402によって感知されたデータを収集する。収集されたデータは、TCPマッチからパルスコントローラに送信される。例えば、同期信号416は、第1のパルスと第2のパルスとを含むパルスのシリーズを含む。第1の時間間隔に関する同期信号416の第1のパルスの受信に応答して、TCPマッチのマッチコントローラは、TCPマッチのADCを制御して、センサ402によって感知されたデータを第1の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第1の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。TCPマッチのADCは、センサ402に接続される。TCPマッチのマッチコントローラは、TCPマッチのADCから、第1の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、マッチコントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。バイアスマッチから返された因子制御信号415を受信すると、マッチコントローラは、メモリデバイスから第1の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。時間間隔に関するデジタルデータは、その後、因子制御信号415内に埋め込まれ、通信ケーブル406を介してパルスコントローラに送信される。
同様に、第2の時間間隔に関する同期信号416の第2のパルスの受信に応答して、TCPマッチのマッチコントローラは、TCPマッチのADCを制御して、センサ402によって感知されたデータを第2の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第2の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。TCPマッチのマッチコントローラは、TCPマッチのADCから、第2の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、マッチコントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。バイアスマッチから返された因子制御信号415を受信すると、マッチコントローラは、メモリデバイスから第2の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。第2の時間間隔に関するデジタルデータは、因子制御信号415内に埋め込まれ、通信ケーブル406を介してパルスコントローラに送信される。同期信号416のパルスがTCPマッチによって受信されない時間間隔の間、TCPマッチのマッチコントローラは、ADCを制御してセンサ402によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することはない。
同様にして、同期信号418の受信に応答して、バイアスマッチ内のマッチコントローラは、センサ404を制御して、同期信号418と同期して、センサ404によって感知されたデータをパルスコントローラに提供する。例えば、同期信号418は、第1のパルスと第2のパルスとを含むパルスのシリーズを含む。第1の時間間隔に関する同期信号418の第1のパルスの受信に応答して、バイアスマッチのマッチコントローラは、バイアスマッチのADCを制御して、センサ404によって感知されたデータを第1の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第1の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。バイアスマッチのADCは、センサ404に接続される。バイアスマッチのマッチコントローラは、バイアスマッチのADCから、第1の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、マッチコントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。因子制御信号415がTCPマッチから受信されると、マッチコントローラは、メモリデバイスから第1の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。第1の時間間隔に関するデジタルデータは、因子制御信号415内に埋め込まれ、通信ケーブル408を介してTCPマッチに送り返され、TCPマッチから通信ケーブル408を介してパルスコントローラに送り返される。
同様に、第2の時間間隔に関する同期信号418の第2のパルスの受信に応答して、バイアスマッチのマッチコントローラは、バイアスマッチのADCを制御して、センサ404によって感知されたデータを第2の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第2の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。バイアスマッチのマッチコントローラは、バイアスマッチのADCから、第2の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、マッチコントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。因子制御信号415がバイアスマッチから受信されると、マッチコントローラは、メモリデバイスから第2の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。第2の時間間隔に関するデジタルデータは、その後、因子制御信号415内に埋め込まれ、通信ケーブル408を介してTCPマッチに送り返され、TCPマッチからパルスコントローラに送り返される。同期信号418のパルスがバイアスマッチによって受信されない時間間隔の間、バイアスマッチのマッチコントローラは、ADCを制御してセンサ404によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することはない。
また、パルスコントローラは、同期信号426を生成し、転送ケーブル420を介して電圧センサシステム410に同期信号426を送信する。同期信号426は、図4ではsync5として標識される。同期信号426の受信に応答して、電圧センサシステム410内のコントローラは、電圧センサシステム410の電圧センサを制御して、同期信号426と同期して、電圧センサによって感知されたデータをパルスコントローラに提供する。一例として、同期信号426は、第1のパルスと第2のパルスとを含むパルスのシリーズを含む。第1の時間間隔に関する同期信号426の第1のパルスの受信に応答して、電圧センサシステム410のコントローラは、電圧センサシステム410のADCを制御して、電圧センサによって感知されたデータを第1の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第1の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。電圧センサシステム410のADCは、電圧センサシステム410の電圧センサに接続される。電圧センサシステム410のコントローラは、電圧センサシステム410のADCから、第1の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、転送ケーブル420を介してパルスコントローラにデジタルデータを送信する。同様に、第2の時間間隔に関する同期信号426の第2のパルスの受信に応答して、電圧センサシステム410のコントローラは、電圧センサシステム410のADCを制御して、電圧センサによって感知されたデータを第2の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第2の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。電圧センサシステム410のコントローラは、電圧センサシステム410のADCから、第2の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、転送ケーブル420を介してパルスコントローラにデジタルデータを送信する。同期信号426のパルスが電圧センサシステム410によって受信されない時間間隔の間、電圧センサシステム410のコントローラは、電圧センサシステム410のADCを制御して、電圧センサによって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することはない。
さらに、パルスコントローラは、同期信号428を生成し、転送ケーブル422を介してOESシステム412に同期信号428を送信する。同期信号428は、図4ではsync6として標識される。同期信号428の受信に応答して、OESシステム412内のコントローラは、OESシステム412のOESを制御して、同期信号428と同期して、OESによって感知されたデータをパルスコントローラに提供する。一例として、同期信号428は、第1のパルスと第2のパルスとを含むパルスのシリーズを含む。第1の時間間隔に関する同期信号428の第1のパルスの受信に応答して、OESシステム412のコントローラは、OESシステム412のADCを制御して、OESによって感知されたデータを第1の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第1の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。OESシステム412のコントローラは、OESシステム412のADCから、第1の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、転送ケーブル422を介してパルスコントローラにデジタルデータを送信する。同様に、第2の時間間隔に関する同期信号428の第2のパルスの受信に応答して、OESシステム412のコントローラは、OESシステム412のADCを制御して、OESによって感知されたデータを第2の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第2の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。OESシステム412のコントローラは、OESシステム412のADCから、第2の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、転送ケーブル422を介してパルスコントローラにデジタルデータを送信する。同期信号428のパルスがOESシステム412によって受信されない時間間隔の間、OESシステム412のコントローラは、OESシステム412のADCを制御して、OESによって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することはない。
同期信号416、418、426、及び428は、マスタークロック信号141と同期して、パルスコントローラによって生成される。例えば、同期信号416、418、426、及び428の各々は、マスタークロック信号141の各サイクル中に繰り返すパルスのシリーズを有する。
一実施形態では、電圧センサシステム410の電圧センサの代わりに、電力センサ、又は複素電圧・電流センサが使用される。
一実施形態では、センサ402をTCPマッチ内に配置する代わりに、センサ402は、TCPマッチの外側に配置される。
一実施形態では、センサ404をバイアスマッチ内に配置する代わりに、センサ404は、TCPマッチの外側に配置される。
一実施形態では、システム400は、センサ402、センサ404、電圧センサシステム410、及びOESシステム412の1つ又は複数(ただし、すべてではない)を含まない。
一実施形態では、モジュールコントローラは、因子制御信号415を生成し、通信ケーブル116を介してパルスコントローラに因子制御信号415を送信する。パルスコントローラは、通信ケーブル406を介してTCPマッチに因子制御信号415を送信する。
一実施形態では、データ及び値という用語は、本明細書では同じ意味で使用される。
図5Aは、時間tに対するプラズマの強度502のプロットを例示するためのグラフ500を示す。強度502は、OESによって検出される。強度502はy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。
図5Bは、同期信号506対時間tを例示するためのグラフ504を示す。グラフ504は、同期信号506の論理レベルをy軸にプロットし、時間tをx軸にプロットする。同期信号506は、同期信号428(図4)の一例である。
