図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(zero-tail unique-word discrete Fourier transform Spread OFDM、ZT-UW-DFT-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ型OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク(CN)106、公衆交換電話ネットワーク(public switched telephone network、PSTN)108、インターネット110、及び他のネットワーク112を含み得るが、開示された実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図することが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、いずれもステーション(station、STA)と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(WTRU)、モバイルステーション、固定又はモバイル加入者ユニット、加入ベースのユニット、ポケットベル、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、時計又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及び用途(例えば、遠隔手術)、産業デバイス及び用途(例えば、産業及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、消費者電子デバイス、商業及び/又は産業無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にWTRUと称され得る。
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ノードB、eノードB(eNode B、eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、gノードB(gNB)などの次世代ノードB、新無線(NR)ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは各々単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104の一部であり得、これはまた、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなどの他の基地局、及び/又はネットワーク要素(図示せず)を含み得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可及び未認可スペクトルの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を用い得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信及び/又は受信し得る。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得るが、このエアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN104及びWTRU102a、102b、102cの基地局114aは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンク(UL)パケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得るが、これは、ロングタームエボリューション(LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立し得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得、これは、NRを使用してエアインターフェース116を確立し得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に/から送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び/又は送信によって特徴付けられ得る。
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeNode B又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN104は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得る、CN106と通信し得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106は、通話制御、ビリングサービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、映像配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を行い得る。図1Aには示されていないが、RAN104及び/又はCN106は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを用いる他のRANと直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104に接続されることに加えて、CN106はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA又はWiFi無線技術を用いて別のRAN(図示せず)と通信し得る。
CN106はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのゲートウェイとして機能し得る。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同じRAT又は異なるRATを用い得る1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが理解されよう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか又は基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得るということが理解されよう。
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えばNR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。更に、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリの情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得るが、WTRU102における他の構成要素に電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽セル、燃料セルなどを含み得る。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を判定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得し得るということが理解されよう。
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得る。センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、配向センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、湿度センサなどのうちの1つ以上であり得る。
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)UL及び(例えば、受信のための)DLの両方の特定のサブフレームと関連付けられた)信号の一部又は全部の送受信が、同時及び/又は一緒であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)UL又は(例えば、受信のための)DLのいずれかの特定のサブフレームと関連付けられた)信号の一部又は全部の送受信の半二重無線機を含み得る。
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を図示するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
RAN104は、eノードB160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeノードBを含み得るということが理解されよう。eノードB160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eノードB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eノードB160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
eノードB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、UL及び/又はDLにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(packet data gateway、PGW)166を含み得る。前述の要素は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運営され得ることが理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノードB162a、162b、162cの各々に接続され得、かつ制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービス中のゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode-B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/からルーティングし、転送し得る。SGW164は、eNode-B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実行し得る。
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。更に、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
WTRUは、無線端末として図1A~図1Dに記載されているが、特定の代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(AP)及びAPと関連付けられた1つ以上のステーション(station、STA)を有し得る。APは、BSS内に、かつ/又はBSS外にトラフィックを搬送する配信システム(Distribution System、DS)又は別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先への生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTAどうしの間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全部)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。一次チャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又は動的に設定された幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、衝突回避を用いるキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)は、例えば、802.11システムにおいて実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると感知され/検出され、かつ/又は判定される場合、特定のSTAはバックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介して形成され得る。
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する20MHzチャネルどうしを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で説明される動作を逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルで5MHz、10MHz、及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなどのメータタイプの制御/マシンタイプ通信(Machine-Type Communications、MTC)をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、かつ/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、一次チャネルがビジーである場合、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAにより、利用可能な周波数帯域の大部分がアイドル状態になったとしても、利用可能な周波数帯域の全てがビジーであるとみなされ得る。
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
図1Dは、一実施形態によるRAN104及びCN106を示すシステム図である。上記のように、RAN104は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
RAN104は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信及び/又は受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、様々な若しくは拡張可能な長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して(例えば、様々な数のOFDMシンボル及び/又は様々な長さの絶対時間の持続し変化する時間を含む)、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノードB160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eノードB160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeノードB160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービスするための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライスのサポート、DC、NRとE-UTRAとの間の相互作用、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bに対するユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bに対する制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Dに示されるCN106は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運営され得ることが理解されよう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN104におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザ認証、ネットワークスライスのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)セッションの処理)、登録のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、非アクセス層(non-access stratum、NAS)シグナル伝達の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低レイテンシ(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大規模モバイルブロードバンド(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、MTCアクセスのためのサービスなどのような、異なる使用事例に対して確立され得る。AMF182a、182bは、RAN104と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWiFiなどの非-3GPPアクセス技術などの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN106内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN106内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、WTRU IPアドレスを管理及び配分する機能、PDUセッションを管理する機能、ポリシー実施及びQoSを制御する機能、DLデータ通知を提供する機能などのような、他の機能を実行し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN104内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットのルーティング及び転送、ユーザプレーンポリシーの実施、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの処理、DLパケットのバッファリング、モビリティアンカリングなどの他の機能を実行し得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。更に、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルDN185a、185bに接続され得る。
図1A~図1D及び図1A~図1Dの対応する説明を考慮して、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に記載される任意の他のデバイスの1つ以上に関して本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全部は、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって行われ得る(図示せず)。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又はネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装され、かつ/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、オーバザエアの無線通信を使用して、試験する及び/又は試験を行う目的で、別のデバイスに直接結合され得る。
