JP2023542563A - ロボティックプロセスによる動的なロボットトレイ - Google Patents

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Abstract

本明細書では、メモリ、およびメモリに結合されるプロセッサを含むコンピューティングデバイスを開示する。メモリは、ロボティックプロセスエンジンのためのプロセッサ遂行可能命令を格納する。操作において、ロボティックプロセスエンジンは、キャンバスを含むロボットトレイを生成し、入力に基づいてキャンバスを動的に構成する。動的に構成することは、キャンバスにウィジェットを追加することを含む。

Description

(関連出願への相互参照)
本出願は、2021年1月4日に出願された米国非仮出願第17/140,486号および2020年9月8日に出願された米国仮出願第63/075,613号の利益を主張するものであり、これらは参照により完全に記載されているかのように組み込まれる。
デザインコンピューティングプラットフォームは、開発者がロボティックプロセスオートメーション(RPA)ワークフローを設計、パッケージ化し、そしてローカルコンピューティングデバイスのオーケストレータに転送することを可能にする。これらのRPAワークフローは自己完結型であり、特定のタスクに使用され得る。従来、RPAワークフローは、開発者がプッシュした任意のプロセスまたはタスクが、カテゴリに基づいてオーケストレータに視認されるという、1カラムのエクスペリエンスでユーザーに提示されていた。したがって、ローカルコンピューティングデバイスでRPAワークフローを表示および使用する際の改善されたエクスペリエンスを提供することが望ましい。
1または複数の実施形態によれば、コンピューティングデバイスが提供される。コンピューティングデバイスは、メモリ、およびメモリに結合されるプロセッサを含む。メモリは、ロボティックプロセスエンジンのためのプロセッサ遂行可能命令を格納する。操作において、ロボティックプロセスエンジンは、キャンバスを含むロボットトレイを生成し、入力に基づいてキャンバスを動的に構成する。動的に構成することは、キャンバスにウィジェットを追加することを含む。
1または複数の実施形態によれば、上記のコンピューティングデバイスの実施形態は、方法、装置、システム、および/またはコンピュータプログラム製品として実装され得る。
より詳細な理解は、図中の類似の参照数字が類似の要素を示す、添付の図面との関連で例示的に与えられた以下の説明から得られ得る。
1または複数の実施形態によるロボティックプロセスオートメーション(RPA)の開発、設計、運用、または遂行の説明図である。
1または複数の実施形態によるRPAの開発、設計、運用、または遂行の別の説明図である。
1または複数の実施形態によるコンピューティングシステムまたは環境の説明図である。
1または複数の実施形態によるシステムの説明図である。
1または複数の実施形態によるロボティックプロセスエンジンによって遂行されるプロセスフローを示すブロック図である。
1または複数の実施形態によるロボティックプロセスエンジンによって遂行されるプロセスフローを示すブロック図である。
1または複数の実施形態によるインターフェースを示す図である。
1または複数の実施形態によるインターフェースを示す図である。
1または複数の実施形態によるインターフェースを示す図である。
1または複数の実施形態によるインターフェースフローを示す図である。
(詳細な説明)
1または複数の実施形態によるロボティックプロセスエンジンが本明細書で開示される。ロボティックプロセスエンジンは、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)の機能を実行するソフトウェアおよび/またはハードウェアを含む。より詳細には、ロボティックプロセスエンジンは、ローカルコンピューティングデバイスシステムにおけるRPAワークフローの表示および使用のための改善されたエクスペリエンスのための、特定の構成およびツーリングロボティックプロセスオートメーション方法を提供する。ロボティックプロセスエンジンは、ハードウェアおよびソフトウェア(例えば、ハードウェアに必然的に根付いたプロセッサ遂行可能コード)の組み合わせであり得る。
これに関連して、改善されたエクスペリエンスは、ユーザーが1または複数のRPAワークフローを動的に開始および監視することができるロボットトレイなどのユーザーインターフェース(UI)を提供することを含む。ロボットトレイは、1または複数のキャンバスおよび1または複数のウィジェットを含む。RPAワークフローは概して、任意のロボット、ロボティックプロセス、ロボットタスク、ロボットワークフロー、および/またはロボットリンク、ならびに他の任意の形態のソフトウェアの自動化を含む。キャンバスは、RPAワークフローおよび/またはウィジェットの表示をサポートするためのロボットトレイ内のスペースである。ウィジェットは、ロボットトレイのエクスペリエンスを増大するためにロボットトレイの外部に作成された別個のコードである。改善されたエクスペリエンスを提供するために、ロボットトレイは、RPAワークフローおよび/またはウィジェットのキュレーションを可能にし、RPAワークフローおよび/またはウィジェットが他のRPAワークフローおよび/またはウィジェットにリンクすることを可能にし、ショートカット(例えば、異なるワークフローのためのショートカット、最も使用されるワークフローのためのショートカット、および異なるビジネスエリアのためのショートカットなど)の動的な作成を可能にする。
一例の操作において、ロボティックプロセスエンジンは、キャンバスを含むロボットトレイを生成し、入力に基づいてキャンバスを動的に構成する。動的に構成することは、キャンバスにウィジェットを追加することを含む。したがって、ロボティックプロセスおよびロボットトレイの1または複数の利点、技術的効果、および/または利益は、プロセス/タスクのキュレーションとロボットトレイのお気に入りの領域での選択されたプロセス/タスクへのアクセスとを容易にすること、ソフトウェア製品を直接開くことなく、ソフトウェア製品のより良いエクスペリエンスをユーザーに提供すること、ならびにプロセス、タスク、およびソフトウェア製品のためのローンチパッド(launch pad)を提供することを含み得る。
本明細書に記載されている方法およびプロセスでは、記載されているステップは任意の順序で順不同で実行され得、明示的に記載または表示されていないサブステップが実行され得る。また、「結合されている」または「操作的に結合されている」とは、オブジェクトが連結されていることを意味してもよいが、連結されているオブジェクトの間にゼロまたはそれ以上の中間オブジェクトを有してもよい。また、開示された特徴/要素の任意の組み合わせが、1または複数の実施形態で使用されてもよい。「AまたはB」を参照して使用する場合は、A、B、またはAおよびBを含む場合があり、より長いリストと同様に拡張され得る。表記X/Yを使用する場合、それはXまたはYを含み得る。あるいは、表記X/Yを使用する場合、それはXおよびYを含み得る。X/Y表記は、同一の説明されたロジックを有するより長いリストと同様に拡張され得る。
図1Aは、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)の開発、設計、運用、または遂行100の説明図である。デザイナ102は、スタジオ、開発、1または複数のエンジン(例えば、ロボティックプロセスエンジン)を含むオンラインプラットフォーム、開発環境などとして時々参照され、ロボットが1または複数のワークフローを実行または自動化するためのコード、命令、コマンドなどを生成するように構成され得る。コンピューティングシステムがロボットに提供し得る選択(複数可)から、ロボットは、ユーザーまたはオペレータによって選択されたビジュアルディスプレイの領域(複数可)の代表的なデータを決定し得る。RPAの一環として、コンピュータビジョン(CV)操作または機械学習(ML)モデルに関連して、四角、長方形、円、多角形、自由形などの多次元の形状をUIロボットの開発およびランタイムに利用され得る。
