JP2023541856A - インビトロ流れ流体を分析して媒体の状態の変動性を決定するシステム及び方法 - Google Patents

インビトロ流れ流体を分析して媒体の状態の変動性を決定するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

媒体の状態の変動性を決定するか、またはインビトロで流れる流体を分析するためのシステムは、送信素子と受信素子を互いに相対的にデカップルすることができるセンサを含む。このシステムはまた、送信される送信信号を生成するように構成された送信回路を含み、この送信信号は、電磁気スペクトラムの無線、マイクロ波、または他の非光周波数範囲にある。システムはまた、媒体への送信信号の送信から生じる、少なくとも1つの受信アンテナによって検出された応答を受信するように構成された受信回路を含む。システムは、経時的な応答の処理に基づいて媒体の状態の変動性を決定するように構成されたプロセッサを含み、通知または自動化されたアクションを指示するためにさらに使用することができる。センサは、インビトロ流れ流体に信号を送り、そこからの応答を受け取ることができる。

Description

本開示は、一般に、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯のような非光学周波数を使用する分光技術を介して媒体の状態の変動を決定する装置、システムおよび方法と、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯のような非光学周波数を使用する分光技術を介してインビトロ流れ流体を分析する装置、システムおよび方法とに関する。
インビボ医療診断のために電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯を使用するセンサは、米国特許第10,548,503号に開示されている。液体中の分析物を決定するために電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯を使用するセンサの追加の例は、米国特許出願公開第2019/0008422号および米国特許出願公開第2020/0187791号に開示されている。
温度変化、媒体内の局所的な温度変動、エマルジョンまたは溶液などの混合物中の複数の化合物の混合の程度など、媒体の状態の変動性は、多数の用途にとって重要なパラメータとなり得、その例としては、産業プロセス制御、医療モニタリング、または化学研究などがある。混合は、化学研究および工業的な化学プロセスの両方において、頻繁に律速段階となり得るが、十分な混合を確保することは、これらのプロセスにとって重要であり得る。
本開示は、一般に、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯のような非光学周波数を使用する技法を介して媒体の状態の変動を決定するための装置、システム、および方法に関するものである。本明細書に記載のセンサは、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯において生成された送信信号を、状態の変動性についてモニタされている媒体に送信するように機能する少なくとも1つの送信アンテナ(送信素子とも呼ばれ得る)と、送信アンテナによる送信信号の媒体への送信から生じる応答を検出するように機能する少なくとも1つの受信アンテナ(受信素子とも呼ばれ得る)を含む。本開示はまた、一般に、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯のような非光学周波数を使用して動作するインビトロセンサを使用してインビトロ流れ流体を分析する装置、システムおよび方法に関する。インビトロセンサは、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯にある1つまたは複数の信号をインビトロ流れ流体に導き、インビトロ流れ流体への信号の送信から生じる1つまたは複数の応答を検出する。用語「インビトロ」は、分析される流体が体液であるか非体液であるかにかかわらず、分析中にセンサ及び流体がヒト又は動物の体外にあることを包含することを意図している。
送信アンテナと受信アンテナは、センサの検出能力を向上させるのに役立つ、互いにデカップルされた状態にある。送信アンテナと受信アンテナとの間のデカップルは、送信アンテナによって送信される信号のできるだけ多くが媒体に入るようにし、媒体に移動せずに送信アンテナから受信アンテナによって直接受信される電磁気エネルギの量を最小化するか、あるいはゼロにする、いずれか一つ以上の技術を使用して達成することができる。デカップリングは、送信アンテナおよび受信アンテナを互いにデカップルするのに十分な、送信アンテナと受信アンテナとの間の1つまたは複数の意図的に製作された構成および/または配置によって達成され得る。1つの非限定的な実施形態において、デカップリングは、送信アンテナおよび受信アンテナが互いに意図的に異なる形状を有することによって達成され得る。意図的に異なる形状とは、意図的である送信アンテナおよび受信アンテナの異なる幾何学的構成を指し、例えば製造エラーまたは公差に起因する、偶然または意図せずに発生し得る送信アンテナおよび受信アンテナの形状の差異とは異なるものである。
送信アンテナと受信アンテナのデカップルを実現する別の技法は、出力電力、アンテナのサイズ、周波数、および任意の遮蔽物の存在などの要因に応じて、各アンテナ間に適切な間隔を使用して、送信信号の電磁力線の割合を媒体中に通過するように強制し、それによって媒体中に移動せずに送信アンテナから直接受信アンテナによる電磁気エネルギの直接受信をできるだけ少なくまたは排除することである。この技術は、受信アンテナによって検出された応答が分析物を測定しており、送信アンテナから受信アンテナに直接流れる送信信号だけでないことを確実にするのに役立つ。一実施形態では、センサは、その間に第1の間隔を有する第1の対の送信アンテナおよび受信アンテナと、第1の間隔とは異なる第2の間隔を有する第2の対の送信アンテナおよび受信アンテナとを用いることができる。
本明細書に記載の技術は、そのサンプルの媒体を経時的にモニタし、温度またはサンプルの組成などの状態の変動を検出し、媒体の混合の程度を示すために使用することができる。媒体は、例えば、ヒトまたは非ヒト、動物または非動物、生物学的または非生物学的など、センサを使用してモニタされる任意の適切な媒体であり得る。媒体は流体であってもよい。媒体が流体であるパイプやチャネルなどの流体通路を通して導かれる媒体からの流れなどの媒体のサンプルは、全体としての媒体の状態の変動を決定するために、センサを使用してモニタされ得る。例えば、媒体は、ヒト組織、動物組織、植物組織、無生物、土壌、流体、遺伝物質、または微生物を含むことができるが、これらに限定されるものではない。
インビトロ流れ流体の分析は、以下の1つ以上を含むことができるが、これらに限定されない。インビトロ流れ流体中の分析物の存在および/または量を決定すること、検出された反応の定常状態に反映されるようにインビトロ流れ流体の定常状態を決定すること、検出された反応の変化に反映されるインビトロ流れ流体の状態における変化を決定すること、である。その他の分析も可能である。流れ流体とは、流体に作用する不均衡な力によって運動している流体をいう。不均衡な力は、重力、ポンプやファンなどの機械的手段、または流体に運動を起こさせる他の手段によるものである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される「流体」という語は、液体、蒸気、及び気体、並びにそれらの混合物を包含する。流体は、ヒトまたは動物の体から得られる体液であり得る。体液の例としては、血液、尿、唾液、および精液を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。流体は、ヒトまたは動物の身体から得られない非身体的な流体であり得る。非身体的流体は、工業及び/又は製造プロセスで使用される流体、又は食品加工で使用される流体、又は他の種類の産業で使用される他の種類の非身体的流体であり得る。非身体的流体の例は、詳細には挙げられないほど網羅的であるが、燃料、潤滑油、鉱油、食用油、作動油、水、アルコール飲料および非アルコール飲料、食品添加物、酸性流体、塩基性流体、紙パルプ、酸素、窒素などの産業ガス、ならびに他の多くのものが含まれ得るが、これらに限定されない。一般に、流体は、ヒトまたは非ヒト由来、動物または非動物由来、生物学的または非生物学的性質、または本明細書に記載のインビトロセンサを使用して分析することを望む可能性のある任意の他の流体であり得る。
一実施形態では、媒体の状態の変動を決定するためのシステムは、センサを含む。センサは、少なくとも1つの送信アンテナおよび少なくとも1つの受信アンテナを有するアンテナアレイを含む。少なくとも1つの送信アンテナおよび少なくとも1つの受信アンテナは、互いに95%未満カップルされている。センサは、少なくとも1つの送信アンテナに電気的に接続可能な送信回路を含み、送信回路は、少なくとも1つの送信アンテナによって送信される送信信号を生成するように構成され、送信信号は、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波の周波数範囲にある。センサはまた、少なくとも1つの受信アンテナに電気的に接続可能な受信回路を含む。受信回路は、少なくとも1つの送信アンテナによる送信信号の媒体への送信の結果、少なくとも1つの受信アンテナによって検出された応答を受信するように構成される。システムは、経時的な応答の処理に基づいて媒体の状態の変動を決定するように構成されたプロセッサをさらに含む。
実施形態において、システムは、センサを通過する媒体の流れを伝えるように構成されたチャネルを更に含む。実施形態において、システムは、チャネルを通る媒体の流れを駆動するように構成されたポンプをさらに含む。
実施形態において、プロセッサは、媒体の状態における決定された変動性に基づいて、通知を提供するように更に構成される。実施形態において、通知は、媒体の状態における決定された変動性が、媒体が定常状態の状態にあることを示す場合に提供される。
実施形態において、プロセッサは、媒体の状態における決定された変動性に基づいて、自動化されたアクションを指示するように更に構成される。実施形態において、自動化されたアクションは、媒体の状態における決定された変動性が、媒体が定常状態の状態にあることを示す場合に指示される。実施形態において、システムは、媒体上で動作する混合デバイスをさらに含み、自動化されたアクションは、混合デバイスを停止することを含む。
実施形態において、経時的な応答の処理は、受信回路で受信される応答の経時的な変動を決定することを含む。実施形態において、プロセッサは、受信回路で受信された応答に基づいて媒体内の1つまたは複数の分析物の検出量を決定するように更に構成され、経時的な応答の処理は、媒体内の1つまたは複数の分析物の検出量の経時的な変動を決定することを含む。実施形態では、プロセッサは、媒体が定常状態にあるときに出力信号を提供するように構成される。
実施形態において、プロセッサは、媒体が定常状態であるかどうかを決定するように構成される。実施形態において、媒体が定常状態にあるかどうかの判定は、媒体の状態の変動性を閾値と比較することを含む。
一実施形態では、媒体の混合の程度を決定するためのシステムは、媒体をモニタするように構成されたセンサを含む。センサは、センサハウジングを含む。センサは、センサハウジングに取り付けられたデカップルされた検出器アレイをさらに含む。デカップルされた検出器アレイは、少なくとも1つの送信素子と少なくとも1つの受信素子とを有し、少なくとも1つの送信素子と少なくとも1つの受信素子とは互いに95%未満しかカップルしていない。少なくとも1つの送信素子は、その厚さ寸法よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法を有する導電性材料のストリップからなり、少なくとも1つの送信素子の導電性材料のストリップは基板上に配置される。少なくとも1つの受信素子は、その厚さ寸法よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法を有する導電性材料のストリップからなり、少なくとも1つの受信素子の導電性材料のストリップは、基板上に配置される。センサは、センサハウジングに取り付けられた送信回路を含む。送信回路は、少なくとも1つの送信素子に電気的に接続可能である。送信回路は、少なくとも1つの送信素子によって媒体に送信される送信信号を生成するように構成される。送信信号は、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数範囲にある。センサは、センサハウジングに取り付けられた受信回路をさらに含む。受信回路は、少なくとも1つの受信素子に電気的に接続可能である。受信回路は、少なくとも1つの送信素子による送信信号の媒体への送信の結果、少なくとも1つの受信素子によって検出される応答を受信するように構成される。システムは、経時的な応答の処理に基づいて媒体の状態の変動性を決定するように構成されたプロセッサを更に含む。
実施形態において、システムは、センサを通過する媒体の流れを運搬するように構成されたチャネルを更に含む。実施形態において、システムは、チャネルを通る媒体の流れを駆動するように構成されたポンプを更に含む。
実施形態において、プロセッサは、媒体の決定された混合の程度に基づいて、通知を提供するように更に構成される。実施形態において、通知は、媒体の決定された混合の程度が、媒体が均一な混合物であることを示すとき、提供される。
実施形態において、プロセッサは、媒体の状態における決定された変動性に基づいて、自動化されたアクションを指示するように更に構成される。実施形態において、自動化されたアクションは、媒体の状態における決定された変動性が、媒体が定常状態であることを示す場合に指示される。実施形態において、システムは、媒体上で動作する混合デバイスを更に含み、自動化されたアクションは、混合デバイスを停止することを含む。
一実施形態では、経時的な応答の処理は、受信回路で受信される応答の経時的な変動を決定することを含む。実施形態において、プロセッサは、受信回路で受信される応答に基づいて媒体内の1つまたは複数の分析物の検出量を決定するように更に構成され、経時的な応答の処理は、媒体内の1つまたは複数の分析物の検出量の経時的な変動を決定することを含む。
実施形態において、混合の程度を決定することは、媒体が均一な混合物であるかどうかを決定することを含む。実施形態において、媒体が均一な混合物であるかどうかの決定は、受信回路で受信された応答の経時的な変動を閾値と比較することを含む。実施形態では、プロセッサは、媒体が均一な混合物である場合に出力信号を提供するように構成される。
実施形態では、媒体の状態における変動性を決定するための方法は、媒体をモニタすることを含む。媒体をモニタすることは、それぞれが約10kHzから約100GHzの範囲内に入る少なくとも2つの異なる周波数を有する送信信号を生成することと、第1の形状を有する少なくとも1つの送信素子から媒体に送信信号を送信することと、少なくとも1つの送信素子からデカップルされ、第1の形状とは幾何的に異なる第2の形状を有する少なくとも1つの受信素子を使用して少なくとも1つの送信素子による送信信号を媒体に送信した結果の応答を検出することを含む。本方法は、少なくとも1つの受信素子で経時的に検出された応答に基づいて、経時的な応答の処理に基づいて媒体の状態の変動性を決定することを更に含む。
実施形態において、本方法は、送信素子および受信素子を通過する媒体の流れを方向付けることをさらに含む。実施形態では、媒体の流れを向けることは、ポンプを使用してチャネルを通る媒体の流れを駆動することを含む。
実施形態において、本方法は、媒体の状態における決定された変動性に基づき、通知を提供することを更に含む。実施形態において、通知は、媒体の状態における決定された変動性が、媒体が定常状態であることを示す場合に提供される。
実施形態において、本方法は、媒体の状態における決定された変動性に基づいて、自動化されたアクションを実施することを更に含む。実施形態において、自動化されたアクションは、媒体の状態における決定された変動性が、媒体が定常状態であることを示すときに実施される。実施形態において、自動化されたアクションは、媒体の混合を停止することを含む。
実施形態において、媒体の状態における変動性を決定することは、経時的な応答の変動量を測定することを含む。実施形態において、媒体の状態における変動性を決定することは、応答に基づいて1つまたは複数の分析物の量を決定することと、1つまたは複数の分析物の量の経時的な分散を決定することとを含む。
実施形態において、媒体の状態における変動性を決定することは、媒体が定常状態の状態にあるかどうかを決定することを含む。実施形態において、媒体が定常状態にあるかどうかを決定することは、少なくとも1つの受信素子で経時的に検出される応答の変動性を閾値と比較することを含む。実施形態において、定常状態は、媒体が均一な混合物であること、または媒体が一定の温度であることの、少なくとも1つを含む。実施形態において、本方法は、媒体が定常状態にあるときに、定常状態を示す出力信号を提供することを更に含む。
実施形態では、媒体の混合の程度を決定するための方法は、媒体をモニタすることを含む。媒体をモニタリングすることは、夫々が約10kHzから約100GHzの間の範囲内に入る少なくとも2つの異なる周波数を有する送信信号を生成することと、第1の形状を有する少なくとも1つの送信素子から媒体に送信信号を送信することと、少なくとも1つの送信素子に95%未満カップルされている少なくとも1つの受信素子を使用して、少なくとも1つの送信素子による送信信号を媒体に送信した結果の応答を検出することを含む。本方法は、少なくとも1つの受信素子で経時的に検出される応答に基づいて、経時的な応答の処理に基づいて、媒体の混合の程度を決定することを更に含む。
実施形態において、本方法は、送信素子および受信素子を通過する媒体の流れを方向付けることを更に含む。実施形態では、媒体の流れを方向付けることは、ポンプを使用してチャネルを通る媒体の流れを駆動することを含む。
実施形態において、本方法は、媒体の混合の決定された程度に基づいて通知を提供することを更に含む。実施形態において、通知は、媒体の状態における決定された変動性が、媒体が均一な混合物であることを示す場合に提供される。
実施形態において、本方法は、媒体の混合の決定された程度に基づいて、自動化されたアクションを実施することを更に含む。実施形態において、自動化されたアクションは、媒体の混合の決定された程度が、媒体が均一な混合物であることを示す場合に実施される。実施形態では、自動化されたアクションは、媒体の混合を停止することを含む。
実施形態において、媒体の混合の程度を決定することは、応答における分散の量を経時的に測定することを含む。実施形態において、媒体の混合の程度は、応答に基づいて1つまたは複数の分析物の量を決定することと、1つまたは複数の分析物の量の分散を経時的に決定することとを含む。
実施形態において、媒体の混合の程度を決定することは、媒体が均一な混合物であるかどうかを決定することを含む。実施形態において、媒体が均一な混合物であるかどうかを決定することは、少なくとも1つの受信素子で検出される応答の経時的な変動性を閾値と比較することを含む。実施形態において、本方法は、媒体が均一な混合物である場合に、媒体が均一な混合物であることを示す出力信号を提供することを更に含む。
本明細書に記載の一実施形態では、インビトロセンシングシステムは、インビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接して配置されるインビトロセンサを含むことができる。インビトロセンサは、少なくとも1つの送信アンテナおよび少なくとも1つの受信アンテナを含むことができ、少なくとも1つの送信アンテナは、インビトロ流体通路内のインビトロ流れ流体中に信号を送信するように配置されて構成され、信号は電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数範囲にある。少なくとも1つの受信アンテナは、少なくとも1つの送信アンテナによるインビトロ流れ流体内への信号の送信から生じる応答を検出するように配置されて構成される。
