JP2023544701A - Ue-ue間リレーシナリオにおけるリレー再選択および接続処理手順のための方法および装置 - Google Patents

Ue-ue間リレーシナリオにおけるリレー再選択および接続処理手順のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本出願の実施形態は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)5G新無線(NR)の下でユーザ機器(UE)-UE間リレーシナリオにおけるリレー再選択および接続処理手順のための方法および装置に関する。本出願の一実施形態によれば、方法は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5無線リソース制御(RRC)接続を確立するステップであって、リレーUEと別のUEとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、トリガ条件に基づいてリレー再選択手順を行うステップであって、トリガ条件が、サイドリンク障害を検出することと、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害を検出することと、リレーUEからの障害通知の受信と、UEの上位層からの障害指示の受信との少なくとも1つである、ステップとを含むことができる。加えて、UEは、サイドリンク障害を検出または障害通知を受信すると、BSに、障害情報を報告してよい。

Description

本出願の実施形態は、概してワイヤレス通信技術に関し、特にユーザ機器(UE)-UE間リレーシナリオにおけるリレー再選択および接続処理手順のための方法および装置に関する。
5Gワイヤレス通信技術へビークルツーエブリシング(V2X:Vehicle to Everything)が導入された。V2X通信のチャネル構造の観点から、2つのユーザ機器(UE)間の直接リンクはサイドリンクと呼ばれる。サイドリンクは、3GPP(登録商標)リリース12において導入されたロングタームエボリューション(LTE)機能であり、近接UE間の直接通信を可能にし、そしてデータは、基地局(BS)またはコアネットワークを経由する必要がない。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)では、ワイヤレス通信システムにおけるリレーノード(RN)の配備が促進される。RNを配備する1つの目的は、カバレッジ内に位置するまたは、比較的低信号品質に至ることがある、BSから離れているUEのスループットを改善することによってBSのカバレッジエリアを強化することである。RNは、一部の場合にはリレーUEとも名付けられてよい。リレーUEを含む3GPP 5Gサイドリンクシステムは、サイドリンクリレーシステムと名付けられてよい。
現在、3GPP 5G新無線(NR:New Radio)システム等では、UE-UE間リレーシナリオにおけるリレー再選択および接続処理手順を設計する仕方に関する詳細は、まだ具体的に議論されていない。
3GPP TS 36.300 3GPP TS 23.303 3GPP TS 38.311 3GPP TS 36.311 TS 38.331
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、UEによって行われてよい。本方法は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5無線リソース制御(RRC)接続を確立するステップであって、リレーUEと別のUEとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、トリガ条件に基づいてリレー再選択手順を行うステップであって、トリガ条件が、サイドリンク障害を検出することと、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害を検出することと、リレーUEからの障害通知の受信と、UEの上位層からの障害指示の受信との少なくとも1つである、ステップとを含む。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法において、リレーUEから受信される障害通知は、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられたサイドリンク無線リンク障害(RLF)通知と、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のサイドリンクRLFを回復させることに失敗したことの通知と、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のPC5シグナリング(PC5-S)リンク障害の通知との1つである。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法において、PC5-Sリンク障害の通知は、リレーUEのアクセス階層(AS)層がPC5-Sリンク障害の指示を受信した後に受信される。一部の他の実施形態において、PC5-Sリンク障害の通知は、「キープアライブ手順のタイマ」の満了後に受信される。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法において、サイドリンクRLF通知は、原因を含み、そして原因は、無線リンク制御(RLC)再送信の最大数に達したことと、「サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマ」の満了と、連続ハイブリッド自動再送要求(HARQ)不連続送信(DTX)の最大数に達したことと、完全性チェック障害指示の受信と、PC5-Sリンク障害の発生との少なくとも1つである。
一部の実施形態において、PC5-Sリンク障害は、UEとリレーUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のためのタイマ」の満了と、UEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のための別のタイマ」の満了との少なくとも一方に応じて検出される。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法において、障害指示は、UEのPC5-S層から受信され、そして障害指示は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5-Sリンク障害の指示であって、指示がUEのPC5-S層からUEのAS層によって受信される、指示である。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法において、サイドリンク障害は、UEとリレーUEとの間のリンクに発生し、そしてサイドリンク障害は、UEとリレーUEとの間のリンクにおけるRLFと、構成情報に関する障害であって、構成情報がUEとリレーUEとの間のリンクと関連付けられる、障害との少なくとも一方である。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法において、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害は、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続と関連付けられる、「RRC再構成手順のためのタイマ」の満了と、UEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる、「キープアライブ手順のためのタイマ」の満了との少なくとも一方に応じて検出される。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法において、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のためのタイマ」の満了に応答して、障害通知は、リレーUEの上位層からリレーUEのAS層に示され、そして障害通知は、リレーUEによってUEに送信される。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法は、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と関連付けられた障害通知を受信したことに応答して、上述の別のUEに宛てられるデータの送信を中断するステップを更に含む。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法は、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と関連付けられた障害通知を受信したことに応答して、リレーUEに宛てられるデータを送信し続けかつリレーUEからデータを受信し続けるステップを更に含む。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法は、リレーUEからエンドマーク指示を受信したことか、UEに宛てられるデータ転送を完了したことの指示を含むRRCメッセージを受信したことかに応答して、リレーUEからデータを受信するのを止めるステップを更に含む。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法は、UEとリレーUEとの間のPC5 RRC接続を解放するステップを更に含む。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法は、UEのAS層によって、UEのPC5-S層に指示を送信するステップであって、UEがリレーUEからデータを受信するのを止めたことを指示が示す、ステップを更に含む。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法は、UEがBSのカバレッジ内にあることと、UEとリレーUEとの間のリンクにサイドリンク障害を検出したことまたはUEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続に障害を検出したこととに応答して基地局(BS)に障害情報を報告するステップを更に含む。
