JP2023546697A - スパース性インパルス応答を有する高速データチャネルでの等化 - Google Patents
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Abstract
リンクセグメントの総数に分割される有線チャネル媒体にホストデバイスを接続するための物理層トランシーバは、ホストデバイスに連結するためのホストインターフェイス、有線チャネル媒体を連結するためのラインインターフェイス、及び時間で散乱された成分を、信号内に、追加して戻すようラインインターフェイスに動作可能に連結されたフィードフォワード等化回路(FFE)を備える。それぞれの個々のフィルタセグメントは、それぞれの遅延線の調整により、それぞれの個々のリンクセグメントに対応するよう選択可能に構成可能である。FFE回路はまた、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出すること、及び特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出すると、それぞれの遅延線を調整することによって、それぞれの特定のリンクセグメントに対応するようにそれぞれの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つを構成することを行うように構成されている制御回路を備える。
Description
[関連出願の相互参照]
本開示は、2020年10月23日に出願され、共通に譲渡された同時係属中の米国仮特許出願第63/105,127号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、2020年10月23日に出願され、共通に譲渡された同時係属中の米国仮特許出願第63/105,127号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、高速データチャネルの等化用のフィルタの環境設定に関する。より具体的には、本開示はスパース性インパルス応答を有する高速データチャネルのフィルタタップの分配に関する。
本明細書において提供される背景説明は、本開示の文脈を全般的に提供することを目的とする。本明細書の考案者の研究は、その研究がこの背景セクションに説明されている限り、出願時に従来技術として認められ得ない説明の態様と同様に、本開示の主題に対する従来技術であると明示的にも黙示的にも認められない。
1000 Base-T又は10G Base-Tラインなどの高速有線シリアル通信のための物理層(PHY)デバイスは、典型的には等化用の適応フィルタを用いる。典型的な適応フィルタは、フィードフォワードイコライザ(FFE)回路を含み得る。適応フィルタは、複数のタップを有することができ、各々のタップはイコライザ回路のセグメントを網羅し、有線リンクのそれぞれのセグメントに対応している。各セグメントの係数は、イコライザ回路の有効性を最大限にするアルゴリズム、例えば最小平均二乗などに適応される。いくつかの比較的長距離の等化シナリオでは、すなわちリンクパートナーが単一のチップ又は回路基板に位置していない場合、沿っている比較的少数の点のみが等化を必要とする比較的長い長さのケーブルがあり、ケーブルの残りは比較的静かであることがある。そのようなリンクのインパルス応答は、「スパース性」と言及することができる。これは、具体的には、局在化した張力な減衰でのチャネルに対する場合であり得、それにおいてリンクは、減衰の近縁でのみ等化の必要がある。スパース性インパルス応答は、大規模の符号間干渉(ISI)に至ることがあり、それは、信号対干渉雑音比(SNIR)に制限を加え、チャネルの能力を減退させる。
等化フィルタが比較的高額で、比較的大量の動力を消費するため、長い距離のリンク全体を網羅するために充分なフィルタタップを設けることは現実的でも所望でもない。しかしながら、特定のリンクセグメントをフィルタリングしないことに対して悪影響が生じる可能性がある。例えば、信号の主なピークから離れた副次的な信号ピークが、信号の部分の反射によって生じると、総合的な信号のパワーの一部としてその副次的な信号ピークを含め、SNIRを増大させることが有利になり得る。しかし、フィードフォワード等化フィルタがなければ、その副次的な信号ピークはノイズとして軽視されて、廃棄され得る。
本開示の主題の実装形態によると、リンクセグメントの総数に分割される有線チャネル媒体にホストデバイスを接続するための物理層トランシーバは、ホストデバイスに連結するためのホストインターフェイス、有線チャネル媒体を連結するためのラインインターフェイス、及び時間で散乱された成分を、信号内に、追加して戻すようラインインターフェイスに動作可能に連結されるフィードフォワード等化回路を備える。フィードフォワード等化回路は、複数のフィルタセグメントを含む。複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントは、それぞれの遅延線の調整により、リンクセグメントの総数のそれぞれの個々のリンクセグメントに対応するよう選択可能に構成可能である。フィードフォワード等化回路はまた、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出すること、及びリンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの信号エネルギーピークを検出すると、それぞれの遅延線を調整することによって、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するように複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つを構成することに対して構成される制御回路を備える。
そのような物理層トランシーバの第1の実装形態で、複数のフィルタセグメントは、有線チャネル媒体のリンクセグメントの総数よりも数でより少なくてもよい。
そのような物理層トランシーバの第1の実装形態で、複数のフィルタセグメントは、各々が、それぞれの遅延線を用いて、リンクセグメントの総数のそれぞれの選択可能なリンクセグメントをフィルタリングするよう選択可能に構成可能な複数のローバーフィルタセグメントを含むことができ、制御回路が、それぞれの遅延線の調整により、複数のローバーフィルタセグメントの非使用のローバーフィルタセグメントを、リンクセグメントを通るように選択的に前進させることによってリンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出するよう、また非使用のローバーフィルタセグメントがリンクセグメントを通過するときリンクセグメントの総数の各リンクセグメントの送信状態を測定するように構成される。
そのような物理層トランシーバの第3の実装形態は、受信されたデータ及び受信されたデータの1つ又は複数のエラーの間の相関を計算するように構成される相関回路を含み得る。制御回路は、相関から、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを判定するように構成され得る。
