以下の詳細な説明を行う前に、本特許明細書全体にかけて用いられる特定単語及び文句を定義する必要がある。“結合(couple)”という用語及びその派生語は、2つ以上の要素が互いに物理的に接触しても接触しなくても、2つ以上の要素の間のいかなる直接又は間接通信も指す。“送信する”、“受信する”及び“通信する”という用語のみならず、その派生語は直接及び間接通信の両方を含む。“含む(include)”及び“構成する(comprise)”、並びにこの派生語は制限無しに含むことを意味する。“又は”という用語は包括的で、及び/又は(and/or)を意味する。“~と関連された(associated therewith)”という用語だけでなくこの派生語は“~を含んで(include)”、“~内に含まれて(be included within)”、“~と相互接続して(interconnect with)”、“~を含有して(contain)”、“~内に含有されて(be contained within)”、“~に接続して(connect to or with)”、“~と結合して(couple to or with)”、“~と通信可能で(be communicable with)”、“~と協力して(cooperate with)”、“~をインターリーブして(interleave)” 、“~と並置して(juxtapose)”、“~に近づいて(be proximate to)”、“~に又は、~とバウンディングされて(be bound to or with)”、“持って(have)”、“所有しており(have a property of)”、“~に又は、~と関係を持って(have a relationship to or with)”などを意味する。用語“制御部(controller)”は少なくとも一つの動作を制御する任意のデバイス、システム又はその一部を意味し、このようなデバイスはハードウェア、ファームウエア又はソフトウェア、又はこれらの少なくとも2つの組み合わせで具現されることができる。任意の特定制御部に係る機能はローカル又は遠隔に関わらず中央集中化されたり分散されたりすることができる。“少なくとも一つ(at least one of)”という文句は、項目のリストとともに用いられるとき、羅列された項目中の一つ以上の異なる組み合せが用いられ、リスト内には一つの項目だけが必要であることを意味する。例えば、“A、B及びCのうちの少なくとも一つ”は次の組み合せ:A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、並びに、A及びB及びCのうちのいずれか一つを含む。
さらに、以下に説明する様々な機能は、1つ以上のコンピュータプログラムによって具現又はサポートすることができ、各コンピュータプログラムはコンピューター読み取り可能プログラムコード(computer readable program code)から形成され、コンピューター読み取り可能媒体(computer readable medium)で具現される。用語“アプリケーション”及び“プログラム”は、適切なコンピューター読み取り可能プログラムコードで具現のために適応された1つ以上のコンピュータプログラム、ソフトウェアコンポーネント(software components)、命令語セット(sets of instructions)、手順、機能、オブジェクト(object)、クラス、インスタンス(instance)、関連するデータ又はこの一部を指す。文句“コンピューター読み取り可能プログラムコード”は、ソースコード(source code)、オブジェクトコード(object code)、及び実行可能コード(executable code)を含む任意のタイプのコンピュータコードを含む。文句“コンピューター読み取り可能媒体”は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、CD(Compact Disc)、デジタルビデオディスク(DVD)、又はその他のタイプのメモリーのようにコンピューターによってアクセスされることができる任意のタイプの媒体を含む。“非一時的(non-transitory)”コンピューター読み取り可能媒体は一時的電気的又はその他の信号を送信する有線、無線、光学又はその他の通信リンクを排除する。非一時的コンピューター読み取り可能媒体はデータが永久的に記憶される媒体、及び再記録が可能な光ディスク又は消去可能なメモリー装置のような、データが記憶されて後で上書きされる(overwriting)媒体を含む。
特定の単語及び文句の定義は、この特許文書全体にわたって提供される。通常の技術者は、ほとんどの場合ではなくても、多くの場合、そのような定義が、そのような定義された単語及び文句の以前及び今後の使用に適用されることを理解すべきである。
以下で論議される図1乃至図14、及び本特許文書で本開示の原理を説明するために用いられた多様な実施例は例示のみのためのもので、いかなる方法でも開示の範囲を制限することで解釈されてはならない。通常の技術者は本開示の原理が適切に配置された任意のシステム又は装置で具現されることができるということを理解することができる。
次の文書及び標準説明は本明細書に充分に説明されたように本開示に参照として統合される:3GPP TS 38.211v16.2.0、“NR;Physical channels and modulation”、3GPP TS 38.212v16.2.0、“NR;Multiplexing and Channel coding”、3GPP TS 38.213 v16.2.0、“NR;Physical Layer Procedures for Control”、3GPP TS 38.214 v16.2.0、“NR;Physical Layer Procedures for Data”、3GPP TS 38.321v16.1.0、“NR;Medium Access Control (MAC)protocol specification”、及び3GPP TS 38.331v16.1.0、“NR;Radio Resource Control (RRC)Protocol Specification”。
第4世代(4G)通信システム商用化以後に増加趨勢にある無線データトラフィック需要を満たすために、改善した第5世代(5G)又はpre-5G/NR通信システムを開発して配置するための努力が行われている。したがって、5G又はpre-5G通信システムはさらに“4Gネットワーク以後(beyond 4G network)”又は“LTE以後(post long term evolution)”システムと呼ばれている。
5G通信システムはより高いデータ送信率を達成するためにより高い周波数(mmWave)帯域、例えば、28GHz又は60GHz帯域で具現されるか強固なカバレッジ及び移動性サポートを可能にするために、6GHzのようなより低い周波数帯域で具現されると考えられている。無線波の伝播損失を減少させて送信距離を増加させるため、5G/NR通信システムではビームフォーミング、massive MIMO(multiple-input multiple-output)、FD-MIMO(full dimensional MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング及び大規模アンテナ技術が論議されている。
また、5G/NR通信システムでは進化した小型セル、クラウド無線アクセスネットワーク(RAN)、超高密度ネットワーク、D2D通信、無線バックホール、移動ネットワーク、協力通信、CoMP(coordinated multi-point)、受信端干渉除去などに基づいてシステムネットワーク改善のための開発が行われている。
5Gシステム及びこれに係る周波数帯域に対する論議は本開示の特定実施例が5Gシステムで具現されることができることによって参照のためのものである。しかし、本開示は5Gシステム又はこれに係る周波数帯域に限定されず、本開示の実施例は任意の周波数帯域に係って活用されることができる。例えば、本開示の態様はさらにテラヘルツ(THz)帯域を用いることができる5G通信システム、6G又はその後のリリース(release)の配置に適用されることができる。
ネットワークタイプによって、‘基地局(BS)’という用語は送信ポイント(transmit point、TP)、送受信ポイント(transmit-receive point、TRP)、強化された基地局(enhanced base station、eNodeB又はeNB)、gNB、マクロセル(macrocell)、フェムトセル(femtocell)、Wi-Fiアクセスポイント(access point、AP)、衛星又は他の無線可能な装置(wirelessly enabled device)のようにネットワークに無線アクセスを提供するように構成された任意の構成要素(又は構成要素の集合)を指称することができる。基地局は一つ以上の無線通信プロトコル(wireless communication protocol)、例えば、5G 3GPP(登録商標) NR(New Radio Interface/Access)、LTE、LTE-A(LTE-advanced)、高速パケットアクセス(High Speed Packet Access、HSPA)、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acなどによって無線アクセスを提供することができる。‘BS’、‘gNB’及び‘TRP’という用語は本開示で遠隔端末(remote terminal)に無線アクセスを提供するネットワークインフラ構成要素(network infrastructure component)を指称するのに用いられる。また、ネットワークタイプによって、‘ユーザ装置(UE)’という用語は移動局(mobile station)、加入者局(subscriber station)、遠隔端末、無線端末、受信ポイント(receive point)、車両又は“ユーザ装置”のような任意の構成要素を指称することができる。例えば、UEは移動電話、スマートフォン、モニタリング装置、警報装置、車両管理装置(fleet management device)、資産追跡装置(asset tracking device)、自動車、デスクトップコンピュータ、エンターテイメント装置、インフォテインメント装置(infotainment device)、自動販売機(vending machine)、電気計量器、水道メーター、ガスメーター、保安装置、センサー装置、家電製品などであって良い。
以下の図1乃至図3は無線通信システムにおいてOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)又はOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)通信技術を用いて具現される多様な実施例を説明する。図1乃至図3の説明は異なる実施例が具現されることができる方式に対する物理的又は構造的制限を意味しない。本開示の異なる実施例は適切に配置された任意の通信システムで具現されることができる。
図1は、本開示の実施例による例示的な無線ネットワーク100を示す。図1に図示された無線ネットワーク100の実施例は例示のみのためのものである。無線ネットワーク100の他の実施例は本開示の範囲を逸脱せず用いられることができる。
図1に図示されたように、無線ネットワークはBS101(例えば、gNB)、BS102及びBS103を含む。BS101はBS102及びBS103と通信する。BS101はさらにインターネット、独占的IP(Internet Protocol)ネットワーク又は他のデータネットワークのような少なくとも一つのネットワーク130と通信する。
BS102はBS102のカバレッジ領域120内の第1複数のUEに対するネットワーク130に無線広帯域アクセス(wireless broadband access)を提供する。第1複数のUEは小企業(small business;SB)に位置することができるUE111;企業(enterprise;E)に位置することができるUE112;Wi-Fiホットスポット(hotspot;HS)に位置することができるUE113;第1居住地(residence;R)に位置することができるUE114;第2居住地(R)に位置することができるUE115;及びセルフォン(cell phone)、無線ラップトップ(wireless laptop)、無線PDAなどのようなモバイル装置(mobile device)(M)であっても良いUE116を含む。BS103はBS103のカバレッジ領域125内の第2複数のUEに対するネットワーク130に無線広帯域アクセスを提供する。第2複数のUEはUE115及びUE116を含む。一部実施例で、BS101-103のうちの一つ以上は互いに通信し、5G/NR、LTE(long term evolution)、LTE-A(long term evolution-advanced)、WiMAX、Wi-Fi又は他の無線通信技術を用いてUE111-116と通信することができる。