一部の実施形態において、障害情報は、障害原因を含み、そして障害原因は、構成情報に関する障害であって、構成情報がUEとリレーUEとの間のリンクと関連付けられる、障害と、UEとリレーUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害との少なくとも1つである。
一実施形態において、障害情報は、障害原因と関連付けられたリンクの2つの終端UEに関する一組の識別情報を含む。
一部の実施形態において、UEによって行われる本方法は、UEがBSのカバレッジ内にあることと、リレーUEから障害通知を受信したこととに応答してBSに障害通知を報告するステップを更に含む。
一部の実施形態において、障害通知は、障害原因を含み、そして障害原因は、構成情報に関する障害であって、構成情報がUEとリレーUEとの間のリンクと関連付けられる、障害と、UEとリレーUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害との少なくとも1つである。一実施形態において、障害通知は、障害原因と関連付けられたリンクの2つの終端UEに関する一組の識別情報を含む。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。本装置は、コンピュータ実行可能命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路網と、送信回路網と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路網および送信回路網に結合されるプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに、UEによって行われる上述の方法のいずれかを実装させる。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための更なる方法を提供する。本方法は、リレーUEによって行われてよい。本方法は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5無線リソース制御(RRC)接続を確立するステップと、リレーUEと別のUEとの間のリンクのRRC接続を確立するステップと、UEに障害通知を送信するステップとを含む。
一部の実施形態において、リレーUEによって行われる本方法において、リレーUEから送信される障害通知は、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられたサイドリンクRLF通知と、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のサイドリンクRLFを回復させることに失敗したことの通知と、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のPC5-Sリンク障害の通知との1つである。
一実施形態において、サイドリンクRLF通知は、原因を含み、そして原因は、RLC再送信の最大数に達したことと、「サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマ」の満了と、連続HARQ DTXの最大数に達したことと、完全性チェック障害指示の受信と、PC5-Sリンク障害の発生との少なくとも1つである。
一部の実施形態において、リレーUEによって行われる本方法において、UEに障害通知を送信するステップは、リレーUEのAS層によって、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のPC5-Sリンク障害の指示を受信するステップと、UEにPC5-Sリンク障害の通知を送信するステップとを更に含む。
一部の他の実施形態において、リレーUEによって行われる本方法において、UEに障害通知を送信するステップは、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる、「キープアライブ手順のタイマ」の満了を検出するステップと、UEにPC5-Sリンク障害の通知を送信するステップとを更に含む。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。本装置は、コンピュータ実行可能命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路網と、送信回路網と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路網および送信回路網に結合されるプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに、リレーUEによって行われる上述の方法のいずれかを実装させる。
1つまたは複数の例の詳細が添付の図面および以下の説明に明らかにされる。他の特徴、目的および利点は、同説明および図面から、ならびに特許請求の範囲から明らかであろう。
本出願の利点および特徴を得ることができる方式を記載するために、本出願の説明は、添付の図面に例示される、その具体的な実施形態を参照することによってなされている。これらの図面は、本出願の実施形態例だけを描いており、そのため、その範囲を限定するとみなされるものではない。
本出願の一部の実施形態に従うワイヤレス通信システムの概要図である。 本出願の一部の実施形態に従う例証的なV2X通信システムである。 本出願の一部の実施形態に従うサイドリンクRRC再構成手順の例証的なフローチャートである。 本出願の一部の実施形態に従うサイドリンクUE情報手順の例証的なフローチャートである。 本出願の一部の実施形態に従うレイヤ2リンク維持手順の例証的なフローチャートである。 本出願の一部の実施形態に従う例証的なレイヤ2 UE-UE間リレープロトコルスタックである。 本出願の一部の実施形態に従うリレー再選択手順を行うための方法のフローチャートである。 本出願の一部の実施形態に従う障害通知を送信するための方法のフローチャートである。 本出願の一部の実施形態に従う障害情報を報告するための方法のフローチャートである。 本出願の一部の実施形態に従う障害処理手順のための装置の簡略ブロック図である。
添付の図面の詳細な説明は、本出願の好適な実施形態の説明として意図されており、本出願が実施され得る唯一の形態を表すとは意図されない。本出願の趣旨および範囲内に包含されると意図される種々の実施形態によって同じまたは同等の機能が達成され得ることが理解されるべきである。
ここで本出願の一部の実施形態が詳細に参照されることになり、その例が添付の図面に例示される。理解を容易にするために、実施形態は、3GPP 5G、3GPP LTEリリース8等などの、特定のネットワークアーキテクチャおよび新たなサービスシナリオの下で提供される。ネットワークアーキテクチャおよび新たなサービスシナリオの発展とともに、本出願における全ての実施形態が同様の技術的問題にも適用可能であることが企図され、その上、本出願に列挙される技術用語は変化し得るが、本出願の原理に影響すべきものではない。
図1は、本出願の一部の実施形態に従うワイヤレス通信システムの概要図を例示する。
図1に図示されるように、ワイヤレス通信システム100は、例示目的で2つのUE(すなわち、UE101aおよびUE101b)、BS102、ならびにリレーUE103を含む。特定の数のUE、リレーUEおよびBSが図1に描かれるが、任意の数のUE、リレーUEおよびBSがワイヤレス通信システム100に含まれてよいことが企図される。
UE101aとUE101bとの間の遠距離のために、これらの2つのUEは、リレーUE103を介して互いと通信する。UE101aおよびUE101bは、ネットワークインタフェース、例えば3GPP規格文書に規定されるようなPC5インタフェースを介してリレーUE103に接続されてよい。UE101aは、ネットワークインタフェース、例えば3GPP規格文書に規定されるようなUuインタフェースを介してBS102に接続されてよい。図1を参照すると、UE101aは、PC5リンク1を介してリレーUE103に接続され、UE101bは、PC5リンク2を介してリレーUE103に接続され、そしてUE101aは、Uuリンクを介してBS102に接続される。
本出願の一部の実施形態において、UE101a、UE101bまたはリレーUE103は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、スマートテレビ(例えば、インターネットに接続されるテレビ)、セットトップボックス、ゲームコンソール、セキュリティシステム(セキュリティカメラを含む)、車両搭載コンピュータ、ネットワークデバイス(例えば、ルータ、スイッチおよびモデム)等などの、コンピューティングデバイスを含んでよい。
本出願の一部の更なる実施形態において、UE101a、UE101bまたはリレーUE103は、ポータブルワイヤレス通信デバイス、スマートフォン、セルラ電話、折りたたみ式電話、加入者識別モジュールを有するデバイス、パーソナルコンピュータ、選択呼出受信回路網、またはワイヤレスネットワーク上で通信信号を送信および受信することが可能である任意の他のデバイスを含んでよい。