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
新無線(NR)リリース17は、PC5インターフェース(例えば、サイドリンク)に基づくWTRUネットワーク間リレー及びWTRU間リレーの両方の使用を検討することができる。例えば、NRサイドリンク手順の初期バージョンは、V2X関連の道路安全サービスをサポートし得るNRリリース16のために開発された。この設計は、カバレッジ外シナリオとネットワークカバレッジ内シナリオの両方において、ブロードキャスト、グループキャスト、及びユニキャスト通信のためのサポートを提供することができる。しかしながら、例えば、拡張されたサービス品質(QoS)要件をサポートするために、カバレッジ拡張及び電力効率を改善し、リリース16において検討されたよりも広い範囲のアプリケーション及びサービスを検討することが望ましいことがある。
例えば、WTRUネットワーク間カバレッジ拡張及び/又はWTRU間カバレッジ拡張を検討することが望ましい場合がある。WTRUネットワーク間カバレッジ拡張に関して、エアインターフェース(すなわち、Uu)カバレッジ到達可能性は、WTRUがPDNネットワーク内のサーバ又は近接エリア外の対応するWTRUに到達するために必要であり得る。WTRUネットワーク間リレーに関してリリース13において議論された様々なオプションは、EUTRAベースの技術に限定されることがあり、したがって、NG-RAN及びNRベースのサイドリンク通信の両方について、NRベースのシステムに適用されないことがある。WTRU間カバレッジ拡張に関して、現在の近接到達可能性は、EUTRAベースサイドリンク技術又はNRベースサイドリンク技術のいずれかを介したシングルホップサイドリンクリンクに限定され得る。しかしながら、これは、限定されたシングルホップサイドリンクカバレッジを考慮すると、Uuカバレッジが存在しないシナリオにおいて十分ではないことがある。
いくつかの考慮事項には、シングルホップNRサイドリンクリレーに関して、仕様への影響が最小限である機構を含めることができ、この機構は、サイドリンクベースのWTRUネットワーク間リレー及びWTRU間リレーに関するスケジューリング割当て(scheduling assignment、SA)要件をサポートし、例えば、レイヤ3リレー及びレイヤ2リレーに関する1つ以上の局面を重視する。そのような局面には、リレー(再)選択基準及び手順、リレー/リモートWTRU許可、リレー機能のためのQoS、サービス継続性、SA3がその結論を下した後のリレーされた接続のセキュリティ、並びにユーザプレーンプロトコルスタック及び制御プレーン手順に対する影響(例えば、リレーされた接続の接続管理)を含むことができる。他の考慮事項は、例えば、新しい物理レイヤチャネル/信号がないと仮定して、サイドリンクリレーのためのディスカバリモデル及び/又は手順の上位レイヤ動作のサポートを含み得る。
リリース13は、カバレッジ外WTRUとWTRUネットワーク間リレーとの間のPC5インターフェース(例えば、D2D)を使用することによって、カバレッジ外WTRUにネットワークカバレッジを拡張するために、近接サービス(proximity services、ProSe)WTRUネットワーク間リレーを介したリレーを導入した。ProSe WTRUネットワーク間リレーは、リモートWTRUとネットワークとの間で任意のタイプのIPトラフィックをリレーすることができる一般的なL3転送機能を提供することができる。リモートWTRUとProSe WTRUネットワーク間リレーとの間で、1対1及び1対多のサイドリンク通信を使用し得る。リモートWTRUとリレーWTRUの両方について、1つのシングルキャリア(例えば、パブリックセーフティProSeキャリア)動作のみがサポートされ得る(例えば、Uu及びPC5は、リレーWTRUとリモートWTRUの両方について同じキャリアであり得る)。リモートWTRUは、上位レイヤによって許可されてもよく、例えば、パブリックセーフティProSeキャリアのカバレッジ内であるか、又はWTRUネットワーク間リレーのディスカバリ、選択又は再選択、及び通信のためのパブリックセーフティProSeキャリアを含む任意のサポートされるキャリア上のカバレッジ外であってもよい。
ProSe WTRUネットワーク間リレーのためのリレー選択又は再選択は、アクセス層(access stratum、AS)レイヤ品質測定値(例えば、基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP))及び上位レイヤ基準の一方又は組み合わせに基づいて実行され得る。eNBは、WTRUがProSe WTRUネットワーク間リレーとして動作することができるかどうかを制御し得る。eNBが、ProSe WTRUネットワーク間リレーの動作に関連付けられた情報をブロードキャストする場合、ProSe WTRUネットワーク間リレーの動作は、セルにおいてサポートされ得る。eNBは、RRC_IDLE状態のためのブロードキャストシグナリング及びRRC_CONNECTED状態のための専用シグナリングを使用する、ProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリのための送信リソース、並びにブロードキャストシグナリングを使用する、ProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリのための受信リソースのうちの1つ以上を提供することができる。
eNBは、例えば、WTRUネットワーク間リレーのディスカバリ手順を開始できるようになる前に、ProSe WTRUネットワーク間リレーが満たす(又は「順守する」)必要があり得る1つ以上の最小及び/又は最大Uuリンク品質(例えば、RSRP)閾値をブロードキャストし得る。RRC_IDLEモードで動作するとき、eNBが送信リソースプールをブロードキャストするときなどのいくつかの場合には、WTRUは、閾値を使用して、WTRUネットワーク間リレーのディスカバリ手順を自律的に開始又は停止することができる。RRC_CONNECTEDモードで動作するときなどのいくつかの場合には、WTRUは、閾値を使用して、WTRUがリレーWTRUであり、かつProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリを開始することを望むことをeNBに示すことができるかどうかを判定し得る。eNBがProSe-WTRUネットワーク間リレーのディスカバリのための送信リソースプールをブロードキャストしない場合、WTRUは、1つ以上のブロードキャストされた閾値を満たしつつ(又は「順守しつつ」)、専用シグナリングによってProSe-WTRUネットワーク間リレーのディスカバリリソースの要求を開始することができる。
ProSe WTRUネットワーク間リレーの動作がブロードキャストシグナリングによって開始される場合、WTRUネットワーク間リレーは、RRC_IDLEモードにあるときにProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリを実行することができる。ProSe WTRUネットワーク間リレーは、専用シグナリングによって開始される場合、RRC_CONNECTEDモードであるときにはリレーディスカバリを行うことができる。ProSe WTRUネットワーク間リレーの動作のためのサイドリンク通信を行うProSe WTRUネットワーク間リレーは、RRC_CONNECTEDモードで動作する必要がある場合がある。レイヤ2リンク確立要求又は一時的モバイルグループ認証情報(temporary mobile group identity、TMGI)監視要求(例えば、上位レイヤメッセージ)、又は任意の他の論理的に同等のメッセージリモートWTRUから受信した後、ProSe WTRUネットワーク間リレーは、それがProSe WTRUネットワーク間リレーであり、ProSe WTRUネットワーク間リレーのサイドリンク通信を行う予定であることをeNBに示すことができる。eNBは、ProSe WTRUネットワーク間リレー通信のためのリソースを提供し得る。
リモートWTRUは、ProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリの監視をいつ開始するかを決定し得る。リモートWTRUは、ProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリのためのリソースの構成に応じて、RRC_IDLE又はRRC_CONNECTEDである間に、ProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリ要請メッセージを送信することができる。eNBは、閾値をブロードキャストすることができ、この閾値は、リモートWTRUがProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリ要請メッセージを送信して、ProSe WTRUネットワーク間リレーWTRUと接続又は通信することができるかどうかを判定するためにリモートWTRUによって使用され得る。RRC_CONNECTEDリモートWTRUは、ブロードキャストされた閾値を使用して、RRC_CONNECTEDリモートWTRUが、リモートWTRUであり、かつProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリ及び/又は通信に参加することを望むことをeNBに示すことができるかどうかを判定し得る。eNBは、ProSe WTRUネットワーク間リレーの動作のために、ブロードキャスト又は専用シグナリングを使用して送信リソースを提供し、ブロードキャストシグナリングを使用して受信リソースを提供することができる。リモートWTRUは、RSRPがブロードキャストされた閾値を超える場合、ProSe WTRUネットワーク間リレーのディスカバリ及び通信リソースを使用することを停止し得る。UuからPC5への、又はその逆のトラフィック切替えの正確な時間は、上位レイヤ機能、エンティティ、又はそれらの論理的等価物によって決定又はシグナリングされ得る。
リモートWTRUは、PC5インターフェースにおいて無線測定を行い、それらの測定値を上位レイヤ基準とともにProSe WTRUネットワーク間リレー選択及び再選択のために使用することができる。ProSe WTRUネットワーク間リレーは、例えば、PC5リンク品質が、構成された閾値(例えば、事前に構成された、又はeNBによって提供された)を超える場合、(例えば、無線基準に関して)好適であるとみなされ得る。場合によっては、リモートWTRUは、(例えば、上位レイヤシグナリング、上位レイヤ機能若しくはエンティティ、又はそれらの論理的等価物によって提供される)1つ以上の基準を満たし、全ての適切なProSe WTRUネットワーク間リレーの中で最良のPC5リンク品質を有するProSe WTRUネットワーク間リレーを選択することができる。
リモートWTRUは、1つ以上の状況下でProSe WTRUネットワーク間リレーの再選択をトリガすることができる。例えば、リモートWTRUは、現在のProSe WTRUネットワーク間リレーのPC5信号強度が、構成された信号強度閾値を下回る場合、及び/又はリモートWTRUが、ProSe WTRUネットワーク間リレーからレイヤ2リンク解放メッセージ(例えば、上位レイヤメッセージ又は任意の論理等価物)を受信する場合、ProSe WTRUネットワーク間リレーの再選択をトリガし得る。
リリース14では、ウェアラブル及びIoTデバイスに合わせて調整された商用ユースケースのためのWTRUネットワーク間リレーに関する研究が、RANで行われた。そのような研究はいかなる仕様ももたらさなかったが、技術報告(technical report、TR)ではそのようなリレーのためのいくつかの好ましい解決策が提供された。レイヤ3(IPレイヤ)リレー手法を使用することができるProSe WTRUネットワーク間リレーとは対照的に、ウェアラブルのためのWTRUネットワーク間リレーは、図2及び図3に示されるプロトコルスタックに基づくレイヤ2リレーであると予想されており、このリレーについて以下の段落で実質的に紹介し説明する。LTE仕様の以前のリリースにおけるリレーソリューションは、2つのWTRU(例えば、リモートWTRU及びWTRUネットワーク間リレー)の間の上位レイヤ(例えば、ProSeレイヤ)において確立された1対1の通信リンクに基づいていた。そのような接続は、ASレイヤに対して透過的であり、上位レイヤにおいて行われる接続管理シグナリング及び手順は、ASレイヤデータチャネルによって搬送された。ASレイヤは、そのような1対1の接続を認識しないことがあった。
図2は、レイヤ2進化型WTRUネットワーク間リレーのためのユーザプレーン無線プロトコルスタックの例を示す図である。図2に示されているように、リモートWTRU201は、サイドリンクを介してレイヤ2リレーWTRU202とインターフェースすることができる(すなわち、リモートWTRU201及びリレーWTRU202は、PC5インターフェースを介して通信することができる)。レイヤ2リレーWTRU202及びeNB203は、エアインターフェース(Uu)を介してeNBと確立された下位レイヤリンクを有することができる。
PDCP及びIPリンクは、リモートWTRU201とeNB203との間で確立することができ、一方、RLC、MAC、及びPHY、並びに非3GPPトランスポートレイヤリンクは、PC5を介してリモートWTRU201とレイヤ2リレーWTRU202との間で、かつUuを介して進化型レイヤ2リレーWTRU202とeNB203との間で確立することができる。リモートWTRU201からコアネットワーク(CN)204への、レイヤ2進化型WTRUネットワーク間リレーを介したユーザプレーンデータのリレー、及びその逆は、RLCレイヤより上で(例えば、PDCPレイヤ及びIPレイヤにおいて)実行され得る。
図3は、レイヤ2進化型WTRUネットワーク間リレーのための制御プレーン無線プロトコルスタックの例を示す図である。図2について上記で要素201、202、203、及び204に関して説明したのと同様に、リモートWTRU301は、サイドリンクを介してレイヤ2リレーWTRU302とインターフェースすることができる(すなわち、リモートWTRU201及びリレーWTRU202は、PC5インターフェースを介して通信することができる)。PDCP及びRRCリンクは、リモートWTRU301とeNB303との間に確立することができ、一方RLC、MAC、及びPHY、並びに非3GPPトランスポートレイヤは、PC5を介してリモートWTRU301とレイヤ2リレーWTRU302との間で、かつUuを介して進化型レイヤ2リレーWTRU302とeNB303との間で確立することができる。リモートWTRU201からコアネットワーク(CN)204への、レイヤ2進化型WTRUネットワーク間リレーを介した制御プレーンデータのリレー、及びその逆は、RLCレイヤより上で(例えば、PDCPレイヤ及びIPレイヤにおいて)実行され得る。
(例えば、リリース16で説明されたような)NR V2Xフレームワークに従って動作するシステムでは、ASレイヤは、2つのWTRU間のユニキャストリンクをサポートすることができる。ユニキャストリンクは、(例えば、ProSe1対1接続におけるように)上位レイヤによって開始され得る。しかしながら、ASレイヤは、そのようなユニキャストリンクの存在、及びピアWTRU間で、ユニキャスト方式で送信される任意のデータを通知され得る。そのような知識を用いて、ASレイヤは、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)フィードバック、チャネル品質インジケータ(channel quality indicator、CQI)フィードバック、及びユニキャストに固有の電力制御方式をサポートすることができる。
ASレイヤにおけるユニキャストリンクは、PC5無線リソース構成(PC5-radio resource configuration、RRC)接続を介してサポートされ得る。PC5-RRC接続は、AS内のソースレイヤ2ID及び宛先レイヤ2IDのペア間の論理接続であり得る。1つのPC5-RRC接続は、1つのPC5ユニキャストリンクに対応し得る。PC5-RRCシグナリングは、その対応するPC5ユニキャストリンク確立の後に開始され得る。PC5-RRC接続、並びに対応するサイドリンクシグナリング無線ベアラ(sidelink signaling radio bearer、SRB)及びサイドリンク専用無線ベアラ(sidelink dedicated radio bearer、DRB)は、上位レイヤによって示されるようにPC5ユニキャストリンクが解放された場合に解放され得る。
各PC5-RRCユニキャスト接続について、サイドリンクSRBは、PC5-Sメッセージ(例えば、2つのWTRU間のセキュアなPC5リンクを確立、維持、又は解放するために使用されるメッセージ)を送信するために使用され得る。そのようなメッセージは、PC5-Sセキュリティが確立される前に送信され得る。1つのサイドリンクSRBは、PC5-Sセキュリティを確立するためにPC5-Sメッセージを送信するために使用され得る。1つのサイドリンクSRBは、PC5-Sセキュリティが確立された後にPC5-Sメッセージを送信するために使用され得、PC5-Sメッセージは保護され得る。1つのサイドリンクSRBは、PC5-RRCシグナリングを送信するために使用され得、PC5-RRCシグナリングは、保護され、PC5-Sセキュリティが確立された後にのみ送られる。
PC5-RRCシグナリングは、WTRUが、ピアWTRUにおける各サイドリンク無線ベアラ(SLRB)のRX関連のパラメータを構成することができる1つ以上のサイドリンク構成メッセージ(例えば、RRCReconfigurationSidelinkメッセージ、又は論理的に等価なメッセージ)を含むことができる。そのような再構成メッセージは、L2スタック中の各プロトコル(例えば、サービスデータアダプテーションプロトコル(service data adaptation protocol、SDAP)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)など)のパラメータを構成し得る。受信側WTRUは、ピアWTRUによって提案された構成をサポートすることができるかどうかに応じて、そのような構成を確認又は拒否することができる。
リリース16における統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul、IAB)は、backhault無線リンク障害(radio link failure、RLF)指示をサポートすることができる。バックホールRLF回復障害がIABモバイル終端(mobile termination、MT)において検出されたとき、IAB分散ユニット(distributed unit、DU)に関連付けられた各エグレスリンクについて、IAB-DUにおけるバックホール適応プロトコル(backhaul adaptation protocol、BAP)エンティティの送信部は、バックホールRLF指示のためのBAP制御プロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)を構築することができる。BAP制御PDUのためのエグレスバックホール(backhaul、BH)無線リンク制御(radio control channel、RLC)チャネルが構成される場合、IAB-DUにおけるBAPエンティティは、BAP制御PDUをエグレスリンクの構成されたエグレスBH RLCチャネルにサブミットすることができる。BAP制御PDUのためのエグレスBH RLCチャネルが構成されていないときなど、いくつかの場合には、エグレスリンクの任意のエグレスBH RLCチャネルにBAP制御PDUをサブミットし得る。下位レイヤ(例えば、イングレスBH RLCチャネル)からバックホールRLF指示のためのBAP制御PDUを受信すると、BAPエンティティの受信部分は、BAP制御PDUが受信されるイングレスリンクのためにバックホールRLF指示が受信されたことを上位レイヤに示し得る。
