JP2023540239A - 吸煙量に基づく加熱プロファイルを有する喫煙装置 - Google Patents

吸煙量に基づく加熱プロファイルを有する喫煙装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023540239A
JP2023540239A JP2023513496A JP2023513496A JP2023540239A JP 2023540239 A JP2023540239 A JP 2023540239A JP 2023513496 A JP2023513496 A JP 2023513496A JP 2023513496 A JP2023513496 A JP 2023513496A JP 2023540239 A JP2023540239 A JP 2023540239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
puff
user
during
smoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023513496A
Other languages
English (en)
Inventor
オレク ミロノフ
エンリコ ストゥラ
Original Assignee
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム filed Critical フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
Publication of JP2023540239A publication Critical patent/JP2023540239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/57Temperature control
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/53Monitoring, e.g. fault detection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/20Devices using solid inhalable precursors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means
    • A24F40/465Shape or structure of electric heating means specially adapted for induction heating

Abstract

使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置を動作する方法が提供されている。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を加熱するために発熱体に電力を供給するための電源と、コントローラと、を備える。方法は、使用セッション中にエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする工程と、使用セッション中に発熱体の温度を制御するためのパラメータとしてユーザー相互作用パラメータを使用する工程とを含む。方法は、使用セッション中にエアロゾル発生を示すパラメータをモニターする工程と、ユーザーの吸煙を識別するためにエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、ユーザーの吸煙が吸煙の開始および吸煙の終了によって定義される、分析する工程と、吸煙量を計算するためにユーザーの吸煙中にエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、吸煙量がユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である、分析する工程と、ヒーター要素の温度を制御するためのユーザー相互作用パラメータとして吸煙量を使用する工程とをさらに含む。【選択図】図6

