JP2023538509A - 粒子状たばこ着臭剤を含む、たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージ - Google Patents

粒子状たばこ着臭剤を含む、たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージ Download PDF

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Abstract

本発明は、コンテナと、コンテナの開放時に臭気分子を環境に放出するのに適した着臭デバイスとを含む、たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージであって、着臭デバイスは、不活性担体材料と、担体材料に付着される、平均粒径(sD50レーザ回折)≦30μmを有するたばこ粒子を含む臭気組成物とを含む、パッケージに関する。更に、本発明は、かかるパッケージを製造する方法であって、コンテナ又はコンテナの半製品を提供するステップと、平均粒径≦30μmを有するたばこ粒子を含む臭気組成物を提供するステップと、コンテナ若しくはコンテナの半製品の一部であるか、又はコンテナ若しくは半製品とは別個であり、且つ後の段階でコンテナ若しくは半製品と接触される不活性担体材料上に臭気組成物を適用するステップと、コンテナ内にたばこ製品又はたばこ代替製品を配置するステップと、コンテナを閉じるステップとを含む方法に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテナと、コンテナの開放時に臭気分子を環境に放出するのに適した着臭デバイスとを含む、たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージに関する。更に、コンテナ及び着臭デバイスを含むたばこパッケージを作製する方法が記載される。
たばこ製品及びたばこ代替製品は、世界中で大量に用いられている。通常、これらの製品は、製品を損傷から保護し、製品のたばこ風味を維持するパッケージにおいて提供される。幾つかの地域において且つ/又は幾つかのたばこ製品若しくは加熱非燃焼式/ベイピング製品に対して、添加剤(例えば、トップノート香味料)を用いる際の制限が存在する。これらの製品の幾つかは、固有の特徴的な香りを有しないか又は限定的にのみ有する。従って、製品は、パッケージがユーザによって開放される場合、たばこの香りを提供しない。パッケージ内に付加的な香りを提供することは、既に試みられている。従って、幾つかの公知のパッケージは、パッケージの開放時に放出される付加的な風味剤を含む。
かかるパッケージに関する例は、米国特許出願第5938018A号明細書に開示されている。この文献は、再使用可能で再封止可能な芳香放出剤を有する、たばこ製品のためのパッケージを記載している。芳香放出剤は、パッケージのたばこ製品収容部分と閉鎖部分とを接続するように配置される。芳香放出剤の少なくとも一部は、剥離シールであり、これは、パッケージが開放される場合に開封される。開封状態において、芳香物質は、それぞれのリザーバから出ることができる。風味剤の望ましくない損失を防止するために、芳香放出剤は、パッケージのクロージャに接触して配置され、芳香放出剤は、パッケージと一緒に閉じられる。
文献米国特許第10653175B2号明細書から、香味パッチを含む、無煙たばこのためのパッケージが公知である。香味パッチは、缶の蓋に取り付けることができ、パッケージを開けた直後に消費者に芳香を提供する。香味パッチは、繊維質吸収性材料と、繊維質吸収性材料の細孔に放出可能に吸収される液体香味剤とを含む。
更に、文献米国特許第6612429B2号明細書から、紙巻たばこのためのフリップオープンボックスパッケージが公知である。そのフリップトップの内面上において、カプセル化された香味材料が提供される。カプセル化された香味料は、フレームコンポーネントの摩擦相互作用又は製品との摩擦相互作用により、ボックスの開放時に放出される。この摩擦により、マイクロカプセルが開き、芳香を放出する。
これらの全ての公知の製品は、香りが人工的であり、パッケージが初めて開放された後の限られた時間にわたってのみ提供され得るという欠点を有する。更に、公知のパッケージは、極めて複雑であり、それらの製造が困難である。従って、たばこパッケージを製造するための容易な方法も望まれている。かかるたばこパッケージは、一般的なハンドリング機械で製造され得ることが好ましい。
公知の製品及び方法の問題は、請求項1に記載のたばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージ及び請求項13に記載の方法によって克服され得ることが見出された。
