JP2023542982A - 検出されたアクセサリデバイスに基づく電子デバイスのための動的ユーザインタフェース方式 - Google Patents

検出されたアクセサリデバイスに基づく電子デバイスのための動的ユーザインタフェース方式 Download PDF

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Abstract

システムは、透明カバーを有するエンクロージャを含む電子デバイスを含んでもよい。電子デバイスはまた、透明カバーの下に配置され、第1のグラフィカルユーザインタフェース及び第1のグラフィカルユーザインタフェースとは異なる第2のグラフィカルユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイと、透明カバーの下に配置され、透明カバーに加えられるタッチ入力を検出するように構成されたタッチセンサとを含んでもよい。システムはまた、キャビティを画定し、電子デバイスがキャビティ内に位置付けられたときに電子デバイスのエンクロージャを少なくとも部分的に覆うように構成されたシェルと、シェルに結合され、電子デバイスによって検出可能な近距離無線通信アンテナとを含む保護ケースを含んでもよい。近距離無線通信アンテナを検出したことに応答して、電子デバイスは、第1のグラフィカルユーザインタフェースから第2のグラフィカルユーザインタフェースに切り替えるように構成されてもよい。

Description

説明される実施形態は、概して電子デバイスに関し、より詳細には、電子デバイスの動作を動的に変更するために近距離無線通信システムを使用する電子デバイス及びアクセサリに関する。
携帯電話及びタブレットコンピュータなどのハンドヘルド電子デバイスは、多数の機能及び特徴を提供し、グラフィカルユーザインタフェースを使用して、ユーザがそれらの機能及び特徴と対話し、それらを制御することを可能にする。例えば、ハンドヘルド電子デバイスは、ユーザがデバイス及びそれらの様々な機能を制御するために対話することができるアイコン、ボタン、キー、及び他のグラフィカルオブジェクトなどの入力オブジェクトを表示する。デバイスはまた、ユーザに情報を伝達するテキスト又は画像などの出力オブジェクトを表示することもできる。
システムは、透明カバーを有するエンクロージャを含む電子デバイスを含んでもよい。電子デバイスはまた、透明カバーの下に配置され、第1のグラフィカル出力及び第1のグラフィカル出力とは異なる第2のグラフィカル出力を表示するように構成されたディスプレイと、透明カバーの下に配置され、透明カバーに加えられるタッチ入力を検出するように構成されたタッチセンサとを含んでもよい。システムはまた、キャビティを画定し、電子デバイスがキャビティ内に位置付けられたときに電子デバイスのエンクロージャを少なくとも部分的に覆うように構成されたシェルと、シェルに結合され、電子デバイスによって検出可能な近距離無線通信アンテナとを含む保護ケースを含んでもよい。近距離無線通信アンテナを検出したことに応答して、電子デバイスは、第1のグラフィカル出力から第2のグラフィカル出力に切り替えるように構成されてもよい。第1のグラフィカル出力は、第1の背景画像を含んでもよく、第2のグラフィカル出力は、第1の背景画像とは異なる第2の背景画像を含んでもよい。
電子デバイスは携帯電話であってもよく、保護ケースは色を有する外面を有してもよい。第1のグラフィカル出力は、アプリケーションアイコンのグループを含み、第1の配色を有してもよく、第2のグラフィカル出力は、アプリケーションアイコンを含み、第2の配色を有してもよい。第2の配色は、第1の配色とは異なってもよく、保護ケースの外面の色に対応してもよい。
エンクロージャは、電子デバイスの背面外側と、電子デバイスの前面外側と、電子デバイスの周囲外側であって、周囲外側は背面外側から前面外側まで延在する、周囲外側と、を画定してもよい。シェルは、電子デバイスがキャビティ内に配置されたときに、ユーザが電子デバイスの前面外側に触ることを可能にするように構成された窓領域と、電子デバイスの背面外側を少なくとも部分的に覆うように構成された背面壁と、周囲外側を少なくとも部分的に覆うように構成された側壁と、を更に画定してもよい。
保護ケースは、ユーザによって作動されるように構成された作動部材と、パッシブアンテナとを含む入力システムを更に含むことができる。近距離無線通信アンテナを検出した後、作動部材がユーザによって作動されたことに応答して、パッシブアンテナは電子デバイスによって検出可能になってもよい。電子デバイスは、パッシブアンテナを検出したことに応答して動作を実行するように構成されていてもよい。パッシブアンテナは、作動部材が作動されていないとき、電子デバイスによって検出不可能であり得る。電子デバイスは、カメラシステムを更に含み得、第2のグラフィカル出力は、画像取り込みインタフェースに対応し得、作動部材の作動は、電子デバイスに、カメラシステムを使用して画像を取り込ませ得る。
電子デバイス用ドックは、ドックがオブジェクトの表面上にあるときに電子デバイスを視認可能な向きに位置決めするように構成された支持構造と、電子デバイスが支持構造上に位置決めされていることに応答して電子デバイスにグラフィカルユーザインタフェースを表示させるように構成された近距離無線通信アンテナと、電子デバイスが支持構造上に位置決めされるときに入力システムがユーザによって作動されていることに応答して電子デバイスと無線通信するように構成された入力システムとを含むことができる。入力システムは、作動部材及びパッシブアンテナを含んでもよく、作動部材がユーザによって作動されることに応答して、入力システムは、パッシブアンテナを使用して電子デバイスと無線通信してもよい。
グラフィカルユーザインタフェースは、2次グラフィカルユーザインタフェースであってもよく、電子デバイスは、支持構造から取り外されることに応答して、2次グラフィカルユーザインタフェースの表示から1次グラフィカルユーザインタフェースの表示に切り替えるように構成されてもよい。
グラフィカルユーザインタフェースは、電子デバイスのアラーム時計機能に対応し得、入力システムの作動は、電子デバイスに、アラーム時計機能の設定を変更させ得る。ドックは、スピーカを更に含んでもよく、グラフィカルユーザインタフェースは、電子デバイスのオーディオ再生機能に対応してもよく、入力システムの作動は、電子デバイスに、オーディオ再生機能の動作パラメータを変更させてもよい。ドックは、電子デバイスが支持構造によって保持されているときに、電子デバイスの充電コイルに誘導結合するように構成された出力コイルを含む無線充電システムを更に含み得る。
ハンドヘルド電子デバイスは、エンクロージャと、ディスプレイと、エンクロージャ内に配置されたタッチセンサと、ハンドヘルド電子デバイスがドッキングアクセサリのセットのうちのいずれか1つに近接しているときを検出するように構成された近距離無線通信システムとを含み得る。ハンドヘルド電子デバイスがドッキングアクセサリのセットのうちの第1のドッキングアクセサリに近接していることを近距離無線通信システムが検出すると、ハンドヘルド電子デバイスは、第1の動作モードから第1の動作モードとは異なる第2の動作モードに移行することができ、ハンドヘルド電子デバイスがドッキングアクセサリのセットのうちの第2のドッキングアクセサリに近接していることを近距離無線通信システムが検出すると、ハンドヘルド電子デバイスは、第1の動作モードから第1の動作モード及び第2の動作モードとは異なる第3の動作モードに移行することができる。
第1のドッキングアクセサリは、第1のロケーションにあってもよく、第2のドッキングアクセサリは、第1のロケーションとは異なる第2のロケーションにあってもよい。第1の動作モードから第2の動作モードに移行することは、アプリケーションアイコンのセットを含む1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから、第1のロケーションに関連するグラフィカルオブジェクトの第1のセットを含む第1の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含むことができ、第1の動作モードから第3の動作モードに移行することは、1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから、第1の補助グラフィカルユーザインタフェースとは異なり、第2のロケーションに関連するグラフィカルオブジェクトの第2のセットを含む第2の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含むことができる。
第1の動作モードから第2の動作モードに移行することは、1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから第1の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含むことができ、第1の動作モードから第3の動作モードに移行することは、1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから、第1の補助グラフィカルユーザインタフェースとは異なる第2の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含むことができる。第1の補助グラフィカルユーザインタフェースは、候補グラフィカルオブジェクトのグループから選択されたグラフィカルオブジェクトの第1のユーザ定義セットを含むことができ、第2の補助グラフィカルユーザインタフェースは、候補グラフィカルオブジェクトのグループから選択されたグラフィカルオブジェクトの第2のユーザ定義セットを含むことができる。グラフィカルオブジェクトの第1のユーザ定義セットは、オーディオ制御入力オブジェクトを含んでもよい。グラフィカルオブジェクトの第2のユーザ定義セットは、オーディオ制御入力オブジェクトを欠いていてもよい。グラフィカルオブジェクトの第1のユーザ定義セットは、ユーザ定義配置に従ってディスプレイ上に配置されてもよい。
同様の参照番号が同様の構造的要素を指定する添付図面と併せて、以下の詳細な説明によって開示が容易に理解されよう。
電子デバイス及び関連付けられたアクセサリを含む例示的なシステムを示す図である。 一緒に使用されている図1Aのデバイス及び例示的なアクセサリを示す。 図1Aのデバイスのための例示的な無線充電システムを示す。 図1Aのデバイスのための例示的な無線充電システムを示す。 図1Aのデバイスのためのいくつかの例示的な保護ケースを示す。 例示的な保護ケースと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 例示的な保護ケースと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 別の例示的な保護ケースと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 別の例示的な保護ケースと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 別の例示的な保護ケースと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されているデバイスを示す。 例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されているデバイスを示す。 例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されているデバイスを示す。 別の例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されているデバイスを示す。 別の例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されているデバイスを示す。 別の例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されているデバイスを示す。 別の例示的な保護ケースと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 別の例示的な保護ケースと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 別の例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 別の例示的な取り外し可能アクセサリと共に使用されている図1Aのデバイスを示す。 図1Aのデバイスのためのいくつかの追加の例示的デバイスホルダを描写する。 図1Aのデバイスのためのいくつかの追加の例示的保護ケースを描写する。 ユーザ定義補助グラフィカルユーザインタフェースを作成するための候補グラフィカルオブジェクトの例示的グループを描写する。 図1Aのデバイスのためのいくつかの例示的ドックを示す。 電子デバイスの例示的な構成要素を示す図である。
ここで、添付図面に図示される代表的な実施形態が詳細に説明される。以下の説明は、これらの実施形態を1つの好ましい実施形態に限定することを意図するものではないことを理解されたい。反対に、以下の説明は、添付の特許請求の範囲により定義される記載された実施形態の趣旨及び範疇に含むことができるような、代替形態、修正形態及び均等物を包含することを意図している。
本明細書における実施形態は、概して、デバイスがどのように動作するかを動的に修正又は変更するために近距離無線通信技術を使用する電子デバイス及び電子デバイスアクセサリのシステムを対象とする。例えば、電子デバイス用の様々な異なるアクセサリは各々、アクセサリが電子デバイスによって検出及び識別されることを可能にする近距離無線通信アンテナを含むことができる。特定のアクセサリが電子デバイスの近くで検出されると、電子デバイスは、その特定のアクセサリ又はアクセサリのタイプに固有の方法でその動作モードを変更することができる。
様々な異なるタイプのアクセサリが、近距離無線通信システムを使用して、それらのアクセサリを使用しているデバイスの動作モード及び/又は特性に影響を及ぼすように構成され得る。例えば、携帯電話用の保護ケースは、携帯電話の動作モードを1つの方法で変更するように構成されてもよく、充電ドックは、携帯電話の動作モードを別の方法で変更し、「アラーム時計」ドッキングアクセサリは、携帯電話の動作モードを更に別の方法で変更する。動作モードの変更は、携帯電話によって表示されるグラフィカルユーザインタフェース又はグラフィカル出力の変更に対応し、及び/又はそれを伴ってもよい。例えば、携帯電話がスポーツ重視の保護ケースに入れられたとき、携帯電話は、追加のユーザ入力なしに、その1次グラフィカルユーザインタフェース(又は現在アクティブである任意のグラフィカルユーザインタフェース)をスポーツ重視のインタフェースに置き換え得る。別の例として、携帯電話がスピーカドック上に配置されたとき、携帯電話は、その1次グラフィカルユーザインタフェースをオーディオ再生制御のセットで置き換え得る。したがって、デバイスがアクセサリと共に使用されるときにアクティブ化されるグラフィカルユーザインタフェースは、関連付けられたアクセサリに関連する特定の機能又は機能のセットにカスタマイズされ得る。場合によっては、これらのグラフィカルユーザインタフェースは、1次グラフィカルユーザインタフェース(例えば、より少ない及び/又はより大きいグラフィカルオブジェクトを有する)より単純であってもよく、それは、デバイスのより効率的な使用を促進するのに役立ち得、デバイスの特定の機能セット又は動作モード専用であってもよい。
本明細書で説明されるいくつかの実装形態では、デバイス上に表示される1つ以上のグラフィカル出力は、保護ケースの検出に応答して変更又は切り替えられる。本明細書で使用される場合、グラフィカル出力は、ディスプレイからの可視出力を指すために使用され得る。グラフィカル出力は、グラフィカルユーザインタフェース、グラフィカルオブジェクト、画像、ビデオ、及び/又はディスプレイによって生成される他の可視出力を含み得る。グラフィカルユーザインタフェースは、アイコン、メニュー項目、ステータスバー、メニュー、無線信号強度、時間、バッテリ充電レベルなどの情報を示すグラフィカルオブジェクトを含む、種々のタイプのグラフィカルオブジェクトを含んでもよい。グラフィカルユーザインタフェースはまた、背景画像などのグラフィカル出力を含んでもよい。グラフィカルオブジェクトは、他のグラフィカルオブジェクトから視覚的に区別可能であってもよく、グラフィカルオブジェクトの境界は、異なるグラフィカルオブジェクト間の機能的区別を示唆してもよい。例えば、第1のアイコン(例えば、第1のグラフィカルオブジェクト)の境界は、第1のアイコンを第2のアイコンから視覚的に区別することができ、2つのアイコンが異なる入力領域を定義することをユーザに示すことができ、選択された場合にデバイスに異なるアクションを行わせることをユーザに示してもよい。
本明細書で使用される場合、グラフィカル出力を「切り替え」又は「変更」という用語は、1つのグラフィカルユーザインタフェース、グラフィカルオブジェクト、又は他の表示された項目が、別のグラフィカルユーザインタフェース、グラフィカルオブジェクト、又は他の表示された項目と交換されるシナリオを指すために使用され得る。「切り替え」又は「変更」という用語はまた、グラフィカルユーザインタフェース、グラフィカルオブジェクト、又は他の表示された項目が、視覚的に区別可能な又は視覚的に知覚可能な効果を生成するように修正されるシナリオを指すために使用され得る。例えば、グラフィカルユーザインタフェース内の1つ以上のグラフィカルオブジェクトの背景又は配色は、異なる色、テクスチャ、又は他の視覚的に知覚可能な特徴を有するように見えるように、「切り替えられる」又は「変更される」ことがある。明確にするために、切り替えられた又は変更されたグラフィカル出力は、外観以外に、グラフィカル出力が選択されたときに同じ項目を表すか又は同じ機能を実行してもよいが、第2のグラフィカル出力と呼ばれ得る。
本開示の目的のために、アクセサリは、限定はしないが、保護ケース、ゲームケース、カメラケース、及びドック(例えば、スピーカドック、アラーム時計ドック、充電ドック、無給電ドックなど)を含み得る。保護ケース、ゲームケース、カメラケースなどのケースは、携帯電話などの他の点では完全なデバイスを受容するように構成されるアクセサリであってもよく、追加の機能性(例えば、物理的保護、外観、取付機構など)をデバイスに提供してもよい。近距離無線通信アンテナを含み、デバイス及びアクセサリが互いに近接しているときに電子デバイスに、電子デバイスの動作モード及び/又は特性を変更又は修正させるそのようなアクセサリは、本明細書では近距離無線対応アクセサリと呼ばれることがある。
電子デバイスの動作モード及び/又は特性の変更若しくは修正は、電子デバイスがアクセサリと共に使用されているときを決定することを可能にする近距離無線通信によって容易にすることができる。例えば、アクセサリは、近距離無線通信アンテナを含んでもよく、デバイスは、デバイスが近距離無線アンテナに近接しているときを検出することができる近距離無線通信システムを含んでもよい(例えば、デバイスは、アクセサリ内に設置されたとき、アクセサリに結合されたとき、アクセサリ上に配置されたとき、又はアクセサリと共に使用されているときを検出することができる)。デバイスはまた、近距離無線通信アンテナから、固有の識別子などの特定のアクセサリに関する情報を受信してもよい。
近距離無線通信システム及びアンテナは、デバイスが十分に近く、デバイス及びアクセサリが一緒に使用されていることが実質的に確実である場合にのみ、アクセサリがデバイスによって検出されるように構成され得る。例えば、携帯電話用の保護ケースの場合、携帯電話は、電話が保護ケースに挿入されたときだけケースの存在を検出することができる。ドッキングアクセサリ(本明細書では「ドック」とも呼ばれる)の場合、携帯電話は、携帯電話がドッキングアクセサリ上に物理的に配置された後にのみドッキングアクセサリの存在を検出することができる。更に、近距離無線通信アンテナは、パッシブアンテナ又は無給電アンテナであってもよく、無給電アクセサリを用いても動的なデバイスカスタマイズを行うことができる。本明細書で使用される場合、パッシブアンテナ又は無給電アンテナは、アクセサリの電源に導電結合されていないアンテナを指す。したがって、保護ケースは、電子デバイスの動作モード又は他の特性を変更するために、バッテリ又は独立して電力供給される通信システム(例えば、WIFI又はBluetooth(登録商標))を有する必要がない。しかしながら、場合によっては、デバイスは、無給電近距離無線通信アンテナと、給電通信システムの両方を含み得る。
異なる方法でモバイルデバイスの動作又はユーザインタフェースを各々カスタマイズすることができる一連の異なるアクセサリを提供することによって、モバイルデバイスは、更により動的で有用なツールになり得る。例えば、1日を通して、ユーザは、モバイルデバイスを朝のワークアウトのためのワークアウトケースに入れ、仕事中は充電ドックに入れ、夕方はキッチンドックに入れ、夜はアラーム時計ドックに入れることがある。本明細書で説明される概念は、デバイスが、多数の他の可能な移行の中でも、ワークアウトケースに配置されたときにワークアウトインタフェースに、充電ドックに配置されたときにワークインタフェースに、キッチンドックに配置されたときに調理インタフェースに、アラーム時計ドックに配置されたときにアラーム時計インタフェースに自動的に移行することを可能にする。デバイスはまた、それらのドックから取り外されたときに(又はアクセサリへのその近接性にかかわらずユーザ要求に応答して)、主又は1次インタフェースに戻るように移行し得る。このようにして、デバイスは、その意図された使用に連続的かつ自動的に適応し、そのユーザに調整されたユーザインタフェースを提供する。