同期信号506は、時間t0から時間t6までパルス状ではない。例えば、同期信号506は、時間t0から時間t6まで論理レベル0を有する。同期信号506は、時間t6においてパルス状になる。例えば、同期信号506は、時間t6において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t6から時間t6.5まで論理レベル1に留まり、時間t6.5は、時間t5とt6の間の時間間隔の半分の位置にある。また、同期信号506は、時間t6.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移して、パルス506-1を形成し、時間t6.5から時間t9まで論理レベル0に留まる。同期信号506は、時間t9において再びパルス状になる。例えば、同期信号506は、時間t9において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t9から時間t10まで論理レベル1に留まる。また、同期信号506は、時間t10において論理レベル1から論理レベル0に遷移して、パルス506-2を形成し、時間t10から時間t20まで論理レベル0に留まり、時間t20は、マスタークロック信号141のサイクル1の終了時に発生する。
マスタークロック信号141のサイクル1の間、同期信号506は、時間t0とt6の間のパルスのない時間間隔を含み、その後にパルス506-1が続く。また、マスタークロック信号141のサイクル1の間、パルス506-1の後に、時間t6.5とt9の間のパルスのない時間間隔が続き、その時間間隔の後にパルス506-2が続く。マスタークロック信号141のサイクル1の間、パルス506-2の後に、マスタークロック信号141のサイクル1の間の時間t10とt20の間のパルスのない時間間隔が続く。
マスタークロック信号141のサイクル1の間と同様にして、同期信号506は、マスタークロック信号141のサイクル2の間、時間t20から時間t26までパルス状ではなく、時間t26においてパルス状になり、時間t26.5と時間t29の間はパルス状ではなく、時間t29において再びパルス状になり、時間t30とt40の間はパルス状ではない。時間t26.5は、時間t26とt27の間の時間間隔の半分の位置にある。
OESシステム412(図4)のADCは、同期信号506と同期して、OESによって感知されたデータのアナログ形式からデジタル形式へのサンプリングを開始し、かつ終了する。例えば、時間t0とt6の間の時間間隔の間、OESによって検出される強度502は、OESシステム412のADCによってサンプリングされることはない。この例では、時間t6とt6.5の間の時間間隔の間、OESによって検出される強度502は、OESシステム412のADCによってサンプリングされる。時間t6とt6.5の間の時間間隔の間にサンプリングされる強度は、部分502-1で表される。また、この例では、時間t6.5とt9の間の時間間隔の間、OESによって検出される強度502は、OESシステム412のADCによってサンプリングされることはない。例を続けると、時間t9とt10の間の時間間隔の間、OESによって検出される強度502は、OESシステム412のADCによってサンプリングされる。時間t9とt10の間の時間間隔の間にサンプリングされる強度は、部分502-2で表される。また、この例では、時間t10とt20の間の時間間隔の間、OESによって検出される強度502は、OESシステム412のADCによってサンプリングされることはない。マスタークロック信号141のサイクル1の間と同様にして、強度502は、マスタークロック信号141のサイクル2の間、OESシステム412のADCによってサンプリングされ、又はサンプリングされない。
一実施形態では、同期信号506のすべてのパルスは、同じ持続時間である。例えば、パルス506-2は、時間t10において遷移する代わりに、時間t9.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移する。時間t9.5は、時間t9とt10の間の時間間隔の半分の位置にある。本実施形態において、OESに接続されているADCは、同期信号506の各パルスがADCによって受信されると、OESによって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、同期信号506の各パルスに関して一定時間、OESによって感知されたデータを変換する。例えば、ADCは、パルス506-1の立ち上がりエッジがADCによって受信されると、時間t6とt9の間の一定時間、OESによって感知されたデータを変換し、パルス506-2の立ち上がりエッジがADCによって受信されると、時間t9とt12の間の一定時間、OESによって感知されたデータを変換する。一定時間は、パルス506-1の立ち上がりエッジが発生する時間t6から始まる。一定時間の一例は、1つの時間単位、2つの時間単位、又は2.5の時間単位の差である時間間隔である。この例では、時間単位は、時間t0とt1、又は時間t1とt2などの、2つの連続する時間間の時間間隔として定義される。ADCは、一定時間後、同期信号506の次の連続するパルスがADCによって受信されるまで、OESによって感知されたデータのサンプリングを停止する。OESによって感知されたデータは、時間t9から開始して一定時間、OESシステム412のADCによって再度サンプリングされる。時間t9において、パルス506-2の立ち上がりエッジが発生する。本明細書で使用されるパルスの立ち上がりエッジは、論理レベル0から論理レベル1に遷移するエッジであることに留意されたい。本明細書で使用されるパルスの立ち上がりエッジは、論理レベル1から論理レベル0に遷移するエッジであることに留意されたい。
一実施形態では、同期信号506の各パルスの立ち上がりエッジでOESによって感知されたデータの収集を開始する代わりに、収集は、パルスの立ち下がりエッジにおいて一定時間に対して開始される。例えば、パルス506-2が、時間t10の代わりに時間t9.5において、論理レベル1から論理レベル0に遷移するとする。この実施形態において、OESに接続されているADCは、ADCによって受信された同期信号506の各パルスの立ち下がりエッジの時間において、OESによって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、同期信号506のパルスの立ち下がりエッジから開始して一定時間、OESによって感知されたデータを変換する。例えば、ADCは、時間t6.5とt9.5の間の一定時間、OESによって感知されたデータを変換し、一定時間は、パルス506-1の立ち下がりエッジがADCによって受信される時間t6.5から始まる。ADCは、一定時間後、パルス506-2の立ち下がりエッジなどの、同期信号506の次の連続するパルスの立ち下がりエッジがADCによって受信されるまで、OESによって感知されたデータのサンプリングを停止する。OESによって感知されたデータは、時間t9.5から開始して一定時間、再びサンプリングされる。本明細書で使用されるパルスの立ち下がりエッジは、論理レベル0から論理レベル1に遷移するエッジであることに留意されたい。
一実施形態では、2つの連続するパルスの代わりに、同期信号506は、3つ又は4つなどの別の数の連続するパルスを含む。
一実施形態では、同期信号506のパルス発生の周波数は、図5Bに例示されたものとは異なる。例えば、3つの時間単位の時間間隔で発生する代わりに、同期信号506のパルスは、2つの時間単位の時間間隔で発生する。例えば、パルス506-2が時間t9で発生する代わりに、パルス506-2は時間t8で発生する。この例では、時間単位は、時間t0とt1、又は時間t1とt2などの、2つの連続する時間間の時間間隔として定義される。
図6Aは、時間tに対する電圧602のプロットを例示するためのグラフ600を示す。電圧602は、センサ402(図4)によって測定される。電圧602はy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。電圧602は、最大値Vmaxと最小値Vminの間で変動する。
図6Bは、同期信号606対時間tを例示するためのグラフ604を示す。グラフ604は、同期信号606の論理レベルをy軸にプロットし、時間tをx軸にプロットする。同期信号606は、同期信号416(図4)の一例である。
同期信号606は、時間t0においてパルス状になる。例えば、同期信号606は、時間t0において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t0から時間t0.5まで論理レベル1に留まる。また、同期信号606は、時間t0.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移して、パルス606-1を形成し、時間t0.5から時間t4まで論理レベル0に留まる。
同期信号606は、時間t0.5から時間t4までパルス状ではない。例えば、同期信号606は、時間t0.5から時間t4まで論理レベル0を有する。同期信号606は、時間t4においてパルス状になる。例えば、同期信号606は、時間t4において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t4から時間t5まで論理レベル1に留まる。また、同期信号606は、時間t5において論理レベル1から論理レベル0に遷移して、パルス606-2を形成し、時間t5から時間t20まで論理レベル0に留まる。
マスタークロック信号141のサイクル1の間、パルス606-1の後に時間t0.5とt4の間のパルスのない時間間隔が続き、その時間間隔の後にパルス606-2が続く。マスタークロック信号141のサイクル1の間、同期信号606は、時間t5とt20の間の同期信号606のパルスのない時間間隔を含む。
マスタークロック信号141のサイクル1の間と同様にして、同期信号606は、マスタークロック信号141のサイクル2の間、時間t20と時間t20.5の間の時間間隔の間、パルス状になり、時間t20.5から時間t24までパルス状ではなく、時間t24とt25の間の時間間隔の間、パルス状になり、時間t25と時間t40の間はパルス状ではない。
センサ402(図4)に接続されているADCは、同期信号606と同期して、センサ402によって感知されたデータのアナログ形式からデジタル形式へのサンプリングを開始し、かつ終了する。例えば、時間t0とt0.5の間の時間間隔の間、センサ402によって測定される電圧602は、センサ402に接続されているADCによってサンプリングされる。時間t0とt0.5の間の時間間隔の間にサンプリングされる電圧は、部分602-1で表される。この例では、時間t0.5とt4の間の時間間隔の間、センサ402によって測定される電圧602は、センサ402に接続されたADCによってサンプリングされることはない。この例では、時間t4とt5の間の時間間隔の間、センサ402によって検出される電圧602は、センサ402に接続されたADCによってサンプリングされる。時間t4とt5の間の時間間隔の間にサンプリングされる電圧602は、部分602-2で表される。また、この例では、時間t5とt20の間の時間間隔の間、センサ402によって検出される電圧602は、センサ402に接続されているADCによってサンプリングされることはない。マスタークロック信号141のサイクル1の間と同様にして、電圧602は、マスタークロック信号141のサイクル2の間、センサ402に接続されたADCによってサンプリングされ、又はサンプリングされない。
一実施形態では、2つの連続するパルスの代わりに、同期信号606は、3つ又は4つなどの別の数の連続するパルスを含む。
一実施形態では、同期信号606のパルス発生の周波数は、図6Bに例示されたものとは異なる。例えば、4つの時間単位の時間間隔で発生する代わりに、同期信号606のパルスは、3つの時間単位の時間間隔で発生する。例えば、パルス606-2が時間t4で発生する代わりに、パルス606-2は時間t3で発生する。この例では、時間単位は、時間t0とt1、又は時間t1とt2などの、2つの連続する時間間の時間間隔として定義される。
一実施形態では、電圧602は、センサ402の代わりに、バイアスマッチ内のセンサ404(図4)によって測定される。本実施形態において、同期信号606は、同期信号418(図4)と同期してセンサ404から測定データを受信するためにバイアスマッチに提供される同期信号418の一例である。
一実施形態では、電圧602は、センサ402の代わりに、電圧センサシステム410(図4)の電圧センサによって測定される。本実施形態において、同期信号606は、同期信号426(図4)と同期して電圧センサシステム410の電圧センサから測定データを受信するために電圧センサシステム410に提供される同期信号426の一例である。
一実施形態では、同期信号606のすべてのパルスは、同じ持続時間である。例えば、パルス606-2は、時間t5において遷移する代わりに、時間t4.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移する。時間t4.5は、時間t4とt5の間の時間間隔の半分の位置にある。本実施形態において、センサ402に接続されているADCは、同期信号606の各パルスがADCによって受信されると、センサ402によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、同期信号606の各パルスに関して一定時間、センサ402によって感知されたデータを変換する。例えば、ADCは、パルス606-1の立ち上がりエッジがADCによって受信されると、時間t0とt4の間の一定時間、センサ402によって感知されたデータを変換し、かつパルス606-2の立ち上がりエッジがADCによって受信されると、時間t4とt7の間の一定時間、センサ402によって感知されたデータを変換する。例示すると、ADCは、時間t0から開始し、一定時間に達するまで、センサ402によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、一定時間後、同期信号606の次の連続するパルスがADCによって受信されるまで、センサ402によって感知されたデータのサンプリングを停止する。例えば、ADCは、時間t2から時間t4までデータの変換を停止する。ADCは、時間t4から開始し、一定時間に達するまで、センサ402によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。時間t6で一定時間に達する。
