JP2023538827A - 燃焼抑制添加剤を含むプラグ及びその使用 - Google Patents

Abstract

本発明は、不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品（１、１１０）であって、燃焼抑制添加剤を含むプラグ（７）を備える、物品に関する。本発明は、前記物品を製造する方法及び使用方法にさらに関する。【選択図】 図１

Description

分野

本発明は、不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品であって、燃焼抑制添加剤を含むプラグを備える、物品に関する。本発明は、前記物品を製造する方法及び使用方法にさらに関する。

背景

紙巻タバコ、葉巻タバコなどの喫煙品は、使用中にタバコを燃やしてタバコの煙を作り出す。燃焼することなく化合物を放出する製品を作り出すことにより、これらの物品に対する代替品を提供する試みがなされてきた。そのような製品の例は、喫煙材を加熱するが燃やさないことによって化合物を放出する、いわゆる「非燃焼加熱式」製品又はタバコ加熱のデバイス若しくは製品である。

概要

本明細書に開示の第１の態様により、不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品であって：エアロゾル生成材料を含むロッドと、燃焼抑制添加剤を含むプラグとを備える、物品を提供する。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、物品の遠位端にある。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、エアロゾル生成材料のロッドに隣接している。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、エアロゾル生成材料のロッドと接触している。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は：塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、及びこれらの組合せからなる群から任意選択で選択されるアルカリ金属塩である。

一部の実施形態では、プラグは、シート材料から形成される。一部の実施形態では、シート材料は、紙又は紙様の材料である。

一部の実施形態では、シート材料は、非晶質固体材料を含む。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、シート材料に組み込まれる。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、シート材料の表面のコーティングに付与される。

一部の実施形態では、プラグは、非晶質固体材料の塊を含む。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、非晶質固体材料に組み込まれる。一部の実施形態では、非晶質固体材料は、約３ｗｔ％～約６０ｗｔ％の燃焼抑制塩（乾燥重量基準）を含む。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、プラグの表面のコーティングに付与される。

一部の実施形態では、コーティングは、約３ｗｔ％～約７０ｗｔ％の少なくとも１つの燃焼抑制添加剤（乾燥重量基準）を含む。

一部の実施形態では、コーティングは、結合剤を含む。一部の実施形態では、結合剤は、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ）、ゼラチン、ゴム類、アカシアゴム、デンプン、多糖類、ペクチン、アルギネート、木材パルプ、セルロース、及びカルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体からなる群のうちの１つ又は複数から選択される。

一部の実施形態では、コーティングは、約１０ｗｔ％～約９７ｗｔ％の少なくとも１つの結合剤を含む。

一部の実施形態では、物品は、加熱材料を含む。

一部の実施形態では、加熱材料は、エアロゾル生成材料を加熱するために、変動磁界を用いる侵入により加熱可能である。

一部の実施形態では、加熱材料は、エアロゾル生成材料と接触している。

一部の実施形態では、加熱材料は、燃焼抑制添加剤を含むプラグと接触している。

一部の実施形態では、エアロゾル生成材料は、タバコ自体、タバコ誘導体、膨化タバコ、再生タバコ、タバコ抽出物、均質化タバコ又はタバコ代替品のうちの１つ又は複数を含む。

一部の実施形態では、エアロゾル生成材料は、挽きタバコ、刻みラグタバコ、押出タバコ、再生タバコ、再生喫煙材、液体、ゲル、ゲル化シート、粉末又は塊の形態である

一部の実施形態では、エアロゾル生成材料は、非タバコ材料を含む。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、約５～約４０ｍｍＷＧの圧力降下を示す。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、約０．１～約０．３ｍｇ／ｍｍ^３の間のかさ密度を有する。

本明細書に開示の第２の態様により、第１の態様による物品を備える不燃式エアロゾル供給システムを提供する。

本明細書に開示の第３の態様により、第１の態様による物品を製造する方法であって、燃焼抑制添加剤が、プラグに組み込まれるか又はプラグの表面に適用され、プラグが、エアロゾル生成材料のロッドを有する物品に組み込まれる、方法を提供する。

一部の実施形態では、プラグは、物品の遠位端に組み込まれる。

一部の実施形態では、本方法は、１つ又は複数のシートをロッドに収集するステップと、ロッドを包むステップと、それを別個の区分に切断してプラグを形成するステップとを含む。

一部の実施形態では、本方法は、シートをロッドに収集する前に、シートを圧着するステップを含む。

一部の実施形態では、本方法は、形成体の周りにシートを収集し、プラグを通る穴を形成するステップを含む。

一部の実施形態では、本方法は、シート材料の表面に、燃焼抑制添加剤を含むコーティングを適用するステップを含む。

一部の実施形態では、本方法は、プラグの表面に、燃焼抑制添加剤を含むコーティングを適用するステップを含む。

一部の実施形態では、コーティングは、結合剤及び燃焼抑制添加剤を含む前駆体材料を、表面に適用することにより形成される。

一部の実施形態では、コーティングは：噴霧、塗布又は印刷からなる群から選択されるうちの１つ又は複数のプロセスを使用して、表面に適用される。

本明細書に開示の第４の態様により、不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品中のプラグの燃焼を抑制するための、燃焼抑制添加剤の使用を提供する。

本明細書に開示の第５の態様により、不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品における使用のためのプラグであって、燃焼抑制添加剤を含む、プラグを提供する。

一部の実施形態では、プラグは、可燃性材料を含む。

一部の実施形態では、プラグは、紙又は紙様の材料のうちの１つ又は複数のシートを含む。

一部の実施形態では、プラグは、非晶質固体材料の本体を含む。

一部の実施形態では、プラグは、３００℃までの温度に曝された場合、燃焼に対する耐性を有する。

本発明の実施形態は、ここで添付の図を参照して、例示としてのみ記載される。

燃焼抑制添加剤を含むプラグを備える物品の第１の実施形態の側方断面図である。 図１の物品のエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するための、不燃式エアロゾル供給デバイスの斜視図である。

詳細な説明

本発明は、不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品を提供することを追求するものである。本物品は、エアロゾル生成材料のロッド及び燃焼抑制添加剤を含むプラグを備える。

一部の実施形態では、本物品は、通例、マウスピース及び／又はフィルターに接続するか又は含む下流端部、並びに遠位端とも称される上流端部を有する。一部の実施形態では、本物品は、物品の遠位端に、燃焼抑制添加剤を含むプラグを備える。代替的に又は付加的に、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、物品中の異なる位置にあってもよい。

遠位端プラグは、エアロゾル生成材料が、物品の遠位端から失われるのを防止するのに役立ち得る。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、エアロゾル生成材料のロッドに隣接している。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、エアロゾル生成材料と接触している。

一部の実施形態では、物品が使用時に不燃式エアロゾル供給システムにある場合、加熱要素又は加熱材料は、物品に接触してもよく、又は物品内に埋設されてもよい。一部の構成体では、加熱要素又は加熱材料は、燃焼抑制添加剤を含むプラグを高温に曝すことができる。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、加熱要素又は加熱材料に隣接している。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、加熱要素又は加熱材料と接触している。

したがって、プラグが、確実に燃焼に抵抗できることが望ましい。プラグが、高温への曝露時に燃焼し得るか又は劣化し得る材料から形成された場合、そのような燃焼及び／又は劣化を防止するために、１つ又は複数の燃焼抑制添加剤が添加される。

有利なことには、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、非プラスチック材料、例えば、紙などのセルロース系材料又は非晶質固体を含むシート材料から形成され得る。

本発明者らは、少なくとも１つの燃焼抑制添加剤をプラグに添加することにより、燃焼抑制特性が与えられることを見出した。燃焼抑制添加剤を含むプラグの存在により、物品に火をつけることがさらにより困難となり、物品の燃焼を妨げる。

本発明は、本物品が、燃えることなくより高温に持ちこたえることができ、次に、より多くの揮発性物質を放出することが可能になり得るという利点を享受する。これは、不燃式エアロゾル供給システムの最終使用者にとって望ましい。加えて、本発明は、消費者が物品に点火しようと試みた場合、本発明が物品の燃焼を低減するため、より安全であるという付加的な利点を有する。

加えて、本明細書に開示されるプラグは、例えば、酢酸セルロース又は他のプラスチック材料を含み得る、現在使用される他のプラグに対する環境を配慮した代替品を提供する。

本明細書に記載のように、燃焼抑制特性は、持続可能且つ入手可能な資源であるＮａＣｌなどの塩を用いて達成され得る。加えて、プラグは、本明細書に記載のように、紙若しくは紙様の材料、又は非晶質固体材料を含んでもよい。これらの材料は、持続可能に供給され得て、生分解性である。包装体の生分解性は、環境を配慮したものであり、消費者にとって魅力的な特徴である。

プラグは、例えば、約５ｍｍ～約２０ｍｍ、例えば約５ｍｍ～約１５ｍｍ又は約５ｍｍ～約１２ｍｍの軸方向長さを有し得る。

プラグは、約１７ｍｍ～約２５ｍｍ、例えば約１９ｍｍ～約２４ｍｍ又は約２０ｍｍ～約２３ｍｍの円周を有し得る。

プラグにわたる圧力降下は、少なくとも約５ｍｍＷＧ、少なくとも約７ｍｍＷＧ、少なくとも約１０ｍｍＷＧ、少なくとも約１２ｍｍＷＧ、又は少なくとも約１５ｍｍＷＧであり得る。代替的に又は付加的に、プラグにわたる圧力降下は、約６０ｍｍＷＧ未満、約５０ｍｍＷＧ未満、又は約４０ｍｍＷＧ未満であり得る。例えば、プラグにわたる圧力降下は、１０～５０ｍｍＷＧの範囲、例えば１２～４０ｍｍＷＧ又は１５～３０ｍｍＷＧの範囲であり得る。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、約１２～約４０ｍｍＷＧの圧力降下を示し得る。