本発明によるたばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージは、コンテナと、コンテナの開放時に臭気分子を環境に放出するのに適した着臭デバイスとを含む。着臭デバイスは、不活性担体材料と、担体材料に付着される、平均粒径(sD50レーザ回折)≦30μmを有するたばこ粒子を含む臭気組成物とを含む。臭気組成物は、更なる臭気物質を含み得る。しかし、小さいたばこ粒子は、長期間にわたって完全なたばこ風味を提供するため、重要であることが見出された。たばこ粒子は、タバコ植物の任意の部分、例えば葉、茎又は根に由来し得る。
好ましくは、たばこ粒子の平均粒径(sD50レーザ回折)は、≧1μm、好ましくは≧2.5μm、より好ましくは≧5μm、最も好ましくは≧8μmである。たばこ粒子をより小さい粒径に粉砕することは、臭気に影響し得ることが見出された。臭気分子の一部は、高剪断エネルギーによって分解されると考えられる。更に、幾つかの臭気分子は、粉砕プロセス中又は後の取り扱いプロセス中に小さすぎるたばこ粒子を排出する可能性がある。これにより、結果としてたばこ粒子中のこれらの臭気分子が枯渇し、臭気組成物は、完全なたばこの香りと異なるものとなる。
かかる小さい平均粒径を有するたばこ粒子は、臭気分子が粒子から離れ得る大きい表面積を提供している。粒径≦30μmは、長期間にわたって複数の臭気分子の均一な移動を可能にすることが見出された。従って、完全なたばこの匂いを維持することができる。粒径は、粒子の内部容積からそれらの表面へのより大きい及びより小さい分子の移動を可能にし、そこから、これらの分子は、パッケージ容積に通過することができ、パッケージの開放後、ユーザによって感知され得る。葉たばこ粒子の平均粒径は、最適な体積対表面比を提供し、そのため、臭気分子の広く一定の比を有する混合物が長い時間間隔にわたって粒子から離脱することが示された。
用語「不活性」とは、特に単語「担体」との組み合わせにおいて、本発明に関連して、第1の物質が第2の物質(例えば、担体)と化学的に相互作用しないことを意味する。不活性担体は、周囲環境に対して不活性であることが好ましい。従って、担体自体は、他のパッケージ材料、パッケージ容積内部のガス及び/又は臭気組成物と接触した場合に化学的に変化しないままである。しかし、「不活性」は、他のパッケージ材料、パッケージ容積内部のガス及び/又は臭気組成物と(不活性)担体との間の相互作用が可能でないことを意味しない。特に、エネルギー伝達(例えば、摩擦)のような物理的相互作用が可能である。また、不活性材料(例えば、担体)の他の物理的特性は、かかる相互作用のために変化し得る。例えば、その形状又は(比)表面積は、外力の印加のために変化し得る。臭気組成物及び/又は臭気分子が不活性担体の表面に付着し、活性化シグナル(例えば、摩擦)によってその表面から放出されることは、本発明の好ましい実施形態の重要な特徴であるため、不活性担体材料の表面特性のこの変化も可能であり、用語「不活性」によって除外されない。
好ましくは、着臭デバイスからの臭気分子の放出は、活性化シグナルによって開始可能である。この実施形態は、臭気分子の放出がユーザによってトリガーされ得るため、有利である。従って、保管中(臭気が必要とされない場合)の着臭デバイスからの臭気分子の枯渇を回避することができる。好ましくは、活性化シグナルは、パッケージがユーザによって取り扱われる場合に与えられる。例えば、活性化シグナルは、パッケージが開放される場合及び/又はたばこ製品がパッケージから取り出される場合、自動的にトリガーされ得る。
好ましい実施形態において、活性化シグナルは、温度変化、人との接触、摩擦、機械的歪み、可視光への曝露、湿度変化、圧力変化、電気信号、UV光、IR放射、光及び電磁放射を含む群から選択される。従って、パッケージが開放される場合又はたばこ製品がパッケージから取り出される場合、着臭デバイスからの臭気分子の放出が開始されることが可能である。パッケージを開放するプロセスは、例えば、温度、湿度若しくは圧力の変化及び/又は可視光、UV光若しくはIR放射線等の電磁放射への曝露をもたらすことができる。更に、パッケージの開放は、電気信号をトリガーし得る。
これらのシグナルのいずれも、着臭デバイスから臭気分子を放出するために用いることができる。例えば、臭気分子と担体との間の結合(化学結合、ファンデルワールス結合及び/又はロンドン力)は、熱的に又は照射によって開裂され得る。その代替として又はそれに加えて、たばこ製品をパッケージから取り出すプロセスによる機械的応力も臭気分子の放出を開始させ得る。好ましい実施形態において、着臭デバイスは、たばこ製品の移動によって生じる機械的な力によって変形する。この変形は、担体の表面を開放又は拡大し、そこから臭気分子が周囲ガスに入り得る。
従って、好ましい実施形態において、臭気組成物は、閉鎖環境内に配置される。この閉鎖環境は、例えば、パッケージから取り出される場合のたばこ製品の移動又はパッケージを開放する場合のクロージャの移動によって生じ得る機械的な力の印加によって開放され得る。