更に、デバイスは、他の入力及び/又は情報を使用して、デバイスが近接場対応アクセサリと共に使用されているときにその動作をどのように変更又は修正するかを決定することができる。例えば、デバイスが運動バイクのドックに取り付けられたことを検出すると、デバイスのロケーションを決定することもできる。ロケーションが第1のロケーション(例えば、自宅ロケーション)である場合、デバイスは、ロケーションが第2のロケーション(例えば、フィットネスセンター又はジム)である場合とは異なるアクションのセットをとり得る。ホームロケーションでは、デバイスは、ユーザのホームメディアシステム(例えば、ユーザのテレビ、ステレオ機器など)のためのメディア制御のセットなど、ユーザ制御の第1のセットと、フィットネストラッキングインタフェースとを初期化し得、フィットネスセンターでは、デバイスは、フィットネストラッキングインタフェース及びパーソナルストリーミングサービスのためのメディア制御のセットなど、ユーザ制御の第2のセットを初期化し得る(例えば、オーディオをユーザのパーソナルヘッドフォンに提供するために)。別の例として、デバイスがキッチンのドックに置かれたことをデバイスが検出したとき、デバイスは、誰がデバイスを使用しているかを決定することもできる。第1のユーザである場合、デバイスは、インタフェース要素の1つのセット(例えば、スムージーのレシピ及び編集可能な食料品リスト)を表示してもよく、第2のユーザである場合、デバイスは、インタフェース要素の第2のセット(例えば、パスタソースのレシピ及びユーザのホームメディアシステムのためのメディア制御のセット)を表示してもよい。
高度にカスタマイズされ調整されたユーザエクスペリエンスを提供するために、デバイスの任意のセンサ及び/又はセンサシステムからの情報を使用して、デバイス、その使用、そのユーザなどに関する追加のコンテキスト情報を提供することができる。そのようなセンサ及び/又はセンサシステムは、限定はしないが、統合カメラ、GPS又は他のナビゲーション若しくは位置測定システム、熱センサ、加速度計、磁力計、バイオメトリック識別システム(例えば、顔認識、指紋認識、音声認識)、バイオメトリックセンサ(例えば、心拍数モニタ、心電図、パルス酸素濃度計)などを含み得る。搭載センサによって検出されない他のタイプの情報もまた、デバイス、その使用、そのユーザなどに関する追加のコンテキスト情報を提供するために使用されてもよい。そのような情報は、現在の又は予測される天気情報、日付及び時間情報、カレンダエントリ、最近開かれた又は閉じられたアプリケーション、テキスト又は電子メールメッセージなどを含むが、これらに限定されない。そのような情報は、デバイス上に記憶されてもよく、通信ネットワークなどを介してアクセスされてもよい。場合によっては、デバイスは、(アクセサリとの近距離無線接続からの)アクセサリに関する情報を、(例えば、センサシステム又は他の情報源からの)追加のコンテキスト情報と共に使用して、デバイスの動作をどのように変更、修正、又は影響を与えるかを決定する。例えば、デバイスは、近距離無線接続及びデバイスのロケーションに基づいて、どのアプリケーションを開始すべきかを決定し得る。近距離無線対応アクセサリと共に使用されているデバイスの動作をどのように変更するか又はどのように影響を与えるかを決定するために追加のコンテキスト情報を使用する例が、本明細書で提供される。
図1Aは、電子デバイス100(本明細書では単に「デバイス」とも呼ばれる)が様々な異なるアクセサリと共に使用され得る例示的なシステムを示し、これらのアクセサリは、デバイス100がそれらのアクセサリと共に使用されるときにデバイス100を動作モード間で移行させる。電子デバイス100は、図8に関して本明細書で説明する電子デバイス800などの電子デバイスの一例である。本明細書で説明するように、動作モード間の移行は、アプリケーションの開始及び/又は終了(例えば、アクセサリの検出に応答してアプリケーションを開始又は終了する)、デバイス100によって表示されるグラフィカルユーザインタフェース又はグラフィカル出力の変化(例えば、グラフィカルユーザインタフェースの色、コンテンツ、外観、サイズ、アイコン、又は情報の変化)、デバイス設定の変化(例えば、アラート音量、触覚又は触知出力強度、画面輝度)などを含み、及び/又はこれらを伴ってもよい。動作モード間(又は異なるグラフィカルユーザインタフェース又は他のグラフィカル出力間)の移行は、移行中に表示又は発生する視覚的アニメーション、シーケンス、又は他のグラフィカル効果を含んでも含まなくてもよく、又はこれらを伴っても伴わなくてもよい。
図1Aに示されるデバイス100は携帯電話(例えば、スマートフォン)であるが、これは単に本明細書において開示される着想に関連して用いられてもよいデバイスの1つの代表例に過ぎない。他の例示的なデバイスは、音楽/メディアプレイヤ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェアラブル電子デバイス、腕時計(例えば、機械式、電気式、又は電気機械式)などを含むが、これらに限定されない。
デバイス100は、デバイス100の外面を画定するエンクロージャ102を含む。エンクロージャ102は、例えば、デバイス100の背面外側(例えば、図2の背面201)と、デバイス100の前面外側と、背面外側から前面外側に延びるデバイス100の周囲外側131とを画定するハウジング部材103を含むことができる。ハウジング部材103は、単一の材料片(例えば、モノリシック構成要素)又は複数の別個の構成要素であってもよい。エンクロージャ102はまた、デバイス100のディスプレイ104及び/又はタッチセンサ面(例えば、タッチスクリーン)を覆うか又は別の方法で覆う透明カバー105を含んでもよく、デバイス100の前面外部表面を画定してもよい。ディスプレイ104は、グラフィカル出力を表示するように構成され、グラフィカル出力は、透明カバー105又は透明カバー105の少なくとも一領域を通して見ることができる。透明カバー105はまた、マイクロホン、カメラ、スピーカ、センサなどの内部構成要素がデバイス100の周囲環境にアクセスできるようにするための1つ以上の開口部を画定することができる。デバイス100はまた、透明カバー105に加えられたタッチイベント又はタッチ入力を検出するように構成されたタッチセンサを含んでもよい。タッチセンサは、ディスプレイと一体化されてもよいし、タッチスクリーン機能を提供するように構成されてもよい。
デバイス100は、電子デバイスが近距離無線対応アクセサリのグループのうちのいずれか1つに近接しているときを無線で検出するように構成された近距離無線通信システム106を含むことができる。近距離無線通信システム106は、近距離無線通信(NFC)プロトコル、無線周波数識別(RFID)プロトコル、又は任意の他の好適な種類若しくはプロトコルを含むがこれらに限定されない、近距離無線通信の任意の好適な種類又はプロトコル用に構成することができる。例えば、近距離無線通信システム106(及び実際には、本明細書に記載の任意の近距離無線通信システム、アンテナ、又は他の構成要素)は、ISO/IEC14443、FeliCa、ISO/IEC18092、ISO/IEC21481、ISO/IEC13157などの適用可能な規格に従って動作するように構成されてもよい。
場合によっては、近距離無線通信システム106は、アクセサリに組み込まれたパッシブアンテナ又は無給電アンテナの存在又は近接性を検出するように構成される。したがって、近距離無線通信システム106は、Bluetooth(登録商標)、WIFI、又はセルラー通信システムなど、デバイス100内の他の通信システムとは別個であってもよく、限られた範囲にわたって通信するように構成されてもよい(例えば、近距離無線通信システム106は、互いから約10cm以内にあるときのみ近距離無線アンテナを検出し得る)。
デバイス100は、ユーザがデバイス100の動作を制御するために対話することができるボタン108などの物理的入力を含むことができる。ボタン108の特定の機能は、デバイス100が所与の時間に関連付けられたアクセサリに基づいて変更され得る。例えば、本明細書で説明されるように、1次動作モードでは、ボタン108は、デバイス100の画面をアクティブ化又は非アクティブ化するように機能し得る。デバイス100が写真を取り込むことを意図されたケース内にあるときなどの第2の動作モードでは、ボタン108は、画像を取り込むためのシャッターボタンとして動作することができる。デバイス100は1つのボタン108を有するように示されているが、これは単に代表的なものであり、デバイス100は、例えば、別個の音量制御ボタン、指紋センサ、回転可能入力部材、キー、キーボードなどを含む、より多くの又は異なる入力機構を含んでもよい。デバイス100はまた、図2に関して説明される無線充電システムを含み得る。
デバイス100はまた、センサ(複数可)、メモリ、プロセッサ(複数可)、制御回路、バッテリ、回路基板(複数可)、フレーム又は他の支持構造、アンテナ(複数可)などの様々な追加の内部構成要素及び構造を含んでもよい。デバイス100はまた、外部被写体の画像及び/又はビデオを取り込むことができる前面及び/又は背面カメラシステム(例えば、図2の背面カメラ214)を含み得る。カメラシステムは、レンズ、画像センサ、焦点調節及びズーム機構、フラッシュ、並びに任意の他の好適な構成要素を含んでもよい。
追加の又は異なる構成要素が、デバイス100のエンクロージャ102内に配置されてもよい。デバイス100はまた、ユーザ若しくはユーザの周囲から、又はそれらについての情報を受信することができる、様々なシステム及び/又は構成要素(例えば、タッチスクリーン、マイクロホン、バイオメトリックセンサ、GPSシステム)を含み得る。個人特定可能な情報(ユーザ又はユーザの環境からの情報、又はそれらについての情報であって、デバイス上に記憶されるか、又はデバイスによってアクセス可能である情報など)の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。具体的には、個人特定可能な情報データは、意図的でない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理され取り扱われるべきであり、許可される使用の性質がユーザに対して明確に示されるべきである。
図1Aに示されるシステムはまた、デバイス100と共に使用され得る種々のタイプのアクセサリを含む。例えば、図1Aは、保護ケース112、ドック114、補助入力システム117を有するドック116、スピーカドック118、及び補助入力システム121を有する保護ケース120を含む。本明細書で説明されるように、デバイス100は、これらのアクセサリ(並びに図1Aに示されていない他のアクセサリ)の各々と共に使用可能であってもよく、ユーザが1つのアクセサリから別のアクセサリに切り替えると、デバイス100は、異なる動作モードに動的に切り替え、異なるグラフィカルユーザインタフェース又はグラフィカル出力を提示し(例えば、異なるコンテンツ又は異なる外観、色などを有するグラフィカルユーザインタフェースを提示し)、デバイス設定を変更し、又はデバイス100が共に使用されている特定のアクセサリに合わせて調整された方法で動作してもよい。ドック114などのドックは、独立型アクセサリ、並びに運動機器(例えば、自転車、ローイングマシン、エリプティカルマシン、階段昇降機など)、車両、音楽機器(例えば、ギター、アンプ、キーボードなど)などの他のデバイスに組み込まれたドックを含むことができる。ドック114は、デバイス100を便利な観察位置に支持する任意選択のレッジ115と共に示されている。場合によっては、ドック114は、レッジ115を欠いてもよく、デバイス100は、ドック114に保持されてもよく、及び/又はドック114及びデバイス100内の磁気取り付け特徴を使用して、特定の配向又は位置に維持されてもよい。
各アクセサリは、デバイス100の近距離無線通信システム106によって検出可能な近距離無線通信アンテナ110(本明細書では単に「アンテナ」とも呼ばれる)を含むことができる。本明細書で使用されるように、アンテナは、アンテナ又は近距離無線通信回路が、無線検出デバイス又は回路によってプローブ又はポーリングされたときに電気的応答を生成することができる限り、検出可能であり得る。例えば、アンテナは、別のデバイス又は回路によって生成される電磁場に対して、別個の又は認識可能な妨害又は他の応答を生成し得、それによって、アンテナを検出可能にする。更に、本明細書で使用される場合、検出可能な近距離無線通信アンテナは、近距離無線通信アンテナがデバイスの近距離無線通信システムにおいて応答をトリガ、開始、又はさもなければ引き起こすように動作可能であり得ることを示し、応答は、近距離無線通信アンテナがデバイスの存在及び/又は近傍にある(例えば、しきい値距離内にある)ことを示す。
デバイス100が、例えば、アクセサリの短距離(例えば、約10cm未満)内にあるために、図1Aのアクセサリのうちの1つと共に使用されていることを検出すると、検出されたアンテナ110は、デバイス100に動作モードを変更させる。本明細書で使用される場合、動作モードを変更することは、デバイスのグラフィカル出力を変更すること(例えば、グラフィカルユーザインタフェースの一部又は全部の配色を一時的又は永続的に変更すること、異なるグラフィカルユーザインタフェース間で変更すること、グラフィカルオブジェクトの表示を開始すること)、1つ以上のデバイス設定を変更すること、又はこれらの組合せを指すか、又は含むことができる。この機能を容易にするために、各アンテナ110は、そのアクセサリ(又はそのタイプのアクセサリ)を一意に識別する何らかの識別子又は他の情報を含むことができ、あるいは、デバイス100の動作を一意に修正するように構成することができる。このようにして、デバイス100の動作は、ユーザが別のアクセサリに変更するにつれて動的に変化し得る。
アンテナ110は、デバイス100の近距離無線通信システム106によって検出可能な任意の適切なタイプのアンテナであってもよい。例えば、アンテナ110は、NFCアンテナ、RFIDアンテナなどであってもよい。場合によっては、アンテナ110は、パッシブアンテナ又は無給電アンテナであり得る。したがって、アクセサリは、デバイス100にその動作モードを変更させるために、電力供給される必要がなく、又はバッテリ若しくは他の電源を含む必要がない。これは、アクセサリが電源を必要とする場合よりも、アクセサリをより小さく、より薄く、より軽く、より携帯可能にすることができる。いくつかの場合において、アンテナ110は、アクセサリの内部にあるか、又はアクセサリに接続された電源によって電力供給されてもよい。また、他の目的のために電力を使用するアクセサリ(例えば、スピーカ、増幅器など)は、アクセサリにおいて電力が利用可能であるにもかかわらず、パッシブアンテナ又は無給電アンテナを使用することがある。
近距離無線通信アンテナ110は、デバイス100がアクセサリと共に使用されているときに近距離無線通信システム106によって検出され得るように位置合わせされるように、又は他の方法で適切に配置されるように、アクセサリ内に配置され得る。したがって、例えば、デバイス100が保護ケース112内に設置されるとき、そのケースの近距離無線通信アンテナ110は、デバイス100の近距離無線通信システム106と実質的に位置合わせされ得る(例えば、約2cm、又は約1cm以内)。アンテナ及び近距離無線通信システム106は、デバイス100がドック114、116、又は118上に配置されるときに同様に位置合わせされ得る。
説明したように、デバイス100は、異なるアクセサリと共に使用されるとき、その動作モードを動的に変更することができる。場合によっては、動作モードを変更することは、異なるグラフィカルユーザインタフェース間で変更することを含む。図1Bは、デバイス100がアクセサリと共に使用されていないとき(デバイス100に1次グラフィカルユーザインタフェース128を表示させるアクセサリと共に使用されているとき)に1次グラフィカルユーザインタフェース128を表示し、デバイス100がアクセサリ129(この例ではドックとして示されている)と共に使用されているときに異なるグラフィカルユーザインタフェース130を表示するデバイス100を示す。
1次グラフィカルユーザインタフェース128は、選択可能なアイコン(例えば、選択されると、アプリケーションを実行及び/若しくは初期化させるか、又はアプリケーションに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェースを表示させるアプリケーションアイコン)、又はデバイス100のアプリケーション若しくは他の機能に対応する他のグラフィカルオブジェクトを含んでもよい。1次グラフィカルユーザインタフェース128はまた、ステータスバー、メニュー、無線信号強度、時間、バッテリ充電レベルなどの情報を示すグラフィカルオブジェクトを含んでもよい。1次グラフィカルユーザインタフェース128は、デバイス100がオンにされたときに自動的に表示されてもよく、デバイス100のトップレベルグラフィカルユーザインタフェース(又はマルチレベルグラフィカルユーザインタフェース方式の最上位階層レベル)と見なされてもよい。1次グラフィカルユーザインタフェース128は、「ホームスクリーン」と呼ばれることもあり、デバイスのオペレーティングシステムのための主開始インタフェースであり得る。1次グラフィカルユーザインタフェース128はまた、背景画像、境界、画面エリア、アイコンなどの1つ以上の色を参照し得る配色を有し得る。本明細書で使用されるように、2次グラフィカルユーザインタフェースは、1次グラフィカルユーザインタフェース以外の任意のグラフィカルユーザインタフェースを指し得る。
デバイス100がアクセサリ上に配置され、デバイス100を見て対話できるようにアクセサリによって位置決めされると、デバイス100は、1次グラフィカルユーザインタフェース128から別のグラフィカルユーザインタフェースに変更することができる。例えば、図1Bに示すように、デバイス100がアクセサリ129上に配置されると、デバイス100は、1次グラフィカルユーザインタフェース128から、1次グラフィカルユーザインタフェース128とは異なる第2のグラフィカルユーザインタフェース130に変更することができる。第2のグラフィカルユーザインタフェース130は、1次グラフィカルユーザインタフェース128とは異なり、デバイス100がアクセサリと共に使用されていることに応答してデバイス100が切り替えることができるグラフィカルユーザインタフェースの多数の可能な例のうちの1つに過ぎない。1次グラフィカルユーザインタフェースから第2のグラフィカルユーザインタフェースへの変更は、デバイス100がアクセサリ129内の近距離無線通信アンテナを検出することによってトリガすることができる。
第2のグラフィカルユーザインタフェース130は、1次グラフィカルユーザインタフェース128と比較して、異なるセットのアイコン、入力、出力、又は他のタイプのグラフィカルオブジェクトを有し得る。例えば、第2のグラフィカルユーザインタフェース130は、1次グラフィカルユーザインタフェース128のアプリケーションアイコンを欠いており、代わりに、グラフィカルオブジェクト132及び134などの他のグラフィカルオブジェクトを含む。グラフィカルオブジェクト132は、「世界時計」グラフィカルオブジェクト(例えば、複数のタイムゾーンの時間を表示する)であってもよく、グラフィカルオブジェクト134は、「オーディオ制御」グラフィカルオブジェクト(例えば、現在再生中の情報を表示し、再生、一時停止、前方スキップ、後方スキップなどのオーディオ制御アフォーダンスを含む)であってもよい。したがって、第2のグラフィカルユーザインタフェース130は、異なるグラフィカルコンテンツを含み、1次グラフィカルユーザインタフェース128とは異なるデバイス機能を提供する。デバイス100は、デバイス100がドック129から取り外されたとき、又はデバイス100がドック129上にある間に受信されたユーザ入力に応答して、第2のグラフィカルユーザインタフェース130から1次グラフィカルユーザインタフェース128に自動的に戻るように変更することができる。
図2A~図2Bは、デバイス100のための無線充電システムを示す。図2Aは、例えば、デバイス100と、デバイス100が充電ドック200上に置かれたときにデバイス100を無線で充電するように構成された充電ドック200との背面図を示す。図2Bは、充電構成で充電ドック200上に配置されたデバイス100を示す(例えば、デバイス100の背面がドック200の上面に載っている)。
デバイス100は、デバイス100内にあり、デバイス100を充電するために充電ドック200の出力コイル210に誘導結合するように構成された充電コイル206を含む。より具体的には、充電ドックの出力コイル210は電磁場を生成することができ、電磁場は電子デバイスの充電コイル206に電流を誘導し、誘導電流は機器のバッテリを充電するために使用することができる。
デバイス100は、デバイス100の充電ドック200への位置合わせ及び保持を容易にするように構成された、磁石202などの磁気取り付け特徴のセットを含むことができる。充電ドック200は、デバイス100の充電ドック200への位置合わせ及び保持を更に容易にするために磁石202に引き付けられる一組の相補的磁石(又は強磁性材料)204を含むことができる。例えば、磁石202及び相補的磁石(又は強磁性材料)204は、デバイス100がユーザによってドック200に近接(例えば、2cm、1cm、又は別の適切な範囲内)されたときに、磁石202及び相補的磁石204がデバイス100をドック200に向けて、ドック200の出力コイル210をデバイス100の充電コイル206と位置合わせする位置に引き込むように構成されてもよい。磁気吸引力はまた、デバイス100を位置合わせされた位置に保持し、充電中にデバイス100がドック200から滑り落ちるのを防止する保持力を提供し得る。図2Aは、磁石202を含むものとしてデバイスを説明し、磁石又は磁気材料204を含むものとしてドック200を説明するが、互いに磁気的に引き付けられる任意の材料又は材料の組み合わせが、デバイス100又はドック200のいずれかにおいて使用され得ることが理解されるであろう。更に、磁石及び/又は磁気材料は、デバイス100が1つの配向のみでドック200に磁気的に結合するように配置されてもよい。これは、位置合わせ不良を防止するのを更に助けることができ、無線充電機能が効率的に動作することができることを保証するのを助ける。場合によっては、磁石の代わりに、又は磁石に加えて、位置合わせピン及び凹部、クリップ、相補的な形状の表面など、デバイス100をドック200と位置合わせするための他の技法を使用することができる。
