JP2023536969A - 通信方法、デバイス、およびシステム - Google Patents

通信方法、デバイス、およびシステム Download PDF

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Abstract

本出願の実施形態は、通信方法、デバイス、およびシステムを開示する。第1のネットワーク要素は、第1の要求を第2のネットワーク要素に送信し、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報およびユーザ関連データの第1の使用範囲を含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信し、第1の応答は承認情報を含み、承認情報は、ユーザ情報に対応するユーザが関連データを第1の使用範囲に使用することを許可するかどうかを示す。ユーザ情報に対応するユーザのユーザ関連データを取得しようとするとき、第1のネットワーク要素は、最初に第2のネットワーク要素に第1の要求を送信し、第2のネットワーク要素を介して承認情報を取得してよく、その結果ユーザがユーザ関連データを第1の使用範囲に使用することを許可することを承認情報が示すとき、第1のネットワーク要素は、ユーザベースのデータに基づいて関連する動作を実行し得る。

Description

本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、通信方法、デバイス、およびシステムに関する。
現在のテクノロジーにおいては、通信オペレータネットワークにおいてユーザによって生成されたユーザベースのデータは、そのユーザに属し、オペレータネットワークは、そのユーザベースのデータを意のままに取得または使用することを禁止されている。
実際の用途においては、通信オペレータネットワークがユーザベースのデータを取得および使用して、取得されたユーザベースのデータに基づいてデータ分析などを実行する必要があるいくつかのシナリオがある。しかしながら、現在のテクノロジーにおいては、通信オペレータネットワークは、ユーザ関連データの承認情報を正確に取得するための解決策を提供していない。
これを考慮して、本出願の実施形態は、通信方法、デバイス、およびシステムを提供し、それを通じてユーザ関連データの承認情報が正確に取得される。
前述の問題を解決するために、本出願の実施形態は、下記の技術的な解決策を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することを含む。第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信する。第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。この実装においては、ユーザ情報は、ユーザまたは何人かのユーザを示し、ユーザ情報は、ユーザが位置しているエリアの識別子、ユーザの識別子、ユーザが属するユーザグループの識別子、ユーザに対応するネットワークスライスの識別子、ユーザのデータネットワーク名DNN、およびユーザが属するネットワーク要素の識別子であり得る。ユーザ情報に対応するユーザのユーザ関連データを取得することを意図している場合には、第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素を通じてユーザの承認情報を取得するために、はじめに第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し得、それによって、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得し、それによって第1のネットワーク要素は、ユーザベースのデータに基づいて関連オペレーションを実行し得る。この実装においては、第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することによって、ユーザ関連データに対応する承認情報を正確に取得し、それによって正確な取得を実施し得る。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。第1のデータは、生データおよび処理されたデータへと分類され得る。生データは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応する生データを含み得る。処理されたデータは、生データに基づいて処理されたデータを含む。具体的には、集約および匿名化などのオペレーションが生データ上で実行され得る。この実装においては、ユーザベースのデータが分割されて複数のタイプのデータを取得して、データのそれぞれのタイプに関して別々の承認情報を設定し、それによってユーザ関連データをより包括的に保護する。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。すなわち、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータおよび/または第2のデータが取得される必要があるということを識別するためのものである。この実装においては、承認情報を第2のネットワーク要素に要求する際に、第1のネットワーク要素は、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求する。具体的には、第1のタイプ識別子がイベント識別子である場合には、それは、第1のデータの承認情報が要求されているということを示し、または第1のタイプ識別子が分析識別子である場合には、それは、第2のデータの承認情報が要求されているということを示す。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、イベント識別子であり、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子であり、第2のデータは、分析識別子に対応するデータ分析結果である。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素がネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含み得、すなわち、第1の使用目的は、データ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析が実行されるということを示す。この実装においては、第1のデータを取得する目的が第1の使用目的によって示されて、その使用目的のためのユーザの承認情報を取得し得る。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み得、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。この実装においては、第1のデータ上で実行される分析の具体的なタイプが分析識別子によって具体的に示され得る。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析結果を取得すること、もしくは使用に関してサードパーティーAFへの開放を行うことであり得、またはどのデータ分析結果が具体的に取得されることになるかがさらに定義され得、たとえば、ユーザの移動軌跡分析結果が取得される。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。この実装においては、第1のデータ上でデータ分析を実行することによって取得されるデータ分析結果が取得された場合には、データ分析結果の使用範囲がさらに設定され得る。たとえば、第2の使用対象は、データ分析結果が使用されることになる対象を示すためのものであり、第2の使用目的は、データ分析結果が使用されることになる目的を示すためのものであり、第2の使用時期は、データ分析結果が使用されることになる時期を示すためのものである。第2の使用範囲をさらに設定することによって、第2の使用範囲を含むユーザの承認情報が取得される。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。この実装においては、第1のネットワーク要素がNEFネットワーク要素である場合には、第1のネットワーク要素は、UDMネットワーク要素、UDRネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、または端末デバイスのうちのいずれか1つへ第1の要求を送信して、ユーザの承認情報を取得するように要求し得る。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。この実装においては、第1のネットワーク要素がNEFネットワーク要素である場合には、第1のネットワーク要素によって要求されるユーザ関連データの使用対象は、AFであり得る。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素がアクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するための条件は、第1のネットワーク要素の要件によってトリガーされ得、または第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を第1のネットワーク要素が受信するケースであり得、第2の要求は、ユーザ関連データを取得するように要求するためのものである。第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信する。この実装においては、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信した場合には、第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信して、ユーザの承認情報を要求する。
可能な実装においては、第2の要求は、ユーザ情報および第3の使用範囲を含み得、ユーザ情報は、ユーザを識別するためのものであり、ユーザ情報は、ユーザが位置しているエリアの識別子、ユーザの識別子、ユーザが属するユーザグループの識別子、ユーザに対応するネットワークスライスの識別子、ユーザのデータネットワーク名DNN、およびユーザが属するネットワーク要素の識別子であり得る。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。第3の使用対象は、第2の要求によって要求されたユーザ関連データの使用対象を示すためのものであり、第3の使用目的は、第2の要求によって要求されたユーザ関連データの使用目的を示すためのものであり、第3の使用時期は、第2の要求によって要求されたユーザ関連データの使用時期を示すためのものである。
可能な実装においては、第2の要求は、第2のタイプ識別子をさらに含み得、第2のタイプ識別子は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。第2のタイプ識別子は、イベント識別子または分析識別子であり得る。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定し得る。この実装においては、第2の要求が第2のタイプ識別子を含む場合には、第1のネットワーク要素は、第2のタイプ識別子に基づいて第1の要求における第1のタイプ識別子を決定して、第1の要求における第1のタイプ識別子を提示し得る。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することは、第1のネットワーク要素が第2のデータタイプ識別子を第1のタイプ識別子として決定することを含み得る。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することは、第1のネットワーク要素が設定情報および第2のデータタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することを含み得る。設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のデータタイプ識別子との間における対応を示す。この実装においては、第1のネットワーク要素は、設定情報に基づいて第2のタイプ識別子を第1のタイプ識別子へマップして、第1のタイプ識別子を第1の要求に含める。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、この方法は、第1のネットワーク要素が第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信することをさらに含み、第2の応答は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データを含む。
可能な実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAF、ネットワーク機能NFネットワーク要素、ネットワーク管理システムネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素がアプリケーション機能AFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり得る。
可能な実装においては、この方法は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素がユーザ関連データを取得することをさらに含む。ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可している場合に、第1のネットワーク要素はユーザ関連データを取得し、これは、ユーザ関連データの悪用を回避し、ユーザ関連データのセキュリティーを改善する。
可能な実装においては、この方法は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素がユーザ関連データを削除するか、またはユーザ関連データを取得するのを停止することをさらに含む。この実装においては、ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可していない場合には、第1のネットワーク要素がユーザ関連データを取得しているならば、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを削除し、または第1のネットワーク要素がユーザ関連データを取得していないならば、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得するのを停止し、それによってユーザ関連データのセキュリティーを確実にする。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示すために使用される理由情報をさらに含む。この実装においては、ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可していない場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることが許可されていない具体的な理由を通知するために、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示す理由情報をさらに含み得る。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を第2のネットワーク要素が受信することであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、受信することと、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することと、第2のネットワーク要素が第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信することであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、送信することとを含む。
可能な実装においては、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することは、第1のネットワーク要素が、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定することを含む。この実装においては、第2のネットワーク要素は、ネットワークにおけるユーザの承認情報を事前に格納し得る。第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、第1の要求におけるユーザ情報がユーザの承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定する。
可能な実装においては、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することは、第2のネットワーク要素が、第1の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する端末デバイスへ第3の要求を送信することであって、第3の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求するためのものである、送信することと、第2のネットワーク要素が、端末デバイスによって送信された第3の応答を受信することであって、第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを含む。この実装においては、第2のネットワーク要素は、端末デバイスへ第3の要求を送信することによって、ユーザ情報に対応する承認情報を取得する。
可能な実装においては、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することは、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素への第4の要求を開始することであって、第4の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を第4のネットワーク要素に要求するためのものである、開始することと、第4のネットワーク要素によって送信された第4の応答を第2のネットワーク要素が受信することであって、第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを含む。この実装においては、第2のネットワーク要素は、第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信することによって、ユーザ情報に対応する承認情報を取得する。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを示すためのものであり、第1の要求が、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることは、第1の要求が、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることを含む。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用対象は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装においては、ユーザデータが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子である。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、アクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示す理由情報をさらに含む。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第3のネットワーク要素が第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信することを含む。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものであり、ユーザ情報および第3の使用範囲を含む。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。第3のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素によって送信された第2の応答を受信する。第2の応答は、ユーザ関連データまたは表示情報を含み、表示情報は、ユーザ関連データが取得されることに失敗しているということを示す。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第2の応答が表示情報を含む場合には、第2の応答は、失敗理由情報をさらに含んで、その失敗理由情報を通じて具体的な失敗理由を第3のネットワーク要素に通知する。
可能な実装においては、第2の要求は、第2のタイプ識別子をさらに含み、第2のタイプ識別子は、取得するように第3のネットワーク要素が要求するユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。この実装においては、第2のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータまたは第2のデータを識別するためのものである。第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第1のデータである場合には、第2のタイプ識別子は、イベント識別子である。第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータである場合には、第2のタイプ識別子は、分析識別子である。
可能な実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAFまたはネットワーク機能NFネットワーク要素であり得る。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第2のネットワーク要素によって送信された第3の要求を端末デバイスが受信することを含む。第3の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第3の要求は、ユーザ関連データの第1の使用範囲を含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。端末デバイスは、第3の要求に基づいて承認情報を決定し、第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信する。第3の応答は、承認情報を含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
第5の態様によれば、
第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するように構成されている送信ユニットであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、送信ユニットと、
第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信するように構成されている受信ユニットであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、受信ユニットとを含む通信デバイスが提供される。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを識別するためのものであり、
第1の要求が、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることは、
第1の要求が、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、イベント識別子であり、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用対象は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子であり、第2のデータは、分析識別子に対応するデータ分析結果である。
可能な実装においては、通信デバイスは、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。
可能な実装においては、通信デバイスがアクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、受信ユニットは、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信するようにさらに構成されている。第2の要求は、ユーザ関連データを取得するように要求するためのものである。
送信ユニットは、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するように特に構成されている。
可能な実装においては、第2の要求は、ユーザ情報および第3の使用範囲を含み、第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。このデバイスは、
第3の使用範囲に基づいて第1の使用範囲を取得するように構成されている処理ユニットをさらに含む。
可能な実装においては、第2の要求は、第2のタイプ識別子を含み、第2のタイプ識別子は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。
処理ユニットは、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するようにさらに構成されている。
可能な実装においては、処理ユニットは、第2のデータタイプ識別子を第1のタイプ識別子として決定するように特に構成されている。
可能な実装においては、処理ユニットは、設定情報および第2のデータタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するように特に構成されており、設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のデータタイプ識別子との間における対応を示す。
可能な実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAFまたはネットワーク機能NFネットワーク要素である。
第6の態様によれば、
第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信するように構成されている受信ユニットであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、受信ユニットと、
第1の要求に基づいて承認情報を決定するように構成されている処理ユニットと、
第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信するようにさらに構成されている送信ユニットであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、送信ユニットとを含む通信デバイスが提供される。
可能な実装においては、処理ユニットは、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定するように特に構成されている。
可能な実装においては、処理ユニットは、トランシーバを通じて第1の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する端末デバイスへの第3の要求を開始するように特に構成されている。第3の要求は、トランシーバを通じて、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求して、端末デバイスによって送信された第3の応答を受信するためのものである。第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。
可能な実装においては、処理ユニットは、トランシーバを通じて第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素への第4の要求を開始するように特に構成されている。第4の要求は、トランシーバを通じて、ユーザ情報に対応する承認情報を第4のネットワーク要素に要求して、第4のネットワーク要素によって送信された第4の応答を受信するためのものである。第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを示すためのものであり、
第1の要求が、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることは、
第1の要求が、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることを含む。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素であり、通信デバイスは、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用対象は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装においては、ユーザデータが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子である。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、通信デバイスは、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、アクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素であり、通信デバイスは、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
第7の態様によれば、プロセッサを含む通信デバイスが提供される。プロセッサは、メモリに結合されており、第1の態様から第4の態様のうちのいずれか1つの態様、および第1の態様から第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つの実装による方法を実行するように構成され得る。任意選択で、この通信デバイスは、メモリをさらに含む。任意選択で、この通信デバイスは、通信インターフェースをさらに含み、プロセッサは、通信インターフェースに結合される。
実装においては、この通信デバイスは、端末デバイスである。この通信デバイスが端末デバイスである場合には、通信インターフェースは、トランシーバまたは入力/出力インターフェースであり得る。任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であり得る。任意選択で、入力/出力インターフェースは、入力/出力回路であり得る。
別の実装においては、通信デバイスは、ネットワークデバイスである。通信デバイスがネットワークデバイス、たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、および第4のネットワーク要素のうちのいずれか1つまたは複数である場合には、通信インターフェースは、トランシーバまたは入力/出力インターフェースであり得る。任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であり得る。任意選択で、入力/出力インターフェースは、入力/出力回路であり得る。
別の実装においては、通信デバイスは、チップまたはチップシステムである。通信デバイスがチップまたはチップシステムである場合には、通信インターフェースは、チップまたはチップシステム上の入力/出力インターフェース、インターフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、または関連した回路などであり得る。プロセッサは、代替として、処理回路または論理回路として具体化され得る。
第8の態様によれば、システムが提供される。このシステムは、前述の端末デバイスおよび前述のネットワークデバイスを含む。本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、ネットワーク側のネットワーク要素である。たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、および第4のネットワーク要素はすべて、ネットワークデバイスと呼ばれることがある。本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、または第4のネットワーク要素のうちの任意の1つまたは複数であり得る。
第9の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(コードまたは命令と呼ばれることもある)を含む。コンピュータプログラムが稼働されたときに、コンピュータは、第1の態様の任意の可能な実装による方法を実行することを可能にされ、またはコンピュータは、第1の態様から第4の態様の任意の実装による方法を実行することを可能にされる。
第10の態様によれば、コンピュータ可読ストレージメディアが提供される。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラム(コードまたは命令と呼ばれることもある)を格納する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で稼働されたときに、コンピュータは、第1の態様の任意の可能な実装による方法を実行すること、または第1の態様から第4の態様の任意の実装による方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態による通信システムのアーキテクチャーの図である。 本出願の実施形態による通信方法のフローチャートである。 本出願の実施形態による別の通信方法のフローチャートである。 本出願の実施形態による別の通信方法のフローチャートである。 本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。 本出願の実施形態による別の通信デバイスの構造の概略図である。 本出願の実施形態による別の通信デバイスの構造の概略図である。
本出願の記述においては、別段の記載がない限り、「/」は「または」を意味する。たとえば、A/Bは、AまたはBを意味し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられている対象どうしの間における関連付け関係のみを記述しており、3つの関係があり得るということを示している。たとえば、「Aおよび/またはB」は、「Aのみが存在する」、「AおよびBの両方が存在する」、ならびに「Bのみが存在する」という3つのケースを表し得る。本出願の記述においては、別段の指定がない限り、「少なくとも1つ」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味する。
加えて、本出願の実施形態における技術的な解決策を明確に記述しやすくする目的で、同じアイテムどうし、または基本的に同じ機能もしくは目的を有する類似のアイテムどうしの間を区別するために、本出願の実施形態においては「第1の」および「第2の」などの言葉が使用されている。「第1の」および「第2の」などの用語は、数量または実行順序を限定するものではなく、「第1の」および「第2の」などの用語は、明確な違いを示すものではないということを当業者なら理解し得る。
本出願の実施形態における技術的な解決策は、第4世代(4th Generation, 4G)システム、4Gシステムに基づいて進化したさまざまなシステム、第5世代(5th Generation, 5G)システム、および5Gシステムに基づいて進化したさまざまなシステムに適用可能である。4Gシステムは、エボルブドパケットシステム(evolved packet system, EPS)と呼ばれることもある。4Gシステムにおいては、コアネットワーク(core network, CN)が、エボルブドパケットコア(evolved packet core, EPC)と呼ばれることがあり、アクセスネットワークが、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)と呼ばれることがある。5Gシステムにおいては、コアネットワークが、5GC(5G core)と呼ばれることがあり、アクセスネットワークが、新無線(new radio, NR)と呼ばれることがある。記述を容易にするために、本出願は、以降では、本出願が5Gシステムに適用される例を使用することによって記述されている。本出願が4Gシステムまたは別の通信システムに適用される場合には、本出願に含まれているネットワーク要素は、対応する通信システムにおいて同じまたは同様の機能を有するネットワーク要素と置き換えられる。
