JP2023537857A - 商人管理識別子を介してアクセス可能な顧客デバイスアプリケーションサイト - Google Patents

Abstract

商人管理識別子（例えば、識別コード）を介してアクセス可能な顧客デバイスアプリケーションサイト（例えば、プログレッシブウェブアプリケーションを介して提示されるコンテンツ）が説明される。商人に関連付けられた物理的な位置の識別は、識別コードに関連付けられ得る。識別コードは顧客のコンピューティングデバイスから受信され得り、識別コードを受信することに少なくとも部分的に基づいて、顧客のコンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して、商人に関連付けられた商人データが提示されるようにすることができる。一例では、顧客のコンピューティングデバイス上にダウンロードされたプログレッシブウェブアプリケーションによってウェブブラウザを介して商人データが提示され得る。プログレッシブウェブアプリケーションを介して受信された入力の指示は顧客のコンピューティングデバイスによって受信され得り、入力の少なくとも一部に基づく動作が実行され得る。

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は「ＣＵＳＴＯＭＥＲ－ＤＥＶＩＣＥ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ ＳＩＴＥＳ ＡＣＣＥＳＳＩＢＬＥ ＶＩＡ ＭＥＲＣＨＡＮＴ－ＭＡＮＡＧＥＤ ＩＤＥＮＴＩＦＩＥＲＳ」と題する、２０２０年８月２０日に出願された米国特許出願第１６／９９８，９２１号の優先権を主張し、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。

実店舗取引は、顧客及び商人が、そのような取引を実現するために、相互におよび他の物理的アイテム（例えば、メニュー、筆記用具、支払端末など）と相互作用することが要求されるような、高摩擦取引となり得る。顧客および／または商人が取引を促進し、および／またはそのような取引に関連する摩擦を最小限に抑えることを目的とするシナリオがある。既存の技法は開発の複雑さおよびコストのために、小商人にとってユーザフレンドリー、および／またはアクセス可能ではない。さらに、既存の技法はダウンロードおよび／または登録に必要な時間のために遅くなる可能性があり、ネットワーク接続性のために使用に制限がある。また、より低い帯域幅使用および低減されたストレージ要件を有する、既存の技法より計算効率のよい代替を提供する必要がある。

本開示の特徴、その性質、および様々な利点は、添付の図面と併せて、以下の詳細な説明を考慮するとより明らかになるのであろう。

図１は、本明細書に記載されるように、商人管理識別子（例えば、識別コード）を介してアクセス可能な顧客デバイスアプリケーションサイト（例えば、プログレッシブウェブアプリケーションを介して提示されるコンテンツ）のための例示的な環境を示す。

図２Ａは、プログレッシブウェブアプリケーションによって顧客コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して提示することができる例示的なグラフィカル・ユーザ・インターフェース（ＧＵＩ）を示す。

図２Ｂは、プログレッシブウェブアプリケーションによって顧客コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して提示され得る別の例示的なＧＵＩを示す。

図２Ｃは、プログレッシブウェブアプリケーションによって顧客コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して提示され得るさらに別の例示的なＧＵＩを示す。

図２Ｄは、プログレッシブウェブアプリケーションによって顧客コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して提示され得る別の例示的なＧＵＩを示す。

図３Ａは、プログレッシブウェブアプリケーションによって顧客コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して提示され得る例示的なＧＵＩを示す。

図３Ｂは、プログレッシブウェブアプリケーションによって顧客コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して提示され得る別の例示的なＧＵＩを示す。

図３Ｃは、プログレッシブウェブアプリケーションによって顧客コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して提示され得るさらに別の例示的なＧＵＩを示す。

図４は、本明細書で説明されるように、注文を管理するための商人コンピューティングデバイスを介して提示され得る例示的なＧＵＩを示す。

図５は、本明細書で説明されるように、チケットを管理するための商人コンピューティングデバイスを介して提示され得る例示的なＧＵＩを示す。

図６は、本明細書で説明されるように、識別コードを生成および／または管理するための商人コンピューティングデバイスを介して提示され得る例示的なＧＵＩを示す。

図７は、本明細書で説明されるように、プログレッシブウェブアプリケーションを介して入力を受信し、入力に少なくとも部分的に基づいて動作を実行するための例示的な処理を示す。

図８は、本明細書で説明されるように、オープンチケットに関連付けられた支払いを処理するための例示的な処理を示す。

図９は、異なるコマースチャネルを介して受信された注文に少なくとも部分的に基づいて注文キューを生成するための例示的な処理を示す。

図１０は、プログレッシブウェブアプリケーションによって、および顧客のウェブブラウザを介して、オンラインメニューなどの商人データを出力するための例示的な処理を示し、商人データおよび／またはその提示は本明細書で説明するように、顧客に関連するデータに少なくとも部分的に基づいて修正され得る。

図１１は、本明細書で説明されるように、第２のコマースチャネル上での提示のために第１のコマースチャネルを介して提示されるメニューを修正するための例示的な処理を示す。

図１２は、とりわけ、本明細書で説明される技法を容易にするための例示的な商人エコシステムを示す。

図１３は、図１２において上述された商人エコシステムの個々の構成要素に関連する追加の詳細を示す。

図において、参照番号の最も左の数字は、参照番号が最初に現れる図を識別する。異なる図における同じ参照番号の使用は、類似または同一のアイテムまたは特徴を示す。図面には、縮尺はない。

本明細書で説明する技法はとりわけ、商人管理識別子（たとえば、識別コード）を介してアクセス可能な顧客デバイスアプリケーションサイト（たとえば、プログレッシブウェブアプリケーションを介して提示されるコンテンツ）を対象とする。一例では、商人は、識別コードを生成するか、またはそうでない場合、商人の実店舗または施設に関連付けられた特定のロケーションに関連付けるために、サービスプロバイダのサービスを利用することができる。例えば、クイックレスポンス（ＱＲ）コード、バーコード、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）デバイスのＩＤなどであり得るそのような識別コードは、レストランのテーブル、映画館の座席、駐車場の駐車スポット、ホテルの部屋などに関連付けることができる。顧客が実店舗または他の施設にいるとき、顧客はコンピューティングデバイス（例えば、彼らのモバイルデバイス）を使用して識別コードをスキャンすることができる。コンピューティングデバイスはスキャンされた識別コードを、サービスプロバイダに関連付けられたサーバに提供することができ、サーバは、商人に関連付けられた商人データを、顧客のコンピューティングデバイスを介して提示させることができる。いくつかの例では、そのような商人データが販売のために提供されるアイテムのメニュー、実店舗または施設のレイアウトなどを備えることができる。顧客は、取引に関連する入力を提供するために、ユーザインターフェースと対話できる。いくつかの例では、入力がオンラインメニューからの注文、テーブル、座席、駐車場、ホテルの部屋などの予約であり得る。いくつかの例では、顧客が支払いデータ、チップ、フィードバックなどを提供するために、ユーザインターフェースを介して商人データと対話することができる。したがって、顧客は物理的アイテム（例えば、メニュー、筆記用具など）、商人の支払端末および／またはコンピューティングデバイスなどに触れること、またはそうで無い場合に対話することなく、商人と取引することができる。これは、顧客が自身のコンピューティングデバイスを介して入力を提供することを可能にし、したがって、実店舗取引に関連する摩擦を低減することができる。

いくつかの例では、商人データがプログレッシブウェブアプリケーション技術を介して顧客のコンピューティングデバイスを介して提示され得る。プログレッシブウェブアプリケーションはウェブ技術（例えば、ＨＴＭＬ、ＣＳＳ、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔなど）を使用して構築することができる、ネットワーク（例えば、ウェブ）を介して配信されるアプリケーションソフトウェアのタイプである。プログレッシブウェブアプリケーションは、コンピューティングデバイス上のネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を、より少ない開発リソースで提供するために使用され得る。言い換えれば、ネイティブアプリケーションの機能性は、ネイティブアプリケーションが顧客のコンピューティングデバイスにダウンロードされる必要がないので、はるかに計算効率が高い方法で帯域幅使用量を低減し、ストレージ要件を低減しながら提供され得る。少なくとも１つの例では、指定座席エリアおよび／または実店舗に関連付けられた識別コードをスキャンすることに応答して、プログレッシブウェブアプリケーションは顧客のコンピューティングデバイスに提供され得る（例えば、顧客のコンピューティングデバイスによってダウンロードされる）。したがって、商人データは、プログレッシブウェブアプリケーションによってコンピューティングデバイス上のウェブブラウザを介して提示され得る。プログレッシブウェブアプリケーションをダウンロードすることは、ネイティブアプリケーションをダウンロードすることよりも計算効率が高く、少ない帯域幅および記憶容量を必要とする。

少なくとも１つの例では、顧客が商人の実店舗に入ることができる。顧客はそれに関連付けられた識別コード（例えば、ＱＲコード（登録商標）、バーコード、ＲＦＩＤデバイスなど）を有することができ、座るテーブルを選択することができる。顧客は、識別コードをスキャンするために彼らのモバイルデバイスを使用することができる。識別コードはテーブル（例えば、位置番号、座席番号など）を識別することができ、いくつかの例では商人が複数の実店舗を有する場合、スキャンされた識別コードは顧客が位置する特定の実店舗を示すことができる。いくつかの例では、スキャンされた識別コードの指示が日付、時間、顧客などを示すデータに関連付けられ得る。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダに関連付けられたサーバコンピューティングデバイス（「サーバ」）がスキャンされた識別コードの指示を受信することができ、プログレッシブウェブアプリケーション（「アプリサイト」を介してコンテンツを提示することができる）を顧客のモバイルデバイス上にダウンロードさせることができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、モバイルデバイス上のウェブブラウザを介してオンラインメニューを提示させることができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションにおいて提示されるのと類似したコンテンツを提示するなど、ネイティブアプリケーションと類似の体験を提供でき、「アプリサイト」を介してプッシュ通知を高い計算効率、及び低帯域幅と低メモリ使用量で提供することができる。少なくとも１つの例では、顧客が既に識別コードをスキャンしたので、注文を発注するために、自身のモバイルデバイスと対話することができ、顧客が実店舗内のどこに位置するかの表示に関連付けられ得る。そのような情報は顧客への注文および／またはサービスの遂行を可能にするために、フロントオブハウスのコンピューティングシステム、バックオブハウスのコンピューティングシステム、キッチンディスプレイシステムなどに提供され得る。したがって、顧客は、プログレッシブウェブアプリケーション技術を使用して、自身のモバイルデバイスを使用して、座席内食事経験を有することができる。したがって、顧客は、プログレッシブウェブアプリケーション技術を使用して、自身のモバイルデバイスを使用して、座席内食事経験を有することができる。技法は同様に、劇場、スポーツフィールドまたはアリーナ、ホテル、駐車場、小売店などでの「店内」体験に適用可能である。

上述のように、顧客および商人はそのような取引を実現するために、相互におよび他の物理的アイテム（例えば、メニュー、筆記用具、支払端末など）と対話することが要求され得るように、実店舗取引は高摩擦取引となり得る。顧客および／または商人が取引を促進し、および／またはそのような取引に関連する摩擦を最小限に抑えることを目的とするシナリオがある。既存の技法は開発の複雑さおよびコストのために、小商人にとってユーザフレンドリー、および／またはアクセス可能ではない。さらに、既存の技法はダウンロードおよび／または登録に必要な時間のために遅くなる可能性があり、ネットワーク接続性のために使用に制限がある。

いくつかの例では、商人は、顧客が自身のデバイスを介して商人と対話することを可能にするために、ネイティブアプリケーション（またはハイブリッドアプリケーション）を開発および展開することを選ぶことができる。そのような開発は、複雑かつ高価である可能性があり、多くの場合、ネイティブアプリケーションの開発を、小商人にとって非現実的なものにする。さらに、顧客がそのようなネイティブアプリケーションを使用するためには、そのようなネイティブアプリケーションを使用する前に、コンピューティングデバイス上にネイティブアプリケーションをインストールし、規約及び条件を受け入れなければならないことが多い。ネイティブアプリケーションをダウンロードすることは、帯域幅を消費し、時間とストレージスペースを必要とする可能性があり、一部の例では、ネイティブアプリケーションの顧客への利用可能性を制限する可能性がある。レストランで食事をする体験では、顧客はネイティブアプリケーションをダウンロードし、ネイティブアプリケーションを使用するために登録し、利用可能に必要なメモリの確保などに時間を費やしたくないかもしれない。ネイティブアプリケーションはまた、任意の特定のプラットフォーム上で動作するように構成される必要があり、これは、ネイティブアプリケーションの異なるバージョンが各プラットフォームに対してダウンロードのために利用可能にされる必要があることを意味する。

いくつかの例では、商人がウェブアプリケーションを導入することを選ぶことができる。ウェブアプリケーションは、ウェブブラウザを介してアクセスされるソフトウェアアプリケーションである。ウェブアプリケーションは、低速かつ重く（帯域幅および処理リソースを消費し）、それに関連するユーザ体験をフラストレーションおよび不快感にさせる可能性がある。ウェブアプリケーションはインターネット接続（または別のネットワーク）を必要とし、したがって、そのようなウェブアプリケーションに関連する低品質の接続またはコンピューティングデバイスがオフラインであるとき、ウェブアプリケーションを介して提示されるコンテンツは、利用不可能であり得る。さらに、ウェブアプリケーションは、特にモバイルコンピューティングデバイスなどの小さなフォームファクタ上では複雑で使用困難となり得る。

プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションを用いて上述の問題に対する解決策を提供する。例えば、プログレッシブウェブアプリケーションは、ウェブブラウザからのリソースを使用し、ネイティブアプリケーションと同様の体験を提示する。プログレッシブウェブアプリケーションは、より多くの特徴を提供し、より少ない処理リソースおよび帯域幅を使用し、ウェブアプリケーションよりもはるかに高速に実行することができる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーションは、異なるタイプのプラットフォーム（たとえば、デスクトップ、モバイルなど）にわたってポータブルであり得、いくつかの例では、（例えば、デスクトップ、モバイル、タブレットなどのコンピューティングデバイスの）様々なディスプレイサイズに適合でき、それによって、プログレッシブウェブアプリケーションを、再構成の必要なしに、アクセス可能であり、ユーザフレンドリーで様々なプラットフォームにわたって使用可能な、より計算効率が高く、帯域幅およびデバイスメモリのより少ないドレインにする。すなわち、プログレッシブウェブアプリケーションは、異なるフォームファクタおよび／または画面サイズに適合することができるという点で、応答することができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションよりもユーザフレンドリーであり得る。例えば、プログレッシブウェブアプリケーションはインターネット接続の品質が悪い、および／またはコンピューティングデバイスがオフラインである、最新であるとき（例えば、コンテンツに対する更新がバックグラウンドで実行され得る）などにアクセス可能である。

プログレッシブウェブアプリケーションは、プログレッシブウェブアプリケーションに関連するデータのプライバシーおよび完全性を保護するためにＨＴＴＰＳプロトコルを利用することによって、セキュリティを提供することができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、どのウェブブラウザが使用されているかにかかわらず、様々なユーザのために機能することができるという点で、「プログレッシブ」であり得る。さらに、アプリケーションシェルモデルを使用することができるプログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を提供することができる。すなわち、顧客は、ウェブブラウザおよび／またはそのような顧客によって動作可能なコンピューティングデバイスのデスクトップまたはホーム画面上にインストールされ得るショートカットアイコンを介して、プログレッシブウェブアプリケーションにアクセスすることができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーションが顧客とのエンゲージメントを維持するためにプッシュ通知を使用することができる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーションはユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）を介して容易に共有することができ、複雑なインストールを必要としない。すなわち、プログレッシブウェブアプリケーションは、プログレッシブウェブアプリケーションの現在の状態を示すためにＵＲＬを使用することができ、ユーザがプログレッシブウェブアプリケーション（例えば、プログレッシブウェブアプリケーションがリンク可能である）に関連するＵＲＬをブックマークまたは共有するときに、プログレッシブウェブアプリケーションがその状態を保持または再ロードすることを可能にすることができる。

したがって、本明細書で説明する技法は、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションに同様のユーザ体験を提供するプログレッシブウェブアプリケーションを活用して、顧客がより少ない帯域幅、より少ない処理リソース、より少ないメモリを使用する技術を介して、商人データへのより速いアクセスを有することを可能にし、いかなる再構成も必要とすることなく、様々なプラットフォームにわたって使用され得、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションなどの従来の代替物よりも改善されたユーザ体験を提供する。したがって、そのような技術は、そのような商人の実店舗または他の施設において、顧客と商人との間の取引および他の対話を効率化することができる。さらなる詳細を以下に提供する。

図１は、本明細書で説明するように、商人管理識別子（例えば、識別コード）を介してアクセス可能な顧客デバイスアプリケーションサイト（例えば、プログレッシブウェブアプリケーションを介して提示されるコンテンツ）のための例示的な環境１００を示す。

少なくとも１つの実施形態では、商人１０２が販売または他の入手手段のためにアイテム（例えば、商品または役務）を提供することができる。少なくとも１つの例では、商人１０２がコンピューティングデバイス（すなわち、商人コンピューティングデバイス１０４）を動作させることができる。商人コンピューティングデバイス１０４は、１つ以上のネットワーク１０８を介してサービスプロバイダ（例えば、サーバ１０６）に関連付けられた１つ以上の遠隔に位置するコンピュータと通信することができる１つ以上の構成要素を備えることができる。図１に示されるように、商人コンピューティングデバイス１０４は、商人向け構成要素および顧客向け構成要素を備える。そのような例では、商人向け構成要素および／または顧客向け構成要素は、商人１０２が顧客１１０などの顧客との取引を実行し、他の商人動作（例えば、注文管理、予約管理、識別コード生成など）を実行することを可能にする、その上にインストールされたアプリケーションを有することができる。いくつかの例では、アプリケーションがサービスプロバイダによって提供されて、決済端末として商人コンピューティングデバイス１０４（および／またはそれに関連する構成要素）を特別に備える。本明細書ではアプリケーションについて説明するが、いくつかの例では商人１０２がウェブブラウザなどの追加のまたは代替の機構によって提示されるユーザインターフェースを介して、商人コンピューティングデバイス１０４と対話することができる。

少なくとも１つの例では、商人向けの構成要素は、それと一体化されたリーダデバイスを有することができる。少なくとも１つの例では、商人向けの構成要素が顧客向けの構成要素に結合され得、それと一体化されたリーダデバイスを有することができる。いくつかの例では、商人向け構成要素および顧客向け構成要素がそれら自身のディスプレイに関連付けられ得る。いくつかの例では、商人コンピューティングデバイス１０４が商人および／または顧客が商人コンピューティングデバイス１０４と対話することを可能にするために、回動可能またはそうで無い場合に移動可能である単一のコンピューティングデバイスであり得る。商人コンピューティングデバイス１０４に関連する追加の詳細を以下に説明する。

少なくとも１つの例では、商人１０２が異なるコマースチャネルを介して販売するためのアイテムを提供することができる。例えば、商人１０２はオンラインコマースチャネル（又は「ｅコマースチャネル」）を介して販売用のアイテムを提供でき、これにより、顧客は、ピックアップ、配送、発送等を介してアイテムを取得するフルフィルメントオプションを可能にすることができる。さらに、いくつかの例では商人１０２が実店舗コマースチャネル（または「店内コマースチャネル」）を介してアイテムを提供することができ、商人１０２は商人１０２の実店舗で顧客にアイテムを配達することによって注文を履行する。いくつかの例では、実店舗はテーブル、椅子などの１つまたは複数の指定座席エリアを含むことができる。複数の指定座席エリアを含む、商人１０２の実店舗のレイアウトのトップダウンビュー１１２が、図１に示されている。

少なくとも１つの例では、商人１０２は、指定座席エリアの個々に関連付けられ得る識別コードを生成するために、商人コンピューティングデバイス１０４と対話できる。例えば、指定座席エリア（例えば、テーブル）１１４を識別コード１１６に関連付けることができる。図１では、座席エリアがテーブルおよび椅子（すなわち、バースツール）として示されている。しかしながら、指定座席エリアは、劇場の座席、駐車場、ホテルの部屋などであってもよい。図１では、識別コード１１６がＱＲコード（登録商標）として示されている。しかしながら、識別コードは、バーコード、ＲＦＩＤデバイスに関連付けられたＩＤなどであってもよい。いくつかの例では、識別コードは事前に決定され得り、商人１０２は、所定の識別コードと指定座席エリアおよび／または実店舗のＩＤとを関連付けるために、商人コンピューティングデバイス１０４と対話できる。識別コードは、商人１０２によって生成されたかどうか、および／または指定座席エリアおよび／または実店舗のＩＤ（複数）に関連付けられたかどうかにかかわらず、商人１０２の指定座席エリアおよび／または実店舗を示すことができる。

少なくとも１つの例では、顧客１１０は、識別コード１１６をスキャンするか、または他の方法で読み取るために、コンピューティングデバイス（すなわち、顧客コンピューティングデバイス１１８）を動作させることができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８が識別コード１１６を読み取ることができるリーダデバイスを含むことができる。少なくとも１つの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８が識別コード１１６の指示を、ネットワーク（複数）１０８を介してサーバ（複数）１０６に送信することができる。いくつかの例では、識別コード１１６の指示が日付、時間、顧客ＩＤ、デバイスＩＤ、クッキーなどのデータに関連付けられ得る。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が識別コード１１６を受信することができ、プログレッシブウェブアプリケーション（ＰＷＡ）１２０を顧客コンピューティングデバイス１１８に送信することができる。すなわち、顧客コンピューティングデバイス１１８は、顧客コンピューティングデバイス１１８のウェブブラウザを介してプログレッシブウェブアプリケーション１２０をダウンロードすることができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８は、例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたＵＲＬを顧客コンピューティングデバイス１１８に関連付けられたウェブブラウザに入力することによって、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を以前にダウンロードしていてもよい。そのような例では、識別コード１１６の指示は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０が顧客コンピューティングデバイス１１８上で以前にダウンロードされたことを示すクッキーまたは他のインジケータに関連付けられてもよい。

上述のように、プログレッシブウェブアプリケーション１２０はウェブ技術（例えば、ＨＴＭＬ、ＣＳＳ、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔなど）を使用して構築され得る、ネットワーク（例えば、ウェブ）を介して配信されるアプリケーションソフトウェアのタイプであり得る。プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、より少ない開発リソースで、顧客コンピューティングデバイス１１８などのコンピューティングデバイス上のネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を提供するために使用され得る。プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ネイティブアプリケーションと同様の体験を提示するために、ウェブブラウザ（複数）からのリソースを使用することができる。少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連するデータ（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して提供され、および／またはネットワーク１０８を介して送信されるデータ）のプライバシーおよび完全性を保護するために、ＨＴＴＰＳプロトコルを利用することができる。プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、どのウェブブラウザが使用されるかにかかわらず、様々なユーザのために機能するように構成され得る。したがって、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、（プログレッシブエンハンスメントパターンを使用して構築された）プログレッシブであり得る。しかしながら、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して利用可能な特徴は、ウェブブラウザのサポートに依存され得る。例えば、接続からの独立性、ホーム画面またはデスクトップへのインストール、プッシュメッセージングなどを含む特徴は、ウェブブラウザのサポートに依存することができる。

上述のように、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションよりもユーザフレンドリーであり得る。例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、様々なディスプレイサイズ（例えば、デスクトップ、モバイル、タブレットなどのコンピューティングデバイス）に適合することができ、インターネット接続が低品質であり、および／またはコンピューティングデバイスがオフラインであるときにアクセス可能であり、最新である（例えば、コンテンツに対する更新がバックグラウンドで実行され得る）などであり得る。さらに、アプリケーションシェルモデルを使用できるプログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を提供することができる。すなわち、顧客１１０は、ウェブブラウザおよび／またはそのような顧客によって操作可能なコンピューティングデバイスのデスクトップまたはホーム画面上にインストールすることができるショートカットアイコンを介して、プログレッシブウェブアプリケーション１２０にアクセスすることができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、顧客１１０とのエンゲージメントを維持するために、プッシュ通知を使用できる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）を介して容易に共有することができ、複雑なインストールを必要としない。

少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたメタデータを格納するための集中的な場所を開発者に提供するマニフェストに関連付けられ得る。そのようなメタデータは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０の名前、プログレッシブウェブアプリケーション１２０のアイコンまたは画像オブジェクトへのリンク、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を起動または開くための好ましいＵＲＬ、プログレッシブウェブアプリケーション１２０の構成データ、プログレッシブウェブアプリケーション１２０のデフォルトの向き、表示モードオプションなどを含むことができるが、これらに限定されない。

少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ウェブブラウザのメインスレッドとは別個のバックグラウンドスレッドにおいてクライアント側コードを実行し、スクリプト可能なネットワークプロキシをウェブブラウザに提供して、プログレッシブウェブアプリケーション１２０とサーバ（複数）１０６との間の通信をプログラム的に管理するように構成されたオブジェクト（例えば、「サービスワーカ」）に関連付けることができる。少なくとも１つの例では、オブジェクトはそれが関連付けられているプログレッシブウェブアプリケーション１２０から独立していてもよい。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０の一部および／またはそれに関連するコンテンツがプログレッシブウェブアプリケーション１２０との将来の対話のためにオブジェクトによってキャッシュされ得る。すなわち、いくつかの例では、コンテンツの初期ロード後、プログレッシブウェブアプリケーション１２０がその後アクセスされるたびに、同じコンテンツおよび／またはページ要素が再ダウンロードおよび／または再レンダリングされる必要はない。いくつかの例では、オブジェクトがプログレッシブウェブアプリケーション１２０をオフラインで動作させるために、１つまたは複数のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を利用することができる。そのようなＡＰＩは、ネットワーク（複数）１０８を介してコンテンツを取り出すための機構と、アプリケーションデータのための永続的コンテンツ記憶のための機構とを提供することができる。リソースをキャッシュすることで、さまざまなネットワーク条件下でコンテンツをより高速にロードできる。

少なくとも１つの例では、オブジェクトは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたコンテンツを最新の状態に保つのを助けることができる。いくつかの例では、オブジェクトは、ウェブワーカのタイプとして動作するファイル（例えば、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔファイル）であり得る。オブジェクトは、ウェブブラウザのメインスレッドとは別個に動作して、プッシュ通知を処理し、バックグラウンドでデータを同期し、リソース要求をキャッシュまたは検索し、ネットワーク要求を傍受し、集中更新を受信し、および／または同様のものを行うことができる。そのようなオブジェクトは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０が低保管スペース、リアルタイム更新、および従来のウェブアプリケーション（例えば、ウェブサイトとしてのプログレッシブウェブアプリケーションは検索エンジンにおいて発見され得る）の改善された検索エンジン可視性を伴って、ネイティブアプリケーションの高性能で豊富なユーザ体験を提供することを可能にすることができる。

