JP2023545248A - 弁 - Google Patents

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Abstract

弁100は、中心軸114を規定する基部110を含む。弁100は、基部110に連結されるとともに、基部110から軸方向外側に、中心軸114に沿った方向に延在する、支柱118を含む。弁100は、基部110及び/又は支柱118の一方又は両方において、少なくとも1つの流れ開口部122を含む。弁100は、オリフィス130を有する可撓性膜部126であって、オリフィス130が、弁100を通る連通を最小化するために支柱118に近接して配置される、非吐出構造をとる、可撓性膜部126を更に含む。可撓性膜部126は、オリフィス130が、弁100を通る連通を確立するために支柱118から離間される、吐出構造を有する。【選択図】図1

Description

本出願は2020年10月19日に出願された米国仮特許出願第63/093,514号からの優先権を主張し、その全体は参照により本明細書に援用する。
本発明は、包括的に、容器から流動性物質を吐出する弁に関する。
弁は、流動性物質の容器のための閉鎖体の開口又はポートにおいて装着され得るものであり、又は代替としては、流動性物質のための容器若しくは導管内に装着され得るものである。かかる弁は、典型的には、柔軟で弾力性を有する弁材料を貫く単一のスリットを有するか又は複数のスリットを有し、初期の閉じた構造又は状態においてノーマリークローズドオリフィスを画定する。オリフィスは、弁の両側に作用する十分な圧力差に応じて、又は弁を貫いて挿入されるプローブ又はカニューレ等の十分に硬い物品による機械的な係合に応じて、そこを通る流れを可能にするために開く。弁の両側の間に作用する十分に高い圧力差に応じて開くかかる弁は、典型的には、弁に作用する圧力差の十分な低下に応じて、そこを通る流れを封止又は遮断するために自動的に閉じるように設計される。同様に、機械的に係合可能な弁は、典型的には、係合する物品の取り外しの際に、そこを通る流れを封止又は遮断するよう自動的に閉じるように設計される。
かかるタイプの弁の形態は、特許文献1及び特許文献2に開示されている。これらの特許の記載は、適切な範囲で、かつ本明細書と矛盾しない範囲で、参照により本明細書に援用される。
かかる従来技術の従来の弁は、特に食品、飲料、ローション及びクリームを含む、液体及び気体等の、流動性物質とともに使用するのに適したものであり得る。かかる弁は、典型的には、可撓性、柔軟性、或る程度の弾性、及び弾力性を有する単一の物質又は材料から一体構造(すなわちワンピース構造)として成形される。これは、Dow Corning Corporation社により米国においてD.C.99-595及びRBL-9595-40という商品表示で販売されているシリコーンゴム等のシリコーンゴムを含む、合成熱硬化性ポリマー等の、エラストマーを含み得る。別の好適なシリコーンゴム材料は、Wacker Silicone Company社によりWacker3003-40という商品表示で米国において販売されている。
従来の弁は、第1の側面及び第2の側面を有する。1つの既知の用途において、第1の側面は、流動性物質容器の内部に面し、第2の側面は、外部の周囲環境に面する。
従来の弁は、流動性物質の容器に装着される又は取り付けられるための、周縁取り付け部分又は装着フランジを有する。典型的には、これは、弁が設置され得る閉鎖体上又は容器上の形状部と嵌合することができる保持構造又はリングを介して達成され得る。
本発明の発明者らは、少なくともいくつかの用途において、従来の弁が、流動性物質のいくつかの容器には適さないものとなり得ることや、別個の保持リングを必要とする従来の弁が、非常にコストが大きいものとなり得ることを見出した。
本発明の発明者らは、いくつかのタイプの流動性物質がパッケージ又は容器内に含まれる少なくともいくつかの用途については、弁が設置された容器の輸送中及び/又は取り扱い中、弁が時期尚早に開放したり、漏入又は漏出したりする、好ましからざる事態を、排除するか又は少なくとも低減若しくは最小化することができる、改善された弁を提供することが望ましいものとなり得ると判断した。
本発明の発明者らはまた、少なくとも1つ以上のタイプの用途について、従来のスリットタイプのシリコーン弁と比較して、一貫した動作特性を有する弁を製造するための、(1)製造及び/又は組み立ての容易さ、(2)比較的低い製造コスト及び/又は組み立てコスト、及び(3)低減された製品不良率を以て、効率的に高品質で大規模に弁を製造する技術への適応、といった利点のうちの1つ以上を有するように、流動性物質容器とともに使用するために構成され得る、改善された弁を提供することが望ましいものとなり得ると判断した。
本発明の発明者らは、従来技術によってこれまで教示又は想定されなかった新規の有利な特徴を有するとともに、上述の利益又は特徴のうちの1つ以上を有する設計に適応することができる弁を提供する方法を見出した。
米国特許第5,839,614号 米国特許第8,678,249号
本発明の発明者らは、弁を通る(一方の側から他方への)選択的な連通を可能として、そこを通る流動性物質の流れを確保するために、改善された低コストの弁システムを提供する方法を見出した。弁は、弁が設置され得る容器若しくはシステムの外部と内部との間に開口を有する、流動性物質のパッケージ若しくは容器、若しくは流体処理システム(流動性物質吐出システム等)とともに組み立てられ、又はその中に備えられ得る。
本発明の広範な1つの態様によれば、弁は、中心軸を規定する基部と、基部に連結され、基部から軸方向外側に、中心軸に沿った方向に延在する支柱とを含む。弁は、基部及び/又は支柱の一方又は両方において形成され得る、少なくとも1つの流れ開口部を含む。弁は、オリフィスを規定する可撓性膜部であって、オリフィスが、弁を通る流動性物質の連通を最小化するか、又は少なくとも制限するために、支柱に近接して配置された、非吐出構造を規定する、可撓性膜部を更に含む。可撓性膜部は、オリフィスが、弁を通る流動性物質の実質的な連通を確立する又は可能とするために、支柱に近接する非吐出構造から離間させた、吐出構造をとる。
本発明の1つの態様によれば、弁は、容器のための閉鎖体の中に又は保持リング又は接着剤の必要なく容器内に直接に設置されるための、好ましくは単一の熱可塑性エラストマーからの、一体構造として形成される。
本発明の1つの態様によれば、基部と可撓性膜部とは、ヒンジによって接続される。好ましくは、基部及び可撓性膜部は、成形時の形状では概ね平面状であり、可撓性膜部は、ヒンジ周りに回動して、概ね平面状の成形時の形状から非吐出構造となり、オリフィスが支柱の周りに配置されるように構成されている。好ましくは、可撓性膜部のオリフィスは、円形である。
本発明の別の態様においては、少なくとも1つの流れ開口部は、基部及び支柱の各々を通って延在する、径方向の反対側に対置される対の流れ開口部の形状を有する。