本明細書に記載される別の実施形態では、インビトロセンシングシステムは、インビトロ流れ流体中の分析物を感知するように構成され得る。インビトロセンシングシステムは、分析物を含むインビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接して配置されるインビトロセンサを含むことができる。インビトロセンサは、少なくとも1つの送信素子と少なくとも1つの受信素子とを含むことができ、ここで、少なくとも1つの送信素子は、インビトロ流体通路内のインビトロ流れ流体に信号を送信するように配置されて構成されており、ここで、信号は、約10kHz~約100GHzである電磁気スペクトラムの無線又はマイクロ波周波数範囲にある。さらに、少なくとも1つの受信素子は、少なくとも1つの送信素子によるインビトロ流れ流体への信号の送信から生じる応答を検出するように配置されて構成される。
本明細書に記載される別の実施形態では、インビトロセンシング方法は、インビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接してインビトロセンサを配置することを含み得、インビトロセンサは、少なくとも1つの送信アンテナおよび少なくとも1つの受信アンテナを含む。電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数範囲にある信号が、少なくとも1つの送信アンテナからインビトロ流体通路内のインビトロ流れ流体中に送信される。さらに、少なくとも1つの送信アンテナによるインビトロ流れ流体への信号の送信から生じる応答が、少なくとも1つの受信アンテナを使用して検出される。
本明細書に記載される別の実施形態では、インビトロ流れ流体中の分析物を感知するためのインビトロセンシングの方法が提供される。この方法は、分析物を含むインビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接してインビトロセンサを配置することを含み得、インビトロセンサは、少なくとも1つの送信素子及び少なくとも1つの受信素子を含む。約10kHzから約100GHzの間である電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数範囲にある信号が、少なくとも1つの送信素子からインビトロ流体通路内のインビトロ流れ流体中に送信される。さらに、少なくとも1つの送信素子による体外流体への信号の送信から生じる応答が、少なくとも1つの受信素子を用いて検出される。
本開示の一部を構成し、本明細書に記載の装置、システムおよび方法が実施され得る実施形態を示す添付の図面を参照することで、本開示の一部を構成する。
図1は、実施形態による、媒体またはそのサンプルをモニタするセンサシステムの概略的な描写である。 図2A~図2Cは、本明細書に記載のセンサシステムで使用することができるアンテナアレイの異なる例示的な配向を示す図である。 図2A~図2Cは、本明細書に記載のセンサシステムで使用することができるアンテナアレイの異なる例示的な配向を示す図である。 図2A~図2Cは、本明細書に記載のセンサシステムで使用することができるアンテナアレイの異なる例示的な配向を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図3A~図3Iは、異なる形状を有する送信アンテナおよび受信アンテナの異なる例を示す図である。 図4A、図4B、図4C、及び図4Dは、送信アンテナおよび受信アンテナの端部が有することができる異なる形状の追加例を示す。 図4A、図4B、図4C、及び図4Dは、送信アンテナおよび受信アンテナの端部が有することができる異なる形状の追加例を示す。 図4A、図4B、図4C、及び図4Dは、送信アンテナおよび受信アンテナの端部が有することができる異なる形状の追加例を示す。 図4A、図4B、図4C、及び図4Dは、送信アンテナおよび受信アンテナの端部が有することができる異なる形状の追加例を示す。 図5は、実施形態によるセンサデバイスの概略的な描写である。 図6は、実施形態による分析物を検出するための方法のフローチャートである。 図7は、実施形態による応答の解析のフローチャートである。 図8は、媒体における状態の変動を決定するための方法のフローチャートである。 図9は、媒体のサンプルを分析することによって媒体の状態における可変性を決定するためのシステムの概略図である。 図10は、実施形態による媒体の状態における変動性に関する通知を提供する方法のフローチャートである。 図11は、出力信号生成の非限定的な一例を示す図である。 図12は、実施形態による、媒体の状態における変動性の決定に対する自動応答を提供する方法のフローチャートである。 図13は、アクションを自動的に実行するように構成されたシステム160の非限定的な一例を示す図である。 図14Aは、インビトロセンサとインビトロ流体通路とを有するインビトロセンシングシステムの一部を概略的に示す図である。 図14Bは、図1Aに類似した概略描写であるが、インビトロセンサがインビトロ流体通路内に配置された状態である。 図15は、使用することができるインビトロセンサの例の概略的な描写である。 図16は、実施形態によるインビトロセンサの概略的な描写である。 図17は、インビトロセンサで使用することができるアンテナアレイの一例を示す図である。 図18は、受信アンテナによって検出された応答の一例を示す図である。 図19は、受信アンテナによって検出された応答の別の例を示す。
同様の参照番号は、全体を通して同様の部品を表す。
以下は、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯のような非光学周波数を使用する分光技術を使用して媒体の状態の変動を決定する装置、システムおよび方法についての詳細な説明である。センサは、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯にある生成された送信信号を媒体またはそのサンプルに送信するように機能する送信アンテナ(送信素子とも呼ばれる場合がある)と、送信アンテナによる送信信号の媒体またはそのサンプルへの送信から生じる応答を検出するように機能する受信アンテナ(受信素子とも呼ばれる場合がある)を含む。送信アンテナと受信アンテナは、センサの検出性能を向上させるために、互いにデカップルされている。
特許請求の範囲を含む本明細書中で使用されるように、用語「インビトロ」は、分析される流体が体液であるか非体液であるかにかかわらず、分析中にセンサ及び流体がヒト又は動物の体外にあることを指すことが意図される。分析される流体は、流れ流体である。流れ流体とは、流体に作用する不均衡な力によって運動している流体である。不均衡な力は、重力、またはポンプやファンなどの機械的手段、あるいは流体に運動を起こさせるための他の手段によるものである場合がある。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される「流体」という語は、液体、蒸気、及び気体並びにそれらの混合物を指す。流体は、ヒトまたは動物の体から得られる体液であり得る。体液の例としては、血液、尿、唾液、精液、便、母乳、嘔吐物、体水、間質液、頭蓋内液、羊水、房水、胆汁、血漿、脳脊髄液、チャイル、チャイムが挙げられるが、これらに限定はされない、内リンパ、細胞外液、経細胞液、滲出液、女性射精液、胃液、ヘモリンパ、リンパ、粘液、心膜液、腹膜液、痰、膿、リューム、滑液、涙、経液、膣潤滑液、硝子体。流体は、ヒトまたは動物の身体から得られない非身体的な流体であり得る。非身体的流体は、工業及び/又は製造工程で使用される流体、又は食品加工で使用される流体、又は他の種類の産業で使用される他の種類の非身体的流体であり得る。非身体的流体の例は、詳細には挙げられないほど網羅的であるが、燃料、潤滑油、鉱油、食用油、作動油、水、アルコール飲料および非アルコール飲料、食品添加物、酸性液、塩基性液、紙パルプ、酸素、窒素などの産業ガス、ならびに多くの他の流体を含み得るが、これらに限定はされない。一般に、流体は、ヒトまたは非ヒト由来、動物または非動物由来、生物学的または非生物学的性質、または本明細書に記載のインビトロセンサを使用して分析することを望むことができる他の任意のタイプの流体であり得る。
本明細書の流れる流体は、主たる成分として液体を有することができ、すなわち、流れる流体は、少なくとも50%または少なくとも75%または少なくとも90%または少なくとも95%の液体であり、液体中にガスおよび/または固体が含まれる。別の実施形態では、本明細書の流れる流体は、主たる成分として気体を有することができ、すなわち、流れる流体は、少なくとも50%または少なくとも75%または少なくとも90%または少なくとも95%の気体であり、気体に含まれる液体および/または固体がある。
本明細書の流れる流体は、主たる成分として体液を有することができ、すなわち、流れる流体は、少なくとも50%または少なくとも75%または少なくとも90%または少なくとも95%の体液であり、体液に他の構成要素が含まれる。別の実施形態では、流れる流体は、主たる成分として非体液を有することができ、すなわち、流れる流体は、少なくとも50%または少なくとも75%または少なくとも90%または少なくとも95%の非体液であり、非体液に含まれる他の成分が含まれる。
送信アンテナ及び受信アンテナは、その媒体又はサンプルの近くに配置することができる。送信アンテナは、無線またはマイクロ波周波数範囲内の少なくとも2つの周波数を有する信号を、その媒体又はサンプルに向かって、及びその中に送信する。少なくとも2つの周波数を有する信号は、各々が離散的な周波数を有し、各周波数において別々の時間に別々に送信される別々の信号部分によって形成することができる。別の実施形態では、少なくとも2つの周波数を有する信号は、少なくとも2つの周波数を含む複数の周波数を含む複素信号の一部であってもよい。複素信号は、複数の信号をブレンドまたは多重化し、その後、複数の周波数が同時に送信されるような複素信号を送信することによって生成することができる。複素信号を生成する技術としては、逆フーリエ変換技術を用いることが考えられるが、これらに限定されない。受信アンテナは、送信アンテナによる信号の媒体またはそのサンプルへの送信から生じる応答を検出する。応答は、経時的にモニタされ、処理されて、例えば媒体の混合又は分離の程度を示すために、媒体の温度、体積、相、密度、又は組成などの状態の変動を決定することができる。実施形態において、応答は、媒体の状態の変動性を決定する処理の一部として、またはそれに加えて、媒体またはそのサンプル中の1つまたは複数の分析物の存在または量を決定するために処理することができる。例えば、関心のある1つまたは複数の分析物の量の相対的な変化は、媒体中の1つまたは複数の分析物の混合を決定するために使用され得る。
送信アンテナおよび受信アンテナは、互いにデカップルされる(デチューンなどとも呼ばれることがある)。デカップリングとは、送信アンテナと受信アンテナとの間の直接通信を最小化するように、送信アンテナと受信アンテナとの構成及び/又は配置を意図的に作製することをいい、好ましくは遮蔽がないことをいう。送信アンテナと受信アンテナとの間の遮蔽を利用することができる。しかし、送信アンテナと受信アンテナは、遮蔽がない場合でもデカップルされる。
受信アンテナによって検出された信号は、経時的にモニタすることができ、例えば、信号を離散的なサンプル時間で比較したり、連続測定における経時的な変化を追跡したりして、信号の経時的な変動を決定することができる。実施形態では、時間的に分離された応答信号を互いに比較して、経時的な変動性を決定することができる。実施形態において、時間的に分離された応答信号の各々は、1つ以上の分析物の量を決定するように処理することができる。
受信アンテナによって検出された信号は、受信信号の強度および分析物が送信信号を吸収する1つまたは複数の周波数における強度の減少に基づいて、1つまたは複数の分析物を検出するように分析することもできる。電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数範囲で動作する非侵襲的分光センサを使用して分析物を検出する例は、国際公開第2019/217461号に記載されており、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。受信アンテナによって検出された信号は、複数の信号成分を含む複素信号であり得、各信号成分は異なる周波数にある。実施形態では、検出された複素信号は、例えばフーリエ変換によって、異なる周波数のそれぞれにおける信号成分に分解することができる。実施形態では、受信アンテナによって検出された複素信号は、全体として(すなわち、複素信号をデマルチプレクスすることなく)分析することができる。さらに、受信アンテナによって検出された信号は、それぞれが離散的な周波数を有する別々の信号部分とすることができる。
一実施形態では、本明細書に記載のセンサは、媒体またはそのサンプル中の少なくとも1つの分析物の存在を検出するために使用することができる。別の実施形態では、本明細書に記載のセンサは、媒体またはそのサンプル中の少なくとも1つの分析物の量または濃度を検出することができる。その媒体またはサンプルは、検出したいと望み得る少なくとも1つの目的の分析物を含む任意の材料であることができ、またはモニタされるべき温度または混合の程度などの状態であることができる。対象は、ヒトまたは非ヒト、動物または非動物、生物または非生物などで、あってよい。例えば、媒体またはそのサンプルは、ヒト組織、動物組織、植物組織、無生物、土壌、流体、遺伝物質、または微生物を含み得るが、これらに限定されない。対象の非限定的な例としては、流体、例えば血液、間質液、脳脊髄液、リンパ液または尿、ヒト組織、動物組織、植物組織、無生物、土壌、遺伝物質、または微生物が挙げられるが、それらに限定されない。一実施形態では、センサを使用して媒体のサンプルがモニタされる。サンプルは、媒体の一部の流れ、例えば、媒体から導かれ、パイプ又はチャネルなどの流体通路を通り、センサを通過し、媒体に戻る流れであり得る。実施形態では、ポンプが、流体通路を通してサンプルを駆動することができる。
少なくとも1つの分析物の検出を含む実施形態では、分析物は、検出することを望む可能性がある任意の分析物であり得る。分析物は、ヒトまたは非ヒト、動物または非動物、生物学的または非生物学的であり得る。例えば、分析物は、血中グルコース、血中アルコール、白血球、または黄体形成ホルモンのうちの1つまたは複数を含むことができるが、これらに限定されるものではない。分析物には、化学物質、化学物質の組み合わせ、ウイルス、細菌などが含まれ得るが、これらに限定されるものではない。分析物は、別の媒体に含まれる化学物質であり得、そのような媒体の非限定的な例としては、少なくとも1つの分析物を含む流体、例えば血液、間質液、脳脊髄液、リンパ液または尿、ヒト組織、動物組織、植物組織、無生物、土壌、遺伝物質または微生物が挙げられる。分析物はまた、鉱物又は汚染物質のような非ヒト、非生物的粒子であってもよい。
分析物は、例えば、天然に存在する物質、人工物質、代謝物、および/または反応生成物を含むことができる。非限定的な例として、少なくとも1つの分析物は、以下のものを含み得るがそれだけにとどまらない。インスリン、アカルボキシプロトロンビン;アシルカルニチン;アデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ;アデノシンデアミナーゼ;アルブミン;アルファフェトプロテイン;アミノ酸プロファイル(アルギニン(クレブスサイクル)、ヒスチジン/尿酸、ホモシステイン、フェニルアラニン/チロシン、トリプトファン);アンドロステンジオン、アンチピリン;アラビニトールエナンチオマー;アルギナーゼ;ベンゾイルクゴニン(コカイン);ビオチニダーゼ;ビオプテリン;c反応性タンパク質;カルニチン;プロBNP;BNP;トロポニン;カルノシナーゼ;CD4;セルロプラスミン;チェノデオキシコール酸;クロロキン;コレステロール;コリンエステラーゼ;共役1-βヒドロキシコール酸;コルチゾール;クレアチンキナーゼ;クレアチンキナーゼMMアイソザイム.シクロスポリンA;d-ペニシラミン;脱エチルクロロキン;デヒドロエピアンドロステロン硫酸;DNA(例えば、アセチル化酵素多型、アルコール脱水素酵素、α1-アンチトリプシン、嚢胞性線維症、デュシェンヌ/ベッカー筋ジストロフィー、分析物-6-リン酸脱水素酵素、ヘモグロビンA、ヘモグロビンS、ヘモグロビンC、ヘモグロビンD、ヘモグロビンE、ヘモグロビンF、D-パンジャブ、βサラセミア、B型肝炎ウイルス、HCMV、HIV-1、HTLV-1、Leber遺伝性視神経症、MCAD、RNA、PKU、三日熱マラリア原虫、性分化、または21-デオキシコルチゾールに関連するDNA);デスブチルハロファントリン;ジヒドロプテリジンレダクターゼ;ジフテリア/破傷風抗毒素;赤血球アルギナーゼ;赤血球プロトポルフィリン;エステラーゼD;脂肪酸/アシルグリカン;遊離β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン;遊離赤血球ポルフィリン;遊離サイロキシン(FT4);遊離トリヨードサイロニン(FT3);フマリルアセトアセターゼ;ガラクトース/ガラ-1-リン酸;ガラクトース-1-リン酸ウリディルトランスフェラーゼ;ゲンタマイシン;アナライト-6-リン酸デヒドロゲナーゼ;グルタチオン;グルタチオンペリオキシダーゼ;グリココール酸;グリコシル化ヘモグロビン;ハロファントリン;ヘモグロビン変種;ヘキソサミニダーゼA;ヒト赤血球炭酸脱水酵素I;17-α-ヒドロキシプロゲステロン;ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ;免疫反応性トリプシン;乳酸;リード;リポタンパク質((a)、B/A-1、β);リゾチーム;メフロキン;ネチルミシン;フェノバルビトン;フェニトイン;フィタニック/プリスタン酸;プロゲステロン;プロラクチン;プロリダーゼ;プリンヌクレオシドホスホリラーゼ;キニーネ;逆トリヨードサイロニン(rT3);セレン;血清膵臓リパーゼ;シソミシン;ソマトメジンC;特異抗体(アデノウイルス、抗核抗体、抗ゼータ抗体、アルボウイルス、オーイェスキー病ウイルス、デングウイルス、ドラキュラ、エキノコックスグラヌロサス、エンタメバヒストリチカ、エンテロウイルス、ジアルジアデュオデナリサ、ヘリコバクターピロリ、B型肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、HIV-1、IgE(アトピー疾患)、インフルエンザウイルス、リーシュマニア・ドノバニ、レプトスピラ、麻疹/ムンプス/風疹、マイコバクテリウム・レプラ、マイコプラズマ・ニューモニエ、ミオグロビン、オンコセルカ・ボルボルス、パラインフルエンザウイルス、マラリア原虫、ポリオウイルス、緑膿菌、呼吸器合胞体ウイルス、リケッチア(ツツガムシ病)、マンソン住血吸虫、トキソプラズマ原虫、梅毒トレペノーマ、クルーズトリパノソーマ/ランゲリ、水疱性口内炎ウイルス、バンクロフト糸状虫、黄熱病ウイルス);特異抗原(B型肝炎ウイルス、HIV-1);スクシニルアセトン;スルファドキシン;テオフィリン;チロトロピン(TSH);チロキシン(T4);チロキシン結合グロブリン;微量元素;トランスフェリン;UDP-ガラクトース-4-エピメラーゼ;尿素;ウロボフィリンゲンIシンターゼ;ビタミンA;白血球および亜鉛プロポフィリン。
分析物はまた、ターゲットに導入された1つ以上の化学物質を含むことができる。分析物は、造影剤、放射性同位元素、または他の化学物質のようなマーカーを含むことができる。分析物は、フルオロカーボンベースの合成血液を含むことができる。分析物には、薬物または医薬組成物を含めることができ、限定的ではない例として、エタノール;大麻(マリファナ、テトラヒドロカンナビノール、ハシシ);吸入器(亜酸化窒素、亜硝酸アミル、亜硝酸ブチル、クロロハイドロカーボン、炭化水素);コカイン(クラックコカイン);覚醒剤(アンフェタミン類、メタンフェタミン類、リタリン、サイレルト、プレリュディン、ディドレックス、プレステート、ボラニル、サンドレックス、プレジ);抑制剤(バルビツール酸系、メタクアロン、Valium、Librium、Miltown、Serax、Equanil、Tranxeneなどの精神安定剤);幻覚剤(フェンシクリジン、リゼルグ酸、メスカリン、ペヨーテ、シロシビン);麻薬(ヘロイン、コデイン、モルヒネ、アヘン、メペリジン、パーコセット、ペルコダン、ツシオネクス、フェンタニル、ダーボン、タルウィン、ロモチル);デザイナードラッグ(フェンタニル、メペリジン、アンフェタミン、メタンフェタミン、フェンシクリジンの類似体、例えばエクスタシー);蛋白同化ステロイド;及び、ニコチンが含まれる。分析物は、他の薬物または医薬組成物を含むことができる。分析対象物には、例えば、アスコルビン酸、尿酸、ドーパミン、ノルアドレナリン、3-メトキシチラミン(3MT)、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸(DOPAC)、ホモバニリン酸(HVA)、5-ヒドロキシトリプタミン(5HT)、および5-ヒドロキシインドール酢酸(FHIAA)など、体内で生成される神経化学物質またはその他の化学物質を含めることができる。