ワークフローによって達成され得る操作の非限定的な例としては、ログインの実行、フォームへの入力、情報技術(IT)管理などのうちの1または複数であり得る。UIオートメーションのためのワークフローを実行するために、ロボットは、アプリケーションのアクセスまたはアプリケーションの開発に関係なく、ボタン、チェックボックス、テキストフィールド、ラベルなどの特定の画面要素を一意に識別する必要があり得る。アプリケーションアクセスの例としては、ローカル、仮想、リモート、クラウド、Citrix(登録商標)、VMWare(登録商標)、VNC(登録商標)、Windows(登録商標)リモートデスクトップ、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)などがあり得る。アプリケーション開発の例としては、win32、Java、Flash、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、HTML5、拡張可能なマークアップ言語(XML)、JavaScript、C#、C++、Silverlightなどであり得る。
ワークフローには、タスクシーケンス、フローチャート、有限状態マシン(FSM)、グローバル例外ハンドラなど(例えば、任意のフォーマットの文書ファイルなどの非構造化データのスクリプト)が含まれ得るが、これらに限定されない。タスクシーケンスは、1または複数のアプリケーションまたはウィンドウ間の線形タスクを処理するための線形プロセスであり得る。フローチャートは、複雑なビジネスロジックを扱うように構成され得、複数の分岐ロジックオペレータを介して、より多様な方法で意思決定の統合およびアクティビティの接続を可能にする。FSMは、大規模なワークフロー用に構成され得る。FSMは、条件、遷移、アクティビティなどによってトリガされ得る有限数の状態をそれらの遂行中に使用し得る。グローバル例外ハンドラは、プロセスのデバッグプロセスなどのために、遂行エラーが発生したときのワークフローの動作を判断するように構成され得る。
ロボットは、アプリケーション、アプレット、スクリプトなどであり得、基盤となるオペレーティングシステム(OS)またはハードウェアに対し透過的なUIを自動化し得る。展開時には、1または複数のロボットは、コンダクタ104(オーケストレータと呼ばれることもある)によって管理、制御などされ得る。コンダクタ104は、メインフレーム、ウェブ、仮想マシン、リモートマシン、仮想デスクトップ、エンタープライズプラットフォーム、オンラインプラットフォーム、デスクトップアプリ(複数可)、ブラウザ、またはそのようなクライアント、アプリケーション、もしくはプログラムにおいてワークフローを遂行または監視するようにロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106に指示または命令し得る。コンダクタ104は、コンピューティングプラットフォーム(例えば、デザインコンピューティングプラットフォーム)を自動化するために複数のロボットを指示または命令するための中央または半中央点として機能し得る。
特定の構成では、コンダクタ104は、プロビジョニング、展開、構成、キューイング、監視、ロギング、および/または相互接続性を提供するように構成され得る。プロビジョニングは、ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106とコンダクタ104との間の接続または通信の作製および維持を含み得る。展開は、遂行のために割り当てられたロボットへのパッケージバージョンの配信を保証することを含み得る。構成は、ロボット環境およびプロセス構成の維持および配信を含み得る。キューイングは、キューおよびキュー項目の管理を提供することを含み得る。監視は、ロボットの識別データを追跡し、ユーザーの権限を維持することを含み得る。ロギングは、データベース(例えば、SQLデータベース)および/または別のストレージメカニズム(例えば、大規模なデータセットを格納し、迅速にクエリを実行する能力を提供するElasticSearch(登録商標)へのログの保存およびインデックス作成を含み得る。コンダクタ104は、サードパーティのソリューションおよび/またはアプリケーションのための通信の集中点として操作することにより、相互接続性を提供し得る。
ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106は、アンアテンディッド108またはアテンディッド110として構成され得る。アンアテンディッド108操作の場合、自動化は、サードパーティの入力または制御なしで実行され得る。アテンディッド110操作については、サードパーティのコンポーネントからの入力、コマンド、指示、指導などを受信して自動化が行われ得る。アンアテンディッド108またはアテンディッド110ロボットは、モバイルコンピューティングまたはモバイルデバイスの環境で実行するまたは遂行することがきる。
ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106は、デザイナ102内に構築されたワークフローを実行する遂行エージェントであり得る。UIまたはソフトウェアの自動化のためのロボット(複数可)の商業的な例としては、UiPath Robots(商標)がある。いくつかの実施形態では、ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106は、Microsoft Windows(登録商標) Service Control Manager(SCM)管理サービスをデフォルトでインストールし得る。その結果、そのようなロボットは、ローカルシステムアカウントの下でインタラクティブなWindows(登録商標)セッションを開くことができ、Windows(登録商標)サービスの権利を持ち得る。
いくつかの実施形態では、ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106は、ユーザーモードでインストールされ得る。これらのロボットは、所定のロボットが設置されているユーザーと同じ権利を持ち得る。この特徴は、高密度(HD)環境などで最大のパフォーマンスで各マシンを完全に利用できるようにする高密度(HD)ロボットでも使用可能であり得る。
特定の実施形態では、ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106は、それぞれが特定の自動化タスクまたはアクティビティに特化したいくつかのコンポーネントに分割、分散などされ得る。ロボットコンポーネントには、SCM管理ロボットサービス、ユーザーモードロボットサービス、エグゼキュータ、エージェント、コマンドラインなどが含まれ得る。SCM管理ロボットサービスは、Windows(登録商標)セッションを管理または監視し、コンダクタ104と遂行ホスト(すなわち、ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106が遂行されるコンピューティングシステム)との間のプロキシとして機能し得る。これらのサービスは、ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106のための資格情報を任されて管理し得る。
ユーザーモードロボットサービスは、Windows(登録商標)セッションを管理および監視し、コンダクタ104と遂行ホストとの間のプロキシとして機能し得る。ユーザーモードロボットサービスは、ロボットの資格情報を任されて管理し得る。SCM管理ロボットサービスがインストールされていない場合、Windows(登録商標)アプリケーションが自動的に起動され得る。
