JP2023536970A - 送受信機装置、ネットワークエンティティ、および基地局 - Google Patents

送受信機装置、ネットワークエンティティ、および基地局 Download PDF

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Abstract

本開示は、送受信機装置であって、動作時に、送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する回路と、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて送信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて受信する送受信機と、を備えている、送受信機装置、を提供する。【選択図】図1

Description

本開示は、3GPP(登録商標)通信システムなどの通信システムにおける信号の送信および受信に関する。特に、本開示は、そのような送信および受信のための方法および装置に関する。
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:the 3rd Generation Partnership Project)は、次世代のセルラー技術(第5世代(5G)とも呼ばれる)の技術仕様に取り組んでいる。
1つの目的は、少なくとも拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced mobile broadband)、超高信頼・低遅延通信(URLLC:ultra-reliable low-latency communications)、大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive machine type communication)を含む、あらゆる使用シナリオ、要件、および配置シナリオ(例えば非特許文献1の6節を参照)に対処する、単一の技術的枠組みを提供することである。例えば、eMBBの配置シナリオには、屋内のホットスポット、密集都市部、郊外、都市部、および高速が含まれうる。URLLCの配置シナリオには、産業制御システム、モバイル健康管理(遠隔モニタリング、遠隔診断、および遠隔治療)、車両のリアルタイム制御、スマートグリッドの広域監視・制御システムが含まれうる。mMTCの配置シナリオには、スマートウェアラブルやセンサネットワークなど、データ伝送の遅延の影響が小さい多数の装置を使用するシナリオが含まれうる。eMBBサービスとURLLCサービスは、いずれも極めて広い帯域幅が要求される点において似ているが、URLLCサービスは、好ましくは極めて小さいレイテンシ(待ち時間)が要求される点において異なる。
第2の目的は、前方互換性を達成することである。ロングタームエボリューション(LTE、LTE-A)セルラーシステムへの後方互換性は要求されず、これにより、まったく新しいシステムの設計および/または新規の特徴の導入が促進される。
TR 38.913 version 15.0.0 3GPP TS 38.300 v15.6.0 3GPP TR 38.801 v14.0.0 3GPP TS 38.211 v15.6.0 TS 23.501 v16.1.0 TS 38.212 v15.6.0 TS 38.304 v15.4.0 TS 38.331 v15.6.0 3GPP TS 38.304 v15.3.0 3GPP TS 23.501 v15.10.0: "System architecture for the 5G System (5GS)" 3GPP TS 23.502 v15.10.0: "Procedures for the 5G System (5GS)" 3GPP TS 24.501 v15.6.0: "Non-Access Stratum (NAS) protocol for 5G Systems (5GS)" 3GPP TS 38.213 v15.6.0 3GPP TR 38.811, Study on New Radio (NR) to support non-terrestrial networks, version 15.0.0 3GPP TR 38.821, Solutions for NR to support non-terrestrial networks, version 0.3.0 3GPP TR 23 737, Study on architecture aspects for using satellite access in 5G (Release 17), version 17.0.0 3GPP TR 38.821 v.16.0.0: "Solutions for NR to support non-terrestrial networks (NTN)" 3GPP TS 38.331 v.16.1.0: "Radio Resource Control (RRC) protocol specification" 3GPP TS 24.501 v16.5.1: "Non-Access-Stratum (NAS) protocol for 5G systems (5GS)" 3GPP TS 38.413 v16.2.0: "NG Application Protocol (NGAP)"
非限定的かつ例示的な一実施形態は、無線通信ネットワークにおけるシグナリングオーバーヘッドを低減することを促進する改良された手順の提供を容易にする。
一実施形態において、本明細書に開示される技術は、送受信機装置であって、動作時に、送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する回路と、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて送信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて受信する送受信機と、を備えている、送受信機装置、を提供する。
なお、一般的または特定の実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらの任意の選択的な組合せとして実施できることに留意されたい。
開示されている実施形態のさらなる恩恵および利点は、本明細書および図面から明らかになるであろう。これらの恩恵および/または利点は、本明細書および図面の様々な実施形態および特徴によって個別に得ることができ、このような恩恵および/または利点の1つまたは複数を得るために、これらの特徴すべてを設ける必要はない。
以下では、例示的な実施形態について、添付の図および図面を参照しながらより詳細に説明する。
3GPP NRシステムの例示的なアーキテクチャを示している。 LTE eNB、gNB、およびUEの例示的なユーザプレーンおよび制御プレーンのアーキテクチャを示している。 NG-RANと5GCとの間の機能の分離を示した概略図である。 RRC接続確立/再設定手順のシーケンス図である。 拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、および超高信頼・低遅延通信(URLLC)の使用シナリオを示した概略図である。 非ローミングシナリオにおける例示的な5Gシステムのアーキテクチャを示したブロック図である。 第1の時刻における、移動するセルと静止したトラッキングエリアの状況を示している。 第1の時刻より後の第2の時刻における、移動するセルと静止したトラッキングエリアの状況を示している。 二国間の国境付近における、長方形パターンとしての地理的セルの可能な実現形態を示している。 二国間の国境付近における、六角形パターンとしての地理的セルの可能な実現形態を示している。 国境付近の地理的セルが複数のより小さな地理的セルに細分化されている、地理的セルの可能な実現形態を示している。 一実施形態に係るネットワークエンティティ、基地局、および送受信機装置の機能要素を示したブロック図である。 一実施形態に係る、送受信機装置によって実行される方法のステップを示している。 一実施形態に係る、ネットワークエンティティによって実行される方法のステップを示している。 複数の地理的セルを含む送受信機装置のトラッキングエリアを示している。 送受信機装置に割り当てられたトラッキングエリアを構成する地理的セルに重なる衛星基地局のカバレッジエリアを示している。 一実施形態に係る、基地局によって実行される方法のステップを示している。 一実施形態に係る、送受信機装置によって実行される方法のステップを示している。 一実施形態に係る、ネットワークエンティティによって実行される方法のステップを示している。 一実施形態に係る、基地局によって実行される方法のステップを示している。
<5G NRシステムのアーキテクチャおよびプロトコルスタック>
3GPPは、最大100GHzの周波数で動作する新しい無線アクセス技術(NR)の開発を含む第5世代セルラー技術(単に5Gと呼ばれる)の次のリリースに取り組んでいる。5G標準の最初のバージョンは、2017年の終わりに完了し、これにより、5G NR標準に準拠したスマートフォンの試験および商用展開に進むことができる。
特に、全体的なシステムアーキテクチャは、gNBを備えるNG-RAN(次世代-無線アクセスネットワーク:Next Generation - Radio Access Network)を想定しており、gNBは、UEに向かうNG無線アクセスユーザプレーン(SDAP/PDCP/RLC/MAC/PHY)プロトコルおよび制御プレーン(RRC)プロトコルを終端させる。gNBは、Xnインターフェイスによって互いに相互接続されている。さらにgNBは、次世代(NG)インターフェイスによってNGC(次世代コア:Next Generation Core)に接続され、より具体的には、NG-CインターフェイスによってAMF(アクセスおよびモビリティ管理機能:Access and Mobility Management Function)(例:AMFを実行する特定のコアエンティティ)に接続され、NG-UインターフェイスによってUPF(ユーザプレーン機能:User Plane Function)(例:UPFを実行する特定のコアエンティティ)に接続される。図1はNG-RANのアーキテクチャを示している(非特許文献2の4節を参照)。
様々な異なる配置シナリオをサポートすることができる(例えば非特許文献3を参照)。例えば、5G NRをサポートする基地局を配置することができる非集中型配置シナリオ(例えば非特許文献3の5.2節を参照、集中型配置は5.4節に記載されている)が提示されている。図2は、例示的な非集中型配置シナリオ(例えば非特許文献3の図5.2.-1を参照)を示しており、さらに、LTE eNBと、gNBおよびLTE eNBの両方に接続されているユーザ機器(UE)とを示している。NR 5Gのための新しいeNBは、例示的にgNBとも呼ばれ得る。eLTE eNBはeNBの発展型であり、EPC(Evolved Packet Core:進化したパケットコア)およびNGC(Next Generation Core:次世代コア)への接続をサポートする。
NRにおけるユーザプレーンプロトコルスタック(例えば非特許文献2の4.4.1節を参照)は、PDCP(パケットデータコンバージェンスプロトコル:Packet Data Convergence Protocol、非特許文献2の6.4節を参照)サブレイヤ、RLC(無線リンク制御:Radio Link Control、非特許文献2の6.3節を参照)サブレイヤ、およびMAC(媒体アクセス制御:Medium Access Control、非特許文献2の6.2節を参照)サブレイヤを含み、これらのサブレイヤは、ネットワーク側ではgNBにおいて終端する。これに加えて、PDCPの上に、アクセス層(AS)の新しいサブレイヤ(SDAP:サービスデータアダプテーションプロトコル:Service Data Adaptation Protocol)が導入される(例えば非特許文献2の6.5節を参照)。NRにおいても制御プレーンプロトコルスタックが定義されている(例えば非特許文献2の4.4.2節を参照)。レイヤ2の機能の概要は、非特許文献2の6節に記載されている。PDCPサブレイヤ、RLCサブレイヤ、およびMACサブレイヤの機能については、それぞれ非特許文献2の6.4節、6.3節、および6.2節に記載されている。RRCレイヤの機能は、非特許文献2の7節に記載されている。
媒体アクセス制御(MAC)層は、例えば、論理チャネルの多重化と、スケジューリングおよびスケジューリング関連機能(様々なヌメロロジーの処理を含む)を扱う。
物理層(PHY)は、例えば、符号化、PHY HARQ処理、変調、マルチアンテナ処理、適切な物理的時間-周波数リソースへの信号のマッピングの責務を担う。さらに物理層(PHY)は、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングを処理する。物理層(PHY)は、トランスポートチャネルの形でMAC層にサービスを提供する。物理チャネルは、特定のトランスポートチャネルの送信に使用される時間周波数リソースのセットに対応し、各トランスポートチャネルが、対応する物理チャネルにマッピングされる。1つの物理チャネルは、ランダムアクセスに使用されるPRACH(物理ランダムアクセスチャネル:Physical Random Access Channel)である。
NRのユースケース/配置シナリオには、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼・低遅延通信(URLLC)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)が含まれることがあり、これらのサービスは、データレート、レイテンシ、およびカバレッジに関して多様な要件を有する。例えばeMBBは、IMT-Advancedによって提供される3倍のオーダーのピークデータレート(ダウンリンクが20Gbps、アップリンクが10Gbps)およびユーザ体感データレートをサポートすることが期待される。これに対してURLLCの場合、より厳しい要件として、極めて低いレイテンシ(ユーザプレーンのレイテンシはアップリンクおよびダウンリンクそれぞれで0.5ms)および高い信頼性(1ms内で1~10-5)が課せられる。さらにmMTCでは、高い接続密度(都市環境では1kmあたり1,000,000個のデバイス)、過酷な環境における広いカバレッジ、デバイスコストを下げるための極めて長寿命のバッテリ(15年)が好ましくは要求されうる。
したがって、あるユースケースに適したOFDMヌメロロジー(例:サブキャリア間隔、OFDMシンボル持続時間、サイクリックプレフィックス(CP)持続時間、スケジューリング間隔あたりのシンボル数)が、別のユースケースではうまく機能しないことがある。例えば、低レイテンシのサービスでは、mMTCサービスよりも短いシンボル持続時間(したがってより大きいサブキャリア間隔)、および/または、スケジューリング間隔(TTIとも称される)あたりの少ないシンボル、が好ましくは要求されうる。さらには、チャネルの遅延スプレッドが大きい配置シナリオでは、遅延スプレッドが短いシナリオよりも長いサイクリックプレフィックス(CP)持続時間が好ましくは要求されうる。同程度のサイクリックプレフィックス(CP)オーバーヘッドを維持するため、遅延スプレッドに応じてサブキャリア間隔を最適化するべきである。NRでは、サブキャリア間隔の2つ以上の値がサポートされうる。したがって現在のところ、15kHz、30kHz、60kHz、...のサブキャリア間隔が検討されている。シンボル持続時間Tとサブキャリア間隔Δfは、式Δf=1/Tにより、直接関係している。LTEシステムの場合と同様に、1個のOFDM/SC-FDMAシンボルの長さに対する1つのサブキャリアから構成される最小リソース単位を表すのに、用語「リソースエレメント」を使用することができる。
新無線システム5G NRでは、各ヌメロロジーおよびキャリアごとに、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれにおいて、サブキャリアとOFDMシンボルのリソースグリッドが定義される。リソースグリッド内の各要素は、リソースエレメントと呼ばれ、周波数領域における周波数インデックスと時間領域におけるシンボル位置とに基づいて識別される(非特許文献4を参照)。
<NG-RANと5GCとの間の5G NR機能の分割>
図3は、NG-RANと5GCとの間での機能の分割を示している。NG-RANの論理ノードは、gNBまたはng-eNBである。5GCの論理ノードは、AMF、UPF、およびSMFである。
gNBおよびng-eNBは、特に次の主要機能を処理する。
- 無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、無線アドミッション制御(Radio Admission Control)、接続モビリティ制御(Connection Mobility Control)、アップリンクおよびダウンリンクの両方向におけるUEへの動的なリソース割当て(スケジューリング)など、無線リソース管理(Radio Resource Management)の機能
- IPヘッダ圧縮、暗号化、およびデータの完全性保護
- UEによって提供される情報からAMFへのルーティングを決定できないときのUEのアタッチ時のAMFの選択
- UPFへのユーザプレーンデータのルーティング
- AMFへの制御プレーン情報のルーティング
- 接続の確立および解放
- ページングメッセージのスケジューリングおよび送信
- (AMFまたはOAMから送られる)システムブロードキャスト情報のスケジューリングおよび送信
- モビリティおよびスケジューリングのための測定および測定報告の設定
- アップリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング
- セッション管理
- ネットワークスライシングのサポート
- QoSフロー管理およびデータ無線ベアラへのマッピング
- RRC_INACTIVE状態にあるUEのサポート
- NASメッセージの配信機能
- 無線アクセスネットワークシェアリング
- 二重接続
- NRとE-UTRA間の緊密なインターワーキング
アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)は、次の主要機能を処理する。
- 非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)シグナリングの終端
- NASシグナリングのセキュリティ