図1は、実施形態による、媒体またはそのサンプル7をモニタするセンサシステムの概略的な描写である。センサ5は、媒体またはそのサンプル7に相対して描かれている。図1に示す実施形態では、媒体またはそのサンプル7は、分析物9を含むことができる。この例では、センサ5は、送信アンテナ/素子11(以下「送信アンテナ11」)と受信アンテナ/素子13(以下「受信アンテナ13」)とを含むアンテナアレイを含むものとして描かれている。センサ5は、さらに、送信回路15、受信回路17、およびコントローラ19を含む。さらに後述するように、センサ5は、バッテリ(図1には示されていない)などの電源も含むことができる。
送信アンテナ11は、電磁気スペクトラムの無線周波数(RF)またはマイクロ波範囲である信号21を媒体またはそのサンプル7に送信するように位置付けられ、配置され、構成されており、送信アンテナ11は、電極または無線周波数(RF)またはマイクロ波範囲の電磁気信号の任意の他の適切な送信機であり得る。送信アンテナ11は、センサ5が媒体又はそのサンプルをモニタするのに十分な、媒体又はそのサンプル7に対する任意の配置及び向きを有することができる。1つの非限定的な実施形態では、送信アンテナ11は、実質的に媒体またはそのサンプル7に向かう方向に向くように配置することができる。
送信アンテナ11によって送信される信号21は、送信アンテナ11に電気的に接続可能である送信回路15によって生成される。送信回路15は、送信アンテナ11によって送信される送信信号を生成するのに適した任意の構成を有することができる。RFまたはマイクロ波周波数範囲において送信信号を生成するための送信回路は、当技術分野でよく知られている。一実施形態では、送信回路15は、例えば、電源への接続、周波数発生器、および任意にフィルタ、増幅器またはRFまたはマイクロ波周波数の電磁気信号を生成する回路のための他の任意の適切な要素を含むことができる。一実施形態では、送信回路15によって生成される信号は、少なくとも2つの離散周波数(すなわち、複数の離散周波数)を有し得、その各々は、約10kHz~約100GHzの範囲にある。別の実施形態では、少なくとも2つの離散周波数の各々は、約300MHzから約6000MHzの範囲にあることができる。実施形態では、送信回路15は、約10kHz~約100GHzの範囲内、別の実施形態では約300MHz~約6000MHzの範囲内にある周波数の範囲を通してスイープするように構成され得る。一実施形態では、送信回路15は、複素送信信号を生成するように構成され得、複素信号は、複数の信号成分を含み、信号成分の各々は、異なる周波数を有する。複素信号は、複数の信号を一緒にブレンドまたは多重化し、その後、複数の周波数が同時に送信される複素信号を送信することによって生成することができる。
受信アンテナ13は、媒体又はそのサンプル7への送信アンテナ11による送信信号21の送信から生じ、分析物9を含み得るその中の物質に衝突する1つ又は複数の電磁気応答信号23を検出するように配置され、設定され、及び構成される。受信アンテナ13は、電極または無線周波数(RF)もしくはマイクロ波範囲の電磁気信号の任意の他の適切な受信機であり得る。一実施形態では、受信アンテナ13は、少なくとも2つの周波数を有する電磁気信号を検出するように構成され、その各周波数は、約10kHz~約100GHzの範囲、又は別の実施形態では約300MHz~約6000MHzの範囲である。受信アンテナ13は、媒体またはそのサンプルのモニタリングを可能にするために応答信号23の検出を可能にするのに十分である、媒体またはそのサンプル7に対する任意の配置および向きを有することができる。1つの非限定的な実施形態では、受信アンテナ13は、媒体またはそのサンプル7に実質的に向かっている方向に向くように配置することができる。
受信回路17は、受信アンテナ13に電気的に接続可能であり、受信アンテナ13からの受信応答をコントローラ19に伝達する。受信回路17は、受信アンテナ13によって検出された電磁気エネルギを応答信号23を反映した1つ以上の信号に変換するために、受信アンテナ13とインターフェースするのに適した任意の構成を有することができる。受信回路の構成は、当技術分野でよく知られている。受信回路17は、例えば、信号の増幅、信号のフィルタリングなどを通じて、信号をコントローラ19に提供する前に信号を条件付けるように構成され得る。したがって、受信回路17は、コントローラ19に提供される信号を調整するためのフィルタ、増幅器、または任意の他の適切な構成要素を含むことができる。実施形態では、受信回路17またはコントローラ19の少なくとも一方は、受信アンテナ13によって検出された、異なる周波数でそれぞれ複数の信号成分を含む複素信号を、構成信号成分の各々に分解またはデマルチプレクスするように構成され得る。実施形態では、複素信号を分解することは、検出された複素信号にフーリエ変換を施すことを含み得る。しかし、受信した複素信号を分解またはデマルチプレクスすることは、任意である。代わりに、実施形態では、受信アンテナによって検出された複素信号を全体として(すなわち、複素信号をデマルチプレクスすることなく)解析して、経時変化を観察し、媒体またはそのサンプル7の状態における変動を決定することができる。
コントローラ19は、センサ5の動作を制御する。コントローラ19は、例えば、送信回路15に指示して、送信アンテナ11によって送信される送信信号を生成させることができる。コントローラ19は、さらに、受信回路17から信号を受信する。コントローラ19は、任意選択で、受信回路17からの信号を処理して、それらの信号の経時的な変動を決定し、および/または媒体もしくはそのサンプル7中の分析物9を検出し得る。一実施形態において、コントローラ19は、任意選択で、例えばBluetoothなどの1以上の無線接続、4G、5G、LTEなどの無線データ接続、またはWi-Fiを介してユーザデバイスおよび/またはリモートサーバ27などの少なくとも1つの外部デバイス25と通信してよい。提供される場合、外部デバイス25および/またはリモートサーバ27は、コントローラ19が受信回路17から受信する信号を処理(またはさらに処理)し、例えば、信号を経時的に処理して媒体またはそのサンプル7の状態の変動を決定し、提供される場合、センサ5とリモートサーバ27との間の通信を提供するために、例えば有線データ接続を使用するか、外部デバイス25の無線データ接続またはWi-Fiを介して使用することができる。
センサ5は、人間の知覚可能な通知を提供するように構成された通知デバイス20を含むデバイスをさらに含むか、またはその中に組み込まれ得る。通知デバイス20は、非限定的な例として、可聴通知を提供するためのスピーカ、触覚通知を提供するための振動コンポーネント、および/または視覚通知を提供するための光またはディスプレイを含む、人間の知覚可能な通知を提供するための1以上のコンポーネントを含むことができる。実施形態では、センサ5は、媒体またはそのサンプル7の状態の変動性および通知基準に基づいて、通知の提示を指示することができる。実施形態では、センサ5またはセンサ5が組み込まれるデバイスは、外部デバイス25またはリモートサーバ27によって通知を提示するように指示することができる。実施形態では、センサ5は、提示されるべき通知を決定し、提示されるべき通知の提示を指示する指示を送信するように構成されたプロセッサを含む。実施形態において、センサ5のコントローラ19は、提示すべき通知を決定し、通知の提示を指示する指示を送信するように構成され得る。
外部デバイス25は、非限定的な例として、モバイルフォン(別名:セルフォン、スマートフォン);タブレットコンピュータ;ラップトップコンピュータ;パーソナルコンピュータ;時計またはヘッドマウントデバイスまたは衣類のような着用可能デバイス;ビデオゲーム機;椅子などの家具;車、自動車またはトラックなどの車両;電球;スマート冷蔵庫などのスマート家電;およびセンサ5とともに機能するように特に設計されているこれらのデバイスと同様の使用特定デバイスであり得る。実施形態において、外部デバイス25は、通知を提示することができる。実施形態において、通知の提示は、通知基準および検出される媒体またはそのサンプル7の状態の変動性に基づいて、外部デバイス25において決定される。実施形態において、外部デバイス25は、通知を提供するようにセンサ5に指示することができる。実施形態では、外部デバイス25は、センサ5またはリモートサーバ27によって通知を提供するように指示することができる。外部デバイス25は、人間が知覚できる通知を提供するように構成された通知デバイス30を含むことができる。通知デバイス30は、非限定的な例として、可聴通知を提供するためのスピーカ、触覚通知を提供するための振動コンポーネント、および/または視覚通知を提供するための光またはディスプレイを含む、人間の知覚可能な通知を提供するための1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。実施形態では、外部デバイス25は、提示すべき通知を決定し、通知の提示を指示する指示を送信するように構成されたプロセッサ26を含む。
リモートサーバ27は、例えば以下に説明するような通知基準を用いて、特定の温度で保持するなどの定常状態の達成や混合物が均質であるなどの媒体の状態の変動に基づいて通知の提示を決定するように構成されることができる。リモートサーバ27は、例えば、リモートサーバ27とセンサ5又は外部デバイス25とを結ぶ接続を介してコマンド又は他のそのようなメッセージを送信することにより、センサ5又は外部デバイス25の一方又は両方に通知を提示するように指示することができる。実施形態では、リモートサーバ27は、提示すべき通知を決定し、通知の提示を指示する指示を送信するように構成されたプロセッサ28を含む。
図1を引き続き参照すると、センサ5は、内部空間31を画定する(破線で示す)センサハウジング29を含むことができる。センサ5のコンポーネントは、ハウジング29に取り付けられ、及び/又はハウジング29内に配置されることがある。例えば、送信アンテナ11及び受信アンテナ13は、ハウジング29に取り付けられている。いくつかの実施形態では、アンテナ11、13は、全体的または部分的に、ハウジング29の内部空間31内にあることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ11、13は、ハウジング29に取り付けられているが、少なくとも部分的に又は完全に内部空間31の外側に位置していてもよい。いくつかの実施形態では、送信回路15、受信回路17、及びコントローラ19は、ハウジング29に取り付けられ、センサハウジング29の内部に完全に配置される。いくつかの実施形態では、センサハウジング29は、媒体7のサンプルが通過するパイプまたはチャネル(図示せず)などの流体チャネルに固定することができる。
受信アンテナ13は、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間の電磁気カップリングが低減されるように、送信アンテナ11に対してデカップルまたはデチューンされる。送信アンテナ11と受信アンテナ13のデカップリングは、受信アンテナ13によって検出される信号のうち、ターゲット7からの応答信号23である部分を増加させ、受信アンテナ13による送信信号21の直接受信を最小化する。送信アンテナ11と受信アンテナ13のデカップリングにより、送信アンテナ11から受信アンテナ13への送信は、カップルされた送信アンテナおよび受信アンテナを有するアンテナシステムと比較して、減少した順方向利得(S21)および出力での反射(S22)を増加させることになる。
一実施形態では、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間のカップリングは、95%以下である。別の実施形態では、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間のカップリングは、90%以下である。別の実施形態では、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間のカップリングは、85%以下である。別の実施形態では、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間のカップリングは、75%以下である。
送信アンテナ11と受信アンテナ13との間のカップリングを低減するための任意の技術を使用することができる。例えば、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間のデカップリングは、送信アンテナ11と受信アンテナ13とを互いにデカップルするのに十分な、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間の1つまたは複数の意図的に製造された構成および/または構成によって達成することができる。
例えば、以下でさらに説明する一実施形態では、送信アンテナ11と受信アンテナ13とのデカップリングは、送信アンテナ11と受信アンテナ13とを意図的に構成して互いに異なる形状にすることによって達成することができる。意図的に異なる形状とは、送信アンテナ11と受信アンテナ13の意図的な異なる形状構成を指す。形状の意図的な違いは、製造エラーや公差などにより、偶然または意図せずに発生する可能性のある送信アンテナと受信アンテナの形状の違いとは異なる。
送信アンテナ11と受信アンテナ13のデカップリングを達成する別の技術は、アンテナ11、13をデカップリングするのに十分な適切な間隔を各アンテナ11、13の間に設けることであり、電磁力線の割合を強制する。送信信号21をターゲット7に送り込むことにより、受信アンテナ13がターゲット7に進入することなく、送信アンテナ11から直接電磁気エネルギを直接受信することを可能な限り最小限にするかまたは無くすことができる。各アンテナ11、13間の適切な間隔は、送信アンテナ11からの信号の出力電力、アンテナ11、13のサイズ、送信信号の1つまたは複数の周波数、および送信アンテナ間のシールドの存在を含むがこれらに限定されない要因に基づいて決定される。アンテナ。この技術は、受信アンテナ13によって検出された応答が、媒体またはそのサンプル7内の材料からのものであり、送信アンテナ11から受信アンテナ13に直接流れる送信信号21だけではないことを保証するのに役立つ。アンテナ11、13間の適切な間隔は、アンテナ11、13の幾何学的形状の意図的な差異と共に使用して、デカップリングを達成することができる。
一実施形態では、送信アンテナ11によって送信される送信信号は、少なくとも2つの異なる周波数、例えば7から12までの異なる離散周波数を有することができる。別の実施形態では、送信信号は、一連の離散の、別個の信号とすることができ、各別個の信号は、単一の周波数または複数の異なる周波数を有する。
一実施形態では、送信信号(または送信信号のそれぞれ)は、約300ms未満、それに等しい、またはそれより大きい送信時間にわたって送信することができる。別の実施形態では、送信時間は、約200ミリ秒以上であり得る。さらに別の実施形態では、送信時間は、約30ms未満、30ms以上、またはそれ以上であり得る。送信時間は、1秒、5秒、10秒、またはそれ以上など、秒単位で測定される大きさを持つこともできる。一実施形態では、同じ送信信号を複数回送信することができ、その後、送信時間を平均化することができる。別の実施形態では、送信信号(または送信信号のそれぞれ)は、約50%以下のデューティサイクルで送信することができる。
図2A~図2Cは、センサシステム5で使用できるアンテナアレイ33の例と、アンテナアレイ33をどのように方向付けることができるかを示している。アンテナアレイ33の多くの向きが可能であり、センサ5が媒体またはそのサンプル7の状態における変動性を検出するというその主要な機能を実行できる限り、任意の向きを使用することができる。
図2Aでは、アンテナアレイ33は、実質的に平面である基板35上に配置された送信アンテナ11および受信アンテナ13を含む。この例は、実質的にX-Y平面に配置されたアレイ33を示している。この例では、アンテナ11、13のX軸方向およびY軸方向の寸法を横方向の寸法と見なすことができ、アンテナ11、13のZ軸方向の寸法を厚さ寸法と見なすことができる。この例では、アンテナ11、13のそれぞれは、その厚さ寸法(Z軸方向)よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法(X軸方向および/またはY軸方向で測定)を有する。換言すれば、送信アンテナ11および受信アンテナ13は、X軸方向および/またはY軸方向に測定された少なくとも1つの他の横方向寸法と比較して、Z軸方向に比較的平坦であるか、または比較的薄い厚さである。
図2Aの実施形態の使用において、センサおよびアレイ33は、媒体またはそのサンプル7がZ軸方向でアレイ33の下または上にあるように、媒体またはそのサンプル7に対して配置され得る。これにより、アンテナ11、13の面の1つが媒体またはそのサンプル7の方を向く。あるいは、媒体またはそのサンプル7は、アレイ33の左側または右側に配置することができる。これにより、アンテナ11、13のそれぞれの端部の1つが、媒体またはそのサンプル7の方を向く。あるいは、媒体またはそのサンプル7は、アレイ33のY方向の側面に配置することができ、これにより、アンテナ11、13のそれぞれの側面の1つが媒体またはそのサンプル7に面する。
センサ5には、アンテナアレイ33に加えて、1つまたは複数の追加のアンテナアレイを設けることもできる。例えば、図2Aは、実質的に平面であり得る基板35a上に配置された、送信アンテナ11および受信アンテナ13を含むオプションの第2のアンテナアレイ33aも示している。アレイ33と同様に、アレイ33aも実質的にX-Y平面内に配置することができ、アレイ33、33aはX軸方向に互いに離間している。
図2Bでは、アンテナアレイ33は、実質的にY-Z平面に配置されているものとして示されている。この例では、Y軸方向およびZ軸方向のアンテナ11、13の寸法は横寸法と考えることができ、X軸方向のアンテナ11、13の寸法は厚さ寸法と考えることができる。この例では、アンテナ11、13のそれぞれは、その厚さ寸法(X軸方向)よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法(Y軸方向および/またはZ軸方向で測定)を有する。換言すれば、送信アンテナ11および受信アンテナ13は、Y軸方向および/またはZ軸方向で測定された少なくとも1つの他の横方向寸法と比較して、X軸方向においてそれぞれ比較的平坦であるか、または比較的小さい厚さである。
図2Bの実施形態の使用において、センサおよびアレイ33は、媒体またはそのサンプル7がZ軸方向でアレイ33の下または上にあるように、媒体またはそのサンプル7に対して配置されてもよい。これにより、アンテナ11、13のそれぞれの端部の1つが媒体またはそのサンプル7の方を向く。あるいは、媒体またはそのサンプル7は、アレイの前または後ろに配置することができる。これにより、アンテナ11、13のそれぞれの面の1つは、媒体またはそのサンプル7に面する。あるいは、媒体またはそのサンプル7は、アレイ33の側面の1つに配置することができる。これにより、アンテナ11、13のそれぞれの側面の1つが媒体またはそのサンプル7に面する。
図2Cでは、アンテナアレイ33は、実質的にX-Z平面に配置されているものとして示されている。この例では、アンテナ11、13のX軸方向およびZ軸方向の寸法を横寸法と見なすことができ、アンテナ11、13のY軸方向の寸法を厚さ寸法と見なすことができる。この例では、アンテナ11、13のそれぞれは、その厚さ寸法(Y軸方向)よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法(X軸方向および/またはZ軸方向で測定)を有する。換言すれば、送信アンテナ11および受信アンテナ13は、X軸方向および/またはZ軸方向に測定された少なくとも1つの他の横寸法と比較して、Y軸方向に比較的平坦であるか、または比較的小さい厚さである。
図2Cの実施形態の使用において、センサおよびアレイ33は、媒体またはそのサンプル7がZ軸方向でアレイ33の下または上にあるように、媒体またはそのサンプル7に対して配置され得る。これにより、アンテナ11、13のそれぞれの端部の1つが媒体またはそのサンプル7の方を向く。あるいは、媒体またはそのサンプル7は、アレイ33の左側または右側に配置することができる。これにより、アンテナ11、13のそれぞれの側面の1つが媒体またはそのサンプル7の方を向く。あるいは、媒体またはそのサンプル7は、その前または後ろに配置することができる。これにより、アンテナ11、13のそれぞれの面の1つが媒体またはそのサンプル7に面する。