Description

本開示は、エアロゾル発生装置を動作する方法、およびエアロゾル発生装置に関する。具体的に本開示は、エアロゾル発生装置と、ユーザー相互作用を参照しながら発熱体の温度が制御される方法とに関する。
たばこ含有基体などのエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するように構成されたエアロゾル発生装置は、当業界で知られている。典型的に、吸入可能なエアロゾルは、熱源の内部、周囲、または下流に位置してもよい物理的に分離されたエアロゾル形成基体または材料に、熱源から熱の伝達するによって発生される。エアロゾル形成基体は、貯蔵部の中に含有された液体基体であってもよい。エアロゾル形成基体は固体基体であってもよい。エアロゾル形成基体は、エアロゾルを形成するために、エアロゾル発生装置と係合するように構成された別個のエアロゾル発生物品の構成要素部分であってもよい。消費中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル形成基体から放出され、エアロゾル発生物品を通して引き出された空気中に同伴される。放出された化合物は冷めるにつれて凝結してエアロゾルを形成し、これが消費者によって吸い込まれる。
一部のエアロゾル発生装置は、有限の期間を有するユーザー体験を提供するように構成されている。使用セッションの持続時間は、例えば従来の紙巻たばこを消費する体験に近似するように限定されてもよい。一部のエアロゾル発生装置は、別個の消耗品のエアロゾル発生物品とともに使用されるように構成されている。こうしたエアロゾル発生物品は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有するエアロゾル形成基体(複数可)を含む。エアロゾル形成基体は、一般的に加熱されて、エアロゾルを形成する。エアロゾル形成基体中の揮発性化合物が枯渇するにつれて、生成されるエアロゾルの質が劣化する場合がある。それ故に、一部のエアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品の実質的に枯渇したエアロゾル形成基体からのより低い質のエアロゾルの発生を防止するのに役立つように、使用セッションの持続時間を制限するように構成されている。ユーザーは、使用セッション中に一回以上の吸煙を装置に適用することによって、こうした公知のエアロゾル発生装置からエアロゾルを吸入することになる。一部の公知のエアロゾル発生装置は、セッション中の装置に適用される吸煙回数が所定の限度に達する時に基づいて、使用セッションの持続時間を制限する場合がある。
使用セッションの持続時間にわたって異なる熱プロファイルに従ってエアロゾル形成基体を加熱するために、熱源に電力を提供することが知られている。実際に、こうした公知の熱プロファイルは、使用セッションにおいて経過した時間に応じて、熱源の温度変動を定義する。使用セッション中にエアロゾル形成基体がより枯渇するにつれて、エアロゾルを形成する基体の残りの揮発性化合物を抽出するために、より多くのエネルギーが必要とされる。それ故に、使用セッションの後半にわたって熱源の目標動作温度を増加させる熱プロファイルを使用することが知られている。熱源の動作に使用される公知の熱プロファイルは、理想的な仮想上の使用セッションに基づく。理想的な使用セッションは、使用セッションの所定の長さによって特徴付けられてもよい。理想的な使用セッションは追加的に、ユーザーの仮定された、または理想的な吸煙挙動に基づいて、例えば一貫した所定の長さの連続的な吸煙が有限の期間にわたって所定の速度で適用されるという仮定に基づいてもよい。しかしながら、現実の使用セッションが、理想的な使用セッションにおいて固有の仮定から逸脱する場合、熱源の温度を制御するためのこうした公知の熱プロファイルの使用は、基体からのエアロゾルの非効率的な抽出につながる可能性があり、全体的なユーザー体験に対して有害である可能性がある。一例として、ユーザーが公知の熱プロファイルで想定されているよりも速い速度で吸煙を適用した場合、これは理想的な使用セッションで予期されるよりも早く使用セッションが終結する結果になる可能性がある。その結果として、熱源の温度は、基体からエアロゾルを効率的に抽出するために、使用セッションの後半で必要とされるレベルに決して達しない場合がある。
従って、上記に概説した欠陥および限度を克服することが望ましい。
本発明の第一の態様によると、使用セッション中に、エアロゾルをエアロゾル形成基体から発生させるためのエアロゾル発生装置を動作する方法が提供されている。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を加熱するために発熱体に電力を供給するための電源と、コントローラとを備える。方法は、使用セッション中にエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする工程と、使用セッション中に発熱体の温度を制御するためのパラメータとしてユーザー相互作用パラメータを使用する工程とを含む。それ故に、使用セッション中の発熱体の温度は、使用セッション中のユーザーの使用の様態を参照することによって制御されることができる。
ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中のユーザーの吸煙、またはユーザーによる吸煙の回数を示してもよい。ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中に発生したエアロゾルの体積を示してもよい。
ユーザー相互作用パラメータの値は、発熱体の目標動作温度と関連付けられてもよい。
ユーザー相互作用パラメータは、使用セッションの持続時間にわたって増加してもよい。従って、ユーザー相互作用パラメータの累積値は、使用セッション中に記録されてもよい。使用セッション中に記録されたユーザー相互作用パラメータの累積値は、発熱体の目標動作温度と関連付けられてもよい。ユーザー相互作用パラメータの累積値は、所定の最大閾値を有してもよく、また使用セッション中に最大閾値に達した時、使用セッションは終結してもよい。
ユーザー相互作用パラメータ、またはユーザー相互作用パラメータの累積値を、ヒーターの対応する目標動作温度と関連付けることによって、個々のユーザーの特定の使用特性を考慮に入れるように、ヒーターの目標動作温度を調整することが可能である場合がある。これは、上記で考察した公知の装置および熱プロファイルとは対照的であり、ここでヒーターの温度は、使用セッションにおいて経過した時間に応じて様々である。個々のユーザーの特定の使用特性によるヒーターの目標動作温度を調整する能力は、エアロゾル形成基体からのエアロゾルのより効率的な抽出を可能にする場合がある。このようにして、基体からの効率的なエアロゾル抽出は、個々のユーザーがエアロゾル発生装置と相互作用する様態にかかわらず(またはあまり依存せずに)達成される場合がある。従って、ユーザーは、例えば所定の速度で理想的な吸煙を適用することに制限されることなく、実質的にすべての利用可能なエアロゾルを基体から抽出することができる場合がある。これらの利点はまた、使用セッションにわたって強化されたユーザー体験をユーザーに提供する場合がある。
本明細書で使用される「エアロゾル発生装置」という用語は、エアロゾルを発生するためにエアロゾル形成基体と相互作用する装置を指す。エアロゾル形成基体は、エアロゾル発生物品の一部、例えば喫煙物品の一部であってもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾルを発生させるために電源からエアロゾル形成基体にエネルギーを供給するために使用される一つ以上の構成要素を備えてもよい。例えば、エアロゾル発生装置は、加熱式エアロゾル発生装置であってもよい。エアロゾル発生装置は、電気加熱式のエアロゾル発生装置、またはガス加熱式のエアロゾル発生装置であってもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体と相互作用してユーザーの口を通してユーザーの肺の中に直接吸入可能なエアロゾルを発生する喫煙装置であってもよい。
本明細書で使用される「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有する基体を指す。こうした揮発性化合物は、エアロゾル形成基体を加熱することによって放出されてもよい。エアロゾル形成基体は固体または液体であってもよく、または固体と液体の両方の成分を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、担体上にまたは支持体上に吸着、被覆、含浸、または別の方法で装填されてもよい。エアロゾル形成基体は好都合なことに、エアロゾル発生物品または喫煙物品の一部であってもよい。
エアロゾル形成基体はニコチンを含んでもよい。エアロゾル形成基体はたばこを含んでもよく、例えば加熱に伴いエアロゾル形成基体から放出される揮発性のたばこ風味化合物を含有するたばこ含有材料を含んでもよい。好ましい実施形態において、エアロゾル形成基体は、均質化したたばこ材料、例えばキャストリーフたばこを含んでもよい。エアロゾル形成基体は、プロピレングリコールまたはグリセリンなどの少なくとも一つのエアロゾル形成体を含んでもよい。
本明細書で使用される「使用セッション」という用語は、ユーザーが一連の吸煙を適用して、エアロゾル形成基体からエアロゾルを抽出する期間を指す。
本明細書で使用される「累積エアロゾル体積」という用語は、その使用セッションの開始と比較して、使用セッション中に発生したエアロゾルの累積体積を指す。
使用セッションは、複数の使用セッション段階を含んでもよく、複数の使用セッション段階の一つ一つは、ユーザー相互作用パラメータの累積値が、複数の使用セッション段階のうちのその一つの所定の閾値に達する時に終了する。使用セッションは、4~20の使用セッション段階、好ましくは8~14の使用セッション段階、例えば10、11、12、13、14または15の使用セッション段階から成ってもよい。使用セッション段階の各々は、ユーザー相互作用パラメータの値、またはユーザー相互作用パラメータの累積値が、所定の閾値を満たす時に終了してもよい。こうした閾値は、使用セッション中に達した時に、中間閾値と呼ばれてもよい。例えば、第一の使用セッション段階は、使用セッションの開始から発生したエアロゾルの累積体積が第一の所定の閾値に達した後、終了してもよく、第一の使用セッション段階の後続の第二の使用セッション段階は、使用セッションの開始から発生したエアロゾルの累積体積が第二の所定の閾値に達した後、終了してもよいなど、このように使用セッションの終了まで続く。
使用セッションは、複数の使用セッション段階を含んでもよく、複数の使用セッション段階の一つ一つは、ユーザー相互作用パラメータと異なる第二のユーザー相互作用パラメータの累積値が、複数の使用セッション段階のうちのその一つの所定の閾値に達する時に終了する。それ故に、複数の使用セッション段階を通した進行を制御する第二のユーザー相互作用パラメータは、発熱体の温度を制御するために使用されるユーザー相互作用パラメータと異なってもよい。例えば、第二のユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中にユーザーが吸煙した回数を代表してもよく、またユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中に発生したエアロゾルの体積を代表してもよい。一つの実施例において、各ユーザー吸煙は、使用セッション段階であると見なされてもよい。
有利なことに、使用セッション段階の各々は、発熱体の目標動作温度と関連付けられてもよい。それ故に、第一の使用セッション段階中に、発熱体は第一の目標動作温度を有してもよく、また第二の使用セッション段階中に、発熱体は第二の目標動作温度を有してもよい。第二の目標動作温度は、第一の目標動作温度よりも高い温度であってもよく、または第一の動作温度よりも低い温度であってもよく、または第一の動作温度と同じ温度であってもよい。
有利なことに、エアロゾル発生装置は、モニターされたユーザー相互作用パラメータの値、例えば使用セッション中のユーザー相互作用パラメータの累積値に対して発熱体温度を定義する所定の熱プロファイルを記憶してもよい。使用セッション中のユーザー相互作用パラメータの進行が、複数の使用セッション段階を通した進行と関連付けられている場合、熱プロファイルはそれ故に、複数の使用セッション段階の各々の発熱体温度を定義してもよい。使用セッション中の発熱体の動作温度はその後、所定の熱プロファイルに従って制御されてもよい。
所定の熱プロファイルは、電源を制御するために使用されるコントローラ内に記憶されてもよい。別の方法として、所定の熱プロファイルは、こうしたコントローラにアクセス可能なメモリモジュール内に記憶されてもよい。
有利なことに、方法は、使用セッション段階を、ユーザー相互作用パラメータの値に基づいて、ヒーターの対応する目標動作温度と関連付けることと、使用セッション段階について、使用セッション段階に関連付けられた目標動作温度にヒーターの温度を調整するために、電源からの電力の供給を制御することとを含んでもよい。
発熱体の温度は、ユーザー相互作用パラメータと、使用セッション中にモニターされる少なくとも一つのさらなるパラメータの値とを参照して制御されてもよい。少なくとも一つのさらなるパラメータは時間であってもよい。それ故に、発熱体の温度は、ユーザー相互作用パラメータと、使用セッション中にモニターされる時間の値との両方を参照して制御されてもよい。このようにして、ユーザー相互作用パラメータの値の変化と、ユーザー相互作用パラメータの値の変化の速度との両方を考慮に入れるように、発熱体の温度を制御することが可能である場合がある。ユーザー相互作用パラメータの変化の速度に応じて、コントローラは、所定の熱プロファイルによって示唆される目標動作温度に正または負の補正を適用してもよい。例えば、使用セッションは、使用セッション中に発生したエアロゾルの体積の累積値によって決定される、六つの使用セッション段階に分割されてもよい。