そのような物理層トランシーバの第4の実装形態では、制御回路が、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの信号エネルギーピークを検出すると、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つの利得を調整するように構成され得る。
第4の実装形態の態様によると、制御回路は、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントの少なくとも1つの付加的なそれぞれの1つを構成することによって、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つの利得を調整するように構成され得る。
そのような物理層トランシーバの第5の実装形態で、制御回路は、信号エネルギーピークのセグメントが複数のフィルタセグメントよりも少ない数で検出されるとき、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するように構成されていない複数のフィルタセグメントのものをパワーダウンするようさらに構成され得る。
本開示の主題の実装形態による方法は、リンクセグメントの総数に分割される有線チャネル媒体をフィルタリングし、有線チャネル媒体が複数のフィルタセグメントを有するフィルタ回路を備え、複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントはリンクセグメントの総数のそれぞれの個々のリンクセグメントに対応するよう構成可能である。方法は、リンクセグメントの総数のうちの少なくとも1つの特定のリンクセグメントにおいて信号エネルギーピークを検出すること、及びリンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの信号エネルギーピークを検出すると、複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つが、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するように構成することを含む。
そのような方法の第1の実装形態で、複数のフィルタセグメントが複数のローバーフィルタセグメントを備え、その各々が、それぞれの遅延線を調整することによって、リンクセグメントの総数のそれぞれのリンクセグメントをフィルタリングするように選択可能に構成可能であり、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出することが、それぞれの遅延線の調整により、複数のローバーフィルタセグメントの非使用のローバーフィルタセグメントを、リンクセグメントを通るように選択的に前進させること、及び非使用のローバーフィルタセグメントがリンクセグメントを通過するときリンクセグメントの総数の各リンクセグメントの送信状態を測定することを含み得る。
そのような方法の第2の実装形態で、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出することは、受信されたデータ及び受信されたデータの1つ又は複数のエラーの間の相関を計算すること、及び相関から、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを判定することを含むことができる。
そのような方法の第3の実装形態は、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの信号エネルギーピークを検出すると、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つの利得を調整することをさらに含むことができる。
その第3の実装形態の第1の態様によると、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つの利得を調整することが、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントの少なくとも1つの付加的なそれぞれ1つを構成することを含むことができる。
その第3の実装形態の第2の態様によると、信号エネルギーピークのセグメントが複数のフィルタセグメントよりも少ない数で検出されるとき、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するように構成されていない複数のフィルタセグメントのものをパワーダウンすることをさらに備えることができる。
本開示の主題の実装形態による有線通信システムは、リンクセグメントの総数に分割される有線チャネル媒体、及び有線チャネル媒体に連結する複数の物理層トランシーバを含む。複数の物理層トランシーバ各々のそれぞれの1つが、それぞれのホストデバイスに連結するためのそれぞれのホストインターフェイス、有線チャネル媒体に連結するためのそれぞれのラインインターフェイス、及び時間で散乱される成分を、追加して信号に戻すようそれぞれのラインインターフェイスに動作可能に連結されるそれぞれのフィードフォワード等化回路を含む。それぞれのフィードフォワード等化回路は、それぞれの遅延線を調整することによって、複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントが、リンクセグメントの総数のそれぞれの個々のリンクセグメントに対応するように選択可能に構成可能である、複数のフィルタセグメントを含む。それぞれのフィードフォワード等化回路はまた、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出すること、及びリンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの信号エネルギーピークを検出すると、それぞれの遅延線を調整することによって、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するように複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つを構成することに対して構成される、制御回路を含む。
そのような有線通信システムの第1の実装形態で、各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、複数のフィルタセグメントが有線チャネル媒体のリンクセグメントの総数よりも数においてより少なくてよい。