図2A~図2Cのアレイ33、33aは、X-Y平面、Y-Z平面、またはX-Z平面などの平面内に完全に配置される必要はない。代わりに、アレイ33、33aは、X-Y平面、Y-Z平面、およびX-Z平面に対して角度を付けて配置することができる。
アンテナ形状の差異を使用するアンテナのデカップリング
上述のように、送信アンテナ11を受信アンテナ13からデカップリングするための1つの技術は、送信アンテナ11と受信アンテナ13を意図的に異なる形状を有するように意図的に構成することである。意図的に異なる形状とは、意図的な送信アンテナ11と受信アンテナ13の形状構成の違いを指し、例えば、アンテナ11、13を製造する際の製造誤差または公差により、偶然に若しくは非意図的に生じ得る、送信アンテナ11と受信アンテナ13の形状の違いとは異なる。
アンテナ11、13の異なる形状は、多くの異なる方法でそれ自体を明らかにすることができ、説明することができる。例えば、アンテナ11、13の各々の平面図(図3A~Iなど)では、アンテナ11、13の周囲エッジの形状は、互いに異なっていてもよい。形状が異なると、平面図で異なる表面積を有するアンテナ11、13が得られる。異なる形状は、アンテナ11、13が平面図において異なる縦横比(すなわち、異なる寸法におけるそれらのサイズの比、例えば、以下でさらに詳細に議論されるように、アンテナ11、13の幅で割った長さの比)を有する結果となり得る。アンテナ11は、アンテナ13の長さを幅で割った比率とは異なる場合がある。いくつかの実施形態では、異なる形状により、アンテナ11、13は、平面図での異なる周辺エッジ形状、平面図での異なる表面積、および/または異なるアスペクト比の任意の組み合わせを有することになる。いくつかの実施形態では、アンテナ11、13は、周縁境界内に形成された1つまたは複数の穴(図2Bを参照)、または周縁に形成された1つまたは複数のノッチ(図2Bを参照)を有し得る。
したがって、本明細書で使用されるように、アンテナ11、13の幾何学的形状の相違または幾何学的形状の相違は、形状、長さ、幅、サイズ、形状、境界によって閉じられた面積(すなわち、周囲)における任意の意図的な相違を指す。それぞれのアンテナ11、13を平面図で見たときのエッジなどである。
アンテナ11、13は、任意の構成を有することができ、本明細書に記載のアンテナ11、13の機能を実行できる任意の適切な材料から形成することができる。一実施形態では、アンテナ11、13は、材料のストリップによって形成することができる。材料のストリップは、アンテナを平面図で見たときにストリップの少なくとも1つの横方向の寸法がその厚さの寸法よりも大きい構成を含むことができる(言い換えれば、ストリップは比較的平坦である、又は、図3A~図3Iのようにアンテナを平面図で見たときの長さ若しくは幅などの少なくとも1つの他の横方向寸法に比べて比較的薄い厚さである)。材料のストリップはワイヤを含むことができる。アンテナ11、13は、金属および導電性非金属材料を含む任意の適切な導電性材料から形成することができる。使用できる金属の例には、銅または金が含まれるが、これらに限定されない。使用できる材料の別の例は、非金属材料を導電性にするために金属材料でドープされた非金属材料である。
図2A~図2Cでは、アレイ33、33aのそれぞれのアンテナ11、13は、互いに異なる形状を有する。さらに、図3A~図3Iは、互いに異なる形状を有するアンテナ11、13の追加の例の平面図を示す。図2A~図2Cおよび図3A~図3Iの例は網羅的なものではなく、多くの異なる構成が可能である。
図3Aを参照すると、異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの平面図が示されている。この例では(図2A~図2Cおよび図3B~図3Iの例と同様に)、ここでの概念を説明する際の便宜上、一方のアンテナを送信アンテナ11とラベル付けし、他方のアンテナを受信アンテナ13とラベル付けする。しかしながら、送信アンテナ11とラベル付けされたアンテナは受信アンテナ13であってもよく、受信アンテナ13とラベル付けされたアンテナは送信アンテナ11であってもよい。アンテナ11、13の各々は、平坦な表面37を有する基板35上に配置される。
アンテナ11、13は、表面37上の線形ストリップまたはトレースとして形成することができる。この例では、アンテナ11は、ほぼU字形であり、第1の直線状の脚部40aと、アンテナに対して垂直に延びる第2の直線状の脚部40bとを有する。第1の脚部40aと、脚部40aと平行に延びる第3の直線状の脚部40cとを含む。同様に、アンテナ13は、脚部40a、40cと平行に、脚部40a、40cの間に延在する単一の脚部によって形成される。
図3Aに示される例では、アンテナ11、13のそれぞれは、その厚さ寸法よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法を有する(図3Aでは、厚さ寸法は、図3Aの閲覧時にページに出入りする)。例えば、アンテナ11の脚部40aは、ページの内外に延びる脚部40aの厚さ寸法よりも大きい程度、一方向(すなわち、横寸法)に延びる。アンテナ11の脚部40bは、ページ内外に延在する脚部40bの厚さ寸法よりも大きい範囲だけある方向(すなわち、横寸法)に延在する。アンテナ11の脚部40cは、ページ内外に延在する脚部40cの厚さ寸法よりも大きい程度、一方向(すなわち、横寸法)に延在する。同様に、アンテナ13は、一方向(すなわち、横方向の寸法)に、ページの内外に延在するアンテナ13の厚さ寸法よりも大きい範囲で延在する。
アンテナ11、13はまた、平面図で見たときのアンテナ11の総直線長さ(脚部40a~40cの個々の長さL、L、Lを足し合わせることによって決定される)が異なるという点で、互いに形状が異なる。平面図におけるアンテナ13の長さL13よりも大きい。
図3Bは、異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11、13は、それぞれが横方向の長さL11、L13、横方向の幅W11、W13、および周囲エッジE11、E13を有する実質的に線形のストリップとして示されている。周囲エッジE11、E13は、アンテナ11、13の周囲全体に延在し、平面図で領域を画定する。この例では、横方向の長さL11、L13および/または横方向の幅W11、W13は、図3Bを見るとき、ページに/から延びるアンテナ11、13の厚さ寸法よりも大きい。この例では、アンテナ11、13は、アンテナ11、13の端部の形状が互いに異なるという点で、形状が互いに異なる。例えば、図3Bを見ると、アンテナ11の右端42は、アンテナ13の右端44とは異なる形状を有する。同様に、アンテナ11の左端46は、右端42と同様の形状を有することができる。しかし、右端44と同様の形状を有し得るアンテナ13の左端48とは異なる。アンテナ11、13の横方向の長さL11、L13および/または横方向の幅W11、W13が互いに異なることも可能である。
図3Cは、図3Bと幾分似ている、異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11、13は、それぞれが横方向の長さL11、L13、横方向の幅W11、W13、および周囲エッジE11、E13を有する実質的に線形のストリップとして示されている。周囲エッジE11、E13は、アンテナ11、13の周囲全体に延在し、平面図で領域を画定する。この例では、横方向の長さL11、L13および/または横方向の幅W11、W13は、図3Cを見るとき、ページに/から延びるアンテナ11、13の厚さ寸法よりも大きい。この例では、アンテナ11、13は、アンテナ11、13の端部の形状が互いに異なるという点で、形状が互いに異なる。例えば、図3Cを見ると、アンテナ11の右端42は、アンテナ13の右端44とは異なる形状を有する。同様に、アンテナ11の左端46は、右端42と同様の形状を有することができる。しかし、右端44と同様の形状を有し得るアンテナ13の左端48とは異なる。さらに、アンテナ11、13の横方向の幅W11、W13は、互いに異なる。アンテナ11、13の横方向の長さL11、L13が互いに異なることも可能である。
図3Dは、図3Bおよび3Cにいくらか似ている、異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11、13は、それぞれが横方向の長さL11、L13、横方向の幅W11、W13、および周囲エッジE11、E13を有する実質的に線形のストリップとして示されている。周囲エッジE11、E13は、アンテナ11、13の周囲全体に延在し、平面図で領域を画定する。この例では、横方向の長さL11、L13および/または横方向の幅W11、W13は、図3Dを見るとき、ページに/から延びるアンテナ11、13の厚さ寸法よりも大きい。この例では、アンテナ11、13は、アンテナ11、13の端部の形状が互いに異なるという点で、形状が互いに異なる。例えば、図3Dを見ると、アンテナ11の右端42は、アンテナ13の右端44とは異なる形状を有する。同様に、アンテナ11の左端46は、右端42と同様の形状を有することができる。しかし、右端44と同様の形状を有し得るアンテナ13の左端48とは異なる。さらに、アンテナ11、13の横方向の幅W11、13は、互いに異なる。アンテナ11、13の横方向の長さL11、L13が互いに異なることも可能である。
図3Eは、基板上に異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11は、ほぼ馬蹄形の材料のストリップとして示され、アンテナ13は、ほぼ線形の材料のストリップとして示されている。アンテナ11、13の平面形状(すなわち幾何学的形状)は互いに異なる。また、平面視したときのアンテナ11の全長(一端から他端まで測定した長さ)は、平面視したときのアンテナ13の長さよりも長い。
図3Fは、基板上に異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11は、直角を形成する材料のストリップとして示され、アンテナ13も、より大きな直角を形成する材料のストリップとして示されている。アンテナ11、13の平面形状(すなわち幾何学的形状)は、アンテナ13の平面図における総面積がアンテナ11の平面図における総面積よりも大きいため、互いに異なる。平面図で見たときのアンテナ11の長さ(一端から他端まで測定)は、平面図で見たときのアンテナ13の長さより短い。
図3Gは、基板上に異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11は、正方形を形成する材料のストリップとして示され、アンテナ13は、長方形を形成する材料のストリップとして示される。アンテナ11、13の平面形状(すなわち幾何学的形状)は互いに異なる。また、アンテナ11の平面視における幅/長さの少なくとも一方は、平面視におけるアンテナ13の幅/長さのいずれかよりも小さい。
図3Hは、基板上に異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11は、平面で見ると円を形成する材料のストリップとして示され、アンテナ13も、形成された円によって囲まれた平面で見ると、より小さな円を形成する材料のストリップとして示される。アンテナ11、13の平面形状(すなわち幾何学的形状)は、円の大きさが異なるために互いに異なる。
図3Iは、基板上に異なる形状を有する2つのアンテナを有するアンテナアレイの別の平面図を示す。この例では、アンテナ11は、材料の直線ストリップとして示され、アンテナ13は、平面で見ると半円を形成する材料のストリップとして示されている。アンテナ11、13の平面形状(すなわち幾何学的形状)は、アンテナ11、13の形状/幾何学的形状が異なるため、互いに異なる。
図4A~図4Dは、送信アンテナ11および受信アンテナ13の端部が形状の違いを達成するために有することができる異なる形状の追加の例の平面図である。アンテナ11、13の端部の一方または両方は、図3A~図3Iの実施形態を含めて、図4A~図4Dの形状を有することができる。図4Aは、端部がほぼ長方形であるように描写している。図4Bは、一方の角が丸く、もう一方の角は直角のままである端部を示している。図4Cは、端全体が丸みを帯びているか、外側に凸状になっていることを示している。図4Dは、端が内側に凹んでいることを示している。他の多くの形状が可能である。
アンテナ11、13のデカップリングを達成する別の技術は、送信アンテナ11によって送信された信号のほとんどまたはすべてを強制的に媒体に送るのに十分な間隔で、各アンテナ11、13の間に適切な間隔を使用することである。これにより、受信アンテナ13による送信アンテナ11からの電磁気エネルギの直接受信を最小限に抑えることができる。アンテナ11、13のデカップリングを達成するために、適切な間隔を単独で使用することができる。別の実施形態では、デカップリングを達成するためのアンテナ11、13の形状の違いと共に、適切な間隔を使用することができる。
図2Aを参照すると、示された位置で送信アンテナ11と受信アンテナ13との間に間隔Dが存在する。アンテナ11、13間の間隔Dは、各アンテナ11、13の全長(例えばX軸方向)にわたって一定であってもよいし、アンテナ11、13間の間隔Dは変化してもよい。間隔Dが、送信アンテナ11によって送信された信号のほとんどまたはすべてが媒体に到達し、受信アンテナ13による電磁気エネルギの直接受信を最小にするのに十分である限り、任意の間隔Dを使用することができる。これにより、アンテナ11、13を互いにデカップルする。
図5を参照すると、センサデバイス5の構成例が示されている。図5では、図1の要素と同一または類似の要素は、同じ参照番号を使用して参照される。図5において、アンテナ11、13は、例えばプリント回路基板であり得る基板50の1つの表面上に配置される。センサデバイス5に電力を供給するために、再充電可能なバッテリなどの少なくとも1つのバッテリ52が基板50の上に設けられている。さらに、送信回路15、受信回路17、コントローラ19、および第2のデバイス5の他の電子機器を配置することができるデジタルプリント回路基板54が設けられる。基板50およびデジタルプリント回路基板54は、フレキシブルコネクタ56などの任意の適切な電気接続を介して電気的に接続される。RFシールド58は、アンテナ11、13とバッテリ52との間、またはアンテナ11、13とデジタルプリント回路基板54との間に任意に配置されて、回路および電気コンポーネントをRF干渉からシールドすることができる。
図5に示されるように、アンテナ11、13、送信回路15、受信回路17、コントローラ19、バッテリ52などを含むセンサデバイス5のすべての要素は、完全に内部に含まれる。別の実施形態では、各アンテナ11、13の一部または全体が、ハウジング29の底壁60の下に突出することができる。別の実施形態では、各アンテナ11、13の底部は、底壁60と同じ高さにするか、または底壁60からわずかに凹ませることができる。
センサデバイス5のハウジング29は、非侵襲性センサデバイスに使用するのに適していると思われる任意の構成およびサイズを有することができる。一実施形態では、ハウジング29は、50mm以下の最大長さ寸法L、50mm以下の最大幅寸法W、および25mm以下の最大厚さ寸法Tを有することができ、全内部容積は約62.5cm以下である。
さらに、引き続き図5を図3A~図3Iと共に参照すると、送信アンテナ11と受信アンテナ13との間に最大間隔Dmaxおよび最小間隔Dminが存在することが好ましい。最大間隔Dmaxは、一実施形態では、最大間隔Dmaxは約50mmとすることができる。一実施形態では、最小間隔Dminは、約1.0mmから約5.0mmまでとすることができる。
ここで図1と共に図6を参照すると、センサ5によってモニタされている媒体またはそのサンプルなどのターゲット中の少なくとも1つの分析物を検出するための方法70の一実施形態が示されている。図6の方法は、本明細書に記載のセンサデバイス5の実施形態のいずれかを使用して実施することができる。分析物を検出するために、センサデバイス5はターゲットに比較的近接して配置される。比較的近接とは、センサデバイス5がターゲットに近接するが直接物理的に接触しない、あるいはセンサデバイス5がターゲットと直接密接に物理的に接触するように配置できることを意味する。センサデバイス5とターゲット7との間の間隔は、送信信号のパワーなどの多くの要因に依存する可能性がある。センサデバイス5がターゲット7に対して適切に配置されていると仮定すると、ボックス72で、例えば送信回路15によって送信信号が生成される。送信信号は送信アンテナ11に供給され、ボックス74で送信アンテナ11は、信号をターゲットに向かって送信する。ボックス76で、分析物と接触する送信信号から生じる応答が、受信アンテナ13によって検出される。受信回路17は、受信アンテナ13から検出された応答を取得し、検出された応答をコントローラ19に提供する。ボックス78では、検出された応答を分析して、少なくとも1つの検体を検出することができる。分析は、コントローラ19によって、および/または外部デバイス25によって、および/またはリモートサーバ27によって実行することができる。
図7を参照すると、方法70のボックス78での分析は、いくつかの形態を取ることができる。一実施形態では、ボックス80で、分析は、検体の存在を単に検出することができる。すなわち、センサ5によってモニタされている媒体またはそのサンプルなどのターゲット内に検体が存在するかどうかを検出する。一方で、ボックス82にて、分析は、存在する分析物の量を決定できる。
送信信号と分析物との間の相互作用は、場合によっては、受信アンテナによって検出される信号の強度を増加させ、他の場合には、受信アンテナによって検出される信号の強度を減少させることがある。例えば、非限定的な一実施形態では、検出された応答を分析するとき、検出されている目的の分析物を含むターゲット内の化合物は、送信信号の一部を吸収することができ、吸収は送信信号の周波数に基づいて変化する。受信アンテナによって検出される応答信号は、分析物などターゲット内の化合物が送信信号を吸収する周波数での強度の低下を含むことがある。吸収の頻度は、異なる検体に特有のものである。受信アンテナによって検出された応答信号は、対象の分析物に関連する周波数で分析され、分析物による吸収に対応する信号強度の低下に基づいて分析物を検出することができるが、それは、対象の分析物による吸収に対応する周波数でそのような信号強度の低下が観測されるかどうかに基づくものである。分析物によって引き起こされる信号の強度の増加に関して、同様の技術を使用することができる。
検体の存在の検出は、例えば、検体に関連する既知の周波数で受信アンテナによって検出される信号強度の変化を識別することによって達成することができる。変化は、送信信号が検体とどのように相互作用するかに応じて、信号強度の減少または信号強度の増加であり得る。分析物に関連する既知の周波数は、例えば、分析物を含むことが知られている溶液の試験を通じて確立することができる。分析物の量の決定は、例えば、入力変数が信号の変化の大きさであり、出力変数が分析物の量である。分析物の量の決定は、例えばターゲットの既知の質量または体積に基づいて、濃度を決定するためにさらに使用することができる。一実施形態では、例えば、最初に検出信号の変化を識別して分析物の存在を検出し、次に検出信号を処理して量を決定するための変化の大きさを識別することにより、分析物の存在および分析物の量の決定の両方を決定することができる。
媒体の状態における変動性の決定
図8は、媒体の状態の変動性を決定するための方法90のフローチャートである。方法90は、上述のセンサ5などのセンサ、またはそのようなセンサを含むシステムを使用して実行することができる。状態は、例えば、媒体の温度、媒体の体積、媒体の密度、または媒体またはそのサンプル内の材料の分布などの媒体またはそのサンプルの組成であり、混合または分離を示す。媒体のサンプルの組成の変動性は、媒体全体の混合の程度を示すことができる。方法90は、検出のために媒体またはそのサンプルを提供すること92、送信信号を生成すること94、送信信号を媒体またはそのサンプルに送信すること96、受信信号を受信すること98、および受信信号を経時的に処理して媒体の状態の変動性を決定することを、含む。