エグゼキュータは、Windows(登録商標)セッションの下で与えられたジョブを遂行し得る(つまり、ワークフローを遂行し得る)。エグゼキュータは、モニタ毎のドットパーインチ(DPI)設定を意識し得る。エージェントは、システムトレイウィンドウに利用可能なジョブを表示するWindows(登録商標) Presentation Foundation(WPF)アプリケーションであり得る。エージェントはサービスのクライアントとなり得る。エージェントは、ジョブの開始または停止、設定の変更を依頼し得る。コマンドラインはサービスのクライアントとなり得る。コマンドラインは、ジョブの開始を要求し、その出力を待つことができるコンソールアプリケーションである。
上で説明したように、ロボット(複数可)または自動化エグゼキュータ106のコンポーネントが分割される構成では、開発者、サポートユーザー、およびコンピューティングシステムが、各コンポーネントによる実行、識別、および追跡をより容易に遂行するのに役立つ。この方法では、エグゼキュータとサービスに異なるファイアウォールルールを設定するなど、コンポーネントごとに特別な動作を構成し得る。エグゼキュータは、いくつかの実施形態では、モニタごとのDPI設定を認識し得る。その結果、ワークフローは、ワークフローが作成されたコンピューティングシステムの構成に関係なく、いずれかのDPIで遂行し得る。また、デザイナ102からのプロジェクトは、ブラウザのズームレベルに依存しないようにし得る。DPIを認識していないまたは意図的に認識していないとマークされているアプリケーションの場合、いくつかの実施形態ではDPIを無効にし得る。
図1Bは、RPAの開発、設計、運用、または遂行120の別の説明図である。スタジオコンポーネントまたはモジュール122は、ロボットが1または複数のアクティビティ124を実行するためのコード、命令、コマンドなどを生成するように構成され得る。UIオートメーション126は、1または複数のドライバ(複数可)コンポーネント128を使用して、クライアント上のロボットによって実行され得る。ロボットは、コンピュータビジョン(CV)アクティビティモジュールまたはエンジン130(例えば、ロボティックプロセスエンジン)を使用してアクティビティを行い得る。他のドライバ132は、UIの要素を得るためにロボットによるUIオートメーションのために利用され得る。それらには、OSドライバ、ブラウザドライバ、仮想マシンドライバ、エンタープライズドライバなどが含まれ得る。特定の構成では、CVアクティビティモジュールまたはエンジン130は、UIオートメーションのために使用されるドライバであり得る。
図1BのRPA開発、設計、運用、または遂行120の1または複数の実施形態によると、スタジオコンポーネントまたはモジュール122は、ロボットおよびプロセスを設計および遂行し得る。さらに、スタジオコンポーネントまたはモジュール122は、ロボットおよびプロセスを設計し、設計されたロボットおよびプロセスを遂行のためにロボティックプロセスエンジンに渡すために使用することもできる。したがって、ロボティックプロセスエンジンは、ロボットおよびプロセスのコンピューティング環境がスタジオコンポーネントまたはモジュール122を含まない場合であっても、設計されたロボットおよびプロセスを遂行することができることに留意されたい。このようにして、例えば、設計されたロボットおよびプロセスは、スタジオコンポーネントまたはモジュール122が既にローカルに実装されている必要なしに、調達、購入、および/または取引され得る。実際、設計されたロボットおよびプロセスは、アプリケーションまたはインストーラ(例えば、ロボティックプロセスエンジンは、設計されたロボットおよびプロセスがローカルコンピュータ上の内部にインストールされて遂行されるための「オペレーティングシステム」である)と非常によく似た動作および挙動をする、自動化のスタンドアロンユニットとみなされ得る。
図1Cは、情報またはデータを通信するためのバス142または他の通信機構と、処理のためにバス142に結合された1または複数のプロセッサ(複数可)144とを含むことができるコンピューティングシステムまたは環境140(例えば、オンラインプラットフォームおよび/またはロボティックプロセスエンジンをサポートするハードウェア)の説明図である。1または複数のプロセッサ(複数可)144は、中央処理ユニット(CPU)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、コントローラ、マルチコア処理ユニット、3次元プロセッサ、量子コンピューティングデバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含む、任意のタイプの一般的または特定用途プロセッサであり得る。1または複数のプロセッサ(複数可)144はまた、複数の処理コアを有してもよく、コアの少なくとも一部は、特定の機能を実行するように構成され得る。また、マルチパラレル処理が構成され得る。さらに、少なくとも1または複数のプロセッサ(複数可)144は、生物学的ニューロンを模倣する処理要素を含むニューロモーフィック回路であり得る。
メモリ146は、プロセッサ(複数可)144によって遂行または処理される情報、命令(例えば、RPAワークフロー、ウィジェット、および構成と共に、ロボティックプロセスエンジンのプロセッサ遂行可能命令)、コマンド、またはデータを格納するように構成され得る。メモリ146は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、キャッシュ、磁気ディスクもしくは光ディスクなどの静的記憶装置、または他のタイプの非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体、あるいはそれらの組み合わせの任意の組み合わせで構成され得る。非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、プロセッサ(複数可)144によってアクセス可能な任意の媒体であってもよく、揮発性媒体、不揮発性媒体などを含み得る。また、媒体は、取り外し可能なものであってもよいし、取り外し不可能なものなどであってもよい。
通信装置148は、周波数分割多元接続(FDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、直交周波数分割多重方式(OFDM)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、移動体用グローバルシステム(GSM:Global System for Mobile)通信、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)、cdma2000、広帯域CDMA(W-CDMA:Wideband CDMA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High-Speed Downlink Packet Access)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High-Speed Uplink Packet Access)、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、LTEアドバンスト(LTE-A:LTE Advanced)、802.11x、Wi-Fi、Zigbee、超広帯域無線(UWB:Ultra-WideBand)、802.16x、802.15、Home Node-B(HnB)、Bluetooth、無線IDタグ(RFID:Radio Frequency Identification)、IrDA(Infrared Data Association)、近距離無線通信(NFC:Near-Field Communications)、第5世代(5G)、New Radio(NR)、または、1もしくは複数のアンテナを介して通信するためのいずれかの他の無線もしくは有線のデバイス/トランシーバとして構成され得る。アンテナは、単数型、アレイ型、フェーズド型、スイッチ型、ビームフォーミング型、ビームステア型などであり得る。