そのような有線通信システムの第2の実装形態で、各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、複数のフィルタセグメントは各々がそれぞれの遅延線の調整によりリンクセグメントの総数のそれぞれのリンクセグメントをフィルタリングするよう選択可能に構成可能な複数のローバーフィルタセグメントを含み得、制御回路が、それぞれの遅延線の調整により複数のローバーフィルタセグメントの非使用のローバーフィルタセグメントを、リンクセグメントを通るように選択的に前進させることによって、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出するように、また非使用のローバーフィルタセグメントがリンクセグメントを通過するとき、リンクセグメントの総数の各リンクセグメントの送信状態を測定するように構成され得る。
そのような有線通信システムの第3の実装形態で、各々のそれぞれの物理層トランシーバは、送信されるデータ及び受信されたデータの1つ又は複数のエラーの間の相関を計算するように構成される相関回路を含み得る。制御回路は、相関から、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを判定するように構成され得る。
そのような有線通信システムの第4の実装形態で、各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、制御回路が、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの信号エネルギーピークを検出すると、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つの利得を調整するように構成され得る。
そのような有線通信システムの第5の実装形態で、各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、制御回路が、それぞれの遅延線を調整することにより、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントの少なくとも1つの付加的なそれぞれの1つを構成することによって、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応する複数のフィルタセグメントの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つの利得を調整するように構成され得る。
そのような有線通信システムの第6の実装形態で、各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、制御回路が、信号エネルギーピークのセグメントが複数のフィルタセグメントよりも少ない数で検出されるとき、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するように構成されていない複数のフィルタセグメントのものをパワーダウンするようさらに構成され得る。
本開示のさらなる特徴、その性質、及び様々な利点は、同様の参照符号が全体を通して同様の部分を指す、添付の図面と併せて解釈される以下の詳細な説明を考慮すると明らかになるであろう。
上に記したように、1000 Base-T又は10G Base-Tラインなどの高速有線シリアル通信のための物理層デバイスは、典型的には等化用の適応フィルタを用いる。典型的な適応フィルタは、複数のタップを有することができ、各々のタップは等化回路のセグメントを網羅し、有線リンクのそれぞれのセグメントに対応している。各セグメントの係数は、等化回路の有効性を最大限にするアルゴリズム、例えば最小平均二乗などに適応される。
等化フィルタが比較的高額で、比較的大量の動力を消費するため、長い距離のリンク全体を網羅するために充分なフィルタタップを設けることは現実的でも所望でもない。しかしながら、特定のリンクセグメントをフィルタリングしないことに対して悪影響が生じる可能性がある。例えば、信号の主なピークから離れた副次的な信号ピークが、信号の部分の反射によって生じると、総合的な信号のパワーの一部としてその副次的な信号ピークを含め、それによりSNIRを増大させることが有利になり得る。しかし、フィードフォワード等化フィルタがなければ、その副次的な信号ピークはノイズとして軽視されて、廃棄され得る。
したがって、本開示の主題の実装形態によって、長距離の有線リンクでのフィードフォワードイコライザ-すなわち、単一のチップ又は回路基盤のコンポーネントを越える有線リンク-が、「ローバー」フィルタセグメントに設けられ、それはリンクの異なる部分を網羅するように構成され得る。ローバーフィルタセグメントは、物理的に移動できるのではなく、むしろ各それぞれのローバーフィルタセグメントが、それぞれのローバーフィルタセグメントが対応するリンクのそれぞれの部分を変える、プログラム可能な遅延線を使用するよう構成される。ローバーフィルタセグメントは、等化が必要なリンクセグメントをフィルタリングするため、実行時間前-すなわち、エンターデータモードより前-のトレーニング間隔の間に構成できる。
フィードフォワード等化を使用したフィルタリングは、ローバーフィルタセグメントの有無にかかわらず、いずれかの形式のフィードバック等化(例えば、決定フィードバック等化、つまりDFE)のときに発生させる可能性がある、1つのシンボルから別のシンボルへのエラー伝播を回避する、なぜなら、まだ等化されていないデータに基づいて(例えば、データスライサによって)フィードバックの決定が行われた後にのみフィードバック等化が実行されるからである。他方、フィードフォワード等化は、決定がなされる前に実行され、「フィードフォワード」(現在のデータの適切な遅延を用いる)された後のデータを用い、したがって、現在の決定は等化されていないデータに関する決定からの誤ったフィードバックにより影響されない。また、フィードフォワード等化は、経時的に散乱した可能性のある成分を追加し信号内に戻すため、フィードフォワード等化を用いることは、信号のパワーを増大させる。したがって、フィードフォワード等化は、反射の遅延の変動性がより高いことを含め、チャネルの応答で変動性がより高くなることがあり得るより長いケーブルについて、特に利がある。
問題の有線接続は、例えば、通常安定した条件でのデータセンタの固定ケーブルがあり得る。こうした条件下で、ケーブルの大部分は反射及び干渉がない場合があるが、コネクタ、又はケーブルの屈曲が反射、及びケーブルの近隣部分の付加的な干渉を生じさせ得る。そのようなリンクは、上で定義したように、スパース性インパルス応答を有すると考えることが可能だが、意図した信号の上部に信号のアーティファクトがあり得るケーブルコネクタ又はケーブルの屈曲部に隣接するリンクセグメントのみ、等化が必要であり得る。
そのようなケーブルは、通常移動しないので、フィルタリングを必要とするセグメントが絶えず同じであることが予期され得る。それにもかかわらず、本開示の主題の実装形態によると、そのようなケーブル上で新たなリンクが確立されると(例えば、電源投入時)、リンクが測定され(以下でより詳細に説明するように)、FFEローバーフィルタタップが、信号エネルギーピークが検出されるリンクのセグメントへ移動(上に記したように、これは実際の物理的なものでなくてもよい)される。
