JP2023539689A - 運用、管理、及び保守oamパケット処理方法及びデバイス - Google Patents

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Abstract

この出願の複数の実施形態は、OAMパケット処理方法及びデバイスを開示する。その方法は、第1のネットワークデバイスが、OAMパケットを生成するステップであって、OAMパケットは、指示情報及び第1のネットワークデバイスの識別子を含み、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用される、ステップを含む。第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにそのOAMパケットを送信する。このように、OAMパケットを受信した後に、第2のネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットの中で搬送される第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを決定し、そして、OAMパケットから第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張することが可能であるとともに、ユーザの使用体験を改善することが可能である。

Description

[関連出願への相互参照]
この出願は、2020年9月3日付で中国国家知的財産管理局に出願された"運用、管理、及び保守OAMパケット処理方法及びデバイス"と題する中国特許出願第202010917057.3号に基づく優先権を主張し、その内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
この出願は、通信技術の分野に関し、特に、運用、管理、及び保守(英文: Operation, Administration, and Maintenance, 略称: OAM)パケット処理方法及びデバイスに関する。
マルチプロトコルラベルスイッチング転送プロファイル(英文: Multi Protocol Label Switching-Transport Profile, 略称: MPLS-TP)は、MPLSの厳密なサブセットである。転送ネットワークの要件に適応するために、MPLSのうちで転送ネットワークのシナリオに適用可能ではない一部の機能を除外し、MPLSパケットスイッチング及び転送ネットワーク機能を統合するコネクション型伝送技術を使用する。OAMは、主として、障害管理(英文: Fault Management)、性能モニタリング(英文: Performance Monitoring)、及び保護スイッチング(英文: Protection Switching)の3つの態様を含み、ネットワークの実行状況を反映することが可能であり、オペレータの最も重要なネットワーク管理手段である。MPLS-TP OAMメカニズムは、Y.1731規格を教訓にするとともに再利用し、主として、ラベルスイッチングされている経路(英文: Label Switched Path, 略称: LSP)層、擬似ワイヤ(英文: Pseudo Wire, 略称: PW)層、セクション(英文: Section, 略称: Sec)層、リング(英文: Ring)層におけるOAM 機能を含む。
現在、MPLS-TP OAMのIPモードにおいては、送信側ネットワークデバイス及び検出されるべき経路をそれぞれ識別するのに、既存のネットワークデバイス識別子及び既存の経路識別子を使用し、保守エンティティグループ(英文: Maintenance Entity Group, 略称: MEG)識別子及び保守エンティティグループエンドポイント(英文: Maintenance Entity Group End Point, 略称: MEP)識別子は、ネットワークデバイスにおいて追加的に構成する必要がなく、それによって、障害管理、性能モニタリング、及び保護スイッチングを実装することが可能であるため、構成コストを大幅に減少させるとともに、検出効率を改善する。したがって、MPLS-TP OAMは、多くの通信事業者に好まれている。
一方で、MPLS-TP OAMのIPモードは、インターネットプロトコルバージョン4(英文: Internet Protocol version 4, 略称: IPv4)にのみ適用可能であり、OAMパケットの中でネットワークデバイスの識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、IPv4に対応する32ビットのスペースのみである。IPv4からインターネットプロトコルバージョン6(英文: Internet Protocol version 6, 略称: IPv6)への進化に伴って、MPLS-TP OAMシナリオにおいてIPv6を適用可能ではないという問題を緊急に解決するために、IPv4及びIPv6に適用することが可能であるMPLS-TP OAMメカニズムを提供する。
このことに基づいて、この出願の複数の実施形態は、OAMパケット処理方法及びデバイスを提供して、MPLS-TP OAMの利点に基づいて適用の範囲を拡張し、それによって、IPv4及びIPv6が適用可能となり、MPLS-TP OAMメカニズムを改善し、オペレータにより良好な使用体験を提供する。
第1の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、MPLS-TPベースのOAMパケット処理方法を提供する。その方法は、第1のネットワークデバイスが、OAMパケットを生成するステップであって、前記OAMパケットは、指示情報及び前記第1のネットワークデバイスの識別子を含み、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用される、ステップを含んでもよい。例えば、指示情報は、具体的には、OAMパケットがIPv4ネットワークパケットであるか又はIPv6ネットワークパケットであるかを示すのに使用され、それによって、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにそのOAMパケットを送信する。このように、第1のネットワークデバイスが生成するOAMパケットの中の指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子がIPv4アドレスであるか又はIPv6アドレスであるかを示す。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、第1のネットワークデバイスのIPアドレスがIPv4アドレスであるということを示すときに、OAMパケットの中に含まれる第1のネットワークデバイスの識別子は、第1のネットワークデバイスのIPv4アドレスとなる。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、第1のネットワークデバイスのIPアドレスがIPv6アドレスであるということを示すときに、OAMパケットの中に含まれる第1のネットワークデバイスの識別子は、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスとなる。このように、OAMパケットを受信する受信側ネットワークデバイスが、指示情報に基づいて、OAMパケットの中で搬送される第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを決定し、そして、OAMパケットから第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることを保証することが可能である。したがって、ユーザは、MPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張することが可能であるとともに、ユーザの使用体験を改善することが可能である。
ある1つの例において、前記OAMパケットの中の前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用される。このことは、その方法がIPv6ネットワークに適用可能であるということを保証する。
他の例において、前記OAMパケットの中の前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン4 IPv4アドレスであるということを示すのに使用される。このことは、その方法がIPv4ネットワークに適用可能であるということを保証する。
複数の可能な実装のうちのいくつかにおいて、前記OAMパケットは、MEGタイプを示すのに使用されるタイプフィールドを含み、前記タイプフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、前記タイプフィールドの値が第1の値である場合に、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、前記タイプフィールドの値が第2の値である場合に、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
複数の他の可能な実装のうちのいくつかにおいて、前記OAMパケットは、予約されているフィールドを含み、前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットは、前記指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、前記予約されているフィールドの中の前記少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、前記予約されているフィールドの中の前記少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
第2の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、MPLS-TPベースのOAMパケット処理方法を提供する。その方法は、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスにOAMパケットを送信した後に、前記第2のネットワークデバイスが、前記第1のネットワークデバイスが送信する前記OAMパケットを受信するステップであって、前記OAMパケットは、指示情報及び前記第1のネットワークデバイスの識別子を含み、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子のタイプを示すのに使用され、具体的には、前記OAMパケットがIPv4ネットワークパケットであるか又はIPv6ネットワークパケットであるかを示すのに使用され、それによって、前記第2のネットワークデバイスは、前記指示情報に基づいて、前記OAMパケットの中の前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を読み取ることが可能である。このように、第2のネットワークデバイスが受信するOAMパケットは、指示情報を含み、その指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用される、すなわち、第1のネットワークデバイスの識別子がIPv4アドレスであるか又はIPv6アドレスであるかを示すのに使用される。このように、第2のネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットの中で搬送される第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを決定し、そして、OAMパケットから第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、MPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張することが可能であるとともに、ユーザの使用体験を改善することが可能である。
ある1つの例において、前記OAMパケットの中の前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用されてもよい。この場合には、例えば、S1002は、前記第2のネットワークデバイスが、前記OAMパケットから前記第1のネットワークデバイスの前記IPv6アドレスを読み取るステップを含んでもよい。このことは、その方法がIPv6ネットワークに適用可能であるということを保証する。
他の例において、前記OAMパケットの中の前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用される。この場合には、例えば、S1002は、前記第2のネットワークデバイスが、前記OAMパケットから前記第1のネットワークデバイスの前記IPv4アドレスを読み取るステップを含んでもよい。このことは、その方法がIPv4ネットワークに適用可能であるということを保証する。
複数の可能な実装のうちのいくつかにおいて、前記OAMパケットは、MEGタイプを示すのに使用されるタイプフィールドを含み、前記タイプフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、前記タイプフィールドの値が第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、前記タイプフィールドの値が第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
複数の他の可能な実装のうちのいくつかにおいては、前記OAMパケットは、予約されているフィールドを含み、前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットは、前記指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、前記予約されているフィールドの中の前記少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、前記予約されているフィールドの中の前記少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
第3の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、MPLS-TPベースのOAMパケット処理方法を提供する。その方法は、IPv6ネットワークに適用可能である。例えば、その方法は、第1のネットワークデバイスが、OAMパケットを生成するステップであって、前記OAMパケットは、前記第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを含む。前記第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに前記OAMパケットを送信する。このことは、OAMパケットを受信した後に、第2ネットワークデバイスが、OAMパケットから第1ネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能であるということを保証する。したがって、ユーザは、IPモードにおいてMPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であるとともに、また、IPv6ネットワークシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、ユーザの使用体験を改善することが可能である。
第4の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、MPLS-TPベースのOAMパケット処理方法を提供する。その方法は、IPv6ネットワークに適用可能である。例えば、その方法は、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスが送信するOAMパケットを受信するステップであって、前記OAMパケットは、前記第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを含む。前記第2のネットワークデバイスは、前記OAMパケットから前記第1のネットワークデバイスの前記IPv6アドレスを読み取る。このように、第2のネットワークデバイスが受信するOAMパケットは、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを含み、それによって、第2のネットワークデバイスは、OAMパケットから第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、IPモードにおいてMPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であるとともに、また、IPv6ネットワークシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、ユーザの使用体験を改善することが可能である。
第3の態様及び第4の態様によって提供される方法において、OAMパケットは、指示情報をさらに含んでもよく、その指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用され、具体的には、OAMパケットがIPv4ネットワークパケットであるか又はIPv6ネットワークパケットであるかを示すのに使用される。OAMパケットの中で指示情報を搬送する方式については、第1の態様又は第2の態様における指示情報の関連する説明を参照するべきである。
第1の態様から第4の態様までによって提供される方法において、OAMパケットは、第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含んでもよいということに留意するべきである。経路の識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子であってもよい。具体的には、OAMパケットの中で経路の識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、第1のネットワークデバイスの識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接していてもよい。このように、受信機は、経路の識別子及び第1のネットワークデバイスの識別子に基づいて、OAM検出を正確に完了することが可能である。