- アクセス層(AS:Access Stratum)のセキュリティ制御
- 3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのコアネットワーク(CN:Core Network)ノード間シグナリング
- アイドルモードUEの到達可能性(ページング再送の制御および実行を含む)
- レジストレーションエリア(Registration Area)管理
- システム内モビリティおよびシステム間モビリティのサポート
- アクセス認証
- ローミング権のチェックを含むアクセス認証
- モビリティ管理制御(サプスクリプションおよびポリシー)
- ネットワークスライシングのサポート
- セッション管理機能(SMF:Session Management Function)の選択
さらに、ユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function)は、次の主要機能を処理する。
- RAT内/RAT間モビリティのためのアンカーポイント(適用可能時)
- データネットワークとの相互接続の外部PDUセッションポイント
- パケットのルーティングおよび転送
- パケット検査およびポリシー規則施行のユーザプレーン部分
- トラフィック使用報告
- データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするためのアップリンク分類器
- マルチホームPDUセッションをサポートするためのブランチングポイント
- ユーザプレーンのQoS処理(例:パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート強制)
- アップリンクトラフィックの検証(SDFからQoSフローへのマッピング)
- ダウンリンクパケットのバッファリングおよびダウンリンクデータ通知のトリガーリング
最後に、セッション管理機能(SMF)は、次の主要機能を処理する。
- セッション管理
- UE IPアドレスの割当ておよび管理
- UP機能の選択および制御
- トラフィックを正しい宛先にルーティングするためのユーザプレーン機能(UPF)におけるトラフィックステアリングの設定
- ポリシー施行およびQoSの制御部分
- ダウンリンクデータ通知
<RRC接続の確立および再構成の手順>
図4は、UEがNAS部分においてRRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに遷移するときの、UE、gNB、およびAMF(5GCエンティティ)の間のインタラクションの一部を示している(非特許文献2を参照)。
RRCは、UEおよびgNBの設定に使用される上位層シグナリング(プロトコル)である。特に、この遷移では、AMFがUEコンテキストデータ(例:PDUセッションコンテキスト、セキュリティキー、UE無線能力、UEセキュリティ能力などを含む)を作成し、それをINITIAL CONTEXT SETUP REQUESTによってgNBに送る。次にgNBが、UEとのASセキュリティをアクティブにし、これはgNBがSecurityModeCommandメッセージをUEに送信し、UEがSecurityModeCompleteメッセージでgNBに応答することによって実行される。その後gNBは、再設定を実行してシグナリング無線ベアラ2(SRB2)およびデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)を確立し、これは、gNBがRRCReconfigurationメッセージをUEに送信し、これに応答してUEからのRRCReconfigurationCompleteをgNBが受信することによる。シグナリングのみの接続の場合、SRB2およびDRBが確立されないため、RRCReconfigurationに関連するこれらのステップはスキップされる。最後にgNBは、確立手順が完了したことを、INITIAL CONTEXT SETUP RESPONSEによってAMFに通知する。
したがって本開示では、第5世代コア(5GC:5th Generation Core)のエンティティ(例えばAMF、SMFなど)であって、動作時に、gNodeBとの次世代(NG)接続を確立する制御回路と、動作時に、gNodeBとユーザ機器(UE)との間のシグナリング無線ベアラを確立させるために、NG接続を介して初期コンテキスト設定メッセージをgNodeBに送信する送信器と、を備える、第5世代コアのエンティティ、が提供される。具体的には、gNodeBは、リソース割当て設定情報要素を含むRRC(無線リソース制御:Radio Resource Control)シグナリングを、シグナリング無線ベアラを介してUEに送信する。UEは、リソース割当て設定に基づいて、アップリンク送信またはダウンリンク受信を実行する。
<2020年以降のIMTの使用シナリオ>
図5は、5G NRのユースケースのいくつかを示している。3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)の新無線(3GPP NR)では、IMT-2020による様々なサービスおよびアプリケーションをサポートするために想定される3つのユースケースが考慮されている。拡張モバイルブロードバンド(eMBB)のフェーズ1の仕様は決定された。現在および今後の作業としては、eMBBのサポートをさらに拡張することに加えて、超高信頼・低遅延通信(URLLC)および大規模マシンタイプ通信の標準化が含まれる。図5は、2000年以降に想定されるIMTの使用シナリオのいくつかの例を示している。
URLLCのユースケースは、スループット、レイテンシ、可用性などの能力に関する厳しい要件を有し、産業製造や生産工程のワイヤレス制御、リモート医療手術、スマートグリッドにおける配電自動化、輸送の安全性など、将来の垂直アプリケーションを実現する手段の1つとして想定されている。URLLCの超高信頼性は、非特許文献1によって設定される要件を満たすための技術を特定することによってサポートされる。リリース15のNR URLLCでは、重要な要件として、UL(アップリンク)およびDL(ダウンリンク)それぞれで0.5msの目標ユーザプレーンレイテンシが含まれる。パケットの1回の送信における一般的なURLLCの要件は、1msのユーザプレーンレイテンシでパケットサイズ32バイトの場合にBLER(ブロック誤り率)1E-5である。
RAN1の観点から、信頼性を向上させる方法はいくつか考えられる。信頼性を向上させるための現在の範囲には、URLLC用の個別のCQIテーブルの定義、よりコンパクトなDCIフォーマット、PDCCHの繰り返しなどが含まれる。しかしながら、(NR URLLCの重要な要件について)NRがさらに安定し、開発が進むにつれて、超高信頼性を実現するための範囲が広がりうる。リリース15におけるNR URLLCの具体的なユースケースとしては、拡張現実/仮想現実(AR/VR)、eヘルス、eセーフティ、ミッションクリティカルなアプリケーションが挙げられる。
さらに、NR URLLCが対象とする技術強化は、レイテンシの改良および信頼性の向上を目標としている。レイテンシを改良するための技術強化としては、設定可能なヌメロロジー、柔軟なマッピングを使用する非スロットベースのスケジューリング、グラントフリー(設定済みグラント(configured grant))のアップリンク、データチャネルのスロットレベルの繰り返し、およびダウンリンクのプリエンプションが挙げられる。プリエンプションとは、リソースがすでに割り当てられている送信が中止され、すでに割り当てられているリソースが、後から要求された、より小さいレイテンシ/より高い優先度要件を有する別の送信に使用されることを意味する。したがって、すでに許可された送信が、より後の送信によってプリエンプトされる。プリエンプションは、サービスタイプに関係なく適用される。例えば、サービスタイプA(URLLC)の送信を、サービスタイプB(eMBBなど)の送信によってプリエンプトすることができる。信頼性の向上に関連する技術強化としては、1E-5の目標BLERのための専用CQI/MCSテーブルが挙げられる。
mMTC(大規模マシンタイプ通信)のユースケースは、非常に多数の接続されたデバイスが、一般には遅延の影響が小さい比較的少量のデータを送信することを特徴とする。デバイスは、低コストでありかつ極めて長いバッテリ寿命を有することが要求される。NRの観点からは、非常に狭い帯域幅部分を利用することは、UEの観点からの省電力を達成して長いバッテリ寿命を可能にするための1つの可能な解決策である。
上に述べたように、NRにおける信頼性の範囲が広がることが予測される。あらゆるケース、特にURLLCおよびmMTCの場合に必要な1つの重要な要件は、高信頼性または超高信頼性である。無線の観点およびネットワークの観点から、信頼性を向上させるためのいくつかのメカニズムを考えることができる。一般には、信頼性の向上に役立つ可能性のある重要な領域がいくつか存在する。これらの領域としては、コンパクトな制御チャネル情報、データチャネル/制御チャネルの繰り返し、周波数領域、時間領域、および/または空間領域に関連するダイバーシティが挙げられる。これらの領域は、特定の通信シナリオには関係なく、一般的に信頼性に適用可能である。
NR URLLCの場合、ファクトリーオートメーション、運輸業、配電など、より厳しい要件のさらなるユースケースが特定されている。より厳しい要件とは、ユースケースに応じて、より高い信頼性(最大10-6レベル)、より高い可用性、最大256バイトのパケットサイズ、数μsオーダーの時刻同期(周波数範囲に応じて1μsないし数μs)、0.5~1msオーダーの短いレイテンシ、特に0.5msの目標ユーザプレーンレイテンシである。
さらに、NR URLLCの場合、RAN1の観点からいくつかの技術的強化が確認されている。特に、PDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)に関連する強化として、コンパクトなDCI、PDCCHの繰り返し、PDCCH監視の増加などが挙げられる。また、UCI(アップリンク制御情報:Uplink Control Information)に関連する強化として、HARQ(ハイブリッド自動再送要求)の強化およびCSIフィードバックの強化が挙げられる。また、ミニスロットレベルのホッピングや再送/繰り返しの強化に関連するPUSCHの強化も認識されている。用語「ミニスロット」は、スロットよりも少ない数のシンボルを含むTTI(送信時間間隔:Transmission Time Interval)を意味する(スロットは14個のシンボルを含む)。
<QoS制御>
5G QoS(サービス品質)モデルは、QoSフローに基づいており、保証フロービットレートを必要とするQoSフロー(GBR QoSフロー)と、保証フロービットレートを必要としないQoSフロー(非GBR QoSフロー)の両方をサポートする。したがってNASレベルでは、QoSフローはPDUセッションにおけるQoS差別化の最も細かい粒度である。QoSフローは、PDUセッション内では、NG-Uインターフェイスを通じてカプセル化ヘッダ内で伝えられるQoSフローID(QFI)によって識別される。
5GCは、UEごとに1つまたは複数のPDUセッションを確立する。NG-RANは、UEごとに、PDUセッションと一緒に少なくとも1つのデータ無線ベアラ(DRB)を確立し、次にそのPDUセッションのQoSフローのための追加のDRBを、例えば図4を参照しながら上述したように設定することができる(いつ設定するかはNG-RANが決定する)。NG-RANは、異なるPDUセッションに属するパケットを異なるDRBにマッピングする。UEおよび5GCにおけるNASレベルのパケットフィルタによって、ULおよびDLのパケットがQoSフローに関連付けられ、UEおよびNG-RANにおけるASレベルのマッピング規則によって、ULおよびDLのQoSフローがDRBに関連付けられる。
図6は、5G NRの非ローミング基準アーキテクチャ(非特許文献5の4.23節を参照)を示している。アプリケーション機能(AF:Application Function)(例えば図5に例示的に記載されている5Gサービスを処理する外部アプリケーションサーバ)は、サービスを提供する目的で、3GPPコアネットワークと対話する。例えば、トラフィックのルーティングに対するアプリケーションの影響をサポートしたり、ネットワーク公開機能(NEF:Network Exposure Function)にアクセスしたり、ポリシー制御(例:QoS制御)のためのポリシーフレームワーク(ポリシー制御機能(PCF)を参照)と対話する。事業者の配備に基づいて、事業者によって信頼されるものとみなされるアプリケーション機能(AF)を、関連するネットワーク機能(Network Function)と直接対話できるようにすることができる。ネットワーク機能に直接アクセスすることが事業者によって許可されていないアプリケーション機能(AF)は、NEFを介して外部の公開フレームワークを使用して、関連するネットワーク機能と対話する。
図6は、5Gアーキテクチャのさらなる機能ユニット、すなわち、ネットワークスライス選択機能(NSSF:Network Slice Selection Function)、ネットワークリポジトリ機能(NRF:Network Repository Function)、統一データ管理(UDM:Unified Data Management)、認証サーバ機能(AUSF:Authentication Server Function)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)、セッション管理機能(SMF:Session Management Function)、およびデータネットワーク(DN:Data Network)(例:事業者のサービス、インターネットアクセス、またはサードパーティのサービス)を示している。
<ダウンリンク制御チャネルの監視、PDCCH、DCI>
UEによって実行される機能の多くは、例えばUEを宛先とする特定の制御情報またはデータを受信するためのダウンリンク制御チャネル(例えばPDCCH、非特許文献2の5.2.3節を参照)の監視を伴う。
以下に、これらの機能のいくつかを挙げる。
・ ページングメッセージの監視機能
・ システム情報取得機能
・ 不連続受信(DRX)機能におけるシグナリング監視動作
・ 不連続受信(DRX)機能におけるINACTIVE状態監視動作
・ ランダムアクセス機能におけるランダムアクセス応答の受信
・ PDCP(パケットデータコンバージェンスプロトコル)層のリオーダリング機能。
上述したように、PDCCHの監視は、制御情報のみならずユーザトラフィック(例えばPDCCH上のDCI、PDCCHによって示されるPDSCH上のユーザデータ)など、UEを対象とする情報を識別して受信するために、UEによって行われる。
ダウンリンクの制御情報(ダウンリンク制御情報、DCIと呼ばれ得る)は、5G NRでは、LTEのDCIと同じ目的を有し、すなわち、例えばダウンリンクデータチャネル(例えばPDSCH)またはアップリンクデータチャネル(例えばPUSCH)をスケジューリングする制御情報の特別なセットである。5G NRでは、すでに多くの異なるDCIフォーマットが定義されている(非特許文献6の7.3.1節を参照)。
これらの機能の各々のPDCCH監視は、特定の目的を果たすものであり、したがって、その目的のために開始される。PDCCHの監視は、一般には、UEが動作させる少なくともタイマーに基づいて制御される。タイマーは、PDCCHの監視を制御する目的、例えば、UEがPDCCHを監視する最大時間を制限する目的を有する。例えば、UEはPDCCHを無限に監視する必要はなく、電力を節約できるように、ある時間後に監視を停止することができる。したがって、意図した目的のためにPDCCHの監視をUEが開始するときに、タイマーを起動することができる。タイマーが切れたとき、UEは意図した目的のためのPDCCHの監視を停止することができ、電力を節約する機会を有する。
<5G NRにおけるページング手順>
以下では、現在標準化されているバージョンによる、PDCCHの監視を伴う5G NRにおけるページング機能の例示的な実施について、簡略的に説明する。
5G NRには2種類のページング手順が存在し、RANベースのページング手順(例えば、RANベースの通知エリアに基づく)と、コアネットワークベースのページング手順である(例えば非特許文献2、非特許文献7、および非特許文献8を参照、これらの文書は例えば非特許文献2の9.2.5節「Paging(ページング)」など、いくつかの節においてRANページングおよびCNページングについて説明している)。
ページングにより、ネットワークは、RRC_IDLE状態およびRRC_INACTIVE状態のUEに、ページングメッセージを通じて連絡することができ、また、RRC_IDLE状態、RRC_INACTIVE状態、およびRRC_CONNECTED状態のUEに、システム情報の変更や公共警報情報(ETWS/CMAS(地震・津波警報システム/商用モバイル警報システム)など)の指示情報をショートメッセージを通じて通知することができる。ページングメッセージおよびショートメッセージのいずれも、UEによって監視されるPDCCHにおいてP-RNTIによってアドレス指定される。ただし実際のページングメッセージ(例えばページングレコードを有する)は、(PDCCHによって示される)PCCH上で送信されるが、ショートメッセージはPDCCHを通じて直接送信することができる。
RRC_IDLEでは、UEは、CNによって開始されるページングのためのページングチャネルを監視するが、RRC_INACTIVEでは、UEは、RANによって開始されるページングのためのページングチャネルも監視する。ただしUEは、ページングチャネルを継続的に監視する必要はない。ページングDRXが定義されており、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVEにあるUEは、DRXサイクルあたり1回のページングオケージョン(PO:Paging Occasion)の間だけページングチャネルを監視するのみでよい(非特許文献9の例えば6.1節および7.1節を参照)。ページングDRXサイクルは、ネットワークによって設定される。