1または複数のプロセッサ(複数可)144は、バス142を介して、プラズマ、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、有機発光ダイオード(OLED)、フレキシブルOLED、フレキシブル基板ディスプレイ、プロジェクションディスプレイ、4Kディスプレイ、高精細(HD)ディスプレイ、Retina(著作権)ディスプレイ、面内スイッチング(IPS)またはそのようなベースのディスプレイなどのディスプレイデバイス150にさらに結合され得る。ディスプレイデバイス150は、入力/出力(I/O)のために、当業者に理解されるように、抵抗性、静電容量性、表面音響波(SAW)静電容量性、赤外線、光学イメージング、分散信号技術、音響パルス認識、フラストレート全内部反射などを使用して、タッチ、3次元(3D)タッチ、マルチ入力タッチ、またはマルチタッチディスプレイとして構成され得る。
キーボード152およびコンピュータマウス、タッチパッドなどの制御装置154は、コンピューティングシステムまたは環境140への入力のためにバス142にさらに結合され得る。さらに、入力は、それと通信している別のコンピューティングシステムを介してリモートでコンピューティングシステムまたは環境140に提供されてもよいし、コンピューティングシステムまたは環境140が自律的に操作してもよい。
メモリ146は、1または複数のプロセッサ(複数可)144によって遂行または処理されたときに機能を提供するソフトウェアコンポーネント、モジュール、エンジンなどを格納してもよい。これは、コンピューティングシステムまたは環境140のためのOS156を含み得る。モジュールは、アプリケーション固有のプロセスまたはその派生物を実行するためのカスタムモジュール158をさらに含み得る。コンピューティングシステムまたは環境140は、付加的な機能を含む1または複数の付加的な機能モジュール160を含み得る。例えば、ロボティックプロセスエンジンは、モジュール158および160のうちの1または複数に実装されて、特定の構成およびツーリングロボティックプロセスオートメーション方法をコンピューティングシステムまたは環境140に提供し得る。
コンピューティングシステムまたは環境140は、オンラインプラットフォーム、サーバー、組み込みコンピューティングシステム、パーソナルコンピュータ、コンソール、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯電話、タブレットコンピューティングデバイス、量子コンピューティングデバイス、クラウドコンピューティングデバイス、モバイルデバイス、スマートフォン、固定型モバイルデバイス、スマートディスプレイ、ウェアラブルコンピュータなどとして実行するように適合または構成され得る。
本明細書に記載された例では、モジュールは、カスタムの非常に大規模な集積(VLSI)回路またはゲートアレイ、ロジックチップ、トランジスタ、または他の個別部品のような既製の半導体を含むハードウェア回路として実装され得る。また、モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジック装置、グラフィックス処理ユニットなどのプログラマブルハードウェア装置に実装され得る。
モジュールは、様々なタイプのプロセッサによって遂行されるためのソフトウェアに少なくとも部分的に実装され得る。識別された遂行可能コードのユニットは、例えば、オブジェクト、プロシージャ、ルーチン、サブルーチン、または関数として編成されていてもよいコンピュータ命令の1または複数の物理的または論理的なブロックを含み得る。識別されたモジュールの遂行可能は、論理的に結合されるとモジュールを構成するように、異なる位置に共に配置されたり、格納されたりする。
遂行可能なコードのモジュールは、単一の命令、1または複数のデータ構造、1または複数のデータセット、複数の命令などであり、複数の異なるコードセグメント、異なるプログラム間、複数のメモリデバイス間などに分散され得る。操作データまたは機能データは、モジュール内で識別され、ここで示されてもよく、任意の適切なタイプのデータ構造内で適切な形態で具現化され、組織化され得る。
本明細書で説明された例では、コンピュータプログラムは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハイブリッド実装で構成され得る。コンピュータプログラムは、互いに操作可能な通信を行い、情報または指示を渡すためのモジュールで構成され得る。
特徴および要素は、特定の組み合わせで上に記載されているが、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素と任意の組み合わせで使用することができることが、当業者には理解されるであろう。さらに、本明細書に記載された方法は、コンピュータまたはプロセッサによって遂行されるために、コンピュータ読み取り可能な媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアに実装され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、電子信号(有線または無線接続を介して送信される)およびコンピュータ読み取り可能なストレージ媒体が挙げられる。コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体の例としては、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体記憶デバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体、ならびにCD-ROMディスクおよびデジタル多目的ディスク(DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。
次に図2~3に目を向けると、ロボティックプロセスエンジンのコンポーネントおよび操作が、1または複数の実施形態に従って説明される。図2は、システム200(例えば、RPAワークフローを表示および使用するための改善されたエクスペリエンスを提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア)の説明図である。図2に示すように、システム200は、ロボティックプロセスエンジン220を操作させるコンピューティングデバイス210を含む。ロボティックプロセスエンジン220は、少なくとも1つのロボットトレイ222と、少なくとも1つのキャンバス223と、少なくとも1つのウィジェット224と、ローカルロボティックプロセス226と、ロボット227と、構成228とを含む。システム200は、プロセスリスト232と、ロボティックプロセス234と、ロボット237とを含むコンピューティングプラットフォーム230を含む。システム200は、本明細書で説明するように、オーケストレータ242を含む中継プラットフォーム240を含む。さらに、システム200の各項目(またはコンポーネント)について単一のブロックが示されているが、その単一のブロックは、その項目(またはコンポーネント)の1または複数を代表するものであり、本明細書では、単数形と複数形を入れ替えて使用され得る。