本出願の一部の他の実施形態において、UE101a、UE101bまたはリレーUE103は、スマートウォッチ、フィットネスバンド、光学ヘッドマウントディスプレイ等などの、ウェアラブルデバイスを含んでよい。その上、UE101a、UE101bまたはリレーUE103は、加入者ユニット、モバイル、移動局、ユーザ、端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、固定端末、加入者局、ユーザ端末もしくはデバイスと称され、または当該技術で使用される他の技術用語を使用して記載されてよい。
BS102は、地理的領域にわたって分散されてよい。本出願の或る実施形態において、BS102の各々は、アクセスポイント、アクセス端末、ベース、ベースユニット、マクロセル、ノードB、発展型ノードB(eNB)、gNB、ホームノードB、リレーノードもしくはデバイスと称され、または当該技術で使用される他の技術用語を使用して記載されてもよい。BS102は、一般に、1つまたは複数の対応するBS102に通信可能に結合される1つまたは複数のコントローラを含んでよい無線アクセスネットワークの一部である。
ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス通信信号を送信および受信することが可能である任意の種類のネットワークと互換性があってよい。例えば、ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス通信ネットワーク、セルラ電話ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ベースのネットワーク、符号分割多元接続(CDMA)ベースのネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのネットワーク、LTEネットワーク、3GPPベースのネットワーク、3GPP 5Gネットワーク、衛星通信ネットワーク、高高度プラットフォームネットワーク、および/または他の通信ネットワークと互換性がある。
本出願の一部の実施形態において、ワイヤレス通信システム100は、3GPPプロトコルの5G NRと互換性があり、BS102は、ダウンリンク(DL)上でOFDM変調方式を使用してデータを送信し、そしてUE101(例えば、UE101a、UE101bまたは他の同様のUE)は、離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重(DFT-S-OFDM)またはサイクリックプレフィックスOFDM(CP-OFDM)方式を使用してアップリンク(UL)上でデータを送信する。しかしながら、より一般的には、ワイヤレス通信システム100は、他のプロトコルの中で、一部の他のオープンまたは独自通信プロトコル、例えばWiMAXを実装してよい。
本出願の一部の実施形態において、BS102は、IEEE802.11ファミリのワイヤレス通信プロトコルなどの、他の通信プロトコルを使用して通信してよい。更に、本出願の一部の実施形態において、BS102は、ライセンススペクトルを通じて通信してよい一方、他の実施形態において、BS102は、アンライセンススペクトルを通じて通信してよい。本出願は、いかなる特定のワイヤレス通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装にも限定されることは意図されない。本出願の更に一部の実施形態において、BS102は、3GPP 5Gプロトコルを使用してUE101と通信してよい。
UE101は、BS102にアクセスして、ダウンリンクチャネルを介してBS102からデータパケットを受信しかつ/またはアップリンクチャネルを介してBS102にデータパケットを送信してよい。通常動作では、UE101は、BS102がいつUE101にデータパケットを送信するかを知らないので、UE101は、絶えず起動していて、BS102からデータパケットを受信する準備をするためにダウンリンクチャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH))を監視しなければならない。しかしながら、BS102とUE101との間にトラフィックがないときでもUE101が絶えずダウンリンクチャネルを監視し続ければ、それは著しい電力浪費に至るであろうし、電力が限られたUEまたは電力に敏感なUEにとって問題である。
一般に、サイドリンク通信は、2つの送信モードを使用してUE-UE間直接通信をサポートする。2つのサイドリンクリソース割付モードがサポートされる、すなわちモード1およびモード2。モード1では、サイドリンクリソースは、BSによってスケジュールされる。モード2では、UEが、測定結果および感知結果に基づいてリソースプールにおけるサイドリンク送信リソースおよびタイミングを決定する。サイドリンク通信は、NRサイドリンク通信およびV2Xサイドリンク通信を含む。図2は、以下にNRサイドリンク通信を示す。V2Xサイドリンク通信は、3GPP TS 36.300に規定される。
図2は、本出願の一部の実施形態に従う例証的なV2X通信システムを例示する。
図2に図示されるように、V2X通信システムは、1つのgNB202、1つのng-eNB203、ならびに幾つかのV2X UE、すなわちUE201-A、UE201-BおよびUE201-Cを含む。これらのUEの各々は、図1に図示および例示されるようにUE101a、UE101bまたはリレーUE103を指してよい。
特に、UE201-AはgNB202のカバレッジ内にあり、UE201-Bはng-eNB203のカバレッジ内にあり、そしてUE201-CはgNB202およびng-eNB203のカバレッジ外にある。PC5インタフェースを介したV2Xサービスのサポートは、NRサイドリンク通信および/またはV2Xサイドリンク通信によって提供できる。NRサイドリンク通信は、一対の送信元レイヤ2識別情報(ID)および宛先レイヤ2 IDに対して3種類の送信モードの1つをサポートできる:ユニキャスト送信、グループキャスト送信およびブロードキャスト送信。PC5インタフェースを通じたサイドリンク送信および受信は、UEがNG-RANカバレッジの内側にあるときもNG-RANカバレッジの外側にあるときもサポートされる。
UE201-Aは、gNB202のカバレッジ内にあり、PC5インタフェースを通じてサイドリンクユニキャスト送信、サイドリンクグループキャスト送信またはサイドリンクブロードキャスト送信を行い得る。UE201-Cは、カバレッジ外にあるが、同じくPC5インタフェースを通じてサイドリンク送信および受信を行うことができる。本出願の一部の他の実施形態に従って、V2X通信システムが、より多くのまたはより少ないBSおよびより多くのまたはより少ないV2X UEを含み得ることが企図される。その上、図2に例示および図示されるようなV2X UEの名称(Tx UE、Rx UE等を表す)が異なって、例えばUE201c、UE204f、およびUE208g等であり得ることが企図される。
加えて、図2に図示されるような各V2X UEが携帯電話の形状に例示されるが、V2X通信システムが本出願の一部の他の実施形態に従って任意の種類のUE(例えば、道路地図デバイス、携帯電話、コンピュータ、ラップトップ、IoT(モノのインターネット)デバイスまたは他の種類のデバイス)を含み得ることが企図される。
図2の一部の実施形態によれば、UE201-AはTx UEとして機能し、そしてUE201-BおよびUE201-CはRx UEとして機能する。UE201-Aは、サイドリンク、例えば3GPP TS 23.303に定められるようなPC5インタフェースを通じてUE201-BまたはUE201-CとV2Xメッセージを交換してよい。UE201-Aは、サイドリンクユニキャスト、サイドリンクグループキャストまたはサイドリンクブロードキャストを通じて、V2X通信システム内の他のUEに情報またはデータを送信してよい。サイドリンク通信は、NRサイドリンク通信およびV2Xサイドリンク通信を含む。例えば、UE201-Aは、NRサイドリンクユニキャストセッションでUE201-Cにデータを送信してよく、そしてUE201-Bは、V2XサイドリンクユニキャストセッションでUE201-Cにデータを送信してよい。UE201-Aは、サイドリンクグループキャスト送信セッションによってグループキャストグループのUE201-BおよびUE201-Cにデータを送信してよい。
サイドリンク通信は、NRサイドリンク通信およびV2Xサイドリンク通信を含む。図2は、3GPP TS 38.311に規定されるNRサイドリンク通信を示す。V2Xサイドリンク通信は、3GPP TS 36.311に規定される。
図3は、本出願の一部の実施形態に従うサイドリンクRRC再構成手順の例証的なフローチャートを例示する。
図3に図示されるように、動作301で、UE310(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101a)がUE320(例えば、図1に例示および図示されるようなリレーUE103)にRRCReconfigurationSidelinkメッセージを送信することによってUE320に対するサイドリンクRRC再構成手順を開始する。
