JP2023541711A - 高criの高輝度光源の赤色含有量の増加 - Google Patents

高criの高輝度光源の赤色含有量の増加 Download PDF

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Abstract

本発明は、(i)1つ以上のポンプ光源100と、(ii)第1ルミネッセンス材料210と、(iii)第2ルミネッセンス材料220と、(iv)光学系400とを有する光生成システム1000であって、(A)前記1つ以上のポンプ光源100が、ポンプ光源光101を生成するよう構成され、(B)前記第1ルミネッセンス材料210が、前記ポンプ光源光101の少なくとも一部を、第1スペクトルパワー分布を有する第1ルミネッセンス材料光211に変換するよう構成され、前記第2ルミネッセンス材料220が、前記ポンプ光源光101の少なくとも一部を、前記第1スペクトルパワー分布とは異なる第2スペクトルパワー分布を有する第2ルミネッセンス材料光221に変換するよう構成され、前記第1ルミネッセンス材料光211及び前記第2ルミネッセンス材料光221のうちの一方のスペクトルパワー分布が、他方のスペクトルパワー分布の5乃至50%と重複し、(C)前記光学系400が、第1波長依存性光学系410と第2波長依存性光学系420とを有し、前記第1波長依存性光学系410が、前記第1ルミネッセンス材料210の下流に構成され、前記第1ルミネッセンス材料光211を、2つの方向への前記第1ルミネッセンス材料光211の第1部分1211及び第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211にスペクトル的に分離するよう構成され、(D)前記第2波長依存性光学系420が、(i)前記第1波長依存性光学系410及び(ii)前記第2ルミネッセンス材料220の下流に構成され、前記第2波長依存性光学系420が、前記第1ルミネッセンス材料光211の前記第1部分1211と、前記第1ルミネッセンス材料光211の前記第2部分2211と、前記第2ルミネッセンス材料光221とをスペクトル的に組み合わせるよう構成され、(E)前記光生成システム1000が、前記ポンプ光源光101、前記第1ルミネッセンス材料光211及び前記第2ルミネッセンス材料光221のうちの1つ以上を含むシステム光1001を生成するよう構成される光生成システム1000を提供する。

Description

本発明は、光生成システム、及びこのような光生成システムを有する光生成デバイスに関する。
光ビームを組み合わせるシステムは、当技術分野において知られている。例えば、US2019/0235369は、少なくとも3つの固体光源と、色変換のための手段と、光ビームを組み合わせるための手段と、色のフィルタリングのための手段とを有する固体照明のためのシステムであって、第1光源が、色変換のための手段によって少なくとも1つの変換光ビームに変換される第1光ビームを供給し、第2及び第3補助光源が、それぞれ、第2及び第3光ビームを供給し、第2補助光源が、赤色光源であり、第3補助光源が、青色光源であり、少なくとも1つの変換光ビームが、光ビームを組み合わせるための手段によって、第2及び/又は第3光ビームと組み合わされて、色のフィルタリングのための手段によってフィルタリングされる合成光ビームになり、第2及び第3光ビームは、異なる原色を含み、変換光ビームのスペクトルは、前記原色のうちの少なくとも1つを含み、第1光源の光出力は、時間的に一定であるが、第2及び第3補助光源のいずれかの光出力は、その発振閾値より高い10%と100%との間で時間的に変調されるシステムについて記載している。
高輝度光源は、投影、ステージ照明、スポット照明、自動車用照明などの用途において使用されることができる。ここの目的のために、レーザがレーザ光を供給し、(遠隔)蛍光体がレーザ光を変換光に変換するレーザ・蛍光体技術が使用され得る。前記蛍光体は、実施形態においては、熱管理の改善のために、従って、より高い輝度のために、ヒートシンク上に配設されてもよく、又はヒートシンクに挿入されてもよい。
レーザを使用して白色光を生成する最も容易な方法は、ポンプ光(pump light)を変換光と組み合わせて使用して、白色光を生成するものである。白色LED光源は、例えば約300lm/mmまでの強度を与えることができるが、静的蛍光体変換レーザ白色光源は、約20.000lm/mmまでの強度さえ与えることができる。Ceドープガーネット(例えば、YAG、LuAG)は、ガーネット母材が非常に高い化学的安定性を有するので、青色レーザ光でポンピングする(pump)ために使用されることができる最も適切なルミネッセンス変換器であり得る。更に、(例えば、0.5%未満の)低いCe濃度では、温度消光は、約200℃超でしか生じない可能性がある。更に、Ceからの発光は、非常に速い減衰時間を持ち、故に、光飽和の発生が本質的に防止されることができる。例えば反射モード動作と仮定すると、青色レーザ光が、蛍光体に入射する可能性がある。これは、実施形態においては、変換光の発光をもたらす、青色光のほぼ完全な変換を実現する可能性がある。相対的に高い安定性及び熱伝導率を備えるガーネット蛍光体の使用が提案されるのは、この理由のためである。しかしながら、他の蛍光体も適用され得る。極めて高い出力密度が使用される場合、熱管理は依然として課題であり得る。
このような(レーザ)光源に関連し得る問題は、蛍光体の熱管理であり得る。例えば、高い化学的安定性、熱的安定性及び光安定性を持つガーネット蛍光体が白色光を生成するために使用される場合、十分な赤色発光がない場合には、低CRIの白色光しか得られない。CRIを増大させるために、赤色発光蛍光体をガーネット蛍光体と組み合わせて使用することが推奨されている。しかしながら、このような組み合わせにおいては、青色光でのガーネット蛍光体のポンピング中のガーネット蛍光体の温度上昇の結果として、赤色蛍光体が更に加熱される。このようなレーザ光源に関連する他の問題は、コンパクトな高出力デバイスを作成したいという要望であり得る。更に、強い光源を作成するための異なる光源の組み合わせは、簡単ではない。
従って、代替光生成システム(又はこのようなシステム有する光生成デバイス)を提供することが、本発明の或る態様であり、前記代替光生成システムは、好ましくは、更に、上記の不利な点のうちの1つ以上を少なくとも部分的に取り除く。本発明は、従来技術の不利な点のうちの少なくとも1つを解消若しくは改善すること、又は有用な代替手段を提供することを目的とし得る。
本発明は、第1態様においては、(i)1つ以上のポンプ光源と、(ii)第1ルミネッセンス材料と、(iii)第2ルミネッセンス材料と、(iv)光学系とを有する光生成システムを提供する。特に、前記1つ以上のポンプ光源は、ポンプ光源光(「ポンプ光」)を生成するよう構成される。更に、前記第1ルミネッセンス材料は、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、第1スペクトルパワー分布を有する第1ルミネッセンス材料光に変換するよう構成され得る。同様に、前記第2ルミネッセンス材料は、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、第2スペクトルパワー分布を有する第2ルミネッセンス材料光に変換するよう構成され得る。特に、前記第2スペクトルパワー分布は、前記第1スペクトルパワー分布とは異なる。更に、前記スペクトルパワー分布の一方と前記スペクトルパワー分布の他方との(部分的な)スペクトル重複があってもよい。実施形態においては、前記光学系は、第1波長依存性光学系と第2波長依存性光学系とを有する。特定の実施形態においては、前記第1波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料の下流に構成されることができ、前記第1ルミネッセンス材料光を、2つの(異なる)方向への前記第1ルミネッセンス材料光の第1部分及び前記第1ルミネッセンス材料光の第2部分にスペクトル的に分離するよう構成され得る。更に、実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、(i)前記第1波長依存性光学系及び(ii)前記第2ルミネッセンス材料の下流に構成され得る。特定の実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とをスペクトル的に組み合わせるよう構成され得る。更に、実施形態においては、前記光生成システムは、前記ポンプ光源光、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光のうちの1つ以上を含むシステム光を生成するよう構成され得る。それ故、本発明は、特定の実施形態においては、(i)1つ以上のポンプ光源と、(ii)第1ルミネッセンス材料と、(iii)第2ルミネッセンス材料と、(iv)光学系とを有する光生成システムであって、(I)前記1つ以上のポンプ光源が、ポンプ光源光を生成するよう構成され、(II)前記第1ルミネッセンス材料が、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、第1スペクトルパワー分布を有する第1ルミネッセンス材料光に変換するよう構成され、(III)前記第2ルミネッセンス材料が、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、前記第1スペクトルパワー分布とは異なる第2スペクトルパワー分布を有する第2ルミネッセンス材料光に変換するよう構成され、(IV)前記光学系が、第1波長依存性光学系と第2波長依存性光学系とを有し、(V)前記第1波長依存性光学系が、前記第1ルミネッセンス材料の下流に構成され、前記第1ルミネッセンス材料光を、2つの方向への前記第1ルミネッセンス材料光の第1部分及び前記第1ルミネッセンス材料光の第2部分にスペクトル的に分離するよう構成され、(VI)前記第2波長依存性光学系が、(i)前記第1波長依存性光学系及び(ii)前記第2ルミネッセンス材料の下流に構成され、前記第2波長依存性光学系が、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とをスペクトル的に組み合わせるよう構成され、(VII)前記光生成システムが、前記ポンプ光源光、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光のうちの1つ以上を含むシステム光を生成するよう構成される光生成システムを提供する。
このようなシステムでは、前記システム光に対する光の異なる寄与を個々に制御することが可能である。更に、このようなシステムでは、異なる蛍光体の熱管理を個々に調整又は制御することも可能であり得る。更に、このようなシステムは、2つ以上の異なる光源の組み合わせが、2つ以上の前記寄与の全てを含むシステム光を供給することを可能にする。このやり方においては、(ここでは、光生成システムと示される)高輝度光源が作成され得る。
上記のように、本発明は、光生成システム(「システム」)を提供し、前記光生成システムは、(i)1つ以上のポンプ光源と、(ii)第1ルミネッセンス材料と、(iii)第2ルミネッセンス材料と、(iv)光学系とを有する。これらについて、以下で更に述べる。
前記1つ以上のポンプ光源は、ポンプ光源光を生成するよう構成される。実施形態においては、単一の光源が使用されてもよく、前記単一の光源の光源光は、前記第1ルミネッセンス材料と前記第2ルミネッセンス材料との両方を励起するために使用され得る。例えば、光源光のビームを、各々が本質的に同じスペクトルパワー分布を有する2つ(以上)のビームに分ける光学要素が使用されてもよいが、他の実施形態も可能であり得る。その代わりに、又は加えて、前記光源光が前記第1ルミネッセンス材料及び前記第2ルミネッセンス材料の両方を励起するために使用され得る2つ(以上)の(異なる)光源が適用されてもよい。このような実施形態においては、前記2つ以上の光源の光源光のスペクトルパワー分布は、同じであってもよい。しかしながら、その代わりに、前記2つ以上の光源のうちの2つ以上の光源光のスペクトルパワー分布は、異なっていてもよい。これは、前記2つ(以上)のルミネッセンス材料が異なる励起スペクトル、特に異なる励起極大を有する場合に有用であり得る。前記光源は、前記ルミネッセンス材料を照らすために使用され、前記ルミネッセンス材料によってルミネッセンス材料光が生成されるので、前記光源は、本明細書においては「ポンプ光源」とも示される。
特定の実施形態においては、別個の光源を使用する場合、及び/又は前記光源光の一部を、前記ルミネッセンス材料を迂回する方向に分け得る光学要素を使用する場合などには、前記光源光の一部は、前記ルミネッセンス材料を迂回し得る。このやり方においては、前記システム光は、前記光源光の少なくとも一部を含み得る。この点における代替実施形態について、以下で更に述べる。
実施形態においては、前記1つ以上のポンプ光源に加えて、1つ以上の更なる光源が利用可能であってもよく、実施形態においては、前記1つ以上の更なる光源の光源光が、前記システム光によって含まれてもよいことに留意されたい。
前記光源の実施形態について、以下で更に説明する。
光源という用語は、原則として、当技術分野において知られている任意の光源に関し得る。それは、従来の(タングステン)電球、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、蛍光灯、LED(発光ダイオード)であってもよい。特定の実施形態においては、前記光源は、(LED又はレーザダイオードなどの)固体LED光源を有する。「光源」という用語は、2乃至200個の(固体)LED光源などの複数の光源に関することもある。従って、「LED」という用語は、複数のLEDを指すこともある。更に、「光源」という用語は、実施形態においては、所謂チップオンボード(COB)光源を指すこともある。「COB」という用語は、特に、包まれてもおらず、接続されてもおらず、PCBのような基板上に直接取り付けられている半導体チップの形態のLEDチップを指す。従って、複数の光半導体光源が同じ基板上に構成されてもよい。実施形態においては、COBは、単一の照明モジュールとして一緒に構成されるマルチLEDチップである。
前記光源は、光脱出面(light escape surface)を有し得る。電球又は蛍光灯のような従来の光源に関しては、前記光脱出面は、ガラス又は石英のエンベロープの外面であり得る。LEDの場合は、前記光脱出面は、例えば前記LEDダイであり得る、又は前記LEDダイに樹脂が塗布される場合、前記樹脂の外面であり得る。原理上、前記光脱出面は、ファイバの終端である可能性もある。脱出面という用語は、特に、前記光源の、光が実際に前記光源から出る又は脱出する部分に関する。前記光源は、光ビームを供給するよう構成され得る。(従って)前記光源の光出射面からこの光ビームが脱出し得る。