第1の態様から第4の態様によって提供される方法において、OAMパケットは、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットであってもよいということに留意するべきである。代替的に、OAMパケットは、MPLS-TP OAMの他のモードに対応するパケットであってもよい。ある1つの例として、MPLS-TP OAMのICCモードを使用する。ICCモードに対応するOAMパケットの中の指示情報は、また、第1のネットワークデバイスの識別子(すなわち、MEP ID)のタイプを示すのに使用されてもよく、具体的には、OAMパケットがIPv4ネットワークパケットであるか又はIPv6ネットワークパケットであるかを示すのに使用される。具体的にいうと、この出願のこの実施形態の中で言及されているOAMパケットに対応するモードは、この出願のこの実施形態においては特に限定されない。
第5の態様によれば、この出願は、さらに、第1の通信装置を提供し、その第1の通信装置は、トランシーバーユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバーユニットは、第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第3の態様又は第3の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における受信操作及び送信操作を実行するように構成される。処理ユニットは、第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第3の態様又は第3の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における受信操作及び送信操作以外の操作を実行するように構成される。例えば、第1の通信装置が第1の態様にしたがった方法を実行するときに、トランシーバーユニットは、第2のネットワークデバイスにOAMパケットを送信するように構成され、処理ユニットは、OAMパケットを生成するように構成される。
第6の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第2の通信装置を提供する。第2の通信装置は、トランシーバーユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバーユニットは、第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第4の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における受信操作及び送信操作を実行するように構成される。処理ユニットは、第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第4の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における受信操作及び送信操作以外の操作を実行するように構成される。例えば、第2の通信装置が第2の態様にしたがった方法を実行するときに、トランシーバーユニットは、第1のネットワークデバイスが送信するOAMパケットを受信するように構成され、処理ユニットは、指示情報に基づいて、OAMパケットの中の第1のネットワークデバイスの識別子を読み取るように構成される。
第7の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第1の通信装置を提供し、その第1の通信装置は、第1の通信インターフェイス及びプロセッサを含む。第1の通信インターフェイスは、第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第3の態様又は第3の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における送信操作を実行するように構成される。プロセッサは、第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第3の態様又は第3の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における受信操作及び送信操作以外の操作を実行するように構成される。第1の通信装置は、第2の通信インターフェイスをさらに含んでもよく、第2の通信インターフェイスは、第1のネットワークデバイスの受信操作を実行するように構成される。
第8の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第2の通信装置を提供し、その第2の通信装置は、第1の通信インターフェイス及びプロセッサを含む。第1の通信インターフェイスは、第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第4の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における受信操作を実行するように構成される。プロセッサは、第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第4の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法における受信操作及び送信操作以外の操作を実行するように構成される。第2の通信装置は、さらに、第2の通信インターフェイスを含んでもよく、第2の通信インターフェイスは、第2のネットワークデバイスの送信操作を実行するように構成される。
第9の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第1の通信装置を提供する。第1の通信装置は、メモリ及びプロセッサを含む。メモリは、コンピュータ読み取り可能な命令を含み、メモリと通信するプロセッサは、それらのコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成され、それによって、第1の通信装置は、第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第3の態様又は第3の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法を実行するように構成される。
第10の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第2の通信装置を提供し、その第2の通信装置は、メモリ及びプロセッサを含む。メモリは、コンピュータ読み取り可能な命令を含み、メモリと通信するプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成され、それによって、第2の通信装置は、第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つ、或いは、第4の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法を実行するように構成される。
第11の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を格納し、それらの命令がコンピュータによって実行されるときに、そのコンピュータが、第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法、第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法、第3の態様又は第3の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法、或いは、第4の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法を実行することを可能とする。
第12の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータプログラム製品を提供し、そのコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な命令を含む。コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な命令がコンピュータによって実行されるときに、そのコンピュータが、第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法、第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法、第3の態様又は第3の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法、或いは、第4の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった方法を実行することを可能とする。
第13の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、さらに、通信システムを提供する。その通信システムは、第5の態様、第7の態様、又は第9の態様にしたがった第1の通信装置、及び、第6の態様、第8の態様、又は第10の態様にしたがった第2の通信装置を含む。
上記の複数の実施形態における通信装置は、上記の方法を実行するように構成されるネットワークデバイスであってもよく、上記の方法を実行するように構成される回路基板、ラインカード、又はチップ等であってもよいということに留意するべきである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったICCモードにおけるOAM PDUのフォーマットの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがったIPモードにおけるOAM PDUのフォーマットの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがったIPv4モードにおけるOAM PDUのフォーマットの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがったIPv6モードにおけるOAM PDUのフォーマットの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法100のシグナリングフローチャートである。 タイプフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってLSP IPv6モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 タイプフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってPW IPv4モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 タイプフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってSection IPv4モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 タイプフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってSection IPv6モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 タイプフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってRing IPv4モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 タイプフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってRing IPv6モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 LSPシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv4モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 LSPシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv6モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 PWシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv4モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 PWシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv6モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 セクションシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv4モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 セクションシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv6モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 リングシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv4モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 リングシナリオにおける予約されているフィールドがこの出願のある1つの実施形態にしたがってIPv6モードにおけるOAM PDUを示す概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった図2bにおけるシナリオに対応する他のOAM PDUの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法200のシグナリングフローチャートである。 この出願のある1つの実施形態にしたがった図4aにおけるシナリオに対応する他のOAM PDUの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった図4aにおけるシナリオに対応するさらに別のOAM PDUの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった図4aにおけるシナリオに対応するさらに別のOAM PDUの概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法300の概略的なフローチャートである。 この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法400の概略的なフローチャートである。 この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法500の概略的なフローチャートである。 この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法600の概略的なフローチャートである。 この出願のある1つの実施形態にしたがった第1の通信装置1300の構成の概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった第2の通信装置1400の構成の概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった第1の通信装置1500の構成の概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった第2の通信装置1600の構成の概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった第1の通信装置1700の構成の概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった第2の通信装置1800の構成の概略的な図である。 この出願のある1つの実施形態にしたがった通信システム1900の構成の概略的な図である。
以下の記載は、複数の添付の図面を参照して、この出願の複数の実施形態の複数の技術的解決方法を説明する。この出願の複数の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、この出願の複数の実施形態における技術的解決方法をより明確に説明することを意図しており、この出願の複数の実施形態によって提供されるそれらの複数の技術的解決方法に対する限定を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化及び新たなサービスシナリオの出現に伴って、この出願の複数の実施形態によって提供されるそれらの複数の技術的解決方法は、また、同様の技術的な問題に適用可能であるということを知ることが可能である。
この出願における"1"、"2"、"3"、"第1の"、"第2の"、及び"第3の"等の序数は、複数の対象を判別するのに使用され、複数の対象の順序を限定することを意図してはいない。
この出願において言及されている"A及び/又はB"は、Aのみが含まれている場合、Bのみが含まれている場合、又はA及びBの双方が含まれている場合の3つの場合を含むということを理解するべきである。