好ましくは、閉鎖環境は、カプセルである。これは、カプセルが容易に取り扱うことができ、異なる活性化シグナルによって開放することができる異なるカプセルが公知であるため、有利である。より好ましくは、カプセルは、マイクロカプセルである。マイクロカプセルは、少量の臭気組成物を異なるマイクロカプセル内に互いに別々にカプセル化することができ、そこから、活性化シグナルが与えられる場合に単一のマイクロカプセルのみ又は少数のマイクロカプセルが開放されるため、有利である。これにより、残存する(未開放の)マイクロカプセル中の臭気組成物を長期間保存することが可能となる。
好ましくは、着臭デバイスは、コンテナの内面に位置する。この実施形態は、パッケージが、製品を保護するだけでなく、着臭デバイスも保護するため、好ましい。更に、パッケージの内部容積は、パッケージの開放時に変化する規定の特性を提供(及び維持)することができる。従って、変化する特性の1つ以上は、活性化シグナルをトリガーすることができる。一例において、予め閉鎖されたパッケージに光が入ることにより、臭気分子の放出が活性化される。
別の好ましい実施形態において、着臭デバイスは、コンテナの取り扱い及び/若しくは開放並びに/又はコンテナから製品を取り出すことによって生じる機械的歪み、及び/又は摩擦、及び/又は温度の上昇を受けやすいコンテナの位置に位置する。かかる配置の一例は、開放プロセス中にパッケージの対応する表面に沿って移動するクロージャの内面上に着臭デバイスを位置決めすることである。かかる表面は、例えば、蓋とコンテナとの間の接触面であり得る。着臭デバイスは、コンテナの内部フレーム上、好ましくは耳部上に位置決めされることも可能である。
代替の実施形態において、ユーザによって提供される熱エネルギーが臭気分子の放出のために用いられる。(例えば、パッケージに触れる場合のユーザの手の)熱エネルギーを着臭デバイスに向けることができ、そこで臭気分子の放出を活性化する。かかる場合、着臭デバイスは、コンテナ及び/又は蓋の外壁上に位置決めされる。着臭デバイスは、パッケージ内側の製品を包む内側ライナーの内側及び/又は外側に位置することが考えられる。
着臭デバイスは、手動で操作されるステッカー、特に開閉プロセス中にユーザがパッケージに触れる必要がある位置に適用されることが考えられる。好ましくは、ステッカーは、少なくとも1つの他の機能、例えばパッケージを再封する機能も有し、及び/又はステッカーは、装飾的特性も有し得る。より好ましくは、着臭デバイスは、パッケージを再封する接着剤に含まれる。着臭デバイスは、パッケージ内部のインサート、例えば内部フレームと内側ライナーとの間に配置される連通インサート上に配置されることも可能である。着臭デバイスを位置決めする言及した全てのオプションは、スヌース缶、携帯型手持ち式デバイスにおいて気化される気化可能物質を収容するカートリッジのためのパッケージ、ルーズリーフパウチ又は加熱非燃焼式消耗品で実施されることも考えられる。加えて、ルーズリーフパウチの場合、内側、特にたばこポケットの内側の箔(例えば、プラスチック箔)上に着臭デバイスを適用することも可能である。好ましくは、着臭デバイスは、ジップロック(登録商標)内に配置される。パッケージがスヌース缶である場合、着臭デバイスは、メインコンパートメントの内側及び/又は外側、特に周辺側壁に位置することもできる。別の実施形態において、着臭デバイスは、メインコンパートメント及び/又は蓋のリム上に載置される。最も好ましい実施形態において、パッケージ内及び/又はその上の着臭デバイスの位置の組合せがある。
好ましい実施形態において、担体材料の形態は、繊維、濾過材料、繊維トウ、短繊維、ランダム配向短繊維、シート、紙シート、折り畳み紙、ロール紙、捲縮紙、マトリックス材料、スポンジタイプ、セラミック材料、フリース、多重管、単一管、顆粒、球状粒子、立方体、直方体及び平行六面体を含む群から選択される。これらの種類の担体材料は、喫煙物品の製造において他の目的のために一般に用いられるため、有利であることが見出された。従って、これらの材料をどのように取り扱うかは、当技術分野で公知である。更に、これらの材料は、一般的なハンドリング機械で取り扱うことができる。
好ましくは、着臭デバイスのたばこ粒子は、粉砕によって得られる。粉砕プロセス中のたばこの臭気分子の分解を回避するために、粉砕組成物の粘度を低下させることが有利であることが見出された。これは、この組成物に溶媒を添加することによって達成され得る。かかる溶媒(又は「分散媒」)は、水、一価アルコール、多価アルコール、糖アルコール、糖類及び多価アルコールエステルを含む群から選択されることが好ましい。かかる分散媒を用いることにより、臭気を大きく変化させることなく、平均粒径を所望の値に調整することができる。