「光源」という用語は、特に、発光ダイオード(LED)、共振空洞発光ダイオード(RCLED)、垂直キャビティレーザダイオード(VCSEL)、端面発光レーザなどのような半導体発光デバイスを指し得る。「光源」という用語は、パッシブマトリクス(PMOLED)又はアクティブマトリクス(AMOLED)などの有機発光ダイオードを指すこともある。特定の実施形態においては、前記光源は、(LED又はレーザダイオードなどの)固体光源を有する。実施形態においては、前記光源は、LED(発光ダイオード)を有する。「LED」という用語は、複数のLEDを指すこともある。更に、「光源」という用語は、実施形態においては、所謂チップオンボード(COB)光源を指すこともある。「COB」という用語は、特に、包まれてもおらず、接続されてもおらず、PCBのような基板上に直接取り付けられている半導体チップの形態のLEDチップを指す。従って、複数の半導体光源が同じ基板上に構成されてもよい。実施形態においては、COBは、単一の照明モジュールとして一緒に構成されるマルチLEDチップである。「光源」という用語は、2乃至2000個の固体光源などの複数の(本質的に同一の(又は異なる))光源に関することもある。実施形態においては、前記光源は、LEDなどの単一の固体光源の下流に、又は複数の固体光源の下流に(即ち、例えば複数のLEDによって共有される)、1つ以上のマイクロ光学要素(マイクロレンズのアレイ)を有してもよい。実施形態においては、前記光源は、オンチップ光学系を備えるLEDを有してもよい。実施形態においては、前記光源は、(実施形態においては、オンチップビームステアリングを提供する)(光学系を備える又は備えない)ピクセル化された単一のLEDを有する。
実施形態においては、例えば、青色LEDのような青色光源、又は緑色LEDのような緑色光源、及び赤色LEDのような赤色光源などの、前記光源は、その自体として使用される一次放射線を供給するよう構成されてもよい。
しかしながら、他の実施形態においては、前記光源は、一次放射線を供給するよう構成されてもよく、前記一次放射線の一部は、二次放射線に変換される。二次放射線は、ルミネッセンス材料による変換に基づき得る。それ故、前記二次放射線は、ルミネッセンス材料放射線と示されることもある。前記ルミネッセンス材料は、実施形態においては、ルミネッセンス材料を含むルミネッセンス材料層又はドームを備えるLEDなどの、前記光源によって含まれてもよい。他の実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、前記LEDのダイと物理的に接触していないルミネッセンス材料層を備えるLEDのように、前記光源から幾らかの距離を置いて(「遠隔」に)構成されてもよい。従って、特定の実施形態においては、前記光源は、動作中、少なくとも、380乃至470nmの範囲から選択される波長において光を発する光源であり得る。しかしながら、他の波長も可能であり得る。この光は、部分的に、前記ルミネッセンス材料によって使用され得る。
特に、実施形態においては、前記1つ以上のポンプ光源は、1つ以上のレーザ光源を有してもよい。更により特に、実施形態においては、全ての前記ポンプ光源が、レーザ光源を有する。
「レーザ光源」という用語は、特にレーザを指す。このようなレーザは、特に、UV、可視、又は赤外において1つ以上の波長を有する、特に、300乃至1500nmなどの、200乃至2000nmのスペクトル波長範囲から選択される波長を有するレーザ光源光を生成するよう構成されて得る。「レーザ」という用語は、特に、電磁放射線の誘導放出に基づく光増幅のプロセスを通して光を発するデバイスを指す。特に、実施形態においては、「レーザ」という用語は、固体レーザを指し得る。特定の実施形態においては、「レーザ」若しくは「レーザ光源」という用語、又は同様の用語は、レーザダイオード(又はダイオードレーザ)を指す。従って、実施形態においては、前記光源は、レーザ光源を有する。実施形態においては、「レーザ」又は「固体レーザ」という用語は、セリウムドープリチウムストロンチウム(又はカルシウム)フッ化アルミニウム(Ce:LiSAF、Ce:LiCAF)、クロムドープクリソベリル(アレキサンドライト)レーザ、クロムZnSe(Cr:ZnSe)レーザ、二価サマリウムドープフッ化カルシウム(Sm:CaF)レーザ、Er:YAGレーザ、エルビウムドープ及びエルビウムイッテルビウムコドープガラスレーザ、F-センターレーザ、ホルミウムYAG(Ho:YAG)レーザ、Nd:YAGレーザ、NdCrYAGレーザ、ネオジウムドープイットリウムカルシウムオキソボレートNd:YCaO(BO又はNd:YCOB、ネオジウムドープオルトバナジウム酸イットリウム(Nd:YVO)レーザ、ネオジウムガラス(Nd:ガラス)レーザ、ネオジウムYLF(Nd:YLF)固体レーザ、プロメチウム147ドープリン酸ガラス(147Pm3+:ガラス)固体レーザ、ルビーレーザ(Al:Cr3+)、ツリウムYAG(Tm:YAG)レーザ、チタンサファイア(Ti:サファイア;Al:Ti3+)レーザ、三価ウランドープフッ化カルシウム(U:CaF)固体レーザ、イッテルビウムドープガラスレーザ(ロッド、プレート/チップ及びファイバ)、イッテルビウムYAG(Yb:YAG)レーザ、Yb(ガラス又はセラミックス)レーザなどのうちの1つ以上を指し得る。実施形態においては、「レーザ」又は「固体レーザ」という用語は、GaN、InGaN、AlGaInP、AlGaAs、InGaAsP、鉛塩、垂直共振器面発光レーザ(vertical cavity surface emitting laser)(VCSEL)、量子カスケードレーザ、ハイブリッドシリコンレーザなどの半導体レーザダイオードのうちの1つ以上を指し得る。
レーザは、より短い(レーザ)波長に達するために、アップコンバータ(upconverter)と組み合わされてもよい。例えば、何らかの(三価)希土類イオンで、アップコンバージョン(upconversion)が達成され得る、又は非線形結晶で、アップコンバージョンが達成され得る。他の例においては、色素レーザなどのレーザは、より長い(レーザ)波長に達するために、ダウンコンバータ(downconverter)と組み合わされ得る。
以下から導き出され得るように、「レーザ光源」という用語は、複数の(異なる又は同一の)レーザ光源を指すこともある。特定の実施形態においては、「レーザ光源」という用語は、複数のN個の(同一の)レーザ光源を指し得る。実施形態においては、N=2以上である。特定の実施形態においては、Nは、特に少なくとも8などの、少なくとも5であり得る。このやり方においては、より高い輝度が得られ得る。実施形態においては、レーザ光源は、レーザバンク(laser bank)内に配設されてもよい(上記も参照)。前記レーザバンクは、実施形態においては、ヒートシンク、及び/又は光学系、例えば、レーザ光をコリメートするためのレンズを含んでもよい。
前記レーザ光源は、特に、レーザ光源光(又は「レーザ光」)を生成するよう構成される。前記光源光は、本質的に、前記レーザ光源光から成っていてもよい。前記光源光は、2つ以上の(異なる又は同一の)レーザ光源のレーザ光源光を有することもある。例えば、2つ以上の(異なる又は同一の)レーザ光源の前記レーザ光源光を有する単一の光ビームを供給するために、前記2つ以上の(異なる又は同一の)レーザ光源の前記レーザ光源光が、光ガイドに結合されてもよい。従って、特定の実施形態においては、前記光源光は、特に、コリメート光源光である。更に他の実施形態においては、前記光源光は、特に、(コリメート)レーザ光源光である。「異なる光源」又は「複数の異なる光源」という語句、及び同様の語句は、実施形態においては、少なくとも2つの異なるビン(bin)から選択される複数の固体光源を指し得る。同様に、「同一の光源」又は「複数の同じ光源」という語句、及び同様の語句は、実施形態においては、同じビンから選択される複数の固体光源を指し得る。
前記光源は、特に、光軸(O)、(ビーム形状、)及びスペクトルパワー分布を有する光源光を生成するよう構成され得る。前記光源光は、実施形態においては、レーザについて知られているような帯域幅を有する、1つ以上の帯域を有し得る。特定の実施形態においては、前記帯域は、10nm以下などの、室温(RT)において20nm未満の範囲内の半値全幅(full width half maximum)(FWHM)を有するものなどの、相対的にシャープな(sharp)線であってもよい。従って、前記光源光は、1つ以上の(狭)帯域を含み得るスペクトルパワー分布(波長の関数としての、エネルギ尺度における強度)を有する。
(光源光の)ビームは、(レーザ)光源光の、集束又はコリメートビームであってもよい。「集束」という用語は、特に、小さいスポットに収束していることを指し得る。この小さいスポットは、個別の変換器領域(discrete converter region)にあってもよく、又は前記個別の変換器領域の(わずかに)上流若しくは前記個別の変換器領域の(わずかに)下流にあってもよい。特に、集束及び/又はコリメーションは、(側面における)前記個別の変換器領域における前記ビームの(前記光軸に対して垂直な)断面形状が、(前記光源光が前記個別の変換器領域を照らす場所での)前記個別の変換器領域の(前記光軸に対して垂直な)断面形状よりも、本質的に大きくはないようなものであり得る。集束は、(集束)レンズのような1つ以上の光学系で実行され得る。特に、前記レーザ光源光を集束させるために、2つのレンズが適用されてもよい。コリメーションは、レンズ及び/又は放物面鏡などの、コリメーション要素のような1つ以上の(他の)光学系で実行され得る。実施形態においては、(レーザ)光源光のビームは、実施形態において≦2°(FWHM)、より特に≦1°(FWHM)、最も特に≦0.5°(FWHM)のような、相対的に高度なコリメートをされてもよい。従って、≦2°(FWHM)は、(高度に)コリメートされた光源光とみなされ得る。(高度な)コリメーションを提供するために、光学系が使用されてもよい(上記も参照)。
前記システムは、少なくとも2つの異なるルミネッセンス材料を有する。前記ルミネッセンス材料は、化学組成及び/又はドーパント材料において異なってもよい。従って、実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、材料の同じ分類に属することすらある。しかしながら、少なくとも2つの異なる前記ルミネッセンス材料は、(同じ又は異なる)ポンプ光源光の照射時に、異なるスペクトルパワー分布を有する。従って、前記少なくとも2つの異なるルミネッセンス材料は、異なるカラーポイントを有するルミネッセンス材料光を供給する。
特定の実施形態においては、第1タイプの光及び第2タイプの光の色又はカラーポイントは、前記第1タイプの光及び前記第2タイプの光のそれぞれのカラーポイントが、u'に関して少なくとも0.01及び/又はv'に関して少なくとも0.01、更により特にu'に関して少なくとも0.02及び/又はv'に関して少なくとも0.02異なる場合に、異なり得る。更により特定の実施形態においては、前記第1タイプの光及び前記第2タイプの光のそれぞれのカラーポイントは、u'に関して少なくとも0.03及び/又はv'に関して少なくとも0.03異なり得る。ここで、u'及びv'は、CIE 1976 UCS(均等色度)図における光の色座標である。本発明においては、前記第1タイプの光及び前記第2タイプの光のそれぞれのカラーポイントは、u'に関して少なくとも0.05及び/若しくはv'に関して少なくとも0.05、又はu'に関して少なくとも0.1及び/若しくはv'に関して少なくとも0.1も、異なり得る。それ故、特定の実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料及び前記第2ルミネッセンス材料は、u'に関して少なくとも0.1及び/又はv'に関して少なくとも0.1異なるそれぞれのカラーポイントを有する。
更に、特定の実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料及び前記第2ルミネッセンス材料の両方が、少なくとも60nmなどの、特定の実施形態においては少なくとも70nmなどの、少なくとも50nmの半値全幅(FWHM)を有するルミネッセンス材料を生成するよう構成されてもよい。前記第1ルミネッセンス材料及び前記第2ルミネッセンス材料のうちの一方のみが広帯域を有するルミネッセンス材料を生成するよう構成され、他方のルミネッセンス材料がより狭い(広)帯域を有するルミネッセンス材料を生成するよう構成されることも可能であり得る。特に、(少なくとも)2つの前記ルミネッセンス材料のうちの前記ルミネッセンス材料の少なくとも1つは、少なくとも60nmなどの、特定の実施形態においては少なくとも70nmなどの、少なくとも50nmのFWHMを有する。更により特定の実施形態においては、前記(少なくとも)2つのルミネッセンス材料のうちの前記ルミネッセンス材料の少なくとも1つは、90乃至160nmの範囲から選択されるような、約90乃至180nmの範囲から選択されるFWHMを有する。
それ故、実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料は、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、第1スペクトルパワー分布を有する第1ルミネッセンス材料光に変換するよう構成される。更に、実施形態においては、前記第2ルミネッセンス材料は、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、前記第1スペクトルパワー分布とは異なる第2スペクトルパワー分布を有する第2ルミネッセンス材料光に変換するよう構成される。
「ルミネッセンス材料」という用語は、特に、第1放射線、特にUV放射線及び青色放射線のうちの1つ以上を、第2放射線に変換することができる材料を指す。一般に、前記第1放射線と前記第2放射線とは、異なるスペクトルパワー分布を有する。従って、「ルミネッセンス材料」という用語の代わりに、「ルミネッセンス変換器」又は「変換器」という用語が適用されることもある。一般に、前記第2放射線は、前記第1放射線よりも大きい波長の所にスペクトルパワー分布を有し、これは、所謂ダウンコンバージョンの場合である。しかしながら、特定の実施形態においては、前記第2放射線は、前記第1放射線よりも小さい波長の所に強度を持つスペクトルパワー分布を有し、これは、所謂アップコンバージョンの場合である。実施形態においては、前記「ルミネッセンス材料」は、特に、放射線を、例えば可視光及び/又は赤外光に変換することができる材料を指す場合がある。例えば、実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、UV放射線及び青色放射線のうちの1つ以上を、可視光に変換することができる場合がある。前記ルミネッセンス材料は、特定の実施形態においては、放射線を赤外放射線(IR)に変換する場合もある。従って、前記ルミネッセンス材料は、放射線で励起されると、放射線を放出する。一般に、前記ルミネッセンス材料は、ダウンコンバータであり、即ち、より小さい波長の放射線が、より大きい波長(λex<λem)を持つ放射線に変換されるが、特定の実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、アップコンバータ・ルミネッセンス材料を有する場合があり、即ち、より大きい波長の放射線が、より小さい波長(λex>λem)を持つ放射線に変換される。実施形態においては、「ルミネッセンス」という用語は、リン光を指すことがある。実施形態においては、「ルミネッセンス」という用語は、蛍光を指すこともある。「ルミネッセンス」という用語の代わりに、「発光」という用語が適用されることもある。従って、「第1放射線」及び「第2放射線」という用語は、それぞれ、励起放射線及び発光(放射線)を指すことがある。同様に、「ルミネッセンス材料」という用語は、実施形態においては、リン光及び/又は蛍光を指すことがある。「ルミネッセンス材料」という用語は、複数の異なるルミネッセンス材料を指すこともある。可能なルミネッセンス材料の例を以下に示す。