オペレータネットワークの実際の要件に基づいて、ネットワークの管理作業は、通常は、運用(英文: Operation)、管理(英文: Administration)、及び保守(英文: Maintenance)の3つのカテゴリ、すなわち、略して、OAMを含む。MPLS-TP OAMは、MPLS-TPにおいて定義されているOAMメカニズムである。MPLS-TP OAMは、MPLS OAM機能との間で互換性があり、対応して、転送ネットワークの特性のために拡張される。したがって、MPLS-TP OAMは、通信事業者に広く関係している。
現在、国際電気通信連合キャリアコード(英文: International Telecommunication Union Carrier Code, 略称: ICC)モード及びインターネットプロトコル(英文: Internet Protocol, 略称: IP)モードのMPLS-TP OAMの2つのモードが存在する。ICCモードは、Y.1731において定義されているモードである。ICCモードにおいては、ネットワークデバイスにおいて、保守エンティティグループエンドポイント識別子(英文: Maintenance Entity Group End Point Identifier, 略称: MEP ID)及び保守エンティティグループ識別子(英文: Maintenance Entity Group Identifier, 略称: MEG ID)を構成する必要があり、OAMパケットの中でMEP ID及びMEG IDを搬送して、ネットワークを管理する。IPモードにおいては、ネットワークデバイスにおいてMEP ID及びMEG IDを追加的に構成する必要はなく、OAMパケットの中で、ネットワークデバイスの識別子及び経路の識別子を搬送して、ネットワークを管理する。
OAMパケットは、例えば、連続性検査メッセージ(英文: Continuity Check Message, 略称: CCM)、損失測定メッセージ(英文: Loss Measurement Message, 略称: LMM)、及び損失測定回答(英文: Loss Measurement Reply, 略称: LMR)パケットを含んでもよい。
ある1つの例として、MPLS-TP OAMのCCMを使用する。図1aに、ICCモードにおけるCCMのプロトコルデータユニット(英文: Protocol Data Unit, 略称: PDU)のフォーマットを示す。CCM PDUは、MEGレベル(英文: Maintenance Entity Group Level, 略称: MEL)フィールド、バージョン(英文: Version)フィールド、操作コード(英文: Operation Code, 略称: OpCode)フィールド、リモート欠陥指示(英文: Remote Defect Indication, 略称: RDI)フィールド、予約されている(英文: Reserved)フィールド、期間(英文: Period)フィールド、タイプ長さ値(英文: Type Length Value, 略称: TLV)オフセット(英文: Offset)フィールド、順序番号(英文: Sequence Number)フィールド、MEP IDフィールド、(また、MAIDと称される)MEG IDフィールド、ローカルエンドTxFCfフィールドにおいて送信されるデータフレームの計数、ローカルエンドRxFCbフィールドにおいて受信されるデータフレームの計数、ピアエンドTxFCbフィールドにおいて送信されるデータフレームの計数、予約されているフィールド、及び、エンドTLV(英文: End TLV)フィールドを含む。MELフィールドの値は、CCM PDUのレベルを識別するのに使用され、0乃至7の範囲の整数である。バージョンフィールドの値は、使用されているプロトコルバージョンを識別するのに使用される。MPLS-TP OAMの場合には、適用可能なプロトコルバージョンは、Y.1731であり、プロトコルバージョンに対応するバージョンフィールドの値は、0となる。OpCodeフィールドの値は、OAM PDUのタイプを識別するのに使用され、OAM PDUのタイプに基づいてOAM PDUの内容を識別する。CCMの場合には、OpCodeの値は、1となる。RDIフィールドの値は、送信端MEPが障害を検出するか否かを識別するのに使用される。RDIフィールドの値が1であるときに、その値は、送信端MEPが障害を検出しているということを示す。RDIフィールドの値が0であるときに、その値は、送信端MEPが障害を検出していないということを示す。期間フィールドの値は、CCMを送信する期間を識別するのに使用される。例えば、期間フィールドの値が1であるときに、その値は、CCMを送信する期間が3.33ミリ秒である(すなわち、CCMの300個のフレームが秒ごとに送信される)ということを示す。ピリオドフィールドの値が2であるときに、その値は、CCMを送信する期間が10ミリ秒である(すなわち、CCMの100個のフレームが秒ごとに送信される)ということを示す。TLVオフセットフィールドの値は、TLVオフセットフィールドに対するOAM PDUの中の第1のTLVのオフセットを示すのに使用され、特定の値は、OAM PDUのタイプに関連する。例えば、TLV Offset=0であるときに、その値は、第1のTLVがTLV オフセットフィールドの後に続くということを示し、CCMの中のTLV オフセットフィールドの値は、0×46である。順序番号フィールドの値は、順序番号を識別するのに使用される。MPLS-TP OAMの場合には、順序番号フィールドの値は、0となる。MEP IDフィールドの長さは、16ビットであり、MEP IDフィールドの値は、MEG IDフィールドの中で、CCMフレームを送信するMEPを一意に識別するのに使用され、通常は、最下位13ビットに設定される。MEP IDフィールドの長さは、384ビットであり、MEG IDフィールドの値は、CCMフレームを送信するMEPが属するMEGを地球的規模で且つ一意に識別するのに使用される。TxFCfフィールドの値は、CCMフレームの伝送の際にキャリアMEPがピアMEPに送信する超過しないデータフレームカウンタの計数値を示すのに使用される。RxFCbフィールドの値は、CCMフレームの伝送の際に、ピアMEPが受信する超過しないデータフレームカウンタの計数値を示すのに使用される。デュアルエンドの性能統計が実行されないときに、RxFCbフィールドの値は0となる。TxFCbフィールドの値は、CCMフレームの伝送の際に、ピアMEPが送信する超過しないデータフレームカウンタの計数値を示すのに使用される。デュアルエンドの性能統計が実行されないときに、TxFCfフィールド、RxFCbフィールド、及びTxFCbフィールドの値は、すべて0となる。終端TLVフィールドの値は、CCM PDUの中に含まれる全0バイトの数を識別するのに使用される。
図1bに、IPモードにおけるCCM PDUのフォーマットが示されている。CCM PDUは、MELフィールド、バージョンフィールド、OpCodeフィールド、RDIフィールド、予約されているフィールド、期間フィールド、TLVオフセットフィールド、順序番号フィールド、タイプフィールド、予約されている/PWタイプフィールド、ネットワークデバイス識別子フィールド、経路識別子フィールド、予約されているフィールド、TxFCfフィールド、RxFCbフィールド、TxFCbフィールド、予約されているフィールド、及び終端TLVフィールドを含む。MELフィールド、バージョンフィールド、OpCodeフィールド、RDIフィールド、期間フィールド、TLVオフセットフィールド、順序番号フィールド、TxFCfフィールド、RxFCbフィールド、TxFCbフィールド、及び終端TLVフィールドの関連する説明については、図1aの中の説明を参照するべきである。タイプフィールドの値は、CCMが検出する経路のタイプを示すのに使用される。例えば、タイプフィールドの値が1である場合に、その値は、CCMがラベルスイッチングされている経路(英文: Label Switched Path, 略称: LSP)を検出しているということを示す。予約されている/PWタイプフィールドの値は、サービスタイプを示すのに使用される。例えば、予約されている/PWタイプフィールドの値が0×0000であるときに、予約されている/PWタイプフィールドの値は、タイプフィールドの値が示す経路タイプを示すのに使用される。例えば、Type=1であり、且つ、Reserved/PW Type=0×0000である場合に、その値は、CCMがLSPを検出しているということを示す。予約されている/PWタイプフィールドの値が0×0002乃至0×001B、0×1001、及び0x1002であるときに、それらの値は、それぞれ、異なる擬似ワイヤ(英文: Pseudo Wire, 略称: PW)のサービスタイプを示すのに使用される。ネットワークデバイス識別子フィールドの値は、CCMを送信するネットワークデバイスを一意に識別するのに使用される。例えば、ネットワークデバイスがラベルスイッチングルータ(英文: Label Switching Router, 略称: LSR)であると仮定すると、ネットワークデバイス識別子フィールドの値は、LSR IDであってもよい。経路識別子フィールドの値は、検出されるべき経路を一意に識別するのに使用される。例えば、ネットワークデバイスがLSRであると仮定すると、経路識別子フィールドの値は、具体的には、LSRが位置しているトンネルの識別子であってもよい。
MPLS-TP OAM操作は、保守エンティティ(英文: Maintenance Entity, 略称: ME)に基づいて実行されるということに留意するべきである。ある1つのMEは、経路の2つのエンドポイント、すなわち、MEP及び中間MEG中間点(英文: Maintenance Entity Group Intermediate Point, 略称: MIP)の対であると理解されてもよい。ある1つのOAM機能は、主として、それらの2つのMEPの間で実行される。同じ伝送経路に属する1つ又は複数のMEは、1つのMEGを形成する。MEPは、OAMパケットを開始し及び終了する機能を有し、障害管理及び性能モニタリングを実行することが可能である。MIPは、MEGの中間点であり、OAMパケットを転送することが可能であり、OAMパケットの一部に応答するすることが可能であるが、OAMパケットを開始することはできない。
ICCモードにおいて、送信側ネットワークデバイス及びOAM検出の伝送経路を一意に識別するために、MEP ID及びMEG IDは、ネットワークデバイスにおいて構成され、MEP ID及びMEG IDは、OAMパケットの中で搬送される。このように、ネットワークにおいて大きな数のネットワークデバイスが存在する場合に、大きな数の構成を実行する必要がある。加えて、OAM検出の有効性を保証するために、さらに、大きな数のネットワークデバイスに対して反復してMEP ID及びMEG IDを構成することを回避する必要があり、このことは、ユーザにとって簡単でもなく便利でもない。IPモードにおいて、ネットワークデバイスに関する既知の情報、すなわち、ネットワークデバイスの識別子及び経路の識別子は、OAMパケットの中のMEP ID及びMEG IDの機能を置換するのに使用される、すなわち、送信側ネットワークデバイス及びOAM検出の伝送経路を一意に識別するのに使用される。したがって、MPLS-TP OAMのIPモードにおいては、ネットワークデバイスにおいてMEP ID及びMEG IDを構成する必要はなく、それによって、ユーザの構成作業負荷を減少させることが可能であり、反復される構成を考慮する必要はない。したがって、IPモードは、有意な利点を有し、ユーザによって好まれる。
現在、図1bにおいて、MPLS-TP OAMのIPモードにおけるOAMパケットが示されている。ネットワークデバイス識別子フィールドの長さは、32ビットであり、そのフィールドは、インターネットプロトコルバージョン4(英文: Internet Protocol version 4, 略称: IPv4)シナリオにおけるネットワークデバイスのIPアドレスの搬送にのみ適用可能であり、インターネットプロトコルバージョン6(英文: Internet Protocol version 6, 略称: IPv6)シナリオにおけるネットワークデバイスの128ビットIPアドレスの搬送には適用可能ではない。したがって、MPLS-TP OAMのIPモードは、IPv6ネットワーク及びIPv4からIPv6へ円滑に進化するネットワークの要件を満たすことが可能でない。
このことに基づいて、この出願のある1つの実施形態は、OAMパケット処理方法を提供する。送信側ネットワークデバイスが生成するOAMパケットは、指示情報を含み、その指示情報は、送信側ネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用される、すなわち、送信側ネットワークデバイスの識別子がIPv4アドレスであるか又はIPv6アドレスであるかを示すのに使用される。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、送信側ネットワークデバイスのIPアドレスがIPv4アドレスであるということを示しているときに、OAMパケットの中に含まれる第1のネットワークデバイスの識別子は、第1のネットワークデバイスのIPv4アドレスである。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、送信側ネットワークデバイスのIPアドレスがIPv6アドレスであるということを示しているときに、OAMパケットの中に含まれる第1のネットワークデバイスの識別子は、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスとなる。このように、OAMパケットを受信する第2のネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットの中で搬送される送信側ネットワークデバイスの識別子のタイプを決定し、そして、OAMパケットから送信側ネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、 MPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオにおいて、MPLS-TP OAMを実装して、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張することが可能であるとともに、ユーザの使用体験を改善することが可能である。
この出願のこの実施形態におけるOAMパケットは、MPLS-TP OAMのいずれかのモードに対応するパケットであってもよいということに留意するべきである。例えば、OAMパケットがMPLS-TP OAMのICCモードに対応するパケットである場合に、OAMパケットの中の指示情報は、また、第1のネットワークデバイスの識別子(すなわち、MEP ID)のタイプを示すのに使用されてもよく、具体的には、OAMパケットがIPv4ネットワークパケットであるか又はIPv6ネットワークパケットであるかを示すのに使用される。MPLS-TP OAMのIP モードにおいては、ネットワークデバイスにおいて、MEP ID及びMEG IDを構成する必要はなく、それによって、構成リソースを節約することを可能とする。したがって、IPモードは、より良好なユーザ体験を提供する。このことに基づいて、この出願のこの実施形態において、関連する説明のために、ある1つの例として、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するOAMパケットを使用する。
例えば、ある1つの例として、さらに、CCMを使用する。この出願のこの実施形態において、タイプフィールドの値は、CCMが検出するMEGタイプ及び適用可能なIPネットワークを示すように構成される。例えば、タイプフィールドの値1乃至4は、CCMが、LSPタイプ、PWタイプ、セクション(英文: Section)タイプ、及び、リング(英文: Ring)タイプのMEGを検出し、そのCCMがIPv4ネットワークに適用可能であるということをそれぞれ示し、タイプフィールドの値5乃至8は、CCMがLSPタイプ、PWタイプ、セクションタイプ、及び、リングタイプのMEGを検出し、そのCCMがIPv6ネットワークに適用可能であるということを示す。
ある1つの例において、図2aにおいて、IPv4ネットワークの中のネットワークデバイスが生成するCCMの中のCCM PDUのフォーマットが示されている。MELフィールド、バージョンフィールド、OpCodeフィールド、RDIフィールド、予約されているフィールド、期間フィールド、TLVオフセットフィールド、順序番号フィールド、TxFCfフィールド、RxFCbフィールド、TxFCbフィールド、予約されているフィールド、及び終端TLVフィールドに加えて、CCM PDUは、タイプフィールド、予約されているフィールド、ネットワークデバイス識別子フィールド、経路識別子フィールド、及び予約されているフィールドをさらに含む。タイプフィールドの値が1である場合に、その値は、CCMがLSPタイプのMEGを検出し、そのCCMがIPv4ネットワークに適用可能であるということを示す。ネットワークデバイス識別子フィールドの値は、LSR IDであり、LSR IDは、具体的には、LSRの32ビットIPv4アドレスであってもよい。経路識別子フィールドの値は、LSRが位置しているトンネル(英文: Tunnel)の識別子である。
他の例において、IPv6ネットワークの中でネットワークデバイスが生成するCCMにおけるCCM PDUのフォーマットは、図2bに示されている。CCM PDUにおいては、タイプフィールドの値が6である場合に、その値は、CCMがPWタイプのMEGを検出し、IPv6ネットワークに適用可能であること、ネットワークデバイス識別子フィールドの値がLSR IDであり、LSR IDが、具体的には、LSRの128ビットIPv6アドレスであってもよいこと、及び、経路識別子フィールドの値がPWの仮想チャネル(英文: Virtual Channel, 略称: VC)の識別子であるということを示す。
このように、受信側ネットワークデバイスは、受信したOAMパケットの中の指示情報に基づいて送信側ネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能であり、OAM機能を効果的に実装することが可能である。