いくつかの例では、オブジェクトは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０がネイティブアプリケーションのように機能することを可能にするために、１つまたは複数の他のＡＰＩを利用することができる。例えば、オブジェクトは、顧客コンピューティングデバイス１１８のオペレーティングシステムのネイティブ通知システムを使用して通知を表示し、対話するために、通知ＡＰＩを使用できる。プッシュＡＰＩは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０がプッシュサービスに加入し、例えばサーバ（複数）１０６からのプッシュメッセージを受信することを可能にすることができる。プッシュメッセージは、オブジェクトに配信され得、ローカル状態を更新するか、または顧客１１０に通知を表示するメッセージ内の情報を使用できる。オブジェクトは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０とは独立して実行されるので、ウェブブラウザが実行されていないときでも通知を受信し、表示することができる。いくつかの例では、バックグラウンド同期ＡＰＩは、顧客コンピューティングデバイス１１８が安定した接続性を有するまでアクションを保留することができる。これは、顧客１１０が送信したいものが実際に送信されることを保証するために有用であり得る。このＡＰＩはまた、サーバ１０６がプログレッシブウェブアプリケーション１２０に定期的な更新をプッシュすることを可能にすることができ、したがって、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、次にオンラインであるときに更新することができる。いくつかの例では、チャネルメッセージングＡＰＩは、オブジェクトが他のオブジェクトおよびプログレッシブウェブアプリケーション１２０と通信することを可能にすることができる。このＡＰＩの例は、新しいコンテンツ通知（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して新しいコンテンツを利用可能にすること）と、ユーザ対話を利用する更新とを含むことができる。プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、本明細書に記載の動作を実行するために、追加のもしくは代替のＡＰＩ、または追加のもしくは代替の機能的構成要素を利用することができる。

少なくとも１つの例では、オブジェクトは登録、インストール、およびアクティブ化の３段階のライフサイクルを経ることができる。登録は、インストールの準備として、オブジェクトのロケーションをウェブブラウザに通信することを含むことができる。インストールは、ウェブブラウザにインストールされたオブジェクトがない場合、またはオブジェクトの更新（例えば、新しいオブジェクトと以前にインストールされたオブジェクトとの間のバイト差）がある場合に発生する可能性がある。アクティブ化は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０のウェブページの全てが閉じられたときに発生することができ、その結果、以前のバージョンと更新されたものとの間に競合が生じない。ライフサイクルはまた、いくつかの例では、単一のオブジェクトのみが領域に対してアクティブであり得るので、オブジェクトのバージョン間で切り替えるときに一貫性を維持するのに役立つ。

少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は顧客コンピューティングデバイス１１８のウェブブラウザを介して商人データを提示させることができる。いくつかの例では、そのような商人データがアイテムのメニュー、商人１０２の実店舗のレイアウトなどであり得る。少なくとも１つの例では、サーバ１０６および／または商人コンピューティングデバイス１０４がそのような入力に基づいて動作を実行することができる。実施例を以下に提供する。

いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は取引に対する支払いの要求を提示することができる。そのような例では、顧客１１０は、商人１０２との取引に対する支払いを容易にするために、支払いデータを入力し、（例えば、顧客コンピューティングデバイス１１８に関連付けられたリーダデバイスによって読み取ることができる）支払機器などを提供することができる。いくつかの例では、顧客１１０が例えば、商人コンピューティングデバイス１０４に関連付けられたリーダデバイスを介して、またはサービスプロバイダおよび／または商人１０２によってアクセス可能なカードオンファイル取引（例えば、記憶された支払いデータを使用して）を介して、商人１０２に支払いデータを提供することができる。支払いデータが顧客コンピューティングデバイス１１８または商人コンピューティングデバイス１０４を介して提供されるかどうかにかかわらず、サーバ１０６は支払いデータを受信することができ、取引のコストに対する支払いを処理することを試みることができる。

いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０がインスタントアプリケーションに関連付けられ得る。インスタントアプリケーションは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０全体をダウンロードするユーザ要求はなく、ユーザコンピューティングデバイス上で迅速に実行され得る、プログレッシブウェブアプリケーション１２０などのアプリケーションの一部であり得る。すなわち、プログレッシブウェブアプリケーション１２０の一部はユーザがプログレッシブウェブアプリケーション１２０全体をダウンロードする必要なく、顧客コンピューティングデバイス１１８などのユーザコンピューティングデバイスによって実行され得る特定の機能（例えば、単一のタスク、いくつかのタスクなど）を可能にするための命令（例えば、コード）を含むことができる。そのような部分は、顧客コンピューティングデバイス１１８上にまだない場合でも、顧客コンピューティングデバイス１１８にダウンロードされ、迅速に開かれ得る。すなわち、そのようなインスタントアプリケーションは顧客コンピューティングデバイス１１８上でアプリケーションコード「オンデマンド」を実行するための手段を提供することができ、ユーザが完全なアプリケーションをダウンロードすることをコミットする以前に、完全なアプリケーション（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０）の表現として動作することができる。いくつかの例では、インスタントアプリケーションへの情報入力は、アプリケーションの残りの部分が顧客コンピューティングデバイス１１８上にダウンロードされるときに、そのような情報が完全なアプリケーションに統合され得るように持続することができる。一例では、インスタントアプリケーションは完全なアプリケーションの一部であり、したがって、インスタントアプリケーションは完全なアプリケーションにおける機能のセットよりも小さい機能のセットを有することができる。すなわち、インスタントアプリケーションは、フルプログレッシブウェブアプリケーション１２０の一部を含むことができ、そのため、フルプログレッシブウェブアプリケーション１２０よりも小さい機能のセットを提供することができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０の残りの部分は、インスタントアプリケーションがダウンロードおよび／または実行された後の時間にダウンロードされ得る。

インスタントアプリケーションは検出可能である。いくつかの例では、ユーザが特定のアプリケーション（またはその一部）に関連付けられた識別コードまたは他の対話型要素をスキャンするか、またはそうで無い場合に読み取ることができる。そのような識別コードまたは他の対話型要素は、クイックレスポンス（ＱＲ）コード、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）タグ、バーコード、近距離無線通信（ＮＦＣ)タグ、ユニフォーム・リソース識別子（ＵＲＩ）、画像などに関連付けられ得る。いくつかの例では、識別コードは、テーブル、指定座席エリア、レシート、自転車、スクータ、車両、ドア、販売のために提供されるアイテムなどの物理的オブジェクトに貼り付けられ得るか、またはそうで無い場合に関連付けられ得る。いくつかの例では、識別コードが電子デバイス（例えば、販売時点の顧客向けディスプレイ）を介して提示され得る。いくつかの例では、識別コードまたは他の対話型要素との対話は、ユーザコンピューティングデバイス上でインスタントアプリケーションをアクティブ化させることができる。いくつかの例では、ユーザは、ユーザコンピューティングデバイス上でインスタントアプリケーションをアクティブ化できるように、カードリーダまたは別のＮＦＣデバイスをタップすることができる。いくつかの例では、インスタントアプリケーションは、ウェブページに関連付けられたバナー、メッセージ内のリンク、マップユーザインターフェース、最近使用されたインスタントアプリケーションのライブラリなどを介して発見され得る。いくつかの例では、インスタントアプリケーションは、ユーザコンピューティングデバイスのジオロケーション、時間、日付、イベント、または任意の他の文脈に少なくとも部分的に基づいて発見され得る。

発見されると、アプリケーションの一部（例えば、インスタントアプリケーション）は、顧客コンピューティングデバイス１１８上にダウンロードされ、したがって、それによって実行可能であり、ユーザインターフェースは、ユーザが顧客コンピューティングデバイス１１８によって実行可能なアプリケーションの一部と対話することを可能にするように提示され得る。すなわち、インスタントアプリケーションは、ユーザがそれを使用することができ、特定のタスク（例えば、予約、注文、支払いなど）に焦点を合わせることができる時間または場所で発見され得る。いくつかの例では、ユーザは、秒、分、または他の期間の体験を開始および終了することができ、後に、ユーザは完全なアプリケーション（またはその追加の部分）をダウンロードする機会を提示され得る。少なくとも１つの例では、ユーザが対応するアプリケーションをダウンロードすることなく、インスタントアプリケーションと対話することができる。いくつかの例では、ユーザは、インスタントアプリケーションを定期的に起動する場合（完全なアプリケーションをダウンロードせずとも）、インスタントアプリケーションは以前の使用からのデータを記憶することができ、ユーザおよび／またはインスタントアプリケーションとのそれらの対話について学習するためにインテリジェンスを活用することができる。そのようなインテリジェンスは、推奨を提示し、注文処理を促進し、チェックアウトフローを促進するなどのために使用され得る。いくつかの例では、ユーザが完全なインスタントアプリケーションをダウンロードすることを決定した場合、以前にインスタントアプリケーションに提供されたデータはハンドオフを効率化するために完全なアプリケーションによって使用され得る。いくつかの例では、すでにインスタントアプリケーションによって要求されている、カメラ、マイクロフォン、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈなどへのアクセスのために提供される許可は、ハンドオフをさらに効率化するために、完全なアプリケーションに提供され得る。

したがって、本明細書で説明する技法はプログレッシブウェブアプリケーション１２０および／またはその一部によって（例えば、インスタントアプリケーションとして）実行することができる。本明細書で説明する機能がインスタントアプリケーションによって実行される例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０の他の部分を介して利用可能な追加のまたは代替の機能がたとえば、別のインスタントアプリケーションまたはフルプログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して、後でアクセスされ得る。

図２Ａ～図２Ｄおよび図３Ａ～図３Ｃは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０によって顧客コンピューティングデバイス１１８のウェブブラウザを介して提示され得る例示的なグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）を示す。例示のＧＵＩは例示的な目的であり、限定するものとして解釈されるべきではない。例えば、本明細書で説明する技法はＧＵＩを介して追加のまたは代替のコンテンツ、および／またはＧＵＩを介してコンテンツの追加のまたは代替の構成を提示することができる。いくつかの例では、コンテンツが追加または代替のユーザインターフェース（例えば、スピーカなど）を介して提示され得る。

上述のように、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ウェブブラウザを介して商人データを提示させることができる。いくつかの例では、そのような商人データは、顧客コンピューティングデバイス１１８が識別コード１１６を読み取り、その指示をサーバ１０６に送信することに応答して提示され得る。いくつかの例では、そのような商人データは、商人１０２による販売のためのアイテムのメニューを含むことができる。すなわち、少なくとも１つの例では、識別コード１１６は、個々の物理的な位置（例えば、実店舗におけるテーブル／座席）のための注文ページにリンクすることができる。いくつかの例では、顧客１１０がサインアップすることなく、注文にアイテムを追加することができる。図２Ａおよび図２Ｂでは、例示的なＧＵＩ２００は、商人１０２による販売のために提供されるアイテムを表すユーザインターフェース要素２０４を含む。すなわち、図２Ａおよび図２Ｂでは、ＧＵＩ２００が注文ページを表すことができる。いくつかの例では、ユーザインターフェース要素２０４は、テキスト要素、グラフィカル要素、ピクチャ、アイコン、選択可能要素、またはＧＵＩを介して提示され得る任意の他のオブジェクトであり得る。いくつかの例では、アイテムのメニューが商人１０２の在庫において、商人１０２による販売に利用可能であると識別され得る１つまたは複数のアイテムを含み得る。

少なくとも一例では、顧客１１０が注文するアイテムを選択するために、顧客コンピューティングデバイス１１８と対話することができる。そのような例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０が選択を示す入力を検出することができ、選択の指示をサーバ１０６に送信することができる。いくつかの例では、サーバ１０６は、アイテムの指示が関連付けられ得るデータ構造を生成することができる。いくつかの例では、データ構造はチケットを表すことができる。いくつかの例では、データ構造は、１つまたは複数の追加アイテムの指示が経時的にデータ構造に追加され得るように、少なくとも一時的に記憶され得る。そのような例では、データ構造は「オープンチケット」を表すことができ、顧客１１０および／または商人１０２がオープンチケットを閉じる指示を提供するまで、および／またはオープンチケットを自動的に閉じさせるようなイベント（たとえば、時間経過、閾値が満たされるなど）が発生するまで持続することができる。

非限定的な例として、初回に関連付けることができる図２Ａでは、顧客１１０がバーガーを注文する（例えば、バーガーの選択を示す入力を提供する）ためにＧＵＩ２００と対話することができる。プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、入力の指示をサーバ１０６に送信することができる。サーバ１０６は、バーガーの指示をデータ構造に関連付けることができる。第１の時間の後の第２の時間に関連付けることができる図２Ｂでは、顧客１１０がビールを注文する（例えば、ビールの選択を示す入力を提供する）ためにＧＵＩ２００と対話することができる。プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、入力の指示をサーバ１０６に送信することができる。サーバ１０６は、ビールの指示をデータ構造に関連付けることができる。顧客１１０が異なる時間に顧客コンピューティングデバイス１１８と対話する例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザは開いたままとすることができる。すなわち、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連するウェブブラウザが開いたままである限り、顧客１１０はＧＵＩ２００と対話することができる。いくつかの例では、ＧＵＩ２００を介して提示されるコンテンツがプログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザが開いたままである間に更新され得り、その結果、コンテンツは最新であり、再キャッシュされる必要がない。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザが開いたままである限り、通知および／または他のコンテンツは商人コンピューティングデバイス１０４および／またはサーバ１０６から顧客コンピューティングデバイス１１８にプッシュされ得る。

いくつかの例では、顧客情報がウェブブラウザ／クッキーセッションパラメータに基づいて保存することができ、それによって、そのような顧客情報を添付したままにすることができる。顧客がＩＤ（例えば、顧客ＩＤ、電話番号、電子メールアドレスなど）、支払いデータなどを提供する場合、そのような情報を保存することができる。いくつかの例では、顧客が認証のためのコードまたは他の手段を使用して、確認認証を提供することができる。したがって、ウェブブラウザが開いたままである限り、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連するコンテンツは、顧客１１０にアクセス可能であり得る。例えば、顧客１１０は以前に作成されたプリセット（例えば、位置、以前の注文／再注文、アカウント加入、住所、支払い等）を閲覧／利用することができ、及び／又はプログレッシブウェブアプリケーション１２０によって提供されるコンテンツと対話し続けることができる。

少なくとも１つの例では、顧客１１０が商人１０２の指定座席エリアおよび／または実店舗に関連付けられた識別コード（例えば、識別コード１１６）をスキャンすること、またはそうで無い場合に読み取ることに関連してアイテムのメニューにアクセスした場合、入力は商人１０２の指定座席エリアおよび／または実店舗の表示に関連付けられ得る。いくつかの例では、そのような情報がアイテムの注文をどのように履行するか（例えば、アイテムをどこに配送するか）を決定するために、商人１０２（またはそれに関連付けられた従業員、エージェントなど）によって使用され得る。いくつかの例では、そのような情報がアイテムの注文をどのように履行するか（例えば、アイテムをどこに配送するか）を決定するために、商人１０２（またはそれに関連付けられた従業員、エージェントなど）によって使用され得る。いくつかの例では、そのような注文がサーバ１０６によって、商人コンピューティングデバイス１０４（例えば、それに関連するアプリケーション）、商人１０２のキッチン表示システム、および／または商人１０２の別のコンピューティングデバイス（例えば、フロントオブハウスおよび／またはバックオブハウスのコンピューティングシステム）に提供され得る。いくつかの例では、注文が同じコマースチャネルおよび／または追加のコマースチャネルまたは代替コマースチャネル（例えば、オンラインまたは店内）を介して受信され得る１つまたは複数の他の注文（すなわち、「注文キュー」）を有するキューに追加され得る。すなわち、いくつかの例では、キューが他のプログレッシブウェブアプリケーション、オンラインストア、商人コンピューティングデバイスに関連するアプリケーション（例えば、店内注文）などから受信された注文に関連付けられ得り、商人１０２によって満たされるべき注文の単一のキューに統合され得る。

少なくとも１つの例では、第１の時間および第２の時間の後の、第３の時間において、顧客１１０および／または商人１０２は、オープンチケットを閉じ、および／または支払いを介して取引を処理するための指示を提供することができる。そのような例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、図２Ｃに示すように、ＧＵＩ２００を介して支払いユーザインターフェースを提示させることができる。いくつかの例では、支払いユーザインターフェースが上述のように、アイテムのメニューの代わりにＧＵＩ２００を介して提示され得る。いくつかの例では、支払いユーザインターフェースがポップアップ、オーバーレイなどを介して提示され得る。少なくとも一例では、顧客１１０は、支払いデータを提供するためにＧＵＩ２００と対話することができる。例えば、顧客１１０は、そのような支払いデータを提供するために、選択可能コントロール２０４を選択することができる。いくつかの例では、顧客１１０は、選択可能コントロール２０４の選択に応答して提示され得る、セキュアポータルを介して（例えば、手動入力を介して）支払いデータを提供することができる。そのような例では、支払いデータが支払い処理のためにサーバ１０６に安全に送信され得る。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８がリーダデバイス（例えば、近距離通信（ＮＦＣ）リーダ）を含むことができ、顧客１１０は顧客コンピューティングデバイス１１８が（例えば、リーダデバイスを介して）支払機器（例えば、リーダデバイス）から支払いデータを取得することができるように、支払機器と顧客コンピューティングデバイス１１８との間の対話を引き起こすことができる。いくつかの例では、顧客１１０は、サーバ１０６に提供され得る（例えば、顧客コンピューティングデバイス１１８に関連付けられたウォレットアプリケーションに記憶された）記憶された支払いデータにアクセスすることができる。いくつかの例では、顧客１１０は、支払い処理のためにサーバ１０６に支払いデータを提供するために、第３者支払いメカニズム（例えば、アップルペイ、グーグルペイなど）を利用することができる。

いくつかの例では、支払いフロー（すなわち、チェックアウト）中に、顧客１１０は購入を行い、および／または注文を出すために、それらの支払いデータを保存することを選択することができる。そのような例では、支払いデータは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０および／またはサーバ１０６によってローカルに保存され得る。

いくつかの例では、顧客１１０が商人コンピューティングデバイス１０４を介して、支払いデータを商人１０２に提供することができる。例えば、顧客１１０は、支払機器と、商人コンピューティングデバイス１０４に関連付けられたリーダデバイスとの間の対話を引き起こすことができる。そのような例では、商人コンピューティングデバイス１０４は、支払い処理のためにサーバ１０６に支払いデータを送信することができる。いくつかの例では、顧客１１０は、商人１０２および／またはサービスプロバイダとの支払いデータを記憶することができる。そのような例では、顧客１１０が自身を識別するためのＩＤを提供することができ、サーバ１０６はＩＤに対応する記憶された支払いデータにアクセスすることができる。そのような取引は、「カードオンファイル」取引と呼ぶことができる。

第１の時間および第２の時間の後の、第３の時間に関連付けられるものとして上述したが、支払いデータはいつでもサーバ１０６によって取得され得る。例えば、サーバ（複数）１０６は、顧客１１０が商人１０２の実店舗に到着する前に、顧客１１０が第１アイテムを注文した時点で（すなわち、第１の時間で）、顧客１１０が第１アイテムを注文した後に、顧客１１０が第２アイテムを注文した時点で（すなわち、第２の時間で）、顧客１１０が第２アイテムを注文した後に、顧客１１０が商人１０２の実店舗から出た後など、さまざまな時間において支払いデータを受け取ることができる。

図２Ｄは、ＧＵＩ２００を介して提示することができる、チップおよび／またはフィードバックのユーザインターフェースの一例を示す。少なくとも１つの例では、第１の時間、第２の時間、および第３の時間の後の第４の時間において、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は図２Ｄに示すように、ＧＵＩ２００を介して、チップおよび／またはフィードバックのユーザインターフェースを提示させることができる。いくつかの例では、チップおよび／またはフィードバックユーザインターフェースが上述のように、アイテムのメニュー、支払いユーザインターフェースなどの代わりに、ＧＵＩ２００を介して提示され得る。いくつかの例では、チップおよび／またはフィードバックユーザインターフェースがポップアップ、オーバーレイなどを介して提示され得る。少なくとも１つの例では、チップおよび／またはフィードバックユーザインターフェースが１つまたは複数の選択可能コントロール２０６（例えば、チップ）、２０８（例えば、フィードバック）を含むことができ、これは選択されると、顧客１１０が取引に関連するチップおよび／またはフィードバックを提供することを可能にする。いくつかの例では、選択可能コントロール２０６、２０８のうちの１つの選択を検出することに少なくとも部分的に基づいて、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は選択の指示をサーバ１０６に送信することができる。サーバ１０６は、顧客１１０がチップおよび／またはフィードバックを提供することを可能にするために、追加または代替のユーザインターフェース、ポップアップ、オーバーレイなどを提示させることができる。

図３Ａ～図３Ｃは、顧客コンピューティングデバイス１１８上のプログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連して提示され得る例示的なＧＵＩ３００を示す。少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０が顧客コンピューティングデバイス１１８にダウンロードされた後、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザが開いたままである限り、顧客１１０はＧＵＩ３００を介してプログレッシブウェブアプリケーション１２０と対話し続けることができる。上述のように、いくつかの例では、ＧＵＩ３００を介して提示されるコンテンツが、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザが開いたままである間に更新され得り、その結果、コンテンツは最新であり、再キャッシュされる必要がない。例えば、メニューを介して利用可能な在庫および／またはアイテムへの更新は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して更新することができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザが開いたままである限り、通知および／または他のコンテンツは、商人コンピューティングデバイス１０４および／またはサーバ１０６から顧客コンピューティングデバイス１１８にプッシュされ得る。一例として、推奨および／または通知は、ウェブブラウザが開いたままである限り、顧客コンピューティングデバイス１１８にプッシュされ得る。

少なくとも１つの例では、アプリケーションシェルモデルを使用することができるプログレッシブウェブアプリケーション１２０が顧客コンピューティングデバイス１１８のホーム画面上にインストールすることができるウェブブラウザおよび／またはショートカットアイコンを介してアクセスされ得る。すなわち、少なくとも１つの例では、顧客１１０がプログレッシブウェブアプリケーション１２０を顧客コンピューティングデバイス１１８のホーム画面（例えば、ウェブブラウザに関連するオプションとすることができる）に保存および／またはそうで無い場合にインストールすることを選択することができ、ショートカットアイコンはそれに関連付けられ得る。ショートカットアイコンとの後続の対話は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられた同じＵＲＬをウェブブラウザにロードさせることができる。図３Ａに示すように、顧客コンピューティングデバイス１１８のホーム画面は、異なるアプリケーション（例えば、ネイティブアプリケーション、ウェブアプリケーション、プログレッシブウェブアプリケーションなど）を表す１つまたは複数のユーザインターフェース要素３０２を含むことができる。少なくとも１つの例では、ユーザインターフェース要素３０２のうちの１つまたは複数は、作動されると、顧客１１０が対応するアプリケーションにアクセスすることを可能にするショートカットアイコンであり得る。少なくとも一例では、商人１０２が「商人Ａ」である場合、図３Ａに示すように、顧客１１０は、上述の商人１０２に関連付けられた商人データにアクセスするために、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたショートカットアイコンと対話できる。すなわち、「商人Ａ」に関連付けられたユーザインターフェース要素の作動を検出することによって、ウェブブラウザは、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたＵＲＬをロードでき、その結果、顧客１１０がそれに関連付けられたコンテンツにアクセスできる。

少なくとも一例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、図３Ｂに示すように、顧客コンピューティングデバイス１１８のウェブブラウザを介して商人データを提示させることができる。例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、商人１０２の実店舗のレイアウトを提示させることができる。一例では、顧客１１０は、例えば、指定座席エリアの予約を行うために、レイアウトに表された指定座席エリアと対話できる。そのような例では、別のＧＵＩ、ポップアップ、オーバーレイなどは、顧客１１０が予約に関連する詳細、たとえば日付、時間、ゲストの数などを入力可能なように、提示され得る。

少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザが開いたままである限り、顧客１１０は、図３Ｃに示すように、後の時間において同じ又は異なる商人データにアクセスすることができる。例えば、顧客１１０が商人１０２の実店舗に自身の予約時間に到着した場合、顧客１１０は、ＧＵＩ３００を介してアイテム（例えば、メニュー）のリストにアクセスするために、顧客コンピューティングデバイス１１８と対話できる。少なくとも一例では、顧客１１０は、上述のように、アイテムを注文するために、ＧＵＩ３００と対話できる。

図４～図６は、商人コンピューティングデバイス１０４のユーザインターフェースを介して提示され得る例示的なＧＵＩを示す。いくつかの例では、ユーザインターフェースが（例えば、サービスプロバイダによって提供され得る）アプリケーションを介して利用され得る。いくつかの例では、ユーザインターフェースがウェブブラウザを介して利用され得る。例示的なＧＵＩは例示を目的とするものであり、限定するものとして解釈されるべきではない。例えば、本明細書で説明する技法は、ＧＵＩを介して追加のまたは代替のコンテンツを、および／またはＧＵＩを介してコンテンツの追加のまたは代替の構成を提示することができる。いくつかの例では、コンテンツが、追加または代替のユーザインターフェース（例えば、スピーカなど）を介して提示され得る。

少なくとも１つの例では、商人１０２（またはそれに関連付けられた従業員、エージェントなど）は、商人１０２の動作を管理するために、商人コンピューティングデバイス１０４と対話できる。少なくとも１つの例では、商人コンピューティングデバイス１０４は、図４に示されるＧＵＩ４００を提示することができ、商人１０２が注文を管理することを可能にする。上述のように、いくつかの例では、商人１０２が１つまたは複数のコマースチャネルを介して、１つまたは複数の顧客から注文を受信することができる。いくつかの例では、商人１０２は、商人１０２のオンラインストアからの注文、商人１０２に関連付けられたプログレッシブウェブアプリケーション、ＧＵＩ４００を介した入力などを受信することができる。いくつかの例では、商人コンピューティングデバイス１０４（例えば、サービスプロバイダによって提供され得る）に関連するアプリケーションは、商人１０２が注文を管理することを可能にする。少なくとも１つの例では、ＧＵＩ４００は、１つまたは複数のコマースチャネルからの注文を含む注文キュー４０２を提示することができる。いくつかの例では、注文キュー４０２は、各注文がどのコマースチャネルに関連付けられているか、注文に関連付けられた位置（いくつかの例では、識別コードによって提供され得る）、注文に関連付けられたフルフィルメント方法、注文が準備されるまでの近似時間などを示すことができる。

いくつかの例では、ＧＵＩ４００は、商人１０２がそこにインストールされたアプリケーションを介して利用可能な他の機能にアクセスすることを可能にするための１つまたは複数の選択可能コントロールを含むことができる。例えば、ＧＵＩ４００は、商人１０２が新しい注文を生成することを可能にするように作動され得る第１のコントロール４０４、商人１０２が完了した注文を閲覧することを可能にするように作動され得る第２のコントロール４０６、商人１０２が予約を管理することを可能にするように作動され得る第３のコントロール４０８、商人１０２がＩＤを管理することを可能にするように作動され得る第４のコントロール４１０など、を含むことができる。いくつかの例では、制御のうちの１つの作動は、アプリケーションに、作動の指示をサーバ１０６に送信させることができ、サーバ１０６は要求された動作を容易にするために、ＧＵＩ４００を介して追加または代替データを提示させることができる。

図５は、商人１０２がオープンチケットを管理することを可能にするために提示され得るＧＵＩ５００の一例を示す。上述のように、いくつかの例では顧客１１０がアイテムを注文するとき、アイテムの表示はサーバ１０６によって少なくとも一時的に記憶され得るデータ構造に関連付けられ得る。追加のアイテムは、注文に経時的に追加され得り、データ構造は、顧客１１０および／または商人１０２がオープンチケットを閉じる指示を提供するまで、および／またはオープンチケットを自動的に閉じさせるようなイベント（例えば、時間の経過、閾値が満たされるなど）が発生するまで、持続することができる。