別の状況では、問題の有線接続は、例えば車載又は他のモバイルイーサネットケーブルであり得る。そのようなケーブルはまた、近隣のコネクタ又はケーブルの屈曲部でのみ干渉にさらされやすい可能性がある。しかしながら、ケーブルが車両への固定が不十分又は不適切な場合、車両が加速する、又は路面の状態が変化すると、ケーブルが移動する(場合により屈曲又はねじれを含む)可能性がある。また、ケーブルは、車両の残りの部分と共に、物理的なケーブルの環境設定を変える、充分に大きな温度の変動性-例えば天候条件の変化及び太陽の負荷からの結果-にさらされ得る。したがって、等化を必要とするケーブルのセグメントは、1つのリンクの確立から次のリンクの確立に変化する見込みがより高い場合がある。いずれの場合も、より固定したケーブルの場合として、本開示の主題の実装形態によると、そのようなケーブル上で新たなリンクが確立されると(例えば、電源投入時)、リンクが測定され(以下でより詳細に説明するように)、FFEローバーフィルタタップが、信号エネルギーピークが検出されるリンクのセグメントへ移動される。
固定でも可搬の適用であっても、FFEローバー セグメントの1つの機能は、干渉のピークを破棄しながら、干渉とは反対に、意図した信号から導出される(例えば、反射による)いずれかのピークの信号のパワーを、主要な信号経路に追加して戻すことを確実にすることである。
本明細書において使用される場合、「ローバーフィルタ構成」は、活性のローバーフィルタセグメントの数、及び各ローバーフィルタセグメントに対するプログラムされた遅延(リンクセグメントに対する位置を判定する)を含む。ローバーフィルタ構成はまた、各ローバーフィルタセグメントの出力される利得及び/又は係数の値を含み得る。ローバーフィルタ構成は、活性のローバーフィルタセグメントの数(その数の増加又は減少のいずれか)が変化すること、活性のローバーフィルタセグメントの位置が変化すること(例えば、遅延を調整することによる)、又は特定のローバーフィルタセグメントの利得を調整すること(複数のローバーフィルタセグメントを特定の位置に平行に配置することにより実現し得る)によって、変化し得る。
上に記したように、ローバーフィルタ構成が確立され得る前に、信号エネルギーピークを有するチャネルに沿って位置を特定すべく、チャネルの状態が検出されるべきである。いくつかの実装形態で、そのような検出は移動性補助的ローバーによるか、物理層トランシーバでの経路の受信及び送信間の相関を計算することによって、実行され得、両方とも以下で説明する。
特に、補助的ローバーフィルタの実装形態では、補助的ローバーフィルタセグメントを言及し得る、別様には非使用のローバーフィルタセグメントが、補助的ローバーフィルタセグメントのプログラム可能な遅延線を連続的に調整することによって、リンクを「移動」できる。各リンクセグメント位置で、補助的ローバーフィルタセグメントは、適応が可能になり、次に、存在する補助的ローバーフィルタセグメントを伴う質のメトリック(信号対雑音比(SNR)、信号対干渉雑音比(SNIR)、ビットエラー率、又はデコーダのワークロードなど)が測定され、補助的ローバーフィルタセグメントが追加される前に測定されたのと同じ質のメトリックと比較される。質のメトリックが、補助的ローバーフィルタセグメントが存在しているときに改善すると、ローバーフィルタセグメントは、そのリンクセグメント位置に割り当てられる。
相関の実装形態で、相関の演算は、物理層トランシーバの受信経路内の未補正信号と、物理層トランシーバの受信経路内のスライサエラーとの間で実行され得、それはリンクパートナーの送信信号のプロキシとして機能し得る(これは受信機では直接利用可能ではない)。相関は、遅延及びフィルタリングなしの信号エネルギーピークの大きさを示す。ローバーフィルタセグメントは、相関出力により示されるように、フィルタリングなしの信号エネルギーピークが予め定められた閾値より大きい位置で追加され得る。確証確認として、SNR又はSNIRは、フィルタリングなしの信号エネルギーピークが予め定められた閾値より大きい位置で、新たなローバーフィルタセグメントを追加した後測定できる。SNR又はSNIRが所定の量より改善される場合にのみ、新たなローバーフィルタセグメントは、フィルタリングなしの信号エネルギーピークが予め定められた閾値より大きい位置に維持される。
本開示の主題は、図1から図8を参照することによって、よりよく理解され得る。
本開示の主題の実装形態は、固定のイーサネットリンク(例えば、「エンタープライズ」、データセンタ、クラウド、キャリア、又は「メトロ」リンク)の物理層トランシーバ(PHY)、又は車載又は他のモバイルイーサネットリンクに見出すことができる。
2つの物理層トランシーバ103を接続する、本開示の主題の実装形態が使用され得る車載イーサネット物理リンク100が図1に示されており、そのうちの1つは車両の電子制御ユニット(ECU)に位置され得、他方は車両の機能モジュールに位置され得る。各PHY103はそれぞれのコネクタ102を経てチャネル媒体101に接続され、これは、その実装形態では、単一のシールド付き又はシールドなしのねじれた銅ワイヤペア111、又は同軸ケーブル又は光ファイバを含むケーブルであり得る。
単一ケーブル物理リンク100はまた、エンタープライズの実装形態で使用され得るが、本開示の主題の実装形態が使用され得るエンタープライズイーサネット物理リンク200が、図2に示され、それぞれのリンクパートナーに対応する2つの物理層トランシーバ203を接続し、その各々はそれぞれのデータ処理デバイス又はストレージデバイスに位置され得る。各PHY203はそれぞれのコネクタ202を経てチャネル媒体201に接続され、これは、その実装形態では、4つのシールド付き又はシールドなしのねじれた銅ワイヤペア211、221、231、241、又は4つの同軸ケーブル又は光ファイバ、又はその混合を含み得るケーブルである。
本開示の観点では、PHY103及びPHY203は関連する点で同一である。図3に示すPHY300の実装形態は、例えばPHY103又はPHY203のいずれかとして使用され得る。
PHY300は、エンコード及びデコード回路302を用いる、有線チャネル媒体(ケーブル)101/201に対して、車載モジュール、又はエンタープライズシステムのデータ処理又はストレージモジュールであり得る機能モジュール301などのホストデバイスを連結する。フィードフォワードイコライザ303であり得る適応フィルタの1又は複数は、干渉の効果をフィルタリングし、また反射されたデータ信号を主要な信号経路に再度方向付ける。