図1は、サービスインターフェースに基づく5Gシステムのネットワークアーキテクチャーの概略図の例を示している。この概略図においては、5Gシステムは、認証サーバ機能(authentication server function, AUSF)ネットワーク要素、アクセスおよびモビリティー管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワーク要素、データネットワーク(data network, DN)、統合データ管理(unified data management, UDM)ネットワーク要素、ユーザデータリポジトリ(user data repository, UDR)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)ネットワーク要素、(無線)アクセスネットワーク((radio) access network, (R)AN)ネットワーク要素、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワーク要素、端末(terminal)、アプリケーション機能(application function, AF)ネットワーク要素、セッション管理機能(session management function, SMF)ネットワーク要素、バインディングサポート機能(binding support function, BSF)ネットワーク要素、ネットワークデータ分析機能(network data analytics function, NWDAF)ネットワーク要素、ネットワーク公開機能(network exposure function, NEF)ネットワーク要素、およびネットワークリポジトリ機能(network repository function, NRF)ネットワーク要素を含み得る。
記述を容易にするために、以降では、(R)ANネットワーク要素、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、UDRネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、BSFネットワーク要素、NWDAFネットワーク要素、NRFネットワーク要素、NEFネットワーク要素などは、それぞれRAN、AMF、SMF、UDM、UDR、AUSF、UPF、PCF、BSF、NWDAF、NRF、NEFなどを使用することによって表される。
5Gシステムは、アクセスネットワークおよびコアネットワークへと分割されている。アクセスネットワークは、無線アクセスに関連した機能を実施し、主にRANを含む。コアネットワークは、ネットワークサービスの制御、データ伝送などのためのものである。コアネットワークは、複数のネットワーク要素を含み、主にAMF、SMF、UPF、PCF、UDMなどを含む。
図1におけるいくつかのネットワーク要素の機能は、下記のとおりである。
PCFは、AMFおよびSMFのためのサービス品質(quality of service, QoS)ポリシーおよびスライス選択ポリシーなどのポリシーを提供するように構成されている。
UDMは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)の認証およびキー合意(authentication and key agreement, AKA)、認証クレデンシャル、ユーザ識別処理、アクセス承認、登録/モビリティー管理、加入管理、ショートメッセージサービス管理などを処理するように構成されている。本出願においては、UDMは、現在端末にサービス提供しているネットワーク要素(サービングAMF(serving AMF)、サービングSMF(serving SMF)、またはサービングNWDAF(serving NWDAF)などのサービングNF(serving NF))に関する情報を格納する機能を提供し得る。
UDRは、ユーザデータを格納するための論理リポジトリとして、ユーザ関連データの共有および配布を実施するように構成されている。
AUSFは、ネットワークのためのユーザ認証および承認サービスを提供するように構成されている。
AFは、アプリケーションサーバであり得、オペレータまたはサードパーティーに属し得る。AFは、サービス、たとえば、データルーティングの決定に影響を与えるサービス、ポリシー制御機能、またはネットワーク側のために提供されるいくつかのサードパーティーサービスを提供するために3GPPコアネットワークと対話することを主にサポートする。
NEFは、ネットワーク公開のカスタマイズされた機能を提供するように、そしてサードパーティーAFのための認証および承認機能をさらにサポートするように構成されている。
AMFは、シグナリング処理、たとえば、端末登録管理、端末接続管理、端末到達可能性管理、端末アクセス認証および承認、端末セキュリティー機能、端末モビリティー管理(端末位置更新、ネットワークへの端末登録、および端末ハンドオーバーなど)、ネットワークスライス(network slice)の選択、SMFの選択、ならびに端末の登録または登録解除などの機能を主に担当する。
SMFは、UPFの選択、制御、およびリダイレクト、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレスの割り当ておよび管理、セッションQoS管理、PCFから取得するポリシーおよび課金制御(policy and charging control, PCC)ポリシー、ベアラまたはセッションの確立、修正、および解放などを含む、端末セッション管理のすべての制御プレーン機能を主に担当する。
UPFは、プロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)のセッション接続のアンカーとして、端末のデータパケットフィルタリング、データ伝送/転送、レート制御、課金情報生成、ユーザプレーンQoS処理、アップリンク伝送認証、伝送レベル検証、ダウンリンクデータパケットのバッファリング、ダウンリンクデータ通知のトリガリングなどを担当する。UPFはまた、マルチホームド(multi-homed)PDUセッションの分岐点としての役割を果たし得る。UPFにおいて端末のためのサービスを提供するためのリソース伝送およびスケジューリング機能が、SMFによって管理および制御される。
NRFは、ネットワーク要素の属性、ネットワーク要素のステータス、およびネットワークトポロジー関係などの情報を格納するネットワーク要素である。NRFは、ネットワーク要素発見および管理機能を有する。
BSFは、PDUセッションに関して、対応する端末アドレス、端末識別子、データネットワーク名(data network name, DNN)、単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information, S-NSSAI)、PCFインスタンス、およびPCFセット識別子を結び付けるかまたは格納し得る。たとえば、端末に対応するPCFがBSFから問い合わせられ得る。
NWDAFは、データ収集機能およびデータ分析機能という機能のうちの少なくとも1つを有する。データ収集機能は、ネットワーク要素、サードパーティーサービスサーバ、端末、またはネットワーク管理システムから関連データを収集するためのものである。データ分析機能は、関連した入力データに基づいて分析およびトレーニングを実行して、ネットワーク要素、サードパーティーサービスサーバ、端末、またはネットワーク管理システムのためにデータ分析結果を提供するためのものである。分析結果は、ネットワークがサービスのサービス品質パラメータを選択するのを支援するか、またはネットワークがトラフィックのルーティングを実行するのを支援するか、またはネットワークがバックグラウンドトラフィック伝送ポリシーを選択するのを支援する。本出願は、主にNWDAFのデータ収集機能を含む。NWDAFは、収集されたデータに基づいて、関連したトレーニングおよび分析機能のみを実行し得るので、その前提は、関連データを収集および取得することが可能であることである。可能な実装においては、NWDAFネットワーク要素が別のNFと統合され得るか、またはNWDAFが独立して展開され得る。加えて、複数のNWDAFがネットワークにおいて展開され得る。
RANは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイス(RANノードまたはネットワークデバイスと呼ばれることもある)を含むネットワークであり、無線物理レイヤ機能、リソーススケジューリングおよび無線リソース管理、無線アクセス制御およびモビリティー管理機能、サービス品質管理、ならびにデータ圧縮および暗号化などの機能を実施する。アクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーンインターフェースN3を通じてUPFに接続されており、端末のデータを伝送するように構成されている。アクセスネットワークデバイスは、制御プレーンインターフェースN2を通じてAMFへの制御プレーンシグナリング接続を確立して、無線アクセスベアラ制御などの機能を実施する。
アクセスネットワークデバイスは、基地局、ワイヤレスフィディリティー(wireless fidelity, Wi-Fi)アクセスポイント(access point, AP)、ワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)サイトなどであり得る。さまざまな形態の基地局、たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、およびアクセスポイントがあり得る。基地局は、具体的には、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)におけるAP、移動体通信向けグローバルシステム(global system for mobile communications, GSM)もしくは符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)におけるベーストランシーバステーション(base transceiver station, BTS)、またはワイドバンド符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA)におけるNodeB(NodeB, NB)、またはエボルブドNodeB(evolved NodeB, eNBもしくはeNodeB)、またはLTEにおける中継局もしくはアクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gシステムにおける次世代NodeB(the next generation NodeB, gNB)、または将来の進化したパブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network, PLMN)ネットワークにおける基地局などであり得る。
端末は、ワイヤレス端末または有線端末であり得る。ワイヤレス端末は、音声および/もしくはデータ接続性をユーザに提供するデバイス、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続されている別の処理デバイスであり得る。端末およびアクセスネットワークデバイスは、エアインターフェーステクノロジー(たとえば、NRテクノロジーまたはLTEテクノロジー)を使用することによって互いと通信する。端末どうしも、エアインターフェーステクノロジー(たとえば、NRテクノロジーまたはLTEテクノロジー)を使用することによって互いと通信し得る。ワイヤレス端末は、アクセスネットワークデバイスを通じてAMF、SMFなどの1つまたは複数のコアネットワークデバイスと通信し得る。ワイヤレス端末は、モバイル端末、たとえば、モバイル電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)、スマートフォン、衛星ワイヤレスデバイス、ワイヤレスモデムカード、または、モバイル端末を有するコンピュータであり得る。たとえば、モバイル端末を有するコンピュータは、アクセスネットワークデバイスとの間で音声および/またはデータをやり取りするラップトップ、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載モバイル装置であり得る。たとえば、ワイヤレス端末は、パーソナル通信サービス(personal communication service, PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol, SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop, WLL)ステーション、携帯情報端末(personal digital assistant, PDA)、仮想現実(virtual reality, VR)メガネ、拡張現実(augmented reality, AR)メガネ、マシンタイプ通信端末、またはインターネットオブシングス端末であり得る。インターネットオブビークルの通信においては、車両に搭載されている通信デバイスが、一種の端末であり、路側ユニット(road side unit, RSU)が、一種の端末として使用されることもある。無人航空機に搭載されている通信デバイスが、一種の端末とみなされることもある。ワイヤレス端末は、ユーザ機器(user equipment, UE)、端末デバイス、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイルプラットフォーム(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント(access point)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)などと呼ばれることもある。
DNは、ユーザのためのデータ伝送サービスを提供するインターネットプロトコルマルチメディアサービス(IP multi-media service, IMS)またはインターネット(Internet)などのオペレータネットワークを指す。端末は、端末、アクセスネットワークデバイス、UPF、およびDNの間においてPDUセッション(PDU session)を確立して、DNにアクセスする。
5Gネットワークのネットワークアーキテクチャーは、図1において示されている機能ネットワーク要素に加えて、別の機能ネットワーク要素をさらに含み得るということが理解され得る。本出願の実施形態においては、ネットワーク要素は、エンティティ、デバイスなどと呼ばれることもある。
図1におけるRAN、AMF、SMF、AUSF、UDM、UPF、PCF、BSF、NWDAF、NRF、NEFなどは、名前にすぎず、それらの名前は、ネットワーク要素上のいかなる限定を構成するものでもないということに留意されたい。5Gシステムおよび別の将来のネットワークにおいては、これらのネットワーク要素に対応するエンティティまたはデバイスは、その他の名前を有し得る。これは、本出願の実施形態においては特に限定されない。たとえば、UDMは、代替として、ホーム加入者サーバ(home subscriber server, HSS)、ユーザ加入データベース(user subscription database, USD)、データベースネットワーク要素などと置き換えられ得る。ここでは概要が提供されており、詳細が以降で再び繰り返されることはない。
前述の5Gシステムのネットワークアーキテクチャーにおいては、3GPP Release15(Release15, R15)以降、端末、ネットワーク(たとえば、RAN、CN、伝送ネットワーク(transmission network, TN)など)、AF、および、運用/管理/保守(operation, administration, and maintenance, OAM)などのドメインの関連データを取得して、機械学習方法を通じて大量の取得されたデータに基づいてトレーニング分析を行って分析結果を生成するために、NWDAFネットワーク要素が導入されている。分析結果は、ネットワークポリシーの策定および実行を支援し得る。たとえば、NWDAFは、ネットワークから取得されたデータと、AFから取得されたデータとに基づいてサービス経験分析結果を生成する。サービス経験分析結果は、端末サービスに関連したPCCおよびQoSポリシーをPCFが策定するのを助け得る。
複数のNWDAFが同時に通信ネットワークにおいて展開され得る。ある次元からは、さまざまなNWDAFが、さまざまな目的のために分析作業を担当する。たとえば、いくつかのNWDAFは、端末の移動軌跡を分析することを担当し、いくつかのNWDAFは、サービス経験を分析することを担当し、いくつかのNWDAFは、端末の異常な挙動を分析することを担当する。別の次元からは、さまざまなNWDAFが、さまざまなサービスエリアを担当する。たとえば、いくつかのNWDAFは、エリア1におけるデータ分析を担当し、別のNWDAFは、エリア2におけるデータ分析を担当する。
ネットワーク要素または機能は、ハードウェアデバイスにおけるネットワーク要素、専用のハードウェア上で稼働するソフトウェア機能、またはプラットフォーム(たとえば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化されている仮想化された機能であり得るということが理解され得る。ネットワーク要素または機能への分割を通じて1つまたは複数のサービスが取得され得る。さらに、ネットワーク機能から独立して存在するサービスが生じ得る。本出願においては、機能のインスタンス、機能に含まれているサービスのインスタンス、またはネットワーク機能から独立して存在するサービスのインスタンスが、サービスインスタンスと呼ばれることがある。
本出願の実施形態は、前述のシステムアーキテクチャーに限定されず、代替として、別の将来の通信システム、たとえば、第6世代通信(the 6th generation, 6G)システムアーキテクチャーに適用され得るということに留意されたい。加えて、本出願の実施形態においては、将来の通信システムにおいて、前述の使用されているネットワーク要素の名前は変わり得る一方で、それらのネットワーク要素の機能は同じままであり得る。
本出願の実施形態におけるユーザは、ネットワークにおいて通信サービスを実行するために端末デバイスを使用する人または物体であり得る。加えてユーザは、代替として、端末デバイス、たとえばインターネットオブシングスにおける端末デバイスであり得る。本出願の実施形態におけるユーザ情報は、ユーザを識別するためのものであり、ユーザを識別および区別する役割をユーザ情報が果たし得るならば、ユーザ情報の形態はここでは限定されない。ユーザ情報は、国際モバイル加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identification Number, IMSI)、加入永久識別子(subscription permanent identifier, SUPI)、ジェネリックパブリック加入識別子(generic public subscription identifier, GPSI)、ユーザインターネットプロトコル(Internet Protocol, IP)フィルタ/5タプル(UE IP filter/5-tuple)、移動局国際ISDN番号(mobile station international ISDN number, MSISDN)、国際モバイル機器識別番号(International Mobile Equipment Identification Number, IMEI)などであり得る。ユーザ情報はさらに、ユーザが位置しているエリアの識別子、ユーザの識別子、ユーザが属するユーザグループの識別子、ユーザに対応するネットワークスライスの識別子、ユーザのデータネットワーク名DNN、およびユーザが属するネットワーク要素の識別子であり得る。
ユーザ関連データは、GDPRによって保護されているユーザレベルデータである。本出願の実施形態においては、ユーザ関連データは、後述の第1のデータまたは第2のデータのうちの1つまたは複数を含み得、第1のデータは、生データおよび/または処理されたデータを含み、生データは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスによってユーザのために生成されたデータを含む。それらのデータは、オペレータネットワークへ報告されているデータであり得る。
端末デバイスによってユーザのために生成されたデータは、ユーザによって端末デバイス上で生成されたデータ、端末デバイスのデータ、および端末デバイスによってユーザのために生成されたデータのうちの1つまたは複数を含み得る。ユーザによって端末デバイス上で生成されたデータは、たとえば、端末デバイスのグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System, GPS)情報、端末デバイス上でのユーザの入力習慣などであり得る。ユーザによって使用される端末デバイスのデータは、たとえば、端末デバイスの型式承認コード(type approval code, TAC)、メモリ容量、およびCPUモデルであり得る。端末デバイスによってユーザのために生成されたデータは、たとえば、端末デバイスによってユーザに割り当てられたポート番号、またはユーザに割り当てられたストレージスペースであり得る。
アプリケーションサーバによってユーザのために生成されたデータは、ユーザに対応するアプリケーションレイヤデータとして記述されることがある。本出願の実施形態においては、ユーザに対応するアプリケーションレイヤデータは、ユーザによってアプリケーションサーバにおいて生成されたデータ、ユーザに対応するアプリケーションサーバのデータ、およびアプリケーションサーバによってユーザのために生成されたデータというデータのうちの1つまたは複数のタイプを含む。ユーザによってアプリケーションサーバにおいて生成されたデータは、たとえば、ユーザによって使用されたサービスのタイプ、またはユーザのサービスに対応するIP5タプルの情報であり得る。ユーザに対応するアプリケーションサーバのデータは、アプリケーションサーバによって提供されることが可能であるサービスのタイプ、サービスのそれぞれのタイプに対応するIPアドレスおよびポート番号、それぞれのサービスの基本的な機能、アプリケーションサーバのストレージスペースなどであり得る。アプリケーションサーバによってユーザのために生成されたデータは、たとえば、サービスサーバによってユーザに割り当てられたアプリケーションレイヤの識別子に関する情報、ユーザのサービスに割り当てられたサービス要件、またはユーザのサービスの品質情報であり得る。
ネットワークデバイスによってユーザのために生成されたデータは、ユーザによってアクセスネットワークおよび/またはコアネットワーク上で生成されたデータ、ユーザに対応するアクセスネットワークおよび/またはコアネットワークのデータ、ならびにアクセスネットワークおよび/またはコアネットワークによってユーザのために生成されたデータというデータのうちの1つまたは複数のタイプを含み得る。ユーザによってアクセスネットワークおよび/またはコアネットワーク上で生成されたデータは、たとえば、ユーザの位置情報(たとえば、セルの識別子もしくはTAの識別子)、またはユーザがアクセスすることを要求するネットワークスライスに関する情報であり得る。ユーザに対応するアクセスネットワークおよび/またはコアネットワークのデータは、たとえば、アクセスネットワークにおけるセルの容量、AMFの負荷情報、またはUPFの帯域幅情報であり得る。アクセスネットワークおよび/またはコアネットワークによってユーザのために生成されたデータは、たとえば、アクセスネットワークによってユーザのサービスに割り当てられた帯域幅、コアネットワークAMFによってユーザのために選択されたスライスに関する情報、またはPCFによってユーザのサービスのためにカスタマイズされたQoSポリシーに関する情報であり得る。具体的には、本出願の実施形態においては、ユーザのネットワークデータは、ユーザに対応するアクセスネットワーク上のデータを含む。代替として、本出願の実施形態においては、ユーザのネットワークデータは、ユーザに対応するコアネットワーク上のデータを含む。代替として、本出願の実施形態においては、ユーザのネットワークデータは、ユーザに対応するアクセスネットワーク上のデータ、およびユーザに対応するコアネットワーク上のデータを含む。アクセスネットワークは、通信オペレータのアクセスネットワークとして記述されることもあり、コアネットワークは、通信オペレータのコアネットワークとして記述されることもある。
処理されたデータは、集約(複数のUEのデータ重み付け、もしくはある期間内での単一のUEのデータ平均化)、または匿名化(UEの識別情報を除去すること)等などの対応する処理が生データ上で実行された後に生成されたデータである。
具体的には、第1のデータにおける別々のデータの間を区別するために、データタイプまたはイベント識別子が使用されて、第1のデータにおける別々のデータの間を区別し得る。データタイプまたはイベントIDは、例として使用されている。たとえば、データタイプ=UEが位置しているセルの位置における基準信号受信電力(reference signal received power, RSRP)である。別の例においては、イベントID=UEの位置である。
第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果、たとえば、NWDAFによって生成されたUE移動情報分析結果、UE異常挙動分析結果、またはUEサービス挙動分析結果である。具体的には、別々のデータ分析結果の間を区別するために、分析識別子、分析IDが識別のために使用され得る。
承認情報を求める要求として、この実施形態における第1のネットワーク要素は、承認情報を取得することを要求するのみであり得、または第1のネットワーク要素は、承認情報を要求する際にユーザ関連データを取得することを要求するために、データ要求者としての役割も果たし得る。第1のネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素であり得、またはユーザ関連データを取得する必要がある別のネットワーク要素、たとえば、NEFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、またはAFネットワーク要素であり得る。ユーザ関連データの承認情報を要求する際に、第1のネットワーク要素は、送信される要求に使用範囲を含め得る。使用範囲は、使用対象、使用目的、および使用時期などの情報を含み得る。使用対象は、取得されたユーザ関連データが使用されることになる対象を示すためのものである。対象は、複数の表示形態、たとえば、パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network, PLMN)識別子、ネットワークドメイン(コアネットワークドメイン、RANドメイン、およびOAMドメイン)、NFネットワーク要素タイプ(AMFタイプおよびSMFタイプ)、NFネットワーク要素インスタンス識別子、AFタイプ、AFインスタンス識別子、またはアプリケーション識別子を有する。たとえば、対象がコアネットワークドメインである場合には、それは、使用対象がコアネットワーク全体のネットワーク要素であるということを示す。
使用目的は、ユーザ関連データを使用する目的、すなわち、何のためにユーザ関連データが使用されるかを示すためのものである。使用目的は、取得されたユーザ関連データにおける特定のデータに基づいて別々に定義され得る。たとえば、要求されたデータが第1のデータである場合には、使用目的は、データ分析結果を取得すること、もしくは使用に関してサードパーティーAFへの開放を行うことであり得、またはどのデータ分析結果が具体的に取得されることになるかがさらに定義され得、たとえば、ユーザの移動軌跡分析結果が取得される。要求されたデータが第2のデータである場合には、使用目的は、使用に関してサードパーティーAFへの開放を行うことであり得、またはサードパーティーAFへの開放を行う特定の使用をさらに限定すること、たとえば、感染の監視、サービスアプリケーションレイヤパラメータの調整、もしくはページングエリアの最適化を実行することであり得る。
使用時期は、使用対象がユーザ関連データを使用する時期を示すためのものであり、期間および/または持続時間を含み得る。たとえば、ユーザ関連データを取得した後に、使用対象は、2020年1月1日から2020年12月31日までの期間にユーザ関連データを使用し、またはユーザ関連データを取得した後に、使用対象は、取得時以降の6カ月間にわたってユーザ関連データを使用する。
本出願の実施形態においては、第2のネットワーク要素が、ユーザ関連データの承認情報を取得、格納、および処理するように構成されている。第2のネットワーク要素は、データ管理UDMネットワーク要素、データリポジトリUDRネットワーク要素、認証サーバ機能AUSFネットワーク要素、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素、端末デバイスなどであり得る。将来の通信システムにおいては、第2のネットワーク要素は、依然としてUDMネットワーク要素、UDRネットワーク要素であり得、またはその他の名前を有し得る。これは、本出願においては限定されない。
本出願の実施形態においては、第2のネットワーク要素は、下記の方法を通じてユーザ関連データの承認情報を取得し得る。
1つの方法においては、第2のネットワーク要素は、動的な取得様式でユーザ関連データの承認情報を取得し、この方法は、具体的には、最初のネットワーク登録またはモビリティー登録プロセスにおいて、ユーザの承認情報をネットワーク側のネットワーク要素(AMFなど)へ報告することを端末デバイスがトリガーすることと、ネットワーク要素が次いでユーザの承認情報を第2のネットワーク要素(UDMなど)に格納することとを含む。代替として、PDUセッションの確立または手順の修正を開始する際に、端末デバイスは、ユーザの承認情報をネットワーク側のネットワーク要素(SMFなど)へ報告することをトリガーし、ネットワーク要素は、次いで承認情報を第2のネットワーク要素(UDMなど)に格納する。代替として、第2のネットワーク要素は、トリガー条件(別のネットワーク要素が第2のネットワーク要素に問合せを行うこと)に起因して、ユーザの承認情報を求めてユーザの端末デバイスに問合せを行い、端末デバイスは、承認情報を第2のネットワーク要素へ送信し、それによって第2のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を格納する。
別の方法においては、第2のネットワーク要素は、静的な構成様式で承認情報を取得する。具体的には、ユーザがネットワークにアクセスする前の加入段階において、端末デバイスは、承認情報を加入情報として第2のネットワーク要素に格納する。ユーザの承認情報が変わった場合には、承認情報を更新するために、第2のネットワーク要素における加入情報が更新される。
承認情報は、ユーザ情報(ユーザを識別する)、データタイプ(第1のデータおよび第2のデータなど)、使用範囲(使用対象、使用目的、および使用時期)、ならびに承認ステータス情報(はい、いいえ、不明など)を含み得る。複数のユーザの端末デバイスによって送信された承認情報を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、それぞれのユーザに関して、そのユーザに対応する承認情報を格納する。どのデータが使用されることを許可されているか、どの対象がデータを使用することを許可されているか、データが使用されることを許可されている目的、データが使用されることを許可されている時期などが、承認情報に含まれている内容から知られ得る。具体的には、ユーザの承認情報を取得した後に、第2のネットワーク要素は、ユーザの承認情報をユーザの加入情報として格納し、その加入情報とユーザ識別子との間における対応を格納し得、またはユーザの承認情報をユーザのコンテキスト情報として格納し、そのコンテキスト情報とユーザ識別子との間における対応を格納し得る。
この実施形態におけるユーザ関連データの承認情報は、ユーザ情報に対応するユーザが、要求された使用範囲においてユーザ関連データが使用されることを許可しているかどうかを示すためのものである。具体的には、複数のオプションがあり得る。たとえば、承認情報は、「はい」、「いいえ」、または「不明」のうちのいずれか1つであり得る。承認情報が「はい」である場合には、それは、ユーザ関連データが使用されることが許可されているということを示す。承認情報が「いいえ」である場合には、それは、ユーザ関連データが使用されることが許可されていないということを示す。承認情報が「不明」である場合には、それは、ユーザ関連データが使用されることが許可されているかどうかに対するユーザの態度が明らかではないということ、すなわち、ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可しているかどうかが現時点では不確かであるということを示す。このケースにおいては、ユーザは、ユーザ関連データが使用されることを承認していない、すなわち、許可していないということが理解され得る。前述のユーザ関連データの複数のケースに関連して、本出願の実施形態における承認情報は、第1のデータが使用されることが許可されているかどうか、第2のデータが使用されることが許可されているかどうか、第1のデータにおける1つのデータまたはいくつかのデータが使用されることが許可されているかどうか、第2のデータにおける1つのデータまたはいくつかのデータが使用されることが許可されているかどうかなどのうちのいずれか1つまたは複数を示し得る。たとえば、承認情報は、第1データが使用されることが許可されているということを示す。別の例においては、承認情報は、第1のデータが使用されることは許可されているが、第2のデータが使用されることは許可されていないということを示す。別の例においては、承認情報は、第1のデータにおけるデータa1が使用されることは許可されているが、第1のデータにおけるデータa2が使用されることは許可されていないということを示す。別の例においては、承認情報は、第1のデータが使用されることは許可されておらず、第2のデータにおけるデータb1が使用されることは許可されており、第2のデータにおけるデータb2が使用されることは許可されていないということを示す。
たとえば、表1は、ユーザ関連データの承認情報の表示形態の例を示しており、表1における第1の行および第3の行は、記述のための例として使用されている。第1の行において示されているように、データ要求者によって要求されているユーザ関連データは、第1のデータにおけるイベントID1に対応するデータであり、ユーザ識別子は、ID1であり、対応する使用範囲は、使用対象がNWDAFタイプであるネットワーク要素を含み、使用目的は、分析ID1の分析を実行することであり、使用時期は、UEのネットワーク登録期間であり、承認情報は、「はい」である。このケースにおいては、第1の行は、使用対象がNWDAFタイプであるネットワーク要素において、イベントID1に対応するデータが使用されることをID1のユーザが許可しており、使用目的は、分析ID1に対応するデータ分析を実行することであり、使用時期は、UEのネットワーク登録期間に対応する使用範囲であるということを示している。第3の行において示されているように、ユーザ関連データは、第2のデータにおける分析ID1に対応するデータであり、ユーザ識別子は、ID1であり、使用対象は、AFインスタンスIDであり、使用目的は、感染の監視であり、使用時期は、2020年1月1日から2020年12月30日までであり、承認情報は、「いいえ」である。このケースにおいては、第3の行は、使用対象がAFインスタンスIDであって、使用目的が感染の監視であって、かつ使用時期が2020年1月1日から2020年12月30日までであるケースに対応する使用範囲において、分析ID1に対応するデータが使用されることをID1のユーザが許可していないということを示している。
Figure 2023536969000002
第1のデータに関して、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることが許可されているかどうか、ユーザのネットワークデータが使用されることが許可されているかどうか、およびユーザに対応するアプリケーションサーバデータが使用されることが許可されているかどうかのうちのいずれか1つまたは複数をさらに示し得る。たとえば、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることが許可されているということを示す。別の例においては、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることは許可されているが、ユーザのネットワークデータが使用されることは許可されていないということを示す。別の例においては、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることは許可されており、ユーザのネットワークデータが使用されることは許可されているが、ユーザに対応するアプリケーションサーバデータが使用されることは許可されていないということを示す。