点線は例示及び説明のみのためにほとんど円型に図示されるカバレッジ領域120及び125の大略的な範囲を示す。カバレッジ領域120及び125のようなBSに係るカバレッジ領域はBSの設定及び自然的及び人工的妨害物(man-made obstruction)に係る無線環境の変化に従って不規則な形状を含む他の形状を持つことができるということが明確に理解されなければならない。
以下、より詳しく説明されるように、UE111-116のうちの一つ以上はキャリアアグリゲーションを有する動作のためのスケジューリング柔軟性のための回路、プログラミング、又はこの組み合せを含む。特定実施例で、BS101-103のうちの一つ以上はキャリアアグリゲーションを有する動作のためのスケジューリング柔軟性のための回路、プログラミング、又はこの組み合せを含む。
図1は、無線ネットワーク100の一例を図示するが、図1に対する多様な変更が行われることができる。例えば、無線ネットワーク100は任意の数のBS及び任意の数のUEを任意の適切な配置に含むことができる。また、BS101は任意の数のUEと直接通信することができ、ネットワーク130に対する無線広帯域アクセスをこのようなUEに提供することができる。類似に、それぞれのBS102-103はネットワーク130と直接通信することができ、UEにネットワークに対する直接無線広帯域アクセスを提供することができる。また、BS101、102及び/又は103は外部電話ネットワーク又は他のタイプのデータネットワークのような他又は付加的な外部ネットワークに対するアクセスを提供することができる。
図2は、本開示の実施例による例示的なBS102を示す。図2に図示されたBS102の実施例は例示のみのためのものであり、図1のBS101及び103は同一又は類似の構成を有することができる。しかし、BSは多様な構成を有し、図2は本開示の範囲をBSの任意の特定具現で制限しない。
図2に図示されたように、BS102は複数のアンテナ205a-205n、複数のRF送受信機210a-210n、送信(transmit;TX)処理回路215及び受信(receive、RX)処理回路220を含む。BS102はさらに制御部/プロセッサ225、メモリー230及びバックホール又はネットワークインターフェース235を含む。
RF送受信機210a-210nはアンテナ205a-205nから、無線ネットワーク100でUEによって送信された信号のような入る(incoming)RF信号を受信する。RF送受信機210a-210nはIF又は基底帯域信号を生成するように入るRF信号をダウン変換させる。IF又は基底帯域信号(baseband signal)は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路220に送信される。RX処理回路220は処理された基底帯域信号を追加の処理のための制御部/プロセッサ225に送信する。
TX処理回路215は制御部/プロセッサ225から(音声データ(voice data)、ウェブデータ、電子メール又は対話形ビデオゲームデータ(interactive video game data)のような)アナログ又はデジタルデータを受信する。TX処理回路215は処理された基底帯域又はIF信号を生成するために出る(outgoing)基底帯域データをエンコーディング、多重化及び/又はデジタル化する。RF送受信機210a-210nはTX処理回路215から出る処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号をアンテナ205a-205nを介して送信されるRF信号でアップ変換する。
制御部/プロセッサ225はBS102の全体動作を制御する一つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができる。例えば、制御部/プロセッサ225はよく知られた原理によってRF送受信機210a-210n、RX処理回路220及びTX処理回路215によって順方向チャンネル信号(forward channel signal)の受信及び逆方向チャンネル信号(reverse channel signal)の送信を制御することができる。制御部/プロセッサ225はさらに進化した無線通信機能のような付加的な機能をさらにサポートすることができる。例えば、制御部/プロセッサ225はキャリアアグリゲーションを有する動作のためのスケジューリング柔軟性をサポートすることができる。多様な他の機能のうちの任意の機能は制御部/プロセッサ225によってBS102でサポートされることができる。一部実施例で、制御部/プロセッサ225は少なくとも一つのマイクロプロセッサ又はマイクロ制御部を含む。
制御部/プロセッサ225はさらにOSのようなメモリー230に常住するプログラム及び他のプロセスを行うことができる。制御部/プロセッサ225は実行プロセスによって要求されるようにメモリー230内外にデータを移動することができる。特定実施例で、制御部/プロセッサ225はキャリアアグリゲーションを有する動作のためのスケジューリング柔軟性のようなエンティティーの間の通信をサポートする。例えば、制御部/プロセッサ225は実行中のプロセスによってデータをメモリー230内外に移動することができる。
制御部/プロセッサ225はさらにバックホール又はネットワークインターフェース235に結合される。バックホール又はネットワークインターフェース235はBS102がバックホール接続(backhaul connection)又はネットワークを介して他の装置又はシステムと通信することができるようにする。ネットワークインターフェース235は任意の適切な有線又は無線接続を通じる通信をサポートすることができる。例えば、BS102が(例えば、5G、LTE又はLTE-Aをサポートするもの)セルラー通信システム(cellular communication system)の部分として具現されるとき、ネットワークインターフェース235はBS102が有線又は無線バックホール接続を介して他のBSと通信することができるようにする。BS102がアクセスポイントとして具現されるとき、ネットワークインターフェース235はBS102が有線又は無線ローカル領域ネットワーク(local area network)又は有線又は無線接続を介して(インターネットのような)より大きいネットワークに通信することができるようにする。インターフェース235はイーザネット(Ethernet)又はRF送受信機のような有線又は無線接続を通じる通信をサポートする任意の適切な構造を含む。
メモリー230は制御部/プロセッサ225に結合される。メモリー230の部分はRAMを含むことができ、メモリー230の他の部分はフラッシュメモリー(Flash memory)又は他のROMを含むことができる。
図2はBS102の一例を図示するが、図2に対する多様な変更が行われることができる。例えば、BS102は図2に示された任意の数のそれぞれの構成要素を含むことができる。特定例として、アクセスポイントは多数のネットワークインターフェース235を含むことができ、制御部/プロセッサ225は異なるネットワークアドレスの間でデータをルーティングするためのルーティング機能(routing function)をサポートすることができる。他の特定例として、TX処理回路215の単一インスタンス(instance)及びRX処理回路220の単一インスタンスを含むことに図示されているが、BS102は(RF送受信機当たり一つのような)それぞれの複数のインスタンスを含むことができる。また、図2の多様な構成要素は組み合せたり、より細分化されたり、省略されることができ、特定必要によって付加的な構成要素が付加されることができる。
図3は、本開示の実施例による例示的なUE116を示す。図3に図示されたUE116の実施例は例示のみのためのものであり、図1のUE111-115は同一又は類似の構成を有することができる。しかし、UEは多様な構成を有し、図3は本開示の範囲をUEの任意の特定具現で制限しない。
図3に図示されたように、UE116はアンテナ305、RF送受信機310、TX処理回路315、マイクロフォン320及び受信(RX)処理回路325を含む。UE116はさらにスピーカー330、プロセッサ340、入出力(input/output、I/O)インターフェース(interface;IF)345、入力装置350、ディスプレー355及びメモリー360を含む。メモリー360はОS(operating system)361及び一つ以上のアプリケーション362を含む。
RF送受信機310は、アンテナ305から、無線ネットワーク100のBSによって送信された入るRF信号を受信する。RF送受信機310は中間周波数(intermediate frequency;IF)又は基底帯域信号を生成するために入るRF信号をダウン変換する。IF又は基底帯域信号は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路325に送信される。RX処理回路325は処理された基底帯域信号を(音声データのような)スピーカー330又は(ウェブブラウジングデータ(web browsing data)ような)追加の処理のためのプロセッサ340に送信する。
TX処理回路315はマイクロフォン320からアナログ又はデジタル音声データを受信するかプロセッサ340から(ウェブデータ、電子メール又は対話形ビデオゲームデータのような)他の出る基底帯域データを受信する。TX処理回路315は処理された基底帯域又はIF信号を生成するために出る基底帯域データをエンコーディング、多重化及び/又はデジタル化する。RF送受信機310はTX処理回路315から出る処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号をアンテナ305を介して送信されるRF信号でアップ変換する。
プロセッサ340は一つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができ、UE116)の全体動作を制御するためにメモリー360に記憶されたOS361を行うことができる。例えば、プロセッサ340はよく知られた原理によってRF送受信機310、RX処理回路325及びTX処理回路315によって順方向チャンネル信号の受信及び逆方向チャンネル信号の送信を制御することができる。一部実施例で、プロセッサ340は少なくとも一つのマイクロプロセッサ又はマイクロ制御部を含む。
プロセッサ340はさらに無線通信システムで減少されたPDCCHモニタリングのためのプロセスのようにメモリー360に常住する他のプロセス及びプログラムを行うことができる。プロセッサ340は実行プロセス(executing process)によって要求されるようにメモリー360内外にデータを移動させることができる。一部実施例で、プロセッサ340はOS361に基づくかBS又はオペレーターから受信された信号に応答してアプリケーション362を行うように構成される。プロセッサ340はさらにラップトップコンピューター及びハンドヘルドコンピューター(handheld computer)のような他の装置に接続する能力をUE116に提供するI/Oインターフェース345に結合される。I/Oインターフェース345はこのようなアクセサリー(accessory)とプロセッサ340の間の通信経路(communication path)である。
プロセッサ340はさらに入力装置350に結合される。UE116のオペレーターは入力装置350を用いてデータをUE116に入力することができる。入力装置350はキーボード、タッチスクリーン、マウス、トラックボール(track ball)、音声入力、又はユーザがUE116と相互作用することができるようにユーザインターフェースとして作用することができる他の装置であって良い。例えば、入力装置350は音声認識処理を含むことができ、これによってユーザが音声コマンドを入力することができる。他の例で、入力装置350はタッチパネル、(デジタル)ペンセンサー、キー、又は超音波入力装置を含むことができる。タッチパネルは、例えば、静電容量方式(capacitive scheme)、減圧方式(pressure sensitive scheme)、赤外線方式又は超音波方式のような少なくとも一つの方式でタッチ入力を認識することができる。