この出願のこの実施形態におけるネットワークデバイスは、例えば、OAM機能を実装することが可能であるパケット転送ネットワーク(英文: Packet Transport Network, 略称: PTN)デバイス、スイッチ、又はルータであってもよいいずれかのネットワークデバイスであるということに留意するべきである。このことは、この出願のこの実施形態においては特に限定されない。
シナリオは、この出願の複数の実施形態によって提供されるシナリオの例であるにすぎないが、この出願の複数の実施形態は、そのシナリオには限定されないということを理解することが可能である。
複数の添付の図面を参照して、以下の記載は、複数の実施形態を使用することによって、この出願の複数の実施形態におけるOAMパケット処理方法の具体的な実装を詳細に説明する。
この出願のある1つの実施形態は、OAMパケット処理方法100を提供する。ある1つの例として、MPLS-TP OAMのIPモードを使用する。その方法100は、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及びIPv4及びIPv6の双方を含むネットワークに適用可能である。図3は、この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法100の概略的なフローチャートである。図3を参照するべきである。その方法100は、例えば、以下のステップを含んでもよい。
S301: ネットワークデバイス1は、OAMパケットを生成し、OAMパケットは、指示情報及びネットワークデバイス1の識別子1を含み、指示情報は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプを示すのに使用される。
ネットワークデバイス1は、MEGの中でOAMパケットを開始するMEPであり、MEGの中でOAMパケットを受信し及び終了するMEPは、ネットワークデバイス2である。OAMパケットは、具体的には、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットである。
OAMパケットは、ネットワークデバイス1の識別子1及び経路識別子1を含み、それらのネットワークデバイス1の識別子1及び経路識別子1は、それぞれ、OAM検出を開始するネットワークデバイスがネットワークデバイス1であるということ及びOAM検出の経路が経路1であるということをネットワークデバイス2に通知するのに使用され、その結果、OAMパケットに基づいて有効なOAM検出を実装することが可能であるということを保証する。例えば、ネットワークデバイス1はLSRである。ネットワークデバイス1の識別子1は、LSR IDであってもよく、LSR IDは、LSRを一意に識別するのに使用される。LSR IDは、例えば、LSRのIPアドレスであってもよい。LSRがIPv4ネットワークに属している場合には、LSR IDは、LSRのIPv4アドレスである。LSRがIPv6ネットワークに属している場合には、LSR IDは、LSRのIPv6アドレスである。
ネットワークデバイス1の識別子1がIPv4アドレスである場合に、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するのに使用されるフィールドは、OAMパケットの中の少なくとも32ビットの空間を占有し、又は、ネットワークデバイス1の識別子1がIPv6アドレスである場合に、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するのに使用されるフィールドは、OAMパケットの中の少なくとも128ビットの空間を占有し、その結果、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張し、それによって、OAM機能は、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオに適用可能となる。受信側ネットワークデバイスがネットワークデバイス1の識別子1を効果的に取得することを可能とするために、OAMパケットは、また、指示情報を搬送する。その指示情報は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプを示すのに使用される、すなわち、その指示情報は、OAMパケットがIPv4ネットワークパケットであるか又はIPv6ネットワークパケットであるかを示すのに使用されてもよく、或いは、その指示情報は、ネットワークデバイス1の識別子1がIPv6アドレスであるかIPv4アドレスであるかを示してもよい。このように、受信側ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットからネットワークデバイス1の識別子1を正確に取得して、有効なOAM検出を実装することを可能とする。
ある1つの例において、タイプフィールドの中で指示情報を搬送してもよく、そのタイプフィールドは、さらに、MEGのタイプを示すのに使用される。例えば、タイプフィールドの値が1である場合には、その値は、OAMがLSPタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv4アドレスであるということを示し、タイプフィールドの値が2である場合には、その値は、OAMがPWタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv4アドレスであるということを示し、タイプフィールドの値が3である場合には、その値は、OAMがセクションタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv4アドレスであるということを示し、タイプフィールドの値が4である場合には、その値は、OAMがリングタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv4アドレスであるということを示し、タイプフィールドの値が5である場合には、その値は、OAMがLSPタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv6アドレスであるということを示し、タイプフィールドの値が6である場合には、その値は、OAMがPWタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv6アドレスであるということを示し、タイプフィールドの値が7である場合には、その値は、OAMがセクションタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv6アドレスであるということを示し、或いは、タイプフィールドの値が8である場合には、その値は、OAMがリングタイプのMEGを検出し、且つ、OAM検出を開始するネットワークデバイス1の識別子1がIPv6アドレスであるということを示す。このことに基づいて、タイプフィールドの値が1乃至4のうちのいずれかの値であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示し、タイプフィールドの値が5乃至8のうちのいずれかの値であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示してもよい。
他の例において、指示情報は、代替的に、予約されているフィールドの中で搬送されてもよい。例えば、予約されているフィールドの中の少なくとも1つの占有されていないビットが、指示情報を搬送するのに使用される。予約されているフィールドは、(0番目のビットから15番目のビットの)16ビットの空間であり、現在、8番目のビット及び12番目のビットがPWのサービスタイプを表すように占有されているということに留意するべきである。このことに基づいて、指示情報は、具体的には、8番目のビット、9番目のビット、10番目のビット、11番目のビット、13番目のビット、14番目のビット、及び15番目のビットのうちの少なくとも1つであってもよい。少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示し、又は、少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。この場合には、例えば、予約されているフィールドの中の8番目のビットは指示情報を搬送する。第1の値は0であり、第2の値は1である。この場合には、予約されているフィールドの8番目のビットの値が0である場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示し、予約されているフィールドの8番目のビットの値が1である場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。他の場合には、例えば、予約されているフィールドの8番目のビット及び9番目のビットは、指示情報を搬送する。第1の値は00であり、第2の値は11である。この場合には、予約されているフィールドの8番目のビット及び9番目のビットの値が00であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示し、又は、予約されているフィールドの8番目のビット及び9番目のビットの値が11であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。さらに別の場合には、例えば、予約されているフィールドの8番目のビットから11番目のビットまでは、指示情報を搬送する。第1の値は0であり、第2の値は1である。この場合には、予約されているフィールドの8番目のビットから11番目のビットが0000(0の値)であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示し、又は、予約されているフィールドの8番目のビットから11番目のビットが0001(1の値)であるときに、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。
タイプフィールドが指示情報を搬送する場合に、CCMの中で検出される経路タイプがLSPタイプ、セクションタイプ、PWタイプ、又は、リングタイプであるある1つの例を使用することによって、OAM PDUのフォーマットを説明する。
検出される経路タイプがLSPタイプであるときに、ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUの詳細については、図2aを参照する。Type field=1である場合に、その値は、OAMがLSPタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1の(図の中でLSR IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1の32ビットのIPv4アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でLSP IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置するトンネルの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1が、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合に、OAM PDUに関する詳細については、図4aを参照する。Type field=5である場合に、その値は、OAMがLSPタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、ネットワークデバイス1の128ビットのIPv6アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でLSP IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置するトンネルの識別子に等しい。
検出される経路タイプがPWタイプであるときに、ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図4bを参照する。Type field=2である場合に、その値は、OAMがPWタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1の(図の中でLSR IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1の32ビットのIPv4アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中ではPW VC IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置するPW VCの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1が、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図2bを参照する。Type field=6である場合には、その値は、OAMがPWタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、ネットワークデバイス1の128ビットIPv6アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中ではPW VC IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置するPW VCの識別子に等しい。予約されているフィールドの8番目のビット及び12番目のビットは、PW VCのタイプを示す(すなわち、PWのサービスタイプを示す)ように占有される。このシナリオにおいては、予約されているフィールドは、また、PW VCタイプフィールドと称される。
検出される経路タイプがセクションタイプであるときに、ネットワークデバイス1の識別子1が、ネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図4cを参照する。Type field=3である場合には、その値は、OAMがセクションタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1の(図の中でLSR IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1の32ビットのIPv4アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でセクションIDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が属するセクションの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合には、OAM PDUの詳細については、図4dを参照する。Type field=7である場合には、その値は、OAMがセクションタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、ネットワークデバイス1の128ビットのIPv6アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でセクションIDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が属するセクションの識別子に等しい。
検出される経路タイプがリングタイプであるときに、ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図4eを参照する。Type field=4である場合には、その値は、OAMがリングタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1は、ネットワークデバイス1の(図の中でリングノードIDとして表される)識別子1及びリングの方向によって表される、すなわち、OAM PDUは、8ビットの方向(英文: Direction)フィールド及び8ビットのリングノードIDフィールドを含む。経路識別子1の(図の中でリングIDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が属するリングの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1が、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合には、OAM PDUの詳細については、図4fを参照する。Type field=8である場合には、その値は、OAMがリングタイプのMEGを検出し、且つ、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、方向フィールド及びリングノードIDフィールドによって表される。経路識別子1の(図の中でリングIDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が属するリングの識別子に等しい。
予約されているフィールドが指示情報を搬送する場合に、その予約されているフィールドの8番目のビットが、指示情報を搬送するのに使用されるということを仮定する。CCMで検出される経路タイプがLSPタイプ、セクションタイプ、PWタイプ、及びリングタイプである例を使用することによって、OAM PDUのフォーマットを説明する。
検出される経路タイプがLSPであるときに、Type field=1である場合には、その値は、OAMがLSPタイプのMEGを検出しているということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図5aを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが0に等しい場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1の(図の中でLSR IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1の32ビットのIPv4アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でLSP IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置するトンネルの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図5bを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが1に等しい場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、ネットワークデバイス1の128ビットのIPv6アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でLSP IDとして表される)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置するトンネルの識別子に等しい。