使用セッション段階の各々は、所定の熱プロファイルに従って、発熱体の目標動作温度と関連付けられてもよい。所定の熱プロファイルは、使用セッションの持続時間にわたるエアロゾルの発生のための最適化された熱プロファイルを提供してもよい。所定の熱プロファイルは、ユーザーが所定の使用プロファイルに従ってエアロゾル発生装置と相互作用する場合、使用セッションの持続時間にわたるエアロゾルの発生のために最適化された熱プロファイルを提供してもよい。所定の使用プロファイルは、使用セッションの持続時間にわたる、ユーザー相互作用パラメータの予想される進行を提供してもよい。しかしながら、ユーザーは、ユーザー相互作用パラメータのリアルタイム値を、所定の使用プロファイルによって予想されるものと異ならせる様態で、エアロゾル発生装置と相互作用してもよい。この状況において、コントローラは、所定の使用プロファイルによって予測される通り、その時点でのユーザー相互作用パラメータの予想される値と比較して、使用セッション中の時点でのユーザー相互作用パラメータの実際の値における変動を考慮に入れるように、所定の熱プロファイルに修正を行うようにプログラムされてもよい。
一例として、所定の熱プロファイルは、使用セッション中のエアロゾル発生の所定の速度のために最適化されてもよい。エアロゾル発生の所定の速度は、所定の使用プロファイルとして提供されてもよい。しかしながら、ユーザーが激しく吸煙する、または頻繁に吸煙する場合、エアロゾルは、所定の使用プロファイルによって想定される速度よりも高い速度で発生する場合がある。この状況において、エアロゾル発生のより高い速度を考慮に入れるように、目標動作温度、例えば使用段階のうちの一つと関連付けられた目標動作温度に修正がなされてもよい。こうした補正は、例えば使用セッション段階のうちの一つの開始と、使用セッション段階のうちの次の一つの開始との間の時間が、所定の時間よりも短い場合に、トリガされる場合がある。反対に、ユーザーがより弱く吸煙する、または低い頻度で吸煙する場合、エアロゾルは、想定される一貫した速度よりも低い速度で発生する場合がある。この状況において、エアロゾル発生のより低い速度を考慮に入れるように、目標動作温度、例えば使用段階のうちの一つと関連付けられた目標動作温度に修正がなされてもよい。こうした修正は、例えば使用セッション段階のうちの一つの開始と、使用セッション段階のうちの次の一つの開始との間の時間が、所定の時間よりも長い場合に、トリガされる場合がある。それ故に、発熱体の温度は、ユーザー相互作用パラメータの値と時間の両方、例えばユーザー相互作用パラメータの値とユーザー相互作用パラメータの変化の速度を示す値とに対して制御されてもよい。目標動作温度の修正は、連続する吸煙間の時間間隔の差異によってトリガされてもよい。目標動作温度の修正は、使用セッション中のエアロゾルの発生速度の差異によってトリガされてもよい。使用セッションの持続時間にわたる装置とのユーザー相互作用の様態に応じて、目標動作温度は、使用セッションの一部の部分についてはより高いように、また使用セッションの他の部分についてはより低いように修正されてもよい。
それ故に、本方法は、使用セッション中のエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする工程であって、ユーザー相互作用パラメータの値が発熱体の目標動作温度と関連付けられている、モニターする工程と、さらなるパラメータ(例えば時間)をモニターする工程と、使用セッション中の発熱体の温度を制御するためにユーザー相互作用パラメータおよびさらなるパラメータ(例えば時間)を使用する工程とを含んでもよい。コントローラは、さらなるパラメータのモニターされた値を使用して、目標動作温度の修正が実施されたかどうかを決定するようにプログラムされてもよい。コントローラは、ユーザー相互作用パラメータの変化の速度を示す値を使用して、目標動作温度の修正が実施されたかどうかを判定するようにプログラムされてもよい。
有利なことに、ユーザー相互作用パラメータは、使用セッション中にエアロゾル形成基体によって放出されるエアロゾルの体積を示してもよい。方法は例えば、使用セッション中にエアロゾル発生を示すパラメータをモニターする工程と、ユーザーの吸煙を識別するためにエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、ユーザーの吸煙が吸煙の開始および吸煙の終了によって定義される、分析する工程と、吸煙量を計算するためにユーザーの吸煙中にエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、吸煙量がユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である、分析する工程と、ヒーター要素の温度を制御するためのユーザー相互作用パラメータとして吸煙量を使用する工程とを含んでもよい。
方法は、使用セッション中に実施された複数のユーザー吸煙を識別するために、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、複数のユーザー吸煙の各々が、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析することによって決定される吸煙の開始および吸煙の終了を有する、分析する工程を含んでもよい。方法は、複数のユーザー吸煙の各々の吸煙量を計算するために、複数の識別されたユーザー吸煙の各々中にエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程と、複数の識別されたユーザー吸煙の各々中に発生したエアロゾルの累積吸煙量を決定する工程と、ヒーター要素の温度を制御するためのユーザー相互作用パラメータとして累積吸煙量を使用する工程とをさらに含んでもよい。
エアロゾル形成基体、例えばエアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体は、使用セッション中の送達が意図される最大体積のエアロゾルを有してもよい。エアロゾルがエアロゾル形成基体から枯渇するにつれて、最適なエアロゾル発生温度は変化する場合がある。使用セッション中にエアロゾルが送達される速度は、ユーザーが使用セッション中に装置と相互作用する様態によって大きく影響を受ける場合がある。例えば、短い時間で吸煙回数の多いユーザーは、同じ時間でより少ない吸煙しかしないユーザーよりも速く、利用可能なエアロゾルを枯渇させる場合があり、吸煙の強度は同じままであると仮定する。同様に、10回の長い吸煙または高い強度の吸煙を行うユーザーは、10回の短い吸煙または低い強度の吸煙を行うユーザーよりも速く、利用可能なエアロゾルを枯渇させる場合がある。発生したエアロゾルの体積を示すユーザー相互作用パラメータを参照して、使用セッション中に発熱体の動作温度を制御することは、ユーザーが装置と相互作用する様態に関係なく、使用セッションの持続時間にわたって動作温度の最適化を可能にする場合がある。
適用された吸煙に応答して発生したエアロゾルの体積は、直接または間接的に決定されてもよい。体積は、気流センサーまたはこれに類するものを使用することによって直接決定されてもよい。しかしながら、体積は、使用セッション中のエアロゾル発生を示すパラメータの使用によって間接的に決定されることが好ましい。エアロゾル発生を示すパラメータは、電源によって供給される電力を代表する場合がある。ヒーターに供給される電流、または電圧、または電流と電圧の両方は、電力を代表するパラメータであってもよい。例えば、電源は、使用セッション中にヒーターを所定の温度に維持するために電力を供給してもよい。エアロゾルを発生させるためにユーザーが装置で吸煙する場合、ヒーターは冷め、ヒーターを所定の温度に維持するために、より大量の電力を必要とする。それ故に、電源によって供給される電力を代表するパラメータをモニターすることによって、リアルタイムのエアロゾル発生を示す値が記録されてもよい。吸煙量を決定するために、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの関数は、リアルタイムで計算され、評価されてもよい。
モニターされたパラメータの分析の工程は、モニターされたパラメータの第一の特性を計算する工程と、吸煙の開始および吸煙の停止を決定するために第一の特性を分析する工程とを含んでもよい。モニターされたパラメータの分析の工程は、モニターされたパラメータの第二の特性を計算する工程と、吸煙の開始および吸煙の停止を決定するために第一の特性と第二の特性の両方を分析する工程とを含んでもよい。吸煙の開始および吸煙の停止をより正確に決定することができるほど、吸煙量の計算をより正確にすることができる。
第一の特性および第二の特性が一つ以上の所定の条件を満足する時、吸煙の開始が生じたと決定されてもよい。第一の特性および第二の特性が一つ以上の所定の条件を満足する時、吸煙の終了が生じたと決定されてもよい。
第一の特性は、第一の時間窓の持続時間を有する第一の時間窓上で計算される、モニターされたパラメータの第一の移動平均値、または第一の移動中央値、または任意の他の適切な信号特性値であってもよい。第二の特性は、第二の時間窓の持続時間を有する第二の時間窓上で計算される、モニターされたパラメータの第二の移動平均値、または第二の移動中央値、または任意の他の適切な信号特性値であってもよく、第二の時間窓の持続時間は第一の時間窓の持続時間と異なる。
吸煙の開始は、第一の特性、例えば第一の移動平均値、および第二の特性、例えば第二の移動平均値が、相互に対して所定の関係を満たす時に決定されてもよい。例えば、第一の時間窓の持続時間は、第二の時間窓の持続時間よりも短くてもよく、また吸煙の開始は、第一の移動平均が第二の移動平均に対して増加し、吸煙の開始値に達する(この場合、第一の移動平均は、第二の移動平均に第一の所定の吸煙の開始定数を加えた値と等しい)時に決定されてもよい。
吸煙の終了は、第一の特性、例えば第一の移動平均値、および第二の特性、例えば第二の移動平均値が、相互に対して所定の関係を満たす時に決定されてもよい。例えば、吸煙の終了は、第一の移動平均が吸煙の開始の検出後に第二の移動平均に対して減少し、吸煙の終了値に達する(この場合、第一の移動平均は、第二の移動平均から第一の所定の吸煙の終了定数を引いた値よりも大きく、かつ第二の移動平均は、吸煙の開始での第二の移動平均に第二の所定の吸煙の終了定数を加えた値よりも小さい)時に決定されてもよい。
当該吸煙量または各吸煙量は、当該吸煙の開始または各吸煙の開始と、当該吸煙の終了または各吸煙の終了との間の時間に応じて、モニターされたパラメータを表す曲線の積分によって決定されてもよい。吸煙量、または累積吸煙量は、ユーザー相互作用パラメータとして使用されてもよい。
第一の特性は、第一の時間窓の持続時間を有する第一の時間窓上で計算される、モニターされたパラメータの第一の移動平均値であってもよい。第一の時間窓の持続時間は、20ms~1000ms、例えば100ms~500ms、または200ms~500msの時間であることが好ましい。第一の時間窓の持続時間は、約250ms、または約300ms、または約350ms、または約400ms、または約450msであってもよい。
第二の特性は、第二の時間窓の持続時間を有する第二の時間窓上で計算される、モニターされたパラメータの第二の移動平均値であってもよく、第二の時間窓の持続時間は第一の時間窓の持続時間と異なる。第二の時間窓の持続時間は、100ms~2000ms、例えば500ms~1500ms、または800ms~1400msの時間であることが好ましい。第二の時間窓の持続時間は、約850ms、または約900ms、または約950ms、または約1000ms、または約1050ms、または約1100ms、または約1200msであってもよい。
第一の時間窓の持続時間は、第二の時間窓の持続時間よりも短くてもよく、吸煙の開始は、第一の移動平均が第二の移動平均に対して増加し、吸煙の開始値に達する(この場合、第一の移動平均は、第二の移動平均に第一の所定の吸煙の開始定数を加えた値と等しい)時に決定されてもよい。吸煙の開始定数は好ましくは、経験的に決定された定数であってもよい。吸煙の開始定数は別の方法として、計算された定数であってもよい。
吸煙の終了は、第一の移動平均が吸煙の開始の検出後に第二の移動平均に対して減少し、吸煙の終了値に達する(この場合、第一の移動平均は、第二の移動平均から第一の所定の吸煙の終了定数を引いた値よりも大きく、かつ第二の移動平均は、吸煙の開始での第二の移動平均に第二の所定の吸煙の終了定数を加えた値よりも小さい)時に決定されてもよい。第一の所定の吸煙の終了定数および第二の所定の吸煙の終了定数は好ましくは、経験的に決定された定数であってもよい。第一の所定の吸煙の終了定数および第二の所定の吸煙の終了定数は別の方法として、計算された定数であってもよい。
モニターされたパラメータ内の一般的なノイズは、真の吸煙が行われていない時に、吸煙の開始の基準が満たされていることを意味する可能性がある場合がある。こうした事象を吸煙として記録することを最小限に抑えるために、吸煙の開始が決定された後、吸煙が行われたことを検証するために、一つ以上の所定の検証条件を満たすことが必要とされる場合がある。検証条件は、トリガと呼ばれてもよい。当該検証条件、または各検証条件が満たされない限り、吸煙は記録されない。一例として、吸煙の開始が一旦決定されると、有効な吸煙は、第一の検証条件が満たされ、かつ吸煙の終了が検出された場合にのみ記録されてもよい。さらなる一例として、吸煙の開始が一旦決定されると、有効な吸煙は、第一の検証条件が満たされ、かつ第二の検証が満たされ、かつ吸煙の終了が検出された場合にのみ記録されてもよい。