プロセッサ340はさらにディスプレー355に結合される。ディスプレー355は液晶ディスプレー(liquid crystal display)、発光ダイオードディスプレー(light emitting diode display)、又はウェブサイト(web site)からのようにテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリング(rendering)できる他のディスプレーであって良い。
メモリー360はプロセッサ340に結合される。メモリー360の一部はランダムアクセスメモリー(random access memory;RAM)を含むことができ、メモリー360)の他の部分はフラッシュメモリー又は他の読み出し専用メモリー(read-only memory;ROM)を含むことができる。
図3は、UE116の一例を図示するが、図3に対する多様な変更が行われることができる。例えば、図3の多様な構成要素は組み合せたり、より細分化されたり、省略されることができ、特定必要によって付加的な構成要素が付加されることができる。特定例として、プロセッサ340)は一つ以上の中央処理ユニット(central processing unit;CPU)及び一つ以上のグラフィック処理ユニット(graphics processing unit;GPU)のような複数のプロセッサに分割されることができる。また、図3は移動電話又はスマートフォンとして構成されたUE116を図示するが、UEは他のタイプの移動又は固定装置として動作するように構成されることができる。
図4び図5は、本開示による例示的な無線送受信経路を示す。次の説明で、図4の送信経路400はBS(例えば、BS102)で具現されることで説明されることができるが、図5の受信経路500はUE(例えば、UE116)で具現されることで説明されることができる。しかし、受信経路500はBSで具現されることができ、送信経路400はUEで具現されることができるということが理解されることができる。
図4に図示されたように、送信経路400はチャンネルコーディング及び変調ブロック(channel coding and modulation block)405、直列対並列(serial-to-parallel;S-to-P)ブロック410、サイズN逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transform;IFFT)ブロック415、並列対直列(parallel-to-serial;P-to-S)ブロック420、サイクリックプレフィックス付加ブロック(add cyclic prefix block)425及びアップ変換器(up-converter;UC)430を含む。図5に図示されたように、受信経路500はダウン変換器(down-converter;DC)555、サイクリックプレフィックス除去ブロック(remove cyclic prefix block)560、直列対並列(S-to-P)ブロック565、サイズN高速フーリエ変換(FFT)ブロック570、並列対直列(P-to-S)ブロック575、及びチャンネルデコーディング及び復調ブロック(channel decoding and demodulation block)580を含む。
図4に図示されたように、チャンネルコーディング及び変調ブロック405は情報ビット(information bit)のセットを受信し、コーディング(例えば、LDPC(low-density parity check)コーディング)を適用し、一連の周波数ドメイン変調シンボル(frequency-domain modulation symbol)を生成するために入力ビット(例えば、QPSK(quadrature phase shift keying)又はQAM(quadrature amplitude modulation))を変調させる。直列対並列ブロック410はNがBS102及びUE116で用いられるIFFT/FFTサイズのN個の並列シンボルストリーム(parallel symbol stream)を生成するために直列変調されたシンボル(serial modulated symbol)を並列データ(parallel data)で変換する(例えば、逆多重化する(de-multiplex))。サイズN IFFTブロック415は時間-ドメイン出力信号(time-domain output signal)を生成するためにN個の並列シンボルストリーム上でIFFT演算を行う。並列対直列ブロック420は直列時間-ドメイン信号(serial time-domain signal)を生成するためにサイズN IFFTブロック415からの並列時間-ドメイン出力シンボル(parallel time-domain output symbol)を変換する(例えば、多重化する)。サイクリックプレフィックス付加(add cyclic prefix)ブロック425はサイクリックプレフィックス(cyclic prefix)を時間-ドメイン信号に挿入する。アップ変換器430は無線チャンネルを通じる送信のためにサイクリックプレフィックス付加ブロック425の出力をRF周波数で変調させる(例えば、アップ変換させる)。信号はさらにRF周波数で変換する前に基底帯域でフィルタリングされることができる。
BS102から送信されたRF信号は無線チャンネルを通過した後、UE116に到逹し、BS102での動作との逆動作(reverse operation)はUE116で行われる。
図5に図示されたように、ダウン変換器555は受信された信号を基底帯域周波数でダウン変換させて、サイクリックプレフィックス除去(remove cyclic prefix)ブロック560は直列時間-ドメイン基底帯域信号を生成するためにサイクリックプレフィックスを除去する。直列対並列ブロック565は時間-ドメイン基底帯域信号を並列時間-ドメイン信号で変換する。サイズN FFTブロック570はN個の並列周波数ドメイン信号を生成するためにFFTアルゴリズムを行う。並列対直列ブロック575は並列周波数ドメイン信号を一連の変調されたデータシンボルで変換する。チャンネルデコーディング及び復調ブロック580は元々の入力データストリームを復元するために変調されたシンボルを復調してデコーディングする。
BS101-103のそれぞれは図4に図示されているようにダウンリンクでUE111-116に送信することと類似の送信経路400を具現することができ、図5に図示されているように、アップリンクでUE111-116から受信することと類似の受信経路500を具現することができる。同様に、UE111-116のそれぞれはアップリンクでBS101-103に送信するための送信経路400を具現することができ、ダウンリンクでBS101-103から受信するための受信経路500を具現することができる。
図4及び図5でのそれぞれの構成要素はハードウェアのみを使用するかハードウェアとソフトウェア/ファームウエアの組み合せを使用して具現されることができる。特定例として、図4及び図5での構成要素のうちの少なくとも一部はソフトウェアで具現されることができるが、他の構成要素は構成可能なハードウェア又はソフトウェア及び構成可能なハードウェアの混合によって具現されることができる。例えば、FFTブロック570及びIFFTブロック515は構成可能なソフトウェアアルゴリズムとして具現されることができ、ここでサイズNの値は具現によって修正されることができる。
また、FFT及びIFFTを使用することで説明されたが、これは例示であるだけで、本開示の範囲を制限することに解釈されることができない。離散フーリエ変換(discrete Fourier transform、DFT)及び逆離散フーリエ変換(inverse discrete Fourier transform、IDFT)関数のような他のタイプの変換が用いられることができる。DFT及びIDFT関数に対してN変数の値は任意の整数(例えば、1、4、3、4等)であっても良いが、FFT及びIFFT関数に対してはN変数の値は2の累乗である任意の整数(すなわち、1、2、4、8、16等)であっても良いことが理解されることができる。
図4及び図5は無線送受信経路の例を図示するが、図4及び図5に対する多様な変更が行われることができる。例えば、図4及び図5での多様な構成要素は組み合せたり、より細分化されたり、省略されることができ、特定必要によって付加的な構成要素が付加されることができる。また、図4及び図5は無線ネットワークで用いられることができるタイプの送受信経路の例を図示するためのものである。無線ネットワークで無線通信をサポートするために他の適切なアーキテクチャーが用いられることができる。
セル上のダウンリンク(DL)シグナリング又はアップリンク(UL)シグナリングのためのユニットはスロット(slot)とし、一つ以上のシンボルを含むことができる。帯域幅(bandwidth;BW)ユニットはリソースブロック(resource block;RB)とする。一つのRBは多数のサブキャリア(sub-carrier;SC)を含む。例えば、スロットは1ミリ秒の持続時間を有することができ、RBは180kHzの帯域幅を有することができ、15kHzの他のSCの間の間隔(inter-SC spacing)を有する12個のSCを含むことができる。サブキャリア間隔(sub-carrier spacing;SCS)はSCS設定μによって2μ・15kHzとして決定されることができる。一つのシンボルに対する一つのサブキャリアのユニットはリソース要素(resource element、RE)とする。一つのシンボルに対する一つのRBユニットはPRB(physical RB)とする。
DL信号は情報内容を伝達するデータ信号、DL制御情報(DL control information;DCI)を伝達する制御信号、パイロット信号(pilot signal)としても知られた基準信号(reference signal;RS)などを含む。BS(例えば、BS102)はそれぞれの物理的DL共有チャンネル(physical DL shared channel;PDSCH)又は物理的DL制御チャンネル(physical DL control channel;PDCCH)を介してデータ情報又はDCIを送信する。PDSCH又はPDCCHは一つのスロットシンボルを含む可変数のスロットシンボルを介して送信されることができる。BSはチャンネル状態情報RS(channel state information RS;CSI-RS)及び復調RS(demodulation RS;DM-RS)を含む多くのタイプのRSのうちの一つ以上を送信する。CSI-RSはUE(例えば、UE116)が測定を行ってチャンネル状態情報(channel state information;CSI)をBSに提供するためのものである。チャンネル測定又は時間追跡のために、NZP CSI-RS(non-zero power CSI-RS)リソースが用いられることができる。干渉測定報告(interference measurement report;IMR)のために、CSI干渉測定(CSI interference measurement;CSI-IM)リソースが用いられることができる。CSI-IMリソースはさらにZP CSI-RS(zero power CSI-RS)設定と連関されることができる。UEはDL制御シグナリング又はgNBからの無線リソース制御(radio resource control;RRC)シグナリングのような上位階層シグナリングを介してCSI-RS受信パラメーターを決定することができる。DM-RSは一般的にそれぞれのPDCCH又はPDSCHのBW内だけで送信され、UEはDM-RSを用いてデータ又は制御情報を復調することができる。
UL信号はさらに情報内容を伝達するデータ信号、UL制御情報(UL control information;UCI)を伝達する制御信号、データ又はUCI復調と連関されたDM-RS、gNBがULチャンネル測定を行うことができるようにするサウンディングRS(sounding RS;SRS)及びUE(例えば、UE116)がランダムアクセスを行うことができるようにするランダムアクセス(RA)プリアンブルを含む。UEはそれぞれの物理的UL共有チャンネル(physical UL shared channel;PUSCH)又は物理的UL制御チャンネル(physical UL control channel;PUCCH)を介してデータ情報又はUCIを送信する。PUSCH又はPUCCHは一つのスロットシンボルを含む可変数のスロットシンボルを介して送信されることができる。UEがデータ情報とUCIを同時に送信するとき、UEはPUSCHで両方が多重化するか、UE能力によって、少なくとも送信が異なるセル上にあるときにデータ情報を有するPUSCHとUCIを有するPUCCHをいずれも送信することができる。