本開示の主題による、いくつかの実装形態では、PHY300は機能モジュール301からホストインターフェイス322及びデジタル/アナログコンバータ304を介してハイブリッド回路310及びラインインターフェイス323を介して有線チャネル媒体(ケーブル)101/201にデータを送信し、有線チャネル媒体(ケーブル)101/201から、ラインインターフェイス323及びハイブリッド回路310を介して、アナログ/デジタル変換器305を介して、リモート(ターゲット)信号を受信する。受信されたリモート(ターゲット)信号は、適応するフィードフォワードイコライザ303を含み得る適応するフィルタ回路で処理される。送信された信号は、有線チャネル媒体(ケーブル)101/201の他端にある他のPHY300において同様にフィルタリングされ、そこでこれはリモート(ターゲット)信号として受信される。適応するフィードフォワードイコライザ303は干渉を除去するために用いることができるが、また受信されたデータの反射されたピークを方向付けて主要なデータ経路に戻す。
本開示の主題の実装形態は、本明細書ではトランシーバの状況で説明されているが、本開示の主題はまた受信機で使用することができ、その場合、デジタルアナログコンバーター304を含む送信経路は、ハイブリッド回路310と共に省かれ得る。
適応するフィードフォワードイコライザ303は、ローバーフィルタとして実装され得る。ローバーフィルタ303の各セグメントのプログラム可能な遅延は、それぞれのチャネルセグメントに対応する各ローバーフィルタセグメント(「リンクセグメント」としてまた言及される)を「前進」又は「移動」するように調整され得る。上に記したように、ローバーフィルタセグメントは、物理的に移動できるのではなく、むしろ各それぞれのローバーフィルタセグメントが、それぞれのローバーフィルタセグメントが対応するリンクのそれぞれの部分を変える、プログラム可能な遅延線を使用するよう構成される。コントローラ320は、検出回路321を含むことができ、以下でより詳細に説明するように、検出されたチャネル送信状態に基づいて、各セグメントの位置及びフィルタパラメータの両方を含むフィルタ構成を調整できる。
図4は、本開示の主題の実装形態による、チャネル400のセグメントに対するそれぞれのフィルタセグメントの対応を示す。チャネル400における信号エネルギーは、主要な信号のピーク401、さらに信号の反射の結果生じ得る付加的なピーク402、及び干渉の様々な他の形態の結果生じ得る他のピーク403を含むことができる。主要なチャネル400は、信号の反射も干渉も存在せず、比較的静かであると予期することができる。
説明の目的で、例として、反射ピーク402の起源は、図1を参照することで理解することができ、それにおいて送信された信号は、矢印120で表されている。チャネル101に付加的なコネクタ112が存在する場合、信号120の部分121は、122で反射して戻されて、次に123で反射して転送され、各々の反射でピーク402を生じ得る。
スロット404は、フィルタセグメントが割り当てられ得る位置を表している。それらの位置は、チャネル媒体の物理セグメントに対応している。上に記したように、それぞれのローバーフィルタセグメントは、それぞれのプログラム可能な遅延線を調整することで、スロット404の様々なものに「前進」又は「移動」することができる(やはり、上に記したように、これは実際の物理的な移動でなくてもよい)。そのため、全スロット404をフィルタセグメントで満たすと、過度な動力の消費を伴う過度に設計された実装形態にも至るが、それよりむしろ、ローバーフィルタセグメントは、他のスロット404がフィルタセグメントなしのままであるにもかかわらず、フィルタリングを必要とするチャネルセグメントに対応するフィルタスロット404のものに、選択的に割り当てられることが可能である。
例えば、活性のローバーフィルタセグメントの配置405は、図4において見られるインパルスプロファイルを有するチャネルを扱うよう配備できる。配置405は、大半のフィルタセグメント415がチャネルの端部に対応するよう集中され、その場合、主要な信号のピーク401に加えて、コネクタからの反射を表すピーク402が存在している。付加的な活性のローバーフィルタセグメント425、435は、ピーク402の下流に位置付けられた付加的な反射ピーク403に対応するよう配備される。
配置405は、チャネルリンクが確立されているときに確立されるローバーフィルタ構成を表すことができる。つまり、破線で示されるスロット404がローバーフィルタの潜在的な位置を示している場合で、実線で示されているセグメント415は、活性のローバーフィルタセグメントが配備される位置を表している。
上で説明したように、コントローラ320の検出回路321は、ローバーフィルタセグメントを配置する目的で、1つ又は複数の移動性ローバーフィルタセグメント又は相関のいずれかを使用して、チャネル400の送信状態を測定することができる。
いくつかの実装形態では、コントローラ320の検出回路321は、1つ又は複数の移動性ローバーフィルタセグメントを使用するチャネルの送信状態を測定する。「付加」、「追加」、又は「補助」的なローバーフィルタセグメント、すなわち、特定のチャネルセグメント位置にまだ配備されていないローバーフィルタセグメントは、移動性ローバーフィルタセグメントとして各チャネルセグメント位置に一時的に(例えば、順次に)配備することができる。代替的に、補助的ローバーフィルタセグメントは、既にフィルタリングされて、既存のフィルタセグメントが正しいか検証するチャネルセグメントに対してでさえも、一時的に配備することができる。
「追加の」「移動性」ローバーフィルタセグメントは、図5に示されており、それは、既に配備されたローバーフィルタセグメント415、425、435を示すという点で、図4と同様である。加えて、付加的なローバーフィルタセグメントの配備を必要とする新たな又は増大した干渉を検出するために、すべての位置を移動する移動性ローバーフィルタセグメント501は、複数のファントムフィルタセグメント位置によって表され、矢印502は、コントローラ320の制御下で、移動性ローバーフィルタセグメント501を1つのファントムフィルタセグメント位置から別のファントムフィルタセグメント位置に「移動」することを示す。所望の信号の反射である可能性のある信号エネルギーが、移動性ローバーフィルタセグメント501によって、フィルタリングされていないチャネルセグメント位置で検出される場合、専用のローバーフィルタセグメントを、そのチャネルセグメント位置に配備することができる。図4及び図5に示されるチャネルインパルス応答が変更され(図示していない)、その結果、信号エネルギーが、その機能が検出である移動性ローバーフィルタセグメント501によってフィルタリングされたチャネルセグメント位置で検出されるならば、新たな専用のローバーフィルタセグメントをそのチャネルセグメント位置に配備することができるか、又は既存のローバーフィルタセグメントを調整することができる。フィードフォワード等化を使用して、配置されると、専用のローバーフィルタセグメントは、主要な信号のピーク401に追加され得る反射信号エネルギーを検出することができる一方、干渉は、エコーキャンセレーションなどの他の技術によって除去することができる。