実施形態においては、ルミネッセンス材料は、それぞれ、特に三価セリウム又は二価ユーロピウムをドープした、ガーネット及び窒化物から選択される。「窒化物」という用語は、酸窒化物又はニトリドシリケートなどを指すこともある。
特定の実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、A12:Ceタイプのルミネッセンス材料を含み、Aは、実施形態においては、Y、La、Gd、Tb及びLuのうちの1つ以上、特に、Y、Gd、Tb及びLuのうちの(少なくとも)1つ以上を含み、Bは、実施形態においては、Al、Ga、In及びScのうちの1つ以上を含む。特に、Aは、特にY及びLuのうちの1つ以上のような、Y、Gd及びLuのうちの1つ以上を含み得る。特に、Bは、Al及びGaのうちの1つ以上、より特に、本質的にAlだけのような、少なくともAlを含み得る。それゆえ、特に適切なルミネッセンス材料は、セリウムを含むガーネット材料である。ガーネットの実施形態は、特に、A12ガーネットを含み、Aは、少なくともイットリウム又はルテチウムを含み、Bは、少なくともアルミニウムを含む。このようなガーネットは、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、又はセリウムとプラセオジムとの組み合わせをドープしている可能性があるが、特にCeをドープしている可能性がある。特に、Bは、アルミニウム(Al)を含むが、Bは、ガリウム(Ga)及び/又はスカンジウム(Sc)及び/又はインジウム(In)も、部分的に、特に最大でAlの約20%、より特に最大でAlの約10%含んでもよい(即ち、Bイオンは、本質的に、90モル%以上のAlと、10モル%以下のGa、Sc及びInのうちの1つ以上とから成る)。Bは、特に、最大で約10%のガリウムを含んでもよい。別の変形例においては、B及びOは、少なくとも部分的にSi及びNに置き換えられてもよい。元素Aは、特に、イットリウム(Y)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、及びルテチウム(Lu)から成るグループから選択され得る。更に、Gd及び/又はTbは、特に、Aの約20%の量までしか存在しない。特定の実施形態においては、ガーネットルミネッセンス材料は、(Y1-xLu12:Ceを含み、xは、0以上且つ1以下である。「:Ce」という用語は、前記ルミネッセンス材料中の金属イオンの一部(即ち、ガーネットにおいては、「A」イオンの一部)が、Ceに置き換えられることを示している。例えば、(Y1-xLuAl12:Ceの場合には、Y及び/又はLuの一部が、Ceに置き換えられる。このことは、当業者には知られている。Ceは、Aを、一般に10%以下置き換え、一般に、Ce濃度は、(Aに対して)0.1乃至4%、特に0.1乃至2%の範囲内である。1%のCe及び10%のYと仮定すると、完全に正しい式は、(Y0.1Lu0.89Ce0.01Al12となり得る。ガーネットにおけるCeは、当業者には知られているように、実質的に三価状態にある、又は三価状態にしかない。
実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、(従って)A12を含み、特定の実施形態においては、B-Oの最大10%が、Si-Nによって置き換えられ得る。
特定の実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、(Yx1-x2-x3A'x2Cex3(Aly1-y2B'y212を含み、x1+x2+x3=1であり、x3>0であり、0<x2+x3≦0.2であり、y1+y2=1であり、0≦y2≦0.2であり、A'は、ランタニドから成るグループから選択される1つ以上の元素を含み、B'は、Ga、In及びScから成るグループから選択される1つ以上の元素を含む。実施形態においては、x3は、0.001乃至0.1の範囲から選択される。本発明においては、特に、x1>0.2などの、少なくとも0.8のような、x1>0である。Yを備えるガーネットは、適切なスペクトルパワー分布を提供し得る。
特定の実施形態においては、B-Oの最大10%が、Si-Nに置き換えられ得る。ここでは、B-OにおけるBは、Al、Ga、In及びScのうちの1つ以上を指し(且つOは、酸素を指し)、特定の実施形態においては、B-Oは、Al-Oを指す場合がある。上記のように、特定の実施形態においては、x3は、0.001乃至0.04の範囲から選択され得る。特に、このようなルミネッセンス材料は、適切なスペクトル分布を有し(但し、下記参照)、相対的に高い効率を有し、相対的に高い熱安定性を有し、(第1光源光及び第2光源光(並びに光学フィルタ)と組み合わせて)高いCRIを可能にし得る。従って、特定の実施形態においては、Aは、Lu及びGdから成るグループから選択され得る。その代わりに、又は加えて、Bは、Gaを含み得る。従って、実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、(Yx1-x2-x3(Lu,Gd)x2Cex3(Aly1-y2Gay212を含み、Lu及び/又はGdが利用可能であってもよい。更により特に、x3は、0.001乃至0.1の範囲から選択され、0<x2+x3≦0.1であり、0≦y2≦0.1である。更に、特定の実施形態においては、B-Oの最大1%が、Si-Nに置き換えられ得る。ここで、百分率は、(当技術分野において知られているように)モルを指し、例えば、EP3149108も参照されたい。更に他の特定の実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、(Yx1-x3Cex3Al12を含み、x1+x3=1であり、0<x3≦0.2であり、0.001乃至0.1などである。
特定の実施形態においては、前記光生成デバイスは、セリウムを含むガーネットのタイプから選択されるルミネッセンス材料しか含まないことがある。もっと他の特定の実施形態においては、前記光生成デバイスは、(Yx1-x2-x3A'x2Cex3(Aly1-y2B'y212などの、単一のタイプのルミネッセンス材料を含む。従って、特定の実施形態においては、前記光生成デバイスは、ルミネッセンス材料を有し、前記ルミネッセンス材料の少なくとも85重量%、更により特に少なくとも約90重量%、例えば更にもっとより特に少なくとも約95重量%が、(Yx1-x2-x3A'x2Cex3(Aly1-y2B'y212を含む。ここで、A'は、ランタニドから成るグループから選択される1つ以上の元素を含み、B'は、Ga、In及びScから成るグループから選択される1つ以上の元素を含み、x1+x2+x3=1であり、x3>0であり、0<x2+x3≦0.2であり、y1+y2=1であり、0≦y2≦0.2である。特に、x3は、0.001乃至0.1の範囲から選択される。実施形態においては、x2=0であることに留意されたい。その代わりに、又は加えて、実施形態においては、y2=0である。
特定の実施形態においては、Aは、特に、少なくともYを含んでもよく、Bは、特に、少なくともAlを含んでもよい。
実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、その代わりに、又は加えて、MSi:Eu2+及び/又はMAlSiN:Eu2+及び/又はCaAlSi:Eu2+などのうちの1つ以上を含んでもよく、Mは、Ba、Sr及びCaのうちの1つ以上、特に実施形態においては、少なくともSrを含む。従って、実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、(Ba,Sr,Ca)S:Eu、(Ba,Sr,Ca)AlSiN:Eu及び(Ba,Sr,Ca)Si:Euから成るグループから選択される1つ以上の材料を含んでもよい。これらの化合物において、ユーロピウム(Eu)は、実質的に二価のものである、又は二価のものしかなく、示されている二価カチオンのうちの1つ以上を置き換える。一般に、Euは、カチオンの10%よりも多い量では存在せず、Euの存在は、特に、Euが置き換えるカチオンに対して、約0.5乃至10%の範囲内、より特に約0.5乃至5%の範囲内である。「:Eu」という用語は、金属イオンの一部が、Eu(これらの例においてはEu2+)に置き換えられることを示している。例えば、CaAlSiN:Euにおいて2%のEuと仮定すると、正しい式は、(Ca0.98Eu0.02)AlSiNとなり得る。二価ユーロピウムは、一般に、上記の二価アルカリ土類カチオンなどの、二価カチオン、特にCa、Sr又はBaを置き換える。材料(Ba,Sr,Ca)S:Euは、MS:Euと示されることもあり、Mは、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)及びカルシウム(Ca)から成るグループから選択される1つ以上の元素であり、特に、Mは、この化合物においては、カルシウム若しくはストロンチウム、又はカルシウム及びストロンチウム、より特にカルシウムを含む。ここで、Euが、導入され、M(即ち、Ba、Sr及びCaのうちの1つ以上)の少なくとも一部を置き換える。更に、材料(Ba,Sr,Ca)Si:Euは、MSi:Euと示されることもあり、Mは、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)及びカルシウム(Ca)から成るグループから選択される1つ以上の元素であり、特に、Mは、この化合物においては、Sr及び/又はBaを含む。更なる特定の実施形態においては、Mは、Sr及び/又はBa(Euの存在は考慮に入れていない)から成り、Ba1.5Sr0.5Si:Eu(即ち、75%のBa;25%のSr)のような、特に50乃至100%、より特に50乃至90%のBa、及び50乃至0%、特に50乃至10%のSrから成る。ここで、Euが、導入され、M(即ち、Ba、Sr及びCaのうちの1つ以上)の少なくとも一部を置き換える。同様に、材料(Ba,Sr,Ca)AlSiN:Euは、MAlSiN:Euと示されることもあり、Mは、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)及びカルシウム(Ca)から成るグループから選択される1つ以上の元素であり、特に、Mは、この化合物においては、カルシウム若しくはストロンチウム、又はカルシウム及びストロンチウム、より特にカルシウムを含む。ここで、Euが、導入され、M(即ち、Ba、Sr及びCaのうちの1つ以上)の少なくとも一部を置き換える。上記のルミネッセンス材料におけるEuは、当業者には知られているように、実質的に二価状態にある、又は二価状態にしかない。
実施形態においては、赤色ルミネッセンス材料は、(Ba,Sr,Ca)S:Eu、(Ba,Sr,Ca)AlSiN:Eu及び(Ba,Sr,Ca)Si:Euから成るグループから選択される1つ以上の材料を含んでもよい。これらの化合物において、ユーロピウム(Eu)は、実質的に二価のものである、又は二価のものしかなく、示されている二価カチオンのうちの1つ以上を置き換える。一般に、Euは、カチオンの10%よりも多い量では存在せず、Euの存在は、特に、Euが置き換えるカチオンに対して、約0.5乃至10%の範囲内、より特に約0.5乃至5%の範囲内である。「:Eu」という用語は、金属イオンの一部が、Eu(これらの例においてはEu2+)に置き換えられることを示している。例えば、CaAlSiN:Euにおいて2%のEuと仮定すると、正しい式は、(Ca0.98Eu0.02)AlSiNとなり得る。二価ユーロピウムは、一般に、上記の二価アルカリ土類カチオンなどの、二価カチオン、特にCa、Sr又はBaを置き換える。
材料(Ba,Sr,Ca)S:Euは、MS:Euと示されることもあり、Mは、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)及びカルシウム(Ca)から成るグループから選択される1つ以上の元素であり、特に、Mは、この化合物においては、カルシウム若しくはストロンチウム、又はカルシウム及びストロンチウム、より特にカルシウムを含む。ここで、Euが、導入され、M(即ち、Ba、Sr及びCaのうちの1つ以上)の少なくとも一部を置き換える。
更に、材料(Ba,Sr,Ca)Si:Euは、MSi:Euと示されることもあり、Mは、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)及びカルシウム(Ca)から成るグループから選択される1つ以上の元素であり、特に、Mは、この化合物においては、Sr及び/又はBaを含む。更なる特定の実施形態においては、Mは、Sr及び/又はBa(Euの存在は考慮に入れていない)から成り、Ba1.5Sr0.5Si:Eu(即ち、75%のBa;25%のSr)のような、特に50乃至100%、より特に50乃至90%のBa、及び50乃至0%、特に50乃至10%のSrから成る。ここで、Euが、導入され、M(即ち、Ba、Sr及びCaのうちの1つ以上)の少なくとも一部を置き換える。
同様に、材料(Ba,Sr,Ca)AlSiN:Euは、MAlSiN:Euと示されることもあり、Mは、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)及びカルシウム(Ca)から成るグループから選択される1つ以上の元素であり、特に、Mは、この化合物においては、カルシウム若しくはストロンチウム、又はカルシウム及びストロンチウム、より特にカルシウムを含む。ここで、Euが、導入され、M(即ち、Ba、Sr及びCaのうちの1つ以上)の少なくとも一部を置き換える。
上記のルミネッセンス材料におけるEuは、当業者には知られているように、実質的に二価状態にある、又は二価状態にしかない。
青色ルミネッセンス材料は、YSO(YSiO:Ce3+)、若しくは同様の化合物、又はBAM(BaMgAl1017:Eu2+)、若しくは同様の化合物を含んでもよい。
「ルミネッセンス材料」という用語は、本明細書においては、特に、無機ルミネッセンス材料に関する。「ルミネッセンス材料」という用語の代わりに、「蛍光体」という用語が適用されることもある。これらの用語は、当業者には知られている。