この実施形態においては、承認情報は、その他の限定情報をさらに含み得、その他の限定情報は、ユーザ関連データを限定する。その他の限定情報は、時間情報、位置情報、サービスタイプ、データネットワーク名(data network name, DNN)情報、アプリケーション識別子、およびネットワークスライス情報のうちのいずれか1つまたは複数を含む。ネットワークスライス情報は、ネットワークスライス識別子情報、たとえば、ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information, NSSAI)、単一ネットワークスライス選択支援情報(single-Network Slice Selection Assistance Information, S-NSSAI)、ネットワークスライスインスタンス(network slice instance, NSI)識別子、またはネットワークスライスサブネットインスタンス(Network Slice Subnet Instance, NSSI)識別子であり得る。たとえば、限定情報がプリセット期間およびプリセット位置範囲である場合には、承認情報は、プリセット期間およびプリセット位置範囲内で生成されたユーザ関連データが使用されることが許可されているかどうかを示す。この実施形態における時間情報識別子、位置情報、サービスタイプ、DNN情報などはすべて、ユーザ関連データが生成されたときの対応する時間、エリア、サービス、およびDNNなどの情報を示すということに留意されたい。
この実施形態においては、ユーザ関連データの承認情報が、位置情報、時間情報、サービスタイプ、アプリケーション識別子、DNN、およびネットワークスライス情報などの限定情報に基づいて分割される場合には、前述の実装によれば、ユーザは、ユーザのすべてのエリア、すべての時間、すべてのサービスタイプ、すべてのアプリケーション識別子、すべてのDNN、およびすべてのスライスに対応する承認情報を一度に報告し得る。代替として、ユーザは、別々のエリア、別々の時間、別々のサービスタイプ、別々のDNN、および別々のスライスに対応する承認情報を別々の時間において報告し得る。
前述の内容に基づいて、本出願の実施形態の具体的な実装を理解しやすくするために、以降では、添付の図面を参照しながら記述を提供する。
図2は、本出願の実施形態による通信方法のフローチャートである。図2において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得る。
S201: 第1のネットワーク要素が、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信する。
この実施形態においては、ユーザ関連データの承認情報を取得するために、第2のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し得る。第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ情報に対応するデータの第1の使用範囲とを含み得る。
第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期のうちの1つまたは複数を含み得る。第1の使用対象は、ユーザ関連データを使用する対象であり、第1の使用目的は、ユーザ関連データを使用する具体的な目的であり、第1の使用時期は、ユーザ関連データを使用する時期である。第1の使用時期は、使用持続時間および/または特定の使用期間を含み得る。
第2のネットワーク要素は、UDM、UDR、AUSF、もしくはNEFなどのネットワーク要素、または端末デバイスであり得る。理解を容易にするために、第2のネットワーク要素がUDMである例が、記述のために使用されている。ユーザ関連データの承認情報は、UDMに格納されているユーザ加入情報に格納され得る。たとえば、ユーザが加入を実行した場合には、ユーザの承認情報が設定され得、その承認情報は、加入情報の一部としてUDMに格納される。第1のネットワーク要素は、UDMによって提供されるNudm SDM Getサービスを、サービスベースのインターフェースを通じて呼び出して、ユーザの加入情報を取得する。
具体的には、第1のネットワーク要素は、UDMから一度に1人のユーザのみの承認情報を取得し得る。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、UDMに関して1人のユーザのみの識別子を提供する。それに対応して、UDMは、一度に1人のユーザのみの承認情報を第1のネットワーク要素へフィードバックする。別の実装においては、第1のネットワーク要素はまた、UDMから一度に複数のユーザの承認情報を取得し得る。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、UDMに関して複数のユーザの識別子を示し得る情報を提供する。ユーザの識別子は、ユーザグループの識別子、複数のユーザが位置しているエリアの識別子、ネットワーク要素の識別子、ネットワークスライスの識別子、DNNなどであり得る。それに対応して、UDMは、一度に複数のユーザの承認情報を第1のネットワーク要素へフィードバックする。
いくつかの実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み得、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。このケースにおいては、第1の要求は、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。具体的には、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータおよび第2のデータを識別するためのものである。ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、イベント識別子であり得、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子であり得、第2のデータは、分析識別子に対応するデータ分析結果である。
いくつかの実装においては、第1の要求は、フィルタ基準をさらに含み得、第1の要求は、フィルタ基準を満たすユーザの承認情報を取得することを要求するためのものである。フィルタ基準は、時間情報、位置情報、サービスタイプ、データネットワーク名DNN情報、およびネットワークスライス情報のうちの任意の1つまたは複数を含み得る。この実施形態においては、時間情報は、ユーザ関連データが生成される時間を示し、位置情報は、ユーザ関連データが生成される位置を示し、サービスタイプは、ユーザ関連データを生成するサービスを示し、データネットワーク名DNN情報は、ユーザ関連データを生成するDNNに関する情報を示し、ネットワークスライス情報は、ユーザ関連データを生成するスライスに関する情報を示す。
第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信してユーザの承認情報を要求するためのトリガー条件は、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を能動的に送信すること、または第3のネットワーク要素(AFまたはNFなど)によって送信された第2の要求を第1のネットワーク要素が受信した後に、第1のネットワーク要素が第2の要求に従って第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することという第1のネットワーク要素の要件であり得る。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものである。すなわち、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するためのトリガー条件は、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求が受信されることである。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第1の要求を生成し、第1の要求を第2のネットワーク要素へ送信する。
第2の要求は、ユーザ情報および第2のタイプ識別子を含み得、第2のタイプ識別子は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データのタイプを識別するためのものであり、第2のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータおよび/または第2のデータを識別し得る。第2の要求は、第3の使用範囲をさらに含み得、第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、第3の使用時期などの情報のうちの1つまたは複数を含み得る。第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信した後に、第1のネットワーク要素は、第2の要求に含まれている情報に基づいて第1の要求を生成する。具体的には、第1のネットワーク要素は、第3の使用範囲に基づいて第1の使用範囲を取得する。第1のネットワーク要素は、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定する。第1のネットワーク要素が第3の使用範囲に基づいて第1の使用範囲を取得することは、第1のネットワーク要素が第3の使用範囲を第1の使用範囲として直接決定すること、または第1のネットワーク要素が第3の使用範囲および設定情報に基づいて第1の使用範囲を取得することを含み得る。設定情報は、第3の使用範囲と第1の使用範囲との間におけるマッピング関係を示す。加えて、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することは、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子を第1のタイプ識別子として直接決定すること、または第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子および設定情報に基づいて第1のタイプ識別子を取得することを含み得る。設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のタイプ識別子との間におけるマッピング関係を識別する。たとえば、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが、第1のデータにおけるイベント識別子に対応するデータである場合には、第2のタイプ識別子は、イベントIDである。第1のネットワーク要素が、イベントIDに対応する承認情報イベントを第2のネットワーク要素に要求することを意図している場合には、第1のネットワーク要素は、イベントIDを第1のタイプ識別子として決定し得る。別の例においては、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータにおけるデータ分析結果である場合には、第2のタイプ識別子は、分析識別子(analytics ID)である。第1のネットワーク要素が、分析IDに対応する承認情報を第2のネットワーク要素に要求することを意図している場合には、第2のネットワーク要素は、分析IDを第1のタイプ識別子として決定する。別の例においては、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータにおけるデータ分析結果である場合には、第2のタイプ識別子は、分析識別子(analytics ID)である。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、分析識別子および設定情報に基づいて、分析識別子に対応する第1のデータのイベント識別子を決定する必要があり、第1のタイプ識別子は、イベント識別子である。イベント識別子は、イベントIDまたはデータタイプによって表され得る。S203: 第2のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信する。
この実施形態においては、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいて、対応するユーザ関連データの承認情報を取得して、第1の応答を通じて第1のネットワーク要素へ承認情報を送信し得、それによって第1のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を取得する。承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。たとえば、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用対象によって使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうか、ユーザ関連データが第1の使用目的のために使用されることが許可されているかどうか、ユーザ関連データが第1の使用時期において使用されることが許可されているかどうかなどを示す。
第2のネットワーク要素は、第1の応答を第1のネットワーク要素へ直接送信し得、または別の中間ネットワーク要素を通じて第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し得る。
第1の応答を送信する前に、第2のネットワーク要素はさらに、ステップS202を実行し得る。
S202: 第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する。
第2のネットワーク要素は、下記の複数の方法で第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定し得る。
ある方法によれば、第2のネットワーク要素は、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定する。この実装においては、第2のネットワーク要素は、ネットワークにおけるユーザの承認情報を事前に格納し得る。第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、第1の要求におけるユーザ情報と、ネットワークにおけるユーザの事前に格納されている承認情報とに基づいて照合を実行し得る。ユーザ情報に対応するユーザの承認情報が、ネットワークにおけるそのユーザの事前に格納されている承認情報に存在する場合には、第2のネットワーク要素は、そのユーザの承認情報を決定する。具体的には、第2のネットワーク要素は、第1の要求における第1の使用範囲に含まれている内容のそれぞれのアイテムに基づいて1対1の照合を実行し、それぞれのアイテムの照合結果に基づいて承認情報を決定する。たとえば、第1の使用範囲が第1の使用対象のみを含む場合には、第1の使用対象は、ネットワークユーザの承認情報における使用対象と照合される。それら2つが一致する場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることであると決定され、またはそれら2つが一致しない場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていないことであると決定される。別の例においては、第1の使用範囲が第1の使用対象および第1の使用時期を含む場合には、第1の使用対象は、第1の結果を取得するためにネットワークユーザの承認情報における使用対象と照合され、第1の使用時期は、第2の結果を取得するためにネットワークユーザの承認情報における使用時期と照合される。第1の結果および第2の結果の両方が一致している場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることであると決定され、または第1の結果もしくは第2の結果が一致していない場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていないことであると決定される。
別の方法によれば、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した後に、第2のネットワーク要素は、第1の要求におけるユーザ情報を通じて、ユーザ情報に対応する端末デバイスを決定する。第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいて端末デバイスへ第3の要求を送信し、第3の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求するためのものである。第3の要求を受信した後に、端末デバイスは、第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信し、第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。
さらに別の方法によれば、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した後に、第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信し、第4の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を要求するためのものである。第4の要求を受信した後に、第4のネットワーク要素は、第4の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定し、第2のネットワーク要素へ第4の応答を送信する。第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。この実装においては、第4のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を事前に格納し得る。この部分における関連した内容は、前述の内容と同様であり、詳細が再びここで繰り返されることはない。第4のネットワーク要素は、AF、UEなどであり得る。第2のネットワーク要素は、第4の要求を第4のネットワーク要素へ直接送信し得、または別のネットワーク要素を通じて第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信し得る。たとえば、第4のネットワーク要素がAFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、NEFネットワーク要素を通じて第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信する。
ステップS203の後に、この方法は、下記のステップをさらに含み得る。
S204: ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得する。
この実施形態においては、第1のネットワーク要素によって第2のネットワーク要素から受信された第1の応答における承認情報が、ユーザ情報に対応するユーザのユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることを示す場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得し得る。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素によって第2のネットワーク要素へ送信される第1の要求のトリガー条件が、第3のネットワーク要素が第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信することである場合に、かつユーザ情報に対応するユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信し得、第2の応答は、ユーザ関連データを含み、それによって第3のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得する。
具体的には、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得した場合に、ユーザ関連データを第3のネットワーク要素へ送信し得る。第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータである場合には、実装においては、第1のネットワーク要素が、データ分析機能を有する別のネットワーク要素から第2のデータを取得したならば、第1のネットワーク要素は、第2のデータを第3のネットワークへ送信し、別の実装においては、第1のネットワーク要素が既にデータ分析機能を有しているならば、第1のネットワーク要素はまた、第2のデータに対応する第1のデータをはじめに取得し、第1のデータ上でデータ分析を実行して、対応する第2のデータを取得し、次いで第2のデータを第3のネットワーク要素へ送信し得る。この実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAF、ネットワーク機能NFネットワーク要素、ネットワーク管理システムネットワーク要素、端末デバイスなどであり得る。
いくつかの実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示すための理由情報をさらに含み得る。理由情報は、1つのデータまたはいくつかのデータが使用されることがなぜ許可されていないのかという理由、たとえば、あるデータタイプがUEの承認範囲内にないこと、ある使用対象がUEの承認範囲内にないこと、ある使用目的が無効であること、または使用時期がUEの承認範囲内にないことを示す。
ユーザ関連データを取得する前に、第1のネットワーク要素は、前もってユーザの承認情報を取得し、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データが使用されることが許可されている場合にのみ、ユーザ関連データを取得し、それによって、ユーザ関連データが意のままに取得されることを禁止し、ユーザ関連データを保護するということが前述のステップから知られることが可能である。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素は、下記の実装を通じてユーザ関連データを取得し得る。実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の要求は、第1のネットワーク要素がデータ識別子を通じて取得することを意図しているデータの具体的なカテゴリーを識別するためにイベント識別子(たとえば、イベントID)を含み得る。第1のネットワーク要素は、第5のネットワーク要素へ第5の要求を送信し、第5の要求は、イベント識別子を含む。第1のネットワーク要素は、第5のネットワーク要素によって送信された第5の応答を受信し、第5の応答は、イベント識別子に対応する第1のデータを含む。すなわち、第1のネットワーク要素は、第5のネットワーク要素へ第5の要求を送信することによって、ユーザ関連データを取得する。第5のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素が取得することを意図しているユーザ関連データが配置されているネットワーク要素である。たとえば、第5のネットワーク要素は、NF、AF、UE、OAMなどであり得る。
別の実装においては、ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1の要求は、分析識別子(たとえば、分析ID)を含み得、分析識別子は、第1のネットワーク要素が取得することを意図している特定のデータ分析結果のカテゴリーを識別するためのものである。第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されるデータであるので、第2のデータを取得する前に、第1ネットワーク要素は、第2のデータに対応する第1のデータをはじめに取得し得る。具体的には、第1のネットワーク要素は、第2のデータに対応する分析識別子に基づいて、第1のデータに対応するイベント識別子(たとえば、イベントID)を決定する。第1のネットワーク要素は、イベント識別子に基づいて第1のデータを取得し、第1のネットワーク要素は、第1のデータに基づいてユーザ関連データを生成する。この実装においては、第1のネットワーク要素は、下記の方法を通じて第1のデータを取得し得る。第1のネットワーク要素は、たとえば、第1のネットワーク要素に事前に格納されている第1のデータを取得し得、またはNF、AF、UE、もしくはOAMなどの別のネットワーク要素から第1のデータを取得し得る。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素によって取得されたユーザ関連データの承認情報が、第1のデータに対応する承認情報である場合には、第1の使用範囲における第1の使用目的は、データ分析を実行することであり得、すなわち、第1のデータは、データ分析を実行するためのものである。さらに、第1の使用範囲は、イベント識別子をさらに含み得、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。さらに、第1の使用目的が、データ分析を実行することである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み得、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。たとえば、イベント識別子、イベントID=ユーザ位置データであり、分析識別子、分析ID=ユーザモビリティー分析である場合には、ユーザ位置データ上でデータ分析を実行して、ユーザモビリティー分析結果を取得することが示される。
さらに、第1の要求は、第2の使用範囲をさらに含み得、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、第2の使用時期などの情報のうちの少なくとも1つを含む。第2の使用対象は、データ分析結果が使用されることになる対象を示すためのものであり、第2の使用目的は、データ分析結果が使用されることになる目的を示すためのものであり、第2の使用時期は、データ分析結果が使用されることになる時期を示すためのものである。たとえば、データ分析結果がユーザモビリティー分析結果である場合には、第2の使用対象は、ユーザモビリティー分析結果が使用されることになる対象、たとえば、AFまたはAMFネットワーク要素を示すためのものである。第2の使用目的は、ユーザモビリティー分析結果が使用されることになる目的、たとえば、感染の監視またはページングエリアの最適化を示すためのものである。第2の使用時期は、ユーザモビリティー分析結果が使用されることになる時期、たとえば、2020年1月1日から2020年12月30日までを示すためのものである。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスであり得る。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がネットワーク公開機能NEFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がアクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がアプリケーション機能AFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素である。
第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素が具体的にどのネットワーク要素であるかにかかわらず、ユーザ関連データの承認情報は、図2において示されている実施形態に従って取得され得るということに留意されたい。
図2において提供されている方法実施形態におけるあらゆるステップが必須であるとは限らないということに留意されたい。図2において提供されている方法実施形態におけるいくつかのステップ、たとえば、図2におけるS202およびS204は、任意選択である。
前述の手順を理解しやすくするために、以降で使用する例においては、サードパーティーAF(第3のネットワーク要素)が、ユーザのデータ分析結果をNWDAF(第1のネットワーク要素)に要求し、NWDAFは、記述のためにUDMに承認情報を問い合わせる。
図3は、本出願の実施形態による別の通信方法のフローチャートである。図2における実施形態における内容と同じである本出願のこの実施形態における内容については、具体的には図2における実施形態の記述を参照され得る。図3において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得る。
S301: 第3のネットワーク要素が、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信し、第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものである。
この実施形態においては、第2のデータを取得することを意図している場合には、第3のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信し得る。第2の要求における第2のタイプ識別子は、特定の分析識別子(分析ID)であり、その分析識別子を通じて、第3のネットワーク要素によって要求された特定のデータ分析結果を識別するためのものであり得る。データ分析結果は、対応する第1のデータに基づいて第1のネットワーク要素によってデータ分析を実行することによって取得される必要がある。第2の要求は、第3のネットワーク要素の識別子またはアプリケーション識別子(アプリケーションID)を含んで、その識別子を通じて、第2のデータが使用される対象を記述し得る。第2の要求は、ユーザ情報をさらに含み得、そのユーザ情報は、第3のネットワーク要素によって要求されている第2のデータを有するユーザを示す。ユーザ情報の具体的な表示形態については、前述の実施形態を参照され得、この実施形態において詳細が再びここで繰り返されることはない。
第2の要求は、第3の使用範囲をさらに含み得、第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、第3の使用時期などの情報のうちの1つを含む。第3の使用対象は、データ分析結果を使用する対象を識別し、第3の使用目的は、データ分析結果を使用する特定の目的を識別し、第3の使用時期は、データ分析結果が使用される特定の時期を識別する。
S302: 第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。
この実施形態においては、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を決定した後に、第1のネットワーク要素は、受信された第2の要求に基づいて第1の要求を生成し、第1の要求を第2のネットワーク要素へ送信して、ユーザ関連データの承認情報を取得し得る。すなわち、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を、ユーザ承認情報を求めて第2のネットワーク要素に問合せを行うためのトリガー条件として使用する。第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第1の要求を生成し得る。具体的な実装については、前述の実施形態における記述を参照され得る。詳細が再びこの実施形態において繰り返されることはない。たとえば、第2の要求におけるユーザ情報がユーザの外部識別子である場合には、第1のネットワーク要素は、設定情報に基づいてユーザのネットワーク外部識別子をユーザのネットワーク内部識別子へと変換して、ユーザのネットワーク内部識別子を第1の要求に含め得る。
S303: 第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する。
この実施形態においては、第2のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素によって格納されているユーザの承認情報と、第1の要求とに基づいて、ユーザ情報に対応するユーザの承認情報を取得し得る。
具体的には、第2のネットワーク要素は、第1の要求における第1の使用範囲およびユーザ情報に基づいて、分析IDがユーザの承認情報のデータタイプに含まれているかどうか、分析IDデータ分析結果が使用されることをユーザが許可している対象に第3のネットワーク要素IDまたはアプリケーションIDが含まれているかどうか、分析IDデータ分析結果を使用することを要求する目的が、ユーザによって許可されている目的と一致するかどうか、および分析IDデータ分析結果を使用することを要求する使用時期が、ユーザによって許可されている使用時期と一致するかどうかを決定する。前述の条件がすべて満たされている場合には、第2のネットワーク要素は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていると決定し、そうでない場合には、第2のネットワーク要素は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていないか、または対応する承認が不明であると決定する。
加えて、第2のネットワーク要素は、別のネットワーク要素へ要求を送信することによって、ユーザの承認情報をさらに決定し得る。具体的な実装は、前述の内容と同様であり、詳細がこの実施形態において繰り返されることはない。
S304: 第2のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し、第1の応答は、承認情報を含む。
承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。具体的には、承認情報は、ユーザ情報に対応するユーザが、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることを許可していること、もしくはユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることを許可していないこと、またはユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されているかどうかが不明であることであり得る。
ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、使用されることが許可されていないデータタイプ(第3のネットワーク要素が同時に複数のデータ分析結果を要求する場合)、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかの理由情報などをさらに含み得る。
S305: 第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得し、第1のデータ上でデータ分析を実行して、データ分析結果を取得する。
第2のネットワーク要素によって送信された承認情報を受信した場合には、第1のネットワーク要素は、承認情報に基づいて第1のデータを取得して、第1のデータ上でデータ分析を実行して、第3のネットワーク要素によって取得されることになるデータ分析結果を取得し得る。
具体的には、第1のネットワーク要素は、第2の要求における分析識別子に基づいて、データ分析結果を生成するために使用される必要がある第1のデータを決定し、次いで第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得する。第1のネットワーク要素は、複数の方法を通じて第1のデータを取得し得る。1つの方法によれば、第1のデータは、第1のネットワーク要素に格納される。他の方法によれば、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得することを要求するために、別のネットワーク要素へ要求を送信する。第1のネットワーク要素によって第1のデータを取得する具体的な実装が、後続の実施形態において記述されている。
第1のデータを取得した場合には、第1のネットワーク要素は、取得された第1のデータに基づいてデータ分析を実行し、分析IDに対応するデータ分析結果を取得する。
S306: ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信し、第2の応答は、ユーザ関連データを含む。
この実施形態においては、関連データが第3のネットワーク要素によって使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1ネットワーク要素は、S305において取得されたデータ分析結果を第3のネットワーク要素へ送信する。それに対応して、第3のネットワーク要素は、データ分析結果を受信し、データ分析結果を使用することによって感染の監視およびページングエリアの最適化などのオペレーションを実行する。
S307: ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示す理由値を含み得る。
関連データが第3のネットワーク要素によって使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へフィードバック情報を送信し、フィードバック情報は、第3のネットワーク要素によって要求されたデータ分析結果が拒否されているということを示し、データ分析結果が使用されることがなぜ拒否されているかという理由を示す。