一実施形態では、同期信号606のパルスの立ち上がりエッジでセンサ402によって感知されたデータの収集を開始する代わりに、収集は一定時間に対して開始され、一定時間は、パルスの立ち下がりエッジから始まる。本実施形態において、センサ402に接続されているADCは、ADCによって受信された同期信号606の各パルスの立ち下がりエッジの時間において、センサ402によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、同期信号606のパルスの立ち下がりエッジ後、一定時間、センサ402によって感知されたデータを変換する。例えば、ADCは、パルス606-1の立ち下がりエッジがADCによって受信された後、時間t0.5とt4.5の間の一定時間、センサ402によって感知されたデータを変換する。一定時間は、時間t0.5から始まる。ADCは、一定時間後、パルス606-2などの、同期信号606の次の連続するパルスの立ち下がりエッジがADCによって受信されるまで、センサ402によって感知されたデータのサンプリングを停止する。ADCは、パルス606-2の立ち下がりエッジ後、一定時間、センサ402によって感知されたデータをさらに変換する。例えば、パルス606-2が、時間t5で遷移する代わりに、時間t4.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移するとする。ADCは、時間t4.5から開始し、一定時間に達するまで、センサ402によって感知されたデータを変換する。
図6Cは、時間tに対する電圧610のプロットを例示するためのグラフ608を示す。電圧610は、バイアスマッチのセンサ404(図4)によって測定される。電圧610はy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。電圧610は、最大値Vbmaxと最小値Vbminの間を変動する。
図6Dは、同期信号614対時間tを例示するためのグラフ612を示す。グラフ612は、同期信号614の論理レベルをy軸にプロットし、時間tをx軸にプロットする。同期信号614は、バイアスマッチに提供される同期信号418(図4)の一例である。
同期信号614は時間t0においてパルス状になる。例えば、同期信号614は、時間t0において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t0から時間t2まで論理レベル1に留まる。また、同期信号614は、時間t2において論理レベル1から論理レベル0に遷移して、パルス614-1を形成し、時間t2から時間t5まで論理レベル0に留まる。
同期信号614は、時間t2から時間t5までパルス状ではない。例えば、同期信号614は、時間t2から時間t5まで論理レベル0を有する。同期信号614は時間t5においてパルス状になる。例えば、同期信号614は、時間t5において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t5から時間t6まで論理レベル1に留まる。また、同期信号614は、時間t6において論理レベル1から論理レベル0に遷移して、パルス614-2を形成し、時間t6から時間t20まで論理レベル0に留まる。
マスタークロック信号141のサイクル1の間、パルス614-1の後に時間t2とt5の間のパルスのない時間間隔が続き、その時間間隔の後にパルス614-2が続く。マスタークロック信号141のサイクル1の間、パルス614-2の後に時間t6とt20の間の同期信号614のパルスのない時間間隔が続く。
マスタークロック信号141のサイクル1の間と同様にして、同期信号614は、マスタークロック信号141のサイクル2の間、時間t20と時間t22の間の時間間隔の間、パルス状になり、時間t22から時間t25までパルス状ではなく、時間t25とt26の間の時間間隔の間、パルス状になり、時間t26から時間t40までパルス状ではない。
センサ404(図4)に接続されているADCは、同期信号614と同期して、センサ404によって感知されたデータのアナログ形式からデジタル形式へのサンプリングを開始し、かつ終了する。例えば、時間t0とt2の間の時間間隔の間、センサ404によって測定される電圧610は、センサ404に接続されているADCによってサンプリングされる。時間t0とt2の間の時間間隔の間にサンプリングされる電圧は、部分610-1で表される。この例では、時間t2とt5の間の時間間隔の間、センサ404によって測定される電圧610は、センサ404に接続されたADCによってサンプリングされることはない。この例では、時間t5とt6の間の時間間隔の間、センサ404によって検出される電圧610は、センサ404に接続されたADCによってサンプリングされる。時間t5とt6の間の時間間隔の間にサンプリングされる電圧610は、部分610-2で表される。また、この例では、時間t6とt20の間の時間間隔の間、センサ404によって検出される電圧610は、センサ404に接続されているADCによってサンプリングされることはない。マスタークロック信号141のサイクル1の間と同様にして、電圧610は、マスタークロック信号141のサイクル2の間、センサ404に接続されたADCによってサンプリングされ、又はサンプリングされない。
一実施形態では、2つの連続するパルスの代わりに、同期信号614は、3つ又は4つなどの別の数の連続するパルスを含む。
一実施形態では、同期信号614のパルス発生の周波数は、図6Dに例示されたものとは異なる。例えば、5つの時間単位の時間間隔で発生する代わりに、同期信号614のパルスは、6つの時間単位の時間間隔で発生する。例えば、パルス614-2が時間t5で発生する代わりに、パルス614-2は時間t6で発生する。この例では、時間単位は、時間t0とt1、又は時間t1とt2などの、2つの連続する時間間の時間間隔として定義される。
一実施形態では、電圧610は、センサ404の代わりに、TCPマッチ内のセンサ402(図4)によって測定される。本実施形態において、同期信号614は、同期信号416(図4)と同期してセンサ402から測定データを受信するためにTCPマッチに提供される同期信号416の一例である。
一実施形態では、電圧610は、センサ404の代わりに、電圧センサシステム410(図4)の電圧センサによって測定される。本実施形態において、同期信号614は、同期信号426(図4)と同期して電圧センサシステム410の電圧センサから測定データを受信するために電圧センサシステム410に提供される同期信号426の一例である。
一実施形態では、同期信号614のすべてのパルスは、同じ持続時間である。例えば、パルス614-2が、時間t6において遷移する代わりに、時間t7において論理レベル1から論理レベル0に遷移するとする。本実施形態において、バイアスマッチのセンサ404に接続されているADCは、同期信号610の各パルスがADCによって受信されると、センサ404によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、同期信号610の各パルスに関して一定時間、センサ404によって感知されたデータを変換する。例えば、ADCは、パルス614-1の立ち上がりエッジがADCによって受信されると、時間t0とt5の間の一定時間、センサ404によって感知されたデータを変換し、かつパルス614-2の立ち上がりエッジがADCによって受信されると、時間t5とt10の間の一定時間、センサ404によって感知されたデータを変換する。例示すると、ADCは、時間t0から開始し、一定時間に達するまで、センサ404によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、一定時間後、同期信号614の次の連続するパルスがADCによって受信されるまで、センサ404によって感知されたデータのサンプリングを停止する。例えば、ADCは、時間t3から時間t5までデータの変換を停止する。ADCは、時間t5から開始し、一定時間に達するまで、センサ404によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。
一実施形態では、同期信号614のパルスの立ち上がりエッジでセンサ404によって感知されたデータの収集を開始する代わりに、収集は一定時間に対して開始され、一定時間は、パルスの立ち下がりエッジから始まる。本実施形態において、センサ404に接続されているADCは、ADCによって受信された同期信号614の各パルスの立ち下がりエッジの時間において、センサ404によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。ADCは、同期信号614のパルスの立ち下がりエッジの後、一定時間、センサ404によって感知されたデータを変換する。例えば、ADCは、パルス614-1の立ち下がりエッジがADCによって受信された後、時間t2とt3の間の一定時間、センサ404によって感知されたデータを変換する。一定時間は、時間t2から始まる。ADCは、一定時間後、パルス614-2などの、同期信号614の次の連続するパルスの立ち下がりエッジがADCによって受信されるまで、センサ404によって感知されたデータのサンプリングを停止する。ADCは、パルス614-2の立ち下がりエッジの後、一定時間、センサ404によって感知されたデータをさらに変換する。例えば、パルス614-2が、時間t6において遷移する代わりに、時間t7において論理レベル1から論理レベル0に遷移するとする。ADCは、時間t7から開始し、一定時間に達するまで、センサ404によって感知されたデータを変換する。
図7は、モジュールコントローラからバイアスマッチにパルス化プリセット信号138を転送するために、複数のEtherCATトレインの代わりに、1つの、例えば単一のEtherCATトレインを使用することを例示するための、システム700の一実施形態の図である。システム700では、TCP発生器をバイアス発生器1に接続する通信ケーブル126を使用しないことを除いて、システム700は、図4のシステム400のものと同じコンポーネントを含む。むしろ、システム700は、TCP発生器をTCPマッチに接続する通信ケーブル702と、TCPマッチをバイアス発生器1に接続する通信ケーブル704と、バイアス発生器2をバイアスマッチに接続する通信ケーブル708とを含む。
さらに、TCP発生器はセンサ710を含み、バイアス発生器1はセンサ712を含み、かつバイアス発生器2はセンサ714を含む。各センサ710、712、及び714の一例は、電圧センサ、電流センサ、複素電圧・電流センサ、又は電力センサである。例えば、各センサ710、712、及び714によって感知されたデータは、電圧値、電流値、電力値、又は複素電流・電圧値を含む。パルスコントローラは、転送ケーブル716を介してTCP発生器に接続され、転送ケーブル718を介してバイアス発生器1に接続され、かつ転送ケーブル720を介してバイアス発生器2に接続される。
また、システム700において、パルス化プリセット信号138は、因子制御信号415(図4)内に含まれるものと同じ命令を含む。例えば、パルス化プリセット信号138は、TCPマッチの因子を変更して所定の因子を実現するための、TCPマッチ内のコントローラに対する命令を含む。パルス化プリセット信号138は、バイアスマッチの因子を変更して事前設定された因子を実現するための、バイアスマッチ内のコントローラに対する別の命令をさらに含む。
パルス化プリセット信号138は、TCP発生器から、通信ケーブル702を介してTCPマッチに送信される。パルス化プリセット信号138を受信すると、TCPマッチは命令を適用して、TCPマッチの因子を変更して所定の因子を実現し、通信ケーブル704を介してバイアス発生器1にパルス化プリセット信号138を送信する。バイアス発生器1は、パルス化プリセット信号138に対して、図1に関して上述したものと同じ機能を適用し、通信ケーブル128を介してバイアス発生器2にパルス化プリセット信号を送信する。バイアス発生器2は、パルス化プリセット信号138に対して、図1に関して上述したものと同じ機能を適用し、通信ケーブル708を介してバイアスマッチにパルス化プリセット信号138を送信する。