サイドリンクRRC再構成手順が正常に完了されれば、動作302で、UE320がUE310に「RRC再構成完了サイドリンクメッセージ」、例えば3GPP規格文書に規定されるようなRRCReconfigurationCompleteSidelinkメッセージを送信してよい。代替的に、サイドリンクRRC再構成手順が正常に完了されなければ、動作302で、UE320は、UE310に「RRC再構成障害サイドリンクメッセージ」、例えば3GPP規格文書に規定されるようなRRCReconfigurationFailureSidelinkメッセージを送信してよい。
サイドリンクRRC再構成手順の目的は、PC5 RRC接続を変更すること、例えばサイドリンクデータ無線ベアラ(DRB)を確立、変更または解放すること、NRサイドリンク測定および報告を構成すること、ならびにサイドリンクチャネル状態情報(CSI)基準信号リソースを構成することである。
UE(例えば、図3に例示および図示されるようなUE310)がサイドリンクRRC再構成手順を開始し、次の場合に対応するPC5 RRC接続に動作を行ってよい:
- ピアUE(例えば、図3に例示および図示されるようなUE320)と関連付けられたサイドリンクDRBの解放、
- ピアUEと関連付けられたサイドリンクDRBの確立、
- ピアUEと関連付けられたサイドリンクDRBのサイドリンク無線ベアラ(SLRB)-Configに含まれるパラメータに対する変更、
- NRサイドリンク測定および報告を行うためのピアUEの構成情報、ならびに
- サイドリンクCSI基準信号リソースの構成情報。
NRサイドリンク通信が可能なUEは、サイドリンク無線リンク障害(RLF)(例えば、タイマT400満了)またはサイドリンクRRC再構成障害が宣言されたことをネットワークまたはBSに報告するために、NRのためのサイドリンクUE情報の手順を開始してよい。
以下の表は、3GPP規格文書に規定されるようなタイマT400の導入を示し、タイマのための開始条件、停止条件、満了時の動作および取り得る一般名を含む。
図4は、本出願の一部の実施形態に従うサイドリンクUE情報手順の例証的なフローチャートを例示する。
図4に図示されるように、動作401で、UE410(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101aまたは図3に例示および図示されるようなUE310)がBS420(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)に「サイドリンクUE情報メッセージ」、例えば3GPP規格文書に規定されるようなSidelinkUEinformationNRメッセージを送信する。具体的には、sidelinkUEinformationNRメッセージは、サイドリンク障害情報を含んでよい。サイドリンク障害情報は、サイドリンク先情報IDおよびサイドリンク障害原因を含んでよい。
3GPP規格文書によれば、PC5-S層におけるキープアライブ(keep-alive)手順において、PC5-Sプロトコルは、特定のPC5ユニキャストリンクがまだ有効であるかどうかを検出するために使用されるキープアライブ機能性をサポートするものとする。UEは、キープアライブシグナリングを最小化する、例えば、データがPC5ユニキャストリンクを通じて正常に受信されれば手順を取り消すものとする。
図5は、本出願の一部の実施形態に従うレイヤ2リンク維持手順の例証的なフローチャートを例示する。
図5に図示されるように、ステップ0で、UE-1(例えば、図1~図4に例示および図示されるようなUE101a、UE201-C、UE310またはUE410)ならびにUE-2(例えば、図1~図3に例示および図示されるようなリレーUE103、UE201-AまたはUE320)がユニキャストリンクを確立させている。ステップ1で、UE-1(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101a)は、トリガ条件に基づいてPC5ユニキャストリンクの状態を判定するためにUE-2(例えば、図1に例示および図示されるようなリレーUE103)にキープアライブメッセージを送信する。ステップ2で、キープアライブメッセージを受信したことに応じて、UE-2は、UE-1にキープアライブAckメッセージで応答する。UE-1がUE-2から応答を受信すると、UE-1は、「キープアライブ手順のためのタイマ」を停止する。さもなければ、「キープアライブ手順のためのタイマ」は満了する。
図6は、本出願の一部の実施形態に従う例証的なレイヤ2 UE-UE間リレープロトコルスタックを例示する。
図6の実施形態は、UE1(例えば、図1~図4に例示および図示されるようなUE101a、UE201-C、UE310またはUE410)、リレーUE(例えば、図1~図3に例示および図示されるようなリレーUE103、UE201-AまたはUE320)ならびにUE2(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101bまたは図3に例示および図示されるようなUE320)の各側におけるプロトコルスタックを図示する。UE1およびUE2の各々は、リレーUEにPC-5インタフェースを介して接続されており、これはPC5インタフェースとも名付けられてよい。
レイヤ2(すなわち、L2)UE-UE間リレーのために別のPC5リンク(すなわちリレーUEと宛先UEとの間のPC5リンク)にわたってアダプテーション層がサポートされる。L2 UE-UE間リレーのために、アダプテーション層は、上述の別のPC5リンクにわたって制御プレーン(CP)およびユーザプレーン(UP)の両方に対してRLCサブレイヤの上に置かれる。サイドリンクサービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)またはサイドリンクパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)およびRRCは2つのリモートUE間で終端される一方、RLC、MACおよびPHYは各PC5リンクにおいて終端される。
特に、図6に図示されるように、UE1側は、PHY、MAC、RLC、アダプテーション層、PDCPおよびSDAPのプロトコル層を含む。リレーUE側は、PHY、MAC、RLCおよびアダプテーション層のプロトコル層を含む。UE2側は、PHY、MAC、RLC、アダプテーション層、PDCPおよびSDAPのプロトコル層を含む。
レイヤ3(すなわち、L3)UE-UE間リレープロトコルスタックに関しては、リレーUEは、完全なプロトコルスタックを有する。すなわち、L3リレーUEのユーザプレーン(UP)プロトコルスタックは、PHY、MAC、RLC、PDCPおよびSDAP層を含む。L3リレーUEの制御プレーン(CP)プロトコルスタックは、PHY、MAC、RLC、PDCPおよびRRC層を含む。
現在、3GPP 5G NR下のサイドリンクリレーシステムでは、以下の問題点が解決される必要がある:リレー再選択を行うトリガ条件が何であるか、レイヤ2リンクに対する障害の通知を送信するようにリレーUEをトリガする条件が何であるか、UEがリレーUEと別のUEとの間のリンクの障害通知を受信した後のUEの挙動が何であるか、およびUEがBSにエンドツーエンドリレー接続の障害情報を報告するかどうか。UE-UE間リレーシナリオにおけるリレー再選択手順および接続処理手順を設計する仕方に関する詳細は、まだ具体的に議論されていない。本出願の実施形態は、上記の問題点を解決するために3GPP 5G NRシステム等におけるUE-UE間リレーシナリオにおけるリレー再選択および接続処理手順を提供する。更なる詳細が、添付の図面と組み合わせた以下の本文に例示されることになる。
図7は、本出願の一部の実施形態に従うリレー再選択手順を行うための方法のフローチャートを例示する。本方法は、UE(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101a、図2に例示および図示されるようなUE201-C、図3に例示および図示されるようなUE310、または図4に例示および図示されるようなUE410)によって行われてよい。UEに関して記載されるが、他のデバイスが図7のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図7に図示されるような例証的な方法700において、動作701で、UE(例えば、図1に例示および図示されるUE101a)がUEとリレーUE(例えば、図1に例示および図示されるようなリレーUE103)との間のリンクのPC5 RRC接続を確立する。図7の実施形態は、リレーUEと別のUE(例えば、図1に例示および図示されるUE101b)との間のリンクのPC5 RRC接続が確立されていることを前提とする。
動作702では、UEは、トリガ条件に基づいてリレー再選択手順を行う。例えば、トリガ条件は、
(1)サイドリンク障害を検出すること。例えば、サイドリンク障害は、UEとリレーUEとの間のリンクに発生する。サイドリンク障害は、UEとリレーUEとの間のリンクにおけるRLF、および構成情報に関する障害の少なくとも一方でよく、そして構成情報は、UEとリレーUEとの間のリンクと関連付けられる。
(2)UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害を検出すること。例えば、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害は、UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続と関連付けられる「RRC再構成手順のための更なるタイマ」の満了、およびUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のための追加のタイマ」の満了の少なくとも一方に応じて検出される。
(3)リレーUEからの障害通知の受信。