商人１０２は、オープンチケットを閲覧するために、ＧＵＩ５００にアクセスできる。いくつかの例では、ＧＵＩ５００の一部は、個々のオープンチケットを表すユーザインターフェース要素５０２を含むことができる。いくつかの例では、各ユーザインターフェース要素が個々のオープンチケットに対応することができ、選択可能であり得り、その結果、オープンチケットに関連するユーザインターフェース要素が選択されたときに、オープンチケットに関連するデータがＧＵＩ５００を介して提示され得る。いくつかの例では、商人１０２が、それに関連するユーザインターフェース要素を選択することによって、オープンチケットにアイテムを追加することができる。さらに、いくつかの例では、商人１０２が、支払いフローを開始するか、そうで無い場合にそれに関連する支払いを処理するために、個々のユーザインターフェース要素を選択できる。

いくつかの例では、ＧＵＩ５００は、商人１０２がそこにインストールされたアプリケーションを介して利用可能な他の機能にアクセスすることを可能にするための１つまたは複数の選択可能コントロールを含むことができる。例えば、ＧＵＩ５００は、上述の図４に記載されるように、商人１０２が注文ユーザインターフェースに戻ることを可能にするように作動され得る第１のコントロール５０４、商人１０２が予約を管理することを可能にするように作動され得る第２のコントロール５０６、商人１０２がＩＤ等を管理することを可能にするように作動され得る第３のコントロール５０８を、含むことができる。いくつかの例では、制御のうちの１つの作動が、アプリケーションに、作動の指示をサーバ１０６に送信させることができ、サーバ１０６は要求された動作を容易にするために、ＧＵＩ５００を介して追加または代替データを提示させることができる。

図６は、商人１０２がＩＤを管理することを可能にするために提示され得るＧＵＩ６００の一例を示す。上述のように、商人１０２は、識別コードを生成するか、またはそうで無い場合に指定座席エリアおよび／または実店舗のＩＤを識別コードに関連付けるために、商人コンピューティングデバイス１０４と対話できる。一例では、商人１０２の実店舗のレイアウトのグラフィカル表現６０２が、ユーザインターフェース６００を介して提示され得る。いくつかの例では、商人１０２は、実店舗に関連付けられた指定座席エリア（例えば、テーブル、バースツールなど）を識別するために、ＧＵＩ６００と対話できる。少なくとも１つの例では、指定座席エリアを選択することによって、指定座席エリアに関連付けられたＩＤ（すなわち、テーブルＩＤ）及び、いくつかの例では、実店舗（すなわち、店ＩＤ）は、商人１０２が指定座席エリアの識別コード（ＩＤコード）を生成することを可能にする、ＧＵＩ６００のセクション６０４に格納され得る。いくつかの例では、商人１０２は、ＧＵＩ６００のセクション６０４を介して、指定座席エリアおよび／または実店舗に関連付けられた識別情報を手動で入力することができる。少なくとも１つの例では、識別情報が入力されると、商人１０２は、識別コードを生成させるために、第１のコントロール６０６を作動させることができる。一例では、アプリケーションは、識別コードを生成することができるサーバ１０６に、第１のコントロール６０６の作動の指示を送信することができる。すなわち、サーバ１０６は、提供されたＩＤに固有の識別コードを生成することができる。いくつかの例では、商人コンピューティングデバイス１０４は、サーバ１０６との関係を伴うことなく、ＩＤに固有の識別コードを生成することができる。識別コードは、例えば、以下に説明するように、データストア内のＩＤに関連付けることができる。

いくつかの例では、商人コンピューティングデバイス１０４が、識別コードを受信し、識別コードを印刷することができ、その結果、識別コードは（例えば、図１に示すように）指定座席エリアおよび／または実店舗に関連付けられ得る。いくつかの例では、識別コードが指定座席エリアおよび／または実店舗に近接して配置されるように、紙、ステッカー、磁石、プラカード、または他の物理的アイテム上に印刷され得る。いくつかの例では、識別コードは、指定座席エリアおよび／または実店舗に近接して配置された電子デバイスを介して利用可能にされ得る。

いくつかの例では、識別コードがＲＦＩＤデバイスなどの識別デバイスに関連付けられ得る。そのような例では、サーバ１０６および／または商人コンピューティングデバイス１０４は、識別コードを生成せずに、代わりに、指定座席エリアおよび／または実店舗のＩＤを、識別デバイスに関連付けられた識別コードに関連付けることができる。このような例では、識別デバイスが指定座席エリアおよび／または実店舗に近接して配置され得る。

上述のように、いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８が関連付けられている物理的な位置で識別コードをスキャンするか、またはそうで無い場合に読み取ることに応答して、サーバ１０６はプログレッシブウェブアプリケーション１２０を顧客コンピューティングデバイス１１８上にダウンロードさせることができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８が関連付けられている物理的な位置で識別コードをスキャンするか、またはそうで無い場合に読み取ることに応答して、サーバ１０６は商人データを顧客コンピューティングデバイス１１８に送信することができる。いくつかの例では、商人は、注文ページが顧客コンピューティングデバイス１１８上のウェブブラウザを介して（プログレッシブウェブアプリケーション１２０によって）提示されるように、アイテムのメニューを含むことができる。いくつかの例では、商人データは、予約ページが顧客コンピューティングデバイス１１８上のウェブブラウザを介して（プログレッシブウェブアプリケーション１２０によって）提示されるように、実店舗のレイアウトを含むことができる。そのような例では、顧客コンピューティングデバイス１１８は、それが関連付けられている物理的な位置で識別コードをスキャンするか、またはそうで無い場合に読み取ることに応答して、サーバ１０６は注文ページ、予約ページなどを顧客コンピューティングデバイス１１８上に（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して）レンダリングさせることができる。

いくつかの例では、サービスプロバイダは、商人１０２に新しい識別コードを生成するように、および／または商人１０２のための新しい識別コードを自動的に生成するように促すために、商人１０２に関連する商人データを活用できる。例えば、商人１０２が新しい指定座席エリアを実店舗に追加する場合、サーバ１０６は新しい指定座席エリアが追加されたことを検出することができ、商人１０２に、新しい指定座席エリアの新しい識別コードを生成するように、および／または商人１０２の新しい識別コードを自動的に生成するように促すことができる。

図４および図５のＧＵＩと同様に、ＧＵＩ６００は、商人１０２がそこにインストールされたアプリケーションを介して利用可能な他の機能にアクセスすることを可能にするための１つまたは複数の選択可能コントロールを含むことができる。例えば、ＧＵＩ６００は、上述の図４に記載されるように、商人１０２が注文ユーザインターフェースに戻ることを可能にするように作動させることができる第２のコントロール６０８、上述の図５に記載されるように、商人１０２がチケットを管理することを可能にするように作動させることができる第３のコントロール６１０、商人１０２が予約を管理することを可能にするように作動させることができる第４のコントロール６１２など、を含むことができる。いくつかの例では、制御のうちの１つの作動は、アプリケーションに、作動の指示をサーバ１０６に送信させることができ、サーバ１０６は要求された動作を容易にするために、ＧＵＩ６００を介して追加または代替データを提示させることができる。

図２～図６は、本明細書で説明する技法に関連して提示され得る様々なＧＵＩを説明する。少なくとも１つの例では、ユーザ（例えば、顧客１１０および／または商人１０２）は、それに関連するコンピューティング構成要素によって検出され、ネットワーク１０８を介してサーバ１０６に送信され得る入力を提供するために、ＧＵＩと対話できる。いくつかの例では、ユーザがＧＵＩを介して提示されるユーザインターフェース要素を選択、作動、またはそうで無い場合に対話することができる。そのような選択、作動、または他の対話は、タッチ入力、音声入力、マウス入力、キーボード制御などを介して提供され得る。この説明の目的のために、ユーザインターフェース要素は、テキスト要素、グラフィカル要素、ピクチャ、アイコン、選択可能要素、またはＧＵＩを介して提示され得る任意の他のオブジェクトを備えることができる。

図７～図１１は、本明細書に記載の技法を含む例示的な処理を示すフローチャートである。図７～図１１に示される処理は便宜上、かつ理解を容易にするために、図１を参照して説明される。図１２および図１３は、上記の図１の構成要素に関連する追加の詳細を提供する。図７～図１１に示す処理は、図１に示す構成要素を用いて行われるものに限定されず、これらの構成要素は図７～図１１に示す処理を行うものに限定されない。

処理７００～１１００は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る動作のシーケンスを表す、論理フローグラフ中のブロックの集合として示される。ソフトウェアの文脈では、ブロックは、プロセッサによって実行されたときに、列挙された動作を実行する、１つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実行する、または特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。動作が説明される順序は、限定として解釈されることを意図されず、説明されるブロックの任意の数は処理を実施するために、任意の順序で、および／または並行して、組み合わされ得る。いくつかの実施形態では、処理の１つまたは複数のブロックを完全に省略することができる。さらに、処理７００～１１００は全体的に、または部分的に、互いに、または他の処理と組み合わせることができる。

図７は本明細書で説明するように、プログレッシブウェブアプリケーションを介して入力を受信し、入力に少なくとも部分的に基づいて動作を実行するための例示的な処理７００を示す。

ブロック７０２は、商人に関連する識別情報を受信することを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が商人１０２などの商人に関連する識別情報を受信することができる。少なくとも１つの例では、識別情報は、商人１０２に関連付けられた物理的な位置（例えば、指定座席エリアおよび／または実店舗）を識別することができる。例えば、個々のテーブル、バースツールなどは、識別情報に関連付けられ得る。商人１０２が複数の実店舗（すなわち、異なる位置の）を有する場合、実店舗の各々は、識別情報に関連付けられ得る。いくつかの例では、商人１０２が例えば、上記の図６に示されるＧＵＩなどのＧＵＩを介して、識別情報を手動で入力することができる。いくつかの例では、（１つまたは複数の）サーバ１０６は、新しい指定座席エリアおよび／または実店舗が商人１０２に関連付けられているという情報を受信することができ、商人１０２によって入力されるそのような情報なしに識別情報を決定することができる。

ブロック７０４は、商人に関連付けられた物理的な位置の識別を識別コードに関連付けることを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が物理的な位置の識別（例えば、指定座席エリアおよび／または実店舗）を識別コードに関連付けることができる。いくつかの例では、識別コードがＲＦＩＤデバイスなどの識別デバイスに関連付けられ得る。そのような例では、サーバ１０６が指定座席エリアおよび／または実店舗の識別情報を、識別デバイスに関連付けられた識別コードに関連付けることができる。少なくとも１つの例では、識別デバイスが指定座席エリアおよび／または実店舗に近接して配置され得る。

いくつかの例では、サーバ１０６が指定座席エリアおよび／または実店舗に関連付けられた識別情報に少なくとも部分的に基づいて識別コードを生成することができる。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が識別情報に固有の識別コードを生成することができる。いくつかの例では、識別コードがＱＲコード（登録商標）、バーコード、文字列および／または数字などであり得る。いくつかの例では、サーバ１０６が識別コードを商人コンピューティングデバイス１０４に送信することができる。商人コンピューティングデバイス１０４は識別コードを受信することができ、いくつかの例では、識別コードを印刷、または印刷させることができ、その結果、識別コードは（例えば、図１に示されるように）指定座席エリアおよび／または実店舗に関連付けられ得る。いくつかの例では、識別コードが指定座席エリアおよび／または実店舗に近接して配置されるように、紙、ステッカー、磁石、プラカード、または他の物理的アイテム上に印刷され得る。いくつかの例では、識別コードが指定座席エリアおよび／または実店舗に近接して配置された電子デバイスを介して利用可能にすることができる。

ブロック７０６は、顧客のコンピューティングデバイスから識別コードを受信することを示す。少なくとも１つの例では、顧客１１０が識別コードをスキャンするか、またはそうで無い場合に読み取るために、コンピューティングデバイス（すなわち、顧客コンピューティングデバイス１１８）を動作させることができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８は識別コードを読み取ることができるリーダデバイスを含むことができる。いくつかの例では、識別コードが顧客コンピューティングデバイス１１８上に提示されるユーザインターフェースを介して手動で入力され得る。少なくとも１つの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８がネットワーク１０８を介して、識別コードの指示をサーバ１０６に送信することができる。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が識別コードを受信することができる。

ブロック７０８は、コンピューティングデバイスがオープンプログレッシブウェブアプリケーションに関連付けられているかどうかを判定することを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が識別コードを送信したコンピューティングデバイス（例えば、顧客コンピューティングデバイス１１８）が、プログレッシブウェブアプリケーションオープンに関連付けられたウェブブラウザを有するかどうかを判定することができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８がオープンプログレッシブウェブアプリケーションに関連付けられている場合、識別コードの指示は、顧客コンピューティングデバイス１１８がオープンプログレッシブウェブアプリケーションに関連付けられていることを示す、以前にサーバ１０６によって提供されたクッキーなどに関連付けられ得る。顧客コンピューティングデバイス１１８が、プログレッシブウェブアプリケーションオープン（したがって、顧客コンピューティングデバイス１１８がオープンプログレッシブウェブアプリケーションに関連付けられていない）に関連付けられているウェブブラウザを有していない場合、動作７１０に示すように、サーバ１０６は、プログレッシブウェブアプリケーションを顧客コンピューティングデバイス１１８上にダウンロードさせることができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたＵＲＬが顧客１１０によってアクティブ化され得る顧客コンピューティングデバイス１１８に提供され得、および／または顧客１１０はプログレッシブウェブアプリケーション１２０をダウンロードするために、ＵＲＬをウェブブラウザに手動で入力し得る。プログレッシブウェブアプリケーションに関連する詳細は上述されている。

ブロック７１２は、（プログレッシブウェブアプリケーションによって）コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して商人データを提示させることを示す。少なくとも１つの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８がプログレッシブウェブアプリケーション１２０をダウンロードし、それに関連するウェブブラウザを開いていると決定することに少なくとも部分的に基づいて、サーバ１０６は顧客コンピューティングデバイス１１８のウェブブラウザを介して提示するために、商人データをプログレッシブウェブアプリケーション１２０に送信することができる。すなわち、少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０が顧客コンピューティングデバイス１１８のウェブブラウザを介して商人データを提示させることができる。いくつかの例では、そのような商人データがアイテムのメニュー、商人１０２の実店舗のレイアウトなどであり得る。

上述のように、いくつかの例では、ウェブブラウザ／クッキーセッションパラメータに基づいて顧客情報は保存され得り、それによって、そのような顧客情報を添付したままにすることができる。顧客がＩＤ（例えば、顧客ＩＤ、電話番号、電子メールアドレスなど）、支払いデータなどを提供する場合、そのような情報は保存され得る。いくつかの例では、顧客が認証のためのコードまたは他の手段を使用して、確認認証を提供することができる。したがって、ウェブブラウザが開いたままである限り、プログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連するコンテンツは、顧客１１０にアクセス可能であり得る。例えば、顧客１１０は以前に作成されたプリセット（例えば、位置、以前の注文／再注文、口座加入、住所、支払い等）を閲覧／利用することができ、及び／又はプログレッシブウェブアプリケーション１２０によって提供されるコンテンツと対話し続けることができる。

ブロック７１４は、プログレッシブウェブアプリケーションを介して入力を受信することを示す。少なくとも１つの例では、顧客１１０は、入力を提供するために、顧客コンピューティングデバイス１１８（例えば、それに関連付けられたユーザインターフェース）と対話できる。その指示はサーバ１０６に送信され得る。図２Ａ～図２Ｄおよび図３Ａ～図３Ｅを参照して上述したように、いくつかの例では、そのような入力が商人１０２によって販売のために提供されるアイテムのメニューからのアイテムの注文、指定座席エリアの予約、チップ、フィードバックなどに関連付けられ得る。少なくとも１つの例では、サーバ１０６がブロック７１６に示されるように、入力の指示を受信することができ、そのような入力に基づいて動作を実行することができる。例えば、入力がアイテムの注文に関連付けられている場合、サーバ１０６はアイテムを、データ構造に関連付けることができ、いくつかの例では、それはオープンチケットデータ構造となり得る。いくつかの例では、サーバ１０６は、商人１０２が注文を果たすことを可能にするために、商人コンピューティングデバイス１０４、キッチン表示システムなどに注文の指示を送信できる。別の例では、入力が予約に関連付けられている場合、サーバ１０６は予約をスケジュールすることができる。さらに、入力が支払いデータに関連付けられている場合、サーバ１０６は、支払いデータを使用して支払いを処理することができる。少なくとも一例では、入力がフィードバックである場合、フィードバックはサーバ１０６に関連付けられたデータストアに記憶され得り、いくつかの例では、商人コンピューティングデバイス１０４を介して商人１０２に提供され得る。

図８は、本明細書で説明されるように、オープンチケットに関連付けられた支払いを処理するための例示的な処理８００を示す。

ブロック８０２は顧客のコンピューティングデバイスから、プログレッシブウェブアプリケーションへの入力に関連して、アイテムに関連付けられた注文を受信することを示す。上述のように、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ウェブブラウザを介して商人データを提示させることができる。いくつかの例では、そのような商人データが商人１０２による販売のためのアイテムのメニューを含むことができる。上記の図２Ａおよび図２Ｂは、商人１０２による販売のために提供されるアイテムを表すユーザインターフェース要素２０４を含む例示的なＧＵＩ２００を示す。少なくとも一例では、顧客１１０は、注文するアイテムを選択するために、顧客コンピューティングデバイス１１８と対話できる。そのような例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０が選択を示す入力を検出することができ、選択の指示をサーバ１０６に送信することができる。サーバ１０６は、顧客コンピューティングデバイス１１８から注文またはその指示を受信することができる。少なくとも１つの例では、注文は、顧客１１０が物理的な位置（例えば、指定座席エリアおよび／または実店舗）に関連付けられた識別コードをスキャンするか、またはそうで無い場合に読み取ることに応答して提示される注文ページを介して受信された場合、注文は物理的な位置に関連付けられたＩＤ（複数可）に関連付けられ得り、その結果、商人１０２は注文に関連付けられたアイテムをどこに配送すべきかを知る。

ブロック８０４は、顧客が既存のオープンチケットデータ構造に関連付けられているかどうかを判定することを示す。いくつかの例では、サーバ１０６は、アイテムの指示が関連付けられ得るデータ構造を生成することができる。いくつかの例では、データ構造が注文またはチケットを表すことができる。いくつかの例では、データ構造は、１つまたは複数の追加アイテムの指示が経時的にデータ構造に追加され得るように、少なくとも一時的に記憶され得る。そのような例では、データ構造が「オープンチケット」を表すことができ、これは顧客１１０および／または商人１０２がオープンチケットを閉じる指示を提供するまで、および／またはオープンチケットを自動的に閉じさせるようなイベント（例えば、時間経過、閾値が満たされるなど）が発生するまで持続することができる。

少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、顧客が既存のオープンチケットデータ構造に関連付けられているかどうかを判定することができる。いくつかの例では、注文またはその指示は、顧客コンピューティングデバイス１１８、顧客１１０、顧客１１０の物理的な位置（例えば、テーブル番号、テーブル識別子など）、および／または同様のものに関連付けられたＩＤに関連付けられ得る。少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、識別子が既存のオープンチケットデータ構造に関連付けられているかどうかを判定することができる。顧客１１０が既存のオープンチケットデータ構造に関連付けられていない場合、サーバ１０６はブロック８０６に示すように、新しいオープンチケットデータ構造を生成することができ、アイテムを新しいオープンチケットデータ構造に関連付けることができる。新しいオープンチケットデータ構造は、顧客１１０および／または商人１０２がオープンチケットを閉じる指示を提供するまで、および／またはオープンチケットを自動的に閉じさせるようなイベント（例えば、時間経過、閾値が満たされるなど）が発生するまで、持続することができる。いくつかの例では、サーバ１０６は、顧客１１０からの支払いデータを要求するか、そうで無い場合にアクセスすることができ、サーバ１０６は注文に関連付けられたアイテムのコストの少なくとも一部について支払いデータを認可するための認可要求を送信することができる。

顧客１１０が既存のオープンチケットデータ構造に関連付けられている場合、ブロック８０８に示すように、サーバ１０６は、アイテムを既存のオープンチケットデータ構造に関連付けることができる。いくつかの例では、既存のオープンチケットデータ構造が支払いデータおよび／または認可リクエストに関連付けられる場合、いくつかの例では、サーバ１０６が注文に関連付けられたアイテムのコストの少なくとも一部について支払いデータを承認するために別の認可リクエストを送信することができる。いくつかの例では、既存のオープンチケットデータ構造が支払いデータに関連付けられていない場合、サーバ１０６は顧客１１０からの支払いデータを要求するか、そうで無い場合にアクセスすることができ、サーバ１０６は注文に関連付けられたアイテムのコストの少なくとも一部について支払いデータを承認するための認可リクエストを送信することができる。

ブロック８１０は、取引を完了する要求が受信されたかどうかを決定することを示す。上述のように、オープンチケットデータ構造は、顧客１１０および／または商人１０２がオープンチケットを閉じる指示を提供するまで、および／またはオープンチケットを自動的に閉じさせるようなイベント（例えば、時間経過、閾値が満たされるなど）が発生するまで持続することができる。少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、オープンチケットを閉じる指示が顧客コンピューティングデバイス１１８または商人コンピューティングデバイス１０４のいずれかから受信されたかどうかを決定することができる。要求が受信されない場合、サーバ１０６は、ブロック８１２に示されるように、取引を完了する要求が受信されるまで、および／またはイベントが発生する（例えば、時間経過、閾値が満たされるなど）まで、オープンチケットデータ構造を記憶することができる。

ブロック８１４は、オープンチケットデータ構造に関連付けられたアイテムの合計に対する支払いを処理するために支払いデータを要求することを示す。少なくとも１つの例では、取引を完了する要求が受信された場合、サーバ１０６はオープンチケットデータ構造に関連付けられた取引の総コスト（例えば、オープンチケットに関連付けられたアイテムの総コスト）を決定することができ、顧客コンピューティングデバイス１１８に（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して）および／または商人コンピューティングデバイス１０４に（例えば、アプリケーションを介して、ウェブブラウザなどを介して）支払いデータの要求を送信できる。

少なくとも１つの例では、図２Ｃを参照して上述したように、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ＧＵＩ２００を介して支払いユーザインターフェースを提示させることができる。少なくとも一例では、顧客１１０は、支払いデータを提供するために、ＧＵＩ２００と対話できる。例えば、顧客１１０は、そのような支払いデータを提供するために、選択可能コントロール２０４を選択できる。いくつかの例では、顧客１１０は、セキュアポータルを介して（例えば、手動入力を介して）支払いデータを提供することができ、これは選択可能コントロール２０４の選択に応答して提示され得る。そのような例では、支払いデータが支払い処理のためにサーバ１０６に安全に送信され得る。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１１８は、リーダデバイス（例えば、近距離通信（ＮＦＣ）リーダ）を含むことができ、顧客１１０は顧客コンピューティングデバイス１１８が支払機器から支払いデータを取得することができるように、支払機器と顧客コンピューティングデバイス１１８との間の対話を引き起こすことができる。いくつかの例では、顧客１１０は、サーバ１０６に提供され得る（例えば、顧客コンピューティングデバイス１１８に関連付けられたウォレットに記憶された）記憶された支払いデータにアクセスすることができる。いくつかの例では、顧客１１０は、支払い処理のためにサーバ１０６に支払いデータを提供するために、第３者支払いメカニズム（例えば、アップルペイ、グーグルペイなど）を利用することができる。

いくつかの例では、顧客１１０が商人コンピューティングデバイス１０４を介して、支払いデータを商人１０２に提供することができる。例えば、顧客１１０は、支払機器と、商人コンピューティングデバイス１０４に関連付けられたリーダデバイスとの間の対話を引き起こすことができる。そのような例では、商人コンピューティングデバイス１０４が支払い処理のためにサーバ１０６に支払いデータを送信することができる。いくつかの例では、顧客１１０が商人１０２および／またはサービスプロバイダとの支払いデータを記憶することができる。そのような例では、顧客１１０が自身を識別するための識別子を提供することができ、サーバ１０６は識別子に対応する記憶された支払いデータにアクセスすることができる。これは、「カードオンファイル」取引と呼ぶことができる。

サーバ１０６は、支払いデータを受信することができ、支払いデータを使用して取引の支払いを処理することができる。少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、支払データ（例えば、それに関連付けられた支払機器）が取引のために許可されているかどうかを決定するために、支払データに関連付けられた支払サービスに許可および／またはキャプチャ要求を送信することができる。支払処理に関連する追加の詳細を以下に説明する。

図８は、取引を完了するための要求が受信された後に要求される支払いデータを説明するが、上述のように、サーバ１０６は、顧客１１０が商人１０２の実店舗に到着する前、顧客１１０がアイテムを注文する時、顧客１１０がアイテムを注文した後、顧客１１０が商人１０２の実店舗を出た後など、様々な時間に支払いデータを受信することができる。さらに、オープンチケットは、顧客コンピューティングデバイス１１８および／または商人コンピューティングデバイス１０４から受信された注文に関連付けられ得る。すなわち、新しい注文が受信されたとき、新しい注文が既存のオープンチケットに関連付けられた顧客識別子、顧客デバイス識別子、商人１０２に関連付けられた物理的な位置などに関連付けられている場合、サーバ１０６は、新しい注文を既存のオープンチケットに関連付けることができる。

図９は、異なるコマースチャネルを介して受信された注文に少なくとも部分的に基づいて注文キューを生成するための例示的な処理９００を示す。

ブロック９０２は、顧客のコンピューティングデバイスから、プログレッシブウェブアプリケーションへの入力に関連して、第１のアイテムに関連付けられた第１の注文を受信することを示す。上述のように、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、ウェブブラウザを介して商人データを提示させることができる。いくつかの例では、そのような商人データが商人１０２による販売のためのアイテムのメニューを含むことができる。上記の図２Ａおよび図２Ｂは、商人１０２による販売のために提供されるアイテムを表すユーザインターフェース要素２０４を含む例示的なＧＵＩ２００を示す。少なくとも一例では、顧客１１０は、注文するアイテムを選択するために、顧客コンピューティングデバイス１１８と対話できる。そのような例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２０は、選択を示す入力を検出することができ、選択の指示をサーバ１０６に送信することができる。サーバ１０６は、顧客コンピューティングデバイス１１８から注文またはその指示を受信することができる。

ブロック９０４は、第１の注文を注文キューに関連付けることを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、同じコマースチャネルを介して（例えば、顧客コンピューティングデバイス１２８上のプログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して）、および／または追加のコマースチャネルおよび／または代替コマースチャネル（例えば、オンラインまたは店舗内）を介して受信することができる１つまたは複数の他の注文を有するキュー（例えば、「注文キュー」）に第１の注文を追加することができる。すなわち、いくつかの例では、キューは、プログレッシブウェブアプリケーション、オンラインストア、商人コンピューティングデバイスに関連付けられたアプリケーションなどから受信された注文に関連付けられ得り、商人１０２によって果たされる注文の単一のキューに統合され得る。注文キューの非限定的な例は、図４を参照して上述されている。