検出される経路タイプがPWタイプであるときに、Type field=2である場合には、その値は、OAMがPWタイプのMEGを検出しているということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUの詳細については、図5cを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが0に等しい場合に、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1の(図の中でLSR IDとして表されている)フィールドは、ネットワークデバイス1の32ビットのIPv4アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中ではPW VC IDとして表されている)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置しているPW VCの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図5dを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが1に等しい場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、ネットワークデバイス1の128ビットのIPv6アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中ではPW VC IDとして表されている)フィールドは、ネットワークデバイス1が位置しているPW VCの識別子に等しい。予約されているフィールドの8番目のビット及び12番目のビットは、PW VCのタイプを示す(すなわち、PWのサービスタイプを示す)ように占有される。このシナリオにおいては、予約されているフィールドは、また、PW VCタイプフィールドと称される。
検出される経路タイプがセクションタイプであるときに、Type field=3である場合には、その値は、OAMがセクションタイプのMEGを検出しているということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図5eを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが0に等しい場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1の(図の中でLSR IDとして表されている)フィールドは、ネットワークデバイス1の32ビットのIPv4アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でセクションIDとして表されている)フィールドは、ネットワークデバイス1が属するセクションの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1が、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図5fを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが1に等しい場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、ネットワークデバイス1の128ビットのIPv6アドレスに等しい。経路識別子1の(図の中でセクションIDとして表されている)フィールドは、ネットワークデバイス1が属するセクションの識別子に等しい。
検出される経路タイプがリングタイプであるときに、Type field=4である場合には、その値は、OAMがリングタイプのMEGを検出しているということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1がネットワークデバイス1のIPv4アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図5gを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが0である場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示す。ネットワークデバイス1の識別子1は、方向フィールド及びリングノードIDフィールドによって表される。経路識別子1の(図の中でリングIDとして表されている)フィールドは、ネットワークデバイス1が属するリングの識別子に等しい。ネットワークデバイス1の識別子1が、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスである場合には、OAM PDUに関する詳細については、図5hを参照する。予約されているフィールドの8番目のビットが1に等しい場合には、その値は、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示す。LSR IDは、方向フィールド及びリングノードIDフィールドによって表される。経路識別子1のフィールド(図の中でリングIDとして表されている)は、ネットワークデバイス1が属するリングの識別子に等しい。
上記の例において、ネットワークデバイス1の識別子1は、OAMパケットの中のOAM PDUの連続的な空間を占有し、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するフィールドは、経路識別子1を搬送するフィールドに隣接している。他の複数の可能な実装のうちのいくつかにおいて、現在のIPモードにおいてネットワークデバイス1の識別子1を搬送するフィールドの長さを拡張しないように、ネットワークデバイス1がIPv6ネットワークの中のネットワークデバイスであるときに、ネットワークデバイス1の128ビットの識別子1は、最初の32ビット及び最後の96ビットにセグメント化されてもよく、最初の32ビットは、現在のIPモードにおいてネットワークデバイス1の識別子1を搬送するフィールドの中に格納され、IPv6アドレスの最後の96ビットは、経路識別子1を搬送するフィールドの後ろにある予約されているフィールドの中に格納される。図2bに示されているシナリオは、ある1つの例として使用される。例えば、この実装におけるOAM PDUのフォーマットについては、図6を参照するべきである。
このように、ネットワークデバイス1は、指示情報を搬送するOAMパケットを生成し、それによって、OAMメカニズムがより広範な適用シナリオに適用可能となることを可能とする。
S302: ネットワークデバイス1は、ネットワークデバイス2にOAMパケットを送信する。
S303: ネットワークデバイス2は、ネットワークデバイス1が送信するOAMパケットを受信する。
この出願のこの実施形態においては、ネットワークデバイス1によってネットワークデバイス2にOAMパケットを送信する機会、規則、及び具体的な送信方式は限定されない。
S304: ネットワークデバイス2は、指示情報に基づいて、OAMパケットからネットワークデバイス1の識別子1を読み取る。
ある1つの具体的な実装において、OAMパケットを受信した後に、ネットワークデバイス2は、OAMパケットから指示情報を取得し、指示情報の指示に基づいて、OAMパケットからネットワークデバイス1の識別子1を正確に読み取る。ある1つの例において、指示情報が、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用されるときに、S304は、ネットワークデバイス2がOAMパケットからネットワークデバイス1のIPv6アドレスを読み取ることであってもよい。他の例において、指示情報が、ネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用されるときに、S304は、ネットワークデバイス2がOAMパケットからネットワークデバイス1のIPv4アドレスを読み取ることであってもよい。
例えば、OAMパケットの中のOAM PDUのフォーマットは、図2a、図4b、図4c、又は図4eに示されていると考えられる。S304は、具体的には、ネットワークデバイス2が、OAMパケットを解析して、タイプフィールドの値を取得し、そして、そのタイプフィールドの値に基づいて、OAMパケットを開始するネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを決定するということを意味してもよい。この場合には、ネットワークデバイス2は、OAMパケットから、経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの前に位置しているとともにフィールドに隣接する32ビットの情報を読み取り、そして、ネットワークデバイス1の識別子1として、すなわち、ネットワークデバイス1のIPv4アドレスとして、その情報を使用する。OAMパケットの中のOAM PDUのフォーマットは、図4a、図2b、図4d、又は図4fに示されていると考えられる。S304は、具体的には、ネットワークデバイス2が、OAMパケットを解析して、タイプフィールドの値を取得し、そして、タイプフィールドの値に基づいて、OAMパケットを開始するネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを決定することを意味してもよい。この場合には、ネットワークデバイス2は、OAMパケットから、経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの前に位置しているとともにフィールドに隣接する128ビットの情報を読み取り、そして、ネットワークデバイス1の識別子1として、すなわち、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスとして、その情報を使用する。加えて、OAMパケットの中のOAM PDUのフォーマットが図6に示されていると考えられる。S304は、具体的には、ネットワークデバイス2が、OAMパケットを解析して、タイプフィールドの値を取得し、そして、そのタイプフィールドの値に基づいて、OAMパケットを開始するネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを決定するということを意味してもよい。この場合には、ネットワークデバイス2は、OAMパケットから、経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの前に位置しているとともにフィールドに隣接する32ビットの情報、及び、経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの後に位置しているとともにフィールドに隣接する96ビットの情報を読み取り、その32ビットの情報及びその96ビットの情報を組み合わせて、ネットワークデバイス1の識別子1、すなわち、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスを取得する。
例えば、OAMパケットの中のOAM PDUのフォーマットは、図5a、図5c、図5e、又は図5gに示されていると考えられる。S304は、具体的には、ネットワークデバイス2が、OAMパケットを解析して、予約されているフィールドの8番目のビットの値を取得し、そして、予約されているフィールドの8番目のビットの値に基づいて、OAMパケットを開始するネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv4アドレスであるということを決定するということを意味してもよい。この場合には、ネットワークデバイス2は、OAMパケットから、予約されているフィールドの後に位置しているとともに経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの前に位置している32ビット情報を読み取り、そして、ネットワークデバイス1の識別子1として、すなわち、ネットワークデバイス1のIPv4アドレスとしてその情報を使用する。OAMパケットの中のOAM PDUのフォーマットは、図5b、図5d、図5f、又は図5hに示されていると考えられる。S304は、具体的には、ネットワークデバイス2が、OAMパケットを解析して、予約されているフィールドの8番目のビットの値を取得し、そして、予約されているフィールドのその8番目のビットの値に基づいて、OAMパケットを開始するネットワークデバイス1の識別子1のタイプがIPv6アドレスであるということを決定するということを意味してもよい。この場合には、ネットワークデバイス2は、OAMパケットから、予約されているフィールドの後に位置しているとともに経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの前に位置している128ビット情報を読み取り、そして、ネットワークデバイス1の識別子1として、すなわち、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスとして、その情報を使用する。
この出願のこの実施形態において、説明のために、OAMパケットがCCMであるある1つの例を使用するということに留意するべきである。LMM及びLMRパケット等の他のOAMパケットは、すべて、この出願のこの実施形態によって提供されるOAMパケット処理方法に適用可能である。具体的にいうと、ネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用される指示情報は、OAMパケットの中で搬送され、それによって、OAMメカニズムは、より多くのネットワークシナリオに適用可能となる。すべてのタイプのOAMパケットの複数の具体的な実装については、CCMパケットの関連する説明を参照するべきである。この出願のこの実施形態においては、詳細は繰り返しては説明されない。
ネットワークデバイス2は、受信したOAMパケットに基づいて、ネットワークデバイス1からネットワークデバイス2へのMEGにおいてOAM検出を実装してもよい。特定の検出原理及び実装は、この出願のこの実施形態における改善点ではなく、この出願のこの実施形態においては詳細には説明されていない。
この出願のこの実施形態によって提供される方法100によれば、送信側ネットワークデバイスが生成するOAMパケットは、指示情報を含み、その指示情報は、送信側ネットワークデバイスの識別子のタイプを示す、すなわち、送信側ネットワークデバイスの識別子がIPv4アドレスであるか又はIPv6アドレスであるかを示すのに使用されるということを理解することが可能である。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、送信側ネットワークデバイスのIPアドレスがIPv4アドレスであるということを示すときに、OAMパケットの中に含まれる送信側ネットワークデバイスの識別子は、送信側ネットワークデバイスのIPv4アドレスである。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、送信側ネットワークデバイスのIPアドレスがIPv6アドレスであるということを示すときに、OAMパケットの中に含まれる送信側ネットワークデバイスの識別子は、送信側ネットワークデバイスのIPv6アドレスである。このように、OAMパケットを受信する受信側ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットの中で搬送される送信側ネットワークデバイスの識別子のタイプを決定し、そして、そのOAMパケットから、送信側ネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、MPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張することを可能とするとともに、ユーザの使用体験を改善することを可能とする。
図7は、この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法200の概略的なフローチャートである。図7を参照するべきである。ある1つの例として、MPLS-TP OAMのIPモードを使用する。方法200は、IPv6ネットワークに適用可能である。その方法200は、例えば、以下のステップを含んでもよい。
S701: ネットワークデバイス1は、OAMパケットを生成し、OAMパケットは、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスを含む。
ネットワークデバイス1の識別子のタイプは、IPv6アドレスであるため、OAMパケットの中で搬送されるネットワークデバイス1の識別子1は、128ビットの空間を占有する必要がある。IPv6ネットワークにおいてMPLS-TP OAMメカニズムに適用可能であるためには、ネットワークデバイス1が生成するOAMパケットは、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するのに使用される128ビットのスペースを含む必要がある。
ある1つの例において、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するフィールドは、OAMパケットの中で拡張されてもよく、32ビットから128ビットに拡張されて、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスを搬送する。ある1つの例として、図4aに対応するシナリオを使用する。例えば、方法200に基づいて生成されるOAMパケットの中のOAM PDUについては、図8aを参照するべきである。