場合によっては、ドック200は、図1Aに関して説明したアンテナ110と同様の近距離無線通信アンテナを含むことができる。このようにして、デバイス100は、他のアクセサリの存在を検出するために使用するのと同じ近距離無線通信システムを使用して、ドック200に配置されたとき、又は他の方法で保持されているときを検出することができる。(他の場合には、デバイス100は、充電及び出力コイルを使用して、又は別の無線プロトコル若しくは技法を介して、ドック200と通信することができる)。デバイス100は、近距離無線通信システムを介してドック200上に配置されていることを検出すると、ドック200に合わせてその動作モードを変更することができる。例えば、図2Aに示すように、デバイス100は、ディスプレイ104上にグラフィカルオブジェクト211を表示することができる。グラフィカルオブジェクト211は、デバイス100のブランク画面上又は1次グラフィカルユーザインタフェース上のオーバーレイであってもよい。グラフィカルオブジェクトは、ドック200及び/又はドック200によって提供される充電動作にコンテキスト的に関連する入力及び出力を含むことができる。例えば、図示されるように、グラフィカルオブジェクト211は、ドック200の名前又は説明(例えば、「寝室充電器」)、並びに充電動作の1つ以上の態様を制御し得る入力212を表示する。例えば、入力212は、ユーザがデバイス100の異なる充電モード又は異なる電力消費モードを選択することを可能にし得る。
他の入力及び出力もまた、図2Bに示されるものの代わりに、又はそれに加えて含まれ得る。例えば、グラフィカルオブジェクトは、ドック200が位置する部屋に関連する入力及び出力を含んでもよい。本明細書で使用されるように、グラフィカルオブジェクト又はグラフィカルユーザインタフェースは、グラフィカルオブジェクト又はグラフィカルユーザインタフェースが、ロケーションのコンテキストに密接な関係がある機能又は情報へのアクセスを提供する場合、ロケーション、部屋、アクセサリなどに関連すると見なされ得る。したがって、例えば、ドック200が寝室にある場合、グラフィカルオブジェクトは、アラームをアクティブ化又は非アクティブ化するための入力を含んでもよい。ドック200が居間にある場合、グラフィカルオブジェクトは、デバイス100又は接続されたオーディオシステム(例えば、ホームステレオ又は他のデバイス)のオーディオ再生を制御するための入力を含んでもよい。ドック200がキッチンにある場合、グラフィカルオブジェクトは、レシピインタフェース及び1つ以上のタイマを含んでもよい。ドック200が音楽室内にある場合、グラフィカルオブジェクトは、オーディオ制御及び楽譜インタフェースを含み得る。いくつかの実装形態では、アクセサリ(例えば、ドック)の特定の部屋との関連付けは、スマートホームプラットフォーム内の仮想部屋へのアクセサリの割り当てに基づく。スマートホームプラットフォームは、多数の仮想部屋又は環境を含んでもよく、デバイス及び/又はスマートアクセサリは、部屋及び/又は環境のうちの特定の部屋及び/又は環境に関連付けられてもよい。例えば、テレビ、オーディオシステム、及び無線で制御可能な照明などのデバイスは、「居間」環境に割り当てられ得る。いくつかの実装形態では、ドック(例えば、ドック200)はまた、スマートホームプラットフォーム内の「居間」環境に関連付けられるか、又は割り当てられる。したがって、いくつかの実装形態では、居間のドック上に配置されたことに応答して、デバイスは、ドックが「居間」環境に関連付けられていることを検出し、「居間」環境に割り当てられたデバイス(例えば、居間にあるテレビ、オーディオシステム、及び照明)を制御するように構成されたグラフィカルオブジェクトを表示する。
図2A~図2Bは、専用充電ドックに組み込まれた無線充電システムを示しているが、図2A~図2Bに関して説明した無線充電システムに類似する無線充電システムを、本明細書で説明する他のアクセサリに組み込むことができる。例えば、保護ケースは、デバイス100がケースに挿入されたときにデバイス100を充電するために、補助バッテリ及び出力コイルを含んでもよい。同様に、デバイス100がドック上に位置決めされたときにデバイス100が充電することを可能にするために、出力コイル及び位置合わせ磁石がスピーカドック又はアラーム時計ドックに組み込まれ得る。また、無線充電システムは、デバイスに取り付けられ、バッテリからデバイスを無線で充電するように構成されたスタンドアロンバッテリアクセサリに組み込まれ得る。例示的なバッテリアクセサリが、図3J~図3Lを参照して本明細書で説明される。
上述したように、デバイス100は、近距離無線通信システムを使用して、アクセサリと共に使用されていることを検出し、その特定のアクセサリを識別することができる。更に、近距離無線通信アンテナは、デバイスの近距離無線通信システムと通信するために電力を供給される必要がない、又はデバイスの近距離無線通信システムによって検出可能である必要がないので、保護ケース及び単純なデバイススタンドなどの単純なアクセサリであっても、デバイスをトリガしてその動作モードを変更するか、又は他の方法でその挙動を修正することができる。図3Aは、デバイス100などのデバイス用の保護ケースのいくつかの例を示す。図3Aに示す保護ケースは、図1Aの保護ケース112の実施形態であってもよい。図3Aの各保護ケースは、近距離無線通信アンテナ110を含んでもよいが、デバイス100と相互作用する他の回路又は構成要素を欠いていてもよい。したがって、プラスチック又はゴムの単片に過ぎないように見える単純な保護ケースであっても、デバイス100が異なる又は固有の方法でその動作を変化させることがある。
図1Aを参照すると、図3Aの保護ケースは各々、デバイス100を配置することができるキャビティ125を画定するシェル124を含むことができる。シェル124は、デバイス100がキャビティ125内に配置されたときに、デバイス100のエンクロージャを少なくとも部分的に覆うように構成され得る。シェル124は、電子デバイスの背面外側(例えば、図2Aの側201)を少なくとも部分的に覆うように構成された背面壁122と、デバイス100の周囲外側131を少なくとも部分的に覆うように構成された側壁127とを更に画定することができる。シェル124はまた、デバイス100がキャビティ125内に配置されたときに、ユーザが電子デバイスの前面外側(例えば、透明カバー105)に触れることを可能にするように構成された窓領域126を画定することができる。窓領域126は、保護ケースがデバイス100の背面及び側面の全て又は実質的に全てを覆うが、透明カバー105を実質的に覆わないままにするように(例えば、透明カバー105の前面の50%、60%、70%、80%、90%、95%、又は99%超が覆われないように)、開放領域であり得る。
シェル124の壁(例えば、背面壁122及び側壁127)は、比較的薄くてもよい。例えば、場合によっては、シェル124の壁の各々は、約4mm、約3mm、約2mm、約1.5mm、約1mm未満、又は任意の他の好適な寸法の厚さを有する。シェル124は、デバイス100を保護ケース内に設置した結果としてデバイス100の主な機能が基本的に変更されないように、十分に小さい量だけ、デバイスの全体サイズ(例えば、設置されたデバイスを有するシェルの組み合わされたサイズ)を増加させ得る。例えば、デバイス100が、ユーザの手(例えば、片手)によって保持及び操作され得る携帯電話である場合、デバイス100が保護ケース内にあるとき、デバイス100は、同一又は実質的に同一の使用及び/又は取扱特性が保存され得る(例えば、依然として片手によって保持及び操作されることができる)。デバイス100が、片手又は両手で保持及び操作され得るタブレットである場合、デバイス100は、保護ケースに挿入されている場合であっても、同じ又は同様の方法で保持及び操作され得る。
図3Aの各保護ケースはまた、そのシェルに結合され、電子デバイスがキャビティ内に配置されたことに応答して、デバイス100に、第1のグラフィカルユーザインタフェース(又はグラフィカル出力)の表示から異なるグラフィカルユーザインタフェース(又はグラフィカル出力)の表示に切り替えさせるように構成された近距離無線通信アンテナ110を含んでもよい。図3Aは、保護ケースの様々な異なる例が、デバイス100のグラフィカルユーザインタフェースをどのように切り替え得るかを示す。例えば、保護ケース内にない図3Aのデバイス100は、第1のグラフィカルユーザインタフェース310を表示して示されている。第1のグラフィカルユーザインタフェース310は、図1Bの1次グラフィカルユーザインタフェース128などのデフォルト又は1次グラフィカルユーザインタフェースであってもよい。場合によっては、このグラフィカルユーザインタフェース310は、選択可能なアイコン(例えば、選択されると、アプリケーションを実行及び/若しくは初期化させるか、又はアプリケーションに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェースを表示させるアプリケーションアイコン)、又はデバイス100のアプリケーション若しくは他の機能に対応する他のグラフィカルオブジェクトを表示してもよい。第1のグラフィカルユーザインタフェース310はまた、背景画像311を有し得る。背景画像311は、壁紙と呼ばれることもあり、グラフィカルユーザインタフェースのアプリケーションアイコンのグラフィカルに背後にある画像であり得る。場合によっては、第1のグラフィカルユーザインタフェース310は、主にアプリケーション選択画面として機能してもよい。(デバイス100はまた、ディスプレイがアクティブであるがデバイス100がロックされているときに表示される「ロック画面」又は「ウェイク画面」を有してもよい。ロック画面はまた、壁紙とも呼ばれ得る背景画像を有し得る。
ケース300は、デバイス100に、第1のグラフィカル出力(例えば、第1のグラフィカルユーザインタフェース310)の表示を中止させ、代わりに、第1のグラフィカル出力とは異なる第2のグラフィカル出力312を表示させるように構成され得る。本明細書で使用される場合、第2のグラフィカルユーザインタフェース又はグラフィカル出力は、第1のグラフィカルユーザインタフェース又はグラフィカル出力とは異なる任意のグラフィカルユーザインタフェース又はグラフィカル出力を指し得る。
デバイス100がケース300内に配置されると、デバイス100の近距離無線通信システム106は、デバイス100に近接した(例えば、約10cm、5cm、2cmなどの範囲内の)ケース300の近距離無線通信アンテナを検出し、アンテナから、ケース300からの、又はケース300に関する情報を受信する。アンテナは、実行可能なコマンドをデバイス100に通信することができ、あるいは、コマンド又はルーチンを選択又は検索するために、あるいはその動作をどのように変更するかを決定するためにデバイスが使用するデータを通信することができる。
ケース300によって開始されるグラフィカル出力312は、第1のグラフィカルユーザインタフェース310と同じアプリケーションアイコンを含み、同じ機能を提供することができるが、異なる背景画像313を有してもよい。したがって、ユーザがデバイス100をケース300内に設置すると、デバイス100は、異なる背景画像に自動的に移行し得る。場合によっては、異なる背景画像313は、背景画像311の修正バージョンである。例えば、背景画像311の色相、彩度、カラーバランス、又は他の画像特性を修正して、異なる背景画像313を生成することができる。
異なる背景画像313は、何らかの方法でケース300に関連してもよい。例えば、ケース300が青色である場合、背景画像313は青色であってもよく、ケース300がレインボー装飾を有する場合、背景画像313はレインボーであってもよい。したがって、グラフィカルユーザインタフェース310は、ケース300とグラフィカルに一致又は調整するように変更又は変形してもよい。このようにして、ユーザは、異なる色、デザイン、外観などを有するケース間で切り替えることができ、デバイス100のグラフィカル出力の外観は、それが結合されているケースに基づいて自動的に変化する。
背景画像を変更することに加えて、又はその代わりに、デバイス100は、1次グラフィカルユーザインタフェースと同じアイコン及び背景画像を含むが、異なる配色を有する第2のグラフィカル出力を表示することができる。グラフィカルユーザインタフェースのための配色は、背景、アプリケーションアイコン、ステータスバー、情報アイコンなどのための特定の色を含み得る。第2のグラフィカル出力の配色は、デバイス100が設置されるアクセサリ(例えば、ケース300)の外面の色に一致するか、又は他の方法で対応し得る。例えば、アクセサリが黄色である場合、第2のグラフィカル出力は、ケースと同じ又は類似の黄色を有するグラフィック要素を含むことができる。特に、これらの要素は、デバイス100がケース内に設置されていないとき、異なる色を有していてもよい。場合によっては、第2のグラフィカル出力の少なくとも1つのグラフィック要素は、アクセサリと同じ色を有する。
グラフィカルユーザインタフェース310(又はデバイス100によって表示される他のグラフィカル出力)に対する他の変更も企図される。例えば、異なる背景画像に切り替える代わりに、又はそれに加えて、デバイス100は、そのアイコンの配置、又はロック画面のコンテンツ若しくは外観を変更し、グラフィカルユーザインタフェース及び/又は背景画像の全体的な配色を変更するなどしてもよい。
ケース302などの別のケースは、デバイス100を第1のグラフィカルユーザインタフェース310から更に別のグラフィカルユーザインタフェース314(例えば、第2のグラフィカルユーザインタフェース)に移行させるアンテナを有し得る。グラフィカルユーザインタフェース314は、利用可能なアプリケーションアイコンの数又はタイプを低減又は別様に変更し、任意選択で、アイコンのサイズを変更し、ユーザがパスワード又は他のタイプの認証なしに制限された環境を離れることができないようにインタフェースをロックする、制限された環境であってもよい。グラフィカルユーザインタフェースを変更することに加えて、デバイス動作の他の態様が修正又は変更されてもよい。例えば、通知(例えば、リンガ音、メッセージプレビューなど)は、オフにされるか、又は(例えば、メッセージコンテンツプレビューが表示されない)異なるモードに変更され得る。別の例として、デバイス100に記憶されたメディアへのアクセスは、レーティングに基づいて映画又は歌を制限するなど、制約又は制限されてもよい。このようにして、ケース302は、デバイス100の所有者が特定のアプリケーション又は機能へのアクセスを制限することを望むことがある、一時的な使用のためにデバイス100が子供又は友人に与えられているときの使用に特に適し得る。
ケース302が子供向けケースとして機能する場合、ケース302自体は、子供によって使用されているデバイスにとって有用であり得る物理的特徴を含み得る。例えば、ケース302は、落下中の損傷を防止するための追加のパッド又は他の保護、こぼれによる損傷を防止するための封止、透明カバーへの損傷又は透明カバーの汚れを防止するためのクリアスクリーンカバー、より小さい手で保持することを容易にするためのグリップ又は他の特徴などを有してもよい。
別の例示的なケース304は、デバイス100に、ケース内の開口部などのケース自体内の物理的特徴と調整されたグラフィカルユーザインタフェース又は他のグラフィカルオブジェクトを表示させるアンテナを有し得る。例えば、ケース304は、ユーザがデバイス100の前面を開閉することができる前面カバー316を含む。前面カバー316は、前面カバー316が閉じられたときにデバイス100のディスプレイの一部が見られることを可能にする窓318を含み得る。デバイス100が、それがケース304と共に使用されていること、及び前面カバー316が閉じられていることを検出すると、デバイス100は、第1のユーザインタフェース310から、グラフィカルオブジェクト322が窓318と位置合わせされ、かつ/又はそれを通して見えるように位置決めされたグラフィカルオブジェクト322を含む別のグラフィカルユーザインタフェース320に移行することができる。図示されたグラフィカルオブジェクト322は、現在時刻及び天気を含むが、図示されたものの代わりに、又はそれに加えて、任意の他の情報又は画像が含まれてもよい。更に、グラフィカルオブジェクト322は、前面カバー316が閉じられているときであっても、デバイス100のディスプレイが(例えば、電力を節約するために)オフにされた後であっても、表示されたままであってもよい。デバイス100は、任意の適切な技法を使用して、ケース304の前面カバー316が閉じられていることを検出することができる。例えば、デバイス100は、前面カバー316内の第2の近距離無線通信アンテナ、又は任意の他の好適な技法を使用して、前面カメラが遮蔽されたことを検出することによって、前面カバー316が閉じられていることを検出することができる。
ケース304は前面カバー316を有するので、デバイス100は、他の前面が開いたケース(例えば、ケース300)よりもケース304内にあるときに、より遮蔽又は被覆され得る。したがって、デバイス100がケース304の内部にあることを検出すると、デバイス100は、デバイスの他の設定又は機能も変更することができる。例えば、ケース304の消音又は音量減衰を考慮してアラート音量を増加させてもよい。別の例として、デバイス100は、ユーザが意図的にデバイス100を消音させたいときにケース304を使用し得るので、アラート音量を減少させるか、又はアラートを完全にオフにし得る。デバイス100はまた、前面カバー316が閉じられたときに見えるように、窓318の領域にグラフィカル通知又は視覚的通知を表示することなどによって、グラフィカル通知又は視覚的通知を提供する方法を変更してもよい。実際、本明細書で説明される任意の他のアクセサリと同様に、ユーザは、アクセサリと共に使用されるときにデバイス100が動作中にどのように変化するかをカスタマイズすることができる。例えば、ユーザは、どのグラフィカルユーザインタフェースが1次ユーザインタフェース(例えば、アプリケーションアイコンのアレイ)に取って代わるべきか、どのデバイス設定が変更されるべきかなどを選択し得る。ケース304は、開閉可能な前面カバーを有するものとして示されているが、他のタイプのケースは、窓を有し、ケース304と同様に動作し得る(例えば、スリーブの片側に窓を有するスリーブタイプのケース)。
別の例示的ケース306は、運動又は他の身体活動中にデバイス100を保持するように設計されてもよい。ケース306は、例えば、ケース306及びデバイス100をユーザに(例えば、ユーザの腕又は手首に)取り付けるためのストラップ326を含む。デバイス100がケース306に挿入されたことを検出すると(例えば、デバイス100がケース306のアンテナに近接していることを検出すると)、デバイス100は、運動中に使用するように調整されたグラフィカルユーザインタフェース324に移行してもよい。例えば、スマートフォンなどのデバイスは、運動中にオーディオプレイヤとして使用されることが多いため、グラフィカルユーザインタフェース324は、運動中であっても見やすく押しやすい大型オーディオ制御ボタン(例えば、約1平方インチ以上の面積内のタッチ入力に応答するボタン)を含んでもよい。デバイス100はまた、ケース306の検出に応答して、音楽又はオーディオ(例えば、ワークアウトプレイリスト)を提案してもよい。デバイス100はまた、通常動作モードで行うのとは異なるタイプの入力を受け入れるか、又はそれに応答するようにデバイス設定を変更することができる。例えば、デバイス100は、ユーザがデバイス100をノックオン又はバンプすると歌をスキップし、ユーザがデバイスの前面に沿って手のひらを上又は下にスワイプするとオーディオ出力の音量を変更するように構成され得る。デバイス100は、他のタイプの入力にも応答するようにその設定を変更することができる。
図3Aは、近距離無線通信アンテナを使用してデバイス変更をトリガし得る4つの例示的なケースを示すが、他のタイプのケースも提供され得る。例えば、キャンプ、ハイキング、又は他の野外活動のときに使用するケースは、デバイス100を省電力モードに入らせるように、又は電力を節約するのを助けるためにデバイス設定を変更させるように構成され得る(例えば、画面輝度を低減する、セルラー無線及びWIFI無線をオフにするなど)。そのような場合はまた、従来のロック画面又は1次グラフィカルユーザインタフェースを、野外活動に関連する特徴又はアプリケーションのためのアイコンのセットで置き換えてもよい。例えば、デバイス100は、懐中電灯機能、コンパス機能、地図又は位置決めアプリケーション、及び天気アプリケーションを作動するための大きなボタンを表示してもよい。上述したように、表示される特定のボタンは、その特定のケースを使用するときにユーザの好みに基づいてユーザによって選択されてもよい。
別の例として、デバイス100が作業環境で使用されているとき、又はハイキング、キャンプ、釣り、ボート漕ぎ、スキー、ロッククライミングなどの野外活動中に、頑丈なケースが提供されてもよい。そのようなケースは、堅牢化されてもよく、又はそうでなければ、より大きな程度の物理的保護をデバイスに提供するように構成されてもよく、デバイス100に、従来のロック画面又は1次グラフィカルユーザインタフェースを、特定の活動又は作業環境に関連する特徴又はアプリケーションのためのアイコンのセットで置換させるように構成されてもよい。例えば、デバイス100は、フラッシュライト機能、レベル機能、カメラアプリケーション、及び無線機機能を作動するためのボタンを表示してもよい。上述したように、表示される特定のボタンは、その特定のケースを使用するときにユーザの好みに基づいてユーザによって選択されてもよい。