本発明の更に別の態様においては、支柱は、概ね円筒形であり、遠位端部において終端する。好ましくは、遠位端部は、非吐出構造において、中心軸に対して可撓性膜部の軸方向外側に延在する。好ましい1つの実施形態によれば、支柱は、中心軸を含む垂直平面で見たときに、円錐台状の断面形状を有する遠位端部において終端する。別の実施形態においては、支柱は、実質的に平坦な遠位端部において終端する。
本発明の1つの態様によれば、可撓性膜部は、基部の一部に接して封止するための周壁と、周壁の横方向内側に延在し、オリフィスを規定する横断壁とを含む。好ましくは、周壁は、上端部及び底端部を規定し、横断壁は、底端部から延在し、可撓性膜部が非吐出(すなわち吐出準備状態の)構造にある状態で、上端部の軸方向内側(中心軸に沿って容器内部に向かって)に位置している。更により好ましくは、横断壁は、可撓性膜部が非吐出構造にある状態で、実質的に平坦である。
本発明の別の形態においては、基部は、支柱を囲む外壁と、外壁から横方向内側に延在する内壁とを含む。好ましくは、可撓性膜部は、基部の外壁に接して封止するための周壁と、周壁の横方向内側に延在し、オリフィスを規定する横断壁とを含む。好ましい1つの形態によれば、周壁は、可撓性膜部を基部に対して非吐出構造に維持するための、少なくとも1つの環状突出部又はその他の摩擦手段を含む。好ましくは、外壁は、基部を閉鎖体又は容器と固定するための、そこから横方向外側に延在するフランジを含む。好ましくは、弁は、閉鎖体の開口の軸方向内側にある位置において、閉鎖体の中に配置される。
本発明の好ましい形態においては、可撓性膜部は、可撓性膜部が非吐出構造にある状態で、支柱の外側面と接触せず、該外側面から横方向に離隔される。
本発明の別の形態においては、可撓性膜部は、可撓性膜部が非吐出構造にある状態で、支柱の外側面に接して封止する。
本発明の更に別の形態によれば、可撓性膜部は、可撓性膜部が非吐出構造にある状態で、支柱の遠位端部に接触せず、該遠位端部から軸方向外側に離隔される。
本発明の別の形態においては、可撓性膜部は、可撓性膜部が非吐出構造にある状態で、支柱の遠位端部に軸方向に接して封止する。
本発明の更に別の形態においては、可撓性膜部は、弾力性を有するものであり、可撓性膜部が所定の閾値を下回る圧力差を受けたときに、吐出構造から非吐出構造に動かされるように構成されている。
本発明の別の形態によれば、可撓性膜部は、弁を通る空気の流入を可能にするために可撓性膜部が非吐出構造から軸方向内側に動くことが可能である、通気導入構造を更に有する。
本発明の広範な1つの形態によれば、弁は、中心軸を規定する基部と、基部に連結された支柱と、基部及び/又は支柱における少なくとも1つの流れ開口部と、可撓性膜部とを含む。膜部は、オリフィスを含み、オリフィスが、弁を通る流動性物質の連通を最小化又は抑制するために支柱に近接して配置させた、非吐出構造をとる。膜部は、オリフィスが、弁を通る流動性物質の連通を確立するために支柱から離間させた、吐出構造を規定する。基部と、支柱と、膜部とは、一体構造である。
本発明の別の広範な形態によれば、弁は、中心軸を規定する基部と、基部に連結された支柱と、基部及び/又は支柱における少なくとも1つの流れ開口部と、可撓性膜部とを含む。膜部は、オリフィスを含み、オリフィスが、弁を通る流動性物質の連通を最小化又は抑制するために支柱に近接して配置させた、非吐出構造を有する。膜部は、オリフィスが、弁を通る流動性物質の連通を確立するために支柱から離隔させた、吐出構造を規定する。基部と膜部とは、それぞれ別個に形成された構造である。
本発明の更に別の広範な形態によれば、弁は、中心軸を規定する基部と、基部に連結された支柱と、基部及び/又は支柱における少なくとも1つの流れ開口部と、可撓性膜部とを含む。膜部は、オリフィスを含み、オリフィスが、弁を通る流動性物質の連通を最小化又は抑制するために支柱に近接して配置させた、非吐出構造をとる。膜部は、オリフィスが、弁を通る流動性物質の連通を確立するために支柱から離間させた、吐出構造を規定する。可撓性膜部は、弁を通る空気の流入を可能にするために可撓性膜部が非吐出構造から内側に動かされる、通気導入構造を有する。
本発明の多数の他の利点及び特徴は、本発明の以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び添付図面から容易に明らかとなる。
本明細書の一部をなす添付図面において、同様の符号は、図面を通して同様の部分を示すのに用いられる。
図1は、本発明による弁の、上方から見た拡大等角図であり、図1は、動作構造へと再配置される前の、応力を受けていない、製造されたままの、開いた構造にある弁を示す。 図2は、図1の弁の、下方から見た拡大等角図である。 図3は、図1の弁の平面図である。 図4は、図3における4-4面による図1の弁の断面図である。 図5は、図3における5-5面による図1の弁の断面図である。 図6は、図1の弁の底面図である。 図7は、図1の弁の、上方から見た拡大等角図であり、容器(図示されていない)の開口内に受容されるための、吐出動作準備構造へと再配置された又は折り畳まれた弁を示す。 図8は、図7の弁の下方から見た拡大等角図である。 図9は、図7の弁の平面図である。 図10は、図9における10-10面による図7の弁の断面図である。 図11は、図9における11-11面による図7の弁の断面図であり、流動性物質の容器の開口に位置するために閉鎖体の上端部に設置された弁を示す。 図12は、図7の弁の底面図である。
本発明の弁は、多くの異なる形態の実施形態が可能であるが、本明細書及び添付図面は、本発明の例としていくつかの特定の形態のみを開示している。ただし、本発明は、そうして記載された実施形態に限定されることを意図していない。
説明を簡単にするために、本発明の弁は、図面を参照しながら、直立した流動性物質容器又はシステム上に設置されたときに弁が有し得る概ね水平な向きで説明される。「軸方向」、「半径方向」、及び「横方向」という用語は、本明細書では、一般的に弁の基部又は本体の中心によって規定される中心軸(図5及び図10における114)に関して使用される。本明細書で採用される、「軸方向外側」という表現は、弁が設置され得る容器の内部から離れる方向に軸114に沿った、図において上向きの方向を指す(すなわち吐出方向)。「軸方向内側」という表現は、弁が設置され得る容器の内部に向かって軸114に沿った、図において下向きの方向を指す(すなわち通気導入方向)。本明細書で採用される、「半径方向内側」という表現は、軸114に垂直で、軸114に向かって動く方向を指す。「半径方向外側」という表現は、軸114に垂直で、軸114から離れて動く方向を指す。「横方向外側」という表現は、軸114から離れる方向であって、かつ軸114に垂直な平面内の方向を指す。「横方向内側」という表現は、軸114に向かう方向であって、かつ軸114に垂直な平面内の方向を指す。しかしながら、本発明は、図示された向き以外の向きで製造、保管、輸送、使用、又は販売され得ることは、理解されるであろう。
本発明の弁は、様々なデザインを有する多様な従来の又は特別な流動性物質容器又はシステム(例えば、流動性物質ハンドリング又は処理システム、吐出システム等)とともに使用するのに好適である。これらのシステムの詳細は、図示又は記載していないが、当該技術分野における、そのようなシステムを理解している当業者には明らかであろう。