ブロック９０６は、第２のアイテムに関連付けられた第２の注文を受信することを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が第２の注文を受信することができる。いくつかの例では、第２の注文は、顧客コンピューティングデバイス１１８から（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して）であり得る。いくつかの例では、第２の注文が異なる顧客、異なるコマースチャネルなどからのものであり得る。少なくとも１つの例では、第２の注文は、第１の注文とは異なるフルフィルメント方法に関連付けられ得る。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が第２の注文を注文キューに関連付けることができる。

ブロック９１０は、注文キューの少なくとも一部を、顧客のコンピューティングデバイスまたは商人のコンピューティングデバイスを介して提示させることを示す。少なくとも一例では、サーバ１０６は、注文キューの少なくとも一部を、顧客コンピューティングデバイス１１８または商人コンピューティングデバイス１０４を介して提示させることができる。例えば、注文キューの一部は、顧客１１０に彼らの注文がキュー内のどこにあるか、彼らの注文が果たされる前に予想される時間などを通知するために、顧客１１０に提示され得る。少なくとも１つの例では、注文キューの一部は、商人１０２が注文を追跡し、注文を管理し、またはそうで無い場合にどの注文が準備中であるか、どの注文が果たされたかなどを理解することを可能にするために、商人１０２に提示され得る。いくつかの例では、注文キューの一部は、キッチン表示システム、フロントオブハウスコンピューティングデバイス、バックオブハウスコンピューティングデバイスなどを介して提示され得る。少なくとも１つの例では、注文は、顧客１１０が物理的な位置（例えば、指定座席エリアおよび／または実店舗）に関連付けられた識別コードをスキャンするか、またはそうで無い場合に読み取ることに応答して提示される注文ページを介して受信された場合、注文は物理的な位置に関連付けられた識別情報（複数可）に関連付けられ得り、その結果、商人１０２は注文に関連付けられたアイテムをどこに配送すべきかを知る。

図１０は、プログレッシブウェブアプリケーションによって、および顧客のウェブブラウザを介して、オンラインメニューなどの商人データを出力するための例示的な処理１０００を示し、商人データおよび／またはその提示は本明細書で説明するように、顧客に関連するデータに少なくとも部分的に基づいて修正され得る。

ブロック１００２は、顧客のコンピューティングデバイスから、プログレッシブウェブアプリケーションへの入力の指示を受信することを示す。上述のように、顧客１１０は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０によって検出され得る入力を提供するために、顧客コンピューティングデバイス１１８のユーザインターフェースと対話できる。少なくとも１つの例では、入力の指示は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０によってサーバ１０６に送信され得る。いくつかの例では、指示は、顧客１１０の識別子（例えば、顧客識別子、電話番号、電子メールアドレスなど）、顧客コンピューティングデバイス１１８などに関連付けられ得る。いくつかの例では、指示は、サーバ１０６によって以前に提供されたクッキーに関連付けられ得る。すなわち、顧客情報は、ウェブブラウザ／クッキーセッションパラメータに基づいて保存され得り、それによって、顧客情報（例えば、識別情報、支払い情報など）を添付したままにすることができる。サーバ１０６は、顧客コンピューティングデバイス１１８から入力の指示を受信することができる。

ブロック１００４は、顧客が顧客プロファイルに関連付けられているかどうかを判定することを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、識別子、クッキーなどに関連付けられた入力の指示を受信することができ、識別子、クッキーなどが顧客プロファイルに関連付けられているかどうかを判定することができる。すなわち、サーバ１０６は、識別子、クッキーなどが顧客プロファイルに関連付けられているかどうかを判定するために、顧客プロファイルのデータストアにアクセスできる。識別子、クッキーなどが顧客プロファイルに関連付けられていない場合、サーバ１０６は、ブロック１００６に示すように、顧客コンピューティングデバイス１１８を介してオンラインメニューを提示させることができる。すなわち、識別子、クッキーなどが顧客プロファイルに関連付けられていない場合、サーバ１０６は、デフォルトまたは標準のオンラインメニューを、顧客コンピューティングデバイス１１８を介して提示させることができる。

ブロック１００８は、顧客プロファイルに関連する顧客データにアクセスすることを示す。少なくとも一例では、識別子、クッキーなどが顧客プロファイルに関連付けられている場合、サーバ１０６は顧客プロファイルに関連付けられたデータ（すなわち、顧客データ）にアクセスすることができる。顧客プロファイルおよび／または顧客データに関連する追加の詳細を以下に説明する。

ブロック１０１０は、オンラインメニューに関連するデータにアクセスすることを示す。少なくとも１つの例では、オンラインメニューに関連付けられたデータがデータストアに記憶され得る。例えば、インベントリは、商人１０２によって販売のために提供される、どのアイテムがオンラインメニューを介して提示されるべきかを示すことができる。すなわち、そのようなアイテムは、インジケータなどに関連付けられ得る、その結果、オンラインメニューが要求されると、サーバ１０６は、提示のためのオンラインメニューを生成するために、そのようなデータにアクセスできる。少なくとも一例では、サーバ１０６がオンラインメニューに関連付けられたデータにアクセスすることができる。

ブロック１０１２は、顧客データおよびオンラインメニューに関連するデータに少なくとも部分的に基づいて、カスタマイズされたオンラインメニューを生成することを示す。少なくとも一例では、サーバ１０６が顧客データに少なくとも部分的に基づいて、顧客のためのカスタマイズされたオンラインメニューを生成することができる。すなわち、顧客データは顧客が魚を好まないことを示す場合（例えば、以前の取引は顧客１１０が魚を購入していないことを示し、顧客１１０が魚などを好まないことを明示的に示した）、サーバ１０６は、オンラインメニューからの魚の提供を省略することができる。または、顧客データは、顧客１１０が一般に価格範囲内で消費することを示す場合、サーバ１０６は価格範囲内のアイテムを含み、価格範囲外のアイテムを除外することができる。いくつかの例では、メニューを介して提示されるアイテムの注文は、顧客データに少なくとも部分的に基づいて決定され得り、オンラインメニューの構成は顧客データなどに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。

ブロック１０１４は、カスタマイズされたオンラインメニューが顧客のコンピューティングデバイスを介して提示されるようにすることを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、顧客コンピューティングデバイス１１８に関連付けられたウェブブラウザを介して（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０によって）オンラインメニューを提示することができるように、顧客コンピューティングデバイス１１８にカスタマイズされたオンラインメニューを送信することができる。

図１０は、メニューを参照するが、いくつかの例では顧客コンピューティングデバイス１１８に提供される他のタイプのデータをカスタマイズするために同様の技法が実装され得る。さらに、顧客１１０の識別を決定することによって、サーバ１０６は（例えば、商人データなどに少なくとも部分的に基づいて）顧客１１０に対してパーソナライズされた推奨を提供することができ、顧客１１０に特定の推奨を商人１０２に提示することができ、プログレッシブウェブアプリケーション１２０などを介してマーケティングを顧客１１０に送信することができる。

図１１は本明細書で説明されるように、第２のコマースチャネル上での提示のために第１のコマースチャネルを介して提示されるメニューを修正するための例示的な処理１１００を示す。

ブロック１１０２は、第１のコマースチャネルを介して提示されるべき商人のメニューに関連するデータを記憶することを示す。少なくとも１つの例では、商人１０２による販売のために提供されるアイテムのメニューに関連するデータがデータストアに記憶され得る。少なくとも１つの例では、個々のアイテムは、そのようなアイテムがそれを通して提供されるべき（１つまたは複数の）コマースチャネルを示すインジケータに関連付けられ得る。一例では、インベントリは、商人１０２による販売のために提供される、どのアイテムがオンラインメニューを介して提示されるべきかを示すことができる。すなわち、そのようなアイテムは、インジケータなどに関連付けられ得り、その結果、オンラインメニューが要求されると、サーバ１０６は、提示のためのオンラインメニューを生成するために、そのようなデータにアクセスできる。一例では、インベントリは、どのアイテムがオンラインで利用可能ではなく、実店舗でのみ利用可能であるかを示すことができる。いくつかの例では、メニューがフルフィルメントオプション（例えば、ピックアップ、発送、配送など）を含むことができる。少なくとも１つの例では、サーバ１０６は、第１のコマースチャネルを介して利用可能であることを示すインジケータに関連付けられたアイテムのメニューに関連付けられたデータにアクセスすることができる。少なくとも１つの例では、第１のコマースチャネルは、アイテムの個々が異なるフルフィルメントオプション（例えば、ピックアップ、発送、配送など）に関連付けられる、ｅコマースチャネルとすることができる。

ブロック１１０４は顧客のコンピューティングデバイスから、メニューにアクセスする要求を受信することを示す。少なくとも一例では、顧客１１０は、顧客コンピューティングデバイス１１８の機能的な構成要素によって検出され得る入力を提供するために、顧客コンピューティングデバイス１１８のユーザインターフェースと対話できる。いくつかの例では、入力が第１のコマースチャネルに関連するインターフェース（例えば、ｅコマースユーザインターフェース）を介して受信され得る。いくつかの例では、入力は、プログレッシブウェブアプリケーション１２０、または要求が異なるコマースチャネル（例えば、店内）に関連付けられていることを示す別のソースを介して受信され得る。

ブロック１１０６は、要求が第１のコマースチャネルに関連付けられているかどうかを決定することを示す。少なくとも１つの例では、サーバ１０６が要求元を決定することができる。すなわち、サーバ１０６は、要求がｅコマースユーザインターフェース（例えば、第１のコマースチャネルに関連する）、プログレッシブウェブアプリケーション１２０（例えば、異なるコマースチャネルに関連する）などから送信されたかどうかを判定することができる。少なくとも１つの例では、ブロック１１０８に示すように、要求が第１のコマースチャネルから受信された場合、サーバ１０６は第１のコマースチャネルに関連付けられたメニューにアクセスすることができ、顧客コンピューティングデバイス１１８を介してメニューを提示させることができる。すなわち、要求がｅコマースチャネルから受信された場合、サーバ１０６は（例えば、ｅコマースユーザインターフェースを介して）顧客コンピューティングデバイス１１８による提示のために、ｅコマースチャネルに関連付けられたオンラインメニューにアクセスすることができる。

ブロック１１１０は、第２のコマースチャネルのためのメニューを修正することを示す。少なくとも１つの例では、要求がプログレッシブウェブアプリケーション１２０などのソースから送信された場合、要求が指定座席エリアおよび／または実店舗に関連付けられているという指示に関連して、サーバ１０６はオンラインメニューを修正でき、その結果、ダインイン体験に合わせられる。すなわち、フルフィルメント情報などはダインイン顧客に関連しない場合があり、したがって、サーバ１０６は第１のコマースチャネルを介して提示されるのであろうメニューからそのような情報を除去することができる。これは、より速くダウンロードすることができ、顧客１１０により良いユーザ体験を提供することができる、より単純なメニューをもたらすことができる（例えば、顧客１１０は実店舗内にいるので、フルフィルメント、実店舗の場所などの選択肢を提供する必要がない）。サーバ１０６は、ブロック１１１２に示すように、顧客コンピューティングデバイス１１８を介して、例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２０を介して、または別のユーザインターフェースを介して、修正されたメニューを提示させることができる。

図１２は、例示的な環境１２００を示す。環境１２００は、ネットワーク１２０４を介してユーザデバイス１２０６（いくつかの例では、商人デバイス１２０８（個別に、１２０８（Ａ）～１２０８（Ｎ））および／または第３者サービスプロバイダに関連付けられたサーバ１２１０であり得る）と通信することができるサーバ１２０２を含む。サーバ１２０２は、以下で説明するように、ユーザ１２１４の利点のために１つまたは複数のサービスを提供することができるサービスプロバイダ１２１２に関連付けられ得る。サービスプロバイダ１２１２に起因するアクションは、サーバ１２０２によって実行することができる。

少なくとも１つの例では、サーバ１２０２は、図１のサーバ１０６に対応することができ、ネットワーク１２０４は図１のネットワーク１０８に対応することができ、ユーザデバイス１２０６は商人コンピューティングデバイス１０４および／または顧客コンピューティングデバイス１１８に対応することができ、ユーザ１２１４は図１の商人１０２および／または顧客１１０に対応することができる。図１の商人コンピューティングデバイス１０４は、商人デバイス１２０８（Ａ）～１２０８（Ｎ）のうちの１つに対応することができる。

上述したように、本明細書で説明する技法は、とりわけ、商人管理識別子を介してアクセス可能な顧客デバイスアプリケーションサイトを対象とする。環境１２００は、そのような技法を容易にすることができる。上述のように、実店舗取引は、高摩擦取引とすることができ、その結果、顧客および商人は、そのような取引を実現するために、相互に、および他の物理的アイテム（例えば、メニュー、筆記用具、支払端末など）と対話するように要求され得る。上述のように、実店舗取引は、高摩擦取引とすることができ、その結果、顧客および商人は、そのような取引を実現するために、相互に、および他の物理的アイテム（例えば、メニュー、筆記用具、支払端末など）と対話するように要求され得る。顧客および／または商人は、取引を促進し、および／またはそのような取引に関連する摩擦を最小限にするシナリオがある。既存の技法（例えば、ネイティブアプリケーション、ウェブアプリケーションなど）は、開発の複雑さおよびコストのために、小型商店にとってユーザフレンドリー、および／またはアクセス可能ではない。

上述のように、サービスプロバイダ１２１２は、商人が実店舗での取引を合理化するためのプログレッシブウェブアプリケーションを提供することを可能にすることができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションを用いて上記で特定した問題に対する解決策を提供する。例えば、プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションと同様の体験を提示するために、現代のウェブブラウザからのリソースを使用する。プログレッシブウェブアプリケーションは、ウェブアプリケーションよりも多くの機能を提供し、はるかに高速に機能することができる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーションは、異なるタイプのプラットフォーム（例えば、デスクトップ、モバイルなど）にわたってポータブルであり得、いくつかの例では、様々なディスプレイサイズ（例えば、デスクトップ、モバイル、タブレットなどのコンピューティングデバイス）に適合し得、それによって、プログレッシブウェブアプリケーションをアクセス可能かつユーザフレンドリーにする。すなわち、プログレッシブウェブアプリケーションは、異なるフォームファクタおよび／または画面サイズに適合することができるという点で、応答することができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションよりもユーザフレンドリーであり得る。例えば、プログレッシブウェブアプリケーションは、インターネット接続の品質が悪いとき、および／またはコンピューティングデバイスがオフラインであるとき、最新であるとき（例えば、コンテンツに対する更新がバックグラウンドで実行され得るとき）などにアクセス可能であり得る。

プログレッシブウェブアプリケーションは、プログレッシブウェブアプリケーションに関連するデータのプライバシーおよび完全性を保護するためにＨＴＴＰＳプロトコルを利用することによって、セキュリティを提供することができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、どのウェブブラウザが使用されているかにかかわらず、様々なユーザのために機能することができるという点で、「プログレッシブ」であり得る。さらに、アプリケーションシェルモデルを使用することができるプログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を提供する。すなわち、顧客は、ウェブブラウザおよび／またはそのような顧客によって操作可能なコンピューティングデバイスのデスクトップまたはホーム画面上にインストールすることができるショートカットアイコンを介して、プログレッシブウェブアプリケーションにアクセスすることができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーションが顧客とのエンゲージメントを維持するためにプッシュ通知を使用することができる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーションは、ユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）を介して容易に共有することができ、複雑なインストールを必要としない。

したがって、本明細書で説明する技法は、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションなどの従来の代替物よりも改善されたユーザ体験を提供する技術を介して、顧客が商人データへのより速いアクセスを有することを可能にするために、プログレッシブウェブアプリケーションを活用する。したがって、そのような技術は、そのような商人の実店舗または他の施設において、顧客と商人との間の取引および他の対話を合理化することができる。

環境１２００は、上述のように、複数のユーザデバイス１２０６を含むことができる。複数のユーザデバイス１２０６の各々は、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォンもしくはモバイル通信デバイス、ラップトップ、ネットブックもしくは他のポータブルコンピュータもしくは半ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピューティングデバイス、端末コンピューティングデバイスもしくは他の半静止もしくは静止コンピューティングデバイス、専用デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイスもしくは他の身体装着コンピューティングデバイス、拡張現実デバイス、仮想現実デバイス、モノのインターネット（ＩｏＴ）デバイスなどの任意のタイプのコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの例では、ユーザデバイスのうちの個々のデバイスがユーザ１２１４によって動作可能であり得る。ユーザ１２１４は、顧客、買い手、商人、売り手、借り手、従業員、雇用者、支払人、受取人、宅配業者などと呼ばれ得る。ユーザ１２１４は、ユーザデバイス１２０６を介して提示されるユーザインターフェースを介して、ユーザデバイス１２０６と対話することができる。少なくとも１つの例では、ユーザインターフェースがウェブブラウザなどを介して提示され得る。他の例では、ユーザインターフェースは、サービスプロバイダ１２１２によって提供され得るか、または別の専用アプリケーションであり得るモバイルアプリケーションまたはデスクトップアプリケーションなどのアプリケーションを介して提示され得る。いくつかの例では、ユーザデバイス１２０６の個々は、例えば、本明細書で説明するユーザインターフェースを提示することができるアプリケーションストアからダウンロードすることができる、アプリケーションのインスタンスまたはバージョン化されたインスタンスを有することができる。少なくとも一例では、ユーザ１２１４は、タッチ入力、音声入力、または任意の他のタイプの入力を介して、ユーザインターフェースと対話することができる。

上述のように、少なくとも１つの例では、ユーザ１２１４が商人１２１６（個別に、１２１６（Ａ）～１２１６（Ｎ））を含むことができる。一例では、商人１２１６は、商人１２１６による使用のために構成されたユーザデバイス１２０６とすることができる、それぞれの商人デバイス１２０８を動作させることができる。この議論の目的のために、「商人」は購買または他の獲得手段（例えば、賃貸、借り入れ、交渉など）のためにアイテム（例えば、商品または役務）を提供する任意のエンティティであり得る。商人１２１６は、実店舗、モバイルストア（例えば、ポップアップ店、食品トラックなど）、オンラインストア、前述の組合せなどを介して、購入または他の獲得手段のためのアイテムを提供することができる。いくつかの例では、商人１２１６のうちの少なくともいくつかは、同じエンティティに関連付けられ得るが、異なる商人位置を有することができ、および／またはフランチャイズ／フランチャイジー関係を有することができる。追加または代替の例では、商人１２１６は、異なる商人であり得る。すなわち、少なくとも１つの例では、商人１２１６（Ａ）は、商人１２１６（Ｂ）および／または商人１２１６（Ｃ）とは異なる商人である。

この説明の目的のために、「異なる商人」は、２つ以上の無関係な商人を指すことができる。したがって、「異なる商人」は、会計、従業員、ブランディングなどを共有しない異なる法人（たとえば、自然人および／または企業人）である２つ以上の商人を指すことができる。本明細書で使用される「異なる商人」は、異なる名前、雇用者識別番号（ＥＩＮ）、事業ライン（いくつかの例では）、在庫（またはその少なくとも一部）などを有する。したがって、「異なる商人」という用語の使用は、様々な商人位置またはフランチャイズ／フランチャイジー関係を有する商人を指すものではない。様々な商人所在地またはフランチャイズ／フランチャイジー関係を有するそのような商人は、異なる商人所在地および／または異なるコマースチャネルを有する商人と呼ぶことができる。

各商人デバイス１２０８は、その上に記憶されたＰＯＳアプリケーション１２１８のインスタンスを有することができる。ＰＯＳアプリケーション１２１８は、商人デバイス１２０８をＰＯＳ端末として構成することができ、商人１２１６（Ａ）が１つまたは複数の顧客１２２０と対話することを可能にする。上述のように、ユーザ１２１４は、商人１２１６（Ａ）と対話するように示される顧客１２２０などの顧客を含むことができる。この議論の目的のために、「顧客」は、商人からアイテムを取得する任意のエンティティとすることができる。図１２には２人の顧客１２２０のみが示されているが、任意の数の顧客１２２０が商人１２１６と対話することができる。さらに、図１２は商人１２１６（Ａ）と対話する顧客１２２０を示すが、顧客１２２０は商人１２１６のいずれとも対話することができる。

少なくとも１つの例では（商人１２１６からの）アイテムに対する（顧客１２２０からの）資金の交換を伴う、顧客１２２０と商人１２１６との間の対話は、および／または「取引」と呼ばれ得る。少なくとも１つの例では、ＰＯＳアプリケーション１２１８が取引に関連する取引データを決定することができる。取引データは、商人デバイス１２０８（Ａ）に関連付けられたリーダデバイス１２２２から取得され得る支払い情報、ユーザ認証データ、購入金額情報、購入時点の情報（例えば、購入されたアイテム、購入日、購入時間など）などを含むことができる。ＰＯＳアプリケーション１２１８は、取引データをサーバ１２０２に送信することができる。さらに、ＰＯＳアプリケーション１２１８は、商人１２１６（Ａ）がＰＯＳアプリケーション１２１８を介してＰＯＳアプリケーション１２１８および／またはサービスプロバイダ１２１２と対話することを可能にするためのＵＩを提示することができる。

少なくとも１つの例では、商人デバイス１２０８（Ａ）は、（ＰＯＳアプリケーション１２１８の実行を介して）ＰＯＳ端末として構成された専用コンピューティングデバイスであり得る。少なくとも１つの例では、ＰＯＳ端末は、以下で説明するように、クレジットカード、デビットカード、ギフトカード、近距離通信ベースの支払機器などの様々な支払機器を受け入れることができるリーダデバイス１２２２に接続され得る。少なくとも１つの例では、リーダデバイス１２２２は、マイクポート、ヘッドフォンポート、オーディオジャック、データポート、または他の適切なポートなど、商人デバイス１２０８（Ａ）内のポートにプラグインすることができる。追加または代替の例では、リーダデバイス１２２２は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＬＥなどを介してなど、別の有線またはワイヤレス接続を介して商人デバイス１２０８（Ａ）に結合され得る。追加の詳細は、図１３を参照して以下に説明される。いくつかの例では、リーダデバイス１２２２は、リストバンドなどを含むがこれらに限定されない代替支払機器から情報を読み取ることができる。

いくつかの例では、リーダデバイス１２２２は、磁気ストライプ支払いカード、ＥＭＶ支払いカード、および／または近距離通信（例えば、近距離無線通信（ＮＦＣ）、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）低エネルギー（ＢＬＥ）など）支払機器（例えば、タッピングのために構成されたカードまたはデバイス）などの支払機器と物理的に対話し得る。ＰＯＳ端末は、リッチユーザインターフェースを提供し、リーダデバイス１２２２と通信し、サーバ１２０２と通信することができ、それは、他のサービスの中で支払処理サービスを提供することができる。サービスプロバイダ１２１２に関連付けられたサーバ１２０２は、以下で説明するように、サーバ１２１０と通信することができる。このようにして、ＰＯＳ端末およびリーダデバイス１２２２は、商人１２１６と顧客１２２０との間の取引をまとめて処理することができる。いくつかの例では、ＰＯＳ端末およびリーダデバイスが１対１のペアリングで構成され得る。他の例では、ＰＯＳ端末およびリーダデバイスが多対１のペアリング（例えば、複数のリーダデバイスに結合された１つのＰＯＳ端末または１つのリーダデバイスに結合された複数のＰＯＳ端末）で構成され得る。いくつかの例では、例えば、近距離通信技術を介して、二次端末からの情報が一次ＰＯＳ端末と二次端末との間で共有されることを可能にするために、「二次」端末、例えば、バック・オブ・ザ・ハウス・システム、プリンタ、ライン・バスタ・デバイス、ＰＯＳ読取などのような、いくつかの他のデバイスに接続された複数のＰＯＳ端末が存在し得る。この種の構成はまた、オフライン－オンラインシナリオにおいて、１つのデバイス（例えば、二次端末）がユーザ入力を受け続けることを可能にし、一次または二次端末がオンラインモードに切り替わるときに別のデバイス（例えば、一次端末）とデータを同期させるように機能し得る。他の例では、そのようなデータ同期が周期的に、またはランダムに選択された時間隔で起こり得る。

ＰＯＳシステム１２２４のＰＯＳ端末およびリーダデバイス１２２２は、別個のデバイスとして示されているが、追加または代替の例では、ＰＯＳ端末およびリーダデバイス１２２２が単一のデバイスの一部であり得る。いくつかの例では、リーダデバイス１２２２が顧客１２２０に情報を提示するために、その中に統合されたディスプレイを有することができる。追加または代替の例では、ＰＯＳ端末が顧客１２２０に情報を提示するために、その中に統合されたディスプレイを有することができる。ＰＯＳシステム１２２４などのＰＯＳシステムは、ＰＯＳ端末およびリーダデバイスが世界中の異なる場所で取引を処理することができるように、モバイルであり得る。ＰＯＳシステムは、以下に説明するように、カード存在取引およびカード非存在（ＣＮＰ）取引を処理するために使用され得る。

カード存在取引は、顧客１２２０とその支払機器の両方が取引の時点で物理的に存在する取引である。カード存在取引は、スワイプ、ディップ、タップ、または物理的な支払機器（例えば、カード）もしくは他の存在する支払機器とリーダデバイス１２２２との間の任意の他の対話によって処理され得、それによって、リーダデバイス１２２２は、支払機器から支払いデータを取得することができる。スワイプは、顧客１２２０が磁気ストリップに含まれる支払いデータを捕捉するリーダデバイス１２２２を通して磁気ストリップを有する、カードまたは他の支払機器をスライドさせるカード存在取引である。ディップは、顧客１２２０が埋め込まれたマイクロチップ（すなわち、チップ）を有する支払機器をリーダデバイス１２２２に最初に挿入する、カード存在取引である。ディップされた支払機器は、リーダデバイス１２２２が顧客１２２０にカードまたは他の支払機器を取り外すように促すまで、支払いリーダ内に留まる。支払機器がリーダデバイス１２２２内にある間、マイクロチップは、ＰＯＳシステム１２２４からサーバ１２１０（アクワイアラバンク、イシュア、および／またはカード支払いネットワーク（例えば、Ｍａｓｔｅｒｃａｒｄ（登録商標）、ＶＩＳＡ（登録商標）など）を含むがこれらに限定されない支払いサービスを提供する第３者サービスプロバイダに関連付けられ得る）に送信され、同一のワンタイムコードと照合されるように、ワンタイムコードを作成することができる。タップは、顧客１２２０が短距離通信（例えば、ＮＦＣ、ＲＦＩＤ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＬＥなど）を介して取引を完了するために、リーダデバイス１２２２上で自分の支払機器（例えば、カード、支払いアプリケーションを実行するスマートフォンなどの電子デバイス）をタップまたはホバリングできる、カード存在取引である。短距離通信は、支払機器がリーダデバイス１２２２と情報を交換することを可能にする。タップは、非接触支払いと呼ばれることもある。

ＣＮＰ取引は、カードまたは他の支払機器がＰＯＳに物理的に存在しない取引であり、その結果、支払いデータは、取引を完了するために、（例えば、商人、顧客などによって）手動でキー入力される必要があり、または、支払いデータがカードオンファイルデータストアから呼び戻される必要がある。