より好ましくは、1つ以上の分散媒は、水、一価アルコール、一価脂肪族アルコール、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、2-メチル-1-プロパノール、2,2-ジメチルエタノール、シクロヘキサノール、芳香族置換基を有する一価アルコール、ベンジルアルコール、1つ以上のハロゲン元素を含有する一価アルコール、1つ以上のエーテル結合を有する一価アルコール、多価アルコール、グリセロール、プロピレングリコール、糖アルコール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、エリトリトール、ラクチトール、ソルビタン、キシロース、アラビノース、マンノース、トレハロース、糖、ラクトース、スクロース、カップリング糖、グルコース、酵素糖化デンプンシロップ、酸糖化デンプンシロップ、マルトースデンプンシロップ、マルトース、異性化糖、フルクトース、還元マルトース、還元デンプンシロップ、蜂蜜、多価アルコールエステル、脂肪酸多価アルコールエステル及び脂肪酸トリグリセリドを含む群から選択される。
たばこの臭気分子の一部は、粉砕プロセス中に液体媒体に抽出され得る。これらの臭気分子の損失を回避するために、好ましくは、臭気分子で富化される液体(分散)媒体又はその誘導体(例えば、濃縮物)も臭気組成物の一部である。好ましくは、たばこの任意の抽出物は、臭気分子の損失を回避するために低温で維持される。好ましくは、臭気組成物は、たばこの低温抽出物を含む。かかる低温抽出物は、≦30℃、好ましくは≦20℃、より好ましくは≦15℃、最も好ましくは≦10℃の温度で得られて、着臭たばこ分子の分解及び/又は散逸を防止することが好ましい。好ましくは、抽出物の液体媒体は、その取り扱いを容易にするために、≧-20℃、好ましくは≧-10℃、より好ましくは≧-5℃、最も好ましくは≧0℃の温度を有する。
好ましくは、分散体中のたばこ粒子の比率は、≧0,5%(w/w)、好ましくは≧1%(w/w)、≧2%(w/w)又は≧5%(w/w)、より好ましくは≧10%(w/w)、最も好ましくは≧20%(w/w)及び≦95%(w/w)、好ましくは≦90%(w/w)、≦80%(w/w)又は≦70%(w/w)、より好ましくは≦60%(w/w)、最も好ましくは≦50%(w/w)である。これらの比は、臭気の有意な損失なしに、ほとんどの溶媒において葉たばこを所望の平均粒径に粉砕することを可能にすることが見出された。
30マイクロメートル以下の平均粒径を有するたばこ粒子の他に、臭気組成物は、たばこ粒子が分散されるアルコール又は水のような液体媒体を含むことが好ましい。
好ましい実施形態において、たばこ粒子は、たばこ臭の分解及び/又は散逸を防ぐために、≦30℃、好ましくは≦20℃、より好ましくは≦15℃、最も好ましくは≦10℃の温度を有する液体媒体中に分散される。好ましくは、分散物の液体媒体は、その取り扱いを容易にするために、≧-20℃、好ましくは≧-10℃、より好ましくは≧-5℃、最も好ましくは≧0℃の温度を有する。
好ましくは、コンテナは、袋、ブリキ、缶、箱、カプセル、自立ジップロック袋、自立パウチ又はバケツ型ブリキを含む群から選択される。この種類のコンテナは、たばこ産業で多くの場合に用いられ、公知のハンドリング機械により取り扱うことができる。これらのコンテナは、着臭デバイスを収容するのに適していることが見出された。
更に好ましい実施形態において、コンテナは、紙、金属、金属箔、ポリマー、PE、PP、積層体、紙金属積層体、紙ポリマー積層体、金属ポリマー積層体及び紙金属ポリマー積層体を含む群から選択される材料を含む。これらの物質の幾つかは、本発明の意味において適切な不活性担体である。従って、着臭デバイスは、臭気組成物をこれらの材料の表面に付着させることによって容易に形成することができる。好ましくは、臭気組成物をこの表面上に印刷することができる。
好ましくは、コンテナは、紙巻たばこ、ばらたばこ、スヌース、加熱非燃焼式消耗品、eリキッドカートリッジを含む群から選択されるたばこ製品(又は代替たばこ製品)を更に収容する。特にたばこを含まない製品について、パッケージ内にたばこの匂いを提供することが有利であることが見出された。従って、たばこ粒子から臭気分子を放出するための着臭デバイスを含むパッケージは、非たばこスヌース又はホワイトスヌース、加熱非燃焼式消耗品及びeリキッドのような製品に対して特に好ましい。
好ましい実施形態において、臭気組成物は、担体上に所定のパターンで適用される。この実施形態は、ユーザによって認識され得るサインの適用を可能にする。好ましくは、所定のパターンは、対称的な幾何学的パターン、文字、記号、ロゴ及び/又は商標である。従って、製品を他の製品と容易に区別することができる。認識性を更に高めるために、臭気組成物は、着色物質と共に適用されることが好ましい。より好ましくは、臭気組成物は、インクの一部である。着色物質と共に臭気組成物を適用することは、印刷及び臭気組成物が単一のステップにおいて、好ましくは一般的な印刷機によって適用することができるため、製造プロセスを容易にした。
本発明の更なる態様は、たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージを製造する方法であって、
- コンテナ又はコンテナの半製品を提供するステップと、
- 平均粒径(sD50レーザ回折)≦30μmを有するたばこ粒子を含む臭気組成物を提供するステップと、
- コンテナ若しくはコンテナの半製品の一部であるか、又はコンテナ若しくは半製品とは別個であり、且つ後の段階でコンテナ若しくは半製品と接触される不活性担体材料上に臭気組成物を適用するステップと、