UCIはPDSCHのデータ送信ブロック(transport block;TB)又はコードブロックグループ(code block group;CBG)の正しい(correct)又は正しくない検出を示すHARQ-ACK(hybrid automatic repeat request acknowledgement)情報、UEがバッファー内に送信するデータを持っているかどうかを示すスケジューリングリクエスト(scheduling request;SR)、及びgNBがUEへのPDSCH又はPDCCH送信のための適切なパラメーターを選択するようにするCSI報告を含む。CSI報告はUEが10%ブロックエラー率(block error rate;BLER)のような予め決定されたBLERを有するデータTBを検出するための最大変調及びコーディング方式(modulation and coding scheme;MCS)をgNBに知らせるチャンネル品質インジケーター(channel quality indicator;CQI)、多重入力多重出力(multiple input multiple output;MIMO)送信原理によって複数の送信機アンテナからの信号を組み合わせる方法をgNBに知らせるプリコーディングマトリックスインジケーター(precoding matrix indicator;PMI)、CSI報告を獲得するために用いられるCSI-RSリソースインジケーター(CSI-RS resource indicator;CRI)、及びPDSCHに対する送信ランクを示すランクインジケーター(rank indicator;RI)を含むことができる。特定実施例で、UL RSはDM-RS及びSRSを含む。DM-RSは一般的にそれぞれのPUSCH又はPUCCHのBW内で送信される。gNBはそれぞれのPUSCH又はPUCCHで情報を復調するためにDM-RSを用いることができる。SRSはgNBにUL CSIを提供し、時分割二重化(time division duplexing;TDD)システムの場合、さらにDL送信のためのPMIを提供するためにUEによって送信される。また、ランダムアクセス手順の一部として又は他の目的のために、UEは物理的ランダムアクセスチャンネル(physical random access channel;PRACH)を送信することができる。
DL送信及びUL送信はDFT-spread-OFDMとして知られたDFTプリコーディングを用いる変形を含む直交周波数分割多重化(OFDM)波形に基づくことができる。
図6は、本開示の実施例による直交周波数分割多重化(OFDM)を用いる例示的な送信機構造のブロック図600を示す。図7は、本開示の実施例によるOFDMを用いる例示的な受信機構造のブロック図700を示す。
ブロック図600に図示されたような送信機構造及びブロック図700に図示されたような受信機構造は図2のRF送受信機210a-210n及び図3のRF送受信機310と類似であっても良い。図6の例示的なブロック図600及び図7のブロック図700はただ例示のためのもので、本開示の範囲を逸脱せずで他の実施例が用いられることができる。
ブロック図600に図示されたように、DCIビット又はデータビットのような情報ビット610はエンコーダー620によってエンコーディングされ、レートマッチャー(rate matcher)630によって割り当てられた時間/周波数リソースにレートマッチング(rate matching)され、変調器640によって変調される。次に、変調されたエンコーディングされたシンボル及びDMRS又はCSI-RS650はBW選択器ユニット665からの入力でSCマッピングユニット660によってSCにマッピングされ、逆高速フーリエ変換(inverse fast Fourier transform;IFFT)はフィルター670によって行われ、循環プレフィックス(cyclic prefix;CP)はCP挿入ユニット680によって付加され、生成された信号はフィルター690によってフィルタリングされ、無線周波数(radio frequency;RF)ユニットによって送信されたビット695として送信される。
ブロック図700に図示されたように、受信された信号710はフィルター720によってフィルタリングされ、CP除去ユニット730はCPを除去し、フィルター740は高速フーリエ変換(fast Fourier transform;FFT)を適用し、SCデマッピングユニット750はBW選択器ユニット755によって選択されたSCをデマッピングし、受信されたシンボルはチャンネル推定器及び復調器ユニット760によって復調され、レートデマッチャー770はレートマッチングを復元し、デコーダー780は生成されたビットをデコーディングして情報ビット790を提供する。
特定実施例で、UEはスロットで複数のDCIフォーマットをデコーディングするためにそれぞれの潜在的なPDCCH受信のための複数の候補位置をモニタリングする。DCIフォーマットはUEがDCIフォーマットの正しい検出を確認するために巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットを含む。DCIフォーマットのタイプはDCIフォーマットのCRCビットをスクランブル(scramble)する無線ネットワーク臨時識別子(RNTI)によって識別される。
単一UEに対するPDSCH又はPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットの場合、RNTIはセルRNTI(cell RNTI;C-RNTI)、設定されたスケジューリングRNTI(configured scheduling RNTI;CS-RNTI)、又はMCS-C-RNTIであって良く、UE識別子の役目をする。次の例で、C-RNTIは必要なときに参照されるだろう。UEは一般的にUE特定検索空間(UE-specific search space;USS)によってC-RNTIによってスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットの検出のためにPDCCHを受信/モニタリングする。
システム情報(SI)を伝達するPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットの場合、RNTIはSI-RNTIであって良い。ランダムアクセス応答(random access response;RAR)を提供するPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットの場合、RNTIはRA-RNTIであって良い。ページング情報を提供するPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットの場合、RNTIはP-RNTIであって良い。また、UE特定RRCシグナリングによってUEに提供され、多様な制御情報を提供するDCIフォーマットと連関され、共通検索空間(common search space;CSS)によってモニタリングされる多数の他のRNTIがある。
例えば、DCIフォーマットは(i)多数のスロットにかけてDL、UL又はフレキシブル/スケジューリングされたシンボル(flexible/reserved symbol)の側面でスロットの構造を提供するDCIフォーマット2_0、(ii)PUSCH又はPUCCH送信のための送信電力制御(transmit power control;TPC)コマンドを提供するDCIフォーマット2_2、(iii)SRS送信のためのTPCコマンドを提供し、また、潜在的に多数のセル上でSRS送信をトリガーするDCIフォーマット2_3などを含み、相応するCSSはType3-PDCCH CSSとする。
図8は、本開示の実施例によるダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットに対する例示的なエンコーディングプロセス800を示す。図9は、本開示の実施例によるUEと共に用いるためのDCIフォーマットに対する例示的なデコーディングプロセス900を示す。図8のエンコーディングプロセス800及び図9のデコーディングプロセス900はただ例示のためのもので、本開示の範囲を逸脱せず他の実施例が用いられることができる。
BSはそれぞれのPDCCHでそれぞれのDCIフォーマットを別個でエンコーディングして送信する。適用可能な場合、DCIフォーマットが意図されたUEに対するRNTIはUEがDCIフォーマットを識別することができるようにするためにDCIフォーマットコードワードのCRCをマスキング(masking)する。例えば、CRCは16ビット又は24ビットを含むことができ、RNTIは16ビット又は24ビットを含むことができる。そうではなければ、RNTIがDCIフォーマットに含まれない場合、DCIフォーマットタイプのインジケーターフィールドはDCIフォーマットに含まれることができる。
図8に図示されたように、(コーディングされない)DCIフォーマットビット810のCRCはCRC計算ユニット820を用いて決定され、CRCはCRCビットとRNTIビット840の間の排他的OR(exclusive OR;XOR)演算ユニット830を用いてマスキングされる。XOR演算はXOR(0,0)=0、XOR(0,1)=1、XOR(1,0)=1、XOR(1,1)=0として定義される。マスキングされたCRCビットはCRC付加ユニット850を用いてDCIフォーマット情報ビットに付加される。エンコーダー860は(テールバイティング畳み込みコーディング(tail-biting convolutional coding)又はポーラーコーディングのような)チャンネルコーディングを行った後、レートマッチャー870によって割り当てられたリソースに対するレートマッチングを行う。インターリービング(interleaving)及び変調ユニット880はQPSKのようにインターリービング及び変調を適用し、出力制御信号890が送信される。
図9に図示されたように、受信された制御信号910は復調器及びデインターリーバー(de-interleaver)920によって復調及びデインターリービング(de-interleaving)される。BS送信機で適用されたレートマッチングはレートマッチャー930によって復元され、生成されたビットはデコーダー940によってデコーディングされる。デコーディング後、CRC抽出器950はCRCビットを抽出し、DCIフォーマット情報ビット960を提供する。DCIフォーマット情報ビットはRNTI980(適用可能な場合)とのXOR演算によってデマスキング(de-masking)されて970、CRC検査はユニット990によって行われる。CRC検査が成功すれば(チェックサム(check-sum)が0である)、DCIフォーマット情報ビットは有効であるとみなされる。CRC検査が成功することができなければ、DCIフォーマット情報ビットは無効であるとみなされる。
特定実施例で、PDCCH送信はPRBのセット内にあり得る。BSはPDCCH受信のために制御リソースセット(control resource set;CORESET)ともいうPRBセットの一つ以上のセットをUEに設定することができる。PDCCH受信はCORESETに含まれる制御チャンネル要素(control channel element;CCE)にあり得る。
UEは第1PDCCH モニタリングタイプ又は第2PDCCHモニタリングタイプによってPDCCHをモニタリングすることができる。スロット当たりPDCCHモニタリングのためのUE能力に相応する第1PDCCHモニタリングタイプに対し、スロット当たりPDCCH候補の受信のための最大PDCCH候補数
及び最大オーバーラップしないCCE数
が定義される。オーバーラップしないCCEは異なるインデックス又はCORESETの異なるシンボル又は異なるCORESETにあるCCEである。
特定実施例で、UE(例えば、UE116)が
サービングセルの第1セット及び
サービングセルの第2セットをサポートすることができれば、UEはpdcch-BlindDetectionCAを報告する目的でサービングセルの数を
として決定し、ここでRはUEによって報告された値である。この実施例で、(i)UEにはCORESETPoolIndexが提供されないか、サービングセルの第1セットからのそれぞれのサービングセルのすべてのDL帯域幅部分(bandwidth part;BWP)上ですべてのCORESETに対する単一値を有するCORESETPoolIndexが提供される
サービングセルの第1セットが連関され、(ii)UEにはサービングセルの第2セットからそれぞれのサービングセルの任意のDL BWP上で第1CORESETに対する値0及び第2CORESETに対する値1を有するCORESETPoolIndexが提供される
サービングセルの第2セットが連関される。
