JP2023537057A - サイドリンクリレーシステムにおいてアダプテーション層を設計するためおよび障害を処理するための方法および装置 - Google Patents
サイドリンクリレーシステムにおいてアダプテーション層を設計するためおよび障害を処理するための方法および装置 Download PDFInfo
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Abstract
一実施形態によれば、方法は、ユーザ機器(UE)から無線リソース制御(RRC)設定要求を受信するステップであって、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されている、ステップと、基地局(BS)にRRC設定要求を送信するステップであって、リレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、BSから応答情報を受信するステップであって、応答情報がセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)およびUEの識別子(ID)の少なくとも一方を含む、ステップと、UEに応答情報を送信するステップとを含む。リレーUEは、リレーUEとBSとの間の無線リンク障害(RLF)が起こると、UEに通知を送信する必要がある。更には、リレーUEは、リレーUEとUEとの間のRLFが起こると、BSに通知を送信する必要がある。
Description
本出願の実施形態は、概してワイヤレス通信技術に関し、特にサイドリンクリレーシステムにおいてアダプテーション層を設計するためおよび障害を処理するための方法および装置に関する。
5Gワイヤレス通信技術へビークルツーエブリシング(V2X:Vehicle to Everything)が導入された。V2X通信のチャネル構造の観点から、2つのユーザ機器(UE)間の直接リンクはサイドリンクと呼ばれる。サイドリンクは、3GPP(登録商標)リリース12において導入されたロングタームエボリューション(LTE)機能であり、近接UE間の直接通信を可能にし、そしてデータは、基地局(BS)またはコアネットワークを経由する必要がない。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)では、ワイヤレス通信システムにおけるリレーノード(RN)の配備が促進される。RNを配備する1つの目的は、カバレッジ内に位置するまたは、比較的低信号品質に至ることがある、BSから離れているユーザ機器(UE)のスループットを改善することによってBSのカバレッジエリアを強化することである。RNは、一部の場合にはリレーUEとも名付けられてよい。リレーUEを含む3GPP 5Gサイドリンクシステムは、サイドリンクリレーシステムと名付けられてよい。
現在、3GPP 5G新無線(NR:New Radio)システム等では、サイドリンクリレーシステムにおいてアダプテーション層を設計するおよび障害を処理する仕方に関する詳細は、まだ具体的に議論されていない。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、リレーUEによって行われてよい。本方法は、UEから無線リソース制御(RRC)設定要求を受信するステップであって、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されている、ステップと、BSにRRC設定要求を送信するステップであって、リレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、BSから応答情報を受信するステップであって、応答情報がセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)およびUEの識別子(ID)の少なくとも一方を含む、ステップと、UEに応答情報を送信するステップとを含む。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。本装置は、コンピュータ実行可能命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路網と、送信回路網と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路網および送信回路網に結合されるプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに、リレーUEによって行われる応答情報を受信するための上述の方法を実装させる。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための更なる方法を提供する。本方法は、BSによって行われてよい。本方法は、リレーUEからRRC設定要求を受信するステップであって、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、かつリレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、リレーUEに応答情報を送信するステップであって、応答情報がC-RNTIおよびUEのIDの少なくとも一方を含む、ステップとを含む。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。本装置は、コンピュータ実行可能命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路網と、送信回路網と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路網および送信回路網に結合されるプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに、BSによって行われる応答情報を送信するための上述の方法を実装させる。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための更なる方法を提供する。本方法は、リレーUEによって行われてよい。本方法は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続を確立するステップと、リレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続を確立するステップと、UEとBSとの間のリンクのリレー接続を確立するステップと、UEとリレーUEとの間のリンク上に障害が発生しているかどうかを検出するステップと、リレーUEとUEとの間のリンク上に障害が発生しているとの検出に応答して、BSに障害情報を送信するステップとを含む。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。本装置は、コンピュータ実行可能命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路網と、送信回路網と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路網および送信回路網に結合されるプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに、リレーUEによって行われる障害情報を送信するための上述の方法を実装させる。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための更なる方法を提供する。本方法は、リレーUEによって行われてよい。本方法は、UEとBSとの間のリンクのリレー論理接続を確立するステップと、リレーUEとBSとの間のリンク上に障害が発生しているかどうかを検出するステップであって、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、かつリレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、リレーUEとBSとの間のリンク上に障害が発生しているとの検出に応答して、UEに障害通知を送信するステップとを含む。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。本装置は、コンピュータ実行可能命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路網と、送信回路網と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路網および送信回路網に結合されるプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに、リレーUEによって行われる障害通知を送信するための上述の方法を実装させる。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための更なる方法を提供する。本方法は、UEによって行われてよい。本方法は、リレーUEから障害と関連付けられた通知を受信するステップであって、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、リレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されており、かつ障害と関連付けられた通知がリレーUEとBSとの間のリンク上の障害を示す、ステップと、リレー再選択手順を開始するステップとを含む。