- コンテナ内にたばこ製品を配置するステップと、
- コンテナを閉じるステップと
を含む方法である。
この方法により、コンテナの開放時に所望の風味を提供する、たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージの選択の製造を容易に行うことが可能になる。更に、この方法は、たばこ物品の匂いとは無関係に所望の匂いの選択を可能にする。元々完全なたばこ臭を提供しない製品のためのパッケージは、製品によって提供されない臭気分子を代わりに臭気組成物によって提供することができるような方法で調整することができる。
好ましくは、臭気組成物は、インクの一部である。これにより、コンテナ又はコンテナの半製品上に所定のパターンで臭気組成物を適用することが可能になる。好ましくは、インクは、印刷によって適用される。この方法の変形形態は、極めて容易な方法でサインの適用を可能にする。インクは、ユーザによって認識され得る所定のパターンで印刷することができる。好ましくは、所定のパターンは、対称的な幾何学的パターン、文字、記号、ロゴ及び/又は商標である。特に、商標は、異なる供給業者からの製品間の容易な区別を可能にする。パターンの認識性は、臭気組成物を着色物質と共に適用することによって高めることができる。臭気組成物を着色物質と共に適用することは、認識性を高めるだけでなく、印刷及び臭気組成物を単一ステップで適用することができるため、製造プロセスを容易にする。より好ましくは、臭気組成物及び着色物質を含むインクは、一般的な印刷機によって適用される。
好ましくは、臭気組成物は、閉鎖環境内に配置される。これにより、長期間にわたって臭気分子の枯渇が低減される。好ましくは、閉鎖環境は、カプセル又はマイクロカプセルである。これらの実施形態は、取り扱いが容易であり、極めて長期間にわたって臭気組成物の保存を可能にするため、好ましい。閉鎖環境は、外部シグナル又は処理によって開放され得ることが好ましい。このシグナル又は処理は、好ましくは、温度上昇、人による接触、摩擦の印加、機械的歪みの印加、可視光への曝露、湿度の変化、圧力の変化、電気信号の印加、UV光の印加、IR放射の印加、光の印加及び電磁放射の印加を含む群から選択される。
これらのシグナル又は処理は、コンテナを開放するプロセスと共に与えることができる。例えば、開放時に光がパッケージに入り、臭気組成物を含む感光性カプセルを分解させることが可能である。代替として又は追加として、カプセルの開放は、人との接触によって引き起こすことができる。接触は、結果として摩擦、温度上昇、pHの低下(人の皮膚の低いpHに起因する)又は湿度の増加を生じ得、これらの全て(互いに別々に又は任意の組み合わせにおいて)は、カプセルを開放させ、臭気分子を放出させることができる。
上で説明した実施形態は、本発明の方法及び/又はシステムの第1の実施形態にすぎないことが理解されるであろう。この点において、本発明の開示は、これらの実施形態に限定されない。
出願書類に開示される全ての特徴は、それらが個々に又は組み合わせて先行技術に対して新規である限り、本発明に必須であると主張する。
本発明の更なる利点、目的及び特徴を、添付図面を参照して以下の説明で単なる一例として説明する。図において、異なる実施形態における類似の構成要素は、同じ参照符号を示す場合がある。
紙巻たばこのためのパッケージ1の概略図。 ルーズリーフたばこのためのパッケージ1の概略図。 スヌースのためのパッケージ1の概略図。 着臭デバイス3の拡大断面図。
図1は、紙巻たばこ10のためのパッケージ1を示す。このパッケージ1は、本体セクション22と蓋12とを有する外側パッケージ2aを含む。蓋12は、パッケージ1を開き、本体セクション22の内部容積13内のコンテナ2に配置される消耗品11(ここでは紙巻たばこが好ましい)へのアクセスを可能にするように、本体セクション22上に蝶着される。ここで、蓋12は、パッケージ1を開けた状態で示されている。
参照符号41は、従来の方法でパッケージ1の本体セクション22の前壁14及び側壁15の内面9に取り付けられ、その内部容積13の外側上方に長手方向に延在して43、蓋12のために接合する閉じ面16を提供する内部フレームを示し、自動的に開くこと又はパッケージ1が開放され、幾つかの消耗品11がコンテナ2から取り出された後に「笑う(smiling)」ことを防ぐ。示した図において、内部フレーム41は、ユーザによる消耗品11へのアクセス及びコンテナ2からの取り出しを可能にするための凹部42を含む。凹部42は、図に示すものと異なる形状であり得、本体セクション22内の消耗品11へのより広いアクセスを提供するために、特に内部フレーム41内により広く延在し得る。
参照符号17は、本体セクション22内の消耗品11を包んで、パッケージ1の最初の開放前に本体セクション22の内面9及び蓋12に接触することからそれらを保護する、パッケージ1の内側パッケージのセクションを示す。この包みは、通常、インナーライナーと称する。