一部の実施形態では、プラグにわたる圧力降下は、プラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり少なくとも約１ｍｍＷＧ、例えばプラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり少なくとも約１．２、１．５、１．８、又は２ｍｍＷＧである。一部の実施形態では、プラグにわたる圧力降下は、プラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり約４ｍｍＷＧ未満、例えばプラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり約３．５、３．２、３、又は２．５ｍｍＷＧ未満である。例えば、プラグにわたる圧力降下は、プラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり１．０～４．０、又は１．５～３．５、又は２．０～３．０ｍｍＷＧの範囲であり得る。

プラグは、少なくとも約０．０５ｍｇ／ｍｍ^３のかさ密度、例えば、少なくとも約０．０７ｍｇ／ｍｍ^３、少なくとも約０．１ｍｇ／ｍｍ^３又は少なくとも約０．１２ｍｇ／ｍｍ^３のかさ密度を有し得る。代替的に又は付加的に、プラグは、約０．３ｍｇ／ｍｍ^３未満、約０．２７ｍｇ／ｍｍ^３未満又は約０．２５ｍｇ／ｍｍ^３未満のかさ密度を有し得る。例えば、プラグは、約０．０５～約０．３５ｍｇ／ｍｍ^３の間、約０．１～約０．３ｍｇ／ｍｍ^３の間又は約０．１５～約０．２５ｍｇ／ｍｍ^３の間のかさ密度を有し得る。プラグは、約０．２ｍｇ／ｍｍ^３のかさ密度を有し得る。

プラグの本体
一部の実施形態では、プラグは、生分解性及び持続可能性の材料から形成される。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、酢酸セルロースなどのバイオプラスチックを含む、プラスチック材料であると考えられる材料を含まない。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、シート材料から形成される。特に、プラグは、収集されたシート、又は収集され且つ圧着されたシートから少なくとも部分的に形成されてもよい。燃焼抑制添加剤を含むプラグはまた、シート材料を長手方向の細片に切断し、それを収集してロッドにすることにより形成されてもよい。

一部の実施形態では、プラグは、燃焼抑制添加剤を含むシート材料と、添加剤を含まないシート材料の組合せから形成されてもよい。

一部の実施形態では、シート材料は、セルロース系材料を含む。一部の実施形態では、セルロース系材料は、シート材料の少なくとも２０％、３０％、４０％又は５０％を構成する。

一部の実施形態では、シートは、紙又は紙様の材料を含むか、又はそれらから実質的になってもよい。前記紙又は紙様の材料は、約２０ｇｓｍ～約１５０ｇｓｍ又は約２０ｇｓｍ～約１２０ｇｓｍの間であり得る。一部の実施形態では、紙又は紙様の材料は、約２５ｇｓｍ～約３５ｇｓｍの間、又は約５５ｇｓｍ～６５ｇｓｍの間であり得る。

一部の実施形態では、シート材料は、タバコ材料を含む植物材料から形成されてもよい。例えば、シート材料は、再生タバコ材料、又は他の種類の植物若しくは植物材料から形成される同様の材料であってもよい。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、繊維性材料から形成される。一部の実施形態では、繊維性材料は非プラスチック材料であり、例えば、プラグは、酢酸セルロースから形成されない。燃焼抑制添加剤は、プラグに形成される前に、繊維性材料に添加されてもよい。代替的に又は付加的に、燃焼抑制添加剤は、プラグに形成された後に、維性材料に添加されてもよい。例えば、燃焼抑制添加剤は、プラグの１つ又は複数の表面に添加されてもよい。

一部の実施形態では、例えば、プラグが紙などのセルロースベースの材料などのシート材料から形成される場合、本明細書に記載のエアロゾル改質剤及び／又は本明細書に記載のエアロゾル形成材料がプラグに含まれる。一部の実施形態では、エアロゾル改質剤及び／又はエアロゾル形成材料は、プラグが形成される前に、プラグを形成する材料に適用されてもよい。代替的に又は付加的に、エアロゾル改質剤及び／又はエアロゾル形成材料は、形成されたプラグに適用されてもよい。

エアロゾル形成材料は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、１，３－ブチレングリコール、エリトリトール、ｍｅｓｏ－エリトリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの１つ又は複数を含み得る。プラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり、少なくとも０．０２ｍｇのエアロゾル形成材料が、例えばプラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり、少なくとも０．０３、０．０４又は０．０５ｍｇのエアロゾル形成材料が、プラグに適用され得る。プラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり、０．５ｍｇ未満、例えば０．４ｍｇ未満、０．３ｍｇ未満、０．２ｍｇ未満、又は０．１ｍｇ未満のエアロゾル形成材料が、プラグに適用され得る。例えば、プラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり、約０．０２～０．５ｍｇの間、又は約０．０５ｍｇ～約０．４ｍｇの間のエアロゾル形成材料が、プラグに適用され得る。例えば、プラグの軸方向長さの１ｍｍ当たり、約０．０２～０．５ｍｇの間、又は約０．０５ｍｇ～約０．４ｍｇの間のグリセリン又はプロピレングリコールが、プラグに適用され得る。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、代替的に「一体化固体」（すなわち、非繊維性）と称される場合もある「非晶質固体材料」から形成される。一部の実施形態では、非晶質固体材料は、乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体は、その中に液体などのいくらかの流体を保持し得る固体材料である。

非晶質固体材料は、約０．１ｗｔ％、０．５ｗｔ％、１ｗｔ％、５ｗｔ％、１０ｗｔ％、１５ｗｔ％、２０ｗｔ％又は２５ｗｔ％から約６０ｗｔ％、５０ｗｔ％、４５ｗｔ％、４０ｗｔ％又は３５ｗｔ％までのゲル化剤（全て乾燥重量基準で算出）を含み得る。例えば、非晶質固体は、１～５０ｗｔ％、５～４５ｗｔ％、１０～４０ｗｔ％又は２０～３５ｗｔ％のゲル化剤を含み得る。一部の実施形態では、ゲル化剤は、親水コロイドを含む。

一部の実施形態では、ゲル化剤は、アルギネート、ペクチン、デンプン（及び誘導体）、並びにセルロース（及び誘導体）などの多糖類；ゴム類、シリカ又はシリコーン化合物；クレイ；ポリビニルアルコール並びにこれらの組合せを含む群から選択されるうちの１つ又は複数の化合物を含む。例えば、一部の実施形態では、ゲル化剤は、アルギネート、ペクチン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、プルラン、キトサン、キサンタンゴム、グアーゴム、カラギーナン、アガロース、アカシアゴム、ヒュームドシリカ、ＰＤＭＳ、ケイ酸ナトリウム、カオリン及びポリビニルアルコールのうちの１つ又は複数を含む。場合によっては、ゲル化剤は、アルギネート及び／又はペクチンを含み、非晶質固体の形成中に、硬化剤（カルシウム源など）と組み合わせられてもよい。場合によっては、非晶質固体は、カルシウム架橋されたアルギネート及び／又はカルシウム架橋されたペクチンを含んでもよい。

一部の実施形態では、ゲル化剤は、アルギネートを含む。一実施形態では、アルギネートは、非晶質固体の１～３０ｗｔ％（乾燥重量基準で算出）の量で非晶質固体中に存在する。一部の実施形態では、アルギネートは、非晶質固体中に存在する唯一のゲル化剤である。他の実施形態では、ゲル化剤は、アルギネート及びペクチンなどの少なくとも１つのさらなるゲル化剤を含む。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、カラギーナンを含むゲル化剤を含み得る非晶質固体を含んでもよい。

好適には、非晶質固体は、少なくとも約０．１ｗｔ％、０．５ｗｔ％、１ｗｔ％、３ｗｔ％、５ｗｔ％、７ｗｔ％、１０ｗｔ％、１５ｗｔ％、２０ｗｔ％、２５ｗｔ％、３０ｗｔ％、３５ｗｔ％若しくは４０％、及び／又は約７５ｗｔ％、７０ｗｔ％、６５ｗｔ％、６０ｗｔ％、５５ｗｔ％又は５０ｗｔ％までのエアロゾル形成材料（全て乾燥重量基準で算出）を含み得る。例えば、非晶質固体は、５～１０ｗｔ％、２０～７０ｗｔ％、４０～６０ｗｔ％又は５０～６０ｗｔ％のエアロゾル形成材料を含み得る。

本明細書で使用される場合、エアロゾル形成材料は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、１，３－ブチレングリコール、エリトリトール、ｍｅｓｏ－エリトリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの１つ又は複数を含み得る。

場合によっては、エアロゾル形成材料は、エリトリトール、プロピレングリコール、グリセロール、植物性グリセリン（ＶＧ）、トリアセチン、ソルビトール及びキシリトールから選択されるうちの１つ又は複数の化合物を含む。場合によっては、エアロゾル形成材料は、グリセロールを含むか、グリセロールから本質的になるか、又はグリセロールからなる。