その代わりに、又は加えて、他のルミネッセンス材料が適用されることもある。例えば、量子ドット及び/又は有機色素が、適用されてもよく、随意に、例えばPMMA又はポリシロキサンなどのようなポリマのような、透過性マトリックスに埋め込まれてもよい。
量子ドットは、一般にわずか数ナノメートルの幅又は直径を有する半導体材料の小さい結晶である。量子ドットは、入射光によって励起されるときに、前記結晶のサイズ及び材料によって決定されている色の光を発する。従って、ドットのサイズを適合させることによって、特定の色の光が生成されることができる。可視域で発光する、最も知られている量子ドットは、硫化カドミウム(CdS)及び硫化亜鉛(ZnS)などのシェルを備えるセレン化カドミウム(CdSe)をベースにしている。リン化インジウム(InP)、並びに硫化銅インジウム(CuInS2)及び/又は硫化銀インジウム(AgInS2)などの、カドミウムを含まない量子ドットも、使用されることができる。量子ドットは非常に狭い発光帯域を示し、従って、量子ドットは飽和色を示す。更には、発光色は、量子ドットのサイズを適合させることによって、容易に調整されることができる。本発明においては、当技術分野において知られている任意のタイプの量子ドットが使用され得る。しかしながら、環境に関する安全性及び懸念の理由で、カドミウムを含まない量子ドット、又は少なくともカドミウム含有量が非常に少ない量子ドットを使用することが好ましい場合がある。
量子ドットの代わりに、又は量子ドットに加えて、他の量子閉じ込め構造が使用されることもある。「量子閉じ込め構造」は、本願との関連においては、例えば、量子井戸、量子ドット、量子ロッド、トライポッド、テトラポッド、又はナノワイヤなどとして理解されたい。
有機蛍光体も使用されることができる。適切な有機蛍光体材料の例は、ペリレン誘導体をベースとした有機ルミネッセンス材料、例えば、BASFによってLumogen(登録商標)という名称で販売されている化合物である。適切な化合物の例は、Lumogen(登録商標)Red F305、Lumogen(登録商標)Orange F240、Lumogen(登録商標)Yellow F083、及びLumogen(登録商標)F170を含むが、これらに限定されない。
異なるルミネッセンス材料は、異なるスペクトルパワー分布のそれぞれのルミネッセンス材料光を有し得る。その代わりに、又は加えて、このような異なるルミネッセンス材料は、特に、異なるカラーポイント(又は主波長)を有し得る。
上記のように、他のルミネッセンス材料も可能であり得る。従って、特定の実施形態においては、前記ルミネッセンス材料は、二価ユーロピウム含有窒化物、二価ユーロピウム含有酸窒化物、二価ユーロピウム含有ケイ酸塩、セリウムを含むガーネット、及び量子構造のグループから選択される。量子構造は、例えば、量子ドット又は量子ロッド(又は他の量子型粒子)(上記参照)を含み得る。量子構造は、量子井戸も含み得る。量子構造は、フォトニック結晶も含み得る。
特定の実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料は、A12:Ceタイプのルミネッセンス材料を含み、Aは、Y、La、Gd、Tb及びLuのうちの1つ以上を含み、Bは、Al、Ga、In及びScのうちの1つ以上を含む。その代わりに、又は加えて、特定の実施形態においては、前記第2ルミネッセンス材料は、(Ba,Sr,Ca)S:Eu、(Ba,Sr,Ca)AlSiN:Eu及び(Ba,Sr,Ca)Si:Euのうちの1つ以上を含んでもよい。しかしながら、他の実施形態も可能であり得る。
前記システムは、光学系を更に有する。「光学系」という用語は、特に、光学要素を指し得る。前記光学系は、ミラー、反射器、コリメータ、レンズ、プリズム、拡散器、位相板、偏光子、回折要素、回折格子、ダイクロイックのもの、前述のもののうちの1つ以上のアレイなどのうちの1つ以上を含み得る。
特定の実施形態においては、前記光学系は、(少なくとも)第1波長依存性光学系と第2波長依存性光学系とを含み得る。しかしながら、他の光学系も利用可能であり得る。
実施形態においては、前記第1波長依存性光学系は、特に、前記第1ルミネッセンス材料の下流に構成され得る。従って、前記第1波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料と放射結合され得る。
「放射結合される」又は「光学的に結合される」という用語は、特に、(i)光源などの光生成要素と、(ii)別のアイテム又は材料とが、前記光生成要素によって発せられる放射線の少なくとも一部が前記アイテム又は材料によって受け取られるように、互いに関連付けられることを意味し得る。換言すれば、前記アイテム又は材料は、前記光生成要素と受光関係にあるよう構成される。前記光生成要素の前記放射線の少なくとも一部は、前記アイテム又は材料によって受け取られる。これは、実施形態においては、前記光生成要素(の発光面)と物理的に接触している前記アイテム又は材料のような、直接的なものであってもよい。これは、実施形態においては、空気、気体、又は液体若しくは固体導光材料のような媒体を介するものであってもよい。実施形態においては、レンズ、反射器、光学フィルタのような1つ以上の光学系も、光生成要素とアイテム又は材料との間の光路内に構成されてもよい。
「上流」及び「下流」という用語は、光生成手段(ここでは、特に、前記光源)からの光の伝搬に対するアイテム又は特徴の配置に関し、前記光生成手段からの光ビーム内の第1位置に対して、前記光生成手段により近い前記光ビーム内の第2位置は「上流」であり、前記光生成手段からより遠く離れた前記光ビーム内の第3位置は「下流」である。
更に、前記第1波長依存性光学系は、特に、前記第1ルミネッセンス材料光を、2つの方向への前記第1ルミネッセンス材料光の第1部分及び前記第1ルミネッセンス材料光の第2部分にスペクトル的に分離するよう構成され得る。
「スペクトル的に分離する」という語句、及び同様の語句は、特に、発光帯域(ルミネッセンス帯域)が、少なくとも2つの波長範囲において分離され、第1波長範囲は、実質的に、第2波長範囲とは違うように影響を及ぼされ得る実施形態を指す。例えば、前記第1波長範囲は、吸収、反射、屈折、又は透過される可能性があり、前記第2波長範囲は、吸収、反射、屈折、又は透過される可能性があるが、異なるようにである可能性がある。違いは、割合及び角度のうちの1つ以上にある可能性がある。例えば、前記第1波長範囲は、或る方向に反射される可能性があり、前記第2波長範囲は、透過される((従って)別の方向にある)可能性がある。例えば、第1波長よりも小さい可視波長範囲においては、本質的に全ての光が透過される可能性があり、前記第1波長よりも大きい可視波長範囲においては、本質的に全ての光が反射される可能性がある。しかしながら、他の実施形態も可能であり得る。
従って、前記第1波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の少なくとも一部を受け取り得る。
更に、上記のように、前記第1ルミネッセンス材料光の第1部分及び前記第1ルミネッセンス材料光の第2部分は、2つの異なる方向に伝搬し得る。このやり方においては、例えばプリズム又はダイクロイック要素でそうであり得るように、スペクトル分離だけでなく、角度分離も存在する。特に、特定の波長範囲の光は透過される一方で、異なる波長範囲の光は反射(又は吸収)されるダイクロイック要素が使用され得る。
実施形態においては、前記2つの異なる方向は、約180°までの0°より大きい相互角度を有し得るが、他の値も可能であり得る。例えば、実施形態においては、前記2つの異なる方向は、30乃至150°の範囲から選択されるような、35乃至135°の範囲から選択されるような、90°のような、30乃至180°の範囲から選択される相互角度を有し得る。
前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分との両方が、(システム)光の最終的なビームにおいて使用され得る。従って、異なる光路を介して、それらは結合され得る(更に下記も参照)。
更に、前記システムは、第2波長依存性光学系を有する。特に、前記第2波長依存性光学系は、(i)前記第1波長依存性光学系及び(ii)前記第2ルミネッセンス材料の下流に構成され得る。従って、前記第2波長依存性光学系は、実施形態においては、前記第1波長依存性光学系及び前記第2ルミネッセンス材料と放射結合され得る。
それ故、実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記第1波長依存性光学系の下流に構成されるので、前記第2波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分の少なくとも一部又は前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分の少なくとも一部を受け取り得る。実際には、実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分の少なくとも一部と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分の少なくとも一部とを受け取り得るが、異なる光路を介して受け取り得る。更に、前記第2波長依存性光学系は、前記第2ルミネッセンス材料光の少なくとも一部を受け取り得る。
特に、実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とをスペクトル的に組み合わせるよう構成され得る。実施形態においては、特定の波長範囲の光は透過される一方で、異なる波長範囲の光は反射(又は吸収)されるダイクロイック要素が使用され得る。
例えば、実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分の少なくとも一部が、前記ダイクロイックフィルタの一方の側に伝搬し、(少なくとも部分的に)透過され得る。更に、実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分の少なくとも一部、及び前記第2ルミネッセンス材料光の少なくとも一部が、前記ダイクロイックフィルタの他方の側に伝搬し、(各々少なくとも部分的に)反射され得る。このようにして、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とが、組み合わされ得る。
従って、実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、2つ(以上)の異なる方向から光を受け取るよう構成されてもよく、前記2つの異なる方向は、約180°までの0°より大きい相互角度を有し得るが、他の値も可能であり得る。例えば、実施形態においては、前記2つの異なる方向は、30乃至150°の範囲から選択されるような、35乃至135°の範囲から選択されるような、90°のような、30乃至180°の範囲から選択される相互角度を有し得る。
前記第1波長依存性光学系及び前記第2波長依存性光学系は、本明細書においては異なる機能を有するが、本質的に同じタイプの光学系であってもよいことに留意されたい。
それ故、特に、実施形態においては、前記光生成システムは、前記ポンプ光源光、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光のうちの1つ以上を含むシステム光を生成するよう構成され得る。特に、動作モードにおいて、前記システム光は、少なくとも、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光を含み得る。特定の実施形態においては、前記動作モードにおいて、前記システム光は、前記ポンプ光源光、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光を含み得る。
それ故、実施形態においては、前記ポンプ光源光は重心波長(centroid wavelength)λc,pを有する場合があり、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分は重心波長λc,11を有する場合があり、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分は重心波長λc,12を有する場合があり、前記第2ルミネッセンス材料光は重心波長λc,2を有する場合があり、特定の実施形態においては、λc,p≦λc,11<λc,12である。更に、特定の実施形態においては、λc,12≦λc,2である。一般に、実施形態においては、λc,p<λc,11<λc,12が、適用され得る。(それぞれの)差は、各々少なくとも20nmなどの、少なくとも10nmであり得る。更に、特定の実施形態においては、λc,12<λc,2であるが、必ずしもそうとは限らない。
λとも示される「重心波長」という用語は、当技術分野において知られており、光エネルギの半分がより短い波長にあり、光エネルギの半分がより長い波長にある波長値を指すことがあり、値はナノメートル(nm)単位で示される。それは、式λ=Σλ*I(λ)/(ΣI(λ))によって表されるような、スペクトルパワー分布の積分を2等分に分ける波長であり、総和は、関心のある波長範囲にわたるものであり、I(λ)は、スペクトルエネルギ密度である(即ち、積分強度に正規化された発光帯域にわたる波長及び強度の積の積分である)。前記重心波長は、例えば、動作条件において決定されてもよい。
特に、前記第1ルミネッセンス材料光のスペクトルパワー分布及び前記第2ルミネッセンス材料光のスペクトルパワー分布は、重複してもよい。グラフにおけるエネルギ尺度、特にy軸上のワットにおいて示され、(例えば1に)正規化される場合、重複は、5乃至60%のような、10乃至50%のような、5乃至70%の範囲から選択されてもよく、前記重複は、より小さいピークとより大きいピークとの重複(即ち、グラフにおけるより小さい面積を持つ発光帯域とより大きい面積を持つ発光帯域との重複)、即ち、重複面積をより大きい発光帯域の面積で割ったものを表している。
従って、実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光のうちの一方のスペクトルパワー分布(ワット対λ)は、他方のスペクトルパワー分布(ワット対λ)の5乃至50%などの、5乃至70%と重複する。上記のように、スペクトルパワー分布は、特に、正規化される。更に、上記のように、特に、より小さいサイズの発光帯域とより大きいサイズの発光帯域との重複が選ばれ得る。「発光帯域」という用語は、複数の発光帯域を指すこともあることに留意されたい。従って、実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光のうちの一方のスペクトルパワー分布は、他方のスペクトルパワー分布の5乃至50%と重複する。即ち、換言すれば、前記第1スペクトルパワー分布の5乃至50%は、前記第2スペクトルパワー分布と重複する、又は前記第2スペクトルパワー分布の5乃至50%は、前記第1スペクトルパワー分布と重複する。特に、実施形態においては、前記重複は、約15乃至50%などの、少なくとも10%である。