別の例として、ケースは、デバイスに、背景画像又は壁紙を変更させて、別個のオブジェクトと一致又は調整させ得る。例えば、ケースは、背景画像又は壁紙を変化させて、ハンドバッグ、バックパック、財布、又はデバイス及びケースが共に使用されている他のオブジェクトの布地と一致又は調和させることができる。デバイスがバッグ、バックパック、又は財布の中で運ばれているときにケースが使用されることが意図されている場合、ケースは、ユーザがバッグを通してデバイス通知を聞く又は感じるのを助けるために、デバイスにリンガ音量及び/又は触覚通知振幅を増加させることもできる。
図3B~図3Cは、アクセサリケース330と共に使用されているデバイス100の例を示しており、デバイス100は、保護ケース330のキャビティ331内に配置されたことに応答して、そのディスプレイ104上に色効果を表示する。特に、本明細書で説明されるように、デバイス100は、その近距離無線通信システムを用いて、デバイス100がケース330に近接していることを検出し、どの色効果を表示するかを決定するためにケースに関する情報を受信する。
図3Cは、デバイス100がケース330と共に使用されていることを検出することに応答して生成され得る例示的な色効果333を示す。図3Cに示される色効果は、ディスプレイ104にわたって掃引する色のウォッシュとして現れ得る。色効果333は、ディスプレイ104のグラフィカル出力の特性における任意の目に見える変化であってもよい。例えば、ディスプレイ104が背景画像を表示している場合、色効果333は、背景画像の色相、色合い、陰影、色調、彩度などの変化であってもよい。色効果は、画像、パターンなどであってもよい。色効果333は、保護ケース330の色又は使用に視覚的に関連し得る。例えば、色効果333は、ケース330の色と一致又は類似していてもよい。別の例として、色効果333は、色効果333がカモフラージュ外観を有するようにする屋外使用のためのラギダイズケースなど、ケースの使用に対してコンテキスト上の関連性を有し得る。
図3Cに戻ると、時間t0において、色効果333がディスプレイ104上に現れ得る。時間t1において、色効果333(色変化の境界)は、ディスプレイ104にわたってある距離を移動しており、時間t2において、色効果333は、ディスプレイ104にわたって完全に移動している。これは、色効果333の終了であってもよく(例えば、色変化は、デバイス100がケースから取り外されるか、又は別のイベントが発生するまで持続する)、又は色効果333は、更なる変化を継続してもよい。例えば、色の「ウォッシュ」は、それがなくなり、元の変更されていないグラフィカル出力(例えば、時間t0の前)がディスプレイ104によってもう一度表示されるまで、次第に消えてもよく、又はディスプレイ104にわたって移動し続けてもよい。デバイス100がケース330から取り外されるまで色効果333(例えば、グラフィカル出力の色の変化)が持続する場合、グラフィカル出力を元の変更されていない色に戻すために、図3Cに示す色効果アニメーションを反転させることができる(例えば、色効果は、t0からt2ではなく、t2からt0までアニメーション化されてもよい)。
図3Cに示される色効果333は、他のグラフィカルオブジェクト又はグラフィカルユーザインタフェースがディスプレイ104によって表示されている間に表示され得る。例えば、ディスプレイ104は、デバイスのオペレーティングシステムの主すなわち1次ユーザインタフェースに関連付けられたアイコンを表示してもよい。アイコンは、背景画像の前(又は上)にあるように見えてもよい。色効果333は、ディスプレイ104上のグラフィカル出力の任意の部分又はセグメントに影響を及ぼし得る。例えば、色効果333は、背景画像及びグラフィカルユーザインタフェースのアイコンの両方に視覚的変化をもたらしてもよく、又は背景画像には視覚的変化をもたらすがグラフィカルユーザインタフェースのアイコンには視覚的変化をもたらさなくてもよく、又はアイコンには視覚的変化をもたらすが背景画像には視覚的変化をもたらさなくてもよい。色効果333は、主又は1次ユーザインタフェース以外のユーザインタフェースと共に表示されてもよい。例えば、色効果333は、アプリケーション(例えば、オペレーティングシステムによって、又はオペレーティングシステム上で実行されるプログラム)のグラフィカルユーザインタフェースが表示されている間に表示されてもよい。
色効果333が存在しないときに表示されるグラフィカルユーザ出力は、色効果333が存在するときに表示されるグラフィカル出力とは異なるグラフィカル出力と見なされてもよい。別の言い方をすれば、色効果333が存在しないとき、デバイスは、第1のグラフィカル出力を表示していると見なされてもよく、色効果333が存在するとき(一時的であっても)、デバイスは、第2のグラフィカル出力を表示していると見なされてもよい。これらは、色効果333がディスプレイ104上のグラフィカル出力の外観に影響を及ぼし得る方法の単なる例であり、他のものもまた企図される。
図3Dは、アクセサリケース334と共に使用されているデバイス100の例を示しており、デバイス100は、ケースの開口部などのケース334自体の物理的特徴と調整されたグラフィカル出力を表示する。例えば、ケース304と同様に、ケース334は、デバイス100がケース334内にあるときにデバイス100のディスプレイ104の一部を見ることを可能にする窓336を画定する。デバイス100が、(例えば、本明細書に記載の近距離無線技術を使用して)ケース334と共に使用されていることを検出すると、デバイス100は、第1のグラフィカル出力337(主又は1次グラフィカルユーザインタフェース、アプリケーションのグラフィカルユーザインタフェースなどであってもよい)の表示から、窓336と位置合わせされた及び/又はそれを通して見えるグラフィカルオブジェクトなどの別のグラフィカル出力の表示に移行してもよい。
ケース334は、デバイス100をケース334内に滑り込ませることができるように、ケース334の側面に沿って開口部335を画定することができる。開口部335は、デバイスをケース334内に入れることを可能にするように構成された唯一の開口部であってもよい。開口部335は、最小面積を有するケース334の側面上に示されているが、開口部335は、ケース334の他の実装形態では、ケース334の異なる側面(例えば、長辺377)に沿っていてもよい。
図3Eは、ケース334に挿入されたデバイス100を示す。デバイス100が、ケース334に挿入されたこと、又は他の方法で(例えば、近距離無線技術を用いて)ケース334と共に使用されていることを検出すると、デバイス100は、第1のグラフィカル出力337(例えば、1次グラフィカルユーザインタフェース)の表示から第2のグラフィカル出力344の表示に移行する。第2のグラフィカル出力344は、第1のグラフィカル出力337とは異なり、示されるように、窓336と協調するディスプレイ104上のサイズ、形状、及び位置を有するグラフィカルオブジェクトを含む。特に、デバイス100がケース334内にない場合、第2のグラフィカル出力344のグラフィカルオブジェクトは、場所を外れて見えることがあり、又は主グラフィカルユーザインタフェースの表示を妨げることがある。示されている第2のグラフィカル出力344は、現在時刻376、メッセージ通知アイコン338、及び着信通知アイコン339を含むが、任意の他のタイプのアイコン又は情報が含まれてもよい。メッセージ及び着信通知アイコンはまた、いくつかの未読又は最近のメッセージ又は通話を含んでもよく、したがって、ユーザが、デバイス100をケース334から取り外す必要なく、見るのに有用であり得る情報に迅速にアクセスすることを可能にする。
図3Fは、ケース334に挿入されたデバイス100を示しており、デバイス100は第3のグラフィカル出力345を表示している。第3のグラフィカル出力345は、第2のグラフィカル出力344の代わりに使用されるグラフィカルオブジェクトを含んでもよい。窓336に表示されるグラフィカルオブジェクト(複数可)の特定のコンテンツ、配置、外観、又は他の特性は、ユーザ選択可能又は構成可能であってもよい。例えば、デバイス100のユーザは、デバイス100がケース334に挿入されたときに第2又は第3のグラフィカル出力344、345が表示されるかどうかを選択することができる。第3のグラフィカル出力345は、現在時刻340、天気インジケータ393(現在の天気のグラフィック描写を表示し得る)、曜日/日付インジケータ342、及び通知インジケータを含み得る。通知インジケータは、新しい通知がユーザに利用可能であることをシグナリングすることができる。通知は、例えば、デバイス100上でイベントが発生したこと(例えば、音声メッセージが受信されたこと、着信が見落とされたこと、アプリケーションが通知又はメッセージを発行したこと、テキスト又は電子メールメッセージが受信されたことなど)を示し得る。第3のグラフィカル出力345のコンテンツは、従来のグラフィカルユーザインタフェースよりも簡潔かつ効率的に情報を伝達するように構成され得る。例えば、最近受信されたメッセージの異なるタイプ及び量を区別するインジケータの代わりに、グラフィカル出力345は、複数の異なる種類のメッセージに関連する通知インジケータ341を含む。このタイプの効率化されたグラフィカル出力は、異なる状況又は使用事例の下で異なる方法でユーザがデバイスと対話することを可能にすることによって、デバイス100の機能を改善することができる。例えば、メッセージをチェックするため又は時間を見るためにデバイス100を取り外すことをユーザに要求する代わりに、ユーザは単に窓336を通してデバイス100を見て所望の情報を見ることができる。更に、同じ情報が主又は1次ユーザインタフェースに表示されてもよいが、主又は1次インタフェースは、より小さい又はあまり見やすくない形態で情報を示してもよい。このように、情報をより効率的で読み取り可能な形態で表示することにより、デバイスの全体的な有用性及びケース334内にあるときのデバイス100の有用性が向上する。
上述したように、様々なタイプのアクセサリは、近距離無線通信システムを使用して、それらのアクセサリを使用しているデバイスの動作モード及び/又は特性に影響を及ぼすように構成され得る。例えば、図3A~図3Fは、アクセサリがデバイス用の保護ケースである例を示す。別のタイプのアクセサリは、デバイス及び/又はデバイスの保護ケースに(例えば、デバイス又はケースの背面に)取り付けられるように構成されてもよい。図3G~図3Iは、1つのそのような例示的なアクセサリを示す。
図3Gは、デバイス346(保護ケース内にあってもよい)と、デバイス346の表面351(例えば、背面)に取り外し可能に取り付けられるように構成されたカード財布アクセサリ347とを示す。デバイス346は、デバイス100であってもよく、又はデバイス100の実施形態であってもよく、デバイス100と同じ又は同様であってもよい。
カード財布アクセサリ347は、デバイス346の近距離無線通信システムによって検出可能な近距離無線通信アンテナ348を含んでもよい。カード財布アクセサリ347は、オブジェクト(例えば、銀行カード350)をカード財布アクセサリ347の内部キャビティに入れ、そこから取り外すことを可能にするように構成された第1の開口部358を画定することができる。カード財布アクセサリ347はまた、第2の開口部349を画定してもよく、これは、カード財布アクセサリ347のコンテンツがユーザに見えることを可能にしてもよく、また、ユーザがカード財布アクセサリ347のコンテンツに触れて、コンテンツをカード財布アクセサリ347から滑り出させることを可能にしてもよい。カード財布アクセサリ347はまた、デバイス346の相補的磁気取り付け特徴360を介して、カード財布アクセサリ347をデバイス346に取り外し可能に取り付けるように構成された磁気取り付け特徴359を含んでもよい。磁気取り付け特徴359、360は、磁石、強磁性材料などを含むことができる。場合によっては、デバイス346は、カード財布アクセサリ347が表面351に沿った任意の場所に配置され得るように、金属プレート又はシートを含んでもよい。
図3Hは、デバイス346の表面351に取り外し可能に取り付けられたカード財布アクセサリ347を示す。他の近距離無線対応アクセサリについて説明したように、カード財布アクセサリ347がデバイス346に取り付けられたことを検出したことに応答して、デバイス346は、アクションを行うか、又は動作モードを変更することができる。カード財布アクセサリ347を取り付ける場合、デバイス346は、カード財布アクセサリ347が取り付けられたときのデバイスのロケーションを記録してもよいし、カード財布アクセサリ347が取り付けられたことを確認するグラフィカルオブジェクト(例えば、グラフィカルユーザインタフェースの一部に重なる通知オブジェクト)を表示してもよい。場合によっては、カード財布アクセサリ347を検出する代わりに、又はそれに加えて、デバイス346は、カード財布アクセサリ347のコンテンツを検出してもよい。例えば、銀行カードは、デバイス346が検出することができる近距離無線通信アンテナを含み得る。そのような場合、カード財布アクセサリ347が取り付けられたことを検出したことに応答して、デバイス346は、カード財布アクセサリ347内の任意の近距離無線対応カードの識別を判定し、ユーザにコンテンツのインジケーションを提供することができる。特定の例として、カード財布アクセサリ347内の各カードの名前、アイコン、又は他のインジケータが、デバイスのディスプレイ上に表示されてもよく、それにより、ユーザは、ディスプレイを見るだけで、どのカードが利用可能であるかを容易に見ることができる。
デバイス346がカード財布アクセサリ347内のカード又は他のオブジェクトの存在又は近接を検出することができる場合、カードがカード財布アクセサリ347から取り外されたことの検出に応答して特定のアクションを行うこともできる。図3Iは、銀行カード350がカード財布アクセサリ347から取り外された例を示す。取り外しの検出に応答して、デバイス346は、取り外されたカード350に関連する1つ以上のグラフィカルオブジェクトを表示する。例えば、デバイス346は、取り外された特定の銀行カード350の画像であり得る第1のグラフィカルオブジェクト352を表示することができる。デバイス346はまた、銀行カード350に関連付けられた最近の購入履歴であり得る、第2のグラフィカルオブジェクト353を表示し得る。他のタイプの情報及び/又はグラフィカルオブジェクトが、図3Iに示されるものの代わりに、又はそれに加えて表示されてもよい。
他の場合には、デバイス346は、カード(又はカード財布アクセサリ347)がデバイス346から取り外されたことを検出することに応答して、他のアクションを取るか、他のアプリケーションを開始するか、又は他のタイプのグラフィカルオブジェクトを表示することができる。例えば、デバイス346は、ウォレットアプリケーション又は金融アプリケーションを起動してもよい。別の例として、デバイス346は、カードが取り外されたときにデバイス346のロケーションに基づいてアプリケーションを開くことができる。より詳細には、銀行カード350の取り外しは、ユーザが購入しようとしていることを示し得るので、デバイス346は、その時間におけるそのロケーションが店舗に対応するかどうかを判定し得、その店舗に関連付けられたアプリケーションを開き得る。更に別の例として、デバイス346は、カードが取り外されたときに、ユーザの近くの店舗に関連付けられた利用可能なクーポン、取引、報酬、又は他のオファーがあるかどうかを判定することができる。更に別の例として、デバイス346は、図3O~図3Pに関して本明細書で説明されるように、地理的ロケーションを除去イベントに関連付けることができる。
図3J~図3Lは、デバイス及び/又はデバイスの保護ケースに(例えば、デバイス又はケースの背面に)取り付けられるように構成された別の例示的なアクセサリを示す。特に、図3J~3Lは、デバイス354(保護ケース内にあってもよい)と、デバイス354の表面357(例えば、背面)に取り外し可能に取り付けられるように構成されたバッテリアクセサリ355とを示す。デバイス354は、デバイス100であってもよく、又はデバイス100の実施形態であってもよく、デバイス100と同じ又は同様であってもよい。
バッテリアクセサリ355は、デバイス354の近距離無線通信システムによって検出可能な近距離無線通信アンテナ356を含んでもよい。バッテリアクセサリ355は、デバイス354のバッテリを充電し、及び/又は他の方法でデバイス354に電力を供給するように構成されてもよい。バッテリアクセサリ355は、ケーブルを介してデバイス354に電力を供給してもよく、又はバッテリアクセサリ355がデバイス354に取り外し可能に取り付けられたときに電子デバイス354の充電コイルに誘導結合するように構成された出力コイルを備える無線充電システムを含んでもよい。
バッテリアクセサリ355はまた、デバイス354の相補的磁気取り付け特徴363を介してバッテリアクセサリ355をデバイス354に取り外し可能に取り付けるように構成された磁気取り付け特徴362を含んでもよい。磁気取り付け特徴362、363は、磁石、強磁性材料などを含むことができる。バッテリアクセサリ355及びデバイス354の磁気取り付け特徴362、363及び充電コイルは、図2A~図2Bに関して説明した対応する構成要素の実施形態であってもよい。
図3Kは、デバイス354の表面357に取り外し可能に取り付けられたバッテリアクセサリ355を示す。他の近距離無線対応アクセサリについて説明したように、バッテリアクセサリ355がデバイス354に取り付けられたことを検出したことに応答して、デバイス354は、アクションを行うか、又は動作モードを変更することができる。バッテリアクセサリ355を取り付ける場合、デバイス354は、デバイス354に対するバッテリアクセサリ355及び/又はその動作に関する情報を提供するグラフィカルオブジェクト(例えば、通知オブジェクト)を表示する。
図3Lは、例えば、バッテリアクセサリ355がデバイス354に取り付けられたことをデバイス354が検出したことに応答して、デバイス354によって表示され得る例示的なグラフィカルオブジェクト364を示す。グラフィカルオブジェクト364は、別のグラフィカルユーザインタフェース、アプリケーションなどの上に重なるボックスとして表示されてもよく、ある時間の後に消えてもよく、又はユーザによって消されてもよい。グラフィカルオブジェクト364は、(図3Lに示すように)バッテリアクセサリ355のバッテリ充電レベル、及びバッテリアクセサリ355がデバイス354を完全に充電するのにかかる推定時間などの情報を表示することができる。バッテリの名前又はニックネーム、バッテリの所有者の名前、バッテリアクセサリ355のバッテリ状態、バッテリアクセサリ355が特定の期間デバイス354上に留まる場合のデバイス354の予測充電レベル(例えば、1時間=60%充電、2時間=100%)、又は任意の他の適切な情報などの他の情報も表示され得る。
デバイス354はまた、バッテリアクセサリ355の取り外しを検出することに応答してアクションを開始してもよい。例えば、デバイス354は、グラフィカルオブジェクト(外観及び機能がグラフィカルオブジェクト364と同様であってもよく、バッテリアクセサリ355の残存充電量、バッテリアクセサリ355が完全充電に必要とする充電時間量を含んでもよい)を表示してもよい。別の例として、デバイス354は、図3O~図3Pに関して本明細書で説明するように、地理的ロケーションを除去イベントに関連付けることができる。
図3M~図3Nは、特定のタイプのケースを検出するデバイスが、そのケースに関連する情報をデバイスに表示させ得る例を示す。例えば、図3M~3Nに示されるように、ケース365は、ケースをデバイスに固定するために特定の方法で組み立てられる必要がある複数の部品又は構成要素を含み得る。したがって、ケース365は、デバイスが、ケース365が使用されているときを検出し、組み立て命令及び/又は他の情報をユーザに提供することができるように、近距離無線通信アンテナを含んでもよい。
図3Mに示すように、ケース365は、背面部材367と、周囲部材366とを含む。背面部材367は、デバイス100の背面を覆って保護するように構成され、周囲部材366は、デバイスの側面を保護し、背面部材367、デバイス100、及び周囲部材366を一緒に保持する。背面部材367は、本明細書で説明されるように、デバイス100によって検出可能な近距離無線アンテナ368を含んでもよい。周囲部材366は、周囲部材366がデバイス100及び背面部材367を受容するように拡張することを可能にするために、継ぎ目又は不連続性を有してもよい。ケース365を固定するために、周囲部材366は、矢印370によって示されるように継ぎ目又は不連続部を閉じることによって閉じられてもよい。周囲部材366はまた、周囲部材366を閉鎖構成に固定するラッチ部材369を含んでもよい。
図3Nは、組み立ての初期段階におけるケース365を示す。特に、デバイス100は、背面部材367上に配置されてもよく、これは、背面部材367の近距離無線通信アンテナ368がデバイス100の近距離無線通信システムによって検出されることをもたらしてもよく、これは、次に、グラフィカル出力371をデバイス100のディスプレイ104上に表示させる。グラフィカル出力371は、任意の適切なテキスト及び/又はグラフィカルコンテンツを含んでもよい。いくつかの実装形態では、グラフィカル出力371は、ケース365の組み立て命令を含む。例えば、グラフィカル出力371は、どのようにシームを閉じ、ラッチ部材369を固定して、周囲部材366を背面部材367及びデバイス100の周りにロックするかを示してもよい。場合によっては、ラッチ部材369は、近距離無線通信アンテナを含んでもよく、デバイス100は、ラッチ部材369がラッチ位置又は固定位置にあるときを検出することが可能であってもよい。ラッチ部材369がラッチ位置又は固定位置にあることの検出に応答して、デバイス100は、ケースが適切に及び/又は完全に組み立てられたことをユーザに示すグラフィカルオブジェクトを表示してもよい。