参照符号3は、臭気分子を含む着臭デバイス3を示す。着臭デバイス3は、開閉プロセス中にパッケージ1の対応する内面9に沿って移動する蓋12(図示せず)の内面9上並びに/又はコンテナ2の内部フレーム41の前壁、後壁及び/若しくは側壁上に、例えば内部フレーム41の耳部(図示せず)上に位置決めされることが好ましい。着臭デバイス3が外側パッケージ2aの外面26上に位置決めされ、前壁14及び側壁15に沿って延在することも考えられる。着臭デバイス3の幅32及び長さ33は、様々であり得る。着臭デバイス3は、外面26及び/又は内面9の全体を覆うことが可能である。
図2において、コンパートメント18内に消耗品11(ここではたばこ)が充填されたパッケージ1(ここではパウチ)が示されている。パウチ1は、前壁20及び後壁21並びにカバーフラップ12を含む外側エンベロープ19を含む。更に、エンベロープ19は、少なくとも第1の外縁部22a、第2の外縁部22b及び下側外縁部22cを有する。
カバーフラップ12は、後壁21の非固定縁部23に接続されることが好ましい。理想的には、パウチ1は矩形に成形され、第1の外縁部22a及び第2の外縁部22bは互いに対向し、特に平行であり、下側外縁部22cは非固定縁部23に対向する。下側外縁部22cに沿ったエンベロープ19の長さ24は、第1の外縁部22a及び第2の外縁部22bに沿ったエンベロープ19の幅25よりも大きいことが好ましい。エンベロープ19の長さ24は、エンベロープ19の幅25よりも小さいことが可能である。エンベロープ19は、湾曲した第1の外縁部22a、第2の外縁部22b及び/又は下側外縁部22cを有する円形又は丸みを帯びた形状を有することも可能であり得る。
パウチ1の閉状態において、蓋19の内面9は、前壁20の外面26に対向することが好ましい。パウチ1を形成するために、前壁20及び後壁21は、エンベロープ19の第1の外縁部22a、第2の外縁部22b及び下側外縁部22cにおいて互いに接続され、結果として前壁20及び後壁21の非固定縁部23間に開口部27を生じることが好ましい。前壁20及び後壁21は、エンベロープ19の第1の外縁部22a、第2の外縁部22b及び/又は下側外縁部22cにおいて、溶接又は接着シーム28を介して接続されることが好ましい。
中間壁30は、前壁20と後壁21との間に配置されることが好ましく、ここで、前壁20(ここでは図示せず)及び後壁21の内面9は、互いに対向することが好ましい。理想的には、中間壁30の内面9(ここでは図示せず)は、後壁21の内面9に対向し、それにより中間壁30の外面26は、前壁20の内面9に対向し、それにより第1のコンパートメント18a及び第2のコンパートメント18bを作成することが好ましい。
第1のコンパートメント18aは前壁20と中間壁30との間に形成されることが好ましいが、第2のコンパートメント18bは中間壁30と後壁21との間に形成される。第1及び第2のコンパートメント18bの両方は、パウチ1及び/又はエンベロープ19の閉状態で、特に、カバーフラップ12の内面9が前壁20の外面26に対向する状態で閉鎖されることが好ましい。
第2のコンパートメント18bは喫煙体験のためのアタッチメント29で充填されることが好ましい。第2のコンパートメント18bの開口部27は、後壁21の非固定縁部23と中間壁30の上側縁部22dとによって画定される。消耗品11は、中間壁30の上側縁部22dと前壁20の非固定縁部23とによって画定される開口部27を通して第1のコンパートメント18aに充填可能である。
理想的には、エンベロープ19は、1つの密着片31からなり、密着片31は、前壁20の下側内側縁部22cが後壁21の下側内側縁部22cに接続されるように折り重ねられ、ここで、後壁21の非固定縁部23は、カバーフラップ12に接続される。従って、後壁21は、カバーフラップ12と前壁20との間に配置される。
少なくとも2つの縁部22a、22bにより、中間壁30は、前壁20及び/又は後壁21の第1の内側縁部22a及び第2の内側縁部22bに接続され、特に前壁20及び/又は後壁21の下側内側縁部22cにも接続される。少なくとも2つの縁部により、中間壁30は、前壁20及び/又は後壁21の下側内側縁部22cと、前壁20及び/又は後壁21の第1の内側縁部22a又は第2の内側縁部22bのいずれか一方とに接続されることも可能であり得る。しかし、中間壁30は密着片31の一部であることが好ましく、その場合、それは、中間壁30の上側縁部22dに沿って互いに折り重ねられる2つのパネルから作成される。2つの下側縁部22c、即ち前壁20と中間壁30の第1のパネルとの間の1つ及び中間壁30の第2のパネルと後壁21との間の別の1つを有することが可能であり得る。これにより、ユーザは、中間壁30の両方のパネルの間に彼/彼女の手を挿入して、パッケージ1を持ち運ぶか、又はその内容物を抽出しながらそれを保持することが可能になる。しかし、これは、パッケージ1の内容物の抽出を複雑にし得るため、第1及び第2のコンパートメント18a、18bが互いに対して回転することを防止するために、前壁20、後壁21及び中間壁30を接続する2つの側縁部22a、22bのみが存在することが好ましい。