リリース16に記載されている統合アクセス及びバックホール(IAB)フレームワークは、以下のようにフロー制御フィードバックをサポートすることができる。リンクについて、IAB-MTにおけるBAPエンティティの送信部は、バッファ負荷があるレベルを超えるときにフロー制御フィードバックがトリガされたとき、又はフロー制御ポーリングのためのBAP制御PDUが受信部で受信されたときに、フロー制御フィードバックのためのBAP制御PDUを構築することができる。BAP制御PDUのためのエグレスBH RLCチャネルが構成されている場合、エグレスBH RLCチャネルは、エグレスリンクの構成されたエグレスBH RLCチャネルにBAP制御PDUをサブミットし得る。BAP制御PDUのためのエグレスBH RLCチャネルが構成されていない場合、エグレスリンクの任意のエグレスBH RLCチャネルにBAP制御PDUをサブミットすることができる。
本明細書で解決策が提案される様々な問題は、以下のように理解され得る。
リンク管理は、Uu RLM/RLF手順を介してRRC_CONNECTED WTRUに対して実行され得る。この手順は、ネットワークによって送信される基準信号(RS)の品質を使用して、リンクがもはや信頼できないときにそれを判定し得る。サイドリンク接続の場合、リンク管理がSL RLF手順を介して実行されるように、2つのWTRU間の類似のPC5-RRC接続が存在することができ、SL RLF手順は、送信側WTRUによって観測される連続するHARQ不連続送信(discontinuous transmission、DTX)の数、及び/又は実行される連続するRLC再送信の数を監視することを含み得る。
サイドリンクを伴うリレーされたリンク(例えば、WTRUからネットワーク(NW)へのリレー又はWTRU間リレー)の場合、1つのリンク上のリンク管理が必ずしも別のリンクに可視であるとは限らないので、個々のリンク管理手順は十分でない可能性がある。したがって、1つのリンク上の障害を別のリンクに見えるようにする機構が望ましい場合がある。例えば、WTRUネットワーク間リレーシナリオでは、リレーWTRUは、リレーされたリンクを介してTXベースのRLFをトリガすることがある。しかしながら、そのようなRLFは、リモートWTRUが同様のRLFをトリガするためのリモートWTRU自体の定期的な送信を有していない場合、又はSLチャネルが相互的でない場合、リモートWTRUには見えない可能性がある。そのような場合、回復が遅れることがあり、サービス継続性を達成することが困難になることがある。具体的には、ネットワークは、(SL障害の場合に)Uuを介してデータを送信することが可能であり得るが、WTRUネットワーク間リレーを介して接続されたWTRUに、(例えば、省電力目的のために)全ての必要なUu手順を実行することを要求すべきではないという前提を考えると、障害後にWTRUが到達可能であるかどうかを知ることはできない。
更に、Uu上での回復は、再確立手順を介して達成され得るが、別の前提は、SL RRC接続がWTRUの単一のペアの間に存在することであり得るので、そのような手順はSL上に存在しない。リレーされたリンクについては、新しいリレーを選択することによって回復を達成することができる。しかしながら、リレーが障害が起こったリンクと同じQoSを達成することができるように、そのようなリレーを選択するための解決策が望ましい。
本明細書では、サイドリンクリレーのためのリンク管理及び回復のための方法について説明する。WTRU間リレー及びWTRUネットワーク間リレーの両方に適用可能なリンク管理機構について、本明細書で詳細に論じる。
図4は、WTRU間リレーのコンテキストにおけるリンク管理及び回復のための例示的なアーキテクチャを示す図である。リレーWTRU402は、図4に示すように、WTRU間リレーとして使用することができる。図4に示される第1のリンクは、ソースWTRU401とリレーWTRU402との間のリンクに対応し得る。第2のリンクは、WTRU間マルチホップリンク又はWTRUネットワーク間マルチホップリンクにおける、リレーWTRU402と宛先又は次ホップWTRU403のいずれかとの間のリンクを指すこともある。一般的に言えば、宛先は、例えば、リレーがWTRU間リレーであるか、又はWTRUネットワーク間リレーであるかに応じて、WTRU又はネットワークノードとすることができる。図4に示されるケースでは、宛先は前者の宛先WTRU404である。一般性を失うことなく、ソースWTRUという用語は、宛先へのリンクに沿って別のリレーによってサービスされているリレーWTRUを指すこともある。
図5は、特にWTRUネットワーク間リレーのコンテキストにおけるリンク管理及び回復のための別の例示的なアーキテクチャを示す図である。リレーWTRUは、図5に示すように、WTRUネットワーク間リレーとして使用され得る。図4に示される第1のリンクは、ソースWTRU501とリレーWTRU502との間のリンクに対応し得る。第2のリンクは、WTRU間マルチホップリンク又はWTRUネットワーク間マルチホップリンクにおける、リレーWTRU502と宛先又は次ホップWTRU503のいずれかとの間のリンクを指すこともある。図5に示すケースでは、宛先はノードB504である。一般性を失うことなく、図5に関して説明したソースWTRUという用語は、宛先へのリンクに沿って別のリレーによってサービスされているリレーWTRUを指すこともある。
いくつかの実施形態では、SLリレー(例えば、WTRUネットワーク間リレー又はWTRU間リレー)として構成されたWTRUは、サイドリンクを介して1つ以上の他のWTRUにリンク問題指示を送信することができる。そのような指示は、例えば、本明細書で説明し図面に示すアーキテクチャに従って、リレーされた接続のソースWTRU又はリレー接続に関与する別のWTRUに送信され得る。そのような指示は、リレーWTRUとNWとの間で検出されたリンク問題(WTRUネットワーク間リレーの場合)、又はリレーWTRUと別のWTRU(例えば、本明細書で説明し添付の図面に示すアーキテクチャに従って、宛先WTRU又は別のリレーWTRUであり得る)との間で検出されたリンク問題の検出時に送信され得る。
リンク問題指示(link problem indication、LPI)は、PC5-RRCメッセージ、SL MAC制御要素(control element、CE)、又はRLC制御PDU、アダプテーションレイヤ(又はリレーアダプテーションレイヤ)制御PDU、PDCP PDU、若しくは任意の他の論理的等価物などのL2制御PDUのいずれか又は組み合わせを介して送信されるL2プロトコルメッセージであり得る。例えば、WTRUは、LPIをPC5-RRCメッセージとして送信し、メッセージとともに、本明細書に記載され、LPIに関連付けられた情報の一部を含むSL媒体アクセス制御(MAC)CE及び/又は適応制御PDUを含めることができる。代替的又は追加的に、LPIは、サイドリンク制御情報(SCI)メッセージを介して送られ得る。
LPIは、特定のリレーWTRUによってサービスされる全てのソースWTRUにブロードキャスト/グループキャストすることができる。例えば、リレーWTRUに、リレーWTRUによってサービスされるソースWTRUの各々又はサブセットを対象とするLPI又は同様のステータスメッセージの送信のために、L2ソース/宛先ID(又は論理的に等価なソース/宛先ID)を構成することができる。リレーWTRU(及び対応するソースWTRU)は、上位レイヤから受信された1つ以上の指示の任意の組み合わせに基づいてそのようなL2 IDを決定し、RAN IDからL2 IDを導出するか、又はリレーWTRU自体の構成されたL2 IDに基づいて、かつ/若しくは各ソースWTRUとのPC5-RRC構成におけるL2アドレス交換手順に基づいてL2 IDを決定することができる。リレーWTRUが、例えば、上位レイヤに少なくとも基づいてL2 IDを決定するとき、リレーWTRU及び対応するWTRUは、例えば、リレーWTRUとして動作する/リレーWTRUを使用するように構成されるとき、上位レイヤから、及び/又はネットワークから明示的にL2を受信することができる。リレーWTRUが、少なくともRAN IDからL2 IDを導出することによってL2 IDを決定するとき、例えば、リレーWTRUは、セル無線ネットワーク一時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)、非アクティブRNTI(inactive RNTI、I-RNTI)、又は国際モバイル加入者識別番号(international mobile subscriber identity、IMSI)など、RAN IDの任意の機能を使用することができる。
リレーWTRUは、例えば、リレーWTRU自体の構成されたL2 IDに少なくとも基づいてL2 IDを決定するとき、LPIの送信のためのソース/宛先IDを構築するために、潜在的に何らかの他の情報とともに、リレーWTRU自体のL2ソース/宛先IDのうちの1つを再使用することができる。例えば、リレーWTRUは、そのソース/宛先IDのうちの1つのビットのサブセットを使用し、ビットの特別な組み合わせをサブセットに付加して、グループキャストソース/宛先IDを作成することができる。例えば、リレーWTRUは、上位レイヤが提供したソース/宛先IDのビットのサブセットを使用し、WTRU固有の識別子を付加することができ、WTRU固有の識別子は、ランダムに選択され、ネットワークによって割り当てられ、又は何らかの他のRAN ID(例えば、C-RNTI又はIMSI)から導出され得る。
例えば、リレーWTRUは、各ソースWTRUとのPC5-RRC構成におけるL2アドレス交換手順に少なくとも基づいてL2 IDを決定するとき、LPIメッセージの送信のために使用するL2ソース/宛先IDを用いて(例えば、上位レイヤによって)構成されてもよく、リンク確立のためのPC5-RRC構成手順中にL2ソース/宛先IDを各ソースWTRUに送信してもよい。例えば、リレーWTRUは、(例えば、RAN IDから導出される)上記の例で説明した任意の手段を使用してソース/宛先アドレスを決定することができ、PC5-RRC構成手順においてIDをソースWTRUの各々に提供することができる。
ソースWTRUは、LPIメッセージの送信に関連付けられたL2ソース/宛先IDを認識すると、リレーWTRUによって送信されたグループキャストLPIメッセージの受信についてソース/宛先IDを監視することができる。
いくつかの実施形態では、LPIは、特別なSCI又はSCIフォーマット(例えば、ソース/宛先IDなしのSCI)で識別されたPSCCH又はPSSCH上の専用メッセージ中で送信され得る。例えば、L1ソース/宛先ID以外の送信のための識別子を含む新しいSCIフォーマットが(例えば、SCI中の予約済みビットを使用して)作成され得る。例えば、このSCIは、新しい送信タイプ(例えば、ソースWTRUへのリレー固有のブロードキャスト送信)を示すことができる。SCIは、(例えば、本明細書で説明するような)リレーWTRUのためのRAN固有識別情報、(例えば、本明細書で説明するような)PC5-RRCを介して交換されるリレーWTRUのための識別子、及び/又は(例えば、本明細書で説明するような)上位レイヤによって提供された識別子など、リレーWTRUを識別する識別子又はパラメータを更に含むことができる。
いくつかの実施形態では、LPIの内容が制限される(例えば、RLFの指示のみを含む)場合、LPIは、物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel、PSCCH)、物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel、PSSCH)、又は物理サイドリンクフィードバックチャネル(physical sidelink feedback channel、PSFCH)などの専用PHYチャネル上で送信され得る。いくつかの専用リソースは、専用PHYチャネルのいずれか上でのLPIの送信のために構成され得る。詳細には、WTRU間リレーに、LPIを送信するためのPSFCHリソース(例えば、周期的に発生する)を構成することができる。例えば、リレーWTRUは、LPIを送信するときにPSFCHリソース上で指示(例えば、HARQ肯定応答(acknowledgment、ACK)又はHARQ否定応答(negative acknowledgment、NACK))を送信することができる。リレーWTRUは、(例えば、LPIの内容に従って)第2のリンク及び/又は送られるべき情報のために、宛先WTRU又はリレーWTRUごとに1つのそのようなPSFCHリソースを用いて(例えば、NWによって)構成され得る。
ソースWTRUは、LPIに関連付けられたPHYチャネルに関連付けられた専用構成/リソースを(例えば、リンク確立中のリレーWTRUとのPC5-RRCシグナリングにおいて)受信することができる。ソースWTRUは、そのようなリソースを監視して、リレーされたリンクに関連付けられたLPIの受信を決定することができる。
リレーWTRUは、リンク問題回復指示(LPRI)を送信することができる。そのようなLPRIは、LPIをトリガしたイベントに関連付けられ得る。LPIを送信するWTRUは、LPRIの送信の監視を開始することができる。WTRUは、関連付けられたLPIをトリガした条件が緩和されるときはいつでも、LPRIを送信することができる。LPIについて本明細書で言及される条件のいずれも、LPI条件が緩和されたときにLPRIについて検討され得る。例えば、WTRUは、CR/リソースプール依存閾値を上回るバッファステータスに関連付けられたLPIを送信することができ、次いで、そのようなバッファステータスが別の(場合によっては関係する)閾値を下回るとき、LPRIを送信することができる。
LPRIを受信するソースWTRUは、LPIの受信の結果として開始された可能性があるリレー、リレー再選択/再構成などに関係する任意の動作をキャンセルすることができる。
いくつかの例では、LPIは、リレー選択のための(場合によってはより頻繁な)ディスカバリを開始し、及び/又はディスカバリメッセージ送信の優先度/パラメータを変更することができる。WTRUは、状態が緩和されたことを示すLPRIの受信時にそのようなディスカバリを停止することができる。LPIにおいて示される条件が持続する場合(例えば、第2の条件が満たされたことを示すLPRIの受信時、又は第2のLPI若しくはLPRIの受信なしのタイマ満了時)、WTRUは、リレーされたリンクのセル再選択及び/又は再構成をトリガすることができる。
いくつかの例では、WTRUは、LPIの受信時にリレー再選択手順の一部を開始し、次いで、WTRUが条件の緩和を示すLPRIを受信しない場合、又はそのようなLPRIの受信なしにタイマが満了する場合、再選択/再構成を完了することができる。
リレーWTRUは、周期的な様式でリンク問題指示において情報を送ることができる。期間は、以下で更に説明する1つ以上のパラメータの値に依存し得る。いくつかの事例では、リレーWTRUは、以下の条件、すなわち、宛先に関連付けられた第2のリンク上のRLF、回復の実行の失敗、リレー選択若しくは再選択(回復若しくは選択若しくは再選択が行われるべき持続時間にわたって(若しくはその中で)関連付けられる可能性がある)、及び/又は別のWTRUからのリンク問題指示の受信のうちの1つ又は組み合わせに応じて、LPIを送ることができる。いくつかの事例では、リレーWTRUは、CBR/CRの程度に基づいて、リレー固有のCRに基づいて、連続するHARQフィードバック失敗の数に基づいて、第2のリンク(WTRUへのリンクである場合も、又はネットワークへのリンクである場合もある)に関するカウンタ及び/又はタイマの値に基づいて、リレーにおけるバッファ負荷に基づいて、リレーWTRUによって受信/送信されるCQI/RSRP測定値に基づいて、構成されたベアラ及び/又はリレーバッファ内のデータのQoS(例えば、観測されるレイテンシ又は残りのPDB)に基づいて、ピア(ソース)WTRUによる構成に基づいて(暗黙的である場合も、又は明示的である場合もある)、リソースプール構成に基づいて、Uu品質/条件に基づいて、Uuモビリティイベントに基づいて、Uu障害に基づいて、現在のリンク構成/ステータスがソースWTRUにおけるRLF/リンク問題の検出を可能にするかどうかに基づいて、フィードバック応答がないことに基づいて、及び/又は第1のリンクに、RLFを判定するための機構が構成されているかどうかに基づいて、具体的には、WTRU間リレーのコンテキストにおいて、リレーWTRUに、過去時ウィンドウにわたって有効化されたHARQフィードバックが、いくつかのSCIについて構成されるか又は事前に構成されていること、及び/又はリレーWTRUに、RLC AMが構成された少なくとも1つのSLRB(潜在的にSL SRBをカウントしない)が構成されていることのいずれか又は組み合わせなどに基づいて、LPIを送信してもよい。
宛先に関連付けられた第2のリンク上のRLFに関して、例えば、リレーWTRUは、WTRU間リレー接続の宛先WTRUへの第2のリンクに関連するRLFをトリガすると、LPIを送信することができる。具体的には、WTRUは、ソースWTRUがリレーを介して接続された宛先に対してRLFが発生したとき、ソースWTRUにLPIを送信することができる。例えば、リレーWTRUは、WTRUネットワーク間リレーの第2のリンクに関連付けられたUu RLFをトリガすると、LPIを送信することができる。
回復の実行の失敗に関して、例えば、リレーWTRUは、第2のリンク上でのRLFに続いてタイマを開始するか、又は持続時間の測定を開始することができる。リレーWTRUは、リレー選択又は再選択を開始することができる。タイマの満了前に再選択が完了しない場合、又は持続時間が経過したと判定されたときに、リレーWTRUは、LPIメッセージを送信することができる。
別のWTRUからのリンク問題指示の受信に関して、例えば、リレーWTRUは、第2のリンク上で別のWTRU(例えば、次ホップリレーWTRU)からLPIを受信することができ、LPIを送信し、かつ/又は受信されたLPIをソースWTRUに転送することができる。
CBR/CRの程度に関して、例えば、WTRUは、測定されたCBR/CRが何らかの構成された事前に構成された条件を満たすときに、LPIを送信することができる。そのような条件は、リレー及び/又はリレーにおけるSLRB/リレー構成によって送信されるデータのQoSに更に依存し得る。そのような条件は、LPIを送信するうえで、本明細書で言及される他の条件に依存し得る。そのような条件は、CBR/CRが、場合によってはある期間にわたって、何らかの構成されるか又は事前に構成された値に達することからなり得る。例えば、WTRUは、測定されたチャネルビジー比(channel busy ratio、CBR)が、場合によってはある期間にわたって、構成されるか又は事前に構成された閾値を超えるときに、LPIを送信することができる。例えば、WTRUは、チャネル占有率(CR)が、構成された事前に構成された閾値を超えるときに、LPIを送信することができる。
リレー固有のCRに関して、WTRUは、リレー固有のCRを決定することができる。特に、リレーWTRUは、リレーされたトラフィックの送信のために予約/利用されるリソースの量、及び/又はリレーされたトラフィックに適用可能なCRの比率を測定することができる。WTRUは、リレートラフィック対非リレートラフィックに関するWTRUのバッファ内のトラフィックの比率を決定することによって、そのような比率を決定し、そのような比率を測定されたCRに乗算することができる。WTRUは、リレーされたリンクに関連付けられるか、又はリレーされたリンクに関連付けられたLCHからのデータを含む宛先IDに送信するために使用されたリソースプール内のリソースの総数に対するリソースの量を決定することによって、リレー固有のCRを決定することができる。