他の例において、OAMパケットにおいては、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するフィールドは、拡張されないが、経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの後に位置する予約されているフィールドの96ビットは、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスの最後の96ビットを搬送するのに使用され、又は、経路識別子1を搬送するのに使用されるフィールドの後に位置する予約されているフィールドの128ビットは、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスを搬送するのに使用される。ある1つの例として、さらに、図4(a)に対応するシナリオを使用する。例えば、方法200にしたがって生成されるOAMパケットの中のOAM PDUについては、図8b又は図8cを参照するべきである。図8bにおいて、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するのに最初に使用されるフィールドは、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスの最初の32ビットを搬送し、予約されているフィールドは、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスの最後の96ビットを搬送する。図8cにおいて、ネットワークデバイス1の識別子1を搬送するのに最初に使用されるフィールドの値は限定されず、予約されているフィールドは、ネットワークデバイス1のIPv6アドレスの128ビットを搬送する。
OAMパケットは、OAM検出の経路タイプを示すのに使用される経路識別子1をさらに含んでもよいということに留意するべきである。経路タイプは、例えば、LSPタイプ、PWタイプ、セクションタイプ、又はリングタイプであってもよい。この場合には、経路識別子1は、LSP識別子、セクション識別子、PW識別子、又はリング識別子のうちのいずれか1つの識別子であってもよい。
S702: ネットワークデバイス1は、ネットワークデバイス2にOAMパケットを送信する。
S703: ネットワークデバイス2は、ネットワークデバイス1が送信するOAMパケットを受信する。
S704: ネットワークデバイス2は、OAMパケットからネットワークデバイス1のIPv6アドレスを読み取る。
ある1つの具体的な実装においては、OAMパケットを受信した後に、ネットワークデバイス2は、OAMパケットからネットワークデバイス1の識別子1を読み取る、すなわち、OAMパケットからネットワークデバイス1の128ビットIPv6アドレスを読み取る。
この実施形態において、OAMパケットは、指示情報をさらに含んでもよく、その指示情報は、ネットワークデバイス1の識別子のタイプを示すのに使用され、具体的には、OAMパケットがIPv4ネットワークパケットであるか又はIPv6ネットワークパケットであるかを示すのに使用される。OAMパケットの中で指示情報を搬送する方式については、図3に示されている実施形態における指示情報の関連する説明を参照するべきである。
この出願のこの実施形態によって提供される方法200によれば、送信側ネットワークデバイスが生成するOAMパケットは、ネットワークデバイス1の識別子1として使用されるネットワークデバイス1のIPv6アドレスを含むということを理解することが可能である。このように、OAMパケットを受信する受信側ネットワークデバイスは、OAMパケットから送信側ネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、IPモードにおいてMPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であるとともに、また、IPv6ネットワークシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、ユーザの使用体験を改善することが可能である。
図9は、この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法300の概略的なフローチャートである。図9を参照するべきである。MPLS-TP OAMのIPモードについては、方法300は、第1のネットワークデバイスによって実行される。方法300は、例えば、以下のステップを含んでもよい。
S901: 第1のネットワークデバイスは、OAMパケットを生成し、OAMパケットは、指示情報及び第1のネットワークデバイスの識別子を含み、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用される。
S902: 第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにOAMパケットを送信する。
第1のネットワークデバイスは、方法100におけるネットワークデバイス1であってもよく、第2のネットワークデバイスは、方法100におけるネットワークデバイス2であってもよい。第1のネットワークデバイスが実行する特定の操作については、方法100においてネットワークデバイス1が実行する操作を参照するべきである。OAMパケットは、方法100におけるOAMパケットであってもよく、指示情報は、方法100における指示情報であってもよく、第1のネットワークデバイスの識別子は、方法100におけるネットワークデバイス1の識別子1であってもよい。
ある1つの例において、OAMパケットの中の指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用される。このことは、方法300がIPv6ネットワークに適用可能であるということを保証する。
他の例において、OAMパケットの中の指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用される。このことは、方法300がIPv4ネットワークに適用可能であるということを保証する。
複数の可能な実装のうちのいくつかにおいて、OAMパケットは、MEGタイプを示すのに使用されるタイプフィールドを含み、タイプフィールドは、指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、タイプフィールドの値が第1の値である場合に、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、タイプフィールドの値が第2の値である場合に、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
複数の他の可能な実装のうちのいくつかにおいて、OAMパケットは、予約されているフィールドを含み、予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットは、指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
ある1つの例において、OAMパケットは、第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含んでもよい。経路の識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子であってもよい。具体的には、OAMパケットの中で経路の識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、第1のネットワークデバイスの識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接していてもよい。このように、受信側は、経路の識別子及び第1のネットワークデバイスの識別子に基づいて、OAM検出を正確に完了することが可能である。
この出願のこの実施形態におけるOAMパケットは、具体的には、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットであるということに留意するべきである。
この出願のこの実施形態によって提供される方法300によれば、第1のネットワークデバイスが生成するOAMパケットは、指示情報を含み、その指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示す、すなわち、第1のネットワークデバイスの識別子がIPv4アドレスであるか又はIPv6アドレスであるかを示すのに使用されるということを理解することが可能である。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、第1のネットワークデバイスのIPアドレスがIPv4アドレスであるということを示すときに、OAMパケットの中に含まれる第1のネットワークデバイスの識別子は、第1のネットワークデバイスのIPv4アドレスである。OAMパケットの中で搬送される指示情報が、第1のネットワークデバイスのIPアドレスがIPv6アドレスであるということを示すときに、OAMパケットの中に含まれる第1のネットワークデバイスの識別子は、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスである。このように、OAMパケットを受信する受信側ネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットの中で搬送される第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを決定し、そして、そのOAMパケットから、第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、IPモードにおいてMPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張することを可能とするとともに、ユーザの使用体験を改善することを可能とする。
図10は、この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法400の概略的なフローチャートである。図10を参照するべきである。MPLS-TP OAMのIPモードについては、方法400は、第2のネットワークデバイスによって実行される。方法400は、例えば、以下のステップを含んでもよい。
S1001: 第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスが送信するOAMパケットを受信し、OAMパケットは、指示情報及び第1のネットワークデバイスの識別子を含み、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示すのに使用される。
S1002: 第2のネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットから第1のネットワークデバイスの識別子を読み取る。
第2のネットワークデバイスは、方法100におけるネットワークデバイス2であってもよく、第1のネットワークデバイスは、方法100におけるネットワークデバイス1であってもよい。第2のネットワークデバイスが実行する特定の操作については、方法100においてネットワークデバイス2が実行する操作を参照するべきである。OAMパケットは、方法100におけるOAMパケットであってもよく、指示情報は、方法100における指示情報であってもよく、第1のネットワークデバイスの識別子は、方法100におけるネットワークデバイス1の識別子1であってもよい。
ある1つの例において、OAMパケットの中の指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用されてもよい。この場合には、例えば、S1002は、第2のネットワークデバイスが、OAMパケットから第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを読み取るステップを含んでもよい。このことは、方法400がIPv6ネットワークに適用可能であるということを保証する。
他の例において、OAMパケットの中の指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用される。この場合には、例えば、S1002は、第2のネットワークデバイスが、OAMパケットから第1のネットワークデバイスのIPv4アドレスを読み取るステップを含んでもよい。このことは、方法400がIPv4ネットワークに適用可能であるということを保証する。
複数の可能な実装のうちのいくつかにおいて、OAMパケットは、MEGタイプを示すのに使用されるタイプTypeフィールドを含み、タイプフィールドは、指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、タイプフィールドの値が第1の値であるときに、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、タイプフィールドの値が第2の値であるときに、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
複数の他の可能な実装のうちのいくつかにおいて、OAMパケットは、予約されているフィールドを含み、予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットは、指示情報を搬送するのに使用されてもよい。ある1つの具体的な実装において、予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプがIPv4アドレスであるということを示すのに使用される。
ある1つの例において、OAMパケットは、第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含んでもよい。経路の識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子であってもよい。具体的には、OAMパケットの中で経路の識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、第1のネットワークデバイスの識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接していてもよい。このように、受信側は、経路の識別子及び第1のネットワークデバイスの識別子に基づいて、OAM検出を正確に完了することが可能である。
この出願のこの実施形態におけるOAMパケットは、具体的には、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットであるということに留意するべきである。
この出願のこの実施形態によって提供される方法400によれば、第2のネットワークデバイスが受信するOAMパケットは、指示情報を含み、その指示情報は、第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを示す、すなわち、第1のネットワークデバイスの識別子がIPv4アドレスであるか又はIPv6アドレスであるかを示すのに使用されるということを理解することが可能である。このように、第2のネットワークデバイスは、指示情報に基づいて、OAMパケットの中で搬送される第1のネットワークデバイスの識別子のタイプを決定し、そして、そのOAMパケットから、第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、IPモードにおいてMPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv4ネットワーク、IPv6ネットワーク、及び、IPv4及びIPv6を含むネットワーク等の複数のシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、MPLS-TP OAMの適用範囲を拡張することを可能とするとともに、ユーザの使用体験を改善することを可能とする。
図11は、この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法500の概略的なフローチャートである。図11を参照するべきである。MPLS-TP OAMのIPモードについては、方法500は、第1のネットワークデバイスによって実行される。方法500は、例えば、以下のステップを含んでもよい。
S1101: 第1のネットワークデバイス1は、OAMパケットを生成し、OAMパケットは、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを含む。
S1102: 第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにOAMパケットを送信する。
第1のネットワークデバイスは、方法200におけるネットワークデバイス1であってもよく、第2のネットワークデバイスは、方法200におけるネットワークデバイス2であってもよい。第1のネットワークデバイスが実行する特定の操作については、方法200においてネットワークデバイス1が実行する操作を参照するべきである。OAMパケットは、方法200におけるOAMパケットであってもよく、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスは、方法200におけるネットワークデバイス1のIPv6アドレスであってもよい。
ある1つの例において、OAMパケットは、第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含んでもよい。経路の識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子であってもよい。具体的には、OAMパケットの中で経路の識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、第1のネットワークデバイスの識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接していてもよい。このように、受信側は、経路の識別子及び第1のネットワークデバイスの識別子に基づいて、OAM検出を正確に完了することが可能である。