本出願の一部の実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。本装置は、コンピュータ実行可能命令を記憶している非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路網と、送信回路網と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路網および送信回路網に結合されるプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに、UEによって行われるリレー再選択手順を開始するための上述の方法を実装させる。
1つまたは複数の例の詳細が添付の図面および以下の説明に明らかにされる。他の特徴、目的および利点は、同説明および図面から、ならびに特許請求の範囲から明らかであろう。
本出願の利点および特徴を得ることができる方式を記載するために、本出願の説明は、添付の図面に例示される、その具体的な実施形態を参照することによってなされている。これらの図面は、本出願の実施形態例だけを描いており、そのため、その範囲を限定するとみなされるものではない。
添付の図面の詳細な説明は、本出願の好適な実施形態の説明として意図されており、本出願が実施され得る唯一の形態を表すとは意図されない。本出願の趣旨および範囲内に包含されると意図される種々の実施形態によって同じまたは同等の機能が達成され得ることが理解されるべきである。
ここで本出願の一部の実施形態が詳細に参照されることになり、その例が添付の図面に例示される。理解を容易にするために、実施形態は、3GPP 5G、3GPP LTEリリース8等などの、特定のネットワークアーキテクチャおよび新たなサービスシナリオの下で提供される。ネットワークアーキテクチャおよび新たなサービスシナリオの発展とともに、本出願における全ての実施形態が同様の技術的問題にも適用可能であることが企図され、その上、本出願に列挙される技術用語は変化し得るが、本出願の原理に影響すべきものではない。
図1は、本出願の一部の実施形態に従うワイヤレス通信システムの概要図を例示する。
図1に図示されるように、ワイヤレス通信システム100は、例示目的でUE101、BS102、ならびにリレーUE103を含む。特定の数のUE、リレーUEおよびBSが図1に描かれるが、任意の数のUE、リレーUEおよびBSがワイヤレス通信システム100に含まれてよいことが企図される。
UE101とBS102との間の遠距離のために、UE101とBS102は、リレーUE103を介して互いと通信する。UE101は、ネットワークインタフェース、例えば3GPP規格文書に規定されるようなPC5インタフェースを介してリレーUE103に接続されてよい。リレーUE103は、ネットワークインタフェース、例えば3GPP規格文書に規定されるようなUuインタフェースを介してBS102に接続されてよい。図1を参照すると、UE101は、PC5リンクを介してリレーUE103に接続され、リレーUE103は、Uuリンクを介してBS102に接続される。
本出願の一部の実施形態において、UE101またはリレーUE103は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、スマートテレビ(例えば、インターネットに接続されるテレビ)、セットトップボックス、ゲームコンソール、セキュリティシステム(セキュリティカメラを含む)、車両搭載コンピュータ、ネットワークデバイス(例えば、ルータ、スイッチおよびモデム)等などの、コンピューティングデバイスを含んでよい。
本出願の一部の更なる実施形態において、UE101またはリレーUE103は、ポータブルワイヤレス通信デバイス、スマートフォン、セルラ電話、折りたたみ式電話、加入者識別モジュールを有するデバイス、パーソナルコンピュータ、選択呼出受信回路網、またはワイヤレスネットワーク上で通信信号を送信および受信することが可能である任意の他のデバイスを含んでよい。
本出願の一部の他の実施形態において、UE101またはリレーUE103は、スマートウォッチ、フィットネスバンド、光学ヘッドマウントディスプレイ等などの、ウェアラブルデバイスを含んでよい。その上、UE101またはリレーUE103は、加入者ユニット、モバイル、移動局、ユーザ、端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、固定端末、加入者局、ユーザ端末もしくはデバイスと称され、または当該技術で使用される他の技術用語を使用して記載されてよい。
BS102は、地理的領域にわたって分散されてよい。本出願の或る実施形態において、BS102の各々は、アクセスポイント、アクセス端末、ベース、ベースユニット、マクロセル、ノードB、発展型ノードB(eNB)、gNB、ホームノードB、リレーノードもしくはデバイスと称され、または当該技術で使用される他の技術用語を使用して記載されてもよい。BS102は、一般に、1つまたは複数の対応するBS102に通信可能に結合される1つまたは複数のコントローラを含んでよい無線アクセスネットワークの一部である。
ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス通信信号を送信および受信することが可能である任意の種類のネットワークと互換性があってよい。例えば、ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス通信ネットワーク、セルラ電話ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ベースのネットワーク、符号分割多元接続(CDMA)ベースのネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのネットワーク、LTEネットワーク、3GPPベースのネットワーク、3GPP 5Gネットワーク、衛星通信ネットワーク、高高度プラットフォームネットワーク、および/または他の通信ネットワークと互換性がある。
本出願の一部の実施形態において、ワイヤレス通信システム100は、3GPPプロトコルの5G NRと互換性があり、BS102は、ダウンリンク(DL)上でOFDM変調方式を使用してデータを送信し、そしてUE101(例えば、UE101または他の同様のUE)は、離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重(DFT-S-OFDM)またはサイクリックプレフィックスOFDM(CP-OFDM)方式を使用してアップリンク(UL)上でデータを送信する。しかしながら、より一般的には、ワイヤレス通信システム100は、他のプロトコルの中で、一部の他のオープンまたは独自通信プロトコル、例えばWiMAXを実装してよい。
本出願の一部の実施形態において、BS102は、IEEE802.11ファミリのワイヤレス通信プロトコルなどの、他の通信プロトコルを使用して通信してよい。更に、本出願の一部の実施形態において、BS102は、ライセンススペクトルを通じて通信してよい一方、他の実施形態において、BS102は、アンライセンススペクトルを通じて通信してよい。本出願は、いかなる特定のワイヤレス通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装にも限定されることは意図されない。本出願の更に一部の実施形態において、BS102は、3GPP 5Gプロトコルを使用してUE101と通信してよい。
UE101は、BS102にアクセスして、ダウンリンクチャネルを介してBS102からデータパケットを受信しかつ/またはアップリンクチャネルを介してBS102にデータパケットを送信してよい。通常動作では、UE101は、BS102がいつUE101にデータパケットを送信するかを知らないので、UE101は、絶えず起動していて、BS102からデータパケットを受信する準備をするためにダウンリンクチャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH))を監視しなければならない。しかしながら、BS102とUE101との間にトラフィックがないときでもUE101が絶えずダウンリンクチャネルを監視し続ければ、それは著しい電力浪費に至るであろうし、電力が限られたUEまたは電力に敏感なUEにとって問題である。
図2は、本出願の一部の実施形態に従うサイドリンクRRC再構成手順の例証的なフローチャートを例示する。
図2に図示されるように、ステップ201で、UE(a)(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101)がUE(b)(例えば、図1に例示および図示されるようなリレーUE1013)にRRCReconfigurationSidelinkメッセージを送信することによってUE(b)に対するサイドリンクRRC再構成手順を開始する。
サイドリンクRRC再構成手順が正常に完了されれば、ステップ202で、UE(b)がUE(a)に「RRC再構成完了サイドリンクメッセージ」、例えば3GPP規格文書に規定されるようなRRCReconfigurationCompleteSidelinkメッセージを送信してよい。代替的に、サイドリンクRRC再構成手順が正常に完了されなければ、ステップ202で、UE(b)は、UE(a)に「RRC再構成障害サイドリンクメッセージ」、例えば3GPP規格文書に規定されるようなRRCReconfigurationFailureSidelinkメッセージを送信してよい。
サイドリンクRRC再構成手順の目的は、PC5 RRC接続を変更すること、例えばサイドリンクデータ無線ベアラ(DRB)を確立、変更または解放すること、NRサイドリンク測定および報告を構成すること、ならびにサイドリンクチャネル状態情報(CSI)基準信号リソースを構成することである。
UE(例えば、図2に例示および図示されるようなUE(a))がサイドリンクRRC再構成手順を開始し、次の場合に対応するPC5 RRC接続に動作を行ってよい:
- ピアUE(例えば、図2に例示および図示されるようなUE(b))と関連付けられたサイドリンクDRBの解放、