(4)UEの上位層からの障害指示の受信、の少なくとも1つでよい。
一部の実施形態において、リレーUEから受信される障害通知は、
(1)リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられたサイドリンクRLF通知。一例では、サイドリンクRLF通知は、原因を含む。原因は、RLC再送信の最大数に達したこと、「サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマ」の満了、連続HARQ DTXの最大数に達したこと、完全性チェック障害指示の受信、およびPC5-Sリンク障害の発生の少なくとも1つである。PC5-Sリンク障害は、PC5-Sユニキャストリンク障害等とも名付けられてよい。
(2)リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のサイドリンクRLFを回復させることに失敗したことの通知。
(3)リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のPC5-Sリンク障害の通知。一例では、PC5-Sリンク障害の通知は、リレーUEのAS層がPC5-Sリンク障害の指示を受信した後に受信される。更なる例では、PC5-Sリンク障害の通知は、「キープアライブ手順のタイマ」の満了後に受信される、の1つである。
別の例では、PC5-Sリンク障害は、UEとリレーUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のためのタイマ」の満了、およびUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のための別のタイマ」の満了の少なくとも一方に応じて検出される。
一部の実施形態において、UEの上位層がPC5-S層であり、そして障害通知は、UEのPC5-S層から受信される。障害通知は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5-Sリンク障害の指示でよく、指示は、UEのPC5-S層からUEのAS層によって受信される。
一部の実施形態において、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のためのタイマ」の満了に応じて、リレーUEの上位層がリレーUEのAS層に障害通知を示し、次いでリレーUEは、UEに障害通知を送信する。
一部の実施形態において、UEがリレーUEと上述の別のUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と関連付けられた障害通知を受信した後、UEは、上述の別のUEに宛てられるデータの送信を中断する。
一部の実施形態において、UEがリレーUEと上述の別のUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害と関連付けられた障害通知を受信した後、UEは、リレーUEに宛てられるデータを送信し続けかつリレーUEからデータを受信し続ける。
一実施形態において、UEがリレーUEからエンドマーク指示を受信すれば、UEは、リレーUEからデータを受信するのを止める。更なる実施形態において、UEが、UEに宛てられるデータ転送を完了したことの指示を含むRRCメッセージを受信すれば、UEは、リレーUEからデータを受信するのを止める。
リレーUEからデータを受信するのを止めた後、UEは、UEとリレーUEとの間のPC5 RRC接続を解放してよい。代替的に、UEのAS層が、UEがリレーUEからデータを受信するのを止めたことを示すために、UEのPC5-S層に指示を送信してよい。
一部の実施形態において、UEがBSのカバレッジ内にあれば、かつUEがUEとリレーUEとの間のリンクにサイドリンク障害を検出する、またはUEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続に障害を検出すれば、UEは、BSに障害情報を報告する。
一部の実施形態において、UEがBSのカバレッジ内にあれば、かつUEがリレーUEから障害通知を受信すれば、UEは、BSに受信した障害情報を報告する。一部の実施形態において、障害情報または障害通知は、障害原因を含む。障害原因は、
(1)構成情報に関する障害であり、構成情報はUEとリレーUEとの間のリンクと関連付けられ、
(2)UEとリレーUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害、
(3)リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクにおけるサイドリンク障害、および
(4)UEと上述の別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害、の少なくとも1つでよい。
一部の他の実施形態において、障害情報または障害通知は、障害原因と関連付けられたリンクの2つの終端UEに関する一組の識別情報を含む。具体的には、UEがBS(例えば、図1に例示および図示されるBS102)のカバレッジ内にあれば、UEは、UE-UE間シナリオにおける第1のホップリンク(すなわち、UEとリレーUEとの間のリンク)およびエンドツーエンドRRCリレー接続(すなわち、UEと上述の別のUEとの間のRRCリレー接続)の障害情報を報告してよい。UEは、リレーUEからの障害情報の受信もBSに報告してよい。構成障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、構成障害)が障害情報に追加される。PC5-Sリンク障害に対しては、対応する原因(例えば、PC5-Sリンク障害またはタイマ満了)が障害情報に追加されるであろう。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば、リレー再選択手順を行うための特定のトリガ条件に関する詳細)が、図7の実施形態に対して適用可能である。その上、図7の実施形態に記載される詳細は、図1~図6および図8~図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
図8は、本出願の一部の実施形態に従う障害通知を送信するための方法のフローチャートを例示する。本方法は、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103、図2に例示および図示されるようなUE201-AもしくはUE201-B、または図3に例示および図示されるようなUE320)によって行われてよい。リレーUEに関して記載されるが、他のデバイスが図8のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図8に図示されるような例証的な方法800において、動作801で、UE(例えば、図1に例示および図示されるUE101a)とリレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)との間のリンクのPC5 RRC接続が確立される。動作802で、リレーUEと別のUE(例えば、図1に例示および図示されるUE101b)との間のリンクのRRC接続が確立される。
動作803で、リレーUEは、UEに障害通知を送信する。例えば、リレーUEから送信される障害通知は、
(1)リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられたサイドリンクRLF通知。一例では、サイドリンクRLF通知は、原因を含む。原因は、RLC再送信の最大数に達したこと、「サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマ」の満了、連続HARQ DTXの最大数に達したこと、完全性チェック障害指示の受信、およびPC5-Sリンク障害の発生の少なくとも1つである。
(2)リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のサイドリンクRLFを回復させることに失敗したことの通知。
(3)リレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のPC5-Sリンク障害の通知、でよい。
一実施形態において、リレーUEのAS層がリレーUEと上述の別のUEとの間のリンク上のPC5-Sリンク障害の指示を受信し、次いでリレーUEは、UEにPC5-Sリンク障害の通知を送信する。
更なる実施形態において、リレーUEは、リレーUEと上述の別のUEとの間のリンクと関連付けられる「キープアライブ手順のタイマ」の満了を検出し、次いでリレーUEは、UEにPC5-Sリンク障害の通知を送信する。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば障害通知に関する詳細)が、図8の実施形態に対して適用可能である。その上、図8の実施形態に記載される詳細は、図1~図7、図9および図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