連続するHARQフィードバック失敗の数に関して、リレーWTRUは、宛先についてのHARQベースの送信に対する連続するDTX受信の数が何らかの値に達したときに、ソースWTRUにLPIを送信することができる。そのような宛先は、ソースWTRUがWTRU間リレーを介して通信している宛先に対応し得る。例えば、リレーWTRUは、連続するDTXのためのLPIの送信に続いて、RLFがトリガされるとき、又は連続するDTXの数がリセットされるときに、LPI又はLPRIをトリガすることができる。
第2のリンクに関係するカウンタ及び/又はタイマ及び/又は持続時間の値に関して、例えば、WTRUネットワーク間リレーWTRUは、例えば、タイマT310が開始されたとき、T310が満了したとき、T310が何らかの構成されるか若しくは事前に構成された値に到達したとき、又は連続するOOSの数が何らかの事前に構成された値に到達したときに、ソースWTRUにLPIを送信することができる。別の言い方をすれば、WTRUネットワーク間リレーWTRUは、例えば、持続時間が始まるとき、持続時間が経過したとき、持続時間の何らかの構成されるか若しくは事前に構成された持続時間のとき、又は連続するOOSの数が何らかの事前に構成された値に到達したときに、LPIをソースWTRUに送信することができる。例えば、WTRU間リレーは、連続するRLC再送信の数が、構成されるか又は事前に構成された値に達したときに、LPIをソースWTRUに送信することができる。
リレーにおけるバッファ負荷に関して、例えば、WTRUは、バッファ負荷が閾値を超えたときにLPIを送信することができる。そのような閾値は、QoS、SLRB構成、リレーされたソースWTRU/LCHの数などに更に依存し得る。例えば、LPIをトリガするバッファ負荷は、単一のLCHの負荷であり得るか、又はリレーWTRUにおける全てのLCH若しくはリレーされたLCHの全体的な負荷であり得る。
リレーWTRUによって受信/送信されるCQI/RSRP測定値に関して、例えば、WTRUは、WTRUのリレーによって受信された(例えば、第2のリンクの)CQI測定値が閾値を上回る/下回るときにLPIを送信することができる。
例えば、リレーバッファ内の構成されたベアラ及び/又はデータのQoSに関して、WTRUは、SLRBのレイテンシ及び/又は(場合によってはリレー接続のための)リレーWTRUバッファ内に現在バッファリングされているデータのレイテンシに関連付けられた任意の条件(場合によっては別の条件と組み合わせて)に基づいてLPIを送信することができる。例えば、WTRUは、閾値を下回るレイテンシ(又は閾値を下回る予想される残りのPDB)を有する任意のリレーされたLCHのためにバッファされたにおけるデータの量が閾値を上回るときに、LPIを送信することができる。
ピアWTRUによる構成に関して、リレーWTRUは、特定のトリガの発生時にLPIを送信するか否かに関して、ピアWTRUによって(例えば、PC5-RRCシグナリングにおいて)構成され得る。例えば、リレーWTRUは、第2のリンク上でRLFを検出したときに、次の2つの挙動:第2のリンク上でRLFを検出すると、リレーWTRUは、第2のリンクに関連付けられたPC5-RRC接続を直ちに解放し、LPIを送信しない、又はLPIをソースWTRUに送信し(例えば、RLF指示を潜在的に含む)、PC5-RRC接続を解放する前に確認を待つ、の一方又は両方を行うように構成されてもよい。リレーWTRUは更に、RLFにあるリンクに関連付けられた第2のリンク上で実行される任意の送信を一時停止することができる。そのような構成は、SLRB構成の一部として提供され得る。例えば、リレーWTRUは、SLRBごとにそのような構成パラメータを受信することができ、関連する挙動が構成されたSLRBのうちの少なくとも1つに基づいて挙動を選択することができる。
LPIを送信するかどうかの暗黙的な構成は、リンク自体のアクティブ化/非アクティブ化ステータス、WTRUロケーション、WTRU RRC状態、及び/又はWTRUカバレッジステータスに関して定義することができる。リンク自体のアクティブ化/非アクティブ化ステータスに関して、例えば、リレーされたリンクは、ソースWTRU及び/又はNW及び/又は上位レイヤによってアクティブ化/非アクティブ化され得る。WTRUは、リンクがアクティブ化されているときにのみLPIを送信することができ、リンクが非アクティブ化されているときに(例えば、アクティブ化時に送信するために)LPIをドロップするか又はバッファリングすることができる。例えば、WTRUは、ソースWTRUへの少なくとも1つのリンクがアクティブ化されている限り、全てのソースWTRUにLPIをブロードキャストすることができる。WTRUロケーションに関して、例えば、WTRUに、LPIを送信すべきかどうかについて、別のWTRU又はノードB(例えば、gNB)とのWTRUの相対位置に関するゾーン又はルールを構成することができる。WTRU RRC状態に関して、例えば、WTRUは、リレーWTRUの現在のRRC状態に基づいて、別のトリガが満たされる場合にLPIを送信するかどうかを判定することができる。WTRUカバレッジステータスに関して、例えば、WTRUは、WTRUがUuのカバレッジ内にあるかどうかに基づいて、別のトリガが満たされた場合にLPIを送信するかどうかを判定することができる。
リソースプール構成に関して、例えば、LPIを送るための本明細書で説明する任意の条件は、送信リソースプール構成に更に依存し得る。例えば、WTRUは、バッファ内のデータの量が、リレーによる送信に利用可能なスロット/サブチャネルの密度及び/又はリレーWTRUにおいて測定されたCR/CBRに依存する何らかの値を超える場合、LPIを送信することができる。例えば、リレーWTRUは、バッファ内のリレーされたデータの量がTXプール固有の閾値を超えるとき、(例えば、フロー制御の目的で)LPIを送信することができる。別の例では、リレーWTRUは、バッファ内のリレーされたデータの量が、CBR/CR、及び/若しくはリソースプール内のTXのためのサブチャネルの数、並びに/又はリレーWTRUにおいて現在バッファされているデータの平均レイテンシ/残りのPDBの関数を超えるとき、(例えば、フロー制御目的のために)LPIを送ることができる。
Uu品質/条件に関して、リレーWTRUは、UuセルRSRP/RSRQ(例えば、閾値未満)及び/又は測定されたCQI(例えば、閾値未満)のいずれかの結果としてLPIを送ることができる。
Uuモビリティイベントに関して、例えば、リレーWTRUは、ハンドオーバ/再構成/条件付きハンドオーバ/PSCell変更がリレーWTRUにおいて受信/トリガされること、セル再選択イベントがリレーWTRUにおいてトリガされること、並びに/あるいはリレーWTRUがトラッキングエリア、RANページングエリアなどを変更すること、又は構成されるか若しくは事前に構成されたセルのセットのカバレッジ外に移動することのいずれかの結果として、LPIを送信することができる。
Uu障害に関して、例えば、リレーWTRUは、RLF、失敗した再確立、失敗した再構成/ハンドオーバ/PSCell変更のいずれかの結果としてLPIを送信することができる。
現在のリンク構成/ステータスが、フィードバック/応答がないことに基づいてソースWTRUにおけるRLF/リンク問題の検出を可能にするかどうかに関して、例えば、リレーWTRUは、第2のリンクのRLFにおいて、次の2つの挙動:第2のリンクに関連付けられたPC5-RRC接続を直ちに解放し、LPIを送信しない、及び/又はLPIをソースWTRUに送信し(例えば、RLF指示を潜在的に含む)、PC5-RRC接続を解放する前に確認を待つ、のうちの1つを選択することができる。WTRUリレーWTRUは更に、RLFにあるリンクに関連付けられた第2のリンク上で実行される任意の送信を一時停止することができる。
リレーWTRUは、ソースWTRUへのLPIにおいて、失敗の指示、リレーによって開始されたトリガされたリレー選択/再選択の指示、又はリレーによってトリガされたトリガされたUu再確立の指示、LPIを送信するための本明細書で説明する条件のいずれかに関連付けられた量、(場合によってはLPIが適用可能である(例えば、RLFをトリガしたリンク))次のホップのL2ソース/宛先ID、第2のリンクに関連付けられた1つ以上のRLF関連パラメータ、他のLPIコンテンツが適用される1つ以上のLCH、リレーWTRUがRLF/再確立失敗を経験したセルのセルID、又はRLFに関係する任意の条件、(LPIの受信後若しくは再選択手順の完了後に想定される)WTRUネットワーク間リレー接続に適用可能な新しいセルID、1つ以上のリレー再選択候補(例えば、リレーのソース/宛先L2 ID及び/若しくはセルID)及び何らかの関連する測定/選択メトリック(SL/Uu RSRP測定など)、並びに/あるいは(例えば、LPIの受信後及び/若しくは再選択の成功後に通信を継続するために)LPIの受信後にWTRUによって使用される識別子のいずれかを含むことができる。
失敗の指示に関して、例えば、LPIは、失敗の理由、又はLPIの送信のためのリソースを更に識別する識別子を含むことができ、それによって、本明細書で説明するトリガのいずれも、異なる理由であり得る。トリガされたリレー選択/再選択の指示に関して、例えば、リレーWTRUは、LPIの送信に関連付けられたいくつかの条件に応じてリレー選択又はリレー再選択をトリガすることを決定することができる。リレーWTRUは、そのような情報をLPIに含めることができる。LPIを送信するための本明細書で説明する条件に関連付けられた量に関して、これらは、例えば、リレーバッファ負荷、CBR、CR、又はRSRPを含み得る。例えば、LPIは、場合によってはLPIが送信されているソースWTRUに関連付けられたリレーされたRLCチャネルごとに、第2のリンクを介して正常に送信された最後のパケットのステータス(例えば、RLCステータス/番号)を含むことができる。
第2のリンクに関連付けられた1つ以上のRLF関連パラメータに関して、これらは、例えば、リレーWTRUによって経験される連続するDTXからHARQへの送信の数、リレーWTRUによって経験される連続するRLC再送信の数、OOSの数、又は第2のリンクのRLFに関連するカウンタ/タイマの何らかの値を含むことができる。例えば、リレーWTRUは、リレーWTRUが失敗し、及び/又はHARQフィードバックを送信しなかった送信/再送信のセットを送信することができる。リレーWTRUは、サイドリンク上でのDAI(など)の受信に基づいて、欠落した送信/再送信を判定することができる。ソースWTRUは、RLF決定アルゴリズムにおいてそのような失われた送信を考慮する(例えば、DTXからHARQへの数を減算する)ことができる。別の例では、リレーWTRUは、連続するIS/OOSの数、任意のカウンタの値、タイマ(例えば、T310)の値、又は測定された持続時間の値を、ソースWTRU又はWTRUネットワーク間リレーリンクに送信することができる。例えば、リレーWTRUは、T310の値又は測定されるべき持続時間を送信することができるか、T310の値が閾値に達したという指示を送信することができるか、又は持続時間が経過したという指示を送信することができる。LPIEの受信に続いてWTRUによって使用される識別子に関して、このような識別子は、例えば、ソース/宛先L2 ID、C-RNTI、A-RNTI、又は同様のUu若しくはSL識別子のいずれかを含むことができる。
リレーWTRUは、ソースWTRUによるリンクの開始に応じて、ソースWTRUへの送信のためのSLRBを作成することができる。例えば、リレーWTRUは、ソースWTRUからPC5-RRCメッセージを受信すると、ソースWTRUに向けてSLRBを作成することができる。代替又は追加として、リレーWTRUは、それが特定のソース/宛先L2 IDのためのリレーWTRUとして働くという上位レイヤからの指示、及び/又は上位レイヤからのソース/宛先ルーティングテーブルの受信に応じて、ソースWTRUに向けてSLRBを作成することができる。例えば、そのようなSLRBは、セキュアな様式でLPIの送信のために使用され得る。
いくつかの実施形態では、WTRUは、そのリンク管理決定/アクションを、LPI/LPRI及び/又はLPI/LPRIのコンテンツ(又はコンテンツの関数)の受信の関数として修正することができる。例えば、WTRUは、LPIが受信されるリレーされたリンクのRLFをトリガすること、RLFのHARQフィードバック監視を一時停止、開始、若しくは再開すること、リレー再選択手順を開始すること、リレーされたリンクに関連するRLFについて監視するHARQフィードバックに関連付けられた任意のカウンタを修正/リセットすること、リレーされたリンクに関連するRLFをトリガするための条件を修正/変更/選択する(例えば、RLFのための連続HARQ DTXの数を変更する)こと、1つのリレーリンク(LPIが受信されたリンク)から、場合によってはリレー選択後に決定される異なるリレーリンクに伝送経路を変更すること、又は上位レイヤに通知することのいずれか又は組み合わせを実行してもよい。
いくつかの実施形態では、ソースWTRUは、SL RLFを示すLPIの受信に続いてSL RLFをトリガすることができる。ソースWTRUは、LPIを送信したリレーWTRUとのPC5-RRC接続に関連付けられた全てのコンテキストを削除することができ、SL RLFを上位レイヤに通知することができる。いくつかの実施形態では、ソースWTRUは、第2のリンク上のSL RLFを示すLPIの受信に続いて、リレー再選択を開始することができる。ソースWTRUは、場合によっては再選択が実行されている間、LPIを送信したリレーWTRUへの送信を一時停止することができる。再選択が成功すると、ソースWTRUは、再選択が成功したことを上位レイヤに通知することができ、かつ/又は元のリレーWTRUを介して送信された任意のSLRBのソース/宛先IDを、場合によっては再選択に続いて、上位レイヤによって提供された新しいソース/宛先IDに変更することができる。再選択が失敗すると、ソースWTRUは、代わりにSL RLFをトリガすることができる。
ソースWTRUは、LPI内の情報に基づいて、ソースWTRUのRLF決定機構の任意の態様を決定/変更することができる。いくつかの実施形態では、WTRUは、LPIにおいて報告された以下のパラメータのいずれか又は組み合わせに基づいて、RLFをトリガするHARQベースの送信に応答して、連続するDTXの最大数を決定することができる。WTRUは、LPI/LPRIの受信時に、RLFをトリガするHARQベースの送信に応答して、連続するDTXの最大数を第1の値から第2の値に更に変更してもよく、以下のパラメータ、すなわち、リレーWTRUによって測定されたCR、リレーWTRUによって測定されたCBR、リレーWTRUバッファ内のデータの量又はリレーWTRUバッファ占有率(場合によっては、単一のリンク又は全てのリレーされたリンクに関連付けられる)、バッファ内のデータに関連する(潜在的にデータのリレーに関連する)レイテンシの程度、リレーWTRUのTXリソースプール構成(ソースWTRUのTXリソースプール構成と同じであっても異なっていてもよい)、リレーWTRUによってそのピアWTRUから受信され、リレーWTRUによってソースWTRUに更に報告された第2のリンク上のCQI、リレーWTRUによって測定された第2のリンクのチャネル容量/効率の何らかの程度、及び/又は送信がリレーWTRUに対して行われているか、それとも直接ピアWTRUに対して行われているか、並びにリレーされた経路に関連付けられたホップの数は、前のLPI/LPRIと比較して変更される。バッファ内のデータに関連付けられたレイテンシの程度に関して、例えば、WTRUは、各パケットにレイテンシ値を割り当てることによって(例えば、そのパケットに関連付けられたLCHに基づいて)、そのバッファ内のデータについての平均レイテンシメトリックを計算することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、リレーWTRUによって測定されたCRが閾値を下回る場合、連続するDTXの数を第1の値に設定し、CRが閾値を上回る場合、連続するDTXの数を第2の値に設定することができる。いくつかの実施形態では、WTRUは、LPIの受信時に、場合によってはある時間期間にわたって、RLF決定のためのHARQベースのDTXのカウントを一時停止することができ、場合によっては、そのようなLPIは、何らかの構成されるか又は事前に構成された基準を満たす上記の例において言及されたパラメータの値を含む。いくつかの実施形態では、WTRUは、LPI/LPRIの受信時にカウントされたHARQベースのDTXの数をリセットすることができる(場合によっては、そのようなLPI/LPRIが、何らかの構成されるか又は事前に構成された基準を満たす、上記の例で言及されたパラメータの値を含む場合)。
いくつかの実施形態では、WTRUは、構成可能なウィンドウにわたってカウントされたHARQベースのDTXの数に基づいてRLFを宣言することができる。WTRUは、LPIの内容が何らかの条件を満たす場合にのみ、このようにしてRLFを実行することができる。例えば、WTRUは、リレーWTRUによって報告されたCR及び/又はバッファステータスが閾値を上回るときにのみ、このようにしてRLFを実行することができる。WTRUは更に、LPIにおけるそのようなパラメータに基づいて、RLF及び/又はウィンドウサイズをトリガするHARQベースのDTXの数を決定することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、いくつかのあらかじめ定義されたアルゴリズム又はパターンに従って連続するDTXをカウントするとき、特定のHARQベースのDTXを無視することができる。例えば、WTRUは、連続するDTXの数をカウントするとき、N個のDTXごとのカウントをスキップすることができ、ここで、Nは、LPI内のパラメータに更に依存することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、異なるリレーを介した同じ宛先への別のアクティブリンク、リレーされたリンク上のアクティブベアラに関連付けられたQoS、及び/又はLPIメッセージ自体において受信された任意の情報(例えば、CBR/CR/CQI)の存在のうちの1つ以上に基づいて、リンクを非アクティブ化する(例えば、後のアクティブ化のために、及び測定値、LPRI/LPIメッセージの受信のためにリンクを維持する)か、又はリンクを解放するかを決定することができる。
例えば、WTRUは、(例えば、別のリレーWTRUを介して)同じ宛先への第2のリンクをアクティブ化すること、及び/又は(例えば、LPIメッセージのトリガのために)本明細書で説明する基準と同様の任意の基準を満たす情報を潜在的に用いて、LPIメッセージの受信に続いて第1のリンクを非アクティブ化することができる。例えば、リレーWTRUからRLFの指示を受信するWTRUは、非アクティブ化メッセージでリレーWTRUに応答することができる。ソースWTRUは、次いで、(別のリレーを介して)同じ宛先への異なるリンクのリレー再選択及び/又はアクティブ化を実行することができる。別の例では、WTRUは、QoSが同じ宛先への複数のアクティブリンクを必要とせず、WTRUが宛先への別のリンクの再選択に成功し、かつ/又はLPIの受信時にアクティブな同じ宛先への別のリンクを有する場合、リンクを解放することができる。