CNによって開始されるページングおよびRANによって開始されるページングにおけるUEのページングオケージョン(PO)は、同じUE IDに基づいており、結果として両方のページングのPOが重複する。DRXサイクル内の異なるPOの数はシステム情報を介して設定可能であり、ネットワークはUEをそれぞれのIDに基づいてこれらのPOに分配することができる。ページングオケージョン(PO)は、PDCCH監視機会のセットであり、ページングDCIを送信できる複数のタイムスロット(例えばサブフレームまたはOFDMシンボル)から構成することができる。1つのページングフレーム(PF:Paging Frame)は、1つの無線フレーム(Radio Frame)であり、1つまたは複数のPOまたはPOの開始点を含むことができる。
UEは、RRC_CONNECTED状態のとき、システム情報(SI)変更指示情報および/またはPWS(公共警報システム:Public Warning System)通知が送信されていないかどうか、任意のPOにおいてページングチャネルを監視する。帯域幅適応(BA:Bandwidth Adaptation)(非特許文献2の6.10節を参照)の場合、RRC_CONNECTED状態のUEは、共通探索空間が設定されたアクティブなBWP上のページングチャネルのみを監視する。
UEは、ページングメッセージを受信すると、PDCCHの監視を停止することができる。ページングの理由に応じて、UEは、例えば、引き続きシステム情報を取得する、または基地局とのRRC接続を確立した後にネットワークからトラフィック/命令を受信することができる。
<接続管理:CM_IDLEおよびCM_CONNECTED>
NR無線ネットワークにおけるUEのような送受信機装置は、AMFを実施するエンティティのようなNRコアネットワークエンティティと通信することがある。例えば、送受信機装置が最初にオンに切り替えられるとき、または長時間にわたりアイドル状態であったときには、AMFとの接続を確立する必要がある。これは接続管理(Connection Management)とも呼ばれ、UEとAMFの間の制御プレーンシグナリング接続を確立および解放するために使用される。
すなわち接続管理(CM)は、AMFとのシグナリング接続の観点におけるUEの状態を反映する。CM_IDLEでは、UEはAMFとのシグナリング接続を有さない。CM_CONNECTEDにあるUEは、AMFとのシグナリング接続を有する。
AMFとUEの間の接続は、NAS(非アクセス層:Non-Access Stratum)シグナリングメッセージの送信に利用され得る。NASは、コアネットワークとUEとの間のネットワークにおける機能層であり、通信セッションの確立を管理し、UEが移動する際の継続的な通信を維持するために使用される。
UEとAMFの間のシグナリング接続は、UEと基地局の間のシグナリング接続と、基地局とAMFの間のシグナリング接続の組み合わせと見なすことができる。
UEは、RRCシグナリング接続が確立されると、自身をCM_CONNECTEDに移行させる。AMFは、シグナリング接続が確立されると、UEをCM_CONNECTEDに移行させる。UEとAMFの両方において、CM_IDLE状態およびCM_CONNECTED状態が維持される。
RRC_IDLEであるUEは、CM_IDLEでもある。RRC_CONNECTEDまたはRRC_INACTIVEであるUEは、CM_CONNECTEDである。
UEをページングする場合、ネットワークによってRRCページングメッセージがブロードキャストされ、このメッセージをトリガーとして、UEはRRC接続を確立し、AMFにサービス要求を送信する。サービス要求によってシグナリング接続の確立が開始され、これによりUEはCM_CONNECTEDに移行する。
シグナリング接続が解放されるとき、またはシグナリング接続に失敗したときには、UEはCM_IDLEに移行する。
接続管理、CM_CONNECTED、およびCM_IDLEに関するさらなる詳細は、例えば非特許文献10、非特許文献11、または非特許文献12に記載されている。
<トラッキングエリアおよびトラッキングエリアコード>
UEの位置は一般にはセルレベルで認識されているため、ページングメッセージは、一般には、AMF/MME(モビリティ管理エンティティ:Mobility Management Entity)によって制御され得るいわゆるトラッキングエリア(TA)内の複数のセルにまたがって送信される。
隣接するgNBのグループを、TAとして定義することができる。この定義は、例えばネットワークの初期配置時に実行することができ、各gNBに自身のTAを設定することができる。トラッキングエリアコード(TAC)は、TAの各々に割り当てられる一意のコードである。
言い換えれば、TACは、各事業者が自社の各TAに割り当てる一意のコードである。トラッキングエリア識別子(TAI)は、PLMN IDとTACから構成される。PLMN IDは、MCC(モバイル国コード:Mobile Country Code)とMNC(モバイルネットワークコード:Mobile Network Code)の組み合わせとすることができ、世界の各事業者に割り当てられる一意のコードである。このような割り当て形式により、TAIを地球規模で一意に識別することができる。
特定のUEがどのTAに位置しているかを調べる目的で、ネットワークはRRC_IDLE状態のUEに関する更新された位置情報を有する必要があるため、UEはTA間を移動するたびにトラッキングエリア更新(TAU)メッセージを送信することによって自身の現在位置をネットワークに通知することができる。
この目的のため、UEがネットワークにアタッチすると、UEが位置しているものとネットワークが認識するTAを示すリストが取得される。このリストに示されるTA内を移動するときには、TAU手順を実行する必要はない。しかしながら、リストに示されていないTA内にUEが移動するときには、TAU手順が開始される。
さらに、RRC_IDLEにあるUEは、たとえ同じTA内にとどまるときにも、TAUメッセージを定期的に送信することができる。TAUメッセージを定期的に提供することにより、UEが依然として利用可能であり、データを受信できることをネットワークに通知することができる。
セルに関連付けられたトラッキングエリアコードは、後から説明するように、それぞれのgNBによってシステム情報においてブロードキャストすることができる。
<NRシステム情報の取得>
以下では、現在標準化されているバージョンによる、すでに上で簡潔に述べたPDCCH監視を伴う5G NRにおけるシステム情報取得機能の例示的な実施について、簡略的に説明する。
5G NRでは、システム情報(SI)は、MIB(マスター情報ブロック:Master Information Block)といくつかのSIB(システム情報ブロック:System Information Block)に分けられる(非特許文献8の例えば5.2節、非特許文献2の例えば7.3節、さらには非特許文献13の例えば13節を参照)。MIBは、BCHで送信され、セルからSIB1を取得するために必要なパラメータを含む。SIB1は、DL-SCH上で定期的に送信され、可用性およびスケジューリングに関する情報(例えば、SIBとSIメッセージのマッピング、周期性、1つまたは複数のSIBが要求に応じてのみ提供されるかどうかの指示情報を含む他のSIBのSIウィンドウサイズ、その場合にSI要求を行うためにUEが必要とする設定)を含む。
SIB1以外のSIBは、DL-SCHで送信されるシステム情報メッセージ(SIメッセージ)において伝えられる。同じ周期性を有するSIBは、同じSIメッセージにマッピングすることができる。各SIメッセージは、周期的に発生する時間領域ウィンドウ(すべてのSIメッセージに対して同じ長さを持つSIウィンドウと呼ばれる)内で送信される。各SIメッセージはSIウィンドウに関連付けられており、異なるSIメッセージのSIウィンドウは重ならない。
UEは、アクセス層(AS)および非アクセス層(NAS)の情報を取得するためにSI取得手順を適用し、SI取得手順は、RRC_IDLEモード、RRC_INACTIVEモード、およびRRC_CONNECTEDモードにあるUEに適用される。例えば、UEは、セル選択時(例えば電源投入時)、セル再選択時、圏外からの復帰時、同期完了を伴う再構成後、別のRAT(無線アクセス技術:Radio Access Technology)からネットワークに入った後、システム情報が変更されたという指示情報(SI変更指示情報)を受け取ったとき、および格納されているSIB(stored SIB)の有効なバージョンをUEが有さないときに、SI取得手順を適用することができる。変更期間が使用され、すなわち、SI変更指示情報が送信される変更期間に続く変更期間において、更新されたSIがブロードキャストされる。変更期間は、デフォルトのページング周期(例えば230/640/1280/2560ms)に、対応する係数(modificationPeriodCoeff:2/4/8/16)を乗じることによって定義することができ、変更期間=defaultPagingCycle×modificationPeriodCoeffとすることができる。
<ビームフォーミング>
ビームフォーミングは、モバイルネットワークの性能を向上させるための1つの解決策であり、より高いスペクトル効率、リンク性能の向上、カバレッジの拡張を可能にすることができる。ビームフォーミングは、最初の3GPPリリース15においてNR仕様に含められた。従来の方法によれば、データはセルのエリア全体にわたり送信されるが、ビームフォーミングが適用されると、データは比較的に狭いビームで送信される。
ビームは、いくつかの異なる方法で形成することができ、ビームの固定グリッドを提供するか、ユーザ固有(UE固有)のビームフォーミングを実行することができる。
ビームフォーミングは、同一の信号を同一の波長および位相で送信する複数の放射素子を適用するものであり、その組み合わせにより、より長い、目標とするストリームを形成するものと考えることができる。すなわち、特定の方向の波を強化することによって、目標とするストリームが形成される。ビームの方向は、共通の周波数を有する放射素子の位相を変えることによって変化させることができ、異なる周波数を使用して、異なる方向にビームステアリングすることができる。
<非地上波ネットワーク>
3GPPでは、NTN(非地上波ネットワーク)におけるNRベースの動作が検討および記載されている(例えば非特許文献14および非特許文献15を参照)。アーキテクチャに関しては、非特許文献16において検討されている。
その利点は、遠隔地、船舶、航空機等へのNR通信サービスの拡張である。宇宙・空中車両(space/airborne vehicles)は広いサービスカバレッジを有し、物理的な攻撃や自然災害に対する脆弱性が低いため、NTNは、地上波のNRネットワークがカバーできない地域(例えば孤立した地域または遠隔地、航空機または船舶の中)および未サービス地域(例えば郊外や農村部)でのNRサービスの展開を促進することができる。さらに、NTNは、移動するプラットフォーム上の乗客にサービスの継続性を提供したり、特に重要な通信のためにあらゆる場所でのサービスの可用性を確保することによって、NRサービスの信頼性を強化することができる。
これらの利点は、単独で運用される非地上波ネットワーク、または地上波と非地上波を統合したネットワークのいずれにも関連しており、カバレッジ、ユーザ帯域幅、システム容量、サービスの信頼性や可用性に影響を与え得る。
非地上波ネットワークとは、例えば、衛星に搭載されたRFリソースを使用するネットワーク、またはネットワークの一部を指す。NTNは、通常では以下のシステム要素、すなわち、NTN端末(3GPP UE、または衛星が3GPP UEに直接サービス提供しない場合は衛星システムに固有の端末を指す)、ユーザ機器と宇宙/空中プラットフォーム間の無線リンクを意味するサービスリンク、ペイロードを搭載した空中プラットフォーム、宇宙/空中プラットフォームをコアネットワークに接続するゲートウェイ、ゲートウェイセンターと宇宙/空中プラットフォーム間の無線リンクを意味するフィーダーリンク、を備えている。
衛星または他の高高度プラットフォームは、アクセス側から地上局へのフィーダーリンクへの中継機能のみで構成されることもあれば、NR無線ベースバンド処理の一部または全体(例えばgNBの一部またはgNB全体)を含むこともある。ネットワークの残りの部分とコアネットワークは、地上に配置されてもよい。衛星は、別の衛星とのリンク(衛星間リンク、ISL:Inter-Satellite Link)を有することもでき、これは、衛星がどの地上局にも直接到達できない場合に有利であり得る。
NTNアーキテクチャでは、既存のNR論理インターフェース、プロトコル、およびコンセプトを、例えば、より長いレイテンシおよび/または他のNTN仕様に対処するための適合化を伴って、使用することができる。
端末(UE)間の伝送は、衛星およびNTNゲートウェイを含む遠隔無線ユニットを介して実行することができる。gNBは、スケジューリング装置/基地局としてゲートウェイに配置することができる。衛星のペイロードは、アップリンクおよびダウンリンクの両方向において周波数変換および高周波増幅を実施することができる。したがって衛星は、フィーダーリンク(NTNゲートウェイと衛星の間)からサービスリンク(衛星とUEの間)、またはその逆方向のNR無線インタフェースを繰り返すことができる。この構成の衛星は、透過中継型衛星と呼ばれる。
また、端末(UE)間の伝送は、スケジューリング装置/基地局としてのgNBを含む衛星を介して実行されることもある。この構成の衛星は、再生中継型衛星と呼ばれる。
衛星は、低軌道(LEO)、すなわち高度約600kmないし1200kmにある場合と、静止軌道、すなわち高度約35786kmにある場合とがある。GEO軌道では、衛星の位置は地球表面に対して時間と共に実質的に変化しないが、LEO軌道では、衛星は地表に対して移動する。
<NTN内のトラッキングエリア>
例えばLEOの衛星上に基地局が配置されているNTNでは、その基地局によってサービス提供されるセルに関連付けられるトラッキングエリアは地球表面に対して移動しうる。言い換えれば、衛星/セルが、ブロードキャストされるTAC値を変更しない場合、セルが動くにつれてTAが地表を移動する(移動するトラッキングエリア)。その結果、静止しているUEは RRC_IDLE状態でTAUを実行し続ける必要があり、大きなTAUオーバーヘッドと不必要なUE電力消費につながる。
一方、TAは、地表に対して移動するセルの位置に関係なく、また独立して、地球表面に対して静止するように設定されてもよい(固定トラッキングエリア)。すなわち、TAは、一連の基地局によって形成されるサービスエリアに基づいてではなく、地球の地理的場所に基づいて設定されてもよい。
このことを図7Aおよび図7Bに示す。図7Aは、ある時刻tにおける状況を示しており、複数のセルC1~C12が2つのトラッキングエリアTA1およびTA2の境界付近(境界は太線で示してある)に位置している。境界は、例えば、隣接する2つの国Aおよび国Bの国境線に対応するように設定することができる。図7Bは、図7Aと同じ地理的領域を、tより後の異なる時刻t+Δtにおいて示している。図から理解できるように、セルC1~C12が右から左へ特定の距離だけ移動しており、TA1とTA2の間の境界に対するセルC1~C12の相対位置が変化している。例えば、時刻tにおいて全体がTA2内に位置していたC5は、時刻t+Δtでは部分的にTA1およびTA2内に位置している。さらに、例えば、時刻tにおいて部分的にTA1およびTA2内に位置していたC7は、時刻t+Δtにおいて完全にTA1内に位置している。
<UEの位置を利用したトラッキングエリアの決定>
以上のことから、非特許文献17の7.3.1.3.2節には、UEが自身の現在位置を使用してトラッキングエリアを導出する静止トラッキングエリアのコンセプトの実施について提案されている。
この目的のため、UEおよびネットワーク側において、地球表面上の地理的場所とトラッキングエリアコードとのマッピング関係を保持しておくことができる。さらに、UEは、例えばGPS、GLONASS、Beidou、またはGalileoのようなグローバルナビゲーション衛星システムによって提供される位置を使用することによって、自身の現在位置を決定することができる。UEは、TACと地理的場所との間のマッピング関係を使用して、自身の現在のTACを決定することができる。このフレームワークでは、TACはネットワークによってブロードキャストされない。さらに、UEはTAに登録され、登録されたTA内にUEがとどまる限り、ネットワークからページングメッセージを受信する。
さらに、UEは、自身の現在位置を定期的に決定し、その位置を使用して導出されるTACと、登録されているTAとを比較することができる。UEがTACを出た場合、AMFにより新たなTAに登録されるように、TAU手順を実行することができる。
UEが自身の現在位置を使用して自身の現在のTACを決定する上記のコンセプトでは、UEは、地球表面上の地理的場所に対する静止トラッキングエリアの現在の定義、すなわち位置とTACの間のマッピング関係を認識している必要がある。しかしながら、トラッキングエリアの定義(例えば、トラッキングエリアの位置、形状、および/またはサイズ)をシグナリングすることは、複雑かつコストがかかり得る。さらに、UEをページングするために使用される領域のサイズの調整は、膨大な量のシグナリングオーバーヘッドを引き起こし得るため、TAベースのページング手順は柔軟性に欠ける。
さらに、トラッキングエリアのサイズ、形状などの調整(すなわちトラッキングエリアの再定義)は、すべてのUEにシグナリングする必要があり、これによってもシグナリングオーバーヘッドが発生する。
さらに、無線セルが静止していないことがあるため、UEをページングするとき、AMFはページング要求メッセージをどの基地局に送信するべきかを決定する必要があり、基地局はページング要求メッセージをAMFから受信するときにどの無線セルまたはビームを利用するべきかを決定する必要がある。
以下では、5G移動通信システムにおいて想定される新しい無線アクセス技術(ただしLTE移動通信システムでも使用可能)のための、上記の課題に対処するUE、基地局、および手順について説明する。複数の異なる実装形態および変形例も説明する。以下の開示は、上述した議論および発見事項によって促進され、例えば、その少なくとも一部に基づくことができる。
一般に、本開示の基礎となる原理を明確かつ理解しやすい方法で説明できるように、本明細書では多くの想定がなされていることに留意されたい。しかしながら、これらの想定は、本明細書において説明を目的としてなされた単なる例であり、本開示の範囲を限定するものではないことを理解されたい。当業者には、以下の開示および特許請求の範囲に記載されている原理が、異なるシナリオに、および本明細書に明示的に記載されていない方法で適用できることが理解されるであろう。