媒体またはそのサンプルを検出のために提供することができる92。92で検出される媒体を提供することは、例えば、センサハウジング29を媒体または媒体を含む容器に対して配置することによって、センサ5などのセンサを媒体に近接して配置することを含むことができる。媒体のサンプルは、例えば、センサを通過して媒体のサンプルを搬送しサンプルを媒体に戻す流体通路を用いて、媒体の一部の流れをパイプまたはチャネルなどの流体通路に導くことによって、検出92のために提供することができる。流体通路を通る流れは、例えば、ポンプ、インペラ、または流体通路を通る媒体の流れを提供する任意の他の適切な手段を使用して提供することができる。
送信信号は、94で生成される。送信信号は、上述の特性を有する信号であることができ、送信信号は、92で提供される媒体またはそのサンプルに送信される96。96で送信された送信信号は、媒体に入る。またはそのサンプルを受信し、センサ5の1つまたは複数の受信素子またはアンテナを使用して、98で受信される受信信号を生成する。
次に、98で受信された受信信号は、経時的に処理される100。一実施形態では、経時的な処理100は、受信信号の時間的に分離された離散サンプルの処理、およびそれらのサンプルにわたる変動性を決定するためのサンプルの比較であり得る。別の実施形態では、受信信号の処理は、受信信号の経時的な変動性について受信信号を連続的にモニタすることであり得る。受信信号は、媒体またはそのサンプル、または媒体またはそのサンプルの組成の1つまたは複数の状態に対応する。100における経時的な受信信号の処理は、媒体の状態の経時的な変動性を決定することを含むことができる。一実施形態では、時間の経過に伴う受信信号の処理は、時間の経過に伴う受信信号の変動性を使用して、媒体が一定の温度に保たれている、または均一に混合されているなど、定常状態にあるかどうかを判断することをさらに含むことができる。一実施形態では、媒体の状態の変動性が特定の境界内にあるときに、定常状態条件を決定することができる。例えば、経時的な受信信号の変動性が特定の閾値を下回る場合、定常状態を決定することができる。
図9は、媒体のサンプルを分析することによって媒体の状態の変動性を決定するためのシステム110の概略図を示す。システム110は、媒体114、流体通路116、ポンプ118、およびセンサ5を含む容器112を含む。実施形態では、システム110は、図1に示され、上記で説明されるように、外部デバイス25および/またはリモートサーバ27をさらに含むことができる。容器112は、媒体114を収容するための任意の適切な容器である。媒体114は、例えば、混合または混合の程度を示すために、媒体の温度、体積、相、密度、または組成などの状態の変動性についてモニタされる媒体である。媒体の分離。媒体114は、液体または気体などの流体であり得る。一実施形態では、媒体114は液体である。一実施形態では、媒体114は反応混合物である。一実施形態では、媒体114は、任意のミキサ120を使用して混合される。ミキサ120は、例えば、羽根車または媒体114を混合するための任意の他の適切なデバイスであり得る。一実施形態では、センサ5、外部デバイス25、および/またはリモートサーバ27は、ミキサ120と通信して、例えば、媒体114が均一であると判断された場合など、媒体114が適切に混合されたと判断された場合に混合を停止することができる。
流体通路116は、容器112内の媒体114の一部がセンサ5を通過して搬送されることを可能にするように構成された通路である。一実施形態では、流体通路116はさらに、媒体114の一部の流れを容器112に戻すことができる。流体通路116を通る流れは、ポンプ118によって駆動することができる。ポンプ118は、流体通路116を通る流れに対してセンサ5の上流または下流に配置することができる。ポンプ118は、流体通路116を通る流れを提供するための任意の適切なメカニズムであり得る。
センサ5は、流体通路116を通過する媒体114の部分の流れに送信信号を提供し、そこから戻り信号を受信する。戻り信号は、センサ5、外部デバイス25、および/またはリモートサーバ27のいずれかで経時的に処理されて、媒体114の状態の変動性を決定することができる。オプションとして、媒体の状態の変動性を使用して通知を提供することができる。例えば、センサ5、外部デバイス25、および/またはリモートサーバ27などで、またはミキサ120などのデバイスの制御、または媒体114の状態の変動性に基づいて操作され得る任意の他の適切な制御などの自動化されたアクションを指示する。
媒体の状態の決定された変動性に関する通知
図10は、一実施形態による、1つまたは複数の分析物に関する通知を提供する方法130のフローチャートである。方法130は、媒体の状態の変動性を決定すること132、提示する通知を決定すること134、決定された通知を提示する指示を送信すること136、および通知を提示すること138を含むことができる。事前定義されたスケジュールまたはサンプリング頻度に従って、またはイベントまたはユーザプロンプトによってトリガされたときに実行される。
媒体の状態の変動性は、132で決定される。媒体の状態の変動性の決定は、本明細書に記載の方法のいずれかに従って行うことができる。134で、提示する通知の決定が行われる。94での提示する通知の決定は、132で決定された媒体の状態の変動性および通知基準に基づく。132における媒体の状態の変動性による通知基準の充足は、提示する通知を決定するために使用することができる。一実施形態では、通知基準が満たされない場合、提示すべき通知は決定されない。一実施形態では、方法130は、134で提示されると決定された通知がない場合、例えば通知基準が満たされない場合、134から132に戻ることができる。決定は、132での媒体の状態の変動性の決定の結果を受信するように構成されたプロセッサを使用して、134で行われる。通知基準は、プレゼンテーションを決定するプロセッサに動作可能に接続されたメモリに格納することができる。これにより、プロセッサは通知基準を受け取ることができる。この決定は、例えば、図1に示され、上述されたセンサ5、外部デバイス25、またはリモートサーバ27などの1つまたは複数のデバイスで行うことができる。
一実施形態では、通知基準は上限閾値を含み、媒体の状態の変動性が前記上限閾値を超えたときに通知が提示されるべきであると決定される。この実施形態では、この通知基準に関連する通知は、媒体の組成の大きな温度変化または高い変動性など、媒体の状態の高い変化率に関する警告であり得る。一実施形態では、通知基準は下限閾値を含み、提示する通知は、検体の量が下限閾値を下回る場合に決定される。一実施形態では、通知基準は、一定温度を保持すること、または混合物が均質であることなどの定常状態条件を示すために選択された下限閾値を含み、この下限閾値に関連付けられた通知は、この定常状態条件の達成を示すメッセージである。
一実施形態では、134で提示する通知を決定するために使用される通知基準は、媒体の複数の状態における可変性を含む。通知基準には、非限定的な例として、OR、AND、またはIF-THENステートメントなどの任意の論理演算子または条件演算子を使用して組み合わせた、複数の状態のそれぞれの可変性の基準を含めることができる。
提示する通知が134で決定されると、決定された通知を提示する指示が送信される136。一実施形態では、136で送信される決定された通知を提示するための指示は、デバイス内で、例えば、デバイスのプロセッサから、同じデバイスに含まれるライト、ディスプレイ、スピーカ、または振動コンポーネントのうちの1つまたは複数に送信される。一実施形態では、136で送信される決定された通知を提示するための指示は、1つのデバイスから別のデバイスへ、例えば、図1に示されるセンサ5から外部デバイス25へ、外部デバイス25からセンサ5へ、またはリモートサーバ27からセンサ5と外部デバイス25のうちの1つ若しくは両方へ、送信される。指示は、例えば、セルラーデータ、Wi-Fi、Bluetooth、ZigBee、またはデバイス間でメッセージを送信するための任意の他の適切な通信プロトコルなどの無線通信を使用して送信することができる。一実施形態では、指示は、ライト、ディスプレイ、スピーカ、または振動コンポーネントのうちの1つまたは複数への直接コマンドであり得る。一実施形態では、指示は、モバイルデバイス用のアプリなどのソフトウェアアプリケーションのコンテキスト内のメッセージであることができ、ソフトウェアアプリケーションは、ライト、ディスプレイ、スピーカ、または振動コンポーネントのうちの1つまたは複数を使用して決定された通知を提示する。
138で通知を提供することができる。通知は、視覚コンポーネント、聴覚コンポーネント、または触覚コンポーネントのうちの1つまたは複数を含むことができる。通知は、例えば、図1に示され、上述されたセンサ5または外部デバイス25などのデバイスで提供され得る。
視覚コンポーネントは、非限定的な例として、光の表示、光の色の提示、光の点滅の周波数またはパターンの制御、ディスプレイまたはプロジェクタを使用して静止画像またはアニメーション画像を提示すること、またはディスプレイまたはプロジェクタを使用してテキストを提示することを含み得る。視覚コンポーネントは、138で、LEDライトなどの1つまたは複数のライト、または例えば図1に示され、上記で説明されたセンサ5または外部デバイス25などのデバイスに含まれるディスプレイを使用して提示することができる。聴覚コンポーネントは、非限定的な例として、1つまたは複数のトーン、1つまたは複数のトーンを生成するパターン、反復アラーム、音声を含む音声メッセージの再生、または任意の他の適切な可聴通知を含むことができる。聴覚コンポーネントは、138で、例えば、図1に示され、上述されたセンサ5または外部デバイス25などのデバイスに含まれるスピーカを使用して提示することができる。触覚コンポーネントは、非限定的な例として、デバイスの振動、デバイスの振動のパターンまたは周波数などを含むことができる。触覚コンポーネントには、触覚フィードバックを含めることができる。触覚コンポーネントは、138で、例えば、図1に示され、上述したセンサ5または外部デバイス25などのデバイスに含まれる振動コンポーネントを使用して提示することができる。視覚、聴覚、および触覚コンポーネントのいずれかを組み合わせて、138で提示される通知を形成することができる。通知は、媒体が定常状態にあること、1つまたは複数の状態で急速な変化を経験していること、または、媒体の状態の変動性について、他の適切な通知を示すことができる。
上述のように、センサ5によって取得されたデータは、例えば、上述のデータに基づいて提示する通知を決定することによって、分析される必要がある。分析は、センサ5上で、またはセンサ5とは別の1つまたは複数のデバイスまたはシステム上で行うことができる。データを分析するために使用できるデバイスまたはシステムの例には以下のものが含まれるが、これらに限定されない。ハードウェアベースのコンピューティングデバイスまたはシステム、クラウドベースのコンピューティングデバイスまたはシステム、能動学習デバイスまたはシステムを含む機械学習デバイスまたはシステム、人工知能ベースのデバイスまたはシステム、ニューラルネットワークベースのデバイスまたはシステム、それらの組み合わせ、並びに、データの分析に適したその他の種類のデバイスおよびシステム、などである。
次いで、分析から生じる、または分析に基づく1つまたは複数の出力信号が生成される。一実施形態では、出力信号は、媒体が定常状態にあることを示す信号である。一実施形態では、定常状態は、均一な混合物であること、一貫した温度を保持すること、媒体の完全に分離された画分を有することなど、媒体の所望の特性を示す。いくつかの実施形態では、出力信号は、データを分析するデバイスまたはシステムによって生成される。出力信号は、出力信号に基づくアクションを実装する1つまたは複数の他のデバイスまたはシステムに向けられる。一実施形態では、出力信号は、例えば、患者および/または患者の介護者に知覚可能な信号または警告を提供するために、少なくとも1つの人間の知覚可能な通知を生成する(以下でさらに論じる)1つまたは複数の通知デバイスに向けられる。この実施形態では、出力信号は、通知信号と呼ぶことができる。別の実施形態では、出力信号は、1つまたは複数の他の機械またはシステム、例えば、他の機械の動作またはシステムを変更するインスリンポンプなどの医療機器に向けられてもよい。一実施形態では、出力信号または別個の出力信号は、1つまたは複数の通知デバイスおよび1つまたは複数の他の機械またはシステムの両方に向けることができる。一実施形態では、出力信号は、1つまたは複数の通知デバイスおよび/または1つまたは複数の他のデバイスまたはシステムへの送信とは別に、またはそれに加えて、適切なデータストレージに保存することができる。
図11は、出力信号生成の非限定的な一例を示す。この例では、システム140に含まれる通知デバイス142に出力信号が送信され、分析の結果として少なくとも1つの人間が知覚できる通知が生成される。通知デバイス142は、システム140に直接的または間接的に接続することができる。例えば、一実施形態では、通知デバイス142をセンサ5に組み込んで、少なくとも1つの人間が知覚できる通知を、システム140を使用する人に直接提供することができる。別の実施形態では、通知デバイス142は、センサ5から物理的に離れたデバイス144に組み込むことができ、通知デバイス142は以下のものを含み得る。タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パソコン、時計やヘッドマウントデバイス若しくは衣服などのウェアラブルデバイス、ビデオゲームコンソール、椅子などの家具、車、自動車、トラックなどの車両、電球、スマート冷蔵庫などのスマート家電、並びに、これらのデバイスと同様に、センサ5と一緒に機能するように特別に設計された用途別デバイス、などである。通知デバイス142によって生成される少なくとも1つの人間が知覚できる通知は、可聴音通知、視覚通知、触覚通知、または嗅覚通知のうちの1つまたは複数であり得る。通知デバイス142の動作は、分析の結果として生成される通知または出力信号によってトリガすることができる。通知信号は、センサ5によって、例えばその主コントローラによって、またはセンサ5からデータを受信した後に分析を実行する上記のような別個のデバイスまたはシステムによって生成することができる。
媒体の状態に対する自動化された応答
図12は、一実施形態による、1つまたは複数の検体の検出に対する自動応答を提供する方法のフローチャートである。方法150は、媒体の状態の変動性を決定すること152、取るべきアクションを決定すること154、決定されたアクションを指示する指示を提供すること156、およびアクションを取ること158を、含むことができる。方法150は、連続的に実行され、反復的に繰り返され、所定のスケジュールまたはサンプリング頻度に従って実行され、またはイベントまたはユーザプロンプトによってトリガされるときに実行され得る。
媒体の状態の変動性は、152で決定される。媒体の状態の変動性の決定は、本明細書に記載のセンサおよび/またはシステムのいずれかを使用して行うことができる。媒体の状態の変動性は、本明細書に記載の方法のいずれかに従って決定することができる。
とるべきアクションの決定は、154で行われる。アクションは、1つまたは複数の制御デバイスによって実施できる、媒体の状態の変動性に対する任意の適切な応答であり得る。このアクションは、媒体またはそのコンポーネントの1つまたは複数の特性を変更する、媒体の流れを方向付ける、媒体の混合を制御する、などを行うことができる。154で決定されるアクションによって影響を受ける可能性のある特性は、非限定的な例として、密度、形状、異なる材料の分布、または粘度などの物理的特性、1つまたは複数の材料の立体化学などの化学的特性、温度、抵抗率などの電気特性などを含むことができる。特性は、例えば、少なくとも1つの分析物の検出に対する所望の応答、そのような応答において影響を受ける1つまたは複数の特性、および1つまたは複数の特性への影響をもたらすために使用可能な機械的作用および/または化学的相互作用に基づいて、材料を移動または撹拌する、媒体を含む容器の形状を変更する機械的デバイスの使用、媒体への添加物の追加、1つまたは複数のフィルタを通して媒体を誘導する、その他任意の適切なアクションによって変えることができる。
アクションは、特定のアプリケーション、変動性が決定されている状態、および自動制御の能力に基づいて、154で決定することができる。非限定的な例として、アクションは、媒体に試薬を添加すること、媒体上で動作するミキサ120などのミキサの動作を調整すること、を含み得る。
アクションは、152で決定された状態の変動性に関連するロジックに基づいて、154で決定され得る。アクションの決定は、たとえば、センサを含むデバイス、センサを含むデバイスとは別個であるが近接して位置するローカルデバイス、クラウドサーバなどのリモートサーバ、またはアクションを決定するように構成されたコントローラを含む任意の他の適切なデバイスで実行することができる。ロジックは、例えば、154で決定された媒体の状態における変動性の上限及び/又は下限、又はコントローラが媒体の状態における変動性を検出に応答するアクションに関連付けることを可能にする他の任意の適切なロジックを含むことができる。
154で取るべきアクションが決定されると、決定されたアクションを指示する指示が提供される156。指示は、154にて決定されるアクションについて取ることを指示する任意の適切なコマンドであればよい。指示は、例えば、有線接続、任意の適切な無線通信、またはそれらの組み合わせによって、アクションを実行するデバイスへのコマンドを伝達することにより、156にて提供され得る。リモートサーバがコマンドをローカルデバイスに伝達し、ローカルデバイスがアクションを実行するデバイスに指示を伝達するなど、コマンドの伝達にもう1つのデバイスが関与することもある。156で指示が提供されると、158でアクションを実行することができる。アクションは、156で提供された指示に従って任意の適切なデバイスを操作することによって、158で実行され得るが、例えば、1つ以上のバルブの開閉、1つ以上の羽根の移動、フィルタの交換、混合デバイスの開始又は停止、又は媒体への材料の流れの調整などが挙げられる。一実施形態では、材料は、媒体中の成分と反応する材料であり得る。一実施形態では、材料は、添加物など、媒体の密度、粘度、または抵抗率などの媒体の特性に影響を与えることができる材料であり得る。一実施形態では、アクションは、媒体を加熱または冷却することができる。例えば、アクションは、加熱素子、加熱ランプ、または他の適切な熱源を使用して媒体を加熱することを含むことができる。一実施形態では、アクションは、例えば冷却回路、媒体よりも比較的低い温度での材料の添加、または媒体を冷却するための他の適切なデバイスまたは技術を使用して、媒体を冷却することを含むことができる。
上述のように、センサ5によって取得されたデータは、例えば、上述のデータに基づいて取るべきアクションを決定し、そのアクションを自動的に実行させることによって、分析する必要がある。分析は、センサ5上で、またはセンサ5とは別の1つまたは複数のデバイスまたはシステム上で行うことができる。データを分析するために使用できるデバイスまたはシステムの例には以下のものが含まれるが、これらに限定されない。ハードウェアベースのコンピューティングデバイスまたはシステム、クラウドベースのコンピューティングデバイスまたはシステム、能動学習デバイスまたはシステムを含む機械学習デバイスまたはシステム、人工知能ベースのデバイスまたはシステム、ニューラルネットワークベースのデバイスまたはシステム、それらの組み合わせ、並びに、データの分析に適したその他の種類のデバイスおよびシステム、などである。デバイスは、センサ5を含むデバイスに組み込まれる、またはセンサ5の近くまたは離れた別のデバイスに組み込まれる、任意の適切な場所に配置することができる。
次いで、分析から生じる、または分析に基づく1つまたは複数の出力信号が生成される。いくつかの実施形態では、出力信号は、データを分析するデバイスまたはシステムによって生成される。出力信号は、出力信号に基づくアクションを実装する1つまたは複数の他のデバイスまたはシステムに向けられる。一実施形態では、出力信号は、機械またはシステムの動作を変更する1つまたは複数の機械またはシステムに向けられる。一実施形態では、出力信号は、例えば、システムによって指示されたアクションを記録するために、1つまたは複数の機械またはシステムに送信されるのとは別に、またはそれに加えて、適切なデータストレージに保存することができる。
図13は、アクションを自動的に実行するように構成されたシステム160の非限定的な一例を示している。この例では、センサ5は媒体162を分析し、システム160に含まれる制御デバイス164に送信される出力信号を生成する。一実施形態では、出力信号は、制御デバイス164に到達する前に遠隔のデバイス166に渡されてもよい。