本発明の一態様によると、使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置が提供されている。エアロゾル発生装置は、エアロゾルを発生するために電力を供給するための電源と、使用セッション中にエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターするように、かつ使用セッション中に発熱体の温度を制御するためにユーザー相互作用パラメータを使用するように構成されたコントローラとを備える。エアロゾル発生装置は、上述の任意の方法を実施するように構成されてもよい。
エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置の動作中のエアロゾル発生を示すパラメータをモニターするように、かつユーザーの吸煙を識別するためにモニターされたパラメータを分析するように構成されてもよい。ユーザーの吸煙は、吸煙の開始および吸煙の終了によって定義されてもよい。エアロゾル発生装置は、吸煙量を計算するためにユーザーの吸煙中にモニターされたパラメータを分析するように構成されてもよく、吸煙量は、ユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である。エアロゾル発生装置は、計算された吸煙量に基づいて発熱体の温度を制御するように構成されてもよい。
エアロゾル発生装置は、使用セッション中に発生された吸煙量の累積値を参照して、使用セッション中の発熱体の温度を制御するように構成されてもよい。エアロゾル発生装置は、使用セッション中に発生された吸煙量の累積値の変化の速度を参照して、使用セッション中の発熱体の温度を制御するように構成されてもよい。エアロゾル発生装置は、使用セッション中に発生された吸煙量の累積値と、使用セッション中に発生された吸煙量の累積値の変化の速度との両方を参照して、使用セッション中の発熱体の温度を制御するように構成されてもよい。
エアロゾル発生装置は、ヒーターを備えてもよく、またモニターされたパラメータは、エアロゾル発生装置の動作中にヒーターに供給される電力であってもよく、またはそれを代表してもよい。ヒーターは、誘導ヒーターであってもよく、またモニターされたパラメータは、サセプタによって吸収されたエネルギーを代表してもよい。ヒーターは、抵抗ヒーターであってもよく、またモニターされたパラメータは、抵抗ヒーターに供給されたエネルギーを代表してもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受容するように構成されていることが好ましい。発熱体は、エアロゾル発生物品内に備えられてもよく、例えば発熱体は、エアロゾル発生物品の一部を形成するサセプタであってもよい。
発明の一態様によると、使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置が提供されている。エアロゾル発生装置は、エアロゾルを発生させるために電力を供給するための電源と、コントローラとを備える。エアロゾル発生装置は、使用セッション中にエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする方法と、使用セッション中に発熱体の温度を制御するためのパラメータとしてユーザー相互作用パラメータを使用する方法とを実行するための命令を含むコンピュータ可読媒体を備える。コンピュータ可読媒体は、上述の任意の方法を実行するための命令を含んでもよい。
本発明は特許請求の範囲に定義されている。しかしながら、以下に非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供している。これらの実施例の特徴のうちのいずれか一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様のうちのいずれか一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
実施例1.使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置を動作する方法であって、エアロゾル発生装置が、
エアロゾル形成基体を加熱するために発熱体に電力を供給するための電源と、
コントローラと、を備え、
方法が、
使用セッション中にエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする工程と、
使用セッション中に発熱体の温度を制御するためのパラメータとしてユーザー相互作用パラメータを使用する工程と、を含む、方法。
実施例2.ユーザー相互作用パラメータの値が、発熱体の目標動作温度と関連付けられている、実施例1に記載の方法。
実施例3.使用セッション中に記録されたユーザー相互作用パラメータの累積値が、発熱体の目標動作温度と関連付けられている、実施例1または実施例2に記載の方法。
実施例3A.コントローラが、ユーザー相互作用パラメータの変化の速度をモニターするように、かつユーザー相互作用パラメータの変化の速度に基づいて、ユーザー相互作用パラメータの任意の値、またはユーザー相互作用パラメータの任意の累積値について目標動作温度を修正するように構成されている、実施例2または実施例3に記載の方法。
実施例4.ユーザー相互作用パラメータの累積値が所定の最大閾値を有し、かつ使用セッション中に最大閾値に達した時に、使用セッションが終結する、実施例1~3Aのいずれかに記載の方法。
実施例5.使用セッションが、複数の使用セッション段階を含み、複数の使用セッション段階の一つ一つが、ユーザー相互作用パラメータの累積値が、複数の使用セッション段階のうちのその一つの所定の閾値に達する時に終了する、実施例1~4のいずれかに記載の方法。
実施例6.使用セッションが、4~20の使用セッション段階、好ましくは8~14の使用セッション段階、例えば10、11、12、13、14または15の使用セッション段階から成る、実施例5に記載の方法。
実施例7.使用セッション段階の各々が、発熱体の目標動作温度と関連付けられている、実施例5または実施例6に記載の方法。
実施例8.エアロゾル発生装置が、モニターされたユーザー相互作用パラメータの値、例えば使用セッション中のユーザー相互作用パラメータの累積値に対して発熱体温度を定義する所定の熱プロファイルを記憶する、実施例1~7のいずれかに記載の方法。
実施例9.使用セッション中の発熱体の動作温度が、所定の熱プロファイルに従って制御される、実施例8に記載の方法。
実施例10.発熱体の温度が、ユーザー相互作用パラメータと、使用セッション中にモニターされる少なくとも一つのさらなるパラメータの値とを参照して制御される、実施例1~9のいずれかに記載の方法。
実施例11.発熱体の温度が、ユーザー相互作用パラメータと、使用セッション中にモニターされる時間の値とを参照して制御される、実施例10に記載の方法。
実施例11A.発熱体の温度が、ユーザー相互作用パラメータの変化の速度を参照して、少なくとも部分的に制御される、実施例11に記載の方法。
実施例12.ユーザー相互作用パラメータが、使用セッション中にエアロゾル形成基体によって放出されたエアロゾルの体積を示す、実施例1~11Aのいずれかに記載の方法。
実施例13.使用セッション中にエアロゾル発生を示すパラメータをモニターする工程と、
ユーザーの吸煙を識別するためにエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、ユーザーの吸煙が、吸煙の開始および吸煙の終了によって定義される、分析する工程と、
吸煙量を計算するためにユーザーの吸煙中にエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、吸煙量が、ユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である、分析する工程と、
ヒーター要素の温度を制御するためのユーザー相互作用パラメータとして吸煙量を使用する工程と、を含む、実施例1~12のいずれかに記載の方法。
実施例14.使用セッション中に実施された複数のユーザー吸煙を識別するために、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程であって、複数のユーザー吸煙の各々が、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析することによって決定される吸煙の開始および吸煙の終了を有する、分析する工程を含む、実施例1~14のいずれかに記載の方法。
実施例15.複数のユーザー吸煙の各々の吸煙量を計算するために、複数の識別されたユーザー吸煙の各々中にエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを分析する工程と、複数の識別されたユーザー吸煙の各々中に発生したエアロゾルの累積吸煙量を決定する工程と、ヒーター要素の温度を制御するためのユーザー相互作用パラメータとして累積吸煙量を使用する工程とを含む、実施例14に記載の方法。
実施例16.吸煙量を決定するために、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの関数が、リアルタイムで計算され、評価される、実施例1~15のいずれかに記載の方法。
実施例17.エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの分析の工程が、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの第一の特性を計算する工程と、吸煙の開始および吸煙の停止を決定するために第一の特性を分析する工程とを含む、実施例1~16のいずれかに記載の方法。
実施例18.エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの分析の工程が、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの第二の特性を計算する工程と、吸煙の開始および吸煙の停止を決定するために第一の特性と第二の特性の両方を分析する工程とを含む、実施例17に記載の方法。
実施例19.第一の特性および第二の特性が一つ以上の所定の条件を満足する時に、吸煙の開始が決定される、実施例18に記載の方法。
実施例20.第一の特性および第二の特性が一つ以上の所定の条件を満足する時に、吸煙の終了が決定される、実施例19または実施例20に記載の方法。
実施例21.第一の特性が、第一の時間窓の持続時間を有する第一の時間窓上で計算される、モニターされたパラメータの第一の移動平均値である、実施例17~20のいずれかに記載の方法。
実施例22.第二の特性が、第二の時間窓の持続時間を有する第二の時間窓上で計算される、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの第二の移動平均値であり、第二の時間窓の持続時間が第一の時間窓の持続時間と異なる、実施例18~21のいずれかに記載の方法。
実施例23.第一の移動平均値および第二の移動平均値が、相互に対して所定の関係を満たす時に、吸煙の開始が決定される、実施例22に記載の方法。
実施例24.第一の時間窓の持続時間が、第二の時間窓の持続時間よりも短く、吸煙の開始が、第一の移動平均が第二の移動平均に対して増加し、吸煙の開始値に達する(この場合、第一の移動平均は、第二の移動平均に第一の所定の吸煙の開始定数を加えた値と等しい)時に決定される、実施例23に記載の方法。
実施例25.吸煙の終了が、第一の移動平均が吸煙の開始の検出後に第二の移動平均に対して減少し、吸煙の終了値に達する(この場合、第一の移動平均は、第二の移動平均から第一の所定の吸煙の終了定数を引いた値よりも大きく、かつ第二の移動平均は、吸煙の開始での第二の移動平均に第二の所定の吸煙の終了定数を加えた値よりも小さい)時に決定される、実施例24に記載の方法。
実施例26.第一の特性が、第一の時間窓の持続時間を有する第一の時間窓上で計算されたエアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの第一の移動中央値である、実施例17~20のいずれかに記載の方法。
実施例27.第二の特性が、第二の時間窓の持続時間を有する第二の時間窓上で計算される、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータの第二の移動中央値であり、第二の時間窓の持続時間が第一の時間窓の持続時間と異なる、実施例18~21および実施例26のいずれかに記載の方法。
実施例28.第一の移動中央値および第二の移動中央値が、相互に対して所定の関係を満たす時に、吸煙の開始が決定される、実施例27に記載の方法。
実施例29.第一の時間窓の持続時間が、第二の時間窓の持続時間よりも短く、吸煙の開始が、第一の移動中央値が第二の移動中央値に対して増加し、吸煙の開始値に達する(この場合、第一の移動中央値は、第二の移動中央値に第一の所定の吸煙の開始定数を加えた値と等しい)時に決定される、実施例28に記載の方法。
実施例30.吸煙の終了が、第一の移動中央値が吸煙の開始の検出後に第二の移動中央値に対して減少し、吸煙の終了値に達する(この場合、第一の移動中央値は、第二の移動中央値から第一の所定の吸煙の終了定数を引いた値よりも大きく、かつ第二の移動中央値は、吸煙の開始での第二の移動中央値に第二の所定の吸煙の終了定数を加えた値よりも小さい)時に決定される、実施例29に記載の方法。