パルス化プリセット信号138を受信すると、バイアスマッチは命令を適用して、バイアスマッチの因子を変更して、事前設定された因子を実現する。また、パルス化プリセット信号138がバイアス発生器2から受信されると、バイアスマッチのマッチコントローラは、図4を参照して上述された手法でセンサ404によって感知されたデータを受信し、収集する。収集されたデータは、バイアスマッチのマッチコントローラによってアクセスされる。収集されたデータは、その後、バイアスマッチによってパルス化プリセット信号138内に埋め込まれる。データを埋め込んだ後、バイアスマッチは、通信ケーブル708を介してバイアス発生器2にパルス化プリセット信号138を送信する。
パルスコントローラは、同期信号724を生成し、転送ケーブル716を介してTCP発生器に同期信号724を送信する。同様に、パルスコントローラは、同期信号726を生成し、転送ケーブル718を介してバイアス発生器1に同期信号726を送信する。また、パルスコントローラは、同期信号728を生成し、転送ケーブル720を介してバイアス発生器2に同期信号728を送信する。
同期信号728の受信に応答して、バイアス発生器2内のコントローラは、バイアス発生器2のADCを制御して、同期信号728と同期して、センサ714によって感知されたデータを収集する。収集されたデータをパルスコントローラに送り返すために、収集されたデータは、通信ケーブル128を介してバイアス発生器2からバイアス発生器1に送信される。例えば、同期信号728は、第1のパルスと第2のパルスとを含むパルスのシリーズを含む。第1の時間間隔に関する同期信号728の第1のパルスの受信に応答して、バイアス発生器2のコントローラは、センサ714に接続されたADCを制御して、センサ714によって感知されたデータを第1の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第1の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。バイアス発生器2のコントローラは、ADCから第1の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、コントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。パルス化プリセット信号138がバイアスマッチから受信されると、コントローラは、メモリデバイスから第1の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。第1の時間間隔に関するデジタルデータは、パルス化プリセット信号138内に埋め込まれ、通信ケーブル128を介してバイアス発生器1に送信される。同様に、第2の時間間隔に関する同期信号728の第2のパルスの受信に応答して、バイアス発生器2のコントローラは、センサ714に接続されたADCを制御して、センサ714によって感知されたデータを第2の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第2の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。バイアス発生器2のコントローラは、バイアス発生器2のADCから第2の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、コントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。パルス化プリセット信号138がバイアスマッチから受信されると、バイアス発生器2のコントローラは、バイアス発生器2のメモリデバイスから第2の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。第2の時間間隔に関するデジタルデータは、パルス化プリセット信号138内に埋め込まれ、通信ケーブル128を介してバイアス発生器1に送信される。同期信号728のパルスがバイアス発生器2によって受信されない時間間隔の間、バイアス発生器2のコントローラは、バイアス発生器2のADCを制御してセンサ714によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することはない。
同様に、同期信号726の受信に応答して、バイアス発生器1内のコントローラは、バイアス発生器1のADCを制御して、同期信号726と同期して、センサ712によって感知されたデータを収集する。収集されたデータは、その後、収集されたデータをパルスコントローラに送り返すために、通信ケーブル704を介してTCPマッチに送信される。例えば、同期信号726は、第1のパルスと第2のパルスとを含むパルスのシリーズを含む。第1の時間間隔に関する同期信号726の第1のパルスの受信に応答して、バイアス発生器1のコントローラは、センサ712に接続されたADCを制御して、センサ712によって感知されたデータを第1の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第1の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。バイアス発生器1のコントローラは、ADCから第1の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、コントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。パルス化プリセット信号138がバイアス発生器2から受信されると、コントローラは、メモリデバイスから第1の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスし、デジタルデータをパルス化プリセット信号138内に埋め込み、これは、通信ケーブル704を介してTCPマッチに送信される。同様に、第2の時間間隔に関する同期信号726の第2のパルスの受信に応答して、バイアス発生器1のコントローラは、センサ712に接続されたADCを制御して、センサ712によって感知されたデータを第2の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第2の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。バイアス発生器1のコントローラは、バイアス発生器1のADCから第2の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、コントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。パルス化プリセット信号138がバイアス発生器1から受信されると、バイアス発生器1のコントローラは、バイアス発生器1のメモリデバイスから第2の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスし、デジタルデータをパルス化プリセット信号138内に埋め込み、これは、通信ケーブル704を介してTCPマッチに送信される。同期信号726のパルスがバイアス発生器1によって受信されない時間間隔の間、バイアス発生器1のコントローラは、バイアス発生器1のADCを制御してセンサ712によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することはない。
パルス化プリセット信号138がバイアス発生器1から受信されると、TCPマッチのマッチコントローラは、マッチコントローラのメモリデバイスからセンサ402によって感知されたデータにアクセスする。アクセスされたデータは、TCPマッチによってパルス化プリセット信号138内に埋め込まれ、通信ケーブル702を介してTCP発生器に送信される。
同期信号724の受信に応答して、TCP発生器内のコントローラは、TCP発生器のADCを制御して、同期信号724と同期して、センサ710によって感知されたデータを収集する。収集されたデータは、TCP発生器からパルスコントローラに送信される。例えば、同期信号724は、第1のパルスと第2のパルスとを含むパルスのシリーズを含む。第1の時間間隔に関する同期信号724の第1のパルスの受信に応答して、TCP発生器のコントローラは、センサ710に接続されたADCを制御して、センサ710によって感知されたデータを第1の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第1の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。TCP発生器のコントローラは、ADCから第1の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、コントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。パルス化プリセット信号138がTCP発生器から受信されると、TCP発生器のコントローラは、メモリデバイスから第1の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。第1の時間間隔に関するデジタルデータは、パルス化プリセット信号138内に埋め込まれ、通信ケーブル118を介してパルスコントローラに送信される。同様に、第2の時間間隔に関する同期信号724の第2のパルスの受信に応答して、TCP発生器のコントローラは、TCP発生器のADCを制御して、センサ710によって感知されたデータを第2の時間間隔に関してアナログ形式からデジタル形式に変換して、第2の時間間隔に関するデジタルデータを出力する。TCP発生器のコントローラは、ADCから第2の時間間隔に関して出力されたデジタルデータを受信し、コントローラのメモリデバイス内にデジタルデータを記憶する。パルス化プリセット信号138がTCPマッチから受信されると、コントローラは、メモリデバイスから第2の時間間隔に関するデジタルデータにアクセスする。第2の時間間隔に関するデジタルデータは、パルス化プリセット信号138内に埋め込まれ、通信ケーブル118を介してパルスコントローラに送信される。同期信号724のパルスがTCP発生器によって受信されない時間間隔の間、TCP発生器のコントローラは、ADCを制御してセンサ710によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することはない。
センサ710、402、712、714、及び404の1つ又は複数によって感知されたデータの受信に応答して、パルスコントローラは、TCP発生器、バイアス発生器1、バイアス発生器2、TCPマッチ、及びバイアスマッチなどのコンポーネントの1つ又は複数を制御する。例えば、センサ710によって感知された反射電力が高いと判定すると、パルスコントローラは、TCP発生器を制御してRF信号102(図1)の電力レベルを変更し、TCP発生器によって供給される電力の量を減少させる。
一実施形態では、センサ710は、TCP発生器の外側に配置され、かつTCP発生器の出力O1に接続される。
一実施形態では、センサ712は、バイアス発生器1の外側に配置され、かつバイアス発生器1の出力O3に接続される。
一実施形態では、センサ714は、バイアス発生器2の外側に配置され、かつバイアス発生器2の出力O4に接続される。
一実施形態では、コントローラによって実行されているものとして本明細書に記載された機能は、コントローラのプロセッサによって実行される。
一実施形態では、システム700は、センサ710、712、及び714の1つ又は複数を含まない。
図8は、センサデータが、EtherCATトレイン経由ではなく、イーサネットケーブルを介して、センサからパルスコントローラに送信されることを例示するための、システム800の一実施形態の図である。システム800は、センサ402及び404と、電圧センサシステム410と、OESシステム412とを含むことを除いて、図3のシステム300と構造及び機能が同じである。システム800は、TCPマッチをパルスコントローラに接続するイーサネットケーブル802と、バイアスマッチをパルスコントローラに接続する別のイーサネットケーブル804と、電圧センサシステム410をパルスコントローラに接続するイーサネットケーブル806と、OESシステム412をパルスコントローラに接続する別のイーサネットケーブル808とをさらに含む。
転送ケーブル120を介して同期信号416を受信したことに応答して、センサ402に接続されたADCは、同期信号416のパルスと同期して、センサ402によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタル測定データを出力し、デジタル測定データをTCPマッチのマッチコントローラに提供する。TCPマッチのマッチコントローラは、イーサネットケーブル802を介してパルスコントローラにデジタル測定データを送信する。
同様に、転送ケーブル417を介して同期信号418を受信すると、センサ404に接続されたADCは、同期信号418のパルスと同期して、センサ404によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタル測定データを出力し、デジタル測定データをTCPマッチのコントローラに提供する。バイアスマッチのコントローラは、イーサネットケーブル804を介してパルスコントローラにデジタル測定データを送信する。