媒体162は、センサ5によって送受信される信号に基づいて、状態の変動が決定される媒体である。媒体102は、ヒト組織、動物組織、植物組織、無生物、土壌、流体、遺伝物質、または微生物を含むことができるが、これらに限定されるものではない。実施形態において、媒体162は、流体ラインを通る化合物の流れ、人または動物内の血流など、流体の流れである。実施形態において、媒体162は、ビーカー、キュベット、サンプル保存容器、反応バッグまたは容器、または流体を含むための任意の他のそのような適切な容器などの、容器内に位置する流体である。媒体162の非限定的な例は、例えば、血液サンプルなどの分析またはスクリーニングのためのサンプル、化学フィードストックなどの反応混合物またはそれへの添加物、化学反応器からの出力フローなどのプロセス出力、静脈内(IV)送達用の液体などの患者への投与のための薬剤、フィルタの上流および/または下流の液体、または自動制御によって分析物の存在または量が応答され得る他の任意の媒体を含み得る。実施形態では、媒体162の一部の流れは、例えば、上述し、図9に示す流体通路116のような流体通路を用いて、媒体162の状態の変動性を決定するためにセンサ5に提供することができる。
制御デバイス164は、コマンドに応答して動作するように構成されている。制御デバイス164は、システム160に直接的または間接的に接続することができる。図13に示す実施形態では、制御デバイス164は、センサ5または別個のデバイス166のいずれかからコマンドを無線で受信するように構成される。制御デバイスは、機械的デバイス、加熱または冷却デバイスなど、1つまたは複数の検体の検出または量に基づいて決定されるアクションを実行するための適切なデバイスであればよい。制御デバイス164の非限定的な例には、例えば、バルブ、ポンプ、フローディレクタ、流体計量デバイス、ファン、熱交換器、加熱素子、混合デバイスなどが含まれる。実施形態では、制御デバイス164は、媒体162と相互作用する流れを制御することができる。例えば、一実施形態では、媒体162は反応混合物であり、制御デバイス164は、反応混合物で使用される特定の試薬など、媒体162に添加される化合物の流れを制御することができる。他の実施形態では、制御デバイス164は、媒体162自体の流れを制御することができる。例えば、媒体162の流れを制御する制御デバイス164は、媒体162が均一混合物であるなどの定常状態にあるときに、媒体162の流れを可能にするように動作することができる。制御デバイス164によって取られるアクションの非限定的な例には、バルブの開閉、調整可能なバルブの特定の開口サイズまたは流量設定への移動、ポンプの起動または停止、ポンプの流量の設定、フローディレクタが流れを入れることを可能にするダクトまたは流体ラインの選択、媒体162への加熱または冷却の提供、制御IV点滴またはインシュリンポンプの送達レートの設定、またはそのようなものがある。実施形態では、複数の制御デバイス164はそれぞれ、媒体162の状態の変動性の決定に基づいて特定のアクションを取ることができる。
実施形態では、制御デバイス164は、センサ5と同じデバイス内に併置することができる。別の実施形態では、制御デバイス164は、センサ5から物理的に分離することができる。実施形態では、制御デバイス104で取るべきアクションを決定するためのセンサ5からの信号の処理は、センサ5を含むデバイスで実行することができる。実施形態において、制御デバイス164で取られるべきアクションを決定するためのセンサ5からの信号の処理は、制御デバイス164に含まれるコントローラで実行することができる。実施形態では、信号の処理は、制御デバイス164およびセンサ5の両方から分離された別個のデバイス166に含まれるコントローラで実行することができる。実施形態において、別個のデバイス166は、センサ5および制御デバイス164の両方から遠隔であり、例えば、クラウドサーバである。実施形態において、別個のデバイスは、センサ5または制御デバイス164に物理的に近接していてもよく、例えば、センサ5が位置する同じ建物内または生産ラインに沿って位置するプロセスのコントローラであり、またはさらなる非限定例として、スマートフォン、タブレット、コンピュータなどのモバイルデバイスである。センサ5からの信号の処理により、制御デバイス164が実行するためのコマンドが得られる。センサ5、制御デバイス164、および任意に別個のデバイス166はそれぞれ、任意の適切な有線接続、または図13の実施形態に示すように、Bluetooth、4G、5G、LTEなどのセルラーデータ通信、またはWi-Fiなどの無線通信またはデータ接続を介して互いに通信し得る。
図14Aを参照すると、インビトロセンシングシステム170の例が示されている。システム170は、少なくとも1つのインビトロセンサ172と、インビトロ流体が矢印Aで示されるように流れるインビトロ流体通路174とを含む。例えば、インビトロセンサ172は、流体通路174に隣接して流体通路174の外側に配置することができる。センサ172は、流体通路174から間隔を空けて配置することができる。図14Aに示すように、センサ172と流体通路174との間にギャップが存在するようにする。別の実施形態では、センサ172は、流体通路174と直接接触していてもよい。複数のセンサ172が使用される場合、センサ172は、流体通路174に沿って互いに間隔をあけることができ、および/またはセンサ172は、流体通路174に配置することができる。流体通路174のほぼ同じ位置であるが、流体通路174の周りで円周方向に離間した位置にある。
図14Bに示される別の実施形態では、センサ172は、流体通路174に隣接するが流体通路174内に配置される。センサ172は、通路174の壁の内面、またはセンサに取り付けられてもよい。172は、センサ172が壁から離間されるように支持されてもよい。センサ172は、通路174を通って流れる流体に完全に浸漬されてもよく、センサ172は、通路174を通って流れる流体の完全に外側にあり、通路174を通って流れる流体によって湿らされなくてもよく、またはセンサ172は、通路174を通って流れる流体に部分的に浸漬されてもよい。
一般に、インビトロセンサ172は、少なくとも1つの送信アンテナ/素子176および少なくとも1つの受信アンテナ/素子178を含むように構成される。図14Aでは、アンテナ176、178は流体通路174に面してもよい。少なくとも1つの送信アンテナ176は、信号180を流体通路174または流体内に送信するように配置および配置され、信号は電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数範囲、例えば約10kHzから約100GHzの間である。少なくとも1つの受信アンテナ178は、少なくとも1つの送信アンテナ176による流体中への信号180の送信から生じる応答182を検出するように配置および構成される。いくつかの実施形態では、送信アンテナおよび受信アンテナは互いにデカップルされ、これによりセンサ170の検出性能が改善される。
引き続き図14Aを参照すると、流体通路174は、インビトロセンサ172によるインビトロ流れ流体の感知が行われる感知セクション184を含む。少なくとも感知セクション184、および場合によっては流体通路174全体が、電磁気スペクトラムの無線またはマイクロ波周波数帯内にある信号180および応答182の電磁波の移動を可能にするように形成される。一実施形態では、感知セクション184は、流れる流体が層流を有する場所に配置される。別の実施形態では、感知セクション184は、流れる流体が乱流を有する場所に配置される。
流体通路174は、分析される流体が流体通路174を通って流れることを可能にするパイプ、チューブ、導管などであり得る。金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミック、ボール紙、紙、または流体通路174を形成するのに適した他の材料から作られている。・光学的に透明な素材。換言すれば、センサ172に対向する感知セクション184は、光に対して透明である必要はなく、光に対して不透明にすることができる。
流体通路174は、流体通路174が流れる流体のための再循環経路の一部を形成する閉ループ流体システムの一部とすることができる。流体通路174はまた、流れる流体が1つの位置から別の位置に流れる流体システムの一部であってもよく、感知セクション184およびセンサ172は、流体通路174に沿った任意の所望の位置に配置される。流体通路174の流体の流れは、感知セクション184の上流および/または下流に位置するポンプ、ファン、または他の流体推進デバイスなどの機械的デバイスによって引き起こされ得る。他の実施形態では、流体通路174内の流体の流れは、重力によって引き起こされ得る。
一実施形態では、センサ172は、米国特許第10,548,503号に開示されたセンサと同様の構造を有することができ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。別の実施形態では、センサ172は、米国特許出願公開第2019/0008422号に開示されているセンサのような構造を有することができる。別の実施形態では、センサ172は、米国特許出願公開第2020/0187791号に開示されているセンサのような構造を有することができる。
センサ172はまた、出願日2019年12月20日、発明の名称「Non-Invasive Analyte Sensor And System With Decoupled Transmit And Receive Antennas」である係属中の米国特許出願第62/951756号にて、及び、出願日2020年2月6日、発明の名称「Non-Invasive Detection Of An Analyte Using Different Combinations of Antennas That Can Transmit Or Receive」である係属中の米国特許出願第222/971053号にて、開示されたような構造を有してもよく、これら両方の出願の内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
センサ172では、送信アンテナ176は、無線またはマイクロ波周波数範囲内の少なくとも2つの周波数を有することができる信号180を、流体通路174に向かって、およびその中に送信する。少なくとも2つの周波数を有する信号180は、個別の信号部分によって形成され、それぞれが個別の周波数を持ち、各周波数で別々の時間に別々に送信される。別の実施形態では、少なくとも2つの周波数を有する信号180は、少なくとも2つの周波数を含む複数の周波数を含む複素信号の一部であってもよい。複素信号は、複数の信号を混合または多重化し、続いて複素信号を送信することによって生成することができ、それによって複数の周波数が同時に送信される。複素信号を生成するための1つの可能な技法には、逆フーリエ変換技法の使用が含まれるが、これに限定されない。受信アンテナ178は、送信アンテナ176による流体通路174への信号180の送信から生じる応答182を検出する。
送信アンテナ176および受信アンテナ178は、互いに(デチューン等と呼ばれることもある)デカップルすることができる。デカップリングとは、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間の直接通信を最小限に抑えるように、送信アンテナ176と受信アンテナ178の構成および/または配置を意図的に製造することを指し、好ましくはシールドがない。送信アンテナ176と受信アンテナ178との間のシールドを利用することができる。しかしながら、送信アンテナ176および受信アンテナ178は、シールドが存在しなくてもデカップルされる。
図15を参照すると、センサ172の実施形態が示されている。図15では、図14Aおよび14Bの要素と同じ要素は、同じ参照番号を使用して参照される。センサ172は、矢印Aによって示される流れる流体を含む流体通路174に対して示される。この例では、流体は、説明のために拡大円で示される分析物190を含むものとして示される。この例では、センサ172は、送信アンテナ/素子176(以下「送信アンテナ176」)および受信アンテナ/素子178(以下「受信アンテナ178」)を含むアンテナアレイを含むものとして示されている。センサ172は、送信回路192、受信回路194、およびコントローラ196をさらに含む。以下でさらに説明するように、センサ172は、バッテリ(図15には図示せず)などの電源も含むことができる。
送信アンテナ176は、電磁気スペクトラムの無線周波数(RF)またはマイクロ波範囲である信号180を流体通路174に送信するように配置され、配置され、構成されている。送信アンテナ176は、電極または任意の他のものであり得る。無線周波数 (RF) またはマイクロ波範囲の電磁気信号の適切な送信機。送信アンテナ176は、流体通路174に対して、本明細書に記載の検知を行うのに十分な任意の配置および配向を有することができる。非限定的な一実施形態では、送信アンテナ176は、実質的に流体通路174に向かう方向に面するように配置することができる。
送信アンテナ176によって送信される信号180は、送信アンテナ176に電気的に接続可能な送信回路192によって生成される。送信アンテナ176。RFまたはマイクロ波周波数範囲で送信信号を生成するための送信回路は、当技術分野で周知である。一実施形態では、送信回路192は、例えば、電源への接続、周波数発生器、およびオプションでフィルタ、増幅器、またはRFまたはマイクロ波周波数電磁気信号を生成する回路のための任意の他の適切な要素を含むことができる。一実施形態では、送信回路192によって生成される信号は、少なくとも2つの離散周波数(すなわち、複数の離散周波数)を有することができ、その各々は約10kHzから約100GHzまでの範囲にある。別の実施形態では、少なくとも2つの別個の周波数のそれぞれは、約300MHzから約6000MHzまでの範囲にあり得る。一実施形態では、送信回路192は、約10kHzから約100GHzの範囲内、または別の実施形態では約300MHzから約6000MHzの範囲内の周波数範囲をスイープするように構成することができる。一実施形態では、送信回路192は、複数の信号成分を含み、各信号成分が異なる周波数を有する複素送信信号を生成するように構成することができる。複素信号は、複数の信号を混合または多重化し、続いて複素信号を送信することによって生成することができ、それによって複数の周波数が同時に送信される。
受信アンテナ178は、送信アンテナ176による流体通路174への送信信号180の送信から生じる1つまたは複数の電磁気応答信号182を検出するように配置、配置、構成されている。受信アンテナ178は、無線周波数(RF)またはマイクロ波範囲の電磁気信号の電極またはその他の適切な受信機である必要がある。一実施形態では、受信アンテナ178は、それぞれが約10kHzから約100GHzの範囲、または別の実施形態では約300MHzから約6000MHzの範囲にある少なくとも2つの周波数を有する電磁気信号を検出するように構成される。受信アンテナ178は、流体通路174に対して、応答信号182の検出を可能にして、本明細書に記載の検知を行うのに十分な任意の配置および向きを有することができる。非限定的な一実施形態では、受信アンテナ178は、実質的に流体通路174に向かう方向に面するように配置することができる。
受信回路194は、受信アンテナ178に電気的に接続可能であり、受信アンテナ178からの受信応答をコントローラ196に伝達する。受信アンテナ178によって検出された電磁気エネルギは、応答信号182を反映する1つまたは複数の信号に変換される。受信回路の構成は、当技術分野で周知である。受信回路194は、信号をコントローラ196に提供する前に、例えば信号を増幅する、信号をフィルタリングするなどして、信号を調整するように構成することができる。したがって、受信回路194は、フィルタ、増幅器、またはコントローラ196に提供される信号を調整するための任意の他の適切なコンポーネントを含むことができる。一実施形態では、受信回路194またはコントローラ196の少なくとも1つは、受信アンテナ178によって検出され、それぞれが異なる周波数の複数の信号成分を含む複素信号を構成信号成分の夫々に分解またはデマルチプレクスする。一実施形態では、複素信号を分解することは、検出された複素信号にフーリエ変換を適用することを含むことができる。ただし、受信した複素信号の分解またはデマルチプレクスはオプションである。代わりに、一実施形態では、受信アンテナによって検出された複素信号は、検出された信号が分析物を検出するのに十分な情報を提供する限り、分析物を検出するために全体として(すなわち、複素信号をデマルチプレクスせずに)分析することができる。
コントローラ196は、センサ172の動作を制御する。コントローラ196は、例えば、送信回路192に指示して、送信アンテナ176によって送信される送信信号を生成させることができる。コントローラ196は、さらに、受信回路194から信号を受信する。コントローラ196は、任意に、受信回路194からの信号を処理して、本明細書に記載の検出を実行することができる。一実施形態では、コントローラ196は、任意選択で、例えば、Bluetoothなどの1つ以上の無線接続、4G、5G、LTEなどの無線データ接続、またはWi-Fiを介して、ユーザデバイスおよび/またはリモートサーバ200などの少なくとも1つの外部デバイス198と通信し得る。提供される場合、外部デバイス198および/またはリモートサーバ200は、コントローラ196が受信回路194から受信する信号を処理(またはさらに処理)してもよい。提供される場合、外部デバイス198は、センサ172とリモートサーバ200との間の通信を提供するために、例えば有線データ接続を使用して、または外部デバイス198の無線データ接続もしくはWi-Fiを介して、リモートサーバ200への接続を提供するために使用されてもよい。
引き続き図15を参照すると、センサ172は、内部空間204を画定する(破線で示される)センサハウジング202を含み得る。センサ172のコンポーネントは、ハウジング202に取り付けられ、および/またはハウジング202内に配置され得る。例えば、送信アンテナ176および受信アンテナ178は、ハウジング202に取り付けられる。いくつかの実施形態では、アンテナ176、178は、ハウジング202の内部空間204内に完全にまたは部分的に存在し得る。いくつかの実施形態では、アンテナ176、178は、ハウジング202に取り付けられ得るが、少なくとも部分的または完全に内部空間204の外側に配置され得る。いくつかの実施形態では、送信回路192、受信回路194およびコントローラ196は、ハウジング202に取り付けられ、完全にセンサハウジング202内部に配置される。
受信アンテナ178は、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間の電磁気カップリングが低減されるように、送信アンテナ176に対してデカップリングまたはデチューニングされることがある。送信アンテナ176と受信アンテナ178のデカップリングは、受信アンテナ176によって検出された信号のうち、流体通路174からの応答信号182である部分を増加させ、受信アンテナ178による送信信号180の直接受信を最小化する。送信アンテナ176と受信アンテナ178のデカップリングにより、送信アンテナ176から受信アンテナ178への送信は、カップルされた送信アンテナおよび受信アンテナを有するアンテナシステムと比較して、減少した順方向利得(S21)および出力における増加した反射(S182)を有することになる。
一実施形態では、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間のカップリングは95%以下である。別の実施形態では、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間のカップリングは90%以下である。別の実施形態では、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間のカップリングは85%以下である。別の実施形態では、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間のカップリングは75%以下である。
送信アンテナ176と受信アンテナ178との間のカップリングを低減するための任意の技法を使用することができる。例えば、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間のデカップリングは、送信アンテナ176と受信アンテナ178とを互いにデカップリングするのに十分な、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間の1つまたは複数の意図的に製作された構成および/または配置によって達成することができる。