さらに、次の3GPP 5G通信システムのための新しい無線アクセス技術のコンテキストで使用される特定の用語は、まだ完全に決定されていない、または最終的に変更される可能性があるが、以下で使用されている手順、エンティティ、層などの用語のいくつかは、LTE/LTE-Aシステムに、または現在の3GPP 5G標準化において使用されている用語に、密接に関連している。したがって、用語は将来的に変更されうるが、実施形態の機能に影響を与えることはない。したがって当業者には、実施形態およびその保護範囲が、より新しいまたは最終的に合意された用語が存在しないために本明細書で例示的に使用されている特定の用語に制限されるものではなく、本開示の機能および原理の基礎をなす機能およびコンセプトの観点においてより広義に理解されるべきであることが認識されるであろう。
例えば、「移動局」、「移動ノード」、「ユーザ端末」、または「ユーザ機器(UE)」は、通信ネットワーク内の物理エンティティ(物理ノード)である。1つのノードがいくつかの機能エンティティを有することができる。機能エンティティとは、所定の一連の機能を実施する、および/または、所定の一連の機能を同じノードもしくは別のノードまたはネットワークの別の機能エンティティに提供する、ソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュールを意味する。ノードは、それを通じて通信することのできる通信機器または通信媒体に自身をアタッチする1つまたは複数のインタフェースを有することができる。同様に、ネットワークエンティティは、それを通じて別の機能エンティティまたは通信相手ノードと通信することのできる通信機器または通信媒体に機能エンティティをアタッチする論理インタフェースを有することができる。
用語「基地局」または「無線基地局」は、本明細書においては、通信ネットワーク内の物理エンティティを意味する。基地局は、移動局と同様に、いくつかの機能エンティティを有することができる。機能エンティティとは、所定の一連の機能を実施する、および/または、所定の一連の機能を同じノードもしくは別のノードまたはネットワークの別の機能エンティティに提供する、ソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュールを意味する。物理エンティティは、通信装置に関連するいくつかの制御タスク(スケジューリングおよび設定の1つまたは複数を含む)を実行する。なお、基地局の機能および通信装置の機能を、1つの装置内に統合してもよいことに留意されたい。例えば、移動端末が、別の端末に対して基地局の機能をさらに実施してもよい。LTEにおいて使用されている専門用語はeNB(またはeNodeB)であるが、5G NRにおいて現時点で使用されている専門用語はgNBである。
本開示は、シグナリングオーバーヘッドの低減を促進することのできる装置および技術を提供する。
本開示では、トラッキングエリアは、複数の地理的セルから構成されるものと考えることができる。これらの地理的セルは、地球表面上の静止した領域であるものと定義することができる。地理的セルは、重なり合わないものとすることができる。すなわち、地球表面上の各位置は、最大で1つの地理的セルに関連付けられる。言い換えれば、地理的セルは、地球表面上のどの位置も2つ以上の地理的セルに関連付けられないように定義される。
地理的セルの全体は、地球の表面全体を覆っていてもよいし、地球の表面の一部のみを覆っていてもよい。地理的セルは、基地局の実際のカバレッジに対応するのではなく、基地局のカバレッジエリアまたは位置とは無関係に定義される。
言い換えれば、地理的セルは、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止領域とすることができる。
地理的セルは規則的なパターンを形成してもよく、位置ベースセル、地理的ベースセル、仮想セルとも呼ばれる。
図8Aは、長方形の規則的なパターンを形成する地理的セルの可能な実現形態を示している。一例として、2つの国Aと国Bの間の境界を太線で示してある。それぞれの地理的セルは長方形の形状をしている。地理的エリアは互いに重ならないように配置されているが、サービス提供される地域全体をカバーするように互いに隣接して配置されている。
図8Bは、六角形の規則的なパターンを形成する地理的セルの可能な実現形態を示している。一例として、2つの国Aと国Bの間の境界を太線で示してある。それぞれの地理的セルは六角形の形状をしている。地理的エリアは互いに重ならないように配置されているが、サービス提供される地域全体をカバーするように互いに隣接して配置されている。
なお、図8Aおよび図8Bは、サイズおよび形状が互いに等しい地理的セルの例を示しているが、本開示はこれに限定されない。例えば、地理的セルのサイズおよび形状は、異なっていてもよい。
例えば、地理的セルは、地球表面上の1つの基準位置に関して定義されてもよいし、複数の基準位置に関して定義されてもよい。例えば、規則的なグリッドを形成しない均等な形状または非均等な形状の地理的エリアの場合、複数の地理的セルを、対応する複数の基準位置によって定義することができる。この場合、各基準位置は、別の地理的セルを定義する別の基準位置に近くない位置を含む領域として、地理的セルを定義することができる。
例えば、1つの地理的セルの初期位置、サイズ、および形状によって、地理的セルの規則的なパターンを定義することができる。他の地理的セルの基準位置は、この単一の地理的セルを基準として設定される。例えば、図8Aに示した例では、1つの長方形の地理的セルの位置、大きさ、形状、および向きが、残りの地理的セルの位置を決定している。
さらに、各地理的セルに、専用の識別子を関連付けることができる。識別子は、一意とすることができる。すなわち、各地理的セルは、その識別子によって一意に識別することができる。
例えば、二次的な地理的セルの場合、非特許文献18の5.8.11節に記載されているサイドリンク通信と同様の方法で識別子を定義することができる。具体的には、所与の位置(座標xおよびyによって指定される)に対して、以下の値を定義することができる。
Figure 2023536970000002
式中、LおよびWは、地理的セルに分割される特定の領域の長さおよび幅を表す。
この特定の領域内の地理的セルの識別子(ID)は、次のように定義することができる。
Figure 2023536970000003
ただし、本開示はこれに限定されず、地球表面上のどの位置も複数の地理的セルに関連付けられない限り、地理的セルの定義(すなわち、地球表面の地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係)は異なって実施されてもよい。
さらに、一実施形態において、地理的セルのパターンは、例えば図8Aおよび図8Bに示したように規則的であってよく、特定の地理的セルは、さらに小さな地理的セルに細分化される。さらに細分化された地理的セルは、例えば、国の間の境界の近傍に配置することができる。これにより、例えば、国の間の境界から閾値以内の距離で、地理的セルを空間的により細かく定義することが可能となり得る。細分化された地理的セルを、図8Cに例示的に示したように、さらに小さな地理的セルに再び細分化することができる。しかしながら、各地理的セルに、一意の識別子を関連付けることができる。
本開示は、図9に例示的に示したように、ネットワークエンティティ、基地局、および送受信機装置を提供する。
送受信機装置100は、送受信機110および回路120とを備えている。回路120は、動作時に、送受信機装置100の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する。送受信機は、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子を、登録要求メッセージにおいて送信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を、登録承諾メッセージにおいて受信する。送受信機110は、回路120によって制御される。
例えば、送受信機装置100は、NRネットワークにおけるUEである。したがって、送受信機110および回路120は、それぞれ、「UE送受信機」および「UE回路」とも称される。ただし、これらの用語は、送受信機110および回路120を、基地局300またはネットワークエンティティ200などの他の装置が備えている回路および送受信機と区別するために使用されるに過ぎない。送受信機装置100は、同様の通信システムの端末サービス、中継装置、または通信装置であってもよい。
さらに、本開示は、ネットワークエンティティ200を提供する。ネットワークエンティティ200は、送受信機210および回路220を備えている。送受信機210は、動作時に、送受信機装置100の現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて受信する。回路220は、動作時に、送受信機装置100の少なくとも現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルを決定する。さらに、送受信機は、動作時に、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を、登録承諾メッセージにおいて送信する。送受信機210は、回路220によって制御される。
送受信機210および回路220は、これらのユニットを送受信機装置の送受信機110および回路120、または基地局300の送受信機310および回路320と区別する目的で、それぞれネットワークエンティティ送受信機およびネットワークエンティティ回路とも称される。
例えば、ネットワークエンティティ200は、アクセスおよびモビリティ管理機能AMFを実施する、コアネットワーク装置におけるアクセスおよびモビリティ管理装置とすることができる。しかしながら、本開示はこれに限定されず、ネットワークエンティティは、例えば、コアネットワーク装置内のアクセスおよびモビリティ管理装置と基地局300など、複数の装置を備えていてもよい。
さらに基地局300が提供される。基地局300は、動作時に、送受信機装置100の現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む登録要求メッセージを受信する送受信機310を備えている。さらに、送受信機310は、登録要求メッセージをネットワークエンティティ200に送信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を含む登録承諾メッセージを受信することができる。さらに、送受信機310は、動作時に、登録承諾メッセージを送受信機装置100に送信する。送受信機310は、回路320によって制御される。
例えば、基地局300は、NRネットワークシステムにおけるネットワークノード(gNB)、または、同様の通信システムにおけるネットワークノードである。送受信機310および回路320は、これらのユニットをUE送受信機110およびUE回路120などの他の送受信機および回路と区別する目的で、それぞれgNB送受信機およびgNB回路とも称される。
なお、図9では、ネットワークエンティティと基地局を別々の装置として示しているが、本開示はこれに限定されず、ネットワークエンティティ200は、基地局300自体によって実施されてもよい。言い換えれば、基地局300がネットワークエンティティであってもよい。
図10は、一実施形態に係る、送受信機装置100によって実行される方法のステップを示している。ステップS10において、現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する。ステップS11では、現在の地理的セルを示す現在の識別子を、登録要求メッセージにおいて送信する。さらに、ステップS12において、複数の第1の識別子を受信し、複数の第1の識別子は、複数の第1の地理的セルを示す。
図11は、一実施形態に係る、ネットワークエンティティ200によって実行される方法のステップを示している。ステップS20において、送受信機装置100の現在の地理的セルを示す現在の識別子を、登録要求メッセージにおいて受信する。ステップS21において、送受信機装置100の少なくとも現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルを決定する。ステップS22では、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を、登録承諾メッセージにおいて送信する。
一実施形態において、地理的セルの定義は、送受信機装置100にあらかじめインストールされてもよい。すなわち、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係を、送受信機装置100内にインストールすることができる。例えば、送受信機装置が携帯電話のようなユーザ機器である場合、マッピング関係を、SIM(加入者識別モジュール:Subscriber Identity Module)のようなメモリデバイス、またはフラッシュメモリのような他のメモリにインストールすることができる。この場合、UE回路120は、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係を使用する目的で、SIM/メモリにアクセスすることができる。
一実施形態において、地理的セルの定義、すなわち地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係は、ネットワークエンティティ200(例えばAMF)への最初の登録時に送受信機装置100に提供されてもよい。このような実施形態では、送受信機装置100は、登録プロセスを完了するために、ネットワークエンティティ200への登録手順を2回実行する必要があり得る。
地理的セルの定義は、例えば、RRCシグナリングを介して(例えばSIB1メッセージを通じて)送受信機装置100にシグナリングされてもよい。
送受信機装置100は、トラッキングエリア更新手順(イベントによってトリガーされる、または定期的に実行される)において、地球表面上の自身の現在位置を決定することができる。この目的のため、送受信機装置100は、GPS、GLONASS、またはGalileoユニットのようなグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ユニットを使用することができる。しかしながら、本開示はこれに限定されず、送受信機装置は、例えば、Wifiポジショニングシステムから自身の現在位置を取得してもよい。
得られた位置を使用して、送受信機装置100は、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係を参照し、自身の現在位置とマッピング関係とを比較し、それによって、送受信機装置100の現在の地理的セルを決定する。さらに、現在の地理的セルの識別子が、登録要求メッセージにおいてネットワークエンティティ200に送信される。この送信は、例えば、送受信機装置100をサーブする基地局300によってネットワークエンティティ200が実施される場合には直接実行され、または、間接的に実行され、すなわち登録要求メッセージは、送受信機装置100をサーブする基地局300を介してネットワークエンティティ200に送信される。
送受信機装置100が自身の現在位置情報を取得できない場合、または精度の低い現在位置情報しか取得できない場合、または地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係が利用できない場合、送受信機装置100は、基地局300によってブロードキャストされるTACの取得を試み、ブロードキャストされたTACを使用して送受信機装置100の現在の地理的セルを決定するものとする。なお、現在位置の推定不確かさが閾値より大きい場合に、現在位置の精度が低いものと判断することができる。
図12は、識別子「70」を有する地理的セル内に位置する送受信機装置100(UE)を示している。すなわち、送受信機装置100は、識別子GC70に関連付けられた地理的セル内に位置していると判断し、さらに、識別子「70」をネットワークエンティティ200に送信する。
ネットワークエンティティ200は、識別子GC70を含む登録要求メッセージを受信する。ネットワークエンティティ200は、受信した識別子と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の地理的セルを決定する。図12に示した例では、ネットワークエンティティ200は、複数の第1の識別子として、識別子GC61、GC62、GC69、GC70、GC71、GC77、GC78、GC79を有する地理的セルを決定する。
例えば、ネットワークエンティティ200は、現在の地理的セルから閾値距離内に位置する地理的セルを、複数の第1の地理的セルとして決定することができる。別の例では、ネットワークエンティティ200は、現在の地理的セルと、現在の地理的セルに隣接する地理的セルとを、複数の第1の地理的セルとして決定することができる。さらに別の例では、ネットワークエンティティ200は、現在の地理的セルと、関連する複数の第1の地理的セルとの間の対応関係を示す対応表を参照することができる。
例えば、複数の第1の地理的セルは、現在の地理的セルを含むことができる。別の例では、複数の第1の地理的セルは、単一の国の中に位置する地理的セルのみを含むことができる。
ネットワークエンティティ200は、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を送受信機装置100に送信する。例えば、図12に示した例では、ネットワークエンティティは、リスト{GC61、GC62、GC69、GC70、GC71、GC77、GC78、GC79}を送受信機装置100に送信することができる。
この複数の第1の地理的セルは、送受信機装置100に対して登録されたトラッキングエリア(TA)を形成する。言い換えれば、送受信機装置100に対して登録されたトラッキングエリアは、それぞれが特定の地理的セルを示す複数の第1の識別子によって表すことができる。すなわち、トラッキングエリア識別子(TAI)の代わりに、複数の第1の識別子を送受信機装置200に送信することができる。したがってトラッキングエリアの形状およびサイズは、複数の地理的セルの選択によって決定される。
トラッキングエリア自体は、ネットワークエンティティ200によって使用される概念を表すと考えることができ、なぜならTAIまたはTACのようなインジケータは、必ずしもネットワークエンティティ200および/または基地局300によってブロードキャストまたは送信されないためである。