図1~図12は、本発明による弁100の第1の実施形態を示す。弁100は、弁の一方の側から他方の側への(例えば、流動性物質容器、ハンドリング若しくは吐出システム、導管、又はパッケージの、中へ又は外への)弁100を通る連通を選択的に可能とするために使用され、弁100は、典型的には、かかる容器又はシステムの内部と連通したものである。弁100は特に、流動性物質吐出システム(図示されていない)のための容器の開口に設置されるための閉鎖体200(図11のみ)内に設置されるように適合されている。
流動性物質容器は、例えば、可撓性のバッグ又は剛性のボトルとすることができる。また、弁100は、周囲気圧において又は周囲気圧を超える圧力において流動性物質を収容するリザーバー、流動性物質処理システム、又は流動性物質吐出システム(圧力がシステム内の流動性物質の静水頭に由来する、及び/又は内部で流動性物質の加圧を発生させるか若しくは別様にもたらすシステムを含む)に設置することができる。
弁100の第1の図示された実施形態は、可撓性、弾力性、圧力開放性、及び自己閉鎖性を有するものであり、従来技術のスリットタイプの弁により現在提供されている用途のために意図されている。従来技術のスリットタイプの弁の形態は、特許文献2及び特許文献1に開示されている。これらの特許の記載は、適切な範囲で、かつ本明細書と矛盾しない範囲で、参照により本明細書に援用する。
弁100は、飲料、食品、ローション及びクリームを含む液体等の、流動性物質とともに使用するのに適している。弁100は、好ましくは、可撓性、柔軟性、弾性、及び弾力性を有する材料から一体構造(すなわちワンピース構造)として成形される。これは、合成熱可塑性エラストマー(TPE)等のエラストマーを含んでもよい。
弁100は、熱硬化性材料から、又は熱可塑性プロピレン、エチレン、ウレタン及びスチレン(それらのハロゲン化対応物を含む)等から、成形され得る。例えば、採用され得る特定の非シリコーン材料は、エチレンプロピレンジエンモノマーゴム(「EPDM」)である。採用され得る別の非シリコーン材料は、ニトリルゴムである。多くの用途において、弁100と接触することとなる流体物質との反応、及び/又はその粗悪化を回避するために、材料が実質的に不活性であることが望ましい。
弁100は、材料物質の単層を画定する単一の物質である材料から形成されるものとして示されているが、いくつかの用途では、弁100は、異なる物質の2つ以上の層によって画定される材料から形成することができることが理解されよう。例えば、弁100の材料の1つの層は、シリコーンゴムから形成することができ、弁100の材料の1つ以上の他の層は、1つ以上の異なる物質の被膜又は積層から形成することができる。
図1及び図5を参照すると、弁100は、中心軸114(図5においてのみ明らかである)を規定する本体又は基部110と、基部110から軸方向外側に延在する支柱118と、基部110及び/又は支柱118を貫いて延在する1つ以上の流れ開口部122と、後述される、支柱118の周りの流れを制限するための可撓性膜部126と、の基本構成要素を有する。弁100は、図1~図6に示されるように、成形時の形状では幾分平面状の構造をとり、可撓性膜部126は、支柱118から離れて位置している又は転回させられている。次いで、弁100は、可撓性膜部126が支柱118に近接して又はその周りに配置された、吐出動作準備構造又は非吐出動作構造へと、操作されるか又はそれ自体が折り畳まれる必要がある。非吐出構造(図7~図12)において、可撓性膜部126は、支柱118に隣接して横方向に配置され、弁100を通る(すなわち、以下により詳細に説明されるように、支柱118と可撓性膜部126との間の環状領域を通る)流動性物質の流れを制限するか、又は少なくとも抑制する。
弁100は、十分に高い圧力差が可撓性膜部126の反対側に作用して、それを支柱118から(軸方向及び/又は半径方向に)離れるように動かして、流動性物質のための流路をつくり出すときに、「開」位置すなわち吐出構造とされる。
図1及び図2を参照すると、弁100の基部110は中空でカップ状であり、支柱118は基部110の凹状の中央部分から軸方向外側に延在する。直径方向に対向する流れ開口部122の対は、基部110及び支柱118を貫いて延在しており、基部110の下方の第1の側から基部110の上方の第2の側への流動性物質の流れを可能にする。意図される一用途においては、弁100の第1の側(底部)は、流動性物質の容器の内部に面し、第2の側(上部)は、外部の周囲環境に面する。流れ開口部122は、腎臓形又は蝶形の構成を有し、支柱118の径方向の反対側に対置される。基部110は、1つの開口部122のみを有してもよいし、又は2つよりも多い開口部122を有してもよく、これらは基部110の凹状部分内にのみ形成され、支柱118内に延在しなくてもよいことは、理解されるであろう。さらに、いくつかの実施形態(図示されていない)においては、開口部122は、基部110の外側の環状若しくは円筒状の部分に、又は支柱118にのみ、配置されてもよい。
図1~図12に示された弁100の実施形態においては、支柱118は、概ね円筒形の形状であり、中心軸114を含む垂直平面で見たときに、先細の円錐台状の断面形状を有する遠位端部138において終端する(例えば図4及び図5)。
図4及び図5を参照すると、基部110は、支柱118を囲む概ね円筒形の外壁162と、外壁162から支柱118まで横方向内側に延在する横断方向の内壁166とを規定する。フランジ又は環状保持突出部163は、閉鎖体200又は容器(図示されていない)の一部と係合するために外壁162から横方向外側に延在し、弁100を閉鎖体200又は容器の開口において固定する。フランジ163は、弁100がその非吐出動作構造に置かれたときに、基部110に対する可撓性膜部126の動作を許容するチャネル又は切り欠き164(図1)を含む。
図1、図3及び図6を参照すると、弁100は、基部110と可撓性膜部126との間にテザー又はヒンジ134の接続部を含む。ヒンジ134は、好ましくは、基部110及び可撓性膜部126が一体形成された構造である場合に、材料の比較的薄い部分で構成されるリビングヒンジである。前述のとおり、弁100は、一体構造として製造された場合、成形時の形状では概ね平面状である。可撓性膜部126は、支柱118の周り又は近接してオリフィス130を配置するように、概ね平面状の成形時の形状から、非吐出動作構造へとヒンジ134周りに基部110に対して回動させられ得る(例えばこの構成は図7~図12に示されている)。いくつかの用途においては、ヒンジ134は省略されてもよいことは、理解されるであろう。例えば、基部110と可撓性膜部126とは、別個に形成され、その後、圧力嵌め、クランプ、接着剤等によって組み立てられてもよい。さらに、基部110と可撓性膜部126とは、非吐出動作構造で共射出成形されてもよい。さらに、支柱118、基部110及び/又は膜部126のいずれかは、一緒に形成されてもよいし、又は任意の数のサブ構成要素で構成されてもよい。