エアロゾル形成材料は、可塑剤として作用し得る。例えば、非晶質固体材料は、０．５～４０ｗｔ％、３～３５ｗｔ％又は１０～２５ｗｔ％のエアロゾル形成材料を含み得る。場合によっては、エアロゾル形成材料は、エリトリトール、プロピレングリコール、グリセロール、トリアセチン、ソルビトール及びキシリトールから選択されるうちの１つ又は複数の化合物を含む。場合によっては、エアロゾル形成材料は、グリセロールを含むか、グリセロールから本質的になるか、又はグリセロールからなる。本明細書で規定される可塑剤含有量は、非晶質固体シートがボビンに巻き取られることを可能にする、非晶質固体の可撓性をもたらし、それはエアロゾル生成物品に含有されるプラグの製造において有用である。

一部の実施形態では、非晶質固体材料はヒドロゲルであり、湿重量基準で算出して、約２０ｗｔ％未満の水を含む。場合によっては、ヒドロゲルは、湿重量基準で算出して、約１５ｗｔ％未満、１２ｗｔ％又は１０ｗｔ％の水を含んでもよい。場合によっては、ヒドロゲルは、少なくとも約１ｗｔ％、２ｗｔ％又は少なくとも約５ｗｔ％の水（ＷＷＢ）を含んでもよい。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、非晶質固体材料のシートから形成される。特に、プラグは、非晶質固体材料を含む収集されたシート、又は収集され且つ圧着されたシートから形成され得る。プラグはまた、非晶質固体材料の１つ又は複数のシートを長手方向の細片に切断し、それを収集してロッドにすることにより形成されてもよい。

他の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、非晶質固体材料を含む固体塊として形成されてもよい。例えば、プラグは、非晶質固体材料の円柱塊又は一部であってもよい。

ある状況では、詳細には、プラグが、相対的に高密度の材料で作製されるか、又は堅く圧縮されるか、又はロッドに収集された場合、プラグは、それを通る空気流を制限する場合がある。これを緩和するために、穿孔又は穴を設けることが可能である。一部の実施形態では、穿孔又は穴は、物品中で燃焼抑制添加剤を含むプラグの下流に設けられ、その結果、空気が、穿孔を通って、消耗品中に、エアロゾル生成材料内に引き込まれ得る。代替的に又は加えて、空気が、燃焼抑制添加剤を含むプラグを通って消耗品内に引き込まれることが可能になるように、穴又は穿孔がもたらされ得る。

燃焼抑制添加剤
燃焼抑制添加剤は、プラグに添加されるか又は組み込まれた場合、高温に曝された場合にプラグが燃焼する傾向を低減することができる添加剤である。

燃焼抑制添加剤は、プラグが形成されるか又は組み立てられる前に、その間に、又はその後にプラグに添加されてもよい。したがって、例えば、燃焼抑制添加剤は、プラグが形成される材料に添加されるか又は組み込まれてもよい。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、プラグを形成するために使用されるシート材料に添加されるか又は適用される。燃焼抑制添加剤は、例えばシート材料の製造中に、シート材料に組み込まれてもよい。代替的に又は付加的に、燃焼抑制添加剤は、以下でより詳細に論じられるように、例えば添加剤を含むコーティングの形態で、シート材料に適用されてもよい。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、プラグを形成するために使用される非晶質固体材料に添加されるか又は適用される。燃焼抑制添加剤は、例えば非晶質固体材料の製造中に、非晶質固体材料に組み込まれてもよい。代替的に又は付加的に、燃焼抑制添加剤は、これがシートの形態であっても又は塊の形態であっても、非晶質固体材料に適用され得る。例えば、燃焼抑制添加剤は、以下でより詳細に論じられるように、非晶質固体材料の表面に適用されるコーティングに添加されてもよい。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、１つ又は複数の燃焼抑制添加剤を、プラグの少なくとも約３ｗｔ％、約３．５ｗｔ％、約４ｗｔ％、約４．５ｗｔ％、約５ｗｔ％、約５．５ｗｔ％、約６ｗｔ％、約６．５ｗｔ％、約７ｗｔ％、約７．５ｗｔ％、約８ｗｔ％、約９ｗｔ％、約１０ｗｔ％、約２０ｗｔ％、約３０ｗｔ％、約４０ｗｔ％、約５０ｗｔ％、約６０ｗｔ％、約７０ｗｔ％の総量で、及び／又は約７０ｗｔ％、約６５ｗｔ％、約６０ｗｔ％、約５５ｗｔ％、又は約５０ｗｔ％以下（全て乾燥重量基準で算出）の量で含む。燃焼抑制添加剤の量は、所望の燃焼抑制効果をもたらすように選択される。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグ上又はプラグ中のコーティングは、１つ又は複数の燃焼抑制添加剤を、コーティングの少なくとも約３ｗｔ％、約３．５ｗｔ％、約４ｗｔ％、約４．５ｗｔ％、約５ｗｔ％、約５．５ｗｔ％、約６ｗｔ％、約６．５ｗｔ％、約７ｗｔ％、約７．５ｗｔ％、約８ｗｔ％、約９ｗｔ％、約１０ｗｔ％、約２０ｗｔ％、約３０ｗｔ％、約４０ｗｔ％、約５０ｗｔ％、約６０ｗｔ％、約７０ｗｔ％の総量で、及び／又は約７０ｗｔ％、約６５ｗｔ％、約６０ｗｔ％、約５５ｗｔ％、又は約５０ｗｔ％以下（全て乾燥重量基準で算出）の量で含む。燃焼抑制添加剤の量は、所望の燃焼抑制効果をもたらすように選択される。

疑問を避けるために、プラグ中の燃焼抑制塩の量に関するいかなる言及も、添加された塩の量に対する言及であり、本明細書に記載の燃焼抑制塩を添加することなく、プラグ中に存在し得る塩は含まない。

本明細書で使用される燃焼抑制塩は、カチオン及びアニオンのイオン性アセンブリからなる化合物である。本明細書で使用される塩は、そのアニオン及び／又はそのカチオンが、燃焼を抑制するのに効果的であり得る塩である。一部の実施形態では、塩は、無機塩である。

一部の実施形態では、塩は、ハロゲン化物塩であり、すなわち、ハロゲン化物アニオンを有する。一部の実施形態では、塩は、塩化物塩又は臭化物塩である。高濃度の塩化物又は臭化物の存在は、以下でさらに論じられるように、燃焼を抑制することが示された。

一部の実施形態では、塩は、アルカリ金属塩であり得て、すなわち、アルカリ金属カチオンを有する。一部の実施形態では、塩は、アルカリ土類金属カチオンを有する。一部の実施形態では、塩は、亜鉛カチオン、又は三価鉄若しくは二価鉄のカチオンなどの鉄カチオンを有する。一部の実施形態では、塩は、アンモニウムカチオン又はホスホニウムカチオンを有する。

一部の実施形態では、塩は、塩化ナトリウム又は塩化カリウムなどのハロゲン化アルカリ金属であってもよい。塩は、塩化マグネシウム、塩化カルシウムなどのハロゲン化アルカリ土類金属であってもよい。塩は、塩化亜鉛又は臭化ナトリウムなどの別のハロゲン化金属であってもよい。

一部の実施形態では、塩は、カルボン酸アニオンを有する。例えば、塩は、クエン酸カリウム、コハク酸カリウム、リンゴ酸カリウム、酢酸カリウム、酒石酸カリウム、シュウ酸カリウム、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、又はリンゴ酸ナトリウムなどのアルカリ金属カルボン酸塩であってもよい。

他の実施形態では、塩は：ホウ酸アニオン、炭酸アニオン、リン酸アニオン、硫酸アニオン又はスルファミン酸アニオンから選択されるアニオンを有する。

塩の選択に影響し得る要因には、例えば、好ましくは少なくとも４５０℃である融点が含まれる。一部の実施形態では、塩は、水に可溶性である。一部の実施形態では、塩は、添加される材料に所望のｐＨをもたらすように選択される。一部の実施形態では、塩は、材料のｐＨを著しく変化させることはない。

一部の実施形態では、塩化ナトリウム（ＮａＣｌ）が使用される塩である。高い塩化物含有量を有する包装体は、燃焼するのが困難であることが実証された。さらに、塩化ナトリウムは中性、高可溶性であり、包装体のｐＨに影響を及ぼさない。

燃焼抑制塩は、本明細書に開示されるか若しくは当技術分野で公知の１つの塩であっても、又は任意の数の塩の組合せであってもよく、本明細書で「燃焼抑制塩」と呼ばれる。燃焼抑制塩（複数可）は、有利なことには、燃焼抑制材料に所望の特徴を付与するように選択され得る。

一部の実施形態では、燃焼抑制塩は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化ナトリウム及び／又は臭化カリウムを含むか、これらから本質的になるか、又はこれらからなる。

所望される燃焼抑制特性又は他の物理的特性に応じて、塩の成分は、遊離塩基形態、塩形態、若しくは複合体として、又は溶媒和物としてであってもよい。燃焼抑制塩は、任意の密度及び任意の結晶構造であってもよい。

結合剤
一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、燃焼抑制添加剤及び結合剤を含むコーティングの形態でプラグに添加される。コーティングは、プラグの本体を形成するために使用されるシート材料に施されてもよい。一部の実施形態では、コーティングは、収集されてプラグを形成する前に、シートに施される。他の実施形態では、コーティングは、形成されたプラグに施される。

結合剤は、燃焼抑制添加剤を含むコーティングの基部を形成するフィルム形成材料であってもよい。燃焼抑制添加剤は、結合剤から形成されるフィルム中又はフィルム上に配置され得る。一部の実施形態では、以下でより詳細に論じられるように、塩が結合剤と混合され、包装体に適用される。