いくつかの他の実装形態では、コントローラ320の検出回路321は、相関を用いてチャネルの送信状態を測定する。物理層トランシーバ300の相関器307は、受信されたシンボル311と、適応するフィードフォワードイコライザ303の出力313から、スライサ316によって導出されるスライサエラー312との間の相関を実行するために使用され得る。この場合のスライサエラー312は、リンクパートナーにより送信される信号のプロキシとして機能し得る(これは受信機で直接利用可能ではない)。代替的に(図示していない)、相関器307は、スライサ316によって出力されたスライサエラー312、及び適応するフィードフォワードイコライザ303の出力313の間の相関を実行することができ、それはスライサ316の入力であり、リンクパートナーによって送信された信号のノイズの多いバージョンを表す。
さらなる代替形態として(これもまた図示していない)、相関器307への第2の入力は、スライサ316によって出力されるスライサエラー312に加えて、リンクのトレーニング中にリンクパートナーによって送信される擬似ランダムビットシーケンス(PRBS)のレプリカであってもよい。PRBSジェネレータのシードは、受信機で推定し、リモート送信機のトレーニングシーケンス全体を再発生させるために用いることができる。そのシーケンスは検出されたシンボルに対する代替形態として、リモート信号インパルス応答の動力のピークを測定するため相関器307で使用できる。
相関出力は遅延、及び反射された信号エネルギー又は干渉の大きさを示す。専用のローバーフィルタセグメントは、相関出力により示されるように、反射された信号エネルギー又は干渉が特定の閾値より大きいチャネルセグメント位置に配備され得る。
本開示の主題の実装形態によると、チャネルセグメントにおける信号エネルギーの存在が、専用のローバーフィルタセグメントがそのチャネルセグメントに配備された後に、移動性ローバーフィルタセグメント501によって、又は相関器307によって、又は他のいずれかの技術によって検出され、次に、配置されている専用のフィルタを伴うそのチャネルセグメントでの質のメトリック(例えば、上述のSNIR)は、専用のフィルタが配備される前に、そのチャネルセグメントでの質のメトリックと比較できる。専用のフィルタが存在することが質のメトリックを改善させていないのであれば、次に、専用のフィルタは除去され、先行する状態に戻ることができる。
1つのシナリオでは、信号エネルギーが検出されるリンクセグメントが、現在等化されていないリンクセグメントであり得る。そのシナリオでは、プログラム可能な遅延線を調整することにより、等化が必要なリンクセグメントに対応するようにローバーフィルタセグメントを「移動」又は前進させることができるため、そのセグメントのエネルギーを主要な信号に追加できる。
別のシナリオでは、送信状態の変化が検出されたリンクセグメントは、現在等化中であり、まだ等化が必要であるが、フィルタパラメータ(例えば、フィルタの利得及び/又は係数)の調整が必要なリンクセグメントである可能性がある。いくつかの実装形態では、動作中のフィルタセグメントが調整され得る。他の実装形態では、動作中のフィルタセグメントを調整しようとするのではなく、むしろ既存のフィルタセグメントが調整を必要とするリンクセグメントに対応するように新たなフィルタセグメントを前進させてもよく、既存のフィルタセグメントをリンクセグメントから離れるように進めてもよい。いくつかのそのような実装形態では、送信の不連続を防止するために、新たなフィルタセグメントの利得が徐々に増大し、対して既存のフィルタセグメントの利得が徐々に減少し、既存のフィルタセグメントの利得がゼロに到達し、既存のフィルタセグメントが、等化されるリンクセグメントから離れるよう前進することができるまでにする。
既存のフィルタセグメントが、新たなフィルタセグメントを位置に移動させることにより調整される実装形態が、図6で図表化されており、図4と同様である。矢印601は、チャネル内に信号エネルギーがあり、フィルタが存在するが、何らかの理由で、ローバーフィルタセグメント602の利得の増大又は他のパラメータが必要な位置を示している。この増大は、新たなローバーフィルタセグメント612を位置に移動させることで、この実装形態で実現される。ローバーフィルタセグメント602に対するローバーフィルタセグメント612のフィルタリングパラメータが高次であることは、描かれているように、ローバーフィルタセグメント602及びローバーフィルタセグメント612の相対的な大きさにより、グラフィカルに示される。上に記したように、不連続性を防止するために、ローバーフィルタセグメント612が位置に移動されると、ローバーフィルタセグメント602は、完全に作動停止されるまで減少させることができるが、一方で、ローバーフィルタセグメント612は、それが必要なパラメータに到達するまで増加しながら適応させることができる。最終的な結果を図7に示し、この場合、フィルタ構成405は、ローバーフィルタセグメント612がローバーフィルタセグメント602を置換したフィルタ構成705に置換され、フィルタリングパラメータは図面では相対的なサイズによる描写ではなく、むしろハッチング方向の違いによって表される。代替的に、ローバーフィルタセグメントのフィルタ特性は、単に移動性ローバーフィルタセグメント612をローバーフィルタセグメント602と平行な位置に移動させることによって増大させることができ、その場合、図6は最終的な状態を表している。
本開示による方法800の実装形態は、図8の800に図示され、801から始まり、複数のフィルタセグメントを含むフィルタ回路を有する有線チャネル媒体のリンクセグメントの総数のうちの少なくとも1つの特定のリンクセグメントにおいて信号エネルギーピークが検出され、複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントは、リンクセグメントの総数のそれぞれの個々のリンクセグメントに対応するように構成可能である。代替形態811によると、検出801は、複数のローバーフィルタセグメントのうちの非使用のローバーフィルタセグメントを、リンクセグメントを通るように選択的に前進させ、非使用のローバーフィルタセグメントがリンクセグメントを通過するときリンクセグメントの総数の各リンクセグメントの送信状態を測定することによって実行される。代替形態821によると、検出801は、送信されるデータ、及び受信されたデータの1つ又は複数のエラーの間の相関を計算し、その相関から、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントにおける信号エネルギーピークを判定することによって、実行される。
次に、802で、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの信号エネルギーピークを検出すると、複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つが、リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するように構成され、方法800は終了する。
したがって、長距離の有線リンクのフィードフォワードイコライザには、プログラム可能な遅延線を使用してリンクの様々な部分を網羅するように構成され得る、設けられたローバーフィルタセグメントが設けられていることがわかる。
