JP2023545361A - 人工現実のための複数の通信リンクの調整 - Google Patents

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Abstract

本開示において、第1のアクセスポイント、第1のステーションデバイス、第2のアクセスポイント、および第2のステーションデバイスの間の通信を調整することについて開示されている。1つの態様では、第2のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントから、第1のビーコン送信時間において第1のアクセスポイントの第1のビーコンを受信する。第1のビーコンは、第1のアクセスポイントと第1のステーションデバイスとの間の通信についての第1のビーコンの第1のビーコン送信時間と第1のアクセスポイントの第1のデータ送信時間との間のオフセットを示し得る。1つの態様では、第2のアクセスポイントは、オフセットに従って、第1のアクセスポイントの第1のデータ送信時間とは異なるように第2のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定し得る。第2のアクセスポイントは、第2のデータ送信時間に従って、第2のステーションデバイスと通信することができる。

Description

本開示は、概して、人工現実システムのための複数の通信リンクを調整する際に特定の有用性を見出すがこれに限定されない通信方法およびデバイスに関する。
仮想現実(VR : Virtual Reality)、拡張現実(AR : Augmented Reality)、または混合現実(MR : Mixed Reality)などの人工現実は、没入型の体験をユーザーに提供する。一例では、ヘッドウェアラブルディスプレイ(HWD : head wearable display)を装着したユーザーは、ユーザーの頭をターンさせることができ、HWDの位置とユーザーの視線方向とに対応する仮想オブジェクトの画像がHWDに表示されることができ、ユーザーは、自身があたかも人工現実の空間(例えば、VR空間、AR空間、またはMR空間)内を移動しているかのように感じることができる。
一実施形態では、仮想オブジェクトの画像は、HWDに通信可能に結合されたコンピューティングデバイスによって生成される。一例では、HWDは、HWDの位置及び/又は向きを検出する様々なセンサーを含み、HWDの検出された位置及び/又は向きをコンピューティングデバイスに送信する。コンピューティングデバイスは、HWDの検出された位置および/または向きに従って、人工現実の空間のユーザーのビューを決定し、ユーザーのビューに対応する人工現実の空間の画像を示す画像データを生成することができる。コンピューティングデバイスは、画像データをHWDに送信することができ、それに従って、ユーザーのビューに対応する人工現実の空間の画像をユーザーに提示することができる。一態様では、HWDの位置およびHWDを装着しているユーザーの視線方向を検出し、ユーザーに対して画像をレンダリングするプロセスは、フレーム時間(たとえば、11msまたは16ms)内に実行されるべきである。HWDを装着しているユーザーの動きと、ユーザーの動きに対応して表示される画像との間のレイテンシにより、ジャダー(judder)が発生し、乗り物酔いが発生する可能性があり、ユーザーエクスペリエンスを低下させる可能性がある。
本明細書で開示される様々な実施形態は、人工現実のために複数の通信リンクを調整することに関する。本開示の第1の態様によれば、第2のアクセスポイントが、第1のアクセスポイントから、第1のビーコン送信時間において第1のアクセスポイントの第1のビーコンを無線で受信することであって、第1のビーコンは、第1のアクセスポイントと第1のステーションデバイスとの間の通信についての第1のビーコンの第1のビーコン送信時間と第1のアクセスポイントの第1のデータ送信時間との間のオフセットを示す、第1のビーコンを無線で受信すること、第2のアクセスポイントが、第1のビーコンによって示されたオフセットに従って、第1のアクセスポイントの第1のデータ送信時間とは異なる第2のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定すること、第2のアクセスポイントが、第2のデータ送信時間に従って、第2のステーションデバイスと通信すること、を備える方法が提供される。
本方法は、第2のアクセスポイントが、予め設定された時間間隔の間、スリープモードからウェイクアップモードに移行することを含み得る。第2のアクセスポイントは、予め設定された時間間隔の間に第1のビーコンを受信するように構成され得る。予め設定された時間間隔は、少なくとも第2のアクセスポイントの隣接する2つのビーコン送信時間の間の時間間隔を含み得る。
本方法は、第2のアクセスポイントが、第2のステーションデバイスとの失敗した通信を検出すること、を含み得る。本方法は、第2のステーションデバイスとの失敗した通信を検出したことに応答して、第2のアクセスポイントが、第1のビーコンを受信するためにスリープモードからウェイクアップモードに移行すること、を含み得る。
第2のアクセスポイントが、第1のビーコンによって示されるオフセットに従って第2のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定するステップ/動作は、第2のアクセスポイントが、第1のビーコン送信時間およびオフセットに従って第1のデータ送信時間を特定すること、第2のアクセスポイントが、特定された第1のデータ送信時間とは異なるように第2のデータ送信時間をスケジューリングすること、を含み得る。本方法は、第2のアクセスポイントが、第1のビーコン送信時間およびオフセットに従って第2のアクセスポイントの一組のデータ送信時間をスケジューリングすることを含み得る。第2のアクセスポイントの一組のデータ送信時間からの各データ送信時間は、第1のアクセスポイントの別の組のデータ送信時間からの対応するデータ送信時間とは離れているかまたは重ならないことができる。第2のアクセスポイントの一組のデータ送信時間からの各データ送信時間が、一組のデータ送信時間からの隣接するデータ送信時間から同じ時間間隔だけ離れていることができる。
第2のアクセスポイントが、第2のアクセスポイントの第2のビーコン送信時間と第2のデータ送信時間との間の第2のアクセスポイントのオフセットをブロードキャストし得る。本方法は、第2のアクセスポイントが、ポリシーに従って第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとの間の優先度を判定すること、を含み得る。第2のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントが第2のアクセスポイントよりも高い優先度を有すると判定したことに応答して、第2のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定し得る。第2のアクセスポイントが、ポリシーに従って第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとの間の優先度を判定することは、第2のアクセスポイントが、第1のアクセスポイントが動作していた第1の持続時間と、第2のアクセスポイントが動作していた第2の持続時間とを比較すること、第2のアクセスポイントが、第1の持続時間が第2の持続時間よりも長いと判定したことに応答して、第1のアクセスポイントが第2のアクセスポイントよりも高い優先度を有すると判定すること、を含む。
本開示の第2の態様によれば、第1のステーションデバイスと通信するように構成された無線インタフェースと、無線インタフェースに結合された1つまたは複数のプロセッサと、を備える第1のアクセスポイントが提供され、1つまたは複数のプロセッサは、第2のアクセスポイントから、第1のビーコン送信時間において第2のアクセスポイントの第1のビーコンを無線で受信することであって、第1のビーコンは、第2のアクセスポイントと第2のステーションデバイスとの間の通信についての第1のビーコンの第1のビーコン送信時間と第2のアクセスポイントの第1のデータ送信時間との間のオフセットを示す、第1のビーコンを無線で受信すること、第1のビーコンによって示されたオフセットに従って、第2のアクセスポイントの第1のデータ送信時間とは異なる第1のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定すること、第2のデータ送信時間に従って、第1のステーションデバイスと通信すること、を無線インタフェースに実行させる。
1つまたは複数のプロセッサは、予め設定された時間間隔の間、スリープモードからウェイクアップモードに移行し、無線インタフェースに、予め設定された時間間隔の間に第2のアクセスポイントの第1のビーコンを第2のアクセスポイントから受信させること、を実行するように構成されていてもよい。予め設定された時間間隔は、少なくとも第1のアクセスポイントの隣接する2つのビーコン送信時間の間の時間間隔を含み得る。1つまたは複数のプロセッサは、第1のステーションデバイスとの失敗した通信を検出すること、第1のステーションデバイスとの失敗した通信を検出したことに応答して、第1のビーコンを受信するために無線インタフェースをスリープモードからウェイクアップモードに移行させること、を実行するように構成されていてもよい。
1つまたは複数のプロセッサは、第1のビーコン送信時間およびオフセットに従って第1のデータ送信時間を特定し、特定された第1のデータ送信時間とは異なるように第2のデータ送信時間をスケジューリングすることによって、第1のビーコンによって示されるオフセットに従って第1のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定するように構成されていてもよい。1つまたは複数のプロセッサは、第1のビーコン送信時間およびオフセットに従って第1のアクセスポイントの一組のデータ送信時間をスケジューリングするように構成されていてもよい。第1のアクセスポイントの一組のデータ送信時間からの各データ送信時間は、第2のアクセスポイントの別の組のデータ送信時間からの対応するデータ送信時間とは離れているかまたは重ならないことができる。第1のアクセスポイントの一組のデータ送信時間からの各データ送信時間が、一組のデータ送信時間からの隣接するデータ送信時間から同じ時間間隔だけ離れていてもよい。