更に他の特定の実施形態においては、より大きい主波長を有するルミネッセンス材料は、より小さい主波長を有するルミネッセンス材料と約5乃至50%重複し得る。更に、少なくとも両方が、少なくとも50nmの半値全幅を有してもよい(上記も参照)。
上記のように、前記第1波長依存性光学系及び前記第2波長依存性光学系のうちの1つ以上が、ダイクロイック要素を有してもよい。特に、両方が、ダイクロイック要素を有してもよい。更に他の特定の実施形態においては、第1ダイクロイック要素は、前記第1ルミネッセンス材料光を、2つの方向への前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分及び前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分にスペクトル的に分離するよう構成されることができ、第2ダイクロイック要素は、前記第2ダイクロイック要素によって異なる2つの方向から受け取られ得る、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分とを組み合わせるよう構成されることができるので、前記第1波長依存性光学系及び前記第2波長依存性光学系は、本質的に同じタイプのダイクロイック要素を有してもよい。
更に他の特定の実施形態においては、前記第1波長依存性光学系及び前記第2波長依存性光学系は、それぞれ前記第1波長依存性光学系及び前記第2波長依存性光学系によって受け取られる前記ポンプ光源光に対して同じ角度で配設されてもよい。
当技術分野において知られているように、ダイクロイックフィルタは、特に、波長に依存して、光を透過又は反射するために使用され得るタイプのフィルタであり、特定の波長範囲の光は透過され得る一方で、異なる波長範囲の光は反射(又は吸収)され得る。
上記から導き出され得るように、特定の実施形態においては、前記第1波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分に対して透過性であり、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して反射性である。しかしながら、特定の実施形態においては、前記第1波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分に対して反射性であってもよく、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して透過性であってもよい。しかしながら、他の実施形態も可能であり得る。
その代わりに、又は加えて、実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分に対して透過性であり、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して反射性であり、前記第2ルミネッセンス材料光に対して反射性である。しかしながら、特定の実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分に対して反射性且つ前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して透過性且つ前記第2ルミネッセンス材料光に対して反射性であってもよい。しかしながら、他の実施形態も可能であり得る。
上記のように、実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とを組み合わせるよう構成され得る。前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分及び前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分は、前記第1波長依存性光学系によって誘導される異なるスペクトル分布を有するので、それらは、前記第2波長依存性光学系に異なる方向から伝搬し得る。更に他の特定の実施形態においては、それらは、前記第2波長依存性光学系の異なる側面を照らし得る。しかしながら、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分及び前記第2ルミネッセンス材料光は、本質的に同じ方向から伝搬する可能性があり、又は光路の少なくとも一部を共線的に(colinear)伝搬する可能性すらある。
それ故、特定の実施形態においては、前記光生成システムの動作中、前記第2ルミネッセンス材料と前記第2光学系との間の経路長の少なくとも一部にわたって、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とが、共線的に伝搬するように、前記第1ルミネッセンス材料、前記第2ルミネッセンス材料及び前記光学系が構成される。
これは、例えば、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と前記第2ルミネッセンス材料とが、反射モード及び透過モードのうちの1つ以上において構成される場合に達成され得る。前者の実施形態においては、前記第2ルミネッセンス材料は、特に、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分の30%より多くのような、少なくとも50%のような、20%より多く、又は少なくとも70%も反射するような、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して少なくとも部分的に反射性であり得る。後者の実施形態においては、前記第2ルミネッセンス材料は、特に、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分の30%より多くのような、少なくとも50%のような、20%より多く、又は少なくとも70%も透過するような、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して少なくとも部分的に透過性であり得る。このような実施形態においては、前記第2ルミネッセンス材料の下流では、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分及び前記第2ルミネッセンス材料光は、前記第2ルミネッセンス材料から離れるように共線的に伝搬し得る。
それ故、実施形態においては、前記第2ルミネッセンス材料は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して透過モードで構成され得る。その代わりに(又は加えて)、前記第2ルミネッセンス材料は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して反射モードで構成され得る。しかしながら、他の実施形態も可能であり得る。
前記第2ルミネッセンス材料にポンプ光源光と前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分とが照射される場合、特に反射モードにおいては、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分及び吸収されないが反射される前記ポンプ光源光の反射方向を制御することが望ましい場合がある。例えば、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分は、前記第2ルミネッセンス材料光が伝搬するのと本質的に同じ方向に伝搬することが望ましい場合があるのに対して、(前記第2ルミネッセンス材料における反射後の)残りのポンプ光は、同じ方向に伝搬しない場合がある(実質的に最終的に前記システム光にならない場合がある)。従って、特定の実施形態においては、前記光生成システムは、前記第2ルミネッセンス材料と第5光学系とを含む構成(arrangement)を(更に)有し、前記構成は、構成面と、前記構成面に垂直な仮想軸とを有し、前記光生成システムは、前記仮想軸に対して第1角度(α1)で前記構成に前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分を供給するよう構成され、前記第5光学系は、前記仮想軸に対して第2角度(α2)で前記第1ルミネッセンス材料光を反射するよう構成され、α1≠α2である。例えば、実施形態においては、5°≦|α1-α2|≦80°である。
しかしながら、実施形態においては、ポンプ光が前記システム光において利用可能であることが望ましい場合があることに留意されたい。このようなポンプ光源光は、例えば、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と一緒に伝搬してもよく、且つ/又は前記第1ルミネッセンス材料及び前記第2ルミネッセンス材料を迂回しながら供給されてもよい(上記及び下記も参照)。
前記第1ルミネッセンス材料(及び前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上)は、反射モードで構成されてもよく、又は透過モードで構成されてもよい。透過モードでは、本質的に完全な変換を含む前記ポンプ光源光の透過を容易に調整することが可能であり得る。更に、透過モードでは、より少ないダイクロイックのものしか必要でない可能性がある。反射モードは、より高い効率を提供する可能性があり、且つ/又はより良い熱管理を可能にする可能性がある。
従って、実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して反射モードで構成されてもよく、前記光学系は、第3波長依存性光学系を有する。特に、前記第3波長依存性光学系は、(a)(i)前記第1ルミネッセンス材料及び(ii)前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流に構成され、且つ(b)前記第1波長依存性光学系の上流に構成され得る。実施形態においては、前記第3波長依存性光学系は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光を反射するよう構成され、且つ前記第1ルミネッセンス材料光を透過するよう構成され得る。従って、特に実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して反射モードで構成され、前記光学系は、第3波長依存性光学系を有し、前記第3波長依存性光学系は、(a)(i)前記第1ルミネッセンス材料及び(ii)前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流に構成され、且つ(b)前記第1波長依存性光学系の上流に構成され、前記第3波長依存性光学系は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光を反射するよう構成され、且つ前記第1ルミネッセンス材料光を透過するよう構成される。これにより、反射モードの実施形態が提供される。特に、前記第3光学系は(また)、ダイクロイック要素を有してもよい。
しかしながら、上記のように、透過モードも可能であり得る。それ故、更なる(他の)実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して透過モードで構成されてもよく、前記光学系は、第4波長依存性光学系を有し、前記第4波長依存性光学系は、(a)前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流、且つ(b)前記第1ルミネッセンス材料の上流に構成される。特に、前記第4波長依存性光学系は、(i)前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光を透過し、且つ(ii)前記第1ルミネッセンス材料光を反射するよう構成され得る。それ故、特定の実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して透過モードで構成されてもよく、前記光学系は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流に構成され、且つ前記第1ルミネッセンス材料の上流に構成される第4波長依存性光学系を有し、前記第4波長依存性光学系は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光を透過するよう構成され、且つ前記第1ルミネッセンス材料光を反射するよう構成される。特に、前記第4光学系は(また)、ダイクロイック要素を有してもよい。
前記第1ルミネッセンス材料及び前記1つ以上のポンプ光源は、前記第1ルミネッセンス材料光と一緒に伝搬するポンプ光源は本質的に全くないように構成されてもよい。これは、幾つかのやり方で達成され得る。
例えば、前記第1ルミネッセンス材料は、前記第1ルミネッセンス材料が受け取る本質的に全てのポンプ光源光を吸収するよう、及び/又は吸収されないポンプ光源光を反射して戻すよう構成されてもよい。これは、例えば、透過型構成(従って、前記第1ルミネッセンス材料が、前記第1ルミネッセンス材料が受け取る前記ポンプ光源光に対して、事実上、本質的に透過性ではない構成)を使用する場合に達成可能であり得る。これは、例えば、前記第1ルミネッセンス材料の下流で光学フィルタを使用する場合にも達成されることができ、前記光学フィルタは、(i)前記第1ルミネッセンス材料光の(反射又は透過による)通過を可能にし、(ii)前記ポンプ光源光の(反射又は透過による)(同じ方向への)通過を本質的に可能にしないよう構成される。
しかしながら、前記第1ルミネッセンス材料及び前記1つ以上のポンプ光源はまた、前記第1ルミネッセンス材料光と一緒に、前記ポンプ光源の一部が、前記第1ルミネッセンス材料光と(一緒に)伝搬するように構成されてもよい。これは、前記第1ルミネッセンス材料をポンピングするために使用される前記ポンプ光源光が、青色ポンプ光源光の場合のように、前記システム光に有用な寄与もし得る場合に、特に有用であり得る。このような実施形態においては、青色光が、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分又は前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と一緒に伝搬し得る。本明細書においては、一般に、前記第1部分は、前記第2部分よりも短い波長を有するスペクトル部分に関するので、特に、前記ポンプ光の一部は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分の光路の少なくとも一部にわたって前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と一緒に伝搬し得る。このような実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は、前記ポンプ光の少なくとも一部を受け取り得る。その代わりに、又は加えて、前記ポンプ光の一部は、最終的に前記システム光になるよう、例えば他の光寄与と混ざるために、前記第1ルミネッセンス材料(及び前記第2ルミネッセンス材料)を迂回してもよく、そのまま前記第2波長光学系に供給されてもよい。