ＰＯＳシステム１２２４、サーバ１２０２、および／またはサーバ１２１０は、取引が許可されているかどうかを判定するために、支払情報および取引データを交換できる。例えば、ＰＯＳシステム１２２４は、暗号化された支払いデータ、ユーザ認証データ、購入金額情報、購入時点情報など（まとめて、取引データ）を、ネットワーク１２０４を介してサーバ１２０２に提供することができる。サーバ１２０２は、取引データをサーバ１２１０に送信することができる。上述のように、少なくとも１つの例では、サーバ１２１０は、アクワイアラ銀行、イシュア、および／またはカード支払ネットワーク（例えば、Ｍａｓｔｅｒｃａｒｄ（登録商標）、ＶＩＳＡ（登録商標）など）を含むがこれらに限定されない、支払サービスを提供する第３者サービスプロバイダに関連付けられ得る。

この議論のために、「支払いサービスプロバイダ」は、獲得銀行（「アクワイアラ」）、発行銀行（「イシュア」）、カード決済ネットワークなどであり得る。一例では、アクワイアラは、支払い（例えば、クレジットまたはデビットカード支払い）を処理し、商人に代わってリスクを引き受けることができる銀行または金融機関である。アクワイアラは、カード協会の登録会員（例えば、Ｖｉｓａ（登録商標）、ＭａｓｔｅｒＣａｒｄ（登録商標））であってもよく、カード決済ネットワークの一部であってもよい。アクワイアラ（例えば、それに関連するサーバ１２１０）は、取引が承認されているか又は不足しているかを判定するために、カード支払ネットワーク（例えば、Ｍａｓｔｅｒｃａｒｄ（登録商標）、ＶＩＳＡ（登録商標）など）のサーバコンピューティングデバイスに資金転送要求を送信できる。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２がアクワイアラとして機能し、カード決済ネットワークに直接接続することができる。

カード決済ネットワーク（例えば、それに関連するサーバ１２１０）は、発行銀行（例えば、「イシュア」）に資金転送要求を転送することができる。イシュアは、金融口座（例えば、クレジットまたはデビットカード口座）をユーザに提供する銀行または金融機関である。イシュアは、ユーザに支払いカードを発行することができ、発行銀行が支払いカードを発行したカード所有者によって行われた購入に対してアクワイアラに支払うことができる。イシュア（例えば、それに関連するサーバ１２１０）は、顧客が支払取引に関連する関連料金を負担する能力を有するかどうかについての判定を行うことができる。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、イシュアとして機能し、および／またはイシュアと提携することができる。取引は、イシュアおよび／またはカード支払ネットワーク（例えば、それに関連するサーバ１２１０）によって承認または拒否され、支払許可メッセージはイシュアからＰＯＳデバイスに、上述の反対の経路を介して、または代替経路を介して通信される。

上述したように、決済サービスプロバイダに関連付けることができるサーバ１２１０は、取引データ、ならびに取引の当事者（例えば、顧客１２２０および／または商人１２１６（Ａ））に関する情報に基づいて、取引が許可されているかどうかを決定することができる。サーバ１２１０は、ネットワーク１２０４を介してサーバ１２０２に許可通知を送信することができ、それは、取引が許可されているかどうかを示すために、ネットワーク１２０４を介してＰＯＳシステム１２２４に許可通知を送信できる。サーバ１２０２は、取引識別子などの追加の情報をＰＯＳシステム１２２４に送信することもできる。一例では、サーバ１２０２は、取引を許可または拒否するために、ＰＯＳシステム１２２４および／またはサーバ１２１０と通信するための、商人アプリケーションおよび／または他の機能構成要素を含むことができる。

サーバ１２０２からＰＯＳシステム１２２４によって受信される認証通知に基づいて、商人１２１６（Ａ）は、取引が承認されたかどうかを顧客１２２０に示すことができる。いくつかの例では、承認がＰＯＳシステム１２２４において、例えば、ＰＯＳシステム１２２４のディスプレイにおいて示され得る。他の例では、例えば、近距離通信支払機器として動作しているスマートフォン又は時計など、承認された取引に関する情報が、スマートフォン又は時計のディスプレイを介して提示するために近距離通信支払機器に提供されてもよい。いくつかの例では、追加のまたは代替の情報は、領収書、特別オファー、クーポン、またはロイヤルティプログラム情報を含むが、これに限定されない、承認された取引通知とともにさらに提示され得る。

上述のように、サービスプロバイダ１２１２は、他のサービスの中から、支払処理サービス、在庫管理サービス、カタログ管理サービス、ビジネスバンキングサービス、金融サービス、貸出しサービス、予約管理サービス、ウェブ開発サービス、給与サービス、従業員管理サービス、予約サービス、ロイヤルティ追跡サービス、レストラン管理サービス、注文管理サービス、フルフィルメントサービス、ピアツーピア支払サービス、オンボーディングサービス、アイデンティティ検証（ＩＤＶ）サービスなどを提供することができる。いくつかの例では、ユーザ１２１４がサービスプロバイダ１２１２のサービスのすべてにアクセスすることができる。他の例では、ユーザ１２１４がリスク許容度、ＩＤＶ出力、サブスクリプションなどに基づくことができるサービスへの段階的アクセスを有することができる。少なくとも１つの例では、そのようなサービスへのアクセスは、ＰＯＳアプリケーション１２１８を介して商人１２１６に利用され得る。追加または代替の例では、各サービスがそれ自体のアクセスポイント（例えば、アプリケーション、ウェブブラウザなど）に関連付けられ得る。

サービスプロバイダ１２１２は、上述のように、商人１２１６に代わって支払いを処理するための支払い処理サービスを提供することができる。例えば、サービスプロバイダ１２１２は、商人１２１６が顧客１２２０との取引を行うときに、顧客１２２０から支払を受け取ることを可能にするために、上述のように、支払処理ソフトウェア、支払処理ハードウェア、および／または支払処理サービスを商人１２１６に提供できる。例えば、サービスプロバイダ１２１２は、商人１２１６が取引のために顧客１２２０から現金支払い、決済カード支払い、および／または電子支払いを受け取ることを可能にすることができ、サービスプロバイダ１２１２は、商人１２１６に代わって取引を処理することができる。

サービスプロバイダ１２１２は、商人１２１６に代わって取引を処理するため、サービスプロバイダ１２１２は、１つまたは複数の台帳において商人１２１６の口座または残高を維持することができる。例えば、サービスプロバイダ１２１２は、取引のために商人１２１６（Ａ）に支払われる資金の量を決定するために、取引のために受信された取引データを分析できる。少なくとも１つの例では、そのような金額は、支払処理サービスを提供するためにサービスプロバイダ１２１２によって課金される料金を差し引いた総購入価格であり得る。商人１２１６（Ａ）に支払われる資金額を決定することに基づいて、サービスプロバイダ１２１２は、商人１２１６（Ａ）の口座に資金を預け入れることができる。口座は記憶された残高を有することができ、これは、サービスプロバイダ１２１２によって管理することができる。口座は少なくとも、記憶された残高がサービスプロバイダ１２１２の台帳によって管理され、関連する資金は限定されないが、予定預金、同日預金、即時預金、およびリンクされた支払機器を含む、様々な出金チャネルを介してアクセス可能であるため、従来の銀行口座とは異なり得る。

予定預金は、サービスプロバイダ１２１２が商人１２１６（Ａ）の記憶された残高に関連付けられた資金を、銀行または他の金融機関（例えば、サーバ１２１０に関連付けられた）に保持されている商人１２１６（Ａ）の銀行口座に転送する場合に発生することができる。予定預金は、取引が資金調達された後の予定された時間、すなわち、取引が発生した後の営業日、またはそれよりも早く、またはそれよりも遅く、発生し得る。いくつかの例では、商人１２１６（Ａ）が予定預金の前に資金にアクセスすることができる。例えば、商人１２１６（Ａ）は、同日預金（例えば、サービスプロバイダ１２１２が取引と同じ日に、商人のリンクされた銀行口座に、いくつかの実施形態では取引が資金供給される前に、記憶された残高からの資金を預金する）または即座預金（例えば、サービスプロバイダ１２１２が、要求に応じてなど、オンデマンドで、記憶された残高から商人のリンクされた銀行口座に資金を預金する）にアクセスすることができる。さらに、少なくとも１つの例では、商人１２１６（Ａ）は、サービスプロバイダ１２１２によって管理される口座から商人１２１６（Ａ）の銀行口座に資金を最初に転送することなく、商人が資金にアクセスすることを可能にする、記憶された残高にリンクされた支払機器を有することができる。

少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２が在庫管理サービスを提供することができる。すなわち、サービスプロバイダ１２１２は、在庫追跡および報告を提供することができる。在庫管理サービスは、商人１２１６（Ａ）に商人１２１６（Ａ）が利用可能な各アイテムの量（すなわち、在庫）に関連するデータを記憶するデータベースにアクセスし、管理することを可能にし得る。さらに、少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、商人１２１６（Ａ）がカタログを維持することを可能にするために、カタログ管理サービスを提供でき、これは商人１２１６（Ａ）が取得のために利用可能であるアイテムに関連するデータを記憶するデータベース（すなわち、カタログ管理サービス）であり得る。少なくとも１つの例では、カタログは、複数のデータアイテムを含み得、複数のデータアイテムのうちのデータアイテムは商人１２６１（Ａ）が取得のために利用可能であるアイテムを表し得る。サービスプロバイダ１２１２は、アイテムの価格設定、カタログ上のアイテムの配置、および在庫のマルチパーティフルフィルメントに関連する提案を提供することができる。

少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、ビジネスバンキングサービスを提供することができ、それは商人１２１６（Ａ）が商人１２１６（Ａ）の口座への預金（支払処理および／または他の資金源からの）、口座からの給与支払い（例えば、商人１２１６（Ａ）の従業員への支払い）、口座から直接またはリンクされたデビットカードからの他の商人（例えば、ビジネス対ビジネス）への支払い、予定預金および／または即時預金などを介して行われる出金などを追跡することを可能にする。さらに、ビジネスバンキングサービスは、商人１２１６（Ａ）がカスタマイズされた支払機器（例えば、クレジットカード）を取得し、（例えば、利用可能な獲得残高の提示を介して）彼らがどれだけの金銭を獲得しているかをチェックし、彼らの金銭がどこに行くかを理解し（例えば、（手数料の内訳を含むことができる）預金レポート、支出レポートなどを介して）、（例えば、予定預金、即時預金、リンクされた支払機器などを介して）獲得した金銭にアクセス／使用し、（例えば、預金予定の管理、預金速度、リンクされた商品などを介して）彼らの金銭の管理を感じさせることを可能とする。さらに、ビジネスバンキングサービスは、商人１２１６が彼らの財務的健全性を追跡するために彼らのキャッシュフローを視覚化し、次回の義務（例えば、貯蓄）のために金銭を確保し、目標に沿って金銭を編成することなどを可能にする。

少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２がビジネスローン、消費者ローン、固定期間ローン、可変期間ローンなどを介して、金融サービスおよび商品を提供することができる。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、そのような資金提供に関連する資金提供および／または条件を拡張するかどうかを決定するために、１つまたは複数のリスク信号を利用できる。

少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、いくつかの例では、借り手の短期的な運営上の必要性（例えば、キャピタルローン）に資金を供給するために使用される借り手にローンを提供および／または貸すためのファイナンスサービスを提供することができる。例えば、商人である潜在的な借り手は、様々な運用コスト（例えば、賃貸料、給与、在庫など）を調達するために、キャピタルローン製品を介してキャピタルローンを取得することができる。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２が異なるタイプのキャピタルローン製品を提供することができる。例えば、少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、毎日の返済ローン製品を提供することができ、キャピタルローンは例えば、借り手に代わって支払処理サービスによって処理される取引の一部から毎日返済される。加えて、および／または代替として、サービスプロバイダ１２１２は月次返済ローン製品を提供することができ、キャピタルローンは例えば、支払処理サービスにリンクされた銀行口座からのデビットを介して、月次で返済される。商人の信用リスクは、支払量、同様に位置する商人の信用リスク、過去の取引履歴、季節性、信用履歴などの要因を考慮するリスクモデルを使用して評価され得る。

追加または代替として、サービスプロバイダ１２１２は、いくつかの例では借り手の消費者購入（例えば、消費者ローン）に資金調達するために使用される借り手にローンを提供および／または貸すための資金調達サービスを提供することができる。少なくとも１つの例では、借り手は、借り手が商人１２１６のうちの１つになり得る商人からアイテムを購入することを可能にするために、ローンの要求を提出することができる。サービスプロバイダ１２１２は、借り手が商人からアイテムを購入したか、または購入しようとすることを決定することに少なくとも部分的に基づいて、ローンを生成することができる。ローンは、アイテムの実際の購入価格に基づく残高に関連付けることができ、借り手は、ローンを経時的に返済することができる。いくつかの例では、借り手は、サービスプロバイダ１２１２によって管理および／または維持される資金（例えば、商人に代わって処理される支払い、商人に移転される資金などから商人に支払われる支払いから）を介して支払われ得る、分割払いを介してローンを返済することができる。サービスプロバイダ１２１２は、特にローン商品に結び付けられた、支払機器などの特定の金融商品を提供することができる。例えば、一実装形態ではサービスプロバイダ１２１２は、資本を商人または顧客のデビットカードに関連付け、デビットカードの使用はローンの条件によって定義される。いくつかの例では、商人は、特定の購入を行うためにデビットカードのみを使用することができる。他の例では、ローン製品に関連する「分割払い」が、支払機器を介して直接クレジットされる。したがって、支払機器は、ローンおよび／またはローンに関連する当事者に合わせてカスタマイズされる。

サービスプロバイダ１２１２は、ＨＴＭＬ、ＸＭＬ、Ｊａｖａｓｃｒｉｐｔ、ＣＳＳ、または他のウェブデザインツールに精通していないユーザ１２１４が、専門的で美的なウェブサイトを作成し、維持することを可能にするウェブ開発サービスを提供することができる。これらのウェブページ編集アプリケーションのいくつかは、ユーザがウェブページを構築すること、および／またはウェブページを修正すること（例えば、ウェブページに関連するコンテンツを変更、追加、または削除すること）を可能にする。さらに、ウェブ開発サービスは、ウェブサイトに加えて、例えばソーシャルメディア投稿などの他のオンラインオムニチャネルプレゼンスを作成し、維持することができる。いくつかの例では、生じるウェブページおよび／または他のコンテンツアイテムが、オンライン／電子商取引プラットフォームを介して販売のためにアイテムを提供するために使用され得る。すなわち、生じるウェブページおよび／または他のコンテンツアイテムは、１つまたは複数の商人１２１６によるオンラインストアまたはオファリングに関連付けられ得る。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、商人１２１６のオムニチャネルプレゼンスを補うために、コンテンツアイテムを推奨および／または生成することができる。すなわち、商人１２１６の商人がウェブページを有する場合、サービスプロバイダ１２１２は、ウェブ開発または他のサービスを介して、ソーシャルメディア、メールなどの他のチャネルを介して提示されるべき追加のコンテンツアイテムを推奨および／または生成することができる。

さらに、サービスプロバイダ１２１２は、雇用者が雇用者に代わって行われる作業に対して従業員に支払うことを可能にする給与支払サービスを提供することができる。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は（例えば、インポートされたタイムカードおよび／またはＰＯＳインタラクションを通して）従業員によって働いた時間、従業員によって行われた販売、従業員によって受け取られたチップなどを含むデータを受信することができる。そのようなデータに基づいて、サービスプロバイダ１２１２は、給与サービスを介して雇用者に代わって従業員に給与支払いを行うことができる。例えば、サービスプロバイダ１２１２は、給与の支払いを行うために使用されるべき、雇用者の銀行からサービスプロバイダ１２１２の銀行への、従業員の給与のために支払われるべき総額の転送を容易にすることができる。少なくとも１つの例では、資金がサービスプロバイダ１２１２の銀行で受け取られたとき、サービスプロバイダ１２１２はしばしば、作業が従業員によって実際に行われたときから１日、１週間、またはそれ以上後に、小切手または直接入金などによって従業員に支払うことができる。追加または代替の例では、サービスプロバイダ１２１２は、サービスプロバイダ１２１２によって実行されるリスクおよび／または信頼性分析に少なくとも部分的に基づいて、従業員が同日または即座の預金を介して支払いを受け取ることを可能にすることができる。

さらに、少なくとも一例では、サービスプロバイダ１２１２が従業員のスケジュールを管理するための従業員管理サービスを提供することができる。さらに、サービスプロバイダ１２１２は、ユーザ１２１４がアポイントメントをスケジュールするためのスケジュールを設定すること、および／またはユーザ１２１４がアポイントメントをスケジュールすることを可能にするためのアポイントメントサービスを提供することができる。

いくつかの例では、サービスプロバイダ１２１２は、ユーザ１２１４が予約を行い、および／または管理すること、フロントオブハウスおよび／またはバックオブハウスの動作を監視することなどを可能にするために、レストラン管理サービスを提供できる。そのような例では、商人デバイス１２０８および／またはサーバ１２０２は、フロントオブハウス（例えば、ＰＯＳデバイス）および／またはバックオブハウス（例えば、キッチン表示システム（ＫＤＳ））に配置され得る、１つまたは複数の他のコンピューティングデバイスと通信するように構成され得る。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、レストランがオープンチケット、スプリットチケットなどを管理すること、および／またはフルフィルメントサービスを管理することを可能にするために、注文管理サービスおよび／またはフルフィルメントサービスを提供できる。いくつかの例では、そのようなサービスは、上記で説明したように、レストラン商人に関連付けられ得る。追加または代替の例では、そのようなサービスが任意のタイプの商人であり得る。

少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、配達のために宅配業者を使用することができるフルフィルメントサービスを提供することができ、宅配業者は配達サービス、写真サービスなどを提供するために複数の場所の間を移動することができる。宅配業者は、要求ユーザ１２１４のためのサービス（例えば、アイテムの配達、画像の取り込み等）を実行するために、位置間を移動することができるユーザ１２１４であり得る。いくつかの例では、宅配業者は、サービスプロバイダ１２１２から対価を受け取ることができる。宅配業者は、自動車、自転車、スクータ、オートバイ、バス、航空機、ヘリコプター、ボート、スケートボードなどの１つまたは複数の乗り物を使用することができる。しかし、他の例では、宅配業者が車両なしで、足で、または別の方法で移動することができる。本明細書で議論されるいくつかの例は、人々があるタイプのクラウドソーシングされたサービスエコノミーに宅配業者として参加することを可能にする。ここで、本質的に、モバイルデバイスを有する任意の人は、本明細書で説明されるサービスを提供する宅配業者ネットワークにおいて、宅配業者にすぐになることができ、または宅配業者でなくなることができる。少なくとも１つの例では、宅配業者は、無人航空機（例えば、ドローン）、自律車両、または位置間を移動するための命令を受信することができる任意の他のタイプの車両であり得る。いくつかの例では、サービスプロバイダ１２１２は、それぞれのデバイス１２０６を介して提示されるユーザインターフェース（例えば、アプリケーション、ウェブブラウザ、または他のアクセスポイント）を介して、宅配業者サービスに対する要求を受信し、その要求をアクティブな宅配業者に自動的に割り当て、配送指示を宅配業者に通信することができる。

いくつかの例では、サービスプロバイダ１２１２がオムニチャネルフルフィルメントサービスを提供することができる。例えば、顧客が商人と注文を行い、１つまたは複数のアイテムが在庫切れであるか、またはそうで無い場合に利用できないために商人が注文を履行できない場合、サービスプロバイダ１２１２は、顧客の注文を履行するために、サービスプロバイダ１２１２のプラットフォームの一部である他の商人および／または販売チャネルを活用できる。すなわち、別の商人は、顧客の注文を満たすために１つまたは複数のアイテムを提供することができる。さらに、いくつかの例では、別の販売チャネルは（例えば、オンライン、実店舗など）、顧客の注文を満たすために使用され得る。

いくつかの例では、サービスプロバイダ１２１２は、会話型商取引サービスを介した会話型商取引を可能にすることができ、それは、ユーザ１２１４の意図を決定するために、２人以上のユーザ１２１４の間で交換されたメッセージ、バーチャルアシスタントへの音声入力などを分析するための、１つまたは複数の機械学習機構を使用できる。いくつかの例では、サービスプロバイダ１２１２は、顧客サービスを自動化し、プロモーションを提供し、推奨を提供し、またはそうで無い場合にリアルタイムで顧客と対話するために、決定された意図を利用できる。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、顧客が商人のウェブページまたは他のチャネルに電話、電子メール、または訪問する必要なく、購入、または他の取引を行うことを可能にするために、製品およびサービス、並びに支払いメカニズムを通信プラットフォーム（例えば、メッセージングなど）に統合できる。すなわち、会話型商取引は顧客が情報を収集し、購入を行うために、会話とウェブページとの間で前後に切り替える必要性を軽減する。

少なくとも一例では、サービスプロバイダ１２１２は、２人以上のユーザ１２１４間のピアツーピア支払いを可能にするピアツーピア支払いサービスを提供することができる。少なくとも一例では、サービスプロバイダ１２１２は、ユーザ１２１４による動作のために構成されたデバイス１２０６上にインストールされた支払アプリケーション（または他のアクセスポイント）のインスタンスと通信することができる。一例では、支払人によって操作される第１のデバイス上で実行される支払アプリケーションのインスタンスは、支払人の口座から受取人の口座（例えば、ピアツーピア支払）に資金の量（例えば、フィアット通貨または暗号通貨、証券、および関連する資産などの非フィアット通貨）を転送するために要求をサービスプロバイダ１２１２に送信することができる。サービスプロバイダ１２１２は、転送を容易にすることができ、転送が処理中である（または完了した）受取人によって操作される第２のモバイルデバイス上で実行される支払アプリケーションのインスタンスに通知を送信することができる。いくつかの例では、サービスプロバイダ１２１２は、支払いアプリケーションのインスタンスに追加のまたは代替の情報を送ることができる（例えば、支払人への低残高、支払人または受取人への現在残高など）。いくつかの実施形態では、支払人および／または受取人は、例えば、文脈、近接度、事前取引履歴などに基づいて、自動的に識別され得る。他の例では、受取人は、支払人が資金の移転を開始する前に、支払人に資金の要求を送ることができる。転送される資金は、現金、暗号通貨などを含むがこれらに限定されない任意のデジタル通貨タイプに関連付けることができる。いくつかの実施形態では、サービスプロバイダ１２１２は、転送処理を高速化し、支払人の金融ネットワークに起因し得る任意の遅延を補償するために、支払人に代わって受取人への要求を資金化する。

いくつかの実施形態では、サービスプロバイダ１２１２は、特定の構文を有する「支払プロキシ」の識別を介してピアツーピア支払い処理を起動させることができる。例えば、構文は１つ以上の英数字（例えば、＄Ｃａｓｈ）を接頭辞とする通貨インジケータを含む。通貨インジケータは、入力を、現金を転送するための送信者からの要求として扱うコンピュータシステムに示すタグ付け機構として動作し、構文（通貨インジケータによってタグ付けされた１つまたは複数の英数字を含む）の検出は現金の転送を起動させる。通貨インジケータは、ドル（＄）、ユーロ（ユーロ）、ポンド（￡）、ルピー（ルピー）、人民元（￥）などを含むがこれらに限定されない様々な通貨に対応することができる。ドル通貨インジケータ（＄）の使用が本明細書で使用されるが、任意の通貨記号が等しく使用され得ることが理解されるべきである。ピアツーピア処理は、ユーザデバイス１２０６上で実行される特定のアプリケーションを通じて開始することができる。

いくつかの実施形態では、ピアツーピア処理がフォーラム文脈内で実装され得る。「フォーラム」という用語は本明細書で使用される場合、コメント、投稿、電子掲示板上のメッセージ、ソーシャルネットワーキングプラットフォーム上のメッセージ、および／または任意の他のタイプのメッセージを介したユーザ対話およびエンゲージメントを可能にする、コンテンツプロバイダのメディアチャネル（たとえば、ソーシャルネットワーキングプラットフォーム、マイクロブログ、ブログ、ビデオ共有プラットフォーム、音楽共有プラットフォームなど）を指す。フォーラムは（例えば、メッセージの作成、コメントの投稿などを通じて）フォーラムのユーザが互いに対話することを可能にするために、コンテンツプロバイダによって採用され得る。いくつかの実施形態では、「フォーラム」はまた、製品および／またはサービスを提供する電子商取引または小売組織のアプリケーションまたはウェブページを指し得る。そのようなウェブサイトは、製品またはサービスが仮想カートに追加される前または後に完了するためのオンライン「フォーム」を提供することができる。オンラインフォームは、ユーザインタラクションおよびエンゲージメントを受信するための１つまたは複数のフィールドを含むことができる。具体例は、ユーザの名前および他の識別情報、ユーザの配送先住所などを含む。これらのフィールドのうちのいくつかは、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、ギフトカード、仮想ウォレットなどの他の種類の支払い機構の代わりに、支払いプロキシなどの支払い情報を受信するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、ピアツーピア処理は、メッセージングアプリケーションコンテキストなどの通信アプリケーションコンテキスト内で実装され得る。「メッセージングアプリケーション」という用語は本明細書で使用される場合、通信メッセージの使用を通して、有線または無線通信ネットワークを介してユーザ（例えば、メッセージの送信者と受信者）との間の通信を可能にする任意のメッセージングアプリケーションを指す。メッセージングアプリケーションは、サービスプロバイダ１２１２によって利用され得る。例えば、サービスプロバイダ１２１２は、メッセージングアプリケーション（例えば、チャットまたはメッセージング能力）を介してユーザに通信サービスを提供するメッセージングサービスを提供することができる。メッセージングアプリケーションは例えば、電話（例えば、従来の携帯電話またはスマートフォン）間の通信のためのテキストメッセージングアプリケーション、または通信のためにインターネットを使用するスマートフォンおよび電話のためのクロスプラットフォームインスタントメッセージングアプリケーションを含むことができる。メッセージングアプリケーションは、サーバ１２０２（このような例では「メッセージングサーバ」と呼ぶことができる）との間で送信される命令に基づいて、ユーザデバイス１２０６（例えば、モバイル端末または従来のパーソナルコンピュータ（ＰＣ））上で実行することができる。いくつかの例では、メッセージングアプリケーションが支払アプリケーションのユーザが互いに通信することを可能にするメッセージング能力を有する支払アプリケーションを含むことができる。そのような例では、決済アプリケーションがサーバ１２０２との間で送信される命令に基づいて、ユーザデバイス１２０６上で実行され得る（例えば、本明細書で論じられる決済サービス、または支払取引をサポートする別の決済サービス）。

少なくともいくつかの実施形態では、ピアツーピア処理がランディングページコンテキスト内で実装され得る。「ランディングページ」という用語は、本明細書で使用される場合、個人化された位置アドレスに関連付けられた受信者に代わって支払いを収集するために専用である個人化された位置アドレスによって識別される仮想位置を指す。ランディングページを識別するパーソナライズされたロケーションアドレスは、上述の支払プロキシを含むことができる。サービスプロバイダ１２１２は、受信者が１つまたは複数の送信者から１つまたは複数の支払いを便利に受信することを可能にするために、ランディングページを生成することができる。いくつかの実施形態では、ランディングページを識別する個人化ロケーションアドレスは、支払プロキシを組み込むユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）である。そのような実施形態では、ランディングページがウェブページ、例えばｗｗｗ．ｃａｓｈ．ｍｅ／＄ｃａｓｈである。