送受信機装置100が、複数の第1の識別子によって示される領域内にとどまる限りは、TAU手順を実行する必要はない。言い換えれば、送受信機装置が自身の位置を決定する場合、現在の地理的セルを示す現在の識別子が複数の第1の地理的識別子に含まれているか否かを判定することができる。さらに、(新たに決定された)現在の識別子が複数の第1の識別子に含まれているときには、TAU手順は実行されない。しかしながら、(新たに決定された)現在の識別子が複数の第1の識別子に含まれていないときには、送受信機装置はTAU手順を実行し、すなわち送受信機装置は、登録要求メッセージにおいて、現在の地理的セルを示す現在の識別子を送信する。その後、ネットワークエンティティ200は、第1の識別子の別のセットを決定し、この更新された複数の第1の識別子を送受信機装置100に送信することができる。
図12に示した例では、UEが、複数の第1の識別子{GC61、GC62、GC69、GC70、GC71、GC77、GC78、GC79}によって示される斜線領域に自身が含まれないと判定した場合、登録要求メッセージを送信する。
これに加えて、またはこれに代えて、送受信機装置100は、現在の識別子が変更されたときに、現在の識別子を送信することができる。言い換えれば、送受信機装置100は、自身の現在の識別子を決定し、新たに決定された現在の識別子が以前の現在の識別子と異なる場合、送受信機装置100は、新しい現在の識別子をネットワークエンティティ200に送信することができる。すなわち、たとえ新しい現在の識別子が複数の第1の識別子に含まれていても、送受信機装置は、自身の新しい現在の地理的セルをネットワークエンティティに通知する。
現在の地理的セルが変化したが、新しい現在の地理的セルが複数の第1の地理的セル内にあるときに、送受信機装置100が新しい現在の地理的セルを示す登録要求メッセージを送信するか否かは、送受信機装置100にシグナリングされるインジケータに基づいて決定することができる。このインジケータは、登録承諾メッセージに含めることができる。このインジケータを、「TAUトリガーイベントインジケータ(TAまたはGC)」と呼ぶことができる。インジケータが「TA」を示している場合、UEは、複数の第1の識別子によって示される領域を離れるときに、TAU手順を実行する。インジケータが「GC」を示している場合、UEは、現在の地理的セルが変更されたときにTAU手順を実行する。インジケータは、例えば、1個のビット値によって実施することができる。これに代えて、インジケータが存在する場合には、現在のセルが変更されたときにTAU手順を実行することを示し、インジケータが存在しない場合、複数の第1の識別子によって定義される領域を離れるときにTAU手順を実行すべきことを示すことができる。
上記によれば、地理的セルと地球表面上の地理的場所との間のマッピング関係を使用して、送受信機装置100に対してTAが設定される。このマッピング関係は、ネットワークシステム内の複数の送受信機装置またはすべての送受信機装置に対して共通とすることができる。このことによって、地理的セルの定義は送受信機装置にハードコードされるか、または一度だけシグナリングされるかのいずれかでよいため、必要とされるシグナリングオーバーヘッドが少ない方法において、各送受信機装置に対してTAを設定および/または調整することが可能になり得る。
ページング手順時には、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)を実施するネットワークエンティティ200は、どの基地局300(例えばgNB)にページングメッセージを送信するべきかを決定することができる。この目的のため、ネットワークエンティティ200は、ネットワークエンティティ200に接続されているすべての基地局300にページングメッセージを送信することができる。この方法では、基地局300自身が、ページングメッセージを送信するかどうかを決定することができる。
ネットワークエンティティ200は、ネットワークエンティティ200に接続されている複数の基地局の中から、1つ以上の基地局を決定してもよい。例えば、ネットワークエンティティ200は、複数の第1の識別子によって定義される領域(すなわち複数の第1の地理的セルを含むトラッキングエリア)へのサービス提供に関与する基地局を決定することができる。次いでネットワークエンティティ200は、決定された1つ以上の基地局にページングメッセージを送信することができる。
この目的のため、ネットワークエンティティ200は、基地局のカバレッジエリアと地理的セルとの間のマッピング関係を利用することができる。このマッピング関係は、静止した、すなわち移動しないカバレッジエリアを有する基地局を対象に、ネットワークエンティティに一度だけ通知することができる。移動するカバレッジエリア/無線セル(基地局が衛星上に位置するときに起こり得る)の場合、ネットワークエンティティ200には、例えば定期的に、または時間の経過に伴うあらかじめ計算されたカバレッジエリアの挙動によって、それぞれの基地局の現在のカバレッジエリアを通知することができる。
移動しない静止した基地局の透過中継型衛星の場合は、マッピング関係は固定でよい。
上記の枠組みにおいて、一実施形態では、ネットワークエンティティは、複数の第1の地理的セルの中から地理的セルを決定することができ、これらの地理的セルのサブセットは、送受信機装置をページングするために使用されるように意図されたものである。さらに、決定された地理的セルを示す第2の識別子を基地局に送信する。
送信される第2の識別子のリストは、例えば、第1の識別子のリストと等しくてもよい。言い換えれば、ネットワークエンティティ200は、送受信機装置をページングするために、設定されたトラッキングエリア全体(複数の第1の地理的セル)を使用すべきであると決定することができる。これに代えて、第2の識別子は、第1の識別子のすべてを含むのではなく、第1の識別子のサブセットのみを含むことができる。言い換えれば、ネットワークエンティティ200は、複数の第1の識別子の中から1つ以上の第2の識別子を決定することができ、第2の識別子に対応する第2の地理的セルは、ページングに使用されるべきである。
ネットワークエンティティ200が第2の地理的セルを複数の第1の地理的セルのサブセットとして決定できるようにする目的で、送受信機装置100を、例えばGNSSユニットから得られるような、送受信機装置200の現在位置を示す位置インジケータを送信するように構成することができる。この送信は、例えば、定期的に実行することができる。これに加えて、またはこれに代えて、例えば、上記でさらに説明したように、送受信機装置200が現在の地理的セルを変更したことが検出された時点でただちに、現在の地理的セルの現在の識別子を報告するように、送受信機装置200を構成することができる。
第2の地理的セルを決定するために、ネットワークエンティティ200は、送受信機装置100の現在の地理的セルまたは送受信機装置100の現在の地理的位置を使用することができる。
例えば、送受信機装置100の現在の地理的セルを使用するときには、ネットワークエンティティ200は、現在の地理的セルのみ、現在の地理的セルおよび隣接する地理的セル、または、現在の地理的セルおよび現在の地理的セルから閾値距離内の地理的セルを、1つ以上の第2の識別子によって示される第2の地理的セルとして決定することができる。しかしながら、ネットワークエンティティ200は、異なる方法で第2の地理的セルを決定してもよい。
例えば、送受信機装置100の現在の地理的位置を使用するときには、ネットワークエンティティ200は、送受信機装置の現在の地理的位置を含む地理的セルのみ、この地理的セルおよび隣接する地理的セル、または、この地理的セルおよび送受信機装置の現在の地理的位置から閾値距離内の地理的セルを、1つ以上の第2の識別子によって示される第2の地理的セルとして決定することができる。しかしながら、ネットワークエンティティ200は、異なる方法で第2の地理的セルを決定してもよい。
ネットワークエンティティ200は、ページングメッセージを配信するときに、TAIリストを基地局に通知することができる。この場合、TAI、およびTAの定義(地理的セルとTAとの間の対応関係)を、あらかじめ基地局にシグナリングすることができる。
UE(送受信機装置)をページングするためのページング手順時、gNB(基地局)は、ページングに使用される地理的セルのリスト、すなわち1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を含むページングメッセージをネットワークエンティティ200から受信した後、地理的セルと、自身の現在の物理無線ビームおよび/またはgNBがサービス提供しているセルをマッピングする。次いでgNBは、決定したビーム/セルを使用して、ページングメッセージをブロードキャストする。この目的のために、gNBは、第2の地理的セルと、提供される無線ビームおよび/または無線セルのカバレッジエリアとの間のマッピング関係を使用することができる。
以下では、このマッピング関係および第2の識別子のリストを使用して無線ビーム/無線セルを決定するための3つの例について、図13を参照しながら説明する。
図13は、UE(送受信機装置100の一例)に割り当てられたトラッキングエリアを構成する地理的セルに重なる、衛星搭載基地局のカバレッジエリアを示している。図12に示した例と同様に、UEは現在、地理的セルGC70内に位置しており、斜線の地理的セルとして示されたリスト{GC61、GC62、GC69、GC70、GC71、GC77、GC78、GC79}によって定義されるトラッキングエリアがUEに割り当てられている。AMF(ネットワークエンティティ200の一例)は、4つの基地局gNB、gNB、gNB、gNB(基地局300の例)に接続されている。
上記の地理的セルのリストと重なるカバレッジエリアは、破線で示してある。図では、明瞭にする目的で、gNBによって提供される他の無線ビーム/無線セルのカバレッジエリアは示していない。各gNBは、1つ以上の無線ビーム/無線セルを提供することができる。例えば、図に示した例では、gNBは、少なくとも示された2つの無線ビーム/無線セルを提供する。
最初の例では、AMFは、UEをページングしようとするとき、gNBが現在{GC61、GC69、GC77、GC78、GC79}にサービス提供しており、gNBが現在{GC62、GC70、GC71}にサービス提供していることを認識している。したがってAMFは、gNBおよびgNBのみが、第1の地理的セルに重なるビーム/セルを提供していると判定する。さらに、AMFは、トラッキングエリア全体(すなわち複数の第1の地理的セル)を示す第2の識別子{GC61、GC62、GC69、GC70、GC71、GC77、GC78、GC79}のリストを含むページングメッセージを送信する。gNBおよびgNBは、AMFからのページングメッセージを受信した後、示された地理的セルに重なる自身の無線ビーム/無線セルを決定し、決定した無線ビーム/無線セルを使用して、UEをページングするためのページングメッセージをブロードキャストする。具体的には、gNBは、UEをページングする目的で、示されている2つの無線ビーム/無線セルのみを使用してページングメッセージをブロードキャストする。gNBは、UEをページングする目的で、点線によって示されている無線ビーム/無線セルを使用してページングメッセージをブロードキャストする。
第2の例では、AMFがUEをページングしようとするとき、ページングメッセージは、gNB、gNB、gNB、およびgNB、すなわちAMFに接続されているすべてのgNBに送信される。ページングメッセージは、上記の第1の例で示したように、1つ以上の第2の識別子を含む。各gNBは、示された地理的セルに重なる自身の無線ビーム/無線セルを決定し、決定した無線ビーム/無線セルを使用してページングメッセージをブロードキャストし、UEをページングする。具体的には、gNBは、UEをページングする目的で、示されている2つの無線ビーム/無線セルのみを使用してページングメッセージをブロードキャストする。gNBは、UEをページングする目的で、点線によって示されている無線ビーム/無線セルを使用してページングメッセージをブロードキャストする。gNBおよびgNBは、示された第2の地理的セルのいずれかに重なる無線ビーム/無線セルを提供していないと判定した後、UEをページングするためにページングメッセージをブロードキャストしない。
第3の例では、AMFは、UEをページングしようとするとき、UEの現在位置またはUEの現在の地理的セルのいずれかを使用して、第2の地理的セルのセットを決定する。現在位置および/または現在の地理的セルは、UEからAMFにあらかじめ位置インジケータによって送信されてもよい。この送信は、UEによって定期的に、反復的に、および/または現在の地理的セルの変更を検出したときに、実行することができる。例えば、AMFは、{GC70}を1つ以上の第2の地理的識別子として決定し、gNB、gNB、gNB、およびgNBにページングメッセージを送信する。ページングメッセージは、第2の識別子{GC70}を含む。各gNBは、ページングメッセージを受信すると、ページングメッセージに示されている地理的セルに対応する自身の無線セル/無線ビームを決定し、決定した無線ビーム/無線セルを使用してUEをページングする。具体的には、図示した例では、gNBは、UEをページングする目的で、示された無線ビーム/無線セルを使用してページングメッセージをブロードキャストする。gNB、gNB、およびgNBは、示された第2の地理的セル(すなわちGC70)に重なる無線セル/無線ビームを提供していないため、ページングメッセージをブロードキャストしない。
図14は、一実施形態に係る、基地局によって実行される方法のステップを示している。ステップS30において、基地局は、複数のビームを使用して無線セルにサービス提供する。ステップS31において、第1のページングメッセージを受信する。ページングメッセージは、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を含む。ステップS32において、示された第2の地理的識別子/第2の地理的セルと、1つ以上の第2の地理的セルと複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定する。さらに、ステップS33において、決定した1つ以上のビームを使用して、第2のページングメッセージを送信する。例えば、第2のページングメッセージは、決定された1つ以上のビームのみを使用して送信される。
図15は、一実施形態に係る、送受信機装置(例えばUE)によって実行される方法のステップを示している。
ステップS100に示したように、UEはCM_CONNECTEDにあり、地理的セルの定義が提供される。例えば、UEに、地理的セルの定義(すなわち地理的セルと地球表面上の地理的場所との間のマッピング関係)をあらかじめ設定してもよいし、地理的セルの定義をRRCによってシグナリングしてもよい。ステップS110において、UEは、自身の現在の地理的位置を使用して、自身の現在の地理的セルを決定する。例えば、UEは、GNSSユニットから自身の現在位置を取得し、地理的セルと地理的場所との間のマッピング関係を使用して、自身の現在の地理的セルを決定することができる。
ステップS120において、UEは、ネットワークエンティティ(例えばAMF)に登録要求メッセージを送信する。登録要求メッセージは、現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む。さらに、ステップS130において、UEは、AMFから、複数の第1の地理的セルを示す第1の識別子のリストを含む登録承諾メッセージを受信する。
ステップS140において、UEがCM_IDLEにあるか否かを判定する。UEがCM_IDLEにない/移行していないと判定される場合(ステップS140において「NO」)、UEは、ステップS150において、複数の第1の識別子によって定義されるエリア(すなわち複数の第1の地理的セル)を出たか否かを判定する。UEがこのエリアを出ていない場合(ステップS150において「NO」)、UEがネットワークからいつでもRRC_IDLE/CM_IDLEに移行するよう指示される可能性があるため、本方法は再びステップS140に進む。一方、UEが複数の第1の地理的セルによって定義されるエリアを出た場合(ステップS150において「YES」)、本方法はステップS120に進む。
UEがCM_IDLEにあると判定された場合(ステップS140において「YES」)、ステップS160において、UEは、AMFからのページングメッセージを受信するためにページングオケージョンを監視する。ステップS170において、UEがAMFによってページングされているか否かを判定する。UEがAMFによってページングされていない場合(ステップS170において「NO」)、ステップS180において、UEが複数の第1の地理的セルによって定義されるエリアを出たか否かを判定する。UEがこのエリアを出ていない場合(ステップS180において「NO」)、UEはいつでもアップリンクトラフィックを有する可能性があり、RRC_CONNECTED/CM_CONNECTEDに移行しようとするためため、本方法はステップS140に進む。一方、UEがこのエリアを出た場合(ステップS180において「YES」)、ステップS120において、UEはAMFに登録要求を送信する。
ステップS170においてUEがページングされている場合(ステップS170において「YES」)、ステップS190において、UEはAMFにサービス要求メッセージを送信し、ネットワークからダウンリンク(DL)データを受信する。例えば、UEは、データ送信用のリソースをスケジューリングするためのスケジューリング情報を受信することができる。DLデータの受信後、本方法は再びステップS140に進む。
図16は、一実施形態に係る、ネットワークエンティティ(例えばAMF)によって実行される方法のステップを示している。
ステップS200において、AMFに地理的セルの定義が提供される。例えば、AMFに、地理的セルの定義(すなわち地理的セルと地球表面上の地理的場所との間のマッピング関係)をあらかじめ設定することができる。さらに、ステップS210において、AMFは、送受信機装置(例えばUE)から、UEの現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む登録要求メッセージを受信する。
ステップS220において、AMFは、複数の地理的セルを示す第1の識別子のリストを決定する。言い換えれば、AMFは、UEに対して登録される、複数の第1の地理的セルによって構成されるトラッキングエリアを決定する。複数の第1の地理的セルは、UEの現在の地理的セルを含む。ステップS230において、AMFからUEに登録承諾メッセージが送信され、登録承諾メッセージは、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を含む。