弁100の第1の図示された実施形態においては、支柱118の遠位端部138は、前述の非吐出構造において、可撓性膜部126の(可撓性膜部126を越えて)軸方向外側に延在している。可撓性膜部126はまた、幾分カップ形状で中空であり、前述の非吐出構造において、摩擦嵌合によって、基部110の外壁162の一部内に入れ子状になり、該外壁の一部に接して封止するための、周壁又は環状壁142を含む。可撓性膜部126は、周壁142の横方向内側に延在する底壁又は横断壁146を更に備える。横断壁146は、オリフィス130において終端し、オリフィス130を規定する。オリフィス130は、好ましくは、円筒形の支柱118を受容するための円形形状であるが、オリフィス130は、支柱118の形状に応じて、多角形、正方形、楕円形、又は不規則で非対称な形状等、他の形状を有してもよい。
周壁142は、上端部(軸方向外側の端部)及び底端部(軸方向内側の端部)を有し、横断壁146は、底端部から延在し、可撓性膜部126が支柱118を囲む非吐出構造で、上端部の軸方向内側に位置する。弁100の横断壁146は、実質的に平坦であるか、又は平面状である。
弁100の現在好ましい図示された実施形態において、可撓性膜部126は、非吐出構造にある状態で、支柱118の環状又は外側面119に接触せず、そこから横方向に離隔されている。
本発明者らは、可撓性膜部126が非吐出構造にある状態で、支柱118の外側面119に接触せず、そこから横方向に離隔されている可撓性膜部126を、弁100に備えることが、弁100が設置される容器又はその他のシステムに、従来技術のスリットタイプの弁を置き換えるために好適に機能し得ることを発見した。特に、改善された弁100は、閉鎖体又は容器の開口で弁100を保持するための保持リング、接着剤、又はその他の高価な手段の必要性を排除し、かくして、弁及び/又は閉鎖体のコスト及び製造の複雑さを著しく低減させ得る。弁100は、弁100が設置される流動性物質容器又はシステムの輸送、保管、加熱、又は過加圧の間、弁が時期尚早に開放したり、その他の漏入又は漏出したりする好ましからざる事態を、防止するか又は少なくとも低減若しくは最小化するために、比較的高い粘度の流動性材料(例えばケチャップ、ローション、ゲル)用に使用され得る。本発明者らは、支柱118から横方向に離隔された可撓性膜部126の配置が、弁100を通して流動性物質を吐出した後に(膜部126が内側に偏向した位置又は形状へと移動する)、容器内部への有益な通気導入を可能にし得ることを更に見出した。
比較的低い粘度の流動性物質(例えばジュース、油、液体石鹸等)とともに使用される場合、可撓性膜部126がその非吐出構造にある状態で、可撓性膜部126が、支柱118の外側面119に接して封止するか又は接触するように、弁100を修正することが望ましい。
比較的高い粘度の流動性物質のための更に他の構成においては、可撓性膜部126がその非吐出構造にある状態で、可撓性膜部126が、支柱118の遠位端部138(支柱118の外側面119ではなく)とは接触せず、該遠位端部から軸方向外側に離隔されるように構成され得る。比較的低い粘度の流動性物質とともに使用する場合、可撓性膜部126がその非吐出構造にある状態で、可撓性膜部126が、支柱118の遠位端部138に接して封止するか又は接触するように、この構造において弁100を修正することが望ましい。
可撓性膜部126、流れ開口部122、及び可撓性膜部126と弁100の支柱118との間の間隔(又はその欠如)は、好ましくは、所望される流れ特性を達成するように、特定の流動性物質供給システム又は容器、及び特定のタイプの流動性物質と組み合わせた使用のために構成される。例えば、流動性物質の粘度及び密度は、考慮されるべき要素である。弁100の材料の剛性及びデュロメータ、並びに可撓性膜部126のサイズ及び厚さは、考慮されるべき追加的な要素である。
弁100は可撓性であり、(1)閉じた静置位置すなわち非吐出構造(例えば図11)と、(2)開いた位置すなわち吐出構造との間で、圧力下で形状を変化させる。吐出構造においては、可撓性膜部126は、図11における支柱118に近接する位置からわずかに軸方向外側に動かされ、支柱118の周りの間隙又は環状空間の断面積を増大させて、弁100を通る流動性物質の所望の流量を可能にする。
弁100が設置される容器内の流動性物質は、膜部126の固有の剛性によって、(弁100を通した連通を確立するために)可撓性膜部126を越えて軸方向外側に動くことを制約又は抑制されると言うことができる。「制約される」という用語は、弁100が所定の設計値を超えない開放力又は開放圧力差を受けたときに、可撓性膜部126及び支柱118の界面によって、流動性物質が流れること、又は少なくとも所定の漏れ量よりも多く流れることが、実質的に防止されることを意味する。
図11を参照すると、弁100は、好ましくは、閉鎖体200の開口210の軸方向内側にある位置において、閉鎖体200の中に配置される。弁100は、容器(図示されていない)又はその他の吐出システムの開口において、直接に設置されてもよいことは、理解されるであろう。
本発明による弁の第2の実施形態が考察されるが、図示はされていない。弁の第2の実施形態は、図示された弁100の第1の実施形態に関して詳細に前述したものと同じ単数又は複数の材料から形成され得る。弁の第2の実施形態は、中心軸を規定する本体又は基部と、基部から軸方向外側に延在する支柱と、基部及び/又は支柱を貫いて延在する1つ以上の流れ開口部と、可撓性膜部と、の同じ基本構成要素を有する。弁の第2の実施形態は、可撓性膜部が支柱から離れて位置している、成形時の形状では幾分平面状の構造をとる。次いで、弁は、可撓性膜部が支柱の外側面又は環状の側面に近接して配置された、吐出動作準備構造又は非吐出動作構造へと、操作されるか又はそれ自体が折り畳まれる必要がある。非吐出構造において、可撓性膜部は、支柱に隣接して配置され、弁を通る流動性物質の流れを制限するか、又は少なくとも抑制する。
弁の第2の実施形態は、十分に高い圧力差が可撓性膜部の反対側に作用して、それを支柱から離れるように動かし、流動性物質のための流路をつくり出すときに、「開」位置すなわち吐出構造とされる。
弁の第2の実施形態は、多くの点で弁100の前述した第1の実施形態と異なる。例えば、弁の第2の実施形態の流れ開口部は、基部及び支柱において対向する対の正方形状スロットの形態を有している。
さらに、弁の第2の実施形態においては、支柱は、概ね円筒形の形状であり、その非吐出動作構造において、可撓性膜部を越えて(軸方向外側に)すぐのところで終端する、実質的な平坦な遠位端部において終端する。開口部は、必然的に、非吐出構造において可撓性膜部の下に位置する。
基部はまた、支柱を囲む円筒形の外壁と、外壁から支柱の接続部まで横方向内側に延在する横断方向の内壁とを規定する。フランジ又は環状保持突出部は、弁を閉鎖体又は容器の開口において固定するために閉鎖体又は容器の突出部又は一部と係合するために外壁から横方向外側に延在する。弁は、好ましくは、閉鎖体の開口の軸方向内側にある位置において、閉鎖体の中に配置される。フランジは、弁がヒンジの周りに回動させられて、非吐出動作構造に置かれたときに、基部に対する可撓性膜部の動作を許容するチャネル又は切り欠きを含む。