組み立て命令を表示する代わりに、それに加えて、デバイス100は、ケース365と共に使用されていることを検出したことに応答して、他のグラフィカルオブジェクト又はグラフィカルユーザインタフェースを表示してもよく、又は他の方法でその動作モードを変更してもよい。例えば、ケース365は、屋外での娯楽活動中に使用することが意図されたラギダイズケースであってもよい。したがって、デバイス100は、フィットネスアプリケーション、GPSアプリケーション、又はユーザの推定される今後の活動を反映する他のアプリケーションを初期化し得る。上述したように、デバイス100は、他のセンサ又は情報を使用して、デバイス100がケース365内にある間に、(もしあれば)どのアプリケーション又は動作モードを開始すべきかを決定することができる。例えば、デバイス100が、ラギダイズケース365がデバイス100のトレールヘッドに近接して取り付けられていることを検出した場合、デバイス100は、ハイキングに関連するアプリケーション(例えば、GPSアプリケーション、フィットネス追跡アプリケーションなど)を開始することができる。ラギダイズケース365がダウンヒルスキー施設に近接してデバイス100に取り付けられていることをデバイス100が検出した場合、デバイス100は、スキーに関連するアプリケーション(例えば、スキー追跡アプリケーション、スキー施設の地図など)を開始することができる。
カード財布アクセサリ及びバッテリアクセサリに関して上述したように、デバイスは、デバイスからアクセサリが取り外されたことを検出すると(又は、ケース、ドック、又は任意の他のアクセサリからデバイスが取り外されると)、特定のアクションを行うことができる。例えば、デバイスは、アクセサリが取り外されたときのデバイスのロケーションを記録することができる。この情報は、ユーザにアクセサリの意図しない取り外しを警告し、紛失したアクセサリを見つけるのに有用であり得る。図3O~図3Pは、アクセサリ372(カード財布アクセサリ347、バッテリアクセサリ355、又は任意の他の近距離無線対応アクセサリを表し得る)と共に使用されているデバイス100を示す。
図3Oは、アクセサリ372及び取り付けられたデバイス100を示す。アクセサリ372がデバイス100から取り外される(又はデバイス100及びアクセサリ372が分離される)とき、デバイス100は、アクセサリ372の近距離無線アンテナの不在を検出することによって取り外しを検出することができる。アクセサリ372の取り外しを検出することに応答して、デバイス100は、取り外しイベントに関する情報を保存することができる。例えば、デバイス100は、アクセサリ372の取り外し時におけるデバイスのロケーション、及びアクセサリ372の取り外し時刻を決定することができる。場合によっては、デバイス100は、取り外し時にこの(又は他の)情報をユーザに表示する。例えば、図3Pに示すように、デバイス100は、アクセサリ372とデバイス100とが分離されたロケーションを表すグラフィカルインジケータ375を有するマップ373を表示することができる。デバイス100は、テキスト情報374を表示することもできる。いくつかの実装形態では、テキスト情報374は、ロケーション(例えば、住所、緯度/経度座標など)、取り外し時刻、及び任意選択で他の情報を示すテキストを提供する。
アクセサリ372の取り外しに関する情報は、取り外しイベントを検出した実質的に直後にユーザに表示されてもよく、又は表示されず、代わりに、ユーザによる後の検索及び/又は閲覧のために記録されてもよい。いずれの場合も、ユーザが必要に応じて情報を検索して見ることができるように、情報を記憶することができる。
図3A~図3Pは、電子デバイスと共に使用されるときに電子デバイスの動作モードを変更するためにパッシブアンテナを使用する保護ケース及び他のアクセサリの例を示す。同様の原理が、活動中にデバイスを保持又は支持するように構成されたデバイスホルダに適用されてもよい。図4は、デバイス100の動作モードを変更するための近距離無線通信アンテナを含み得るデバイスホルダ又はドックの2つの例を示す。
図4は、グラフィカルユーザインタフェース128(図1B)など、デバイス100の1次グラフィカルユーザインタフェースであり得る第1のグラフィカルユーザインタフェース404を表示している間のデバイス100を示す。図4はまた、車内のドック400に取り付けられたデバイス100を示す。ドック400は、デバイス100に、第1のグラフィカルユーザインタフェース404の表示から、運転中に使用するように調整された第2のグラフィカルユーザインタフェース401の表示に切り替えさせる近距離無線通信アンテナを含んでもよい(例えば、デバイスは、第1のグラフィカルユーザインタフェースの表示を停止し、第2のグラフィカルユーザインタフェースの表示を開始してもよい)。本明細書で説明される他のアクセサリと同様に、移行は、自動的かつユーザにとってシームレスであり得、ユーザがデバイスをドック400内に単に配置することによって(例えば、デバイスがドック上に位置付けられるか、又はドックによって保持されるように)、デバイス100を車特有のグラフィカルユーザインタフェースに移行させ得る。
グラフィカルユーザインタフェース401は、大きく、ユーザが運転中に見たり触れたりしやすいオーディオ制御を含んでもよい。グラフィカルユーザインタフェース401はまた、マップ又はナビゲーションビューを含み得る。場合によっては、グラフィカルユーザインタフェース401は、様々な異なるアプリケーション又は機能(例えば、ラジオ、電話、地図、メッセージなど)のための大きくて読みやすいアイコンを含んでもよい。デバイス100はまた、ドック400に取り付けられたことを検出した結果として、他のデバイス設定を変更してもよい。例えば、デバイス100は、運転中の注意散漫の可能性を低減し得る「妨害しない」モードに入ってもよい。これは、メッセージ通知(例えば、テキストメッセージ、電子メール、アプリケーション通知など)をオフにして、ユーザが運転中に応答をタイプしたりテキストベースのメッセージを読んだりする気にならないようにすることができる。
図4はまた、自転車のドック402に取り付けられたデバイス100を示す。ドック402は、デバイス100に、第1のグラフィカルユーザインタフェース404の表示を停止させ、代わりに、サイクリング中に使用するように調整された第2のグラフィカルユーザインタフェース403を表示させる、近距離無線通信アンテナを含み得る。例えば、グラフィカルユーザインタフェース403は、速度、心拍数、及び移動距離を表示している。場合によっては、デバイス100をバイク搭載ドック402内に配置することは、デバイス100に、活動追跡アプリケーション、バイオメトリック監視アプリケーション(例えば、心拍数モニタ)、マップ又は位置決めアプリケーション(例えば、GPSアプリケーション)などのアプリケーションを開始させてもよい。ある場合には、デバイス100をバイク搭載ドック402(又は他の運動関連ドック若しくはアクセサリ、例えば、走行中のベビーカー若しくは固定バイク上のドック、又は腕搭載型運搬ケース)内に配置することは、デバイス100にアフォーダンスを表示させ、アフォーダンスは、ユーザによって選択されると、デバイスに、ドックに関連付けられた運動機器に関連付けられたワークアウト(例えば、屋外バイク乗り、ラン、屋内バイク乗り)の記録を開始させる。別の例として、デバイス100をバイク搭載ドック402(又は他の運動関連ドック若しくはアクセサリ)に配置することにより、デバイス100は、ユーザがワークアウト記録を開始するために選択し得る複数のアフォーダンス(例えば、屋外バイク乗り、屋内バイク乗り、屋外ランニングなど)のリストを表示する。
したがって、グラフィカルユーザインタフェース403は、その特定のアプリケーションのグラフィカルユーザインタフェースであってもよい。場合によっては、グラフィカルユーザインタフェース403は、任意の単一のアプリケーションに対応しないが、代わりに、デバイスによって実行されている様々な異なるアプリケーション又は機能からの出力を表示する。例えば、速度出力及び移動距離は、GPS又はサイクリング特有のアプリケーションによって提供されてもよく、心拍数出力は、バイオメトリック監視機能又はアプリケーションによって提供される。グラフィカルユーザインタフェース403は、これらのアプリケーションの専用グラフィカルユーザインタフェースを実行又は表示することなく、これらのアプリケーションからのデータを使用することができる。
グラフィカルユーザインタフェース403は、出力のみを有するものとして示されているが、それに加えて、又はその代わりに、大きく、ユーザが乗っている間に見たり触れたりしやすいオーディオ制御、様々な異なるアプリケーション又は機能(例えば、ラジオ、電話、地図、メッセージなど)のための大きなアイコンなどの選択可能な入力を含むことができる。デバイス100はまた、ドック402に取り付けられたことを検出した結果として、他のデバイス設定を変更してもよい。例えば、デバイス100は、サイクリング中の注意散漫の可能性を低減し得る「妨害しない」モードに入ってもよい。これは、メッセージ通知(例えば、テキストメッセージ、電子メール、アプリケーション通知など)をオフ(又はミュート)にして、ユーザがサイクリング中に応答をタイプしたりテキストベースのメッセージを読んだりする気にならないようにすることができる。いくつかの実装形態では、デバイス100が、家庭用ドック、保護ケース、充電ドック、財布アクセサリ、補助バッテリアクセサリなど、他のドック及び/又はアクセサリと共に使用されているとき、メッセージ通知はオフ又はミュートされない(例えば、メッセージ通知はユーザに表示されるか、又は他の方法で提供される)。
デバイス100は、他のタイプのドックに取り付けられてもよい。例えば、デバイス100は、固定自転車、ローイングマシン、エリプティカルマシン、階段昇降機などの運動機器と一体化されるか、又は他の方法で関連付けられたドックに取り付けられてもよい。運動機器に取り付けられると、デバイス100は、それが取り付けられている運動器具のタイプを検出し、その特定の機器に関連するコーチングアプリケーション又はサービスを開始することができる。デバイス100はまた、どのタイプのコーチングアプリケーション又はサービスを使用すべきか、あるいはコーチングサービス又はインタフェースを含まないユーザインタフェースを表示すべきかどうかを決定するために、追加情報を使用してもよい。例えば、デバイス100は、デバイスのロケーションを使用して、それがユーザの自宅の固定バイクに取り付けられているか、又はフィットネススタジオの固定バイクに取り付けられているかを判定することができる。デバイス100は、家庭用固定バイクに取り付けられている場合、コーチングアプリケーション又はサービスを開始してもよく、フィットネススタジオのバイクに取り付けられている場合、コーチングアプリケーションを開始しなくてもよい(例えば、フィットネススタジオがライブコーチを有している可能性があるという事実を反映する)。
図3A~図4に示されるアクセサリは、それらを特定の用途に適合させる特徴及び物理的特性を有することができる。例えば、ラギダイズケースは、ラフな作業環境を対象とすることができ、スポーツケースは、トレーニング中にケースを着用できるようにストラップを有することができる。これらのアクセサリは、近距離無線通信システムを使用してデバイスにその動作を変更させることができるが、他の方法ではデバイス100と通信又は相互作用しない。しかしながら、近距離無線通信システムを使用するアクセサリは、アクセサリ及び/又はデバイス100の機能を拡張するためにデバイス100と相互作用又は通信する他の構成要素、システム、又は機構を有してもよい。
図5は、近距離無線通信を使用してデバイス100に動作モードを変更させ、デバイス100と無線通信し、ユーザに補助入力を提供する入力システムも含む保護ケースの2つの例を示す。例えば、図5は、アクセサリに取り付けられていない又はケースに挿入されていないデバイス100であって、グラフィカルユーザインタフェース128(図1B)などのデバイス100の1次グラフィカルユーザインタフェースであり得る第1のグラフィカルユーザインタフェース501を表示する、デバイス100を示す。図5はまた、カメラケース500に挿入された後のデバイス100を示す。本明細書で説明される他の保護ケースと同様に、カメラケース500は、デバイス100に、その第1のグラフィカルユーザインタフェースの表示を停止させ、それを第2のグラフィカルユーザインタフェースと置換させる、近距離無線通信アンテナを含んでもよい。この場合、ケース500はデバイスのカメラ機能の使用を容易にするように構成されているので、第2のグラフィカルユーザインタフェースは画像取り込みインタフェース508であってもよい。画像取り込みインタフェース508は、デバイスのカメラが向けられているシーンのプレビュー、並びにカメラ機能の態様(例えば、フラッシュ設定、絞り、シャッター速度、ホワイトバランス、画像取り込みタイプ(例えば、ビデオモード、静止画像モード、スローモーションモード)、セルフタイマー設定、シャッターボタン、前面/背面カメラセレクタなど)を制御するための他の選択可能領域又は入力エリアを含み得る。デバイス100は、デバイス100がカメラケース500に挿入されるとき、第1のグラフィカルユーザインタフェース501からメディア取り込みインタフェース508(例えば、静止画取り込みユーザインタフェース又はビデオ取り込みユーザインタフェース)に移行してもよく、又はデバイス100がカメラケース500に挿入されるとき、デバイスのディスプレイがオフである場合、ディスプレイは、自動的にオンになり、直ちに画像取り込みインタフェース508を表示してもよい。
カメラケース500はまた、デバイス100の画像取り込み機能を制御するように構成される、ボタン502などの補助入力システムを含んでもよい。例えば、ボタン502のうちの1つは、画像を取り込むか、又はビデオ記録を開始若しくは終了するためのシャッターボタンとして機能し得る。別の例として、ボタン502は、ズーム機能、絞り設定、シャッター速度、又は任意の他の画像取り込み機能を制御することができる。カメラケース500はまた、ユーザがデバイス100自体のボタンを作動させることを可能にする、ボタン機構506を有してもよい。例えば、ボタン機構506は、ボタン108を機械的に作動させるためにユーザの指からデバイス100(図1A)のボタン108に力を伝達する可動ボタン部材(又は膜若しくは材料)を含んでもよい。場合によっては、デバイス100がカメラケース500に挿入されると、カメラケース500の近距離無線通信アンテナの検出により、デバイス100は、ボタン108からの入力を、電話器のロック及び/又はディスプレイの停止などの第1の機能から、シャッターボタンなどの第2の機能に再マッピングする。この再マッピングは、デバイス100がカメラケース500内にあり、デバイス100が画像取り込みモードにあるときはいつでも行われ得る。すなわち、ユーザは、デバイス100がカメラケース500内に残っている間に、画像取り込みモードを離れ(したがって、画像取り込みインタフェース508を離れ)、他のモードで(例えば、1次グラフィカルユーザインタフェース501を使用して)デバイス100を使用してもよい。そのような状況下では、デバイスは、ボタン108をデフォルト機能に戻すことができ、ボタン502を他の機能に再マッピングすることができる。ユーザが画像取り込みインタフェースを再初期化すると、デバイス100は、ボタン108、502をもう一度使用して、デバイス100の画像取り込み機能の態様を制御することができる。
ボタン502からの作動信号は、様々な方法でデバイス100によって検出することができる。場合によっては、ボタン502は、デバイス100に入力を提供するために近距離無線通信技術を使用する。例えば、ボタン502(又は任意の他のタイプの入力システム)は、ユーザによって作動されるように構成された作動部材を含んでもよい。作動部材は、剛性ボタン部材、膜など、ユーザによって作動される任意の構成要素であってもよい。ボタン502は、近距離無線通信アンテナなどのパッシブアンテナを更に含んでもよい。作動部材がユーザによって作動される(例えば、押される)と、ボタン502は、近距離無線通信アンテナを電子デバイスによって検出可能にすることができる。例えば、ボタン502が非作動状態にあるとき、近距離無線通信アンテナは、アンテナをデバイス100によって検出できないようにする状態又は構成にあってもよい。これは、アンテナが他の回路要素から電気的に分離されていること、接地されていること、他の回路要素に電気的に結合されていること、又はさもなければ、デバイス100の近距離無線通信システムがアンテナを検出しない(及び/又は検出できない)状態に置かれていることによって引き起こされ得る。作動部材がユーザによって作動されたことに応答して、パッシブアンテナは、電子デバイスによって検出可能になり得る。より具体的には、(例えば、指又は他の物体で作動部材を押すことによって)作動部材を作動させるユーザは、アンテナをデバイスによって検出可能にするように、アンテナ及び/又は関連する回路の電気的構成を変更することができる。例えば、作動部材を押すと、電気接点が閉じ、それによってアンテナを回路要素(例えば、コンデンサ、インダクタ、抵抗器など)に接続して、アンテナをデバイス100の近距離無線通信システムによって検出可能にすることができる。別の例では、作動部材を押すことにより、電気接点を開くことができ、それにより、アンテナを電気接地に切り離すことができる。他の技術を使用して、アンテナを検出可能状態と検出不可能状態との間で切り替えることもできる。更に、他の無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標)、WIFI)、音響信号(例えば、可聴、超音波)、光などの他の技術を使用して、ボタン502からデバイス100に作動信号を無線通信してもよい。
デバイス100は、デバイスの近距離無線通信システムでパッシブアンテナを検出したことに応答して動作を実行するように構成され得る。例えば、ユーザがボタン502のうちの1つを押下又は作動させると、ボタンに関連付けられたアンテナが、デバイス100の近距離無線通信システムによって検出され得る。アンテナは、画像を取り込むこと、シーン又は被写体にズームイン又はズームアウトすること、カメラ設定(例えば、絞り、シャッター速度)を変更することなどの機能をデバイスに実行させる何らかの情報をデバイス100に通信し得る。アンテナによってデバイス100に通信される情報は、特定の機能を実行するためのコマンド、デバイス100が関連付けられた機能若しくはコマンドを検索するために使用する識別子、又は任意の他の好適な情報であり得る。
カメラケース500は、補助入力を含み得る(又は別様に、デバイス100がカメラケース500内にないときとは異なるようにユーザにカメラ機能を動作させ得る)ため、画像取り込みインタフェース508は、デバイス100がカメラケース500と共に使用されないときに表示される画像取り込みインタフェースとは異なり得る。例えば、カメラケース500なしで使用するためのデフォルト画像取り込みインタフェースは、デバイスのディスプレイ上に選択可能なシャッターボタンオブジェクト及び他の設定制御を含み得る。カメラケース500は、これらの機能を制御するための物理的ボタンを含み得るので、いくつかの実装形態では、機能のための別個のディスプレイベースの制御は、画像取り込みインタフェース508から省略される(一方、他の実装形態では、機能のためのディスプレイベースの制御は、ユーザがディスプレイベースの制御及び/又は物理的ボタンを使用することができるように、画像取り込みインタフェース508上に表示される)。画像取り込みインタフェース508は、他の点でもデフォルト画像取り込みインタフェースと異なってもよい。形状を表示する画像取り込みインタフェース508が示されているが、形状は、カメラのライブプレビュー(例えば、画像取り込みコマンド(例えば、シャッターボタン)が受信されたときにカメラが取り込む画像)を表す。
ゲームケース510は、ケースの意図された使用にコンテキスト的に関連する動作モードにデバイスを変更させるために近距離無線通信アンテナを使用し、また、ケースの意図された使用にコンテキスト的に関連する補助入力を提供するために近距離無線通信システムを使用し得る別の例示的なケースである。例えば、ゲームケース510は、デバイス100をゲームモードに入らせる近距離無線通信アンテナを有してもよく、これは、第1のグラフィカルユーザインタフェースからゲームグラフィカルユーザインタフェース516に移行することを含んでもよい。いくつかの実装形態では、ゲームグラフィカルユーザインタフェース516は、ユーザが選択することができるゲームアプリケーション(三角形、円形、及び正方形の形状を有するアプリケーションアイコンによって表される)の選択画面であるが、ゲームグラフィカルユーザインタフェース516は、任意の他のタイプのインタフェースであってもよい。例えば、ゲームケース510をデバイス100に取り付けることは、デバイス100に(ユーザによって選択され得る)単一のゲームアプリケーションを起動させ、それによって、そのゲームの専用グラフィカルユーザインタフェースを出現させ得る。
カメラケース500と同様に、ゲームケース510は、近距離無線通信アンテナを使用して入力イベントをデバイス100にシグナリングする補助入力512、514を含むことができる。いくつかの実装形態では、補助入力512は、方向パッド(例えば、方向入力を提供するために使用され得る概してプラス形状の入力部材)、ジョイスティック、アナログコントローラなどである。いくつかの実装形態では、補助入力514はボタンである。補助入力512、514は、近距離無線通信アンテナをアクティブ化及び/又は非アクティブ化するために、ボタン502と同じ又は同様の技法を使用し得る。
デバイス100は、デバイス100上でアクティブなゲーム、アプリケーション、動作モード、又はグラフィカルユーザインタフェースに基づいて、補助入力512、514を動的に再マッピングするように構成され得る。例えば、ユーザがデバイス100をゲームケース510に入れると、デバイス100は、ゲームモード又はグラフィカルユーザインタフェースに入ってもよく、補助入力512、514は、(例えば、ゲームのキャラクタ又は他の態様を制御するために)ゲーム入力にマッピングされてもよい。デバイス100が依然としてゲームケース510内にある間にユーザがゲームモードを終了する場合、補助入力512、514は、他の機能に再マッピングされ得る。例えば、方向パッド512は、ディスプレイ上のカーソルの位置を制御するか、又は選択されたオブジェクトを変更することができ、ボタン514は、項目を選択し、アプリケーションを起動し、異なるアプリケーション又はユーザインタフェース間でデバイスを切り替えることなどができる。ユーザがゲームモードに戻ると、補助入力512、514は、ゲーム機能に再マッピングされ得る。