結合剤は、燃焼抑制添加剤をシート材料又はプラグに接着し得る。結合剤はまた、シート又はプラグを、それ自体及び／又は物品の他の構成要素に接着するために使用されてもよい。

好適な結合剤は、例えば、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ）などのフィルム形成剤、ゼラチン、アカシアゴムなどのゴム類、デンプン及びその誘導体、多糖類、ペクチン、アルギネート、木材パルプ、セルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、シリカ又はシリコーン化合物、クレイ、及びこれらの組合せを含む。好適な結合剤は、例えば、アルギネート、ペクチン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、プルラン、キトサン、キサンタンゴムグアーゴム、カラギーナン、アガロース、アカシアゴム、ヒュームドシリカ、ＰＤＭＳ、ケイ酸ナトリウム、カオリン及びポリビニルアルコールなどのうちの１つ又は複数のゲル化剤を含む。場合によっては、結合剤は、アルギネート及び／又はペクチンを含み得て、前駆体材料は、非晶質固体の形成の補助となり得る硬化剤（カルシウム源など）をさらに含んでもよい。場合によっては、結合剤は、カルシウム架橋されたアルギネート及び／又はカルシウム架橋されたペクチンを含んでもよい。

一部の実施形態では、コーティングは、少なくとも約０．１ｗｔ％、約０．２ｗｔ％、約０．３ｗｔ％、約０．４ｗｔ％、約０．５ｗｔ％、約０．６ｗｔ％、約０．７ｗｔ％、約０．８ｗｔ％、約０．９ｗｔ％、約１ｗｔ％、約１０ｗｔ％、約２０ｗｔ％、約３０ｗｔ％、約３５ｗｔ％、約４０ｗｔ％、約４５ｗｔ％又は少なくとも約５０ｗｔ％の結合剤（全て乾燥重量基準で算出）を含む。場合によっては、コーティングは、約７０ｗｔ％、約６５ｗｔ％、約６０ｗｔ％、約５５ｗｔ％、約５０ｗｔ％、約４５ｗｔ％、約４０ｗｔ％、約３５ｗｔ％、又は約３０ｗｔ％以下の結合剤（全て乾燥重量基準で算出）を含む。

前駆体材料
一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、コーティングを形成するために使用される前駆体材料に組み込まれるか又は添加される。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、前駆体材料中で懸濁する。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、任意選択で溶媒の存在下で、前駆体材料に溶解する。溶媒は、水性であっても又は有機液体であってもよく、溶解される材料及び溶解される程度に応じて、極性であっても又は非極性であってもよい。

前駆体材料は、約３ｗｔ％、約３．５ｗｔ％、約４ｗｔ％、約４．５ｗｔ％、約５ｗｔ％、約５．５ｗｔ％、約６ｗｔ％、約６．５ｗｔ％、約７ｗｔ％、約７．５ｗｔ％、約８ｗｔ％、約９ｗｔ％、約１０ｗｔ％、約２０ｗｔ％、約３０ｗｔ％、約４０ｗｔ％、又は約５０ｗｔ％の燃焼抑制添加剤（全て乾燥重量基準で算出）を含み得る。

前駆体材料は、約３ｗｔ％、約３．５ｗｔ％、約４ｗｔ％、約４．５ｗｔ％、約５ｗｔ％、約５．５ｗｔ％、約６ｗｔ％、約６．５ｗｔ％、約７ｗｔ％、約７．５ｗｔ％、約８ｗｔ％、約９ｗｔ％、約１０ｗｔ％、約２０ｗｔ％、約３０ｗｔ％、約４０ｗｔ％、又は約５０ｗｔ％の燃焼抑制塩（全て乾燥重量基準で算出）を含み得る。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含む前駆体材料は、シート又はプラグの表面に適用される。これは、シート又はプラグの表面に燃焼抑制添加剤を堆積させ、シート又はプラグの表面にコーティングをもたらす。

一部の実施形態では、シート又はプラグは、燃焼抑制添加剤を含む溶液又は懸濁液などの前駆体材料と接触している。この技術は、シート又はプラグの表面又は表面の一部に、燃焼抑制添加剤を含むコーティングを形成するために使用され得る。一部の実施形態では、前駆体材料は、シート又はプラグに噴霧、印刷、塗布されるか又は他の方法で局所的に適用されてもよい。これは、シート又はプラグにわたり均一に分布している、燃焼抑制添加剤のコーティングの形成をもたらすことができるので有利である。噴霧、印刷及び塗布などのいくつかの適用方法は、より正確であり、局在したコーティングをもたらし得るか、又はシート又はプラグに、より高濃度の燃焼抑制添加剤を適用することが可能である。

シート又は包装体は、燃焼抑制添加剤を含む前駆体材料と複数回接触させられ、燃焼抑制添加剤を含む１つ又は複数の層を形成することができる。一部の実施形態では、１つの層は、次の層が適用される前に乾燥させてもよい。一部の実施形態では、層の組成は異なり、例えば異なる燃焼抑制添加剤及び／又は結合剤などの他の成分を含んでもよい。これにより、特定の燃焼抑制プロファイルがもたらされるか、又は結合剤の異なる接着特性が利用され得る。このプロセスはまた、燃焼抑制添加剤の層の所望の厚さ、及び／又は燃焼抑制添加剤の所望の量若しくは濃度を提供するために繰り返されてもよく、これはさらなる利点である。コーティングがシート又はプラグに施された場合の付加的な厚さは、構造剛性を改善するか又はその引張り強度を増加させるのに寄与し得る。

一部の実施形態では、前駆体材料及び／又はそれに続くコーティングは、「一体化固体」（すなわち、非繊維性）と代替的に称される場合もある非晶質固体を含むか、又は非晶質固体の形態である。一部の実施形態では、前駆体材料又はコーティングは、乾燥ゲルの形態であってもよい。非晶質固体は、その中に液体などのいくらかの流体を保持し得る固体材料である。非晶質固体の形態の前駆体材料又はコーティングは、本明細書に記載の少なくとも１つのゲル化剤からなる結合剤を含んでもよい。非晶質固体を含む前駆体材料又はコーティングは、シート又はプラグに引張り強度の増加及び剛性をもたらすという利点を享受する。

一部の実施形態では、１つの層を形成するために使用される前駆体材料は、１つの層では液体の形態であってもよく、別の層を形成するために使用される前駆体材料は、固体又は非晶質固体の形態であってもよい。例示的な実施形態では、液体の形態で、ＰＶＡなどの結合剤を含む前駆体材料は、第１の層を提供し得る。非晶質固体の形態の前駆体材料は、第２の層を提供し得る。第２の層は、シートの形態であってもよい。そのような実施形態は、第１の層を介して非晶質固体シートが接着されるシート又はプラグを提供する。層（複数可）は、シート又はプラグの特定の部分に配置され得て、したがって、非晶質固体の形態の利点を局所的にもたらす。非晶質固体は、本明細書に記載の付加的な成分を含み、有利なことには、付加的な成分をシート又はプラグの一部に局所的に提供し得る。

層は、同じ燃焼抑制添加剤又は異なる燃焼抑制添加剤を含んでもよい。付加的に、前駆体材料中の燃焼抑制添加剤の比率は変更され、シート又はプラグ上の層（複数可）に、所望の特性をもたらし得る。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むコーティングは、シート又はプラグの一部に、例えばシート又はプラグのパッチ又は区分に適用される。コーティングは、包装体の内表面及び／又は外表面に適用されてもよい。

一部の実施形態では、コーティングは、物品中のエアロゾル生成材料に隣接して位置するプラグの表面にある。

本発明の別の実施形態では、前駆体材料は、印刷されたパッチの形態で適用されてもよい。この実施形態では、前駆体材料は、この適用方法に適合された特性を有し得て、例えば、前駆体材料は、好適な粘度を有し得るか、又はより高濃度の燃焼抑制添加剤を含み得る。この適用方法の利点は、印刷パッチが、正確な大きさ、形状及びシート又はプラグ上の位置であり得て、本方法が、シート又はプラグへの塩のより制御された適用を提供するということである。印刷パッチは、プラグのシートの一部又は全体に配置されてもよい。

前駆体材料の成分
一部の実施形態では、前駆体材料は、結合剤及び燃焼抑制添加剤を含む。

場合によっては、前駆体材料は、少なくとも約０．１ｗｔ％、約１ｗｔ％、約１０ｗｔ％、約２０ｗｔ％、約３０ｗｔ％、約３５ｗｔ％、約４０ｗｔ％、約４５ｗｔ％又は少なくとも約５０ｗｔ％の結合剤（全て乾燥重量基準で算出）を含む。場合によっては、前駆体材料は、約７０ｗｔ％、約６５ｗｔ％、約６０ｗｔ％、約５５ｗｔ％、約５０ｗｔ％、約４５ｗｔ％、約４０ｗｔ％、約３５ｗｔ％、又は約３０ｗｔ％以下の結合剤（全て乾燥重量基準で算出）を含む。

前駆体材料は、有利な粘度をもたらすために、適切な量の結合剤を含み得る。例えば、前駆体材料は、フィルムを形成し、所望の厚さ又は他の物理的特徴を有するコーティングをもたらすのに十分な粘性でなければならない。しかしながら、前駆体材料の粘度が大き過ぎる場合、材料は、シート又はプラグに適用するのが困難となり得る。