特定実施例で、UE(例えば、UE116))には(i)
ダウンリンクセルが設定され、(ii)連関されたPDCCH候補はSCS設定μを用いてスケジューリングセルの活性DL BWPでモニタリングされ、ここで
であり、(iii)活性化されたセルのDL BWPは活性化されたセルの活性DL BWPであり、非活性化されたセルのDL BWPは非活性化されたセルに対してfirstActiveDownlinkBWP-Idによって提供されたインデックスを有するDL BWPの場合、UEは
ダウンリンクセルからスケジューリングセルの活性DL BWP上でスロット当たり
以上のPDCCH候補又は
以上のオーバーラップしないCCEをモニタリングする必要がない。このような例で、
は4と同一であるかUEによって報告された能力である。付加的に、このような例で、γは上位階層によってUEに提供する値又はRである。
それぞれのスケジューリングされたセルに対し、UEは
PDCCH候補より多いかスロットごとに
オーバーラップしないCCEより多い
ダウンリンクセルからスケジューリングセルのSCS設定μで活性DL BWP上でモニタリングする必要がない。
類似に、それぞれのスケジューリングされたセルに対し、UEは
ダウンリンクセルからスケジューリングセルのSCS設定μを有する活性DL BWP上でスロット当たり
以上のPDCCH候補又は
以上のオーバーラップしないCCEをモニタリングする必要がない。付加的に、それぞれのスケジューリングされたセルに対し、UEは
ダウンリンクセルからスケジューリングセルのSCS設定μを有する活性DL BWP上で同じCORESETPoolIndex値を有するCORESETに対するスロット当たり
以上のPDCCH候補又は
以上のオーバーラップしないCCEをモニタリングする必要がない。CORESETPoolIndexがセルに提供されないか単一CORESETPoolIndexがセルに提供される場合、γ=0である。
特定実施例で、UEは検索空間に基づいてPDCCH候補をデコーディングするためのCCEを決定する。C-RNTIのような一部RNTIの場合、それぞれのDCIフォーマットに対するPDCCH候補のセットは相応するUE特定検索空間セットを定義する。SI-RNTIのような他のRNTIの場合、それぞれのDCIフォーマットに対するPDCCH候補のセットは相応するCSSセット(common search space set)を定義する。検索空間セットはUEが検索空間セットに対するPDCCH候補をモニタリングするCORESETと連関される。UEはサービングセル当りC-RNTI又はMCS-C-RNTIによってスクランブリングされたCRCで最大3つのサイズのDCIフォーマットを含む最大4つのサイズのDCIフォーマットに対するPDCCH候補をモニタリングすることに予想する。UEは相応する活性DL BWPに対するそれぞれの検索空間セットで設定されたPDCCH候補の数に基づいてサービングセル当りDCIフォーマットに対するサイズの数をカウンティングすることができる。
特定実施例で、クロスキャリア(cross-carrier)スケジューリングの場合、モニタリングのためのPDCCH候補の数及びスパン(span)又はスロット当たりオーバーラップしないCCEの数はそれぞれスケジューリングされたセルに対して個別的にカウントされる。
CORESET Pと連関された検索空間セットSに対し、キャリアインジケーターフィールド値nCIに相応するサービングセルの活性DL BWPに対するスロット
で検索空間セットのPDCCH候補
に相応するアグリゲーションレベル(aggregation level)Lに対するCCEインデックスは以下の式(1)によって与えられる。式(1)に説明されたように、すべてのCSSに対し、
である。類似に、USSの場合、
pmod3=0の場合、Ap=39827であり、pmod3=1の場合、Ap=39829であり、pmod3=2の場合、Ap=39839であり、D=65537である。付加的に、式(1)で説明されるように、i=0,…,L-1及びNCCE,pはCORESET Pで0からNCCE,p-1まで番号が付けられたCCEの数である。類似に、nCIはPDCCHがモニタリングされるサービングセルに対するキャリアインジケーターフィールドがUEに設定される場合、キャリアインジケーターフィールド値で;そうではなければ、すべてのCSSを含んでnCI=0である。式(1)で説明されるように表現(expression)
であることを例示し、ここで
はnCIに相応するサービングセルに対する検索空間セットSのアグリゲーションレベルLに対してUEがモニタリングするように設定されるPDCCH候補の数である。USSの場合、
は検索空間セットSのCCEアグリゲーションレベルLに対して設定されたすべてのnCI値に対する
の最大値である。また、nRNTIに用いられるRNTI値はC-RNTIである。
特定実施例で、UE(例えば、UE116)はプライマリーセル(primary cell)として指称される一つのセル上でのみシステム情報、ランダムアクセス応答又はページングを提供するPDSCHをスケジューリングするためのCSSによってPDCCHをモニタリングする。UEはプライマリーセル上でのみPUCCHを送信する。特定実施例で、UEはPUCCH送信のためのプライマリーセカンダリーセル(primary secondary cell;PSCell)として設定される。UEがPSCellとして設定されると、UEはマスター/プライマリーセルグループに対してはプライマリーセル上でPUCCHを送信し、セカンダリーセルグループに対してはPSCell上でPUCCHを送信する。簡略化のために、本開示の実施例説明はプライマリーセルを考慮するものの、実施例はPSCellに直接拡張されることができる。
スロットn内の又はスロットnのスパン(span)内のすべての検索空間セットに対し、カーディナリティ(cardinality)がICSSのCSSセットのセットをSCSSと表示し、カーディナリティがJCSSのUSSセットのセットをSUSSで表示する。SUSSでUSSセットSj(0≦j<JUSS)の位置は検索空間セットインデックスの昇順に従う。
CSSセットSCSS(i)に対してモニタリングするためにカウントされたPDCCH候補の数を
で表示し、USSセットSUSS(j)に対してモニタリングするためにカウントされたPDCCH候補の数を
で表示する。CSSセットの場合、UEはスロット又はスパンで総
個のオーバーラップしないCCEを要する
PDCCH候補をモニタリングする。
特定実施例で、(UE116のような)UEは以下の構文(Syntax)1)によってスロットでSCS設定μを有する活性DL BWPを有するプライマリーセルに対するUSSセットにモニタリングするためのPDCCH候補を割り当てる。プライマリーセル上でスケジューリングのためのUSSセットの場合、UEには第1CORESETに対するCORESETPoolIndexが提供されないか第1CORESETに対する値が0のCORESETPoolIndexが提供されて第2CORESETに対する値が1のCORESETPoolIndexが提供される場合、及び
の場合、構文(1)は第1CORESETと連関されたUSSセットに適用されることが注目される。UEはモニタリングのために割り当てられたPDCCH候補無しにUSSセットでPDCCHをモニタリングすることで期待しない。
検索空間セットSUSS(j)に対するオーバーラップしないCCEセットをVCCE(SUSS(j))で表示し、VCCE(SUSS(j))のカーディナリティをC(VCCE(SUSS(j)))で表示し、ここで検索空間セットSUSS(j)に対するオーバーラップしないCCEはCSSセットに対するモニタリングのために割り当てられたPDCCH候補及びすべての検索空間セットSUSS(k)(0≦k≦j)に対するモニタリングのために割り当てられたPDCCH候補を考慮して決定する。
特定実施例で、不連続受信(discontinuous reception;DRX)モード動作が設定される(UE116のような)UEはDCIフォーマット2_6として指称されるDCIフォーマット及びDCIフォーマット2_6のウェークアップインディケーションビット(Wake-up indication bit)の位置を検出するために活性時間外部のプライマリーセル上でPDCCHをモニタリングするように設定されることができる。ウェークアップインディケーションビットに対する‘0’値は、上位階層に報告されるとき、次の長いDRXサイクルの間のdrx-onDurationTimerを開始しないことを示す。ウェークアップインディケーションビットに対する‘1’値は、上位階層に報告されるとき、次の長いDRXサイクルに対してdrx-onDurationTimerを開始することを示す。UEにはDCIフォーマット2_6の検出のためにPDCCHをモニタリングするように検索空間セットが設定され、UEがDCIフォーマット2_6を検出することができない場合、UEがプライマリーセル上で次のDRXサイクルに対してdrx-onDurationTimerを開始するか否かに対するUE動作は(drx-onDurationTimerを開始するかdrx-onDurationTimerを開始しないように)上位階層によって設定されることができる。drx-onDurationTimerはDRXサイクルの開始での持続時間である。
特定実施例で、UEはさらに設定されたセカンダリーセル(secondary cell;SCell)の相応するグループに対するビットマップをDCIフォーマット2_6に設定されることができる。ビットマップのビットに対する‘0’値は設定されたSCellの相応するグループでそれぞれの活性化されたSCellに対するUEに対する休止BWPである活性DL BWPを示すことが注目される。同様に、ビットマップのビットに対する‘1’値は現在活性DL BWPが休止DL BWPの場合、設定されたSCellの相応するグループでそれぞれの活性化されたSCellに対するUEに対する活性(非休止)DL BWPを示すか、現在活性DL BWPが休止DL BWPではない場合、設定されたSCellの相応するグループでそれぞれの活性化されたSCellに対するUEに対する現在活性DL BWPを示す。UEはSCellの休止BWPでPDCCHをモニタリングしない。UEがDCIフォーマット2_6を検出するとき、UEの物理的階層は次の長いDRXサイクルの間のUEに対するウェークアップインディケーションビットの値を上位階層に報告して;そうではなければ報告しない。UEはさらにプライマリーセル上でPDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマットによって活性DL BWPを休止BWP又は非休止BWPに変更するように示されることができる。プライマリーセル上でのUEの活性DL BWPは休止BWPに変更するように示されない。
特定実施例で、セル上で(UE116のような)UEをスケジューリングする(BS102のような)gNBの能力は
PDCCH候補及び
ダウンリンクセルからのスケジューリングセルに対するスロット当たり
オーバーラップしないCCEによって定義されるか、
PDCCH候補及び
ダウンリンクセルからのスケジューリングセルに対する
によって定義されるようにセル上でスケジューリングのためのUEの最大PDCCHモニタリング能力に依存する。
がSCS設定μに対して予め決定された数である一方、
は可変的でSCS設定に対するセルの総数
及びすべてのSCS設定にかけたセルの総数
によって変わる。設定されたセルの数に基づいて
を決定することは与えられた時間にUEが特定セルでスケジューリングされることができないということを決定的に知るためUEのPDCCHモニタリング能力の低次元化(under-dimensioning)をもたらし、したがって、相応するPDCCHモニタリング能力はスケジューリングが発生することができる他のセルに再び割り当てられることができる。