実施例31.エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータが、吸煙の開始の後と吸煙の終了の前とに生じる少なくとも一つの検証条件(またはトリガ)を検出するために分析され、有効な吸煙が記録されるために少なくとも一つの検証条件(またはトリガ)の検出が必要である、実施例1~30のいずれかに記載の方法。
実施例32.第一の特性および第二の特性が一つ以上の所定の条件を満足する時に、検証条件(またはトリガ)が決定される、実施例31に記載の方法。
実施例33.当該吸煙量または各吸煙量が、当該吸煙または各吸煙の開始と当該吸煙または各吸煙の終了との間の時間に応じて、エアロゾル発生を示すモニターされたパラメータを表す曲線の積分によって決定される、実施例1~32のいずれかに記載の方法。
実施例34.使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、エアロゾルを発生するために電力を供給するための電源と、使用セッション中にエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターするように、かつ使用セッション中に発熱体の温度を制御するためにユーザー相互作用パラメータを使用するように構成されたコントローラとを備えるエアロゾル発生装置。
実施例35.実施例1~33のいずれかに定義された通りの方法を実施するように構成された、実施例34に記載のエアロゾル発生装置。
実施例36.装置が、エアロゾル発生装置の動作中にエアロゾル発生を示すパラメータをモニターするように、かつ吸煙の開始および吸煙の終了によって定義されたユーザーの吸煙を識別するためにモニターされたパラメータを分析するように、かつユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である吸煙量を計算するためにユーザーの吸煙中にモニターされたパラメータを分析するように、かつ計算された吸煙量に基づいて発熱体の温度を制御するように構成されている、実施例34または実施例35に記載のエアロゾル発生装置。
実施例37.装置がヒーターを備え、モニターされたパラメータが、エアロゾル発生装置の動作中にヒーターに供給される電力であるか、またはそれを代表する、実施例34~36のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例38.ヒーターが誘導ヒーターであり、発熱体がサセプタであり、モニターされたパラメータが、サセプタによって吸収されたエネルギーを代表する、実施例37に記載のエアロゾル発生装置。
実施例39.ヒーターが抵抗ヒーターであり、発熱体が抵抗発熱体であり、モニターされたパラメータが、抵抗ヒーターに供給されたエネルギーを代表する、実施例37に記載のエアロゾル発生装置。
実施例40.エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受容するように構成された、実施例34~39のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例41.発熱体がエアロゾル発生物品内に備えられていて、例えばこの発熱体が、エアロゾル発生物品内に備えられたサセプタである、実施例40に記載のエアロゾル発生装置。
実施例42.使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、エアロゾルを発生するために電力を供給するための電源と、コントローラとを備え、エアロゾル発生装置が、使用セッション中にエアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする方法を実行するための命令を含むコンピュータ可読媒体を備え、かつ使用セッション中に発熱体の温度を制御するためのパラメータとしてユーザー相互作用パラメータを使用する、エアロゾル発生装置。
実施例43.使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、エアロゾル発生装置が、エアロゾルを発生するために電力を供給するための電源と、コントローラとを備え、エアロゾル発生装置が、実施例1~33のいずれかに記載の方法を実行するための命令を含むコンピュータ可読媒体を備える、エアロゾル発生装置。
ここで、以下の図を参照しながら実施例をさらに説明する。
図1は、エアロゾル発生装置の概略側面図を図示する。 図2は、図1のエアロゾル発生装置の概略上端図を図示する。 図3は、図1のエアロゾル発生装置と、エアロゾル発生装置とともに使用するエアロゾル発生物品との概略断面側面図を図示する。 図4は、使用セッション中に発生される累積エアロゾル体積に応じて、ヒーターの目標動作温度が調整される、本開示による方法を図示する。 図5は、ヒーターの目標動作温度が、使用セッション中に発生される累積エアロゾル体積に応じて定義される、本開示による熱プロファイルを図示する。 図6は、吸煙を検出することと、使用セッション中に発生された累積エアロゾル体積を計算することとによって、エアロゾル発生装置の動作温度を制御する方法を図示する流れ図である。 図7は、ユーザーの吸煙中の時間に応じた電力と、電力曲線の二つの移動平均とを図示する、具体的には吸煙の検出点を図示するグラフである。 図8は、ユーザーの吸煙中の時間に応じた電力と、電力曲線の二つの移動平均とを図示する、具体的には第二のトリガ点を図示するグラフである。 図9は、ユーザーの吸煙中の時間に応じた電力と、電力曲線の二つの移動平均とを図示する、具体的には吸煙の終点の検出を図示するグラフである。 図10は、吸煙を検証するために使用される様々なトリガ点の識別を含む、吸煙の検出を図示するグラフである。 図11は、検出された吸煙中に電力信号を積分することによるエネルギーの計算を図示するグラフである。
例示的なエアロゾル発生装置10は、手持ち式エアロゾル発生装置であり、また実質的に円形の円筒状のハウジング20によって画定された細長い形状を有する(図1、図2、および図3を参照のこと)。エアロゾル発生装置10は、エアロゾル形成基体31を備えるエアロゾル発生物品30を受容するために、ハウジング20の近位端21に位置する開放空洞25を備える。エアロゾル発生装置10は、電池26と、制御電子機器27と、ハウジング20内に位置するメモリモジュール28とを有する。メモリモジュール28は、使用時に読み出し可能、かつ書き込み可能である。電気的に動作するヒーター40は、エアロゾル発生物品が空洞25内に受容されている時、エアロゾル発生物品30の少なくともエアロゾル形成基体部分31を加熱するために装置10内に配設されている。メモリモジュール28は、装置10の使用中に制御電子機器27にアクセス可能な熱プロファイルを記憶する。熱プロファイルは、ヒーター40の目標動作温度が使用セッションにおいてどのように変化するかを定義する。
エアロゾル発生装置は、消耗品のエアロゾル発生物品30を受容するように構成されている。エアロゾル発生物品30は、円筒状ロッドの形態であり、エアロゾル形成基体31を備える(図3を参照のこと)。エアロゾル形成基体31は、たばこを含む固体エアロゾル形成基体である。エアロゾル発生物品30は、円筒状ロッド内でエアロゾル形成基体31と同軸整列で配設されたフィルター32などのマウスピースをさらに備える。エアロゾル発生物品30は、装置10の空洞25の直径と実質的に等しい直径と、空洞25の深さよりも長い長さとを有し、これによって、物品30が装置10の空洞25内に受容されている時、マウスピース32は空洞25の外に延び、また従来の紙巻たばこと同様に、ユーザーによって引き出されてもよい。
使用時に、ユーザーは物品30をエアロゾル発生装置10の空洞25の中に挿入し、使用セッションを開始するためにユーザーボタン50(図1を参照のこと)を押してヒーター40を起動することによって装置10をオンにする。ヒーター40は、物品30のエアロゾル形成基体31を加熱し、これによってエアロゾル形成基体の揮発性化合物が放出され、霧化されてエアロゾルを形成する。ユーザーは、物品30のマウスピースを吸い、かつ加熱されたエアロゾル形成基体31から発生したエアロゾルを吸入する。起動後、ヒーター40の温度は、エアロゾル形成基体を加熱するために周囲温度から所定の温度に上昇する。所定の温度は、メモリ28内に記憶された熱プロファイル内に定義されている。起動後、かつ使用セッションの過程で、装置10の制御電子機器27は、電池26からヒーター40への電力の供給を制御して、熱プロファイルに従ってヒーター温度を調整するように、メモリモジュール28に記憶された熱プロファイルにアクセスする。ヒーター40は、ヒーターが機能停止されて冷める、使用セッションの終了まで、エアロゾル発生物品30を加熱し続ける。一部の特定の実施例において、ヒーター40は抵抗発熱体であってもよい。一部の特定の実施例において、ヒーター40は、誘導によって加熱されるように、変動磁界内に配設されたサセプタであってもよい。
使用セッションの終了時に、物品30は、廃棄のために装置10から取り外され、また装置10は、装置10の電池26の充電のために外部電源に連結されてもよい。
装置10とともに使用するエアロゾル発生物品30は、有限量のエアロゾル形成基体31を有し、それ故に使用セッションは、エアロゾル形成基体が枯渇した時にユーザーがエアロゾルを生成しようとするのを防止するために、有限の持続時間を有する必要がある。使用セッションは、使用セッションの開始からの最長期間によって決定される最長持続時間を有するように構成されている。使用セッションはまた、使用セッション中に記録されたユーザー相互作用パラメータが、最長期間の経過の前に閾値に達する場合、最長期間よりも短い持続時間を有するように構成されている。特定の一実施例において、ユーザー相互作用パラメータは、使用セッションの持続時間にわたって発生したエアロゾルの累積体積を代表する。最大エアロゾル発生閾値、例えば660mlの閾値は、エアロゾルの累積体積に対して定義されている。そのため、この特定の実施例の場合、エアロゾル発生装置10は、各使用セッションが、i)使用セッションの起動から6分間、またはii)使用セッション中の合計660mlのエアロゾルの発生のうち、最初に発生する方によって定義される最長持続時間を有するように構成されている。
図4は、本開示による方法100を概略的に図示する。方法100は、ユーザーが使用セッション中に一連の吸煙をエアロゾル発生装置10に適用する時に、本開示のエアロゾル発生装置10によって実施される。各吸煙中に、ある体積のエアロゾルが発生する。発生したエアロゾルの体積は計算され、エアロゾルの累積体積は使用セッションの持続時間にわたって記録される。エアロゾルの累積体積は、ユーザー相互作用パラメータとして使用される。工程101において、エアロゾルの第一の閾値累積体積は、ヒーター40の対応する目標動作温度と関連付けられている。工程102において、電池26からの電力の供給は、ヒーター40の温度を、発生したエアロゾルの第一の閾値体積と関連付けられた目標動作温度に調整するように、制御電子機器27によって制御される。
方法100の工程101、102は、エアロゾルの第二、第三、および第四の閾値累積体積について繰り返され、このように使用セッションの終結まで繰り返される。それによって方法100は、使用セッション中に発生したエアロゾルの累積体積に応じて、ヒーター40の温度を調整することを可能にする。
方法100は、制御電子機器27とメモリモジュール28内に記憶された熱プロファイルとの組み合わせによって実施されてもよい。使用セッションの過程において、制御電子機器27は、熱プロファイルを読み出すためにメモリモジュール28にアクセスし、その後、熱プロファイル内に提供された命令に従ってヒーター40の温度を調整するために、電源26からの電力の供給を制御することになる。
図5は、本明細書に開示された通りの方法を実施する上で、例えばエアロゾル発生装置10を用いて図4の方法を実施する上で使用する熱プロファイルの一実施例を図示する。図5の熱プロファイルは、使用セッション中に発生する累積エアロゾル体積の複数の閾値の各々に対する目標動作温度を画定する。熱プロファイルは、エアロゾル発生装置10のメモリモジュール28内部に記憶されていることが好ましい。ユーザーが一連の吸煙の各吸煙を装置10に適用する時、ある体積のエアロゾルが発生し、エアロゾルの累積体積が、例えば計算または流れ測定によって決定される。制御電子機器27はメモリ28にアクセスして、熱プロファイルを読み出し、その後、制御電子機器27は、図5の熱プロファイルおよび使用セッション中に発生したエアロゾルの累積体積に従ってヒーターの目標動作温度を調整するために、電池26からヒーター40への電力の供給を制御する。それ故に、図5の熱プロファイルを一例として取ると、使用セッションは、660mlのエアロゾル体積の最大閾値を有してもよい。660mlのエアロゾルが発生されると、使用セッションは終了する。使用セッションは、複数の段階に分割されてもよく、各段階は、使用セッション中に発生したエアロゾルの累積体積の閾値に達した時に終了する。一例として、使用セッションは、12の段階に分割されてもよく、12の段階の各々は、55mlの閾値体積のエアロゾルが発生した後に終了する。それ故に、第一段階は、55mlの累積体積の第一の閾値のエアロゾルが発生した後に終了してもよく、第二段階は、110mlの累積体積の第二の閾値のエアロゾルが発生した後に終了してもよく、第三段階は、165mlの累積体積の第三の閾値のエアロゾルが発生した後に終了してもよいなど、このように使用セッションの終了まで続く。図5に図示する例示的な熱プロファイルにおいて、ヒーターの温度は当初、350℃の目標動作温度に上げられる。55mlの累積体積のエアロゾルの発生後、目標動作温度は320℃に低下される。275mlの累積体積のエアロゾルの発生後、目標動作温度は326℃に上昇される。385mlの累積体積のエアロゾルの発生後、目標動作温度は332℃に上昇される。440mlの累積体積のエアロゾルの発生後、目標動作温度は338℃に上昇される。495mlの累積体積のエアロゾルの発生後、目標動作温度は344℃に上昇される。550mlの累積体積のエアロゾルの発生後、目標動作温度は350℃に上昇される。使用セッションが終了するまで、動作温度は350℃のままである。