- ピアUEと関連付けられたサイドリンクDRBの確立、
- ピアUEと関連付けられたサイドリンクDRBのサイドリンク無線ベアラ(SLRB)-Configに含まれるパラメータに対する変更、
- NRサイドリンク測定および報告を行うためのピアUEの構成情報、ならびに
- サイドリンクCSI基準信号リソースの構成情報。
- ピアUE(例えば、図2に例示および図示されるようなUE(b))と関連付けられたサイドリンクDRBの解放、
- ピアUEと関連付けられたサイドリンクDRBの確立、
- ピアUEと関連付けられたサイドリンクDRBのサイドリンク無線ベアラ(SLRB)-Configに含まれるパラメータに対する変更、
- NRサイドリンク測定および報告を行うためのピアUEの構成情報、ならびに
- サイドリンクCSI基準信号リソースの構成情報。
NRサイドリンク通信が可能なUEは、サイドリンク無線リンク障害(RLF)(例えば、タイマT400満了)またはサイドリンクRRC再構成障害が宣言されたことをネットワークまたはBSに報告するために、NRのためのサイドリンクUE情報の手順を開始してよい。
以下の表は、3GPP規格文書に規定されるようなタイマT400の導入を示し、タイマのための開始条件、停止条件、満了時の動作および取り得る一般名を含む。
図3は、本出願の一部の実施形態に従うサイドリンクUE情報手順の例証的なフローチャートを例示する。
図3に図示されるように、ステップ301で、UE(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101または図2に例示および図示されるようなUE(a))がBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)に「サイドリンクUE情報NRメッセージ」、例えば3GPP規格文書に規定されるようなSidelinkUEinformationNRメッセージを送信する。具体的には、sidelinkUEinformationNRメッセージは、サイドリンク障害情報を含んでよい。サイドリンク障害情報は、サイドリンク先IDおよびサイドリンク障害原因を含んでよい。
現在、3GPP 5G NR下のサイドリンクリレーシステムでは、アダプテーション層を設計するおよび障害を処理する仕方に関する詳細は、まだ具体的に議論されていない。本出願の実施形態は、サイドリンクリレーシステムにおいて障害処理手順、例えば、リレーUEがUEに対して、リレーUEと別のUEとの間のリンクのRLFが起こったときにまたはリレーUEが別のUEからRRCReconfigurationFailureSidelinkメッセージを受信したときに、障害通知を報告するかどうか、を提供する。更なる詳細が、添付の図面と組み合わせた以下の本文に例示されることになる。
図4は、本出願の一部の実施形態に従うサイドリンクアダプテーションプロトコル(SLAP)層を持つ例証的なプロトコルスタックを例示する。
図4の実施形態は、UE1(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101、図2に例示および図示されるようなUE(a)、または図3に例示および図示されるようなUE)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるようなリレーUE103または図2に例示および図示されるようなUE(b))、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102、または図3に例示および図示されるようなBS)の各側にプロトコルスタックを図示する。UE1は、PC-5インタフェースを介してリレーUEに接続されており、これはPC5インタフェースとも名付けられてよい。リレーUEは、Uuインタフェースを介してBSに接続される。
特に、図4に図示されるように、UE1側は、PC5-PHY、PC5-MAC、PC5-RLC、Uu-PDCPおよびUu-SDAPのプロトコル層を含む。リレーUE側は、PC5-PHY、PC5-MAC、PC5-RLC、Uu-PHY、Uu-MACおよびUu-RLCのプロトコル層を含む。BS側は、Uu-PHY、Uu-MAC、Uu-RLC、Uu-PDCPおよびUu-SDAPのプロトコル層を含む。本出願の一部の実施形態によれば、リレーUE側およびBS側は、図4に図示されるように、SLAP層を更に含む。SLAP層を使用する具体例が、以下の実施形態、例えば図5および図6に記載される。
図5は、本出願の一部の実施形態に従う応答情報を受信するための方法のフローチャートを例示する。本方法は、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103または図2に例示および図示されるようなUE(b))によって行われてよい。UEに関して記載されるが、他のデバイスが図5のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図5に図示されるような例証的な方法500において、動作501で、リレーUEがUE(例えば、図1に例示および図示されるUE101)からRRC設定要求を受信する。動作502で、リレーUEは、BS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102、または図3に例示および図示されるようなBS)にRRC設定要求を送信する。図5の実施形態は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、かつリレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されていることを前提とする。
動作503で、リレーUEは、BSから応答情報を受信する。応答情報は、C-RNTIおよびUEのIDの少なくとも一方を含む。一例では、C-RNTIおよびUEのIDの少なくとも一方は、リレーUEのSLAP層のヘッダに使用される。
動作504で、リレーUEは、UEに応答情報を送信する。一例では、応答情報は、C-RNTIとUEのIDとの間のマッピング関連付けを含む。応答情報は、リレーUEのSLAP層の構成情報を更に含んでよい。更なる例では、応答情報は、UEとBSとの間の論理チャネルのIDを含む。具体的には、リレーUEまたはBSは、パケットデータユニット(PDU)形式のヘッダに含まれるように縮小サイズのUE IDを構成してよい。そのため、C-RNTIと縮小サイズのUE IDとの間のマッピングが構成されるはずである。
別の例では、応答情報は、「UEとリレーUEとの間の論理チャネルのID」と「リレーUEとBSとの間の論理チャネルのID」との間のマッピング関連付けを含む。言い換えれば、この例では、第1のUEとリレーUEとの間の論理チャネルのIDがPDU形式のヘッダに含まれる。リレーUEが1つの論理チャネルIDでUEからパケットを受信した後、リレーUEは、マッピング関連付けに基づいてリレーUEとBSとの間の論理チャネルの対応するIDにこのパケットを含むこのPDUを伝達することになる。
追加の例では、応答情報は、「UEとリレーUEとの間の論理チャネルのID」と「UEとBSとの間の論理チャネルのID」との間のマッピング関連付けを含む。言い換えれば、この例では、第1のUEとBSとの間の論理チャネルのIDがPDU形式のヘッダに含まれる。リレーUEが1つの論理チャネルIDでUEからパケットを受信した後、リレーUEは、PDU形式のヘッダにマッピング関連付けに基づいてUEとBSとの間の論理チャネルのこのIDを追加し、そしてマッピング関連付けに基づいてリレーUEとBSとの間の1つの論理チャネルにこのパケットを含むこのPDUを伝達することになる。
一実施形態において、リレーUEは、UEからRRC設定完了メッセージを更に受信し、そしてBSにRRC設定完了メッセージを送信する。
更なる実施形態において、リレーUEは、UEから、異なるUEベアラと関連付けられた1つまたは複数のパケットを受信する。次いで、リレーUEは、BSに、SLAP PDUを送信するが、これに、受信した1つまたは複数のパケットを含む。SLAP PDUのヘッダは、1つまたは複数のパケットに関連した1つまたは複数の論理チャネルIDを含んでよい。1つまたは複数の論理チャネルIDは、「UEとリレーUEとの間の論理チャネルのID」または「UEとBSとの間の論理チャネルのID」でよい。すなわち、異なるUEベアラと関連付けられた複数パケットを1つのPDU形式に多重化できる。複数論理チャネルIDがヘッダに追加されるはずである。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば、BSから受信される応答情報に関する詳細)が図5の実施形態に対して適用可能である。その上、図5の実施形態に記載される詳細は、図1~図4および図6~図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
図6は、本出願の一部の実施形態に従う応答情報を送信するための方法のフローチャートを例示する。本方法は、BS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102、または図3に例示および図示されるようなBS)によって行われてよい。BSに関して記載されるが、他のデバイスが図6のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図6に図示されるような例証的な方法600において、動作601で、BSがリレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103または図2に例示および図示されるようなUE(b))からRRC設定要求を受信する。図6の実施形態は、UE(例えば、図1に例示および図示されるUE101)とリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、かつリレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されていることを前提とする。動作602で、BSは、リレーUEに応答情報を送信する。応答情報は、C-RNTIおよびUEのIDの少なくとも一方を含む。