図9は、本出願の一部の実施形態に従う障害情報を報告するための方法のフローチャートを例示する。本方法は、UE(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101a、図2に例示および図示されるようなUE201-C、図3に例示および図示されるようなUE310、または図4に例示および図示されるようなUE410)によって行われてよい。UEに関して記載されるが、他のデバイスが図9のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図9に図示されるような例証的な方法900において、動作901で、UE(例えば、図1に例示および図示されるUE101aまたは図4に例示および図示されるようなUE410)がBS(例えば、図1に例示および図示されるBS102または図4に例示および図示されるようなBS420)のカバレッジ内にあれば、UEは、BSに障害情報を報告する。障害情報は、「UEとリレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)との間のリンクの障害」ならびに「UEと別のUE(例えば、図1に例示および図示されるUE101b)との間のリンクのRRCリレー接続の障害」の少なくとも一方に関してでよい。
UEとリレーUEとの間のリンクは、「UEとリレーUEとの間の第1のホップリンク」、「第1のホップリンク」等とも名付けられてよい。UEと別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続は、「リレーリンクのエンドツーエンドRRC接続」、「エンドツーエンドRRC接続」、「エンドツーエンドリレー接続」、「リレーRRC接続」等とも名付けられてよい。
一部の実施形態において、UEは、リレーUEから障害通知または障害情報を受信し、次いでBSに受信した障害通知または障害情報を報告してよい。
UEによってBSに報告される障害情報は、障害原因を含んでよい。一例では、構成障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、構成障害)が障害情報に追加されてよい。更なる例では、PC5-Sリンク障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、PC5-Sリンク障害またはタイマ満了)が障害情報に追加されてよい。
一部の実施形態において、リンクの2つの終端UEが、BSに報告される障害情報に追加されてよい。一例では、障害がUEとリレーUEとの間のリンクに発生すれば(すなわち、第1のホップリンクの障害)、障害情報は、UEおよびリレーUEの識別情報(例えば、宛先ID)を含む。更なる例では、障害がUEと別のUEとの間のリンクのRRCリレー接続に発生すれば(すなわち、エンドツーエンドRRC接続の障害)、障害情報は、UEおよび上述の別のUEの識別情報(例えば、宛先ID)を含む。BSが障害情報を受信すると、終端UEの識別情報に基づいて、BSは、障害が第1のホップリンクおよびエンドツーエンドRRC接続のどちらに発生しているかを区別できる。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば、第1のホップリンクまたはエンドツーエンドRRC接続における障害の情報に関する詳細)が、図9の実施形態に対して適用可能である。その上、図9の実施形態に記載される詳細は、図1~図8および図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
以下の本文は、図6~図9のいずれかに図示および例示されるような方法の具体的な実施形態1~3を記載する。
実施形態1
実施形態1によれば、UE(a)(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101a)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、別のUE(b)(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101b)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)ステップ1:UE(a)とリレーUEとの間のPC5 RRC接続が確立されている。リレーUEとUE(b)との間の別のPC5 RRC接続が確立されている。
(2)ステップ2(L2リレーシナリオに対してのみ):UE(a)とUE(b)との間のエンドツーエンドRRC接続が確立される。
●UE(a)はサイドリンクリレー接続のためのRRCReconfigurationメッセージを送信し、そしてRRCReconfigurationメッセージはリレーUEによってUE(b)にリレーされる。UE(a)は、手順を制御するために1つのタイマを開始する。
●UE(b)はUE(a)にサイドリンクリレー接続のためのRRC再構成を送信し、これはリレーUEによってリレーされる。
(3)ステップ3:以下の条件の少なくとも1つが起こると、リレーUEがリレーUEとUE(b)との間のリンクに対するサイドリンクRLFを宣言する。
●特定の宛先に対する再送信の最大数に達したというサイドリンクRLCエンティティからの指示に応じて、または
●タイマT400の満了に応じて、または
●連続HARQ DTXの最大数というサイドリンクMACエンティティからの指示に応じて、または
●サイドリンクPDCPエンティティからの完全性チェック障害指示に応じて、または
●失敗したキープアライブ手順:
リレーUEがUE(b)にキープアライブメッセージを送った後、リレーUEは1つのタイマを開始する。タイマが満了すれば、上位層は、それをAS層に示すことになる。次いで、リレーUEは、UE(a)に、サイドリンク障害またはPC5リンク障害の通知を送信してよい。
(4)ステップ4:リレーUEがサイドリンクRLFを宣言する、構成障害を受信する、またはリレーUEの上位層からPC5-S層の障害指示を受信すると、リレーUEはUE(a)に障害通知を送信する。
(5)ステップ5:UE(a)がリレーUEから障害通知を受信する。障害情報は、サイドリンクRLF、構成障害、または上位層におけるレイヤ2リンク障害を示し得る。
≫L2リレーシナリオでもL3リレーシナリオでも障害が第2のホップ(すなわち、リレーUEとUE(b)との間のリンク)に発生するというケース1では、リレー再選択手順を行うトリガ条件は、
- リレーUEとUE(b)との間のサイドリンク上のRLFが起こったときに、UE(a)がリレーUEからサイドリンクRLF通知を受信する、
●サイドリンクRLF通知は以下のサイドリンクRLF原因の少なくとも1つを含んでよい:RLC再送信の最大数、T400満了、連続HARQ DTXの最大数、完全性チェック障害指示の受信、およびPC5-Sリンク障害。
- リレーUEがリレーUEとUE(b)との間のサイドリンク上のRLFを回復させることに失敗したときにUE(a)がリレーUEからサイドリンクRLF回復障害の通知を受信する、
- リレーUEのAS層がPC5層リンク障害の指示を受信したときに、または「キープアライブ手順のタイマ」が満了したときに、UE(a)がリレーUEからPC5-S障害の通知を受信する、の少なくとも1つでよい。
(6)ステップ6:UE(a)が、リレー再選択を行うようにトリガされる。UE(a)がリレーUEから障害通知を受信すると、UE(a)は、第1のホップリンク(すなわち、UE(a)とリレーUEとの間のリンク)を保ち、そしてサービングBS(例えば、図1に例示および図示されるBS102)にSidelinkUEinformationメッセージを送信するようにトリガしてよい。
≫UE(a)がリレーUEとUE(b)との間のリンクの障害通知を受信した後、UE(a)の挙動は次の通りでよい:
- UE(a)がリレーUEから障害の通知を受信すると、UE(a)は第1のホップリンクを保ち続けてよい。
●UE(a)は、UE(b)に宛てられるデータの送信、すなわちデータがUE(b)に送信されるように意図されるのを中断する。しかしながら、UE(a)は、リレーUEに宛てられるデータの送信を続ける。
●UE(a)は、エンドマーク指示を受信するまでリレーUEからデータを受信し続ける。
UE(a)はUE(a)とリレーUEとの間のPC5 RRC接続を解放する。UE(a)がリレーUEからエンドマーク指示を受信すると、UE(a)のAS層がUE(a)のPC5-S層に指示してよい。
≫UE(a)は、BS(例えば、図1に例示および図示されるBS102)に、第1のホップリンクおよびエンドツーエンドリレー接続の少なくとも一方の障害情報を報告してよい。例えば:
- UE(a)がBSのカバレッジ内にあれば、UE(a)は、BSに、第1のホップリンクおよびエンドツーエンドRRCリレー接続に関する障害情報を報告してよい。UE(a)は、BSに、リレーUEから受信される障害情報も報告する。
●構成障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、構成障害)が障害情報に追加される。
●PC5-Sリンク障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、PC5-Sリンク障害またはタイマ満了)が障害情報に追加される。
≫リンクの2つの終端UEに関するID情報が、UE(a)によって報告される障害情報に追加される。そのため、BSが障害情報を受信すると、BSは、障害が発生している第1のホップリンクおよびエンドツーエンドRRCリレー接続を区別できる。
実施形態2
実施形態2によれば、UE(a)(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101a)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、別のUE(b)(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101b)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)ステップ1:UE(a)とリレーUEとの間のPC5 RRC接続が確立されている。リレーUEとUE(b)との間の別のPC5 RRC接続が確立されている。