少なくとも１つの例では、ユーザ１２１４は、（例えば、サービスプロバイダによって提供される１つまたは複数のサービスへのアクセスを受信するために加入していない）登録していないユーザ１２１４のように、サービスプロバイダ１２１２にとって新しいものであってもよい。サービスプロバイダ１２１２は、潜在的なユーザ１２１４をサービスプロバイダ１２１２に登録するためのオンボーディングサービスを提供することができる。いくつかの例では、オンボーディングは、潜在的ユーザ１２１４のためのプロファイルを生成するために使用され得る情報を取得するために、潜在的ユーザ１２１４に様々な質問、プロンプトなどを提示することを伴い得る。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、オンボーディング前、または中に、そのサービスへの限定されたまたは短期のアクセスを提供することができる（例えば、ピアツーピア支払いサービスのユーザは、完全にオンボーディングされる前に資金を転送および／または受信することができ、商人は完全にオンボーディングされる前に支払いを処理することができる、など）。少なくとも１つの例では、すべての必要な情報を潜在的なユーザ１２１４が提供することに応答して、潜在的なユーザ１２１４はサービスプロバイダ１２１２にオンボードされ得る。そのような例では、サービスプロバイダ１２１２のサービスへの任意の限定されたまたは短期のアクセスが、そのようなサービスへのより許容的な（例えば、あまり限定されていない）またはより長期のアクセスに移行され得る。

サービスプロバイダ１２１２は、コンプライアンス目的のためにサービスプロバイダ１２１２によって使用され得る、および／または例えば第３者サービスプロバイダ（例えば、サーバ１２１０に関連付けられた）にサービスとして提供され得る、ＩＤＶサービスに関連付けられ得る。すなわち、サービスプロバイダ１２１２は、それらのサービスを使用または使用しようとするユーザ１２１４のアイデンティティを検証するために、ＩＤＶサービスを提供できる。アイデンティティ検証は、その情報が現実の人物またはエンティティのアイデンティティに関連付けられていることを証明するために、コンプライアンス部門によって使用される情報を提供することを顧客（または潜在的な顧客）に要求する。少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、ユーザ１２１４によって提供された識別情報が顧客（または潜在的な顧客）を正確に識別するかどうか（すなわち、顧客は、それらが言っている人物か？）を決定するためのサービスを実行することができる。

サービスプロバイダ１２１２は、追加または代替のサービスを提供することができ、上述のサービスは、サービスのサンプリングとして提供される。少なくとも一例では、サービスプロバイダ１２１２は、第３者サービスプロバイダに関連付けられたサーバ１２１０とデータを交換することができる。そのような第３者サービスプロバイダは、サービスプロバイダ１２１２が上述のようなサービスを提供することを可能にする情報を提供することができる。追加または代替の例では、そのような第３者サービスプロバイダは、サービスプロバイダ１２１２のサービスにアクセスすることができる。すなわち、いくつかの例では、第３者サービスプロバイダは、加入者であってもよく、あるいはそうで無い場合にサービスプロバイダ１２１２のサービスにアクセスすることができる。

本明細書で説明する技法は、リアルタイム／オンラインとオフラインモードの両方で動作するように構成され得る。「オンライン」モードは、デバイスがネットワーク１２０４を介してサービスプロバイダ１２１２（例えば、サーバ１２０２）および／またはサーバ１２１０と通信することが可能であるときのモードを指す。いくつかの例では、商人デバイス１２０８は、たとえば、ネットワーク接続性の問題のために、サービスプロバイダ１２１２（たとえば、サーバ１２０２）および／またはサーバ１２１０と接続することができない。追加または代替の例では、サーバ１２０２は、たとえば、ネットワーク接続性の問題のために、サーバ１２１０と通信することができない。そのような例では、デバイスは、接続性が回復され、支払いデータが処理のためにサーバ１２０２および／またはサーバ１２１０に送信され得るまで、少なくともいくつかの支払いデータが（たとえば、商人デバイス１２０８）および／またはサーバ１２０２上に記憶される「オフライン」モードで動作し得る。

少なくとも１つの例では、サービスプロバイダ１２１２は、１つまたは複数の追加のサービスプロバイダ（たとえば、追加のサーバ１２１０に関連付けられた）との統合を可能にすることができる、注文ハブ、在庫ハブ、フルフィルメントハブなどのハブに関連付けることができる。いくつかの例では、そのような追加のサービスプロバイダは、追加のまたは代替のサービスを提供することができ、サービスプロバイダ１２１２はサービスプロバイダ１２１２の機能を１つまたは複数の追加のサービスプロバイダに統合するためのインターフェースまたは他のコンピュータ可読命令を提供することができる。

本明細書で説明する技法は、サービスプロバイダ１２１２の１つまたは複数のサーバコンピューティングデバイス（すなわち、サーバ１２０２）と通信しているユーザデバイス１２０６の分散システムを介して提供されるサービスを対象とする。すなわち、本明細書で説明する技法は上述のように、様々なサービスを実行するためにサービスプロバイダ１２１２のサーバ１２０２と通信しているユーザデバイス１２０６の分散システムを利用する特定の実装形態、または実用的な適用形態を対象とする。本明細書で説明される分散システムの非従来的な構成は、エンドユーザ（たとえば、ユーザ１２１４）から遠隔に位置するサーバ１２０２が、ユーザ１２１４（たとえば、複数の、異なる業者および／または複数の異なる購入者に関連付けられたデータ）などのエンドユーザに関連付けられた集約データに基づいて、いくつかの例では、ほぼリアルタイムでサービスを知的に提供することを可能にする。したがって、本明細書で説明する技法は、支払処理サービスなどを実行するための従来の技法よりも技術的改善を提供する要素の特定の構成を対象とする。特に、小企業オーナーにとって、ビジネス環境は、典型的には断片化され、無関係のツールおよびプログラムに依存し、オーナーがそのようなデータを手動で統合し、閲覧することを困難にする。本明細書で説明される技法は、異種かつ別個の商人口座、たとえば、サービスプロバイダ１２１２の制御内の口座、およびサービスプロバイダ１２１２の制御外の口座を常時または定期的に監視して、商人のビジネス状態（支払債権、受取債権、給与、請求書、予約、資本など）を追跡する。本明細書の技法は、商人のキャッシュフローの統合されたビューを提供し、ニーズを予測し、資本、クーポンなどの推奨またはサービスを先制的に提供し、および／または摩擦のない透明な方法で異種口座（商人、別の商人、または支払いサービス）間の金銭移動を可能にする。

少なくとも１つの例では、顧客１２２０の個人は、ユーザデバイス１２２６のうちの１つとすることができ、かつ図１を参照して上述した顧客コンピューティングデバイス１２２６に対応することができる、顧客コンピューティングデバイス１２２６と対話することができる。本明細書で説明するように、いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１２２６がプログレッシブウェブアプリケーション（ＰＷＡ）１２２８をダウンロードすることができる。図１を参照して上述したように、少なくとも１つの例では、サーバ１２０２は、識別コードを受信することができ、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８を顧客コンピューティングデバイス１２２６に送信することができる。すなわち、顧客コンピューティングデバイス１２２６は、顧客コンピューティングデバイス１２２６のウェブブラウザ１２３０を介してプログレッシブウェブアプリケーション１２２８をダウンロードすることができる。いくつかの例では、顧客コンピューティングデバイス１２２６は、例えば、顧客コンピューティングデバイス１２２６に関連付けられたウェブブラウザ１２３０に、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８に関連付けられたＵＲＬを入力することによって、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８を以前にダウンロードしていてもよい。そのような例では、識別コードの指示は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８が顧客コンピューティングデバイス１２２６上で以前にダウンロードされたことを示すクッキーまたは他のインジケータに関連付けられ得る。

上述のように、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、ウェブ技術（例えば、ＨＴＭＬ、ＣＳＳ、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔなど）を使用して構築され得る、ネットワーク（例えば、ウェブ）を介して配信されるアプリケーションソフトウェアのタイプであり得る。プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、より少ない開発リソースで、顧客コンピューティングデバイス１２２６などのコンピューティングデバイス上のネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を提供するために使用され得る。プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、ネイティブアプリケーションに類似する体験を提示するために、ウェブブラウザ１２３０などのウェブブラウザからのリソースを使用できる。少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８に関連するデータ（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８を介して提供され、および／またはネットワーク１２０４を介して送信されるデータ）のプライバシーおよび完全性を保護するために、ＨＴＴＰＳプロトコルを利用することができる。プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、どのウェブブラウザが使用されるかにかかわらず、様々なユーザのために機能するように構成され得る。したがって、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８が顧客コンピューティングデバイス１２２６およびウェブブラウザ１２３０上で利用可能な任意の機能を利用して、任意のデバイス上で動作し、プログレッシブに拡張することができるように、プログレッシブ（プログレッシブ拡張パターンを使用して構築されている）とすることができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８を介して利用可能な機能は、ウェブブラウザサポートに依存することができる。例えば、接続性からの独立性、ホーム画面またはデスクトップへのインストール、プッシュメッセージングなどを含む特徴は、ウェブブラウザのサポートに依存することができる。

上述のように、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションよりもユーザフレンドリーであり得る。例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、様々なディスプレイサイズ（例えば、デスクトップ、モバイル、タブレットなどのコンピューティングデバイス）に適合することができ、インターネット接続が低品質であり、および／またはコンピューティングデバイスがオフラインであるときにアクセス可能であり得、最新であり得る（例えば、コンテンツに対する更新がバックグラウンドで実行され得る）。さらに、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、ネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を提供するためにアプリケーションシェルモデルを使用することができる、シェル１２３２に関連付けることができる。すなわち、顧客は、ウェブブラウザおよび／またはショートカットアイコンを介してプログレッシブウェブアプリケーション１２２８にアクセスすることができ、これは、そのような顧客によって操作可能なコンピューティングデバイスのデスクトップまたはホーム画面上にインストールされ得る。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、顧客とのエンゲージメントを維持するために、プッシュ通知を使用できる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、ユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）を介して容易に共有され得り、複雑なインストールを必要としない。すなわち、プログレッシブウェブアプリケーションは、プログレッシブウェブアプリケーションの現在の状態を示すためにＵＲＬを使用することができ、それは、ユーザがプログレッシブウェブアプリケーションに関連するＵＲＬをブックマークまたは共有するときに、プログレッシブウェブアプリケーションがその状態を保持または再ロードすることを可能にすることができる（例えば、プログレッシブウェブアプリケーションがリンクし得る）。

少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８に関連付けられたメタデータを格納するための集中場所を開発者に提供するマニフェスト１２３４に関連付けられ得る。そのようなメタデータは、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８の名前、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８のアイコンまたは画像オブジェクトへのリンク、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８を起動または開くための好ましいＵＲＬ、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８の構成データ、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８のデフォルトの向き、表示モードオプションなどを含むことができるが、これらに限定されない。

少なくとも１つの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、ウェブブラウザ１２３０のメインスレッドとは別個のバックグラウンドスレッドにおいてクライアント側コードを実行し、スクリプト可能なネットワークプロキシをウェブブラウザ１２３０に提供し、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８とサーバ１２０２との間の通信をプログラム的に管理するように構成されたオブジェクト１２３６（例えば、「サービスワーカ」）に関連付けることができる。少なくとも１つの例では、オブジェクトは、それが関連付けられているプログレッシブウェブアプリケーション１２２８から独立していてもよい。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８の一部および／またはそれに関連するコンテンツは、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８との将来の対話のために、オブジェクト１２３６によって（たとえば、キャッシュメモリ１２３８に）キャッシュされ得る。すなわち、いくつかの例では、コンテンツの初期ロード後、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８はその後アクセスされるたびに、同じコンテンツおよび／またはページ要素が再ダウンロードおよび／または再レンダリングされる必要はない。いくつかの例では、オブジェクト１２３６は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８をオフラインで動作させるために、１つまたは複数のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を利用することができる。そのようなＡＰＩは、ネットワーク１２０４を介してコンテンツを取り出すための機構と、アプリケーションデータのための永続的コンテンツ記憶のための機構とを提供することができる。リソースをキャッシュすることで、さまざまなネットワーク条件下でコンテンツをより高速にロードできる。

少なくとも１つの例では、オブジェクト１２３６は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８に関連付けられたコンテンツを最新の状態に保つのを助けることができる。いくつかの例では、オブジェクト１２３６は、ウェブワーカのタイプとして動作するファイル（例えば、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔファイル）であり得る。オブジェクト１２３６は、プッシュ通知を処理し、バックグラウンドでデータを同期し、リソース要求をキャッシュまたは検索し、ネットワーク要求を傍受し、集中更新を受信し、および／または同様のものを行うために、ウェブブラウザ１２３０のメインスレッドとは別個に動作できる。そのようなオブジェクト１２３０は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８が低ストレージスペース、リアルタイム更新、および従来のウェブアプリケーション（例えば、ウェブサイトとしてのプログレッシブウェブアプリケーションは検索エンジンにおいて発見可能であり得る）の改善された検索エンジン可視性を伴って、ネイティブアプリケーションの高性能で豊富なユーザ体験を提供することを可能にすることができる。

いくつかの例では、オブジェクト１２３０は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８がネイティブアプリケーションのように機能することを可能にするために、１つまたは複数の他のＡＰＩ１２４０を利用することができる。例えば、オブジェクトは、顧客コンピューティングデバイス１２２６のオペレーティングシステムのネイティブ通知システムを使用して通知を表示し、対話するために、通知ＡＰＩを使用できる。プッシュＡＰＩは、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８がプッシュサービスに加入し、例えばサーバ１０６からプッシュメッセージを受信することを可能にすることができる。プッシュメッセージは、オブジェクト１２３６に配信され得り、これは、ローカル状態を更新するか、または顧客に通知を表示するために、メッセージ内の情報を使用できる。オブジェクト１２３６は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８とは独立して動作するので、それは、ウェブブラウザが動作していなくても、通知を受信し、表示することができる。いくつかの例では、バックグラウンド同期ＡＰＩは、顧客コンピューティングデバイス１２２６が安定した接続性を有するまで、アクションを延期することができる。これは、顧客が送信したいものが実際に送信されることを保証するために有用であり得る。このＡＰＩはまた、サーバ１２０２がプログレッシブウェブアプリケーション１２２８に定期的な更新をプッシュすることを可能にすることができ、その結果、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、次にオンラインであるときに更新することができる。いくつかの例では、チャネルメッセージングＡＰＩは、オブジェクト１２３６が他のオブジェクトおよびプログレッシブウェブアプリケーション１２２８と通信することを可能にすることができる。このＡＰＩの例は、新しいコンテンツ通知（例えば、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８を介して新しいコンテンツを利用可能にすること）と、ユーザインタラクションを利用する更新とを含むことができる。プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、本明細書に記載の動作を実行するために、追加のもしくは代替のＡＰＩ、または追加のもしくは代替の機能的構成要素を利用することができる。

少なくとも１つの例では、オブジェクト１２３６は、登録、インストール、およびアクティブ化の３ステップライフサイクルを経ることができる。登録は、インストールの準備において、オブジェクト１２３６の位置をウェブブラウザ１２３０に通信することを含むことができる。インストールは、ウェブブラウザ１２３０にインストールされたオブジェクトがない場合、またはオブジェクト１２３６に対する更新（例えば、新しいオブジェクトと以前にインストールされたオブジェクトとの間のバイト差）がある場合に起こり得る。アクティブ化は、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８のウェブページの全てが閉じられたときに発生することができ、その結果、以前のバージョンと更新されたものとの間に競合が生じない。ライフサイクルはまた、いくつかの例では、単一のオブジェクトのみが領域に対してアクティブであり得るので、オブジェクト１２３６のバージョン間で切り替えるときに一貫性を維持するのに役立つ。

少なくとも一例では、プログレッシブウェブアプリケーション１２２８は、顧客コンピューティングデバイス１２２６のウェブブラウザ１２３０を介して商人データを提示させることができる。いくつかの例では、そのような商人データは、アイテムのメニュー、商人の実店舗のレイアウトなどであり得る。いくつかの例では、顧客は、入力を提供するために、顧客コンピューティングデバイス１２２６（例えば、それに関連付けられたユーザインターフェース）と対話することができ、その指示はサーバ１２０２および／または商人コンピューティングデバイス１２０８（Ａ）などの商人コンピューティングデバイスに送信され得る。少なくとも一例では、サーバ１２０２および／または商人コンピューティングデバイス１２０８（Ａ）は、そのような入力に基づいて動作を実行することができる。実施例は、上記に提供される。

商人コンピューティングデバイス１２０８（Ａ）および顧客コンピューティングデバイス１２２６は、図１３を参照して以下で説明するように、追加のまたは代替の構成要素に関連付けられ得る。図１２に示される構成要素は、説明のためのものであり、図１３を参照しながら以下で説明される構成要素は、図１２を明確にするために省略される。

図１３は、本明細書で説明する技法を実行するためのシステム１３００を示す例示的なブロック図を示す。システム１３００は、ネットワーク１３０６（例えば、インターネット、ケーブルネットワーク、セルラーネットワーク、クラウドネットワーク、無線ネットワーク（例えば、Ｗｉ－Ｆｉ）および有線ネットワーク）を介してサーバコンピューティングデバイス（例えば、サーバ１３０４）と通信するユーザデバイス１３０２と、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）低エネルギー（ＢＬＥ）などの近距離通信とを含む。単一のユーザデバイス１３０２が示されているが、追加または代替の例では、システム１３００は、図１２を参照して上述したように、複数のユーザデバイスを有することができる。例えば、上述の環境１００では、商人コンピューティングデバイス１０４および顧客コンピューティングデバイス１１８はそれぞれ、ユーザデバイス１３０２を表すことができる。

上述のように、少なくとも１つの例では、ユーザデバイス１３０２は、図１の商人コンピューティングデバイス１０４または顧客コンピューティングデバイス１１８に対応することができる。少なくとも１つの例では、サーバ１３０４は、図１のサーバ１０６に対応することができ、ネットワーク１３０６は図１のネットワーク１０８に対応することができる。

上述したように、本明細書で説明する技法は、とりわけ、商人管理識別子を介してアクセス可能な顧客デバイスアプリケーションサイトを対象とする。システム１３００は、そのような技法を容易にすることができる。上述のように、実店舗取引は、高摩擦取引とすることができ、その結果、顧客および商人は相互に、および他の物理的アイテム（例えば、メニュー、筆記用具、支払端末など）と対話することを、そのような取引を実現するために、要求され得る。顧客および／または商人は、取引を促進し、かつ／またはそのような取引に関連する摩擦を最小限に抑えることを目的とするシナリオがある。既存の技法（例えば、ネイティブアプリケーション、ウェブアプリケーションなど）は、開発の複雑さおよびコストのため、小商店にとってユーザフレンドリーおよび／またはアクセス可能ではない。

上述のように、図１２を参照して上述されたサービスプロバイダ１２１２は、商人が実店舗における取引を合理化するためのプログレッシブウェブアプリケーションを提供することを可能にすることができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションの上で特定した問題に対する解決策を提供する。例えば、プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションと同様の体験を提示するために、現代のウェブブラウザからのリソースを使用する。プログレッシブウェブアプリケーションは、ウェブアプリケーションよりも多くの機能を提供し、はるかに高速に実行することができる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーションは、異なるタイプのプラットフォーム（たとえば、デスクトップ、モバイルなど）にわたってポータブルであり得、いくつかの例では、（たとえば、デスクトップ、モバイル、タブレットなどの）コンピューティングデバイスの様々なディスプレイサイズに適合し得、それによって、プログレッシブウェブアプリケーションをアクセス可能かつユーザフレンドリーにする。すなわち、プログレッシブウェブアプリケーションは、異なるフォームファクタおよび／または画面サイズに適合することができるという点で、応答することができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションよりもユーザフレンドリーであり得る。例えば、プログレッシブウェブアプリケーションは、インターネット接続の品質が悪いとき、および／またはコンピューティングデバイスがオフラインであるときにアクセス可能であり得、最新であり得る（例えば、コンテンツに対する更新がバックグラウンドで実行され得る）。

プログレッシブウェブアプリケーションは、プログレッシブウェブアプリケーションに関連するデータのプライバシーおよび完全性を保護するためにＨＴＴＰＳプロトコルを利用することによって、セキュリティを提供することができる。プログレッシブウェブアプリケーションは、どのウェブブラウザが使用されているかにかかわらず、様々なユーザのために機能することができるという点で、「プログレッシブ」であり得る。さらに、アプリケーションシェルモデルを使用することができるプログレッシブウェブアプリケーションは、ネイティブアプリケーションと同様のユーザ体験を提供する。すなわち、顧客は、ウェブブラウザおよび／またはそのような顧客によって操作可能なコンピューティングデバイスのデスクトップまたはホーム画面上にインストールすることができるショートカットアイコンを介して、プログレッシブウェブアプリケーションにアクセスすることができる。いくつかの例では、プログレッシブウェブアプリケーションは、顧客とのエンゲージメントを維持するためにプッシュ通知を使用することができる。さらに、プログレッシブウェブアプリケーションは、ユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）を介して容易に共有することができ、複雑なインストールを必要としない。

したがって、本明細書で説明する技法は、ネイティブアプリケーションおよび／またはウェブアプリケーションなどの従来の代替物よりも改善されたユーザ体験を提供する技術を介して、顧客が商人データへのより速いアクセスを有することを可能にするために、プログレッシブウェブアプリケーションを活用する。したがって、そのような技術は、実店舗またはそのような商人の他の施設において、顧客と商人との間の取引および他の対話を合理化することができる。

少なくとも１つの例では、ユーザデバイス１３０２は、任意の適切なタイプのコンピューティングデバイス、たとえば、ポータブル、半ポータブル、半静止型、または静止型であり得る。ユーザデバイス１３０２のいくつかの例は、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォンもしくはモバイル通信デバイス、ラップトップ、ネットブックもしくは他のポータブルコンピュータもしくは半ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピューティングデバイス、端末コンピューティングデバイスもしくは他の半静止もしくは静止コンピューティングデバイス、専用デバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイスもしくは他の身体装着コンピューティングデバイス、拡張現実デバイス、仮想現実デバイス、モノのインターネット（ＩｏＴ）デバイスなどを含むことができるが、これらに限定されない。すなわち、ユーザデバイス１３０２は、通信を送信し、本明細書で説明する技法に従って機能を実行することが可能な任意のコンピューティングデバイスであり得る。ユーザデバイス１３０２は、以下に説明するように、支払いカードリーダなどのデバイス、または支払いを受け入れることが可能な構成要素を含むことができる。

図示の例では、ユーザデバイス１３０２は、１つまたは複数のプロセッサ１３０８、１つ以上のコンピュータ可読媒体１３１０、１つまたは複数の通信インターフェース１３１２、１つまたは複数の入力／出力（Ｉ／Ｏ）デバイス１３１４、ディスプレイ１３１６、およびセンサ１３１８を含む。

少なくとも１つの例では、各プロセッサ１３０８がそれ自体、１つまたは複数のプロセッサまたは処理コアを備えることができる。たとえば、プロセッサ１３０８は、１つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央演算処理装置、ステートマシン、論理回路、および／または動作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスとして実装され得る。いくつかの例では、プロセッサ１３０８は、本明細書で説明するアルゴリズムおよび処理を実行するように特にプログラムまたは構成された任意の適切なタイプの１つまたは複数のハードウェアプロセッサおよび／または論理回路であり得る。プロセッサ１３０８は、コンピュータ可読媒体１３１０に記憶されたコンピュータ可読プロセッサ実行可能命令をフェッチし、実行するように構成され得る。

ユーザデバイス１３０２の構成に応じて、コンピュータ可読媒体１３１０は、有形の非一時的コンピュータ記憶媒体の一例であり得、及び、コンピュータ可読プロセッサ実行可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報の記憶のための任意のタイプの技術で実装される、揮発性および不揮発性メモリならびに／またはリムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体１３１０は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージ、磁気ディスクストレージ、光ストレージ、および／または他のコンピュータ可読媒体技術を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、いくつかの例では、ユーザデバイス１３０２は、ＲＡＩＤストレージシステム、ストレージアレイ、ネットワーク接続ストレージ、ストレージエリアネットワーク、クラウドストレージ、または情報を記憶するために使用することができ、プロセッサ１３０８によって直接または別のコンピューティングデバイスもしくはネットワークを介してアクセスすることができる任意の他の媒体などの外部記憶装置にアクセスすることができる。したがって、コンピュータ可読媒体１３１０は、プロセッサ１３０８によって実行され得る命令、モジュール、または構成要素を記憶することが可能なコンピュータ記憶媒体であり得る。さらに、言及される場合、非一時的コンピュータ可読媒体は、エネルギー、搬送波信号、電磁波、および信号自体などの媒体を除外する。

コンピュータ可読媒体１３１０は、プロセッサ１３０８によって実行可能な、任意の数の機能的な構成要素を記憶および維持するために使用され得る。いくつかの実施形態では、これらの機能的構成要素は、プロセッサ１３０８によって実行可能であり、実行されたときに、ユーザデバイス１３０２に上に起因するアクションおよびサービスを実行するための動作ロジックを実装する命令またはプログラムを備える。コンピュータ可読媒体１３１０に記憶された機能的構成要素は、ユーザがユーザデバイス１３０２、したがってサーバ１３０４および／または他のネットワーク化されたデバイスと対話することができるように、ユーザインターフェース１３２０が提示されることを可能にすることができる。少なくとも１つの例では、ユーザインターフェース１３２０がウェブブラウザなどを介して提示され得る。他の例では、ユーザインターフェース１３２０は、サーバ１３０４に関連付けられたサービスプロバイダ１２１２によって提供され得るか、または他の専用アプリケーションであり得る、モバイルアプリケーションまたはデスクトップアプリケーションなどのアプリケーションを介して提示され得る。いくつかの例では、ユーザインターフェース１３２０は、図１を参照して上述されたプログレッシブウェブアプリケーション１２０および図１２を参照して上述されたプログレッシブウェブアプリケーションなどのプログレッシブウェブアプリケーションに関連付けられたウェブブラウザを介して提示され得る。少なくとも１つの例では、ユーザがタッチ入力、音声入力、ジェスチャ、または任意の他のタイプの入力を介してユーザインターフェースと対話することができる。「入力」という単語は、ユーザインターフェース１３２０を介してユーザによって直接提供されなくてもよい「コンテキスト」入力を説明するためにも使用される。例えば、ユーザインターフェース１３２０とのユーザの対話は、ユーザのコンテキストまたは意図を決定するために、例えば、自然言語処理技術を使用して分析され、これは、「直接の」ユーザ入力と同様の方法で処理され得る。