従って、更に前記第2波長依存性光学系に関して、(例えば、前記ポンプ光の一部は、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と一緒に伝搬することから、又はそのまま供給されることから、)前記光学系が前記ポンプ光の一部を透過又は反射するよう構成され得ることも可能であってもよい。それ故、特定の実施形態においては、前記第2波長依存性光学系は(また、従って)、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流に構成されてもよく、前記第2波長依存性光学系は、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光に対して透過性である。
上記のように、実施形態においては、前記ポンプ光源光は、青色光を有してもよい。更に、特定の実施形態においては、前記第1ルミネッセンス材料は、緑色光及び黄色光のうちの1つ以上を含む第1ルミネッセンス材料光を生成するよう構成されてもよい。更に、特定の実施形態においては、前記第2ルミネッセンス材料は、赤色光を含む第2ルミネッセンス材料光を生成するよう構成されてもよい。それ故、特定の実施形態においては、(i)前記ポンプ光源光は、青色スペクトル領域において1つ以上のポンプ光波長を有してもよく、(ii)前記第1ルミネッセンス材料光は、緑色及び黄色スペクトル領域のうちの1つ以上において1つ以上の第1ルミネッセンス材料光波長を有してもよく、(iii)前記第2ルミネッセンス材料光は、赤色スペクトル領域において1つ以上の第2ルミネッセンス材料光波長を有してもよい。更に他の特定の実施形態においては、前記システム光は、ポンプ光源光、第1ルミネッセンス材料光及び第2ルミネッセンス材料光を含む白色光である。それ故、特定の実施形態においては、前記システムの動作モードにおいて、前記システム光は、白色光であり得る。
本明細書における「白色光」という用語は、当業者には知られている。前記白色光は、特に、約2000Kと20000Kとの間、特に2700K乃至20000K、全般照明の場合は特に約2700K乃至6500Kの範囲内のような、約1800Kと20000Kとの間の相関色温度(CCT)を有する光に関する。実施形態においては、バックライト用途の場合は、前記相関色温度(CCT)は、特に、約7000乃至20000Kの範囲内であり得る。更に他に、実施形態においては、前記相関色温度(CCT)は、特にBBL(黒体軌跡)から約15SDCM(カラーマッチングの標準偏差)内、特にBBLから約10SDCM内、更により特にBBLから約5SDCM内である。「可視」、「可視光」又は「可視発光」という用語、及び同様の用語は、約380乃至780nmの範囲内に1つ以上の波長を有する光を指す。本明細書においては、UVは、特に、200乃至380nmの範囲から選択される波長を指すことがある。本明細書においては、「光」という用語が可視光のみを指すことが文脈から明らかな場合を除き、「光」及び「放射線」という用語は交換可能に使用される。従って、「光」及び「放射線」という用語は、UV放射線、可視光、及びIR放射線を指すことがある。特に照明アプリケーションのための、特定の実施形態においては、「光」及び「放射線」という用語は、(少なくとも)可視光を指す。「紫色光」又は「紫色発光」という用語は、特に、約380乃至440nmの範囲内に波長を有する光に関する。「青色光」又は「青色発光」という用語は、特に、(幾らか紫色及びシアンの色相を含む)約440乃至495nmの範囲内に波長を有する光に関する。「緑色光」又は「緑色発光」という用語は、特に、約495乃至570nmの範囲内に波長を有する光に関する。「黄色光」又は「黄色発光」という用語は、特に、約570乃至590nmの範囲内に波長を有する光に関する。「オレンジ色光」又は「オレンジ色発光」という用語は、特に、約590乃至620nmの範囲内に波長を有する光に関する。「赤色光」又は「赤色発光」という用語は、特に、約620乃至780nmの範囲内に波長を有する光に関する。「ピンク色光」又は「ピンク色発光」という用語は、青色成分と赤色成分とを有する光を指す。「シアン」という用語は、約490乃至520nmの範囲から選択される1つ以上の波長を指すことがある。「琥珀色」という用語は、約590乃至600nmなどの、約585乃至605nmの範囲から選択される1つ以上の波長を指すことがある。
前記システムは、特に前記1つ以上のポンプ光源を制御するよう構成される、制御システムを更に有してもよい。特に、前記ポンプ光源光の一部が前記ポンプ光源光の別の部分とは違う光路をたどる場合、異なる寄与を制御することは有用であり得る。
例えば、2つ以上のポンプ光源が存在する実施形態においては、そうであり得る。
その代わりに、又は加えて、例えば、前記ポンプ光源光が2つ以上の方向に分けられ、各々が異なる光路をたどる実施形態においては、そうであり得る。
例えば、異なるポンプ光源が、前記第1ルミネッセンス材料と前記第2ルミネッセンス材料とを照らすよう構成される実施形態においても、そうであり得る。後者の実施形態においては、前記ポンプ光源は、異なるピーク波長又は異なる重心波長を有するポンプ光源光を生成するよう構成される可能性すらある。これは、例えば、異なるルミネッセンス材料が、(例として)例えば430nm及び460nmにおけるような、異なる励起極大を有する場合に、有用であり得る。
従って、実施形態においては、前記システムは、特に前記1つ以上のポンプ光源を制御するよう構成される、制御システムを更に有してもよい。前記光学系が、反射角が制御され得る光学系、又は光学系であって、前記光学系の吸収及び/若しくは反射及び/若しくは屈折が制御可能である光学系のような、制御可能な光学系を有する場合には、このような光学系も制御され得る。「制御する」という用語及び同様の用語は、特に、少なくとも、要素の挙動を決定すること、又は要素の動作を管理する(supervise)ことを指す。従って、本明細書においては、「制御する」という用語及び同様の用語は、例えば、測定する、表示する、作動する、開く、シフトする、温度を変更するなどのような、挙動を前記要素に課すこと(要素の挙動を決定すること又は要素の動作を管理すること)などを指すことがある。「制御する」という用語及び同様の用語は、その上、モニタすることを更に含むことがある。従って、「制御する」という用語及び同様の用語は、要素に挙動を課すことを含むことがあり、要素に挙動を課し、前記要素をモニタすることを含むこともある。前記要素の制御は、「コントローラ」と示されることもある制御システムで行われ得る。従って、前記制御システム及び前記要素は、少なくとも一時的に、又は恒久的に、機能的に結合されてもよい。前記要素が、前記制御システムを有してもよい。実施形態においては、前記制御システム及び前記要素は、物理的に結合されていなくてもよい。制御は、有線及び/又は無線制御を介して行われることができる。「制御システム」という用語は、特に機能的に結合されている、複数の異なる制御システムを指すこともあり、例えば、前記複数の異なる制御システムのうちの1つの制御システムは、マスタ制御システムであってもよく、1つ以上の他の制御システムは、スレーブ制御システムであってもよい。制御システムは、ユーザインターフェースを有してもよく、又はユーザインターフェースに機能的に結合されてもよい。
前記制御システムはまた、遠隔制御装置からの命令を受信し、実行するよう構成されてもよい。実施形態においては、前記制御システムは、スマートフォン又はiPhone、タブレットなどのようなポータブルデバイスなどのデバイスにおけるアプリを介して制御されてもよい。従って、前記デバイスは、必ずしも前記照明システムに結合されないが、前記照明システムに(一時的に)機能的に結合されてもよい。従って、実施形態においては、前記制御システムは(また)、遠隔デバイスにおけるアプリによって制御されるよう構成されてもよい。このような実施形態においては、前記照明システムの前記制御システムは、スレーブ制御システムであってもよく、又はスレーブモードで制御してもよい。例えば、前記照明システムは、コード、特にそれぞれの照明システムのための固有のコードで識別可能であってもよい。前記照明システムの前記制御システムは、(固有の)コードの光学センサ(例えばQRコードリーダ)を備えるユーザインターフェースによって入力される知識に基づいて前記照明システムにアクセスする外部の制御システムによって制御されるよう構成されてもよい。前記照明システムはまた、Bluetooth、WIFI、LiFi、ZigBee、BLE若しくはWiMAX、又は別の無線技術などに基づいて、他のシステム又はデバイスと通信するための手段を有してもよい。前記システム、又は装置、又はデバイスは、或る「モード」又は「動作モード」又は「動作のモード」で動作を実行し得る。同様に、方法においては、動作、又は段階、又はステップが、或る「モード」又は「動作モード」又は「動作のモード」又は「動作可能モード」で実行され得る。「モード」という用語は、「制御モード」と示されることもある。これは、前記システム、又は装置、又はデバイスが、別の制御モード、又は複数の他の制御モードを提供するよう適合されることもあることを除外しない。同様に、これは、前記モードを実行する前に及び/又は前記モードを実行した後に、1つ以上の他のモードが実行され得ることを除外しない場合がある。しかしながら、実施形態においては、少なくとも前記制御モードを提供するよう適合される制御システムが利用可能である場合がある。他のモードが利用可能である場合には、このようなモードの選択は、特には、ユーザインターフェースを介して実行されてもよいが、センサ信号又は(時間)スキームに依存してモードを実行するような他の選択肢も可能であってもよい。前記動作モードは、実施形態においては、単一の動作モード(即ち、更なる調整可能性のない、「オン」)でしか動作することができないシステム、又は装置、又はデバイスを指すこともある。
従って、実施形態においては、前記制御システムは、ユーザインターフェースの入力信号、(センサの)センサ信号、及びタイマのうちの1つ以上に依存して制御してもよい。「タイマ」という用語は、クロック及び/又は所定の時間スキームを指すことがある。
前記光生成システムは、例えば、オフィス照明システム、家庭用アプリケーションシステム、店舗照明システム、家庭用照明システム、アクセント照明システム、スポット照明システム、劇場照明システム、光ファイバアプリケーションシステム、投影システム、自己照明ディスプレイシステム(self-lit display system)、画素化ディスプレイシステム、セグメント化ディスプレイシステム、警告標識システム、医療用照明アプリケーションシステム、インジケータサインシステム、装飾照明システム、携帯用システム、自動車アプリケーション、(屋外)道路照明システム、都市照明システム、温室照明システム、園芸照明、デジタル投影、又はLCDバックライトの一部であってもよく、又はそれらにおいて利用されてもよい。前記光生成システム(又は前記照明器具)は、例えば光通信システム又は消毒システムの一部であってもよく、又はそれらにおいて利用されてもよい。更に他の態様においては、本発明は、本明細書において規定されているような光生成システムを有するランプ又は照明器具も提供する。前記照明器具は、ハウジング、光学要素、ルーバーなどなどを更に含み得る。前記ランプ又は前記照明器具は、前記光生成システムを囲むハウジングを更に含み得る。前記ランプ又は前記照明器具は、前記ハウジングにおける光窓(light window)、又はハウジング開口部を有してもよく、前記システム光は、前記光窓又は前記ハウジング開口部を通して、前記ハウジングから脱出し得る。更に他の態様においては、本発明は、本明細書において規定されているような光生成システムを有する投影デバイスも提供する。特に、投影デバイス又は「プロジェクタ」又は「画像プロジェクタ」は、例えば投影スクリーンなどの表面に画像(又は動画)を投影する光学デバイスであり得る。前記投影デバイスは、本明細書において記載されているような光生成システムを1つ以上含み得る。従って、本発明は、或る態様においては、更に、ランプ、照明器具、プロジェクタデバイス、消毒デバイス、及び光無線通信デバイスのグループから選択される光生成デバイスであって、本明細書において規定されているような光生成システムを有する光生成デバイスを提供する。それ故、本発明は、とりわけ、例えば、投影照明、ステージ照明、スポット照明又は自動車用照明のために使用され得る、又はそれらに含まれ得る、光生成システム、及びこのような光生成システムを有する光生成デバイスを提供する。
ここで、ほんの一例として、対応する参照符号が対応する部分を示す添付の概略的な図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本質的に0.01に正規化されている発光帯域を、パワー(W)‐λ図で示す。 システムの幾つかの実施形態を概略的に図示する。 システムの幾つかの実施形態を概略的に図示する。 システムの幾つかの実施形態を概略的に図示する。 システムの実施形態及び幾つかの態様を概略的に図示する。 システムの実施形態及び幾つかの態様を概略的に図示する。 幾つかの更なる態様を概略的に図示する。 幾つかの更なる態様を概略的に図示する。 幾つかの特定の応用実施形態を概略的に図示する。 概略的な図面は、必ずしも縮尺通りではない。
ダイクロイックフィルタを使用して2つの重なり合うビームが組み合わされる場合、重なり合う光の少なくとも一部が失われる可能性がある。図1に関して、例えば、600nm未満の全ての放射線を反射し、600nmを超える全ての放射線を透過する理論ダイクロイックフィルタを仮定すると、発光帯域の、それぞれ、反射又は透過されない部分が、失われる可能性がある。これはあまり望ましくない。従って、本明細書においては、この問題を少なくとも部分的に解決するための解決策を提案する。とりわけ、実施形態においては、例えば赤色領域において重複を有するガーネット及び赤色の発光体からの光を、向上した効率で組み合わせるための様々な構成が記載されている。図1において、y軸は、エネルギベースの尺度であってもよく、特にワット単位であってもよい。x軸は、ナノメートルの尺度であってもよい。正規化発光帯域と仮定すると、左側の発光帯域(例えば、Ce3+を備えるガーネットルミネッセンス材料)は、右側の発光帯域(例えば、Eu2+を備える窒化物ルミネッセンス材料)よりも大きな面積を有しているように見える。後者と前者との重複は、左側の発光帯域(の面積)の約25乃至40%であり得る。従って、図1は、2つの発光帯域を図示している。