発生したエアロゾルの体積、および使用セッションの持続時間にわたって発生したエアロゾルの累積体積は、装置を通る気流の測定によって決定されてもよい。例えば、気流センサー、または気流感知手段は、気流の体積を提供してもよく、発生したエアロゾルの体積は、この気流の体積から計算されてもよい。好都合なことに、発生したエアロゾルの体積、および発生したエアロゾルの累積体積は、ヒーターに供給される電力を代表する信号をモニターすることと、ヒーターに供給される電力を代表する信号の変動を解釈することによってユーザーの吸煙を決定することと、各ユーザー吸煙と関連付けられたエアロゾルの体積を計算することとによって決定されてもよい。発生したエアロゾルの体積を決定する有利な方法は、以下の通りであってもよい。
例示的な方法の概要を、図6において概略的に図示する。ユーザーは、エアロゾル発生物品をエアロゾル発生装置の中に挿入し、ユーザーボタン50を作動させることによって使用セッションを開始する。これはユーザー体験601の開始を示す。電力は、ヒーター要素が当初の動作温度に達するまで、エアロゾル発生装置内の電池からヒーター要素40に供給される。この温度は、例えば図5の温度プロファイルに従って約330℃であってもよい。
ヒーターに供給される電力の電力信号はモニターされる(602)。ユーザーはその後、吸煙する(603)。ユーザーが吸煙する時、ヒーターは気流が原因で冷却される。それ故に、動作温度を維持するためにヒーターに供給する必要のある電力は増加する。供給される電力は増加し、正しい温度が維持される。
ユーザーの吸煙の存在は、電力信号604を分析することによって検出される。吸煙の開始点および吸煙の終了点は、この分析によって決定される。
検出された吸煙のエネルギーはその後、計算され(605)、吸煙中に発生したエアロゾルの体積も計算される(606)。各吸煙中に発生した体積は、使用セッション607中に発生した体積の累積合計を提供するために加算される。
クエリ工程608において、累積合計体積が、使用セッションの所定の最大許容エアロゾル体積(例えば660ml)と等しい、またはそれを超える場合、使用セッションは終了する(609)。
累積合計体積が、使用セッションの所定の最大許容エアロゾル体積と等しくないか、またはそれを超えない場合、さらなるクエリ工程610において、コントローラは、累積合計体積がヒーターの動作温度を変更するための設定された中間閾値と等しい、またはそれを超えるかどうかを決定する。超えない場合、プロセスは工程602に戻る。セッションは起動状態のままであり、ユーザーは別の吸煙を行ってもよい。
累積合計体積が、こうした中間閾値(例えば図5に示された275mlの閾値)と等しい、またはそれを超える場合、ヒーターの動作温度は変えられて(例えば図5に示す通り、326℃に上昇される)、プロセスは工程602に戻る。セッションは起動状態のままであり、ユーザーは別の吸煙を行うことができるが、動作温度は変更されている。
使用セッションは、ユーザーが最大許容エアロゾル体積を発生するまで、または最長時間閾値に達するまで、起動状態のままである。使用セッション中に、例えば図5に関して上述した通り、累積エアロゾル体積の異なる中間閾値が満たされるため、ヒーターの動作温度は様々である。
数多くの要因が動作条件下で電力信号に影響を与え、またエアロゾル発生装置における時間に応じた電力は、ノイズが多く複雑である。実際の適用において、電力信号は、バックグラウンドノイズを帯びていて、特定の挙動を吸煙の発生に確実に関連付けるのは簡単ではない。吸煙を決定するための電力信号の単純な閾値分析は、発生したエアロゾルの体積のおおよその定量を可能するだけである場合がある。おおよその定量は、ユーザー体験に著しい利益をもたらす、発生したエアロゾル体積に応じた温度の制御を可能にする場合がある一方で、一部の状況において、発生したエアロゾル体積のより正確な定量を提供することが望ましい場合がある。
吸煙の開始点および吸煙の終了点のより正確な決定、それ故に累積エアロゾル体積のより正確な定量を提供するために、時間に応じた電力の二つの移動平均を比較してもよい。二つの移動平均の間の関係は、リアルタイムで分析されてもよく、また吸煙の開始点および吸煙の終了点を含む特定の点が決定されてもよい。二つの移動平均の分析によって決定される特定の点は、トリガ点と呼ばれてもよい。
図7は、時間に応じてヒーターに供給される電力を図示するグラフを示す。時間の関数P(電力)は、グラフで直角の曲線501として描写された傾向を有する。
第一の移動平均502(MA1)は、第一の時間窓TW1にわたる電力信号の平均値である。第一の時間窓TW1は、この特定の実施例において、およそ400msである。
第二の移動平均504(MA2)は、第二の時間窓TW2にわたる電力信号の平均値である。第二の時間窓TW2は、この特定の実施例において、およそ1000msである。
グラフ503の第一の部分において、ヒーターは一定温度であり、ユーザーは吸煙していない。それ故に、動作温度を維持するためにヒーターに供給される電力は一定であり、グラフ上にAとして示された値と等しい。グラフ503の第一の部分において、電力が一定であり、かつ値Aと等しいため、第一の移動平均502の値は電力501の値と一致し、従って時間窓TW1にわたる平均値も経時的に一定である。グラフ503の第一の部分において、電力は一定があり、かつ値Aと等しいため、第二の移動平均504の値は電力501の値と一致し、従って時間窓TW2にわたる平均値も経時的に一定である。
ユーザーが吸煙する時、ヒーターは、結果として生じる気流によって冷却される。それ故に、ヒーターに供給される電力は、ヒーターをその動作温度に維持するために増加する必要がある。図7に描写された通り、電力は、Aとして示された値から、Bとして示されたより高い値に増加する。ユーザーが吸煙を完了すると、動作温度を維持するためにヒーターに供給する必要のある電力は減少し、供給される電力はAによって示されたメンテナンスレベルに戻るように減少する。
電力の増加の後、第一の移動平均は次第に増加するが、依然として値Aにある信号の一部分も含むため、電力信号ほど急激に増加しない。第一の移動平均は、電力値と一致するまで増加し続ける。その後、第一の移動平均は、電力が再度減少した後、同様に減少する。
電力の増加の後、第二の移動平均は次第に増加する。第二の移動平均は、第一の移動平均よりも長い時間窓TW2に基づくため、第二の移動平均は、吸煙領域の近傍で上昇を開始するが、第一の移動平均よりも緩やかに上昇する。
第一の移動平均および第二の移動平均を得て、吸煙を検出するために条件が設定されてもよい。第一に、移動平均クロスオーバーとして識別される、有意事象が定義される:MA1=MA2+δ1。第一の移動平均が、第二の移動平均に第一の定数(δ1)を加えた値と等しい場合、その事象は移動平均クロスオーバーと呼ばれる。定数δ1は実験的に決定された値である。好ましい特定の一実施例によると、第一の定数(δ1)は0.22Wである。吸煙の開始は、第一の移動平均と第二の移動平均の間の関係が、移動平均クロスオーバーに対して定義される条件を満たすか、またはそれを超える時に生じたと決定される。すなわち、吸煙の開始は、第一の移動平均と第二の移動平均の間の関係が、MA1<MA2+δ1からMA1=MA2+δ1またはMA1>MA2+δ1に変化する時に生じたと決定される。移動平均クロスオーバーは、吸煙として定量化されるのに十分な大きさである、電力信号の摂動に対応する。この方法は、電力信号が大量のバックグラウンドノイズを伝送する時に利点を有し、そうでなければ吸煙の発生に対応する挙動は、検出が容易ではない場合がある。
条件はまた、検証された時、吸煙の発生を示すものとして定義されてもよい。移動平均クロスオーバーが検出された後、四つの条件(またはトリガ)は、吸煙を見つけるために、電力信号をモニターすることによって検証されてもよい。これらの検証条件、またはトリガは、トリガ1、トリガ2、トリガ3、およびトリガ4として識別されることができ、また以下の通りに定義されている。
トリガ1:トリガ1の条件は、MA1>MA2+δ1である。トリガ1は、吸煙の開始に結び付けられている。トリガ1が移動平均クロスオーバーの直後に検出される時、システムは、こうした検出が吸煙の開始に対応すると認識する。
トリガ2:トリガ2の条件は、MA2>MA1+δ2である。トリガ2は吸煙のピークを特定する。この場合、δ2は第二の定数である。好ましい特定の実施例によると、第二の定数(δ2)は0Wである。トリガ2の位置を図8に図示する。
トリガ3:トリガ3の条件は、MA2>MA1+δ3である。このトリガは、吸煙のフェーディングを特定し、δ3は、第三の定数である。
トリガ4:トリガ4の条件は、MA1>MA2-δ41、およびMA2<MA2 1ST+δ42である。このトリガは吸煙の終了を検出し、δ41は第四の定数であり、δ42は第五の定数である。δ41およびδ42は実験的に計算される。好ましい特定の実施例によると、第四の定数δ41は0.06Wであり、第五の定数δ42は0.31Wである。トリガ4の条件は図9に図示されている。
図10は、さらなる特定の一実施例における吸煙の検出を図示する。この特定の実施形態の場合で、第一の移動平均(MA1)は、128msの時間窓に基づいていて、第二の移動平均(MA2)は、512msの時間窓に基づいていた。
移動平均のクロスオーバーが生じる時に、吸煙が検出される(801)。これは、MA1=MA2+δ1である時の点である。δ1は、実験的に決定された、0.22Wの値を有する定数である。
最初のトリガは、MA1>MA2+δ1である時に、すなわち吸煙の開始の直後に生じる。
第二のトリガ802は、MA2>MA1+δ2である時に生じる。δ2は、実験的に決定された、0Wの値を有する定数である。それ故に、第二のトリガはMA2>MA1である時に生じる。
第三のトリガ803は、MA2>MA1+δ3である時に生じる。δ3は、実験的に決定された、0.18Wの値を有する定数である。
第四のトリガ804は、MA1>MA2-δ41、およびMA2<MA2 1ST+δ42である時に生じる。δ41は、実験的に決定された、0.06Wの値を有する定数である。δ42は、実験的に決定された、0.31Wの値を有する定数である。吸煙は、第四のトリガにて終了すると見なされる。
吸煙検出の精度を改善するために、一組の時間閾値が、異なるトリガ間で確立されてもよい。こうした閾値は、非常に異なる体積および流れにおいて、吸煙の有効な検出を容易にする。時間閾値、またはタイムアウトは、トリガが起動した後に開始した持続時間である。以下のトリガが所定の期間後に起動されない場合、検出プロセスはリセットされる。これは「誤って検出された」トリガを破棄することを可能にする。
第一のタイムアウトは、第一のトリガの後に開始されてもよい。第二のトリガが所定の期間内に検出されない場合、吸煙検出は拒絶され、検出システムはリセットされる。特定の一実施例において、第一のタイムアウトは2.5秒の持続時間を有してもよい。それ故に、第二のトリガが第一のトリガの2.5秒以内に検出されない場合、吸煙の検出は拒絶される。
第二のタイムアウトは、第三のトリガの後に開始されてもよい。第四のトリガが所定の期間内に検出されない場合、吸煙検出は拒絶され、検出システムはリセットされる。特定の一実施例において、第二のタイムアウトは3.5秒の持続時間を有してもよい。それ故に、第四のトリガが第三のトリガの3.5秒以内に検出されない場合、吸煙の検出は拒絶される。
吸煙の終点が識別された(第四のトリガ)後、吸煙の体積は、吸煙の開始から吸煙の終了までの電力の時間積分から計算される。電力の経時的な積分はエネルギーと等しい。次にエネルギーは、消耗品の中に注入される熱に対応し、熱は、ある量の冷却気流とともにユーザーが奪い去るものである。
図11に図示された通り、当然のことながら、吸煙に厳密に関連付けられたエネルギーは、式に示す通り、吸煙中の電力信号の積分から、吸煙なしでさえもいずれにしても消費されることになるエネルギーを引いた値として計算されてもよい。
エネルギーは、経験的に決定されている関係を通して、体積と相関する。同様に、電力を、時間単位当たりの体積と等しい気流に相関させることも可能である。
ユーザー体験と呼ばれてもよい使用セッションは、送達される最大許容累積体積のエアロゾルを有する。各吸煙は累積体積に寄与する。累積体積が使用セッション中に様々な所定の閾値に達するため、発熱体の動作温度はエアロゾル形成基体からのエアロゾルの発生を最適化するために様々であってもよい。
本明細書および添付の特許請求の範囲の目的において、別途示されていない限り、量(amounts)、量(quantities)、割合などを表すすべての数字は、すべての場合において用語「約」によって修飾されるものとして理解されるべきである。また、すべての範囲は、開示された最大点および最小点を含み、かつそれらの任意の中間範囲を含み、これらは本明細書に具体的に列挙されている場合もあり、列挙されていない場合もある。従って、この文脈において、数字「A」は「A」±10%として理解されてもよい。この文脈内で、数字「A」は、数字「A」が修正する特性の測定値に対する一般的な標準誤差内にある数値を含むと考えられてもよい。数字「A」は、添付の特許請求の範囲で使用される通りの一部の場合において、「A」が逸脱する量が特許請求する本発明の基本的かつ新規の特性(複数可)に実質的に影響を及ぼさないという条件で、上記に列挙された割合だけ逸脱してもよい。また、すべての範囲は、開示された最大点および最小点を含み、かつそれらの任意の中間範囲を含み、これらは本明細書に具体的に列挙されている場合もあり、列挙されていない場合もある。