この出願のこの実施形態におけるOAMパケットは、具体的には、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットであるということに留意するべきである。
この出願のこの実施形態によって提供される方法500によれば、第1のネットワークデバイスが生成するOAMパケットは、第1のネットワークデバイスの識別子として使用される第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを含む。このように、OAMパケットを受信した後に、第2のネットワークデバイスは、そのOAMパケットから、第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、IPモードにおいてMPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv6ネットワークシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、ユーザの使用体験を改善することを可能とする。
図12は、この出願のある1つの実施形態にしたがったOAMパケット処理方法600の概略的なフローチャートである。図12を参照するべきである。MPLS-TP OAMのIPモードについては、方法600は、第2のネットワークデバイスによって実行される。方法600は、例えば、以下のステップを含んでもよい。
S1201: 第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスが送信するOAMパケットを受信し、OAMパケットは、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを含む。
S1202: 第2のネットワークデバイスは、OAMパケットから第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを読み取る。
第2のネットワークデバイスは、方法200におけるネットワークデバイス2であってもよく、第1のネットワークデバイスは、方法200におけるネットワークデバイス1であってもよい。第2のネットワークデバイスが実行する特定の操作については、方法200においてネットワークデバイス2が実行する操作を参照するべきである。OAMパケットは、方法200におけるOAMパケットであってもよく、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスは、方法200におけるネットワークデバイス1のIPv6アドレスであってもよい。
ある1つの例において、OAMパケットは、第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含んでもよい。経路の識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子であってもよい。具体的には、OAMパケットの中で経路の識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、第1のネットワークデバイスの識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接していてもよい。このように、受信側は、経路の識別子及び第1のネットワークデバイスの識別子に基づいて、OAM検出を正確に完了することが可能である。
この出願のこの実施形態におけるOAMパケットは、具体的には、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットであるということに留意するべきである。
この出願のこの実施形態によって提供される方法600によれば、第2のネットワークデバイスが受信するOAMパケットは、第1のネットワークデバイスのIPv6アドレスを含み、それによって、第2のネットワークデバイスは、そのOAMパケットから、第1のネットワークデバイスの識別子を正確に読み取ることが可能である。したがって、ユーザは、IPモードにおいてMPLS-TP OAMを実行して、構成作業負荷を減少させることが可能であり、また、IPv6ネットワークシナリオにおいてMPLS-TP OAMを実装して、ユーザの使用体験を改善することを可能とする。
加えて、図13に示されているように、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第1の通信装置1300を提供する。第1の通信装置1300は、処理ユニット1301及び送信ユニット1302を含む。処理ユニット1301は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス1が実行する処理操作、及び、図9及び図11に示されている実施形態において第1のネットワークデバイスが実行する処理操作を実行するように構成される。送信ユニット1302は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス1が実行する送信操作、及び、図9及び図11に示されている実施形態において第1のネットワークデバイスが実行する送信操作を実行するように構成される。例えば、処理ユニット1301は、図3における実施形態において、OAMパケットを生成する操作を実行してもよい。例えば、送信ユニット1302は、図3における実施形態において、ネットワークデバイス2にOAMパケットを送信する操作を実行してもよい。
加えて、図14に示されているように、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第2の通信装置1400を提供する。第2の通信装置1400は、受信ユニット1401及び処理ユニット1402を含む。受信ユニット1401は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス2が実行する受信操作、及び、図10及び図12に示されている実施形態において第2のネットワークデバイスが実行する受信操作を実行するように構成される。処理ユニット1402は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス2が実行する処理操作、及び、図10及び図12に示されている実施形態において第2のネットワークデバイスが実行する処理操作を実行するように構成される。例えば、受信ユニット1401は、図3における実施形態において、ネットワークデバイス1が送信するOAMパケットを受信する操作を実行してもよい。処理ユニット1402は、図3の実施形態において、指示情報に基づいて、OAMパケットからネットワークデバイス1の識別子1を読み取る操作を実行してもよい。
加えて、図15に示されているように、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第1の通信装置1500を提供する。第1の通信装置1500は、第1の通信インターフェイス1501、第2の通信インターフェイス1502、及びプロセッサ1503を含む。第1の通信インターフェイス1501は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス1が実行する受信操作、及び、図9及び図11に示されている実施形態において第1のネットワークデバイスが実行する受信操作を実行するように構成される。第2の通信インターフェイス1502は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス1が実行する送信操作、及び、図9及び図11に示されている実施形態において第1のネットワークデバイスが実行する送信操作を実行するように構成される。プロセッサ1503は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス1が実行する受信操作及び送信操作以外の操作、及び、図9及び図11に示されている実施形態において第1のネットワークデバイスが実行する受信操作及び送信操作以外の操作を実行するように構成される。例えば、プロセッサ1503は、図3の実施形態において、OAMパケットを生成する操作を実行してもよい。
加えて、図16に示されているように、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第2の通信装置1600を提供する。第2の通信装置1600は、第1の通信インターフェイス1601、第2の通信インターフェイス1602、及びプロセッサ1603を含む。第1の通信インターフェイス1601は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス2が実行する受信操作、及び、図10及び図12に示されている実施形態において第2のネットワークデバイスが実行する受信操作を実行するように構成される。第2の通信インターフェイス1602は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス2が実行する送信操作、及び、図10及び図12に示されている実施形態において第2のネットワークデバイスが実行する送信操作を実行するように構成される。プロセッサ1603は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス2が実行する受信操作及び送信操作以外の操作、及び、図10及び図12に示されている実施形態において第2のネットワークデバイスが実行する受信操作及び送信操作以外の操作を実行するように構成される。例えば、プロセッサ1603は、図3における実施形態において、指示情報に基づいて、OAMパケットからネットワークデバイス1の識別子1を読み取る操作を実行してもよい。
加えて、図17に示されているように、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第1の通信装置1700を提供する。第1の通信装置1700は、メモリ1701及びそのメモリ1701と通信するプロセッサ1702を含む。メモリ1701は、コンピュータ読み取り可能な命令を含む。プロセッサ1702は、コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成され、それによって、第1の通信装置1700は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス1の側で実行される方法、及び、図9及び図11に示されている実施形態において第1のネットワークデバイスが実行する方法を実行する。
加えて、図18に示されているように、この出願のある1つの実施形態は、さらに、第2の通信装置1800を提供する。第2の通信装置1800は、メモリ1801及びそのメモリ1801と通信するプロセッサ1802を含む。メモリ1801は、コンピュータ読み取り可能な命令を含む。プロセッサ1802は、コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成され、それによって、第2の通信装置1800は、図3及び図7に示されている実施形態においてネットワークデバイス2の側で実行される方法、及び、図10及び図12に示されている実施形態において第2のネットワークデバイスが実行する方法を実行する。
上記の実施形態では、プロセッサは、中央処理ユニット(英文: central processing unit, 略称: CPU)、ネットワークプロセッサ(英文: network processor, 略称: NP)、又は、CPU及びNPの組み合わせであってもよい。代替的に、プロセッサは、特定用途向け集積回路(英文: application-specific integrated circuit, 略称: ASIC)、プログラム可能な論理デバイス(英文: programmable logic device, 略称: PLD)、又は、それらの組み合わせであってもよい。PLDは、複合型のプログラム可能な論理デバイス(英文: complex programmable logic device, 略称: CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英文: field-programmable gate array, 略称: FPGA)、汎用アレイ論理(英文: generic array logic, 略称: GAL)、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。プロセッサは、1つのプロセッサであってもよく、又は、複数のプロセッサを含んでもよい。メモリは、例えば、ランダムアクセスメモリ(英文: random-access memory, 略称: RAM)等の揮発性メモリ(英文: volatile memory)を含んでもよい。代替的に、メモリは、例えば、読み取り専用メモリ(英文: read-only memory, 略称: ROM)、フラッシュメモリ(英文: flash memory)、ハードディスクドライブ(英文: hard disk drive, 略称: HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(英文: solid-state drive, 略称: SSD)等の不揮発性メモリ(英文: non-volatile memory)を含んでもよい。代替的に、メモリは、上記のメモリの組み合わせを含んでもよい。メモリは、1つのメモリであってもよく、又は、複数のメモリを含んでもよい。ある1つの特定の実施形態において、メモリは、コンピュータ読み取り可能な命令を格納し、それらのコンピュータ読み取り可能な命令は、例えば、送信モジュール、処理モジュール、及び受信モジュール等の複数のソフトウェアモジュールを含む。各々のソフトウェアモジュールを実行した後に、プロセッサは、各々のソフトウェアモジュールの指示にしたがって対応する操作を実行することが可能である。この実施形態において、ソフトウェアモジュールが実行する操作は、実際には、ソフトウェアモジュールの指示にしたがってプロセッサが実行する操作である。メモリの中のコンピュータ読み取り可能な命令を実行した後に、プロセッサは、コンピュータ読み取り可能な命令の指示にしたがって、OAM検出において各々のネットワークノードが実行することが可能である操作のすべてを実行することが可能である。
上記の実施形態において、第1の通信装置1500の中の第2の通信装置1502は、具体的には、第1の通信装置1300の中の送信ユニット1302として使用されて、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のデータ通信を実装してもよいということを理解することが可能である。第1の通信装置1500の中の第1の通信インターフェイス1501は、具体的には、例えば、アップストリームネットワークデバイスが送信する他のOAMパケットを受信するように構成されてもよい、といったように、第1の通信装置1300の中の受信ユニットとして使用されてもよい。同様に、第2の通信装置1600の中の第1の通信インターフェイス1601は、具体的には、第2の通信装置1400の中の受信ユニット1401として使用されて、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のデータ通信を実装してもよい。第2の通信装置1600の中の第2の通信インターフェイス1602は、第2の通信装置1400の中の送信ユニットとして使用されて、第2のネットワークデバイスとダウンストリームネットワークデバイスとの間のデータ通信を実装してもよい。
加えて、図19に示されているように、この出願のある1つの実施形態は、さらに、通信システム1900を提供する。通信システム1900は、第1の通信装置1901及び第2の通信装置1902を含む。第1の通信装置1901は、具体的には、第1の通信装置1300、第1の通信装置1500、又は、第1の通信装置1700であってもよい。第2の通信装置1902は、具体的には、第2の通信装置1400、第2の通信装置1600、又は第2の通信装置1800であってもよい。
上記の実施形態における各々の通信装置は、上記の方法を実行するように構成されるネットワークデバイスであってもよく、又は、上記の方法を実行するように構成されるボード、ラインカード、又はチップ等であってもよいということに留意するべきである。
加えて、この出願のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を格納し、それらの命令がコンピュータによって実行されるときに、そのコンピュータが、図3、図7、及び図9乃至図12に示されている実施形態におけるOAMパケット処理方法を実行することを可能とする。
加えて、この出願のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な命令がコンピュータによって実行されるときに、そのコンピュータが、図3、図7、及び図9乃至図12に示されている実施形態におけるOAMパケット処理方法を実行することを可能とする。
複数の実装の上記の説明から、当業者は、明確に、ユニバーサルハードウェアプラットフォームに加えて、ソフトウェアによって、複数の実施形態における方法の複数のステップのいくつか又はすべてを実装してもよいということを理解することが可能である。そのような理解に基づいて、この出願の複数の技術的解決方法は、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、例えば、読み取り専用メモリ(英文: read-only memory, ROM)/RAM、磁気ディスク、又はコンパクトディスク等の記憶媒体の中に格納されてもよく、また、いくつかの命令を含み、それらのいくつかの命令は、この出願の複数の実施形態又は複数の実施形態のうちの一部において説明されている方法を実行するように、(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はルータ等のネットワーク通信装置であってもよい)コンピュータデバイスに指示する。