一部の実施形態では、結合剤を含む前駆体材料は、前駆体材料に接着品質をもたらす。前駆体材料は、接着性又は「糊様の」品質を有する粘性組成物であり得る。一部の実施形態では、前駆体材料、及びそれに続くコーティングは、有利なことには、シート又はプラグを所定の場所に固着させるために使用され得る。

一部の実施形態では、前駆体材料は、１つ又は複数の溶媒を含む。溶媒は、前駆体材料の１つ又は複数の成分を溶解するために含まれ得る。付加的に又は代替的に、溶媒は、特定の条件下における前駆体材料の粘度又は乾燥挙動などの、前駆体材料の特性を制御するために含まれ得る。前駆体材料の粘度は、例えば、所望の結合剤及び添加剤の含有量を維持しながら、包装体へのその適用を促進するために低減され得る。

溶媒は、水性液体及び非水性液体を含む１つ又は複数の液体を含み得る。例えば、溶媒は：水（蒸留水など）、ベンジルアルコール、エタノール、メタノール、トリアセチン、グリセロール、プロピレングリコール、又はこれらの組合せからなる群から選択され得る。一部の実施形態では、溶媒は、蒸留水である。

溶媒は、有利には、シート又はプラグに前駆体材料を適用した後に容易に除去され、シート又はプラグの表面に燃焼抑制塩を含む（乾燥）コーティングを形成するように選択され得る。一部の実施形態では、溶媒は、以下でより詳細に論じられるように、処理ステップの結果として除去されてもよい。一部の実施形態では、液体担体は、有利なことには蒸発により除去され得る揮発性の溶媒である。

前駆体材料の処理
前駆体材料は、シート又はプラグの表面に適用されると、コーティングをもたらすように任意選択で処理され得る。処理は、アルギネート又はポリマーの乾燥、硬化、架橋、加熱又は任意の他の好適な処理を含むステップを含んでもよい。これは、コーティングが、前駆体材料とは異なる特性を有し得るという利点をもたらす。例えば、前駆体材料は液体であってもよいが、処理ステップ中にシート又はプラグ上で硬くなり、コーティングに好適な剛性を付与することができる。さらなる例では、前駆体材料は、処理前に「粘着性」であってもよく、処理後には、シート又はプラグが表面に意図されず接着することを防止するために、粘着性であってはならない。

前駆体材料は、シート又はプラグの異なる位置で、異なる処理をされてもよい。これは、燃焼抑制添加剤及び特性が、シート又はプラグの異なった区分に付与され得るという利点をもたらす。

一部の実施形態では、前駆体材料の一部の成分は、例えば蒸発を介して除去され、燃焼抑制添加剤（及び他の非揮発性の成分）は、コーティングでシート又はプラグ上に堆積したままとなる。

一部の実施形態では、前駆体材料又は前駆体材料の成分は、シート又はプラグ上に形成されるコーティングに残存し得て、コーティングに、付加的な燃焼抑制、風味、香料及び／又は物理的特徴を付与することができる。

一部の実施形態では、前駆体材料は処理されず、さらなる加工を伴うことなくコーティングを形成する。

コーティング
一部の実施形態では、コーティングは、約０．２μｍ～約５０μｍの厚さを有し得る。コーティングは、少なくとも約０．２μｍ、約０．３μｍ、約０．４μｍ、約０．５μｍ、約０．６μｍ、約０．７μｍ、約０．８μｍ、約０．９μｍ、約１μｍ、約２μｍ、約３μｍ、約４μｍ、約５μｍ、約１０μｍ、約１５μｍ、約２０μｍ、約２５μｍ、約３０μｍの厚さを有し得る。コーティングは、約５０μｍ、約４５μｍ、約４０μｍ、約３５μｍ、約３０μｍ、約２５μｍ、約２０μｍ、約１５μｍ、約１０μｍ又は約５μｍ以下の厚さを有し得る。

燃焼抑制添加剤コーティングは、２層以上を含んでもよく、本明細書に記載のコーティング厚さは、これらの層の総厚を指す。コーティングはまた、本明細書に開示される燃焼抑制添加剤（複数可）に加えて、他の添加剤を含有してもよい。コーティングはまた、非常に薄くてもよく、シート又はプラグの表面にわたり一貫性がない場合もある。コーティングの厚さは、望ましい燃焼抑制特徴をもたらし、且つコーティングシートに満足できる剛性及び構造的完全性を付与するように選択され得る。

燃焼抑制塩のコーティングの厚さは、当業者に公知の走査電子顕微鏡（ＳＥＭ）などの顕微鏡、又は当業者に公知の任意の他の好適な技術を使用して測定され得る。

場合によっては、コーティング厚さは、その領域にわたり、約２５％、約２０％、約１５％、約１０％、約５％又は約１％以下で変動してもよい。これは、コーティングシートが一貫した厚さを有するという利点、及び／又はコーティングシートから形成されるか若しくはコーティングを有するプラグが一貫した寸法を有するという利点を有し、その結果、プラグが物品の他の構成要素に適合し得るため、物品が不燃式エアロゾル供給システムに、より容易に適合し得る。

本発明の一部の実施形態では、プラグに含有されるシート表面の全領域の一部のみが、燃焼抑制添加剤を含むコーティングを含む。他の実施形態では、シートの全表面が、燃焼抑制添加剤を含むコーティングを含む。

本明細書に記載のコーティングを含む物品では、エアロゾル生成材料のロッドの端部に面するか又は隣接するプラグの一部は、燃焼抑制添加剤を含むコーティングを含み得る。この実施形態は、配置されたエアロゾル生成材料又は加熱材料が高温に加熱された場合、プラグが燃焼することを防止するという利点を享受する。

方法
本明細書に記載の物品は、燃焼抑制添加剤が、プラグに組み込まれるか、又はプラグの表面に適用され、次にプラグが、エアロゾル生成材料のロッドを有する物品に組み込まれる方法により製造され得る。

一部の実施形態では、プラグは、物品の遠位端に組み込まれる。

一部の実施形態では、本方法は、１つ又は複数のシートをロッドに収集するステップと、ロッドを包むステップと、それを別個の区分に切断してプラグを形成するステップとを含む。本方法は、シートをロッドに収集する前に、シートを圧着するステップを含んでもよい。

本方法は、形成体の周りにシートを収集し、プラグを通る穴を形成するステップを含み得る。

プラグがシートから形成される一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、シート材料が作製される場合に含まれる。

プラグがシートから形成される一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、シート材料の表面に適用されるコーティングに組み込まれる。

一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、形成されるプラグの表面の少なくとも一部に適用される。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、プラグの表面に適用されるコーティングに組み込まれる。

一部の実施形態では、コーティングは、結合剤及び燃焼抑制添加剤を含む前駆体材料を、表面に適用することにより形成される。

消耗品
本明細書で使用される場合、用語「送達システム」は、少なくとも１つの物質を使用者に送達するシステムを包含することを意図し、エアロゾル生成材料を燃焼することなくエアロゾル生成材料から化合物を放出する、例えば電子タバコ、タバコ加熱製品などの不燃式エアロゾル供給システム、及びエアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成する複合型システムを含む。

一部の実施形態では、送達システムは、動力型不燃式エアロゾル供給システムなどの不燃式エアロゾル供給システムである。

本開示により、「不燃式」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システム（又はその構成要素）の構成エアロゾル生成材料が、少なくとも１つの物質の使用者への送達を促進するために、燃焼されないか又は燃やされないシステムである。

一部の実施形態では、不燃式エアロゾル供給システムは、ベイピングデバイス又は電子ニコチン送達システム（ＥＮＤ）としても公知の電子タバコであるが、エアロゾル生成材料中のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。

一部の実施形態では、不燃式エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても公知のエアロゾル生成材料加熱システムである。そのようなシステムの一例は、タバコ加熱システムである。

一部の実施形態では、不燃式エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成する複合型システムであり、そのうちの１つ又は複数は加熱されてもよい。それぞれのエアロゾル生成材料は、例えば、固体、液体又はゲルの形態であってもよく、ニコチンを含有しても又は含有しなくてもよい。一部の実施形態では、複合型システムは、液体又はゲルのエアロゾル生成材料及び固体のエアロゾル生成材料を含む。固体のエアロゾル生成材料は、例えば、タバコ又は非タバコ製品を含み得る。

典型的には、不燃式エアロゾル供給システムは、不燃式エアロゾル供給デバイス及び不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品を備え得る。

一部の実施形態では、本開示は、エアロゾル生成材料を含み、不燃式エアロゾル供給デバイスと共に使用されるように設計された消耗品に関する。これらの消耗品は、本開示全体を通して、物品と称されることもある。

消耗品は、エアロゾル生成材料を含む物品であり、その一部又は全体は、使用者による使用中に消費されることが意図され、同様に本明細書に記載の燃焼抑制添加剤を含むプラグも備える。本物品は、通例、マウスピース及び／又はフィルターに接続するか又は含む下流端部、並びに遠位端とも称される上流端部を有する。一部の実施形態では、本物品は、物品の遠位端に、燃焼抑制添加剤を含むプラグを備える。

消耗品は、エアロゾル生成材料の保存領域、エアロゾル生成材料の移動成分、エアロゾル生成領域、収容体、包装体、マウスピース、フィルター及び／又はエアロゾル改質剤などのうちの１つ又は複数の他の構成要素もさらに備え得る。消耗品はまた、使用時に、熱を発してエアロゾル生成材料にエアロゾルを生成させるヒーターなどのエアロゾル生成器も備え得る。ヒーターは、例えば、可燃性材料、電気伝導により加熱可能な材料、又はサセプタを含み得る。