この実施形態においては、S305の実行条件が次の2つのケースを含み得るということに留意されたく、一方のケースにおいては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していると第1のネットワーク要素が決定した場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得し、第1のデータ上でデータ分析を実行して、対応するデータ分析結果を取得し、S306を実行する。すなわち、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得せず、データ分析を実行しない。
他方のケースにおいては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかにかかわらず、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得し、第1のデータに基づいてデータ分析を実行し、データ分析結果を取得する。ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へデータ分析結果を送信する。ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、S306を実行しない。すなわち、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザが許可しているかどうかにかかわらず、第1のネットワーク要素は、はじめに第1のデータを取得し、データ分析を実行して、データ分析結果を取得し得る。次いで第1のネットワーク要素は、承認情報の具体的な表示に基づいて、第3のネットワーク要素へデータ分析結果を送信するかどうかを決定する。
図3において提供されている方法実施形態におけるあらゆるステップが必須であるとは限らないということに留意されたい。図3において提供されている方法実施形態におけるいくつかのステップ、たとえば、図2におけるS305からS307は、任意選択である。
第1のネットワーク要素が複数の方法を通じて第1のデータを取得するということを、前述の実施形態から知ることができる。ユーザの関連データを事前に格納することに加えて、第1のネットワーク要素は、別のネットワーク要素に要求することによって第1のデータをさらに取得し得る。第1のデータを取得した場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を取得することを第2のネットワーク要素にさらに要求し得る。ユーザ関連データが使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得する。第1のネットワーク要素がNWDAFであり、第2のネットワーク要素がUDMである例が、以降の実施形態における記述のために依然として使用されている。
図4において示されている通信方法のフローチャートを参照すると、図2および図3における実施形態における内容と同じである本出願のこの実施形態における内容については、具体的には図2および図3における実施形態の記述を参照され得る。図4において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得る。
S401: 第1のネットワーク要素が、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。
この実施形態においては、第1のデータを取得するために、第1のネットワーク要素は、はじめに第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信する。第1の要求は、ユーザ情報および第1の使用範囲を含む。第1の使用範囲は、第1の使用対象(たとえば、NWDAF ID)、第1の使用目的(たとえば、データ分析、分析IDを実行すること)、および第1の使用時期(たとえば、2020年1月1日から2020年6月1日まで)という情報のうちの1つを含み得る。具体的には、第1の要求における第1のタイプ識別子は、イベント識別子(たとえば、イベントID)であり、そのイベント識別子を通じて第1のデータにおける特定のデータタイプを示すためのものである。第1の使用目的が、データ分析を実行することである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子(たとえば、分析ID)をさらに含み得、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。加えて、第1の要求は、第2の使用範囲をさらに含み得、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、または第2の使用時期のうちの1つまたは複数を含み得る。第2の使用対象は、データ分析に対応するデータ分析結果の使用対象を示し、第2の使用目的は、データ分析結果の使用目的を示す。第2の使用時期は、データ分析結果の使用時期を示す。すなわち、第2の使用範囲は、第4の使用目的(データ分析結果を取得すること)に対するさらなる限定である。
S402: 第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する。
第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する方法については、S302の具体的な実装を参照され得る。詳細がこの実施形態において繰り返されることはない。
データ分析結果に対応する第2の使用範囲を第1の要求がさらに含む場合には、第2のネットワーク要素は、ユーザ情報および第2の使用範囲に基づいて、分析IDに対応するデータ分析結果がユーザの承認情報のデータタイプに含まれているかどうか、分析IDに対応するデータ分析結果が使用されることをユーザが許可している対象に第2の使用対象が含まれているかどうか、ユーザによって許可されている目的と第2の使用目的が一致するかどうか、および使用することをユーザによって許可されている使用時期と第2の使用時期が一致するかどうかを決定して、第2の使用範囲に関する承認情報を取得するということに留意されたい。
第2のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し、第1の応答は、承認情報を含む。
S404. 第1のデータが第1の使用範囲を使用することをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得する。
この実施形態においては、データ分析結果に対応する第2の使用範囲を第1の要求がさらに含む場合には、第2のネットワーク要素によって送信される承認情報は、第1の使用範囲に関する承認情報および第2の使用範囲に関する承認情報の両方を含む。このケースにおいては、承認情報は、第1のデータが第1の範囲を使用することをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを示し得、第1のデータに対応するデータ分析結果が第2の範囲を使用することをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを示し得る。
この方法においては、ユーザ関連データが取得されることが許可されているケースにおいて、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得し得る。通信オペレータネットワークにおいてユーザによって生成された関連データは、GDPR法が遵守されていることを前提として取得される。一方では、ユーザレベルデータが保護されることが可能であり、他方では、それらのデータは、ネットワークポリシーの策定および実行において支援を行うためのトレーニングおよび分析のために取り込まれることが可能である。
図4において提供されている方法実施形態におけるあらゆるステップが必須であるとは限らないということに留意されたい。図4において提供されている方法実施形態におけるいくつかのステップ、たとえば、図4におけるS404は、任意選択である。
前述の方法に基づいて、図5は、本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。図5において示されているように、通信デバイスは、端末デバイスもしくはネットワークデバイスであり得、または、端末デバイスに配置され得るチップもしくは回路、もしくはネットワークデバイスに配置され得るチップもしくは回路などのチップもしくは回路であり得る。本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、第4のネットワーク要素、または端末デバイスのうちの任意の1つまたは複数であり得る。
さらに通信デバイス501は、バスシステムをさらに含み得る。プロセッサ502、メモリ504、およびトランシーバ503は、バスシステムを通じて接続され得る。
プロセッサ502はチップであり得るということを理解されたい。たとえば、プロセッサ502は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、システムオンチップ(system on chip, SoC)、中央処理装置(central processor unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit, MCU)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD)、または別の統合されたチップであり得る。
実施プロセスにおいて、前述の方法におけるステップは、プロセッサ502におけるハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実施されることが可能である。本出願の実施形態を参照しながら開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行され得、またはプロセッサ502におけるハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟したストレージメディアに配置され得る。ストレージメディアは、メモリ504に配置され、プロセッサ502は、メモリ504における情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで前述の方法におけるステップを完了する。
本出願の実施形態におけるプロセッサ502は、集積回路チップであり得、信号処理能力を有するということに留意されたい。実施中には、前述の方法実施形態におけるステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実施され得る。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであり得る。それは、本出願の実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであり得る。本出願の実施形態を参照しながら開示されている方法のステップは、ハードウェアデコーディングプロセッサを使用することによって直接実行および完了され得、またはデコーディングプロセッサにおけるハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行および完了され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟したストレージメディアに配置され得る。ストレージメディアは、メモリに配置される。プロセッサは、メモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアとの組合せで方法のステップを完了する。
トランシーバは、たとえば、受信ユニットと送信ユニットとを含むトランシーバユニットであり得る。トランシーバはまた、トランシーバ回路またはインターフェース回路であり得る。トランシーバは、プロセッサと外部ネットワーク要素または要素との間における通信のためのものである。
本出願の実施形態におけるメモリ504は、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含み得るということが理解され得る。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(electrically EPROM, EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)であり得、外部キャッシュとして使用される。限定ではなく例として、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM, SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM, DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM, SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM, SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM, DRRAM)などの多くの形態のRAMが使用され得る。本明細書において記述されているシステムおよび方法におけるメモリは、これらのメモリおよび任意のその他の適切なタイプのメモリを含むことを意図されているが、それらに限定されないということに留意されたい。
通信デバイス501が前述の方法における第1のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第1のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。具体的には、トランシーバ503は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、送信することと、第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信することであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、受信することとを行うように構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、トランシーバ503は、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信することであって、第2の要求は、ユーザ関連データを要求するためのものである、受信することと、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することとを行うように特に構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、第2の要求に基づいて第3の使用範囲から第1の使用範囲を取得するように構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するようにさらに構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、設定情報および第2のデータタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するように特に構成されており、設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のタイプ識別子との間における対応を示す。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、第2のデータタイプ識別子を第1のタイプ識別子として決定するように特に構成されている。
通信デバイス501がデータ取得ネットワーク要素であるケースにおいては、トランシーバ503は、第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信するようにさらに構成されており、第2の応答は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データを含む。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいて、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、プロセッサ502は、ユーザ関連データを取得するように特に構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいて、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、プロセッサ502は、ユーザ関連データを削除するように、またはユーザ関連データを取得することを停止するように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第2のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバ503は、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信するように構成されている。第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。プロセッサ502は、第1の要求に基づいて承認情報を決定し、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信するように構成されており、第1の応答は、ユーザ関連データの承認情報を含む。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、プロセッサ502は、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定するように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、プロセッサ502は、第2のネットワーク要素によって第1の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する端末デバイスへの第3の要求を開始することであって、第3の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求するためのものである、開始することと、端末デバイスによって送信された第3の応答を第2のネットワーク要素によって受信することであって、第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを行うように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、プロセッサ502は、トランシーバ503によって、第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素への第4の要求を開始することであって、第4の要求は、第4のネットワーク要素からのユーザ情報に対応する承認情報を要求するためのものである、開始することと、第4のネットワーク要素によって送信された第4の応答を受信することであって、第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを行うように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第3のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第3のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバ503は、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信する。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものであり、ユーザ情報および第3の使用範囲を含む。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。トランシーバ503は、第1のネットワーク要素によって送信された第2の応答を受信する。第2の応答は、ユーザ関連データまたは表示情報を含み、表示情報は、ユーザ関連データを取得する際の失敗を示す。
通信デバイス501が前述の方法における端末デバイスに対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数におけるデータ提供ネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバ503は、第2のネットワーク要素によって送信された第3の要求を受信する。第3の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第3の要求は、ユーザ関連データの第1の使用範囲を含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。プロセッサ502は、第3の要求に基づいて承認情報を決定し、トランシーバ503を通じて第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信する。第3の応答は、承認情報を含む。
通信デバイス501が前述の方法におけるデータ提供ネットワーク要素に対応する場合には、トランシーバ503は、データ管理ネットワーク要素へ第5の要求を送信することであって、第5の要求は、ユーザの承認情報を取得することを要求するためのものである、送信することと、データ管理ネットワーク要素から第5の応答を受信することであって、第5の応答は、ユーザの承認情報を搬送する、受信することとを行うように特に構成されている。
本出願の実施形態において提供されている技術的な解決策に関連している通信デバイスのコンセプト、説明、詳細な記述、およびその他のステップに関しては、前述の方法またはその他の実施形態における内容の記述を参照されたい。詳細が再びここで繰り返されることはない。
前述の方法によれば、図6は、本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。図6において示されているように、通信デバイス601が、通信インターフェース604、プロセッサ602、およびトランシーバ603を含み得る。通信インターフェース604は、情報を入力および/または出力するように構成されており、プロセッサ602は、コンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成されており、それによって通信デバイス601は、図2~図4からの関連した解決策における端末デバイス側での方法を実施し、または通信デバイス601は、図2~図4からの関連した解決策におけるネットワークデバイス側での方法を実施する。ネットワークデバイス側は、たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、第4のネットワーク要素、および第5のネットワーク要素のうちのいずれか1つまたは複数である。本出願の実施形態においては、トランシーバ603は、図5におけるトランシーバ503によって実施される解決策を実施し得、プロセッサ602は、図5におけるプロセッサ502によって実施される解決策を実施し得る。これがここで繰り返されることはない。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願の実施形態はさらに、通信システムを提供する。この通信システムは、前述のネットワークデバイスおよび1つまたは複数の端末デバイスを含む。ネットワークデバイスは、たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、第4のネットワーク要素、および第5のネットワーク要素のうちのいずれか1つまたは複数である。
前述の実施形態および同じコンセプトに基づいて、図7は、本出願の実施形態による通信デバイスの概略図である。図7において示されているように、通信デバイス701は、端末デバイスもしくはネットワークデバイスであり得、または、端末デバイスもしくはネットワークデバイスに配置され得るチップもしくは回路などのチップもしくは回路であり得る。
通信デバイス701が前述の方法における第1のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第1のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、送信することと、第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信することであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、受信することとを行うように構成されている。
通信デバイス701が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第2のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信し、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。処理ユニット702は、第1の要求に基づいて承認情報を決定する。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。
通信デバイス701が前述の方法における第3のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第3のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信する。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものであり、ユーザ情報および第3の使用範囲を含む。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素によって送信された第2の応答を受信する。第2の応答は、ユーザ関連データまたは表示情報を含み、表示情報は、ユーザ関連データが取得されることに失敗しているということを示す。
通信デバイス701が前述の方法における端末デバイスに対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における端末デバイスの関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第2のネットワーク要素によって送信された第3の要求を受信する。第3の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第3の要求は、ユーザ関連データの第1の使用範囲を含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。端末デバイスは、第3の要求に基づいて承認情報を決定し、第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信する。第3の応答は、承認情報を含む。
本出願の実施形態において提供されている技術的な解決策に関連している通信デバイスのコンセプト、説明、詳細な記述、およびその他のステップに関しては、前述の方法またはその他の実施形態における内容の記述を参照されたい。詳細が再びここで繰り返されることはない。
通信デバイス701におけるユニットの機能に関しては、対応する方法実施形態の実装を参照されたいということが理解され得る。詳細が再びここで繰り返されることはない。
通信デバイスの前述のユニットどうしへの区分は、論理的な機能区分にすぎないということを理解されたい。実際の実施中には、それらのユニットのうちのすべてまたは一部が、1つの物理エンティティへと統合され得、または物理的に分離され得る。本出願の実施形態においては、トランシーバユニット702は、図5におけるトランシーバ503によって実装され得、処理ユニット702は、図5におけるプロセッサ502によって実装され得る。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願はさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で稼働されたときに、コンピュータは、図2から図84において示されている実施形態のうちのいずれか1つにおける方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願はさらに、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、プログラムコードを格納している。プログラムコードがコンピュータ上で稼働されたときに、コンピュータは、図2から図4において示されている実施形態のうちのいずれか1つによる方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願はさらに、システムを提供する。このシステムは、前述の1つまたは複数の端末デバイスと、前述の1つまたは複数のネットワークデバイスとを含む。
この実施形態におけるそれぞれのモジュールの具体的な実装については、前述の方法実施形態を参照され得るということに留意されたく、この実施形態において詳細がここで繰り返されることはない。
本出願においては、「少なくとも1つ(のアイテム)」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味するということを理解されたい。「および/または」という用語は、関連付けられている対象どうしの間における関連付け関係を記述するために使用され、3つの関係が存在し得るということを表す。たとえば、「Aおよび/またはB」は、「Aのみが存在する」、「Bのみが存在する」、ならびに「AおよびBの両方が存在する」という3つのケースを表し得、AおよびBは、単数または複数であり得る。「/」という文字は一般に、関連付けられている対象どうしの間における「または」の関係を示す。「次のアイテム(個片)のうちの少なくとも1つ」またはその類似の表現は、単一のアイテム(個片)または複数のアイテム(個片)の任意の組合せを含む、これらのアイテムの任意の組合せを指す。たとえば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、およびc」を示し得、a、b、およびcは、単数または複数であり得る。
本明細書においては、「第1の」および「第2の」など、関係を示す用語は、1つのエンティティまたはオペレーションを別のエンティティまたはオペレーションから区別するために使用されているにすぎず、これらのエンティティどうしまたはオペレーションどうしの間に何らかの実際の関係または順序が存在することを必ずしも必要としないまたは意味しないということに留意されたい。その上、「include(含む)」という用語またはそれのいかなるその他の変形も、非排他的な包含をカバーすることを意図されており、それによって、要素のリストを含むプロセス、方法、品目、またはデバイスは、それらの要素を含むだけでなく、明示的に列挙されてはいないその他の要素も含み、またはそのようなプロセス、方法、品目、もしくはデバイスに固有の要素をさらに含む。「includes a...(...を含む)」によって先行されている要素は、さらなる制約がなければ、その要素を含むプロセス、方法、品目、またはデバイスにおけるさらなる同じ要素の存在を排除しない。
本明細書において開示されている実施形態と組み合わせて、方法またはアルゴリズムステップが、ハードウェアか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールか、またはそれらの組合せによって実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野においてよく知られている任意のその他の形態のストレージメディアで構成され得る。
上で開示されている実施形態は、当業者が本出願を実施または使用することを可能にするために記述されている。実施形態に対して行われるさまざまな修正は、当業者にとって明らかであろうし、本明細書において定義されている一般的な原理は、本出願の趣旨または範囲から逸脱することなく、その他の実施形態においても実施され得る。そのため、本出願は、本明細書において示されているこれらの実施形態に限定されることを意図されているものではなく、本明細書において開示されている原理および新規な特徴と整合する最も広い範囲で解釈されなければならない。
本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、通信方法、デバイス、およびシステムに関する。
現在のテクノロジーにおいては、通信オペレータネットワークにおいてユーザによって生成されたユーザベースのデータは、そのユーザに属し、オペレータネットワークは、そのユーザベースのデータを意のままに取得または使用することを禁止されている。
実際の用途においては、通信オペレータネットワークがユーザベースのデータを取得および使用して、取得されたユーザベースのデータに基づいてデータ分析などを実行する必要があるいくつかのシナリオがある。しかしながら、現在のテクノロジーにおいては、通信オペレータネットワークは、ユーザ関連データの承認情報を正確に取得するための解決策を提供していない。
これを考慮して、本出願の実施形態は、通信方法、デバイス、およびシステムを提供し、それを通じてユーザ関連データの承認情報が正確に取得される。