いくつかの実施形態では、WTRU(例えば、ソースWTRU又はリレーWTRU)は、(例えば、本明細書で説明するLPI又はLPIを送信するための同様のトリガの受信に続いて)ソースWTRUにおいてリレー再選択を実行するか、又はリレーWTRUにおいてリレー再選択を実行するかを決定することができる。例えば、リレーWTRUにおけるリレー選択は、全体的なエンドツーエンドリンクにおいてより多数のホップを導入することを伴い得る。例えば、ソースWTRUでのリレー選択は、ホップ数の増加を必要としない可能性があるという利点を有することができる。どのWTRUがリレー再選択を実行するかの決定は、ソースWTRU又はリレーWTRUによって下すことができる。リレーWTRUは、それ自体が、マルチホップ環境におけるソースWTRUとみなされ得る。
いくつかの実施形態では、決定は、リレーWTRUによって提供された情報に基づいて、ソースWTRUによって行われ得る。他の実施形態では、決定は、ソースWTRUによって提供された情報に基づいて、リレーWTRUによって行われ得る。WTRU(ソース又はリレー)は、以下の情報(各々のそのような情報は、他のWTRUによって提供されてもよく、又は他のWTRUに関連する情報であってもよく、かつ/あるいはこのWTRUによって独自に決定されるか若しくはこのWTRU自体に関連する情報であってもよい)、すなわち、QoS若しくはSLRB構成、ソースWTRU及び/若しくはリレーWTRUにおける通信範囲要件、ソースWTRU及び/若しくはリレーWTRUの同期ソース(潜在的に宛先WTRUを参照する同期ソース)、ソース及び/若しくはリレーのロケーション(潜在的に互いに関連するロケーション、又はノードB(例えば、gNB)若しくは宛先WTRUなどの別のエンティティに関連するロケーション)、CBR/CR/CQI/RSRP若しくは同様の測定値、リレーディスカバリ手順に基づいて決定された潜在的なリレーWTRUの数、リレーディスカバリ手順に基づいて決定された1つ若しくはいくつかの潜在的なリレーWTRUの測定品質基準(例えば、RSRP測定値)又はその任意の関数(場合によっては現在のリレー品質と比較する)、リレーホップの数、及び/又は最後のホップリレーとNWとの間のリンクのUu RSRP測定値(WTRUネットワーク間リレーの場合)のうちのいずれか又は組み合わせに基づいて上記のような決定を下すことができる。
QoS及び/又はSLRB構成に関して、例えば、任意の構成されたベアラのSLRB構成は、リレーWTRUがいくつかの条件下でのみ再選択を実行することを可能にすることも、しないこともある。ソースWTRU及び/又はリレーWTRUにおける通信範囲要件に関して、例えば、通信範囲要件及び場合によってはリレーWTRUの位置に基づいて、再選択はリレーWTRUによって許可されないことがある。WTRU及び/又はリレーWTRUの同期ソースに関して、例えば、WTRU(リモート又はリレーWTRU)によって再選択を実行することができ、その結果、現在の同期ソースを維持することができ、又は、例えば、リレーWTRU若しくは宛先WTRUと同じ同期ソースを有するWTRUへの同期を優先することができる。ソース及び/又はリレーのロケーションに関して、例えば、ロケーションは、構成されたゾーンに基づいて決定され得る。測定品質基準に関して、測定品質基準は、例えば、任意の潜在的リレーWTRUの最大RSRP、いくつか/全ての潜在的リレーWTRUのRSRPの平均値、現在のリレーのRSRPが第2の閾値より悪くなる一方で潜在的リレーWTRUのRSRPが第1の閾値より良くなること、及び/又は潜在的リレーのRSRPが現在のリレーWTRUよりいくらか良くなることを含むことができる。
いくつかの実施形態では、リレーWTRUに、リソース再選択を開始するか、又はリレー選択を実行するようにソースWTRUに通知するかを判定するために、(例えば、リレーWTRUにおいて測定されるような)上記の情報に基づいて、1つ又は1組の条件を構成するか又は事前に構成することができる。例えば、宛先への再選択/再構成されたリレー経路への再構成から生じるホップの数がQoS/SLRB依存閾値を下回る場合、リレーWTRUは、LPIメッセージの送信のためのトリガと同様の任意のトリガに続いて、第2の経路のリレー再選択及び/又は再構成を実行することができる。そうでない場合、リレーWTRUは、場合によっては、ソースWTRUにおいてリレー再選択を実行する必要があることを示すLPIメッセージをソースWTRUに送信することができる。ソースWTRUは、LPIメッセージを受信すると、リレー再選択を実行することができる。
別の例では、リレーWTRUは、選択されたリレーのRSRPが、構成されるか又は事前に構成された閾値を上回る場合、LPIメッセージの送信のためのトリガと同様の任意のトリガに続いて、第2の経路のリレー再選択及び/又は再構成を実行することができる。このこと、又は任意の再選択手順などの例におけるリレーWTRUは、以下の手順のうちの1つを更に実行することができる。例えば、リレーWTRUは、(例えば、LPI又は同様のメッセージを介して)ソースWTRUに、リレーWTRUがリレー再選択を実行していることを通知することができる。例えば、ソースWTRUは、リレー再選択の実行中に、リレーWTRUへの任意のトラフィックをバッファすることができる。リレーWTRUは、リレーWTRUによって実行された再選択の成功又は失敗をソースWTRUに通知することができる。例えば、WTRUは、ソースWTRUに、最終ホップリレーWTRUが接続される新しいセルの新しいセルID、宛先への新しいホップ数、宛先への新しいリンクを介した予想されるレイテンシ若しくは他の予想されるQoS、新しいパスに沿った後続のノード(例えば、NWのリレー)に関連付けられた新しいベアラ構成若しくはベアラマッピング構成又は能力情報、例えば、マルチキャリアのサポート又は全二重動作のサポートなど、宛先への更新されたリンクの更新された構成及び/又はQoS情報を提供することができる。
別の例示的な実施形態では、リレーWTRU/ソースWTRUは、LPIの送信において、又はLPIへの応答において、ソースWTRU/リレーWTRUにリレー選択候補を提供することができる。ソースWTRU/リレーWTRUは、WTRU自身の候補及び他のWTRU候補の測定品質メトリックの比較に基づいて、リレー選択を実行するかどうかを判定し、かつ/又はリレー選択を実行するようにリレーWTRU/ソースWTRUに命令することができる。例えば、WTRUは、その候補が他のWTRU候補よりも高いRSRPを有する場合に、再選択を実行すべきであると判定することができる。例えば、WTRUは、その候補のRSRPが他のWTRU候補よりも良好なオフセットである場合に、WTRUが再選択を実行すると決定することができ、そのようなオフセットは、どのWTRU(例えば、ソースWTRU又はリレーWTRU)が決定を下すか、並びに/又は本明細書において交換/使用される情報及び/若しくはLPIにおける情報において言及される任意の他の因子に依存することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、いくつかの連続した数のHARQベースのDTXとピアWTRUからの受信との組み合わせに基づいてRLFを判定することができ、そのような受信は、ピア/リレーWTRUによるLPI又は別の送信の受信であり得る。ソースWTRUは、ピアWTRUによって受信された送信が、ソースWTRU自体の送信と同じソース/宛先IDに関連付けられていると判定することができるが、ソースID及び宛先IDは逆である。代替又は追加として、ソースWTRUは、ピアWTRUによる受信が、本明細書でより詳細に説明する逆方向制御チャネルによって受信される任意の受信であると判定することができる。
例では、WTRUは、リレー/ピアWTRUから受信すると、RLF判定において連続するDTXの数をリセットすることができる。そのような受信は、RLCバッファステータス、フロー制御指示、測定指示、LPI/LPRI、RS送信、測定報告、又は任意のデータ/制御送信であり得る。別の例では、WTRUは、いくつかの連続するHARQベースのDTXと、リレーWTRUからの受信なしに到達される時間期間との組み合わせに基づいて、RLFをトリガすることがある。そのような時間差は、SLRB構成及び/又はQoSに更に依存し得る。
本明細書で説明する例のいずれにおいても、RLF及び/又はLPIメッセージの送信/受信の結果としての再選択の成功は、構成された時間又はタイマ内で全てのアクションを実行することに依存し得る。WTRUは、タイマを開始することができ、それによって、関連するアクションが完了する前にタイマが満了すると、再選択手順が失敗することがあり、又はWTRUは、関連するアクションが完了するに時間期間が経過すると、再選択手順が失敗することがあると判定することができる。そのようなタイマ又は持続時間は、リレー及び/又はCBRを介した確立された1つ以上のサービスのQoS/SLRB構成のいずれか又は組み合わせに更に依存し得る。QoS/SLRB構成に関して、例えば、ソース/リレーWTRUに、各SLRBに関連付けられた再選択タイマ又は再選択持続時間を構成することができる。再選択をトリガすると、WTRUは、タイマを各確立されたSLRBのタイマの最小値に設定するか、又は持続時間を各確立されたSLRBのタイマの最小値であるとみなすことができる。CBRに関して、例えば、ソース/リレーWTRUに、CBRの範囲に関連付けられた再選択タイマ又は再選択持続時間を構成することができる。再選択をトリガすると、WTRUは、タイマを、再選択トリガ時に測定されたCBRに関連付けられた値に設定することができる。
本明細書で説明する例のいずれにおいても、再選択の成功は、既存の/古いリレーのために構成されたSLRB構成又は同様若しくは同等の構成をサポートする新しいリレーに依存し得る。具体的には、いくつかの事例では、リレーを見つけるためにリレー再選択手順をトリガするWTRUは、再選択の前に構成された(場合によっては、リレーWTRUとの通信のために構成されたSLRBのための)SLRB構成又は同等の構成をリレーがサポートする場合にのみ、そのようなリレーを選択することができる。
いくつかの実施形態では、リレー再選択をトリガするWTRUは、以下の段落で説明するイベントを(潜在的に順番に)実行することができる。
WTRUは、リレー選択手順を開始することができ、リレー選択手順は、上位レイヤからのディスカバリメッセージ及び/又はリンク確立メッセージの送信/受信を含むことができる。代替又は追加として、WTRUは、リレー選択のために既存のディスカバリメッセージ送信に依拠することができる。
WTRUは、最良のRSRP測定値を有するリレーを潜在的なリレーWTRUとして選択することができる。WTRUはまた、リレーの選択のために上位レイヤ基準(例えば、サポートされるサービス)を使用することができる(例えば、上位レイヤサービスがサポートされる最良のRSRP測定値を有するリレーをサポートする)。WTRUは、ピアWTRU(例えば、選択された潜在的なリレーWTRU)とのPC5-RRC構成手順を開始することができるかどうかを判定することができる。WTRUは、潜在的な選択されたリレーとのPC5-RRC接続に含まれる構成のために、及び/又はSLRB構成のTX関連パラメータのために、既存のリレーとのベアラ/PC5-RRC接続の構成(例えば、リレーのためのSLRB構成)を再利用することができる。WTRUは、(ディスカバリメッセージを送信する潜在的な新しいリレーWTRUに関連付けられた)上位レイヤによって提供されたL2ソース/宛先IDを使用して、PC5-RRC再構成メッセージを送信し、応答を受信することができる。代替又は追加として、WTRUは、場合によっては同じく上位レイヤによって提供された、リレー再選択送信のためのデフォルトL2ソース/宛先IDペアを使用することができる。代替又は追加として、WTRUは、新しい潜在的リレーへのディスカバリメッセージ送信/受信とともに提供されたL2ソース/宛先IDを、PC5-RRC構成メッセージの送信に使用することができる。同じ/同様の構成の使用は、同じ数のSLRBを使用すること、SLRBのTX関連パラメータ及び/又はPC5-RRC再構成メッセージ中でリレーWTRUに送られるSLRBのパラメータを含み得る、SLRBのうちの1つ若しくは複数、又はSLRBのパラメータのサブセットの同じ構成を使用すること、等価な構成を使用し、それによって、新しい選択されたリレー/パスの以下の特性のいずれかの変化を考慮に入れるようにそのような構成が元の構成から導出されること(そのような情報は、リレー選択の前に、例えばディスカバリメッセージにおいて提供され得るか、又は例えばそのリレーとの前のセッションから記憶され得る)、古いリンクと新しいリンクとの間のホップ数の差、新しいリレーの能力(例えば、サポートされるキャリアの数)における差、及び/又は新しいリレーによって報告されるか、若しくは新しいリレーによる測定値における差のいずれかを含んでもよい。同等の構成は、ネットワークからの各構成に対して構成されるか又は事前に構成されてもよい。
WTRUは、選択された潜在的なリレーとのPC5-RRC構成手順が成功した場合、成功したリレー選択又は再選択手順を上位レイヤに示すことができる。WTRUは、以下の後続のアクションのいずれか又は組み合わせを更に実行することができ、WTRUは、現在のリレーWTRUに関連付けられたPC5-RRCコンテキストを解放することができる。WTRUは、リレーWTRUへの再選択が成功したことを上位レイヤに示し、リレーWTRUを識別するソース/宛先IDを示すことができる。WTRUは、新しいリレーWTRUに関連付けられた新しいPC5-RRC接続を作成することができ、及び/又はWTRUは、現在のリレーに関連付けられたソース/宛先IDを、現在のリレーのPC5-RRCコンテキスト内のリレーWTRUに関連付けられた新しいソース/宛先IDに置き換えることができる。
WTRUは、PC5-RRC構成応答メッセージにおける失敗の受信時に、以下のアクションのいずれか、又は以下の後続のアクションのいずれかの組み合わせを実行することができる。WTRUは、別の潜在的なリレー(例えば、潜在的に、次善のRSRPを有するリレーWTRU)とのPC5-RRC再構成手順を再開することができる。例えば、WTRUは、PC5-RRC再構成手順が成功するまで、最良のRSRP測定値から順に、複数の潜在的な選択されたリレーによるPC5-RRC構成手順を繰り返すことができる。別の例では、WTRUは、PC5-RRC再構成手順が成功するまで、RSRP測定値が何らかの基準を満たす(例えば、閾値を上回る)任意の(例えば、ランダムに選択された)潜在的リレーWTRUによるPC5-RRC構成手順を繰り返すことができる。別の例では、WTRUは、測定されたRSRPが閾値を上回る潜在的なリレーの全てが試行されるまで、又はPC5-RRC再構成手順が成功するまで、異なる潜在的なリレーによるPC5-RRC構成手順を繰り返すことができる。別の例では、WTRUは、本明細書で説明するように、所与の持続時間のタイマが満了したと判定されるまで、異なる潜在的なリレーによるPC5-RRC構成手順を繰り返すことができる。別の潜在的なリレーを用いてPC5-RRC再構成手順を再開するかどうかを判定するとき、WTRU挙動について、上記の例における条件の任意の組み合わせが可能である。WTRUは、再選択に関連付けられた最大数若しくは最大時間を超えたとき、及び/又は場合によってはRSRPが閾値を上回る潜在的なリレーWTRUの全てによるPC5-RRC再構成が失敗した後のうちの少なくとも一方に応じて、再選択の失敗を上位レイヤに示すことができる。
図6は、例示的な再確立又は回復手順の流れ図である。図6の601に示すように、リモートWTRUは、WTRUネットワーク間リレーとのサイドリンクインターフェースを介してネットワークに接続することができる。リモートWTRUに、例えば、本明細書で説明する1つ以上の他の手順に従って、602に示すように、代替リレーのセットを構成することができる。603に示すように、リモートWTRUは、リレーに接続されている間に、(例えば、本説明の1つ以上の手順に従って)SL RLFが発生したと判定すると、リモートWTRUは、604に示すように、適切なリレーを選択することができる。図6に示すように、そのような適切なリレーは、最高のRSRPを有するリレーであり得る。代替又は追加として、閾値を上回るSL RSRPを有する任意の適切なリレーが選択され得る。適切なリレーは、構成されたリストにおいてネットワークによって提供されたリレーであってもよい。適切なリレーは、測定されたSL RSRPが閾値よりも高く、ディスカバリメッセージに関連付けられたいくつかの上位レイヤ基準を満たし、許容可能なPLMNを有するリレーであり得る。図示されていない実施形態による解決策は、本明細書で説明する手順による1つ以上の適切なリレーの選択を伴い得ることを諒解されたい。605に示すように、リモートWTRUに対して構成された代替リレーのセットにおける全てのリレーが使い尽くされた場合、例えば、全ての代替リレーについて再構成が失敗した場合、又は適切な代替リレーを見つけることができない場合、リモートWTRUは、回復が失敗したと判定することができる。適切な代替リレーを見つけて選択することができる場合、606において、リモートWTRUは、SL再構成メッセージを選択されたリレーに送信して、SLRBのうちの1つ以上を構成することができる。リモートWTRUは、以前のリレーを用いてリモートWTRUにおいて以前に構成された同じSLRB構成(例えば、全てのSL RLCチャネルなど、SLRB1を送信するためのSL RLCチャネル)を使用することができる。607において、リモートWTRUは、例えば、選択された代替リレーから受信された応答に基づいて、再構成が成功したかどうかを判定することができる。例えば、リレーが失敗で応答した場合、又はリモートWTRUが応答を受信しない場合、リモートWTRUは、異なる適切なリレーによる再構成を再試行することができる。リモートWTRUは、適切なリレーのリストが使い尽くされるまで、又はリレー再選択に関連付けられたタイマが満了するまで、又は決定された持続時間が経過するまで、そのような手順を再試行することができる。例えば、新たに選択されたリレーから受信された応答に基づいて、新たに選択されたリレーのための再構成が成功したと判定された場合、608において、リモートWTRUは、新たに選択されたリレーの新たなL2 IDを用いてその現在のリレーを更新し、609において、L2 IDが新たなL2 IDのために変更され得ることを除いて、SRB1送信のためのその既存のSL RLCチャネルを使用してUu再確立要求メッセージを送信することができる。具体的には、リモートWTRUは、送信のためにSL RLCチャネルの同じ構成を維持することができ、古いリレーを新しいリレーとして、L2 IDを置き換える。
図6に示される例では、回復が失敗したという条件で、リモートWTRUは、そのコンテキストを削除し、RRC_IDLEに移動し、リレー再選択手順をトリガし、かつ/又はセル再選択手順をトリガすることができる。実施形態において、リレー再選択は、NWによって提供されるリレーのセットと比較して、適切なリレーの新しいセット又は異なるセットをもたらし得る。
いくつかの実施形態では、WTRUは、ネットワークによって提供された構成されたリレーWTRUのセットからのリレーに対して、(例えば、RLFの後に)リレー選択又は再選択及び/又は回復を実行することができる。具体的には、WTRUは、ネットワークによって提供されたWTRUのリスト内のWTRUを選択することによって、選択、再選択、又は回復すべきリレーWTRUを決定することができる。そのようなリストは、(例えば、WTRUがカバレッジ内にある間に)Uuを介して直接提供され得る。代替又は追加として、そのようなリストは、現在接続されているリレーWTRUを介して送信されるRRCシグナリングによって提供することができる。リモートWTRUは、本明細書で定義される任意の条件(例えば、リレーWTRUによるSL RLF)を検出すると、再選択又は回復時のリレーの測定値、各リレーに関連付けられた順序付け及び/若しくは優先度、並びに/又はリモートWTRUの現在のロケーションのいずれか又は組み合わせに基づいて、ネットワークによって提供されたリレーのリスト内のリレーのうちの1つを選択することができる。その時間におけるリレーの測定又は再選択若しくは回復に関して、例えば、リモートWTRUは、最高のRSRPを有するリスト上のリレーWTRUを選択することができる。別の例では、リモートWTRUは、許容可能なRSRP(例えば、閾値を上回るRSRP)を有する任意のリレーWTRUを選択することができる。各リレーに関連付けられた順序付け及び/又は優先度に関して、例えば、リモートWTRUは、各リレーに関連付けられた選好及び/又は優先度を受信することができ、最高優先度に関連付けられたリレーWTRUに対して再選択/回復を実行することができる。別の例では、リモートWTRUは、本明細書で説明する他の因子(例えば、リレーのRSRP測定値)をそのような優先度と更に組み合わせてリレーを決定することができる。リモートWTRUの現在のロケーションに関して、例えば、ネットワークは、各リレーWTRUに対して許可されたロケーション(例えば、ゾーンID)のセットを提供することができ、リモートWTRUは、現在のWTRUロケーション(例えば、その現在のゾーンID)に関連付けられたリレーを選択することができる。