図6の実施形態における応答情報は、図5の実施形態における応答情報のそれらと同様の形式または内容である。例えば、図5の実施形態と同様に、図6の実施形態において、応答情報は、C-RNTIとUEのIDとの間のマッピング関連付けを含んでよい。応答情報は、UEとBSとの間の論理チャネルのIDを更に含んでよい。
一例では、BSは、リレーUEからRRC設定完了メッセージを受信する。例えば、UEがリレーUEにRRC設定完了メッセージを送信し、次いでリレーUEがBSにRRC設定完了メッセージを送信する。
更なる例では、BSは、リレーUEからSLAP PDUを受信する。SLAP PDUは、異なるUEベアラと関連付けられた1つまたは複数のパケットを含む。1つまたは複数のパケットは、UEから送信される。図6の実施形態におけるSLAP PDUは、図5の実施形態におけるSLAP PDUのそれらと同様の形式または内容でよい。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば、リレーUEに送信される応答情報に関する詳細)が図6の実施形態に対して適用可能である。その上、図6の実施形態に記載される詳細は、図1~図5および図7~図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
以下の本文は、図5および図6に図示および例示されるような方法の具体的な実施形態1を記載する。
実施形態1
実施形態1によれば、UE(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)UE101とリレーUE103との間のPC5リンクのRRC接続が既に確立されている。リレーUEとBS102との間のUuリンクのRRC接続が既に確立されている。
(2)UE101がリレーUE103にRRC設定要求を送信する。
(3)リレーUE103がBS102にRRC設定要求を転送する。
・RRC設定要求は、別のRRCメッセージ、例えばRRCReconfigurationSidelinkメッセージに含めることができる。すなわち、リレーUE103は、BS102に、RRC設定要求を含む、RRCReconfigurationSidelinkメッセージを送信してよい。
(4)BS102がリレーUE103に、応答を含むRRC再構成メッセージを送信する。応答は、リレーUE103によってリレーされてUE101に送信される。
・リレーUE103によってリレーされるRRC再構成メッセージは、UE101のC-RNTIを含んでよい。RRC再構成メッセージは、C-RNTIとUE101のIDとの間のマッピング関連付けを更に含んでよい。C-RNTIおよびUE101のIDの少なくとも一方がリレーUE103のSLAP層のヘッダに含まれることになる。
(5)リレーUE103がUE101に応答を転送する。
・RRC設定要求を受信した後、BS102がリレーUE103を介してUE101にRRC設定メッセージを送信してよい。RRC設定メッセージは、リレーUE103によって転送される応答に含まれてよい。
(6)UE101がリレーUE103を介してBS102にRRC設定完了メッセージを送信する。
・UE101のID、例えばC-RNTIがRRC設定完了メッセージに追加されるべきである。
(7)UE101がリレーUE103に、異なる論理チャネルIDと関連付けられたデータパケットを送信するであろう。
(8)リレーUE103が、異なる論理チャネルIDと関連付けられた複数データパケットを受信した後、リレーUE103がBS102にPDU形式を送信してよい。
・異なるUEベアラと関連付けられた複数データパケットは、1つのPDU形式に多重化できる。
・複数論理チャネルIDがPDU形式のヘッダに追加されるはずである。
(9)BS102が、異なるUEベアラと関連付けられる複数データパケットを含むPDU形式を受信する。
・BS102は、PDU形式のヘッダ内の論理チャネルIDに基づいて異なるUEベアラを区別できる。
実施形態1によれば、UE(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)UE101とリレーUE103との間のPC5リンクのRRC接続が既に確立されている。リレーUEとBS102との間のUuリンクのRRC接続が既に確立されている。
(2)UE101がリレーUE103にRRC設定要求を送信する。
(3)リレーUE103がBS102にRRC設定要求を転送する。
・RRC設定要求は、別のRRCメッセージ、例えばRRCReconfigurationSidelinkメッセージに含めることができる。すなわち、リレーUE103は、BS102に、RRC設定要求を含む、RRCReconfigurationSidelinkメッセージを送信してよい。
(4)BS102がリレーUE103に、応答を含むRRC再構成メッセージを送信する。応答は、リレーUE103によってリレーされてUE101に送信される。
・リレーUE103によってリレーされるRRC再構成メッセージは、UE101のC-RNTIを含んでよい。RRC再構成メッセージは、C-RNTIとUE101のIDとの間のマッピング関連付けを更に含んでよい。C-RNTIおよびUE101のIDの少なくとも一方がリレーUE103のSLAP層のヘッダに含まれることになる。
(5)リレーUE103がUE101に応答を転送する。
・RRC設定要求を受信した後、BS102がリレーUE103を介してUE101にRRC設定メッセージを送信してよい。RRC設定メッセージは、リレーUE103によって転送される応答に含まれてよい。
(6)UE101がリレーUE103を介してBS102にRRC設定完了メッセージを送信する。
・UE101のID、例えばC-RNTIがRRC設定完了メッセージに追加されるべきである。
(7)UE101がリレーUE103に、異なる論理チャネルIDと関連付けられたデータパケットを送信するであろう。
(8)リレーUE103が、異なる論理チャネルIDと関連付けられた複数データパケットを受信した後、リレーUE103がBS102にPDU形式を送信してよい。
・異なるUEベアラと関連付けられた複数データパケットは、1つのPDU形式に多重化できる。
・複数論理チャネルIDがPDU形式のヘッダに追加されるはずである。
(9)BS102が、異なるUEベアラと関連付けられる複数データパケットを含むPDU形式を受信する。
・BS102は、PDU形式のヘッダ内の論理チャネルIDに基づいて異なるUEベアラを区別できる。
図7は、本出願の一部の実施形態に従う障害情報を送信するための方法のフローチャートを例示する。本方法は、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103または図2に例示および図示されるようなUE(b))によって行われてよい。UEに関して記載されるが、他のデバイスが図7のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図7に図示されるような例証的な方法700において、動作701で、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)がUE(例えば、図1に例示および図示されるUE101)とリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続を確立する。
動作702で、リレーUEは、リレーUEとBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102、または図3に例示および図示されるようなBS)との間のリンクのRRC接続を確立する。動作703で、リレーUEは、UEとBSとの間のリンクのリレー接続を確立する。
動作704で、リレーUEは、UEとリレーUEとの間のリンク上に障害が発生しているかどうかを検出する。動作705で、UEとリレーUEとの間のリンク上に障害が発生しているとリレーUEが検出すれば、リレーUEは、BSに障害情報を送信する。例えば、障害情報は、
・サイドリンクUE情報メッセージ、例えば3GPP規格文書に規定されるようなSidelinkUEinformationメッセージ、
・リレーUEのSLAP層における制御PDU、および
・媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)の1つに含まれてよい。
・サイドリンクUE情報メッセージ、例えば3GPP規格文書に規定されるようなSidelinkUEinformationメッセージ、
・リレーUEのSLAP層における制御PDU、および
・媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)の1つに含まれてよい。
一部の実施形態において、障害情報は、BSによって構成されるUE IDを含む。UE IDは、C-RNTIまたはUEのIDでよい。UE IDは、リレーUEのSLAP層のヘッダに使用できる。
一部の他の実施形態において、障害情報は、障害原因、UEのID、およびリレーUEのIDの少なくとも1つを含む。障害原因は、リッスンビフォアトーク(LBT)障害またはビーム障害回復障害であり得る。
一部の実施形態において、以下の条件の少なくとも1つに基づいて、リレーUEは、UEとリレーUEとの間のリンク上に障害が発生していると検出する:
・リレーUEの無線リンク制御(RLC)エンティティの再送信の最大数に達したこと、
・サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマの満了、
・連続ハイブリッド自動再送要求(HARQ)不連続送信(DTX)の最大数に達したこと、
・完全性チェック障害、
・LBT障害、および
・ビーム障害回復障害。
・リレーUEの無線リンク制御(RLC)エンティティの再送信の最大数に達したこと、
・サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマの満了、
・連続ハイブリッド自動再送要求(HARQ)不連続送信(DTX)の最大数に達したこと、
・完全性チェック障害、
・LBT障害、および
・ビーム障害回復障害。
一部の実施形態において、リレーUEは、UEにRRC再構成サイドリンクメッセージを送信する。一部の場合には、リレーUEは、UEからRRC再構成障害サイドリンクメッセージを更に受信する。RRC再構成障害サイドリンクメッセージを受信すると、リレーUEは、UEとリレーUEとの間のリンク上に障害が発生していると検出する。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば、UEとリレーUEとの間のリンク上の障害を処理する仕方の詳細)が、図7の実施形態に対して適用可能である。その上、図7の実施形態に記載される詳細は、図1~図6および図8~図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
以下の本文は、図7に図示および例示されるような方法の具体的な実施形態2を記載する。
実施形態2
実施形態2によれば、UE(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)UE101とリレーUE103との間のPC5リンクのRRC接続が既に確立されている。リレーUEとBS102との間のUuリンクのRRC接続が既に確立されている。
(2)UE101とBS102との間のリンクのリレーRRC接続が確立される。リンクのRRCリレー接続は、論理リンクであり、そしてUE101とBS102との間の「エンドツーエンドリンク」とも名付けられてよい。
(3)リレーUE103の以下の取り得るステップがあり得る:
・ステップ(3a):以下の条件の少なくとも1つが起こるとリレーUE103がUE101とリレーUE103との間のサイドリンクRLFを検出する:
特定の宛先(すなわち、UE101)に対する再送信の最大数に達したというリレーUE103のサイドリンクRLCエンティティからの指示に応じて、または
タイマT400の満了に応じて、または
特定の宛先に対する連続HARQ DTXの最大数に達したというリレーUE103のサイドリンクMACエンティティからの指示に応じて、または
SL-SRB2(サイドリンクシグナリング無線ベアラ2)またはSL-SRB3に関するリレーUE103のサイドリンクPDCPエンティティからの完全性チェック障害指示に応じて:
a)LBT障害、または
b)ビーム障害回復障害。
・ステップ(3b):リレーUE103がUE101にRRCReconfigurationSidelinkメッセージを送信した後、リレーUE103がUE101からRRCReconfigurationFailureSidelinkメッセージを受信する。
(4)リレーUE103がBS102に障害情報を報告する。障害情報は、以下の異なるケース1-1~1-4に従って異なってよい。
・ケース1-1:UE101とリレーUE103との間のサイドリンクRLFが起こる。リレーUEがサイドリンクRLFを宣言することになる。
・ケース1-2:リレーUE103がUE101からRRCReconfigurationFailureSidelinkメッセージを受信する。
-ケース1-1およびケース1-2に対して:
リレーUE103がBS102に、構成されたUE IDを含む障害情報を報告する。BS102によって構成されたUE IDは、リレーUE103のSLAP層において使用されるC-RNTIまたはUE IDであり得る。
障害情報を送信するためにSidelinkUEinformationメッセージまたはSLAP層における制御PDUを使用できる。
・ケース1-3:UE101とリレーUE103との間のPC5リンクにアンライセンススペクトルが使用される。BS102にLBT障害が示される必要があり得る。
-ケース1-3に対して:
新たな原因(例えば、LBT障害)がSidelinkUEinformationメッセージに追加されるはずである、かつ
対応するUE IDも必要とされる。例えば、UE101のIDおよびリレーUE103のIDの少なくとも一方がSidelinkUEinformationメッセージに含まれる。
・ケース1-4:UE101とリレーUE103との間のリンクにFR2が使用される。BS102にビーム障害関連情報が示され得る。
-ケース1-4に対して:
FR2において、BS102またはリレーUE103は、一組の利用可能なビームを構成することになる。一旦全てのビームに障害があると、リレーUE103は、BS102のサービングセルにビーム障害回復障害ならびに対応するUE ID(例えば、UE101のIDおよびリレーUE103のIDの少なくとも一方)を報告する。
実施形態2によれば、UE(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)UE101とリレーUE103との間のPC5リンクのRRC接続が既に確立されている。リレーUEとBS102との間のUuリンクのRRC接続が既に確立されている。
(2)UE101とBS102との間のリンクのリレーRRC接続が確立される。リンクのRRCリレー接続は、論理リンクであり、そしてUE101とBS102との間の「エンドツーエンドリンク」とも名付けられてよい。
(3)リレーUE103の以下の取り得るステップがあり得る:
・ステップ(3a):以下の条件の少なくとも1つが起こるとリレーUE103がUE101とリレーUE103との間のサイドリンクRLFを検出する:
特定の宛先(すなわち、UE101)に対する再送信の最大数に達したというリレーUE103のサイドリンクRLCエンティティからの指示に応じて、または
タイマT400の満了に応じて、または
特定の宛先に対する連続HARQ DTXの最大数に達したというリレーUE103のサイドリンクMACエンティティからの指示に応じて、または
SL-SRB2(サイドリンクシグナリング無線ベアラ2)またはSL-SRB3に関するリレーUE103のサイドリンクPDCPエンティティからの完全性チェック障害指示に応じて:
a)LBT障害、または
b)ビーム障害回復障害。
・ステップ(3b):リレーUE103がUE101にRRCReconfigurationSidelinkメッセージを送信した後、リレーUE103がUE101からRRCReconfigurationFailureSidelinkメッセージを受信する。
(4)リレーUE103がBS102に障害情報を報告する。障害情報は、以下の異なるケース1-1~1-4に従って異なってよい。
・ケース1-1:UE101とリレーUE103との間のサイドリンクRLFが起こる。リレーUEがサイドリンクRLFを宣言することになる。
・ケース1-2:リレーUE103がUE101からRRCReconfigurationFailureSidelinkメッセージを受信する。
-ケース1-1およびケース1-2に対して:
リレーUE103がBS102に、構成されたUE IDを含む障害情報を報告する。BS102によって構成されたUE IDは、リレーUE103のSLAP層において使用されるC-RNTIまたはUE IDであり得る。
障害情報を送信するためにSidelinkUEinformationメッセージまたはSLAP層における制御PDUを使用できる。
・ケース1-3:UE101とリレーUE103との間のPC5リンクにアンライセンススペクトルが使用される。BS102にLBT障害が示される必要があり得る。
-ケース1-3に対して:
新たな原因(例えば、LBT障害)がSidelinkUEinformationメッセージに追加されるはずである、かつ
対応するUE IDも必要とされる。例えば、UE101のIDおよびリレーUE103のIDの少なくとも一方がSidelinkUEinformationメッセージに含まれる。
・ケース1-4:UE101とリレーUE103との間のリンクにFR2が使用される。BS102にビーム障害関連情報が示され得る。
-ケース1-4に対して:
FR2において、BS102またはリレーUE103は、一組の利用可能なビームを構成することになる。一旦全てのビームに障害があると、リレーUE103は、BS102のサービングセルにビーム障害回復障害ならびに対応するUE ID(例えば、UE101のIDおよびリレーUE103のIDの少なくとも一方)を報告する。
図8は、本出願の一部の実施形態に従う障害通知を送信するための方法のフローチャートを例示する。本方法は、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103または図2に例示および図示されるようなUE(b))によって行われてよい。UEに関して記載されるが、他のデバイスが図8のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図8に図示されるような例証的な方法800において、動作801で、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)がUE(例えば、図1に例示および図示されるUE101)とBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102、または図3に例示および図示されるようなBS)との間のリンクのリレー論理接続を確立する。