保護ケースのいくつかの例が上記で説明されたが、これらは、デバイスの動作を自動的にカスタマイズするために近距離無線通信技術を使用し得る、多数のタイプのアクセサリ、及びデバイスの動作モードへの関連する変更のうちのいくつかに過ぎない。別のアクセサリの一例として、保護ケースは、デバイスと無線通信するキーボードを含むことができる。デバイス100がキーボードを有するケース内に配置されている場合、デバイス100は、テキスト入力フィールドが選択されているか又は利用可能であるときにオンスクリーンキーボードが表示されないように、かつケースのキーボードからの入力がテキスト入力のために使用されるように、設定を変更することができる。デバイス100は、自動訂正モデル及び/又はアルゴリズムを変更すること(例えば、タッチスクリーンベースの入力に合わせて調整されたものから、キーボードからの物理的なキー入力に合わせて調整されたものへ)、キー押下に関連する音及び/又は触知出力を変更することなどを含む、他の方法でその動作モードを変更することができる。デバイス100はまた、キーボードケースを検出すると、ペアリングシーケンスを開始し得るか、又は別様に、キーボードとの無線通信を初期化し得る。キーボードは、WIFI、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信などの無線通信を含む任意の適切な通信技術又はプロトコルを使用してデバイスと通信することができる。いくつかの実装形態では、キーボードは、直接物理接続(例えば、有線接続)を介してデバイスと通信する。場合によっては、キーボードは、保護ケースの代わりにキーボードドック又はスタンドアロンキーボードと関連付けられてもよい。そのような場合、デバイス100の近距離無線通信システムは、デバイス100がキーボード上にドッキングされているとき、又はそうでなければキーボードに近接しているときを検出することができる。
別の例示的な保護ケースは、デバイス100がケース内にあるときにデバイス100を(物理的コネクタを介して又は無線で)再充電することができるバッテリを含むことができる。デバイス100がケースに挿入されるか、又は他の方法でバッテリと共に使用されると、デバイス100は、バッテリが取り付けられたことを示す通知を表示し、任意選択で、充電機能の態様を制御するための選択可能な入力を提供することができる(図2Aに関して示されるように)。デバイス100はまた、バッテリ対応保護ケースがデバイス100に取り付けられたとき、又はデバイス100から取り外されたときのデバイス100のロケーションを記録することができる。
アクセサリは、デバイス100を包囲又はカバーする保護ケースである必要はない。例えば、カードホルダ又は財布タイプのアクセサリは、デバイス(又は保護ケース)に取り付けられるように構成されてもよく、デバイス100は、その近距離無線通信システムを使用して、カードホルダアクセサリがデバイスに取り付けられたとき及びデバイスから取り外されたときを検出してもよい。デバイス100は、カードホルダアクセサリが取り付けられたことを検出したことに応答して、グラフィカルユーザインタフェースをカスタマイズしてもよい(例えば、アクセサリの色に一致するように1次グラフィカルユーザインタフェースの背景色若しくは画像を変更する、又はカードホルダアクセサリに一致するようにデジタルウォレットアプリケーションのグラフィカルユーザインタフェースの配色若しくは背景を変更する)。デバイス100はまた、カードホルダアクセサリがデバイスからいつどこで取り外されたかをユーザが識別するのを助けるために、近距離無線通信システムを使用することができる。例えば、カードホルダアクセサリがデバイス100から取り外されたことをデバイス100が検出すると、デバイス100は、現在時刻及びデバイス100のロケーションを(例えば、GPS又は他の測位システムから)記録することができる。次に、この情報をユーザに提供して、ユーザがカードホルダアクセサリを見つけるのを助けるか、又は少なくともいつどこでカードホルダアクセサリが紛失又は取り外されたかを知ることができる。例えば、アクセサリがデバイス100から取り外されたときの時間及びロケーション(例えば、地図上)を示す通知が、デバイスのディスプレイ上に提供されてもよい。
上記で説明したケースのうちのいくつかなど、いくつかのアクセサリは、デバイス100を特定の動作モードに入らせるように、又はそのケースで使用するように調整された特定のアプリケーションを開始させるように構成され得る。例えば、カメラケース500は、デバイスにカメラアプリケーションを開始させ得る。場合によっては、ユーザは、デバイスが異なるアクセサリと共に使用されるときに、そのグラフィカルユーザインタフェース上に提示されるものなど、デバイスがどのように挙動するかをカスタマイズすることが可能であり得る。例えば、デバイス100は、ユーザが、各々が所望のインタフェース構成要素を含む複数の異なる補助グラフィカルユーザインタフェースを作成することを可能にし得る。ユーザはまた、補助グラフィカルユーザインタフェースをそれぞれのアクセサリに関連付けることができる。例えば、ユーザは、デバイスが寝室のドックに置かれたときにアクティブ化される(例えば、1次グラフィカルユーザインタフェースの代わりに表示される)1つの補助グラフィカルユーザインタフェースと、デバイスがキッチンのドックに置かれたときにアクティブ化される第2の異なるグラフィカルユーザインタフェースとを作成することができる。場合によっては、ユーザは、多数の異なるユースケース及びアクセサリのための多数の異なる補助グラフィカルユーザインタフェースを作成することができる。
補助グラフィカルユーザインタフェースは、ユーザが候補グラフィカルオブジェクトのグループから選択することを可能にすることによって作成されてもよい。図6は、例えば、オーディオ制御オブジェクト600、ホームオートメーションオブジェクト602、レシピオブジェクト604、タイマオブジェクト606、カレンダオブジェクト608、チャンネルガイド及び選択オブジェクト610、クロックオブジェクト612、天気オブジェクト614、及びニュース配信オブジェクト616を含む候補グラフィカルオブジェクトの例示的なグループを示す。補助グラフィカルユーザインタフェースを作成するために、ユーザは、候補グラフィカルオブジェクトのグループからグラフィカルオブジェクトを選択し、それらをデバイス100のディスプレイ104上の特定のロケーションと関連付け(例えば、ユーザ定義配置を定義する)、補助グラフィカルユーザインタフェースを特定のアクセサリと関連付けてもよい。グラフィカルオブジェクトは、入力オブジェクト、出力オブジェクト、又はその両方を有することができる。特に、ユーザは、各々が異なるオブジェクト又はオブジェクトの異なる組合せを有する(又は、異なるユーザ定義配置で同じオブジェクトを有する)多数の補助グラフィカルユーザインタフェースを定義することができる。例えば、1つの補助グラフィカルユーザインタフェースは、オーディオ制御オブジェクトを含んでもよく、別の補助グラフィカルユーザインタフェースは、オーディオ制御オブジェクトを欠いてもよい。そのような柔軟性を提供することによって、ユーザは、多数の異なるドック及びアクセサリと共に使用するための高度にカスタマイズされた関連する補助ユーザインタフェースを生成することができる。
いくつかの実装形態では、補助グラフィカルユーザインタフェースは、特定のドック又は他のアクセサリに関連付けられる。例えば、いくつかの実装形態では、ユーザは、(例えば、候補グラフィカルオブジェクトからグラフィカルオブジェクトのセットを選択することによって)補助グラフィカルユーザインタフェースを作成し、(例えば、デバイスがドック上にある間に補助グラフィカルユーザインタフェースを作成することによって、補助グラフィカルユーザインタフェースを作成した後にデバイスをドック上に配置することによって、ドックを作成された補助グラフィカルユーザインタフェースに手動で関連付けることなどによって)作成された補助グラフィカルユーザインタフェースをドックに関連付ける。その後、デバイスがドック上に配置されると、ユーザ作成補助グラフィカルユーザインタフェースが表示される。同じプロセスを使用して、他のドックに関連付けられた他のカスタマイズされた補助グラフィカルユーザインタフェースを作成することができる。
オーディオ制御オブジェクト600は、デバイス100又はデバイス100が制御することができる任意の他のデバイスのオーディオ再生機能を制御するためのオーディオ制御入力オブジェクト(「オーディオ制御入力」)を含んでもよい。例えば、オーディオ制御オブジェクト600のオーディオ制御入力は、デバイス100がネットワーク通信を使用して制御することができるネットワーク接続されたオーディオシステムのオーディオを制御するように構成され得る。オーディオ制御オブジェクト600はまた、現在再生されている又はキューに入れられているメディア、アルバムアートなどのインジケータなどの出力オブジェクトを有し得る。
ホームオートメーションオブジェクト602は、アラーム、照明、オーディオシステム、HVACシステムなどのネットワーク接続されたホームオートメーションシステムをユーザが制御することを可能にする入力オブジェクトを含むことができる。ホームオートメーションオブジェクト602は、照明、ドアセンサ、窓センサなどの相互接続されたシステムの状態を示す出力オブジェクトを含むこともできる。上述したように、いくつかの実装形態では、ドックは、ホームオートメーションプラットフォーム内の特定の仮想部屋又は環境に関連付けられ得る。したがって、デバイスが特定の仮想部屋又は環境に関連付けられたドック上に配置されるとき、ホームオートメーションオブジェクト602は、特定の部屋又は環境にも関連付けられたデバイスのための制御を表示することができる。したがって、例えば、ホームオートメーションプラットフォーム内の「ダイニングルーム」環境に関連付けられた及び/又は割り当てられたドックにデバイスが配置されたときに表示されるホームオートメーションオブジェクト602は、ダイニングルームの照明を操作するための制御を表示することができ、ホームオートメーションプラットフォーム内の「居間」環境に関連付けられた及び/又は割り当てられたドックにデバイスが配置されたときに表示されるホームオートメーションオブジェクト602は、居間の照明、並びにテレビ及びオーディオシステムを操作するための制御を表示することができる。したがって、ユーザは、ホームオートメーションオブジェクトに関連付けるために個々のデバイス(例えば、テレビ、照明のセットなど)を手動で選択する必要がない(ただし、場合によっては、これも任意選択である)。いくつかの実装形態では、補助グラフィカルユーザインタフェース内のホームオートメーションオブジェクトは、時刻に基づく異なる制御を含む。例えば、寝室ドックのための補助グラフィカルユーザインタフェース内のホームオートメーションオブジェクトは、デバイスが日中にドック上に配置されるとき、オーディオシステムのための制御を表示し得、デバイスが夕方にドック上に配置されるとき、寝室照明及びホームアラームシステムのための制御を表示し得る。
レシピオブジェクト604は、調理レシピ又はレシピリストを表示してもよい。レシピオブジェクト604はまた、レシピを検索するための検索インタフェースを提供してもよい。タイマオブジェクト606は、タイマを設定し、タイマ設定(例えば、アラートトーン、音量など)を選択するための入力を提供してもよく、タイマ進行を表示してもよい。カレンダオブジェクト608は、ユーザのカレンダ項目のスナップショットを示すことができる。チャンネルガイド及び選択オブジェクト610は、チャンネル、ショー、上映時間、又は他のテレビ番組情報のリストを表示することができる。チャンネルガイド及び選択オブジェクト610はまた、テレビ、DVR、DVDプレイヤなどを制御するための入力オブジェクトを提供してもよい。クロックオブジェクト612は、現在時刻を表示してもよい。天気オブジェクト614は、現在の天気状態及び/又は天気予報を表示することができる。ニュース配信オブジェクト616は、ニュースヘッドライン又は記事を表示することができる。
上記は、補助グラフィカルユーザインタフェースを作成するためにユーザに提供され得る可能なグラフィカルオブジェクトのうちのいくつかのみを表す。場合によっては、より多くの、より少ない、又は追加のグラフィカルオブジェクトが同様に提供されてもよい。グラフィカルオブジェクトは、デバイス100によって実行される他のアプリケーションの機能に関連付けられてもよく、又はそれを使用してもよい。例えば、タイマアプリケーション(それ自体の別個のグラフィカルユーザインタフェースを有し得る)は、タイマオブジェクト606のためのタイミング機能を提供し得る。場合によっては、複数の異なるアプリケーションの機能が、単一のグラフィカルオブジェクトに含まれる。例えば、ホームオートメーショングラフィカルオブジェクト602は、(デバイス100上の)照明アプリケーションによって提供される機能を使用して照明を制御し、(デバイス100上の)別個のサーモスタットアプリケーションの機能を使用してHVACシステムを制御することができる。
補助グラフィカルユーザインタフェースを特定のアクセサリに関連付けることは、補助グラフィカルユーザインタフェースをアクセサリの近距離無線通信アンテナの識別子に関連付けることを含み得る。例えば、デバイスが初めてアクセサリ上に配置されるか又はアクセサリと共に使用されるとき、デバイスは、そのアクセサリと共に使用するための補助グラフィカルユーザインタフェースを作成するようにユーザに促すことができる。次いで、デバイスは、補助グラフィカルユーザインタフェースとアクセサリとの間の関連付けを記憶してもよく、その結果、(例えば、本明細書に記載の近距離無線通信を使用して)デバイスが将来アクセサリを検出したとき、デバイスは、(例えば、その時点でアクティブであるグラフィカルユーザインタフェースが何であれ)第1のグラフィカルユーザインタフェースの表示から、そのアクセサリに関連付けられた補助グラフィカルユーザインタフェースの表示に移行する。
場合によっては、ユーザが選択したグラフィカルオブジェクトのセットを含む補助グラフィカルユーザインタフェースの代わりに、ユーザは、特定のアクセサリ又はドックを特定のアプリケーションに関連付けることができる。例えば、デバイスは、ソーシャルネットワーク、電話、ビデオ電話、音楽プレイヤなどのための専用アプリケーションを含み得る。ユーザは、デバイスが特定のドックに置かれたときに実行及び/又は初期化される任意の所与のアプリケーションを選択することができる。したがって、一例として、ユーザは、テレビ電話アプリケーションをユーザの机の上にあるドックに関連付けることができる。ユーザがデバイスをそのドックに配置するときはいつでも、テレビ電話アプリケーションが初期化され得る(例えば、デバイスにテレビ電話アプリケーションのグラフィカルユーザインタフェースを表示させることを含む)。場合によっては、電話又はテレビ電話アプリケーションは、デバイスが特定のドックに配置されたことに応答して、別のデバイスとの通話又はオーディオ及び/若しくはビデオストリームを開始するように構成され得る。例えば、ユーザがデバイスをユーザのワークデスクのドックに置くと、ユーザのホームセキュリティカメラ(又は任意の他の電子デバイス)のライブビデオストリームがデバイス上に表示され得る。別の例として、ユーザがデバイスをユーザの自宅の机のドックに置くと、別の人とのビデオ通話が開始され得る。上述したように、いくつかの実装形態では、ドック又は他のアクセサリ上に配置されている、又はドック又は他のアクセサリと共に使用されているデバイスに応答して実行及び/又は表示される特定のアプリケーション、制御、及び/又はグラフィカルオブジェクトは、ホームオートメーションプラットフォーム内の部屋へのドック又は他のアクセサリの割り当てに基づく。したがって、例えば、デバイスが、ホームオートメーションプラットフォーム内の「オフィス」環境に関連付けられた、又は割り当てられたドック上に配置されたことを検出すると、デバイスは、アプリケーションを実行するか、又は同様に「オフィス」環境に関連付けられた制御を示すことができる。場合によっては、複数のドック又はアクセサリが、ホームオートメーションプラットフォーム内の同じ部屋又は環境に関連付けられてもよい。そのような場合、異なるドックは、同じ部屋又は環境に関連付けられているときであっても、デバイスに異なるアプリケーション(複数可)、制御(複数可)、及び/又はグラフィカルオブジェクト(複数可)を実行又は表示させ得る。いくつかの実装形態では、表示及び/又は実行される特定のアプリケーション、制御、及び/又はグラフィカルオブジェクトは、ドックの特性若しくはタイプに基づくか(例えば、寝室内のアラーム時計ドックがアラーム制御を表示させ、寝室内の充電ドックが照明及びオーディオ制御を表示させる)、又はユーザ選択に基づく(例えば、ユーザは、第1の寝室ドックが、アプリケーション、制御、及び/又はグラフィカルオブジェクトの第1のセットを表示及び/又は実行させ、第2の寝室ドックが、アプリケーション、制御、及び/又はグラフィカルオブジェクトの第2のセットを表示及び/又は実行させることを指定することができる)。
場合によっては、複数の個人が、デバイスのうちの2つ以上が特定のドック上に配置されるときはいつでも、ビデオ通話又はビデオ会議を開始するように、それらのデバイス及びドックを構成し得る。例えば、2人のユーザは、一方のユーザが自分のデバイスを特定のドック上に置き、他方のユーザのデバイスもドック上にある場合、ビデオ通話(例えば、ライブ又はストリーミングビデオフィード)が自動的に(例えば、更なるユーザ入力なしに)開始されるように、自分のデバイスを構成することができる。ビデオ通話は、デバイスのいずれかがそれぞれのドックから取り外されると、自動的に終了され得る。これは、家族、友人、及び同僚が互いに通信するための容易かつ効率的な方法を提供することができる。前述の例は2人の通信リンクを説明しているが、同様の技術が2人以上のユーザに使用されてもよい。例えば、同僚のグループは各々、自分のデバイスが職場のドックに置かれたときにビデオ会議を開始するように自分のデバイスを構成することができる。このようにして、彼らは、その時に同様に利用可能である彼らの会社又はワークグループ内の他の誰かと即座に協働することができる。ユーザは、そのグループと通信する必要がなくなったとき、又はそのグループと通信することを望まなくなったときに、単に電話をドックから取り外すことができる。ユーザは、自分のデバイスが異なるドックに置かれているときに、異なるビデオ会議に参加するように自分のデバイスを構成することさえできる。したがって、ユーザは、自分のデバイスを異なるドックに移動させるだけで、異なるグループと通信することができる。前述の例は、ドッキングアクセサリ上にデバイスを配置することによって開始されるビデオ会議又はビデオ通話に関して主に説明されているが、同じ原理は、(ビデオの代わりに)オーディオのみの通信、及び保護ケース、充電ドック、充電マット、車両搭載ドック又はホルダなどの他のタイプのアクセサリに適用され得る。
図7は、デバイス100がどのアクセサリ又はドック上に配置されているかに基づいて、様々な異なる補助グラフィカルユーザインタフェースがデバイス100上にどのように表示され得るかを示す。図7に示される各ドックは、デバイス100が支持構造上に配置されたときをデバイス100が検出することを可能にする近距離無線通信アンテナを含み得る。更に、各ドックは、ドックが物体の表面上にあるときにデバイスを視認可能な向きに保持するように構成された支持構造(例えば、ドック700の構造701)を含むことができる。物体の表面は、例えば、テーブル、カウンター、机、ナイトスタンド、ドレッサー、又は任意の他の好適な物体の表面に対応し得る。このようにして、(ボタンを押すこと、タッチセンサ面上にタッチ又はスタイラス入力を提供することなどによって)ユーザがデバイスにタッチして入力を提供することを可能にすることを含めて、デバイスを見て対話することができる。更に、支持構造は、デバイスを通信可能にペアリングすること、デバイスをドックに又はドック内に機械的に固定すること、電気コネクタを位置合わせして結合することなどの追加のステップなしに、ユーザが単にデバイスを支持構造上に配置し、支持構造から取り外す(したがって、デバイスに異なる動作モード及び/又はグラフィカルユーザインタフェースを開始させる)ことを可能にすることができる。
図7に戻ると、デバイス100が第1のドック700上に配置されるとき、デバイス100は、その近距離無線通信システムを用いて、第1のドック700のアンテナを検出し、それによって、第1のドック700に近接している(例えば、配置されている)ことを判定することができる。次いで、デバイス100は、第1のドック700への近接度に基づいて、どの動作モードで動作すべきか(例えば、どの補助グラフィカルユーザインタフェースを表示すべきか)を決定し、第1のドック700に対応する動作モードで動作を開始することができる(例えば、そのドックに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェースを表示することができる)。図7に示される例では、デバイス100は、チャンネルガイド及び選択オブジェクト(例えば、ユーザがテレビで視聴するチャンネルを視聴及び選択することを可能にする)と、(例えば、ユーザが照明、セキュリティシステム、ドアロック、サーモスタットなどのホームオートメーションシステムを制御することを可能にする)ホームオートメーションオブジェクトとを含み得る、第1の補助グラフィカルユーザインタフェース710を表示し得る。これらのグラフィカルオブジェクトは、デバイス100がこの特定のドックにあるときに表示されるようにユーザによって選択されていてもよい。例えば、第1のドック700は、テレビチャンネル選択及びホームオートメーション制御がユーザにとって特に有用であるユーザの居間又は娯楽室に配置されてもよい。もちろん、ユーザは、任意のロケーションの任意のドックに対してグラフィカルユーザインタフェースをカスタマイズすることができるので、第1の補助グラフィカルユーザインタフェース710のコンテンツは単なる例であり、特定のドック場所に対するユーザの特定のニーズに適合するようにユーザによってカスタマイズされてもよい。