WTRUは更に、回復/再選択時にそのようなリレーWTRUの各々とともに使用されるSL構成(PC5-RRC)をネットワークから受信することができる。具体的には、リモートWTRUは、別のリレーWTRUを介して、RRC CONNECTIONの回復に適用可能なPC5-RRC構成を受信することができる。そのようなPC5-RRC構成を使用して、本明細書で説明する任意のトリガ/イベント(例えば、SL-RLF)の発生時に再選択されたリレーと通信することができる。
WTRUは、SL上で初期アクティブ化メッセージを送信することによって、場合によってはWTRUが記憶されたPC5-RRC構成を有するリレーWTRUに対する回復を開始することができ、それによって、そのようなアクティブ化メッセージは、専用アクティブ化PC5-RRCメッセージ、SL MAC CE、又は新しいリレーのL2宛先IDにアドレス指定されたSCI、WTRUがL2宛先IDを新しいリレーのL2宛先IDに変更することができる任意のUL又はSLデータの送信、並びに/あるいは回復L2宛先ID、又は回復のためにリモートWTRUにおいて構成された特別なL2宛先IDへの専用アクティブ化又は通常のUL若しくはSL送信のうちの1つ以上を含むことができる。リレーWTRUは、そのようなメッセージを受信すると、リモートWTRUへの受信/送信のために同様に記憶された構成をアクティブ化することができる。
WTRUは、それがWTRUネットワーク間リレーへのPC5-RRC接続を有する(例えば、WTRUが、リレーであるか、又はリレーに固有であると決定されるPC5-RRCコンテキストを有する)場合、WTRUネットワーク間リレーを介してネットワークに接続されているとみなすことができる。具体的には、WTRUは、リレーWTRUとのPC5-リンクが開始されたという上位レイヤからの指示、及び/又はリレーのための接続を示すPC5-RRCメッセージの受信のうちの1つ以上に応じて、ネットワークへの手順のサブセットを実行することを停止し、リレーを介して接続されているとみなされ得る。例えば、WTRUは、構成がWTRUネットワーク間リレーへの接続に関連付けられているという指示を含むPC5-RRC再構成メッセージを受信することができる。別の例では、WTRUは、メッセージの内容に起因してリレーのためのPC5-RRC接続の再構成を暗黙的に示すPC5-RRC再構成メッセージを受信することができる。リレーWTRUからのPC5-RRC構成メッセージは、アダプテーションレイヤのための構成、Uu QoSフロー/ベアラをSLプロトコル(例えば、RLC)エンティティ/ベアラにマッピングするための構成、Uu QoSエンティティのSL QoSエンティティへのマッピング、Uuプロトコルレイヤ(例えば、PDCP/SDAP)のための構成、Uuに戻るための構成/条件、及び/又はWTRUネットワーク間リレーに接続されている間にUuを監視するための構成(PDCCH構成、Uu RLF構成、及び/又はCQI報告構成を含む)のいずれかを含むことができる。例えば、WTRUは、本明細書で説明するように、Uu接続のいくつかの態様を構成する埋め込まれたUu RRC再構成メッセージを含むPC5-RRCメッセージを受信することができる。
WTRUネットワーク間リレーへの接続時に、そのようなWTRUは、Uuへのいくつかの手順の実行を停止することができる。例えば、WTRUは、Uu上のRLF(レガシーRLF)を監視することを停止し、リレーWTRUとのリレーベースのリンク監視手順を開始することができる。WTRUはまた、本明細書で説明するように、(Uu上で)ネットワークとの新しいか又は限定されたRLF手順を実行することができる。別の例では、WTRUは、ネットワークからのシステム情報の受信を停止し、リレーWTRUからシステム情報を受信することができる。別の例では、WTRUは、ページングの監視を停止し、ピアWTRUからページングを受信することができる。別の例では、WTRUは、DL割り当て及びULグラントについてネットワークからのPDCCHを監視することを停止することができる。代替又は追加として、WTRUは、本明細書で説明するように、何らかの制限されたPDCCH監視を実行することができる。別の例では、WTRUは、全てのDRBを一時停止することができる。別の例では、WTRUは、いくつか又は全てのDRBを、対応するリレーされたDRBと置き換えることができる。別の例では、WTRUは、Uu個のDRBに対応するリレーされたDRBを作成することができ、このDRBは一時停止され得る。
WTRUネットワーク間リレーを介して接続されたWTRUは、WTRUネットワーク間リレーに関連するRLFが検出されると、リレーRLF手順をトリガすることができる。そのような検出は、本明細書で説明するトリガのいずれかの結果としてであり得る。
WTRUは、WTRUネットワーク間リレーに関連するRLFをトリガすると、以下のアクションのいずれか、又はいずれかの組み合わせを実行することができる。例えば、WTRUは、WTRUネットワーク間リレーに関連付けられたPC5-RRCコンテキストを解放することができる。WTRUは、SLとUuとの間のルーティングのためにプロトコルエンティティ(例えば、アダプテーションレイヤ)を解放することができる。WTRUは、SLベアラ(例えば、シグナリング及び/又はデータSLベアラ)を解放することができる。WTRUがネットワークカバレッジ内にあるか、又はネットワークに関してRLFをトリガしていない場合、WTRUは、任意の中断されたUuベアラを含む、WTRUのUuコンテキストを復元することができる。WTRUがネットワークカバレッジ内にある場合、又はネットワークに関してRLFをトリガしていない場合、WTRUは、SLベアラ/チャネルを介したUuベアラのルーティングを解放し、Uuベアラを介してWTRUのUu QoSフローの送信を再開するか、又はWTRUのUu QoSフローからデータを送信することができる。WTRUがネットワークカバレッジ内にある場合、WTRUのSDAP及び/又はPDCPレイヤは、QoSフロー/ベアラをSLからUuに再ルーティングすることができる。WTRUは、WTRUネットワーク間リレー再選択を開始することができる。WTRUがネットワークカバレッジ内にあるか、又はネットワークに関してRLFをトリガしていない場合、WTRUは、WTRUネットワーク間リレーへの接続時に中断された通常のUu手順を再開することができる。WTRUがネットワークカバレッジ内にある場合、又はネットワークに関してRLFをトリガしていない場合、WTRUは、本明細書で説明するように、ネットワークへのアクセス手順を実行することができる。WTRUがネットワークカバレッジ内にあるか、又はネットワークに関してRLFをトリガしていない場合、WTRUは、ネットワークによる送信のためにPDSCHの復号を開始することができる。WTRUがネットワークカバレッジ内にあるか、又はネットワークに関してRLFをトリガしていない場合、WTRUは、任意の中断されたUu無線ベアラを再開することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUネットワーク間リレーに接続されたWTRUは、接続されたリレーWTRUからのディスカバリの受信に基づいて、リンク監視手順を開始することができる。WTRUは更に、SCI内の指示に基づいて(例えば、SCIが、関連するデータがディスカバリ送信を含むという指示を含む場合)、又はMACヘッダ内の指示に基づいて(例えば、MACヘッダが、ディスカバリに関連付けられた論理チャネルのためのデータを示す場合)、リンク監視のためにどの受信を使用するかを決定することができる。具体的には、リモートWTRUは、リレーWTRUによるディスカバリ送信に対してRSRP測定を実行し、測定されたRSRPに基づいてRLFを宣言し、かつ/又はディスカバリ送信及び場合によっては更にディスカバリ送信において受信されたRSに基づいてBLER計算を実行するかどうかを判定することができる。RSRP測定を実行することに関して、例えば、WTRUは、リレーディスカバリ送信のRSRPが、場合によってはある時間期間にわたって、閾値を下回る場合、リレーされた接続のRLFを宣言することができる。別の例では、WTRUは、リレーディスカバリ送信のRSRPが少なくとも閾値だけ変化し、場合によってはある期間にわたって変化しないままである場合、リレーされた接続のRLFを宣言することができる。BLER計算の実行に関して、例えば、WTRUは、ディスカバリメッセージに関連付けられた/ディスカバリメッセージを含むSCI(例えば、ディスカバリ送信を示すSCI)において受信されたRSから、PSCCH BLERを決定することができる。WTRUは、連続するOOS(例えば、閾値未満のBLER)イベントの数をカウントすることができ、OOSの数がある値に達したときにRLFタイマを開始することができ、又は言い換えれば、WTRUは、RLFに関連付けられた持続時間が経過したかどうかを判定することができる。いくつかの回復イベント(例えば、BLERが閾値を上回る)なしにタイマが満了すると、又は持続時間が経過すると、WTRUは、RLFをトリガすることがある。WTRUは、(例えば、PC5-RRCを介して取得された)WTRU又はリレーの構成されたディスカバリ送信期間に基づいて、IS/OOSの決定及び/又は上位レイヤへの指示の周期を更に決定することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、リレーWTRUに接続されている間、PDCCHの監視を実行することができる。そのような監視は、周期的及び/又は疎であり得る。これによって、PDCCH監視に関連する電力消費を最小限に抑えることができる。例えば、WTRUは、リレーWTRUに接続されている間、PDCCHの何らかのDRXのような監視を実行することができる。例えば、WTRUは、構成されるか又は事前に構成された周期を有する1つ以上のスロット上でPDCCHを監視することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、WTRUネットワーク間リレーとの接続が開始されたときに、NWとのDRXを有効化/開始するように構成され得る。WTRUは、(例えば、SIB又は専用RRCシグナリングを介して)WTRUネットワーク間リレーと接続する前に、ネットワークからDRXのためのそのような構成を受信することができる。代替又は追加として、WTRUは、リレーWTRUとのPC5-RRC接続の確立に続いて、リレーWTRUを介して(例えば、PC5-RRC上で)DRX構成を受信したときにDRXを有効にすることができる。
WTRUは、PDCCH対PSCCHの監視を制御することができるウェイクアップ信号(wakeup signal、WUS)を受信するように構成することができる。例えば、WUSは、ある時間期間(例えば、DRXサイクル)の間、PSCCHの代わりにPDCCHを監視すべきかどうか(又はその逆)を決定し得る。例えば、WTRUは、構成されるか又は事前に構成された時間に、Uuを介してWUSを監視することができる。WUSが検出された場合、WTRUは、DRXサイクルについてPDCCHを監視することができる。そうでない場合、いくつかの実施形態におけるように、DRXサイクルをスキップし、SLのみを監視し続けることができる。
WTRUは、リレーWTRUとのPC5-RRC接続に関連付けられた測定値/基準に基づいて、WTRUネットワーク間リレーに接続されている間のPDCCH監視の強度を決定することができる。例えば、PDCCHの監視の強度は、PDCCH監視の周期、監視される帯域幅若しくはPDCCH、各期間ごとに監視される連続スロットの数、及び/又は監視されるPDCCHに関連付けられた探索空間のうちのいずれかを含み得る。
WTRUは、リレーWTRUへのSL上の測定されかつ/若しくは報告されたRSRP、並びに/又は任意のパラメータの値、SL RLFに関係するタイマのカウンタ、若しくはSL RLFに関係する持続時間の満了のいずれかに基づいて、PDCCH監視の強度を決定することができる。例えば、リレーWTRUへのSL上の測定されかつ/又は報告されたRSRPに関して、WTRUに、測定/報告されたRSRP範囲とPDCCH監視の周期との間のマッピングを構成するか又は事前に構成することができる。リモートWTRUは、SL RSRP測定値をリレーWTRUに報告するように構成され得る。次いで、リレーWTRUは、そのようなRSRP測定値をネットワークに転送することができる。代替又は追加として、リレーWTRUは、RSRP測定値(又はそのような測定値のレベルの指示)を、そのような測定値が、リモートWTRUのPDCCH監視の強度の変化に対応して第1のレベルから第2のレベルに変化したときにのみ送信することができる。SL RLFに関連する任意のパラメータ、カウンタ、タイマ、又は持続時間の値に関して、例えば、WTRUに、SLリンク監視に関連付けられたT310のようなタイマが動作しているとき、又はSLリンク監視に関連付けられた持続時間が経過していないときのためのPDCCH復号強度、及びT310のようなタイマが動作していないとき、又はSLリンク監視に関連付けられた持続時間が経過したときのための別のPDCCH復号強度を構成することができる。例えば、WTRUに、HARQ-DTX(連続的又はウィンドウ内のいずれか)の数が閾値を下回り、HARQ-DTX(連続的又はウィンドウ内のいずれか)の数が閾値を上回るときのためのPDCCH復号強度を構成することができる。
WTRUは、Uu上で受信されるようにリレーされる以下の条件、すなわち、PDCCH上でのスケジューリングの受信(例えば、WTRUのC-RTNIを用いてスケジュールされたDCI、又はNWベースのスケジューリングの再開を示す新しいRNTI)であって、そのようなスケジューリングが、Uu上のUL及び/又はDLデータ送信についてのスケジューリングであり得る、受信、Uuベースの(例えば、非リレー)動作を再開するRRCメッセージの受信であって、そのようなRRCメッセージがUuリンク上で直接受信され得る、受信、Uu上のMAC CEのための受信、構成されたUu監視機会におけるWTRUの受信、及び/又は上記のシグナリング機構のいずれかにおけるネットワークからの明示的な指示(例えば、SL RFLをトリガする明示的な指示を有するRRCメッセージ、又はSL RLFをトリガする明示的な指示を有するWUS)のいずれかでリレーRLF手順をトリガすることがある。Uuベースの動作を再開するRRCメッセージの受信に関して、例えば、WTRUは、WTRUネットワーク間リレーに接続されているときに、全てのUu DRBを一時停止することができ、SRBを維持することができる。WTRUは、Uuを介してSRB上でネットワークからRRCメッセージを受信したときに、リレーRLFをトリガし、DRBを再開することができる。
WTRUは、Uu及びSL上で同時にRLFのような動作を実行することがある。WTRUは、他のリンクを介してリンクのうちの1つ上のRLFをネットワークに通知することができる。例えば、リモートWTRUは、リレーWTRUとのSL RLFを検出すると、RACH手順を実行すること(潜在的に、TATが満了している場合)、及び/又はSLUEInformation、RRCResume、若しくはUEAssistanceInformationなどのRRCメッセージ、若しくは別の論理的に等価なメッセージの送信のいずれかを含むことができるアクセス手順を実行することができる。WTRUは、そのようなメッセージ内にSL RLFの発生を更に示すことができる。WTRUは、Uu RLFを検出すると、(例えば、PC5-RRCにカプセル化された)リレーWTRUを介したUu RRCメッセージの送信を介して、そのようなRLFをネットワークに通知することができる。
WTRUは、WTRUネットワーク間リレーに接続されている間に、RLFに続いて再確立手順をトリガすることができる。そのような手順では、WTRUは、再確立要求メッセージにおいてリレーWTRU(例えば、L2ソース/宛先ID)を示すことができる。WTRUは、Uu RLF及び/又は失敗した再確立を検出すると、WTRUは、カバレッジ外であるかのように動作することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、既存のリレーがサポートされないセルへの再選択、再確立応答の受信、及び/又は任意の再確立手順をもたらすUu RLFのいずれかの際に、PC5-RRC接続を解放する(例えば、リレーとのPC5-RRC接続に関連付けられた全てのコンテキストを解放し、上位レイヤに通知する)ことができる。既存のリレーがサポートされないセルへの再選択をもたらすUu RLFに関して、例えば、WTRUに、セル上で使用することができるリレーのセットを構成するか又は事前に構成することができ、WTRUは、選択されたセルが現在のリレーWTRUをサポートしない場合、PC5-RRC解放をトリガすることができる。再確立応答の受信に関して、例えば、WTRUは、再確立応答メッセージにおいてPC5-RRC接続を解放するための指示を受信することができる。任意の再確立手順に関して、例えば、WTRUは、Uu再確立手順のトリガ時にPC5-RRC接続を解放するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、リモートWTRUは、リレーWTRUに接続され、ネットワークのカバレッジ内にあるとき、Uu CSI測定を実行するように構成され得る。リモートWTRUは、CSI測定値をリレーWTRUに送信することができる。加えて、リレーWTRUは、受信されたCSI測定値をネットワークに転送するように構成され得る。
リモートWTRUは、RRCシグナリングによって(例えば、Uu上で直接、又はPC5-RRC内にカプセル化されたRRCを介して)、Uu上のCSIを測定するように構成され得る。代替又は追加として、リモートWTRUに、リレーWTRUの測定された品質、Uu上で測定された品質、別のリレーの存在、リモートWTRU及び/若しくはリレーWTRUのロケーション、並びに/又はQoS及び/若しくは他のベアラ構成のいずれか又は組み合わせに基づいて、CSI測定値を測定/送信するための条件を構成することができる。リレーWTRUの測定された品質に関して、例えば、リモートWTRUは、リレーRSRPが閾値を下回るとき、Uu CSI測定を実行/送信することができる。別の例では、リモートWTRUは、リレーRSRPが第1の閾値と第2の閾値との間にあるとき、Uu CSI測定を実行/送信することができる。別の例では、リモートWTRUは、リレーRSRPがある量だけ変化するとき、Uu CSI測定を実行/送信することができる。Uu上で測定された品質に関して、例えば、リモートWTRUは、Uu RSRPが閾値を上回るとき、Uu CSI測定を実行/送信することができる。別の例では、リモートWTRUは、Uu RSRPが第1の閾値と第2の閾値との間にあるとき、Uu CSI測定を実行/送信することができる。別のリレーの存在に関して、例えば、リモートWTRUは、測定されたRSRPが閾値を上回る他の検出された潜在的なリレーがないとき、Uu CSI測定を実行/送信することができる。リモートWTRU及び/又はリレーWTRUのロケーションに関して、例えば、リモートWTRUに、それがCSI測定値を報告すべきゾーンのセットを構成することができる。例えば、リモートWTRUは、リレーWTRUの報告されたゾーンに基づいて、場合によってはリモートWTRU自体のロケーションと組み合わせて(例えば、距離が何らかの構成されるか若しくは事前に構成された値又はQoSパラメータの何らかの関数(例えば、範囲パラメータ)を超える場合)、CSI測定結果を報告することができる。QoS及び/又はベアラ構成に関して、例えば、リモートWTRUは、送信されているデータのQoSに基づいて、又は現在構成/確立されているベアラに関係する何らかの構成態様に基づいて、CSI測定を報告することを決定することができる。