少なくとも初期配置(deployment)の場合、NR UE(UE using new radio(NR)radio access technology)は同じネットワークでレガシー(legacy)LTE UE(UE using long-term evolution (LTE)radio access technology)と共存する。同じスペクトルでこのような共存を可能にするために、NR UEとLTE UEが同じチャンネルを共有し、ネットワークがLTE UEとNR UEの間にリソースを動的に割り当てることができるDSS(dynamic spectrum sharing)が用いられる。特定時間インスタンス(instance)(NR用スロット又はLTE用サブフレーム)の間に、ネットワークは大部分のDLリソースをLTE UEに割り当てることができるが、一般的にULスペクトラムは完全に活用されず、NR UE又はLTE UEからの送信のために用いられることができる。また、NR UEによるPDSCH受信のために一部DLスペクトラムが使用できる。キャリアアグリゲーション(CA)動作が可能なNR UEに対してこのような動作ができるために、LTE UEとNR UEが共存する第1セル上でPDSCH受信をスケジューリングするPDCCH受信は例えば、NR UEだけが存在する第2セルでオフロード(offload)されることができる。一般的に第1セルは同期化信号とブロードキャストシステム情報を提供するマクロセルであるため、第1セルはプライマリーセルであり、第2セルはセカンダリーセルである。しかし、DSS動作はさらにセカンダリーセルの間に適用されることができる。一般的に、DSSを使用すると、NR UEにはプライマリーセルのような第1セル又はSCellのような第2セルから第1セル上でPDSCH受信又はPUSCH送信がスケジューリングされることができる。
キャリアアグリゲーションを有する動作のために、セルは自体的だけで、又は付加的なセルのためにスケジューリングセルであって良い。前者の場合、セル上でPDSCH受信又はPUSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットはスケジューリングされたセルを示すためのCIF(carrier indicator field)を含まない。後者の場合、DCIフォーマットはCIFを含む。
本開示の残り部分で、他に明示的に言及されない限り、UEという用語はNR UEを指称する。(UEがプライマリーセル上で受信又は送信をスケジューリングするDCIフォーマットを提供するかプライマリーセル上で受信又は送信に対する情報を提供するPDCCHを受信することができる)SCellは補助SCellと言う。
1プライマリーセルのような第1セル又はセカンダリーセル(SCell)又は補助SCellのような第2セル上でUEをスケジューリングすることはプライマリーセルと補助SCellの両方でPDCCHモニタリングのための付加的な要求事項を生成する。このような要求事項のうちの一つは第1セルに対してサービングセル当りC-RNTIによってスクランブリングされたCRCで最大3サイズのDCIフォーマットを維持することである。補助SCell上でType3-PDCCH CSSと言うCSSによるDCIフォーマットの検出のためにPDCCHをモニタリングするようにUEがUE特定RRCシグナリングによって設定されるとき、他の要求事項は補助SCell上でUEのPDCCH能力をオーバーブッキング(overbooking)し、UEがCSSによってPDCCHモニタリングに相応する検索空間セットを優先順位化することによって検索空間セットドロップを行うことに係って補助SCellをプライマリーセルとして扱うことに関連する。
したがって、本開示の実施例はUEがスロットでスケジューリングされることができるセルの数に応じてUEがスロットごとにモニタリングすることができるPDCCH候補の総数及びオーバーラップしないCCEの総数を適応させる必要があることを考慮する。
本開示の実施例はさらにUEが第1セル上のPDCCH受信又は第2セル上のPDCCH受信によって第1セル上でスケジューリングされることができるときにUEが第1セル上でスケジューリングのためにPDCCHをモニタリングする必要があるC-RNTIによってスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットに対して同じ数のサイズをUEが維持するための手順を定義する必要があることを考慮する。
本開示の実施例はさらにUEがPDCCHモニタリングのための検索空間セットの設定によってプライマリーセル又はセカンダリーセル上で検索空間セットドロップ手順を適用する手順を決定する必要があることを考慮する。
したがって、本開示の実施例はUEがスロットでスケジューリングされることができるセルの数に応じてUEがスロットごとにモニタリングすることができるPDCCH候補の総数及びオーバーラップしないCCEの総数を適応させることに関する。本開示はさらにUEが第1セル上のPDCCH受信又は第2セル上のPDCCH受信によって第1セル上でスケジューリングされることができるときにUEが第1セル上でスケジューリングのためにPDCCHをモニタリングする必要があるC-RNTIによってスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットに対して同じ数のサイズをUEが維持するための手順を定義することに関する。本開示はさらにUEがPDCCHモニタリングのための検索空間セットの設定によってプライマリーセル又はセカンダリーセル上で検索空間セットドロップ手順を適用する手順を決定することに関連する。
本開示の実施例はPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数を適応させることを説明する。次の例及び実施例はスロット当たりスケジューリング可能なセルの数に基づいてPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数を適応させることを説明する。
本開示の実施例はスロット当たりスケジューリング可能なセルの数に基づいてPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数の適応を考慮する。
特定実施例で、スロット当たりスケジューリング可能なセルはそれぞれのスケジューリングセルに対するTDD UL-DL設定に基づいて決定されることができる。この実施例で、スケジューリングセルに対するTDD UL-DL設定はシステム情報ブロック(system information block;SIB)によって提供され、後続的にさらにUE特定RRCシグナリングによって調整されることができる。
例えば、UEに
はDLセルが設定されるとき、
スケジューリングされたセルのスケジューリングセルに対するULシンボルのみを含むスロットに対し、UEが
スケジューリングされたセル上でスケジューリングのためのPDCCHを受信することができないことをUEはTDD UL-DL設定に基づいて認識する。
スケジューリングされたセルの
スケジューリングされたセルが
セルに属し、
スケジューリングされたセルの
スケジューリングされたセルが
セルに属すれば、UEは式(2)又は式(3)のいずれか一つ以上をモニタリングする必要がない。
ここで、式(2)及び(3)は
セルからスケジューリングセルの活性DL BWP上のスロット当たりである。
特定実施例で、(スロットでのスケジューリングセル上にPDCCH送信があり得るか否かとは関係ない決定を有する代りに)UEがスロット当たりモニタリングすることができるPDCCH候補又はオーバーラップしないCCEの総数の決定からスロットでスケジューリングされることができないセルを除くことによって、適用可能なスロットでUEに対するPDCCHモニタリング能力が増加される。UEに対するPDCCHモニタリング能力の増加はgNBがUEをスケジューリングするためにより多い数のPDCCH候補を用いることができるためgNBスケジューリング柔軟性を改善することができる。UEをスケジューリングするためにより多い数のPDCCH候補を用いることによって(i)PDCCH遮断確率が減少され、UEがより頻繁にスケジューリングされることができるためUEに対する処理量が改善され、
より小さいか
より小さい減少された確率によって検索空間セットドロップに対する確率が減少される。
ネットワークがスロットでのスケジューリングされたセルに対して増加されたPDCCH モニタリング能力を活用するための第1接近方式はgNBがUEが異なるスケジューリングされたセルに対するPDCCHをモニタリングしないスロットでスケジュールされたセルに対するPDCCHをモニタリングするためにより多い数のPDCCH候補又はオーバーラップしないCCEをもたらすスケジュールされたセルに対する検索空間セットをUEに設定するためのものである。
gNBがスロットでのスケジューリングされたセルに対するUEの増加されたPDCCHモニタリング能力を活用するための第2接近方式はgNBが2つのセットの検索空間セットをUEに設定するためのものであり、ここで第1セットは
であるときの適用可能で、第2セットは
であるときの適用可能で、ここで
は例えば、2つのセットの検索空間セットの設定の一部として上位階層によってUEに提供されることができるかUEによって導出されることができるか、システム動作で予め決定されることができる。例えば、上位階層は
の分数(fraction)として示すことができる。例えば、上位階層は
を以下式(4)又は式(5)の分数として示すことができる。例えば、
はシステム動作で
の予め決定された分数であることに定義されることができる。
ネットワークがスロットでスケジューリングされたセルに対する増加されたPDCCHモニタリング能力を活用するための第3接近方式は与えられたスロットで検索空間セットドロップに対する確率を減らすことである。これは(UE特定)検索空間セットドロップに対する決定がUEがスロットでPDCCHをモニタリングするように設定される検索空間セットの可能な時間によって変化する数だけに依存するのではなく
にも依存するからである。UEがスロットでPDCCHをモニタリングする必要がないスケジューリングセルの数に応じ、
はスロットにかけて変わる値を有することができ、常にUEがすべてのスケジューリングセル上でPDCCHをモニタリングする必要がある場合に相応する最小値ではない。
スケジューリングセルがFDDで動作する場合のようにスケジューリングセルに対するUL-DL設定がUEに提供されない場合、スケジューリングセルと連関されたスケジューリングされたセルは
に含まれない。また、UEがスロットでのスケジューリングセル上でPDCCHをモニタリングする必要があるか否かを決定するスケジューリング上の設定に基づいたスロットでの
に対する調整は例えば、UEがICIC(intercell interference coordination)メカニズムの一部としてスロットでのスケジューリングセル上で受信する必要があるか否かを示す設定に基づて、適用可能な任意の設定に拡張されることができる。
図10は、本開示の実施例によってUEがPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数を決定する例示的な方法1000を示す。図11は、本開示の実施例によってUEがスロットで検索空間セットを転換する例示的な方法1100を示す。図12は、本開示の実施例によってUEがPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数を決定する例示的な方法1200を示す。図13は、本開示の実施例によってUEが第1セル上でスケジューリングするためのDCIフォーマットの内容を解釈する例示的な方法1300を示す。例えば、方法1000、1100、1200及び1300の段階は図3のUE116のような図1の任意のUE111-116によって行われることができる。図10の方法1000、図11の方法1100、図12の方法1200及び図13の方法1300はただ例示のためのもので、本開示の範囲を逸脱せず他の実施例が用いられることができる。
方法1000は図10に図示されたようにUEがスケジューリングセル上のUL-DL設定に基づいてPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数を決定することを説明する。
段階1010で、UEにはスケジューリングセルに対するUL-DL設定が提供される。段階1020で、UEはスロットでスケジューリングセル上のPDCCHをモニタリングする必要があるかどうかを決定する。特定実施例で、UEは相応する検索空間セットによっ決定されるようにスロット内のスケジューリングセル上で任意のPDCCHモニタリングオケージョンがあるかに基づいてUEがスロット内のスケジューリングセル上のPDCCHをモニタリングする必要があるかどうかを決定し、これはULシンボル又は予約されたシンボルを含まない。UEがスロット内のスケジューリングセル上でPDCCHをモニタリングする必要があると決定する場合、UEは段階1030でUEがスロットでモニタリングすることができるPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数を決定するためにスケジューリングセルと連関されたスケジューリングされたセルを含む。代案的に、UEがスロット内のスケジューリングセル上でPDCCHをモニタリングする必要がないと決定する場合、UEは段階1040でUEがスロットでモニタリングすることができるPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数を決定するためにスケジューリングセルと連関されたスケジューリングされたセルを含まない。