第1の補助グラフィカルユーザインタフェース710は、直前に何が表示されていたかにかかわらず、デバイス100がドック700上に配置されたときに表示され得る。例えば、デバイス100が何も表示していない(例えば、ディスプレイ104がブランクである)場合、ディスプレイ104は、オンになり、第1の補助グラフィカルユーザインタフェース710を直ちに表示し得る。デバイス100が1次グラフィカルユーザインタフェース(例えば、図1Bの1次グラフィカルユーザインタフェース128)を現在表示している場合、デバイスは、1次グラフィカルユーザインタフェースの表示を停止し、代わりに第1の補助グラフィカルユーザインタフェース710を表示してもよい。
デバイス100が第2のドック702内に配置されるとき、デバイス100は、その近距離無線通信システムを用いて、第2のドック702のアンテナを検出し、それによって、デバイス100が第2のドック702に近接している(例えば、上に配置されている)ことを判定し得る。次いで、デバイス100は、第2のドック702への近接度に基づいて、どの動作モードで動作すべきか(例えば、どの補助グラフィカルユーザインタフェースを表示すべきか)を決定し、第2のドック702に対応する動作モードで動作を開始することができる(例えば、そのドックに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェースを表示することができる)。図7に示される例では、デバイス100は、リモート電子デバイスによって取り込まれ、デバイス100に送信されたライブビデオストリームに対応し得る第2の補助グラフィカルユーザインタフェース712を表示することができる。より具体的には、デバイス100が第2のドック702上に配置されると、別のデバイスとのライブビデオリンクが自動的に開始され得る。ライブビデオリンクは、双方向オーディオ及びビデオ通信を可能にする別の同様のデバイス(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ)との、又はセキュリティカメラ若しくはウェブカメラなどのカメラとのものであり得る。したがって、第2の補助グラフィカルユーザインタフェース712は、別のカメラからのビデオ配信に対応し得る。別の例として、ライブビデオリンクを自動的に開始する代わりに、デバイス100を第2のドック702上に置くことは、デバイス100に、ユーザが選択することができる連絡先のリストを表示させて、選択された連絡先とのライブビデオ又はオーディオ配信を開始してもよい。デバイス100はまた、口頭コマンド(例えば、「私の母親に電話してください」)を受け入れるために、マイクロホン又は音声認識スキームをアクティブ化し得る。上述したように、第2の補助グラフィカルユーザインタフェース712は、デバイス100が第2のドック702上に配置されたときに、直前にデバイス100上に何が表示されていたかに関係なく表示され得る。例えば、デバイス100は、ブランク画面から第2の補助グラフィカルユーザインタフェース712に、又は別のグラフィカルユーザインタフェース(例えば、1次グラフィカルユーザインタフェース)から第2の補助グラフィカルユーザインタフェース712に移行し得る。
デバイス100が第3のドック704内に配置されるとき、デバイス100は、その近距離無線通信システムを用いて、第3のドック704のアンテナを検出し、それによって、デバイス100が第3のドック704に近接している(例えば、上に配置されている)ことを判定し得る。次いで、デバイス100は、第3のドック704への近接度に基づいて、どの動作モードで動作すべきか(例えば、どの補助グラフィカルユーザインタフェースを表示すべきか)を決定し、第3のドック704に対応する動作モードで動作を開始することができる(例えば、そのドックに関連付けられたグラフィカルユーザインタフェースを表示することができる)。図7に示す例では、デバイス100は、キッチン環境に関連するグラフィカルオブジェクトを含むことができる第3の補助グラフィカルユーザインタフェース714を表示することができる。例えば、いくつかの実装形態では、第3の補助グラフィカルユーザインタフェース714は、ユーザがレシピを検索し、保存されたレシピから選択し、レシピを読み取ることを可能にし得るレシピオブジェクトを含む。第3の補助グラフィカルユーザインタフェース714はまた、タイマオブジェクト及び/又は測定値変換オブジェクトを含んでもよい。
第3の補助グラフィカルユーザインタフェース714のアクティブ化はまた、不衛生であり得、デバイス100を損傷させ得る、調理中にユーザインタフェースを操作するためにユーザがデバイス100に触れる必要がないように、口頭命令(例えば、レシピをスクロールする、又はレシピを変更する、タイマを制御するなど)に応答するようにデバイスを構成してもよい。更に、表示(したがって、レシピ、タイマなど)が警告なしに消えないように、自動表示停止を無効にすることができる。もちろん、第3の補助グラフィカルユーザインタフェース714に示されるものの代わりに、又はそれに加えて、他のユーザ選択グラフィカルオブジェクトが使用されてもよい。
場合によっては、デバイスを視認可能な向きに保持するための支持構造を含むドックは、電子デバイスが支持構造上に配置されたときにユーザによって作動される入力システムに応答して、デバイスと無線通信するように構成された入力システムも含むことができる。例えば、図7は、ボタン720などの入力システムを含む例示的なアラーム時計ドック706を示す。ボタン720は、図5に関して説明したものと同様であってもよい。例えば、ボタン720からの作動信号は、様々な方法でデバイス100によって検出することができる。場合によっては、ボタン720は、デバイス100に入力を提供するために近距離無線通信技術を使用する。例えば、ボタン720(又は任意の他のタイプの入力システム)は、ユーザによって作動されるように構成された作動部材、並びに近距離無線通信アンテナなどのパッシブアンテナを含んでもよい。作動部材がユーザによって作動される(例えば、押される)と、ボタン720は、近距離無線通信アンテナを電子デバイスによって検出可能にすることができる。例えば、ボタン720が非作動状態にあるとき、近距離無線通信アンテナは、デバイス100によって検出可能でない状態又は構成にあり得る。これは、アンテナが他の回路要素から電気的に分離されていること、接地されていること、他の回路要素に電気的に結合されていること、又はさもなければ、デバイス100の近距離無線通信システムがアンテナを検出しない状態に置かれていることによって引き起こされ得る。作動部材がユーザによって作動されたことに応答して、パッシブアンテナは、電子デバイスによって検出可能になり得る。(他の無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標)、WIFI)、音響信号(例えば、可聴、超音波)、光などの他の技術を使用して、ボタン502からデバイス100に作動信号を無線通信してもよい。)
図7に示される他のドックと同様に、デバイス100をドック706上に置くことは、デバイス100に第4の補助グラフィカルユーザインタフェース716を表示させ得る。いくつかの実装形態では、第4の補助グラフィカルユーザインタフェース716は、時計及び/又はアラーム時計グラフィカルオブジェクトを含む。したがって、ドック706は、ユーザの寝室に配置するのに適し得る。ボタン720は、アラーム時刻の設定、アラームのスヌーズ、ディスプレイ輝度の変更(例えば、ユーザが夜間に時刻を見ることができるようにディスプレイを一時的にアクティブ化する)など、時計及び/又はアラーム時計のグラフィカルオブジェクトの設定を制御又は変更するように構成され得る。これは、ユーザがデバイスのディスプレイを見て、タッチセンサ式スヌーズボタンの位置を見つけるか、又は他の方法でアラーム機能を制御する必要をなくすことによって、デバイス100のアラーム機能を使用する経験を改善することができる。
ドック706上に置かれたことに応答して第4の補助グラフィカルユーザインタフェース716に移行することに加えて、デバイス100はまた、他のデバイス設定を変更してもよい。例えば、ドック706が寝室にあり、アラーム時計として使用されている場合、デバイスはまた、通知設定を変更し(例えば、メッセージ、イベントなどの可聴、可視、及び/又は触覚通知をオフにする)、ディスプレイ設定を変更し(例えば、輝度を表示し、カラーコンテンツを表示する)得る。デバイス100がドック706上にあることを検出するとき、他のデバイスカスタマイズも可能である。
図7は、いくつかの例示的なドック及び関連する補助ユーザインタフェースを示すが、異なるフォームファクタ、異なるターゲット用途及び/又はロケーション、補助入力システムの異なる構成及びタイプなどを有するドックを含む、他のタイプのドックもまた可能である。例えば、ドックは、(図1Aのドック118のように)スピーカを含むことができ、デバイス100を、音楽又はオーディオ制御オブジェクトを含む補助グラフィカルユーザインタフェースに移行させることができる。別の例として、スピーカのないドックは、デバイス100を、補助グラフィカルユーザインタフェースに移行させてもよく、これは音楽又はオーディオ制御オブジェクトを含み、ワイヤレススピーカシステムを制御するか、又はワイヤレススピーカシステムと接続するようにデバイスを構成する。
別の例示的なドックは、デバイス100を、共有家族デバイスとして構成された補助グラフィカルユーザインタフェースに移行させ得る。これは、(例えば、家族の間で)共有されるカレンダ、タスクリスト、リマインダリストなど、並びにセキュリティシステム、サーモスタット、照明、音楽などのホーム機能を制御するためのオブジェクトを表示することを含み得る。いくつかの実装形態では、(例えば、家族の間で)共有情報は、共有家族アカウントにリンクされ、情報及び/若しくはコンテンツ(例えば、カレンダ、写真、連絡先など)並びに/又は支払方法へのアクセスを共有する、アカウント間で共有される情報に対応する。補助グラフィカルユーザインタフェースに移行することに加えて、デバイスはまた、単一のユーザのパーソナルコンテンツ(例えば、メッセージングアプリケーション及び機能など)へのアクセスを制限すること、通知設定を変更すること(例えば、通知をオフにすること、又は可視メッセージプレビューを除去すること)などによって、デバイス設定を変更してもよい。
別の例示的なドックは、デバイス100を、音声ベースのデジタルアシスタントインタフェースとして構成される補助グラフィカルユーザインタフェースに移行させ得る。これは、音声入力の変換を動的に表示すること、デバイス100に発行された音声ベースのコマンドに関連するコンテンツ又はグラフィカルオブジェクトを表示することなどを含み得る。デジタルアシスタントとして使用するためにデバイスをカスタマイズするように構成されたドックはまた、デバイスのオーディオ能力を強化するためにデバイス100と通信することができるマイクロホン及び/又はスピーカを含んでもよい。
別の例示的なドックは、デバイス100に無線で結合された機器を制御するように構成された、又はそうでなければデバイス100からのコマンドを受信及び/又はそれに応答するように構成された補助グラフィカルユーザインタフェースにデバイス100を移行させ得る。例えば、洗濯機を制御するための補助グラフィカルユーザインタフェースは、洗濯機の機能(例えば、水温、回転サイクルレベル、サイクル時間、汚れレベル)に合わせて調整された制御オブジェクトを含むことができる。別の例として、コーヒーメーカを制御するように構成されたユーザインタフェースは、コーヒーメーカの機能(例えば、抽出開始時間、コーヒー濃度、粉砕サイズ、水温)に合わせて調整された制御オブジェクトを含んでもよい。当然ながら、補助ユーザインタフェースは、他の機器及びデバイスと共に使用するために調整されてもよい。
ドックはまた、公共の場所、企業、又は多くの異なるユーザによって使用され得る他のロケーションに提供され得る。そのようなドックは、デバイスを、それらのロケーション及び/又は環境に関連する補助グラフィカルユーザインタフェースに移行させ得る。例えば、レストランは、デバイスがドック上に置かれたときに、デバイスにメニュー及び/又は注文インタフェースを表示させるドックをテーブルに提供することができる。別の例として、空港は、各ゲートに、デバイスにそのゲートのフライト情報を表示させるドックを有することがある。別の例として、公園は、関心のあるポイントにドックを有し得、それは、デバイスに、それらの関心のあるポイントに関係する情報又は対話型アプリケーションを表示させる。上述したような共有ドック(実際には、本明細書で説明する任意のドック)はまた、図2A~図2Bに関して上述したような無線充電システムを含むことができる。
上述のように、補助ユーザインタフェースは、ユーザによってカスタマイズされ、特定のドックに関連付けられてもよい。場合によっては、ドックは、事前にポピュレートされた補助グラフィカルユーザインタフェースをトリガするように構成されてもよい。例えば、ドックは、「キッチン」ドックとして販売されてもよく、ドック及び/又はドックと共に使用可能なデバイスは、レシピオブジェクト及びタイマオブジェクトを含む補助グラフィカルユーザインタフェースをトリガするように構成されてもよい。ユーザは、デフォルトの補助グラフィカルユーザインタフェースを使用してもよく、又は補助グラフィカルユーザインタフェースを任意の方法で修正及び/又は変更してもよい(例えば、異なる調理又はキッチン関連オブジェクトを用いて、又はドックがユーザのナイトテーブル上などの全く異なるコンテキストで使用され得るように)。他のタイプの「デフォルト」ドックも提供することができ、同様に調整された補助グラフィカルユーザインタフェースをトリガすることができる。例えば、「寝室」ドックは、デフォルトで、アラーム時計オブジェクトとのインタフェースをトリガしてもよく、「居間」ドックは、デフォルトで、テレビ制御オブジェクトをトリガしてもよい。もちろん、これらのデフォルト補助グラフィカルユーザインタフェースは、本明細書で説明されるモジュール式ユーザインタフェース方式を使用して、ユーザによって置換又は修正されてもよい。
本明細書で説明されるドック、ケース、及び他のアクセサリは、デバイスを1つの動作モードから別の動作モードに移行させることができるが(例えば、1つのグラフィカルユーザインタフェースから別の異なるグラフィカルユーザインタフェースに移行することを含む)、ユーザは、デバイスが依然としてアクセサリに関連付けられている間に、以前の又は異なる動作モード(及び関連付けられたグラフィカルユーザインタフェース)に選択的に戻ることができる。例えば、デバイスがキッチンドック上に配置され、したがって調理ベースのユーザインタフェースへの移行をトリガするとき、ユーザは、デバイスがドック上に残っている間に、調理ベースのユーザインタフェースを離れ、代わりに1次グラフィカルユーザインタフェースに戻るようにデバイスを制御し得る。別の例として、ユーザは、調理ベースのユーザインタフェースを離れ、代わりに音楽再生インタフェースを開始するようにデバイスを制御することができる。ユーザはまた、特定のグラフィカルユーザインタフェースが自由に変更され得るか否かを選択することが可能であり得る。例えば、ユーザがデバイスをチャイルドプルーフケースに配置する場合、ユーザは子供が1次ユーザインタフェースに自由に戻すことができることを望まないことがある。したがって、ユーザは、デバイスが特定のアクセサリと共に使用されると、(もしあれば)どの補助グラフィカルユーザインタフェースが自由に利用可能であり得るかを選択することが可能であり得る。補助ユーザインタフェース間で移行するために、パスワード又は他の認証が必要とされ得る。
場合によっては、デバイス100は、デバイス100がドックから取り外されたときに、補助グラフィカルユーザインタフェースから1次グラフィカルユーザインタフェースに移行する。例えば、デバイス100の近距離無線通信システムは、ドックの近距離無線アンテナを検出しなくなったことに基づいて、デバイスがもはやドックに近接していないと判定することができる。ドックの近距離無線アンテナの検出を停止すると、デバイス100は、補助グラフィカルユーザインタフェース(又はそのドックに関連付けられた任意の他のグラフィカルユーザインタフェース)の表示を停止し、1次グラフィカルユーザインタフェースの表示を開始することができる。
図8は、電子デバイス800の例示的な概略図を示す。例として、図8のデバイス800は、図1A~図7に示される電子デバイス100(又は本明細書で説明される任意の他の電子デバイス)に対応し得る。複数の機能、動作、及び構造がデバイス800の一部である、組み込まれる、又は実行されるとして開示されている限り、各種実施形態は、上記の説明された機能、動作、及び構造の一部又は全部を省略できることを理解されたい。したがって、デバイス800の様々な実施形態は、本明細書に説明された様々な能力、デバイス、物理的特徴部、モード、及び動作パラメータの一部分又は全部を有してもよく、全く有さなくてもよい。更に、本明細書で図示及び/又は説明される電子デバイス100の詳細は、電子デバイス800に等しく適用されることが理解されるであろう。例えば、デバイス構成要素(例えば、取り付け機構、ハウジング、アンテナなど)、アプリケーションソフトウェア、グラフィカルユーザインタフェースなどは全て、デバイス800によって具現化され得る。更に、電子デバイス800に関して説明された構成要素、ハードウェア、ソフトウェア、又は他のシステム若しくは構成要素のいずれも、電子デバイス100に等しく含まれ得る。
図8に示されるように、デバイス800は、コンピュータメモリ804及びコンピュータ可読媒体806に動作可能に接続された処理ユニット802を含む。処理ユニット802は、電子バス又はブリッジを介してメモリ804及びコンピュータ可読媒体806の構成要素に動作可能に接続されていてもよい。処理ユニット802は、コンピュータ可読命令に応答して動作を実行するように構成される1つ以上のコンピュータプロセッサ又はマイクロコントローラを含んでもよい。処理ユニット802はデバイスの中央処理装置(central processing unit、CPU)を含み得る。追加的に、又は代替的に、処理ユニット802は、特定用途向け集積チップ(application specific integrated chip、ASIC)及びその他のマイクロコントローラデバイスを含む、他のプロセッサをデバイス内に含み得る。
メモリ804は、例えば、読出しアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルメモリ(例えばEPROM及びEEPROM)、又はフラッシュメモリを含めた、様々な種類の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。メモリ804は、コンピュータ可読命令、センサ値、及び他の永続性ソフトウェア要素を格納するように構成される。コンピュータ可読媒体806はまた、例えば、ハードドライブ記憶デバイス、ソリッドステート記憶デバイス、ポータブル磁気記憶デバイス、又はその他の同様のデバイスを含む、様々な種類の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読媒体806は、コンピュータ可読命令、センサ値、及びその他の永続的ソフトウェア要素を記憶するように構成されていてもよい。
本実施例では、処理ユニット802は、メモリ804及び/又はコンピュータ可読媒体806上に記憶されたコンピュータ可読命令を読み込むよう動作可能である。コンピュータ可読命令は、コンピュータプログラム製品、ソフトウェアアプリケーションなどとして提供されてもよい。
図8に示されるように、デバイス800はディスプレイ808も含む。ディスプレイ808は、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、又は同様のものを含み得る。ディスプレイ808がLCDである場合には、ディスプレイ808はまた、可変ディスプレイ輝度レベルを提供するように制御可能なバックライト構成要素を含むことができる。ディスプレイ808が、OLED又はLEDタイプのディスプレイである場合、ディスプレイ808の輝度は、ディスプレイ要素に供給される電気的信号を変えることによって制御され得る。ディスプレイ808は、ディスプレイ104(図1A)などの、本明細書で図示又は説明されるディスプレイのいずれかに対応し得る。
デバイス800は、デバイス800の構成要素に電力を供給するように構成されるバッテリ809も含むことができる。バッテリ809は、共にリンクされて電力の内部供給を提供する1つ以上の蓄電セルを含み得る。バッテリ809は、デバイス800の中の個々の構成要素又は構成要素のグループに適当な電圧及び電力レベルを供給するように構成される電力管理回路に動作可能に連結されてもよい。バッテリ809は、電力管理回路を介して、AC電源コンセント、充電ドック(例えば、図2A~図2Bの無線充電ドック200)、補助バッテリ、バッテリ対応保護ケースなどの外部ソースから電力を受け取るように構成され得る。バッテリ809は、デバイス800が数時間から数日に及び得る長時間、外部電源への接続なしで動作することができるように、受けた電力を貯蔵することができる。電力管理回路は、無線充電器の出力コイルに誘導結合してバッテリ809を充電する充電コイルなどの、無線充電構成要素を含むことができる。