リモートWTRUは、MAC CE又は論理的に等価なメッセージを介して、ネットワークのCSI測定値をリレーWTRUに送信することができる。代替又は追加として、リモートWTRUは、PC5-RRCメッセージを介して、ネットワークのCSI測定値をリレーに送信することができる。代替又は追加として、リモートWTRUは、PC5-RRCメッセージ内にカプセル化されたUu RRCメッセージ、又は論理的に等価な任意のメッセージにおいて、ネットワークのCSI測定値を送信することができる。
いくつかの実施形態では、リモートWTRUは、MAC CEを介してリレーWTRUにCSI測定値を送信することができる。リモートWTRUは、ネットワークによって構成されていること、リモートWTRUの速度、リモートWTRUにおいて測定された及び/若しくはリレーWTRUによって示されたCBR/CR、並びに/又はリレーWTRUによって提供されたフロー制御指示/情報のうちの1つ又は組み合わせに基づいて、CSI測定のための時間要件を決定することができる。リモートWTRUは、CSI測定のトリガからの時間が閾値を超える場合、CSI測定をドロップすることができる。
リモートWTRUは、CSI測定報告/CQI報告に、CQI、トリガタイプ(例えば、周期的対イベントベースのCQI報告)、優先度指示、及び/又はUu CSI測定がトリガされた時間に対応するタイムスタンプを含めることができる。優先度指示に関して、例えば、リモートWTRUは、CQI報告(例えば、周期的対イベントベースのCQI報告)を生成したトリガに基づいて優先度指示を設定することができる。例えば、リモートWTRUは、CSI測定がトリガされたときと、CQI報告が構築/送信された時間との間の時間に基づいて、優先度指示を設定することができる。
いくつかの実施形態では、リレーWTRUは、1つ以上のリモートWTRUからネットワークにCSI測定値を送信することができる。例えば、リレーWTRUは、1つ以上のリモートWTRUから受信されたCQI測定値を含むMAC CE又はRRCメッセージ(又は別の論理的に等価なメッセージ)をネットワークに送信することができる。
いくつかの実施形態では、リレーWTRUは、1つ以上のリモートWTRUからのCSI報告を含むMAC CE又は論理的に等価なメッセージを送信することができる。そのようなメッセージは、CQI及び/又はCQIが属するリモートWTRUの宛先IDを含むことができる。
リレーWTRUは、CQI MAC CE又は同等のCQIメッセージに、固定されるか又は事前に構成された優先度を割り当てることができる。代替又は追加として、リレーWTRUは、関連するCQIについてリモートWTRUから受信されたタイムスタンプ、CQIに関連付けられたリモートWTRUから受信された優先度、及び/又はSL CQIのトリガタイプのうちの1つ以上に基づいて、CQI MAC CEの優先度を決定することができる。
リレーWTRUは、任意のリモートWTRUからのUu CQI報告のいずれかの受信時に、及び/又はタイマの満了時に、CSI測定を転送するためのMAC CEをトリガすることができ、そのようなタイマは、任意のリモートWTRUからのUu CQI報告の受信時に開始され得る。例えば、リレーWTRUは、リモートWTRUからのUu CQI報告の受信時に、そのようなタイマが動作していない場合、タイマを設定することができる。リレーWTRUは、タイマが動作している間に、(場合によっては他のWTRUから)受信された任意の他のCQI報告とともに、そのリモートWTRUのCSI測定値の送信をトリガすることができる。リレーWTRUは更に、受信されたCQI報告に関連付けられたいくつかの条件に基づいて(例えば、トリガタイプ、優先度指示、及び/又はタイムスタンプの特定の値を有するCQI報告の受信時に)、受信直後に(例えば、実行中のタイマの満了前に、又は持続時間が経過する前に)CQI報告を送信することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、WTRUネットワーク間リレー接続の確立時にWTRUが接続されたセルとともにUu構成を記憶することができる。WTRUは、本明細書で説明する任意の条件に基づいて、(例えば、リレーリンクが失敗したときに)トリガされる回復手順の一部として、そのような記憶された構成を再使用することができる。代替又は追加として、WTRUは、異なるセルを有する複数の記憶された候補Uuセル構成を有することができる。WTRUは、Uu上の専用RRCシグナリングを介して、及び/又はリレーWTRUを介して、そのような候補セルを受信することができる。WTRUは、回復手順の一部として、そのような記憶された構成を再使用することもできる。
記憶された候補Uuセル構成は、WTRUネットワーク間リレーに接続されたときの回復のために明示的に構成することができる。追加又は代替として、候補Uuセル構成は、WTRUがUu(例えば、条件付きハンドオーバ(handover、HO)候補セル又は条件付きPSCell変更候補セル)を介して接続されている間に、他の目的のためにWTRUについて構成することができる。
WTRUは、リモートWTRUが回復アクションの前に接続されるリレーWTRUのいずれか、及び/又はリレーWTRUによってブロードキャストされるか、若しくはネットワークによってブロードキャストされるがリレーWTRUによってリレーされた1つ以上の識別子に基づいて、記憶されたUu候補構成の有効性を決定することができる。回復アクションの前にリモートWTRUが接続されるリレーWTRUに関して、例えば、リモートWTRUに、記憶されたUu候補構成と(例えば、宛先ID、C-RNTI、又は同様の/新しいIDなどのWTRU IDによって識別される)1つ以上のリレーWTRUとの間の関連付けを構成することができる。リモートWTRUは、回復のトリガ時にWTRUが接続されたリレーWTRUEがそのような候補構成に関連付けられた場合、記憶されたUu候補構成を回復のために有効であるとみなすことができる。例えば、リモートWTRUは、リレーWTRUから、有効な記憶された候補セルのリストを受信することができ、WTRUは、そのリレーWTRUへの接続に続いて回復がトリガされるとき、各セルについての記憶された構成を有効であるとみなすことができる。リレーWTRUによってブロードキャストされるか、又はネットワークによってブロードキャストされるがリレーWTRUによってリレーされた1つ以上の識別子に関して、例えば、リモートWTRUは、(PC5-RRCなどで直接、又はネットワークからUu RRCメッセージ若しくはIEを転送することによって間接的に)リレーWTRUから識別子を受信することができる。リモートWTRUは更に、所与の識別子に対する有効なセル構成のセット、又はセル構成がそのリレーに接続されている間に回復のために有効であるとみなすために受信されるべき識別子のセットで構成され得る。例えば、そのような識別子は、システム情報においてリレーWTRUによってリレーされるRANエリアIDに対応し得る。
リモートWTRUは、そのような記憶された候補構成/セルが無効であるリレーWTRUへの再選択時に、記憶されたUu候補構成/セルを削除することができる。代替又は追加として、WTRUは、全ての構成された候補構成を記憶することができるが、1つ以上の有効な記憶されたセル構成のみを回復手順の一部として考慮することができる。
WTRUは、本明細書で説明するように、回復をトリガする任意のSL関係条件に続いて、記憶されたUu構成を使用して、Uuを介して回復手順(例えば、CHO手順又は同様のもの)を実行することができる。WTRUは、以下の条件、すなわち、WTRUが、有効な記憶されたUu候補構成を有するセルへのセル再選択を実行すること、再選択が実行されるセルが特定の品質(例えば、閾値を上回るRSRP)を有すること、及び/又はWTRUが、記憶された有効なUu候補構成を有する特定の品質(例えば、閾値を上回るRSRP)を有するセルを検出すること、のいずれか又は組み合わせに応じて、上記のような回復手順を更に実行することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、回復を実行するときに、記憶された有効な候補構成を有するセルを優先することができる。上記の条件のいずれか又は全てが存在しない場合、WTRUは、任意の回復手順をスキップし、通常の再確立手順を実行することができる。
セル選択/リレー選択手順は、再確立トリガに関連付けられた因子に依存し得る。そのような因子は、例えば、Uu RSRPなど、再確立時のUu測定値、CBRなどのSL測定値、1つの手順がトリガされているか、又は再確立の開始時にすでにトリガされたか、再確立がトリガされるセルによるリレーのサポート(例えば、セルは、リレー可能なNodeB、例えば、gNBから生じる)、及び現在アクティブなベアラに関連付けられたQoS、又はベアラ/LCHの任意の構成を含み得る。
リモートWTRUは、Uuを介して直接接続されたとき、及び/又はリレーWTRUを介して接続されたときに、セル選択又はリレー選択手順をトリガすることができる。そのようなセル/リレー再選択手順は、通常はUuにおけるUu再確立をトリガするトリガに関連付けられ得る。例えば、リモートWTRUは、Uu RLFをトリガすると、可能なリレーWTRUを考慮に入れて、再確立手順を開始することができる。そのような新しい再確立手順は、セル再選択及び/又はリレー選択手順の開始から開始し得る。セル再選択又はリレー再選択のいずれか又は両方が開始され得る。
リモートWTRUは、セル選択、セル再選択、リレー選択、及び/又はリレー再選択手順を順番に実行する(例えば、一方を最初に実行し、次いで他方を実行する)ことができる。そのような場合、リモートWTRUは、そのような手順の順序を決定することができる。代替又は追加として、リモートWTRUは、2つの手順を並行して実行することができる。例えば、リモートWTRUは、リレー再選択手順又はセル再選択手順のどちらが最初に完了したか(及び適切なセル/リレーを提供したか)に応じて、リレーWTRUに対して、又はセルに対して直接、再確立を開始することができる。
WTRUは、セル選択及びリレー選択のいずれも実行しないか、セル選択及びリレー選択のいずれかを実行するか、セル選択及びリレー選択の両方を実行するか、並びに/又はどちらを最初に実行するかを、以下の因子、すなわち、現在のセルがリレー構成をサポートするかどうか(例えば、リレーが、例えば、リレーのSIBにおいて、L2リレーに関連付けられ得るリレー固有情報をブロードキャストすることが可能であるかどうか)、WTRUがリレーWTRUにPC5-RRC接続されているかどうか、リモートWTRUがUuを介して接続されているか、又はリレーWTRUを介して接続されているか、(例えば、Uu RSRPなどの別のトリガに起因して、又はそのような再選択を開始するためのネットワークによる何らかの明示的/暗黙的指示の結果として)WTRUがすでにリレー再選択手順を開始したかどうか、現在のUu RSRP測定値(例えば、閾値に関して)、ネットワーク構成、及び/若しくはSL測定値のいずれか又は組み合わせに基づいて決定することができる。
現在のセルがリレー構成をサポートするかどうかに関して、例えば、現在のセルがリレー構成をサポートする場合、リモートWTRUは、再確立手順の一部として(例えば、セル選択の前又は後に)リレー選択を開始することができる。WTRUがリレーWTRUにPC5-RRC接続されているかどうかに関して、例えば、リモートWTRUがトリガ(例えば、Uu RLF)の発生時にリレーWTRUにPC5-RRC接続されている場合、リモートWTRUは、セル選択又はリレー選択のいずれも実行しない可能性がある。別の例では、リモートWTRUが、トリガ(例えば、Uu RLF)の発生時にリレーWTRUにPC5-RRC接続されていない場合、リモートWTRUは、リレー選択を開始することができる。
リモートWTRUがUuを介して接続されているか、又はリレーWTRUを介して接続されているかに関して、例えば、リモートWTRUは、リレーを介して接続されている間に再確立手順をトリガするとき、リレー再選択の前にセル再選択を実行することができる(逆もまた同様)。いくつかの事例では、リモートWTRUは、リレーを介して接続されているとき、リレー選択のみを実行する(セル選択は実行しない)ことができる(逆も同様)。WTRUがすでにリレー再選択手順を開始したかどうかに関して(例えば、Uu RSRPなどの別のトリガに起因して、又はそのような再選択を開始するためのネットワークによる何らかの明示的/暗黙的指示の結果として)、リモートWTRUがすでにリレー再選択手順を開始している場合、リモートWTRUは、セル/リレー再選択手順のいずれもトリガしないことがあり、又はセル再選択手順のみをトリガすることがある。そうでない場合、いくつかの事例のように、リモートWTRUは、リレー再選択をトリガするか、又は両方の手順をトリガすることができる。例えば、リモートWTRUは、Uu RSRPが閾値を下回るとき、かつ/又はネットワークが再選択をトリガするための指示を送信するとき、リレー再選択をトリガすることができる。そのような1つ以上のトリガは、再確立の開始前に発生し得る。再確立トリガの前に適切なリレーがすでに見つかった場合、リモートWTRUは、セル再選択及び/又はリレー再選択をトリガしなくてよい。リモートWTRUが適切なリレーへのPC5-RRC接続を有する場合、リモートWTRUは、セル再選択及び/又はリレー再選択をトリガしない可能性がある。
現在のUu RSRP測定に基づいて、セル選択若しくはリレー選択のいずれも実行しないか、いずれか若しくは両方を実行するか、及び/又はどちらを最初に実行するかを判定することに関して、例えば、Uu RSRP測定がRLFのトリガ時に閾値を下回る場合、リモートWTRUは、セル選択の前にリレー選択をトリガすることができる。そうでない場合、リモートリレーは、リレー選択の前にセル選択をトリガし得る。例えば、Uu RSRP測定値がRLFのトリガ時に閾値を下回る場合、リモートWTRUは、セル選択に加えてリレー選択をトリガすることができる。そうでない場合、リモートWTRUは、セル選択のみをトリガすることができる。
ネットワーク構成に基づいて、セル選択若しくはリレー選択のいずれも実行しないか、いずれか若しくは両方を実行するか、及び/又はどちらを最初に実行するかを判定することに関して、例えば、リモートWTRUにセル選択/リレー選択の順序を構成することができる。そのような構成は、明示的(例えば、SIB中のインジケータ又は専用RRC)であり得るか、又は何らかのルールに基づいて別のネットワーク構成態様に結び付けられ得る。例えば、WTRUにベアラ/QoSフローを構成することができ、WTRUは、そのベアラ/QoSフローに対して、特定の順序であり得る一方又は他方の選択手順を開始すべきである。
例えば、SL測定値に基づいて、セル選択若しくはリレー選択のいずれも実行しないか、いずれか若しくは両方を実行するか、及び/又はどちらを最初に実行するかを判定することに関して、リモートWTRUは、測定されたCBRが閾値を上回る場合、セル選択のみを実行するか、又はリレー選択の前にセル選択を実行することができる。そうでない場合、リモートWTRUは、セル選択とリレー選択の両方を実行するか、又はセル選択の前にリレー選択を実行することができる。
リモートWTRUは、セル選択及びリレー選択の両方について、(例えば、T311と同様の)単一のタイマを使用するか、又は持続時間が経過したかどうかを判定することができる。例えば、リモートWTRUは、再確立トリガ時にタイマ(T3XX)を開始することができ、持続時間が経過する前に適切なセル又は適切なリレーのいずれかを見つけることに失敗すると、RRC_IDLEに移動することができる。T3xxタイマ又は持続時間の値は、WTRUがセル選択及び/又はリレー選択の両方を実行するように構成されているかどうかに依存することができる。例えば、リモートWTRUは、セル選択のみを実行するように構成されているとき、第1のタイマ又は持続時間を使用することができ、リレー選択のみを実行するように構成されているとき、第2のタイマ又は持続時間を使用することができ、セル選択及びリレー選択の両方を実行するように構成されているとき、第3のタイマ又は持続時間を使用することができる。更に、リモートWTRUは、本明細書で説明する条件に基づいて、セル選択及びリレー選択が並行して実行されるか、又は順次実行されるかに応じて、異なるタイマ又は持続時間を使用することができる。
いくつかの実施形態では、リモートWTRUに、セル選択及びリレー選択のための別個のタイマ又は持続時間を構成することができる。例えば、リモートWTRUは、T311の満了時(例えば、失敗したセル選択手順)に、又は持続時間が経過したと判定したときに、リレー選択をトリガすることができる。代替又は追加として、リモートWTRUは、リレー選択関係タイマ(T3yy)の満了時に、又はリレー選択に関連付けられた持続時間が経過したと判定したときに、セル選択をトリガすることができる。
リモートWTRUは、(どちらが最初に見つかったかに依存して)セル又はリレーを選択すると、T311のようなタイマを停止することができる。代替又は追加として、リモートWTRUは、リモートWTRUがリレーとセルの両方を選択する/見つけるまで、T311のようなタイマを継続することができる。例えば、リモートWTRUがT311を開始する際にセルを見つけ、T311が満了していない場合、リモートWTRUは、持続時間が経過していないと判定し、リモートWTRUは、適切なリレーも見つかるまで、リレー選択を開始/継続することができる。代替又は追加として、T311のようなタイマ又は持続時間が満了した場合、リモートWTRUは、タイマ又は持続時間の満了時に適切なセルへの再確立を開始することができる。
リモートWTRUは、再確立トリガに関連付けられた因子に応じて、セル/リレー再選択のための異なるパラメータに関連付けられ得る。例えば、そのようなパラメータは、RSRP閾値(例えば、セル適合性のためのUu閾値、又はリレー適合性のためのSL RSRP閾値)を含み得る。例えば、リモートWTRUは、本明細書で言及される因子に応じて、異なる閾値を使用することができ、又はそのような閾値にオフセットを適用することができる。
例えば、リモートWTRUは、現在のUu RSRP測定値に基づいてそのような閾値を決定することができる。例えば、リモートWTRUは、Uu RLF/再確立がトリガされたときのUu RSRPがより高いとき、リレーが適切であるかどうかを判定するためのSL RSRP閾値をより高い値に設定することができる。
いくつかの例では、リモートWTRUは、所定の/選択されたリレーへの再確立を実行することができる。再確立(例えば、Uu RLF、SL-RLF)に関する1つ以上のトリガに応じて、リモートWTRUは、所定の又は事前定義されたリレーWTRUへの再確立を実行することができる。例えば、リモートWTRUは、リレー選択手順及び/又はセル選択手順なしに、リレーWTRUへの再確立を直ちに実行することができる。リレーWTRUは、ネットワークシグナリング/構成に基づいて、既存のPC5-RRC接続に基づいて、ネットワークに報告された測定値に基づいて、及び/又は以前のリレー選択手順に基づいて決定され得る。