前述の問題を解決するために、本出願の実施形態は、下記の技術的な解決策を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することを含む。第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信する。第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。この実装においては、ユーザ情報は、ユーザまたは何人かのユーザを示し、ユーザ情報は、ユーザが位置しているエリアの識別子、ユーザの識別子、ユーザが属するユーザグループの識別子、ユーザに対応するネットワークスライスの識別子、ユーザのデータネットワーク名DNN、およびユーザが属するネットワーク要素の識別子であり得る。ユーザ情報に対応するユーザのユーザ関連データを取得することを意図している場合には、第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素を通じてユーザの承認情報を取得するために、はじめに第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し得、それによって、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得し、それによって第1のネットワーク要素は、ユーザベースのデータに基づいて関連オペレーションを実行し得る。この実装においては、第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することによって、ユーザ関連データに対応する承認情報を正確に取得し、それによって正確な取得を実施し得る。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。第1のデータは、生データおよび処理されたデータへと分類され得る。生データは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応する生データを含み得る。処理されたデータは、生データに基づいて処理されたデータを含む。具体的には、集約および匿名化などのオペレーションが生データ上で実行され得る。この実装においては、ユーザベースのデータが分割されて複数のタイプのデータを取得して、データのそれぞれのタイプに関して別々の承認情報を設定し、それによってユーザ関連データをより包括的に保護する。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。すなわち、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータおよび/または第2のデータが取得される必要があるということを識別するためのものである。この実装においては、承認情報を第2のネットワーク要素に要求する際に、第1のネットワーク要素は、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求する。具体的には、第1のタイプ識別子がイベント識別子である場合には、それは、第1のデータの承認情報が要求されているということを示し、または第1のタイプ識別子が分析識別子である場合には、それは、第2のデータの承認情報が要求されているということを示す。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、イベント識別子であり、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子であり、第2のデータは、分析識別子に対応するデータ分析結果である。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素がネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含み得、すなわち、第1の使用目的は、データ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析が実行されるということを示す。この実装においては、第1のデータを取得する目的が第1の使用目的によって示されて、その使用目的のためのユーザの承認情報を取得し得る。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み得、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。この実装においては、第1のデータ上で実行される分析の具体的なタイプが分析識別子によって具体的に示され得る。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析結果を取得すること、もしくは使用に関してサードパーティーAFへの開放を行うことであり得、またはどのデータ分析結果が具体的に取得されることになるかがさらに定義され得、たとえば、ユーザの移動軌跡分析結果が取得される。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。この実装においては、第1のデータ上でデータ分析を実行することによって取得されるデータ分析結果が取得された場合には、データ分析結果の使用範囲がさらに設定され得る。たとえば、第2の使用対象は、データ分析結果が使用されることになる対象を示すためのものであり、第2の使用目的は、データ分析結果が使用されることになる目的を示すためのものであり、第2の使用時期は、データ分析結果が使用されることになる時期を示すためのものである。第2の使用範囲をさらに設定することによって、第2の使用範囲を含むユーザの承認情報が取得される。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。この実装においては、第1のネットワーク要素がNEFネットワーク要素である場合には、第1のネットワーク要素は、UDMネットワーク要素、UDRネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、または端末デバイスのうちのいずれか1つへ第1の要求を送信して、ユーザの承認情報を取得するように要求し得る。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。この実装においては、第1のネットワーク要素がNEFネットワーク要素である場合には、第1のネットワーク要素によって要求されるユーザ関連データの使用対象は、AFであり得る。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素がアクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するための条件は、第1のネットワーク要素の要件によってトリガーされ得、または第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を第1のネットワーク要素が受信するケースであり得、第2の要求は、ユーザ関連データを取得するように要求するためのものである。第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信する。この実装においては、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信した場合には、第1のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信して、ユーザの承認情報を要求する。
可能な実装においては、第2の要求は、ユーザ情報および第3の使用範囲を含み得、ユーザ情報は、ユーザを識別するためのものであり、ユーザ情報は、ユーザが位置しているエリアの識別子、ユーザの識別子、ユーザが属するユーザグループの識別子、ユーザに対応するネットワークスライスの識別子、ユーザのデータネットワーク名DNN、およびユーザが属するネットワーク要素の識別子であり得る。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。第3の使用対象は、第2の要求によって要求されたユーザ関連データの使用対象を示すためのものであり、第3の使用目的は、第2の要求によって要求されたユーザ関連データの使用目的を示すためのものであり、第3の使用時期は、第2の要求によって要求されたユーザ関連データの使用時期を示すためのものである。
可能な実装においては、第2の要求は、第2のタイプ識別子をさらに含み得、第2のタイプ識別子は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。第2のタイプ識別子は、イベント識別子または分析識別子であり得る。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定し得る。この実装においては、第2の要求が第2のタイプ識別子を含む場合には、第1のネットワーク要素は、第2のタイプ識別子に基づいて第1の要求における第1のタイプ識別子を決定して、第1の要求における第1のタイプ識別子を提示し得る。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することは、第1のネットワーク要素が第2のデータタイプ識別子を第1のタイプ識別子として決定することを含み得る。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することは、第1のネットワーク要素が設定情報および第2のデータタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することを含み得る。設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のデータタイプ識別子との間における対応を示す。この実装においては、第1のネットワーク要素は、設定情報に基づいて第2のタイプ識別子を第1のタイプ識別子へマップして、第1のタイプ識別子を第1の要求に含める。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、この方法は、第1のネットワーク要素が第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信することをさらに含み、第2の応答は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データを含む。
可能な実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAF、ネットワーク機能NFネットワーク要素、ネットワーク管理システムネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素がアプリケーション機能AFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり得る。
可能な実装においては、この方法は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素がユーザ関連データを取得することをさらに含む。ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可している場合に、第1のネットワーク要素はユーザ関連データを取得し、これは、ユーザ関連データの悪用を回避し、ユーザ関連データのセキュリティーを改善する。
可能な実装においては、この方法は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素がユーザ関連データを削除するか、またはユーザ関連データを取得するのを停止することをさらに含む。この実装においては、ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可していない場合には、第1のネットワーク要素がユーザ関連データを取得しているならば、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを削除し、または第1のネットワーク要素がユーザ関連データを取得していないならば、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得するのを停止し、それによってユーザ関連データのセキュリティーを確実にする。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示すために使用される理由情報をさらに含む。この実装においては、ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可していない場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることが許可されていない具体的な理由を通知するために、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示す理由情報をさらに含み得る。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を第2のネットワーク要素が受信することであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、受信することと、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することと、第2のネットワーク要素が第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信することであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、送信することとを含む。
可能な実装においては、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することは、第1のネットワーク要素が、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定することを含む。この実装においては、第2のネットワーク要素は、ネットワークにおけるユーザの承認情報を事前に格納し得る。第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、第1の要求におけるユーザ情報がユーザの承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定する。
可能な実装においては、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することは、第2のネットワーク要素が、第1の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する端末デバイスへ第3の要求を送信することであって、第3の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求するためのものである、送信することと、第2のネットワーク要素が、端末デバイスによって送信された第3の応答を受信することであって、第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを含む。この実装においては、第2のネットワーク要素は、端末デバイスへ第3の要求を送信することによって、ユーザ情報に対応する承認情報を取得する。
可能な実装においては、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて承認情報を決定することは、第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素への第4の要求を開始することであって、第4の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を第4のネットワーク要素に要求するためのものである、開始することと、第4のネットワーク要素によって送信された第4の応答を第2のネットワーク要素が受信することであって、第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを含む。この実装においては、第2のネットワーク要素は、第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信することによって、ユーザ情報に対応する承認情報を取得する。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを示すためのものであり、第1の要求が、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることは、第1の要求が、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることを含む。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用対象は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装においては、ユーザデータが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子である。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、アクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示す理由情報をさらに含む。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第3のネットワーク要素が第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信することを含む。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものであり、ユーザ情報および第3の使用範囲を含む。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。第3のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素によって送信された第2の応答を受信する。第2の応答は、ユーザ関連データまたは表示情報を含み、表示情報は、ユーザ関連データが取得されることに失敗しているということを示す。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第2の応答が表示情報を含む場合には、第2の応答は、失敗理由情報をさらに含んで、その失敗理由情報を通じて具体的な失敗理由を第3のネットワーク要素に通知する。
可能な実装においては、第2の要求は、第2のタイプ識別子をさらに含み、第2のタイプ識別子は、取得するように第3のネットワーク要素が要求するユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。この実装においては、第2のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータまたは第2のデータを識別するためのものである。第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第1のデータである場合には、第2のタイプ識別子は、イベント識別子である。第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータである場合には、第2のタイプ識別子は、分析識別子である。
可能な実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAFまたはネットワーク機能NFネットワーク要素であり得る。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、通信方法を提供し、この方法は、第2のネットワーク要素によって送信された第3の要求を端末デバイスが受信することを含む。第3の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第3の要求は、ユーザ関連データの第1の使用範囲を含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。端末デバイスは、第3の要求に基づいて承認情報を決定し、第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信する。第3の応答は、承認情報を含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
第5の態様によれば、
第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するように構成されている送信ユニットであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、送信ユニットと、
第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信するように構成されている受信ユニットであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、受信ユニットとを含む通信デバイスが提供される。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを識別するためのものであり、
第1の要求が、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることは、
第1の要求が、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、イベント識別子であり、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用対象は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子であり、第2のデータは、分析識別子に対応するデータ分析結果である。
可能な実装においては、通信デバイスは、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。
可能な実装においては、通信デバイスがアクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、受信ユニットは、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信するようにさらに構成されている。第2の要求は、ユーザ関連データを取得するように要求するためのものである。
送信ユニットは、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するように特に構成されている。
可能な実装においては、第2の要求は、ユーザ情報および第3の使用範囲を含み、第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。このデバイスは、
第3の使用範囲に基づいて第1の使用範囲を取得するように構成されている処理ユニットをさらに含む。
可能な実装においては、第2の要求は、第2のタイプ識別子を含み、第2のタイプ識別子は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。
処理ユニットは、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するようにさらに構成されている。
可能な実装においては、処理ユニットは、第2のデータタイプ識別子を第1のタイプ識別子として決定するように特に構成されている。
可能な実装においては、処理ユニットは、設定情報および第2のデータタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するように特に構成されており、設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のデータタイプ識別子との間における対応を示す。
可能な実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAFまたはネットワーク機能NFネットワーク要素である。
第6の態様によれば、
第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信するように構成されている受信ユニットであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、受信ユニットと、
第1の要求に基づいて承認情報を決定するように構成されている処理ユニットと、
第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信するようにさらに構成されている送信ユニットであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、送信ユニットとを含む通信デバイスが提供される。
可能な実装においては、処理ユニットは、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定するように特に構成されている。
可能な実装においては、処理ユニットは、トランシーバを通じて第1の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する端末デバイスへの第3の要求を開始するように特に構成されている。第3の要求は、トランシーバを通じて、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求して、端末デバイスによって送信された第3の応答を受信するためのものである。第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。
可能な実装においては、処理ユニットは、トランシーバを通じて第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素への第4の要求を開始するように特に構成されている。第4の要求は、トランシーバを通じて、ユーザ情報に対応する承認情報を第4のネットワーク要素に要求して、第4のネットワーク要素によって送信された第4の応答を受信するためのものである。第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データは、ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成されたユーザに対応するデータを含み、第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む。
可能な実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを示すためのものであり、
第1の要求が、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることは、
第1の要求が、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることを含む。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素であり、通信デバイスは、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用対象は、ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用目的は、データ分析を実行することを含む。
可能な実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。
可能な実装においては、第1の要求は、データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装においては、ユーザデータが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子である。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、通信デバイスは、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
可能な実装においては、第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである。
可能な実装においては、第1のネットワーク要素は、アクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素であり、通信デバイスは、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
第7の態様によれば、プロセッサを含む通信デバイスが提供される。プロセッサは、メモリに結合されており、第1の態様から第4の態様のうちのいずれか1つの態様、および第1の態様から第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つの実装による方法を実行するように構成され得る。任意選択で、この通信デバイスは、メモリをさらに含む。任意選択で、この通信デバイスは、通信インターフェースをさらに含み、プロセッサは、通信インターフェースに結合される。
実装においては、この通信デバイスは、端末デバイスである。この通信デバイスが端末デバイスである場合には、通信インターフェースは、トランシーバまたは入力/出力インターフェースであり得る。任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であり得る。任意選択で、入力/出力インターフェースは、入力/出力回路であり得る。
別の実装においては、通信デバイスは、ネットワークデバイスである。通信デバイスがネットワークデバイス、たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、および第4のネットワーク要素のうちのいずれか1つまたは複数である場合には、通信インターフェースは、トランシーバまたは入力/出力インターフェースであり得る。任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であり得る。任意選択で、入力/出力インターフェースは、入力/出力回路であり得る。
別の実装においては、通信デバイスは、チップまたはチップシステムである。通信デバイスがチップまたはチップシステムである場合には、通信インターフェースは、チップまたはチップシステム上の入力/出力インターフェース、インターフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、または関連した回路などであり得る。プロセッサは、代替として、処理回路または論理回路として具体化され得る。
第8の態様によれば、システムが提供される。このシステムは、前述の端末デバイスおよび前述のネットワークデバイスを含む。本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、ネットワーク側のネットワーク要素である。たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、および第4のネットワーク要素はすべて、ネットワークデバイスと呼ばれることがある。本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、または第4のネットワーク要素のうちの任意の1つまたは複数であり得る。
第9の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(コードまたは命令と呼ばれることもある)を含む。コンピュータプログラムが稼働されたときに、コンピュータは、第1の態様の任意の可能な実装による方法を実行することを可能にされ、またはコンピュータは、第1の態様から第4の態様の任意の実装による方法を実行することを可能にされる。
第10の態様によれば、コンピュータ可読ストレージメディアが提供される。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラム(コードまたは命令と呼ばれることもある)を格納する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で稼働されたときに、コンピュータは、第1の態様の任意の可能な実装による方法を実行すること、または第1の態様から第4の態様の任意の実装による方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態による通信システムのアーキテクチャーの図である。 本出願の実施形態による通信方法のフローチャートである。 本出願の実施形態による別の通信方法のフローチャートである。 本出願の実施形態による別の通信方法のフローチャートである。 本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。 本出願の実施形態による別の通信デバイスの構造の概略図である。 本出願の実施形態による別の通信デバイスの構造の概略図である。
本出願の記述においては、別段の記載がない限り、「/」は「または」を意味する。たとえば、A/Bは、AまたはBを意味し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられている対象どうしの間における関連付け関係のみを記述しており、3つの関係があり得るということを示している。たとえば、「Aおよび/またはB」は、「Aのみが存在する」、「AおよびBの両方が存在する」、ならびに「Bのみが存在する」という3つのケースを表し得る。本出願の記述においては、別段の指定がない限り、「少なくとも1つ」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味する。
加えて、本出願の実施形態における技術的な解決策を明確に記述しやすくする目的で、同じアイテムどうし、または基本的に同じ機能もしくは目的を有する類似のアイテムどうしの間を区別するために、本出願の実施形態においては「第1の」および「第2の」などの言葉が使用されている。「第1の」および「第2の」などの用語は、数量または実行順序を限定するものではなく、「第1の」および「第2の」などの用語は、明確な違いを示すものではないということを当業者なら理解し得る。
本出願の実施形態における技術的な解決策は、第4世代(4th Generation, 4G)システム、4Gシステムに基づいて進化したさまざまなシステム、第5世代(5th Generation, 5G)システム、および5Gシステムに基づいて進化したさまざまなシステムに適用可能である。4Gシステムは、エボルブドパケットシステム(evolved packet system, EPS)と呼ばれることもある。4Gシステムにおいては、コアネットワーク(core network, CN)が、エボルブドパケットコア(evolved packet core, EPC)と呼ばれることがあり、アクセスネットワークが、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)と呼ばれることがある。5Gシステムにおいては、コアネットワークが、5GC(5G core)と呼ばれることがあり、アクセスネットワークが、新無線(new radio, NR)と呼ばれることがある。記述を容易にするために、本出願は、以降では、本出願が5Gシステムに適用される例を使用することによって記述されている。本出願が4Gシステムまたは別の通信システムに適用される場合には、本出願に含まれているネットワーク要素は、対応する通信システムにおいて同じまたは同様の機能を有するネットワーク要素と置き換えられる。
図1は、サービスインターフェースに基づく5Gシステムのネットワークアーキテクチャーの概略図の例を示している。この概略図においては、5Gシステムは、認証サーバ機能(authentication server function, AUSF)ネットワーク要素、アクセスおよびモビリティー管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワーク要素、データネットワーク(data network, DN)、統合データ管理(unified data management, UDM)ネットワーク要素、ユーザデータリポジトリ(user data repository, UDR)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)ネットワーク要素、(無線)アクセスネットワーク((radio) access network, (R)AN)ネットワーク要素、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワーク要素、端末(terminal)、アプリケーション機能(application function, AF)ネットワーク要素、セッション管理機能(session management function, SMF)ネットワーク要素、バインディングサポート機能(binding support function, BSF)ネットワーク要素、ネットワークデータ分析機能(network data analytics function, NWDAF)ネットワーク要素、ネットワーク公開機能(network exposure function, NEF)ネットワーク要素、およびネットワークリポジトリ機能(network repository function, NRF)ネットワーク要素を含み得る。
記述を容易にするために、以降では、(R)ANネットワーク要素、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、UDRネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、UPFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、BSFネットワーク要素、NWDAFネットワーク要素、NRFネットワーク要素、NEFネットワーク要素などは、それぞれRAN、AMF、SMF、UDM、UDR、AUSF、UPF、PCF、BSF、NWDAF、NRF、NEFなどを使用することによって表される。
5Gシステムは、アクセスネットワークおよびコアネットワークへと分割されている。アクセスネットワークは、無線アクセスに関連した機能を実施し、主にRANを含む。コアネットワークは、ネットワークサービスの制御、データ伝送などのためのものである。コアネットワークは、複数のネットワーク要素を含み、主にAMF、SMF、UPF、PCF、UDMなどを含む。
図1におけるいくつかのネットワーク要素の機能は、下記のとおりである。
PCFは、AMFおよびSMFのためのサービス品質(quality of service, QoS)ポリシーおよびスライス選択ポリシーなどのポリシーを提供するように構成されている。
UDMは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)の認証およびキー合意(authentication and key agreement, AKA)、認証クレデンシャル、ユーザ識別処理、アクセス承認、登録/モビリティー管理、加入管理、ショートメッセージサービス管理などを処理するように構成されている。本出願においては、UDMは、現在端末にサービス提供しているネットワーク要素(サービングAMF(serving AMF)、サービングSMF(serving SMF)、またはサービングNWDAF(serving NWDAF)などのサービングNF(serving NF))に関する情報を格納する機能を提供し得る。
UDRは、ユーザデータを格納するための論理リポジトリとして、ユーザ関連データの共有および配布を実施するように構成されている。
AUSFは、ネットワークのためのユーザ認証および承認サービスを提供するように構成されている。
AFは、アプリケーションサーバであり得、オペレータまたはサードパーティーに属し得る。AFは、サービス、たとえば、データルーティングの決定に影響を与えるサービス、ポリシー制御機能、またはネットワーク側のために提供されるいくつかのサードパーティーサービスを提供するために3GPPコアネットワークと対話することを主にサポートする。
NEFは、ネットワーク公開のカスタマイズされた機能を提供するように、そしてサードパーティーAFのための認証および承認機能をさらにサポートするように構成されている。
AMFは、シグナリング処理、たとえば、端末登録管理、端末接続管理、端末到達可能性管理、端末アクセス認証および承認、端末セキュリティー機能、端末モビリティー管理(端末位置更新、ネットワークへの端末登録、および端末ハンドオーバーなど)、ネットワークスライス(network slice)の選択、SMFの選択、ならびに端末の登録または登録解除などの機能を主に担当する。