ステップS240において、UEがAMFによってCM_IDLEに入るように指示されたか否かを判定する。UEがCM_IDLEに入るように指示されていない場合(ステップS240において「NO」)、ステップS250において、UEから登録要求メッセージが受信されたか否かを判定する。AMFがUEから登録要求メッセージを受信していない場合(ステップS250において「NO」)、本方法はステップS240に進む。しかしながら、AMFがUEから登録要求メッセージを受信した場合(ステップS250において「YES」)、本方法はステップS210に進む。
AMFがUEにCM_IDLに入るように指示した場合(ステップS240において「YES」)、ステップS260において、UEに送信されるべきダウンリンクデータが存在するか否かを判定する。UEに送信されるべきデータが存在しない場合(ステップS260において「NO」)、ステップS270において、UEから登録要求メッセージが受信されたか否かを判定する。登録要求メッセージが受信されていない場合(ステップS270において「NO」)、本方法はステップS260に進む。UEから登録要求メッセージが受信された場合(ステップS270において「YES」)、本方法はステップS210に進む。
一方、ステップS260において、UEに送信されるべきデータが存在すると判定された場合(ステップS260において「YES」)、AMFは、UEに割り当てられているトラッキングエリアを構成する第1の地理的セルのいずれか1つに現在マッピングされているカバレッジエリアを有するgNBに、ページングメッセージを送信する。ページングメッセージは、UEをページングするために使用される地理的セルを示す識別子のリストを含む。例えば、識別子のリストは、さらに上に説明したように、第1の識別子のリストまたは第2の識別子のリストとすることができる。
ページングメッセージを送信した後、AMFは、ステップS290において、UEからサービス要求メッセージを受信し、サービス承諾メッセージで応答する。ステップS290の後、本方法はステップS240に進む。
図17は、一実施形態に係る、基地局(例えばgNB)によって実行される方法のステップを示している。
ステップS300において、gNBに、地理的セルの定義が提供される。例えば、gNBに、地理的セルの定義(すなわち地理的セルと地球表面上の地理的場所との間のマッピング関係)をあらかじめ設定してもよいし、地理的セルの定義をシグナリングしてもよい。
ステップS310において、AMFからページングメッセージが受信されたか否かを判定する。ページングメッセージは、UEをページングするために使用される1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を含むことができる。AMFからページングメッセージが受信されていない場合(ステップS310において「NO」)、ステップS310を繰り返し実行する。しかしながら、AMFから基地局によってページングメッセージが受信された場合(ステップS310において「YES」)、本方法はステップS320に進む。
ステップS320において、gNBは、ページングメッセージに示されている地理的セルのうちのいずれか1つを現在カバーしている物理無線ビーム/無線セルを選択する。
ステップS330において、gNBは、ステップS320において選択した物理無線ビーム/無線セルを使用して、ページングメッセージをブロードキャストする。その後、本方法は再びステップS310に進む。
以下の表1は、非特許文献19の8.2.6節に定義されている登録要求メッセージの内容の抜粋を、本開示の実施形態に従って変更したものを示している。
Figure 2023536970000004
Figure 2023536970000005
非特許文献19の登録要求に関する変更は、表1において太字で示してある。表に示されている参照先は、非特許文献19の中の節である。
非特許文献19に記載されている登録要求とは異なり、本実施形態による登録要求メッセージは、最後に訪れた登録済みTAIを含まない。その代わりに、最後に訪れたGCI、すなわち、最後に訪れた地理的セルの識別子が含まれる。さらに、一実施形態では、登録要求メッセージは、GNSS報告コンテナを含むことができ、このコンテナは、送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータを含むことができる。
以下の表2は、非特許文献19の8.2.7節に定義されている登録承諾メッセージの内容の抜粋を、本開示の実施形態に従って変更したものを示している。
Figure 2023536970000006
Figure 2023536970000007
非特許文献19の登録承諾に関する変更は、表2において太字で示してある。表に示されている参照先は、非特許文献19の中の節である。
非特許文献19に記載されている登録承諾とは異なり、本実施形態による登録承諾メッセージは、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を示す「GCIリスト」を含む。さらに、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置が登録要求メッセージを送信するかどうかを示す「TAUトリガーイベント指示情報(TAまたはGC)」(インジケータ)を含むことができる。さらに、一実施形態では、登録承諾メッセージは、送受信機装置が自身のGNSS位置情報をAMFに報告するべきか否かを示す「GNSS報告指示情報」を含むことができる。
以下の表3は、非特許文献20の9.2.4.1節に定義されている、AMFからgNBへ送信するためのページングメッセージの内容の抜粋を、本開示の実施形態に従って変更したものを示している。
非特許文献20のページングメッセージに関する変更は、表3において太字で示してある。表に示されている参照先は、非特許文献20の中の節である。
非特許文献20に記載されているページングメッセージとは異なり、本実施形態によるページングメッセージは、ページングのためのTAIリストを含まず、UEをページングするために使用される地理的セルのリストを含む(「ページングのためのGCIリスト」、「ページング項目のためのGCIリスト」、「GCI」)。
Figure 2023536970000008
TAIがUEに個別に割り当てられ得るのに対し、GCI(地理的セル識別子)はすべての送受信機装置に共通であってよい。さらに、TAIがPLMN IDとTACから構成されるのに対して、GCIは単独で地球全体で有効とすることができる。すなわち、地理的セル識別子は、地理的セルに一意に割り当てることができる。さらに、TAが互いに重なり得るのに対し、本開示による地理的セルは、実施形態によれば、互いに重ならない。例えば、地理的セルは、静的に設定することができる。
実施形態または例についての上記の説明は、RRC_INACTIVE状態のUEにも適用可能であり、この場合、トラッキングエリア(TA)がRANベース通知エリア(RNA:RAN-Based Notification Area)に置き換えられ、ネットワークエンティティ(AMF)が基地局(gNB)に置き換えられ、登録要求メッセージがRRCResumeRequestに置き換えられ、登録承諾メッセージがRRCReleaseメッセージに置き換えられる。
以下では、本開示の実施形態について要約する。
送受信機装置であって、動作時に、送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する回路と、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて送信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて受信する、送受信機と、を備えている、送受信機装置、を提供する。
いくつかの実施形態では、地理的セルは、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止した領域である。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ユニットを使用して現在位置を取得する。
例えば、回路は、動作時に、GNSSユニットを使用して現在位置を繰り返し取得する。
いくつかの実施形態では、送受信機装置は、GNSSユニットを備えている。
いくつかの実施形態では、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子は、現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む。
いくつかの実施形態では、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係によって、地球表面上の地理的場所が1つの地理的セルに関連付けられる。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、現在の地理的セルを繰り返し決定する。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているかどうかを判定し、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルにもはや含まれていないとき、登録要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含み、回路は、動作時に、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含み、回路は、動作時に、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることをインジケータが示す場合、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在の地理的位置を示す位置インジケータ、を送信する。
例えば、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在の地理的位置を示す位置インジケータを、繰り返し送信する。
送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定するステップと、現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて送信するステップと、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて受信するステップと、を含む方法、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置によって実行される。
いくつかの実施形態では、地理的セルは、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止した領域である。
いくつかの実施形態では、本方法は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ユニットを使用して現在位置を取得するステップを含む。
例えば、現在位置は、GNSSユニットを使用して繰り返し取得される。
いくつかの実施形態では、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子は、現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む。
いくつかの実施形態では、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係によって、地球表面上の地理的場所が1つの地理的セルに関連付けられる。
いくつかの実施形態では、現在の地理的セルは繰り返し決定される。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているかどうかを判定するステップと、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルにもはや含まれていないとき、登録要求メッセージを送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含み、本方法は、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージを送信するステップを含む。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含み、本方法は、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージが送信されるべきであることをインジケータが示す場合、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージを送信するステップ、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または現在の地理的位置を示す位置インジケータ、を送信するステップ、を含む。
例えば、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または現在の地理的位置を示す位置インジケータ、が繰り返し送信される。
ネットワークエンティティであって、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて受信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて送信する、送受信機と、動作時に、送受信機装置の少なくとも現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルを決定する回路と、を備えている、ネットワークエンティティ、をさらに提供する。
例えば、ネットワークエンティティは、1つ以上の装置を含むネットワークシステムによって、アクセスおよびモビリティ管理装置によって、または基地局によって、実施され得る。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定し、送受信機は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を第1のページングメッセージにおいて送信する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または、送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を受信し、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を繰り返し受信し、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む登録承諾メッセージを送信した後、登録要求メッセージを受信せず、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルと、複数の基地局のカバレッジエリアと1つ以上の第2の地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の基地局の中から1つ以上の基地局を決定し、送受信機は、動作時に、決定された1つ以上の基地局に第1のページングメッセージを送信する。
送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて受信するステップと、送受信機装置の少なくとも現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルを決定するステップと、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて送信するステップと、を含む方法、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、本方法はネットワークエンティティによって実行される。
例えば、ネットワークエンティティは、1つ以上の装置を含むネットワークシステムによって、アクセスおよびモビリティ管理装置によって、または基地局によって、実施され得る。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、登録承諾メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置をページングするためのページング手順において、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を第1のページングメッセージにおいて送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を受信するステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を繰り返し受信するステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む登録承諾メッセージを送信した後、登録要求メッセージを受信しない、ステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置をページングするためのページング手順において、1つ以上の第2の地理的セルと、複数の基地局のカバレッジエリアと1つ以上の第2の地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の基地局の中から1つ以上の基地局を決定するステップと、決定された1つ以上の基地局に第1のページングメッセージを送信するステップと、を含む。
基地局であって、動作時に、複数のビームを使用して無線セルにサービス提供し、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を含む第1のページングメッセージを受信する送受信機と、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルと、1つ以上の第2の地理的セルと複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定し、決定された1つ以上のビームを使用して第2のページングメッセージを送信するように送受信機を制御する、回路と、を備えている、基地局、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、基地局は、衛星上で動作するように構成されている。