1つまたは複数のプロセッサは、無線インタフェースに、第1のアクセスポイントの第2のビーコン送信時間と第2のデータ送信時間との間の第1のアクセスポイントのオフセットをブロードキャストさせるように構成されていてもよい。1つまたは複数のプロセッサは、ポリシーに従って第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとの間の優先度を判定するように構成されていてもよい。1つまたは複数のプロセッサは、第2のアクセスポイントが第1のアクセスポイントよりも高い優先度を有すると判定したことに応答して、第1のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定するように構成されていてもよい。1つまたは複数のプロセッサは、第1のアクセスポイントが動作していた第1の持続時間と、第2のアクセスポイントが動作していた第2の持続時間とを比較し、第2の持続時間が第1の持続時間よりも長いと判定したことに応答して、第2のアクセスポイントが第1のアクセスポイントよりも高い優先度を有すると判定することによって、ポリシーに従って第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとの間の優先度を判定するように構成されていてもよい。
添付の図面は、一定の縮尺で描かれることを意図したものではない。さまざまな図面における同様の参照符号および指定は、同様の要素を示す。明瞭化のために、すべての図面においてすべてのコンポーネントにラベル付けできているわけではない。
図1は、人工現実システムを含むシステム環境の図である。 図2は、ヘッドウェアラブルディスプレイの図である。 図3は、複数の通信リンクを調整するプロセスを示すタイミング図である。 図4は、複数の通信リンクを調整するプロセスを示すフローチャートである。 図5は、コンピューティング環境のブロック図である。
特定の例を詳細に示す図面に目を向ける前に、本開示は、説明にて規定されるか、または図面に示される詳細または方法論に限定されないことを理解されたい。本明細書で使用される用語は、説明のみを目的としており、限定するものと見なされるべきではないことも理解されたい。
本明細書には、人工現実のために複数の通信リンクを調整することに関して開示されている。1つの態様では、第1のコンピューティングデバイス(たとえば、ステージングデバイスまたはコンソールデバイス(stage or console device)と呼称されることもあるAR/VRコンピューティングデバイス)は、第1の通信リンクを介して第1のステーションデバイス(station device)(たとえば、ヘッドウェアラブルデバイス)とデータを交換し、第2のコンピューティングデバイス(たとえば、別のAR/VRコンピューティングデバイス、またはステージングデバイスまたはコンソールデバイス)は、第2の通信リンクを介して第2のステーションデバイスとデータを交換し得る。1つの態様では、第2のコンピューティングデバイスは、第1のコンピューティングデバイスと第1のステーションデバイスとの間の通信についての第1のビーコンフレーム(beacon frame)を受信し得る。第1のビーコンフレームは、第1のコンピューティングデバイスと第1のステーションデバイスとの間の通信についての第1のビーコンフレームの第1のビーコン送信時間と第1のコンピューティングデバイスの第1のデータ送信時間との間のオフセット(offset)を示すように構成され得る。第2のコンピューティングデバイスは、第1のコンピューティングデバイスのオフセットに従って、第2のコンピューティングデバイスの第2のデータ送信時間を、第1のコンピューティングデバイスの第1のデータ送信時間とは異なるようにまたは重ならないように決定またはスケジューリングし得る。第2のコンピューティングデバイスは、第2のデータ送信時間中に第2のステーションデバイスと通信し得る。
1つの態様では、第1のコンピューティングデバイスおよび第2のコンピューティングデバイスは、たとえば、通信デバイスまたはアクセスポイント(たとえば、インターネットアクセスポイント)から人工現実のコンテンツを受信し得る、ソフトアクセスポイント(soft access point)(たとえば、ソフトウェアイネーブルアクセスポイント(software enable access point))および/またはステーションデバイスであり得る(またはそれらとして動作し得る)。第1のステーションデバイスおよび第2のステーションデバイスは、HWDであってもよい。第1のコンピューティングデバイスは、第1の通信リンクを介して第1のステーションデバイスの位置および向きを示すセンサー測定値を受信し得る。第1のコンピューティングデバイスは、第1のステージングデバイスの位置および/または向きに対応する人工現実のビューの画像を示す画像データを生成し、レンダリングのために第1の通信リンクを介して第1のステーションデバイスに画像データを送信することができる。同様に、第2のコンピューティングデバイスは、第2の通信リンクを介して第2のステーションデバイスの位置および/または向きを示すセンサー測定値を受信し得る。第2のコンピューティングデバイスは、第2のステーションデバイスの位置および向きに対応する同じかまたは異なる人工現実のビューの画像を示す画像データを生成し、レンダリングのために第2の通信リンクを介して第2のステーションデバイスに画像データを送信することができる。
1つの態様では、第1のコンピューティングデバイス、第1のステーションデバイス、第2のコンピューティングデバイス、および第2のステーションデバイスは、ウェイクアップモード(wake up mode)とスリープモードとの間で動作を切り替えることができる。対応するウェイクアップモードにおいて、第1のコンピューティングデバイスおよび第1のステーションデバイスは、互いにデータを交換することができる。対応するウェイクアップモードにおいて、第2のコンピューティングデバイスおよび第2のステーションデバイスは、互いにデータを交換することができる。対応するスリープモードにおいて、第1のコンピューティングデバイス、第1のステーションデバイス、第2のコンピューティングデバイス、第2のステーションデバイスは、電力消費を低減するために通信を不可能にすることができる。1つの態様では、第1のコンピューティングデバイスおよび第2のコンピューティングデバイスは、衝突または干渉を低減するために、ビーコンフレームに従って、ウェイクアップモードで動作することをずらし得る(offset)(たとえば、ウェイクアップモードにあるそれらのスケジュールをずらす/分離する)。たとえば、第1のコンピューティングデバイスおよび第1のステーションデバイスはウェイクアップモードで動作し、第2のコンピューティングデバイスおよび第2のステーションデバイスはスリープモードで動作することができる。同様に、第2のコンピューティングデバイスおよび第2のステーションデバイスはウェイクアップモードで動作し、第1のコンピューティングデバイスおよび第1のステーションデバイスはスリープモードで動作することができる。したがって、(たとえば、6メートル(20フィート)未満で)非常に近接している複数のデバイスは、衝突または干渉が低減された異なる通信リンクを介して通信することができる。
図1は、例示的な人工現実システム環境100のブロック図である。いくつかの例では、人工現実システム環境100は、アクセスポイント(access point : AP)105と、1つまたは複数のHWD150(たとえば、HWD150A,150B)と、人工現実のデータを1つまたは複数のHWD150に供給する1つまたは複数のコンピューティングデバイス110(コンピューティングデバイス110A,110B)とを含む。アクセスポイント105は、1つまたは複数のコンピューティングデバイス110および/または1つまたは複数のHWD150がネットワーク(たとえば、インターネット)にアクセスすることを可能にするルータまたは任意のネットワークデバイスであり得る。アクセスポイント105は、任意の通信装置(セルサイト(cell site))に置き換えられてもよい。コンピューティングデバイス110は、アクセスポイント105からコンテンツを取得することができ、対応するHWD150に人工現実の画像データを供給することができるコンピューティングデバイスまたはモバイルデバイスであり得る。各HWD150は、画像データに従って人工現実の画像をユーザーに提示することができる。いくつかの例では、人工現実システム環境100は、図1に示されるものよりも多い、少ない、または異なるコンポーネントを含む。いくつかの例では、コンピューティングデバイス110A,110Bは、それぞれ無線リンク102A,102B(例えば、インターリンク(interlinks))を介してアクセスポイント105と通信する。いくつかの例では、コンピューティングデバイス110Aは、無線リンク125A(例えば、イントラリンク(intralink))を介してHWD150Aと通信し、コンピューティングデバイス110Bは、無線リンク125B(例えば、イントラリンク)を介してHWD150Bと通信する。いくつかの例では、人工現実システム環境100の1つ以上のコンポーネントの機能を、ここで説明したものとは異なる方法でコンポーネント間に分散させることができる。例えば、コンピューティングデバイス110の機能のいくつかは、HWD150によって実行されてもよい。例えば、HWD150の機能のいくつかは、コンピューティングデバイス110によって実行されてもよい。