いくつかの用途においては、ヒンジは省略されてもよいことは、理解されるであろう。例えば、基部と可撓性膜部とは、別個に形成され、その後、圧力嵌め、クランプ、接着剤等によって組み立てられてもよい。さらに、基部と可撓性膜部とは、非吐出動作構造において共射出成形されてもよい。さらに、支柱、基部及び/又は膜のいずれかは、一緒に形成されてもよいし、又は任意の数のサブ構成要素で構成されてもよい。
弁の第2の考察される実施形態においては、可撓性膜部はまた、幾分カップ形状で中空であり、前述の非吐出構造において、摩擦嵌合によって、基部の外壁の一部内に入れ子状になり、該外壁の一部に接して封止するための、周壁又は環状壁を含む。可撓性膜部及び基部はそれぞれ、基部内に可撓性膜部の周囲を封止的に保持するための単数又は複数の環状ビーズを備えている。横断壁は、オリフィスにおいて終端し、オリフィスを規定する。オリフィスは、好ましくは、円筒形の支柱を受容するための円形形状であるが、オリフィスは、支柱の形状に応じて、正方形、その他の多角形、楕円形、又は不規則で非対称等の、他の形状を有してもよい。
周壁は、上端部(軸方向外側の端部)及び底端部(軸方向内側の端部)を有し、横断壁は、底端部から延在し、可撓性膜部が非吐出構造にある状態で、上端部の軸方向内側に位置する。弁の第2の実施形態の横断壁は、平面状であり、複数の同心の環状リブを有し、十分に高い圧力差を受けたときに、その非吐出構造からその吐出構造への可撓性膜部の撓み又は開放を支援及び制御する。
弁の第2の実施形態において、可撓性膜部は、非吐出構造にある状態で、可撓性膜部が支柱の外側面と接触せず、該外側面から横方向に最小限だけ離隔されている。
比較的低い粘度の流動性物質(例えばジュース、油、液体石鹸等)とともに使用される場合には、可撓性膜部がその非吐出構造にある状態で、可撓性膜部が、支柱の外側面に接して封止するか又は該外側面に接触するように、弁の第2の実施形態を修正することが望ましい。
比較的高い粘度の流動性物質のための更に他の構成においては、可撓性膜部がその非吐出構造にある状態で、可撓性膜部が支柱の遠位端部に接触せず、該遠位端部から軸方向外側に離隔されるよう構成され得る。比較的低い粘度の流動性物質とともに使用される場合には、可撓性膜部が非吐出構造で、可撓性膜部が、支柱の遠位端部に接して封止するか又は該遠位端部に接触するように、この構造における弁を修正することが望ましい。
可撓性膜部、流れ開口部、及び可撓性膜部と弁の支柱との間の間隔(又はその欠如)は、好ましくは、所望される流れ特性を達成するように、特定の流動性物質供給システム又は容器、及び特定のタイプの流動性物質と組み合わせた使用のために構成される。例えば、流動性物質の粘度及び密度は、考慮されるべき要素である。弁材料の剛性及びデュロメータ、並びに可撓性膜部のサイズ及び厚さは、考慮されるべき追加的な要素である。
弁の第2の実施形態は、可撓性であり、(1)閉じた静置位置すなわち非吐出構造と、(2)開いた位置すなわち吐出形状との間で形状を変化させる。吐出構造においては、可撓性膜部は、支柱に近接する位置から軸方向外側に動かされ、支柱の周りの間隙の断面積を増大させて、弁を通る流動性物質の所望される流量を可能にする。
弁が設置される容器内の流動性物質は、膜の固有の剛性によって、(弁を通した連通を確立するために)可撓性膜部を越えて軸方向外側に移動することを制約又は抑制されると言うことができる。「制約される」という用語は、弁が所定の設計値を超えない開放力又は開放圧力差を受けたときに、可撓性膜部及び支柱の界面によって、流動性物質が流れること、又は少なくとも所定の漏れ量よりも多く流れることが、実質的に防止されることを意味する。
本明細書において、本発明の弁100の動作に構成要素の構成及び配置がいかにして影響を与え得るかに関して、様々な理論及び説明を記載したが、そのような理論及び説明によって制限されることは意図されないことが理解されよう。さらに、添付の特許請求の範囲の範囲内にある全ての構造は、かかる弁の動作が、本明細書に提示された説明及び理論によって説明することができないというだけでは、特許請求の範囲の範囲から除外されることは意図されていない。
本発明の種々の変形形態及び変更形態は、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、当業者には明らかとなる。例示の実施形態及び例は、単に例として提供され、本発明の範囲を制限することは意図していない。

Claims (65)

  1. 弁(100)であって、前記弁(100)は、前記弁(100)を通る選択的な連通を可能にし、前記弁(100)は、
    中心軸(114)を規定する基部(110)と、
    前記基部(110)に連結された支柱(118)と、
    前記基部(110)及び/又は前記支柱(118)における少なくとも1つの流れ開口部(122)と、
    オリフィス(130)を有する可撓性膜部(126)と、
    を含み、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る連通を最小化するために前記支柱(118)に近接して配置させた、非吐出構造をとり、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る連通を確立するために前記支柱(118)から離間させた、吐出構造をとる、前記弁。
  2. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記可撓性膜部(126)とは、一体構造である、前記弁。
  3. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記支柱(118)とは、一体構造である、前記弁。
  4. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と、前記支柱(118)と、前記可撓性膜部(126)とは、一体構造である、前記弁。
  5. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と、前記支柱(118)と、前記可撓性膜部(126)とは、熱可塑性エラストマーから形成された射出成形された一体構造である、前記弁。
  6. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記可撓性膜部(126)とは、ヒンジ(134)によって接続されている、前記弁。
  7. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記可撓性膜部(126)とは、ヒンジ(134)によって接続され、成形時の形状では、概ね平面状であり、前記可撓性膜部(126)は、前記ヒンジ(134)周りに回動して、前記概ね平面状の成形時の形状から前記非吐出構造となり、前記オリフィス(130)が前記支柱(118)の周りに配置されるように構成されている、前記弁。