いくつかの例では、ユーザデバイス１３０２が、図１の商人コンピューティングデバイス１０４を表す場合、ユーザインターフェース１３２０は、図１２のサービスプロバイダ１２１２によって提供されるアプリケーションを介して提示され得る。図１２においてＰＯＳアプリケーション１２１８と呼ばれるアプリケーションは、ユーザデバイス１３０２をＰＯＳ端末として構成することができる。そのようなアプリケーションは、追加または代替として、商人が注文キューを閲覧および／または管理すること、予約を閲覧および／または管理すること、識別コードを生成および／または管理することなどを可能にすることができる。すなわち、そのようなアプリケーションは（たとえば、上記の図１および図４～図６において）本明細書で説明する機能を実行するようにユーザデバイス１３０２を構成することができる。いくつかの例では、機能の少なくともいくつかは、ユーザインターフェース１３２０を提示するウェブブラウザを介して利用され得る。ユーザデバイス１３０２が図１の顧客コンピューティングデバイス１１８を表す例では、ユーザインターフェース１３２０がプログレッシブウェブアプリケーション１２０に関連付けられたウェブブラウザを介して提示され得る。そのようなウェブブラウザおよびプログレッシブウェブアプリケーションに関連するさらなる詳細は、図１２を参照して上述されている。

ユーザデバイス１３０２のタイプに応じて、コンピュータ可読媒体１３１０は、プログラム、ドライバなどを含むことができる他のモジュールおよびデータ１３２２、ならびに機能的構成要素によって使用または生成されるデータなど、他の機能的構成要素およびデータを任意選択で含むこともできる。さらに、コンピュータ可読媒体１３１０は、機能的構成要素によって使用されるデータ、データ構造などを記憶することもできる。さらに、ユーザデバイス１３０２は、多くの他の論理、プログラム、および物理的構成要素を含むことができ、説明されるそれらは、本明細書の議論に関連する単なる例である。

少なくとも一例では、コンピュータ可読媒体１３１０は、ユーザデバイス１３０２の様々な機能を制御および管理し、基本的なユーザ対話を可能にするためのオペレーティングシステム１３２４などの追加の機能的構成要素を含むことができる。

通信インターフェース１３１２は、ネットワーク１３０６を介してまたは直接など、様々な他のデバイスとの通信を可能にするための１つまたは複数のインターフェースおよびハードウェア構成要素を含むことができる。例えば、通信インターフェース１３１２は、１つまたは複数のネットワーク１３０６を介した通信を可能にすることができ、それは限定されないが、ローカルエリアネットワークまたはインターネットなどのワイドエリアネットワークなどの当技術分野で知られている任意のタイプのネットワークを含むことができ、セルラーネットワークなどのワイヤレスネットワーク、クラウドネットワーク、Ｗｉ－Ｆｉなどのローカルワイヤレスネットワーク、および／またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＬＥ、ＮＦＣ、ＲＦＩＤなどの近距離無線通信、有線ネットワーク、もしくは任意の他のそのようなネットワーク、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。したがって、ネットワーク１３０６は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＬＥ、Ｗｉ－Ｆｉおよびセルラー通信技術、ならびに有線または光ファイバ技術を含む、有線および／またはワイヤレス通信技術の両方を含み得る。そのような通信のために使用される構成要素は、ネットワークのタイプ、選択される環境、またはその両方の少なくとも一部に依存し得る。そのようなネットワークを介して通信するためのプロトコルは周知であり、本明細書では詳細に説明しない。

本開示の実施形態は、クラウドコンピューティングインフラストラクチャを通してユーザに提供され得る。クラウドコンピューティングは、ネットワークを介したサービスとしてのスケーラブルコンピューティングリソースの提供を指し、最小限の管理努力またはサービスプロバイダの対話で迅速に提供されおよび開放され得る構成可能なコンピューティングリソースの共有プールへの便利なオンデマンドネットワークアクセスを可能にする。したがって、クラウドコンピューティングは、ユーザがコンピューティングリソースを提供するために使用される基礎となる物理システム（またはそれらのシステムの位置）に関係なく、「クラウド」内の仮想コンピューティングリソース（たとえば、ストレージ、データ、アプリケーション、および完全な仮想化コンピューティングシステム）にアクセスすることを可能にする。

ユーザデバイス１３０２は、１つまたは複数の入出力（Ｉ／Ｏ）デバイス１３１４をさらに含むことができる。Ｉ／Ｏデバイス１３１４は、スピーカ、マイクロフォン、カメラ、および様々なユーザ制御（たとえば、ボタン、ジョイスティック、キーボード、キーパッドなど）、触覚出力デバイスなどを含むことができる。Ｉ／Ｏデバイス１３１４は、ユーザデバイス１３０２と接続するためにアクセサリ（オーディオジャック、ＵＳＢ－Ｃ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈなど）を活用するアタッチメントも含むことができる。

少なくとも一例では、ユーザデバイス１３０２がディスプレイ１３１６を含むことができる。ユーザデバイス１３０２として使用されるコンピューティングデバイスのタイプに応じて、ディスプレイ１３１６は、任意の適切なディスプレイ技術を使用することができる。たとえば、ディスプレイ１３１６は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、ＯＬＥＤ(有機発光ダイオード）ディスプレイ、電子ペーパーディスプレイ、またはその上にデジタルコンテンツを提示することができる任意の他の適切なタイプのディスプレイであり得る。少なくとも１つの例では、ディスプレイ１３１６は、拡張現実ディスプレイ、仮想現実ディスプレイ、またはデジタルコンテンツを提示および／または投影することができる任意の他のディスプレイであり得る。いくつかの例では、ディスプレイ１３１６は、ディスプレイ１３１６上に提示されたグラフィックインターフェースとの対話を可能にするためのタッチ入力を受信するように構成されたタッチスクリーンディスプレイを提供するために、ディスプレイ１３１６に関連付けられたタッチセンサを有することができる。したがって、本明細書の実装は、任意の特定のディスプレイ技術に限定されない。あるいは、いくつかの例では、ユーザデバイス１３０２は、ディスプレイ１３１６を含まなくてもよく、情報は聴覚的、触覚的などの他の手段によって提示され得る。

加えて、ユーザデバイス１３０２は、センサ１３１８を含むことができる。センサ１３１８は、位置情報を示すことができるＧＰＳデバイスを含むことができる。さらに、センサ１３１８は、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、近接センサ、カメラ、マイクロフォン、および／またはスイッチを含むことができるが、これらに限定されない。

いくつかの例では、ＧＰＳデバイスがユーザの位置を識別するために使用され得る。少なくとも１つの例では、ユーザの位置は、１つまたは複数のサービスを提供するために、上述のサービスプロバイダ１２１２によって使用され得る。すなわち、いくつかの例では、サービスプロバイダ１２１２が特定のサービスをユーザに提供するためにジオフェンシングを実装することができる。一例として、貸し出しサービスを用いて、位置は、ローンの明示された目的が使用の証拠に対応することを確認するために使用され得る（例えば、ローンを使用するユーザがローンを使用すると言ったことと一致するか？）。さらに、いくつかの例では、位置は、給与支払い目的のために使用され得る。一例として、請負業者がプロジェクトを完了した場合、請負業者は（例えば、ＧＰＳデバイスによって利用可能な位置情報に基づいてタグ付けされた）ジオタグ付けされた画像を提供することができる。いくつかの例では、位置は、近くのユーザ１２１４間のピアツーピア支払いを容易にするために、および／またはユーザ１２１４に近接して位置する商人（複数可）との利用可能な予約に関する通知をユーザ１２１４に送信するために使用され得る。少なくとも１つの例では、位置は、ジオフェンスを出るときに近くの顧客から支払いを受け取るために使用され得、または位置はユーザ１２１４が商人の実店舗に入ることに応答してアクションを開始するために使用され得る。位置は、追加または代替的な方法でも使用され得る。

加えて、ユーザデバイス１３０２は、図示されていない様々な他の構成要素を含むことができ、その例は、リムーバブルストレージ、蓄電池および電力制御ユニットなどの電源、バーコードスキャナ、プリンタ、キャッシュドロアなどを含む。

加えて、いくつかの例では、ユーザデバイス１３０２は、他のオブジェクトに関連付けられた支払機器および／または識別子を読み取るために、リーダデバイス１３２６を含むか、それに接続可能であるか、またはそうで無い場合にそれに結合され得る。いくつかの例では、上記で説明したように、リーダデバイス１３２６は、マイクロフォンポート、ヘッドフォンポート、オーディオジャック、データポート、または他の適切なポートなど、ユーザデバイス１３０２のポートにプラグインすることができる。追加または代替の例では、リーダデバイス１３２６は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＬＥなどを介してなど、別の有線またはワイヤレス接続を介してユーザデバイス１３０２に結合され得る。リーダデバイス１３２６は、支払カードの磁気ストリップを読み取るための読取ヘッドを含むことができ、さらに、磁気ストリップから読み取られた情報を暗号化するための暗号化技術を含むことができる。追加または代替として、リーダデバイス１３２６は、いくつかの例ではユーザデバイス１３０２に埋め込むことができるＥＭＶ支払いリーダとすることができる。さらに、ユーザデバイス１３０２のタイプおよび構成に応じて、本明細書のユーザデバイス１３０２とともに、多数の他のタイプのリーダは使用され得る。

リーダデバイス１３２６は、任意の支払機器からデータを検出および取得するように構成された、ポータブル磁気ストライプカードリーダ、光学スキャナ、スマートカード（埋め込みＩＣチップを有するカード）リーダ（例えば、ＥＭＶ準拠カードリーダまたは近距離通信可能リーダ）、ＲＦＩＤリーダなどであってもよい。したがって、リーダデバイス１３２６は、支払機器の検出および受け入れを容易にするために、１つまたは複数のセンサまたは電気接点を有するスロット、磁気トラック、およびレールなどのハードウェア実装を含み得る。すなわち、リーダデバイス１３２６は、リーダデバイス１３２６がスワイプ（すなわち、顧客が磁気ストリップに含まれる支払いデータをキャプチャする支払いリーダを介して磁気ストリップを有するカードをスライドさせるカード存在取引）、ディップ（すなわち、顧客が埋め込まれたマイクロチップ（すなわち、チップ）を有するカードを、支払いリーダが顧客にカードを取り出すように促すまで、最初に支払いリーダに挿入するカード存在取引）、またはタップ（すなわち、顧客が支払いアプリケーションを実行するスマートフォンなどの自分の電子デバイスをタップまたはホバリングして短距離通信を介して取引を完了するカード存在取引）を介して支払機器と対話することを可能にするハードウェア実装を、顧客に関連付けられた支払いデータを取得するために、含むことができる。さらにまたは任意に、リーダデバイス１３２６は、バイオメトリック特性がサービスプロバイダに登録され、銀行サーバを用いて金融口座に接続されていることを前提として、バイオメトリック特性を受信し、処理し、支払機器としてそれらを処理するためにバイオメトリックセンサを含むこともできる。

リーダデバイス１３２６は、処理ユニット、コンピュータ可読媒体、読取チップ、取引チップ、タイマ、クロック、ネットワークインターフェース、電源などを含み得る。リーダデバイス１３２６の処理ユニットは、上で説明され、以下の開示においてさらに詳細に説明されるように、リーダデバイス１３２６に様々な機能を実行させるための１つまたは複数のモジュールおよび／または処理を実行し得る。いくつかの例では、処理ユニットは、中央演算処理ユニット（ＣＰＵ）、グラフィックス処理ユニット（ＧＰＵ）、ＣＰＵおよびＧＰＵ、または当技術分野で知られている処理ユニットまたは構成要素を含み得る。さらに、処理ユニットの各々は、プログラムモジュール、プログラムデータ、および／または１つまたは複数のオペレーティングシステムを記憶することもできる、それ自体のローカルメモリを所有し得る。リーダデバイス１３２６の正確な構成およびタイプに応じて、コンピュータ可読媒体は、揮発性メモリ（ＲＡＭなど）、不揮発性メモリ（ＲＯＭ、フラッシュメモリ、小型ハードドライブ、メモリカードなど）、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。少なくとも一例では、リーダデバイス１３２６のコンピュータ可読媒体が本明細書で説明する様々な機能を実行するための少なくとも１つのモジュールを含み得る。

読取チップは、リーダデバイス１３２６の動作および処理を制御する機能を実行することができる。すなわち、読取チップは、支払インターフェース（たとえば、非接触インターフェース、接触インターフェースなど）、ワイヤレス通信インターフェース、有線インターフェース、ユーザインターフェース（たとえば、信号状態デバイス（ＦＰＧＡ））などを制御するための機能を実行し得る。さらに、読取チップは、特定のイベント（たとえば、対話、パワーダウンイベントなど）に続いて経過した時間量を示すタイマ信号を提供することができる、タイマを制御するための機能を実行できる。さらに、読取チップは、時間を示すクロック信号を提供することができるクロック１３６を制御する機能を実行することができる。さらに、読取チップは、以下で説明するようにネットワーク１３０６と対話し得るネットワークインターフェースを制御するための機能を実行し得る。

さらに、読取チップは、電源を制御するための機能を実行することができる。電力供給は、ＡＣ電力またはバッテリへの物理的接続などの１つまたは複数の電源部を含むことができる。電力供給は、ＡＣ電力を変換し、リーダデバイス１３２６の構成要素によって使用するための複数のＤＣ電圧を生成するための電力変換回路を含み得る。電力供給が蓄電池を含むとき、蓄電池は、物理的電力接続を介して、誘導充電を介して、または任意の他の適切な方法を介して充電され得る。

取引チップは、支払取引の処理、支払機器とのインターフェース、暗号化、および他の支払特有の機能に関連する機能を実行することができる。すなわち、取引チップは、上述したように、支払機器に関連する支払いデータにアクセスし、支払いデータをＰＯＳ端末に提供することができる。支払いデータは、顧客の名前、顧客の住所、支払機器のタイプ（例えば、クレジット、デビットなど）、支払機器に関連する番号、支払機器に関連する検証値（例えば、ＰＩＮ検証キーインジケータ（ＰＶＫＩ）、ＰＩＮ検証値（ＰＶＶ）、カード検証値（ＣＶＶ）、カード検証コード（ＣＶＣ）など）、支払機器に関連する有効期限データ、顧客に対応するプライマリ口座番号（ＰＡＮ）（支払機器に関連する番号と一致してもよく、一致しなくてもよい）、どのタイプの充電／負債がなされてもよいかに関する制限などを含むことができるが、これらに限定されない。さらに、取引チップは、支払いデータを受信すると、支払いデータを暗号化することができる。

いくつかの例では、読取チップは、それ自体の中央演算処理装置（複数可）およびコンピュータ可読媒体を有し得、および／または取引チップは、それ自体の中央演算処理装置（複数可）およびコンピュータ可読媒体を有し得ることを理解されたい。他の例では、読取チップおよび取引チップの機能が単一のチップまたは複数のチップで具現化され得、各々は本明細書で説明する読取チップおよび取引チップの機能を集合的に実行するための中央演算処理装置およびコンピュータ可読媒体の任意の適切な組合せを含む。

ＰＯＳ端末であり得るユーザデバイス１３０２およびリーダデバイス１３２６は別個のデバイスとして示されているが、追加または代替の例ではユーザデバイス１３０２およびリーダデバイス１３２６がバッテリ動作デバイスであり得る単一のデバイスの一部であり得る。そのような例では、ユーザデバイス１３０２およびリーダデバイス１３２６の両方の構成要素が単一のデバイスに関連付けられ得る。いくつかの例では、リーダデバイス１３２６がそれと一体化されたディスプレイを有することができ、それは、ユーザデバイス１３０２に関連付けられたディスプレイ１３１６に加えた（またはその代替とした）状態とすることができる。

サーバ１３０４は、任意の数の方法で具現化することができる１つ以上のサーバまたは他のタイプのコンピューティングデバイスを含むことができる。たとえば、サーバの例ではモジュール、他の機能的構成要素、およびデータは、単一のサーバ、サーバのクラスタ、サーバファームまたはデータセンタ、クラウドホストコンピューティングサービス、クラウドホストストレージサービスなどに実装され得るが、他のコンピュータアーキテクチャが追加または代替的に使用され得る。

さらに、図はサーバ１３０４の構成要素およびデータを単一の場所に存在するものとして示しているが、これらの構成要素およびデータは代替的に、任意の方法で異なるコンピューティングデバイスおよび異なる場所にわたって分散させることができる。したがって、機能は１つまたは複数のサーバコンピューティングデバイスによって実装することができ、上記で説明した様々な機能は、様々なコンピューティングデバイスにわたって様々な方法で分散される。複数のサーバ１３０４は、一緒に又は別々に配置することができ、例えば、仮想サーバ、サーババンク及び／又はサーバファームとして編成することができる。説明された機能は、単一の商人または企業のサーバによって提供され得るか、または複数の異なる顧客または企業のサーバおよび／またはサービスによって提供され得る。

図示の例では、サーバ１３０４が１つまたは複数のプロセッサ１３２８と、１つ以上のコンピュータ可読媒体１３３０と、１つまたは複数のＩ／Ｏデバイス１３３２と、１つまたは複数の通信インターフェース１３３４とを含み得る。各プロセッサ１３２８は、単一の処理ユニットまたはいくつかの処理ユニットであり得、単一または複数のコンピューティングユニットまたは複数の処理コアを含み得る。プロセッサ１３２８は、１つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央演算処理装置、ステートマシン、論理回路、および／または動作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスとして実装され得る。例えば、プロセッサ１３２８は、本明細書に記載のアルゴリズムおよび処理を実行するように特にプログラムまたは構成された任意の適切なタイプの１つまたは複数のハードウェアプロセッサおよび／または論理回路とすることができる。プロセッサ１３２８は、本明細書で説明する機能を実行するようにプロセッサ１３２８をプログラムすることができる、コンピュータ可読媒体１３３０に記憶されたコンピュータ可読命令をフェッチして実行するように構成することができる。

コンピュータ可読媒体１３３０は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶するための任意のタイプの技術で実装される、揮発性および不揮発性メモリおよび／または取り外し可能および取り外し不可能な媒体を含み得る。そのようなコンピュータ可読媒体１３３０は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、光ストレージ、ソリッドステートストレージ、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、ＲＡＩＤストレージシステム、ストレージアレイ、ネットワーク接続ストレージ、ストレージエリアネットワーク、クラウドストレージ、または所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピューティングデバイスによってアクセスすることができる任意の他の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。サーバ１３０４の構成に応じて、コンピュータ可読媒体１３３０は、コンピュータ可読記憶媒体のタイプであることができ、および／または、言及される場合、非一時的コンピュータ可読媒体がエネルギー、搬送波信号、電磁波、および信号自体などの媒体を除外する程度に有形の非一時的媒体であることができる。

コンピュータ可読媒体１３３０は、プロセッサ１３２８によって実行可能な任意の数の機能的構成要素を記憶するために使用され得る。多くの実装形態では、これらの機能的構成要素は、プロセッサ１３２８によって実行可能であり、実行されたときに、サービスプロバイダ１２１２および／または支払処理サービスに上述された動作を実行するように１つまたは複数のプロセッサ１３２８を具体的に構成する命令またはプログラムを備える。コンピュータ可読媒体１３３０に記憶された機能的構成要素は、任意選択で、商人構成要素１３３６、識別構成要素１３３８、訓練構成要素１３４０、ならびに１つまたは複数の他の構成要素およびデータ１３４２を含むことができる。

商人構成要素１３３６は、図１２を参照して上述したＰＯＳシステム１２２４などのＰＯＳシステムから取引データを受信するように構成することができる。商人構成要素１３３６は、商人と顧客との間の取引を容易にするために、支払サービスサーバコンピューティングデバイスに要求（たとえば、許可、キャプチャ、決済など）を送信することができる。商人構成要素１３３６は、取引の成功または障害をＰＯＳシステムおよび／または顧客コンピューティングデバイスに通信することができる。いくつかの例では、商人構成要素１３３６が注文を受信し、オープンチケットを生成し、オープンチケットを管理するなどできる。少なくとも一例では、商人構成要素１３３６が例えば、上述の注文キューを管理すること、および／またはそのような注文に関連する通信を顧客コンピューティングデバイス、商人コンピューティングデバイス、キッチン表示システム、フロントオブハウスコンピューティングシステム、バックオブハウスコンピューティングシステムなどに送信することによって、注文を管理することができる。商人構成要素１３３６は、予約、フィードバック、および／または図２Ａ～図２Ｄ、図３Ａ～図３Ｃ、図４、図５、および図７～図１１を参照して上述した任意の他のサーバ側商人関連機能を管理するための機能を提供することができる。

識別構成要素１３３８は、本明細書で説明する識別コードの生成を容易にすることができる。すなわち、識別構成要素１３３８は、物理的な位置に関連付けられた識別子（たとえば、指定座席エリア、実店舗など）を受信することができ、そのような識別子に少なくとも部分的に基づいて識別コードを生成することができる。いくつかの例では、識別構成要素１３３８は、既存の識別コードと物理的な位置との関連付けを容易にすることができる。すなわち、識別構成要素１３３８は例えば、図６を参照して上述したサーバ側の動作を実行することができる。

訓練構成要素１３４０は、機械学習メカニズムを使用してモデルをトレーニングするように構成され得る。例えば、機械学習機構は、提案、スコア、および／または別の指標であり得る出力を生成するデータモデルを訓練するために、訓練データを分析することができる。機械学習機構は、教師あり学習アルゴリズム（例えば、人工ニューラルネットワーク、ベイジアン統計、サポートベクトルマシン、決定木、分類器、ｋ最近傍など）、教師なし学習アルゴリズム（例えば、人工ニューラルネットワーク、関連ルール学習、階層的クラスタリング、クラスタ分析など）、半教師あり学習アルゴリズム、深層学習アルゴリズムなど）、統計モデルなどを含むことができるが、これらに限定されない。少なくとも１つの例では、機械トレーニングされたデータモデルは、データモデルがトレーニングされた後の一度に（例えば、ランタイムに）使用するために、ユーザデバイス１３０２および／またはサーバ１３０４に関連付けられたデータストアに記憶され得る。

１つまたは複数の他の構成要素およびデータ１３４２は、プログラム、ドライバなど、ならびに機能的構成要素によって使用または生成されるデータを含むことができる。さらに、サーバ１３０４は、多くの他の論理的、プログラム的、および物理的構成要素を含むことができ、そのうちの上記で説明したものは、本明細書の説明に関連する単なる例である。

本明細書で参照される１つまたは複数の「構成要素」は、より多くの構成要素、またはより少ない構成要素として実装され得、構成要素について説明される機能は実装の詳細に応じて再分配され得る。本明細書で使用される「構成要素」という用語は、非一時的記憶媒体（たとえば、コンピューティングデバイスのための揮発性または不揮発性メモリ）、ハードウェア、またはファームウェア（またはそれらの任意の組合せ）構成要素に記憶されたソフトウェアを広く指す。構成要素は、典型的には指定された入力を使用して有用なデータまたは他の出力を生成することができるように機能的である。構成要素は、内蔵型であってもなくてもよい。アプリケーションプログラム（「アプリケーション」とも呼ばれる）は、１つまたは複数の構成要素を含み得、または構成要素はネットワークを介してアクセスされ得るか、またはソフトウェアとしてデバイス上にダウンロードされ得る（たとえば、デバイスに動作を実行させる実行可能コード）１つまたは複数のアプリケーションプログラムを含み得る。追加および／または代替例では、構成要素は、命令を実行し、本明細書で説明する動作を実行するように本明細書で説明するコンピューティングデバイスを構成するための少なくとも１つの処理ユニットを介して、コンピュータ可読命令、様々なデータ構造などとして実装され得る。

いくつかの例では、モジュールがその機能（たとえば、動作）の一部またはすべてを実行するために、１つまたは複数のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を含み得る。少なくとも１つの例では、ソフトウェア開発者キット（ＳＤＫ）は、第３者開発者が自身の第３者アプリケーションに関連するサービスプロバイダ機能および／または利用サービスプロバイダサービスを含むことを可能にするために、サービスプロバイダによって提供され得る。追加または代替として、いくつかの例では、サービスプロバイダが、第３者サービスプロバイダ機能をそのアプリケーションに統合するためにＳＤＫを利用することができる。すなわち、ＡＰＩおよび／またはＳＤＫは、第３者開発者がそれぞれの第３者アプリケーションがサービスプロバイダとどのように対話するか、またはその逆をカスタマイズすることを可能にすることができる。

コンピュータ可読媒体１３３０は、サーバ１３０４の様々な機能を制御および管理するためのオペレーティングシステム１３４４をさらに含むことができる。

通信インターフェース１３３４は、ネットワーク１３０６を介してまたは直接など、様々な他のデバイスとの通信を可能にするための１つまたは複数のインターフェースおよびハードウェア構成要素を含むことができる。たとえば、通信インターフェース１３３４は、１つまたは複数のネットワーク１３０６を介した通信を可能にすることができ、それは限定されないが、ローカルエリアネットワークまたはインターネットなどのワイドエリアネットワークなどの当技術分野で知られている任意のタイプのネットワークを含むことができ、セルラーネットワークなどのワイヤレスネットワーク、Ｗｉ－Ｆｉなどのローカルワイヤレスネットワーク、および／またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＬＥ、ＮＦＣ、ＲＦＩＤなどの近距離無線通信、有線ネットワーク、または任意の他のそのようなネットワーク、またはそれらの任意の組合せを含むことができる。したがって、ネットワーク１３０６は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ＢＬＥ、Ｗｉ－Ｆｉおよびセルラー通信技術、ならびに有線または光ファイバ技術を含む、有線および／またはワイヤレス通信技術の両方を含み得る。そのような通信のために使用される構成要素は、ネットワークのタイプ、選択される環境、またはその両方の少なくとも一部に依存し得る。そのようなネットワークを介して通信するためのプロトコルは周知であり、本明細書では詳細に説明しない。

サーバ１３０４は、様々なＩ／Ｏデバイス１３３２をさらに備えることができる。そのようなＩ／Ｏデバイス１３３２は、ディスプレイ、様々なユーザインターフェース制御（例えば、ボタン、ジョイスティック、キーボード、マウス、タッチスクリーン、バイオメトリックまたはセンサ入力デバイスなど）、オーディオスピーカ、コネクションポートなどを含むことができる。

少なくとも１つの例では、システム１３００は、アクセス可能、管理可能、および更新可能なデータを記憶するように構成することができるデータストア１３４６を含むことができる。いくつかの例では、データストア１３４６が、ユーザデバイス１３０２および／またはサーバ１３０４と統合され得る。他の例では、図１３に示されるように、データストア１３４６は、サーバ１３０４から遠隔に位置することができ、サーバ１３０４にアクセス可能であることができる。データストア１３４６は、ネットワーク１３０６を介してローカルおよび／またはリモートに接続された複数のデータベースおよび／またはサーバを備えることができる。