また、転送ケーブル420を介して同期信号426を受信したことに応答して、電圧センサシステム410のADCは、同期信号426のパルスと同期して、電圧センサシステム410の電圧センサによって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタル測定データを出力し、デジタル測定データを電圧センサシステム410のコントローラに送信する。電圧センサシステム410のコントローラは、イーサネットケーブル806を介してパルスコントローラにデジタル測定データを送信する。
同様にして、転送ケーブル422を介して同期信号428を受信すると、OESシステム412のADCは、同期信号428のパルスと同期して、OESシステム412のOESによって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタル測定データを出力し、デジタル測定データをOESシステム412のコントローラに送信する。OESシステム412のコントローラは、イーサネットケーブル808を介してパルスコントローラにデジタル測定データを送信する。
一実施形態では、TCP発生器は、センサ710(図7)を含み、かつイーサネットケーブルを介してパルスコントローラに接続される。転送ケーブル716(図7)を介して同期信号724(図7)の複数のパルスを受信すると、TCP発生器のADCは、パルスと同期して、センサ710によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタル測定データを出力する。TCP発生器は、イーサネットケーブルを介してパルスコントローラに、デジタル測定データを送信する。
一実施形態では、バイアス発生器1はセンサ712(図7)を含み、かつイーサネットケーブルを介してパルスコントローラに接続される。転送ケーブル718(図7)を介して同期信号726(図7)の複数のパルスを受信すると、バイアス発生器1のADCは、パルスと同期して、センサ712によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタル測定データを出力する。バイアス発生器1は、イーサネットケーブルを介してパルスコントローラに、デジタル測定データを送信する。
一実施形態では、バイアス発生器2はセンサ714(図7)を含み、かつイーサネットケーブルを介してパルスコントローラに接続される。転送ケーブル720(図7)を介して同期信号728の複数のパルスを受信すると、バイアス発生器2のADCは、パルスと同期して、センサ714によって感知されたデータをアナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタル測定データを出力する。バイアス発生器2は、イーサネットケーブルを介してパルスコントローラに、デジタル測定データを送信する。
一実施形態では、イーサネットケーブル802及び804の各々の代わりに、接続ケーブルが使用される。
一実施形態では、本明細書に記載のRF発生器の各センサ用のイーサネットケーブルの代わりに、接続ケーブルを使用して、RF発生器からパルスコントローラにデジタル測定データを転送する。
図9は、RF発生器900のコンポーネントを例示するための、RF発生器900の一実施形態の図である。RF発生器900は、TCP発生器、バイアス発生器1、又はバイアス発生器2(図1)の一例である。RF発生器900は、通信コントローラ902と、デジタル信号プロセッサ(DSP)904とを含む。RF発生器900は、複数のパラメータコントローラをさらに含む。例えば、RF発生器900は、各状態のためのパラメータコントローラを含む。例示すると、RF発生器900は、RF発生器900によって生成されるRF信号906の状態S0のためのパラメータコントローラPCS0と、RF信号906の状態SnのためのパラメータコントローラPCSnとを含み、nは正の整数である。パラメータの例として、電力及び電圧が挙げられる。別の例として、RF発生器900は、各状態のための周波数コントローラを含む。例示すると、RF発生器900は、RF信号906の状態S0のための周波数コントローラFCS0と、RF信号906の状態SnのためのパラメータコントローラFCSnとを含む。
RF信号906は、RF信号102、104、又は106(図1)の一例である。例えば、RF発生器900がTCP発生器である場合、RF信号906はRF信号102の一例であり、RF発生器900がバイアス発生器1である場合、RF信号906はRF信号104の一例である。
RF発生器900は、ドライバシステム908を含み、ドライバシステム908は、互いに接続された1つ又は複数のドライバを含む。各ドライバの一例は、トランジスタである。RF発生器900は、正弦波RF信号又は正弦波RF波形を生成する電子発振器又はRF発振器などの電源910を含む。RF発生器900は、センサ912とADC904とをさらに含む。センサ912は、センサ710、センサ712、又はセンサ714(図7)の一例である。
DSP904は、通信コントローラ902と、パラメータコントローラPCS0~PCSnと、周波数コントローラFCS0~FCSnとに接続される。DSP904は、転送ケーブル916に接続される。転送ケーブル916は、転送ケーブル120、転送ケーブル122、又は転送ケーブル124の一例である(図1)。DSP904は、別の転送ケーブル918に接続され、転送ケーブル918は、転送ケーブル716(図7)、転送ケーブル718(図7)、又は転送ケーブル720(図7)の一例である。
コントローラPRS0~PRSn及び周波数コントローラFCS0~FCSnは、ドライバシステム908に接続され、ドライバシステム908は電源910に接続される。電源910の出力は、センサ912に接続される。センサ912は、ADC914に接続され、ADC914はDSP904に接続される。
通信コントローラ902は、ポート920とポート922とを含む。ポート920は通信ケーブル924に接続され、ポート922は通信ケーブル926に接続される。RF発生器900がTCP発生器である場合、通信ケーブル924は、通信ケーブル118(図1)の一例であり、かつ通信ケーブル926は、通信ケーブル126(図1)の一例である。また、RF発生器900がバイアス発生器1である場合、通信ケーブル924は、通信ケーブル126(図1)の一例であり、かつ通信ケーブル926は、通信ケーブル128(図1)の一例である。さらに、RF発生器900がバイアス発生器1である場合、通信ケーブル924は、通信ケーブル704(図7)の一例であり、かつ通信ケーブル926は、通信ケーブル128(図7)の一例である。RF発生器900がバイアス発生器2である場合、通信コントローラ902はポート926を含まず、かつ通信ケーブル924は通信ケーブル128(図1及び図7)の一例である。
通信コントローラ902は、ポート920を介してパルス化プリセット信号138を受信し、パルス化プリセット信号138内のアドレスがRF発生器900の予め記憶されたアドレスと一致するかどうかを判定する。予め記憶されたアドレスは、通信コントローラ902の1つ又は複数のメモリデバイス内に記憶されている。モジュールコントローラ又はパルスコントローラ(図1)は、パルス化プリセット信号138内にRF発生器900のアドレスを埋め込む。パルス化プリセット信号138内のアドレスがRF発生器900の予め記憶されたアドレスと一致すると判定すると、通信コントローラ902は、RF信号906のデューティサイクル及び変数に関する情報を抽出し、デューティサイクル及び変数に関する情報をDSP904に送信する。また、通信コントローラ902は、RF信号906の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報を抽出し、情報をDSP904に提供する。
DSP904は、デューティサイクル及び変数に関する情報から、RF信号906のパラメータの各状態のデューティサイクル及びパラメータレベルに関する情報を識別し、かつRF信号906の周波数の各状態のデューティサイクル及び周波数レベルに関する情報をさらに識別する。DSP904は、パラメータコントローラPRS0の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶するために、状態S0に関するデューティサイクル及びパラメータレベルをパラメータコントローラPRS0に送信し、かつ、パラメータコントローラPRSnの1つ又は複数のメモリデバイスに記憶するために、状態Snに関するデューティサイクル0及びパラメータレベルをパラメータコントローラPRSnに送信する。また、DSP904は、周波数コントローラFCS0の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶するために、状態S0に関するデューティサイクル0及び周波数レベルを周波数コントローラFCS0に送信し、かつ、周波数コントローラFCSnの1つ又は複数のメモリデバイスに記憶するために、状態Snに関するデューティサイクル及び周波数レベルを周波数コントローラFCSnに送信する。
同期信号928のパルスが転送ケーブル916を介して受信されると、DSP904は、パルスをパラメータコントローラPRS0~PCSn及び周波数コントローラFCS0~FCSnに送信する。同期信号928は、同期信号140、142、又は144(図1)の一例である。同期信号928のパルスを受信すると、パラメータコントローラPRS0は、RF信号906の状態S0に関するパラメータレベルに基づき、状態S0のデューティサイクルの時間間隔に関して電流信号を生成し、ドライバシステム908に電流信号を送信する。また、同期信号928のパルスを受信すると、周波数コントローラFCS0は、RF信号906の状態S0に関する周波数レベルに基づき、状態S0のデューティサイクルの時間間隔に関して電流信号を生成し、ドライバシステム908に電流信号を送信する。コントローラPCS0及びFCS0から状態S0に関する電流信号を受信すると、ドライバシステム908は、状態S0に関する電流信号を生成し、電源910に電流信号を送信する。電流信号を受信すると、電源910は、RF信号906のパラメータ及び周波数の状態S0を生成する。
同様に、同期信号928のパルスを受信すると、パラメータコントローラPRSnは、RF信号906の状態Snに関するパラメータレベルに基づき、状態Snのデューティサイクルの時間間隔に関して電流信号を生成し、ドライバシステム908に電流信号を送信する。また、同期信号928のパルスを受信すると、周波数コントローラFCSnは、RF信号906の状態Snに関する周波数レベルに基づき、状態S0のデューティサイクルの時間間隔に関して電流信号を生成し、ドライバシステム908に電流信号を送信する。コントローラPCSn及びFCSnから状態Snに関する電流信号を受信すると、ドライバシステム908は、状態Snに関する電流信号を生成し、電源910に電流信号を送信する。電流信号を受信すると、電源910は、RF信号906のパラメータ及び周波数の状態Snを生成する。同様にして、同期信号928の各追加のパルスに対して、RF信号906のパラメータ及び周波数の状態S0~Snが、電源910によって生成される。
同期信号928のパルスがDSP904によって受信されない時間間隔の間、RF信号906の変数の状態は、電源910によって生成されないことに留意されたい。例えば、同期信号928がパルスを含まない時間間隔の間、DSP904は、コントローラPCS0~PCSn及び周波数コントローラFCS0~FCSnを制御してRF信号906の変数の状態S0~Snを生成することはない。例示すると、RF信号902は、同期信号928がパルスを含まない時間間隔の間、電力レベル0を有する。
RF信号906の複数の状態が生成される、マスタークロック信号141のサイクルの一部分に関する情報に基づいて、DSP904は、コントローラPCS0~PCSn及びFCS0~FCSnに異なる変数レベル及び異なるデューティサイクルを送信する。例えば、同期信号928のパルス数のカウントを超過したと判定した場合、DSP904は、カウントを超過する前に送信したものとは異なる変数及び異なるデューティサイクルをコントローラPCS0~PCSn及びFCS0~FCSnに送信する。別の例として、同期信号928のパルスを受信した後のサイクル1の時間間隔が経過したと判定すると、DSP904は、時間間隔が経過する前に送信したものとは異なる変数及び異なるデューティサイクルをコントローラPCS0~PCSn及びFCS0~FCSnに送信する。
RF信号906が生成されると、センサ912は、電源910の出力で、電圧、電流、複素電圧・電流センサ、又は電力などのデータを感知して、測定データをADC914に提供する。DSP904は、転送ケーブル918を介して同期信号930を受信し、同期信号930をADC914に送信する。同期信号930のパルスが受信される時間間隔の間、ADC914は、測定データをアナログ形式からデジタル形式に変換してデジタル測定データを出力し、デジタル測定データをDSP904の1つ又は複数のメモリデバイスに送信する。また、同期信号930がパルスを持たない時間間隔の間、ADC914は、測定データをアナログ形式からデジタル形式に変換せず、デジタル測定データはADC914から出力されない。同期信号930は、同期信号724、726、又は728(図7)の一例である。