  8. 請求項1に記載の弁(100)であって、少なくとも1つの前記流れ開口部(122)は、前記基部(110)及び前記支柱(118)の各々を貫いて延在する、径方向の反対側に対置される対の流れ開口部(122)の形状を有する、前記弁。
  9. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、概ね円筒形であり、遠位端部(138)において終端する、前記弁。
  10. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、前記非吐出構造において、前記中心軸(114)に対して前記可撓性膜部(126)の軸方向外側に延在する遠位端部(138)を含む、前記弁。
  11. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、前記中心軸(114)を含む垂直平面で見たときに、円錐台状の断面形状を有する遠位端部(138)において終端する、前記弁。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、実質的に平坦な遠位端部(138)において終端する、前記弁。
  13. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の一部に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の横方向内側に延在し、前記オリフィス(130)を規定する横断壁(146)とを含む、前記弁。
  14. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の一部に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の内側に延在し、前記オリフィス(130)を規定する横断壁(146)とを含み、前記周壁(142)は、上端部及び底端部を規定し、前記横断壁(146)は、前記底端部から延在し、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記中心軸(114)に対して前記上端部の軸方向内側に位置している、前記弁。
  15. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の一部に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の横方向内側に延在する横断壁(146)とを含み、前記横断壁(146)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、実質的に平坦である、前記弁。
  16. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)と、前記外壁(162)から横方向内側に延在する内壁(166)とを含む、前記弁。
  17. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)と、前記外壁(162)から横方向内側に延在する内壁(166)とを含み、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の前記外壁(162)に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の横方向内側に延在し、前記オリフィス(130)を規定する横断壁(146)とを含む、前記弁。
  18. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)を含み、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の前記外壁(162)に接して封止するための周壁(142)を含み、前記外壁(162)及び/又は前記周壁(142)は、前記可撓性膜部(126)を前記非吐出構造に維持するための少なくとも1つの環状突出部を含む、前記弁。
  19. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の外側面(119)に接触せず、該外側面(119)から横方向に離隔される、前記弁。
  20. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の外側面(119)に接して封止する、前記弁。
  21. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の遠位端部(138)に接触せず、該遠位端部(138)から軸方向外側に離隔される、前記弁。
  22. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の遠位端部(138)に軸方向に接して封止する、前記弁。
  23. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)の前記オリフィス(130)は、円形である、前記弁。
  24. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、弾力性を有するものであり、前記可撓性膜部(126)が所定の閾値を下回る圧力差を受けたときに、前記吐出構造から前記非吐出構造に動かされるように構成されている、前記弁。
  25. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)を含み、前記外壁(162)は、そこから横方向外側に延在するフランジ(163)を含む、前記弁。
  26. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)を含み、前記外壁(162)は、そこから横方向外側に延在するフランジ(163)を含み、前記フランジ(163)は、前記基部(110)に対する前記可撓性膜部(126)の動作を許容するチャネル(164)を含む、前記弁。
  27. 容器用の閉鎖体(200)と組み合わせた請求項1に記載の弁(100)であって、前記容器は、前記容器の外部と、流動性物質が貯蔵され得る前記容器の内部との間に開口を有する、前記弁。
  28. 容器用の閉鎖体(200)と組み合わせた請求項1に記載の弁(100)であって、前記弁(100)は、前記閉鎖体(200)の開口(210)の軸方向内側にある位置において、前記閉鎖体(200)の中に配置される、前記弁。
  29. 容器用の閉鎖体(200)と組み合わせた請求項1に記載の弁(100)であって、前記弁(100)は、そこから横方向外側に延在するフランジ(163)を含み、前記閉鎖体(200)は、前記フランジ(163)に係合して前記弁(100)を保持するための少なくとも1つの突出部(220)を含む、前記弁。
  30. 請求項1に記載の弁(100)であって、閉鎖体(200)及び流動性物質の容器と組み合わせた、前記弁。
  31. 請求項1に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記弁(100)を通る空気の流入を可能とするために前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造から内側に動かされる通気導入構造を更に有する、前記弁。