実施形態においては、第1(例えばUV及び/又は青色)レーザ光源は、反射モードにおいて第1ルミネッセンス要素(例えば、蛍光体、例えば、ガーネット蛍光体)に向けられる第1レーザ光を供給し得る。第1ルミネッセンス要素は、第1ヒートシンクの上/中に配設され、第1レーザ光を第1変換光に変換している。第1ダイクロイック要素は、第1変換光が第1レーザ光源の方へ向け直されることを防止するために使用される。第1ダイクロイック要素は、第1レーザ光源と第1ルミネッセンス要素との間に配設される。第1ダイクロイック要素は、第1レーザ光に対して透明であり、第1変換光に対して(鏡面)反射性である、又は第1ダイクロイック要素は、第1レーザ光に対して(鏡面)反射性であり、第1変換光に対して透明である。透過モードにおいては、第1変換光の少なくとも一部が、(例えば、光学系、例えばレンズによって集束されて、)ピンホールを通して第2ルミネッセンス要素(例えば、蛍光体、例えば、ガーネット蛍光体)に向けられる。第2(例えばUV及び/又は青色)レーザ光源は、(例えば、光学系、例えばレンズによって集束されて、)ピンホールを通して第2ルミネッセンス要素に向けられる第2レーザ光を供給している。第2ルミネッセンス要素は、第2レーザ光を第2変換光に変換している。第1変換光及び第2変換光は、重複するスペクトルを有し、両方とも第2ルミネッセンス要素の第2光出射面から出射している。
図2aを参照すると、光生成システム1000の実施形態が概略的に図示されている。光生成システム1000は、1つ以上のポンプ光源100と、第1ルミネッセンス材料210と、第2ルミネッセンス材料220と、光学系400とを有する。
特に、1つ以上のポンプ光源100は、ポンプ光源光101を生成するよう構成される。
更に、実施形態においては、第1ルミネッセンス材料210は、ポンプ光源光101の少なくとも一部を、第1スペクトルパワー分布を有する第1ルミネッセンス材料光211に変換するよう構成され得る。特に、実施形態においては、第2ルミネッセンス材料220は、ポンプ光源光101の少なくとも一部を、第1スペクトルパワー分布とは異なる第2スペクトルパワー分布を有する第2ルミネッセンス材料光221に変換するよう構成され得る。
更に、実施形態においては、光学系400は、第1波長依存性光学系410と第2波長依存性光学系420とを有する。概略的に図示されているように、第1波長依存性光学系410及び第2波長依存性光学系420より多くの光学系がシステムによって含まれてもよい。図示されていない、集束光学系、コリメート光学系、光学フィルタなどなどのような、更なる光学系も利用可能であり得る。参照符号600は、それぞれ、例えば光を集束又は反射するための、レンズ及びリフレクタのような更なる光学系を指す。
実施形態においては、第1波長依存性光学系410は、第1ルミネッセンス材料210の下流に構成され得る。第1波長依存性光学系410は、第1ルミネッセンス材料光211を、2つの方向への第1ルミネッセンス材料光211の第1部分1211及び第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211にスペクトル的に分離するよう構成され得る。
更に、実施形態においては、第2波長依存性光学系420は、(i)第1波長依存性光学系410及び(ii)第2ルミネッセンス材料220の下流に構成され得る。特に、第2波長依存性光学系420は、第1ルミネッセンス材料光211の第1部分1211と、第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211と、第2ルミネッセンス材料光221とをスペクトル的に組み合わせるよう構成され得る。
特定の実施形態においては、光生成システム1000は、ポンプ光源光101、第1ルミネッセンス材料光211及び第2ルミネッセンス材料光221のうちの1つ以上を含むシステム光1001を生成するよう構成される。
実施形態においては、第1波長依存性光学系410及び第2波長依存性光学系420のうちの1つ以上が、ダイクロイック要素を有する。
特に、実施形態においては、第1波長依存性光学系410は、第1ルミネッセンス材料光211の第1部分1211に対して透過性であってもよく、第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211に対して反射性であってもよい。
実施形態においては、第2波長依存性光学系420は、第1ルミネッセンス材料光211の第1部分1211に対して透過性且つ第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211に対して反射性且つ第2ルミネッセンス材料光221に対して反射性であってもよい。
更に、実施形態においては、光生成システム1000の動作中、第2ルミネッセンス材料220と第2光学系420との間の経路長の少なくとも一部にわたって、第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211と、第2ルミネッセンス材料光221とが、共線的に伝搬するように、第1ルミネッセンス材料210、第2ルミネッセンス材料220及び光学系400が構成され得る。
図2aにおいて概略的に図示されているように、第1ルミネッセンス材料210は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上に関して反射モードで構成され得る。実施形態においては、光学系400は、(i)第1ルミネッセンス材料210、及び(ii)1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上の下流に構成される第3波長依存性光学系430を有してもよい。更に、第3波長依存性光学系430は、第1波長依存性光学系410の上流に構成され得る。特に、第3波長依存性光学系430は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上のポンプ光源光101を反射するよう構成され、且つ第1ルミネッセンス材料光211を透過するよう構成され得る。
特定の実施形態においては、第3光学系430は、ダイクロイック要素を有してもよい。
従って、ポンプ光源101が、第2ルミネッセンス材料220をポンピングするために使用され得る。図2aにおいては、これは透過モードで行われる。従って、実施形態においては、第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211と、ポンプ光源光101の一部とが、共線的に伝搬し得る。システムは、第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211を反射又は透過するよう構成されることができ、且つポンプ光源光101の一部を透過又は反射するよう構成されることができる第6光学系460を更に有してもよい。従って、実施形態においては、この第6光学系460は、第2ルミネッセンス材料の上流、且つ第1ルミネッセンス材料210、及び1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上の下流に構成され得る。
概略的に図示されているように、実施形態においては、第2ルミネッセンス材料220は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上に関して透過モードで構成され得る。
特定の実施形態においては、ポンプ光源光101は、青色スペクトル領域において1つ以上のポンプ光波長を有してもよく、第1ルミネッセンス材料光211は、緑色及び黄色スペクトル領域のうちの1つ以上において1つ以上の第1ルミネッセンス材料光波長を有してもよく、第2ルミネッセンス材料光221は、赤色スペクトル領域において1つ以上の第2ルミネッセンス材料光波長を有してもよい。特に、実施形態においては、動作モードにおいて、システム光1001は、ポンプ光源光101、第1ルミネッセンス材料光211及び第2ルミネッセンス材料光221を含む白色光であり得る。
特定の実施形態においては、第1ルミネッセンス材料210は、A12:Ceタイプのルミネッセンス材料を含み、Aは、Y、La、Gd、Tb及びLuのうちの1つ以上を含み、Bは、Al、Ga、In及びScのうちの1つ以上を含む。第2ルミネッセンス材料220は、例えば、赤色発光する窒化物若しくは酸窒化物、又は赤色発光する硫化物若しくはチオガリウム酸塩(thiogallate)を含み得る。このような材料は、例えば、当技術分野において知られているように、二価ユーロピウムをベースとしていてもよい(上記も参照)。
特定の実施形態においては、1つ以上のポンプ光源100は、1つ以上のレーザ光源を有する。
更に、特定の実施形態においては、第1ルミネッセンス材料210及び第2ルミネッセンス材料220は、u'に関して少なくとも0.1及び/又はv'に関して少なくとも0.1異なるそれぞれのカラーポイントを有する。
参照符号300は、特にポンプ光源100を制御するよう構成される、制御システムを示している。
実施形態においては、第1レーザ光源は、透過モードで使用される場合もある(図2b参照)。この場合には、第1レーザ光源と第1ルミネッセンス要素との間に第1ダイクロイック要素が配設されてもよい。この場合には、第1ダイクロイック要素は、第1レーザ光に対して透明であり、第1変換光に対して反射性である。
図2bを参照すると、実施形態においては、第1ルミネッセンス材料210は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上に関して透過モードで構成され得る。特に、このような実施形態においては、光学系400は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上の下流に構成され、且つ第1ルミネッセンス材料210の上流に構成される第4波長依存性光学系440を有してもよい。特に、実施形態においては、第4波長依存性光学系440は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上のポンプ光源光101を透過するよう構成され、且つ第1ルミネッセンス材料光211を反射するよう構成され得る。
第4波長依存性光学系440は(また)、ダイクロイック要素を有してもよい。従って、特定の実施形態においては、第3光学系430若しくは第4光学系440、又は両方が、ダイクロイック要素を有してもよい。
実施形態においては、第2レーザ光源は、反射モードで使用される場合もある(図2c参照)。この場合には、(更なる)ダイクロイック要素が使用されてもよい。(更なる)ダイクロイック要素は、特に、第2レーザ光に対して透明、且つ第1ルミネッセンス材料光の第2部分及び第2ルミネッセンス材料光に対して反射性であってもよい。他の例においては、更なるダイクロイック要素は、第2レーザ光に対して(鏡面)反射性であってもよく、且つ第1ルミネッセンス材料光の第2部分及び第2ルミネッセンス材料光に対して透明であってもよい。
従って、図2cを参照すると、実施形態においては、第2ルミネッセンス材料220は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上に関して反射モードで構成され得る。
特定の実施形態においては、実施形態のための図2cにおいて概略的に図示されているように、第2波長依存性光学系420は(また)、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上の下流に構成されてもよい。更なる特定の実施形態においては、第2波長依存性光学系420は、1つ以上のポンプ光源100のうちの1つ以上のポンプ光源光101に対して透過性であってもよい。
更に他の実施形態においては、第1レーザ光を供給するための第1レーザと、第1レーザ光を第1変換光に変換するための第1ルミネッセンス要素とを使用してもよい。第1変換光、及び第2レーザによって供給される第2レーザ光は、第2ルミネッセンス要素上に集束される。第2ルミネッセンス要素は、第2レーザ光を、第1方向に発せられる第2変換光に変換する。第1変換光は、第2ルミネッセンス要素によって第2方向に反射され、入射角は、反射角と異なる。第1方向及び第2方向は、実質的に同じである。
図3aを参照すると、実施形態においては、光生成システム1000は、第2ルミネッセンス材料220と第5光学系450とを含む構成520を有してもよい。構成520は、構成面521と、構成面に垂直な仮想軸525とを有してもよい。特に、光生成システム1000は、仮想軸525に対して第1角度α1で構成520に第1ルミネッセンス材料光211の第2部分2211を供給するよう構成され得る。更に、特に、第5光学系450は、仮想軸525に対して第2角度α2で第1ルミネッセンス材料光を反射するよう構成されることができ、α1≠α2である。例えば、実施形態においては、5°≦|α1-α2|≦80°である。例えば、特定の実施形態においては、15°≦|α1-α2|≦70°である。
図3bを参照すると、構成520は、第1変換光の方向を変えるよう構成され得る(屈折/回折/反射/拡散)層を有してもよく、入射角は、反射角と異なる。例えば、光散乱層が、第2ルミネッセンス材料220の層の上、中又は下に適用されてもよい。
実施形態においては、拡散光学系は、例えばポリマ又はセラミック母材、例えばシリコーン中に、(薄い)散乱層、例えばAl、BaSO及び/又はTiOを有してもよい。実施形態においては、屈折光学系は、粗さを有する表面を備える透過層、例えばセラミック材料、又は例えば粗面化された表面を備えるガラスを有してもよい。回折光学系は、例えば、フォトニック結晶を有してもよい。回折光学系は、例えば、ゾルゲル材料をベースとしたもののような、透明材料で作成される回折格子を有してもよい。
図2a乃至3aに関して、上記の構成を使用することによるゲイン(gain)は、少なくとも5%のような、少なくとも10%のような、約20%までのような、少なくとも3%であり得る。計算は、実施形態において約13%の増加をもたらす。しかしながら、13%よりも小さいゲイン、3%よりも小さいゲインでさえも、依然として、例えば投影用途に適している可能性がある。
図2a乃至3aに関して、図示されているよりも多くの光源が利用可能であり得る。このような光源の光が、例えば第2波長依存性光学系420の下流で、最終的な光ビームに混ぜられてもよい。
実施形態においては、第1ルミネッセンス材料210は、ヒートシンク又はヒートスプレッダ、特にヒートシンクと物理的に接触している。その代わりに、又は加えて、第2ルミネッセンス材料220は、ヒートシンク又はヒートスプレッダ、特にヒートシンクと物理的に接触している。図3bにおける参照符号700は、ヒートシンクを指す。
図4aの実施形態I乃至IIIを参照すると、第2ルミネッセンス材料220は、第2ヒートシンク700の上/中に配設され得る。実施形態においては、ヒートシンク700は、ピンホールを有してもよい(実施形態I)。実施形態においては、ヒートシンク700は、第2混合チャンバを有してもよい(実施形態II)。実施形態においては、第2ルミネッセンス材料220及び/又はヒートシンク700が、成形されてもよい(実施形態III)。このような実施形態は、第1ルミネッセンス材料210と組み合わせたヒートシンク700にも適用され得ることに留意されたい。更に、ここでは、第2ルミネッセンス材料220に関して透過モードが概略的に図示されている。しかしながら、同様の実施形態が、第2ルミネッセンス材料220の反射モードに適用され得る(その場合、ピンホールは必要ない)。同様に、同様の実施形態が、第1ルミネッセンス材料210の反射モードに適用され得る。