パルス化プリセット信号138は、ポート926で通信コントローラ902によって受信される。パルス化プリセット信号138がポート926からポート920に転送されている間、通信コントローラ902は、DSP904の1つ又は複数のメモリデバイス内に記憶されたデジタル測定データの要求をDSP904に送信する。要求を受信すると、DSP904は、DSP904の1つ又は複数のメモリデバイスからデジタル測定データにアクセスし、デジタル測定データを通信コントローラ902に送信する。通信コントローラ902は、パルス化プリセット信号138内にデジタル測定データを埋め込み、ポート920を介して通信ケーブル924にパルス化プリセット信号138を送信する。
通信コントローラ902がポート920を含み、かつポート922を含まない一実施形態では、パルス化プリセット信号138は、ポート920で受信され、通信コントローラ902を介してポート920にルーティングして戻される。パルス化プリセット信号138がポート920にルーティングして戻される一方で、デジタル測定データの要求が、通信コントローラ902によって生成され、受信されたデジタル測定データは、パルス化プリセット信号138内に埋め込まれる。
一実施形態では、通信コントローラによって実行されているものとして本明細書に記載された機能は、通信コントローラのプロセッサによって実行される。
1つ又は複数のイーサネットケーブルがポイントツーポイント通信に使用される実施形態では、1つ又は複数のイーサネットケーブルは、DSP904に接続される。本実施形態では、RF発生器900は、EtherCATトレインを生成するために使用される通信コントローラ902を含まないが、イーサネットパケットを生成するための、かつイーサネットパケットから情報を抽出するための通信コントローラを含む。
一実施形態では、DSP904はコントローラの一例である。
一実施形態では、DSP904、コントローラPCS0~PCSn、及びコントローラFCS0~FCSnによって実行されているものとして本明細書に記載された機能は、1つ又は複数のコントローラによって実行される。
一実施形態では、互いに接続された1つ又は複数のトランジスタなどの、DSP904に接続されたスイッチが存在する。スイッチは、ADC914をセンサ912に接続する。同期信号928のパルスを受信すると、DSP904は、スイッチを制御して、スイッチをオンにする。スイッチをオンにすることで、ADC914は、センサ912からデータを取得し、かつデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することが可能になる。例えば、DSP904は、同期信号928のパルスがDSP904によって受信される時間から開始して一定時間、スイッチを制御してオンにする。一定時間の後、DSP904は、スイッチを制御してオフにする。スイッチをオフにすることで、ADC914は、センサ912によって感知されたデータを受信し、かつデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することができなくなる。別の例として、DSP904は、同期信号928のパルスが論理レベル1を有する時間間隔に関して、スイッチを制御してオンにする。パルスが論理レベル0に遷移する時間において、DSP904は、スイッチを制御してオフにする。
図10は、コントローラ1000の一実施形態の図であり、コントローラ1000は、パルスコントローラ又はモジュールコントローラ(図1)の一例である。コントローラ1000は、プロセッサ1002と、メモリデバイス1004と、通信コントローラ1006とを含む。プロセッサ1002は、メモリデバイス1004と、通信コントローラ1006とに接続される。通信コントローラ1006は、ポート1008と別のポート1010とを含む。
ポート1008は通信ケーブル1012に接続され、ポート1010は別の通信ケーブル1014に接続される。コントローラ1000がモジュールコントローラである場合、通信コントローラ1006は、ポート1008を含まないことに留意されたい。また、通信コントローラ1006がモジュールコントローラである場合、通信ケーブル1014は、通信ケーブル116(図1)の一例である。通信コントローラ1006がパルスコントローラである場合、通信ケーブル1012は、通信ケーブル116の一例であり、かつ通信ケーブル1014は通信ケーブル118(図1)の一例である。プロセッサ1002は、転送ケーブル1016に接続され、転送ケーブル1016は、転送ケーブル120、122、124、414、417、420、若しくは422(図4)、又は716、718、若しくは720(図7)の一例である。
コントローラ1000がモジュールコントローラである場合、通信コントローラ1002は、パルス化プリセット信号138(図1)又は因子制御信号415(図4)などのプリセット信号1020を生成し、通信ケーブル1014を介してパルスコントローラにプリセット信号1020を送信する。例えば、プロセッサ1002は、入力装置を介してユーザからRF信号102、104、及び106に関するデューティサイクル及び変数に関する情報を受信し、情報を通信コントローラ1006に提供する。通信コントローラ1006は、プロセッサ1002から受信した情報をEtherCATトレイン内に埋め込み、通信ケーブル1014を介してパルスコントローラにEtherCATトレインを送信する。通信コントローラ1002は、EtherCATトレインが送信されるシステム400の1つ又は複数のコンポーネントのアドレスをさらに埋め込む。システム400のコンポーネントの例としては、TCP発生器、バイアス発生器1、バイアス発生器2、TCPマッチ、及びバイアスマッチが挙げられる。入力装置の例としては、マウス、キーボード、タッチスクリーン、及びスタイラスが挙げられる。入力装置は、プロセッサ1002に接続される。
別の例として、プロセッサ1002は、入力装置からTCPマッチに関する所定の因子と、バイアスマッチに関する事前設定された因子とを受信し、因子を変更して所定の因子を実現するためのTCPマッチ内のマッチコントローラに対する命令と、バイアスマッチの因子を変更して事前設定された因子を実現するためのバイアスマッチ内のマッチコントローラに対する命令とを生成する。プロセッサ1002は、因子を変更して所定の因子を実現するためのTCPマッチ内のマッチコントローラに対する命令と、バイアスマッチの因子を変更して事前設定された因子を実現するためのバイアスマッチ内のマッチコントローラに対する命令とを、通信コントローラ1006に提供する。通信コントローラ1006は、EtherCATトレイン内に、プロセッサ1002から受信した命令と、システム400のコンポーネントのアドレスとを埋め込む。因子制御信号415などのEtherCATトレインが送信されるシステム400のコンポーネントの例として、TCPマッチ及びバイアスマッチが挙げられる。通信コントローラ1006は、通信ケーブル1014を介してパルスコントローラにEtherCATトレインを送信する。
通信コントローラ1000がパルスコントローラである場合、通信コントローラ1000は、ポート1012において、通信ケーブル1012を介してモジュールコントローラからパルス化プリセット信号138又は因子制御信号415を受信する。通信コントローラ1000は、パルス化プリセット信号138又は因子制御信号415を、ポート1010及び通信ケーブル1014を介して送信する。
コントローラ1000がパルスコントローラであり、かつ1つ又は複数のイーサネットケーブルがポイントツーポイント通信に使用される一実施形態では、イーサネットケーブルはプロセッサ1002に接続される。また、この実施形態では、コントローラ1000は、EtherCATトレインを生成するために使用される通信コントローラ1006を含まないが、イーサネットパケットを生成するための、かつイーサネットパケットから情報を抽出するための通信コントローラを含む。
コントローラ1000がパルスコントローラである場合、プロセッサ1002は、同期信号1018を生成し、転送ケーブル1016を介して同期信号1018を送信する。同期信号1018は、同期信号140、142、144、416、418、426、若しくは428(図4)、又は724、726、若しくは728(図7)の一例である。
一実施形態では、通信コントローラ1000は、第3の通信ケーブルに接続されている第3のポートを含む。因子制御信号415は、第3の通信ケーブルを介して送信される。
一実施形態では、コントローラ1000は、任意の数のプロセッサと任意の数のメモリデバイスとを含み、かつプロセッサは、メモリデバイスに接続される。プロセッサは、プロセッサ1002によって実行される機能と同じ機能を実行する。
図11は、マッチ1100の一実施形態の図であり、マッチ1100は、TCPマッチ又はバイアスマッチ(図1)の一例である。マッチ1100は、通信コントローラ1102、プロセッサ1104、メモリデバイス1106、ドライバシステム1108、モータシステム1110、回路部品のネットワーク1112、ADC1114、及びセンサ1116を含む。プロセッサ1104及びメモリデバイス1106は、マッチ1100のマッチコントローラ1117のコンポーネントである。センサ1116は、センサ402又は404(図4)の一例である。通信コントローラ1102は、ポート1118と別のポート1120とを含む。
ドライバシステム1108は、互いに接続されている1つ又は複数のドライバを含む。モータシステム1110は、1つ又は複数の電気モータを含む。各モータは、マッチ1100の、可変インダクタ又は可変コンデンサなどの回路部品に接続される。ネットワーク1112は、レジスタ、コンデンサ、又はインダクタなどの回路部品、又はそれらの組み合わせを含む。
プロセッサ1104は、メモリデバイス1106と通信コントローラ1102とに接続される。プロセッサ1104はまた、ドライバシステム1108に接続され、ドライバシステム1108はモータシステム1110に接続される。ADC1114はセンサ1116及びプロセッサ1104に接続される。
プロセッサ1104は、転送ケーブル1126に接続される。転送ケーブル1126は、転送ケーブル414又は417(図4)の一例である。ポート1118は通信ケーブル1122に接続され、ポート1120は通信ケーブル1124に接続される。マッチ1100がTCPマッチである場合、通信ケーブル1122は通信ケーブル406の一例であり、かつ通信ケーブル1124は通信ケーブル408(図4)の一例である。マッチ1100がバイアスマッチである場合、通信コントローラ1102はポート1120を含まない。また、マッチ1100がバイアスマッチである場合、通信ケーブル1122は、通信ケーブル408の一例である。
センサ1116は、ネットワーク1112に接続される。例えば、センサ1116は、ネットワーク1112の入力又はネットワーク1112の出力に接続される。例示すると、ネットワーク1112が、TCP発生器などの単一のRF発生器に接続されている単一の分岐回路を含む場合、センサ1116は、信号分岐回路の入力に接続され、かつ入力は、RF発生器と単一の分岐回路の間にある。別の例示として、ネットワーク1112が、TCP発生器などの単一のRF発生器に接続されている単一の分岐回路を含む場合、センサ1116は、信号分岐回路の出力に接続され、かつ出力は、単一の分岐回路とプラズマチャンバ108(図1)の間にある。さらに別の例示として、ネットワーク1112が、バイアス発生器1に接続されている第1の分岐回路と、バイアス発生器2に接続されている第2の分岐回路とを含む場合、センサ1116は、第1及び第2の分岐回路の出力に接続されるか、第1の分岐回路の入力に接続されるか、又は第2の分岐回路の入力に接続される。第1の分岐回路の入力は、第1の分岐回路とバイアス発生器1の間にあり、第2の分岐回路の入力は、第2の分岐回路とバイアス発生器2の間にある。第1及び第2の分岐回路は、出力において互いに接続され、出力は、RF伝送線139(図1)を介して基板支持体110(図1)に接続される。
通信コントローラ1102は、通信ケーブル1122及びポート1118を介して、パルス化プリセット信号138又は因子制御信号415などのプリセット信号1128を受信し、プリセット信号1128内のアドレスがマッチ1100の予め記憶されたアドレスと一致するかどうかを判定する。予め記憶されたアドレスは、通信コントローラ1102の1つ又は複数のメモリデバイスに記憶されている。モジュールコントローラ又はパルスコントローラ(図1)は、プリセット信号1128内にマッチ1100のアドレスを埋め込む。プリセット信号1128内のアドレスがマッチ1100の予め記憶されたアドレスと一致すると判定すると、通信コントローラ1102は、所定の因子を実現するための命令又は事前設定された因子を実現するための命令などの、事前固定された因子を実現するための命令をプリセット信号1128から抽出し、プロセッサ1104に命令を送信する。
プロセッサ1104は、命令から事前固定された因子を識別する。プロセッサ1104は、事前固定された因子を実現するための命令を実行するための制御信号を生成かつ送信し、ドライバシステム1108に制御信号を送信する。制御信号を受信すると、ドライバシステム1108は、駆動信号を生成し、駆動信号をモータシステム1110に送信する。モータシステム1110のモータは、駆動信号に基づいて動作する。モータが動作すると、ネットワーク1112の回路部品は、事前固定された因子を実現するように制御される。例えば、モータが動作すると、可変コンデンサのプレートは、可変コンデンサの別のプレートに対して移動して、事前固定されたキャパシタンスを実現する。