NWシグナリング/構成に基づいてリレーWTRUを決定することに関して、例えば、リモートWTRUに、Uu RRCメッセージ(又は別の論理的に等価なメッセージ)において1つ以上のリレーWTRUを提供することが可能であり、1つ以上の提供されたリレーWTRUのいずれかに対して再確立を実行することが可能である。既存のPC5-RRC接続に基づいてリレーWTRUを決定することに関して、例えば、リモートWTRUは、それがすでにリレーWTRUにPC5-RRC接続されている場合、リレーWTRUとの再確立を実行することができる。
ネットワークに報告された測定値に基づいてリレーWTRUを決定することに関して、例えば、リモートWTRUに、SLリレーのRRMのような測定値を構成することができる。リモートWTRUは、報告された測定値においてWTRUによってネットワークに報告されたリレーのリスト内にあるリレーWTRUに対して直接、再確立をトリガすることができる。
前のリレー選択手順に基づいてリレーWTRUを決定することに関して、例えば、リモートWTRUがすでに適切なリレーを選択している場合、リモートWTRUは、セル/リレー再選択を実行することなくリレーへの再確立を開始することができる。
リモートWTRUは、リレーを介して、又はUuを介して直接、再確立を実行することができる。一例では、WTRUは、リモートWTRUにおいて決定される第1の適切なエンティティ(例えば、セル又はリレー)に基づいて再確立の実行を決定することができる。例えば、リモートWTRUは、セル選択とリレー選択の両方を同時に実行することができ、再確立を開始するのに適した第1のエンティティを選択することができる。例えば、リモートWTRUに、セル選択対リレー選択を実行するための順番を構成することができる。例えば、セル選択を実行するリモートWTRUが適切なセル(例えば、Uu RSRPが閾値及び許可されたPLMNを上回る)を見つける前に、リレー選択を実行するリモートWTRUが適切なリレー(例えば、SL RSRPが閾値を上回り、上位レイヤ基準を満たし、リレーがリモートWTRUのために許可されたPLMNに接続されている)を見つけた場合、リモートWTRUは、リレーを介して再確立を開始することができる。
別の例では、リレー及びセルの両方が適切であると決定された場合、WTRUに、リレー又はダイレクトを介した再確立のための選好/優先度を構成することができる。例えば、適切なリレー及び適切なセルの両方が選択される場合、リモートWTRUは、優先度に基づいてそれらのうちの1つを選択することができる。リモートWTRUに、リレーを介するよりも高い優先度としてダイレクトが構成される場合(又はその逆)、ダイレクトを介して再確立することができる。リモートWTRUは、それが以前にダイレクトを介して接続されていた場合、ダイレクトを介した再確立を優先することができる。リモートWTRUは、それが以前にリレーを介して接続されていた場合、リレーを介した再確立を優先することができる。リモートWTRUは、選択されたセルがWTRUにおいて構成された条件付きハンドオーバ候補である場合、ダイレクトを介して再確立することができる。そうでない場合、いくつかの実施形態のように、リモートWTRUは、本明細書で説明する他の選択ルールを使用することができる。リモートWTRUは、リレーWTRUがリモートWTRUの条件付きハンドオーバ候補であるセルに接続されている場合、リレーを介して再確立することができる。
リモートWTRUに再確立タイマ又は再確立のための持続時間の異なる値を構成することが可能であり、リモートWTRUは、再確立に関連付けられた因子に応じて、どのタイマ又は持続時間を使用すべきかを決定することができる。例えば、リモートWTRUは、再確立タイマ(T301)の値若しくは持続時間を、以下の因子、すなわち、再確立がリレーを介して実行されるか若しくはダイレクト(Uu)を介して実行されるか、リレーとの既存のPC5-RRC接続が存在するときに再確立がトリガされるかどうか、又はリモートWTRUがリレーを介して再確立を送信できるようになる前にそのようなPC5-RRC接続を確立する必要があるかどうか、ネットワークが再確立に使用可能であった1つ以上のリレーを以前に提供したかどうか、及び/又はリモートWTRUがシングルホップを使用して再確立を実行するか、それともマルチホップリレーを使用して再確立を実行するかのいずれかに応じて決定することができる。例えば、リレーWTRUは、ディスカバリメッセージ内でホップの数を告知することができ、リモートWTRUは、告知されたホップの数に基づいてT301の値又は持続時間を選択することができる。
リモートWTRUは、再確立要求メッセージ内に、リモートWTRUが以前に接続されたリレーWTRUの識別、リモートWTRUが以前に接続されたリレーWTRUの識別、及び/又はリモートWTRUがUuを介して又はリレーを介して接続されたときに再確立がトリガされたかどうかの指示を含めることができる。例えば、リモートWTRUは、前の接続インターフェースの明示的な指示を含むことができる。例えば、リモートWTRUは、Uuを介して直接接続されているか、又はリレーを介して接続されている間に、再確立をトリガした障害が発生したことを示すために、異なる再確立原因値を使用することができる。
リレーWTRUは、ネットワークとのリレーWTRU自体の接続確立/再開/再確立シグナリングに含まれる原因値(確立原因、再開原因、再確立原因)を決定することができる。リレーWTRUは、リモートWTRUがネットワークにアクセスしようと試みることから生じるリレーWTRU接続確立/再開のために、専用の原因値を使用することができる。代替として、リレーWTRUは、それ自体のアクセス並びにリモートWTRUによって開始されたアクセス試行の両方のために、現在定義されている既存の原因値の一部を再使用することができる。
実施形態では、リレーWTRUは、リモートWTRU自体の送信のプロパティ又は特性に基づいて、リレーWTRU自体の確立/再確立/再開動作のための原因値を決定することができる。そのようなリモートWTRU送信は、例えば、リレーWTRUによって接続を開始した送信に更に関連付けられ得る。そのようなプロパティ又は特性は、データがリモートWTRUから受信されるRLCチャネル、リモートWTRUによってトリガされるUu RRCメッセージ/手順、データがリモートWTRUから受信されるリソース(例えば、時間又は周波数)のサブセットのリソース、及び/又はリモートWTRUからの明示的シグナリングのいずれか又は組み合わせを含むことができる。
データがリモートWTRUから受信されるRLCチャネルに関して、例えば、リレーWTRUは、第1のRLCチャネルからのデータの受信によってトリガされる接続確立/再確立/再開のために第1の原因値を使用し、第2のRLCチャネルからのデータの受信によってトリガされるときに第2の原因値を使用するように構成、事前に構成、又は事前定義され得る。例えば、リレーWTRUによって使用される特定の原因値は、RLCチャネル構成の一部として事前に定義され得る。例えば、リモートWTRUは、リモートWTRUにおいて決定された異なる原因値に関連付けられた送信のために特定のSL-RLCチャネルを選択することができる。例えば、リモートWTRUは、データが1つ以上の第1の原因値(例えば、緊急アクセス)に関連付けられているときに、第1のSL RLCチャネル上のサイドリンクを介してリレーされるUuデータを送信することができ、データが1つ以上の第2の原因値(例えば、他の原因値)に関連付けられているときに、第2のRLCチャネルを使用することができる。
リモートWTRUによってトリガされるUu RRCメッセージ/手順に関して、例えば、リレーWTRUは、リモートWTRUによってトリガされる接続確立手順のために第1の原因値を使用し、接続再確立手順のために第2の原因値を使用し、再開手順のための第3の原因値を使用することができる。リレーWTRUは、他の実施形態(例えば、RLCチャネル、明示的シグナリングなど)を使用するリモートWTRUからの情報を使用して、リモートWTRUによって実行されている手順を判定することができ、この情報は、リモートWTRUのRRC状態の手順及び/又は知識を示すことができる。例えば、リレーWTRUは、それがSRB0に関連付けられたSL-RLCチャネル上でデータを受信するときに手順を接続確立手順であると判定することができる。例えば、リレーWTRUは、SRB1のためのSL-RLCチャネルが使用され、リモートWTRUがRRC_INACTIVEであるときに手順を再開することを決定することができ、データがSRB1のためのSL-RLCチャネル上で受信され、リモートWTRUがRRC_CONNECTEDであるときに手順を再確立であると判定することができる。リレーWTRUは、リモートWTRUから、又はネットワークから、リモートWTRUのRRC状態を決定することができる。例えば、リモートWTRUは、リモートWTRUによって開始されている特定の手順(例えば、再開、接続確立、又は接続再確立)を(例えば、明示的に、又は本明細書で説明する他の方法を使用して)示すことができる。
データがリモートWTRUから受信されるリソース又はリソースのサブセットに関して、例えば、リモートWTRUに、それが異なるアクセスカテゴリ及び/又は原因値に関連付けられた送信を送ることができる時間/周波数リソースのセットを構成するか又は事前に構成することができる。例えば、リモートWTRUは、リソースの特定の構成又は事前に構成されたセット上で、1つ以上の事前に定義されたRLCチャネルに関連付けられ得るリモートWTRU上で送信を受信するときに、第1の原因値を選択するように構成されるか又は事前に構成されてもよく、リソースの第2のセット上で送信を受信するときに第2の原因値を選択してよい。
リモートWTRUからの明示的なシグナリングに関して、例えば、リモートWTRUは、それ自体の接続確立/再確立/再開シグナリングのための原因値をUu上でリレーWTRUに送ることができる。例えば、リモートWTRUは、SL MAC CE、アダプテーションレイヤ制御メッセージ、SL RRCメッセージ、PHY信号(例えば、SCI)、又は確立原因を示す他の明示的なシグナリングを送信することができる。例えば、リモートWTRUは、その確立原因が値の1つ又はサブセットであるとき、明示的な指示を送ることができる。リレーWTRUは、リモートWTRUから受信された確立原因からリレーWTRU自体の確立原因を選択することができる。例えば、リモートWTRUは、リモートWTRUによるアクセスが特定の原因値(例えば、緊急アクセス)に関連付けられているときに、SL上で(例えば、SL MAC CE、SL RRCメッセージ、又はSCIにおいて)指示を送ることができる。その場合、リレーWTRUは、第1の原因値(例えば、緊急アクセス)を使用することができ、他の場合には、第2の原因値(例えば、新しい原因値)を使用することができる。例えば、リモートWTRUは、Uu上でのリモートWTRU自体の接続確立//再確立/再開のための原因値をリレーWTRUに送ることができる。原因値が原因値のサブセットのうちの1つである場合、リレーWTRUは、第1の原因値(例えば、緊急アクセス)を使用することができ、そうでない場合、リレーWTRUは、第2の原因値(例えば、新しい原因値)を使用することができる。
リレーWTRUは、リモートWTRUから受信された原因値(又はその情報)に応じて、リレーWTRU自体のアクセスのために新しい原因値又は既存の原因値を使用することができる。例えば、リレーWTRUに、リモートWTRU原因値のリレーWTRU原因値へのマッピングを構成するか又は事前に構成することができ、このマッピングに基づいてリレーWTRU自体の原因値を選択することができる。そのようなマッピングは更に、例えば、リモート/リレーWTRUのRRC状態、リレーWTRU自体のアクセスカテゴリ、リレーWTRUに接続された他のリモートWTRUのアクセスカテゴリ(特定のRRC状態にあり得る、ネットワーク選好、サイドリンクの構成及び/又は測定値(例えば、リレーにおけるCBR、CR、SL、RSRP及び/又はリソース負荷)に依存し得る。
リモート/リレーWTRUのRRC状態に関して、例えば、リレーWTRUに、リモートWTRUのRRC状態又はそれ自体のRRC状態に応じて、異なるマッピングを構成することができる。リレーWTRU自体のアクセスカテゴリに関して、例えば、リレーWTRUに、リレーWTRUのアクセスカテゴリに応じて異なるマッピングを構成することができる。例えば、リレーWTRUに接続された他のリモートWTRUのアクセスカテゴリに関して、リレーWTRUに、例えば、他のリモートWTRUが特定のRRC状態にあり得る、そのようなリモートWTRUの最高/最低アクセスカテゴリに応じて異なるマッピングを構成することができる。例えば、リレーWTRUは、受信された原因値(又は原因値情報)のリレー原因値へのマッピングに基づいて原因値を決定することができ、そのようなマッピングは、(例えば、最高/最低アクセスカテゴリを有する)1つの特定の接続されたリモートWTRUのアクセスカテゴリに固有に定義することができる。
ネットワーク選好/構成に関して、例えば、ネットワークは、SIB/RRCシグナリングを使用してマッピングを変更することができる。例えば、リレーWTRUは、ネットワークから適用される明示的なマッピングを受信することができる。例えば、リレーWTRUは、(例えば、SIB若しくはRRCシグナリング、又は別の論理的に等価なメッセージにおいて)選好指示を受信することができ、選好指示は、リレーWTRUが第2のマッピングよりも第1のマッピングを使用すべきであることを示すことができる。
サイドリンクの測定(例えば、CBR、CR、SL RSRP、及び/又はリレーにおけるリソース負荷)に関して、例えば、リレーWTRUは、CBRの測定値、CRの測定値、又はリレー負荷の測定値などのサイドリンクチャネルの測定値に基づいて、マッピングを変更する(又はマッピングを決定する)ことができる。
いくつかの実施形態では、リレーWTRUは、リモートWTRUのアクセス識別情報に基づいて、リレーWTRU自体の再開手順の再開理由を決定することができる。リレーWTRUは、例えば、PC5-RRCシグナリング、SL MAC CE、アダプテーションレイヤヘッダ若しくは制御PDU、又は他の論理的に等価なSLシグナリングにおいて、リモートWTRU自体からリモートWTRUのアクセス識別情報を受信することができる。同様に、リレーWTRUは、リモートWTRUが緊急サービスを要求するかどうかの知識に基づいて、アクセス識別情報を決定することができる。代替又は追加として、リレーWTRUは、リモートWTRUのアクセス識別情報をネットワークから(例えば、専用RRCシグナリングにおいて)受信することができる。リモートWTRUは、リレーを介したUu接続の確立時に、接続されたリレーWTRUにアクセス識別情報を送信することができる。代替又は追加として、リモートWTRUは、モビリティ(例えば、再選択及び新しいリレーへのPC5-RRC接続、又は直接的な(Uuを介した)リンクからの接続モードモビリティ)に続いてアクセス識別情報を送信することができる。リモートWTRUは、リレーWTRUに接続されている間にアクセス識別情報が変更されると、リレーWTRUへのSL送信をトリガすることができる。
リレーWTRUは、リレーWTRUがRRC_INACTIVEモードにあるときにその確立原因を判定する際に、リモートWTRUのアクセス識別情報を使用することができる。代替又は追加として、リレーWTRUは、リモートWTRUがRRC_INACTIVEモードにあるときにリレーWTRUの確立原因を判定する際に、リモートWTRUのアクセス識別情報を使用することができる。代替又は追加として、リレーWTRUは、リレーWTRU及びリモートWTRUの両方がRRC_INACTIVEモードにあるときにのみ、リレーWTRUの確立原因を決定する際にリモートWTRUのアクセス識別情報を使用することができる。リレーWTRUは、リレーWTRUがリモートWTRUのためのページングを受信したときにリレーWTRUの確立原因を決定する際に、リモートWTRUのアクセス識別情報を使用することができる。具体的には、リレーWTRUは、リモートWTRUのアクセス識別情報を使用するかどうかを判定するために、リモートWTRUのI-RNTIがリモートWTRUのページングメッセージに含まれているかどうかを判定することができる。具体的には、リレーWTRUは、リモートWTRUのPOにおいて受信されたページングメッセージ内のページングレコードのうちの少なくとも1つがI-RNTIを含むかどうかに基づいて、そのような判定を行うことができる。例えば、リレーWTRUは、ページングメッセージがリモートWTRUのためのI-RNTIの存在の指示を含むかどうかに基づいて、そのような判定を行うことができる。
リレーWTRUは、リモートWTRUに宛てられたページングメッセージの受信に続いて、リモートWTRUのアクセス識別情報に基づいてリレーWTRUの確立原因を決定すべき期間を(例えば、構成又は事前に構成に基づいて)決定することができる。そのような挙動は、リレーWTRUが、ページングに応答してリモートWTRU送信の受信時に再開/確立を開始する場合に使用され得る。あるいは、RRC_INACTIVE/RRC_IDLEのリレーWTRUは、リモートWTRUに向けられたページングの受信直後に接続確立/再開を開始することができ、そのような接続確立/再開のためにリモートWTRUのアクセス識別情報を使用して確立原因を決定することができる。
いくつかの実施形態では、リレーWTRUは、複数のリモートWTRUの原因値を考慮することによって、リレーWTRU自体の原因値を決定することができる。そのような決定は、リレーWTRUがリモートWTRUから複数の同時送信を受信するときに実行することができ、リモートWTRUの各々は、リレーWTRUによる接続確立/再開をトリガすることが可能である。リレーWTRUは、最悪の場合の確立原因を判定し、例えば、受信された確立原因の全てのうちの最高優先度の確立原因をリレーWTRU自体の確立原因に使用することができる。いくつかの実施形態では、例えば、リレーWTRUは、少なくとも1つのリモートWTRUが緊急事態を示す場合、緊急事態を使用することができる。そうでない場合、いくつかの実施形態におけるように、リモートWTRUは、特定の原因値(例えば、新しい原因値)を使用することができる。代替又は追加として、リレーWTRUに、2つ以上のリモートWTRUからの原因値を単一のリレー原因値にマッピングするテーブルを構成/事前に定義することができる。
例えば、RRC_IDLEモードにあるリレーWTRUは、リモートWTRUが確立された緊急サービスを有し、かつ/又はリモートWTRUが再確立手順を開始する場合、確立原因を緊急に設定し、リモートWTRUが再確立手順を開始する場合、highPriorityAccessに設定し、かつ/又はそうでない場合、リレーアクセスの新しい原因値を設定することができる。RRC_INACTIVEモードのリレーWTRUは、リモートWTRUが確立された緊急サービスを有し、リモートWTRUが再確立手順を開始する場合、確立原因を緊急に設定し、リモートWTRUが再確立手順を開始する場合、highPriorityAccessに設定し、リモートWTRUがリレーWTRUからページングメッセージを受信した場合、リモートWTRUのアクセス識別情報から決定された値に設定し、そうでない場合、リレーアクセスの新しい原因値に設定することができる。
特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解されよう。更に、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに実装され得る。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、WTRU、端末、基地局、RNC又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。