いくつかの例では、HWD150は、ユーザーが着用することができてユーザーに人工現実体験を提示または提供することができる電子コンポーネントである。HWD150は、ヘッドマウントディスプレイ(head mounted display : HMD)、ヘッドマウントデバイス(head mounted device : HMD)、ヘッドウェアラブルデバイス(head wearable device : HWD)、頭部装着型ディスプレイ(head worn display : HWD)、または頭部装着型デバイス(head worn device : HWD)と称されるか、それを含むか、またはその一部であってもよい。HWD150は、人工現実体験をユーザーに提供するために、1つ以上の画像、ビデオ、オーディオ、またはそれらの何らかの組み合わせをレンダリングしてもよい。いくつかの例では、オーディオは、HWD150、コンピューティングデバイス110、またはその両方からオーディオ情報を受信し、オーディオ情報に基づいてオーディオを提供する外部デバイス(例えば、スピーカーおよびヘッドフォン、またはスピーカーもしくはヘッドフォン)を介して提供される。いくつかの例では、HWD150は、複数のセンサー155、無線インタフェース165、プロセッサ170、ディスプレイ175を含む。これらのコンポーネントはともに、HWD150の位置およびHWD150を装着したユーザーの視線方向を検出し、HWD150の検出された位置および/または向きに対応する人工現実内のビューの画像をレンダリングするように動作してもよい。他の例では、HWD150は、図1に示されるよりも多い、少ない、または異なるコンポーネントを含む。
いくつかの例では、複数のセンサー155は、HWD150の位置および向き、またはHWD150の位置もしくは向きを検出する電子コンポーネントまたは電子コンポーネントとソフトウェアコンポーネントとの組み合わせを含む。複数のセンサー155の例は、1つ以上の画像センサー、1つ以上の加速度計、1つ以上のジャイロスコープ、1つ以上の磁力計、または動きおよび/または位置を検出する別の適切なタイプのセンサーを含むことができる。例えば、1つ以上の加速度計は、平行移動運動(例えば、前/後、上/下、左/右)を測定することができ、1つ以上のジャイロスコープは、回転運動(例えば、ピッチ、ヨー、ロール)を測定することができる。いくつかの例では、センサー155は、平行移動運動および回転運動を検出し、HWD150の方向および位置を決定する。1つの態様では、センサー155は、HWD150の以前の方向および位置に対する平行移動運動および回転運動を検出し、検出された平行移動運動および回転運動、または平行移動運動もしくは回転運動を蓄積または統合することによって、HWD150の新しい方向および位置、または新しい方向もしくは位置を決定することができる。HWD150が基準方向から25度の方向に向けられている例を仮定すると、HWD150が20度回転したことの検出に応答して、センサー155は、HWD150が現在、基準方向から45度の方向に面しているか、またはその方向に向いていると判断してもよい。HWD150が第1の方向に基準点から0.6メートル(2フィート)離れて位置している別の例を仮定すると、HWD150が第2の方向に0.9メートル(3フィート)移動したことを検出したことに応答して、センサー155は、HWD150が現在、第1の方向の0.6メートル(2フィート)と第2の方向の0.9メートル(3フィート)とのベクトル乗算の位置にあると判断してもよい。
いくつかの例では、無線インタフェース165は、コンピューティングデバイス110と通信する電子コンポーネント、または電子コンポーネントとソフトウェアコンポーネントとの組み合わせを含む。いくつかの例では、無線インタフェース165は、無線媒体(wireless medium)を介してデータを送信および受信する送受信機を含むか、または送受信機として具体化される。無線インタフェース165は、無線リンク125(例えば、イントラリンク)を介して対応するコンピューティングデバイス110の無線インタフェース115と通信することができる。無線インタフェース165はまた、無線リンク(たとえば、インターリンク)を介してアクセスポイント105と通信し得る。無線リンク125の例は、近距離通信リンク、Wi-Fiダイレクト、Bluetooth(登録商標)、または任意の無線通信リンクを含む。無線リンク125を介して、無線インタフェース165は、HWD150の決定された位置および/または向き、ユーザーの決定された視線方向、および/またはハンドトラッキング(hand tracking)測定値を示すデータをコンピューティングデバイス110に送信してもよい。さらに、無線リンク125を介して、無線インタフェース165は、レンダリングされるべき画像を示すか、またはそれに対応する画像データをコンピューティングデバイス110から受信してもよい。
いくつかの例では、プロセッサ170は、例えば、人工現実の空間のビューの変化に従って、表示用の1つ以上の画像を生成する電子コンポーネントまたは電子コンポーネントとソフトウェアコンポーネントとの組み合わせを含む。いくつかの例では、プロセッサ170は、本明細書に記載の様々な機能を実行するための複数の命令を実行することができる、1つまたは複数のグラフィカル処理ユニット(graphical processing unit : GPU)、1つまたは複数の中央処理ユニット(central processing unit : CPU)、またはそれらの組み合わせとして実装される。プロセッサ170は、無線インタフェース165を介して、レンダリングされる人工現実の画像を記述するイメージデータを受信し、ディスプレイ175を介して画像をレンダリングしてもよい。いくつかの例では、コンピューティングデバイス110からの画像データを符号化してもよく、プロセッサ170は、画像データを復号化して、画像をレンダリングしてもよい。いくつかの例では、プロセッサ170は、無線インタフェース165を通じてコンピューティングデバイス110から、人工現実空間内の複数の仮想オブジェクトを示すオブジェクト情報、および複数の仮想オブジェクトのデプス(depth)(またはHWD150からの距離)を示すデプス情報(depth information)を含む追加データを受信する。一態様では、コンピューティングデバイス110からの人工現実の画像、オブジェクト情報、デプス情報、および/またはセンサー155からの更新されたセンサー測定値に従って、プロセッサ170は、シェーディング(shading)、再投影、および/またはブレンディング(blending)を実行して、HWD150の更新された位置および/または向きに対応するように人工現実の画像を更新してもよい。
いくつかの例では、ディスプレイ175は、画像を表示する電子コンポーネントである。ディスプレイ175は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機発光ダイオードディスプレイであってもよい。ディスプレイ175は、ユーザーにより透けて見える(see through)透明なディスプレイであってもよい。いくつかの例では、HWD150がユーザーによって装着されると、ディスプレイ175は、ユーザーの目の近く(例えば、7.6センチメートル(3インチ)未満)に配置される。1つの態様では、ディスプレイ175は、プロセッサ170によって生成された画像に従って、ユーザーの目に向けて光を放射または投影する。HWD150は、ユーザーが近接してディスプレイ175を見ることを可能にするレンズを含み得る。
いくつかの例では、プロセッサ170は、あらゆる歪みまたは収差を補償する補償を実行する。1つの態様では、レンズは、色収差、糸巻き歪、バレル歪(barrel distortion)などの光学収差を導入する。プロセッサ170は、レンダリングされる画像に適用する補償(例えば、予歪(predistortion))を決定してレンズによって引き起こされた歪を補償し、決定された補償をプロセッサ170からの画像に適用してもよい。プロセッサ170は、予歪画像をディスプレイ175に提供してもよい。
いくつかの例では、コンピューティングデバイス110は、レンダリングされるコンテンツをHWD150に提供する電子コンポーネントまたは電子コンポーネントとソフトウェアコンポーネントとの組み合わせである。コンピューティングデバイス110は、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレットPC、ラップトップなど)として実現されてもよい。コンピューティングデバイス110は、ソフトアクセスポイント(soft access point)として動作してもよい。1つの態様では、コンピューティングデバイス110は、無線インタフェース115およびプロセッサ118を含む。これらのコンポーネントは、HWD150の位置およびHWD150のユーザーの視線方向に対応する人工現実のビュー(例えば、ユーザーのFOV)を決定するために一緒に動作してもよく、決定されたビューに対応する人工現実の画像を示す画像データを生成することができる。コンピューティングデバイス110はまた、アクセスポイント105と通信することができ、例えば、無線リンク102(例えば、インターリンク)を介して、アクセスポイント105からAR/VRコンテンツを取得することができる。コンピューティングデバイス110は、HWD150のユーザーの位置および視線方向を示すセンサー測定値を受信し、例えば、無線リンク125(たとえばイントラリンク)を介して、人工現実の提示のために画像データをHWD150に供給し得る。他の例では、コンピューティングデバイス110は、図1に示されるよりも多い、少ない、または異なるコンポーネントを含む。