例えば、一実施形態では、送信アンテナ176と受信アンテナ178のデカップリングは、送信アンテナ176と受信アンテナ178を意図的に構成して互いに異なる形状にすることによって達成することができる。意図的に異なる形状とは、送信アンテナ176および受信アンテナ178の意図的な異なる形状構成を指す。形状の意図的な違いは、製造エラーや公差などにより、偶然または意図せずに発生する可能性のある送信アンテナと受信アンテナの形状の違いとは異なる。
送信アンテナ176と受信アンテナ178のデカップリングを達成するための別の技術は、アンテナ176、178をデカップルし、電磁力線の一部を強制するのに十分な適切な間隔を各アンテナ176、178の間に提供することである。送信信号180を流体通路174に送り込むことにより、受信アンテナ178が流体通路に移動することなく、送信アンテナ176から直接電磁気エネルギを直接受信することを最小限に抑えるかまたは排除する。各アンテナ176、178間の適切な間隔は、送信アンテナ176からの信号の出力電力、アンテナ176、178のサイズ、周波数または周波数を含むがこれらに限定されない要因に基づいて決定することができる。送信信号、およびアンテナ間のシールドの存在。この技術は、受信アンテナ178によって検出された応答が所望の感知を実行しており、送信アンテナ176から受信アンテナ178に直接流れる送信信号180だけではないことを保証するのに役立つ。いくつかの実施形態では、アンテナ176、178間の適切な間隔は、デカップリングを達成するために、アンテナ176、178の形状の意図的な違いと共に、使用することができる。
一実施形態では、送信アンテナ176によって送信される送信信号は、少なくとも2つの異なる周波数、例えば7から172までの異なる離散周波数を有することができる。別の実施形態では、送信信号は、一連の離散の、別個の信号とすることができ、各別個の信号は、単一の周波数または複数の異なる周波数を有する。
一実施形態では、送信信号(または送信信号のそれぞれ)は、約300ms未満、それに等しい、またはそれより大きい送信時間にわたって送信することができる。別の実施形態では、送信時間は、約200ミリ秒以上であり得る。さらに別の実施形態では、送信時間は、約30ms未満、30ms以上、またはそれ以上であり得る。送信時間は、1秒、5秒、10秒、またはそれ以上など、秒単位で測定される大きさを持つこともできる。一実施形態では、同じ送信信号を複数回送信することができ、その後、送信時間を平均化することができる。別の実施形態では、送信信号(または送信信号のそれぞれ)は、約50%以下のデューティサイクルで送信することができる。
図16を参照すると、センサ172の構成例が示されている。図16では、図14A、14B、および15の要素と同一または類似の要素は、同じ参照番号を使用して参照される。図16では、アンテナ176、178は、例えばプリント回路基板であり得る基板210の1つの表面上に配置される。図17は、基板210上に配置された金属トレースの形態のアンテナ176、178の例を示している。図16に戻ると、電力を供給するために、充電式バッテリなどの少なくとも1つのバッテリ212が基板210の上に設けられている。さらに、センサ172の送信回路、受信回路、およびコントローラおよび他の電子機器を配置することができるデジタルプリント回路基板214が提供される。基板210およびデジタルプリント回路基板214は、フレキシブルコネクタ216などの任意の適切な電気接続を介して電気的に接続される。RFシールド218は、アンテナ176、178とバッテリ212との間、またはアンテナ176、178とデジタルプリント回路基板214との間に配置されて、回路および電気部品をRF干渉から遮蔽することができる。
図16に示すように、アンテナ176、178、送信回路、受信回路、コントローラ、バッテリ212などを含むセンサ172のすべての要素は、ハウジング202の内部空間204内に完全に含まれる。別の実施形態では、各アンテナ176、178の一部または全体が、ハウジング202の底壁220の下に突出することがある。別の実施形態では、各アンテナ176、178の底部は、底壁220と同じレベルであることがある。若しくは、それらは底壁220からわずかに凹んでいることがある。
センサ170のハウジング202は、本明細書に記載のセンサ170に使用するのに適していると思われる任意の構成およびサイズを有することができる。一実施形態では、ハウジング202は、50mm以下の最大長さ寸法L、50mm以下の最大幅寸法W、および25mm以下の最大厚さ寸法Tを有することができ、このとき全内部容積は約62.5cm以下である。ただし、他の寸法も可能である。
さらに、引き続き図16を参照すると、送信アンテナ176と受信アンテナ178との間に最大間隔Dmaxおよび最小間隔Dminが存在し得る。最大間隔Dmaxは、ハウジングの最大サイズによって決定され得る。一実施形態では、最大間隔Dmaxは約50mmとすることができる。一実施形態では、最小間隔Dminは、約1.0mmから約5.0mmまでとすることができる。
センサ172による、またはセンサ172によって得られたデータを使用する外部デバイスによるインビトロ流れ流体の分析は、以下のうちの1つまたは複数を含むことができるが、これらに限定されない。図16の分析物190などの、インビトロ流れ流体中の分析物の存在及び/又は量を決定すること、検出された応答の定常状態に反映されるようにインビトロ流れ流体の定常状態を決定すること、検出された応答の変化に反映されるようにインビトロ流れ流体の状態の変化を決定すること、などである。他の分析も可能である。
例えば、いくつかの実施形態では、受信アンテナ178によって検出された応答又は信号182は、受信信号の強度及び分析物が送信信号を吸収する1つ以上の周波数における強度の減少に基づいて、流れる流体中の分析物190を検出するように分析することができる。受信アンテナによって検出された信号は、複数の信号成分を含む複素信号であり得、各信号成分は異なる周波数にある。実施形態において、検出された複素信号は、例えばフーリエ変換によって、異なる周波数の各々における信号成分に分解され得る。実施形態において、受信アンテナによって検出された複素信号は、検出された信号が分析物の検出を行うのに十分な情報を提供する限り、分析物を検出するために全体として(すなわち、複素信号をデマルチプレクスせずに)分析することができる。さらに、受信アンテナによって検出された信号は、それぞれが離散的な周波数を有する別々の信号部分とすることもできる。
一実施形態では、センサ172を使用して、流れ流体中の少なくとも1つの分析物の存在を検出することができる。別の実施形態では、センサは、流れ流体中の少なくとも1つの検体の量または濃度を検出することができる。分析物は、検出したい任意の分析物であり得る。検体は、ヒトまたは非ヒト、動物または非動物、生物または非生物であり得る。例えば、検体は、血中グルコース、血中コレステロール、血中アルコール、白血球、または黄体形成ホルモンのうちの1つまたは複数を含むことができるが、これらに限定されない。分析物は、化学物質、化学物質の組み合わせ、ウイルス、細菌などを含むことができるが、これらに限定されない。分析物は、別の媒体に含まれる化学物質であり得、そのような媒体の非限定的な例は、少なくとも1つの分析物を含む流体、例えば、血液、間質液、脳脊髄液、リンパ液または尿を含む。検体はまた、鉱物または汚染物質などの非ヒト、非生物的粒子であってもよい。
流れる流体中で検出できる検体は、例えば、天然に存在する物質、人工物質、代謝物、および/または反応生成物を含むことができる。これらの分析物は、例えば、上に提供された分析物の非限定的な例のいずれかを含むことができる。検体はまた、流れる流体に導入される1つまたは複数の化学物質を含むことができる。流れる流体に導入される化学物質は、例えば、上に提供された検体の非限定的な例のいずれかを含むことができる。
図18は、検出された応答の定常状態に反映されるように、インビトロ流れ流体の定常状態を決定することを含む分析の例を示す。図18は、時間に対してプロットされた応答信号182の例を示す。この例では、応答信号182は、時間tまで変化し、時間tの後、実質的に安定したままであることが示されている。センサ172を使用する分析は、流体通路内を流れる流体の所望の状態を示すことができる定常状態に到達する応答信号182を探すことを含むことができる。所望の状態は、分析物を運ぶ流体中で分析物が定常状態レベルに到達することを含むことができるが、これに限定されない。
図19は、検出された応答信号182の変化に反映されるように、インビトロ流れ流体の状態の変化を決定することを含む分析の例を示す。図19は、時間に対してプロットされた応答信号182の例を示す。この例では、応答信号182は、信号が何らかの方法で大幅に変化する時間tまで安定したままであるように示されている(図19は、時間tで増加または減少する信号182を示す)。センサ172を使用する分析は、流体通路内を流れる流体の重大でおそらく望ましくない変化を示す応答信号182の変化を探すことを含むことができる。流れる流体の変化には、分析物を運ぶ流体中の分析物の存在または量に生じる重大な変化が含まれるが、これに限定されない。
本明細書で使用する用語は、特定の実施形態を説明するためのものであり、限定することを意図するものではない。用語「a」、「an」、及び「the」は、他に明確に示されない限り、複数形も含む。用語「comprise」及び/又は「comprising」は、本明細書で使用される場合、記載された特徴、整数、ステップ、操作、要素、及び/又は構成要素の存在を特定するが、1以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、及び/又は構成要素の存在又は付加を排除するものではない。
本出願に開示された実施例は、あらゆる点で例示的であり、限定的ではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。また、特許請求の範囲の均等の意味および範囲内にあるすべての変更は、そこに含まれることが意図されている。

Claims (101)

  1. 媒体の状態の変動性を決定するシステムであって、センサとプロセッサとを含み、
    センサは、
    少なくとも1つの送信アンテナ及び少なくとも1つの受信アンテナを有するアンテナアレイであって、前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナが互いに95%未満カップルされているアンテナアレイと、
    前記少なくとも1つの送信アンテナに電気的に接続可能な送信回路であって、送信回路は、前記少なくとも1つの送信アンテナによって送信される送信信号を生成するように構成され、前記送信信号は、電磁気スペクトラムの無線又はマイクロ波周波数範囲内にある、送信回路と
    前記少なくとも1つの受信アンテナに電気的に接続可能な受信回路であって、受信回路は、前記少なくとも1つの送信アンテナによる媒体への送信信号の送信に起因する、前記少なくとも1つの受信アンテナによって検出される応答を受信するように構成されている、受信回路と
    を含み、
    プロセッサは、
    経時的な応答の処理に基づいて媒体の状態の変動性を決定するように構成されている、システム。
  2. 前記センサを通過する前記媒体の流れを運ぶように構成されたチャネルを、更に含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記チャネルを介して前記媒体の流れを駆動するように構成されたポンプを、更に含む、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記プロセッサは、前記媒体の状態における決定された変動性に基づいて、通知を提供するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記媒体の状態における決定された変動性が、前記媒体が定常状態にあることを示す場合に、前記通知が提供される、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記プロセッサは、前記媒体の状態における決定された変動性に基づいて、自動化されたアクションを指示するように、更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記媒体の状態における決定された変動性が、前記媒体が定常状態にあることを示す場合、前記自動化されたアクションが指示される、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記媒体上で動作する混合デバイスを更に含み、前記自動化されたアクションは、混合デバイスを停止することを含む、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記経時的な応答の処理は、前記受信回路で受信される応答の経時的な変動性を決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記プロセッサが、前記受信回路で受信される応答に基づいて、前記媒体内部の1つ又は複数の検体の検出量を決定するように更に構成され、前記経時的な応答の処理が、前記媒体内部の1つ又は複数の分析物の検出量についての、経時的な変動性を決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記プロセッサは、前記媒体が定常状態にあるかどうかを決定するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記媒体が定常状態にあるかどうかの決定は、前記媒体の状態における変動性を閾値と比較することを含む、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記プロセッサは、前記媒体が定常状態にあるときに出力信号を提供するように構成されている、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記センサは、1つまたは複数の追加のアンテナアレイを更に含む、請求項1に記載のシステム。
  15. 媒体の混合の程度を決定するシステムであって、センサとプロセッサとを含み、
    前記センサは、前記媒体をモニタするように構成され、
    前記センサは、
    センサハウジングと、
    前記センサハウジングに取り付けられたデカップルされた検出器アレイであって、前記デカップルされた検出器アレイは少なくとも1つの送信素子と少なくとも1つの受信素子とを有し、前記少なくとも1つの送信素子と前記少なくとも1つの受信素子とが互いに95%未満カップルしている、デカップルされた検出器アレイと、
    前記少なくとも1つの送信素子であって、その厚さ寸法よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法を有する導電性材料のストリップからなり、前記少なくとも1つの送信素子の導電性材料のストリップは基板上に配置される、前記少なくとも1つの送信素子と、
    前記少なくとも1つの受信素子であって、その厚さ寸法よりも大きい少なくとも1つの横方向寸法を有する導電性材料のストリップからなり、前記少なくとも1つの受信素子の導電性材料のストリップは基板上に配置される、前記少なくとも1つの受信素子と、
    前記センサハウジングに取り付けられた送信回路であって、前記送信回路は、少なくとも1つの送信素子に電気的に接続可能であり、前記送信回路は、前記少なくとも1つの送信素子によって前記媒体に送信される送信信号を生成するように構成され、前記送信信号は、電磁気スペクトラムの無線又はマイクロ波周波数範囲内にある、送信回路と、
    前記センサハウジングに取り付けられた受信回路であって、前記受信回路は、少なくとも1つの受信素子に電気的に接続可能であり、前記受信回路は、前記少なくとも1つの送信素子による前記送信信号の前記媒体への送信に起因する、前記少なくとも1つの受信素子によって検出される応答を受信するように構成されている、受信回路と
    を含み、
    前記プロセッサは、経時的な前記応答の処理に基づいて、前記媒体の混合の程度を決定するように構成されている、
    システム。
  16. 前記センサを通過する前記媒体の流れを運ぶように構成されたチャネルを、更に含む、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記チャネルを介して前記媒体の流れを駆動するように構成されたポンプを、更に含む、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記プロセッサは、前記媒体の状態における決定された変動性に基づいて、通知を提供するように更に構成されている、請求項15に記載のシステム。
  19. 前記媒体の状態における決定された変動性が、前記媒体が定常状態にあることを示す場合に、前記通知が提供される、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記プロセッサが、前記決定された前記媒体の混合の程度に基づいて、自動化されたアクションを指示するように更に構成されている、請求項15に記載のシステム。
  21. 前記決定された前記媒体の混合の程度が、前記媒体が均一な混合物であることを示す場合、前記自動化されたアクションが指示される、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記媒体上で動作する混合デバイスを更に含み、前記自動化されたアクションは、前記混合デバイスを停止することを含む、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記経時的な応答の処理は、前記受信回路で受信される応答の経時的な変動性を決定することを含む、請求項15に記載のシステム。
  24. 前記プロセッサが、前記受信回路で受信される応答に基づいて前記媒体内部の1つ又は複数の検体の検出量を決定するように更に構成されており、前記経時的な応答の処理が、 前記媒体内部の1つ又は複数の分析物の検出量についての、経時的な変動性を決定することを含む、請求項15に記載のシステム。
  25. 混合の程度を決定することは、媒体が均一な混合物であるかどうかを決定することを含む、請求項15に記載のシステム。
  26. 前記媒体が均一な混合物であるかどうかを決定することは、前記受信回路で受信される応答の経時的な変動性を閾値と比較することを含む、請求項25に記載のシステム。
  27. 前記媒体が均一な混合物である場合に、前記プロセッサが出力信号を提供するように構成されている、請求項25に記載のシステム。
  28. 前記センサは、1つまたは複数の追加のアンテナアレイを更に含む、請求項15に記載のシステム。
  29. 媒体の状態の変動性を決定するための方法であって、
    媒体をモニタすることであって、該媒体をモニタすることは、
    夫々が約10kHzから約100GHzの間の範囲内にある少なくとも2つの異なる周波数を有する送信信号を生成すること、
    少なくとも1つの送信素子から前記媒体に前記送信信号を送信すること、及び、
    前記少なくとも1つの送信素子からデカップルされた少なくとも1つの受信素子を使用して、前記少なくとも1つの送信素子によって前記送信信号を前記媒体に送信することに起因する応答を検出すること
    を含む、媒体をモニタすることと、
    経時的に前記少なくとも1つの受信素子で検出される応答に基づく、経時的な前記応答の処理に基づいて、前記媒体の状態の変動性を決定することと
    を含む、方法。
  30. 前記媒体の流れを前記送信素子及び前記受信素子の通過を指示することを、更に含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記媒体の流れを指示することが、ポンプを使用してチャネルを介して前記媒体の流れを駆動することを含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記媒体の状態における決定された変動性に基づいて、通知を提供することを更に含む、請求項29に記載の方法。
  33. 前記媒体の状態における決定された変動性が、前記媒体が定常状態にあることを示す場合に、前記通知が提供される、請求項32に記載の方法。
  34. 前記媒体の状態における決定された変動性に基づいて、自動化されたアクションを実行することを、更に含む、請求項29に記載の方法。