いくつかの実施形態では、デバイス800は、1つ以上の入力デバイス810を含む。入力デバイス810は、ユーザ入力を受けるように構成されるデバイスである。1つ以上の入力デバイス810は、例えば、回転可能入力システム、押しボタン、タッチ作動ボタン、キーボード、キーパッドなど(これら又は他の構成要素の任意の組み合わせを含む)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、入力デバイス810は、例えば電源ボタン、音量ボタン、ホームボタン、スクロールホイール、及びカメラボタンを含めた、専用の、又は主な機能を提供し得る。
デバイス800はまた、センサ824を含むことができる。センサ824は、デバイス800の入力デバイス810のうちの1つ以上にユーザによって提供される入力を検出してもよい。センサ824はまた、心拍数センサ、心電センサ、温度センサ、などのバイオメトリックセンサ又は任意の他のタイプのセンサであってもよい。センサ824がバイオメトリックセンサである場合、それは、バイオメトリック感知回路、並びにユーザの身体をバイオメトリック感知回路に伝導的に結合するクラウンの部分を含み得る。バイオメトリック感知回路は、プロセッサ、コンデンサ、インダクタ、トランジスタ、アナログデジタル変換器などの構成要素を含んでもよい。
デバイス800はまた、デバイス800のタッチ感知面(例えば、透明カバー105によって画定される入力面)上のタッチのロケーションを決定するように構成されるタッチセンサ820を含んでもよい。タッチセンサ820は、容量センサ、抵抗センサ、表面弾性波センサ、圧電センサ、ひずみゲージなどを使用するか、又は含むことができる。場合によっては、デバイス800のタッチ感知面に関連付けられたタッチセンサ820は、相互キャパシタンス方式又は自己キャパシタンス方式に従って動作する電極又はノードの容量アレイを含んでもよい。タッチセンサ820は、タッチスクリーンのタッチ感知機能を提供するために、ディスプレイスタック(例えば、図1Aのディスプレイ104)の1つ以上の層と一体化され得る。
デバイス800はまた、デバイス800のユーザ入力面(例えば、透明カバー105の表面)に加えられた力入力を受信及び/又は検出するように構成された力センサ822を含んでもよい。力センサ822は、容量センサ、抵抗センサ、表面弾性波センサ、圧電センサ、ひずみゲージなどを使用するか、又は含むことができる。場合によっては、力センサ822は、力センサの構成要素の相対位置の変化(例えば、力入力によって引き起こされるたわみ)の検出を容易にする容量性感知要素を含むか、又はそれに結合されてもよい。力センサ822は、タッチスクリーンの力感知機能を提供するために、ディスプレイスタック(例えば、ディスプレイ104)の1つ以上の層と一体化され得る。
デバイス800は、外部の又は個別のデバイスから信号又は電気的通信を送るかつ/又は受けるように構成される通信ポート828も含むことができる。通信ポート828は、ケーブル、アダプタ、又は他のタイプの電気コネクタを介して外部デバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、通信ポート828は、ドック若しくはケース、スタイラス若しくは他の入力デバイス、スマートカバー、スマートスタンド、キーボード、又は電気信号を送信及び/若しくは受信するように構成された他のデバイスを含むアクセサリにデバイス800を結合するために使用され得る。
デバイス800はまた、(図1Aの近距離無線通信システム106に対応し得る)近距離無線通信システム812を含み得る。近距離無線通信システムは、近距離無線通信アンテナの存在を検出するための1つ以上のアンテナ及び関連する回路を含むことができる。近距離無線通信システム812は、近距離無線通信(NFC)プロトコル、無線周波数識別(RFID)プロトコル、又は任意の他の好適な種類若しくはプロトコルを含むがこれらに限定されない、近距離無線通信の任意の好適な種類又はプロトコルを使用して動作するように構成することができる。近距離無線通信システム812は、デバイスの単一の側面(例えば、背面)、又は複数の側面(例えば、全ての側面を含む側面の任意の組合せ)を通して近距離無線通信アンテナを検出するように構成され得る。
デバイス800は、特定の構成要素のセットを有するものとして説明されるが、デバイス800は、本明細書で説明される構成要素のみに限定されない。例えば、デバイスは、図8又は本出願の他の場所に関して説明される構成要素のうちの2つ以上を含んでもよく、実際に、本明細書で説明されない他の構成要素を含んでもよい。
前述の説明は、デバイスが近距離無線対応アクセサリと共に使用されていることを検出したことに応答してデバイスによって表示され得る様々なタイプのグラフィカルオブジェクトを示し、説明している。グラフィカルオブジェクトは、アイコン、グラフィカルユーザインタフェース、背景画像、通知オブジェクト(例えば、一時的通知のための)などの形態を取るか、又はそれらを含んでもよい。グラフィカルオブジェクトは、デバイスの任意の好適なアプリケーション、プログラム、又はオペレーティングシステムにプログラム的に関連付けられてもよく、及び/又は開放型システム間相互接続モデル(OSIモデル)の任意の好適な層から生じてもよい。例えば、デバイスがアクセサリを検出し、それに応答してオペレーティングシステムの1次グラフィカルユーザインタフェースの一部の上に通知オブジェクトを一時的に表示する場合、通知オブジェクトは、オペレーティングシステムにプログラム的に関連付けられてもよく、又はオペレーティングシステムから生じてもよい。別の例として、デバイスがアクセサリを検出し、それに応答してアプリケーションを開始する場合、アプリケーションのグラフィカルユーザインタフェースは、アプリケーションにプログラム的に関連付けられ得るか、又はアプリケーションから生じ得る(アプリケーションは、オペレーティングシステムによって、又はオペレーティングシステム上で実行されるソフトウェアプログラムとして定義され得る)。
上述のように、本技術の一態様は、本明細書に記載のデバイスの有用性を改善するために、様々なソースから入手可能なデータを収集及び使用することである。本開示は、いくつかの場合には、この収集されたデータが、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを考察する。そのような個人情報データとしては、人口統計データ、ロケーションベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、自宅の住所、ユーザの健康又はフィットネスのレベル(例えば、バイタルサイン測定値、服薬情報、運動情報)に関するデータ若しくは記録、誕生日、又は任意のその他の識別情報若しくは個人情報を挙げることができる。
本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。例えば、個人情報データは、ユーザの利益のために使用することができる。例えば、個人情報データを使用して、カスタマイズされたグラフィカルユーザインタフェース及びユーザエクスペリエンスを提供することができる。更に、ユーザに利益をもたらす個人情報データに関する他の使用も本開示によって意図されている。例えば、健康データ及びフィットネスデータは、ユーザの全般的なウェルネスについての洞察を提供するために使用することができ、又は、ウェルネスの目標を追求する技術を使用している個人への、積極的なフィードバックとして使用することもできる。
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的且つ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後に実施されるべきである。その上、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護及び安全化し、個人情報データへのアクセス権を有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を忠実に守ることを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更に、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国では、特定の健康データの収集又はそれへのアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法に準拠し得る。その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国において、異なる個人データのタイプに関して異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するために、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素が提供され得ることを意図している。例えば、広告配信サービスの場合では、本技術は、ユーザが、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択できるように構成することができる。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを意図している。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに知らされ、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなると削除することにより、リスクを最小化することができる。加えて、かつ、特定の健康関連アプリケーションにおいて適用可能な場合、ユーザのプライバシーを保護するために、データの匿名化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものであるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、動作不可能にされるものではない。例えば、コンテンツは、ユーザに関連付けられたデバイスによりリクエストされたコンテンツ、コンテンツ配信サービスで使用可能な他の非個人情報、若しくは公的に使用可能な情報などの、非個人情報データ又は個人情報の最小限の量のみに基づいて選好を推測することにより、選択してユーザに配信することができる。
本明細書で使用するとき、一連の項目に先行する「少なくとも1つ」というフレーズは、項目のいずれかを分離する「及び」又は「又は」という用語と共に、リストの各要素ではなく、全体としてリストを修飾する。「少なくとも1つ」というフレーズは、リスト化された各項目の少なくとも1つの選択を必要とはせず、むしろ、そのフレーズは、項目のうちのいずれかを最少で1つ、及び/又は項目の組み合わせのうちのいずれかを最少で1つ、及び/又は項目のそれぞれを最少で1つ、含む意味を可能にする。例として、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」又は「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」というフレーズは、それぞれが、Aのみ、Bのみ、又はCのみ、A、B、及びCの任意の組み合わせ、並びに/又は、A、B、及びCのそれぞれを1つ以上、を指す。同様に、本明細書で提供される結合リスト又は分離リストのために提示される要素の順序は、本開示を提供されるその順序のみに限定するものとして解釈されるべきではないことを理解することができる。
前述の記載では、説明のために、記載された実施形態の完全な理解をもたらすために特定の専門用語を用いた。しかしながら、記載された実施形態を実践するために具体的な詳細が必要とされないことは、当業者には明らかであろう。したがって、本明細書に記載された具体的な実施形態の前述の説明は、図示及び説明の目的で提示されている。それらは、網羅的であること、又は開示されたまさにその形態に実施形態を限定することを目的としたものではない。上記の教示を考慮して多くの修正及び変形が可能であることが、当業者には明らかであろう。また、本明細書で構成要素の位置を指すために使用される場合、上記及び以下の用語、又はそれらの同義語は、必ずしも外部基準に対する絶対位置を指すのではなく、図面を参照して構成要素の相対位置を指す。

Claims (20)

  1. システムであって、
    電子デバイスであって、
    透明カバーを含むエンクロージャと、
    前記透明カバーの下に配置され、第1のグラフィカル出力及び前記第1のグラフィカル出力とは異なる第2のグラフィカル出力を表示するように構成されたディスプレイと、
    前記透明カバーの下に配置され、前記透明カバーに加えられるタッチ入力を検出するように構成されたタッチセンサと、を含む、電子デバイスと、
    保護ケースであって、
    キャビティを画定し、前記電子デバイスが前記キャビティ内に配置されたときに、前記電子デバイスの前記エンクロージャを少なくとも部分的に覆うように構成されたシェルと、
    前記シェルに結合され、前記電子デバイスによって検出可能な近距離無線通信アンテナと、を含む、保護ケースと、を備え、
    前記近距離無線通信アンテナを検出したことに応答して、前記電子デバイスは、前記第1のグラフィカル出力から前記第2のグラフィカル出力に切り替えるように構成される、システム。
  2. 前記電子デバイスは携帯電話であり、
    前記保護ケースは、色を有する外面を有し、
    前記第1のグラフィカル出力は、アプリケーションアイコンのグループを含み、第1の配色を有し、
    前記第2のグラフィカル出力は、前記アプリケーションアイコンのグループを含み、第2の配色を有し、
    前記第2の配色は、前記第1の配色と異なり、前記保護ケースの前記外面の色に対応する、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記エンクロージャは、
    前記電子デバイスの背面外側と、
    前記電子デバイスの前面外側と、
    前記電子デバイスの周囲外側であって、前記周囲外側は前記背面外側から前記前面外側まで延在する、周囲外側と、を画定し、
    前記シェルは、
    前記電子デバイスが前記キャビティ内に配置されたときに、ユーザが前記電子デバイスの前記前面外側に触ることを可能にするように構成された窓領域と、
    前記電子デバイスの前記背面外側を少なくとも部分的に覆うように構成された背面壁と、
    前記電子デバイスの前記周囲外側を少なくとも部分的に覆うように構成された側壁と、を更に画定する、
    請求項1に記載のシステム。
  4. 前記保護ケースは、
    ユーザによって作動されるように構成された作動部材と、
    パッシブアンテナと、を含む入力システムを更に含み、
    前記近距離無線通信アンテナを検出した後、前記作動部材が前記ユーザによって作動されることに応答して、前記パッシブアンテナは前記電子デバイスによって検出可能になり、
    前記電子デバイスは、前記パッシブアンテナを検出したことに応答して動作を実行するように構成されている、
    請求項1に記載のシステム。
  5. 前記パッシブアンテナは、前記作動部材が作動されていないとき、前記電子デバイスによって検出不可能である、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記電子デバイスは、カメラシステムを更に含み、
    前記第2のグラフィカル出力は、画像取り込みインタフェースに対応し、
    前記作動部材の作動は、前記電子デバイスに前記カメラシステムを使用して画像を取り込ませる、
    請求項4に記載のシステム。
  7. 前記第1のグラフィカル出力は、第1の背景画像を含み、
    前記第2のグラフィカル出力は、前記第1の背景画像とは異なる第2の背景画像を含む、
    請求項1に記載のシステム。
  8. 電子デバイス用のドックであって、
    前記電子デバイスを視認可能な向きに位置決めするように構成された支持構造と、
    前記電子デバイスであって、近距離無線通信アンテナを検出したことに応答してグラフィカルユーザインタフェースを表示するように構成された、前記電子デバイスが前記支持構造上に配置されたときに、前記電子デバイスによって検出可能な前記近距離無線通信アンテナと、
    前記電子デバイスが前記支持構造上に位置決めされている間に入力システムが作動されることに応答して、前記電子デバイスと無線通信するように構成された前記入力システムと、
    を備える、ドック。
  9. 前記入力システムは、
    作動部材と、
    パッシブアンテナと、を含み、
    前記作動部材がユーザによって作動されることに応答して、前記入力システムは、前記パッシブアンテナを使用して前記電子デバイスと無線通信する、
    請求項8に記載のドック。
  10. 前記グラフィカルユーザインタフェースは2次グラフィカルユーザインタフェースであり、
    前記電子デバイスは、前記支持構造から取り外されることに応答して、前記2次グラフィカルユーザインタフェースの表示から1次グラフィカルユーザインタフェースの表示に切り替えるように構成されている、
    請求項8に記載のドック。
  11. 前記グラフィカルユーザインタフェースは、前記電子デバイスのアラーム時計機能に対応し、
    前記入力システムの作動は、前記電子デバイスに、前記アラーム時計機能の設定を変更させる、
    請求項8に記載のドック。
  12. 前記ドックはスピーカを更に備え、
    前記グラフィカルユーザインタフェースは、前記電子デバイスのオーディオ再生機能に対応し、
    前記入力システムの作動は、前記電子デバイスに、前記オーディオ再生機能の動作パラメータを変更させる、
    請求項8に記載のドック。
  13. 前記電子デバイスが前記支持構造によって保持されているときに、前記電子デバイスの充電コイルに誘導結合するように構成された出力コイルを含む無線充電システムを更に備える、請求項8に記載のドック。
  14. ハンドヘルド電子デバイスであって、
    エンクロージャと、
    ディスプレイと、
    前記エンクロージャ内に配置されたタッチセンサと、
    前記ハンドヘルド電子デバイスがドッキングアクセサリのセットのうちのいずれか1つに近接しているときを検出するように構成された近距離無線通信システムと、を備え、
    前記ハンドヘルド電子デバイスが前記ドッキングアクセサリのセットのうちの第1のドッキングアクセサリに近接していることを前記近距離無線通信システムが検出すると、前記ハンドヘルド電子デバイスは、第1の動作モードから前記第1の動作モードとは異なる第2の動作モードに移行し、
    前記ハンドヘルド電子デバイスが前記ドッキングアクセサリのセットのうちの第2のドッキングアクセサリに近接していることを前記近距離無線通信システムが検出すると、前記ハンドヘルド電子デバイスは、前記第1の動作モードから、前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードとは異なる第3の動作モードに移行する、ハンドヘルド電子デバイス。
  15. 前記第1のドッキングアクセサリは第1のロケーションにあり、
    前記第2のドッキングアクセサリは、前記第1のロケーションとは異なる第2のロケーションにあり、
    前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに移行することは、アプリケーションアイコンのセットを含む1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから、前記第1のロケーションに関連するグラフィカルオブジェクトの第1のセットを含む第1の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含み、
    前記第1の動作モードから前記第3の動作モードに移行することは、前記1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから、前記第1の補助グラフィカルユーザインタフェースとは異なり、前記第2のロケーションに関連するグラフィカルオブジェクトの第2のセットを含む第2の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含む、
    請求項14に記載のハンドヘルド電子デバイス。
  16. 前記第1の動作モードから前記第2の動作モードに移行することは、1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから第1の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含み、
    前記第1の動作モードから前記第3の動作モードに移行することは、前記1次グラフィカルユーザインタフェースを表示することから、前記第1の補助グラフィカルユーザインタフェースとは異なる第2の補助グラフィカルユーザインタフェースを表示することに移行することを含む、
    請求項14に記載のハンドヘルド電子デバイス。
  17. 前記第1の補助グラフィカルユーザインタフェースは、候補グラフィカルオブジェクトのグループから選択されたグラフィカルオブジェクトの第1のユーザ定義セットを含み、
    前記第2の補助グラフィカルユーザインタフェースは、前記候補グラフィカルオブジェクトのグループから選択されたグラフィカルオブジェクトの第2のユーザ定義セットを含む、
    請求項16に記載のハンドヘルド電子デバイス。
  18. 前記グラフィカルオブジェクトの第1のユーザ定義セットは、オーディオ制御入力オブジェクトを含む、請求項17に記載のハンドヘルド電子デバイス。
  19. 前記グラフィカルオブジェクトの第2のユーザ定義セットは、前記オーディオ制御入力オブジェクトを欠いている、請求項18に記載のハンドヘルド電子デバイス。
  20. 前記グラフィカルオブジェクトの第1のユーザ定義セットは、ユーザ定義配置に従って前記ディスプレイ上に配置される、請求項17に記載のハンドヘルド電子デバイス。
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