動作802で、リレーUEは、リレーUEとBSとの間のリンク上に障害が発生しているかどうかを検出する。図8の実施形態は、UEとリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、かつリレーUEとBSとの間のリンクのRRC接続が確立されていることを前提とする。
動作803で、リレーUEがリレーUEとBSとの間のリンク上に障害が発生していると検出すれば、リレーUEは、UEに障害通知を送信する。リレーUEとBSとの間のリンク上に発生している障害はRLFであり得る。例えば、リレーUEがリレーUEとBSとの間のリンク上にRLFが発生していると検出すれば、障害通知はRLF通知である。
一実施形態において、リレーUEが成功RRC再確立手順を完了すれば、リレーUEは、成功回復通知を送信する。
更なる実施形態において、リレーUEがリレーUEとBSとの間のリンク上にRRC再確立障害を検出すれば、リレーUEは、回復障害通知を送信する。
一例では、障害通知、成功回復通知または回復障害通知は、
・RRCシグナリング、
・SLAP層における制御PDU、および
・MAC CEの1つに含まれてよい。
・RRCシグナリング、
・SLAP層における制御PDU、および
・MAC CEの1つに含まれてよい。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば、UEとリレーUEとの間のリンク上の障害を処理する仕方の詳細)が図8の実施形態に対して適用可能である。その上、図8の実施形態に記載される詳細は、図1~図7、図9および図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
図9は、本出願の一部の実施形態に従うリレー再選択手順を開始するための方法のフローチャートを例示する。本方法は、UE(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101、図2に例示および図示されるようなUE(a)、または図3に例示および図示されるようなUE)によって行われてよい。UEに関して記載されるが、他のデバイスが図9のそれと同様の方法を行うように構成され得ることが理解されるべきである。
図9の実施形態は、UE(例えば、図1に例示および図示されるUE101)とリレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103または図2に例示および図示されるようなUE(b))との間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、リレーUEとBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102、または図3に例示および図示されるようなBS)との間のリンクのRRC接続が確立されており、かつUEとBSとの間のリンクのRRCリレー接続が確立されていることを前提とする。
図9に図示されるような例証的な方法900において、動作901で、UEがリレーUEから障害と関連付けられた通知を受信する。障害と関連付けられた通知は、リレーUEとBSとの間のリンク上の障害を示す。一実施形態において、UEのアクセス層(AS)レイヤが、UEの非アクセス層(NAS)レイヤに障害と関連付けられた通知を送信する。
動作902で、UEは、リレー再選択手順を開始する。リレー再選択手順は、リレーUEとBSとの間のリンクのRLFが検出されたことを示す障害と関連付けられた通知に応答して開始されてよい。一例では、リレー再選択手順を開始したことに応じて、UEは、発見リソースプールを監視する。
一実施形態において、UEは、リレーUEから成功回復通知を受信する。成功回復通知を受信すると、UEは、リレー再選択手順を停止してもまたは発見リソースプールを監視することを停止してもよい。
更なる実施形態において、UEは、リレーUEから回復障害通知を受信する。リレー再選択手順は、リレーUEから回復障害通知を受信すると開始される。例えば、リレー再選択手順を開始している間、UEは、リレーUEから回復障害通知を受信したことに応答して発見リソースプールを監視する。次いで、UEは、第2のリレーUEを更に選択し、そしてUEと第2のリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続を確立してよい。
一例では、障害と関連付けられた通知、成功回復通知および回復障害通知の各々は、RRCシグナリング、SLAP層における制御PDU、またはMAC CEに含まれてよい。
本出願の他の全ての実施形態に記載される詳細(例えば、UEとリレーUEとの間のリンク上の障害を処理する仕方の詳細)が図9の実施形態に対して適用可能である。その上、図9の実施形態に記載される詳細は、図1~図8および図10の全ての実施形態に対して適用可能である。
以下の本文は、図8および図9に図示および例示されるような方法の具体的な実施形態3を記載する。
実施形態3
実施形態3によれば、UE(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)UE101とリレーUE103との間のPC5リンクのRRC接続が既に確立されている。リレーUEとBS102との間のUuリンクのRRC接続が既に確立されている。
(2)UE101とBS102との間のリンクのリレーRRC接続が確立される。リンクのRRCリレー接続は、論理リンクであり、そしてUE101とBS102との間の「エンドツーエンドリンク」とも名付けられてよい。
(3)以下の条件が満たされるとリレーUE103がUE101にRLF通知を送信する:
・ケース2-1:リレーUE103とBS102との間のRLFが起こる。
(4)UE101がリレーUE103からRLF通知を受信すると:
・UE101は、発見リソースプールを監視するようにトリガされ、そして
・UE101のASレイヤがUE101のNASレイヤにRLFの情報を伝達する。
(5)リレーUE103が、回復手順を完了すると成功回復通知を送信する。
・成功回復通知を受信した後、UE101は、リレー再選択手順を停止する、または
・成功回復通知を受信した後、UE101は、発見リソースプールを監視することを停止する。
(6)リレーUE103が回復手順の回復障害時にUE101に回復障害通知を送信する。
・UE101が回復障害通知を受信すると、UE101は、リレー再選択手順を開始するようにトリガされる。
実施形態3によれば、UE(例えば、図1に図示および例示されるようなUE101)、リレーUE(例えば、図1に例示および図示されるリレーUE103)、ならびにBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102)が以下のステップを行う:
(1)UE101とリレーUE103との間のPC5リンクのRRC接続が既に確立されている。リレーUEとBS102との間のUuリンクのRRC接続が既に確立されている。
(2)UE101とBS102との間のリンクのリレーRRC接続が確立される。リンクのRRCリレー接続は、論理リンクであり、そしてUE101とBS102との間の「エンドツーエンドリンク」とも名付けられてよい。
(3)以下の条件が満たされるとリレーUE103がUE101にRLF通知を送信する:
・ケース2-1:リレーUE103とBS102との間のRLFが起こる。
(4)UE101がリレーUE103からRLF通知を受信すると:
・UE101は、発見リソースプールを監視するようにトリガされ、そして
・UE101のASレイヤがUE101のNASレイヤにRLFの情報を伝達する。
(5)リレーUE103が、回復手順を完了すると成功回復通知を送信する。
・成功回復通知を受信した後、UE101は、リレー再選択手順を停止する、または
・成功回復通知を受信した後、UE101は、発見リソースプールを監視することを停止する。
(6)リレーUE103が回復手順の回復障害時にUE101に回復障害通知を送信する。
・UE101が回復障害通知を受信すると、UE101は、リレー再選択手順を開始するようにトリガされる。
図10は、本出願の一部の実施形態に従う障害処理手順のための装置の簡略ブロック図を例示する。
本出願の一部の実施形態において、装置1000はUE(例えば、図1に例示および図示されるようなUE101、図2に例示および図示されるようなUE(a)、または図3に例示および図示されるようなUE)でよく、図9に例示される方法を少なくとも行うことができる。
本出願の一部の他の実施形態において、装置1000はリレーUE(例えば、図1に例示および図示されるようなリレーUE103または図2に例示および図示されるようなUE(b))でよく、図7または図8に例示される方法を少なくとも行うことができる。
本出願の一部の追加の実施形態において、装置1000はBS(例えば、図1に例示および図示されるようなBS102または図3に例示および図示されるようなBS)でよく、図6に例示される方法を少なくとも行うことができる。
図10に図示されるように、装置1000は、少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006、ならびに少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004および少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006に結合される少なくとも1つのプロセッサ1008を含んでよい。