本明細書及び以下の特許請求の範囲で使用される場合、「A及びBのうちの1つ」という解釈は、「A又はB」を意味するものとする。
上記は発明の原理の例示にすぎず、発明は、限定ではなく説明の目的で提示された、説明される実施形態以外によっても実施でき、本発明は、後続の特許請求の範囲によってのみ限定されることに留意されたい。
Claims (20)
- リンクセグメントの総数に分割される有線チャネル媒体にホストデバイスを接続するための物理層トランシーバであって、
ホストデバイスに連結するためのホストインターフェイス;
前記有線チャネル媒体に連結するためのラインインターフェイス;及び
時間で散乱された成分を、追加して信号に戻すよう前記ラインインターフェイスに動作可能に連結されたフィードフォワード等化回路であって、
複数のフィルタセグメントであって、それぞれの遅延線を調整することによって、前記複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントが、リンクセグメントの総数のそれぞれの個々のリンクセグメントに対応するように選択可能に構成可能である、複数のフィルタセグメント、及び
前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出すること;及び
前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの前記信号エネルギーピークを検出すると、それぞれの遅延線を調整することによって、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つに対応するよう前記複数のフィルタセグメントの前記それぞれの個々のフィルタセグメントの前記それぞれ1つを構成すること
を行うように構成されている制御回路
を有するフィードフォワード等化回路
を備える物理層トランシーバ。 - 前記複数のフィルタセグメントが前記有線チャネル媒体のリンクセグメントの総数より数において少ない、請求項1に記載の物理層トランシーバ。
- 前記複数のフィルタセグメントが複数のローバーフィルタセグメントを備え、その各々が、それぞれの遅延線を用いて前記リンクセグメントの総数のそれぞれの選択可能なリンクセグメントをフィルタリングするように選択可能に構成可能であり;
前記制御回路が、それぞれの遅延線の調整により、前記複数のローバーフィルタセグメントの非使用のローバーフィルタセグメントを、前記リンクセグメントを通るように選択的に前進させることによって前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記信号エネルギーピークを検出するよう、また前記非使用のローバーフィルタセグメントが前記リンクセグメントを通過するとき前記リンクセグメントの総数の各リンクセグメントの送信状態を測定するように構成される、請求項1又は2に記載の物理層トランシーバ。 - 受信されたデータ及び前記受信されたデータの1つ又は複数のエラーの間の相関を計算するように構成される相関回路を備え、
前記制御回路が、前記相関から前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記信号エネルギーピークを判定するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の物理層トランシーバ。 - 前記制御回路が、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの前記信号エネルギーピークを検出すると、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記個々のフィルタセグメントの前記それぞれ1つの利得を調整するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の物理層トランシーバ。
- 前記制御回路が、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記それぞれの個々のフィルタセグメントの少なくとも1つの付加的なそれぞれの1つを構成することによって、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記個々のフィルタセグメントの前記それぞれ1つの利得を調整するように構成される、請求項5に記載の物理層トランシーバ。
- 前記制御回路が、信号エネルギーピークのセグメントが前記複数のフィルタセグメントよりも少ない数で検出されるとき、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応するように構成されていない前記複数のフィルタセグメントのものをパワーダウンするようさらに構成される、請求項1から6のいずれか一項に記載の物理層トランシーバ。
- リンクセグメントの総数に分割される有線チャネル媒体をフィルタリングする方法であって、前記有線チャネル媒体が複数のフィルタセグメントを有するフィルタ回路を備え、前記複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントは前記リンクセグメントの総数のそれぞれの個々のリンクセグメントに対応するよう構成可能であり、
前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出すること;及び
前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つ前記信号エネルギーピークを検出すると、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記それぞれの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つを構成すること
を備える、有線チャネル媒体をフィルタリングする方法。 - 前記複数のフィルタセグメントは、各々が、それぞれの遅延線の調整により前記リンクセグメントの総数のそれぞれのリンクセグメントをフィルタリングするよう選択可能に構成可能な複数のローバーフィルタセグメントを備え、
前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記信号エネルギーピークを検出することが、それぞれの遅延線の調整により、前記複数のローバーフィルタセグメントの非使用のローバーフィルタセグメントを、前記リンクセグメントを通るように選択的に前進させること、及び前記非使用のローバーフィルタセグメントが前記リンクセグメントを通過するとき前記リンクセグメントの総数の各リンクセグメントの送信状態を測定することを備える、請求項8に記載の有線チャネル媒体をフィルタリングする方法。 - 前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記信号エネルギーピークを検出することが、受信されたデータ及び前記受信されたデータの1つ又は複数のエラーの間の相関を計算すること;及び