SMFは、UPFの選択、制御、およびリダイレクト、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレスの割り当ておよび管理、セッションQoS管理、PCFから取得するポリシーおよび課金制御(policy and charging control, PCC)ポリシー、ベアラまたはセッションの確立、修正、および解放などを含む、端末セッション管理のすべての制御プレーン機能を主に担当する。
UPFは、プロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)のセッション接続のアンカーとして、端末のデータパケットフィルタリング、データ伝送/転送、レート制御、課金情報生成、ユーザプレーンQoS処理、アップリンク伝送認証、伝送レベル検証、ダウンリンクデータパケットのバッファリング、ダウンリンクデータ通知のトリガリングなどを担当する。UPFはまた、マルチホームド(multi-homed)PDUセッションの分岐点としての役割を果たし得る。UPFにおいて端末のためのサービスを提供するためのリソース伝送およびスケジューリング機能が、SMFによって管理および制御される。
NRFは、ネットワーク要素の属性、ネットワーク要素のステータス、およびネットワークトポロジー関係などの情報を格納するネットワーク要素である。NRFは、ネットワーク要素発見および管理機能を有する。
BSFは、PDUセッションに関して、対応する端末アドレス、端末識別子、データネットワーク名(data network name, DNN)、単一ネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information, S-NSSAI)、PCFインスタンス、およびPCFセット識別子を結び付けるかまたは格納し得る。たとえば、端末に対応するPCFがBSFから問い合わせられ得る。
NWDAFは、データ収集機能およびデータ分析機能という機能のうちの少なくとも1つを有する。データ収集機能は、ネットワーク要素、サードパーティーサービスサーバ、端末、またはネットワーク管理システムから関連データを収集するためのものである。データ分析機能は、関連した入力データに基づいて分析およびトレーニングを実行して、ネットワーク要素、サードパーティーサービスサーバ、端末、またはネットワーク管理システムのためにデータ分析結果を提供するためのものである。分析結果は、ネットワークがサービスのサービス品質パラメータを選択するのを支援するか、またはネットワークがトラフィックのルーティングを実行するのを支援するか、またはネットワークがバックグラウンドトラフィック伝送ポリシーを選択するのを支援する。本出願は、主にNWDAFのデータ収集機能を含む。NWDAFは、収集されたデータに基づいて、関連したトレーニングおよび分析機能のみを実行し得るので、その前提は、関連データを収集および取得することが可能であることである。可能な実装においては、NWDAFネットワーク要素が別のNFと統合され得るか、またはNWDAFが独立して展開され得る。加えて、複数のNWDAFがネットワークにおいて展開され得る。
RANは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイス(RANノードまたはネットワークデバイスと呼ばれることもある)を含むネットワークであり、無線物理レイヤ機能、リソーススケジューリングおよび無線リソース管理、無線アクセス制御およびモビリティー管理機能、サービス品質管理、ならびにデータ圧縮および暗号化などの機能を実施する。アクセスネットワークデバイスは、ユーザプレーンインターフェースN3を通じてUPFに接続されており、端末のデータを伝送するように構成されている。アクセスネットワークデバイスは、制御プレーンインターフェースN2を通じてAMFへの制御プレーンシグナリング接続を確立して、無線アクセスベアラ制御などの機能を実施する。
アクセスネットワークデバイスは、基地局、ワイヤレスフィディリティー(wireless fidelity, Wi-Fi)アクセスポイント(access point, AP)、ワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)サイトなどであり得る。さまざまな形態の基地局、たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、およびアクセスポイントがあり得る。基地局は、具体的には、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)におけるAP、移動体通信向けグローバルシステム(global system for mobile communications, GSM)もしくは符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)におけるベーストランシーバステーション(base transceiver station, BTS)、またはワイドバンド符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA)におけるNodeB(NodeB, NB)、またはエボルブドNodeB(evolved NodeB, eNBもしくはeNodeB)、またはLTEにおける中継局もしくはアクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gシステムにおける次世代NodeB(the next generation NodeB, gNB)、または将来の進化したパブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network, PLMN)ネットワークにおける基地局などであり得る。
端末は、ワイヤレス端末または有線端末であり得る。ワイヤレス端末は、音声および/もしくはデータ接続性をユーザに提供するデバイス、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続されている別の処理デバイスであり得る。端末およびアクセスネットワークデバイスは、エアインターフェーステクノロジー(たとえば、NRテクノロジーまたはLTEテクノロジー)を使用することによって互いと通信する。端末どうしも、エアインターフェーステクノロジー(たとえば、NRテクノロジーまたはLTEテクノロジー)を使用することによって互いと通信し得る。ワイヤレス端末は、アクセスネットワークデバイスを通じてAMF、SMFなどの1つまたは複数のコアネットワークデバイスと通信し得る。ワイヤレス端末は、モバイル端末、たとえば、モバイル電話(または「セルラー」電話と呼ばれる)、スマートフォン、衛星ワイヤレスデバイス、ワイヤレスモデムカード、または、モバイル端末を有するコンピュータであり得る。たとえば、モバイル端末を有するコンピュータは、アクセスネットワークデバイスとの間で音声および/またはデータをやり取りするラップトップ、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載モバイル装置であり得る。たとえば、ワイヤレス端末は、パーソナル通信サービス(personal communication service, PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol, SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop, WLL)ステーション、携帯情報端末(personal digital assistant, PDA)、仮想現実(virtual reality, VR)メガネ、拡張現実(augmented reality, AR)メガネ、マシンタイプ通信端末、またはインターネットオブシングス端末であり得る。インターネットオブビークルの通信においては、車両に搭載されている通信デバイスが、一種の端末であり、路側ユニット(road side unit, RSU)が、一種の端末として使用されることもある。無人航空機に搭載されている通信デバイスが、一種の端末とみなされることもある。ワイヤレス端末は、ユーザ機器(user equipment, UE)、端末デバイス、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイルプラットフォーム(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント(access point)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)などと呼ばれることもある。
DNは、ユーザのためのデータ伝送サービスを提供するインターネットプロトコルマルチメディアサービス(IP multi-media service, IMS)またはインターネット(Internet)などのオペレータネットワークを指す。端末は、端末、アクセスネットワークデバイス、UPF、およびDNの間においてPDUセッション(PDU session)を確立して、DNにアクセスする。
5Gネットワークのネットワークアーキテクチャーは、図1において示されている機能ネットワーク要素に加えて、別の機能ネットワーク要素をさらに含み得るということが理解され得る。本出願の実施形態においては、ネットワーク要素は、エンティティ、デバイスなどと呼ばれることもある。
図1におけるRAN、AMF、SMF、AUSF、UDM、UPF、PCF、BSF、NWDAF、NRF、NEFなどは、名前にすぎず、それらの名前は、ネットワーク要素上のいかなる限定を構成するものでもないということに留意されたい。5Gシステムおよび別の将来のネットワークにおいては、これらのネットワーク要素に対応するエンティティまたはデバイスは、その他の名前を有し得る。これは、本出願の実施形態においては特に限定されない。たとえば、UDMは、代替として、ホーム加入者サーバ(home subscriber server, HSS)、ユーザ加入データベース(user subscription database, USD)、データベースネットワーク要素などと置き換えられ得る。ここでは概要が提供されており、詳細が以降で再び繰り返されることはない。
前述の5Gシステムのネットワークアーキテクチャーにおいては、3GPP Release15(Release15, R15)以降、端末、ネットワーク(たとえば、RAN、CN、伝送ネットワーク(transmission network, TN)など)、AF、および、運用/管理/保守(operation, administration, and maintenance, OAM)などのドメインの関連データを取得して、機械学習方法を通じて大量の取得されたデータに基づいてトレーニング分析を行って分析結果を生成するために、NWDAFネットワーク要素が導入されている。分析結果は、ネットワークポリシーの策定および実行を支援し得る。たとえば、NWDAFは、ネットワークから取得されたデータと、AFから取得されたデータとに基づいてサービス経験分析結果を生成する。サービス経験分析結果は、端末サービスに関連したPCCおよびQoSポリシーをPCFが策定するのを助け得る。
複数のNWDAFが同時に通信ネットワークにおいて展開され得る。ある次元からは、さまざまなNWDAFが、さまざまな目的のために分析作業を担当する。たとえば、いくつかのNWDAFは、端末の移動軌跡を分析することを担当し、いくつかのNWDAFは、サービス経験を分析することを担当し、いくつかのNWDAFは、端末の異常な挙動を分析することを担当する。別の次元からは、さまざまなNWDAFが、さまざまなサービスエリアを担当する。たとえば、いくつかのNWDAFは、エリア1におけるデータ分析を担当し、別のNWDAFは、エリア2におけるデータ分析を担当する。
ネットワーク要素または機能は、ハードウェアデバイスにおけるネットワーク要素、専用のハードウェア上で稼働するソフトウェア機能、またはプラットフォーム(たとえば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化されている仮想化された機能であり得るということが理解され得る。ネットワーク要素または機能への分割を通じて1つまたは複数のサービスが取得され得る。さらに、ネットワーク機能から独立して存在するサービスが生じ得る。本出願においては、機能のインスタンス、機能に含まれているサービスのインスタンス、またはネットワーク機能から独立して存在するサービスのインスタンスが、サービスインスタンスと呼ばれることがある。
本出願の実施形態は、前述のシステムアーキテクチャーに限定されず、代替として、別の将来の通信システム、たとえば、第6世代通信(the 6th generation, 6G)システムアーキテクチャーに適用され得るということに留意されたい。加えて、本出願の実施形態においては、将来の通信システムにおいて、前述の使用されているネットワーク要素の名前は変わり得る一方で、それらのネットワーク要素の機能は同じままであり得る。
本出願の実施形態におけるユーザは、ネットワークにおいて通信サービスを実行するために端末デバイスを使用する人または物体であり得る。加えてユーザは、代替として、端末デバイス、たとえばインターネットオブシングスにおける端末デバイスであり得る。本出願の実施形態におけるユーザ情報は、ユーザを識別するためのものであり、ユーザを識別および区別する役割をユーザ情報が果たし得るならば、ユーザ情報の形態はここでは限定されない。ユーザ情報は、国際モバイル加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identification Number, IMSI)、加入永久識別子(subscription permanent identifier, SUPI)、ジェネリックパブリック加入識別子(generic public subscription identifier, GPSI)、ユーザインターネットプロトコル(Internet Protocol, IP)フィルタ/5タプル(UE IP filter/5-tuple)、移動局国際ISDN番号(mobile station international ISDN number, MSISDN)、国際モバイル機器識別番号(International Mobile Equipment Identification Number, IMEI)などであり得る。ユーザ情報はさらに、ユーザが位置しているエリアの識別子、ユーザの識別子、ユーザが属するユーザグループの識別子、ユーザに対応するネットワークスライスの識別子、ユーザのデータネットワーク名DNN、およびユーザが属するネットワーク要素の識別子であり得る。
ユーザ関連データは、GDPRによって保護されているユーザレベルデータである。本出願の実施形態においては、ユーザ関連データは、後述の第1のデータまたは第2のデータのうちの1つまたは複数を含み得、第1のデータは、生データおよび/または処理されたデータを含み、生データは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスによってユーザのために生成されたデータを含む。それらのデータは、オペレータネットワークへ報告されているデータであり得る。
端末デバイスによってユーザのために生成されたデータは、ユーザによって端末デバイス上で生成されたデータ、端末デバイスのデータ、および端末デバイスによってユーザのために生成されたデータのうちの1つまたは複数を含み得る。ユーザによって端末デバイス上で生成されたデータは、たとえば、端末デバイスのグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System, GPS)情報、端末デバイス上でのユーザの入力習慣などであり得る。ユーザによって使用される端末デバイスのデータは、たとえば、端末デバイスの型式承認コード(type approval code, TAC)、メモリ容量、およびCPUモデルであり得る。端末デバイスによってユーザのために生成されたデータは、たとえば、端末デバイスによってユーザに割り当てられたポート番号、またはユーザに割り当てられたストレージスペースであり得る。
アプリケーションサーバによってユーザのために生成されたデータは、ユーザに対応するアプリケーションレイヤデータとして記述されることがある。本出願の実施形態においては、ユーザに対応するアプリケーションレイヤデータは、ユーザによってアプリケーションサーバにおいて生成されたデータ、ユーザに対応するアプリケーションサーバのデータ、およびアプリケーションサーバによってユーザのために生成されたデータというデータのうちの1つまたは複数のタイプを含む。ユーザによってアプリケーションサーバにおいて生成されたデータは、たとえば、ユーザによって使用されたサービスのタイプ、またはユーザのサービスに対応するIP5タプルの情報であり得る。ユーザに対応するアプリケーションサーバのデータは、アプリケーションサーバによって提供されることが可能であるサービスのタイプ、サービスのそれぞれのタイプに対応するIPアドレスおよびポート番号、それぞれのサービスの基本的な機能、アプリケーションサーバのストレージスペースなどであり得る。アプリケーションサーバによってユーザのために生成されたデータは、たとえば、サービスサーバによってユーザに割り当てられたアプリケーションレイヤの識別子に関する情報、ユーザのサービスに割り当てられたサービス要件、またはユーザのサービスの品質情報であり得る。
ネットワークデバイスによってユーザのために生成されたデータは、ユーザによってアクセスネットワークおよび/またはコアネットワーク上で生成されたデータ、ユーザに対応するアクセスネットワークおよび/またはコアネットワークのデータ、ならびにアクセスネットワークおよび/またはコアネットワークによってユーザのために生成されたデータというデータのうちの1つまたは複数のタイプを含み得る。ユーザによってアクセスネットワークおよび/またはコアネットワーク上で生成されたデータは、たとえば、ユーザの位置情報(たとえば、セルの識別子もしくはTAの識別子)、またはユーザがアクセスすることを要求するネットワークスライスに関する情報であり得る。ユーザに対応するアクセスネットワークおよび/またはコアネットワークのデータは、たとえば、アクセスネットワークにおけるセルの容量、AMFの負荷情報、またはUPFの帯域幅情報であり得る。アクセスネットワークおよび/またはコアネットワークによってユーザのために生成されたデータは、たとえば、アクセスネットワークによってユーザのサービスに割り当てられた帯域幅、コアネットワークAMFによってユーザのために選択されたスライスに関する情報、またはPCFによってユーザのサービスのためにカスタマイズされたQoSポリシーに関する情報であり得る。具体的には、本出願の実施形態においては、ユーザのネットワークデータは、ユーザに対応するアクセスネットワーク上のデータを含む。代替として、本出願の実施形態においては、ユーザのネットワークデータは、ユーザに対応するコアネットワーク上のデータを含む。代替として、本出願の実施形態においては、ユーザのネットワークデータは、ユーザに対応するアクセスネットワーク上のデータ、およびユーザに対応するコアネットワーク上のデータを含む。アクセスネットワークは、通信オペレータのアクセスネットワークとして記述されることもあり、コアネットワークは、通信オペレータのコアネットワークとして記述されることもある。
処理されたデータは、集約(複数のUEのデータ重み付け、もしくはある期間内での単一のUEのデータ平均化)、または匿名化(UEの識別情報を除去すること)等などの対応する処理が生データ上で実行された後に生成されたデータである。
具体的には、第1のデータにおける別々のデータの間を区別するために、データタイプまたはイベント識別子が使用されて、第1のデータにおける別々のデータの間を区別し得る。データタイプまたはイベントIDは、例として使用されている。たとえば、データタイプ=UEが位置しているセルの位置における基準信号受信電力(reference signal received power, RSRP)である。別の例においては、イベントID=UEの位置である。
第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果、たとえば、NWDAFによって生成されたUE移動情報分析結果、UE異常挙動分析結果、またはUEサービス挙動分析結果である。具体的には、別々のデータ分析結果の間を区別するために、分析識別子、分析IDが識別のために使用され得る。
承認情報を求める要求として、この実施形態における第1のネットワーク要素は、承認情報を取得することを要求するのみであり得、または第1のネットワーク要素は、承認情報を要求する際にユーザ関連データを取得することを要求するために、データ要求者としての役割も果たし得る。第1のネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素であり得、またはユーザ関連データを取得する必要がある別のネットワーク要素、たとえば、NEFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、またはAFネットワーク要素であり得る。ユーザ関連データの承認情報を要求する際に、第1のネットワーク要素は、送信される要求に使用範囲を含め得る。使用範囲は、使用対象、使用目的、および使用時期などの情報を含み得る。使用対象は、取得されたユーザ関連データが使用されることになる対象を示すためのものである。対象は、複数の表示形態、たとえば、パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network, PLMN)識別子、ネットワークドメイン(コアネットワークドメイン、RANドメイン、およびOAMドメイン)、NFネットワーク要素タイプ(AMFタイプおよびSMFタイプ)、NFネットワーク要素インスタンス識別子、AFタイプ、AFインスタンス識別子、またはアプリケーション識別子を有する。たとえば、対象がコアネットワークドメインである場合には、それは、使用対象がコアネットワーク全体のネットワーク要素であるということを示す。
使用目的は、ユーザ関連データを使用する目的、すなわち、何のためにユーザ関連データが使用されるかを示すためのものである。使用目的は、取得されたユーザ関連データにおける特定のデータに基づいて別々に定義され得る。たとえば、要求されたデータが第1のデータである場合には、使用目的は、データ分析結果を取得すること、もしくは使用に関してサードパーティーAFへの開放を行うことであり得、またはどのデータ分析結果が具体的に取得されることになるかがさらに定義され得、たとえば、ユーザの移動軌跡分析結果が取得される。要求されたデータが第2のデータである場合には、使用目的は、使用に関してサードパーティーAFへの開放を行うことであり得、またはサードパーティーAFへの開放を行う特定の使用をさらに限定すること、たとえば、感染の監視、サービスアプリケーションレイヤパラメータの調整、もしくはページングエリアの最適化を実行することであり得る。
使用時期は、使用対象がユーザ関連データを使用する時期を示すためのものであり、期間および/または持続時間を含み得る。たとえば、ユーザ関連データを取得した後に、使用対象は、2020年1月1日から2020年12月31日までの期間にユーザ関連データを使用し、またはユーザ関連データを取得した後に、使用対象は、取得時以降の6カ月間にわたってユーザ関連データを使用する。
本出願の実施形態においては、第2のネットワーク要素が、ユーザ関連データの承認情報を取得、格納、および処理するように構成されている。第2のネットワーク要素は、データ管理UDMネットワーク要素、データリポジトリUDRネットワーク要素、認証サーバ機能AUSFネットワーク要素、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素、端末デバイスなどであり得る。将来の通信システムにおいては、第2のネットワーク要素は、依然としてUDMネットワーク要素、UDRネットワーク要素であり得、またはその他の名前を有し得る。これは、本出願においては限定されない。
本出願の実施形態においては、第2のネットワーク要素は、下記の方法を通じてユーザ関連データの承認情報を取得し得る。
1つの方法においては、第2のネットワーク要素は、動的な取得様式でユーザ関連データの承認情報を取得し、この方法は、具体的には、最初のネットワーク登録またはモビリティー登録プロセスにおいて、ユーザの承認情報をネットワーク側のネットワーク要素(AMFなど)へ報告することを端末デバイスがトリガーすることと、ネットワーク要素が次いでユーザの承認情報を第2のネットワーク要素(UDMなど)に格納することとを含む。代替として、PDUセッションの確立または手順の修正を開始する際に、端末デバイスは、ユーザの承認情報をネットワーク側のネットワーク要素(SMFなど)へ報告することをトリガーし、ネットワーク要素は、次いで承認情報を第2のネットワーク要素(UDMなど)に格納する。代替として、第2のネットワーク要素は、トリガー条件(別のネットワーク要素が第2のネットワーク要素に問合せを行うこと)に起因して、ユーザの承認情報を求めてユーザの端末デバイスに問合せを行い、端末デバイスは、承認情報を第2のネットワーク要素へ送信し、それによって第2のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を格納する。
別の方法においては、第2のネットワーク要素は、静的な構成様式で承認情報を取得する。具体的には、ユーザがネットワークにアクセスする前の加入段階において、端末デバイスは、承認情報を加入情報として第2のネットワーク要素に格納する。ユーザの承認情報が変わった場合には、承認情報を更新するために、第2のネットワーク要素における加入情報が更新される。
承認情報は、ユーザ情報(ユーザを識別する)、データタイプ(第1のデータおよび第2のデータなど)、使用範囲(使用対象、使用目的、および使用時期)、ならびに承認ステータス情報(はい、いいえ、不明など)を含み得る。複数のユーザの端末デバイスによって送信された承認情報を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、それぞれのユーザに関して、そのユーザに対応する承認情報を格納する。どのデータが使用されることを許可されているか、どの対象がデータを使用することを許可されているか、データが使用されることを許可されている目的、データが使用されることを許可されている時期などが、承認情報に含まれている内容から知られ得る。具体的には、ユーザの承認情報を取得した後に、第2のネットワーク要素は、ユーザの承認情報をユーザの加入情報として格納し、その加入情報とユーザ識別子との間における対応を格納し得、またはユーザの承認情報をユーザのコンテキスト情報として格納し、そのコンテキスト情報とユーザ識別子との間における対応を格納し得る。
この実施形態におけるユーザ関連データの承認情報は、ユーザ情報に対応するユーザが、要求された使用範囲においてユーザ関連データが使用されることを許可しているかどうかを示すためのものである。具体的には、複数のオプションがあり得る。たとえば、承認情報は、「はい」、「いいえ」、または「不明」のうちのいずれか1つであり得る。承認情報が「はい」である場合には、それは、ユーザ関連データが使用されることが許可されているということを示す。承認情報が「いいえ」である場合には、それは、ユーザ関連データが使用されることが許可されていないということを示す。承認情報が「不明」である場合には、それは、ユーザ関連データが使用されることが許可されているかどうかに対するユーザの態度が明らかではないということ、すなわち、ユーザ関連データが使用されることをユーザが許可しているかどうかが現時点では不確かであるということを示す。このケースにおいては、ユーザは、ユーザ関連データが使用されることを承認していない、すなわち、許可していないということが理解され得る。前述のユーザ関連データの複数のケースに関連して、本出願の実施形態における承認情報は、第1のデータが使用されることが許可されているかどうか、第2のデータが使用されることが許可されているかどうか、第1のデータにおける1つのデータまたはいくつかのデータが使用されることが許可されているかどうか、第2のデータにおける1つのデータまたはいくつかのデータが使用されることが許可されているかどうかなどのうちのいずれか1つまたは複数を示し得る。たとえば、承認情報は、第1データが使用されることが許可されているということを示す。別の例においては、承認情報は、第1のデータが使用されることは許可されているが、第2のデータが使用されることは許可されていないということを示す。別の例においては、承認情報は、第1のデータにおけるデータa1が使用されることは許可されているが、第1のデータにおけるデータa2が使用されることは許可されていないということを示す。別の例においては、承認情報は、第1のデータが使用されることは許可されておらず、第2のデータにおけるデータb1が使用されることは許可されており、第2のデータにおけるデータb2が使用されることは許可されていないということを示す。
たとえば、表1は、ユーザ関連データの承認情報の表示形態の例を示しており、表1における第1の行および第3の行は、記述のための例として使用されている。第1の行において示されているように、データ要求者によって要求されているユーザ関連データは、第1のデータにおけるイベントID1に対応するデータであり、ユーザ識別子は、ID1であり、対応する使用範囲は、使用対象がNWDAFタイプであるネットワーク要素を含み、使用目的は、分析ID1の分析を実行することであり、使用時期は、UEのネットワーク登録期間であり、承認情報は、「はい」である。このケースにおいては、第1の行は、使用対象がNWDAFタイプであるネットワーク要素において、イベントID1に対応するデータが使用されることをID1のユーザが許可しており、使用目的は、分析ID1に対応するデータ分析を実行することであり、使用時期は、UEのネットワーク登録期間に対応する使用範囲であるということを示している。第3の行において示されているように、ユーザ関連データは、第2のデータにおける分析ID1に対応するデータであり、ユーザ識別子は、ID1であり、使用対象は、AFインスタンスIDであり、使用目的は、感染の監視であり、使用時期は、2020年1月1日から2020年12月30日までであり、承認情報は、「いいえ」である。このケースにおいては、第3の行は、使用対象がAFインスタンスIDであって、使用目的が感染の監視であって、かつ使用時期が2020年1月1日から2020年12月30日までであるケースに対応する使用範囲において、分析ID1に対応するデータが使用されることをID1のユーザが許可していないということを示している。
Figure 2023536969000010
第1のデータに関して、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることが許可されているかどうか、ユーザのネットワークデータが使用されることが許可されているかどうか、およびユーザに対応するアプリケーションサーバデータが使用されることが許可されているかどうかのうちのいずれか1つまたは複数をさらに示し得る。たとえば、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることが許可されているということを示す。別の例においては、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることは許可されているが、ユーザのネットワークデータが使用されることは許可されていないということを示す。別の例においては、承認情報は、ユーザに対応する端末デバイスデータが使用されることは許可されており、ユーザのネットワークデータが使用されることは許可されているが、ユーザに対応するアプリケーションサーバデータが使用されることは許可されていないということを示す。
この実施形態においては、承認情報は、その他の限定情報をさらに含み得、その他の限定情報は、ユーザ関連データを限定する。その他の限定情報は、時間情報、位置情報、サービスタイプ、データネットワーク名(data network name, DNN)情報、アプリケーション識別子、およびネットワークスライス情報のうちのいずれか1つまたは複数を含む。ネットワークスライス情報は、ネットワークスライス識別子情報、たとえば、ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information, NSSAI)、単一ネットワークスライス選択支援情報(single-Network Slice Selection Assistance Information, S-NSSAI)、ネットワークスライスインスタンス(network slice instance, NSI)識別子、またはネットワークスライスサブネットインスタンス(Network Slice Subnet Instance, NSSI)識別子であり得る。たとえば、限定情報がプリセット期間およびプリセット位置範囲である場合には、承認情報は、プリセット期間およびプリセット位置範囲内で生成されたユーザ関連データが使用されることが許可されているかどうかを示す。この実施形態における時間情報識別子、位置情報、サービスタイプ、DNN情報などはすべて、ユーザ関連データが生成されたときの対応する時間、エリア、サービス、およびDNNなどの情報を示すということに留意されたい。
この実施形態においては、ユーザ関連データの承認情報が、位置情報、時間情報、サービスタイプ、アプリケーション識別子、DNN、およびネットワークスライス情報などの限定情報に基づいて分割される場合には、前述の実装によれば、ユーザは、ユーザのすべてのエリア、すべての時間、すべてのサービスタイプ、すべてのアプリケーション識別子、すべてのDNN、およびすべてのスライスに対応する承認情報を一度に報告し得る。代替として、ユーザは、別々のエリア、別々の時間、別々のサービスタイプ、別々のDNN、および別々のスライスに対応する承認情報を別々の時間において報告し得る。
前述の内容に基づいて、本出願の実施形態の具体的な実装を理解しやすくするために、以降では、添付の図面を参照しながら記述を提供する。
図2は、本出願の実施形態による通信方法のフローチャートである。図2において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得る。
S201: 第1のネットワーク要素が、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信する。
この実施形態においては、ユーザ関連データの承認情報を取得するために、第のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し得る。第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ情報に対応するデータの第1の使用範囲とを含み得る。
第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期のうちの1つまたは複数を含み得る。第1の使用対象は、ユーザ関連データを使用する対象であり、第1の使用目的は、ユーザ関連データを使用する具体的な目的であり、第1の使用時期は、ユーザ関連データを使用する時期である。第1の使用時期は、使用持続時間および/または特定の使用期間を含み得る。
第2のネットワーク要素は、UDM、UDR、AUSF、もしくはNEFなどのネットワーク要素、または端末デバイスであり得る。理解を容易にするために、第2のネットワーク要素がUDMである例が、記述のために使用されている。ユーザ関連データの承認情報は、UDMに格納されているユーザ加入情報に格納され得る。たとえば、ユーザが加入を実行した場合には、ユーザの承認情報が設定され得、その承認情報は、加入情報の一部としてUDMに格納される。第1のネットワーク要素は、UDMによって提供されるNudm SDM Getサービスを、サービスベースのインターフェースを通じて呼び出して、ユーザの加入情報を取得する。
具体的には、第1のネットワーク要素は、UDMから一度に1人のユーザのみの承認情報を取得し得る。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、UDMに関して1人のユーザのみの識別子を提供する。それに対応して、UDMは、一度に1人のユーザのみの承認情報を第1のネットワーク要素へフィードバックする。別の実装においては、第1のネットワーク要素はまた、UDMから一度に複数のユーザの承認情報を取得し得る。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、UDMに関して複数のユーザの識別子を示し得る情報を提供する。ユーザの識別子は、ユーザグループの識別子、複数のユーザが位置しているエリアの識別子、ネットワーク要素の識別子、ネットワークスライスの識別子、DNNなどであり得る。それに対応して、UDMは、一度に複数のユーザの承認情報を第1のネットワーク要素へフィードバックする。