いくつかの例では、無線インタフェース115は、HWD150、アクセスポイント105、他のコンピューティングデバイス110、またはそれらの任意の組み合わせと通信する電子コンポーネントまたは電子コンポーネントとソフトウェアコンポーネントとの組み合わせである。いくつかの例では、無線インタフェース115は、無線媒体を介してデータを送信および受信する送受信機を含むか、または送受信機として具体化される。無線インタフェース115は、無線リンク125(たとえば、イントラリンク)を介してHWD150と通信するための無線インタフェース165の対応するコンポーネントであり得る。無線インタフェース115はまた、無線リンク102(たとえば、インターリンク)を介してアクセスポイント105と通信するためのコンポーネントを含み得る。無線リンク102の例は、セルラー通信リンク、近距離通信リンク、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、60GHz無線リンク、または任意の無線通信リンクを含む。無線インタフェース115は、無線リンク185を介して異なるコンピューティングデバイス110と通信するためのコンポーネントも含んでもよい。無線リンク185の例は、近距離通信リンク、Wi-Fiダイレクト、Bluetooth(登録商標)、または任意の無線通信リンクを含む。無線リンク102(たとえば、インターリンク)を介して、無線インタフェース115は、アクセスポイント105からAR/VRコンテンツまたは他のコンテンツを取得し得る。無線リンク125(例えば、イントラリンク)を介して、無線インタフェース115は、HWD150の決定された位置および/または向き、ユーザーの決定された視線方向、および/またはハンドトラッキング測定値を示すデータをHWD150から受信してもよい。さらに、無線リンク125(例えば、イントラリンク)を介して、無線インタフェース115は、レンダリングされるべき画像を記述する画像データをHWD150に送信し得る。無線リンク185を通じて、無線インタフェース115は、コンピューティングデバイス110とHWD150との間の無線リンク125を示す情報(例えば、チャネル、タイミング)を受信または送信してもよい。無線リンク125を示す情報に従って、コンピューティングデバイス110は、干渉または衝突を回避するために動作を調整またはスケジューリングしてもよい。
プロセッサ118は、HWD150の位置および/または向きに従ってレンダリングされるべきコンテンツを生成するコンポーネントを含むか、またはそれに対応することができる。いくつかの例では、プロセッサ118は、1つまたは複数の中央処理ユニット、グラフィックス処理ユニット、画像プロセッサ、または人工現実の画像を生成する任意のプロセッサを含むか、またはそれらとして具現化される。いくつかの例では、プロセッサ118は、レンダリングされるべきコンテンツを生成するために、HWD150のユーザーの視線方向および人工現実におけるユーザー対話(ユーザーインタクション:user interaction)を用いることができる。1つの態様では、プロセッサ118は、HWD150の位置および/または向きに従って人工現実のビューを決定する。例えば、プロセッサ118は、物理空間におけるHWD150の位置を人工現実空間内の位置にマッピングし、人工現実空間におけるマッピングされた位置からのマッピングされた向きに対応する方向に沿った人工現実空間のビューを決定する。プロセッサ118は、人工現実空間の決定されたビューの画像を記述する画像データを生成し、無線インタフェース115を介してHWD150に画像データを送信してもよい。プロセッサ118は、画像を記述する画像データを符号化し、符号化されたデータをHWD150に送信することができる。いくつかの例では、プロセッサ118は、周期的に(たとえば、11msまたは16msごとに)画像データを生成し、HWD150に供給する。
いくつかの例では、プロセッサ118,170は、無線インタフェース115,165がスリープモードとウェイクアップモードとの間でトグルする(toggle)か、遷移するか、循環するか、または切り替わるように設定するか、またはそれを行わせることができる。ウェイクアップモードでは、無線インタフェース115,165がデータを交換することができるように、プロセッサ118は、無線インタフェース115を有効にし、且つプロセッサ170は無線インタフェース165を有効にすることができる。スリープモードでは、無線インタフェース165、115が電力を消費しないか、または電力消費を低減することができるように、プロセッサ118は無線インタフェース115を無効にし、プロセッサ170は無線インタフェース165を無効にする(たとえば、低電力または削減された動作を実装する)ことができる。プロセッサ118,170は、フレーム時間(たとえば、11msまたは16ms)ごとに周期的にスリープモードとウェイクアップモードとの間で切り替わるように無線インタフェース115、165をスケジューリングし得る。たとえば、無線インタフェース115,165は、フレーム時間の2msの間、ウェイクアップモードで動作し、無線インタフェース115,165は、フレーム時間の残り(たとえば、9ms)の間、スリープモードで動作することができる。スリープモードにおいて無線インタフェース115,165を無効にすることによって、コンピューティングデバイス110およびHWD150の電力消費を低減または最小化することができる。
いくつかの例では、プロセッサ118,170は、コンピューティングデバイス110とHWD150との間の通信を示す記憶された情報に基づいて、通信を再開するように無線インタフェース115,165を設定するかまたは無線インタフェース115,165にそれを行わせることができる。ウェイクアップモードでは、プロセッサ118,170は、コンピューティングデバイス110とHWD150との間の通信の情報(例えば、チャネル、タイミング)を生成し、記憶することができる。プロセッサ118,170は、記憶された情報によって示される前の通信のタイミングに従って、次のウェイクアップモードに移行するように無線インタフェース115、165をスケジューリングし得る。たとえば、無線インタフェース115,165は、前のウェイクアップモードのタイミングに従って、いつ次のウェイクアップモードに移行するべきかを予測/決定し、予測された時間において次のウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングすることができる。情報を生成して記憶し、次のウェイクアップモードをスケジューリングした後、プロセッサ118,170は、無線インタフェース115,165をスリープモードに移行させるように設定するか、または無線インタフェース115,165にそれを行わせ得る。ウェイクアップモードに移行するとき、プロセッサ118,170は、無線インタフェース115,165に、記憶された情報によって示される前の通信のチャネルまたは周波数帯域を用いて通信を再開させるか、またはそれを実行するように無線インタフェース115,165を設定し得る。したがって、スリープモードからウェイクアップモードに移行する無線インタフェース115,165は、利用可能なチャネルを探索するためのスキャン処理を行わず、および/またはハンドシェイクもしくは認証を実行しながら、通信を再開することができる。スキャン処理を行わないことにより、コンピューティングデバイス110およびHWD150が電力消費を低減することができるように、スリープモードで動作する無線インタフェース115,165の持続時間の延長を可能にする。
いくつかの例では、コンピューティングデバイス110A、110Bは、衝突または干渉を低減するために動作を調整することができる。1つの手法では、コンピューティングデバイス110Aは、コンピューティングデバイス110AとHWD150Aとの間の無線リンク125Aの存在の報知/アドバタイズ(advertise)を行うためにビーコンフレームを周期的に送信し、コンピューティングデバイス110AとHWD150Aとの間の通信を調整することができる。コンピューティングデバイス110Bは、コンピューティングデバイス110Aからのビーコンフレームを監視または受信し、コンピューティングデバイス110AとHWD150Aとの間の通信との衝突または干渉を回避するために、(たとえば、オフセット値などのビーコンフレーム内の情報を用いて)HWD150Bとの通信をスケジューリングし得る。例えば、コンピューティングデバイス110Bは、コンピューティングデバイス110AおよびHWD150Aがスリープモードで動作するときに、コンピューティングデバイス110BおよびHWD150Bをウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングすることができる。例えば、コンピューティングデバイス110Bは、コンピューティングデバイス110AおよびHWD150Aがウェイクアップモードで動作するときに、コンピューティングデバイス110BおよびHWD150Bをスリープモードに移行するようにスケジューリングすることができる。したがって、(たとえば、6メートル(20フィート)以内の)近接した複数のコンピューティングデバイス110およびHWD150は、共存し、低減された干渉で動作することができる。異なる複数のデバイスの通信リンクを調整することについての詳細な説明が、以下の図3および図4に関して以下に提供される。
図2は、一例によるHWD150の図である。いくつかの例では、HWD150は、前部剛体205およびバンド210を含む。前部剛体205は、ディスプレイ175(図2には図示せず)、レンズ(図2には図示せず)、複数のセンサー155、無線インタフェース165、およびプロセッサ170を含む。図2に示される例では、無線インタフェース165、プロセッサ170、複数のセンサー155は前部剛体205内に配置され、ユーザーには見えなくともよい。他の例では、HWD150は、図2に示されるものとは異なる構成を有する。例えば、無線インタフェース165、プロセッサ170、及び/又は複数のセンサー155は、図2に示されるものとは異なる位置にあってもよい。
図3は、本開示の例示的な実施形態による、複数の通信リンクを調整するプロセスを示すタイミング図300である。一例では、コンピューティングデバイス310A(例えば、コンピューティングデバイス110A)は、第1の通信リンク(例えば、無線リンク125A)を介して第1のステーションデバイス(例えば、HWD150A)と通信し、コンピューティングデバイス310B(例えば、コンピューティングデバイス110B)は、第2の通信リンク(例えば、無線リンク125B)を介して第2のステーションデバイス(例えば、HWD150B)と通信し得る。コンピューティングデバイス310A,310Bは、モバイルデバイスであってもよく、ソフトAPとして動作することができる。