図1のコンピューティングシステムまたは環境140の一例であるコンピューティングデバイス210は、(矢印Bで示すように)コンピューティングプラットフォーム230と通信する。コンピューティングデバイス210は、それぞれが少なくともプロセッサ、メモリ、およびUIを備えたディスプレイ(例えば、ロボットトレイ220)を含む、1または複数のユーザデバイスの代表である。コンピューティングデバイス210の例は、限定されないが、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話、タブレットコンピューティングデバイス、モバイルデバイス、デスクトップデバイスおよびスマートフォンを含む。コンピューティングプラットフォーム230は、ネットワーク、サーバー、ストレージサービス、オペレーティングシステム、データベースサービス、およびセキュリティサービス(例えば、ロボティックプロセスエンジン220)をコンピューティングデバイス210に提供する、1または複数のソフトウェア、インフラストラクチャ、プラットフォームに基づくサービスの代表である。
コンピューティングデバイス210およびコンピューティングプラットフォーム230は、中継サーバー240を介して任意に通信し得る(矢印C1およびC2で示すように;中継サーバー240の破線の境界線は、このコンポーネントが任意であることを示す)ことに留意されたい。中継サーバー240は、コンピューティングデバイス210および/またはコンピューティングプラットフォーム230と構造的に類似し得、その中にオーケストレータ242を有し得る。システム200内の矢印B、C1、およびC2は、有線および/または無線の接続、ネットワークなどを介して送信される通信を代表するものであることにも留意されたい。
一般的に、ロボティックプロセスエンジン220は、RPAワークフロー(例えば、デザインコンピューティングプラットフォームに由来するロボティックプロセス234、ロボット23、および/またはRPAワークフロー)を閲覧および使用するための改善されたエクスペリエンスを実行するソフトウェアおよび/またはハードウェアである。例えば、ロボティックプロセスエンジン220は、プロセスリスト232と、それに関連するロボティックプロセス234および/またはロボット237を取得し得る。これに関連して、コンピューティングデバイス210のロボティックプロセスエンジン220は、そのRPAワークフローのコードの離散的なコピーをダウンロード/受信することができ、プロセスリスト242の提供されたRPAワークフローを提示するウィジェット224を(ロボットトレイ222を使用して)表示し得る。ロボティックプロセスエンジン220は、コンピューティングプラットフォーム230および中継サーバー240内など、1または複数のシステム、デバイス、および環境にわたって、複数の反復で任意に遂行され得る。例えば、ロボティックプロセスエンジン220は、コンピューティングプラットフォーム230にローカルなものとして示されているが、ロボティックプロセスエンジン220は、コンピューティングプラットフォーム230にローカルなもの、または代替的に、システム200の他のコンポーネントと通信しているスタンドアロンのハードウェア/ソフトウェアの組み合わせとし得る。1または複数の実施形態によれば、ロボットトレイ222および/またはロボティックプロセスエンジンのウィジェット224によって可能になる改善されたエクスペリエンス操作は、そうでなければこれまで利用できなかった動的に構成可能なものを含み得る。
ロボットトレイ222は、少なくとも1つのRPAワークフロー(例えば、ロボット227およびローカルロボティックプロセス226)のリストおよび構成228が表示され、アクセスされ、操作され、構成される(例えば、ユーザーは、1または複数のRPAワークフローを動的に開始および監視することができる)機能性のインターフェースフレームワーク(例えば、1または複数のキャンバス223および1または複数のウィジェット224)を提供する。このようにして、ロボットトレイ222は、コンピューティングプラットフォーム230および/またはコンピューティングデバイス210の機能性を提供し、その機能性を拡張する。ロボットトレイ222は、プロセスリスト232を取得して利用することなどにより、機能性を提供し、拡張する。
ロボットトレイ222は、CV操作またはMLモデルに関連して、UIロボットの開発および実行時に形状を多次元で視覚的に表示するUIと考えられ得る。キャンバス223は、RPAワークフローおよび/またはウィジェット224の表示をサポートするためのロボットトレイ222内のスペースである。ウィジェット224は、ロボットトレイのエクスペリエンスを増大するためにロボットトレイ222の外部に作成された別個のコードである。さらに、ウィジェット224は、ユーザーが、プロセスリスト232および構成228に対応する機能を実行したり、またはサービスにアクセスしたりすることを可能にする。また、ウィジェット224は、ユーザーが、ロボット227、ローカルロボティックプロセス226、および/または他のカスタムコンテンツ(例えば、ユーザーによる、またはユーザーのための)をロードすることを可能にし得る。ウィジェット224の例は、限定されないが、プラグインおよびアドインと共に、RPA、リンク、タスク、ソフトウェア製品、アプリケーション、またはインターフェースのコンポーネントを含み得る。
例えば、ロボットトレイ222は、ユーザーがRPAワークフローおよび/またはウィジェット224をキュレーションして、他のRPAワークフローおよび/またはウィジェットにリンクすることを可能にし、キャンバス223はまた、同じプロセスを有する異なるビジネスユニットのためのショートカットなど、ユーザーがショートカットを動的に作成することを可能にする。ロボット227は、ロボット237のコードの離散的なコピーの一例とし得、ローカルロボティックプロセス226は、ロボティックプロセス234のコードの離散的なコピーの一例とし得る。
ロボット227は、本明細書で説明するように、基礎となるオペレーティングシステム(OS)またはハードウェアに対して透過的なUIを自動化することができる、アプリケーション、アプレット、スクリプトなどであり得る。構成(複数可)228は、1または複数の入力引数としてパラメータおよび初期設定を格納し得、これらは概して、任意のローカルRPAワークフロー(例えば、ロボット227およびローカルロボティックプロセス226)を遂行するためにロボティックプロセスエンジン220によって使用される。構成(複数可)228は、HTML形式にし得る。構成(複数可)228は、同じチームに属するユーザーがコンピューティングデバイス210上の同じ構成228にアクセスできるなど、1または複数のユーザーの要件に応じて、1または複数のユーザーがアクセスできる場所(例えば、コンピューティングデバイス210上)に格納され得る。いくつかのケースでは、ロボティックプロセス234がオーケストレータ242によって格納される場合、ロボティックプロセス234は、複数のユーザーによってアクセスされ、構成228およびローカルのロボティックプロセス226をローカル(例えば、コンピューティングデバイス210上)で生成するために使用され得る。
プロセスリスト232は、コンピューティングプラットフォーム230上にあり、オーケストレータ242およびロボティックプロセスエンジン220が利用可能なすべてのRPAワークフロー(例えば、ロボティックプロセス234およびロボット237)の項目化を含み得る。ロボティックプロセス234は、デフォルト値がそれに関連付けられたコンピューティングプラットフォーム230を由来とするロボティックプロセス、および/またはRPAワークフローとし得る。(例えば、ロボット227のような)ロボット237は、本明細書で説明するように、基礎となるオペレーティングシステム(OS)またはハードウェアに対して透過的なUIを自動化することができる、アプリケーション、アプレット、スクリプトなどであり得る。このように、ロボティックプロセス234およびロボット237は、コンピューティングプラットフォーム230で、またはコンピューティングプラットフォーム230内で構築されたRPAワークフローとし得る。例えば、コンピューティングプラットフォーム230は、1または複数のRPAワークフロー(例えば、プロセス234およびロボット237を含む)を格納しており、これらは、コンピューティングプラットフォーム230によってさらに分配される。一実施形態では、ロボティックプロセス234(例えば、またはロボット237)は、1または複数の入力フィールドを含み、これは、1または複数の入力引数を介してロボティックプロセス234内のプロパティを追加または編集するメカニズムである。1または複数の入力引数は、パラメータおよび初期設定を定義する値(例えば、初期化された変数またはリテラルなど)および/または命令を含み得る。入力フィールドは、文字列のためのテキストフィールド、複雑なフォーム、ナンバーピッカー、ブール演算子のためのチェックボックス、日付と時間の選択のためのデイトピッカーなど、異なるタイプの引数にそれぞれ対応し得るが、露出した入力フィールドに限定されるものではない。