図10において、少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006および少なくとも1つのプロセッサ1008などの要素が単数で記載されるが、単数への限定が明記されない限り複数が企図される。本出願の一部の実施形態において、少なくとも1つの受信器1002および少なくとも1つの送信器1004は、送受信器などの、単一のデバイスへ結合される。本出願の一部の実施形態において、装置1000は、入力デバイス、メモリおよび/または他の部品を更に含んでよい。
本出願の一部の実施形態において、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体1006は、少なくとも1つの受信器1002、少なくとも1つの送信器1004および少なくとも1つのプロセッサ1008により、例えば図5~図9のいずれか1つに鑑みて記載されるような方法の動作を実装するようにプログラムされるコンピュータ実行可能命令を記憶していてよい。
当業者であれば、本明細書に開示される態様に関連して記載される方法の動作が、ハードウェアで直接、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現化され得ることを理解するであろう。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または任意の他の形態の公知の記憶媒体に常駐してよい。追加的に、一部の態様では、方法の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体上に1つのまたは任意の組合せもしくは集合のコードおよび/または命令として常駐してよく、コンピュータプログラム製品へ組み込まれてよい。
本開示がその具体的な実施形態とともに記載されたが、多くの代替、変更および変形が当業者に明らかであり得ることが明白である。例えば、実施形態の様々な構成要素が、その他の実施形態において交換、追加または置換され得る。また、各図の要素の全てが、開示した実施形態の動作のために必要であるわけではない。例えば、当業者であれば、単に独立請求項の要素を利用することによって本開示の教示を製作および使用することを可能にされるであろう。したがって、本明細書に記載される本開示の実施形態は、限定的でなく例示的であると意図される。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく様々な変更がなされ得る。
本文書において、用語「含む」、「含んでいる」またはその任意の他の変形は、非排他的な包含を網羅すると意図されており、そのため一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素だけを含むのではなく、明記されないまたはそのようなプロセス、方法、物品もしくは装置に固有でない他の要素を含み得る。「a(或る1つの)」「an」等によって先行される要素は、更なる制約なしには、その要素を含むプロセス、方法、物品または装置における追加の同一要素の存在を排除しない。また、用語「別の」は、少なくとも第2以降のものとして定義される。用語「有している」等は、本明細書で使用される場合、「含んでいる」として定義される。
100 ワイヤレス通信システム
101 UE
102 BS
103 リレーUE
1000 装置
1002 受信器
1004 送信器
1006 非一時的コンピュータ可読媒体
1008 プロセッサ
T400 タイマ
101 UE
102 BS
103 リレーUE
1000 装置
1002 受信器
1004 送信器
1006 非一時的コンピュータ可読媒体
1008 プロセッサ
T400 タイマ
Claims (46)
- リレーユーザ機器(UE)によって行われる方法であって、
UEから無線リソース制御(RRC)設定要求を受信するステップであり、前記UEと前記リレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されている、ステップと、
基地局(BS)にRRC設定要求を送信するステップであり、前記リレーUEと前記BSとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、
前記BSから応答情報を受信するステップであり、前記応答情報がセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)および前記UEの識別子(ID)の少なくとも一方を含む、ステップと、
前記UEに前記応答情報を送信するステップとを含む、方法。 - 前記C-RNTIおよび前記UEの前記IDの前記少なくとも一方が前記リレーUEのサイドリンクアダプテーションプロトコル(SLAP)層のヘッダに使用される、請求項1に記載の方法。
- 前記UEからRRC設定完了メッセージを受信するステップと、
前記BSに前記RRC設定完了メッセージを送信するステップと
を更に含む、請求項1に記載の方法。 - 前記応答情報が、
前記C-RNTIと前記UEの前記IDとの間のマッピング関連付けと、
前記リレーUEのSLAP層の構成情報とを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記応答情報が前記UEと前記BSとの間の論理チャネルのIDを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記応答情報が、
前記UEと前記リレーUEとの間の論理チャネルのIDと、前記リレーUEと前記BSとの間の論理チャネルのIDとの間のマッピング関連付けと、
前記UEと前記リレーUEとの間の前記論理チャネルの前記IDと、前記UEと前記BSとの間の論理チャネルのIDとの間のマッピング関連付けとの一方を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記UEから、異なるUEベアラと関連付けられた1つまたは複数のパケットを受信するステップと、
前記BSにSLAP PDUを送信するステップであり、前記SLAP PDUが前記1つまたは複数のパケットを含む、ステップと
を更に含む、請求項1に記載の方法。 - 前記SLAP PDUのヘッダが、前記1つまたは複数のパケットに関連した1つまたは複数の論理チャネルIDを含み、かつ前記1つまたは複数の論理チャネルIDが、
前記UEと前記リレーUEとの間の論理チャネルのIDと、
前記UEと前記BSとの間の論理チャネルのIDとの一方である、請求項7に記載の方法。 - 基地局(BS)によって行われる方法であって、
リレーユーザ機器(UE)から無線リソース制御(RRC)設定要求を受信するステップであり、UEと前記リレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続が確立されており、かつ前記リレーUEと前記BSとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、
前記リレーUEに応答情報を送信するステップであり、前記応答情報が、セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)および前記UEの識別子(ID)の少なくとも一方を含む、ステップとを含む、方法。 - 前記リレーUEからRRC設定完了メッセージを受信するステップであり、前記RRC設定完了メッセージが前記UEから前記リレーUEに送信される、ステップ
を更に含む、請求項9に記載の方法。 - 前記応答情報が、前記C-RNTIと前記UEの前記IDとの間のマッピング関連付けを含む、請求項9に記載の方法。
- 前記応答情報が前記UEと前記BSとの間の論理チャネルのIDを含む、請求項9に記載の方法。
- 前記応答情報が、
前記UEと前記リレーUEとの間の論理チャネルのIDと、前記リレーUEと前記BSとの間の論理チャネルのIDとの間のマッピング関連付けと、
前記UEと前記リレーUEとの間の前記論理チャネルの前記IDと、前記UEと前記BSとの間の論理チャネルのIDとの間のマッピング関連付けとの一方を含む、請求項9に記載の方法。 - 前記リレーUEからサイドリンクアダプテーションプロトコル(SLAP)PDUを受信するステップであり、前記SLAP PDUが、異なるUEベアラと関連付けられた1つまたは複数のパケットを含み、かつ前記1つまたは複数のパケットが前記UEから送信される、ステップ
を更に含む、請求項9に記載の方法。 - 前記SLAP PDUのヘッダが、前記1つまたは複数のパケットに関連した1つまたは複数の論理チャネルIDを含み、かつ前記1つまたは複数の論理チャネルIDが、
前記UEと前記リレーUEとの間の論理チャネルのIDと、
前記UEと前記BSとの間の論理チャネルのIDとの一方である、請求項9に記載の方法。 - リレーユーザ機器(UE)によって行われる方法であって、
UEと前記リレーUEとの間のリンクのPC5無線リソース制御(RRC)接続を確立するステップと、
前記リレーUEと基地局(BS)との間のリンクのRRC接続を確立するステップと、
前記UEと前記BSとの間のリンクのリレー接続を確立するステップと、
前記UEと前記リレーUEとの間の前記リンク上に障害が発生しているかどうかを検出するステップと、
前記UEと前記リレーUEとの間の前記リンク上に前記障害が発生しているとの検出に応答して、前記BSに障害情報を送信するステップとを含む、方法。 - 前記リレーUEの無線リンク制御(RLC)エンティティの再送信の最大数に達したことと、
サイドリンクのためのRRC再構成の送信のためのタイマの満了と、
連続ハイブリッド自動再送要求(HARQ)不連続送信(DTX)の最大数に達したことと、
完全性チェック障害と、
リッスンビフォアトーク(LBT)障害と、
ビーム障害回復障害と
の少なくとも1つに応答して、前記UEと前記リレーUEとの間の前記リンク上に前記障害が発生していると検出するステップを更に含む、請求項16に記載の方法。 - 前記UEにRRC再構成サイドリンクメッセージを送信するステップ