Claims (15)

  1. 使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置を動作する方法であって、前記エアロゾル発生装置が、
    前記エアロゾル形成基体を加熱するために発熱体に電力を供給するための電源と、
    コントローラと、を備え、
    前記方法が、
    前記使用セッション中に前記エアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする工程と、
    前記使用セッション中に前記発熱体の温度を制御するためのパラメータとして前記ユーザー相互作用パラメータを使用する工程と、を含み、
    前記方法が、前記使用セッション中にエアロゾル発生を示すパラメータをモニターする工程と、
    ユーザーの吸煙を識別するためにエアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータを分析する工程であって、前記ユーザーの吸煙が、吸煙の開始および吸煙の終了によって定義される、分析する工程と、
    吸煙量を計算するために前記ユーザーの吸煙中にエアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータを分析する工程であって、前記吸煙量が、前記ユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である、分析する工程と、
    前記ヒーター要素の温度を制御するための前記ユーザー相互作用パラメータとして前記吸煙量を使用する工程と、をさらに含む、方法。
  2. 前記ユーザー相互作用パラメータの値が、前記発熱体の目標動作温度と関連付けられていて、かつ前記使用セッション中に記録された前記ユーザー相互作用パラメータの累積値が、前記発熱体の目標動作温度と関連付けられている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記エアロゾル発生装置が、前記モニターされたユーザー相互作用パラメータの値、例えば前記使用セッション中の前記ユーザー相互作用パラメータの累積値に対して発熱体温度を定義する所定の熱プロファイルを記憶する、請求項1~2のいずれかに記載の方法。
  4. 前記使用セッション中の前記発熱体の前記動作温度が、前記所定の熱プロファイルに従って制御される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ユーザー相互作用パラメータが、前記使用セッション中に前記エアロゾル形成基体によって放出されたエアロゾルの体積を示す、請求項1~4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記使用セッション中に実施された複数のユーザー吸煙を識別するために、エアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータを分析する工程であって、前記複数のユーザー吸煙の各々が、エアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータを分析することによって決定される吸煙の開始および吸煙の終了を有する、分析する工程を含む、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記複数のユーザー吸煙の各々の吸煙量を計算するために、前記複数の識別されたユーザー吸煙の各々中にエアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータを分析する工程と、前記複数の識別されたユーザー吸煙の各々中に発生したエアロゾルの累積吸煙量を決定する工程と、前記ヒーター要素の温度を制御するためのユーザー相互作用パラメータとして前記累積吸煙量を使用する工程とを含む、請求項6に記載の方法。
  8. エアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータの分析の前記工程が、エアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータの第一の特性を計算する工程と、吸煙の開始および吸煙の停止を決定するために前記第一の特性を分析する工程とを含む、請求項1~7のいずれかに記載の方法。
  9. エアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータの分析の前記工程が、エアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータの第二の特性を計算する工程と、前記吸煙の開始および前記吸煙の停止を決定するために前記第一の特性と前記第二の特性の両方を分析する工程とを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第一の特性が、第一の時間窓の持続時間を有する第一の時間窓上で計算される、前記モニターされたパラメータの第一の移動平均値である、請求項8または請求項9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記第一の特性が、第一の時間窓の持続時間を有する第一の時間窓上で計算されたエアロゾル発生を示す前記モニターされたパラメータの第一の移動中央値である、請求項8~10のいずれかに記載の方法。
  12. 使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、前記エアロゾル発生装置が、前記エアロゾルを発生するために電力を供給するための電源と、前記使用セッション中に前記エアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターするように、かつ前記使用セッション中に前記発熱体の温度を制御するために前記ユーザー相互作用パラメータを使用するように構成されたコントローラとを備え、
    前記装置が、前記エアロゾル発生装置の動作中にエアロゾル発生を示すパラメータをモニターするように、かつ吸煙の開始および吸煙の終了によって定義されたユーザーの吸煙を識別するためにモニターされたパラメータを分析するように、かつ前記ユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である吸煙量を計算するために前記ユーザーの吸煙中に前記モニターされたパラメータを分析するように、かつ前記計算された吸煙量に基づいて前記発熱体の前記温度を制御するように構成されている、エアロゾル発生装置。
  13. 請求項1~11のいずれかに定義された通りの方法を実施するように構成された、請求項12に記載のエアロゾル発生装置。
  14. 使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、前記エアロゾル発生装置が、前記エアロゾルを発生するために電力を供給するための電源と、コントローラとを備え、前記エアロゾル発生装置が、前記使用セッション中に前記エアロゾル発生装置の使用を示すユーザー相互作用パラメータをモニターする方法を実行するための命令を含むコンピュータ可読媒体を備え、かつ前記使用セッション中に前記発熱体の温度を制御するためのパラメータとして前記ユーザー相互作用パラメータを使用し、
    前記装置が、前記エアロゾル発生装置の動作中にエアロゾル発生を示すパラメータをモニターするように、かつ吸煙の開始および吸煙の終了によって定義されたユーザーの吸煙を識別するためにモニターされたパラメータを分析するように、かつ前記ユーザーの吸煙中に発生したエアロゾルの体積である吸煙量を計算するために前記ユーザーの吸煙中に前記モニターされたパラメータを分析するように、かつ前記計算された吸煙量に基づいて前記発熱体の前記温度を制御するように構成されている、エアロゾル発生装置。
  15. 使用セッション中にエアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するためのエアロゾル発生装置であって、前記エアロゾル発生装置が、前記エアロゾルを発生するために電力を供給するための電源と、コントローラとを備え、前記エアロゾル発生装置が、請求項1~11のいずれかに記載の方法を実行するための命令を含むコンピュータ可読媒体を備える、エアロゾル発生装置。
JP2023513496A 2020-09-04 2021-09-01 吸煙量に基づく加熱プロファイルを有する喫煙装置 Pending JP2023540239A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP20194715.7 2020-09-04
EP20194715 2020-09-04
PCT/EP2021/074186 WO2022049158A1 (en) 2020-09-04 2021-09-01 Smoking device with heating profile based on puff volume