図4bは、ポンプ光101がどのように異なる光学系路に沿って供給され得るかを概略的に図示している。第1実施形態においては、光が、スプリッタ600で2つ以上の方向に分けられてもよい。これは、例えば、光ファイバベースのものであってもよいが、半反射ミラーなどの、他の実施形態も可能であり得る。例えば、ポンプ光101の約50%を透過し、約50%を反射し得る半反射ミラーが使用されることができる。このような実施形態においては、2つ以上の方向に沿ったポンプ光は、本質的に、同じ、スペクトル分布及びピーク波長のような光学特性を有し得る。他の例においては、実施形態IIを参照すると、2つ以上のポンプ光源100が適用されてもよい。このような実施形態においては、2つ以上の方向に沿ったポンプ光は、実施形態において、同じ、スペクトル分布及びピーク波長のような光学特性を有する場合があり、他の実施形態において、異なる、スペクトル分布及びピーク波長のような光学特性を有する場合がある。
図5は、上記のような光生成システム1000を含む照明器具2の実施形態を概略的に図示している。参照符号301は、光生成システム1000によって含まれる又は光生成システム1000に機能的に結合される制御システム300と機能的に結合され得るユーザインターフェースを示している。図5は、光生成システム1000を有するランプ1の実施形態も概略的に図示している。参照符号3は、壁などに、画像を投影するために使用され得る、プロジェクタデバイス又はプロジェクタシステムを示しており、前記プロジェクタデバイス又はプロジェクタシステムも、システム1000を含み得る。
「複数」という用語は、2つ以上を指す。
本明細書における「実質的に」又は「本質的に」という用語、及び同様の用語は、当業者には理解されるだろう。「実質的に」又は「本質的に」という用語は、「全体的に」、「完全に」、「全て」などを備える実施形態も含み得る。従って、実施形態においては、「実質的に」又は「本質的に」という形容詞が取り除かれることもある。適用可能な場合には、「実質的に」という用語又は「本質的に」という用語は、100%を含む、95%以上、特に99%以上、更により特に99.5%以上などの、90%以上に関することもある。
「有する」という用語は、「有する」という用語が「から成る」を意味する実施形態も含む。
「及び/又は」という用語は、特に、「及び/又は」の前及び後で言及されている項目のうちの1つ以上に関する。例えば、「項目1及び/又は項目2」という語句、及び同様の語句は、項目1及び項目2のうちの1つ以上に関し得る。「有する」という用語は、或る実施形態においては、「から成る」を指す場合があるが、別の実施形態においては、「少なくとも規定されている種を含み、随意に、1つ以上の他の種を含む」を指す場合もある。
更に、明細書及び特許請求の範囲における、第1、第2、第3などの用語は、同様の要素を区別するために使用されるものであり、必ずしも、逐次的又は時間的な順序を説明するために使用されるものではない。そのように使用される用語は、適切な状況下で交換可能であり、本明細書において記載されている本発明の実施形態は、本明細書において記載又は図示されている順序以外の順序で動作が可能であることは理解されるべきである。
本明細書においては、とりわけ、動作中の、デバイス、装置、又はシステムが記載されているかもしれない。当業者には明らかであるだろうように、本発明は、動作の方法、又は動作中の、デバイス、装置、若しくはシステムに限定されるものではない。
上述の実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明を説明するものであり、当業者は、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、多くの他の実施形態を設計することができるだろうことに留意されたい。
特許請求の範囲において、括弧内に配置される如何なる参照符号も、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。
「有する」という動詞及びその語形変化の使用は、請求項において示されている要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を除外するものではない。文脈から明らかに別の意味が必要とされない限り、明細書及び特許請求の範囲全体を通して、「有する」などの単語は、排他的又は網羅的な意味とは対照的な、包括的な意味で、即ち、「含むが、これに限定されない」という意味で解釈されるべきである。
要素の単数形表記は、このような要素の複数の存在を除外するものではない。
本発明は、幾つかの別個の要素を有するハードウェアによって実施されてもよく、又は適切にプログラムされたコンピュータによって実施されてもよい。幾つかの手段を列挙している、デバイスの請求項、又は装置の請求項、又はシステムの請求項においては、これらの手段のうちの幾つかは、ハードウェアの全く同一のアイテムによって実施されてもよい。単に、或る特定の手段が、相互に異なる従属請求項において挙げられているという事実は、これらの手段の組み合わせは有利になるようには使用されることができないことを示すものではない。
本発明は、デバイス、装置、若しくはシステムを制御し得る、又は本明細書において記載されている方法若しくはプロセスを実行し得る制御システムも提供する。更に他に、本発明は、デバイス、装置、又はシステムに機能的に結合される又は含まれるコンピュータにおいて実行するときに、このようなデバイス、装置、又はシステムの1つ以上の制御可能な要素を制御するコンピュータプログラム製品も提供する。
本発明は、更に、明細書において記載されている、及び/又は添付の図面において示されている、特徴付けている特徴のうちの1つ以上を有するデバイス、装置、又はシステムに当てはまる。本発明は、更に、明細書において記載されている、及び/又は添付の図面において示されている、特徴付けている特徴のうちの1つ以上を有する方法又はプロセスに関する。
この特許において説明されている様々な態様は、更なる利点を提供するために組み合わされることができる。更に、当業者は、実施形態は組み合わされることができること、及び3つ以上の実施形態も組み合わされることができることを理解するだろう。更に、特徴のうちの幾つかは、1つ以上の分割出願のための基礎を形成することができる。

Claims (15)

  1. (i)1つ以上のポンプ光源と、(ii)第1ルミネッセンス材料と、(iii)第2ルミネッセンス材料と、(iv)光学系とを有する光生成システムであって、
    前記1つ以上のポンプ光源が、ポンプ光源光を生成するよう構成され、
    前記第1ルミネッセンス材料が、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、第1スペクトルパワー分布を有する第1ルミネッセンス材料光に変換するよう構成され、前記第2ルミネッセンス材料が、前記ポンプ光源光の少なくとも一部を、前記第1スペクトルパワー分布とは異なる第2スペクトルパワー分布を有する第2ルミネッセンス材料光に変換するよう構成され、前記第1ルミネッセンス材料光及び前記第2ルミネッセンス材料光のうちの一方のスペクトルパワー分布が、他方のスペクトルパワー分布の5乃至50%と重複し、
    前記光学系が、第1波長依存性光学系と第2波長依存性光学系とを有し、前記第1波長依存性光学系が、前記第1ルミネッセンス材料の下流に構成され、前記第1ルミネッセンス材料光を、2つの方向への前記第1ルミネッセンス材料光の第1部分及び前記第1ルミネッセンス材料光の第2部分にスペクトル的に分離するよう構成され、
    前記第2波長依存性光学系が、(i)前記第1波長依存性光学系及び(ii)前記第2ルミネッセンス材料の下流に構成され、前記第2波長依存性光学系が、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分と、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とをスペクトル的に組み合わせるよう構成され、
    前記光生成システムが、システム光を生成するよう構成され、前記システム光が、前記ポンプ光源光と前記第1ルミネッセンス材料光と前記第2ルミネッセンス材料光とを含む白色光であり、
    (i)前記ポンプ光源光が、青色スペクトル領域において1つ以上のポンプ光波長を有し、(ii)前記第1ルミネッセンス材料光が、緑色及び黄色スペクトル領域のうちの1つ以上において1つ以上の第1ルミネッセンス材料光波長を有し、(iii)前記第2ルミネッセンス材料光が、赤色スペクトル領域において1つ以上の第2ルミネッセンス材料光波長を有する光生成システム。
  2. 前記第1波長依存性光学系及び前記第2波長依存性光学系のうちの1つ以上が、ダイクロイック要素を有する請求項1に記載の光生成システム。
  3. 前記第1波長依存性光学系が、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分に対して透過性であり、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して反射性である請求項2に記載の光生成システム。
  4. 前記第2波長依存性光学系が、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第1部分に対して透過性であり、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分に対して反射性であり、前記第2ルミネッセンス材料光に対して反射性である請求項2又は3に記載の光生成システム。
  5. 前記光生成システムの動作中、前記第2ルミネッセンス材料と前記第2光学系との間の経路長の少なくとも一部にわたって、前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分と、前記第2ルミネッセンス材料光とが、共線的に伝搬するように、前記第1ルミネッセンス材料、前記第2ルミネッセンス材料及び前記光学系が構成される請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光生成システム。
  6. 前記第1ルミネッセンス材料が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して反射モードで構成され、前記光学系が、(i)前記第1ルミネッセンス材料及び(ii)前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流に構成され、且つ前記第1波長依存性光学系の上流に構成される第3波長依存性光学系を有し、前記第3波長依存性光学系が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光を反射するよう構成され、且つ前記第1ルミネッセンス材料光を透過するよう構成される請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光生成システム。
  7. 前記第1ルミネッセンス材料が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して透過モードで構成され、前記光学系が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流に構成され、且つ前記第1ルミネッセンス材料の上流に構成される第4波長依存性光学系を有し、前記第4波長依存性光学系が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光を透過するよう構成され、且つ前記第1ルミネッセンス材料光を反射するよう構成される請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光生成システム。
  8. 請求項6に記載の前記第3光学系又は請求項7に記載の前記第4光学系が、ダイクロイック要素を有する請求項6乃至7のいずれか一項に記載の光生成システム。
  9. 前記第2ルミネッセンス材料が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの1つ以上に関して反射モードで構成される請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光生成システム。
  10. 前記第2波長依存性光学系が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の下流に構成され、前記第2波長依存性光学系が、前記1つ以上のポンプ光源のうちの前記1つ以上の前記ポンプ光源光に対して透過性である請求項9に記載の光生成システム。
  11. 前記第2ルミネッセンス材料と第5光学系とを含む構成を有し、前記構成が、構成面と、前記構成面に垂直な仮想軸とを有し、前記光生成システムが、前記仮想軸に対して第1角度α1で前記構成に前記第1ルミネッセンス材料光の前記第2部分を供給するよう構成され、前記第5光学系が、前記仮想軸に対して第2角度α2で前記第1ルミネッセンス材料光を反射するよう構成され、α1≠α2である請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光生成システム。
  12. 前記第1ルミネッセンス材料を照らす第1ポンプ光源と、前記第2ルミネッセンス材料を照らす第2ポンプ光源とを有する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の光生成システム。
  13. 前記第1ルミネッセンス材料が、A12:Ceタイプのルミネッセンス材料を含み、Aは、Y、La、Gd、Tb及びLuのうちの1つ以上を含み、Bは、Al、Ga、In及びScのうちの1つ以上を含む請求項1乃至12のいずれか一項に記載の光生成システム。
  14. 前記1つ以上のポンプ光源が、1つ以上のレーザ光源を有し、前記第1ルミネッセンス材料と前記第2ルミネッセンス材料とが、u'に関して少なくとも0.1及び/又はv'に関して少なくとも0.1異なるそれぞれのカラーポイントを有する請求項1乃至13のいずれか一項に記載の光生成システム。
  15. ランプ、照明器具、プロジェクタデバイス、消毒デバイス、及び光無線通信デバイスのグループから選択される光生成デバイスであって、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の光生成システムを有する光生成デバイス。
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