1つの手法では、コンピューティングデバイス310A,310Bは、周期的にスリープモードおよびウェイクアップモードに移行し得る。ウェイクアップモードでは、コンピューティングデバイス310Aは、第1のステーションデバイス(たとえば、HWD150A)との通信のために無線インタフェース(たとえば、無線インタフェース115A)を作動させることができる。同様に、ウェイクアップモードでは、コンピューティングデバイス310Bは、第2のステーションデバイス(たとえば、HWD150B)との通信のために無線インタフェース(たとえば、無線インタフェース115B)を作動させることができる。スリープモードでは、コンピューティングデバイス310Aは、電力を節約するために無線インタフェースを作動させないようにすることができる。同様に、スリープモードでは、コンピューティングデバイス310Bは、電力を節約するために無線インタフェースを作動させないようにすることができる。
1つの手法では、ビーコン送信時間間隔(beacon transmission time intervals)330A、330B、330Cの間に、コンピューティングデバイス310Aは、周期的に(たとえば、300msごとに)ウェイクアップモードで動作することができ、複数のビーコンフレームを送信またはブロードキャストすることができる。各ビーコン送信時間間隔330の持続時間は、1~2msであり得る。ビーコンフレームは、無線リンクのSSIDおよび/またはデータレートを報知/アドバタイズ/提供/示すことができ、ビーコンフレームの送信のタイミング(たとえば、ターゲットビーコン送信時間(target beacon transmission time : TBTT)および/または持続時間)を示すことができる。ビーコンフレームはまた、時間オフセット380を示すか、またはビーコン送信時間間隔330とビーコン送信時間間隔330に続くデータ送信時間間隔(data transmission time interval)360との間の差を示してもよい。たとえば、ビーコンフレームは、ビーコン送信時間間隔330の終わりと後続のデータ送信時間間隔360の始まりとの間の時間オフセット380を示す。第1のステーションデバイスは、コンピューティングデバイス310Aからビーコンフレームを受信するために、ビーコン送信時間間隔330の間にウェイクアップモードで動作し得る。第1のステーションデバイスは、後続のデータ送信時間間隔360の間にウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングし得る。後続のデータ送信時間間隔360の間にウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングした後、第1のステーションデバイスは、後続のデータ送信時間間隔360までスリープモードで動作することができる。同様に、ビーコンフレームを送信またはブロードキャストした後、コンピューティングデバイス310Aは、後続のデータ送信時間間隔360の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングすることができる。後続のデータ送信時間間隔360の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングした後、第1のコンピューティングデバイス310Aは、後続のデータ送信時間間隔360までスリープモードで動作し得る。
ビーコンフレーム(例えば、ビーコンフレーム内のタイミング、スケジューリング、または同期情報)に従って、コンピューティングデバイス310Aおよび第1のステーションデバイス(例えば、HWD150A)は、データ送信時間間隔360の間に互いにデータを交換することができる。一例では、コンピューティングデバイス310Aおよび第1のステーションデバイスは、ビーコン送信時間間隔330の終わりからの時間オフセット380で始まるデータ送信時間間隔360の間、ウェイクアップモードとなり得る。コンピューティングデバイス310Aおよび第1のステーションデバイスは、フレーム時間(たとえば、11ms)ごとに後続のデータ送信時間間隔360の間、ウェイクアップモードとなり得る。各データ送信時間間隔360の持続時間は、1~2msであり得る。例えば、データ送信時間間隔360の間に、コンピューティングデバイス310Aは、第1のステーションデバイスから、第1のステーションデバイスの位置及び/又は向きを示すセンサー測定値を受信し、第1のステーションデバイスの位置及び/又は向きに対応する人工現実のビューを示す画像データを供給することができる。データ送信時間間隔360の後、コンピューティングデバイス310Aおよび第1のステーションデバイスは、後続のデータ送信時間間隔360または後続のビーコン送信時間間隔330までスリープモードとなり得る。
1つの手法では、コンピューティングデバイス310Bおよび第2のステーションデバイス(たとえば、HWD150B)は、複数のビーコン送信時間間隔340A、340B、340C、および複数のデータ送信時間間隔370の間、コンピューティングデバイス310Aおよび第1のステーションデバイスと同様に動作し得る。複数のビーコン送信時間間隔340A、340B、340Cの間、コンピューティングデバイス310Bは、周期的に(例えば、300msごとに)ウェイクアップモードで動作することができ、コンピューティングデバイス310Bの複数のビーコンフレームを送信またはブロードキャストすることができる。ビーコン送信時間間隔340A、340B、340Cは、ビーコン送信時間間隔330A、330B、330Cとは異なる/別個の/重複しないように設定され得る。各ビーコン送信時間間隔340の持続時間は、1~2msであり得る。ビーコンフレームは、コンピューティングデバイス310Bと第2のステーションデバイスとの間の異なる無線リンク(たとえば、無線リンク125B)のSSIDおよび/またはデータレートを報知し得、ビーコンフレームの送信のタイミング(たとえば、TBTTおよび/または持続時間)を示すことができる。ビーコンフレームはまた、時間オフセット385を示すか、またはビーコン送信時間間隔340とビーコン送信時間間隔340に続くデータ送信時間間隔370との間の差を示してもよい。たとえば、ビーコンフレームは、ビーコン送信時間間隔340の終わりと後続のデータ送信時間間隔370の始まりとの間の時間オフセット380を示す。第2のステーションデバイスは、コンピューティングデバイス310Bからビーコンフレームを受信するために、ビーコン送信時間間隔340の間にウェイクアップモードで動作し得る。第2のステーションデバイスは、後続のデータ送信時間間隔370の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングし得る。後続のデータ送信時間間隔370の間、ウェイクアップモードとなるようにスケジューリングした後、第2のステーションデバイスは、後続のデータ送信時間間隔370までスリープモードで動作することができる。同様に、ビーコンフレームを送信またはブロードキャストした後、コンピューティングデバイス310Bは、後続のデータ送信時間間隔370の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングすることができる。後続のデータ送信時間間隔370の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングした後、第1のコンピューティングデバイス310Bは、後続のデータ送信時間間隔370までスリープモードで動作し得る。
ビーコンフレームに従って、コンピューティングデバイス310Bおよび第2のステーションデバイス(たとえば、HWD150B)は、データ送信時間間隔370の間に互いにデータを交換することができる。一例では、コンピューティングデバイス310Bおよび第2のステーションデバイスは、ビーコン送信時間間隔340の終わりからの時間オフセット385で始まるデータ送信時間間隔370の間、ウェイクアップモードに移行することができる。コンピューティングデバイス310Bおよび第2のステーションデバイスは、あるデータ送信時間間隔370に対して、フレーム時間(たとえば、11ms)ごとにウェイクアップモードに移行してもよい。各データ送信時間間隔370の持続時間は、1~2msであり得る。例えば、コンピューティングデバイス310Bは、第2のステーションデバイスから、第2のステーションデバイスの位置及び向きを示すセンサー測定値を受信し、データ送信時間間隔370の間に第2のステーションデバイスの位置及び向きに対応する人工現実のビューを示す画像データを供給し得る。データ送信時間間隔370の後、コンピューティングデバイス310Bおよび第2のステーションデバイスは、後続のデータ送信時間間隔370または後続のビーコン送信時間間隔340までスリープモードとなり得る。