  35. 前記媒体の状態における決定された変動性が、前記媒体が定常状態にあることを示す場合に、前記自動化されたアクションが実行される、請求項34に記載の方法。
  36. 前記自動化されたアクションが、前記媒体の混合を停止することを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記媒体の状態における変動性を決定することが、経時的な前記応答の変動量を測定することを含む、請求項29に記載の方法。
  38. 前記媒体の状態における変動性を決定することが、前記応答に基づいて1つまたは複数の分析物に対する量を決定することと、経時的な前記1つまたは複数の分析物に対する量の分散を決定することと、
    を含む、請求項29に記載の方法。
  39. 前記媒体の状態における変動性の決定が、前記媒体が定常状態にあるかどうかを決定することを含む、請求項29に記載の方法。
  40. 前記媒体が定常状態にあるかどうかを決定することは、前記少なくとも1つの受信素子で検出される前記応答の経時的な変動性を、閾値と比較することを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記定常状態が、前記媒体が均一な混合物であること又は前記媒体が一定温度であること
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項39に記載の方法。
  42. 前記媒体が定常状態にある場合に、前記定常状態を示す出力信号を提供することを、更に含む、請求項39に記載の方法。
  43. 前記少なくとも1つの送信素子及び前記少なくとも1つの受信素子は、複数のセンサアレイを含むセンサに含まれる、請求項29に記載の方法。
  44. 媒体の混合の程度を決定するための方法であって、
    前記媒体をモニタすることであって、前記媒体をモニタすることは、
    夫々が約10kHzから約100GHzの間の範囲内にある少なくとも2つの異なる周波数を有する送信信号を生成すること、
    前記送信信号を少なくとも1つの送信素子から媒体に送信すること、及び、
    前記少なくとも1つの送信素子に95%未満カップルされた少なくとも1つの受信素子を使用して、前記少なくとも1つの送信素子によって前記媒体内に前記送信信号を送信することに起因する応答を検出すること
    を含む、前記媒体をモニタすることと、
    経時的に前記少なくとも1つの受信素子で検出される応答に基づいて、経時的な応答の処理に基づいて前記混合の程度を決定することと
    を含む、方法。
  45. 前記媒体の流れを前記送信素子及び前記受信素子の通過を指示すことを、更に含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記媒体の流れを指示することが、ポンプを使用してチャネルを介して前記媒体の流れを駆動することを含む、請求項45に記載の方法。
  47. 前記媒体の前記決定された混合の程度に基づいて、通知を提供することを、更に含む、請求項44に記載の方法。
  48. 前記媒体の混合の程度が、前記媒体が均一な混合物であることを示す場合に、前記通知が提供される、請求項47に記載の方法。
  49. 前記媒体の混合の前記決定された程度に基づいて、自動化されたアクションを実行することを、更に含む、請求項44に記載の方法。
  50. 前記媒体の混合の前記決定された程度が、前記媒体が均一な混合物であることを示す場合に、自動化されたアクションが実行される、請求項49に記載の方法。
  51. 自動化されたアクションが、前記媒体の混合を停止することを含む、請求項49に記載の方法。
  52. 前記媒体の混合の程度を決定することが、経時的に前記応答の変動量を測定することを含む、請求項44に記載の方法。
  53. 前記媒体の混合の程度を決定することが、前記応答に基づいて1つ又は複数の分析物に対する量を決定することと、経時的な前記1つ又は複数の分析物の量の分散を決定することとを含む、請求項44に記載の方法。
  54. 前記媒体の混合の程度を決定することが、前記媒体が均一な混合物であるかどうかを決定することを含む、請求項44に記載の方法。
  55. 前記媒体が均一な混合物であるかどうかを決定することは、前記少なくとも1つの受信素子で検出される前記応答の経時的な変動性を、閾値と比較することを含む、請求項54に記載の方法。
  56. 前記媒体が均一な混合物である場合に、前記媒体が均一な混合物であることを示す出力信号を提供することを、更に含む、請求項54に記載の方法。
  57. 前記少なくとも1つの送信素子及び前記少なくとも1つの受信素子は、複数のセンサアレイを含むセンサに含まれる、請求項44に記載の方法。
  58. インビトロセンシングシステムであって、
    インビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接して配置されるインビトロセンサを含み、
    該インビトロセンサは、
    少なくとも1つの送信アンテナ及び少なくとも1つの受信アンテナであって、前記少なくとも1つの送信アンテナは、信号を前記インビトロ流体通路内の前記インビトロ流れ流体に送信するように配置されて構成され、前記信号は電磁気スペクトラムの無線若しくはマイクロ波周波数の範囲にあり、前記少なくとも1つの受信アンテナは、前記少なくとも1つの送信アンテナによる前記インビトロ流れ流体への前記信号の送信に起因する応答を検出するように配置されて構成および配置される、少なくとも1つの送信アンテナ及び少なくとも1つの受信アンテナを含む、
    インビトロセンシングシステム。
  59. 前記少なくとも1つの送信アンテナと前記少なくとも1つの受信アンテナとが、互いにデカップルされ、
    前記インビトロセンサは、更に、
    前記少なくとも1つの送信アンテナに電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの送信アンテナによって送信される信号を生成するように構成されている、送信回路と、
    前記少なくとも1つの受信アンテナに電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの受信アンテナによって検出される応答を受信するように構成されている、受信回路と
    を含む、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  60. 前記無線若しくはマイクロ波周波数の範囲が約10kHzから約100GHzの間である、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  61. 前記インビトロ流れ流体が血液を含む、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  62. 前記インビトロ流れ流体は、主たる成分として液体を含む、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  63. 前記インビトロ流れ流体は、主たる成分として気体を含む、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  64. 前記インビトロ流れ流体は、主たる成分として体液を含む、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  65. 前記インビトロ流れ流体は、主たる成分として非体液を含む、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  66. 前記信号が送信されるインビトロ流れ流体が層流を有する、請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  67. 前記インビトロセンサが前記インビトロ流体通路の外側に配置され、
    前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナが、前記インビトロ流体通路に面し、
    前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナに面する前記インビトロ流体通路の少なくとも一部が、非光学的に透明な材料から形成される、
    請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  68. 前記インビトロセンサが前記インビトロ流体通路の内側に配置される、
    請求項58に記載のインビトロセンシングシステム。
  69. インビトロ流れ流体の分析物を感知するように構成されたインビトロセンシングシステムであって、
    前記分析物を伴う前記インビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接して配置されたインビトロセンサを含み、
    前記インビトロセンサは、
    少なくとも1つの送信素子と少なくとも1つの受信素子とを含み、
    前記少なくとも1つの送信素子は、信号を前記インビトロ流体通路内の前記インビトロ流れ流体に送信するように配置されて構成され、前記信号は、約10kHzから約100GHzの間である、電磁気スペクトラムの無線又はマイクロ波周波数の範囲にあり、前記少なくとも1つの受信素子は、前記少なくとも1つの送信素子による前記インビトロ流れ流体への前記信号の送信に起因する応答を検出するように配置されて構成される、
    インビトロセンシングシステム。
  70. 前記少なくとも1つの送信素子及び前記少なくとも1つの受信素子が互いにデカップルされており、
    前記インビトロセンサは、更に、
    前記少なくとも1つの送信素子に電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの送信素子によって送信される前記信号を生成するように構成されている、送信回路と、
    前記少なくとも1つの受信素子に電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの受信素子によって検出される応答を受信するように構成されている、受信回路と
    を含む、
    請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  71. 前記インビトロ流れ流体が血液を含む、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  72. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として液体を含む、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  73. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として気体を含む、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  74. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として体液を含む、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  75. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として非体液を含む、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  76. 前記信号が送信される前記インビトロ流れ流体が、層流を有する、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  77. 前記インビトロセンサが前記インビトロ流体通路の外側に配置され、
    前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナが、前記インビトロ流体通路に面し、
    前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナに面する前記インビトロ流体通路の少なくとも一部が、非光学的に透明な材料から形成される
    請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  78. 前記インビトロセンサが、前記インビトロ流体通路内に配置される、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  79. 前記インビトロ流れ流体の分析物が、コレステロール、血中グルコース、血中アルコール、白血球、若しくは黄体形成ホルモンを含む、請求項69に記載のインビトロセンシングシステム。
  80. インビトロセンシングの方法であって、
    インビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接してインビトロセンサを配置することであって、該インビトロセンサは少なくとも1つの送信アンテナ及び少なくとも1つの受信アンテナを含む、インビトロセンサを配置することと、
    電磁気スペクトラムの無線又はマイクロ波周波数範囲内にある信号を、前記少なくとも1つの送信アンテナからインビトロ流体通路内のインビトロ流れ流体に送信することと、
    前記少なくとも1つの送信アンテナによる前記インビトロ流れ流体への前記信号の送信に起因する応答を前記少なくとも1つの受信アンテナを使用して検出することと
    を含む、インビトロセンシングの方法。
  81. 前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナが互いにデカップルされており、
    前記インビトロセンサは、更に、
    少なくとも1つの送信アンテナに電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの送信アンテナによって送信される信号を生成するように構成されている、送信回路と、
    少なくとも1つの受信アンテナに電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの受信アンテナによって検出される応答を受信するように構成されている、受信回路と
    を含む、
    請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  82. 約10kHzから約100GHzの間の周波数範囲で前記信号を送信することを含む、請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  83. 前記インビトロ流れ流体が、血液を含む、
    請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  84. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として液体を含む、
    請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  85. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として気体を含む、
    請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  86. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として体液を含む、請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  87. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として非体液を含む、請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  88. 前記送信アンテナから前記信号を前記インビトロ流れ流体に送信することを含み、前記インビトロ流れ流体が層流を有する、請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  89. 前記インビトロセンサを前記インビトロ流体通路の外側に配置することを含み、及び、
    前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナが、非光学的に透明な材料から形成される前記インビトロ流体通路の一部に面するように、前記インビトロセンサを配置することを含む、
    請求項1に記載のインビトロセンシングの方法。
  90. 前記インビトロセンサを前記インビトロ流体通路内に配置することを含む、
    請求項80に記載のインビトロセンシングの方法。
  91. インビトロ流れ流体内の分析物を感知するインビトロセンシングの方法であって、
    分析物を伴うインビトロ流れ流体を含むインビトロ流体通路に隣接してインビトロセンサを配置することであって、該インビトロセンサは少なくとも1つの送信素子及び少なくとも1つの受信素子を含む、インビトロセンサを配置することと、
    約10kHzから約100GHzの間の電磁気スペクトラムの無線又はマイクロ波周波数範囲内にある信号を、前記少なくとも1つの送信素子から前記インビトロ流れ流体に送信することと、
    前記少なくとも1つの送信素子による前記インビトロ流れ流体への前記信号の送信に起因する応答を前記少なくとも1つの受信素子を使用して検出することと
    を含む、インビトロセンシングの方法。
  92. 前記少なくとも1つの送信素子及び前記少なくとも1つの受信素子が、互いにデカップルされており、
    前記インビトロセンサは、更に、
    前記少なくとも1つの送信素子に電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの送信素子によって送信される前記信号を生成するように構成されている、送信回路と、
    前記少なくとも1つの受信素子に電気的に接続可能であり、前記少なくとも1つの受信素子によって検出される応答を受信するように構成されている、受信回路と
    を含む、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  93. 前記インビトロ流れ流体が、血液を含む、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  94. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として液体を含む、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  95. 前記インビトロ流れ流体が、主たる成分として気体を含む、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  96. 前記インビトロ流れ流体は、主たる成分として体液を含む、請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  97. 前記インビトロ流れ流体は、主たる成分として非体液を含む、請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  98. 前記送信アンテナから前記信号を前記インビトロ流れ流体に送信することを含み、
    前記インビトロ流れ流体は層流を有する、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  99. 前記インビトロセンサを前記インビトロ流体通路の外側に配置することを含み、
    前記少なくとも1つの送信アンテナ及び前記少なくとも1つの受信アンテナが、非光学的に透明な材料から形成される前記インビトロ流体通路の一部に面するように、前記インビトロセンサを配置することを含む、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  100. 前記インビトロセンサを前記インビトロ流体通路内に配置することを含む、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
  101. 前記インビトロ流れ流体内の前記分析物は、コレステロール、血中グルコース、血中アルコール、白血球、又は黄体形成ホルモンを含む、
    請求項91に記載のインビトロセンシングの方法。
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