マッチ1100がTCPマッチである場合、通信コントローラ1102は、プリセット信号1128をバイアスマッチに送信することを決定する。決定は、プリセット信号1128内のバイアスマッチのアドレスと、バイアスマッチの予め記憶されたアドレスとの比較に基づいて行われる。バイアスマッチの予め記憶されたアドレスは、通信コントローラ1102の1つ又は複数のメモリデバイス内に記憶されている。通信コントローラ1102は、ポート1120及び通信ケーブル1124を介してバイアスマッチにプリセット信号1128を送信する。
センサ1116は、電圧、電流、複素電圧・電流センサ、又は電力などのデータを感知して、測定データをADC1114に提供する。プロセッサ1126は、転送ケーブル1126を介して同期信号1130を受信し、同期信号1130をADC1114に送信する。同期信号1130のパルスが受信される時間間隔の間、ADC1114は、測定データをアナログ形式からデジタル形式に変換してデジタル測定データを出力し、メモリデバイス1106に記憶するためにデジタル測定データをプロセッサ1104に送信する。例えば、プロセッサ1104は、ADC1114から受信したデジタル測定データを、メモリデバイス1106に収集する、例えば記憶又は書き込みなどを行う。また、同期信号1130がパルスを持たない時間間隔の間、ADC1114は、測定データをアナログ形式からデジタル形式に変換せず、かつデジタル測定データはADC1114から出力されない。同期信号1130は、同期信号416又は418(図4)の一例である。
パルス化プリセット信号1128は、ポート1120で通信コントローラ1102によって受信される。パルス化プリセット信号1128がポート1120からポート1118に転送されている間、通信コントローラ1102は、メモリデバイス1106内に記憶されたデジタル測定データの要求をプロセッサ1104に送信する。要求を受信すると、プロセッサ1104は、メモリデバイス1106からデジタル測定データにアクセスし、デジタル測定データを通信コントローラ1102に送信する。通信コントローラ1102は、パルス化プリセット信号1128内にデジタル測定データを埋め込み、ポート1118を介して通信ケーブル1122にパルス化プリセット信号1124を送信する。
通信コントローラ1102がポート1118を含み、かつポート1120を含まない一実施形態では、パルス化プリセット信号1128は、ポート1118で受信され、通信コントローラ1102を介してポート1118にルーティングして戻される。パルス化プリセット信号1128がポート1118にルーティングして戻される一方で、メモリデバイス1106に記憶されたデジタル測定データの要求は、通信コントローラ1102によって生成される。デジタル測定データは、通信コントローラ1102によって受信され、パルス化プリセット信号1128内に埋め込まれる。
1つ又は複数のイーサネットケーブルがポイントツーポイント通信に使用される実施形態では、イーサネットケーブルは、プロセッサ1104に接続される。本実施形態では、マッチ1100は、EtherCATトレインを生成するために使用される通信コントローラ1102を含まないが、イーサネットパケットを生成するための、かつイーサネットパケットから情報を抽出するための通信コントローラを含む。
一実施形態では、センサ1116は、マッチ1110の外側に配置される。
一実施形態では、プロセッサ1104、メモリデバイス1106、ADC1114、及びセンサ1116は、センサシステムのコンポーネントである。
一実施形態では、互いに接続された1つ又は複数のトランジスタなどの、プロセッサ1104に接続されたスイッチが存在する。スイッチは、プロセッサ1104をセンサ1116に接続する。同期信号1130のパルスを受信すると、プロセッサ1104は、スイッチを制御して、スイッチをオンにする。スイッチをオンにすることで、ADC1114は、センサ1116からデータを取得し、かつデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することが可能になる。例えば、プロセッサ1104は、同期信号1130のパルスがプロセッサ1104によって受信される時間から開始して一定時間、スイッチを制御してオンにする。一定時間の後、プロセッサ1104は、スイッチを制御してオフにする。スイッチをオフにすることで、ADC1114は、センサ1116によって感知されたデータを受信し、かつデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することができなくなる。別の例として、プロセッサ1104は、同期信号1130のパルスが論理レベル1を有する時間間隔に関して、スイッチを制御してオンにする。パルスが論理レベル0に遷移する時間において、プロセッサ1104は、スイッチを制御してオフにする。
図12は、センサシステム1200の一実施形態の図であり、センサシステム1200は、OESシステム412(図4)又は電圧センサシステム414(図4)の一例である。センサシステム1200は、プロセッサ1202と、メモリデバイス1204と、ADC1206と、センサ1208とを含む。センサ1208は、OESシステム412のOES又は電圧センサシステム414の電圧センサの一例である。プロセッサ1202及びメモリデバイス1204は、センサシステム1200のコントローラ1203のコンポーネントである。
プロセッサ1202は、転送ケーブル1210に接続され、転送ケーブル1210は、転送ケーブル420又は422(図4)の一例である。プロセッサ1202はメモリデバイス1204とADC1206とに接続され、ADC1206はセンサ1208に接続される。
センサ1208は、電圧又は強度などのデータを感知して、ADC1206に測定データを提供する。プロセッサ1202は、転送ケーブル1210を介して同期信号1212を受信し、同期信号1212をADC1206に送信する。同期信号1212のパルスが受信される時間間隔の間、ADC1206は、測定データをアナログ形式からデジタル形式に変換してデジタル測定データを出力し、デジタル測定データをプロセッサ1202に送信する。プロセッサ1202は、転送ケーブル1212を介して、時間間隔に関する測定データを送信する。また、同期信号1212がパルスを持たない時間間隔の間、ADC1206は、測定データをアナログ形式からデジタル形式に変換せず、かつデジタル測定データはADC1206から出力されない。同期信号1212は、同期信号426又は428(図4)の一例である。
一実施形態では、互いに接続された1つ又は複数のトランジスタなどの、プロセッサ1202に接続されたスイッチが存在する。スイッチは、プロセッサ1202をセンサ1208に接続する。同期信号1212のパルスを受信すると、プロセッサ1202は、スイッチを制御して、スイッチをオンにする。スイッチをオンにすることで、ADC1206は、センサ1208からデータを取得し、かつデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することが可能になる。例えば、プロセッサ1202は、同期信号1212のパルスがプロセッサ1202によって受信される時間から開始して一定時間、スイッチを制御してオンにする。一定時間の後、プロセッサ1202は、スイッチを制御してオフにする。スイッチをオフにすることで、ADC1206は、センサ1208によって感知されたデータを受信し、かつデータをアナログ形式からデジタル形式に変換することができなくなる。別の例として、プロセッサ1202は、同期信号1212のパルスが論理レベル1を有する時間間隔に関して、スイッチを制御してオンにする。パルスが論理レベル0に遷移する時間において、プロセッサ1202は、スイッチを制御してオフにする。
図13は、クロック信号1302を例示するためのグラフ1300を示す。クロック信号1302は、マスタークロック信号141(図1)の一例である。グラフ1300は、クロック信号1302の論理レベルをy軸にプロットし、時間tをx軸にプロットする。クロック信号1302は、時間t0において論理レベル0から論理レベル1にパルス状になり、時間t0から時間t10まで論理レベル1に留まる。クロック信号1302は、クロック信号1302のサイクル1に関して、時間t10において論理レベル1から論理レベル0にパルス状になり、時間t10から時間t20まで論理レベル0に留まる。クロック信号1302は、クロック信号1302のサイクル1の間と同様にして、クロック信号1302のサイクル2の間にパルス状になる。例えば、クロック信号1302は、時間t20において論理レベル0から論理レベル1にパルス状になり、時間t20から時間t30まで論理レベル1に留まる。クロック信号1302は、時間t30において論理レベル1から論理レベル0にパルス状になる。クロック信号1302は、時間t30から時間t40まで論理レベル0に留まって、クロック信号1302のサイクル2を形成する。
クロック信号1302は、本明細書に記載される同期信号とは異なることに留意されたい。例えば、同期信号202(図2A)は、クロック信号130の各サイクルの1つ又は複数の時間間隔の間は周期的であり、サイクルの1つ又は複数の残りの時間間隔の間は周期的ではない。例示すると、同期信号202は、クロック信号1302の各サイクルの時間t0とt16の間の時間間隔に関して、周期的にパルス状になり、その後、サイクルの時間t16とt20の間の残りの時間間隔の間、パルス状態を停止する。クロック信号1302は、クロック信号1302の各サイクルの間に1つのパルスを有するという点で周期的である。
本明細書に記載された実施形態は、ハンドヘルドハードウェアユニット、マイクロプロセッサシステム、マイクロプロセッサベース又はプログラマブル家電、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含む様々なコンピュータシステム構成で実施されてもよい。本実施形態は、ネットワークを介してリンクされている遠隔処理ハードウェアユニットによってタスクが実行される分散コンピューティング環境においても実施できる。
いくつかの実施形態では、コントローラはシステムの一部であり、システムは上述の例の一部であり得る。このようなシステムは、1つ又は複数の処理ツール、1つ又は複数のチャンバ、1つ又は複数の処理用プラットフォーム、及び/又は特定の処理コンポーネント(ウェハ台座、ガス流システムなど)を含む半導体処理装置を含む。これらのシステムは、半導体ウェハ又は基板の処理前、処理中、及び処理後にそれらの動作を制御するための電子機器と統合される。電子機器は「コントローラ」と呼ばれることもあり、1つ又は複数のシステムの様々なコンポーネント又は子部品を制御してもよい。コントローラは、処理要件及び/又はシステムの種類に応じて、プロセスガスの送達、温度設定(例えば、加熱及び/又は冷却)、圧力設定、真空設定、電力設定、RF発生器設定、RF整合回路設定、周波数設定、流量設定、液体送達設定、位置及び動作設定、ツールへのウェハの搬入出、並びに、システムに接続又は連動する他の搬送ツール及び/又はロードロックへのウェハの搬入出を含む、本明細書に開示されるプロセスのいずれかを制御するようにプログラムされている。
大まかに言えば、様々な実施形態において、コントローラは、命令を受信し、命令を発行し、動作を制御し、洗浄動作を可能にし、エンドポイント測定を可能にするなどの、様々な集積回路、論理、メモリ、及び/又はソフトウェアを有する電子機器として定義される。集積回路は、プログラム命令を記憶するファームウェアの形態のチップ、デジタル信号プロセッサ(DSPs)、ASICsとして定義されるチップ、PLDs、及び/又はプログラム命令(例えば、ソフトウェア)を実行する1つ又は複数のマイクロプロセッサ若しくはマイクロコントローラを含む。プログラム命令は、半導体ウェハに対して、半導体ウェハのために、又はシステムに対して、特定のプロセスを実行するための変数、因子、変数などを定義する、様々な個々の設定(又はプログラムファイル)の形態でコントローラに通信される命令である。プログラム命令は、いくつかの実施形態において、1つ又は複数の層、材料、金属、酸化物、シリコン、二酸化シリコン、表面、回路、及び/又はウェハのダイの製造中に1つ又は複数の処理ステップを達成するためにプロセスエンジニアによって定義されるレシピの一部である。
コントローラは、いくつかの実施形態において、システムに統合された、システムに接続された、そうでなければシステムにネットワーク接続された、又はそれらの組み合わせであるコンピュータの一部であり、又はそのようなコンピュータに接続されている。例えば、コントローラは、「クラウド」、すなわちファブホストコンピュータシステムの全体又は一部であり、これによりウェハ処理の遠隔アクセスが可能になる。コンピュータは、製造動作の現在の進行状況を監視し、過去の製造動作の履歴を調査し、複数の製造動作から傾向又は性能基準を調査し、現在の処理の変数を変更し、処理ステップを設定して現在の処理を追跡し、又は新たなプロセスを開始するために、システムへの遠隔アクセスを可能にする。