少なくとも一例では、データストア１３４６は、商人プロファイル、顧客プロファイルなどを含むことができるユーザプロファイルを記憶することができる。

商人プロファイルは、商人に関連するデータを記憶するか、またはそうで無い場合に関連付けることができる。例えば、商人プロファイルは、商人に関する情報（例えば、商人の名前、商人の地理的位置、商人の動作時間、従業員情報など）、商人カテゴリ分類（ＭＣＣ）、商人によって販売のために提供されるアイテム、商人によって使用されるハードウェア（例えば、デバイスタイプ）、商人に関連する取引データ（例えば、商人によって行われた取引、取引に関連する支払データ、取引に関連するアイテム、取引に関連するアイテムの説明、取引のそれぞれのアイテムおよび／または合計支出、取引の当事者、日付、時刻、および／または取引に関連する場所など）、商人に関連するローン情報（例えば、商人に行われた以前のローン、前記ローンの以前のデフォルトなど）、商人に関連するリスク情報（例えば、リスクの表示、不正行為のインスタンス、チャージバックスなど）、予約情報（例えば、以前の予約、来るべき（スケジュールされた）予約、予約のタイミング、予約の長さ等）、給与情報（例えば、従業員、給与頻度、給与額等）、従業員情報、予約データ（例えば、以前の予約、来るべき（スケジュールされた）予約、このような予約に関連する対話等）、在庫データ、顧客サービスデータ等を、記憶できるか又はそうで無い場合に関連付けられ得る。商人プロファイルは、商人によって提供される銀行口座情報を安全に格納することができる。さらに、商人プロファイルは、サービスプロバイダ１２１２によって台帳に維持される記憶残高などの、商人の記憶残高にリンクされた支払機器に関連する支払情報を記憶することができる。

顧客プロフィールは、顧客情報（例えば、名前、電話番号、住所、銀行情報等）、顧客優先（例えば、学習された又は顧客指定の）、購入履歴データ（例えば、購入された１つ又は複数のアイテム（及びそれぞれのアイテム情報）を識別すること）、１つ又は複数のアイテム、１つ又は複数の注文に関連する返品、１つ又は複数の注文のステータス（例えば、準備中、包装中、輸送中、納品された等）、予約データ（例えば、前回の予約、次回の（予定された）予約、予約のタイミング、予約の長さ等）、給与データ（例えば、雇用者、給与支払い頻度、給与額等）、予約データ（例えば、前回の予約、次回の（予定された）予約、予約継続時間、このような予約に関連する対話等）、在庫データ、顧客サービスデータ等を含むが、これらに限定されない顧客データを記憶することができる。

さらに、少なくとも１つの例では、データストア１３４６が、在庫データベースおよび／またはカタログデータベースを記憶することができる。上述のように、在庫は、商人が商人に利用可能である各アイテムの数量に関連するデータを記憶することができる。さらに、カタログは、商人が取得のために利用可能なアイテムに関連するデータを記憶することができる。データストア１３４６は、本明細書で説明されるように、追加のまたは代替のタイプのデータを記憶することができる。

「いくつかの例では」、「様々な例に従う」、「示される例では」、「一例では」、「他の実施例様々な例」、「いくつかの例」などの語句は概して、その語句に続く特定の特性、構造、または特徴が、本発明の少なくとも１つの例に含まれ、本発明の２つ以上の例に含まれ得る、ことを意味する。加えて、そのような語句は、必ずしも同じ例または異なる例を指すものではない。

明細書は、構成要素または特徴が「できる」、「できる」、「かもしれない」、「かもしれない」を含むか、または特徴を有していると記載している場合には、その特定の構成要素または特徴はその特徴を含むことも、有することも要求されない。

さらに、上述の説明は、支払技術に関連するデバイスおよびアプリケーションを対象とする。しかしながら、本技術は、任意のデバイスおよびアプリケーションに拡張することができることが理解されるのであろう。さらに、本明細書で説明される技法は、支払オブジェクトリーダ、ＰＯＳ端末、ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーション、ＰＯＳトポロジ、支払カード、コンピュータネットワーク、および環境の種類にかかわらず動作するように構成され得る。

本明細書に含まれる様々な図は、本明細書に記載の技法を含む例示的な方法を示すフローチャートである。図１、図１２、および図１３を参照して、説明される方法が、便宜上および理解を容易にするために説明される。しかしながら、図示される方法は、図１、図１２、および図１３に記載される構成要素を使用して実行されることに限定されず、そのような構成要素は本明細書に図示される方法を実行することに限定されない。

さらに、上述の方法は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る動作のシーケンスを表す、論理フローグラフ中のブロックの集合として示される。ソフトウェアの文脈では、ブロックがプロセッサによって実行されたときに、列挙された動作を実行する、１つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実行する、または特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。動作が説明される順序は、限定として解釈されることを意図されず、説明されるブロックの任意の数は処理を実施するために、任意の順序で、および／または並行して、組み合わされ得る。いくつかの実施形態では、処理の１つまたは複数のブロックを完全に省略することができる。さらに、方法は全体的にまたは部分的に、互いに、または他の方法と組み合わせることができる。

Ａ.サービスプロバイダの少なくとも１つのサーバコンピューティングデバイスによって実装される方法であって、（ｉ）前記サービスプロバイダに関連付けられた商人の実店舗と、（ｉｉ）前記実店舗内の指定座席エリアとに関連付けられた識別情報にアクセスすることと、前記識別情報に少なくとも部分的に基づいて識別コードを生成することであって、前記識別コードは前記実店舗における前記指定座席エリアに近接して配置されるように構成される、識別コードを生成することと、前記実店舗における前記指定座席エリア内の顧客のコンピューティングデバイスから前記識別コードの指示を受信することと、前記顧客の前記コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して、前記顧客の前記コンピューティングデバイス上にプログレッシブウェブアプリケーションをダウンロードさせることと、前記プログレッシブウェブアプリケーションは、（ｉ）前記顧客の前記コンピューティングデバイスの前記ウェブブラウザのメインスレッドとは別個のバックグラウンドスレッドにおいてクライアント側コードを実行するように構成されるオブジェクトに関連付けられ、（ｉｉ）プログレッシブウェブアプリケーションとサービスプロバイダの少なくとも１つのサーバコンピューティングデバイスとの間の通信をプログラム的に管理するための、ウェブブラウザへのスクリプト可能なネットワークプロキシを提供し、プログレッシブウェブアプリケーションの少なくとも一部がプログレッシブウェブアプリケーションとの将来の対話のためにオブジェクトによってキャッシュされ、前記プログレッシブウェブアプリケーションは商人によって販売のために提供されるアイテムのメニューを前記ウェブブラウザを介して提示させ、前記顧客の前記コンピューティングデバイスから、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された入力を介して、前記アイテムのメニューのアイテムの注文を受信することと、前記注文は前記実店舗の前記識別および前記指定座席エリアの識別に関連付けられ、前記顧客の支払機器に関連付けられた支払いデータを受信することと、前記支払いデータに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記注文の支払いを処理することと、を含む方法。

Ｂ.前記識別コードの前記指示は、顧客識別子に関連付けられ、前記方法は、前記顧客識別子に関連付けられた顧客データにアクセスすることと、前記顧客データに少なくとも部分的に基づいて前記アイテムのメニューを生成することとをさらに含む、Ａ項に記載の方法。

Ｃ.前記顧客が前記実店舗にいる間、または前記顧客が前記実店舗を離れた後に、支払いデータが受信される、ＡまたはＢ項に記載の方法。

Ｄ.前記注文は第１の注文であり、前記アイテムは第１のアイテムであり、前記第１の注文は第１の時間に関連付けられ、前記方法は前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された別の入力を介して、前記第１の時間の後の第２の時間に、前記アイテムのメニューの第２のアイテムに対する第２の注文を受信することをさらに含み、前記ウェブブラウザは、前記第１の時間と前記第２の時間との間で開いたままである、Ａ～Ｃ項のいずれかに記載の方法。

Ｅ.前記注文は第１の時間に関連付けられ、前記方法は前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された別の入力を介して、前記第１の時間の後の第２の時間に、少なくとも前記注文に関連付けられたチップまたはフィードバックのうちの少なくとも１つを受信することをさらに含み、前記ウェブブラウザは、前記第１の時間と前記第２の時間との間に開いたままである、Ａ～Ｄ項のいずれかに記載の方法。

Ｆ.前記商人のコンピューティングデバイスから、前記識別情報を生成する前に、前記指定座席エリアが前記実店舗に追加されたという指示を受信することをさらに含み、前記識別コードを生成することは、前記指示を受信することの少なくとも一部にさらに基づく、Ａ～Ｅ項のいずれかに記載の方法。

Ｇ.システムであって、１つ以上のプロセッサと、１つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムに、商人に関連付けられた物理的な位置の識別を識別コードに関連付け、顧客のコンピューティングデバイスから前記識別コードを受信し、前記識別コードを受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記顧客の前記コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して前記商人に関連付けられた商人データが提示されるようにすることであって、前記商人データは前記ウェブブラウザを介して前記顧客の前記コンピューティングデバイス上にダウンロードされたプログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示される、商人データが提示されるようにし、前記顧客の前記コンピューティングデバイスから、前記プログレッシブウェブアプリケーションを介して受信された入力の指示を受信し、前記入力に少なくとも部分的に基づいて動作を実行させる、命令を記憶する１つ以上のコンピュータ可読媒体と、を備える、システム。

Ｈ．前記識別コードは、バーコード、クイックレスポンス（ＱＲ）コード、又は無線周波数識別（ＲＦＩＤ）デバイスの一意のＩＤのうちの少なくとも１つを含む、Ｇ項に記載のシステム。

Ｉ.前記物理的な位置は、前記商人の実店舗又は前記実店舗の指定座席エリアのうちの少なくとも１つを含み、前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、（ｉ）前記実店舗の識別、又は、（ｉｉ）前記指定座席エリアの識別の少なくとも１つに少なくとも部分的に基づいて、前記識別コードを生成させ、前記識別コードは、前記実店舗の前記指定座席エリアに近接して配置されるように構成される、ＧまたはＨ項に記載のシステム。

Ｊ.前記入力は取引に関連付けられ、前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、前記顧客の支払機器に関連付けられた支払いデータを受信することであって、前記支払いデータは前記取引の前、開始時、中、終了時、又は後に受信され、前記支払いデータは（ｉ）前記プログレッシブウェブアプリケーションを介して前記顧客の前記コンピューティングデバイス、（ｉｉ）その上にインストールされた商人アプリケーションを介して前記商人のコンピューティングデバイス、又は（ｉｉｉ）前記支払いデータを記憶するデータストアを介して受信される、支払いデータを受信し、前記支払いデータに少なくとも部分的に基づいて前記取引のための支払いを処理させる、Ｇ～Ｉ項のいずれかに記載のシステム。

Ｋ.前記商人データが前記プログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示される前に、前記商人データの少なくとも一部はインスタントアプリケーションを介して提示される、Ｊ項に記載のシステム。

Ｌ.前記識別コードの前記指示は顧客ＩＤに関連付けられ、前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、前記顧客ＩＤに関連付けられた顧客データにアクセスし、前記顧客データに少なくとも部分的に基づいて、前記商人データ又は前記商人データに関連付けられた提案のうちの少なくとも１つを決定させる、Ｇ～Ｋ項のいずれかに記載のシステム。

Ｍ.前記商人データは前記商人による販売のために利用可能なアイテムのメニューを含み、前記入力はアイテムに対する注文を含む、Ｇ～Ｌ項のいずれかに記載のシステム。

Ｎ.前記入力は第１の時間に関連付けられ、前記命令は前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、前記顧客の前記コンピューティングデバイスから、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって第２の時間に受信された別の入力の別の指示を受信させ、前記別の入力は別のアイテムに対する別の注文、予約、チップ、又はフィードバックのうちの少なくとも１つを含み、前記ウェブブラウザは、前記第１の時間と前記第２の時間との間に開いたままである、Ｍ項に記載のシステム。

Ｏ.前記商人データは前記商人の実店舗のレイアウトを含み、前記入力は前記実店舗に関連付けられた指定座席エリアに対する要求を含む、Ｇ～Ｎ項のいずれかに記載のシステム。

Ｐ.前記プログレッシブウェブアプリケーションは、（ｉ）前記顧客の前記コンピューティングデバイスの前記ウェブブラウザのメインスレッドとは別個のバックグラウンドスレッドにおいてクライアント側コードを実行するようにこうせいされ、（ｉｉ）前記プログレッシブウェブアプリケーションとサービスプロバイダの少なくとも１つのサーバコンピューティングデバイスとの間の通信をプログラム的に管理するために、前記ウェブブラウザにスクリプト可能なネットワークプロキシを提供する、オブジェクトに関連付けられ、前記プログレッシブウェブアプリケーションとの将来の対話のために、前記プログレッシブウェブアプリケーションの少なくとも一部が前記オブジェクトによってキャッシュされる、Ｇ～Ｏ項のいずれかに記載のシステム。

Ｑ.１つ以上のコンピュータ可読媒体であって、１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記１つ以上のプロセッサに、商人に関連付けられた物理的な位置の識別を識別機器の識別コードに関連付けることと、顧客のコンピューティングデバイスから前記識別機器の前記識別コードを受信することと、前記識別機器の前記識別コードを受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記顧客の前記コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して前記商人による販売のためのアイテムのメニューが提示されるようにすることであって、前記アイテムのメニューは前記ウェブブラウザを介して前記顧客の前記コンピューティングデバイス上にダウンロードされたプログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示される、アイテムのメニューが提示されるようにすることと、前記顧客の前記コンピューティングデバイスから第１の時間において、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された第１の入力の指示を介して、前記アイテムのメニューから第１のアイテムに対する第１の注文を受信することと、前記顧客の支払機器に関連付けられた支払いデータを受信することと、前記支払いデータに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第１のアイテムに対する支払いを処理することと、を含む動作を実行させる命令を記憶する、１つ以上のコンピュータ可読媒体。

Ｒ.前記動作は、前記第１のアイテムを、オープンチケットを表すデータ構造に関連付けることと、前記顧客の前記コンピューティングデバイスから第２の時間において、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信される第２の入力を介して、前記アイテムのメニューから第２のアイテムに対する第２の注文を受信することであって、前記第２の時間は前記第１の時間の後である、第２の注文を受信することと、前記第２のアイテムを前記データ構造に関連付けることと、前記第１のアイテムと前記第２のアイテムに対する支払いを、前記第１の時間及び前記第２の時間の後の第３の時間において処理することと、をさらに含む、Ｑ項に記載の１つ以上のコンピュータ可読媒体。

Ｓ.前記動作は、前記商人のコンピューティングデバイスから異なる顧客に関連付けられた第２の注文を受信することであって、前記第２の注文は（ｉ）オンライン注文ユーザインターフェース又は（ｉｉ）前記商人の前記コンピューティングデバイスに関連付けられたアプリケーションを介して受信される、第２の注文を受信することと、前記第１の注文を含むキューへ前記第２の注文を追加することと、前記顧客の前記コンピューティングデバイス又は前記商人の前記コンピューティングデバイスのうちの少なくとも１つを介して、前記キューの少なくとも一部が提示されるようにすることと、をさらに含む、ＱまたはＲ項に記載の１つ以上のコンピュータ可読媒体。

Ｔ.前記動作は、前記識別コードを受信することに少なくとも部分的に基づいて、オンライン注文ユーザインターフェースを介して提示されるオンラインメニューに関連付けられたデータへアクセスすることと、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示されるべき前記アイテムのメニューを生成するために、前記オンラインメニューに関連付けられた前記データを修正することと、をさらに含む、Ｑ～Ｓ項のいずれかに記載の１つ以上のコンピュータ可読媒体。

上述の例示的な項は、１つの特定の実装形態に関して説明されているが、本書の文脈において、例示的な項の内容は方法、デバイス、システム、コンピュータ可読媒体、および／または別の実装形態を介しても実装され得ることを理解されたい。さらに、例Ａ～Ｔのいずれかは、単独で、または例Ａ～Ｔのうちの任意の他の１つまたは複数と組み合わせて実装され得る。

本明細書で説明する技法の１つまたは複数の例を説明してきたが、その様々な変更、追加、置換、および均等物が、本明細書で説明する技法の範囲内に含まれる。

実施例の説明では本明細書の一部を形成する添付の図面を参照し、それは請求される発明の具体的な実施例を例として示す。他の実施例を使用することができ、構造的変更などの変更または改変を行うことができることを理解されたい。そのような例、変更、または改変は、必ずしも、意図される請求される発明に関する範囲から逸脱するものではない。本明細書のステップは特定の順序で提示することができるが、場合によっては、記載されるシステムおよび方法の機能を変更することなく、特定の入力が異なる時間に、または異なる順序で提供されるように、順序を変更することができる。開示された手順はまた、異なる順序で実行され得る。さらに、様々な演算は、本明細書で開示される順序で実行される必要はなく、演算の代替順序を使用する他の例は容易に実装することができる。再順序付けされることに加えて、計算はまた、同じ結果を有するサブ計算に分解され得る。

Claims (21)

1. システムであって、
   １つ以上のプロセッサと、
   １つ以上のコンピュータ可読媒体であって、
   前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムに、
   商人に関連付けられた物理的な位置の識別を識別コードに関連付け、
   顧客のコンピューティングデバイスから前記識別コードを受信し、
   前記識別コードを受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記顧客の前記コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して前記商人に関連付けられた商人データが提示されるようにすることであって、前記商人データは前記ウェブブラウザを介して前記顧客の前記コンピューティングデバイス上にダウンロードされたプログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示される、商人データが提示されるようにし、
   前記顧客の前記コンピューティングデバイスから、前記プログレッシブウェブアプリケーションを介して受信された入力の指示を受信し、
   前記入力に少なくとも部分的に基づいて動作を実行させる、
   命令を記憶する１つ以上のコンピュータ可読媒体と、を備える、
   システム。
2. 前記識別コードは、バーコード、クイックレスポンス（ＱＲ）コード、又は無線周波数識別（ＲＦＩＤ）デバイスの一意のＩＤのうちの少なくとも１つを含む、
   請求項１に記載のシステム。
3. 前記物理的な位置は、前記商人の実店舗又は前記実店舗の指定座席エリアのうちの少なくとも１つを含み、前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、（ｉ）前記実店舗の識別、又は、（ｉｉ）前記指定座席エリアの識別の少なくとも１つに少なくとも部分的に基づいて、前記識別コードを生成させ、前記識別コードは、前記実店舗の前記指定座席エリアに近接して配置されるように構成される、
   請求項１に記載のシステム。
4. 前記入力は取引に関連付けられ、前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、
   前記顧客の支払機器に関連付けられた支払いデータを受信することであって、前記支払いデータは前記取引の前、開始時、中、終了時、又は後に受信され、前記支払いデータは（ｉ）前記プログレッシブウェブアプリケーションを介して前記顧客の前記コンピューティングデバイス、（ｉｉ）その上にインストールされた商人アプリケーションを介して前記商人のコンピューティングデバイス、又は（ｉｉｉ）前記支払いデータを記憶するデータストアを介して受信される、支払いデータを受信し、
   前記支払いデータに少なくとも部分的に基づいて前記取引のための支払いを処理させる、
   請求項１に記載のシステム。
5. 前記商人データが前記プログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示される前に、前記商人データの少なくとも一部はインスタントアプリケーションを介して提示される、
   請求項４に記載のシステム。
6. 前記識別コードの前記指示は顧客ＩＤに関連付けられ、前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、
   前記顧客ＩＤに関連付けられた顧客データにアクセスし、
   前記顧客データに少なくとも部分的に基づいて、前記商人データ又は前記商人データに関連付けられた提案のうちの少なくとも１つを決定させる、
   請求項１に記載のシステム。
7. 前記商人データは前記商人による販売のために利用可能なアイテムのメニューを含み、前記入力はアイテムに対する注文を含む、
   請求項１に記載のシステム。
8. 前記入力は第１の時間に関連付けられ、前記命令は前記１つ以上のプロセッサによって実行されると、前記システムにさらに、前記顧客の前記コンピューティングデバイスから、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって第２の時間に受信された別の入力の別の指示を受信させ、前記別の入力は別のアイテムに対する別の注文、予約、チップ、又はフィードバックのうちの少なくとも１つを含み、前記ウェブブラウザは、前記第１の時間と前記第２の時間との間に開いたままである、
   請求項７に記載のシステム。
9. 前記商人データは前記商人の実店舗のレイアウトを含み、前記入力は前記実店舗に関連付けられた指定座席エリアに対する要求を含む、
   請求項１に記載のシステム。
10. 前記プログレッシブウェブアプリケーションは、（ｉ）前記顧客の前記コンピューティングデバイスの前記ウェブブラウザのメインスレッドとは別個のバックグラウンドスレッドにおいてクライアント側コードを実行するように構成され、（ｉｉ）前記プログレッシブウェブアプリケーションとサービスプロバイダの少なくとも１つのサーバコンピューティングデバイスとの間の通信をプログラム的に管理するために、前記ウェブブラウザにスクリプト可能なネットワークプロキシを提供する、オブジェクトに関連付けられ、前記プログレッシブウェブアプリケーションとの将来の対話のために、前記プログレッシブウェブアプリケーションの少なくとも一部が前記オブジェクトによってキャッシュされる、
    請求項１に記載のシステム。
11. １つ以上のコンピュータ可読媒体であって、
    １つ以上のプロセッサによって実行されると、前記１つ以上のプロセッサに、
    商人に関連付けられた物理的な位置の識別を識別機器の識別コードに関連付けることと、
    顧客のコンピューティングデバイスから前記識別機器の前記識別コードを受信することと、
    前記識別機器の前記識別コードを受信することに少なくとも部分的に基づいて、前記顧客の前記コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して前記商人による販売のためのアイテムのメニューが提示されるようにすることであって、前記アイテムのメニューは前記ウェブブラウザを介して前記顧客の前記コンピューティングデバイス上にダウンロードされたプログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示される、アイテムのメニューが提示されるようにすることと、
    前記顧客の前記コンピューティングデバイスから第１の時間において、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された第１の入力の指示を介して、前記アイテムのメニューから第１のアイテムに対する第１の注文を受信することと、
    前記顧客の支払機器に関連付けられた支払いデータを受信することと、
    前記支払いデータに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも前記第１のアイテムに対する支払いを処理することと、を含む動作を実行させる命令を記憶する、
    １つ以上のコンピュータ可読媒体。
12. 前記動作は、
    前記第１のアイテムを、オープンチケットを表すデータ構造に関連付けることと、
    前記顧客の前記コンピューティングデバイスから第２の時間において、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信される第２の入力を介して、前記アイテムのメニューから第２のアイテムに対する第２の注文を受信することであって、前記第２の時間は前記第１の時間の後である、第２の注文を受信することと、
    前記第２のアイテムを前記データ構造に関連付けることと、
    前記第１のアイテムと前記第２のアイテムに対する支払いを、前記第１の時間及び前記第２の時間の後の第３の時間において処理することと、をさらに含む、
    請求項１１に記載の１つ以上のコンピュータ可読媒体。
13. 前記動作は、
    前記商人のコンピューティングデバイスから異なる顧客に関連付けられた第２の注文を受信することであって、前記第２の注文は（ｉ）オンライン注文ユーザインターフェース又は（ｉｉ）前記商人の前記コンピューティングデバイスに関連付けられたアプリケーションを介して受信される、第２の注文を受信することと、
    前記第１の注文を含むキューへ前記第２の注文を追加することと、
    前記顧客の前記コンピューティングデバイス又は前記商人の前記コンピューティングデバイスのうちの少なくとも１つを介して、前記キューの少なくとも一部が提示されるようにすることと、をさらに含む、
    請求項１１に記載の１つ以上のコンピュータ可読媒体。
14. 前記動作は、
    前記識別コードを受信することに少なくとも部分的に基づいて、オンライン注文ユーザインターフェースを介して提示されるオンラインメニューに関連付けられたデータへアクセスすることと、
    前記プログレッシブウェブアプリケーションによって前記ウェブブラウザを介して提示されるべき前記アイテムのメニューを生成するために、前記オンラインメニューに関連付けられた前記データを修正することと、をさらに含む、
    請求項１１に記載の１つ以上のコンピュータ可読媒体。
15. サービスプロバイダの少なくとも１つのサーバコンピューティングデバイスによって実行される方法であって、前記方法は、
    （ｉ）前記サービスプロバイダに関連付けられた商人の実店舗、及び、（ｉｉ）前記実店舗内の指定座席エリアに関連付けられた識別にアクセスすることと、
    前記識別に少なくとも部分的に基づいて識別コードを生成することであって、前記識別コードは前記実店舗における前記指定座席エリアに近接して配置されるように構成される、識別コードを生成することと、
    前記実店舗における前記指定座席エリアの顧客のコンピューティングデバイスから前記識別コードの指示を受信することと、
    前記顧客の前記コンピューティングデバイスのウェブブラウザを介して前記顧客の前記コンピューティングデバイス上にプログレッシブウェブアプリケーションがダウンロードされるようにすることであって、前記プログレッシブウェブアプリケーションは前記商人による販売のために提供されるアイテムのメニューを、前記ウェブブラウザを介して提示させる、プログレッシブウェブアプリケーションがダウンロードされるようにすることと、
    前記顧客の前記コンピューティングデバイスから、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された入力を介して、前記アイテムのメニューのアイテムに対する注文を受信することであって、前記注文は前記実店舗の識別及び前記指定座席エリアの識別に関連付けられる、アイテムに対する注文を受信することと、
    前記顧客の支払機器に関連付けられた支払いデータを受信することと、
    前記支払いデータに少なくとも部分的に基づいて少なくとも前記注文に対する支払いを処理することと、を含む、
    方法。
16. 前記プログレッシブウェブアプリケーションは、（ｉ）前記顧客の前記コンピューティングデバイスの前記ウェブブラウザのメインスレッドとは別個のバックグラウンドスレッドにおいてクライアント側コードを実行するように構成され、（ｉｉ）前記プログレッシブウェブアプリケーションと前記サービスプロバイダの前記少なくとも１つのサーバコンピューティングデバイスとの間の通信をプログラム的に管理するために、スクリプト可能なネットワークプロキシを前記ウェブブラウザに提供する、オブジェクトに関連付けられ、
    前記プログレッシブウェブアプリケーションの少なくとも一部は、前記プログレッシブウェブアプリケーションとの将来の対話のために前記オブジェクトによってキャッシュされる、
    請求項１５に記載の方法。
17. 前記識別コードの前記指示は顧客ＩＤに関連付けられ、前記方法は、
    前記顧客ＩＤに関連付けられた顧客データにアクセスすることと、
    前記顧客データに少なくとも部分的に基づいて前記アイテムのメニューを生成することと、をさらに含む、
    請求項１５に記載の方法。
18. 前記顧客が前記実店舗にいる間に、又は、前記顧客が前記実店舗を離れた後に、前記支払いデータは受信される、
    請求項１５に記載の方法。
19. 前記注文は第１の注文であり、前記アイテムは第１のアイテムであり、前記第１の注文は第１の時間に関連付けられ、前記方法は、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された別の入力を介して、前記第１の時間の後の第２の時間に、前記アイテムのメニューの第２のアイテムに対する第２の注文を受信することをさらに含み、前記ウェブブラウザは前記第１の時間と前記第２の時間との間で開いたままである、
    請求項１５に記載の方法。
20. 前記注文は第１の時間に関連付けられ、前記方法は、前記プログレッシブウェブアプリケーションによって受信された別の入力を介して、前記第１の時間の後の第２の時間に、少なくとも前記注文に関連付けられたチップ、又は、フィードバックのうちの少なくとも１つを受信することをさらに含み、前記ウェブブラウザは前記第１の時間と前記第２の時間との間で開いたままである、
    請求項１５に記載の方法。
21. 前記商人のコンピューティングデバイスから、前記識別を生成する前に、前記指定座席エリアが前記実店舗に追加されたという指示を受信することをさらに含み、前記識別コードを生成することは前記指示を受信することに少なくとも部分的にさらに基づくものである、
    請求項１５に記載の方法。

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