一例では、i)コンピューティングデバイス310Aと第1のステーションデバイスとの間の第1の通信リンク、およびii)コンピューティングデバイス310Bと第2のステーションデバイスとの間の第2の通信リンクは、互いに干渉する可能性がある。例えば、図3において、データ送信時間間隔360およびデータ送信時間間隔370は、互いに重なっている。1つの態様では、コンピューティングデバイス310Bは、失敗した通信を検出し、コンピューティングデバイス310Bと第2のステーションデバイスとの間の第2の通信リンクのタイミングを調整して、コンピューティングデバイス310Aと第1のステーションデバイスとの間の第1の通信リンクによる干渉を低減することができる。1つの手法では、例えば、第2のステーションデバイスとの失敗した通信を検出したことに応答して、コンピューティングデバイス310Bは、ビーコンリスニング時間間隔(beacon listening time interval)375の間、コンピューティングデバイス310Aのビーコンフレームを監視し得る。コンピューティングデバイス310Bは、ビーコンリスニング時間間隔375の間、周期的に(例えば、1秒ごとに)コンピューティングデバイス310Aのビーコンフレームを監視し得る。ビーコンリスニング時間間隔375は、ビーコン送信時間間隔340Bと340Cとの間であり得る。ビーコンリスニング時間間隔375の間、コンピューティングデバイス310Bは、無線インタフェース(たとえば、無線インタフェース165B)がコンピューティングデバイス310Aからのビーコンフレームを監視することを可能にし得る。例えば、コンピューティングデバイス310Bは、ビーコン送信時間間隔330Cにおいて送信されたコンピューティングデバイス310Aのビーコンフレームを受信することができる。コンピューティングデバイス310Aからのビーコンフレームに応答して、コンピューティングデバイス310Bは、コンピューティングデバイス310Aのビーコンフレームの検出/受信の時間と、ビーコンフレーム内の時間オフセット380とを用いることによって、例えば、時間オフセット380をビーコンフレームの検出/受信の時間に加算して、データ送信時間間隔360’の開始時刻を取得することによって、データ送信時間360’(の開始時間)を決定することができる。コンピューティングデバイス310Aからのビーコンフレームに応答して、コンピューティングデバイス310Bは、コンピューティングデバイス310Bの時間オフセット385を決定または調整することができ、その結果、調整された時間オフセット385’によるデータ送信時間間隔370’は、データ送信時間間隔360’とは別個の/離れた/異なるか、または重ならない。コンピューティングデバイス310Bは、調整された時間オフセット385’を含むビーコンフレームを第2のステーションデバイスに送信またはブロードキャストし、調整された時間オフセット385’に従ってデータ送信時間間隔370’の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングし得る。データ送信時間間隔370’の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングした後、コンピューティングデバイス310Bは、調整された時間オフセット385’に従って、後続のデータ送信時間間隔370’までスリープモードとなり得る。コンピューティングデバイス310Bおよび第2のステーションデバイスは、データ送信時間間隔370’の間、ウェイクアップモードとなり、第2のステーションデバイスとデータを交換し得る。したがって、コンピューティングデバイス310Bは、コンピューティングデバイス310Aと第1のステーションデバイスとの間の第1の通信リンクによる干渉が低減された状態で、第2の通信リンクを介して第2のステーションデバイスと通信し得る。
一例では、コンピューティングデバイス310Aまたはコンピューティングデバイス310Bは、コンピューティングデバイス310Aとコンピューティングデバイス310Bとの間の優先度を判定し、優先度に従って時間オフセット380、385を調整することができる。優先度は、ポリシー(policy)に従って判定され得る。一例のポリシーは、既存の無線リンクまたはより長く使用した無線リンクを優先することを含む。たとえば、コンピューティングデバイスのビーコンフレームは、ステートデバイス(state device)とステーションデバイスとの間に確立された成功した/アクティブな無線リンクの持続時間(たとえば、有効期間)を示し得る。一例では、確立された成功した/アクティブな無線リンクのより長い持続時間(例えば、より長い有効期間)を有するコンピューティングデバイス310Aは、別のコンピューティングデバイス310Bよりも高い優先度を有し得る。したがって、第2のステーションデバイスとのより新しい通信リンクを確立しようとするコンピューティングデバイス310Bは、コンピューティングデバイス310Aと第1のステーションデバイスとの間のより古い(例えば、より長い/より多くの/より早く確立された)通信リンクに干渉することなく、第2のコンピューティングデバイスと通信するための時間オフセット385’を決定することができる。
図4は、本開示の例示的な実装形態による、複数のデバイス間の複数の通信リンクを調整するプロセス400を示すフローチャートである。いくつかの例では、プロセス400は、コンピューティングデバイス(例えば、コンピューティングデバイス310Bまたはコンピューティングデバイス110B)によって実行される。いくつかの例では、プロセス400は他のエンティティによって実行される。いくつかの例では、プロセス400は、図4に示されるよりも多い、少ない、または異なるステップを含む。
1つの手法では、コンピューティングデバイスは、別のコンピューティングデバイス(たとえば、コンピューティングデバイス310Aまたはコンピューティングデバイス110B)からのビーコンフレームを監視する(410)。コンピューティングデバイスは、ビーコンリスニング時間間隔375の間、ビーコンフレームを監視し得る。ビーコンリスニング時間間隔375は、コンピューティングデバイスの複数のビーコン送信時間間隔(たとえば、ビーコン送信時間340B、340C)の間であり得る。コンピューティングデバイスは、たとえば、ステーションデバイス(たとえば、HWD150B)との失敗した通信を検出したことに応答してなどのトリガーまたはスケジュールに従って、ビーコンリスニング時間間隔375の間、別のコンピューティングデバイスのビーコンフレームを監視し得る。コンピューティングデバイスは、ビーコンリスニング時間間隔375の間、別のコンピューティングデバイスのビーコンフレームを周期的に(たとえば、1秒ごとに)監視し得る。
1つの手法では、コンピューティングデバイスは、別のコンピューティングデバイスのビーコンフレームを受信し、別のコンピューティングデバイスの時間オフセット(たとえば、時間オフセット380)を特定する(420)。時間オフセットは、ビーコン送信時間間隔330と、別のコンピューティングデバイスのビーコン送信時間間隔330の後のデータ送信時間間隔360との間の時間差であり得る。たとえば、時間オフセットは、ビーコン送信時間間隔330の終わりとビーコン送信時間間隔330に後続するデータ送信時間間隔360の始まりとの間の時間差であり得る。コンピューティングデバイスは、ビーコンフレームに従って時間オフセットを特定し得る。
1つの手法では、コンピューティングデバイスは、別のコンピューティングデバイスの時間オフセット(たとえば、時間オフセット380)および/またはデータ送信時間間隔に従って、コンピューティングデバイスの時間オフセット(たとえば、時間オフセット385)を決定する(430)。コンピューティングデバイスは、別のコンピューティングデバイスの時間オフセットおよびビーコン送信時間間隔(たとえば、ビーコン送信時間間隔330)(の終了または終了時間)に従って別のコンピューティングデバイスのデータ送信時間間隔(たとえば、データ送信時間間隔360’)を特定することができ、データ送信時間間隔370’がコンピューティングデバイス310Aのデータ送信時間間隔360’と別個の/離れた、または重ならないように、コンピューティングデバイスの時間オフセット(たとえば、時間オフセット385)を調整することができる。
1つの手法では、コンピューティングデバイスは、調整された時間オフセット385’に従ってステーションデバイス(たとえば、HWD150B)と通信する(440)。コンピューティングデバイスは、調整された時間オフセット385’を示すビーコンフレームを生成することができ、ビーコン送信時間間隔(たとえば、ビーコン送信時間間隔340C)の間にビーコンフレームをステーションデバイスに送信またはブロードキャストし得る。ビーコン送信時間間隔の間にビーコンフレームを送信またはブロードキャストした後、コンピューティングデバイスおよびステーションデバイスは、調整された時間オフセット385’に従って後続のデータ送信時間間隔370’の間、ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングし得る。ウェイクアップモードに移行するようにスケジューリングした後、コンピューティングデバイスおよびステーションデバイスは、次のデータ送信時間間隔370’まで電力を節約するためにスリープモードに移行することができる。コンピューティングデバイスおよびステーションデバイスは、調整された時間オフセット385’に従ってデータ送信時間間隔370’の間、ウェイクアップモードに移行し、データを交換し得る。例えば、コンピューティングデバイスは、ステーションデバイスから、ステーションデバイスの位置及び向きを示すセンサー測定値を受信し、データ送信時間間隔370’の間にステーションデバイスの位置及び向きに対応する人工現実のビューを示す画像データを供給し得る。ステーションデバイスは、画像データに従って人工現実をレンダリングし得る。有利なことに、近接した(たとえば、6メートル(20フィート)以内の)複数のコンピューティングデバイスおよびステーションデバイスは共存することができ、本明細書において開示されるように時間オフセットを適応的に調整することによって低減された干渉で動作することができる。
本明細書で説明されるさまざまな動作を、コンピュータシステム上で実装することができる。図5は、本開示を実装するために使用可能な代表的なコンピューティングシステム514のブロック図を示す。いくつかの例では、図1のコンピューティングデバイス110、HWD150、またはその両方がコンピューティングシステム514によって実装される。コンピューティングシステム514は、例えば、スマートフォン、他の携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、スマートウォッチ、めがね、ヘッドウェアラブルディスプレイ)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータなどの消費者デバイスとして実装され、または分散された複数のコンピューティングデバイスで実装されることができる。コンピューティングシステム514は、VR、AR、MR体験を提供するために実装されることができる。いくつかの例では、コンピューティングシステム514は、プロセッサ516、記憶装置518、ネットワークインタフェース520、ユーザー入力デバイス522、およびユーザー出力デバイス524などの従来のコンピュータコンポーネントを含むことができる。