方法1100は図11に図示されたようにスロットでPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数に基づいてスロット内の検索空間セットを転換することを説明する。
段階1110で、UEには上位階層によって検索空間セットの第1セット及び検索空間セットの第2セットが提供される。段階1120で、UEには(i)上位階層によってPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数に対するしきい値が提供されるか、UEは(ii)PDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数に対するしきい値を決定する。段階1130で、UEはUEが一つのスロットでモニタリングすることができるPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数が相応するしきい値より大きいかを決定する。UEが一つのスロットでモニタリングすることができるPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数が(段階1130で決定されたように)相応するしきい値より大きい場合、UEは段階1140で検索空間セットの第1セットによってPDCCHをモニタリングする。代案的に、UEが一つのスロットでモニタリングすることができるPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数が(段階1130で決定されたように)相応するしきい値以下の場合、UEは段階1150で検索空間セットの第2セットによってPDCCHをモニタリングする。
スロット当りスケジューリング可能なセルの数に基づいてPDCCH候補の総数及びオーバーラップしないCCEの総数を適応させるために上位階層によって提供されるUL-DL設定を用いること以外にも、このような適応はさらに10個のスロットのような多数のスロットを介してスロット構造を提供するDCIフォーマット2_0の検出に基づくことができる。多数のスロットを介してDCIフォーマット2_0によって提供されるUL-DL設定はUL、DL、又は上位階層によって提供されるUL-DL設定によってフレキシブルなことで示された使用することができない多数のシンボルに設定される。UEはスロット内のそれぞれのスケジューリングセル上ですべてのPDCCHモニタリングオケージョンに対する少なくても一つのシンボルがULシンボルや使用不可能なシンボルがスロット内の他のスケジューリングセルを有するスケジューリングされたセルに割り当てられることができるスロット内のスケジューリングセル上のPDCCHモニタリング能力を考慮し、ここで他のスケジューリングセルからのそれぞれのスケジューリングセルに対し、少なくとも一つのPDCCHモニタリングオケージョンはDLシンボルのみを含む。
(UE116)のようなUEに対するPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数に対する適応はさらに活性化されたSCell又はUEに対する活性DL BWPが休止DL BWPではないSCellに基づくことができ、ここでUEにはPDSCH受信又はPUSCH送信がスケジューリングされることができる。UEはSCellのグループを活性化又は非活性化するかSCellのグループに対する休止DL BWPから活性DL BWPを転換するか活性DL BWPをSCellのグループに対する休止DL BWPで転換するためにDCIフォーマット2_6又はC-RNTI又はMAC制御要素によってスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットのようなDCIフォーマットによって示されることができる。UEにはPDSCH受信又はPUSCH送信がスケジューリングされることに予想しないため、UEは非活性化されたSCellのグループ又は活性DL BWPが相応する休止DL BWPであるSCellのグループ上でスケジューリングするためにPDCCHをモニタリングする必要がない。また、SCellのグループのSCellに対する活性化/非活性化を示すか非休止/休止DL BWPをSCellのグループのSCellに対する活性DL BWPとして示すのに用いられるDCIフォーマット及びHARQ-ACK情報報告に用いられるHARQ-ACKコードブックタイプによって、UEは相応するインディケーションに応答してHARQ-ACK情報を報告することができる。
特定実施例で、UEがSCellのグループを活性化/非活性化するか活性DL BWPをSCellのグループの相応するSCellに対する非休止/休止DL BWPに変更するためのインディケーションを受信するPDCCHモニタリングオケージョンから時間後にUEはPDCCH候補の総数及びオーバーラップしないCCEの総数を適応させる。PUCCH送信のスロットに係って、UEが連関されたPDCCH受信のスロット以後のスロットkで相応するHARQ-ACK情報報告と共にPUCCHを送信する場合、時間はPUCCH送信のスロットkであって良い。付加的な予め決定された時間ToffsetはHARQ-ACK情報に基づいてgNBで調整を処理するために許容するように含まれることができる。UEが相応するHARQ-ACK情報報告のようにPUCCHを送信しない場合、時間はUEに対する上位階層シグナリングによって提供されるかシステム動作で予め決定されることができる。
UEに対して非活性化されるか休止DL BWPをUEに対する活性DL BWPとして有する
からのスケジューリングされたセルの数をそれぞれ
で表示すれば、UEは式(6)又は式(7)をさらにモニタリングする必要がない。
ここで、式(6)及び(7)は
ダウンリンクセルからスケジューリングセルの活性DL BWPに対するスロット当たりである。
方法1200は図12に図示されたようにUEが活性化されたスケジューリングされたセルの数、又は休止BWP以外の活性DL BWPを有する活性化されたスケジューリングされたセルの数に基づいてPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数を決定することを説明する。
段階1210で、(UE116)のような)UEには活性化/非活性化されたスケジューリングされたセル又はそれぞれの活性化されたスケジューリングされたセルに対する非休止/休止活性BWPに対するインディケーションが提供される。段階1220で、UEはセルが活性化されるか非活性化されるかを決定するか、非休止/休止BWPで活性化されたセルの活性DL BWPである否かを決定する。UEがセルが活性化されて活性DL BWPがスロットで非休止BWPであることで決定する場合(段階1220)、UEは段階1230でUEがスロットでモニタリングすることができるPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数の決定にセルを含ませる。代案的に、UEは段階1240でUEがスロットでモニタリングすることができるPDCCH候補の総数とオーバーラップしないCCEの総数の決定にセルを含ませない。
特定実施例で、UEが休止活性DL BWPとの動作をサポートしないか決定が上位階層シグナリングにだけ基づいてDCIフォーマットによるシグナリングに依存しない場合のように、UEは活性化及び非活性化されたセルのみを考慮する。特定実施例で、UEは非活性化されたセルが休止活性DL BWPを有するとみなされる場合のように、UEは活性DL BWPが休止又は非休止DL BWPであるかのみを考慮する。
UEに対するPDCCH候補の総数又はオーバーラップしないCCEの総数に対する適応はUL-DL設定と活性化/非活性化されたセルとUEに対する活性DL BWPが非休止又は休止DL BWPであるセルに基づくことができる。その後、スロットで
を決定するために、
で減算されることができ、
で減算されることができ、
は非休止BWPを活性DL BWPとして有する活性化されたスケジューリングセルのみを含む。
図10-12は方法1000、1100及び1200を図示するが、図10-12に対する多様な変更が行われることができる。例えば、図10の方法1000、図11の方法1100及び図12の方法1200は一連の段階として図示されているが、多様な段階が重えるか、並列で発生するか、異なる手順で発生するか、何度も発生することができる。他の例で、段階は省略されるか他の段階で取り替えられることができる。例えば、方法1000の段階は異なる手順で実行されることができる。
本開示の実施例は自体スケジューリングされるかクロススケジューリングされるセルに対してC-RNTIによってスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットに対して同じ数のサイズを維持することを説明する。次の例及び実施例は自体スケジューリングされるかクロススケジューリングされるセルに対して自体スケジューリングされるかクロススケジューリングされるセルに対してC-RNTIによってスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットに対して同じ数のサイズを維持することを説明する。
本開示の一実施例は第1セル又は補助SCellのような第2セル上のPDCCH受信を介してプライマリーセルのような第1セル上でUEによるPDSCH受信又はUEからのPUSCH送信をスケジューリングするためのDCIフォーマットサイズの整列を考慮する。
UE具現複雑性要求事項でよって、UEがデコーディングすることで予想されることができるDCIフォーマットサイズの総数は制限されなければならない。一般的な制限はスケジューリングされたセル当り4個サイズのDCIフォーマットであり、ここで4個サイズのうちの最大3個はスケジューリングされたセル上でスケジューリングのためにC-RNTIでスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットに対することであって良い。
特定実施例で、UEに対するスケジューリングされたセルが自体スケジューリングされるか他のセルからスケジューリング(クロススケジューリング)されるとき、UEによるPDSCH受信又はUEからのPUSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットの内容は一般的に同じである。可能な例外は少なくともスケジューリングされたセルが自体以外の任意のセルに対するスケジューリングセルではない場合、クロスキャリアインジケーター(CIF)フィールドと連関されることが注目される。次の接近方式は第1セル上でPDSCH受信又はPUSCH送信をスケジューリングするために用いられるDCIフォーマットが第1セル(自体スケジューリング)又は第2セル(クロススケジューリング)上でPDCCH受信によって提供されることができるときにDCIフォーマットのサイズに対する整列を考慮する。
第1接近方式で、第1セルが任意の他のセルに対するスケジューリングセルではない場合にも第1セル上でPDCCH受信によってDCIフォーマットが提供される場合、CIFフィールドは第1セル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットに設定される。CIFフィールドのサイズは第2セル上でPDCCH受信によって提供されるDCIフォーマットのCIFフィールドのサイズと同じである。例えば、CIFフィールドの値は0であっても良いか、明示されない場合もある。
第2接近方式で、CIFフィールドは第1セル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットに含まれず、DCIフォーマットが第1セル上でPDCCH受信のための第1検索空間セットと連関される場合とDCIフォーマットが第2セル上でPDCCH受信のための第2検索空間セットと連関される場合、DCIフォーマットのフィールドのサイズの設定は別個である。別個の設定はDCIフォーマットのサイズが第1及び第2検索空間セットに対して同じであるがDCIフォーマットのフィールドの相応するPDCCHが第1セル又は第2セル上で受信されるかによって異なるサイズを持つように行われることができる。例えば、DCIフォーマットが第1セル上の第1検索空間セットに従ってPDCCH受信によって提供される場合、DCIフォーマットは2ビットのRV(redundancy version)フィールドを含むが、DCIフォーマットが第2セル上の第2検索空間セットに従ってPDCCH受信によって提供される場合、DCIフォーマットはRVフィールド(0ビット)を含まない。