サセプタは、交番磁界などの変動磁界を用いる侵入により加熱可能な材料である。サセプタは、電気伝導性材料であってもよく、変動磁界を用いるその侵入が、加熱材料の誘導加熱を起こす。加熱材料は、磁性材料であってもよく、変動磁界を用いるその侵入が、加熱材料の磁性ヒステリシス加熱を起こす。サセプタは、電気伝導性と磁性の両方であってもよく、サセプタが両方の加熱機構により加熱可能である。変動磁界を発生させるように設計されたデバイスは、本明細書で、磁界発生装置と呼ばれる。

一部の実施形態では、加熱材料は、金属又は金属合金を含み得る。一部の実施形態では、加熱材料は：アルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性炭素、グラファイト、プレーン炭素鋼、ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、銅、及び青銅からなる群から選択されるうちの１つ又は複数の材料を含み得る。他の加熱材料（複数可）は、他の実施形態で使用されてもよい。一部の実施形態では、加熱材料は、磁性体であってもよい。磁性の電気伝導性材料が加熱材料として使用される場合、磁性の電気伝導性材料と、装置の電磁石との間の磁気結合が、使用時に強化され得ることもまた見出された。磁性ヒステリシス加熱を潜在的に可能にすることに加えて、これによって、加熱材料のより大きい又は改善されたジュール加熱、したがって、喫煙材のより大きい又は改善された加熱をもたらすことができる。

一部の実施形態では、加熱材料は、平板又は細片又はリボンを含む。一部の実施形態では、加熱材料は、メッシュ又はエキスパンドメタルを含む。

一部の実施形態では、物品が使用時である場合、加熱材料は、エアロゾル生成材料と接触している。一部の実施形態では、加熱材料は、物品に組み込まれる。他の実施形態では、物品が不燃式エアロゾル供給デバイスに挿入される場合、加熱材料は、物品に挿入される。

物品が、サセプタなどの加熱材料を含む場合、加熱材料は、エアロゾル生成材料のロッドに含まれてもよい。一部の実施形態では、加熱材料は、エアロゾル生成材料内に分布している。一部の実施形態では、シート又はメッシュの加熱材料は、エアロゾル生成材料のロッドを通って延びる。一部の実施形態では、加熱材料は、燃焼抑制添加剤を含むプラグと接しているエアロゾル生成材料のロッドの端部まで延びる。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、エアロゾル生成材料のロッドの上流端部と接しており、任意選択で物品の遠位端にある。

加熱材料は、燃焼抑制添加剤を含むプラグと接触していてもよい。一部の実施形態では、加熱材料は、燃焼抑制添加剤を含むプラグを通って、エアロゾル生成材料内へと延びてもよい。そのような実施形態では、燃焼抑制添加剤を含むプラグは、エアロゾル生成材料のロッドの上流であってもよく、任意選択で物品の遠位端にある。

エアロゾル生成材料は、例えば加熱、照射、又は任意の他の手段でエネルギーを与えられた場合、エアロゾルを生成することが可能な材料である。エアロゾル生成材料は、例えば、活性物質及び／又は香味料を含有しても又は含有しなくてもよい、固体、液体又はゲルの形態であってもよい。一部の実施形態では、エアロゾル生成材料は、「一体化固体」（すなわち、非繊維性）と代替的に称される場合もある「非晶質固体」を含んでもよい。一部の実施形態では、非晶質固体は、乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体は、その中に液体などのいくらかの流体を保持し得る固体材料である。一部の実施形態では、エアロゾル生成材料は、例えば、約５０ｗｔ％、約６０ｗｔ％又は約７０ｗｔ％からの非晶質固体、約９０ｗｔ％、９５ｗｔ％又は１００ｗｔ％までの非晶質固体を含み得る。

一部の実施形態では、物品は、エアロゾル生成材料のロッド及びプラグを取り囲む包装体を備え、少なくとも前記包装体の一部は、燃焼抑制添加剤を含む。一部の実施形態では、燃焼抑制添加剤は、包装体の少なくとも一部の表面にコーティングの形態で供給される。

包装体は、プラグに関して本明細書に記載のように、燃焼抑制添加剤、及びそれを含むコーティングを含み得る。燃焼抑制添加剤は、プラグに関して本明細書に記載の手段で、包装体に組み込まれてもよい。

本発明者らは、少なくとも１つの燃焼抑制添加剤を、包装体の表面に施されるコーティングに添加することにより、燃焼抑制特性が与えられることを見出した。燃焼抑制塩を含むコーティングの存在により、物品に火をつけることがさらにより困難となり、物品の燃焼を妨げる。

加えて、この包装体は、燃焼抑制の役割を果たす公知の他の包装体に対する、環境を配慮した代替品を提供する。例えば、エアロゾル生成物品における燃焼を抑制するために、包装体としてアルミニウムを使用することが一般的である。アルミニウムは、製造するのに多量のエネルギーを消費し、且つ使用後の再利用が難しいため、本明細書に記載の包装体が、より持続可能な代替品である。

本明細書で使用される場合、包装体は、物品又は消耗品の不可欠な部分であり、該用語は、物品の使用前に除去される物品の包装を指すためには使用されない。

一部の実施形態では、その不燃式エアロゾル供給デバイスなどの不燃式エアロゾル供給システムは、動力源及び制御装置を備え得る。動力源は、例えば、電源又は発熱式動力源であってもよい。一部の実施形態では、発熱式動力源は、発熱式動力源に近接しているエアロゾル生成材料又は熱移動材料に対して、熱の形態で電力を配分するために、エネルギー化され得る炭素基材を備える。

一部の実施形態では、不燃式エアロゾル供給システムは、消耗品を受け入れる領域、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、収容体、マウスピース、フィルター及び／又はエアロゾル改質剤を備え得る。

一部の実施形態では、物品、包装体、担体、非晶質固体、エアロゾル生成材料又は物品の任意の構成要素は、エアロゾル形成材料（複数可）、機能的材料（複数可）、香料（複数可）、植物性物質（複数可）、活性物質（複数可）又はエアロゾル改質剤のうちの１つ又は複数をさらに含み得る。

１つ又は複数の他の機能的材料は、ｐＨ調整剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び／又は抗酸化剤のうちの１つ又は複数を含み得る。

エアロゾル形成材料は、エアロゾルを形成することが可能な１つ又は複数の構成成分を含み得る。一部の実施形態では、エアロゾル形成材料は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、１，３－ブチレングリコール、エリトリトール、ｍｅｓｏ－エリトリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの１つ又は複数を含み得る。

１つ又は複数の他の機能的材料は、ｐＨ調整剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び／又は抗酸化剤のうちの１つ又は複数を含み得る。

本明細書で使用される場合、用語「香料」及び「香味料」は、成人消費者向けの製品において、地域の規則が許す場合、所望の風味、香り又は他の体性感覚的刺激を作り出すために、使用され得る材料を指す。それらは、天然に存在する香料材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成的に得られる材料、又はこれらの組合せ（例えば、タバコ、カンナビス、カンゾウ（ｌｉｃｏｒｉｃｅ（ｌｉｑｕｏｒｉｃｅ））、アジサイ、オイゲノール、ホオノキ葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、カエデ、抹茶、メンソール、和種ハッカ、アニシード（アニス）、シナモン、ウコン、インド系香辛料、アジア系香辛料、薬草、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ダイオウ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、マルベリー、柑橘類、ドランビュイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスワル、キンマ、シーシャ、マツ、ハチミツエキス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、サクラの花、カッシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、ウイキョウ、ワサビ、ピーマン、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、アサ、メンタ属（Ｍｅｎｔｈａ）の任意の種のミント油、ユーカリ樹、ダイウイキョウ、ココア、レモングラス、ルイボス、アマ、イチョウ（ｇｉｎｋｇｏ ｂｉｌｏｂａ）、ハシバミ、ハイビスカス、ゲッケイジュ、マテチャノキ、オレンジ果皮、バラ、緑茶又は紅茶などの茶、タイム、ビャクシン、ニワトコの花、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモン皮、ハッカ、エゴマ、クルクマ、コリアンダー葉、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、カラシ、ニクズク花、ダミエン（ｄａｍｉｅｎ）、マヨラナ、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、エゾネギ、ヒメウイキョウ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン）、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性剤又は刺激剤、糖及び／又は代替糖（例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、チクロ、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、又はマンニトール）、並びにチャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、又は息清涼剤などの他の添加剤を含み得る。それらは、模造品、合成若しくは天然の原料又はそれらのブレンドであってもよい。それらは、任意の好適な形態、例えば、油脂などの液体、粉末などの固体、又は気体であってもよい。

一部の実施形態では、香料は、メンソール、スペアミント及び／又はペパーミントを含む。一部の実施形態では、香料は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類及び／又はレッドベリーの香料成分を含む。一部の実施形態では、香料は、オイゲノールを含む。一部の実施形態では、香料は、タバコから抽出された香料成分を含む。一部の実施形態では、香料は、カンナビスから抽出された香料成分を含む。

一部の実施形態では、香料は、通例、香り又は風味の神経に加えて又はその代わりに、第５脳神経（三叉神経）の刺激により、化学的に誘起され且つ感知される体性感覚的刺激を達成することが意図される五感によって知覚されるものを含み得て、これらは、熱、冷却、ピリピリ感、しびれの効果をもたらす作用物質を含み得る。好適な熱効果剤は、バニリルエチルエーテルであってもよいが、これに限定されず、好適な冷却剤は、ユーカリプトール、ＷＳ－３であってもよいが、これらに限定されない。