ネットワークインタフェース520は、リモートサーバシステムのWANインタフェースも接続される広域ネットワーク(例えば、インターネット)への接続を提供することができる。ネットワークインタフェース520は、有線インタフェース(例えば、イーサネット(登録商標))および/またはWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、またはセルラデータネットワーク規格(例えば、3G、4G、5G、60GHz、LTE等)などのさまざまなRFデータ通信規格を実装する無線インタフェースを含むことができる。
ユーザー入力デバイス522は、ユーザーがコンピューティングシステム514に信号を提供することができる任意のデバイス(または複数のデバイス)を含むことができ、コンピューティングシステム514は、信号を特定のユーザー要求または情報を示すものとして解釈することができる。ユーザー入力デバイス522は、キーボード、タッチパッド、タッチスクリーン、マウスまたは他のポインティングデバイス、スクロールホイール、クリックホイール、ダイヤル、ボタン、スイッチ、キーパッド、マイクロフォン、センサー(例えば、モーションセンサ、アイトラッキングセンサー等)などのいずれかまたはすべてを含むことができる。
ユーザー出力デバイス524は、コンピューティングシステム514がユーザーに情報を提供することができる任意のデバイスを含むことができる。例えば、ユーザー出力デバイス524は、コンピューティングシステム514によって生成された、またはコンピューティングシステム514に配信された画像を表示するためのディスプレイを含むことができる。ディスプレイは、さまざまな画像生成技術、例えば、液晶ディスプレイ(LCD : liquid crystal display)、有機発光ダイオード(OLED : organic light-emitting diodes)を含む発光ダイオード(LED : light-emitting diode)、プロジェクションシステム、陰極線管(CRT : cathode ray tube)などを、サポート電子機器(例えば、デジタル/アナログまたはアナログ/デジタル変換器、信号プロセッサなど)とともに組み込むことができる。入力および出力デバイスの両方として機能するタッチスクリーンなどのデバイスを使用することができる。ディスプレイに加えて、またはディスプレイの代わりに、出力デバイス524を設けることができる。例としては、表示灯、スピーカー、触覚「ディスプレイ」デバイス、プリンタなどが含まれる。
いくつかの実施態様は、コンピュータプログラム命令をコンピュータ可読記憶媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読媒体)に記憶する、マイクロプロセッサ、記憶装置、およびメモリなどの電子コンポーネントを含む。この明細書で説明されている特徴の多くは、コンピュータ可読記憶媒体にて符号化された一連のプログラム命令として指定された処理として実装されることができる。これらのプログラム命令が1つ以上のプロセッサによって実行されると、それらはプログラム命令で示されたさまざまな動作をプロセッサに実行させる。プログラム命令またはコンピュータコードの例には、コンパイラによって生成されるようなマシンコード、およびインタプリタを使用してコンピュータ、電子コンポーネント、またはマイクロプロセッサによって実行される高級コードを含むファイルが含まれる。適切なプログラミングを通じて、プロセッサ516は、サーバーまたはクライアントによって実行されるものとして本明細書で説明される機能のいずれか、またはメッセージ管理サービスに関連する他の機能を含む、コンピューティングシステム514についてのさまざまな機能を提供することができる。
コンピューティングシステム514は例示であり、変形および修正が可能であることを理解されたい。本開示に関連して使用されるコンピュータシステムは、本明細書で具体的に説明されていない他の機能を有することができる。さらに、コンピューティングシステム514は特定のブロックを参照して説明されているが、これらのブロックは説明の便宜のために定義されており、コンポーネント部品の特定の物理的配置を示唆することを意図するものではないことを理解されたい。例えば、異なるブロックを同じ施設、同じサーバーラック、または同じマザーボードに配置することができる。さらに、ブロックは、物理的に異なるコンポーネントに対応する必要はない。ブロックは、例えば、プロセッサをプログラミングすること、または適切な制御回路を提供することによって、さまざまな動作を実行するように構成されることができ、初期構成の取得方法に応じて、さまざまなブロックは、再構成可能である可能性があるか、またはそうでない可能性がある。本開示の実施態様は、回路およびソフトウェアの任意の組み合わせを使用して実装された電子デバイスを含むさまざまな装置で実現されることができる。
ここではいくつかの例示的な実施態様について説明したが、上記は例示的なものであり、限定するものではなく、例として提示されたものであることは明らかである。特に、本明細書に提示される例の多くは、方法行為またはシステム要素の特定の組み合わせを含むが、それらの行為およびそれらの要素は、同じ目的を達成するために他の方法で組み合わされることができる。1つの実施態様に関連して説明された行為、要素、および特徴は、他の実施態様または実施態様における同様の役割から除外されることを意図していない。
本明細書に開示される例および/または実施形態に関連して説明されるさまざまな処理、動作、例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアおよびデータ処理コンポーネントは、汎用シングルチップもしくはマルチチッププロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせで実装または実行されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成など、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実装されてもよい。いくつかの例および/または実施形態では、特定の処理および方法が、所与の機能に固有の回路によって実行されてもよい。メモリ(例えば、メモリ、メモリユニット、記憶装置など)は、本開示に記載されたさまざまな処理、層、およびモジュールを完了するまたは容易にするためのデータおよびコンピュータコード、またはデータもしくはコンピュータコードを記憶するための1つ以上の装置(例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク記憶装置など)を含んでもよい。メモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであるか、またはそれらを含んでもよく、データベースコンポーネント、オブジェクトコードコンポーネント、スクリプトコンポーネント、または、本開示で説明されるさまざまな動作および情報構造をサポートするための任意の他のタイプの情報構造を含んでもよい。一例によれば、メモリは、処理回路を介してプロセッサに通信可能に接続され、本明細書に記載の1つ以上の処理を(例えば、処理回路およびプロセッサ、または処理回路もしくはプロセッサによって)実行するためのコンピュータコードを含む。
本開示は、さまざまな動作を達成するための任意の機械可読媒体上の方法、システム、およびプログラム製品を企図する。本開示の例および実施形態は、既存のコンピュータプロセッサを使用して、またはこの目的もしくは別の目的のために組み込まれた適切なシステム用の専用コンピュータプロセッサによって、またはハードワイヤードシステムによって実装されてもよい。本開示の範囲内の例は、そこに記憶された機械実行可能命令またはデータ構造を保持または有するための機械可読媒体を備えるプログラム製品を含む。そのような機械可読媒体は、汎用または専用コンピュータまたはプロセッサを伴う他の機械によってアクセスすることができる任意の利用可能媒体とすることができる。例として、そのような機械可読媒体は、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または機械実行可能な命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを保持または格納するために使用されることができて汎用もしくは専用のコンピュータまたはプロセッサを伴う他のマシンによりアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。上記の組み合わせも、機械可読媒体の範囲に含まれる。機械実行可能命令には、例えば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または専用処理機械に特定の機能または機能群を実行させる命令およびデータが含まれる。
本明細書で使用される言い回しおよび用語は、説明のためのものであり、限定するものと見なされるべきではない。本明細書における「含む」、「備える」、「有する」、「含有する」、「伴う」、「により特徴付けられる」、「ことを特徴とする」およびその変形の使用は、その後に列挙される項目、その均等物、および追加項目、ならびに、排他的にそれ以降に列挙される項目からなる代替実施態様を包含することを意味する。1つの実施態様では、本明細書に記載のシステムおよび方法は、記載の要素、行為、またはコンポーネントのうちの1つ、1つ超の各組合せ、またはすべてからなる。
本明細書にて単数形で言及されるシステムおよび方法の実施態様または要素または行為へのいかなる言及も、複数のこれらの要素を含む実施態様を包含することができ、本明細書での任意の実施態様または要素または行為への複数形でのいかなる言及も、1つの要素だけを含む実施態様を包含することができる。単数形または複数形での言及は、現在開示されているシステムまたは方法、それらのコンポーネント、行為、または要素を単数または複数の構成に限定することを意図していない。任意の情報、行為または要素に基づく任意の行為または要素への言及は、行為または要素が任意の情報、行為または要素に少なくとも部分的に基づく実施態様を含むことができる。