第3接近方式で、CIFはDCIフォーマットが第1セル又は第2セル上でPDCCH受信によって提供されるか否かにかかわらずDCIフォーマットに含まれない。このような実現はDCIフォーマットサイズが第2セル上でスケジューリング又はスケジューリングセルとして第2セルを有する任意の他のセル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットサイズと異なるときに存在することができる。例えば、第1セルのBWPサイズがスケジューリングセルとして第2セルを有する任意の他のセルのBWPサイズより小さいとき、第1セル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットのサイズはスケジューリングセルとして第2セルを有する任意の他のセル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットのサイズより小さいことで予想される。その後、UEはDCIフォーマットが第1セル上でスケジューリングのためのものであるか、又は別のセル上でスケジューリングのためのものであるかによってDCIフォーマットの異なるサイズに対するPDCCHをモニタリングすることができ、UEはCIFフィールドを要せず検出されたDCIフォーマットのサイズに基づいてスケジューリングされたセルを識別することができる。
(i)第1セルが第1セル以外のセルに対するスケジューリングセルの場合、(ii)一部フィールドに対して減少された機能がスケジューリングが第2セルからなるときに用いられる場合とフィールドがスケジューリングが第1セルからなるときより小さいサイズを持つことができる場合、又は(iii)第1セル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットのサイズが第2セル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットのサイズと異なるようにBWPサイズが第1セルと第2セルの間に実質的に異なる場合のように動作条件によって組み合せを含む上述した3個の接近方式のいずれかの一つが適用されることができる。例えば、RVフィールドのように第1セル上でスケジューリングするための一部フィールドは、第2セル上のPDCCHによって提供されるDCIフォーマットよりも第1のセル上のPDCCHによって提供されるDCIフォーマットでより大きいサイズを持つことができる一方、CIFは、第2セル上のPDCCHによって提供されるDCIフォーマットよりも第1セル上のPDCCHによって提供されるDCIフォーマットでより小さい0ではないサイズを持つことができる。
図13は、本開示の実施例によってUEが第1セル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットの内容を解釈する例示的な方法1300を示す。例えば、方法1300の段階は図3のUE116のような図1の任意のUE111-116によって行われることができる。図13の方法1300はただ例示のためのもので、本開示の範囲を逸脱せず他の実施例が用いられることができる。
方法1300は図13に図示されたようにUEが第1セル又は第2セル上でDCIフォーマットを提供するPDCCHを受信するかによってUEが第1セル上でスケジューリングのためのDCIフォーマットの内容を解釈することを説明する。
段階1310で、(UE116)のようなUEには第1セル及び第2セル上でPDCCHをモニタリングするための第1検索空間セットが提供される。この例で、PDCCHは第1セル及び第2セル上でサイズが同じDCIフォーマットを提供する。DCIフォーマットは第1セル上でUEからのPDSCH受信又はPUSCH送信をスケジューリングする。段階1320で、UEはPDCCH受信でDCIフォーマットを検出する。段階1330で、UEはPDCCH受信が第1セル上で行われるか又は第2セル上で行われるかを決定する。PDCCH受信が(段階1330で決定されるように)第1セル上で行われる場合、UEは段階1340でDCIフォーマットのフィールドに対するビットの第1数を決定する。PDCCH受信が(段階1330で決定されるように)第2セル上で行われる場合、UEは段階1350でDCIフォーマットのフィールドに対するビットの第2数を決定する。
図13は、方法1300を図示するが、図13に対する多様な変更が行われることができる。例えば、図13の方法1300は一連の段階として図示されているが、多様な段階が重えるか、並列で発生するか、異なる手順で発生するか、何度も発生することができる。他の例で、段階は省略されるか他の段階で取り替えられることができる。例えば、方法1300の段階は異なる手順で実行されることができる。
本開示の実施例はさらに検索空間セットドロップを説明する。次の例及び実施例はプライマリーセルがセカンダリーセルから自体スケジューリングされたりクロススケジューリングされたりするときの検索空間セットドロップを説明する。
本開示の実施例はUEがプライマリーセル又は補助SCell上で検索空間セットドロップを決定するための手順を考慮する。
特定実施例で、UEがプライマリーセル上のPDCCH受信又は補助SCell上のPDCCH受信からプライマリーセル上でスケジューリングされるとき、基本的な理由のうちの一つはPDCCH受信のためのプライマリーセル上のリソースの数が制限されることである。例えば、NRがLTEと共存し、すべてのPDCCH送信がスロットの初めて3個のシンボルで発生する場合、相応するリソースはLTE RATで動作するUEとNR RATで動作するUEの間に共有されなければならない。その後、リソースの分配のための第1オプションはLTE PDCCH受信のためのスロットの初めて2個のシンボルとNR PDCCH受信のためのスロットの第3シンボルを割り当てることである。第2オプションはLTE PDCCH受信のためのスロットの第1シンボルとNR PDCCH受信のためのスロットの第2及び第3シンボルを割り当てることである。2つのオプションのいずれもUEに対するPDCCHモニタリングが補助SCellで動的にオフロード(offload)されることができ、PDCCH送信に対するリソース使用可能性によって、gNBはプライマリーセル上のPDCCH受信又は補助SCell上のPDCCH受信を介してプライマリーセル上でPDSCH受信又はPUSCH送信のためにUEをスケジューリングすることができる。
UEへのPDSCH受信又はUEからのPUSCH送信をスケジューリングするPDCCH外にも、UEはDCIフォーマット2_0、DCIフォーマット2_2、DCIフォーマット2_3などのようなDCIフォーマットの検出のためにType3-PDCCH CSSによってPDCCHをモニタリングする必要がある。このようなDCIフォーマットはUEのグループによって検出される必要があるため、相応する検出信頼度は低いSINR(signal-to-interference and noise ratio)で大きい必要があり、これによって相応するPDCCHに対する大きいCCEアグリゲーションレベルを要する。このようなDCIフォーマットに対する改善したカバレッジは相応するPDCCHのためのリソースがスロットの単一シンボルに含まれるときに達成し難い。また、CCEの数はサービングgNBがType3-PDCCH CSS及びそれぞれのUEのUSSによって複数のPDCCHを同時に送信するには充分に大きくない場合もある。
本開示の実施例は上述した動作制約を避けるため(BS102)のようなgNBがプライマリーセルに付加するか、代りに補助SCell上でType3-PDCCHCSSに対するPDCCHをモニタリングするようにUEを設定することができることを考慮する。その後、UEは一般的にシステム情報又はランダムアクセス応答又はページングのように毎スロットごとに他のCSSタイプによってプライマリーセル上でPDCCHをモニタリングしないため、UEがPDSCH受信又はPUSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットに対するUSSによってPDCCHをモニタリングするとき、検索空間セットドロップがプライマリーセル上に適用される必要がなく、代りに補助SCell上に適用されることができる。
検索空間セットドロップに対する決定は多数のオーバーラップしないCCE及び多数のPDCCH候補に対するUEによる実質的な計算複雑性(material computational complexity)を含む。また、UEは毎スロットごとに計算を行う。UEに対する計算要求事項の義務的な増加(mandatory increase)を避けるため、UEは一つのセル又は2つのセル上で検索空間セットドロップを行う能力を宣言することができる。サービングgNBはCSS又はUSSによってPDCCHモニタリングのための検索空間セットの設定で報告されたUE能力を用いることができる。例えば、UEがプライマリーセルと補助SCellのような2つのセル上で検索空間セットドロップを行う能力を示すため、UEはUEが同じCORESETPoolIndex値を有するCORESETに対してスロット当たり
より多いオーバーラップしないCCEより多いPDCCH候補をモニタリングする検索空間セットをドロップすることで予想されることができるため、サービングgNBはセルで端末のPDCCHモニタリング機能をオーバーブッキング(overbooking)することに対する実質的な憂慮無しに検索空間セットの設定で柔軟性を増加させることができる。
サービングgNBはさらに、プライマリーセル上又は補助SCell上でのみ検索空間セットドロップを行うようにUEを設定することができる。付加的な条件はUEが一つのセル上でのみ検索空間セットドロップを行う能力を示すかUEがこのような能力を示さないことであっても良く、基本(default)条件はUEが一つのセル上でのみ検索空間セットドロップを行うことができることである。代案的に、UEはType3-PDCCH CSSによってUEがPDCCHをモニタリングするように設定されるセル上でのみ検索空間セットドロップを行う。UEがプライマリーセルと補助SCellの両方でType3-PDCCH CSSによってPDCCHをモニタリングするように設定される場合、gNBはUEが検索空間セットドロップを行うセルをUEに設定することができる。
図14は、本開示の実施例によってUEが検索空間セットドロップ手順を決定する例示的な方法1400を示す。例えば、方法1300の段階は図3のUE116のような図1の任意のUE111-116によって行われることができる。図13の方法1300はただ例示のためのもので、本開示の範囲を逸脱せず他の実施例が用いられることができる。
段階1410で、(UE116)のようなUEにはそれぞれのプライマリーセル及び補助SCell上でPDCCHをモニタリングするために第1及び第2検索空間セットが提供される。PDCCHはプライマリーセル上でPDSCH受信又はPUSCH送信をスケジューリングするDCIフォーマットを提供する。段階1420で、UEにはさらに補助SCell上でのType3-PDCCH CSSによってPDCCHをモニタリングするための検索空間セットが提供される。段階1430で、UEはUSSによるPDCCHモニタリングが検索空間セットに対してスキップされる必要があるかどうかを決定するためにスロットで手順を適用し、このような手順は補助SCell上でのPDCCH受信に対してだけ適用される。
図14は、方法1400を図示するが、図14に対する多様な変更が行われることができる。例えば、図14の方法1400は一連の段階として図示されているが、多様な段階が重ねるか、並列で発生するか、異なる手順で発生するか、何度も発生することができる。他の例で、段階は省略されるか他の段階で取り替えられることができる。例えば、方法1400の段階は異なる手順で実行されることができる。
図面はユーザ装置の異なる例を例示するが、図面に対する多様な変更が行われることができる。例えば、ユーザ装置は任意の適切な配置で任意の数のそれぞれの構成要素を含むことができる。一般的に、図面は本開示の範囲を任意の特定設定で制限しない。さらに、図面は本特許文書に開示された多様なユーザ装置特徴が用いられることができる動作環境を例示するが、このような特徴は任意の他の適切なシステムで用いられることができる。
本開示が例示的な実施例に説明されたが、多様な変更及び修正が通常の技術者に提示されることができる。本開示は添付された特許請求の範囲の範疇内に属するこのような変更及び修正を含むことに意図される。本開示の説明は任意の特定要素、段階又は機能が請求範囲に含むべき必須要素なのを暗示することに解釈されてはならない。特許された主題(patented subject matter)の範囲は特許請求の範囲によって定義される。