一部の実施形態では、送達される物質は、香料を含む。

本明細書で使用される活性物質は、生理学的活性材料であり得て、生理学的応答を達成するか又は強化することを意図する材料である。活性物質は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、及び精神活性薬から選択されてもよい。活性物質は、自然起源であっても又は合成で得られてもよい。活性物質は、例えばニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、Ｂ６若しくはＢ１２若しくはＣなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、又はこれらの構成成分、誘導体、若しくは組合せを含み得る。活性物質は、タバコ、カンナビス又は他の植物性物質のうちの１つ又は複数の構成成分、誘導体又は抽出物を含み得る。一部の実施形態では、送達される物質は、活性物質を含む。

一部の実施形態では、活性物質は、ニコチンを含む。一部の実施形態では、活性物質は、カフェイン、メラトニン又はビタミンＢ１２を含む。

本明細書で示されるように、活性物質は、カンナビノイド又はテルペンのうちの１つ又は複数などの、カンナビスの構成成分、誘導体又は抽出物のうちの１つ又は複数を含み得る。

本明細書で示されるように、活性物質は、植物性物質又はその構成成分、誘導体若しくは抽出物のうちの１つ又は複数を含み得るか、又はこれらに由来し得る。本明細書で使用される場合、用語「植物性物質」には、抽出物、葉、樹皮、繊維、茎、根、種子、花、果実、花粉、莢、殻などを含むが、これらに限定されない、植物由来の任意の材料が含まれる。代替的に、材料は、植物性物質中に自然に存在し、合成で得られる活性化合物を含んでもよい。材料は、液体、気体、固体、粉末、粉状物、粉砕粒子、顆粒、ペレット、細断片、細片、シートなどの形態であってもよい。植物性物質の例は、タバコ、ユーカリ樹、ダイウイキョウ、アサ、ココア、カンナビス、ウイキョウ、レモングラス、ペパーミント、スペアミント、ルイボス、カモミール、アマ、ショウガ、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、ゲッケイジュ、カンゾウ（ｌｉｑｕｏｒｉｃｅ）、抹茶、マテチャノキ、オレンジ果皮、パパイヤ、バラ、セージ、緑茶若しくは紅茶などの茶、タイム、クローブ、シナモン、コーヒー、アニシード（アニス）、バジル、ベイリーフ、カルダモン、コリアンダー、クミン、ナツメグ、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、ラベンダー、レモン皮、ハッカ、ビャクシン、ニワトコの花、バニラ、ウィンターグリーン、エゴマ、クルクマ、ウコン、ビャクダン、コリアンダー葉、ベルガモット、オレンジの花、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、カラシ、ニクズク花、ダミエン、マヨラナ、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、エゾネギ、ヒメウイキョウ、バーベナ、タラゴン、ゼラニウム、マルベリー、ヤクヨウニンジン、テアニン、テアクリン、マカ、アシュワガンダ、ダミアナ、ガラナ、クロロフィル、バオバブ又はこれらの任意の組合せである。ハッカは、以下のハッカ変種から選択され得る：メンタ・アルベンチス（Ｍｅｎｔｈａ Ａｒｖｅｎｔｉｓ）、メンタ ｃ．ｖ．、メンタ・ニリアカ（Ｍｅｎｔｈａ ｎｉｌｉａｃａ）、メンタ・ピペリタ（Ｍｅｎｔｈａ ｐｉｐｅｒｉｔａ）、メンタ・ピペリタ・シトラタ（Ｍｅｎｔｈａ ｐｉｐｅｒｉｔａ ｃｉｔｒａｔａ）ｃ．ｖ．、メンタ・ピペリタ（Ｍｅｎｔｈａ ｐｉｐｅｒｉｔａ）ｃ．ｖ．、メンタ・スピカタ・クリスパ（Ｍｅｎｔｈａ ｓｐｉｃａｔａ ｃｒｉｓｐａ）、メンタ・カルジホリア（Ｍｅｎｔｈａ ｃａｒｄｉｆｏｌｉａ）、メンタ・ロンギホリア（Ｍｅｎｔｈａ ｌｏｎｇｉｆｏｌｉａ）、メンタ・スアベオレンス・バリエガタ（Ｍｅｎｔｈａ ｓｕａｖｅｏｌｅｎｓ ｖａｒｉｅｇａｔａ）、メンタ・プレギウム（Ｍｅｎｔｈａ ｐｕｌｅｇｉｕｍ）、メンタ・スピカタ（Ｍｅｎｔｈａ ｓｐｉｃａｔａ）ｃ．ｖ．及びメンタ・スアベオレンス（Ｍｅｎｔｈａ ｓｕａｖｅｏｌｅｎｓ）。

一部の実施形態では、活性物質は、植物性物質又はその構成成分、誘導体若しくは抽出物のうちの１つ又は複数を含むか又はこれらに由来し、植物性物質はタバコである。

一部の実施形態では、活性物質は、植物性物質又はその構成成分、誘導体若しくは抽出物のうちの１つ又は複数を含むか又はこれらに由来し、植物性物質は、ユーカリ樹、ダイウイキョウ、ココア及びアサから選択される。

一部の実施形態では、活性物質は、植物性物質又はその構成成分、誘導体若しくは抽出物のうちの１つ又は複数を含むか又はこれらに由来し、植物性物質は、ルイボス及びウイキョウから選択される。

エアロゾル改質剤は、典型的には、エアロゾル生成領域の下流に配置され、例えばエアロゾルの風味、香料、酸味又は別の特徴を変更することによって、生成されたエアロゾルを改質するように設計されている物質である。エアロゾル改質剤は、エアロゾル改質剤の放出を選択的に操作できるエアロゾル改質剤の放出成分に供給され得る。

エアロゾル改質剤は、例えば、添加剤又は吸収剤であってもよい。エアロゾル改質剤は、例えば、香味料、着色剤、水、及び炭素吸着剤のうちの１つ又は複数を含んでもよい。エアロゾル改質剤は、例えば、固体、液体、又はゲルであってもよい。エアロゾル改質剤は、粉末、糸又は顆粒の形態であってもよい。エアロゾル改質剤は、濾過材料を無含有であってもよい。

一部の実施形態では、物品は、基材を備える。材料は、支持体上又は支持体中に存在し、基材を形成し得る。支持体は、例えば、紙、カード、ボール紙、厚紙、再生材料、プラスチック材料、セラミック材料、複合材料、ガラス、金属、又は金属合金であってもよく又はこれらを含んでもよい。一部の実施形態では、支持体は、サセプタを備える。一部の実施形態では、サセプタは、材料内に埋設される。一部の代替的な実施形態では、サセプタは、材料の片側又は両側にある。

一部の実施形態では、不燃式エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成器を備える。エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるように設計された装置である。一部の実施形態では、エアロゾル生成器は、１つ又は複数の揮発性物質をエアロゾル生成材料から放出させ、エアロゾルを形成するために、エアロゾル生成材料に熱エネルギーを施すように設計されたヒーターである。一部の実施形態では、エアロゾル生成器は、加熱することなく、エアロゾルがエアロゾル生成材料から生成されるように設計されている。例えば、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料に、振動、圧力増加、又は静電エネルギーのうちの１つ又は複数を施すように設計され得る。

図１は、エアロゾル送達システムにおける使用のための、消耗品又は物品１の側方断面図である。物品１は、マウスピース区域２、及びエアロゾル生成区域３を備える。

エアロゾル生成区域３は、円柱ロッドの形態であり、この例では刻みラグ再生タバコを含むエアロゾル生成材料４を含む。エアロゾル生成材料は、任意の好適な材料であり得る。

マウスピース区域２は、例示的な実施形態では、収集された紙又は繊維性トウ若しくはフィラメント状トウなどの材料本体５を含む。

ロッド形状の消耗品１は、紙包装体などの、マウスピース区域２及びエアロゾル生成区域３を封じ込める包装体６をさらに備える。消耗品１はまた、遠位端に、燃焼抑制添加剤を含むプラグ７も備える。

図２は、本明細書に記載の、消耗品１１０のエアロゾル生成材料などの、エアロゾル生成媒体／材料からエアロゾルを生成するための、不燃式エアロゾル供給デバイス１００の一例を示す。概略すると、デバイス１００は、エアロゾル生成媒体を含む取り替え可能品１１０、例えば図１に例示するか又は本明細書の他所に記載する物品１を加熱し、デバイス１００の使用者により吸引されるエアロゾル又は他の吸引可能な媒体を生成するために使用され得る。デバイス１００及び取り替え可能品１１０は、共にシステムを形成する。

デバイス１００は、デバイス１００の様々な構成要素を包囲し且つ収容する収容体１０２（外部カバーの形態）を備える。デバイス１００は、開口部１０４を一端に有し、加熱アセンブリによって加熱するために、物品１１０が開口部を通して挿入され得る。使用時に、物品１１０は、加熱アセンブリに完全に又は部分的に挿入され得て、ヒーターアセンブリの１つ又は複数の成分によって加熱され得る。

この例のデバイス１００は、第１の端部１０６を具備し、第１の端部は、物品１１０が配置されない場合、開口部１０４を閉じるために、第１の端部１０６に対して移動可動である蓋１０８を備える。図２では、蓋１０８は、開位置で示されているが、蓋１０８は閉位置に移動し得る。例えば、使用者は、蓋１０８を矢印「Ｂ」の方向に摺動させることができる。