次に図3に目を向けると、1または複数の実施形態による、プロセスフロー300を示すブロック図が示される。より詳細には、プロセスフロー200は、図1のコンピューティングデバイス210のロボティックプロセスエンジン220によるRPAワークフローの表示および使用のための改善されたエクスペリエンスのための、具体的な構成およびツーリングロボティックプロセスオートメーション方法の一例の実装である。
プロセスフロー300は、ブロック310で始まり、ここで、ロボティックプロセスエンジン220がロボットトレイ222を生成する。ロボットトレイ222および(本明細書で説明されるコンダクタ104などのオーケストレータ242を可能にする)ロボティックプロセスエンジン220が、コンピューティングプラットフォーム230に由来するRPAワークフローを使用および再利用し得る。1または複数の実施形態によって、ロボットトレイ222は、少なくとも1つのキャンバス223を含む。
ブロック330において、ロボティックプロセスエンジン220は、少なくとも1つのキャンバス223内に、少なくとも1つのプロセス(例えば、ローカルロボティックプロセス226)をロードする。ロボティックプロセスエンジン220は、ロボットトレイ222(例えば、その中にすべての項目がロードされた状態)を、コンピューティングデバイス210に結合されたディスプレイ(例えば、ユーザーが見るための図1Cのディスプレイ150上)に出力する。
1または複数の実施形態によれば、少なくとも1つのキャンバス223は、列、行、ペイン、およびセクションのうちの1つであるか、またはそれらの一部であり得る。少なくとも1つのキャンバス223の第1のキャンバスは、任意のウィジェットを表示し得る。さらに、第1のキャンバスは、ユーザーが、同じRPAワークフローを有する異なるビジネスユニットのためのショートカットを作成することを可能にする。少なくとも1つのキャンバス223の第2のキャンバスは、ロボティックプロセスエンジン220のすべてのプロセス、タスク、およびウィジェットを表示し得る。第2のキャンバスは、第1のキャンバスの左、右、上、または下に整列または配向され得る。
ブロック360において、ロボティックプロセスエンジン220は、1または複数の入力に基づいて、少なくとも1つのキャンバス223を動的に構成する。1または複数の入力は、任意のデバイス(例えば、図1のキーボード152または制御デバイス154)を介してロボットトレイ222に提供されるユーザー入力であり得る。動的な構成は、ウィジェット224を少なくとも1つのキャンバス223上に追加することを含む(例えば、1または複数の入力に基づいて、ロボティックプロセスエンジン220はウィジェット224をロードし得る)。一例では、ウィジェット224は、異なるビジネスユニットのためのショートカット作成を可能にし得る。さらに、構成中に、ウィジェット224は、構成228またはプロセス、タスク、もしくは別のウィジェットへのリンクに関連付けられ、ならびに/あるいは、プロセス、タスク、もしくは別のウィジェットをキュレートおよびパーソナライズするように構成され得る。いくつかの例では、ロボットトレイ220は、1または複数の入力に基づいて、プロセス、タスク、またはウィジェット224をお気に入りとして識別するように構成される。
一例では、ロボットトレイ222は、その中にウィジェット224がある第1のキャンバス(例えば、左ペイン)と、ユーザーがRPAワークフローをキュレーションしてパーソナライズするための別個の第2のキャンバス(例えば、右ペイン)とを提供し、一方で、第3のキャンバス(例えば、下ペイン)には、オーケストレータ242によってプッシュされた各RPAワークフローが表示される。実施形態によると、第2のキャンバスでは、ユーザーが「お気に入り」にしたRPAワークフローのセットのみが表示される。
次に図4~8に目を向けると、ロボティックプロセスエンジンのコンポーネントおよび操作が、1または複数の実施形態に従って説明される。図4に目を向けると、1または複数の実施形態による、図2のシステム200によって遂行されるプロセスフロー400を示すブロック図である。プロセスフロー400は、例として、図2および図5~7に関して説明される。
プロセスフロー400は、ブロック410で始まり、ここで、ロボティックプロセスエンジン220は、少なくとも1つのキャンバス223を含むロボットトレイ222を生成する。ブロック420において、ロボティックプロセスエンジン220は、プロセスリスト232に関するRPAワークフローのコードの離散的なコピーを取得する(例えば、ダウンロードまたは受信する)。ブロック430において、ロボティックプロセスエンジンは、ロボットトレイ222と、プロセスリスト232の取得したRPAワークフローとを表示する。このロボットトレイ222から、ユーザーは取得したRPAワークフローに直接アクセスし得る。
図5は、1または複数の実施形態によるインターフェース500を示す。インターフェース500は、ロボットトレイ222の一例である。インターフェース500は、ヘッダ510と、キャンバス520と、キャンバス530と、ウィジェット540とを含む。ヘッダ510は、ユーザーがRPAワークフローを実行および管理することを可能にするロボットトレイ222全体のメインウィジェット/タブを示し得る。ウィジェットは、ロボットトレイ222の全体にわたって配置され得ることに留意されたい(例えば、キャンバス520および530内であるか、またはヘッダ510内であるかを問わない)。一例として、ヘッダ510内の任意のウィジェット/タブは、少なくとも、ヘッダ510からの案内を可能にするブックマークとして機能し得る。別の例として、ウィジェット540は、(例えば、異なるシステムからのコンテンツなど、異なるインターフェースエクスペリエンスを一緒にスレッドして単一ビューにすることの1または複数の利点、技術的効果、および/または利益を可能にするために)複数のウィジェット540が単一のキャンバス内に共存できるように、キャンバス520および530のいずれか内にロードされ得る。
キャンバス520(左ペイン)では、ロボットトレイ222を介してアクセス可能なすべての取得されたRPAワークフローを有するリストを提供/表示する。いくつかの実施形態では、このリストは、プロセスリスト232を反映または具現化し得る。さらに、取得されたRPAワークフローは、情報技術(IT)フォルダの操作フォルダなどのフォルダに(例えば、オーケストレータ242によって、または中央管理されて)グループ化され得る。ユーザーは、取得したRPAワークフローのいずれかを選択し(例えば、進む)、本明細書で説明した図6に示す操作(例えば、実行、説明の読み取り、設定、ローンチパッド/ダッシュボードへのピン留め)などの操作を実行し得る。