本明細書における複数の実施形態のすべては、複数の実施形態における同じ部分又は同様の部分について漸進的に説明され、それらの実施形態を参照することが可能であり、各々の実施形態は、他の実施形態との差異に焦点を当てている。特に、システム及びデバイスの実施形態は、基本的に、方法の実施形態と同様であり、したがって、簡単に説明される。関連する部分については、方法の実施形態における部分的な説明を参照するべきである。記載されているデバイス及びシステムの実施形態は、例であるにすぎない。個別の部品として説明されているモジュールは、物理的に分離されていてもよく、物理的に分離されていなくてもよく、また、複数のモジュールとして示されている部分は、物理的なモジュールであってもよく、又は、物理的なモジュールでなくてもよく、1つの場所に位置していてもよく、又は、複数のネットワークユニットにわたって分散されていてもよい。実際の要件に基づいて、それらの複数のモジュールのうちの一部又はすべてを選択して、複数の実施形態の複数の解決方法の目的を達成してもよい。当業者は、創造的努力を行うことなく、本発明の複数の実施形態を理解しそして実装することが可能である。
上記の説明は、この出願の例示的な実装であるにすぎず、この出願の保護の範囲を限定することを意図してはいない。当業者は、この出願から離れることなく、いくつかの改善及び改良を行うことが可能であり、それらの改善及び改良は、この出願の保護の範囲に属するものとするということに留意するべきである。

Claims (48)

  1. マルチプロトコルラベルスイッチング転送プロファイルMPLS-TPベースの運用、管理、及び保守OAMパケット処理方法であって、当該方法は、
    第1のネットワークデバイスによって、OAMパケットを生成するステップであって、前記OAMパケットは、指示情報及び前記第1のネットワークデバイスの識別子を含み、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子のタイプを示すのに使用される、ステップと、
    前記第1のネットワークデバイスによって、第2のネットワークデバイスに前記OAMパケットを送信するステップと、を含む、
    方法。
  2. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン6 IPv6アドレスであるということを示すのに使用される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン4 IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記OAMパケットは、保守エンティティグループMEGタイプを示すのに使用されるタイプTypeフィールドを含み、前記タイプフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記タイプフィールドの値が第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、前記タイプフィールドの値が第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記OAMパケットは、予約されているReservedフィールドを含み、前記予約されているフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記OAMパケットは、前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含む、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記OAMパケットの中で前記経路の前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記経路の前記識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子である、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記OAMパケットは、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットである、請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載の方法。
  12. マルチプロトコルラベルスイッチング転送プロファイルMPLS-TPベースの運用、管理、及び保守OAMパケット処理方法であって、当該方法は、
    第2のネットワークデバイスによって、第1のネットワークデバイスが送信するOAMパケットを受信するステップであって、前記OAMパケットは、指示情報及び前記第1のネットワークデバイスの識別子を含み、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子のタイプを示すのに使用される、ステップと、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記指示情報に基づいて、前記OAMパケットの中の前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を読み取るステップと、を含む、
    方法。
  13. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン6 IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、前記第2のネットワークデバイスによって、前記指示情報に基づいて、前記OAMパケットの中の前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を読み取る前記ステップは、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記OAMパケットから前記第1のネットワークデバイスの前記IPv6アドレスを読み取るステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン4 IPv4アドレスであるということを示すのに使用され、前記第2のネットワークデバイスによって、前記指示情報に基づいて、前記OAMパケットの中の前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を読み取る前記ステップは、
    前記第2のネットワークデバイスによって、前記OAMパケットから前記第1のネットワークデバイスの前記IPv4アドレスを読み取るステップを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記OAMパケットは、保守エンティティグループMEGタイプを示すのに使用されるタイプTypeフィールドを含み、前記タイプフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項12乃至14のうちのいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記タイプフィールドの値が第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、前記タイプフィールドの値が第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記OAMパケットは、予約されているReservedフィールドを含み、前記予約されているフィールドの中のビットは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項12乃至14のうちのいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記OAMパケットは、前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含む、請求項12乃至18のうちのいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記OAMパケットの中で前記経路の前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接する、請求項19に記載の方法。
  21. 前記経路の前記識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子である、請求項19又は20に記載の方法。
  22. 前記OAMパケットは、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットである、請求項12乃至21のうちのいずれか1項に記載の方法。
  23. 第1のネットワークデバイスであって、
    OAMパケットを生成するように構成される処理ユニットであって、前記OAMパケットは、指示情報及び前記第1のネットワークデバイスの識別子を含み、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子のタイプを示すのに使用される、処理ユニットと、
    第2のネットワークデバイスに前記OAMパケットを送信するように構成されるトランシーバーユニットと、を含む、
    第1のネットワークデバイス。
  24. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン6 IPv6アドレスであるということを示すのに使用される、請求項23に記載の第1のネットワークデバイス。
  25. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン4 IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項23に記載の第1のネットワークデバイス。
  26. 前記OAMパケットは、保守エンティティグループMEGタイプを示すのに使用されるタイプTypeフィールドを含み、前記タイプフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項23乃至25のうちのいずれか1項に記載の第1のネットワークデバイス。
  27. 前記タイプフィールドの値が第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、前記タイプフィールドの値が第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項26に記載の第1のネットワークデバイス。
  28. 前記OAMパケットは、予約されているReservedフィールドを含み、前記予約されているフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項23乃至25のうちのいずれか1項に記載の第1のネットワークデバイス。
  29. 前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項28に記載の第1のネットワークデバイス。
  30. 前記OAMパケットは、前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含む、請求項23乃至29のうちのいずれか1項に記載の第1のネットワークデバイス。
  31. 前記OAMパケットの中で前記経路の前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接する、請求項30に記載の第1のネットワークデバイス。
  32. 前記経路の前記識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子である、請求項30又は31に記載の第1のネットワークデバイス。
  33. 前記OAMパケットは、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットである、請求項23乃至32のうちのいずれか1項に記載の第1のネットワークデバイス。
  34. 第2のネットワークデバイスであって、
    第1のネットワークデバイスが送信するOAMパケットを受信するように構成されるトランシーバーユニットであって、前記OAMパケットは、指示情報及び前記第1のネットワークデバイスの識別子を含み、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子のタイプを示すのに使用される、トランシーバーユニットと、
    前記指示情報に基づいて、前記OAMパケットの中の前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を読み取るように構成される処理ユニットと、を含む、
    第2のネットワークデバイス。
  35. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン6 IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、前記処理ユニットは、特に、
    前記OAMパケットから前記第1のネットワークデバイスの前記IPv6アドレスを読み取るように構成される、請求項34に記載の第2のネットワークデバイス。
  36. 前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプがインターネットプロトコルバージョン4 IPv4アドレスであるということを示すのに使用され、前記処理ユニットは、特に、
    前記OAMパケットから前記第1のネットワークデバイスの前記IPv4アドレスを読み取るように構成される、請求項34に記載の第2のネットワークデバイス。
  37. 前記OAMパケットは、保守エンティティグループMEGタイプを示すのに使用されるタイプTypeフィールドを含み、前記タイプフィールドは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項34乃至36のうちのいずれか1項に記載の第2のネットワークデバイス。
  38. 前記タイプフィールドの値が第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用され、又は、前記タイプフィールドの値が第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項37に記載の第2のネットワークデバイス。
  39. 前記OAMパケットは、予約されているReservedフィールドを含み、前記予約されているフィールドの中のビットは、前記指示情報を搬送するのに使用される、請求項34乃至36のうちのいずれか1項に記載の第2のネットワークデバイス。
  40. 前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第1の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv6アドレスであるということを示すのに使用されるか、又は、前記予約されているフィールドの中の少なくとも1つのビットが第2の値であるときに、前記指示情報は、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子の前記タイプが前記IPv4アドレスであるということを示すのに使用される、請求項39に記載の第2のネットワークデバイス。
  41. 前記OAMパケットは、前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスまでの経路の識別子をさらに含む、請求項34乃至40のうちのいずれか1項に記載の第2のネットワークデバイス。
  42. 前記OAMパケットの中で前記経路の前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドは、前記第1のネットワークデバイスの前記識別子を搬送するのに使用されるフィールドに隣接する、請求項41に記載の第2のネットワークデバイス。
  43. 前記経路の前記識別子は、ラベルスイッチングされている経路LSP識別子、セクションSection識別子、擬似ワイヤPW識別子、又はリングRing識別子のうちのいずれか1つの識別子である、請求項41又は42に記載の第2のネットワークデバイス。
  44. 前記OAMパケットは、MPLS-TP OAMのIPモードに対応するパケットである、請求項34乃至43のうちのいずれか1項に記載の第2のネットワークデバイス。
  45. 通信装置であって、
    コンピュータ読み取り可能な命令を含むメモリと、
    前記メモリと通信するプロセッサであって、前記プロセッサは、前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成され、それによって、前記通信装置は、請求項1乃至11のうちのいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、プロセッサと、を含む、
    通信装置。
  46. 通信装置であって、
    コンピュータ読み取り可能な命令を含むメモリと、
    前記メモリと通信するプロセッサであって、前記プロセッサは、前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成され、それによって、前記通信装置は、請求項12乃至22のうちのいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、プロセッサと、を含む、
    通信装置。
  47. コンピュータ読み取り可能な命令を含むコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータが、請求項1乃至22のうちのいずれか1項に記載の方法を実行することを可能とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  48. 通信システムであって、当該通信システムは、請求項45に記載の通信装置及び請求項46に記載の通信装置を含むか、又は、
    請求項23乃至33のうちのいずれか1項に記載の第1のネットワークデバイス及び請求項34乃至44のうちのいずれか1項に記載の第2のネットワークデバイスを含む、通信システム。

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