を更に含む、請求項16に記載の方法。 - 前記UEからRRC再構成障害サイドリンクメッセージを受信するステップと、
前記RRC再構成障害サイドリンクメッセージを受信したことに応答して、前記UEと前記リレーUEとの間の前記リンク上に前記障害が発生していると検出するステップと
を更に含む、請求項18に記載の方法。 - 前記障害情報が、
サイドリンクUE情報メッセージと、
前記リレーUEのサイドリンクアダプテーションプロトコル(SLAP)層における制御パケットデータユニット(PDU)と、
媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)との1つに含まれる、請求項16に記載の方法。 - 前記障害情報が、前記BSによって構成されるUE IDを含み、かつ前記UE IDが、
セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)と、
前記UEの識別子(ID)との一方である、請求項16に記載の方法。 - 前記UE IDが前記リレーUEのサイドリンクアダプテーションプロトコル(SLAP)層のヘッダに使用される、請求項21に記載の方法。
- 前記障害情報が、
障害原因と、
前記UEのIDと、
前記リレーUEのIDとの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の方法。 - 前記障害原因が、
リッスンビフォアトーク(LBT)障害と、
ビーム障害回復障害との一方である、請求項23に記載の方法。 - リレーユーザ機器(UE)によって行われる方法であって、
UEと基地局(BS)との間のリンクのリレー論理接続を確立するステップと、
前記リレーUEと前記BSとの間のリンク上に障害が発生しているかどうかを検出するステップであり、前記UEと前記リレーUEとの間のリンクのPC5無線リソース制御(RRC)接続が確立されており、かつ前記リレーUEと前記BSとの間のリンクのRRC接続が確立されている、ステップと、
前記リレーUEと前記BSとの間の前記リンク上に前記障害が発生しているとの検出に応答して、前記UEに障害通知を送信するステップとを含む、方法。 - 前記リレーUEと前記BSとの間の前記リンク上に発生している前記障害が無線リンク障害(RLF)である、請求項25に記載の方法。
- 前記リレーUEと前記BSとの間の前記リンク上に無線リンク障害(RLF)が発生しているとの検出に応答して、前記障害通知がRLF通知である、請求項25に記載の方法。
- 成功RRC再確立手順を完了したことに応答して、成功回復通知を送信するステップ
を更に含む、請求項25に記載の方法。 - 前記リレーUEと前記BSとの間の前記リンク上にRRC再確立障害を検出したことに応答して、回復障害通知を送信するステップ
を更に含む、請求項25に記載の方法。 - 前記障害通知、前記成功回復通知および前記回復障害通知の少なくとも1つが、
RRCシグナリングと、
サイドリンクアダプテーションプロトコル(SLAP)層における制御パケットデータユニット(PDU)と、
媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)との1つに含まれる、請求項25、28および29のいずれか一項に記載の方法。 - ユーザ機器(UE)によって行われる方法であって、
リレーUEから障害と関連付けられた通知を受信するステップであり、前記UEと前記リレーUEとの間のリンクのPC5無線リソース制御(RRC)接続が確立されており、前記リレーUEと基地局(BS)との間のリンクのRRC接続が確立されており、前記UEと前記BSとの間のリンクのRRCリレー接続が確立されており、かつ障害と関連付けられた前記通知が前記リレーUEと前記BSとの間のリンク上の障害を示す、ステップと、
リレー再選択手順を開始するステップとを含む、方法。 - 前記リレー再選択手順が、前記リレーUEと前記BSとの間の前記リンクの無線リンク障害(RLF)が検出されたことを示す障害と関連付けられた前記通知に応答して開始される、請求項31に記載の方法。
- 前記リレー再選択手順を開始するステップが、
発見リソースプールを監視するステップを更に含む、請求項31に記載の方法。 - 前記リレーUEから成功回復通知を受信するステップ
を更に含む、請求項31に記載の方法。 - 前記リレー再選択手順を停止するステップ、または
発見リソースプールを監視することを停止するステップ
を更に含む、請求項34に記載の方法。 - 前記リレーUEから回復障害通知を受信するステップ
を更に含む、請求項31に記載の方法。 - 前記リレー再選択手順が、前記リレーUEから前記回復障害通知を受信したことに応答して開始される、請求項36に記載の方法。
- 前記リレー再選択手順を開始するステップが、
前記リレーUEから回復障害通知を受信したことに応答して発見リソースプールを監視するステップを更に含む、請求項31に記載の方法。 - 前記UEのアクセス層(AS)レイヤによって、前記UEの非アクセス層(NAS)レイヤに障害と関連付けられた前記通知を送信するステップ
を更に含む、請求項31に記載の方法。 - 前記リレー再選択手順を開始するステップが、
第2のリレーUEを選択するステップと、
前記UEと前記第2のリレーUEとの間のリンクのPC5 RRC接続を確立するステップとを更に含む、請求項31に記載の方法。 - 障害と関連付けられた前記通知、前記成功回復通知および前記回復障害通知の少なくとも1つが、
RRCシグナリングと、
サイドリンクアダプテーションプロトコル(SLAP)層における制御パケットデータユニット(PDU)と、
媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)との1つに含まれる、請求項31、34、36および38のいずれか一項に記載の方法。 - コンピュータ実行可能命令を記憶している少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体と、
少なくとも1つの受信回路網と、
少なくとも1つの送信回路網と、
前記少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体、前記少なくとも1つの受信回路網および前記少なくとも1つの送信回路網に結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記コンピュータ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1から8のいずれか一項に記載の方法を実装させる、
装置。 - コンピュータ実行可能命令を記憶している少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体と、
少なくとも1つの受信回路網と、
少なくとも1つの送信回路網と、
前記少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体、前記少なくとも1つの受信回路網および前記少なくとも1つの送信回路網に結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記コンピュータ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項9から15のいずれか一項に記載の方法を実装させる、
装置。 - コンピュータ実行可能命令を記憶している少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体と、
少なくとも1つの受信回路網と、
少なくとも1つの送信回路網と、
前記少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体、前記少なくとも1つの受信回路網および前記少なくとも1つの送信回路網に結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記コンピュータ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項16から24のいずれか一項に記載の方法を実装させる、
装置。 - コンピュータ実行可能命令を記憶している少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体と、
少なくとも1つの受信回路網と、
少なくとも1つの送信回路網と、
前記少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体、前記少なくとも1つの受信回路網および前記少なくとも1つの送信回路網に結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記コンピュータ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項25から30のいずれか一項に記載の方法を実装させる、
装置。 - コンピュータ実行可能命令を記憶している少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体と、
少なくとも1つの受信回路網と、
少なくとも1つの送信回路網と、
前記少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体、前記少なくとも1つの受信回路網および前記少なくとも1つの送信回路網に結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記コンピュータ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項31から41のいずれか一項に記載の方法を実装させる、
装置。
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