ブロック440において、ロボティックプロセスエンジン220は、ロボットトレイ222内のウィジェット224およびロボットトレイ222自体をパーソナライズする。1または複数の実施形態によると、ユーザーは、ロボットトレイ222内のボタンへのリンクを提供することによってユーザーをソフトウェア製品にリダイレクトし得るショートカット/ウィジェット224を右キャンバス223に追加することによって、ロボットトレイ222をパーソナライズし得る。ブロック450において、ユーザーからの1または複数の入力に基づいて、ロボティックプロセスエンジン220は、取得したRPAワークフローをキュレーションする。図5に目を向けると、キャンバス530(右ペイン)において、ロボットトレイ520は、取得したRPAワークフローのキュレーションリストを提供/表示する。キュレーションされたリストは、ユーザーがユーザーのためにキュレーションすることができ、中央管理されていない。操作において、ユーザーは、キャンバス520のリストを閲覧し、取得されたRPAワークフローのいずれかを選択し(例えば、「最も使用される」プロセス、または「お気に入りの」プロセスとしてRPAワークフローを識別する)、選択されたものをキャンバス530のキュレーションされたリストに固定し得る。さらに、ユーザーは、プロセスのグループを作成し、必要に応じてそれらをソートし得る。
パーソナライズおよび/またはキュレーションに関して、図6は、1または複数の実施形態によるインターフェース600を示す。インターフェース600は、操作中のロボットトレイ222の一部の例である。インターフェース600は、キャンバス620とキャンバス630とを含む。オーケストレータ242によって集中的にキュレーションされるキャンバス620では、ユーザーがアクセスできる取得済みのRPAワークフローがすべてリストとして提供される。キャンバス630では、ユーザーがパーソナライズおよび/またはキュレーションに関して取ることができるすべてのアクションが、コンテクストメニューに表示される。一例では、ユーザーがリストをキュレーションしたい場合、ユーザーは、キャンバス620で「強いパスワードを入力する」を選択してコンテクストメニューに行き、「ローンチパッドに固定する」オプションをクリックすると、キャンバス630でこのプロセスが利用できるようになる。ユーザーがこのプロセスを削除したい場合、ユーザーは、キュレーションされたリスト(例えば、図5のキャンバス530)でこのプロセスを見つけ、コンテクストメニュー(例えば、キャンバス630と同様のもの)を開き、「ローンチパッドから固定を解除する」オプションをクリックし得る。
ブロック460において、ロボットトレイ222は、システム200上でのユーザーのアクティビティに基づいて、ユーザーにショートカットをプッシュする。このコンテクストにおけるショートカットは、ロボティックプロセスエンジン220に関連する他のRPAワークフロー、ウィジェット、および/または他の製品へのリンクであることに留意されたい。例えば、ロボティックプロセスエンジン220は、ユーザーによってピン留めされたプロセスのみを表示することができるが、新製品がロボティックプロセスエンジン220と統合された場合、ロボットトレイ222は、これらの製品でユーザーが開始したコンテンツ、新製品で開かれた最後のプロジェクト、およびコンテンツに関する最後の5つのレビューを表示し得る。
ブロック470では、ロボティックプロセスエンジン220は、ロボットトレイ222を利用して、ローンチパッド操作を行う。キャンバス520のリストまたはキャンバス530のキュレーションされたリストのいずれかのローンチパッドから、ユーザーは、プロセスを開始、カスタマイズ、および表示し得る。このようにして、ロボットトレイ222から、ユーザーは、他のソフトウェア製品を開くことなく他のソフトウェア製品を探索し得る(例えば、ロボットトレイ222は、ブラウザとして機能する)。図7は、1または複数の実施形態によるインターフェースを示す。図7のインターフェースは、ロボットトレイ222のヘッダ710(例えば、スペーシングウィジェット/タブを備えたヘッダ制御)を示す。このヘッダ710は、図5のヘッダ510の代わりに見られ得る。図5のインターフェース500では、ヘッダ510は、メインウィジェット/タブよりも多くのウィジェット/タブを有し得る。図7のインターフェースによって示されるように、ヘッダ710は、以下のホーム720、オートメーションハブ730、アクションセンター740、タスクマイニング750、リマインダ760、および通知770というウィジェットを含む。これらのウィジェット/タブ720、730、740、750、760、770のそれぞれは、ロボットトレイ222に異なる機能を持たせたビューを提供する。また、ヘッダ710は拡張可能であり、カスタムウィジェット/タブを構築して追加し得る。各新しいウィジェット/タブは、ヘッダ710に新しいエントリを持つことになろう。ヘッダ710から、ユーザーは、ロボットトレイ222の異なるキャンバスの組み合わせを切り替えることができ、それぞれが独自の機能のセットを提供する。図8に目を向けると、1または複数の実施形態によるインターフェースフロー800(例えば、ロボットトレイ222の異なる画面/状態)が示される。インターフェース810では、ロボットトレイ220が折りたたまれて、取得したRPAワークフローのみを表示している状態が示される。矢印820では、プロセスの説明を提供するプロセス詳細キャンバスを介して、ロボットトレイ222が構成される。インターフェース830では、ロボットトレイ220が折り畳まれて、矢印820の構成に関するウィジェットを少なくとも含む、キュレーションされたリストのみを表示する状態が示される。なお、ロボットトレイ222は、矢印820のすべての構成がリアルタイムで表示されるインターフェース810および839の両方を連動して提供することもできる。
図中のフローチャートおよびブロック図は、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能性、および操作を示す。これに関連して、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、指定された論理機能(複数可)を実装するための1または複数の遂行可能な命令を含むモジュール、セグメント、または命令の一部を表し得る。いくつかの代替実装では、ブロックに記載されている機能は、図に記載されている順序とは異なる場合がある。例えば、連続して表示されている2つのブロックは、関係する機能に応じて、実際には実質的に同時に遂行され得、またはブロックが逆の順序で遂行され得る。また、ブロック図および/またはフローチャート図の各ブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート図のブロックの組み合わせは、指定された機能もしくは行動を実行するか、または特別な目的のハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせを実行する特別な目的のハードウェアに基づくシステムによって実装され得ることに留意されたい。
特徴および要素は、特定の組み合わせで上に記載されているが、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素と任意の組み合わせで使用することができることが、当業者には理解されるであろう。さらに、本明細書に記載された方法は、コンピュータまたはプロセッサによって遂行されるために、コンピュータ読み取り可能な媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアに実装され得る。本明細書で使用されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、それ自体が一時的な信号であると解釈されるものではなく、例えば、電波またはその他の自由に伝播する電磁波、導波管またはその他の伝送媒体を伝播する電磁波(例えば、光ファイバケーブルを通過する光パルス)、または電線を介して伝送される電気信号である。
コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、電子信号(有線または無線接続を介して送信される)およびコンピュータ読み取り可能なストレージ媒体が挙げられる。コンピュータ読み取り可能なストレージ媒体の例は、限定されないが、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、コンパクトディスク(CD)およびデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ならびにメモリースティックを含む。プロセッサは、ソフトウェアと関連して、端末、基地局、または任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実装するために使用され得る。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、限定することを意図しない。本明細書では、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈が明確に示す場合を除き、複数形も含むことを意図する。本明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising,)」という用語は、記載された特徴、整数、ステップ、操作、要素、および/またはコンポーネントの存在を特定するが、1または複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、コンポーネント、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではないことがさらに理解されるであろう。
本明細書の様々な実施形態の説明は、説明のために提示されたものであるが、開示された実施形態を網羅的に、またはそれに限定することを意図したものではない。当業者であれば、記載された実施形態の範囲および精神から逸脱することなく、多くの修正および変形が明らかであろう。本明細書で使用される用語は、実施形態の原理、市場で見られる技術に対する実用化もしくは技術的改善を最もよく説明するため、または当業者が本明細書で開示されている実施形態を理解できるように選択されたものである。

Claims (20)

  1. コンピューティングデバイスであって、
    ロボティックプロセスエンジンのためのプロセッサ遂行可能命令を格納するように構成されたメモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ロボティックプロセスエンジンを遂行して、前記コンピューティングデバイスに、
    前記ロボティックプロセスエンジンによって、少なくとも1つのキャンバスを含むロボットトレイを生成すること、および
    前記ロボティックプロセスエンジンによって、1または複数の入力に基づいて前記少なくとも1つのキャンバスを動的に構成すること、を行わせるように構成され、
    前記動的に構成することは、前記少なくとも1つのキャンバスにウィジェットを追加することを含む、コンピューティングデバイス。
  2. 前記ウィジェットは、前記ロボットトレイのエクスペリエンスを増大するために前記ロボットトレイの外部に作成された別個のコードである、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピューティングデバイスが前記コンピューティングデバイスに結合されたディスプレイに前記ロボットトレイを出力するように、前記ロボティックプロセスエンジンを遂行するように構成される、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  4. 前記少なくとも1つのキャンバスは、列、行、ペイン、およびセクションのうちの1つである、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  5. 前記ウィジェットは、プロセス、タスク、または別のウィジェットをキュレートしてパーソナライズするように構成される、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  6. 前記ウィジェットは、異なるビジネスユニットのためのショートカットの作成を可能にする、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  7. 前記ロボットトレイは、前記1または複数の入力に基づいて、プロセス、タスク、または前記ウィジェットをお気に入りとして識別するように構成される、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  8. 前記ロボティックプロセスエンジンは、前記少なくとも1つのキャンバス内に少なくとも1つのプロセスをロードする、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  9. 前記少なくとも1つのキャンバスの第1のキャンバスは、プロセス、タスク、または別のウィジェットへの構成またはリンクに関連付けられた前記ウィジェットを表示する、請求項1に記載のコンピューティングデバイス。
  10. 前記少なくとも1つのキャンバスの第2のキャンバスは、前記ロボティックプロセスエンジンのすべてのプロセス、タスク、およびウィジェットを表示する、請求項9に記載のコンピューティングデバイス。
  11. 前記第2のキャンバスは、前記第1のキャンバスの左に配置される、請求項10に記載のコンピューティングデバイス。
  12. ロボティックプロセスエンジンのためのプロセッサ遂行可能命令によって実装される方法であって、前記プロセッサ遂行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に結合されたメモリに格納され、前記方法は、
    前記ロボティックプロセスエンジンによって、少なくとも1つのキャンバスを含むロボットトレイを生成すること、および
    前記ロボティックプロセスエンジンによって、1または複数の入力に基づいて前記少なくとも1つのキャンバスを動的に構成すること、を含み、
    前記動的に構成することは、前記少なくとも1つのキャンバスにウィジェットを追加することを含む、方法。
  13. 前記ウィジェットは、前記ロボットトレイのエクスペリエンスを増大するために前記ロボットトレイの外部に作成された別個のコードである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つのプロセッサは、コンピューティングデバイスが前記コンピューティングデバイスに結合されたディスプレイに前記ロボットトレイを出力するように、前記ロボティックプロセスエンジンを遂行するように構成される、請求項12に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つのキャンバスは、列、行、ペイン、およびセクションのうちの1つである、請求項12に記載の方法。
  16. 前記ウィジェットは、プロセス、タスク、または別のウィジェットをキュレートしてパーソナライズするように構成される、請求項12に記載の方法。
  17. 前記ウィジェットは、異なるビジネスユニットのためのショートカットの作成を可能にする、請求項12に記載の方法。
  18. 前記ロボットトレイは、前記1または複数の入力に基づいて、プロセス、タスク、または前記ウィジェットをお気に入りとして識別するように構成される、請求項12に記載の方法。
  19. 前記ロボティックプロセスエンジンは、前記少なくとも1つのキャンバス内に少なくとも1つのプロセスをロードする、請求項12に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つのキャンバスの第1のキャンバスは、プロセス、タスク、または別のウィジェットへの構成またはリンクに関連付けられた前記ウィジェットを表示する、請求項12に記載の方法。

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