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023540239A true JP2023540239A (ja) 2023-09-22

Family

ID=72422082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023513496A Pending JP2023540239A (ja) 2020-09-04 2021-09-01 吸煙量に基づく加熱プロファイルを有する喫煙装置

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20230320427A1 (ja)
EP (1) EP4208057A1 (ja)
JP (1) JP2023540239A (ja)
KR (1) KR20230061438A (ja)
CN (1) CN115955923A (ja)
AU (1) AU2021338509A1 (ja)
BR (1) BR112023003080A2 (ja)
CA (1) CA3191551A1 (ja)
IL (1) IL300944A (ja)
MX (1) MX2023002646A (ja)
WO (1) WO2022049158A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023222601A1 (en) * 2022-05-16 2023-11-23 Philip Morris Products S.A. Profile selection based on puff behaviour
CN114831356B (zh) * 2022-07-05 2022-11-01 深圳市恒尔创科技有限公司 基于移动终端的电子烟控制方法及相关设备
WO2024183049A1 (en) * 2023-03-09 2024-09-12 Philip Morris Products S.A. Control method of aerosol-generating device using histograms

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6802792B2 (ja) * 2014-12-05 2020-12-23 ジュール・ラブズ・インコーポレイテッドJuul Labs, Inc. 調整された投与量の制御
US20200187564A1 (en) * 2015-12-07 2020-06-18 Indose Inc Inhalation device for use with nicotine products with controlled shutoff
WO2019173923A1 (en) * 2018-03-14 2019-09-19 Canopy Growth Corporation Vape devices, including cartridges, tablets, sensors, and controls for vape devices, and methods for making and using the same
US11051558B2 (en) * 2019-01-29 2021-07-06 Xiangzheng Tu Unburned tobacco controller in true response to smoker's puff process

Also Published As

Publication number Publication date
CA3191551A1 (en) 2022-03-10
IL300944A (en) 2023-04-01
EP4208057A1 (en) 2023-07-12
MX2023002646A (es) 2023-03-21
BR112023003080A2 (pt) 2023-03-21
KR20230061438A (ko) 2023-05-08
AU2021338509A1 (en) 2023-04-06
CN115955923A (zh) 2023-04-11
US20230320427A1 (en) 2023-10-12
WO2022049158A1 (en) 2022-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2618436C2 (ru) Система генерирования аэрозоля с контролем потребления и обратной связью
JP7250750B2 (ja) 吸入挙動に基づくユーザー認識を備えた吸入装置
JP2023540239A (ja) 吸煙量に基づく加熱プロファイルを有する喫煙装置
KR102203851B1 (ko) 에어로졸 생성 장치 및 이를 제어하는 방법
JP2020099345A (ja) 電子喫煙物品用加熱制御構成、ならびに関連するシステムおよび方法
KR20230061439A (ko) 퍼프 빈도에 기초한 가열 프로파일을 갖는 흡연 장치
UA114306C2 (uk) Пристрій для утворення аерозолю з виявленням потоку повітря
CN113507851B (zh) 气溶胶生成装置及其操作方法
JP2023531734A (ja) 吸煙検出を有するエアロゾル発生装置および吸煙検出方法
US20220183386A1 (en) Vapor provision system and corresponding method
RU2793883C1 (ru) Устройство для генерирования аэрозоля и способ управления этим устройством
WO2023166150A1 (en) Smoking device with dynamic heating profile
UA114806C2 (uk) Система для утворення аерозолю з відстежуванням споживання та зворотним зв'язком
NZ624139B2 (en) Aerosol generating system with consumption monitoring and feedback

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240829