デバイス１００はまた、押された場合に、デバイス１００を作動させるボタン又はスイッチなどの使用者操作可能な制御要素１１２も備え得る。例えば、使用者は、スイッチ１１２を操作することによって、デバイス１００をオンにすることができる。

デバイス１００はまた、デバイス１００のバッテリーを充電するためのケーブルを受けることができる、ソケット／ポート１１４などの電気的構成要素も備え得る。例えば、ソケット１１４は、ＵＳＢ充電ポートなどの充電ポートであってもよい。

燃焼抑制塩を含むシートに試験を行い、その耐燃性を評価した。試験用に、覆いがない炎にシートを曝して、それらが燃焼するかどうかを確認した。

実施例１
第１の実施例では、２層の前駆体材料を適用することによって、紙シート上に様々なコーティングを調製した。異なる試験では、表１に示すように、異なる濃度の燃焼抑制塩及び結合剤を使用した。燃焼抑制塩はＮａＣｌであり、結合剤はＰＶＡ糊であった。処理されたシートはどれも、燃焼試行時に発火しなかった。

実施例２
燃焼抑制塩を含む非晶質材料のシートを、以下の構成を有するスラリーから形成した：
４３ｇのアルギネート（２．７％）
１００ｇの塩化ナトリウム（６．３％）
５０ｇのグリセロール（３．１％）
１４００ｍｌの水（８７．９％）

スラリーを炉中で乾燥させ、得られたシートを、覆いがない炎を使用してシートに火をつけようとする試験を行った。乾燥シートの塩化ナトリウム含有量は、５２ｗｔ％（乾燥重量基準）であり、アルギネート結合剤の量は、２２．３ｗｔ％（ＤＷＢ）であった。

試験により、塩化ナトリウムを含む非晶質固体材料は、燃焼に良好に抵抗することが示された。

加えて、さらなるシートを、以下の構成を有するスラリーから形成した：
２１．５ｇのアルギネート
２１．５ｇの木材パルプ
１２０ｇの塩化ナトリウム
３０ｇのグリセロール
１４００ｍｌの水

スラリーを炉中で乾燥させ、シートを形成した。得られたシートもまた、ライターからの覆いがない炎に曝された場合、燃焼しなかった。乾燥シートの塩化ナトリウム含有量は、６２．２ｗｔ％（乾燥重量基準）であり、アルギネート結合剤の量は、１１．１ｗｔ％（ＤＷＢ）であった。

本明細書に記載の様々な実施形態は、特許請求された特色の理解及び教示を補助するためにのみ提示される。これらの実施形態は、実施形態の代表的実例としてのみ提供され、網羅的及び／又は排他的なものではない。本明細書に記載される利点、実施形態、実施例、機能、特色、構造、及び／又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲を制限するもの、又は特許請求された等価物を制限するものと考えられるべきではなく、特許請求された発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用され得て、且つ修正がなされ得ることを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、詳細には本明細書に記載されたもの以外の開示された要素、構成要素、特色、部分、ステップ、手段などの適切な組合せを好適に含み、これらからなるか、又はこれらから本質的になり得る。加えて、本開示は、ここに特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含み得る。

Claims (43)

1. 不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品であって：
   エアロゾル生成材料を含むロッドと、
   燃焼抑制添加剤を含むプラグとを備える、物品。
2. 燃焼抑制添加剤を含む前記プラグが、物品の遠位端にある、請求項１に記載の物品。
3. 燃焼抑制添加剤を含む前記プラグが、エアロゾル生成材料の前記ロッドに隣接している、請求項１又は２に記載の物品。
4. 燃焼抑制添加剤を含む前記プラグが、エアロゾル生成材料の前記ロッドと接触している、請求項１～３のいずれか一項に記載の物品。
5. 前記燃焼抑制添加剤が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、及びこれらの組合せからなる群から任意選択で選択されるアルカリ金属塩である、請求項１～４のいずれか一項に記載の物品。
6. 前記プラグが、シート材料から形成される、請求項１～５のいずれか一項に記載の物品。
7. 前記シート材料が、紙又は紙様の材料である、請求項６に記載の物品。
8. 前記シート材料が、非晶質固体材料を含む、請求項６に記載の物品。
9. 前記燃焼抑制添加剤が、前記シート材料に組み込まれる、請求項６～８のいずれか一項に記載の物品。
10. 前記燃焼抑制添加剤が、前記シート材料の表面のコーティングに付与される、請求項６～９のいずれか一項に記載の物品。
11. 前記プラグが、非晶質固体材料の塊を含む、請求項１～５のいずれか一項に記載の物品。
12. 前記燃焼抑制添加剤が、前記非晶質固体材料に組み込まれる、請求項８又は１１に記載の物品。
13. 前記非晶質固体材料が、約３ｗｔ％～約６０ｗｔ％の燃焼抑制塩（乾燥重量基準）を含む、請求項１２に記載の物品。
14. 前記燃焼抑制添加剤が、前記プラグの表面のコーティングに付与される、請求項１～１３のいずれか一項に記載の物品。
15. 前記コーティングが、約３ｗｔ％～約７０ｗｔ％の少なくとも１つの燃焼抑制添加剤（乾燥重量基準）を含む、請求項１０又は１４に記載の物品。
16. 前記コーティングが、結合剤を含む、請求項１０、１４又は１５のいずれか一項に記載の物品。
17. 前記結合剤が、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ）、ゼラチン、ゴム類、アカシアゴム、デンプン、多糖類、ペクチン、アルギネート、木材パルプ、セルロース、及びカルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体からなる群のうちの１つ又は複数から選択される、請求項１６に記載の物品。
18. 前記コーティングが、約１０ｗｔ％～約９７ｗｔ％の少なくとも１つの結合剤を含む、請求項１６又は１７に記載の物品。
19. 加熱材料を含む、請求項１～１８のいずれか一項に記載の物品。
20. 前記加熱材料が、前記エアロゾル生成材料を加熱するために、変動磁界を用いる侵入により加熱可能である、請求項１９に記載の物品。
21. 前記加熱材料が、前記エアロゾル生成材料と接触している、請求項１９又は２０に記載の物品。
22. 前記加熱材料が、燃焼抑制添加剤を含む前記プラグと接触している、請求項１９～２１のいずれか一項に記載の物品。
23. 前記エアロゾル生成材料が、タバコ自体、タバコ誘導体、膨化タバコ、再生タバコ、タバコ抽出物、均質化タバコ又はタバコ代替品のうちの１つ又は複数を含む、請求項１～２２のいずれか一項に記載の物品。
24. 前記エアロゾル生成材料が、挽きタバコ、刻みラグタバコ、押出タバコ、再生タバコ、再生喫煙材、液体、ゲル、ゲル化シート、粉末又は塊の形態である、請求項１～２３のいずれか一項に記載の物品。
25. 前記エアロゾル生成材料が、非タバコ材料を含む、請求項１～２４のいずれか一項に記載の物品。
26. 燃焼抑制添加剤を含む前記プラグが、約５～約４０ｍｍＷＧの圧力降下を示す、請求項１～２５のいずれか一項に記載の物品。
27. 燃焼抑制添加剤を含む前記プラグが、約０．１～約０．３ｍｇ／ｍｍ^３の間のかさ密度を有する、請求項１～２６のいずれか一項に記載の物品。
28. 請求項１～２７のいずれか一項に記載の物品を含む、不燃式エアロゾル供給システム。
29. 請求項１～２７のいずれか一項に記載の物品を製造する方法であって、燃焼抑制添加剤が、プラグに組み込まれるか又はプラグの表面に適用され、前記プラグが、エアロゾル生成材料のロッドを有する物品に組み込まれる、方法。
30. 前記プラグが、前記物品の遠位端に組み込まれる、請求項２９に記載の方法。
31. １つ又は複数のシートをロッドに収集するステップと、ロッドを包むステップと、それを別個の区分に切断してプラグを形成するステップとを含む、請求項２９又は３０に記載の方法。
32. 前記シートをロッドに収集する前に、該シートを圧着するステップを含む、請求項３１に記載の方法。
33. 形成体の周りに前記シートを収集し、前記プラグを通る穴を形成するステップを含む、請求項３１又は３２に記載の方法。
34. 前記シート材料の表面に、前記燃焼抑制添加剤を含むコーティングを適用するステップを含む、請求項３１～３３のいずれか一項に記載の方法。
35. 前記プラグの表面に、前記燃焼抑制添加剤を含むコーティングを適用するステップを含む、請求項２９～３３のいずれか一項に記載の方法。
36. 前記コーティングが、結合剤及び前記燃焼抑制添加剤を含む前駆体材料を、表面に適用することにより形成される、請求項３４又は３５に記載の方法。
37. 前記コーティングが、噴霧、塗布又は印刷からなる群から選択されるうちの１つ又は複数のプロセスを使用して表面に適用される、請求項３６に記載の方法。
38. 不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品中のプラグの燃焼を抑制するための、燃焼抑制添加剤の使用。
39. 不燃式エアロゾル供給システムにおける使用のための物品における使用のためのプラグであって、燃焼抑制添加剤を含む、プラグ。
40. 可燃性材料を含む、請求項３９に記載のプラグ。
41. 紙又は紙様の材料の１つ又は複数のシートを含む、請求項３９又は４０に記載のプラグ。
42. 非晶質固体材料の本体を含む、請求項３９に記載のプラグ。
43. ３００℃までの温度に曝された場合、燃焼に対する耐性を有する、請求項３９～４２のいずれか一項に記載のプラグ。

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