パッケージ1は、着臭デバイス3も含む。着臭デバイス3は、カバーフラップ12(ここでは図示せず)の内面9及び/又は外面26に位置決めされている。内面9上に配置される2つ以上の着臭デバイス3が存在し、ここで、それらは、幅25及び長さ24で延在することが好ましい。幾つかの着臭デバイス3は、内面9上に分散されて位置する。1つのみの着臭デバイス3がカバーフラップ12の内面9に位置することも可能である。少なくとも1つの着臭デバイス3が外面26に存在し(ここでは図示せず)、ここで、それらも幅25及び長さ24で延在することが好ましい。幾つかの着臭デバイス3は、外面26上に分散されて位置する。着臭デバイス3は、カバーフラップ12の内側及び/又は外側に位置し、加えて非固定縁部23の少なくとも1つに沿って適用されることが可能である。着臭デバイス3は、パッケージ1を再封するためのステッカー34であり、ここで、着臭デバイス3は、ステッカー34の外面(ここでは図示せず)上及び/又は接着された内面9上に位置することも考えられる。着臭デバイス3は、前壁20の外面26に位置決めされ、ここで、着臭デバイス3の幅32及び長さ33が可変であることも考えられる。着臭デバイス3は、外面26及び/又は内面9の全体を覆うことが可能である。
図3において、たばこ製品のための円筒形状パッケージ1(ここではスヌース缶が好ましい)の構成要素の概略図が示されている。コンテナ1は、閉鎖可能な容器35を含む。パッケージ1に付属する適合キャップ36も存在する。
閉鎖可能な容器35及び適合キャップ36は、両方とも円筒形であり、ここで、閉鎖可能な容器35は、上側縁部22dと、閉鎖可能な上側開口部27と、下側縁部22cと、外面26と、内面9とを含む。下側縁部22c及び上側縁部22dと、外面26及び内面9とによって内部容積13が作成される。
キャップ36は、上面37及び側方セクション38を含む。キャップ36は、容器35の上側縁部22dに配置可能であり、閉鎖可能な上側開口部27のクロージャを形成し、ここで、キャップ36の上面37は、閉鎖可能な上側開口部27と平行に且つコンテナ1の容器の側面39に対して垂直に位置決めされる。加えて、キャップ36は、容器35の上側縁部22dに隣接する側面39の一部を周方向に囲む。
更に、キャップ36は、容器35から完全に取り外し可能であり、閉鎖可能な上側開口部27のクロージャを形成することが好ましい。容器35は、カートン、金属、プラスチック及び/又は別の合成材料から作成され、ここで、容器35は、内側にあるものを示す窓を構成する透明セクションを有し得ることが好ましい。
容器35及びキャップ36は、ねじ山40を含む、ここで、容器35のねじ山40は、上側開口部27を開閉するためにキャップ36のねじ山40に嵌合することが好ましい。
パッケージ1は、外面26及び/又は内面9上に着臭デバイス3を含む。着臭デバイス3は、パッケージ1の外面26上のステッカー34であり、ここで、着臭デバイス3の幅32及び長さ33は、可変であることが考えられる。着臭デバイス3は、外面26及び/又は内面9の全体を囲むことが可能である。着臭デバイス3は、キャップ36の上面37及び/又は側方セクション38に位置決めすることも可能である。
図4は、不活性担体材料5及び臭気分子4を有する着臭デバイス3の拡大断面図を示す。この実施形態において、不活性担体材料5は、外面26を含むシートである。たばこ粒子7は、不活性担体材料5の外面26に付着しており、ここで、臭気分子4は、たばこ粒子7に自然に含まれている。たばこ粒子は、好ましくは、他の臭気物質と共に、不活性担体材料5の外面26上に付着させることが好ましい臭気組成物6を形成する。
1 パッケージ
2 コンテナ
2a 外側パッケージ
3 着臭デバイス
4 臭気分子
5 不活性担体材料
6 臭気組成物
7 たばこ粒子
9 内面
11 消耗品
12 蓋/カバーフラップ
13 内部容積/閉鎖環境
14 前部パネル
15 側面パネル
16 接合する閉じ面
17 内側パッケージ
18 コンパートメント
19 エンベロープ
20 前壁
21 後壁
22 本体セクション
22a 第1の縁部
22b 第2の縁部
22c 下側縁部
22d 上側縁部
23 非固定縁部
24 エンベロープの長さ
25 エンベロープの幅
26 外面
27 開口部
28 シーム
29 アタッチメント
30 中間壁
31 密着片
32 着臭デバイスの幅
33 着臭デバイスの長さ
34 ステッカー
35 容器
36 キャップ
37 キャップの上面
38 側方セクション
39 容器の側面
40 ねじ山
41 内部フレーム
42 凹部

Claims (15)

  1. コンテナ(2)と、前記コンテナ(2)の開放時に臭気分子(4)を環境に放出するのに適した着臭デバイス(3)とを含む、たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージ(1)において、前記着臭デバイス(3)は、不活性担体材料(5)と、前記担体材料(5)に付着される、平均粒径≦30μmを有するたばこ粒子(7)を含む臭気組成物(6)とを含むことを特徴とするパッケージ(1)。