  32. 弁(100)であって、前記弁(100)は、前記弁(100)を通る選択的な連通を可能にし、前記弁(100)は、
    中心軸(114)を規定する基部(110)と、
    前記基部(110)に連結された支柱(118)と、
    前記基部(110)及び/又は前記支柱(118)における少なくとも1つの流れ開口部(122)と、
    オリフィス(130)を有する可撓性膜部(126)と、
    を含み、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る流動性物質の連通を最小化するために前記支柱(118)に近接して配置せた、非吐出構造をとり、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る流動性物質の連通を確立するために前記支柱(118)から離間させた、吐出構造をとり、
    前記基部(110)と、前記支柱(118)と、前記可撓性膜部(126)とは、一体構造である、
    前記弁。
  33. 弁(100)であって、前記弁(100)は、前記弁(100)を通る選択的な連通を可能にし、前記弁(100)は、
    中心軸(114)を規定する基部(110)と、
    前記基部(110)に連結された支柱(118)と、
    前記基部(110)及び/又は前記支柱(118)における少なくとも1つの流れ開口部(122)と、
    オリフィス(130)を有する可撓性膜部(126)と、
    を含み、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る流動性物質の連通を最小化するために前記支柱(118)に近接して配置させた、非吐出構造をとり、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る流動性物質の連通を確立するために前記支柱(118)から離間させた、吐出構造をとり、
    前記基部(110)と前記可撓性膜部(126)とは、それぞれ別個に形成された構造である、可撓性膜部(126)と、
    を含む、前記弁。
  34. 弁(100)であって、前記弁(100)は、前記弁(100)を通る選択的な連通を可能にし、前記弁(100)は、
    中心軸(114)を規定する基部(110)と、
    前記基部(110)に連結された支柱(118)と、
    前記基部(110)及び/又は前記支柱(118)における少なくとも1つの流れ開口部(122)と、
    オリフィス(130)を有する可撓性膜部(126)と、
    を含み、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る流動性物質の連通を最小化するために前記支柱(118)に近接して配置させた、非吐出構造をとり、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る流動性物質の連通を確立するために前記支柱(118)から離間させた、吐出構造をとり、
    前記可撓性膜部(126)は、前記弁(100)を通る空気の流入を可能とするために前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造から内側に動かされる通気導入構造を更にとる、可撓性膜部(126)と、
    を含む、前記弁。
  35. 弁(100)であって、前記弁(100)は、前記弁(100)を通る選択的な連通を可能にし、前記弁(100)は、
    中心軸(114)を規定する基部(110)と、
    前記基部(110)に連結された支柱(118)と、
    前記基部(110)及び/又は前記支柱(118)における少なくとも1つの流れ開口部(122)と、
    オリフィス(130)を有する可撓性膜部(126)と、
    を含み、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る連通を最小化するために前記支柱(118)に近接して配置させた、非吐出構造をとり、
    前記可撓性膜部(126)は、前記オリフィス(130)が、前記弁(100)を通る連通を確立するために前記支柱(118)から離間させた、吐出構造をとる、
    前記弁。
  36. 請求項35に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記可撓性膜部(126)とは、一体構造である、前記弁。
  37. 請求項35又は36に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記支柱(118)とは、一体構造である、前記弁。
  38. 請求項35~37のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と、前記支柱(118)と、前記可撓性膜部(126)とは、一体構造である、前記弁。
  39. 請求項35~38のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と、前記支柱(118)と、前記可撓性膜部(126)とは、熱可塑性エラストマーから形成された射出成形された一体構造である、前記弁。
  40. 請求項35~39のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記可撓性膜部(126)とは、ヒンジ(134)によって接続されている、前記弁。
  41. 請求項35~40のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)と前記可撓性膜部(126)とは、ヒンジ(134)によって接続され、成形時の形状では概ね平面状であり、前記可撓性膜部(126)は、前記ヒンジ(134)周りに回動して、前記概ね平面状の成形時の形状から前記非吐出構造となり、前記オリフィス(130)が前記支柱(118)の周りに配置されるように構成されている、前記弁。
  42. 請求項35~41のいずれか1項に記載の弁(100)であって、少なくとも1つの前記流れ開口部(122)は、前記基部(110)及び前記支柱(118)の各々を貫いて延在する、径方向の反対側に対置される対の流れ開口部(122)の形状を有する、前記弁。
  43. 請求項35~42のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、概ね円筒形であり、遠位端部(138)において終端する、前記弁。
  44. 請求項35~43のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、前記非吐出構造において、前記中心軸(114)に対して前記可撓性膜部(126)の軸方向外側に延在する遠位端部(138)を含む、前記弁。
  45. 請求項35~44のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、前記中心軸(114)を含む垂直平面で見たときに、円錐台状の断面形状を有する遠位端部(138)において終端する、前記弁。