本明細書に開示される任意の実施態様は、任意の他の実施態様、例、または実施形態と組み合わされることができ、「実施態様」、「いくつかの実施態様」、「1つの実施態様」などへの言及は必ずしも相互に排他的ではなく、特定の特徴、構造、または実施態様に関連して説明された特性は、少なくとも1つの実施態様、例、または実施形態に含めることができることを示すことを意図している。本明細書で使用されるそのような用語は、必ずしもすべてが同じ実施態様を指しているわけではない。任意の実施態様は、本明細書で開示される態様および実施態様と一致する任意の方法で、包括的または排他的に任意の他の実施態様と組み合わされることができる。
図面、詳細な説明、または任意の請求項における技術的特徴の後に参照符号が続く場合、参照符号は、図面、詳細な説明、および請求項の理解度を高めるために含まれている。したがって、参照符号の有無は、任意の請求項の要素の範囲を制限するいかなる効果もない。
本明細書に記載のシステムおよび方法は、その特性から逸脱することなく、他の特定の形態で具現化されてもよい。「およそ」、「約」、「実質的に」、または程度に関するその他の用語への言及は、明示的に別段の指示がない限り、所与の測定値、単位、または範囲からの+/-10%の変動を含む。結合された要素は、電気的、機械的、または物理的に相互に直接、または介在要素を伴って、結合されることができる。したがって、本明細書に記載のシステムおよび方法の範囲は、前述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の均等の意味および範囲内にある変更がそこに含まれる。
「結合された」という用語およびその変形は、2つの部材を直接的または間接的に相互に連結することを含む。そのような連結は静止していても(例えば、永続的または固定)、または可動(例えば、取り外し可能または解放可能)であってもよい。そのような連結は、2つの部材を互いにまたは互いに対して直接、結合するか、別個の介在部材および互いに結合された任意の追加中間部材を使用して2つの部材を互いに結合するか、または、2つの部材のうちの1つとの単一の一体本体として統合的に形成された介在部材を使用して2つの部材を互いに結合することによって達成されてもよい。「結合された」またはその変形が追加の用語によって修正される場合(例えば、直接的に結合)、上記で提供された「結合された」の一般的な定義は、追加の用語の平易な言葉の意味によって修正され(例えば、「直接的に結合された」はいかなる別個の介在部材も伴わない2つの部材の連結を意味する)、上記で提供された「結合された」の一般的な定義よりも狭い定義になる。そのような結合は、機械的、電気的または流体的であってもよい。
「または」への言及は包括的であると解釈されることができ、それにより、「または」を使用して記述されたいかなる用語も、記述された用語の単一、1つ超、およびすべてのいずれかを示すことができる。「‘A’および‘B’の少なくとも1つ」への言及には、‘A’のみ、‘B’のみ、および‘A’と‘B’との両方を含めることができる。「備える」または他のオープンな用語法と組み合わせて使用されるそのような言及には、追加の項目を含めることができる。
さまざまな要素のサイズ、寸法、構造、形状および割合、パラメータの値、取り付け配置、材料の使用、色、向きのバリエーションなど、説明されている要素および行為の修正は、本明細書に開示された主題事項の教示および利点から著しく逸脱することなく行うことができる。例えば、一体的に形成されているように示されている要素は、複数の部品または要素から構成されることができ、要素の位置を逆にするか、または別様に変更することができ、別個の要素または位置の性質または数を変更または変形することができる。本開示の範囲から逸脱することなく、開示された要素および動作の設計、動作条件および配置において、他の置換、修正、変更、および省略を行うこともできる。
本明細書における要素の位置への言及(例えば、「上」、「下」、「より上」、「より下」)は、図面におけるさまざまな要素の向きを説明するために単に使用される。さまざまな要素の向きは、他の例に従って異なっていてもよく、そのような変形は、本開示によって包含されることが意図されている。

Claims (11)

  1. 方法であって、
    第2のアクセスポイントが、第1のアクセスポイントから、第1のビーコン送信時間において前記第1のアクセスポイントの第1のビーコンを無線で受信することであって、前記第1のビーコンは、前記第1のアクセスポイントと第1のステーションデバイスとの間の通信についての前記第1のビーコンの前記第1のビーコン送信時間と前記第1のアクセスポイントの第1のデータ送信時間との間のオフセットを示す、前記第1のビーコンを無線で受信すること、
    前記第2のアクセスポイントが、前記第1のビーコンによって示された前記オフセットに従って、前記第1のアクセスポイントの前記第1のデータ送信時間とは異なる前記第2のアクセスポイントの第2のデータ送信時間を決定すること、
    前記第2のアクセスポイントが、前記第2のデータ送信時間に従って、第2のステーションデバイスと通信すること、を備える方法。
  2. 前記第2のアクセスポイントが、予め設定された時間間隔の間、スリープモードからウェイクアップモードに移行することをさらに備え、
    前記第2のアクセスポイントが、前記予め設定された時間間隔の間に前記第1のビーコンを受信するように構成されている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記予め設定された時間間隔は、少なくとも前記第2のアクセスポイントの隣接する2つのビーコン送信時間の間の時間間隔を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のアクセスポイントが、前記第2のステーションデバイスとの失敗した通信を検出すること、
    前記第2のステーションデバイスとの失敗した通信を検出したことに応答して、前記第2のアクセスポイントが、前記第1のビーコンを受信するためにスリープモードからウェイクアップモードに移行すること、をさらに備える請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第2のアクセスポイントが、前記第1のビーコンによって示される前記オフセットに従って、前記第2のアクセスポイントの前記第2のデータ送信時間を決定することは、
    前記第2のアクセスポイントが、前記第1のビーコン送信時間および前記オフセットに従って、前記第1のデータ送信時間を特定すること、
    前記第2のアクセスポイントが、特定された前記第1のデータ送信時間とは異なるように前記第2のデータ送信時間をスケジューリングすること、を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記第2のアクセスポイントが、前記第1のビーコン送信時間および前記オフセットに従って前記第2のアクセスポイントの一組のデータ送信時間をスケジューリングすることをさらに備え、
    前記第2のアクセスポイントの前記一組のデータ送信時間からの各データ送信時間は、前記第1のアクセスポイントの別の組のデータ送信時間からの対応するデータ送信時間とは離れている、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2のアクセスポイントの前記一組のデータ送信時間からの各データ送信時間が、前記一組のデータ送信時間からの隣接するデータ送信時間から同じ時間間隔だけ離れている、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第2のアクセスポイントが、前記第2のアクセスポイントの第2のビーコン送信時間と前記第2のデータ送信時間との間の前記第2のアクセスポイントのオフセットをブロードキャストすることをさらに備える請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第2のアクセスポイントが、ポリシーに従って前記第1のアクセスポイントと前記第2のアクセスポイントとの間の優先度を判定することをさらに備え、
    前記第2のアクセスポイントは、前記第1のアクセスポイントが前記第2のアクセスポイントよりも高い優先度を有すると判定したことに応答して、前記第2のアクセスポイントの前記第2のデータ送信時間を決定する、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記第2のアクセスポイントが、前記ポリシーに従って前記第1のアクセスポイントと前記第2のアクセスポイントとの間の前記優先度を判定することは、
    前記第2のアクセスポイントが、前記第1のアクセスポイントが動作していた第1の持続時間と、前記第2のアクセスポイントが動作していた第2の持続時間とを比較すること、
    前記第2のアクセスポイントが、前記第1の持続時間が前記第2の持続時間よりも長いと判定したことに応答して、前記第1のアクセスポイントが前記第2のアクセスポイントよりも高い優先度を有すると判定すること、を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 第1のアクセスポイントであって、
    第1のステーションデバイスと通信するように構成された無線インタフェースと、
    前記無線インタフェースに結合された1つまたは複数のプロセッサであって、前記無線インタフェースを制御し、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサと、を備え、
    前記無線インタフェースは、前記第2のアクセスポイントである、第1のアクセスポイント。
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