  2. 前記着臭デバイス(3)からの前記臭気分子(4)の放出は、活性化シグナルによって開始可能であることを特徴とする、請求項1に記載のパッケージ(1)。
  3. 前記活性化シグナルは、温度変化、人との接触、摩擦、機械的歪み、可視光への曝露、湿度変化、圧力変化、電気信号、UV光、IR放射、光及び電磁放射を含む群から選択されることを特徴とする、請求項2に記載のパッケージ(1)。
  4. 前記臭気組成物(6)は、閉鎖環境(13)、好ましくはカプセル、より好ましくはマイクロカプセル内に配置されることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  5. 前記着臭デバイス(3)は、前記コンテナ(2)の内面(9)に位置することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  6. 前記着臭デバイス(3)は、前記コンテナ(2)の取り扱い及び/若しくは開放並びに/又は前記コンテナ(2)から製品(11)を取り出すことによって生じる機械的歪み、及び/又は摩擦、及び/又は温度の上昇を受けやすい前記コンテナ(2)の位置(10)に位置することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  7. 前記担体材料(5)の形態は、繊維、濾過材料、繊維トウ、短繊維、ランダム配向短繊維、シート、紙シート、折り畳み紙、ロール紙、捲縮紙、マトリックス材料、スポンジタイプ、セラミック材料、フリース、多重管、単一管、顆粒、球状粒子、立方体、直方体及び平行六面体を含む群から選択されることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  8. 前記たばこ粒子の前記平均粒径は、≧1μm、好ましくは≧2.5μm、より好ましくは≧5μm、最も好ましくは≧8μmであることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  9. 前記臭気組成物(6)は、たばこの低温抽出物を含むことを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  10. 前記コンテナ(2)は、袋、ブリキ、缶、箱、カプセル、自立ジップロック袋、自立パウチ若しくはバケツ型ブリキを含む群から選択され、且つ/又は紙、金属、金属箔、ポリマー、PE、PP、積層体、紙金属積層体、紙ポリマー積層体、金属ポリマー積層体及び紙金属ポリマー積層体を含む群から選択される材料を含むことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  11. 前記コンテナ(2)は、紙巻たばこ、ばらたばこ、スヌース、加熱非燃焼式消耗品、eリキッドカートリッジを含む群から選択されるたばこ製品を更に収容することを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  12. 前記臭気組成物(6)は、前記担体上に所定のパターン、好ましくは対称的な幾何学的パターン、文字、記号、ロゴ及び/又は商標で適用され、より好ましくは着色物質と共に適用されることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載のパッケージ(1)。
  13. たばこ製品又はたばこ代替製品のためのパッケージ(1)を製造する方法であって、
    - コンテナ(2)又はコンテナ(2)の半製品を提供するステップと、
    - 平均粒径≦30μmを有するたばこ粒子を含む臭気組成物(6)を提供するステップと、
    - 前記コンテナ(2)若しくは前記コンテナ(2)の前記半製品の一部であるか、又は前記コンテナ(2)若しくは前記半製品とは別個であり、且つ後の段階で前記コンテナ(2)若しくは前記半製品と接触される不活性担体材料(5)上に前記臭気組成物(6)を適用するステップと、
    - 前記コンテナ(2)内にたばこ製品又はたばこ代替製品を配置するステップと、
    - 前記コンテナ(2)を閉じるステップと
    を含む方法。
  14. 前記臭気組成物(6)は、インクの一部であり、且つ印刷によって前記コンテナ(2)又はコンテナ(2)の半製品に塗布されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記臭気組成物(6)は、温度上昇、人による接触、摩擦の印加、機械的歪みの印加、可視光への曝露、湿度の変化、圧力の変化、電気信号の印加、UV光の印加、IR放射の印加、光の印加及び電磁放射の印加を含む群から選択される処理によって開放され得る閉鎖環境(13)、好ましくはカプセル又はマイクロカプセル内に配置されることを特徴とする、請求項13又は14に記載の方法。
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