複数のビームを使用して無線セルにサービス提供するステップと、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を含む第1のページングメッセージを受信するステップと、1つ以上の第2の地理的セルと、1つ以上の第2の地理的セルと複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定するステップと、決定した1つ以上のビームを使用して第2のページングメッセージを送信するステップと、を含む方法、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、本方法は、基地局によって実行される。
いくつかの実施形態では、基地局は、衛星上で動作するように構成されている。
送受信機装置およびネットワークエンティティを含むネットワークシステムによって実行される方法であって、送受信機装置によって、送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定するステップと、送受信機装置からネットワークエンティティに、現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて送信するステップと、ネットワークエンティティによって、送受信機装置の少なくとも現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルを決定するステップと、ネットワークエンティティから送受信機装置に、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて送信するステップと、を含む方法、をさらに提供する。
例えば、ネットワークエンティティは、上述したネットワークエンティティまたはその実施形態のうちのいずれか1つである。
例えば、送受信機装置は、上述した送受信機装置またはその実施形態のうちのいずれか1つである。
送受信機装置であって、動作時に、送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する回路と、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子をRRC再開要求メッセージにおいて送信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて受信する、送受信機と、を備えている、送受信機、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、地理的セルは、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止した領域である。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ユニットを使用して現在位置を取得する。
例えば、回路は、動作時に、GNSSユニットを使用して現在位置を繰り返し取得する。
いくつかの実施形態では、送受信機装置は、GNSSユニットを備えている。
いくつかの実施形態では、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子は、現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む。
いくつかの実施形態では、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係によって、地球表面上の地理的場所が1つの地理的セルに関連付けられる。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、現在の地理的セルを繰り返し決定する。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているかどうかを判定し、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルにもはや含まれていないとき、RRC再開要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含み、回路は、動作時に、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含み、回路は、動作時に、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることをインジケータが示す場合、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在の地理的位置を示す位置インジケータを送信する。
例えば、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在の地理的位置を示す位置インジケータを繰り返し送信する。
送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定するステップと、現在の地理的セルを示す現在の識別子をRRC再開要求メッセージにおいて送信するステップと、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて受信するステップと、を含む方法、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置によって実行される。
いくつかの実施形態では、地理的セルは、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止した領域である。
いくつかの実施形態では、本方法は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ユニットを使用して現在位置を取得するステップを含む。
例えば、現在位置は、GNSSユニットを使用して繰り返し取得される。
いくつかの実施形態では、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子は、現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む。
いくつかの実施形態では、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係によって、地球表面上の地理的場所が1つの地理的セルに関連付けられる。
いくつかの実施形態では、現在の地理的セルは繰り返し決定される。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているかどうかを判定するステップと、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルにもはや含まれていないとき、RRC再開要求メッセージを送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含み、本方法は、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージを送信するステップ、を含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含み、本方法は、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージが送信されるべきであることをインジケータが示す場合、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージを送信するステップ、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または現在の地理的位置を示す位置インジケータ、を送信するステップ、を含む。
例えば、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または現在の地理的位置を示す位置インジケータ、が繰り返し送信される。
基地局であって、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子をRRC再開要求メッセージにおいて受信し、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて送信する、送受信機と、動作時に、送受信機装置の少なくとも現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルを決定する回路と、を備えている基地局、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定し、送受信機は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を第1のページングメッセージにおいて送信する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を受信し、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を繰り返し受信し、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含むRRC解放メッセージを送信した後、RRC再開要求メッセージを受信せず、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルと、複数の基地局のカバレッジエリアと1つ以上の第2の地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の基地局の中から1つ以上の基地局を決定し、送受信機は、動作時に、決定された1つ以上の基地局に第1のページングメッセージを送信する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、複数のビームを使用して無線セルにサービス提供し、回路は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルと、1つ以上の第2の地理的セルと複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定し、決定された1つ以上のビームを使用してページングメッセージを送信するよう送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、基地局は、衛星上で動作するように構成されている。
送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子をRRC再開要求メッセージにおいて受信するステップと、送受信機装置の少なくとも現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルを決定するステップと、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて送信するステップと、を含む方法、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、本方法は、基地局によって実行される。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、本方法は、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を第1のページングメッセージにおいて送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を受信するステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を繰り返し受信するステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含むRRC解放メッセージを送信した後、RRC再開要求メッセージを受信しない、ステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置をページングするためのページング手順において、1つ以上の第2の地理的セルと、複数の基地局のカバレッジエリアと1つ以上の第2の地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の基地局の中から1つ以上の基地局を決定するステップと、決定した1つ以上の基地局に第1のページングメッセージを送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、複数のビームを使用して無線セルにサービス提供するステップと、1つ以上の第2の地理的セルと、1つ以上の第2の地理的セルと複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定するステップと、決定した1つ以上のビームを使用してページングメッセージを送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、基地局は、衛星上で動作するように構成されている。
送受信機装置であって、動作時に、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて受信する送受信機と、動作時に、RRC INACTIVE状態に入るように送受信機装置を制御する回路と、を備えている、送受信機装置、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、地理的セルは、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止した領域である。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ユニットを使用して現在位置を取得する。
例えば、回路は、動作時に、GNSSユニットを使用して現在位置を繰り返し取得する。
いくつかの実施形態では、送受信機装置は、GNSSユニットを備えている。
いくつかの実施形態では、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子は、現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む。
いくつかの実施形態では、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係によって、地球表面上の地理的場所が1つの地理的セルに関連付けられる。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、現在の地理的セルを繰り返し決定する。
いくつかの実施形態では、回路は、動作時に、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているかどうかを判定し、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルにもはや含まれていないとき、RRC再開要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含み、回路は、動作時に、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含み、回路は、動作時に、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることをインジケータが示す場合、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージを送信するように送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在の地理的位置を示す位置インジケータ、を送信する。
例えば、送受信機は、動作時に、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在の地理的位置を示す位置インジケータ、を繰り返し送信する。
複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて受信するステップと、RRC INACTIVE状態に入るステップと、を含む方法、をさらに提供する。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置によって実行される。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定するステップ、を含む。
いくつかの実施形態では、地理的セルは、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止した領域である。
いくつかの実施形態では、本方法は、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)ユニットを使用して現在位置を取得するステップを含む。
例えば、現在位置は、GNSSユニットを使用して繰り返し取得される。
いくつかの実施形態では、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子は、現在の地理的セルを示す現在の識別子を含む。
いくつかの実施形態では、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係によって、地球表面上の地理的場所が1つの地理的セルに関連付けられる。
いくつかの実施形態では、現在の地理的セルは繰り返し決定される。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているかどうかを判定するステップと、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルにもはや含まれていないとき、RRC再開要求メッセージを送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含み、本方法は、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージを送信するステップ、を含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときにRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含み、本方法は、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージが送信されるべきであることをインジケータが示す場合、現在の地理的セルが変更されたときに登録要求メッセージを送信するステップ、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または現在の地理的位置を示す位置インジケータ、を送信するステップ、を含む。