いくつかの実施形態では、遠隔コンピュータ(例えば、サーバ)は、ネットワークを介してシステムにプロセスレシピを提供し、ネットワークはローカルネットワーク又はインターネットを含む。遠隔コンピュータは、変数及び/又は設定の入力又はプログラミングを可能にするユーザインタフェースを含み、変数及び/又は設定は次いで遠隔コンピュータからシステムへと伝達される。いくつかの例では、コントローラは、1つ又は複数の動作中に実施される処理ステップのそれぞれの変数、因子、及び/又は変数を指定する、データの形式の命令を受け取る。変数、因子、及び/又は変数は、実施されるプロセスの種類及びコントローラがインタフェース接続する又は制御するように構成されたツールの種類に特有のものであることを理解されたい。したがって、上述したように、コントローラは、共にネットワーク化され、本明細書に記載のプロセス及び制御などの共通の目的にむけて動作する1つ又は複数の個別のコントローラを含むことなどにより、分散されている。そのような目的のための分散型コントローラの一例は、遠隔地に設置され(プラットフォームレベルで、又は遠隔コンピュータの一部としてなど)、チャンバでのプロセスを協同で制御する1つ又は複数の集積回路と通信するチャンバ上の1つ又は複数の集積回路を含む。
様々な実施形態において、本明細書に記載の方法が適用されるシステムの例は、プラズマエッチングチャンバ又はモジュール、成膜チャンバ又はモジュール、スピンリンスチャンバ又はモジュール、金属メッキチャンバ又はモジュール、洗浄チャンバ又はモジュール、ベベルエッジエッチングチャンバ又はモジュール、物理蒸着(PVD)チャンバ又はモジュール、化学蒸着(CVD)チャンバ又はモジュール、原子層堆積(ALD)チャンバ又はモジュール、原子層エッチング(ALE)チャンバ又はモジュール、イオン注入チャンバ又はモジュール、トラックチャンバ又はモジュール、並びに半導体ウェハの製作及び/又は製造に関連する、又は使用される、任意の他の半導体処理システムを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、上述の動作は、様々な種類のプラズマチャンバ、例えば、誘導結合プラズマ(ICP)リアクタを含むプラズマチャンバ、容量結合プラズマ(CCP)チャンバ、トランス結合プラズマチャンバ、コンダクタツール、誘電体ツール、電子サイクロトロン共鳴(ECR)リアクタを含むプラズマチャンバなどに適用されることにさらに留意する。例えば、1つ又は複数のRF発生器は、ICPリアクタ内のインダクタに接続される。インダクタの形状の例として、ソレノイド、ドーム型コイル、フラット型コイルなどが挙げられる。CCPプラズマチャンバでは、トッププレートは、1つ又は複数のRFコイルの代わりに上部電極として使用される。
上述のように、ツールによって実行される1つ又は複数のプロセスステップに応じて、ホストコンピュータは、他のツール回路又はモジュール、他のツールコンポーネント、クラスタツール、他のツールインタフェース、隣接ツール、近隣ツール、工場全体に配置されたツール、メインコンピュータ、別のコントローラ、又は半導体製造工場内のツール位置及び/又はロードポートへウェハの容器を搬入出する材料搬送に用いられるツールの、1つ又は複数と通信する。
上述の実施形態を念頭に置いて、本実施形態のいくつかは、コンピュータシステムに記憶されたデータを含む様々なコンピュータ実装動作を採用することを理解されたい。これらの動作は、物理的に物理量を操作するものである。本実施形態の一部を形成する本明細書に記載された動作のいずれもが、有用な機械動作である。
また、本実施形態のいくつかは、これらの動作を実行するためのハードウェアユニット又は装置に関連する。装置は、専用コンピュータのために特別に作られたものである。専用コンピュータとして定義した場合、コンピュータは、特殊用途のために動作可能でありながら、特殊用途に属さない他の処理、プログラムの実行、又はルーチンを実行する。
いくつかの実施形態では、動作は、コンピュータメモリやキャッシュに記憶された、又はコンピュータネットワークを介して取得された1つ又は複数のコンピュータプログラムによって選択的に起動又は構成されたコンピュータによって処理されてもよい。データがコンピュータネットワークを介して取得される場合、データは、コンピュータネットワーク上、例えば計算資源のクラウドの、他のコンピュータによって処理されてもよい。
1つ又は複数の実施形態は、非一時的コンピュータ可読媒体上のコンピュータ可読コードとして作製することもできる。非一時的コンピュータ可読媒体は、データを記憶する任意のデータストレージハードウェアユニット、例えばメモリデバイス等であり、データは後でコンピュータシステムによって読み取られる。非一時的コンピュータ可読媒体の例として、ハードドライブ、ネットワークアタッチトストレージ(NAS)、ROM、RAM、コンパクトディスクROM(CD-ROMs)、CDレコーダブル(CD-Rs)、CDリライタブル(CD-RWs)、磁気テープ、並びに他の光学及び非光学データストレージハードウェアユニットが挙げられる。いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読コードが分散方式で記憶され実行されるように、ネットワーク結合されたコンピュータシステム上に分散されたコンピュータ可読有形媒体を含む。
上述の方法動作は特定の順序で説明されたが、様々な実施形態において、動作間に他のハウスキーピング動作が実行されるか、方法動作がわずかに異なる時間に発生するように調整されるか、様々な間隔で方法動作の発生を可能にするシステムにおいて分散されるか、又は上記とは異なる順序で実行されることを理解されたい。
一実施形態において、本開示で説明された様々な実施形態で説明された範囲から逸脱することなく、上述した任意の実施形態からの1つ又は複数の特徴が、任意の他の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせられることにさらに留意されたい。
前述の実施形態は、理解を明確にする目的である程度詳細に説明されたが、添付の特許請求の範囲の範囲内で特定の変更及び変形が実施可能であることは明らかであろう。したがって、本実施形態は、例示的なものであって制限的なものではないとみなされ、かつ本実施形態は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではない。

Claims (20)

  1. 方法であって、
    高周波(RF)発生器によって、RF信号の1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの第1のセットを受信することと、
    前記RF発生器によって、パルスコントローラから、複数のパルスを有する同期信号を受信することと、
    クロック信号のクロックサイクルの間に、前記同期信号の前記複数のパルスと同期して前記RF信号の第1の複数の状態の複数のインスタンスを生成することと
    を含み、
    前記RF信号の前記第1の複数の状態の各々が、前記第1のセットの前記1つ又は複数の変数レベルの対応する1つと、前記第1のセットの前記1つ又は複数のデューティサイクルの対応する1つとを有する、
    方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記同期信号の前記複数のパルスのうち2つの連続するものの間の時間間隔の間、前記同期信号のパルスは受信されず、
    前記方法は、前記時間間隔の間、前記RF信号の単一の状態のインスタンスを生成することをさらに含む、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、前記同期信号は、前記クロック信号とは異なる、方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記RF信号の1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの第2のセットを受信することと、
    前記同期信号のパルスの数のカウントを受信することであって、その後にRF信号が1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの前記第2のセットを含むことになる、ことと、
    前記カウントが超過されたかどうかを判定することと、
    前記クロック信号の前記クロックサイクルの間に、前記カウントが超過されたと判定することに応答して、前記RF信号の第2の複数の状態の第1のインスタンスを生成することと
    をさらに含み、
    前記RF信号の前記第2の複数の状態の各々が、前記第2のセットの前記1つ又は複数の変数レベルの対応する1つと、前記第2のセットの前記1つ又は複数のデューティサイクルの対応する1つとを有する、
    方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの前記第1のセットは、前記同期信号の受信前に受信される、方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、前記複数のパルス発生の周波数は、前記パルスコントローラによって変更可能である、方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、前記複数の状態は、2つの状態、又は3つの状態、又は4つの状態を含む、方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、前記1つ又は複数の変数レベルは、1つ又は複数の電力レベルである、方法。
  9. 請求項1に記載の方法であって、前記1つ又は複数のデューティサイクルの各々は、前記1つ又は複数の変数レベルの前記対応する1つのものである、方法。
  10. パルスコントローラであって、
    高周波(RF)信号の1つ又は複数の変数レベル及び1つ又は複数のデューティサイクルの第1のセットをRF発生器に送信するように構成されたプロセッサであって、
    前記プロセッサが、複数のパルスを有する同期信号を前記RF発生器に送信するように構成されており、
    前記同期信号が前記RF発生器に送信されることで、前記RF発生器は、クロック信号のクロックサイクルの間に、前記同期信号の前記複数のパルスと同期して前記RF信号の第1の複数の状態の複数のインスタンスを生成することが可能になり、前記RF信号の前記第1の複数の状態の各々が、前記第1のセットの前記1つ又は複数の変数レベルの対応する1つと、前記第1のセットの前記1つ又は複数のデューティサイクルの対応する1つとを有する、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに接続されたメモリデバイスと
    を含む、パルスコントローラ。
  11. 請求項10に記載のパルスコントローラであって、前記プロセッサが、前記同期信号の前記複数のパルスのうち2つの連続するものの間の時間間隔の間、前記同期信号の単一の論理レベルを生成するように構成されており、前記単一の論理レベルによって、前記RF発生器は、前記RF信号の単一の状態のインスタンスを生成することが可能になる、パルスコントローラ。
  12. 請求項10に記載のパルスコントローラであって、前記同期信号は、前記クロック信号とは異なる、パルスコントローラ。
  13. 請求項10に記載のパルスコントローラであって、前記1つ又は複数の変数レベルは、1つ又は複数の電力レベルである、パルスコントローラ。
  14. 方法であって、
    センサシステムのセンサによって、センサデータを測定することと、
    前記センサシステムによって、複数のパルスを有する同期信号を受信することと、
    前記センサシステムによって、クロック信号のクロックサイクルの間に前記同期信号の前記複数のパルスと同期して前記センサデータの部分を収集することと、
    前記センサデータの前記部分をパルスコントローラに送信することと
    を含む、方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、前記複数のパルスの各々は、複数の期間の対応する1つの間に生成され、センサデータの前記部分の各々は、前記複数の期間の前記対応する1つに関して、アナログ形式からデジタル形式に変換される、方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、前記パルスの2つの連続するものの間の時間間隔の間、前記センサデータの一部分は、前記アナログ形式から前記デジタル形式に変換されない、方法。
  17. 請求項14に記載の方法であって、前記センサデータの一部分は、前記パルスの2つの連続するものの間の時間間隔の間、収集されない、方法。
  18. 請求項14に記載の方法であって、前記センサシステムは、インピーダンス整合回路内に配置されている、方法。
  19. 請求項14に記載の方法であって、前記センサシステムは、インピーダンス整合回路の外側に配置されている、方法。
  20. 請求項14に記載の方法であって、前記センサデータは、電圧値、又は強度値、又は電流値である、方法。
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