(2)ステップ2(L2リレーシナリオに対してのみ):UE(a)とUE(b)との間のエンドツーエンドRRC接続が確立される。
●UE(a)はサイドリンクリレー接続のためのRRCReconfigurationメッセージを送信し、そしてRRCReconfigurationメッセージはリレーUEによってUE(b)にリレーされる。UE(a)は、手順を制御するために1つのタイマを開始する。
●UE(b)はUE(a)にサイドリンクリレー接続のためのRRC再構成を送信し、これはリレーUEによってリレーされる。
(3)ステップ3:UE(a)が、以下の条件に基づいてUE(a)とUE(b)との間のエンドツーエンドRRC接続の障害を宣言する。
≫障害がL2リレーのためのエンドツーエンド接続に発生するというケース2では:
- L2リレーのためのタイマ満了
●UE(a)はUE(b)にリレーサイドリンクのためのRRC再構成を送信し、これはリレーUEによってUE(b)にリレーされる。再構成手順を制御するために1つのタイマが使用される。UE(a)がリレーサイドリンクのためのRRC再構成を送信すると、UE(a)はタイマを開始する。UE(a)は、リレーサイドリンクのための再構成完了を受信するとタイマを停止する。
- UE(b)のAS層が上位層(例えば、PC5-S層)からPC5ユニキャストリンク障害の指示を受信する。
●UE(a)とUE(b)との間のリンクと関連付けられた「キープアライブ手順のタイマ」が満了する。
(4)ステップ4:UE(a)が、リレー再選択を行うようにトリガされる。UE(a)は、UE(a)とリレーUEとの間のリンクがまだ利用可能であれば第1のホップリンク(すなわち、UE(a)とリレーUEとの間のリンク)を保ち、そしてサービングBS(例えば、図1に例示および図示されるBS102)にSidelinkUEinformationメッセージを送信するようにトリガしてよい。
≫UE(a)は、BS(例えば、図1に例示および図示されるBS102)に、第1のホップリンクおよびエンドツーエンドリレー接続の少なくとも一方の障害情報を報告してよい。例えば:
- UE(a)がBSのカバレッジ内にあれば、UE(a)は、BSに、第1のホップリンクおよびエンドツーエンドRRCリレー接続に関する障害情報を報告してよい。UE(a)は、BSに、リレーUEから受信される障害情報も報告する。
●構成障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、構成障害)が障害情報に追加される。
●PC5-Sリンク障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、PC5-Sリンク障害またはタイマ満了)が障害情報に追加される。
≫リンクの2つの終端UEに関するID情報が、UE(a)によって報告される障害情報に追加される。そのため、BSが障害情報を受信すると、BSは、障害が発生している第1のホップリンクおよびエンドツーエンドRRCリレー接続を区別できる。
実施形態3
実施形態3によれば、UE(a)(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101a)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、別のUE(b)(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101b)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)ステップ1:UE(a)とリレーUEとの間のPC5 RRC接続が確立されている。リレーUEとUE(b)との間の別のPC5 RRC接続が確立されている。
(2)ステップ2(L2リレーシナリオに対してのみ):UE(a)とUE(b)との間のエンドツーエンドRRC接続が確立される。
●UE(a)はサイドリンクリレー接続のためのRRCReconfigurationメッセージを送信し、そしてRRCReconfigurationメッセージはリレーUEによってUE(b)にリレーされる。UE(a)は、手順を制御するために1つのタイマを開始する。
●UE(b)はUE(a)にサイドリンクリレー接続のためのRRC再構成を送信し、これはリレーUEによってリレーされる。
(3)ステップ3:以下の状態が起こると、UE(a)がUE(a)とリレーUEとの間のリンクに対するサイドリンクRLFを宣言する。
●特定の宛先に対する再送信の最大数に達したというサイドリンクRLCエンティティからの指示に応じて、または
●T400満了に応じて、または
●連続HARQ DTXの最大数というサイドリンクMACエンティティからの指示に応じて、または
●サイドリンクPDCPエンティティからの完全性チェック障害指示に応じて。
≫L2リレーシナリオでもL3リレーシナリオでも障害が第1のホップリンク(すなわち、UE(a)とリレーUEとの間のリンク)に発生するというケース3では、リレー再選択手順を行うトリガ条件は、
- UE(a)がリレーUEから構成障害を受信する。
●この構成はUE(a)とリレーUEとの間のリンクと関連付けられる。
- UE(a)のAS層がUE(a)の上位層(例えば、PC5-S層)からPC5ユニキャストリンク障害の指示を受信する。
●UE(a)とリレーUEとの間のリンクと関連付けられた「キープアライブ手順のタイマ」が満了する、の少なくとも一方でよい。
(4)ステップ4:UE(a)が、リレー再選択を行うようにトリガされる。
●一方、UE(a)はサービングBSにSidelinkUEinformationメッセージを送信してよい。
≫UE(a)は、BS(例えば、図1に例示および図示されるBS102)に、第1のホップリンクおよびエンドツーエンドリレー接続の少なくとも一方の障害情報を報告してよい。例えば:
- UE(a)がBSのカバレッジ内にあれば、UE(a)は、BSに、第1のホップリンクおよびエンドツーエンドRRCリレー接続に関する障害情報を報告してよい。UE(a)は、BSに、リレーUEから受信される障害情報も報告する。
●構成障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、構成障害)が障害情報に追加される。
●PC5-Sリンク障害ケースに対しては、対応する原因(例えば、PC5-Sリンク障害またはタイマ満了)が障害情報に追加される。
≫リンクの2つの終端UEに関するID情報が、UE(a)によって報告される障害情報に追加される。そのため、BSが障害情報を受信すると、BSは、障害が発生している第1のホップリンクおよびエンドツーエンドRRCリレー接続を区別できる。
図10は、本出願の一部の実施形態に従う障害処理手順のための装置の簡略ブロック図を例示する。
本出願の一部の実施形態において、装置1000はUE(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101a、図2に例示および図示されるようなUE201-C、図3に例示および図示されるようなUE310、または図4に例示および図示されるようなUE410)でよく、図7または図9に例示される方法を少なくとも行うことができる。本出願の一部の他の実施形態において、装置1000はリレーUE(例えば、図1に例示および図示されるようなリレーUE103、図2に例示および図示されるようなUE201-AもしくはUE201-B、または図3に例示および図示されるようなUE320)でよく、図8に例示される方法を少なくとも行うことができる。本出願の一部の追加の実施形態において、装置1000はBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102または図4に例示および図示されるようなBS420)でよい。
図10に図示されるように、装置1000は、少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006、ならびに少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004および少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006に結合される少なくとも1つのプロセッサ1008を含んでよい。
図10において、少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006および少なくとも1つのプロセッサ1008などの要素が単数で記載されるが、単数への限定が明記されない限り複数が企図される。本出願の一部の実施形態において、少なくとも1つの受信器1002および少なくとも1つの送信器1004は、送受信器などの、単一のデバイスへ結合される。本出願の一部の実施形態において、装置1000は、入力デバイス、メモリおよび/または他の部品を更に含んでよい。
本出願の一部の実施形態において、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006は、少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004および少なくとも1つのプロセッサ1008により、例えば図7~図9のいずれか1つに鑑みて記載されるような方法の動作を実装するようにプログラムされるコンピュータ実行可能命令を記憶していてよい。