  46. 請求項35~44のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記支柱(118)は、実質的に平坦な遠位端部(138)において終端する、前記弁。
  47. 請求項35~46のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の一部に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の横方向内側に延在し、前記オリフィス(130)を規定する横断壁(146)とを含む、前記弁。
  48. 請求項35~47のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の一部に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の内側に延在し、前記オリフィス(130)を規定する横断壁(146)とを含み、前記周壁(142)は、上端部及び底端部を規定し、前記横断壁(146)は、前記底端部から延在し、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記中心軸(114)に対して前記上端部の軸方向内側に位置している、前記弁。
  49. 請求項35~48のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の一部に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の横方向内側に延在する横断壁(146)とを含み、前記横断壁(146)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、実質的に平坦である、前記弁。
  50. 請求項35~49のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)と、前記外壁(162)から横方向内側に延在する内壁(166)とを含む、前記弁。
  51. 請求項35~50のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)と、前記外壁(162)から横方向内側に延在する内壁(166)とを含み、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の前記外壁(162)に接して封止するための周壁(142)と、前記周壁(142)の横方向内側に延在し、前記オリフィス(130)を規定する横断壁(146)とを含む、前記弁。
  52. 請求項35~51のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)を含み、前記可撓性膜部(126)は、前記基部(110)の前記外壁(162)に接して封止するための周壁(142)を含み、前記外壁(162)及び/又は前記周壁(142)は、前記可撓性膜部(126)を前記非吐出構造に維持するための少なくとも1つの環状突出部を含む、前記弁。
  53. 請求項35~52のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の外側面(119)に接触せず、該外側面(119)から横方向に離隔される、前記弁。
  54. 請求項35~52のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の外側面(119)に接して封止する、前記弁。
  55. 請求項35~52のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の遠位端部(138)に接触せず、該遠位端部(138)から軸方向外側に離隔される、前記弁。
  56. 請求項35~52のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造にある状態で、前記支柱(118)の遠位端部(138)に軸方向に接して封止する、前記弁。
  57. 請求項35~56のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)の前記オリフィス(130)は、円形である、前記弁。
  58. 請求項35~57のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、弾力性を有するものであり、前記可撓性膜部(126)が所定の閾値を下回る圧力差を受けたときに、前記吐出構造から前記非吐出構造に動かされるように構成されている、前記弁。
  59. 請求項35~58のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)を含み、前記外壁(162)は、そこから横方向外側に延在するフランジ(163)を含む、前記弁。
  60. 請求項35~59のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記基部(110)は、前記支柱(118)を囲む外壁(162)を含み、前記外壁(162)は、そこから横方向外側に延在するフランジ(163)を含み、前記フランジ(163)は、前記基部(110)に対する前記可撓性膜部(126)の動作を許容するチャネル(164)を含む、前記弁。
  61. 容器用の閉鎖体(200)と組み合わせた請求項35~60のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記容器は、前記容器の外部と、流動性物質が貯蔵され得る前記容器の内部との間に開口を有する、前記弁。
  62. 容器用の閉鎖体(200)と組み合わせた請求項35~61のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記弁(100)は、前記閉鎖体(200)の開口(210)の軸方向内側にある位置において、前記閉鎖体(200)の中に配置される、前記弁。
  63. 容器用の閉鎖体(200)と組み合わせた請求項35~62のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記弁(100)は、そこから横方向外側に延在するフランジ(163)を含み、前記閉鎖体(200)は、前記フランジ(163)に係合して前記弁(100)を保持するための少なくとも1つの突出部(220)を含む、前記弁。
  64. 請求項35~63のいずれか1項に記載の弁(100)であって、閉鎖体(200)及び流動性物質の容器と組み合わせた、前記弁。
  65. 請求項35~64のいずれか1項に記載の弁(100)であって、前記可撓性膜部(126)は、前記弁(100)を通る空気の流入を可能とするために前記可撓性膜部(126)が前記非吐出構造から内側に動かされる通気導入構造を更に有する、前記弁。
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