例えば、現在の地理的セルを示す現在の識別子、または現在の地理的位置を示す位置インジケータ、が繰り返し送信される。
基地局であって、送受信機と、動作時に、基地局によってサービス提供される無線セル内の送受信機装置をサーブするように送受信機を制御し、複数の第1の地理的セルを決定する、回路と、を備えており、送受信機が、動作時に、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて送信する、基地局、をさらに提供する。
例えば、複数の第1の地理的セルは、基地局のカバレッジエリアを含む領域をカバーする。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定し、送受信機は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を第1のページングメッセージにおいて送信する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を受信し、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を繰り返し受信し、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定する。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、回路は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルと、複数の基地局のカバレッジエリアと1つ以上の第2の地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の基地局の中から1つ以上の基地局を決定し、送受信機は、動作時に、決定された1つ以上の基地局に第1のページングメッセージを送信する。
いくつかの実施形態では、送受信機は、動作時に、複数のビームを使用して無線セルにサービス提供し、回路は、動作時に、1つ以上の第2の地理的セルと、1つ以上の第2の地理的セルと複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定し、決定された1つ以上のビームを使用してページングメッセージを送信するよう送受信機を制御する。
いくつかの実施形態では、基地局は、衛星上で動作するように構成されている。
サービス提供される無線セル内の送受信機装置をサーブするステップと、複数の第1の地理的セルを決定するステップと、複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子をRRC解放メッセージにおいて送信するステップと、を含む方法、をさらに提供する。
例えば、複数の第1の地理的セルは、基地局のカバレッジエリアを含む領域をカバーする。
いくつかの実施形態では、本方法は、基地局によって実行される。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、RRC解放メッセージは、現在の地理的セルが複数の第1の地理的セルに依然として含まれているという状況下で、現在の地理的セルが変更されたときに送受信機装置によってRRC再開要求メッセージが送信されるべきであるか否かを示すインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、送受信機装置をページングするためのページング手順において、本方法は、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を第1のページングメッセージにおいて送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を受信するステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子、または送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を繰り返し受信するステップと、送受信機装置をページングするためのページング手順において、送受信機装置の現在の地理的セルを使用して、または、送受信機装置の現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、送受信機装置をページングするためのページング手順において、1つ以上の第2の地理的セルと、複数の基地局のカバレッジエリアと1つ以上の第2の地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、複数の基地局の中から1つ以上の基地局を決定するステップと、決定した1つ以上の基地局に第1のページングメッセージを送信するステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、複数のビームを使用して無線セルにサービス提供するステップと、1つ以上の第2の地理的セルと、1つ以上の第2の地理的セルと複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定するステップと、決定した1つ以上のビームを使用してページングメッセージを送信するするステップと、を含む。
いくつかの実施形態では、基地局は、衛星上で動作するように構成されている。
上記の実施形態のいずれか1つに係る送受信機装置と、上記の実施形態のいずれか1つに係るネットワークエンティティと、を備えるネットワークシステム、をさらに提供する。
上記の実施形態のいずれか1つに係る送受信機装置と、上記の実施形態のいずれか1つに係る基地局と、を備えるネットワークシステム、をさらに提供する。
上記の実施形態のいずれか1つに係る基地局と、上記の実施形態のいずれか1つに係るネットワークエンティティと、を備えるネットワークシステム、をさらに提供する。
上記の実施形態のいずれか1つに係る送受信機装置と、上記の実施形態のいずれか1つに係る基地局と、上記の実施形態のいずれか1つに係るネットワークエンティティと、を備えるネットワークシステム、をさらに提供する。
本開示は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって、実施することができる。上述した各実施形態の説明において使用される各機能ブロックは、その一部または全体を、集積回路(IC)などのLSIによって実施することができ、各実施形態において説明した各プロセスは、その一部または全体を、同じLSIまたはLSIの組合せによって制御することができる。LSIは、チップとして個別に形成する、または、機能ブロックの一部またはすべてが含まれるように1個のチップを形成することができる。LSIは、自身に結合されたデータ入出力部を含むことができる。LSIは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIとも称される。しかしながら、集積回路を実施する技術は、LSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ、または専用プロセッサを使用することによって実施することができる。さらには、LSIの製造後にプログラムすることのできるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)や、LSI内部に配置されている回路セルの接続および設定を再設定できるリコンフィギャラブル・プロセッサを使用することもできる。本開示は、デジタル処理またはアナログ処理として実施することができる。半導体技術または別の派生技術が進歩する結果として、LSIが将来の集積回路技術に置き換わる場合、その将来の集積回路技術を使用して機能ブロックを集積化することができる。バイオテクノロジを適用することもできる。
本開示は、通信の機能を有する任意の種類の装置、デバイス、またはシステム(通信装置と呼ばれる)によって実施することができる。
このような通信装置の非限定的ないくつかの例としては、電話(例:携帯電話、スマートフォン)、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)(例:ラップトップ、デスクトップ、ノートブック)、カメラ(例:デジタルスチル/ビデオカメラ)、デジタルプレイヤー(デジタルオーディオ/ビデオプレイヤー)、ウェアラブルデバイス(例:ウェアラブルカメラ、スマートウォッチ、トラッキングデバイス)、ゲームコンソール、電子書籍リーダー、遠隔医療/テレメディシン(リモート医療・医薬)装置、通信機能を提供する車両(例:自動車、飛行機、船舶)、およびこれらのさまざまな組合せ、が挙げられる。
通信装置は、携帯型または可搬型に限定されず、非携帯型または据付け型である任意の種類の装置、デバイス、またはシステム、例えば、スマートホームデバイス(例:電化製品、照明、スマートメーター、制御盤)、自動販売機、および「モノのインターネット(IoT:Internet of Things)」のネットワーク内の任意の他の「モノ」なども含むことができる。
通信は、例えばセルラーシステム、無線LANシステム、衛星システム、その他、およびこれらのさまざまな組合せを通じてデータを交換するステップ、を含むことができる。
通信装置は、本開示の中で説明した通信の機能を実行する通信デバイスに結合されたコントローラやセンサなどのデバイスを備えることができる。例えば、通信装置は、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスによって使用される制御信号またはデータ信号を生成するコントローラまたはセンサ、を備えていることができる。
通信装置は、インフラストラクチャ設備、例えば、上の非限定的な例における装置等の装置と通信する、またはそのような装置を制御する基地局、アクセスポイント、および任意の他の装置、デバイス、またはシステムなどを、さらに含むことができる。

Claims (18)

  1. 送受信機装置であって、
    前記送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する回路と、
    送受信機であって、
    前記現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて送信し、
    複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて受信する、
    前記送受信機と、
    を備えている、送受信機装置。
  2. 地理的セルが、地球表面上の少なくとも1つの地理的場所に関して地球表面上に定義された重なり合わない静止した領域である、
    請求項1に記載の送受信機装置。
  3. 前記複数の第1の地理的セルを示す前記複数の第1の識別子が、前記現在の地理的セルを示す前記現在の識別子を含む、
    請求項1または請求項2に記載の送受信機装置。
  4. 地理的場所と地理的セルとの間の前記マッピング関係によって、地球表面上の地理的場所が1つの地理的セルに関連付けられる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の送受信機装置。
  5. 前記回路が、前記現在の地理的セルを繰り返し決定する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の送受信機装置。
  6. 前記回路が、
    前記現在の地理的セルが前記複数の第1の地理的セルに依然として含まれているかどうかを判定し、
    前記現在の地理的セルが前記複数の第1の地理的セルにもはや含まれていないとき、前記登録要求メッセージを送信するように前記送受信機を制御する、
    請求項5に記載の送受信機装置。
  7. 前記登録承諾メッセージが、前記現在の地理的セルが変更されたときに前記送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含み、
    前記回路が、前記現在の地理的セルが変更されたときに前記登録要求メッセージを送信するように前記送受信機を制御する、
    請求項5または請求項6に記載の送受信機装置。
  8. 前記送受信機が、前記現在の地理的セルを示す前記現在の識別子、または前記送受信機装置の前記現在の地理的位置を示す位置インジケータ、を送信する、
    請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の送受信機装置。
  9. ネットワークエンティティであって、
    送受信機であって、
    送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて受信し、
    複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて送信する、
    前記送受信機と、
    前記送受信機装置の少なくとも前記現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、前記複数の第1の地理的セルを決定する回路と、
    を備えている、ネットワークエンティティ。
  10. 前記登録承諾メッセージが、前記現在の地理的セルが変更されたときに前記送受信機装置によって登録要求メッセージが送信されるべきであることを示すインジケータを含む、
    請求項9に記載のネットワークエンティティ。
  11. 前記送受信機装置をページングするためのページング手順において、
    前記回路が、前記複数の第1の地理的セルの中から1つ以上の第2の地理的セルを決定し、
    前記送受信機が、前記1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を第1のページングメッセージにおいて送信する、
    請求項9または請求項10に記載のネットワークエンティティ。
  12. 前記送受信機が、前記送受信機装置の前記現在の地理的セルを示す前記現在の識別子、または、前記送受信機装置の現在位置を示す位置インジケータ、を受信し、
    前記送受信機装置をページングするための前記ページング手順において、
    前記回路が、前記送受信機装置の前記現在の地理的セルを使用して、または、前記送受信機装置の前記現在位置と、地理的場所と地理的セルとの間の前記マッピング関係とを使用して、前記複数の第1の地理的セルの中から前記1つ以上の第2の地理的セルを決定する、
    請求項11に記載のネットワークエンティティ。
  13. 前記送受信機装置をページングするための前記ページング手順において、
    前記回路が、前記1つ以上の第2の地理的セルと、複数の基地局のカバレッジエリアと前記1つ以上の第2の地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、前記複数の基地局の中から1つ以上の基地局を決定し、
    前記送受信機が、前記決定された1つ以上の基地局に前記第1のページングメッセージを送信する、
    請求項11または請求項12に記載のネットワークエンティティ。
  14. 基地局であって、
    送受信機であって、
    複数のビームを使用して無線セルにサービス提供し、
    1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を含む第1のページングメッセージを受信する、
    前記送受信機と、
    回路であって、
    前記1つ以上の第2の地理的セルと、前記1つ以上の第2の地理的セルと前記複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定し、
    前記決定された1つ以上のビームを使用して第2のページングメッセージを送信するように前記送受信機を制御する、
    前記回路と、
    を備えている、基地局。
  15. 前記基地局が、衛星上で動作するように構成されている、
    請求項14に記載の基地局。
  16. 送受信機装置を制御するように構成されている集積回路であって、前記集積回路が、
    前記送受信機装置の現在の地理的位置と、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、現在の地理的セルを決定する制御回路と、
    送受信機回路であって、
    前記現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて送信し、
    複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて受信する、
    前記送受信機回路と、
    を備えている、集積回路。
  17. ネットワークエンティティを制御するように構成されている集積回路であって、前記集積回路が、
    送受信機回路であって、
    送受信機装置の現在の地理的セルを示す現在の識別子を登録要求メッセージにおいて受信し、
    複数の第1の地理的セルを示す複数の第1の識別子を登録承諾メッセージにおいて送信する、
    前記送受信機回路と、
    前記送受信機装置の少なくとも前記現在の地理的セルと、地理的場所と地理的セルとの間のマッピング関係とを使用して、前記複数の第1の地理的セルを決定する制御回路と、
    を備えている、集積回路。
  18. 基地局を制御するように構成されている集積回路であって、前記集積回路が、
    送受信機回路であって、
    複数のビームを使用して無線セルにサービス提供し、
    1つ以上の第2の地理的セルを示す1つ以上の第2の識別子を含む第1のページングメッセージを受信する、
    前記送受信機回路と、
    制御回路であって、
    前記1つ以上の第2の地理的セルと、前記1つ以上の第2の地理的セルと前記複数のビームのカバレッジエリアとの間のマッピング関係とを使用して、1つ以上のビームを決定し、
    前記決定された1つ以上のビームを使用して第2のページングメッセージを送信するように前記送受信機回路を制御する、
    前記制御回路と、
    を備えている、集積回路。
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