いくつかの実装においては、第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み得、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データのタイプを識別するためのものである。このケースにおいては、第1の要求は、第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。具体的には、第1のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータおよび第2のデータを識別するためのものである。ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、イベント識別子であり得、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1のタイプ識別子は、分析識別子であり得、第2のデータは、分析識別子に対応するデータ分析結果である。
いくつかの実装においては、第1の要求は、フィルタ基準をさらに含み得、第1の要求は、フィルタ基準を満たすユーザの承認情報を取得することを要求するためのものである。フィルタ基準は、時間情報、位置情報、サービスタイプ、データネットワーク名DNN情報、およびネットワークスライス情報のうちの任意の1つまたは複数を含み得る。この実施形態においては、時間情報は、ユーザ関連データが生成される時間を示し、位置情報は、ユーザ関連データが生成される位置を示し、サービスタイプは、ユーザ関連データを生成するサービスを示し、データネットワーク名DNN情報は、ユーザ関連データを生成するDNNに関する情報を示し、ネットワークスライス情報は、ユーザ関連データを生成するスライスに関する情報を示す。
第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信してユーザの承認情報を要求するためのトリガー条件は、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を能動的に送信すること、または第3のネットワーク要素(AFまたはNFなど)によって送信された第2の要求を第1のネットワーク要素が受信した後に、第1のネットワーク要素が第2の要求に従って第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することという第1のネットワーク要素の要件であり得る。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものである。すなわち、第1のネットワーク要素が第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するためのトリガー条件は、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求が受信されることである。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第1の要求を生成し、第1の要求を第2のネットワーク要素へ送信する。
第2の要求は、ユーザ情報および第2のタイプ識別子を含み得、第2のタイプ識別子は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データのタイプを識別するためのものであり、第2のタイプ識別子は、ユーザ関連データにおける第1のデータおよび/または第2のデータを識別し得る。第2の要求は、第3の使用範囲をさらに含み得、第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、第3の使用時期などの情報のうちの1つまたは複数を含み得る。第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信した後に、第1のネットワーク要素は、第2の要求に含まれている情報に基づいて第1の要求を生成する。具体的には、第1のネットワーク要素は、第3の使用範囲に基づいて第1の使用範囲を取得する。第1のネットワーク要素は、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定する。第1のネットワーク要素が第3の使用範囲に基づいて第1の使用範囲を取得することは、第1のネットワーク要素が第3の使用範囲を第1の使用範囲として直接決定すること、または第1のネットワーク要素が第3の使用範囲および設定情報に基づいて第1の使用範囲を取得することを含み得る。設定情報は、第3の使用範囲と第1の使用範囲との間におけるマッピング関係を示す。加えて、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定することは、第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子を第1のタイプ識別子として直接決定すること、または第1のネットワーク要素が第2のタイプ識別子および設定情報に基づいて第1のタイプ識別子を取得することを含み得る。設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のタイプ識別子との間におけるマッピング関係を識別する。たとえば、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが、第1のデータにおけるイベント識別子に対応するデータである場合には、第2のタイプ識別子は、イベントIDである。第1のネットワーク要素が、イベントIDに対応する承認情報イベントを第2のネットワーク要素に要求することを意図している場合には、第1のネットワーク要素は、イベントIDを第1のタイプ識別子として決定し得る。別の例においては、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータにおけるデータ分析結果である場合には、第2のタイプ識別子は、分析識別子(analytics ID)である。第1のネットワーク要素が、分析IDに対応する承認情報を第2のネットワーク要素に要求することを意図している場合には、第2のネットワーク要素は、分析IDを第1のタイプ識別子として決定する。別の例においては、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータにおけるデータ分析結果である場合には、第2のタイプ識別子は、分析識別子(analytics ID)である。このケースにおいては、第1のネットワーク要素は、分析識別子および設定情報に基づいて、分析識別子に対応する第1のデータのイベント識別子を決定する必要があり、第1のタイプ識別子は、イベント識別子である。イベント識別子は、イベントIDまたはデータタイプによって表され得る。S203: 第2のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信する。
この実施形態においては、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいて、対応するユーザ関連データの承認情報を取得して、第1の応答を通じて第1のネットワーク要素へ承認情報を送信し得、それによって第1のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を取得する。承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。たとえば、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用対象によって使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうか、ユーザ関連データが第1の使用目的のために使用されることが許可されているかどうか、ユーザ関連データが第1の使用時期において使用されることが許可されているかどうかなどを示す。
第2のネットワーク要素は、第1の応答を第1のネットワーク要素へ直接送信し得、または別の中間ネットワーク要素を通じて第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し得る。
第1の応答を送信する前に、第2のネットワーク要素はさらに、ステップS202を実行し得る。
S202: 第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する。
第2のネットワーク要素は、下記の複数の方法で第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定し得る。
ある方法によれば、第2のネットワーク要素は、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定する。この実装においては、第2のネットワーク要素は、ネットワークにおけるユーザの承認情報を事前に格納し得る。第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した場合には、第2のネットワーク要素は、第1の要求におけるユーザ情報と、ネットワークにおけるユーザの事前に格納されている承認情報とに基づいて照合を実行し得る。ユーザ情報に対応するユーザの承認情報が、ネットワークにおけるそのユーザの事前に格納されている承認情報に存在する場合には、第2のネットワーク要素は、そのユーザの承認情報を決定する。具体的には、第2のネットワーク要素は、第1の要求における第1の使用範囲に含まれている内容のそれぞれのアイテムに基づいて1対1の照合を実行し、それぞれのアイテムの照合結果に基づいて承認情報を決定する。たとえば、第1の使用範囲が第1の使用対象のみを含む場合には、第1の使用対象は、ネットワークユーザの承認情報における使用対象と照合される。それら2つが一致する場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることであると決定され、またはそれら2つが一致しない場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていないことであると決定される。別の例においては、第1の使用範囲が第1の使用対象および第1の使用時期を含む場合には、第1の使用対象は、第1の結果を取得するためにネットワークユーザの承認情報における使用対象と照合され、第1の使用時期は、第2の結果を取得するためにネットワークユーザの承認情報における使用時期と照合される。第1の結果および第2の結果の両方が一致している場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることであると決定され、または第1の結果もしくは第2の結果が一致していない場合には、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていないことであると決定される。
別の方法によれば、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した後に、第2のネットワーク要素は、第1の要求におけるユーザ情報を通じて、ユーザ情報に対応する端末デバイスを決定する。第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいて端末デバイスへ第3の要求を送信し、第3の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求するためのものである。第3の要求を受信した後に、端末デバイスは、第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信し、第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。
さらに別の方法によれば、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信した後に、第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信し、第4の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を要求するためのものである。第4の要求を受信した後に、第4のネットワーク要素は、第4の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定し、第2のネットワーク要素へ第4の応答を送信する。第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む。この実装においては、第4のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を事前に格納し得る。この部分における関連した内容は、前述の内容と同様であり、詳細が再びここで繰り返されることはない。第4のネットワーク要素は、AF、UEなどであり得る。第2のネットワーク要素は、第4の要求を第4のネットワーク要素へ直接送信し得、または別のネットワーク要素を通じて第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信し得る。たとえば、第4のネットワーク要素がAFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、NEFネットワーク要素を通じて第4のネットワーク要素へ第4の要求を送信する。
ステップS203の後に、この方法は、下記のステップをさらに含み得る。
S204: ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得する。
この実施形態においては、第1のネットワーク要素によって第2のネットワーク要素から受信された第1の応答における承認情報が、ユーザ情報に対応するユーザのユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることを示す場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得し得る。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素によって第2のネットワーク要素へ送信される第1の要求のトリガー条件が、第3のネットワーク要素が第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信することである場合に、かつユーザ情報に対応するユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていることを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信し得、第2の応答は、ユーザ関連データを含み、それによって第3のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得する。
具体的には、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得した場合に、ユーザ関連データを第3のネットワーク要素へ送信し得る。第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データが第2のデータである場合には、実装においては、第1のネットワーク要素が、データ分析機能を有する別のネットワーク要素から第2のデータを取得したならば、第1のネットワーク要素は、第2のデータを第3のネットワークへ送信し、別の実装においては、第1のネットワーク要素が既にデータ分析機能を有しているならば、第1のネットワーク要素はまた、第2のデータに対応する第1のデータをはじめに取得し、第1のデータ上でデータ分析を実行して、対応する第2のデータを取得し、次いで第2のデータを第3のネットワーク要素へ送信し得る。この実装においては、第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAF、ネットワーク機能NFネットワーク要素、ネットワーク管理システムネットワーク要素、端末デバイスなどであり得る。
いくつかの実装においては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示すための理由情報をさらに含み得る。理由情報は、1つのデータまたはいくつかのデータが使用されることがなぜ許可されていないのかという理由、たとえば、あるデータタイプがUEの承認範囲内にないこと、ある使用対象がUEの承認範囲内にないこと、ある使用目的が無効であること、または使用時期がUEの承認範囲内にないことを示す。
ユーザ関連データを取得する前に、第1のネットワーク要素は、前もってユーザの承認情報を取得し、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データが使用されることが許可されている場合にのみ、ユーザ関連データを取得し、それによって、ユーザ関連データが意のままに取得されることを禁止し、ユーザ関連データを保護するということが前述のステップから知られることが可能である。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素は、下記の実装を通じてユーザ関連データを取得し得る。実装においては、ユーザ関連データが第1のデータである場合には、第1の要求は、第1のネットワーク要素がデータ識別子を通じて取得することを意図しているデータの具体的なカテゴリーを識別するためにイベント識別子(たとえば、イベントID)を含み得る。第1のネットワーク要素は、第5のネットワーク要素へ第5の要求を送信し、第5の要求は、イベント識別子を含む。第1のネットワーク要素は、第5のネットワーク要素によって送信された第5の応答を受信し、第5の応答は、イベント識別子に対応する第1のデータを含む。すなわち、第1のネットワーク要素は、第5のネットワーク要素へ第5の要求を送信することによって、ユーザ関連データを取得する。第5のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素が取得することを意図しているユーザ関連データが配置されているネットワーク要素である。たとえば、第5のネットワーク要素は、NF、AF、UE、OAMなどであり得る。
別の実装においては、ユーザ関連データが第2のデータである場合には、第1の要求は、分析識別子(たとえば、分析ID)を含み得、分析識別子は、第1のネットワーク要素が取得することを意図している特定のデータ分析結果のカテゴリーを識別するためのものである。第2のデータは、第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されるデータであるので、第2のデータを取得する前に、第1ネットワーク要素は、第2のデータに対応する第1のデータをはじめに取得し得る。具体的には、第1のネットワーク要素は、第2のデータに対応する分析識別子に基づいて、第1のデータに対応するイベント識別子(たとえば、イベントID)を決定する。第1のネットワーク要素は、イベント識別子に基づいて第1のデータを取得し、第1のネットワーク要素は、第1のデータに基づいてユーザ関連データを生成する。この実装においては、第1のネットワーク要素は、下記の方法を通じて第1のデータを取得し得る。第1のネットワーク要素は、たとえば、第1のネットワーク要素に事前に格納されている第1のデータを取得し得、またはNF、AF、UE、もしくはOAMなどの別のネットワーク要素から第1のデータを取得し得る。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素によって取得されたユーザ関連データの承認情報が、第1のデータに対応する承認情報である場合には、第1の使用範囲における第1の使用目的は、データ分析を実行することであり得、すなわち、第1のデータは、データ分析を実行するためのものである。さらに、第1の使用範囲は、イベント識別子をさらに含み得、第1のデータは、イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである。さらに、第1の使用目的が、データ分析を実行することである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み得、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。たとえば、イベント識別子、イベントID=ユーザ位置データであり、分析識別子、分析ID=ユーザモビリティー分析である場合には、ユーザ位置データ上でデータ分析を実行して、ユーザモビリティー分析結果を取得することが示される。
さらに、第1の要求は、第2の使用範囲をさらに含み得、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、第2の使用時期などの情報のうちの少なくとも1つを含む。第2の使用対象は、データ分析結果が使用されることになる対象を示すためのものであり、第2の使用目的は、データ分析結果が使用されることになる目的を示すためのものであり、第2の使用時期は、データ分析結果が使用されることになる時期を示すためのものである。たとえば、データ分析結果がユーザモビリティー分析結果である場合には、第2の使用対象は、ユーザモビリティー分析結果が使用されることになる対象、たとえば、AFまたはAMFネットワーク要素を示すためのものである。第2の使用目的は、ユーザモビリティー分析結果が使用されることになる目的、たとえば、感染の監視またはページングエリアの最適化を示すためのものである。第2の使用時期は、ユーザモビリティー分析結果が使用されることになる時期、たとえば、2020年1月1日から2020年12月30日までを示すためのものである。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスであり得る。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がネットワーク公開機能NEFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がアクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである。
いくつかの実装においては、第1のネットワーク要素がアプリケーション機能AFネットワーク要素である場合には、第2のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素である。
第1のネットワーク要素および第2のネットワーク要素が具体的にどのネットワーク要素であるかにかかわらず、ユーザ関連データの承認情報は、図2において示されている実施形態に従って取得され得るということに留意されたい。
図2において提供されている方法実施形態におけるあらゆるステップが必須であるとは限らないということに留意されたい。図2において提供されている方法実施形態におけるいくつかのステップ、たとえば、図2におけるS202およびS204は、任意選択である。
前述の手順を理解しやすくするために、以降で使用する例においては、サードパーティーAF(第3のネットワーク要素)が、ユーザのデータ分析結果をNWDAF(第1のネットワーク要素)に要求し、NWDAFは、記述のためにUDMに承認情報を問い合わせる。
図3は、本出願の実施形態による別の通信方法のフローチャートである。図2における実施形態における内容と同じである本出願のこの実施形態における内容については、具体的には図2における実施形態の記述を参照され得る。図3において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得る。
S301: 第3のネットワーク要素が、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信し、第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものである。
この実施形態においては、第2のデータを取得することを意図している場合には、第3のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信し得る。第2の要求における第2のタイプ識別子は、特定の分析識別子(分析ID)であり、その分析識別子を通じて、第3のネットワーク要素によって要求された特定のデータ分析結果を識別するためのものであり得る。データ分析結果は、対応する第1のデータに基づいて第1のネットワーク要素によってデータ分析を実行することによって取得される必要がある。第2の要求は、第3のネットワーク要素の識別子またはアプリケーション識別子(アプリケーションID)を含んで、その識別子を通じて、第2のデータが使用される対象を記述し得る。第2の要求は、ユーザ情報をさらに含み得、そのユーザ情報は、第3のネットワーク要素によって要求されている第2のデータを有するユーザを示す。ユーザ情報の具体的な表示形態については、前述の実施形態を参照され得、この実施形態において詳細が再びここで繰り返されることはない。
第2の要求は、第3の使用範囲をさらに含み得、第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、第3の使用時期などの情報のうちの1つを含む。第3の使用対象は、データ分析結果を使用する対象を識別し、第3の使用目的は、データ分析結果を使用する特定の目的を識別し、第3の使用時期は、データ分析結果が使用される特定の時期を識別する。
S302: 第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。
この実施形態においては、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を決定した後に、第1のネットワーク要素は、受信された第2の要求に基づいて第1の要求を生成し、第1の要求を第2のネットワーク要素へ送信して、ユーザ関連データの承認情報を取得し得る。すなわち、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を、ユーザ承認情報を求めて第2のネットワーク要素に問合せを行うためのトリガー条件として使用する。第1のネットワーク要素は、第2の要求に基づいて第1の要求を生成し得る。具体的な実装については、前述の実施形態における記述を参照され得る。詳細が再びこの実施形態において繰り返されることはない。たとえば、第2の要求におけるユーザ情報がユーザの外部識別子である場合には、第1のネットワーク要素は、設定情報に基づいてユーザのネットワーク外部識別子をユーザのネットワーク内部識別子へと変換して、ユーザのネットワーク内部識別子を第1の要求に含め得る。
S303: 第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する。
この実施形態においては、第2のネットワーク要素は、第2のネットワーク要素によって格納されているユーザの承認情報と、第1の要求とに基づいて、ユーザ情報に対応するユーザの承認情報を取得し得る。
具体的には、第2のネットワーク要素は、第1の要求における第1の使用範囲およびユーザ情報に基づいて、分析IDがユーザの承認情報のデータタイプに含まれているかどうか、分析IDデータ分析結果が使用されることをユーザが許可している対象に第3のネットワーク要素IDまたはアプリケーションIDが含まれているかどうか、分析IDデータ分析結果を使用することを要求する目的が、ユーザによって許可されている目的と一致するかどうか、および分析IDデータ分析結果を使用することを要求する使用時期が、ユーザによって許可されている使用時期と一致するかどうかを決定する。前述の条件がすべて満たされている場合には、第2のネットワーク要素は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていると決定し、そうでない場合には、第2のネットワーク要素は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されていないか、または対応する承認が不明であると決定する。
加えて、第2のネットワーク要素は、別のネットワーク要素へ要求を送信することによって、ユーザの承認情報をさらに決定し得る。具体的な実装は、前述の内容と同様であり、詳細がこの実施形態において繰り返されることはない。
S304: 第2のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し、第1の応答は、承認情報を含む。
承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。具体的には、承認情報は、ユーザ情報に対応するユーザが、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることを許可していること、もしくはユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることを許可していないこと、またはユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることが許可されているかどうかが不明であることであり得る。
ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1の応答は、使用されることが許可されていないデータタイプ(第3のネットワーク要素が同時に複数のデータ分析結果を要求する場合)、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかの理由情報などをさらに含み得る。
S305: 第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得し、第1のデータ上でデータ分析を実行して、データ分析結果を取得する。
第2のネットワーク要素によって送信された承認情報を受信した場合には、第1のネットワーク要素は、承認情報に基づいて第1のデータを取得して、第1のデータ上でデータ分析を実行して、第3のネットワーク要素によって取得されることになるデータ分析結果を取得し得る。
具体的には、第1のネットワーク要素は、第2の要求における分析識別子に基づいて、データ分析結果を生成するために使用される必要がある第1のデータを決定し、次いで第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得する。第1のネットワーク要素は、複数の方法を通じて第1のデータを取得し得る。1つの方法によれば、第1のデータは、第1のネットワーク要素に格納される。他の方法によれば、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得することを要求するために、別のネットワーク要素へ要求を送信する。第1のネットワーク要素によって第1のデータを取得する具体的な実装が、後続の実施形態において記述されている。
第1のデータを取得した場合には、第1のネットワーク要素は、取得された第1のデータに基づいてデータ分析を実行し、分析IDに対応するデータ分析結果を取得する。
S306: ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信し、第2の応答は、ユーザ関連データを含む。
この実施形態においては、関連データが第3のネットワーク要素によって使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1ネットワーク要素は、S305において取得されたデータ分析結果を第3のネットワーク要素へ送信する。それに対応して、第3のネットワーク要素は、データ分析結果を受信し、データ分析結果を使用することによって感染の監視およびページングエリアの最適化などのオペレーションを実行する。
S307: ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へフィードバックメッセージを送信し、フィードバックメッセージは、ユーザ関連データが使用されることがなぜ許可されていないのかを示す理由値を含み得る。
関連データが第3のネットワーク要素によって使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へフィードバック情報を送信し、フィードバック情報は、第3のネットワーク要素によって要求されたデータ分析結果が拒否されているということを示し、データ分析結果が使用されることがなぜ拒否されているかという理由を示す。
この実施形態においては、S305の実行条件が次の2つのケースを含み得るということに留意されたく、一方のケースにおいては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していると第1のネットワーク要素が決定した場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得し、第1のデータ上でデータ分析を実行して、対応するデータ分析結果を取得し、S306を実行する。すなわち、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得せず、データ分析を実行しない。
他方のケースにおいては、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかにかかわらず、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得し、第1のデータに基づいてデータ分析を実行し、データ分析結果を取得する。ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第3のネットワーク要素へデータ分析結果を送信する。ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、S306を実行しない。すなわち、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザが許可しているかどうかにかかわらず、第1のネットワーク要素は、はじめに第1のデータを取得し、データ分析を実行して、データ分析結果を取得し得る。次いで第1のネットワーク要素は、承認情報の具体的な表示に基づいて、第3のネットワーク要素へデータ分析結果を送信するかどうかを決定する。
図3において提供されている方法実施形態におけるあらゆるステップが必須であるとは限らないということに留意されたい。図3において提供されている方法実施形態におけるいくつかのステップ、たとえば、図におけるS305からS307は、任意選択である。
第1のネットワーク要素が複数の方法を通じて第1のデータを取得するということを、前述の実施形態から知ることができる。ユーザの関連データを事前に格納することに加えて、第1のネットワーク要素は、別のネットワーク要素に要求することによって第1のデータをさらに取得し得る。第1のデータを取得した場合には、第1のネットワーク要素は、ユーザの承認情報を取得することを第2のネットワーク要素にさらに要求し得る。ユーザ関連データが使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得する。第1のネットワーク要素がNWDAFであり、第2のネットワーク要素がUDMである例が、以降の実施形態における記述のために依然として使用されている。
図4において示されている通信方法のフローチャートを参照すると、図2および図3における実施形態における内容と同じである本出願のこの実施形態における内容については、具体的には図2および図3における実施形態の記述を参照され得る。図4において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得る。
S401: 第1のネットワーク要素が、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信し、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものである。
この実施形態においては、第1のデータを取得するために、第1のネットワーク要素は、はじめに第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信する。第1の要求は、ユーザ情報および第1の使用範囲を含む。第1の使用範囲は、第1の使用対象(たとえば、NWDAF ID)、第1の使用目的(たとえば、データ分析、分析IDを実行すること)、および第1の使用時期(たとえば、2020年1月1日から2020年6月1日まで)という情報のうちの1つを含み得る。具体的には、第1の要求における第1のタイプ識別子は、イベント識別子(たとえば、イベントID)であり、そのイベント識別子を通じて第1のデータにおける特定のデータタイプを示すためのものである。第1の使用目的が、データ分析を実行することである場合には、第1の使用範囲は、分析識別子(たとえば、分析ID)をさらに含み得、分析識別子は、分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである。加えて、第1の要求は、第2の使用範囲をさらに含み得、第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、または第2の使用時期のうちの1つまたは複数を含み得る。第2の使用対象は、データ分析に対応するデータ分析結果の使用対象を示し、第2の使用目的は、データ分析結果の使用目的を示す。第2の使用時期は、データ分析結果の使用時期を示す。すなわち、第2の使用範囲は、第4の使用目的(データ分析結果を取得すること)に対するさらなる限定である。