当業者であれば、本明細書に開示される態様に関連して記載される方法の動作が、ハードウェアで直接、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現化され得ることを理解するであろう。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または任意の他の形態の公知の記憶媒体に常駐してよい。追加的に、一部の態様では、方法の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体上に1つのまたは任意の組合せもしくは集合のコードおよび/または命令として常駐してよく、コンピュータプログラム製品へ組み込まれてよい。
本開示がその具体的な実施形態とともに記載されたが、多くの代替、変更および変形が当業者に明らかであり得ることが明白である。例えば、実施形態の様々な構成要素が、その他の実施形態において交換、追加または置換され得る。また、各図の要素の全てが、開示した実施形態の動作のために必要であるわけではない。例えば、当業者であれば、単に独立請求項の要素を利用することによって本開示の教示を製作および使用することを可能にされるであろう。したがって、本明細書に記載される本開示の実施形態は、限定的でなく例示的であると意図される。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく様々な変更がなされ得る。
本文書において、用語「含む」、「含んでいる」またはその任意の他の変形は、非排他的な包含を網羅すると意図されており、そのため一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素だけを含むのではなく、明記されないまたはそのようなプロセス、方法、物品もしくは装置に固有でない他の要素を含み得る。「a(或る1つの)」「an」等によって先行される要素は、更なる制約なしには、その要素を含むプロセス、方法、物品または装置における追加の同一要素の存在を排除しない。また、用語「別の」は、少なくとも第2以降のものとして定義される。用語「有している」等は、本明細書で使用される場合、「含んでいる」として定義される。
100 ワイヤレス通信システム
101a UE
101b UE
102 BS
103 リレーUE
201-A UE
201-B UE
201-C UE
202 gNB
203 ng-eNB
310 UE
320 UE
410 UE
420 BS
1000 装置
1002 受信器
1004 送信器
1006 非一時的コンピュータ可読媒体
1008 プロセッサ
T400 タイマ

Claims (15)

  1. 第1のユーザ機器(UE)によって行われる方法であって、
    前記第1のUEとリレーUEとの間のリンクのPC5無線リソース制御(RRC)接続を確立するステップであって、前記リレーUEと第2のUEとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、
    トリガ条件に基づいてリレー再選択手順を行うステップであって、前記トリガ条件が、
    サイドリンク障害を検出することと、
    前記第1のUEと前記第2のUEとの間のリンクのRRCリレー接続における障害を検出することと、
    前記リレーUEからの障害通知の受信と、
    前記第1のUEの上位層からの障害指示の受信との少なくとも1つである、ステップとを含む、方法。
  2. 前記リレーUEから受信される前記障害通知が、
    前記リレーUEと前記第2のUEとの間の前記リンクと関連付けられたサイドリンク無線リンク障害(RLF)通知と、
    前記リレーUEと前記第2のUEとの間の前記リンク上のサイドリンクRLFを回復させることに失敗したことの通知と、
    前記リレーUEと前記第2のUEとの間の前記リンク上のPC5シグナリング(PC5-S)リンク障害の通知との1つである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記PC5-Sリンク障害の前記通知が、
    前記リレーUEのアクセス階層(AS)層が前記PC5-Sリンク障害の指示を受信した後、または
    キープアライブ手順のタイマの満了後
    に受信される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記サイドリンクRLF通知が原因を含み、前記原因が、
    無線リンク制御(RLC)再送信の最大数に達したことと、
    サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマの満了と、
    連続ハイブリッド自動再送要求(HARQ)不連続送信(DTX)の最大数に達したことと、
    完全性チェック障害指示の受信と、
    前記PC5-Sリンク障害の発生との少なくとも1つである、請求項2に記載の方法。
  5. 前記PC5-Sリンク障害が、
    キープアライブ手順のための第1のタイマの満了であって、キープアライブ手順のための前記第1のタイマが前記第1のUEと前記リレーUEとの間の前記リンクと関連付けられている、満了と、
    キープアライブ手順のための第2のタイマの満了であって、キープアライブ手順のための前記第2のタイマが前記第1のUEと前記第2のUEとの間の前記リンクと関連付けられている、満了と
    の少なくとも一方に応じて検出される、請求項2に記載の方法。
  6. 前記障害指示が、前記第1のUEのPC5-S層から受信され、
    前記障害指示が、前記第1のUEとリレーUEとの間の前記リンクのPC5-Sリンク障害の指示であり、前記指示は前記第1のUEのPC5-S層から前記第1のUEのアクセス階層(AS)層によって受信される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記サイドリンク障害が、前記第1のUEと前記リレーUEとの間の前記リンクに発生し、かつ前記サイドリンク障害が、
    前記第1のUEと前記リレーUEとの間の前記リンクにおけるRLFと、
    前記第1のUEと前記リレーUEとの間の前記リンクと関連付けられる構成情報に関する障害と
    の少なくとも一方である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1のUEと前記第2のUEとの間の前記リンクの前記RRCリレー接続における前記障害が、
    RRC再構成手順のための第3のタイマの満了であって、RRC再構成手順のための前記第3のタイマが前記第1のUEと前記第2のUEとの間の前記リンクの前記RRCリレー接続と関連付けられている、満了と、
    キープアライブ手順のための第4のタイマの満了であって、キープアライブ手順のための前記第4のタイマが前記第1のUEと前記第2のUEとの間の前記リンクと関連付けられている、満了と
    の少なくとも一方に応じて検出される、請求項1に記載の方法。
  9. キープアライブ手順のための第5のタイマの満了に応答して、前記障害通知が前記リレーUEの上位層から前記リレーUEのAS層に示され、キープアライブ手順のための前記第5のタイマが前記リレーUEと前記第2のUEとの間の前記リンクと関連付けられており、
    前記障害通知が前記リレーUEによって前記第1のUEに送信される、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記リレーUEと前記第2のUEとの間の前記リンクにおける前記サイドリンク障害と関連付けられた前記障害通知を受信したことに応答して、前記第2のUEに宛てられるデータの送信を中断するステップ
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記リレーUEと前記第2のUEとの間の前記リンクにおける前記サイドリンク障害と関連付けられた前記障害通知を受信したことに応答して、前記リレーUEに宛てられるデータを送信し続けかつ前記リレーUEからデータを受信し続けるステップ
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記リレーUEからデータを受信するのを、
    前記リレーUEからエンドマーク指示を受信したことか、
    前記第1のUEに宛てられるデータ転送を完了したことの指示を含むRRCメッセージを受信したことかに応答して、止めるステップ
    を更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のUEと前記リレーUEとの間の前記PC5 RRC接続を解放するステップ
    を更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のUEのAS層によって、前記第1のUEのPC5-S層に指示を送信するステップであって、前記第1のUEが前記リレーUEから前記データを受信するのを止めたことを前記指示が示す、ステップ
    を更に含む、請求項12に記載の方法。
  15. コンピュータ実行可能命令を記憶している少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体と、
    少なくとも1つの受信回路網と、
    少なくとも1つの送信回路網と、
    前記少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体、前記少なくとも1つの受信回路網および前記少なくとも1つの送信回路網に結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、
    前記コンピュータ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実装させる、
    装置。
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