前記相関から、前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記信号エネルギーピークを判定することを含む、請求項8又は9に記載の有線チャネル媒体をフィルタリングする方法。 - 前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの前記信号エネルギーピークを検出すると、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記個々のフィルタセグメントの前記それぞれ1つの利得を調整することをさらに備える、請求項8から10のいずれか一項に記載の有線チャネル媒体をフィルタリングする方法。
- 前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記個々のフィルタセグメントの前記それぞれ1つの利得を調整することが、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記それぞれの個々のフィルタセグメントの少なくとも1つの付加的なそれぞれ1つを構成することを含む、請求項11に記載の有線チャネル媒体をフィルタリングする方法。
- 信号エネルギーピークのセグメントが前記複数のフィルタセグメントよりも少ない数で検出されるとき、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応するように構成されていない前記複数のフィルタセグメントのものをパワーダウンすることをさらに備える、請求項11又は12に記載の有線チャネル媒体をフィルタリングする方法。
- リンクセグメントの総数に分割される有線チャネル媒体;及び
前記有線チャネル媒体に連結する複数の物理層トランシーバであって、各々のそれぞれの1つが、
それぞれのホストデバイスに連結するためのそれぞれのホストインターフェイス;
前記有線チャネル媒体に連結するためのそれぞれのラインインターフェイス;及び
時間で散乱された成分を、追加して信号に戻すよう前記それぞれのラインインターフェイスに動作可能に連結されたそれぞれのフィードフォワード等化回路であって、
それぞれの遅延線を調整することによって、複数のフィルタセグメントのそれぞれの個々のフィルタセグメントは、前記リンクセグメントの総数のそれぞれの個々のリンクセグメントに対応するように選択可能に構成可能である、前記複数のフィルタセグメント、及び
前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの信号エネルギーピークを検出すること;及び
前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの前記信号エネルギーピークを検出すると、それぞれの遅延線を調整することによって、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応するよう前記複数のフィルタセグメントの前記それぞれの個々のフィルタセグメントのそれぞれ1つを構成すること
を行うように構成されている、制御回路
を含む、それぞれのフィードフォワード等化回路 を有する、複数の物理層トランシーバを備える、有線通信システム。 - 各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、前記複数のフィルタセグメントが前記有線チャネル媒体のリンクセグメントの総数よりも数において少ない、請求項14に記載の有線通信システム。
- 各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて;前記複数のフィルタセグメントは各々がそれぞれの遅延線の調整により前記リンクセグメントの総数のそれぞれのリンクセグメントをフィルタリングするよう選択可能に構成可能な複数のローバーフィルタセグメントを含み;
前記制御回路が、それぞれの遅延線の調整により前記複数のローバーフィルタセグメントの非使用のローバーフィルタセグメントを、前記リンクセグメントを通るように選択的に前進させることによって前記リンクセグメントの総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記信号エネルギーピークを検出するように、また前記非使用のローバーフィルタセグメントが前記リンクセグメントを通過するとき、前記リンクセグメントの総数の各リンクセグメントの送信状態を測定するように構成される、請求項14又は15に記載の有線通信システム。 - 各々のそれぞれの物理層トランシーバは;
送信されるデータ及び受信されたデータの1つ又は複数のエラーの間の相関を計算するように構成される相関回路を備え、
前記制御回路が、前記相関から前記リンクセグメントの前記総数の少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記信号エネルギーピークを判定するように構成される、請求項14から16のいずれか一項に記載の有線通信システム。 - 各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、前記制御回路が、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントのそれぞれ1つの前記信号エネルギーピークを検出すると、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記個々のフィルタセグメントの前記それぞれ1つの利得を調整するように構成される、請求項14から17のいずれか一項に記載の有線通信システム。
- 各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、前記制御回路が、それぞれの遅延線を調整することにより、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記それぞれの個々のフィルタセグメントの少なくとも1つの付加的なそれぞれの1つを構成することによって、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応する前記複数のフィルタセグメントの前記個々のフィルタセグメントの前記それぞれ1つの利得を調整するように構成される、請求項18に記載の有線通信システム。
- 各々のそれぞれの物理層トランシーバにおいて、前記制御回路が、信号エネルギーピークのセグメントが前記複数のフィルタセグメントよりも少ない数で検出されるとき、前記リンクセグメントの総数の前記少なくとも1つの特定のリンクセグメントの前記それぞれ1つに対応するように構成されていない前記複数のフィルタセグメントのものをパワーダウンするようさらに構成される、請求項14から19のいずれか一項に記載の有線通信システム。
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