S402: 第2のネットワーク要素は、第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する。
第2のネットワーク要素が第1の要求に基づいてユーザの承認情報を決定する方法については、S302の具体的な実装を参照され得る。詳細がこの実施形態において繰り返されることはない。
データ分析結果に対応する第2の使用範囲を第1の要求がさらに含む場合には、第2のネットワーク要素は、ユーザ情報および第2の使用範囲に基づいて、分析IDに対応するデータ分析結果がユーザの承認情報のデータタイプに含まれているかどうか、分析IDに対応するデータ分析結果が使用されることをユーザが許可している対象に第2の使用対象が含まれているかどうか、ユーザによって許可されている目的と第2の使用目的が一致するかどうか、および使用することをユーザによって許可されている使用時期と第2の使用時期が一致するかどうかを決定して、第2の使用範囲に関する承認情報を取得するということに留意されたい。
第2のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し、第1の応答は、承認情報を含む。
S404. 第1のデータが第1の使用範囲を使用することをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、第1のネットワーク要素は、第1のデータを取得する。
この実施形態においては、データ分析結果に対応する第2の使用範囲を第1の要求がさらに含む場合には、第2のネットワーク要素によって送信される承認情報は、第1の使用範囲に関する承認情報および第2の使用範囲に関する承認情報の両方を含む。このケースにおいては、承認情報は、第1のデータが第1の範囲を使用することをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを示し得、第1のデータに対応するデータ分析結果が第2の範囲を使用することをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを示し得る。
この方法においては、ユーザ関連データが取得されることが許可されているケースにおいて、第1のネットワーク要素は、ユーザ関連データを取得し得る。通信オペレータネットワークにおいてユーザによって生成された関連データは、GDPR法が遵守されていることを前提として取得される。一方では、ユーザレベルデータが保護されることが可能であり、他方では、それらのデータは、ネットワークポリシーの策定および実行において支援を行うためのトレーニングおよび分析のために取り込まれることが可能である。
図4において提供されている方法実施形態におけるあらゆるステップが必須であるとは限らないということに留意されたい。図4において提供されている方法実施形態におけるいくつかのステップ、たとえば、図4におけるS404は、任意選択である。
前述の方法に基づいて、図5は、本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。図5において示されているように、通信デバイスは、端末デバイスもしくはネットワークデバイスであり得、または、端末デバイスに配置され得るチップもしくは回路、もしくはネットワークデバイスに配置され得るチップもしくは回路などのチップもしくは回路であり得る。本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、第4のネットワーク要素、または端末デバイスのうちの任意の1つまたは複数であり得る。
さらに通信デバイス501は、バスシステムをさらに含み得る。プロセッサ502、メモリ504、およびトランシーバ503は、バスシステムを通じて接続され得る。
プロセッサ502はチップであり得るということを理解されたい。たとえば、プロセッサ502は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、システムオンチップ(system on chip, SoC)、中央処理装置(central processor unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit, MCU)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD)、または別の統合されたチップであり得る。
実施プロセスにおいて、前述の方法におけるステップは、プロセッサ502におけるハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実施されることが可能である。本出願の実施形態を参照しながら開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行され得、またはプロセッサ502におけるハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せによって実行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟したストレージメディアに配置され得る。ストレージメディアは、メモリ504に配置され、プロセッサ502は、メモリ504における情報を読み取り、プロセッサのハードウェアとの組合せで前述の方法におけるステップを完了する。
本出願の実施形態におけるプロセッサ502は、集積回路チップであり得、信号処理能力を有するということに留意されたい。実施中には、前述の方法実施形態におけるステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実施され得る。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントであり得る。それは、本出願の実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであり得る。本出願の実施形態を参照しながら開示されている方法のステップは、ハードウェアデコーディングプロセッサを使用することによって直接実行および完了され得、またはデコーディングプロセッサにおけるハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行および完了され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなど、当技術分野における成熟したストレージメディアに配置され得る。ストレージメディアは、メモリに配置される。プロセッサは、メモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアとの組合せで方法のステップを完了する。
トランシーバは、たとえば、受信ユニットと送信ユニットとを含むトランシーバユニットであり得る。トランシーバはまた、トランシーバ回路またはインターフェース回路であり得る。トランシーバは、プロセッサと外部ネットワーク要素または要素との間における通信のためのものである。
本出願の実施形態におけるメモリ504は、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含み得るということが理解され得る。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(electrically EPROM, EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)であり得、外部キャッシュとして使用される。限定ではなく例として、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM, SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM, DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM, SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM, SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM, DRRAM)などの多くの形態のRAMが使用され得る。本明細書において記述されているシステムおよび方法におけるメモリは、これらのメモリおよび任意のその他の適切なタイプのメモリを含むことを意図されているが、それらに限定されないということに留意されたい。
通信デバイス501が前述の方法における第1のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第1のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。具体的には、トランシーバ503は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、送信することと、第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信することであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、受信することとを行うように構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、トランシーバ503は、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信することであって、第2の要求は、ユーザ関連データを要求するためのものである、受信することと、第2の要求に基づいて第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することとを行うように特に構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、第2の要求に基づいて第3の使用範囲から第1の使用範囲を取得するように構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するようにさらに構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、設定情報および第2のデータタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するように特に構成されており、設定情報は、第1のタイプ識別子と第2のタイプ識別子との間における対応を示す。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいては、プロセッサ502は、第2のデータタイプ識別子を第1のタイプ識別子として決定するように特に構成されている。
通信デバイス501がデータ取得ネットワーク要素であるケースにおいては、トランシーバ503は、第3のネットワーク要素へ第2の応答を送信するようにさらに構成されており、第2の応答は、第3のネットワーク要素によって要求されたユーザ関連データを含む。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいて、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているということを承認情報が示す場合には、プロセッサ502は、ユーザ関連データを取得するように特に構成されている。
通信デバイス501が第1のネットワーク要素であるケースにおいて、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可していないということを承認情報が示す場合には、プロセッサ502は、ユーザ関連データを削除するように、またはユーザ関連データを取得することを停止するように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第2のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバ503は、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信するように構成されている。第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。プロセッサ502は、第1の要求に基づいて承認情報を決定し、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信するように構成されており、第1の応答は、ユーザ関連データの承認情報を含む。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、プロセッサ502は、第1の要求がネットワークユーザの格納されている承認情報と一致するかどうかに基づいて、ユーザ情報に対応する承認情報を決定するように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、プロセッサ502は、第2のネットワーク要素によって第1の要求に基づいて、ユーザ情報に対応する端末デバイスへの第3の要求を開始することであって、第3の要求は、ユーザ情報に対応する承認情報を端末デバイスに要求するためのものである、開始することと、端末デバイスによって送信された第3の応答を第2のネットワーク要素によって受信することであって、第3の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを行うように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、プロセッサ502は、トランシーバ503によって、第1の要求に基づいて第4のネットワーク要素への第4の要求を開始することであって、第4の要求は、第4のネットワーク要素からのユーザ情報に対応する承認情報を要求するためのものである、開始することと、第4のネットワーク要素によって送信された第4の応答を受信することであって、第4の応答は、ユーザ情報に対応する承認情報を含む、受信することとを行うように特に構成されている。
通信デバイス501が前述の方法における第3のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第3のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバ503は、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信する。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものであり、ユーザ情報および第3の使用範囲を含む。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。トランシーバ503は、第1のネットワーク要素によって送信された第2の応答を受信する。第2の応答は、ユーザ関連データまたは表示情報を含み、表示情報は、ユーザ関連データを取得する際の失敗を示す。
通信デバイス501が前述の方法における端末デバイスに対応するケースにおいては、通信デバイスは、プロセッサ502、トランシーバ503、およびメモリ504を含み得る。メモリ504は、命令を格納するように構成されており、プロセッサ502は、メモリ504に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数におけるデータ提供ネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバ503は、第2のネットワーク要素によって送信された第3の要求を受信する。第3の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第3の要求は、ユーザ関連データの第1の使用範囲を含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。プロセッサ502は、第3の要求に基づいて承認情報を決定し、トランシーバ503を通じて第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信する。第3の応答は、承認情報を含む。
通信デバイス501が前述の方法におけるデータ提供ネットワーク要素に対応する場合には、トランシーバ503は、データ管理ネットワーク要素へ第5の要求を送信することであって、第5の要求は、ユーザの承認情報を取得することを要求するためのものである、送信することと、データ管理ネットワーク要素から第5の応答を受信することであって、第5の応答は、ユーザの承認情報を搬送する、受信することとを行うように特に構成されている。
本出願の実施形態において提供されている技術的な解決策に関連している通信デバイスのコンセプト、説明、詳細な記述、およびその他のステップに関しては、前述の方法またはその他の実施形態における内容の記述を参照されたい。詳細が再びここで繰り返されることはない。
前述の方法によれば、図6は、本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。図6において示されているように、通信デバイス601が、通信インターフェース604、プロセッサ602、およびトランシーバ603を含み得る。通信インターフェース604は、情報を入力および/または出力するように構成されており、プロセッサ602は、コンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成されており、それによって通信デバイス601は、図2~図4からの関連した解決策における端末デバイス側での方法を実施し、または通信デバイス601は、図2~図4からの関連した解決策におけるネットワークデバイス側での方法を実施する。ネットワークデバイス側は、たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、第4のネットワーク要素、および第5のネットワーク要素のうちのいずれか1つまたは複数である。本出願の実施形態においては、トランシーバ603は、図5におけるトランシーバ503によって実施される解決策を実施し得、プロセッサ602は、図5におけるプロセッサ502によって実施される解決策を実施し得る。これがここで繰り返されることはない。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願の実施形態はさらに、通信システムを提供する。この通信システムは、前述のネットワークデバイスおよび1つまたは複数の端末デバイスを含む。ネットワークデバイスは、たとえば、第1のネットワーク要素、第2のネットワーク要素、第3のネットワーク要素、第4のネットワーク要素、および第5のネットワーク要素のうちのいずれか1つまたは複数である。
前述の実施形態および同じコンセプトに基づいて、図7は、本出願の実施形態による通信デバイスの概略図である。図7において示されているように、通信デバイス701は、端末デバイスもしくはネットワークデバイスであり得、または、端末デバイスもしくはネットワークデバイスに配置され得るチップもしくは回路などのチップもしくは回路であり得る。
通信デバイス701が前述の方法における第1のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第1のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信することであって、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、送信することと、第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信することであって、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、受信することとを行うように構成されている。
通信デバイス701が前述の方法における第2のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第2のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信し、第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第1の要求は、ユーザ情報と、ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。処理ユニット702は、第1の要求に基づいて承認情報を決定する。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素へ第1の応答を送信し、第1の応答は、承認情報を含み、承認情報は、ユーザ関連データが第1の使用範囲に関して使用されることをユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す。
通信デバイス701が前述の方法における第3のネットワーク要素に対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における第3のネットワーク要素の関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素へ第2の要求を送信する。第2の要求は、ユーザ関連データを取得することを要求するためのものであり、ユーザ情報および第3の使用範囲を含む。第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。トランシーバユニット703は、第1のネットワーク要素によって送信された第2の応答を受信する。第2の応答は、ユーザ関連データまたは表示情報を含み、表示情報は、ユーザ関連データが取得されることに失敗しているということを示す。
通信デバイス701が前述の方法における端末デバイスに対応するケースにおいては、通信デバイスは、処理ユニット702、トランシーバユニット703、およびストレージユニット704を含み得る。ストレージユニット704は、命令を格納するように構成されており、処理ユニット702は、ストレージユニット704に格納されている命令を実行して、図2から図4において示されている対応する方法のうちのいずれか1つまたは複数における端末デバイスの関連した解決策を実施するように構成されている。トランシーバユニット703は、第2のネットワーク要素によって送信された第3の要求を受信する。第3の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、第3の要求は、ユーザ関連データの第1の使用範囲を含み、第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む。端末デバイスは、第3の要求に基づいて承認情報を決定し、第2のネットワーク要素へ第3の応答を送信する。第3の応答は、承認情報を含む。
本出願の実施形態において提供されている技術的な解決策に関連している通信デバイスのコンセプト、説明、詳細な記述、およびその他のステップに関しては、前述の方法またはその他の実施形態における内容の記述を参照されたい。詳細が再びここで繰り返されることはない。
通信デバイス701におけるユニットの機能に関しては、対応する方法実施形態の実装を参照されたいということが理解され得る。詳細が再びここで繰り返されることはない。
通信デバイスの前述のユニットどうしへの区分は、論理的な機能区分にすぎないということを理解されたい。実際の実施中には、それらのユニットのうちのすべてまたは一部が、1つの物理エンティティへと統合され得、または物理的に分離され得る。本出願の実施形態においては、トランシーバユニット702は、図5におけるトランシーバ503によって実装され得、処理ユニット70は、図5におけるプロセッサ502によって実装され得る。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願はさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で稼働されたときに、コンピュータは、図2から図において示されている実施形態のうちのいずれか1つにおける方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願はさらに、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、プログラムコードを格納している。プログラムコードがコンピュータ上で稼働されたときに、コンピュータは、図2から図4において示されている実施形態のうちのいずれか1つによる方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態において提供されている方法によれば、本出願はさらに、システムを提供する。このシステムは、前述の1つまたは複数の端末デバイスと、前述の1つまたは複数のネットワークデバイスとを含む。
この実施形態におけるそれぞれのモジュールの具体的な実装については、前述の方法実施形態を参照され得るということに留意されたく、この実施形態において詳細がここで繰り返されることはない。
本出願においては、「少なくとも1つ(のアイテム)」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味するということを理解されたい。「および/または」という用語は、関連付けられている対象どうしの間における関連付け関係を記述するために使用され、3つの関係が存在し得るということを表す。たとえば、「Aおよび/またはB」は、「Aのみが存在する」、「Bのみが存在する」、ならびに「AおよびBの両方が存在する」という3つのケースを表し得、AおよびBは、単数または複数であり得る。「/」という文字は一般に、関連付けられている対象どうしの間における「または」の関係を示す。「次のアイテム(個片)のうちの少なくとも1つ」またはその類似の表現は、単一のアイテム(個片)または複数のアイテム(個片)の任意の組合せを含む、これらのアイテムの任意の組合せを指す。たとえば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、およびc」を示し得、a、b、およびcは、単数または複数であり得る。
本明細書においては、「第1の」および「第2の」など、関係を示す用語は、1つのエンティティまたはオペレーションを別のエンティティまたはオペレーションから区別するために使用されているにすぎず、これらのエンティティどうしまたはオペレーションどうしの間に何らかの実際の関係または順序が存在することを必ずしも必要としないまたは意味しないということに留意されたい。その上、「include(含む)」という用語またはそれのいかなるその他の変形も、非排他的な包含をカバーすることを意図されており、それによって、要素のリストを含むプロセス、方法、品目、またはデバイスは、それらの要素を含むだけでなく、明示的に列挙されてはいないその他の要素も含み、またはそのようなプロセス、方法、品目、もしくはデバイスに固有の要素をさらに含む。「includes a...(...を含む)」によって先行されている要素は、さらなる制約がなければ、その要素を含むプロセス、方法、品目、またはデバイスにおけるさらなる同じ要素の存在を排除しない。
本明細書において開示されている実施形態と組み合わせて、方法またはアルゴリズムステップが、ハードウェアか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールか、またはそれらの組合せによって実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野においてよく知られている任意のその他の形態のストレージメディアで構成され得る。
上で開示されている実施形態は、当業者が本出願を実施または使用することを可能にするために記述されている。実施形態に対して行われるさまざまな修正は、当業者にとって明らかであろうし、本明細書において定義されている一般的な原理は、本出願の範囲から逸脱することなく、その他の実施形態においても実施され得る。そのため、本出願は、本明細書において示されているこれらの実施形態に限定されることを意図されているものではなく、本明細書において開示されている原理および新規な特徴と整合する最も広い範囲で解釈されなければならない。

Claims (22)

  1. 第1のネットワーク要素によって、第2のネットワーク要素へ第1の要求を送信するステップであって、前記第1の要求は、ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであり、前記第1の要求は、ユーザ情報と、前記ユーザ関連データの第1の使用範囲とを含み、前記第1の使用範囲は、第1の使用対象、第1の使用目的、および第1の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記第1のネットワーク要素によって、前記第2のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信するステップであって、前記第1の応答は、前記承認情報を含み、前記承認情報は、前記ユーザ関連データが前記第1の使用範囲に関して使用されることを前記ユーザ情報に対応するユーザが許可しているかどうかを示す、ステップと
    を含む、通信方法。
  2. 前記ユーザ関連データは、前記ユーザに関連した第1のデータおよび/または第2のデータを含み、前記第1のデータは、端末デバイス、アプリケーションサーバ、またはネットワークデバイスのうちの少なくとも1つによって生成された、前記ユーザに対応するデータを含み、前記第2のデータは、前記第1のデータに基づいてデータ分析を実行することによって取得されたデータ分析結果を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の要求は、第1のタイプ識別子をさらに含み、前記第1のタイプ識別子は、前記ユーザ関連データのタイプを識別するためのものであり、
    前記第1の要求が前記ユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることは、
    前記第1の要求が前記第1のタイプ識別子に対応するユーザ関連データの承認情報を要求するためのものであることを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記ユーザ関連データが前記第1のデータである場合、前記第1のタイプ識別子は、イベント識別子であり、前記第1のデータは、前記イベント識別子に対応するイベントに関連したデータである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のネットワーク要素はネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素であり、前記第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記ユーザ関連データが前記第1のデータである場合、前記第1の使用目的は、前記ネットワークデータ分析機能NWDAFネットワーク要素である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ユーザ関連データが前記第1のデータである場合、前記第1の使用目的は、データ分析を実行することを含む、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記ユーザ関連データが前記第1のデータである場合、前記第1の使用範囲は、分析識別子をさらに含み、前記分析識別子は、前記分析識別子に対応するデータ分析結果を取得するために前記第1のデータ上でデータ分析を実行するように示すためのものである、請求項5に記載の方法。
  9. 前記第1の要求は、前記データ分析結果に対応する第2の使用範囲をさらに含み、前記第2の使用範囲は、第2の使用対象、第2の使用目的、および第2の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ユーザ関連データが前記第2のデータである場合、前記第1のタイプ識別子は、分析識別子であり、前記第2のデータは、前記分析識別子に対応するデータ分析結果である、請求項3に記載の方法。
  11. 前記第1のネットワーク要素は、ネットワーク公開機能NEFネットワーク要素であり、前記第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1の使用対象は、アプリケーションサーバAFである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のネットワーク要素がアクセスおよびモビリティー管理機能AMFネットワーク要素である場合、前記第2のネットワーク要素は、統合データ管理UDMネットワーク要素、統合ユーザデータリポジトリUDRネットワーク要素、認証サービス機能AUSFネットワーク要素、または端末デバイスである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第1のネットワーク要素によって、第3のネットワーク要素によって送信された第2の要求を受信するステップであって、前記第2の要求はユーザ関連データを取得することを要求するためのものである、ステップをさらに含み、
    第1のネットワークによって、第1の要求を第2のネットワーク要素へ送信する前記ステップは、
    前記第1のネットワーク要素によって、前記第2の要求に基づいて前記第1の要求を前記第2のネットワーク要素へ送信するステップを含む、請求項5から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記第2の要求は、ユーザ情報および第3の使用範囲を含み、前記第3の使用範囲は、第3の使用対象、第3の使用目的、および第3の使用時期という情報のうちの少なくとも1つを含み、前記方法は、
    前記方法は、前記第1のネットワーク要素によって、前記第3の使用範囲に基づいて前記第1の使用範囲を取得するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第2の要求は、第2のタイプ識別子を含み、前記第2のタイプ識別子は、前記第3のネットワーク要素によって要求された前記ユーザ関連データのタイプを識別するためのものであり、前記方法は、
    前記第1のネットワーク要素により、前記第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定するステップをさらに含む、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記第1のネットワーク要素によって、前記第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定する前記ステップは、
    前記第1のネットワーク要素によって、第2のデータタイプ識別子を前記第1のタイプ識別子として決定するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1のネットワーク要素によって、前記第2のタイプ識別子に基づいて第1のタイプ識別子を決定する前記ステップは、
    前記第1のネットワーク要素によって、設定情報および第2のデータタイプ識別子に基づいて前記第1のタイプ識別子を決定するステップであって、前記設定情報は、前記第1のタイプ識別子および前記第2のデータタイプ識別子の間の対応を示す、請求項16に記載の方法。
  19. 前記第3のネットワーク要素は、アプリケーションサーバAFまたはネットワーク機能NFネットワーク要素である、請求項15から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 通信装置であって、
    メモリであって、コンピュータ読取可能な命令を含む、メモリと、
    前記メモリと通信するプロセッサであって、前記コンピュータ読取可能な命令を実行して、前記通信装置が請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にするように構成された、プロセッサと
    を備える、通信装置。
  21. 第1のネットワーク要素と第2のネットワーク要素とを備える通信システムであって、
    前記第1のネットワーク要素は、前記第2のネットワーク要素によって送信された第1の要求を受信し、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成され、
    前記第2のネットワーク要素は、前記第1のネットワーク要素によって送信された第1の応答を受信し、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、通信システム。
  22. コンピュータ読取可能な命令を記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読取可能な命令がコンピュータによって呼び出された場合、前記コンピュータは、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
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